妹小説スレッド2

このエントリーをはてなブックマークに追加
1('A`)
落ちたんで再立て。

・作家さんの執筆及び投稿は気長に待つこと
・過剰な要求は控えること
・作家さんは全員歓迎
・クレームは厳禁

作家さん方々へ

・連載物投稿の際は、前回のアンカーをつけてください
・どなたでも大歓迎です
・トリップはなるべくつけてください

ではママーリといきましょう。
2('A`):2005/05/31(火) 09:57:49
ぬじゅあっっく
3('A`):2005/05/31(火) 13:51:45
1乙
無くなっててたから
たてるとこだった
4('A`):2005/05/31(火) 17:42:52
1甲
大変申し訳ないが、だれか落ちた2スレ目に載ったのを
コピペしていただけないだろうか
5('A`):2005/05/31(火) 23:53:03
>>4
あらすじならともかく、コピペになると長すぎる
6('A`):2005/06/01(水) 01:49:02
俺持ってない
誰かあの名作をもう一度
7('A`):2005/06/01(水) 01:50:32
誰のをコピればいい?
8('A`):2005/06/01(水) 02:00:09
みんな
9違ってたらスマソ:2005/06/01(水) 02:15:37
作家リスト
※トリ有り
ノベラー・オブ・シスター ◆gsh9jOY9sc
必死 ◆GFwyA6yjKE
コラボの人 ◆uI6TiFLZos(沙耶の人 ◆uI6TiFLZos みゆの人 ◆uI6TiFLZos 春香・春菜の人 ◆uI6TiFLZos)
茶 ◆7p6ipX24t6(お茶の人 ◆7p6ipX24t6 携帯茶 ◆HLojC9iyAU)
桜の人 ◆ysZHmCTdg2
美咲の人1 ◆xlaeutbxOs
美恵の人 ◆MIE...rhM2(◆ak44jfEgn)
ゴスロリ ◆4X6xIMfnnY

※トリ無し
ザーボンの人
ミルクの人
(掲載順、( )内は過去トリ)


チラシの裏

や、やあっ!お兄ちゃん、嫌っ!、(´・ω・`)
よ、ようこそ……バーボ……バーボンハウ…っ! ハウスへっ! くっ!
このテキーラはサービスだ……から……いや、いやっ! だめぇっ!
んっ! んんっ!
ふぁふほんへほひふひてほひひ……んんんっ!
んんんんんーーーーっ!
けほっ! けほっ! ごほっ!
や、やっ! そこは…そこはおま……おまたなのっ! 
仏の顔もって……言うし……謝って許してもらおうとも……
や、や、やぁあっ! 許して、それは許してぇっ!
ひぎぃっ!!!

で、でもぉっ!……このっ……んあああっ! 
スレ……すれてるっ! こすれてるぅっ! 君は…ああああっ!
きっと言葉……んんああっ! はぁあっ! いやぁっ! やぁっ!
と、ときめっ……き……みたいな…感じるぅっ! 感じちゃうっ!
 
そういう……そう……気持ち……気持ちいいのっ! お兄ちゃん!
気持ちいいのっ! もっと! もっと欲しいっ!お兄ちゃんの欲しい!
立てて! もっと立ててぇっ!。
あああああー!! なんでもするから注文を聞かせてぇっ!!!
10('A`):2005/06/01(水) 02:16:50
で、でもぉっ!……このっ……んあああっ! 
スレ……すれてるっ! こすれてるぅっ!


ワロスw
11美恵の人 ◆MIE...rhM2 :2005/06/01(水) 13:04:36
レス数が少ないと思ったら落ちてたんですね(TT
前スレの文は残っていますので、再貼りしますね。


目の前にはおにいちゃんの背中がある。
意外と大きくて、それなりに逞しい・・・。
どうしよう・・・なんでこんなことしてるの・・・
胸の鼓動が収まらないよぅ・・・

こんなにくっついてたら、おにいちゃんに聴こえちゃう・・・

背中に耳をあてる。

トクン・・・トクン
と、おにいちゃんの胸の音が聴こえる。

暖かい・・・

おにいちゃんの背中に寄り添う。

胸の音と、かすかに囁く寝息だけが、私の頭の中を駆け巡る。
そして私は、後ろからおにいちゃんに抱きつく姿勢になった。
回した先の指が、腹筋に当たっている。
そして、顔はぎゅっと背中に押し当てる。
薄い布地越しに、おにいちゃんの素肌が私の素肌に密着してる。
昔は・・・よくこうして一緒に眠ったよね・・・

お風呂のシャンプーの匂いが、鼻腔を優しくくすぐる。
私はしばらくそのまま、おにいちゃんの温もりを感じていた・・・。
12美恵の人 ◆MIE...rhM2 :2005/06/01(水) 13:05:39

「・・・ふぁああ・・・」

朝。
あまり好きなものには入らない。低血圧のせいか、僕は朝に滅法弱い。
昨日、やたら背中がヌクヌクしてた気がするが、ストーブでも焚いてたのだろうか?

・・・などと下らない冗談を言う気力もない。
目ボケ眼で階段を下る。

「お、やっと起きたか」

妹、美恵がエプロン姿で立っていた。・・・似合わん。

「あれ、父さんと母さんは?」
「寝てる」
「やっぱ朝帰りだったかー・・・」
「ま、慣れっこだけどね」
「んーそうだね。さて・・・ご飯はまだかな??」

と言って僕はテーブルの椅子に腰掛けた。
・・・なんだか夫婦の会話のようだ。もっとも向こうの天下であることは否めないが。

「はい、どうぞー」

美恵が皿を置いた。


・・・


これはなんだろう。
白身・・・の隅っこに黄色い物体が半熟で氾濫している。

「これ・・・なに?」
「目玉焼き」

どこがじゃい・・・

「まぁ・・・いいや。いただきます」
「そうそう、ありがたく食べなさい」

妹がえっへんと胸を張る。・・・ちくしょう、朝さえなければ朝食は僕でも作れるのに・・・。
日本語がなんか変だが。。。


「ごちそうさん」

そう言って皿を片付けようと席を立つと、妹は既に自室に戻っていた。
やれやれ、と思いながら僕はタンスから制服を引っ張り出しにいった。
13美恵の人 ◆MIE...rhM2 :2005/06/01(水) 13:06:02
ピッ

定期券が音を鳴らす。
改札口を出て、前方に黒い長髪をたなびかせている人を、僕は見つけた。

「佐代子さん、おはよ」

僕は肩を軽く叩き、その人の名を呼んだ。
皆口佐代子、中学の卒業式に、僕に告白した女性だ。
長い黒髪の似合う、いかにもな和風美人である。背は少し低いが、気品は十分に備わっている。

「おはよう、高次君」

佐代子さんはニコリと微笑んで僕に笑いかけた。それだけで僕は顔が少し赤くなってしまう。

「じゃ、電車来たから、乗ろうか」
「うん」

当たり前な問いかけに、この爽やかな返答。あぁ・・・この時が一番幸せです僕。
肩を並べながら僕らは電車に乗った。

ほどなくして、学校の最寄り駅まで着く。
まだ手すら繋げてない、うぶな僕だが、一緒に歩くこの時間が嬉しいひと時である。
こんな甲斐性のない男の、どこが好きなのか甚だ疑問だ・・・。

・・・・と、そんなことを考えながら、いつの間にか校舎が目に映りこんだ。

「高次君、私、部活の朝の寄り合いがあるから、ここで」
「あ、うん。じゃ」

そう言い、佐代子さんは足早に校舎に消えていった。

14美恵の人 ◆MIE...rhM2 :2005/06/01(水) 13:07:07
入学したての授業は終わるのが早い。
正午前で今日の授業は終了した。
校舎前で佐代子さんと待ち合わせがてら、僕は友人と喋ってた。

「しっかしお前さんはいいよなー」
「何がさ」
「妹あり、彼女あり、俺含めた全ての男子の敵だぜええ」
「勘弁してくれ・・・」
「ま、元中(※中学の頃の友人)が多いからな、ここ。お前のことは応援してやるぜ、けけけ」
「応援してるように見えないんだが・・・」
「高次君・・」
「あ、佐代子さん」

あぁ・・・やっときてくれた・・・僕のめがm・・・ゲフンゲフン

「お姫様御登場〜、じゃ、お邪魔虫は消えるぜ。ドロンとな」
「虫って・・・(汗」
「面白い友達だね」
「はは・・・あ。もういないし」

全く・・・まぁ、あいつの優しさってことで、遠慮なくイチャつかせていただこう(馬鹿

「じゃ、いこっか」
「うん」
「・・・そういえば佐代子さん、部活って何やってるの?」
「ん?あぁ・・・私、中学のころから弓道やってたから・・・」
「へぇ〜〜、佐代子さんらしぃ〜」
「らしいって・・・私弓道あんまり好きじゃないんだ・・・」
「あれ、そうなの?」
「うん。父が・・・代々皆口家は弓道をやるものだって、いうから・・・」
「家訓ってやつかー・・・それで嫌いなのかぁ〜」
「まだ理由はあるんだけど・・・ね」
「え、なになに?」
「そ、それは・・・・」

佐代子が口ごもったその時だった。

「・・・あっ!」
佐代子さんが、出っ張った石につまづいた。

「あ・・・ぶなぃ!」
僕は咄嗟に前に回りこみ、抱き込むようにして佐代子さんを受け止めた。

(ふぅ・・・危なかtt・・う?)

右腕にめり込むようにしてうずまる柔らかい感触・・・これは・・・ましゃか・・・

「あ、ご、ごめん!」

僕は慌てて佐代子さんから離れた。
赤くうつむく佐代子さん。赤くうつむく僕。
そうか・・・佐代子さんが弓道嫌いなのは・・・。

「そ、そういう、ことなの」
「そ・・・そっか、た、大変だね・・・」

で、そのまま言葉を発せないまま、駅まで着いた。駅までの間、僕の頭の中にはあの柔らかい感触
が焼きついて離れなかった。
15美恵の人 ◆MIE...rhM2 :2005/06/01(水) 13:07:26
駅前に着くと、佐代子さんが言った。

「私ちょっと、今日乗り換えの電車乗らなきゃいけないんだ・・・」
「そっか、じゃあ、今日はここで」

むぅ・・・ちょっと残念だけど仕方ない・・・。
そう僕が少し焦燥してると、佐代子さんが僕のほうをじっと見つめた。


 そ し て 目 を つ ぶ っ た の だ !


・・・・こ、これはま・・・ましゃか・・・・
今なら人いない・・・、いけ、いけ僕!
僕は震える手で佐代子さんの肩を持つと、ゆっくりとその端正な顔立ちに、自分の顔を近づけた。

心臓が暴れるようにしてバクバク言ってる。

・・・
・・・・

そして、僕の唇は、

佐代子さんの”頬”をゆっくり這った。


・・・orz


佐代子さんが目を開けると、少し頬を膨らませながら僕を睨み付けた。
僕は汗をだらだら流しながら目をキョロキョロさせた。
佐代子さんは、ぷいっとそのまま駅の階段に行ってしまった。

一人になり、僕はがくりと肩を落とした・・・。
16('A`):2005/06/03(金) 00:27:51
丸一日書き込みないから
ageるわ
17('A`):2005/06/04(土) 00:27:13
今日も書き込みないから
またageとくわ

2日続けて俺しかいね〜の?
18('A`):2005/06/04(土) 13:26:58
勃起age
19('A`):2005/06/04(土) 13:43:16
いやん、くすぐったい
だめよもうすぐママが帰ってくるんだから
っとマーガレットはいうがボブは強引に
20('A`):2005/06/04(土) 14:16:44
>19
ヤッツけ感が否めないな
21('A`):2005/06/05(日) 15:09:54
>>19
元ネタドラゴンボールじゃん
22('A`):2005/06/06(月) 00:31:25
マーガレットあげ
23('A`):2005/06/06(月) 07:23:54
ついでにあげ
24('A`):2005/06/06(月) 13:35:52
あげアゲage
25('A`):2005/06/06(月) 20:20:08
エイジ
26SOB ◆eYVOqE5M6U :2005/06/07(火) 01:29:32
震える息、血液の濁流。わたしも兄もその先を知らない。

両親を撃ち殺して二階へ行くと、以前と変わらぬ様子の兄がいた。
「やあ、おかえり」
「ええ。会いたかった」
「ぼくもだ」
「今、父さんと母さんを殺したの。銃声が聞こえたでしょう」
「ああ」
沈黙。
「それで」
「それで?」
「そう、それで……ええっと、逃げなきゃ。警察に捕まったりして、兄さんと会えなくなったら困るもの」
「そうだな、困る。行こうか」
兄は車の鍵を取り出した。それは少し輝いた。
27SOB ◆eYVOqE5M6U :2005/06/07(火) 01:38:50
車の中で、ふと不思議だと思った。
「不思議だわ」
「何が不思議なんだい」
「父さんのことも母さんのことも嫌いじゃなかったのに、どうして殺しちゃったのかしら」
「そうだな」
「兄さんなしでは生きていけないのに、どうして二年も離れていたのかしら」
「ううむ」
「空がきれいね、よく晴れていて」
「ああ。きれいだ」
「どこへ向かうの?」
「海岸沿いに知り合いがいる。その銃をこっちにくれないか」
28('A`):2005/06/07(火) 11:50:58
期待age
29('A`):2005/06/07(火) 12:11:07
削除依頼出してきます
30('A`):2005/06/07(火) 19:32:59
コラボの人が完結するまで作家デビューするの
待っていたんだがそろそろデビューしてもいいかな?
何か過疎化しすぎてタイミング逃がした希ガス・・・
31('A`):2005/06/07(火) 20:21:13
いやいや俺は期待しているよ。
デビュー希望!
32美恵の人1/3 ◆MIE...rhM2 :2005/06/07(火) 23:56:16
>>11-15

ただいま〜〜・・・
と言ってもおかえりと言ってくれる人はいない。
美恵は学校だし、
両親は仕事だし、

まぁPC使い放題だからよしとしよう。

早速PCを立ち上げ、お気に入りリストから、恋愛相談スレッドを開く。
掲示板形式で、恋愛経験豊富な人からアドバイスをしてもらいにきたのだ。


Title:付き合ってた彼女にTT

投稿者:Alt 12回(投稿初級)

本文:今日彼女と一緒に下校したとき、彼女からKissを迫られ、僕は慌てて頬にしてしまいました。
そのせいか、彼女は怒った様子でそのまま帰ってしまいましたTT
やっぱ僕が悪いのでしょうか?女性から見たら、やっぱりしてもらいたいって時って限られるんでしょうか??


投稿ボタンを押す。
ここのサイトは、かなり大手なので、この手の話題にはすぐにレスポンスがつくだろう。




しばらく待ち、F5を押した。




03:付き合ってた彼女にTT(08)



・・・もう7個も。叩かれてそうだが、スレッドを開ける。
33美恵の人2/3 ◆MIE...rhM2 :2005/06/07(火) 23:56:50
>返信

02:名無し:死ね
03:七誌:ふぁqq
04:U-ha:豆腐の角に小指ぶつけてもがけ


・・・やっぱ叩かれてる・・・。もう少しスクロールさせてみる。

05:Ry:Altさんはキス初めてかな?緊張するのはわかるけど、ちゃんとしてあげないと彼女は
愛されてないと思っちゃうかも?
06:裏マスター:私の場合彼からいきなりしてきた!超腹立つから金○蹴ってフってやったー(笑)
07:秋穂:ウブで可愛い〜、お姉さんがキスの仕方教えてあげる〜


・・・叩かれてないんだが、なんか気が抜けるな。いや、でもRyさんの指摘は合ってるかも・・・。

08:Mog:彼女からしてきたの?どういう経緯でそうなったのか気になる


・・・経緯かぁ・・・
多分、あれだろうなぁ・・・。いやしかし・・・佐代子さんて・・・

かなり着やせするんだなぁ・・。

・・・やばい、想像したらズボンがなんかきつくなってきた・・・。
・・・抜いてくるか。美恵が帰ってくる前に。
34美恵の人3/3 ◆MIE...rhM2 :2005/06/07(火) 23:57:39
はぁ、なんで今日学校終わるのこんな早いのよ・・・。友達には変なこと言われるし・・・。
家に帰ってもすることないし・・・。パソコンあるけどちょっとよくわかんないんだよねぇ・・・。
どうせ家には誰もいないだろうし・・・。

・・・あれ、鍵開いてる。兄ちゃんもう帰ってきたかな?

私はリビングに向かった。カバンを静かに置くと、目の前のPCディスプレイが目に映った。

「これ・・・」

私は表示されている記事を見つめて、唾を飲み込んだ。
これまさか、兄ちゃんの書いた記事・・・・?
佐代子さんに・・・キスできなかったの・・・?

胸の鼓動がまた速まってきた。
おにいちゃんが・・・佐代子さんと・・・キス・・・



トイレ・・・行こう。

我が家のトイレは、リビングへの通路の途中にある。
すぐに私はドアノブに指をかけようとした・・・
35如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/08(水) 01:03:15
私が学校に向かっていると、後ろから肩を軽く叩かれる
振り返ると、友人のみゆちゃんがいた
「や」
「あ、おはよう、みゆちゃん」
「おはよ。今日も暑いな・・・」
そう言って、額の汗をハンカチで拭うみゆちゃん
「あれ・・・?今日はお兄さんはいないの?」
「・・・いつも一緒にいるみたいに言うな」
みゆちゃんがじと目で私を睨んでくる
「ご、ごめんね・・・」
「ん、まあいいが。・・・お兄なら、今頃家で寝てる」
少し間を置いて、そっぽを向いて答えるみゆちゃん
その発言に、私はびっくりした
「え?もうすぐ始業時間だよ?起こさなかったの?」
「起こしたけど、起きなかった。・・・夜中まであんな事するから・・・」
最後のほうがぼそぼそとなって聞こえなかった
「え?なに?」
聞き返すと、みゆちゃんははっとした顔をし、徐々に真っ赤になった
「な、なんでもない!ほら、遅刻するぞ、早く行こう」
そう言いながら私の腕を引っ張るみゆちゃん
私は転ばないように気をつけながら、みゆちゃんに引っ張られながら走った

3時間目が終わり、教室を移動する準備をする
「次は音楽室だったな。行くぞ?」
縦笛を持って準備が終わったみゆちゃんが、席まで迎えに来た
「うん。それじゃ、行こっか」
私も縦笛を手に取り、席を立った
それから階段を上がり、一番上の階にある音楽教室へと向かう
「そういえば、お兄さん、学校に来たかな?」
「え・・・さ、さあ?もうそろそろ来てるかもな」
突然の私の質問が予想外だったのだろう、みゆちゃんはしどろもどろに答える
「でもいいなあ、みゆちゃんは・・・。あんないいお兄さんがいて」
「如月にだって、兄はいるじゃないか」
私はふと兄の顔を思い出し、はぁ、とため息をつく
「あんなのとみゆちゃんのお兄さんを一緒にしたら、失礼だよ」
教室のドアを開けながら、私は思ったとおりを口にする
「あんなのって・・・確かにひょろっとしていて頼りなさそうだが、あれで藤咲は・・・」
席に着きながら喋っているみゆちゃんの口が止まる
その目は私を通り越し、校門の方を向いていた
「・・・少なくとも遅刻はしないだろ、藤咲は」
私も目線を追って振り返ると、走って下駄箱に向かうみゆちゃんのお兄さんの姿があった
「・・・ふふっ、確かに遅刻はできないからね」
36如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/08(水) 01:22:07
午前の授業も終わり、私達は教室に戻る
すると教室のドアの前に、みゆちゃんのお兄さんが立っていた
「あ、おはようございます・・・」
「あー、おはよ。今日もおしとかやかで可愛いねー」
お兄さんが笑いながらそう答える
しかし私は真っ赤になる顔を抑えるのに必死だった
「・・・ナンパをしに来たのか?」
後ろからものすごく低い声で非難の声が上がる
そこには、みゆちゃんが凄い形相で立っていた
「違うって。それより昨日約束しただろ?昼飯奢るって。で、どうすんのかなって・・・」
「結構だ。私は如月と食べる」
そう言って私達の間を通り、教室に入るみゆちゃん
「・・・やっぱまだ怒ってるのか・・・」
「え?」
「ん、いや、なんでもないよ。それよりごめんな」
申し訳なさそうに謝るお兄さん
「いえ、気にしないで下さい。みゆちゃんも照れくさいだけだと思いますから・・・」
「ははっ、確かにあいつは照れ屋だからな」
苦笑いをしながら、お兄さんはふと教室の中に目をやる
その目はどこか申し訳なさそうに、みゆちゃんに向いていた
「じゃ、俺も教室に戻るから」
「あ、はい。・・・早く仲直り出切るといいですね
お兄さんは笑いながら自分の校舎の方向へと引き返した
その後姿を見送り、私も教室に入ろうとする
すると、そこにはみゆちゃんが立っていた
「わっ!みゆちゃん!」
「何よ、人を幽霊みたいに・・・。・・・お兄は?」
「さっき教室に戻られたけど・・・」
「・・・ふーん。まあいいわ。ご飯、食べよ?」
少し複雑な表情をしながら、みゆちゃんが教室に戻る
私は何か少し違和感に感じながら、みゆちゃんの後ろをついていった
37如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/08(水) 01:29:41
まず初めに、コラボをサボって新作書いてすみません・・・
ちょっと脱線した話が書きたくてこんな感じになってます
話的には重くなる可能性もありますが、最後までお付き合いいただけると幸いです

それと、長い間休んですみませんでした・・・orz
コラボの方は、これをちゃちゃっと終わらせてから取り掛かります
一応最後の方向までは考えているので、今月末を目標にがんばります

>>30
ここはコテスレじゃないので、デビューはいつでもOKだと思います
というか、完結するのに時間掛かりそう(というかかかるでしょう・・・)なので、ご自分の都合の良いタイミングの方がいいと思います
・・・ほんと、迷惑をおかけしますorz
38('A`):2005/06/08(水) 12:30:40
書いてる人みんなGJ!
39ゴスロリ ◆4X6xIMfnnY :2005/06/09(木) 18:02:38
トリ、忘れたです(−−;

「そっ、そんな、お兄ちゃん。ウソでしょっ」
 夕暮れ時の優しい日が、カーテンを通して差し込んでいる六畳ほどの部屋に私の声が響き渡る。
部屋には私―風早 燐と兄―佐伯 和真の二人だけ。
 兄は暫く俯いたまま黙っていたが、やがて意を決したらしく重い口を開いた。
「分かってくれ、燐。お前のためなんだ」
「いやっ、聞きたくない! 私、信じないからっ」
 互いの距離は近いのに、何故か兄の声が遠く感じられた。
耳を押さえ、兄から告げられる真実を拒否したかったが、辛うじて腕を押さえ込むに留まっている。
「オレだって本当はこんな事したくは無い。でも、仕方ないじゃないか」
 多分、兄の言っている事は正しいのだろう。
私自身少なからずそう思っている。
 だけれど、理屈では分かっていても納得の出来ない事だってあるのだ。
「ううん、いいの。お兄ちゃんが悪いんじゃないって分かってる。でもね、でもね…」
 段々と声がかすれ始める。
胸中を渦巻いている行き場を失った感情が、出口を求め荒れ狂う。
 もう、限界だ。私は溜め込んでいたものを一気に吐き出した。
「何でっ、私が寝袋で寝なきゃいけないのっ!?」
「寝相が悪いから」
 悲痛な少女の叫びはもっともらしい一言で簡潔に片付けられた。
「だっ、だからって普通、女の子に寝袋で寝ろなんて言うっ? しかも、この部屋家具らしい家具も置いてないじゃないっ」
 あるのは、照明と簡易机が一つだけで後は何も無い。
幾らなんでも殺風景過ぎる。先月にお泊りした時にはもう少し物があったはずだし、そもそも私はベッドを使ったはずだ。
「昨日、部屋を『掃除』するって言ったろ? 見ての通りあらかた片付けた」
「そうじゃなくて、何で部屋の物を出す必要があるのよっ」
「何でって… お前、前回泊まりに来た時の事、覚えてないのか?」
「私が朝の出来事を、誰かから教えられでもしない限り覚えてる訳ないでしょ」
胸を張って言い除ける私に、何だか兄は哀しい目を向けている。
言うべきかどうか悩んでいる様だが、どうやら諦観したらしい。
「いやな、この部屋の家具なんだが、燐、お前が壊したんだ」
「え、お兄ちゃん、今、何て言ったの?」
 聞き間違いだろうか。
一介の乙女に対して非常に似つかわしくない単語が聞こえた気がする
40('A`):2005/06/10(金) 09:16:02
GJ!
41('A`):2005/06/11(土) 12:48:56
見てはいけないものを見てしまった
42('A`):2005/06/11(土) 15:20:42
(´・ω・`)
43('A`):2005/06/11(土) 16:41:03
>>41
桑敷く
44('A`):2005/06/12(日) 05:16:05
晒しage
45('A`):2005/06/12(日) 05:18:45
ノベラーマダー
46('A`):2005/06/12(日) 05:26:08
あいつはもう来ないらしいよ
47('A`):2005/06/13(月) 00:22:09
hoshu
48('A`):2005/06/13(月) 08:31:29
勃起age
49('A`):2005/06/14(火) 12:45:24
ageeeee
50('A`):2005/06/14(火) 20:55:47
ここで聞くことかどうかわからんが
知ってる香具師がいたら教えてくれ

姉は  姉貴・ねえちゃん・おねぇ etc
といろいろ呼び方あるが
妹は 他に呼び方あるのか?

実際に妹いるやつはなんて呼んでんだ?
51('A`):2005/06/14(火) 21:54:45
>>50
マジレスすると、名前
52('A`):2005/06/14(火) 21:55:46
なまえの一文字目+伸ばし
53如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/15(水) 00:15:08
>>36

それから放課後になり、私は帰る準備を始める
といっても、教科書をカバンに詰めるだけなので大した手間は掛からない
簡単にカバンに詰め終え、私はみゆちゃんの席に向かった
「みゆちゃん、一緒に帰ろう?」
いつものように声をかけると、みゆちゃんはすぐに振り返った
「あー、ごめん、私ちょっと用事があるから・・・先に帰っててくれる?」
「そうなんだ・・・。じゃあ、またね」
残念だが仕方がない
私は一人で下駄箱に向かう
そして下駄箱を開けて靴を出そうとして、思い出す
「あ・・・そういえば・・・」
教室に縦笛を忘れて、私は呟いた
今日の授業中に先生が、来週テストをすると言っていたのを思い出したのだ
(・・・家で練習しなくちゃ)
私は下駄箱を閉め、教室へと向かう事にする
階段を上がり、自分の教室の階へ着く
すると、教室の扉から、みゆちゃんが出てきた
「あ・・・みゆちゃ・・・」
私が声をかけようとすると、みゆちゃんは下駄箱とは逆方向へ廊下を歩き出した
なんとなくその行動が気になった私は、小走りにみゆちゃんの後を追う
(どうしたんだろ?こっちに何かあったかな?)
そんな事を思いながらみゆちゃんのいたところへ着く
しかしそこにはみゆちゃんの姿はなかった
「あれ・・・どこ行ったのかな?」
その先には階段しかなかった
(上って屋上だっけ?)
何となくそっちの方に行った気がして、私は階段を上がる
そして屋上への扉の前に立ち、静かにドアを開け、顔を覗かせる
すると目の前には、みゆちゃんとキスをしている男性の姿が飛び込んできた
「え・・・?」
私は目の前の光景に絶句する
なにしろ、みゆちゃんがキスをしている相手が、みゆちゃんのお兄さんだったからだ
54美恵の人1/3 ◆MIE...rhM2 :2005/06/15(水) 11:38:55
>>32-34

我が家のトイレは、リビングへの通路の途中にある。
すぐに私はドアノブに指をかけようとした・・・


あれ・・・なんだろ、何か聞こえる
おにいちゃんの声・・・かな



「はぁ・・はぁ・・」

お、おにいちゃん・・・もしかして・・・シてるの?

「んく・・・はぁ・・・」

私の手が、無意識に下半身に伸びていく。そして、ショーツをなぞると、やっぱり湿っていた。

ん・・・

逆の手で聞こえないよう口を塞ぐ。

「あぁ・・・さよ・・こ・・・さん」

んん・・・っ

「あ・・・っはぁ・・・」

んんん・・・お・・・にいちゃん・・・

「んん・・・っぁあぅ・・・!」

・・・・おにいちゃん

・・・イったの?

「はぁ・・・はぁ〜・・・」

ベルトの音が聞こえてくる。ハッとした私は、自室に急いで駆け上がっていった。
55美恵の人2/3 ◆MIE...rhM2 :2005/06/15(水) 11:39:13
「はぁ・・・」

抜いたばっかで、下半身が少しうずく。
しかし・・・今までとは比べられないくらい出たな・・・。
リアルそのものだったし・・・。

・・・あ

「美恵ー、お前帰ってたのかーーー!?」

そうだ、あの階段を登る音、あれは美恵だ。
・・・つうか、聞かれてた・・・!?

「なによー!私がいつ帰ってようと大きなお世話でしょー!!」

二階から大きな声が木霊した。
ふぅ・・・どうやら聞かれてないようだ・・・。
僕は安心して、リビングのソファに寝転がった。

「あ・・・パソコンシャットダウンしなきゃ」

僕はそそくさとPCの電源を落とした。
だが、その時気づくべきだったかもしれない。
マウスポインタの位置が、かすかに動いていたことを。
56美恵の人3/3 ◆MIE...rhM2 :2005/06/15(水) 11:39:38
いつの間にか寝てしまったようだ。もう夜。
目を開けると、キッチンから鍋の煮え立つ音が聞こえる。

「美恵、何作ってるんだ?」
「・・・カレー」
「ん、そっか」

あれ・・・機嫌が悪いのかな?
あまり構うと怒られそうなので、それ以上は訊かなかった。


カレーの芳しい匂いが漂ってきた。キッチンから、僕と自分の分であろうカレーを、
美恵が運んできた。

「ん」

美恵はぶっきら棒にそれを置いた。
・・・今日はデートなかったよなぁ・・・
と思いながら、僕はカレーをすくって口に入れた。

「おいしいよ。カレー」

とりあえず、事実兼ご機嫌取りのためにそういう。

「・・・そう」

美恵は俯いたまま、そうぼそっと言った。

「なんかあったのか?」

と訊くと、美恵は黙ったまま首を振った。
・・・学校で何かあったのかな。ちょっと心配になってきた・・・。

「何か困ってたら、僕に言えよ・・・相談には乗るから・・・」

がしゃん!!

美恵がいきなりテーブルを叩いた。
僕はびっくりして顔をこわばらせた。

「ど・・・どうしたん・・・」

立ち上がった美恵を見上げると、美恵は目に涙を浮かべていた。
なんだ・・・?一体・・・何が・・・?

美恵は手につけてたカレーをそのままに、自室まで一気に駆け上がってしまった・・・。
僕はわけがわからず、スプーンを握り締めていた。
57('A`):2005/06/15(水) 14:21:33
・・よくわかりませんが、ティッシュ置いておきますね

 _,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
  .\|_,..-┘ 
58('A`):2005/06/16(木) 02:03:17
1年前の今日、妹の友達と付き合い始めた。
そしてその日を境に妹の俺に対する態度が豹変した。
口数が減ったし、顔を合わせれば睨んでくる。たまに口を開いたかと思えば「死ね」
だの「消えろ」だの辛辣な言葉ばかり。
そんな状態が続いて、現在。
依然として冷たい態度をとる妹は、かつての友達、いまや俺の恋人となった子にまでつらく
あたり始めた。 さすがの俺も業を煮やして妹に詰め寄った。
「お互い好きで付き合ってるのに、いったい何が気に入らないんだ!?」
妹は答えた。絶叫した。
「あんたたち男同士でしょ!!」

その瞬間、俺の尻がきゅっと締まった。


59美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/16(木) 21:30:24
30です
予告?通りデビューします
つたない文章ですまんがマッタリみてくれたらと

*******************************

「うん、じゃあ来週の土曜日だね。すっごく楽しみ!」
「えっ、大丈夫だよ。親にはユミのところに泊まる事にするしユミも協力してくれるから」
「じゃあまた明日ね。おやすみ。大好きだよ」

そう言って私は彼との電話を切る
今週末、彼と初めての外泊
でも私、まだ未経験したことないしそれにキスもまだしたことない・・
友達の家で雑誌とかDVDとかでそういうのを見たことはあるけど
肝心な所はモザイクがかかっててるし
自分がどうなるのかが想像もつかないのって正直怖い
何か怖さを紛らわす事が出来ないかあれこれ思案している私
すると隣の部屋から私を呼ぶ声がした

「おい!美樹!さっさと風呂入れ!俺の後はイヤなんだろ!」
「うっさいわねー、入ればいいんでしょ!いちいち命令しないでよ!」

風呂に入れと言ってきたのは3つ違いの兄
私が中学を卒業するまでは仲が良かった
二人で映画見に行ったりショッピングにも行ってたから
同級生には恋人に間違えられたりもした

少なくとも私はイヤな気持ちにはならなかった
むしろ恋人見られて嬉しかった
兄は決して見た目はカッコイイ訳ではないがカッコ悪くもない

何ていうんだろう・・全体から、こう、優しさみたいのがあふれて来るというか・・
とにかく一緒にて安心する人
その気持ちは今でもあるんだけどあの日以来、
兄とは素直に会話が出来なくなってしまった
60美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/16(木) 21:39:55
>59

「え〜、そうだったっけ〜、んじゃ今日の晩ご飯どうするの?」
「女の子なんだから美樹が作りなさい」
「結婚記念日ぐらい母さんとゆっくりさせろよ、なぁ母さん」

彼との初めての外泊が3日後に迫った水曜日の朝食の会話
今日は両親の結婚記念日だったみたい
私は自分の事で頭がいっぱいですっかり忘れてた

「母さん、俺の飯も美樹が作るのか?」
「あたりまえじゃない。誰が作るの?あんた自分で作れたっけ?」
「俺が料理出来る訳ないじゃん。
 つか美樹が作るんら俺いらねーや。外で食ってくる」

母と兄が私の前でこんな会話をする
兄の最後の一言でカチンときた私は思わず

「頼まれたってアンタの分なんか作んないわよ!」

と言ってしまった

「ちょっと美樹、女の子なんだからそんな言い方はないでしょ」
「母さん別にいいよ、んじゃ俺学校行くわ
 それと、俺はもう弟も妹もいらないからな!
 結婚記念日だからって間違って作ってくるなよ!」
「これ!親をからかうもんじゃありません」

そう言って悪態をついた私に何も言わず学校へ向かう兄

「あおれにしても、あんた達仲悪くなったわね〜、何かあったの?」
「・・・・別に」
「まぁ、美樹も年頃なんだ。いいじゃないか」
「お父さん、いつまでも私を子供扱いしないでよ〜!
 私も兄貴と一緒で妹とかいらないからねーだ!」

とおどけてみせたが私と兄貴の間に何もなかった訳じゃない
悪いのは私だっていうのも分かっている
でも素直に兄に「ごめんなさい」がいえないだけ
私のたった一言が兄をとても傷つけたんだから・・・・
61('A`):2005/06/16(木) 21:48:24
あと15分以内に続きこなかったら
多分俺待ちくたびれ死するわ
62('A`):2005/06/16(木) 21:55:34
まんまんみてちんちんおっき
63美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/16(木) 21:58:11
>60

学校が終わって家に帰ると誰もいない
両親は結婚記念日で二人とも外出中
たまにはお母さんにも羽を伸ばしてもらわないと

「さてっと、何を作ろうかな?」

冷蔵庫を開けて食材をばーっと見てみる
ニンジン、ジャガイモ、しらたき・・・
男の人って彼女が作る肉じゃがって本当に好きなのかな
彼もそうかもしれないから練習しておこうかな
・・そういえば何かの本に”裸にエプロンって興奮する”って書いてあったっけ
エプロン姿で肉じゃが作ってる私って彼が見たらどうなのかな?
変じゃないかのな?裸にエプロンって
普段ならこんなこと考えないのに何でこんな事考えるんだろう?
もうすぐ彼と初体験だから高揚してるの?もしかして私・・

「誰もいないし、やってみようかな・・」

家には誰もいないのにキョロキョロと辺りを見る
兄貴は外で食べるって言ってたから大丈夫だよ、きっと

「よし!やってみよ!」

エプロンを外して椅子にかける
Tシャツを脱いで片手に持ったままズボンのボタンを外す
ファスナーを下げ、空いている片方の手でスルっと足元に下ろす
手にかかえたTシャツとズボンをソファーの上に置く

「下着だけで台所にいるって変な感じ・・・」

食器棚のガラスに映った自分を見て吹き出しながらボソっとつぶやく
その時、電話がけたたましく鳴った
ビクッ!と、まるで猫が大きな音に反応するような反応をした美樹
あわてて受話器を手にしたが手に付かず受話器を落としてしまう

「はっはい、もしもし。どっちら様でしょうか」
(もう、”どっちら様”って何いってんの?私?)

