小津安二郎スレ

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1名無シネマさん
もう紀子も帰ってくる頃じゃろう、マターリ語ればいいじゃろう
2名無シネマさん:01/12/22 14:15 ID:AwaZdgSe

      ∧ ∧  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜′ ̄ ̄( ゚Д゚)<  おまえ、すげーな。
 UU ̄ ̄ U U  \_____________
3:01/12/22 15:58 ID:hKtTGsTa
何か書いてよ(泣
4無!:01/12/22 16:00 ID:pbrthj+7
ボケ!カス!オヅ!
5名無シネマさん:01/12/22 16:00 ID:Z9Y1KQCM
この静けさもまた小津らしくていいじゃないか。
6無! :01/12/22 16:02 ID:3cMzTnnI
エロ無!アクション無!つまらん!
7:01/12/22 16:05 ID:eIKht1p8
まずいすき焼き!やみ米どろぼう!くだらん!
8 :01/12/22 16:08 ID:7uGRvYdY
橋の下の娼婦!安い!
9 :01/12/22 16:10 ID:5HvqWjjx
ウドの大木!小さい!
10 :01/12/22 16:11 ID:26JWovnZ
おわり
11名無シネマさん:01/12/22 16:15 ID:hXmeJCoU
「僕は豆腐屋だから豆腐しか作れない」
みんなこの小津先生の言葉を噛み締めて欲しい。
12名無シネマさん:01/12/22 16:17 ID:pOc74TzM
 アメリカで出てる、『お早よう』のDVDはどうよ。
 なんか、色彩がちょっと…みたいなことをどこかで読んだけど。
13名無しさん:01/12/22 16:18 ID:F2KYEEIW
誰もが小津を知っている。ある種の振舞い、ある種の言葉遣い、
ある種の視線に接して、人は思わず小津的だとつぶやく。
14 :01/12/22 16:19 ID:26JWovnZ
11はウノミや!オヅは豆腐なんか作らなかった!
料理はすきDE、グルメだった!
美味しいものを食べたくて、映画を作った。それだけだった。
酒も好きだった。
15名無シネマさん:01/12/22 16:23 ID:9s+thIyF
ヲカマ!
16名無シネマさん:01/12/22 16:29 ID:aZmMusAW
>>13
庶民的と勘違いされている。ありゃあ、皇室喋りだぜよ。
あれがリアルかよー。家族なき家族作家の絵空事。
全作品の主役の職業データきーぼーん。
プチブルが多くないか?
17無!:01/12/22 16:31 ID:YuUjmPwE
汚いものをスポイル!
18笠 :01/12/22 16:33 ID:0WUZubtr
「偽善者。」
19名無シネマさん:01/12/22 16:33 ID:hXmeJCoU
>>14
違うよ比喩だ、比喩!
小津先生が自作の興行成績の悪さや地味な作風を指摘されたときに
ポツリと語った言葉だよ。
グルメだったのは有名だけど。

小津作品に対する熱いカキコを頼む!
20名無シネマさん:01/12/22 16:37 ID:pOc74TzM
 >>19
 >>14はボケやろ。わざと書いてんだから、そうマジレスせんでも…。

 >>16
 『風の中の牝鶏』『長屋紳士録』なんかは貧乏人の話じゃん。
 
21名無シネマさん:01/12/22 16:40 ID:hXmeJCoU
なんでも赤裸に描くばかりが能ではない。
これがわかっていたんだな小津先生は。
「東京物語」「麦秋」「晩秋」、どれも物語自体は、マターリではない。
子供に捨てられる老親、家族の離散、父娘の別れを渋く描いたシビアなテーマ
の作品だ。
本来、日本人は大声で自己主張する民族ではないんだよ。

黒澤明逝ってよし!
22無欲:01/12/22 16:42 ID:0WUZubtr
小津は、笠が好きやった。
その慎ましさ、素朴さ、純朴さ。
そして、彼を生涯のモチーフとしたんやな。
23名無シネマさん:01/12/22 16:44 ID:hXmeJCoU
初期の小津先生は、山田洋次のような庶民的な世界を描いてた。
「長屋紳士録」は代表的な作品。
後期の「東京暮色」にも寅さんを思わせる義侠心に富んだ人物が
脇役で登場する作品もあるよ。
24名無シネマさん:01/12/22 16:45 ID:oSdl41oh
>>13
その気軽な断定は、たえず小津を意識しているわけではない人間さえをも、
容易に納得させてしまう。なるほど、これはまったくもって小津的という
ほかない状況だ。そう口にしながら、相手の表情に敵意のない微笑が浮か
ぶのを目にするとき、誰もがほっと安心する。「小津的」とは、そんな
安心を無言で共有しうる風土なのかもしれない。いずれにせよ、それが
気づまりな沈黙へと人を導いたり、収拾不能な破局へとつき落とすことは
きわめてまれである。
25名無シネマさん:01/12/22 16:48 ID:1+OsOr4M
やっぱり「生きる」ですか・・・。
26名無シネマさん:01/12/22 16:51 ID:hXmeJCoU
>>25
黒澤ヲタ、逝ってよし!
27名無シネマさん:01/12/22 16:51 ID:UfUuHZL9
日本の経済成長とともに、作品の貧富も変化していったような・・・
『生まれてはみたけれど』など、極貧状態では?
そして、「金の工面」もよくテーマとされたような・・・
「職業」も、人物の輪郭付けとして、いつも重視されたように思う。
28名無シネマさん:01/12/22 16:53 ID:jUXQlmaV
原節子の二の腕
29名無シネマさん:01/12/22 16:56 ID:5Ub448d3
>>27
なるほど、金の工面ね。
「秋刀魚の味」の若夫婦とかね。
他にはどんなのあったっけ?
30名無シネマさん:01/12/22 17:01 ID:FMv6Lkks
 「逝ってよし」なら、黒澤スレ空上げするなよ。<ID:hXmeJCoU さん。
31名無シネマさん:01/12/22 17:01 ID:UfUuHZL9
>>29
「浮草物語」はストレートですね。
32名無シネマさん:01/12/22 17:08 ID:UfUuHZL9
>>29
「大学は・・・」も。
33名無シネマさん:01/12/22 17:33 ID:d84+Z6oZ
 >>30
 ホントだ、ID同じじゃん。<>>11>>19>>21>>23>>26 と、黒澤スレの
11番発言。
 ひょっとして、ID:hXmeJCoU って、向こうのスレ立ち上げた人かな?
(でなきゃ、なんであっちでからアゲしてるんだか・・・。)
34名無シネマさん:01/12/22 18:37 ID:bmZ820d7
笠翁の本で読んだんだが、
小津先生は役者やスタッフにも非常に紳士的だったとのこと。
「笠さん」と呼んでいて、呼び捨てにしたりしなかったとか。

「晩春」のラストも父親の号泣とシナリオにはあったが、
演じる笠翁がどうも感情移入できず、翁の案を入れ、ため息をつくシーンになった。
監督が黒パンだったら、勝新と同じケースになったと思う。
35名無シネマさん:01/12/22 18:37 ID:bmZ820d7
小津安二郎こそ本物の「侍」だ!
36名無シネマさん:01/12/22 18:47 ID:J3GumPAB
北鎌倉の円覚寺にお墓参りいったことあります、勝手ながら。
寺の坊主はなんか偉そうでムカツイたけれど…
37初心者:01/12/22 18:49 ID:xSZvhCmO
どれから観ていいのかよく分かりません。
『東京物語』は観たことありますが、やっぱり時系列に沿って過去作から観ていった方がいいでしょうか。
38名無シネマ・さん:01/12/22 18:53 ID:jJ/SHj7o
 >>30
 >>33
 今度は、>>34>>35のID:bmZ820d7が黒澤スレをカラあげしてる……
 何なんだコイツは?黒パンとか書いてる癖に。

 小津の映画といえば、戦前のサイレント期に撮ったハリウッド映画リスペクトが
ムキだしになった映画群も好き。個人的には、『東京の女』が特に。
39名無シネマさん:01/12/22 18:56 ID:bmZ820d7
>>38
俺だ。「父ありき」の評価如何。
40名無シネマさん:01/12/22 18:58 ID:brL1/35j
ヴィデオでしか観てないです。しかも数本だけ。
かさやんの本とか、テレビでしか人となりを知りません。

