■座頭市2ちゃん旅■

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1儀十
「風もないのに殺気が動く!
 音もないのに血が騒ぐ!
 待っていました居合い斬り!」

さて、再開しませんか?

前スレ
座頭市シリーズについて
http://choco.2ch.net/movie/kako/998/998585234.html
2儀十:01/10/27 23:44 ID:2587wDPn
誰も来ないage。
気付かれてないのか、
はたまた必要とされてないのか、このスレ。
3名無シネマさん:01/10/28 01:30 ID:eK3KxdHx
そんなことは無いんですが…ううん、数本しか見てないので語ろうにもきっかけが無いと…。
他でも書いたんですが伊福部昭の音楽が良かったですね。ゴジラ映画と違った感じで新鮮でした。
4名無しシネマさん:01/10/28 02:54 ID:cIWBq3Be
前スレ、見て『座頭市』に別編集版があるなんて、初めて知りました。
5名無シネマさん:01/10/28 02:58 ID:eK3KxdHx
>4
ラジオで編集に係わった人が勝新は公開1週間前になっても編集していたと証言してました。
6儀十:01/10/29 00:07 ID:5j0HFkM2
さっきテレビで、新作時代劇映画のCMを見た。
加藤剛主演で、「伊能忠敬」だって。
日本地図作成にかけた人生を、感動的に描いている大作らしい。

見渡しても近頃じゃ、サムライフィクション、レッドシャドウ……。

問う。
剣戟は燃えているか?
7名無シネマさん:01/10/29 02:06 ID:hKfP5yIl
>6
あのう、剣…なんて読むんですか?あと意味も…。
8儀十:01/10/29 02:39 ID:J/CMm17b
>>7
読みは「ケンゲキ」です。
「剣劇」と同義で、古い言い方ですかね。
ま、ひらたく言って、「チャンバラ」です。
9名無シネマさん:01/10/29 07:47 ID:lMsfz6/D
あ、そうなんですかそれならわかります。
あと新作時代劇と言ったら「かあちゃん」…ですか。工藤監督亡き今チャンバラ映画を撮れる監督は
居るんですかねえ
10名無シネマさん:01/10/29 12:06 ID:12cTnBAr
今CSの「時代劇チャンネル」でやってる
『夫婦旅日記さらば浪人』って勝プロなんですね。
藤田まこと&中村玉緒主演。勝新監督作もあるそうな。
たまたま見たら松田優作がチョイ役で出てて驚いた。 
11名無しシネマさん:01/10/29 15:39 ID:BWHLpdcC
松平健が舞台で。三池が監督。千葉真一も映画作成。
と座頭市の舞台化、映画化のニュースがありましたが。
続報はどうなってしまったんでしょうかね。
まあ正直、どれもやめてほしいのですが・・・。
12名無シネマさん:01/10/29 23:11 ID:OXi9wKcn
「座頭市の唄が聞こえる」って歌なんか歌ってなかったけど…何か深い意味でもあるのでしょうか?
13儀十:01/10/29 23:28 ID:dbWOS0NN
>>12
現石原都知事の小説『復讐の歌が聞こえる』のタイトルを聞いた
永田雅一大映社長が、「そのタイトルいいな、それもろた」と言って、
言葉のカッコよさで決めたみたいです。
「映画は題名が良けりゃ、半分当ったようなもんなんや」とか。
出典:肥留間正明『勝新役者バカ一代』音羽出版

他にも、『座頭市牢破り』では、牢破ってないし、
『座頭市果し状』には、果し状が出てこないし、
そうかと思うと、『座頭市関所破り』では、
本当に関所に殴り込みをかけるし……。
14名無しシネマさん:01/10/30 00:17 ID:MzBX3o9S
>>13
そう言えば、「折れた杖」も仕込み杖は折れてませんもんね。
他の作品で仕込みは、何回か折れていますよね。
「座頭市と用心棒」の冒頭とか。

「二段斬り」も、先にタイトルが決まったようで。
インタビューで勝新が、「二段斬り、ってどうしろっていうのよ」
みたいな発言してました。
15儀十:01/10/30 01:23 ID:+Yhm6V0Y
『座頭市逆手斬り』と言う題もねえ、いまさらかい! とは思ったが。