「お忙しい所すみません。こちら○○不動産と申しまして・・・」

電話をかけてきたのは電話セールスだった
美樹は分かる者がいないといって電話を切る

「あー、もう、ビックリしたー。タイミング悪いセールスだよ、ほんとに!」

少しだけ冷静になった美樹は下着姿の自分を見ながら
(私何やってんだろ?こんな事で本当に彼が喜ぶの?)
と自問自答しながらTシャツを手にした
64美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/16(木) 22:20:32
>59>60>63

「でも彼が喜んでくれるんだよ、きっと。がんばれ!私!」

自分に言い聞かせるようにTシャツをソファーの上に戻し右手でブラのホックを外す
両方の二の腕に肩紐がスルリと落ちてくる
ブラを食卓の上にのせ、左手で胸を隠しながら右手で下着をつまみ右足、左足の順で脱ぐ
誰もいないけどブラと下着はTシャツの下に隠す
何も纏っていない体にエプロンをかけ、腰の辺りで蝶結びでとめる

「なーんかすごく落ち着かないな・・。背中とかがスースーするからかな?」

食器棚のガラスを見ながら体を反転させ、自分の後姿を見て思わず叫ぶ美樹

「っっっっ!!!!おしり丸見え!!!」

慌てて両手でおしりを押さえ、その場にしゃがみ込む
体中の血液がありえない速さで巡回している感じに襲われる

「・・・でも土曜日はこれ以上のところを彼に見られるんだ。
 これぐらい平気じゃないとダメ!よし!このカッコでご飯作ろう!」

自分に言い聞かせてジャガイモをむき始める美樹だったがどうにも落ち着かない

「後が気になって集中できないなぁ、どうしよう。
 テレビの音でも大きくしてみよっかな?」

テレビの音量を普段の倍近くにして再び料理をする美樹

「あー、これくらいうるさかったら気が紛れる♪平気、平気♪」

手際よく、鼻歌まじりに晩ご飯を作っている美樹だったが
テレビの音量を大きくしたせいで普段なら聞こえる
玄関の鍵を開ける音がこの時は聞こえなかった
65('A`):2005/06/16(木) 22:22:54
暇なので待ってみる
66美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/16(木) 22:30:59
>59>60>63>64

「なんだ、テレビの音がずいぶんデカイな」

俺はちょっと気になったが妹が何しようが関係ないから
そのまま2階の自分の部屋へと上がる
食べようと思ったラーメン屋が臨時休業だったので今日は
インスタントラーメンでガマン
ベランダに出てタバコに火をつけ、一息つきながら学校で妹を紹介して欲しいと
言ってきた友人の事を思いだす

「ダチの身内を紹介しろってヤツってバカだよ、ったく。」

まぁ彼女欲しいやつは身近なとこで探したいんだろうなぁ
昔は仲が良かった俺と美樹が、いまじゃほとんど口もきかない
あれは俺が大学受験、美樹が高校受験をした2年前の事だ
志望校への合格率90%の俺が落ち、ダメ元で受験した美樹は志望校に合格

それだけじゃムカツキはしないが、その時の美樹の一言が俺を深く傷つけた

「本番で結果が出なきゃダメなものはダメだよね〜、お兄ちゃん♪
 そう考えると私ってすごくな〜い?」

受かるはずもない志望校に受かった後だったからよっぽど興奮していたんだろう
そんな事を俺に言ってきた
俺は志望校に行けず、滑り止めの大学に行かざるを得ないショックから、
それが美樹の喜びの表現とは気づかず
(こいつは俺のことを見下しているに違いない)
と受け取ってしまった
それ以来、美樹とは必要最低限の事以外は話さなくなった
話したとしても荒い口調になる

昔の事を思い出したら妙にむかついてきた
それに異様にデカイテレビの音が耳につく

「ったくうっせーな、ざけんじゃねーよ、静かにしろや」

ブツブツいいながら俺は美樹に文句を言いに階段を下りた

キッチンの電気がついている
そうか、今日は美樹がメシ作るっていってたな

「テレビの音うるせーんだ・・・・!・・・・・??!!」

キッチンで料理している美樹の後姿を見て、俺の思考回路はピタっと止まり
思わずその場に立ち尽くしてしまった
俺の声に気づいたのだろうか、トントンというリズミカルな包丁の音が止まる
そしてスローモーションのようにゆっくり振り返る美樹
67美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/16(木) 22:49:07
>59>60>63>64 >66

(えっ、なんで兄貴がいるの??ってか見られた・・?見られてるの・・??)

目の前にはポカンと口を大きく開けている間抜けな表情の兄貴がいる
きっと私も同じような表情してるんだろうなぁ
でも今はそんな事を考える余裕がない
自分が今どうしたらいいのか、何をしたらいいのかがまったく分からない

話しかければいいの?何を?「今日は暑いからハダカで〜す」
何これ?言い訳にもならないじゃん
何もなかったように「あっ、お帰り〜。肉じゃが作ったから食べる?」って
話しかける?
裸にエプロンでそんな事言う人はいないでしょ!バカじゃん私。

何をしていいか分からない私は数秒立ち尽くした後、
声も上げず、唇を強くかみ締め涙を流してその場に座り込んだ

「な、何でそんなカッコしてるんだ?」

誰もがその場にいればするであろう質問をしてくる兄貴
ごく当たり前の質問が私の心の中で羞恥心となって膨らんでいく
私に残された選択肢は声を上げて泣くことしかなかった

泣き崩れる私を置いて兄貴はどこかにいってしまう
私は私の中でよくわからないけど何かが終わったと感じていた
その時

「とりあえずこれで隠せ」

兄貴が脱衣所からバスタオルを持ってきて、私の肩にかけてくれた
その声はまだ喧嘩する前の優しい”お兄ちゃん”の声だった

「・・・お・・っ・・ゃ・、・・わっ・・・っし・・」
「いいから早く隠せって。別に何も聞かないから安心しろ。
 ごめんな。勝手に入って。」

そう言ってその場を立ち去ろうとするお兄ちゃん
悪いのは私なのに先に謝るお兄ちゃん

「・・ま・・・って!」

私は思わずお兄ちゃんの背中に抱きついた
68('A`):2005/06/16(木) 22:51:12
ワクワクテカt(ry
69美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/16(木) 23:32:07
>59>60>63>64 >66>67

「ふーん、それでお前はそんなカッコしてんのか?」
「・・うん。」

ソファーで並んで座りながら何故私がこんなカッコしているかを
お兄ちゃんに説明した
土曜日のお泊りの事は話してはいない
するとお兄ちゃんはお腹を押さえて震えだした

「ど、どうしたの?おにい・・・」
「っくく・・っはは・・っぷぷ・・」

お兄ちゃんは必死に笑いをこらえてる

「いや〜、腹痛い!笑わしてくれるな〜、美樹は」

といいながらポンポンと私の頭を数回叩いてはまた笑い出す
私のした事ってとてもバカバカしいことなんだと感じ
悲しい気持ちになってきてまた涙が出てきた

「あ〜、泣くな泣くな、俺が悪かった、からかいすぎた
 だから泣き止んでくれ」

お兄ちゃんはそう言って自分の胸に私の頭を引き寄せる
そこからは懐かしいお兄ちゃんの匂いがする
この匂いが私をとても安心させてくれる
私の事をいつも守ってくれたお兄ちゃん
わがままな私をいつも受け止めてくれたお兄ちゃん・・・

・・・そうだ、お兄ちゃんならアレがどんなのか教えてくれるかな?
こんなお願い、お兄ちゃんにしていいのかな?
でも、もう今度の土曜だし、お父さん、お母さんがいない時なんてないし
どうしよう・・・お願いしてみようかな・・

「何だ、まだ泣いてんのか?美樹?」
「・・・あのね・・おっ、お願いがあるんだけど・・」
「ん?なんだ?」
「・・・を・・・・み・・て・・たい」
「何だよ、はっきり言えって。」
「・・お・・ちゃ・・・そこ・・て・・・たいの。」
「わっかんねーって、あー、安心しろって。このことは父さんとかに
 言わないから」
「・・じゃなくって・・みたいの・・」
「はっ?何を見たいって?」
「・・おにいちゃんの・・その・・」
「俺の何を見たいって?」
「おにいちゃんのあそこ!」

ヤバって思うぐらい大きい声で言っちゃった・・
お兄ちゃんはまたポカンって口開いちゃってるし
でも大きな声出さないとはっきり言えなかったんだよ
70美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/17(金) 00:10:27
>59>60>63>64 >66>67>69

「マジ、言ってる意味がわかんねーぞ?美樹?」
「・・いや、あのね・・」
「そんなカッコしている理由はわかった。でも何で俺のを見たいんだ?」
「・・・」

そうだよね。お兄ちゃんが言ってることはもっともなんだよ
でも理由だけは言えないよ
彼のを見る前に見せてなんて

「それにいいかげん着替えろって」
「・・ぇ・・あっ・・」

そういえばまだ裸だったっけ・・・
お兄ちゃんにおしりみられたんだよね、きっと
・・まって!、見られたんなら見せてもらえばいいんじゃん
そうすれば理由にもなるし不公平にならないんじゃない?

「お兄ちゃんだけずるいよ・・・」
「はぁ?何が?」
「お兄ちゃん、私のおしりみたじゃん・・・」
「い、いや、待てって、見たんじゃなくて見えたんじゃ・・」
「ちがうちがうちがう!ずるいのはお兄ちゃんじゃん!」
「あー、わ、わかった、わかったずるいのは俺だったな。悪かった。」

昔からお兄ちゃんは私がタダをこねるとわがままを聞いてくれた

「じゃあ見せてよ。お兄ちゃんのもー!」
「だ、だけど、それとこれとは・・」
「それじゃわかってないじゃん!ヤダ、やだ、ヤダ、やだ〜!!」

自分でも子供っぽすぎるダダとは分かっているけど
これで押し通すしかないと私は思った

「わ、わかったよ・・見、見せればいいのか・・」

お兄ちゃんは観念したらしい
ちょっとモジモジしながら横を向いた

「・・ホントに見せてく・・れる・・の・・?」
「あぁ、それで美樹の気が晴れるならな」
「・・ありがとう・・お兄ちゃん・・」
「その代わり少しだけだぞ」
「うん」
71('A`):2005/06/17(金) 01:03:24
今日はもうこないか?
72如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/17(金) 01:52:14
>>53

唇を話した二人は、恋人のように見つめ合っていた
「バカ、こんなところで・・・」
「ずっとキスしたくて、しょうがなかったんだよ」
「・・・バカ」
二人の会話が耳に入ってくる
その会話から、二人がそういう関係だというのは容易に察する事ができる
「私はまだ、あの事を許したわけじゃないぞ」
「あんな事って・・・昨日の夜のことか?」
私はいけないと思いつつも、二人の会話に聞き入ってしまう
「さらりと言うな!・・・あんなに激しくするなんて、聞いてなかった・・・」
「あー・・・なんか昨日は、いつも以上にムラムラしてたからな」
「嫌だって言ったのに止めてくれないし・・・」
「でも、何回もイって気持ち良さそうだった・・・」
「ば、バカ!そんなわけあるか!!」
私は段々と頭が真っ白になるのがわかった
(みゆちゃんとお兄さんが・・・そんな・・・)
全身に痛みに似た感覚が走り、胸が締め付けられる
同時に何も考えられなくなり、足の力が抜ける
そして気づいたときには、私はガタン、という音を立ててその場に座り込んだ
その物音に、みゆちゃんは今までに見せたことのない、信じられないといった表情を向ける
そしてお兄さんは、反射的にみゆちゃんを両腕で包み込み、自分の体を前に出して私を見た
「あ・・・その・・・」
私は何とか言葉を発しようとするが、結局何も言えなかった
「如月・・・なんで・・・」
みゆちゃんが呆然とした表情で呟く
しかし私と同じように、何かを言おうとして言葉に詰まっていた
「・・・如月ちゃん、もしかして、見た?」
お兄さんは必死で冷静を装い、私に疑問を投げかけてくる
みゆちゃんをしっかりと抱いた姿勢のままで
私はその光景に、自然と涙が出てくるのを感じた
73如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/17(金) 02:13:02
「如月!?」
みゆちゃんが私が泣き出したのに驚いたのだろう、大きな声をあげる
そしてお兄さんの腕を外し、私の前に駆け寄ってきた
「あ・・・」
しかし、私に何かを言おうとして口を閉ざす
それもそうだろう、みゆちゃんは私の気持ちに少なからず気づいていたはずだからだ
だから私の涙の理由を、少なからず察したのだろう
「・・・」
沈黙が続く
私は涙を止める事が出来ないまま、みゆちゃんとその後ろにいるお兄さんを見つめた
みゆちゃんは私と視線を合わせないように、俯いている
そしてお兄さんは、その場に立ったままみゆちゃんの背中を見つめていた
「あ・・・」
私がなんとか言葉を発しようとすると、お兄さんが歩き出した
無言のまま私たちに近寄り、みゆちゃんの肩に手を乗せる
びくん、とみゆちゃんの体が跳ね、お兄さんの方へ振り返った
お兄さんは何も言わずにみゆちゃんと見つめあい、そして私に視線を向ける
「・・・見ちまった、よな?」
いつもの軽い調子とは違う、どこか悲しそうな声を出す
私はその問いに、こくりと頷くのが精一杯だった
「・・・俺、みゆの事が好きなんだ」
その言葉に、心が締め付けられる
「妹としてじゃなく、一人の女の子として好きだ」
(やだ・・・)
「何度も忘れようとしたけど、無理だった。俺は、ずっとこいつが好きなんだ」
(やめて・・・)
「みゆも、俺の気持ちを知って、答えてくれた」
(ヤメテ・・・ヤメテ・・・)
「誰からも祝福されなくても、それでもいい」
(ヤメテヤメテヤメテヤメテ)
「俺はこれからもみゆの事が好きだし、ずっとみゆと一緒にいたい」
(ヤメテヤメテヤメテヤメテヤメテ!!!)
「みゆを、愛してる」
「やめて、やめてーーーーーー!!!!」
74如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/17(金) 02:39:52
私の叫び声に、お兄さんは口を閉ざす
「やめてください・・・」
ぎゅっと拳を握り締め、涙が溢れるのを必死で堪えようとする
「きさ・・・」
「みゆちゃん、おかしいよ・・・」
私はみゆちゃんの声を遮ぎる
「二人は兄妹なんでしょ?なんで?なんでそんな事になるの?おかしいよ、ぜったい・・・」
「・・・わかってるよ」
お兄さんが私を真っ直ぐ見ながら答える
「わかって・・・ないです・・・。わかってるなら・・・」
「わかってるけど、抑えられないんだ。俺は、みゆが・・・」
「やめてください!」
私は再び大声をあげる
「なんでですか!?お兄さんとみゆちゃんは、血が繋がってるんでしょ!?それなのに・・・」
「俺だって何度もそう思った!」
お兄さんが辛そうな表情で声を荒げる
「何度も何度も忘れようとした!こんな感情はおかしいって!でも、できなかった・・・」
段々とか細くなる声を、私は黙って聞く
「みゆが俺のことを思ってくれてるのを知ったとき、俺は正直に答えた。みゆはそんな俺を受け止めてくれた。
それから何度も罪悪感に襲われたけど、それでも、俺はみゆの事が・・・」
「やめてください・・・」
顔を俯かせ、これ以上何も聞きたくないと意思表示をする
けれど、お兄さんは喋り続ける
「好きなままだった」
「やめて・・・」
「たとえ世間から非難を浴びても、みゆと生きて行こうって決めた」
「聞きたくない!」
「如月ちゃん・・・」
「私は、あなたの事が・・・!!」
そこで私は口を閉ざす
私の言葉を聴いたお兄さんの顔はすごく辛そうに、私を見ていた
「君の気持ちは、なんとなく気づいてた。そうじゃないかって程度だけど・・・」
その言葉に、頭を鈍器で殴られたような衝撃が走る
「だから今、はっきりさせておきたい。みゆの親友だし、俺にとっても可愛い後輩だから・・・」
そう言って、お兄さんは一度目を閉じて、決意をした表情で目を開いた
「俺はみゆが好きだ。如月ちゃんの気持ちには応えられない。・・・ごめん」
75如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/17(金) 03:02:50
目の前が真っ暗になるのを感じる
親友が兄と愛し合っていること
その兄が私の好きな人であること
そして、その気持ちがこんな形で終わってしまうこと
そのことに、私はどうしようもなく寂しい、辛い気持ちになった
「・・・ごめん」
再び謝罪の言葉を浴び、私は目の前のお兄さんをぼんやりと眺める
同時に私の心の中から、どうしようもなく黒い気持ちがあふれ出すのを感じた
「・・・謝って済む問題じゃないです」
ぼそりと呟く
「・・・」
お兄さんは何も言えずに私を見る
みゆちゃんが何かを言いかけようとして口を開き、そして閉じる
「・・・私の気持ち、こんなので終わるなんて嫌です」
独り言のように私は言葉を発する
徐々に体の中から嫌な人間になっていくのがわかる
「・・・私は、お兄さんが好きです」
私の告白に、二人が同時に顔を伏せるのを見た
「・・・忘れさせてください」
私の瞳に、はっきりと黒い意志が宿るのがわかる
「お兄さんがみゆちゃんにしたように、私にもしてください」
「え・・・」
「きさ・・・らぎ?」
二人がよくわからないと言った表情をする
「私を、一度でいいから、愛してください。お兄さんがみゆちゃんにしたように、私にもしてください」
76('A`):2005/06/17(金) 03:51:23
あれ?この剥き出しになった下半身どうしたらいい?
77('A`):2005/06/17(金) 05:55:54
>>76
諦めて眠りにつくのが正しいかと
78美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/17(金) 18:55:59
>59>60>63>64 >66>67>69 >70

目の前でお兄ちゃんがズボンを下ろし始める
私はただドキドキしながらその光景を見ている

「あんまり見るな、恥ずかしいんだ」
「あっ・・うん・・じゃあこっち向いてるね・・」

バサっと布か何かが落ちる音が聞こえる
私の横に今、下着をつけていないお兄ちゃんがいるんだ
そう考えると何だか体の芯から言い様のない痺れを感じてきた

「ぬ、脱いだぞ」
「見、見ていいの?」
「あ、ああ、いいぞ」

ゆっくりとお兄ちゃんの方を向きお兄ちゃんの顔をみる
お兄ちゃんは目をギュっとつぶっている

「何で目つぶってるの?」
「恥ずかしいからに決まってるだろ!?」
「クス、変なお兄ちゃん」
「いいから早く見ろよ」

私は視線を下の方に落とす。そこには・・・
その・・お兄ちゃんの・・アレが・・

「っわ・・こんな風になってるんだ・・」
「み、美樹、も、もういいだろ?十分だろ?」
「まだだめだよぅ、全然見足りないって」

これってどんな手触りなんだろう?
手のひらみたいに温かいのかな?

「ね、ねぇ、ちょ・・ちょっとだけ、ちょっとだけ触ってみていい・・?」
「ばばばっばっか言うな、そんな事させれる訳ないだろ!」
「いいじゃん、ね?本当にちょっとだけだから。」
「ダメだ!ゼッテーダメだ!」
79美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/17(金) 19:18:30
>59>60>63>64 >66>67>69 >70>78

そんな会話をしているとお兄ちゃんのアレがなんだか
膨らんできている感じがした

「・・・お兄ちゃん?どうかしたの?」
「な、何が?」
「・・その・そこが・・」

お兄ちゃんはバッと目を開き、腰を少し浮かせて

「!!!っこここれはははっは、ああああれれだ!」
「ひょっとして・・お兄ちゃん・・・コーフンしてる・・・の・・・?」
「いいいやや、ちちち、違っ、違うって!」

私の知っているお兄ちゃんは優しくて、頼りがいがあって
いつも私を受け止めてくれるお兄ちゃん
そんなお兄ちゃんが私の前ですごくオロオロしている
いつもと違うお兄ちゃん
私といてコーフンしているお兄ちゃん
そんなお兄ちゃんが可愛く思える

あれ?何だろう?この気持ち?
もっとお兄ちゃんの困った顔が見てみたい!
もっとお兄ちゃんをいじめてみたい!
ダメ、もう自分を止められない!
80美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/17(金) 23:14:48
>70>78

「・・ねぇ・・おにいちゃん・・・」

子供がお菓子をねだるような声を出しながら私は
お兄ちゃんの太ももの上に向かい合うように座る
私は裸にエプロン一枚、お兄ちゃんは下半身は何も着ていない
互いの温度を互いの太ももだけが確かめ合う

「ば、ちょ、な、何乗っかってるんだって・・」
「何で〜って?、あれぇ〜?なんだか顔が真っ赤だよ〜、どうしたの〜」
「あ、兄貴を、か、からかうなって、ほら、どけって」

どけっていう割にはどかそうとしないお兄ちゃん
何でだろう?もっといじめてほしいのかな?
もっと困らせてみようかな?

「ほ〜ら、私の手がお兄ちゃんのアレを触っちゃうよ〜」
「ままま待てって、!美樹!、待て!」

お兄ちゃんが首を振った反動で私の体も左右し
思わずお兄ちゃんのアレを握ってしまう

「ッ!!!ァ!!」

力ない声でお兄ちゃんが声を上げる
(何?今の声?ヤダ、背中がゾクゾクしてくる!)
81美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/17(金) 23:17:09
すまん

>80 のアンカー間違えた  orz
>70>78  で >79 だ
吊ってくる

こんな俺じゃ続きはムリポ
82('A`):2005/06/17(金) 23:33:03
>>81
もう下半身脱いでるんだけど。
83美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/17(金) 23:56:32
脱がれちゃしょうがない

>78-80


「ね、ねぇ、もう一回、今の声聞かせて・・」
「・・じ、自分で出せる声じゃないんだよ・・」
「ど、どうすれば聞かせてくれるの?」
「・・そんなこと、妹に頼める訳ないだろ?!」
「ふ〜ん、じゃあ、自分で試してみよ♪」

そういって私は右手を軽く数回握ってみる
するとさっきより情けない声でお兄ちゃんが声を漏らす
これってお兄ちゃん、感じてくれてるのかな?
私がお兄ちゃんを感じさせてるんだ!
そう思うと私の右手の動きがさらに激しくなる

「ねぇ、これが気持ちいいの?」
「・・・し、知らね・・・っく・・」
「わっ、な、なんだか・・ネバネバしてるの・・出てきたよ・・」
「い、いちいち、言うな・・」
「っはぁ・・ね、ねぇ・・お兄ちゃん・・
 な、なんか、わた・・わ・・わたしも・・へ・・へんな・・きもち・・だ・よ・・」

お兄ちゃんのそこからは言い様のない音が聞こえる
その音を聞いて私はどうしていいか分からなくなった
何故だかわからないがエプロンを取ったほうがいいのではないか?と思った
右手はお兄ちゃんのアレを触っていたので左手でエプロンを外す
シュルシュルっとエプロンは床に落ち、一糸まとわぬ姿になった

「な、何で、脱ぐんだよ!」
「・・はぁ・ん・・・わ、わか・・んない、よ・・
 お・・にい・ちゃ・・に・み・みて・も・・もら・いた・い・・の・・」
「は、ははやく、何か着ろろろって!!」
「ん・・ん・っはぁ・・お・にい・・ちゃん・だま・・って・よ・・」

そういって私は左手でお兄ちゃんの顔を自分の胸に押し付ける
84('A`):2005/06/18(土) 00:12:57
脱いで待ってた甲斐があった・・・
85('A`):2005/06/18(土) 01:48:30
いもうとよ・・・この雑誌はなんだ?
おまえって、こんなん読むのが好きなん?
女と男がヤってるとこの写真が入っている、この雑誌を・・・
えっ?なに?まじか!!やってほしい!?!?
ちょっ!まて!!話し合おうでわないか!!!
血ぃつながってるんだぞ!?俺ら!!
なに?関係無い?
いや!関係ありまくりだから!!!!!!
いや、きらいじゃないが・・・
だ、だからって!それはまずいって!こら、くっつくな!
顔ちかずけるな!!
いや!やりたくないって言うと嘘になるがな!!
こっこら!そこ触るな!!
だからって、抱きつくな!!
自分のも触るな!!
ばっばか!耳元でそんな甘い声を出すな!!
うお!!おっおい!!押し倒すな!!
うっ!うぐっ!んっ!!
っておい!!おれのキスを奪うな!!
なに?初めて?
・・・まじか?冗談や俺をのらせる為じゃなく?
それにしちゃあ、やりなれてるっぽいんだが?
パソのヤってる画像の真似?いや、うますぎだから
いっいや、真顔で好きって言われても・・・
いや、好きの連呼やめてくれ。たのむからやめてくれ
・・・おい、聞こえてるか?ってわざとだろ!おまえ!!
やめろって〜の!!こら!!
ヤってくれるんなら止めるってか!?
ふざけんなよ、こら!!
やめろ!!やめろって!!おい!!
〜〜〜〜〜〜わかった!!!!!!
わかったから、止めてくれ!!
ヤってやるから!!
よし、それと、ぜっっっっっっっったいに大声出すなよ!
いいな?よし、じゃ、じゃあ、いくぞ?
カバッ!












   
86('A`):2005/06/18(土) 14:52:43
勃起age
87美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/18(土) 22:27:53
>83

「!!んっむー!」

びっくりしたお兄ちゃんは声にならない声を私の胸に吹きかける
その場所はちょうど乳房の辺りで吐息が乳房から乳首、乳首から
全身へとかけめぐる

「あっ、ヤッ・・ハァァ・・!」
「な、なんだ、美樹、か、感じたのか?」
「・・そ、そんな・・んじゃ・・な・・い・・よ・・」
「ほ、ホントか・・?ん・じゃ、これはどうだ?」

お兄ちゃんはツンツンッと舌先で私の乳首をノックしたあと
まるでソフトクリームを食べるように1回、ペロっとした

「・・っっっあ・・ああ・・ぁぁ・・・!!」

ヤダ!?何?これ?ぜ、全身がすっごい痺れる!
ふとももの内側がジンジンする!
背中全体に炭酸がかけめぐるようにジュワーとする
お兄ちゃんをいじめたいけど私もいじってほしい・・

「・・ッハァ・・んっ・・ねぇ・・お・・にい・・」
「ん、何だ、美樹?もっとだな」

そういってお兄ちゃんはさっきより強く私の乳首を
ペロッとし、今度は唇だけで噛みだす

「・・ぁぁあああ!!・・ヤダァァぁぁぁ・・!!も・・もっと・・」

私は夢中になって左手でお兄ちゃんの頭を自分の胸に押し付ける
右手ではお兄ちゃんのアレを握ったり、なでたり、上下に動かしたりする
ヒクヒクしてくるお兄ちゃんのアレ
お兄ちゃん唾液でびちゃびちゃになった私の胸

「・・ッハァ・な・・なん・・だか・・わ・・わた・・し・・・」
「・っ・・み、美・・樹・・も・・・」
88('A`):2005/06/19(日) 00:40:25
もう出ちゃった
89('A`):2005/06/19(日) 13:14:01
美樹たんエロイよ・・・。
何カップなのかしら(’’
90('A`):2005/06/20(月) 00:08:04
勃起age
91('A`):2005/06/20(月) 16:55:14
age
92('A`):2005/06/20(月) 17:02:47
早くー
93美樹の人:2005/06/20(月) 20:35:25
鳥ないけど本人っす
最後まで書き上げてはあるんですが
訳あってすぐに投下出来なくなりました
投下はパソから
これは京ポンから
本当は昨日の夜に完結だったんだが

すんません、ヘタレで
今週中にはなんとかします
94('A`):2005/06/20(月) 21:56:22
>>93
待ってるぞ。
95如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/20(月) 23:09:41
('A`)
96('A`):2005/06/21(火) 00:00:27
>>95
何があったんだ?
97美恵の人1/2 ◆MIE...rhM2 :2005/06/21(火) 12:21:38
>>54-56

カレーを急いで済ますと(食べ残すと悪いので)、高次は美恵の部屋の前で立ち止まった。

「美恵・・・何があったか知らないけど、もし悪いこと言ったなら、ごめん・・・謝る」

返事はない。まぁ、何か学校であったのかもしれない。
妹とはいえ、多感な女子中学生だ。悩みくらいあるのが自然だろう。
その心中を高次は察し、そのまま自室へ行こうとした。

「・・・兄ちゃん」

と、ドアの奥から美恵の声が聞こえた。

「美恵・・・」
「兄ちゃん・・・ごめん。ちょっと、イライラしてたの・・・ごめんなさい」
「いや・・・いいんだよ」

高次は少しほっとした。自分が嫌われてるわけではなかったのだ。
自分のせいだったら、どうしていいものやら。

「兄ちゃん・・・ちょっと、入って」
「ん・・・?あぁ」

美恵がそう引率の声を出すと、高次は少々ためらいながら部屋に入った。

久しぶりに見る妹の部屋。最近は年頃もあってか、あまり見なかったが・・・。
美恵はベッドで腰掛けていた。少し目が赤い。

「兄ちゃん、座って」
「あぁ・・」

美恵がベッドを叩き、高次はそこにゆっくり腰を下ろした。
すると、美恵が軽く頭を高次の肩に寄りかからせた。
98美恵の人2/2 ◆MIE...rhM2 :2005/06/21(火) 12:22:03
「お・・・おい」
「昔は・・・よくこうしてたよね」
「あぁ・・・そだな」
「パパとママが私達囲んでて、あの頃は楽しかったよね」
「そうだな・・・。僕が中学入ったくらいから、親の仕事が忙しくなったんだよな」

高次はなるほどと思った。美恵の寂しさの原因は、両親のいない寂しさであるということ。
美恵も・・・まだまだ親が必要な年なんだな・・・。

「にいちゃんも、中学入って家に帰ってくるの遅くなったよね」
「え・・・そう・・・か?」

高次はドキッとした表情になった。
両親だけじゃなく、もしかしたら自分も寂しさの原因だったとしたら・・・。
そんな罪悪感が、瞬く間に高次の中で渦巻いていった。

「ご、ごめんな・・・兄ちゃんあんまり構ってやれなくて」
「・・・」

謝ったが、美恵はただ高次を見るだけだ。無言の訴えが何よりも恐ろしい。

そして、沈黙がしばらく部屋中を交錯する。
高次はどう返せばいいかわからず、美恵の方を見れなかった。

と、ベッドがわずかに軋むのを感じた。
高次は微動だにしてない。
ということは、美恵が姿勢を変えたのだろうか・・・?
なんだろう・・・殴られるんだろーか・・・。
高次が瞳を右往左往させていると、美恵が高次の肩を掴んだ。
ぐいっと美恵のいる方へ向かされると、目の前に美恵が現れた(当然であるが)。
そして美恵は、高次の頭を自分のほうへ引き寄せ、その唇に口付けた。
99('A`):2005/06/21(火) 18:26:00
>>75 >>83 >>98
GJGGJGJGJJGJ!!!1111!!11!!11
100美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/21(火) 19:30:11
今日しか投下できないので一気に終わらせます

>>87

その声を聞いて私は右手の動きを早める
お兄ちゃんも私の声を聞いたとたん、ギュッと私を抱きしめる

「アッ!!やっぁぁぁ、、おっ、おにっ・・い・・っ・ちゃ・・」
「だ、ダメだって・・美樹!美樹!ぅぁあああああ・・!!!!!」

お兄ちゃんがびっくりするくらい腰を浮かし、左右に動く
???と思ったら私の右手にドクン、ドクン!という感触が伝わってくる
あぁ、お兄ちゃん気持ちよくなってるんだ
そう思った瞬間、お兄ちゃんの右手が私のアソコに触れる
ツッーとなぞるように、そしてクチュクチュっと
すると、下半身全体に何かが広がり、それが頭の先まで突き抜けた感じがし
思わず声を・・

「・・ぁぁあ!ァァあぁ・・!!わっ・・・ぅ・!ハァ・・・ァ・・ン!!」

断続した波が下半身から私を貫いてくる
意識が遠くになっていく感じ・・
私はそのままお兄ちゃんに覆いかぶさっていった

顔の周りがジーンとシビれている中でようやく意識が戻ってくる感じがする
目をあけると・・ん、ここって私の部屋!?
何で私、裸でベットの中にいるの?
すっとベットの隅を見ると、エプロンと服がたたんでおいてある

「え?あ、あれ・・?・・お兄ちゃんが私を運んでくれた・・のかな・・」

とりあえず着替えてお兄ちゃんの部屋をノックするが返事はない
階段をおり、キッチンにいくとそこにお兄ちゃんがいた

「気分はおちついたか?美樹の作った肉じゃがなかなかウマイな」
「あ、あの、お、お兄ちゃん・・」
「別に気にするな。まぁ俺もさすがにビックリしたが」
「あ、あのね・・」
「・・まぁ、その、さっきのはなかったことにしよう。悪かったな。美樹を傷つけるような事して」

こんなときでも自分が悪くないのに先に謝るお兄ちゃん・・
そんなお兄ちゃんの優しさが嬉しくて涙が出そうになった
101美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/21(火) 19:34:50
>>100

あの時の事、今なら許してくれるかな?
ううん、許してもらいたいんじゃなくて私が言いたい

「ごめんなさい。私、自分の事しか考えてなかった」
「いや、調子にのった俺が悪かったんだって」
「違うの!2年前の事・・・」
「・・・・」
「今更、謝っても・・もう・・遅いかな・・?」
「いや、俺も意地になってた、ごめんな・」
「・・お兄ちゃん・・ありがとう・・許してくれるの・・?」
「ああ、美樹は大切な妹だからな」

これで昔みたいに仲のいい兄妹に戻れると思ってほっとして
涙がこぼれそうになった
でもガマン!
優しいお兄ちゃんがそばにいてくれるんだから心配させない!

