素クールライフ

このエントリーをはてなブックマークに追加
934('A`):2006/01/09(月) 12:15:24 0
クールキャラってのは
普段クールで感情を表に出さないんだけど
実はすごく好きだったりして
たまに「私の事嫌いになったのか?」とか言って顔ぐちゃぐちゃにして泣いちゃったりするところがツボに入ったりすると思うので
クールと素直の同時表現ってのは何か難しいな。
935('A`):2006/01/09(月) 17:13:20 0
「へぶじっ。うーっ、くそ寒い。なんでこう、雪が降るのかね」
『知らない。まあ私はマフラー、手袋、コートと完璧だからな』
「あ、このマフラー新しいの?去年のと違うじゃん」
『流石。ちょっと贅沢して買ってみたんだ。どうだ?』
さあ、どう?と聞かれても返答に困る。なぜならば、マフラーが明らかに長い
蛇が首に巻きついてるみたいに何重にもぐるぐるぐると
「あーー、うん。首長族みたいで可愛いね」
『・・・、お前はいっつも人を怒らせよう怒らせようとする。はっ』
「え?いやいや、それはね、ほら、なはは。」
やばい。まずいなあ。また怒らせちゃった?
『私がさっき、どう?と言ったのは似合ってるかじゃなく、一緒に巻かないかという意味だ』
「は?」
『寒いんだろ?こんなに余ってるんだ、お前も巻けばいい。』
「え?あのね、私とあなたじゃちょっと身の丈が・・・」
『何か問題あるのか?それとも、ああ、そうか。私とは嫌か。ああ、そうかい』
「嫌なことはないけどさあ!ここは道のど真ん中だよ?あんだーすたん?」
『目ぐらいついてる。ふん、お前だけは親友と思ってたのにな。いーよ、別に。風邪でもひけ』
子供じゃないんだから、なんて言えない。そうなると前みたいに四六時中無視されるに間違いない
だーっ!選択肢ないじゃん!もう!
「・・・、しますよ。すればいいんでしょ!?するよ、したいよ!」
『そうか。ほら、巻け巻け。あったかいぞ』
この。自分の要望が叶った時に少しはにかみながら笑って見上げるこの子の顔といったら!
ついつい甘くしちゃうんだよね。私は彼女のマフラーの端を自分の首に巻きつける
「あのー、私前かがみになってるんだけど。すごく、恥ずかしい」
『似合ってるぞ。首長族っぽくて可愛いしな』
「ごめんて!ねー、ほら。二人で一つのマフラーしたしさあ!」
『そうだな。帰りもするなら、機嫌をなおしてやるか。』
「・・・、はいはい!喜んでやらしてもらいますとも!」
私は前かがみになりながらこの子と並んで歩いた。
そうして寒さなんてすっかり忘れてた。マフラーを外す、その時まで

やばい、ただのクールな気がする
936狂気 ◆fO.ptHBC8M :2006/01/09(月) 21:33:58 0

「日曜日よりの使者」

十時ちょうど、いつものコンビニ。
本当はいつも早い彼女を、余り待たせたくなかったから
少し早めに着こうと思っていたが、着いたのは十時ぴったりだった。
――もういるかな、多分いるよな、いつも僕より早いんだし。
しかし、そんな僕の予想に反して店内に彼女は居なかった。

いつも早い彼女が珍しいな、寝坊かな?それともたまたまかな?
まさか忘れてたりなんかしないよな、ひょっとしたら…

嫌な予感が次々に頭をよぎる。馬鹿馬鹿しいと分かっていても想像が止まらない。
とりあえず気分を落ち着ける為、漫画コーナーの「カイジ」を手に取った。
――時間ぴったりなんだ、別にまだ来てなくてもおかしくないじゃないか。
ぐにゃあああと苦しみ悶えるカイジを眺め、何とか気分を落ち着ける。
ぐっ…ぐぐっ…ぐっ…ぐっ…ぐっ…
「哲男?」
僕を呼ぶ声にハッとし、振り返ると彼女は、いた。
しかも、私服姿のいつもより更に可愛い格好で。

