成瀬巳喜男、好きっ

『浮雲』は『ゴジラ』の玉井正夫撮影、中古智美術だと知って、
特撮厨から他の映画も見るようになったあの日。
『女が階段を上る時』や『流れる』みたいに女の醜さを描いた映画を
初めて見て、けっこうショックを受けた。
『乱れる』『ひき逃げ』『女の中にいる他人』＝哲学三部作。

東宝時代と戦前の『妻よ薔薇のやうに』『鶴八鶴次郎』しか見ていない
んですけど、「松竹に小津は二人要らない」と追い出された無駄な監督の
大いなる執念が開花した東宝時代が好きなのさ。

成瀬作品が好きな人、２ちゃんにはいないかな？

「稲妻」が好き。

小品だけどハートウォームな『おかあさん』かな。
『乱れる』『乱れ雲』とか抜き差しならない男女(それもインモラルな)
の愛を描いたのも好き。

私は「山の音」が大好きです。
ベータ版のソフトを買ったくらい好きです。今はもう見れませんがね。
ラストの原節子と山村聡の公園でのやりとりが印象的でした。

『女の中にいる他人』は意外な○○が○○だという点ではベストでない？
しかも○○に○○も○○するから余計にね。

今日BSで浮雲やるよね。晩菊は延期になって来週。
成瀬は主要作品がキネマ倶楽部から出てるから、
レンタル屋に置いてなくて不便。
「女の座」とか「驟雨」みたいな軽めが好き。

私も『山の音』が好きですね。
むろん『おかあさん』や『稲妻』もいいし『浮雲』も傑作ですが。
目立たないものでも『あらくれ』なんてとても面白いし、
やはり50年代に作られた作品が最もいいんじゃないかな。

傑作だと思うのは「浮雲」。裏傑作だと思うのは「驟雨」。
一番愛着があるのは「おかあさん」。

　　　　＿
　　 '´ﾉ===ヽ 　 　 ／￣￣￣￣￣
　　iﾉﾘil从|ﾘ））　＜三百人劇場を思い出す・・・・
　　!_l_!｡ﾟ -ﾟﾉ!ゝ
　 　⊂|)水!つ　　
　　　 く/_ｌ| 　　　
　　　　し'ﾉ 　 　 　

私は改装前の文芸座を思い出すよ。
『コタンの口笛』だっけ。すごく救いのない話で鬱になったよ。でも好きだけど。

なんで晩菊延期になったの？

「歌行燈」が好きです。山田五十鈴と花柳章太郎とも相性がよいし。もちろん山田・長谷川のコンビもよいですが、
長谷川だと、たとえば「鶴八鶴次郎」なんか、山田よりきれいにうつってませんか？
あれは何なんでしょうか？

ま、とにかく頑張ってほしいスレです。

>>11
国会中継延期のためです。

↑延期、じゃなくて延長ですね。

地道にだけど、レスがついているんで嬉しいです。

ところで
『乱れる』『ひき逃げ』『女の中にいる他人』は哲学じゃなくて贖罪三部作ですね。
『乱れ雲』もこれに入るけど、ちょっとインモラルな方向にいっちゃうみたいで。
『ひき逃げ』ってカナダ映画の『ひき逃げ』とアメリカ映画の『ゆりかごを揺らす手』が
なにげに踏襲しているような気が。

BSで浮雲見れー

「浮雲」の高峰秀子は凄いよ。
成瀬演出の賜物だろうが、ああいう芝居も出来るんだねえ。

高峰秀子といえば「放浪記」も良かったね。
あの映画、宝田明が恋に狂う役をやってて、二人の意外な一面が楽しかった。
「浮雲」は、東宝が必ず各テレビ局に押し付ける
「マルシーTOHO．ALL　RIGHTS　RESERVE」のテロップがなかった。

秋立ちぬ、子役達の達者な演技に驚いた。
今の子役なんかかすんじゃいますな。

山の音、あまりセックスが面白くない
原節子に愛想尽かした上原謙、と云う
素晴らしいキャスティングと、
「おい、おい」と原節子を呼びつけて
部屋の明かりを消す、ってなかなり
ストレートなセックスの表現には驚いた。