「あー、それと、俺も遅くなったけどさ・・」
「・・な・・に・・?」
「高校入学おめでとう・・あの時、言ってやれなかったし、
 美樹はすっごく頑張ってたもんな、
 まぁ、高校2年生に入学おめでとうって変だな、ははっ」

私はその言葉を聞いて体中の水分が全部出るんじゃなかってぐらい泣いた
とってもとっても嬉しかった
泣いている私をお兄ちゃんが抱きしめてくれた
それが嬉しくてもっともっと泣いた

「・・ねぇ、お兄ちゃん?週末ってヒマかな?」
「特に用事はないけど」
「映画でも見に行かない?二人で?」
「俺はいいけど美樹は用事ないのか?」
「あったけど断る!お兄ちゃんと一緒にいたいんだも〜ん!」
「なんだよ、いきなり」
「それにもう一回、見たいな〜」
「何を?」
「お兄ちゃんが気持ちよくなるトコロ!!」
「!!バ、、バカなこというな!!」

真っ赤になるお兄ちゃんに私はほっぺにキスする

私はうろたえてるお兄ちゃんの手を引っ張って

「さ、美樹のスペシャル愛情肉じゃがを食べよ!」


〜 end 〜
102美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/21(火) 22:25:38
>101

おまけ

「え〜、ちょっとカンベンしてよ〜」
「冗談だろーー!!母さん!!!!!」

あれからい3ヶ月が経ちました
お兄ちゃんと仲直りした次の日に彼と別れました
とてもひどい事を言われたけど、私にはお兄ちゃんの方が大切だったから頑張れた
お兄ちゃんとは相変わらず仲良しだけど肉体関係とかはないです

でも先週のお兄ちゃんの誕生日に私からプレゼントをあげました
それは私のファーストキス!
お兄ちゃんは「な、な、何するんだ!!」って真っ赤になってたけど
喜んでくれたみたい
来月は私の誕生日だからその時はどうなるかわかりません
私は私のすべてを、お兄ちゃんにあげたいな・・・

あっ、カンベンしてほしいってのは私たち兄妹に弟か妹が出来たみたいです
あの日、結局お父さんとお母さんはどこかに泊まってきました
私とお兄ちゃんは自分達の事でいっぱいだったから忘れてたけど
まさか本当に作ってくるなんて・・・

「まったく父さんにはあきれるよ、なぁ、美樹」
「いいじゃん、お兄ちゃんが困る訳じゃないんだから」
「あら、いつの間に仲直りしてたんだい?ふたりとも」
「まぁいいじゃないか、家族が増えるのはそれだけ幸せが増えるんだ」
「その子が生まれたら私とお兄ちゃんで育てたいなぁ〜ダメかな〜?」

おままごとじゃないんだぞってあしらうお父さん
あんたも世話好きになってきたの〜というお母さん
プッってお茶を吹き出すお兄ちゃん
お兄ちゃんの耳元で私はささやく

「私、お兄ちゃんの子供なら、いいよ・・」
「ば、こら!美樹!」
「あ〜、本気にしてんだ〜!やっらし〜!」

許されるなら、本当に私はお兄ちゃんと・・・

 〜 Fin 〜


103美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/06/21(火) 22:35:36
以上で終わりです。
長々と投下してすみませんでした。
詳しくは言えないけど実話が半分近く混じってるんですよね・・・
なのでエロ描写はちょっと弱めかもしれません。

気が向いたら酉変えて投下するかもしれませんので
その時はまた暇つぶしに見て下さい

>>82 の人
笑わせてもらいました そのタイミングに
104('A`):2005/06/21(火) 23:15:41
>>美樹の人
すごく良かったです。次回作書いてくれることを期待してます。
                 82こと美樹の人のファンより ノシ
105('A`):2005/06/21(火) 23:26:50
>>美樹の人
天才!
GJ!!
106('A`):2005/06/22(水) 00:18:24
如月の人が気になって寝れない件
107('A`):2005/06/22(水) 11:17:11
>>100 おっきして白いのでた
108('A`):2005/06/22(水) 19:12:22

     ☆ チン      マチクタビレタ〜   
                         マチクタビレタ〜  
        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  誰か新作まだ〜?
             \_/⊂ ⊂_)_ \
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|   \__________
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |            |/
みなさん、おひさしぶりですw

>>108
妹モノじゃない、かなりヲタ色の強い作品でいいなら、投下しますが?
110('A`):2005/06/22(水) 19:35:51
ノベラ氏ね
111('A`):2005/06/22(水) 19:37:13
ノベラーは相変わらずつまんない
112('A`):2005/06/22(水) 21:01:43
>>109
スレタイ嫁

113('A`):2005/06/22(水) 21:02:34
>>112
でもドドリアとザーボンの続きなら許す
114('A`):2005/06/22(水) 23:31:35
ノベラーはジャイアンというかドドリア
115('A`):2005/06/23(木) 00:20:21
ノベラやっと来たか
116('A`):2005/06/23(木) 00:46:17
>>114
想像してワロス
117風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/23(木) 00:50:03
 「ハアハア、ひろ姉・・お、おれ、もう・・・」
 「あ、や、、、な、中には出さないで!!」
 「うぁぁぁぁあああ!!!!!!!」

・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・

ハッと俺は眠りから目覚める。たまに昔を思いだすんだ。
2ヶ月前の夏の日、一人暮らしをしていたひろ姉の家で俺はひろ姉を抱いた。
無理やりね。きっかけなんて単純なもんさ。
4年付き合った彼女に一方的に振られた俺は真っ直ぐ家に帰りたくなく、フラッとひろ姉の家に立ち寄った。
昔から面倒見がいいひろ姉はふさぎ込んでる俺をみて励ましてくれたんだ。
「頑張れ」「そんな子タクにはもったいなよ」
すごく嬉しかった。優しさで泣きそうになった。
涙をガマンしてたらひろ姉が抱き寄せてくれて
 「ねえちゃんの前でぐらいガマンしなくていいよ」
と言ってくれた。
俺は泣いた。ひろ姉の胸で。泣きすぎて頭が痛くなった。
子供の頃からめったに泣かない俺がたくさん泣いたせいだろう。
今思うとおかしかったんだ。あんな事言うなんて。
118風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/23(木) 00:53:20
>117

 「ひろ姉は俺の事好き?」
 「あたりまえじゃない。タクは仲良しの弟なんだし」
 「俺の事好きならひろ姉を抱いてもいい?」
 「・・・んー、それはちょっと・・違うんじゃないかな?」
 「んじゃ俺の事好きじゃないんじゃないか!!!」
 「ちょ、落ち着きなさい!タク!」
 「ひろ姉のバカー−−!!!!」
自暴自棄ってやつだよ。言ってる事、やってる事が滅茶苦茶。
嫌がるひろ姉を押し倒し、Tシャツをビリビリに破く。
抵抗してくるから思いっきりビンタしたらピタっと抵抗しなくなった。
ただ一言、「ねえちゃん、そんなタクは嫌いだよ・・」ってひろ姉は言った。
そっから先はあんま覚えてない。覚えてるのは俺がひろ姉を無理やり抱いた事。
そしてその2日後にひろ姉が黙ってどこかに行っちゃった。
おふくろからは転勤って聞かされたけど・・・
原因は俺なんだ、多分、いや、きっと。

119風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/23(木) 00:56:12
>118

コン、コンっと俺の部屋をノックする音がする。
 「なんだー」
 「ちょっと入っていい?」
 「ああ、別にいいぞ」
部屋に来たのは妹の風音だ。風の音と書いて’かざね’と読む。
ちなみにひろ姉は空の音と書いて’ひろね’。
 「あのね、ニイに聞きたい事あんだ」
風音は俺の事をニイと呼ぶ。まだちっちゃい頃、「にいちゃん」の「ちゃん」が
上手く言えなくて省略してニイとなったらしい。
 「なんだよ、改まって。気持ち悪ぃな」
 「ひろ姉がいなくなった本当の理由って知ってる?」
背筋が冷たくなる。みぞおちの辺りが締め付けられる。
何で今さらそんな事聞いてくるんだ?こいつ、何か知ってるのか?
 「きゅ、急な転勤っておふくろが言ってたじゃん。他に理由なんてないだろ?」
俺は出来るだけ冷静に言った。
 「ふ〜ん、そうだよね。ニイが知ってる訳ないもんね。それに自分の事でイッパイイッパイだよね」
何か気になる言い方だ。自分の事でイッパイイッパイだと?俺の心臓がバクバクし始める。
 「何だよ!!何か言いたい事あんのかよ!!」
ムキになって声を荒げる俺。
 「別に。ただ何か知ってるか聞きたかっただけ。ごめんね、おじゃまして」
そう言って部屋を出ようとする風音。
ドアを全部閉める直前に風音がこう言った。
 「今日、ひろ姉から私宛に手紙が来たんだ」
 「っっっ!!何っ・・」
バタンっと部屋の扉が強く締められる。
120風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/23(木) 01:46:46
>119

 「どうしたんだろ、ニイ。何か落ち着きなかったな」
私は自分の部屋に戻ってお姉ちゃんからの手紙を読み直す。
内容はだいたいこんな感じ。

 ”こっちはようやく落ち着きました。本当の事いうと引っ越したのって転勤じゃなかったんだ。
  本当の理由は話せるようになったら話すから心配しないでね。
  別に悪いことした訳じゃないよ。それは信じてね。
  このことはみんなに内緒だよ。風音には報告するからね。
  みんなは元気?ちゃんと食べてる?特にタクの様子はどう?
  私が言ったっていうと怒るだろうからだまってて欲しいんだけど、
  彼女と別れて、落ち込んでたから。また手紙出すね”

本当は転勤じゃなかったの?んじゃ何って感じ。
でも元気ならいいか!ひろ姉はしっかり者だからね。
でもニイ、彼女と別れたんだ、ふ〜ん。
よし!ひろ姉は私を頼りにしてるみたいだし、ひろ姉の変わりに
この風音ちゃんが一肌脱いでなぐさめてあげますか!
121如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/23(木) 01:59:57
「なに・・・言ってるの?」
みゆちゃんが不思議そうな顔で私を見る
「・・・私だって、お兄さんの事、好きなんだよ・・・」
私は真っ直ぐにみゆちゃんを見つめる
みゆちゃんは戸惑う表情をするが、私から視線は逸らさなかった
「お願いします、私を・・・愛してください」
もう私には、何の迷いもなかった
ただお兄さんに愛されたい
その思いだけが、私を突き動かした
「お兄さん」
しっかりと向き直り、もう一度お兄さんを呼ぶ
お兄さんは困惑した表情で私を見つめる
「如月ちゃ・・・」
「ちゃんづけなんかしないでください・・・。ちゃんと、名前で呼んでください」
私の要求に、お兄さんは少し沈黙し、口を開いた
「・・・如月の気持ち、すごく伝わったよ」
「お兄っ・・・!?」
お兄さんが優しく微笑むのを見て、動揺するみゆちゃん
しかし、私には次の言葉はわかっていた
「駄目です。愛してください・私を・・・如月を・・・!」
私は強く懇願する
だが、お兄さんの首は横にしか動かなかった
「無理だよ。俺には二人愛するなんて器用な真似なんか出来ないし、如月をみゆ以上に愛することもできない」
想像通りの言葉
それでも私は食い下がる
「私は・・・っ!私はみゆちゃんと違います!それにみゆちゃんとなんて変です!みゆちゃんとは血が繋がって・・・」
「それでも・・・」
私の言葉を遮り、お兄さんは悲しそうな顔で私を見ながら口を開く
「それでも・・・みゆじゃないと駄目なんだ・・・。少なくとも、俺は今みゆを愛しているし、これからもこの気持ちを変えるつもりはない」
そう言ったお兄さんの顔は、辛そうな、それでいて私にいつも見せる以上の優しい表情をしていた
122如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/23(木) 02:01:28
被ってしまうので、一時退散します
あとアンカー付け忘れてすみません・・・orz

>>121>>75の続きです
123('A`):2005/06/23(木) 02:12:12
久しぶりに来てみたら盛り上がってる?

>>120
サッカーまで時間あるからじゃんじゃんお願いな

>>122
退散とかじゃなくマイペースでヨロ!

ノベラは・・・どっちでもいいや
124如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/23(木) 02:23:56
>>123
一時的なものですよ
明日は午後までは暇なので、3時半くらいまでは起きてるつもりです
なので今日の分の投稿が終わるまでまで、マターリしてます
125風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/23(木) 02:47:03
>120

落ち着かない。何も手につかない。煙草に火を点けては消し、また点ける。
(ああっ!くそっ!何が書いてあんだよ!)
手にもっているジッポをベットに叩きつける。
(ひろ姉は風音に何を言ったんだ?俺の事?あの時の事?)
どうにかしてその手紙を何とかしなくっちゃ。
いや、もう風音は読んでいるに違いない。それで俺の様子を見に来たんだ。
あいつは俺の事をどう思ったんだ?ダメだ、気になってなにも手につかない。
風音に聞くしかないか。
今聞きにいったら俺、何すっかわかんねーな。親父とかにバレたらそれこそ終わりだ。
みんなが寝静まった頃、風音を叩き起こして聞きだすしかねーな。


>122
被ってもいいようにアンカつけてるから大丈夫ですよね?
こちら前触れもなく書き始めた新入りなので・・・
こちらははじめたばかりで長引きそうなので
あれだったら僕が退散しますよ
126 ◆tdwjimPrQQ :2005/06/23(木) 02:48:25
テスト
127('A`):2005/06/23(木) 02:50:54
>125
最後の1行はダチョウ倶楽部か?

んじゃ俺が退散するよ
128風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/23(木) 03:13:33
>125

 「そろそろ行ってみるか」
時計の針は2時を少し回っている。週末はみんな寝るのが早い。
1階からテレビの音は聞こえてこないな。
俺は静かに自分の部屋の扉を開け、風音の部屋の前に立つ。
 「おきてたら助かるんだが・・」
扉を3回ノックする。返事はない。
 「やっぱ寝てるか。しかたない、叩き起こすか。」
できるだけ静かに扉を開ける。アレ、電気ついてんじゃん。
風音はヘッドフォンで何かを聞きながら雑誌を読んでいた。そりゃノックしても聞こえんわな。
俺は風音に近づき声をかける。
 「ちょっといいか、おい」
よっぽど大きい音で聞いてるな、こいつ。まったく気付きやしない。
しかたねーな、と思いながら風音の肩をポンポンっと叩く。
その瞬間、風音はビクっと上半身を揺らし振り向くや否や、右手で机の上に置いてあった英和辞典を
俺目掛けて投げてきた。
英和辞典は無防備な俺のほお骨に見事にクリーンヒットした。
 「いっ△○っ●てーーーー!!!!!!!!」
訳わかんねーうめきを発してその場に倒れこむ俺。
 「え、ちょ、ちょっと、やだ、ニイじゃん。大丈夫?」
129如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/23(木) 03:16:28
>>125
すみません、誤解を招いてしまったようで・・・
自分は妹小説スレッドから駄文をつらつらと書いている者ですが、その頃から他の作家さんと被らないように、と
思っていたまでの行動です
むしろ新人さんががんばっていらっしゃる時に余計なことを書いて混乱させてしまったと後悔しています
どうか、こちらの事は気にせずに、大量に書き込んでください
少なくとも、今回で完結しない自分よりはそちらの方がいいと思われます

>>127
どうぞどうぞ

マジレスすると、読者様は退散する必要ないですよw


というか、体力の限界なので寝ます
おやすみなさい・・・
130風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/23(木) 03:53:03
>128

 「だって、ニイがこんな時間に私の部屋来るなんて思わないじゃん。」
 「だからって辞書は投げないだろ、普通、誰だと思ったんだ?」
 「・・・どろぼー」
 「はぁ?そんなん来ねぇって。それに来たところでなんでお前なんか無視するって。」
 「わっかんないよー、麗しき花の女子高生なんだよ。襲われても不思議じゃないじゃーん。」
 「なーにが麗しき花だ、お前はハナタレだよ。ハ・ナ・タ・レ!麗しい女は辞書投げねーよ。」
俺は風音の頭を軽く2回叩く。
 「ひっどーい、これでも学校では結構男子の人気あるんだぞぅ。」
ほっぺたをふくらまし、口を尖らせる風音。
 「あー、言ってろ、言ってろ。」
まぁよく見るとこいつもかわいい部類なんだろうと思う。
モー娘の・・・誰だっけな?名前が出てこないがなまってる娘に似てるな。
それにいつの間にか出るとこ出てきてるし、もしかしたらひろ姉より大きいんじゃないか?
身長は150あるかないかのくせに・・・
おっと、ひろ姉で思い出した。俺はこいつをからかいに来たんじゃないんだ。
ひろ姉からの手紙を見せてもらわないとな。 
それにしてもほぉ骨イテーな・・・・


*************************************

さて、サッカーが始まったので今日はここまでで。
だいたい話しは書き終えているので他の作家さんの邪魔にならないように
書き込ませてもらいます。

>129
僕は前スレから ”みゆ” と ”沙耶” のファンなんで
続き楽しみにしてます
131('A`):2005/06/23(木) 06:30:19
俺の中で神スレ認定しました。このまま続いてください。
作家さん全員素晴らしい!荒らされたくないので一応sageで
132('A`):2005/06/23(木) 11:04:25
激しく乙!
それは、ある日の夕暮れの出来事だった。
僕がバイトの帰り道の倉庫街を歩いていると、どこからか人が争ってる声が聞こえてきた。

「おらぁ!おとなしくしろよ!」
「やっ、やめろよぉ!!」
「お前女だろうがっ!俺の太いの入れてやるからおとなしくしろっつってんだろうが!」
「ふざけんな!だっ誰がお前みたいな奴になんか・・・!!!」

そんなやりとりが聞こえてきた。
普段の僕ならそのままシカトして家に帰るんだけど、なぜかその時、
怖いもの見たさ・・・そう、そんな気持ちで声の聞こえてきたほうを覗いてみた。

すると、1人の女の子が3人の男に囲まれて服を強引に破られていた。
女の子はかなり可愛い、大きな瞳と幼さの残る口元、まるでエロゲーに出てくる
2次元の美少女そのまんまだ。
そんなことを考えながら眺めている間にも、事態は刻一刻と進んでいる。

「へっへぇ・・そうだよ、そうやって素直にしてれば痛い思いしなくて済むんだよ」
「ふむぅ〜!!むぅっくぅぅ〜!!」

少女に馬乗りになってる男はすでにズボンを下ろして挿入の体制を取っている。
一方、少女は口を手で抑えられ、手足までも抑えられている。逃げられそうもない。

「このまま見ていたいんだけど・・・それもちょっとなぁ・・」

そう思った僕は物陰から勢い良く飛び出し、馬乗りになってた男に蹴りを入れた。
「ぐわぁー」男は足にズボンが絡まってたせいもあり、情けない姿でその場に倒れ込んだ。
そして突然の乱入者に驚いた残り二人を地面に落ちてた鉄パイプでぶん殴った。
男3人が地面に転がってる間に、僕はその少女の手を掴んで声をかけた。

「ほら、逃げるよ!一緒においで!」

相手の返事も聞かず、僕はその子を引きずるようにその場を離れた。
いつもの僕からは想像もつかない行動・・僕はこの時、何を考えていたんだろうか?
134('A`):2005/06/23(木) 13:00:20
おお、ノベラ氏GJ
>>134
かなりわかりにくいかもしれないけど、最後まで読んでね。
そうしたらちゃんと妹モノだとわかるはずだから。
気が付くと、いつも自分がバイトをしてる倉庫にやってきていた。
そして倉庫の中に少女を投げ入れ、自分がそのあとに続き、鍵を閉めた。

「はぁはぁはぁ・・・ここまで来れば・・はぁはぁひぃ、大丈夫だよ。ここ僕のバイトしてるとこだから。」

僕がそう声をかけると、少女は突然大声で叫んだ。

「何するんだよ!?助けてくれなんて言ってないだろ!」
「えっ?だって・・・さっき男に強姦されそうになってなかった?」

そう聞くと、少女はさらに顔を真っ赤にして叫んだ。

「そっそんなことないよ!あっあんな奴等、別に怖くないんだからな!!!」
「いや、でも・・僕が助けなかったら・・・君、確実にやられちゃってたと思うけど・・」
「ちっ、違うよ!これからあいつ等ぶっ飛ばすつもりだったんだよ!」

いや、それは無理だろ・・・そう思ったけど、僕はもう何も言えなかった。
とりあえず、彼女に落ちついてもらわないと話しにならないので、なんとかなだめようと
試みた。

「あっあのさ・・君、名前はなんていうの?」
「・・・・・・・」
「どうしてあんな奴等と一緒にいたの?」
「・・・・・・・・・・・・・・・」

ダメだ、どうにもならない。少女は真っ赤に腫れた目で僕を睨みつけている。
なんとか少女に喋ってもらおうと、僕は質問を変えた。

「あの・・君、女の子だよね?」

そう聞いた途端、少女はさらに声を大きくして叫んだ。

「違うって言ってるだろ!!!!俺は男だよ!!!」
「え?だって・・・顔とか・・・胸だって・・・つか体だって女の子にしか見えないよ?」
「だっ、だから!その・・顔と体は女だけど・・・心は男なんだよ!!!
「あの・・・本気で言ってるの?」
「あっ、あたりまえだろ!?まさか・・女だから助けたってのいうのかよ!?」
「いや、あの、女の子にしか見えなかったんだけど・・・」
「ちくしょー!やっぱりそういうことだったのかよ!アンタもあいつ等と一緒かよ!?」
「いや、あの、ちょ、まっ、」
「もう男なんか信じないからなぁー!!!」

そう叫ぶと、少女はものすごい勢いで倉庫を飛び出して行ってしまった。
僕は狐につままれた気分だった。
しばらく少女の言ってたことを考えてみたが、どうにも答えが出ないので、僕も倉庫を出た。
外で待っててくれたりしないかな?という気持ちもあったけど、そこには誰もいなかった。

「まぁ、そうだよな・・・名前も教えてくれなかったしな・・・しょうがないか」

そう自分に言い聞かせると、家に向かって歩き出した。
137('A`):2005/06/23(木) 17:24:58
age
138('A`):2005/06/23(木) 23:45:57
まとめサイトって無いの?
139('A`):2005/06/24(金) 00:12:21
>>138
作ってくれ。
140('A`):2005/06/24(金) 00:30:09
>>139
めんどくさいよ。
ないならいいよ。
141風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 14:28:45
>>130

ニイは何しに来たんだろ?もう2時30分になるっていうのに。
そっか、彼女と別れて寂しいのかな。寂しくて眠れないとか。
な〜んだ、カワイイところあんじゃん。
よし、んじゃ話し相手にでもなって、なぐさめてあげようとしますか!
 「それはそうと、こんな時間に何か用ですか〜お客様〜?」
 「何だ?お客様って、用がなきゃお前の部屋なんかこねーって。」
 「なんだかなー、もっと自分に素直になんないと。そこがニイのイケないとこだぞ。」
 「はぁ?妹のクセに兄貴にむかって上から物言うな。生意気なんだよ。」
 「ホンッと、口悪いよねー、ニイって。そんなんだから彼女に逃げ・・・」
そこまで言って私はヤバっと思った。お姉ちゃんの手紙には言っちゃダメって書いてあったっけ。
 「お、おい、何で知ってんだよ!俺がアイツと別れたこと!!誰に聞いたんだ!!」
あー、どうしよう、ごまかさなくっちゃ!
 「えっ、えー!!ホ、ホントに別れたのー?冗談で言ったのにー。」
 「嘘つくな!!知ってたんだろ?!いつから知ってたんだ?誰から聞いたんだ!!」
 「ホントに冗談で言ったんだってばー。」
 「じゃぁなんで親指隠してんだ!!」
 「えっ・・あっ・・!!!」
私は慌てて左手を体の後ろに隠す。そう、私は嘘をつく時、無意識に左手の親指を握ってしまう癖があるらしい。
ニイはそれを目ざとくみつけたみたい。
142風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 14:41:01
>141

 「あっ、、、そ、その、、えーとね、、え、えへへへっ、、」
両手を後ろで組み、左右に体を揺らしてみる。笑ってごまかせるかな・・・
 「ひろ姉の手紙に書いてあったんだな。そうだな!!」
 「あっ、、うぅうぅぅぅ、、」
ってごまかせる訳ないよね。それにいきなり正解を言われてちょっとパニクる私。
 「見せろ!!!ひろ姉からの手紙。どこにあんだ?」
一気にまくし立てるニイ、なんだかちょっと怖いな。
 「あっ、あのー、あ、うん、す、、捨てた、、そう!捨てちゃった!!」
 「んな訳ねーだろ、嘘つくな!!早くだせ!!!本気で怒るぞ!!!」
うっわ、ニイったら本当に怒りだしそう・・しかたない。見せるしかないか。
 「はい・・これだよ・・」
物凄い勢いで私の手から手紙を取り、穴があくんじゃないかって思うぐらい
マジマジと手紙を隅々までるニイ。何度も何度も見直した。
 「手紙ってこれ1通だけか?他には来てないのか?」
 「うん、これだけ。」
 「本当だな?!」
 「ホントだってば。しつこいよ、ニイ。」
そう言うと安堵の表情を浮かべたニイ。何が気になってあんなにムキになったんだろう?
お姉ちゃんとが何か知ってるのかな?
 「ねぇ、ニイ。」
 「ん、なんだ?」
 「お姉ちゃんと何かあったの?言われて困ることとかあるの?」
 「べ、別に何もねーよ、悪かったな、こんな時間に押しかけて。お前も早く寝ろ。じゃあな。」
そう言って部屋を出て行こうとしたニイに対して私は呼び止めた。
 「あっ、ちょっと待って。」
143風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 14:48:08
>142

 「何だよ、俺はもう用事すんだから部屋戻るぞ。」
 「ニイはさぁ、本当に彼女さんと別れたの?」
 「あ?あぁ、まぁな。色々あんだよ。」
 「寂しくないの?」
 「はぁ?何でお前がそんな事心配すんだ?」
 「いや、ほら、お姉ちゃんがいなくなってさ、相談する相手とかいないのかなって思ってさ。
  ニイって結構お姉ちゃんに色々相談してたじゃん。んでさ、お姉ちゃんいなくなっちゃたから
  私でよかったら相談相手になれないかなってなーんて思ったりしてるんだけど。」
するとニイは私が今まで見たことない表情で私を睨んで
 「お前なんかにひろ姉の変わりが出来る訳ねーだろ!!俺はひろ姉だから相談してたんだよ!!!!」
と叫んだ。
それを聞いて私は何だか悔しくなった。
わかってるよ、私なんかじゃお姉ちゃんの変わりにはなれないよ。
ニイにとって私なんか頼りにならないんだよね。
でも、ニイが変だったからさ、力になりたたかっただけなのに・・・
私は・・ニイの事・・昔から・・
 「・・私は、、ニイが心配・・だったから・・」
するとニイが涙声でボソボソとつぶやいていた
 「ひろ、、姉だ、、、か、ら、、ひ、、ろ姉、、だけだ、、か、ら、、、」
144風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 14:56:36
>143

 「ニ、ニイ?どうしたの?」
 「ご、、、めん、、よ、、ひ、、ろ姉、、」
 「ちょ、ちょっと、ニイ、大丈夫?ごめんって何かあったの?」
私はニイのそばに寄って顔を覗き込む。ニイの目には涙が溜まっている。
 「ニイ・・・」
口を真一文字にし、涙をこらえているニイ。
そんなニイを前に私の体は勝手に動いた。
そっとニイの頭を私の肩に抱き寄せる。
ニイの後頭部を右手で優しくなでる。
ニイの背中を左手で軽くポンッポンっと叩く。
 「か、、、ざ、ね、、、」
 「大丈夫だよ、平気だよ。」
 「もう、、、平、気、、、だ、、、」
そういってニイは力なく私から離れようとする。
 「まだダメ、もうちょっとこうしてていいから。無理しないで、ね、ニイ。」
私はまだニイを支えてあげたかった。そうしたかったから力一杯ニイを抱きしめた。
勢いよくニイを抱きしめたせいか、私はニイを抱きしめたまま後ろに倒れてしまった。
 「きゃっ!」
バターンっと私はニイを抱きしめたままベットに倒れこんだ。
ハタから見たら私が無理やりニイをベットに引きずりこんだ格好になっていた。
145風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 15:00:46
>144

俺は風音の上に覆いかぶさっている。風音が俺を抱きしめて離そうとしない。
 「ニイ、落ち着くまでこうしてていいからね」
コイツはあくまでひろ姉の変わりになろうとしている。オマエじゃ無理なんだ。
無理だと言う事をわからせないとな。
 「オマエは、、、ひろ姉の変わりに、俺を受け止めてくれるか?」
 「えっ、う、うん、受け止めるよ!ニイのタメなら何でもするよ。」
 「じゃあ、服脱げ。」
 「え?」
 「脱げって言ってんだよ、出来ないのか。」
 「そ、そんな、、」
 「オマエは知らないだろうが、俺が落ち込んでる時、ひろ姉はそうして俺を受け止めてくれてたんだ。」
もちろん、嘘だ。そんな事。そうでも言わないと風音はあきらめないだろう。
 「ほら、わかったならどけ、、、」
俺が言い終わらない内に風音はパジャマを脱ぎだす。
 「お、、おい、無理しなくていいんだぞ。」
 「ううん、私はニイのタメなら・・何でも・・出来るよ・・・」
146風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 15:13:39
>145

俺は今、風音のベットに寝ている。俺の上には上半身ハダカの風音がまたがっている。
俺はちょっと動揺していた。まさか本当に言うこと聞くなんて。
知らない内に風音の体は”女”の体になっていた。
その体からは確実に俺を惑わす”女の匂い”を感じる。
 「私、知ってたよ、、ニイがお姉ちゃんの事、どう思ってたか、、」
 「な、、、」
 「彼女がいてもニイはお姉ちゃんが好きだったでしょ?」
 「なんで、そんな事が言えるんだよ、オマエに?」
 「だって、私がそうだから・・・わかるもん・・」
俺は風音が言っていることが理解出来なかった。俺がひろ姉の事好きだった?
いや、俺には彼女がいた。4年付き合った。そいつを何回も抱いた。
それなのに俺はひろ姉を好きだった?
そして風音も同じ?
 「まさか、、、オマエはひろ姉が好きだったのか?」
左右に首を振る風音。
 「じゃあ、彼氏がいたけど他に誰かを好きになったとか・・?」
もどかしそうに何度も首を左右に振り風音がつぶやく。
 「・・・私は・・・ニ・・イ・・が・・・き・・・」
 「あっ?何だって?」
 「・・私はね・・・ニイが・・・好き・・なの・・」
147風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 15:14:39
>147

俺は風音が言った言葉を理解出来なかった。今まで、女に何回か告白されたことはある。
だが、実の妹に言われると別の言葉に聞こえる。いや、意味を持ってはいけない言葉だろう。
 「ま、まて、自分で何言ってるのか分かってるのか?」
 「私は、本気だよ。本当にニイが好きなの。すっと、ずっと前から。」
 「も、もちろん、兄妹としてだろ?まぁ当たり前か、」
 「・・ううん、私は、、一人の女の子としてね、ニイが、好き・・」
そういって風音は俺に覆いかぶさる。
ほっぺとほっぺが触れあい、風音の唇が俺の右の耳元にくる。
 「・・ニイ・・大好き・・・」
耳元で風音が甘くささやく。その声に俺は理性が飛ばされそうになる。
 「ちょっ、、待てって、、、」
俺は風音をどかそうと風音の上半身を押し上げようとする。
すっかり忘れてた。コイツの上半身はハダカだった。無意識に俺の両手が胸をわしづかんでしまった。
 「・んっんんっっ・・はぁ・・・」
風音が吐息をもらす。
 「あぁ、わ、わざとじゃな、ないぞ、、」
手をどかそうとするが風音は俺の手をつかみ
 「・・クスッ・・いいよ、、もっと触って・・・」
今、風音の唇は俺の耳元にある。何かを話せばすべて耳元でささやく感じになる。
俺は全身がしびれてくる感覚におそわれてきた。
148風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 15:15:47
すみません・・・

