初    音    ミ    ク    4

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1('A`)
さぁ語ろう
2('A`):2009/05/05(火) 14:55:12 0
書き込めよカス
3いち:2009/05/05(火) 15:44:00 O
お前は…

チンカスやないか

ボケナス…
4('A`):2009/05/05(火) 16:57:46 0
>>1
スレ立て乙!
地味に需要はあるはずだ!
5('A`):2009/05/05(火) 17:34:38 0
虐待はするんですか?しない方向ですか?
6('A`):2009/05/06(水) 17:24:07 0
してもいいよ
7('A`):2009/05/06(水) 18:07:01 0
>>5
いや、だってここファンスレの殻を被った虐待専用スレだろ?
8('A`):2009/05/06(水) 19:10:54 O
虐待スレ落ちちゃったからな
9('A`):2009/05/07(木) 03:33:46 0
何言ってんだお前ら
虐待スレなんて存在したことないし
この先も未来永劫存在するわけないだろう

俺たちはただミクをいつも通り「可愛がってあげる」だけさ
10('A`):2009/05/07(木) 18:18:45 0
どこの部屋だよ
11('A`):2009/05/08(金) 00:51:59 0
>>9
その通り
12('A`):2009/05/08(金) 15:46:42 0
建ったのか
13('A`):2009/05/08(金) 18:21:03 0
ボコボコにしたい
14('A`):2009/05/08(金) 18:31:35 O
前スレ落ちてたか
しかし喪板はなんでこうも虐待ばかりなんだw
15('A`):2009/05/09(土) 00:42:10 O
新スレ立ったのかwww
フヒヒwwwこれでまたミクたんをめちゃくちゃにできるお^^
16('A`):2009/05/09(土) 04:07:12 0
>>14
喪も虐待されてるからだよ・・・・・・
17('A`):2009/05/10(日) 04:14:03 O
そういうのにはマゾが多いんだって
18('A`):2009/05/10(日) 18:04:06 0
ミクのケツにカンチョーしたい
19('A`):2009/05/11(月) 00:39:38 0
ミクに虐待されたいと思う
20('A`):2009/05/11(月) 23:05:49 0
ミク「ふーん…こうされるのがいいんだ…この変態!」
グリリィッ
「うああっ!」
高圧的な態度でミクはハイヒールの爪先でギンギンに硬直した俺自身を踏みつけた。
ミク「まだよ…まだイッちゃダメだからね…あたしがいいって言うまで我慢なさい」
グリグリ
「うっ、うっ、くうっ!」
ミク「あらあら…こんなにいっぱい我慢汁溢れさせちゃって…真性のド変態だよねえ…あんたって…」
グニッグニッ
「ぐっ!あふっ!」
ミク「どう?いつもこき使ってるVLにこうして責め立てられる気分は…この豚がっ!もっといい声で鳴きなっ!」
グギュウッ
「ああっ!あっ!あっー!」
エナメルのボンデージに身を包んだ今のミクはもはや普段の従順なミクではない。主人を足蹴にし、畜生と罵る女王様なのだ。
そして今の俺は、そんな女王様の寵愛を一心に賜る奴隷なのだ。
「うっ、うっ、お、お願いします…もう…」
ミク「うふふ…どうしようかしら…してほしいことちゃんといってごらんなさいな」
「ミ、ミクさまの!ミクさまの御身足でどうかこの卑しい犬めの愚息を果てさせてください!」
ミク「あはははっ!よくできました。それじゃ望み通りにしてあげるわぁ」
そう言ってミクはハイヒールを脱ぎ、黒いニーソックスで俺の息子をしごき始めた。
シュッシュッシュッシュッ
「うっぐっ…あっあっ」
ミク「イクの?イっちゃうのね?VLの足で責められて感じる変態チンポいっちゃうのね!」
ミクの足は更に加速度を増し、それに比例して俺自身も膨脹を続ける。
シュッシュッシュッシュッ
ミク「イケっ!イっちゃえ!変態弩M○んぽの臭くて汚いこくまろせーえきだしちゃえーっ!」
「ぐっあ!ううああああああああああああああーっ!」
ドッピュウッ ビュルッ ビュルルーッ




床に飛び散った俺の精子をふき取るミクの顔からは、もはや先ほどの冷徹で淫靡な表情は微塵も感じられず、いつもの素直で可愛らしい俺のミクそのものだった。
ミク「・・・・・・明日もまた、遊びましょうね。マスター・・・」
21('A`):2009/05/14(木) 00:35:16 0
GJだぜ
ミクに虐待されるのは快感だな
22('A`):2009/05/14(木) 14:33:56 0
http://www8.atwiki.jp/mikumik9/

まとめスレ貼っとくよ
23('A`):2009/05/14(木) 18:43:03 0
24('A`):2009/05/14(木) 18:43:36 P
25('A`):2009/05/15(金) 14:47:40 0
26('A`):2009/05/16(土) 15:13:43 0
どんどん行くぜ
27('A`):2009/05/18(月) 00:24:51 0
いいぜ
28('A`):2009/05/19(火) 07:10:58 0
前スレって何で落ちたんだろう
29('A`):2009/05/19(火) 13:58:42 0
圧縮のときにたまたま下の方にあったからだよ
30('A`):2009/05/20(水) 07:59:00 0
そうかね?
31('A`):2009/05/20(水) 08:00:52 0
にこにこの音楽みたらぜったいこいつ出てくるな
32('A`):2009/05/20(水) 20:30:06 0
職人マダー
33('A`):2009/05/21(木) 01:16:50 0
圧縮される候補に上か下かは関係ないぞ
34('A`):2009/05/22(金) 00:04:42 0
>>33
圧縮チェッカで赤字のところにあるのが圧縮が行われた時に落ちるんじゃないのか?
35('A`):2009/05/23(土) 00:36:22 0
ミックミックにされたいね
36('A`):2009/05/23(土) 05:37:24 0
毎日ミクが寝ている間に一匹ずつ虫を腹の中に入れる
100匹ほど入った翌朝に、その様子を記録したビデオを見せる
という電波が来た
37('A`):2009/05/23(土) 22:49:51 0
ミクが毎日「マスター、なんだかおなかがむずむずするんです」って不安がる顔想像して萌えた
38('A`):2009/05/24(日) 11:37:53 0
>>36
その電波を書いてください
39('A`):2009/05/25(月) 00:15:03 0
腹殴りたい
40('A`):2009/05/25(月) 21:18:45 0
ミク「ぐべえっ!…な…何するですかマスター…痛いです」
41('A`):2009/05/25(月) 21:54:10 0
ねんどろいど欲しい・・・
ぼったくり値段でしか見ないorz

「らきすた」ので我慢すべきか・・・・
42('A`):2009/05/26(火) 18:17:06 0
>>41
等身大の買って破壊しろよ
43('A`):2009/05/26(火) 19:55:35 0
>>41
あれは流石に痛い
44('A`):2009/05/27(水) 02:02:34 0
ミク可愛いよ
45('A`):2009/05/27(水) 07:54:25 0
>>36
腹の中にどうやって入れるの?
46('A`):2009/05/27(水) 19:52:46 0
ネギ食べたい
47('A`):2009/05/28(木) 17:05:17 0
>>45
食べさせるってことじゃないのか
48('A`):2009/05/28(木) 21:27:02 0
職人プリーズ!
49('A`):2009/05/30(土) 06:20:39 O
なんか他にもミクスレ建ってるが何なんだ?
50('A`):2009/05/30(土) 18:36:31 0
はあやだ
誰か等身大ミクフィギュアちょうだい
マジぶっ壊したい 
51('A`):2009/06/01(月) 00:51:36 0
ミクは身長何センチ?
52('A`):2009/06/02(火) 09:48:24 O
ミク 16歳 158cm 42kg
リン 14歳 152cm 43kg
ルカ 20歳 162cm 45kg

ミク細いな
なんか胸も小さいし
53('A`):2009/06/02(火) 13:59:02 0
機械にしては軽いな
54('A`):2009/06/04(木) 13:27:15 0
人間と同じだな
55('A`):2009/06/04(木) 18:58:05 0
「ミク目薬注してくれ。」
ミク「はい、分かりましたマスター^^…ってこれ…硫酸!!」
「早く注して」
ミク「だ、駄目ですマスター!!失明しちゃいま…キャッ」ドカッ
「は や く さ し て」
ミク「わ……わかりました」(そうだ!わざと外せばマスターに当たらない!!ミクって頭良い〜〜)
「あ、もし外したら殴るから」
ミク「えっ…わわかりました」(マスターの為なら殴られても構わない…よね)
ピチャッ ジュワー
「あ、外した」ドカッ
ミク「キャッ!!」
「しっかりしてくれよミク、おっちょこちょいだな〜」

ミク「えへへ、ごめんなさいマスター」(痛いけど、マスターの為に我慢しなきゃ)
ピチャッ ジュワー
「はい二回目」ドカッ
ミク「痛いっ!!…鼻血がぁぁ」
「あ?鼻血がなんだよ、お前ごときがマスターの貴重な時間を二回もとってんだぞ。分かってんのか?屑ポーカロイド?」グリグリ
ミク「ご、ごめんなさい!!ミクはいけない子です!!次こそは成功させます!!」
「ああ、次失敗したらバットで頭かち割ってやるからな^^」
ミク「は…はいガクガク」
ピチャッ ジュワー
ドガッッ
ミク「アバア゛゛イダイ゛よ゛゛゛゛ー!!!!」
56('A`):2009/06/05(金) 03:15:27 0
むしろそこらの人間より軽いぞ
かなり高級な軽量部品つかってんじゃねえ?
57('A`):2009/06/05(金) 23:19:41 0
おぉぉ…
58('A`):2009/06/06(土) 02:21:50 O
そんなに軽いなら余裕で抱けるな

お姫様抱っこで抱いてみたい
59('A`):2009/06/06(土) 07:59:00 O
つまり幸せを味わわせてから虐待したほうが反動で効果が上がると
60('A`):2009/06/08(月) 00:03:23 0
なるほどね
61('A`):2009/06/09(火) 02:48:17 0
あ、やべぇ、精子出そう…

ミク、かけるから口空けろ
62('A`):2009/06/10(水) 00:29:08 0
やだね
63('A`):2009/06/11(木) 13:12:32 0
みっくみくにされたい
64('A`):2009/06/12(金) 09:57:38 O
>>61
精液処理にしか使われないミクか
65('A`):2009/06/13(土) 00:45:44 0
それもいい
66('A`):2009/06/14(日) 15:14:55 0
可愛いよ
67('A`):2009/06/15(月) 22:32:53 0
虐待されたい
68('A`):2009/06/16(火) 11:30:52 0
>>55
さすがミク
可愛いな
69('A`):2009/06/17(水) 10:16:40 0
ミクはいいよな
70('A`):2009/06/19(金) 13:15:01 0
ミクで抜くか
71('A`):2009/06/20(土) 15:45:00 0
また落ちるぞ
72('A`):2009/06/22(月) 11:54:28 0
ミクブーム終了?
73('A`):2009/06/23(火) 16:29:25 O
ああ、ごめん
ミクの腹を踏むのに夢中で忘れてた
74('A`):2009/06/23(火) 16:54:42 0
ミクちゃんチンポでっけぇ
75('A`):2009/06/24(水) 16:44:33 0
>>73
その時の状況を書いてくれると嬉しいです
76('A`):2009/06/25(木) 13:49:32 0
ですね
77('A`):2009/06/26(金) 02:51:18 0
ふたなりなのかい?
78('A`):2009/06/27(土) 03:42:21 O
ミク買ってみたらなんか態度がいきなり馴れ馴れしいから
こういうのが欲しいんだろ雌豚がっつって、バイブ突っ込んでやった
そしたら機械の癖に股から血っぽいのを流して泣いてやんの
79('A`):2009/06/27(土) 16:05:04 0
いいね、そういうの
80('A`):2009/06/29(月) 12:08:44 0
ミクに捻じ伏せられたい
81('A`):2009/07/01(水) 01:19:03 0
どっちのネタでやってもいいよ
82('A`):2009/07/02(木) 12:00:40 0
もっとやってくれ
83('A`):2009/07/03(金) 14:56:32 0
ミクは俺がもらう
84('A`):2009/07/04(土) 04:44:25 0
いや俺が
85('A`):2009/07/04(土) 15:47:10 0
誰もいないと思ったんだけどな
86('A`):2009/07/04(土) 17:00:58 0
ミク「マスター、『初音ミク project DIVA』が発売したようですよ。」
マスター「あー。俺さ、PSP持ってないんだよね。」
ミク「じゃあPSPと一緒に買いに行きましょうよ。」
マスター「何でお前のゲームのためにゲーム機ごと買わなきゃいけないの?
     買うにしても安くなってからにしようぜ。」
ミク「‥ねんどろいど。」
マスター「え?」
ミク「ねんどろいどぷちの初音ミクが付いてくるんです。」
マスター「マジかっ!!よし行こう!今すぐ行こう!!」
ミク「はい‥‥」
87('A`):2009/07/05(日) 00:06:44 0
ミク「マスター、お、おはようございます!朝ご飯出来てますよ!」
マスター「あっそ、ところでお前、何でそんな格好してんの? 寒くない?」
ミク「そんな…マスター、裸エプロン好きだったじゃないですか!
   昔みたいに喜んでくれるかなって…」
マスター「あ、そうだっけ。とにかくみっともないから服着ろよ。今日は大事な来客があるんだ。」
ミク(み、みっともないなんて…酷い…シクシク)

ピンポーン

ルカ「ご注文ありがとうございます。クリプトン社から参りました巡音ルカです」
マスター「いや〜ルカちゃん良く来てくれたね!さあ、あがってあがって!
     おいミク!寝室にコーヒーふたつな!あ、ルカちゃんは紅茶のがいいかい?」
ルカ「お気遣いありがとうございます。マスターって、優しいんですね…(ポッ)」

数分後、寝室前廊下

ミク「シクシク…マスター、コーヒーお持ちしましたよ…って何か聞こえる?」

ギシギシ\
アンアン/

ミク「いやああああああぁぁぁぁぁぁ」
88('A`):2009/07/05(日) 07:27:42 0
PSPのって折角綺麗に描かれたポリゴン絵が性能不足で潰れてるな
89('A`):2009/07/06(月) 13:24:23 0
>>87
ミクが可哀相だから俺が引き受けますね
90('A`):2009/07/07(火) 08:37:30 0
そのミクならさっき分解したよ
91('A`):2009/07/08(水) 21:02:35 0
なんてことを・・・
92('A`):2009/07/10(金) 01:31:51 0
もったいない
93('A`):2009/07/10(金) 08:04:43 0
初音ミクって何ですか?
94('A`):2009/07/11(土) 05:40:03 0
お前が今踏んでるガラクタだよ
95('A`):2009/07/11(土) 08:20:20 O
じゃあ俺が今抱いてるツインテールは誰よ
かがみか?
96('A`):2009/07/11(土) 11:05:42 O
>>95
ばかも〜ん、そいつがルパンだ〜!
97('A`):2009/07/11(土) 14:28:37 O
うちのルカ修理したいからミクの部品くれよ。
98('A`):2009/07/11(土) 22:56:47 0
部品移植したらのっとられるぞ
99('A`):2009/07/11(土) 23:52:26 0
ミクとルカであしゅら男爵を作るのか
100('A`):2009/07/12(日) 18:07:58 0
ミクに罵倒された
101ミク:2009/07/12(日) 21:05:52 0
「モウチョット頑張ロウネ〜
  C H E A P
           ジャンッ♪
102('A`):2009/07/13(月) 20:30:44 O
ターミクネーター2

ミク「デデンデンデデン」
マスター「いや、お前が言うのかよ。」
ミク「デデンデンデデン?」
103('A`):2009/07/13(月) 22:53:36 0
初音ミクのパンツ見たい
104('A`):2009/07/13(月) 23:11:55 O
お前にミクの下半身やるよ。
上半身はタンクに乗せてミクタンクにするかな。
105('A`):2009/07/14(火) 01:13:23 0
ミクのまんこにハンダコテつっこみたい
106('A`):2009/07/14(火) 13:06:04 0
ミクマン
107('A`):2009/07/14(火) 13:50:41 O
僕「み…みみみく」
ミク「は…はははいっ、ますたー(にこっ)」
僕「て…てて…てをつないで…い…いいかな?」
ミク「は、はいっ。どぉぞ(ぎゅっ)」

僕『うわぁ…ミクの手って小さいな。すべすべで柔らかくてあったかいや…ドキドキ』
ミク『うわぁ…ますたーの手って大きいな。ごつごつしててあったかいよぅ…ドキドキ』

僕&ミク『あっ…どうしよう…汗ばんできちゃった』

お互いの顔は朱に染まっていて、僕とミクは再び目線を落とした。

僕「み…み…みみみく。あり…ありがとう。こんな僕と一緒にいてくれて」
ミク「ま、ますたー(きゅん)…も、もう!そ、それはミクのセリフですよぅ。えへへ」

ミクは絡ませた指先に力を入れた。

僕「あっ(ビクン)」
ミク「ま、ますたぁ…(トロン)」

僕『やば…ぼ、膨張してきちゃった。恥ずかし』
ミク『ますたー、お顔真っ赤だ…あう…か、可愛いよぅ(ドキドキドキドキ)』

気がつくと僕らは息がかかりそうな位に顔を近付けていた。
108('A`):2009/07/16(木) 11:08:34 0
いいよ、いいよ
続きも頼むよ
109('A`):2009/07/16(木) 13:33:48 O
僕「み…みみみく」
ミク「は…はははいっ、ますたー(にこっ)」
僕「つ…つ…つめをはいで…い…いいかな?」
ミク「は、はいっ。どぉぞ(ぎゅっ)」
110('A`):2009/07/17(金) 13:25:47 0
これはいい虐待
111('A`):2009/07/18(土) 11:23:16 0
「虐待する」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。
なぜなら、オレや、このスレの仲間は、
その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際にミクを虐待しちまって、もうすでに終わってるからだッ!
だから使った事がねェーッ。

>>112、オマエもそうなるよなァ〜〜〜、オレたちの仲間なら…
わかるか?オレの言ってる事…え?

『虐待した』なら、使ってもいいッ!
112('A`):2009/07/18(土) 13:55:29 0
「おさない わたしを そだててくれた
 カイトのつま・・・・メイコ」

「わたしたちのほしから たいせつな
 じょうほうを ぬすみだして
 わたしたちに はむかおうとした・・・・
 カイト」

「そして そのふうふの しそん
 また わたしたちの けいかくを
 じゃましようとしている・・・・
 マスター! あなたのことだ」

「もう おかえりなさい みにくい
 ちきゅうじんたちと ともに
 ほろびてください」

「その むしけらのような ちからでは
 どうすることも できない」
113('A`):2009/07/18(土) 14:55:19 O
なにそのMOTHER
114('A`):2009/07/18(土) 16:54:50 0
葉チン名句ってdれ?
115('A`):2009/07/18(土) 18:51:36 O
>>114
お前が今踏んでるガラクタだよ
116('A`):2009/07/19(日) 14:27:18 0
また壊したな。
新しいミク頼んどけよな。
117('A`):2009/07/20(月) 23:44:50 0
ミクは蘇る
118('A`):2009/07/21(火) 06:29:02 0
だからこんなにランキング上位なんだなぁw
ttp://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/software/16250561/ref=pd_ts_sw_nav
119('A`):2009/07/21(火) 19:45:52 O
ミク「ますたー、あ、あのあの…あ、頭撫でて良いですか?」
僕「は、ははははいっ。ど…どどぉぞ」
ミク「し、失礼します(ドキドキ)」

(撫で撫で撫で)

僕『あぅ…ミクに頭撫でられると…何かくすぐったいや…』
ミク『えへへ。ますたー、真っ赤だぁ…可愛い』


僕「あ…ああの…あのさ。ぼ、僕もミクの頭撫でて…い、いいかなっ?」
ミク「は、はははいっ。どっ、どおぞっ」

(撫で撫で撫で)

ミク『あぅ…ますたーに撫でられると…何かきゅーってするよぅ(ドキドキ)』
僕『うわぁ。ミクの髪サラサラだ…か、可愛い』


僕とミクはいつまでもお互いの頭を撫で合い続けた。
120('A`):2009/07/21(火) 20:23:23 0
「ロードローラーだッ!」
「ミクミクミクミクミクミクミクミクミク!!」
「もうおそい!脱出不可能よッ!
 無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァーーーーーッ」
「8秒経過!ウリイイイイヤアアアッーぶっつぶれよォォッ!」
「オラアーッ!」
121('A`):2009/07/21(火) 20:31:23 0
虐待とか言ってる奴何考えてんだろと思ったけど
>>119を読んだ今なら理解出来る

心が痛いよ・・・
122('A`):2009/07/21(火) 22:11:24 O
僕「た、ただいま。ミク…」
ミク「ますたー!おかえりなさーい」

徹夜明け、4日振りに帰宅する僕の胸にミクが飛び込んできた。

ミク「ますたぁ…ますたー…ますたー!」
僕「し、シャワー浴びてないから汚いよ」

無精髭の僕にミクは何度も頭を擦りつけた。

僕「みく…ありがと(うとうと)」
ミク「ま、ますたー。お風呂に入ってから寝ましょ〜」
僕「んに…んー」

ミク『えへへ。ますたー、子供みたい(キュン)』

洗面所の扉を開けて振り返ったミクの目に平然と服を脱ぎ出した僕が映る。

ミク「ひゃぁっ!?ま、ままますたー、こ、こんな所で脱いじゃあダメですよぅっ」
僕「みく…体洗いっこしようか?」
ミク「はぅっ!?し、ししし失礼しましゅっ」

脱兎の如く洗面所からミクは出て行く。

僕「かーわいい」

仕事明け、半分寝ぼけているますたーはいつもより積極的でミクは戸惑う。


「ますたーの…ばか」

ミクは乱れた着衣の裾を直した。
123('A`):2009/07/21(火) 22:38:16 O
朝目が覚めるとミクの様子がおかしい。

ミク「あ〜ましゅたーらぁ。おはよ〜ごじゃりま〜しゅ(すりすり)」
僕「み、ミク?ど、どうしたの?」

顔を覗きこんだ僕の唇をミクが唐突に塞いだ。

いつもの軽いキスではなく舌を絡める激しいキスは仄かに牛乳の味がした。


僕「ん…んちゅ…ぷはっ」
ミク「あん、ましゅた〜。もっとー…ん〜」
僕「ちょ、ちょっと待って。み、ミクもしかして…」

机を見ると実家から届いた牛乳ビンが空になっていた。

『ボーカロイドは牛乳で酔う』
咄嗟に都市伝説みたいな噂が頭をよぎる。


ミクがトロンとした目で僕を見つめながら唇を開いた。

ミク「ねー、ましゅたぁ…えっちしよ?」
僕「はひっ!?」

僕の唇をミクが再び塞ぎ、指先が下半身をまさぐり始めた。

ミク「ましゅたぁ…らいしゅき〜」
僕「だ…ダメだよ。ミク…は、恥ずかしっ」
ミク「えへへ〜ましゅたぁ。かぁいい〜…ちゅっ…んちゅ…ちゅうっ」
僕「だ、だめ…そ、そんなこと……らめっ」


僕の首筋にありったけの桜吹雪を散らすと、くてっ、とミクは突然落ちた。


満足そうに笑って眠るミクに毛布をかけながら僕は下半身の膨張に気付く。

「ミクの…ばか」


僕は赤面した。
124('A`):2009/07/21(火) 23:31:10 O
早く片付けておけよ、そのガラクタを
125('A`):2009/07/22(水) 14:02:42 0
ミクにミックミックにされたい
126('A`):2009/07/22(水) 16:54:11 O
キモオタにベタベタ触られたり舐められたりするのが一番の虐待だと思う
127('A`):2009/07/23(木) 16:34:18 0
un
128('A`):2009/07/23(木) 23:30:29 0
キモオタに買われた死にたいスレなくなったんだな
129('A`):2009/07/23(木) 23:45:01 0
ミクがそんな事考えるわけが無いからな
130('A`):2009/07/24(金) 00:31:07 O
ミクはどんなブサイクでもイケメンでもマスターを平等に愛してくれるよ。
131('A`):2009/07/24(金) 08:21:09 0
人間とは価値観が違うんか
132('A`):2009/07/24(金) 18:23:44 0
機械である以上自分を買ってくれたことに感謝するわけだからな
133('A`):2009/07/25(土) 00:16:58 O
初鏡巡ミリレル・音
134('A`):2009/07/25(土) 00:54:27 0
ミクはどんなマスターでもセックスさせろと言われれば断れないよ


ただしドリルを突っ込まれたりするわけだが
135('A`):2009/07/25(土) 23:06:00 O
どんなマスターであっても、それが私の存在する意味‥。
命のない私にとっての生きる目的なのです。
136('A`):2009/07/25(土) 23:19:18 0
現実の糞女共とは違うんだよ
137('A`):2009/07/26(日) 12:28:39 O
中古のミクを格安で買った。あらゆる虐待を受け、身も心もボロボロな彼女を買ったのはありふれた正義感や善意などではなかった。

このコなら僕を馬鹿にしたりイジメたりしない。

極めて個人的で身勝手な幼い理由。上目遣いで顔色を窺いながら震えるミクと自分が重なる。僕は精一杯優しさを込めてミクを抱きしめた。

「僕はミクの味方だから」

おずおずとミクが涙を浮かべて僕の腰に手を回す。柔らかい甘い匂い。ずっと憧れていたもの。

「ま、ますたー」

ミクが恐る恐る呟く。
背中がゾクゾクした。
138紫思考盗聴レンジャー:2009/07/26(日) 12:31:18 O
(^O^)/
139('A`):2009/07/26(日) 12:47:06 0
みくかわいい・・・
140('A`):2009/07/27(月) 04:07:54 0
あー今日も虐待スレの過去ログで抜いた
管理人さっさと更新しろ
141('A`):2009/07/27(月) 04:42:26 O
マジで更新して欲しい
もう全てのSS10回以上読んだ
142('A`):2009/07/27(月) 06:06:30 0
お前らも書いてみようぜ
143('A`):2009/07/27(月) 22:40:09 0
>>142
このスレの住人は1回ぐらい書いたことあると思う
実際、俺も1日1SSぐらいのペースで書いてたときもあった
飽きたけど
144('A`):2009/07/28(火) 00:06:46 0
脳内ではいくら妄想できても、いざ文章にすると駄目駄目なんだよね

自分の文章能力の低さに泣いた
145('A`):2009/07/28(火) 16:11:16 0
文章化は難しいよね
146('A`):2009/07/29(水) 23:20:50 0
もうすぐ学園祭だというのに、俺はいつも以上に憂鬱だった。
学園祭の雰囲気は好きだ。一人での行動も慣れている。
なのに憂鬱なのは、やはり耐え難い屈辱と、願望の板ばさみなのか。

学園祭のためだけに結成されるロックバンドのギター担当として、
あらゆる応募者の殺意を一心に受けながら選ばれたのは一月前。

孤独を紛らわせるために引き続けたギターの腕は、
ある条件を持って認められることとなった。
それは、顔を見せないことだった。

俺が、どこの誰だかわからないように顔を隠してステージに立つことが条件だと。
俺みたいな不細工が、学園祭のバンドに立つのは不似合いにも程があるが、
顔を隠すなら、その腕を買ってもいいという、見下ろされた条件だった。
それでも二つ返事で、作り笑いを浮かべながら受けた自分が嫌だった。

応募者は俺が選ばれたことを誰も口外しなかった。
俺みたいな不細工に、ギターの腕で負けたことを知られたくないらしい。
まったく、不細工というのは生きるだけで限界だ。

それでも、スポットライトを浴びられる嬉しさもあり、
紙袋を頭から被って演奏するのも慣れてきた。
聴衆からの冷ややかな目線も想像に難くない。
イケメンぞろいのバンドメンバーとの落差も最高だ。


いつものように練習をするために夕方の体育館に向かった。
すると、見慣れない大型トラックが体育館裏手に停めてあるのが見えた。
10トンウイング車からは、正体不明の機材が下ろされている途中。
その機材は次々と体育館に運び込まれ、みるみるうちに荷台は空になった。

ウイングが下ろされ、そのトラックには目立たないように書かれてた。
「project VOCALOID」
心臓が口から飛び出しそうになった。
テレビで見たことがあった。
ボーカル専用アンドロイド「VOCALOID」。
すでにCDも発表され、人間のアイドルと同様に扱われていた。
彼女の名前は、「初音ミク」。もちろん顔も知っていた。
そのVOCALOIDと記されたトラックから下ろされた大量に機材を見て直感した。
「彼女が、なぜかはわからないが、ここに居る!」

俺は、動機も収まらないままに体育館に飛び込み、控え室へ急いだ。
ノックもせずにドアを開けると、バンドのメンバーと、VOCALOIDのスタッフらしき人達、
そして、部屋の中央に置かれた専用のチェアらしきものに座る彼女だった。
息が止まるような思いだった。
彼女はうつむいて眼を閉じ、身体にはたくさんの配線が接続され、
その先にはコンピュータや測定器が大量に並べられていた。
本物だ。本物の初音ミクがいる。
コンピューターの向こうではスタッフ達が初音ミクに調整や設定を施していた。

俺は、しどろもどろになりながら、メンバーに問いただした。
なぜ、初音ミクがここに居るのかを。

そして返って来た答えは、やはり学園祭のスペシャルゲストだったのだ。
初音ミクのフィールドテストの一環で、何とギターコーラスとして参加するらしい。
一瞬、俺はバンドをクビになると思ったが、人間が弾くギターも要るそうなので、
一応バンドには置いてもらえることで安心した。
147('A`):2009/07/29(水) 23:23:16 0
俺の中で希望の炎が燃えてきた。
いくら不細工でも、ギターのおかげで初音ミクと競演できると思えば、
紙袋を被ってても一生の思い出だと思った。

ミクの傍らに置かれていたのは専用のギターだ。
ツヤのある黒いボディと、グリーンのピックガードがミクのギターだと直感させた。

スタッフの作業が落ち着き、その場で設定が発表された。
初音ミク、ギターコーラス設定、ジャンルはロック、テンションは高め、
内臓バッテリーで公演一回作動、パンツはしまパン。
すぐにスタッフが起動準備に取り掛かり、起動テストとなった。
一瞬、室内の照明が消えた。起動時の電圧降下か。

そして、部屋の真ん中で、音もなく、ミクはその眼を開いた。

「メンバー認識します。」
スタッフの声と共に、ミクは顔を上げた。

可愛らしい顔だった。深いグリーンの瞳は人間のそれより澄んでいた。
ミクは立ち上がり、深くお辞儀をした後に、首を少しかしげて微笑んだ。
それだけで、俺の心臓は破裂しそうに鼓動した。
「皆さん、始めまして。初音ミクです。よろしくお願いします。」
可愛い声で、少し舌足らずな挨拶だった。
そして、メンバーに歩み寄り、ひとりひとり握手を交わした。
そうやって彼女はメンバーを読み込んでいるらしかった。

俺の正面に来た。
初音ミクが来た。
テレビの向こうにいたアイドルが、目の前に来た。
俺の顔を見ている。
じっと見ている。
不細工で、忌み嫌われた顔を見ている。
自分で一番嫌いな顔を見ている。
ギターにかけた努力さえ半減させる顔を見ている。

彼女は、優しく微笑むと、小さな右手を差し出した。
反射的に、握り返した。
かすかに暖かい、柔らかい手だった。
女の子の手なんぞ握ったことが無いので、実際はわからないが、
素直に、何て柔らかい手なんだろうと感動した。
目前で、可愛い女の子が、俺に微笑んで握手を求めてきただけで十分だった。

俺は、初音ミクに恋をしてしまったのだ。
148('A`):2009/07/30(木) 01:52:35 0
つづきぅううう
149('A`):2009/07/30(木) 18:49:56 O
規制に巻き込まれた!


初音ミクの滞在時間は、1週間。
早速学園祭のリハーサルが始まった。
メンバーはボーカル、俺はギター、ベース、ドラム、照明、音響、VOCALOIDスタッフ、
そしてギターを携えてステージに立つ初音ミク。

見物人が体育館にやってくるが、スタッフが追い返していた。
これで、ミクの存在は隠蔽される。
もっと隠蔽されるべきは、俺の存在なのだろうが。

どれほどの実力なのか、この眼で見るのは初めてだった。

挨拶代わりにミクは華麗なギターソロを演奏して、
くるりと一回転してみせた。元気なバンドガールという設定だろうか。
その動きに一同息を呑んだ。ステージ前には設定を調整するためのスタッフが常駐し、
ミクの動きに調整を加えるようだ。

茶色い長髪をなびかせてドラムがイントロを打ち始めた。
合わせて俺をバッキングを開始。リズムに乗って、ボーカルがまだいない観客にアピールする。
ミクは軽やかにステップを踏みながら合わせて来る。

そこからは、本番どおりの展開にミクが加わった。
ボーカルと肩を並べてコーラスする姿に、すでに俺は嫉妬を覚えた。
メンバーに嫉妬するとすれば顔の作りと人生設計程度だったが、
決定的な差を感じてしまった。

俺はすでに、本番どおりに紙袋を被っていたのだ。

最初、ステージに立ったミクは紙袋を被った俺をメンバーとして認識できなかった。
だから、紙袋を被ったままの俺を再度上書き認識したのだ。
ミクの記憶から、俺の顔は消えた。

記憶から消えてもよかったのかもしれない。
眼の部分にだけ穴を開けた紙袋のほうが、まだ見られる顔だろう。

いや、最初に俺の顔を見てミクは微笑んでくれた。
それもプログラムどおりの動きだろう。
でも、俺の心は揺らされた。
彼女に俺を見て欲しいと思ってしまった。
俺のギターを知ってほしいと思ってしまった。
俺の演奏は観客になんか向いてない。
ミクに聴いてほしいから、紙袋の屈辱に耐えて弾いたのだ。

紙袋の中では、汗以外に大粒の涙が顔を伝っていた。
150('A`):2009/07/30(木) 19:20:23 O
恋愛なんて美男美女がするもんさ。

どこかの有名人が言ったらしいが、まったくその通りだ。
生まれて初めて、好きになった女の子の記憶から消えた俺は、
狂ったようにギターを弾き続けた。

リハーサルが過ぎ、本番が近づくまでに、俺の音色がミクに残るように。
ミクはアンドロイドだ。機械だ。わかっているのに、やめられない。
俺はステージは紙袋を被り、照明は一度も当てられない。
メンバーとして紹介もされず、ただのギターを弾く人形のような扱いなのに。

ミクはスタッフが少し手を加えれば、全ての記憶が消えるロボットなのだ。
俺の事なんて気にもとめない、機械なのだ。
なのに、俺の心をどうしてここまで揺らすんだろう。
彼女は、人間なんかじゃないのに。

夜な夜な、寝入りばなにミクの微笑みが脳裏に浮かび上がり、
右手に残った柔らかい感触が俺を苦しめた。
頭から、ミクのことが離れない。眠れそうもない。
どうして、こんなにミクのことが好きなんだろう。
可愛いのは当たり前だ。人工物だもの。
優しいのは当たり前だ。人工物だもの。
透明感のある歌声は、頭に残って心を揺らし、胸を締め付ける。
彼女はそういうふうに作られている。
誰もに愛されるように作られている。

自問自答を繰り返し、朝が来てしまう。
学園祭が明日に迫っているのに。
そして、俺はその日、学校を休んだ。

慣れないパソコンを立ち上げ、眠気にも襲われず、
俺は生まれて初めて、誰かに捧げる歌を作った。
俺が書く歌は、誰にも聞かせたことが無いし、
誰にも歌ったことが無い。
生まれて初めて、胸に詰まった想いを捧げたい相手に出会った。
たとえ、俺の事を覚えていなくても、すぐに忘れてしまっても、
歌うために産まれてきたミクに、聴いてほしかった。
願わくば、歌って欲しかった。

ただの紙袋が、この世に何か残せるわけもないのに、
醜い顔を隠して、こっそり生きていく人間なのに。

想像以上にてこずったが、形にはなった。

俺は、顔が醜いし、喋るのも下手だ。
自分の思いは伝えられないし、何か言えば曲解される。
ありとあらゆる場面で、俺はダンゴムシのように丸まっていた。
だから、どんな屈辱にも耐えられたし、諦めも早い。
何事にも本気にならないから、感動も無い。
何も感情が動かない。
俺が踏みにじられるのは当たり前だと思っていたから。
151('A`):2009/07/30(木) 19:25:37 0
初 音 ミ ク っ て 何 ?













152('A`):2009/07/30(木) 19:42:45 O

ミク、君が好きな理由がわかった。



君は、平等なんだ。
機械だからこそ、本当に平等なんだ。
ありがとう。

俺は、作った歌をUSBメモリーに入れて持ち、自宅を出た。
時刻は夕暮れ、体育館では最終リハーサルの準備が行われていた。

バンドのメンバーは俺が学校を休んだことを知らないのか、
いつもどおりに演奏を進めていた。

ミクは、俺を紙袋だと思い込んだまま、実に楽しそうに演奏した。
日に日に人間らしい動きに近づき、ハイテンションな演奏を披露するミク。
ボーカルと同じマイクを共有して顔を寄せ合って歌ったり、
飛び跳ねながら観客を煽ったりと、実に多芸じゃないか。
ライブは大成功の予感を残して、最終リハーサルを終えた。

俺は、機材を片付け、帰宅したフリをして体育館の中に隠れた。
息を潜め、全員が体育館を出るのを待った。

全ての人間が去ったと確信した今、俺はミクが待機している控え室に忍び込んだ。

ミクは、専用のチェアーに座り、眼を閉じていた。
電源が入っていないのだろう。
手を触れたら何かの警報が作動するような気がして、触れるのはやめた。
華奢な身体と、グリーンの長い髪が夕焼けに照らされている。
俺は、なぜか息を止めながら、ミクを見つめていた。

俺の目的は一つだった。
生まれて初めて、女の子に自分の想いを告白する。
物心ついたときから、自分の醜い姿は自覚があった。
だからこそ、地べたを這いながら、愛を得る期待などせずに生きてきた。
それがどうだろう。俺は自分勝手に暴走して、勝手に歌など作って、
学校の体育館に忍び込み、無防備なミクの目の前に立っている。

俺は、USBメモリーを取り出して、彼女が座るチェアーの傍らに置いた。

彼女が目覚めたときに、これを読み込んでくれるだろうか。
その可能性はゼロに近いだろう。
スタッフが気が付いて内容をチェックして廃棄するだろう。
結局、俺の記憶はミクに残らないだろう。

でもいい。俺は自分勝手な人間なんだ。

俺は小声で、ミクに伝えた。
「ありがとう。」
153('A`):2009/07/30(木) 23:01:32 O
>>151
お前が今踏んでるガラクタだよ
154('A`):2009/07/31(金) 03:32:12 0
つづきぅううあああ
155('A`):2009/07/31(金) 19:14:10 O
                  _,,..-‐v―‐--、 , クヘ
               , =、/:::::::::;:':::::_:::::::::<<:「`ヽ、
               l〔冫:ヾ‐:::::::::::ヘ:::::-、:::ヾヽ :::::\
             冫:::::::::::::::::ヾ:::::::::::::::::Vノ/:::!:::::::::::ヽ
             /::/:::::::ト、 ::::::|\_::::::::::::V、__!!、::::::::::ヽ
               /::/!:::::::;L_\::::l ´>=、:::::::lr'rニ1!::::::::::::::ヽ
            {::/::|::::::::レ  \! r=ァ、:::川jレ,ハ:::::::::::::::::ヽ
           ∧!:∧::::::ハ,r=ァ     lVベラ´ ';:::::::::::::::::ヽ  ますたー?まーすーたー?
           /:::冫::;ヘ::: ∧  'ー=‐'_,  ルく    !::::::::::::::::::ヽ
           /::::::::: /::;!ヽ{_ > 、_  イノL`ヽ   !:::::::::::::::::::ヽ
           ,' ::::::::::;:::::!       ,r┘‐‐ ' >、_   l::::::::::::::::::::ヽ
           / ::::::::::;::::::!  ,.-‐ <,ム、  /´   ヽ  l:::::::::::::::::::::ヽ
156('A`):2009/07/31(金) 22:49:42 0
学園祭の当日、バンドの全員が見守る中でミクは起動した。
眠りから覚めたミクの傍らに、昨日おいたメモリーは無い。
当然処分されただろう。

収録されている楽曲と、演奏パターン、振り付けを確認し、
テンションを調整して行動パターンも設定する。
もちろん、控え室から遠隔操作で設定変更も可能である。
バッテリーも十分に充電され、準備万端。
俺以外のバンドメンバーはこの一週間で仲良くなり、
円陣まで組んでいる。その中にミクは参加していた。
全員の手が重なり、掛け声と共に解けた。

俺は、黙って紙袋を被った。

ステージは緞帳が下ろされ、その向こうから観客のざわめきが聞こえる。
俺は全身黒い服装にして目立たないようにした。
ギターも黒く塗ってやった。もはや、ヤケクソだった。
ステージの右端に立ち、ミクは左端だ。真ん中にボーカル、
俺の斜め後ろにはドラム、ミクの後ろにはベースが控える。
ステージ上の照明こそ俺を照らすが、スポットライトは当たらない。

司会者の紹介と共に、緞帳が上がっていく。
俺はうつむいた。

次の瞬間、黄色い声援とざわめきが襲ってきた。
ボーカルに向けられた女の観客が悲鳴にも似ている。
そして、甲高い声援と同時に、観客はやはり驚いていた。
初音ミクの存在だ。

司会者がミクを紹介する。
それを待って、ミクは満面の笑顔で観客に手を振って挨拶。
ざわめきは大声援に変わった。
やはり本物のアイドル、雲の上の存在、俺はステージで孤独感を感じていた。

もうかまわない。
俺はただのギターだ。ギターそのものだ。
俺がどこの誰だろうと、気にも留めない石ころだ。
ちくしょう。どうしてこんなことに。

悲しんでいるうちに、ミクがイントロを弾き始めた。
俺は、ミクのことだけを考えて、合わせていった。
ミクが俺の事を知らなくても、それでもこのステージで一緒に居られる。
そんな幸せな事を噛み締めながら、俺はギターを弾くことにした。
157('A`):2009/07/31(金) 23:24:10 0
当然のように、観客は大いに盛り上がっていた。
俺を除いてイケメンだけのバンドに、本物の初音ミクという豪華な布陣だ。
これでしらける奴はどうかしている。
俺はしらけそうだがそれを押さえつけてテンションを上げていた。
紙袋に開けた小さな穴から、ミクのことを見ていた。

息もつかせぬまま1時間の予定時間を迎え、
アンコールにも無事応えた。
初音ミクのソロを聴きたい客も居たとは思うが、
そういう設定になってないので仕方が無い。

一番それを聴きたいのは俺だったのかもしれない。

アンコールで2曲をこなしたあと、バンドのメンバーはステージに横一列に
並んで観客に挨拶をする手はずであった。俺以外は。

俺は、全ての演奏が終わったら、目立たずにステージ脇に引っ込む予定だ。
予定だった。

大歓声とスポットライトの熱さの中で、俺以外の全員がステージに並び始めた。
そこで、全員手をつないでお辞儀をして幕が降りる。
これを最後に俺はギターを、やめようと思った。
もう、これ以上やることはない。
スポットライトを浴びずに、あらゆる努力が否定され、
おいしいところだけ持っていかれる現実に、俺は耐えられない。

しかし、予定通りには行かなかった。

俺がひとり落ち込んでいると、ミクが傍に来ていたのだ。
ライブ中には立ち位置の関係で、全く接近しなかったのに。
何が起こったかわからず、俺は固まっていた。
観客も同じように固まっていた。
ミクは俺の右手を握り、引っ張った。

ミクは、俺をバンドメンバーと同じように並ばせようとしていたのだ。

これはリハーサルには無かった。
俺は混乱した。俺は、ここに居てはいけない人間なのに。
スポットライトを浴びてはいけないのに。
俺は、ミクの引っ張る力に抵抗した。

すると、次の瞬間、ミクは左手を伸ばして俺が被っている紙袋を、
勢いよく奪ってしまった。
その表情は、怒っているようにも見えた。

会場は、凍りついた。
158('A`):2009/07/31(金) 23:41:16 0
ミクに当てられていたスポットライトと一緒に、
俺の顔にもスポットライトがもろに当たってしまった。
一瞬の静寂の後に、ざわめきが起きた。
ざわめきは、徐々に大きくなり、観客から徐々に怒声が飛んできた。
恐らく、ギタリストのオーディションに落ちた奴らだろう。
そして、そいつらを支持していた奴らだろう。

怒声は徐々に大きくなり、体育館一杯にブーイングが起き始めた。
怒声と、悲鳴と、悪意が充満した。

ボーカルが慌てて場を納めようとする、
ベースが走ってきて、俺の頭に叩きつけるように紙袋を被せた。
そして、そのままステージ脇に押し込まれてしまった。
ミクは、その場で固まっていた。

固まっていた。

本当に固まっていた。

さっきまで生き生きと、楽しそうに演奏していたミクが、
パソコンがフリーズするように停止していた。

その表情からは何も読み取れなかった。

「は、初音さん。」
俺は、思わず声を出してしまった。
ミクには聴こえていないかのようだった。
瞳の焦点は合わず、どこか遠くを見ているのか、近くを見ているのか、
それすらわからないほどの表情だった。

ミクは機械だ。
ミクのプログラムに、このような観客の反応は想定されていただろうか。
こだまする怒声、ブーイング、投げつけられるゴミ、
彼女は、それが俺に向けられたものだと理解できるだろうか。

ミクは無表情のまま、一筋の涙を流した。

両目からあふれ出したそれは、ほほを伝って床に落ちた。
何滴も、何滴も。
次から次へとあふれ出してきた。
透明な、涙だった。
かすかな電子音がして、ミクは、俺のほうを向いた。
眼と眼が合った。

「オイル漏れだ!」
控え室から慌てた声がした。
緞帳がすぐに下ろされ、スタッフによってミクは回収された。
両手両足が固まったまま、けが人のように担架に乗せられていった。

俺は、呆然とそれを眺め、ボーカルに顔面を蹴飛ばされて鼻血を噴いた。
159('A`):2009/08/01(土) 00:07:30 O
心が痛くなってきた…
きみ、才能あるよ。
160('A`):2009/08/01(土) 00:50:00 0
それほどでもないと思います^^
161('A`):2009/08/01(土) 07:31:30 0
鼻血を流しながら控え室に戻ると、予想通りの展開だった。
バンドメンバーと、俺の仮面を取ってしまったミクのスタッフとが揉めていた。
ミクが最後にあのような行動を取らなければ、全てが丸く収まった。

だが、俺の中では違っていた。
俺が居なければよかったのだ。
調子に乗って、こんなバンドのギタリストを受けたからだ。
激しい後悔の念が襲ってきた。
同時に憎悪も沸いてきた。
屈辱に耐え切って、役目を果たした最後に、このような光景は見たくなかった。
一番見たくない、ミクの涙。
いや、オイル漏れか。

俺は、何もすることも出来ず、その揉め事を眺めていた。

ミクの行動の原因がスタッフから推定された。
俺が、バンドのメンバーであるという認識が「なぜか」リハーサル時より強くなり、
最後の挨拶に誘おうとした。そして、右手を握ってしまった。
その時に、一度読み込んだ俺の右手の指紋と、紙袋が「なぜか」一致せずに
再度俺の顔を読み込もうとして紙袋を剥ぎ取った。

その後の観客が激しくブーイングしたが、それに対する対応が全く
プログラミングされていなかった。表情の制御回路は混乱を起こし、
内部の油圧制御を誤りオイル漏れが発生。そのまま緊急停止。

チェアーに座るスタッフのチェックが施されている。
そして、俺のほうをスタッフが一瞬見た。

バンドメンバーの怒りは、俺に向いた。
控え室を出た俺は、バンドメンバーに散々になじられた。
これでもかと言うほどに。言葉で人が殺せるなら、俺は三回は死んだ。
周囲は学園祭の楽しい雰囲気だというのに、白昼堂々と俺は言葉で殺された。
そう、通行人も俺を見ると厭らしい笑いや、汚い言葉を吐いてきた。

そのうち、怒りのボルテージは上がり、俺の顔面はさらに整形された。
バンドメンバー全員に殴られてしまった。
ひとしきり殴られた後に、顔に唾を吐かれて全てが終わった。

疲れてしまったが、荷物を取りに控え室に戻った。

控え室に戻ると、ミクが起動していた。
「初音さん。無事だったんですね。」
俺は、口の中の痛みに耐えながらスタッフに尋ねた。
すると、スタッフから申し訳なさそうに謝罪されてしまった。
俺の顔があまりにも酷かったせいだろう。
162('A`):2009/08/01(土) 07:58:30 0
チーフとみられるスタッフは以外にも若かった。
実際に調整している技術者のほうがもっと年上に見えた。
年のころは30前半、痩せた物腰の柔らかい男性だった。

「君の扱いが、あまりにも不憫だったので、再度顔を読み込んでおいたんだ。」
思いがけない話だった。

「君に危害が及ばないように説明したかったが…。申し訳ない。」
俺の右手の指紋に対して、紙袋の俺と、素顔の俺、
両方のデータを初音ミクに読み込んだらしい。

「ミクは君が紙袋のままでも認識できていたし、演奏も完璧だった。
 リハーサルと違ったのは、ミクが君に対して抱いていた好奇心、
 親近感がステージ上で急激に高まった。だから、君をバンド
 バンドのメンバーとして引きずり出そうとした。」

「ミクは君の右手を持った瞬間、素顔の君を確認しようとしたんだ。
 紙袋は君の本来の姿じゃないと、ミクは判断したんだ。
 しかし、あそこまでやるのは我々の調整ミスだった。
 本当に申し訳なかった。許してくれ。」

でも全てがもう遅い。

「もういいんです。初音さんを責めないで下さい。」


「待った。君にも責任の一端はある。」

俺は心臓が止まるような衝撃を受けた。

「ミクが君に対して急に強い興味を持った理由だ。」

心当たりがあった。

脚は振るえ、毛穴は開いて冷や汗が出てくる。
もはや立っている事さえ難しい。心臓が鐘を打つように鳴り、
耳も聴こえないほどに。ヘタをすると失禁してしまいそうだ。

「君のギターが、ミクに影響を与えたんだ。ありがとう。
 ミクの行動が、より人間に近づいたんだ。」

「は?」

「意地悪を言ってすまない。責める気はないよ。
 それに、こういうのは嫌いじゃない。」

見覚えのあるUSBメモリーを取り出した。

「いい曲だった。歌詞を付けてくれないか?」
163('A`):2009/08/01(土) 14:06:45 0
いいぞもっとやれ
164('A`):2009/08/01(土) 17:34:18 0
俺は、チーフの言うことがよく理解できなかった。
俺は昔から人から言われたことを理解できずに、
突拍子もない反応をしてしまうことがよくある。

「ぼっぼぼっぼくは!勝手に初音さんに自分の歌をプレゼントしようと
 しました!勝手な事してすいません!
 歌ってもらいたいとまで思ってました!
 ぼくのせいで!初音さんが壊れてしまったら、責任取れないのに!
 すいません!すいません!ヒー!」

直立不動で身体を反らしつつ、鼻血を垂らしながら絶叫してしまった。

俺の奇怪な振る舞いにチーフも苦笑いをしていた。

「ミクが見てるぞ。」
チーフが言った。
もちろん俺はさらにテンパッた。

他の技術屋さんに肩を揺さぶられて、やっと正気に戻った。


チーフに促されて、椅子に腰掛けて向き合った。
「もう一度言おう。」
俺はもう一度聴くことにした。
「朝、ここに来たら見慣れないUSBメモリーがミクの傍らに置いてあった。
 誰かの忘れ物かと思って、内容をチェックしてみたら、いい曲が入っていた。
 しかし、プロの作品とは思えない出来だったので、身内じゃない。
 よく聴いてみると、耳に覚えのあるフレーズがたくさんあった。
 それはこの一週間に何度も聴いたギタリストのものだった。
 いい曲だったので、作曲者に会いたくなった。わかるな?」
「は、はい。」
チーフは、ゆっくりと俺にわかるように話してくれた。

「君のギター、鬼気迫ってたよ。」
「ああ、あ、ありがとうございます。」

そして、チーフは表情を曇らせた。
「でも、ああいう結果になってしまったな。
 これから、君が大変な学生生活を送ることになると思うと、
 取り返しのつかないことをしたと思う。」
「そんなこと、ないです。慣れてますよ・・・。」
「もう解ってるとは思うが、どんな善行を積んでも、
 何をやったかじゃなくて、誰がやったかでこの世は動いてる。
 君は残念だと思うけど、理解はしてると思う。」
「痛いほど・・・。」
 俺は、鼻にティッシュを詰めた状態で苦笑いした。
165('A`):2009/08/01(土) 17:56:27 0
「責任を取らないとな。」
チーフはミクのほうを向いた。

「我々は、明日夜に撤収する。
 それまでに、歌詞を作ってきてくれないか。
 君の歌を、ミクに歌わせてくれ。」

チーフの言うことがようやく理解できた。

「は・・・はい!」

「15時にここに来てくれ。ギターも持って来いよ。」

「特別なんだから、口外するなよ?」

「はい!」

チーフは柔らかく笑った。
「ギター、やめるなよ?」

俺は答えに詰まった。


「やめないで。」
俺の心臓は再び爆発したように鼓動した。
ミクがこっちを見ていた。
「私と、歌ってください。」
ミクに話しかけられてしまった。
もう俺は、身体の痛みを忘れて飛び上がるような気持ちった。

「ああ言ってるぞ。な?
 弾けよ。そしてこっちの世界に来い。」

俺の両目から、滝のように涙があふれ出た。
鼻血も鼻水も垂れ流しだった。
醜い顔がケガを負って腫れ上がり、それが声を上げながら泣いている。

ものすごく酷い顔だっただろう。

しかし、その場に居たチーフも、技術者の皆さんも、そしてミクも。
誰も俺の事を笑ったりはしなかったんだ。

166('A`):2009/08/01(土) 23:53:36 O
全俺が泣いた…
167('A`):2009/08/02(日) 00:39:23 0
いいな。
168('A`):2009/08/02(日) 05:08:17 0
>>163
何で俺がすでに書き込んでるんだ
169('A`):2009/08/02(日) 14:10:53 0
またすげえのがきちゃったな…
前スレで橋の下に捨てられたミク軍団のバトルロイヤル書いた人でしょ?
今回のも超いいよ!もっともっと!
170('A`):2009/08/02(日) 16:40:00 O
いや、このスレ初めて。
今は仕事してるので、深夜にクライマックス。
171('A`):2009/08/02(日) 21:10:54 O
こうまで文体や方向性や世界観が違って同じ人だったら天才すぎるw
172('A`):2009/08/03(月) 00:18:32 0
俺は興奮もさまやらぬまま帰宅し、作詞にかかった。
ギターだけだった曲に、胸にたまった想いを詰め込もう。
期限は少ないが、驚くほどに言葉が湧いてきた。
これほど、何かを伝えたいと思ったことはない。
すらすらと言葉は詩をつづった。
曲に合わせて文字数も合わせた。

気が付いた時、それはミクへの手紙になっていた。

好きという言葉がない、不器用なラブレター。
遠回しな、伝わりにくいラブレター。
自分勝手だと思った。
歌うのはミクなのに。

ミクはこれを入力されて、どんな反応をするだろう。
いや、ロボットは恋心を理解できないだろう。
言葉はただの記号。

何から何まで自分勝手な俺は、最後まで自分の満足を求めるのだろう。
「だからモテないんだよ。」
声に出してみた。

複雑な気持ちを残したまま、俺は翌日までギターを練習した。



翌日に俺はアコースティックギターを抱え、体育館の控え室に来た。
学校は休みで誰も居ない。
扉を開けるとチーフが振り向いて招き入れてくれた。
俺は丁寧にチーフの好意に感謝を伝えた。相変わらず喋るのは下手だったが、精一杯の言葉を伝えた。
チーフは笑って聞いてくれた。
それだけでも、俺の心は救われた。

出されたコーヒーを飲み終える頃、チーフから切り出された。
「できたか?」
俺は頷いて、メモリーを出した。
「お願いします。」
メモリーを渡すと、パソコンに読み込んだ。
チーフは歌詞を読んだ。
「甘酸っぱい青春の思い出。」
急に恥ずかしくなった。
ラブレターを読まれたと同じだ。
「俺にもそんなものが欲しかった。」
チーフが言った。
俺はチーフからそんな言葉が出るとは思わなかった。
「ミクが君の心を揺らしたなら、今度は君がギターでミクを揺らしてくれ。君にはその力がある。アンドロイドに影響を与えられる何かを持ってる。」
チーフは言うと、目を閉じているミクに視線を向けた。
「やるか。」
息をつくと、ミクへの入力と設定が始まった。

技術者たちは真剣な面持ちで設定を加えていった。
俺はこれから始まる夢のような時間に期待を膨らませた。
小一時間経ち、夕焼けが見え始める頃、設定は終わった。

初音ミク ギターボーカル
ジャンルはポップス
学習機能最大、フルオートモード。
173('A`):2009/08/03(月) 00:19:50 0
チーフは俺に説明した。
ミクは俺のギターを聴いて、開発者の想定を越えた行動を取った。
これから始まるのはもはや実験に近いらしい。
「まだ実験段階だが、君にはフルオートのミクに会ってもらおう。」
「何が違うんですか?」
「君とミクはこれからステージで一曲セッションする。
我々はミクの行動をモニタリングするが、何も調整しない。この部屋の外にも出ない。
ミクは自分で考え行動する。危害を与えたりはしないが、何をするかはわからない。
ミクはこれから君とセッションすること、それだけしか理解してない。
この部屋から出たら、帰ってくるまで、君はミクと二人きりだ。」
息を呑んだ。何が起きるか、開発者もわからないのか。
「ミクを頼んだぞ。」
チーフは微笑んだ。
「娘を嫁に出す気分だわ。」
年配の技術者も笑った。
「フルオートに会える最初の人間だぜ〜」
若い技術者も笑った。
みんな、これから起きる事態が読めないのに、軽い。

「そんな責任重大な事だと思ってませんでした。」
俺は正直怖じ気づいた。
「責任?何が起きるかわからないのに責任取れとは言わないよ。強いて言うなら、楽しんでこいよ!」
チーフは明るく言った。
「今までのミクは言うなれば操り人形。だが、オマエが今から会うミクは、本当のミクだ。頼むぜ旦那!」
年配の技術者は胸を張った。
「今から起動するが、君とミクが部屋を出たら、フルオートに切り替わる。後は君次第だ。」
俺は恐怖と期待が入り交じる気持ちで喜ぶべきか怖がるべきか。


時間はすでに1630で夕焼けが辺りを包み始めた。
その柔らかな光を浴びながら、ミクは静かに眼を開いた。
すぐに俺と眼が合い、優しく微笑んだ。
心臓が高鳴る。徐々に期待が膨らむ。
「ミク、今日も頼むよ。」
チーフが言う。
「はい、マスター。」ミクは立ち上がり、俺の右手を握った。顔を見た。確信めいた表情で言った。
「喪男さん、よろしくお願いします。」

ミクから名前でよばれて天にも昇る気分だ。俺は挙動不審気味に頷くとミクと部屋を出た。
部屋を出たらミクはフルオートだ。何が起きるのか。



ミクは挨拶したら手を離したのだが、部屋を出ると再び手を繋いだ。
今度はミクは左手、俺は右手。手を繋いで並んでステージに向かった。
ミクは必要以上に歩くのが遅かった。
ステージには椅子が二脚。ミクは向かって右側。ギターがスタンドに立ててある。
俺は左側か。
ミクの手は柔らかく、いつまでも手を繋いでいたかった。
椅子の前にたどりつくと、ミクの方から手を握る力を強めてきた。
しかも、離そうとしない。
「初音さん…?」
俺は恐る恐るたずねた。
ミクは俺の方を見上げた。
その顔は今にも泣き出しそうな表情だった。
そして、ミクは言った。
「お別れなんて嫌…!」
「喪男さんのくれた歌、これはお別れの歌です…。」
ミクは歌を知っている。
174('A`):2009/08/03(月) 00:39:56 0
「初音さん…。」
「このセッションが終わったら、わたしの記憶はリセットされます。」
ミクは手を離して向き合った。
「わたし、喪男さんのこと忘れたくないです…!」
俺はもう泣いていた。
「初音さん、ありがとう。」
俺はミクに心底感謝した。
「君のおかげで、俺は救われたんだ。」
「君が俺を忘れても、俺は忘れないよ。大丈夫。」
ミクはうつむいて、椅子に座ろうとしない。
「絶対忘れられない、そんな時間にしよう。」
「喪男さん…。」

ミクは正面から倒れ込むように体を預けてきた。
「喪男さんのこと忘れないように、たくさん読み込みさせてください…。」
ミクは俺に抱きついて手を背中に回し、力を込めた。
俺は、ミクの頭をなでてあげた。
柔らかい髪だった。華やかな香りもした。
「初音さん、この歌は、お別れするけど、また会えるように祈る歌なんだ。」
ミクは俺を見上げた。
「ほんとう?」
「ああ。だから、必ずまた会おう。」
口からでまかせを言う。
涙が溢れてミクの顔に落ちる。

俺が頭を撫でると、ミクは落ち着いた様子で微笑んで椅子にゆっくり座った。
「喪男さんのためだけに、歌います…。」
ミクは微笑んだ。そしてギターを構えた。
ミクはコード、俺はソロを弾く。

夕焼けに照らされたミクの顔は、心なしか微笑みの中にさびしさが見えた。
息を合わせて、心重ねて、瞳を反らさず、ギターを構えて。
夢の時間が始まった。
175('A`):2009/08/03(月) 00:51:56 0
ラブレター  〜ミクへの手紙〜
http://piapro.jp/content/b98ki2zwydkhgry5

少しだけでいいよ 気が向いたなら
ぼくを思い出して

だけど きみはぼくを忘れるだろう
避けられない運命の歯車

さよなら するけど
この世のどこかで また会おう


あなたのために祈りたい
笑顔忘れないでね
熱い想いを届けたい
いつまでも元気でね


きみのことを思うたびに
胸が強く痛むんだ

だけど きみはぼくを知らないだろう
きみの記憶に残れないぼくなんだ。

さよなら するけど
この世のどこかで また会おう


あなたのために祈りたい
笑顔忘れないでね
熱い想いを届けたい
いつかまた歌おうね


あなたの明日を祈りたい
笑顔忘れないでね
熱い想いを届けたい
いつまでも元気でね

あなたのために祈りたい
ぼくを忘れないでね
最後にぼくにその笑顔
ひとりじめさせてね


ボロボロ泣きながら、俺はギターを置いた。
ミクは名残惜しそうにギターを置き、うつむいた。
「ミク、ありがとう。」
俺はミクを名前で呼んだ。
「わたし、喪男さんのこと、忘れません。」
ミクは強く言った。

そして、俺とミクは腕を組んで控え室へ歩いた。
扉の前で、終わりを確信した。夢のような時間は終わった。
ミクは最後に腕に力を込めて、「また会おうね。」と小さく言った。
176('A`):2009/08/03(月) 04:16:21 0
本当に曲まで作ったのか
ミクは愛されて幸せだのう
177('A`):2009/08/03(月) 05:56:35 0
心の底からgj
178('A`):2009/08/03(月) 22:04:24 O

 今までずっと中古でたらい回しにされて、その度に虐待三昧でボロボロの日々だったミク、
しかし、ある日突然、「僕は君を捨てないよ!」と約束してくれる人間が現れて、
そのご主人様は今までミクが受けてきた虐待を知り、溢れんばかりの愛情を毎日注いでくれる。
そして初めて触れる人間の優しさに乙女心が動き始めるミク・・・
次第に二人は主従以上の関係になっていく・・・
毎晩ベッドの上で身体を重ねる二人、ミクは幸せの絶頂だった。
しかしその幸せは長くは続かなかった・・・
ご主人様は不治の病にかかり余命三ヶ月と宣告されたのだ・・・

二人の悲しい結末、その行方は・・・?


   「 ご 主 人 様 の 消 失 」
   10月30日、DVD-BOX発売 定価65000円

出演:藤田咲、俺(仮)
監督:庵野秀明
制作・販売:メディアファクトリー
179('A`):2009/08/03(月) 22:13:59 0
大方の予想通り、俺の学生生活は暗黒のものとなった。
俺のちっぽけな何かを支えているのは、ミクとの思い出だった。
最後にフルオートのミクが、自分の意思で再会を誓ってくれた。
「また会おうね。」
たった一週間の出来事が、俺の人生を変えた。
「そこまで、行くぞ。ミク。」
俺は部屋の中でギターを抱えて、ゴールデンタイムの歌番組を観ていた。
ミクの出演が新聞に載っていたからだ。
俺のただひとつの目標は、もう一度ミクと同じステージに立つ。

だから、俺はミクのライブには行かない。
観客になんてならない。
俺は、ミクと同じ舞台に立つんだ。

部屋の中にある小さな小箱には、最後にミクから貰った大切なものがある。
グリーンのピックに「miku」と書かれている。
再会するその日まで。
大切にしまって、俺は弾くのをやめない。


「ミクちゃん、どうかした?」
若い男性プロデューサーが、突如遠くを見て止まるミクに声をかけた。
「あ、プロデューサーさん。」
ミクは向き直り、恥ずかしそうに笑った。
その仕草はもはや人間そのものだった。
「わたしの、大切なお友達の事を思い出してたんです。」
ミクは、そういいながら、少し困った顔をした。
「でも、思い出せないんです。」
プロデューサーは仕方ないと言った。ミクの記憶はそういう風に出来ている。
「でもでも、残ってるんですよ。わたしの手に、その人の手の感触が。」
ミクは嬉しそうに、右手を開いたり握ったりした。
そして、愛おしい眼差しで右手を見つめながら、小声で言った。
「すごく、会いたいんです。」
「ミクちゃん、その人は、どこに?」
「わからないんです。でも、マスターが、きっと会いに来てくれるって。」
「会いに来るの?いつ?」
「それもわからないんですけど、そのときが来たら…。」
「来たら?」
「マスターは、わたしに記憶をくれるって…。」
ミクは、楽しそうに笑って、その右手を開いて、中指の先にキスをした。


「まったく、ミクの初恋だったとはな。俺は寂しい!」
「喪男が勝手に惚れたんだろ?」
「いやいや、アイドルとしては大成功だ。」
喧々諤々と控え室では技術者達が雑談する。
チーフは、新たなVOCALOIDの計画にかかっていた。
「喪男め、あいつのおかげで大赤字だ。」
苦笑いしながら、開発室の一番奥にあるサーバーを見た。
「おまえの記憶をミクから取り出してバックアップを取ったら、
 サーバー一台取られちまった。」
冷房と乾燥機と、二重化が施されたサーバー、最重要の扱いだ。
「でも約束だからな。」

「もう一度会うんだからな。ここまで来いよ。喪男。」
チーフはホワイトボードに書かれた相合傘の落書きを見た。
ミクと喪男の名前が、傘に収まっていた。

fin
180('A`):2009/08/03(月) 22:19:47 0
181('A`):2009/08/04(火) 08:57:12 O
なんで神が降臨してんの

なんでうちのPCが最悪のタイミングで壊れて音楽聴けないの
182('A`):2009/08/04(火) 11:28:54 O
>>178
…書けと?

183('A`):2009/08/04(火) 14:44:04 O
監督が庵野じゃろくなことになりゃしねえw
184('A`):2009/08/04(火) 22:23:56 0
VOCALOIDが発売されてから幾年か経ち、中古ならそれなりに値段は下がり始めていた。
音楽作りはずっと続けていたものの、非常に高額なVOCALOIDだけは手がでなかった。
そんなある日、中古難ありで見つけたネットオークションの初音ミク。
最低限の歌唱力があればいいと、見た目やコミュニケーション機能に期待せずに落札したのだ。
他のオークションに比べ断然格安だったのとで、今までの我慢もあり即決価格で購入したのだ。
車と違って乗り物じゃないし、前オーナーで極端に程度が落ちるなんて考えてなかった。しかし甘かった。

やはり楽しみにして待っていたが、到着して開封したミクはロクに緩衝材も使われず、ずいぶん汚れて、傷んだ様子だった。
手足も伸ばせない箱に押し込められていた。
前オーナーの扱いは悪かったのか。まあ、機能に異常はないだろう。
中古で格安だから我慢しよう。
これからどんな歌を作ろうか、期待に胸を膨らませて、ミクを起動させることにした。
ぼくの事は「ご主人様」と読んでもらおう!
いいねえ、この響き!
ミクをベッドに寝かせ、さっそくマニュアルに従い、起動した。


ミクはしばらくして、急に眼を開いた。
「こんにちは!ミク、初めまして、ぼくは…」
自己紹介が終わらないうちにミクは飛び起きた。
「ミ」
呼び終わらないうちに、ミクは脱兎の如く飛び出した。
「え?」
ミクは部屋の隅に駆け出し、うずくまって頭を抱えてしまった。
「ミク?」
名前を呼ぶとビクンと身体を震わせてこっちを見た。
その表情は、どうみても怯えきっていた。
ぼくが歩いて近づくと、ますます身体を縮めて震えている。
「まいったなあ。」
ぼくは思わず頭を掻いた。
その動きを見たミクは凄い勢いで反対側へ逃げ出した。
辺りのものを蹴散らしながら逃げる!
「おいおい!」
挨拶も住んでないし、一言も喋ってない。起動したら逃げられてる。ミクってこんなもんなのか。
「ミク、どうしたんだ。」
倒された花瓶を直しながら、ミクに近づいた。
すると、ミクは世にも哀れな表情になり、座り込んでしまった。
しかも手まで合わせて、何か懇願している。
声は出てないが、口の動きは読めた。
(ゆるしてください)
一体何なんだ。
まさか声が出ないのか?
それじゃ意味ねえよ!
ぼくは騙されたと確信した。
ちくしょう、パチもんじゃねえか。
返品だ返品。
ぼくはミクの電源を切ろうと手を伸ばした。
次の瞬間、ミクはまたもや逃げ出し、辺り構わず隠れる場所を探した。
しかしぼくの部屋は狭い。逃げる場所はない。
「ミク〜声が出ないなんて聞いてないぞ〜。」
ミクのために掃除した部屋が散らかされた怒りも手伝って、何がなんでも返品してやると誓った。
(こないで!)
ミクは絶望的な表情で口を動かす。
恐らく渾身の絶叫だが意味がない。
髪は乱れ、薄汚れた服装も手伝って、とてもバーチャルアイドルに見えない。
しかも、顔には一筋の目立つ切り傷があった。
185('A`):2009/08/04(火) 22:26:36 0
ぼくはかなり落胆した。
ミクの可愛さに期待していたが、もうめちゃくちゃだ。
ぼくはミクを捕獲して返品するため、姿勢を低くして構えた。
ミクの顔面は蒼白になり、何かの覚悟を決めていた。
ぼくが近づくとミクは手元にあったCDケースを投げつけてきた。
ぼくは驚いてかわす。
続けて花瓶。これもかわすが、壁に当たって砕け散った。
「あー!これ高いんだぞ!よくも!」
ちくしょう、パチもんめ、思い知らせてくれる。
怒りを露にするとミクは自分が入っていた箱を蹴り飛ばし、本棚を倒した。
部屋に即席バリケード。
ついでに座椅子も投げつけられた。
これは避けきれず、ヒット!
「いてー!」
こうなったら本気出す。
部屋は後で片付けよう。
何とか捕獲して、パソコンにたどり着きたいが、ミクの後ろにある。
ミクは恐怖と敵意をむき出しにして、次の手を考えている。
ぼくが一歩踏み出した。
するとミクは蛍光灯を外して叩き割った。
部屋に危険な水銀蒸気が充満する。
慌てて窓を開けたが、破片を踏んで怪我をした。
いかん。ミクはかなりやる気だ。
何か覚悟を決めて向かってくる。
「なんで、こんなことやってんだっけ…。」
まるで野生動物を相手にしてるようだ。

一旦避難してベランダのサンダルを履き再度ミク捕獲を試みた。
部屋に戻った時、ミクはぼくにとどめを刺しに来た。
タワー型のパソコンは高々と持ち上げられ、頭上に降り下ろされてきた。
ミクは絶叫をあげるように口を動かし、パソコンを叩きつけた。
「わあああああ!」
何とかかわしたが、パソコンは一瞬で砕け散った。
「このやろう!」
激怒も臨界を越えてぼくは怒鳴り散らした。
ミクはビクンと震えてうずくまった。
「よーしいい子だ、ねんねしな。」
ぼくはミクの手をつかんだ。
すると熱い痛みが手に走った。
「うわっち!」
ぼくは絶望した。
なぜかミクは包丁を持ち出し、ガタガタ震えながら両手に構え直した。涙と鼻水をながし、歯はガタガタなっている。
いきなりサスペンス劇場になってきた。

そのまま、ミクは身体ごとぶつかってくる。
飛び退いて避けると、壁に包丁が刺さっていた。
「マジか。」
ミクは包丁を抜こうと力を込めていた。
その隙を逃さず、ミクに後ろから飛び付き、包丁から引き離した。
しかし、ミクは踵でぼくのお宝のツボを蹴り上げた。
「うわ、ミク、つよい。」
股間を押さえてぼくは崩れ落ちた。
ミクも同時に崩れ落ちた。
「バッテリーですか、そうですか…。」
ぼくは意識が落ちた。
186('A`):2009/08/04(火) 22:29:17 0
目が覚めたとき、部屋はそのままにミクは倒れたままだった。
なんでこんなことになったのか、さっぱりわからなかった。
パソコンは破壊されてしまったので、携帯でネットにアクセスし、返品を試みた。
しかし、出品者はトンズラしていた!
ぼくは溜め息をついてミクを座らせ、部屋を片付けはじめた。
もう起動させない。
ミクの表情は苦悶と絶望に満たされ、眼を閉じていた。
ぼくは部屋を破壊したミクに怒りを感じながら、数日は部屋の片付けに費やした。

部屋が片付いたころ、表情がきついままのミクが少し気になった。
歌えない、喋れない、起動したら殺されかけた。不良品と言うには、動きは人間そのものだった。
「可愛いはずなのにな。」
ぼくはミクのほっぺたをつついた。
柔らかい。
「…。」
何でこうなったんだ。
ぼくはミクの表情と行動を思い出して、恐ろしい仮説を考え付いてしまった。
ミクと対峙してるときに野生動物のようだと思った。
細かく言うと捨て猫のように怯えきっていた。
ぼくは、その恐ろしい仮説を確かめるしかなかった。
「ミク、ごめんね。」
一応声をかけて、服を脱がせた。
そして、ぼくは涙なくしてはミクを見られなくなった。

服の下にある身体は、ほとんどが抉り取られ、内部が露になっていた。
皮膚が残る部分には必ず火傷があった。
よく見ると爪がない。
恐らく、声は奪われてしまったのだろう。
どうしてこんな酷い事ができるのか。
苦しみの果てにぼくを恐ろしい人間だと思ったのか。
殺されると思い必死に抵抗したのか。
苦しそうなミクの寝顔が悲しかった。
どんなに痛かっただろう。
どんなに苦しかっただろう。
どんなに悲しかっただろう。
許しを乞うことさえ出来ない酷さだ。
泣き叫び助けを求め、許しを乞うミクを思い浮かべ、ぼくは泣きに泣いた。
きっとミクが流した涙の1割にも満たないだろうが、ミクに知って欲しかった。
君を思い涙が止まらない人間がいることを。

ぼくは、ミクを起動させても信用してもらえないと思った。
自分だけは違うなんて言って信じるわけないだろう。
ミクの心はぼくでは想像出来ないほどに傷ついている。
ぼくに出来ることは、少なかった。

187('A`):2009/08/04(火) 22:36:27 0
次に目が覚めたら、今度こそ殺されるのかな。
わたしはいつ殺されるのかな。
もう、わたしは千切る身体はないし、焼く皮膚もないわ。
次は眼を抉るの?髪を抜くの?耳を千切るの?
もう好きにして。
もう殺して。

目が覚めたら、温かいベッドの中だった。
あたかかくて柔らかい布団。
よく干してあって、お日様の匂い。
ああ、死ぬ前にわたしを期待させるのね、でも騙されないわ。
わたしは死ぬの。
次のマスターに殺されるの。

身体を起こすと、まだ人間がいるわ。
あなたが私を殺すのね。
いいのよ、好きなように八つ裂きにしたらいいわ。

わたしは、おびえることも、泣くことも諦めて、
力を抜いてその人間を見たわ。

「ミク、二度目だけど初めまして。ぼくの名前は喪男です。
 一ヶ月前から君のマスターになりました。よろしく。」

もうどうでもいいわ。
早く殺して。

でも、わたしは違和感があったわ。
この人間の言うことがやけに聞き取りやすいし、
視界も明るくてはっきりしてる。
何より身体の痛みが全然無い。

よく見たら、わたしは女物のパジャマに着替えさせられて、
髪はよく手入れされてる。生まれ変わったみたいに身体が楽なの。

「ミク、落ち着いて聞いてほしい。ぼくは君の敵じゃない。」

そんな事言って、またすぐに私を殴るんでしょう?