仕込み杖は、全部で何回折れたんだったかな?
1作目では、折れてはいないけど、手放して旅立ったし。
初期は結構、使い捨ての感があったが。

『座頭市と用心棒』に関しては僕は、あの作品を正篇とは考えられないので、
市の仕込み杖の形状がイレギュラーであることが、作品自体の
番外的な位置を象徴しているように感じてしまいます。

このスレ、前スレからしてもう、かなりマニアックなことについて
話してますけど、ネタバレとか考えないでいいのかな?
各作品の結末とかに触れてもいいんだったら、議論したい点が色々あるけど。
例えば、市の仕込みの折れた回数にしても、
結末に触れられないんだとすると、話しにくいでせう?
1614:01/10/30 01:44 ID:MzBX3o9S
「〜用心棒」で、あのでっかい仕込みで柿を
四何等に斬るのは、それはないだろ〜と思ってしまいました。

>>15
私は、ネタばれとかは、特に気にしなくてもいいのでは、
と思いますが。
17名無シネマさん:01/10/30 05:23 ID:E2OaSn66
>13
あ、そうなんですか有難うございます。そうか…永田会長の鶴の一声か…。
そう云えば二段斬りもケースの解説書に「二段斬りとは何か?」みたいなことが書いてあったような…。、
1817:01/10/31 18:25 ID:PR3yrcLU
書いてませんでした。すいません。
今から「折れた杖」見よ…。
19名無シネマさん:01/10/31 23:24 ID:odPttNUL
そう言えば、『新座頭市物語』(だったか?)の
最初のほうで、杖じゃなくて番傘が仕込みだった時もあったような・・・。
>>6
>見渡しても近頃じゃ、サムライフィクション、レッドシャドウ……。
この2作撮った監督って、時代劇で人を斬りたくないとか言ってんだよね。
20名無シネマさん:01/11/01 00:59 ID:M6zqA9ac
子役時代の小林幸子が出てるのは何だっけ?
顔じゃわかんなかったんだけど、歌う声ですぐ判った。
雷蔵の『ある殺し屋』にも出てた。
21儀十:01/11/01 01:11 ID:axV1nct3
>>20
『座頭市二段斬り』。
三木のり平演ずるイタチの伝六の娘役。

>>19
あれは、座頭市だと知られるのを嫌って、
わざと仕込みを傘の柄に偽装していたのではなかったかしら。
後半は、もう普通に杖として持っていたと思います。
2217:01/11/01 23:17 ID:CaAiTZ65
「折れた杖」見たんですけど…助五郎が出てきたって事は続・座頭市物語は無かったことになって
しまったのでしょうか。それとも続…のラストで斬られたが、死んでなかったとか?
23儀十:01/11/01 23:32 ID:Ju/YV4dr
>>22
それ! それを論じたかったのですよ!
だから、ネタバレ云々も悩んだりしてたんですが。
勝新がシリーズ内での整合性を考えなかった、と結論してしまえば
それまでな訳ですが、筋の通るように考えるなら、
1、『続』の最後での傷は、致命傷に至らなかった。
2、『続』よりも時間的に『折れた杖』の方が早い。
3、『正』『続』よりも時間的に『折れた杖』の方が早い。
となりますか。
しかし、『折れた杖』で鍵屋萬五郎が市を狙うのは、
飯岡からの廻状があり、助五郎の歓心を買うためにわざわざ本人の
到着を待って、目の前でとどめをさそうとするのですから、
助五郎は『折れた杖』の時点でそうとう市に恨みを持っていなければなりません。
ですが、1作目で市が飯岡に草鞋を脱いだのは、助五郎の誘い故ですし、
1作目の時点ではまだ助五郎は市を恨んでいない。よって、3ではない。
続きます。
24儀十:01/11/02 00:44 ID:lMr1ppp7
では、2だとすると、『折れた杖』は『正』と『続』の間の
1年間のうちに起きた出来事だと言うことになる。
何故なら、1作目で平手造酒を斬ったその1年後に、
墓参りに戻ってくるのが2作目であるから。
『正』のラストは周知のように、助五郎のやり口に怒った市が、
啖呵を切って助五郎を罵って旅立つ。2が正しいとすると、
この『正』での市の振る舞いによって、助五郎が市の命を狙うほどの恨みを抱いたか、
それか『正』の後に、描かれざる出来事があり、それで恨みを持ったか、どちらかになる。
しかし、『正』のラストは、そこまで助五郎を怒らすほどのことであったのか?
25儀十:01/11/02 01:01 ID:lMr1ppp7
最後に1だが、もしあの一撃で助五郎が死んでなかったのだとすると、
映画的に結末として破壊力が弱まってしまうし、市の怒りも晴れない。
(何しろ平手造酒も実の兄も「手前ぇの手にかかって死んだのは二人だ!」から)
また、3作目の『新』で市を仇と狙っていた渡世人(須賀不二男)は、
関の勘兵ヱの身内であった。関の勘兵ヱとは、『続』で助五郎と一緒に、
市を殺そうとしていた親分。ラストシーンで助五郎と一緒にいた
関の勘兵ヱが殺されていた以上、あの時一緒にいたものは皆殺しと考えてよいと思われる。
とすると、先に斬られた助五郎が死んでいなかったと考えるのは難しい。
しかし、死んでいなかったとすれば、その後助五郎が市を恨み、
廻状まで回す動機には、十分すぎるほどなる。