>147のアンカーは>146です  orz
お許し下さい・・・
149('A`):2005/06/24(金) 17:42:25
許すもなにも、すでに勃起age
150風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 19:05:17
>147

風音は俺の耳たぶを甘噛みする、唇で挟む、吸う、舌で転がす。
耳全体を口にほうばる、耳の中へ舌がはいってくる。
俺の体はビクっと大きく波打つ。
ピチャ、チャ、ジュルルル、チュッ、、、、
周りには聞こえないだろう、耳をもてあそばれている俺には大き過ぎる淫靡な音が脳までこだまする。
 「ちょ、、、やめ、、ろ、、、って、、」
俺の抵抗は段々と弱くなる。理性が削り取られていく感じだ。
 「っふふふっ・・ニイ・・かわいい・・・」
風音の右手が俺のシャツの中に入ってくる。胸の辺りを撫で回す。
ジワーっと俺の胸が熱くなってくる。そしてふいにその右手が俺の左の乳首を軽くつまむ。
 「っうおぁあぁぁぁぉーー!!!」
思わず情けなくて、でも大きな声をあげてしまう。
俺の耳をもてあそんでいた風音の唇がそっと俺の唇をふさぐ。
舌が唇をこじ開け、上あごを優しくなぞる。舌と舌が絡まりあう。
 「んん、、、、んっ!」
声を出したくても出せない俺に対し風音が唇を話しこうささやく。
 「だめだよぅ、静かにしてないと、バレちゃうよ・・・」
 「オ、、マエ、、い、、い、、か、げ、、ん、」
言い終わる前にキスをしてきて、言葉をさえぎる風音。
151('A`):2005/06/24(金) 19:56:39
 _,,..i'"':,
|\`、: i'、
.\\`_',..-i
  .\|_,..-┘
152風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 21:47:00
>150

 「ねぇ・・さわっても・・いい・・?・・」
耳元でささやく、ささやいた後、耳全部を口で愛撫してくる。
するするっと風音の左手が俺の下半身へと降りていく。
これ以上は本当にヤバイと思った。冗談ではすまされなくなる。
俺は今、実の妹に攻められている。何とも言えない背徳感に襲われていて怖いほどだ。
でも体は風音の愛撫を求めている。もっと攻めて欲しい、いじってほしいと。
これが妹でなければ快楽に身を委ねられるのにとも思った。
・・・・・・・・・
もしかしてひろ姉もこんな感じだったのか?
俺が夢中でひろ姉を求めた時、ひろ姉もこう思っていたんだろうか?
女として受け入れたい気持ちと、姉として拒まなくちゃっていう気持ち。
きっとそうだっただろう。なのに俺は自分のエゴだけで、ひろ姉を・・・
あの時ちゃんと話していればひろ姉は俺を受け入れてくれたんじゃないか?
だとしたらそれを風音にも伝えないと。
風音に俺と同じ過ちをさせてはいけない!!苦しむのは俺だけで十分だ!
 「、、待て、、風音、、、」
最後の理性を振り絞って俺はガバっと起き上がる。
 「・・どう・・した・・の・・ニイ・・」
153風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/24(金) 21:48:18
>152

 「今から、、話すことは、本当の話だ、、聞いてくれ、、」
 「・・何の話?」
 「ひろ姉がいなくなった本当の理由だ。」
 「イヤ!今はお姉ちゃんの事は言わないで!!」
 「いいから聞いてくれ。大切な事なんだ。」
 「・・・何・・・?」
 「ひろ姉がいなくなる2日前、俺は、、ひろ姉を無理やり、、抱いた、、、」
 「・・・!!」
 「オマエがさっき言った通り、俺はひろ姉が好きなんだろう。」
 「・・聞きたく・・ない・・・」
 「俺は自分の気持ちを一方的にひろ姉にぶつけてしまった。そしてひろ姉を傷つけた。」
 「・・やめて・・・」
 「けど、今のオマエ、、風音はその時の俺とそっくりだ。」
 「っ!!」
 「俺は風音にそうなって欲しくない。」
 「・・・ニイ・・」
 「もう一度、ちゃんと聞かせてくれ、風音は俺の事が好きなのか?」
 「私は・・ニイが好き・・ニイの全部が欲しいよ・・」
 「兄妹がそういう事するのって普通じゃないんだぞ、わかってるのか?」
 「・・・ニイがお姉ちゃんを好きな気持ちと同じくらい私はニイが好きだよ・・」
 「、、、風音、、」
 「お姉ちゃんを抱いたんなら・・私も・・」
154('A`):2005/06/25(土) 00:26:40
 
155如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/25(土) 00:32:33
   ○○○
  ○ ・ω・ ○ モッチモッチ
   ○○○
  .c(,_uuノ
156('A`):2005/06/25(土) 00:36:47
157('A`):2005/06/25(土) 00:43:50
>>如月の人
ご乱心?
158如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/25(土) 00:48:20
すみません、誤爆です・・・orz

>>121の続き

「ふぅ・・・」
私は自分の部屋のベッドの上で、ため息をつく
お兄さんに一生のうちで最も最悪であろう告白をしてから、どうやって帰ったのかは覚えていない
ただ、お兄さんに断られた後、走ってその場を去ったことだけはわかっている
「振られ・・・ちゃったな・・・」
なんとなく私が振られるのはわかっていた
お兄さんは私に気を使っている、それは恋愛感情に結びつかないだろうと思案していた
それでも、ひたすら思い続けるだけでも良かったのに・・・
「みゆちゃん・・・」
去り際に一瞬だけ見たみゆちゃんの顔を思い返す
私に向かって何か叫んでいたんだろう、普段見たことのない焦った顔で口を大きく開いていた
あんなに狼狽したみゆちゃんを、私は今まで一度も見たことがなかった
(親友だと思っていたのは・・・私だけなのかな・・・)
お兄さんの事と重なり、私は余計に気分が落ち込んできた
もう一度深くため息をつき、ベッドに横たわる
その時、部屋をノックする音が聞こえた
「・・・はーい?」
私がめんどくさそうに返事をすると、兄さんが顔を覗かせた
「いま、いいか?」
兄さんはそう言いながら、質素な封筒をひらひらさせる
「なに、それ?」
「さっき山下の妹のほうがが来てな、おまえにこれを渡して欲しいって言われたんだけど」
「みゆちゃんが・・・?」
私は少し驚き、兄さんから封筒を受け取った
「なんか、いっつもの山下らしくなかったけど、ケンカでもしたのか?」
「そ、そんなの兄さんには関係ないでしょ?」
私は少しきつく言ってしまったのをすぐに後悔した
しかし兄さんは特に気にした様子もなく「そうか」と言ってドアを閉めようとした
が、もう一度だけ顔を出した
「まあケンカするのもいい経験だろ。特におまえらは仲がいいからな。それで仲直りすれば、その分絆も深まるんじゃないか?」
そう言って、今度こそドアを閉めた
私は複雑な思いをしながら、みゆちゃんから届いた封筒を開けた
159如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/25(土) 01:02:32
如月へ
さっきは、あんな事になって、すまないと思ってる
もう知ってのとおり、私はお兄とああいう関係だ
如月の気持ちにはなんとなく気づいていた
その事に関して、本当に悪かったと思ってる
ごめんなさい

私たちは、確かに血の繋がった兄妹で、こういう関係なのは間違ってるのだろう
けど、私はお兄の事を好きだし、お兄はそんな私の気持ちに答えてくれた
その時は本当に嬉しかった
それからすぐ、如月の事を思い出した
しかしその時には、なんというか・・・私たちは戻れないところまで行っていた
全ては私の軽率な行動が原因だ
如月のも、こういう関係になってしまったお兄にも、本当に悪いと思っている
ただ、私はお兄の事が好きだ
真剣に愛している
そして相手が誰であれ、お兄を渡したくない
例えそれが如月でも・・・
私は如月に最低な態度を取ってしまった
本当にすまない

おそらく、もう親友には戻れないだろう
如月をたくさん傷つけたし、如月の好きな人を奪った張本人なのだから
今までありがとう
そして、本当にすまなかった


変な文章ですまない
みゆ


「・・・本当に、変な文章」
私は手紙に書かれている全部の文章を読み、率直な感想を漏らす
「みゆちゃんらしいや・・・」
もう一度本心を呟くと、私はそのままゆっくりと目を閉じて眠りに付いた
160如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/25(土) 01:14:15
気づくと、朝になっていた
私は昨日の事を思い出し、そして両手で頬を叩いた
そしていつもより素早く着替えて、朝ごはんを食べ、身支度を整えて家を出た
いつもより少し早く家を出た私は、昨日決心した通り、学校とは別の方向へ向かう

私は学校へ行く道とは違う、少しだけ見慣れた道を歩き続けた
そして、一軒の家の前に着き、電柱の陰に隠れて様子を伺った
それから少ししてドアが開き、見慣れた顔の女の子が出てきた
しかしその顔はいつもより元気が無かった
私はその表情を確認した後、電柱から飛び出してその子の前に駆け出した
「みゆちゃん!」
私の呼びかけに、みゆちゃんはびくっと体を震わせ、私を見返す
その表情から、驚きと戸惑い、それに怯えた感じが伝わる
ただ、一瞬だけだったが、安堵の表情を浮かべたのを私は見逃さなかった
「・・・お、おはよ、如月」
遠慮がちにみゆちゃんが挨拶をする
「おはよ、みゆちゃん」
私はいつものように挨拶を返すが、みゆちゃんはぎこちないままだった
「・・・あの、昨日の事なんだけど・・・」
意を決したようにみゆちゃんが声を出す
しかし、私はその言葉にわざと被る様に口を開いた
「今日もお兄さんは遅刻?」
私はみゆちゃんの肩越しに家の方を見る
お兄さんの部屋はカーテンが閉まっており、中の様子はわからなかった
「・・・たぶん。昨日は遅くまで起きてたみたいだから・・・」
どことなく言葉を選んだように、みゆちゃんが返してくる
「そっか・・・。じゃあ、一緒に学校行こう?」
私はそう言うなり、みゆちゃんの手を取って学校へ向かいだした
161如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/25(土) 01:26:47
それから私たちは手を繋いだまま、無言で学校へと向かう
そしてそのまま校門をくぐり、下駄箱へと入る
そこで一旦、私は手を離して靴を履き替え、みゆちゃんが履き替えたのを確認すると、また手を繋いだ
廊下を歩き、階段を上り、教室とは違う道を行く
みゆちゃんは不思議そうに、そして困った表情で私を見ていた
私はみゆちゃんを目的の場所、屋上へと連れて行く
みゆちゃんも行き先を察したのだろう・・・昨日のあの場所へと近づくにつれ、握った手に段々と緊張感が伝わってきた
そして私は屋上の扉を開け、みゆちゃんが通ったあと、屋上の扉を閉めた

「・・・あの」
あれから手を離して背を向けた私に、みゆちゃんが小さな声で話しかけてきた
「如月・・・その・・・ごめん・・・」
私の思った通り、みゆちゃんは謝ってきた
「・・・ごめんって、何が?」
私はわかっていながらも、つい意地悪な質問をしてしまう
「それは・・・昨日の・・・事・・・」
みゆちゃんが消え入りそうな声で喋ってくる
「なんて言ったらいいか・・・私は言葉や文章で表すのが苦手なんだが・・・その・・・ごめん」
必死で言いたいことを言おうとして、結局何も言えなくなるみゆちゃん
私はなんとなく、お兄さんがなぜみゆちゃんを好きになったのかがわかった気がした
「・・・昨日の手紙、読んだよ」
私はぽつりとそう言うと、みゆちゃんに向かって振り返った
みゆちゃんの表情は、今まで見たことの無い、だが何となく泣きそうな表情をしていた
「みゆちゃん、あれじゃあ人の神経を逆撫で「するだけだよ?」
私が感想を述べると、みゆちゃんは今度こそ本当に泣きそうな表情を見せる
「でも、少なくとも私はあれを見て怒る気にはなれなかった」
「・・・え?」
「あれ、みゆちゃんが精一杯気持ちを伝えようとして書いた文章だったんでしょ?」
私が聞くと、みゆちゃんは小さく頷いた
「・・・私も、ちゃんとみゆちゃんを見てなかったんだと思う」
162如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/25(土) 01:46:31
みゆちゃんは訳がわからないといった表情をして、私を見ていた
しかし私はそんな事などお構いなしに、話を進める
「みゆちゃんは、お兄さんの事、好き?」
私の突然の問いに、みゆちゃんは一瞬呆けた顔をし、そして段々と赤くなっていった
「そ、そんなの・・・」
そう言って私に困った表情を向けるが、俯いて耳まで顔を真っ赤にさせて頷く
「私も好きだよ。たぶん、みゆちゃんに負けないくらい・・・」
そう言って、みゆちゃんをしっかりと見つめた
みゆちゃんは私から視線を逸らさず、見つめ返してきた
しかし、顔は真っ赤なままだった
「手紙を全部読んで思ったんだけど、みゆちゃんて、本当に口下手だよね」
突然話題を変えられて、みゆちゃんは困った表情になる
「あれじゃあ感情を逆なでするだけだと思うけど」
今度は私の言葉に、情けない顔になる
(やっぱり、みゆちゃんって変な人だな)
昨日の手紙を読んだ後に気づいた通り、みゆちゃんは表情をころころと変えた
この感じは、お兄さんとのやりとりをしていた時と同じだった
みゆちゃんは、特定の人の前意外では、感情をあまり表に出さないタイプなのだろう
その事を、昨日の屋上のみゆちゃんや手紙の内容を見て、ようやく私は気づいたのだ
(みゆちゃんは私の気持ちに気づいてたのにな・・・)
軽く自虐を覚えながらみゆちゃんを見つめる
どういった反応をすればいいのかわからない、と思ってるであろう、今までに無い変な表情になっていた
「・・・私、お兄さんの事諦めきれない」
この言葉に、みゆちゃんは表情を硬くする
しかし目線は私に向けたまま、まったく逸らそうとしなかった
「でも、みゆちゃんとの関係がこれで終わるのは・・・嫌だな」
なぜかこれだけの言葉なのに、私は喉から搾り出すように言った
昨日からみゆちゃんに何を言うか、どういった態度を取るのかは決めていた
それでもいざ本人を目の前にすると、それがなかなか難しかった
「・・・如月」
「だから、みゆちゃんに親友として宣戦布告する」
私は、昨日決心をした言葉を口に出す
「私は、お兄さんを諦めない。絶対みゆちゃんから私に振り向かせてみせる」
163('A`):2005/06/25(土) 02:02:57
>>如月の人
ひょっとして昔「妹に隠していたAVがみつかった」とかいうスレで
書いてた人?
164如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/25(土) 02:09:39
今日はこの辺で・・・
ぐだぐだな展開になってきましたが、お気になさらずにいただければ幸いです
次で完結予定&コラボを復活というか完結に向けて頑張ります

>>130
風音の人氏、乙であります
というかみゆと沙耶のファンでいてくださってありがとうございます
めっちゃ嬉しいです
コラボの方もがんばって完結させますので、どうか見捨てないで待っていてください・・・orz

どうでもいいですが、春春の人気がないのが気になります
やはり双子は難しい・・・


>>163
すみません、正直スレッド名は覚えていません
ただ、昔喪板で妹小説を書いた事はあります
その時もこのトリップでしたので、もしかしたらそのスレッドかもしれません


それでは今夜はこの辺で・・・おやすみなさい
165('A`):2005/06/25(土) 04:42:37
みんなGJGJ!
166風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/25(土) 08:35:34
>>153

 「・・ニイ・・優しく・・ね・・」
 「あぁ、」
今度は俺が上になっている。左手で腕枕をしている体勢だ。
優しくキスをする。舌を絡ませる。俺は唾液を風音の口の中へといれる。
・・ぴちゃ・・ぴちゃ・・
音が部屋中に響く。
 「・・んっ・んんっ・・はぁ・・」
風音の口元からは俺のか風音のか分からないくらいヨダレが溢れてくる。
一糸まとわぬ風音の体をみて俺はささやく。
 「キレイだよ、風音、、」
そして大げさな音を立て、左の胸横を唇の先だけで吸う。
 「・・・はぁぁ・・」
せつない声を出す風音。
尖らせた唇をチョン、チョンっと少しずつ乳房へと近づける。
 「・・ぁあ・そ・そんな・・ちょ・・と・・ずつ・・なん・・て」
唇が乳房へと来て風音の意識が左の胸に集中した時、俺は右手で右の胸をギュッ、ギュッと揉み解す。
 「ぅぅわあぁぁぁ・・・!・・いきな・・り・・つ・・よ・・く・・っくぅ・・」
風音が快感を口にした瞬間、今度は唇で左の乳房を軽く噛む。
 「はぁぁぁぁ・・・!!い、いぃ・・よ・・・!!!」
 「気持ちいいか、これはどう?」
噛んだ唇の間から舌を尖らせ、乳首をツンツンと叩く、そして唾液を滑らせジュルルと
音を立てて吸い上げる。
 「・・あっ・・ハァ・ァァ・うぅ・・ニイ・・ニイ・・気持・・ちい・・いよぅ・・」
167('A`):2005/06/25(土) 08:50:15
                r r^ィヽ- 、_
              _,.-ー` ̄ ヽ、ヽ:::ヽ
             /:::::::://::::::::::::ヽ!::::::ヽ
             !::::///:::::::::::::::::::}ヽ、::}
             !:://:::::::::::::::::::::ノ  ヽ,
             !ノ  :::::::::::::/ヽ!   ヽ,
            (´   ::::::::/ !  ヽ  ヽ,
             ヽー':::/  /  !   !
               `f´  /    !   !
               |        !     !
               |        r'    l
               !        l    i
               イ        l     !
               '(     ,  l     ! 
               Y、_  --'        !
               /〕 r---ー'''       ! 
              /| !  ヽ         !
                /イ  ヽ、          !  
               //     ヽ、`       !
            /      、ヽ       /
           r'       、ヽ       /
          /       、ヽ、      /
         ('      、ヽ        /
         (     ヽ        /
         {      `        /
         之           /
           ト、____,... イイ

168('A`):2005/06/25(土) 16:00:09
「兄貴!おーい、兄貴ー!」会社からの帰宅途中、不意に背中から声を掛けられた。
振り向かなくても声の主は判っている、妹の舞だ。俺は聞こえぬフリをして歩を進
めた。妹はこんな時必ず何かおねだりをする。まずい状況であった。
「おーい!兄貴ー、ボクだよう。聞こえないのかー!」舞は自分の事を「ボク」と
言う。本人曰く兄である俺が幼い頃から野球や、サッカーに連れまわしたからだ、
と言うが定かではない。中学二年生にもなって「ボク」はやめろ、と俺も両親も
日頃から口を酸っぱくして言っているのだが効果が無い。そんな事を考えていたら
「捕まえた!兄貴、えへ」いつの間にか舞が俺に追いついて、抱きすくめてきたの
だ。そしてすばやく腕をからめて頬を寄せてくる。
「兄貴ひどいよぅ、可愛い妹を無視して」舞が甘え始めるとふわり、と未成熟な少
女から汗まじりの媚臭が立ち上った。俺はわざとぞんざいな視線を向ける。
「可愛げのない妹の間違いじゃないのか?」そういって振り払う真似をした。本気
では無く、あくまでも真似。俺自身、妹と交わすコミュニケーションが楽しいのだ
。舞は「いやん」と更にまとわりつこうとして体を密着させてくる。「離さない」
と言いながら足を絡めてきた。俺はここであきらめるのが常である。勝ちは妹に譲
る、それが兄としての思いやりであった。
169('A`):2005/06/25(土) 16:00:47
「兄貴、最近冷たいよ。なんかボクのこと避けてる」舞が寂しそうな顔をして、言う。
「そうか?俺は全然変わらないが」
「そういう態度が冷たいって言ってんの!」舞がひしと腕にしがみついた。力がこも
っている。そして俺を見上げながらこう言った。
「ボクの事、嫌いになっちゃいやだよう・・・」舞の訴えかける瞳に俺の心が揺れる。
そんな妹の頭に手をやり、俺は優しく囁く。
「嫌いになるわけないだろ。さあ帰ろう」妹の表情がパッと明るくなる。
「うん!」舞は大きく返事をすると俺の腰に手を廻す。そして呟いたのだ。
「こうしてると、恋人同士に見えるかな・・・?」舞の言葉に驚く俺。
「そんな訳あるか!」声がうわずっていた。そして舞は事も無げに言い放った。
「あと三年もすれば、いい感じのカップルになれるよねえ」三年後、俺は二十
五歳になっている。舞は十七歳か。むむ、微妙・・・。そんな思いを巡らせつつ
「バカ言ってんじゃ無い!その頃には兄ちゃん結婚してる!」
「相手もいないのに?えへ、知ってるよボク。兄貴がもてないって事」
「大きなお世話だ」俺が舞の頭を軽く小突くと、舞はにこっと笑いながら、
「だから、ボクが結婚してあげるよ、兄貴」そう言って俺を見上げた。
美しく整った舞の笑顔。そんな妹に、俺は妖しい女を感じてしまうのであった・・・。
170('A`):2005/06/25(土) 16:01:56
ボク女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
171('A`):2005/06/25(土) 16:12:04
ボク女…
……大好きだーーー!!!
172('A`):2005/06/25(土) 16:36:24
haha
173('A`):2005/06/25(土) 16:53:36
ハアハア
174('A`):2005/06/25(土) 17:04:27
>>169
GJ!
(;´Д`)ハァハァ
175168 ◆MFXC3eZ5NI :2005/06/25(土) 18:11:24
エロ無しじゃ萌えませんかね?ここまでは前フリです。
176('A`):2005/06/25(土) 18:18:30
ノベラー・オブ・シスター ◆gsh9jOY9sc氏168 ◆MFXC3eZ5NI 氏

俺妹ボク妹最高ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
177在日:2005/06/25(土) 18:19:23
つまんね
178在日:2005/06/25(土) 18:22:31
一個もおったたねえ
何マンセーしてんだこいつら
179('A`):2005/06/25(土) 18:24:34
>>在日
消えろクズ
 

                           
180('A`):2005/06/25(土) 18:43:08
age
181在日:2005/06/25(土) 18:44:33
チンピクメーターまったく作動しません!
ワーワー
182('A`):2005/06/25(土) 18:48:24
unnko
183('A`):2005/06/25(土) 23:54:34
184('A`):2005/06/25(土) 23:59:20
何やら荒れてますね
185風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/26(日) 00:22:05
悲しみを大きく表しました
ふざけてる訳じゃないです orz より悲しいということで。


                 ∠__∠__∠__∠_.∠_../ |        __∠__∠__∠l__
               ∠__∠__∠__∠__∠__/|  |        ∠__∠__∠__∠__/.|_
.                ∠__∠__∠__∠_.∠_./|  |/|       ∠__∠__∠__/   /|  |/|
.                /   /  ./   /   /  /! |/|  |     |  /  /  /| ̄ ̄|  |/|  |
              | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|  |/  |/|     |_| ̄ ̄| ̄ ̄|  |__|/|  |/|
        __ _|    |__|__|__|__|/| ̄ ̄|  |    ∠__|__|__l/   /|  |/|  |
.         /   / | ̄ ̄|  |_|/|    |    |  |__|/|   |    |    |    | ̄ ̄|  |/|  |/
      | ̄ ̄| ̄ .|    |/|  |  |    |__|/|    |  |   |__|__|__|__|/|  |/|
.     ___|__|__.| ̄ ̄|  |_|/      |    |  |__|/     |    |    |    |    |  |/|  |
.   /   /   /  |    |/|.         |__|/|          .|__|__|__|__|/|  |/
  | ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|  |.         |    |  |            .|_|    |    |  |__|/
  |__|__|__|__|/        |__|/               |__|__|/


前スレはテンプレもなく、バーボンと間違われたこのスレが
ちゃんとテンプレ(らしき?)も出来ていい流れかな〜と思ってたんですが。

すみませんがちょっと様子みさせていただきます・・・
申し訳ありません。
落ち着いたら続きを必ず出します(既に書き終えていて手直ししながら出させてもらってます)。
わがままですみません。この流れでは出したくないです。
186('A`):2005/06/26(日) 01:10:50
>>風音の人
(;´Д`)ガーン!
187ゴスロリ ◆4X6xIMfnnY :2005/06/26(日) 01:27:23
「だから、お前が寝惚けて破壊行為に及んだんだって」
 駄目押しに肩を軽く叩かれた。
「あ、ありえないよっ! いくら私でもそんな、何かの間違いだってばっ」
「気持ちは分かる。だけどな、燐。現実から目を背けるのは辛い事だと思わないか?」
「も、もっともらしく、言わないでよっ。」
 ある意味、図星だった。私は確かに目を背けている。
その事を責められてるみたいで鼓動が速くなっていく。
「あの光景は一生忘れられないな。ああ、せっかくだからデジカメとビデオで撮影はしておいた。
ちゃんと編集もしたんだぞ?」
 そう言って兄は一枚のディスクを取り出してみせた。
『実録! 平穏な住宅街に忍び寄る惨劇の事件簿 解き明かせ、ばっちゃんの名に掛けて!!』と銘打ってある。
「何それ、嫌がらせ!? お兄ちゃん私の事、実は嫌い!?」
 余りといえば余りな仕打ち。女性週刊誌に掲載される鬼姑か、この兄は。
「何を言うか。お前だってこのまま破壊王の称号を受けたくは無いだろう? いい機会だから改善してみろ」
「うっ」
 確かにいくらなんでも人様の家で破壊行為をしたとあっては、文句など言える立場でも無い。
 だが、それと同時にある疑問に気が付いた。
「あ、あれ、ちょっと待ってお兄ちゃん。なんで今頃、そんな事教えるの? だってもう一月近く前の事なのに」
 そうだ。私がそんな行為に及んだならその時に言ってくれるものだが。
「あ〜それな、いやオレもあの時に言おうとしたんだがお袋がな…」
「えっ!? 涼子さんが何か言ったの?」
 涼子さんは兄の母親で、私の母とも旧知の間柄である。
「別に大した事じゃないから燐には言わなくても良いってな」
「だ、だって充分大した事だよ! それなのに私今まで気付きもせずに…」
 これは、ある意味ショックだ。
 当の本人が何も気付かず、迷惑を掛けた方に庇われていたなんて。親しい分、衝撃もひとしおだ。
「オレも迷ってたんだけどな、詳しい事はお袋にでも訊いてくれ」 
「ううぅ〜、恥ずかしいよぉ〜」
 ぺたりと床にくず折れる。さすがにこれだけ時間が空くと却って問い辛い。
 でも、日頃お世話になってる身としては謝辞の一つも言わなければ。
よし、決めた。夕食時にでも切り出そう。
「ねえ、お兄ちゃん。私、頑張って寝相直すよ!」
「そうか、別に無理しなくてもいいんだぞ? 見てて面白いから」
 協力する気が有るのか無いのか、いや後者かもしれない。
 わざわざ、寝袋まで用意していたくせに他人事だと思って。
 仕方ないけど自分だけじゃ解決できそうも無いので『お願い』する事にした。
「ねえ、お兄ちゃん、お願いだから手伝って?」
 瞳を潤ませながら、両手でお願いのポーズを組んで迫る。
「え〜どうしようかな〜」
 あからさまにやる気が無い。もう一押しする為に私は兄の手からディスクを奪う。
「お兄ちゃん?」
 両手にちょっと力を入れ、ディスクを真っ二つに割ってみせる。
「お・ね・が・い(はあと)」
「ああ、勿論! 可愛い妹の為だからなっ」
 間髪いれずに答えた兄の額に汗が浮いていた。やだなぁ、まるで私が『強迫』してるみたいじゃない。
188('A`):2005/06/27(月) 12:08:39
保守
189('A`):2005/06/27(月) 23:18:09
     ☆ チン      マチクタビレタ〜   
                         マチクタビレタ〜  
        ☆ チン  〃  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・)<  僕妹まだ〜?
             \_/⊂ ⊂_)_ \
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/|   \__________
        |  ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄:| :|
        |            |/

190168 ◆I56QarOrD2 :2005/06/28(火) 00:33:09
>>175
あんた誰だよw

一応これはただの短編集なんですけど続きみたいですかね?
191('A`):2005/06/28(火) 01:46:10
あえてsage
職人様達に拍手
192('A`):2005/06/28(火) 09:51:33
勃起sage
193如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/28(火) 11:34:31
>>162の続き


みゆちゃんは私の宣戦布告に、最初は呆然としていたけど、にこりと笑って口を開いた
「私も、お兄を渡す気はないから」
そう言って、右手を差し出すみゆちゃん
私は黙ってその手に自分の右手を重ね、私たちはしっかりと握り合った

「・・・で、なんでこんな事になってんだ?」
お兄さんは戸惑いながら、私たちを交互に見た
「私は絶対諦めませんので、そのつもりでいてくださいね」
私はそれだけ言って、お兄さんの左腕に回した手に力をこめる
「・・・わ、渡さない」
みゆちゃんは必死で照れと戦いながら、お兄さんの右腕にしがみつく
「あの・・・よくわからない上に、飯が食えないんだけど・・・」
お兄さんがそう言ったのを合図に、私たちの戦いが始まった
「お兄さん、この卵焼き、私が作ったんです、どうぞ」
私はそう言いながら、箸で摘んだ卵焼きをお兄さんの口元へ近づける
「た、食べたければ・・・」
もごもごと口ごもりながらも私に負けじとみゆちゃんが応戦してくる
「え・・・あの・・・」
それを困惑しっぱなしのお兄さんが、交互に見る
「あのー、俺は自分で食いたいなー・・・」
その言葉に私たちの非難の目がお兄さんに向けられる
それで観念したのか、お兄さんは黙って私の卵焼きとみゆちゃんのミートボールを口に含んだ
その様子を見て、私はすかさず口を開いた
「私の方を先に食べたから、私の方が好きってことですよね」
みゆちゃんは私の言葉に体を揺らし、お兄さんを睨みつける
「え・・・ちょ、待て君達・・・。何の話を・・・」
「ほら!もっと食べろ!!」
みゆちゃんは目にも留まらぬ速さでお弁当の中身を次々お兄さんの口に放り込んだ
「あ、ずるい!フライング!」
「全部食べさせたほうの勝ち」
その言葉に、負けじと私も箸で具を掴んでお兄さんの口に持っていく
こうして、お兄さんのお腹の中には二つ分のお弁当の中身が詰められ、気分が悪くなったお兄さんは午後の授業を早退する羽目になった
私は心の中でお兄さんに謝りつつ、明日のお弁当の献立を考えながら、いつものように授業を受けた

〜FIN〜
194如月の人 ◆uI6TiFLZos :2005/06/28(火) 12:15:27
「まったく・・・仕事中に入浴するなんて、信じられない!」
仕事を終わらせて部屋に戻った私は、すぐに春菜を叱った
「ご、ごめんね、春香ちゃん・・・」
春菜は反省したのか、しゅんとした顔をしながら謝ってくる
しかし、私は当分許す気にはなれなかった
何しろあのナマイキなガキと仲良くなった上に、私がタオルを取ってくる間に一緒に入浴していたからだ
しかも、事もあろうに私たちと兄貴の関係まで喋ったらしい
(・・・そりゃ、あの二人もそんな関係を持ってるなんて知ったら・・・)
そう思うと、喋ったことに関してはそこまで怒る原因にはならないだろう
(でも、よりにもよってあのガキと・・・!)
私は脱衣所での事や、部屋に案内した時のあの子の様子に怒りをこみ上げ、歯噛みする
その様子に春菜が怯えているのが見えたが、私はそれを無視して怒りを抑えるように努力した

「なあ、本当にいいのか?」
「春菜ちゃんがいいって言ったんだから、いいんじゃないの?」
沙耶は嬉しそうな顔をしながら、俺に返事をする
(秘密を共有する仲間が見つかったんだから、いいんだろうけど・・・)
俺は何となく不安を覚えながら、廊下に足音が響かないように気をつけて歩いた
なにしろ時刻は午後11時、早い客はもう眠っている時間だ
そんな時間に俺達が何をしているかというと、脱衣所の件で知り合った女の子の部屋へと向かっていた
しかもどうやら、その子や他の人間も、俺達と同じような関係らしい
(まあ今頃、親父達も仲良くやってるんだろうし、今更戻れないけどな・・・)
俺は気分が萎えていくのを感じながらも、黙って沙耶の後に続いた

「なあ、みゆ・・・俺、ちょっと歩くのは辛いんだが・・・」
「う・・・す、すまないとは思ってる。だが、そろそろ時間なのだ、急いでくれ」
私はお兄を気遣いながらも、目的の場所へと急かす
あの脱衣所での出来事の後、友達になった春菜が泊まっている場所へ行くと、約束したからだ
ちらりと兄の方を見ると、渋い顔をしながらも黙って私についてきた
(そんなに痛かったのか・・・)
部屋に戻って畳の上で股間を押さえている兄を見て、私が一撃食らわせたことを思い出す
その後痛がるお兄を看病していると、時間に気づいて無理やり連れ出したのだ
「ところで・・・ほんとに行ってもいいのか?」
ひょろひょろと歩きながら、お兄が私に質問を投げかけてくる
「いいと思う。本人が来てくれと言ってきたことだし・・・あ、沙耶」
私は目の前にいた人間に声をかける
そこには、脱衣所でよくしてくれた、見た目が同い年の女の人が男の人を連れて立っていた
「時間通りだね。じゃあ、入ろうか?」
沙耶はそう言うなり、ふすまを開けた

こうして、兄妹で関係を持つ者達の懇親会が始まった
195('A`):2005/06/28(火) 12:56:18
コラボ
キターーー(゜∀゜)ーーー!!

