増村保造について語ってみる

僕は「巨人と玩具」が好きですが、何か？

私も大好きです。
2get出来たかしら？

「兵隊やくざ」の一作目が好きですが、何か？

「卍」の一癖も二癖もある役者4人が好きですが、何か？
「まっ、こんなきれいな体して、もう憎たらしい」

以前浅草でかかった「御用牙　かみそり半蔵地獄責め」を
見逃してしまいましたが、何か？

私の増村作品ベスト３

「盲獣」
凄い映画だ。カメラも美術も脚本も演出も凄い。

「音楽」
巨大なハサミが怖い。

「スチュワーデス物語」
この脚本の直しすぎが原因で死んだらしい。

私の増村作品ベスト３

『盲獣』
『恐怖奇形人間』はまだまだ甘い。

『赤い天使』
絶望的な状況で翻弄される若尾文子が、とても美しい。

『痴人の愛』
馬になりたい…

「動脈列島」はけっして「新幹線大爆破」の二番煎じではない。
こっちはオウムテロを予見していた。

「卍」と三島由紀夫主演の2本しか見たことない。
けど、惚れたね！！

『エーゲ海に捧ぐ』の馬って、『痴人の愛』がネタ元だろう
増村の攻撃的な喋くり演出って、何なんだ？
増村は、ＳかＭだったと思うが、知ってる人いるかな？

「夫が見た」と「妻は告白する」観ました。
若尾文子が美しい・・・

ここのスレにかつての名スレ「若尾文子スレ」の人が来てるほうに、持ち点全部！

「青空娘」の文子、「くちずけ」のひとみは神です。
ちなみに「暖流」などに出てた左幸子さんが最近
逝かれました、追悼。

若尾ぶん子

「若尾スレ」の「若尾好き」戻ってきてよ。

「監督増村保造川島雄三　女優若尾文子」
銀座シネパトスにて12/21〜3/1まで長期特集。
月〜土レイト、日モーニング。

　「セックスチェック・第二の性」

>>15
相変わらず文子たんハァハァ(;´Д`)の「若尾好き」ですが、何か？

>>12
名スレなんて言ってくれてうれしぃねぇ。
まあ、みんなが盛りたててくれたからだけど。
「青空娘」、「燕尾」、「通りすがり」、「増村道」、
「スレイブ・オブ・アヤコ」、「パイパニック」、その他いっぱい・・・。
走馬灯のように思い出すよ。色々と勉強させてもらったし、
楽しかったねえ、あのスレ。で、久し振りにおれは
映画板に来たんだけど、それには理由がある。
みんなもう知ってるよね。以下の内容。

銀座シネパトスにて、「増村保造・川島雄三×若尾文子の魅力」と題した
特集上映の開催が決定いたしました！
１２月２１日（金）〜２００２年３月１日（金）まで、
増村保造監督＆若尾文子主演の厳選１２作品と、
川島雄三監督＆若尾文子主演の３作品、
吉村公三郎監督＆若尾文子主演の１作品を一挙上映！

こりゃすごいね。だれかスレ立ててるかなあ、と思ったらハーケン！
で、久し振りに登場の若尾好きでしたとさ。

って、今見たら、 詩ねパトスのこと、>>16 に書いてあるじゃん。
ちゃんと読まない、おれのばか、おれのばか。

ところで、みんな中野の特集上映には逝ったかい？

『赤い天使』最高！
文子たんと芦田伸介のくんずほぐれずのベットシーンで
おれは逝ってしまった。
しかし、女の視点から描いた戦争映画って、
洋の東西を問わずそんなに多くないんじゃないかと思ったよ。

文子たん、脱いでないのに、
記憶では脱いでたかのように錯覚してしまう。
不思議な映画だ。

久しぶり！
仙台フォーラムでも今日17日から一週間、増村特集アゲインだよ。
「好色一代男」「青空娘」「黒の試走車」「兵隊やくざ」「清作の妻」エライ！
近くの人は急げ。
前の若尾＆増村特集は仙台だけあって好評だったらしい。

増村は全部DVDになりそうな勢いだから、増村じゃないのが見たい。> シネパトス
まあ、一が入りそうなのやりたいだろうけど…

「痴人の愛」。
虎柄スパッツの安田道代が、ラムちゃんに見えるのだが･･･

>>21
「偽大学生」はちょっと無理かもね･･･素晴らしい映画だが。
一緒に観に行った人は、露骨に拒否反応を示してたしね。
曰く《頭良い人が偉そうにしてるのはムカツク！》
･･･素直なご意見で。