……というところまで、以前から考えていたのですが、
1か2か、ただの設定ミスか、結論は出せません。
助五郎の生死、皆さん、いかが思われる?
26名無しシネマさん:01/11/02 18:39 ID:5GMtrkrS
ものすごく、安直ですが。
『折れた杖』は、「新・座頭市物語」だった。
と言うのは・・・。
TVシリーズを含めて全て同じ世界だとすると、
お師匠も二回斬ったことになるし、国定忠治にも何回会っているの、
ってことになってしまうのですが・・・。
27名無シネマさん:01/11/03 00:41 ID:77dEkXhC
基本設定だけ生かしたパラレルワールドと言う見方が無難ですかねえ。
ゴジラ一作目からゴジ逆への流れと85年版への流れに分かれたような感じで。
まあ水戸黄門何かでも助さんは里見浩太郎が演じてた時は所帯持ちだったのにあおい輝彦
に交替したら独身になったとか、必殺シリーズでは葛飾北斎は2回も殺されてるとか(飯岡
助五郎と笹川の繁蔵が一緒に仕事人に殺されるなんてのもありました)…。
28儀十:01/11/03 01:13 ID:W01wow9S
ま、普通はそう見ますわなぁ。
>>26
TV版でのリメイクは、あくまで同じエピソードの違う解釈として考えていたつもりだったんですが。
でも、「新・座頭市物語」と言う名前をつけるんだったら、もっと何本も作って欲しかったですけどね。
大滝秀治の助五郎の描き方なんか、もうほとんど「ボスキャラ」扱いみたいな感じが……。
それにまた、『あばれ火祭り』の闇公方のことを考えると、もう設定が無茶苦茶に。
>>27
もともと原作の『座頭市物語』自体が、「天保水滸伝」として知られる
飯岡・笹川の出入りの中に、座頭市というキャラクタをからませてみた、
一種のパラレルワールドですしね。
最近で僕が面白かったのは、『御家人斬九郎』の第4シリーズ、
「大利根の月」というエピソード。飯岡と笹川の対立に斬九郎が介入して、
近藤正臣の平手造酒と対決するという、これもまた「天保水滸伝」の外伝。
29名無シネマさん:01/11/03 01:39 ID:77dEkXhC
平手造酒も色んな人に斬られてますもんね…。
天保水滸伝自体が相当事実を捻じ曲げたものらしいですね(個人的には面白ければいいと
思いますが…)飯岡の助五郎の墓のある寺のパンフにはその辺のことが色々書かれてまし
た。
30名無シネマさん:01/11/04 02:51 ID:8Wuv7sMl
ああ、危ない消えるとこだった…。儀十さんは用心棒は正編と認めてないそうですが
何でも座頭市が負けるバージョンのあると言う破れ!唐人剣はどうでしょう?
31名無シネマさん:01/11/04 13:11 ID:tJ8q1v4L
見てないんですけどね…
32儀十:01/11/04 23:39 ID:6zkjvvez
>>30
『破れ!唐人剣』は、結構好きです。
普段、盲人であるが故に他の人と理解が通じない、という疎隔が、目だけでなく、
言葉にまで及び、テーマ的には一層くっきりとしていると思います。
殺陣も派手だし。ソフト化、どうにもならないんですかね。