あれは、んごいエロい、と思いましたんですが。

あぁ並木座、改めてさよなら、有難う。

成瀬って確か東北大卒のインテリだっけ？

>>17
高峰秀子は、あの映画、出たくなかった。
でも成瀬は熱烈ラブコールでしつこく迫った。

高峰秀子は、成瀬にあきらめさせようと、
台本をわざとやる気なさげに読んだテープを成瀬に渡したら、
逆にそのやる気なさが成瀬のストライクゾーンにはまり逆効果、
結局出演する事となった、と。

それであんな演技なんですよ。伝説。

高円寺のオービスってビデオ屋は成瀬作品勝手に
レンタルしてるんだよね（笑）
お陰さまでほとんどダビングさせていただきました。
でも杏っ子だけ無いんだよね。個人的には結構好きな映画
なんだけどなぁ。ビデオ化されてないのかなぁ

>>22
香川京子ﾀﾝ、かわいそでかわいそで
見てられなかったよ・・・・・。

藤木悠にしとけばよかったのに。

流行の言葉で、だめんずの典型ですな。
あ、成瀬映画は殆どそうか。

自分も成瀬作品は好きです。「流れる」「夜の流れ」「晩菊」の
「花柳３部作」（と勝手に呼んでいる）が特に好き。どれもこれも、
噛みしめるほどに味わいが増す、昆布や鰹節、そう日本に産まれて
良かったナア！的な玄妙さ。増村保造や中平康も好きだが、最も好きな
日本人監督は成瀬。ＤＶＤ化を切に求む。

>>20
ネタか？　それとも厨房か？

>>22
そうそう。
あの石灯籠倒すシーン、今でも悪夢に見るよ。
このレス見るまで「杏っ子」の事を忘れていたのは、あまりにイヤな場面を見させ
られたので、無意識的に記憶を封殺していたからだろうな。

あの木村功みたいな奴、けっこう現実にいるよ。

『杏っ子』を初めて観たのはテレビだったんだけど、
何かの差し替えだったらしく、テレビ欄にも載ってなくて
後半しか観れなかった。でもすぐ成瀬巳喜男の映画だと気づいた。
というのは雰囲気も独特だからだけど、ちんどん屋が出てきたんだよね（藁
それにしても、確かに木村功は嫌な奴だったね。
前半観れなかったもんだから、何でこんな奴と香川京子が、
とずっと首をひねりながら観てましたよ。

>>19
『山の音』は鼻血を出した原節子を介抱する山村聰のシーンも官能的でしたね。

「山の音」良いですね〜。この作品が一番好きです。
「おかあさん」昔はこんな家庭が結構あったんですよね。
田中絹代演じるお母さんのひたむきな姿が泣ける。

成瀬巳喜男の被写体との距離感が適度にあってクールで
渋い作風に惹かれます。

私は山の音で、
能面を、原節子が角度を変えながらみるシーンが忘れられません

「杏っ子」はCSでやったときに録画した。
香川京子萌え。成瀬は意外に婉曲な性表現が
うまいと思う。

>>30
同意。例えば「女が階段を上る時」で仲代達矢が高峰秀子をベッドに押し倒したその後の処理
が徳利が落ちて床にコロコロ転がってるシーンでなされてたけど、妙に記憶に残ってるな。

先日ＢＳ２でやってた「めし」見ました。
話はちょっと「驟雨」な感じでしたが、女同士の攻防が良かった。
向かいの２号さんが、無造作に脱いである別の女の靴を揃えるところとか。

>>30
「浮雲」の夜中に迫り来る山形勲。
あれはこはい。あれで処女喪失は可哀想すぎる。

でもバックは淡々とその時を回想する
セリフが続くだけ。

よけいにいやーな感じでうまいなぁと思ったです。

『驟雨』ギャグ満載。
『芝居道』涙が止まらない。
『稲妻』ホントに稲妻が出てきて吃驚。
でも『乱れ雲』が一番好き。

　『山の音』に一票。
　私にとっては、あの映画の原節子は最高です。

最後、風船の所が好きです。「ほらっ！あんた頑張んな」
みたいな、感じがして。

「ひき逃げ」は哲学というより「怪作」という感じだなあ。個人的には。
なんか、高峰秀子と脚本の松山善三夫婦にすっかり乗っ取られたような出来で。
それに最後、警視庁か警察庁のメッセージらしきものが出てくるでしょ。
「あ、これは啓発映画でもあるのか」と（ｗ。
でも、佐藤勝の音楽は秀逸。サントラ持ってるよ。