937狂気 ◆fO.ptHBC8M :2006/01/09(月) 22:10:29 0

シャツ、Tシャツ、ベルト、ジーンズ、スニーカー。
飾り気が無くていかにも彼女らしかったけど、それはとてもよく似合っていたし、
いつもより更によく整えられたセミロングの髪、微かに匂い立つ香水の香りは
いつもとは少し違う「彼女」を感じさせた。
僕が彼女の服をぼうっと見ていると、彼女も自分の服にちらと目をやり、
それから僕のほうをじっと見た。
「これでも結構頑張ったんだ。」
「ぜ、全然似合ってるよ、ほんとに、うん。」
「君こそよく似合っている。君は学校外では随分お洒落なんだな。」
僕の服を指差して言う。真顔で言われると物凄く照れる。
「これ、兄さんに助けてもらったんだ。これでも、気合入れた。」
言おうか言うまいか迷ったが、結局正直に言う事にした。
僕は別にお洒落という印象を持たれたくはない。
彼女がきょとんとした目で僕を見、それから少し微笑んだ(ような気がする)。
「私もだ、私も姉さんに手伝ってもらったんだ。」
「一緒だね。」
「うん、一緒だ。君と、一緒だ。」

それから僕は黙ったままぎゅっと彼女の手を握ると、歩き出した。
彼女は一瞬驚いた(ような気がする)顔をしたけれど、何となく嬉しそうな
(今度は気がするじゃない)表情を見せた。
――自分がこんなに上手くやれるなんて思わなかったな。

コンビニを出ると、飛行機雲が空に真っ直ぐ白いラインを引いていた。
アスファルトからは夏の匂いが立ち込めていた。


「上手くやってるかね…」
時を同じくして、ある男とある女がぽつりと、呟いた。

938狂気 ◆fO.ptHBC8M :2006/01/09(月) 22:27:38 0

「とりあえず、どこ行こうか?」
シェイクをストローで啜りながら、至って平静な顔で
そんな事を聞いたけれども、僕の頭では既に考え抜いたデートコースが
沸騰していた。
「そうだな…」
顎に手をやって、どこか別な方向を見て彼女が考えている。
「私は君と一緒ならどこへ行っても楽しいんだがな――」
さらりと恥ずかしい、嬉しい事を呟く。まったくこの人は。
「…CDショップ、かな。」

――デートコースからそう外れてもいない、よかった。

僕はホッと胸を撫で下ろしながら彼女に言う。
「うん、分かった。じゃ、まずはそうしよう。」
「有難う。」

――兄さん、僕上手くやってるよ、頑張ってるよ。

939狂気 ◆fO.ptHBC8M :2006/01/09(月) 22:32:00 0
なんかwikiまとめにある話とかぶってしまいそうな展開になる勢いですが、
許してください。
面白い書き手さんたちばかりで、俺の文章はまだ需要あるんだろうか、
と悶々としながら書きました。
最後まで続けさせていただければ幸いです。
っていうかクールの姉はツンにしとけばよかった。
940('A`):2006/01/09(月) 22:51:27 0
ラブラヴですねw(・∀・)イイ!

繰り返し読んでるとそのうち鬱になりそうだけど。
941('A`):2006/01/09(月) 23:17:15 O
>>939
俺は好きだよ!!
頑張って続けてください
942('A`):2006/01/09(月) 23:54:31 0
wikiのまとめサイトどこにあるの?
狂気氏の奴があればいいんだが・・
943('A`):2006/01/10(火) 00:04:30 0
>>942
>>342に張られてるurlがそう
まとめには載ってないようだ
誰かが載せるのを待つか、この際自分で載せてみるのは如何だろうか?
944('A`):2006/01/10(火) 00:21:16 0
945943:2006/01/10(火) 00:32:32 0
>>942
すまない、勘違いしてたみたいだ…
946('A`):2006/01/10(火) 00:35:01 0
しょっちゅう見かけるスレだから初めて開いてみたけど何この超良スレは…
947('A`):2006/01/10(火) 00:35:04 0
誰にでも勘違いはある
気にするな
948うんちっち:2006/01/10(火) 02:35:58 0
『男、今日こそそれを外せ。』
 最近こればっか言ってるな。
「ダメだよできちゃうだろ!」
『君との子供が欲しいんだ。』
「俺まだ早いと思う。まだ結婚して2ヶ月しかたってないよ?」
『そうか…』