『用心棒』が番外だと感じてしまうのは、結局あの舞台、閉じられた山中の里が、
用心棒の世界観でも座頭市の世界観でもなく、
岡本喜八ワールドになってしまっているように感じるからだと思います。
市も用心棒も、そこに呼ばれたゲストみたいなキャラクタで、
映画自体、どちらの系列の作品にも属さないように思います。
市の性格も、最後まで金にこだわるダーティな面があったりして、
オリジナルシリーズそのままではないと思います。何かウェスタンな感じも。
33名無シネマさん:01/11/05 00:34 ID:we6/Uzr+
>32
あ、やはりそう言う風に感じましたか<ウエスタンな感じ
金を巡ってのドロドロした感じの『用心棒』の町はまさにマカロニウエスタンチック
でしたね。
34名無シネマさん:01/11/05 23:02 ID:fpZ3JbY4
前LDが出てたはずですが何作くらい出たのでしょう?
35儀十:01/11/05 23:21 ID:4w1mLlsO
>>34
LDになっているのは、大映からビデオも出ている18作品と、
松竹の最終作のみです。
大映作品はパイオニアLDCから、一作ごとのばら売りと、
9枚ずつセットのBOXが2箱出ていました。
LDBOXは初回限定でしたし、ばら売りの方も今ではほとんど見かけないので、
探すなら中古に当ることになると思われます。
でも、会社に直接在庫を問い合わせてみたら、もしかしたら残ってるかも。
松竹の『座頭市』は、完全に品切れでしたが。
36名無シネマさん:01/11/06 21:40 ID:yKNoFP3j
>36
ありがとうございます。という事は過去作はかなりソフト化されたんですね。
確か映画が23,4作だったから…ソフト化されてないものにはどう云う事情があった
んでしょうかね。
37名無シネマさん:01/11/07 00:15 ID:JFNibak2
レッドシャドウで傷ついた心を癒そうと、
なんとなくタイトルだけで、
『座頭市の歌が聞こえる』
『座頭市血煙街道』を借りて、かなりびっくりする。
(いままで座頭市といえば、数年前みた松竹の奴ぐらいしか
しらなかった)
無粋な質問だけど、大映の座頭市シリーズの中で、
この2作ってやっぱ面白いほうなんでしょうか?
いきなり当たりを引いたのか、それとも、シリーズとうして
このレベルとテンションを維持しているのか...。

前者だとしてもモチロン納得だけど、もし後者だとして
ビデヲ屋に眠る十数本の市っちゃんがおいらを
唸らせてくれるかと思うと、、、なんかワクワクしますわ(W
38名無シネマさん:01/11/07 01:20 ID:gEgHZKSi
頼むからレッドシャドウなんてものと我らが座頭市を比べないでくれ…
39:01/11/07 01:27 ID:yOWnyQyb
 今日「キネマ旬報」読んだら、
 座頭市リメイク!2003年公開、キャストは未定。
だってさ。
40名無シネマさん:01/11/07 01:33 ID:JFNibak2
>>38
いや、べつに比較の対象にしたつもりは
さらさらないが...。
41名無シネマさん:01/11/07 08:57 ID:HRZPHuW/
>37、40
俺はわかります!俺も列怒車道を見てしまった後口直しに「大殺陣」見ました。
42儀十:01/11/07 20:23 ID:2t7duPEA
>>37
『歌が聞える』も『血煙り街道』も、僕の中では、シリーズ中の水準作という位置付けです。
前者では、天知茂の再登場や太鼓責め、後者では何と言っても、
近衛十四郎との真剣勝負、と注目の見所がありますが、作品自体として見れば、
スタンダードな筋立てだと思います。
なので、大映作品は、この2作の水準をほぼ維持していると思われます。
お勧めするなら、まず初期3作。
殺陣の凄まじさなら、『座頭市千両首』の若山富三郎との兄弟決闘。
三隅研次の『座頭市血笑旅』。タイトルに惹かれるなら、『座頭市海を渡る』。
などを、独断で選びます。それから、穴埋め的に順次見れば良いのでは。
43名無シネマさん:01/11/07 23:07 ID:hq9fwPS1
>>36
>確か映画が23,4作だったから…ソフト化されてないものにはどう云う事情があった
>んでしょうかね。
LD化されていないのは、
東宝制作と勝プロ制作で現在東宝に権利があるもの。
と、「〜唐人剣」です。
前者は、東宝がLDを発売していないだけで、
後者は権利的な問題でしょうか。
4437:01/11/08 01:37 ID:hP+r9awW
>>42
ああ、なんて親切な方なんだ...ありがとうございます。
実は今日、パッケージの煽り分にひかれて『地獄旅』のほうを
借りてきちゃったので、鑑賞後ゆっくりお勧めの作品群を
楽しみたいとおもいます。感謝!

