すまん、ちょっと吐き出させてくれ。
俺は大学生。現在は夏休み中で家でごろごろ中。
昨日、早起きして優雅な午前を過ごしていて、
ゲームでもやろっかな〜と思っていた矢先にあまり鳴らない俺の携帯が鳴った。
電話に出るとそれは大学の友人からだった。
こんな朝早く(と言っても10時ぐらいだが)何だろう?
何か面白いことでもあって俺に電話したのかな〜(いつもそんな感じだった)
と思い電話を取ったのが俺の運のつきだった。
友人「今日なんかある?暇?」
俺(・・・大抵こう切り出してくる場合はいいこと無いんだよな〜)
と考えながらも、どうせ大した用事って訳でも無いだろうと思い、
俺「今日は暇だよ〜」
と答えてしまった。
今考えたら今日は用事があると言えば良かったのだが・・・。
友人「もし暇だったらちょっと学校に行かない?」
来た・・・やっぱり思ってた通りの発言だ。
聞くと、大学のレポートで調べなければならないことがあって、
どうしても学校に行かなければならなくなったと言う。
この時俺は、
一人で調べるのが大変だから俺にも手伝って欲しいのか?
まぁ、確かに今日は暇だし、今は大体10時を少し過ぎた頃。
ママーが弁当作ってくれたからそれを口実に昼には戻れるだろう。
と、勝手に脳内変換して
俺「うん。別にいいよ〜」
とOKしてしまったのだった。
その後、友人は信じられない発言をした・・・。
友人「おーありがとー。それでさー、バイク新しいの買った?」
と、突然バイクの話をしてくる友人。
最近大型二輪の免許を取り、念願だった大型バイクを買うことに成功した。
(と言っても学生の分際なので勿論安いバイクだが)
俺「うん、買ったよー。」
そう言う俺。すると友人が少し真剣な口調でこう言った。
友人「ほー。んじゃ前のバイクは売っちゃったの?」
実はバイクを買ったと言っても、丁度お盆と重なり、
運送会社が長期間休みの為、まだ到着していなかった。
その為、現在持っている中型のバイクを手放すにも手放せず、
俺の足として現在も役に立ってもらっていた。
俺「いや、実は(上の4行の文章の内容を話す)だからまだ持ってるよー」
そう言ったら、心なしか友人の口調が安心したかのような口調に変わった。
そして、次の瞬間、俺は耳を疑った。
友人「んじゃーさー、家まで迎えに来てくれない〜?」
は?
ちなみに俺の言えと友人の家は、大学を円の真ん中に置くとして、
丁度両者の家の距離(半径)が同じになるほど離れていた。
同じ大学に入らなければ恐らく一生顔をあわせることもないぐらい。
(゚Д゚)ポカーンとしながら事態を飲み込めないでいると、すかさず友人がこんなことも言ってきた。
友人「お前ん家って車出せる?親とかの」
そう、つまり友人(ここまで書いてて、友人と呼んでいいのか疑問を抱いた)は、
自宅まで俺を迎えに来て、学校まで乗せていき、帰りもしっかり送って行け、
と簡単に言うとそう言いたかったようだ。
俺「うーん、さすがに親の車は仕事で使ってるし、俺も車持ってないからなー」
と言う。まぁ、考えてみりゃぁバイクより車の方が人や荷物運ぶ時は便利だろうが。
んで、さらに友人は意味不明なことを言い出してきたのだった。
友人「あ、そうそう。お前今いくら持ってる?(お金のこと)」
俺(何だろう?金あるって言ったらまた何か言われるっぽいしな〜。)
と考えながら、
俺「ん〜、まぁまぁあるよ」
と答えた。
そして、この後友人が言った言葉に更に耳を疑った俺だった。
友人「やらないか」
俺「・・・は?」
友人「そっかー。んじゃさー、ヘルメット買って来てくれない?」
俺(゚Д゚)ポカーン
この時の俺は、今日暇だと言ってしまい、今日は何もすることが無い、
金があると言ってしまったのでヘルメット買ってでも来ることが出来る、
と言ってしまったようなものであった。
ここでまた少々考える俺。
まぁ・・・本当に今日は何もすることないし、
お盆とかで最近バイクに乗ってなかったからツーリングがてらに行くのもいいかなー
とか甘い考えを抱いており、
俺「俺がパパーのヘルメット被って行くから大丈夫だよー」
と言ってしまった。友人は喜んでいる様子で、
友人「それじゃぁ待ってるからー」
と言い電話終了。俺もシートにヘルメットを網で固定し、出発した。
こうして、俺の地獄の1日は始まった。
ってか、長いな・・・文章力無くてまとめ方が下手な俺orz
まだ続くし、俺の文章でこのスレ埋めるのもなぁ・・・。
荒らし?
