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学校から帰ると、部屋に銀色のボディースーツを着た女の子が座っていて、
「あ、おかえりなさい。はじめまして、ひいおじいちゃん♪」
と言う。
驚いてパニックになっているおれに、彼女は、
「わたしは22世紀から来ました。ひいおじいちゃんはモテなくて子孫を残せないの。
でも大丈夫。わたしがひいおじいちゃんの子供を産むから。
つまり、わたしがわたしのおじいちゃんを産むってわけね。」
なんて、とんでもないことを言う。
おれは驚きつつも、
「そそ、そんなことありえないよ!だ・だってタイムパラドックスじゃないか!
だいいち、近親婚による遺伝の問題が…!」
と、抗議するも、彼女は
「あはははは。それが21世紀の科学常識ね。古いよ。
大丈夫だから、安心してレッツ子作り♪」
そんなことを言いつつ、ボディースーツを、しゅるん、と脱ぐ。
おれは
「わぁぁ!おおおおお女の子が思春期の男の子の前で裸になっちゃダメー!」
と、彼女の胸元を押さえようとするが、未必の故意により、生乳をやんわりタッチ。
「やだ、ひいおじいちゃん…!」
と赤面する彼女の胸を触りつつ、おれは動けなくなっていた。
時空を超えて、おれと彼女の遺伝子が共鳴していた。