>>23
「杏っ子」好きなんだけど、あんまり香川京子可哀想な気はしないな。
成瀬の映画はどうしようもない状況の話ばかりだけど、後味悪くないよね。

自転車で走るまっすぐな道がいいねぇ。

　「晩菊」が好き。
　ただ、心理説明のナレーションは要らないと思う。（公開当時は、ああいうものが
必要だと思って作られたにしても、余計。）

確かに成田三樹夫はいいよね

「浮雲」
やっぱりジャングルのキスシーンから、闇市の連れ込みのキスシーンへ移る場面。
お互いの唇が離れた後の、幸田ゆき子の表情。
怖かった。

「君と別れて」よかったよ。

中北千恵子の金歯。白黒じゃわからん。

乱れる　の列車のシーンは本当にぞくぞくしました。
すごいシーンだと思いました。

成瀬ってヘボな役者使わないね。出演者が皆上手いよ。
下手なシーンは編集で黙々とカットしたのかな（ｗ

こんなに成瀬ファンがいるなんて、嬉しい。
ああ並木座がなつかしい。
今ビデオで観なおすと、けっこうクサイ演出（目配せとか）が
多いことに気付くが、まあそれでも日本人監督で一番好き。
だってドロドロの男女関係をこんだけ美しく撮れる日本人監督他にいる？
いま出てきたら、一発でファンになるけどね。

>>40は何気にギャグを飛ばしていたんだねえ。

『乱れ雲』の子供のギャグは「ガチョーン」だったか「シェー」だったか
「ダヨーン」だったか忘れた。成瀬は赤塚ギャグもカバーしていたのかと感心。
「ガチョーン」は違うけど。

WOWOWでやった「女人哀愁」も良かった。

私は成瀬の戦前映画が好きなのですが
（戦後になるとテンポが遅いのでちょっとだるくて、「浮雲」はとてもよかったですが）
「女人哀愁」がベストです。
次には、「鶴八鶴次郎」かな。
「妻よ薔薇のやうに」はちょっとまとまりがないように感じました。

「女人哀愁」って女工哀史みたいな暗い映画だと
思い込んでたら全然違った。戦前の作品の方が
モダンな印象ですね。変わった撮り方してるし。

＞「女人哀愁」
タイトルと内容が全然違いますよね。（笑）
哀愁どころか、主人公がやっと自分というものを発見して
喜びに輝きながら終わっているところが、女性からみて痛快な感じがしました。
すごくおしゃれでモダンなところはやっぱりPCLですね。。

BS-２の特集にCS「日本映画専門チャンネル」は成瀬ファンには感涙もの。
先先月の初期作品特集うれしかったなあ。細かいギャグとかけっこうあるんだよな。
そういえば、大好きなシーン
浦辺粂子に息子が「かあさん、腰巻き出てるよ」ってのは、大映の『稲妻』だったか。

>『乱れ雲』の子供のギャグ
「ケロヨーン、バハハーイ」ですね（赤塚不二夫じゃないです）。
司葉子が真似して「ケロヨーンての？」って言うんですけど、この最後の「ての？」がいいんだ。

>>53
何気ないやりとりだったけど、司葉子が幸福の絶頂にいるって感じが
よく伝わる場面でしたね。
それだけに、その直後の展開が・・・痛々しい。
さすが成瀬。

悩ましい眼差しだったね。＞『乱れ雲』の司葉子
成瀬監督は『死の棘』の愛人をヒロインにして司で撮る気だったらしいけど・・・

まだあんまり成瀬作品を観てるわけじゃないけど、今日ＢＳで「晩菊」放送なのでageます。

「晩菊」か。なんか気がめいりそうな映画だけど、名作らしいから録画しとくか。

>>53

｢バハハーイ、ケロヨーン」じゃなかったでしたっけ？
（どっちでもいいんですが。）

あの映画、司葉子もすばらしいけど、加山雄三の能天気ぶりも
たまらん！って気がします。
お話の痛々しさがより深まるって感じで。

あと、草笛光子がいつもいいんですよねぇ。
東宝だから出てるんでしょうが。

しかし、いずれにせよ、今のご本人たちを見ると、
悲しくなっちゃう。特に司葉子・・・。

http://www.mars.sphere.ne.jp/aizawa/you021.htm
http://www.mars.sphere.ne.jp/aizawa/you022.htm

>>58
訂正どーも。
｢バハハーイ、ケロヨーン」です。

＞加山雄三の能天気ぶり
あれ若大将と同じですよね。ていうかそういう演出を成瀬がしている。
だからラストの旅館がまたいいんです。
しかし踏切を渡るタクシーの中の司葉子の美しさときたら、ただ事じゃないですね。

>>59
Thank you!