エロもいいけど、「兵隊やくざ」「陸軍中野学校」「黒シリーズ」等
骨太の娯楽アクションがスゲー良いんだよね。
邦画がつまらんとかほざく奴にもっと観て欲しいよ。

>>23が言うのはわかるけど、あれを増村の味だとは思えない。
一般的な「大映」カラーですよ。

増村の作品ではあるが、それを見ろ勧めるのには、合点がいかぬ。

『曽根崎心中』。梶芽衣子と宇崎竜童の道行き。

宇崎竜童はえらく大根だったなぁ。

増村がやってくる。ネオリアリズム復活！
タジマヨウコが弱っている、今がチャンスだ。

>>26
> 宇崎竜童はえらく大根だったなぁ。

関西弁が駄目なのは、「卍」も同じなんだけど、
増村演出の場合、それが気にならないどころか、
かえって味になるから不思議なんだな。

梶と宇崎の語りとその口調、相当変だけど、あれがいいんだわ。
特に宇崎竜童がたまらん。梶ももっと変だといいのに。
「遊び」の二人語りもｶﾅｰﾘそそられるものがある。
二人で同じ言葉を繰り返すところが、特に。一種の催眠効果がある。

あ、そもそも谷崎の原作の関西弁も変。(これがまた味なんだが…)

>>24
勧めるのは別に良いんじゃないの？

>>26
>>28
関西弁の譜面を作って、読ませたと言うのは本当か？

>>28
>梶と宇崎の語りとその口調、相当変だけど、あれがいいんだわ。
そうそう。そうなんすよ。普通に観たら大根なんですけど、妙に味になってる。
宇崎本人は反省しているようですが。

私としては「からっ風野郎」の三島も好きです。失笑もしてしまいますけど。
あと「音楽」の黒沢のり子とかもその極致じゃないすか？

>>26
「大根」といえば、増村初期作品にかかせない
俳優、川口浩！　これにつきるね。
存在感のなさと感情のこもってない台詞まわしがまた格別。
「小市民」やらせれば、右に出るものなし。増村狙ったな。
後に、この人、「川口浩探検隊」なんて率いた、
いかさま冒険家になるけど、「冒険家」ほどこの人に
似あわない職業ないよナー。
さぁ、みんなスクリーンで「小市民」川口浩を再確認しよう。

で、１もいっているけど、「巨人と玩具」はおれも大好き。
なんか、CMタレント役の野添ひとみの方が印象に残ってるけど（藁。
ただ、それも、増村の計算通りという感じがする。
現代人って個性を失った人たちのことなのね。

>>20
久し振りですね！　その節はビデオをどうもありがとうございました。
もちろん、今も大切に「My文子ライブラリー」の中に保管してます。

最後に、昔たてた「増村＆若尾」関連スレ、
「若尾文子スレッドの誕生」のアドレスを書いておきます。
http://cocoa.2ch.net/movie/kako/990/990989927.html

大根こそリアリズム？

>>24
しかーし、「陸軍中野学校」にしろ「兵隊やくざ」にしろ、その後のシリーズ各作品に
比べて、増村の一作目の面白さは格別だよ。
なんつーか、ひとつのフレームにぎゅうぎゅうなんでも詰め込んで、
役者の芝居のテンションを異常なまでに高沸させて、短いカットで畳み掛ける演出あってこそ。
ほかの監督とは違うって意味でも、あれも増村らしさですよ。

川口浩は、かなり美形のいい役者でしたよ。若い頃は。
大根とは違う。

>>33ハゲ堂上げ

へえ。巨人と玩具いうたら、開高健のごく初期の名作だけど、
映画の評価高いんだ・・・。

知らんかった。
いや、噂はきいてたが。
ビデオ探してみてみるか・・・

「大地の子守歌」
残酷なキャメラが凄い

>>37
全面的に同意。
原田美枝子の最高作。「乱」よりも「愛を乞うひと」よりも、うんと素晴らしい。
とにかく、女優を輝かせることでは、最も信頼できる監督。

『エデンの園』の日本版イメージソングを歌います。

♪ラブ・イズ・フォーエヴアー
　あのー　愚かしく美しい
　人生を投げ出しても
　今　オレは生きているー　

>>38
『恋人岬』『大地の子守歌』『青春の殺人者』『地獄』･･･
ほんの16、7の女優が出会うとは思えない密度の濃さ。
原田美枝子って本当に恵まれてる。
ただし、この時期の印象が余りに強すぎて、
『愛を乞うひと』とかの彼女には《余生》という雰囲気が漂って･･･

