☆東欧映画スレ☆

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1名無シネマさん
エストニア、リトアニア、スロベニア、ルーマニア
スロバキア、チェコ、ハンガリー、ブルガリア、ポーランド
クロアチア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナ、セルビア
アルメニア、ウクライナ、ウズベキスタン、カザフスタン
キルギス、グルジア、タジキスタン、ベラルーシ・・etcの映画をマターリと。
2名無シネマさん:01/12/20 13:54 ID:W0C4S+hT
東欧映画にかぎらず、あまり知られてない地域の映画っていったいどういう基準で
入ってくるんでしょうか。
3名無シネマさん:01/12/20 14:52 ID:BUOHRxE4
昨年公開された『フルスタリョフ、車を!』はとても良かったなあ。
次から次へと迫力の映像の洪水に圧倒されて、二回見にいったけれど、
まだよくわからない部分も多い。どことなくおかしくて笑えるんだよ。
4名無シネマさん:01/12/20 15:17 ID:PubP/zz3
「フルスタリョフ」ほんとにすごかったね。
話はさっぱりわけがわからないのだけれど、とにかく映像がすさまじくて
退屈するヒマがない。奇妙な登場人物と白黒映画の美しさを堪能した。
こんな映画もあるんだーとびっくりした一本です。
5名無シネマさん:01/12/20 15:39 ID:W0C4S+hT
>2
東欧の映画は日本に入ってるのはメジャーですよ。とんでもさんは輸入してくれないから。
6名無シネマさん:01/12/20 16:10 ID:CbyWc6BR
エミール・クスリトリッツァならジプシーのとき。
クシシュトフ・キシェロトロフスキのデカローグ。
7名無シネマさん:01/12/20 16:38 ID:1yQk7R9Y
なぜか俺にとってクストリッツァは「評価不能」であり続ける。
「アンダー グラウンド」も前編に渡って炸裂するコメディタッチが、本気でやってるのか、そうでないのか判断つかない。
マジ・モードに心が変形する前に、映画が終わってしまう。
正直、燃える車椅子が十字架の周りをグルグル回ってるのに、こんな頭が混乱したままなんてのは前代未聞だと思った。

>6
ジプシーのとき、サントラいいっす。
8名無シネマさん:01/12/20 17:45 ID:l+srlfVD
「黒猫・白猫」も最高だったよ。「アンダーグラウンド」とは対象的な作品だったな。
肩肘を張らずに観れるよね。いかんせん、ちと長いが・・・。
クストリッツァって「アンダーグラウンド」「黒猫・白猫」しか観た事無いんだよね。
他にもオススメってある?とりあえず「アリゾナ・ドリーム」あたりかなぁ?
9名無シネマさん:01/12/20 17:50 ID:CVe3iPGS
アンジェイ・ワイダでもいってみっか?
10名無シネマさん:01/12/20 19:43 ID:ZBrQp4Ec
いや、まず「パサジェルカ」いきましょう。
11名無シネマさん:01/12/21 10:37 ID:bet/DGXG
アンジェイ・ワイダは暴力撮らせたら神。
12名無シネマさん:01/12/21 10:47 ID:l1Mqc/t3
アンダーグラウンドはその地域の歴史をちょっとかじってから見ると、
時代の価値観の変遷について行けなかった人間達の悲惨な末路が胸に染みる、
分かりやすい映画に変ります。
13名無シネマさん:01/12/21 11:07 ID:Fpn1YYtb
う〜ん、学の足りない自分は、歴史の政治的な部分を掴みきれはしなかった。
でも、ニュアンスみたいなものは感じられたので凄く良かった。
ラストのちぎれ流れていく大地が悲しかった。

クスリトリッツァが共産党主義者に決闘を申し込んだって言う話くわしいひといない?
それが原因でアンダーグラウンドの音楽担当した人(平和主義者)がこの監督の
仕事から手を引いたって。
14名無シネマさん:01/12/21 11:54 ID:lviLy1do
クスリトリッツァ映画はサントラが素晴らしいんだな。

>13
私も政治的背景とか全然わかってないで観たけど、あのラストシーンではなんだかすごく泣けた。

で、決闘って何だろう?
15名無シネマさん:01/12/21 16:51 ID:AkhDB5ji
>10
アンジェイ・ムンクって監督さんのだね >パサジェルカ
この人の作品で日本に紹介されたのって、これと “白い決死隊” だけなのかな?
どっちもヴェネチアで賞もらってるみたいだし、
なんかただものじゃなさそーな感じだね。
16名無シネマさん:01/12/21 19:34 ID:IhPSLUVw
>>15
なぜか日本での評価が非常に低いんだね。
でもって、知名度ほぼゼロ。ワイダなんかより、ずっといいんだけど。
やはり、作品の少なさがネックですね。
17名無シネマさん:01/12/22 01:27 ID:u8t8Xw4i
チェコのゼマンとかリプスキーとかのすっとぼけたユーモアが好きだな。
「盗まれた飛行船」や「カルパテ城の謎」とかね。
両作品とも原作は一応ジュール・ベルヌなのだけど、どこがやねんっ!
ってくらい、弛緩しまくってます。
大好き。
18名無しシネマさん:01/12/22 01:53 ID:VS52uF8x
チェコ版ショーン・コネリー、ズェディニェク・スヴィエラークたん(←名前これであってる?)
萌え(≧▽≦)「コーリャ〜愛のプラハ」サントラ持ってたくらいだもの(今は手放しちゃったけどT_T)
あと「アキュムレーター」「マイ・スウィートヴィレッジ」ぐらいかな?
出演作品で観た事あるのって(^〜^;)
19名無シネマさん:01/12/22 02:30 ID:xYiatu5K
厨房の時に深夜のTVで見たブルガリア映画「障壁」よかったな。
もう二度と見れないのかな。
20名無シネマさん:01/12/22 13:35 ID:G4LzIWCr
>18
一般にはズディニェク・スビエラークという発音で広まってるね。
コーリャ愛のプラハはタイトルで損をしている感じ。
21名無シネマさん:01/12/22 15:01 ID:XnuW8NHl
>17
カレル・ゼーマンの作品は銅板画の味を生かした書割りの背景や乗り物など、
モノトーンのカラーの風合いが絶妙で、アニメーションと実写を合成した画面を
不思議な感覚で見せてくれますね。無声時代のパイオニア、メリエスの味わいにも
似たところも良いです。ぜひぜひDVD化やリバイバルの機会を作って欲しいものです。

リプスキー映画はドチョロマンスキーがいいかんじ。
22名無シネマさん:01/12/22 15:59 ID:eaiD2wS8
>19
ブルガリアの映画館の数は90年には2500あったのに95年時点で100まで激減したそうです。
改革後に制作された映画は5年間でたった5本。かつての4分の1のペース。
ニコライ・ヴォレフ監督の説明によると「健康と教育と文化が、80年代末にかさんだ借金の犠牲になった」とか。
23名無シネマさん:01/12/22 18:37 ID:Qt0j1e/3
アキュムレーターは何回見てもおもしろいなあ。
24名無シネマさん:01/12/23 00:07 ID:mhN5SS4v
>>21
ゼマンのあの独特の画面構成は特撮というよりもカラクリとか
トリックと言いたい手作り感覚で、なんとも言えないイイ雰囲気ですね。
「盗まれた飛行船」はLD持ってたんですけど、この辺の作品は
DVDでもぜひ出してほしいです。