集約すると、
彼の役者に対する要望は「自分の思う通りに演技を」と、取れます。

で、
「それじゃアニメと同じだろ」と。
「それじゃ橋田のバアさんと同じだろ」と。

斯様に思う次第です。
41名無シネマさん:01/12/22 19:00 ID:bmZ820d7
>>37
「麦秋」「晩秋」を見るべし。
個人的には「長屋紳士録」もお薦め。
飯田蝶子(原節子登場以前の小津映画のヒロイン)には萌えるぞ。
42名無シネマさん:01/12/22 19:24 ID:pLC60lVo
>>40
で、何が言いたいの?
役者に自由に演技させない人は映画監督じゃないとでも。
人それぞれの演出方法があるんですから。
小津の映画を観てそう思うんなら何とも言いようがありません。
43名無シネマさん:01/12/22 19:25 ID:1UNt28Zj
おずの墓石って「無」の一文字だけ書いてあるんでしたっけ。
4440:01/12/22 19:28 ID:brL1/35j
>42
小津監督はそういう演出を含む表現手段を持った映画人かな、と。
そういう印象です。

監督なんだから、監督なのでしょう。
45名無シネマさん:01/12/22 19:49 ID:op2WRtvE
どうでもいいけど、スレ立てすぎ。結果的に、こっちのほうがスレが多いけれど、
マナーってものがあるでしょうが。一日違いでふたつもスレが立つのはどうかと。
共倒れするのか、いったい小津でどこまで両スレが続くか、拝見しましょう。
それから、おずって書くのやめてね。おづ。
46:01/12/22 19:51 ID:WV620gSS
「東京暮色」いいじゃないですか、有馬稲子可愛かったね、若かったね、最初は
芦川いずみかと思ったよ、ちょっと老けてブタになった原 節子もいいじゃない
ですか、チンケな麻雀屋の親父の中村伸郎いいですね、うらぶれた山田五十鈴、
今時こんな布陣で作れんよ、立ってするパチンコ、そこへちょい役の山村 聡、
豪華じゃないですか、パチンコちょい役山村 聡ですよ、仕掛け人元締めですよ、
いつも悪党役の須賀不二夫、渋いですね、これまたチンケな中華料理屋の藤原釜足
いつも変らんセリフ棒読み風、笠 智衆、ちょいと意地悪なおばさんに名女優の
杉村春子、あぁ又観たくなってくるじゃありませんか・・・・・・・・・
47名無シネマさん:01/12/22 19:53 ID:WV620gSS
>46です
1じゃありません、すみません間違いました。
48名無シネマさん:01/12/22 20:03 ID:J9Y387ej
>43
そうです「無」です。写真も撮ってきたので間違いありません。
心霊は映ってませんでした。

>46
「東京暮色」のマスク刑事は怖いですね!
ついでに原節子のマスクも怖い。
周防正行の「変態家族 兄貴の嫁さん」でパロられててワラタ。
49名無シネマさん:01/12/22 20:09 ID:bGCIhYpY
中国戦線では人を殺したんでしょうか?おず。
50名無シネマさん:01/12/22 20:10 ID:cXU0ePsa
周防は小津先生を冒涜する不逞の輩だと思うのは俺だけではないな。
5138:01/12/22 20:12 ID:m7Q2AYNI
 >>39
 ・・・何じゃコイツは?
 それが人にものを尋ねる言葉使いかねえ。
間抜けなやり口つっこまれた途端に逆上か(藁)。しかし、リスペクト期の小津の話
を持ち出した途端に、持ち出した映画が『父ありき』って・・・なんの捻りもない噛み付
き方だな〜。
5230:01/12/22 20:13 ID:zc4ALc28
 うわ〜、帰ってきたら、まだやってんのか、>>11>>19>>21>>23>>26>>34>>35>>39
 しかし、わざわざID変えてもやってることは同じ・・・馬鹿まるだし(笑)。
 >>38さん、
 >>39等の輩はミステリ板住人でしょ、やっぱ。何といっても、
 @人に対しての口のきき方(文章の書き方かな、掲示板だし)を知らない。
 Aオールド映画ファン好みのスレにはやたらと出没。
 B書く内容はどこかで仕込んだウンチクの羅列
 Cやけに力んだ断定口調
 こういう所が全く同じですしね。
 あんな馬鹿、相手にしない方がいいですよ。したらスレが荒れるだけですしね。
 放っときゃ、ウォルター・ヒルのスレの時みたいに、こそこそ逃げだすから(笑)。

 ”ハリウッドリスペクト期”と書かれてますが、その時期の映画なら、俺は『非常線
の女』が好きです。あの映画、田中絹代がガラにあわない役を演じてるってだけで
笑われたりしてますが(俺も笑ったけど)、そこを気にしなけりゃ・・・・って、やっぱり、
笑っちゃうけど(涙)。でも、好きな映画ですよ。
 あと、あの時期は喜劇作家としての才能が花開いた(というか、満開だった)頃でも
ありますね。
5338:01/12/22 20:16 ID:m7Q2AYNI
 >>52
 レス、ありがとうございます。やっぱり無視したほうがいいですか。
 そうした方がいいかなとは思ったんですが、一言くらいならまあいいかなと思った
ものですから(苦笑)。
>『非常線の女』が好きです。
 私も好きですよ。まあ、違和感はありますが、笑うところまでは行きませんけど。
>喜劇作家としての才能
 そうですね。『淑女と髯』『落第はしたけれど』『生まれてはみたけれど』等の秀作
は現在ビデオでも発売されてますから、住んでいる地域に過去の映画を上映してく
れる映画館が無い人でも見ることができますし。
 後期の作品ではどれが好きですか?喜劇の才能にふれるくらいだから、やっぱり
『お早よう』ですか?
5430:01/12/22 20:17 ID:zc4ALc28

 そうそう、馬鹿は無視、無視(笑)。

 後期の作品だと、『晩春』『『東京暮色』『浮草』が好きです。自分でも、脈絡の無い
好みだと思いますけど(笑)。
55名無シネマさん:01/12/22 20:22 ID:cXU0ePsa
なんか自作自演で荒れてきちゃったね。
5638:01/12/22 20:23 ID:m7Q2AYNI
 >>55
 俺、自作自演じゃないですよ。
 IDみればわかるでしょ?
5730:01/12/22 20:26 ID:zc4ALc28
>>55
 こっちも>>56に激同。

 ところで、>>38さんは後期だとどれが好きですか?
5838:01/12/22 20:30 ID:m7Q2AYNI
 >>57
 一本だけなら、『晩春』ですね。
 『東京暮色』は、いいんですけど、見る時によってはちょっとしんどい・・・・。

 
59名無シネマさん:01/12/22 20:36 ID:bWz1bIjR
小津スレにしてはのびが早いと思ったら。
60名無シネマさん:01/12/22 20:45 ID:cXU0ePsa
なんかジサクジエンはなあ、スレを盛り上げたい気持ちはわかるけど・・・

「東京暮色」では次女の流産による死をさりげなく流して終わるのがいい。
娘が死んでもまた日常生活は続くわけだから、最後の淡々とした出勤シーンが
逆に胸を打つものがある。
笠置衆が孫が忘れていったガラガラを揺らすシーンには、
なんとも言えない孤独と悲しみを感じたよ。
6138:01/12/22 20:49 ID:m7Q2AYNI
 >>60
 だから、自作自演じゃないって。どこでそう決めつけるのさ?
62名無シネマさん:01/12/22 20:56 ID:MA87q9fP
>>61
気にすんな。55、60もあいつだから。
60はネタバレだし。
6338:01/12/22 21:04 ID:m7Q2AYNI
 >>62
 あ、そうだったんですか(笑)。

 ところで、小津映画のDVDってありましたっけ?うちにあるビデオテープは
ちょっと画質がえらいことになってるんで、あるんだったら今度プレイヤーと一緒
に買おうかと思ってるんですが。


 
64名無シネマさん:01/12/22 21:13 ID:lA8/7arU
自作自演でも内容がともなったレスなら良いのではないか?
個人的考えだから、嫌な人もいるだろうけど。
それに自作自演でないなら、いちいちレス返さず流せばいい。

小津監督に志賀直哉を映画化して欲しかった。
本人も愛読していたみたいだし。
「暗夜行路」とはいわないが、「小僧の神様」なんか、
まさに小津的世界という気がする。
6538:01/12/22 21:41 ID:m7Q2AYNI
 >>64
 いや、やっぱり自作自演って決めつけられたら、一言返したくなりますよ・・・
って、よく見たら逐一レスつけてるのは俺だけか・・・。
 (レスつけたからって自作自演とか、そういう決めつけは無しね。)
 とりあえず、この件で書き込むのはこれで最後ってことで。