349 :
('A`):2005/08/19(金) 18:20:53 0
最後まで
>>348 荒らしじゃないです。
すんません、もう少し書かせてください。
どうしてもウザかったら言ってください。すぐ辞めますんで。
俺の家から友人の家までは50分〜1時間かかった。
到着しても、家の前では待って居なかった。
実は友人の家に行くのはこれが2度目で、正直記憶があいまいだった。
しかし、何とか到着した。
電話をすると、家の中に入って来いとのことだった。
入って、居間のところに友人はいた。
友人は笑いながら
友人「今ゲームやってたんだよー。ちょっと見て行けって」
といい、自分の部屋に招きいれた。
その後、30分ぐらい興味のないゲームを暑い部屋で暑く語られ、説明された。
351 :
('A`):2005/08/19(金) 18:21:48 0
気になるから続きよろしく
その後、そろそろ行くかと友人が言い、外に出てヘルメットを渡した。
友人は俺のヘルメットに頭を強引にねじ込み・・・そして、俺のバイクに跨ってきた。
実は友人の体格が、ふくよかと言うか何というか・・・そういう体格で、
非常にバランスを保つのが難しかった。しかもバイクの後ろに乗るのが初めてらしく、
最初は左手を俺の肩に上からではなく前から押すように持ち、
右手でバイクの後ろの掴む所?を掴み、俺も軽い気持ちで
アクセルをゆっくり吹かし、クラッチを離した。
・・・ふくよかな友人の全体重は俺の左肩にかかり、
前に押されるような感じになった。一瞬押しつぶされるかと思った。
俺「出来れば腰をつかんで、バランスが崩れそうになったらひざを閉めてくれれば・・・」
と言ったのにもかかわらず、聞く耳を持たない友人は、
怖いのか俺の腹の前で両手を掴み、顔を俺の背中に密着して来た。
前かがみだった為、俺は前へ押し出され、ヘルメットが背中に刺さりながら(フルフェイス)
学校へとバイクを走らせる俺だった。
本当にこれだけで終われば良かったのに・・・。
>>349 >>351 すみません、書かせて頂きます。
過去に他の友人と弟を後ろに乗せたことがあったのですが、
体重の関係もそうですが、二人とも俺の言ったことをちゃんとやってくれて、
非常に俺も乗りやすかったんですよ。
でも、友人は俺の言うことを聞いてくれず・・・
俺自身も非常に乗りにくい体勢のまま慣れない道を走り、やっと学校に到着しました。
学校で調べ物をすると言っても、友人が全て一人でできるようなことばかりで、
俺が手伝う程でもありませんでした。
俺(この調子だと早く帰れそうだな。
こんな暑い日はクーラーの効いた部屋でマッタリしていたいなー)
とか考えていました。甘い・・・甘いです。
何故甘いのかと言うと、この後の友人の一言がそれを物語っていました。
友人「これ終わったら○○(大手電気店)に連れてって」
俺「ぇ・・・?」
さすがにこんな暑い中、バイク(中型)の半分ぐらいの重量の友人を、
結構離れた電気店まで運ぶ体力があるのか疑問だった。
ちょっと不満そうな顔をしていた俺を見て、友人はこう言った。
友人「やらないか」
友人「それじゃぁ、○○(いわゆるエロゲー屋)まででいいやー」
・・・時間は・・・12時か。即行で行って即行で帰れば2時ぐらいまでには昼飯食えるかな。
ここまで来て嫌だって言ってもなぁ・・・。これも友達付き合いだと考えた俺だった。
俺「うん、別にいいよー」
あぁ・・・言ってしまった。ここでNoと言えばこの後の災害も防げたろうに。
友人「おー。あ、そういえば図書館に行って本返さなければいけなかったんだ。」
俺(・・・あ?)
友人「んじゃついでにツ○ヤまで連れてってくれない?」
口は災いの元と言うが、確かにその通りだとこの時思った。
今更断ってもしつこく言ってくるから無駄だなーと思い、
渋々承諾することにした。
補足:図書館は学校のではなく、市立図書館です。
その後、エロゲー屋⇒図書館⇒ツ○ヤと連れまわされ、
友人「そろそろ帰るか」
と、やっと言ってくれて、帰ることが出来た。
が!勿論帰るというのは友人の家に俺がバイクで送って行くということだった。
途中でジュースをおごって貰い、友人宅へと無事到着。
我ながら、よく事故を起こさなかったと思った。
と、ここで友人が
友人「ガス代いくらかかった〜?」
と聞いて来た。
メーターを見てみる。朝見たときと比べ、50q増えていた。
ハイオクを入れてて、?〜30ぐらい走るはずなので、136円だとして、
四捨五入で大体300円でいいかと思った。
今考えると、タンデムしたからその分余計にガソリン代かかっていたのだが。
俺「うーん・・・300円ぐらい?」
と答えると、友人は財布から千円を取り出し、俺にくれた。
その時は「おっ!千円じゃん」と少し喜んでしまった。アホだった・・・。
友人「こんな暑い日にチャリンコで学校に行くと死ぬからなー。今日は本当に助かったよ。」
とか何か言っていた。
そして、そこからまた俺の家までバイクで帰った。
帰り際、「次は○○(今日行けなかった大手電気屋)宜しく!」
と笑顔で友人に言われながら。
んで・・・家に到着したのが午後3時だった。
10時〜3時まで約5時間・・・。ガソリン代300円を引いて、
俺の手元に残ったのが700円・・・。時給140円の仕事を終えた俺だった。
その日、他の友人にそれを話したところ、
他友人「それって・・・お前足に使われたんじゃ・・・」
と言われた。
その時俺は・・・初めてそのことに気がついたのだった。
あぁ・・・確かに・・・俺は今日1日こいつの足として時給140円で、
暑い中、街中をぐるぐる周らされていたのか・・・と。
この時俺は、少し悲しい気分になった。
―完―