『大地の子守歌』については、髪の毛を切るシーンに震えを感じた。
ラストの様々な人の声が高まってくるシーンにもグッと来た。
こりゃ殆ど『裁かるゝジャンヌ』の域だなと思い･･･
いや、それ以上か。
白木葉子が髪の毛を切られ、ラストが業火に包まれる『悲愁物語』と並ぶ
女優を生かし切った70年代日本映画の金字塔。
（白木は清順と大和屋と梶原の玩具にされたって感じだが･･･）

大映テレビによって増村調が完全に「笑っちゃっていい」対象になった時点で監督生命尽きたって感じ。

脚本作（石松愛弘との共同だったと思う）「ある殺し屋」もいいぞ。
ハードボイルド邦画の頂点。

「銀河鉄道の夜」いいね。
でも原作と映画じゃ随分猫の顔が違うけど。

>>42
そして『鍵』はクイアーな殺し屋邦画の頂点。
（･･･ってほどでもないか。『殺しの烙印』あるもんな）
『殺しのダンディー』とかを観た時のような違和感が残る怪作。

増村調の頂点は『遊び』の大門正明に決まってぇんだぁぁぁぁ〜。

>>40
「大地」は、あの陰惨な物語が厳かにさえ思えました。
私は、賞をとったからその監督がえらい・その映画がよいなどと言う発言には、
うんざりするほうです。（某黒澤スレに散見）
ただ、賞の経済的効果はあるので、増村に映画を思うとおりに撮ってもらうためにも、
あの映画は、もっと評価されてしかるべきだったと思っています。
ついでといってはなんですが、伝道師役の岡田英次も、あの方にふさわしい晩年の作品
だったと思っております。

>>41
テレビはアップが多いけど、増村調には合わんな。

>>45
自分を抑えていた所に、関根恵子の「そんな事始めから分かっていたわよ！」
で、一気に雪崩込んでいくさま、翌日の晴ればれしい顔、見事だな。

俺もグジグジと言って、関根恵子に、なにいってんのよ、とやられたいよ…

撮影後ドッと疲れただろうな＞大門正明

濡れた二人

こんな素晴らしい題名の映画を他に知らない（藁）

え？でんきくらげ？あ、これも増村か、しびれるぅ〜＞＞＞＞＞＜＜＜＜

「遊び」
関根恵子がエロい

最近、「セックスチェック　第二の性」を見たが、
緒形拳のキャラクター、ナイス。

大地の子守唄見た。
原田美枝子が強烈だが、２ちゃん的には真性ﾄﾞｷｭｿと言われる事間違いなし。
そして美枝子・１６歳の炉乳が幾度か見えるが、全然エロくないのはいただけなかった。
炉には興味ないみたいだね、増村先生。
これから濡れ濡れの二人みます。

で、、でんきくらげ・・・
映画マニアの夫が２０代の頃見せてくれたビデオ。
あのエロじじいの「お、俺は３枚だいっ！！」ってとこが
異常に好きで何回も見ちゃった。漏れ３２の既婚♀ですが・・・

>>52
それは増村の責任というより、
年不相応に爆乳名男人、原田の責任かと･･･

「赤い天使」
大傑作だと思うが、後半の芦田・若尾のくだりは青二才にはまだついて
いけなかった。年とったらわかるんかな・・・

濡れた二人見た。
ネタバレしますぜ。

いや〜素晴らしい傑作じゃないですか。
人妻ﾄﾞｷｭｿと漁師ﾄﾞｷｭｿの情痴沙汰映画。
爛熟のきわみですな、若尾先生は。
最後、どしゃ降りの雨の中で男を待つ文子（ここではこういう風に呼び捨てにしたい）
が見せる、赤いネグリジェ姿→もろ肌でウッフ〜ンという怒涛の誘惑攻勢には、
笑いすら凍りついて、ひたすらに中年女の性の深淵に慄然とするのであった。
性欲のままに暴走し、田舎の温和な人々にスキャンダルを撒き散らした挙句に呟く、
「もうすぐ冬だわ…」
『東京物語』のラストで笠置衆が言う「日が長うなりますなァ」、
或いは『死刑台のエレベーター』のジャンヌ・モローの「年をとっていくＹｏ〜」という
独白に匹敵する名台詞ですね。
更には、高橋エツジとキタオウジ欣也の特大鼻の穴対決！！
色々話題は尽きませんが、大いに楽しませて頂きました。
明日も一人増村特集しようっと♪