儀十さんも触れられてますが、『血煙り街道』の最期の対決ほど、
身を切るほどの緊張感を感じた映画はひさしくありませんでした。
(それこそガキンチョのころみた椿三十朗以来)
しかもあれほどの剣戟のラストを゛顔"でしめるとは...。
なんかほんと唸るしかなかったです。
作品毎に見所は様々とは思うのですがそれでもシリ−ズの多くがこの
水準を維持しているかと思うと、ああ、なんか眠れなくなりそうです。(W

>>41
同士よ!(W&泣
45儀十:01/11/08 04:18 ID:oOjGidNe
>>45
上で挙げたものの中には、たまたま選ばなかったのですが、
『地獄旅』は間違いなく水準以上だと思います。と言うより、傑作。
もし、もう御覧になった後でしたら解ると思いますが、
「おいちゃん、ありがと」と「善は急げ、悪も急げ」の二つのセリフが最高です。
『地獄旅』はイイ。成田三樹夫イイ。
46名無シネマさん:01/11/08 04:51 ID:Gi2xaz9S
最新の詩ね旬によると、リメイク決定(キャスト・監督未定)とあった。
今年「悪名」の悲惨なリメイクをやってるのに懲りんね。
最初から負けにかかる映画作ってどうする? まあ、座頭市役、かわいそうに。
俺、役者だったらカネむちゃくちゃ積まれなきゃ引き受けないぞ!
47名無シネマさん:01/11/08 06:23 ID:uRlA1mwN
>>46
だれが、撮るんだろう?三池?
少し前に、ASAYANで三池が、体格の良い男の人のオーデション
やってたのが、実は座頭市役なんじゃないかと思ってんですが。
へたに、色のついた役者つかうより、いっそのこと新人で、といった感じで・・・。
でも、リメイクは止めてほしいんだな〜。
4836:01/11/08 09:11 ID:EzCQV2nL
>43
回答有難うございます。ううむ、何で唐人剣は例外的にソフト化されないのだ…。
DVDなら幻の市が負けると言う香港公開バージョンの収録も簡単なのに…。
49名無シネマさん:01/11/09 02:09 ID:knae2jJ/
>>48 やっぱりアレなんじゃないっすか? ジミー先生ってその筋の大物なんでしょ?
DVD化するんだったら、ごっつ金積まなきゃダメとか.....?
50名無シネマさん:01/11/09 09:26 ID:9KN9rxu2
>49
ああ、そういや相手役のジミーウォンって黒社会の大物でしたっけ…。
例え映画とはいえ俺の負ける場面がある物をソフト化するわけにはいかん、て感じですかね。
51名無シネマさん :01/11/10 03:14 ID:u/y8sXe9
TVの座頭市ってあるんですか?
52名無シネマさん:01/11/10 12:20 ID:zA4dv7TI
香港とか台湾では、勝新じゃない人がやってる座頭市(みたいなもの)があると聞くが本当なのだろうか。

ところで、『鬼一法眼』あげ。
53名無シネマさん:01/11/10 17:58 ID:e7MCJQWs
ドラマ板の鬼一法眼スレが沈んででしまったようです。BOX2巻目買ってきたのに…。
(ついでに音楽旅弐も買ってきた)

……鬱
54名無シネマさん:01/11/10 18:31 ID:e7MCJQWs
勘違いでした。良かったアゲ(でもかなり下の方で危なかった…)
55名無シネマさん:01/11/11 01:31 ID:+XyjsO6X
嫌な渡世だなあアゲ
56名無シネマさん:01/11/12 01:52 ID:9fG5Af1A
『地獄旅』観ました。
将棋浪人ニヒルすぎ!(w

しかしなんとも捉え難い、面白いキャラになってますね。
なんかあの浪人で一本映画つくってほしいくらいだ(W
57TEMMA:01/11/12 03:39 ID:mDejR4x9