すいません(^ ^;;
リプスキーのドチョロマンスキーってなんですか?
25 :01/12/23 11:38 ID:ldXu0/ir
ドチョロマンスキー(というかすごい名前だなあ)っていうのは細川俊之似の
リプスキー映画の常連んです。ドチョロマンスキーのベストはアデラ/ニック・カーター、プラハの対決かな。
26名無シネマさん:01/12/23 12:56 ID:sSr/XTTC
>>25
役者の名前だったのか > ドチョロマンスキー
細川俊之似っていうと「カルパテ城の謎」の主役のオペラ歌手の人なのかな。

「アデラ/ニック・カーター、プラハの対決」も見てみたいです。
27名無シネマさん:01/12/23 13:08 ID:saHKlya+
カルパテ城の謎はナイト・オブ・ザ・リビングデッド、モンキー・シャインとの
3本1000円セットで売ってたので購入したが、個人的にかなりヒットだったなあ。
28名無シネマさん:01/12/23 13:20 ID:7tJz7c0y
マカベイエフなんかはどうなの?
「マニフェスト」ぐらいしかちゃんと見てないんけど
29名無シネマさん:01/12/23 14:40 ID:8MZ/j9t7
東欧のバーホーベンことドゥシャン・マカヴェイエフ監督は
「スウィート・ムービー」がオススメ。
でもビデオはないと思うのでリバイバルされたら見るべし。
この映画マジでヤバイから再上映されないと思うけどね。
30名無シネマさん:01/12/23 17:10 ID:yqgQ3yBt
スウィートムービーはレンタルできるよ。他に、
人間は鳥ではない、愛の調書、または電話交換手失踪事件、保護なき純潔、
WR オルガニズムの神秘、モンテネグロ、コカコーラ・キッド、マニフェスト〜欲望のパラダイス、
とかも近所のビデオ屋にあったよ。

保護なき純潔での爆撃後のベオグラードの映像は、アンダーグラウンドでも引用されていたはず。

激変した(する)故国をモチーフにどんな作品を作るか興味はあったんだが・・
31名無シネマさん:01/12/24 11:26 ID:srYHOIwK
このスレいいね。もっと聞きたいのでage。
32名無シネマさん:01/12/24 11:42 ID:xuFrxahh
ヤパーリ、旧ユーゴ映画がいいな。

歌っているのは誰?/スロボダン・シヤン
セルビアのある村から、農夫やジプシーなどさまざまな人を乗せた木炭バスが、
幾多の困難を越えてベオグラードを目指す珍道中。アコーディオンと、マランツァーノの音楽と
延々とつづく田舎道が印象的。ユーゴ人(セルビア人)のメンタリティが実によく出たコメディの名作。
マノイロビッチの出世作「3人でシュプリッツァ」と併せて鑑賞するといいかも。大きなビデオ屋に行けばあるはず。
33名無シネマさん:01/12/24 13:40 ID:t+iLSZgD
ボジダール・ニコリッチのリックでやけに白いブラピが見れますよ。
あとは、アデミル・ケノヴィッチのパーフェクト・サークル、
ゴラン・パスカリエヴィッチの奇跡の時代とかかな・・
34名無シネマさん:01/12/24 14:20 ID:pR0TR9KQ
「尼僧ヨハンナ」
芸術映画っぽく扱われがちだけど、娯楽映画としても一級品。
最近のホラー映画が好きな人に観てほしい。
35名無シネマさん:01/12/24 16:17 ID:88b3sNer
昔「希望」っていう映画を見た。たしかトルコ映画だったと思う。
自転車泥棒顔負けの暗くて重々しい映画だった。

トルコ映画はなんだか辛気くさいのが多いですが、
ムスタファ・アルトゥノクラル監督の「エレベーター」は娯楽作品として楽しめる
と思います。
36名無シネマさん:01/12/24 18:37 ID:RP3VPf3k
リトアニア映画といえば、シャルナス・バルタス監督のフュー・オブ・アスだね。
簡潔にいうと、音が動かしていた映画という感じかな。シベリアの厳しい自然が美しかったです。
37名無シネマさん:01/12/25 11:52 ID:hJIhzO8D
粘土によるクレイアニメで、部屋の中にドアをノックして手が入って
きたり、足に頭が挟まれたりとてんやわんや・・最後には人間の身体の部位が
全部そろって裸の人体が完成する。しかし、それらが収まったのはよいのだが、
器となる部屋が小さな部屋で、身動きが全くとれなくなり、電球を消す自由しかなくなってしまう。

闇・光・闇/ヤン・シュワンクマイエル/'89チェコ・スロバキア映画。

なんかよくわかんない不思議で奇妙でやや気持ち悪い世界が描かれてて、すごい空気たれながしてた。
人形みたいな変な生き物がベルトコンベアーで同じような人形生産してて、それに命を組み込む、
みたいなシーンがあった。とにかく、わけわかんないものでした。
38名無シネマさん:01/12/25 12:05 ID:5JUlbVlC
ドイツがこわいよ リトアニア リトアニア
ソ連もこわいよ エストニア エストニア
イギリス助けて ラトビア ラトビア
バルト三兄弟

今度うまれてくるときは できればドイツのない世界
今度うまれてくるときは ソ連のない世界

首都は ビリニュス タリン リガ
バルト三兄弟
39名無シネマさん:01/12/25 13:28 ID:dY0tr1JN
どうせならエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国で統一すれば
いいじゃないかと思いますが、ラトビアは3つの国の中で唯一観光ビザが
必要な国なんですよね。ほかの2つの国はいらないらしいんですが。
なんかいろいろ国交が複雑みたいですね。
40名無シネマさん:01/12/25 14:18 ID:Ao5rAM4S
カザフスタンやグルジア、ラトビアなんかの作家のフィルムも
昔のジャブ50@吉祥寺なんかでは観られたよね。
41名無シネマさん:01/12/25 18:41 ID:WeQU8+tW
チェコのファンタジー映画はなかなか奥が深いですよ。
半アニメーションだけど、『悪魔の発明』『盗まれた飛行船』等々のカレル・ゼマンとか
日本では未公開だが、ジリ・メンツェル監督の運命を乗せた列車とか。
第二次大戦下、チェコの小さな駅に勤めるミロス・ヘルマという若い駅員が、青春を謳歌する一方で、
時代の運命に翻弄され、ナチに逮捕されて死にいたるまでの短い生涯を描いた秀作。
4228:01/12/26 01:00 ID:hWMddbdx
いささか遅レスですんません
東欧のバーホーベンってのは何となく分かります > マカヴェイエフ
エログロですもんね。でも、グロのほう特にバイオレンスはそれほど
でもない印象なんですが。
いずれにしても、刺激の多い作風なのはまちがいないか(W

「スウィートムービー」「WR/オーガニズムの神秘」は是非見たいです。
「ゴリラは真昼、入浴す」ってのも見たことありました、そういえば。
でも、これはぜんぜん分からんかった。
43名無シネマさん:01/12/26 01:03 ID:MGPYp5jQ
>>42
ゴリラは真昼、入浴す
ってどんな映画なの?スカパーの番組表で見て
そのタイトルに思わず爆笑してしまったんだけど。
4428=42:01/12/26 01:20 ID:K+XswYFk
>>43
実にほとんどあらすじさえ忘れ去ってるので、
知ったかぶりでめったなこと書けないんですけど...