増村保造、1960年代ごろのを結構観ましたが、私の好みの監督ではないにせよ
大変うまい監督だと思います。もっと話題になってもいいのに、
私の周りの50才代の人はだれも知らないのは何でだろう。
すごいと思ったのは、「卍」。
個人的に好きなのは「黒の試走車」ですが、田宮二郎でなく高松英郎がどうしても
主役に見えてしまうのは失敗作だったのだろうか？
うーん「巨人と玩具」は、面白い作品だけど
頭が痛くなるくらい登場人物がしゃべりすぎるのでちょっと苦手です。
「兵隊やくざ」は、カメラもいいし、脚本も大変濃いのですが、
個人的には2作目の「続・兵隊やくざ」のほうがユーモアがあって好みです。

若尾文子、増村作品ではものすごく光るのに
他の作品ではどうしていまいちに見えるのだろう？

>>56
いいねぇ〜、快調に飛ばしてるね。
なんかおれとキャラかぶってるけど（藁。
明日も「一人増村特集」期待して待つ！


>>57
>>若尾文子、増村作品ではものすごく光るのに
>>他の作品ではどうしていまいちに見えるのだろう？

増村の描く若尾は確かに魅力的だが、
川島雄三や溝口健二の描く若尾も素晴らしいと思うよ。
おっと、市川崑を忘れるところだった。
特に『ぼんち』の文子たんは最高で、ハアハア(;´Д`)なること必至。
ここは増村スレなので多くは語らんけど、まだだったら是非見てみて！

>>57
> すごいと思ったのは、「卍」。

では、川津祐介をあなたの所へ派遣します。
若尾でなくで申し訳ありませんが、可愛がってやってください。

川津祐介は｢女体｣の図々しい絵描き役も良かった。

>57　他の作品ではどうしていまいちに

吉村公三郎の｢婚期｣では、野添ひとみと姉妹役で兄嫁の京マチ子をイビりまくる
役で面白い味を出してたよ。

からっ風野郎見た。

何かっちゅうと脱いじゃう三島の肉体美、
更にはほんのり紅く染まった紅顔の美少年風頬っぺたにﾊｧﾊｧ…するかｺﾞﾙｧ！！
こいつが仮面の告白書くのか、はぁー。

あと、若尾先生にモギリの役はないでしょ〜。
全編、安らいだ感じの緑のお洋服をお召しになっていたが、
いつ赤やピンクのネグリジェ姿になるかとﾊｧﾊｧして損した。
兄といても三島といても一人でいても、常に余計な色香を放つ人ですね。

喘息もちの殺し屋、神山繁の「悪いドラえもん」みたいな顔とキャラが、
突出して愉快な映画でした。

『盲獣』はすごい。
これで緑魔子のファンになった。
しかし出演者が少ない映画だよね。

今、「刺青」を見終えたところ。
傑作だとは思うが、「増村保造の最高傑作」なる評に対しては異議あり。
個人的には「陸軍中野学校」「盲獣」「赤い天使」あたりが好き

>>63
宮川一夫のカメラのせい。

>「刺青」
話自体あんまりおもろくないと思う。

>>６１
「からっ風野郎」。他の出演者が目をそむけたくなるほど、
三島は増村に演技指導で叱られたらしい。小説家だっちゅ〜の！
誰か、増村がすごい勢いで三島に演技指導してる画像うぷしてくれ。

文子たんに関していえば、「セーターの胸のふくらみフェチ」の
おれとしては、充分ハァハァできたがな。

「悪いドラえもん」という比喩、最高。
数字じゃ味気ないから、コテハンつけろよ〜。

阿部和重が「ハイ・ファッション」で増村の最高傑作と書いていた＞「刺青」
なのにビデオで再見しようとしたらトリミング版だったから、書く気が失せたとか、
色がよくないとかばかり書いていて、結局語らずじまい。おまえ、これで作家かいっ！

>>67

パ、メール送っといたよ、よろしく〜。

関西のＵＨＦ曲では以前、真昼間から「痴人の愛」「でんきくらげ」などを
放送していたよ。

では５２改め。

>>66
名実共にトップクラスの作家が、公衆の面前でド叱られる。
被虐の歓びにﾊｧﾊｧしたんだろうな〜三島たん。。。

確か、勝新の「やくざ絶唱」も増村氏でしたよね？
濃厚に漂う近親相姦のムードに、頭がクラクラする傑作だったと思います。
古畑任三郎が妹に言い寄る坊ちゃん役で。
彼は「痴人の愛」でも生真面目な青年役だったような。
「痴人〜」では、男三人と若いかみさんの四人で同じ布団に寝る場面、
交叉する男のすね毛がやけに強烈にエロかったですね。
個人的にはこれと「卍」が大好きかなー。
大谷崎先生が、女の衝撃的な告白を聞きながら静かにﾊｧﾊｧしているシルエットに萌え♪

