【鳩山氏辞任ぶら下がり】(3)完 「妥協案は一切拒否した」
−−今日の1度目(午前中)の会談では、首相とどんな話をしたのか
「いや、私の考え方を申しまして、つまり、変な。変なって言っちゃ失礼だけど、『妥協案はのめませんか』と言って、
私は『のめません』と明快にお答えしたというのが朝の会談でした」
−−総理はどのように
「『あぁ、そうですか。それじゃ、また午後、持ち寄ってください』と」
−−妥協案とはどのような
「それは西川さん(西川善文日本郵政社長)が私に頭を下げるという、謝罪をすると。そんなばかなことはないでしょう。
西川さんが謝罪をすべきは国民に対してであって、私に対してではないんですよ。国民の財産をかすめとろうとしたのに
加わったんでしょう。なら、国民に対して謝るべきであって、私に謝って、どうするっていうもんじゃないから、
私はその妥協案は一切、拒否しました。そんなばかな妥協案はない」
−−午前中の段階で、首相から辞任を求めたり、罷免する話はあったか
「首相からはありません。しかし、私から言いました。『私は妥協案はのめませんから、辞任しろといわれれば辞任します』
と申しました。正直。私は、正しいことが通用しなかったら、潔く去るべきだと思ってんですよ。それだけなんですよ」
−−この一点で自民党政権に見切りをつけたのか
「自民党政権には見切りはつけておりませんが、まぁ、『政府に尋問の筋、これあり』って、西郷隆盛さんの有名な言葉があるけど、
そういう心境ではありますね」