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名無シネマさん:
巨匠ゴダールの来日ドタキャン騒動
来日が実現すれば36年ぶり。世界中のマスコミが注視する、
世紀の記者会見になる筈だった−。
フランス映画界の巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督(71)が、
来日をドタキャンした。その理由とは、緊急入院と手術による体調不良。
だが招聘元では病名すら分からず、まるで狐につままれたような状態だという。
「本人から必ず行くとの確約を頂いていたのですが・・・。
22日の晩に突然、監督からファックスが届きました」
(ゴダールを招聘した配給会社)来日の目的は、新作『愛の世紀』のPR。
1月29日には成田空港に到着し、30日には新宿・パークハイアット東京で盛大な記者会見が開かれる予定だった。
大のマスコミ嫌いとして有名なゴダールだが、
今回は日本の配給元が仏カンヌまで出掛けて直談判。
公には滅多に姿を見せない大物の来日とあって、
作曲家の坂本龍一や、前東大総長・蓮實重彦氏らとの対談も検討されていた。
「本国でもゴダールは、“生き神様”のような存在で、
どんな評論家でもインタビューするのは不可能に近い。
実現すれば奇跡だったのですが、やはり奇跡は起きなかったみたいですね」と、言うのはパリ在住のジャーナリスト、平井ゆかりさんだ。
当初はゴダールの30年来の連れ合い、アンヌ=マリー・ミエヴィル(56)
と仲良く来日する筈が、都合がつかずキャンセル。
彼女が監督、自分が主演した映画『そして愛に至る』のPRも、
ゴダール一人で行うことになっていた。「彼もさすがに高齢なので、
本当に体調を崩したのかもしれません。
ただ“私の人生にはたった一人の女性しかいない”
と公言しているほど、ミエヴィルは彼にとって大切な存在。
実は彼女と一緒に来日したかった、というのが意外に、
カワイイ本音かもしれませんよ」
招聘元では再度、千羽鶴を持ってゴダールへお願いに当たるという。