 DVD、松竹のHP、DiscStationの両方で検索してみたけど、無かった。
 >>12で書かれてる、海外版の『お早よう』だけか、今あるのは。
 
66名無シネマさん:01/12/22 22:01 ID:UjXca+XO
「晩春」で杉村春子は、がま口をパクッてしまったんだろうか?
67名無シネマさん:01/12/23 00:32 ID:95EY2t30
誰か『お早よう』のウンチクを頼む!
俺が見たのは、大分昔で、しかもテレビ放映。
子供の正面語りは、強く印象的。うろ覚え。
カメラ目線の普通のおばちゃんの迫力の語り。
たしかカラーテレビが、はじめて家に入るというサスペンス映画じゃなかったかな?
「私は2才」的、普通の人の普通の生活が、やけに普通でなくサスペンスフルに見えた。
「私は2才」と「お早よう」には何らかのシンクロが働いてないのかな?
その後、「お早よう」を期待して小津映画を見たが、
その期待は裏切られ続けている。
結論、「お早よう」以上の「お早よう」的映画は、小津にはなかったのではないか?
要するに、「お早よう」は、俺にとっての、小津の最好作。
「私は2才」も、俺にとって、市川の最好作。
この手の「凡庸にして非凡映画」って、ある様でなかなかお目にかからない。残念。
68名無シネマさん:01/12/23 00:35 ID:ObOd9PwK
写真見ると、小津と志賀は似てますね。
どちらも神さまと呼ばれるわけだし・・・
どちらも愛敬がありますね。
6967:01/12/23 02:02 ID:Odr9dxz2
森田の「家族ゲーム」も67の括り。
北野にも、その手の作品があってもいいと思うが、今だに見ない。
「凡庸にして非凡映画」に、何か作家の”悟り”みたいなものを感じるのは俺だけかな。
7046:01/12/23 12:21 ID:vDN/eUiP
>48さん
「東京暮色」マスク刑事の宮口精二は、良かったけど、最初に喫茶店で有馬稲子
補導する時の雰囲気は、刑事と言うより女衒かやくざの感じだったけど、宮口精二
の刑事やったら「張込み」に大木実と一緒に張込んでた時の方が、刑事らしかった
と思うんだけど。

「晩春」も良かったね、父を残して嫁げない娘と、寂しさはあるが早く嫁がせた
い父と、この時の原 節子は綺麗やったね、廊下から二階へ上がる場面の時の
後姿、肩幅広く骨格どっしり、お尻もどっしり、二階の壁にはいつも洒落たデザ
インの白いブラウスが掛かってましたね。
口からでまかせの三宅邦子との再婚話で原 節子に問い詰められた笠 智衆良か
った、ただ3回頷くだけ、それも軽く頷く。その後、怒った原 節子は月丘夢路
の所にいくんですよ、この時の月丘夢路も綺麗でしたね、そして「私、帰る」。
父の助手役の宇佐美 淳も後年は悪役専門になるが、この時はいい感じでした。
三島雅夫もよかった、冒頭で偶然に銀座で会った原 節子と料理屋での会話、
再婚する三島雅夫に
「叔父様、不潔だわ、汚らしいわ」「そうかい、不潔かい、汚らしいかい」と
言って微笑んでいる、小津監督独特の会話の雰囲気でしたね。
叔母さん役の杉村春子は最高でしたね、やり手で会社なんかやってるんですね。
行き着けが「鰻や」で笠 智衆と「鰻や」から会社に電話する場面で
「今、いつもの鰻やに居てるから」なんて言ってる、昼間からお酒なんぞ飲んだ
りして、その帰りお寺の境内で66さんご指摘のがま口を拾う、そこへ巡査が
来るが渡さない、笠が「お前、どうするんだ、届けないのか」「届けますよ、
でもご利益があるから、少し持ってるの」なんて言ってる。
ラストの父娘京都旅行は三島雅夫を訪ねるんだけど、三島の娘が確か桂木洋子、
後の黛 敏郎夫人なんだけど、顔が写らないんだよね、そして夜の会話。
ラストの嫁いだ後に、笠がリンゴをむくシーンも、風情があって良かったですね。
71名無シネマさん:01/12/23 12:39 ID:DTqrUbDG
誰もローアングルについて語らないし、
人が去った後の無人の部屋や廊下のシーンが長いことも指摘しない。
これって、基本中の基本?
ローアングルは小津映画見た後、黒パンとか見るとあらためて特異性がわかる気するな。
7246:01/12/23 13:13 ID:NrKZhSuG
>71さん
俺は映画用語知らないから、ローアングルがどういう事か解らないけど、無人の
廊下や台所、玄関、客の居ない店内など描写は不思議に思っていたんですよ。
それとセリフの反復と言うのか、二人の会話で同じ言葉を繰り返すのが凄く多い
のも、気になっていました。

黒パンって、黒澤 明の事??
73名無シネマさん:01/12/23 13:20 ID:DTqrUbDG
黒パンの映画は、
「これは俺だ!」とかいきなり大声をあげるシーンとか多くて不自然極まりない。
日本人は、カレの描くほど激しい葛藤の中では生きてないよ。
「そろそろ、死ぬのもいいじゃろう、ほんにようやってくださった。」
「寂しゆうなりますのう」
こういう淡白な世界かと思う。
74名無シネマさん:01/12/23 13:42 ID:oDm7s9iG
黒パンは息子の久雄氏のこと(藁
>>72
ローアングルとはキャメラのポジションが目線より低くなってる事。
でもローポジションは小津だけじゃないからね。
フィックスでローアングルといえば山中貞雄、加藤泰の叔父、甥も有名だしね。
7546:01/12/23 14:19 ID:ZCDY41lo
>73さん
でもそれは人それぞれでしょう、激しく生きる人もいれば、穏やかな人もいて、
一概には言えませんよ、小津監督が好きな人もいれば、黒澤監督が好きな人もいて
それでいいんじゃないですか

>74さん
うぇ〜〜、黒パンって久雄の事、久雄ってブロードサイドフォーで「若者たち」
歌っていた久雄ですね、林 寛子の旦那ですね、監督でした???

ローアングルって、読んで字の如くですか、別の意味があるかと・・・
そう言えばそうですね、無人の店内の描写は、椅子や机が地面についている
の見えていましたね、下の方から撮った感じでした。
色々と憶えて着ました、ローアンクルに黒パンですね。
76無(48):01/12/23 17:41 ID:+eRW64tp
>>70
いや、取り締まられる側から見ると刑事ってああいういかがわしい存在なのですよ。
「張り込み」は知りませんけど。
「晩春」も好きですが「秋日和」も物語がそっくりですね。
でも「秋日和」は里見ク原作ということになっております。
原作読んでみたいのですが、図書館などにもなくて未だ読んでないんだけど、
このあたりはどういうことになってるんですかね。
7746:01/12/23 18:56 ID:p6s12DjI
>76 無(48)さん
マスク刑事はそういうもんなんですか、俺は風邪もひかないのにマスクが、
顔を隠さないといけない訳あり人間のような気がしたんですね。

