過負荷の喪男

ぬるい友情　無駄な努力　むなしい勝利

いつか異喪無視から蝶になりたいな

オーバーヒート喪

ステマ相関図画像更新（1/17）
http://gazo.restspace.jp/img-box/img20120117010742.jpg
テレビや新聞、大規模なネットサイトで「今流行の」「今話題の〜」「女性に人気の〜」等と言われるものはほぼ全て
この画像上部、○○堂がコントロールしている。
　　・世間にどの程度流行らせるか
　　・流行に乗り遅れる（流行に乗り遅れさせる）人間をどのくらい作るか
　　・話題に乗り遅れた人間に対してどの程度の疎外感を与えるか
　　・いつその流行を終わらせるか
2chもステマ会場
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org2526030.jpg

ちなみに　ハリーポッターと賢者の石の　「石」とはテレビのこと（著者が執筆当時）
　ダイオード→半導体→シリコン→石
　賢者とはテレビを見る人間でも番組を作る人間でもなく、テレビを操る人間。

>>1はラッキーマン好きの喪か

ケフカ？

今日も九時からこの時間まで仕事
それが３ヶ月近く続いている
そろそろ死ぬ

友情・努力・勝利が皆無な喪男

皆無　　×
皆喪　　○

りんごをぶつけられる喪男

何故に淋誤なんだ？

『喪男…それはまさに荷負荷そのもの』
『君らの過負荷名を聞こうじゃないか』

海辺の過負荷

『うーん、そうだねぇ』『たとえばの話なんだけどさあ』『「人生はプラスマイナスゼロだ」って言う奴いるじゃん』
『エリートでも喜んだり悲しんだりするとか』『幸福な人間もそれ相応の大変な苦労を積み重ねているとか』
『まあおよそそんな意味で』『だから人間はみんな平等だって言いたいと思うんだけど』
『でも』『「人生はプラスマイナスゼロだ」って言う奴は』『決まってプラスの奴なんだ』
『幸せな奴だからそんな悟ったみたいな常套句を言えるんだよ』
『少なくとも過負荷（ぼくたち）は』『プラス（いいこと）があったからってマイナス（やなこと）が帳消しになるだなんて思えたことがない』
『なんのことはない』『僕は幸せでプラスなみんなに』『マイナスの気持ちをわかってほしいだけなのかもしれないね』

ある朝起きたら、虫になっていた喪男

ある朝起きたら、みんなに無視されるようになっていた喪男

みんなに無視される過負荷『悪い意味で空気(アウト･オブ･サイト)』

“過負荷（マイナス）”ってルビを入れなかったのが失敗だったね

大学の成績は可不可ばっかり

何も悪い事してないのにある朝いきなり逮捕される喪男

俺以上にマイナスが似合う人間はいないだろうな。

マイナスをかけてもプラスにならなかったよ

『滅多に笑わないのが格好いいと思っているのか』『世界と相容れない自分を拗ねているのか知らないけれど』『それじゃあ過負荷(マイナス)とは言えないぜ』
『思い通りにならなくても』『負けても』『勝てなくても』『馬鹿でも』
『踏まれても蹴られても』『悲しくても苦しくても貧しくても』
『痛くても辛くても弱くても』
『正しくなくても卑しくても！』

「それでもへらへら笑うのが過負荷(ぼくたち)だ！！ 」

たしかにいつもヘラヘラして誤魔化してる俺
しかも誤魔化せてない


あの漫画、なんのかんの言ってマイナスが一番共感できるのは俺だけか

あいつらに勝ちたい


格好よくなくても強くなくても正しくなくても
美しくなくとも可愛げがなくとも綺麗じゃなくとも

格好よくて強くて正し くて美しくて
可愛くて綺麗な連中に勝ちたい


才能に恵まれなくっても頭が悪くても性格が悪くても
おちこぼれでもはぐれものでも出来損ないでも

才能あふれる頭と性格のいい
上り調子でつるんでいるできた連中に勝ちたい


友達ができないまま友達ができる奴に勝ちたい
努力できないまま努力できる連中に勝ちたい
勝利できないまま勝利できる奴に勝ちたい


不幸なままで幸せな奴に勝ちたい！


嫌われ者でも！憎まれっ子でも！やられ役でも！主役を張れるって証明したい！！

はー今日もまた藻としての喪駄な１日を過ごしてシマッタわぃ

あ〜ケツ毛痒い〜

実際に痒いのは毛でわ無く穴の周辺付近で有る事が多いのだが？？

んな具体的な解説は要らん

球磨川って無理矢理こじつけてまた負けたとか勝てなかったとかのたまってるこど
対十三組戦では圧勝してるよね
しかもイケメンで喜界島ちゃんとキスしてるしマイナスどころか超プラスじゃねーか

『大嘘付き』は勝った事すらなかった事にしてしまうのか('A`)

あれは普通にリア充だよな。
俺みたいな奴こそがリアルマイナスだよ。
顔キモイし努力しようが何しようが批判の的だしな。

作中の台詞を借りれば｢裸エプロン同盟なんか作れる時点でリア充だろ…男の子的に考えて｣ってなるからな

“欠陥品（イレギュラー）”

安心院さんは俺達を使ってフラスコ計画すればいいと思うぜ
喪男をリア充にできるなら完璧な成果だろ

“独りぼっちの（マイノリティ）の欠陥品（イレギュラー）”

敵側の出す条件に無条件に従って戦う羽目になるわけだ
やれやれ 最後の最後で僕らしいカードを引いちゃったなあ
よかった 不利(そう)じゃなきゃ 過負荷(ぼく)が勝ったことにはならない

ラノベとかもそうだけど美少女侍らせてイケメンなのに「俺ってなんて不幸なんだ」ってキャラ多すぎねーか

ある意味リアルではある｡現実にも、彼女いて仕事あって顔よくても｢あ〜あリア充になりてえな｣と言ってるヤツの何と多い事か

いっそ本当に爆発しろと

イレギュラーて普段起こり得ない事が日常的に起きるて事かな？
それなら自分周りから間が悪い運悪いと言われるからなあ。
それで更にそういう部分でブックメーカーで人に運も同じ能力にさせたら凄いだろうな。
相当へこたれるぜ、例えばイチローやダルビッシュが俺と同じ能力までになるんだからな。

“喪男（ノットユーズド）”

事故傾性ってやつかな

ダイハードのブルースウィルスみたいな感じだな。

実際俺らなんて、マイナスどころか木金コンビ以下のモブキャラよ

>>44
古賀ちゃん襲ってめだかに倒された過負荷１００人ぐらいいただろ
あれが俺らだよ

『忠告してあげる』
『そうやって僕を不快に思ってる内は』
『百年かけてもきみには僕を止められない』
『受け入れることだよ』 『善吉ちゃん』
『不条理を』 『理不尽を』 『嘘泣きを』 『言い訳を』
『いかがわしさを』 『インチキを』 『堕落を』 『混雑を』
『偽善を』 『偽悪を』 『不幸せを』 『不都合を』 『冤罪を』
『流れ弾を』 『見苦しさを』 『みっともなさを』 『風評を』
『密告を』 『嫉妬を』 『格差を』 『裏切りを』 『虐待を』
『巻き添えを』 『二次被害を』 『愛しい恋人のように受け入れることだ』

『まったく』『なんのためだなんて』『みんな大人のくせに』『的外れだね』

『人間は無意味に生まれて』『無関係に生きて』『無価値に死ぬにきまってるのにさ』

『きみもそう思うだろう？』『えーと』『めだかちゃん？』

『きみもきっと人をいっぱい終わらせてここに来たんだよね』『いいんだよそれで』『僕やきみは何をしてもいいんだ』

『だって世界に目標なんてなくて』『人生には目的はないんだから』

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　|　　　 か　　｜　　負　　　　　 |　　　　　　V////Ο////Ο/////////////|　　　女 　 教　 だ　　　　　　　　　 |
　|　　　 さ　　 ル　　荷　　　　　 |　　　　　/////从/////////,'从////////:.|　　　子 　 え　　っ　　　　　　　　　.|
　|　　　 を　　.無　　相　　　　　 |　 　　彡//////从,,,===== ,'/////:::::::::::::::::::|　　　中 　 て 　.た　　　　 |丶＿／
　|　　　　 °　用　　手　　　　　 |　　　　ゞ////////ﾊﾊ−'///////:::::::::::::::::::::|　　　学 　 あ　 ら　　　　 .|
　|　　 └―　 で　　.に　　　　　　＞　　　ヾ///////////////////:::::::::::::::::::::|　　　生 　 げ　　　　　　　.|
　|　　　　　　　戦　　　　　　　　 /　　　　 ////////////////////ﾊ:::::::::::::::::::|　　└― 　.る　　　　　　　.|
　|　　　　　　　.う　　　　　　　　 |　　　　 彡//////////////:://///ﾊ/::::::::::::::|　　　　 　　よ　　　　　　　.|
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喪男だけで裸エプロン同盟結成

『いいね』『その被害妄想（マイナス）』『まさに理解不能（マイナス）だ』

球磨川は、オールフィクションなしでどうやってあの安心院さんの顔剥がすなんて出来たんだろうか
ブックメーカーはそこまで強力だったんだろうか

どうでもいいが、あじむと打って安心院が一発で変換できて驚いた

まあ、普通に地名だからね＞安心院

なんだこのキャラ
少し前の俺みたいな事言ってるじゃねえか。

>>52
納得…と思ったが、俺の名字も実在の地名だが変換できねえぞww

変身の流れから中二の流れへ

｢『とにかく魅力的な人でした』『魅力的な人格と魅力的な心の持ち主でした』
『僕みたいなマイナスでも彼女といれば』『まともな人間になれるんじゃないかと思うほどに』
『ただひとつだけ問題がありましてね』『それは彼女が可愛すぎたことです』
『彼女の外見は僕を悩ませました』
『僕は彼女の人格とか心とかが好きだと言いつつ』
『結局見た目が好きなだけじゃないのかって』『アイドル好きの同級生と同じなんじゃないかって』
『だからちょっと試してみたくなって』『僕は彼女の顔面を剥がしました』
『結果 僕の彼女への思いは少しも変わらなかった』
『剥がした皮も残った肉も同じに見えた』『僕の恋は本物だったんだ！』

>>56のころは一般女子に猟奇的な事したサイコ野郎ポジだったが、安心院出てきてからは魔王を封印した勇者的なポジな感じになった気が

好きな相手と一緒に駄目になる
愛する人と一緒に堕落する
気に入った者と一緒に破滅を選ぶ
それが球磨川禊の強固（ぬる）過ぎる仲間意識です

『僕は悪くない』
『だって』
『僕は悪くないんだから』

『喪男だって別に悪くないよな?別に何も悪いことしてないし』

自分の幸せなんて二の次で
憎い奴らの不幸せをどこまでも願える過負荷の喪男

過負荷は幸せにされちゃたまったもんじゃないって連中だしな

・・・え？

幸せになれないから他人も不幸にして公平にしたいなぁ、が過負荷じゃね

…同じだ
あれから３年も経つのに　この人は何も変わっちゃいない
このなんというか　
いいも悪いもいっしょくたにかき混ぜて
すべてを一瞬で台無しにする感じ――

あいつらに勝ちたいのコピペみたいに

鯛男とかじゃなく
もてないまま、喪男のまま、俺の人生は悪くないってことは証明したいな

彼女つくれとか結婚しないと幸せじゃない
なんていう風潮をばらまいたり、信じたりしてる連中を見返してやりたい

変わらなきゃいけないとか、変わったから幸せになったっていう連中に
変わろうなんてせずにやってきた自分でも悪くないんだと解らせてやりたい

あいつらに勝ちたい


格好良くなくても髪が無くても服が無くても
金が無くてもぼっちでも人望がなくても

格好良くてフサでオサレで
金があって友達がいて人望のある連中に勝ちたい


バイト経験が無くてもサークルに入って無くても東大プロパーじゃなくても
面倒見のいい親がいなくてもいじめられてても道端で後ろ指を指されても

バイトサークルに汗を流して東大プロパーで
面倒見のいい親に育てられたいじめっこの後ろ指を指してくる連中に勝ちたい


コミュ障なままコミュニケーション能力抜群な奴に勝ちたい
海外経験が無いまま帰国子女に勝ちたい
高齢童貞のまま若くて彼女持ちの奴に勝ちたい

無い内定のままで内々定の奴に勝ちたい！


嫌われ者でも！精神障害でも！社会不適合者でも！！
主役を張れるって証明したい！！

>>66-67
全俺が泣いた

なんつーか、『過負荷』をそのまま『喪男』に代えても何の問題もないのがなんとも

まあ俺たちあんなリア充じゃないけどね!

完全にぬるい友情だよな喪男は

『また勝てなかった』

あいつらは思考がマイナスなだけで能力そのものは有能だろう。

俺みたいな奴こそが真にマイナスだと思う。

結局は不幸自慢だ

俺の過負荷
『失敗職人(ｷﾘｷﾘﾏｲｽﾀｰ)』
…どんな仕事も覚えが悪く、先輩同僚から白眼視される過負荷

忙しくなると余計慌てて『キリキリ舞いバージョン』発動

OK！負けていいなら過負荷（あたし）の修羅場（みせば）だ！

球磨川と名乗ったその男は　悪でも邪でもなく
さながら澄んだ川のようで濁ってさえおらず
しかし　人間の負の側面を全て集約したような奴だった

負。

彼は誰に対しても負けていて生まれながらの敗北者で
だからこそ誰よりも強かった
呼吸をするように他人を傷つけ　食事をするように破壊活動に勤しみ
己を含めた全人類を一人残らず滅ぼそうとか悪魔みたいなことを至極真面目に企んでいて
大胆に破綻した人生そのものが荒唐無稽な破滅型
ありえないほどの影響力を持って周囲を否応なく巻き込む球磨川に対し
当時 中学一年生だっためだかちゃんはそれでも わかり合おうとしたのだが
最終的に　めだかちゃんは力づくで球磨川を学校から排除した

俺のマイナススキルは四面楚歌(オールアウェイ)と あり得ない事故(イレギュラー)かな。

『やーだ善吉ちゃんってば』『女の子に庇われちゃって情けなーい！』
『でもいーんだよそれで』『落ち込まないで元気出して！』
『情けなくてみっともなくって恥ずかしい』『なーんにもできない役立たずの弱い奴』
『それがきみのかけがえのない個性なんだから！』
『無理に変わろうとせず自分らしさを誇りに思おう！』
『きみはきみのままでいいんだよ』

『いや実際』『僕はきみのことを本当に心配していたんだ』
『きみが中学生の頃に壊した人間（もの）や壊した物体（もの）は二度と元の形には戻らないのに』
『のうのうと改心なんてフツーはできるわけないからさ』
『でも高貴ちゃんがそんなことすっかり忘れて』
『自分だけは幸せになれたみたいでよかったよ』

無意味で
無関係で
無価値で
何より無責任☆
それが私たち――マイナス十三組ですから！

俺たちまさに喪イナス13組

その、リーダーは誰よ？

球喪川禊

実際、球磨川って不細工にしただけで一気に『俺ら側』になるよな

基本的に俺ら側だし俺らの味方だし

彼はマイナスだけれど、必死に頭も使うし、努力してんだよ。

『努力もせずに諦めてる俺等と一緒にするのは失礼だよね』

俺らだって恋愛以外では努力することもあるだろう
ただ、その努力はいつも報われない
それは球磨川もそうだと思う。まさに「無駄な努力」

『ただどうでしょう』『平等で平和な世界を作るためにわざわざ完全な人間を作るというのは』『僕にはちょっと効率が悪いように思えますね』
『えーっと』『何ごとも作るより壊すことが簡単ということです』『つまり』
『エリートを皆殺しにすればいいんですよ』『そうすれば世界は平等で平和です』
『軍事兵器とかー悪法とかー不公平なシステムとかー』『ああいうのって基本エリートが考えてエリートが作るでしょ？』
『だからそいつら消しちゃえばいいんです』『パーッとね』
『その後にできる馬鹿ばっかりの世界って』『きっと最高だと思いますよー』
『なにせ馬鹿はなーんにも考えませんから』『悩まないし困らない！』『エリートがいなければ嫉妬にかられることもないし』『ご飯食べて寝てればそれでみーんな幸せです！』

クマちゃんは実力も頭脳も優れてるでしょ。カリスマに著しく欠けるけど。戦う相手がめだかとか、安心院さんからスキルを借りた善吉ちゃんだったから『勝てない』だけで、風紀委員長のガキとか赤さんとかには実質圧勝してるし。

王度さん相手にも勝てるんじゃない？あのネジ曲がった性格、洗脳出来ないでしょ？

>>89
あのとき善吉はスキル持ってないかったでしょ

>>90
サイトシーイングはその後か。じゃあ善吉ちゃんもタダ者じゃないでFA
どう考えても球磨川は優秀な能力持ってます。

無能かつ愚痴しか出ない俺のようなのが真のマイナス。球磨川さんなんかにマイナスを語ってほしくないね

>>91
優秀な能力を持ってなくても勝てない
マイナスの代表として強い連中にそれを見せつけられる人間は球磨川みたいな人間でしか仕方ないと思うよ
我々から見ればそうでも、我々の立場で我々じゃない人間に主張できるのはこういう人間だと思う

雨にも負けるし
風にも負ける
雪にも夏の暑さにも負ける
ひ弱なからだをもち
慾だらけで すぐキレるし 笑顔を忘れて久しい
一日にペヤング超大盛り５箱と
ドクターペッパーとプリングルスを食べ
あらゆることを打算的に 人の言う事は基本的に聞かず そしてすぐ忘れる
年老いた親に鞭打って働かせ
一日中暗い部屋のＰＣの前にいて
東に病気の子供あれば不謹慎ネタに使い
西に疲れた母あれば小遣いをせびり
南に死にそうな人あればニヤニヤ笑い
北に喧嘩や訴訟があれば全力で煽り
日照りの時はコンビニ行くだけでだらだら油汗を流し 寒さの夏は大喜び
みんなにヒキオタニート社会のゴミと呼ばれ
褒められもせず 苦にされまくり
そういうものに
わたしは
なってしまった

疲れた

することない

疲れた

ひまだよう

ひまだなぁ

球磨川さん達マイナス組は一応「スキル持ち」

一方、喪男は「スキルすら無い」が大半だろ
プラスマイナスじゃなくてゼロ。無だ。何も産み出さないし無し得ない。勝負すら出来もしない

まぁ唯一有るとすれば「女から嫌われる技能」とか「人間として認識されない技能」だろうな。マイナスにもならん

>>99
過負荷の問題はスキルじゃなくて人格そのものなんて繰り返し言われてますがな

過負荷とカフカ、ってことでネットで見かけたカフカの言葉

｢将来にむかって歩くことは､ぼくにはできません｡将来にむかってつまずくこと､これはできます｡いちばんうまくできるのは､倒れたままでいることです｡｣(ﾗﾌﾞﾚﾀｰの一節)
｢ぼくは人生に必要な能力を､なにひとつ備えておらず､ただ人間的な弱みしか持っていない｡｣(八つ折り判ﾉｰﾄ)

ラブレターってのはともかく、カフカ俺ら寄りなんじゃね
西尾維新の事だから過負荷とカフカをひっかけてるのかと勘繰った

http://www.webdoku.jp/tsushin/2012/02/19/150000.html
これか

そうそれ

ごめんなさいもう二度としません許してください

今日もコンビニでまたイレギュラーのマイナススキルが発生したぜ。
俺の手前の客が荷物の受け取りで待つ事10分、
さらにもう一人の店員がコピー機の故障で客と話していた。
更に俺の後ろは10人位並んでいた。

>>105
すまんそれ俺のマイナススキルのせいかも知れん
俺コンビニ店員なんだが、喪らしく仕事覚え悪くて、同様の状況を作り出した事があるww

まあその日は非番だったが

それはマイナススキルではないだろう(笑)

『喪ブキャラの皆さんこんにちは!!』

『異常(アブノーマル)の生徒を皆殺しにします』
『だって気持ち悪いでしょ、あいつら(笑)』

当たり前だよ――
僕が僕のままで 過負荷（マイナス）のままで勝たなきゃ意味がない
罵声をあびつつ
汚名を背負って
自己嫌悪に浸りながら
僕はめだかちゃんに勝つんだ

なんっ…でそこまで!的確に人を傷つける台詞が言えるんだよお前はあああああっ!!言うに事欠いてまさかのトランプだと！？
トランプを武器にする奴なんて現実にいるわけねえーだろ!
俺が2次元と3次元の区別もつかねー馬鹿だってのか！？
こんな侮辱を受けたのは初めてだ!　
確実に許さねぇ!　お前は!俺が!ぶっ殺す!