ベルリンの壁崩壊後のベルリンに取り残された、ロシア軍将校の話
みたいです。
たしかに、制服を着た男が何やらいろいろと立ち回ってたな
という印象がおぼろげにあります(苦笑)
45名無シネマさん:01/12/26 01:30 ID:MGPYp5jQ
>>44
教えてくれてありがとう。
そうか、ゴリラが真昼に入浴する映画じゃなかったのか(笑)
46名無シネマさん:01/12/26 11:11 ID:znS7nchE
コカコーラ・キッド以降は見てない。まだ生きてるの?
47名無シネマさん:01/12/26 13:27 ID:saCmj04O
ハンガリーでは普通ロードショー上映されるのはアメリカの最新映画です。
公開時期が日本より早い場合も多いようです。ハンガリー映画はたまに上映
されるといった程度です。ただ、上映期間が1〜2週間と短いので、見逃すと
ブダペストの二番館へ行って見なければならない、といったことになります。
ハンガリー映画界で今最も期待されているのは「アバンダンド」の
アルパド・ソプシッツ監督ですかね。
48名無シネマさん:01/12/26 14:36 ID:3c4y57KX
キシェロフスキーが亡くなって以後、ポーランド映画は見てないな。
彼の“トリコロール三部作”は必見だと思うよ。青の愛、白の愛、赤の愛
特に遺作の赤の愛はとてもいい。イレーヌ・ジャコブがきれいだし。

「夜行列車」「夜の終わりに」この2本のポーランド映画は見とくと良いよ。
ワイダならば「地下水道」「世代」を見るように。この2作+「灰ダイ」で
抵抗三部作。しかし今のレンタル屋に置いてあるかは不明。最近だと図書館で観るor借りるという手もある。
49名無シネマさん:01/12/26 15:45 ID:BlnXEd7W
>47-48
ポーランド映画というとやはりアンジェイ・ワイダの作品でしょうけど、私は個人的には
ズラウスキー監督作品が好み・・まあそれは置いといて、ポーランドでは80%をハリウッド
映画が占め、10〜15%くらいをその他のヨーロッパなどの外国映画に、そして残り
約5%をポーランド映画という現状です。映画は1年に 約20本製作され、今でも国が
補助金を出しています。最近は、やはり娯楽映画が主流となってきています。

ポーランドでは俳優になるには演劇大学を卒業し、舞台を経験してから映画に出るのが普通です。
そのうえ、最低でも5,6年訓練を積むので、コメディからシリアスな作品まで幅広い演技が
できるのです。じゃあ、なぜポーランド映画は発展しないのか? それは、ポーランドでは出演料が
安いために俳優たちが売れてくると外国の作品に出るようになってしまい、自国の作品に出演しなく
なってしまうんです。(まあ他に政治的、経済的理由もありますが・・悲しいですね)
50名無シネマさん:01/12/27 12:12 ID:prA1tqF9
>>49
ズラウスキーといえばANGERだね。名前忘れましたが弟役の俳優がめちゃくちゃうまい演技してました。
最近ではSARAのマチェイ・シレシツキ等も出てきてますね。
51名無シネマさん:01/12/27 13:28 ID:UOm4+TBa
ANGER!!
10年位前にポゼッションとかズラウスキー3本立てで見て以来久々に名前を聞いたよ。
なかなかオモロかったような記憶が…。久々に見たくなってきた。
近所のビデオ屋にあるかな?
今度探してみよう。
52名無シネマさん:01/12/27 14:49 ID:dAWTp4yh
ズラウスキー好きなんだが、「シルバー・グローブ 銀の惑星」
はさすがに長かった!未完じゃなかったら恐ろしい有様だったろう。
考えながら見ればハードSFな要素も多々あるが、睡魔が・・
でもチラッと見る分にはインパクトありすぎな映像で凄いぞ!!
53COCOTAMA:01/12/27 15:29 ID:1WeYlxSM
ええっと、フィンランドは東欧でいいんでしたっけ?
とりあえず、カウリスマキの「マッチ工場の少女」最高!!
54名無シネマさん:01/12/27 15:37 ID:mTxBJqnW
「シルバー・グローブ」は10年前に東京ファンタで観たときは
大感動したんだが、このあいだビデオ借りて見直したら爆睡した(w。

壮大な見せ場になりそうな部分をナレーションだけで済ましたり、
未完成ゆえにメタフィクションっぽい味わいが加わって、
かえって奥が深くなってると思う。ラストも余韻が残るし。
55名無シネマさん:01/12/27 15:51 ID:mTxBJqnW
東京ファンタでもう一発。
同じく10年くらい前に、旧ユーゴの「ミーティング・プレイス」って
映画を見たんだけど、これがもう笑って泣ける大傑作だった。
古代の遺跡から死者が甦ってくる・・・といってもゾンビじゃなくて
ただの白塗りで、のんびりした雰囲気のファンタジーなんだけど、
じつはこの地域の歴史の暗部をやんわりと燻りだしてる。

ファンタ後に一般公開されるかと思ったら、まったく噂を
聞かなかったんだけど、どうなったのか今でも知りたい。
たしか配給はセゾンだったと思うんだけど、
フィルムとか残ってないのかなあ? 
56名無シネマさん:01/12/27 19:10 ID:dDYutVrD
>53
「コントラクトキラー」すごく良かったなあ。
ドワネルシリーズのファンタジーバージョンみたいで。
「白い花びら」はそれで何?という感じだったけどね。
弟のミカ・カウリスマキはどうですか?

>55
ミーティング・プレイスって第6回〈90年〉に上映された、
ゴーラン・マルコビッチ監督の作品ですね。これ以外は日本に入ってきてないんでしょうか。
57名無シネマさん:01/12/28 10:13 ID:/3vJ4edY
死ぬまでにズラウスキーの「悪魔」は観たい。
観たことある人が羨ましいなぁ。
58名無シネマさん:01/12/28 11:39 ID:xmoTnCVn
クロアチア映画は政治的に問題があり、映画としての水準はかなり低いです。
リベラルな人がみんな外国に逃げてしまいましたからね。関連あるところとして、
デヤン・ショラク監督のガルシア、ギリシャ映画のユリシーズの瞳(アンゲロプロス監督)
なんかレンタルもできていい映画です。
59名無シネマさん:01/12/28 11:56 ID:LxWgJ+i8
ブコバルに手紙は届かない、っていうクロアチア映画。
アンダー・グラウンドのナタリア役、ミリャナ・ヤコヴィッチが略奪者に
娘にみせつけられながらレイープ。そのシーンは本当に腹が立った。
あんなヤツら実際いっぱい居たんだろね。
60名無シネマさん:01/12/28 12:48 ID:xWz5tSQ7
アルメニア映画といえばセルゲイ・パラジャーノフかな。
「アシク・ケリブ」「スラム砦の伝説」とか数年前に
ダゲレオ出版からビデオが出ていましたが、今は絶版です。
新宿や渋谷などのTSUTAYAには置いてありましたよ。
61名無シネマさん:01/12/28 16:39 ID:YoOD08fB
原題が「美しい村美しい○○」とかいうセルビア映画を見たことがある。
戦争物では個人的にベストなんですが。字幕も吹替もなかったんだけど、
けっこうわかるもんですね。トンネルの中で、外に敵がどれくらいいるのかも
わからず戦い、葛藤する場面と、そのトンネルの中と外で戦っていたのが
幼なじみの親友同士だったという、なかなかよく出来た映画でした。
日本でも公開してもらいたいです。
62名無シネマさん:01/12/28 18:25 ID:lkZTFzmh
戦争映画では「パーフェクト・サークル〜戦場の子供達」ていうのも
凄く印象ってゆうか実際の事を目の前でみせられた感じで衝撃だった。
最後の子供が撃たれる所は辛かったワンちゃん撃たれちゃうのよね
戦争って残酷って思った瞬間だったよ
63名無シネマさん:01/12/28 22:37 ID:28y5AHR+
おおっ、ズラウスキーファンがいるとは…!「わけわからん」という人ばっかり
なので、嬉しい。とはいえ、観たのって「ポゼッション」「私生活のない女」
「狂気の愛」「私の夜はあなたの昼より美しい」くらい…。
「シルバーグローブ」は噂に聞いたけど、まだレンタルであるんですね。
「悪魔」って、ポーランドで公開禁止になったやつでしたっけ?
それから「ANGER」ってどういうのでしたっけ?教えてチャンでスマソ。
64名無シネマさん:01/12/29 12:20 ID:uU6Jm7Qb
すいません、ANGERはズラウスキーではなかったみたいです。
東欧版セブンっていう感じかな。Marcin Ziebinskiって監督なんですけど、知っていますか?
とにかく、弟役の俳優の演技がうまい。
65名無シネマさん:01/12/29 13:58 ID:Vgu3zvuT
ブルガリア映画の略奪の大地はえらく衝撃的だった映画です。
単なるありがちな「民族抵抗の英雄的ドラマ」ではなく、民族・宗教問題などの
「どうしようもなさ」を前面に出しているのが印象的でしたね。
88年といえばまだ共産党時代なのに。

