春香と美希でユニットを組ませて美希だけえこひいきしたい
美希の成功は大げさなほど褒め立て失敗はなるべく優しく叱る
春香には成功してもあまり褒めず失敗したら怒鳴りなじる
春香の誕生日には普通のケーキ屋で買ったケーキと安いTシャツ
美希の誕生日には行列に並ばないと買えないケーキと高価なネックレス
春香の目の前で美希にプレゼントとケーキを渡して
「このケーキ買うために一時間並んだんだぞ」とか言いたい
劣等感を感じて卑屈になる春香と大いなる優越感を得る美希
美希とはそのうち仕事仲間以上恋人未満まがいの関係になったりしたい
あくる日に二人を呼び出してこのユニットに限界を感じたので解散すると言い
それから解散した後にプロデュースするのは一人だと告げる
どうせ選ばれないと思っている春香と当然のように選ばれると思っている美希を目の前に
「本当にプロデュースしたいのは
……春香だ」
と言いたい
予想していなかった事態に口をパクパクさせる春香と真っ赤になって涙目になる美希
ポロポロ泣きながら「私でいいんですか? 私でいいんですか?」という春香を優しく抱きしめて
黙って頷きながら頭を叩く
傍らで
「なんでミキじゃないの!? 春香なんかよりミキのほうがずっといいでしょ!?」
とみっともなく泣き叫ぶ美希を冷たい目で見ながら
勘違いすんじゃねぇと吐き捨てたい
そして「私にすごく厳しかったから絶対無理だと思ってました」と言った春香に
「期待していない人には厳しくしないよ。あの毛虫みたいに」と笑って答えたい