「秋日和」はそう言えばそうですね、原作の事は知りませんが、
今度は母と娘、母に原 節子、娘に司 葉子。
原 節子は未亡人で司 葉子は適齢期、この二人の結婚問題でしたね。
亡き夫の同級生の佐分利 信と中村伸郎が、友人の北 竜二の後妻に原 節子を、
佐分利 信の部下である佐田啓二を司 葉子の嫁にと工作するんでしたね。
よく考えると、凄く似てますね「晩春」に、母の再婚話に腹を立てた司 葉子が、
会社の同僚の岡田茉莉子を訪ねる行くシーンも「晩春」では月丘夢路、
そして「私、帰る」、再婚の相手が北 竜二と三宅邦子、「秋日和」では三宅邦子
は中村伸郎の細君、佐分利の細君が沢村貞子、それに岡田茉莉子の友人に渡辺文雄
思い出してくると、二つの映画がごちゃごちゃになって来ました。
この映画の印象的なシーンは、原 節子や司 葉子が佐分利の会社に訪問に行っ
た時、ドアーを入ったら佐分利の机が普通は正面にあるのに、横の位置のアング
ルでしたね、そして佐分利が顔を上げ「いらっしゃい、まぁお掛けなさい」と例
の低音のだみ声で言うんですよ、それと岡田茉莉子は良かったですね、存在感が
ありましたね、司 葉子、佐田啓二は影薄かったですけど。
ラストの雰囲気も「晩春」とそっくりでしたね。
78名無シネマさん:01/12/23 21:29 ID:ZA54xytq
「お早よう」は、子供たちの元気さが目立つ明るい雰囲気の佳作。
あまり話題にならないのが残念だ。
近所付合いの嫌らしさみたいなものが、よく描けていた映画でもあると思う
三宅邦子と久我美子の義理の姉妹の次のような会話が印象に残る。
近所付合いに悩んだ三宅扮する兄嫁が、
三宅「もう嫌になっちゃった。お隣の無いところへ行きたいわ。」
久我「無理よお姉さん、お隣の無いところなんて無くてよ。」
久我美子が、微笑みを浮かべながら、このようなセリフを言うのが面白い。
黒ぱんなら、きっと
「嫌!嫌よ!お隣なんか消えて無くなればいいんだわ」
「無理よ、無理なのよ、お姉さん」
大げさなBGを流し、ことさらドラマチックに描こうとするであろう。
嘆かわしいことだと思う。
79名無シネマさん:01/12/23 23:34 ID:7u8BfTl/
>>78
上手いね。黒ぱんの感じがでてました。
あんた、それ、芸になってるから、なんかの本にまとめてみたらどーよ。
俺、買うね。革命的な新種の映画評論になる可能性を感じます。
蓮身を軽く越えられそうよ。本当。
さて、「おはよう」ですが、これは、トリュフォーの「大人は判ってくれない」
ヴィゴの「新学期操行ゼロ」なども彷彿とさせます。
それは、社会的弱者が、画面をジャックしたかの様に、とうとうと私心(独自のモラルなど)
を述べる様な場面が印象的だからです。ちなみに「ゼロ」は、無声ですが・・・
それは、「おはよう」では、ぶっさいくなおばちゃんや小僧。
参考映画では、操行不良のガキらなのです。
そのなんともアナーキーな感じ。映画が民主主義を得た至福の瞬間ってな感じですわ。
小津は、もともと、その路線の人だったはずなんだが・・・ヴィゴやトリュフォー的です。
「生まれては・・・」なんか見てもね。
なんかしら、大人しくなっちゃってた様で、それが疑問ですね。
トリュフォーも、大人しくなってっちゃいましたが。似てますよね。彼ら。?
80名無シネマさん:01/12/23 23:42 ID:DQvwY3fZ
79は読ませること書いてるが、どうも俺の見た印象とは違うな。
子供たちは物語の狂言廻し的役割っぽい。
終止子供側に視点のあるトリュフォーとは、ちと違う感じがする。
やはり、大人の世界の描写が印象に残る気がするね。
もっと、黒ぱんの映画との比較をしてくれると良かった気がするよ。
8179:01/12/24 00:02 ID:ONl1pJBK
>>80
まあ、俺の場合、79%適当に書いちゃうからね。
あんたみたいに頭のいい人にはかなわないよ。単に、何かのきっかけに
なってくれればいいと思ってるだけだからさ。
第一、好きな映画ではあっても、20年以上前、テレビで一回見たきりの
記憶だしさ。
それにしても、世の中、頭のいい人たちの頭のいい感想ばかりが大事にされがちじゃんね。
しかし、カメラのオートフォーカス機能のきっかけはフラフープだつていうぜよ。
つまり、レンガを積み上げる様に、ものごとは進化しないって事ね。
バカなやつのたわごとが、エライ人の感性にヒットする事も多いって事よ。
俺の忘れられないシーンは、おばちんが押し売りを言い負かす場面とか、
小僧が、カラーテレビを痛く喜ぶ場面でさ、あとは、爽快感だけを記憶してる程度。
その小僧の生き生きとした感じが、よくある様で、以来、お目にかかった事ないのね。
参考映画くらいしかさ。
たとえば「大人・・・」では盗んだ牛乳飲むシーン。
こういうのが忘れられなくなるんだが、説明はつかないね。人それぞれかも知れないしさ。
黒パンとの比較は、この次ね。
82名無シネマさん:01/12/24 00:09 ID:ixo6P1XG
>>79
映画は感性で見てもいいんじゃあない。
映画見るのビジネスにしてるわけではないんだから。
お早ようが爽快感のある小津作品という点は同感だよ。
作品全体に渋さではなく、爽やかさを感じる作品だと思う。

黒ぱんは三船に眼をむかせて大声を出させれば、爽快とでも思っているのかな?
8379:01/12/24 00:20 ID:ONl1pJBK
黒ぱんは、天使と悪魔を半分半分飼う人でした。
黒パンスレでだれかが言ってたように、娯楽と求道性です。
小津は、6:4くらいでしょうかね。それを聖なる映画って言うんでしょか?
あんたはどうかな?
84名無シネマさん:01/12/24 00:39 ID:8bOZlOSz
「お早う」で言えば佐田啓二と泉京子の関係が知りたい。
8579:01/12/24 00:52 ID:ONl1pJBK
「おはよう」は、あの表情ね。特におばちんの。
黒パンの「どこすかでん」も、それに近いとはいえるが。あの表情がない。
「おはよう」のあの表情と喋くりを体感したいがために、近く、もう一度見てみてい。
醜いおばちんにもかかわらず、女王さまのよな威厳。
人間かくあるべしってね。
例えば、「椿・・・」で黒が、卑屈ものを嫌うシーンがあるが、あれは、
セリフに頼っていた。へたな芝居がしらじらしかった。
しかし、「おはよう」には、たくまずしてそれが描かれていた。
神懸りって言うんじゃないだかね?そういうのーさ
86名無し:01/12/24 01:15 ID:SSYvLhEp
「黒パン」は黒沢久雄の愛称で、ラジオのディスクジョッキーとかやっていた。
だから親父には使わないでくれ。
87名無シネマさん:01/12/24 01:32 ID:b0OWuYWQ
79=ミステリ板住人。
黒澤スレでもそうだが妙な煽り方すんなや。
88名無シネマさん:01/12/24 01:52 ID:+mBhh8Sc
黒ぱん版東京物語 監督・脚本 黒澤明
         主演 志村喬 三宅邦子 三船敏郎
         音楽 佐藤勝

誰がどの役かわかるよね。

小津版七人の侍は、黒ぱんの方のスレに書くことにする。 
89名無しさん:01/12/24 02:44 ID:cn6wG9dq
小津の映画って子供にみせても平気?
なんか会話のシーンが恐いんですけど。
90〉79:01/12/24 03:25 ID:HwkuUKRP
失礼は承知で書くが、妙なインテリコンプレックスは不快なだけ。
そんなエクスキューズ無しに書いてくれ。
9179:01/12/24 03:37 ID:Tr6G1rZ9
「労働者諸君!もう言うことねーよ!じゃあバイバイおならブーだ 」
92名無シネマさん:01/12/24 03:46 ID:S6rXUAJj
>>88
黒澤映画に三宅邦子は出ないだろう。
山田五十鈴あたりにしとくか?
93名無シネマさん:01/12/24 03:53 ID:jGYm3z3n
>91
なんだ、あんた寅さんとか、あの辺のアンチインテリに
憧れてたのか。でも、あれはあの人がやるから良いのよ。
「手前、さしずめインテリだな!」なんてセリフ、一般人は言えない。
94松竹BYE:01/12/24 04:44 ID:vQSIm8LS
「それを言っちゃあおしまいよ」
95あちゃー:01/12/24 08:09 ID:hjhYQMBU
ほんとにおわっちゃったよー
96名無シネマさん:01/12/24 08:15 ID:+EmPig8U
風にたなびく洗濯物、鉄塔、夕映えの球場のカクテルライトとか俳句的に味のあるイメージの扱いも良い。
97あちゃー :01/12/24 08:18 ID:OcG1UqvI
そういや俳句だよーあの淡白さ
98あちゃー:01/12/24 08:20 ID:SPWXkwt+
黒澤の真似は大変でも、小津のマネは楽なはずなんだが。
手塚みたく景色を使いまわしたことってなかったんかい?
99名無シネマさん:01/12/24 12:49 ID:Z1uGDz3C
『秋日和』の母娘には、たびたび会話に出てくる死んだ父親を中心とした神聖さが
あった。
娘が母親の再婚に反対するのは親離れしていないからではなく、その神聖な領域
が壊されてしまうのを怖れたからだろう。
(本当は娘のほうが逸脱しかかっている)
結局娘は嫁ぎ、母親は再婚しない。
『東京物語』の原節子も未亡人の神聖さが日常性のなかに埋没し、自分でも忘れか
けていることに危機感を感じていたけれど、そのジレンマは『秋日和』では母娘に
分裂した形で解決されている。
100名無シネマさん:01/12/24 14:09 ID:pR0TR9KQ
「生まれてはみたけれど」が最高。
サイレントだから、ビデオで映像を流しながら、いろいろな音楽をつけて遊べる。
アート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズなんか、すごく合うよ。
101藤原釜足:01/12/24 16:38 ID:ejhMCNay
折角贔屓の小津安二郎のスレがあったので、喜んで来てみたら、なんじゃらほい
お〜い1よ、このこましゃくれたガキども何とかならんか、能書きばかりたれよ
って、ピーチクパーチクうるそうてしゃあねぇ、てめえなんぞの能書き聞きに来
たんじゃねぇ、てめえらの映画論聞きにきたんじゃねえ。
小津だの、黒パンだの、てめえら一体何様のつもりじゃ。
もう紀子も帰ってくる頃じゃろから、そんでもってマターリ語るんじゃなかった
のかい、わしゃ、こんなガキの講釈なんぞ聞きたくもねーだよ。
102名無シネマさん:01/12/24 16:53 ID:lbXkKYmv
黒澤版東京物語
老父(志村喬)、長男の医師(三船敏郎)
老母が亡くなるシーン。
三船「もういけねえ、俺にはお袋に何もしてやることはできないんだ!」
(眼をむいて絶叫する三船)
志村「いかんのか、もういかんというのか…・・」
(志村の絶望を浮かべた表情がクローズアップされる)
佐藤勝のおおげさなBGMが流れる。