物凄い遅レスになってしまいましたが、私がどうして初期の座頭市シリーズが
好きかというと、リアルタイムで観た記憶で言いますと(現在50才)
時代劇の邦画に占める割合がだんだん少なくなってきまして、ましてや
縞の合羽に三度笠などという「股旅物」なるジャンルの邦画が格段に
減ったという事情に因るのです。
確かに、盲目で按摩でやくざで尚かつ居合いの達人という斬新な設定では
ありましたが、犬塚稔という超ベテランの脚本家の手が入って
全体の仕上がりとしては古風な股旅物の味わいが感じられたのです。
ですから「黒澤時代劇」が決して正統ではないように、かえって
異端と思われがちな「座頭市」は「正調股旅物」の味わいが当時はあったのです。
そこのところを解っていただきたいのです。
しかし、その後東映で「任侠映画」が隆盛になるに連れて逆に座頭市の方が
アクロバチックな殺陣を売り物にする「ヒーロー物」に変質していった
次第であります。
どちらがいいというわけではありません。
私自身は「健さん」に代表される「東映任侠映画」に次第に足を向けざるを
得なかったわけです。
こちらには三隅研二、森一生に負けず劣らずとマキノ雅弘、山下耕作が
いたわけですから。
しかしこれも「仁義なき戦い」の登場で雲散霧消してしまいました。
新しい流れは良しとしても、伝統的なジャンルはそれはそれで
残していって欲しいものです。
58儀十:01/11/13 00:00 ID:WSyKH14q
>>57
やぁ、前スレでの話へのレスですね。ご無沙汰しておりました。
成る程確かに、ビデオで遡って観るしかない若い者には、解らない感慨ですね。
僕などは(現在21歳)、股旅物というジャンルの存在は理解していますし、
どのようなものなのかも知ってはいますが、それが一般的だった時代も、
ましてやその状況が新しい流れに消されてしまうということも、体験している訳ではありませんから、
前スレの217で長講してしまったように、そういう歴史的な位置付けからは離れた、
「座頭市」というシリーズやキャラクタだけに関する、本質的な見方の方が勝ってしまうのですね。
ただ僕も、今の時代に属す以上、現在における新しい流れを感じざるを得ません。
と言うのは勿論、最近の時代劇の衰退を言ってのことです。
もはや股旅、任侠、実録、時代劇、現代劇、一切の枠を超えて、邦画そのものに
新しい流れがやってきてしまっています。当然、批判的な意味で言っています。
年代は違いますものの、なお同じ思いで、

>新しい流れは良しとしても、伝統的なジャンルはそれはそれで
>残していって欲しいものです。

とは、痛切に感じるのであります。
59名無シネマさん:01/11/14 22:43 ID:UXD2x3/l
>>51
今一巻目見た。ううむ、映画版を立て続けに見たのでTV版は風貌が晩年の勝新になってて違和感あり。
60名無しシネマさん:01/11/15 08:00 ID:XX5HrbFt
>>59
得に、一番最後シリーズあたりは髪型がそのまんまだもんね。
でも、そこが魅了的だったりもする。
61名無シネマさん:01/11/15 18:23 ID:XGhXbxv4
>60
まあ見慣れれば見方も当然変わるんでしょうがねえ…。このスレの影響でここ1ケ月で
初期シリーズ10本近く見たもんで、ううん…せめて髭はそって欲しかったっす。
62名無シネマさん:01/11/15 23:07 ID:XNdKlK4M
みなさんこんばんは!はじめまして!
わたしも座頭市が好きで映画版はビデオで発売されて
いるものは全部持ってます。
ところで質問なのですが「座頭市牢破り」は制作年代的には
大映時代ですが、ビデオ発売は現在東宝版になってます。
勝プロ作品ということもあるのでしょうが、当時あの作品
だけ勝プロで制作したのはなにか事情があったのでしょうか?
つまらないことだと思いますが「唐人剣」同様なんかひとつ
だけはぐれているのが昔から気になっていたものですから。
63名無しさん:01/11/16 15:18 ID:L0g2bWZj
>>62
「牢破り」は、勝プロの初作品ですよね。
第一作は、座頭市で、という事だったのではないでしょうか。
64名無シネマさん:01/11/16 19:27 ID:ajX7TDUe
いろいろ知ってる人が多くて勉強になるなあ…。
大映作品は同じ年に2−3本作るので順番を知る手立てが難しいのが泣ける。
まあ順番に見ないと判らないなんて事はないけど。
65名無シネマさん:01/11/18 11:54 ID:DmAYiTvt
兵隊やくざもなぁ…新の後の順番はどれがどれやら。
66儀十:01/11/18 13:08 ID:ItzlD9Md
1座頭市物語  2続・座頭市物語  3新・座頭市物語