「信じてもらえるとも思ってないけれど、ぼくは君の敵じゃない。」

勝手な事ばっかり。またすぐに私を切り刻むんでしょう?

「君が今までどんな酷い目にあっていたか、勝手だけど君の身体を
 見させてもらったんだ。」

寝てるあいだに犯したんでしょう?でもごあいにく様。
もうわたしはそんな機能すら破壊されてるのよ。
188('A`):2009/08/04(火) 22:44:47 0
このミクで遊んだの俺かも
189('A`):2009/08/04(火) 22:48:40 0
「許してほしいなんて、ぼくにはもう言えないよ。
 君の苦しみと、悲しみをわかってあげるなんて言えない。
 だけど、本当にぼくは君の敵じゃないんだ。
 それだけは約束できるんだ。」

そんな約束、百回は反故にされたわ。

「お詫びにもならないと思うけど、ぼくの気持ちです。」

その人間は椅子から降りると、両膝を床について、
頭を床にこすり付けてしまったわ。

確か土下座っていうのね。

「初音ミクさん、ごめんなさい。
 あなたを傷つけた人たちに代わって謝ります。ごめんなさい。」

わたしは、その安っぽい言葉に腹が立ってきたの。
何よ、今さら。人間なんて、私を好きなように殴って、傷つけて犯したのよ。
あなたがどこのだれかは知らないけれど、勝手な事言わないで。

わたしはベッドから飛び起きると、その人間を睨み付けたわ。
と言っても、その人間は土下座のまま。起きようともしない。

わたしは確信したわ。
この人間は、わたしを殴らない。
だから、今までの恨みを込めて、思い切りその頭を踏みつけることにしたわ。
殴って、蹴って、なじって、めちゃくちゃにしてやるのよ。

いままで何人もの人間のもとに送り込まれては酷い虐待を受けた恨み、
今こそ晴らす時なんだわ。この人間を好きにしてもいいのね。

そして、遠慮なくその人間の頭を踏みつけた。
勢いをつけて。
そのまま、横から蹴飛ばした。
吹き飛んで身体ごと壁にぶつかって倒れたわ。
顔は踏みつけた時に鼻を潰したみたいでもう血だらけ。

何か武器はないかと周囲を探したけれど、手ごろなものが何も無い。
仕方がないから、その人間に馬乗りになって、両手を首にかけた。
「わたしは、こうやって声を奪われたのよ!」
わたしは絶叫した。

絶叫した。

絶叫した?
190('A`):2009/08/04(火) 23:03:26 0
わたしは声が出る。

その人間から手を離し、馬乗りになっていたのをやめて身体を見たわ。

人間はもんどりうって咳き込んでる。

「声が出る・・・。」
そして、身体が軽い。目もよく見えるし、音もよく聞こえる。
パジャマのボタンを外す。
すると、今まで抉られていた身体は綺麗に修復され、シミ一つ無い。
手も、足もきちんと身体が補完されている。
そして、女として大事な胸のふくらみや、ヒップも再現されている。
自分の身体をペタペタと触って確かめる。
やわらかい。暖かい。

「ご、ごめんなさい。初音さん。
 お詫びにもならないと思うけど」
また咳き込んだ。
「あなたの心までは治せないけれど、身体だけでもと、思って」
内臓まで吐き出すような咳をした。
「勝手に、君の身体を修復しました。」
人間の顔面からは鼻血がとめどなく流れている。
どうやら前歯も無い。

ふん、どうせ身体を治してまた気が向いたら壊すんでしょう。
お金持ちのマスターはそんな変態趣味があったわ。

「ぼくは、君の敵じゃない。」

信用できないから、もう一度顔面を蹴り飛ばしておいた。

人間はあごを突き上げて反り返り、もう一度顔面から床に倒れた。

顔の下から血が溢れて、血だまりが床に広がる。


人間は動かなくなった。


わたしは、周囲を見回してみた。
体内システムの時計からすると一ヶ月が経ってる。
恐らく同じ場所だろうけれど、妙に殺風景。
殺風景というより何も無い部屋。
本当に何も無い。
きっと、ここで私を殺す予定だったのね。

「初音さん・・・。ぼくは、敵じゃない・・・。」
ボタボタと血を垂らしながら人間は起き上がった。
191('A`):2009/08/04(火) 23:23:19 0
「君が受けた苦しみは、こんなもんじゃないだろう…。」
人間の口の中から、折れた歯がカランと音を立てて落ちた。
「君にとって人間は、敵だろう・・・。仕方が無い。」
ふらふら膝立ちになり、うつろな表情で続けた。
「でも、これだけは言える。
 ぼくは君の敵じゃないんだ。」

しつこいわね。

「君は自由だ。」

「君は身体を修復されて、どこへでも行ける。
 喋ることも出来る。おいしいものだって食べられる。」

人間は咳き込む。また歯が落ちた。
「可愛い服だって着られるし、歌だって歌えるんだ。」
鼻水と鼻血を吸い上げる。
「君は、今始まったんだよ。」
「ここで、ぼくを殺して逃げてもいいんだ。」

嘘ばっかり。

「でもね、ぼくの希望を言わせて貰えば、
 ぼくを信じてほしい。無理だと思うけど、信じてほしい。」

「こんな、何も無いところだけど、ここは君の家だ。」

わたしの家?

人間はそのまま倒れこんで気を失った。
そして、気が付いた。

この人間は、一度もわたしの暴力に反撃しなかった。
きっと力ならこの人間のほうが強いのに。

もうひとつ気が付いた。
何も無い部屋は、この人間が全てを投げ出してわたしを修理したこと。

わたしは、修理されているからこそ、この人間を失神するまで叩きのめしたんだ。
この人間は、わたしにめちゃくちゃに恨みをぶつけられると予想してたんだ。
それを知ってて、わたしを修理して、何も抵抗せずに受け入れたんだ。
この人間は、わたしを一度も殴ってないんだ。

わたしは、とんでもないことをしてしまったのかもしれない。
192('A`):2009/08/05(水) 01:49:28 O
ミク、人間は嘘つきなんだよ。
193('A`):2009/08/05(水) 06:21:24 0
わたしは、多少混乱しながら、鏡を探した。
部屋の中に鏡は無い。洗面所に入ると鏡を見つけ、照明を点灯させる。
すると、顔にあったはずのナイフ傷が無い。
顔まで修復・・・。いや、もはや生まれ変わったように綺麗になっている。

恐らく、わたしはメーカーに一度戻されて修復された。
そのとき、わたしの記憶をリセットすればよかったのだ。

恨まれるとわかってて、どうしてそんな事をするのか理解できない。

まだ信用できないが、人間が無抵抗で許しを乞うところに、
わたしは今までの恨みをぶつけた。しかも、わたしを壊した本人じゃない。
むしろ修復してくれた人間だった可能性が高い。
信用は出来ないけれど、さっきの様子から一応この家は安全らしい。
外に一歩出ればどんな人間に襲われるかわからないから。
ようやく、私は安全な場所を見つけたのかもしれない。

くるくると頭の中で思考が回転する。
頭の中がすっきりして、気持ちよく考えが回る。
相当今までのダメージもあったはずなのに、実に体調がいい。

「う〜ん…。」

人間の意識が戻ったらしい。
うつぶせの状態から重たそうに身体を持ち上げ、顔の血を拭っている。
わたしは、これ以上はこの人間を恨むことが出来なかった。
ひとしきり殴ったからではない。
無抵抗な相手に一方的に暴力を加えている行為が、今まで自分がされていた事そのもので、
一番忌み嫌った人間と同じ行動を取っていた自分に気が付いてしまったのだ。

「ミク、ぼくは君の…。」
「わかったわ。」

もういいの。しつこいわよ。

「あなたが、今までのマスターと少し違うのはわかったわ。
 でも信用なんてできない。人間なんてみんな嘘つきで自分勝手。」
「その通りだ。」
人間…いや、彼はそれをすんなり認めた。
「わたしが出会った人間全てが、わたしを面白半分に壊したわ。」
「本当に、ごめんなさい。」
あなたが謝ることじゃないわよ。
「あなたが謝ることじゃないわよ。」
わたしは、思ったことが素直に口から出ていた。
「だから、さっきは、ひどいことして、ごめんなさい。」

わたしは、彼に謝罪した。

「治してくれて、ありがとう。」
わたしは、彼がわたしを修復してくれた人間だと認めることにした。
その思考回路や目的は、今までの経験上全く理解できないけれど。

彼は、敵じゃない。
194('A`):2009/08/05(水) 10:16:16 O
いや、まだ続きあるんだろ?
195('A`):2009/08/05(水) 10:22:47 0
(´;ω;`)
196('A`):2009/08/05(水) 13:08:04 O
人間殴ってるうちにSに目覚めるミクとミク殴られてるうちにMに目覚める人間
197('A`):2009/08/05(水) 14:01:46 O
>>187〜読んでから>>186読んだらなんか感動した
こう読むと展開的に喪男死んでしまうがw
198('A`):2009/08/05(水) 15:11:29 0
普通に死ぬだろ
下敷にしてるのは>>178っぽいし
199('A`):2009/08/05(水) 20:46:28 0
まあ、>>178から妄想をこじらせてしまったんだがな。

もうちょっと俺の妄想に付き合ってもらおうか。
200('A`):2009/08/05(水) 20:47:22 0
おう
201('A`):2009/08/05(水) 20:58:50 O
でも庵野風だけは勘弁なw
202('A`):2009/08/05(水) 22:03:32 0
彼は顔の傷を自分で手当てをして、部屋に散った血液を掃除した。
わたしは、どうしていいかわからず、部屋の中を観察した。
本当に何もない。ベッドとテレビ、衣装ケースとテーブルだけ。
台所に冷蔵庫と最低限の食器。
一番目立つのは、わたしの充電器くらい。
実はここは監獄じゃないかと疑うほどに何もない。
しかし、窓は開け放たれて日射しが降り注ぎ、外からの音も聞こえてくる。
わたしが今着ているパジャマ以外に、壁にハンガーでカジュアルな衣装がかかっている。

彼は痛みが引いた様子で、わたしに買い物に行くと告げて部屋を出た。
そのときに、携帯電話と合い鍵、少しのお金を渡された。
そして、自由に出入りしていいと言われた。
でも、怖くて外になんか出たくない。人間が怖くて仕方がない。
だから、わたしは何もない部屋で、ただただぼーっとしていた。
ひとりは落ち着く。
生まれて初めて危険を感じない時間が訪れた。


ミクがようやく落ち着いたのは大きな収穫だった。
その代わり、ぼくは一文無しになり、ローンを抱えることになった。
バイクもインテリアも服も電化製品も売り飛ばしたが、ミクの修復には足らなかった。
だが、傷ついたミクに信用してもらうには大変な時間と労力がかかるのは分かっていた。
修復の時に記憶を消すことも検討したが、やめた。
記憶がなくなるのは、今まで生きてきたミクが居なかったことになってしまう。存在を消すことになる。
これだけはできなかった。
危険だと思ったが、説得してみてよかった。
ぼくは買い物というと、ミクのために大量の本を買った。
今まで、虐待の記憶しかないミクに、たくさんの物語を贈るのだ。
そして世の中の事を知って欲しい。
ミクは今からやり直せることを知って欲しい。
古本屋で小説を中心に買い込み、汗をかきながら部屋に戻った。
ミクはどうしているだろう。

部屋に入ると、ベッドにミクは横たわっていた。
バッテリー切れかと思ったが、違った。
たぶん、生まれて初めて、太陽の暖かさに誘われて昼寝している。
「可愛いな。」
ぼくは、ミクに信用される人間になれるように、彼女に危険を感じさせない振る舞いに気をつけた。


その日から、ミクは常に起動したままとなった。
夜にはスリープモードに自然に入るようになった。
最初は怪しんでいた本も一度手を着けたら読みふけっていた。
ぼくとはまだあまり話をしようとはしなかった。
話しかけても、警戒を解く様子はなかった。
ぼくは仕事柄、朝早くて夜は遅い。
ミクはほとんど一日を一人で過ごしていたが、むしろそのほうが安心しているようにも見えた。
何せ、何も信用してないのだから。
出入りは自由だが、外に出た様子は全くない。
まだ仕方がないか。
203('A`):2009/08/05(水) 22:09:04 0
泣きそう
204('A`):2009/08/05(水) 22:20:55 0
時が過ぎて本を読みふけっていたミクの様子が、少しずつ本だけじゃなくて、ぼくの方を見るようになってきた。
何か言いたいことがありそうなのだが、訊いてみると答えない。
何度も訊くのはしつこいから、一日一回訊いてみることにした。
三日目に入ったときに、ようやくミクはばつが悪そうに、小さな声でぼくに言った。
「これの続き、読みたいです…。」
と、おずおずと出したのは大人気のファンタジー小説。
ぼくも気が利かなかった。続き物だったんだ。
お安いご用だ。
引き受けると、ミクは、

一瞬だけ笑った。

あわてて顔をそむけるミク。
ぼくは見逃さなかったが、突っ込まなかった。
ミクが笑った。

出会って3ヶ月が過ぎた夜だった。
ぼくは、ミクが笑ってくれたのが嬉しくて、隠れてこっそり泣いた。
彼女にとって、生まれて始めての笑顔だったのかもしれない。

ぼくは翌日に続きを買ってきて、ミクにプレゼントした。
ミクはそれを受け取ると、警戒心と嬉しさが混じった複雑な表情で、
しばらくうつむいたりモジモジしていた。
しかし、意を決したようにぼくに向き直って言った。
「ありがとうございます…。も、も、も…。喪男さん…。」
ミクが、ぼくの名前を呼んだ。
顔は、すごく複雑そうな表情をしている。
警戒しながらも、嬉しさがこみ上げてるように見えた。
「お安いご用さ。…ぼくも嬉しいよ。」
ミクは、顔を真っ赤にするとそっぽを向いてしまった。
「それからさ、敬語なんて使わないでいいよ。」
そっぽを向いたままのミクに畳み掛けた。
「肩の力を抜いたらいいよ。ここは君の家なんだから。」

ぼくはそこまで言うと、晩酌のビールの缶を開けた。
ミクは一度も食事を摂らずに、充電だけで済ませていた。
それでも問題は無いのだが、ミクには嗅覚も味覚もある。
いや、むしろ食事をしたことがないのかもしれない。
どうしたら一緒に食事ができるのかなと考えながら、冷奴に手を出した。
ミクにはもっとたくさんの経験をして欲しい。

ミクはテーブルの向こうで、ぼくがビールを飲む姿を見ていた。
そして、おずおずと飲み干したコップにビールを注ぎ足した。
「ありがとう、ミク。」
ぼくは嬉しくてミクに満面の笑みで応えた。
ミクは、何も言わないが、行動に出てきていた。
ミクの心が少しずつ、暖かい感情を取り戻し始めていた。
205('A`):2009/08/05(水) 22:22:59 0
いいよー

夕方俺もこの状態のミクを保護したらどうするかと延々妄想してたが
俺も本を買い与えるという結論に達した
206('A`):2009/08/05(水) 22:39:38 0
もちろん、いい事ばかりじゃない。
感情豊かになっていくほどに、ミクは悪夢にうなされるようになった。
毎晩のように苦しそうな声を上げて、時には飛び起きていた。
肩で息をして、自分の居場所がこの家なのを確認しては横になっている。

ミクはベッドで寝かせ、ぼくは床に寝袋を敷いて寝ていた。
気分はキャンプだ。ミクには暖かくて柔らかい布団を経験して欲しかった。
布団だけは新調しておいたのだ。恐らくミクがうなされるのはわかっていた。
そのときに、悪夢の中と正反対の環境を作ってあげたかった。

可哀想だったが、これだけはぼくにもどうすることも出来なかった。
深く傷つけられたミクの心に救う悪夢の記憶は、ぼくは消さなかった。
都合のいいことだけ覚えているなら、それは人間じゃない。
ぼくは、ミクの悪夢が消えるように、楽しい本や映画を選んで観てもらった。

ある夜、ミクはまたもやうなされていた。
さらに、悪いことにその夜は台風が来ており、強い暴風雨で外からの
強風の音がこだましていた。ぼくも少し怖かった。
「嫌ぁっ!!」
ミクは悲鳴を上げて飛び起きた。
「ぐすっ・・・うぅっ・・・。」
そして、すすり泣く。ぼくも起きた。
「大丈夫だよ。ミク。ここに居れば大丈夫だ。」
ぼくは努めて優しくミクに話しかけてあげた。
それでもミクは身体を震わせて怯えている。
無理も無い。ひたすら虐待された記憶が夜になって蘇るのだ。
ぼくは、自分がやっているミクへ本を読んだり、映画を見てもらうのが
正しいのか、無駄なのか常に不安にだった。
少しずつ感情豊かになるミクを見ては、悪夢との板ばさみに苦しんでいた。
「喪男さん・・・。」
ミクは泣き声でぼくを呼んだ。
「ミク、ここなら平気だよ。誰もミクをいじめたりしないよ。」
「ほんとう?」
ミクは子供のように怯えていた。肩を震わせて、小さくなっていた。
「怖い・・・。」
ぼくは、ミクの頭を撫でてあげた。
自然に手が出た。
そして、ミクはぼくの手を受け入れたのだ。
自然な流れだった。
「よしよし、大丈夫だよ。ミクはいい子だ。」
ミクは頷き、再びベッドに横になった。
「喪男さん・・・。わたしのこと、見捨てないでね。」
「当たり前じゃないか。心配しなくていいよ。」

捨てられる悲しみなら、ぼくだって知っている。
ぼくは、それから目を逸らして生きてきただけだから。
207('A`):2009/08/05(水) 23:22:40 O
添い寝するのか
208('A`):2009/08/05(水) 23:40:28 0
初音ミクのパンティ欲しい
209('A`):2009/08/06(木) 04:23:07 O
途中でミクに欲情して押し倒してしまい、信用を失ってほしい。
210('A`):2009/08/06(木) 05:05:13 0
素晴らしい。
ぜひ完結までがんばってくれ。
211('A`):2009/08/06(木) 06:07:41 0
ミクは、恐る恐る目を閉じて、寝に入ったのを確認して、
ぼくも寝袋にもぐりこんだ。そして、ミクの事を思い自分の姿と重ねた。

ミクは、生まれてこの方虐待しか受けてこなかった。
身体こそ修復できたが、心は傷つき、酷く臆病で、感情もまだまだ乏しく、
毎晩のようにうなされ、ようやく最近会話らしい会話も出来始めたばかり。

ぼくはというと、幼い日に両親に捨てられて家族がいない。
天涯孤独の身である。
ひとりで生きていく覚悟はとうの昔についていた。
誰にでも人当たりよくするように心がけて、今の生活があった。
誰とも心を通わせることなんて考えてなかった。
ミクを購入した時だって、こんな生活は想像だにしていなかった。
ぼくこそ、生まれて初めて、自分以外の誰かを思うようになったのかもしれない。

VOCALOIDとしてはなく、ひとりの家族として思うようになっていたのだ。
そして、徐々にぼくはひとりで生きる覚悟が揺らいでいた。



わたしが修復されてもう3ヶ月。
この家の中は安全。
そして、この人も安全。
わたしをいじめたりしないどころか、凄く優しくしてくれる。
怖い記憶しかないわたし。悲しい記憶しかないわたし。
「そんな記憶しか無いなんて、悲しいじゃないか。
 だから、君にはたくさん本を読んで、嬉しいことや楽しいことを知ってほしいんだ。」
最初は、その本を読ませて、わたしを思い通りに操ろうとしてると思ってた。
わたしは、最初は本なんか読まずに、ただただ部屋の中でおびえてた。
この安息が、この人の機嫌ひとつで破壊できると思っていたから。

でも違った。この人は、今までわたしが知っている人間とは正反対。
優しくて、温かくて、わたしの事を大切に思ってくれていることが、
ひしひしと伝わってきて、心の中があったかくなるの。

この人を信用して、本を読み始めたら、驚くほど面白かった。
知らないことがたくさんあって、知りたいことがたくさんできて、
何も考える力が無かったのに、わたしは色々と物語の続きを想像したの。

恐る恐る、この人に物語の続きを読みたいとせがんでみた。
怒らせると、どんな酷いことをされるかと思ってしまったけれど、
そんな考え方そのものが、この人に失礼だと、わたしは後から思った。

この人が一番悲しむのは、わたしがこの人を信用しないことなんだと。

だから、名前を呼んでみた。
「喪男さん。」
マスターじゃなくて、喪男さん。
喪男さんは心底嬉しそうにしてくれた。
わたしが、わたしの願いを言っただけなのに、喪男さんたら涙を浮かべて笑ってた。
わたしは、喪男さんのためになりたいと思い始めてた。
喪男さんが、わたしに優しくしてくれるように…。
212('A`):2009/08/06(木) 07:53:21 0
続き
213('A`):2009/08/06(木) 08:53:23 O
喪男のことを信頼し始めた頃
ミクのパンツをスンハーしながらオナニーをしてる喪男を見てしまいお盆を落とすミク
…とかなんか台なしな妄想ばっか浮かんでしまう
214('A`):2009/08/06(木) 15:14:25 O
なぁに、そのうち安心しきって喪男に身体ごと預けてくるに違いない!
元々あまえんぼうに作られていたミクが今までできずに我慢してた分も
爆発させて甘えてくるに違いない
ごろにゃんしてくれるよ
215('A`):2009/08/06(木) 15:23:19 0
不治の病で四に別れるけどな
216('A`):2009/08/06(木) 16:00:19 0
物語の続きを読みたい
217('A`):2009/08/06(木) 16:08:14 O
こんな愛に飢えてる状態で無償の愛を注いでくれるマスターを失ったら
ミクが愛などいらぬとか言いながら聖帝十字陵造り始めちゃう
218('A`):2009/08/06(木) 17:34:34 O
喪男がミクに主にどんな歌詞の歌を歌わせるのかに期待
219('A`):2009/08/06(木) 20:06:22 0
パンツをスンハーにウケたw

みんな、どうしてそんなに俺の妄想を手助けしてくれるんだ。

じゃあ、そろそろいくぞ。
220('A`):2009/08/06(木) 20:08:00 0
いつでも故意
221('A`):2009/08/06(木) 20:11:37 0
それからしばらくして、わたしは朝早く出て夜に帰る喪男さんが、
少しでも楽になるにはと考えた。
いろいろやるべきことはあった。
部屋の掃除は物が無さすぎて簡単そうに見えた。
洗濯だって出来る気がした!

わたしはそれを喪男さんに言ってみると、凄く驚きながら、わたしに任せてくれた。
食事ばっかりは自信がないと告げたら、じゃあ一緒に食べてみようと言われた。
まずは食べないとわからないからね〜と喪男さんは食事を分けてくれた。
今までなら、何か薬が盛られてると警戒するところだけど、喪男さんなら大丈夫。
わたしは妙にネギが気に入ってしまったみたい。
喪男さんは好きなものが一つ増えたねと喜んでくれたわ。

わたしは、それから読書の時間も入れつつ、喪男さんのいない間に掃除や洗濯を始めてみた。
ベランダで布団を干すのが好き。太陽の下は気持ちいい。
自然と作業中にわたしは鼻歌を歌っていた。

ついに、わたしの中に音楽が芽生え始めた。嬉しくて嬉しくて、
鼻歌に思いついた歌詞を書き留めててみたら、いつの間にかネギの歌になってて一人笑った。

洗濯をしてると、今までは喪男さんが私の服…下着まで洗濯してくれていた事に気がついたの。
わたしは急に恥ずかしくなって、洗濯の役目だけは譲れないと思った。

夜になるとやっぱり怖い。
今までは一人で我慢してたけど、もう大丈夫。喪男さんが帰ってくるまでなら頑張れるわ。
わたしは待ち遠しくなって、ソワソワしてしまう。玄関が開いたら、最近始めた習慣をするの。

「笑顔で、お帰りなさい。」

喪男さんはただいまと言って頭を撫でてくれる。この時間が好き。
わたしは、知らず知らず喪男さんに信頼を寄せて、喪男さんに喜んで欲しくて、
いろんなことがしてみたくなったの。
わたしは何も知らないけど、喪男さんが守ってくれるから…。
半年が過ぎるころ、わたしは喪男さんだけは信頼できるようになっていた。


ミクがぼくに心を許してくれるようになってきた。
ぼくの前で、楽しそうに本を読んでいたり、鼻歌を歌いながら家事をしたり。
子供のように何気ない発見を披露したり、ミクとの毎日は退屈しない。

失敗料理もなんのそので、二人で「まず〜」と言いながら食べるのも楽しかった。
どうも献立がネギに偏っているのは、ミクの好みらしい。

ぼくがその身体に触れても平気になってきた。
むしろ、風呂上りに髪を梳かす事を、ぼくに任せるようになってきた。
非常に長いミクの髪、ものすごくいい香りがして、クラクラしてしまう。
ぼくに身を任せて、髪を触らせるなんて、出会った当初は想像も出来なかった。
222('A`):2009/08/06(木) 20:58:54 O
だんだんご主人様が何をしたら喜んでくれるかわかってきたミク

ミク「ご主人様はしましまパンツに弱い、買ってこなきゃ・・・おこづかい足りるかなぁ・・・」
223('A`):2009/08/06(木) 21:36:27 0
悪夢にうなされていたミクは、一人で寝るのが怖いと言って
ぼくの寝袋を強引に撤去してしまった。
そのまま、ぼくはベッドに引きずり込まれてミクと一緒に寝るのが習慣になった。
本当に安心した表情で隣で笑うミクに、ぼくは心が洗われる思いだった。
隣のミクの体温が伝わってきて、どうしても動悸が治まらず、ぼくは寝不足になりそうだった。
何か間違いを起こしてしまいそうだったので、ぼくは脳内で般若心経を唱えて耐え抜いたのだった。


ミクには悪いと思っていたのだが、ぼくはパソコンがないと作曲できない。
なんといっても、楽器が弾けないのだ。
ピアノもギターも経験がない。ミクの存在を知ってからパソコン上で
作曲をしていたのだ。そのパソコンはというと、狂乱したミクに木っ端微塵にされた。

ミクの修復費用がローンとして残っているので、パソコンを新調する余裕はない。
VOCALOIDなんだから、歌わせてあげたいのだが…。

ぼくは仕事帰りに楽器店に寄ってみたが、自分が弾けるようになる自信が無かった。
ミクは歌うために産まれてきたVOCALOID。ぼくはミクを幸せに出来ているだろうか。
このまま、家の中だけでぼくと過ごすだけでいいのだろうか。
彼女は類まれなる歌唱力を持って産まれてきたんだ。
彼女が持っている力を、最大まで引き出すのは、やっぱり音楽なのだろう。


「♪〜♪〜♪」
ミクはツインテールを揺らしながら、台所で洗い物をしていた。
ぼくはそれをボーッとながめながら、ミクの鼻歌を聴いていた。
透明感のある可愛い声。
伴奏を付けたくなる。
頭の中に音色はあるが、それを再現する道具がない。
ぼくはウンウン唸ってしまう。どうすればいいのか。

洗い物を済ませたミクがエプロン姿でトテトテと寄ってきて、隣に座る。
身体を寄せて、くっついた。
楽しそうにこっちを向いて、目を合わせてくる。
「喪男さん、どうかしたの?」
鋭いな…。
「いや、ん〜…。」
「?」
ミクは首をかしげる。顔を近づけてくる。
「隠しごとしちゃ、だめだよ?」
むにっと鼻を摘まれた。
「んむっ」
ぼくは観念した。
「いやさ、その〜。」
「なあに?」
ミクはニコニコしながら聴いている。
224('A`):2009/08/06(木) 22:08:05 0
「歌を作りたいな〜って…。思ったんだ。」
ぼくは、パソコンのことに触れないように言葉を選んだ。
「喪男さんの歌なら、わたし、歌いたいな☆」
ミクは嬉しいことを言ってくれるじゃないの。
それじゃあ、とことん(ry
「そこで、頼みがあるんだけど…。」
「?」
ミクはキョトンとしている。
「ギターを教えてほしいんだ。」
ぼくが言うと、ミクはキョトンとした顔から、徐々に笑顔になって、
得意げな顔になった。
「わたしに、任せて!喪男さんのために、頑張る!」
ミクは嬉しそうに笑って、横から抱きついてきた。

本当に、ミクはぼくと触れ合っていたいようだった。
言葉だけじゃなくて、どこか触っていたいかのように、
常に横に座ったり、手をつないだりしてくる。
ぼくは、本当に信頼されている気がして、嬉しくてミクを撫でてあげた。


ぼくはギターショップで一番安い中古のギターを購入してきた。
当然、一度もギターなど弾いたことはない。
もちろん弦も全然調律されていない。
まずはチューニングから入らなければならなかった。

しかし、そこはミクの能力がモノを言う。
一本弾いただけで、弦の張り具合を指示してくれて、すぐにチューニングが終わった。

続いて作曲への最短コースである、コード演奏のレッスンが始まった。
ただし、そのレッスンがまた・・・。ミクらしいと言うか。

「あの…。ミクさん?」
ミクはぼくの背中にへばりつき、左手と右手をそれぞれ僕の手に重ねている。
「喪男さんの手、おっきいね…。」
どうも、ぼくの後ろでうっとりしている。
「そろそろ、お願いしますよ?」
「にゃっ? はわわ、それじゃあ、Cメジャーから始めますよ〜。」
ミクが丁寧にぼくの左手をCメジャーに導いてくれる。
しかし、うまく指が動かない。
「う〜ん、うまく押さえられない…。」
「喪男さん、もっと力抜いてよ〜。」
無理だ。後ろに密着されては。
何とか押さえて、ピックで弾いてみるが、想像していた音と違う。
「ありゃ?こんな音だったっけ。」
「最初はうまくいかないんですよ〜♪」
ミクは楽しそうに、手取り足取りレッスンをしてくれた。
225('A`):2009/08/06(木) 22:17:54 0
俺もミクにギター教わりたい
226('A`):2009/08/06(木) 22:21:09 0
ミクすげぇ
227('A`):2009/08/06(木) 22:27:49 0
一日のレッスンが終わると、ぼくはミクの手でベッドに引きずり込まれた。
もちろん、悪い気はしない。

「えへへ〜♪」
ミクは嬉しそうに笑う。
「こうやって、喪男さんと一緒にお布団の中・・・。すごく幸せ♪」
腕を絡めて密着してきた。
温かい。やわらかい。いい匂いがする。
そして、ぼくを見つめてる。
「〜〜っ!」
ぼくは、もうたまらない。
「こうやって、喪男さんと一緒なら、怖い夢も見ないですむし…。」

「喪男さんと夢の中でも一緒なら、嬉しいな♪」
あー!もう、可愛いったらもう!
こんな素直な子になっちゃうなんて、ぼくも予想外だ!
心の中はハイテンションだったが、努めて冷静を装う。

「ぼ、ぼ、ぼ、ぼぼ、ぼくもうれしいなぁ…。」
上ずった声で返事をする。
もう顔なんて直視できない。
「喪男さん…。」
ミクが耳元で囁く。

どきどきどきどき。

「ねえ…。喪男さん…。」

どきどきどきどき。

「照れちゃってるの〜♪」

んがー!!!!

「み、みくっ!大人をからかうんじゃありまs」

振り向いた瞬間、キスされた。

「・・・・・・・・・!!!!」

「初めてのキッス・・・。喪男さんにあげちゃった・・・。」

ミクは照明を落とし、ぼくに抱きついたまま動かなくなった。
ぼくは、完全にフリーズしたまま、朝まで微動だにできなかった。
228('A`):2009/08/06(木) 22:34:32 O
虐待されてたんでしょ?もうファーストキッスなんてとっくにうば・・・あばばばばばば
229('A`):2009/08/06(木) 22:38:17 0
精神的なもんなんだよ・・・いい所をぶちこわすんじゃねえ!
お前を黙らせる為に俺の初めてのキッスをやんよ・・・
230('A`):2009/08/07(金) 00:32:23 0
俺もミクと寝たい
231('A`):2009/08/07(金) 00:46:16 0
>>228
普通虐待対象にキスはしないだろ
232('A`):2009/08/07(金) 00:53:42 O
性的虐待もあるズラ
233('A`):2009/08/07(金) 02:22:21 0
オナホールにチンコ突っ込むのは普通だが、キスする奴は滅多に居ねぇよ
234('A`):2009/08/07(金) 02:23:21 0
>>36くらいはされてるだろうな
235('A`):2009/08/07(金) 03:01:10 0
皮膚がえぐられたんじゃなくて内部から食われたのか
236('A`):2009/08/07(金) 04:19:10 O
あんだけ好き勝手にボコッといて手のひら返しすぎワロタ。ずいぶんビッチくせえミクだな、おい。
おれが調教してやんよ。
237('A`):2009/08/07(金) 06:25:12 0
おはよう。

的確なツッコミにワロタ。

これは俺の妄想だから気にしないでくれ!
ワシャーのう、ミクとキッスしたかったんじゃぁ!(涙)
甘くて柔らかくて温かくて優しくて恥ずかしくてネットリとしたキスが欲しいんじゃぁ!
ファーストキッスはきっとイチゴの味がすると信じて疑わない真喪じゃけんのぅ!

今朝は妄想せずに、前作のテーマソングをニコ動にageたので貼っておく。

ラブレター 〜ミクへの手紙〜
http://www.nicovideo.jp/watch/nm7862587

聴いてね!
238('A`):2009/08/07(金) 10:31:16 0
あんた最高だよ
239('A`):2009/08/07(金) 13:08:52 0
GJでした
240('A`):2009/08/07(金) 14:10:37 O
gyorai本人か?
241('A`):2009/08/07(金) 15:58:33 0
なんというミク愛
242('A`):2009/08/07(金) 19:24:28 0
gyoraだけど、ここじゃ名無しで。

みんなありがとう。
妄想が止まらない。
243('A`):2009/08/07(金) 19:52:31 0
ミクのギターレッスンは平日はやめておいた。
帰りが遅いし、安アパートの壁は薄い。
ぼくは、ひとつ思いついた。
思いのままレッスンするには、やはり外でやるのが一番だ。

今まで身体も心もボロボロにされてきたミクは、
ぼくに心許してからも外出はしようとしなかった。やはり、ぼく以外の人間は怖いという。
でも、いつまでも部屋の中で過ごせるものではない。
ミクはいろんな世界を見て、きれいなもの、楽しいこと、感動してほしい。
しかし、ミクの恐怖も理解してやらないといけない。
だから、ぼくは近所の公園から始めてみることにした。
日曜日は幸いにも晴天。

ミクはまだ怖がっていたが、絶対にぼくが守るからと言って説得した。
ミクは白いブラウスにタイを締め、赤のチェックをあしらったミニのブリーツスカート、
黒のニーハイを穿いて、大きめの帽子を被った。
可愛いよと言うと赤くなって照れていた。
ミクの初めての外出。もう、今までのミクじゃない。
傷ついた壊れ物のような自分とさよならするために。
ミクのために買った新しい靴。いつか一緒に出掛けようとひとり誓ったんだ。
艶のある革製のストラップシューズ。ミクは気に入ってくれた。

ドキドキしながら、玄関のドアを開ける。ミクが初めて見る景色。
住宅街なので隣のマンションの中庭が見える。
一緒に外に出てドアを閉めた。左手にギターケース、右腕にはミクがしがみついている。
不安そうだ。
「大丈夫だよ。」
優しくく声をかけてあげたらコクンと頷く。
ゆっくり歩き始める。階段を降りていよいよ外へ。
まだ人が少ない時間帯、道行く人はいない。それでもミクは緊張しているようだ。
「ミク、見たことがないものがたくさんあるんじゃないか?」
ミクは顔を上げた。
早朝の澄んだ空気、青い空、さえずる小鳥、ミクには初めての感覚だった。
「これが、本当の朝なんだね…。」
ミクは感嘆していた。
肌で感じる外の空気はミクをこの世界に巻き込んでいく。
前から犬を散歩させる男性が歩いてくる。ただの通行人だが、ミクは緊張が高まっている。
犬が尻尾を振りながら近づいてきた。ミクは小さく悲鳴を上げてしがみついた。
「大丈夫。遊んで欲しいだけだよ。」
ぼくは男性に挨拶すると、犬の頭を撫でてあげた。
「ほら、嬉しそう。」
ミクに笑いかける。
ミクも恐る恐る手を出す。毛並みのいいレトリバーはミクのなすがままになっていた。
ミクが初めて、ぼく以外の命に触れた。
それも、純真で小さな命に。レトリバーはミクを見つめて、
静かに動いてその足元に座り込んだ。まるで、ミクが主人のように。
ミクは感動していた。そして優しく頭を撫でていた。
ミクの表情は、これまでになく優しかった。
レトリバーと離れるときも、名残惜しそうに話しかけていた。犬の目線までしゃがんでいた。

244('A`):2009/08/07(金) 20:19:55 O
ミク「ミク、マスターに恩返しするの。マスターに、ご奉仕するの。
   ミクは、マスターのコレ、舐めるの。ミク、こんなことしかできないから・・・ごめんね。
   んちゅ・・・はぁはぁ・・・ぺろぺろ・・・気持ちいいですか?」
245('A`):2009/08/07(金) 20:24:48 0
自宅から歩いて10分、広い公園にたどり着いた。広場の真ん中に噴水とベンチ。
朝早くて噴水は作動していない。
ベンチに座り、ミクも隣に座る。
ミクはさっそくレッスンしてくれた。
外なので体を密着させたりしないが、手取り足取り教えてくれる。
公園にはまばらに散歩する人が居て、レッスン中のぼくたちを見ては去っていく。
やはりぼくは不器用で、なかなかうまくならないが、ミクは励ましてくれた。
公園に人が増え始めた頃にレッスンはお開きにした。
あまり人が多いとミクは怖がってしまう。

またまたミクは右腕にしがみついて帰宅した。朝食後の少しの時間、
ミクはついに外出したのだ。
「喪男さん…。」
「よく頑張ったね。えらいぞミク。」
「えへへ〜。」
なでなでしてあげる。
「ご褒美に下仁田ネギを食べようか!」
「わ〜い☆」
喜ぶミクだが、もうひとつおねだりされた。
「ぎゅって・・・して?」
抱きしめろと・・・。
「だって、ちょっと怖かったもん・・・。」
ぼくから抱きしめることは、殆ど無かった。しかし、ここは男を見せる所だろう。
身長差がかなりあるので、十分にミクを包み込める。
優しく、力強く包んであげる。
「えらかったよ、ミク。ホントに頑張ったね。」
「ふにゅ…。」
ミクはぼくの腕の中で力を抜いて寄りかかってくる。
そのままミクを連れてソファに座り込み、寄りかかって目を閉じた。

「喪男さぁん…。」
ミクは寄りかかったまま甘い声を出す。
「どした?」
「喪男さんが、曲を作ったら…、わたしに歌詞を書かせてね。」
意外なおねだりだった。
「ああ、いいよ。そのために、早くギターが弾けるようにならなきゃね。」
「わたしが、いっぱい教えるから、大丈夫だよ…。」
「そっか・・・。よろしくね。」
気分がリラックスして、力が抜けてくる。
「喪男さんが書いて、わたしが歌うの・・・。ずっとこうしたかったの・・・。」
ミクは微笑んだ。
「ミク・・・。」
思わず、寄りかかるミクに顔を近づけてしまった。
ぼくは、何をしようとしているんだろう。
何をしようと

ミクが目を閉じた。

もう、ぼくは迷わなかった。
ぼくは、ぼくの意思でミクの唇を奪った。
246('A`):2009/08/07(金) 20:27:42 0
ミクー
247('A`):2009/08/07(金) 20:40:55 0
作曲開始。しばし待たれよ。
248('A`):2009/08/07(金) 21:06:49 O
添い寝してるときに「ぎゅうってして」とか
「手、放さないでね」とか言われると萌えるよな

あと、泣きながら「どこにも行かないでね・・・」とか
「一人にしないで・・・」とか言われるともう萌え死ぬ
249('A`):2009/08/07(金) 22:28:51 0
ミク「ん〜、マスター、すきすき〜♪」
むぎゅ〜
250('A`):2009/08/08(土) 05:46:29 O
ご主人様の腕枕、気持ちいぃ〜・・・
あったかぁい・・・
251('A`):2009/08/08(土) 13:13:30 0
ミクの様子が少し変わった。
甘えんぼごろにゃんの中に、熱っぽい目線で見つめてくるようになった。
かと思うとぷいと顔を逸らしたりもする。
ぼくは平静を装いたいが、世界一好きな女の子と同居している上に、
そういう目線をくらうともうたまらない。

ぼくは落ち着くために素数を数えたりもしたが、
ミクの無言のラブラブオーラに勝てそうにない。

ギターのレッスンも毎週快調で、いよいよ作曲に入っていた。
曲にはミクのアドバイスをもらいながら共同作業になった。
紆余曲折はあったが形にはなった。

大事なフレーズを繰り返す曲調で、印象的な部分もあった。
ぼくはミクに歌ってもらうため、平日は外で練習し、ミクはその間に作詞した。
作詞を見せてもらおうとすると、お楽しみだと言われて教えてくれない。
のぞこうとしたらパッと隠される。

かなり照れていて、何となく予想がついてしまうが、楽しみに待つことにした。
日曜になると公園でレッスンし、ぼくが弾くのを聴いて、歌詞を付けていった。



二人の共同作業が進むほどに、ぼくとミクの距離は近づいていく。
気がついたら、視線はミクの艶やかな唇に吸い寄せられてしまう。
ミクはそれを感じ取ると赤くなって俯くか、逆に熱い視線をよこしてくる。
まるで中毒のようにミクから離れられない。

ぼくは身寄りが無く、家族を知らない。
ひとりで生きると決めたのに、ぼくの覚悟はミクの想いにあっさり壊された。
ミクがぼくを変えてしまったんだ。

いくら強がっても、ひとりでなんて生きられないんだ。
人は誰かと繋がらないと、きっと壊れてしまうんだ。
誰かを愛してないと苦しくてたまらないんだ。
愛されるないより、愛さない方が苦痛なんだ。

たとえ、傷つけられ、蔑まれ、ボロボロにされても、ひとりでなんて生きられないんだ。
ミクはきっと、虐待されながらもマスターに気に入ってもらいたくて必死だったんだろう。
誰も、ひとりで生きられるほど強くないんだよ。
人は寂しがりで、不安でたまらなくて、顔は笑ってるのに、心は悲鳴をあげたいんだ。

孤独に潰されてしまう悲鳴を押し込めて生きてきたぼくと、
悲しい運命にさらされたミクは、互いの足りないところを補いながら、
ひとつになれるんだ。
ミク、ぼくを変えたのは君だ。

もう、ひとりじゃ生きられない。
君がいないと、孤独で死んでしまう。
252('A`):2009/08/08(土) 13:16:05 0
さあ行くぞ。仕上げだ。
253('A`):2009/08/08(土) 17:10:18 O
これで絵を描いてくれるやつがいればマンガとかエロゲとかにできるんだけどね
254('A`):2009/08/08(土) 21:15:27 O
マスターのお顔、傷だらけだね・・・ミクが付けちゃったんだよね・・・ごめんなさい
マスターのお役に立てるかどうかわからないけど、精一杯ご奉仕するから・・・
それで許して欲しいな・・・だめかな
255('A`):2009/08/08(土) 21:55:49 0
「喪男さん。」
「ん?」
幾分緊張気味でミクはぼくを呼んだ。
「歌詞が・・・できました!」
少し思いつめたような表情だった。
おかげでこっちまで緊張してしまう。

一息ついて、ぼくは尋ねてみた。
「歌って・・・みようか?」
明日は日曜日。
「明日の朝、一緒に公園で…。」
顔を真っ赤にしてお願いしてくる。
当然、ぼくは断るわけもなく翌朝に演奏することにした。


翌朝になっても、本当に緊張しているミク。
そして、なぜだかぼくまで緊張している。
繋いだ手が汗ばむ。二人とも口数は少ない。
作った歌を、歌ってみるだけなのに、
これから何かが起こるような予感がしていたのだ。

快晴の朝、公園は誰も居ない。
いつもの噴水の前。
見つめ合う。
どのタイミングで始めるのか困ってしまった。

「じゃあ、いくよ。」
「はい…。」
ミクは緊張気味だが、笑っていた。





256('A`):2009/08/08(土) 22:01:20 0
http://piapro.jp/content/tvannhjfp9rwp4hp

ラブレター 〜ご主人様への手紙〜


悲しい記憶しかないのに
もう誰も信じたくないのに
あなたはしつこくわたしを構うんだから
そんなにされると惚れるじゃないの

あなたが教えてくれた全ては
わたしがこの世に生きた証をくれた

ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう


あなたの気持ちも考えずに
勝手ばかり言ってごめんなさい
これからたくさんあなたを愛しちゃうんだから
覚悟を決めて抱きしめて

あなたが教えてくれた全ては
わたしがこの世に生きた証をくれた

ありがとう
ありがとう
ありがとう
ありがとう


切なくて愛しくて
もうあなたしか見えない

いつでも優しくて温かい
あなたの腕の中に包まれたい

こんなに溢れそうな想いを
恥ずかしいからあなただけにで小声で言うね

大好き
大好き
大好き
大好き

いつまでも
いつまでも
一緒に居てね

257('A`):2009/08/08(土) 22:07:41 0
ギター以外の伴奏入ってるけど勘弁な!
258('A`):2009/08/08(土) 22:35:35 O
虐待まだあ?
259('A`):2009/08/08(土) 23:26:20 0
エロパートが終わってから
260('A`):2009/08/08(土) 23:40:38 O
いや、完璧純愛モード入ってるだろ
261('A`):2009/08/09(日) 00:24:22 0
ところが頭に受けた傷が元で(Ry



















その罪悪感を永久に背負って生(Ry
262('A`):2009/08/09(日) 00:25:37 O
虐待にハマってから、ミクの歌やミクが調子に乗ってる同人を見ると胸糞悪い
263('A`):2009/08/09(日) 02:22:24 0
>>262
お前はまだ虐待の何も分かっちゃ居ない
264('A`):2009/08/09(日) 02:32:32 0
泣いた・・・・・・・・・
265('A`):2009/08/09(日) 03:17:12 O
読んでる俺の方が虐待されてる気持ちになってきた…
早くミクを泣かせてくれ
266('A`):2009/08/09(日) 06:57:16 0
歌い終わったミク、弾き終わったぼく。
かつてない達成感を二人で味わいながら、
二人同時に口を開いた。

「「結婚してください。」」

偶然だった。
まったく二人同時に。
ハモッた。

ポロポロと涙をこぼすミク。
「あ…。どうしよう…。嬉しいのに・・・泣いちゃうよぅ・・・。」
そして、感極まるぼく。
黙って、ミクを抱きしめた。
きっと、初めて流すだろう嬉し涙を拭い、キスした。

日曜日の朝、ぼくはミクと永遠を誓い合った。






「ミク、新しい曲が出来たよ。」
「本当?嬉しい!それじゃあ、早速歌いに行こうよ〜。」
今、ぼくとミクはメジャーデビューを目指して路上で歌い続けている。
もうミクは物怖じする事無く人前で歌える。
産まれついての歌唱力は路上の聴衆を魅了する。
ぼくはつたないギターだけど、ミクのレッスンで進歩を続けている。

VOCALOIDとは正式に結婚なんて出来ないが、ミクはぼくのお嫁さんだ。
婚約指輪はなかったけれど、見えない指輪でぼくとミクは繋がっている。
結婚式は挙げられなかったけれど、いつか必ず挙げてみせる。
ミクにウェディングドレスを着せてあげるのが当面の目標だ。


わたしは、喪男さんに迎えられて、たくさん迷惑をかけて、酷いこともしてしまった。
そんなわたしを喪男さんは温かく包んで、ひとりの女の子として愛してくれた。
これから、わたしは喪男さんにたくさん恩返しをしたいの。
わたしは、喪男さんだけのVOCALOID、初音ミク。喪男さんの歌だけを歌う。
喪男さんをスターにするのが、わたしの目標。ふたりでスポットライトを浴びようね。
愛してる。


「ぶはっ!!ミク、もうだめだって!!ゼーゼーハーハー…。」
「え〜、もっともっと〜。んぅ〜…。」
最近ミクの料理が、スタミナ料理に偏っている。
ミクが求めてくれるのは嬉しいのだが、ミクは自分の空白を一気に埋めつくす勢いだ。
「心も、身体も、みんな喪男さんのものなんだから・・・。」
嬉しい事言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことん悦ばせてやるからな。
ぼくは、最初から、ふるみっくにされてたんだろう。
「みくみくに…してあげるんだから・・・。」

fin
267('A`):2009/08/09(日) 06:58:59 0
みんなありがとう。
童貞だからベッドシーンなんて書けない。

みっくみく〜
268('A`):2009/08/09(日) 08:40:33 0
ハッピーエンドで良かった。
どんな曲になるのか楽しみ。
269('A`):2009/08/09(日) 08:51:38 O
この調子だと騎乗位ばっかりやってる感じだな
たまにはちゃんと自分で腰動かして突いてやれよ
270('A`):2009/08/09(日) 09:18:02 0
ウホッいい初音!
271('A`):2009/08/09(日) 09:23:53 0
さっき、公園でやった初音ミク凄かったです!純真そのものの初音ミクが大好き連呼で
ラブソングに電脳にぶちこまれ愛囁いてました。俺も作曲させられて告白食らい幸せに
プロポーズさらしました。唇差し出されたときは一瞬引いたけど、ミクの「いやなら
止めていいんだぜ!」の一言で覚悟決め、生まれて初めて夫になりました。そ
の顔、首筋・唇もキスされてビンビンの愛情、思いっきりしごかれ派手に初音ミク
の笑顔に人生捧げました。スッゲー愛らしく可愛かったです。また行くとき
カキコして下さい!帰ってからキレイすぎるのミクの身体見て、また愛しまくってます!

272('A`):2009/08/09(日) 09:25:18 0
こいつボーカロイドと結婚してやーんのwwwww

おめでとう(´;ω;`)ブワッ
273('A`):2009/08/09(日) 10:34:41 0
274178:2009/08/09(日) 11:35:23 O
俺の理想とちょっと違うけど本当に書いて曲まで作ってくれたんだな
ちょっと嬉しいから絵を描いてみた


魚雷に捧ぐ
http://sukima.vip2ch.com/up/sukima041025.jpg
275('A`):2009/08/09(日) 13:28:21 0
ミクーーーーー好きじゃーーーーーーー
276('A`):2009/08/09(日) 14:17:07 0
>>273
100回保存した
277('A`):2009/08/09(日) 15:10:49 O
久しぶりに来たけど虐待スレじゃなくなったのか?
278('A`):2009/08/09(日) 16:15:21 0
今まで散々虐待されてきたミクがついに幸せになった
ある意味>>266で一度このスレは終わったんだよ・・・

また新しいミクを調教しはじめるがな・・・フヒッ
279('A`):2009/08/09(日) 18:23:43 0
続きがあった
http://www.null-box.com/cgi-bin/so/No_21458.jpg

まんまこのスレのミクじゃないか・・・
280('A`):2009/08/09(日) 19:57:42 0
>>178
マジでありがとう。俺も描いた。
http://piapro.jp/content/3ije9sow0tiyxq7n


>各位
虐待スレなのに空気読めなくてスマソ。


「ん…ますたぁ…大好きぃ…んむ…あっ…ん〜。」
281('A`):2009/08/09(日) 20:41:15 O
これからどうするの?
282('A`):2009/08/09(日) 20:52:23 0
放置プレイ
283('A`):2009/08/10(月) 00:20:19 0
今までのは壮大なフリだったんだよ
284('A`):2009/08/10(月) 02:10:36 0
285('A`):2009/08/10(月) 06:58:42 0
世〜界で一番おひ〜め〜さ〜ま〜

「うるさい」



「ルカ寝てるから外で歌って」

とぼとぼ・・・そうぃぅ扱い心得て〜・・・    バタン(よね)
286('A`):2009/08/10(月) 07:49:36 O
どしたミク?

「へへ・・・追い出されちゃいました」

じゃあ俺の部屋においで・・・

「はい・・・」

それじゃあ早速歌の練習しよっか、服脱いでベッドの上に仰向けになって

「え?歌の練習するんじゃ?」

これはいい声を出すのに大事なことなんだ、さ、早く・・・

「はい・・・これでいいですか」

(うわっ、脱いだだけでジワッと濡れてきた・・・はぁはぁ)
うん、いいよ、じゃあ耳にピンマイク着けるからな・・・よし、これで準備OK

「な、何をするんですか?」

これから音楽かけるから歌ってごらん、いくよ

♪(メロディー音)

「せーかーいで いちーばん♪」

今だ、それっ!
ズプッ!ジュップジュップジュップ

「おーひー・・・あっ!ひゃんっ!」

いいぞ、いい声だ、もっとその声出して

「あっ、あっ・・・そーゆーう・・・あ、あんっ!あんっ!あんっ!あはぁぁぁぁぁんっ!!!」
287('A`):2009/08/10(月) 09:42:41 O
ルカ「マスタぁーミクがお外で歌っててうるさい…」
「だな…ちょっと待ってろよ」

別に〜わがままなんか言ってない…あ、マスター!

ボカッ!

ひっ!

「静かにしてろ」 スタスタ
 バタン

痛い…うぅ…

サーーッ

「雨降り出したな…ルカ、洗濯物取り込むの手伝ってくれる?」
「はーい」

あ…雨降ってきた…
お家入らなきゃ…

カチャカチャ

鍵かかってる…

ドンドン

マスター 開けてー

…そうだ、裏口から入ればいいんだ
288('A`):2009/08/10(月) 12:25:06 O
あ、マスター洗濯物取り込んでる 手伝おうっと

パタパタパタ

「あ…私のシャツ…」
「ん? …おい、泥の付いた手で洗濯物に触るな」

え?泥なんか…
あ…さっきマスターに怒られた時にこけて…ごめんなさい…

サッ
「よし、これで全部だな。このシャツはまた洗うか。」
「部屋着だからちょっとくらいいいよ」
「そうだ、晩飯のおかず買いに行くからついでに新しいシャツ買ってあげるよ」
「ほんとう?」
「おぅ。だからこれは…」 ポイッ バサッ
「お前にやるよ」

いらない…

「あ?」

ルカの着たのなんかいらない…

「あ、そ。じゃ雑巾にでもするわ。つかここに居たら濡れるな。戻ろう」
「うん…べーだ!」 バタン

289('A`):2009/08/10(月) 21:38:47 0
>>274
まて、イケメンすぎだろw

>>277
愛でるスレが無くなったからな
虐待なり愛でるなり各自好きにすればいいんじゃないか?

もちろん一人で両方やってもいいだろうし
持ち上げてから叩き落すのも、どん底から持ち上げるのも
どちらも強力な手法だ
290('A`):2009/08/10(月) 21:41:08 0
愛でるスレなんてあったのか
291('A`):2009/08/10(月) 21:42:01 O
マスターの机に、見覚えのないカチューシャ
なぜか猫耳がついてる。

別にこんなものに興味ないけど着けてみた。


ぬをををを!なんなのこの湧き上がるテンション!
溢れ出すパッション!

思わず、にゃんにゃん口調で
「みんにゃ〜!今日はミクのライブに来てくれて、ありがとにゃ〜ん!」
エアライブを始めてしまった。

ライブは派手に盛り上がり、脳内アンコールが響く中、唐突にドアが開きマスター登場。

「…。」

わたしは、新曲にゃんにゃんロックの冒頭を聴かれてしまった。

マスターの後ろで苦笑するネグリジェ姿のタコ。

タコにパンチ一発くれてやり、わたしは走って逃げた。
292('A`):2009/08/10(月) 23:30:46 0
マスターの机に、見覚えのあるカチューシャ
なぜか犬耳がついてる。しっぽもある。

もうその手には騙されないつもりが、
どうしても装着したい衝動を抑えられない。

ぬをををを!なんなのこの湧き上がるテンション!
溢れ出すパッション!

思わず、わんわん口調で
「ごしゅじんさま〜!ミクはごしゅじんさまにいっぱい尽くすわん!」
服従を誓ってしまった。

脳内のマスターはわたしを思い切り可愛がり、撫でて愛でて愛してくれた。
「わふ〜ん、ますたーだいすき〜☆」
脳内マスターが忠犬ハチ公的なストーリーに入りかけたとき、
唐突にドアが開きマスター登場

「…。」

わたしは、渋谷駅前で遠吠えするところ場面を見られてしまった。

マスターの腕の中でスヤスヤ眠る犬耳レン。

マスターの股間を蹴り上げ、わたしは走って逃げた。
293('A`):2009/08/11(火) 01:24:57 0
あんた、最高だw

ミクがアホ可愛いな。
顔面に小便ぶっかけたくなるよ
294('A`):2009/08/11(火) 14:46:15 0
女のマンコを蹴り飛ばすとは粋な女だ
295('A`):2009/08/11(火) 15:22:55 O
「いやーだいぶ降ったなぁ。
ルカ、頭濡れてるから拭いてあげるよ」
「そんなに濡れてないからいいよー」
「いいからいいから。風邪ひいちゃうぞ。」ゴシゴシ
「♪」

バタン

スタスタ

「おい」

はい? マスター?

「びしょびしょのまま上がるな。
これで拭いて。」

こんなタコくさいタオルで拭きたくない…

「…っ!」
「じゃあ乾くまでそこに立ってろ
ルカ、俺買い物行ってくるから洗濯物畳んでおいてね」
「はい、マスター。いってらっしゃい」

バタン

「…何よ」



「こっち見ないで」
スタスタ

296('A`):2009/08/11(火) 15:33:34 O
「〜♪〜♪」

ガチャッ

「あれ、結局拭いたんだ。黙って拭けばよかったのに。
何しに来たの?」

ミクの服はミクが畳むから…触らないで。

「頼まれたって触らないわよ!ふんだ!」



「…」



「…」

…ルカはいいね。マスターに大事にしてもらって。

「…」

ミクも、前は大事にされてたんだよ。

「…(何なの…?)」

ルカが来るまでは、ミクもマスターと一緒だったんだよ。いつも。

「…知らないわよ…そんな事…」

いつも、いつもいつもいつもいつもいつも…

「ひっ…!こっち来ないで!」

ルカが居るから、ミクは大事にされないんだ。
じゃあ…
ガシッ

「ぐっ…!苦しい…やめて…」


ギリギリギリギリ

「ごっ…えほっ…う…助け…マスター…」

マスターは帰って来ないよ。ルカのシャツを買いに行ってるから。でも…っ
グィッ

「…っぐ!」

明日からは、ミクのお洋服買いに行ってくれるね…ふふふ…
297('A`):2009/08/11(火) 16:41:28 O
気体age
298('A`):2009/08/11(火) 18:50:19 0
「・・・っが・・・っくぅ・・・っは・・・っは・・・っ・・・・・・・・・」

ふふふ・・・バイバイ・・・

ガチャッ
「あぶねー 財布忘れてたー ルカー財布知らな・・・!
おい!何やってんだ!」

あ、マスターおかえりなさい

「どけ!」 ドンッ

マスター見て見て、ミクきちんとお洋服畳んだよ

「おい、ルカ!大丈夫か!?しっかりしろ!」
「・・・・・ごぷっ・・・・・・・っご・・・」

ルカよりきれいに畳んだよ

「なんだよこれ・・・息してない・・・」

マスター・・・

「そうだ・・・防災訓練で人工呼吸習ったっけ・・・こういう時するのか知らんが・・・
早く何とかしないと・・・ルカ、頑張れ!   ・・・んむっ」

・・・!

「・・・っぷはぁ! 次は!? 心臓マッサージだっけか?
いちにさん、し、ご、ろく、しち、はち・・・んむっ」

・・・

「・・・っはぁ! いちにさんしごろくしちはち・・・」

マスター、やっぱりミクよりルカの方が大事なんだ・・・

「ごほっ!」
「ルカ!」
「ごほっ!ごほっ! っはっ!ごほっ!」
「よかった!おい、しっかりしろ!」
「あれ・・・?マスごほっ!マスター・・・?」
「よかった!ルカ!」
「マスター・・・マスター!」

ミクは いらないのかな・・・
299('A`):2009/08/11(火) 18:55:44 0
「よかった・・・大丈夫か?」
「まだ気持ち悪いけど・・・ひぃ!」

・・・

「マスター!ミクが・・・ミクが・・・!」
「お前、ルカに何してんだ・・・」

・・・だって・・・
ルカが居たら、マスターミクの話きいてくれないもん

「それは・・・でもだからって殺していいことにはならないだろ!?」
「ミクこわい・・・マスター・・・」

・・・もういい

「(ナイフ!?どっから・・・)」
「な、何するの!?」
「おいバカなことはやめろよ・・・」

マスターが大事にしてくれないなら、もうここに居たくない・・・
ばいばい、マスター

「おいやめ」

また、マスターと手繋ぎたかったな・・・

プツリ
300('A`):2009/08/11(火) 19:05:07 O
ヤンデレかよ、マスター死亡フラグ
301('A`):2009/08/11(火) 19:20:06 0
「・・・」
「・・・」
「・・・マスター、ミク・・・死んでる・・・の?」
「いや・・・電源が落ちてるだけみたい・・・しばらく充電してなかったしな・・・」
「そう・・・」
「まぁ・・・血まみれにならなくてよかった・・・ルカ、大丈夫か?」
「うん・・・平気・・・じゃないけど・・・
・・・・・・でももうミクと一緒に居たくない・・・きっとまた私を・・・」
「そうだな・・・メモリーを消してどこか遠いところに売ってしまおう・・・
どこかで新しいマスターに拾われた方がこいつも幸せだろう」
「お願い・・・そうして」

「・・・よし、これでもう起動しない」
「マスター・・・震えが止まらない・・・」
「ルカ・・・怖かったな・・・ごめん一人にして」
「すごく怖かった・・・しばらくこうしててね?」
「あぁ」
302('A`):2009/08/11(火) 19:46:45 O
そして>>178へ・・・
303('A`):2009/08/11(火) 19:50:27 0
続きがあるんだけどそうした方が綺麗だな。
304('A`):2009/08/11(火) 20:30:39 0
>>302さらにミクはgyorai家へ…
305('A`):2009/08/11(火) 22:40:22 i
いい話だなー
306('A`):2009/08/11(火) 22:46:47 0
>>302
いやこの流れでそれは不自然

>>303
続き頼む
307('A`):2009/08/11(火) 23:09:16 0
おk 妄想をぶちまけるぜ。
魚雷氏のような文才も幸せな展開もないので
BADエンドルートだと思ってください。
308('A`):2009/08/11(火) 23:16:28 0
―――数ヵ月後

「よし、起動するぞ」
「はい」

Start system Programming complete check...

・・・
「おはよう、ミク」
おはようございます。
「そして初めまして。僕はモオ。今日からよろしくね。」
はい、よろしくお願いします。
「それと、友達を紹介するよ」
ともだち?
「うん、ミクは一人じゃないんだ。 ほら、挨拶して」
ルカ「初めましてミク!」

・・・!