黒ぱんは日本的な静の美学の破壊者だ!
103名無シネマさん:01/12/24 20:02 ID:0wohUZ7U
黒パンだけじゃなく山崎パンも食べろ!
104名無シネマさん:01/12/24 22:46 ID:Vs4t0HXN
期待agr
105名無シネマさん:01/12/24 22:54 ID:HyKIvL1t
>>104
なにを期待しとる
106グルメ小津:01/12/24 23:13 ID:my+m4ZkB
107クロパン:01/12/24 23:21 ID:DwgMfI7Y
108108:01/12/24 23:50 ID:T2/xB0Zb
>>102
 いや、長男の医師(三船敏郎)は、なぜかヒゲを生やして作務衣のような着物を
身にまとっていて、「死というものは厳粛で崇高なものだ。見ておきなさい」
と説教したりするのです(笑)。
109名無シネマさん:01/12/25 00:10 ID:4lbzbdrj
108はワラタ
110名無シネマさん:01/12/25 00:21 ID:l90aRm30
>>107
すばらしいね。服部君もタジタジだ。
111小人は判ってくれない:01/12/25 00:54 ID:f17IlPOs
>>110
107が判るあんたの感性に幸あれ!
112名無シネマさん:01/12/25 10:32 ID:5HiCt00e
原節子マンセー!
113名無シネマさん:01/12/25 17:27 ID:NRLf40nD
必読のオズ本キボーン、キボーン!
114108:01/12/25 21:53 ID:I3oxDPlW
>>113
 個人的には、↓『日本映画監督列伝1 小津安二郎の謎』がお勧めです。森田信吾
『栄光なき天才たち』の川島雄三編と並ぶ傑作だと思います。しかし、『日本映画監督
列伝2 クロサワ』は、あんなことに…。

http://www.s-book.com/plsql/sbc_book?isbn=4091793215
115おしえて君です。スマソ:01/12/26 02:52 ID:L5fw5qtG
登場人物がパチンコ屋に行く。
「玉が出ないぞ」と盤を叩くと、上から顔を出したパチンコ屋の男は、彼の旧知の知り合いだった。
これって、どの作品の場面ですか。教えてください。
116名無シネマさん:01/12/26 06:31 ID:j0Rh7y9b
>>115
確か「早春」。
違ってたら、すみません。
117名無シネマさん:01/12/26 11:50 ID:P9DBdgHi
>>21
禿同
同じようなこと考えているんですね
それにしても みなさん詳しい。
東京物語の最後の方で 工場?みたいな殺風景な建物が写るところが
一番好きかな。
顔のアップが少ないんでビデオじゃなくて映画館で見直したい。
118名無シネマさん:01/12/26 20:49 ID:WRJv39P2
原節子、山口百恵、夏目雅子、小和田雅子・・・
この四人では自火発電しなかったナイスミドルは多いと思うぞ。
美しいが恐れ多いちゅうか。
119名無シネマさん:01/12/26 21:35 ID:YH03WBCx
>>118
ナイスかな・・・
120村西:01/12/26 22:18 ID:LO8IQyIU
>>118
・・・ナイスですね
121名無シネマさん:01/12/26 22:36 ID:/tM5zQ5r
なんか、皇室の人のしゃべり方ってオズ映画に通じるものがある。
「よくてよ」「それ、お父様じゃまなくて」とか
紀子さんもいるし(きこ?)

そこで東京物語皇室編キボーン!キボーン!

笠置衆→昭和天皇
122まさーし:01/12/27 00:13 ID:8USOOCqE
「ぷう」「こら!」
「ぷう」「いやねえ、あなたまで」

『おはよう』なんですが、これで満足しといてもらえませんか?>>121
123編集王:01/12/27 00:18 ID:7AY4QlPC
本になるまでがんばって続けれ!>皇室編
124名無シネマさん:01/12/28 16:08 ID:lyiiIBDd
 このスレも、ミステリ板住人の匿名&自作自演で、すっかり駄スレと化したな・・・。
125ミステリ板住人:01/12/28 18:33 ID:xb7ODsNo
んなこたねーの!
126名無シネマさん:01/12/29 09:43 ID:M8fKXonv
 やっぱり、このスレ見てて、カキコまでしてるんだ、ミステリ板住人って。
 どうも、荒らし方がどこかで見たような感じだと思ったら。
127ハングル板住人:01/12/29 09:50 ID:e2sUr4Az
わたしもいるアルヨ。よろしくアルネ。
小津作品に限定した皆さんのトップテンデータも収集したいっち。
「東京物語」は、わたしキライアルサ。
128名無シネマさん:01/12/29 10:33 ID:TCEhPkzz
age
129藤原釜足:01/12/29 19:46 ID:nI6Ny99S
何人かの講釈たれのお蔭で、本当に小津安二郎監督好きな連中がレスしないのを、
このガキ等は解らんみたいじゃのう、こうして盛り上がりのないままに消えてい
くんじゃ、オメエだよ、オメエ、社会人になってもオメエみたいな人間は嫌われ
るよ、それを自分で気付かんのよ、気付いた時には周りに人はおらんで。
2ちゃんねるが、こういうもんと言えば、それまでじゃけどな。

>>116
「早春」にはその場面は確か無かったように思うが、じゃ何の映画は今は思い出
せんんのじゃ。
130名無シネマさん:01/12/29 22:16 ID:YWIfaaY9
>>113
高橋治「絢爛たる影絵」は必読。
著者は「東京物語」で助監督をつとめたこともあるが、むしろ、直木賞作家として有名。
近しい人の評伝であるにもかかわらず、小説のように、どこか距離をおいた描き方をしていて、
それ故、読ませる。
131名無シネマさん:01/12/29 23:43 ID:yQcQ7FPz
>>講釈たれのお蔭
オレの事かよー!ヴォケアゲ!
132115:01/12/29 23:45 ID:DmxHziAC
>>116さん
どうもありがとう。「早春」に似たような場面があったような覚えはあるが、
どうもちがうような。
これも、どのみちあやふやだが「お茶漬けの味」だったような気も....
133108:01/12/30 01:17 ID:+qSoqtnt
>>132
 ちと遅レスですが、『お茶漬の味』で正解です。佐分利信が鶴田浩二と一緒に
パチンコ屋に入って、台の上から顔を出したのが笠智衆で、彼が佐分利信に
「班長さん」と言い…というシーンでした。
134115:01/12/30 01:40 ID:95NiZ3RS
>>133
おお、ありがとう。正しかったか。
ただし、記憶の中では、笠智衆と佐分利信が逆になっていた。
そうそう「班長さん」。それそれ。
135名無シネマさん:01/12/30 12:06 ID:ACTdgJuD
「東京物語」は、やはりいいですね。この間久しぶりに観たけれど、やはり
良く出来た映画ですね。それにしても笠智衆は老けていましたね、東山千栄子とは
親子も演っているし、珍しい役者さんですね、セリフの半分は「あぁ」だし・・・
杉村春子はいいですね、夫の中村伸郎がお土産に饅頭を買ってきた時に「高かっ
たんでしょ、煎餅でいいのに、母さんは煎餅が好きなのよ」と言いもって饅頭を
食べる。熱海に行かすシーンで山村聡との会話でも「三千円いるかしら、二千円
じゃ駄目」、ちょっとしたセリフの言い回や動作で観客に演じている人の性格を伝
える上手さがありますね。十朱久雄、長岡輝子の夫婦や大坂志郎も懐かしい顔で
した。香川京子も若い時はふっくらとしていたのですね。安倍徹のちょい役には
驚きましたが。
結局この映画は杉村春子の「お父さんが先に亡くなれば良かったのに」に凝縮さ
れているように思いますね。
136名無シネマさん:01/12/30 18:00 ID:uQaVN+NT
出来ごころage
137名無シネマさん:01/12/31 02:04 ID:/8q77tR8
あたくしあげ
138名無シネマさん:01/12/31 06:50 ID:hMfNkR49
青空文庫でもいくつか脚本が読めたな。
139名無シネマさん:02/01/02 10:58 ID:xBQqYXcs
おとうさま、あけましておめでとうございます
140名無キネマさん:02/01/03 10:48 ID:tH1WOVz+
ヴェンダースの「東京画」みました。
笠さんのインタビューなどなかなか面白いイドキュメンタリーで
「外国人」のヴェンダースが小津の「東京」を求めてさまようのですが。