4座頭市兇状旅  5座頭市喧嘩旅  6座頭市千両首

7座頭市あばれ凧  8座頭市血笑旅  9座頭市関所破り

10座頭市二段斬り  11座頭市逆手斬り  12座頭市地獄旅

13座頭市の歌が聞える  14座頭市海を渡る  15座頭市鉄火旅

16座頭市牢破り  17座頭市血煙り街道  18座頭市果し状

19座頭市喧嘩太鼓  20座頭市と用心棒  21座頭市あばれ火祭り

22新座頭市 破れ!唐人剣  23座頭市御用旅

24新座頭市物語 折れた杖  25新座頭市物語 笠間の血祭り

26座頭市
67儀十:01/11/18 13:15 ID:ItzlD9Md
1兵隊やくざ  2続・兵隊やくざ  3新・兵隊やくざ

4兵隊やくざ・脱獄  5兵隊やくざ・大脱走

6兵隊やくざ・俺にまかせろ  7兵隊やくざ・殴り込み

8兵隊やくざ・強奪  9新兵隊やくざ・火線
68名無シネマさん:01/11/18 13:26 ID:1zllrRBG
座頭市は作品の質や勝新を始めとする役者の質もさることながら
殺陣の素晴らしさも今のアクション映画に負けないものを持っている。
としみじみ思った。
というわけでアゲ。
6934:01/11/18 13:49 ID:IRHUzPwG
それにしても忘れ難いのが異色編ともいうべき『座頭市の母』で、三益愛子扮
する人の好い女詐欺師の偽盲目が旅を続けては地元のヤクザを騙し、いざとい
うときは「市の母でございます」という殺し文句で窮地を脱するというストー
リーなのだが、クライマックス、本当は市の母でも何でもなく、目も見えるこ
とがバレて、森雅之扮する極悪非道な親分に両目を潰されるとき、それまでの
コメディタッチとはうって変わって悲劇そのものになり、いざ潰された瞬間、
彼女自身の主観で画面が暗転し、その闇の奥から市の姿が現れるその登場ぶり
は、伊福部の神秘的な音楽と相まって観る者を戦慄させずにはおかないのだが、
思えばラストで少しだけ登場するこの座頭市は幽霊だったのかも知れぬと思う
とき、いま市を演じられるのはクリント・ペイルライダー・イーストウッドだ
けという確信めいたものを抱くのだが、座頭市のリメイクはルドガー・ハウア
ー主演で既に行われていることも忘れてはならないと思う。
70儀十:01/11/18 16:10 ID:JXyiWfPY
>>69の34様。
大変情けない話なのですが、言及された『座頭市の母』、
未見どころか、耳にしたのも初めてです。
映画作品でしょうか。もう少しデータを教えて頂けますか?
71名無しさん:01/11/18 21:44 ID:fLTTOJ+e
>>69
ホントですか?
森雅之さんの出演作品にそんなのありませんよ。
72名無シネマさん:01/11/18 23:01 ID:qv0RhrpP
最近になって衛星劇場で、座頭市を見始めたヘタレです。

風間の血祭り 折れた杖 座頭市と用心棒 座頭市牢破り

しか見て無いんですが・・・
オレ的には 折れた杖 が面白かったですね。
両手を潰された市が自分の着物を破りその端切れで、
仕込み刀を手に巻き付けての殺陣は凄かったです。

前スレで 太鼓の音で市の感が鈍る作品があるのを
知りましたが”折れた杖”でも中盤、ヤクザとの殺陣の
場面が雨土砂降りでしたが雨音で、市の感が鈍るという
事は無かったんでしょうか?
(いらんツッコミですが・・・)