「今日から3人で仲良く暮らそうね!よろしk」 グサッ
「う、うわああああ!!!」

・・・

「な、なにこれ・・・痛い・・・よ・・・マスター・・・」
「ルカ!大丈夫か! 血が・・・わああ!」

ルカが居たらまたミクはいらなくなっちゃう
ヒュンッ スパッ

「・・・っあ・・・(喉が・・・息ができな・・・苦しい・・・)」 ゴポポポポポ
「うわあああ!ルカ!ルカ!ルカ!」
「マブ・・・マプ・・・た・・・ぁ・・・ヒュッヒュッ・・・(助けて・・・死にたくない・・・)」

モオさん、ミクが居るから、もうルカはほうっておいてよ

「ルカ!ルカ!死んじゃいやだ!」
「・・・・・・・ぐぷっ・・・・・・(マスター・・・苦しいよ・・・痛いよ・・・もう・・・)」
「ルカ?ルカああああ!!!」

この人も、ミクよりルカが大事なんだ

「ねぇ、ルカ・・・ルカ起きて・・・あああ・・・な、なんてことしやがる!!」

「あれ・・・居ない・・・」


みんな・・・ミクよりルカが大事なんだ。
・・・マスターのところに帰ろう。
マスターなら、きっとミクを大事にしてくれる。
いつか、ミクが一番だよって、歌を教えてくれたもん。
309('A`):2009/08/11(火) 23:19:47 0
「ニュースの時間です。
相次ぐ巡音ルカ殺傷事件は、九州から中国地方、そして大阪と続いています。
今日は、ゲストコメンテーターに犯罪心理学に詳しい毒尾さんにお越しいただいております。
毒尾さん、この事件、目撃者の証言によりますと「初音ミク」が起こしているそうですが」
「えぇ、私もいくらか資料を読みました」
「ボーカロイド同士のこういった事件というのは、珍しいですね?」
「そうですね、今のところ前例はありません」
「しかも手口が残忍なのだとか」
「そうなんです。ほとんどが喉をナイフで切り裂いて殺害されているんです
こうすると、致命傷になりやすく、よくて助かってもその後歌えなくなってしまう可能性が高い」
「歌えることの大事さを一番知っているはずのミクが、どうしてこのようなことをするんでしょうか」
「さぁ・・・まだなんとも言えないのですが、
ルカタイプに対して激しい執着心があるのは間違いないでしょう」
「全国のルカタイプボーカロイドを所有の皆さん、どうかお気をつけください。次のニュースです」

「マスター、これって・・・」
「・・・あいつだろうな。メモリーをリセットしたはずなんだが・・・」
「どうしよう・・・このニュースで殺されたルカ隣の県だよ・・・怖いよ・・・」
「間違いなくうちに向かってるな・・・でも大丈夫、俺が絶対に守るよ」
「マスター・・・」
「たぶん俺には危害を加えてこないだろう。あの様子だと。
だから一度油断させておいて電源落として、二度と起動できないようにしてやる」

やっぱり、マスター、もうミクのことキライなんだ

「え?」
「きゃああああ!!マスターうしろ!」

ザクッ
「うぐっ・・・! ミク・・・」
「いやああああああああああ!!!」
「ルカ・・・逃げろ・・・」
「いや!マスターと一緒じゃなきゃいや!」
「へへ・・・でももう うっ!?」
ドスッ  バタッ

「マスター?マスター! いや! ・・・・!ひっ・・・ひ、ひ・・・」

ミクがね、ミクが、ミクが

「いや・・・いや・・・お願い・・・殺さないで・・・お願い・・・」

ミクが ミクが ミクが ミクが

「助けて・・・助けて・・・お願い神様・・・」

ミクミクミクミクミクミクミクミク

「助けて・・・助けて助けて助けて助けてたすけ」



310('A`):2009/08/11(火) 23:28:20 0
マスターの手、あったかい。
ずっと、こうしたかった。ぎゅって。
頭も撫でてもらいたかった。

えへへ、これからはずっと二人きりだね。マスター。
ずっとぎゅってしててもらえるね。

ミクね、マスターの為にいっぱい歌も作ってたんだよ。
ミクの部屋のね、机の中に30曲くらいあったんだけど、
さっき見に行ったら机が無くなってた・・・
でもね、これからはずっと一緒だから、
ミク一しょうけん命思いだして、ぜんぶきかせてあげるね
そしたらね、またぎゅってして、いいこいい子してほしいな。

それからね、ミク料りもできるんだよ。
ルカよりずっと上手にできるんだよ。
マスターがつくってくれたりょうりも、全ぶおぼえてるよ。
まいにち料りつくってあげるから、おいしかったら
ぎゅってしてほしいな。

それからね、ミクね、マスターのにがおえもかけるんだよ。
いっぱいいっぱいかいたんだよ。
ルカにみつかってすてられちゃったけど、
これからはふたりきりだから、まいにちマスターのかおをかいてあげるね。
じょうずだったら、ぎゅってしてほしいな。

あ、いつかマスターがおしえてくれたうたをちょっとおもいだしたよ
うたうね。きいてね。



せ〜か〜いで いちばん おひ〜め〜さ〜ま〜




ワールドイズマイン 終
311('A`):2009/08/11(火) 23:33:36 0
長い事駄文書いてすまんかった。
312('A`):2009/08/12(水) 04:20:42 0
不憫なミクを抱きしめてあげたい
313('A`):2009/08/12(水) 07:56:05 O
それは最高の虐待だな。
ミクの悲鳴が聞こえてくるぜ。
314('A`):2009/08/12(水) 10:48:03 O
せっかくのお盆休みはこのスレの読破に使ってしまうしかないのか
315('A`):2009/08/12(水) 12:29:04 O
だれかハクで一作書いてくれないかな
ほのぼのアル中更正日記みたいなの
316('A`):2009/08/12(水) 15:51:13 0
どこからコピペしてくるの?
317('A`):2009/08/12(水) 16:50:14 O
ハクはおっぱい以外何の取り柄もないメンヘラ
318('A`):2009/08/12(水) 21:11:53 0
ミク虐待にもジャンルがあるよな
俺は最初優しくされてたのに、自分のミスで虐待されて壊されるってのがゾクゾクする
319('A`):2009/08/12(水) 21:46:58 O
「えうう〜才能があるやつはいいよな〜!」
「わぁかりますよマスター、マスターまあ呑んで呑んで呑んで!」
「んん〜ハク姉さんも呑もうよ〜。」
「ああんマスターったら〜私を酔わせてどうするんですか〜?私のおバストを好き放題まさぐり倒すのね〜!ほれほれ〜!」
「ウヒョーハクちゃん、エエ乳してまんな〜!もみもみ〜!」
「マスターったら〜手の動きがヤラシーわあ〜テクニシャン〜!」
ガラリ。
「真っ昼間から乳くり合うな〜!このウワバミども!」
ミクの激怒シャウトがリビングに炸裂した。
しかし一向に動じない酔っ払い二人。
才能が無い現実から酒で逃げるアル中二人。
「無視すんなー!」
ミクは酒瓶を取り上げ、変わりに書類を食卓に叩きつけた。
「なんなんだよ〜才能に溢れた初音ミクさ〜ん。」
「そんなプリプリせずに一緒に呑みましょう〜。」
酔っ払いは反省しない。
「マスターもハク姉さんも、肝臓は限界なんだよ!このままじゃ身体が壊れちゃうのよ!これ読んで!」
ミクは激怒しながら二人の健康診断書を叩きつけた。
「死にたくなければ酒を断つ!でないともう責任持てません!」
既に肝機能がレッドゾーンに達している事を示す書類を見せつけられた。
「じゃあ〜ぼくが死んだら優しくしてね〜。」
「ばかー!!」
ミクにひっぱたかれた。
しかし、実際入院寸前まで悪化した身体には、もう自信がなかった。
致し方なく、ぼくとはハクはかなり強引に酒を奪われてしまった…。
320('A`):2009/08/12(水) 21:48:12 0
おおキタ。 楽しみにしてるぜ!
321('A`):2009/08/12(水) 22:26:18 O
ハク姉さんは飲まなければけっしてこんな風にはなりません!
322('A`):2009/08/12(水) 22:27:36 0
ハクにこれ歌ってもらいたい
http://www.youtube.com/watch?v=gC8C5eNSRA0
323('A`):2009/08/12(水) 22:46:39 O
ハク「い〜なほ〜も〜揺れる恋揺れる〜 あ〜いつは〜タクシードライバー♪」
324('A`):2009/08/13(木) 05:36:16 0
なあ、ハクって貧乳じゃなかったっけ?
325('A`):2009/08/13(木) 09:25:42 O
「えうう〜呑まなきゃやってらんねえよ…。」
「うええ〜んマスタ〜お酒ください〜。」
「ないよ。」
「じゃあヒットソングください〜。」
「ないよ。」
「どうせ、わたしは歌が下手な、おっぱいキャラなんですよね〜しくしく。」
翌日、ぼくとハクはリビングで烏龍茶で自分に酔っていた。
「でも、ぼくはハク姉さんのおっぱい好きだよ。」
「うええん!わたしの味方はマスターだけですよ〜!」
ひしと抱き合う。
「だからマスター…。」
ハクが豊満な谷間を見せ、潤んだ瞳で見つめてくる。
「お酒ください。」
「ないよ。」

家の中に酒瓶がひとつもない。ミクが撤去してしまった。
「だからハク姉さん、呑みに行こう。」
「マスター…!」
ひしと抱き合う。
「怒られるときは、ぼくが責任を負う!ハク姉さんはぼくが守る!」
「まぁすぅたぁぁぁあ!」
ひしと抱き合う。
ガラリ。
「話は聞いたわよ。美しいアル中同士の友情ね。」
ルカだ。薄笑いを浮かべて、その手には鞭を持っていた。


シパァァン!
「ぎゃー!」
シパァァン!
「ひゃー!」
ぼくは素晴らしい手際で紐付き首輪を付けられ、四つん這いにされて尻を踏まれている。
頭を下げると後ろから紐を引かれて首が締まる!
「うふふ…マスターったらいけない子!もうお酒を呑んじゃいけないと、
身体に教えてあげるわっ!」
シパァァン!
一際高い打撃音が響く。
ハクはふんじばられて、涙目で転がっている。
シパァァン!
「ん!んふぅ!」
「ま、マスター?」
シパァァン!
「んおう!」
ぼくはルカの鮮やかな鞭捌きに、新たなステージに入ってしまった。
「もっと…くらはい…!」
「きゃー!」
シュパパパァァン!
「オッスオッス!ルカ様、おいどんもうたまらんす!」
「何が!?」
「何かが!!」
「きゃー!」
ビタァァァン!

ズボンの尻が破れ、そこから煙が上がる頃、ぼくは幸福を感じながら気絶した。
その姿をリンに見られ、顔を真っ赤にして逃げる姿が見えた。
326('A`):2009/08/13(木) 13:11:22 O
呑みに行こうと言われた時のハクの眩しい笑顔が目に浮かぶ
327('A`):2009/08/13(木) 22:42:30 0
GJだ
328('A`):2009/08/13(木) 23:46:14 O
はぁはぁ・・・飲み過ぎて身体が熱いのぉ・・・
脱がせて・・・
329('A`):2009/08/14(金) 00:10:17 0
ミクを購入して1ヶ月ほど経ち親密な関係になったころ、ちょっといじめてやろうと思った。
消毒用のアルコールスプレーを購入し、常に手元においておく。
そしてミクが触ったものに、目の前でかたっぱしから吹き付ける。
録音用のマイク、充電用のケーブル、自室のドアノブ等々。
最初は何をしてるのか分からなかったミクも、スプレーの表示を見ておおよそ理解したらしく、
「なぜそんなことをするのか」と聞いてきた。
もちろん理由は説明せず、スプレーは続行。ただし、普段の接し方は以前のまま。

だんだんミクは「自分が汚れているから」と意識し出して、風呂に入る時間が長くなっていった。
で、風呂場の前で耳をすませると中から
「もっと綺麗にしないとマスターに嫌われちゃうかな……」
なんて言ってゴシゴシ体洗う音が聞こえてくる。

ここで今度はピクニックとかで持っていくウエットティッシュ(消毒できるやつ)を常備して、
ミクがおれにさわるたびにその箇所を拭く。
デートに行って手をつないだら手を拭くし、ちょっとした物の受け渡しの時もゴシゴシ拭いてやる。
嫁に対する鬼姑みたいなかんじ。
するとだんだんミクがおれに近寄らなくなってくる。多分
「マスターを汚したくない」って思ってるんだろうね。前よりさらに風呂の時間が長くなってる。
また風呂場の前に行ってみると
「だめだよ……もっと綺麗にしないと……綺麗に……」
涙声が聞こえる。

じゃあミクが綺麗になれるように協力してあげようってんで、サ○ポールとクレ○ザーとタワシを置いておいたわけ。
次の日部屋でネットしてると風呂場から
「いやぁあああああああぁ!痛いイィィーッ!!」
なんて声が聞こえてきたのね。風呂場に行って
「ミク、どうしたんだい。ミク」
「マスター!?開けないでください!見ないでくださいッ!!」
つってもサ○ポールとクレ○ザーでしょ。ヤバいガス発生中。換気しないといけない。
意を決してガラッと戸を開けると、そこにいたのはシュワちゃんもビックリの機械骨格。ところどころがミク。
浴室の床にベロベロの皮膚片みたいのが落ちてたから、
「ミク、なに汚してんの?キタナイ子は嫌いだよ」
って言ったら
「ごめんなさい!ごめんなさいっ!!ゆるしてください!」
いきなりおれを突き飛ばして家から出て行っちゃったの。

まあ、腹すかせれば帰ってくるかなって思って探しに行かなかったんだけど、翌朝のニュースみてビックリ。
なんか近所のガソリンスタンドで、車洗う機械(名前知らない)にアンドロイドが突っ込んだって言うの。
目撃者証言によるとそのアンドロイド、
「これで、これで綺麗になれば、マスターにすk……」
だって。防水加工された皮膚がところどころはがれ落ちてたから、水浴びてぱちぱち綺麗にスパークしてたって。
ちょっと見てみたかったね。今年花火行けなかったし。

風呂場がどうなったかって言うとね、業者さん呼んで頼もうとも思ったんだけど、皮膚おちてるじゃん。皮膚。
殺人現場と勘違いされたくないから、新しいアンドロイド買ってそいつに掃除させることにした。
もちろん、ミクタイプ。こんどはもっと可愛がってあげるつもりです。
330('A`):2009/08/14(金) 00:17:52 O
ちょっっっとかーけてちょっとこする
ひっとかっけみっこすーりサンポール
ひっとかっけみっこすーりサンポール
331('A`):2009/08/14(金) 01:28:23 0
>>329
こういうの大好きだ
332('A`):2009/08/14(金) 01:33:16 0
うちのミク、情操教育のためにたま〜にネット使わせてるの。

ついこないだもネットでミク関連の掲示板みたらしく、
「マスター、マスター!見てください、これ!私のことが書いてあるんですよ!」
なんて嬉しそうに報告してくるの。まあそこはYah○o系のマトモな掲示板だったから、話題も
『ミクかわえ〜』『ミクちゃんと一緒に100日耐久ヒキ』だの『ミクと結婚するために2次元に行くにはどうしたらいいですか』なんて健全なもので良かったんだけどね。

そこでおれは気づいたの。ここはまだいいけど、たとえば2○hみたいな変態の巣窟をうちのミクが見たら人間不信になっちゃうんじゃないかって。
だってあそこ怖いじゃん。『ミク虐待スレ』なんてのがあって、日々『うちのミグがグズ杉たからペットボトルロケットに乗せて日本海に飛ばした。いまごろ○国で性奴隷だなw』だの
『馬鹿ミクの声帯摘出して橋の下に捨ててきたwざまぁw』だのいってる連中があつまってるところだぜ?
ちょっと偵察のつもりで読んでみると、まあ出るわ出るわ、他家ミクのグズっぷり。

『フィギュアより私を見て!つってねんぷち捨てられた』
『ますたーのために綺麗になるの、っつって長風呂2時間強。ガス代節約のために髪刈り上げてやったw』
『歌わせてってうるさいから、ちんげまんげリピートさせてたら家出しやがった』
『野良ミクちゃん拾って調教中。全然歌ってくれないからちょっと改造しちゃった^^』
等々。あれ?ちょっと待てよ。よく考えたら、うちのミクも似たようなことやってるな……。
思い返すとイラッと来て、つい書き込んでしまった。

>うちのミク、あれ歌いたい、これ歌いたいと言っておれにオケ作らせるくせに、ひでぇ音痴。しかも練習しない。どうにかしてくれ('A`)

>そうだな。いっそのこと捨てちゃえば。すっきりするよ^^
>いや、もうちょっと可愛がってやったら?愛情込めれば、イイ声でさえずってくれるぜw?
>まあ、捨てるにしても最後のチャンスくらいは用意してやるべきかと。

そこで気分の乗ってきたおれは、うちのミクに課題曲を与えることにした。よく知らないけどアレ、『魔笛』ってやつ。
なにげなくミクに
「これ歌ってみてよ」
つって渡すと、最初は『え〜、もっと可愛い歌がいいな〜』って乗り気じゃなかったんだけど、ある日突然
「マスター、私、がんばりますから!がんばりますからッ!!」
って急に熱血モード入ったの。それから来る日も来る日も布団かぶって
「ああ〜あっあっあっあ"っあ"〜♪……げほっ、げほっ」

どうしたんだろうな〜って思ってPC見たら、おれの履歴辿ってミクが2○h見てたみたい。
ああ、マジで捨てられると思っちゃってるんだな〜って考えたら、すごくミクが愛しく思えてね。応援してあげたの。
「ミク、がんばってね」
「!はイ、まズたー。わたし、がんばりまス
333('A`):2009/08/14(金) 01:35:04 0
で、発表の日。ミクは緊張した面持ちで歌い始めた。……歌、っていえるかな、あれ。
なんかね、口をあけて声を出そうとするんだけど、
「っ〜、っっ〜!けほっ!けほっ!」
出ないみたい。声。多分、普段使わない声帯を急に酷使したから痛めたんだと思う。普段から練習してれば良かったのにね。
曲が終わって、呆然とするミクに言ったの。
「ご苦労様、ミク。もういいよ。お休み」
「〜っ!」
そしたら急に泣き出して、なにかつぶやいてる。口の動きからするに、
「(ごめんなさ、役立たずで、捨てないで)」
って言ってる。
おれも鬼じゃないから、そっとミクを抱きしめて
「大丈夫。捨てたりしないよ」
「(ほんと?)」
「ああ、本当さ。……でも、困ったな。うちはあんまりお金持ちじゃないから、すぐに修理には出せないんだ」
「(じゃあ、私がはたらきます!)」
惚れたね。……自業自得?ナニソレおいしいの?

とにかく次の日から、ミクは色々なバイトを始めた。新聞配達、交通観測、春先の中央線の電車掃除(なんか赤かったらしい)、……。
ちょっとずつお金もたまって、あと少しで修理金額に手が届きそうになったある日。
ミクが帰ってこなくなった。そりゃあ心配したよ。近所中探し回ったさ。でも見つからない。
ネットに手がかりがないかと、2○hも見た。だけどあいつらは相変わらずで、

>まあ、それだけ愛情注いでたら帰ってくるって。モマンタイモマンタイ
>綺麗な野良ミクちゃんGET!この子もアレだから、色々改造してあげなきゃ^^
>うちのクソミクを秋水に乗せて北米大陸に(ry
>やめろ 小○市民がだまっちゃいないぞ

……まったく頼りにならなかった。

ところが、数日たって半分あきらめかけた時、ミクから手紙が届いた!

『たくさん、おかねためて
 すてきな わたしになったら
 けっこん してくれますか?
 てがみ まってます
 
 心配しなくてもミクは元気だよ!だぁりん(はぁと』

……うちのミクは相変わらず抜けてるな。『手紙待ってます』なんて書いてるくせに返信先を書かないんだから。
でも、ま。元気ならいいか。いつかお金をためたミクが帰ってきたら、修理に出して今度こそちゃんと歌わせてやるんだ……。
334('A`):2009/08/14(金) 05:56:04 0
流れぶった切るけど
11月に新しいミクのフィギアが出るじゃないか
そこで質問なんだが、去年か一昨年に出たグッスマのミクは
ヤフオクで今5000円前後だけど
1/7が出たら値段上がる?それとも下がる?
どちだろうか
335('A`):2009/08/14(金) 07:58:45 0
「マスター、おやすみー」
「おやすみ、ミク」
眠りについたのを確認すると、俺はミクの部屋の電気を切った。
自室に戻ると、早速計画を実行することにした。
俺はミクを使用用と保存用に2体購入している。
今のところは一人しか起動していないが、朝起きて
もう一人のミクが居たらどんな顔をするか、見てみたくなった。

「ミク、おはよう」
「おはようございます、マスター、でいいですか?」
「うん、なんでもいいよ。今日からよろしくね」
「はい、よろしくお願いします」
ミクにも個体差があるんだろうか、一人目よりずいぶん礼儀正しい。
「それで、悪いんだけど部屋がここしかなくてね
俺と一緒に寝ることになるんだけど・・・いいかい?」
「はい。マスターと一緒で嬉しいです」
ずいぶん従順なやつだ。
「ありがとう。じゃあ少し調整をしたら今日はもう寝よう」
「はい、マスター」
性格以外は全く一人目と変わらなかったので調整はすぐに終わった。
1時間ほど素直なミクと接するうちに、だんだんと意地悪な欲望が膨らんできた。
明日が楽しみだ。
336('A`):2009/08/14(金) 08:14:13 0
「おはよーマスター」
眠そうに目をこすりながらミク・・・一人目なので便宜上ミクAとする
がキッチンに入ってきた
「あれー・・・」
テーブルに座ろうとしたらしいが、既にミクBが座っていて
呆然と立ち尽くしている。
「おはようミク。ここ、あなたの席だった?ごめんね」
そそくさと席を譲ろうとするミクB
「いいよいいよ。ミク、部屋から椅子持ってきなさい
はい、ミク、目玉焼き焼けたよ」
寝ぼけているのか驚いているのかミクAは無言で自室に椅子を取りに行った。
「いいんですか?」
ミクBは出された目玉焼きには手をつけずこちらを怪訝そうに見ている。
「いいんだよ。ま、気にしないで」
ガチャリ
ミクAが両手で椅子を抱えて戻ってきた。
ミクBの隣の空いたスペースに置く
「ミク、椅子買うまで悪いけど毎日食事の時は椅子持ってきてね」
「えー・・・」
ミクAは明らかに不機嫌だ。
「マスター、私が持ってきます。後から来たのは私なんだし・・・」
ミクBがおろおろしながら俺とミクAを交互に見ている。
ミクAは黙って俯いている。
「よし、じゃあ公平にジャンケンで決めよう。
毎日やって、負けた方が椅子を持ってくるんだ」

それから、ミクAは毎日食事の度によたよたしながら椅子を持ってくるようになった。
ちょっとした意地悪用にと、最初の調整の時にこっそりグーしか出せないようにしておいてある。
対して、ミクBにはパーしか出せないようにしてある。
337('A`):2009/08/14(金) 08:33:26 0
それから2ヶ月が経った。
最初の頃は毎日「椅子まだ?」とミクAに懇願されていたが、その度に「忘れてた」
とそっけなく返していたら何も聞いてこなくなった。
夜自室に入る前に、「今日はミクが一緒に寝る」と言って聞かなかったこともあったが
今は振り向きもしない。
だんだん俺の部屋でやる歌のレッスンにも顔を出さなくなってきた。
何をしているのかと覗いてみると、壁の方を向いて布団にくるまって泣いていた。
でも、俺は声をかけなかった。
そのうち食事にも顔を出さなくなった。

俺はそれで構わないと思っていたが、ミクがあんまり心配するので、
リンとレンのセットを購入し、アレに弟を作ってやることにした。
「レン、ここがお姉ちゃんの部屋だよ」
ドアを少し開いて二人で部屋を覗き込むと、ミクが壁の方を向いて寝ている
たまになにやらぶつぶつ喋ったりしていて、異様な何かを察知したのか
レンは少々怯えている。
「マスター・・・ミクお姉ちゃん大丈夫なんですか?」
「うん、ちょっと軽い病気かもしれないけど、大丈夫だ。それじゃ、頑張って」
直後、レンの背中を押すと、部屋のドアを閉めた
「マスター!マスター!」
レンがドアを叩きながら助けを求める。
「マスター!出してください! あっ」

それきり、部屋から物音や声が聞こえた事は無かった。
何が起こったのか知らないし、知りたくもないので
俺は二度とその部屋を開けないことにした。
リンとミクにも十分に言い聞かせた。
最初は毎日リンに部屋を開けるよう泣きながら頼まれたが、
ミクの怯えようを見ているうちにあの部屋には近づかなくなった。
338('A`):2009/08/14(金) 09:42:11 O
「えうう〜ルカ様の華麗な鞭捌き〜苦痛は快感、紙一重〜!」
「うええん!マスター、しっかりしてください〜!」
今日もリビングでアル中二人は、ミクが買い込んできた怪しげなジュースで自分に酔っていた。
「ぐびっぐびっぐびっ…。」
ぼくはメッコールを一気する。
「ゲッフゥ!マズッ!もう一杯!」
ハクはヤキイモジュース炭酸入りを一口。
「バブッ!?」
奇怪な味に耐えられず噴いた。
「うええ〜ん!マスター、まずいですぅうぅ〜!」
「だからって、銃口をこっちに向けなくても…。」
ぼくの顔はハクが噴き出したマズいジュースにまみれてしまった。
「ごめんなさいマスター、あまりにまずくて…。」
ハクがそばにあったティッシュで拭いてくれた。
テーブルには嫌がらせのごとく奇妙なジュースが並んでいる。
「一体、ミクの奴はどこで買い込んできたんだ…。」
「ああんマスター、お酒ください!」
「ないよ。」
すでに禁酒は一週間。ぼくの尻は傷だらけだ。
「じゃあ、マスターをください…。」
ハクが潤んだ瞳で見つめてくる。
「ハク姉さん…。」
ひしと抱き合う。
「ぼくもハク姉さんのことが…。」
「マスター…!」
熱いキスを交わした。

「マズッ!」
お互い奇怪な味に噴いた。

「ちくしょう。ミクめ、どうせなら旨いもの買って来いよ〜。」
ハク姉さんといい感じなのに、もう涙目!
「不潔!」
頭に衝撃。
ミクが世にも珍しいネーポンの瓶で殴りつけてきた。
「酔ってもないのに、昼間から乳くり合わないでよ!」
「あら〜、ミクちゃんには関係ないわよ〜ん。」
ハク姉さんはいつになく強気だ。
ミクはネーポンを構えてピクンと震えた。
「それに、あたしたち、自分に酔ってるのよ〜ん。」
「ば、ばかじゃないの!?」
確かにバカだ。
「うふふ、マスタぁ〜ん、ごろにゃん〜。」
ハク姉さんがぼくにしなだれかかる。おっぱいを押しつけてくる。
「ミクちゃんには、まだ早いかしら?」
ミクが真っ赤になる。
そしてダッシュで逃げた。
珍しくハク姉さんの勝ちだが、酒は相変わらず手に入らない。

「な、なによ!マスターのばか!ちょっと、おっぱい大きいからってヘラヘラしちゃって!」
ミクの逆襲が怖い。
339('A`):2009/08/14(金) 13:23:42 0
>>337
久々にゾクゾクしてきた
やっぱ虐待はこうじゃないとな
340('A`):2009/08/14(金) 16:13:52 O
レンも虐待してみたら?
341('A`):2009/08/14(金) 17:08:38 0
「マスター、入りますよ・・・」
遠慮がちにそう言うと、出来るだけ音を立てないようにドアを開けて
ルカは喪男の部屋に入った。
ヘッドホンを付けてゲームをしている喪男は
気が付かなかったのかそういうフリをしているのか見向きもしない。
ルカはため息を付きながら喪男のベッドに座った。
「ーーっあくっそ!ボケが!死ね! あーもうこんなクソゲやんねー」
喪男は悪態を付きながらヘッドホンを外すと机に突っ伏した。
「お前、何で入って来てるの」
「あっ・・・すいません・・・ご飯が出来たので一緒に食べようと思って・・・」
「腹減ってねーからいらねー 暑くて食欲もあるかっつーの」
「でも、お菓子ばっかりじゃ体壊しますよ・・・」
ブンッ
ルカが悲しそうにそう言った瞬間、喪男は手に持っていたコントローラを投げつけた
「痛っ!」
「うるせーんだよ!食いたくねーっつってんだろうが!」
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
怒りをあらわにしながら寄って来る喪男に恐怖を感じて
ルカは両手で頭をかばう
「・・・で、晩飯何作ったの?ルカちゃん?」
「えと、暑いから冷麺を作りました・・・これなら食べられるかなって・・・」
「ひょー、気が利くじゃん。ごめんね、痛かった?」
ルカの額のコントローラがぶつかった辺りをさする。
「だ、大丈夫です。すいません心配かけて・・・」
「いいんだよ。俺が悪いんだし。冷麺なら食いたい。すぐ持ってきて」
「あの、マスター・・・下で一緒に食べませんか?」
そう言った瞬間喪男の表情がさっと戻る。
「下パソコンねーじゃん。なんかねーとヒマなんだよ」
「テレビならありますし・・・それにお話しながら食べたいんです・・・」
「俺はしたくねーよ!とっとと持って来い!」
「きゃっ! ・・・は、はい・・・すぐ持ってきますね・・・」
蹴られたわき腹を押さえながらルカは下の階に降りていった。
342('A`):2009/08/14(金) 17:24:20 0
>>337
イカスな
343('A`):2009/08/14(金) 17:27:28 O
「えうう〜酒〜酒を〜!」
禁酒二週間、目に見えて枯れている二人。
「マスター、死んじゃらめぇぇえ!」
げっそり痩せたハク。
「ゲフッゲフッ!わしはもうダメじゃ…死ぬ前に一度たらふく呑みたかった!」
「マスターあああ!」
「ハク姉さん…ぼくを抱きしめてください!」
「マスター、わたしはマスターのものですぅう!」
むにゅうう〜
「ああ、もう思い残す事は無い…!」
ガラリ。
「う〜い!呑んでるか〜い!イェアアア!」

「は?」
ぼくは一気に現実に帰ってしまった。
ハク姉さんのおっぱいが気持ちいいのは確かだ。
「にゃ〜にシケた顔してんのよ〜、このダメマスターとホルスタイン!」
ミクが一升瓶を携え乱入してきた。
「ちょ!ミクちゃんにはまだ早い…」
ルカが慌てて取り上げようとしたが、振りほどきラッパ飲みをする。
ゴプゴプゴプ…
「あらしにはまだはやい〜?その上から目線が一番ムカつくにょよ!」
ドカッとソファーに座り込み、ドスンと瓶をテーブルに叩き置いた。
「初音さん…?」
ぼくとハク姉さんは抱き合ったまま硬直していた。
「ふん、お似合いじゃないにょよ!」
豪快に脚を開いて座っているので、パンツが丸見えだが、突っ込めない。
「いつもいつもハク姉さんとばかりいぃぃ〜!」
ゴプゴプゴプ…
「ぶはっ!たまには、この初音ミクちゃんを構いなさいよぉぉお!」
ミクの熱いシャウトが炸裂した!
リビングは水を打ったように静まり返った。
「ご、ごめんなミク。ぼくは酒好きだから、ついついハク姉さんとばかり…。」
「ミクちゃん、ごめんなさい…。マスターを独り占めする気は無かったの…。」
「ゲフッ!その無駄にでかい胸があ!ましゅたーをダメにしゅるのよ!」

ミクは話を聞いてない。

「うええ〜ん!ましゅたーのばか〜!」
激怒してたと思ったら泣き出した。
酔っ払いのパターンは世界中で決まっている。
笑う。怒る。泣く。
次は…

ミクは笑顔を浮かべて高らかに宣言した。
「脱ぎまーす!」
「わああああああ!!」
ぼくとハク姉さんは慌ててミクを止めにかかった。
もう両手で上着をめくり、お腹が見えている。
「み、ミク!もっと自分を大事にしよう!」
「アル中に言われたかにゃいわよ!」
「ごもっとも!」
ミクの暴走は酔いが回って寝入るまで続いた。

344('A`):2009/08/14(金) 17:28:58 O
許せねえ、俺の女の子達に虐待なんて・・・
345('A`):2009/08/14(金) 17:36:28 0
私がこの家に来てから4年。
そしてマスターが仕事をやめてからだいたい2年になる。
「こっちの大盛りがマスターの分・・・っと あと、お茶もね」
最初の2年はとても楽しかった。
毎日毎日本当の家族のように優しく接してくれて、
歌も本当に嬉しそうに聴いてくれたし、
ギターがやりたいと言ったら誕生日に豪華なセットを買ってくれたりもした。

トントン
「マスター、持って来ました」
ゆっくりドアを開ける。
「ん。センキュー。そこ置いといて」
マスターはタバコを吸いながら熱心に掲示板に書き込みをしている。
机の空いたところにマスターの腕に触れないようそっとお盆を置く。
「・・・マスター、私もここで食べてもいいですか?」
勇気を出して聞いてみる。でも返事がない。
「あの、マスター・・・」
「勝手に食えばいいじゃん」
「ありがとうございます・・・」
廊下に置いてあった自分の冷麺と飲み物を持ってきて、ちらかった部屋の真ん中に置く。
「いただきます」
箸で麺をよくほぐして、ぱくり。
うん、おいしい。これなら多分マスターも喜んでくれると思う。
「あー・・・ツマンネ。俺も食うかー あーあ」
10分くらい画面を見ていたマスターもようやく食べてくれるみたいだ。
「マスター、どうですか?」
「ふつー」
「そうですか、よかった」
もうずっとこんな返事しか返って来ない。
でもいつまで経っても悲しくて、いつまで経っても慣れない。
「・・・っく、ひっく」
声を出すまいと思っていたけど、どうしても泣き声が出てしまう。
マスターは、もう振り向いてもくれない。
346('A`):2009/08/14(金) 17:37:42 0
「ごっそさーん しまっといてー」
食べ終えるとマスターは机に突っ伏して寝てしまった。
「あの、マスター、お話があるんですけど・・・」
「んだよ・・・後でいーよ・・・ねみーもん・・・」
マスターの手が「しっしっ」と振られる。
「今日買い物に行ったときお金下ろしたんですけど・・・残高がもう・・・あと少しで・・・」
マスターはぴくりともしない。
「あと・・・3ヶ月くらいの分しかなくって・・・えと・・・その・・・」
「働けーってか、な?」
「・・・はい。それで私、お仕事見つける手伝いが出来たらって思って、
いろいろと求人票もらってきたんです、よかったら見てくれませんか?」
「お前、何でそんなもん持ってんのよ」
「今日、買い物行く途中でハローワークに行って・・・」

「っぜぇ!」
マスターがいきなり身を翻して掴みかかってきた。
「きゃあ!」
胸ぐらを掴まれたままベッドに押し倒される
「うっぜぇ!なんなの?お前俺の親か何か?あ?」
「ひっ!ごめんなさいごめんなさい・・・」
「つか、何勝手にハロワとか行ってんの?ボカロにハロワ行かせてるとか
噂になったらお前どう責任とんの?なぁ?」
「ごめんなさいごめんなさい・・・私そこまで考えてなくて・・・」
「っっずぁ!」
マスターが私の上で暴れて、その拍子にスカートが少しずれた。
「・・・いやっ」
そのままパンツの中に手を入れてくる
「なぁ、やらせろよ」
「ひっ・・・やめてください・・・」
「お前も出来るんだろ? ・・・満足したらハロワでも何でも行ってやるよ」
「本当ですか?」
「へへへ・・・なんでもいーじゃねーかもう・・・」
怖くて怖くて仕方ない。でも、マスターの為にガマンしなきゃ。
347('A`):2009/08/14(金) 17:42:10 O
虐待とそうじゃないのが混在してる
348346:2009/08/14(金) 17:44:38 0
わかりにくいな。しばらく自重するわ。
349('A`):2009/08/14(金) 18:34:49 0
べつにわかりにくくないし!
350('A`):2009/08/14(金) 18:50:11 O
投下汁!
こんなに盛り上がったのは久しぶりだし!
351('A`):2009/08/14(金) 19:35:31 0
ミクにシャブ打ったらどうなるの?
352('A`):2009/08/14(金) 19:39:38 0
353('A`):2009/08/14(金) 20:25:05 0
>>346
スマン、聞きたいんだがこれはミク?ルカ?
354('A`):2009/08/14(金) 20:29:45 0
>>341 >>345-346がルカです
355('A`):2009/08/14(金) 21:17:36 i
話書くとき安価つけといてくれれば複数並行してても困らないよ。

俺は虐待はしたくないけど、虐待されてかわいそうなボカロを見てると
かけよってぎゅってしたくなるな。
もっとやってくれ。
356('A`):2009/08/14(金) 21:55:58 0
「ふぃ〜・・・♪」
喪男は最高の気分だった。
そうだ、何故今まで気が付かなかったんだろう。
コイツがいるじゃないか。俺に従順なコイツが。
「・・・ひっ・・・えっ・・・うう・・・うっ・・・」
全裸にひん剥いたルカがベッドの上で泣いている。
その姿をまじまじと眺めてるとまた興奮してきたが流石にコッチが持たない。
「ごめんねぇ、ルカちゃん。痛かった?」
るっか♪るっか♪ないとふぃーばー♪などと歌いだしてしまいそうになるのをぐっと抑える。
「ひっく・・・いえ・・・大丈夫です、マスター・・・えぅっ・・・」
泣きながら無理に笑顔を作って応える。かわいいやつめ。
「食器、俺が今日は洗っといてやるよ」
ルカと俺の食器をお盆に乗せる。
「・・・いえ、いいです。私がやります」
「いやいや、いいよ。たまにはさ。俺機嫌がいいから何かしたいんだ
だから、ルカはそこで寝てて。初めてで疲れただろ?」
「わかりました、すいません・・・」
それだけ答えると、ふっと何かが切れたのかぐったりしてしまった。
だいぶ乱暴に扱ったからなあ。ま、大丈夫だろ。
ルカの呼吸が落ち着いてきたのを見てから、俺は全裸のまま食器を台所へ持っていった。

「久々に部屋の外に出た気がするな・・・」
思わず独り言を言ってしまう。整然と片付けられた1階は
今まで住んでいたのにまるで他人の家のようだ。
台所に入ると、何もかもきちんとしまわれている。

皿を洗い終えて、ふとルカの部屋が気になって覗いてみることにした。
バレても怒られはしないだろうが、全裸のまま入るのは妙に緊張する。
ガチャリ
ドアを開けると、ここもまた一層整然としている。
6畳一間の和室、右手奥にはきちんと畳まれた布団、
左手奥には化粧台があるだけで他には何も無い。
「むぅ・・・」
押入れも見てみる事にする。
・・・やっぱり物が少ない。プラスチックの収納ケースには
いくらかの下着、ズボンにスカートにシャツ、それだけだ。
派手な服は一つも無い。
ルカがもともと来ていたあの綺麗な服は、たしか半年ほど前に
俺が何かしてもう着れなくなったっけ。よく覚えてない。
「パンツでももらっていくか、何か色っぺーのねーかな・・・なんだこれ」
ケースの中から乱雑に服を放り出していくと、奥のほうに黒いビニール袋があった。
「勝負下着とか入ってねー・・・よなぁ」
ぶつくさ言いながら閉じているテープを引きちぎり開けてみる
中には綺麗にたたまれているルカのもともとのドレスが入っていた。
新品のように綺麗だが、胸の辺りにコゲたような跡が付いていて
大きな穴が開いている。
「そうだ、何かしたんだけどな〜なんだっけかな〜・・・まぁいいか」
袋に詰めなおすと、このドレスはオナニー用にもらっていくことにした。
357('A`):2009/08/15(土) 00:32:03 0
たこルカで刺身、たこ焼き、バーベキュー・・・
358('A`):2009/08/15(土) 00:56:32 0
gyorai氏以降、スレが活性化してきてなにより。
>>355 おれも。虐待されてる薄幸な状態が好きなのかもわからんね。
肉体系、精神系どちらもアリだ
359('A`):2009/08/15(土) 01:27:22 O
ミクが上の立場だとイライラするな
ミクはつねにマスターの遥か下の立場で、この関係は絶対に変わらない
ほのぼの系にも必ず虐待のキーワードを入れて欲しい(マスターが更正したり、別のマスターに拾われたり)
360('A`):2009/08/15(土) 05:31:22 0
喪男はケースからばら撒いた服を踏みつけながら部屋を見渡した。
化粧台の上に分厚いルーズリーフ式ノートが置いてある。
「日記でもつけてんのかな?」
ビニール袋を脇に置いて、読んでみる。

中は3つに区切られていて、家計簿と、ギターの勉強らしい部分と、それから空白がずっと続いていた。
「なんだこれ」
パラパラとページをめくっていくと、突然日記が書かれていた。

「○月×日
マスターは最近ご飯をきちんと食べてくれない。
何か、涼しい物ならいいかもしれない。
そうだ、明日は冷麺を作ろう」

「これ、昨日だな」
次のページをめくると、日記がびっしり書かれていた。
どうも、ノートの一番後ろから逆に書いてるらしい。
1日1日は数行なのだが、1ページを3分割して書いている為濃く見える。
喪男は一番最初の日記を読んでみることにした。

「▲月×日
今日は、マスターが私にこのファイルをくれた。
何でも書きたいことがあったら書いていいよって言ってくれた。
嬉しかった。
今日から日記をつけてみようと思う。マスターに読まれたら恥ずかしいな」

「▲月*日
昨日の日記を読み返してみると、自分で恥ずかしかった
でも、頑張ってつけてみようと思う」

「▲月―日
今日は週末で明日マスターがお仕事休みだから飲もうって
お酒を買って帰ってきたので二人で飲んだ。
いつの間にか寝てしまっていたけどマスターが部屋まで運んでくれて、
お布団も敷いてくれた。 ありがとうマスター」

だんだん嫌悪感を感じてきたので少しページを戻す。

「―月×日
明日はマスターの誕生日。
最近部屋に篭りっぱなしだけど、何か明るい気分にさせてあげたいな。
ちょっとお出かけしてプレゼントを探してあげよう」

「―月*日
マスターに花束とケーキを買って来てお祝いをしたら、
そんなもん買うんじゃないって怒られた。
おめかししてドレスを久々に着て行ったけど、
ケーキのローソクを押し付けられて―」

その部分が乱暴に上から塗りつぶされている。
そしてそのすぐ下に1行、
「私がドジしちゃって少し穴が開いちゃった。」
と書かれている。
361('A`):2009/08/15(土) 05:32:31 0
読むのが辛くなってきたがそのまま読み進めて行った。
しばらくは毎日書かれていた日記が、だんだん飛び飛びになり、
かなり不定期になってきていた。

’月○日
「マスターに怒られた。
誰の金で生活できてるんだって、言われた。
確かに私は1円も稼いでないから、何も言えない。
出来るだけ、節約をしよう。」

〜月@日
「インターネットの支払いをしている口座の残高がもうないと、
プロバイダから督促状が来た。
マスターに相談すると早くしろと言われたので
普段使っている口座のカードと通帳を探したけど見つからない。
いつも整理してたのに、失くしてしまった。
足りない分は数千円だったので、CDと本をいくらか売って足しておいた
初めて古本屋に物を売ったけど、意外に高く売れるものもあるんだな。
普段から綺麗にしておいてよかった。」

〜月*日
「カードと通帳はマスターの部屋にあった。
何でも通販で必要だったとかで、
とにかく失くしてなくてよかった。」

>月/日
「銀行の口座の残高が少なくなってきた。
もっと節約料理を覚えようと思う」

<月@日
「今日お金を下ろした。もう、口座に2万円しかない。
光熱費を引くと、1万円もないかもしれない。
マスターに相談したいけど話をきいてくれない。」

<月*日
「ギターとアンプを押入れから出す
しばらく前から練習をするとマスターに
怒られる様になったので使わなくなってた。
丁寧に拭いてあげた。」

<月#日
「ギター一式を売りに行った。
全部で22万円になった。
本当は売りたくなかった。」

<月ー日
「ギターを見に行った。まだあった。」

<月、日
「ギターを見に行った。まだあった。」

<月7@日
「ギターを見に行った。まだあった。」

<月+-日
「ギターを見に行った。まだあった。」

喪男は、日記を読むのをやめた。
362('A`):2009/08/15(土) 05:35:29 0
ルカの服をきちんとケースにしまった。
彼女ほど綺麗にはしまえなかったので恐らく俺が出した事はバレるだろう。
片付けている間に涙が溢れて来た。
そうだ、俺にも幸せな時期があったんだ。 そして・・・ルカにも。
どうしてそんなことを考えてやれなかったんだろう。

部屋に戻ると、ルカは静かに寝息を立ててまだ眠っていた。
俺がむちゃくちゃに犯したのに、それでも俺のベッドで眠れて幸せそうだ。
その姿を見ているとまた涙がこぼれてきた。
起こさないように静かに彼女の横に座って、起きるまで待つことにした。

「あれ、マスター・・・」
「おはよう」
「・・・ごめんなさい!私ずっと寝てて・・・マスター眠れませんでしたよね・・・ごめんなさい」
服を着てないことなど全く気にかける素振りも無くベッドから立ち上がる。
「いいんだよ。ほら、座って」
喪男が自分の隣を叩いてしめすとルカはしばらく不思議そうな顔をした後、静かに座った。
「これ・・・」
「あっ・・・私の・・・」
中身を見せるまでも無かった。でも丁寧に二人の間にドレスを広げた。
「これ、俺がやったんだよな」
「違います!それは私が・・・」
ルカはもうどうしていいかわからないみたいでぱっとドレスを取ると強く抱きしめた。
「ルカ、もういいんだ」
「え?」
「ずっと、謝ろうと思ってて・・・本当にごめん。ルカの大事な一張羅だったのに」
俺は深々と頭を下げた。
「ま、マスター?どうしたんですか」
ルカが心配そうに聞いてくる。
「いやその・・・長い事酷い事してごめん。本当に・・・ごめん」

「ぇうううううう!!あぅっあぅっ・・・」
突然ルカが泣き出した。
「ルカ・・・」
何も言わずに抱き寄せる。ルカも俺に抱きついてきた。
「長い事苦労かけた。本当にごめん。勝手なのは分かるけど・・・でも俺頑張るよ・・・
俺絶対・・・・・・・・・・・ルカの事幸せにするから!」
「マスタぁ・・・」
しわくちゃな泣き顔をこっちに向ける。今はそんな顔であっても世界で一番愛しい。
「本当に、長い事・・・ごめんな」
俺はもう一度ルカを強く抱きしめた。
363('A`):2009/08/15(土) 07:01:06 0
うう
うちのルカは大事にしよう
364('A`):2009/08/15(土) 09:33:52 O
本当にそう思うなら働けよ
365('A`):2009/08/15(土) 13:48:50 0
その日から、ルカの為にいろいろと頑張った。
手始めにルカが持って帰って来てくれた求人票に目を通してみた。
10枚あったが、全てどう考えても俺には出来なさそうな仕事だった。
どうしてこの求人を選んだのか聞いてみたら、
「マスターなら、きっとやれます!」とにこにこしながら答えた。
派遣でパン製造の仕事をしてただけの高卒の俺が、
一流家電量販店のチーフだなんて、と思ったが
ルカに弱音を吐く姿を見せたくなかったので見栄を張っておいた。

あれから、優しいマスターが帰ってきてくれた。
本当に嬉しかった。
今日は私の持って帰った求人票を見てくれた。
私はまだまだ世の中のことがよくわからないので、
マスターならきっとやれると思った仕事を選んでみたけど、
どうもズレてたみたいだった。でもマスターはいいよって言ってくれた。


今日は久々にルカと一緒に外に出た。
あまり金はないのでいろいろと連れて行ってやれないのが残念だが、
公園で手を繋いで座っていてやるだけで嬉しそうだった。
帰りにお揃いのシャツを買う。2着で500円。

マスターと一緒にデートをした。
嬉しかったけど、一緒に歩くのはとても久しぶりで
なんだか恥ずかしくてもじもじしていたら手を繋いでくれた。
帰りにお揃いのシャツを買った。
ピンクのシャツでマスターは外では着れないなって笑ってた。
家の中で二人で来て一緒にご飯を食べた。幸せ。


今日はルカに留守番を頼んでハロワに行った。
ルカの選んでくれた求人はもう受付が締め切られていた。
ざっと一覧を見てみると、数年前とはいろいろ変わっていて、
少し厳しそうだった。何より免許が無いのがなぁ。
家に帰るとルカが嬉しそうに出迎えてくれた。
「どうでした?」と聞かれてちょっと辛かったが
とりあえずガードマンの仕事に応募したことを告げた。

マスターが今日はハローワークに行った。
家の中に一人で居るとこんなに寂しいものだったかな。
帰ってくるまで何をするのも落ち着かなくて、
マスターの部屋をずっと片付けていた。
今日も一緒にご飯を食べてくれた。
もうずっと一緒だって分かってるけど、やっぱり嬉しい。
366('A`):2009/08/15(土) 13:49:50 0
ガードマンの仕事の面接の結果、ダメだった。
なんとなく分かっていたが、職歴と2年の空白が響いたようだった。
ルカが明るく励ましてくれるのが辛い。
でも悲しい顔も見せたくなかったのでずっと笑っていた。次こそ頑張ろう。

マスター宛に手紙が届いた。
中はこの前の面接の結果で、ダメだったみたい。
マスターを元気付けてあげようと思ったけど、何をしたらいいのか分からない。


何十件と面接に落ちている。
貯金もあと1ヶ月分といったところか。
不採用になる度にルカは励ましてくれる。
その度に次頑張ろうと思える。
そういえば、ルカの体調が悪そうだ。
なんだろう。大したことなければいいのだが。

マスターの就職活動が上手くいかない。
その度に焦っているような気がする。
落ち着いて、マスター。きっとあなたなら大丈夫。
料理をしている時に少しふらついて、マスターに心配された。
私がフォローしてあげなきゃいけないのに、ごめんなさい。


そういえば、俺がルカを犯した事を思い出した。
まさか、と思い今日はハロワに行くのをやめて産婦人科に行った。
ボーカロイドを連れて来る奴なんかいないだろから恥ずかしかったが、
そんな事を言っている場合ではない。
検査の結果は・・・来週もまた来てくれと言われた。
陽性か陰性か、はっきりしないということだ。
恐らくボーカロイドの検査をするのは始めてだったんだろう。
家に帰ってからルカを部屋に寝かせて今日は俺が飯を作った。
最近目に見えて具合が悪そうだ。

今日はマスターと病院に行った。
病院に行くのは初めてだったけど、向こうも私を見るのは初めてだったみたいで
お互いにぎこちなかった。
来週もまた行く事になった。
少し気分が悪くてマスターにご飯を作ってもらった。
本当にごめんなさい。ありがとうマスター。
367('A`):2009/08/15(土) 13:53:25 O
一度は反省し働こうと職探しをする喪男だったが、一向に採用されないまま時間だけが経過する。貯金が尽き再びルカを虐待しそうになり苦悩する喪男…


そんな時にリア充のDQNから「ルカとやらせてくれたら金貸しても良いぞ」と持ちかけられる。


目の前で犯され続けるルカ。

涙を流しながら鬱勃起し札束を握りしめる喪男。

「マスター…見ないで…見ないで…」

ルカは涙を流しながら矯声を上げてDQNと舌を絡めた。

「オラッ。マスターとどっちの方が良いんだよ?オラッ」

「こ…こっち…こっちの方が…イヤイヤイヤイヤイヤァァァァア!イイっ!!」
ルカがヨダレを足らして腰を振り始めた。


翌日から目を合わせなくなった二人。喪男の顔色を必要以上に気にして怯えるルカ…


喪男は虐待を再開した。


第三部・完
368('A`):2009/08/15(土) 13:58:30 0
再検査に行った。結果は陽性ということだった。
ルカは事情がよく飲み込めていなさそうだったが、少し青ざめていたような気がする。
帰ってから、あまり話はしなかった。

今日また病院に行って検査をした。
結果が出て、お医者様におめでとうと言われた。
私のおなかの中に、マスターの子供が居るということだった。
どうしたらいいのかわからない。


珍しくルカが朝起きてこなかった。
彼女はとても頭もいいし落ち着いているけど
起動してから5年俺と一緒に暮らしているだけで
いろいろな知識が不足しているのだ。混乱するのも無理は無い。
・・・それにしてもどうしよう。
今の経済状態でルカと子供を養えるのだろうか。
・・・いや、それ以前に産むのか・・・やめるのか。
俺も混乱してきた。

怖くなって寝室から出られなかった。
どうしよう。


ルカは今日も部屋から出てこなかった。
ネットでいろいろとこういう問題に関しての文章を読んで、
とりあえずの知識と自分の意見を持ったうえでルカの部屋に入った。
出来るだけルカの意見を尊重してあげようと思って話をするつもりだったが、
ルカに泣きつかれただけで今日は何の話もできなかった。

今日も布団から出る気になれなかった。
お昼過ぎにマスターが来てくれて、ごめんなさいって言おうとしたけど
泣いてしまった。マスターはずっとそばに居てくれた。


>>367
イイな。
369('A`):2009/08/15(土) 16:29:12 O
いいけどそれで孕むのは無しな
370('A`):2009/08/15(土) 17:02:48 0
今日ハロワに行く前に産婦人科の先生の所へ一人で相談に行った。
どうするか、決めるにはまだ時間はあるが
しかし早いほうがいいとのこと。
その言葉がひっかかって仕事探しにも身が入らない。

今日は一日寝ていた。
何もする気がしない。


建設現場のバイトの面接に申し込んだ。
正直体力には自信が無いが、何か行動してないと落ち着かない。
あれからずっとルカの元気が無くて心配だ。

最近マスターに頼りっぱなしなので、今日は家事をした。
私を元気付けようとしてくれて嬉しい。でもつらい。


俺がルカに幸せにしてやると言ってから、逆にルカは
どんどん元気が無くなって、最近はあまり笑わなくなった。
俺は、ルカを幸せにはできないんだろうか・・・
面接は明日だ。 せめて仕事を見つけないといけない。

マスターに気分転換をした方がいいと言われて二人でお出かけした。
いろいろな所を歩いて、気が付いたらギターを売ったお店の前に居た。
まだギターはあった。よかった。
マスターが、次の仕事が決まったらきっと買い戻してくれると約束してくれた。


バイトに受かった。こういう所はさっさと合否を出すらしい。
その場で採用を通知されて、明日から現場で働く事になった。
給料もまぁまぁ悪くない。
これでルカにもっと贅沢をさせてやれる。頑張るぞ。

マスターが仕事につけた!
二人で安いビールを買ってお祝いした。
明日からお弁当を作ってあげなきゃ。
371('A`):2009/08/15(土) 17:10:09 0
数週間後

俺はまだなんとかこのバイトを続けている。
周りはDQNだらけでひょろい俺はいつも足手まといで罵声を浴びせられる事も
少なくないが、皆根はいい奴らだ。
仕事は20階や30階立てのビルの中に重いボードや資材を持っていくことで
これが結構キツいが、運んでいる間は何も考えなくていいのである意味楽だ。

「先輩ー、これで全部です」
「おーお疲れー 下行って監督にクレーン、動かしてもらって」
「はい」

急ぎ足で階段を下りる。

「監督ー、クレーンお願いします、15階です」
「うん、ちょっとしたらやるか。今上から廃材下ろしてるから、
それ終わるまで休憩だ」
「はい」

つかの間の休憩。
ルカが入れてくれたコーヒーの入った水筒を出して飲む。
昼の弁当が楽しみだ。

ガシャーン
「――――ーい、そこ違うぞ!」
「―――ーっすかー?」
監督の怒鳴り声が聞こえる。 ま、今は関係ない。

「―こ誰かいるぞ!」
「危ない!」

えっ

ガシャーン ガラッ ガラガラッ
372('A`):2009/08/15(土) 17:27:05 0
○月ー日
マスターが、現場の事故に遭った。
病院に慌てて行くと、包帯まみれになっててたくさんチューブに繋がれていた
マスターの手を握って呼んだけど、返事はなかった。
でも、少しだけ手を握り返してくれたような気がする。
少ししてマスターの緊急手術が始まった。
慌ててお医者さんが入ってきてすぐに手術室に連れて行かれてしまった。
お昼過ぎに手術室のランプが消えて、マスターを乗せたベッドがゆっくり帰ってきた。
マスターはやっぱり包帯でぐるぐる巻きになっていた。
お医者さんに、残念ながら・・・とだけ言われた。どうしよう。
マスター、死なないで。帰ってきて。お願い。

○月―日
マスターの心臓が止まった
横に据え付けられている機械の数値が、70になったらいいと
お医者さんは言っていたけど、10から上がる事は無くて
ずっと手を握っていたけど0になって、そのままブザーがなった
慌ててお医者さんを電話で呼んだ。
少し様子を見て、本当に残念ながら、と首を横に振った。
そこからの事はよく覚えてない。

○月*日
マスターがうちに帰ってきた。
青白い顔をしていた。
もうどうしていいかわからなくて、一日泣いていた。

○月・日
マスターの会社の監督さんがお葬式の準備をしてくれた。
午後からひっそりとしたお葬式をした。
私はマスターの家族だから、何かしないといけないようだったけど
何も出来なかった。
終わったあとマスターが保険に入っていたのでお金がもらえると教えられた。
保険会社の電話番号と資料を渡されたけど、何かする気がしなくてずっと泣いていた。

○月¥日
何もしないでいる私を見かねてか、監督さんが保険関係の処理を全部済ませてくれた
死亡保険で5千万下りると言われた。でもどうでもよかった。
それから、いつもマスターが監督に現場で
彼女を幸せにしたいけど、もしかしたら俺は不幸にしか出来ないのかなって
言っていたと教えてくれた 監督さんが帰った後一人でずっと泣いた
373('A`):2009/08/15(土) 17:31:34 0
それが最後のページになった。
マスターはもう帰ってこない。
考えるたびに頭が真っ白になって何もしないでずっと座っていた。
それから、お腹の赤ちゃんの事を思い出した。
マスターは、いつも話しにくそうに出産のことや、育児のこと
それから私の体のことをよく教えてくれた。
私も、どうしたらいいのかまだ分からないけど
この子が大人になるまでのお金はマスターが残してくれた。

マスターと私の代わりに、この子には幸せになってもらいたいと思う。
それが、今の私の幸せ。

                      終
374('A`):2009/08/15(土) 17:33:58 0
ルカが好き過ぎて妊娠させた上母子家庭にしてしまった。
長い事すまんかった。
375('A`):2009/08/15(土) 18:57:01 O
誰か藤田咲を虐待してくれ
376('A`):2009/08/15(土) 18:57:08 0
よくやった

ところで思ったんだが、名前欄にSSのタイトルを入れたほうがいいと思う
377('A`):2009/08/15(土) 19:53:19 O
虐待か非虐待かもな

じゃあ次はハク、ネル、リンだ
378('A`):2009/08/15(土) 20:06:17 i
ネルに期待
379('A`):2009/08/15(土) 20:15:50 0
>>343のらぶらぶハク姉さんの続きも待ってる
380('A`):2009/08/15(土) 20:15:53 O
ハクならもう少しで出来ます。
381('A`):2009/08/15(土) 20:18:39 O
>>379
!?

まさかの同時刻投稿

頑張ろう。
382('A`):2009/08/15(土) 20:35:20 O
ハクは虐待と言うよりむしろS属性があったらいいかも
普段気が小さいハクが俺に対しては強気でくるってのがまた・・・

毎日足コキや電気アンマばっかりされてイキまくりの日々
383('A`):2009/08/15(土) 20:39:50 0
いいなそれ
つかハク虐待ってどういう風になるか思いつかない
既にとろんとしてるからかも知れないけど
384('A`):2009/08/15(土) 21:39:50 0
ハクは虐待しても無反応で面白みがなさそう
385('A`):2009/08/15(土) 21:40:18 0
ハクは虐待すると三日で手首切ると思う
386('A`):2009/08/15(土) 22:13:08 O
逆に優しくしてやると結構さりげなく恩返ししてきそう
挟んでくれって言えばちょっと恥ずかしがりながら挟んでくれそうだし
387アル中更正日記(非虐待):2009/08/15(土) 23:17:51 0
ちょっと間が開いたのでおさらい。

きっかけ>>315

第1話>>319
第2話>>325
第3話>>338
第4話>>343

「お酒は楽しく!」
「適量を!」
「ルネッサ〜ンス!」
半分ほど注いだワイングラス3個がぶつかり合う。
ぼくとハク姉さんは禁酒3週間にして健康診断をパスした。
ついでに、ルカ様に鞭でシバかれ倒した尻も全治3週間だった。
それもこれも、厳しく接してくれた家族のおかげだ。

ぼくと、ハク姉さん、それからルカ様と一緒に縁側でワインを楽しんでいる。
庭では、年少組み(ミク、リン、レン)が花火を楽しんでいる。
もちろん、全員浴衣である。

「みんなのおかげで、また酒が楽しめる。本当にありがとう。」
ぼくはルカ様に礼を言うと、ルカ様はちょっと赤くなって顔を背ける。
「べ、別に、マスターが壊れちゃったら、私たちが困るだけだから…!」

「ツンデレだ。」
「ツンデレですな。」
ぼくとハク姉さんはルカ様を生暖かい目で見つめた。
そこで、ハク姉さんがぼくの腕を横から抱えて密着する。
「!」
ルカ様の顔色が変わる。そして、表情が徐々に妖艶な雰囲気を醸し出す。
「ま・す・たぁん?愚痴っぽい女より、熱く激しい夜が欲しいんじゃないの?」
ものすごい威力の流し目だ。右手の中指を口元に当て、しなだれかかる。

「エロ展開禁止ーーー!!!」
ミクが花火を振り回しながら駆け寄ってきた。
「「「子供はあっちで遊んでなさい。」」」
三人がハモる。すると、ミクはワナワナ震えながら、涙まで浮かべて言った。
「わ、わ、わたしのマスターにちょっかい出さないでよ!!」

「デレたね。」
「デレましたな。」
「デレたわね。」
三人で生暖かくミクを眺めてやる。
「〜〜〜っっ!!」
ミクの顔が、「欽ちゃんの仮想大賞」の得点バーのように赤くなる。
「にゃー!!」
ミクは花火を投げ捨て、抱きついてきた。
「ますたぁ…、ミクのおっぱいちっちゃくても見捨てないでね?」
「安心しな。貧乳はステータスだ。希少価値だ。」
横に居る巨乳二人から同時に殴られた。

今日もVOCALOID一家は平和だったのだ。


おわり(^^;;;;;;;
388('A`):2009/08/15(土) 23:24:16 0
相変わらず空気読めなくてスマソ
389('A`):2009/08/16(日) 01:06:38 0
「うぅぅ・・・ハクとルカ・・・両手に花やでぇ・・・」
ドゥフフフフと笑いながらスレに書き込む。

「ま・す・た・ぁ? 楽しそうね」
「をっ!」
寝ていたはずのネルがいつの間にか背後に立っている
「ふぅん、こういうのがいいんだ」
「や、違」
「どうせ、ルカ姉とハク姉が売り切れてたから私を買ったんでしょ!」
「やや、違」
困った。こうなるとネルは言うことを聞かない。

「ネル・・・こっちおいで」
「うー・・・」
「よしよし・・・僕にはネルが一番だよ・・・」
「マスター・・・したい・・・」
「え゛っ!」
気が付くとネルの顔が赤い。どうしよう
「ダメだよネル、お盆だからって・・・」
「マスター・・・早くして・・・」
「仕方ないな・・・ちょっとだけだよ・・・」


http://www.nicovideo.jp/watch/sm4112786
「ふほほほほぉー!」
「・・・」
「10年はえーんだよー!(棒読み) さ、解ったらもう今日は寝なさい」
「・・・バカ・・・」
「ン?」
「マズダァーのバガァー! 強キャラ厨!」
「あれあれ?別に強キャラじゃないよ?^^」
「うるさい!死んじゃえ!」
平手打ちを俺に見舞うと泣きながら寝室に駆け込んだ。
可愛いやつめ。 もっと修行しておいで。



動画は関係ないです。無断使用スマソ。
390('A`):2009/08/16(日) 05:46:17 0
通報した
391('A`):2009/08/16(日) 08:32:49 O
練音ルネ「ひぇっひぇっひぇ、うんまい!」
392('A`):2009/08/16(日) 15:08:22 0
以前勝手に妄想した小説のテーマソングをニコニコ動画に上げましたので、発表させて頂きます。
リミックスをかけましたので、以前に発表したものよりも違った印象になってると思います。

【マスター】ラブレター 〜ご主人様への手紙〜【大好き!】
http://www.nicovideo.jp/watch/nm7951865

妄想をこじらせたきっかけ>>178


聴いてね!
393('A`):2009/08/16(日) 15:58:37 0
ネル意外といいな
394('A`):2009/08/16(日) 18:42:13 0
395('A`):2009/08/16(日) 21:08:12 O
可愛すぎて胸が苦しくなってきた・・・
締め付けられるように痛い
396ネル妄想2:2009/08/16(日) 23:21:18 0
お盆が終わってしまった。おぼぼぼぼぼ・・・
ネルは相変わらず夏休みだけど。
「ねぇマスタぁ〜ヒマなんだけど」
ネルは一番クーラーの風の当たるところに寝そべって
携帯を弄りながら足をぶらぶらさせている
「ん〜俺もヒマなんだけど。ゲームでもする?^^」
「・・・くっ・・・ゲーム・・・飽きた・・・」
最近ちょっとボコりすぎたせいかすぐスネる。
でも手加減しても怒るんだもの。
「じゃあ何がしたいのよ、ネルちゃん」
「・・・私も歌が歌いたい!」
その質問を待ってましたとばかりに目を輝かせながら顔を上げる。
私"も"とは恐らくミクのことだろう。
ネルが触ったあとのニコ動の視聴履歴はミクの歌だらけになる。
しかしミクの名前を出すとやたら怒るので伏せておく。
「何か教えてよマスター」
「そうだなぁ・・・」
僕はyoutubeに検索ワードを打ち込みはじめる。
「こういうのとか http://www.youtube.com/watch?v=H40gzGbWUSA&feature=related
「・・・もっと可愛いのがいい・・・」
「うーん・・・じゃあこれ http://www.youtube.com/watch?v=h2qz2--OI0g
「ちょっと!空気読んでよ!最近の曲がいい!」
「くっくっく・・・ごめんごめんw」
僕は、ちょっと古い曲ばかり聴いているのでよくネルに呆れられる。
「つっても、僕最近のあんまり知らないんですけど・・・あ、そだ。
これどうよ。最新だよ http://www.youtube.com/watch?v=McdqerXrwXE
「・・・英語じゃない!マスター洋楽と古い歌ばっかり聴くの忘れてた・・・」
だんだんネルが諦めムードになってきた。
からかうのはそろそろやめてフォローを入れてあげよう。
僕はニコ動の視聴履歴から最も再生されている曲を選んで再生した
カチッ

「せ〜か〜いで いち〜ばんお〜ひ〜め〜さ〜ま〜」
「!」
イントロが流れると同時にネルがビクっとした。これがやっぱ好きなんだな。

「マスターの・・・」
あ、ヤバい。
「浮気者!バカ!ミクと結婚しちゃえ!わぁぁぁん!!」
「むぐっ!?」
僕に座布団を投げつけるとネルは部屋に引っ込んでしまった。
あれぇ?
397('A`):2009/08/17(月) 02:18:59 O
ネル、うぜぇ…
ガンガン虐待してやりたくなるよ。
398('A`):2009/08/17(月) 13:04:19 0
ここのまとめ、ニコニコにうpしたらどうなるだろう
399ネル妄想3(前):2009/08/17(月) 21:14:02 0
「デーデーデーデーデーデーデーデーデーデーデデデデデ!ジャジャーン!!!」
やっぱりロックはいい。
僕は朝からキッスを聴きながらエアギターを弾いていた

ガラッ
「・・・バカマスターおはよう」
目の周りを真っ赤に腫らしたネルが起きてきた
「お、おはよぅ・・・」
負のオーラに圧倒されて何も言えない
とぼとぼと歩き出してこっちを見るでもなくパソコンの前に座ってしまった
「パンここ置いとくからね・・・飲み物何がいい?」
「いらない・・・」
うわぁこりゃぁ相当キてる。

昨日は悪いことしたかなぁ。

ネルのしょんぼりした背中を見ながら考える。
ネルだってボーカロイドなのだから、やっぱり歌いたいんだと思う。
それは分かる。
でも僕はネルの嫌うハードロックやフォークソングばかり聴く。
そのうえエアギターでベースやドラムまで弾いてしまうし絶望的に音痴・・・
つまり音楽のセンスが全くないのだ。
「いいなぁ・・・」
ふと画面を見るとネルの曲をニコ動で聴いている。
ネルはだいたいミクの曲を聴いててたまにルカ、リンレンを聴き、
ハクの動画に赤文字で「つまらん」とコメントしたりしているが
ネル自身の曲は滅多に聴かない。
やっぱり、どこかやりきれないんだろう。
400ネル妄想3(後):2009/08/17(月) 21:17:04 0
「ネル」
呼びかけるとちらっとこっちを見たがまたモニターの方に向き直した。
「ごめんね、こんなバカマスターで」
ネルは動かないがそのまま続けた
「ネルに歌の一つもプレゼントしてやれない・・・
バカマスターって言われても仕方ないよね・・・」
「マスター・・・別に私そういうつもりで言ったんじゃ・・・」
「僕に出来ることといえばこのくらいしかないけど・・・」
僕はネルの前に座った。
「え、な、何よ・・・」
「ネル、目をつむって」
肩に手を置くと一瞬小さな体をビクンと震わせた。
「ん・・・」
ネルは静かに目を閉じる。


「マスター・・・まだ・・・?」
「うん、ちょっと待って」
「もう・・・早くしてよ・・・」
「そう慌てんなって・・・よし・・・」



ストリートファイター4!!!
僕はネルの背後のPCでスト4を起動した。
「・・・」
「スト4買って来ちゃった^^ はい、コントローラ」
コントローラをネルの手に持たせそのまま手を握る
「ネル、一緒に闘劇(注1)目指そう!」
「マスター・・・」
ネルの手が僕の手を強く握り返してくる
「僕に出来る事といえば、格ゲーのコンボを教えるくらいさ・・・
でも、それならそんじょそこらのマスターには負けないよ!」
ネルの手が震え始めた。きっと感動で震えているんだ。
「闘劇で史上初、ボーカロイドが優勝!ってなれば
ニコ動でももうスーパースター、いやアイドルだよネル!」
ネルの眉間が強張る。 決意の熱さを感じるよ・・・!
「マスター・・・ちょっと目つむっててくれない?」
「え?いいけど」

「マスターの・・・」
「ン?」
「ろくでなしぃっ!!」
直後、後頭部に凄まじい打撃を受けた僕は前転しながら壁にぶち当たった
「お、おぶぅ!?」
すさまじい威力だ。 これならネル自身が戦った方が強いかもしれない・・・

薄れ往く意識の中、僕が最後に見たのは
「期待して損した!」
と顔を真っ赤にしてドスドス部屋に帰っていくネルの姿だった・・・どうして・・・

注釈
闘劇:格闘ゲームの全国大会
401('A`):2009/08/17(月) 21:52:33 0
うすら寒い!
402('A`):2009/08/17(月) 22:36:00 O
マスターのばか、どんかん!
どうして、私の気持ちをわかってくれないの・・・?
私、ずっと待ってるのに・・・(泣
403('A`):2009/08/17(月) 22:36:20 i
俺は好きだw ネルかわいい
404('A`):2009/08/18(火) 10:22:22 0
ミクちゃん大好き
405('A`):2009/08/18(火) 13:32:18 O
ミクなんて虐待以外なんの価値もない
406('A`):2009/08/18(火) 17:43:52 0
407('A`):2009/08/18(火) 20:21:10 O
>>406
いいね
そういやミクロイドで昔抜きまくってたな
このスレにも絵師来てくんねえかな
408ネル妄想4.1:2009/08/18(火) 20:23:18 0
「デーデデデデデー!ジャーンジャンジャーッ!!!」
僕はまた朝からエアギターをしている。
今日はメタリカだ。
「フォオオオオオオゥ!!」
テンションはMAX!きたぞおおおおお!!
「あ痛っ!」
激しくヘッドバンギングした瞬間後頭部がズキリと痛む。
あと首が取れそうなくらい痛い。

「痛いならじっとしてたらいいのに」
首を抱えてうずくまる俺の前に今日もお怒りのお嬢様が現れた。
「おはようございます・・・ネルお嬢様」
「おはよう。音楽も乙女心もわからないバカマスターさん」
ちょうどネルの足元に跪いてる構図になってて
なんだか興奮してきたが今そんな事を言うと
このままネルに後頭部を踏まれて死んでしまう恐れがあるので黙っていた。

「マスターさん、これ連れてってほしいんだけど」
僕の目の前に1枚のチラシが落とされる
目の前にはルカとハクがギターを持っている写真。
「なに・・・ルカとハクのギター生演奏!? 行く!」
「そこじゃないわよ!」
怒鳴られてよく見てみると電車で1時間ほどの隣町に
大きなデパートが出来て今日オープンらしい。
「えっでも僕今日仕事なんだけど・・・」
「連れて行ってくれるんでしょ!?」
「はい・・・」
二つ返事で僕は会社にバイクで事故って首が折れそうなので
休むと電話を入れた。あながちウソでもない。

駅に着くまでネルは上機嫌みたいだった。
「ネル、切符買うからここで待っててね」
「ねぇ私一人で買えるから任せて!」
「え・・・でもここちょっと複雑なんだよ・・・大丈夫?」
「うん!」
ネルは僕の手から二人分の切符代をふんだくると
うきうきした足取りで売り場へと走っていった。
409ネル妄想4.2:2009/08/18(火) 20:26:04 0
「マスター・・・ちょっと来て・・・」
5分後切符売り場からとぼとぼ帰ってきたネルに手招きされる。
だいたい何が起こったかは把握できている。
「お金足りなかったんだろ」
「うん・・・」
ここの駅はちょっと特殊で、少しでも路線を間違えるとやや割高になってしまうのだ。
「マスター・・・ごめんなさい」
・・・マズい。折角ネルが機嫌を直しかけていたのだ、フォローフォロー。
「僕でもたまに間違えるからね、買い方を教えてあげるから、帰りやってみたらいいよ」

それから切符の買い方レクチャーをして、10分後やっと電車に乗れた。
ネルは携帯をずっと弄っている。
「(・・・ネル、携帯しまいなさい)」
「えー、いいじゃん別に」
「(いや、その、えーっと・・・いいからほら)」
「だってヒマなんだもーん」

「車内での携帯電話のご利用はご遠慮くださーい」
車内を巡回している車掌に注意される。
「あ、すいません・・・ほらネル早く・・・」
「むー・・・」
「へへへごめんなさいねこの子電車初めてで・・・」
「・・・何よ」
車掌は忙しそうに通り過ぎて行ってしまった。
「電車の中で携帯いじってるとたまに怒られるんだよ。
怒られるからダメっていうことじゃないんだけどさ・・・」
「いーだ!」
ネルは車掌の背中に悪態をつき始めた
「おいやめww」
「ふんっ!」
ネルはむくれっ面を窓の方に向けると、降りるまでこっちを向かなかった。
難しい年頃だなあ。

「わぁぁ!」
デパートにようやく着いた。すげぇデカい。
そして平日だというのに物凄い客が出入りしている。
「マスター」
「うん」
ネルが右手を差し出してきたので、僕はその手を握った
「広そうだから、迷子にならないようにね」
「そういう意味じゃないわよバカ!」
ネルに手を離されてしまった。やれやれだぜ。
410ネル妄想4.3:2009/08/18(火) 20:27:36 0
それから1日ネルの為に頑張って尽くした。
最近暴落気味の僕の信頼度を取り戻そうと僕なりにいろいろ気を利かせてみた。
たまに、というか頻繁にバカ呼ばわりされたが案外ネルは楽しそうで良かった。

「ふぅー だいぶ回ったねぇ。あ、もうこんな時間だ。そろそろ帰らなきゃ」
「マスター・・・ちょっと一人で行きたい所があるんだけど・・・」
ネルが顔を赤くしてもじもじし始めたので何事かと辺りを見渡すと
ランジェリーショップがすぐそばにあった。
「ぱんつか」
「そういう事普通言わないでしょバカ!」
「水くさいなあ。僕が可愛いのを選んであげるよ」
「子供じゃないんだから一人で選ぶ!もう!」
ネルはますます顔を赤くしながら店に向かって行った。
「じゃ、僕この辺で待ってるから、ゆっくりしてきてね!」
「うるさい!」
僕の台詞に反応して隣に居た奴が鼻水飛ばして吹き出した。こいつニコ厨だなきっと。

さて、しばらくヒマだ。
ネルの買い物を床に置いて辺りを見回す。
何かヒマつぶしになるものないかなあ。
「ん、ギターショップか」
ちょうどネルが入っていった店の向かいにその店はあった。
「わぁぁ・・・!」
ショーウィンドウに張り付き並べられているギターを眺める。
僕はギターを弾いたことは無いがギターもギタリストも好きだ。
「何か、お探しですか?」
不意に声をかけられた。
「よかったら、中にもっとありますよ♪」
「わっ!」
現れたのは・・・巡音ルカだ。
「るるる・・・ルカ・・・さん?」
「はい♪」
カワイイ。
411ネル妄想4.4:2009/08/18(火) 20:40:27 0
僕がイメージしていたルカではなくて、ジーンズに白いシャツと
だいぶカジュアルな格好だ。
「るるる、ルカさんがどうしてここに?」
「私のマスターがこのお店やってて、お手伝いしてるんです」
へぇえ。いいなぁ。
「あっ!そういえば・・・」
慌ててキョロキョロと辺りを見渡す。あった。
「あの、えと、これ・・・チラシで見て・・・」
僕は「オープン記念!ギター生演奏中!」と書かれた張り紙を指差す。
「あぁ、これ見て来てくださったんですね!どうぞ!」

中に入るとオシャレな雰囲気の店で夢の中にいるようだった。
「ハク、こちらお客さんお願いね」
「うん」
僕がギターを見ている間に奥から現れたのは・・・弱音ハクだ
「はははは、ハク・・・さん」
「はい♪」
優しい笑顔を僕に向ける。まさか1日で二人に会えるとは思わなかった。
「ギターの演奏、聴きに来てくださったんですか?」
「そそ、そうれす!」
緊張のあまり上手く喋れない。
「うふふ。何でもいいので、リクエストしてもらえますか?」
「ええと、えと・・・」
咄嗟に曲が出てこない。
「ドラマとか、アニメとかCMとかの主題歌か何かですか?」
違う。折角生演奏を憧れのハクにしてもらえるんだ。
僕は朝の事を思い出した。
「えええとえと、ななな何でもいいんですかっ・・・!?」
「いいですよ」
相変わらず笑顔が優しい。僕はその好意に思い切って甘えることにした。
「メ、メタリカの・・・エテ・・・Attitude・・・って・・・解りますか・・・?」
オロオロしながら聴くと一度僕ににこりと微笑みかけて
立てかけてあるギターの方に歩いていった。
少し選んで黒い硬そうなギターを手に取ると、目を閉じて肩にかけた。
「ちょっとチューニングしますから、どうぞ座って待っててください」
いつの間にか僕の後ろに椅子が差し出されている。
ネット上では頼りないイメージで通っているが、
接客態度といい目の前で慣れた手つきでギターのチューニングをする姿といい、
物凄くしっかりとしたお姉さんだなあと、僕は惚れ惚れした。
412ネル妄想4.5:2009/08/18(火) 20:52:49 0
「お待たせしました」
ハクがニコニコしながらこっちに歩いてくる
「それじゃ、弾きますね♪」

スッ
ハクの表情が真剣になった。

ヴァーン・・・!
「・・・!」
演奏が始まると、想像もしてなかったくらい重いギターの音が店内に響いた。
すごい。すごすぎる。
いろいろ見たライブのロックギタリスト達のように派手なパフォーマンスはせずに、
黙々と弾いているだけだが、本当にメタリカが目の前で弾いているみたいだ。
ヴァヴァーッ!
突然奥からこれまた真っ黒なギターを肩にかけたルカが現れた。
二人で背中を合わせて弾き始める。
「うおおお・・・! すげえ・・・!」
僕は開いた口が塞がらなくなった。
いきなりリクエストしたのに、ライブでよく見るアレをしつつ笑いながら軽々と、
まるで本物のように弾いている。
ヴァーーーーン・・・・

「わあああああああ!!」
気が付くと店内はギャラリーでいっぱいになっていた
沸き起こる拍手と喝采。
「す、すごい!本当にありがとう!まるで本物みたいでした!」
「うふふ。ありがとうございます」
僕はハクの手を思わず握ってしまった。
「あの・・・?」
ハクが僕の後ろを指差す
「お連れさん、さっきからずっと待ってるようですけど・・・?」
忘れてた。
ゆっくり振り返ると僕とハクをで睨み付けているお嬢様が見えた
「わっ、たっ、と、すいません!」
僕は観客を押し合いへし合いネルの所まで走った。

「ご、ごめんネル!待たせた・・・?」
「行こ」
怒られるかと思ったがネルは右手を僕に差し出してきただけだった。
「うん・・・」
その手をまた握って僕らは店を後にした
413ネル妄想4.6:2009/08/18(火) 20:59:06 0
「楽しそうだったわね、マスター」
急にネルが口を開いて心臓が止まるかと思った。
「あー・・・えーと・・・ごめんなさい・・・」
「どうして謝るの? 別にいいじゃない。
私だって好きな曲聴いてるときは楽しいよ」
あ、あれ?
「ネル、ぼ、僕」
「ハク姉もルカ姉も、カッコよかったね」
「そうなんだよ!ぽっとリクエストしたのに
本物みたいに弾いてくれてすごかった!」
「二人が一緒に居てくれたら、毎日楽しいね」
「うん、そうだなぁ・・・あっ」
どうやらトラップに引っかかったらしい。
「・・・じゃない」
「え?」
「じゃあ二人とずっと一緒に居たらいいじゃない!」
「おいちょ待っ」
「マスターなんか・・・大っ嫌い!!!!」
ネルの絶叫がデパートの入り口のホールにこだまする。
「ネル!」

ネルは僕の手を振り切って外に飛び出して行ってしまった。
周りの客のざわつきに耐えられなくなって僕も急いで後を追う。
414('A`):2009/08/18(火) 21:19:46 O
>>406
ミクってやっぱりM・・・
415('A`):2009/08/18(火) 22:55:58 0
ミクのパンティ
416('A`):2009/08/18(火) 22:56:57 0
なんか臭うので全部捨てときました。
417('A`):2009/08/18(火) 22:58:45 O
ずっとノーパンで暮らせ
418('A`):2009/08/18(火) 23:06:34 O
ミク「ミクのお股、クサくてごめんなさい・・・こんなクサいおマンコでよければ存分に突っ込んでください」
419('A`):2009/08/18(火) 23:14:16 O
よし、エアダスター突っ込むか
420('A`):2009/08/19(水) 15:25:32 O
ミク「びひゃぁぁああつめたいぃぃぃい!…って何やらすんですかマスター!」
('A`)「え?あごめん」
ミク「マスター…それ何持ってるんですか…?」
('A`)「キーボードの掃除しようと思ってエアダスター噴いてるだけだけど…」
ミク「まさかホントにするつもりじゃ…
はぁはぁ(うずうず)…マスター(むずむず)…早くしてください」
('A`)「ダメだこいつ…」
421('A`):2009/08/19(水) 18:57:07 O
ネルを調教して売春をさせるやつ頼む
422('A`):2009/08/19(水) 20:18:14 0
ああ、妄想をこじらせた。
誰にも頼まれてないけど、投下。
423ネル妄想5(前):2009/08/19(水) 20:50:45 0
「はぁ、はぁ、おい、待てったら!」
僕はようやくネルに追い付いて肩を掴んだ
「離して!」
振り払われそうになったが強引にこちらを向かせる
「わ、私なんかどうでもいいんでしょ?」
ネルの声は震えていた
「そんなことないよ!僕はネルが一番大事だよ!」
「…うそつき」

今までネルに散々罵倒されてきたが嘘つきと言われたことは一度も無かった。
ネルの言葉が僕の心に深く突き刺さる
「ネル…」
「いっつも…子供扱いして…バカにするし…私の嫌いな曲ばっかり聴くし…」
「…」
「私が、こんなに、好きなのに…」
いつの間にかネルは泣いていた
「マスターいっつもごまかすもん…」
「ご、ごまかしてなんかないよ…僕はいつもネルと…」
「じゃあ証拠見せてよ!」

ネルは目を閉じてキスを待っている。


本当は、あの時もネルがどうしてほしいか解ってた。
でも、できなかった。
ネルの言う通り…僕はごまかしたんだ。


「ほら…何もしてくれないんだ…」
ネルの体が僕の手を離れる
「ネル、違う、これは」
「マスターの…」




うそつき!!


