1 :
名無シネマさん:
<「七人の侍」は国宝だ!>のスレッドで、
420あたりから「影武者」メイキングでの黒澤監督のホラーぶりが話題に
なっています。「七人の侍」とは話題がややずれていますので、ここだけ
独立したスレにしてみました。
以下、当該部分をコピペしますので、物好きの皆様、アンチもファンも
参加して大いに盛り上がりましょう!
2 :
以下コピペ:01/12/25 16:47 ID:8yF1rEeW
420 名前:マッケンナの黄金 投稿日:01/12/25 01:34 ID:G2eBmL6N
やな監督!という側面はありそうだね。浮き彫りにされないかなぁ。
NHKのドキュメントみても、やな感じの演技指導などは使われてたね。
普通ヨイショのドキュメントで、あれだけやな感じってことは、
使われなかったやなカットも相当あったのではないかなぁ。
歳を経て、傲慢になられたという印象はあるが、
若い頃からだったかもしれないなぁ。
監督を貶めるねらいではなく、
あれほどの傑作を作れる作家の人間性は、リアルに
抑えておく必要があると思いますね。
アンチの視点から作られた黒澤ドキュメントがあれば、
それこそ、国宝じゃないかな。
NHKに未放送の素材はあるはずだしね。
421 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 01:42 ID:qKdwuFAr
噂の真相にはけっこう裏話が載ってるね。
例えば美少年好みだったとか…。
424 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 02:17 ID:LzrZwK2E
>>421 以前、2CHの書き込みで、
「乱」か何かのとき、演技指導と称し少年に悪戯しかけた(キス)という
ものを読んだことがありましたが、そのことでしょうか?
英雄色を好む(古すぎ)とか芸術家にホモが多いとか言われますね。
本当のところを知りたいですね。
死後、色魔だったとわかったロダンの例もありますしね。
3 :
コピペ続き:01/12/25 16:48 ID:8yF1rEeW
434 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 11:02 ID:8yF1rEeW
>>420 NHKのドキュメントだけど、「影武者」公開当時のヴァージョンのやつかな?
その後BS黒澤特集で再放送されたときは、大幅にカットされてて唖然とした。
公開当時のやつは、黒澤の暴君ぶりが如実に出ていてすごく面白かったのに……。
なにしろ全編、怒鳴りまくり。
大滝秀次以下、ベテラン役者が萎縮しまくり。
大滝か誰かに「君はヘタなんだから、ボクの言うとおりにやればいいんだ!」って、
そこまでハッキリ言うかと思った。
こう文章で書いても伝わらないと思うが、あの全身から迫撃砲のように放出される
威圧感は、テレビ見てるこっちもビビッた。
確かあのドキュメンタリー見て、黒澤が
「ボクはこんなに怒ってないよ!」と怒ったという逸話まで残っている。
それで再放送版は、怒るシーンが大幅カットになったらしいが…。
ああ、もう一度あのオリジナル版が見たい…。
435 名前:ブラッド君 投稿日:01/12/25 14:13 ID:AyBuwulV
今、売ってる「キネ旬ムック」によると、五郎兵衛を演じた稲葉義男は、あまりに
黒澤に怒られるので「朝が来るのが怖い」と言ってたそうだ。
千秋実は、以前TVで「僕と三船さんは、黒澤さんに怒られなかった」と語ってたが、
司会者が「何故です?」と聞くと、「だって、(演技が)うまかったもん。」と、
答えていた。
436 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 14:18 ID:kNmQgUM5
おもしろいですなー(・∀・)イイ!
4 :
コピペ続き:01/12/25 16:49 ID:8yF1rEeW
437 名前:素材テープ公開要求運動勃発 投稿日:01/12/25 14:19 ID:Mw0XxpkU
>>434 いーね。週刊誌より内容があるよ。
NHKは、未編集素材テープを大事に保管し、公開すべきだね。
438 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 14:30 ID:Q07bzwvF
>>434 そのドキュメント見た事あるけど、TV時代劇では悪役で良い演技を見せる
ベテラン俳優なんかも一緒に怒られてたね。俺が見たのは7,8年前?地上波で
夜中にやった再放送だったけどカットされてたのかな?
439 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 14:30 ID:poJFF84i
藤原釜足はセリフ覚えが悪く、
監督にしょっちゅう怒鳴られてたらしい。
三船が怒られなかったのは、
監督が惚れてたことが大きく影響してるような。
キネ旬増刊で七人の侍+監督の対談読んだが、
監督が三船ちゃん、三船ちゃんって笑顔で呼びかけてる情景が
目に浮かんだよ。
440 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 14:36 ID:v89TxfV6
所ジョージア州も、えこひいきされた口でしょ。
5 :
名無シネマさん:01/12/25 16:49 ID:8yF1rEeW
441 名前:439 投稿日:01/12/25 14:42 ID:poJFF84i
>>440 知らなかったよ!
所はミス・キャスティングだったねえ。
でも他に誰がいるんよ?って弟に聞かれ、答えられんかった。
442 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 14:58 ID:kNmQgUM5
宮口精二さんも怒られたんかな。あんま上手じゃないよね。
存在感は凄いけど。
445 名前:434 投稿日:01/12/25 15:15 ID:8yF1rEeW
>>438 7,8年前のは、おそらくすでにカットされてたヴァージョンだと思います。
カットされたバージョンにも美術助手に怒鳴るシーンがあるけど。
(たしかあるべき小道具がなくて、助手に怒鳴りつけて、
助手が真っ青になって小道具を取りに行こうと駈けだしたら、
「セットの上を歩くな!」と物凄いカミナリが落ちるシーン)
僕がよく覚えているのは、武田の家臣の誰か(室田日出男だったかな)
に何十回も同じ演技をやらせて、それでもトチるので
室田が泣きそうになって「すいません!」と謝ったら、
黒澤がいきなりネットリとした巻き舌口調になり、
「その“すいません”ってぇの、止めろよ…」
とピラニア軍団も真っ青のドスが効いた声で怒るシーン。
こんなシーンはありましたか?>438さん
ああ、今思い出しただけでも身の毛がよだつ……。
6 :
う〜ん・・・:01/12/25 16:53 ID:sGkiANp9
天皇陛下万歳!!!
7 :
続き:01/12/25 16:55 ID:8yF1rEeW
447 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 15:23 ID:poJFF84i
手塚真が監督した「八月の狂詩曲」のメイキングでは、
黒澤監督はそんなに怖くなかった。
美術スタッフを怒鳴っていたけど、
カミナリというほど激しくなかったよ。
でも煙草の吸殻を入れるバケツを思い切り
蹴っ飛ばしてたデカイ監督は迫力あった。
450 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 15:36 ID:xzpovj3W
>>447 手塚真はヨイショ男だろーーーー
否定的なシーンなんて使うわけないよ
452 名前:434 投稿日:01/12/25 15:42 ID:8yF1rEeW
>>447 「八月」のメイキングは手塚真ということで期待したのだが、
なんか普通のメイキングでしたね。
大林がやった「夢」のメイキングも怒るシーンはそんなに
なかった(一説には、黒澤本人から「怒るシーンは使うな」と
お達しがあったとも)。
でも「まあだだよ」のメイキングはすごかった!
冒頭、松村達雄が教室に入ってきて「誰か煙草を吸ったな?」と
生徒を叱るシーンがあるじゃない。あれをメイキングに収録されたぶん
だけでも20回はやらせてた。松村ってセリフに癖があるじゃない。
あの癖を嫌ったか、とにかく自然に言えるようになるまで
何回も何回も……。それも自分の孫みたいな生徒役の若い役者が
40人くらいいる前で、一日中。あれは辛かっただろうなあ。
最後に松村の目がうつろになって、マジで失神しかけていた。
メイキングでは触れられていないが、
「まあだだよ」がクランクインした直後、まだ髪に黒い毛が混じっていた
松村が、クランクアップ近くでは本物の総白髪になってしまい、
「これでメイク抜きでいけるな!」と黒澤が喜んだというエピソードもある。
遺作にしてあのパワーはスゴイと思った。
でも、「影武者」メイキングの黒澤は、「まあだだよ」の50倍は怖かったよ(笑)。
ああ、誰か本放映時のビデオ持ってないかな。
8 :
続き:01/12/25 16:56 ID:8yF1rEeW
454 名前:ブラッド君 投稿日:01/12/25 15:50 ID:qA1JMyfM
役者には、ふたつのタイプがある。
怒鳴られて「くそー」と思って本領発揮する奴と、
誉められて、乗せられて本領発揮する奴。
ま、これは、役者に限ったことじゃないか? みんなの会社でも、また、スポーツの
世界でも同じだよね。
監督ってのは、そのへん見極めて怒らなくっちゃね。黒澤の場合はどうだったんだろう?
稲葉の話なんて読むと、黒澤はそのへんの事は、気にしなかったように思う。
>>434さんのいうドキュメントかどうか忘れたけど、「乱」か「影武者」のどっちかの
撮影の時、やたら落ち着きのない動きをする馬が一頭いて、黒澤が、「その馬、動かす
なよ!じっとしてろ!!」と怒った。その馬に乗ってる役者が「いや、馬がどうしても
動いちゃうんです。」と・・。黒澤がキレテ「乗ってるのはお前だろ!!」って。
時代劇に出演しようと思ったら馬を自在に乗りこなさないとダメなのかぁ・・。
遠撮のカットなら、専門の「馬乗り」使えばいいだけだけど、近撮なら、その配役
の役者本人が乗らないとダメだもんあ。
ごめん。なんか、何が言いたいのか、わかんないレスだったけど、まぁ、エピソード
のひとつとして・。
455 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 16:00 ID:wiD4Yhz0
>>452-454 大受け!笑えたー! 「影武者」メイキングはホラーだつたんだね!
誰か、黒澤がジェイソンになって、
役者やスタッフを追いかけ回すパロディー映画作ってよ!!!!
456 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 16:03 ID:e+/qcj9A
脚本は筒井康隆で。
457 名前:名無シネマさん 投稿日:01/12/25 16:10 ID:VW5SxxfM
>>450 うん、それは否めない。監督とのインタビューで
ヨイショしてたのミエミエだったなあ。
新藤兼人監督なら、大喧嘩になってたかも。
>>452 大林監督も黒澤監督の怒りを見せてはくれなかったんですかあ。
「まあだだよ」の撮り直し、スゴいねえ。
当時、松村さん、70代に突入していたような気が。
シニア俳優に20回以上もの撮り直しはキツイ!
「影武者」、できたら最初の主役の勝新と黒澤のケンカが見たいっ!
勝新がビデオカメラを持ち込んだことが黒澤の怒りを呼んだらしいけど、
後世のものは、映像で見てみたい。
晩年の勝新の「浪人街」みるたびに、勝新の影武者、メイキングでも
見たいと思ってしまう。
9 :
1です:01/12/25 16:57 ID:8yF1rEeW
ということで、皆さん、続きをよろしう。
10 :
おれも:01/12/25 17:36 ID:ctcY42rj
クロサワ映画って、役者の演技が不自然だとずーと思っていたが、
あのメイキングをみて納得した。
役者が萎縮してしまっている。
乱だか影武者だかのメイキングでは、何度も怒鳴りつけてやり直しさせた
役者がガチガチに緊張してしまっていたが、その役者に
「なんだ? お前、顔が青いな!」と追い討ちをかけていた。
これじゃいい映画は作れないだろう、と思った。
11 :
名無シネマさん:01/12/25 17:50 ID:8yF1rEeW
>>8ー(457)
>当時、松村さん、70代に突入していたような気が。
>シニア俳優に20回以上もの撮り直しはキツイ!
やらせた黒澤は80代ですからなあ。
12 :
名無シネマさん:01/12/25 18:09 ID:xFG7h8hd
>これじゃいい映画は作れないだろう、と思った。
“世界のクロサワ”、とか“天皇クロサワ”を評する言葉とは思えないのが笑える。
べつにいいんだけどさ。
13 :
名無シネマさん:01/12/25 18:29 ID:8yF1rEeW
勝新の武田信玄、「影武者」メイキングにチラリとだけ登場する。
もーピッタリ! ハマリ役!
あれ見ちゃうと、仲代がいかにミスキャストだったかわかる。
残念だね。
人として、溝口とどっちがヒドい人だろう?
ちょっとだけ興味あり(w
15 :
名無シネマさん:01/12/25 18:45 ID:8yF1rEeW
いや、ヒドサで言えばそりゃ溝口>黒澤でしょう。
溝口の鬼畜ぶりは西のシュトロハイム、東の溝口っつーくらいで。
黒澤もメチャクチャだけど、どこか永遠の映画青年って感じで、
愛嬌があるよね。溝口は陰気。
16 :
名無シネマさん:01/12/25 18:56 ID:VKaNnl6E
ちょっと、横道だけど、黒澤新左翼説ってどうでしょう?
17 :
新しい歴史教科書を作る新しい会:01/12/25 19:26 ID:Cws5uyK4
>>16 まさか菊千代が天皇を意味するなどという、
誰でも知ってる事を言い出すんじゃないだろうね。
菊とはご紋。千代とは、君が代の詞を示す。とか・・
それを、侍という権力と百姓という被権力の間に、神軍平等の象徴としておき、
最期に討ち死にさせることによって、
象徴的天皇制の永逝を予知期待しているとかいうたわごと!どうよ?
18 :
16:01/12/25 19:33 ID:EndKUHV3
>>17 それを言っちゃあ、このスレもお仕舞よ
みんなー、17はコピーしとけよー
19 :
名無シネマさん:01/12/25 20:07 ID:t+BTdYpc
.......幕間.......
20 :
名無シネマさん:01/12/25 20:26 ID:gU9cD0+M
21 :
名無シネマさん:01/12/25 20:44 ID:8yF1rEeW
ほいじゃ、60年代のSF作家の間ではやったジョークをひとつ。
黒澤明が日米合作でブラッドベリの「火星年代記」を映画化することになった。
オファーを受けた黒澤がハリウッドに提示した条件は、ただひとつ。
「全編、火星ロケで撮影すること!」
20世紀フォックスは、しぶしぶこの条件を呑み、NASAに頼んで黒澤組を乗せた
火星ロケットを打ち上げる。
そして、3年の月日が経過した。
黒澤からは、待てど暮らせどクランクアップの知らせが来ない。
心配になった米国側プロデューサーのザナックは、
万一のことがあっては大変と、もう一台ロケットを飛ばし火星まで様子を見にいくことにした。
そこで彼らが見たものは……。
黒澤の陣頭指揮のもと、村木与四郎が開発した怪しげな装置に、
せっせと火星の岩や砂をぶち込んでいるスタッフの姿であった。
ザナック「クロサワ、なにをしているのだ?」
黒澤「ああザナックさんか。いやなに、火星に来たら空の具合がイメージと違うんでね、
村木に命じて空気を作っているところなんだよ」
22 :
やっぱ:01/12/25 22:27 ID:wsW1SpPg
乱、影武者、夢、…おもろくない。
昔の栄光は、それはそれ。
おもろくないものはおもろくない。
23 :
名無シネマさん:01/12/25 22:37 ID:gjJfx+OP
「影武者」メイキングの話は爆笑!!
そうか、オレの見たのはカット版だったのかあ。
ビデオでもでてるけど、それもカット版なのかなあ?
ノーカット版を是非見たい!
24 :
名無シネマさん:01/12/25 23:32 ID:muLC9XUu
>>10 私も同じ事を思いました。
溝口もそうだが、役者を発憤させるのはいいが
萎縮させてしまうともう「監督」としては失格に近いかな、と思います。
25 :
名無シネマさん:01/12/26 00:11 ID:HmiP2i00
>>24 それでも役者は黒澤映画に出たがるんだよなあ。
やっぱり黒澤映画って特別で、役者の勲章みたいなものだったからね。
勝新も……内心では出たかったんじゃないかな。
まあそれ以上にプライドが高すぎてあぼーんしちゃったけど。
26 :
名無しさん:01/12/26 00:27 ID:RLRBLWWY
「影武者」の撮影のとき、清水こうじさんが
黒澤さんに、演技について質問したら「お前が質問するなんて10年早い」
と、カミナリが落ちたそうな。どこかのインタビューで答えてたよ。
「影武者」で黒澤映画初出演の、清水こうじ、ショー健、原田三枝子、
大滝秀治とかって、勝新がでるならって事で出演したらしいですね。
27 :
名無シネマさん:01/12/26 00:34 ID:UBhVFx//
黒澤の弟子である森谷司郎はどうだったんでしょう。
彼が助監時代、監督である黒澤から撮影中に
「お前どうしてそんなに怒るんだ」って言われたらしい。
28 :
名無シネマさん:01/12/26 00:49 ID:WLzAR+Bw
それは黒澤のかわりに率先して怒ってたんだじゃないの?