思ったのはヴェンダースが小津の墓に笠と一緒に参るんですが
その後のナレーションで墓標の「無」について、ヴェンダースは虚無と解釈するんですね、
僕が思うに小津の言う「無」というのは「諸行無常」のことだと思うんですよ。
それが理解できていればヴェンダースも今('80)の東京を見て必要以上に嘆くことはなかったと思います。

でも、「東京画」はよかったです。(笑
その後の「ベルリン 天使の詩」もよかった。
最後に「三人の天使小津、フランソワ、アンドレイに捧ぐ」ってでたし。
ヴェンダースが一番よかったころかも。
141名無しさん:02/01/04 04:55 ID:+3bEoZ+h
数年前、東京大学総合研究博物館でやった「デジタル小津展」
に行かれた方はいますか?どんなんでしたの?
142名無シネマさん:02/01/06 10:08 ID:2Zk6BlpI
今はフィルムが失われた1927年の監督デビュー作
「懺悔の刃」を観た人のカキコ希望します。
143名無シネマさん:02/01/07 08:15 ID:95adcNdQ
ばあさん、B21が飛んできたわ!竹やりもってこい!
144ロケ地マニア:02/01/08 01:01 ID:cNdbuZ3Q
>67
小津映画のロケハンうん蓄です。おはようの舞台はほとんどが大田区の多摩川周辺
子供が忘れたお櫃と、ヤカンが届けられた「ガス橋の交番」は今も健在です。
それから多摩川の土手は駅で言うと「下丸子」のあたりで現在キャノンの本社があるあたり
でしょう。それから佐田啓二と久我が天気の話をするシーンは駅で言うと、京浜急行の
八町縄手ですので、神奈川県よりですね。
早春は蒲田が舞台です。「鵜の木の知り合いの家」という話題が出てきますが鵜の木は
下丸子のひとつ先の駅。
秋刀魚の味ではワンシーンですが東急池上線の石川台が出てきます。
もしご近所であれば一度足を運んで見てください。
私は決して川本三郎ではありません(藁
145ランボーもの:02/01/08 01:12 ID:FReRLfnm
いつか行ってみよう!!!!
146名無シネマさん:02/01/08 01:40 ID:nIEcFDsl
ジャームッシュは日本版のボックスセット持っているらしいよ。
147名無シネマさん:02/01/08 01:43 ID:l9ZJuzHW
ゴルフのクラブひとつ買うのに、あれほどモメるとは。
148gt:02/01/08 21:24 ID:teuOOVe0
「突貫小僧」ってプリントが現存していたんだね。
過去形なのが悲しいが…。
観たかったな。
しかしもったいない。

ttp://www.hokkoku.co.jp/_today/E20020108002.htm
149:02/01/08 21:34 ID:NJgajWjk
「突貫小僧」って、ほかにもプリントあるんじゃないかな。
ハスミらは、なにやってんだよーーーー
どの名作フィルムがどこにあるかというサイトが欲しい。
保存のための施設や義援活動も。
150名無シネマさん:02/01/08 21:34 ID:N3kK+m7K
小津ワルドについてはJFKスレでどうぞ。
151gt:02/01/08 21:43 ID:teuOOVe0
>>149
とりあえずフィルムセンターは最近こういうものを作ったよ。
ttp://www.momat.go.jp/FC/publish.html#1

個人収蔵のものについては、古書マニアと一緒であまり人に知られたくないのでは?
152朱鷺:02/01/08 21:53 ID:EQKRQMf9
古書って隠すものですか。
個人収蔵家って、結構、自慢したい人も多いと思われ。
また、良識あるお年寄りでしたら、そんなニュースを知れば、
継承手段の必要性を感じるのではないか。
高値で手放したい人もいるだろうし。(本音では...)
153名無シネマさん:02/01/08 21:55 ID:xUcsbACR
>>148 >>149
「突貫小僧」は、フィルムセンターと松竹が復元版を持っているはずだ。
(この火事に遭ったプリントが元になったものか否かは不明)
だから、心配しなくてもいい。
気になるのは、この火事に遭ったコレクター、フィルムセンターや映画
会社にもない作品をどれだけ持っていたのか、ということだ。

>どの名作フィルムがどこにあるかというサイトが欲しい。
その通り。映画会社は、所蔵作品のデータベースを細かく(ネガ、プリン
ト、ビデオマスターなど)一般にも公開するべし。
フィルムセンターなど各種公的機関(最近は、地方の美術館もアーカイブ
機能を徐々に整備しつつある)はなおさらのことである。
154朱鷺:02/01/08 22:03 ID:EQKRQMf9
>>153
ファンクラブは、そういう活動を頭に煽動して欲しい。
155153:02/01/08 22:13 ID:laeJPHH8
>「突貫小僧」は、フィルムセンターと松竹が復元版を持っているはずだ。
と書いたが、もしこのコレクターが違うバージョンの「突貫小僧」を
持っていたとしたら・・・妄想は膨らむなあ。

>>151
あ、こりゃしらんかった。ありがとうございます。でも、Web上で検
索可能にしてくれるともっといいんだけどな。予算がないのかね?
>>151,152
フィルムコレクターの世界はディープだからなあ。古本や、絵画の贋作
市場の世界に似ている。
「あの人はあれを持っているらしい」「いや、違うらしい」と、お互いが
疑心暗鬼。
人手に渡っているうちに、フィルムがツギハギされて、原型を留めない
謎の映画になっていることもあるという。
自慢しつつも、「見せないよーん」という偏屈な人も多いと聞くし。
公的には現存しないことになっている作品でも、実は持っている人が
けっこういるらしいので、惜しいんだが。
156関西人:02/01/11 22:47 ID:YOJHaVsZ
TBSの若かりし頃の原節子のカラー映像観た?
米軍が戦後の日本の映像を撮影したヤツ
まあ黒澤の映画だったけど・・・
ところで以前写真週刊誌でおばあちゃんになった原節子の写真出てたけど
何かスゴイ顔だったね
ちょっと怖かった
157名無シネマさん:02/01/12 00:22 ID:E33xpYIK
>>写真週刊誌でおばあちゃんになった原節子の写真
見てないよー
どなたかアップしてください
158名無シネマさん:02/01/12 00:32 ID:vyzTsEif
>>153

山中や伊丹を持っていた可能性はあるのかな。
159名無キネマさん:02/01/13 08:44 ID:g2k9Z8de
小津先生のリアルタイムでの評判はどんなもんだったんでしょうか?
160名無シネマさん:02/01/14 09:40 ID:MlLGehCE
おお、久々に来てみたら小津スレが。しかも珍しく長続きしている。
早速質問。
1.『一人息子』(1936)で、信州から出てきた飯田蝶子のお母さん
に、しがない夜学の教師をしている息子の日守新一が、「これが
トーキーと言うものですよ」といって映画を見せるシーンがあります
が、あれは、誰の何と言う映画なのでしょうか。ドイツ語話してたか
らドイツ映画みたいですけど。麦畑の中を走る金髪の女の人を横移動
で追うのが綺麗でした。
2.小津映画で劇中に出てくる音楽(テーマ音楽じゃなく)といえば、
ブンガワン・ソロ(『風の中の牝鶏』『秋刀魚の味』)、軍艦マーチ
(『秋刀魚の味』)が思い出されますが、『秋日和』で原節子と司葉
子が温泉に泊まる場面で、修学旅行の女子生徒のコーラスが聞こえて
きますけど、あれは何と言う曲でしたっけ?小学校で習った記憶があ
るけど、タイトルがおもいだせない。
3.『東京暮色』で、高橋貞二が「まー、何と申しましょーかー」と
やってるのは、あれは誰の物まねなのでしょうか。野球解説みたいで
すけど。
4.戦前の日本について、小津は、「日本は負けてよかった、あの頃
はくだらない奴が威張っていた」(『秋刀魚の味』『彼岸花』)と加
藤大介と佐分利信に言わせていますが、なんか、他にもないでしょう
か。
161名無シネマさん:02/01/14 11:06 ID:GizZfYWK
>>写真週刊誌でおばあちゃんになった原節子の写真
老婆になっても原さんは凛として大変美しかった。
162名無シネマさん:02/01/14 11:39 ID:HoL//y2Y
小津監督の好物は、スキヤキのあと、カレー粉を入れて煮たうどん。
完成祝いのスキヤキでは、スタッフ全員、この珍奇なカレーうどんを
監督同様、おいしそうに食べないとダメ。
「このまずいものは何?」と言った池辺良は、以後、小津監督から
お呼びがかからなかったそうな。
反対に監督の嫌いなものはスイカ。
スイカが大好物の佐田啓二は撮影が始まると、スイカが食えないと
愚痴ってたとか。
監督は秋公開に向けて夏から撮影スタートしてたから、
佐田はさぞかしつからったでしょう。
163ケコロ:02/01/14 12:31 ID:eFVIetgA
>>160
「えーなんと申しましょうか」って当時はやった野球解説者のものまねなのは
自分もわかっておりますが、それが誰かまではわかりません。ただ、同じものまねを
「キューポラのある街」で子役の少年がやりますよね。
それから「日本は負けて良かった」って早春のシーンでもなかったでしたっけ?
加藤大介達がツーツーレロレロ歌う酒の宴のシーンで。
164108:02/01/14 13:28 ID:qVv+scUQ
 明けましておめでとうございます(一応)。このスレ、まだ続いていて何よりです。
では、>>160への答を…。