その他にも、ブルガリアの風俗いいなあ、とかオスマン・トルコ軍かっちょいいー、
とかマニア的見方もできてやっぱり好きな映画です。
ブルガリア映画はロシア語にすごく近い感じがした。(その時聞き取れたのは、ダー/ニェ 位だったけど)
66名無シネマさん:01/12/29 14:41 ID:O1DdbFNB
ブコバルに手紙は届かない、にしても略奪の大地、にしても
暴行シーン(しかも延々と)は必ず出てくるね。まあ避けては通れないんでしょうが。
見た後ヘコみます。
67名無シネマさん:01/12/29 15:49 ID:fOMLlz2+
タルコフスキーがブレッソン、ブニュエルとともに敬愛して止まなかった
ウクライナ映画の創始者、アレクサンドル・ドヴジェンコはどうでしょうか。
ドヴジェンコみたくソ連体制下で改変されたバージョンをその後、
未亡人が元の版に近いものに改め、そのバージョンでしか日本で見られないものもありますよね。
こうなるとスターリン治世下でのバージョンも見てみたいね。
68名無シネマさん:01/12/29 18:33 ID:+xKlNXm/
ドヴジェンコいいですね!「ゼムリャ」好きです!
三人組のエイゼンシュテイン、プドフキンの中では一番マイナー扱いされてますけど。
69名無シネマさん:01/12/30 12:12 ID:Y7rlywTG
ウズベキスタン映画で気になってるのに「UFO少年アブドラジャン」というのが
あるんだが、UFO少年というセンスが(・∀・)イイ!!
写真で見たUFOがまたすごい。完全にお釜だ。内容もすごそう。

同じ監督の前の作品が、「不思議惑星キン・ザ・ザ」というんですが、
これも魅力的なタイトル。
70名無シネマさん:01/12/30 12:30 ID:lFTRg71p
>>69
アブドラジャンとキン・ザ・ザは同じ監督の作品じゃないよ。
アウドラジャンは ズリフィカール・ムサコフ監督(ウズベギスタン)
キン・ザ・ザはゲオルギー・ダネリヤ監督(グルジア)
のようです。

両方とも、なんとものんきで大好きですわ。
特にキン・ザ・ザなんて、ほとんど冗談みたいな展開に、
下手なこと考える前に脳みその緊張が解けて、どこまでも
拡がってくような感じだったです。
ある意味最強!
71名無シネマさん:01/12/30 13:15 ID:Bah2MZ3+
キン・ザ・ザってよく作れたよな。
弾圧とかされなかったんだろうか。
ペレストロイカ期(前か?)といえど、厳しかったんじゃあないだろうか。
72名無シネマさん:01/12/30 14:29 ID:DtaRuCx7
アブドラジャンは渋谷ユーロスペースでレイトショー中だよ。
ワイルド・イースト(カザフスタン映画)やセイント・クララ(イスラエル映画)を観た時のような
お宝めっけもん気分。

キン・ザ・ザ、今年中にDVD出るとかいってたのにね。
73名無シネマさん:01/12/30 16:01 ID:4hvPodXZ
ワイルドイーストはカザフスタン製「七人の侍」といった趣。
予算不足な雰囲気がひしひしと伝わってくるけど(笑)、期待しないで見ると意外に良い感じだよ。

カザフで同年に公開された「セブンフォース」って映画も
「マッドマックス」+「七人の侍」な感じなんたけど、煽り文句が
「旧ソ連軍の爆薬を使用した計算外の大爆発シーンに製作スタッフも戦慄!」
とかいって、実際はショボショボな爆発でした。 映画自体はなんでかツボをやられたけどね。
74名無シネマさん:01/12/31 02:37 ID:PcU8K0QE
ヤン・シュバンクマイエル(チェコ)もユーロスペースでやってる。
「ファウスト」とか話がめちゃくちゃできちんと理解できないけど、世界観とか
画面の肌触りとか味わうだけでも一見の価値あり。

あと東欧で最高の映画といえばキェシロフスキ(ポーランド)の連作「デカローグ」
でしょうか。こんなにストイックな映画を他に知らない。キューブリックが過去20
年間で一つ傑作を挙げるとしたら間違いなくデカローグと言ってたのも肯ける。
75名無シネマさん:01/12/31 11:09 ID:9OIj/kh8
デカローグは良いと思った。1時間の短編が10本の映画ですが、
一つ一つの物語がお互いにぶつかり合って、その中で相乗効果を出している。
例えば神を信じる人の話と、神を信じない人の物語があり、どちらも良い悪いが無く
観客の中でそれぞれの解釈を迫られる。あと、それぞれの役者が通行人とかで出てくる、
全ての人に物語があり、ここには世界が存在している。東欧だけじゃなく全ての映画と比べても、
良質なものなのではと思います。
76名無シネマさん:01/12/31 12:14 ID:Fr/hH6Xm
デカローグではどれが一番好きですか?自分は「過去に関する物語」です。
神とはあーだこーだって話すシーンが個人的に好き。ヨーロッパですから神からは
離れられないですね。
77名無シネマさん:01/12/31 13:21 ID:suaTLMNT
キルギスの奇跡とよばれるキルギス映画作家の一人、ボロトべク・シャムシエフ監督の
「白い汽船」はおすすめですよ。あと、アクタン・アブディカリコフの「あの娘と自転車に乗って」
いいよ、これ。マジで。かなり。ぜひ見てちょうだい。面白いから。
今年の東京国際映画祭で上映されてたアブディカリコフ作品は凡庸だったけどね。
78名無シネマさん:01/12/31 16:21 ID:m/WJi1rP
キェシロフスキって映像も美しいけどどこか残酷というか
さめてて自閉的な気分に浸りたい時に最高。女優のセレクトもすばらしい。
デカローグの頃って本当にポーランドが苦しい時だったみたい。牛乳配達のシーンがよく
出てくるけど、あれは戦時中の日本みたいな配給制だったことを示してる。
79名無シネマさん:01/12/31 17:46 ID:hUz8Ao0t
タジキスタン映画ですけど、バフティヤル・フドイナザーロフ監督の「ルナ・パパ」
は印象に残るエンディングでした。ストーリーむちゃくちゃだけど。
軽〜くなったクストリッツァって感じ。主役の女の子、ツバルといい、ファンタジーがぴったしだね!
他に「コシュ・バ・コシュ」とか撮ってます。
8074:01/12/31 22:36 ID:o3aODVoR
>>78
あのさ、ずいぶん前にどっかのスレにワシが書いた文なんだけど、それ。
ま、あんま悪意なさそうなコピペなので、いいとするか。
81名無シネマさん:01/12/31 22:47 ID:Zq7chtAA
64
63です。どうもありがとうございます。Marcin Ziebinski監督ですか…残念ながら
私は知らないです…東欧版セブンですか、面白そうですね。
ズラウスキーといえば、新作「女写真家ソフィー」がビデオ発売されましたね。
もう劇場公開は無理ですかねえ…。

