◆　ルノワール　◆

ジャン・ルノワールの映画について語りましょう。

とりあえず2ゲット。
人気無いね、2ちゃんじゃルノワールって。
数年前にやったルノワール映画祭はバカみたいに人が来てて観にいけなかったのに。
とりあえずこの三本は観とけ。
｢ゲームの規則｣｢恋多き女｣｢フレンチカンカン｣
何を観ても面白いって奇跡だね。

じゃ、3ゲット。
自分は未見だが、『河(川)』って映画はどう?
ルノアール初のカラー作品。
原作者のルーマ・ゴッテンが、好きな作家なんで。

あげ

>2
「黄金の馬車」を忘れてるよ

amazonの「素晴らしき放浪者」のレビュー間違っていると思う。
どう見ても，鉄人28号にしか見えない。
教えたら，なんかあるかな？
ルノワールの映画はまだ見てないけど，
淀川長治の「河」をただで借りてきたんで，見てみる。
この人って，小説家でもあるの？だれか，教えてください。

「草の上の昼食」をみました。とてもおおらかな空気感を感じた。
　自然の描写には”父上”の強い影響を感じた。

あ少しれす付いてる、嬉しい。
「草の上の昼食」は本当に素晴らしい！！余りにもﾊﾞｶﾊﾞｶしい
博士と娘の会話、視線と感情の推移を的確な風景描写で
説明する巧みさ、バイクで2人乗りするシーンを
捉えた余りにも単純で大胆だがルノワール以外には考え
られない構図。黒沢清氏も生涯ベスト10の1つにあげて
いるらしい。
とにかく観たあとで幸せな気分になれるのがルノワール
の映画の好きな所ですね、私は鬱になった時によく観ます。

「黄金の馬車」のリニューアルのリバイバル版、およびそれを素材としたＤＶＤは、
画質が悪すぎ。カラーのにじみが出ていてダメ。これなら７０年代にフィルムセンター
で上映された「黄金の馬車」の方が数倍上の画質だった。鬱。

>>6さん
ルノワールは小説書いていますよ。
『ジョルジュ大尉の手帳』（野崎歓訳　青土社　１９９６）
野崎歓さんの本もよかった。
『ジャン・ルノワール　越境する映画』（青土社　２００１）
遺された貴重な書簡を道しるべに、世界最高の映画作家ルノワールの
亡命と越境の後半生を濃密に綴る、友愛の20世紀映画史（笑）

観た後で幸せな気分になれるのがルノワール＜激しく同意

>>2
ルノワールの最高傑作｢大いなる幻影｣をわすれてる。

>>9
同意。というかフィルムセンターのは見てないが
リヴァイバルの際、復元されてテクニカラープリントを完璧に再現、みたいなうたい文句だったが
あまりの酷さに愕然(内容じゃなくてプリントの状態ね)。
おいおい、これだったらおそらく初公開当時のままのプリントなんだろうが
アテネで見た｢フレンチカンカン｣｢恋多き女｣の本物のテクニカラープリントの方が
百倍マシだよ、と思ったもんです。
>>11
｢大いなる幻影｣悪くないけれど。2の三本、｢黄金の馬車｣｢草の上の昼食｣｢牝犬｣｢素晴らしき放浪者｣に比べれば
全然駄目駄目なんであえて入れません。

>>12
同意。俺も『大いなる幻影』ダメ。説教臭すぎ。まあ｢自由｣というテーマ
はルノワールだけど。同じ捕虜脱走ものなら、遺作の『捕らえられた伍長』
のほうがずっと好きだな。のびやかで飄々としていて。
そういえば、『ピクニック』出てないね。大好きなんだけど。

ルノワールの邦訳された小説なら、「イギリス人の犯罪」もあります
もちろん野崎歓さんが訳
「ジョルジュ大尉の手帳」は読んだけれど、こちらは買ったまま、まだ未読。
帯には「暗黒小説」とあって、正月にじっくり読むのが楽しみです。

「ジョルジュ大尉の手帳」は誰にも映画化して欲しくない小説です。
ルノワール以外の監督が手がけたら、今まで幾度と無く作られた
ありふれた凡庸な映画になりそうでコワイ・・・