いつ見ても蛾々丸のキレるツボが分からんw

戦うよ 僕は めだかちゃんと戦う
……もとより僕は そのためだけに箱庭学園に転校してきたんだ……

なんっ…でそこまで!的確に人を傷つける台詞が言えるんだよお前はあああああっ!!言うに事欠いてまさかのどどど童貞だと！？
さささ、30過ぎて童貞なんて現実にいるわけねえーだろ!
俺が2次元と3次元の区別もつかねー喪男だってのか！？
こんな侮辱を受けたのは初めてだ!　
確実に許さねぇ!　お前は!俺が!ぶっ殺す!


(飲み会での俺の本音)

来いよ、友達思い（しあわせもの）
君たちの友情なんか　鼻で笑ってやる

『おいおい逆恨みはよせよ』
『この結果は正当なる選挙の結果だし』
『僕の方こそ善吉ちゃんに殺されかけたんだぜ？』

『僕は被害者だ』

這い上がることはできなくとも――
あたしは這いつくばってでも勝つ！！

『不安かいめだかちゃん？』『僕が約束を守るか破るかわからなくて』
『ぼくはぜんっぜん不安じゃないぜ』『むしろ最高に楽しいよ』
『約束を守る』『約束を破る』『僕は今どちらでも好きな方を選べるんだから』
『約束は破るためにあるとか言ってる連中（ワルモノ）には』『考えられない自由度だ』

>>115の来いよ、友達思い（幸せ者）
のあたりは胸がすく思いだったな・・・

強弱
強者とは敵を恐れぬ代りに友人を恐れるものである。一撃に敵を打ち倒すことには何の痛痒（つうよう）も感じない代りに、知（し）らず識（し）らず友人を傷つけることには児女に似た恐怖を感ずるものである。
弱者とは友人を恐れぬ代りに、敵を恐れるものである。この故に又至る処に架空の敵ばかり発見するものである。

芥川龍之介「侏儒の言葉」より
過負荷のみんなはどうかな？

『勿論弱者さ!!』
『喪板の水は』『甘依存』｡




でもないか

今週のジャンプの球磨川さんの言葉が胸に響いた。
あなたには助けられてばかりです球磨川さん。

球磨川は括弧付けなくなったときが好きだな
「あいつらに勝ちたい」じゃなくて「はじめましてめだかちゃん、僕だよ」「戦うよ。僕はめだかちゃんと戦う」「不利じゃなきゃ過負荷が勝ったことにはならない」の球磨川

あ、それ分かる｡括弧つけなくなってから球磨川好きになったよ俺
今は括弧つけモードでも好きだが、それまではむしろ嫌いだった

今にして思えば近親憎悪みたいなもんだった気はする｡勿論あんなイケメン実力者じゃないんだが

『実際言い訳のしようもないくらいの完敗さ』
『わかっていたこととはいえ』
『ルールのある戦いじゃあ僕達（マイナス）はきみ達（プラス）に勝てないや』

生きているだけで過負荷

「…………
　学園中を敵に、ねえ
　だいたいいつもそうだけど。」
「…言うまでもなく同感です」
「ええ。ていうか誰かが私達の味方だった学校ってありましたっけえ？」

四面楚歌のスキルがある俺はジャッジすべき立場である相手すら、
敵だからな、まさに過負荷だ。
そうでなければ自分ではないんだが。

悪？そんなぬるいものと一緒にするな
あたし達は負（マイナス）だ。

お前らさあ、親から飲まされるガソリンの味を知ってるか？
変態教師の靴の味ならどうだ？同級生から食わされる砂の味は？飢えを凌ぐために自ら食べた新聞紙の味くらいは知ってるかな？
知るわけねーよな。だってお前ら幸せそうだもん
だけそその程度の味はマイナス十三組の生徒は一般教養として知っているぜ
あたし達は酷い目に遭ってきた。だから酷いことをしてもいいんだ!!

『結局きみは振られるのが怖いだけなんだ』『振られるのが怖くてごっこ遊びしてるだけ』
『戦いごっこに恋愛ごっこに青春ごっこ』『めだかちゃんの強さにべったり甘えてるだけなんだ』
『いやまったく心から嬉しいよ』『やっと僕みたいになれたね善吉ちゃん』

『ようこそマイナス十三組へ』
『こっちの水は』
『甘依存。』

もう童貞と処女は一生そのまま
非童貞と非処女は以降性交をせず
平和的に世界を滅ぼすスキルが欲しいな

『世間体(アンチセクシャル)』

半纏の旦那に作ってもらおうず

もうリアルに存在が忘れられつつある日乃影さんだけど
最初モロに俺らのようなキャラかと思ったら正反対だった

存在自体が透明になるというスキルは持ちつつあるのに・・・

とにかく返してくれてありがとう
これで僕は僕になれる
お礼に見せてあげるよ
不幸が幸福を凌駕する、歴史に残る衝撃映像を

『――あの時は見逃していただいてありがとうございました』
『お陰で僕は幸せになることなく今日まで楽しく生きてこられましたよ』

『大丈夫だよ怒江ちゃん』『安心して』
『きみの失敗も』『残念も恥も』
『僕がぜーんぶなかったことにしてあげるから！』

俺の童貞もなかった事にして欲しいくらいだ
表現おかしいけど

>>138
『君の性器を』
『なかったことにした』

>>139
ある意味女になれるようなもんか…ｺﾞｸﾘ

過負荷（かれら）と理解し合うと言うけれど、許しがたきを許すと言うけれど、
しかしそれは容易なことじゃあまったくないよ
何せ彼らは生きがたきを生き、
負けがたきを負けてきた連中なのだから――

『………やられたよ』『見事だぜ女子中学生』『僕の負けだ』
『年下の女の子にそんなことをさせて』『それでも我を通すような奴は』
『過負荷どころか人間じゃあない』
『弱点で武装する』『それは過負荷に対するもっとも効果的な暴力だ』
『ああ』『もう』『ちくしょう』
『また勝てなかった』『どうして勝てないんだ』『僕は』

嫌だ、認めない
僕は負けてなんかいない。
てゆうかそんな約束をした覚えがないし
なに言ってんだかわかんないし！

生まれてきたのが悪いのかな
好きで生まれてきたんじゃないのにな

早く死ねよ

>>144
『喪は悪くない』『だって喪は悪くないなんだから』

好きな子は裸になってもあなたなんかを相手にしないし
嫌いな奴は不幸をバネにしてヘラヘラ幸せになるし
成功者は失敗を糧に大成功を収める
魔獣をも殺す刀は――空気さえ斬れずにへし折れる
それはあなたのマイナス思考――空想ならぬ妄想です

もうマイナス歯垢が身体の隅々まで染み付いて取れん俺ですので

俺のスキルは“不正合(ディストーション)”
因果律操作によって周囲に影響しあらゆる行動が裏目に出るようにする過負荷
例えばある人間が戦闘へ向けた努力を行ったとする。整合的な結果はそれが強さに繋がることであるが、我流の変な癖がついてしまい、却って隙が出来るようになったというような結果に変えてしまう
プラスに過負荷を体験させるスキルとも言える
しかし如何にこのスキルを用いて勝とうとしても、このスキルの影響を最も受けるのは本人であるため、それが裏目に出て勝てない
とは言え疫病神のように不運を振りまく過負荷であることには変わりない

悲しいかな残念ながら勝ったことのないあなたには
自分の勝ちがイメージできない
失敗を前提にしてしか物事を考えられず
負けを前提にしてしか勝負事を考えられない
だから勝てないんですよ、あなたは

勝ち？成功？性交！？　ソレ何ですか？

いいなあ、ただいじめられてて能力が低いだけで特殊能力が手に入るとか

現実は一人だろうと自殺する寸前だろうとモテなかろうとなんにも救いはない

オーバーヒート喪

『これでいい。』『僕はずっと』『こんな手札で戦ってきた。』
『運にも偶然にも恵まれず』『奇跡にも運命にも頼らずに戦ってきた』
『配られた瞬間に負けだって？』
『そんなの』『いつも通りだろ！』

>>152
まああの世界、俺らなら何らかの過負荷が身に付くだろうけど

そんな思いしても文字通りマイナスにしかならないからな現実…
都城王土が超能力疑惑を｢バトル漫画の読みすぎだ｣とか言ってたのが懐かしいw

『あ』
『それではみなさんご唱和ください――』
『It's』『All Fiction!!』

オールフィクションで俺のキモさと振られた過去を無かった事してほしい。

ぬるい友情すら無く
虚しい勝利どころか産まれた時点で敗北していて

喪で孤独でワープアで。マイナスすら無い

「生きてる実感も価値も無い」

しにたお

市に峠

>>158
このスレだよ『ぬるい友情』は…まあ勝利は『虚しい勝利』すらないが『無駄な努力』なら一応可能か

『まあ正直きみ達がどうして僕に因縁ふっかけてきたのかは謎だけれど』
『いわれなき暴力やあどけない迫害には僕は慣れているからね』
『だから「ごめんなさい」って』『ひと言謝ってくれたら許してあげるよ』

『…好意を踏みにじられるのも慣れてる』
『今謝るなら』『だからそれも許してあげるぜ』

『おっと…』『拘束を解いたかい』『まあいいや』
『一対多数の状況にも僕は慣れている――』

安心院さんがただの厨二endで絶望した

やはり過負荷だよ

話には聞いていたが、一人と言うのは意外と―

『意外と楽でいい』だよね？

そう思わないと喪孤道(もこみち)なんてやってられません。

これぞまさしく『過喪め死すテム』

『…いやほら』『「大嘘憑き」で虚構（なかったこと）に』
『できない現実（もの）もあるってわかったからさ』
『だから「大嘘憑き」に連なる第二の過負荷――』
『否』
『僕のはじまりの過負荷を取ってくるよ』

『折角だからついでに』『若干崩れた僕のキャラを』
『作り直してくるよ…』

こんなのはただの
不慮の事故ですから

『…………』
『はっはっは！』『そうだね、その通りだ』『いやー、安心院さんにはいつも教えられるなあ！』
『なにをどうしたところで』『僕達がめだかちゃん達に勝てるはずがないよねえ！』
『あーあ馬鹿馬鹿しい』『らしくもなくがんばっちゃったな、恥ずかしー！』
『諦めた諦めた！』『さーて家に帰って大好きな少年漫画を読もうっと！』

『…………』
『言い返すことなんてないよ』
『「能力者（プラス）が無能力者（マイナス）に勝つ」』
『きみの言う通り』
『それが世界の現実だ』

アニメってどこまでやるんだろうな
深夜のあの枠ってとりあえず半年とかだと思うんだけど
禊ちゃん出てこれなさそうだよね

Amazonに出てるDVDが６巻までらしいから１クールかと

『大嘘憑き』を現実（すべて）を虚構（なかったこと）にする過負荷だとするなら
『却本作り』は強さ（プラス）を弱さ（マイナス）にする過負荷だ
具体的にはこの過負荷の被害を受けた者はみぃーんな！不完全（ぼく）と完全に同じになる

前にもレスしたがそれを俺がやったら最悪のスキルだろうな。
たまたま球磨川が基本的な能力は持っているからそれほど主人公に通用しないだけで。
どれだけ努力しても徒労に終わるんだから自殺もんだぜ？

『笑うな。』
『人の冗談を笑うなんて』
『人として最低だぞお前達！』

『弱いよ』
『僕は地球上で一番弱い生き物だ』
『弱さという弱さを一つ残らず知り尽くしている』
『だから』
『きみ達の弱点や死角が』
『突くべき隙がよくわかるのさ』

仕事つかれたよ

別に
負ける時は潔く負けて
勝つ時は態度悪く勝つのが私の主義なのですよ
ま　過負荷がゆえに勝ったことなんてほとんどありませんけれど　ね

『大きく』て『重く』て『堅く』てそのうえ『速い』？
『すごいっすね（笑）』『いやいやマジで』
『だけどどーして学習しねーのかなあ』
『駄目なんだってそーゆーのじゃ』
『そーゆー長所みたいなのは過負荷（わたしたち）には通じないんだって』
『特に』『蛾々丸くんには絶対通じないんだってば』

『小さく』て『細く』て『勃たなく』てそのうえ『速い』？
『すごいっすね（嘲笑）』『いやいやマジで』

これなら通じますか?つか不慮の事故エンカウンターも充分以上に長所だと思うんだが

相手の長所を無視する
なかったことにする、名誉の負傷を開かせる、相手の攻撃を移す、相手を腐らせる、強さを弱さにする
それが過負荷だと思う

それより今は日之影先輩の勝利を称えましょう！
いやー、見事でした、完敗でした！この蝶ヶ崎蛾々丸！一片の悔いなく敗北を認めます！
で――それがどうしました？あなたは瀕死なのに私はピンピンしていて、もちろん何一つ改心していない！
あなたはルールを利用してこすく勝っただけでしょう
そんなザマでどうやって不幸（マイナス）を幸せ（プラス）にするというのですか？
結局あなたのしたことはその辺のいい奴と何ら変わらないんです
思い上がった自己満足はひとりでしてくださいよ、英雄さん

過負荷が絡みついた心で改心なんかしたら、
その先に待っているのは身の丈に合わない地獄の苦しみですよ
それともあなたがたは私達に苦しめと―――そう言っているのですか？

今日も俺のイレギュラースキルが爆発だぜ。
まずバスから降りてコンビニでコピーしようとしたら婆さんが横から入り込んでコピー機の手前ででかい荷物を置きやがった。
次は駅の改札口で俺の手前の奴がSuica押さずに過ぎ去りいつものように通せんぼ状態。
今度は駅のホームでグリーン券購入しようとしたら池沼が絡んできて｢ここでは買えないんだ！｣と俺に叫ぶ。
最後は電車に乗って目的駅に向かう時に人身事故が起きたらしく、
一時間位動けない始末だ。
やはりこの世の中は全て敵地だな。

はぁァァっ！まー信じ難いね君はｗ

それが、連続して起きるのが俺の日常。
しかし、今日は本当に酷かった。

さすがにやるなww

初めましてめだかちゃん
僕だよ

しかし彼は球磨川禊
負け戦なら百戦錬磨―――

なんやかんや言って、俺らも負け戦なら百戦錬磨―――

百戦百敗なだけじゃん

相手がどのような悪い考えか読んで、
相手が自分に対してこうすれば動けないだろうと思ってるから、
この場合はどのような対応すれば言わないか手に取るように解る。
俺みたいな本当の嫌われ者だからこその能力だよな。

自分の持ち前の弱さで、強い連中と戦いたい
そしてあわよくば、勝ちたい

『決めてるんだ』
『争いが起こったとき僕は善悪問わず』
『一番弱い子の味方をするって』
『だから僕はきみの味方だ』
『頼ってくれていいよ』『喜界島さん』

>>191
ほう？生物の防衛本能として左様な特殊能力が備わりましたか？

無論笑おうと括弧つけるのをやめようと球磨川禊は負ける
彼は宿命的にそういう星の下に生まれついているのだ
どころか彼はこの直後に絶命する
およそそれ以上はない惨めな敗北の末に命を落とす

しにたお

『あっはっは』『その通りだよ宗像くん』
『殺したがりのくせに病的に殺人が嫌いだという矛盾したきみの性格を』
『夏休み前の一戦で僕は既に看破している』
『その人間的な弱点』『つけ込まざるを得ないぜ』
『僕が特攻すればきみは』『勝手に手加減してくれるんだからね』

『大丈夫』
『一人で立てる。』

ネクスト買った
球磨川のコミックスカバー素晴らしかった

あいつらに勝ちたい

あいつらに勝ちたい


格好よくなくても強くなくても正しくなくても
美しくなくとも可愛げがなくとも綺麗じゃなくとも

格好よくて強くて正し くて美しくて
可愛くて綺麗な連中に勝ちたい


才能に恵まれなくっても頭が悪くても性格が悪くても
おちこぼれでもはぐれものでも出来損ないでも

才能あふれる頭と性格のいい
上り調子でつるんでいるできた連中に勝ちたい


友達ができないまま友達ができる奴に勝ちたい
努力できないまま努力できる連中に勝ちたい
勝利できないまま勝利できる奴に勝ちたい


不幸なままで幸せな奴に勝ちたい！


嫌われ者でも！憎まれっ子でも！やられ役でも！主役を張れるって証明したい！！

『無論僕はきみに何のメリットも提供しない』
『その代わりたった一つだけ保証できる』
『僕といれば』
『きみは世界一不幸（かわいそう）になれる』

（私も名の知れた過負荷として人後に落ちない劣等感（じしん）は相当にあったんですけれどね）
（この人の過負荷は文字通り桁が違う。あたしこそは最低だと自負していた昨日までが恥ずかしい）
自分より下種（マイナス）な人間がそばにいてくれるという事実ほどやすらぐことはない――
この人についていこうと心から思える！！

超能力を持っているだけで勝ち組だということに触れられないよね

そのツッコミ何回目だよ

『隠蔽世界(アンダーセクシャル)』
自分自身にしか見えない操作出来ない映像機器を具現化し
顔を思い浮かべながら名前を打ち込むと
その人物の全ての性行為シーンを無修正で見る事が出来る
ここで見た映像の情報は他人に話しても信用されない運命にある
この能力が発現した場合、生涯童貞の運命を歩む


こんなの書く俺って最低だ
どうせ童貞なら、こういう能力くらい身に付けたい
社会にも何ら影響与えないし

>>206
最低じゃないお、いいじゃないそれで…俺ら喪男なんだしさ

俺の過負荷は『偏愛戯画(ポルノグラフィー)』
早い話が自分専用のエロ絵描く能力

性癖を形にすると虚しさが倍増するのは何故だ

『喪は悪くない』

あいつらに勝ちたい

「恵まれた生まれ！　恵まれた容姿！　恵まれた才能！　恵まれた環境！
　どれもこれもクソ喰らえだ!!
　こんな恵まれた人生じゃ私は駄目になる！
　幸福からは何も生まれない！
　もっと苦しまなきゃダメだ！　もっと追い込まれなきゃダメだ！
　もっと地獄を　もっと地獄を　もっと地獄を!!」

愛建電工を理由もわからない賃金も払われない予告もない不当解雇になって 
人間不信で転職活動どころじゃない、年齢的にも転職は無理だろう 
死ぬしかないのだろうか・・ 

>>211
雲助やろうぜ！

>>203
ついてこなくていいよ。
うざいから、ただ俺を見下して幸せになればいいから。

いまだステマスレだと気付かずにマジレスしちゃう欠陥ちゃんであった

友達いらない過負荷なんていないだろ

>>214
それにかかれているのがまさに俺だから書き込んだだけなんだが？
俺以上にマイナスの奴はみたことないし。

何をステマしてるスレなんだよww

ここでお前が見放したら　球磨川禊という呪われた魂は永遠に救われない

欠陥品が自己投影したがるキャラって結局はイケメンばっかだなｗ
自称、激喪（笑）が聞いて呆れる

たまたまイケメンだっただけ（ｷﾘｯ

俺はキモメンと自覚しているんだがな。
球磨川はマイナスというわりには無能ではないしな。
ああいうのは似非マイナスと言うんだよ。

すぐに噛み付くのは前向きの証

わざわざ漫画でキモメンに自己投影するヤツが珍しいと思うのだが…
ブサ主人公なんてエロ系以外ではあまりいないだろww特別イケメンも少なめだが

…つか漫画でくらい夢見させてくれよいいじゃないか

>223
いやイケメンキャラに自己投影して夢みるのもいいんだけど
負け組みキャラに自己投影しようというのに、当の負け組キャラが実は
ただのイケメンで負け組でもなんでも無いのが問題じゃね