29 :
儀十:01/12/26 00:53 ID:Ym9F+eH5
>>26 『別冊太陽 勝新太郎所収』
勝プロ常務・眞田正典「勝プロ年代記」より抜粋
ところが驚いたのは、僕らの知っている森一生組のような和気あいあいとした酒席の雰囲気ではない。
上座に黒澤さんを中心に、撮影の宮川一夫さん、美術の村木与四郎さんなどメイン・スタッフが座り、
勝と私もゲストですから、一緒に座っている。対面にメインの役者が座って、完全に上下関係に沿った席順です。
それでも酒が入り、一時間くらいたつと、勝プロで知っている連中ばかりだから、リラックスし、座がくだけてくる。
普段の黒澤組はシーンとしているらしいけども、勝がいると、共演者は知っているし、皆よく喋る。
その時、何気なく、清水紘治が「勝さん、その時はどうしたらいいのですか」と芝居のことを質問したのです。
途端に黒澤さんが大声で「清水、お前がそんなことを聞くのは10年早い」と怒鳴りつけた。恐らく、黒澤さんにしてみれば
その前から面白くなかったのでしょう。勝が来れば、座はどうしても勝中心になる。座は白けて散会しました。
事前の予定では、食事の後、台本の読み合わせをするはずでした。それで、いつから読み合わせを始めるかをスタッフの人に
聞いたら「先生はマッサージをとってお休みになりました」と言う。勝もわざわざ何のために来たのかとカチンときます。
30 :
名無しさん@お腹いっぱい。:01/12/26 00:55 ID:OpihnZ3s
31 :
名無シネマさん:01/12/26 01:11 ID:HmiP2i00
>>25 本当は若山富三郎にもオファーが来てたらしいね。
信玄の弟役で(結局山崎努になったが)。
で、そのとき若山が、
「黒澤さんと勝は必ず現場で衝突する。そのとき仲裁に入るのは
オレしかいない。そんな損な役割はごめんだ」
といって断ったらしい。
逆にいえば、若山さえ口説き落とせていれば、
幻の勝版「影武者」もあり得たわけだ。
32 :
名無シネマさん:01/12/26 01:14 ID:HmiP2i00
黒澤明と勝新太郎……
ゴジラ対ガメラみたいだね
33 :
名無シネマさん:01/12/26 01:17 ID:WLzAR+Bw
黒澤の酒席は長くて大変らしい。
初めて聞く人は昔の映画の面白い話してくれるからいいけど、
なんども同じ話を毎晩するんだって。
あと、やっぱり黒澤中心で座がまわってるわけだから、気を使う
酒席なんだろうねえ・・・・・・
34 :
名無シネマさん:01/12/26 01:18 ID:HmiP2i00
黒澤と勝がゴジラ対ガメラなら、
若山は「三大怪獣」で仲違いしているゴジラとラドンを仲裁する
モスラみたいなものか?
35 :
名無シネマさん:01/12/26 01:19 ID:WLzAR+Bw
>>32 降板事件のとき、黒澤に殴りかかろうとした勝新を必死で止めたのが
田中友幸。
豪華ですなあ。
三大怪獣地球最大の決戦?
36 :
名無シネマさん:01/12/26 01:20 ID:WLzAR+Bw
37 :
名無シネマさん:01/12/26 01:20 ID:HmiP2i00
>>33 「乱」のときの植木等は、黒澤の「地獄の酒席」から
うまく抜け出す名人だったらしい。
38 :
名無シネマさん:01/12/26 01:36 ID:yQMpouaX
清水紘治って必殺シリーズで印象的な悪役やってる人だっけ?
例のドキュメントでもみんなで酒飲んでる場面出てくるね。
その時は山崎努が黒澤によく話しかけてたような。
>>37 さすがに苦労人>植木さん
売れる前の悲惨な時期でも「ケッケッケ」って笑ってた、ってんだから
まず誰もかなわないよな、こりゃ(w
40 :
名無シネマさん:01/12/26 03:58 ID:me9oXzb4
黒澤はコメディアンとホモに弱い!
「虎の尾を踏む男達」のエノケン、「どですかでん」の伴淳や三波伸介、
「乱」の植木等、そして「まあだだよ」の所ジョージといった
コメディアン連中はほとんど怒られず、大のお気に入り。
そして「影武者」の森蘭丸役の美少年(演技未経験のド素人)、
「乱」のピーターなどはそのまま自分の小姓にしていた。
「乱」では70年代の企画時からピーター起用を考えていたらしく、
結局実現まで十年かかってしまったが、
ピーターに会うや開口一番「綺麗なままでいてくれたね」と
言ったというのは有名な話。
それから「まあだだよ」では松村達雄を怒鳴りつけたあげく、
「所君を見習いたまえ!」と言ったとか。
松村、プライドズタボロ。そりゃ白髪にもなるわな。
41 :
名無シネマさん:01/12/26 05:21 ID:yQMpouaX
コメディアンみたいに怒られない人っていうのは
最初から演技をあまり期待してないのでは?
元の芸風が黒澤のイメージ通りなのかも。
42 :
名無シネマさん:01/12/26 05:24 ID:Kg7I36GN
>>40 エノケンのほうがずっと年上だと思うが。。。
43 :
名無シネマさん:01/12/26 06:52 ID:5/L9KSJO
>>42 確かに、
エノケソ=1904年生まれ
黒澤=1910年生まれ
で、「ずっと年上」ではないにせよ、およそ6つちがいデシタ!
しかもエノケソはすでに大御所で、黒澤はまだ新進気鋭ってとこだったし。
44 :
名無しさん:01/12/26 06:58 ID:M9oV7ymx
45 :
名無シネマさん:01/12/26 08:51 ID:dURVVb55
エノケソ
誰も知らねえよ。(藁
そういえばいかりや長介も「夢」に出ているが、これもコメディアン
つながりかね?
46 :
名無シネマさん:01/12/26 10:22 ID:lYBXaTmL
>>13 えっ!勝新の武田信玄が映像で見れるの!?
うらやまし〜!!写真すら見たことない。
「仲代は勝新みたいな野性味がなくって、
悪役でもスマートにこなしちゃう。
カンヌグランプリ目当てミエミエと言われても
否定できん」と叔父が言ってる。
勝新の代役と知らなかったころは、
仲代さんが影武者として緊張しまくってるシーンは
演技だと思ってたけど、
あれって監督にビビリまくっていたような・・・。
そういえば仲代さんは、ハンサムでしたが、
監督のお気に入りになったんでしょうか?
47 :
名無シネマさん:01/12/26 10:30 ID:lYBXaTmL
あとね、衛星第2で日本映画100年100本やったでしょ?
そこで黒澤明の作品だけを特集した、ちょっと長めのCMで
面白いものが見れた!
最後、椿三十郎の撮影現場(カラー)がちらっと写るんですが、
監督が三船と仲代に話し掛けてるのに対し、
三十郎になりきってる無愛想な三船、
ひきつり笑いしてる仲代にちょっと笑ってしまった。
室戸半兵衛のかけらもありませんでした。はい。
48 :
名無シネマさん:01/12/26 10:32 ID:O53IrNNt
翁はたけしもえらく気に入ってたね。
最後までビート君って呼んでたのかな。
翁の影武者の絵コンテを側近がビデオ化してたよね。(byドキュメント)
見せられた翁は悦に入っていた。ちょっと見てみたいね。販売しなかったのかな。
翁のサントリーのCMは自作自演だったのかな。
黒メガネが不気味だった。
翁の黒メガネはタレ目を隠すのが目的だったの?
視力が弱くて、黒メガネにも度が入っていたと訊いたが・・・(うわさ)
しかし、黒メガネで映画って演出できるものかな?
色なんか分からなくなる訳でしょ??
49 :
名無シネマさん:01/12/26 10:39 ID:juJbMyzU
黒沢のタレ目と仲代のギョロ目は、欽ちゃんとキー坊に通じるね。
50 :
名無シネマさん:01/12/26 10:41 ID:NvyW84wj
ところで、話は変わるけれど、
"Out Look Express"は、どこでダウンロードできるの?
51 :
名無シネマさん:01/12/26 10:45 ID:0xJ2McKA
>>49 欽ちゃんと黒沢では
同じタレ目でも
明暗を分けてるね
52 :
名無シネマさん:01/12/26 10:53 ID:x0dTE1CQ
同じタレ目の
欽ちゃんだけど
これまた映画が好きでゲリラ的な活動してたね
そんな点からも、大作主義でスタジオまで起てた黒澤とは雌雄を分けてたね
同じタレ目の欽ちゃんの映画って見た人いないのかな?
お笑いセンスでは黒澤より上を行ってるんじゃないの?見てないけどさ
黒澤作品で笑ったことないもんね!見てないけどさ
53 :
菌ちゃんとテローさんのコント49号危機白髪:01/12/26 11:06 ID:x0dTE1CQ
54 :
名無シネマさん:01/12/26 11:17 ID:HmiP2i00
>>46 ドキュメントでは、後のカット版でも衣装を身につけた
勝新が見られます。ただし、2,3秒(笑)。
たったそれだけですが、仲代信玄との「格」の違いが一瞬でわかります。
勝の全身から滲み出るあの「たくまざるユーモア」があれば、
『影武者』はまったく違った作品に(たぶん、傑作に)なっていたでしょう。
仲代はただ陰気なだけだもんね。
55 :
名無シネマさん:01/12/26 11:25 ID:mjF4V6uO
56 :
伊谷:01/12/26 11:36 ID:LZIahX/W
それにしても、
「七人の侍」にしても、みんなで笑うシーンってあるんだけど、
やはり、わざとくさい笑いでしたね。(わら)
「まあただよ」の笑うシーンが、
やはり、みなさんにとっても最高の作り笑いシーンだったんでしょうか?
57 :
名無シネマさん:01/12/26 12:39 ID:KsRmjPdm
「まあだだよ」はカルトの類です。
よく見ると役者がことごとく震えています。
顔のアップでは顔面神経がやられて目の周りがピクピク。
差し出した手もピクピク。
主役の足もズボンの中の振るえを抑えるあまりガニマタ状態。
あの所ジョージですら、歩行シーンで、
右、左と出す足の順番を間違え、足をもつらせています。
58 :
名無シネマさん:01/12/26 13:14 ID:HmiP2i00
「まあだだよ」は特殊映画の大傑作だ。
のんきな親父どものバカ宴会シーンが全編のクライマックスなんて、
おそらくあの映画くらいだろう。
家出した猫を探して焼け跡をさまよう松村達雄は、
まさに徘徊老人そのもの。
老人性痴呆患者の頭の中身をそのまま
描いたという意味では、サイコホラーともいえる。
お月さんを見た松村達雄が、
素っ頓狂な声で「出ぇたー出ぇたーつーきーがー」と
歌い始めるシーンは、
まさに「暗黒のミュージカル」としかいいようのないシュールさだ。
元祖サイバーパンク映画「どですかでん」とともに、
オレは黒澤の二大傑作と信じて疑わない。
ちなみに「どですかでん」は、暗黒大統領・根本敬も褒めてたぞ。
59 :
まあだだよ:01/12/26 13:20 ID:/ghe5m5d
そう言えば、大宴会の
「もういいかい」「まあだだよ」のつなひきみたいな羞恥プレイシーンはすごかった。
60 :
名無シネマさん:01/12/26 13:25 ID:HmiP2i00
「まあだだよ」は、
宴会好きの宴会好きによる宴会好きのための映画。
黒澤は、最後に「宴会映画」という
他に類のないジャンルを築き上げて死んでいった。
合掌。
61 :
名無シネマさん:01/12/26 13:27 ID:pSuW7GRN
62 :
名無シネマさん:01/12/26 13:44 ID:6pGuVNi4
63 :
世界の鈴木イチロー:01/12/26 13:50 ID:Iryihpav
●黒澤ファンは「皇居に黒澤記念館を作ろう!」と打つべきですね。
64 :
:名無シネマさん :01/12/26 13:59 ID:rPQCeRJB
65 :
名無シネマさん:01/12/26 14:13 ID:2nzf0AIL
左ト全も新左翼の先発。
66 :
感想:01/12/26 14:26 ID:vGlt149d
そういえば「まあだだよ」の登場人物たちは、心持ち首が縮んでいた様に感じました。
>>63 お化け屋敷にしてほしい。ドラキュラ黒澤の蝋人形。
宮川は狼男。あとは考えて・・・
68 :
名無シネマさん:01/12/26 14:59 ID:PtYgMmue
>>5 仁義なき戦いでニラミをきかせてた室田日出男が、
黒澤監督にスゴまれ、泣きそうになって謝ってる姿を
この目で見たら、監督を画面越しにひっぱたいてしまいそう。
69 :
鶴太郎:01/12/26 15:17 ID:mwIuUESg
八代亜紀とか工藤静香って
よく絵画の賞をとるようですが、
黒沢はとったことあるのかな?たけしにしても?
黒沢の絵は子どもの絵のように色が濁って汚いですよね。
何が描いてあるのか解らないくらい
あの絵こそ、
黒沢の心の病をたくまずして表現しちゃってませんか?
たけしの絵も幼稚な感じだし
本人たちは名前があるものだから、感違いしてやしませんか?
ついでに
奥田映二も絵の展示会なんかやるんですが、ひどいものです。
70 :
名無シネマさん:01/12/26 16:00 ID:Kg7I36GN
>黒沢はとったことあるのかな?たけしにしても?
間違っても、そういう所には出さないでしょ。(二科展とかね)
71 :
名無シネマさん:01/12/26 16:02 ID:if/0875u
>70
若い頃入賞してたと思う>二科展
72 :
ミゾグチも凄いぞ:01/12/26 16:25 ID:w5fyjmoV
溝口監督も常連俳優の菅井一郎の演技が気に入らず
履いていたスリッパで頭を殴り
「君はもう精神病院に行きなさい。」と罵倒したらしい。
黒澤はさすがに手を出したという話は聞かない。
73 :
田中絹代:01/12/26 16:32 ID:if/0875u
だってユーモアが御座いませんでしょう?
74 :
名無シネマさん:01/12/26 16:50 ID:PtYgMmue
>>72 スリッパで菅井さんを殴るなんて、
鬼の溝口と言われるだけはあるな(^^;。
そういや菅井さん、黒澤監督の「野良犬」で
ホテルの経営者を演じてましたねえ。
>>73 思いっきりワロタ!
75 :
インテリ〜ノ蓮:01/12/26 17:32 ID:p6DDt2TZ
ボンソワ〜(with愛子)ショェ〜〜〜〜
黒澤も溝口も、絵が上手ければ、絵描きになっていた蓮です、
昔の映画人の秘蔵の絵画展をリクエストしま〜す、
絵コンテでも落書きでも結構、下手でも名前がある作家のでしたら大歓迎、
ウィのパパは美術史家だったけど、
パパもウィも黒澤の絵は嫌い、絵に黄金率がありません、頭の悪〜い絵ですミン、
みんなで貶しまくる絵画展っていうのもい〜んすよ、、、
76 :
名無シネマさん:01/12/26 17:38 ID:TBVGETLq
オレが勝新だったら、あんな勘違い監督、思いっきり殴ってやるがな。
77 :
レジスタンス:01/12/26 17:43 ID:zZvCMEN4
映画界のナチス=黒尺組。側近のプロフィールも希望します。
ドキュメントで見た小さくて丸っこい老婆は、化粧係りでしょうか?
78 :
名無シネマさん:01/12/26 17:59 ID:ODla0nf0
>>75 今時黄金率(ぷぷ、意味わかってるか?)使う絵なんてプロも描かんわ。
絵のこと勉強せえよ、美術の時間だけじゃなくってな〜〜。
それとウィのパパ????(爆)
馬鹿、まさに天然究極馬鹿!
脳味噌炸裂だね、ゲラゲラ。
イキがって恥じかく前にまず小学生でも使える<。>の使い方覚えようや。
なぁ冬厨よぉ。
79 :
インテリ〜ノ蓮 :01/12/26 18:08 ID:TmINR6WN
ウンコタレブゥ〜〜〜〜(with愛子)ショェ〜
>>78 真性冬厨の相手はまたにしとく、、、、
80 :
名無シネマさん:01/12/26 18:13 ID:TkPlvDz+
「マジック・クエスト」や「ネメシス」のアルバート・ピュンも黒澤組だろ。
やっぱり良い映画撮るよな。
81 :
名無シネマさん:01/12/26 18:19 ID:UYzu2htY
82 :
名無シネマさん:01/12/26 22:15 ID:LO8IQyIU
「蜘蛛の巣城」は、ホラーっぽい!
だって、ホラーだもん
84 :
名無シネマさん:01/12/26 23:11 ID:HmiP2i00
黒澤ネタから少しズレるが、
勝新クラスの役者って、ほかに何人いるかな?