加東大介が森光子の足さわってんだよね。

>>60
> あれ若大将と同じですよね。ていうかそういう演出を成瀬がしている。

そういう演技しかできないから、それでいいように脚本、演出を組み立てている、
ってな感じかな。確か出演は会社の要請でしょ。

倉庫逝きになりかけてるよ。

ところで『小早川家の秋』を小津が東宝で撮る時、
「成瀬は二人いらない」と言ったというのはネタ？

>>12
私は「歌行燈」も「鶴八鶴次郎」も好きです！

>>61
電話中の森光子の指を噛んでます。

『浮雲』大好きなのでage

並木座、最前列の人は頭を低くしないといけないような
雰囲気もマンセー。

「流れる」
見ててどきどきしっぱなしでした。良すぎて。

>>67
ラストの山田五十鈴と杉村春子の三味線はシビレるね。

>>60
うーん、でも若大将の加山雄三を寝転がして「死にたい」なんて平然と言わ
せてしまうあたり、かなり確信犯的なものを感じましたが。

基本を若大将の加山雄三に置いて、それを微妙にズラしたような印象を
受けました。

>>64
やっぱり、レスがあるとうれしいですね。私、山田五十鈴の大ファンなので、
あんなこと書きました。私事ですが、「鶴八」での山田の三味線の弾きっぷりを
見て、新内の稽古始めたくらいです。

>68 シビレた！五十鈴様の舞台とか今のうちに見とくべきか・・・

漏れも浮き雲マンセー！

『稲妻』『乱れる』の高峰秀子の美しさ！！！
『めし』『晩菊』『山の音』もすばらしい。
しかし、なんといっても、『秀子の車掌さん』という中篇作品が最高！
本当にかわいくて、いじらしい映画です。

別にトチ狂って言ってるわけじゃないですけど、
『ゴジラ』って最良の成瀬映画っぽいなあとか思っているんですが、
駄目でしょうか。
漁師の山本廉が母親と一緒にゴジラに踏み潰される場面、
中古智の美術の質感と玉井正夫のカメラの構図の決め方と照明と
特機がうまく噛み合っていて、『めし』や『山の音』の台風の
シーンを彷彿とさせるんですけど。

並木座で観た「流れる」「鶴八鶴次郎」の二本立て、物凄く感動した。
特に、「流れる」の役者の動作に緻密に連動した、あのカット割り、凄すぎる。

ここ数年岡田茉莉子を通販番組で見かけるようになって悲しい。

>>76
俺も最初、びっくりしました。我が目を疑うとはこの事だ。

やっぱり旦那が稼がないからかなぁ。

＞旦那が稼がない
のことなのだが、話がずれて申し訳ないが、吉田喜重の映画は愛知が金を出した「芸能」
もの以降、何があるの？

あの通販番組、みんなでてるね。
林与一がでたのが最高だったけど。
一回、100万はペイされるだろうね。じゃなきゃ、あんだけの面子
揃えられないよ。

１回百万てことは、１０回出たらATG映画が１本作れるのですね。

加東大介に殺された・・・

DVDだしてよ

ミッキーの特集、阿佐ヶ谷の映画館でやってたよね。
かなり長いこと。

>>83
　私は成瀬作品をまだ７本しか見ていないのですが、そのうちの５本を阿佐ヶ谷で
観ました。しかし、“ミッキー”とは栗島すみ子もビックリですね（笑）。

>>67-68
　私も『流れる』が一番好きです。出演者が全員良くって。早くNHK BSでやらないかなぁ…。

>>84
戦前、映画関係者間でのあだ名は「ミキちゃん」だったようですよ。（笑）

>>85
　それで、『流れる』の撮影中、栗島すみ子に「ミキちゃん」呼ばわりされて困った
そうですね。栗島すみ子は成瀬監督よりも先輩なので、強いこと言えないし（笑）。
　そういえば、小津安二郎の伝記マンガ（『日本映画監督列伝１　小津安二郎の謎』）で
知ったのですが、成瀬監督の筆名が“三木池畔”（ミキちゃんのもじり）だったそうで。