待ってたよー!
196('A`):2005/06/28(火) 13:13:25
昼休みsage
待ってました!
197('A`):2005/06/29(水) 07:53:35
sage
198('A`):2005/06/29(水) 13:11:40
・チラシの裏的意見
他の作家が書くみゆたんを見てみたい
199('A`):2005/06/29(水) 20:05:18
   ○○○
  ○ ・ω・ ○ モッチモッチ
   ○○○
  .c(,_uuノ

200美恵の人1/2 ◆MIE...rhM2 :2005/06/29(水) 23:02:06
>>97-98
「・・・な、なにするんだ!」

高次は一瞬何が起こったかわからず、とっさに顔を退いた。
美恵は頬を紅潮させてうつむいていた。

「お前・・・!」
「昔は・・・」

「昔は・・・よくしたじゃない」

美恵がボソとつぶやく。
だが高次の怒りは収まらない。

「それは小さいときの話だろ!大体キス自体はしなかったろ!!」
「・・・ごめん」
「いいよ、始めからそういうつもりだったんだろ」
「ちがう・・、私・・・ただ・・・」
「もういい。寝る」

高次はベッドから立ち上がり、駆け足で部屋をでていった。

背後から美恵の声がしたが、高次は聞いてないふりをした。
201美恵の人1/2 ◆MIE...rhM2 :2005/06/29(水) 23:02:27
「美恵、おっはよ〜」
「おはよ」
「聞いたよ〜、A先輩まぁたフったんだって??」
「もう・・何回も付き合ってるわけじゃないわよ」
「だめだよそんなんじゃ〜。やっぱ恋愛は長く深くいかないと」
「あ、あのさ・・・友ちゃん」
「ん?なに??」
「どうしても意中の人が・・・、振り向いてくれなかったら、友ちゃんならどうする?」
「なぁによいきなり〜。
そうねぇ・・・無理やり私しか見えないようにするわね」
「え?」
「つまりぃ、無理やり犯しちゃうのよ〜」
「お・・・犯すって・・・」
「欲しい男は力づくでも奪い取る!!それが女の執念よ!!!」
「その人に、好きな人や恋人がいたとしても・・・?」
「あったり前じゃなーい。自分の気持ちに、素直になるのよ」
「・・・」


「友ちゃん・・・、現実は・・・そんなに甘くなかった・・・よ」

美恵は朝のことを思い出し、涙を落とした。
202('A`):2005/06/29(水) 23:25:39
。・゚・(ノД`)・゚・。
203('A`):2005/06/30(木) 14:10:43
・゚・(ノД`)ヽ(・ω・`)
204('A`):2005/06/30(木) 16:39:58
・゚・(ノД`)つ)・ω・`)
205('A`):2005/06/30(木) 17:20:14
・゚・(ノД`)つ);ω;`)・゚・。
206('A`):2005/06/30(木) 17:45:11
・゚・(ノД`)つ);ω;`)・゚・。  (^ω^;)
207('A`):2005/06/30(木) 19:25:48
・゚・(ノД`)つ)^ω^(⊂(;ω;`)・゚・。
208風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/30(木) 22:44:32
>>166

だんだん風音の息遣いが荒くなってくる。興奮が伝わってくる。
あの時、ひろ姉に優しく出来なかった償いを込めて風音を抱いている。大切に、大切に。
 「はぁ・・ん・・いい・・いい・よ・・」
臆することなく快感を声に出す風音。
俺は少しずつ唇を下半身の方へずらしていく。
風音のアソコはすでに十分なほど濡れている。このままでも挿入は容易だ。
でも挿入せず、かわりに舌をあてがい、動かす。
 「ひゃ・・やっ・・・ダメ・・だ・・よ・・・そこ・・」
十分濡れているのにさらに攻められ、風音が恥ずかしそうにモジモジする。
・・クチュ・・・ピチャ・・クチュ・クチュ・・
ネチョ・・ジュ・・ピチャ・・
俺はわざと大きく音をたてる。
 「やぁぁ・・聞こえ・・る・・ひゃ・・んっ・ん・・」
風音のふとももが俺の頭をしめてくる。つま先は強く、ベットのシーツを掴んでいる。
 「ちょっと力抜いてみな」
 「はぁ・・・ぅぅん?・・・・こ・・こう・・?」
ふとももの力が抜けてきたのを確認し、俺は一気にアソコを吸い上げる。
 ジュルルルルッル!!ジュボボボ・・
 「・・・・!!・・っ・・・・ぁ・・・・ぁ!!!!!」
風音の全身はビクン!!ビクン!!と数回大きく鼓動した。
風音のアソコからはいやらしい汁があふれ出てくる。


************************************************

ちょっとだけ復活してみます。
続きは様子を見ながら・・・

完結後の誹謗中傷はいくらでもうけますので・・・
209('A`):2005/06/30(木) 22:56:37
>>208
全部行ってよし!
ガンガレ!!
過疎スレに旋風を巻き起こしてくれ!!
210風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/30(木) 23:05:57
>>209
ありがとう
君の一言でふんぎりついた
こんなわがままな書き手だがみんなに感謝しつつ続ける

*********************************
>>208


 「・・ニ・・イ・・わた・・わ・・わたし・・イ・・・ッちゃ・・っ・・た・・」
風音の内股がカクカクと小刻みに震えている。上半身がほんのりピンク色になっている。
でも最後まで責任もって抱いてやる事が風音の気持ちに応えてやることだろう。
 「風音、、ひとつになろう、、」
俺は自分のナニを風音のアソコにあてがう。
 「・・いい・・よ・・ニイ・・き・・て・・・」
ナニの先でアソコを上下になぞる。風音の汁をたくさんぬりたくる。
少し円を描くように、そしてツン、ツンとナニの先でクリトリスを刺激する。
 「・・ん・・っあ・・じ・・じらさ・・ない・・で・・」
少しだけ、ほんの先端だけを軽くあてがう。一気に突き抜けたい衝動を我慢する。
そしてまた後ろに戻す。それを数回繰り返す。
 「・・ハァ・ハァ・・も・・もう・・ダメっ・・ガマ・・ン・・でき・・ない・・・よぅ・・
  はや・・くぅう・・き・・て・・きて・・よぅ・・ニイ・・」
 「ごめんな、意地悪して、、、俺も、、風音が、風音のすべてがほしい、、」

211風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/06/30(木) 23:15:10
>>210

グッと今までガマンしていたものを吐き出すように俺は一気に風音の中へ入っていった。
 「ん・・っふぅんんっっっんーーー!!!!!・・・!」
 「うぁぁあ・・か・・ざ・・・・ね・・」
 「はぁあ・・ぅぅううん・・ニ・・・イ・・・やぁ・・・ふ・・うう」
すべてを受け入れた風音の瞳から涙が溢れてくる。
 「嬉しいよ・・ニイ・・ニイと・・・ひとつに・・なれた・・」
 「風音、、」
 「大好き・・だよ・・・ニイ・・・」
風音は俺にキスをする。チュ、チュ、っとフレンチキスを繰り返す。
俺は風音の瞳からあふれ出る涙にキスをする。
 「動くぞ。」
 「・・いいよ・・ニイの・・好きに・・して・・」
ゆっくり、風音を確かめるように腰を出し入れする。
ジュボ、ジュボっとアソコからいやらしい汁をかき出すように。
 「あっ・・うっ・・・」
数回に1回だけ奥まで腰を突き刺す。
ジュボ、ジュボ、ズン!ジュボ、ジュボ、ジュボ、ズン!、、、
不定期間隔で深く入れられるので風音のあえぎ声もいっそう艶っぽくなる。
 「・・・ぁあ!!・・んんんっん・・・・・ぁああ!!・・んっん・・・・・ぁあ!!・・・」
212('A`):2005/07/01(金) 00:58:03
よくぞ復活してくれた!
そしてGJ!(*'∀`)b
213('A`):2005/07/01(金) 20:11:25
d(>_< )Good!!
214風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/07/01(金) 23:28:28
>>210

気がつくと風音も自分から腰を動かし始めている。時に俺の乳首にキスをする。
 「あ、ああ、、、気持ちいい、、ぞ、、かざ、、ね、、」
 「ふぅあ・・ぁ・・わぁ・・・んっ・・いいよ・・ニイ・・」
俺は限界が近づいてきているのを感じた。下腹部がジンジン熱くなる。
今まで何回もSEXをしてきたがこんな感じは初めてだ。射精するのがもったいないと思うぐらいだ。
永遠に続いて欲しい時間、快感、それでも無意識に俺の腰はスピードを増していく。
スピードが速まる度に風音の声も大きくなる。
 「・・ぅうっ!!・・はぅぅ!!あぁぁ!!!も・・もっと!!ニイ・・もっと!!!!」
 「あぁぁ、、風音、、かざ、、、ね、、、お、、おれ、、」
 「はぁぁぁ・・・!!!やぁ・・!!な・・何・・こ・・これぇ・・あっダメ・・・いやぁあ・・・ぁぁ!!」
 「うぁあああ、、出る!出るぞ!か、、、ざ、、風、、音、、、、」
 「・・んっんっんんん!!・・あ・もっ・・もっと・・・ニイ・・大好き!!ニ・・ニイ!!!・・・」
 「・・ぁあああ・・・」
 「・・はぁぁぁ!!・ぜ・・んぶ・・中で・・に・だし・・いいっ・・」
ガクガクっと腰が砕け、膝の力が抜けていき、肘の間接がはずれたように脱力する。
すべての精液が出つくすんじゃないかって思うぐらい射精が止まらない。
それらがすべて風音の中へ注ぎ込まれていく。
俺は糸が切れた操り人形のようにバタっと風音の上に崩れ落ちた。
215風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/07/01(金) 23:30:18
またアンカーミスやっちゃいました・・・

>>210>>211>>214

が正しいです。

何度もすんません
216風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/07/01(金) 23:31:13
>>214

外はからは朝刊を配る自転車のブレーキ音が聞こえてくる。もう朝か。
朝食まで3時間ぐらいは寝れるかな?一緒の布団で寝るのは何となくまずいと思った。
それ以上の事をしたのに・・・
 「俺は部屋に戻るよ。」
 「・・うん。」
 「あ、あの、ありがとな。」
 「ううん。私の方がありがとうだよ。」
お互い恥ずかしさを感じているのか、会話がぎこちない。とてもくすぐったい気持ちだ。
 「ねえ、ニイ。」
風音が俺の服の袖をちょっとだけひっぱる。
 「ん、なんだ?」
立ち止まり振り返った俺におやすみのキスをする風音。
 「おやすみ、ニイ。大好き。」
 「あぁ、おやすみ。ありがとう。」

こうして俺と風音は朝食までの短い時間の睡眠ととり、何くわぬ顔で家族4人で朝食を一緒に食べた。
どうやら親父もおふくろも熟睡していて昨日の事はバレテいない。
それだけが心配だった。

〜〜〜

風音を抱いた2日後の夜、俺は死にたくなった。いや、死ぬしかないと思った。
一人だったら間違いなく死んでいただろう。風音がいたから、、俺は、、何とか思いとどまれた。
217風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/07/01(金) 23:37:58
>>216

その日、風音宛にひろ姉から2通目の手紙が届いた。今回は風音と一緒に封を開けた。
内容はこうだった。

 ”お姉ちゃんね、風音にだけは本当の事話すって約束したから教えるね。
  実はお姉ちゃん、妊娠したんだ。自分でもビックリだよ。
  でも、お姉ちゃんはこの子は産まない、ううん、産んじゃいけないんだよ。
  この子のお父さんは可愛そうな人なんだ。だからその人に責任とってもらうとか
  考えてないんだよ。せっかく神様から授かった命なんだけど、
  その人のためにも、お姉ちゃんのためにも、この子のためにも産まれてきちゃダメなの。 
  風音もいつかは好きな人が出来て愛し合う時が来るんだから、 
  お姉ちゃんみたいな失敗はしちゃダメだよ。
  この事は絶対みんなに内緒だよ。じゃあ、また手紙書くね。”

人間が最後にかかる病気、それは絶望という名の病。何かの本に書いてあった。
今の俺がまさにそうだ。俺は衝動的にハサミを握り締め・・・・

その瞬間、風音が俺を強く、強く抱きしめてくれた。
 「大丈夫・・ニイには・・私がついてるから・・一生そばにいるから・・・」
218風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/07/01(金) 23:40:57
>>217

ひろ姉の2通目の手紙から2ヶ月が経った。あれから手紙はこない。
実の姉を妊娠させてしまい、しかも自分の子供をおろさせてしまった事に俺は苦しんでいた・
その苦しみを紛らわす為にあれから何回か風音を抱いた。ただ、避妊はしている。
風音まで妊娠させて同じ苦しみを味あわせたくないから。

そして運命の時がやってきた・・・
 「おー、おかえり。遅かったな。」
 「うん・・・ちょっと・・薬局よってきた・・」
 「うん、どうした、風邪か?」
 「・・・遅れてるの・・」
 「ん、何がおくれてるんだー?宿題かー?」
 「・・・・・生理が・・ね・・」
 「えっ、、、」
俺はかなづちで殴られた感じがした。まさか!!!
 「でね・・一応・・買ってきたの・・」
 「な、何を、?」
 「検査薬・・・ちょっと使ってくる・・ね・・」
トイレへ向かう風音。俺は祈る気持ちで風音の帰りをまつ
219風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/07/01(金) 23:41:52
>>218

 「これで少し置いておくの。それで色が変ったら・・・」
 「変ったら、何だ?どっちだ?」
 「・・赤ちゃん・・が・・いるの・・お腹に・・」
俺は祈るように検査薬を見つめた。頼む!頼む!変らないでくれ!!
1秒、2秒・・と時間は進む。重苦しい空気が部屋に充満する。
たったの1回だけだ!!中にだしたのは、最初の!!!
それ以降はちゃんと避妊したんだ!!なのに、風音までも・・

検査薬の色は無機質に変化しだした。俺の祈りなど関係なく・・
 「、、」
何でだ、何でだよ、なんなんだよ!!俺って、、、同じ過ちで風音まで、、、
 「・・色・・変ったね・・・」
 「かざ、、ね、、お、、おれ、、」
2度目の絶望が俺を支配する。そんな俺をみて風音は優しく微笑みそっと抱きしめる。
 「かざね、、?」
 「私、嬉しいよ・・ニイのと私の子供が・・私のお腹にいるんだもん・・」
大粒の涙で風音の瞳が潤む。
 「お、、れな、、、んかのこど、、もでいい、、のか、、?」
 「ニイの子供だから・・嬉しいの・・!!大好きだよ・・ニイ・・」
 「で、も、、おま、、え、、高校、、どうする、、んだ?」
 「そんなことより、二人の子供のほうが大切だよ・・」
 「おや、、じ、や、、おふ、、くろ、、ゆるさないぞ、、」
 「ニイ・・二人で暮らそう、で、来年の今頃はこの子と3人で暮らそうよ、ねっ。」

俺はこの時決心した。
何があっても風音を守ると。
いや、守ってもらってるのはきっと俺の方なんだろう。
ひろ姉にした、たった1回の過ちで
ひろ姉どころか風音の人生までを変えてしまった。
でも、そんな俺を風音はすべて受け止めてくれた・・
俺は風音がいなければ生きていけない。風音なしの人生はありえない。
誰になんと言われようと、非難されようと、俺は風音と、生まれてくる子供を守る



220風音の人 ◆xvMTRyAzb2 :2005/07/01(金) 23:47:36
色々ご意見いただくとありがたいです
なくてもいいですが

途中、逃げ出してすみませんでした

前スレからずっとROMっててちょっと書いてみようかなって
感じで書かせてもらいました。

如月の人 すごいですね。前スレからの作品ずっとみてました。
もちっとこちらもいいものを書きたいと思ってます。

また何かの機会に書かせてもらえればと思いますので
それまではROM9割、合いの手書き込み1割の ('A`) sage  に戻ります

それではまた
221コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/02(土) 01:03:37
風音の人氏、お疲れ様でした
初めて書き込んだのに煽られたり荒らされたりすれば、逃げるのも無理はないと思いますよ
それでも最後までやり遂げる事が大切だと思います
って、偉そうですみません
次回も頑張ってください、ひっそりと応援しています


ところで激しくどうでもいいですが、>>194はコテ間違えてますね・・・
見ての通り、>>194からコラボを再開させてます
よろしければ皆さん、見てやってください

222コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/02(土) 01:06:40
>>194の続き
とある山奥にひっそりとたたずむ旅館「双樹」
この旅館の一室で、前代未聞の懇親会が開かれようとしていた
懇親会名は「兄妹愛を語ろう」
名前の通り、兄妹で愛し合っている者達が一同に介して、親睦を深めようというものだ
そんな前代未聞の懇親会は、参加者6人が顔を合わせた瞬間に始まった・・・

「じゃあ、まずは乾杯しようか」
沙耶は、持ってきたジュースやらおつまみやらを手早く全員に配り、言い放つ
「・・・あの、沙耶・・・さん」
春香がおずおずと声を出す
「沙耶、でいいよ。えーと・・・」
「あ、春香です」
沙耶はその言葉に少しむっとした顔をする
「そのよそよそしい敬語も、無し」
沙耶の言葉に春香は一度ため息をつき、そして沙耶から受け取ったジュースを差し出す
「じゃあ、沙耶。このジュース、なんか12%とか書いてあるんだけど・・・?」
「果汁の事じゃない?」
「あんたは黙ってる!」
春菜の的外れな答えに、春香は声を荒げる
「もしかして、これってジュースじゃなくておさ・・・」
「はーい、じゃあみんな乾杯しよっか?」
春香の言葉を遮り、沙耶は全員を見渡した
それに釣られて全員が缶を手に持つ
「ちょっと待った!ってかなんでみんな素直に持つのよ!!」
春香が全体を見回し、一番まともだと思う人物・圭太(沙耶の兄)を睨む
「え・・・いや、あんまり気にしなくてもいいんじゃないのかな?」
「そうそう。それに私にこの味の美味しさを教えてくれたのも、このお兄ちゃんだしね」
沙耶は言いながら圭太に腕を絡ませる
「あ、そうなの・・・じゃなくて、ここのメンバーはほとんど未成ね・・・」
「ごちゃごちゃ五月蝿いヤツだな」
凛とした声(とその内容)に、部屋の中がシン、と静かになる
「そんなに嫌なら、無理して参加しなくていいんだぞ?」
みゆの挑発的な発言に、春香を除く周りの人間全員が、顔を真っ青にさせる
「な・ん・で・す・っ・て〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
「ちょ、春香ちゃん落ち着いて・・・」
「抑えて抑えて・・・な?」
「は、春香ちゃん・・・ストップ・・・」
春香の怒りが爆発する寸前に、沙耶・圭太・春菜が止めに入る
みゆはみゆの兄・聡史に「コラ!」と言われたが、特に気にする様子も無かった
「だいたい、ここは私の部屋なのよ!文句があるならあんたが出て行きなさいよ!!」
三人になだめられながらも、春香の怒りは沸点ギリギリにまで到達していた
「問題ない。私はおまえではなく、春菜に誘われたのだからな」
そう言いながら春菜の方へ向くみゆ
視線を向けられた春菜は、笑い返そうとする行動と春香をなだめようとする気持ちで、頭が混乱しだした
223コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/02(土) 01:08:13
「そ、そんなの関係ないわよ!」
なおも食い下がる春香に、みゆが手に持った缶を出す
「やれやれ、こんなのも飲めないのか?・・・もしかして、怖いのか?」
小悪魔な笑みを浮かべながら、肩をすくめるみゆ
その行動に怒りが頂点に達した春香は、みゆの手から缶を奪い取り、中身を一気に飲み干した
「・・・ぷはっ、どうよ!これで文句ある!?」
一同が唖然とする中、春香はみゆに空の缶を突きつける
「いや・・・、凄いな。文句はない」
あくまでも抑揚の無い声で対応するみゆ
しかしこれがみゆの本心のだという事は、兄の聡史にしかわからなかった
「あんられー!いいられんに・・・られ?」
春香は自分の呂律が回っていないことに気付く
と、同時に座り込み、春菜の足に頭を乗せた
「は、春香ちゃん?」
「眠・・・い」
それだけ言うと、春香はすぐに寝息を立て始めた
「ありゃりゃ・・・」
「ありゃりゃ、じゃない」
圭太はそう言うと、軽く握りこぶしを作って沙耶の頭を小突いた
「まったく、一気飲みなんて危ないだろ?」
「うー、ごめんなさい・・・」
自分だけに非があるわけでもないのに、沙耶は素直に謝った
(やっぱり沙耶ちゃんは見た目以外大人だなー・・・)
春菜は二人のやり取りを見て、見当違いな事を考えた
224コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/02(土) 01:08:27
「ほら、おまえもちょっとは反省しろよ」
聡史も圭太にならい、みゆを咎める
「・・・そうだな、すまない」
少し憮然とした表情だが、それでも悪いと思っているのだろう
みゆも素直に謝罪した
「まったく・・・。んじゃあ、一人脱落しちゃったけど、気を取り直して乾杯と行こうか?」
圭太はそう言って周りを見渡し、自分の缶を軽く上げた
それに次いで沙耶と聡史が同時に缶を上げ、みゆもそれに続く
そして最後に春菜がおずおずと缶を掲げる
「では・・・」
「私達の兄妹愛とその同士に、かんぱーい!!」
圭太の声を遮って沙耶が音頭を取り、全員にすばやく缶をぶつけてグビリと音を立てて飲む
その様子を見た圭太は「まったく」と呟きながらも、楽しそうに沙耶に続く
みゆも早速口をつけて味見程度に含み、すぐに嫌そうな顔をする
聡史はその行動を予想していたのか、ハンカチをみゆに渡し、お茶のフタを開けた
その様子を見ていた春菜は、二組の見えない絆みたいなものを感じながら、膝で眠る姉に向けて軽く缶を上げ、ぐびりと口に含んだ
そして、過去一度も味わったことのない味に驚き、すぐに口から吐き出す
春香は顔面に春菜の吐き出した酒を受けながらも、一切起きる気配を見せなかった

兄妹で恋愛をする三組の人間達の懇親会が、いま、始まった
225コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/02(土) 01:10:44
相変わらず前置きが長いんですが、こんな感じで懇親会を始めてみました
これからイベントがいろいろ起こる予定です
一応春春の兄も登場・・・させれればいいな
そんなわけで、相変わらず一向に進まない小説でした
すみません、そしておやすみなさい・・・






たぶん乱交なんかも
   ○○○
  ○ ・ω・ ○ モッチモッチ
   ○○○
  .c(,_uuノ
226('A`):2005/07/02(土) 02:55:35
新作乙!
227('A`):2005/07/02(土) 08:08:16
・ω・ GJ
228('A`):2005/07/02(土) 10:59:55
射精sage
229ちん◇rtttttrrrrr:2005/07/02(土) 11:22:23
「おい、彼女本当にお前の妹なのかよ。怪しいぞ。全然似てねえじゃねえか」
と、仲間によく言われます。
ホントに似てないんです。僕は髪がひどいちぢれっ毛だし、細長い顔をしています。
涼子はクセのない髪で、丸顔です。眉も僕は九州男児らしく太くて濃いのですが、
涼子は薄くて間が開いています。眼も鼻も口の形も、共通点がありません。

5年前に、僕は独りで東京に来て、電子専門学校を卒業して、今、テレビの部品関係
の会社で働いています。その僕のところへ、妹の涼子が転がり込んできたのが去年の
夏の終わり頃でしたから、そろそろ、一年になります。

涼子はすごい美人に育っていました。その上、僕と全く似ていないものだから、
同じアパートの一室で一緒に生活しているのを知った仲間が、怪しいぞ、と冷やかすわけです。
230ちん◇rtttttrrrrr:2005/07/02(土) 11:30:58
涼子が上京した本当の理由はよく分かりません。気の強い子ですから泣き言を言わないのです。
父からの手紙では、好きだった男に裏切られたらしい、とありました。とにかく面倒をみてやってくれ、
というのが父の依頼でした。僕は知り合いの人に頼んで、涼子を放送関係の会社のアルバイトに採用して
もらいました。

一緒に生活するうちに、僕は田舎にいた頃の涼子とは違ったイメージで、涼子を可愛がるようになりました。
妹であり、ガール・フレンドであり、マスコットでもありました。僕は、美人に育った妹を持ったことが誇らしく、
人が恋人に間違えてくれるのがすごく嬉しくなったのです。
231ちん◇rtttttrrrrr:2005/07/02(土) 11:39:03
涼子が転がり込んできてから5ヶ月程したとき、僕は自分で自分が信じられないようなことを
してしまいました。

仲間と大いに飲んで、かなり酔っ払ってアパートへ帰ってきたのは真夜中でした。
涼子には遅くなるからと言ってあったので、彼女は先に眠っていました。1DKですから、
僕の布団と並んで眠っています。

服を脱いで、布団の上へあぐらをかいた僕は、となりで掛け布団の下から脚を畳の上へ
投げ出している涼子の姿を、カーテン越しに入ってくる薄明かりの中で見つけたのです。
電気毛布が熱くなったのでしょう。

涼子の片脚は、浴衣の間からとび出していました。白くて、まん丸の、はち切れそうな脚が
とても綺麗でした。

232ちん◇rtttttrrrrr:2005/07/02(土) 11:46:32
僕はいたずら気をおこして、掛け布団を少しめくりました。そこには、水玉模様の
かわいいパンティをはいた恥骨部のふくらみが、ふっくらとこの上なく滑らかに
盛り上がって見えたのです。

僕は、そのふくらみの頂上を、人差し指で、ちょん!と押してみました。

涼子は動きません。

大胆になった僕は、今度は水玉模様のそのふくらみに、手のひらをそっとのせました。

突然、涼子の体が動き、くるりと向こうへ寝返りをうって、掛け布団で脚を隠してしまいました。

酔っていた僕でも、さすがにヒヤッとして、自分の布団へ逃げ込みました。

その時です。

「お兄ちゃん」  はっきりとした涼子の声。
「早いとこ、お嫁さんをもらいなさい。男の人がガマンしてるの、毒よ」
背を向けたままそういって、また眠ってしまったのです。
233ちん◇rtttttrrrrr:2005/07/02(土) 11:56:03
僕は、どんなにこっぴどくなじられるかと観念したのですが、涼子の言葉はそれだけで、
あくる朝目がさめてからも、そのことには一言も触れず、いつもと同じように朝食をとって
出掛けたのでした。

こうなると、僕の方が悩みます。罪悪感に責められ、妹が僕のことを軽蔑しているに違いなく、
とんだことをしてしまった、と悔やむことしきりといった毎日でした。

それでも、一ヶ月程して、その悩みも薄らぎ始めた頃、雨の日曜日で、涼子は休日でも仕事がある
とかで出掛け、僕は一人でコタツにひっくり返って新聞を読んでいました。

読み終わって、ふと天井の方に目をやると、雨で外へ干せない洗濯物が、物干し用の、物干しバサミ
がたくさんついている四角い金具にいくつもぶら下がっていて、その、一番はずれに、涼子の使っている、
あの水玉模様の、かわいい、小さなパンティがぶら下がっていました。

僕はぼんやりそれを眺めていました。

やがて僕は、立ち上がって、まだ乾いていないその水玉模様のをハサミから外し、
再びコタツに入って仰向けになり、それを顔の上へ乗せて目をつむりました。
洗剤特有のいい香りがしました。
234ちん◇rtttttrrrrr:2005/07/02(土) 12:07:23
僕の右手は、いつしか僕自身の下腹部へいき、顔に水玉模様を乗せたまま動き始めていたのです。

閉じたマブタの裏には、あの夜みた涼子の下半身の光景が浮かんできました。

出るものが出てしまった後、僕は急に恐ろしくなりました。これでは、まるで近親相姦ではないかと
気がついたのです。

それ以来、僕はある別の事を考えるようになったのです。その考えとは、もしかすると僕と涼子は
血の繋がった兄と妹ではないのではないか、という疑問です。

妹に性的なものを感じたと言うことは、血が繋がっていない証拠とは言えないだろうか。
小さい時から、妹とは全く似ていない、と言われてきたのも、その証拠ではないだろうか。

戸籍謄本を見たことがあるのですが、僕だけが自宅で生まれたことになっていて、涼子も
その下の二人の妹と弟も、みんな病院の住所が出生地になっています。これは、僕だけは、
出生の証明が曖昧だという証拠ではないだろうか。自宅なら田舎のことですから医者の証明
ではなく、産婆さんでしょう。産婆さんなら、話ひとつでどうにでも誤魔化してくれるのでは
ないだろうか・・・

235('A`):2005/07/02(土) 23:53:33
新しい作風だな
236('A`):2005/07/04(月) 07:54:09
(´・ω・`)マダカナー
237('A`):2005/07/04(月) 11:39:46
期待sage
238('A`):2005/07/04(月) 22:35:49
オレには妹がいない
虚しいのでPS2に妹と名付けた
名付けただけでは虚しいのでPS2にでかでかと妹と書いてやった。
何か斬新で嬉しい
さそっく妹でZガンダムをプレイ
そこぉ
きゅるきゅるきゅる・・・
ディスクの読み込みが悪い
このやろう
オレは妹を蹴ってやった。妹は以外に硬く結果俺の脚は重態に。
さっそく病院に行き事の成り行きを説明する
妹にやられた。
そう言うと医者は微笑ましそうにこちらを見てくる
そんな目で見るな
オレはPS2を蹴った馬鹿な器物破損者なんだ・・・
帰り際に医者が「妹さんと仲良くね」と言った。
帰り道自然と涙が溢れ出してた。
妹ほしいなぁ・・・・

   完
239('A`):2005/07/04(月) 22:37:49
>238
悔しいが笑ったよ
240('A`):2005/07/06(水) 09:48:06
ageます。
241('A`):2005/07/06(水) 19:28:43
(´・ω・`)どきどき
242('A`):2005/07/06(水) 23:49:29
 ママ〜 ボク妹がこないよ〜
 \__  ______
      ∨    ∧_∧
           " ,  、 ミ   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            ゝ∀ く  < いい子にしてればいつか来るわよ
           ∧_∧  |   \_____
        三  (    とノ
      三   /   つ |
     三  _ ( _  /|  |
        (_ソ(_ソ(_ )
243('A`):2005/07/07(木) 23:30:55
電車男テロで落ちそうだからageときますね。
244('A`):2005/07/07(木) 23:34:05
さらに保守age
245('A`):2005/07/08(金) 13:48:58
小説じゃないけど、面白かったhttp://cuddle.cc/banana/diary/
246('A`):2005/07/08(金) 13:56:34
もうね・・・色んな妹物見るとホントにママンにお願いして
妹つくってくれ!!って
お願いしたくなってくるんだよ・・・・

今年で27歳になった素人道程の俺ガイル
247('A`):2005/07/08(金) 13:58:36
  ∧_∧
`∧( ´∀`) age
( ⊂   ⊃
( つ ノノ
| (_)_)
(__)_)
248コラボの人:2005/07/09(土) 00:51:11
ネタが枯渇しますた
249('A`):2005/07/09(土) 01:05:34
                        ,、 '";ィ'
________              /::::::/l:l
─- 、::::;;;;;;;;;`゙゙''‐ 、    __,,,,......,,,,_/:::::::::/: !|       >>248 またまたご冗談を 酉がないですよ
  . : : : : : : `゙'ヽ、:::゙ヾ´::::::::::::::::::::::`゙゙゙'''‐'、. l|
、、 . : : : : : : : : r'":::::::::::::::::::::::::,r':ぃ::::ヽ::::::::ヽ!                 ,、- 、
.ヽ:゙ヽ; : : : : : :ノ:::::::::::::::::::::;;、-、、゙:::     rー-:'、                /   }¬、
. \::゙、: : : :./::::::::::::::;、-''"::::::::::   ,...,:::,::., :::':、            _,,/,,  ,、.,/   }
   ヽ:ヽ、 /:::::::::::::::::::::::::     _  `゙''‐''"  __,,',,,,___       /~   ヾ::::ツ,、-/
     `ヽ、:::::::::;;;、、--‐‐'''''',,iニ-    _|  、-l、,},,   ̄""'''¬-, '  ''‐-、 .,ノ'゙,i';;;;ツ
   _,,,、-‐l'''"´:::::::'  ,、-'" ,.X,_,,、-v'"''゙''yr-ヽ / ゙゙'ヽ、,    ,.'      j゙,,, ´ 7
,、-''"    .l:::::::::::;、-''"  ,.-'  ゙、""ヾ'r-;;:l  冫、     ヽ、 /    __,,.ノ:::::ヽ. /
       l;、-'゙:   ,/      ゞ=‐'"~゙゙') ./. \    /  '''"/::::;:::;r-''‐ヽ
     ,、‐゙ ヽ:::::..,.r'゙         ,,. ,r/ ./    ヽ.   ,'     '、ノ''"   ノ  
   ,、‐'゙     ン;"::::::.       "´ '゙ ´ /      ゙、 ,'            /
  '     //:::::::::            {.        V           /
        / ./:::::::::::::            ',       /         /
.    /  /:::::::::::::::::.            ',.      /   ,.、     /

250輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/09(土) 11:02:54
「早くしてよー」
「も、もちっとまってくれよ」
「遅いってば、兄貴は」
「んなこと言ったて・・・」
「あー、もう見てらんない!!かして!!」

そういって輝美は俺から包丁を奪い取り
手際よく野菜を切っていく。

「野菜ぐらいパパッと切ってよ」
「男は台所に立たないもんなんだよ」
「今時、料理出来ない男はモテないんだよ」
「知るか」
「あー、もう兄貴は邪魔だから食器を洗って並べて!」
「はい、はい。分かりましたよー」

俺と妹の輝美は台所で料理をしている。
まぁこの段階で輝美だけが料理をしているに変わったが。
普段、俺が料理することは絶対にない。
なぜなら出来ないから。
そんな俺がなぜ台所にいるかというと今日の朝食の会話のせいだ。