日本では……勝新以外にはいないよな、あれほどのタマは。
外国に目を向けると、
『地獄の黙示録』制作時のマーロン・ブランドかな。
メイキングでは結構、勝新してたぞ。
ブランドがアメリカの勝新なら、
ドイツ代表はクラウス・キンスキーかな。
ああ、勝新とブランドとキンスキーの夢の競演が見たかったな。
でも、監督は誰がやるんだろうな(笑)。
黒澤の命日を国民の祝日に!(藁
(似たようなこと、手塚で言ってた人がいたな……)
勝新=富三郎
87 :
名無シネマさん:01/12/26 23:16 ID:ZF1E10a6
>>84 監督は”ヨイショ”の上手い”手塚真”でしょう。/
88 :
。/(ハイル、クロサワ):01/12/26 23:22 ID:8RVSxad3
>>85 に同意。/
黒澤と手塚父は、100年に1人の逸材。/
・・・野村沙知代も同じ。/
89 :
名無シネマさん:01/12/26 23:27 ID:cc7qWJS9
>>84 イーストウッドに勝新と同じにおいを感じる。
90 :
御取:01/12/27 00:20 ID:POFM8V5S
91 :
名無シネマさん:01/12/27 00:51 ID:MG55J5IL
雅楽を聴いて、対位法がなっちょらん!
っていうようなものかもしれんて
>>75
92 :
名無シネマさん:01/12/27 01:06 ID:wVkbbsB4
「椿三十郎」は、スプラッター!
93 :
名無シネマさん:01/12/27 05:22 ID:YA4jaLlx
「一番美しく」は、C級戦犯もの!
ナチスクロサワ!恐るべし!
94 :
名無シネマさん:01/12/27 05:41 ID:YnPH9I6p
黒沢のサングラスは目の寿命を長持ちさせるための保護だと聞いてたけど。
逆に暗くて目に良くなかったんじゃないかな。
95 :
名無シネマさん:01/12/27 05:47 ID:YggkpRGG
編集しすぎで目を悪くしたのが原因ってどっかの本で読んだ事あるよ。
385 :名無シネマさん :01/12/24 00:36 ID:ONl1pJBK
国宝にする前に、徹底研究だ!
★全カット数は?一番長いカット長は?短いカット長は?
★スローモーションは何箇所?
★ワイプは何箇所?そして、人の進行方向にワイプしてるのは、正しいか?
★どのシーンで同時にカメラは何台回した?
★カメラワークのミスショット(手ぶれ、ピンぼけ、レンズ汚れなど)は?
★画期的な技法はあったか?
★金の使い方に無駄は?
★環境や動物に優しかったか?
★死んだエキストラは?
386 :名無シネマさん :01/12/24 00:59 ID:Gr11JiSw
★カメラの全アングルも知りたい。
★イマジナリ−ライン的には?
★エスタブリッシュカットは適当だったか?
387 :名無シネマさん :01/12/24 01:17 ID:UwzPcsX4
旗指物ってどんなんでしたっけ?
388 :名無シネマさん :01/12/24 01:24 ID:aYckvEAJ
★一番むずかしいと思われるカメラワークはどこよ?
389 :つーか :01/12/24 01:25 ID:Tr6G1rZ9
これはマネできねーってカットあった?
390 :名無シネマさん :01/12/24 03:51 ID:mErxBAXu
最もお気に入りのシーンやカットも聞きたい!
97 :
これってオレも知りたい :01/12/27 06:05 ID:nv7xrOZh
上は、「七人の侍」のことです。よろしくお願いしまーす。
98 :
桑田(穴があったら入れてみたい):01/12/27 08:33 ID:cyAw/6b2
オレが監督なら原節子は頂く。同じ原でもゆう子とは「格」が違う。
それをやらないクロサワって、不能というか怖い。/
99 :
名無シネマさん:01/12/27 09:57 ID:6ra4IEgO
>>94 サングラスについてだが、黒澤が好んだパンフォーカス撮影のためではないだろうか。
当時の暗いレンズと低感度のフィルムでパンフォーカスを実現するため、
撮影時に大量のライトを必要としたのは有名。いざ撮影に入ると、スタジオは
サウナ状態と化したという。
あまりにも電力を食うので、黒澤組と円谷組が撮影に入ると、他のスタジオは
撮影を中止しなければならなかったそうだ。
100 :
サングラス:01/12/27 10:08 ID:6ra4IEgO
サングラスに関してもうひとつ推理がある。
黒澤に限らず、黒メガネを好む映画監督って多いよね。
ジョン・フォードや岡本喜八も黒メガネ。マンガ家にとってのベレー帽みたく
トレードマークになってるくらいだ。
まあ黒さんの場合、尊敬するジョン・フォードにあやかって…という説も
捨てがたいが、それ以外に実用的な側面もあったのではないだろうか。
人間の内面は「目」に一番現れる。監督も人間だから、現場で迷うこともあるし、
自信が持てないときもあるだろう。しかしそれをスタッフや俳優に悟られて
しまったら、演出なんてできない。
それで自分の心理状態を悟られない仮面として、サングラスの出番になるわけだ。
という推理はどうかな。
101 :
名無シネマさん:01/12/27 10:17 ID:eUfi1U+S
>>99 東宝は特に黒澤組を特別扱いしてたみたいね。
「トラトラトラ」の時は、そういう特別扱いなかったから、
黒澤はショック受けたらしいとか。
黒澤はノイローゼで監督交代だと東映(だったか)が
マスコミに言っても、
当の黒澤は病気なんて冗談じゃない、撮影続けると言ったとか。
東映と黒澤の監督交代についてのやりあいって、
これまた恐ろしいものがあったりして。
相当やりあいがないと、首を切るなんて鬼気迫る自殺なんか
選ばないように思うから。
102 :
サングラス:01/12/27 10:49 ID:6ra4IEgO
>>101 トラトラトラの時は、東映は事実上の下請けでしょう。
あくまで相手は20世紀フォックス。
黒澤降板事件の真相は、白井佳夫も遠回しに書いてるけど、
フォックスと黒澤の間に入った青柳プロデューサーがドキュンで、
双方にいい顔しつつ結局フォックス側についてしまったから。
なにせフォックスが提示した契約書を翻訳する際、黒澤が喜ぶように改竄して、
サインさせたくらいだからね。
黒澤が読んだ日本語の契約書では、「ファイナル・カット権は黒澤にある」と
されていたのに(そうでなければ黒澤はサインしなかった)、
実際の契約書にはそんな条文はない。
っつーか、ハリウッドの常識からしてそんな契約はありえないわけだけど。
しかも、黒澤の都合で中止にしたら莫大な違約金を払わなければ
ならなかったが、そのことも日本語の書類には翻訳されていなかった。
それからアメリカ側監督は黒澤の読んだ契約書ではウィリアム・ワイラー
だったのに、実際はリチャード・フライシャーだったとか、一時が万事そんな調子。
黒澤がその事実を知ったのはすでにクランクインした後で、
もはや自分の意志ではどうにもならないところまで来ていたらしい。
で、黒澤が自暴自棄になり、いつも以上の完全主義で(というか、半ばやけくそで)
演出しはじめたら、その様子を見たフォックスサイドが「クロサワは発狂した」と誤解し、
向こうから「降ろす」といってきた、というのが真相らしい。
この場合「病気その他のやむをやない理由」による降板なので、
黒澤は違約金を払う必要はなかった。
これを見越して「わざとキチガイのふりをした」といううがった見方もある
くらいだ(笑)。
黒澤が撮影したフィルムは約20分ほどあるそうだが、この20分を撮るために
当時の邦貨にして十数億円の費用を費やしたという伝説もある。
それが事実なら、まさに映画史上もっとも高くついたお蔵入りフィルムだ。
(もっとも軍艦長門の実物大セットとかは、本編でそのまま使われたわけだけどね)
103 :
COCOTAMA:01/12/27 11:32 ID:1WeYlxSM
黒澤が外人だったらセシル・B・ディメンテッドの刺青はこの人だったかもね。(w
104 :
名無シネマさん:01/12/27 13:22 ID:NeV7dt3j
>>101 >>102 黒澤組が乗り込んで来た時の、東映京都のスタッフ連中の反感ってのは、
そりゃあ、すざまじいものだったらしいケロねェ………。
105 :
サングラス:01/12/27 17:25 ID:6ra4IEgO
>>104 トラトラの時は、黒澤はほとんど単身で東映に行ったんじゃなかったっけ。
黒澤組といえるのは美術の村木与四郎くらいだったと思う。
>>105 それでも正直、キツいのはキツかったらしい。
黒澤だったから、自殺「未遂」で済んだようなもんだとか(w
107 :
ツタンカーメン黒澤:01/12/27 18:38 ID:I2uy4pZY
ここだけの話、黒澤の呪いって怖いらしいね。勝新にまで飛び火?
108 :
サングラス:01/12/27 20:11 ID:6ra4IEgO
>>106 そういえばトラトラ撮影時、黒澤は東映撮影所でヤクザ映画を撮ってる
スタジオを避けて歩いてた、という話があるね。
わざと遠回りして移動していたと。
これは、別にヤクザが怖いのではなくて(笑)、黒澤が心底ヤクザ映画を
軽蔑していて、現場に寄るのもイヤだったかららしい。
これじゃ、嫌われても仕方ないかもね。
109 :
名無シネマさん:01/12/27 20:33 ID:Ihl9BtQo
黒澤のエピソードおもしれえ。最高です
110 :
デューク黒澤:01/12/27 20:58 ID:ACX453p5
黒澤研究会もふるってネタ話出してよ−−−−逝けず!
111 :
111:01/12/27 21:08 ID:PXVlHQP3
>>53にコピペされている『日本映画監督列伝』云々を書き込んだ者ですが……
『日本映画監督列伝2 クロサワ』で東映の撮影所の連中が「ミゾさんもこれほど
じゃなかったよな」と陰口を叩くシーンがありますけど、溝口健二は東映で撮った
ことは無かったような…。ま、どうでもいいですが。
溝口ファンの私ですが、
>>14-15の溝口鬼畜説には首肯せざるを得ないものが
あると思います(笑)。でも、そういう自分を自覚していたとも思ってます。
112 :
デューク黒澤 :01/12/27 21:11 ID:9naItn/2
>>溝口鬼畜説
キネ旬でも取り上げてくれ−−−−
一冊の本に出来たら素晴らしいと思われ
113 :
エピソードQ:01/12/27 21:29 ID:exxxXyaE
ここだけの話、「ここが変だよ日本人」というTV番組で、
なんと、潮来に黒澤監督の霊が乗り移り、
同じくベニス映画祭グランプリ受賞で知られる北野武監督と問答を繰り広げた。
その元テープ、
黒澤研究会は、これまた、国宝とすべく、国会に申請して欲しい。/
114 :
サングラス:01/12/27 21:35 ID:6ra4IEgO
黒澤のもう一本の幻の日米映画「暴走機関車」については皆さん、どうでしょうか。
この企画について私の知っている情報は、以下の通りです。
●主演は無名時代のピーター・フォークを予定していた。
●P・フォークは機関車の「砂落とし係」の役だった。
●カメラマンは中井朝一。
●映画は、機関車の発車シーンから始まり、車内に潜んでいた脱獄囚が
機関車ジャック行うという娯楽アクション。黒澤の構想では、上映時間と
作品内時間を一致させる、文字通りのノンストップ・ムービーとして作る
予定だった。後にハリウッドで別監督が映画化した「暴走機関車」のように
囚人が脱獄するプロローグはなく、あくまでP・フォークが見たこと、
体験したことしか描かない。
●なお黒澤版にはエピローグがあり、九死に一生を得たP・フォークが
とぼとぼと帰宅して、かみさんに「今日は、奇妙な一日だったよ」と
語りかけるセリフで終わる。
●黒澤初の70ミリカラー映画の予定だったが、全編が雪原ロケのため、
意識的にモノクロ効果を狙っていた(色があるのは信号機のみ)。
しかしこれがアメリカ側に理解されず、アメリカ側はモノクロ・スタンダード
を主張、議論は平行線で、結局この企画は頓挫した。
間違いとか新事実があればご指摘ください。ああ、これも見たかったなあ!
115 :
名無シネマさん:01/12/27 21:40 ID:Ihl9BtQo
>>114 その企画って何年ごろだったの?米がモノクロスタンダードを
主張した理由ってなんだろう。やっぱり費用がかかるから?
116 :
名無シネマさん:01/12/27 21:41 ID:HuseWyf1
>>111 確認してないんだけど、
『西鶴一代女』は新東宝だったので
大泉で撮ってたのではないかな?
とすると、東映のスタッフとも
面識があったのではと思うが。
117 :
名無シネマさん:01/12/27 21:48 ID:NeV7dt3j
>>108 東映京都の時の話で決定的だったのは、あそこの長年の伝統で、
部屋の表に名前を掲げたそのスターしか使えない部屋というのが
いくつかあって(長いこと太秦で撮ってない高倉健の部屋も現存)、
そういった部屋のうちのどれかを、黒澤側が監督用の部屋だったか
山本五十六役の山村聡用の控え室だったかに使わせようとしたこと。
これが太秦の大部屋やスタッフ連中の反発を買いまくり………、
というお話デシタ!
(山城新伍の若富・勝新本「おこりんぼさびしんぼ」で読んだと記憶。
潮さん×唐沢の「星を喰った男」だったかもしれないけど、
こういうこと書けるのはやっぱり、新伍ちゃんだろうな……)
118 :
・・・横道でスマソ:01/12/27 21:55 ID:Wi35pq+k
119 :
猪四郎:01/12/27 22:00 ID:hF/+OhF5
そうかあ、黒澤はヤクザ映画を軽蔑してたのかぁ・・。
でも、本多猪四郎と仲が良かったらしいから(『夢』でも一緒に仕事した)、
怪獣映画は軽蔑してなかったのだろうか?
120 :
サングラス:01/12/27 23:36 ID:6ra4IEgO
>>115 『赤ひげ』の後、この企画にかかる予定だったと聞いています。
だから66年とかそれくらいでは。
米側がモノクロを主張した理由は、おそらく
「色らしい色が信号の赤しかないのなら、最初から白黒で
撮ればいいじゃないか」というものだったと思います。
まあ合理的に考えりゃ確かにそうだけど(笑)。
それから主演がP・フォークというのもアメリカ的には「?」だったでしょうね。
彼が『刑事コロンボ』で一世を風靡するのは、この数年後ですからねえ。
それまでは日本でいう大部屋役者に近い存在だったわけで、
とても70ミリ大作で主演するイメージではなかったと思う。
121 :
名無シネマさん:01/12/27 23:52 ID:Ihl9BtQo
ピーター・フォークが出てる「グレートレース」でも見たのかな?
一応主役級?だし。
122 :
名無シネマさん:01/12/27 23:56 ID:xC5GV0d0
>>117 横レスですが、
黒澤の時に山村聡はキャスティングされてましたっけ?
素人を起用したんじゃ?
>>119 山本門下生仲間ですよね<本多
123 :
P・フォークとは・・・:01/12/27 23:58 ID:xioJPVJ6
さすが黒澤。/目の付け所が違う。/タレ目だけに。。。
124 :
サングラス:01/12/27 23:59 ID:6ra4IEgO
>>121 あ、「グレートレース」があったか。でも黒澤がそれ見てたかどうかは疑問。
私が昔聞いた話では、キャスティングに当たって、黒さんはアメリカ側が
提示したスター俳優をことごとく退け、ハリウッドの俳優ユニオンの名鑑か
なんかをパラパラめくって、後ろのページに載っていたピーター・フォークの
写真に目がとまり、「こいつだ!」と指さして決まったとか。
125 :
名無シネマさん:01/12/28 00:12 ID:iqnp8pnm
ピーター・フォンダだよ
126 :
名無シネマさん:01/12/28 00:27 ID:0ffy2p6w
どっちなの〜?
127 :
サングラス:01/12/28 00:35 ID:Hfu3AfDh
いやいや、ピーター・フォークですよ。
間違いないんだけど、今ちょっと資料が出てこない(笑)。
それ以外の「暴走機関車」に関するデータは、
キネ旬の「黒澤明集成V」での白井佳夫による
松江陽一インタビューが詳しいです。
これによると、アメリカの製作元はエンバシー・プロという会社
だったみたい。ここ、他に何作ってるのか知らないけど。
128 :
名無シネマさん:01/12/28 01:02 ID:0Icj7EXh
>119
怪獣映画、軽蔑してたどころか、確か「ラドン」か何かの脚本にノン・クレジットで
協力していた、って話を聞いたことあるけど。
129 :
名無シネマさん:01/12/28 01:06 ID:5X0Ze6CY
>>82 「蜘蛛巣城」を見たある外国人が「こんな恐ろしいホラー映画は見たことがない」と言ったとか。
130 :
メガネスーパー:01/12/28 01:09 ID:J0Q8aDhd
怪獣映画は、平和主義者にとっても、非現実だからでしょうね。
チャンバラも、黒澤にとっては、非現実だったんでしょうね。
映画自体は、だんだん、吉展ちゃん事件くらいから現実味を帯びて
行ったと思われ。
ところで、黒澤は何か信仰していたのでしょうか?