それなら俺に自己投影すればいいよ(笑)

『いいように殴られまくって』『リーダーなのに格好悪いところ見せちゃったね』
「ケッ！くだらねー、殴られることを格好悪いと思うような奴がマイナス十三組にいるわけねーだろ
　あたしら基本負けっぱなしの寄せ集めなんだからよー」

江迎ちゃんに泣いた

マイナスのせいもあるけど、なんつうか喪女気質だよな江迎ちゃん
美少女なのに勿体ない

あの感じは喪女気質というより、喪男気質だと思う
もちろん性別が女で、女の子らしいけれど

『だから言ったでしょ？』『善吉ちゃん』
『わざと負けてあげるって』
『きみは格好良く死ねばいい』
『僕は負けてみっともなく生きるからさ』

『だから言ったでしょ？』『善吉ちゃん』
『わざと負けてあげるって』
『きみは勝って格好良く死ねばいい』
『僕は負けてみっともなく生きるからさ』

『大切な事なので』『二回言いました』

二年マイナス十三組『不慮の事故』蝶ヶ崎蛾々丸には回想すべき過去がない
不幸な出来事も嫌な思い出も胸の痛みも心の傷もすべて周囲に押しつけてきた彼には、過去もなければ回想もない
いつの間にか一人で生きていたところを見ると、家族も『ダメージ』として誰かに押しつけてきたのかもしれない
もちろんそういう自分の人生に疑問を感じたことも、犠牲にした他人に罪悪感を覚えたこともあったけれど、
そんな気持ちもどこかに押しつけて―――すぐに忘れてしまった
だから彼はむしろ前向きだった。このスキルを治療することなんてとんでもないことだと思っていた
『こうやって嫌なことを避け続ければ』『痛い思いをすることなく生き続ければ』
『自分はきっと誰よりも幸せになれるに決まっている』『人生から嫌なことを取り除けば』『最後には幸せだけが残るはずだ』
だから押しつけて
不幸（いや）なことを押しつけて押しつけて
押しつけて押しつけて押しつけて押しつけて押しつけて押しつけて押しつけて押しつけて押しつけて―――


気付けば彼には
何もなくなっていた

モテない連呼してた友達に彼女が出来た
すごく恨めしい
すごく憎らしい
やっぱり自分は過負荷なんだなと>>58を見て思った

『あ、そうだ』『引退したきみ達の相手なんかしてる場合じゃないや』
『早速だけどいい機会だから』『新生徒会長としてマニフェストを発表しなきゃ！』
『えーとまずは』『授業及び部活動の廃止』『直立二足歩行の禁止』『生徒間における会話の防止』
『衣服着用への厳罰化』『手及び食器等を用いる飲食の取締り』『不純異性交遊の努力義務化』
『奉仕活動の無理強い』『永久留年制度の試験的導入』
『以上八点の実現に向けて一生懸命がんばることをここに誓います！』『みなさん応援してください！』
『なお前生徒会の負の遺産である目安箱は』『当然この僕が引き継ぎますね』
『困ったことがあったら遠慮せずになんでも言ってください』『24時間365日』『僕は誰からの相談でも受けつけます！』

『わからないくせにわかってもらおうとするなよ』
『めだかちゃん』

『蛾々丸ちゃんテトリスって知ってる？』
「は？テトリスって…ゲームのですか？」
『うん』『上から落ちてくるブロックを積み重ねて』『横一列が揃えば消えるってゲーム』『僕はあれを四列同時に消すのが好きでねえ』
『というより四列同時以外には消したくない』『一列ずつ手間をかけて着々と消すという計画性に僕は耐えられない』
『長い棒（テトリスバー）は常に横じゃなく縦に使いたいのさ』
『ごちゃついている断片が一気に消える瞬間にこそ』『僕は心を奪われる』

>>234
ああわかるよ…あと、それなりに評判いいのにモテない発言してるヤツ見たりした時も同様の気持ちになる

禊ちゃんやっぱかっけーな
今週魅入っちまった

『もちろん』『僕は漫然と庶務戦を負けてきたわけじゃないよ』
『善吉ちゃんへの的確にして投げやりなアドバイス』
『僕の過負荷にも物怖じしない強い精神力』
『なにより死体を見る死体のように澱んだあの目が最高だ』
『名瀬夭歌』『彼女はどう考えても過負荷側（こちらがわ）の人間だろう』

マイナス十三組！
完全さを求める十三組とはまったく逆のアプローチ！
完全でもなく不完全でもないもう一つのあり方―――

負完全！！

　わかったよ、オレは。要するに正義は向こう（行定＆柴咲）にあるんだ。
あいつらが世間というものであり、あいつらが正しいのが世の中というものなんだ。
そして『世界の中心で、愛を叫ぶ』連中を見た瞬間に
理由もなくムチャクチャにしてやりたい思いに駆られるオレは悪の側なんだ。
　今こそオレはジョーカーの気持ちがわかる。
カエルを刺してしまうサソリの気持ちが分かる。
オレは必ずやバットマンに退治されるだろう。
でも、それがわかっていても、オレは戦いを挑まずにはいられないのだ。
あいつらと同じ側にだけは死んでもいられない。

?柳下毅一郎「映画評論家緊張日記」



過負荷（マイナス）な喪男のみんなならきっと共感してくれる文言

『早く行けよ怒江ちゃん』『弱くて駄目でマイナスな』
『そんな僕達が唯一その辺の天才（エリート）共と張り合える自慢があるとするなら』
『負けから逃げない』『ってことだ』
『僕達は逃げない』『恋からも』『失恋からも』

>>242
(´;ω;)ﾌﾞﾜｯ



しかし今回の球磨川、あれはもう勝ちじゃないのかwてのは禁句ですか

『断る。』
『嫌だ。』
『もう遅い。』
『僕は悪くない。』

生煮ちゃんのおまんこを舐めたい

『いーんじゃな〜い？』『別に』『こんな意地悪な選挙に付き合わなくても』
『それより選管（こいつら）全員螺子伏せようぜ』
『僕はこういう性格の悪い奴が許せないんだ』
『狩り（ハンティング）なんだからそうやって通るのもありなんでしょ？』

なんで逃げるのよなんで逃げるのよ
さっき手を差し伸べてくれたじゃない
あれって好きってことでしょ好きってことでしょ
私のこと好きなんだよね？
私達はもう恋人同士なのでしょう？
大体用事って何よ
私より大事な用なんてあんたにあるわけないじゃない
あんたは私を愛するために生まれてきたんだし
あんたは私に愛されるために生まれてきたんだし
私に出会ったあんたはもう何もしなくてもいいのよいいんだから

さすがの喪男の俺でも、いくら江迎が可愛いとは言えあんな迫られ方したら引かざるを得ない

杞憂にすぎないが

『計算？』『あはは何それ』
『計算なんて人生で一度もしたことないよ』
『僕はただ好きなだけさ』『スリルとリスクで神経を削る』『分の悪い賭けって奴がね』
『また勝てなかった。』

>>242
素敵なレビューだな
クソみたいなスレだけどこの人を知れて良かった

『僕が悪かった』『許して』『僕の負けだよめだかちゃん』
『今までのこと全部謝るから許してよ』『まだ死にたくない』
『お願いだよ』『これ以上僕を殴らないで』
『二度と人の心を傷つけないって約束する』
『この中学校からも出ていって』『二度ときみ達の前に姿を現さない』
『僕は反省したんだ』『お願いだ――僕に罪を償う機会を恵んでくれ』
『うん』『めだかちゃんだけは僕のことを信じてくれるよね』

「ちょっ…いきなり何をしてるんですか志布志さん！」
「え？いやほらなんか後から来たくせに偉そうでムカついたから…
　ごめんなさいもう二度としません許してください」
「あのねえ志布志さん　気持ちはわかりますが
　同感です。
　偉そうな奴ってのは誰に何されてもしょうがないですよねえ」

「そういやお前の過負荷はどうなんだ？内心とかいう得体の知れないものに絡み付いてやがるのか？」
「言うまでもありませんよ　絡み付いてもつれて
　どこから手をつけていいのか謎めいています」

『逃がさないよ』
『今日ばかりは小細工抜きだ』
『正々堂々フェアプレー精神にのっとり全力で引き分ける！！』

喪々ってまた随分このスレ向きな名前のご登場…

あひゃひゃ！何兆年も生きてる割に案外わかってないんですねえ安心院さん！
恋愛が必ず成就するべきだなんて　そんな風に思ってるんならこの先苦戦しますよ
失恋だって恋のうちだって　んなこた女子なら小学生の頃から知ってるってのに
だからいいんですって　正義と違って必ずしも
愛は　勝たなくてもいい。

『…トランプって本当』『不思議なカードだよね』
『ICチップが埋め込まれてるわけじゃないし』『お金を引き出せるわけでもない』
『まして武器になんてなるはずもない』『種も仕掛けもない印刷物なのに』
『負ける奴は負けるようにできている。』

『操られてるだけなのにかわいそう』『とか』『ちなみに僕は全然思わないよ』
『操られる奴が悪い』
『だから』『僕は悪くない』

…………ひひひ
無茶言うなあ球磨川さん　あたしの弱さを知ってる癖に！
勝つとか！99%無理に決まってんだろそんなこと――
だけど！
１%でも可能性がある限りあたしは諦めない！！

『…………』
『がっかりだよ名瀬さん』『こうして敵対した今でも僕はきみを仲間だと信じていたのに』
『そんなバトル漫画の主人公みたいな格好いい能力を身につけるなんて』
『僕は頭がいいだけのきみが好きだったよ』『頭がいいだけで不幸なきみがね』
『追いつめられたら奇跡的に都合よく新たなるパワーに目覚めるとか』
『そーゆーのは週刊少年ジャンプの中だけにしてほしいよね』
『僕に言わせればきみのそれは過負荷じゃないよ』『ただの幸せ（プラス）だ』

幸せになるために不幸を追い求める、ねえ
幸せ者の発想だな

『善吉ちゃんには一生僕のことはわからないよ』
『きみもまためだかちゃん同様』『恋を知らないお子様だからね』
『…………』『ただまあそんなお子様が』
『彼女の目を我が物顔で使っているっていうのは』
『さすがにちょっと不愉快かな〜』『な！』

TBSと毎日新聞の副業は不動産業。

こいつらがパラサイトシングルという新造語を
流行らそうと躍起になってた。

高卒で働き家に金を入れてる実家住まいが非難され、
親の仕送りで学費アパート代生活費を面倒見てもらっている学生は非難されない。

というトンチンカンな現象を生んだ。

なにそれお世辞のつもり？気遣いのつもり？やめてよね
そんなこと言われたって私はもうあなたにデレたりしないんだから！
結局過負荷（わたしたち）の気持ちは過負荷（わたしたち）にしかわからないんだ！！

『ねえ善吉ちゃん』『この庶務戦なんだけどさあ』
『僕』
『わざと負けたげよっか？』
『よく考えたら人吉先生の前で善吉ちゃんに酷いことしたくないしさー』
『あと選管の皆のノリが思いの外よくて若干テンションが下がっちゃったし』

ありがとう
だけど油断しないでね、めだかちゃん
僕はあくまで過負荷だから
いつかきみの寝首をかくかもしれないぜ

『しかしあれだ』
『負けるのだけは何度経験しても慣れないよなあ――』

…うわあ、ひどいなああなた達
二対一なんて卑怯だなあ
根性
腐ってんじゃないですかあ？

『んー？』『僕が』『めだかちゃんに』『言いたいこと』『ねえ――』
『別にないけど。』
『あー！』『ひょっとして勘違いしてる？』
『僕がきみ達に会いに来たとか！』『ここで待ち伏せしてたとか！』『さ！』
『うわ恥っずかしー』『自意識過剰ー』
『どんだけ自己中な考え方してんのきみ達！』
『自分のことをそーんな重要人物だと思いながら日々を生きてるんだおもしろーい』

『んー…』『ショック！』
『振られちゃったあ！』
『あーあ』
『好きな人に嫌われるのは本当につらいなあ』

利点ならともかく欠点
否
マイナスの利点なんて完成させる意味がないだろう？
むしろ完成させれば完成させるほど
その値は負荷を増大させていく――

三年前　黒神めだかに飲み込まれなかった唯一の男　球磨川のことを思い出すのはしかし非常に難しい
それはマイナスの塊のようなあの男をそもそも思い出したくないというのがひとつだし
また
彼に対してどのような感情を抱くべきなのか三年後の今もまったくわからないからだ
『嫌い』とか　『憎い』とか　『怖い』とか
そんなありふれた言葉じゃ球磨川のありようは残念ながら語り尽くせない
あいつを表現する言葉など、この世にはないのだ

そんな彼も、今や人気投票��1

こんなまともな戦いで弱者(マイナス)が強者(プラス)に
球磨川くんがめだかちゃんに勝てるわけがないだろう――

『…怯えないでよ蛇籠さん』『きみと勝ち負けを競うつもりなんてない』
『というか』『操られてるきみと戦わされてる時点で僕の負けだ』

『見逃してあげるから五秒以内に消えな』
『申し訳ないけど僕は気まぐれ過ぎてさ』『五秒以上気が変わらない自信がないんだ』

『ごめん気が変わった。』
『だからさ』『五秒以内なら気が変わらない』『という気が変わったんだよ』
『急に女の子を』『背中から刺してみたくなったのさ』

『そう』『「大嘘憑き」！』『名前だけでも憶えて帰ってね』

『相手が降参したくらいで油断しないでちょうだい』
『こともあろうかこの僕と』『スポーツでもしてるつもりだったのかい？』

今から思えば球磨川さんくらいだな
怠惰に堕ちていく俺を喜んで見ていてくれたのは―――

『………』
『また勝てなかった』
『でも次は勝つ。』

勝つさ。
めだかちゃん　僕は卒業するまでにきみに勝つ
きみの肩書きが何かなんて関係ない
僕は生徒会長に勝ちたいんじゃない
きみに勝ちたいんだ

「本来パス禁止ルールの補足に過ぎなかった文章を独立させ　アガリすら禁止する強者潰しのルールを作った…
　不利な戦いと見越してゲームが始まる前に既にイカサマを終えている…
　正にスリルとリスクを天秤にかけた分の悪い賭け。球磨川先輩　『これ』はあなたでいいんですよね？」

『そうだよ』『これが球磨川禊』
『嫌われ者のギャンブルだ』
『ただしイカサマ呼ばわりは心外！』『ねえ鍋島さん？』

おおっと！
ちょお〜〜〜〜っと待ってくださいよお
選挙管理委員会『副』委員長の長者原くん！
そういうことはちゃああああああんと上のかたに確認したほうがいいんじゃないですかあ？
万が一にも出場資格がないなんてことになったらオオゴトですからねえ〜〜

『…しょうがないなあ』
『須木奈佐木さん』『きみには負けたぜ』

『飛沫ちゃーん』『いーや　もう負けちゃって』
『負けを認めてマイナス十三組みんなでこの学園を出ていこう』
『学校なんて他にいくらでもあるんだからさ』
『だからせめてど派手に』『めいっぱい華々しく負けようよ』

『――あの時は見逃していただいてありがとうございました』
『お陰で僕は幸せになることなく今日まで楽しく生きてこられましたよ』
『ところでその後 風の噂に人吉先生が医者を辞めたと聞いたんですけど』
『なにか嫌なことでもあったんですか？』

ごめん、過去の投稿と被ってた

これでわかっただろ？あいつがマイナス十三組で唯一理性的な人間であった理由って奴が
あいつは心的外傷（トラウマ）や精神抑圧（ストレス）みたいな負傷（ダメージ）までずっと他人に押し付け続けてきたんだから
だからあたしとか怒江ちゃんみてーに性格が歪むことはなかったんだよ
…もっとも押し付けられた奴がその後どんな人間になったかは知らんがね

ときに日之影先輩
間接的にとはいえ自分の攻撃が仲間を傷つけるってどんな気持ちなんですか？
私にも経験がありますけれど――やっぱり嫌なものなんですか？

あんた強いのが自慢なんだって？日之影先輩
あたしは弱いのが自慢だ
弱いあたしが知恵を振り絞って一生懸命努力して強い敵をぶっ倒す
人生においてこれ以上の醍醐味はねえよなあ
そういう意味じゃ教えてほしいぜ、強い奴って何が醍醐味で生きてるんだ？

『単刀直入に言うよ』『名瀬さん』『僕の仲間にならないかい？』
「いいぜ！――とでも言うと思うのか？ふざけんなこの負完全野郎
　どうして俺がマイナス十三組に入らなきゃなんねーんだよ。なんのメリットもねーじゃねーか馬鹿馬鹿しい」
『………』『へえ』『これは意外な返事だなあ』
「はあ？まさか本当に俺が二つ返事で誘いに応じると思ったのか？めでた過ぎんだろ先輩」
『いやいやそうじゃなくてさ』『きみがメリットを求めるのが意外だったんだよ』『黒神くじらさん』
『素晴らしいものは地獄からしか生まれない』『それがきみの主義であり主張のはずだろう？』
『ならばきみは誘われるまでもなく地獄絵図（マイナス）に所属するべきじゃあないか』

向き合うのも嫌になるような過負荷のキャラクター
しかし向き合ってみないとわからないことってあるよな
むしろ誰も向き合ってこなかったからこそ
あいつらはあそこまで酷いことになっちゃったんじゃねーのかな

いつか異喪無視から蝶になりたいな

なんてこと！しばらくは会わずに済ませたかったのによりによってこの恐るべきタイミングの悪さ！
予想はしていたけれど、しかし人間って果たしてこんなに――こんなにも成長せずにいられるものなの？
否！
全っ然マイナス成長じゃないこの子！！

『そんなわけだから飛沫ちゃん』『がんばってね』
『本来過負荷に言うような激励じゃないんだけど』『絶対に勝って』

命って…アホかあんた
あたし達は平和な日本の高校生だぜ？
死体の山とか比喩に決まってんだろ――あたしは誰も殺したりしねーよ
だって未成年のうちに人を殺したら
罪が軽くなって損した気分になるじゃん。

『あーそりゃそうだよね』『でも勝ち負けを度外視してるって決めつけられるのは心外だな』
『こっちはこっちで真剣なんだから』『よし！』『じゃあこうしよう』
『もしもこの試合で飛沫ちゃんが名瀬さんに負けたら』『僕はその時点で箱庭学園から手を引くよ』
『飛沫ちゃんが負けたら累計二敗で僕達は王手をかけられたも同然』
『テトリスで言えばブロックを半分以上積んでしまった状態だ』
『そこからこまめに一列ずつ消していくなんてテンション上がんないしねー』

『うわあ格好いいー』『僕は中学生の頃も』
『真黒ちゃんのそういう格好よさに憧れてたんだよなー』
『けどごめーん』『もう戻（なお）しちゃった！』
『思い入れとかー』『心がけとか誓いとかー』
『ごめーん』『僕そういうのよくわからないんだー』

『…よおし』『決ーめた』『僕は決意したよめだかちゃん』
『今日の僕は約束を守ろう』『約束通り僕達マイナス十三組は箱庭学園から撤退するよ』
『ほら』『行くよみんな』
「…………はあ〜い」
「ですね。まあここは負けておきますか」