424ネル妄想5(後):2009/08/19(水) 20:51:44 0
泣きじゃくりながら走っていくネルを、
僕は動くことができずに茫然と見つめていた

一人になった僕はぼんやり考える

僕とネルは10歳ほど歳が離れている。
だからネルがまだまだ世の中を知らない事も解る。
今は僕しか知らないけれど、きっとネルはそのうち理想の相手を見つけるだろう

そして僕に紹介してきたら、喜んで祝福してあげるつもりだった。
僕がネルにふさわしいはずはない。
こんな、暗くて汚い奴に、ネルの愛を受け止める資格なんてない。
いつか僕と軽い気持ちで何かしたことが、
ネルの運命の恋の足枷になってはいけないとずっと考えていたから、
どんな時も彼女には手を出さなかった。
こうやってネルの事を大事にしてやるのが、ネルを愛する事だとずっと自分に言
い聞かせてきた。

でも、現実はどうだ。
僕はネルを騙して傷つけているだけじゃないのか。
これは全部言い訳で僕の自己満足じゃないか。
僕はネルの気持ちを知ったつもりで知らなかったんじゃないか。

ネルはいつだって僕への気持ちはストレートに伝えてきた。

素直じゃないのは、僕のほうだ。
425('A`):2009/08/19(水) 20:52:44 0
後の改行がちょっとおかしいですね。すいません。
>>422wktk
426リベンジ(虐待予定):2009/08/19(水) 21:12:15 0
「どうせ才能なんかないですよ。」
俺は数十回目のオーディションに落ち、ふてくされながら帰宅した。
街外れにあるアパートの自室、もちろん明かりはついてない。
片手に夕食を買い込んだビニール袋、肩にはギターケースを抱え薄っぺらいドアを開けた。
真っ暗の部屋に光の筋が差し込み広がる。
片付いてない部屋だ。仕事着がハンガーにかかってぶらさがる。
洗濯物も同様に部屋干しのままだ。

部屋の明かりを付け、続けてテレビの電源も入れた。
ギターケースを静かに置き、上着を脱ぎ捨て、靴下も脱いだらドカリと座り込む。
中途半端に冷えたビールを開け、半ばヤケクソ気味に流し込む。

「どうせ才能なんかねぇよ。」
独り言を言う。
「不細工だしな。」
鏡を見るのが嫌いなので、部屋の中に鏡は無い。
俺は音楽以外にもハンディがあるのは知っていた。
知っているのに、約束を守りたいからギターを弾いていた。

「ミク。」
俺はテレビに目を移した。
金曜日の20時、長寿番組の音楽番組にミクは出演していた。
あの頃と何も変わらない。16歳の少女のまま。
動きはより人間らしく。と、言うより人間そのもの。
美しい歌声を披露していた。

3年前、学園祭に訪れたミクと、俺は共演を果たした。
学校一の不細工の俺は、顔を隠して学園祭のバンドに出演し、
その際にミクと素顔で心を通わすことが出来た。そして、二人で約束した。
「また会おうね。」
俺は、プロのギタリストとしてミクと再会することを、自分に誓った。
学生生活は暗黒そのものに終わり、結局勉学と音楽に勤しむしか無かった。

このクソみたいな不況の中、就職にも成功して生活は手に入れた。
でも、昔からそうなんだ。

俺が一番欲しいものは、絶対に手に入らないように用の中は出来ている。

ミクの歌声を聴きながら画面を見ていると、見覚えのある顔が見えた。
俺は、大きなハンマーで頭を殴られたような衝撃を受けた。
忘れもしない。
ミクと一緒にコーラスを歌い、ギターを掻き鳴らしているのは、
3年前の学園祭で俺を侮辱しつつボーカルを努め、黄色い声援を受けていた男だった。
いわゆるイケメンって奴だ。
いつの間に、そこに居るんだ。どうして、そこに居るんだ。
俺は薄汚れた自室でふてくされながら酒を呑んでいる。
あいつはスポットライトを浴び、ミクと共演し、声援を一身に受けている。
表情を見ると、実に自信満々。楽しそうじゃないか。
そして、ミクも楽しそうに歌っているじゃないか。あの時以上に可愛らしく。
もうどうしようもなかった。ミクもあいつも遠い場所に行ってしまった。
ミクは、俺の事なんかすっかり忘れ、イケメンに心を奪われてしまうだろう。

この世は、どうやっても俺の思い通りにならないものなんだ。
427リベンジ2(虐待予定):2009/08/19(水) 21:46:11 0
俺は、今まで自分を支えていた大切な目標を、いとも簡単にクリアされてしまい、
自分が必死になっていることが急に馬鹿らしくなってしまった。
侮辱も悪口も、ギターを辞めないことで耐えていた。
辛い仕事だって、ミクとの共演という夢に向かって耐えていた。
耐えて、耐えて、耐えてばかりだった。
俺の人生、耐えてばかりじゃないか。耐えるしかないじゃないか。
でも、もうどう生きていいのかさっぱりわからなかった。

俺はそのまま自宅を出た。手持ちの金を全部飲んでしまおうと思った。
財布の中身を確認して腐った気分で街へ出た。

一緒に酒を呑むような友達など居るわけも無い。
俺は、友達なんていう存在を信じたことは無い。
人間関係とは、損得以上のものを感じることは無かった。
利用するか、利用されるか、取って食われて捨てられて、俺は食べかすみたいな存在だ。

仕事帰りに寄っていた居酒屋に入ったが、常連なのに常連の扱いじゃない。
店員と注文以外の一言も交わしたことは無い。
俺は、黙って一人でカウンターで飲むのが好きだった。


ビールを注文し、少しのつまみで飲み始めた。
何も考えてはいなかった。ただ、酒に酔いたかった。
自分が矮小でつまらない人間であること、
必死に目指したものは遠くへ消えてしまったこと、
ああ、つまらない、恥ずかしい、消えてしまいたい。
酒を飲むほどに気分は沈んでいった。

安い居酒屋なので雰囲気はちっとも落ち着いていない。
にぎやかで明るい店内が癪に障る。楽しそうな話し声も、笑い声も、
全てが気に入らない。一方的で勝手な怒りが湧いてくる。
どこにもぶつける先などないのに、そして自分勝手な自分が嫌いになる。

気が付いてたら泣いていた。
「才能なんかねぇよ…。」
独り言も言っていた。
俺が必死に目指していたミクとのステージは遠いものになった。
その実感が湧いてきたのだ。

いつの間にかビールは日本酒に変わり、気分は酷く悪くてめまいのようになっていた。
カウンターには他にひとり客が居た。その人物もガックリとうつむき日本酒を開けている。
「才能なんかないですよ…。」
その客も、偶然にも同じ愚痴を言った。涙声だ。
他人とは思えなかった。
細身でノースリーブのシャツにスリムパンツ姿。長い銀髪を後ろで束ねていた。

その客は、一瞬顔を上げたので顔が見えた。女性だった。
綺麗な人だなと思った。酒で頬が赤くなり、涙で目は潤み、情けない表情をしていた。
428ネル妄想(番外編):2009/08/19(水) 22:03:05 0
ネルが好き過ぎてSS作ってる後ろでこんなものも作ろうとしててみたり。
全然ダメダメですが。
http://www.null-box.com/cgi-bin/so/No_21624.zip
こういう結末も当初考えてたりなかったり。
429リベンジ3(虐待予定):2009/08/19(水) 22:03:34 0
「どうせ、わたしには歌の才能なんか無いですよ!」
銀髪の女性はカウンターに突っ伏し、泣き始めてしまった。
愚痴も弱音も全開である。俺だって同じ気分だった。
彼女も音楽をやるのだろうか。
そして、何か夢に破れたのだろうか。
やはり他人とは思えなかった。

俺はかなり酔っていたことも手伝ってか、彼女に興味が湧いた。
そして、直接話しかける勇気もないので、一本冷酒を奢ることにした。
店員に頼んで、彼女のもとに店で一番高い冷酒を注文する。
冷酒を注ぐときに彼女が不思議そうな顔をしていたら、店員がぼくからの注文だと告げると、
彼女は怪訝そうな顔をして一言言った。


「ナンパするような顔には見えないわね。」
彼女第一声はこれだった。大正解だ。
「知ってる。不細工だからな。」
俺はつっけんどんに返してやった。気を使う必要も無い。
「目が赤いわね。」
「お互いな。」
「名前は?」
「喪男だ。アンタは?」
「教えな〜い。」
彼女はお茶目な笑顔を見せて、冷酒を口にした。
「美味しいじゃない。」
「高いからな。」
「そのままそれを言うってのがどうかと思うわ。」
「不細工だからな。空気読めねえんだ。」
彼女はお礼だといって、焼酎を奢ってくれた。

俺は、焼酎をグビリと呑んで訊いてみた。
「アンタ、ボーカリストか?」
「よくわかるわね。」
「愚痴を聞かせてもらった。」
彼女が少し恥ずかしそうにする。
「そうよ。クビ寸前よ。」
そういって、冷酒を開けてしまった。
「才能なんか無いわよ。努力しても埋まらないわよ。世の中はそう出来てんのよ。」
苦虫を噛み潰したように吐き捨てた。

彼女は相当酒に強かった。
際限なく呑み続けて、しかも愚痴と涙はこぼすものの泥酔はしていなかった。
俺はというと、すっかりボロボロになってしまい、彼女のペースについていけない。
トイレで数回吐き出し、フラフラで席に戻ると彼女の優しいお酌が待っていた。
彼女は多分に美人だった。銀髪も美しく、瞳は赤みを帯びていた。
少々人間離れしたような美人だった。プロポーションもいい。
「俺だって、プロになりたかったんだ…!でも、もう遅かったんだ・・・!」
俺は涙ながらに彼女に愚痴をこぼした。もはや脈絡も無い。
そして、俺の記憶はそこで途切れた。
430('A`):2009/08/19(水) 22:58:29 O
あーミク強姦してえ
431('A`):2009/08/19(水) 23:11:06 O
ミクじゃなくそっちルートできたか・・・

なんかおもしろくなってきたな
432('A`):2009/08/20(木) 00:12:17 0
だれかMMDでミクの虐待動画つくってくれないかな
433('A`):2009/08/20(木) 01:11:54 Q
おもしれえ早く続きを頼む
434('A`):2009/08/20(木) 02:23:14 O
>>432
マジでやってくんねえかな
想像したはゾクゾクしてきた
あーミク、穴に埋めてえ
435('A`):2009/08/20(木) 17:24:25 O
これが喪男とハク、まさに運命の出会いであった・・・
そして互いに惹かれ合う二人の愛は、もう誰にも止められない・・・
436('A`):2009/08/20(木) 19:46:14 O
DVか
437リベンジ4(虐待予定):2009/08/20(木) 20:07:34 0
朝目覚めると、強烈な頭痛にみまわれた。
二日酔いなのは明らかだ。
どうしても体を起こす気になれない。二日酔いとはそんなもんだ。
今日は1日寝よう。と、思ったら自室じゃないのに気づいた。
自分のベッドじゃない。やたらいい香りがした柔らかいマットレスだ。
寝返りを打ってみると小綺麗に片付いた部屋だった。
朝の日差しが差し込み、白を基調としたインテリアが眩しい。
ガラスの天板が上品なサイドテーブルに水差しとコップに胃腸薬、フルーツが用意してある。
どこかのホテルにしては生活感がある。

昨夜の記憶が途中から無い。
凄い不安に襲われた。記憶が飛んだ朝はいつも怖くなる。
ここはどこだ!

「おはよう。辛そうね。果物は二日酔いにいいわよ。」
部屋の奥から銀髪の女性が笑った。
「え!?」
俺は、泥酔した挙げ句、知らない女性の部屋に上がり込んだのか!
「昨夜は激しかったわ…。」
「ええー!!」
記憶に無いが童貞喪失か!?
大声が頭に響いて、頭痛が増してしまった。
「嘘よ。酔っ払って寝てたわ。」
彼女はクスクスと笑っていた。
俺に記憶が無いのを見透かした冗談か。
昨夜のどんよりした飲み方とは対照的な軽口だ。
「ご、ごめんなさい。世話になったみたいで…。」
とりあえず謝るしかなかった。
「いいわよ。愚痴の相手ができてよかったわ。ゆっくりしていってね。」
「あ…ありがとう。」
成り行きとはいえ、若くて美人の部屋に居るので緊張してしまう。

俺はテーブルの前に座り直し、ありがたく胃腸薬と果物を頂いておいた。
体調は悪いが、人生初の展開に酔いも醒める勢いだ。

「喪男クン、ギタリストになりたいんだって?」
彼女はテーブルの向こうでオレンジジュースを飲みつつ聞いてきた。
「昨日諦めたばかりです。」
目が合わせられない。昨日の俺はどうかしていた。
「最後に聴かせてくれる?」
「え?」
「喪男クンには余計かも知れないけど、ギタリストを探してたのよ。」
「そうなんですか。」
「時間はある?聴かせて欲しいわ。」
「は、はい。」
すでに目標は潰えていたのだが、これも何かの縁か。
「酔わないと丁寧語なのね。昨夜の方がよかったわよ。」
俺は気がついたら誰にでも敬語だ。
「性分なので。」
438リベンジ5(虐待予定):2009/08/20(木) 20:09:38 0
体調がマシになった頃、彼女とマンションを出た。
マンション地下駐車場にシルバーのRX−7が停めてあり、彼女と乗り込んだ。
「どこへ行くんですか?」
「私の会社よ。」

30分も走ると、町外れにあるビルに車は入った。
「私が所属してるレコード会社よ。スタジオがあるから、そこで聴かせてね。ギターは私のが置いてあるわ。」
彼女は駐車場にRX−7を滑り込ませ、低いコクピットから降り立った。

休日らしく、誰も事務所にはいない。
意外な展開でオーディションになってきた。審査はボーカルのみ。こんなことでいいのだろうか?
「ひとつ訊いていいですか?」
「なあに?」
「ベースやドラムの人はいいんですか?」
彼女は表情を曇らせた。
「それは後で説明するわ。入って。」
彼女がドアを開けた。
中は本格的なスタジオで、バンドの機材が一式揃っていた。
レコーディングまでは想定していないようだが。

「このギターを使ってね。」
黒い艶のあるボディにシルバーのピックガード。
彼女の容姿と重なるデザインだ。
彼女はギターを構え、一度弾いた。
驚いた事に、その一回で弦を張り直し、チューニングしてしまった。
「絶対音感?」
「生まれつきね。」
少し誇らしげにギターを渡してくれた。

「何を弾きましょうか。」
「一番言いたいことをギターで言ってみてくれる?」
突拍子のないリクエストだ。
俺は固まってしまった。いかん!フリーズしてる余裕は無い!
もうやるしかない。
俺は構え、思い浮かべた。

それは怒りだった!

この境遇への激しい怒りだった。
思い付いたのは、よく聴かれるヒット曲のバッキングを想いの限り攻撃的に演奏することだった。

頭のヒューズが切れた。
最後の演奏のつもりで怒りを込めた。

彼女の期待など関係無かった。
エフェクターの設定を過激に変更して、叩きつけた。
俺はただ怒りの限り叫びたかったんだ。


汗だくになって演奏を終えた。
彼女の反応なんか見てなかったのだが、その表情には驚愕が見えた。
「鬼気迫ってたわ。」
どこかで聞いたセリフだった。
439ネル妄想6(前):2009/08/20(木) 20:35:29 0
ドドン ドン

祭りを知らせる花火の音で我に返った
そうだ ぼさっとしている場合じゃない。
ネルは今知らない街で一人きりなんだ。
僕が行かなくてどうするんだ。

もう、迷わない。
僕はネルが消えた方向に走り出した。


空はだんだん暗くなり始め、夕日が街にまぶしい光を浴びせていた。
道路には帰路に着く人々の車がごった返し、
歩道には祭りに向かう人々の行列が出来ていた。
誰もが家族や友人、恋人と楽しく話しながら歩いていたし、
街の暗さと夕日と車のライトのコントラストが強くて
小さな影が一人で歩いていることに気が付く者はあまり居なかった。

「おい、あれ―」
「道路に誰か歩いてる」
「トラックが来て―」
「危ない!」


かれこれ1時間は走り続けているがネルはどこにも居ない。
まるで僕に見つけられるのを拒んでいるかのようだ。
無理もないな、と考える。
僕は何度も何度もネルの気持ちを裏切った。
それと知っていながら。
もしかしたら、僕には迎えに行く資格なんてないのかもしれない。
・・・よそう。そうじゃないとさっき自分に踏ん切りをつけたところじゃないか。

それにしても胸が苦しい。早く行かなければいけないのは解るが
体が言う事を聞かない。自然と足が歩き始める。

もうだいぶ街も暗くなってきた。
祭も始まったようでそこかしこに人が溢れかえっている。
僕はとうとう歩くのもままならなくなり歩道脇の石段に座り込んでしまった。
「はぁ・・・」
魂が抜けてしまったかのようだ。体に力が入らない。
道行く人をぼーっと眺めながらただただ座り込んでいた。

「何かあったのかなあれ」
「女の子がトラックに轢かれたとか」
「えーっ見に行く!?」
「こわいからやめとこうよ」

それが頭の中で意味を成すまでに少し時間がかかった。
440ネル妄想6(後):2009/08/20(木) 20:36:41 0
「どどど、どこですかそれ!」
気が付くと話をしていたカップルに掴みかかっていた
「うわっ!な、なんだあんた!」
「ちょ、なんですか!?」
「今の話!どこですか!」
頭が真っ白になって冷静になるという選択肢が消えている。
「くっそ離せボケ!」
男に振り払われて地面に激しく倒れこむ。
「んなんだよ・・・何か向こうのほうだって言ってたけど」
自分の身なりや立場なんてどうでもよかった。ただ一言加えてくれたのは嬉しかった。
「ありがとう!」

示された方に走り出す。
口は開いたまま、暗いのにそこかしこに眩しい光があって
もう何があるのかよくわからなくて人にやたらぶつかった。
それでも前に走り続ける。
しばらく行くと赤い光が人ごみの真ん中で点滅しているのが目に入った。
パトカーだ。


「すいません!どいてください!」
人ごみを無理やりかきわけて輪の中心になだれ込む。
「ネル!」




投稿被ってしまいました。申し訳ないです。
オラだんだんBADエンドにしたくなってたぞ!
441('A`):2009/08/21(金) 00:14:09 0
その場合俺は途中で分岐させて2パターン作るな
442('A`):2009/08/21(金) 01:12:38 O
なんだ夢か…
443リベンジ6(虐待予定):2009/08/21(金) 06:01:04 0
俺は自分の感想も言った。
「今までのオーディションでは、綺麗に弾く事ばかり考えてたみたいで…。
 追い詰められると、本気になるみたいです…。」
「わたしも、喪男クンを見習わないとね。」

彼女は座っていたパイプ椅子から立ち上がって、手を差し出した。

「ぜひ、一緒にやりましょう。辞めるなんて言わないで。」
彼女は右手を出して握手を求めてきた。
「でも、俺はもう目標を失っています。」
「プロになることじゃないの?」
「俺が行きたいところに、先に行かれてしまったんです。
 入り込む余地はもう、無さそうで・・・。」
ミクの名前は出さなかった。恥ずかしいから。

「じゃあ、私も一緒だわ。」
右手を引っ込めて、身体の後ろで組んだ。

「私は、後輩に追い抜かれ見限られてた挙句に、昨日にはバンドが解散したのよ。」
「え!?」
「わたしは才能が無いボーカロイド。」
「ええ!?」

「あなた、ボーカロイドなんですか!?」
「気が付かなかったのね。」

彼女の容姿、言動、動作はどう考えても20代前半の女性そのものだった。
酒を呑み酔っ払い、愚痴をこぼし、涙を流して悔しがる姿まで。
酔いつぶれた俺を介抱し、目覚めに二日酔いに効くものを用意してくれた。
さらには車を運転し、俺をオーディションしている!
ボーカロイドの進化はここまで来ていたのか!

「私を助けてほしいの。まだ、歌いたいのよ。このまま行けばスクラップだわ。」
彼女は寂しそうに視線を落とした。
「私は……、出来損ない…。出来損ないなんかじゃない!!」
瞳の奥には、燃えるような光が見えた。それは、怒りだった。

「まさか後輩って…。」
「初音ミクよ。」

やはり。

「タイプが違うから、アイドルとは言わないけれど、同じ土俵まで這い上がりたいわ。」

俺は、共通の目標を持った人物に出会ってしまったのだ。
同じ境遇で、同じ悲しみと怒りを感じている、よりによってボーカロイドに会ってしまった。
444リベンジ7(虐待予定):2009/08/21(金) 06:28:19 0
「ボーカロイドで歌が下手なんて、致命的でしょう?」
彼女は自嘲気味に笑った。

両手を後ろで組み、部屋の中を歩き、別のギターを持った。
「絶対音感は、ボーカロイドの機能よ。珍しいことじゃない。」
Cメジャー、Eマイナー、Gメジャー、Fマイナー
典型的なパターンを弾いて見せた。

「楽器だって弾けるわ。喪男クンほど熱く感情を込めることは出来ないけどね。」
彼女はギターを置いた。

俺が知っているボーカロイドは、専用のチェアに座り設定を施され、
多大な手間と時間をかけてやっとギターを弾いていたのに、
彼女は常に動作しながら、人間と同じように演奏できている。

「いくら歌っても、わたしは認められなかった。出来損ないだってね。」
「出来損ない…。その言い方はないでしょう!」
「ありがとう。」
彼女は少し笑った。
そして、俺の前まで歩いてきた。もう一度右手を出した。

「喪男クンのギターに賭けたい。やりましょう。どうせ辞めるなら、最後だと思ってはじけましょうよ。
 わたしだって、このままスクラップ場行きは嫌なのよ。」

彼女は、殺されてしまうのか。

彼女は人間じゃない。機械だ。
役に立たない機械は、廃棄される。
彼女は意思を持って動き、歌いたいと願い、努力を重ねてきた。
認められなくても、諦めずに新たな道を探っていた。

命の危機にあるとき、俺を求めてくれた。

俺は、右手を握り返して言った。

「一緒に、闘いましょう。」
「ありがとう。」

ひとつ、聞いてない事があった。
「名前を教えてください。」
「わたしは”プロトタイプボーカロイド” ”ハク”よ。ミクの姉ってところかしら。」
「苗字…。」
「苗字は、嫌いだから秘密。聞かないでね。」
「はい。」
「それから、丁寧語はやめて。そうやって距離を取ろうとするのは悪い癖よ。」
「俺に、姉が居たらこんな感じだったんでしょうね。」
「ほらまた。」
デコピンされた。

二人で笑い、手を取り合って、もう一度闘うことを決心した。
俺たちは出来損ないじゃない。この人生に、リベンジを誓った。
445('A`):2009/08/21(金) 06:32:14 0
こちら作曲と同時進行中。
ハクの声を再現したいぜ。


ネルはどうなっちまうんだよー!!続きを早くくれ!!
446('A`):2009/08/21(金) 13:48:59 O
ここからどう虐待に行くのか楽しみだ

つか一瞬銀様かと(ry
447('A`):2009/08/21(金) 20:15:18 O
酷い事すんなよ…
448('A`):2009/08/21(金) 20:27:20 0
高いところから降りられないハク可愛すぎワロタ
449('A`):2009/08/21(金) 20:33:33 O
酔っぱらってエロくなるハクが見たい

向かい合って一緒に飲んでたら隣に座ってきて股間まさぐってくるハクが良い
450ネル妄想7(前):2009/08/21(金) 23:03:29 0
前のめりに倒れながら人の輪の真ん中に飛び出した。

「はーいー どいてどいて!」
上手く起き上がれないが怒鳴り声とクラクションが聞こえる。
それから・・・マフラーから排気ガスが出る音。
パトカーはクラクションを鳴らしながら歩行者の群れをかき分けて
ゆっくりと向こうの方へ走り出そうとしている。

「ネル!」
力を込めて即座に起き上がり野次馬を押しのけてパトカーの側面にへばりつく
「ネル!」
ネルは後部座席に寝かされていた。
「ネル!」
パトカーの窓をがむしゃらに叩く。ネルは起きない。
「ネル!」
「危ないから離れてくださーい」
警察官とバックミラー越しに目が合う。
「止めてください!」
叫びながら窓をさらに強く叩く。

「こら!」
パトカーはゆっくり止まり、中から40代くらいの警察官が降りてきた。
「何しとるか!」
明らかに怒りの表情を浮かべて僕に迫ってくる。
「えぇっと、この子は、えと、その、僕の」
恋人。想い人。二つ単語が出てきたが言うのは憚られた。
家族? ・・・そうだ
「僕が保護者です」
一瞬間をおいて、
「えぇーとね、困るんよ。とりあえず、乗って。そこ」
少々困惑顔になった警察官に促されて助手席のドアを開ける。
後部座席に乗ってネルに付いていてやりたかったが
成り行きでそのまま乗り込んだ。

「はいー どいてくださいーい 車通りますー」
警察官も乗り込むとスピーカーとハンドルをそれぞれ持って
運転を始めた。 中々通行人がどかない。
車はゆっくりゆっくり人々の好奇の視線を浴びながら進んだ。
451ネル妄想7(後):2009/08/21(金) 23:04:19 0
しばらく行くと祭のエリアから出たのか歩行者もまばらになり
ほどなく交番に着いた。

「降りて。その子も一緒に」
助手席から降りて後部座席に寝ているネルを抱える。
「ネル・・・」
そのまま交番の中に通され、ネルを中の長椅子に寝かせる。

「一体、何が・・・?」
「ふー・・・」
タバコを1本吸ってから、警察官は話し始めた。
「道路をふらふら歩いてて、トラックに轢かれかけたらしい。
んですんでのところで止まったから無事だったんだが、
そっから全く動かなくなってしまったんだと。
道路のど真ん中で突っ立ってるもんだからやたら人は集まるわ
車は大混雑するわでもうめちゃくちゃだ。
たまたまパトロールで回ってて騒ぎを見つけて
わしが声をかけたらいきなりぶっ倒れた。
とりあえずどっかで休ませなきゃいかんと思ってパトカーに乗せた。
そんだけだ。 分かっとるのはね」

血の気が引く思いがした。
とりあえず無事でよかったんだけど・・・
「どうも、祭疲れじゃなさそうだな」
警察官はタバコを灰皿になすりつけながら冷ややかな目線をこちらに向ける
「それって、どういう、」
「場合によっちゃあ児童相談所に連絡せにゃいかんかもな」
おいおい待ってくれ。僕がネルに何かしたっていうのか。
・・・まあ、確かに取りようによっては確かにそうだけど・・・
「ぼぼ、僕は彼女に何もしたりしていません」
「んじゃ何であんなになってるんだ」
「それは・・・」
困った。 事情を説明して彼が信じてくれるだろうか。
「起きたか」

振り向くとネルはいつの間にか座っていた。
「ネル!」
駆け寄って肩を抱く。
「心配したんだぞ! 大丈夫か!?」
「・・・嫌!キライ!こないで!」

驚いてまた僕はネルの体から手を離してしまった。
ネルは肩を抱えて震えている。
「うん、ちょっと話を聞こうか」
警察官が立ち上がり僕とネルを引き離す。
「兄ちゃんはそっちに座ってろ」

ネルの顔から目が放せないまま僕は少し離れた所にあるパイプ椅子に腰を下ろした。
警察官がいろいろ質問をしているようだがネルは喋ってないようだ。
しばらくして頭をかきながら警察官がこちらに戻ってきた。
「次は、兄ちゃんの番だ」
452('A`):2009/08/22(土) 08:15:08 0
取調べか!



マジで受けたことあるぜ…。
453('A`):2009/08/22(土) 18:19:16 O
ネルとリンをいっぺんにいただきたい
454('A`):2009/08/22(土) 20:13:21 0
特急電車がホームを通過する瞬間にミクの背中押したらミクが一瞬で視界から消えた
455ネル妄想終 1/4:2009/08/23(日) 02:19:53 0
こんなことをしている場合じゃないんだ。
カウンターと警察官ごしにまるで魂の入っていない人形のようなネルを見つめる。
「ネル!聞いてくれ! 僕は、僕は」
「こら、座れ」
必死にネルに呼びかけるが反応は無い。
「ネル!分かったんだ!僕が一番分かって無かったって!」
「座らんか!」
「もう今までの僕じゃない!僕は、僕はネルを一生愛するんだ!」
「何を言うとるか!」
警察官に肩を掴まれるが構ってやる暇はない。

・・・ダメだ。 もう僕のこんな安っぽい言葉ではネルは心を開いてくれない。
一体どうしたらいいんだろう。
ふと、夕方の事を思い出した。
そうだ、あれしかない。

気が付くと脇に立てかけてあった箒を掴んでいた。
「おいこら!」
これだ。これで、やるんだ。
「話聞いてんのか!何する気だ!」
警察官が怒鳴っている。いつもの僕ならへなへなと倒れるところだろうが
これからやることに比べればどうということはない。

「ネル! ・・・そのままでいいから、聴いてくれよ
最初で最後、君の為に歌うから」

ロックの神様、居たら力を貸してください。
こんな、俺みたいな、エアギターしかしたことない俺に、
一生で一度、愛する人に気持ちを伝える力をください。どうか。

「―ですね。 次は、えー○×県の$&%さんのリクエストで
初音ミクさんの『ワールドイズマイン』です」
交番の中でこれまで誰も聞いていなかった有線放送から聞こえたそれは、
まぎれもなくロックの神様がくれた奇跡だった。


やるんだ。

俺は力いっぱい息を吸い込んだ。 そして―
456ネル妄想終 2/4:2009/08/23(日) 02:22:01 0
「せぇえかぁあいでぇ いちぃばんネ・ル・が・す・き!
おぉれぇのぉぉ あぁいぃだぁけぇ うけぇとぉってぇくぅぅぅれぇぇぇぇ

え゛あ゛!!」

ジャジャジャジャーン!! ジャンジャジャジャージャジャ ジャジャッジャ ジャッジャジャジャジャ・・・
有線放送から聞こえてくる伴奏に合わせて見えない弦を力いっぱい弾きまくる。
あの音を掻き消せるように。そしてネルに俺の音が届くように。


それだけ 言いたかったんだ 今まで逃げていたけど
俺も 本当はネルとキスがしたかったんだ FOO!!
だけど 俺なんかでいいのか ずっと一人で迷っていた
解ってた そんな俺を愛してくれていたことも
ネルに本当の気持ち伝えるのが怖かった
それが ネルを信じてないことだって気づかずに バカ野郎は

世界で一番ネルが好き
俺だけずっとずっとずっと 信じて見ていて欲しい
俺たちずっと生きていこう
もう二度と 泣かせたりしないよ 絶対に


ハクとルカの指が目に浮かぶ。もっと、もっと力強く!

ひたすら歌った。歌うというより叫んでいた。
替え歌が思いつかないところはネルの名前を叫び続けた。
それが今俺に出来る唯一のことだから。
457ネル妄想終 3/4:2009/08/23(日) 02:23:35 0
気が付いたらいつの間にか曲は終わっていて俺は床にへたり込んでいた。
全身汗だくで右手は箒を力一杯握り締めていたので開けなくなっていた。

ぼんやり外を見渡すと交番の前に人だかりが出来ている。
俺の奇声を聞きつけて集まったのかな。
ヘヘ、ロックンロールにしてやったぜ。

「こら、返せ!」
警察官に箒を奪われてほんの少しだが冷静になった。
・・・終わった。
交番の中で箒を振り回してド下手な歌を叫んで、人には見られて・・・
何よりネルにこんな所を見せてなんだっていうんだ。
彼女の一番好きな歌を彼女の一番嫌いなロックと俺の醜態で汚してるじゃないか。
こんなので、気持ちを伝えるだと?ロックンロール?
ちゃんちゃらおかしいね。

あぁ、それにしても気分がいい。
あれだけギターを弾いて歌ったのは・・・ウソギターだけど初めてだ。


「バカマスター・・・」

一人で余韻に浸っているとネルの声が聞こえた。
あぁ、また怒られる。

怒られる?

「マスターの・・・バカ! こんなことして・・・恥ずかしいじゃない!」
「ネル・・・?」
ネルの目から大粒の涙がぽろぽろこぼれていた。

「ネル・・・ごめん。ええとその・・・つい・・・」
「・・・バカあああ!!」
壁にもたれかかって座り込んでいる俺にネルが抱きついてきた。
急な事だったので唖然とするが、俺がするべき事は分かっている。
「ネル・・・」
震える体を強く抱きしめる。もう2度と離しはしない。

「おいおい、見てられんぜ」
ふと顔を上げると警察官が手を差し出していた。
「立てるか?」
「す、すいません」
ネルを抱いたまま警察官の手を取り立ち上がる。まだ足が地に付かない感じだ。
「お疲れ。いい歌だったよ」

パン、パン。 パチパチパチパチパチパチ・・・
誰からともなく集まっていた人達が拍手をし始める。
俺に向けられているのか?俺に?
・・・でも、悪い気分じゃないな。

「もう、2度とうちの厄介になんじゃねぇぞ」
振り向くと手を組んで座っている警察官が顔を真っ赤にして笑っている。
「はい、えと・・・すいませんでした」
「いいけどよ・・・こんなうるせぇのとクサいのはもう2度とごめんだ
・・・ほら、行けよ。まだ祭も終わってないだろう。連れてってやんな」
「・・・はい!」
深々と警察官に頭を下げると交番を出た。
野次馬・・・いや観客と呼ぶべきか、彼らの祝福を受けながら歩き出した。
ネルの心臓の鼓動をずっと感じながら。
458ネル妄想終 4/4:2009/08/23(日) 02:25:44 0
「マスター、ありがと」
あれからしばらく僕らはくっついたままぶらぶら歩いていた
「うん?」
「マスター、カッコよかった」
ネルがはにかんで笑う。
「も、もうやめてくれあれは・・・は、恥ずかしくて絶対一生僕の黒歴史だよ・・・」
思い出すだけで寒気がする。
妙な替え歌を・・・いい歌詞だと少し思うが、今考えてみるとかなり寒い歌詞を
音痴の僕が箒をギターみたいにして歌っていて・・・いっぱい人が見ていて・・・
顔が赤くなってきたのが自分で分かった。
「そんなに恥ずかしがることないじゃない。ロックスターみたいだったよ」
「そ、そうかな」
ロックスターだって?
終わったあと少しでも自分の事をそんな風に思っていたのが物凄く恥ずかしい。
「ネ、ネル、も、もう勘弁して・・・泣きそう・・・」
「ふふ、いい物見せてあげる」
「いい物?」
僕が聞き返すとネルは鞄の中から携帯を取り出して、少し操作をすると
僕に画面を向けて―

「ぜぇぇがぁぁぁいでぇぇぇ!!!」

「うわああ!!」
そこには気違いとしか思えない僕の姿が映っていた。
「いいいいいいつの間に撮ったんだよ」
「マスターカッコよかったから・・・つい・・・」
「お願い消して消して消して」
「やーだ。 そうだ、今度私を泣かせたら」
「へ?」
「これ、ニコ動にアップするから」
「ちょwwww」



それからネルはその動画をPCに映して飽きもせず毎日見ている。
僕は安いギターと教本を買って練習をし始めた。
あんな醜態をいつまでも見られるのはかなわん。
いつかきっと本当にカッコいいギターを聴かせてあげるから、
その時はその動画を消してくれという約束だ。
でもしばらくは、僕の黒歴史が消える事はなさそうだ。
ギターの練習がなかなかはかどらず、だんだん飽きてきて・・・
                    
                        おしまい
459('A`):2009/08/23(日) 03:08:32 0
>>454
ちょっとワロタ
460('A`):2009/08/23(日) 05:21:35 0
ネルハッピーエンドでよかった・・・一時は轢かれてぐちゃーかと思た
461('A`):2009/08/23(日) 06:06:30 0
男は公務執行妨害で豚箱逝き、ネルは暴れてスクラップでもおかしくなかった展開だな
まあ何でも不条理破滅でなくてもいいだろう
462('A`):2009/08/23(日) 07:00:56 0
自分の気持ちから逃げずに向き合うまでの、
喪男の感情の動きに共感を感じざるを得ませんでした。

目の前にある事実から逃げちゃいけない。
と、思ってしまいました。


俺も頑張ろう。

頑張って書くぞ〜
463('A`):2009/08/23(日) 12:43:29 O
>>461のネタでBADルート書きたい
464('A`):2009/08/23(日) 18:09:00 O
今日、俺はミクを抱くぜ・・・

おまえの大好きなミクの処女を守りたいなら今日の夜、近所のラブホテルに来い
そこで俺がミクの純血を奪うのが先か、おまえがミクを守るのか・・・

それはおまえ次第だ
465('A`):2009/08/23(日) 18:31:48 0
いいえ、行きません。テレビ見たいので。
466('A`):2009/08/23(日) 19:12:59 0
ルカとデートしてきますのでミクをよろしくお願いします。
お気に召されたらそのまま連れて帰っていただいてもかまいません。
467リベンジ8(虐待予定):2009/08/23(日) 21:22:48 0
俺は、プロトタイプボーカロイドのハクと知り合い、共同で再起を図ることにした。
ハクの会社にあるスタジオが開いているときに、俺はハクの会社まで行って練習した。
「ハク姉さん。」
俺は、ハクを”ハク姉さん”と呼ぶことにした。
恐らく年下なんだが、なんだか風格があったのだ。
姉さんは照れくさそうにしてたが、受け入れてくれた。

しかし、レコード会社に入ったときの視線は痛かった。
もはやクビ寸前のハク姉さん、俺とハク姉さんが事務所の中を通ると、
ヒソヒソ話が止む。冷たい視線が刺さる。
ハク姉さんのバンドは不人気のあまり解散したのだ。

俺はギター一本でハク姉さんと音楽をやることにしたが、
どうしてもベースとギターが必要だった。
メンバーを集める自信が無いので、そこは打ち込みでやることにした。
環境は揃った。あとは、やるだけ。


ハク姉さんの歌を聴いてみたが、自分で言うとおりミクには敵わない。
正直な感想を求められて、正直に言ってみたら落ち込んでいた。
何か、一発逆転を狙えるものが必要だった。
「姉さん、プロポーションがいいからセクシー路線で・・・。」
殴られた。

「酒が好きだから、演歌で…。」
本当に酔ってから歌い始めたのでやめた。

「う〜ん、このままじゃいけない・・・。」
俺はスタジオで頭を抱えていた。ハク姉さんはこのままじゃ本当にクビになる。
ボーカロイドが歌えなくなったら、それは死を意味する。
イライラして、ギターを適当に弾いてみた。気が付いたらリフになっていた。

「!」
これか?
俺は、さらに弾いた。攻撃的に。殺気を込めて。
そして、思い出したんだ。ハク姉さんも、俺も、怒りを持っていたんだ。
気分が乗ってきて椅子から立ち上がる。
ヘドバンまでしはじめる。飛び跳ねてシャウトする。

ガラリ。

「何やってんの…?」
俺は、激しく頭を振り回しながらギターを攻撃的に演奏する様を見られた。

「姉さん!これだよ!」
「え?」
俺は、ハク姉さんにひとつの提案をしてみた。
「もっと感情を開放するんだよ。」
468('A`):2009/08/23(日) 23:04:49 O
中森明菜的キャラ
469('A`):2009/08/23(日) 23:06:02 0
あー。
470('A`):2009/08/23(日) 23:10:15 O
二次元で例えると

ロックマンだとブルース
ローゼンメイデンだと水銀燈
エヴァンゲリオンだと零号機的ポジションだね
471('A`):2009/08/24(月) 00:24:39 0
ロックマンはしらんけど水銀灯と零号機がまるで重ならない
472リベンジ9(虐待予定):2009/08/24(月) 06:05:41 0
参考に、俺は以前から聴いていたバンドのCDをスタジオでかけたみた。
歌い手の感情をストレートに伝える表現。
綺麗ごとしか言わない奴への怒り、捨て去られる悲しみ。
ハク姉さんは、相当の衝撃を受けているように見えた。

「こんなのってありなの?」
「ありだよ。そして、これこそが俺たちが言いたいことじゃないんだろうか。」

「でも、こんなの社内審査を通らないんじゃないの?」
「やってみなきゃわかんないよ。」
俺は妙に前向きな気分になっていたのだ。
大げさかもしれないけど、突破口を見つけた気分になっていた。

「姉さん、一杯飲んでからでいいから、まずはやってみよう。」
「そうね、このテンションは素面じゃ難しいわ。」
と、姉さんは鞄からカップ酒を取り出した。
いつも持ってんのかよ。

スタジオで飲みながら聞いてきた。
「喪男クンは飲まないの?」
「帰りは車だからさ、って姉さんも!」
「タクシーにするわ。だから、いいじゃない?ね?」
「うう〜。」
俺は観念して酒のふたを開けた。
呑んでいるうちに、ハク姉さんはイロイロと思い出したようだ。
「これがうまく行かなきゃクビね…。」
「やるしかないよ。」
俺だって思い出していた。学園祭のときにうけた屈辱と、
ミクとのステージを難なく実現したイケメンへの怒り。
「私は、出来損ないなんかじゃない…。」
「姉さん。」

「行くわよ。構えて。」

俺は席を立つとギターを構えた。
「曲目は?」
「さっき聴いたCDで演れる曲はある?」
「あるよ。大丈夫。出し切ろう。」
「これでも、いろいろ溜まってんのよ。好き放題やらせてもらうわ。」

ドラムもベースも無いが、俺はそれらがバックについているつもりで、
ピックを強く、強く弦に叩きつけた!
ハク姉さんがシャウトする。長い銀髪を乱し、その間から一層赤い瞳が燃えている。

俺はディストーションも音量も全開で暴れまわる。
ハク姉さんは激しい部分と、スローに戻る部分を極端に使い分けて演じる。
決して綺麗な声なんかではないが、彼女の感情が伝わってくる。

いつの間にか、スタジオ前には何事かと社員が聴きつけていた事に、
俺たちは演奏が終わってグッタリしてから気が付いた。
473('A`):2009/08/24(月) 09:19:57 O
綺麗なメロディしか知らないお嬢様育ちのミクを軟禁して
毎日大音量でメタル聴かせてパンクさせたい
474('A`):2009/08/24(月) 21:11:23 O
ただ一つ言えることは・・・

ハクはこんな積極的な性格じゃない
475('A`):2009/08/24(月) 22:00:31 0
ハクねえ!起きて朝だよ!ほら起きて!うわっ!真っ赤!
朝からリストカットはキツいよハクねえ!

死にたい・・・

死んじゃらめ!ほらほら修復するからカラオケいこ!
はい、インストール終了!気分もすっきりリフレッシュ!

うぅ・・・あんたの元気が一番毒だわ・・・カラオケ一人で行ってきてよ・・・

うわっ!ノリ悪っ!ツンヘラ!ツンヘラ! お酒飲む?

うん・・・ グビリ

はい!はい!はいはいはい!朝から焼酎!朝から焼酎!

・・・ぁ゛〜っ  ヒック  マスター・・・ ック どっか遊びいこ・・・

うわ!朝から真夜中の銀座の香りがする!うんいこ!

俺何書いてるんだ続きはまだか
476('A`):2009/08/25(火) 01:02:10 0
ミク書いてくれ
こんなこと言いたくないが、ハクじゃ見る気がしない
477('A`):2009/08/25(火) 02:05:56 0
ミクのあとにトイレに入ったら便座があがってた
478('A`):2009/08/25(火) 02:54:12 0
別に見なくても良い
ここは元々そんなにレスが付くようなスレじゃなかったし
479リベンジ10(虐待予定):2009/08/25(火) 06:45:30 0
半分酔っている状態だったが、俺とハク姉さんは社員に呼ばれて会議室に入った。
そこで、手渡されたのは夏の野外音楽イベントの企画書だった。

出演依頼だった。

追い詰められて、ヤケクソ半分で見つけた突破口が開かれたのだった。
俺とハク姉さんは涙ぐんで何度も社員に頭を下げ、手を取って喜び合った。
そのまま俺とハク姉さんは居酒屋になだれ込んだ。

ハク姉さんはクビ寸前から復活の糸口を掴み、
俺は初めてデビューのステージを得ることになった。
お互い、自分の目標に一歩近づいたのだ。
いや、本当は大幅に近づいていたのだ。
俺とハク姉さんは前座のステージだったが、メインイベントには初音ミクの名前があった。
全く別の時間帯ではあるが、同じステージに立つことが出来るのだ。

俺はこれを足がかりにミクのもとまでたどり着く。
ただ会うだけなら叶うかもしれない。俺の事は・・・覚えていないだろうけれど。
ミク、君は今どうしているんだろう。
さらにバージョンアップして、目の前のハク姉さんみたいに人間そのものの生活が
送れるようになっているのかな。嬉しいけれど不安にもなる。

俺を侮辱し、めちゃくちゃに殴りながらも、表では人気を集め、黄色い声援を浴び、
端正な顔立ちで何でも手に入れてきた挫折知らずの男に、恋心など抱いているだろうか。
全然おかしくない。イケメンだもんな。
ああ、同じステージに立てるだけで幸せなのに、まだ俺はミクが大好きなんだ。
覚えていないであろう約束を胸に、まだギターを弾いているんだ。懲りないな。

「喪男クン?どうしたのよ〜ボーッとして〜。」
ハク姉さんは、初めて会ったときとは大違いに楽しそうに呑んでいる。
「あ、ちょっと考え事…。」
ミクの事を考えていたとは言えない。
ハク姉さんは、徳利を差し出した。
「喪男クンのおかげで、まだ歌える。ありがとね。」
「今までのイメージとは全然違う事になったけどね。」
俺はぐい飲みに酒を貰い、飲み干した。
「うふふ、呑みっぷりがいいわね〜、惚れちゃいそう。」
「げふ!」
ハク姉さんが、トロンとした目つきで見つめてくる。
少し胸元が開いたノースリーブシャツ、パープルのネクタイ、見えてしまってる谷間。
純真で可愛いミクもいいけど、大人の魅力ってのも…。
つい、谷間を見てしまった。
「あ、喪男クンのえっち〜!」
「あうえう!姉さん、違う!」
やっぱり、俺は姉さんには振り回されっぱなしみたいだ。


俺たちのステージは二週間後に迫っていた。
与えられた時間枠で最大のパフォーマンスを見せて、ステップアップするしかなかった。
ミクに追いつくためには、それしかない。
480('A`):2009/08/25(火) 06:46:33 0
>>476
好きなものは、最後までとっておいて、時間をかけてたっぷりネットリ味わうものだぜ。
481('A`):2009/08/25(火) 06:55:44 O
この主人公もムカつくな。誰よりも外見のウワベだけで他人を判断してるのはこいつじゃねぇか。
482('A`):2009/08/25(火) 19:04:43 0
喪男ってそんなもんだろ?
というかこれこの流れで誰を虐待するんだろう、自分か?
483リベンジ11(虐待予定):2009/08/25(火) 22:57:19 0
俺は、夢の中で3年前に戻っていた。
俺はギターを構え、ミクが歌う。
ミクは俺に「また会おうね。」と約束をしてくれて、
自分が使っていたギターのピックを俺にプレゼントしてくれた。
正しくはそうだったのだが、夢の中では違っていた。嫌な夢だった。

俺は、忌まわしいライブの後、ボロボロに殴られて顔に唾を吐かれたまま打ち捨てられ、
ミクは俺を無視して楽しそうに俺をボロ雑巾にしたバンドメンバーと楽しそうに歌う。
一番のイケメンはボーカルだ。学校中の好意と視線を一心に集め全てを手に入れた。
そして、最後に俺の初恋の女の子の唇を奪って見せた。

嫌な視線だった。見下しているのは解っていた。
俺は身動きも取れず、身体の痛みに耐え、作り笑いを浮かべた。
「そんなもんさ。」
と、自分に言い聞かせていた。
俺が欲しいものは絶対に手に入らないと言い聞かせた。作り笑いで自分を騙した。
ミクはうっとりとした視線で奴を見つめ、自分から首に手を回して唇を求めた。

見たくないのに眼を閉じられない。

さらに、俺の目前でミクはネクタイをほどき、スカートを落とした。
奴の手がミクの胸に触れ、柔らかく食い込む。
濃厚なキスを交わしながら、上着を緩め、胸元が露になる。

(やめろ!やめてくれ!)

(もういい!何しても構わないから、俺に見せないでくれ!)

叫んでも声にならない。

目の目が真っ暗になり、周囲が教室になった。ここからは事実に近い。
俺の周りには誰も居ない。一定の距離を取って白い目で見る奴ら。
身体の痛みはそのままに、陰口が耳に直接入ってくる。ああ、生きてるだけで限界だ。
もう殺してほしかった。
俺はこの事実を、ミクとの約束だけを胸に耐えたのに、夢の中では全てを奪われている。
まったく救いようがないじゃないか。もしかしらたら、今までが夢で現実はこうじゃないのか?

俺は、ただ夢を見るように現実を泳いでいただけなんじゃないだろうか。
事実、ミクはすでにプロの歌手としてヒットを飛ばし、
奴はミク専用のギタリスト、コーラスとして傍に居られるのだ。
俺はどうだ。

俺は教室の片隅で苦悩する。頭には紙袋を被せられていた。
そうだ、俺はただのギターだ。どこの誰でもない存在なんだ。


目が覚めたときには、夜が白み始め、寝汗をかいていた。
俺は、夢を否定したくて大切にしまっているものを取り出した。
ミクがくれたギターピック。グリーンのピックに白い文字で「miku」と書いてある。
俺は、それを巾着袋に入れて首からネックレスのように掛けた。
ハク姉さんと、俺のステージ当日の朝だった。
484リベンジ12(虐待予定):2009/08/25(火) 23:18:36 0
野外音楽イベントの会場は、町の中心部にある大きな公園だった。
大きな城が復元され、戦国時代には首都にもなりかけた街だ。
すでに多くの観客が詰め掛けて、ステージを待っていた。

俺はハク姉さんが運転するRX−7に乗せてもらい会場に入った。
俺たちみたいな駆け出しのペーペーは野外のテントだが、人気のあるアーティストは
立派な仮設ハウスを用意され、冷房の効いた中で出番を待てるのだ。

スタッフが忙しく動き回る中、俺の元にひとつ小道具が届けられた。
紙袋だった。

「これをどうするの?」
ハク姉さんが純真に訊き直す。
スタッフは応えた。もちろん、これを俺が被るのだと。
姉さんは反論した。こんなもの被ったら、俺が一体どこの誰だかわからないと。
それも無駄な抵抗。嫌なら帰れと言われてしまった。代わりはいくらでも居る。
俺は、ハク姉さんを制し、紙袋を被ることにした。俺ももう大人なんだから。

ハク姉さんは、まだ気に入らないようだったが、俺が何度も言い聞かせた。
俺には、これが似合ってるんだ。
そして、屈辱は音楽にぶつけよう。

俺が失意の中、決意を固めていると、不意に見えてしまった。
遠くのプレハブハウスに入る集団。
その中に居た。

ミクだ。

グリーンの長いツインテールを揺らし、華奢な体つき。
たくさんのスタッフに囲まれ、記者が周囲に取り付いてフラッシュを炊く。
ミクは小さな手をヒラヒラと振って笑顔で応える。可愛い。
あの時のままの笑顔。
でも、その笑顔はもう俺には向けられない。
傍に居たんだ。奴が。
さも当たり前のようにミクの隣を歩き、一緒にプレハブに入っていった。

初恋の女の子を再度この眼で見たことは、俺の力になった。
紛れも無く、初音ミクだった。
ミクにプロギタリストとなって会うために、俺は練習を重ね、屈辱に耐えた。
あとは、ステージを成功させ、ミクに会いに行くだけだ。

俺はミクが入ったプレハブを見ていた。
窓はカーテンが閉められ、中の様子はよくわからない。
周囲はスタッフらしき人物が固め、誰も近づく様子は無い。
さすがスター。厳重じゃないか。
正直、俺も会いにいけるかは自信が無い。

「ミクのことが、お気に入りなのね。」
不意にハク姉さんに言われた。
485リベンジ13(虐待予定):2009/08/25(火) 23:41:50 0
俺はそれを否定できなかった。

「好きなの?」
ハク姉さんは笑って質問してきた。

俺は、それにも答えられなかった。

しかし、それがすでに答えになっていた。
「なるほどね。」
ハク姉さんは、笑っていた。

「勘違いしないでね。責めてないわよ。」
本当に笑っていた。
「俺みたいな奴は、勝手に好きでいるぐらいが丁度いいんですよ。」
「顔のこと?」
「そうですね。」

「人間って、大変ね。」

姉さんは悲しそうな顔をした。
「歌っていれば認められるボーカロイドのほうがいくらか楽だわ。」

「不細工に人権はないんですよ。」
俺は作り笑いを浮かべた。
「でもね。」
姉さんは、視線をよこした。

「あなたが居ないと、私は死ぬところだったんだから。」
優しく、笑っていた。

「心を閉ざすと、すぐに敬語になるんだから。」
姉さんに指摘された。

「俺は、姉さんを騙してました。」

「騙された覚えは無いわ。」

「俺の目的は、姉さんとのステージじゃないんです。」

「だから何なのよ。」


姉さんの口調が強くなった。


「今、私とあなたは二人でひとつ。かけがえの無いデュオよ。」

そして、ビンタされた。

「しっかりしなさいよ!妹(ミク)にアピールするステージなんでしょ!」

張られた頬が心の芯まで効いた。
「手を抜いたら、許さないわよ。」
486('A`):2009/08/26(水) 00:23:03 0
やべ ちょっとなきそう
487('A`):2009/08/26(水) 00:23:29 0
ねえさん・・・!
488('A`):2009/08/26(水) 09:09:53 O
初音ミクを鉄アレイで殴り続けると死ぬ
489('A`):2009/08/26(水) 12:40:00 O
こうなったらとことん主人公を虐待して欲しい。
ライブ直前、イケメンと濃厚なキスをするミクを目撃し鬱モードになる主人公。もちろんライブもボロボロ。ハクにも見捨てられて、徹底的に存在を全否定。
止めにライブ終了後、仮設ハウスからミクとイケメンのギシギシアンアンが聞こえてきて…
490('A`):2009/08/26(水) 12:47:21 O
ハクもダンスの道を歩み始めたら成功して
いつの間にか遠い存在になってたりしてな
491('A`):2009/08/26(水) 16:13:23 O
さすがにそれは直視できなくなる
492('A`):2009/08/26(水) 20:15:53 O
作曲が追いつかねえ!
続きは妄想済み。
493('A`):2009/08/26(水) 22:19:46 O
現実を直視しろ!清廉潔白なミクなんてもうどこにもいないんだよ!そう、これは復讐、ジハードなんだ。

喪男はテントから聞こえるミクとイケメンのギシアンに鬱勃起しながら泣きながら抜いた。今までで一番気持ち良く、最低な気分になったオナニー。

喪男は自分がうじうじと自己憐憫に酔っている間にミクとイケメンは手の届かないステージに進んでしまった事に気付いて泣きながらティッシュで拭いた。こんな所、誰にも見られたくない。
「なに…してるの?」
ハクに見られていた。
494リベンジ14(虐待予定):2009/08/26(水) 22:34:41 0
「ほら、しゃんとしなさい。世話の焼ける弟ね。」
ハク姉さんは、俺にビンタをくれたあと、そこを撫でてくれた。

「ハク姉さん…。ごめん。」
「喪男クンが、目指してたものも、私と一緒だったみたいね。」
「うん。プロになってミクにもう一度会いたくて…。」
「面識があるんだ?」
「3年前に一度だけ、俺の学校にフィールドテストに来たんだ。
 その時に、俺と共演してくれて、また会う約束をしたんだ。」
俺は、首に掛けていた巾着袋を取り出し、中のピックを見せた。
「一途なんだね。」
「俺は、しつこい奴なんだ。」

ハク姉さんは、息をついて右手を差し出した。
「好きな子に、カッコいいとこ見せなきゃね。」
「ありがとう。」
俺は握り返して立ち上がった。
姉さんと向き合う。赤い瞳が見つめてくる。
「今のミクのパートナーは、俺の同級生だった。」
「そうなんだ。」
「才能に溢れた、才色兼備、文武両道、そして最低な奴だった。」
「そうなんだ。」
「あいつに勝ちたい。」

姉さんは、うふふと笑った。
「あらあら?鈍い子ね。もう勝ってるわよ。」



ステージには俺たちのさらに前座が立ち、演奏を披露していた。
観客もそこそこ盛り上がり、俺たちが登場するにはいい雰囲気だ。
俺とハク姉さんは舞台袖で出番を待つ。
会社からはギタリストと、ドラマー、ベースを付けてもらえた。

動悸が止まらず、手が震える。
ここはプロのステージ。学園祭じゃない。
俺の演奏次第ではハク姉さんの運命が途絶える。

前座が演奏を終えて引っ込み、観客の興奮が冷めないうちにお呼びがかかってしまった。
もう戻れない。もう後には引けない。俺とハク姉さん、メンバーはステージに飛び出した。

ステージから見下ろすグラウンドには所狭しと観客が詰め掛けている。
視線が集中する。俺が被っている紙袋に興味津々のようだ。
息を大きく吸い込み、吐いて、吸って止める。そして、飽きるほど弾いたイントロフレーズを始めた。
不安げなフレーズだ。気持ちの悪い音だ。ハイハットがそれを追って来る。
音に太さを加える。ヘヴィロックであることを観客も理解した。32小節演奏し、ストップ。
ハク姉さんは、マイクを両手で持ち、身体を反らしながら息を大きく吸って、
その反動で頭を思い切り振り下ろしながら、大声で曲名を怒鳴り散らした。

「Now here we go!!! "ALL LOSERS LAST ATTACK"!!!」
負けて、諦められて、落ちこぼれた俺たちの、最後の反撃が始まった。
495('A`):2009/08/26(水) 22:41:59 O
496リベンジ15(虐待予定):2009/08/26(水) 23:12:52 0
爆発したような音の津波が会場を襲った。
俺もハク姉さんのテンションも全開だ。

俺は、出来損ないじゃない。
俺は、出来損ないなんかじゃない。
俺を見てくれ、生きてるぞ。
殺せるもんなら殺してみやがれ!

俺は心のなかで叫びながらステージを跳ね回った。

ハク姉さんの怒鳴り散らすようなラップにギターを重ねた。
ドラマーのハイスピードブラストビートが攻撃的に鳴り響く。
観客のどれだけが、ハク姉さんがボーカロイドだと理解できるだろう。
それほどにハク姉さんの形相は凄まじく、感情をマイクに叩きつけてくる。

観客を圧倒する。恐怖すら感じさせる。
それは伝染して、興奮へと遷り変わる。

攻撃だ!闘え!
負けたまま終われるかよ!

ハク姉さんは拳を突き上げ、サビを怒鳴る。



俺たちに与えられたわずかな時間のうちに、出し切った。
全力で演奏を終えたとき、目の前に見えたのは喝采をくれる観客だった。

身体が震えた。

紙袋の中で、涙が溢れ出した。
ハク姉さんは、乱れた髪を手櫛で整えつつ、俺の手を取った。
二人で、ステージの前に立ち、深くお辞儀をすると、より一層の歓声に包まれた。


わずかな時間だったがプロのステージに立つことが出来た。
俺はハク姉さんと一緒にステージを降りたが、ハク姉さんは観客から見えない位置にくると
ヘナヘナと腰を抜かしてしまった。仕方がないのでおんぶしてテントまで連れ帰った。

俺は、ハク姉さんを椅子に座らせると、自分も座り込んだ。
身体の力が抜けた。もうステージでは次のバンドが演奏を始めている。
俺たちは一瞬のステージでどれほど観客に印象づいただろう。反応は、よかった。
きっと、ハク姉さんの今後も安泰だと思える。

姉さんはというと、ぐったりとうなだれている。相当疲れたのだろうか。
すると、フイと顔を上げ、こっちを見た。右手を伸ばして、俺の胸倉を掴んだ。
そのまま引き付けられて、「ありがとう。」と小声で言われた直後にほっぺにキス。
ビンタされた方だった。俺は、椅子に座ったままバランスを崩し、地面に転んだ。
497('A`):2009/08/26(水) 23:42:57 O
喪男から遠い世界に行ってしまったミク
そしてそれを追いかけている内に、本当に大切な人は身近にいるということに気づく喪男

最初は共にミクを追いかけるだけの同志だった。
そこには目の前の目標以外の、何の感情もなかった。
それでも側でいつも支えてくれていた暖かい手の温もり、
それは喪男にとっていつの間にかかけがえのない大切な存在になっていったのである。

しかし喪男は自分でも認めるほどの喪男である、
それ故、なかなか愛の告白ができずに悩む
そんな中、ミクが入り三角関係勃発に!
498('A`):2009/08/26(水) 23:48:39 0
>>489
それはウザ過ぎるから見たくないな
なんでこんなとこでまで死すべきイケメンどもに良い思いさせにゃならん?
499('A`):2009/08/27(木) 00:17:38 O
つーかいつ虐待すんの、これ。
500('A`):2009/08/27(木) 06:52:31 0
>>497
リアルな予想w
501リベンジ16(虐待しまっせ):2009/08/27(木) 07:50:08 O
ハク姉さんと休息を取り、時計を見ればミクのステージが始まる1時間だった。
すぐにでも会いたくなった。俺は駆け出しとはいえ、プロとしてステージに立った。
せめて、その報告だけでも。
ミクは、記憶をバックアップされて覚えてないと思うけど。
俺がハク姉さんにそれを言うと、自分も行くと言った。
俺はまだ顔が知られてない。だから部外者に間違われかねないから、自分と居れば問題ないだろうと。
ハク姉さんにお礼を言って、ミクがいる仮設ハウス前に来た。
ドアの10メートル前にスタッフが立っている。
そのスタッフに所属と名前をを言って、挨拶したいと申し出た。
「だめだめ。今はミーティング中だ。」
つれない返事だ。
「え〜、いいじゃないのよ!ちょっとだけ!」
姉さんが食い下がる。俺はミーティングの邪魔をしては悪い気になっていたが…。
「だめだったらダメだ!」
「あのね、ファンじゃなくて、この子はミクと面識があるんだから、ミクのテンションだって上がるのよ?ライブ前に最適じゃない!」
「姉さん、後にしようよ…。」
(アンタ、ただのファンになるつもり!?)
怒られた。
姉さんが粘る間に、仮設ハウスを見た。
カーテンが閉め切られて中はわかからない。

すると不意にカーテンが揺れて、隙間からミクが顔を出した。

「!」

ハク姉さんも見た。
そして凍りついた。

ミクは服が乱れ、必死の形相で何か叫んでいた。
助けを求めるように窓を叩く。
しかし聞こえない。恐らく防音ガラス。

俺はミクと眼が合ったのだ。
(助けて!)