131 :
名無シネマさん:01/12/28 01:13 ID:5oOTYrR1
ききすす
132 :
名無シネマさん:01/12/28 01:15 ID:48psv0IV
葬式の時は無宗教の葬式だったのでは?
無神論者かどうだったかはしらんけど
133 :
。/エンペラー黒澤:01/12/28 01:28 ID:lEPs/Nsz
誘拐事件があったらTV放映ができなくなる映画・・・「天国と地獄」ですね。
さすが、危険な男。/
134 :
名無シネマさん:01/12/28 01:34 ID:SX8LUJJs
昭和30年代始めに黒澤が怪獣映画撮るって話があったような気がするんですが、、、
記憶ちがいか、、、。
135 :
名無シネマさん:01/12/28 02:10 ID:dEg7WMtn
↑ライアー?
136 :
名無シネマさん:01/12/28 02:56 ID:PjDHeCun
黒澤の怪獣映画ってどうなるんだろう・・・
なんかスゴイ金かかりそうな気が。
137 :
名無シネマさん:01/12/28 02:56 ID:/lPSHRD7
>127
福武文庫の『黒澤明語る』じゃなかったっけ?
俺も手元に持ってないけど。
138 :
名無シネマさん:01/12/28 03:11 ID:Hfu3AfDh
>>128 ラドンの話は初耳だが、
「蜘蛛巣城」の森が動くシーンは円谷英二がやってるらしい。
「東宝特殊技術部」としかクレジットされてないけど。
一説には、黒澤は円谷が嫌いだったので、
プロデューサーが頼み込んで内緒でやってもらったとか。
139 :
名無シネマさん:01/12/28 03:30 ID:Hfu3AfDh
>>130 黒澤は無信仰だったと思う。
溝口健二は、晩年日蓮宗に傾倒していたが。
140 :
。/南無妙法蓮華経:01/12/28 08:47 ID:iJMrYnx9
溝口健二、ヴェネチア国際映画祭での受賞祈願しお題目を唱えてた。(ヴェネチアのホテル)
黒澤映画でも、たしか、「用心棒」?「どん底」?。脇役がお題目を唱える。(太鼓叩いて)
たしか、ベルトルッチが釈迦の映画を撮ると聞いて、「サタジット・レイこそ釈尊だー」と、
ベルトルッチにレイを薦めたといった記事がどこぞにあったと思われ。
求道的な映画監督は、宗教にもこだわるもの。
ポール・シュレーダー、ベルイマン、ブレッソン、ドライエル。
日本なら、三国、丹波、池田、麻原。
黒澤の場合、”自己の宗教観を吐露、顕示したい”という強い意志は感じられない。
たぶん、明以上に求道的だったと想像される、自殺されたお兄さんの宗教は?
黒澤も、ドストエフスキーを好んだところをみると、キリスト教を信奉していたと思うのだが。
141 :
旋風(かぜ)の用心棒 :01/12/28 09:13 ID:E7Tn7CYp
142 :
名無シネマさん:01/12/28 09:13 ID:zQaT/k8L
>黒澤も、ドストエフスキーを好んだところをみると、キリスト教を信奉していたと思うのだが。
マジ?
ドストエフスキー好んだらクリスチャン?
じゃ、バッハ聴くやつはカトリックで、
ディランやジョーン・バエズ聴くやつはすべて反戦活動をしていて、
パゾリーニ見るやつはすべてゲイな訳だ。
それと求道的な映画監督ってどげな意味?
ベルイマンとドライエルを並列する何で、無知丸出しの厨房だな。
だいたいドライエルの何をみたことあるっつーの?
143 :
サン・マルコ金獅子賞:01/12/28 09:17 ID:NJVAbhl8
144 :
。/南無妙法蓮華経 :01/12/28 09:21 ID:7WIGOx9x
>>142 ご指摘頂き、ありがとうございました。
よく考えてみま−−−−す。
145 :
サン・マルコ金獅子賞 :01/12/28 09:53 ID:M1yPH6c/
”サン・マムコ”と間違えずによかった−恥かくところだったぜ
146 :
名無シネマさん:01/12/28 11:20 ID:Vo3CYLE5
ドストエフスキーはロシア正教(ギリシャ正教)を高く評価したけど、
ローマカトリックやプロテスタントは
けちょんけちょんにけなしているからねえ。
一概にドスをキリスト信者とするのもどうかな。
黒澤がロシア正教にのめりこんだ話は聞いたことない。
お兄さんって、そんなに求道的だったの?
同棲中の女性との結婚を家族に反対されて自殺したって聞いたから、
黒澤一家はノイローゼになりやすい気質なんだと思ってた。
「ドストエフスキーのキリスト教は来るべき一千年のためのもの」
とシュペングラーが言ってたね。
147 :
。/南無妙法蓮華経 :01/12/28 11:32 ID:C2H/e4Hv
>>146 そうそう、ヲレもそれを言いたかった。/つづきはロダン(考える人)。/
148 :
サングラス:01/12/28 11:48 ID:Hfu3AfDh
ども、サングラスです。
「暴走機関車」の主演予定がP・フォークだったという資料がありました。
文春文庫の「異説・黒澤明」です。
この中に、尾形敏朗と白井佳夫の対談があって、p46に尾形の証言として
こうあります。
尾形 『暴走機関車』にはピーター・フォークがキャスティングされていたらしい。
「コロンボ」以前のピーター・フォーク。『グレートレース』に出たあとなんですね。
マーニーの役をやるはずだった。
白井 たまたま暴走機関車に乗ってて、終わったとき「怖かったけど、人生で
一番高揚したときだった」という、あの役がピーター・フォークでしょう。これは
面白いよね。
ということで、間違いありませんです、ハイ。
149 :
。/南無妙法蓮華経 :01/12/28 11:51 ID:GKFqxL+8
150 :
先発隊:01/12/28 13:43 ID:rZaD9n2v
「わが青春に悔なし」・・・危険思想−政治映画。/
151 :
パルナス:01/12/28 15:08 ID:3CvZpNLA
>>149 キリスト教=ロシア正教アルヨ。
いくつにも分派していって決定版などあるはずないのは当たり前。
キリスト教はそんな単純なもんやおまへんで。
ドストエフスキーは新約聖書「ヨハネによる福音書」「ヨハネの黙示録」、
あと旧約聖書の「ヨブ記」に、大変影響受けてると思う。
特に「ヨブ記」で、この世の苦難に対する見解を深めていったんでないかな。
ドスの普段の信仰態度と、作中人物(神に反抗する人たち)から
判断される彼のもうひとつの信仰のかたちは、
性質の異なるものとして、区別して考えるべき。
ドスは
既存のキリスト教(何派でもよろしい)が見失った本来のキリスト教の精神と、
その精神や神の意図を体現してる人間たちの黙示録的世界を
新たに見出し、深めていった思想家だと思う。
152 :
名無シネマさん:01/12/28 15:21 ID:dxKyFwTg
>>151 >>キリスト教=ロシア正教
イスラム教=ユダヤ教=キリスト教=ロシア正教=仏教=オウム真理教
まとめて求道
宗教的悟りや真理の道を求めて修行すること。
153 :
猪四郎:01/12/28 16:43 ID:YLLFwm/P
>>128 情報ありがとう。中年の俺もそれは、知らなかった。
>>138 黒澤は円谷が嫌いだった? それは、ショックですねぇ・・。
何かあったのかな?
『七人の侍』の観客動員が『ゴジラ』に負けたから?まさかね(藁)。
>>134 >>136 黒澤の怪獣映画、見たかったですよね。でも、138さんの言うように、
黒澤が円谷の事嫌いだったら、あの時代の東宝では実現不可能だったで
しょうね。
154 :
名無シネマさん:01/12/28 18:22 ID:qxZqeUKn
黒澤ファミリーで、他に自殺された人はいるの?
親が自殺するとその子も自殺しやすいと聞いたことあります。
また自殺はふつう隠されたりしますね。
わたしのご近所でも首をくくった人がいますが、病気で死んだことになっておりやす。
155 :
名無シネマさん:01/12/28 21:28 ID:O9gz3QRR
>128
怪獣映画、軽蔑してたどころか、確か「ラドン」か何かの脚本にノン・クレジットで
協力していた、って話を聞いたことあるけど。
たしか、「たとえ子供相手の怪獣映画でも季節感は出した方が映画に厚みがでる・・・」みたいなことを言ったらしい。
だからラドンはそれまでになかった季節を出した(もの凄く暑く汗かきまくりで息苦しい)演出で撮影したと監督が本で語っていた。
156 :
名無シネマさん:01/12/28 21:31 ID:O9gz3QRR
>134
「夢」の赤富士のエピソードがそれじゃないの?
昔見た夢だし。
157 :
名無シネマさん:01/12/28 23:14 ID:Hfu3AfDh
>>156 「夢」といえば、映画化されなかったエピソードに
阿修羅像と大仏と五重の塔が奈良の山に移動して
お月見するという話がありましたね。
もし実現していれば、黒澤初の本格的特撮映画に
なっていた可能性大、ですね。
158 :
名無シネマさん:01/12/28 23:25 ID:/1QAaxvn
「影武者」では、例によって、特撮班ともめたと聞く。
黒澤「だから、日本の特撮はダメなんだー」とか。
しかし、合成に時間がかかったのは、
黒澤が特撮班の言うことを聞かなかったためだったとか。
「八月・・・」でも、ラストの雲の絵にこだわっておられたが、
あれは、改訂前の方がよくはなかったか?
159 :
サングラス:01/12/28 23:40 ID:Hfu3AfDh
そういえば「乱」でもあちこちに特撮が使われてましたね。
本多猪四郎が三ヶ月にわたって演技指導したという
根津甚八と原田美枝子の組んずほぐれつのラブシーンでも、
最後に原田が足で蹴った甚八の兜がコロコロと転がって、
陽光に照らされてキラリと光るシーンがあります。
あの「キラリ」が光学合成だとは最初、気づかなかった。
「キラリ」を合成したのはデン・フィルムエフェクトの中野稔で、
円谷プロで長年光学処理をしていた人なんですよね。
160 :
ミステリ板住人:01/12/29 09:34 ID:2hDnnBD3
「まあだだよ」のためだったんでしょうか?
「東京物語」を一生懸命見ておられたというのは。
黒澤の「白痴」をドストエフスキーが見たら、痛く感激された事でしょう。
黒澤は、本来、ドストエフスキーを映画化するために世に贈られた人ではなかったでしょうか。
「ドストエフスキーの生涯」なんて作っていたら、もっと早く、冷戦は終わっていたかも知れません。
161 :
黒澤明カルトQ:01/12/29 14:30 ID:bkSfPGmP
1.「姿三四郎」で矢野正五郎を闇討ちした7人の俳優の名前を全て答えよ。
2.「羅生門」で黒澤が多襄丸と真砂のモデルにしたとされる「猛獣映画」の
タイトルを全て答えよ。
3.昭和27年8月20日、黒澤はある事をして世間を驚かせるが、それは何か。
162 :
黒澤明カルトQ:01/12/29 14:30 ID:bkSfPGmP
4.ピンク映画を製作した時の本木荘二郎の変名を述べよ。
5.来日したマイケル・パウエルに黒澤はある世界的に著名な芸術家を紹介するが、それは誰か。
6.黒澤映画と森鴎外の関係を述べよ。
163 :
名無シネマさん:01/12/29 14:56 ID:AX9TEQsO
>>160 >黒澤の「白痴」をドストエフスキーが見たら、痛く感激された事でしょう。
これにはまったく気づかなかった!
ドストエフスキーは黒澤の大ファンになったかも!
>黒澤は、本来、ドストエフスキーを映画化するために世に贈られた人ではなかったでしょうか。
>「ドストエフスキーの生涯」なんて作っていたら、もっと早く、冷戦は終わっていたかも知れません。
その作品はタルコフスキーに撮ってほしかった!!
またしても、ジサクジエーンですか?<ミステリ板住人 。
165 :
163:01/12/29 16:13 ID:K/DAAz5O
166 :
名無シネマさん:01/12/29 16:17 ID:iHTsDxKB
167 :
名無シネマさん:01/12/29 16:18 ID:QAGtrZZI
せっかく良いスレなので全面無視で対応よろしく。
169 :
名無シネマさん:01/12/29 19:15 ID:vvnmRt5U
>>168 ほどほどカン違いの方がおられるとスレが沈まず便利かも.....
170 :
ミステリ板住人:01/12/29 19:26 ID:YpFHB3th
おれって、自作自演できるほど頭よくねーよ。/
タルコフスキーでは(難解かつ)オカルティックになつてしまいますよー
どちらの監督の作品も観てみたかったが、やはり、黒澤でしょう。
冷戦を止めるほどのパワーを作品に込められる作者は。/
ワイラーでは、軽すぎるし・・・
ベルトルッチでは、テーマが腑抜けになってしまうし・・・
今なら、スピルバーク+ルーカス+ゼメキス+北野+インディ君でないと、
黒澤に追いつかないでしょうね。/
171 :
名無シネマさん:01/12/29 23:17 ID:LdkAFUvb
172 :
名無シネマさん:01/12/30 00:00 ID:2CmX3MIL
黒澤監督の娘さんも夭逝じゃないですか?(ドキュメント)
漫画を読めば解るんですよね。注文しまーす。
173 :
名無シネマさん:01/12/30 02:15 ID:1sX0wwKt
白痴的age
174 :
黒澤明カルトQ:01/12/30 09:11 ID:z1/ikQLt
7.黒澤は1910年生まれだが、黒澤と黒澤映画に関係するこの年の他の出来事を挙げよ。
8.「生きものの記録」のタイトル盗用事件は有名だが、これ以外にも黒澤映画以前に同じタイトルをつけている映画、小説、舞台が多数ある。その題名を知る限り述べよ。
9.黒澤の師匠は山本嘉次郎である。では山本嘉次郎の師匠は誰か?
10.黒澤脚本の映画「殺陣師段平」の初公開日を述べよ。
スレ違いの厨房で恐縮ですが、
黒澤と岩波書店(岩波文化?)とは相容れないらしいのは、なぜですか?
なにがどう駄目なの?「広辞苑」は人名辞典も兼ねていて、小津や溝口はもちろん、
キューブリックも掲載しているのに、なぜか黒澤は書いていない。どーして?
176 :
サングラス:01/12/30 14:06 ID:rbff+qAc
>>175 でも「全集・黒澤明」の版元は岩波ですよ?
「広辞苑」に黒澤が載ってないのは知りませんでした。
どうしてなんでしょうね?
>「全集・黒澤明」の版元は岩波
なんだ、そうなんですか・・・。お正月用に「映画千夜一夜」を買ってきたら(下)のあとがきに
「山田(宏一) なるほど。黒澤明が岩波書店から(本を)出すみたいな(笑)。」
というくだりが出てきて、何かあるのかなと思ったのです。
178 :
名無シネマさん:01/12/30 18:09 ID:/Ss0YbbJ
ジャコage万と鉄
179 :
名無シネマさん:01/12/30 18:22 ID:fXU1uhgf
>「生きものの記録」のタイトル盗用事件
そうだったのか? きちんと許可を得ていたと思ってたが。
タイトルにも表記があるので製作中の話?