マカベイエフも観てみたい…近所のレンタル屋には置いてないんだよな〜。
82名無シネマさん:02/01/02 10:28 ID:AgcTXB0w
マカヴェイエフって悪趣味な映画だよね。
女性器コンテストとか男性器に金絵の具べったりとか。砂糖の中の死体とかね。
DVDでないかな〜 できれば無修正完全版で・・
83名無シネマさん:02/01/02 11:38 ID:jP+m24tq
フィデリテがDVD化はいいけど、タイトルが「女写真家ソフィー」!?
徳間ジャパンにしてはあまりにも稚拙なタイトルじゃないですか?
そりゃ邦題つけるのは賛成だけど、それにしても「女写真家ソフィー」とは。
それにしても、マルソーといい、イザベル・アジャーニといい、
ジュリエット・ビノシュといい、フランスの大物女優は憑依・のめり込み系キャラが多いですね。
84名無シネマさん:02/01/02 13:14 ID:sTDwxS2h
ベラルーシを舞台にした映画に「ナージャの村」というのがあったなぁ。
85名無シネマさん:02/01/02 15:53 ID:gSkCe+QV
東欧からちょっとそれるけど、イラン映画っていいですよね。
マフマルバフ、キアロスタミ・・
マフマルバフで最初に観たのは「サイクリスト」
それまでイラン映画は、「ナルゲス」とか、大衆的な風俗に興味をそそられて、
異文化を覗くような観光趣味で観ていたけど、これで大転換した。
なんら予備知識や期待無しに観たので、ショックも倍増。
ほんと、お薦め。
86名無シネマさん:02/01/02 21:17 ID:aOX6Ji1U
さすがにイランと東欧は離れすぎてると思うが・・・
別スレたてた方がいいのでは。

ドゥシャン・マカヴェイエフはいいね〜
どこぞの批評家がマカ、ゴダール、パゾリーニをして
「ヨーロッパ三馬鹿」とか書いてたけど。
「愛の調書、あるいは電話交換手失踪事件」はおすすめ。
とある女性の失踪事件が現在形、過去形に加えて唐突に挿入される
学者の解説を織り交ぜて語られる。

そーいや遙か昔今は亡き「GORO」で黒木香とマカヴェイエフが
対談していたのを思い出す(w
87名無シネマさん:02/01/03 01:43 ID:wC0G1L7b
>>84
以前、東中野でやってたのに見逃してしまって、それ以来、観る機会がない。
チェルノブイリのやつだよね。観たの?いいなあ。
88名無シネマさん:02/01/04 10:54 ID:E9x7rxST
「アリゾナドリーム」はクストリッツァ初体験の映画だなぁ。
アメリカンドリームなんてもうないって言ってるような、あきらめ
かげんのムードと、夢の中のでっかいヒラメのシーンが不思議だった。

ジョニー・デップ主演で『罪と罰』を映画化する話は、潰れたんだろうか。
89名無シネマさん:02/01/04 12:20 ID:CUOefQJ/
日本で紹介されるポーランド映画って暗いのが多くて、
もっと明るいのが紹介されないのかなって思ってます。
KingsajzとかあるいはSeksmisjaとか面白い映画の方が好きです。
90名無シネマさん:02/01/04 14:06 ID:eNjMMiOE
89さんもっと詳しく書き込んでちょうだい。
それじゃなんだかわからないし、
単なるしったか君です。
91名無シネマさん:02/01/04 17:06 ID:Ii8VGUag
ポーランドは今やOECD加盟国。

アンジェ・ワイダがワルシャワ蜂起に先立つ1年前、
ユダヤゲットー蜂起を舞台にした「聖週間」でユダヤ人への加害者としての
ポーランド人の視点から作品を撮っています。

「灰とダイアモンド」の続編「鷲の指輪」もなかなか(・∀・)イイ!!
92名無シネマさん:02/01/04 17:52 ID:/Z9qTiD+
最近のポーランド映画は大作主義で、「パン・タデウシュ物語」の他にも「クオ・バデス」とか、
金のかかった長編が毎年1-2作は作成されているようです。
銀行、外国企業がスポンサーになってそういう名作がたくさん作られています。
93名無シネマさん:02/01/04 21:46 ID:Mar5r6g2
>>92
パン・タデウシュ物語はテーマには興味惹かれたけど、主役級がトレンディ俳優並み
に味の薄い人たちでちょっと萎えた。壮大な話と壮大な装置・音楽で立派な作品感は確かに
あったように思うのだが、大作のための大作という力みが感じられ、その先にあるべき
ミューズの力がいまいち及んでいない作品だと個人的には思った。それでもワイダの視点は
鋭くて、観てるといろんな仕掛けや悲哀が込められててけっして嫌いではないのだが。
94名無シネマさん:02/01/05 13:44 ID:2qlrMAOR
そういえば92、3年頃まで錦糸町でセゾン系の
「ロシア・東欧」映画専門の小さな映画館がありました。
社会人なりたての私は5時半に仕事が終わると、そこに
直行してたように記憶してます。
95名無シネマさん:02/01/06 00:22 ID:DcjLp/aX
パラジャーノフとかよくやってたとこですよね。
わたしゃ結局いかずじまいだった・・・
96名無シネマさん:02/01/06 11:45 ID:HfyVDrWz
モンゴル映画はどうですか。
97名無シネマさん:02/01/06 12:48 ID:sE3SLrRl
ボスニアはウィンターボトムでしたっけ?監督は。
悲劇的なストーリーよりも、
プロローグとエピローグのアイロニックな構成や
美しい映像に興味を惹かれました。
そういえば、この頃はボスニア紛争の映画が立て続けに公開されてましたね。
アンダーグラウンドとか、ウェルカムトゥサラエボとか。
98名無シネマさん:02/01/06 13:06 ID:dYK0mTNH
>97