阿久根書記があやつの下を離れた時も
あそこまで狼狽してはいなかった
気付かぬ内に我々は球磨川の中の踏んではいけない地雷（トラウマ）を踏み
球磨川の中の触れてはならない闇（ブラック）に触れてしまったのかもしれません――

未だに球磨川が『弱すぎる奴』と称されるのは違和感ありすぎる気が

初登場時からすでにメンタル含めて弱くないんだよな…

勝てないことは分かっているので、勝利を相手に明け渡す代わりに相手により大きな負傷を与えることを徹底的に追求するようになった

『…誤解しないでね日之影くん』『別に痛くて泣いてるんじゃないよ』『僕は嬉しくて泣いてるんだ』
『僕はこんな風に僕を叱ってくれる人をずっと待っていたんだ』『僕の間違いを命懸けで正してくれる人を心から待っていたんだ』
『本当になんて嬉しいんだろう』『お陰で目が覚めた！』『これで改心したぞ』
『ありがとう！』『きみには本当に感謝するよ』
『だからこの痛みの恨みは』『日之影くんに迷惑をかけないように』『君とは何の関係もないその辺の誰かに何かして晴らすとするね』

「………そうかね　俺は逆にわかった気分だよ
　球磨川の旦那が「大嘘憑き」を捨てた理由が黒神のおかげではっきりわかったぜ
　あいつらはちゃんと戦ってちゃんと勝ちたいんだ
　あるいはちゃんと戦ってちゃんと負けたいのさ
　禍根どころか骨も残さずすっきりと勝ちたいんだ
　ルールや約束に縛られず
　運や偶然に支配されず
　この上なくすっきりと負けたいのさ」

『当然緩めないよ』
『ここで手を緩める奴はただの幸せ（プラス）だ』

「…そりゃ人吉と心中したいっていう謎の思惑が外れてショックなのはわかるけどよ
　だとしても取り乱しすぎじゃねーかあいつ？球磨川の旦那らしくもねえ」
「………あれで結構仲間思いな男なんですよ球磨川は」
「仲間思い…？なんだよそれ。それこそ球磨川の旦那に一番似合わないキャラ設定だろうよ」
「似合いますよ。球磨川が人を人とも思わぬ人でなしであったなら、私だってあやつとここまで根深く反目していません」

『名瀬さんを引き抜けなかった時点で僕はバーを置きそこなったんだよ』
『名瀬さんを潰せば確かに多少優位に立てただろうけど』『そんなちまちましたプレイは性に合わない』
『だからああいう時は電源を切って』『リセットして』『最初からやり直すのが僕流なんだよ』
『心配いらないよ蛾々丸ちゃん』『少々おつむが足りない感はあるけれど』『飛沫ちゃんは間違いなく』
『僕達の長い棒（テトリスバー）になってくれるさ』

『空想上の魔獣に物理的で現実的な攻撃をしても無意味だよ』
『目には目 歯には歯』『そして空想には空想だぜ』
『そう――イメージしよう』『具体的に――皆に伝わるようにイメージしよう』
『好きな子の裸を想像するように』『嫌いな奴の不幸を想像するように』『成功者の失敗を想像するように』
『「魔獣をも殺す刀」を。』

そんなわけで球磨川禊が仲間になった
彼は性格こそ最低（マイナス）だが人懐っこい男ではあるので
案外あっさりと生徒会執行部に馴染むのだった

球磨川禊は過負荷（マイナス）なので
案外簡単に人を好きになる

安心院さんが球磨川禊に目をかけていたのは
彼が『大嘘憑き』を使う以前の話でした
『大嘘憑き』を身につける前から
球磨川禊という男は
倒れてもすぐに立ち上がる
当たり前みたいな不死身の怪物だったそうです

…よくそんな楽観的でいられるな、お前
あたしと蛾々丸は五歳からの付き合いなんだけどよー、なんであたしが別に気の合うわけでもねーあいつと
物別れになることなく十年間もつるんでるのか教えてやろうか？
死にたくねえからだよ

『作中のセリフばかりでなくさぁ』『もっと過負荷を語り合おうじゃないか』

『喪男同士で』

『……』『あーあ』『しまった』『油断した』
『また一人女の子を好きになっちゃったぜ』
『本当僕は昔っから』『惚れっぽい男だ』

いつか異喪無視から蝶になりたいな

…先生聞いてください
私がこの手で触れたものはなんであれ
生物であれ無生物であれ有機物であれ無機物であれ――
腐ってしまうんです
可愛いわんちゃんを撫でても可愛い猫ちゃんを抱いても
みんな腐って死んでしまうんです
私も死んだ方がいいんでしょうか先生

手で触れた途端に全てが「金」に成ってしまって困った・・・とか云う様な童話なら聞いた覚えも有るのだが？

『………』『惜っしぃ〜い』『もうちょっとでめだかちゃんを』『一般生徒（いっぱんじん）にすることができたのに』
『人を嫌い敵を潰す』『一般生徒（いっぱんじん）に』
「なるほどそういうことでしたか球磨川先輩
　確かに多くの幸せ（プラス）を生み出すであろう黒神の志を折ることは
　長い目で見れば百万人のエリートを殺すことよりずっと有意義ですからね」
『あはは』『そーんな深い考えなんかなかったよ』
『単に』『嫌いな奴が夢を諦めるところを見たかっただけさ』『失敗したけどね』

>>316
たしかギリシャ神話のミダス王じゃなかったか

『あはははめだかちゃん』『そりゃないよお こんなとこまで連れてきといて』
『それに僕達みたいなひねくれ者にそんなこと言っちゃ駄目だってば！』
「そうそう 戦うなって言われたら戦いたくなるし
　戦いたがってる奴を見たら水を差したくなるのがあたし達なんですから☆あひゃひゃ☆」

…だけどまあ気付いたからにはちゃんと伝えなきゃね
その気持ちって奴を
たとえ気持ち悪がられたとしても

…あーあ結局私って骨の髄までマイナスなんだな
あんないいこと言っておいて応援するって決めておいて
今でも全然人吉くんのこと好きだし黒神さんにすごく嫉妬してる

『そう』『だったら教えてあげるよ女子中学生』
『過負荷相手にルール無用で戦う愚かさを。』

…意外と気のつく人ですね
慎重と言いますか神経質と言いますか
一体何に怯えているのやら

『どうせ傷を治してもらえるだろうと思ってたエリート王子ベジータがデンデに治療を拒否されたとき、ざまあみろって思わなかった？』

『えー』『理由？』『理由ですかー？』『弱りましたねえ』
『あ　そうだ！』『エリートに両親を殺されたからってどうです？』
『実の妹がエリートに攫われたからとかー』
『親友だと信じていたエリートに裏切られたっていうのも萌えますよねー』
『んー？どれにするか迷うなあ』

悪平等以降、これでもかってくらい女キャラ推しだったが、言彦とか久々に男くさいキャラ来たな

『おいおい』『名ばかりだろうと人数合わせだろうとこの箱庭学園の誇るべき生徒だぜ』
『差別するなよ』

「…確かに助けが来るとは意外だったぜ　過負荷にもチームワークとかあったのかよ」
『当然あるとも』『なんたって僕達は週刊少年ジャンプの愛読者なんだぞ！』
『ぬるい友情・無駄な努力・むなしい勝利』
『それが僕達マイナス十三組のモットーだよ』

そしてたぶん過負荷の連中には
嫌われるより好かれる方が致命的だ

「…………どうせそれも嘘なのであろう　すがりつきたくなるような嘘だ！」
『…うん』『きっとそうだね』

言うまでもなく応じますよ。というより球磨川先輩の言う通り
どうして彼女ほどの人材がこれまで過負荷に属していなかったのかが不思議です
揺籃女子中の名瀬夭歌といえば私も聞いてましたよ
幸せになるために不幸を追い求める破綻した才媛にしてサイエンティスト
当時は『どっちつかずの名瀬』なんて呼ばれてましてね
裏切りは彼女にとって生き甲斐のようなものだったのですよ

「古賀ちゃん？ひひ古賀ちゃんねえ
　心配すんなよ古賀ちゃんなら今頃過負荷（ウチ）の連中が丁重にもてなしてるからさ」
『いや』『断られたら腹いせに古賀さんを襲わせようと思ってたんだ』
『あーあバラしちゃうんだもんなー飛沫ちゃん』『僕は死体同然の古賀さんに驚く名瀬さんを見たかったのに』
「やめろ…やめてくれ　古賀ちゃんは関係ねーだろ」
『関係ないとか冷たいこと言うなよ』『きみのたったひとりの友達だろ？』

『…ふうん』『なるほど』『いい言葉だね』
『だけどいい言葉を言う人間が』『いい人間だとは限らない』
『きみの笑顔は知ってるよ財部さん』『それは自分以外の人間を心から軽蔑している』
『他人も敵も味方も踏み台としか思っていない』『薄っぺらな笑顔だ』

今週は泣いた
これからも俺は負け続けるだろうし、間違っていると言われ続けるだろう
でも勝ちたいし悪くないことを証明したいから戦い続けたい

『……』『安心院さん』
『確かに僕は』『勝ちたいと言ったし』『勝ちたいよ』
『でも』『「勝ちたい」と「勝てる」は』『違うよね』
『あいつらはきっと』『勝ちたいとさえ思ってないよね』
『安心院さんだって本当は』『僕が勝てるなんて思ってないんだよね』

過負荷としては典型的な症例と言えるだろうね。問答無用で器物や人物を害してしまうこの子の能力は『自分は愛されてはならない罪深い存在だ』という罪業妄想から生じている。
罪深いくらいで愛されちゃダメだったら、この世に愛される奴なんか一人もいないってのにとんだ勘違いだよね。
潔癖症が腐敗を招くと言うのは何とも皮肉な話だけれども、逆に愛されない自分を肯定するために、この子は能力に歯止めをかけていないとろこがある。
愛されない理由をわかりやすく作り出すことで、心を平静に保っているわけだ。
だから対策は二通り。愛してやるか、逆に能力の方を肯定してやるかだ。まあどちらも半端な覚悟じゃできまいがね。
だけど実は、付き合いに覚悟が必要なのは、どんな人間を相手にするときだって同じなんだぜ。

江迎怒江『荒廃した腐花』

なんですか球磨川先輩
もちろんあなたの心の病気だって私には治せませんよ

大嘘憑きはともかくとして、もし球磨川が今週もらったもう一つのスキルで「勝った」としたら、興ざめだな
結局、凄くて強い奴に恵んでもらわないと弱者は勝てない、弱者だけの力では決して勝てないってことだから

『大嘘憑き』のインパクトが強いからなあ球磨川
貰ったもう1つのスキルが『愚行権』だったら笑うが、反面それで勝ったら文句なしの勝利にはなるな

この子はやばい。きみの命に予備がないなら、絶対にかかわっちゃいけない。死角がないにもほどがある。あまりに危険なマイナスだ。
だからと言って、逃げたら逃げたで、極めて好戦的なこの子は喜び勇んで追って来るので、見かけたらそうっとすれ違うのが正解だ。もしも機嫌が『悪ければ』見逃してもらえるはずだよ。
仮に対峙する羽目になった場合、素人が変に手を打つと神経を逆撫でして『傷を広げる』恐れがあるので、いくつかある上級者向けの『致死武器』対策はここでは教えず、
使い手に対する対策だけを言うにとどめよう。えー、この子は容姿を誉められると（特に胸関係）、照れてどこかに行っちゃうらしいよ。
たぶん、誉められて慣れてないんだろうな。まあ失敗した場合の責任は取れんがね。

志布志飛沫『致死武器』

オーバーヒート喪

ほう…失礼それは知りませんでした　申し訳ない
まさかそんな事件があったとは
まあでも風紀委員長とかそういう偉そうな連中は誰に何されてもしょうがないんじゃないですか？

球磨川さんの中の人決まったんだってな

対策も何も、放っておけばいい。こちらから仕掛けない限り、実に無害で安全な能力だ。
使い手に攻撃性がないわけではないが、この子の前で偉ぶらなければ（あるいは明白に偉くなければ）特に問題は生じない。
逆に言うと、間違っても上から何かを言っちゃあ駄目だ。説教なんてもってのほか。精神面が全く鍛えられていないので、常識の枠を超えた切れ方をされる。
ちなみにダメージを『跳ね返して』いるわけではないので、『致死武器』に類する能力は有効だ。まあすぐにどこかに押し付けちゃうだろうけどね。
ただ、能力的制約ではなく主義として、なぜか受けたダメージを、ダメージの原因である相手に直接返すことはあんまりしないらしい。
付け入る隙にはなりそうもないが、それは『無傷』に対するこの子なりのスタンスなのかもしれないね。

蝶ヶ崎蛾々丸『不慮の事故』

もっともしかしプレッシャーに関して言えば彼女はかける相手を間違えていた
そこにいるのはプレッシャーの言葉をこよなく愛す不世出の嫌われ者
混沌よりも這い寄る過負荷 球磨川禊である

だけどごめんな そういう幸福（トラウマ）な記憶（おもいで）を俺は心ん中改造して消したんだわ
俺は家を出て名を捨て顔を隠し記憶を消した　俺の人生は六年前から始まったのさ
地獄みたいな何の救いもねえ人生がな
そしてそれでいい　俺には兄とか妹とか家族とか！そんな幸せそうなものはいらねーんだから
俺を幸せにしようなんて奴はお呼びじゃねーんだよ見知らぬ人
大親友の古賀ちゃんみてーに俺と一緒に不幸になってくれるっつーなら話は別だがね

『いやほら怒江ちゃんのことが心配で色々調べてたんだよ』『名瀬さんの話じゃ彼女も今回の件にかかわってるらしいからさ』
「…そう 自分から離れていった子の心配なんて優しいんだね禊ちゃんは」

『そもそも僕は、自分を負けることのプロだなんて思ってないんだよね。いつだって一生懸命頑張って、勝つために必死になっているけれど、その思いが実らないだけさ』

『怒江ちゃんが昔教えてくれたことだ』『最初から間違えてる過負荷は』『なかったことにはできないんだよ』

なんなんだあたしの人生は……
どう転んでも悲惨（マイナス）になるようにできてやがる…
この笑うしかないみたいな状況で
あたしはまだ笑えているのか？

…………謝る？あなたに謝ることなんてなにひとつないよ
だって　私は悪くない　……もん
私はあなたに負けるかもしれない。だけどそれは弱いから負けるだけで、悪いから負けるわけじゃない

箱庭学園にその内球磨川禊って子が転校してくるかもしれないけれど相手にしちゃ駄目だよ
君に貸してあげたスキル『五本の病爪』じゃあ絶対に太刀打ちできない奇想天外の怪人だから

『しかし無理だと思うぜーめだかちゃん』
『まずは生徒会戦挙に勝って』
『更に箱庭学園を守りつつ』
『しかも僕を改心させて？』
『その上 僕を幸せにしよーだなんてさあ』

『…こんなときに言うのもなんだけど』『喜界島さん』
『初めて会った時』『おっぱい揉んでごめん…』

彼女は異常なまでに迫害されていて
彼女は異常なまでに孤立していて
彼女は異常なまでに異常だった
実際それはいじめの名を借りた壮絶な懇願である
『死ね』も『学校来るな』も『帰れ』も
悪意ではなく嫌悪でもなく怯えや恐れから搾り出される加害者の悲痛な叫びだった
そんな圧倒的な存在感をもってして名瀬夭歌は最底辺から学校を支配下に置いていた

あのときは本心のつもりで泣いたけれど、案外あたしはただ別れ際を綺麗に演じたかっただけなのかも……
『何を考えてるかわかんない奴』なんて人吉によく言われたもんだけどさ
あたしが何を考えてるかなんて あたしの正直な気持ちなんて あたしが誰よりわからないよ
あたしは嘘をつき過ぎた………

…………あーあ
負けちゃった
何もわからないまま負けちゃった
いつも通りに負けちゃった
私は本当に弱くて
本当に駄目だなあ――


『いやまったくその通り』『きみは本当に弱くて駄目だよ怒江ちゃん』
『だけど確かに』『きみは悪くない。』

正直なところ、僕から見れば、この僕を、三兆年生きているこの僕を、こうやって封印できている時点で、
きみは僕に対して『勝っている』と言ってしまってもいいような気がするのだが、
まあきみは、こんなことじゃあ自分の勝ちを認められないのだろうね。

勝ちを認められないし。
価値を認められないのだろうね。

極めつけの敗北主義もこれ極まれりと言ったところだが――だがまあ、その考えかた自体は、案外、今の時代じゃ一般的かもしれない。
己に価値を認めない――いや、『積極的に価値を獲得したくない』というような考えかただね。
強さやら権力やら、そういうものをあんまり欲しない考えかた、そして生きかただ。

やれやれこっちの気も知らずに嬉しそうに…
本当に弱い奴の気持ちが
がんばれない奴やできない奴の気持ちがわからない子だぜ

「…………愛してるぜ めだかちゃん」
「そうか もちろん私も愛しておるぞ」
「ありがとう。だけど」

だけど『僕を』じゃなくて『人を』だろ？

彼女はかさぶたを剥がすのが好きな子供だった
治りかけの傷口を見るのが治りかけの傷口から噴き出す血を見るのが好きだった
だから時にはかさぶたを作るためにわざと転んだりした
上手なかさぶたの作り方を三歳で極めた
両親はそんな彼女を気持ち悪いと言って殴った
もちろん親が言うのだからその通りなのだろうとわだかまりなく納得した
もっとも殴られたら痛い上にかさぶたもできないので暴力を振るう両親のことは幼くしてちゃんと恨んだ
二十歳を過ぎたらこの人達を殺そうと彼女は健全に決意した

言彦に勝つ事は、安心院さんには『できない事』には入らなかったんだろうかと

安心院さんの「できないこと探し」は「この世が虚構でないことの確認」のためだから、
「英雄」で「勝者であると決めつけられた主人公体質の人間」である言彦に直接勝てないのは「主人公に勝てないこと」つまり、この世の虚構性の確認・強化になる
だから安心院さんは結局、戦いを避けて何とか目的を遂げようとしたし、めだか相手にも善吉を主人公にしたてあげての主人公破りという形で「できるかできないか」ということを探った
と俺は思ってる

「球磨川さん…」
「ああ…蛾々丸ちゃん 飛沫ちゃん　ごめんね負けちゃった
　でも大丈夫、心配しないで　これからどうなるかわからないけれど
　きみ達のことはマイナス十三組のみんなは僕が身を挺してでも守るから」
「身を挺してでも守る…？ケッ！今更ふざけたこと言ってんじゃねーぞあんたは
　球磨川さんはそんなことずっとやってきたじゃねえか　だから今度はあたし達があんたを守る番だ
　ったく勘弁してくれよな 誰よりも最低（マイナス）だと思ってたあんたがそんな風にいい奴になっちゃってよ」
「全くです――困ったものですよ あなたでも改心できるってことが判明した以上、私達がしないわけにはいかないじゃないですか」
「ま　いきなり変わるとか無理だけどさ　あたし達も負けたり勝ったりしながら　ちょっとずつ変わっていこうぜ」

『「見えなければ」』『そんな風に思ったきみの心が』『僕から見れば視認するまでもない弱点だよ』
『きみが目隠しをしたのは僕じゃない』
『僕を』
『気持ち悪い僕を見ることに耐えられなかったきみ自身にだ』

結局、球磨川くんが第99代生徒会執行部の副会長だった期間、そして生徒会執行部がフルメンバー揃っていた期間は、
ほぼ二学期の間だけだったということになるんだけれど、まあなんというか、その辺実に彼らしいよね

つーかムカつくんだよこの女わ！
地獄とか不幸とか聞こえのいいこと言っといて！
結局幸せになりたいだけの奴じゃねーか！！

『…そうだね』『だけどあの子達には逃げ道も残しておいてあげないとね』
『いざというときはいつでも安心院さんのところに帰れるようにしておいてあげないと』
「…そこまで優しいと冷たいのとあんまり変わらないよ 禊ちゃん」