ルノワール自身はジャンヌ・モロー主演でこの小説を映画化したがっていたそうで、
それが実現しなかったことは何にもまして痛恨・・・

『大いなる幻影』好きだけどな、私は。
説教臭いのはそんなに気にならないです。
それよりジャン・ギャバンが好きになれない。
なんかうそっぽくみえるんですけど。なんていったらいいのか…
『獣人』があまり良くなかったのも、彼のことを嫌いなせいかも。

ワールage

>>10さん，>>14さん
どうも。
『河』，面白かった。他のルノワールの映画と比較しての評価はしらんけど。
子供の死を，みんなが眠る場面で暗示するところに，
この人の映画への視線を特に感じた。
それに，労働者が働く場面，インドの風景，儀式，少女達，召使い，
一つ一つの要素を，かなり計算して細かく撮っている感じもしました。

都内の映画館で特集やらないかな？

>>13
「ピクニック」大好きはここにもいるよ。

祖 は 古 よ り の 運 命 の 名
死 を 司 る 二 人 の 処 女
黒 き 御 手 は 嬰 児 の
安 ら か な る を 護 り 給 ふ

親父よりも偉大なジャン・ルノワールage

>>17
なるほど。
「河」を撮ったときの政治的背景
とかってなんかあるのかな？age

a

年明けにみる映画は｢フレンチカンカン｣に決まり。

「この土地はわたしのもの」が「自由への闘い」というタイトルで
DVDになってた。フィルムセンターでみたときも泣いたけど、あらた
めて見直してやっぱり号泣。裁判で死を覚悟したチャールズ・ロートンが
小声でモーリン・オハラに愛の告白をする。それに応えるように唇を
わななかせるモーリン・オハラのクロース・アップの美しさといったら、
もう泣くしかない。ラストの人権宣言の朗読もほんとにほんとにすばらしい。
とりあえず、ハリウッド時代の最高傑作と断言したいです。

「河」はこよなく美しい映画だと思います。
ただ・・・この映画で助監督をやっていたサタジット・レイによると
インド人から見ると「ヘン」なのだそうです｡
例えば違うカーストの人間が普通に会話したりすることは現実には無い、などなど…

そうと知っても、この映画の美しさが損なわれるわけではないのですけどね・・・

『南部の人』ってこの人が監督だったっけ？

>>27
そーだよ

粘ってるとお茶が出てきますが何か？

>>29
サ店かよっＢＹ三村マサカズ

モーニング娘。フレンチカンカンを披露

＜紅白歌合戦最終リハーサル＞
　モーニング娘。が「ワールドカップウェルカムショー」
でフレンチカンカンを披露した。保田圭（２１）安倍なつみ（２０）
矢口真里（１８）らがピンクのフリル付きスカートで軽快に踊った。
前大会優勝国のフランスにちなんだもので、そのほか、西城秀樹（４６）
やＤＡ　ＰＵＭＰらが「アフリカンエクスプレススペシャル」と題して
打楽器ショーを見せた。

消えては現れるルノワールスレ・・・
俺もルノワールは大好きだが、こうも消えたり立ったり
を繰り返してるとどうでも良くなってくる。
ゴダールスレみたいにたまにサルベージして、
堂々巡りを止めたいよぉ。

あ、「捕らえられた伍長」が好きです。

金井美恵子が「リュミエール」誌に連載していた「フィルム・ルノワール」という評論が好きだったんですが、
あれは単行本化されなそうですね。

＞３３
図書館でコピーして読んだけど、あんまおもしろくなかったなあ。
取りあげてる作品も少なかったし。フィルムセンターのレトロスペクティヴ
であの姉妹何回も見かけたので、それをもとになんか書けばいいのに。
まあ、金井氏の小説『柔らかい土をふんで、』はある種ルノワール論の
続きのようなところがあるので、３３さんはそれを読まれるといいかも
しれない。