180 :
名無シネマさん:01/12/31 06:52 ID:hMfNkR49
黒沢の脚本で「雪」って題名のヤツが面白かった。
181 :
黒澤明カルトQ:01/12/31 08:12 ID:WpjM/6jF
タイトル盗用事件は、昭和30年9月6日、丸岡明の再三の申し入れで日本文芸家協会
が盗宝に正式な抗議文を送りつけて、慌てた盗宝が非公式に和解を求めるが、丸岡
がウンと言わず、9月15日、森岩雄、本木荘二郎、丸岡、文協会長の石川達三で会談
を行い、21日に映画のタイトルに丸岡の名前を入れることで漸く和解した、チューわけ
。丸岡はその後、新聞にこの誰も知らネーよーな何十年も前のテメーの小説を自画自賛
したコラムを載せて世間のワライものになるんだが、しかし問題文にあるとおり黒澤
のタイトル盗用は他にもたくさんあって、誰も抗議したヤツなんかいないわけヨ。
それにしてもヨ、黒澤ツーみてーのがいっぱいいるから、ちっタァ期待してたんだが、
誰も問題答えらンねーのかヨ、ツマンネーナ、これじゃアソビになんねーじゃんカヨ。
182 :
名無シネマさん :01/12/31 08:25 ID:DyXt+fs6
黒澤明カルトQ、あんた格好悪いよ。
183 :
名無シネマさん:01/12/31 10:01 ID:/GAX26NU
しかし東宝の対応も不可解だね。
本来、タイトルに著作権なんてないのに。
著作権法の本を少し読めばわかる。
(坂口安吾の「白痴」が問題なったとは聞かない)
まあ、ドラマの「人間・失格」のときもそうだったが、
法的には問題なくとも倫理的に問題ありということで
謝罪したのかな。
184 :
名無シネマさん:01/12/31 10:17 ID:69RMyLbv
>>175 その時点で黒澤が生きていたからじゃないの。
f
186 :
名無シネマさん:01/12/31 11:14 ID:fKOo/s/D
変なゴシップはどうでもいいよ。
187 :
4℃川の流れるままに:01/12/31 12:40 ID:2EoRxnlz
変なゴシップも歓迎。
私は嫌いなゴシップを読んだことがありません。
>>181 ヴァカで申し訳ありません。
>>181 そんな知識を得意気に誇らんでもいい(w
知識には敬意を払おう。
181は、人間として問題があると云うだけだ。
人間的にゴリッパな皆チャマ方の高いプライドを傷つけチャッタ
ことをココロヨリお詫び申し上げます。(藁
191 :
名無シネマさん:01/12/31 18:00 ID:mRMV7PAE
さらし的age
192 :
名無シネマさん:01/12/31 18:03 ID:CfdgsGy6
あらら。こりゃ痛い人間が世の中にはいるなあ(笑)
やっぱ実生活において、自分の発言の後、相手の目が泳いだり不自然な愛想笑いをしたら
「何かおかしい・・・」
と気付くべきだな>181
・・・おそらく気付く機会がないなら、もちっと他人との接触を密にすべきだ・・・
193 :
パルチザン:01/12/31 23:54 ID:OCnDOnxP
抵抗的age
194 :
名無シネマさん:02/01/01 01:14 ID:ibunm3Q+
「天国と地獄」を推理作家の三好徹が盗用した疑惑ってのもあった。
195 :
Mr.ジニアス:02/01/01 18:12 ID:G3O78Bl/
「黒澤は映画界の"切り裂きジャック"!」説を思いついたヲレ。
さあ、黒澤とジャックの類似点を挙げて欲しい。
生年月日やら血液型、兄弟の数、両親の職業と生い立ち、学力と趣味とセンス。
きっと、驚くほどの類似性を指摘できるきずだ。
196 :
↑:02/01/01 18:40 ID:Hbhw6D/1
え!?
だって、切り裂きジャックって1888年の事件でしょ?
>生年月日やら血液型、兄弟の数、両親の職業と生い立ち、学力と趣味とセンス。
って、ジャックのそれ、そもそも不明じゃあ??
>>184 いえ、キューブリックは出版時に存命中だったのに載ってたのです。
で、黒澤、木下、市川、小林は載ってなくて、今井正は載ってるんですよ。
ま、「七人の侍」という項目はあって、無視してるわけじゃないんですが。
198 :
MISSION TO MARS:02/01/01 20:34 ID:/hrnX25D
この事件は1888年にイギリスで5人の女性が相次いで殺害され、
迷宮入りした犯罪のことです。とにかく当時の警察、マスコミ、
大衆の反応が興味深く綴られています。警察内の分裂、好奇心丸出しの大衆、
特にマスコミの扇情主義と無責任ぶりは現在でも身近に思い当るので、
なおさら面白く感じました。
切り裂きジャックが伝説化した一端はマスコミに寄るところも大きいようです。
http://www.iscb.net/mikio/9804/29/index.htm より
事件当時捜査を担当、のち警視総監となったメルヴィル・マクノートン
卿の覚え書に記されていた「リッパーは1888年11月10日前後に自殺している」
を根拠として、なぞの犯人は、その頃、テムズ川に身を投げた弁護士モンタギュー・
ドルーイットだと唱えている。
さらに1992年、切り裂きジャックの署名が入った日記。
俗にいう”※2 切り裂きジャックの日記”なるものが発見され注目を集めた。
この日記の持ち主はリヴァプールの木綿職人※3 ジェームズ・メイブリックであり
日記の内容と過去の事件の資料をプロファイリングしていく事によってこの説
では見事に彼を犯人に結びつけている。
http://www2.inforyoma.or.jp/~misa/rhizome/sk/j_r.htm ハンニバルみたいですね。MISSION TO MARSに切り裂きジャックのセリフがありましたね。
世田谷一家殺人事件の犯人も、同じくらい不気味ですね。黒澤監督でしたら、
強く関心をもたれたことでしょう。
黒澤監督は、映画とよき社会を結びつけることを提唱した人ですね。
>>195さんのように、乱暴ではありますが、作家や作品から実社会を語ったり、リンクさせたり
する試みは、歓迎されるかもしれません。
他のスレで読んだのですが、「カット」とかいう映画をご覧になった方はいらっしゃいますか?
デ・パルマは、最近、ヒッチのドキュメント製作やってたんですね。
作家にせまったり、作家をきっかけとして色々なことを語るって作業は必要ですよね。
MISSION TO MARSみたいな映画を日本人が作れる時代は来るんでしょうか?製作費的にも・・・
199 :
名無シネマさん:02/01/02 04:49 ID:nZRDwcd+
雨ageる 只今テレビで初見! 最初の川の流れを見るカットなど、
大井川ロケと確認。 川傍の掘立小屋は、撮影終了後もしばらく放置されていました。
小道具の一つも頂戴できたところでした。 (近所に住む親戚から)
ちょくちょくその辺に行く機会のある私には感慨深い作品でした。
あの監督も、殿様も上出来だ。(風評と違うぞ)
ただ、もっと予算があったらなあ!クレーン撮影や空撮やらアドリブが付加されれば、
大傑作になっただろうにと残念。あの作りでは、厨房は満足できないだろう。
スピード感と、絵に黒澤明的迫力が足りない。全て、予算のせいだろう。。。
あれはあれで、なかなかすばらしいんだがなあ。。。
切り裂きジャック説について、
本作にも、血しぶきはあったぞー。
「天国と地獄」の山崎努がモルモットを探すところなんか、切り裂きジャック的だー。
200 :
名無シネマさん:02/01/02 05:06 ID:1DMXU5O0
黒澤は自分で自分を半分悪魔だと言ってたからなあ。
悪魔のように繊細に、天使のように大胆に!だっけ。
殺人にも通じそうな危ない言葉。
愉快犯にとって、事件はひとつの作品かも知れない。
完成度と自己顕示欲が動機となっている。
社会的に、映画はポジティブ。犯罪はネガティブ。
他スレで自爆テロを例にされたレスを読んだが、
自爆テロも、残念ながらネガティブな美しさを放ってしまう。
恐るべき矛盾がそこにある。
チャップリンとヒットラーは正反対。かつ似ている。
暇な方は、その辺を分析してみましょう。
201 :
名無シネマさん:02/01/02 08:46 ID:mIE9bUWa
ジサクジエーンのオンパレードですか・・・(笑)
ちょっとヴァカにされたくらいで、そうムキになるなよ。
202 :
名無シネマさん:02/01/02 09:39 ID:MLrwpJUW
またミステリ板住人かよ・・・・自分の立てたスレが相手にされないからって、
人のスレを荒らすなよ。
203 :
名無シネマさん:02/01/03 00:19 ID:mOwgDQ0e
とりあえずage
204 :
ミステリ板住人:02/01/03 09:30 ID:XudssCN/
ミス的age
206 :
サングラス:02/01/03 20:40 ID:L+c8LcXV
あけましておめでとう、サングラスです。
こないだ私は「暴走機関車」について知っていることを書きましたが、
年も改まりましたので、もうひとつネタ振りをしたいと思います。
黒澤にはいくつか「幻の企画」があって、その中には『トラトラトラ』のように、
撮影までこぎつけながら中断したものもあり、また『暴走機関車』のように
シナリオまで完成しながら製作に至らなかったものもあります。
それで今回のネタは、やはりシナリオまで完成しながら実現しなかった企画、
エドガー・アラン・ポー原作の『赤き死の仮面』であります。この企画について、
私の掴んだ情報を例によって列挙しますと……。
●『赤き死の仮面』の脚本は1977年に完成していた。
●当初、『デルス・ウザーラ』に引き続きソ連のモスフィルムで製作する予定だったが、
モスフィルム側から拒否され、そこで『蜘蛛巣城』や『乱』のように日本の戦国時代を
舞台に翻案して製作する予定だった。
●黒澤初の本格的ミュージカル作品になる予定だった。クライマックスが壮麗な夕焼けをバックに
無数の鎧武者が歌い、舞い踊るというもので、これは『影武者』製作前後の
週刊誌インタビューで黒澤自らが漏らしている。(たぶん週刊読売だったと思いますが、
大昔に読んだ記事なので出典の記憶が不鮮明です。でも、確かに記事はあるはずです)
と、ここまでは調べればわかる情報ですが、この作品について、私サングラスは
独自の情報をつかんでおります。詳細は次レスで……。
207 :
サングラス:02/01/03 20:51 ID:L+c8LcXV
ということでサングラスの独自情報!
たぶんこれはどの映画マスコミも扱っていない内容だと思います。
なぜ私がこれを知っているのかって? それは……(笑)
●『赤き死の仮面』は、黒澤初のミュージカル映画であると同時に、
一部分をアニメーション映画として製作する予定だった。
●アニメ部分の演出には、手塚治虫がオファーされていた。これについては
手塚の証言が残されている。
●87年の手塚の死により、いったん企画は頓挫したが、黒澤本人は最後まで
映画化に執念を燃やしていたという。
以下はサングラスの推理。
●手塚の死後、黒澤は宮崎駿に接近する。『となりのトトロ』のファンだったからと
いうのが表向きの理由だが、黒澤の本意としては、『赤き死の仮面』のアニメ演出に
宮崎を起用したかったのではないか。
といったところです。この映画について別情報がありましたがご教授ください。
208 :
名無シネマさん:02/01/03 20:57 ID:s8SZpwVB
異様に変な顔をした在日チョンが芸能界を席巻しすぎではないか?
日本人でも変な顔の人がいるがチョンのそれは人間離れしすぎだ。
顔面に障害を持ってるとしか思えないようなヤツが多すぎる。
雨上がり決死隊の蛍原、トミーズ雅、宮川大助、シンスゴ、金村義明 和田アキ子、千原兄弟、ダウンタウンの浜田とかここまで醜い顔した人はあまりいないぞ。
芸能界に何故こんなにもチョンが多いの?
監督にチョン系多いからか、引き上げてるのか?
サイ監督は在日の起用が多いし、阪本監督も在日を起用し「新仁義」 を撮り、たけしも白竜を使うしさ。
もっとヒドイのは大島だよ。在日でもないのにチョンだらけの映画 「御法度」を撮ったし。
とにかく、在日チョンはウザ過ぎる
古い映画を見るとはクソ醜いチョンは少ない、黒沢映画なども武士らしい端正な顔をしている役者が多い
ところが最近の映画だと金優作のせがれ金龍平やトミーズ雅やサイ監督が武士を演じてる
まったく変な現象だ
在日チョンは日本から出て行けとは言わんがテレビ、映画に出るのはやめてくれ
209 :
名無シネマさん:02/01/04 00:12 ID:o/A+4f6T
いまNHK教育でアクターズスタジオインタビューに
スピルバーグ出てるんだけどスピルバーグが影響受けた
監督挙げてってたら最後に黒澤がでたよ。
210 :
名無シネマさん:02/01/04 01:02 ID:jfDFB4qu
「姿三四郎」を観た公開当時の批評家が、特に、迫力ある決闘シーンを差し、
「黒澤監督は、大いなる善と悪の気質を兼ね備えている。」などというコメントを発しましたね。
誰だったかな?
『赤き死の仮面』でしかもミュージカルとは・・・信じがたい企画!すごい!
本格的ホラー映画なんかも作って欲しかったなー
黒澤には、パゾリーニ同様、「タブーに挑もう」という意識も旺盛だったと思われる。
それが、黒澤の手にかかると、作品は、ほとんど誰しもを納得させてしまって、
逆に賛否の激しい論争(スキャンダル)にまで世論が高まらなかった節がある。
「生き物の記録」より「チャイナシンドローム」の方が、スキャンダラスだったりするんだなあ。
黒澤には、もっとスキャンダラスな姿勢を求めたかった。(←私の夢)
211 :
名無シネマさん:02/01/04 05:57 ID:b2m+ot1R
「影武者」を批評する時に勝新の名前を出すのはいい加減やめようよ。
212 :
名無シネマさん:02/01/04 06:15 ID:tM6OW2X4
ココはくだらない映画雑誌と同じでゴシップ可らしいから
213 :
名無シネマさん:02/01/04 06:17 ID:eL1XoLOh
>>211 真意が分からへんよ。
それは、あなたのため?黒澤のため?勝新のため?
どこにタブー性がある?
勘ぐると、君はあらたな論争のひきがねを引きたいのか?
一番最後の奴が当りじゃないか?
そして、オレははまったという事なのか?
黒澤だったら、「徹底的に調べろ!」と言うだろう。
君のような卑屈さをこそ、黒澤は最も嫌ったと思うが・・・
たとえば、君が何か他人の知らない新事実をご存知なら、それが決定打
となって、おのずと、そんなことをネタにする奴も消えるかも知れない。
なぞは、語られるもの。誰にも止められない。
214 :
名無シネマさん:02/01/04 06:51 ID:JtZXwksF
黒澤+ポー+ミュージカル+一部アニメ・・・
なんかすげー失敗作(のちにカルト化)になったような予感がするのだが。
215 :
サングラス:02/01/04 13:18 ID:IrWrHTJo
しかし考えてみれば、黒澤には昔から妙なミュージカル嗜好がありましたね。
『雪』という戦前に書かれたシナリオを読むと、子どもの歌がポイントになっているし、
『どん底』の馬鹿囃子シーンや『まあだだよ』の宴会シーンなどは、ほとんど
ミュージカルと言ってもいい。あと『隠し砦の三悪人』の火祭りのシーン。
特に『どん底』の馬鹿囃子は、今見てもカッティングの切れがすごくて
そのままMTVができそうな感じ。
アニメ嗜好に関していうと、『夢』の実現しなかった「綱渡り」のエピソードは、後に
大林宣彦が黒澤の絵コンテをそのままアニメ化しているし、
『まあだだよ』のラストシーンの雲は、ほとんどアニメと言っても過言ではないでしょう。
あの雲、実は一度ボツになっているとか。
最初、「雲を描かせたら日本一」の美術さんが全長十数メートルの
巨大ホリゾントに二ヶ月かけて描いたわけだけど、黒澤が一目見て
「リアルすぎる」とボツにしたとか。
で、かわりに描かせたのがあのウサギやニワトリが飛び回っている「雲」だったという……。
でも214さんの言うとおり、とんでもない失敗作になった可能性は高いですな。
市川昆の『火の鳥』みたいに。
216 :
名無シネマさん:02/01/04 13:21 ID:JtZXwksF
『どん底』の馬鹿囃子はいいねえ。あの映画全然面白いと
思えなくて見るのが苦痛だったけど、最後の馬鹿囃子で
救われた。
217 :
名無シネマさん:02/01/04 16:03 ID:3IHE6BMw
>>211 「影武者」を勝新で観たかった!とカキコしたもんです。
私の場合、さいきん深夜映画で黒木和雄監督の「浪人街」みて、
初めて目の見える(いちおう)サムライ演じてる勝新をみた。
この作品のおかげで、
周りの人間どころか、主役を演じた仲代自身までもが、
勝新の影武者みれなくて残念!と言ってる意味がようやく分かったのね。
そこでいろいろ知りたいとカキコしたまでなんよ。
そういや、「浪人街」に出演してた原田芳雄や石橋蓮司、
黒澤は全く眼中になかったのかなあ。
218 :
名無シネマさん:02/01/04 16:04 ID:ZQJv11Lp
どうなっとんのかねえ。黒澤優。できちゃった結婚とは。林寛子といい、三船美香
といい、クロサワの周辺はボロボロですな。
219 :
サングラス:02/01/04 17:43 ID:IrWrHTJo
>>217 五社英雄の『人斬り』はご覧になりましたか?
幕末の殺し屋・人斬り以蔵の役を勝新がやってて、
勝新を陰で操る月形半平太が仲代。
はっきし言ってこれは大傑作。
初めて人を斬った勝新の、恍惚感あふれる表情がすごい。
ほとんど射精してんじゃないかってくらいの。
220 :
217:02/01/04 17:56 ID:x8lO1LwU
>>219 見たことないです〜!!これは是非見たい!