胡散臭いどころじゃないでしょ『あれ』は
『あれ』と握手するぐらいだったら自分の手首を切り落としたほうがまだマシですわ
わたくし達にどうこうできる相手じゃないわ
つーかかかわりたくもない
できる限り距離を置いてほっとくしかないでしょあんなの……

『劣化大嘘憑き』『きみの致命傷をなかったことにした』
『全く仲間のために犠牲になろうとかなんて自己満足だ』
『過負荷の花も随分甘くなったものだねがっかりだよ』
『…が』『その甘さ』『嫌いじゃあないぜ』

『しかし確かに球磨川禊もぬるいキャラになったもんだ』
『ほんの半年前までそんなこと夢にも思わなかったのに』
『今の僕ときたら』
『後輩を傷つけられて許せないとか思ってる』
『まるで悪い夢でも見てるようだぜ』

こういうぎりぎりの場所に立つと飛び降りたくなるんだよな……

きみが己をマイナスと定義し、卑下し、謙遜に謙遜を繰り返し、本来得てしかるべきだけの『勝利』を勝ち取らないのは。
勝ち得ないのは。
勝ち獲ないのは。
きみが『強く』なることを、『勝つ』ことを、大いに拒否しているから――なのかもしれないね、なのかもね。
時代に即している。
そんな表現もできる。
きみは新世代のヒーローなのかもね――ダークヒーローならぬ、マイナスヒーローといったところか。

職場で目があっただけでストーカーと勘違いされる俺は��腐蝕眼��(ラフレシア・アイ)

マイナス十三組の真の異端さは性質（スキル）じゃなくて性格（キャラクター）にこそある
いや――いっそ人格とか心とか言った方がいいのかな

それに対抗しようが抵抗しようが
僕は結局きみの負けは避けられない運命だと思っているしね

『僕は悪くない。』
『きみが悪いきみが悪い
　きみが悪いきみが悪い
　きみが悪いきみが悪い
　きみが悪いきみが悪い』
『きみが悪くて』
『いい気味だ』

むろんあくまで姑息療法
ルール次第じゃあっさり大敗してたかもしんねーけどな
大敗の可能性を増やしてこそ勝率を上げる！
それがこの俺――名瀬夭歌の戦法（タクティクス）だ！！

球磨川先輩 差し出がましいことを言うようですが――名瀬さんをあのまま帰してよかったのですか？
私から見ても彼女は脅威です　あの場で四人がかりで潰しておくべきだったのでは？
彼女はどうやら書記戦に参加するようです　志布志さんの挑発に乗せられてしまった形ですが
これでは不戦勝を目論んだ私達の計画は瓦解したことになりますよ

私達マイナス十三組は限りなく貧弱な集団です
ゆえに チャンスは絶対に逃すべきではないと思いますが――

『僕は嘘が嫌いなんだ。』
『だから不知火ちゃん』
『きみとは仲良くできないね！』

とは言え、『大嘘憑き』と『却本作り』、この二大スキルを失ったからと言って球磨川くんが人畜無害な男子高校生になったかと言えば、そういうわけじゃない。
気をつけろよ、マイナスにとって、スキルなんて余計な添え物みたいなものなんだから。

『…違う』『それはただの怪我だ』『ただの火傷と裂傷だ』
『そして きみの言うことはただの綺麗ごとだよ』
「いいじゃねえか綺麗ごと　それともお前は汚いのが好きなのかよ」
『！』『善吉ちゃん…』
「違うよな　お前は俺の知る誰より　めだかちゃんより綺麗好きな潔癖症だよ」

……とは言え、球磨川くんを一概に悪人と言えないのも確かなんだよね。行動の原理が滅茶苦茶だから、それが偶然、たまたま、万が一の確率で、善行と一致することもあるんだよね

『駄目だ』
『僕は悪くないし』『僕はぬるいから』
『きみがそんなに誤っても許さない。』

「じゃあ、『きのこの山』と『たけのこの里』、どっちのほうが好き？っていうか、どっち派？」
『いや、そのふたつは常にセットで買うでしょ。セットで買って、混ぜて食べるでしょ』
「………」
球磨川くんらっしー。

『ふっ…』『いいだろう』
『だが善吉ちゃん これだけは言っておく』
『また――』
『勝てなかっ…!!』

『そして善吉ちゃん』『怒江ちゃんをよろしく頼むよ』
『もしも怒江ちゃんが僕のところへ帰ってくるようなことがあれば』
『きみを僕のディナーに招く。』

「そんな幼稚な因縁をつけて仮に勝ったとしても　あなたがたはそれを勝ちって言えるんですか？」
『……』『言えないね』『また勝てなかったと言うしかない』

球磨川って普通に恵まれてるじゃん
リア充の自虐風自慢かよ

『…へえ なるほど』『まあ』『確かに強いね』
『しかしまあ強いってだけなら』『それはもう僕から見れば弱点だ』
『殴って爆散とかバトル漫画でやってろよ』『生憎 箱庭学園（ぼくたち）はシュールギャグだぜ』
『強さなんて笑いにしかならない』
『強さなんて鼻で笑って』『無変え映だけ…!?』

>>389
そこは一応、めだかや安心院さんに出会ったお陰という事にしとこうず

俺らからすれば確かに自虐風自慢に見えるがなw

「…わかりませんね球磨川くん
　どうしてそこまでエリートを目の仇にするのです
　あなただって本来そちら側の人間でしょうに」

……………理由なんて…
意味なんてないんですね…

…まあそうなのよね
過負荷を相手取るにあたって一番最初に越えなきゃならないのは
連中とは戦いたくもないという心の壁なのよね

俺らはどんなに駄目人間でもモテなくても過負荷とか身につかないからな

努力もできず勇気も出せず運も才能も金もない

越えられない壁がないとか越えられなかったことがないやつが言う戯言

偉人の格言とかあーいうのも能力の高いやつらだからこそ言える言葉

少なくとも俺は誰かに感動してその後の価値観が変わるなんて事永遠にない

でもこの世界は　努力　勇気　運　才能　金　のあるやつらにしか振り向いてくれない

世界には漫画みたいな不思議なことは絶対に起きない

俺には球磨川みたいに過負荷も近くにいてくれる女の子も永久にできない

この世界ツマンネ

戦うという形でさえ 嫌うという形でさえ連中にはかかわりたくないと思った
敵対したくもないくらい気分の悪い人間がいるなんて想像もしなかったぜ
しかも何人もいるなんて！

『目を閉じたくらいで僕の過負荷を封じた気になるなんて』『それこそ現実から目を背けてるとしか思えないな善吉ちゃん』
『だっておぞましき僕の過負荷（すがた）が見えなくっても』『おぞましき僕の過負荷（ボイス）は聞こえるだろう――？』

…拷問されても情報なんて漏らしませんよ
私
腐っても負（マイナス）ですから☆

『…誤解には慣れてるけども一応言っておこうか』
『僕は戦闘において「大嘘憑き」みたいな面白手品をアテにしたことなんて』
『実は そんなになかったりするんだぜ』

『正月って押し付けがましいよね』『お前の何が正しいんだって思わない？』
「はあ…言われてみりゃそうだな じゃあマイナス十三組的には正月のことをなんて言うべきなんだ？」
『ん？』『んーっとねー』
『………』『狂月！』
（（この人に一生ついていこう…））

狂月の門松は地面に突き刺さっていると言います。

球磨川さんからは過負荷の痛みを教えてもらった
俺もきみにとってそういう人間でありたいと思う

あ、あの！人吉くん！私江迎怒江っていうんだけど！子供はっ…子供は何人欲しい？

私は三人欲しいな。女の子がふたり、男の子がひとりね。名前は人吉くんが決めてあげて。私ってあんまりネーミングセンスないから。えへへ、どっちに似てると思う？私と人吉くんの子供だったら、きっと男の子でも女の子でも可愛いよね。
それで庭付きの白い家に住んで、 大きな犬を飼うの。犬の名前くらいは私に決めさせてね。人吉くんは犬派？猫派？　私は断然犬派なんだけど、あ、でも、人吉くんが猫の方が好きだっていうんなら、勿論猫を飼うことにしようよ。
私、犬派は犬派だけれど動物ならなんでも好きだから。だけど一番好きなのは、勿論人吉くんなんだよ。人吉くんが私のことを一番好きなように。

そうだ、人吉くんってどんな食べ物が好きなの？どうしてそんなことを聞くのかって思うかもしれないけれど、やだ明日から私がずっと人吉くんのお弁当を作ることになるんだから、ていうか明日から一生人吉くんの口に入るものは全部私が作るんだから。
やっぱり好みは把握しておきたいじゃない。好き嫌いはよくないけれど、でも喜んでほしいって気持ちも本当だもんね。最初くらいは人吉くんの好きなメニューで揃えたいって思うんだ。お礼なんていいのよ彼女が彼氏のお弁当を作るなんて当たり前のことなんだから。
でもひとつだけお願い。私「あーん」ってするの、昔から憧れだったんだ。だから人吉くん、明日のお昼には「あーん」ってさせてね。照れて逃げないでね。そんなことをされたら私傷ついちゃうもん。きっと立ち直れないわ。ショックで人吉くんを殺しちゃうかも。なーんて。

それでね人吉くん、怒らないで聞いてほしいんだけど私、中学生の頃に気になる男の子がいたんだ。ううん浮気とかじゃないのよ、人吉くん以外に好きな男の子なんて一人もいないわ。
ただ単にその子とは人吉くんと出会う前に知り合ったというだけで、それに何もなかったんだから。今から思えばくだらない男だったわ。喋ったこともないし。
喋らなくてもよかったと本当に思うわ。だけどやっぱりこういうことは最初にちゃんと言っておかないと誤解を招くかもしれないじゃない。
そういうのってとても悲しいと思うわ。愛し合う二人が勘違いで喧嘩になっちゃうなんてのはテレビドラマの世界だけで十分よ。もっとも私と人吉くんは絶対にその後仲直り出来るに決まってるけど、それでもね。

人吉くんはどう？今まで好きになった女の子とかいる？いるわけないけども、でも気になった女の子くらいはいるよね。いてもいいんだよ。全然責めるつもりなんかないもん。確かにちょっとはやだけど我慢するよそれくらい。
だってそれは私と出会う前の話だもんね？私と出会っちゃった今となっては他の女子なんて人吉くんからすればその辺の石ころと何も変わらないに決まってるんだし。人吉くんを私なんかが独り占めしちゃうなんて他の女子に申し訳ない気もするんだけどそれは仕方ないよね。
恋愛ってそういうものだもん。人吉くんが私を選んでくれたんだからそれはもうそういう運命なのよ決まりごとなのよ。他の女の子のためにも私は幸せにならなくちゃいけないわ。うんでもあまり堅いことは言わず人吉くんも少しくらいは他の女の子の相手をしてあげてもいいのよ。
だって可哀想だもんね私ばっかり幸せになったら。人吉くんもそう思うでしょ？

オーケー！わかりやすくて素敵だ
恨み骨髄だろう僕に対してフェアなルールの提示をありがとう
長きにわたるきみとの因縁もこれで決着だ　せめていい試合をしようねめだかちゃん

フェアなルールの提示をありがとう
僕はきみの
そういうところが一番嫌いだ！

>>401
それも書いちゃうんだ…ww

あのシーンは好きだった｡ギャグでもありとんでもなく不気味でもあり

「おやおや――嫌われたものですねえ」
「そっかあ？大体こんなもんだろ？」

最初から負けることが確定している球磨川くんのような存在こそがラスボスだぜ

嫌われ者のままで　憎まれてるままで　ヤラレ役でいても　どうしても　証してみせたい
主役を　張れるって・・・・！
格好よくなくたって　強く清く在れなくたって
正しく美しく可愛い奴に
不幸なままで勝ってみせたい
友達なくたって　イケるさ　want to win gamble！
ヘラヘラ笑いながら　それが僕だよ

球磨川はやりますよ――
できなくってもやります
球磨川は善吉の心を折るためならば
不可能だって可能にし不可逆だって可逆にする――

「初めて知ったよ　この世には話す価値もない人間もいる。」
『今更何言ってんだい』『価値がないから』『負越（マイナス）なんだよ』

『あーあ』『善吉ちゃんめ格好つけやがって』
『適当なこと言ってけしかけた怒江ちゃんが』『振られた所を僕の彼女にしようと目論んでたのに』
『また勝てなかったぜ』

『そう』『既に僕の手の内さ』
『不知火ちゃん』『化かし合いには随分自信があったみたいだけど』
『馬鹿し合いなら僕の方が』『一枚上手だったみたいだね。』

江迎ちゃんって意外とロリグラマな体系な気がする
服がダボダボ系だから目立たないだけで

一番のロリ巨乳体系はそりゃあ、くじら姉だけど、アレはめだか同様に惹かれないエロ

じゃあ俺はニーソの安心院さんで

『パンツ？』『財部ちゃんのパンツ？』
『見せてくれるの？』『財部ちゃんが？』
『見たい見たい！』『見せて見せて！！』

引力のスキル『引っ張り足（オクトパス）』
二重の意味で他人の足を引っ張るマイナス

俺たちにもシステムは備わっている
「過喪面システム」

肉弾バトルは全部あたしにくれる約束だろうが
あっさり忘れてんじゃねーよ 大将
コロスゾ？

>>415
･自分の軸すら操れない異常｢ふらふら歩き｣
･文字通りの意味で他人の足を引っ張る｢足手まとい｣
･安心院さんでさえ罵倒したくなるであろう無言スタイル｢煽られ使い｣


この過喪面システムを身に付けた喪男は､間違いなく人類屈指の非実力者である!!

こうして向かい合っているだけで心が凍えそうだぞ――マイナス十三組！！

『負完全』球磨川禊の改心は
過負荷の連中にとって本当に希望となったようだった

不幸で弱者で卑屈で自虐的でひねくれてて仲間はぬるい繋がりの同類だけですぐに勘違いして人を好きになる
まさしく過負荷は喪男

＞すぐに勘違いして人を好きになる&nbsp;

は？こんな奴は喪板から出て行ってもらいたいくらいだ

「なによそれ…脅迫？賄賂と同時に脅迫って…一丁前にアメとムチのつもり？」
『いえいえ』『両方ムチです』『僕を見逃せばあなたは賄賂を受け取った誇りなき医者になり』
『僕を見逃さなければあなたは実の息子を見捨てた使命なき医者になる』
『まあどちらにしても』『あなたの生き方はここを境に折れ曲がりますから』

実力勝負…ボス系スキルで、弱いまま不幸なままあいつらに勝ちたいと言う球磨川にはぴったりのスキルではあるか
そしてまた勝てない

だが現実問題としては、弱者は本来、搾取されるだけの存在だろう――弱き者は強き者に奪われるばかりだ。それが現実であり、世界であり、歴史であり、人間だ。
弱い奴は弱いから弱く。
強い奴は強いから強い。
論理はそれ以上遡れない。
さながらそれは、水が高きから低きに流れるがごとくね――もちろん、きみについて僕が興味があるのはそこだ。
世の中の大前提に、まさしく性格通りに逆らうように生きているきみのありようが、この僕の興味を引く――いつまでそんな生き方を続けられるのかという点も含めてね。

「やめろ！やめろ！やめろ！やめろ！やめてくれえええええええええええええ！！世界から色をこれ以上なくすんじゃない！世界から色をなかったことにするなああああああ！！！」
『おいおい』『画図町くんやめてくれよ』『僕はそこまでするつもりはなかったのに』『決して』『十二色までって思ってたのに』
『そんなキラーパスを出されたら』『期待に応えるしかなくなるじゃない？』

『「ん」がついちゃ駄目…？』『「ん」から始まる言葉だってちゃんとあるのに？』
「そういうこと言ってっからマイナスなんだよ きみは…」

『……』『善吉ちゃん』
『お前』『明日死んだらどうするんだ？』
『「お前が」じゃねーぜ』『お前みたいにどうでもいい奴じゃなくて』『めだかちゃんが死んだらどうするんだ？』
『そのときは墓にでも告白するのかよ』『墓に相応しいお前になったとき』『墓と一生を添い遂げたりするのかよ』
『好感度をあげて魅力ポイントをアップして』『フラグを立ててイベントをクリアして』『恋愛SLGでもプレイしてんのかお前』
『じゃあ教えてやるよ攻略法』『どんな理由があろうとも』『女を待たせる男は最低だ。』

『わかってないな善吉ちゃん』
『幸せってのはするもんじゃなくて』
『一緒になるもんなんだよ』

あぼーん

「ほなえらい災難やったなあんたはん　関係ないのに巻き込まれて　わけのわからん攻撃に晒されて　頼りのスキルは一個も通じんで　ほんま不幸のどん底ゆう感じやろ？」
「いや絶頂?
　あー不幸すぎて幸せだわ――世界は本当に広いなあ」

『…本当馬鹿だなあ善吉ちゃんは』『告白の絶好の機会を逃しやがった』
『せっかく僕が親切にもアドバイスしてあげたのになー』
「「何言ってんのこうなるのを見越してアドバイスした癖に〜」って言ってほしいの？」
『……』『いえ結構です』

こいよ彼女持ち(しあわせもの)
きみ達の恋愛なんて鼻で笑ってやる

『………』『大人気だなあ僕の腕章』
『嫌われる男はつらいぜ』

「よくわかんないけど　なんだか勝った！！」
「いや不知火　誰よりもお前の負けなんだぜ」

「おいこら球磨川！お前プライドとかねーのかよ！中学生に率いられてゴールを目指すなんて……」
『あはは』『何言ってんの善吉ちゃん』
『中学生に先んじられた時点でプライドも何もないでしょ』

『まあそろそろ飽きたし僕はこの辺でリタイアだね』
『財部ちゃんの応援に専念させてもらうことにするよ』
『がんばって財部ちゃん！』『僕がついてるよ！』
（…まあこういう人よね球磨川せんぱいは　ていうかここまで真面目に参加していたことが奇跡だし　ペア組んだ時点で諦めてるわ）

「お、お前…自分の身を守るために世界から青をなくしたのか！？
　それがどんな責められるべき悪事か分かってるのか！！」
『悪事？』『僕は悪くない』

「そこへ行くと球磨川せんぱいは貫禄だよね　『マクベス』の本文は？だもん…十二町さんもさすがに黙ったもんね」
「まあ球磨川せんぱいも答を知らなかったから反則負けになったけどな……」

『えっと じゃあ』『僕がお宝を発見できたらあ』
『女子は全員裸エプロンで』『僕に傅け。』

この発言を受けて生徒会役員は全員『だから勝てないんだよお前は』と思い
候補生の間で球磨川禊のニックネームが『裸エプロン先輩』に決定した

『てゆーかなんで僕が負けること前提なの？』『案外さくっと勝っちゃうかもよ？』
『きみは僕に負けた最初の人間として歴史に名を残すのさ』『恥っずかしい〜〜〜！』

（いやまあでもこの人は放っておいても勝手に負けるから別に気にしなくてもいいか…）
『ねえ高貴ちゃん』『何か失礼なこと考えてない？』

！？なんだこの手応えのなさは！？
一瞬空振りしたかと不安になった！
空気抵抗よりも無抵抗とはこの男新し過ぎる！

「…なあ善ちゃん あの不知火って奴お前の友達なんだろ？今更だが教えとけよ――あいつって戦える奴なのか？」
「……戦えませんよ たぶんかぶと虫より弱いです」

『待ちなよめだかちゃん』『面白半分ってことは半分は本気ってことだろう？』
『だったらその本気を汲んであげようよ』『他人に自分と同じ意識の高さを求めるのは悪い癖だぜ』
「…言うことはわかるがしかし実際的な問題だ　五人で六百人は教化できまい　どうあれ残酷な選別はせねばならんぞ」
『だからその「残酷」は僕が引き受けるよ』『所信表明とやらは僕に任せて頂戴』
『嫌われ者の僕に言われる分には』『門前払いにもそれほど傷つかずに済むだろうしさ』
『ま』『適材適所でいこうよ』『仲間なんだからさ』