---------------------------

ゆっくりなペースになるけど新作でも
251輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/09(土) 11:04:57
>>250

俺はいつも通り朝7時に目をさまし、食卓へ向かう。
朝飯を食べないとその日1日気分がノらないから必ず食べる。
食卓へつくといつも通り既に親父と輝美が食べていた。
「おはよーさん」
「兄貴、おそよー」
親父と輝美が俺にあいさつをする。
「おはよ」
母さんが俺にご飯とみそ汁をもってくる。
「はい、おはよ」
「ん、いただきます」
ここまではまったく毎日の朝食風景だった。
だが輝美が意味不明な事を言い出した。
「兄貴、今日バイト入ってる?」
「んー、いや、今日はない」
「ホントー!じゃあ決定だ!!」
「は?何?」
「16時に○○スーパーで待ち合わせね。財布ちゃんと持ってくるだよ」
「え、何だそれ?」
俺には輝美が言っている事が理解出来ない。
252('A`):2005/07/09(土) 13:39:11
GJsage
253輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/09(土) 23:48:47
>>251

「兄貴忘れたの?」
「忘れたって何を?」
両手のひらを上に向け、ハァ〜っと言いながら首を横に振る輝美。
「今日はお母さんの誕生日でしょ〜」
「あぁ、そ、そっそうだったな・・・おーそうそうそうそう!!」
「忘れてたでしょーー」
ほっぺをふくらまし、俺をニラむ輝美。
「ち、違うって。ほ、ほら寝起きだからまだ頭が働いてないんだよ」
「ま、どっちでもいいや。そんな訳で今日はアタシと兄貴でお母さんの為に夜ゴハン作るからね」
「はぁーーーー?」
何言い出すんだ?コイツ。
「俺、料理なんて出来ないぞ。やった事ないし。」
「やった事ないならやってみる!やってみなきゃ始まらない!」
「いや、でもな・・」
「もーうるさい!!!決定したんだ!!男らしく観念しろ!」
輝美は昔からこうだと決めたらテコでも動かない。
俺はあきらめるしかなかった。
「わかったよ。16時な。」
「うむ。素直でよろしい。」
ポンポンと俺の頭を叩く輝美。
254輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/09(土) 23:50:46
>>253

「じゃぁいってきまーす!」
バスケ部に所属している輝美は家族より早めに出る。
高校3年なので最後の大会へ向けて頑張っているみたいだ。
「あんたと輝美に作れるのかね?」
「ちゃんと食べれるもの用意しろよ」
親父とおふくろは心配する。
「輝美が言い出したら聞かないのはわかってるだろ。」
と、輝美の事を話していたら輝美が戻ってきた。
「聞き忘れた!!お母さんは何が食べたい?」
「輝美が作ってくれるなら何でもいいわよ」
「オッケー!あっ、お父さんはケーキ買ってくるんだよ!!」
「はいはい。買っておくよ」
「はい は1回で!おっきいケーキ、ヨロシクねーー」
「早く行かないと部活に遅刻するぞ」
「はーい、今度こそ行ってきまーす」
バタバタと出て行く輝美。
255('A`):2005/07/10(日) 00:41:29
>>輝美の人
新作乙!
256輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/10(日) 01:40:42
>>254

「まったくいつもにぎやかな子だよ」
おふくろがそう言うと、また輝美が戻ってきた。
「今度はなんだ?」
「兄貴!!16時だからねー!!」
「わかったからさっさと行けって」
「はいはーい。」
ようやく朝の嵐がすぎさって行った。
「あの子はホントに元気だね」
「いつも思うけどあれで俺と双子なんだよなー」
そう、俺と輝美は双子。
双子といっても二卵性なので驚くほどそっくりって訳ではない。
と俺は思っている。
友人に言わせると結構似てるんじゃないか?と言われるが。

産まれた時間が数十分違うだけで俺が兄貴で輝美が妹になった。
ただそれだけなのに俺は輝美を名前で呼び、輝美は俺を兄貴と呼ぶ。
もし逆だったらどうだったらろう?俺は輝美を姉貴ってよんで
輝美は俺を名前で呼んでいたのだろうか?
まぁどうでもいいことか。
257輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/10(日) 02:49:36
>>256

HRも終わり帰り支度をしている俺にクラスメイトのアキが声をかけてくる。
「今日さ、沙織とシンとでカラオケ行くんだけど一緒に来る?」
「あ、今日?今から?」
「そうだけど、え、バイトだったっけ?」
「いやぁ、バイトじゃないんだけど・・・・」
「んじゃ行こうよ」
「んー、行きたいんだけどさ」
内心俺はとても行きたいと思った。
何故なら俺は沙織のことが好きだからだ。
沙織とは小学・中学・高校と同じでまぁ腐れ縁ってやつ。
気心も知れているし一緒にいて楽しい。
でも輝美との約束もあるしどうしたものか・・・・
「えー、今日これないんだ?」
沙織が俺のそばに来て俺に問いかける。
「あー、予定があるっていうか、んでもお前とデュエットしたいしなぁ」
「はいはい、苦しゅうないぞ」
俺と沙織の会話はいつもこんな感じ。昔から色恋沙汰以外は何でも話せる間柄だ。
「アンタの意見を聞いててもラチあかないからさっさと行くよ!!」
「ちょ、ちょっと、まてって」
そういって沙織は俺の腕を鷲づかんで教室の外へ引っ張っていく。
258輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/10(日) 02:51:10
>>257

結局流されるまま、カラオケに連れて行かれるハメになった俺。
「なぁ、どこの店行くんだ?」
「いいから黙って付いて来いって」
チラッと時計を見る。15時30分を少しまわったところだ。
(こうなったら16時までに店に入って携帯の電源切っておくか。
 輝美には忘れた事にしておこう)
と思っていたら後ろから俺を呼ぶ声がした。
「兄貴ー、なにやってんのー!!」
振り向くとそこには自転車に乗った輝美がいた。
「あ、ま、まぁ、なんだ、その・・」
「あー、テルっちじゃん!!ひっさしぶりー」
「・・あ、沙織・・久しぶり・・・だね・・」
俺と輝美と沙織は中学まではずっと一緒。
輝美だけが別の高校へ行ったので二人が会うのはそれ以来みたいだ。
「中学以来だよねー。まだバスケやってるのー?」
「・・うん。ボチボチ」
おかしいな?輝美が何か元気がないように感じるが。
「今からね、テルっちそーっくりの兄貴と私たちでカラオケ行くんだよ、よかったらテルっちも行こうよ」
「えっ・・・カラオケ?」
俺はヤバイと思ってふっと視線を宙にやった。
チラッと輝美を見ると・・・・
259('A`):2005/07/10(日) 12:56:23
age
260('A`):2005/07/11(月) 07:47:31
保守
261('A`):2005/07/11(月) 20:08:39
ъ(゜д゜)グッジョブ!!
262('A`):2005/07/12(火) 21:13:24
更に保守
263コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/13(水) 01:01:51
全員自己紹介を終え(春香の事は春菜が説明した)、適当に飲みながら話を始める
「へー、聡史君は私と同い年なんだ?」
「聡史って呼び捨てでいいぞ。なんか君付けだとくすぐったいし」
「じゃあ私の事も沙耶って呼び捨てにしていいよ」
同い年だけあって、沙耶と聡史はすぐに打ち解けた
酒が入っていることもあってか、二人は特に緊張する事もなく仲を縮めていく
それを横で眺めていたみゆは、あからさまに不機嫌を顔に出していた
「・・・気になる?」
それを見ていた圭太が、みゆに話しかける
「気になんかならないデス」
慣れない酒を飲んだせいか、みゆの語尾は変な感じになっていた
「みゆちゃんも、お兄さんの事好きなんだね」
ふふっと笑いながら、春菜が言う
「そ、そんな事はなイゾ!ただお兄がああやってデレデレするのに腹が立つノダ!」
「大丈夫だよ」
圭太が優しくみゆの頭に手を置き、楽しそうに話している沙耶達の方を見る
「なんだかんだ言って、聡史君は君の事を大切に思ってるからさ」
みゆはその言葉の後に、ふと聡史を見る
すると聡史が振り返り、お互い視線がぶつかる
しかしすぐに沙耶との話に戻った
「・・・やっぱり、そんな事はないと思いマス」
どことなく沈んだ気持ちになりながらみゆは圭太に言う
「そんな事はないさ。さっきのだって、俺がみゆちゃんの頭に手を乗せてるの、気にしてたじゃないか」
みゆはそう言われて、もう一度顔を上げてみる
すると再び二人の視線が合い、すぐに聡史は視線を逸らした
「ほら、さっきから頻繁にこっちをちらちら見てるだろ?ちゃんと君の事を気にしてるんだよ」
圭太はそう言うと、みゆの頭から手を下ろした
「へー、すごいですね・・・」
春菜が感心したという感じで呟く
「何が?」
「まだ会って少ししか経ってないのに、もう聡史さんの事をわかってるなんて・・・」
春菜が尊敬の眼差しで圭太を見ると、にこりと笑い返される
「あれぐらいの年だと、そう珍しい行動でもないからね。俺も昔はあんな感じだったし」
圭太の言葉に、みゆと春菜は自然に「へー」と洩らした
264コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/13(水) 01:17:53
懇親会が始まって30分ほど経過した頃・・・
「さーて、そろそろゲームでもしよっか」
沙耶が突然立ち上がって、持ってきた割り箸を取り出した
「お、いいな。何すんの?」
聡史は興味津々といった感じで聞き返す
「んふふー、男女が集まれば、当然王様ゲームでしょ!」
言いながら手に持った割り箸に番号と王冠マークを書き始める
「なるほど。そりゃ面白そうだ」
聡史も一緒に、割り箸にマークを書くのを手伝う
「・・・あの、王様ゲームって、なんですか?」
春菜は生まれて一度も聞いたことの無い名前のゲームに、きょとんとした顔で質問する
「王様を引いた人が、残りの人間に命令を下すゲームだよ」
圭太が2本目のビール缶を飲み干し、春菜に答えた
「それって、どんな命令でもですか?」
ようやく語尾が正常に戻ってきたみゆが、同じく聞いて事のない名前のゲームに不安を感じながら聞いてくる
「まあ基本的にはそうだけど・・・このメンバーなら、そう無茶はしないと思うよ」
圭太の言葉に、二人は少しだけ安堵する
「じゃあみんな引いてちょうだい。あ、春香ちゃんもそろそろ起こして起こして」
沙耶はものすごく嬉しそうに言う
その様子に、みゆと春菜は再び不安を感じ始めた

それから、沙耶が春香を起こし、6人で王様ゲームを始める
みゆから順に春菜・春香が引き、聡史が引き、最後に圭太が2本のうち1本を引く
「じゃあ全員引いたねー?それじゃ、王様だーれだ?」
全員が一斉に自分のマークを見る
そしてすぐに聡史が立ち上がった
「はーい、王様でーす」
「いよっ!大統領!」
すっかり出来上がった感じの二人を他所に、圭太は残りの3人にゲームの説明をしていた
「聡史君が、王冠のマークを引いたから王様だね。これから番号とその人に対して何かしろと言うから、それを実行に移すのが王様ゲームだよ」
圭太の説明に、3人は不安な表情を浮かべる
「どんな命令も聞くんでしょ?それってどんなセクハラされるかわからないじゃない・・・」
寝起きの春香が、少しぼーっとした顔でぼやく
「うう・・・なんか怖い・・・」
春菜が怯えた表情で王様・・・聡史を見る
「・・・王様だけが安全なのね」
みゆは、次に割り箸を引く時には慎重に引こうと考えていた
「じゃあ、王様の命令を発表しまーす」
聡史が嬉しそうに全員を見渡す
沙耶はわくわくした表情で、圭太は自分の番号を心の中で確認しながら
そして残りの3人は自分に当たらないように祈りながら聡史に注目した
「まずは2番と3番がー・・・」
言いながらちらりと全員を見渡す
双子は思い切り表情に表れていた
春菜はほっとした表情をし、そして春香はもの凄く嫌そうな顔をしていた
聡史はにやりと笑い、口を開いた
「10秒間抱き合ってもらいます」
265('A`):2005/07/13(水) 16:09:16
d(>_< )Good!!
266('A`):2005/07/13(水) 19:01:24
  −=≡    _ _ ∩
 −=≡   ( ゚∀゚)彡  コ  ラ  ボ  !  !
−=≡   ⊂  ⊂彡
 −=≡   ( ⌒)
  −=≡  c し'  
              

G J !!
267輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/13(水) 19:53:50
PROXYとアク禁くらって書き込めなかった・・・ orz

では続きを

>>258

沙織とかにはバレないよう器用にチラチラと俺をにらむ輝美。
やっべぇ、かなりお冠のご様子で。
「みんな悪ぃ!今日実はおふくろの誕生日なんだよ。」
「ふーん、で?」
「で?って?、あぁ、それでな、色々こう、その準備をだな・・・」
沙織と歌いたい気持ちと輝美との約束を反古に出来ない心が揺れていた。
「もうー、はっきりいいな!カラオケ行くか行かないのか!」
はっきり回答しない俺に代わって輝美が答える。
「・・・これから兄貴と私でお母さんの為にお祝いの準備するんだよ」
「何だーそうだったら最初からそう言ってよ」
「悪ぃ。何だか言い出せなくってさ」
「まぁいいって。そのかわり、私との約束破ったんだから今度穴埋めしなさいよ」
沙織が俺につめよる。
「お、おぉ。まかせておけって」
沙織への穴埋めならいくらでもするって!
その時チラッと見えた輝美の表情が先ほどにまして不機嫌に見えたのは気のせいだろうか・・・
「んじゃ私たちはこっちだから、じゃぁねー」
「おう、じゃあなー」
そうしてこの場所に俺と輝美が残された。
さて、輝美は口を開こうとも、俺の事を見ようともしない。
どうしたものか、トホホ・・・・
268輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/13(水) 20:46:42
>>267

「あのー、輝美・・さん?」
「・・・・・」
来ました、来ましたよ。必殺の聞こえない作戦。
名づけたのは小学生時代の輝美。つまらない事、気に入らない事があったらとにかく黙る。
いつもならほっておくのだが今回はあきらかに俺が悪いからなぁ。
「悪い、悪かった。つい出来心ってやつでさ」
「・・・・・」
さぁーて、どうしたものか。一向に話す気配が感じられない。
まぁ、このままスーパーまで行って買い物すませて帰り道で謝ればいいかと思っていたら
「・・兄貴は沙織と仲いいの?」
と輝美から話しかけてきた。
何だ?何でそんなこと聞くんだこいつは?と思いながらもまた黙られると困るので答えた。
「仲いいっていうか小学校からずっと一緒なんだぞ?言いも悪いもへったくれもあるかって」
「何かさ、沙織と話している兄貴は嬉しそうなんだよね・・・」
さすが、双子の妹だ。何かを感じ取っているみたいで。
「そうか?気のせいだって。」
「ふーん、なら別にいいか。それより・・・」
俺は輝美が次に何を言い出すか察知し、先手を打って出た。
「ホントーにすんませんでした。お許しください!!!」
パンッパンッっと両手を叩き手を合わせたまま頭を下げる俺。
269輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/14(木) 21:29:02
>>268

「謝ったってダメなのは兄貴がわかってるんじゃない?」
グッと胸をはって俺に言う輝美。
「あ、いやー、それはわかってるんですけどね、そこを何とか・・・」
「ダメなものはダメ!!今回は寝る前の罰ゲームだからね!」
「マジでー!!寝る前のはカンベンだろ?!」
「何処のどなたかな〜?約束破ってカラオケ行こうとした人は?」
「うぅ・・・、わかったよ!」
「わかったよ!?なーんか言い方が気に入らないな〜」
「あー、すんません、わかりました。寝る前の罰ゲームさせていただきます」
「うむ、よろしい。」
約束を破り、カラオケに行こうとした手前、俺は輝美のいいなりに
なるしかなかった。
ちなみに罰ゲームというのは俺と輝美で決めたまぁマッサージの事。
どちからが約束を破った場合、執行される。
俺が小学生の時に考えたのだが輝美はいまだに有効に使ってくる。
俺が決めて、輝美に押し付けたルールだから俺は文句が言えないってことを輝美は知っている。
ちなみに罰ゲームを執行する時間帯が決まっていて夕食前・夕食後・寝る前の3回。
特に重大な約束破りの執行時間は寝る前と決まっていて寝付くまでマッサージとなっている。
270輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/14(木) 22:16:36
>>250
>>268

そんな訳で出来もしない料理を手伝い、しかも一番しんどい罰ゲームを
しなくてはならない俺は台所で野菜を切っていても身が入らない。
そんな俺の気持ちをよそに輝美は手際よく料理を仕上げていく。
「サラダはこれでよしっ!、んで、次は」
「ずいぶん楽しそうだな」
「え、そう?」
「そんなに母さんの為に作るのが嬉しいのか?」
「んー、それもあるけどね〜」
それもあるけどね、ってそれ以外に何かあるのか?っと思ったがまぁいいや。
「そういえば、さっき久しぶりに沙織に会ったじゃん。輝美は中学以来だよな?」
俺がこう尋ねるとリズムよく響いていた包丁の音が止まる。
「・・・うん。」
「輝美から見てどうだった?久しぶりの沙織は?」
「・・・どうって?」
「いや、その、さ、んー、大人っぽくなったとかさ・・」
「・・・・・・・」
「ほら、同姓から見てさ、どうかなって思って」
「・・・・・・・・・」
俺が沙織の話をすればする程、輝美の動きは鈍くなり、言葉も少なくなっていった。
271輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/14(木) 22:17:32
アンカ修正

>>268
>>269
>>270
272('A`):2005/07/15(金) 01:13:04
保守
273('A`):2005/07/15(金) 06:13:46
あえてage
274(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/15(金) 06:50:20
ちょっとスイマセン。

ここのまとめサイトの携帯版を作りたいのですが、宜しいでしょうか?

転載拒否する作家の方、まとめサイト制作反対の住人の方は早い内にお願いします。
275(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/15(金) 06:55:48
連続カキコスンマセンorz

先程は携帯版と言いましたが、一応PCからも見れます。

それと転載拒否ってのは、まとめサイトに小説をうpするのを拒否するって事です。
276('A`):2005/07/15(金) 09:33:28
277('A`):2005/07/15(金) 10:16:28
こんなにマッタリしてるスレの
まとめを作るメリットってあるのかよ?
ってマジメに聞く俺ガイル
278('A`):2005/07/15(金) 12:46:52
まとめサイト支援!
279('A`):2005/07/15(金) 12:53:49
>>(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6氏
イイ!
280(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/15(金) 13:39:51
>>277
判っていると思いますけど、まとめるのはURLじゃなく小説ですよ?


…前スレが墜ちていて、前スレの部分をしばらくうp出来ませんが…私は2chビュアーがないのでorz

それと前スレから続いている話ってありますか?前スレを見ていなくて解らないんですよね(^ ^A;)

( ´・∀・`)つ 念のため捨てアドドゾー
281('A`):2005/07/15(金) 21:10:00
保守
282コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/15(金) 23:48:35
>>(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6氏

今さらカキコなんですが、自分はどちらでも構いません
むしろ自分の作品は前スレから長々と続いているので、そちらの方が読者様的にはいいのかも、と思います




問題は矛盾が大量に見つかるところですね('A`)
283輝美の人 ◆6WI9z0memk :2005/07/16(土) 00:15:26
このスレの流れ嫌いだ なんかムカつく
あとは勝手に馴れ合っててくれ

最終回

>>270

っていう夢を俺はみた。

よく考えたら俺って一人っ子なんだよね。
あ〜ぁ、妹ホスィ〜。

 −− 完 −−
284('A`):2005/07/16(土) 01:11:49
>>283
意味わからん。
285('A`):2005/07/16(土) 04:58:17
みるくの人のやつがもう一回読みたい
ので、まとめサイト大歓迎
286('A`):2005/07/16(土) 11:56:52
>>283
確かに理解しにくい表現ですね。
消えるにしても黙って消えないとは・・
イタチの最期っ屁ってやつかしらん?
287('A`):2005/07/16(土) 15:24:01
「おい!唯花!おまえ、また俺のゲームソフト持って行っただろ!」
突然、お兄ちゃんが私の部屋に怒鳴り込んで来た。
「ちょっと!ノックくらいしてよ!レディーの部屋なんだから!」
私は、軽く怒鳴り返す。
「なにがレディーだ、ガキのくせして、んなことより、ゲーム返せよ」
「知らないもん、そんなの」
私は、テレビ画面に映った最新ゲーム(もちろんお兄ちゃんのもの)の映像を見ながら、平然と言い返す。
「それは、何だよ」
お兄ちゃんがテレビを指差して言う。
「・・・なによぅ、いっぱいあるんだからひとつくらいいいでしょ」
開き直ってみる。
「お前だって結構持ってんだろうが。自分で金貯めて買え」
「小学生に向かって、『自分で買え』はないんじゃないの?」
さらに開き直ってみる。
「黙れ。とにかく返せ。」
288('A`):2005/07/16(土) 15:26:48
お兄ちゃんは、無理やりゲーム機の電源を切り、ソフトのCDを抜いていく。
「ちょ、ちょっと!何するのよ・・・・あ〜あ、いいとこだったのに」
「これは俺のもんだ、どうしても貸してほしけりゃ金持ってきな」
そう言って、お兄ちゃんは部屋を出て行こうとする。
「もう!お兄ちゃんなんて大っ嫌い!」
・・・・・嘘。
「もうちょっとまともな悪口言えねぇのかよ。おまえは」
・・・・・ほんとは、
「ふんだ!早く出て行ってよ!」
・・・・・私、ほんとは、
「はいはい」
・・・・・ほんとは、勝手にゲームを持ってくれば、お兄ちゃんが、
「あ・・・」
・・・・・お兄ちゃんが、来てくれると思って、
「あん?何だよ」
・・・・・私、お兄ちゃんのこと、
「唯花、唯花ね・・・」
「何だよ?早く言えって」
・・・・・大好きなの。
「・・・なんでもない」
289('A`):2005/07/16(土) 15:30:00
私は下を向いて、お兄ちゃんが出て行くのを待つ。
「・・・ったく」
お兄ちゃんは、ドアを半分閉めて、振り返る。
「・・・次、持ち出すときは、『いっしょに遊ぼう』くらいは言えよな、唯花」
「え?」
「俺はおまえのこと、嫌いじゃないんだから」
突然のお兄ちゃんの言葉に、私の顔は赤くなった。
「・・・もう!ばか!早く出てってよぉ!」
私はそばにあったクッションをドアに向かって投げつけた。
「うおっ、恐ぇ」
ドアを閉めて、お兄ちゃんは行ってしまった。
「・・・ばか」
私はドアの前にぺしゃりと落ちたクッションを拾い、ぎゅっと抱きしめる。
「お兄ちゃん・・・」
・・・・・今度は、もうちょっと、素直になれるかな・・・・・


290('A`):2005/07/16(土) 17:56:31
>287-289

こんなん大好き
291('A`):2005/07/16(土) 18:22:56
イイヨーイイヨー
292('A`):2005/07/16(土) 19:20:19
シモッサの続き書いてくれよ
293('A`):2005/07/16(土) 20:26:39
>>283
続き楽しみだったんだが残念だ
お疲れさん
294(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/17(日) 00:25:16
まとめサイトのURLです。
http://hp15.0zero.jp/260/herringroe/
まだ少ししかうp出来ませんし、1ページが700〜800文字じゃないので、PCから見るのはもどかしいかも…

とりあえず、ミスがあると思われるので、
その時は報告お願いしますね。
295('A`):2005/07/17(日) 00:42:49
>>294


今後はsage推奨でいかないか?いや、なんとなくなんだが。
296('A`):2005/07/17(日) 01:09:36
>>287-289
続きキボン
>>294
乙!
297美恵の人 ◆MIE...rhM2 :2005/07/17(日) 18:52:33
まとめサイト乙です。
遅筆でまだ次が出来あがってないので、今までのものをUPしておきました。

ttp://www.uploda.org/file/uporg149553.zip.html
298('A`):2005/07/17(日) 23:48:10
>>美恵の人
乙。続き楽しみにしてるぞ。
299('A`):2005/07/18(月) 06:07:49
小説書くのって難しいんだな
上手く文章にできなし、何より萌えねぇ・・・
300('A`):2005/07/18(月) 10:17:05
>>299
萌えるポイントは人それぞれだ
まずは投下してこのスレを活性化させてくれ
301('A`):2005/07/19(火) 12:58:12
>>299
投下!投下!
302('A`):2005/07/19(火) 15:21:35
( ´・ω・`)モキュ?
303('A`):2005/07/19(火) 15:29:17
ボク妹を待ち続けてそろそろ1ヶ月・・・

キャラ泥棒ですまんが新しいボク妹物書いていい??
もうガマンならんのだよ・・・・
304('A`):2005/07/19(火) 16:49:58
おk
305翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/19(火) 18:09:15
「あっ、それボクのコロッケだよ!」
「違うだろ、お前が数間違えてるんだろ?」
「そんなことないよ、ちゃんと数えてたもん!ボク」
「じゃあお前いくつ食べたんだよ」
「ん〜とね、1、2・・・」
と翼が箸をテーブルにおいて数え始めたスキを狙って俺はコロッケを一気にほおばった。
「ああ〜〜〜!!!何してんだよ〜、兄貴〜!」
翼は慌てて席を立ち、俺の元へ走ってくる。
コロッケといっても一口サイズのクリームコロッケ。
一口で食べれるが中のクリームがまだ熱かったので俺は思いっきりむせてしまった。
「ぐ、ぐぇっほ、、」
「ボクのコロッケ返せ〜!」
俺にヘッドロックをしてくる翼
「むわっかわふぁきゃら!!」
「何だって〜?早く出せ〜!」

***************

キャラ泥棒スマソ
かぶらないようにシマツ
まとめにいれてもらってもおkで
306翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/19(火) 18:10:27
>>305

ちょっと強引に俺は翼を引き剥がし、麦茶を飲み干した。
「殺すきかよ!のどにつまるところだったぞ」
「だって兄貴がボクの分まで食べるからでしょ?」
「買ってきたのは俺だ。多く食べてもいいだろ」
「ご飯を炊いたのはボクだよ?」
こうしてコロッケ1個で延々と口論をする俺と翼。
今日はオフクロが年十年振り同窓会で家を留守にしているので
俺と翼で夕飯を準備し二人で食べていた。
「だいたいお前はもう少し女らしくしろよ!」
「何?女らしくって?」
「食い物に関していじきたないしさ」
「部活の後だしそれに成長期だからお腹がすくの!」
翼は高校では陸上部に所属している。そりゃ部活の後では腹もへるだろうが。
307翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/19(火) 18:57:51
>>306

「それにその言葉遣い何とかならないのか?」
「ボクの言葉遣いのどこが悪いのさ?」
「そこだよ!そこ!自分の事をボクって呼ぶなよ」
「何で?ボクはボクじゃん。」
「もう高校生なんだからさ、いいかげんボクっていうなって言ってるんだよ」
「へへーんだ、みんなの前ではボクって言ってないも〜んだ!」
「んじゃ家の中でもやめろって」
「何で?いいじゃん、兄貴の前でぐらい。」
「オフクロが聞いたら何て思うかねー?」
「お母さんは別に何も言わないよ〜、ボクはお母さんの前ではいい子だからね」
俺は口では翼にかなわない。しかたない、こいつの好きにさせよう。
「わかった、わかった。とにかく、ご飯片付けよう」
「ちょっと待ってって。ボクのコロッケは?!」
何て食い意地はってるんだ?と思ったがもっとウルさくなるので何とかしなけりゃと思った。
308('A`):2005/07/19(火) 19:25:52
GJ!!!!
309('A`):2005/07/19(火) 22:27:48
┣┣なめくじっ娘激萌え Part3┫┫

なめくじっ娘
●ぬるぬる
●ふたなり
●塩で溶ける
●雨大好き
●南米の塩田で働くのが夢
●ビール好き
●ラーメン好き

へびっ娘
●色白長いしっとり黒髪
●八重歯(毒)
●巫女
●曇りや雨の日は体温上がらなくて不機嫌
●脱皮直後は敏感

かえるっ娘
●元気っ子
●緑のパーカー(おたまはスク水?)
●ひんぬー
●丸いくて大きい目
●雨大好き

期待に応えて復活 職人歓迎!
ttp://etc4.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1121746291/l50
310翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/19(火) 23:46:56
>>307

「分かったよ、俺が悪かったから今度ご飯連れてってやるよ」
「ホント!やったー!何おごってくれるの?」
「翼の好きなモノでいいよ、何が食べ・・・」
「ニク、ニク!!焼肉!!」
俺が言い終わる前に翼は目を輝かせながらニクを連呼した。
「はぁ〜、わかったっよ。焼肉な」
「ホントに!マジで?やった〜!!」
「んじゃ、後片付け任せてもいいか」
「うん!お肉食べれるなら片付けてあげるよ」
「んじゃ頼んだぞ」
「おっけ〜!」
そうして俺は自分の部屋に戻った。

俺は自分の部屋で今日買ってきた雑誌を読んでいた。
あまり買わない週刊大衆誌だが特集記事が読みたくて買った雑誌だ。
特集記事を読み終わり、真ん中あたりある袋とじをおもむろにあけて見る。
別にあってもなくてもどっちでもいいのだがせっかくだから見てみるか。
ビリビリビリっと人差し指で無造作に破いていると翼が俺の部屋に入ってきた。

***********************

何か変なのが紛れてきたな
萎えるんだよね・・・・
311('A`):2005/07/20(水) 01:18:40
>翼の人
乙!ボクッ娘萌え(*'∀`)
312('A`):2005/07/20(水) 17:51:47
ボク妹の舞と翼とツンデレみゆ大好きだああああああああああああああああああ
313翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/20(水) 19:32:33
>>310

「兄貴〜、片付け終わったよ」
「そっか、ありがとな」
「お風呂は?」
「先に入っていいぞ」
「あれ?何読んでるの?」
ツカツカと俺の部屋に入ってくる翼。
「ん〜、ただの週刊誌だよ」
俺は袋とじのページをみていた。
そのページは ”○○銀行の受付嬢の大胆ヌード” 特集だった。
「こんなん本当の受付嬢なワケないよな」
と、翼に話しかけたが翼は何も答えてこない。
「お前はどう思う?」
突然、近くにあった枕を手にした翼が俺を思いっきり叩いてきた。
「兄貴のヘンターーーーイ!フケツ!何読んでるのーーーー!?」
「うわっ、ちょ、ちょっと待てって」
「早く捨てろーーー!そんなの見せるなーーー!!!」
翼は真っ赤な顔をしてバンバン俺を叩いてくる。
314('A`):2005/07/20(水) 21:00:47
ボク女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
315('A`):2005/07/20(水) 21:20:28
ボク女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
316('A`):2005/07/20(水) 21:33:50
ボク女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

317('A`):2005/07/20(水) 21:45:46
314 :('A`):2005/07/20(水) 21:00:47
ボク女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



315 :('A`):2005/07/20(水) 21:20:28
ボク女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!



316 :('A`):2005/07/20(水) 21:33:50
ボク女キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
318翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/20(水) 21:53:08
>>313

「わっ、わかったから。わかったって」
「じゃ早くその本を閉じてよーーー!!」
「んったく、何だって言うんだよ・・」
渋々本を閉じ、机の上に本を放り投げる。
「ほれ、さっさと風呂入ってこいよ」
「・・・・み・・て・・る・・・」
翼が小声で何かを呟いた。
「あー、何か言ったか?」
「う、ううん、な、なんでもないよ」
もしかして翼って、、、、ネンネってヤツか?
ちょっと試してみっか。
「お前さ、もしかしてさ」
「な、なに?」
「ちょっと目つぶってみ?」
「えっ?」
「目つぶったら焼肉の後にケーキもおごってやるからさ」
「ホントー!!はい!つぶったよ」
食べ物につられ素直に目をつぶる翼。
食い意地はりすぎだろ?