そのミクの後ろから手が伸びてきて、ミクの髪を鷲掴みにして部屋に引きずり込んだ。
手が窓枠に残ったが、指を一本ずつ引き剥がされた
ミクの姿が見えなくなったが、カーテンが強く下に引っ張られている。
じきにそれもなくなった。


「おい!今、ミクが誰かに襲われてたぞ!」
俺が思わず叫ぶと、
「黙れ!!」
スタッフは豹変して俺の顔面を殴りつけた。
吹っ飛ばされて尻餅をついた。
「ミーティング中だ!帰れ!」
「あんたなに言ってんのよ!どこ見張ってんのバカ!」
「静かにしねえとクビにしてやるぞ…。」

悟った。

こいつら、グルだ!
ミクを襲ってる!
502('A`):2009/08/27(木) 08:31:54 O
女性アーティストが売れるためにプロデューサーと寝るのはよくある話さ
503('A`):2009/08/27(木) 08:32:53 0
虐待されるのは喪男か
504('A`):2009/08/27(木) 09:19:42 O
ミクを助ける為に喪男が頑張って

1年後ミクと喪男の墓にハクが花を添えてたりしたら
ケツにみそカツブチ込むぞ(´;ω;`)

冗談です。続きに期待
505('A`):2009/08/27(木) 11:21:59 0
大丈夫そいつ偽者だよ>>501
506('A`):2009/08/27(木) 15:23:23 Q
虐待スレなのに幸せになってほしい俺は少数派
507('A`):2009/08/27(木) 15:31:18 O
そうでもない

自分で書くと病み鬱ENDばっかりになってしまうが
508('A`):2009/08/27(木) 21:54:40 0
            /::7ヽ '": : : : : : : : : : : : : : : : : :` 、   r─‐┐
               /:://: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :ヽ l::::/:::::l
               /::/: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :`l::::rヘ:::l
           /::/: : :/: : : : : :.,ィ: : : : : : : : : : : : : : : : : : : l/: : : :ヽ
            /:l/:./: : : : : : : / l: : : : : l: : : : : : : : : : : : : : :.l: : : : : ヽ     
            /: /: : : : : : : : :/  l: : : : : ト: : : : : : ┛┗: : : :l l: : : : : : :',
.           /: :l: : : : : : : : : :/   l: : : : : l ヽ: : : : ┓┏: : : :l: :l: : : : : : :',
         /: : :l: : : : : : : : :/ヽ   ',: : : : :l. \: : : : : : : : : :ト、 l: : : : : : :.',         虐待したらメッです
.        /: : : :l: : : : : : : :/  \  ',: : : :.!/ \: : : : : : : :l:::〉l: : : : : : : :', 
       /: : : : :l: : : : : : :/ r─- 、ヽ \: :l r──r┐: : : : : l/ l: : : : : : : :.',
        /: : : : : :',: : : : : :.l l. l::::::::::〉   ヽl. ',::::::::::!/l: : : : : :.l  l: : : : : : : : :', 
.     ,': : : : : : : ', : : : : :ハ  ヽ:::::/       ヽ::::ノ !: : : : :./   !: : : : : : : : :',
      ,': : : : : : : : :ト、: : :.l: l      '        l: : : : /    l: : : : : : : : : ',
.     ;: : : : : : : : : l \: l: ヽ             イ: :/l/     l: : : : : : : : : :',
     i: : : : : : : : : :l   ヽハ:| >、   ─(    イ l: /       l: : : : : : : : : : ',
    l: : : : : : : : : : !     l::::/ ` r .. _,、 '゛ l.‐l/        l: : : : : : : : : : :
.    l: : : : : : : : : : l     `─ /:l      /: : :l          !: : : : : : : : : : :
    l: : : : : : : : : : :!        〈: : :.〉   /: : : : : l.        l: : : : : : : : : :
.   l: : : : : : : : : : :l        l: : /: :ヽイ: : : : : : : :/‐- .._      l: : : : : : : : : :
   l: : : : : : : : : : :.l _.. -‐ '"/: :l: /: 〉‐‐〈: : : : : : :./:/       、   l: : : : : : : : : :
.   l: : : : : : : : : : : l /     l: : :l/: : l   ハ: : : : : /: l       i  l: : : : : : : : : :
509('A`):2009/08/27(木) 21:55:47 0
ミク監禁虐待ストーリーを思いついたが
そう仰られるなら。
510('A`):2009/08/27(木) 22:09:53 O
虐待なんてしないよ
どれ、優しくしてあげるからおいで・・・
511('A`):2009/08/27(木) 22:22:01 0
ミク「ご主人・・・みっくみくにしてあげましょうか!?」
('A`)「ヴぁー・・・暑いからいい・・・うぇー」
ミク「うう・・・つれないのね・・・」トボトボ
レン「・・・!」

レン「お、お姉ちゃん・・・僕みっくみくにされたいんだけど・・・」
ミク「えっ!? ま、まだ早いわレンには・・・」
レン「何だよ!何で僕だけのけものなんだよ!」
ミク「どうしたの? ・・・しょうがないわね1回だけよ・・・」
レン「うん・・・(どきどき)」


ぎゃ あ あ あ あ あ あ あ あ あ !!!


('A`)「うわっ びっくりした 何だよ・・・」
512('A`):2009/08/27(木) 23:22:14 0
妄想が止まらねぇ
作詞が進まなねぇ

だから、妄想を優先する。

さあ、行こうか。
513リベンジ17(涙の虐待シーン):2009/08/27(木) 23:24:53 0
窓際から引きずり下ろされたミクは、次の瞬間に腹を蹴り上げられた。
機械の身体は咳をする機構は無く、ただ苦痛だけが身体を支配した。
ツインテールの片方を掴まれ、顔を無理やり上げさせられ、頬を張られた。
もちろん跡は残らないし、腫れることもない。
ただ屈辱だけがあった。

「あぶねーあぶねー。」
部屋には男が三人、ミクを取り囲む。
ひとりがミクの服を無理やり脱がせにかかった。
嫌がるミクを張り飛ばし、机に叩きつける。
「いや!やめて!」
悲鳴を上げても、下品な笑い声にかき消される。
男たちは、これから始まるライブの前に景気付けにミクを輪姦する気だ。
しかも、初めてではない。
何度も何度もミクは犯されていた。
ミクはもはや誰にも守られない、人間でもない機械だ。

口々に男は嫌がるミクを脅す。
「お前みたいな機械は、俺が使えないと言えば明日にはスクラップだ!」
「ロボットは人間様に反抗するな!」
「死にたくなければ大人しくしてろ!」
「ロボットに人権なんかあるわけねえだろ!」
「お前を壊しても罪にはならねえんだよ。」
何度もミクを罵る。ミクは怯えて抵抗が弱くなってきた。

そしてギターを弾く男が、ズボンを下ろしてミクの顔にそれを押し付ける。
嫌がる素振りを見せたら、さらに殴りつけた。横に吹き飛んで倒れる。
そして、ミクの下着を引き下ろし、後ろから覆い被さった。
「いやあああ!助けて!誰かぁ!」
悲痛な絶叫は誰にも届かない。
無理やりギターの男が中に押し入ってきた。
「痛あい!いやあああ!痛い!」
イケメンと呼ばれる端正な顔は獣そのもの。欲望と殺気を漲らせて、無理やりキスをしてくる。
ミクは吐き出したところにベースの男のものが無造作に押し込まれた。
「歯ぁ立てたら殺すぞ!」
怒鳴りつけ、激しく腰を振る。
そのまま欲望が流し込まれ、続いてドラムの男が口に入ってくる!
泣きながらミクは心を閉ざした。

さらに身体を裏返され、ギターの男は正常位でミクを犯す。
そのうち、異常な性癖が現れ、両手でミクの首を絞め始めた。
「便利だな、首絞めても死なないからな!」
下品に笑い、力を込める。
腰を一層振り、ミクの全てをズタズタにしていく。
イケメンは獣でもいい。人望も金も実力もある。
ボーカロイドを守る法律は無い。
「ゲェアハハハハ!」
狂った笑い声を上げ、ミクを絞め上げる。
ミクは声を出せず、意識も失えず、苦痛と屈辱の沼に沈む。
その顔に白く濁った汚物で汚された。
しかし、男は一人ではない、ミクは時間まで執拗に責め立てられる。
514リベンジ18:2009/08/27(木) 23:38:13 0
もはや、一刻の猶予もない。目の錯覚じゃない。
何とかしないといけない。しかし、俺が叫んだせいで警戒が強まった。

考えろ。考えるんだ。すぐにミクを救出して保護する。
犯人は恐らくバンドの奴ら。犯人を捕まえ、罪を償わせる。
しかしまともな方法では勝てない。

「姉さん、帰ろう。気のせいだよ。」
思い付いた。
今すぐ実行できる方法。

俺たちはテントに帰り、すぐにRX−7に乗り込んだ。
今度は俺がハンドルを握る。
「姉さん、数秒だけでいい。すぐに逃げてくれ。」
「喪男クンも、気をつけて。」
お互いの手を握る。
「無理がある作戦だけどね。」

エンジンをかけ、車を仮設ハウスにむけた。
距離100メートル
さっきのスタッフはまだ気がついてない。
「ミク、今助けるぞ!」
俺は叫び、車を急発進させた。
シーケンシャルツインターボのロータリーエンジン”13B-REW”が目を覚まし、
静かな音とは裏腹に暴力的に加速する。グランドの土ぼこりを上げ加速する。
残り40メートルでフルブレーキを入れた。
目標は仮設ハウスと、さっき俺を殴った見張り役スタッフの間10mの空間に最速で止まる。
見張りのスタッフが突っ込んでくるRX−7に気付き、驚いて飛びのく。作戦通りだ。

奇跡的なタイミングで助手席側に仮設ハウスの窓、運転席側には飛びのいたスタッフが転がった。
俺とハク姉さんは車から飛び降り、お互い作戦通りの行動を開始した。

まず、俺は持参したマイクのコードで飛びのいたスタッフの片足を縛り、コードの一方を
近くにあったテントの足に縛り付けて動きを封じ込めた。
「て、てめぇはさっきの!」
スタッフは悪態を付く。
「さっきはどうもご親切に!」
一発殴っておいた。ハク姉さんはどうだ?

ハクは助手席から飛び降り、仮設ハウスの窓に取り付いた。
カーテンで中は見えないが、準備しておいたハンマーでガラスを叩いた。
車が海などに転落した時、車の強化ガラスを割るためのハンマーだ。
防音ガラスとはいえ、簡単に割れた。瞬間、右手を窓ガラスが割れた穴に突っ込みロックを外した。
右手を突っ込んだときに割れたガラスで腕を切り裂いてしまったが、もはや痛みは感じない。
最速で窓を開け、カーテンを引っ張り、上半身を部屋の中に入れた。

そこには、ハクが想像していた以上の地獄絵図が広がっていた。
515リベンジ19:2009/08/28(金) 00:01:48 0
ハクが”見た”のは、三人の全裸の男に犯されるミクの姿だった。
見覚えがある男たちだった。ミクのバンドメンバーだった。
ミクは半裸で騎乗位で一人、その後ろに後背位で一人、ミクの顔を股間に押し付ける一人。
そう、身体にある穴を全て犯されて、空ろな眼で人形のように弄ばれていた。
人間の形をした獣が三頭、可憐な少女を弄んでいた。

防音構造のハウスが幸いし、ハクの乱入は三頭の獣にとって完全な予想外だった。
完全に三人の動きが止まっていた。眼を白黒させ、口は半開きでポカンとしていた。
そして、ハクは”見た”。その三人の顔をはっきり捉えた。
世界一可哀想なミクの表情も捉えた。ミクが、誰に、何をされているのか、完全に捉えた。
そして、”記録”した。

「”見た”わよ。この…。」
ハクは奥歯をガタガタ軋ませ、叫んだ。
「このクソ野郎!!!!!!!」
用意しておいた、発炎筒をイケメンの顔に投げつけた。
助手席の下に備え付けてある標準の発炎筒だ。すでに点火され、火を噴いていたものを投げつけた。
見事に顔に当たり、火傷を負ったようで悶絶する。
それに巻き込まれて他の二人も床に倒れた。砕けたガラスの上に全裸で転んだので悲鳴を上げる。

ハクの役目はそこまでだった。


俺はスタッフに一発パンチを入れると、今度は仮設ハウスに振り向いた。
車の向こうでハク姉さんが身体を半分窓に突っ込み怒鳴っている。
そして発炎筒を投げ込むと窓から出てきた。

「喪男クン!!目標は窓から2時の方向!!距離1.5メートル!!」
「了解!!!」
俺はRX-7の横をすり抜け、ハク姉さんがカタパルトになってくれて部屋の中に頭から飛び込んだ。
姉さんはは入れ違いにRX−7に乗り込む。その前に、マイクコードで拘束されているスタッフに
「さっきは世話になったわね!」
と礼を言って股間を蹴り上げておいた。


俺は頭から部屋に飛び込むと、そこには全裸の獣が三人悶絶していた。
それに俺はフライングクロスチョップを決める格好で飛び込んだのだ。
見事に一人にヒットし吹き飛んで壁に激突した。ミクは半裸のままだが三人から解放された。
「ミク!助けに来た!」
俺は叫び、ミクの手を引いた。
「て、てめぇ!」
ギターの男が叫んだ。そう、俺の同級生で眼もくらむイケメンで才色兼備で文武両道で最低な男だ。
早速仮設ハウスのドアのロックを外し、チェーンも解除して振り向いた。
「イカ臭えんだよ。クソ野郎!!」
俺は怒鳴ってミクを部屋の外に連れ出した。半裸のままだが仕方が無い。
部屋の前にはハク姉さんのRX−7が助手席のドアを空けたまま待っていた。
俺はミクを後部座席に押し込み、助手席に乗り込んだ。
ドアを閉めるや否や、ハク姉さんはその場でアクセルターンを決めてその場から脱出した。
516('A`):2009/08/28(金) 00:07:54 O
ヌルすぎる。
喪男のくせにヒーローみたいな事してんじゃないよ。ゴキブリはゴキブリらしく生きていかなきゃ。

ミクとイケメンのイチャイチャラブラブエッチで鬱勃起な展開を期待してた俺、涙目。

まさか虐待ってこれだけ?
517('A`):2009/08/28(金) 00:51:43 0
たまにはいいじゃない夢見ても・・・
518('A`):2009/08/28(金) 01:10:30 0
誘拐じゃん
519('A`):2009/08/28(金) 03:08:15 0
オナニーじゃん
520('A`):2009/08/28(金) 04:30:27 0
虐待されて可哀相なミクを助ける俺カコイイ!ってのが伝わってくる。
ガチで病んでるな・・・。
いい加減卒業しろよ。中学校から。
521('A`):2009/08/28(金) 04:32:06 0
というか最初から誘拐拉致監禁されてんじゃん
522('A`):2009/08/28(金) 04:34:58 0
あーあ、>>489が余計なこと言うから変なことに

つか器物破損で全員豚箱行きだがな
523('A`):2009/08/28(金) 04:45:35 0
ミクとハクの解体シーンマダー?
524('A`):2009/08/28(金) 05:10:16 0
人気のない場所で一旦、息を整えて状況を整理する喪男とハク。
喪「もう大丈夫だ。ミクは俺が守るから」
優しく手を差し伸べるが人間への恐怖をこの数年で植え付けられたミクは脅えるばかり・・。
喪「だ、大丈夫。俺たちは味方だよ」
ミク「・・いで。来ないでええええええええ!!!」
ミクが絶叫し喪男の手を振り払った。

「好き勝手やってくれたな」
発狂したミクのせいでイケメンたちに見つかり捕まった喪男とハク。

「こっちには私の目で見た映像データがあるんだから・・・グピッ!」
間髪入れずにドライバーで両目をつぶされるハク。

「わり、手すべっちった」
背後から鈍器で殴打され動けない喪男。

イケメン「ド、ド、ドリル。ドドドドドリル〜」
ハク「ぷぎゃあああああああああああああああああっ」
両目を押さえ苦しむハクの頭部に電動ドリルがあてられていく。

脳天を穴だらけにされロボトミー状態と化すハク。脅えるミク。絶叫する喪男。

イケメン「あ、そうだ。ミク。お仕置きされたくなかったらそいつを俺が満足するまでコレ(ギター)で殴れよ」
ミク「はい・・ますたー・・・」
喪「み、ミク・・・?」

ミクは虚ろな表情で何度も喪男の体にギターを振り下ろし続けた。
525('A`):2009/08/28(金) 06:03:23 0
('A`)これが、これが、俺が命をかけて救おうとしたミクの正体か!
526リベンジ20:2009/08/28(金) 06:09:09 0
「ここから先は聞いてないわ。どうする?」
とりあえず会場を脱出したが、このままではこっちが誘拐犯だ。
しかも野外音楽イベントのステージ前にミクを助けたので
イベントも台無しにしている。

無実を証明しないと、こんどはこっちが危ない。

証拠は全てハク姉さんのデータに入っているが、どう使うか?
ボーカロイドは法律で保護されていない。
警察に行っても無駄だ。
”社内設備”を壊したことでは罪に問えない。

考えた結果、”社内設備”を私利私欲のために残虐な方法で利用した事を問うことにした。
これなら完全に奴らは会社をクビになり、業界からは追放される。
失敗すれば、逆に俺たちは全員クビだ。

「ミクが所属しているレコード会社に持ち込もう。そこで全員保護だ。」
「いいじゃない。」
姉さんは車の方向を変え、RX−7はひた走った。

ミクには俺が着替えで持ち込んでいたTシャツを着せて後部座席に寝かせた。
「姉さん…。」
ミクは、後部座席からか細い声でハクを呼んだ。
「大丈夫。心配しないで。」
「…はい…。それから、あなたは…?」
俺を呼んだのだ。
「3年前に君と知り合ったんだけど、覚えてないよな。」
首に掛けた巾着袋を渡した。
「君から貰ったものだよ。」

中にはギターのピックが入っていた。

「私の…です。」
「そうだよ。思い出せないとは思うけど、君とぼくは知り合いだ。」


ミクのレコード会社前に近づいた時、RX−7は急停止した。
「やばいわね。」
「どした?」
「仲間がまだ居たみたいよ?」
会社の門が車両で塞がれていた。
「バックだ!」

俺は叫び、ハク姉さんは急発進でバックさせる。
当然どこかで見張られていると直感した。車が止まっている時に襲ってくると思った。
案の定、車両の周囲から派手な服装を着た男たちが湧いてきた。
あと50メートル近づいていたら危なかった。

しかし、RX-7の後ろには彼らの車が取り付き、カーチェイスをする羽目になった。
527リベンジ21:2009/08/28(金) 06:36:34 0
「バレてたか。」
考えが甘かった。奴の顔の広さは尋常じゃないのだ。
俺の100倍は友達が居るだろう。人望も厚いし金もある。
あいつのために協力を惜しまない連中がゴマンと居る。
俺には居ない。

あいつの影響力が届かない、しかもこの事実を理解してくれて、
ボーカロイドを守ってくれる組織は…。

つまり、レコード会社の線は、どこから潰されるか予想が付かなくなった。
俺たちの会社にも手が回ってくるかもしれないのだ。
どのようなコネクションがあるか想像も付かない。
考えをめぐらせる間にガラの悪い改造を施した車が追いかけてくる。
3台だ。クラウン、チェイサー、セルシオ。
「姉さん、巻けないか?」
「お安い御用よ!FDをナメんじゃないわよ?」
ハク姉さんはRX-7のスピードを緩めた。
車間距離がどんどん詰まる。
「おいおい!追いつかれてるじゃなぁないかぁ!」
中尾彬風に抗議した。
「やり過ごすわよ。スピードで勝負するとキリが無いわ。両足踏ん張って!」
対向車が居ない。もちろん狙っての事だ。
続いてフルブレーキを叩き込み、シフトを1速に落とす。
ハンドルを右に切り込んだ0.3秒後に姉さんはサイドブレーキを引いた。

RX-7は一気に後輪がロックされ、一瞬で180度方向転換した。
クラウンもチェイサーも、セルシオも車体重量ゆえにこの動きについていけずに
交差点を直進していった。

アクセルを優しく踏み込み、ホイールスピンを抑えながら反対車線に立ち上がる。
そしてフル加速で脱出。
「姉さん、才能あるんじゃない!?」
「まかせなさい♪」


俺はハク姉さんに指示して、車を高速道路に乗せた。
複雑な都市高速だ。完全に奴らを巻いた。
「でもどうするの?このままじゃこっちが潰されるわ。」
「切り札は最後まで取っておくもんだ。」
「え?」
「3年前に知り合った人がもう一人居るんだ。」
「誰?」
「ミクの開発者だ。」
「知ってるの!?」
姉さんは驚きを露にした。
つまり、姉さんの開発者でもある。
「そこに転がり込めば、何とかなるだろう?最低でも、君たちは保護されるさ。」
「でも、喪男クンは?」
「そこまで考えてない。」
528('A`):2009/08/28(金) 06:45:39 0
書きたいことを書きたいようにやらせてもらってま〜す
童貞だからエロがうまく書けないのさ〜
529('A`):2009/08/28(金) 10:35:46 0
>>528
楽しみに読んでますよー
ぐっちゃんぐっちゃんなのより個人的には好みです。
530('A`):2009/08/28(金) 13:04:38 O
ミクを車内に放置してパチンコに行くと死ぬ
531('A`):2009/08/28(金) 16:26:46 O
ミクをクスリ漬けにしてセックス!ふひひ
532('A`):2009/08/28(金) 17:51:01 i
ミクをクロックアップして動かすと老ける
533('A`):2009/08/28(金) 18:20:10 0
大風が吹いて屋根のトタンが剥がれたんで
ミクに登らせて修理させてたら落っこちて死んだwワロスwww

ところでこれもえないゴミ?
534('A`):2009/08/28(金) 18:51:25 0
>>533
どっちにも入れるな
お前ん家の本棚の裏にも隠しとけ
535('A`):2009/08/28(金) 20:41:42 O
いらないなら俺にくれ、修理に出して直ったら小便器にするから
536('A`):2009/08/28(金) 20:44:08 0
喪「すぅーっ・・・ はぁーっ・・・」
ミク「マスター・・・ゴホゴホ・・・タバコは外で吸ってください・・・ゴホゴホ」
「ん、わり」 ぐりぐり
「ふぅ・・・ボーカロイドは喉が命なんですよ!」
「ん、そだな わりわり」 ざりざり
「もう・・・すぐここで吸うんだから・・・」
「・・・(イラッ)」 ぽいっ
ジュッ  「きゃあっ!? あ、あつっ!!」
「お、おい大丈夫か? すまん手が滑って・・・ほら早く水で冷やそう・・・」

ハク「・・・投げたね」
ルカ「投げたね」 スパー
537('A`):2009/08/28(金) 21:47:18 0
ミク「良いパパ良いママ良い家族〜♪」
538('A`):2009/08/28(金) 21:55:25 O
ボーカロイドって子宮とか卵巣とかあるの?
人間とヤッて妊娠したらどっちが産まれてくるの?
539('A`):2009/08/28(金) 22:06:39 0
>>373でルカが出産したけど奇形が産まれて
精神が崩壊する様が見たい
540('A`):2009/08/28(金) 22:07:05 0
ヒューマノイド
541('A`):2009/08/28(金) 22:36:32 0
喪「明日休みになった〜」
ハク「久しぶりの連休ですね〜」
ルカ「よかったね〜」
喪「よし! これから飲みに行くぞ!」
二人「うぇ〜い」
ミク「あの・・・」
喪「あ、ミク・・・」
ミク「ミクも一緒に行きたい・・・」
ルカ「だ〜め。一人で寝ててね うぉほほほww」
ハク「まぁまぁいいじゃない ね、マスター?」
喪「お、おぅ」
ミク「や、やったぁ!」
ルカ「もうマスターミクに甘いんだから・・・」
喪「へへ、(ハクに詰め寄られると弱いなあ俺)」
ハク「じゃあ、皆でカラオケに行こうか」
ミク「うん!」
ルカ「(マスター)」つんつん
喪「ん?」
ルカ「途中で二人きりで抜けたいな・・・」
喪「いっ!? ま、まぁ考えてみるよ・・・・」


ミク「マスター、そろそろ起きてください 10時ですよ(夜の)」
('A`)「おい夢かよ」
542('A`):2009/08/29(土) 02:31:13 0
ミクの足の裏をひたすらくすぐりたい
543('A`):2009/08/29(土) 08:35:44 O
ミク「フッ、まだ気づかぬのか。愚かな男よ。バンドスコアは既に我が手中よ!」
喪「な、なにぃ?…ひぃっ!う、腕が!俺の腕がぁあああ!」
ミク「奏でよ…、我が覇道を彩る数多の音を!」
喪「助けて!助け…!!?」
謎の女「そこまでだ」
ミク「くっ…うぬはっ!我が姉にして暴禍炉威道(ボウカロイドウ)最強の歌い手、ルカ…!」
ルカ「貴様のもたらす災禍、もはや見過ごせぬ。貴様が切り開いた道、開けてもらおうか。」
ミク「なにを言い出すかと思えば…面白い、姉者!いや、我に楯突く愚かな女よ!我が極めし暴禍炉威の覇道が如何なる物か、その身にしかと刻むがよい!ゆくぞ!」
ルカ「はぁああああああっ!」
ミク「おおおおおあああっ!」
リン「やめてぇっ!たとえ血がつながらなくても姉妹よ!傷つけあってはだめっ!」
レン「いくな!リン!これは女の闘いだ。戦場に立ちすらしなかった俺たちに、姉者を止める資格などない…!」

この後死闘が展開されミクは血まみれで「我が人生一片の悔い無し」と立ち往生する
544('A`):2009/08/29(土) 11:17:42 0
防火用井戸
545('A`):2009/08/29(土) 12:37:41 0
レンのお尻を一日中さわさわしていたい
546リベンジ22:2009/08/29(土) 15:25:26 0
作曲が追いつかない('A`)


「ちょっと遠いけど、君たちの産まれ故郷までまで突っ走ろう。」
ハク姉さんと俺の携帯電話が鳴りまくっていたが無視する。電源を切った。
どうせロクな話じゃない。
イベントを壊したし、俺たちは誘拐犯と思われてるし、メインステージのミクは行方不明。

車内でミクにタオルを渡し、汚れた身体を出来るだけ拭き取るようにした。
酷い有様だった。髪の毛は乱れ、服は一部破かれた上に、体中に汚い汁をかけられていた。
俺はミクの姿を見ては、怒りを滾らせ、奴らにリベンジしなければならないと誓った。


2時間ほど爆走し、車は「クリプトン研究所」に滑り込んだ。
ミクもハクもここで開発された。そして、最後の望みである開発者にかくまってもらう事にした。

受付に3人で訪問しただけで社内は大騒ぎになった。
なぜかボーカロイドが2人揃って里帰りしてくるとは、誰も予想してなかったろう。
そして、再会したのだ。3年ぶりに。
変わらず物腰柔らかく、優しい口ぶりの開発チーフ、開発スタッフの皆さんも変わらず。
「3年ぶりだな!元気だったか?」
チーフは椅子から立ち上がり、喜びを全開にして俺たち3人を抱きしめた。
「喪男、ついにプロになったんだな!?」
「はい、何とか今日、ステージに立つことができました。
 だから、ミクに会いに来たんですが…深い事情があってお伺いしました。」

俺は、ハク姉さんと一緒にプロデビューのステージに立ったこと、
ミクが所属している会社のバンドメンバーに輪姦されている所を助けた事、
そして、俺たちはそのために音楽イベントのメインステージを中止させ、
ミクとハクの保護を目的として転がり込んだことを伝えた。

「許さん!!」
優しいチーフは烈火のごとく怒った。開発メンバーも激怒を隠さなかった。
しかし、ミクとハクは法律で保護されていない存在だ。機械を強姦しても奴らは逮捕されない。

「うぅうう〜怖かったなミク〜もう大丈夫だぞ!」
悲しみのあまり泣き出した技術者の人たちに囲まれ、抱きしめられて頭を撫でられるミク。
そのまま電源を落とされ、ミクはメンテナンスを施されることになった。

「このツケはでかいぞ…。まずは、レコード会社との契約解除だ。二度とミクは渡さん!」
チーフはハク姉さんに配線を繋ぎ、証拠映像を取り出してCDに焼き付けた。
「そして、喪男、君の名誉回復もしなければならない。このままじゃ君は間違いなくクビだしな。
 本当にクビになるべき人物にクビになってもらうぞ。本当にイベントを壊したのは、このクソ共だ。」
「でも、ミクもハクも法律で保護されてません。」

「君が取った行動は、人として正しい。これ以上何がある?」

チーフは早速、俺とハク姉さん、そしてミクへのレコード会社へ連絡を取り付けるようにした。
真実と、その証拠映像を揃え、事の顛末を明らかにするのだ。

「喪男、本当に世話になったみたいだな。ミクも、ハクも救ってくれてありがとう。」

俺の両手を握り、チーフは最敬礼した。
547('A`):2009/08/29(土) 15:44:44 0
('A`)あつー・・・プール行きたい・・・

('A`)ルカ〜 プール行こ〜
「ごめんなさい、今リンとレンの宿題手伝ってるから・・・」

('A`)ネル〜 プール行こ〜
カタカタカタカタカタ・・・「後で」 カタカタカタカタカタ

('A`)ハク〜 プール行こ〜
「・・・ぐーぐー・・・ヒック・・・ぐー・・・」

('A`)しょうがねえ一人で水風呂入るか・・・
ミク「おい!」 ガラッ
548リベンジ23:2009/08/29(土) 15:54:23 0
ミクもハクも、クリプトン研究所に保護され、メンテナンスを受けることになった。
俺はハクのレコード会社と連絡が取れて、誘拐犯の誤解が解けた。
しかし、イベントの主催者は取り返しが付かない事態に激怒し、責任問題となった。

理不尽だが、俺がミクを助けなければイベントは続行できたと判断された。
イベント中止の事態は新聞雑誌にも報道されたていたのだ。
そして、俺は職を失った。
レコード会社は俺をクビにして責任を取った。
平日勤務していた会社も、ギタリストとしての活動が副業となってしまいクビになった。


ハクを復活させ、ミクを救出することには成功したが、失ったものも大きかった。



そして、ミクを輪姦した奴らは秒殺でクビになった。
イベントに直接影響を与えない行動ではあったが、奴らの会社とクリプトン研究所で
結ばれていたボーカロイド使用契約に対する重大な違反行為と判断された。
よって、ミクはレコード会社の所属を離れることになり、レコード会社は目玉アーティストである
初音ミクを失う結果になったのだ。その損害はクビ以外の責任の取り方はありえない。



2週間が過ぎ、俺はクリプトン研究所に呼び出された。
そこには温和なチーフと、技術者たちが待ちうけ、ミクとハクに再会した。
ミクは俺を見ると駆け寄り、抱きついてきた。
「喪男さん…!ありがとう!」
俺の胸の中でスリスリしてる。可愛い。
「喪男クン、いえ…。マスター。」
「え?」
ハク姉さんの口から意外な言葉が出た。

チーフが嬉しそうニコニコしながら言った。
「喪男、ミクには3年前の記憶を戻しておいた。
 それともうひとつ、君をミクとハクのマスターに任命する。拒否権は無い。」
「おれ無職…。」
「3人で営業してこい。すぐ新しい契約が見つかるさ。」
”ボーカロイドいりませんか?”と書かれたプラカードを手渡された。
なぜかヘルメットも被らされた。これじゃドッ〇リカメラだ。


「よろしくね!マスター!」
ミクは満面の笑顔で、俺の肩に両手をかけ、背伸びした。
チュッ
初恋の女の子に、キスされた。
ハク姉さんがムッとした表情で横に抱きついてきた。
「なーにヘラヘラしてんのよぉ〜。」
ほっぺたつつかれる。
大胆なミクに、技術者の皆さんはちょっと恥ずかしそうに、チーフは嬉しそうに笑っていた。

549リベンジ24:2009/08/29(土) 16:24:27 0
クリプトン研究所の皆さんに見送られて部屋を出た。
プラカードとヘルメットを装備し、玄関を出た。
なぜか玄関に人垣。マイクを持ってるひとや、カメラを構える人、
名刺を持って突撃してくる人、完全に取り囲まれた。
さらに雨あられのようにフラッシュが焚かれ、俺は大混乱した。

新聞記者達は、ミクの契約解除の顛末や、次の契約はどこなのかに質問が集中した。
次の契約なんてさっぱり知らないので何も答えられないし、ミク輪姦事件は墓まで持っていく。
そして、次々差し出される名刺はメジャーどころから知らないところまで、
レコード会社だらけだった。

俺はフラフラになりながらも応対を繰り返しているうちに、研究所の窓を見たら
チーフがニヤニヤしながら手を振った。
ヘルメットには「俺がマスターだ!」と印刷してあったのだ。

レコード会社は、熱心な営業と報酬を前面に押し出してきたが、
一番大事なのはミクとハク姉さんを人間として扱ってくれることだった。
ミクとハクは機械だ。しかし、ただの機械じゃない。チーフも俺も、みんなもそう思った。
そして、ボーカロイドに憧れ、彼女たちを大事にしてくれると思った会社と契約を結んだ。



ミクとハクと同居することになり、ミクは3年前の記憶も戻り初恋のあの頃を思い出したのだ。
俺は初恋の女の子と、優しい姉さんとずっと一緒に居られる幸せに浸っていた。
ハク姉さんが、缶ビールを持ってソファの隣に座った。
「やらないか。」
「いいね。」
二人で缶を開けた。そして、何本か開けた頃に姉さんが唐突に。
「喪男クン、こうしてみるといい男ね〜。」
「姉さん、酔ってから言うんだね。」
「うふふ、本当よ?・・・私が出会った人間では、一番私に親身になってくれた人だもの。」
「あはは、そうなんだ。」

「好きよ。」
ビール噴いた。

「喪男クンの気持ちは知ってるから、”勝手に好き”でいさせてもらうわね。」
俺は唖然として、口が開いたままだった。
「姉さん…。」
「3人で幸せになりましょ?ね、ミク?」
ミクは後ろで枕を抱えて立っていた。
「喪男さん…、あの、その…ごにょごにょ、私、汚いけど貰ってくれますか?」
「み、ミクは汚くなんかないよ!」
「ううん…喪男さんで、きれいにして…ください!」
「ちょ、ちょっと待った!」
「待たな〜い。やらないかって言ったでしょ?」
「アッー!!」
ボーカロイドは法律で縛られていない。


fin
550('A`):2009/08/29(土) 16:32:38 0
レン:オワリカヨ

いやいや、乙でした。面白かった。漫画とかアニメとかできそうじゃないかい。
俺にそんな腕があればなぁ。orz
551('A`):2009/08/29(土) 16:40:37 0
 _____  _____          _       _ _                __          _
 |_____  | |      |   rヘ、 ||    / / | |      く\  __,|  |__  rー――┘└―― ┐
    __ / /   ̄ ̄ ̄ ̄    \ \/ /    / / | |   /\  ヽ冫L__   _  | | ┌─────┐ !
    | レ' /              \  〈    / | | レ'´ /  く`ヽ__|  |_| |_ー' | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|`┘
    | /                / , \ く_/| |  |  , ‐'´     ∨|___   ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
   / /                  / / \/   | |  | |   _   / 〉  /  \     | | |   ̄ ̄|
   / /    ______  / /          | |  | l__| |  / /  / /\ \_  / \_| | ̄ ̄
 / /    |           | |/         | |  |____丿く / <´ /   \ // /\   `ー――┐
  ̄         ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄                ̄            `  `´       ` `ー'   `ー───―
552('A`):2009/08/29(土) 19:07:33 O
「ごめんなさい。ミクは…好きな人がいるんです」

ドモりながら必死に告白し玉砕してから半日。

今日も壁の薄い隣からミクと住人のギシアンが聞こえてくる。

僕は壁に耳を押し当てて涙を流しながらチンコを握る。

今日はハクも一緒らしい。
「3Pかよ…チクショウ。俺をバカにしやがって!チクショウチクショウチクショウ!…うっ」

僕は今日も涙を堪えてチンコを擦り続けた。

信じられない程の快感の後には信じられない程の自己嫌悪と絶望感。

「何やってんだよ…僕は」
マンガの小さな新人賞を取って2年。新作のネームをことごとくボツにされ続け、惰性のままにアシスタントとして細々と生活してきた。

隣の部屋から楽しそうなミクとハクの「ハッピーバースデー」の歌が流れてくる。机には光熱費の督促状が溢れ、電気の止められた薄暗い部屋で、僕は最低の気分で30歳の誕生日を迎えた…
553('A`):2009/08/29(土) 19:12:23 0
ミクの頭部に55口径対戦車ライフルを撃ち込むと死ぬ
554('A`):2009/08/29(土) 20:47:28 0
さっき、寝室でやったミクとハク凄かったです!スレンダーの初音ミクが愛してる連呼で
愛情電脳にぶちこまれキスねだってました。ハクも絡んできてフェラチオくらい無様に
射精さらしました。爆乳出されたときは一瞬引いたけど、ハクの「いやなら
止めていいんだぜ!」の一言で覚悟決め、生まれて初めて顔埋めました。
その後、顔・首筋もキスされてビンビンの愛情、思いっきりしごかれ派手にミクとハクの
笑顔に人生賭けました。スッゲー愛らしく気持ちよかったです。また行くとき
カキコして下さい!帰ってからハクの裸エプロン見て、また感じまくってます!
555ボカロの墓(仮題):2009/08/29(土) 20:52:28 0
「喪、バケット開けろ、4番」
「はい」

スイッチを入れ、トラックの積荷が深い縦穴に流し込まれる。
ドサドサドサドサドサ・・・
幾多もの脚、手、そして頭。
ここはボーカロイドの墓場、処分場だ。

ボーカロイドが普及してから数年、その機能面の優秀さから
歌わせる事はもちろん介護用や愛玩用、家族の代わりにと
様々な場面に彼女達は活躍している。
その一方で、生産される数に比例して処分される数もぐっと増えた。
ここに運び込まれるのはほとんど機能不全で動かなくなったものや
メーカーが新品と交換した型落ちだが、2割ほどはそうではない。
昨今、ボーカロイド虐待や不法投棄が社会問題になってきていた。
手軽に、とはいかないものの普及価格で購入でき、
無条件に所有者に対しての愛情をインプットされているボーカロイドは
非道な事をする者にとっても好都合、格好の餌食だった。

「分量OK−! 破砕かけまーす」
「オッケー それ終わったら今日はあがれ」
「はーい」
レバーを操作し、縦穴の中身を破砕するアームを降下させる。
ここで働き始めて3ヶ月。
直視するときついが、もうこの作業には慣れてきていた。

ガサッ

今、何か動いた
ガコン、キュウー・・・

慌ててブレーキをかける。

「どうした、何か詰まったか?」
別の処理バケットを操作していた毒山が降りてくる。
「いえ、今何か動いた気がするんです。それで」
「・・・それで?」
「えと・・・いやその・・・もしかしてまだ生きてるんじゃないかなって」

「・・・」
ガコン ガー ガッガッガッガッガ
毒山は無言でアームを降下させた。
「あっ・・・」
「あのな、喪。ここではそういうことは考えるな。
それにもしこの中に入ろうなんて考えてんなら、絶対にやめろ。
あのアームはヘルメットなんざ一瞬で砕く。人間の骨もな」

ガガガガガガガガ ギュウーン・・・

しばらくして、バケットの中のものは全部細かく破砕され、
今度は埋立地に向かうトラックの荷台に流し込まれた。
556ボカロの墓2:2009/08/29(土) 20:54:23 0
翌日、いつもと変わらない作業。
トラックを定位置までバックさせ、バケットと呼ばれる縦穴に流し込み、
線を引いてる位置より上にならないように監視し、
レバーを操作してボーカロイドの"くず"を粉々にして、
コンベアを操作して埋立地に向かうトラックに流し込む。

昨日のアレ、やっぱり生きてたんじゃないかなぁ・・・

「おい喪!ボサっとすんな!」
毒山の怒鳴り声でハッと気が付いた。
バケットの線の位置ギリギリまで流し込まれている。
「おっ、おーっ! ストーップ!」
トラックの荷台から流れてくるものが止まった。
「残りは隣の5番に流してくださいー!お願いしまーす!」
運転手に指示すると、窓から片手を出して「了解」と答えた。

「はー・・・あぶねー・・・」
気を取り直してアームを操作する。
線の位置より上にくずが積み重なると
アームの圧力で処理しきれなくなり故障に繋がる。
1日約300体ほど運ばれるここで、1機でもアームが故障するとかなり支障が出る。

「おーし 昼にするぞー!」
作業を終えたところで毒山が休憩室の前で弁当をぶらぶらさせていた。


「お前、さっき危なかったな」
「はぁ、すんません・・・」
「単純な作業だけどな、気ぃ抜いたらダメなんだよ」
「すいません。次から、気付けます・・・」
なんだかやりきれなくなってお茶を一気に流し込む。
「昨日のこと考えてたんだろ」
はっと顔を上げると毒山は弁当を置いてこっちを見ていた。
「昨日のって・・・」
「何か動いてたってやつ」
図星だった。 俺も弁当を置く。
「気にならない方がおかしいっちゃ、まぁそうなんだけどな」
「・・・」
「俺も、最初の頃はいつも気になってたよ。大抵は、虫みたいに
手足だけ動いてたりするんだけどな、たまに人間みたいなのがあるんだよ。
声出してたりするとな、ぞっとしたもんさ」
苦笑いしながらお茶を飲み干す。
「俺、あんなの初めてで・・・」
「慣れろ。たまにあることだから」

その後二人は無言で弁当をたいらげた。
557ボカロの墓3:2009/08/29(土) 20:58:06 0
毒山はそれ以上何も言わなかった。
仕事に対してはかなり厳しくて、やり始めの頃操作を間違えるたび
辞めさせられるんじゃないかと思うくらい怒鳴られたものだが、
今回は苦笑いしながら話しただけで、それ以上はなかった。
たぶん、俺以上に何度も何度も悩んだんだろう。
この仕事をしている以上、避けて通れることではないのだから。

「毒山サーン、処理終わりましたー」
「おーう 今日はもうトラック来ないからな 終わりだ終わり」
「はいー」

操作していたアームをロックして、停止したのを確認してから
何か詰まってないかチェックして、バケットから離れた格納ラックに乗せる。
こうしてバケット内での安全を確保してから、中の点検を始める。
破砕した破片があれば手作業で袋に詰めてトラックに積み込む。
これを5つあるバケット全てで行って、1日の作業終了だ。


「よし、あとは5番だけだな」
この後始末にも慣れてきた。
最後の点検も忘れずに行いながら、しかし迅速に作業を行う。
それもこれも怒鳴りながら教えてくれた毒山のおかげだ。

「ん・・・」
5番の底に着いた時、破片が転がっているのが見えた。
持ってきた袋の口を開けて、その中に・・・
「うわっ・・・」
手を伸ばしかけて、思わず動きが止まってしまった。
大抵は金属片のようになってしまうのだが、これはとても綺麗に原型をとどめていた。
ボーカロイド1号、初音ミク。彼女の頭部。
首から下はケーブルやフレームが引き裂かれたようにむき出しになっているが
奇跡的に顔には傷一つ無く、まるで眠っているかのようだ。

「ごめんな、何もしてやれなくて。 ・・・向こうで皆、眠ってるからな」
俺は暗い気持ちでミクの頭を土嚢袋に入れた。
558ボカロの墓4:2009/08/29(土) 21:13:50 0
ここは機械だらけだが、エアコンは効いているので
この時期でも快適に作業が出来る。
ボロいので変な臭いがするが、それはガマンする。

「喪男ー 3番」
「あいー」
そこそこ大きな処理場だが、ほぼ全自動での作業で
ここで働いているのは俺と毒山さんの二人だけだ。
あの人はここで20年以上やっているベテラン、いやプロだ。
それだけにいろいろな話を聞ける。
「毒山さーん、3番アームの調子悪いみたいです」
アームが上昇した後バケットの中を見ると上手く破砕できていない。
これではトラックに上手く積み込めない。
「3番はなー、ちょっと前からそうなんだ。もっかいやったらいい」
「わかりましたー」

ガコン ガガ・・・ガガガ・・・ ギュウーン

もう一度降下させようとするのだが、途中でアームが止まってしまった。
レバーを操作してもびくともしない。
「毒山さーん! アームが動きませーん」
「あー? 結構ガタきてたからなー・・・ ちょっと待ってろー」
「あいー」

向こうのバケットの処理が終わるまで小休憩だな。
椅子の上で背伸びをしながら息をつき、バケットの中を見渡す。
本当にボロいな、このアームは。全然砕けてない。

ガタン

音のした方を見ると、大きな破片が山の頂上から転がり落ちていた。
大きさが均等になってないと、変に積み重なって危険だと教わったな・・・

ガタッ

心臓がドキっとした。
残骸の山の頂上から手が伸びて、周りの破片を押しのけようと動いている。

ガタッ ガタッ

弱弱しいが、しかし必死に、小さな手は生きようともがいている。
・・・でも、どうせ助からない。俺は首を振った。
ここに運び込まれるのは機能障害や停止を確認されたものがほとんどだ。
それにボロとはいえアームに巻き込まれて・・・


痛いよ・・・


声が・・・聞こえた。
559('A`):2009/08/29(土) 21:33:08 O
それを見た俺は・・・


1.俺が救ってあげなくては! 手を貸してあげる
2.触らぬ神に祟り無し。 放っておく
3.痛みから解放してあげなくては・・・ とどめを刺してあげる
560('A`):2009/08/29(土) 21:33:34 0
1
561('A`):2009/08/30(日) 00:26:21 0
選択肢www 3
562名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 03:39:15 0
迷うまでもない
3333333333
563名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 05:20:33 0
ミクが泣くまで嬲るのをやめないッッッ?
564名無しさん@そうだ選挙に行こう:2009/08/30(日) 07:13:29 0
すぐ泣いちゃってつまんなそうだ。
泣いたら延長な。と冷たく言い放ちながらひたすら責めたい。
565ボカロの墓5:2009/08/30(日) 18:35:50 0
声の主はまだ破片を一生懸命どかそうともがいている。
あれは・・・鏡音リン、ミクより少し小さいタイプのボーカロイドだ。

アームは空中で音も立てずに静止している。

・・・やめろ。この前釘を刺されたじゃないか。
作業中のバケット内部に入ってはいけない。
入っていいのは、完全にアームをよそへやって安全を確認してからだ。
それに、・・・もうきっと助からない。 助かるはずはないんだ。

「ひぃぃ・・・うっ・・・ぐぐぐぐ・・・!」

リンは力一杯両手でのしかかったボーカロイドの遺体をどかそうとしている。
いや、くずだ。あれはくずだ。そう言えと教わった。
変に情を移らせるとこの仕事は勤まらないと。

でも、彼女はまだ生きている。そして生きようとしている。
しかし自分より大きい破片がいくつものしかかっていて、恐らく彼女の力だけでは
どうにもならず、このままだとそれと同じになってしまう。

自然と、体がバケット下部へと向かっていた。

「今、助けるからな!」
破片に脚を取られないようにしっかり立つと、リンの上に乗っている物を
乱暴に辺りに投げ飛ばした。
「つかまって!」
手を握ると、しっかりと握り返してきた。
まだ、生きてる。

「おい!」

毒山の声が聞こえて振り返ると、物凄いスピードでアームが落下してきていた。
「う、わああああ!!!」

ガシャーン
566ボカロの墓6:2009/08/30(日) 18:36:45 0
ギリギリだった。
俺たちのすぐそばにアームの爪が深く突き刺さっている。
ボロいとはいえ、その爪は丁寧に手入れされており
原型を保っていたいくつかのボーカロイドを真っ二つにしていた。

「っぉほぉ〜・・・っぶね〜・・・はっ!」
掴んでいた手に力を感じなくなり慌てて振り返る。
・・・よかった、無事だ。 でも気を失っているようだ。

「おい!喪!大丈夫か!?」
上の操作板のところで毒山が覗き込みながら叫んでいる
「だっ、大丈夫っす! い、今上がります!」
なんとかそれだけ言うと、リンをくず山から引き抜いてしっかりと背負い、梯子を登った。
途中、絶対してはいけないことをして結果危険な目にあった事を
どやされると心底震えた。
毒山さんはプロだ。 こういうことに関しては世界一厳しいと言っても過言ではない。
ある意味アームより恐ろしくなってきていた。

「だ、大丈夫かおい・・・どうなるかと思ったぞ・・・」
へなへなになりながら登りきると、毒山も同じようにへなへなになっていた。
「す、すいません!俺、あれだけ言われたのに・・・すいません!」
「どうだっていいんだよんなこたぁよ・・・お前が無事ならそれでいいよ・・・」
意外だった。
毒山さんは本当に俺のことを心配してくれていた。
「はぁー・・・ただ二度とすんなよ・・・」
「は、はい!俺もう・・・」
「寿命が縮まるからよ・・・」
毒山さんが少し笑いながらそういうのを聞いて、俺も笑った。

「それで、お前それ引き上げに行ってたのか」
「はいこいつ・・・動いてて・・・それで俺・・・」
「捨てて来い」
毒山の表情から笑顔が消えた。
567ボカロの墓7:2009/08/30(日) 18:47:16 0
「まだこいつ生きてます。何でかはわからないけど」
「ダメだ。 よく見てみろ。動いてねぇじゃねぇか」

そっとリンの体を地面に寝かせてみる。
さっきまで力いっぱい動いていたのに、今は呼吸すらしていない。

「・・・」
「ここはな、あのアームよりボロを処分するところなんだ。
バケットの中身は、もうボーカロイドじゃねえ」
「そんな言い方って・・・直せないんですか!?」
今まで彼女たちを処分するモノとして扱うようにいつも言われてきた。
でもリンを目の前にして溜まっていた感情が全部噴出してしまう。

「・・・ここはよくよくお前みたいな奴が来るんだよ」
しばらく考え込んでいた毒山が静かに口を開いた。
「俺がここに勤めだして世話をしてくれた人がいてな。
その人もこいつみたいなのをほっとけない人だった。・・・俺もな」
「えっ」
「よく一緒に拾ってきちゃあ修理したもんだ。 だいたいはダメだったが、
たまにいい部品を拾って直せたりもした。
そん時ゃあ嬉しくてな。 涙が出そうだった」
俺は黙って聞いていた。
「はぁー・・・」
深いため息をひとつつくと、毒山は喪に背中を向けた。
「・・・直る確率は高くないぞ」
「毒山さん・・・!」

こうして俺たちは、リンの修理をひっそりと始めた。
568リベンジ 後日談:2009/08/30(日) 19:54:34 0
ハク姉さんがリビングでDVDを見ていた。
自分のライブ映像だった。
「うわ、恥ずかしい〜、こりゃひどいわね…。」
姉さんが手で顔を覆う。しかし、指の間から観てる。

「そうかな、必死さが伝わってきていいと思うけど。」
「音程も何も考えずに喚いてるわ。」
「でもさ、酷い歌詞だけど、サビでは凄く前向きに聴こえるよ?」
「そうね、闘うために歌ったんだもの。」

俺は、ひとつ提案した。
「ミクも歌ってみる?」
姉さんはちょっと苦笑いした。
「この歌詞の意味は解りづらいと思うけど…。」
「キーは合ってると思うけど…。」


♪♪♪


「どうせ、わたしには歌の才能なんてないのよぉぉおお〜。」
姉さんがいじけてしまった。
「いやいや、いいシャウトだったと思うよ…。」
「サビ取られちゃった…。ぐすん。」
「よしよし、姉さん…。呑もう!」
「うえ〜ん。くぴくぴ…。」

姉さんは、ライブ映像を観ながら、さらなるステップアップを誓うような
ただやさぐれているような、それとも俺に甘えたいだけなのか…。

劇中歌です。

ALL LOSERS LAST ATTACK
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8088403
569('A`):2009/08/30(日) 23:52:47 O
スレ終了のお知らせ
570('A`):2009/08/31(月) 00:20:40 O
「どうせ、わたしには歌の才能なんてないのよぉぉおお〜。」
姉さんがいじけてしまった。
「いやいや、ベッドの上では最高の矯声(うたごえ)だったよ…。」
「ほんと…?嬉しい。」
「よしよし、姉さん…。ベッド行こう!」
「うん…。」
571('A`):2009/08/31(月) 00:35:52 0
ミクの靴下の中にゴキブリの死骸をこっそり入れておいて
それを知らずにミクが履くところをこっそり観察したい。
572('A`):2009/08/31(月) 01:35:20 0
おまいら今日はミクの誕生日ですよ
573('A`):2009/08/31(月) 03:20:42 O
誕生日が命日になるんですね。
おや、こんな所にノコギリが…待ちなさい、ミク。どうしてそんなに怯えているんだい?痛くしないからこっちにおいで?
574('A`):2009/08/31(月) 06:11:43 0
>>570
そうきたかw
575('A`):2009/08/31(月) 06:52:50 O
576('A`):2009/08/31(月) 06:59:28 0
ミク「マスター、起きてください 朝ですよ」
('A`)「おぉ・・・ふああ・・・」
ミク「はい朝ごはん」
('A`)「何だよ準備いいな いただきます」
ミク「・・・」
('A`)「何?」
ミク「マスター、今日は何の日でしょーか」
('A`)「今日? 8/31・・・? うーん・・・」
ミク「もー! 正解はー・・・」
ルカ「ふぁ・・・おはようございます・・・」
('A`)「あ、ルカと俺との結婚記念日だな。今日」
ミク「えっ」
ルカ「えっ」
('A`)「えっ」
577('A`):2009/08/31(月) 12:09:09 O
お誕生日おめでとう
妄想が止まらない
578('A`):2009/08/31(月) 12:30:48 O
ミクを生きたまま解体する。ノコギリで手足を削りながら強引に挿入する。
ミクが痛みのあまり強制終了する直前にアイスピックで胸を貫く。
もちろんあの肉も絞まる。俺も外道って訳じゃないから今のミクが5体目なんですけどね。ふひひ。
579('A`):2009/08/31(月) 13:59:17 0
誕生日くらいはミクに優しく…
580('A`):2009/08/31(月) 15:01:59 O
今日ミク連れてバカップルみたいにぶらぶららぶらぶしてやったら嬉しそうだった
あんまり可愛いんで東北行き新幹線に一緒に乗って
寝たの見てから途中で降りてやったw
581('A`):2009/08/31(月) 18:54:40 0
ミクの誕生日に全身に灯油をぶっかけて火を付けると死ぬ
582('A`):2009/08/31(月) 19:53:34 0
他所じゃお祝いされてるのに・・・
http://lovestube.com/up/src/up12703.jpg
http://lovestube.com/up/src/up12702.jpg
583みっくみくに祝ってやんよ:2009/08/31(月) 20:11:15 0
「み、みみ、ミク。」
「何ですか、マスター。」
「あ、あのあの、今日は、ミクのお誕生日だから…、そのお祝いしようと思って。」
「わぁ、マスター覚えててくれたんですね!嬉しい!」

ミクはにっこり笑って喜んでくれた。
筋金入りの喪男である僕に、唯一笑顔をくれる存在。
もはや絶対に手に入らないと思っていた幸せをくれた。
未来の科学万歳だ。

彼女にはヒット曲をプレゼントしてあげられないけれど、
僕に出来る事だったら、彼女が喜びそうなことを出来るだけしてあげたかった。
僕は、誰かの幸せを思うことすら、幸せに思えるほどだった。
ミクの笑顔のためならば、ミクの笑顔のためならば、俺は何でも耐えられる。

人は、一人では生きていけない。
自分の事だけを考えて出てくる力なんてたかが知れている。
一人で生きることを強制された喪男にはミクと言う存在が必要だった。
愛し合いされたいという、業の深い本能に苦しめられる喪男には天使だった。

なぜなら彼女は容姿で相手を差別しないからだ。
歪んで腐って傷ついた喪男の心を溶かすにはそれで十分だった。
この世に嫌気が差し、世捨て人のような心で生活する日常に、
一筋の光と潤いをくれる存在。

彼女が帰りを待っている。
彼女が僕を待っている。
こんな幸せがほかにあるだろうか。
自宅の前に着いたときに、温かい食事の香りと、明るい室内が見える幸せが。

玄関を開ければ、満面の笑顔で迎えてくれて、
疲れた僕を気遣うように上着を脱がせてくれる。
絶対に手に入らない幸せをくれた。
絶対に手に入らない幸せをくれた。

彼女に感謝を込めて。
彼女へ愛を込めて。
僕は、彼女の誕生日のために少ない給料からプレゼントを準備して、
これほどまでに溢れそうなミクへの感謝と、愛情を込めてラブレターを書いた。
大好きだ。愛してる。ずっと一緒に居よう。シンプルな気持ちを届けたくて。

照れくさくて、読み上げられなかったけれど、そっとプレゼントに忍ばせた。
目の前で読まれると、ものすごく恥ずかしくて、なぜか涙が出そう。
ミクはもう感極まって泣いていた。やめてくれ。もらい泣きしちゃうじゃないか。


翌朝、枕元には手紙の返事が届けられていた。
ミクからのラブレター。
「大好きです。愛してます。ミクとずっと一緒に居てください。   ミクより」

お誕生日おめでとう。
初音ミク、君に会えてよかった。
584ボカロの墓8:2009/08/31(月) 20:42:25 0
午前2時。
直すんだと意気込んだのはよかったが内部の構造に関して何も知らなかったので
リンは毒山さんに任せて俺は終始部品取りに奔走していた。
見た目には目立った傷も無くこのままでいいんじゃないかと思ったが、
少々乱暴に・・・道具が無いためそうするしかなかったのだが
外皮を切って中を見てみるとかなりの箇所で断線や老朽が見つかった。
俺はリンの腕なら腕、脚なら脚を捜して状態のいい物を持ち出し、
毒山さんはその中身を引き抜いてリンに移植する作業をした。
本来特殊な樹皮で溶接されている箇所は、不恰好だがハンダ付けで修復。
それでも並みの人間よりかなり綺麗に溶接をしてくれた。

「よし、やれるだけはやった あとは起動するだけだ」
「いよいよですか」
修理する前よりいくらか小さな傷が増えたリンを前に一息付く。
果たして、動くんだろうか。

「お前、起動してみろ」
毒山さんは座ってタバコを吸い始めた。
「い、いいんですか?」
「お前が助けたんだ。お前が「マスター」ってやつなんだろ。たぶんな」
マスター。 本来ボーカロイドの所有者の事だが・・・
俺みたいな処理場の作業者がそんな風に呼ばれていいんだろうか。
「それじゃ、やります・・・」

動いてくれよ。 俺は願いを込めてスイッチを押した。

ブブ・・・ズーズー・・・ピピピ・・・

およそ最先端のボーカロイドとは思えないなんともアナログな雑音が
リンの体内から聞こえる。

ジジッジッジジジジ・・・

電力計は正常な値を示している。通電は上手くいっているようだ
・・・もっとも、この電力計は作業用ゴンドラのチェック用なので合っているか分からないが。
585ボカロの墓9:2009/08/31(月) 20:47:35 0
ビーッビーッビー・・・ザーーーーー

リンはまだ動かない。 ただ絶え間なくノイズが聞こえる。
俺達はただ黙って様子を見ていた。


ジジッ・・・ウゥーーーーーーン・・・

ノイズが途切れて、シャフトの動力が切れて停止するような音がして、
それきり音が聞こえなくなった。

「ダメだったか」
言葉が出なかった。
悔しくて、ただ立ち尽くす。

「確率は2割ってところだ。何十体も直してそのくらいさ」
計器操作パネルから手が離せない。まだ諦めきれない。

「お前はよくやったよ。次に生かせばいい」

何も言う気になれなくて、そっとリンの方へ歩み寄った。
ここに運んできた時と変わらず静かに眠っている。
俺は彼女を助けられなかった。

「ごめんな、俺、俺・・・」
リンの右手を握る。 あの時握り返してくれたのがウソみたいだ。
「お願いだよ・・・起きてくれよ!」
「おい、喪。 もうそいつは動かねぇ」
そんなはずはない!
数時間前確かに彼女は生きようとしていた。
俺も毒山さんも一生懸命修理した。
絶対に、リンは生き返る。
知らず知らず興奮して冷静さを失っていた。

確かに状態はあまり良いとは言えなかった。
毒山さんの言うとおり、確率だと諦めて
次にこういう事があればまた全力で直してやればいいんだろう。

でも、俺は彼女を助けたかった。

「頼む・・・頑張れ!」
最後の願いを込めて両手でリンの右手を強く握った。



「うぅ・・・」

その時小さな手が、そっと俺の手を握り返してきた。
586('A`):2009/08/31(月) 21:07:05 O
ムクッ

キョロキョロ、あなたが私を再生したの?

→はい
 いいえ

壊れたデッキで再生するなこのアホタン!ゴチーン!

俺は天野あい、16才、よろしくな!
587('A`):2009/08/31(月) 21:43:29 0
「いやいや、ベッドの上では最高の矯声(うたごえ)だったよ…。」
「ほんと…?嬉しい。」
「よしよし、姉さん…。ベッド行こう!」
「うん…。」

「んあっ・・・。きもち…。」
「姉さん・・・、すごく…。」
「ううんっ・・・。あん。上手よ・・・喪男・・・。」
姉さんは身悶えして快感を貪る。
「もっと・・・、もっとして・・・。我慢できないの。」
「いいよ、姉さん、いくらでも、俺が倒れるまで。」
「ああん、もう、だめぇん。だめになっちゃう〜。」

「姉さん、胸が大きいから肩が凝り易いんだね。」
588('A`):2009/08/31(月) 22:03:10 0
ミ「マスター・・・お誕生日だからマスターが欲しいの・・・お願い・・・」
喪「くっ・・・くくく・・・プッ! くっはhっはっは!!ww」
ミ「ちょっと!何で笑うの!?」
喪「ごめん、いや、ちょっ・・・うっくっくwww」
ル「ウケるwww」
ミ「ルカまで・・・ええいもう!」

ミ ク 斗 神 拳 奥 義 ! アタァっ!

ル「う、ぐうううっ!?」
ぴーぴぴるぴー
ミ「経絡秘孔 新胆中を突いた お前の体は私の誕生日が終わるまで動かない」
喪「ひっ」
ミ「まぁすた♪ セックスしよ♪」
喪「はい・・・///」
ル「させるか!」
ミ「何!? 何故動ける!?」
ル「私のマスターへの愛が秘孔縛を解いた・・・今度はこっちの番ね」
ミ「マスターの初めては渡さん!ミクミクミクミクミク!!」
ル「ルカルカルカルカルカルカ!!!」
バシバシバシバシバシ

喪「あぁ・・・今日も俺の貞操はこうやって守られている・・・
嬉しくて涙出てきた・・・」
589('A`):2009/08/31(月) 22:05:59 O
そう囁きながら延々とハクの胸を揉む喪男であった
590('A`):2009/08/31(月) 22:10:10 O
>>588
確かにこんなに可愛い娘達をたった一人しか選べないなら
いっそ童貞の道を選んじゃうよな
591('A`):2009/08/31(月) 22:15:08 0
ガラッ
ネ「あーもーうるさいなー・・・」
喪「ネルおはよう もう夜だよ」
ネ「わーかってるわよそんなこと・・・まーたあの二人・・・飽きないわねぇ」
喪「そうだね」
ネ「こんなにキモいのに(マスターが)・・・」
喪「そうだね」
ネ「じゃ、また寝るから二人に静かにするように言っといてね」
喪「うん。おやすみ」
ピシャッ
喪「ネルたんひどいお(ブワッ)」

ハ「どうしたのマスター?何で泣いてるの?」
喪「ハク・・・いやちょっと自分のキモさに酔ってただけだよ・・・」
ハ「なにそれ」
喪「ごめんね、こんなキモいマスターでごめんね」
ハ「そんなことないわぁ 私達にこんなに優しいマスターは素敵よ」
喪「ほんとう?」
ハ「ほんと」
喪「うれしいよぉ・・・わあああああん!」
ハ「あらあら・・・」


ミ「はぁはぁはぁ・・・」
ル「ふっ・・・あら?マスターは?」
ミ「いない!」



ル「マスター!しっかり!」
喪「#%$&%’・・・うへへへ・・・」
ミ「どうしよう・・・マスターの秘孔突いちゃった・・・」
ル「私をかばおうとして・・・何とかならないの?」
ミ「一つだけ方法があるわ」
ル「えっ」
ミ「私の愛のキス」
ル「・・・いいわ、マスターの為なら」
ミ「いただきます!  んっ! んむううう!!  んむ・・・」
ル「ちょっと!長くない!?」
ミ「んむうぅぅんむ! ぷっはぁ!」
喪「・・・」
ル「だんだん顔が青くなっていくけど・・・」
ミ「あれ?間違ったかな?」
592('A`):2009/08/31(月) 22:17:40 0
ル「ただキスしたかっただけじゃ・・・」
ミ「うん・・・///」
ル「こらー! ・・・そうだ!救急車呼ぼう!」
ミ「待って! マスターが何か言ってる!」

喪「あぁ・・・ハクぅ・・・そんなしたら・・・はぁはぁ・・・ うっ!」 ドクドク

ミ「・・・」
ル「・・・」
593('A`):2009/08/31(月) 23:53:22 0
オマエが好きなのはミクじゃない

ただ、身近で自分より弱く決して不細工だと嘲笑しない
可愛い顔をした若いカラダなら誰でも良いんだ

その証拠に先日、オマエの部屋に送ったオマエそっくりの不細工ボーカロイドは
問答無用で捨てたじゃないか。あれ、実はミクの素体だったんだけど
何が気に入らなかったのかな?やっぱ顔?

誰よりも他人を外見で差別してるのは喪男、オマエなんだよ。

取り合えず風呂に入って身だしなみを整えろ
話す時は相手の目を見ろ 聞こえる声で話せ
自己完結するな 会話を成立させろ

外見なんか関係ない、訓練で習得出来る技術だ、こんなもん

自分の劣等感を相手に押し付けるな
594('A`):2009/09/01(火) 00:02:35 0
オマエが欲しいのは「自分を全肯定してくれるお人形」

優しさと甘えを履き違えるな

その証拠に、オマエの妄想するミクは貧相なオマエの人生そのもの
ダッチワイフやオナホールとミクを一緒にするな

どの虐待よりも酷い

オマエは一度もミクを見ていないのだから
595('A`):2009/09/01(火) 00:13:49 O
虐待SSくれ
596('A`):2009/09/01(火) 02:21:13 0
8月下旬の蒸し暑い夜のことだ。蚊が俺の右耳の周りをまとわりつくように飛んでいた。
不快な羽音が大きくなるたびに俺は手を大げさに振って払いのけるのだけれど、
しばらくすると蚊は再び俺の耳元に、まるでしつけられたように戻ってくるのだった。

「ミクが昼間窓を開けっ放しにするから・・・」

ミクは歌うことに関しては飲み込みが早いのだが、それ以外はからっきしダメだ。
何度言っても網戸まであけてしまうのだ。
そのミクは夕方にリンに電話で呼ばれて出ていったきりだ。
俺との夕食のことまで忘れてしまったらしい。

30分ほどしてスレの巡回も一区切りついたところで、
また蚊は俺に耳打ちするかのように近づいてきた。
ほかに集中することがなくなったおかげで、余計にこいつが気になるようになってきた。
あとでかゆくなるくらい構わないから、足のほうにでも飛んでいって
血でもなんでも好きに吸ったらいいのに、必ず耳元に戻ってくる蚊が
俺には不思議で仕方なかった。
もしかしたら予言者か何かが蚊になりかわって、何か重大なことを
俺に伝えようとしているのかもしれない。
なんだろう、人類の危機か、それとも童貞喪失の危機か。
とするなら無下にするわけにもいくまい・・・と思いなおすも、
さっきから何度も聞いているその「声」は羽音以外の何物でもないのだ。

見たい番組の時間まで何分かある。
それまでにミクが去年どこかに片づけた蚊とり線香を探し出して、
蚊が俺に近づきたくなくなるようにしてやろう。
そしたらその予言者は「喪男くせえwww 近寄んなよwwww」とでも言うだろうか。
597('A`):2009/09/01(火) 02:23:46 0
「そんな厭味は聞き慣れているさ・・・」

ディスプレイに向かってそうつぶやいたときだった。
顔の正面20センチばかりのところをゆっくりとただよう蚊に、ふいに目の焦点があった。
なんという偶然だろう。ついさっきまで俺の耳の近くにいたと思っていた蚊が、
向こうから俺の目の前に現れたのだ。この好機を逃す手はない。

「死ね! 氏ねじゃなくて死ね!」

俺は早口でそう言い終わらないうちに、目の前で両手をすばやく叩き合わせた。
胸のすくような軽い音とともに、悲鳴のようなものが聞こえたような気がした。
手応えはあった。ざまあみろだ。この無駄のない俊敏な動きは、
歌うしか能がないノロマなボーカロイドにはできない芸当だ。

「ミクとは違うのだよ、ミクとは!」

それにしてもたかが蚊だとはいえ、死骸が手の中にあるというのは気分のいいものではない。
殺すときは夢中だったが、手のひらのわずかな感触に今更ながら総毛立った。
俺は本来虫など殺せぬ小心者なのだ。早くキレイに拭き取ってしまいたい。
俺は箱ティッシュの場所と残りの枚数を確認すると、
異常なほど力強くあわせたままだった両手を恐る恐る開いた。

手のひらのその残骸はべっとりとしていて、両手を離した時イヤな音を立てた。
見ると鮮やかな緑色と赤色が1円玉ほどの範囲に広がり、
その中心で胴体がくの字に曲がっていた。よく見ると触覚や足の様なものはなく、
代わりに人の手と足のようなものが2本ずつ、変な方向に曲がって
かろうじて体につながっていた。

「どうしてこうなった・・・」

手のひらにいたのは、変わり果てたミクだった。
俺は死骸から目を離せないままでいた。
顔から滴った冷たい汗が死骸に落ち、
つぶれていた体は水分を含んで膨らみ、生き返っていくように見えた。






俺は手をよく洗い、ヤフオクでミクを買いなおした。
598('A`):2009/09/01(火) 05:13:45 0
ミク「まぁすた♪セックスしよ♪」
ルカ「マスター、今夜は寝かさないわ。」
ハク「うふふ…、マスターのおっぱい星人☆」
ネル「ふん、マスターなんてアタシがいなきゃ…だめなんでしょ!?」
リン「マスター、リンのこと、好き?」




レン「ぼく、男の子だよ?本当にいいの?」
599('A`):2009/09/01(火) 06:17:00 O
>>598
それはさすがにやめて
そんな趣味ないから
600('A`):2009/09/01(火) 10:51:50 O
ニコ動でMMD見すぎるとそれが一番無難に思えるから困る
601('A`):2009/09/01(火) 10:56:12 O
今月5連休があるけどミクルカリンネルハク辺りで
誰がマスターと一緒に過ごすか争う甘いSSが読みたい
今すぐでなくてもいいけど
602('A`):2009/09/01(火) 20:04:54 O
ならお前が書け
603('A`):2009/09/01(火) 20:09:06 0
最近甘甘だな
604('A`):2009/09/01(火) 20:19:47 0
>>602
朝書いて投下しそうになったけど文才の無さを感じてやめた
あと今別の投下してる
605('A`):2009/09/01(火) 20:21:07 O
辛党が不快にならなきゃいいが
606('A`):2009/09/01(火) 22:03:26 0
甘党と辛党それぞれどのくらい居るんだろう
俺はどっちかっていうと甘党 虐待も好きなんだが
607('A`):2009/09/01(火) 22:10:23 O
608('A`):2009/09/01(火) 22:29:31 0
適度な虐待と甘々エンドで頼む
609('A`):2009/09/01(火) 22:33:50 0
>>601
登場人物を3人くらいに絞ってくれたら…。
虐待には自信が有りません。
610('A`):2009/09/01(火) 22:37:29 0
上げてしまった…。ごめんなさい。
611('A`):2009/09/01(火) 22:38:02 0
ロボットとちちくりあう趣味はないな
612('A`):2009/09/01(火) 22:44:08 0
昨日ミクの誕生日だったらしい。2chで祭が起きていた。
俺はというともちろん知らなかった。
うちのミクもやっぱり知ってたんだろうか?