 ばぶばあぶ―――――
 今日は日曜日2人でくつろいでいると、
 隣りの奥さんが赤ちゃんを1日預かって欲しいと言ってきた。
「かわいいなぁ。いないいないバー!!!!!」
 やばいよ!!赤ちゃんの虜だよ!!
 膝に乗せて遊んでいると、
『おい!赤子そこをどけ。そこに座っていいのは私だけだ。』
 クーが赤ちゃんと張り合ってるよ!
 ウオ!菩薩の拳。女、子供にも容赦ナシかよ。
「おい!危ないだろ。赤ちゃんはとってもデリケートなんだぞ!」
『くっ…まぁ良い。私はミルクとオムツを買ってくる。』

「はい、飲めるかなー?偉いねぇ良い子良い子。」
 赤ちゃんにミルクを飲ませる。
『甘いな赤子よ。私はコーヒーも飲めるぞ。男どうだ?』
 クーが頭を差し出す。クーも撫でろってことか?
「あたりまえだろ!!!――――
ハイ赤ちゃん。ポンポンいっぱいだねぇ――」
『おい男。君は何をそんな赤子に鼻の下をのばしているんだ?
君は私の美巨乳に夢中のはずだが、いつからツルぺタ属性に?』
「言い方悪いよ!!!そんな性癖ないよ!――
普通に赤ちゃんかわいいじゃん。」
『君に甘えるのが気に食わん。赤子でなかったら殺しているところだ。
いや!ダメだな。死刑執行だ。殺人犯の夫にしてしまうことを許してくれ。』
 ダメだ、危なさ過ぎる…俺の責任問題までもが…
 っていうか本気の目じゃん!!!!!
 
949うんちっち:2006/01/10(火) 02:36:56 0
 ピンポーン
「クーストップ!」
 奥さんがきた。
 あっぶねー!!!殺人犯の夫にならなくてすんだ。

「じゃあねー!!またいつでも来てね!」
 クーはガンをつけている…

「あー赤ちゃん欲しくなったよ!だから、クーいいよね?」
『何をやっているんだ?はやくゴムをつけろ。』
 あれ?だって…
『子供ができるだろう。』
「欲しいんじゃないの?」
『今日わかった。子供ができたらそいつに君を取られてしまう。
君はロリコンみたいだからな。
いくら完璧な私と言えども赤子には勝てないみたいだからな。
君がロリコンだから。』
「イや違うよ!
えー赤ちゃん作ろうよ!赤ちゃん!赤ちゃん!赤ちゃん!」
『私の意見に文句があるのか?』
 オーラが!殺人犯の夫どころじゃない!殺される…
「赤ちゃんとかすぐ泣くし、ウンコも漏らすし糞虫ですよね!!!!」
 お父さんお母さん。男家は僕の代で御家断絶です…
『まぁ気を落とすな(ニヤァ)』
 悪寒が… 

『どうだ?欲情するだろう?』
 わーい!クーがオムツをはいてるヨー!
『君はロリコンみたいだからな。』 
950('A`):2006/01/10(火) 04:24:15 0
>>948-949
超ウルトラGJ!
オチのクーが最高だった
あとヤキモチ焼きのクーも良かったよ
951('A`):2006/01/10(火) 08:46:17 0
あいかわらずクーのハイテンションっぷりがいいねぇw
952('A`):2006/01/10(火) 18:29:52 0
 >わーい!クーがオムツをはいてるヨー!

  お っ き し た ( ゚д゚ )
953('A`):2006/01/10(火) 21:12:31 0
ざしゅ
954('A`):2006/01/10(火) 21:52:55 O
>>952
こっち見んな。
955狂気 ◆fO.ptHBC8M :2006/01/10(火) 23:26:12 O
「リンダリンダ」

CDショップは休日だけあって、沢山の人たちがごった返していた。
僕らは何とはなしにぶらぶらと店内を歩き始める。
「そういえば、君はどういう音楽を聴くんだ?」「ううん…何だろう?ジミヘン、ボブ・ディラン、ビートルズ、ストーンズ…かな?」
へえ、と彼女が少し意外な声を出して言う。
「君は、洋楽を聴くんだな。」
「邦楽も聴くよ。カッコよければ、何でも。」
そう言って、僕はCD棚からブルーハーツのCDを出し
彼女に見せる。
彼女はそんな僕を見て、そうか、カッコよければかと感心そうに呟く。

「――君が去年の学校祭の時に歌った曲は、物凄く格好良かった。」

え、そんなの覚えてたんだ、恥ずかしいな…
あんな「モテる為」だけにやった事…
しかも全然報われなかったしな…

「――そして、それを歌う君はもっと格好良かった。ステージで歌う君を見て、私は君に惹かれたんだ。」

モテ効果来てたーーーーーーーーーーー!!
僕は頭の中で恥ずかしい記憶を押さえ付け、
平静を装って彼女に聞く。
「ほ、ほんとに?」
「ああ、あの曲は確か、何と言ったかな。」


『リンダ リンダ』
956('A`):2006/01/11(水) 02:27:10 0
>>955
GJ!