*******************

>>314-317
馬鹿にしてんのか?
319('A`):2005/07/20(水) 21:59:17
ボク妹萌えの:翼 ◆ie05B9GJek たんモエモエハアハア
320('A`):2005/07/20(水) 22:02:32
・・・・・・?
気がつくとそこには翼がいなかった
代わってうだつの上がらない疲れた親父がひとりいる
その親父は裸だ
いきなり俺のケツに異物を入れてきた
321('A`):2005/07/20(水) 22:08:56
>>320
氏ねよ。
322('A`):2005/07/20(水) 22:15:37
!?親父は無言で俺のケツに異物を入れてきたのだ
俺のアヌスは悲鳴をあげた
俺のくちからも息が漏れる
痛かった
やめろ、やめてくれ
そういってみたが親父は無言で腰を振り続けている
323('A`):2005/07/20(水) 22:21:41
>>322
氏ねよ。
324翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/20(水) 23:37:49
>>318

「ねぇー、何するの?」
俺は机に置いた本を手に、さっきの袋とじのページを開き、翼の目の前に広げた。
「いいぞ、目あけて」
「一体なん・・・」
翼は目に飛び込んできた女性の裸を見て目をシロクロさせ、
口は鯉みたいにパクパクさせている。
「っっっっ!!」
首から頭のてっぺんに向かって真っ赤になっていく翼。
「お前、こういうの見たことないのか?」
俺は楽しくなってからかってみた。
「ホレ、ほれー」
パラパラと袋とじをめくる。
「あ・・・う・・・」
「お前ってこういうの見ないのか?」
すると翼は何も言わず後ろを向いてうつむき、肩を震わせ始めた。

*******************

なんかうっとおしいのがいるんだが
こういう場合って書くのやめたほうがいいのか?
325('A`):2005/07/20(水) 23:58:32
>>324
たのむ!うっとしい奴なんて無視してくれ、だからやめないでくれ
326翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/21(木) 00:11:00
>>325

あー、すまん。完全にやめるんじゃなくて
ちょっと間隔あけた方がいいかなって事。

夏厨入ってくる時期だし、俺としては>>295と同意見でsage進行がいいかなと・・
327('A`):2005/07/21(木) 00:13:50
>>326
そうだな。それに今あんたにやめられちゃこのスレ終わるかもしれんからな・・・・・・

           だからガンバレ!!
328('A`):2005/07/21(木) 01:14:53
翼さん頑張って!
大学の前期試験の勉強でストレスたまりっぱなしの俺には、
あなたの書き込みが唯一の慰めなので・・
ホントうっとうしい奴ら消えてくれよ!
329('A`):2005/07/21(木) 01:18:44
そこまでうざい奴いるか?
気にし過ぎなんだよお前
330コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/21(木) 02:03:45
「ええ!?」
聡史の命令に、春香が大声を出す
「このゲームって、そんな事までするの!?」
春香が眉を吊り上げ、身を乗り出して非難の声を上げる
「・・・それだけ反応するって事は、一人は春香ちゃんかな?」
沙耶がニヤリとした表情で春香を見つめる
全員の注目が一斉に注がれ、春香は小さく頷いた
「えーと、春香ちゃんは・・・2番かー。じゃあ、3番だーれだ?」
沙耶が全員を見渡す
すると、控えめに小さく手が上がる
「みゆちゃんが3番か」
圭太がそう言うと、みゆは無言で頷いた
「じゃあさっそく抱き合ってもらいましょうか」
聡史が意地の悪い顔をしながら言う
圭太と沙耶は拍手をし、春菜は状況についていけずにぼーっとしていた
「ほ、ほんとにやるの・・・?」
『やるの!』
聡史と沙耶に力強く言われ、春香は黙ってみゆを見つめた
みゆは特に嫌だという表情をせずに、立ち上がって春香に手を広げてみせた
「ほら、さっさとやる」
みゆの挑発とも取れる言葉に、春香が怒りを顔に出す
その表情を見て、みゆがさらに続けた
「そんなに悔しいなら、王様になって命令すればいい」
完全に挑発するみゆに一同が凍りつく中、春香がキッとみゆを睨んだ
「いいじゃない!そこまで言われたら黙ってられないわ!私が王様になって、あんたをぎゃふんと言わせてやる!」
(初めて”ぎゃふん”なんて言葉を聞いた・・・)
春香とみゆを除いた全員が心の中で思う中、春香は意を決してみゆに抱きつく
そして自分でさっさと10秒数え、離れた
「ほら、次行くわよ!」
完全に頭に血が上った春香に促され、全員が棒を引いた

「・・・5番が1番デコピン」
みゆの言葉に、春香がうなだれる
「あー・・・春香ちゃん、あんまり行動に出さないほうがいいよ・・・」
沙耶が優しくアドバイスをするものの、春香の耳にはまったく届いていなかった
(なんでよりによってアイツが王様なの!?しかも私がデコピンって・・・!)
悔しそうに顔を上げると、圭太が近くに座っていた
「じゃあ悪いけど・・・デコピンするよ?」
そう言って、軽く春香のおでこにデコピンをする圭太
「・・・つ、次こそ私が王様よ!」
春香はすぐに棒を集め、全員に半ば強引に引かせた

「えと・・・2番さんが、1番さんに・・・えーと・・・」
(アイツどころか、春菜にまで先を越された・・・!)
計算外の展開に、一人落ち込む春香
その春香を尻目に、聡史が春菜に耳打ちした
「え・・・でも・・・」
「大丈夫だって。ゲームだし・・・」
ごにょごにょと二人が何かを話す声は聞こえるが、みんなには何を話しているのかはわからなかった
「えと・・・じゃあ・・・あの・・・2番さんが1番さんに・・・えと・・・ほっぺにキスを・・・」
春菜に言葉に、全員の目の色が変わる
各々が一斉に番号を確認し、必死に表情に出さないようにする
そんな中、春香だけは呆然と口を開いて番号を確認する
手に持った棒には、黒く「2」と書かれていた
331('A`):2005/07/21(木) 09:20:43
コラボ待ってたよ!
まずはお茶でも

 ∬
つ旦

332('A`):2005/07/21(木) 19:22:34
電車男爆撃前に保守age
333翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/21(木) 19:56:23
>>324

やべっ、からかいすぎたか?
「お、おい、翼・・・」
「・・・・」
「おいって・・」
翼の右肩にポンっと俺の右手を置いた瞬間、
「ボク、そういうのキライだ〜〜〜!!」
そう叫んで翼は俺の首ねっこを脇に挟んで締め上げた。
いわゆるスタンディングフロントスリーパーの体勢。
「ゆるさないからね〜!!」
軽く左右に揺さぶる翼。頭が脇に抱えられているから
揺さぶられるたびに俺の右頬に翼の胸が当たってくる。
「おい、胸が顔に当たるからやめろって」
そういうと一瞬翼の動きが止まる。でもそれは本当に一瞬だった。
「そういう事も言うな〜〜!!エロ兄貴〜〜!!!!」
地団駄を踏みながら本気で締めてきた。
さすが毎日部活をやってるだけあって力強い。というか本当に苦しくなってきた
「ぐっ、、、ぐる、、、じぃいって!!」

*****************

>>329
ハタからみりゃスルー出来るレベルなんだよな
すまん、俺ケツの穴小さかったわ
でもうざいもんはうざいんだ
334翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/21(木) 19:57:37
>>333

必死に翼の背中をタップする俺。
「ぎ、ギブ、、!ちょ、、マジで、、、」
「んじゃ、焼肉とケーキと後は?」
「な、、、なん、、で、、も、、」
「何?はっきり!!」
「な、、んでも、、、いうこ、、と、、ききま、、す、、」
「なんでも?」
「なん、、で、、、も、、、、」
そういうとようやく翼はフロントスリーパーを外した。
「ちょっ、お前なー、手加減しろって!」
「兄貴がボクをからかうからでしょ!それより言うこと聞いてもらうよ!」
「あぁ、わかったよ。んで何すればいいんだ?」
「んとね・・・」
何だか不自然にモジモジしだす翼。
「な、何だよ、はっきり言えって、翼らしくねぇぞ」
「う、うん・・」
普段は竹を割ったような正確の翼がこんなにモジモジするのは子供の頃以来だ。
そのもどかしさがなんだか俺にはくすぐったかった。
335翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/21(木) 19:59:38
>>335

「あー、じゃあ言いたくなったら言ってくれって。何でも言うこと聞くから」
そのくすぐったさから逃げたかったんだろう。俺はピシャっと会話を切った。
「じゃあ焼肉の日に言うね」
「あぁ、わかったから早く風呂はいってこい」
「うん!」
そう言ってバタバタと階段を降りていく翼。
「まったくガサツだな、あいつは」
それにしても翼は俺に何を求めてるんだ?そんなに言いにくい事なんだろうか?
床に転がっている雑誌を手にし、パラパラとめくっていると
俺の手はあるページで止まった。
そしてなぜだか食い入るようにそのページを見入っていた。
そこには兄妹の恋愛体験談が書かれていた。

連れ子異母兄妹の話、普段は強がってるのに実は甘えたい妹の話、
双子の妹が同時に兄を好きになる話、彼氏がいるのに兄を好きになった話、
色んな手をつかって兄の気を引こうとする妹の話・・・

「まさかな・・・バカバカしい、こんなの作り話だって」
俺は他のページのドドリア特集を見ながら、自分に言い聞かせるようにつぶやいた。

***************************

ちょっとここだけこのスレの歴史みたいな物をいれてみた
勝手にストーリーいれてすまん。他の作家さんwwww
ちなみに俺のオキニは初期の沙耶
うはwwww俺ってwwwwテラキモスwwwwwww
336('A`):2005/07/21(木) 20:59:35
ドドリア特集をみていると裸の親父が部屋に入ってきた
そしていきなり翼の生首を俺のほうに投げてきた
俺は泣いたそしてきれた
俺の腕から眩い光が出てきて聖剣がでてきて親父に攻撃をした
すると親父はいきなり白くなりくねくねし始めた
俺はとっさに目をつぶったが後ろにいた父親、母親はいきなり笑い出してどこかにいってしまった
そう・・・狂ってしまったのだ
337('A`):2005/07/21(木) 21:53:52
作者の皆様方、
夏房や電車房にも負けずに引き続き執筆がんがって下さい( ´・∀・`)ノ

私も一読者としてうp楽しみに待ってやす。
338翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/21(木) 23:38:15
>>335

「でも、さっきの翼の態度は明らかに変だったよなぁ・・」
ずっと陸上をやってきた翼は筋金入りの体育会系だ。
あやふやな言動を少なくても俺は見たことがない。
そんな翼があんなにモジモジするには何かあるんだろう。しかもよっぽどの事が。
「あー、何か落ちつかねーな!」
俺の頭から雑誌の記事が離れない、何かモヤモヤする。
「とりあえず歯でもみがいてさっぱりするか」
そう言って俺は風呂場へと向かう。

脱衣所まで来ると俺は翼に声をかける。
「翼、歯磨くからな」
「は〜い」
家は脱衣所に洗面台があるのでこれぐらいの会話はよくある。
翼も今、風呂場でモヤモヤしてるのだろうかと思っていると
「兄貴さ〜、コップに氷と麦茶いれといて」
それはいつもの翼の声だった。
なんだよ、俺だけモヤモヤしてんたんかよ。そう思うと無償にムカムカしてきた。
「くらえ!!マヌーサだ!!」
そういって俺は風呂場の電気を消し、リビングへと走った。
風呂場からは翼の叫びが聞こえてきた。
「なにすんだよーーー!!ボク暗いの苦手なの知ってるだろーーー!!兄貴ーーーー!!」

その声と、バシャバシャとお湯が波打つ音を聞いてちょっとだけスッとした。

*******************


専ブラ使ってんだがsage以外は表示しないようにした。
これならケツの穴小さい俺がageるヤツにイラつかないだろ?
楽しんでくれてる人がどれだけいるかわからんが
何か要望とか感想?とかがあるならsageでお願いするわ。
ちょっかいだしたいヤツもsageなきゃ俺には見えねーぞ!
ま、俺にとってsageてくれるならありがたいんだがな
339コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/07/22(金) 00:15:11
こんばんわ
今夜は時間が無いのでちょっとした書き込みだけします

>>翼 ◆ie05B9GJek氏
あんまり気にしない方がいいですよ
むしろ作品を読んだ上で批判している方として、一読者様であるくらいに考えたほうがやる気が出ると思います
ネット上とはいえ作家として、一人でも多くの方に読んでもらうのが励みになりますからね

妹小説スレッドの歴史は面白い試みですね
こういう斬新なアイデアが湧くのは羨ましい限りです



では、今夜はこの辺で
スレ汚し失礼しました
340翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 01:02:18
>>338

今日は翼と焼肉を食べに行く日だ。
結局、俺の仕事の都合と翼の部活の関係で週末になった訳だ。
「ボク、5時までには家に帰ってこれるよ」
「おう、俺は何も予定ないから家でゲームでもしてるよ」
「そんなわけでお母さん、今日ボクと兄貴の晩御飯いらないからね」
「あれ、あんた達だけで出かけるのかい?」
「ああ、そうなんだよ、ちょっと色々あって翼にエサやんないといけないんだよ」
「なんだよーー!エサってーー!!ボクはペットじゃないぞーーー!!」
翼は手にしているカバンを振り回し、あやうく俺の顔に当たるところだった。
「うわっ、アブねーなー」
「これ、翼、やめなさい!」
「だってぇー、兄貴がボクをからかうからさぁー」
「アンタももう17歳なんだからそろそろ女性らしくしたらどうなんだい?」
オフクロがさりげなく翼を諭す。
「むりだって、オフクロ。俺も言ったんだが翼はずっとこのまんまだよ」
「なんだよー、オフクロも兄貴もボクをバカにしてるんだなー!!」
翼はほっぺたをこれでもかといわんばかりに膨らます。
「いいから早く部活にいきなさい。遅刻するわよ」
「はーい、じゃ、いってきまーす」

**************************

>>339
コラボ氏助言あんがと。
思いついたまま書いてるから途中で変なのくると
リズムが狂うんだよね。
まっ、俺なりに対処したからもうウダウダいわないよ

俺的には色んなキャラをコントロールしているコラボ氏のほうが羨ましいってww
341翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 01:04:05
>>340

昼過ぎまでゲームをしていて、少し仮眠をとっていた俺を起こす声が聞こえる。
「・・・おきろー、おーい!」
「・・・ん・・あ・・何時だ・・」
眠たい目をこすりながらベットから出るとそこには見たことのない格好をした翼がいた。
「・・な・・なんだぁ〜?その格好は!!!」
「・・・へ、、変かな?やっぱり・・・」
春はジージャン&ジーパン、夏はTシャツ&ジーパン、
秋はパーカー&ジーパン、冬はダウン&ジーパン と徹底して
ジーパンしかはかない翼がロングだがスカートをはいている。
上着のシャツも薄いピンク色のシャツで明らかに女性物だ。
「お、お前、そ、そんな服持ってたか?」
翼が持っている服の半分は俺のおさがり。特にTシャツはほぼ俺のおさがりだ。
こいつが自分で服を買いに行ったのを俺は見たことがない。
今でもオフクロが買ってくる服を無造作に着てるだけだったはずだ。
そんな翼がなんで女らしい服を着ているのか俺にはまったく理解出来なかった。
342翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 01:06:02
>>341

「あ、あのね、部活が早く終わったから、友達に頼んで服借りたんだよ」
「な、何で?」
「い、いや、せっかく、久しぶりに兄貴と二人で出かけるしね、ちょっとおめかしでもしてみようかなって」
「おめかしって・・・」
「・・変かな?やっぱり・・・」
うつむいてモジモジする翼。
そんな翼をみて俺は数日前のあの気分になってきた。
なんかくすぐったい気持ちに・・・
「あ、ああ、そうだな・・ちょっと変かもな・・」
そういいながら俺はマジマジと翼を見た。
日焼けした真っ黒い肌にはちょっとミスマッチな上着の色だった。
けど元々顔立ちがはっきりしてる翼が女の子らしい格好をしてるんだ、
多分ほとんどの男が見ても可愛らしい女の子にも見えるだろう。
「・・・変なんだ・・・」
ちょっとかすれ声の翼の声を聞いた俺は胸が締め付けられる感じがした。
考えるよりも早く翼をなぐさめていた。
「い、いや、、へ、変じゃないって!!うん、あ、あれだ、、俺が見慣れてないだけだって!」
「・・・・」
「ほ、ほら、あ、あれだって。男の俺が見てもわかんねーからオフクロの意見聞いてこい」
「え、でも・・・・」
「俺も出かける準備するからオフクロんとこ行って来いって」
「うん、ちょっと見せてくる・・」
そう言って翼は1階へ降りていった。
343翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 01:29:52
>>342

何で俺はアイツにあんなにドキドキしてるんだろう。
妹ではあるが俺にとってアイツは弟みたいなもんだ。
アイツの言葉使い、行動、性格、どれをとっても女らしいところなんてないのに。
それがちょっと戸惑った仕草や服装だけであんなにイメージが変わるなんて。
俺があれこれ考えて仕度をしているとバタバタと階段を上がってくる音が聞こえてきた。
そしてその足音は隣の翼の部屋へと消えていった。
「何だ、あいつ?忘れ物か?」
俺は出かける準備を終え、翼の部屋に向かって
「先に下降りてるぞ」と言い残して1階へ降りていった。

1階ではオフクロがリビングでテレビをみていた。
「見た?翼のあの格好」
「見たわよ!!かあさんびっくりしたわって」
「あぁ、俺もびっくりだよ。あんなに変わるなんて」
「やっとあの子も女らしくなってきたのかね」
「さぁ、オフクロはなんて言ったんだ?」
「そりゃかわいいって何度も言ったわよ。何度も挑戦したのにダメだったからね」
「あったな、そんなことも」
「やっぱり女の子なんだから女の子らしい格好してもらいたいわよ、母親として」
344翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 01:31:24
>>343

翼は子供の頃からスカートが大嫌いでオフクロが何枚もスカートを
買ってきても絶対にはかなかった。
部屋中の服を全部スカートにしてもはかなかった。
そんな時は必ず俺の部屋に来て俺のズボンを借りにきた。
中学、高校と制服はスカートだが必ず下に膝までのジャージをはく。
翼曰く「スースーするのは落ち着かない」そうだ。
そんな翼が自分からスカートをはいていたんだ。我が家にとっては一大事。
特にオフクロにとっては盆と祭りが一緒にきたようなものだろう。
目がキラキラしている。
「アンタ達、今日は何食べにいくの?」
「えっ、△△駅前の焼肉食べ放題だけど」
「バカだねお前は!」
「だって翼が食べたいって言うから・・」
「そうじゃないよ!せっかく翼が女の子らしい格好してるんだからもっとお洒落なお店で食べてきなさい!」
「なんだよ、それ!言ってる意味がわかんねーよ」
「そういう所でお前がエスコートして翼に女ってものを目覚めさせるのよ」
やばい、オフクロは本気だ。どうやら翼の調教を俺に押し付ける気だ。
「いいよ、そんなの、めんどくせぇ。第一、アイツがどれだけ食うか知ってるだろ?
 食べ放題じゃなけりゃ金がいくらあっても足りねーって」
345翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 01:33:28
>>344

俺がそういうとオフクロは黙って自分の財布から3万を俺に出してきた。
「何、これ?」
「いい?これ使っていいから何としても翼に女性らしさを目覚めさせてきなさい」
「3万って多すぎじゃないか?」
「余ったらアンタが使っていいから」
俺は即座に計算した。
俺の予想は焼肉食べ放題プラスケーキで二人で約8000円、で自腹。
それが3万の軍資金を入手し、普段は食べないコース料理とか食べれて、そのついでに
翼を適当におだてていれば少なくても1万ぐらいは俺のものになる。
悪い話じゃない。
「しかたない、可愛い妹の為だ。兄としてがんばるよ。母上」
ワントーン高い声で俺はオフクロに伝える。
「まかせたよ、翼の未来はアンタにかかってるんだからね」
オフクロの目がキラリと光った・・・・気がする。
「いい?女って生き物はね、とにかく褒めるのよ」
「あ、あの・・母上?」
「そしてね、大切に扱ってあげること!いい?」
「オフクロ・・・必死すぎねーか?」
「っ!と、とにかく、まかせたからね!」
「わかったって。任せておけって。」
こうしてお互いの思惑が一致し、3万円という金額で契約が成立した。
すると、階段をバタバタと音を立てて翼が降りてきた。
「兄貴〜〜!お待たせ〜〜!!」
346翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 02:03:56
>>345

「何やってた・・・」
見ると翼はいつものTシャツ&ジーパンに着替えていた。
「何で着替えるのよ、アンタって子は」
オフクロはため息まじりに文句をいう。
「やっぱボクにはこっちの方が動きやすいんだもーん」
「せっかく似合ってたのに・・」
「似合ってようが似合ってなかろうが着るのはボクなんだからいいじゃ〜ん」
「まったく・・・」
オフクロはガクンと首をもたげた。
俺はそんなオフクロをみて滑稽に思って思わず大笑いしてしまった。
「何笑ってるの〜兄貴〜?さっ、早く行こうよ!ボクお腹ペコペコだよ!!」
「よっし、たっくさん食べるか!」
「じゃあお母さん行ってきまーーす!!」
タタタッと玄関へ走っていく翼。
「こら、家の中を走るんじゃありません!!」
やけっぱちになったオフクロの声がリビングに響く。
「しかたないよ、オフクロ、あきらめようよ。さっきのは何かの間違いだったんだって」
「はぁー。いつになったらあの子は女の子になってくれるのかね」
「翼だっていつかは気づくって。んじゃ行ってくるよ」
そう言って俺も玄関へ向かおうとしたがオフクロの右手が俺の腕を掴んだ。
「?、何か用?」
オフクロは無言で手のひらを俺に差し出す。
「やっぱり・・返すんだよな・・・」
「当たり前でしょ、世の中そんなに甘くないんだよ」
「行って来ます・・・」

臨時収入の諭吉トリオはたった2分しか俺の財布にいなかった・・・

*************************

時間があったんで大量に書いてみた
思うにこのスレはROMだけって人がほとんどだよな
俺もこれ書き出すまではROMだけだったし

俺の自己満みたいな小説でも>>328みたいに
息抜きとかに使ってくれんだったら嬉しいわ

最低でも1日1話(レス)は書くから気長にお付き合い願いますねーww
347('A`):2005/07/22(金) 08:24:46
乙! 
(・∀・)イイ!!
348('A`):2005/07/22(金) 08:40:59
>>346
GJアンド乙
349(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/22(金) 09:30:17
スミマセン>>337は私です。

コテとsageは設定されているんですがね…OTL
350翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 12:40:23
>>346

「そういえば翼がこの車乗るのって初めてだったよな?」
「そうだよ〜、ボクが頼んだって乗っけてくんなかったじゃんか〜!」
「結構めんどくさいんだよ、運転すんの」
車を買ってはみたが俺はインドア派なのであまり乗らなかった。
「よく考えたら助手席に乗った女ってオフクロ以外では翼が初めてだな」
「それって、家族以外誰も乗ったことないって事?」
「そうともいえるな」
俺がそう答えると翼がニヤニヤしている。
「何笑ってんだよ」
「ねぇねぇ、兄貴って彼女いないの?」
「何だよいきなり」
「働いてて車持ってたら彼女いてもおかしくないんじゃないかなーって思ってさ」
「なかなかできねーもんだよ。お前も働き出したらわかるって」
「ふ〜ん、そんなもんなの?」
「そ、そんなもん」
今まで翼がそういう事を俺に聞いてきた事は一度もなかった。
何で今日に限って聞いてくるんだ?うーんわからん。
とりえあえずこいつの事も聞いてみるか。
「そういうお前はどうなんだよ」
「え、何が?」
「お前には彼氏がいるのかって聞いてんだよ」
351翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 12:50:14
>>350

「ボクにいる訳ないじゃん!何いってるんだよーー!」
そう言って俺の腕を強く叩く翼。危うくハンドルを取られるところだった。
「アブねーって。運転中は叩くな!」
「あっ、そうだよね。ごめんごめん」
「そうだよなー、お前みたいなガサツなの好きなヤツってなかなかいないだろうな」
「何それー!ひどいぞー!」
「んじゃさ、好きなヤツとかいるのか?」
「ん〜考えた事ないや〜」
「今まで1回も?」
「カッコいいと思った事ある人は何人かいるよ」
「ほ〜ぅ、誰だ?クラスのヤツ?部活の先輩?」
「リロイバレルとモーリスグリーン」
「・・・・」
聞いた俺がバカだったんだろう。翼は根っからの陸上バカだった。
そこから店に着くまでの車内、翼はずっと陸上の話をしていた。
352翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/22(金) 14:19:33
>>351

店につくとそこそこ混んではいたがすんなり席に通された。
席に着くや否や翼の目はキラキラし始めた。
「兄貴〜、ボク、もう我慢できないよ〜」
「とりあえず伝票もってくるまでちょっとだけ我慢しろ」
「ううううう・・・」
こいつは野良犬かよ、まったく。
「あっ、それとひとつだけ注意しておくぞ」
「何〜?」
「今から”ボク”っていうなよ、人前なんだから」
「わかったよ・・気をつけるよ・・ぶぅ〜」
「ぶぅ〜じゃねえって。恥かくのは俺なんだぞ」
店員がテーブルに来て、伝票を持ってくる。
バイキングで3種類のコースがある。
飲み放題なし、飲み放題&デザート付、霜降り牛&飲み放題&デザート付
それぞれ3000円、4000円、5000円でどれにするか翼に聞いてみる。
「どれでもいいぞ、っていっても3分の1だけどな」
「ん〜とね・・」
翼はお金が絡むととても慎重になる。たとえ自分のお金でなくてもだ。
きっとこいつの事だ、4000円か5000円で迷ってるんだろう。
「すみません。5000円のを2人分で」
翼が答える前に俺は先に店員にオーダーした。
353('A`):2005/07/22(金) 22:35:35
蒸し暑い夏の夜。
元来寝付きの悪い俺は、ベットの上でごろごろと寝返りをうっていた。
「…雷がひどくなってきたな。」
窓の外は土砂降りで、何度も近場に落雷している。
「あいつは平気かな……。恐がりだからなぁ。」
あいつとは、年の離れた妹のことだ。普段は強気なくせに、意外と恐がりなところがある。

『ガチャ』

突然、半分ほど部屋のドアが開くと、当の妹が顔をのぞかせる。
「お兄ちゃん……起きてる?」
「ああ。どうした?まさか、中学にあがったっていうのに、雷が怖くて眠れないのか?」
くまのぬいぐるみをキュッと抱いて部屋に入ってくる妹に、少しいじわるを言ってやる。
妹の体は、落雷の轟音のたびにビクッとはねる。
「ち、ちがうもん!怖いわけ無いじゃない。……そ、そうよ、お兄ちゃんが怖がってると思って
見に来てあげたんだから!」
必死にまくしたてる妹の目元には、うっすらと涙がたまっている。久しぶりの大きな雷が、よっぽど
怖かったのだろう。
「ハハハ、俺のためにね。それじゃあ、怖くてふるえてる俺のために、一緒に寝てくれるかい?」
そういって、俺は布団をまくり上げる。
「し、しょうがないな、一緒に寝てあげるよ。」
妹はトコトコとベットに走り寄ると、飛び込むように布団入った。
向かい合って俺の左腕を枕にし、体は俺のおなかのあたりでまるまっている。
ショートカットからふんわりと漂ってくるシャンプーの香りが、心地よい。
「おやすみ。」
髪を優しくなでながら俺が言うと、胸元で妹がこくんと頷く気配を感じた。
俺も、妹のわずかなふくらみの感触を楽しみつつ、眠りについた。
雷は、いつの間にか通り過ぎていた。

fin
354('A`):2005/07/22(金) 22:38:24
>>353
素晴らしい短編小説!
355('A`):2005/07/22(金) 22:57:46
>>353
萌えた・・
356('A`):2005/07/22(金) 23:29:07
さぁて、そろそろ俺も続き書くことにしようかな・・・。
357('A`):2005/07/23(土) 00:40:07
シモッサの荒い息ずかいに俺は勃起した
358('A`):2005/07/23(土) 01:00:32
美恵の続きってもうないの?
359(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/23(土) 01:21:02
ちょっと投下してみる。
翼氏とイメージが多少被り気味なんで、がんがって色付けていきやす。

-------------------------------------
 “人は自分に無いモノを欲しがる”とはよく言ったものだ。


 俺には3つ下の高1の妹がいる。
 容姿もそれなりによく、俺ん家に来るヤツは大抵『こんな妹がいて羨ましい』みたいな事を言うが、俺からしてみたら所詮妹でしかない。
 確かに居ないと寂しいとは思うが、実際に居てみるとそこまで欲しいとも思わない。
 受験やら部活やらで忙しいと尚更だ。
 …そろそろ一人にさせてくれ…

 何度も思い浮かべた愚痴を、寝ぼけた頭に何度も浮かべる。
360(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/23(土) 01:23:18
 「兄貴ィ−!」

 聞き飽きたこのハスキーな大声が、寝ぼけた俺の頭を叩き起こす。

「んだよ…少し黙ってくれ…勉強してんだから…」
「嘘つけ!寝てただろ!全く…いつもそうやって私を追っ払って…」

 不機嫌そうに対応した俺に腹を立てたのか、なにやらブツブツ言っている。

「ああ分かった分かった、飯だな。今いくよ。」
「……、分かったならさっさと下に来てよね。」

また適当にあしらった俺に向かってそう言葉を吐き捨てると、しいなは納得しない様子で先に下へ降りて行った。
361(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/23(土) 01:27:32
 よく考えてみたら、妹を『しいな』なんて声に出して呼ばなくなった。

…それ以前に妹を呼ばなくなった。


 両親は普通に『しいな』と呼ぶが、俺は両親程しいなとは話す機会がないし、何より名前を呼ばずとも会話が成立してしまっている。
 俺は妹を『しいな』と呼ぶのがどこか恥ずかしいのか…………‥‥
‥…あぁ、だめだ、腹減った。

「…とりあえず下行くって飯食うか。」

空腹で思考が中断してしまったが、とりあえず今はこれ以上考える気にはなれないので、大人しく飯を食いに下へ行く事にする。
-------------------------------------
駄文スマソ〇| ̄|_
362翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/23(土) 01:51:18
>>352

「いいの、兄貴?」
「何が?」
「だって二人で1万円だよ?」
「たまにだからな。遠慮するなって」
「でも・・」
「まぁ元はと言えばコロッケ食った俺が悪かったんだからな」
「ホントに平気?」
「ウダウダ言うな!翼らしくない!!」
俺がそう言うと翼は急にビシっと背筋を伸ばし敬礼し
「それじゃゴチになりま〜す!」
といいながら頭を下げた。
「よーし、ボク、いっぱい食べるぞ〜!!」
「ボクって言うな!」
「えへへっ、今から、今から」
「あと3回ボクっていったら罰ゲームだからな」
「えぇ〜、そんな〜」
「いいから返事は!」
「はーい、それより兄貴!早くとりに行こうよ〜」
そうして俺と翼は料理を取りに行った。


*******************

>>353
絶賛されてっから見てみたら・・・
クオリティタカス!!  GJ!!!
俺も翼じゃなくて短編書きたくなった

>>359-361
(´・∀・`)氏 かな? それともしいなの人になるんか?
謝るこったないって
作家が増えるのは嬉しいこったい
思うがままに投下してほしい
363翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/23(土) 01:54:09
>>362

「ぐぁ〜、ボクもう食べれないよ〜」
そう言いながら4個目のケーキを食べている翼。
「ハイあと1回で罰ゲームだからな」
俺は食後のコーヒーを飲んでいる。
「そんなの数えないでよ。せっかくのデザートがおいしくなくなるじゃんかー」
「さっきはせっかくのお肉が〜、だったな」
「そ〜だったっけ?」
パクパクとケーキを口に運ぶ翼。よくあれだけ入るもんだと関心して見ていた。

ふと店の入り口を見ると見覚えのある人が女性3人組で入ってきた。
そのウチの一人は会社の先輩の佳奈美さんだった。
「あれ、偶然ねー、どうしたの?」
「あ、どうも、いやぁ、今日は妹と来てまして」
「ふーん、仲いいんだ」
「いや〜、兄離れ出来ないただのネンネですよ。佳奈美さんに比べたらまだまだ子供ですって」
そう言って翼を見るといつの間にかケーキを食べるのをやめてコーヒーを飲んでいた。
しかも行儀よく。
「ほら、挨拶しろって。俺の会社の先輩だぞ」
「はじめまして、お兄さんと同じ会社の佐々木佳奈美です。え〜と・・・」
「あぁ、こいつは・・」
俺が翼を紹介しようとしたら翼がそれをさえぎり
「はじめまして。この兄の妹の翼です」
何かいつもと違う声のトーンで翼は挨拶した。
364翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/23(土) 02:04:05
>>363

佳奈美さん達は別テーブルで食べ初めていた。
実を言うと俺は佳奈美さんの事がちょっとだけ好きだ。
いや、かなりかな・・・・
お姉さんタイプの佳奈美さんは俺から見て甘えてみたい女性。
妹の面倒を見てきたから余計に誰かに甘えてみたい願望みたいのが俺にあるのかもしれない。
それから俺はチラチラと気づかれないように佳奈美さんを見ていた。

挨拶をさせてからの翼は借りてきた猫のようにおとなしくなってしまった。
ケーキも食べかけでやめるし、何を話しかけても「うん」とか「そうだね」しか言わない。
俺は不思議に思い聞いてみた。
「なぁ、なんかキゲン悪くさせるような事したか」
「ううん」
「なんか元気なくなったよな?急に」
「そんなことないよ」
明らかに小声で話す翼。何が不満なのか分からない。俺は少しいらだった。
「そっか、なんでもないならいいや。そろそろ帰ろっか」
「うん」

会計をすませ店を出る。帰り際に佳奈美さんに手を振ると佳奈美さんも降り返してくれた。
俺、今日ツイてるじゃん!!