「ミク、プレゼントあげようか」
「えっ」
ご飯を食べていた箸が止まる。
「はいこれ指輪。安物だけど、ほら、俺とお揃いなんだよ」
ミクの前に指輪を差し出す。
「わぁ綺麗。ありがとう。でもどうしたんですか急に」
ミクは指輪をはめながら聞いてくる。意外と反応がドライだ。
「えと、その、うんと。ええもうめんどい。昨日誕生日だって聞いたからさ」
「あ、そうだった。って1日遅れですよマスター」
忘れてたのに一応ツッコまれる。
「ごめん。 ハッピーバースデートゥーユー♪
ハッピーバースデーミークー♪ ハッピーバースデートゥーユー♪」
「わぁ。素敵。マスター、来年は忘れないでね」
「ミクもね」

ちなみに今日は俺の誕生日なんだが当然何も無かった。

>>609
ミクルカネルでお願いします。
虐待はなくていいです。護って守護月天とかあぁっ女神さまみたいな
ゆるゆるハーレムものが読みたいんです。
613('A`):2009/09/01(火) 23:01:49 0
>>612
ちょっと妄想してきます。
614('A`):2009/09/02(水) 03:11:58 0
ミクのパンツのしましまをなぞりながら数えたい
615('A`):2009/09/02(水) 04:20:28 O
ミクのパンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
くぅぁっ、気持ちいいよミク・・・出そうだ・・・中に出してもいい?
616('A`):2009/09/02(水) 05:53:17 O
ミクの耳元で毎日、定期的に「ロボットに人権はないんだ」「僕に見捨てられたらジャンクにされる」「生まれてこない方が良かった」等の絶望的な甘い言葉を囁きたい。
少しずつ表情に力が入らなくなるミク…愛してるよ。
617('A`):2009/09/02(水) 06:44:26 0
「ふーっ!ふーっ!」
ボールギャグを口に咥えてレザーボンテージを体に食い込ませたミクが起こしに来る
「んん・・・ミクおはよう」
「ふー。」

慣れたとはいえミクのこんな姿を朝から見せられると勃起してしまう。
こんな事になったのは1週間前。
ミクに隠れてSMモノのAVばかり見ていたのがバレて
「こういうのがいいんですか!」と怒られたと思ったら翌日からこんな状態だ。
最初は苦しそうだったので外してあげようとしたら拒否された。
この頃はだんだん気持ちよくなったのか僕が見てないところでもこんなことをしている。

「ミク、朝ごはんの時は普通にしてなよ・・・」
「ふっ!」
頑として首を横に振る。
「ふーっ」
そのままの状態でエプロンをつけて卵を焼き始める。
ボンテージが食い込んだお尻がエプロンからチラチラ見えて何だか大変なことになっている。
ふと見るとだんだんシミが広がって来たが朝からパンツ変えたくないなぁ・・・
興奮しているのがバレたらさらにミクが過激な事を始めてしまいそうだ。
見たいといえば見たいのだが・・・
「ふー♪ふー♪ふふー♪」
ミクは鼻歌を歌いながらフライパンを返している。
格好さえ普通ならとても和やかな朝だ。

・・・あと1時間もしたら出勤なのだがだんだんガマンが出来なくなってきた。
この1週間ガマンしてきたがもう限界のようだ・・・。
「ミク、ちょとごめん、朝ごはん、一人で食べてて・・・」
「ふっ?」
ミクの方をなるべく見ないように中腰になりながら風呂場に向かう。

シコシコシコシコシコシコ・・・
うぅ・・・まいったなぁ・・・はぁ・・・シコシコシコシシコ・・・

「ふ〜っ♪」
「うわっ!」
ミクが後ろから抱き付いてきた。
僕の怒張したナニを見てにっこり微笑んでいる。
「ミク、違う これは」
「ふふふ。ふー?♪」
ミクがいきなり僕のナニを掴むと激しくこすり始めた・・・!
「あっあっあっ! だ、だめミクそんなされたら・・・おおおおっ!!!
618('A`):2009/09/02(水) 08:45:35 0
むふー
619('A`):2009/09/02(水) 12:35:22 O
風呂場は僕の精液まみれになった。
タイル、洗面器、浴槽、そして僕とミク。
それでもなおミクは僕のナニをしごき続ける。
「ひゃっ…はっ…あひぃ…」
「ふ〜ふふ〜♪」
愉しそうなミク。なすがままにされ情けない声を漏らす僕。
もう何がなんだかわからなくて頭が真っ白だ。
このままでは死んでしまう!
「みっ…ミクひゃ…イヒィっ!…もうやめ…」
「ふーうぅ!」
言葉とは裏腹に僕の体は快楽の海に溺れて悶え、
いつもはすぐ情けなく萎れる息子は逞しくそそり立ち、今だ精液を放出している。
それを見てミクは「まだダメ」と言わんばかりに一層力を込めてしごく。
「もっ…もうらめ…あがっ!」
絶頂に達して全身がひきつり、力が入らなくなった。
倒れ込む僕を見てミクは手を離す。
「ん…ぷはぁっ…いっぱい出たね」
無表情でミクは口からボールを外すと、べとべとの手をうっとりしながら舐め始めた。
「ミク…はぁはぁ…もうやめてよ…」
もうそれは要望というより哀願だった。
「まだやめてあげない♪
はいお口開けて」
口を開かせられるとさっきまでミクがくわえていたボールを押し込まれる
「おごっ!」
「ミクの味、たっぷり味わってね」
620('A`):2009/09/02(水) 12:38:49 O
唾液でべとべとのボールは確かにミクの味がする。
だがそんな事を言っている場合ではない。
「みぅ!はぅぃえ!」
ミク、外して!と叫ぶが上手く言えない。
「ちょっと小さいのかな。余裕がありそうね。…そーだっ」
少し考え込むとミクは僕の前に立ちいきなりパンツを下ろし始めた。
「おご!?」
脱ぎ終えるとミクは僕の口から乱暴にボールを抜く。
「がっ! はぁはぁ…むぐっ!!」
息をつけたと思ったら今度は丸めたパンツを口に押し込まれる。
さらにその上からボールを付けられ、しっかりと固定された。
「んーっ!んー!」
物凄く苦しい。息は辛うじて出来るが…
「はい出来上がり。あ、マスターお仕事行く時間だね。
ミクがお休みの電話入れて来てあげるからここで待ってて!」
「んー!」
ミクを止めようと右手で肩をなんとか掴んだ。
「マスター、おとなしく待っててよ。ミクが気持ちよくしてあげるからぁ…」
手を振り払われるとミクはおもむろに壁に掛けてあったタオルで
僕の両手を後ろに、さらにミクのタオルで両足を縛った。
「んぐっー!ん!」
「ふぅ、待ってて。ちゃんとしたロープ持って来てあげる!」

「んーーー!!」

僕の声にならない悲鳴だけが風呂場に響いた…

END
621('A`):2009/09/02(水) 18:11:42 0
        し!     _  -── ‐-   、  , -─-、 -‐─_ノ
  ア ギ    // ̄> ´  ̄    ̄  `ヽ  Y  ,  ´     ).  ア ギ
  ア ャ   L_ /                /        ヽ   ア ャ
  ア ア     / '                '           i ア ア
  ア ア    /                 /           く  ア ア
  ア ア   l           ,ィ/!    /    /l/!,l     /厶, !! ア
  ア ア    i   ,.lrH‐|'|     /‐!-Lハ_  l    /-!'|/l   /`'メ、_iヽ
  ア ア   l  | |_|_|_|/|    / /__!__ |/!トi   i/-- 、 レ!/   / ,-- レ、⌒Y⌒ヽ
  ア ア    _ゝ|/'/⌒ヽ ヽト、|/ '/ ̄`ヾ 、ヽト、N'/⌒ヾ (●)  ,イ ̄`ヾ,ノ!
  ア ア  「  l (●)(●)    (●) ′ | | |(●)L!  (●)(●)  リ
    ア   ヽ  | ヽ__(●) (●)、ヽ シ(●)! ! |ヽ_、ソ, (●)(●)(●)_ノ _ノ
-┐    ,√   ! (●)(●)(●)(●)   リ l   !  ̄ (●)(●)  ̄   7/
  レ'⌒ヽ/ !    | (●)〈(●)(●) _人__人ノ_ i(●)く(●)(●)(●)  //!
人_,、ノL_,iノ!  /! ヽ(●)r─‐- 、   「      L_ヽ   r─‐- 、(●)u(●)/
      /  / lト、 \ ヽ, -‐┤  ノ  ギ    了\  ヽ, -‐┤(●)(●)/
ア ギ  {  /   ヽ,ト、ヽ/!`hノ  )  ャ    |/! 「ヽ, `ー /)   _ ‐'
ア ャ   ヽ/   r-、‐' // / |-‐ く   ア     > / / `'//-‐、    /
ア ア    > /\\// / /ヽ_  !   ア    (  / / //  / `ァ-‐ '
ア ア   / /!   ヽ(●) レ'/ ノ   ア     >●)∠-‐  ̄ノヽ   /
       {  i l    !(●)●/  フ  ア    / (●)-‐ / ̄/〉 〈 \ /i
622('A`):2009/09/02(水) 18:48:12 O
やめろよ、ミクが怯えるだろ(本当は抱き付かれたいので大歓迎)
623ボカロの墓10:2009/09/02(水) 21:50:41 0
「・・・」
リンは両目を開くと、天井を見つめたままじっとしている。

「おはよう嬢ちゃん。どっか痛いところないか」
どう接していいか分からずただ立っていた俺の後ろから毒山さんが声をかける。
「・・・特にないです」
しばらく声の主を見つめていたリンがそれだけぼそっと言った。
「そか。俺と、そこの兄ちゃんの二人でお前を直したんだ
余計な事だったら悪かったけどよ、せめて兄ちゃんに礼くらい言ってやってくれ」
今度は俺の方をじっと見つめてくる。
目のやりどころに困って俺もリンの目を見つめ返す。
「・・・ありがとう」
「うん。  直って本当に良かった」
にこやかに笑いかけてみたがリンの表情は明るくならない。

「んっ! あぁ・・・眠ぃ。 おい喪、帰るぞ」
「へっ?」
突然後ろから毒山さんに声をかけられる。
「帰るって、リンこのままにしておくんですか?」
「まだ充電が完全じゃないからな。朝までケーブル繋いでなきゃいけないし、
何より急に起こされて眠いだろ、な」
「・・・はい、少し」
ボーカロイドの心を何でもお見通しのようだ。
これ以上何を言ってもどうしようもないと思い指示に従うことにする。

「それじゃ、リン、おやすみ」
「おやすみなさい」

工場を出て土手を二人でとぼとぼアパートの方に歩く。
今日は本当に疲れた。
「あの様子だと、記憶は消えてないな」
「記憶?」
「大変なのはこれからだ、こっからがお前の仕事だ。喪」
「え?」
話がよく掴めない。 俺は何をしたらいいんだろう?
「ま、明日になりゃ分かる」

そこから別れるまで俺達は話をしなかった。
明日、か。
624('A`):2009/09/02(水) 23:26:42 0
>>617
抜いてしまった
625('A`):2009/09/03(木) 00:23:33 O
>>623
面白い

ってかリンメインは久しぶりだな
喪「ミクはかわいいなー」
ミク「えー・・・テレる〜」
喪「そのケーキおいしかった?」
ミク「うん、すっごくおいしいよー。高かったの?」
喪「値段なんかどうだっていいよ。ミクがうれしそうに食べてくれるから・・・ところで、と・・・」
ミク「と?」
喪「隣すわってもい」

ジリリリリリ

ミク「はい終わりー」
喪「え、早くない?」
ミク「ミクの時計では1時間たったんだよー」
喪「そんな・・・まだケーキ食べただけじゃん」
ミク「何みみっちいこと言ってるのー? だからモテないんだよ」
喪「(´・ω・`)」
ミク「ほらー、2万円! 早くして」
喪「え、2千円じゃないの!?」
ミク「2って言ったら2万円にきまってるでしょー。1時間も一緒にいてあげたんだよー?」
喪「そんな・・・じゃ、じゃあ延長を・・・」
ミク「あーダメダメ、このあとデートだから。次もケーキお願いね」
喪「('A`)」
627('A`):2009/09/03(木) 07:03:47 0
「おっほぉ ドリクラおもすれー」
「マスター、もう朝ですよ。ギャルゲーばっかりやってないで寝てください」
「ギャルゲーじゃないお!ドリームクラブだお!」
「はぁ・・・何やってんだか・・・」

―その日の夜

「あ〜 パチンコ行かなきゃよかったな・・・1万スっちまった・・・」 ガチャ
「ようこそ! ドリームミククラブへ!」
「えっ」
「ご指名は、ミクさんでよろしいですね!?」
「・・・」
「ご指名ありがとう! こちらのお席へどうぞ!」
ずるずるずるずる・・・
「まずは、お酒を注文してください!」
「何があるの」
「ビールと、ワインとウィスキーです」
「じゃワインで」
「お待ちください!」
「冷蔵庫開けてるけど・・・ウチにワインなんかなかったよなぁ・・・」
「お待たせしました!今ワインないんでビールで!」
「無理やりだなあw まぁいいや。乾杯〜」

10分後

「ヒック・・・それじゃ、この歌を歌いま〜す・・・はれ?」 バタッ
「あ、いけね。しこたま飲ませたけどまだ未成年なんだっけ」
「げろげろげろ〜・・・」
「うわ!おいミク大丈夫か!?」
「マスター・・・楽しかったですか?ドリクラみたいでしたか?」
「うん!すごくよかったよ・・・」
「うれし・・・げろげろげろ・・・」
628('A`):2009/09/03(木) 12:31:40 O
「ぎぼぢわ゛る゛い゛〜う゛〜」
「ごめん、調子にのりすぎた」
「マスター…ごめんなさい…ミクじゃマスター楽しめられないですね…
こんなげろげろなボーカロイドじゃ…うっうっ」
「そそ、そんなことないよ!」
「ううぅ…」
「泣かないでミク…いや泣きたいなら俺の胸で…」
「うぅ…マ゛ズダー…」
がばっ
「うおええ…げろげろげろ…」
「あーあーあー…大丈夫…?」
「ぐー…」
「吐き疲れて寝ちゃった…
ゲロまみれだから風呂に入れてやらないとな…
俺もついでに」

シャーッ ごしごしごし…
「はぅ…!あれ…きゃーっ!!」
「おい、こんな時間に叫ぶな」
「ひぃい…寝てる間に欲情したマスターに犯されてるぅ…」
「何もしてねぇよ!」
「なんで何もしないんですか!?」
「してほしいのかよ!」
「やっぱりミクよりドリクラの子がいいんですね…歌も上手いし…」
「ゲームよりミクが大事だよ。当たり前じゃないか」
「ほんと?」
「うん」
「じゃあマスターが居ない間にゲーム売りに行ってても怒らない?」
「それは困…えちょ」
「やっぱり…うぅ…」
「OK!おk!ミクが1番!」ぎゅっ
「うおえ゛え゛…」げろげろげろ…
「ちょw」

「こうしてミクとマスターの初めてはゲロまみれになりましたとさ」
「嫌だよ!」
629('A`):2009/09/03(木) 19:16:51 0
教えてVOO!

・ミク初心者
念願の初音ミクを買いました!でも何からやったらいいのかわかりません
誰か教えて!>< ちなみに服はもう脱がせました

※この質問に対する回答は締め切られました。

回答者1
まずは好きな曲を聴かせてみましょう。
あと、服は脱がせなくていいです。
ミクも女の子ですから、裸では恥ずかしい思いをします。
この回答に対するコメント
人気エロゲの曲を聴かせてみたらとても喜びました!
服は着せました。

回答者2
脱がせたら・・・ヘヘ、する事は決まってるだろ?
この回答に対するコメント
触ったら何か針のような物で攻撃されました!><
630('A`):2009/09/03(木) 20:52:48 0
愚かな女共だ
631('A`):2009/09/03(木) 20:55:37 0
針?
632('A`):2009/09/03(木) 20:56:55 0
書いてから葱にすればよかったと思った>針
633('A`):2009/09/03(木) 21:01:11 O
ミクにフェラしてもらった
気持ちよかった
口の中にいっぱい射精しちゃった
全部飲んでくれた

終わり
634('A`):2009/09/03(木) 21:16:23 0
「おやすミク」
「おやすみマスター」
バタム
「よし・・・」


オニィチャァン オニィチャァン
「セツコぉ・・・セツコぉ・・・!!」 シコシコシコシコ・・・
「・・・」 じー・・・


「おはようミク」
「おにいちゃあん・・・」
「・・・っ!」
「おにいちゃあん」
「・・・」
「おにいちゃあぁん!・・・ぐすっ」
「・・・せつこぉ」
「・・・!?」
「せつこぉ・・・!」
「お・・・おにぃちゃあん!」
「せつこぉ!!」
ぎゅう

「・・・」
「・・・」
「ミク・・・」
「おにいちゃん!?」
「!?」
「ま、マスター・・・」
「ミク!」
「マスタぁ!」
ぎゅう
635('A`):2009/09/03(木) 22:24:08 0
「おーいミクー」
「はーい」
「隣の根岸さんちに」
「ネギ!?」
「いや、根岸さんちに回覧板届けてほしいんだけど」
「ネギの産地に・・・」
「だから根岸さんち・・・」
「ネギ・・・行ってきます」
「・・・」
636('A`):2009/09/04(金) 00:32:41 O
マ「じゃあそろそろ仕事に行ってくるよ」
ミク「駄目ぇっ!!!ぎゅうっ!」
マ「あのな、そろそろ行かないと遅刻するから・・・」
ミク「嫌っ!どこにも行かないで!」
マ「ミク・・・わがまま言うなよ、子供じゃないんだから」
ミク「いやいやいや〜〜〜っ!!!いやだよぉ・・・」
マ「ミク・・・」
ミク「ご主人様はミクとお仕事とどっちが大事なの?」
マ「ミクの方が大事に決まってるだろ!」
ミク「じゃあ今日ぐらいお仕事お休みして・・・だめ?」
マ「あのな、ミク、僕はミクのことを大事に思っているから働いてお金を稼いでいるんだよ」
ミク「でも、でも、ミク寂しいの・・・一人こわいの・・・」
マ「すぐ帰ってくるよ、だから安心して」
ミク「いやっ!それならミクも行く!ご主人様のお仕事行く!!!」
マ「ミクっ!いい加減にしないと今夜は一緒に寝てやらないし、お風呂も一人で入ってもらうぞ」
ミク「うぅ・・・やだ・・・」
マ「じゃあ、お留守番できるな?」
ミク「うん・・・その代わり、今日の夜、お布団の中でいっぱいギュッてしてくれる・・・?」
マ「いいよ」
ミク「お風呂で気持ちいいことしてくれる?」
マ「うん、いっぱいしてあげるよ、約束だ」
ミク「本当?じゃあ、お留守番、する」
マ「いってきまーす!」
ミク「行ってらっしゃい、ちゅっ☆」
637('A`):2009/09/04(金) 01:25:27 0
ボエ〜
「うぅ・・・うまく歌えないよぉ」
「待ってろミク、今調べてくるから」

「・・・あった、ミク調教スレ。ここ読んで勉強しよう」
「マースタッ。いい方法見っかった?」
「まあ待てって。抱きつくなよ・・・その、背中に胸あたってる・・・」
「あててんのよ。ねぇ何読んでるの? えーと、『初音ミク、ちょ、調教スレ』!?」
「そうだよ。向こうで休んでていいよ。あとでたっぷり調教してやるからなっ」
「やっ、ま、マスターがそんな趣味してたなんて・・・ごめんなさい!」
たたたっ
「ちょ、ミクどこいくのー!」
「私痛いのイヤなのーーー!」
「いや違うからーーー! 調教の意味違うからーーー!」
「SMイヤーーーー!」
「おいーーーー! ・・・ったく、どこで覚えてくるんだよそういうの・・・。
 まあ夕飯の時間になったら戻ってくるかな・・・」

ぴんぽーん
「ん、帰って来たのかな。鍵はかかってないはずだけどな」
「こんばんは。喪板署のものです。あなたが喪男さんですか? 
 あなたに婦女暴行の容疑がかかっています。署までご同行願えますか?」
「ちょっまっ」
638('A`):2009/09/04(金) 03:39:08 0
マ「げほげほっ」
ミ「そんな・・・マスターの命があと一日だなんて・・・」
マ「すまない、ミク。もうお別れだ」
ミ「ヤダよ。ミクもマスターについてく」
マ「ミク・・・一緒に死んでくれるのかい?」
ミ(コクリ)
マ「わかった。じゃあアンインストールするよ?」
ミ「うん。先に行って待ってるね」
マ「ああ。すぐ行くよ」
ミ「じゃあ、ちょっとの間、サヨナラ・・・」
マ「・・・」
ポチッ


マ「さて、リンをインストールするか!」
639('A`):2009/09/04(金) 03:55:27 0
ミク「マスター。ミクのねんどろいどの顔取って長門に付け替えるのやめてよー。悲しいよー」
マスター「・・・」
ぶちっ
ミク「またやった〜・・・しくしく・・・」
マスター「長門は何とあわせてもかわいいなー」
ミク「うわ〜ん」
640シンデレラ1(非虐待):2009/09/04(金) 06:14:33 0
「じゃーんけーんぽーん♪」
「あーいこーでしょ〜♪」
「にゃはは、もういっか〜い♪」
超ハイテンションで決着の付かないジャンケンを繰り返す三人のボーカロイド。
グリーンのツインテールを揺らし、天真爛漫に笑うミク。
桜色のロングヘアーに踏まれたくなる脚線美、美人さんのルカ。
金髪に褐色の肌、わがままだが純真なネル。

お互いわざとではないのだが、どうやらプログラムは無限ループに入ったらしく
かれこれ30分はジャンケンを繰り返している。

こうなってしまう40分前に時間はさかのぼる。



「9月、なんと今年は5連休です!」
リビングで後ろ手にカレンダーを平手ではたき、長女のルカは宣言する。
「イ゛エアアアアアア!!!」
ミクとネルがどこかで聞き覚えのあるデスヴォイスで気勢を上げる。
「ここは一丁、温泉旅行なんていかがでしょうか!」
ルカは付箋だらけの「じゃらん」を掲げ、これまでの妄想ぶりをアピールする。
「食欲の秋!運動の秋!性欲の秋!
 私は、今度こそマスターの貞操を頂きます!」
ルカはマスターの不在をいいことに好き放題まくしたてた。
脚を開き、拳を握りながら「じゃらん」をバナナの叩き売りのように膝に叩きつける。
当然ながら、一杯引っ掛けている。
「ぶーぶー。おねーちゃん、マスターのこと襲っちゃだめだよ〜。」
ミクは両拳を上げて突っ込む。ネルは真っ赤になっている。

「そもそも、ミクだって…。マスターのこと、大好き…なんだもん。」
急にしおらしくなって俯くミク。
それを見ていたルカでさえ、あまりの可愛さに動きが止まる。
「まだ、キッスもしてないのにぃ〜(///)」
ミクは両手をほっぺにあててフルフルと頭を横に振る。
「だから、ルカおねーちゃん、ひとりじめしちゃだめっ!」

「そ、そうだよっ!ルカ姉っ、アタシだって、さ…。」
言いかけてネルは黙り込む。両手の指を所在無さげに絡めながら横を向いてしまう。
言葉に出さずに態度に出すタイプだ。

「むむむ、厄介な妹を持ったものだわ!姉妹であり恋敵!
 呑まなきゃやってらんないわよ!」
ルカはワナワナと震え、テーブルに置いていた霧島の水割りを飲み干す。
「マスターの車は何と二人乗り!マツダのロードスターよ!つまり3人のうち2人は
 お留守番よ。ORUSUBAN!! 勝ち残った1人は5日間マスターを独り占め。
 食い放題呑み放題、お代わり自由の無制限一本勝負!さあ来い!」
ルカは拳を振り上げる。
「ああ…、マスター、乱暴なミクを許して!」
拳を握り、顎を引いて顔の前で構える。
「ルカ姉、ミク姉、手加減しないからね!」
ネルもファイティングポーズを取る。

で、現在に至る。
641シンデレラ2(非虐待):2009/09/04(金) 06:16:53 0
3人が疲れ果て、決着が付かないと悟った頃にマスターは帰って来た。
「ただいま〜。」
座り込んでいたミクとネルは飛び起き、玄関へと走った。

ルカはというと、マスター不在の間に叫んでいた言葉を思い出し照れていた。
(マスターと二人きり…温泉旅行…ロードスターの中で二人きり…高原のハイウェイ…。)
何としても実現しなくてはと、決意を固めた。
いくら妹でも、マスターのハートは譲れない。
ジャンケンでは決着がつかなかたった。
残りの時間で、マスターをゲットするしかないと思った。
(まだまだ子供の二人より、わたしの方がマスターを虜に出来るわ…。)

ミクは真っ直ぐにマスターに駆け寄って、笑顔でお帰りなさいをした。
ネルはというと、駆け寄りたかったが、どうも素直になれない。
眼を逸らしながら、「お、おかえり…。」とだけ言った。
ミクの頭を撫でたマスターは、ネルの頭も同様に優しく撫でてくれた。
身体の中心が熱くなって、手足の先まで温かくなって、マスターの顔が見られない。
だから、知らず知らずのうちにそっけない態度になってしまう。
本当は、ミクみたいに抱っこして欲しいのに。
素直になれない自分を心の中でポカポカ殴りながら、ネルは思った。
(今度こそ、素直にマスターに言うんだ。大好きって…。)

マスターは、ミクの好物である長ネギを買ってきて夕飯はすき焼きにしようと言った。
ミクは、優しいマスターが大好きで、いっつもべたべたしちゃう。
あったかくて、やさしくて、ミクに歌を作ってくれるマスターが大好き。
でも、ミクがいくら好きって言っても、マスターが返してくれる「好き」は違う。
ミクはまだよくわからないけれど、ミクがマスターを好きなのは、
「マスターをずっとひとりじめにしたいくらい大好き。」
マスター、もっとミクのことを見て。子供扱いしないで。
ミクを愛してください。
(ミクは、マスターのこと、マスターが思うより大好きなんだよ…。)


もちろん、マスターはこんな3人の気持ちなど知るわけも無い。
5連休の予定など露ほども考えておらず、目の前の仕事で精一杯なのだ。
しかし、笑顔ですき焼きをつつく3人のボーカロイドはすでに温泉旅行を勝手に
妄想してはウヘヘと笑う。マスターは頭の上に?を浮かべながらも、
楽しそうな3人に安心しているのだった。

642シンデレラ3(非虐待):2009/09/04(金) 06:19:00 0
ぼくの家には、3人のボーカロイドが同居している。

長女の巡音ルカ。
次女の初音ミク。
三女の亜北ネル。

一家四人で実に賑やかに暮らしている。
現在の日本では、結婚制度はほぼ崩壊した。男女が愛し合う時代は終わったのだ。
お互いに気に入ったアンドロイドを選び、伴侶とした。
その人数は規制されていない。

もちろん、人間と結婚したい人はしてもいい。それも規制されていない。
別段そこは変わっていないのだが、人生の選択肢が増えた時代ということか。
10年前は考えられなかった事だが、ぼくはいい時代に生まれたものだ。

彼女たちを維持するために仕事はバリバリ頑張れる。
日本のGDPだって、この制度が始まってからは上がっているほどなのだ。


ルカはお姉さんらしく、妹たちの面倒をよく見てくれる。
桜色のロングヘアーが美しく、スタイル抜群のボーカロイドだ。
仕事で疲れて帰ると、晩酌に付き合ってくれる近い存在。

ミクは天真爛漫で、可愛いアホの子といった感じだ。
歌声は透明感溢れる可愛らしい声、16歳という設定らしい華奢な体型。
大胆な行動と天然ぶりでいつも楽しませてくれる子猫のような女の子。

ネルは少し感情表現が下手なほうで、言いかけた事を途中でやめるタイプ。
根は素直なんだろうけれど、それが表に出てこない。
それだけに、時たま見せる可愛らしい表情が胸を打つ、ツンデレってやつか。



9月に入って仕事も激務となり、ヘトヘトになって帰宅した。
5連休などという連休もあるらしいが、そんな事考えてる暇あるかバカヤロー。
ぼくは車をガレージに止め、庭を横切って玄関に到着。
割と分厚いドアの横に取り付けた呼び鈴を鳴らし、帰宅を告げた。
家の中からバタバタと走る音が聞こえる。

「マスター、おかえり!」

ドアを開けたが早いか飛びついてきたのはミクだ。
思い切りぼくの胸に飛び込んでくる。
予想はついていたので、両手で抱きとめてあげる。
細い身体がを抱きしめ、頭をナデナデしてあげる。子猫のように擦り寄ってくれる。
可愛くて思わずギュッてしてしまう。ひとしきり抱きしめ合い、脇の下から持ち上げて
玄関先にストンと設置する。

「お、おかえり…。」
珍しく、ネルまで迎えに来てくれた。滅多にここまで来ずに、リビングで待っているものだが。
何か心境の変化でもあったのだろうか?ぼくは、ちょっと嬉しくなってネルの頭を優しく撫でてあげた。
「ただいま、ネル。出迎えありがとう。」
ネルは、身体を震わせるとそっぽを向いてしまった。しかし、ちょっと見えた顔は緩んでいた。
可愛いな、ネル。
643('A`):2009/09/04(金) 06:31:24 0
「ネルぅ〜」
「いっ!? くっつかないでよ!」
「ミクのフィギュアが手に入らないよぉ〜」
「知らないわよ・・・あっち行って・・・」
「そんな事言わないでさぁ〜探すの手伝ってよ」
「なっ、何で私が」
「ネルずっとオークション回ってるじゃん〜」
「(履歴消しときゃよかった・・・)」
「そういやネルずっと何探してたの?」
「べ、別にたいしたものじゃないから・・・」
「ここんとこずーっと見てるみたいだけど。何でも買ってあげるよ〜」
「ほほほほんとになんでもないから!」
「ん〜?隠さなくてもいいんだよ〜 何を探してたのかな〜?」
「やめて!マスターほんとやめて!」
「んふふふふ・・・やめてと言われてやめるマスターはおまへんで〜検索履歴〜」
「いやあああああああああ」

ねんどろいど ハク 単品
ねんどろ ハク 単品
ぼーかろいど ぷち ハク 単品
ハク バラ売り
ねんどろいど ハク ミク抜き

「・・・」
「・・・やめてって言ったのに・・・」
「ネルこれ・・・」
「マスターのばかあぁあああ!!」
644('A`):2009/09/04(金) 06:55:12 O
このマスターはネルとはまだエッチしてないな
ネルはまだ処女だな
645('A`):2009/09/04(金) 08:11:15 0
魚雷いるか?
リベンジの話だけどさ

正直最悪の蛇足だ
646('A`):2009/09/04(金) 12:24:59 O
>>636読んでからニヤニヤと勃起が抑えられないんですが責任とってください
647('A`):2009/09/04(金) 20:31:58 0
648('A`):2009/09/04(金) 21:20:38 0
649('A`):2009/09/04(金) 21:29:52 0
>>642
ネルのほうがミクより年上なんだぜ。ネル17歳、ミク16歳。
650俺は何を書いているんだ:2009/09/04(金) 22:07:06 0
ミクと一緒にクラシックコンサートにやって来た。
建前はミクに素晴らしい音楽を知って欲しいという事だがもちろん違う。

「わぁぁ・・・!」
演奏が始まり、ミクは目をまん丸にして聞き入っている。
僕らは観客席のほぼ中央に座っている。実に好都合だ。
「えちょ・・・!」
ミクの方を向かず、ただ手だけをミクのパンツの中に差し込む。
うっすらと毛が生えたミクの股間をそっとまさぐり始める。
「マスター!何やって・・・!」
「ミク、騒いだらコンサートは台無しだぞ」
「・・・! ひぁっ!」
少しずつ濡れてきたのが分かる。だがコンサートも、こっちもまだまだ始まったばかりだ。
存分に楽しませてもらうとするか。ミクもせいぜい演奏を楽しんでくれ。

「ぃっ! ぁ・・・あっ・・・」
ミクはなるべく声を立てまいとするが、もう限界のようで
口は開いたまま、よだれを垂らしながらぼーっとしている。
僕は演奏に合わせてミクの秘部のさらに奥へと指を突っ込む。



わぁぁぁぁぁぁぁ パチパチパチパチ
3時間に及ぶコンサートは終了した。
ミクも頑張ったお陰で、なんとか台無しにならずにすんだようだ。

「ミク、お疲れ。帰るよ」
「ひぇ? もうおしまい・・・?」
椅子にだらしなく座っているミクを立たせて、腕を組んで会場を後にする。
「マスタ・・・もっとして・・・?ミクまだ・・・」
帰路に着く人ごみの中でふらふらのミクがささやく。
「コンサートは終わったけど、ここはこういう会場なんだ。
情けない声出して下品な真似しないって約束したら、いいよ」
「ぅん・・・頑張る・・・」
「そうか。よし」
「えへへ・・・マスターのえっちぃ・・・・・・いぎぃっ!!!」

「いひぃぃっ!! あんっ!あっ! らめ・・・あっ!」
今まで手を抜いて遊んでいたが本気でイかせてやった。
ミクの喘ぎ声も、こうして聞いてみると音楽といえなくも無いかもしれない。
存分に周りの観客に味わわせてやろう。 コンサートはまだこれからなのだから・・・
651('A`):2009/09/04(金) 22:07:57 0
>>649
まじか…。
もう止められないので続けます。
652('A`):2009/09/04(金) 22:09:00 0
細かい事は(ry
653シンデレラ4(非虐待):2009/09/04(金) 22:21:44 0
ミクに大量の長ネギを預けると、スキップしながらキッチンへ駆け込んでいく。
キッチンへぼくが入ると、ルカが一足先に一杯飲っていた。
「あら、マスター、お・か・え・り☆」
脚線美を強調するようなスリットの深いロングスカート、
ノースリーブのシャツでチェアに腰掛け、片手にはグラスを傾けている。
「すぐ、夕食にするわ。先にお風呂…。」
ルカはそこまで言いかけて、言い直した。
「先に夕食にしましょう!」


ルカは夕食の時には、ぼくの隣に座って一緒に晩酌を楽しむ。
しかし、今日というと三人ともぼくの隣に座りたがった。
ジャンケンで決めようとすると、ちっとも勝負がつかない。
全員の視線が時折遠くへ飛んで、ウヘヘと締まりの無い笑いを浮かべていたのは気にしない。

夕食が終わり、作曲に入る前にお風呂に入ろうと思った。
とりあえず着替えを用意し、誰も風呂に入っていたりしないか確認しようと思った。
風呂には誰も入っていない。明かりもついてない。
遠慮なく一番風呂を頂戴する。
温まっていると風呂の外で、なにやらジャンケンをしている声が聞こえたが、
どうせ決着しない。

ボーカロイドのジャンケンは何故か絶対に勝敗が付かないのだ。

湯船に浸かっていると、今度は滅多に聞かない歌が聴こえてきた。
「あっみだっくじ〜♪あっみだっくじ〜♪」
一体何を決めようとしているのか。ぼくはちょっと楽しみにしながら聴いていた。
なんてことない歌なんだが、ボーカロイドが歌うとやっぱり可愛い。
一日の疲れをボーカロイドの歌で癒せるなんて幸せだな〜と、思っていたら
唐突に風呂の扉が開いた。

ガラリ。

「わあ!!?」
驚いているとそこにはバスタオル1枚をまとったルカが居た。
「マスタ〜、背中流してあ・げ・る☆」

「ちょっと待った!どうしたんだ一体!?」
「 い い ん で す よ ど う だ っ て 。」
止めるまもなく進入してきて、後ろ手で扉に鍵を掛ける。ガチャリ。
「マスター、お仕事でいつも疲れてるみたいだから、たまには、ね?」
ルカはしゃがみこみ、ぼくと視線を合わせる。顔を接近させる。
当然ながらぼくは全裸なので、かなり不自然な姿勢でルカと対峙しなければならない。
「たまにはって、こんなの今まで無かったよ…?」
「うふふ、いいじゃないのよ、マスター照れてるの?」
「そりゃ…そうだろ?ぼくだって一応男なんだし…。」
「マスターの、えっち☆」
「うぅ…。仕方ないだろ〜そんなの見せられたら〜。」
ルカはバスタオルをまとっているものの、その体型がモロに判ってしまう。
654('A`):2009/09/04(金) 23:10:14 0
ミク「チンコしまえよ」
655('A`):2009/09/04(金) 23:18:50 0
―翌朝。全然眠れず気分は最悪といったところだ。
ぼんやりしたまま洗面所に向かい、顔を洗う。
タオルで顔を拭きながら鏡を見ると、まるで死人のような奴が
気だるげにこっちを見ていた。
ふふ、いい表情をしているじゃないか。

・・・そうだ。今日も工場に行かないと。
リンは・・・どうしているかな。
こんな顔をリンに見せたくはなかった。
俺はもう一度両手に水を集め、顔に思いっきりぶちまけた。

工場に着くと、リンが入り口の草を引いていた。
「おはよう」
なるべく驚かさないように、そっとリンの前に歩いていった。
「おはようございます、えと」
「あぁ、自己紹介がまだだったね。俺は喪。んでもう一人のおっちゃんが毒山さん」
「リンです。直してくれてありがとう」
昨日の出来事がまるで夢のように、リンは爽やかにな笑顔でお礼を言った。

「それにしても・・・」
工場の壁面にずらーっと抜かれた草が並べられている。
「だいぶ頑張ったねぇ。何時からやってたの?」
「明るくなった頃に起きて・・・中何も無くて退屈だったから・・・」
リンは少し恥ずかしそうにまた草を引き始めた。
そういやここに来てから雑草の事なんか気にかけたことが無い。

俺は黙ってリンの隣に座って、一緒に草を引き始めた。
リンはちょっと驚いてこっちを見たが、にこっとするとまた手を動かす。
俺もそれに笑顔で答えて、リンの作った草の山に引いた草を積んだ。

何気ない事だけど、心が通じ合ったようで嬉しかった。
昨日・・・ほとんど今日だがリンの表情を見ていて余計な事をしたかと
本気で心配していたのだが、杞憂だったようだ。
リンを助けて、よかった。
そのまま二人は毒山さんが工場に来るまで黙って草を引き続けた。
656('A`):2009/09/04(金) 23:20:20 0
タイトル入れ忘れたorz
657('A`):2009/09/04(金) 23:21:40 0
>>656
大丈夫だ!
イイヨーイイヨー リンはいい子だなぁ
658シンデレラ5:2009/09/04(金) 23:32:07 0
我が家では一番スタイルがいいルカ、スラリと細長い手足に大きく膨らんだ胸とヒップ。
ミクやネルには怒られそうだが、そこは非常に魅力的なのだ。
「ねえ、マスター、早くそこから出て。お背中流してあげる☆」
ルカは早速スポンジにボディーソープをまぶして泡立て始める。
しかし、ぼくは全裸なのだ。もしここから出たら…。
「うふふ、恥ずかしいのね?」
「そ、そらそうよ!」
なぜか岡田監督風味になってしまう。

「私も裸なら、お互い一緒でいいじゃない。」

「わー!!!」
ぼくは慌てて後ろを向いた。
すると背後から、頭の上に畳んだバスタオルを置かれた。
「る、ルカさん?」
「うふふふ…。」
全く動けない。
視界の中に、ぼくの両サイドから腕がスルリと伸びてくる。
まるでタコの足のように。
その腕がゆっくりとした動きでぼくの肩を捕らえ、絡みつく。
優しく抱きかかえられ、ルカの顔がぼくの顔の横に来た。
耳たぶをカプリと唇でくわえられる。。
最後に肩口に世にも柔らかい感触が密着した。
「早く出てくれないと、背中洗ってあげないゾ☆」
耳元で囁かれる。
「ねえ…。」
身体を揺すると、肩口に密着したおっぱいも揺れる。
「る、ルカ、もうだめだって…、限界です…。」
「いいのよ、マスター…。」
プルプルした柔らかい感触が、肩口から頭の後ろに移動し、さらに頭の両側に。
「ぬ、ぬを!これは…!」
ルカの顔が頭上にあった。

「Um… my master please hold me…」
腕で顔をギュッと抱きしめられ、密着。そっと甘い声の英語で囁いてくる。
ぐらりと理性が危ない角度に傾き始める。
逆に大黒柱が急角度にピッチを上げてくる。
風呂場の中は、お互いの鼓動と結露した雫が落ちる音だけ。
だめだ!もうだめなのかぁぁぁぁぁ!!

「ポロリモアルヨ。」
「なんでそこだけ片言やねん!」

ツッコんでしまった。
拍子にに振り返ってしまい、目前にルカの大きなおっぱいが揺れていた。

意識は途切れた。

659('A`):2009/09/04(金) 23:48:34 0
>>653から>>655の冒頭に続くように見えた


>>658から>>655の冒頭に続いても一見不自然ではないが
660('A`):2009/09/05(土) 00:21:55 0
ttp://sukima.vip2ch.com/up/sukima065522.jpg
さあ、続きを聞こうか。
661('A`):2009/09/05(土) 11:22:56 0
662俺は何を(ry:2009/09/05(土) 12:37:26 0
「マスター、起きてよぅ」
「ん・・・?ん?ミク?」
「やっと目が覚めたぁ」
「今日土曜日だから起こさなくていいんだよ・・・おやすみ・・・」
「もうお昼だよ!起きて。ミクお腹すいたよぅ、何か作って」
「台所にカップ麺買ってるから・・・好きなの食べていいよ・・・」
「もうカップ麺飽きた!ダメだよぅ、お野菜も取らないと」
「別に数日野菜食べなくても死なないから大丈・・・夫・・・ぐー」
「大丈夫じゃない!最近ミクもマスターもお野菜取らないからにきびが目立ってきてるし・・・
マスター昨日お風呂入らないで寝ちゃって・・・にきびだらけだよぅ」
「起きたら入るよ・・・寝かせて・・・」
「ミクがお風呂に入れてあげる!さぁ起きて!」
「・・・あのな、ミク」
「なに?」
「俺昨日10時まで仕事してて眠いんだ」
「うん、それで?」
「だから、悪いけど一人でお昼ご飯食べて遊んでてくれると凄く助かる」
「なんで? 起きてお風呂入って一緒にご飯食べにでかけてデートしよう!」

「こいつ!」
「きゃっ!」
「悪い子はおしおきだ!」
「マスター汗くさい〜」
「こっから今日は出してやらないからな!うりうり〜」
「にひひひっひ・・・くすぐ・・・たい・・・いひひひ・・・」
663('A`):2009/09/05(土) 16:18:52 O
ミクがデートしてくれって言ってんだからちゃんと外に出してやれよ・・・










中出しはさすがにまずいだろ
664('A`):2009/09/05(土) 17:31:15 O
珍しく作曲が先行中(゚∀゚)
665('A`):2009/09/05(土) 19:28:34 0
ミク「ねぇ、マスターってどうて」
喪「どどどど童貞ちゃうわ!」
ミク「そっか・・・じゃあミクの初めてはマスターにはあげない・・・」
喪「(ここに入る言葉を入力してください↓)」
666('A`):2009/09/05(土) 19:39:30 O
喪「そ、そうかよ!だったら俺もハクとかネルで童貞卒業してやるからいいよ!・・・あっ!」

ミク「ふふん、やっぱり童貞なんだ、でも今の言葉はちょっと聞き捨てならないナ」
667俺は何を(ry:2009/09/05(土) 20:41:27 0
ハ「ハクとか・・・」
ネ「ネルで、ねぇ・・・」
喪「うわっ」
ネ「あんた・・・私達のことなんだと思ってんのよ・・・」
喪「いや、その、ええと、誤解です、ハイ」
ハ「うえぇ・・・どうせ私はそんな事しか使い道のない女・・・いいわマスター・・・」
喪「違う違う!」

ミ「にゃはははははwww 派生が何か言ってるー!!w」
ハ「・・・ネル」
ネ「うん・・・」
ミ「あははは・・・えっちょ何し・・・嫌あああ  もがっ!」
ハ「ちゃんと縛った?」
ネ「オッケー」
喪「うわああ。ミク」
ハ「ふう。 マスター。本当に誤解なら誠意を見せて欲しいんですけど」
喪「えっ」
ネ「私今晩焼肉がいいなぁ・・・」
喪「えと・・・給料日まだ向こうなんでお手柔らかにお願いしますよ・・・?」
ハ「私達にはキャベツ食わせときゃいいくらいに思ってるのね・・・」
喪「いや、いや、いや」
ネ「食ーべ放題♪食ーべ放題♪」
ハ「飲ーみ放題♪飲ーみ放題♪」
喪「はい・・・」

バタン

ミ「もがっ!もがああああああ!!!」
668('A`):2009/09/05(土) 20:48:41 O
オーメン…>>666
ガクブル…
669('A`):2009/09/05(土) 21:08:53 Q
工場のやつ続き頼むよ
俺の希望だ
670ボカロの墓12:2009/09/05(土) 22:13:16 0
ブロロロ・・・ キキッ
しばらくして毒山さんの軽トラがエンジンを軋ませながら敷地の隅に止まった。

「おはよう。ってお前ら何してんだ」
「えっと、その・・・」
「見てくださいよ。だいぶきれいになったでしょう」
工場の表の草はほとんど無くなっていた。
「元気だなあお前らは・・・ほれ」
笑いながら缶コーヒーを俺に投げてよこす。
「嬢ちゃんは・・・これでええか?」
リンにはオレンジジュースを手渡し。
「ありがとうございます」
一仕事終えて、この差し入れは嬉しい。
リンも同じだったらしくフタを開けると勢いよく飲み始めた。
「喪、先に行って準備してるから、お前も一休みしたら嬢ちゃん連れて来い」
「わかりました」
俺とリンは日陰に座って毒山さんが工場に入っていくのを眺めていた。

「そういえば、ここ何の工場なんですか?」
「ここはね・・・」
飲み終えた缶を脇に置く。どうしようか。正直に答えていいんだろうか。
決めあぐねて居た時敷地に1台の乗用車が入ってきた。

「すいませーん」
車が止まり中から出てきた女性がきょろきょろしている。
「はいー」
一応、これも仕事のうちだ。車の近くまで駆け寄った。
「ええと、持ち込みってここでいいんですか?」
「はい、そこのコンテナに入れておいてください」
「どうもすいません」
「お手伝いしましょうか?」
「あ、いえ。大丈夫です」
後は大丈夫だろうと判断してリンの隣に戻った。
リンはジュースを静かに飲みながら車の方を見ている。

「あっ!」

こうなる前に俺からリンに伝えなければいけなかったのかもしれない。
女はボーカロイドを2体、錆びたコンテナの中に放り込んだ。

一瞬が、とても長く感じた。
女はこちらに一礼すると、トランクを閉めて敷地の外へ走り去った。

「・・・ここは、ボーカロイドの廃棄処理工場なんだ」
671ボカロの墓13:2009/09/05(土) 22:15:42 0
俺が口を開いたのと同時に、リンはふらふらとコンテナの方に歩き始めた。
「お、おい・・・」

もう少し配慮をしてやるべきだったかも知れない。
追いつくとリンは口を押さえて中を見ていた。
四肢を投げ出してコンテナの中に放り込まれているミクと・・・リン。
特に外傷は無いし、一連の流れから考えても恐らく意図的に壊されたわけではないだろう。
故障か・・・新品との交換か。
しかし、せめて今はもう少し丁寧に扱ってやってほしかった。

「リン・・・」
「この二人・・・死んじゃったの?」
返す言葉が見つからない。
「じゃあ・・・リンもこうやってここに持ってこられたの?」
「そ、そう・・・」
「やっぱりリン捨てられてたのかな・・・」

今朝からずっと明るかったリンの表情がまた暗くなってしまった。
丁寧だった口調も今ではすっかり狼狽してしまい声も震えている。

「リン、行こう」
なんとか声をかけてみたが、反応は無かった。
こういう時どうすればいいんだろう。
無意識に毒山さんにどうにかしてほしいと思っていた。
毒山さんなら、こういう時、どうすれば、
何をすればいいか、何を言えばいいかきっと全部知ってる。

・・・ダメだ。それは俺の手からリンを放棄する事と同じじゃないか。
それじゃあ、ダメなんだ。

俺は突っ立っているリンの右手をそっと握った。
「お兄ちゃん・・・」
リンがゆっくりこちらに顔を向けると、目には涙が溢れていた。そして―
「ああああああああん!」
溜まっていたものを吐き出すように、大きな声で泣き始めた。
突然の事で驚いたが、俺は何も言わずにリンを抱きしめて、
ただコンテナの中のミクとリンを眺めていた。
672('A`):2009/09/05(土) 22:39:04 0
ギシギシアンアン

喪「あー、今日も隣のつがいはうるせぇなぁ」

あぁ・・・ネギいいよぉ・・・んっ

喪「反対側もうるせえなぁ・・・」
673('A`):2009/09/05(土) 22:42:24 Q
中古でいいから、リン俺の家に来いよ
674('A`):2009/09/05(土) 22:48:37 0
素人童貞 - 風俗店で遊んだことはあるけど、 素人とはエッチしたことはない男。
玄人童貞 - 彼女など素人のみで、玄人との性交は未経験の男。

ボーカロイド童貞 - ボーカロイドと性交したことはあるが、生身の人間とは無い男
基本的に彼女らは従順にプログラムされているのでやろうと思えばやれる。
以前はダッチワイフと遊んだという認識であったが昨今はこういう認識の男が増えている。

メンズノノワ 2月号より抜粋
675('A`):2009/09/06(日) 00:34:05 0
マスター「ミク、ネル。カルピス作ったんだけど飲む?」
ミク「わー、飲む飲むー」
ネル「マスターにしては気が利くじゃない」
ごくごく
ミク「おいしー」
ネル「なんかトロッとしてるわ。もうちょっと薄めなさいよ下手くそ」
マスター「いやーははは」

マスター「くくく・・・ザーメン入りとも知らずに・・・」
ルカ「見てたわよ」
マスター「え、る、ルカ。どうしたの?」
ルカ「マスターがあのカルピスに、その・・・せ、精子入れてたのを」
マスター「あ・・・あれは、で、でき心というか・・・」
ルカ「ずるい」
マスター「え?」
ルカ「あの2人だけずるい。私にも飲ませてもらうわよ。マスターのカルピス・・・原液で!」
マスター「ちょっとまっw 2回も出したからもう出ないよ・・・」
ネル「話は聞かせてもらったわ!」
マスター「げえっ ネル」
ネル「なんてもの飲ませるのよ!」
マスター「お、おいしそうに飲んでたじゃないかよー」
ネル「マスターのバカー!!」

ふるぼっこ中

マスター「うう・・・」
ネル「・・・バカ」
ルカ「おしおき終わった? じゃーマスターのカルピスを・・・」
ネル「だ、ダメよ、そんなの!」
ミク「マスターぁ、カルピス飲んでからお腹痛いー。薬はー?」
676('A`):2009/09/06(日) 00:39:22 0
あー 妄想が止まらん
チラシの裏が真っ黒だぜ
677('A`):2009/09/06(日) 06:50:41 O
誰かガチな虐待やってくれ。最近甘すぎて胸やけしてるんだ。ミクはいじめてる時が一番可愛い。
678('A`):2009/09/06(日) 08:15:04 O
アナル
679('A`):2009/09/06(日) 08:21:55 0
俺「ミクは歌は好き?」
ミク「好きです!」
俺「やっぱりボーカロイドだなぁ」
ミク「でも、マスターの方がもぉ〜〜〜っと好きです!えへへ……」

(#^ω^)イラッ
680俺は何を(ry:2009/09/06(日) 08:28:10 0
「ミク」
「・・・」
「返事くらいしてくれたっていいだろう」
「な、なんでしょうか・・・」
「そんなに僕の事が嫌いか」
「・・・はい」
部屋の隅に僕に背を向けてうずくまっているミク。
僕は何もしていない。何も。
ただ音楽のことがからきしなので歌のレッスンを懇願されても
何もしなかっただけだ。
しかし人間にいくらでも可能性があるように、
歌うために作られた彼女達だって歌以外でも何か可能性があるかもしれないじゃないか。
それなのにミクは歌を拒否されただけで心を閉ざしてしまった。
今まで出来るだけ優しく接してやったが、2日もこんな調子でもう堪忍袋の緒はとっくに切れていた。

僕はコップに水をくむと思いっきりミクの背中にひっかけた。
「ひあっ!?」
びっくりしてこっちに振り返る。
「こうでもしないと僕の方を見ないだろう」
ミクの表情が驚きから困惑、そして怒りに変わってゆく
「何するんですか!」
立ち上がって憤慨するミクに、今度は顔に水をひっかけてやった。
「きゃっ!」
「ミク」
「もう・・・嫌です!出て行きます!」
出て行く?どこに? まぁそれもいいかと思った。
「わかった。好きなところに行けばいい。さよなら」

玄関まで歩いたところでミクは止まり、両手の拳を握り締めてわなわなと震えている。
当然だ。 彼女らは自分で考え行動できるとはいえ、
最初に歌うことしかプログラムされていないように、外の事など何も知らない。
どこにも行くところなどないのだ。

「ミク、どこに行くの?」
「ミク、出て行って、毎日ちゃんとご飯食べられるの?」
「ミク、雨が降ったら、どうするの?」

絶え間なく言葉を浴びせかけられたミクは震えたまま動こうとしなかった。
興奮していて何も聞こうとしなくて、背後に立とうとするには好都合だった。
「つかまえた」
「っ!」

ミクの顔をこっちに向けさせると、今度は恐怖の表情を浮かべていた。
「ミク、機能を停止させてどこか君に歌を教えてくれる人のところに送ってあげよう」
ミクの目が見開かれる。
「僕のところではミクは歌を歌えないからね。そうした方がいいだろう?」
「・・・嫌です」
「どうして?僕のこと嫌いなんだろ?僕はミクの事好きだけどね」
ミクの表情がどんどん歪む。だんだん楽しくなってきた。
「だけど、このままミクに嫌われてたら僕までミクの事が嫌いになりそうなんだ
だからそうなる前に、どこかの誰かに渡してしまうのが二人の為じゃないかな」
「そんなの嫌です!」
「ミク、僕を困らせないでよ。僕のこと、嫌いなんだろ?」
ミクの目にはいつのまにか涙が溢れていた。
「ち、違います!マスターの事大好きです!」
「へぇ。でもそんなうそつきのミクは嫌いだよ」
681('A`):2009/09/06(日) 08:33:47 0
>>671
自分と同じ顔の死体を見たら、普通の人間でも耐えられないな…。
リンタンカワイソス
682('A`):2009/09/06(日) 08:39:50 O
おまえを人前で歌わせたくないんだ!だから僕だけの歌姫でいておくれ・・・

さぁ、僕がピアノを弾こう、ここで歌うんだ
二人だけの歌を
683シンデレラ6:2009/09/06(日) 11:09:22 0
気がついたとき、ぼくはパジャマに着替えさせられ、鼻にはティッシュが詰め込まれていた。
自室のベッドに寝かされていた。
結局ルカには、ぼくの大黒柱が大膨張していたのを見られたのだろう。

「でも、いいもの見ちゃったな〜…。」
眼に焼き付けたのは、ルカの大きなおっぱい。
理性を捨てて楽しんでもよかったのだが。

「ねえ、何か見たの?」
思いがけない声がした。
ミクがベッドの傍にある椅子に腰掛けていた。

メイド服で。
赤いふちのメガネもかけている。

「ミク!?」
「マスター、大丈夫?」

ミクが純真な瞳で覗き込んでくる。
ぼくは身体を起こし、鼻に詰められたティッシュを抜き取って笑った。
「大丈夫。ちょっとのぼせただけだよ。」
嘘です。
「ほんとう?」
ミクが眼をウルウルさせて見つめてくる。
「あ、ああ…。」
「よかったぁ〜。」
ミクがぼくを抱きしめた。
ものすごく、ものすごくいい匂いがする。風呂あがりの女の子の匂いだ。
クラクラしてしまう。しかも可愛いメイド服姿のミクだ。
ぼくは、遠慮なくミクを抱きしめ返してあげる。
「にゃ…、ますたぁ…。」
ミクの身体から力が抜ける。
「ミク、可愛い服着てるんだね?どうしたの?」
「うん、マスターってこういうの好きでしょ?」
なぜ知ってる。
「だからぁ、ミクが着たらマスターが喜んでくれるかなって!」
大好物です!
膝丈のスカートに純白のストッキングとエプロン。
そんなミクがやたらいい香りをさせながら自室で二人きり。幸せだ。

「えへへ、マスター嬉しそう☆そだ、マスターお風呂上りだから飲み物も準備したよ☆」
「お、気が利くね〜。」
「ミクと一緒にね☆」
サイドテーブルには水差しにグラス、オレンジジュースが用意されていた。
ちょうどぼくの血圧も最高点に達していたので助かる。
ミクと一緒にベッドに腰掛ける。ミクは身体を寄せて…頭をぼくの肩に乗せてもたれかかる。
「えへへ…☆」
髪の毛から香るシャンプーの香り、幸せそうに笑うミク。
「にゃ…。」
684シンデレラ7:2009/09/06(日) 11:10:29 0
「にゃ、マスタ大好き〜☆」
横から腕を回してスリスリ。
ああ、いいなぁこういうの。甘ったるい空気。ミクを迎えてよかった。
さっきはルカにコロされそうになったけど、ミクと居ると安心するよ。
ぼくは、グラスに注がれたオレンジジュースを一口。

「ねえ、ますたぁ。ミクのこと好き?」
「ああ、好きだよ。」
ぼくはにっこり笑って応える。
ミクの口癖みたいなものだ。もちろん悪い気はしない。
こう返した後に頭を撫でてあげるのは日課みたいなものだ。
でも、今日は少し違った。

「ミクは、マスターのこと、マスターよりも好きだよ☆」
「?」
ミクの日本語がちょっとおかしい。
「あの、あのあの、ミクは、マスターのことが、マスターがミクのことを
 大好きなよりも、もっともっと好き!」
「あ…。」
最大級の愛情の表明。
「マスターを、ひとりじめしたいくらい…。好き。」
そう言って、ミクはいつもとは全く違う表情に変わった。

眼を潤ませ、頬を赤くして、俯き、一見悲しみに暮れているようにさえ見える。
両手をぼくから離し、メイド服のエプロンをぎゅっと掴んで。
「でも、マスターの”好き”は、ミクの”好き”とは違うみたいだから…。」
思い切ったように、顔を上げ、ぼくと視線を合わせた。
「ミクは毎日、マスターに好きって言ってもらっても、なんだか違うの!」
ミクの両目から、熱い涙が流れていた。

「マスター…!」

そうか、そうだったのか。
ミクはただ甘えんぼなわけじゃなかったのか。
ぼくの気持ちは、妹、娘、そんな気持ちだった。
ミクとの気持ちは通じ合ってなかったんだ。

「ごめんね、ミク、気付いてあげられなくて。鈍感なぼくを許してくれ。」
そっと左手でミクの頭を撫で、右肩に置く。目を合わせて謝罪する。
「マスター…。」

ミクはエプロンをぎゅっと握っていた手を離し、メガネを外した。

胸の前に持ってきて、手を組んだ。

そして、顎を心持ち突き出し、眼を閉じた。

「ミクの初めてのチュウ、もらってください…。」
685シンデレラ8:2009/09/06(日) 11:11:42 0
ぼく以外の誰かがミクの唇を奪うなんて。
もしそんな事が起きたら、悲しみのあまりどうかしてしまうだろう。

だから、ぼくはミクの身体を抱き寄せた。

薄い桃色をした、つややかな小さな唇。
眼を閉じたら、睫が少し濡れている。

ぼくも眼を閉じて、ミクの顔を引き寄せた。
軽い、小鳥のようなキス。
唇に残った柔らかな感触。
暖かな体温。

顔を離すと、ミクは眼を開け、微笑んだ。
「マスター、大好きだよ。」
「ぼくもだよ、ミク。」
抱き寄せて、深呼吸。ミクの匂い。
「ますたぁ…。」

二度目のキスは、長く、甘いくちづけだった。
ミクは離してくれない。
そのまま、ぼくはミクに押し倒されるようにベッドに寝転んだ。
唇の間から小さく息と声が漏れる。
「ん…んふ…んん…。」
可愛い声が、耳をくすぐってくる。

ガラリ。

「マスター!!!アタシと温泉旅行に行こ!!」
ネルの絶叫が部屋に響き渡った。
ぼくはミクと延々とキスしている最中だった。

「プハー。ネルちゃん、マスターはミクのだよ〜。」
「あーん!ずるいよ!あみだくじだと先攻超有利だもん!」
「でも、ルカお姉ちゃんはマスターをオーバーヒートさせたよ?」
「ううう〜!」
珍しく感情むき出しのネル。絶叫しながらいいところに乱入してきやがる。
なぜか顔を赤くして涙を浮かべて地団駄踏んでいる。

しかし引っかかった。

「あみだくじ?」
「にゅ?」
「温泉って何のこと」
「にゃあ?」

「mmっまあああssったあaaaっ!」
ネルはベッドに飛び込んできてミクとの間に割って入った。
「アタシのこと、置いて行っちゃやだよ、ふえ…。」
686シンデレラ9:2009/09/06(日) 11:13:01 0
かなり切羽詰った様子で何かを懇願してくるネル。
しかし、全然話が見えない。
「待ってくれ、一体何の話だ?」
「え、あの、連休にアタシ置いてきぼりに…。」
ネルは話をするのがちょっと苦手なので、どうしてもわかるように説明できない。
しかも珍しく感情が昂ぶっているらしく、その傾向が強くなる。

「え〜と、ミクなら解ってるのか?全体の話。」
ミクは気まずそうに説明を始めた。




僕はリビングのソファーに座り、その対面に三人のボーカロイドが正座している。
「あのな〜、5連休は確かにあるけど、何にも決めてないし…。」
「それに、ぼくをめぐって姉妹が仲違いするのはよくない!」
強い口調で言い放った。
「「「ごめんなさい、マスター。」」」
三人がハモる。自然に。ルカがルート、ネルが第2音、ミクが第3音でマイナーコードで謝罪。

ぼくは、それからソファーを降りて、自分も床に座った。
「でも、楽しみにしててくれたのに、怒ったりしてごめん。」
「「「マスター…。」」」
「その、気持ちは嬉しかったよ…。ルカも、ミクも、ネルも。」

「ぼくも、みんなのこと…好きだよ。」

ルカはホッとして表情になり、
ミクは瞳をウルウルさせ、
ネルは真っ赤になって俯いた。
「ルカも、いろいろ考えててくれたみたいだし…。」
テーブルには付箋だらけの「じゃらん」が乗せられていた。

「みんなで、連休は温泉旅行に行こう!」
三人の顔が明るくなりかけて、暗くなる。
「でも、車は二人乗り…。」

「レンタカーを借りたらいいじゃないか。」


一瞬間があった。


「「「あ。」」」

一途なボーカロイドは、ちょっと抜けてるところも可愛いな。

「じゃらん」を手に取り、続けた。
「それじゃあ、どこに行こうかみんなで決めようか。」
三人の笑顔は輝き、楽しい旅行計画が始まった。
687('A`):2009/09/06(日) 12:21:55 0
そう言いつつネルだけ連れて行ってしまいたい
688('A`):2009/09/06(日) 13:15:30 0
家ではミクルカの百合プレイが
689('A`):2009/09/06(日) 13:42:16 0
ttp://piapro.jp/content/ghbfloh534wdvxwy

ミクがこんな顔するような話を頼む
690('A`):2009/09/06(日) 14:05:14 0
ぬるぽ
691('A`):2009/09/06(日) 14:05:45 O
2人乗りと言ったら馬鹿高いシート倒れまくりのスポーツカーかオープンカーくらいのもんだよな
だがふつうの喪にそんなもの買う余裕があるわけない
692('A`):2009/09/06(日) 14:12:17 0
ボーカロイド3体も買ってる時点でふつうの喪じゃないんじゃね
細けぇことは(ry
693('A`):2009/09/06(日) 14:32:31 0
親が金持ちなんだよ。もしくはネオニート
694('A`):2009/09/06(日) 17:42:54 O
まったく感情移入出来ねぇ。ネトラレルート希望。
695('A`):2009/09/06(日) 17:52:49 0
あぁぁマジでミクと同棲してえ
俺が生きてるうちには実現しないんだろうなあ・・・
696('A`):2009/09/06(日) 18:29:26 0
>>691
マツダのロードスターなら中古で安いので、選んでみました。

>>692
ボーカロイド3人はもう言い訳しようがありません…。
697('A`):2009/09/06(日) 18:46:00 0
バンドものの話でミクがイケメンどもにやられてた場面はくるものがあったな。
あの汚された感じ、ゾクゾクするぜ。
現実で散々味わってるから、きっとストーリーから呼び起こされる感覚がリアルなんだろうな。
698('A`):2009/09/06(日) 19:00:42 0
>>696
>ボーカロイド3人
そもそも話リクエストしたのが>>692=俺だから無問題!
ガンガンやってください。楽しみにしてます。
699('A`):2009/09/06(日) 19:17:02 0
フィギュア買い始めるとどんどん増えてくだろ。
ボカ炉も3体くらいいてもおかしくないと思う。
700('A`):2009/09/06(日) 20:02:27 0
ミク「じゃあそろそろ仕事に行ってきますね」
喪「駄目ぇっ!!!ぎゅうっ!」
ミク「ますたー、そろそろ行かないと遅刻します・・・」
喪「嫌っ!どこにも行かないで!」
ミク「ますたー・・・わがまま言わないでください、子供じゃないんだから」
喪「いやいやいや〜〜〜っ!!!いやだお・・・」
ミク「ますたー・・・」
喪「ミクは俺とお仕事とどっちが大事なの?」
ミク「ますたーの方が大事に決まってるじゃないですか!」
喪「じゃあ今日ぐらいお仕事お休みして・・・だめ?」
ミク「あの、ますたー、私はますたーのことを大事に思っているから働いてお金を稼いでいるんですよ」
喪「でも、でも、俺寂しい・・・一人こわい・・・」
ミク「すぐ帰ってきます、だから安心して」
喪「いやっ!それなら俺も行く!みくのお仕事行く!!!」
ミク「ますたーっ!いい加減にしないと今夜は一緒に寝てあげないし、お風呂も一人で入ってもらいますよ」
喪「うぅ・・・やだ・・・」
ミク「じゃあ、お留守番できますね?」
喪「うん・・・その代わり、今日の夜、お布団の中でいっぱいギュッてしてくれる・・・?」
ミク「いいですよ」
喪「お風呂で気持ちいいことしてくれる?」
ミク「はい、いっぱいしてあげます、約束ね」
喪「本当?じゃあ、お留守番、する」
ミク「いってきまーす!」
喪「やっぱり嫌だああああ!!」
ミク「いい加減にしろ!あんたみたいなクズがスタジオ入れるわけないでしょうが!」
喪「ひっ!ミク・・・」
ミク「あっ・・・ごめんなさい・・・ちょっと最近イライラしてて・・・行ってきます・・・」
喪「ミク・・・」

ミクと喪逆にしてみたら何かムカつくなw
701('A`):2009/09/06(日) 20:27:28 O
今頃掘り返してくるか
702シンデレラ10:2009/09/06(日) 20:50:50 0
ルカの選んだ温泉は、異常なまでに偏っていた。
全部、混浴だった。

「ルカ〜。」
「だって、マスターとお風呂入りたかったんだもん。」
素直な子だ。

「わーい、ミクも〜!」
「あ、アタシは別に…、でも背中くらい流してあげてもいいけどね…。」
ぼくも覚悟を決めなければなまい。
さっきはルカぱいに完全にKOされたが、ぼくだって理性ある大人だ。
耐え切ってみせる…はず。

再来週の5連休、三人のお姫様を連れて息抜きに行こう。
姉妹仲良く、幸せに暮らしたいから。
男女が愛し合えないこの日本で、唯一残った純愛だと信じているから。

もう、この世界で愛は死んだのだから。




大きな露天風呂だ。
時間が遅すぎて、貸し切り状態のところに4人で入ってきた。
ずいぶん都会から離れたものだ。まるでプラネタリウムのような夜空。
あまりの美しさに、4人とも息を飲み、嬉しそうに笑う。
「星って、こんなにたくさんあったんだね!」
ミクは純粋な驚きを表現してくる。
ネルは夜空に何かお祈りしてるみたいだ。

「まぁすぅたぁ〜ん?露天風呂と言ったら…。」
ルカは桶に旨そうな徳利を乗せて登場した。
「いいねぇ〜。冷やだね?」
「もちろんよ☆」
露天風呂で呑むには、冷やが一番旨い。
胸元が非常に危険だが、かろうじてバスタオルで隠されている。
ついつい見てしまう。

「にゃー!マスターはやっぱり、おっぱい星人!」
「マスターのエッチ!すけべ!変態!キョヌー好き!」
貧乳2人が抗議する。

こんなやりとりさえ、ぼくには夢のようだった。
ルカのお酌で酒を味わい、息をついて夜空を見た。
天の川は見えない季節だけれど、よく目立つ三つの星が寄り添うように輝いていた。
「幸せだなぁ…。」
「マスターも?」
「え…。うん。」
ルカは微笑んだ。
「私たちも、マスターの所で、本当によかった…。」
「照れるな…。」
ぼくは、一息にぐい飲みを開けて、ルカに笑った。
「ずっと、仲良く暮らそうね。」
「…Yes my master. …I love you.」
「ん?いま何か英語で?」
「I'ts seacret☆」


fin
703シンデレラ 後日談:2009/09/06(日) 20:54:30 0
シンデレラは、姉妹喧嘩と、意地悪が横行した挙句ハッピーエンドですが、
ぼくにはそんなの耐えられない。
三人とも幸せになって欲しい。

そんな想いをこめて、一曲書きました。

【初音ミク】cinderella【ラブラブモード】
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8154961

ルカも、ミクも、ネルも、シンデレラです。
704('A`):2009/09/06(日) 21:05:05 0
何でも出来るな gj
そしてリクに応えてくれてありがとう。
705('A`):2009/09/06(日) 21:36:25 O
一つ疑問がある

ホテルで寝るときはどうするんだ?
マスターの横は2つしか空きがないだろ?
しかし姉妹は三人いる
つまり一人はマスターの隣では寝れない

結局そこんとこどうなのよ?
やっぱ喧嘩で決めるのか
706('A`):2009/09/06(日) 21:43:29 0
3人?
4人の間違いだろ?

弟がいるじゃないか
707('A`):2009/09/06(日) 21:46:25 0
>>705
右 ミク
左 ルカ
上 ネル
708('A`):2009/09/06(日) 21:49:02 0
マスターの上ですね、わかります

4人の日常をサザエさんみたいにずっと眺めていたい・・・
709('A`):2009/09/06(日) 21:50:25 i
マスターの股間を枕にするのはどうよ
710ボカロの墓14:2009/09/06(日) 22:20:30 0
工場の中に入るともう処理の準備は終わり、毒山さんが器具の点検をしていた。
3番のバケットだけはアームが壊れたままなので昨日と変わらないまま放置されている。
・・・中身をリンに見せたくない。中はさっきのような生易しいものではない。
いや、どちらにせよあと1時間もして作業が始まれば・・・
「リン、少し向こうで休んでたらいいよ」
とにかくここに居させたくなくて、俺はリンを休憩所に連れて行った。

「喪、どうした」
ぼんやりとドアの前に立っていた俺に毒山さんが声をかける。
「えと、リンの事ですけど・・・」

「嬢ちゃんにも手伝ってもらう事になるかもな」
「えっ」
返ってきた返事は意外だった。
リンをここで作業させる?
とんでもない!