この間、関西テレビでチャンバラ映画の深夜特集あって、
黒澤のみならず、時代劇映画は面白いなあ!と
毎日ウキウキして見てました。
「浪人街」の勝新のラストの演技に感動してた。
221 :
サングラス:02/01/04 18:11 ID:IrWrHTJo
>>220 ちなみに『人斬り』には自決直前の三島由紀夫も出ています。
演技は『からっ風野郎』の時から進歩してませんが、
映画の中で切腹します。このシーンだけは勝新に負けてません。
マジ逝っちゃってます。
この映画が公開された一年後に本当に切腹したわけだから、
映画で予行演習したのでしょう(笑)。
222 :
名無シネマさん:02/01/04 23:51 ID:0GWn6+vN
「新登場!東宝DVDを語るスレ」で
黒澤のDVD化が決定の話しが出てるぞ。
勝新の影武者が特典らしいけど、ガセかも。
223 :
浪人街:02/01/05 10:23 ID:+AnUq4jf
サングラスさん、情報ホントにサンクス!
近所のビデオ中古屋で「人斬り」発見して、さっそく買って、みました!
三島由紀夫の登場にはマジで顔がヒキつったヨ(W!
でも、勝新と仲代、エエ演技してた!
五社監督は宮尾登美子路線より、こういう路線でいってほしかったなあ。
勝新と仲代だと、やっぱ勝新の方が演技でもチャンバラでも魅力的。
224 :
名無シネマさん:02/01/06 04:52 ID:8lgyxDzv
勝age
225 :
名無シネマさん:02/01/06 04:58 ID:ZV43iZrv
>>221 三島、このシーン力入れすぎて、たけみつなのに血ぃ出たんだよね、確か。
すっごいやりたかったんだろうね〜。
226 :
サングラス:02/01/06 07:33 ID:+bn4h58U
>>225 ほんと、三島って単なる変態なのに、なまじ名士であるがゆえに
なかなか本当のことが言えない雰囲気がありますね〜(笑)。
実は私、黒澤明もかなりの確度で「変態」であると推理しております。
そのことは、また日を改めまして、いずれ。
227 :
参考/黒澤明の略歴:02/01/06 11:46 ID:JsyXCKq1
228 :
名無シネマさん:02/01/06 12:06 ID:iWup7IT2
>>227 「蝦蟇の油」に、ちょこっと事情が書いてあったよ。
229 :
名無シネマさん:02/01/07 01:09 ID:3DY2ZxWq
何で読んだか忘れましたが、
三島が黒澤を評して「中学生程度の頭」とか言ってませんでしたっけ
230 :
名無シネマさん:02/01/07 03:30 ID:vFH5jW9y
>>229 天才にはサヴァン症が多いというから、黒澤にも大いなる欠陥もありそうだ。
トムクルーズ然り。
231 :
名無シネマさん:02/01/07 17:22 ID:uXnoWe8T
そういや黒澤ってラブシーンはキス&抱擁シーンまでしかないね。
どれもエロティックというより本能に突き動かされてといった感じ。
「悪い奴ほどよく眠る」で、ドラ息子役の三橋が親友で妹婿の三船に
「妹を可愛がってやってくれ」と言うシーン。
ハタチになって、ようやくセックスの意味だと分かった。
232 :
231の続き:02/01/07 17:25 ID:uXnoWe8T
セックス描写ができない黒澤を
三島はガキ扱いしたのかなあ。
233 :
名無シネマさん:02/01/07 17:45 ID:nbZyMHo1
「中学生・・・」という表現は、黒澤映画で描かれるモラルの単純さを指しているのかも
確か、増村保造も黒澤を評する論文の中で「中学生的」という表現を使っていたと記憶します。
でも、実際の黒澤は紛れも無く教養豊かな人であったと思います。(私が言う迄もないか)
自身が生み出す映像の造形力の強靭さ、ユニークさ、分厚さ、訴求力を自覚し、信じていたからこそ
自分の映画の中で描かれるモラルのあり方を単純かつ平明かつ「中学生的」なものに
意図的にしていたのだと思います。
そういえば三島は増村とも組んでいましたな・・・・
234 :
仮説:02/01/07 19:44 ID:rAlJqZek
黒澤はホモだったがゆえに、男女の営みや恋愛表現に淡白だった。
羅生門の半レイプシーンも、技に溺れすぎて官能性が極めて乏しい。
この時、官能よりも技巧にだけ黒澤の関心があった。
「生きる」の老人も、ホモ映画「ベニスに死す」を想起させる。
黒澤は、ホモやホモ映画や変態性をどう語っていただろうか?
黒澤の選んだベスト映画群の中に変態映画はあったか?
一時期、世界中が注目したホモ監督パゾリーニをどう評していたか?
同じくホモだった淀川と、どんな交際があったか?
淀川もホモをひたかくした気がある。黒澤のスタンスと通じないだろうか?
235 :
ヲカマ:02/01/07 23:41 ID:O1/5Khxk
黒澤の境地こそ、ハードゲイジツ!!!!
黒澤優は純粋な顔してまったく・・とほほ・・妊娠とは・・
237 :
名無シネマさん:02/01/08 13:17 ID:zTOEC4ff
変態性age
238 :
名無シネマさん:02/01/08 17:10 ID:Gk81+4Y9
>>233 うんうん、そうだよね〜。
まあだだよの夕焼けは何度見ても涙が止まらない。
ただの夕焼けなのに、でも美しい。
三島文学は・・・正直、どこがいいか分からない作品が多すぎるな〜。
239 :
233:02/01/08 18:04 ID:b0t/kgvA
私も「まあだだよ」のラストには涙を禁じえないのです。
批評的に芳しくなく、いや、日本における批評なんてドーでもいいのですが
興行的に失敗したことは悔やまれて悔やまれてならないのですが、ともかく
あのラストは自分でも何故 涙が流れるのか分からないのですが、泣いてしまうのです。
同じように感じている方がいらっしゃると分かって嬉しいです。
私は映画館に3回足を運び、LDボックスも買いました。
ところで、あのラストを百關謳カの臨終だと思っている人が少なくないようですが
皆さんは如何ですか
実際に「まあだ会」を中座した百關謳カがその晩に亡くなったのかどうかという
事実の話ではなく、あのラストシーンに込めた黒澤の意図という意味で、です。
私はあの素晴らしいラストは決して百關謳カの死を暗示しているとは思わないのですが・・・
240 :
名無シネマさん:02/01/08 21:24 ID:8y2XWAQH
>>215 >>『まあだだよ』のラストシーンの雲は、ほとんどアニメと言っても過言ではないでしょう。
>>あの雲、実は一度ボツになっているとか。
『八月・・・』のラストもそんな雲じゃなかった?違ったっけ?
黒澤全作品のラストカット、誰か解説して欲しい。
どんな傾向があるのだろう?
エンドマークの傾向もよろしく。終?完?デルスはどうだった?
241 :
名無シネマさん:02/01/08 21:31 ID:Du3SOAL3
まあだだよってタイトルだから、主人公は死んでないと思う
死んだら、作中の医者、ヤブじゃん
黒澤優えろくて最悪
黒澤優えろさげ
244 :
名無シネマさん:02/01/09 20:44 ID:LNy0bJLB
黒澤優えろage
245 :
名無シネマさん:02/01/10 05:02 ID:9aONjQCt
発見したんだけどさ、七人の侍って
じーちゃんばーちゃんに観せてもダメだね。観てくれない。
時代劇好きだからいいと思ったんだけど。
246 :
名無シネマさん:02/01/10 08:40 ID:68JuuhMP
今の子も、観てくれないんじゃない?
モノクロと渋さを受け付けない。
なかなかヒーローが誰なのかわからないので、ストーリーに入れない。
アクションも、もっとハードなものが巷にあふれている。
247 :
名無シネマさん:02/01/10 11:45 ID:1Xd6KSrZ
つーか、友人や家族と一緒にビデオ屋に行くと・・・・
「黒澤映画? もしかして白黒? だったら嫌」だよ。
白黒だと眠くなるんだって。
よく分からん理屈だけど。
248 :
名無シネマさん:02/01/10 14:39 ID:Fdx10qJi
俺が今まで会った事のある人間
・日本映画を馬鹿にする奴
・白黒映画を馬鹿にする奴
・西部劇を馬鹿にする奴
・時代劇を馬鹿にする奴
・昔の映画を馬鹿にする奴
・アジア映画を馬鹿にする奴
249 :
名無シネマさん:02/01/10 15:52 ID:0+YzKYt0
宮川一夫撮影のモノクロはもうリッパな芸術。
彼を超えるキャメラマンはもう現れないだろうなあ。
250 :
名無シネマさん:02/01/10 16:18 ID:aDmZA7eu
私は何故か
宮川一夫の撮影した黒澤映画のみ気に入っています。
(「羅生門」と「用心棒」)
でも、宮川氏のほかにも
いいカメラマンは大勢いると思っていますが。
251 :
249:02/01/10 17:04 ID:0+YzKYt0
>>250 うんうん、宮川一夫以外にも腕のいいカメラマンは大勢いますよね。
永塚一栄、姫田真佐久、楠田浩之、木村大作などなど・・・。
でも、宮川一夫ほど、タッチがシャープでもソフトでも撮れる人は
いないような気がします。
雨月物語のぼやや〜んとした墨絵みたいな映像と、
用心棒や羅生門のトーンがはっきりした映像は神業みたいっす。
あと、炎上って映画も、シネマスコープを上手に生かしたアングルだったなあ。
252 :
名無シネマさん:02/01/10 20:26 ID:NeJ7iS7Z
>>251 えっと、うーむ、私の知らない方ばかりかも・・・。(笑)
私は、大映の森田富士郎、牧浦地志、それからフリーでは
瀬川浩が好きです。
宮川一夫は、シネマスコープの使い方がたいへんうまいですね。
したがって、テレビ作品を観ると
なんだか「端がきれているのでは」という感じがしました。
253 :
名無シネマさん:02/01/10 22:32 ID:/vARek1l
そういえば、スター監督はいても、スターカメラマンってなかなか聞きませんね。
映画評論家も、過去、カメラマンの技量について、わかりやすく語れる人が
少なかったと思う。
そして、言及されたとしても、極めて抽象的に語られていた。
勉強不足のそしりをまぬがれないし、詳しい人も、面白く読者に紹介する工夫
がなかったのではないでしょうか?
上述してくださった書き込みの方たちの奮起に期待します。
254 :
名無シネマさん:02/01/11 01:42 ID:ix8nF/6j
>>253 おっしゃるとおりと思いますが、
やっぱりカメラマンというのは
スタッフの一員だという認識がありますね。
極めて高度な技術を有する専門家ですので、その仕事の技量を
一般人にわかりやすく説明するのは大変困難であると思われます。
でも、すぐれたカメラマンに対しては
その業績に対しきっちりした社会的評価を与えることは重要だと思います。
そうすることによって、才能ある若手が
集まることになりますから。
255 :
名無シネマさん:02/01/11 01:44 ID:lz33oXsJ
ん?
宮川一夫なんかは、めっちゃスターカメラマンだけど、、、、。
黒澤に請われて、京都大映から撮影にきてたんだから。
これ以上のスターとなると、かなりハードル高くなるよ。
256 :
名無シネマさん:02/01/11 06:36 ID:5hjhjFH/
>247-248
地方じゃしょうがねぇな。
257 :
名無シネマさん:02/01/11 07:45 ID:x2XmWQpv
>256
・地方を馬鹿にする奴
>247-248
天才的ヴァカ評。鋭いよ。
宮川一夫について言えば、
牛乳ビンの裏をレンズに使ったりするような変な男(アイデアマン)
として、名を上げていったなどというエピソードが紹介されています。
そんな、話を拾えば、一般にも面白く、かつ、カメラマンの技量を伝えることになるでしょう。
実相寺やデ・パルマなど、カメラワークにこだわる監督の場合、
どんなカメラマンでもすばらしい仕事をすると思います。
それは、Dがカメラマンの仕事を相当カバーしてしまうからでしょう。
黒澤も、全盛期でしたら、宮川でなくとも、すばらしい映画をものした事でしょう。
黒澤が、宮川に期待した事。それは、上記のアイデア的なものが大きかったでしょう。
そして、宮川は、それに答えた。そのひとつひとつのエピソードを収集したいですね。
黒澤映画って、宮川に限らず、スタッフや監督のアイデア(ひらめき)をひとつの特徴
としているでしょう。
すぐれたカメラマンの特性とは、監督と同じく、そのアイデアや独創性ではないでしょうか?
そういう部分の話は、一般にもその面白さが伝わるはずです。
258 :
名無シネマさん:02/01/11 08:12 ID:3+rwB3O0
すぐれたカメラマンは、照明も仕切ると聞きますが、
宮川さんはどうだったんでしょうか?
大体、映画制作は分業とはいえ、監督に力がないと、カメラマンが演出まで仕切ったり・・・
監督がワンマンだったり・・・
ヒッチコックも、高度なライティング技術を習得していたとか・・・
黒澤の仕切り具合はどうだったでしょう?黒澤に限らず、各映画の仕切り的内情には興味があります。
年を経るにつけ、ワンマン化していったのか?
ワンマン化してダメになる監督と、よくなる監督がいると思いますが。
テレビもそうでしたが、映画のスタッフクレジットもかなりいいかげんでしょうね。
現場を知らないで、公開情報だけを信じていたら、
とんでもない神話を信じることになっちゃいますね。
259 :
名無シネマさん:02/01/11 08:22 ID:S/sbBDpZ
今、日本で一番のカメラマンは大林映画の阪本ちゃん。
キャリア、知識からみて、宮川を軽く超えちゃってると思われ。
260 :
249:02/01/11 11:29 ID:R+z9gYwc
>>252 反対に私は森田富士郎くらいしか知らないです(笑)。
永塚は清順監督作品、姫川は昌平監督作品、楠田は恵介監督作品、
木村は欣司や森谷司郎監督作品で、よく名前を見つけます。
>>257さんのおっしゃる通り、宮川はものすごいアイデアマンで、
チャレンジ精神旺盛な人ですねえ。
羅生門でも、木に登って上から志村喬が森中を歩いてるシーンを撮るとか
宮川が言い出し、さすがの黒澤も危ないからストップさせたとか。
市川監督の「おとうと」って映画、監督が宮川に「色のないカラーを」と
注文して、見事それに応えたところもスゴイ・・・。
261 :
249:02/01/11 11:31 ID:R+z9gYwc
>>259 はるか昔、NHKで邦画カメラマン特集してたとき、
阪本さんもしっかり出てたよ!
「宮川さんを尊敬してます」と言ってた。
262 :
名無シネマさん:02/01/11 14:37 ID:QG8i0Jsg
>>261 あ〜見たかった!
そういう番組は、定期的に作られるべきですね。
「知ってるつもり」みたいな構成の映画人篇を、NHKは作る義務があるZO〜ooO/
263 :
名無シネマさん:02/01/11 14:46 ID:oLg6fci4
>>260 そういう話って、やはり面白いよ!
そういうカメラマンのテクニックを紹介した本。ある?
カメラマンの映画技術史は、ゴダールの映画史よりも値打ちでしょう。
カメラマンが技術で特許を取るなんてことはあるのか?
なんかの番組で、ドリーとズームのシンクロ撮影が、
「グッド・フェローズ」が初だったかのように紹介されていてビックリ。
「めまい」あたりが最初かもしれないが、
ひょっとしたら、それより前に、
シンクロ撮影をやっていた作品もあったのではないかと思う。
264 :
名無シネマさん:02/01/11 14:50 ID:qfgEBVmJ
宮川一夫がアイデアマンだったかどうかは別にして
評価されるべきは、何気ない移動撮影時の正確さや
上手な光のまわしかたなどの、ベーシックな部分に
あるのではないでしょうか? 巷間伝えられるような
キバツな所作は、マスコミなどが面白がってとりあげた
ものと思われ。基本技術に真価がある。
265 :
名無シネマさん:02/01/11 14:55 ID:kcdvrZKh
宮川一夫が「ブレア・ウイッチ・プロジェクト」を観たら、
何と言うんだろう?
宮川の手持ち撮影なんて映画はあるんでしょうか?
266 :
249:02/01/11 16:03 ID:bbMrZ/Wz
NHKの例の番組、再放送しろ〜って何度もメール出してるが、
著作権うんぬんで難しいって答えばかり。
羅生門の志村喬の森中を木漏れ日を浴びながら歩いていくシーン、
なんでもないシーンだけど、みてて体が震えた。
あと、「無法松の一生」、やっぱ宮川が撮影したバンツマ版の方が、
映像美しいねえ。
ミフネ版で撮影した山田一夫は宮川に対抗?すべく、
ずいぶん幻想的な画面を取り入れましたが、
やっぱ宮川の方が心に残る(バンツマだから?)。
>>264さんのおっしゃる通り、宮川ほど光と位置の
ベストポジションを捕らえたカメラマンはいないと思います。
そしてキバツな所作というより、創意工夫がなけりゃ、
羅生門、用心棒、雨月物語、炎上、悪名など、
いろいろなタッチの映像は撮影できないと思う。
宮川は創意工夫の面でカメラマンとしてナンバーワンだと思う。
宮川手持ち映画・・・。「はなれゴゼおりん」「悪名」
あたりにあったりして。
■訂正■姫川ではなく姫田でした。姫田さんスイマセン!
