クラスに一人はいた奴

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563('A`)
ちょっと懐かしい話します。長文すいません。低学歴なので文章のレベルが低いですが。

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そういえば、「めっちゃ騒がしい女子の集団の中に居るけどメッチャおとなしくて静かな人」が居たな。
しかも、クラスの文集のランキングで可愛い子1位になるほどの美人。

でも、男子とあまり交流がなかった。
いつも騒がしい女子の集団の中に居て、男子は話しかけようにも話しかけられなかったからだ。
学校行くときから帰るときまで、常に他の女子と居た。

オレは当時中学3年生。まだ喪だとは悟っていなかった。彼女ができると本気で思い込んでいた。
でも、さすがに自分から行動しなければ彼女ができないことは分かっていたわけで、オレはその子が1人になる瞬間を狙って話しかけようとした。

オレは何をするのにも「挙動不審」だった。今もだけど。その子が1人になるチャンスがきた。

テスト返しだ。
オレは、その子に近づき、「な、なぁ○○さん」と声をかけた。
その子は物凄く可愛い顔をこちらに向けて「え?」と答えた。そして、「テ、テスト何点やったん?」と思い切って言ってみた。
その子はオレに目を合わせて言った。「〜〜点やで。△△(オレの名前)は?」と。
オレはキョドリながら言った「〜〜点!!勝った〜」と。
その子は凄いねとオレの目をを見ている(「凄いね」の記憶は曖昧だが)
オレは倒れそうになった。当時の友で今の友でもある人が「○○さんは目が可愛い」と言ったように、ただでさえ可愛いのに、目がもっと可愛いのだ。

そんな可愛い目で見られるものだから、俺はマジ氏にそうになった。
滅多に男子と話さない○○さんが、オレと話している。そう思うと嬉しくて仕方がなかった。

それが切欠かは知らないが、俺はその子と各教科、各定期テストのテスト返しの度に話すようになった。
もしかしたら、3度のモテ期を使い果たしてしまったのかもしれない。
あの頃が一番幸せだったんだ。

ところが、あの子が学校を休みだした。
友達関係で何かあったのだろうか。受験勉強に疲れたのだろうか。
当時の中学には「休んだ人への連絡」みたいなのがあった。
連絡には明日の行事・準備、友達の言葉の3つの欄があった。
友達の言葉の部分には、あの集団の女子が書いている。
オレは、担任の先生に協力してもらい、女子らが先生にそれを提出したあと先生がオレに渡して俺もコメントを書いた。
コメントを書けば書くほど、どんどん好きになっていく。もう「好き」とか「愛」とかって言えないほど。多分コレを超える恋はもうしないだろうと思うくらい。まぁ実際しなかったけど。

そして、後日。あの子が学校に久しぶりに来た。
相変わらず女子の集団と話している。

そして、その子はオレに「いつもコメントくれてありがとう」と言ってくれた。その時は混乱してて良く分からなかったが、家に帰ってから嬉しさのあまり泣いてしまった。


オレは卒業式の前日に告白した。
「前からずっと好きやったんや。付き合ってください!!!!」と。
相手はこう言った「今・・付き合うとかそういうん考えられんから・・・ごめんなさい。」


後ほど知った。
あの子がオレを嫌っていたことを。
それでも、普通の人と同じように接してくれてあの子の優しさには泣けてくる。

今あの子はどうしてることか・・・