「ウェルカム・トゥ・サラエボ」はイギリス映画じゃないですか?
99名無シネマさん:02/01/06 15:26 ID:uugsNo0Y
モンゴル映画といえば「チンギスハーン」ですよ。
壮大なモンゴルの自然を背景に展開する群像ドラマ。人馬数千を動員した本場の騎馬戦スペクタクル。
そして美しい音楽と息を呑む映像美。日本での公開はオリジナル(4時間)の半分近くをフィルムカット
してて散々だったみたいですが。
100名無シネマさん:02/01/06 15:58 ID:b34loUEK
「Divided we fall」(チェコ映画)は2001年に見た映画の中でも印象に
残った映画でした。日本でも上映されたのでしょうか? ナチス支配下の
チェコの物語なのですが、コメディタッチで描かれた、最後には優しい
気持ちになることのできる素敵な映画です。生き残るためにかくまっている
ユダヤ人の子を産む奥さん役の女優さんがとても上手でした。
101名無シネマさん:02/01/06 18:23 ID:QD8Si0Be
Divided we fallって1943年のチェコの小さな町を舞台にした物語ですね。
あの題材でコメディとは、ライフ・イズ・ビューティフルの線を狙ったんでしょうか。
ロベルト・ベニーニは出ていませんでしたね。
102100:02/01/07 01:30 ID:Kwy1J3Fu
>101
ごめんなさい、「Life is Beautiful」を見たことがないので比較してお返事
することができません。この映画はUSAでは評価が高いようで、People誌や
Entertainment weekly誌の2001年総括号で"BEST10"に挙がっていたので
オスカーにも登場するかもしれません。ラストシーンが心にしみる映画でした。
103名無シネマさん:02/01/07 12:16 ID:RiNPS75L
マケドニア映画で「グッバイ20世紀(アレクサンドル・ポポフスキ監督)」というのがありますが、
マケドニア文化省から補助金を得て作られたもので、哲学的なインプリケーションを示唆する
シーンやストーリーラインがあるものの、内容は完全に意味不明な、出来の悪いインディー映画と
同じカテゴリに分類されそうな作品ですけど、そこらのインディー映画と比べると、
プロダクションのレベルがかなり高く、撮影、照明、役者、セット、ロケ地などの要素は準一流。
ショットの作り方がMTVっぽいけど、うまく編集されていてあまり気になりませんでした。
これは誰にもお勧めというのじゃないけど、私はかなり気に入りました。映画の製作者が理屈を度外視して
作っているという感じで、個々のシーンの奇妙な魅力を楽しんだ方が良いでしょう。
104名無シネマさん:02/01/07 13:38 ID:1OcwgpnL
ギリシャってやばそうね。
「旅芸人の記録」も見たけど、あっちは何がなんだかさっぱりわからなかった。
見る前にギリシャの政治史の予備知識がいるみたい。
キプロスめぐってトルコと険悪だっていうし、最近は隣国のマケドニアで、内戦が始まったらしいし、
こんなんでアテネ・オリンピック、大丈夫かね
105名無シネマさん:02/01/07 16:44 ID:s6ILtObw
アンゲロプロスはビデオで見るのは辛いなあ。
特にロング・ショットばっかりの「旅芸人の記録」「アレクサンダー大王」あたり。
スクリーンで観ないと観たとはいえない感じ。
ゆっくりした時間の流れにもビデオじゃ乗っていけない。
106名無シネマさん:02/01/08 00:54 ID:axp5dklB
アンゲロプロスいいですよぉ。
といいながら「蜂の旅人」未見のワタシ。
だれか観た方いらっしゃいませんか?
ビデオでてないのかな。

トルコとギリシャは大地震の際の相互協力が
きっかけで、急速に関係を改善しつつあるようです。
>>104
107名無シネマさん:02/01/08 12:08 ID:UiCnGRkQ
アンゲロプロスの最高傑作は間違いなく「アレクサンダー大王」でしょう。
彼のおかげで太陽さんさんのギリシャのイメージからどんより曇り空へ・・
「シテール島への船出」っていうのは見たこと無い。

「蜂の旅人」は唯一見てがっくりしたアンゲロプロス。
永遠と一日も、ユリシーズも、霧の中の風景も、こうのとりも
全部拾うところがあると思うけど。
108名無シネマさん:02/01/08 13:32 ID:+rKRakQo
東京国際映画祭でグランプリとった「スローガン」、アルバニアの田舎村の話だけど、
共産党にガチガチにしめつけられてる様子がまるで昔の中国のよう。
というか、この手の映画なら中国映画にもっといいのがあるしね。
取り立てて新鮮さは感じなかった。 主演男優さんいい男だった。
109名無シネマさん:02/01/08 16:29 ID:cPuEdXJI
東京国際で上映された「ダスト」観た人います?
これ、観る前はあまり期待してなかったけど、はっきり言って
凄い傑作だと思った。ミルチョ・マンチェフスキー監督、
「ビフォア・ザ・レイン」から7年ぶりの新作らしいけど、一皮剥けた感じ・・
捻りに捻ったプロットの妙、「ワイルドバンチ」を完璧に意識した銃撃戦、
そして幻想的なラストと、どれを取っても文句なし。
来年夏公開らしいけど、こりゃ話題になるぜ、間違いなく。
110名無シネマさん:02/01/08 18:41 ID:l/AuoUdM
「ビフォア・ザ・レイン」
これほどまでにこの世の哀しみを感じた作品はない。
しかし悲劇と絶望の閉じた環状世界ではなく、浄化の雨の後には
新たな末来が開けているであろう螺旋的世界を感じさせるのが良い。
111名無シネマさん:02/01/09 12:20 ID:69rXclvN
ビフォア・ザ・レインの最初に出てくる教会はマケドニア地方の世界遺産。
112名無シネマさん:02/01/09 13:52 ID:0PzQjmPC
ダストおもろかったよねー
語り部が現代の他人、てとこがレッドバイオリンみたいだった。
113名無シネマさん:02/01/09 15:35 ID:vNTSz3jB
チェコのミラン・クンデラの原作、プラハの春を舞台に優秀な外科医とその恋人を描いた映画、
あとで題名を思い出すわね。この映画で使われているヤナーチェクは最高よ。
114名無シネマさん:02/01/09 17:42 ID:AsGC699M
>113
クンデラ原作の映画は「存在の耐えられない軽さ」っす。
ヤナーチェクのBGMが、ストーリーにとってもはまっている。
115名無シネマさん:02/01/10 12:14 ID:1KHARYk7
ジュリエット・ビノシュが
「嫉妬したのね〜?」とか言いながらダニエル・デイ・ルイスの前で踊り出す所。
可愛ぶるには骨太すぎる。
116名無シネマさん:02/01/10 13:52 ID:gqtScuxu
「リトアニアへの旅の追憶」
監督自身のナレーション、BGMのピアノ、美しい風景。
しみじみとした感動が胸に迫る映画です。
117名無シネマさん:02/01/12 22:50 ID:WVhC2XVO
.
118名無シネマさん:02/01/12 23:30 ID:Q5ktxqxP
「ダスト」はつまんねえよ。なんか全体的に汚らしいしわけわからん
映画だった。説明不足で置いていかれるというか、眠くなるというか。
同じ東京国際映画祭だったら、同じ日に上映された「ノー・マンズ・ランド」
のほうがずっと面白いよ。これはユーゴ紛争を舞台にしたブラックコメディで
カンヌの脚本賞受賞、ゴールデングローブの外国語映画賞ノミネートです。
119名無シネマさん:02/01/13 12:59 ID:DpW9ZjMt
ノーマンズランドは期待しすぎて観たからね…
以前に観たボスニアがやっぱり傑作であったことを再認識。
120名無シネマさん:02/01/14 09:54 ID:J+qif4Mz
「君はどこにいるの?」の舞台は旧ソビエト連邦のドコだったかなァ…

>>79
「少年、機関車に乗る」もバフティヤル・フドイナザーロフ監督作品でしたっけ?