『リンダ、リンダ』って喪オフでのカラオケの定番じゃないかw
主人公の好感度がうpしますた
957うんちっち:2006/01/11(水) 23:35:22 0
 ガチャ
『やっと帰ってこれた…』
「お帰りクー!」
『あぁ男会えてよかった…二度と合えないかと思ったよ…』
「大袈裟だな。出張で2日会えなかっただけじゃん!
しかも夜中に電話してきて5時間も…(ブツブツ)」
 そう、クーは出張で大阪に行っていたのだ。
 俺に付いて来いといったが俺は母親が入院したため遠慮させてもらった。
『何を言ってるんだ。君に2日会えなかっただけで私の精神はズタボロだ。
あんなテレフォンプレイで満足したと思うのか?』
 ナニソレ?ボク普通の通話しかしてないよ!?
 電話の向こうでなにやってたんだよ!!!
『ところで義母上は大丈夫なのか?』
「ああ!ただの食中りだって、心配してそんしたよ。」
『それはよかった。でわ今日は君は私だけのものだな。』
 ギュ
「なんで抱きついて来るんだ?」
『2日間君に触れていないんだ著しく男の愛情がかけている。
今日は一日かけて補填しなければ。』
「動きずらいんですけど…」
『ン?文句あるのか…』
「ぐふぐふ」
 首が絞まる…絞まる…!!!折れるよ!!!!
「ボクもクーさんに愛情を注ぎ込みたいです。」
『そうか!今日は1日中抱きつきっぱなしだ。』

「クーさん?俺今日の食材買いに行きたいいんだけど。」
『よし行こう!』
「離れてくれないの?」
『当然だ、今日は1日中抱きつきっぱなしと言っただろう。』
 周りの目が痛いよ!ほお擦りは止めてくれ!
「クーとどうしても腕組みしたいなぁ…」
 抱きつれるくらいなら!
『そうか?まぁ君に密着しているなら何でも良いんだが…』
 ふぅ…一難去ったぜ!
『いやっ!ダメだ。触れている表面積が少なくなってしまう。
それとも私に抱きつかれるのは嫌か?(ギラン)』
「無問題!!!!!」
958うんちっち:2006/01/11(水) 23:36:36 0
 ふぅ。買い物も終わってやっと家に着いた。
 クーと借りてきたビデオを見る。もちろんクーは抱きつきっぱなしだ…
『くんくん、良い匂いがするな。』
「え?香水なんか付けてないけど―――」 
『君の体臭だ。あーたまらなくいい匂いだ。』
 恥ずかしいよ!
 パクッ
「ひゃう!!!」
『あー美味しい。ペロペロペロ、あっー美味しい。』
 耳が溶けた。

 ふービデオも何とか終わった。1日も残り1/3だ。
 !!!!!!ヤバイ!!!!!!ここに来て…
「クーさんトイレに…」
『ん。わかった。行こう。』
 はい!想定内。想定内。
 スッカトロ!スッカトロ!うう(涙)

『そろそろ寝るか!今日はなんだかとっても良い気分だ。
やっぱり君は私の元気の源だ。』
 クーは寝てる間もけしてボクを離さなかった。
 抱きしめてあげると、嬉しそうな顔をして涎がたれた。バッチィ!!

『ただいまー』
「クーさんソレは?(汗)」
『昨日気づいたんだが、私は君がそばにいるとすこぶる調子がよくなるようだ。
だからいっそ携帯電話に付けようと思ってな!』
 クーの手には鎖が…
959('A`):2006/01/12(木) 01:03:27 0
キタコレwww
クーのテンションが好きだ
960('A`):2006/01/12(木) 01:50:32 0
>>957-958
GJ!
萌えと、抜きと、笑いの3コンボが最高に良かった!
これからも頼む!!
961('A`):2006/01/12(木) 20:59:02 O
保守
962うんちっち:2006/01/13(金) 00:44:25 0
『私から離れたらペナルティだからな(ニヤリ)』
「痛いんですかねぇ?」
『痛いな。』
 今日もクーさんは愛情分の補填日だそうですよ。
 ってふざけんなよ!!今日も朝から抱きつかれっぱなしだよ!!
 ご飯も自分で食べないんだもん(涙)
 なにが『あーん。してくれ』だよ!!!