「え〜〜〜なんで〜〜〜？私は好きだよ球磨川先輩〜委員会連合を乗っ取ろうなんていい度胸じゃん〜〜
　こういう向こう見ずな姿勢！私達は学ぶところあると思うんだよね〜〜」
『喜界島さん喜界島さん』『大刀洗さんとだけは普通に友達になってもいいんじゃないかな』
「禊ちゃんあっさり籠絡されないで！あれは禊ちゃんの嫌いなエリートの余裕だよ！？」

『………』『やれやれ』『敗軍の将は寂しいねえ』

心を折るゲームシステム考案協力（スペシャルサンクス）
マイナス十三組のみなさん。

『そうか』『あたしが生きていると』『まわりのみんなに迷惑がかかって』『まわりのみんなが不幸になるのか』
『だったらあたしは精一杯努力して』『他人の不幸を喜べる人間にならなきゃな』
彼女はその決意通り小学校卒業までの八年間！
膨大な怪我人を量産しながら誰に恥じることなく堂々と少年野球をやりきった――

なるほど全員で袋にしたあと一対一とは
さすが俺のボスはやることが違うぜ！

あの人は名瀬夭歌
不利な勝負であればあるほど
氷のように燃えるお方だ。

『………』『やれやれ』
『小物であることで僕と張り合おうなんて』
『きみは実に懐が深い大した奴だよ潜木さん』

みんなが大切にしているものを平気で踏みにじり
そうかと思えばみんなが恐れ怯えることを平気で受け入れる
球磨川くん そんな自分にあなたは本当に何の疑問も感じないの？
自分が何のために生まれてきたのか考えたことは本当に一度もないの？

『具体的には僕をきみの手でぶっ殺して欲しい』
「！？ぶっ殺すって…嫌ですよ殺人なんて！腕を折るくらいならまだしも！
　どうして私が球磨川先輩を手にかけなくてはならないのです！
　夢のなかとやらに行くのに死ぬ必要があるなら飛び降りるなり何なりご自身で自殺でもなさればいいじゃないですか！！」
『嫌だよ自殺なんて』『超怖いじゃん』

オーバーヒート喪

あ　しまった感動シーンにムカついて先に人質の方を始末しちゃった
ごめんなさいもう二度としません許してください

『怯えてんじゃねーよ志布志！』『聞けばそいつの「凍る火柱」はついさっき身につけたばかりの過負荷らしいじゃねーか！』
『つまり使い慣れてねーってことだ！』『ビビるこたあねえんだよ！！』
『…だっけ？』『名瀬さん』
「…野郎意趣返しのつもりかよ　意外と根に持つ奴だなあいつ…」

きみもよくよく、生徒会という組織に縁があるね。
案外、向いているじゃないかい？
何がってそりゃあ、人の上に立つってことがさ――いやいやこれは冗談じゃない、割かしマジな仮説なんだぜ。
きみ自身は否定するかもしれないが、実のところ、人の上に立つ者は、きみのようにマイナスであるべきかもしれない
――僕に言わせれば、人の上に立つのも、人を下から支えるのも、平等に同じようなものなんだしね。

『つまりきみからも箱庭学園をなかったことにはできない』
『きみの気持ちが強過ぎて』
『過負荷の』『僕の手には負えないぜ』

裏切らないでほしい、なんて。
きみは生まれてこのかた、誰かの期待に応えたこともなければ、誰かを裏切らなかったこともないんだから。

本当に私はあの男を救わねばならんのか？
私は間違っていたのではないか？
世界中の全人類を幸せにできたとしても球磨川だけは救いようがないのではないか？
なにより球磨川を救おうという気持ち自体が既に罪深いものではないのか？

喪男だけは救いようがないのではないか？

「こんなの私どっちの味方もできないよ！禊ちゃん！私いったいどうしたらいいの！？」
『………』『さあ。』
（相談する相手を………間違えた―――――――――っ！！）
『？』

Ａが４枚 Ｋが３枚…
手番が回ってきた時点で即死……！！
これが球磨川禊…！
いやいやあかんやろいやいや
こんな手札配られた瞬間に負けみたいなもんやん

そろそろ終わりそうだな

「そういえば『また明日』とか言ってたけど別に来ないねあの人」
「ふん球磨川の言うことをいちいち鵜呑みにするな　馬鹿を見るぞ
　何せあいつは存在自体が嘘のような男だ　信じることも疑うことも球磨川に限っては無意味だよ」

『………』『これでいいんだよね』『めだかちゃん』
「…………ああ球磨川　貴様は悪くない
　すまんな綺麗ごとばかり言って
　私はいつも貴様に汚れ役を押しつけてきた」
『別に…』『嫌われるのには慣れてるし』

そして弱さを極めたあなたの場合は！球磨川せんぱい！
どこにぶち込んでも弱点です！！

引っ張り上げるめだかちゃんに対して引き下げる球磨川ってことか…
まさに過負荷の象徴みてーな過負荷だが――

『へーえ』『じゃ』『おめめを白黒させてもらおーかな』『パンダみたいに！』
『老人なら攻撃されないと思った？』『黒幕ぶってれば安全だと思った？』
『僕が可愛らしい顔立ちだから』『おしゃべりの最中なら死なないと思った？』
『甘ぇよ。』
「はっ！？」
『…が』『その甘さ』『嫌いじゃあないぜ』
（！？なぜここでいいセリフを――）

『大体卒業とか言ってもさー』『ほら僕大学全部落ちたしい』『就職も別に決まってないしぃ』
『いや僕マジで明日からどうなるんだろ…』『うわー卒業したくねー…』
『きみ達こんな奴を本当に世へと送り出すつもりかい…？』
(球磨川さん元気出して―――！！)

『…んー』『蛾々丸ちゃんは本当に理性的だなあ』
『普通の過負荷なら迷わず僕をぶっ殺してくれるんだけどね』
『それはきみの美点（マイナス）でもあるけれど』
『副会長戦を戦う上では欠点（マイナス）かなあ』

『……』『まあそういう意味では』『在学中だって僕は』『どうにもならなかったことだらけなんだけどね』
『エリートに挑んでは返り討ちにあったし』『めだかちゃんには振られたし』『安心院さんにはいじめられたし』
『裸エプロン同盟は解散に追い込まれたし』『手ぶらジーンズでジャンプの表紙は飾れないし』
『本っ当やな事だらけ』『やり残したことだらけの学園生活だった』

〉『僕が可愛らしい顔立ちだから』
この辺が我々喪との決定的な違いだよなぁ球磨川先輩
そう発言できちゃう事も実際の顔もそう思ってる事自体も

いいじゃないですか球磨川さん
むこうが続けたいって言ってるんだから付き合ってあげましょうよ
なーんか必死で可哀想ですし！
それにこの戦挙を続ければ私たちはむしろ！
もっとも〜っと駄目（マイナス）になれる気がするんです☆

>>473
不細工だから童貞より
イケメンなのに童貞の方が行き詰まり感はある

けどブサイクだから童貞より可能性はあるんだよなあ・・・

『…………』『けどまあ』『それでも』『概ね楽しい学園生活だったと言っておこうかな』
『無謀な挑戦をしたり』『馬鹿やって笑われたり』
『思い通りにならなかったり』『悔しかったりすることが』
『これが案外楽しかった』『好きだった』

…騙すとはなんて悪い奴なんだ許せねー
こんなに人を憎いと思ったのは初めてだぜ
てめえは皮まで剥ぐ！！

そういえば、自分が駄目だったら更に下がいるんだみたいなセリフあったが、この作者俺の書き込みをネタにしてないか？と思う。

>>479
『いいね』『その被害妄想（マイナス）』『まさに理解不能（マイナス）だ』

以前なんかの本で見た西尾維新の作中台詞｢上には上がいるが、頂点には下しかいない｣という台詞をパロって

｢下には下がいるが、底辺には上しかいない('A`)｣

と書き込んだ事あったが、それを思い出した

『今まで色んな学校を転々としてきた僕に』『初めて後にしたくない学校ができた』
『卒業』『したくないよ』
『…ちぇ』『結局なんか感動させようとしちゃってるな』『前に壇上に立ったときとはえらい違いだ』
『球磨川禊もほとほと丸くなったもんだ』『けどまあ』『丸くなった僕も悪くない』

>>481
11:欠陥品◆oNVNRenC4N7p :2013/03/05(火) 13:35:20.93 O
俺という負け組の中でも最下層を見て、安心すればいい。

参考にまで、最下層とは書いたが
この世のヒラエルキーのピラミッドは実は三角形でなくひし形になっているんだよ。
そしてその一番下の存在が俺な訳だ。

「俺って最下層！」と自慢はするけど
「お前って最下層だな」と他人から言われると怒るのが欠陥品

>>484
なんっ…でそこまで!的確に人を傷つける台詞が言えるんだよお前はあああああっ!!言うに事欠いてまさかの最下層だと！？
喪ネタを武器にする奴なんて現実にいるわけねえーだろ!
俺がネットとリアルの区別もつかねー馬鹿だってのか！？
こんな侮辱を受けたのは初めてだ!

>>384

いや、俺にとってはほめ言葉だぜ！

ああいう過負荷を持つ生徒達が今この時も全国から集められていると思った方がいい――
そして察するにその頂点に立つのがあの負完全　球磨川禊だ

ただのリア充にしかみえんぞ？
女に話しかけられるし、イケメンだしな。

球磨川も、喪板住人からすればネ喪みたいなもんだしな

むしろ喪板こそ『下には下がいる』って事を骨の随まで実力(の無さ)で教えられる連中で溢れてる

俺から見ればその喪板の住人もリア充に見えてしまうんだな。

株にも手を出してるエリートサラリーマンが言える台詞じゃないんだな。

また勝てなかった

喪男スレ一覧を見ると俺はまだまだ大丈夫だなと思わせられる

『正直言って』『安心院さんとめだかちゃんがいなくなったとき』
『不安になったよ』『あのふたりがいなければ僕は』『昔みたいに戻っちゃうんじゃないかって』『改心も変化もなかったことになるんじゃないかって』
『だけどそうはならなかった』『あのふたりがいなくなっても』『僕は果たして僕のままだった』
『どうやら人と人との出会いは』『なかったことにはならないらしい。』

>>493
よかったな、下には下がいる俺の存在が役に立てて。
だけど、別にお前の為にそうしたんでは無いんだぜ？
人より幸せになりたいと思い行動しても全て裏目にでているんだから。

悪平等の端末が、具体的にどういうもんなのかよく分からないからモテない

>>496
小説である程度詳しく書かれてるけど
・安心院さんがその気になったら、端末の見聞きしたものをリアルタイムかつダイレクトに全て把握できる
・安心院さんにとっての端末は「一人で複数の個性を持つ」という目的で作られた
・端末側から安心院さんに連絡が取れるとは限らない
・端末同士がお互いを把握できるとは限らない。その辺の端末同士の情報の格差も「複数の個性」のため
・端末は途中で止められる

「人吉先生…」
「よかったね球磨川くん やっとちゃんと負けられたんだね」
「…………どうせならちゃんと勝ちたかったですけどね」
「大丈夫だよ その気持ちを忘れなければいつかきっと勝てる日が来る　みんなそうやって負けたり勝ったりしながら強くなっていくんだから」

『きみ達とはこれでお別れだけど』『実際ご愁傷様だぜ』
『僕みたいな奴に出会ってしまったきみ達の災難も』『この先決してなかったことにはならないとはね』
『「１＋１」をゼロにしかねないマイナスに出会うとは』『きみ達もよくよくついてない』

>>497
さんくす｡概ね想像通りでよかったのかw
漫画の方でももうちょい説明欲しかったのは俺が年だからか

なにせあたしは他人を不幸にするプロフェッショナルだ
球磨川さんじゃねーけど お前を世界一不幸（かわいそう）にしてやるよ！！

『だからそんな出会いを有効活用する方法を教示することで僕は』『最初で最後の先輩風を吹かせるとしよう』
『きみ達もいずれはこの学園を卒業し社会へ出るだろう』『そして挫折や理不尽を味わい敗北を経験し』
『自分の人生を最低だと思う日がきっと来る』『そんな日は誰にだって必ず来る』『だからそんな日は』
『お前らなんか及びもつかない不幸な僕が』『世界のどこかで逆境の中へらへら笑って』『面白おかしく生きてることを思い出せ』
『大丈夫』『僕がこの世にいる限り』『きみ達の人生は最低なんかじゃないから』
『大丈夫』『きみ達がこれから経験する不幸など』『僕が十代で経験した不幸の一割にも満たないから』
『大丈夫』『不幸な奴でも幸せになれるって』『僕が証明し続けてあげるから』

そんな奴でも俺の不幸の一万分の一にも満たないんだな。

『それでも自分が不幸のどん底だと思う奴は仕方ねえ』『いつでも僕に会いに来な』
『不幸に底なんてないってことを』『骨の髄まで教えてやるぜ。』

『画図町くんが蛇籠さんを好きだったって言うのかい？』『だったら絵は切り裂かないんじゃない？』
「…好きだから切り裂いたんじゃない？球磨川くんはそういう気持ち…分からない？」
『分からないねえ』『ちっとも分からない。』

「念願の初白星かい？球磨川生徒会長」
『いやあ』『こんな見渡す限り真っ白な世界じゃあ』『白星なんて景色に紛れて』『埋もれて』『見えなくなって』『白紙に戻るばかりだよ』
「つまり？」
『つまろうがつまるまいが』『また勝てなかった。』

球磨川くんが…球磨川くんが、負けた…いつもみたいに！！！

『おいおい駄目だよ』『刺さればいいってもんじゃない』
『こうやってちゃんと』『ちゃんと』『急所を狙わなきゃ』

『色を支配できるってことはぁ』『あいつは』『女子のパンツを好きな色に変えられるってことだろう？』
『それは許せないことだ』『パンツの色は』『女子が自分で決めるからいいんじゃないか』
『あいつの好みに決められてたまるか』

『僕は正義とか』『倫理とか』『正しさとか』『優しさとか』『そういうのよく分からないけど』
『遍く女子のパンツの色の決定権が』『誰か一人の手にあって良いわけがない』『それくらいは分かるさ』
『だから僕は執行する。』
『生徒会を』『死刑執行する。』

『でも』『僕の記憶が確かなら』
『こんな風に彼女は』『螺子伏せられていたはずなんだけどなあ』

「まあどの道このマイナス十三組はかなり後回しにされるはず――」
！？
「…おやおやあの方よりも先に私達ですか 光栄ですね」
「じゃあこのあと会ったら伝えといてくれや 黒神
　あたし達はお前相手に勇敢に！勝つために戦ったってな！！」

『違うね』『教えてあげに行くんだ』
『ジャンプのカラーは』『人気漫画と新連載と』『再生紙の色だけで十分だってね』

強いて言うなら、球磨川くんを観る時は、未来を明るくして、現実から切り離して観てね

『おいおい咲ちゃん』『君の髪に』『つまり僕の髪にぃ』
『そんなことをした奴を庇うのかい？』

あのねえ球磨川くん　底辺の頂点球磨川くん
自覚が足りないようだから教えてあげるけど
絶望を知る者にとって君は希望の星なんだぜ
きみの勝利が弱者にどれほど勇気を与えるか ちゃんと考えたまえ。

「なるほど球磨川くん きみは生まれながらの敗北者なのかもしれない
　そういう星の下に生まれついているのかもしれない
　だけどそんな奴が勝ったらいけないと誰が決めた？」
『……』『誰かが決めることじゃない』『決まってることなんだよ』
『全知全能の安心院さん』『きみにはわからないかもしれないけど…』

『駄目だねえ。』
『またそんな嘘をついて』『演技をして』『僕を騙そうとするんだから』『もういいんだってそういうのは！』
『それにこれはゲームじゃないんだ』『負けを認めたくらいで負けられると思うな』
『あと五、六本「却本作り」を螺子込んで』『涙さえ流せないほど封印してやるぜ不知火半袖――！！』

『…………』『そうだねぇ』『いつかそう遠くないうちにチャレンジさせてもらうかもね』『安心院副会長』
「きみの本当を楽しみにしておくよ、球磨川くん」

うんこ

『でも大丈夫。』
『たとえこの世から色がなくなったところで』『女子のパンツの色気は』『永遠のものだ！』

スキルを喰い改めるスキル『正喰者』
生前の安心院なじみ評して曰く
『この世でもっとも忌まわしいスキル』

『………』
『難しいことはわかんないや』
『要するに敵を』『螺子伏せればいいって話でしょ？』

『…しかしまあ』『思ったとおりに期待はずれだ』『やっぱりこの程度じゃ』『安心院さんは倒せない』
「安心院さん？誰だよそいつは。世界をこんなに色褪せさせてまで倒したい敵が　お前にはいるのかよ！！」
『いるんだよ』『眼の色を変えてまで倒したくなる相手がね』

もうすぐ終わるみたいだな…俺ら喪負荷(ﾓｲﾅｽ)もあと少しの付き合いか

「ふざけるなぁ！！！こんな色褪せた世界に！何の意味がある！！！　ガフッ」
『意味なんかないさ』『色褪せようと褪せまいと』『世界に意味なんてない』
『人間は無意味に生まれて』『無関係に生きて』『無価値に死ぬに決まってるんだから』
『世界には目標なんてなくて』『人生には目的なんてないんだから』

次最終回だな

『良かったね画図町くん』『今度はちゃんと』『急所に刺せたんだ』

『……』『不知火ちゃん』
『生徒会戦挙でもきみは』『そうやって話し合いで立ち回ってたね』
『そういえばあのときの恩を―――』

『仇で返すのを忘れてた。』

『「大嘘憑き」』『人吉善吉をなかったことにした』

『故安心院さんに「手のひら孵し」をいただいてね』『それを合成した――ゆえに思いの強さとかはもう関係ない』
『掛け値なくすべてをなかったことにする』『取り返しのつかないマイナスだ』

『だけど八つ当たりはやめて欲しいな』『僕みたいな危険人物のいるところに』『善吉ちゃんを残して去っていったのは他ならぬきみなんだぜ？』
『つまり今彼がこの世から消滅し』『帰らぬ人となったのはきみのせいだ』

………………球磨川ぁ
まさかてめえ『あたしが相手なら勝てる』とか思ってんじゃねーだろうなあ？

『わかってるさ』『たとえ「大嘘憑き」を取り戻そうと』
『僕は僕だ』
『不知火ちゃんが相手なら勝てるだなんて思ってないさあ』

『はいできあがり』
『これぞ完全版負完全』
『安心大嘘憑き！！！！！！』

何を考えてるかわかんない奴だけど球磨川禊は何も考えてない奴じゃないよきっと――
『………』

…そうだね マイナス十三組のみんなもきっとたくましく暮らしている…心配は無用だ
依然 杳として行方の知れないあの人だけは別だけど…

「勝つ者が強いのではない　負けて這い上がる者が強いのだ！」
「だから　負けてないって。」

この人すごいなｗｗ
http://toyonaga69.info/zaki.html

『あはは』『まあ慌てるなよ』『過負荷同士の貧相なバトルだ』
『せめて舞台くらいは週刊少年ジャンプっぽく演出して盛り上げよう』『ぜ』

変身

『おいおい不知火ちゃん』『何？』
『ひょっとして怒りでスーパーパワーに目覚めてる？』
『カブトムシより弱いって設定はどこに行ったのさ』

弱いですよ
だけどそれでも あたしは強い奴を喰ってきたんです
強肉弱食（ジャイアントイーティング）っつってね！！
あなたは弱いからまずそうだけど！
もぐもぐ！食べてあげますよ球磨川先輩！！