>>69-70
>>72
>「UFO少年アブドラジャン」

私も見ましたよ〜♪
ほのぼのマターリしててイイ!!(・∀・)
121名無シネマさん:02/01/14 10:19 ID:J+qif4Mz
あと「フリークスも人間も」
セピアカラーがとても映える映画。
不条理な背徳感が有ってよろしい…
122名無シネマさん:02/01/14 11:09 ID:KX7lu9SQ
>>120
「UFO少年アブドラジャン」
どうしようもなくチープなんだけど、素朴な登場人物の
面々がなんともいいアジなんだよな。

あの物語の語り部って誰なんだろう?
「きのうは公会堂でタルコフスキー先生の「ストーカー」を観ました。
中身はさっぱりでしたが、いい映画でした。」
っていう、ナレーションで爆笑したよ。
123名無シネマさん:02/01/14 13:00 ID:zLH3uL+F
>120
場所はロシアのとある田舎町だったと記憶しています。具体的に示唆されてたかな。
ロシアにもあーいうインディーズ系の映画があるんだね。カウリスマキとキアロスタミを合体させたような、
コミカルで素朴な肌ざわりの映画でした。役者がほとんど素人さんだそうですが、
(・∀・)イイ!!顔してました。

「少年、機関車に乗る」はバフティヤル・フドイナザーロフ監督の長編処女作。
ロードムービー好きなひとは見といて損はないかも。
124名無シネマさん:02/01/14 15:52 ID:N2h4EMmT
>121
DVDがすでにあるとは。
女の子が「動くな!死ね!甦れ!」の子でしたね。
お尻ペンペンまんせー
125Funkeymonkey ◆NFfunkyM :02/01/14 16:19 ID:FrgYRgE7
俺このΘレッド好き。
長生きして欲しい。
126名無シネマさん:02/01/14 18:33 ID:GXlWAjo6
ポーランドのイェジー・カワレロヴィッチ監督「夜行列車」なんぞかなり斬新でしたなー

ロマン・ポランスキーはハリウッドへ渡って以降、
さらにその後、少女に淫行してヨーロッパに移って以降も
ポーランド映画のカテゴリーで語るべきなのかな、
あの微妙に影を落とす暗さは?
127名無シネマさん:02/01/14 22:44 ID:mZ6RjIKI
グルジア映画、
ナナ・ジョルジャゼ監督の「シェフ・イン・ラブ(原題)」…イイ!!(・∀・)
128名無シネマさん:02/01/14 23:49 ID:eIELY4eV
ドン・アスカリアン監督の「アヴェティック」以前に観たんですが、
ワタシにはかなり難解でした。映像の鮮烈さだけ印象にのこってます。
アルメニア映画だったかな。
129名無シネマさん:02/01/15 00:32 ID:Aq5cLp1o
ナナ・ジョルジャゼ監督といえば、「シビラの悪戯」も良かったですね。
幻想的で美しく、しかもあっけらか〜んとしていて奔放でおおらかな人
々の生き方が素敵。
ヒロインの女の子の美少女ぶりもみもの。
130名無シネマさん:02/01/15 19:16 ID:lQW2oCJg
悪いけど「シビラの悪戯」は気取った、というかおしゃれぶってる映画って印象でした。
筑紫哲也がほめてたね。
131名無シネマさん:02/01/16 12:26 ID:u5yA87mr
シェフ・イン・ラブはドラマとしても、ラブ・ロマンスとしても中途半端でダメでした。
いろんな要素を詰め込み過ぎたかな?
132名無シネマさん:02/01/16 14:24 ID:Qp/FtJJi
>130

同意見。目の保養にはなったけどね。
133名無シネマさん:02/01/16 15:15 ID:OtCgfR8l
アヴェティックは私も好きです。ストーリー性は、まぁ、ああいう映画なので置いておいても、
独特の過剰な色彩ですね。パラジャーノフともまた違って、森の深い緑なんかが印象に残りました。
ドン・アスカリアンはもともとパラジャーノフの助監督をやっていたらしいですね。ヤパーリ、モロなとこあったもんね。
水や炎、犬、自然の風景、音のない映像なんかはタルコフスキーの影響でしょうね。
134名無シネマさん:02/01/16 15:21 ID:URpsSsgf
ナナ・ジョルジャゼって「ロビンソナーダ」の人ですよね。あまり好きじゃないなあ。
グルジア映画だったら何といっても一押しはオタール・イオセリアーニ監督です。「落葉」「田園詩」といった映画が公開されています。現在はフランスで映画を撮っているようですが、渋谷でレイトショー公開中の「素敵な歌と舟はゆく」もイオセリアーニ監督です。
見てくらはい。
135名無シネマさん:02/01/16 15:41 ID:YtVJHr0v
「アンダーグラウンド」はだめですか?
わたしはかなりお気に入りなのですが。。。
DVDほしい。。。
136名無シネマさん:02/01/16 18:41 ID:JIz9CAKy
「田園詩」は日本で公開された版はゲオルギア語(グルジアはロシア語読み、ロシアに支配されていた歴史ゆえグルジアというと
当人たちは怒る)ではなく、ロシア語吹き替えでしたね。オリジナルが見られる可能性は内戦でほぼ絶望的みたい。
137名無シネマさん:02/01/16 23:04 ID:LuAKN4UC
>>135
「アンダーグラウンド」は結構有名なので、ここでは
ことさらに語られていないだけでは。
私もすごく好きな映画です。
DVDは昨年あたり出たんだっけ。
138135:02/01/16 23:21 ID:kGOKXPLc
>137
うわあ、そうだったんですか。。。はずかぴー。
でもいいですよねえ!
DVD、ハードをゲットしたら即買います!
139名無シネマさん:02/01/17 13:54 ID:aTwrXW1x
>138
同じ監督の「アリゾナドリーム」は見られました?
140名無シネマさん:02/01/17 14:32 ID:rmCdUXH1
「ファンタスティック・プラネット」ルネ・ラルーのなかでは一番好き。
一時期、ルネリバイバルされてましたね。
「ガンダーラ」「時の支配者」・・・あと何かあるかな?
長編だと配給しやすいんでしょうが、短編もまとめて欲しいです。
141名無シネマさん:02/01/17 19:04 ID:0yJ7d1Yc
NHK−BSでやってた「ゴー・トラビ・ゴー」
旧東ドイツのぼろ車、トラバントに乗って家族で出かけるとかいう話。
これはトラバントというぼろ車をギャクにした映画ですが、今でもトラバントが
幅を利かせているハンガリーなんかは身につまされるんじゃないでしょうか。
この車、車体が木とプラスチックコーティングされた紙でできていてナイフを立てれば
切れてしまうような車です。NHK−BSなんぞでは東欧ものはよくやるので要チェックです。
142名無シネマさん:02/01/17 21:13 ID:j1XPf5eE
>>141
「ゴー・トラビ・ゴー」なんか面白そうだなぁ。
BS以外で見る手段ないのだろうか?

クストリッツァの「黒猫・白猫」では、豚が喰ってましたね > トラバント
「黒猫・白猫」の紹介文かなんかで車1台を喰いつくす豚
ってのを見たときは、まさかって思ったんだけど、実際に
見てみて納得。
鉄じゃないんだもんね。

クストリッツァ映画には”首吊り”がよく出てくるけど、どんな意味が
あるんですかね?
143名無シネマさん:02/01/18 11:16 ID:LzG3eFFn
おれんちの近所のビデオ屋、ほとんどおいてねーよ。
スペインの映画なら、ちょろっと。タルコフスキーなら何本か。
144名無シネマさん:02/01/18 11:45 ID:+gQ6I4Rt
タルコフスキーの「サクリファイス」ってやつ観てたら眠っちゃった。
頭悪いからかなぁ。わけわかんなかった。
145名無シネマさん:02/01/18 12:12 ID:at2pjF/v
黒猫・白猫は見ていませんが
アンダーグラウンドが、見始めたとたん(これは好きだ)と
ピンときて、全部良かった。あの悪い男が魅力的なキャラですよね
ラストの「お前のことは許すけど、絶対に忘れないからな」
というような台詞に、じーんときました。

黒猫白猫も絶対いいだろうと思って楽しみにしてます
146名無シネマさん:02/01/18 17:15 ID:3VWfAbUj
ヤン・シュワングマイエル、この人、短編が主なんですが長編『ファウスト』
というのを撮っています。以下はネタバレを含むので見てない方は御了承の程。