『散歩に行きたい。いや違うな…散歩に行く。』
「いや、恥ずかしいからイヤ。」
『行きたくないのか?本当は行きたいんだろ?(ボキボキ)』
「イエスサー!!!」
 むしろ生きたい…

 回りの視線が…
 相変わらずクーは俺に抱きつきっぱなしだ。美人なだけに目立ちまくりですよ!
 なんでオッパイを当ててくるんだすか?
『皆が私たちの愛の深さを羨ましがっているぞ。』
「クーさん違いますよ。あれは引いてる目ですよ。」
『そうか?まぁ何でもいいんだ。君といられれば。』
 嬉しさと恥ずかしさの熾烈な争いが…
 あ!猫が木に登って降りられなくなってる…バッカでー!!!(笑)
「おい!クー見!!あっ!!」
 猫が落ちた!どうする!?
 走れば間に合う。でもクーから離れたらペナルティが…
 どうしよう どうしよう どうしよう
 ダッ!!
「くそっ!馬鹿猫が!」
『おい!どうしたんだ!?ちょっと!』
 ズザザザザー
「よかったー!!」
 猫は無事みたいだ。
『おい。』
 ひぃいいいいー僕はダメみたいです。
『君は猫と私とどっちが大事なんだ?』
「もちろんクーさまです!!!」
『ほう?君はそんな大切な妻を手放したのか?
それに猫は木から落ちても上手に着地できるぞ?』
 しまったー!!!
『男よ…眼鏡を取って、歯を食いしばれ。』
 終わった…怖さのあまり目も開けられない。
『覚悟はいいな?』
 くっ、来る!!
963うんちっち:2006/01/13(金) 00:44:59 0
 ちゅ!
「ひいぃ!ん?痛くない。キス?」
『ペナルティがあるにもかかわらず猫を助けるとわ…
やっぱり君は優しい男だったんだな!ますます好きになってしまったよ。
君と結婚してよかった…でも、私のことも守ってくれよ?』
 クーさん!あんたは人ができてますよ。僕一生守るよ!
『がしかし!』
 え?先走ったかな?
『私から離れたのは事実だ。ペナルティは受けてもらうぞ。』
 やっぱり人生そううまくはいかねェヨ。
『そうだな…うん!これが良い。
君はここから家まで私をお姫様抱っこでつれて帰る。
10秒に1回愛してるといってキスしながらな。』
「それはちょっと…」
『いやか?(ゴゴゴゴ)』
「愛してる!!!!ちゅ!LET'S GO HOME!!!」
『うふふふ』
 嬉しそうな顔しやがって!!
 その日は筋肉痛だった…
 
『ただいまー』
「その頭はどうしたんだ?」
『ん?君は猫好きなわけじゃないのか?』
 猫耳キタ――――!!! 
964('A`):2006/01/13(金) 00:50:46 O
うんちっちさん…あんたは神か?最高だよ
965うんちっち:2006/01/13(金) 00:55:31 0
ありがとう!
もうすぐこのスレも終わりですねだぜ!
さびしいぜ!!
966('A`):2006/01/13(金) 00:59:09 O
>>965
今のうちにドバっと投下してくれ!!いやお願いします('A`)
967('A`):2006/01/13(金) 01:00:36 0
次スレは要んのか?
968('A`):2006/01/13(金) 01:03:36 O
>>967
もちろん
969うんちっち:2006/01/13(金) 01:04:48 0
>>966
ごめん!1日1個書いてるからむりですぜ!
でも落ちさえ決まれば1個30分くらいでかけるから。
時間があるとき頑張ってかきためてみるぜ!
970('A`):2006/01/13(金) 01:06:22 O
>>969
たのみますよ
971('A`):2006/01/13(金) 01:10:06 0
>>962-963
いつもいつも・・・・(゚∀゚)b GJ!
ネコ耳クー(*´Д`)ハァハァ
972('A`):2006/01/13(金) 08:33:35 0
需要があれば立てたほうがよくね?次スレ。
それともVIPのスレに職人さん移住させんのか?