紙一重で届かない…じゃなくて紙一重で避けられてる…
悲しい実戦経験の差だな…闘うことを避け続けてきたあたしと負けようが闘い続けてきたこの男との…

負け犬の遠吠えなんて聞こえない
なるほど球磨川くん きみは生まれながらの敗北者かもしれない
そういう星の下に生まれついているのかもしれない
だけどそんな奴が勝ったらいけないと誰が決めた？

あたしはひねくれ者なんだ
これ以上本音は引き出させない！！

『………』『おいおいやけになるもんじゃないぜ』
『そいつは僕の専売特許だ』

『僕はただ落下点を目掛けて螺子込むだけさあ――』
『僕の…えっとそう』
『勇気とか愛とかそんな一撃を！！』
！？
『あ…』『れ？』

しかし他人のスキルをいわば個性を書き換えられてしまう彼女が他人に対して距離を置くようになったのもまた必然であった

『説明が必要かい不知火ちゃん』
『却』『本作り！』
『きみのすべてを僕と揃えた』『「却本作り」に貫かれた者は』『すべてのすべてを封印される』
『きみはもう「正喰者」を使うことはできない』
『僕同様に』『何をすることもできない』

「…こんなんで勝ったつもりかよ球磨川先輩
　だけどこの戦いそうサゲるつもりだ？あたしが『正喰者』を使えなきゃ――人吉を助けられないだろうが！」
『おいおいどうして僕が善吉ちゃんを助けなきゃいけないんだよ』『てゆーか善吉ちゃんって誰だっけ？記憶にないなあ』
『僕がめだかちゃんに助けてくれと頼まれたのはきみだけで』『その善なんとかちゃんとやらじゃないからねえ』『きみを封印した時点で僕の仕事はおしまいさ』

（はっ…見え見えのハッタリだ！脅してあたしの心を折ろうとしているだけだ！本当は人吉を見捨てるつもりなんてない癖に――）
「……………………」
（あたしがそんな罠にひっかかるかよ！こんな奴に泣きを入れたりするもんか！だいたい人吉なんて―――）
「ヴあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛〜〜っ　ごっ　ごっ　ごめんなざい〜〜〜っ
　あ゛だじが悪がったでず〜〜〜〜〜っ　あ゛だじの負けです〜〜っ　人吉を助けてください〜〜〜っ」

最近おとなしいと思ってたが　しかしやっぱ本質は変わってねぇなこいつ…

え！？この先輩敵の幹部とケー番交換してたの！？何してんのこいつ！二つの意味でなんでそんなことできるの！？

優秀であることが決してプラスには働かない、マイナスになることもあるという好例かな。

お箸やフォークも文化だけどやっぱり食事は手づかみだよねえ

『あは』『食器シリーズだと思ったけれど』『実はピーラーでも使ってるのかい？』
『野菜の皮でも剥くように』『不知火ちゃん』『僕の学ランを随分アバンギャルドにしてくれるじゃないか』
『丁寧に下拵えしてくれて嬉しい限りだぜ』

親に抑圧されて喪女になった35 毒親
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/wmotenai/1368328931/l50

もっとも、半袖が球磨川禊と『同じ』になったのは、黒神めだかを白黒反転させたからというのもあるのだが。

『そうだね』『僕にとってもこの病院は』『人吉先生と初キッスをした思い出の場所だよ』

だから球磨川先輩めだかちゃんを裏切ってあたしの側についてください
これ以上の悲劇が起きる前に無難にことを畳めるプランがあります
この手の裏切りはお手の物でしょう球磨川先輩？

『……』『ふっ』『なるほど腕力も四歳当時に戻るわけだ』『こりゃあ投擲作戦は使えないね』
「先走った奴が実験だった振りをするな！！」

カフカ

わかりました
だからマイナス同士
あたしと仲良くしましょうよ

シシドの彼氏

『そう』『あんなに思いの強いヒートだって消し去れる』
『だからきみの記憶を消すことだって』『実は今ならできるんだ』
『全開パーカーでお願いするなら そっちは』『叶えてあげてもいいぜ不知火ちゃん』

『はっはっはっはっ』『無事仲直りできたみたいだね』
『でも 僕にはこうなることは最初からわかっていたよ』『だってほら 最初僕が皆から不知火ちゃんの記憶を消したとき』『善吉ちゃんだけは忘れずに憶えていたじゃない？』
『あれは不知火ちゃんの学園への思いが原因だと言ったけれど』『きみ達二人のお互いへの思いもあったからこそ』『「劣化大嘘憑き」の効果がなかったんだと僕は信じてたんだよ』
『さあ！その抱擁に僕も混ぜておくれよ！』
『僕達は家族だ！！』

乗せられるな
煙に巻かれるな
球磨川の狙いは見え透いてる
『安心大嘘憑き』とか足喰の森とかいつものハッタリ球磨川節だ
この男はあたしとまともにバトるつもりなんてない！

「球磨川先輩いい加減にしてくださいよ　あなた あたしに『正喰者』を使わせたいんじゃないんですか？
　なのにいつまでもちょろちょろと逃げ回って……」
『んー？』『あーえっと』『そういえば最初はそうだったような…』『だけど今はもうそんな小さなことはどうでもいい！』
『今はただ不知火ちゃん』『僕はきみと正々堂々闘えることが嬉しいんだよ！』『僕はきみと戦うために生まれてきたのかもしれない！』

騙されるな いらつくな 落としどころを探りながら戦ってるんだこいつは！
『安心大嘘憑き』とやらをここまで一度も使ってないのがいい証拠だ！！
あたしを煽って危機感を刺激して里心を出すのを期待してるだけ
あたしが箱庭学園に帰りたがるのを期待してるだけだ！
これみよがしに退路を復活させて！
そんな手に乗るあたしかよ！

はいできあがり
これでその敗北の星とやらが消し飛んだ

『…そんな約束信じるほうがどうかしてるだろ』『遊んでんじゃないんだし』『言彦はめだかちゃんじゃないんだぜ』

………………………
ああ生きてる　残ったんだあたし
弱っちいくせによくよく生き汚いというか…しぶといよなあたしも

『それにお別れとか言いながら どうせ』『めだかちゃんはまーた生き残るに決まってるしねー』
『見え見えなんだよ　なんなら賭けたっていいぜ』『めだかちゃんは当たり前みたいに箱庭学園に帰ってきて』
『卒業式で愛しの僕から第二ボタンを受け取るのさ』

『……』『善吉ちゃ…』『人吉生徒会長』『感動的なメッセージをありがとう』『僕もきみが大好きだよ』
『とか言って』『あははは』『なあ僕は感動的なメッセージとか無理だから』
『適当にひと笑い取って この場を流させてもらうよ』

『まあ…善吉ちゃんがわからなくもないとか言い出したら』
『この場に博士のいうことがわからない奴がいなくなるんだけどね…』

何死んでんだ善ちゃん――俺をこれ以上不幸にする気かよ

だけどその代わり
みんなが
みんなが死んじゃった
………あたしだけ生きてても
そんなのなんの意味もないよお

たとえ完全な人間が作れたとしても　もしも完全な人間になれたとしても　不完全さが欠けてしまう以上それはもう完全とは言えんだろう？
そう　私はそういう人間（マイナス）を
かつて一人だけ知っている――

不思議だ…さっきからこいつの思考が全く読めない
いや確かに王土の傍じゃボクの感受性がうまく機能しないのはいつものことなんだけど…
それ以前にこいつ最初っから心がないみたいな――

まあそうでしょうね　驚きはしませんよ
中学生の頃からあの男は通う学校通う学校 廃校にしていましたから

『あ』『そういえばめだかちゃん』『今 生徒会長やってるんだって？』『昔の僕みたいに』
「ああ昔の貴様を反面教師にな」
『ふーん』『ま』『応援してるよ』『がんばってね』『んじゃ』『また明日とか！』

「応援してるよがんばってね　か
　いつだって　すがりつきたくなるような嘘をつく男だ――」

『あはっ』『やだなあ』『別に二度言うほどのことじゃないですよ』『不知火理事長』
『この学園に巣喰う十三組（アブノーマル）の生徒を一人残らず抹殺します』
『僕はそのためにこの箱庭（フラスコ）に転校してきました』
『だってあいつら』『気持ち悪いでしょ？』

『できますよ』『僕は』『昔からそれだけを生き甲斐にしてきた男です』
『僕が言っていることが大法螺や大袈裟でないことは』
『挨拶代わりに潰してきたいくつかの高校のことを思えば おわかりいただけるはずですが…？』

『ま』『その意味じゃ十三組に限らず』『優秀でさえあれば何組であろうと抹殺対象です』
『実際つい先ほどその連合みたいな連中と遊んできましたし！』
『別に異常さだけがエリートの資格じゃありませんからねえ』

なんてことだ！これじゃあまるで逆効果です！
マイナス１３組を設立するリスクは十分に把握しているつもりでしたが
球磨川禊がまさかここまでの危険因子だったとは――

！？なぜここでいい台詞を――いや！
それよりも今の一撃！幻覚でも！錯覚でもなく！確実に私の額を貫いたはずなのに！？
身体に刺さっていた螺子もいつの間にか抜けていて――しかも傷痕一つ残っていない！服にさえ！
なんですかこのまやかし加減は！
あまりにもでたらめ過ぎる！！

続けろ

『女の子があんなボロボロになるまで戦っちゃダメだよ』『ところで』『きみの大切なあの人達は元気かい？』
「！！あなたっ…屋久島先輩と種子島先輩を知ってるの…っ！？」
『いや全然』『僕はきみの名前も知らないよ』
『でもふぅ―――ん』『きみの大切な人の名前は屋久島と種子島っていうんだ』『おぼえとこ――っと』

『心配しないでくださいよ理事長』『あなたのことはとりあえず』『愚か者の方に入れておいてあげます』
『僕は愚か者と弱い者の味方です』
『あなたの教育熱心さに免じて』『エリート以外の生徒には手出しをしないと両親と妹と親友に誓って約束しますよ』
『僕の敵はエリートだけです』『だからあなたには本当に感謝しています』
『こんな敵（エリート）だらけの箱庭に僕を招待してくれたことを！』

『ま
　見ててください』
『あなたが全国から集めた自称異常者のエリート共を』
『僕が螺子伏せてあげますから』

「それにあのような大言はせめて黒神めだかを潰した後で言ってほしいものですな
　中学時代にきみを潰したというエリート中のエリート黒神めだかさんを　ね」
『やだなあ』『挑発しないでくださいよ』
『僕ってあまのじゃくだから』『逆に彼女と戦いたくなくなっちゃうじゃないですか』
『言われなくてもめだかちゃんとの決着は近いうちにつけますよ』『リベンジする気なんて更々ありませんけど』
『僕はあの子が今も昔も』『大っ嫌いですから』

（やはりこの子は球磨川くんの差し金か…いや！でもしかし――）
（こいつの制服は確か城砦女学院の…つまり同じ転校生とはいっても球磨川とは早くて昨日会ったばかりのはずだぜ
　恐ろしいなあの野郎――ただのクレイジーじゃねえ　たった一日！昨日の今日で既に人心を掌握し始めてやがる）

ちなみにごめんなさいですうー『虹色の薔薇』ってあれ　その場しのぎの嘘だったんですよお
この手で触ったものを腐敗させる　それが私の過負荷『荒廃した腐花』です
本当に残念ですう　この手であなたに触れていたらあなたの肉も！こーんな風にぐずぐずにとろかすことができたのにぃ

ご体感の通りわたしぃ結構いい感じに最強ですから☆
少なくとも十三組のエリートを皆殺しにするというマイナス十三組――そして球磨川さんの夢を
他の転校生（マイナス）の到着を待つまでもなくひとりで実現できるくらいには☆

さあ人吉くん　お母様つまり私達の敵はやっつけたよ
だから結婚しようよ結婚していて結婚しなきゃ結婚しなさい結婚するべき結婚しやがれ
結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚結婚レッツマリッジ！
私 人吉くんのためなら絶対なんでもするから！
人吉くんと一緒に必ず幸せになるから！！

何？私の言ってることわからない？
じゃあお父様もやっつけた方がいい？
ひょっとして親戚全滅させたらわかってくれる？
とりあえずお母様にトドメさそっか？人吉くんも親離れしなきゃ駄目だしねー

でも私はこんなことじゃ諦めないんだから
人吉くんと絶対に結ばれるんだから
人吉くんと絶対に結婚するんだから
人吉くんは私に手を差し伸べてくれたんだから
人吉くんは私の運命の人なんだから――

ヤンデレ？
そうですね
確かに恋の病をわずらっておりますう

「くっ…くくく球磨川さん！どっどどどどうしてここに…！？」
『もちろん怒江ちゃんが心配で駆けつけたに決まっているじゃないか』『だけど杞憂だったな』『怒江ちゃんは僕の予想以上に素晴らしい才能の持ち主だったよ』
「い…いえそんな　わ…私ったら新教室の取得に失敗したことを報告もせずにこんなところで…」
『いーんだよそんなこと気にしたくって』『失敗は誰にでもある』

『やだなあ怒江ちゃん』『善吉ちゃんの手は取れても』『僕の手は取れないっていうのかい？』
『大丈夫！』『きみがどんなに酷いことをしても』『僕がぜーんぶなかったことにしてあげるから！』

『善吉ちゃんのことについては』『僕は悪くないけど』『僕の言い方が悪かったね』

強いくらいで球磨川を止められるなら
私が中学でとっくにケリをつけていた――

『当然あるとも』『なんたって僕達は週刊少年ジャンプの愛読者なんだぞ！』
『ぬるい友情・無駄な努力・むなしい勝利』
『それが僕達マイマス十三組のモットーだよ』

生徒会が邪魔ならすり潰しちゃえばいいじゃねーか
向こうから先に殴ってきたことだし口実はあるだろ
あたしにやらせろよ！マイナス五秒であいつらを地面と区別つかなくしてやる

『暴力を振るわれたから暴力で返すなんて』『そんなことをしたら僕達は連中と同類じゃないか！』
『ちゃんと話し合ってわかってもらおう？』『僕達のエリート抹殺計画がどれほど素晴らしいのかを！』

『しかし不知火ちゃんこんなえげつなさの極みみたいなことよく思い付くね』『僕 正直ちょっと引いてるよ』
「同感です　あなた地獄から来た観光客なんじゃないですか？」
「それに本当にいーのかよここまでして　お前生徒会に友達いるって言ってたじゃねーか」
「えーいますよー　だから試したいんです　あいつがいつまであたしの友達でいられるのか☆」

『さあめだかちゃん』
『その似合わない腕章を』
『自分で外して』
『僕に渡すんだ』

この人は本当に頭が終わっている――

>>1000に先回りして

GOOD LOSER球磨川禊
―C"LOSE"D―

「あなた一体何がしたいの…？どんな目的があってこんなことするの…？」
『ん？』『目的？』『あーちょっと待って』『今日中に考えてメールするから』

『それより勝てるところを確実に勝っとこうよ』『めだかちゃんとか高貴ちゃんとか強そーなのをがんばって相手することないって』
『単純に五つのうち三つ勝てば』『僕達の夢はそれで実現するんだしさ』
『まあ任せて頂戴』『生徒会（むこう）が残り四戦全て棄権したくなるくらい』『悲惨な試合を見せてあげるよ』

「…………球磨川　貴様まさかひとりか？」
『うんそうなんだー』『僕って人望ないみたい』『他の過負荷はみーんな海水浴とかで夏休みを満喫してるよ』

『てゆーか あー！』『人吉先生』『見いーっけ！』『もー こないだは逃げられちゃって傷つきましたよー』『あはっ』
『実は人吉先生にお会いできるのが楽しみ過ぎて僕は五時間前からここで待ってたんです！』
『そういえば結局エロ本は怒江ちゃんと買いに行ったんですけど』
『なんと人吉先生そっくりな女の子が載ってる一品を発見しましてね』
『今度お持ちしますからどれくらい似ているかご自分の目で確かめてみてください！』

やっぱり真っ当なフォーメーションは組んでこないかマイナス十三組…
結果として初戦を放棄しなかったのは最悪の選択になってしまったわけね

『とにかく僕はめだかちゃんとは戦わない』『僕は きみが嫌いだからね』『会長戦の相手は他の過負荷が務めるよ』
『だから めだかちゃんは僕が善吉ちゃんを嫌というほど螺子伏せる場面を』『間近でじっくり見ればいい』

『い』『ったーい』『うわー右腕が動かないー』『呼吸もなんだか苦しいぞお』
『鎖骨が折れて肺に突き刺さったかなー』『一生後遺症が残るなーこれは！』
（うっ…相変わらず動きが気持ち悪い！比喩じゃなく！見ているだけで本当に心が折られそう――）

『…やれやれ』『目の前にいる僕を無視するなんて酷いなあ』
『これは週刊少年ジャンプだったら規制されかねないいじめの描写だよ』

オレ達が束になっても敵わなかったあの球磨川って野郎は
どこをとってもまともじゃねえ――

「降参するなら今のうちだぞ球磨川禊！」
『うん』『参った！』『僕の負けだよ』『強くなったね善吉ちゃん！』

『いつまでもか弱い後輩だと思っていたけど』『いつの間にか僕を越えてたんだね』
『なんだろう不思議と全然悔しくないや』『ほっとしたよ』『きみはもう僕がいなくっても大丈夫だ』

「……！？来なければならなかった理由……！？それはどういうことだ球磨川！！」
「馬鹿者善吉ィ！球磨川は！いい台詞（こと）を言ってからが本番だろうが！！」
『僕がこの学園に来なければならなかった理由は――』『ほら』『親が高校くらい出とけってうるさいんだよ』

…試合の勝敗を度外視してただただ善吉くんを痛めつけにきた――迂闊だったとしか言いようがないわ！
マイナス十三組が勝ちに来るわけなんてないって気付くべきだった！
球磨川くんがこれまでルールに従って戦ってたこと自体がもう完璧な前振りじゃない！！

『治癒能力のように前向き的な能力が』『僕のような負完全（ねじれ）から生まれるわけがないだろう』

『僕はただ善吉ちゃんのがんばりを』『僕が彼に蹴られまくったという現実を』『「なかったことにした」だけさ』
『現実（すべて）を虚構（なかったこと）にする』『それが僕の「大嘘憑き」だ』

『善吉ちゃんは過負荷（ぼく）のことなんか見たくもないみたいだから』『ずっと見なくても済むようにしてあげたんだ』『つまり――』
『きみの視力を「なかったことにした」』
『だけど安心して善吉ちゃん』『それでもきっと地獄は見られると思うから。』

『そうだよ善吉ちゃん』『それが「見ない（プラス）」と「見えない（マイナス）」の違いだ』

『あはっ』『そうそう』『弱くて弱々しくて弱っちい善吉ちゃんは』『そうやって這いつくばってるのがあつらえたようによく似合うよ』

『今までいっぱい意地悪してごめんね』『それもこれも全部善吉ちゃんの気を惹きたいがためだったんだよ』
『折角の夏休みなんだから』『これから一緒に遊園地に行こう』
「………………」
（わかってる…ここでオレが頷けば球磨川は本当に目を戻してくれるんだろうし――遊園地で楽しく遊んでくれるんだろう
　帰りにはマクドナルドにでも連れていってくれるかもしれない　昔からの先輩らしくたらふくおごってくれたりしてな
　そうやって俺の心を　痛みを感じないほどに優しく　優しく腐らせてくれるんだと思う）

『…………』『嫌だよ』『死にたくない』『謝るから離して』『僕が悪かった』
「ははっお前の口からそんな言葉を聞くとはな　とてもじゃねえが信じられねえよ。」

オマエラ

中HIGHドライブ

びーるうまい

バイト

『うん？』『いや別に両腕を封じられても「大嘘憑き」は使えるよ』『手でするのが一番見映えがするってだけでさ』
『ほら悟空だって足でかめはめ波撃ってたでしょ？』
『もっとも今回は僕も慌てちゃったから』『「大嘘憑き」を死後に発動することになったんだけどね』