栗島の旦那の池田義信は成瀬の師匠だから。成瀬はそのころはもう巨匠だったから、
成瀬じゃなくてまわりの人間が困って「先生と呼んでください」と言ったんでしょ。

林・平井「実録日本映画の誕生」フィルムアート社(元は読売新聞の記事)によると
成瀬は、
「栗島さんは、俳優というよりお姉さんみたいで、撮影中も私は栗島さんと呼ぶけど、
向うは"ミキちゃん"です。
ずっとあとで『流れる』のとき、引退していた栗島さんに出てもらいましたが、
少しも遅れたところがなく、堂々たるものでした。」
嫌いなら引退して20年もたっている人呼ばんわな。栗島も出ないだろうし。

「やたらにいばる監督さんも多いけど、成瀬さんはおとなしくて、
ロケでもわざわざそばへ来て、小さい声で注文を出した」という彼女は、
「ミキちゃんっていう人がこんなに偉くなるとは思わなかった」と笑う。
と吉川満子も言っているから、親しみを込めて「ミキちゃん」の人が多いんじゃないのかね。

ただ、『夜ごとの夢』の節の『流れる』の挿話では、
栗島すみ子が他の女優にはブイブイといわせている事が伺い知れる。


それからこの本で、小津安二郎は、吉川満子と飯田蝶子に怨みごとを言われてるよ。
周りが甘やかせすぎという論調だけどね。

成瀬はオーバーアクションや映りを気にする俳優には厭味言うけど人望があるよ。
悪く言われてるの聞いたことない。"ミキちゃん"と呼ばれても拒まなかったという所では?

>83、ミッキーねえ（苦、いいんじゃない。少し前の海外の批評家のなかには、
「ナルーゼ」と呼んでいた人もいたと聞いたことあるし。

このスレ、小津のスレに較べて落ち着きがあって、よいわ。

すごい。みんな結構見てるんだね。
ちなみに漏れは探しまわって近所の図書館でやっと「浮雲」見れた。。。どこで見れますかね。
あ、あと成瀬好きな人ってカラックスとかどうなの？

>>90
まあ、かつては「困った時の成瀬」(wって感じでプログラム組んでた並木座が
あったからねえ。

>90
CSの「日本映画専門チャンネル」が毎月一本成瀬の映画やってて、
しばらく続くようです。今月は「女が階段を上がるとき」だった気が。

ナルちゃん。

並木座は取締役の金子正且氏が成瀬のプロデューサーだったから、ということもあるのだろう。
つうか、並木座はもともと東宝のプロデューサー藤本真澄（この人も成瀬のプロデューサーね）が、
ビルのオーナーから映画館にでも、と言われて取締役を引き受けて始まった名画座なので、
東宝の名画に重点をおいてプログラムを組んでいた。
７０年代には「純」を封切ったように、模索の時代もありましたが。

>>88
黒澤もいってたけど、「恐い人だった」って言う人多いね。
普通とは違う意味で恐いんでしょうけど。

>>90
カラックスの成瀬への思い込みは、かなり激しかったのでは？
高峰秀子を「神話的女優」とまで呼んでいました。

１０年ぐらい前まで、テレビ東京が土曜深夜に「日本映画名作劇場」やってて
ここも成瀬作品の放映多かった。
「妻」「夫婦」なんて、劇場でもあまり見かけないな。
どっちかは忘れたが、三國連太郎がロン毛の画学生役で出てて、笑えた。

　一番下に来ちゃった・・・。

本上まなみが成瀬のファンらしいね。

100ゲット！！

タバコ吸えますか？

タバコ吸えますか？

病人の見舞いに行って、思わずタバコを吸おうとして、ハッと気がついて
タバコをポケットにしまうシーンの演技指導。この二言。

三島由紀夫の「宴のあと」って、蓮実本の中古インタビューによると、
藤本プロデューサーがロケハンまでやってたんだね。
都知事選をネタにして名誉毀損裁判にまでなったいわくつきの小説だけど、
森雅之・高峰秀子のキャストで見てみたかったなあ。
原作のイメージにぴったりだもん。

あげ

二度あげ

sage

age

>99
そうそう、たまたま本上が書いた週刊文春の文章読んだ。
それを読む限りでは、
歌行燈の原作からつながったみたいだけど。

年末のBSで再度みて、
浮雲は映画史に残る大傑作だとおもうが、
晩菊はきつすぎるとおもった。