267 :
名無シネマさん:02/01/11 19:56 ID:Jc67qsa/
松岡充って猿の惑星の女猿にそっくりらしい
268 :
名無シネマさん:02/01/11 20:33 ID:iBKFD+bT
宮川一夫は亡くなったんでしたっけ?いつ?
あれほどのカメラマンも、晩年は、いい仕事がなかったとか・・・
大阪芸大で講師をされてたこともあったはずですね。
いろいろお聞きしたかったですね。自選ベストとか、注目されてる他のカメラマンとか。
宮川さんは、本を何冊出していますか?
また、お薦め品でもあれば教えて下さい。
「宮川の創意工夫」について、また、ぼちぼち書き込んで頂けるとありがたく思います。
269 :
名無シネマさん:02/01/11 22:30 ID:vtFwFxQ0
>>266 うーん「悪名」シリーズに
手持ち撮影があったかなあ・・・。田中・宮川の悪名シリーズは
殆ど観たのですけれど、私は気がつかなかったです。教えていただければありがたいです。
宮川一夫は、私の観たところ
「被写体が画面にきっちりはまっている」という印象を受けます。
森田富士郎は「透明感がある」、牧浦地志は「画面(特に人物)が苔むしている」、
瀬川浩は「潤んでいる」という感覚があります。(全部の作品にではないですが)
無法松の一生は、もうあらゆる点でバンツマ版が上だと感じました。
270 :
名無シネマさん:02/01/11 22:44 ID:bv46RvoU
「我が青春に悔いなし」撮影時のカラー映像が今TBSで!
走る原節子がカラーで!
271 :
名無シネマさん:02/01/11 22:45 ID:9qvBv1eW
原節子ってモサーとしてて笑える
272 :
:02/01/11 23:27 ID:XDrIaiRt
原節子のカラー映像って前もやってたよね。
つーか、ほとんど再放送じゃないか今日の番組。
273 :
名無シネマさん:02/01/11 23:32 ID:NheM2NWa
今井正がが宮川さんと組んだ時、
「こういうアングルで撮りたい」って希望だしたら、
ダメです、大映ではそんなの認められません」て
拒否されたと「異聞・黒澤明」で白井佳男さんが述べておられましたね。
宮川さん程の名人を組み伏せられたのは溝口健二だけだったらしい、
とも言っておられました。
274 :
名無シネマさん:02/01/12 02:01 ID:K8fMxP0q
田中徳三監督の著書によれば
溝口と宮川って喧嘩ばかりして
撮影中口も聞かなかった時もあったそうですね。
でも、やっぱり最後には宮川氏のほうが折れた、と書いておられたような気がしますが。
監督に対し「助言」ではなく「意見」するようなカメラマンは
いいカメラマンとはいえないし、作品も決していいものが出来上がらないように思います。
275 :
黒尺優:02/01/13 00:37 ID:rMhZ49//
超優良スレ−リスペクト−age
276 :
名無シネマさん:02/01/13 01:39 ID:UVeUh6Bh
>266
「カメラマンの映画100年」とか、宮川のNHK特集「キャメラも芝居するんや」(没後再放送)とか
宝田明の「アメリカの夜」みたいなビデオが有って良かったと思う番組は最近少ないね。
「キャメラも〜」を再放送してんだから著作権云々はNHKの小役人の適当な口実だよ。
277 :
>>276:02/01/13 01:47 ID:1Q3h7oKF
NHKの小役人、憎しですね。
担当の名前を公表して、2ちゃんねるで、抗議の署名を1千件くらい集めたら、
NHKも動くんじゃないでしょうか?!
278 :
黒尺優 :02/01/13 15:25 ID:M+cs/zF1
生尺age
279 :
名無シネマさん:02/01/13 23:03 ID:9Pm6k1Q7
>>274 >監督に対し「助言」ではなく「意見」するようなカメラマンは
いいカメラマンとはいえないし、作品も決していいものが出来上がらないように思います。
それはさすがに極論じゃないか? 北野監督の言うようにやっていたら映画にならんぞ。
溝口も宮川の旨さを十分に知り抜いていたからの起用なのだから、少々、耳が痛いことを
言われても仕方ないさ。 それに当時はどっちも、まだ巨匠じゃないし。
280 :
274:02/01/13 23:21 ID:/GjPlehr
>>279さん
北野武がどういう監督ぶりをしていたのか知らないので(よっぽどひどかったのですかね)
ちょっとお答えしづらいのですが、
私の読んだかぎりでは
宮川は意見が合わないと撮影を中断し、そのためスタッフは混乱したようなので
私はやはり、カメラマンは「最終的には」監督の意見に従う、というものでなければ
プロとはいえないのでは、と思ったのです。
それから、宮川はともかく、溝口は当時は既に「巨匠」の一人では・・・?
戦前のサイレント時代からかなり高く評価されていたと思います。
私も、戦後よりは戦前作品のほうがずっといいと思いますし。
281 :
名無シネマさん:02/01/14 05:46 ID:vxg39Ubs
それでも溝口は宮川一夫の才能を認め、尊重し、例外はあれど遺作に至るまで
共に仕事を続けていた、という事実こそが重要では?
それに溝口の映画作りには撮影中断は付き物だったはずです。
いずれにしても天才と天才が組んで意見が衝突したからこそ、あれほどの画面作り、
驚くほど精緻で正確なカメラの動きが生み出されたのですから・・・
宮川一夫が撮影を担当することは、イコール予算がかさむ、ということを
意味していたことは確かなようですが。
久しぶりに面白いスレだ!
283 :
浪人街:02/01/14 11:05 ID:HoL//y2Y
NHKが以前やった番組名判明!録画したビデオを発見!
タイトルは「カメラレンズの向こうに」。
過去の映画のハイライトをチョイ出しして、作品紹介した後、
現役カメラマン&かつて活躍したカメラマン十数人が
舞台裏話や「ここがいいね」批評してた宮川さんは出てなかった。
でも、紹介作品で一番名前が多く上がったのはやっぱり宮川さんでした。
黒澤作品も羅生門、天国と地獄、影武者が紹介&批評されてたよ。
影武者のとこでカメラマンの斎藤孝雄さんがこう言ってた。
「黒澤さんはものすごく遠くから撮るからカメラがどこをどう撮っているのか
分からないんで、スタート!になるとどんな役でも気が抜けないって、
ある俳優さんが言ってた。
あと黒澤さんはカメラは芝居しなくていい、俳優が芝居するからな!って
何度も言ってた。若いカメラマンはちょっと変わったアングルで
撮ったりするが、黒澤さんはそういうの大嫌いでした。」
(AllcinemaOnlineを見ると、影武者の撮影は斎藤さんと上田さんだけだけど、
NHKでは撮影先頭に宮川さんの名前がありました。)
しかしNHKらしい番組で、撮影面から映画をみる番組なのに、
「『ツィゴイネルワイゼン』は映画館でなくドームで上映され、
その年の賞を総ざらいにしました」だけで映像流して終わりって
いう作品もあった(別に日本映画傑作選って番組じゃあるまいし)。
でも、受信料を使いまくって?日本の映画カメラマンを
10数人そろえてインタビューした番組は、
他局ではまず製作不可能だと思うんで(視聴率の関係で)、
この番組「カメラレンズの向こうに」を衛星でもいいから再放送してください!
とお願いしてるんですが、
「日本映画100年を記念して衛星で邦画を100本放送するんですが、
その前に邦画100年の歩みを2時間で放映します。
これを楽しみにしてくださいね」
と言わたことがありましたが、単なる邦画歴史紹介で、
しかも黒澤は回顧展の模様を紹介しただけ・・・。
284 :
浪人街:02/01/14 11:12 ID:HoL//y2Y
私の持ってる「カメラレンズの向こうに」のビデオ、
最初の数分が撮れておらず、戦後の作品しか
ないんで、戦前の作品も放映されたと思うんですが。
代々木のNHKまで行ったら、番組はダビングできなくても、
見せてくれるとこがあるんじゃないかなあ。
この番組は映画ファンじゃなくても、
ビデオやカメラを上手く写せるようになるヒントが
たくさん詰まってるので、
荒俣宏のハリポタを何度も放映するくらいなら、
ぜひとも「カメラレンズの向こうに」再放送して欲しい!
285 :
浪人街:02/01/14 11:23 ID:HoL//y2Y
何度もカキコしてスマン!
今、ATGのスレをカキコしてるうち、
なんで「カメラレンズの向こうに」が再放送されないか、
そのわけが分かった・・・ような気がする。
羽仁監督&寺山脚本の「初恋 地獄変」の紹介が影響してるような。
少女がおしっこするのを、青年が後ろからだっこして
手伝って?あげてるうちに、
青年は少女の体をちょっとまさぐって、小さな手を握りしめる場面が
紹介されてる。
これ、今では放映禁止、なんでしょうかねえ。
286 :
:02/01/14 15:53 ID:0mbf9JV4
なんか黒澤監督を冒涜してるスレだし、□□□□■□□□□□■□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
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287 :
名無シネマさん:02/01/15 00:20 ID:vgXxxvPr
冒涜age
288 :
名無シネマさん:02/01/15 05:25 ID:6JEXTje0
>>280 黒澤と小津はすでに殿堂入りしていたけど、成瀬も某も、
非常にウマイ監督ではあったけど、それは社員監督の悲しさで
思い通りにはならなかったみたいね。で、クッセツしながらも
皆さん、海外での受賞とか評価で、ようやく巨匠の仲間入りを
果たせたんじゃない?
、、ってゆうか、海外で評価されなくても、国内だけでも
十分にその評価軸はあるんだけど、それだとモノサシを
どれを使うかってことになっちゃうので、評価が割れない?
残念ながら舶来の評価には日本人は弱いから、それから右へならへで
巨匠だの鬼才だのと言われるようになる。
溝口は、52年の「西鶴一代女」と53年の「雨月物語」で
国内での評価を高めたということなのでは。
289 :
名無シネマさん:02/01/15 05:29 ID:6JEXTje0
>>281 >それでも溝口は宮川一夫の才能を認め、尊重し、例外はあれど遺作に至るまで
共に仕事を続けていた、という事実こそが重要では?
2チャンネルで、こんな素晴らしい記述に出会うとは!!!
この透徹した眼差しに感服しました。ノートにメモっておきます。(感謝)
290 :
名無シネマさん:02/01/15 06:02 ID:3EmPvS4A
>>289 水をさすようで悪いけど、また神話だ。
どっちも金と権威と永田に使われただけじゃないの?
賞取るためにおダイモク唱えるような溝口。
赤線の鬼畜=溝口なんぞアガメテどうすんの?
麻原と大して変わりねーよ。
溝口と宮川なんて、麻原と上祐みたいなもんだろが!
いいかげん、眼を覚まして進化しろよ!
291 :
名無シネマさん:02/01/15 06:16 ID:LA5BbjRK
281を書いた者ですが、>290さんは溝口健二の映画自体をあまり認めていないようですね?
そうとしか思えません。 >288さんも溝口の映画をあまり見ていない方だとしか思えません。
(勘違いなら御容赦のほどを)
私は、溝口は、山中、小津と並んで日本映画史上の3大巨匠、3大天才だと思っています。
私の黒澤への敬愛は人後に落ちるものではありませんが、
この3人の域には達しなかったと思っています。
海外での映画祭における受賞へのこだわりは新藤兼人が書いてましたっけ・・・
赤線通い、背中の切り傷も、私には天才の中にいる卑俗な人間の一面として、むしろ
極めて興味深い要素なのですが・・・・
スレ違いだと分かっていますが・・・
292 :
290:02/01/15 06:46 ID:jmdd9h7o
>>291 わたしゃあねえ、あんたの方が溝口、山中、小津なんぞより天才じゃないかと
にらんどるよ。
こんな朝方から、得にもならん2ちゃんねるなんぞで、真剣に書き込んでるあんた
こそ、遥かに、彼らより、進化してるよ。
しかし、もっと進化して欲しい。
天才とは何か?映画とは何か?
正直、その正確な概念すら、ずばりと言える人はおらんのよ。
勇気とは、無知を認める正直さ!(無知の知)
概念自体が進化の途上にあるわけで、古い概念に執着して、
ちょっと前の映画評論の尺度で、自分を枠にはめてどうすんのかな?
あんたも、だてに、彼らのなしえなかったエログロに浸ったわけじゃないでしょう。
今や、「ブレア・ウイッチ・・・」や「2ちゃんねる」の時代ですよ。
匿名性と自己破壊の時代。
過去の遺物を救済してどうすんの? クールにしてや! ヒールにしてや!
・・・色即是空やろ? ・・・無やろ? ・・・過去は葬るべし!
293 :
281 291:02/01/15 07:25 ID:LA5BbjRK
しつこく絡むつもりではありませんし、もちろん煽るつもりでもありません。
しかし、>292さんのおっしゃっていることは虚無主義に過ぎないと思われます。
溝口スレじゃないので映画一般ということで書きますが、映画における「古さ」
「過去の遺物」とは何を指すか、が問題です。
なるほど、過去の映画に描かれる風俗は古いです。人物の服装も髪型も言葉使いも
メーク方も古いです。町並みの看板のデザインも古いです。フィルムの画質も音質も
劣っています。そこに描かれるモラルも思想も過去のものであることもしばしばです。
しかし、それが映画における「古さ」では必ずしもないと思うのです。
例えば、公開当時、観客からソッポを向かれたハワード・ホークスのコメディは
今見ると、そのセンスが驚くほど現代的・同時代的です。
ロッセリーニの映画は現代の最前衛の監督が目指す地点の先にあり、常に「現代映画」
であり続けています。
何故そんなことが出来たのか、出来るのかは説明のしようがありません。
それが創造の秘密、創作の神秘としか言い様がありません。
そして、映画史上には、決して多くはありませんが、そうした秘密や神秘と寄り添う
ことが出来た監督が何人もいます。
そうした監督の映画は、製作年代が古い、などという退屈な事実によって過去のものと
化すこととは無関係であり続けていると思うのです。
溝口は、あまりにも失敗作が多い監督ではありますが、同時に多くの映画で創造の秘密
創作の神秘を自分のものにしていたと思います。
294 :
290:02/01/15 07:43 ID:jmdd9h7o
>>溝口は、あまりにも失敗作が多い監督ではありますが、同時に多くの映画で創造の秘密
>>創作の神秘を自分のものにしていたと思います。
こう主張される場合は、具体例をいくつか挙げて頂きたいですね。
まるで、雲をつくような曖昧さの極みでしょう。
できれば、近松、雨月、西鶴、山椒あたりからお願いしたいですね。
ハワード・ホークスのコメディやロッセリーニについても具体的にお願いします。
彼らの品性についても疑問が残ります。
あなたは、作家と作品は別物だと主張はされないでしょうね?
そして、よろしかったらワタシの疑問に答えて頂けますか?
「ブレア・・・」は、本当に、素人の作品だったんでしょうか?
295 :
名無シネマさん:02/01/15 08:04 ID:LA5BbjRK
>294
答えようのないことをお尋ねになっているように思われます。
例えば、一枚の絵を見て、それを美しいと思わない人に対して、その絵が如何に美しいかを
言葉で説明・解説すれば、その人はその絵を美しさを感じるようになるものでしょうか???
なんだか煽りっぽい言い回しになってしまいましたが、その意図はありません。
個人的に溝口の最高の部類の映画は、あなたが挙げたものではなく
「浪速悲歌」「祇園の姉妹」だと思っています。
(「近松物語」は完璧だと思いますが)
ホークスのコメディについては「赤ちゃん教育」「ヒズガール・フライデー」
ロッセリーニについては「神の道化師フランチェスコ」「イタリア旅行」を
ご覧になって下さい、と言う他はありません。
作家と作品の関係については、本物の天才が生み出すものに限れば「別物」であることは
客観的事実ではないでしょうか。
もちろん品性下劣な人間でも天才ならば優れた作品を生み出せる、と言いたいわけではありません。
「ブレアウィッチ・・・」は、ラストの1カットを見れば、ど素人がワン・アイデアで
撮り上げた僥倖だけのヒット作でないことは明白だと思います。
ただ、あの手法を映像戦略と呼びうる地点まで推し進めてはいない点で、稚拙な映画だと思います
296 :
290:02/01/15 12:39 ID:XogD57M/
>>294 まじめにお答えいただき感激ですよ。
以下も、厨房風にストレートに書きます。気を悪くされないように願います。
あなたは、ワタシの心の一面であり、自分に向かってしゃべっているようなものですから・・・
「答えようのない」と言いつつ答えてるあなたは、生きた矛盾ですね。
また、「答えようのない」と言ってしまったら、果たして評論とは、何なんですか?