球磨川くん！？球磨川くん…なの？
こんなに感情を露にするなんて…てゆーかこの子感情あったの！？

『それより庶務戦勝利おめでとう』『僕は敗者としてきみを大いに讃えるよ』

『このままだと次の書紀戦でもその次の会計戦でも』『きっと僕達は高貴ちゃんと喜界島さんに負けちゃうんだろうな――』
『だからこそ彼らには』『棄権してもらうことにしたんだけど。』

『そうだよ――僕は時間さえ潰せれば勝敗なんてどうでもよかったんだ』『めだかちゃんと人吉先生を』『少しでも長く彼らから引き離しておくのが僕の役割だったのさ』

えー？なんだよなんだよ二人とも山派だったのかよ
先に言えよなそういうことは！ごっめーん！あたしの好みで勝手に血の海作っちゃって！
じゃあちょっと待っててね　すぐに死体の山を築くから！

この程度の不幸で絶望する奴に付き合ってらんねーんだよ
俺はそんな奴を妹とも生徒会長とも思えねえのさ

不幸ごっこと不幸の違いを字に書いて教えてやるからさ！

「じゃーあー考えんのめんどくせーし　あたしも球磨川さんと同じ『巳』でいーや」
「『巳』のカードでございますねわかりました　『毒蛇の巣窟』を知りながらこのカードを引くとは　志布志さまの度胸にはこのわたくしめただただ感服するばかりでございます」

そう！名瀬さんなら氷点下（マイナス）にも過負荷（マイナス）にも
きっと震えることなく対応できる――

不意討ちみてーな当たり前のこと人吉とか黒神とか真面目な奴相手にやってろよ
俺は名瀬夭歌
箱庭学園一 不真面目な生徒だぜ

ハハ！確かにな　確かに合格と言われこそしたが俺は戦うタイプじゃねーよ
しかし黒神　戦えないことは戦わない理由にはならない

…………わかってねーな名瀬先輩
異常と過負荷を一緒くたに考えてんじゃねーよ
あたしの過負荷は封じも殺しもされやしねえ

他人の古傷を開く
それがあたしの過負荷――『致死武器』だ

…平たく言えば周囲の人体において完治済みの怪我や疾患を強制的に再発させるスキルということですよ
彼女のそばに近寄ると――または彼女がそばに近寄ると閉じて癒着したはずの傷口がぱっくりと開く！古傷が生傷へと変性する！
何年前の傷であろうと何十年前の傷であろうと関係ありません
言わば治癒能力の真逆という感じですかねえ
雨の日に古傷が疼くっていうことがあるでしょう？それの凄まじくハードなバージョンと考えていただければ結構です

「へえ…まだ動けんのかすげーな　だけど無駄だぜ　今の話を聞いたらあたしには絶対に勝てないことはわかっただろ？」
「勝てないことも戦わない理由にはならない　１％の可能性さえなくっても　たとえ勝率がマイナスだろうと！俺は絶対に諦めない！！」

心配いりませんよ江迎さん
心の強さなど彼女の前では無意味です
何故なら志布志さんの『致死武器』は――
心の傷も開けるのですから。

そういえばあんた記憶喪失気味って言ってたっけ？じゃあよかったな
色んな不幸（トラウマ）を思い出せて

心の傷を開く！思えばこれほど名瀬先輩に効果的な攻撃は他にない！
『素晴らしいものは地獄からしか生まれない』という主義に基づき自ら不幸を求めて生きてきた名瀬先輩は！
単純に想像するだけでも常人の十倍以上になるであろう心的外傷を抱えているはず！
それらが一気に開かれたとなれば――

ひひひ
あたしのそばにいるとみんな嫌な思い出を思い出すらしいぜ−−
欝になってガッコ辞めてった奴も沢山いたっけなー
ま手間いらずの精神攻撃って感じかね！

黒神くじらという姉は！逆境でこそ輝く人だから！！

何を驚くことがある
俺を同類（マイナス）と呼んだのはお前達だろう　ならば同じことができないとなぜ思った？
氷点下（マイナス）の脅威から生き残るために制作したこの過負荷（マイナス）を
過負荷（マイナス）の恐怖から生き残るために成立したこの過負荷（マイナス）を
俺は『凍る火柱』と命名する

『素晴らしいものは地獄からしか生まれない』それがこの俺名瀬夭歌の主義主張だったんだけどよー
こりゃあちょっとばかし修正が必要かもしれねーなー
なにせ こおんなおぞましい過負荷（もの）が今 地獄（ここ）で生まれちゃったんだもんなあああ！！

氷を操る？それがどうした！『他人の古傷を開く』というあたしの過負荷（マイナス）はもとより絶対零度（マイナス）だ！！

「名瀬さんらしい解決策ね　普通はダメージそのものを回避したがるものなんだけど傷つくことは前提でその上でどう戦い続けるかを目論むなんて…」
「そういう子なんだよ名瀬ちゃんは　無傷で何かを得ようなんて絶対に考えない　名瀬ちゃんの心はいつだって痛みと共にある」

予想通り！球磨川くんったら最後の最後で勝敗を度外視してきた！
しかもマイナス十三組で唯一コントローラブルな過負荷を持つ志布志さんのタガを外す形で――

ルールも戦挙も勝敗も命も関係ねえ！
てめえにあたしの過負荷が通じないっていうんなら！
この倉庫ごと！てめえをぺしゃんこにしてやるぜ！！

「これは一度は過負荷（なかま）になりかけた俺からお前にくれてやる最後のチャンスだ」
「ひひひ！だったらそのチャンス！ありがたく頂戴するぜ名瀬先輩！！」

やれやれ最後のチャンスを逃したな
お前がまともな人間になれる最後のチャンスをよ

このあたりの無意味なカリスマはさすがにさすがだわ

きっとあいつらはすぐに私達のことなんか忘れてこれからも同じように生きていくよ
だから結局いつまでも負の連鎖が続き続ける

『ま』『その意気込みは立派だけれど』『僕がそれに付き合う理由は何もないよね』
『幸せになんかさせられたらたまったもんじゃないしー』

や　だったら今の書紀戦 俺の負けでいいわ

『わがまま言って長者原くんを困らせちゃ駄目だよめだかちゃん』『きみは本当に自分勝手だねえ』
『気持ちはわかるけどそこは人として！』『決められたルールは守らないとさあー』

『質問ですか…怖いなあ』『果たして何を聞かれることやら』『でもいいやわかりました』
『その代わりもしも怒江ちゃんが負けなかったら』『明日僕とデートしてくださいね』
『衣装はそうだな』『喪服がいいな』

『？』『そんなの別に構いませんよ』『気配なんてなくても死ぬわけじゃないでしょう？』

『託児室にいるあの子って』『人吉先生のお子さんですかあ？』
『二歳くらいですかね』『あはは』『今が可愛い盛りですよねえ』
『僕って寂しがり屋だし』『一人きりなんて不安で怖いから』
『もしも入院したら彼に友達になってもらおうかなあー』

『そういえばこの状況もあの時に似てますね』『善吉ちゃんのことが心配でしょう？』
『百円くれたら彼を傷つけないよう怒江ちゃんに電話してあげてもいいですよ』

なんてね！戸惑ってる戸惑ってる――困っていると言ってもいいわ！
やっぱり球磨川くんみたいな劇場型（タイプ）はこんな風に
相手にされないことが一番こたえるみたいね！

『どうだろう』『僕の気持ちはちゃんと彼女に』『伝わったのかなあ……』

『きみと彼女の接触が明白になった以上引き分けを狙う意味はなくなった』
『と　言いたいところだけどやっぱり引き分けようか』

蝶ヶ崎蛾々丸！極めて凶暴なあの過負荷こそが主犯格…
僕はあの子が球磨川くんより怖い！！

『お前なんだか』『トランプとか武器にして戦いそうな顔だよな（笑）』

あー悪い悪い手がすべらなかったわ
ごめんなさいもう二度としません許してください

ちげーよ名瀬先輩　蛾々丸くんの過負荷（スキル）はパワーともスピードとも無縁だぜ
受けたダメージを他の場所に押しつける　それが蝶ヶ崎蛾々丸の過負荷『不慮の事故』だ
武道の達人が殴られた衝撃を地面に逃したりするだろ？蛾々丸くんはそれをワイヤレスでできるんだと理解しとけ

だからなんであなた達はそういう風に過負荷を理屈で考えちゃうんですかねえ――

たとえ即死しようとその『死』というダメージを他の場所に押しつけることができる
そんなお前の過負荷は黒神よりも完全で球磨川よりも最低だ

つーかここで褒めるべきはむしろマイナス十三組でしょ
実質一勝もしないまま会長戦にまで持ち込むなんて大したもんだ☆

「盗人猛々しいとはこのことだぜ！改心しようがしまいが関係ない！次の会長戦で負けて！お前達は箱庭学園から出ていくんだよ！！」
「そうよ！」「あんた達なんてもう怖くないわ！！」

マイナス十三組がみんなから忌み嫌われるのは自業自得だとしても

結局人間がわがままを通すのにこれ以上の手段はないよ
ちゃんと話して伝える　正喰に　ね☆

鍋島先輩はルールの裏をかくけれど不知火はルールを変えちまう！！

球磨川の野郎…不意討ち！闇討ち！騙し討ち！あいつやっぱなんも変わっちゃいねえ！！

本当に変な子だ　もちろん僕はきみのそういうところも嫌いだよ
だから遠慮なく使わせてもらうぜ僕の禁断（はじまり）の過負荷『却本作り』！！

プラスをマイナスにする過負荷か
なるほど恐ろしい
『大嘘憑き』よりもよっぽど怖いな

過負荷（なかま）のために戦い
過負荷（ほこり）を胸に戦い
過負荷（じゃくしゃ）の立場に立って戦う

邪魔にならないように控えてるだけで！球磨川先輩のためならマイナス十三組だって一人残らず集まるぜ！！

お前は信用できないくらいが丁度いい

『あはは』『こないだは人吉先生の顔を立てただけだよ』
『だって善吉ちゃんとペアルックとか仲いいみたいですっげー嫌じゃん』

『え――』『モブキャラのみなさんこんにちは。』
『どうしました個性なきみなさん！』
『怪我はありませんかその他大勢のみなさん！』
『気分が悪いなら早く帰った方がいいですよもう出番のないみなさん――』

貴様の過負荷に耐えられる中学生などいるわけが――

『改めて見ても可愛いパンツだね』『だけど財部ちゃん』
『きみの笑顔はもっと可愛いぜ』

『着なよ』『僕は何も』『女子中学生を裸にして楽しもうなんてつもりはないんだ』
『と言うか――この辺でお開きにしないかい？』『役員見習いに対するお仕置きとしては先輩げなかったと思っているし』

『さあ　どうする？』『意外とまだ』『謝るのは間に合ったりするんだぜ』

『着る雑巾がなくて困ってたんだ』『僕みたいな奴の雑巾を洗うなんて』『気持ち悪かったでしょ？』

まず裏から確認したひねくれ者が一人。

『…まあ妙案だね』『実力で劣る相手には全額ベット(オールイン)の短期決戦しかない』『正しいよ』

『きみ達さあ』『僕が相手なら何を思ってもいいわけじゃないんだぜ？』

そして何より！いざ投票となったときに球磨川さんがどう動くのかがまったく予想できない！！
ほおら早速こんなことを言い出す…投票が始まってさえいないのに……

…あの球磨川せんぱい私を嫌いな理由が地味にリアルなんですけど…でっち上げなんですよねこれ？

残り300

『…いやあ』『カードはバカラしか嗜まない主義だからなあ』『僕は！』

『僕はイカサマを反則とは思ってないけど』『ま フェアにやろうぜ！』

『まあ負完全な僕に対して』『完全を冠するなんて片腹痛いぜ』

考えられないことをする人だ…まさかイカサマ封じの螺子でイカサマをするだなんて…

『道化師（ジョーカー）はみんな僕の友達だ』『彼らはきっと僕の下に駆けつけてきてくれるさ』
「………言ってろ誇大妄想」

『うーん』『そろそろ引けるかと思ったけど』
『駄目だ』『外れだ』
『友達だと思ってたのは僕だけだったみたいだ』

安心院さんの言う通りだった…
嫌になるほど計り知れない…
この男は存在自体がイカサマだ！

『いやーやっぱり友達だねえ！』『この子達』
『いつの間にか僕のポッケにもぐりこんでいたんだよ』

ゲームが始まる前から既にイカサマを仕掛ける奴がいるなんて思うものか！！

球磨川さんだったらもっと駄目な自分を見せてあげるってところか…

『僕のおかげか…ふふっ』『変な気分だ』『そんなこと今まで言われたことなかったな』
『そしてこれからもないっ！！』

『高貴ちゃん喜界島さん財部ちゃん喜々津ちゃん鰐塚ちゃん与次郎ちゃん希望が丘ちゃん！』『ありがとうそしてさようなら！』
『きみ達の厚い友情と尊い犠牲を！』『僕は明日まで忘れない！！』

あんな場面からでも裏切れるんだあのお人―――――！！

ほんの一分目を離した隙にまた負けてる――！！

『高貴ちゃんこそ僕みたいな』『裏切り者に構ってないで行けばいいじゃん』

マイナス十三組ってことは大体ジャンプの話から入ればいいんだよな？

マイナス十三組の前じゃ口が裂けても言うなよ？たぶん殺されるくらいじゃ済まねーからよ――

『どちらにも属さない第三勢力として横車を押して割り込んで』『しっちゃかめっちゃかにかき回す』『それも』『できる限りどーでもいい理由でね』
『そうだね例えば』『好きな子にキスしてもらうためとか』『女の子のパンツが見たいとか』『ご飯を食べたいとか眠いからとかなんとなくムカつくとか』
『幼稚な欲望と直結した志とは無縁の理由が素敵かな』

そして安心院さんが予見していた通りだ
やっぱり球磨川くんは今回の件をそうやって
善も悪も正も誤もないまぜに――すべてを台無しにするつもりなんだね

普通は攻撃を避けようと思うものだけどきみはむしろ刃に自ら突っ込んでくる
急所を避けようという僕の攻撃をあえて急所に喰らいにくる
そうやって自分の命を人質に僕を怯ませようとしているわけだ

新選組って由緒も伝統もない負け犬の卑怯者軍団だからいかにも球磨川せんぱいの好みなんですよね！

そうだねアンダードッグ効果
まるで球磨川くんのためにあるような言葉だが
無能がゆえに熱い支持を受けるって展開が選挙ではあり得るんだ

『…もちろん色々やってもらうつもりだけど』『きみ達にこれさえやってもらえれば』『って名案が僕にはあるんだ』『えっとね』
『委員会連合の才媛達がパンツ丸出しで廊下を歩いてたら』『あの二人もバトルとかどうでもよくなると思うんだよね』

むろん脱落の筆頭候補は変わらずこの男――

あ

『色々考えてたけどナンバリングをひとつ差し込むのが精一杯だった』『言い間違えで済むぎりぎりの線だ』
『正直生きた心地がしなかったよ』

『また勝てなかった…』『どころじゃ済まないかも…』

一か月後水槽学園は廃校になる
それがここから始まる球磨川禊と須木奈佐木咲との勝者なき戦いの結末であることは
もちろん言うまでもない。

つかれた

あはは！勝ち負けって！学生らしくて可愛いですねー
でも社会人的にはこういうときは
優勝劣勝！生きて楽しく面白きゃどっちも勝ちって言ってお茶を濁すんですよ

『僕を立候補させてくれれば平和裏に』『平和裏にうやむやにできるのに』『みんなそんなに戦いが好きかねえ』

あたし処刑全集とかでこういうの見たことあるぞ？

『これでもう漆黒宴お開きだろ？おうちに帰って二度寝でもすれば？』
（うわー言いにくいことはっきり言うなーあの人…）

あの方法を使えば…私のスカートなら十本以上刃物を仕込めるかな…

相も変わらず迷いがねええええ！！

しかし抜け目がねえにも程がある
あの人が敵じゃなくて本当によかったぜ…

黒神家除籍　名瀬夭歌
お節介な女さ。

…黒神家がぬるいってのは同意かな
だからこそ俺は家を出たんだし　だからこそ俺は黒神の名を捨てたんだからな

あー…駄目だ全然謝れてねえ
格好悪い…言い訳ばっかじゃねーか俺
やっぱ向いてねーんだなこーゆーの

へらへら笑え私！！

だからたとえここで私達が負けても
すぐに第二第三の私達が現れてあなたを倒そうとするだろう

『僕は箱庭学園において後輩から』『“風”と呼ばれて慕われていてね』
『風は』『囚われないから風だ。』

（呼んでもねえし慕ってもねえ！！）

『いやだからそういうことを言ってるんじゃないんだって』『影武者だろうと僕たちはもう六回勝ったんだから』『漆黒宴はお開きだって言ってるんだよ馬鹿じゃないの？』

『…そこまで言うなら好きにすればいいよめだかちゃん』『僕的にはまた勝てなかったって感じだけど』
『まあこの状況に持ちこめただけでもついてきた甲斐はあったってもんさ』

「……………」
（でもあなたはこちら側だったはずでは…）

『でもきみがそんなにものわかりがよくなったからこそ』『不知火ちゃんは姿を消したんだってことわかってる？』
『きみの成長が不知火ちゃんを箱庭学園から追い出したんだって』

自由？それはあたしからもっとも縁遠い言葉だ
もっとも　もっとも面倒な言葉でもあるけどね

笑わさないでくださいよ受けるなあ！あたしに本音なんてあるわけないじゃないですか！
割りきってんですよあたしはそういうとこ
分かり切ってるでしょうがそんなこと！

ちょっと待って！球磨川先輩いつから喜界島のこと下の名前で呼び捨てにしてるの！？

aiueo

「はあっはあっはあっはあっ…馬鹿にしやがって…『安心大嘘憑き』がどうとか…全部フェイクか！あたしはフィールドに立った時点で――」
『そう』『既に僕の手の内さ』

ああそうだよね
あれだけ嘘をついてきたあたしが
今更許されるはずがないよね

あたしが悪かったし相手が悪かったね

それに相手を間違えたよ

『きみ達と戦いたくはないんだ！』『僕達はわかりあえる！』
『仕返しなんて虚しいことをいつまで繰り返すつもりなんだい！？』

倒れたときこそ立ち上がるチャンスだろ

『…言っておくけど僕は』『一度の勝利で満足するほど謙虚じゃないぜ』

『僕のスキル「大嘘憑き」は』『「なかったことにした」ことさえも「なかったこと」にできる』『取り返しのつくスキルに改造された』
『虚数大嘘憑き』！
『とりあえずはそう名付けているんだけどね…』

『うん…もちろん飽きたらやめるつもりだよ』

「いやいいわ。遠慮しとくわ。」
『……………』『即答だね』『まあきみならそう言うと思ってたけどさ』

てめーの都合で大事なもんとっかひっかえ足したり引いたりされても敵わねえよ
改造されようが『大嘘憑き』だろうが『虚数大嘘憑き』だろうが凶悪で凶暴な本質はなんも変わってねえぜ

荒記慶三郎

『実を言うと』『割と断られがちなんだよこの全国ツアー』『僕の顔なんか見たくないってのもあるだろうけどさ』
「クククッ…だろーな嫌われ者」

『まあ当時はかなり不安定なスキルだったからね』『もちろん完全からは程遠いさ』

実際脳裏に焼きついて離れねえぜ
俺様須木奈佐木咲と球磨川禊
支配者と敗者の決着シーン――

『無力な一般生徒を装って』『その時々の支配者に翻弄されて』
『僕から見れば哀れなピエロはむしろきみだ』