age

ルノワールいいよね。
ほんと、何を見ても面白い。

個人的には『草の上の昼食』が大好き。
ワーストは『大いなる幻影』かな。
↑でもあったけど、ちょっと説教臭いよね。

父のオーギュストより遥かに偉大なのに、
なぜか父のほうが有名だよなー。

age
蓮実氏の登場以来『大いなる幻影』は駄目ってことに
なっちゃったけど、どうなんだろう。蓮実氏はある作品を
持ち上げるために高名な別の作品を政治的にけなすということを
よくやるので（この場合『ゲームの規則』を擁護するためだった）
あんまり真にうけない方がいいかも。確かにぼくも『大いなる幻影』
あんまりよいとおもえなかったのだけれども、ほんとに駄目だったか
見直すべきかもしれない。

age

ルノワールマンセーーーーー!!!!
って、一体何回脱兎落ちしたら貴様ら気が済むン陀〜〜〜！！
千と千尋関連がいくつも立ったときには斑切れでしたよ。

俺は常駐でないので無理だが要改善。
名画系落ちるの早すぎ。

「捕らわれた伍長」あげ

ルノワールをみていると映画はこんなにも単純でヨカッタのか
と思う、単純さ故の豊かさ。

>39
「捕らえられた伍長」は相米慎二がキネ旬でやってた
洋画の（洋画と邦画をわけるところがキネ旬のあほなところ
だが）オールタイム・ベスト１０にあげてたね。合掌。

ちょっと前に近所の映画館で
「ゲームの規則」が突然かかり
恥ずかしながら未見でしたので
大画面で堪能することができて幸運でした。
感想は( ﾟДﾟ)唖然呆然。
ゴダールが「映画史」で引用していた狩猟のシーン！
ラストの唐突なシリアスへの転調！
これに比べるとヴィスコンティやルビッチすら霞んでみえる。
「面白い」とか「素晴らしい」とかでなく
「凄い」映画ですね〜。

「ゲームの規則」！明るい悲劇、まさにそんな感じですね。

前Θレ発見。
＞ルノアール
http://choco.2ch.net/movie/kako/1002/10022/1002271854.html

他にも見つけたら教えてください。
獣人　あげ
SNCF?ETAT!
鉄ヲタにもお奨め(w

「ピクニック」最高age

水の娘（24）女優ナナ（26）チャールストン、マルキッタ（27）
野試合、のらくら兵、マッチ売りの少女（28）アフリカの奥地（29）
赤ん坊に下剤を飲ませる、牝犬（31）
十字路の夜、ショタール商会、素晴らしき放浪者（32）
ボヴァリー夫人（33）トニ（34）
ピクニック、人生はわれらのもの、ランジュ氏の犯罪、どん底（36）
大いなる幻影（37）ラ・マルセイエーズ、獣人（38）ゲームの規則（39）
スワンプ・ウォーター（41）自由への闘い（43）南部の人（45）
小間使いの日記（46）浜辺の女（47）河（51）黄金の馬車（52）
フレンチ・カンカン（55）恋多き女（56）
草の上の昼食、コルドリエ博士の遺言（59）捕らえられた伍長（62）

あと、Une vie sans joie (24・歓びなき人生？)と
Salute to France (46) だけ邦題を知らない。

･･･で、一番好きなのは『フレンチ・カンカン』だったりして。
本当に絵本みたいに嘘臭い画面だけど、
ラストに至って涙が溢れない奴なんざ･･･

＞Salute to France (46) フランスへのあいさつ？日本未公開ですか？

去年の夏は、大いなる幻影、フレンチカンカン、素晴
らしき放浪者、を見ることができた。というかうちの
地方（名古屋）ではめったにみれません。今年二月に
はタルコフスキー特集があります。ど真中の名画をも
っととりあげてほしいとおもう。岐阜、三重くらいな
らなんとかいけるんだけどなぁ。

　　　　　-＝　∧＿∧
　　　-＝≡　（　´∀｀）　ﾔﾎｰｲ1/28.29　BS2ﾃﾞ「河」ﾄ「金馬車」ﾔﾙﾖｰﾝ
　　　　　-＝（　つ┯つ
　　 　-＝≡/　 / //
　　 -＝≡（_＿）/ ）
　　　 -＝ (◎)￣））

フレンチカンカンいいね。ラストは震えるね。
これも下高井戸でやって欲しいな。

ところでルノワールの映画って、プラトンの「饗宴」を
思い出すんだけど。