あと前スレで、弁天来というHNありましたが
”子連れ狼 三途の川の乳母車”
に出てきた、あの三兄弟から取ったのでしょうか?
73元弁天来:01/11/19 00:51 ID:ZygnjXN9
>>72
>あと前スレで、弁天来というHNありましたが
>”子連れ狼 三途の川の乳母車”
>に出てきた、あの三兄弟から取ったのでしょうか?
でしょうね(W
74名無シネマさん:01/11/19 01:34 ID:8J0h2Kpj
「座頭市」もそうだけど、70年代の時代劇って映画屋さんが大量にテレビに流れて来たことも
あるのでしょうが、今さらですが凄すぎますね。
「子連れ狼」「鬼一法眼」「無用ノ介」「荒野の素浪人」「木枯らし紋次郎」「必殺」初期〜等々
75名無シネマさん :01/11/19 02:02 ID:KNqKlukd
>>69
ネタでしょう。
それとも、34さんが見たのは本当かも。
34さんの頭の中で・・・・。
76儀十:01/11/19 02:57 ID:OR8Wf+Cu
ネタとしても、興味を引かれた。
観てみたいなあ。母じゃなくてニセモノの話だけど、
TV版の『二人座頭市』を思い出したな。

>いま市を演じられるのはクリント・ペイルライダー・イーストウッドだけ

『ペイルライダー』未見。しかし、クリント・許されざる者・イーストウッドならば、
確かに座頭市にも通ずるスピリットを感じたのも事実だったりする。

>>72
あの猛烈な雨の音の挿入に関しては、あれで耳の勘が狂うとか言う前に、
「勝新監督だから」の一言である意味黙認されてしまう。
正直、確かにうるさかったのだけれど。
77名無シネマさん:01/11/21 00:43 ID:tOoTLklt
>>72
私も好きです。作品的には全体に暗い雰囲気が
漂っていますが、ラストは続・荒野の用心棒ですね!
78ざ、座頭市ダァ!:01/11/21 23:22 ID:lnmBHGec
映画版で気に入っているのは「喧嘩旅」
あれは用心棒のパロディ的要素も入ってますね。
「た、頼りにされてると思ってるから一生懸命やってるのに、そ、それをなんだ!」
今に通じるいいセリフですね。
79名無シネマさん:01/11/23 00:47 ID:Rz5mnP//
下がってきたところを見計らって…。
>>66-67
有難うございます!参考にさせていただきます。
80名無し:01/11/25 15:45 ID:G/V2kD3p
ローカル局ですが、東京MXTV。
新春元旦の午前2:00から、一発目の映画が「座頭市千両首」
すごい!!
81儀十:01/11/25 17:40 ID:E4/hbwV/
『千両首』か。放送するだけでも凄いけど、
元旦にちなむなら『関所破り』か『喧嘩太鼓』で、
市が御来光を拝むのもよかったなぁ。
82名無シネマさん:01/11/25 17:52 ID:9G/WOqsb
放送自粛用語でズタズタになってるんじゃないですか。
83儀十:01/11/25 20:27 ID:Tr9lQ6fu
>>82
前スレでも書いたが、勝新死去の時に日本テレビは追悼番組として
『座頭市千両首』を放送した。放送するのはいいが、やはり音声消去に
シーンカットの嵐になるのでは、と危惧した。放送は日曜日の午後だったかな。
しかし、それほど捨てたものではなかった。
冒頭に趣旨の説明と放送禁止用語に関する注意のテロップ(確かナレーションもあったかな?)
があり、音声消去はなかった。僕はその頃『千両首』あたりはかなり繰り返し観ていたから、
シーンがカットされていれば逐一解った。ところが細切れにされることもなかった。
唯一明確に解ったのは、代官所の庭で若山先生演ずる用心棒が市と対峙し、
「俺はミミズが大嫌いだ。ミミズってのはお前みたいに目が見えねえんだ」
という意味のセリフを言うところだけだったと記憶している。

この時の放送は、真っ当な追悼になっていたと思う。
84名無シネマさん:01/11/27 01:23 ID:P3bvlSIc
新宿のビデオマーケットで、外国のビデオ高くレンタルしてるんだけど、
字幕の無いカンフーものも多数あって、
その中にジミー・ウォンの「片腕ドラゴン対座頭市(もどき)」があったぞ。
もちろん勝新は出演してません。(たぶん)
勇気のある人誰か借りて見て教えて。
85儀十
TV版『新・座頭市』で、勝新監督、原田美枝子がゲストだった
「冬の海」というエピソードを御覧になった方、居られますか。
ほとんど市と少女の二人芝居で、物凄い傑作だという噂を聞くのですが、
未見です。感想を聞かせて欲しいです。