ワタシには、あなたの空威張りを感じます。
つまり、具体的に、どのシーン、どの仕草、どのセリフにビビッときた。
と言ってしまっては、聖子なみに、侮られてしまうと考えるのでしょう。
しかし、そんな瞬間があってこそ、あなたは、上述された映画を愛したはずなのです。
そして、その愛情を自家発電的に燃焼し続けたいがため、夢よ覚めないでという
乙女よりも女々しく・・・・・神秘化、神聖化したいだけでしょう。
「ブレアウィッチ・・・」についても、「明白だ。」とおっしゃるが、
明白なんてものは、この世には存在しませんよ。
あれを「明白だ。」というスタンスこそ、あなたの限界なのです。
「判らない。」と素直に言えば、悟りを開けるんですよ。
>>あの手法を映像戦略と呼びうる地点まで推し進めてはいない点で、稚拙な映画
これは、ワタシにゃ意味不明でした。
ぜひ、解説願います。
ちなみに「ブレアウィッチ・・・」、ワタシにゃ、あれこそ奇蹟体験でした。
あんな映画に金も権威も与える必要はない。聖なる映画だからです。
「不思議な映画だった。」が、たぶん、作者が観客に期待した全てだった。
宇宙人の映画。未来人の映画。明日死ぬ人の無欲の映画。
つまり、ドラッグで死線をさまよう人の超人的映画。
・・・・なんですよ。(この言い切りはあなたがネタ元です。)
297 :
名無シネマさん:02/01/15 12:41 ID:atHXchMX
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298 :
名無シネマさん:02/01/15 12:42 ID:atHXchMX
クソスレ
299 :
290:02/01/15 12:52 ID:XogD57M/
300 :
281 291 293 295:02/01/15 13:04 ID:LA5BbjRK
>296
人違いならば謝罪いたします。しかし、おそらく人違いではないことと思います。
あなたは以前、某スレにて、
場内飲食禁止でさえなければ映画館で上映中に雑音を立てて飲食しても
他の観客への迷惑行為ではない、と言い切って、周囲の猛烈な怒りを買って
人格を全否定されていた方ですね。
私は映画ファンです。真剣な、真面目な映画ファンです。
どうやら私は、自分と共通の言葉を持たない方に対して、愚かにも大真面目な
レスを繰り返していたようです。
最後にこれだけは断言させて下さい。
私は、アナタの心の一面では、決してありません。
301 :
名無シネマさん:02/01/15 13:06 ID:hSaLFGzl
>300
私は>296さんではありませんが、
某スレとは、やっぱり黒澤関係じゃありませんでした?
302 :
ハットリじゃなくシャクトリ君:02/01/15 13:14 ID:BB7rEDmV
こんな素晴らしいスレに出遭える と は 19世紀末以来のことだー
303 :
名無シネマさん:02/01/15 13:27 ID:LA5BbjRK
>301
私が、あの余りにも特徴的な文面による、上映中の飲食の雑音を肯定するレスに出くわしたのは
黒澤関係ではありませんでした。
でも、301さんが思い当たったのも、ひょっとしたら・・・
304 :
301:02/01/15 14:02 ID:Vs3XSC+Q
>303
そうなんですか。
こちらの勘違いかもしれない。
以前の黒澤スレッドと同じような崩れ方?してるので、
あ、また映画青年さんのご機嫌を損ねたと思ってた。
黒澤スレッドには、いい方がユニークな意見や情報を
大勢カキコされてるのに、
映画青年さんたちの登場で、いつも尻すぼみ。
映画青年さんたちの黒澤に対する熱い思いってのも分かるけど、
ここの黒澤関係スレッドのおかげで、
黒澤のみならず邦画のよさを知った自分としては、
映画青年さんたち、もっと大らかになって、
いろいろな意見や情報をカキコして〜。
黒澤スレッドなのに、なんで他の監督について語るわけ?
と映画青年の方、お思いでしょうが・・・。
ちなみに私も映画ファンで、黒澤を冒涜してないよ。
305 :
黒い澤の魔女:02/01/15 17:14 ID:BpG/ONKG
スレのタイトル通り、ホラーっぽくていいんじゃないの。
黒澤を知らないホラーファンが迷い込んで、
黒澤や溝口や永田やらに出遭うわけヨ。ウヒヒひひ
306 :
黒い澤の魔女:02/01/15 17:17 ID:BpG/ONKG
304は硬いね。黒澤を冒涜しないで、誰を冒涜するつもり?
307 :
名無シネマさん:02/01/15 17:37 ID:hzmpVLPA
308 :
名無シネマさん:02/01/16 01:40 ID:vP69tYra
ウヒヒage
309 :
名無シネマさん:02/01/16 04:36 ID:tmMSrnTU
類似のスレに負けるなage。
310 :
名無シネマさん:02/01/16 14:57 ID:/QUFXcDX
低学歴黒澤age
311 :
名無シネマさん:02/01/16 16:58 ID:8Wt+Qthb
結局、国内版のDVDはいつ出るんだ?
312 :
名無シネマさん:02/01/16 17:22 ID:6K7hFGJB
今更だけど、アメリカで出てる『乱』は酷かった・・・昔うちの近所の古本屋
のオヤジが、TVで放映された映画を自分ちで録画して、そのテープに勝手に作
ったラベルを貼って¥1,000で売ってたけど、あれといい勝負の画質だったよ。
313 :
名無シネマさん:02/01/16 21:13 ID:gZtjqM8E
>>312 他のはどうなの?「用心棒」「椿三十郎」は良くないって以前どこかで読んだけど。
黒澤優すけべさげ
315 :
名無シネマさん:02/01/17 00:47 ID:ZlufdPiG
>>314 荒らすなよ。ひょっとして、類似スレ立てた救いようの無い馬鹿か、お前?
_〜(((((( ゚Д゚) (゚Д゚ )))))〜
´ ̄  ̄ヽ | (゚Д゚ )))))〜
´ ヽ | /////////////////////
| ______/ \___ | | THANK YOU 2ch /////////////////////
| _――――_――――_ | | and | ■■■■■■■ ////
|| | ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄| | | | GOOD-BYE 2ch WORLD! | ■ ■■ ■ //____ 、
| \`――' ハヽ――‐/ | | またどこかで会おうね \ ・/ \ ・/ ○ ○
|  ̄ ̄ ̄ |  ̄ ̄ ̄ | | ζ /⌒| ~ | ∧_∧__∧__ |
| | / ̄ ̄ ̄ ̄\  ̄_ 3 )| | / \ | |
|\ ヽ_/ / \ | | \__| ・ ・ __| |
| ||||||||||||||||||||||||| /\ ⌒ ⌒ | ヽ . ̄ . . ´ ´ \’ ⊂⊃ \ ノ
\ ||| ー――ヽ||| ||||||| (・) (・) | |⌒ . | ̄ ̄\ |_ | __  ̄ ̄|
\ |||  ̄ ||| (6-------◯⌒つ | ( .  ̄ ̄ ̄ ̄) | /__/ |
\||||||||||||||||||/| _||||||||| | 三―― \ /
\ / \_/ / / \ |
ヽ_ 彡川川川三三三ミ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ミ / ー ー | |
川|川/ \| / ,――――-ミ /⌒\ | (・) (・) | |
‖|‖ ◎---◎| / / \ | ( ) | L ∧ ∧ |
川川‖ 3 ヽ / ,(・) (・) | | | | __(´ー` ) Λ_Λ
川川 ∴)д(∴) つ |. | | \/_ \ <. (^×^ ) /|
川川 〜 / ___ | ( ・∀・ ) \_ \.\___( ___ )_//
川川‖ 〜 /| /__/ / ) ( \ _| | _/
川川川川___/ | /\. (__Y_) ∪∪ (_)∪
317 :
名無シネマさん:02/01/17 01:25 ID:ZlufdPiG
318 :
久々のミステリー伊東:02/01/17 02:15 ID:Hls089Sl
319 :
名無シネマさん:02/01/17 14:15 ID:kXn4mmP2
まあだだよ
と叫ぶ松村爺
これこそホラー
320 :
名無シネマさん:02/01/17 15:53 ID:plPJTwgK
宮川一夫の撮影は、TVドラマでもよかったよ。
去年見た藤田まこと主演の時代劇でも、黒の発色が普通とは違う、冴えた絵作り
だったなー。
321 :
名無シネマさん:02/01/17 21:47 ID:k3qd05m7
315は根拠のないことを顔がみえないのを良いことにいうのはやめなさいね、馬鹿
322 :
名無シネマさん:02/01/18 12:54 ID:h2Iuria3
あげ。
323 :
アゲ田あげ男:02/01/19 13:24 ID:dTpmIv4v
黒澤醤油〜??「踊る大走査線」許すまじ!!
324 :
アゲ山あげ美:02/01/20 21:40 ID:1UMRdLuL
雨あがるの血しぶき〜??芸無し!!
325 :
名無シネマさん:02/01/21 07:52 ID:Ik5OjpvP
『黒澤明からのメッセージ -美しい映画を-』、良かったよー。
黒澤監督のインタビュー映像って他にもあるんだから(TV東京で『姿三四郎』を
放送したときも、番組の最後に放送してたし)、そういうものもどんどんDVD化
してほしいな。
326 :
名無シネマさん:02/01/22 05:54 ID:Ud7OuejH
>>325 すみません、『黒澤明からのメッセージ -美しい映画を-』のこと教えてください。
TV番組ですか? 再放送しないかなぁ〜?
TV東京の『姿三四郎』も見てないし、、、、。
327 :
クラーク:02/01/22 12:54 ID:hdsW6VSu
でるす・うざーらはどうだったんだろう?
328 :
名無シネマさん:02/01/22 18:11 ID:G9jsQLJu
>>327 たけしが、絵作りと色彩的に最も意識している作品でしょ。ほんとかよー
329 :
名無シネマさん:02/01/22 18:50 ID:IHUbAelx
今出てるビッグコミックスピリッツの仲代達矢と川本三郎の対談で、
仲代が「椿三十郎」のラストは一発オーケーだったと言ってる。
でも、もう1テイク撮ってから、「やっぱり最初のほうが良い」ということで
1テイク目を使ったと誰かが書いたか言ったかしたのを読んだ事がある。
真相はどっち?
330 :
名無シネマさん:02/01/24 00:27 ID:vDPl67r9
331 :
名無シネマさん:02/01/24 12:34 ID:NGCpLMmJ
>>329 スピリッツじゃなくてオリジナルでしょ?
332 :
名無シネマさん:02/01/26 02:12 ID:ncYeNrV3
333 :
名無シネマさん:02/01/26 02:21 ID:BJMy+kPz
一発OKだったはず。
スクリプターの野上さんの本に書いてたと思う。
334 :
名無シネマさん:02/01/26 14:36 ID:aHkbrxMS
>333
黒澤優が一発で妊娠したってこと?
335 :
名無シネマさん:02/01/26 15:00 ID:3H4fjnI6
ホラーは清だろ。
336 :
名無シネマさん:02/01/28 12:44 ID:NtZsNnlY
優は、もうおじいちゃんの映画を見たのかな?
以前は、「見たことない」って言ってたけど。
337 :
名無シネマさん:02/01/28 22:04 ID:7wFz0PVr
優は人間嫌いですって公言してるらしいいよ
338 :
名無シネマさん:02/01/29 00:49 ID:xAlBLN0p
>>337 それは、生身の男よりバ×ブが好きってことかな?
339 :
名無シネマさん:02/01/29 12:01 ID:TlIhGQoe
だんだん、黒澤監督の話からズレてきてる・・・・。
340 :
名無シネマさん:02/01/29 22:29 ID:qvlLRozV
341 :
名無シネマさん:02/01/31 00:19 ID:qoa5Kd5z
NHKで放送してた『影武者』の製作ドキュメント、DVD化キボンヌ。
342 :
名無シネマさん:02/02/02 12:38 ID:nLl0BO95
343 :
名無シネマさん:02/02/03 19:56 ID:iGX2vjQU
『黒澤明からのメッセージ -美しい映画を-』、御茶ノ水のディスクユニオンで
安く売ってたよ。
ていうか、>338をさりげなく否定してる>340が気になるんだけど・・・
とりあえず「元気な子を生んでね」と言っておく。
345 :
名無シネマさん:02/02/04 23:06 ID:RVo4st/z
>>344 どういう意味なのかは、漏れも気になる…。
>>343 買ってきたけど、漏れが買ったのが最後の1枚みたいだったよ。
346 :
名無シネマさん:02/02/07 01:29 ID:kejoNXC+
黒澤優は、ビッチ〜。
347 :
名無シネマさん:02/02/08 13:30 ID:u2xWdzLO
今度、クライテリオン版「羅生門」が出るってよ。
国内の会社、何やってんだろ?
348 :
名無シネマさん:02/02/10 15:20 ID:V6HvvK90
>>347 東宝が今年出すんじゃなかった?<国内版。
>348
『羅生門』は大映だから、国内盤は多分パイオニアあたりかと。
350 :
名無シネマさん:02/02/11 11:58 ID:n29QQaJm
今年こそは、国内版DVDをホントに出して欲しいな。
351 :
名無シネマさん:02/02/11 12:00 ID:RwOReQHs
ほらーほらー。
352 :
名無シネマさん:02/02/13 01:35 ID:EB5k6OSd
DVD発売、期待してるぜ!
353 :
ななし:02/02/13 01:43 ID:mAsXwDSI
この人の映画にかける情熱は好き。
彼の情熱を馬鹿にする人はバカだね。
個人的に歴史モノが好きなんだけど、
影武者や乱は今まで見てきた戦闘シーンの中でも
一番よかった。
354 :
名無シネマさん:02/02/14 14:11 ID:COvYo0WQ
>>353 >この人の映画にかける情熱は好き。
>彼の情熱を馬鹿にする人はバカだね。
激同!
355 :
歯無シネマさん :02/02/14 14:18 ID:yLYMEULS
バカという人がバカ!これ2ちゃんねるの常識!
俺が優ちゃんと結婚する予定だったのに・・・
357 :
名無シネマさん:02/02/15 01:10 ID:0pv5nqnE
予定は未定!
358 :
名無シネマさん:02/02/15 17:10 ID:J3+Jq3i8
DVDが出るって噂のせいかな?LDの中古が、去年より安く売ってるよ。
おかげで、『野良犬』『どん底』をカナーリ手ごろなお値段で買えた。
359 :
名無シネマさん:02/02/17 01:02 ID:S6hbi8iu
>>358 そりゃよかったね、おめでとう。
て言うか、今まで買ってなかったのか?ファンの風上にも置けない奴・・・・
360 :
名無シネマさん:02/02/17 01:44 ID:mFL0HrnM
361 :
名無シネマさん:02/02/18 06:28 ID:VHgBtko8
>>359 いいじゃん、いつ買ったってさ。
そんなところで人にケチつけるなよ。
362 :
名無シネマさん:02/02/18 06:38 ID:upM48VrJ
確かに中古LDが一気に値下がりしたね。
DVDが出るという情報がもっと広まれば売りに出す人も増えるだろうから
更に安く出回るかもね。
ファンの風上にも置けない奴は、LDを買ってなかった人ではなく
ブラウン管で見ることで満足していた者ではないだろうか。
あ、別に煽りじゃないから過剰反応しないでよ
363 :
名無シネマさん:02/02/18 23:40 ID:4Zhpkw+K
>>362 旧文芸座で全部見たよ〜ん。
見てないのは、組合にせっつかれて作らされた共同監督作だけ。
364 :
七人の侍:02/02/19 01:20 ID:HLugH+Gj
365 :
ミステリ板住人:02/02/22 08:23 ID:sl+7qYAL
いまだにこんなつまらんスレが続いていたとは・・・いやはや、映画板のレベルの低さ
を再確認させてもらったよ(W
366 :
名無シネマさん:02/02/22 08:41 ID:fC/sBi+X
あんたさぁ たいした映画ファンでもないのに『通』ぶってるだけでも
本物の映画ファンから軽蔑されてるのに、そういう卑しいレスするから
本格的に嫌われるんだよ。
それに、アンタ程度の低レベルの自称・映画ファンが自分のことを
「映画ファン」だと誤解しつづけることが出来るのは、
映画板のレベルの低さのおかげでしょうが。
このレベルの低さの恩恵を最も蒙っているのはアンタですよ。
あ、言っとくけど私はこのスレのレベルが低いとは思ってません。 誤解無きよう。
367 :
名無シネマさん:02/02/22 11:15 ID:Qx8+r6L3
>>365 お前、このスレが立った直後に類似スレ立ててなかったか?
そっちはとっくの昔に沈んだみたいだけど、それで僻んでんの??
368 :
名無シネマさん:02/02/22 21:44 ID:lbt78zWk
369 :
名無シネマさん:02/02/23 09:04 ID:Zc2OR1yS
荒らしが去ってくれることを願って、あげ。
370 :
名無シネマさん:
生きものの記録は良いねえ