中年の男が配られたチラシに出来心の好奇心を抱いき、古ぼけた建物を訪ねます。
そこで『ファウスト博士』の舞台(人形劇なんですが)に迷いこみ、悪魔と契約することになってしまうと言う話。
非現実的なシチュエーションの組込み方が秀逸で、見てる側の現実感が徐々にズラされていく
訳なんですが、メタフィクションとして見てると突然更に又ひっくり返されるといった感じで
不気味で不安な印象を見てる間中感じました。手だけが映される傀儡使いによって操られる等身大の人形が、
主人公の日常にまで現れ非現実と現実の境界を曖昧にしていく。メタファーとして意味を読もうとしてると、
裏切られたりします。何時の間にか主人公の手足に糸が付いてて・・
スパイク・ジョーンズの『マルコヴィッチの穴』の主人公(人形使い)を見て私はこの映画を思い出しました。
運命的な、物語を読みこもうとする人間(この映画の観客)を皮肉った映画のような気がします。
ゲーテのファウストも知ってから見ると吉。
147名無シネマさん:02/01/18 18:29 ID:V+7uSQC4
「アリゾナドリーム」はクストリッツァ初体験の映画だな。
アメリカンドリームなんてもうないって言ってるような、あきらめかげんのムードと、
夢の中のでっかいヒラメのシーンが不思議だった。
148名無シネマさん:02/01/18 18:42 ID:8GrzbucU
あれっ
149名無シネマさん:02/01/20 00:30 ID:7D08aS/X
「アリゾナ・ドリーム」すごい好きなんですけど。
ジュリー・ルイスが死ぬくだり、リリ・テイラーの切ない感情。
その辺のほろ苦さ加減が最高にいい。
サントラもマストアイテムです。

東欧映画と言っていいのかわからんが・・・
150135:02/01/20 01:24 ID:+t3BBUct
>139
「アリゾナドリーム」ですね! ちょいとビデオやへ走ってきまっす!
151名無シネマさん:02/01/20 01:50 ID:DREKwC3t
>>146
シュバンクマイエルは最近は長編多いね。ファウストは普通の映画のスタンスで
考えながら観てたらたしかに裏切られ、当惑したけど、だんだんはまってきた。

それとこの人、自分のことを映画作家とは認めず、「シュールレアリスト」と言ってる。
人の目だけでなく、口の動きを細かく観察してるのが面白い。
どの作品でもいろんなものをモグモグ食べてる。
152名無シネマさん:02/01/20 01:53 ID:oytFl/ci
>151
シュワンクマイエル、長篇も短編もスゴーク好きですね。

> どの作品でもいろんなものをモグモグ食べてる

でも、あまりウマそうなものがないんだよなぁ。
短編「フード」なんて特に..
153猫がいる!:02/01/20 02:15 ID:k773q22Y
長生きしてほしいスレ。応援age
154名無シネマさん:02/01/20 12:59 ID:nH3+H9eI
ハーベイ・カイテルって東欧系の血を引いてて好きな役者さんだな。
155名無シネマさん:02/01/20 14:36 ID:DVWLQlox
ベストは「ビフォア・ザ・レイン」というアルバニア映画。
南欧の荒れて乾いた丘陵地の風景、オリーブの灌木と羊の群、そこで中世からほとんど
変わらない生活をしている素朴な村人たち。でも、どの村人の手にもAK47がにぎられ、
宗教や民族の異なる隣村とは憎みあっている。隣村といってもみな顔見知りで、
そこには幼なじみもたくさんいる。にもかかわらず彼らは憎みあっている。幼い子供まで
AK47を手にし、小さないざこざは即、民族間の紛争へとふくらむ。懐かしい顔、愛しい顔、
みなどんどん死んでいく。
156名無シネマさん:02/01/20 16:19 ID:zbtUHrvl
アーウィン・アレンの東欧時代の人形アニメとか見た人いる?
157名無シネマさん:02/01/20 16:28 ID:7KV7NBC3
「ビフォア・ザ・レイン」と「魅せられたる三夜」が好きだけど、
何度聞いても監督の名前が覚えられない。東欧の人名は難しいね。
158名無シネマさん:02/01/20 18:38 ID:oytFl/ci
>>156
アーウィン・アレンというとどうしても「原潜シービュー号」を
思い出しちゃいます。
この人が東欧出身てことも知りませんでした。
アニメも見たことないですけど、見てみたいですねェ。

人形アニメと言えば、パペトゥーンで有名なジョージ・パルも
ハンガリー出身のようですね。
こちらもパペトゥーンの作品そのものは、まだ見たことないん
ですけどね(^ ^;;
159名無シネマさん:02/01/21 12:52 ID:rHb01ksO
「黒い絨毯」ってジョージ・パルが製作なんですね。
かなり古い映画なのに、結構ちゃんと動物パニックしていて。
クライマックスの解決方法も良かったし、冒頭で嫁入りしてきた奥さんといっしょに
「また一から農園を作り直そう」ってラストも良かった。
アリのアップ映像を人形アニメでやっていたのも効果的でした。
160名無シネマさん:02/01/21 13:43 ID:d+IlqqzG
「魅せられたる三夜」は最後に死姦場面あったよね。
ブコウスキー作の「冷たく冷えた月」と同じ原作からの映画化でしたね。
161名無シネマさん:02/01/21 17:43 ID:lgzsbAD/
ポーランドのドキュメンタリー作品「金日成のパレード」
なにを勘違いしたか北朝鮮自身も「傑作だ」と評したという。
パレードの山車?の上でボクシングやってるのが衝撃的でした。
162名無シネマさん:02/01/21 18:07 ID:BbVFHrQ+
>152

シュワンクマイエルの作品で一番食べ物が気持ち悪かったのは
『悦楽共犯者』の郵便屋のパンですね。
あと、タイトルを忘れてしまったんだけど
行列に並んでて向き合った男の顎をなぐると
洋服がほどけて、胸から食事とコーヒーが出てくるやつ。
で、食べ終わって食べさせ終わったら、壁に印つけて
でてくって話。あのソーセージはまずそうだった(藁

ユーロのシュワンクマイエル特集には行きましたか?
私はわりと順調に見れたんですけど、
「悦楽共犯者」は最終日になってしまい
久々に通路に座ったりしました。

「オテサーネク」は見ましたか?
「肉片の恋」などが挿入されていて、笑いましたよ。
163名無シネマさん:02/01/21 18:14 ID:jcmOwRxO
ヤン・シュヴァンクマイエルの一連の作品は二十歳までに見ておきたかった映画だな。
164名無シネマさん:02/01/22 00:53 ID:J6uPPiuw
ベタですが、キェシロフスキの「ふたりのベロニカ」大好きです。
イレーヌ・ジャコブの清らかさに・・・ハアハア
165 :02/01/22 01:37 ID:KcvwWzds
オテサーネクの作中で映画館から出てきた夫婦が
「くだらん!なんで普通の映画がつくれないんだ」とか言うのには笑った。
自身を皮肉ってんのかなぁ。突き放した視点で
166名無シネマさん:02/01/22 14:02 ID:4LVNzaMR
「ふたりのベロニカ」はいろいろと伏線(とは違うか?)が張ってあるのを見つけると嬉しいですよね。
音楽もいいですよね。ベロニカのサントラを探し回りました。
ベロニカの音楽、「娼婦ベロニカ」にも使われてましたね。
167名無シネマさん:02/01/22 17:49 ID:KveDihgO
>165
そりゃ笑える。オテークに喰われてしまへよ、その夫婦って感じだね
168名無シネマさん
「UFO少年アブドラジャン」見てて、エド・ウッド思い出した。