1.1933年のオーストリア映画『未完成交響楽』(監督:ヴィリ・フォルスト)です。
シューベルトの『未完成交響曲』は失恋によって未完に終わった、とする説に基づいて
作られた作品で、日本公開は1935年(以上『洋画ベスト150』文春文庫ビジュアル版より)。
 昨年、NHK衛星放送で放映されたのを観ました。主演のハンス・ヤーライという人は
シューベルトの肖像画にクリソツで驚きました。クラシック名画の一つとされているので、
そのうちまた衛星か教育テレビで放映されるかもしれません。

2.わからなかったので歌詞の一部の「懐かしき山小屋は」というキーワードで検索して
みたら、↓以下のPAGEがひっかかりました。『山小屋の灯』という歌だそうで。
www.asahi-net.or.jp/~cp7t-mrt/yamagoyanohi.html

3.LDの解説書によると、>>163で答えられているように、「当時ラジオの野球解説で
人気のあった小西得郎という人の独特の喋り方を真似たもので、いわば当時の流行語で
ある」(解説:佐藤忠男)とのことです。
165108:02/01/14 13:31 ID:qVv+scUQ
 追伸。↓こちらの小津ファンPAGEは小津作品の小ネタを追求していて面白いです。
www.ne.jp/asahi/nonki/jinqi/
166名無シネマさん:02/01/14 19:03 ID:opWMp+ni
160ですが、164さん、早速のレスありがとうございます。感激です。
教えて君で恥ずかしい限りですが、続きの質問をさせてください。
皆様、どうぞよろしく。
5.以前見た中国映画か台湾映画で、「晩春」の、原節子が自転車を
こぐシーンが主人公の部屋のビデオに映っている、というのがありま
したけど、何と言う映画かご存知の方おられますか。深センから香港
に出てきて、アメリカに渡って成功する、みたいな映画だったような
気がします。たしか、漢字じゃなくてカタカナのタイトルがついてい
たんじゃなかったか。
6.鈴木清順の「東京流れ者」を見たら、小津映画では大学の先生役
の北竜二が、渡哲也を裏切る悪玉のやくざの親分をやっていて、つい
笑ってしまいました。佐分利信や中村伸郎で「あの人がこんな役を!」
みたいな話がありましたら、教えてください。
7.周防の「変態家族」に出てきた笠智衆のそっくりさんですが、あ
の人は他の映画には出てないんでしょうか?だとしたら、ものすごく
もったいないとおもうんですけど。
8.小津と山中貞雄の交友について知らぬものなどよもや居るまいが
(ここんとこ蓮實調)、山中貞雄を置いてあるビデオ屋を教えてくだ
さい。新宿のTUTAYAにも『河内山宗俊』しかありませんでした。『河
内山宗俊』は、若い原節子が美しいけど、録音が悪くて何言ってんだ
か聞こえなかった。
番外. 蓮實文体で吉野家コピペを書ける奴がもし居たら、そいつは
神だ。誰か神に挑むものは居ないか?あの神話的な「簡単な映画を難
しく解説」スレで伝説と化した、あの34さんならいけると思う。
ちょっとやってみたが、僕には到底無理でした。
167名無シネマさん:02/01/14 19:34 ID:HzZwTsha
>>162
松阪の友人宅でのローカルな話題を。

その松阪の友人のところで、すき焼きをごちそうになったとき、(わざわざ和田金の肉を
用意してくれた)その小津のカレー粉をいれるすき焼きのことを話題にしたも、
さほど不思議な顔もされず、「なんなら入れてみるか」とあっさり言われた。

友人も同じ苗字で関係があるのか尋ねたら、「あそこは第○小学校で、うちは第○小学校」
と、三十間近の人間とも思えぬ言葉が。ついでに、「じいさんが生きてりゃ
おもしろい話もしてくれただろうが」と。惜しかった。

松阪のことを、マツザカといったら、「お前、小津ファンを自称してるが、
「東京物語」見てねえだろ」とあしざまに言われてしまった。後日、見直して
納得。

でも、感謝してるよ、小津君。忘れずに、「特集小津安二郎を歩く」の載っている
地方情報誌まで送ってくれて。
168通りすがり:02/01/14 20:04 ID:6Cb1dMPj
>>166
>7
>周防の「変態家族」に出てきた笠智衆のそっくりさん
いまをときめく大杉漣ですよ!
169星野仙一:02/01/14 21:02 ID:WFoabeF4
>>166
>5
それは、伊能静さんが主演の「好男好女」です。
170エルンスト・シュワルツ:02/01/14 21:05 ID:DoMzDGHT
「突貫小僧」のビデオ持ってるよー。
レンタル不可だけど、置いてあるビデオショップは高円寺にあるよ。ここには山中も成瀬もある。

ところで、蓮實や山根から小津に入った奴は、育ちが悪いとしか言いようがありませんな。
コレクターの件にしろ、山根が伊丹万作の「国士無双」の断片を9・5ミリのパテベビーから
35ミリに復元したことが話題になったが、実はそれ以前に同じものが無声映画鑑賞会にあった
んだ。あとから事情通にそのことを知らされた山根は、公費を使ってわざわざ無駄なことをして
しまったことが表に出るとヤバいので、裏から手を回して無声映画鑑賞会をダマらせたんだ。
山根が東京国際映画祭の日本映画クラシックでパテベビーから復元したコレクター版
「国士無双」は、その後フィルムセンターに所蔵された。こうして無声映画鑑賞会が以前から所有して
いたまったく同じ「国士無双」の16ミリは闇に葬られ、公費を使って無駄なことをしてしまった事実は、
伏せられ、フィルムセンターも事実隠蔽を図った。蓮實だって似たようなもんだ。
神なんていうな!

それと松阪の小津ファンで「小津が松阪出身だ」と強弁してるアホがいるが、小津は東京生まれだ。
松阪は代用教員時代に過ごしただけ。

皇室みたいな言葉? むかしの良家はみんなこんなしゃべり方だったの。黒木香まで皇室言葉って言うのかね、フツー。
171星野仙一:02/01/14 21:16 ID:WFoabeF4
>>170
君のいっていることは正論だが、何をそんなに怒っているのかね。
まあ、マターリと。小津ファンらしくいこうじゃないか。
172名無シネマさん:02/01/14 21:22 ID:RSl28rkz
シゲピコ批判もう飽きたよ。いまや単なる映画好きの
オッチャンなんだからサ。
173エルンスト・シュワルツ:02/01/14 21:31 ID:4R1PMX8u
>>171
悪かったよ。熊井啓モードが入ってしまって。熊井は嫌いだが、山本薩夫は好きなもんで。
でも温和で知られる小津も結構辛口だったのよ。成瀬だって嫌味だったし。
174星野仙一:02/01/14 21:37 ID:WFoabeF4
まあまあエルンスト君。クリエーターなんてたいてい辛らつな人間てなもんだよ。
われわれが、そこまで真似することもない。
ところで、小津と加藤泰はどれほどの交流があったのかでも教えてくれんかね。
175108:02/01/14 22:53 ID:/Ru2f5YW
>>166
 また難問揃いですね(笑)。私が知っているものだけを…。

8.山中貞雄作品のビデオは、挙げられている『河内山宗俊』と『丹下左膳余話 百万両
の壺』が、にっかつから出ています。なぜかTSUTAYAにあるのは前者だけだったりしますが、
両者ともビデオの品揃えのいいところなら置いてあると思います。私は秋葉原の石丸電気
で『百万両の壺』を買いました。
 『人情紙風船』のビデオはキネマ倶楽部というところから発売されているので建前上
レンタルはないはずで、買うしかありません(レンタル禁止のブランドなので)。入手
したければ、通販専門なので広告などを探してみてください。ただ、キネマ倶楽部は
4月で解散するそうで……。そこで発売されていた作品が廉価で一般販売されるのか、
それとも消えてしまうのか、ちょっとわからないので私は手を出しかねています…。
 そういえば、LDは東宝から一般販売されていましたが、今でも入手できるか否かは
知りません。