あっちの空気が合わんって人もいるだろうに。
973('A`):2006/01/13(金) 10:14:16 0
うんちっち殿
スレ落ちる前に保管所に登録したいんですけどいいっすか?
もしよろしければ、作品のタイトル(各話ごとのタイトルではなくて作品全てひっくるめてのタイトル)
を教えてくれればあとはこちらで登録します。
974('A`):2006/01/13(金) 20:28:29 O
次スレ建てよう。
この板で
975('A`):2006/01/13(金) 20:43:20 0
うわーもう次スレの季節か・・・
早いようで遅かったような・・・
976('A`):2006/01/13(金) 20:44:18 0
( ´・∀・`)も〜IKEMEN揃いよね〜羨ましいわ〜

http://upload.fam.cx/cgi-bin/img-box/8c660113184721.jpg

977('A`):2006/01/13(金) 20:50:34 O
メメメは消えたのかな?
978('A`):2006/01/13(金) 21:54:34 0
俺もメメメに期待してるんだが・・・
979うんちっち:2006/01/13(金) 23:49:16 0
>>973
登録ありがとうございますです、はい。
題名は
『喪男(もお)、大変!!』
でおねげします!
980うんちっち:2006/01/14(土) 01:01:44 0
「きったねーなぁ。」
 よく晴れた午前中俺は家の掃除をしている。
 クーはとってもだらしない。寝室は当然一緒なので綺麗なのだが、
 クーの書斎は3日掃除をしないと書類やらなんやらで汚れてしまう。
 俺と結婚する前を想像すると恐ろしい…
「ふぅ大体いいだろう…ん?なんだこれ…」
 部屋の隅に大きなダンボールがあった。
 俺は中を確認する
「レシート、汚れたハンカチ、紙袋…ゴミ箱かヨ!!」
 他にも色々ガラクタが入ってた。
 ダンボールごとすぐに捨てた。

『今帰った!おぉ書斎を掃除してくれたのか。』
 おっ感動してるぞ。
『ん?ここにあったダンボール箱はどこにしまったんだ?』
 ダンボール?―――――――ポクポクチーン!
「あっ!!」
『まさかとは思うが…』
「捨ててしまいました。(涙)」
 ガラクタだったんだよ?本当だよ!嘘じゃないよ?
 でも僕知ってるんだ…そんな言い訳が通用しないの…
 そして僕の人生が終わりに近いことも…(涙)
 あれ?
『……(ポロポロ)』
 泣いてる。クーが…
「ゴッ、ゴメンクー!レシートとか汚れたハンカチとかゴミかと思って…」
『あのダンボール箱の中身は私の宝物だったんだ…』
「あんなレシートとか、汚れたハンカチ、紙袋が?」
『そうだ…レシートは君とデートに行った時のものだ…
ハンカチは運動会で転んだ私に君が手渡してくれたものだ…
紙袋は君が料理人になる夢を私にはじめて語る時に作ったクッキーが入ってた袋だ…
他にも―――――
全部君との思い出の品ばかりだったのに…(ポロポロ)』
 クーはガラクタ全部の思い出を覚えていたし、とても大切にしていた。
 俺は自分が情けなくなってしまった…
「クー、俺…全部思い出したよ。デートも運動会もクッキーも。
俺クーと結婚してずっと一緒にいられることに甘えてたのかもしれないよ…
これからはクーとしたことも、することも絶対に忘れない。
だから許してくれないか?」
『ダンボール箱たくさん作ると約束するか?』
「うん。」
『なら許す。』
 さっそく2人で誓いの言葉を書いてダンボールに入れた。

「ただいまー!!今日はハンバー!?なにそれ?」
『これからは君との思い出は24時間残すことに決めた。』
 部屋中にビデオカメラが…
981('A`):2006/01/14(土) 01:36:04 O
GJ!クーかわいいよぉ…
ただ、いつもより少し落ちが弱いね。そりゃ、ネタも切れてくるだろうけど応援してるから頑張ってくれ
982('A`):2006/01/14(土) 03:34:36 0
>>980
GJ!
クーかわいいよクー、子供っぽいとこがカワユス
喪男がのび太のママっぽかったところワロス
983('A`)