ジェラルド・クロワゼット氏スレ 伍

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これまで、クロワゼットの透視結果はかなりトホホなものだということを見てきた。海外ではテンヘフ教授の記録を信じ、
クロワゼットを驚異のサイコメトラーとして紹介しているところも多いが、中には少数ながらも事実を紹介し、クロワゼットのトホホな実態を暴露しているところもある。

しかし、そのような懐疑的な視点に立っているところでも、1976年5月に日本で行われたクロワゼットの透視だけは、唯一の例外(成功)として紹介している。
逆に言えば他はまったく役立たずだったということだが、確かにこの事例はクロワゼットの透視の中でも例外的なものと言えるだろう。

この透視番組は、1976年5月5日にNET(現・朝日テレビ)の『水曜スペシャル』で放送されたもので、当時行方がわからなくなっていた7歳の少女の遺体を、
クロワゼットが透視によって見つけたというものだ。

当時の視聴率は30.5パーセントを記録。2005年1月6日には、約30年ぶりにこの番組が再放送された。
この再放送では、ダム湖に浮かぶ遺体にはモザイクがかけられていたが、当時はそのまま放映。
この衝撃の映像とクロワゼットの透視の成功は、大きな話題を呼んだ。

しかし、この透視結果は本当にクロワゼットの「超能力」によるものだったのだろうか? 実は大きな疑問があるのである。
ここでは、『新・トンデモ超常現象60の真相』(楽工社)における皆神龍太郎氏の調査を主に参考にしながら、この事件の真相を紹介することにしたい。

まずクロワゼットがこの事件に興味を持ったのは、5月4日の昼に放送されていた
『アフタヌーンショー』でこの事件が取り上げられていたのを見たのがキッカケだったという。ならばこの事件に関し、現場の様子などを事前に知っていた可能性は高いだろう。

また当時、クロワゼットの通訳を担当したヤン・デ・フリース氏によれば、この事件の透視は5月4日の午後5時からNET(現・テレビ朝日)の会長室で突然始まったという。