 では。
176名無シネマさん:02/01/14 23:40 ID:WFoabeF4
山中貞夫の映画は、だれが権利を持ってるの。
プリントがあれば、だれでも出していいの?。
177名無シネマさん:02/01/15 10:19 ID:sBToS34/
ヤルセナキオと呼ばれた成瀬監督が撮った「浮雲」、
小津監督が「おれには撮れない写真」と言って
絶賛したらしいけど、どこがいいのか分からなかった。
178名無シネマさん:02/01/15 11:22 ID:Xfz6Z4a+
>>170エルンスト・シュワルツ君、勢いだけでよたとばんさんようにね。

見るだけなら「突貫小僧」のビデオは、公立のビデオブースのある図書館なら、結構見る
ことができるよ。
松阪(本によれば当時は松坂だが)時代は、1913年から1923年まで。親父の教育
方針から。ま、どこにいたって映画にのめり込んだだろうが、当時小津がアメリカ映画を
むさぼるように見たことは、当然大きな意味があるだろうよ。
179エルンスト君じゃないけれど:02/01/15 11:32 ID:sBToS34/
>>178
「生まれてはみたけれど」が当時のアメリカ映画タッチで撮られた
わけが分かった。
180まさーし:02/01/15 16:18 ID:eA6cT8Yy
>>166
> 小津映画では大学の先生役の北竜二が、
> 渡哲也を裏切る悪玉のやくざの親分をやっていて、笑ってしまいました。

始めはいい人そうなんだけどねー。

役柄で使う専属の役者が決まってしまう事に嫌気がさしていた清順が、
「小津さんは、よその会社から役者を連れてこられていいですねー」と言ったら、
「役者連れてくるのも能力のうち」と言ったらしい。

>>177
野田高梧と公開すぐに松竹の試写室見た時に、
「これで今年のベストワンは決定だね。」って言ったらしい。1/15の公開なのに。
小津は1955年は公開してないね。「早春」を撮っていたのか。
181名無シネマさん:02/01/15 18:30 ID:jojoQPjO
な〜んだ、エルンスト・シュワルツって、ただの知ったかぶりだったのか。
しかし、そういつ奴って粘着質だろうから、178さん気をつけてね。
182名無シネマさん:02/01/16 21:32 ID:Hmy+vdhb
160=166ですが、皆さん、ご回答ありがとうございます。
108さん、165のサイト、おもしろかったです。興味深いサイトを教え
ていただき、ありがとうございました。
また質問ですが、「東京暮色」の、山田五十鈴と中村伸郎が電車の出
発を待っている上野駅のシーンで、明大の応援団が明治の校歌を歌う
シーンがありますが、なぜ明治なのでしょう?
それから、戦前のサイレント「朗らかに歩め」(1930)に出てくる自動
車は、何と言う車なのでしょうか?映画の中で、坂本武が「車が運転
できるので就職も簡単だった」旨言ってますが、当時は免許とか教習所
とかのシステムはどうなってたのでしょうか?
また、「朗らかに歩め」では、この自動車が横須賀線と並んで走るので
すけど、SLかと思いきや、この時期にはもう横須賀線は電車になってま
す。いつ電化されたのでしょうか。
なんか板違いの質問ですが、もしご存知の方がおられましたら、よろし
くお願い致します。
183名無シネマさん:02/01/18 08:29 ID:G+yVX2+p
晩春と東京物語しか見てないです。小津ファンとは言えないかな。
どちらかというと、晩春のほうが好き。1回目よりも2回目、2回目よりも3回目に見た時のほうが
面白くなるという、私にとっては非常に稀な作品。
184名無シネマさん:02/01/18 13:54 ID:CQrZOIvN
東京物語が好きじゃない。
東山千栄子が好きじゃないから。
秋日和をよくみる。
ラストの原節子の暗闇で涙!のシーンが何回見てもいい。
185名無シネマさん:02/01/18 14:04 ID:hYYANE5I
原節子がでるのも良いけど、私は長家紳士録と、淑女は何を忘れたか
が好き。
飯田蝶子大好き。
この人、確か松竹の重役の奥様でしたよね。
186名無シネマさん:02/01/18 15:17 ID:YiRNgDLN
「秋刀魚の味」「東京物語」しか観てないけど、
リアルに嫌な人がたくさん登場するのがどうにもダメだ。
なんかもっといい気分で観れるのある?
187名無シネマさん:02/01/18 20:37 ID:9rQNU/tU
>>186
「おはよう」を見たまえ。
188gt:02/01/18 20:44 ID:qhGlMLss
>>185
飯田蝶子の旦那は、小津組キャメラマンで後に録音に転向した茂原英雄です。
その後、松竹から独立して録音スタジオを経営していたから、松竹の重役ではないと思います。
ちなみに、小津組後期のキャメラマン厚田雄春の師匠です。
189名無シネマさん:02/01/18 20:52 ID:9rQNU/tU
飯田蝶子というと、漏れは稲垣の「無法松の一生」とか
田の久の肉マン買ってたおばあちゃんの伝法なイメージがふさわしく
また懐かしい。
スレ違いでスマソ sageる。
190名無シネマさん:02/01/19 23:25 ID:7iAYen0T
飯田蝶子は死去に際して松竹が社葬を行った数少ない生え抜き役者のひとり。
松竹が社葬をした他の役者には、坂本武、日守新一がいる。
余談だが、坂本武は作品によって「坂本」だったり「阪本」だったりする。
が「朗らかに歩め」は「朗かに歩め」じゃないのかな?
191108:02/01/20 23:35 ID:VJBx5BvJ
 今日、その飯田蝶子主演の『一人息子』をようやく観ました。いわば『東京物語』の
祖型のような作品ですね。不景気の今観ると、なおさらやるせない気分にさせられる…。
でも佳作だと思います。
192名無シネマさん:02/01/21 10:37 ID:NKMsZLBC
以前、話題に上った山中貞夫についてのHPあるよ。
http://www5a.biglobe.ne.jp/~shadow/
フィルモグラフィー、現存する作品について丁寧に解説してくれてまっせ。
ここの山中貞夫全国浸透化計画ってとこで、マツダ映画社のネットショップが
紹介されてるけど、ここのDVD−ROM「日本無声映画大全」を
買おうか買うまいか悩んでる。買った人いる?
193名無シネマさん:02/01/23 08:44 ID:7KlQKDjx
サダオ合掌
194名無シネマさん:02/01/24 23:27 ID:CpDLJStw
皆さん、どういうときに小津映画観ますか?
私は、優雅な気分にひたりたいときと、実家が恋しくなったときかしら。
195名無シネマさん:02/01/25 19:54 ID:QI1Yj8KQ
なぜ、小津先生の作品がDVD化されないのでしょうか。
香港では、VCDが買えますよ!
小津先生ヲタは台湾、香港の中国人にもいるみたいです。
196名無シネマさん:02/01/25 20:18 ID:RtjlVxYF
>>195
答え。松竹だから。
あの会社のダメさかげんは、小津自身あきらめていたふしがある。
197名無シネマさん:02/01/27 16:30 ID:2kA+Uvyw
>>194
日曜日の夕暮れ時に観ますです。
198名無シネマさん:02/01/30 01:48 ID:++xqwag5
>>194
お茶漬け食べながら。
ラーメン、とんかつ、アンパン、鱧、ショートケーキ・・・
小津の記憶を召喚する食べ物。ああ、腹減ってきた。
「秋日和」で原節子と司葉子がお父さんの思い出を語りながら食べていたのは何だっけ?
氷あずき?
>>166
5番の質問だけど、
「ラブソング」じゃなかったかな?レオン・ライとマギー・チャン主演、ピーター・チャン監督。
199禁断の名無しさん:02/01/30 23:11 ID:g1JchZ7a
飯田蝶子は作風か撮りかたを批判して後期の作品に使われなくなったんだよね。
200名無シネマさん:02/02/01 02:23 ID:GOyih4Id
200ゲットダぃょぅ
    ∧∧/_/ 
  ヽ(゚ω゚= /
   (x /)〜
   U U
201名無シネマさん:02/02/02 13:03 ID:nLl0BO95
 あげ
202 :02/02/02 19:09 ID:EsGyigqm
( ´D`)<このぱん めろんぱんではないのれ キック!

 智衆<パンを蹴るとは何事だ! こっち来い!

( ´D`)<きらいれす!
203名無シネマさん
>199
うろ覚えだが、小津が何度もテストを繰り返すのに対し、「そんなにフィルムをケチらなくても
いいでしょ。」みたいなことを言って激怒させたとか。厚田雄春が語ってたかな。