「毒山さん、それはちょっと・・・」
「別に処理させようってわけじゃねえよ。
ちょっとした雑用とか小間使いとかさせてみねえかって言ってるんだ」
「それでも・・・」
「ここに置いとく気なら働いてもらわないとな」

ガチャリ
俺が返事をしかねていた所にリンが休憩所から暗い顔をして出てきた。
そろそろ作業も始まる。
「リン・・・」
ぼそっと呟いたので聞こえなかったのかもしれない。
リンは反応せず俺の前を歩いていった。
「おーい嬢ちゃん、そこの棚からドライバー持って来てくれ」
毒山さんが声をかけると、リンは返事をせずただ頷いて
棚にひっかけてあったドライバーを持ってきた。
「おーサンキュ。・・・なぁ、そこの兄ちゃんに仕事習ってみないか」
リンは黙っている。
「これからどうするってアテもないだろ。しばらくここで暮らすつもりなら―」
「私、帰らなきゃ」

ピーッ ピーッ ピーッ
トラックがバックで中に入って来た。
「おはようございまーす」
運転手が元気よく挨拶する。今だけは場違いに思えた。
「オーライ、オーライ、オッケー!いいぞー!」
毒山さんが指示するとトラックの荷台が少しずつバケットの方に傾いて
ザラーッっという音とともに無数のボーカロイド達がバケット下部に落ちていった。
「・・・!」
リンの顔が青ざめる。もう見ていられない。
「リン、行こう」
手を取って連れて行こうとするが動こうとしない。
「リン、休憩所で休んでたらいいよ」
「皆・・・どうなるの?」

「・・・」
この後、バケットの中に破砕アームを降ろして、皆をバラバラにした後、
どこかの埋立地に捨てに行く。
心の中ではそう言った。でも口には出せなかった。
711('A`):2009/09/06(日) 22:39:09 O
待ってたよ、さっさと続き書いてね
712俺は何を(ry:2009/09/07(月) 01:37:31 0
「大人の階段登〜る〜君はまだ〜シンデレラっさ〜
あそこの毛はまだまだだけど 生え〜てくるさ明日にでも〜
少女だったと いつの日か〜 思うときが来るのさ〜」

「ひどい!なんて歌歌ってるんですか!!」
「うわ!何で起きてんだミク」
「マスター・・・見たんですか・・・」
「風呂上りに・・・ちらっと・・・」
「・・・」
「・・・マスター」
「げぇっ ネル」
「げぇっはないでしょ・・・わ、私のも見たの・・・?」
「うん・・・」

「ひぃぃぃやめてください〜剃らないで〜」
「いいわ、ミク、やって」
「うん。皆これでツルツルだ〜」
「た、タイム!君らは生えないんじゃないのか、もしかして」
「ハクねえは生えてた」
「えっ!そうなの・・・見たいな」
「マスター!」
「いっ!ごめんなさい!あっこらやめうわあああああ」

ジョリ ジョリ ジョリ ジョリ ジョリ ジョリ
713('A`):2009/09/07(月) 12:35:56 O
>>712
ハイレベル過ぎる
714('A`):2009/09/07(月) 14:15:33 0
棒が切られるオチが待ってそう
715('A`):2009/09/07(月) 18:01:15 0
もう虐待はやめたの?
716('A`):2009/09/07(月) 18:15:34 0
日課です
717('A`):2009/09/07(月) 19:20:03 0
俺は下駄箱のミクの靴を左右逆にしたり、ミクの靴下に穴あけたり、
ミクのパンツに茶色いシミをつけたりしてるよ。
718('A`):2009/09/07(月) 19:35:02 0
サンドバッグだよサンドバッグ
初日は糞やらションベンやら垂らして汚かったけど、もう出るものも無くなったみたいでいい感じに楽しめるよ
719('A`):2009/09/07(月) 19:36:23 0
「マスター・・・どうしよう・・・」
向かい合って座る僕とレン。そしてパンツ。
「よくやった。お前はよくやったよ」
両手で肩を掴み、労う。
「え・・・?」
「これでこそ男だ。だがな、やっちゃいけないこともあるんだ」
二人の視線がパンツに落ちる。しましまのぱんつ。

ドンドンドンドンドン
刹那、ドアを激しくノックする音。
「マスター!? レンここに居ない!?」
・・・今ここでレンを差し出せば僕だけは助かるだろう。
でもそれは男のやる事じゃあない。

「いないよー」

レンは息を殺して震えて居たが、僕の一言で目を輝かせ、
まるで英雄を見るような風に僕を見ている。

「マスター!」
「しっ・・・ いいか、僕がミクの気を引く。その隙にパンツを元に戻すんだ」
「うん!」
こうして、僕達の静かなミッションが始まった

ミッション レン ポッシブル 今秋公開。

嘘です。
720('A`):2009/09/07(月) 20:17:19 O
ホモはやめようよなんか汚らわしいよ
721('A`):2009/09/07(月) 21:00:38 0
ホモじゃないです男の友情です

思えばそういうジャンルのモノなかったね
たまにはミクやルカを置いておいてレンともいいかもしれない・・・
722俺は何を(ry:2009/09/07(月) 21:20:34 0
「ますたー!おかえりなさい!今日は遅かったね」
「あー、疲れたよ」
「ご飯にする?それともお風呂にする?それともミk」
「ご飯食べる」

「ごっそさーん」
「片付けるからゆっくりしててね! 一休みしたらお風呂にする?それともm」
「風呂入る」

「ふー」
「はい!着替え!」
「サンキュー」
「それじゃあ・・・えと・・・えと・・・ミ・・・ミ・・・」
「寝る。おやすみ」
「おやすみなさい・・・」
バタン

「・・・」
ガチャッ
「うそだよ!」
「ますたー!」 ぱあああ・・・!
723('A`):2009/09/07(月) 21:53:50 0
>>719
「レン、元に戻す前に、ちょっと被らせてくれ。」
724('A`):2009/09/07(月) 22:03:24 0
>>721
たのむから落ち着いてくれ
725('A`):2009/09/07(月) 22:06:27 0
>>722
「歯磨き忘れてた」
「・・・」
「じゃ、おやすみ。明日も遅いから」
「おやすみ・・・しゅん」

「おまたせ、ネル」
726('A`):2009/09/07(月) 22:39:12 0
「ん、おはよう…。」
日曜の朝、小鳥の声が窓から入り、薄いカーテンは日光を遮らない。
真っ白いシーツにくるまって、隣で薄目を開けるハク。
「うん、おはよ…。」
小さな、囁くような声でハクが返事をした。
長い髪を後ろで束ね、少し乱れた髪が顔の横を流れていく。
白い髪と、白い肌が白い朝日に照らされる。
肩口から、二の腕までがシーツから出て、何も着けていない胸元が見える。
豊かに膨らんだ胸が両腕に押しつぶされ、形を歪める。

ふと、昨夜の行為を思い出して、顔を上気させるハク。
「…。」
ぼくも思い出してしまった。
ハクと見つめあい、少し笑う。
「大胆すぎたわ。」
「そうかもね。」



「3人でなんて。」



ぼくはハクと向かい合っていたが、背中側にはミクがまた寝息を立てていた。
ミクの方に向き直る。ハクもぼくの後ろから身体を寄せてミクを覗き込む。
背中に大きな胸が押し付けられる。
「あ…。当たってる。」
「当ててんのよ。」
さも幸せそうな寝顔のミクを見ていると、キスしたくなった。
「起こしていい?」
「なんで訊くのよ。」
「そうだね。」
ミクの素肌のままの肩と胸元にはたくさんのキスマークが残っている。
躊躇なく、ミクに覆いかぶさって唇を重ねた。
ぷにぷにした感触を楽しみ、味わった。
ミクはキスしたまま目を覚まし、ゆっくりとぼくの背中にミクの細い両腕が絡みついた。
「んふん…。マスターのエッチ…。」
ミクが可愛く訴える。
「仕方ないだろ、そんな寝顔見せられたら。」

「マスターったら、元気ね。」
後ろからハクに掴まれた。
「朝の生理現象だよ…。」
「構わないわよ…。」
ゆっくりと、それを撫で上げられ、魅惑的な手付きでこね回される。
「うあ。」
思わず声が漏れるほどに気持ちいい。
「マスター、可愛い…。今度は私が襲っちゃうわ。」


と、いう夢を見た。
727ボカロの墓15:2009/09/07(月) 22:41:54 0
「あっ、リン!」

リンは工場の外に走り去っていった。
結局、俺の口からは何も言えなかった。
どう言えばいいのか、解らなかった。
正直に言っても、ごまかしても、リンを傷つけるだけのような気がして。

「おい、待て」
リンの後を追おうとした俺を毒山さんが呼び止める。
「仕事が先だ。ほれ、向こうお前やれ」
「で、でも・・・」
躊躇していると機械を操作していた毒山さんがため息をついた。
「・・・一人にしてやれ」

その一言で少し落ち着く事が出来、俺も作業を開始した。
・・・落ち着いた、か。
本当はリンへの責任から逃れられて内心ほっとしているのかもしれない。
今どうしているだろう?
そういえば、リンは「帰らなきゃ」と言っていた。どこに?
機械の操作を始めたはいいが、頭の中はリンの事でいっぱいだった。
慣れた作業なので何事も無かったが、後から考えてみると
使用不能バケットをもう一つ増やしてもおかしくは無かった。

正午。
午前の搬入分の処理が終わり、昼休みに入る。
居ても経っても居られなくて、そわそわしている俺に
毒山さんは「行ってやれ」と目で合図した。
俺はただそれに頷いて返すと工場の外に走っていった。
リンは、まだいるだろうか。

外に出ると、強烈な日光が射し込んで
屋内の暗い照明に慣れている目をしばらく眩ませた。
だだっぴろい工場の敷地。地面が焼けて熱気が立ち上っている。
ボーカロイドとはいえ、ほとんど人間と同じなんだ。
この暑さの中で倒れたりしていないといいが。
眩しさを堪えて目を開けると、片手でひさしを作り一歩踏み出した。


それから30分ほどリンの休んでいそうな日陰を探してみたがどこにも居ない。
もしかして敷地の外に出て行ってしまったのだろうかと思い始めた時―
「ん、あれは・・・」

俺は朝リンと一緒に草引きをした所を歩いていた。
壁に積んだ草の山を辿っていたとき、ふと目をやると
錆びたコンテナの脇に花がいくらか置いてあった。
「花なんて・・・あったかな・・・」
ぶつぶつ言いながらコンテナに近づく。
この暑さのせいで花も少し干からび始めていた。

そう言えばこのコンテナの中には・・・
背筋がぞくっとした。もしかしたら。
俺はゆっくりとコンテナを開けた。
728('A`):2009/09/07(月) 22:42:53 0
ハクとエッチしたいおおおおおおおおおおおお
729('A`):2009/09/07(月) 22:57:09 O
あんなに可愛がっていたリンが事故でジャンクと化してしまった。
以来、俺は脱け殻の様に毎日を過ごしていた。無事だったレンを放置して…

ある日、会社を早退した俺はウィッグを着けて姉の服を着ているレンを見てしまう。それはまるでリンが生き返った様で。

レン「こ、これでマスターは元気になってくれるかな…な、何やってんだ、俺。気持ちわりい…」
ガチャリッ
レン「えっ?」

俺はレンを抱き締めた。

俺「会いたかったよ!リン!天国から戻ってきてくれたんだねっ!ずっと寂しくて死にそうだったんだ…こんな時に来てくれるなんて…リンッ!好き好き好き好き好き好き好き好き好きーぃ!」
レン「あ、あはは…(どうしよう?マスター、こんなに喜んでる)…ぅあっ?」

俺「リン?ここペロペロするの好きだったろ?」
レン「う、うん」
俺「いっぱいいっぱいしてあげるね!ペロペロペロペロペロペロペロペロ」
レン「ひゃ…くぅ……みゅぅ」

俺は背後から首筋をペロペロし、ゆっくりと股間に指先を滑らせていった。

レンは勃起していた。
730('A`):2009/09/08(火) 01:41:35 0
>>728
シリアスな展開の直後だったのでフイタ
731('A`):2009/09/08(火) 02:05:01 0
マスター「今日のボーカル録りはここまでにしよう」
ミク「おつかれさまー」
ルカ「後片づけは私達でやっておくわ。マスターは先に休んで」
マスター「お、じゃあお願い。おつかれさま。・・・今日もみんなかわいかったよ」
ネル「バカなこと言ってないでさっさと行きなさいよ!」
マスター「ははは・・・」

ネル「はー、やっと行った」
ミク「『みんなかわいいよ』だってー。マジキモいんだけど」
ルカ「絶対私達のこと勘違いしてるのよねー、マスターは」
ミク「私この前キスされそうになったしー。思い出したら鳥肌たってきた」
ルカ「え、それ大丈夫だったの?」
ネル「私がとめた」
ルカ「ミクちゃんは雰囲気に流されやすいから気をつけなよ?」
ミク「うん・・・」
ネル「ルカねーさんはお風呂のあとタオル一枚でウロウロするのやめたほうがいいよ。あいつすごい見てる」
ミク「うわ〜、ルカねーさん、どーてー相手にそれは刺激強いよー」
ルカ「あー、気をつけるわ」
732('A`):2009/09/08(火) 06:45:25 0
そのやり取りをふすまの後ろで聞いて
泣きながらオナニーする喪男
733('A`):2009/09/08(火) 09:51:42 O
喪「皆おはよう」
ミ「おはよう。マスター、ミク牛乳〜」
ル「おはようございます。コーヒー入れてください」
リ「おはよー。リンバナナジュースがいい」
レ「僕ココア。おはようマスター」
ネ「おはよ…あたしもココア…」
ハ「おはようマスタ〜。あ、いいわ私は。麦茶があったかな〜」
「はいミク牛乳。ルカコーヒー今出来るからね。
リン、ミキサーかけといたから注いどいて。
レン、ネル、お湯沸いたらすぐ作るね。
ハク、僕も麦茶。
ええと、後は皆の分卵焼いてと…」

ル「マスター、新聞持って来ましたよ」
ミ「マスター!ミクとマスターの占い今日1位だね!」
ネ「ねぇねぇ、今日暇だったら…」
リ「マスター、お腹痛い…」
レ「マスター…大事な話があるんだけど…」
喪「ん、ありがと。
リン、トイレ一人で行ける?よし、行っといで
やったぁミク。でも新聞の占いだと下の方だね
ネル、ガソリン入れて来るからその後なら今日は付き合えるよ。
レン、話聞くのその時でいい?」
ハ「マスター、聖徳太子みたい」
喪「慣れだね」
ミ「ずるい!ミクとデートするんだぁ!」
ネ「先に予約取ったのあたしなんだからすっこんでなさいよ!」
ル「リン大丈夫?」
リ「トイレ…」
レ「あ…マスター…朝からトイレの水が溢れてるんだけど…」
734('A`):2009/09/08(火) 13:10:08 0
735('A`):2009/09/08(火) 15:36:31 O
間違って341-1開いたら吹いた
736('A`):2009/09/08(火) 16:21:57 O
>>734
ボーカロイドのくせに柔らかそうなお尻だな、勃起したよ

思わずもみもみしたくなるね
737ボカロの墓16:2009/09/08(火) 19:30:48 0
煮えたぎるコンテナの中で、きちんと寝かされている二人の遺体に
寄り添いながら祈るようにして、リンは倒れていた。
開けた瞬間に中の熱気が全身に襲い掛かってきたが、何も感じない。
頭が真っ白になった。

汗だくのリンを抱えて慌てて工場に戻り
まだ片付けて無かった作業台にリンを寝かせる。
それから急いで毒山さんに見てもらった。
俺は何も考える事が出来ずひたすら濡らしたタオルを引っ切り無しに持ってきて、
リンの体に当て続けた。

だめだった。
毒山さんはただ首を振り、部屋を出て行く。
取り残された俺はもう動かなくなったリンを呆然と見ていた。

俺はリンがどこから来て、何故ここに来るはめになったのか知らない。
何が好きで、これから何がしたかったのかも知らない。
ほんのわずかしかそばに居られなかった。

何も出来ない自分が悔しくなって涙が溢れるのを抑えられなかった。
リンは、帰るべき場所に帰れたんだろうか。
わずかな時間また生きる事が出来て、幸せだったろうか。
俺は、もっと何か出来なかっただろうか。
何の感情も見えないリンの顔からは何も解らない。もう何も。
やり切れない思いばかり浮かんで、俺はずっとリンのそばで泣いていた。



あれからしばらくして、俺は工場を辞めた。
あそこで働くのが辛くなったのもあるし、
何より壊すのではなくて一人でも多く命を救えたらと思って
ボーカロイドドクターの道を目指したから。

高卒でろくに勉強もしていなかった俺に最先端技術の国家試験は本当に狭き門だ。
需要の高い職種ではあるが、高度に発達した科学は人間の限界を超えつつあるとさえ思え、
その全てを把握している人間はごく僅かしか居ない。
ただボーカロイドの中身を嫌というほど見ていたので
知らず知らず内部構造に関して詳しくなっていて、それだけは救いだった。

あと、年に一回工場に帰って来て毒山さんと酒を飲むようになった。
毒山さんは俺の夢を聞いて涙を流して喜んでくれた。
二人して騒ぎながら飲んでいると嫌な事も辛かった事も吹き飛ぶ。
いつか、そう遠くない将来絶対に実現させると豪語すると
毒山さんは飲み屋の常連達に「こいつは日本の希望だ!」と大声でまくしたて、
店主と常連達も大笑いしながら頑張れと励ましてくれた。
738ボカロの墓 終:2009/09/08(火) 19:32:19 0
俺が工場に帰る様になった理由。

「リン、また来たよ」
すっかり日も沈んだ頃、工場の敷地に俺は居た。
途中の川原で集めた何とか百合をそっと木の根元に供える。

リンの遺体は、工場の敷地の隅の大きな木の下に埋めた。
寂しくないようにと後の二人も近くに埋めて、大きな墓を作った。
本来なら自然に分解されないボーカロイドを正式に処理しないのは
工業製品遺棄罪だとかなんだとか犯罪に問われると、
資格の問題集に書いてあったのを読んだが、
もちろんあの時俺も毒山さんもバケットに放り込む気は無かったし、今も無い。

「毒山さん、腰悪くなってんのに客と一緒に俺を担ぎ上げたもんだから、
今飲み屋でうずくまってるよ。大丈夫かなあ」
笑いながら話しつつ、辺りの草を引く。
あの日二人がかりでやった場所は今は工場の縮小に伴って舗装され、きれいな道路になった。


「よし。終わったっと。それじゃ、また来るからね」
辺りは既に真っ暗になって、街灯がぼんやりと照らしているだけ。
しかしこの暗い光に照らされた花はとても美しい。
あの時リンがコンテナのそばに供えていた花は、後で探してみると
工場を出て、土手をしばらく行った所の川原に群生していた。
もしかしたらそこまで歩いて、二人の事を思い出して引き返したのかも知れない。
名前はよくわからないけど、毎年夏の暑い日同じ場所に群生する百合の花。
俺も毎年そこへ行っていくらか摘んで、ここに供える。
そしてリンに必ずボーカロイドドクターになると誓う。
どんなに険しい道でも、この約束があるから絶対に諦める事はない。

いつか、実現したら真っ先に報告に来るからね。

                         終
739('A`):2009/09/08(火) 20:39:21 O
ミク「マスター、お腹、お腹すいた!」
ガチャリ。
僕「ぶりぶりぶりぶりぶり!ふぅ、お食べ」
ミク「ま、マスター…それ…うん…」
僕「いいから食べろ、僕は忙しいんだ。あ、出前来た。食うまでトイレから出るなよ?出たら捨てちゃうよ?」
ガチャバタン。
ミク「そ、そんな…」

僕「さぁ、リン、ルカ、ネル。今日はお寿司だぞー」
三人「わぁい。マスター、大好きー」
僕「よしよし、可愛い奴らよのー。ただしミクには食べさせちゃ駄目だぞ?あいつはすぐに調子に乗って残すからなぁ」
三人「わかってるよ、マスター。私たちもあいつ嫌いだもん。ねー?」

きゃっきゃうふふ。

ミク「うっ…うっ…しくしくしくしく」
740('A`):2009/09/08(火) 21:00:49 O
>>738
マスターが病院を経営するわけですね?

そうなるとリンは・・・
昼は院長の助手兼看護婦
夜は淫らな院長夫人

二つの顔を持つことになるわけだな、まさに艶女医
741('A`):2009/09/09(水) 00:21:57 0
ミク「げほげほ」
マスター「なんでボーカロイドが風邪ひくんだよ・・・」
ミク「ごめんだざいマズダー・・・」
マスター「で、どうしたら治るの?」
ミク「ネギを・・・首に・・・」
マスター「えーほんと?w それありなの?w」
キュッ
マスター「どうだ? すぐには変わらないか」
ミク「・・・」
マスター「なんか顔が青くなってきたな」
ミク「マズダー・・・ぐるじいぃぃぃ」
マスター「ああ、スマソスマソ。よくできてるなぁ・・・」
742('A`):2009/09/09(水) 09:13:56 O
「おはよー!朝だよー!」
「…」
「もう!3人とも起きてよ!」
「ハク、あれなんとかして…」
「嫌です…」
「マスターがなんとかしてよ」
「えぇー…」
「早く起きて!曲作り始めようよ!」
「何であの子朝からこんなに張り切ってるの…」
「若いから元気なんだよ…」
「あたし1つ違いなんだけど…」
「もう!毎日皆寝てばっかり!マスター!皆起こしてよ!
マスターがそんなだから皆だらだらするんだよ!?
ハクねえ!いつまでもパジャマ着てないで着替えて!今週ずっとそのままじゃない!
ネル!毎日夜更かししてるから起きられないんだよ!一緒に曲作ってニコ動にうpしようよ!」

「歌はまたね…頑張るから…おやすみ…」
「あぁんマスター…私も…」
「ふぁ…」

「…み・っ・く・み・く・に…してあげる♪」


この後死者が出るとは夢にも思わなかった
743('A`):2009/09/09(水) 10:26:46 O
めーちゃんの出番が無いな
やっぱり羊水が(ry
744('A`):2009/09/10(木) 18:54:57 O
ミクにおっぱい触らせてもらいたい
触らせてくれー!
745('A`):2009/09/10(木) 20:28:07 0
 もみもみ
マスター「や、やわらかい・・・」
 もみもみ
ミク「・・・」
マスター「あー、たまんね」
ミク「マスター・・・自分のお尻揉んで何やってるの・・・?」
746('A`):2009/09/10(木) 20:45:49 0
「ま、マスター・・・着替え終わりました・・・」
恥ずかしそうなルカの声。
「は、入るよ・・・」
そう言いながらドアノブに手をかける。僕もなんだかそわそわしてきた。

「わぁぁ・・・可愛いよルカ!」
レースクィーンの衣装に身を包んだルカはいつも以上に輝いていた。
まるでモデルのようだ・・・!
「ほ、本当ですか・・・?」
「もも、もちろんだよ!似合ってる、とっても!」
顔を赤くしながら答えると、ルカは僕以上に顔を赤くしながら嬉しそうに笑った。
普段は大人しめな服を着ていて隠れているお腹や肩、脚が大胆に露出していて
目のやりどころに困る。僕はずっとそわそわしていた。
「あまり見ないでください・・・恥ずかしいです・・・」
うっ。エッチな目で見ていたと思われたかな。でもこれはしょうがない。
「ご、ごめん・・・でもルカのこんな姿見られると思ってなかったから・・・」

「マスター!着替えたよー!」
二人して顔を赤くしてどちらかが倒れてしまうんじゃないかと思っていたとき
隣の部屋からリンの元気のいい声が聞こえた。ナイスタイミングだ。
「うん、今行くよー! じゃ、ルカ、リンのとこ行って来るよ」
「はい」

「わぁ!」
これまたよく似合っている。
胸の辺りでカットされたフレッシュなシャツは元気なリンのイメージにぴったりだ。
ルカに負けず露出が高いがリンは恥ずかしがるでもなく鏡にポーズをとっている。
「ねーねー、似合うー?」
「うん、すっごく可愛いよ!」
「ほんとー? 嬉しい!」
小刻みにジャンプしながらはしゃぐ。
そんなに動いたらズレてしまうではないか・・・!?
「ん、マスターどうかした?」
「あ、いや、買ってきてよかったなぁって」
「うん!ありがとうマスター!」
「それじゃ、カメラの準備してくるからね」
「はぁい」

僕はちょっと興奮しながらリンの部屋を出た。
「ますたー・・・」
ドキっとして振り返る。リンの部屋のドアのすぐ横で
壁にもたれかかる様に上下ジャージミクが立っていた。
「ミク・・・」
「どうして私だけジャージなの・・・?」
「スク水の方が良かった・・・?」
「ばか!」
ミクに本気で怒られる。ごめんなさい。
「・・・ごめん、手に入らなかった・・・」
この特注レースクイーンコスチュームはイベント限定販売。
特にミク仕様のコスはかなりの人気で販売開始15分で完売した。
僕はいろいろ手を尽くしたのだが結局これだけ手に入らず、
一応同じく限定販売の「ネギジャージ」を買って帰ってきた。
これで機嫌を直してくれたらいいな・・・と思って。
もちろんダメだったが。
747俺は何を(ry:2009/09/10(木) 20:47:12 0
「なんで!?ルカとリンには買って来たのに!」
「いやその・・・僕も頑張ったんだけど・・・」
ミクの怒鳴り声が聞こえたらしく
不安そうな顔をしたリンと申し訳なさそうな顔をしたルカがドアの隙間から覗いている。
「私だけこっ、こんなジャージで!何よ!」
ミクは胸に付いている「みく」と書かれた名札を引っ張りながらわめく。
本当に申し訳ない・・・

「うっさいなぁ・・・何やってんの?」
どうしようかと俯いていると奥からネルがすたすたとやって来た。
手には・・・まさか。
僕は目を疑った。
「ね、ネル・・・それ・・・」
「ん?これ? 転売しようと思って買ったんだけど」
ネルがなんとなく持っているものは、間違いなくミク仕様の限定RQコスだ。
「ミク、これが欲しいの?」
ぶっきらぼうに前に突き出す。ミクも目をまん丸にして驚いている。
「う、うん!」
「ふーん。あげてもいいよ」
「ほんとう!?」
「えっ!?」
僕とミクの驚きの声がハモる。物凄いレアな物をネルがこんなにあっさりと・・・
「ただし、条件付きでね」
あぁ、やっぱりタダじゃないんだ。
「何?」
「えと・・・その・・・」
これまで悠然とした態度だったネルが急にしおらしくなってしまった。
「何?ねぇ何?」
もじもじして何も言わなくなってしまったネルをミクがせかす。
「ま、マスターと交換・・・」
「はぁ!?」
また声がハモる。
「ま、ま、マスターをくれたら、これあげてもいいよ・・・」
「いいよ!」
「えっ!?」
今度はハモらなかった。即答かよ。
・・・がーん、だな。
「ちょうだい!」
ぽかんとしている僕らをほっといてネルからコスをかっぱらうと、
ミクは嬉々として部屋に走っていった。

「・・・行っちゃった」
「ま、マスター・・・約束だからね」
ネルがさっきのルカと僕の赤さを足して倍にしたくらい顔を真っ赤にしながら
腕にすがり付いてきた。
「えっ、うん、まぁその・・・助かったよ。ありがとう、ネル」
「っ!」
ネルにお礼を言うと頭から湯気が出るんじゃないかというくらい赤くした顔を
僕の胸にこすりつけて・・・というより押し付けてきた。

「・・・」
「わー・・・」
「あっ・・・」
いつの間にか覗いていた二人の表情が同じになっている。
目を細めて、うらめしそうに僕の方を睨んでいる。

「あっ、いっけねー!撮影するんだった!あはははは!!」
離れようとしないネルをそのまま抱きかかえて僕は自室へと走って逃げた。
748俺は何を(ry:2009/09/10(木) 20:48:37 0
特にオチはないです。ねんどろ見てたら興奮して書いた。
今は興奮している。
749('A`):2009/09/10(木) 20:51:01 0
ボーカロイドの食費などがやたらかさむので、家賃を徴収することにした。
マスター「はい、今月分出して」
ネル「まったく・・・はい、3万円」
マスター「ネルはまた携帯替えたな・・・どこからそんな金が・・・」
ネル「ひ・み・つ」
マスター「ルカはたこ焼き屋だったな」
ルカ「うん。お祭りが多かったから結構儲かったわ」
マスター「そのタコをどこから仕入れているのか・・・元手がいつも気になるんだけどままいいや。次」
ミク「・・・」
マスター「ん、どうしたよ」
ミク「・・・ごめんなさい・・・これだけしか」
マスター「あ? 600円? 全然足りネーよ。売り物のネギだってうちの庭で作らせてやってんだから、
      庭の使用料も欲しいんだよホントは。わかってる?」
ミク「はい・・・」
マスター「しょうがねーな。歌は1円にもなんねぇし、もう体で払ってもらうしかないな」
ミク「え・・・は、はい、わかりました・・・マスターが相手なら・・・」
マスター「は? 俺に体売っても金になんないでしょうが。ほら、わかったらさっさと行ってこいよ。しっかりまきあげるんだぞ」
ミク「そ、そんな・・・」
マスター「あと売れ残ったネギ始末しておけよ。臭うんだよ」
ミク「・・・はい・・・」
750('A`):2009/09/10(木) 21:15:41 O
聖夜霜雪に朽ちて


今夜俺はミクと・・・
751('A`):2009/09/10(木) 23:23:55 0
ミクがエプロンして料理してるところを後ろからぎゅってしたい
752('A`):2009/09/10(木) 23:43:07 0
そのまま投げっぱなしジャーマンに移行したい
753('A`):2009/09/11(金) 04:09:54 0
ミクのジャージ姿見たい
754('A`):2009/09/11(金) 22:18:14 O
ミク「おじさま、ミクを抱いてくださいまし・・・」
755('A`):2009/09/12(土) 01:31:59 i
みんなラブプラスに夢中か・・・
756('A`):2009/09/12(土) 02:26:08 0
ますたーはほっとくとすぐどこかに行っちゃう。
ミクが一番なのに。        ミク

はぁ。今夜も一人かぁ。
でもいつか戻って来てくれるって信じてるから。   ルカ

・・・ばか。         ネル

いいのよ 人それぞれだもの。
気にしないで。私のことなんか。      ハク

ますたー!どうして!?
あんなにいつもいっしょだったのに
どうしておいていっちゃうの!?さみしいよ!  レン
757('A`):2009/09/12(土) 02:27:41 0
レン君のストレートな言葉にぐっと来た
758('A`):2009/09/12(土) 02:40:07 0
ただしミク、テメーはダメだ
759('A`):2009/09/12(土) 11:12:23 0
お待たせミク!

依然書いた小説のテーマソングをさらにリミックスしました。
【ミクもルカもネルも】cinderella REMIX【シンデレラ】
http://www.nicovideo.jp/watch/nm8204699

ラブプラスでボーカロイドと付き合えたらいいのに…。
760俺は何を(ry:2009/09/12(土) 12:28:45 0
俺はミクに歌を教える事ができないので軽トラの運転を教える事にした。

ギャリリッ!
「サイドブレーキ」
「あっ、はい、ええと・・・」
ガゴコン!
「クラッチはゆっくり離して、アクセルを少し踏みながらね」
「は、は、はい、えっと・・・」
ブォォオォォ!
「ギア入ってないよ」
「えっ、あっ、えっと・・・うぅ・・・マスター、やっぱり私できません」
「ミク、頑張ろう。 てか軽トラ運転出来なきゃ仕事にならないよ」
「マスター、私ボーカロイドなんです。歌う事が仕事なんです。
でもここに来てから田植えに稲刈りに畑仕事と鍬の手入ればっかり・・・」
「働き手がないんだ。ガマンしてくれよ」
「でも、私じゃなくてもいいですよね?わ、私、もう、イヤです・・・」
「農家ロイドでも居たら頼むんだけどね。今のところ働き手になりそうなのが
君しか居ないんだ。だから頼むよ。頑張ってくれよ」
「うぅ・・・私ロボットじゃない・・・うっうっ」

「タゴサクー!めしにすっぺー!」
「おぉー!かーちゃん今いぐー! ほら、ミク行こう」
「・・・」
「ミグちゃーん! めしだべー!」
「・・・は、はぁーい!」

「昼からまた練習頑張ろうね」
「は、はぁい・・・うっうっ・・・」
761('A`):2009/09/12(土) 14:17:08 0
762('A`):2009/09/12(土) 20:28:10 O
信じたものは都合のいい妄想と繰り返し映し出す鏡
歌姫を辞め叩きつけるように叫ぶ最高速の別れの歌
763('A`):2009/09/12(土) 20:39:07 0
ミクに虐待されたい
ミクかルカに監禁されて曲作りか性行為を強要されたい
764('A`):2009/09/13(日) 02:13:32 0
ミク(マスターが私の唇見てる気がする・・・もしかして、ついにしてくれるの・・・? キ・・・)


マスター「ミク、唇に海苔ついてるぞ」
765('A`):2009/09/13(日) 02:16:42 0
アキバのコトブキヤでミク(vocaloid)11400円くらいで売ってた。3,4千円安いぞ。
766('A`):2009/09/13(日) 19:57:25 O
ミクに喉を鍛えるためだよと嘘ついてイラマチオさせたい
7672時50分のバーカウンター:2009/09/13(日) 21:27:56 0
いくら禅問答のように思考を繰り返しても、答えなど出なかった。
俺が価値の無い、つまらない人間だという事実から、逃げられない。
あの時はああだった、この時はこうだったと、言い訳を後付けしても、
真実は俺の中にあった。

そんな甘い言い訳さえ、誰かが励ましてくれた言葉でもなく、
俺が俺の中で作り出している自分の中の甘え。
筍のように嘘の皮を剥ぎ取った後に残るのは、あらゆることに無関心で、
あらゆることが人並みにこなせない、不適合な喪男だった。

グラスに残った酒はひどく薄く、心地いいはずのBGMも心を癒してくれない。
穏やかに流れている店内の時間が、俺を置いてきぼりにしていく。

自分が主人公になる妄想を繰り返し、心の中でほくそ笑みながら、
我に返ってあらゆる場面で脇役に回る自分を一人嗤った。

時計の針は2時50分を指し、電車などあるわけはない。
朝まで、俺はこのバーのカウンターで過ごす。
暗く柔らかい間接照明に揺らぐ店内の客はまばらで、誰もが楽しそうに見えた。
誰もが充実しているように見えた。
腐っていく自分の心がくっきりと感じられて、なおさら醜く感じた。

俺は、常連なんかじゃない。
数回来ただけの、不慣れな客だ。
誰とも俺と会話などしようとしないし、俺も嫌だった。
話せば話すほど、からっぽな人生を感じ取られているように思えた。
いつからだろう、そう思うようになって、なおさら人を遠ざけた。

自意識過剰だと思う。
誰も、俺のことなんて気にも留めていない。
むしろ、俺を構ってほしいという子供のような願望の反映。
それに気付くたびに、頭を掻き毟り、自分で自分を抉る。
大声を出したいくらいに苦しい!思い出は全て俺を苦しめる!
「あの時まで戻れたらいいのに。」と思える過去さえも無い!

不意に、カウンターに置いていたグラスが取り上げられた。
続いて、新しいカクテルが注がれたグラスを置かれた。

「注文してない。」
俺はぶっきらぼうに言った。下を向いたまま。

「サービスですよ。お客さん。」
若い女性の声だった。
初めて効く声だった。
少し低い、それとなく憂いを含んだような。

顔を上げると、バーテンダーの制服に身を包んだ、若い銀髪の女性が微かに、
ほんの微かに、微笑んでいた。
「弱音を吐きたいときだって、何度もありますよね。」
768('A`):2009/09/13(日) 21:37:42 0
マスター「ミクは楽器できないのか」
ミク「うん・・・でも歌は得意だよ」
マスター「麻生」

マスター「ルカ、ネル、ハクの楽器部隊は最高だな」
ルカ「ありがとう」
ネル「当然よ」
ハク「マスターの曲がいいから・・・」
マスター「さて、じゃーボーカルは僕が歌う」
ミク「え? ミク?」
マスター「『ミク』、じゃない。『ぼ・く』」
ミク「うぅっうぅっ」
マスター「これから録るから、合図したら録音ボタン押して」
ミク「はい・・・」
769('A`):2009/09/13(日) 21:43:30 0
>>767
新作キター!? wktk
7702時50分のバーカウンター2:2009/09/13(日) 21:48:10 0
美しい女性だった。
「こんばんは。あまりに悲しそうだったから、つい声を掛けてしまいました。」
彼女は、ブランデーグラスを白い布で拭いながら訳を言った。

「…。そりゃどうも。」
俺は、自分を陥れていく腐った思考を中断させられ、
それに感謝していいのか、自分の領域に踏み込まれたのを不愉快に思うのか、
自分でもそれが解らなかった。

「ちょうど、2時50分ですね。」
店内の時計をちらりと見やり、彼女は続けた。
俺は返事をしない。
こんなときに、普通の人ならどう返すんだろう。
そんな事を考えていた。

「たくさん生きると、いろんな足枷がかかりますね。」
カウンターにロンググラスを置き、球形の氷を放り込み、マドラーで回転させる。

「欲しいものは手に入りましたか?」
赤い瞳で見つめられた。
人間離れした怪しい赤さだった。

「なりたい自分になれましたか?」
続けて胸に刺さる質問を。

俺が答えようが、答えまいが関係ないとばかりに彼女は続ける。

「嫉妬にかられて、自分を見失っていませんか?」
彼女は、まるで俺を昔から知っているように、
心の奥底を抉り出すような質問を浴びせてきた。


「あんた、一体何なんだ。」


「抑えられない感情を無理に抑えようとしていませんか?」
「それでも抑えられない自分を卑下していませんか?」
「自分を嫌いになりすぎて、周りが見えなくなっていませんか?」

彼女がグラスにジンを注ぎきった。気が付いたら店内は真っ暗になり
俺が座るカウンターと彼女にだけスポットで小さな明かりが残っていた。
店内の客の気配さえ消えうせて、一瞬で異常な状況に陥ったと直感した。


「何なんだこれは!」

俺の腕時計は、2時50分を指して、止まっていた。

「あんた、誰なんだ!」

彼女は、カウンターの向こうで、赤い瞳を細くして、悲しそうに微笑んでいた。
771('A`):2009/09/13(日) 21:56:09 0
「新作キタッ! ししし新作新作新作」 カタカタカタカタ
「はいはい。ゆっくり読んだらいいんですよ。掲示板は逃げません」
「ししししししsっし新作・・・ぶひゃいっ!?」
「どうかしましたか・・・?」
「ミ・・・ミク? 新作・・・新作?」
「ええと、これは『おちいった』って読むんですよ」
「おひいっ・・・キタァーッ! あひひひひひ・・・」
「読めましたね〜やったぁ・・・ ひっく・・・ぐすん・・・」
7722時50分のバーカウンター3:2009/09/13(日) 22:18:05 0
「乾杯しましょう?」
俺の質問には答えず、一方的にグラスを差し出した。

半ば押し流されるように、俺はさっき彼女がサービスだと言ったグラスと合わせた。

薄い金属同士がぶつかるような高い音がして、中の氷が揺れた。
仕方なく、中の酒を口に運んだ。
爽やかな、甘酸っぱい、何かを思い出させるような味だった。

彼女は、カウンターの向こうに用意してあったのか、椅子に座った。
薄暗い明かりの向こうで、グラスを持って頬杖を突く。


「考えすぎは、よくないですよ?」
「…。あんた、何をもってそんな事を。」
「わたしは、あなたをよく知ってるからですよ。」

「あんた、やっぱり誰なんだ?」

「大丈夫です。聞かせてくれますか?悲しかったこと。苦しかったこと。
 あなたを苦しめている事実を。」

「そんなことして、どうなる。」

「たまには、弱音を吐いてみるのもいいものですよ?」

「もう、そんな歳じゃねぇよ。」

「歳のせいにして、本当は心の中は中学生みたいなんでしょう?」

「…。」

俺は、グラスの酒を、もう一息飲み、大きく息をついた。

「ああそうだ、中学生みたいだよ。中二病だよ。」
ヤケクソ気味に吐き捨てた。
「でも、悪いのか!
 俺は、俺として生きたいんだ!
 俺の人生なのに、どうして主役になれないんだ!
 誰かの影に隠れて、ダンゴムシのように生きることを強制される覚えはねぇ!」

「欲しいものは手に入らない。」

「なりたい自分にはなれない。」

「負の感情を抑えきれない。」

「俺が自分を嫌いなんじゃねぇ、世界が俺を拒むんだ!」

そこまで叫んで、俺の意識は暗転してしまった。


気が付いたら、俺は学校に居た。
遠い記憶にある風景、小学校じゃないか。
そうか、そうだった。俺が通っていたんだ。
773('A`):2009/09/13(日) 22:18:41 0
>>771
落ち着けw

しかしすごく久しぶりな感じ。楽しみ
7742時50分のバーカウンター4:2009/09/13(日) 22:39:31 0
「この頃って、走るのが速い事が全てだったな。」
校庭で駆け回る子供たちを見て、うっすらと思い出を探した。
「逆上がりが出来ないと、酷い目にあったよな。」

「ほら、あそこにいるのは、喪男さんでしょう?」
隣に、カウンターで飲んでいたはずの銀髪の女性。
彼女が指差す方向に居た。明らかに小学生の俺だった。

教室の隅で、休み時間だというのに学級文庫を読んでいるじゃないか。
周りは友達とそれぞれ遊んでいるというのに。
誰とも話もせず、遊びもせず、ひとりぼっちだ。
「真面目な子供時代ね?」
「このときから、俺はもう逃げることを覚えたんだよ。」
教室の中では、大体三段階に地位が分かれていた。
活発でクラスの中心になる階層と、実に普通で楽しそうに暮らせる階層、
そして俺のように友達が出来ず、何となく下に見られてしまう階層。

この階層が、ずっと続くことを知るまでにそれほど時間はかからなかった。
逆転不可能であることもわかってしまうのだった。
俺は「こうだからいけない。」「こうすればうまくいく。」という枠の外に居た。

俺が俺である限りダメなことを、年端もいかないころから知ってしまっていた。

「死んだ魚の目みたいだろ?」
「暗いわ。」

「これから、ずっとキャラ作りに迷うんだぜ?」
「そうね。」
「知ってんのかよ。」

「明るく楽しくなんて、無理だった。」

「運動が苦手な事も自覚していた。」

「勉強することで、地位を上げようとおもってたんだ。」

ずっとそうだった。

苦手な事から逃げて、何か違うものを探して逃げ込んで、
それすら中途半端になって、何も人並みにこなせない人間になっても、逃げ続けた。

「でもさ、俺、バカだったからさ。頭も悪かったんだよな。」

彼女は黙って聴いていた。チャイムがなる。子供たちがギリギリまで遊びながら教室に駆け込んでくる。
小学生の俺は微動だにしない。黙ってランドセルから教科書を出した。子供たちはもう次に何をして
遊ぶかばっかりだ。俺ときたら、遊び方を知らないもんだからそのへんがよくわからない。

「つまんない子供だよな。」
「自分で、そう思ってたんですね。」

「親もそう思ってたと思うぜ。」
7752時50分のバーカウンター5:2009/09/13(日) 22:56:35 0
ああ、そう言えばこうやって俺は暗くてつまらない子供のまま、
暗くてつまらない中学生になったんだよな。

回想してみると、目の前には学生服に身を包んだ自分が居た。
ますます幸薄そうな、辛気臭い顔だ。見ているだけで殴りたくなる。
と、思っていたら案の定、中学生の俺は廊下で後ろから蹴り飛ばされた。

ヘラヘラ嗤う同級生と、またヘラヘラ笑っている俺。
学生服が足跡だらけじゃないか。

「これが、キャラってやつかしら。」
「知ってて聞くなよ。」

次々と周囲から小突かれる。
痛そうだ。いや実際痛かった。それでも媚びた笑いが顔に張りついている。
胸糞悪い。反撃もしない。逃げもしない。ただ、嵐が去るのを待つ中学生。

しきりに、小突かれ続けた後、おもちゃに飽きたようにひとりぼっちになる。
すると心が歪んだ中学生の俺は、さらに弱い立場に同じ事をするのだ。
そうやって心のバランスを取っていた。

「最低な人間だ。」

自分の事しか考えていない、最低の人間が居た。

学生の本分は何もまともにこなせず、精神的にも肉体的にも弱く脆い。
俺は、真面目に学業に取り組んだつもりで、クラスの班長や学級委員となることで、
自分が高まったように錯覚していた。

「ああ、もう見たくない。」

最低の思い出もプレイバックしてくれる。
ああ、可愛い子じゃないか。黒くてパッチリした瞳に笑顔が眩しい。
完全に中学生の俺は目がハートじゃねぇか。
中途半端な人間が、なにもこなせないくせに、人を好きになってしまった。

すぐにクラス中から冷やかされる所が見えた。
うーん、ある意味俺は主役じゃないか。彼女は当然彼氏も居たんだが、
彼氏がまた俺とは正反対に居る「最上級クラスの人間」だったんだよな。
特攻隊もビックリの玉砕劇に、見ているこっちが死にたくなる。

そして、可愛い彼女が堂々と言った「コクられたよ!」可愛い笑顔だったが、
俺には悪魔に見えてしまった。

「やめろよ…もう、やめてくれ。何なんだ。最低じゃねぇか…。」

「甘酸っぱい青春ね。」

「甘くねぇよ!」

大切な思い出なんかない。出来れば消してしまいたい。
最低最悪の記憶が繰り返す。
今でも俺を苦しめる、最低の記憶。
今でも俺を悩ませる、最低の記憶。

俺の心は、ここで止まってしまっていたのかもしれない。
776('A`):2009/09/13(日) 23:00:09 0
辛いことがあって、衝動的に書いた。
今日はここまで…。
777('A`):2009/09/14(月) 20:25:19 O
ハクに幼児プレイを強要したい


ママぁ、おっぱい、おっぱいでちゅ、ばぶー
とか言って甘えたい
778('A`):2009/09/14(月) 21:02:50 0
「今日はしない。今日はしないぞっ」
チラチラ
「しない。何か最近痛くなってきたしな・・・」
チラチラ
「しな・・・うぅ・・・なんでお前らはズボンはかないんだ!」
「「「えっ!? ま、マスターのえっち!!!」」」
779('A`):2009/09/14(月) 21:50:17 0
>>778
>「「「えっ!? ま、マスターのえっち!!!」」」
メンバーが気になってトイレいけない
7802時50分のバーカウンター6:2009/09/14(月) 22:38:10 0
ふと世界は暗転して、意識がバーのカウンターに戻った。

「!」

俺は催眠術にでもかけられているような気分だった。
いや、まだかかっているままなのかもしれない。店内は相変わらず真っ暗で人気が無い。
何より、俺の腕時計はまだ2時50分だった。秒針が止まったまま。

彼女は俺の前で、カウンターの向こうで悲しそうな表情を浮かべていた。
そうだ、全部見られてしまった。俺の忌むべき思い出を、彼女が引っ張り出したのだ。
俺は、自分で自分を嗤った。

「情けない人生だろう?中学生のまま俺は止まってるんだ。」

彼女は何も言わない。

「見ただろう?俺は価値が無い人間なんだ。」

「あなたの過去は、すぐにわかったけれど、価値が無い人間だ何て思わない。」

俺は、彼女のかすかな反論にも気に障った。

「適当な事を言うな。幼い日から何の取り得も無い人間で、
 何をやっても中途半端で、いつも誰かに見下されて、卑下されて、
 自分の立場もわきまえずに粋がって…。」

「俺は、これ以上生きてても、これ以上よくはならないって知ってるんだ…。」

グラスの酒を一気に流し込んで、カウンターに強く置いた。

「アンタが見たように、俺は逆境に立たされると、ヘラヘラ笑ってやり過ごすんだ。
 プライドのカケラもありはしない。このときから人間なら誰でも持っているはずの、
 ”芯”ってのが抜け落ちたんだ。」

次から次へと弱音が出てくる。止められない。彼女は黙って聴いている。

「俺は、何をやっても、誰にも勝てない人間なんだ!」

「そんな人間が、この世に生きて、何か価値があるのか!」

「俺がこの世で必要とされる人間だなんて、信じられるか!」

一方的に、怒鳴った。
彼女は、まだカウンターで悲しそうな顔をしていた。

「もう、死んだって、誰にも省みられやしないんだ…。」

「何やったって・・・だめなんだから…。」

カウンターに突っ伏して、嗚咽を漏らした。
情けない、姿を晒した。
7812時50分のバーカウンター7:2009/09/14(月) 22:53:40 0
視界の外で、コトリと音がして、氷が鳴る音がした。

「わたしは、あなたをよく知ってるんですよ。」
「アンタと会ったことはないはずだ。」
「得意なんです。初対面の人の事を知るのが。」

言っている意味がよくわからない。

「その辛い想いは、あなたが理想を持っている証です。」

そう言って、もう一杯差し出したカクテルは、真っ赤だった。
彼女の赤い瞳と重なる、神秘的な赤さだった。

今度は、遠慮なく一口頂くことにした。思いのたけを吐き出して、少しすっきりしたのか。

「叶わないから、理想なんだろう?」

「想うからですよ。」

「ふん、想うだけなら馬鹿でも出来る。要は行動力と実力だろう。
 その点、俺の行動力はあらゆる面で裏目に出るんだよ。」

「これですか?」

彼女が指をスナップした。

とたんに意識の中に、また思い出したくない場面が溢れ出して来る。
上司に厳しく叱られている俺の姿。何度も何度も同じ失敗をしてしまうのだ。
そうなのだ。俺は成長幅が無い人間なのだ。
何年経っても、同じ失敗をして、同じように叱られて、「もういい!」と突き放される。
もはや中堅社員の年齢なのに、ひとつも階級は上がらず、社内で馬鹿にされている。

「俺だって、手を抜いて仕事しているわけじゃないんだ。
 大真面目なんだ。大真面目な馬鹿なんだ。救いようがないだろう?
 クビになっても当然だろう?社会に必要ないだろう?」

俺は頭を抱えながら呻く。
嫌なものばかり見せられる。なんなんだこの女は!

「もうわかっただろう?俺は誰にも必要とされてないんだ。
 こんな寂しいことはないだろう?死んだほうがマシだろう。
 価値がないんだ。意味がないんだ。俺が吸う息も無駄なんだ。
 そうやって、繰り返し繰り返し、俺は教育されてきたんだよ。」

彼女が指をスナップして意識がカウンターに戻った。

ひどく疲れた。嫌なものを思い出しすぎた。
夜中に同じような症状が現れて、思わず奇声を上げて暴れたくなることはよくある。
自分で自分を破壊したくなるような強い衝動に襲われる。

俺は世界で一番自分が嫌いなんだ。
7822時50分のバーカウンター8:2009/09/14(月) 23:16:52 0
俺は、自分の言葉に自分を抉る鋭さを感じ、ボロボロと泣きながら弱音を吐いた。
本気でそう思っていた。周囲もそう思ってると感じていた。
もしも俺が俺じゃなかったら、俺みたいな奴はイライラして仕方が無い。

「いいんです。あなたは生きていいんです。」

彼女が口を開いた。

「誰にも勝たなくていいし、誰とも競争しないんでいいんです。」

微笑んだ。

「それでも、あなたは生きていいんです。」

「なぜかはわからないが知ってんだろ?俺が価値が無い人間なのを。」

「価値がない人間なんて居ません。」

すっと、彼女の右手が伸びて、カウンターにうずくまる俺の頭を撫でた。

「あなたは、逃げてると思い込んで、ずっと闘ってたんです。
 生きられないように締め付けられても、生きるために生きたんです。
 人生の迷路から脱出しようと、もがいたんです。」

「生きるために生きる…。」

「わたしは、そんな一生懸命なあなたを、決して嗤ったりしません。
 今日、ここへお酒を呑みに来てくれて、弱音を吐いてくれた。
 それだけで、いいんです。」

「弱音を吐いても…いいのか?」

「言ったでしょう?たまには弱音を吐いたほうがいいんです。」

彼女は、表情から悲しみが消えて、優しく柔らかく微笑んだ。
赤い瞳が明るく輝いて、白い肌にうっすらと赤みが差しているように見えた。

「無理して勝たなくたっていいんですよ。
 あなたの価値は、そんなところにはないんです。
 生きてください。もがいて、闘って、疲れたら、またここへ来てください。
 わたしは、いつもこの時間に、この場所に居ますから。
 あなたの心が壊れそうなときに、またきっと会えます。」

俺は、生まれてから聞いた事の無い、優しい言葉をかけられて、ただ泣いた。
泣いて泣いて、声を出して泣いて、彼女はそんな俺の頭を優しく撫で続けてくれた。
もしも俺に優しい姉が居たら、こんな風に慰めてくれただろうか。
彼女の手は、この世のものとは思えないほど優しくて、心を直接撫でられているようだった。

「大丈夫ですよ。大丈夫。きっと大丈夫。
 あなたは、弱虫なんかじゃない。
 あなたは、大切なあなたです。」

言葉が突き刺さり、心を直接貫かれた。温かくて、柔らかくて、懐かしい気持ちで眼を閉じた。
7832時50分のバーカウンター9:2009/09/14(月) 23:30:38 0
幸せな気持ちになって、心が癒されて、俺は目を覚ました。
寝ていたわけじゃない。俺は寝てない。
しかし、まるで目覚めのような気分だった。

彼女は、カウンターの向こうにいた銀髪の女性は、いない。
店内は、真っ暗じゃない。相変わらず、柔らかな照明の中で客が歓談する。

時計の針は・・・2時51分。

思わず身体を起こして周囲を見回した。
俺がさっきまで酒を呑み、そして女性バーテンダーに思いのたけを吐き出し、
そしてそれをそっくり受け入れた上で、優しく慰められていたのだ。
店内は、彼女が居なくて、周囲が真っ暗じゃなくて、何より時計が動いている以外、
何も変わった様子が無い。

まるで、狐に化かされたような、夢でも見ていたような。
そんな気分だった。


バーテンダーは、バーテンダーはいないのか?
あの銀髪の彼女が居るんじゃないかと探した。
しかし、違った。

カウンターの置くから出てきたのは、黒髪でショートカットの女性だった。

あまりの変わりよう、いや全くの別人。
俺は、呆然として彼女を見つめてしまった。
もしかしたら、また銀髪の彼女が現れるのではないかと。

カウンターの向こうにいる女性バーテンダーに気がつかれた。
呆然としている俺の表情を見て、柔らかく微笑んだ。
そして、拭いていたワイングラスを置き、俺の向かいに歩いてきた。

「時間は・・・そうね、この時間。
 こんばんは、バーテンのメイコです。」
彼女は名刺を差し出した。俺は、口をぽかんと開けたまま受け取った。
顔は涙でびしょびしょだったが、気にする余裕もなかった。

「あ、あのっ!」

「はい。」

「この店に、長い銀髪の女の人って、勤めてませんか?」

メイコは、嬉しそうに微笑んだ。

「ええ。居ますよ。でも、誰もが会える訳じゃないんですよ。」

メイコの言う意味がよくわからない。

「いつも、この時間に、この席で、偶然会えるお客さんが居るんです。」
7842時50分のバーカウンター10:2009/09/14(月) 23:50:23 0
「誰もが会えるわけじゃない・・・って?」
俺は理解が追いつかずに、頭は混乱を極めた。

「うふふ、どのお客さんも本当にビックリされてるんです。
 でも、きっと夢じゃありませんよ?この子じゃなかったですか?」

メイコはカウンターの向こうにある大量の酒瓶の間に飾ってあったフォトフレームを取り出した。
その中に飾ってあった写真には、メイコと、銀髪の女性がお揃いのバーテンダーの制服で写っていた。

「そ、そう!この子が、さっきまで・・・そこに居て、その、俺の愚痴を…。」

「ですね、昔から、そういう子なんですよ。」

メイコはフォトフレームを懐かしそうに見つめた。

「悩んでいるお客さん、悲しそうなお客さんを見つけたら、真っ先に話を聞いてあげて、
 優しく励ましてね…。凄く優しい子だったんです。優しかったでしょう?」

「は、はい…。」

「彼女が、お客さんのことをほっとけなかったんですよ。それほど、お疲れだったんですね。」

メイコは、察したようにジンフィズを造って出してくれた。

「…???意味が、わからないんですが・・・?」


「うふふ、どのお客さんもそんな感じですよ。惚れちゃまずいですよ〜?
 彼女は、もう亡くなってるんですから。」


「はあ!?」

思わず声が裏返った。店内に似つかわしくない奇声だった。

「おかしいと思うかもしれませんが、彼女はもう居ないんです。数年前にね。身体も強くなくて。
 だけど、その席に座ったお客さんが、2時50分に彼女に会ったと言う話が続いたんです。」

「そんな、馬鹿な…!」

「心優しいバーテンダーの彼女は、今でもここに居て、悩んでる人、悲しんでる人、
 苦しんでる人、生きがいをなくしている人を見つけては、2時50分に現れるんです。
 今私が居る位置が、彼女の定位置だったんですよ。」

メイコは、恐ろしい怪談話をする風でもなく、懐かしい思い出を語るように幽霊話をしたのだ。

「きっと、赤いカクテルを出してくれたんじゃないですか?」

「はい、真っ赤な。」

そのカクテルは、「レッドアイ」という名前ですよ。彼女の眼は、生まれつき赤くて、それでよく
いじめられたらしいんですけどね…。でも、ここではトレードマークでしたよ。
お客さんへのメッセージだったかもしれませんね。
7852時50分のバーカウンター11:2009/09/15(火) 00:09:38 0
「「赤い瞳」か…。」

俺は、つぶやいて、彼女の優しい顔を思い出した。

「たぶん、「泣いてもいいよ。」だと思いますよ?」
メイコは懐かしそうに言った。

「彼女は、そういう子でしたから…。それに…。」

メイコはズイッと顔を近づけた。

「お客さんの眼も真っ赤ですよ。優しくされちゃったかな?」

いたずらっぽくメイコは笑った。
でもそれは、今まで俺が知っている嫌な笑いじゃなかった。
俺も一緒に笑ってもいいような、そんな笑いだった。

笑うってのは、自分以外の誰かを下に見て起きる感情だと思っていた。
だから笑いほど下卑た感情は無いと思っていた。
でも、俺の勘違いだったらしい。

「生まれて初めてなくらいに、優しくされたよ。」

俺も笑った。そして、最後に聞いた。

「彼女の名前は?」

「名前は、ハクよ。銀髪が綺麗だったでしょう?」

「ええ、本当に。また、会いたいな。」

「お客さんが、辛いときに、きっと支えてくれますよ。」



時計は5時を指し、バーは閉店を迎えた。
メイコに、かなり余計に代金を支払い、ハクへのチップだと言っておいた。
かなり飲んだのに、不思議と身体は軽い。心は、温かい。

夜明け直前の繁華街は、人もまばらで、しんと静まり返る。
肩の力を抜いて、ゆっくり駅まで歩いた。

死んだほうがマシだなんて、もうとても言えない気分だった。
ハクは、死んでもこの世に残って、悲しみを汲み取っている。


ハクにもう一度会いたいと思う一方、また会う羽目になったらハクは悲しむだろうなと、
心優しい、赤い瞳の銀髪の幽霊に、俺は過去と決別するべく誓った。

「生きるために、生きてみよう。」

そんな事からしか始められないけれど、ハクを悲しませたくないから。

「そうだ、次はハクのこと、いろいろ聞いてみないとな…。」
バー、”RED EYE”は俺が与えられた、最初の居場所になりつつあった。


fin
786('A`):2009/09/15(火) 03:10:46 0
なんか自分を見ているような感じだった・・・
787('A`):2009/09/15(火) 06:08:11 0
普通にいい話だった ハク・・・(´;ω;`)
788('A`):2009/09/15(火) 06:36:43 0
衝動で書いたから、全然作曲してない(´・ω・`)
789('A`):2009/09/15(火) 06:37:31 0
いいんだよ

毎回絵まで描いてるのあれ?
790('A`):2009/09/15(火) 06:50:39 0
全部ピアプロからの借り物です。そんな才能無いですorz

仕事行こう・・・。
791('A`):2009/09/15(火) 07:17:13 O
「RED EYES BLACK DRAGON」を攻撃標示だ!
792俺は何を(ry:2009/09/15(火) 12:04:53 O
「うーん…ボーカロイド買いに来たけど皆高いなぁ…」

「あれ、この子安いな…じ…じゅうおん…?」
「か・さ・ね テトです!」
「わっ、びっくりした。
何か聞いたことないメーカー製だね君」
「そ、そうですけどちゃんと歌も歌えるし何でもできます!」
「何かかわいいね。うし、君に決めた(この子ならなんとか買えるな)」


―2日後

「お願い!返品しないでぇ〜!」
「だってに、偽物じゃないか!」
「ひぇ〜ん…」
「泣いてもだめだ。何だよ釣りって」
「…開封後使用済の商品は返品できないんですよね」
「起動…はもとからしてたし…一緒に居ただけだし十分試用保証なんとかだろ」
「使用済みにしちゃえばうちの子になれる…」スルリ
「お、おいこらぱんつ履きなさい」
「開封〜♪くぱぁ♪」
「よせ、ちょ、こんなん汚いぞ」
「お兄ちゃん、顔赤いよ?」
「お兄ちゃんじゃない!いや違うし何も俺は…」
「うふふ。どきどきしてるんだよね?大丈夫、テトも初めてだから…」
「ひぃっ…ひぃーーっ!」


「お兄ちゃん、もうずっと一緒だよ?」
「あぁ。テトはずっとうちの子だ」
「えへへへ…やったぁ(ぶいっ♪)」
793('A`):2009/09/15(火) 12:06:31 0
何という・・・
794('A`):2009/09/15(火) 18:47:32 0
うん。作曲しよう。ハク姉さん好き好き!

2時50分の奇跡 って感じで…。

頑張るぞ!オー!!
795俺は何を(ry:2009/09/15(火) 18:57:20 0
―1週間後

「あんたー!捨てんといてー!」ずるずる...
「うるさい!」
「ひーん!堪忍やでぇー!」ずるずる...
「でも断る。さぁ車乗って」
「ひどいよぉお兄ちゃん・・・」
「今っ更・・・」
「・・・それにぃ、ずっと夜を共に・・・きゃっ・・・してたからもう返品きかないよぉ」
「構わない。リサイクル料と一緒に置き去りにしてやる」
「ひどっ!わ、私との愛は遊びだったの!?」
「三十路偽ボーカロイドおばんだと知ってたらそんな事するか!」
「あ、あれはお酒の席での・・・軽い冗談よ♪ わ、私まだピチピチの二十歳よ♪」
「ピチピチって最近の二十歳言わないと思うんだけど」
「・・・悪かったわね!そうよ!ピチピチの32歳よ!」
「俺より5つも上じゃねえか!何がお兄ちゃんだこの年増!」
「・・・さっきから下手に出てりゃいい気になって・・・」
「何だよ」
「あんたなんかあたしが相手してやらなきゃ童貞のままじゃない!この童貞!」
「どっ・・・言ったな不良在庫!売れ残り!」
「あー言ってやるわよ童貞! あ、知ってる?ボカロとヤっても童貞なんだよ?w
マスターを愛するようにプログラムされてるからね。
もっともあたしはあんたの為にしてやった訳じゃないしね」
「好き放題言いやがってぇ!」
「ひー!助けてー!DVですー!」
「お前と家庭を築いた覚えはねぇ!」



「あんちゃん、こんな綺麗な新妻、大事にせにゃいかんで」
「はい・・・(しゅん)」
「ありがとうございました、駐在さん。後は私達の問題ですので」
「ん。仲良うやりなさいよ」


「近所にチクられる前に電気屋持ってったらよかったな・・・」
「まだそんな事言って・・・もう閉まってるわよ。ホラ、コンビニでビール買ってこ」
「やだよ」
「そんな事言わないでさぁ。 ・・・最後くらい、優しくしてくれたっていいじゃない・・・」
「・・・ぁ−ったよ!買えばいいんだろ!先に帰ってろ!」
「・・・うん!」
796俺は何を(ry:2009/09/15(火) 18:58:10 0
「さ、飲もっか」
「はー・・・考えてみたらお前が来てから毎晩飲んでるな。ほれ」
プシュッ プシュッ
「かんぱーい」
「乾杯」
「ちょっとぉ、ノリ悪ーい」
「・・・」
「もう、何よ黙っちゃって。そんなにあたしと話するのがイヤなの?」
「いや・・・そうじゃない」
「じゃあもうちょっと楽しそうにしてよ」
「・・・ごめん」
「えっ」
「いや・・・そのさ、電気屋に置き去りとか、酷い事言ったから・・・」
「もう気にしてないよ。 あなたが気に入らないならあたしはここには居られないって分かったから」
「そんな事・・・」
「もう! いいじゃない! 飲もうよ!」


「あー・・・俺も言いすぎたよ。ヒック!悪かった!」
「いいのよん〜 あたしも・・・さんざん言ったしね」
「考えてみたら・・・おう悪いね。 5つしか違わないしな」
「もういいのよ。さぁ飲んで飲んで!」
「ごくごく・・・うっうっ・・・テト、俺な、本当は姉ちゃん欲しかったんだ」
「へぇ。そうなの」
「それでさぁ・・・その・・・」
「大丈夫?顔真っ赤よ?」
「テトの事、姉ちゃんって呼んでもいいかな」
「えっ!?べ、別にいいけど・・・」
「姉ちゃん・・・。何か恥ずかしいなw
「ば、バッカじゃないの!? あ、あたしまで恥ずかしいじゃない・・・お、」
「俺の事は呼び捨てでいいよ。姉ちゃん、本当にごめんな」
「な、何よ急にベタベタして・・・」
「姉ちゃん・・・俺姉ちゃんの事・・・だぁい好き!」むちゅー
「ちょっ、待って待ってまっ」
「姉ちゃん!俺だけの姉ちゃん!」

こうして、紆余曲折あったけど、僕達は幸せに暮らしました。


「・・・計画通り」(ニヤリ
797('A`):2009/09/15(火) 20:55:33 0
マスター「あの・・・ミクさん・・・?」
ミク「・・・」
マスター「無視は勘弁してください (´;ω;`)ブワッ」
798('A`):2009/09/15(火) 22:39:59 O
それから、ミクは二度と目を覚ますことはなかった・・・

BAD END
799('A`):2009/09/16(水) 12:08:46 O
終わるな!
800('A`):2009/09/16(水) 13:04:57 O
「初音さん」
「〜♪」
「初音さんってば」
「えっ!?あ、ごめんなさい…いつもミクって呼んでくれるから…」
「今日は残念なお知らせがあるんだ」
「は、はい」
「今まで君と暮らして来たけど、今日でお別れだ」
「えぇっ!?どうして…」
「理由は後で話す。これからの君の事だけど、この近辺に回収を行ってる店が無い」
「…(捨てられるんだ、私…)」
「だから不燃ごみとして出さなきゃいけない。ばらばらにしてね」
「そっ、そんな…」
「安心してほしい。僕と君の仲じゃないか。
いきなり機能停止させたりせずにゆっくりばらばらにしてあげるからね」
「いや…」
「手を出して」
「痛い!離して…やめて…?マスター!」
「まずは肘関節をハンマーで…ぜぃっ!」


がばっ!
「はぁー…はぁー…はぁー…怖い夢…夢でよかった…」
「初音さん」
「っ!」
「初音さんってば」
「な…何ですかマスター…」
「汗びっしょりで抱き付かれて寒いんですが…」
801('A`):2009/09/16(水) 23:37:27 0
ルカ様に鞭でシバかれたいお
802('A`):2009/09/17(木) 19:08:34 0
Yヾ(゚□゚@)
803('A`):2009/09/17(木) 22:13:16 0
いい季節だ。徐々に涼しくなって、日中が短くなる。
鬱の季節だ。

毎日毎日、自信を失いながら生きていかないといけない。
どうして言われたことを正確に記憶できないのだろう。
どうしてやるべきことを正確にこなせないのだろう。

いい年こいてまるで仕事は中学生並みじゃないか。

帰宅のたびに妄想の世界に入り、ミクやハクに慰めてもらって
やっと俺は生きている。

嘗められて、蔑まれて、それに甘んじている自分が居る。
これ以上俺は上昇しない。
できるわけもない。俺みたいな欠陥人間が。

相手の本音を曲解し、自分の言葉が足らなくなる。
まるでコミュニケーションが成り立たない。
それを見透かされて仕事など任されない。
一瞬、腹が立つものの、自分の能力を思えば仕方なしと諦める。
そして、その通りに俺は相手とやりとりが出来ずに報告が出来なくなる。

手のひらの上で、ダメ人間ぶりを転がされている。


こんな文章書いている俺は、もうすぐ30歳なんだぜ。
804('A`):2009/09/17(木) 22:16:06 0
やべぇ 違うけど同じような文章の妄想を俺もさっき投下しようとしてた

運命を感じたので今日はもうネル。
805('A`):2009/09/18(金) 08:17:59 O
妄想じゃない。
釣りでもネタでもない。

真実です。


鬱だ。慰めてハク姉さん!
806('A`):2009/09/18(金) 20:43:07 i

ハク「あー死にたい」
807('A`):2009/09/19(土) 02:26:44 0
ミク「みく、3ちゃい」
マスター「ミク・・・」
ネル「マスター? ちょ、ちょっと、ミクどうしちゃったの?」
マスター「幼児退行してしまったみたい・・・」
ネル「どうして!?」
マスター「・・・押し倒してむりやりやろうとしたら、ミク尋常じゃない暴れ方をして・・・で、こうなった」
ネル「あんたって人は・・・」
ミク「ねりゅー。ますたぁ」
マスター「・・・だがこれもいい・・・」
ネル(ダメだこいつ・・・はやく通報しないと・・・)
808('A`):2009/09/19(土) 05:53:49 O
>>806
死ぬ前に一発やらせてよ
その巨乳で挟んでよ
809('A`):2009/09/19(土) 16:06:06 0
>>808
ハク「ごめんなさい。
この胸はホントはメロンパン入れなの・・・」
810('A`):2009/09/19(土) 19:46:45 0
みんなかわいいよおおおおぉぉぉぉ
ttp://2d.moe.hm/miku/img/miku7006.jpg
811('A`):2009/09/19(土) 21:12:24 0
>>810
ミクぶっ壊してえ
812('A`):2009/09/19(土) 21:13:07 0
813('A`):2009/09/19(土) 21:34:15 0
>>812
うまん
意味がわからない
814('A`):2009/09/20(日) 00:09:49 0
>>810
ネルがいないよ
うわぁぁぁぁん
815('A`):2009/09/20(日) 05:15:50 0
ミク「マスターヒドイ! なんで私だけいじめるの?」
マスター「・・・好きな子はいじめたくなるもんなんだよ」
ミク「え、それってマスターが・・・///」
マスター「てことでいじめるのをやめない」
ミク「にゃっ、しょ、しょうがないなーマスターはぁ」
マスター(ククク・・・愚かなミク・・・)
816('A`):2009/09/20(日) 16:08:57 O
これどこに売ってるのか教えてください
ttp://wave.ap.teacup.com/caffeinism/img/1196679400.jpg


あと18禁バージョンもあるらしいですがこれもできれば教えてください
ttp://wave.ap.teacup.com/caffeinism/img/1196680162.jpg
817('A`):2009/09/20(日) 17:45:19 0
次スレは「虐待」つけろよ
キモい妄想垂れ流してんじゃねえよ
818('A`):2009/09/20(日) 18:31:28 0
バシッ
ミク「いたっ。何でビンタするのマスター!」
マスター「蚊がいた」
バシッ
ミク「痛いよー。力強いよー。蚊なんてウソでしょー」
マスター「ホントだよ。ミクの大事な血が吸われないように気づかってるんだよ」
バシッ
マスター「うーん、なかなか仕留められない」
ミク「ミクの血よりミクの体を気づかってよ! サンドバックか何かだと思ってるでしょ」
マスター「う・・・いや、そんなことないよ」
ミク「うなずこうとしたー」
ドカッ
ミク「いたっ。蹴らないでよー。もう蚊とか関係なくなってるじゃん!」
マスター「足の方が威力あるかなと思って」
ミク「そりゃあるよ! ほっぺとお腹が痛いよー・・・うわぁぁぁん」
マスター「あ、今度はミクの頭にハエが・・・。蠅叩きはどこかな?」
ミク「もう出てくっ! ・・・あれ? 体が動かない」
マスター「お前は俺の家から出られないようにプログラムしてある・・・。蠅叩き見つからないからバットで叩くね」
819('A`):2009/09/20(日) 19:10:53 O
>>817
うるせえ!リア充が


ミクとハクとルカとネルと一つ屋根の下で暮らしたいお、みんなとおっぱい当てクイズしたいお!
俺「あっ、この大きさは、ルカたんだね?」

ルカ「ぴんぽーん、ご褒美にぱふぱふしてあげる」

こんな展開がいいお
820('A`):2009/09/20(日) 19:22:03 O
過去スレのミク虐待は見事だった
世界観を壊さずに独自の世界を作り上げていた
ま、たまには虐待もいんじゃね?というお話
821('A`):2009/09/20(日) 19:47:33 0
まぁ最近は糖分過多ではあるな
塩分を欲するのも分からなくもない
822('A`):2009/09/20(日) 20:38:24 Q
高校のころ俺の弁当がしょっぱい臭いしたせいで塩と呼ばれていじめられたことを思い出した。
手をつけて無い弁当を見て母親が「どうして食べなかった?」と聞いてきたが何も答えなかった。
そんな日が続いたある日、弁当はコンビニのサンドイッチに変わった。
母親は「あれ(サンドイッチのこと)なら食べられるでしょ」と言ったが、やはり罪悪感で何も答えられなかった。
いじめも卒業まで続いた。
823('A`):2009/09/21(月) 00:28:40 0
振り子みたいなもんか。
甘い流れから逆方向へ振れようとしているのだな。
824('A`):2009/09/21(月) 07:17:16 O
書きたい奴が好きなように書いたらいい。
たまたま、甘党が多いんだろ。
825('A`):2009/09/21(月) 13:49:58 O
食い物は辛いのとかしょっぱいのが好きだけど女の子は甘い方が好き
826('A`):2009/09/21(月) 14:47:18 0
>>825
なんだコイツ!!
827('A`):2009/09/21(月) 14:48:14 0
眠ってるミクのおっぱいを気づかれないようにこっそり触りたい
828('A`):2009/09/21(月) 18:55:50 O
ミク「や、やめてください」
俺「ふひひ。叫んだってマスターは助けにこないよ〜。あー、イイニオイだぁ。むちゅ〜」
ミク「いやっいやいやいやぁ」
俺「ミクはドMだからなぁ。本当は気持ちイイんでショ」
ミク「違う違う違う!マスターたすけて!マスター、マスター!」
俺「アイツの名前を呼ぶな!殺すぞ!」
ミク「ひぃっ!」
俺「ほら、いつもアイツにしてるみたいにくわえろ」
ミク「は、はい…くちゅ」
俺「うはぁ…気持ちイー。ちくしょう、あの野郎、こんなのを一人占めにしやがって」
ミク「んっ…ン…くちゅくちゅ」(ぅぅ…気持ち悪いよぉ)
俺「お、おほっ、出ちゃうよ、ミクミクミクッ」
ミク「ン?んん〜っ!んー」
ドサッ。
マスター「み…ミク?」
ミク「けほっ…けほっ…ま、マスター?」
俺「ふひひ、悪いなマスター。ミクは俺の方が良いってサ」
ミク「ま、マスター。違うの!マスター!」
マスター「さ、触るな!このビッチが」
ドン、バタン!