よく言われることのような気もするが、
やっぱり増村はルネッサンス的な人間の生の輝きのようなものを描くことに
持ち味があるのであって、ややもするとその事大主義的なところとか
役者の新劇チックなイッちゃってる演技を非難されたり揶揄されたりするが、
所詮、お門違いだと思う。
最初からリアリズムなんてやろうとしてないんだから。
生々しい役者の肉体から輝きだすパワーを増幅させようとわざとコテコテ路線を進んだんじゃない？

「夫が見た」の評価はどうよ。

＞＞若尾好き

届いてないぞ。おかしいなあ。

>>71
今更ながら、禿同。人物の動きやセリフを極端なまでに誇張した
「グロテスク・リアリズム」ってやつに、増村の持ち味はあると
おれも思う。だから、シリアス路線を突っ走っとると思われる作品でも、
笑ってしまう場面って多々あるよね。増村の師匠でもある
市川崑は増村の作品を見て「近視眼的だ」って評したらしい。
いかにも、対象との距離が「ユーモア」や「軽み」を生むと信じていた
市川らしい発言だと思う。ただ、初期作品をみればわかるように
増村は「軽い」作品が撮れなかったわけでは決してないよね。
むしろ、確信犯的に市川のいう「近視眼」（＝距離の近さ）を
自分の武器にしていたんだと思う。そして、その計算された
「増村流近視眼」にスクリーンの前のおれは爆笑したり、
ハァハァなったりして、隣の客に迷惑かけてんだと思う。
ど〜ぅも、すいません（by こぶ平の親父)。

>>73
おれのメールから、２回送ったのだが、「メールアドレス不明」の通知
と共に戻ってきた。アドレスはコピペで貼り付けたから、打ち間違い
じゃないよ。パ、もう一度、メアドの確認を！

同意受けて気を良くして再度書き込み。
増村で連想するいくつかの事柄を。
・緑魔子
「緑魔子」は固有名詞を超えていまや普通名詞である。
いま流行りの「静かな演劇」の対極にある彼女の演技は、
エキセントリックな演劇的振る舞いの一つの到達型であって、
いわゆる「自然な」リアリズムの貧しさを逆照射したりする。
増村とはこの時代のまれにみる幸福な出会いと言える。
・川島雄三
似てるようで似てない、似てないようで似てる、
増村と川島の関係は実に興味深い。
川島は増村よりややイビツな逸脱を見せているのかもしれない。
でも「幕末太陽傳」とか「洲崎パラダイス・赤信号」などを見ると
意外にまっとうな語り口をしていたりして
一言ではその差異を言い表せない。
・山根成之
オレは彼こそが増村の継承者だと思っていた。
早くに亡くなってしまったが、郷ひろみ主演作などに見られる
確信犯的物語世界の構築力は再評価されてしかるべきではないかしらん。

増村なら、分厚い本出てたよね。
とりあえず買っておいたけど、じぇんじぇーん読んでないっす。

＞＞若尾好き

もう一度メアド貼り付けた。再チャレンジを。一応「十代の性典」「月よりの使者」
それとお楽しみのオマケもつけておく。

赤い天使は噂に違わぬ異色傑作ですね。
この映画にｺｰﾌﾝせずして何が男か！！
この映画に幾たびか笑いを禁じえずに、何が映画ファンか！！
個人的には前半の両手を失った青年に、何処で覚えたか熟練のソープテクを
駆使して身を挺する若尾先生でﾊｧﾊｧ…。
戦場に於ける性の問題を真正面から扱った、昭和四十一年度芸術祭参加作品、
とはとても思えない。
終生、忘れ得ぬ映画の予感…。

爛あげ

「爛」で思い出したけど、文子ももちろんだけれど、水谷良重（現二代目八重子）も
良かった。彼女、東映では（「花の吉原百人斬り」など）、いまひとつ人形のように
扱われていたが、大映ではのびのびしている。
ところで、良重が話題になることは少ないが、彼女は今では忘れられてしまった女優なのか？
舞台では、先代ほど華がなくて損をしているが、腕は十分と思っているのだが。

第二の性あげ