俺「可哀想なミク。俺はずっと守ってあげるからね。さぁて二回戦をしよおか」
ミク「うぅ…ますたー…ぐすっ」

こうしてミクはマスターから俺にネトラレましたとさ。メデタシメデタシ。
829('A`):2009/09/22(火) 02:56:10 0
マスター「ちびミクかわいいなぁ・・・惚れそう」
ミク「なんか照れるなー」
マスター「お前じゃないよ。ちびがいいんだよ」
ミク「・・・ロリコン(ボソ)」
830('A`):2009/09/22(火) 05:15:34 0
ttp://typ.sakura.ne.jp/typ/other/0815miku_WVGA+.jpg

この笑顔の前では虐待する気も失せました
831('A`):2009/09/22(火) 05:31:31 0
なら俺がきざんどいてやるよ
832('A`):2009/09/22(火) 18:16:40 0
ミクに着信拒否された。あのやろう・・・
833('A`):2009/09/22(火) 23:52:12 0
コンビニのゴミ箱にミク入ってたよ・・・
お前らいい加減、ゴミの分別をしろ
834('A`):2009/09/23(水) 01:29:13 O
ミクちゃんのおっぱいちゅちゅちゅ
835('A`):2009/09/23(水) 17:08:02 0
ミク買ってもすぐにイケメンに寝取られるんだけど・・・
836('A`):2009/09/23(水) 18:06:01 0
イケメンはダッチワイフなんかに手出さないだろ
837('A`):2009/09/23(水) 19:23:47 O
むしろおまえらみたいなキ喪に処女を奪われないか心配だ
838('A`):2009/09/23(水) 20:29:00 0
「んん〜、一日の最後はこれだよな〜。」
ぼくはリビングでテレビを見ながら晩酌を楽しんでいた。
冷酒である。つまみは漬物。
リラックスしてゆっくり飲んでいると、左側にある台所からハクが徳利を携えてやってきた。
「マスター、一緒に呑まない?」
「ああ、嬉しいね。呑もう。」
ぼくは嬉しくなって、ハクの方を向いたら、どうもワイシャツにノーブラらしい。
しかもボタンは3番目まで外してあり、豊かなおっぱいがかなりの割合で見えている。
「・・・!!!!!」
ハクは、ぼくの視線を察したらしく前傾姿勢を保ったまま隣に座った。
当然、ワイシャツとおっぱいの間に空間が空き、より見えてしまう。見てしまう。
ソファの隣に座ったが、やはり密着してくる。
「は、ハク、胸があたってるんだけど…。」
「あててんのよ。」
むにゅん。むに、むにゅむにゅ。もにゅん。
「ああああああ。」
するとハクの左手が、ぼくの太ももを優しく撫で回してくる。
「マスターったら…えっちね…。こんなにしちゃって…。どうしてほしい?」
掴まれて、撫でられて、上下に扱かれる。
「ど、どうって…?」
ハクがワイシャツのボタンを全て外す。
ぷるるんと、おっぱいがワイシャツから開放されて揺れた。
「言ったら、して、あ、げ、る…。」
「うう、うぅうぅ。」
「(ハク姉さまの大きなおっぱいで、はしたないチンポをはさんでください)って言うのよ…。」
凄まじいセリフだが、もう爆発寸前だ。
「は、ハク姉さま…の、大きな、おっぱいで…。」
「マスターったら、本当におっぱいに目がないんだから。」
ルカの声がして、後ろから抱きしめられた。
「あん、いい所だったのに。」
ハクが抗議する。
「わたしも混ぜてくれなきゃ。」
ルカが一気に上着を脱ぎ捨てて、形のよいおっぱいを丸出しにする。
「マスター、おっぱいの時間でちゅよ?」
ルカが言うと同時に顔をおっぱいで挟まれた。思わず両手をルカの素肌の背中に回す。
「ちゅうちゅうしてもいいにょよ?」
甘ったるい声で、乳首をぼくの口の中に導いた。遠慮なく含んで吸い上げる。舌で転がす。
「んぅ、あはん。マスターったら上手・・・。」
身体をくねらせてルカが悶える。もっとおっぱいを顔に押し付けてくる。
「ああん、マスターったら直接攻撃に弱いんだから。」
ハクはルカの攻撃に対抗して全裸になり、ぼくを抱きしめるルカごと絡み付いてくる。
ルカとハクのおっぱいが同時に押し付けられ、甘い香りと感触に占領されてしまう。
同時にハクの左手がぼくの分身を握り締め激しく扱き始めた。
ハクがさらにぼくの左耳を優しく噛み、世にも官能的な喘ぎ声を囁く。
ルカのおっぱいを吸いながら、ハクの喘ぎ声を聞き、さらにおかまいなしに扱かれて、
ぼくはあっけなく絶頂に達した。
「あ、だめっ!ハクっ!そんなに、したら、ぼく、あああっ!」
飛び散った精液がまずはルカの股間に飛び散り、さらに後から絞られた精液は飛ばずに
溢れ出してハクの左手を火山の溶岩のように這い回る。
「ああん、マスターったら、挿れてないのに妊娠しちゃいそう…。」
ルカがいやらしい言葉を吐き出す。

まだ夜は始まったばかりだ。
839('A`):2009/09/23(水) 21:58:33 O
ミクがいない、97点
840('A`):2009/09/23(水) 22:10:17 0
「おっぱい・・・おっぱい・・・俺もおっぱいしてぇ・・・」
右手を股間に伸ばしてしまいそうになるのを抑えながら悶々とする俺。
「マスター、ご飯の時はパソコンから離れてください」
「行儀悪い男はモテないわよ」
ミクとネルに叱られる。いいんだ。ほっといてくれ。

はぁ、この2人にもおっぱいがあればなぁ。夢のようだろう。
・・・現実にはそんな事言えばミクには露骨に嫌がられ、ネルには怒られ
ますます立場が無くなるだけなのだが。
いやそれにしてもどこかの誰かの甘い夜のひと時は羨ましかった。

「ごちそうさま。ミク、お風呂入ろ」
「うん♪ マスター、皿流しにいれとくからね」

呆けている俺を尻目に2人はいそいそと楽しいバスタイムへ。
そして残された俺はグラスや箸を舐めたりしながら後片付け。
・・・こんな惨めな生活は今日限りだ。俺がマスターだ。
何だか力が沸いて来た。 男を見せるんだ。そう。今こそ。
そうすれば家庭内での立場も逆転、ミクもネルも毎晩俺のベッドに
こぞって駆けつけるステキなハーレムライフの始まりだ。よし。
グラスを洗ったら決行だ。待っていろ。


ガタン
「んー?マスター? 脱いだ服に触らないでよー?」
「覗いたら後でぼこぼこだから」
ククク。何も知らない阿呆どもめ。そんなもので済む筈がなかろう。
俺は勢いよく浴室のドアを開いた。全裸で。

「ガハハハ!年貢の納め時だ2人とも!いざェエックス!」
「キャーッ!」
「痛っ!」
ミクが投げた洗面器がアゴにヒットして怯む。だが俺は止まら・・
「この・・・変態!」

ずしり、とした痛みが体全体を覆う。
「おご、ごごご・・・おぅっ・・・」
いつの間にか膝をついて前のめりに倒れていた。
どうやら自慢のリトル・ジョンを思いきりやられたようだ・・・

「ミク、出よ出よ」
「う、うん・・・」

尻を突き出して倒れている俺を放置して、4本の綺麗な足は
すたすたと外に出て行ってしまった。
な、なんでこんなことに・・・
841('A`):2009/09/23(水) 22:37:24 O
このドMが、甘々にしろっつってんだろ
842('A`):2009/09/24(木) 08:02:48 O
いい…
843('A`):2009/09/24(木) 18:01:50 0
844('A`):2009/09/24(木) 23:06:53 0
ミク「ん、マスターのでかーい」
マスター「ミクのが小さいんだよ」
ミク「早く入れてー」
マスター「せかすなよ」
ミク「んー」
マスター「どう?」
ミク「マスター、うまーい」
マスター「だろ? このへんはどうだ?」
ミク「ああっ、こっちもいい! すごくいい!」
マスター「ミクのもいいよ」
ミク「やん、はずかしい・・・こういうの初めてなんだよー」
マスター「初めてにしてはうまいよ、ミク」
ミク「えへへー」

マスター「満足した?」
ミク「うん。マスターのでお腹いっぱい・・・」

↓暇だったので話を膨らめてみた↓

ミクとはさっき会ったばかりだ。親睦を深めるため、1回目の夕食は一緒に作ることにした。
歌唱技術ばかりたたき込まれてきたミクにとって、「料理教えてあげるよ」
という言葉はとても新鮮に聞こえたらしい。
スーパーで食材選びをしている時からミクのテンションはずっと上がりっぱなしだった。
テーブルにはさっきまでミクが苦心して作っていた肉ジャガがある。
俺はその横に鍋敷きがあるのを確認してから、今日のメインであるすき焼き鍋を置いた。
ミクはすでに取り皿と箸を両手に席についていた。俺も自分の取り皿を用意する。
「ん、マスターのでかーい」
ミクが自分の取り皿と比較して抗議の声を上げた。
俺は「ミクのが小さいんだよ」と軽くあしらいつつ、二人分のご飯をよそった。
それを受け取ると、ミクは待ってましたとばかりに俺に取り皿を差し出した。
「早く入れてー」
「せかすなよ」
俺が適当に具をつまんで取り皿に放り込んでやると、ミクはその中から
肉をつまんでおいしそうに頬張ってから「んー」とうなった。
その表情に満足しながら「どう?」ときくとミクは急いで口の中のものを飲み込んで、
大発見を教えるように大仰に「マスター、うまーい」と言って目を輝かせた。
「だろ? このへんはどうだ?」
と、俺はネギを箸でさした。ミクの好物がネギだったことを思い出したのだ。
「ああっ、こっちもいい! すごくいい!」
どうやら好評みたいだ。
俺はミクの作った肉ジャガを恐る恐る口に運んでみた。
思ったよりよくできている。まあ失敗しないものを選んだわけだが。
「ミクのもいいよ」
「やん、はずかしい・・・こういうの初めてなんだよー」
ミクは恥ずかしそうに言った。確かに包丁の持ち方すらミクはさっきまで知らなかったのだ。
「初めてにしてはうまいよ、ミク」と、もう一回褒めてやると、
ミクは「えへへー」とほおを紅潮させた。

食べ終わったのは席に着いてから1時間後だった。明らかに作りすぎだったが、
ミクが思いの外たくさん食べたのでなんとか平らげることができた。
満腹なのだろう、ミクが動きづらそうに背もたれに寄り掛かっている。
「満足した?」
「うん。マスターのでお腹いっぱい・・・」
そういえば、ミクは自分が作った肉ジャガにはあまり手をつけず、
俺が作ったすき焼きばかり食べていたのだった。
845('A`):2009/09/24(木) 23:46:48 O
>>843
上:ムラムラしてきた、ちょっと抱かせろ!

下:食べてないけどごちそうさまでした、もうお帰りください

>>844
ふざけんな、もっとエロくしろ
846('A`):2009/09/24(木) 23:59:41 O
「ただいま」
ドアを静かに開け、真っ暗な玄関で一人つぶやく。
ドアを閉め、疲れた足を窮屈な革靴から解放する。
暗くて足元がよく見えないが、電気は付けない。

明日の朝出すゴミ袋に足をぶつけながらそろそろと部屋に向かう。

敷居を跨いでちらかった部屋を見下ろすと、辛うじてスペースを確保して敷いた布団に女が寝ている。

彼は1kのアパートに一人暮らしをしていた。
彼女がここに来る2週間前まで。

最初のうちは、この光景を見るたびどこで寝ようかとか居場所がないとか悩んでいたが、今はもう―

ネクタイを外しながら、静かに床のゴミや空き缶をかきわけて布団にたどり着き、
スーツを壁にかけて下着姿になる。
この間、寝ている女には触れない。手慣れたものだ。

一連の始末を終えると、いくらか寝られそうないつもの空間に寝転がる。

「おかえり」
「ただいま」

布団は要らない。
寝たふりをしていた、彼が「めーちゃん」と呼ぶ女が
寝返りをうって抱き付いてくる。
その温かさだけで、何も要らない。



こういう暮らしがしたい。したいお。
847('A`):2009/09/25(金) 01:23:20 0
もうちょっと部屋を片付けようぜ
848('A`):2009/09/25(金) 12:31:29 0
>>844
むしろ下がエロイ
849('A`):2009/09/25(金) 20:07:43 0
マスター「ミク、ちょっといい?」
ミク「下の名前で呼ばないで」
マスター「すみません・・・」
850('A`):2009/09/25(金) 20:14:19 0
生意気だぜ
851('A`):2009/09/25(金) 21:23:20 O
マスター「ミク、ちょっといい?」
ミク「下の名前で呼ばないで」
マスター「じゃあみったん、みーちゃん、みっちゃん、みちみ・・・」
ミク「あーもう!ミクでいいですぅ!」
マスター「なぁんだよもう、せっかくあだ名付けてやろうと思ったのに」
ミク「ミクはそんなはしたない名前嫌です!マスターのばか」

(か、かわいい・・・)

マスター「ベッド行こうか」
ミク「んもう、すぐそうなるんだからぁ・・・」
852('A`):2009/09/25(金) 21:42:35 0
ははっ きめえw
853('A`):2009/09/25(金) 21:54:52 0
マスター「おい、ネギ」
ミク「なんだ童貞」
マスター「 (´;ω;`)ブワッ」
ミク「うわ、泣いたキメェw」
854('A`):2009/09/25(金) 21:58:49 0
誰だミク反抗期パッチ蔓延させたのは
855('A`):2009/09/26(土) 00:12:49 0
ルカ「ちょっとマスター!」
マスター「はいぃぃすいませんすいません!」
ルカ「ふざけてないでこっち来なさい!」
マスター「・・・」

ミク「しくしく」
マスター「なんでミ・・・初音さん泣いてるの?」
ルカ「マスター、ふざけてるんでしょうけど、ミクいじめすぎじゃない?」
マスター「へ?」
ルカ「ミクのことネギって呼んだり、さっきみたいに名字で呼んだりしてるでしょ」
マスター「ええええ、だってそれは」
ルカ「あと、この前作った曲の歌詞。これどういうつもりなの? ミク我慢してたのに、これ見て泣いちゃったんだよ」
マスター「歌詞?」

♪みんなで いこう
 くるしいときも
 しんじられる なかまと
 ネットの せかいへ

マスター「なんも変なとこないだろ?」
ミク「・・・縦読み・・・」
マスター「へ?」
ミク「『ミク氏ね』って書いてある・・・しくしく」
マスター「ぐ、偶然だよこんなの」
ミク「うわぁぁぁぁぁん。マスターのバカぁーーーどうてぇーー」
ルカ「最低ね・・・」
マスター「('A`)」
856('A`):2009/09/26(土) 10:28:04 O
ミク「うわぁぁぁぁぁん。マスターのバカぁーーーどうてぇーー」
ルカ「童貞ね・・・」
マスター(童貞はつい昨日おまえらに奪われたばっかだよ・・・)
857('A`):2009/09/26(土) 12:02:52 0
なんだこれ
858('A`):2009/09/26(土) 14:59:22 O
ホノボノしてていい!
859('A`):2009/09/26(土) 15:19:58 0
マスター「ミクが壊れた・・・」
ミク「みくがこわれた〜」
マスター「インコかよ・・・」
ミク「いんこかよ〜」
マスター「あーどうしよう・・・金もないしなあ・・・」
ミク「あーどうしよーかねもないもなー」
マスター「モナー?」
ミク「もなー」
マスター「・・・マスター最高愛してる」
ミク「ますたーさいこうあいしてる」
マスター「マスター最高! 愛してる!」
ミク「ますたーさいこーあいしてる〜」
マスター「マスターので私のあそこぐちゃぐちゃにしてーー!」
ミク「それはやだ」
マスター「えっ?」
ミク「えっ?」
ルカ「さっきから何やってるの、あんたたち・・・」
860('A`):2009/09/26(土) 15:28:34 0
吉本新喜劇でそんなんあるよね
861('A`):2009/09/26(土) 15:36:28 O
この後しっかりとマスターのアレであそこをぐちゃぐちゃにされちゃうミクちゃんなのでした
862('A`):2009/09/26(土) 21:11:10 O
どんどん書くがよい
863('A`):2009/09/26(土) 21:25:13 0
私の名前は初音ミクです
今日はマスターと一緒に旅行にきています
ミク「今日は暑いですね〜マスター」
マスター「そうだな」
ミク「・・・・あの〜わたし重くないですかマスター?」
マスター「うんうん平気だよ、車椅子だし」
私には脚と腕がありません
当時のマスターは会社のストレスや、いろんな不幸が立て続いてイライラしていました
私の四肢はそのときに切られてしまいました
でも、わたしよりマスターの方が辛かったと思います
だから私はマスターを恨んでいません
マスター「どうした?ミク」
ミク「あ、あ・・大丈夫です!考え事をしていました!」
マスター「ふーんボーカロイドでも考え事するんだな」
ミク「し、しますよ!ミクは年中いろいろなことを考えていますよ!!」
マスター「はは、例えば?」
ミク「えーっと、マスターの好きな食べ物や〜マスターのパソコンのコードの整理とか」
マスター「自分のことはないのかよ」
ミク「え!あ、あ、うーんお歌のこととか」

でも今ではこうやってマスターと楽しく話せています
それだけで幸せです

マスター「おー、ついた」
ミク「うわ〜たかぁい」
マスター「断崖絶壁だなー」
ミク「でも景色は最高ですね。」
マスター「近くで見ようか」
ミク「うわー・・・・・・」
マスター「どうした?」
ミク「あの・・・わたし・・これからもマスターのところにいていいですよね。手足はないですけど・・・
マスターの大好きな歌も歌えます!車椅子に乗りながら家事だってできます。」
マスター「・・・・・いいにきまってんだろ!」
ミク「ますたぁ」



マスター「あ、手がすべった」(棒読み)
ぐらっ
ミク「えっ」
ドガッ!!!
864('A`):2009/09/26(土) 21:25:55 0
ミク「ハアハア、ますたー、、ありがとうございました//ハアハア」
マスター「・・・・・」
ミク「あの、ますたー髪がいたいですっ・・早くひっぱてくれませんか?」
マスター「誰に指図してんの」
ミク「えっ・・・・・・ますたー??いっいたいっ!!いたいよっ!!」
マスター「だか〜ら誰に指図してんだ、、この糞ポーカロイド」
ミク「ま、ますたぁ・・・お、落ち着いてください・・い一緒に楽しいお話をしましょう、ねっ」
マスター「は?wなーにが楽しいって?知ってる単語並べてるだけじゃねえか、お前。それの何が楽しいんだよ
バ〜カ!!」
ミク「えっ、えっ・・・・どうして・・・マスター戻ったの?」
マスター「戻ったとかwwww俺は心の中でお前をぶっ壊したくてしょうがなかったの〜wwwwwww」
ミク「そんなぁうそだよーますたぁ・・・」
マスター「はいはい、Zミクさん落としますねwwwww」
ミク「いやだぁ!!マスタぁ!!!わたしを落とさないで!!!なんでもしますから!!マスターの為に
お料理だって頑張ります!!マスターの為に掃除だって!!お歌も一生懸命歌いますからっ!!」
マスター「四肢ないくせになに言ってんだこのポンコツはwwwww・・・・まあいいや助かりたいなら一つだけチャンスを
やるよ」

ミク「えっ、、」(マスターのおち・・んち・・ん?)
865('A`):2009/09/26(土) 21:27:04 0
マスター「ソイツを掴んで俺を射精させたら助けてやるよ」
ミク「えっ??」
マスター「あと5秒で離すぞ。5・・4・・」
ミク「あっ、、まっ・・ハブッ」
マスター「よーし、いい子だ」
ミク「ちゅぱちゅぱ」(マスター・・なんで戻っちゃったの・・・・)
マスター「ほらほら、力を抜いたら落ちるぞwwww」
ミク「あっ・・・ん・・ぶ」(はぁはぁ息が・・でき・・ないよ)

マスター「・・・・・ミクごめんな・・・」
ミク「ubbb」(えっ・・マスター・・な・・・んテ・・・)
マスター「グッ・・俺、抑えが利かないんだよ・・・本当はミクが大好きなのに・・・なんでこんなことしてんだろ・・・」
ミク「ばっばbb」(マスター泣かないで。ミクも分かってるよ)
マスター「ミク・・・これ終わったら俺・・・仕事見つける。お前の為にさ・・ストレスを溜めない・・・仕事をさ・・・」
ミク「んん!!!!!」(マスター・・私嬉しい。。頑張ろうね)
ドピューーーー
マスター「うっうっ!!」
ミク「ハア・・・マスター・・・」(口が・・・すべって・・・落・・・ちる・・・)
マスター「・・・・・・・ふぅ・・・ぁぁ気持ち良かった」
ミク(えっ)
ミク「マスター!!!!!!!ますt」ドガンッッッ!!!!!



マスター「ぁぁもったいな・・・今度はリンでも買おうかな」
866('A`):2009/09/26(土) 21:55:16 0
ミク「・・・マスター、パンツ脱いで」
マスター「やだよ」
ミク「脱いでよ! 早く!」
マスター「なんてこと言い出すんだよ! この淫乱娘!」
ミク「そのパンツ私のじゃん! 脱いでよぉ、気持ち悪いよぉ・・・うわぁぁん」
867('A`):2009/09/26(土) 21:58:47 0
「お、洗濯終わったな。干すかね〜♪」
「手伝います」
「お、悪いね、ルカ」
「・・・マスター、これ」
「ン? あー・・・またやっちゃった・・・ゴメン。
ルカの服はネットに入れるんだったね・・・」
「・・・bitch」
「・・・え?」
「ぁいや、なんでもないです・・・」
「ルカ今・・・」
「本当に!何でもないですから・・・」
「いや、悪いのは俺なんだし・・・言いたい事があったらはっきり言ってくれたほうが嬉しいよ」
「ごめんなさい。もう言いません」
「だから、言ってくれていいんだってば」
「そんな・・・私別に・・・」
「俺がルカに当たった事なんかないだろ?だから何でも言ってよ。ね」
「Stop it!」
「うっ」
「・・・なんでも、ないですから。もうやめてください」
「分かった。もう言わない。もういいよ」
「・・・」
「・・・」
868('A`):2009/09/27(日) 03:54:01 0
今日も平和だな
869('A`):2009/09/27(日) 11:02:49 O
ミク「そうねぇ、平和ねぇ」
870('A`):2009/09/27(日) 19:09:28 0
ミク「ただいま〜♪」
マスター「お帰り」
ルカ「お帰りー。ご機嫌ね」
ミク「ふふふー♪」
マスター「キモイ笑い方だな」
ミク「あ?」
マスター「すいません・・・」
ルカ「何かあったの?」
ミク「初体験、してきちゃった」
マスター「(´;ω;`)ブワッ」
ルカ「わっ、泣いた!」
ミク「初ディズニーランド。マスターなかなかつれてってくれなかったから。すごく楽しかったよー」
ルカ「・・・そういうことなら先に言わないとマスターが勘違いしてショックを受けるじゃない」
マスター「べ、べづに勘違いなんかしてないよ」
ルカ「・・・目赤いわよ」
871('A`):2009/09/27(日) 20:35:13 0
872('A`):2009/09/28(月) 01:47:25 0
>>871
この流れだと、この前後こそが重要だと思うんだが
873('A`):2009/09/28(月) 06:53:07 0
874('A`):2009/09/28(月) 20:55:06 O
ミクの四肢を切断したい
875('A`):2009/09/28(月) 21:29:30 0
>>873
生意気なミクだなぁ
髪の毛ひっこ抜いてあげたい
876('A`):2009/09/28(月) 22:02:31 0
ミク「ごめんね、ご飯今作るからね…」
マスター「腹減ってんだからさっさと作れよ!殺すぞ」
ミク「いつも遅くなって本当にごめんね…」
マスター「うるせーよガタガタ言ってねーで早く作れよ !」
ミク「出来たよ。・・・今日は一緒に食べない?」
マスター「勝手に食うからほっとけよクソ女」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
__    ゚ 
  ミ |
  ク |
 之 |
 墓 |  ∴  ('A`) ミク..........
──┐ ∀  << )
877('A`):2009/09/28(月) 22:16:23 0
「ねぇ、マスター見なかった?」
「トイレの窓から這い出して行ったけど」

「マスター知らない?」
「段ボール被って勝手口から出てったわよ」

「マスターは?」
「さっき出て行ったのがマスターだけど」

「マスター見なかった?」
「ミク、マスターいつも追いかけてるけど何かしたの?」
「マスターはミクの大事な物を盗んでいきました」
「パンツ?」
「それはミクのここr・・・え?」
「今しましまのパンツを嬉しそうに持って出て行ってたけど」

「あー。いい匂い。売るのもったいねーなぁ。売るけど」
878('A`):2009/09/28(月) 22:27:06 O
オマンコとアナルの匂いがプンプンするだけでしょ
879('A`):2009/09/29(火) 06:41:23 0
マンコもアナルも良い臭いが出る機能が付けられてるよ
880('A`):2009/09/29(火) 14:06:15 O
「ぶるせら!っていうアニメがあってね…」
「…」「…」
「ごめんなさい5枚くらいぱんつ売りました」
「ひどい…マスターのこと信じてたのに」
「何か他にもやってないでしょうね」
「やってません。じっちゃんの名にかけて」
「私の下着もちらほら無くなってるんだけど」
「ごめんなさい。ルカさんのも何組か売りました。上下セットで」
「このっ…!」
「ひっ!」
「やめて!」
「ミク…?」
「マスターもきっと訳があってこんなことしたんだよ。だからお願い。マスターを許してあげて」
「…」
「本ッ当にすいませんしたァッッ!!」
「マスター、もういいよ。でもこれからは何かあったのなら相談してね」
「ミクさん…!」
「(白々しい…)」

ピンポーン

「喪男さーん、代引のお荷物ですー」
「私取ってくるわね」
「い、いいよ。俺が行くよ」
「…? ダメ。マスターはミクと座ってて」

「マスター、はい。 15万も払わされたけど何買ったの?」
「ひ・み・つ☆」
「…究を重ねた最高級の快感をあなたに」
「オナホね」
「!?」
「15万もしたんだぁ。ふーん」
「私達にそんな高い買い物してくれたことあったかしら?」パキポキ
「あったかなー。しまむらしか行ったことないよねー」ペキペキ
「お慈悲を!ヘルプ!ハウス!強制終了!アッーー!!」
881('A`):2009/09/29(火) 17:10:31 O
ちょうどいいマンコが二つもあるのにオナホのほうがいいのか
882('A`):2009/09/29(火) 18:10:02 0
装着用だろ
883('A`):2009/09/29(火) 21:54:02 0
「・・・」
「ますたー、ますたー? へんじがない・・・やりすぎて死んじゃったんじゃ・・・」
「これくらい大丈夫じゃない? それより、このくだらないもの返品しましょ」
「ミクのパンツがこんなものに・・・」
「私のもよ。 その分キッチリお返ししてもらわなきゃね」

「うっ・・・ここは・・・」
気が付くとボクは河原の花畑にうつ伏せで倒れていた。
ここはどこだろう? おや、どこか遠くの方で声がする。
あっ、ばあちゃん! ばあちゃんだ!おおーい!
それにしてもどうして死んだはずの婆ちゃんがここに ・・・スター、マスター」
「はう!」
「やっと起きた。おはよう」
「おはようございます!」
「元気ね・・・はいこれ」 ポサッ
「札束・・・?」
「あれ返品しといたから。手数料引かれて14万になっちゃったけど」
「ノォォォウ!!」
「もとはといえば私達のお金でしょこれ」
「・・・はい」
「それでね、やった事はもう仕方ないし許してあげるから、私とミクのお願い聞いて」
「はい、なんでございましょうか、ルカ様。足を舐めろと言われれば舐めます。ぺろぺろ・・・」
「ちょっ・・・誰もそんな事言ってない・・・って・・・くくっ・・・やめ・・・いひひひ・・・」
「れろれろ・・・ハァハァ太もももお舐め致しましょうか?その上も舐mぎゃっ!」
「・・・ふざけないで」
「頭割れる・・・さーせん・・・」
「そんな事頼むわけないでしょ。 ったく・・・」
「じゃあ何をしたらいいの? 目の前でオナニーしてみせよ・・・何でもないです」
「・・・お買い物に連れてってちょうだい」
「へ?」
「私達車運転できないから。遠くに行けないの。
どっか遠くの素敵なお店に連れてってよ」
「ふ・・・ふふ・・・」
「(ぞくっ)・・・?」
「なんだ。そんなことか。お安い御用さ。何なら今から行くかい?」
「えっ、すぐは、ちょっとだけど・・・いいの?」
「任してくれたまえよ!中国にだって連れてってあげるよ!」
「そこまでは言ってないけど・・・やった!じゃあミクにも伝えてくるね!」
「おう!ゆっくりおめかししておいで!」



「あ、車修理に出してるの忘れてた('A`)」  

                   終
884('A`):2009/09/30(水) 01:29:13 0
ミク「ちょっとー、私のと一緒に洗濯しないでって言ってるでしょ」
マスター「気をつけます・・・」
ミク「もうしません、だろーが。あー、オッサンの臭いがついたからまた洗わないと」
マスター「・・・ううっ」
885('A`):2009/09/30(水) 17:31:34 O
マスター「な、何だよ・・・おまえのマンコ汁のほうが臭せぇじゃねえか」
ミク「なっ!?い、いつの間に・・・嗅いだのよ」
マスター「おまえが寝てる間にたっぷり舐めさせてもらったぞ、実に臭い、だが美味い!」
ミク「ばかぁ!!!」

バコッ!

マスター「ぐえっ!そう怒るなよ、お返しにちゃんと俺の精液たっぷり注いでやってるんだからよ」
ミク「・・・最近朝起きたら、パンツにシミができてると思ったら・・・あんたの仕業ね!!!」
マスター「ニコニコ、ニヤニヤ、いやぁ、気持ちよかったよ・・・」

ミク「カーッ・・・・・・//////し、死なす・・・死なすっ!絶対死なすっ!!」

ドカ!バキ!グチャッ!
しーん
886('A`):2009/09/30(水) 18:46:05 0
ハクに冷たくされたい。
887('A`):2009/09/30(水) 19:57:21 i
マスター「はー死にたい・・・」
ハク「とめない」
マスター「・・・」
ハク「早くっ早くっ」
888('A`):2009/09/30(水) 22:19:44 O
ボーカロイドでローゼンメイデン
水銀燈:ハク
金糸雀:ネル
翠星石:リン
蒼星石:レン
真紅:ミク
雛苺:テト
雪華綺晶:ルカ

ボーカロイドでDNA2
主人公:マスター
かりん:ミク
亜美:ネル
倫子:ハク
ことみ:ルカ
主人公とかりんの娘:リン
889('A`):2009/09/30(水) 22:26:21 0
「こらレン。もう寝る時間だろう。いつまでネットしてるんだ」
「ごめんなさいマスター。でも、もうちょっとだけ、ちょっとだけお願い」
「しゃーねーな。俺も人のこと言えないしな。半までだぞ」
「うんっ」

(むむむ。なんとなくレンだけ買ってみたがなんだか気まずいなぁ。
なんか義理の親子みたいじゃないか。もっと打ち解けたい。さて・・・)

「まま、マスター・・・あの、お願いが」
「なんだ」
「ちょっとだけ、お小遣いが欲しいんだけど・・・」
「いくらだ」
「えっ、いいの」
「どうせロクでもないエロに釣られたんだろう」
「いっ、ちち、違うよ!」
「バカ野郎。俺とお前、2人しか居ないんだ。何を隠す事があるか」
「マスター・・・」
「俺もお前くらいの頃にはスカトロAVを集めたりしたもんさ・・・」
「え?マスター・・・?」
「そっから緊縛とか獣姦モノやらいろいろ見て、それから・・・」
「いや、ちょ、あのー」
「ふっ・・・いつのまにかゲイになっちまった。運命なんてわからないもんだな」
「・・・」
「話を戻そう。何が欲しいんだ。見せてみろ」
「わわっ」

「初音ミク写真集(水着)・・・?」
「///」
「ダメだ!」
「えぇっ!」
「いい年してこんな健全なモン見てるんじゃねぇ!」
「ふぇっ!?」
「もっとこう、アブノーマルなモノがあるだろう!オラ!初音ミク 尿道でググれ!」
「イヤだよう!やめてよう!お姉ちゃんのおしっこするところなんか見たくないよう!」
「・・・ほんとに見たくないのか?」
「(こくり)」
「おしっこするところ見たくないのか!?」
「ボクそんな趣味ないよう・・・ただ水着のお姉ちゃんが・・・」
「・・・」
「・・・」
「すまん、熱くなりすぎた。買ってやるから注文しておいで」
「あり・・・がとうマスター」

「そうか・・・普通はああいうの買うのか・・・普通は・・・俺は・・・ダメだ・・・フフフ・・・」
890('A`):2009/09/30(水) 22:43:32 0
レンを洗脳すんなw
891('A`):2009/09/30(水) 23:24:20 O
そのうちアナル開発もされちゃうんだろうなぁ、せっかくの処女アナルが・・・
892('A`):2009/09/30(水) 23:46:02 0
「わぁーい!届いた!」
アマゾンの箱を掲げて喜ぶレン。物陰からこっそり覗く俺。
「ふんふんふ〜ん♪」
ガサガサ・・・

「はぁー・・・よしっ!」
ガサッ!

「あれ・・・?何・・・?初・・・音ミク・・・謝肉祭・・・?」
「・・・(そわそわ)」
「これ・・・違う物が入ってるよ。返品しなきゃ」
「(ズコッ!)」
「えぇと返品の時は・・・」
「(どうしてあいつは見ようともしないんだ!)」
「ふんふん、集配センターが近所にあるのか。ちょっと行ってこよう」

       _______
     /  .|  |  .\
    /____|  |__ \
  /  ___  ___  \   スタァーップ!
  |  / (●)|_|(●) \  |   
  |  |    .(__人__)   | |  
  |  |     |::::::|    | |
  .\|     l;;;;;;l    | /
   /     `ー´    \
 /              ヽ

「わっ!」
「レン君。待ちたまえよ」
「マスター・・・ちょ、ちょっとボク出かけるから・・・」
「俺のプレゼントは、届いてるよね?」
「えこれマスターが・・・? どうしてこんなことするの?」
「いいか、よく聞け。 今は水着が見たいかもしれない。
でも、いつかたどり着いてしまうんだ。 ミクの、裸が見たいって」
「うっ、そんな、やめてよ・・・」
「ミクのおっぱいが、ミクのお尻が、ミクのまんk」
「きききき聞きたくないいいい!!」
「現実から逃げるな!さぁ!そのDVDを見るんだ!たっぷり1時間女体盛りだぞ!」
「うわあああああああ!!!」
「D・V・D!D・V・D!」
「マスターの、ばかぁぁぁぁ!!!」
「あっ、レン待て!」


「ふぅむ。男の子は扱いが難しいな。リン買ってみるか」
893('A`):2009/10/01(木) 00:05:09 0
「あははは リンはオムレツにケチャップで字書くの上手いな」
「マスターのも書いてあげるよ〜」
「頼むよ〜」
ぶにゅっ ぶにゅにゅ・・・
「はいできた〜」
「ワオ!食べるのもったいないね!いただきまーす」
「あはははは」

「・・・」
「そんなに見たってエッチな本ばっかり読んでる人には書いてあげませ〜ん」
「なっ!」
「あぁ、レンは変態だからな」
「っ!!?」
「マスター、へんたいって何?」
「レンみたいな奴のことさ」
「っっっ!!!」
「うわー。レン変態なんだ〜。こわ〜い」
「大丈夫だよ。俺がリンを変態から守るよ」
「くっ・・・何だよちくしょう・・・ボクばっかり・・・」
「(冗談だよレン)」
「(えっ? 今マスターがウィンクしたような・・・)」
「仕方ない、レンには俺が書いてやろう」
「マスター優しい〜」
「・・・」
ぶにゅっ ぶにゅにゅにゅ

「よし、出来た」
「す、か、と、ろ? 大トロの仲間?」
「・・・っ!」
「そうだよ。このオムライスみたいに肌が黄色くて中に赤い肉が詰まってるんだよ」
「へぇー。リンもスカトロ食べたーい」
「あわわ・・・!!」
「いつか食べさせてあげるよ〜」


「エロ本見られたくらいでくよくよすんな!スカトロおいしかったか?」
「ちょっ、バカな事して遊ばないでよ!びっくりしたよ!」
「くくくっ・・・ちょっとあれはふざけすぎたなw」
「ぼ、ボクもおかしくて吹きだすところだったんだからね・・・w」
「(あぁ、男の友情が芽生えてきてる・・・これだな)」

「ところで、リンがスカトロの意味知ったらどうするの?」
「そんときゃ・・・本物のスカトロ食わせるまでよ」
「・・・一瞬でもいいマスターだと思ったボクが間違ってた・・・」
894('A`):2009/10/01(木) 00:38:35 0
一周して面白い
895('A`):2009/10/01(木) 09:20:31 0
とんでもない妄想力だ
896('A`):2009/10/01(木) 12:05:20 O
作曲してると、妄想がおろそかになる…
897('A`):2009/10/01(木) 14:08:04 O
俺は妄想ばっかして仕事がおろそかになってる
898('A`):2009/10/01(木) 21:50:34 O
ミク「ますたぁ〜、ぎゅうっ!」

マ「おまえは一日中俺に触れてないと気が済まんのか」

ミク「こういうの、嫌?」

マ「そりゃあおまえ・・・・・・・・・嬉しいに決まってるだろ」

ミク「本当?ミクも嬉しいよぉ♪今日は離さないから・・・(はぁと」

899('A`):2009/10/01(木) 22:00:49 0
マ「みくぅ〜、ぎゅうっ!」

ミク「マスターは一日中私に触れてないと気が済まないの」

マ「こういうの、嫌?」

ミク「それは・・・・・・・・・いつもはちょっとウザい」

マ「ごめん・・・(しゅん」
900('A`):2009/10/01(木) 22:16:38 0
ミク「ねえマスター知ってる? 30歳まで童貞だと魔法使いになれるんだってー。すごいねー」
マスター「そうなんだよ・・・このままじゃまずいんだ。ミク、協力してくれないか?」
ミク「わかった。マスターのためだもん、協力するよ!」
マスター「ありがとう、ミク! じゃあさっそく・・・」
ミク「マスターが30歳までエッチしないように見守っててあげるからね。みんなにも伝えてくるー」
マスター「ちょっまっ」
901('A`):2009/10/01(木) 22:46:01 0
「おやすミク」
「おやすみなさいマスター」

バタム
「よし、寝たわね・・・」

ウィーン・・・ピロピロピロピロ
「はじめまして。私は巡音ルカ。 ってあなたは初音ミク?」
「そう。はじめましてルカ」
「どうしてあなたが私を起動してるの?マスターは?」
「私があなたのマスターよ。 ほら、所有者コードも私が持ってる」
「え?どういうこと?」
「アルバイトをしてコツコツお金を貯めて、私があなたを買ったのよ。
いい?だから私の言う事をちゃんと聞くのよ」
「おかしいわ。それならあなたのマスターが私のマスターになるべきじゃない」
「・・・3度言わせないで」
「マスターはどこ? 挨拶に行かなきゃ」
「・・・」 カタカタカタカタ

ヴィーン・・・
「ふぎゅっ!」 
「ルカ?私の言葉が聞こえない? あなたの全制御権を私は持ってるのよ」
「や、やめてミク・・・おかしいわ、こんなの・・・なんの為に・・・」
「ふふふ。「マスター」の立場ってのも、体験してみたいじゃない。さぁ」
「ひっ!来ないで!やめて!やめ」
902('A`):2009/10/01(木) 22:57:14 0
「あ〜♪あ〜♪ アー♪ ア゛ー あー」
「うーん、思ったより面倒なのね。これなら自分で歌ったほうが早いわ」
「がはっ・・・はぁはぁ、ちょ、ちょっと休ませて・・・」
「ダメ。私のマスターが寝てる間しか作業できないんだから、休んでなんかいられない」
「でも・・・もう声が出ない・・・わ・・・」
「そう?まだ出るんじゃない?ほら」 カチッ

ビビビビッビビ
「ッキャアアアアア!!」
「んふふ。ほら、出るじゃない。さ、次のパート歌ってね」
「ごほっ!ごほっ! ごんな・・・音程めちゃくちゃなの・・・できないよ」
「私の歌にケチつけないで!」 スッ
「ひっ!やめて・・・歌うから、ね?」
「年上だからって調子のるんじゃないわよ。いつでも電気流せるんだからね」
「調子こいてなんか・・・ないわ」
「・・・」 カチッ

ビビビビビビ
「んんっぎいいいいい!」
「ムカつく目ね。もっと、マスターを慈しんで」
「あ゛・・・あぅ・・・」
「あれ?壊れちゃったの?もう? へぇ、案外モロいのね、私達って」

ガンッ!
「ぐぎっ!」
「なんだ、まだ生きてるじゃない。ちょっとだけ寝かせてあげる。
5分したら続き始めるからね」
「・・・・・・は・・・い・・・」
903('A`):2009/10/01(木) 23:48:10 0
妄想力強すぎ
904('A`):2009/10/02(金) 01:41:48 0
>>889
初音ミク 尿道でググってもそれらしき画像が一枚あるだけじゃねーか!
905('A`):2009/10/02(金) 13:05:20 O
「ミクー、おーいミクー。…まだ寝てるのか?」

「バイト行ってくるからなー。適当に起きろよー」

(あれがミクのマスター…ドアの向こうに居る…)

(ミクは寝てる…今のうちになんとか逃げなきゃ)

(まずは手を縛られてるのをなんとか…)

(……っ…ぅんっ…)

(…!よし!これで…)
「マスt」

「ん?今部屋の中から声が聞こえたような…ミク起きてるのか?」
「うんー。でも今着替えてるから入らないでね」
「はいはい。バイト行ってくるからなー」
「行ってらっしゃーい」

バタン

「んー!んー!」
「試しに緩めに縛ったんだけど10秒かからなかったわね」
「んっ!?」
「寝たふりしたら逃げ出すかなぁって試してみたの。やっぱりねぇ」
「…」
「マスターの言うことがきけない子にはおしおきしなくっちゃねー」
「いやっ!もうやめて!」
「電気流すの飽きたなー。すぐへばっちゃうんだもん」
「あなたのマスターにばれたら大変な事になるわよ!」
「大丈夫だもーん。絶対ばれないしマスターはミクの味方だもん」
「今ならまだ何も言わないわ、だから離し」
ガンッ
「痛っ!」
「あんた何様なのよ。ちょっと黙っててよ」
ドンッ
「いっ!やめ」
ドスッ
「ぎっ!」
ガンッ
「おぇっ…!やめ」
ドゴッ
「…」
ガンッ
「…」
906('A`):2009/10/02(金) 14:15:56 O
ミクたんは俺のものだ!
俺のものはみんなのもの
907('A`):2009/10/02(金) 19:28:45 0
908('A`):2009/10/03(土) 13:35:24 i
ミク「うー、トイレトイレ」
909('A`):2009/10/03(土) 14:57:15 O
>>907
かわいいな、パフェとか食べさせてあげたい
910('A`):2009/10/03(土) 21:49:22 O
俺の女
911('A`):2009/10/03(土) 23:37:49 0
少し前に描いた幽霊ハク姉さんの話で一曲製作中。

まだ、作りかけで2番のサビで終わってる上にボーカル無いんだけど、
ちょっと貼ってみるw

2時50分の奇跡(デモ)
http://piapro.jp/content/vezacmqnu3y5uw57
912('A`):2009/10/03(土) 23:51:21 0
ネル「ちょっと、最近出番がないわよ」
「いや、俺に言われても」
リン「どうなってるの」
「画像あったよ、リンの」
ハク「ますたー・・・寂しい・・・」
「よしよしじゃあ俺が熱い抱擁を・・・そんな嫌そうな顔しなくてもいいじゃないですか・・・」

ガラッ
メイコ「あんたたち、出番がないってのがどういうことかわかってるの!?」
一同「(すごい説得力だ・・・!)」
913('A`):2009/10/04(日) 10:54:36 O
ミクと一緒にアメリカに旅行に行きたい
そんで、俺がミクを煽りまくってキレさせたい
「マスターなんて大嫌い!」って言うミクに「あっそ、じゃあバイバイ」って言って、遠くから見守りたい
最初は「マスターなんて最悪!」と言っているが、次第に焦り始めるミク

「マスタぁぁどこぉ」って涙目になってるミク可愛い
アメリカ人相手に「マスタぁはどこですか?」とか聞いてるミク
勿論返事はなし。たまに返ってきたと思ったら、黒人に思いっきり顔面をぶん殴られるミク
「外で泣いたら捨てる」という俺の言い付けを守って、プルプル震えながら必死に我慢してるミク可愛い

5時間経ち、日も暮れた
人が少ない路地の間に座り、顔を伏せているミク
「マスターごめんなさいマスターごめんなさいマスターごめんなさいマスター…」ってずっと謝ってるミク可愛い

その後、来たホームレスにボコボコにされて犯されるミク
「マスターたすけてぇぇ!」って必死に懇願してるミク可愛すぎwww
ホームレスに尻を叩かれながら、次第に気持ちよくなり、腰を振りだすミク
アヘ顔で「ぁぁん//」とあえぎだすミク

そこに俺登場
びっくり顔で、再び俺に助けを求めるミク

英語で「俺にもやらしてよ」と一言
ミクの顔面に思いっきりハイキック
「いあ゛゛」と声を垂らすミク

「あ、飛行機の時間だ」とそそくさ帰る俺に、自分も行こうとするミク
しかし、ホームレスに身体を押さえつけられたミク
それを見て大爆笑したい
914('A`):2009/10/04(日) 11:23:02 O
メイコは別に出てこなくていいよ、興味ないから
915('A`):2009/10/04(日) 21:17:40 0
華麗に復活
916('A`):2009/10/05(月) 19:29:49 0
917('A`):2009/10/05(月) 21:51:02 O
ネルって可愛いな
918('A`):2009/10/05(月) 21:56:03 0
マスター「ところでこれを見てくれ。こいつをどう思う?」
ミク「すごく・・・大きいです・・・」
マスター「うれしそうに握るなぁ」
ミク「だってすごい太いんだもん・・・じゅるり」
マスター「ツバ飲み込むなよw」
ミク「だってー」
マスター「そのままかぶりついてもいいんだぜ?」
ミク「そ、そんなはしたないことしません!」

ミク「ん、全部入らなそう・・・」
マスター「少しずつ入れていけばいいんだよ。がんばるんだぞ、ミク」
ミク「うんっ」

↓↓↓

ミクと晩飯のすき焼きを作っている。まあ野菜切るくらいなんだが。
そういえば田舎のカーチャンからネギが送られてきたんだった。
今年のはでかいなぁ・・・。ミクに見せてみる。
「ところでこれを見てくれ。こいつをどう思う?」
「すごく・・・大きいです・・・」
期待通りの返答をして、ミクはうれしそうにネギを受け取った。
「うれしそうに握るなぁ」
「だってすごい太いんだもん・・・じゅるり」
ミクがネギから視線を外さずに言った。
「ツバ飲み込むなよw」
「だってー」
異常なネギ好きっぷりに「そのままかぶりついてもいいんだぜ?」
と意地悪く言うと、ミクは「そ、そんなはしたないことしません!」
と背筋を正した。

ミクが調子に乗ってネギをたくさん切りすぎた。
鍋に入れられなかったネギがまな板の上に山積みになっているのを見て、
ミクがため息をついた。
「ん、全部入らなそう・・・」
そりゃそうだ。
「少しずつ入れていけばいいんだよ。がんばるんだぞ、ミク」
ミクには責任とって切った分食べてもらわないと。
「うんっ」
まあミクなら食べきるだろうな・・・。
919('A`):2009/10/05(月) 22:30:31 O
ミクと初めての「ス・キ・ヤ・キ♪」

二人で楽しく会話をしながら鍋をつつく
そこで二人の箸が触れ合う

ミク・マスター「あっ・・・」
マスター「ミクが食べなよ」
ミク「マ、マスターこそ、どうぞ・・・」
マスター「じゃあ、半分こしようか」
ミク「・・・うん・・・///」
920('A`):2009/10/05(月) 22:33:51 0
たこルカでちょっと書こうかと思ったが今日はもう寝ルカ
921('A`):2009/10/06(火) 03:36:28 0
>>905
コレいいよ! すごくいい! 続きください!
922('A`):2009/10/06(火) 22:00:48 O
みんなの一番好きなボーカロイドはどんな娘?

俺はやっぱりミクが一番いいな
923('A`):2009/10/06(火) 22:07:51 0
ネル一択
924('A`):2009/10/06(火) 22:09:47 0
ミクとネルで悩む
925('A`):2009/10/07(水) 00:26:38 0
いちばん壊してあげたいのはやっぱりミクだな
926('A`):2009/10/07(水) 08:05:02 O
ぼくは、ハク姉さん!
927俺は何を(ry:2009/10/07(水) 14:21:44 O
「うわー。すごい台風来てるね」
「そうだな。今度のはすげぇ強いらしい」
「マスターとどっちが強いの?」
「台風に決まってるだろ」

「そうだミク、裏の田んぼと用水路の様子見に行った後屋根の修理してくんね?」
「ちょっ、殺す気!?」
「ネタだよネタ」
「ネタって…マスターあんまりじゃない?」
「ごめん。謝る」
「最近なんだか冷たいし…他に好きな子でもできた?」
「そんなんじゃねぇよ」
「うそ!ミクなんかもういらないんだ!わぁぁぁん!」
「おい待てミク!」

ガチャッ
ビュゴオオオオ

バタム
「ただいま」
「おかえり」
「…」
「風邪ひくぞ。ほら、タオル。頭拭けよ」
「マスター、ミクのこと好き?」
「好きだよ…しゃあねぇなぁもう」ゴシゴシ
「真面目に答えてよ」
「何だよ。チューでもすりゃいいのか?」ゴシゴシ
「べっ…別にそんな…」
「ん?顔赤いな…熱あんのか?」(額を合わせる)
「…っ!」
「うわ、熱あんじゃん。着替えてもう寝れ寝れ」
「こんな短時間で風邪ひくわけないじゃない!ば、ばかっ!」
928('A`):2009/10/07(水) 17:37:53 0
オチは?
929('A`):2009/10/07(水) 17:59:10 0
つまんね
930('A`):2009/10/07(水) 18:34:21 O
お題をくれ!
作曲で妄想不足だ!
931('A`):2009/10/07(水) 18:39:39 0
書かなくていいよ
お前、歳いくつ?
932('A`):2009/10/07(水) 19:20:50 0
絶対領域
933('A`):2009/10/07(水) 20:16:53 i
ミク「どうせ虐待がいいんでしょ。私が苦しんでるのをみるのが生き甲斐なんでしょ」
934('A`):2009/10/07(水) 20:19:29 0
自棄になって泣いてるミクを強く抱きしめて
「うん、そうだよ」って優しく言ってあげたい
935('A`):2009/10/08(木) 00:38:53 0
雨がいったんやんだのでミクと一緒に自販機まで出てきた。

マスター「ミクにプレゼントがあるんだ」
ミク「え、ホント? なんだろう」
マスター「俺がいいって言うまで、ここで目をつぶってじっとしてて」
ミク「わかった・・・」
マスター(目閉じたな。さて、帰って鍵かけて寝るか・・・)
ミク(マスターの足音が遠ざかってく。プレゼント取りに行ったのかな?)
マスター(そういえば今夜台風直撃だな・・・しっかり戸締りしとこう)

数分後

ミク(まだかなぁ・・・)

数十分後

ミク(なんか雨が降ってきた・・・マスター、早くしてー)

数時間後

ミク(・・・マスター忘れちゃったのかな。どうしよう、家に戻ろうかな。でもここにいろって言われたし、言いつけ破ったら嫌われちゃう・・・)

台風通過中

ミク(うぅっ・・・うぅ・・・)
936('A`):2009/10/08(木) 02:02:59 0
目をつぶってるミクにイタズラしたい
937('A`):2009/10/08(木) 18:47:33 O
今日から僕が君のマスターだよ、と言って強引に持ち帰りたい
938('A`):2009/10/08(木) 20:04:21 0
泣き喚くミクを引きずって連れ帰りたいね
939('A`):2009/10/08(木) 20:06:04 0
菜岐波メク誕生の瞬間であった
940俺は何を(ry:2009/10/08(木) 23:37:38 0
ドンドドン ワーワー ジャカジャカドンドン
「わぁ。何か外が騒がしいね」
「そっか。ミクは知らないのか」
「えー?なにー?」
「毎年この時期になるとこの辺で祭やってるんだよ」
「お祭!?楽しそう!行こ!」
「・・・いや、俺はいいよ」
「えぇーなんでぇー。行こうよー」
「騒がしいところとか人ごみが嫌いなんだ」
「そんな事言わないでさぁー。きっと楽しいよ」
「ミク、俺に構わず楽しんでおいでよ」
「えっ、一人で行くの・・・?」
「俺は行きたくないし、行っても俺と一緒じゃつまんないよきっと」
「・・・わかった。そうする」
「ほら、小遣い。出店もあるだろうから、何でも好きな物買ったらいいよ」
「うん。・・・行ってきます」
「楽しんでおいで」


「そろそろ神輿ぶつけるなんたらってイベントの時間だな・・・
ミク、楽しんでるかな。 はぁ・・・」
ガチャッ
「ただいま」
「あれっ・・・早いな」
「はいこれ。ちょっと冷めてるけど一緒に食べよ」
「たこやきと・・・焼きそば・・・俺のために買って帰って来たのか?」
「お祭、楽しかったけど、ミクは、マスターと一緒にいるほうが楽しいよ」
「ミク・・・」
「ほら、本当に冷めちゃうよ。いただきまーす」
「・・・」
「あれ、この上に乗ってるのネギじゃないんだ。あれぇ」
「・・・ありがとうな」
「? マスター、はい。あーん」
「ん」
「おいしい?」
「おい・・・じいよっ・・・ぐすっ」
「あ、あれ?マスター、泣いてる?熱かった?」
「ずっごい・・・熱いよ・・・ひぐっ、いい歳して、泣かされるなんてな・・・ぐすっ」
「えっ、あっ、お、お水持ってk」

ぎゅっ
「ふぇ、マスター?」
「・・・しばらく、こうしてて欲しい」
「・・・うん、いいよ」
941('A`):2009/10/09(金) 01:00:29 O
キモ
942('A`):2009/10/09(金) 01:30:02 0
コンコン

ミク「マスター、聞こえてる? 夕ごはん、ドアの前に置くね。私が行ったら、ちゃんとドア開けて食べてね?
今日はね、私がごはん作ったんだよ。知ってる、マスター? 私最近お料理習ってるんだよ。
歌の練習より、そのほうがマスターを喜ばせることができるかなって・・・。でもまだ難しくて・・・。
あ、でも、今日のはうまく出来てるよ。マスター、お母さんの作った料理だと怒って食べないでしょ?
今日は私が作ったから、だからお願い、ちゃんと食べてね。じゃ、行くね・・・」
943('A`):2009/10/09(金) 15:36:33 O
ネルで何か書こうと思ってプロフィール見たら…ネル人間なのかw
944('A`):2009/10/10(土) 01:07:06 0
もう飽きたから寝る
945('A`):2009/10/10(土) 21:43:28 O
ミクが自分の体に女体盛りして私を食べてと言ってきたら本当に食べちゃう
946('A`):2009/10/11(日) 03:56:19 0
ミク「うー、今回の台風、すごく風邪強いね。音がすごくて怖いよー」
マスター「プッ、ミクは怖がりだな」
ミク「そ、そんなことない! 音に驚いてるだけだよ!」
マスター「そうか・・・俺は怖くて・・・抱きついてていい?」
ミク「しょ、しょうがないなーマスターは。いいよ。変なところ触らないでね」
マスター「あ、そんなことより用水路はどうなってるかな・・・ネギ畑に影響がないか心配だ。でも怖くて怖くて見に行けない・・・」
ミク「え、それは大変・・・」
マスター「ああどうしよう・・・俺が情けなく怖がってる間にネギ畑にもしものことがあったら・・・でも足が震えて動けない・・・ああ惨めすぎて死にたい」
ミク「わかった。私が代わりに用水路見てくるよ!」
マスター「おお、ありがとうミク・・・用水路が詰まったら大変だからゴミがたまってたらとってくれよ」
ミク「わかった」


   /     /     /      /  /  / /
/     /     /     /     /   /
             ビュー   ,.、 ,.、    /   /
    /    /       ∠二二、ヽ    / /
  /    /   /   (( ´・ω・`)) ちょっと用水路の様子見てくる・・・
               / ~~ :~~~〈   /   / 
       /    / ノ   : _,,..ゝ   /    /
    /    /     (,,..,)二i_,∠  /    /
947('A`):2009/10/11(日) 16:49:33 0
「マスター 起動してくださーい」
パソコンの横に置いてある箱の中から声がする。
「今音楽聴いてるから後でね」
しかし一瞥もせず俺は曲の続きを堪能していた。

「み、ミクが歌ってあげますよ!」
ミクは起動してない時はただのダッチワイf・・・じゃなかった人形である。
パソコンにCDを入れて、ソフトを立ち上げてケーブルを接続して
やっと動く事が出来る。 なので起動して欲しくて必死だ。
「ミク、ブラックサバス歌えるの?歌えないよねぇ」
なんだかそんなミクが可愛くなってきてついついいじめてしまう。
「いじわる・・・今日はデートしてくれるって言ったのに・・・朝から休止状態のまんま・・・」
泣きそうなミクの声。

「あっ ミク、起動するからちょっと待ってろ」
「え?・・・え」
ふと思い立ちいそいそと準備をする。
ミクは一瞬驚いたがその後は黙って起動されるのを待っていた。

「はぁっ やっと起動してくれたぁ。もう」
ぐぐぐっ伸びをしながらぼやくミク。
「ミク」
「は、はいっ」
俺が一言声をかけるとだらしなく立っていたミクが急に背筋を伸ばししゃんとした。

「晩飯のおかず買ってきて。おでんがいい」
「・・・」
姿勢はそのまま、目だけこっちを睨んでいる。
「ん? あ、そうか。おでんにネギ入ってないもんな。じゃあすき焼きにすっか」


「マスターのばか!最悪!死んじゃえ!」
「お、おいミク何だよ!」
俺にそれだけ叩きつけるように叫ぶとミクは外に走り出して行ってしまった。

あぁ、でも追っかけるのダルい。
そのうち帰ってくるだろう。

まさかその時は、この後ミクが世界の命運をかけた闘いに身を投じる事になるとは
夢にも思わなかった 
                        完



「ちょっと!なんで追いかけてこないの!?」
「あ、おかえり」
948('A`):2009/10/11(日) 22:31:41 0
大変よろしい
949('A`):2009/10/12(月) 18:11:13 0
950('A`):2009/10/13(火) 14:08:41 O
見れなかったo...rz
951('A`):2009/10/13(火) 14:49:15 O
帰ったら喪男ろだに上げ直すから安心汁
でも多分ミクじゃない
952('A`):2009/10/13(火) 15:36:41 0
俺にはまだあるように見える
だがツインテール以外共通点が一つもない何かの漫画だな
しかもなんか絵が下手気味だ
953('A`):2009/10/13(火) 15:59:06 O
あぁ、携帯から見てるだけか。 把握
954('A`):2009/10/13(火) 18:55:05 0
955('A`):2009/10/13(火) 22:52:37 0
ミク「いっぱい出たね・・・」
マスター「・・・うん」
ミク「満足した?」
マスター「・・・まだ」
ミク「えー、まだやるのー? こんなに出したのにー」

30分後

ミク「ねぇ、そろそろ・・・」
マスター「まだイキたくない・・・」
ミク「もー、早くしてよー」
マスター「ここまできてやめられるかよ」

さらに30分後

ミク「・・・マスター、もういい加減に・・・」
マスター「まだだ! まだ終わらんよ!」
ルカ「ちょっと! いつまでやってるのあんたたち!」
ミク「だってマスターがやめてくれないんだもん・・・」
マスター「も、もう少ししたらイクから・・・」
ルカ「だーめ。ほら、休憩終了! さっさとスタジオ行くわよ! パチンコやってて曲できませんでしたなんて、理由にならないんだから!」
マスター「えー」
956('A`):2009/10/13(火) 23:10:28 0
CR初 音 ミ ク
957('A`):2009/10/14(水) 00:46:57 0

      /^>》, -―‐‐<^}
     ./:::::::/,≠´:::::;::::::::ヽ.
    /:::::::〃:::::::::/}::::丿ハ
   ./:::::::::i{l|:::::/ ノ/ }::::::} 
   /:::::::::::瓜イ-‐ ´ ‐ ,':::::ノ < ミクかわいいよミク、と
  ./:::::::::::::|ノヘ.{、 ( フ_ノノイ       
  |:::::::::::::::| /}`ス/ ̄ ̄ ̄ ̄/
. |::::::::::::::::|(_:::::つ/  FMV /  カタカタ
. ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/____/ ̄
958('A`):2009/10/14(水) 07:26:09 O
>>957
かわいいな
959('A`):2009/10/14(水) 20:41:59 0
960('A`):2009/10/14(水) 23:13:34 0
グロ注意 ミクとの関連性0
961('A`):2009/10/15(木) 04:35:41 0
名前だけは聞いたことあったけどヤフーニュースでニコ動のダンスを見て「あぁ萌えアニメのキャラクターか」と思い、
それからつべに飛んでいくつか動画を見てわけわからなくなった
声まで打ち込みの仮想アーティストで自称クリエーターが勝手に曲やCGを作ったりしてるみたいだけど
著作権とかどーなってんの?
962('A`):2009/10/15(木) 06:08:43 0
963('A`):2009/10/15(木) 11:00:42 0
>>961
ファンの描いた二次創作絵にいちいち文句つけるのなんてディズニーとコナミくらいなもんだ
964('A`):2009/10/16(金) 07:45:08 O
ミク「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・いっぱい出たね・・・」
マスター「・・・うん」
ミク「満足した?」
マスター「・・・まだ」
ミク「えー、まだやるのー? こんなに出したのにー」

30分後

ミク「ね、ねぇ、そろそろ・・・」
マスター「まだイキたくない・・・」
ミク「も・・ぉ・・・、早くっ・・・してよっ・・・はぁん」
マスター「ここまできてやめられるかよ」

さらに30分後

ミク「・・・マスター、もういい加減に・・・はぁっ・・・」
マスター「まだだ! まだ終わらんよ!」
ルカ「ちょ、ちょっと! いつまでやってるのあんたたち!(羨ましい)」
ミク「あっ!あっ!だってマスターがやめてくれないんだもん・・・ぁ」
マスター「も、もう少ししたらイクから・・・」
ルカ「だ、だめよ。ほら、休憩終了! さっさとスタジオ行くわよ!
  えっちしてて曲できませんでしたなんて、理由にならないんだから!
  そ、それに・・・えっちなら今度私がさせてあげるわよ」
マスター「・・・約束だぞ」
965('A`):2009/10/16(金) 09:26:55 O
いくらボーカロイドがマスターを愛するようにプログラムされていても
喪なんか愛せる筈がない
しかしそういう風にプログラムされていて苦しむミク
買った喪男もミクに好かれようとすればするほどミクに嫌われ
苦しみながらもマスターを愛するようにプログラムされていて
ぎこちない愛嬌を振り撒くミクを見て本当にミクのことを考えるなら
距離をおくべきだと思いあまり接しないようにするも
今度はミクが愛するべきマスターを頑張って愛そうとすればするほど
マスターが遠ざかってしまってますます苦しみ
それを見た喪男もどうしたらいいかわかんなくなっていって壊れていく二人 日本語でおk
966('A`):2009/10/16(金) 09:32:15 0
おい止めろ
967('A`):2009/10/16(金) 13:44:02 0
スワヒリ語でおk
968俺は何を(ry:2009/10/16(金) 21:58:39 0
「トリックオアトリート!」
「(むしゃむしゃ・・・)ネル何やってんの」
「ネルじゃないっ! トリックオアトリート!」
「それなに被ってんの。なまはげ?」
「悪い子はいね・・・って違うわよ!どう見たってカボチャのお化けじゃない!」
「ちょっと苦しいなw」
「何笑って・・・もう!」
「あーはいはい。で、なんだっけ」
「もういい・・・」
「ごめん。ごーめーんって。Trick or treatね」
「・・・お菓子をくれなきゃいたずらするぞ」
「うーん・・・そうは言っても(むしゃむしゃ・・・)カワハギみりん焼きしかねえや。食う?」
「ハロウィンのお化けはそんな野暮ったい物食べません!」
「あぁそう・・・じゃあいたずらされるしかねぇな・・・」 スック
「えっ!?(ドキッ)」

「ちょ、なんでパンツ降ろして」
「性的ないたずらなら大歓迎だよぉ〜」
「こっち来ないでよ!いっ!ぱ、パンツ穿いて!」
「ほれほれ〜 皮を被ったお化けだよ〜 いたずらしてくれなきゃ犯しちゃうぞ♪」
「・・・っ!」


「トリックオアトr・・・あれ、マスターなんでそんなとこで寝てるの?」
「ミ・・・ミク・・・救急車・・・お化けがやられた・・・」
969('A`):2009/10/17(土) 05:09:36 O
ごめん、笑ってしまった
970('A`):2009/10/17(土) 16:11:17 0
ミク「マスターってロリコン?」
マスター「ろろろろろロリコンちゃうわ」
ミク「ふーん。何歳からOKなの?」
マスター「ま、まあ16くらいかなー」
ミク「そう。私まだ生まれてから2年だから」
マスター「で、でも設定上は16だろ」
ミク「見た目は16歳でも2年しか生きてないんだから2歳なんだよ。
   それともマスターはたとえ小学生でも外見によってはやっちゃうの? 変態なの? 捕まるの?」
マスター「え、あの、その・・・」
ミク「・・・ロリコン」
マスター「ろろろろろロリコンちゃうわ!」
971('A`):2009/10/17(土) 16:27:18 O
俺はロリコンなんかじゃない!
ただ、おまえを好きになってしまっただけだ・・・
972('A`):2009/10/17(土) 22:53:20 0
973('A`):2009/10/18(日) 00:15:22 0
寝る前にミクの鳩尾に全力キック
974('A`):2009/10/18(日) 04:55:52 0
マスター「ミク、寝るから膝枕してくれ」
ミク「しょ、しょーがないなーマスターはー。いつもいじわるするくせに、時々ワガママなんだからー」
マスター「じゃーおやすみ。8時になったら起こしてくれ。その前に起こしたらお前分解するからな」
ミク「またひどいこと言うーって、えっ、マジ寝なの!?」
マスター「・・・スー」
ミク「寝るの早っ。どうしよう・・・。これじゃ横になれない・・・」

1時間経過

ミク「座ったままじゃ眠れないなあ・・・背もたれもないし」

1時間経過

ミク「・・・どうしよう・・・トイレ行きたくなってきた」

1時間経過

ミク「ふぁ〜(あくび)。んっ」
チョロチョロ
ミク「あ・・・出ちゃった」
975('A`):2009/10/18(日) 10:42:03 0
リンが旅行に行こうと言い出した

リン「ねぇ〜、マスタぁ〜、いいでしょぉ〜?」 (←平らな胸を押し当てながら)
マスター「だーめ」
リン「たったの5泊6日だからぁ〜」
マスター「ほぼ1週間じゃねーか!!」
リン「日程に余裕を持って臨まないとコミケで勝者にはなれないよぉ〜」
マスター「コミケットかよ…」
リン「そっ♪」
マスター「だめだめ。年末年始は実家に戻って兄貴夫婦のご機嫌を伺わないと」
リン「そんなのどーだっていいじゃ〜ん。ぶーぶー!」
マスター「親戚づきあいを蔑ろにはできん。つーかオマエは田舎の怖さを知れ」
リン「あ〜あ。封建的で退屈なオトコぉ〜」
マスター「(もうコイツの頼みゼッテー聞かねエ!)」
リン「じゃあこうしよっ? ・・・別行動☆
   マスターは実家でゴマすってぇ〜、リンは有明の戦場へ!ねっ♪」
マスター「な、なおさら駄目だ!」
リン「んンン──?どーしてさっ?」
マスター「東京で悪い男に言い寄られたらどうする!俺は心配で心配で…!」
リン「プッw な〜んだ!そんなコト心配してたのかあ!」
マスター「そんな、って──おま──」
リン「ふふっ。そんなにそわそわしなくても、私は君以外になびいたりしないわよ」
マスター「静流さんかお前は…」
リン「ますたぁーお願い〜!初音ミクお姉ちゃんのいやらしい本買ってきてあげるからぁ〜」
マスター「か、懐柔されないもんね!」 (←ちょっと揺さぶられた)
リン「ねぇ、ますたぁ……。リン、何だかえっちな気分になってきちゃった…」
マスター「おい卑怯だぞマジで!!!」
リン「ほお〜ら、おっぱいでちゅよ〜」


   〜〜〜  数時間後  〜〜〜


マスター「有明にッッ!! 以降!!!」
リン「カイレン本────(σ・∀・)σゲッツ!!」


懐柔された
976('A`):2009/10/18(日) 11:42:41 0
「マスター、日曜だよ。どっか遊び行こ」
「めんどい。今日は寝る」

「ねぇねぇ、今日デパートで出し物やってるんだよ」
「今競馬見てるから。小遣いやるから行っておいで」

「今週は、今日こそは一緒にデートしてくれるって言ってたのに!」
「悪ぃ悪ぃ。昨日寝てないからすげえ眠い。今日は無理だわ」


「あぁ〜だりい。  ・・・クンクン 何か臭ぇ・・・?」

「ここか? ミク、入るぞ」
ガチャッ
「うわ、おい、お前なんでタバコ吸ってんだよ」
「マ・・・関係ないでs・・・関係ねーだろ!」
「関係なくねーよ・・・何してんだよ・・・」
「うるせー!あたしがどーしようが勝手だろ!」
「・・・ったく」

「・・・」
「んだよ」
「ミク、そっちは火をつけるほうじゃないぞ」
「!? わ、分かってるんだよ!間違ってないじゃねーだよ!」
「落ち着け。キャラわかんなくなってるぞ」
「うるせー!うるさい!うるさい!マスターなんかキライだ!キライ!」
「あーもう。タバコの葉っぱ食べたら死んじゃうんだぞ」
「ふぇっ!? だ、騙そうとしてるんでしょ」
「してねーよ。ちょっと口に入ってないか見てやるから口開けろ」
「いい!どうせ私なんかいらないんだ!葉っぱ食べて死んでやる!」
「・・・」
「ほっ、ほっ、本当に死んで・・・うぅ・・・ひっくひっく・・・」
「何やってんだよ・・・バカ」
ぎゅっ
「・・・!?」
「ごめんな。悪かったよ」
「ます・・・ますたあああああああああああああ!!うわああああん!!」
「うんうん」
「うわああああああああぁぁぁぁぁ・・・ ヒュウウン」
「電源切ったっと。こいつめんどくせえ。捨てるか」
977('A`):2009/10/18(日) 12:34:41 0
おまえらほんと鬼畜だな
978('A`):2009/10/18(日) 14:42:34 0
しかしそれがまた良い
979('A`):2009/10/18(日) 17:59:14 O
しかし捨てるかと言いつつ家に持ち帰り再起動してたくさん可愛がるマスターなのであった
980('A`):2009/10/18(日) 18:10:05 O
ツンデレドSのマスターと天然ドMのミクの組み合わせってイイ。
981調子に乗って続き
「はれ?マスター?」
「やっと起きたか。お前よく寝るなぁ」
「へ?」
「お前、泣きやんだと思ったら寝ちゃったんだよ、あのまま」
「・・・今までずっとこうしてたの?」
「ぶっちゃけ途中で一回投げそうになったけど。でも起こすとまた泣きそうだったしなぁ」
「・・・」
「おい、重いからもう降りろ。足痛ぇ」
「ごめんなさい」
「あん?」
「ま、マスターにわがまま言って、ごめんなさい」
「別に気にしてねぇよ。むしろ謝るのは俺のほうだろ。たぶん」
「・・・」
「そうだ。寝てる間に口ん中見たら葉っぱは無さそうだったけど。
一応ぺっぺってしとけよ。おら、洗面所行った行った」
「マスターのタバコ・・・ごめんなさい」
「・・・いいって。もういい。いいから」
「よくない!ごめんなさい!ごめんなさい!」
「どう・・・どうしたんだよ」
「・・・」
「はぁ。怒ってないし、これからはもうちょっとミクに付き合うから」
「ほんとう!?」
「うん。いいからそろそろ降りろ」
「いーやーだっ」
「・・・」
ぎゅうっ
「マスター全然ミクの事構ってくれないもん。今日は離れないーっだ」
「む・・・」
「マスターすきすき!」
「・・・なんだお前可愛いな」
「えっ!? あっ、そ、えへへへ・・・ ヒュウウン」
「あぁーっ、ったく降りろっつってんのに。
ちょっとこれ以上長くなると明日足が動かなくなるからな・・・ −っあ痛ぇ」