帰りの車内、翼は黙ったままだ。
せっかくおごってやったのにコイツは何が不満なんだろう?
俺は佳奈美さんに会えて嬉しかったから余計に翼の態度が気に入らなかったが
ほっとけば勝手にキゲン直るだろうと思っていた。
すると突然翼が口をひらいた。
365翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/23(土) 02:06:10
>>364

「ねぇ、兄貴・・・」
「んー、なんだ?」
「・・・何でもしてくれるって言ったよね?」
「あぁ、言ったな。約束しただろ?」
「・・・」
「なんだよ、黙るなよ、自分から話しふっておいてさ」
信号が赤になり俺は車を止める。すると翼が思いもよらない事を口にした。
「あのね・・ボク・・・アッ、アタシとデートして欲しいの・・」
「はぁあぁぁ?」
な、何を言い出すんだ?コイツは?しかも自分の事を”アタシ”とか言い出したぞ?
「なんだそりゃ?」
「・・・本気だよ・・ボ・・・ア、アタシは・・・・」
なんだかコイツなりに真剣だというのは伝わってくるんだが、
初めて聞く翼の”アタシ”という言葉に俺は笑いをこらえられなかった。
「くっ、く、、ぷ、ぷふふぁぁはははは!!」
「・・何がそんなにおかしいの?」
「いやー、すまん、まさかお前が”アタシ”とかいうとは思ってなかったからさぁ」
「・・・・・」
「面白すぎてハライテーよ!」
俺がケラケラ笑っていた。笑いが止まらなかった。
俺が笑っている間、翼はずっと黙っていて、外を見ていた。
「はぁー、おかしかったぁ」
ようやく俺の笑いが収まるとさっきまで聞こえなかった音が聞こえてきた。
それは翼のすすり泣く音だった。
366('A`):2005/07/23(土) 03:01:45
俺の妹は高校でバスケ部に所属している。
土日祝日も部活にでがんばっている。
俺が就職してからほとんど会話をしなくなった。
昔は近所の悪ガキに苛められていた妹を俺がよく助けていた。

ある日俺は会社で大きなミスをした。
気まずさと恥ずかしさから仮病を理由に会社を休み
居間のソファでふて寝してると
帰宅した妹が部活で使ったソックスだのサポーターだのを
次々と俺の鼻の上に置いてきた。
それは蒸れ蒸れでとてつもなく臭かった。
たまらず飛び起きて鼻をふくが全然とれない。
妹は「必殺技〜」とか言って笑っている。
俺が「ふざけんな、まじ臭えんだよ」って怒ると
妹は笑いながら「ごめん、ごめん」っていってくる。

自分の部屋に行こうとした妹が一言、
「私でよかったらグチぐらいは聞けるからね」
と言ってきた。
あぁ、コイツなりに励ましてくれてるのかと思い嬉しかった。
367(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/23(土) 22:31:38
>>361

 再び睡魔に襲われている俺は、空っぽの頭で飯を食っている。
 光々とついているテレビは、誰にも見られていないにも関わらず、陽気な声を発している。

 「ねぇ、兄貴ィ」
 「…んあ?何だ?」
相変わらずのハスキーボイスだが、先程とは違って声のトーンが大分小さい。
この程度じゃ俺の頭は空っぽのままだ。 当然、返事も空っぽになる。

 …それでもしいなは続ける。
 「最近兄貴さァ、やけに冷たくなったよね。」
 「……ぁあ、俺はお前と違ってモテないからな………、女への対応の仕方が分からんくてな…」

 普通なら、今さら何を言っているんだ?…と流すところだったが、何となくそれらしいことを言ってしまった。
368翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/23(土) 23:46:37
>>365

「お、おい、ど、どうした?」
「・・・・」
横を向いたまま何も話さない翼。キッと下唇を噛み、泣き声をガマンしている。
ガラスに反射している目は真っ赤で、今にも涙が溢れ出そうになっている。
俺はひどく動揺した。翼が泣くところを見るのは親父が交通事故にあった時以来だ。
翼はあの日以来、一度も泣かなかった。
それまで甘えん坊だった翼がピタっと泣くのをやめた。
きっとオフクロと俺に心配をかけまいと思ったからだろう。
「な、なぁ、泣き止んでくれよ」
「・・・・」
「頼むからさぁ」
「・・・・・」
ズズズっと鼻をすする翼、ボロボロと涙が頬をつたう。
それでも唇をギュッと噛み締め、決して涙をぬぐおうとしない。
きっと「私は泣いてない、泣かない」という気持ちがそうさせてるのだろう。
泣いている理由がわからない俺はとにかくどこかに車をどこかに停めかった。
しかし、今走っている道は結構交通量が多い国道なので路肩に停める事が出来ない。
翼が鼻をすする回数が増える度に俺の動揺は激しくなっていく。
早く、車を停めて落ち着いて翼をなだめなければ。
どこか、車が停めれる所・・・
俺の目に”空車”のネオンが飛び込んでた。ここなら停めれる。
何の迷いもなくウインカーを出し、俺はとある場所の駐車場へと車を進めた。
369翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/24(日) 00:59:58
>>369

車を停め、翼の肩に手をのせる。
「ごめんな、翼」
「・・・・」
「翼が何を思ってるか俺はわかんねーけど、悲しませた事にはかわんねーし」
「・・・・・」
何とかなだめようとするが翼はずっと横を向いている。
困った、どうしようと思っていると突然、誰かが窓をノックしてきた。
俺は運転席側の窓を開ける。
「はい、なんすか?」
「お客様、お帰りではないですよね?」
「えっと、帰る途中ですが・・・」
「は?」
何か会話がかみ合わない。
「今こちらにこられたばかりですよね?」
「ええ、そうですけど」
「でしたらお早めにフロントまでお越し下さい」
「フロント?」
俺は左右を見渡す。車が数台停まっているのはどこにでもある駐車場の風景だが
1箇所だけ普通ではない箇所があった。
駐車場の入り口の上部にスダレみたいな目隠しがあった。
「あ、あれ、、ここって、、、」
気が動転していた俺はラブホテルの駐車場に来ていた・・・


*********************************

起承転結の転までやっと終わった
長くなってすまん
次回以降が結
実はまだ考えてないんだよ
ちょっと時間かかっかもしんないけどマターリまってて
370('A`):2005/07/24(日) 01:25:15
>翼の人
乙。
続き楽しみに待ってますよ。
371('A`):2005/07/24(日) 02:55:13
ageとく
372:2005/07/24(日) 12:57:02
日曜になると、いつも男子寮はがらんとしている。ドライブに行くもの、デートに行くもの、
仲間と遊びに出掛けるもの・・・それぞれに朝食が済むとわいわい出掛けていく。

俺はその日、娯楽室でテレビを見ていた。この頃、男子寮の仲間や先輩達のエネルギッシュ
な生き方についていけなくなっていたのだ。奴らと付き合うのには、もうくたびれていた。
3ヶ月前に工員として入社したときは、誰にも負けまいとと張り切っていたのだが、奴らは
俺より2枚も3枚も上手で、とてもかなわなかった。喧嘩は強いし、酒も強いし、女子工員
をからかうし、仕事は早いし、とにかく凄く精力的だ。俺はくたびれ、争うのを辞めた。
最近では日曜でもこうして一人ポツンとテレビを見ていることが増えたのだった。

娯楽室にはもう一人、俺と同じようにぼんやりしている奴がいる。小川という俺と同期入社
した男で、商業高校をでているので事務の方をやっているらしい。だから職場での付き合い
は全くなかった。

「日曜はいつも二人だけだな」と、俺が笑顔で声をかけてみた。

小川はこっちを向いて、白い歯を見せた。体つきが小さく、色白で女のような優しい眼と
赤い唇をしていた。
373:2005/07/24(日) 13:05:41
「僕の部屋へ来ませんか。面白い写真、ありますよ」

小川に誘われて、その日彼の部屋へ遊びに行ったのが、俺の奇妙な生活の始まりになろうとは、
その時全く予想もしていなかった。

彼の部屋は4人部屋で、2段ベッドが二組と6畳の日本間がついていた。皆出掛けていて、
俺は彼と二人で畳の部屋で世間話をしながら、彼の持っている北欧のレズビアンの女達の、
ポルノ写真を眺めていた。そのものズバリの写真はどれも迫力があったが、モデルが金髪の
外国女のせいか、グロテスクな感じは全くしなかった。

「いい写真でしょ?」
と、コーヒーをいれながら俺に笑いかけた小川の表情には、はっとする色気があった。なぜか
ポルノ写真の外人女性に通ずる異国風の色気があり、一方では少年の甘えに似た可愛らしさが
閃いたのだった。

俺はソワソワし、不意に小川を抱きしめたい衝動にかられた。実に奇妙な、不思議な気分だった。
だが、俺はこらえた。

374:2005/07/24(日) 13:14:19
次の日曜は、俺の方から彼の部屋へ遊びにでかけた。例の写真をもう一度見たい
というのが口実だったが、一週間の間、彼をアイドルにしてしまう空想を持ち続けて
きたのだった。その空想は、最近、仲間と付き合うのにくたびれていた俺を、大いに
元気付けてくれた。その日は明るいうちに近くの公衆浴場へ二人で出掛けた。
彼も俺に興味を持っているのがよく分かったからだ。

洗い場で彼の背中を流してやった。白くて小さい彼の背中は男とは思えぬほど柔らかく、
背骨のくぼみに色気があり、流していた俺は急に勃起を感じ始め、慌てて自分の身体を
タオルで隠したのだが、ふと覗くと、彼のそこも俺と同じように明らかに変化し始めて
いるではないか・・・!

俺はこの瞬間、無言のうちに二人の間に確かなある感じが通じ合ったことを悟った。

3回、4回と、彼と会ううち、俺は生活全般が元気になっていった。あんなにくたびれて
しょんぼりしていた俺が、いまや生き生きとして世の中が明るくなった思いがしたのだ。
375(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/24(日) 13:16:07
>>372-374
( ´・∀・`)sageましょう
376妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:11:19
はずかしそうに俺の背中に顔を当てて
妹『もう少しでバレンタインだよね、お兄ちゃんもらえるの?』
俺『・・・』
妹『な〜んだもらえないんだ!』
俺『イナイ歴=年齢ですがなにか?』
そこまではいつもの会話でした。
妹『もっと格好いいお兄ちゃんならみんなに自慢できたのにな〜』
俺『悪かったな〜ほっとけっての〜』
妹『でも今年はひとつぐらいもらえるよ、がんばれ兄!』
俺『ふん』
妹『ひとつくらいもらえるよ・・』
俺『え・・・?』
その後チラっと俺の目を上目使いで見上げた後、
真っ赤になってアイツは外出してしまいました。
何だったんだろう?
377妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:11:50
「ひとつくらいもらえるよ…」
その言葉が頭の中でリフレインしながらも、俺は日常を淡々とこなしていた。
そしてバレンタインデーの日。
すこしだけ身構えをして勤め先へ向かったわけだが、
いかんせんやっぱり34歳キモメン童貞の俺にチョコレートを渡してくれる
同僚などいるわけもなかった。
すごいのは、他の人に義理チョコを渡していた子もいたのに、
俺に至っては義理チョコすらもらえないありさまだ。
34歳にもなるともう慣れたが、やっぱりつらい。
トホホ…今年もダメだったか、と思いながら家路についた。

玄関のドアを開けると、
378妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:15:04
突然妹が抱きついてきた。かわいい妹。
俺のお腹のところに顔を埋めながら、かわいい笑顔で僕を迎え入れた。
妹「お帰りなさい、お兄ちゃん!」
俺「ああ、ただいま」
妹「あのねえ、お兄ちゃん今日は夜は絶対どこにもいかないでね!」
俺「え、なんで?」
妹「いいから!絶対だよ!」
俺「わかりますた…」
そういうと妹は意気揚揚と自分の部屋へ走っていった。
なんなのだろうか。どちらにしろ、無邪気な妹のことだ。
モテない俺を適度に慰めてくれるんだろう。
そう考えると、ちょっと嬉しくなった。
379妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:18:34
夕食になると、家族全員がそろってリビングに下りて来た。
今夜は鍋だ。冬になるとやっぱり鍋が食べたくなる。
父「お肉投下」
母「>>父 乙」
妹「>>父 乙」
母「兄、野菜age」
俺「野菜age厨 Uzeee!」
妹「母はDQN」
母「兄と妹はいってよし」
父「横スレスマソ。兄は野菜食べるのきぼんぬ」
兄「そうはいかんざき!」

などと、楽しい夕食だった。
380妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:19:11
夕食を食べ終わり、俺が部屋でくつろいでいると。
ドアをコンコンと叩く音がする。この控えめな叩き方は、間違いない、妹だ。
俺はドアを開けた。そこには湯上りで火照った体から、
女としての魅力を醸し出している妹がいた。
とても普段の14歳とは思えない別人さに、俺は一瞬ひるんでしまった。
妹「ちょっと、いい?」
俺「…あ、あぁ」
妹「…渡したいものがあるんだ、私の部屋に来て」
俺「…わ、わかった」
妹は顔を赤くしていた。それが風呂上りだからなのか、
それとも別の熱からなのかはわからない。
僕の肺から激しく動き出した。ダメだ、震えが止まらない。
俺「さ、先に逝ってよし。俺は後から行くから」
妹「うん、分かった。早く来るのきぼん」
そういうと妹は自分の部屋に戻った。
どうする俺…。
381妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:28:16
その時、俺は妹が何を渡すのか大体想像は出来ていた。
今日は2月14日、そう、「アレ」だ。
しかし、それでもやっぱり妹は妹。
当然義理チョコだ。それは妹としてのチョコーレートだ。
俺はその考えに行き着くと、ちょっと残念なような、それでいて
ほっとしたような気持ちになった。とにかくどっちにしろ、気持ちは落ち着いた。
俺はゆったりとした気持ちで、妹の部屋へ向かった。

妹の部屋の前に来た。ドアをKnockする。こんこん。
はーい、と妹の声がした。
妹「あ、来たんだ。じゃあ中に入って」
言われるままに中に入る俺。
妹「じゃあ今から渡しまーす、はい!」
そういって差し出されたのは、ラッピングに包まれた箱。
俺「…これ、開けてもいい?」
382妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:29:02
妹「うん、いいよー」
俺はその場でラッピングを丁寧に外し、箱を開けた。
中から明らかに手作りと思われるチョコレートが出てきた。
型の形にはめてつくった跡がある。
俺「これ、お前が作ったのか?」
妹「うん、そーだよ。バレないように作るのが大変だったなぁ」
俺と妹はその場で少し笑った。俺は嬉しかった。
妹を見ると、何故か妹は頬を赤くして、目をそらした。
俺「どうしたんだよ、おい」
妹「い、いいから、早く食べちゃってよ!ほら、はやくしないと溶けちゃうよぉ」
俺「そうだな、よし、頂きまーす」
俺は、そのチョコレートを食べようとした。
ふと、チョコレートを見ると、3枚重ねになっていることがわかった。


383妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:34:18
どうやら、2枚の黒チョコレートの間に、何かをはさんでいるようだった。
しかし、俺は食べる瞬間、その不自然さに気付いた。
チョコレートというのは普通、何かを挟む時は完全に中のものは密封されている。
ところが、妹がくれたこのチョコレートには、わずかだが「すきま」があった。
その隙間の中をよくみると、ホワイトチョコレートがつまっていた。
しかしそのホワイトチョコも、何か線のようにうねうねとしていた。

その瞬間、俺は気付いた。

俺は、そのチョコレートの隙間を開けようとした。それに気付いて、慌てる妹。
妹「ちょっ、お兄ちゃん、何するの!」
妹は俺の行動を慌てて阻止しようとした。だが俺は妹から逃げるようにしながら、
そのチョコレートを外そうとした。
俺の考えていることが正しければ…。
するとその瞬間、2枚のチョコレートが外れた。綺麗に。少しも割れずに。
そしてそのチョコレートには、やはり俺が思ったとおりの文字が、
ホワイトチョコレートで書かれていた。


「お兄ちゃんへ 好きです」

俺は妹を見た。顔が死にそうなほど真っ赤だった。
384妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:41:08
妹が俺を好き。その気持ちが一瞬にして伝わった。
俺は妹に近づいた。妹は慌てて目をそらす。顔は真っ赤なままだ。
俺「…どうして、こんなことを?」
妹「…、お兄ちゃんが好きだから」
俺「…」
妹「好きなの。好きでたまらないの。私変だよね、兄妹なのに…。だけど私、
  気持ちだけは伝えたかった。だから…」
妹はそこで少しだけ沈黙した。
妹「…だから、せめて私の気持ちを食べてもらいたかったの。
  お兄ちゃんが、気付かないうちに。」
僕はその時、全てを理解した。
兄を好きだなんて、たしかに変だ。でも事実、妹は俺を好きだ。
たぶんその気持ちに間違いはないだろう。
だけど世間はどう思うだろうか。兄に恋をするということは、
最終的には近親相姦だってありえる。僕は妹が、
その事実に悩んでいる姿を思い浮かべた。きっと相当つらいだろう。
だから、誰にも気付かれないように、妹は俺に気持ちを伝えたかったのだろう。
それこそ、俺自身も気付かないうちに。

俺は、妹が愛しくてたまらなくなった。
385妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:51:11
俺「俺だって、好きだよ」
俺はつい、そう言ってしまった。
妹「…え?」
俺「…俺もさ、お前のこと結構前から、かわいいなぁ、って思ってたんだ」
妹「…それって、どれくらい前から?」
俺「…わかんない。もうずっと前から…」
そこで俺と妹は沈黙してしまった。慌てて軽い空気へと変えようとする俺。
俺「そ、それよりもチョコ食おうぜ。お前がせっかく作ってくれたチョコだ。
  早く食べよ…あ」
俺は気付いた。手の中でチョコはベタベタに溶けてしまっていた。
俺自身、妹の気持ちを知った瞬間、体温が上がっていた。
チョコレートが溶けていることにも気付かないほど、妹のことで頭の中はいっぱいだった。

するとその時、妹が俺の手を取った。
俺「え?」
次の瞬間、妹は俺の指を舐め始めた。
俺「ちょ、ちょっと、何を…」
妹「…お兄ちゃん、ごめんね。私、お兄ちゃんが…」
声はそこで途切れた。俺の指をくわえ、チョコレートを舐め取る。
386妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:52:06
やがて全てのチョコレートを舐め取った妹は、口の周りにベタベタの
チョコレートをつけたまま、僕を真正面から見つめた。
瞳は潤み、顔は上気し、そしてぷるぷるの唇は何故か少し濡れていた。
妹は、まっすぐ僕の目を見て、言った。

「お兄ちゃん、キスしてください」

俺は妹をぎゅっと抱き締めた。そして、彼女の唇に吸い付いた。
始めは少しだけ合わさるだけの唇だったが、次第に二人とも口を開け、
中の唾液をむさぼりあった。
妹の口の中は、チョコレートの味と唾液の味でぐちゃぐちゃだった。
僕は妹の唾液を舌で絡めとった。負けじと妹も僕の唾液を舌ですくう。
僕は妹の唾液を何度も舌で運んでは飲んだ。チョコレートの味が美味しい。

妹の唾液は、美味しかった。
387妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:53:34
気がつくと、十分近く妹と俺は唾液をむさぼりあってた。
口を離すと、糸が俺と妹の間に引いた。
妹の目からは、少し涙が潤んでいた。うつろになり、夢を見ているようなぽーっとした目をしていた。
口を離してからも、舌で唾液の味を確認した。妹の味だ。
俺は、もう一度妹にキスをした。もうちょっとだけ、唾液を味わっておきたかった。
妹も俺の唾液をちゅっちゅっと吸った。美味しそうにしている。嬉しい。
そして俺は、妹の口から離れた。名残惜しそうに唇からまた糸が引いた。
唾液の糸が俺と妹を繋いでいる。
俺「…もう、そろそろ、いいんじゃ、ないかな、ハァ…」
妹「…い、いいって何が…」
俺は意を決して、妹に言った。
俺「…セックス。俺、お前と一つになりたい」
妹「…私も、お兄ちゃんとセックスしたいよ」
388妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 14:55:50
俺と妹は全部脱いで裸になった。ベッドに行くと、妹は顔を真っ赤にして言った。
妹「私死にそうだよぅ…お兄ちゃんとこんなことするなんて」
俺「俺だって、さっきから肺が痛くて仕方が無いんだ」
事実、俺の肺はさっきのキスのときからおかしくなっていた。
痛くて痛くてしょうがない。興奮しているからだろうか。

妹のあそこは、もうすでにトロトロになっていた。あそこを僕の方へ向けて
ベッドに寝転ぶと、愛液がアナルを伝ってベッドに流れた。
俺は妹の顔を見る。不安なようなそれでいて早く来てとでも言っているような、
そんな感じだった。俺は妹のあそこに口をつけた。彼女の緊張が伝わる。
俺はあそこを舐め始めた。唾液の時と同じように、彼女の愛液を積極的に嘗め回し、
吸って、そして飲んだ。飲めば飲むほど彼女が俺を好きになるような気がする。
389太郎:2005/07/24(日) 15:03:48
その日、私は急いでいた。駅前のビルに書類を届けなければいけないのだが、道は混んでいた。

裏道を行こう。たまりかねてウインカーを出し、窓から右手を上げつつゆっくり鼻先を少し進めると、
反対車線から来たアストロが、激しいクラクションを鳴らしながらバンパーギリギリを通ってなおも
進んでくる。

「気をつけろクソジジイ!」

髪の毛が茶色い若者の声が響くと、アストロは走り去っていった。私が若い頃などは手を上げれば
止まってくれたものだが・・・
そんなことを考えているうち、やっとこのことで右折。

駅前に着くと、目指すビルの前に車を停め、走って階段を上り、書類を手渡した。
390妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:05:01
妹は、俺が舐めるたびに、身悶えをした。
体をくねらせ、瞳に涙を溜め、口からは吐息をとめどなく吐き出す。
妹の口の中を見ると、唾でいっぱいだった。
そして、俺があそこを舐める度に、あそこからは愛液がひっきりなしに溢れている。
愛液は止まらなかった。僕が舐めれば舐めるほど、限界を知らない泉のように、
愛液は噴出した。俺は何度もその泉水を溢れさせた。そして妹を飲み、味わう。
美味しい。美味しい。美味しすぎる。
妹が気持ち良さそうに体をくねらせばくねらすほど、愛液は溢れる。
ぐちゃぐちゃといやらしい音が、部屋中に響く。
俺たち二人は、しばらくその行為にふけっていた。
391太郎:2005/07/24(日) 15:10:19
窓の外を見ると、先ほどのアストロが反対車線に停まっている。調子が悪いようで、
ボンネットを開け、中を一瞥するとバンパーを蹴飛ばしていた。信じられん。
車は宝物じゃないのか。そんなだから整備状況が悪くてエンストするのだ。

車に戻ると、警察官が私の営業者にワッカをつけようとしているところだった。

ちょっと待ってください、今このビルに書類を届けに来ただけなんです。
10分ほどしか停めていませんよ。そう声をかけると、若い警察官は、
「いや10分でも違法駐車は違法駐車ですから」と、にっこり笑ってキップを
出してきた。交通を妨げているわけではないし、私は20年以上無事故無違反
なんだ。

そこまで言って、ふと思い出した。そうだ。20年前、私は今日と同じ8月の暑い日に、
違法駐車の取締りを受けた。
392妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:13:16
しばらくして、俺は妹のあそこから口を離した。
妹は、ベッドの上であそこを僕の前に広げながら、気持ちよさの余韻に、震えていた。
涎が顎を伝い、おっぱいに垂れていた。口は半開きで、言葉にならない声が溢れている。
まるで失神したかのように、目はうつろに宙を見ていた。
愛液は、ベッドをこれでもかというほど汚していた。その上に、妹が座っている。
俺は、自分のちんちんを見た。もうはちきれるほどに勃起していた。
完全に反り返り、痛いぐらいだ。亀頭からはすでに先走り汁が出ている。
このギンギンに勃ったちんちんを、妹のぐちゃぐちゃのドロドロのまんこに入れる。
それを考えただけで、俺は逝ってしまいそうだった。
目の前には、俺のちんちんをみだらな目でみつめる妹がいる。
妹は、口の中に唾をためているのか、少し喋りにくそうに言った。

妹「お兄ちゃん、ちんちんを…入れて」

俺は、意を決して妹と向き合った。
393妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:14:03
妹とセックスする。
その世間的には禁じられた行為を、今俺と妹は「しよう」としている。
その事実が、俺の気持ちを高ぶらせた。
俺は妹の近くに寄った。妹は俺をじっと見つめている。
俺のちんちんを妹のあそこにあてがった。その時。

妹「お兄ちゃん、ちょっと待って」
俺「…ど、どうした」
妹が俺を制した。一体どうしたのだろうか。
まさか、今さらコンドームがないから、止めようとでもいうのか。
すると妹は、俺のちんちんの上に顔を持ってきた。俺を上目遣いで見ながら、言った。
妹「お兄ちゃんばっかりじゃ悪いから、私も…」
そういうと妹は、俺のちんちんに自分の唾を垂らした。
口の中に溜めていたそれは、ちんちんをぐちゃりと濡らした。垂れて落ちそうになる唾を
妹は手で受け止め、そして俺のちんちんに塗りこんだ。
俺のちんちんはたちまち妹の唾液でぐちゅぐちゅになる。
妹「これでおあいこだよ」
そういうと妹は、うっとりとした表情で笑った。そしてすまなそうに、
妹「しゃぶるのはちょっとまだ…ごめんね」
そういうと、ちんちんを擦り始めた。俺のちんちんは妹の唾液で
さらに勃起した。気持ちいい。妹の手の中で俺はいきそうになる。
394太郎:2005/07/24(日) 15:15:58
あれは自転車で見回っていた警官が、営業者にワッカを付けようとしていた時だ。

待ってください!

「何をやっていたんだ?」

飛び込み営業をしていました。

「ここらへんは初めてか?」

ええ、先月越してきたばかりなんです。で、あの・・・・・すみません、勘弁してもらえませんか?
今年長男が小学校に上がって色々苦しいんです。

「・・・・・嘘じゃないだろうな?」 ニヤリと笑って言った。

「二度とここに停めるなよ。あ、それからな、ウチは来年だ」

は・・・? 何が?

「ガキが小学校に入る」 からからと笑いながら自転車をこいで行ってしまった。
395太郎:2005/07/24(日) 15:20:40
そんな経験は一度ではない。これも20年ほど前に、「スピード出しすぎだよ」と白バイに停められた。
自覚もあったのでキップを覚悟したが、事情を聞かれ、「妻を駅まで送りに行く。電車の時間にギリギリで」
と正直に理由を話すと、「それを先に言え、早く行きなさい」と見逃してくれた。


「ではここにサインを」
われに返ると、口調だけは丁寧な警官が青キップを付きだしている。
そういえばこの警官には、何をやっていたかも、どうしてここに停めたのかも聞かれなかった。
そして何より、この警官が先ほど見せた笑顔に人情は宿っていなかった。
396妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:23:00
俺は慌てて、妹の手をちんちんから離した。妹はなんで?という顔で俺を見上げる。
俺「ごめん、俺いきそうなんだ。手の中に出すのは…」
そういうと妹の顔はぱっと明るくなった。
妹「…それじゃあ、私のここに出して」
妹はあそこを両手でぐっと広げた。ぐっちゃりと濡れたあそこが、剥き出しになる。
俺のちんちんに力が入った。いよいよ…するのか。
俺はちんちんを妹のあそこにあてがった。今度は妹も何も言わない。
俺は妹の目を見た。妹の涙はもうすでに流れていて、目が少し充血していた。
その中心は、俺を見ていた。俺の心の中を見ているようだった。
その奥には、近親相姦や世間体など全く気にしない思いが映っていた。

これでいいんだ、と思った。俺も妹が好きだから。
俺は妹の足を押さえ、ちんちんを妹のあそこにぐちゃりと挿入した。
397妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:34:47
挿入した瞬間、全身の皮膚が剥がれるような気持ちよさが体中を締め付けた。
妹は足を大きく開き、腰を大きくひねるように悶えた。
口が半開きになり、もはや聞き取ることの出来ない喘ぎ声が部屋中に響く。
妹「ああぁぁぁ、きも、あぁ、きもちいいよ、あっ、ああぁぁぁ…」
口はもはや唾を溜める機能を失っていた。今まで口の中に溜めていた唾が
ダラダラと垂れ、そして激しい動きにあわせて飛び散った。
俺は腰を一心不乱に動かした。擦れるたび、卑猥な音が聞こえてくる。
ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ…。
ちんちんは中の液と絡み合い、溶けそうになる。
と、その時、ちんちんにどばっと、水のようなものがかかった。
そして次の瞬間、挿入しているあそこから汁がどばどばと出てきた。
398妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:38:32
どうやら妹がいったようだ。妹はぐったりとしている。
深い深呼吸をしながら、余韻に浸っている。
だが俺は、腰を動かし続けた。まだ俺はいっていない。
妹もそのことに気付いたのか、再び腰を動かし始めた。2回目に突入するようだ。
妹のあそこは、一回いったため、さっきよりもさらに激しい動きをしてきた。
気持ちよさが増す。俺の頭を、真っ白な世界が包む。
俺「…っ持ちいいっ、気持ちいいっ、はあっ、気持ちいいっ、気持ちいいっ、
  気持ちいいっ、気持ちいいっ…」
気がつくと俺も口から涎を出しながら、セックスの感想を連呼していた。
妹も一回いったのに、もう快楽を取り戻していた。
妹「…わ、私も、きも、きもひいいよおぉぉぉ…あぁ…はっ…」
399妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:53:04
本当に気持ちいい、心の底から気持ちよかった。もう何も考えられなかった。
この愛しさと気持ちよさに、俺は全てを委ねることにした。
このまま、妹のあそこに中出ししよう。子供なんか構うものか。
そうでなくても、もう俺の先走り汁が彼女に身ごもっているかもしれない。
それならもうどうでもいい。
今日というこの日だけ、中出ししよう。精子を注ぎ込もう。
次からはちゃんと避妊するから、今日だけ、今日だけは中出しでいいと思った。

限界が近づいていた。俺と妹は一心不乱に前後運動を繰り返していた。
液体はもう、完全に混ざり合い、どっちが俺の液なのか、判断はつかなかった。
俺は妹に、限界が近づいていることを告げた。
俺「…っ、あっ、もうだめ、いきそうだ…」
妹は、それを聞くと、何故かさらに腰の動きを早めた。
妹「…はぁっ、お願いっ、出して!わた、私の中に出してぇぇぇぇっ…」
その時、俺は分かった。妹も今日だけ、今日一日だけなのだ。
中出しという危険な行為をするのは、今日という奇跡の夜しかない。
腰の動きを早めたのは、気持ちよさが絶頂に達した最高の状態で
迎えたいという本能の現われなのだろう。
俺はそう思い、腰の動きを妹と同じように早めた。卑猥な音が悲鳴をあげる。
400妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:53:41
俺はついに、限界の一歩手前まで来た。もう次の瞬間には、妹のあそこに精子を注ぎ込んでいるだろう。
その時、妹が急に俺に抱きついてきた。
しかも手だけではない、足もだ。妹の足は俺の腰の後ろに回った。そして絡めこんだ。
その時、俺と妹は完全に一つになった。完璧な一個体。セックスの最終形態。
女性が男性の精子を受け止める最高の体制。そして、最高の気持ちよさ。
妹は俺を見据えて、言葉にならない言葉で、叫ぶ。
妹「…だ、だ、出してぇぇぇぇぇぇぇぇ…!」
俺は、その言葉を聞いた瞬間、彼女の「まんこ」に、一気に注ぎ込んだ。
中に出した。気持ちいい、気持ちよすぎるっ!!気持ちいい!
ちんちんの奥から、精子が溢れ出てくるのが分かる。そしてその精子が、
彼女のまんこを絶望的なほどに侵していく。
俺「うおおおおおおおおおおおおおおっっっ…!」
妹「あああぁあああぁぁぁぁっ…!!」
401妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:54:21
ちんちんの奥からはまだまだ精子がどくどくと溢れているのが分かる。しかも、止まる気配がない。
妹のまんこからは精子がどろどろと噴出してきた。彼女はもうすでにあまりの気持ちよさでおかしくなっている。
もはや喋ることさえ出来ず、どうにもならない声が彼女の口から漏れている。
妹「あああああ…あぁああ…あぁぁぁあ…」
俺は、精子を全て出し切ろうと、腰をひねった。尿道の中に溜まっていた精子が、妹のまんこに流れ込む。
別の方向から、また気持ちよさが襲い掛かる。俺は、うめき声をあげる。
とめどない気持ちよさが、しばらく二人を犯していた。

しばらくは、二人でぼーっと天井や、部屋の外観を眺めていた。
しばらくこうして、理性を取り戻そうとする。
30分ぐらいは、セックスの余韻に浸っていた。
402妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:55:27
妹と俺は、その夜一緒に寝ることにした。
もちろん、ベッドの汚れや、服なんかは完全に片付けた。
親には、ちょっと変な目をされたが、まあ兄妹積もる話もあるだろうということで、
特に反対はされなかった。

ベッドに二人で入った。まだかなり精子や愛液などのいやらしい匂いが充満していたが、
それも幸せの残り香と考えれば、なんだかいとおしく思えた。
妹「…チョコレートの中にメッセージを入れようと思ったのは、昔読んだ絵本のアイデアだったの。
  『かいけつゾロリ』だったかなぁ…でもまさか、気付かれるとは思わなかった」
俺「俺も。気付くとは思わなかった」
それからしばらく、話をした。たわいもない話を。
寝るときには、キスをした。さっきした死ぬほど恥ずかしい行為に比べたら、たわいもない行為。
だけど俺は、そのキスが逆に恥ずかしかった。気持ちよさに溺れるのも愛だけど、
こうやってたわいもないふれあいをするのも愛。
俺は、その両方を受け止めないといけない。
403妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:56:57
隣にはさっきセックスした妹がいる。寝息を立てて、やっぱり可愛い。

ベッドの中で俺は考えた。
この恋は終わってしまうだろう。いくら激しいセックスを繰り返したとしても、
所詮は兄と妹。その思いはやがて世間体という風に吹かれて、錆付いてしまうだろう。
でも俺は、その日まで妹を愛してやろう。好きという気持ちが、何かを越えるまで。
妹は寝返りをうった。寝言が聞こえてきた。

妹「…おにいちゃあん…好き…」

終わり
404('A`):2005/07/24(日) 15:58:33
長えよ
405妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 15:59:30
疲れた・・・・・・・・・・・
406('A`):2005/07/24(日) 16:30:00
それなんてエロゲ?
407妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 16:45:41
エロげーじゃねえよ。
408(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/24(日) 17:20:51
( ´・∀・`)も〜このスレはsage進行よ〜
( ´・∀・`)メール欄にsageって入れるだけで良いのよ〜
409妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/24(日) 17:30:27
いれますた
410翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/24(日) 23:15:01
>>369

フロントへ続く出入り口から若いカップルが出てきた。
チラッと俺達をみてささっと自分達の車へ乗り込んでいった。
俺は実の妹といるところを誰か知っている人に見られたら・・と思ったら
急に心臓がバクバクしだした。
ヤバイよヤバイよ。哲っちゃんじゃないけど本当にそう心の中でつぶやいていた。
するとさっきまで黙っていた翼が口を開いた。
「・・・ここって・・・・ホ・・テル?」
ホテルという言葉に俺はとてつもなく動揺した。
「あ、ああ、あああれれれだって!いややや、どっかにささささ、車と、停めてな、
 お、お前をな、なぐさめようとだな、、、、」
「・・・ボクを・・なぐさめて・・・」
俺の脳内では ”俺が翼を慰める” と変換され、いっそう慌てた。
「いいいいやぁああ、違うって!慰めるじゃなくて!その、、」
正直俺の頭ん中はパニックだった。言葉がまとまらない。
「・・ここなら・・二人で・・話せる・・よね・・・」
「はぁぁ?ちょっ、、」
「・・ボク・・兄貴と・・・ゆっくり話したい・・」
涙声で自分の言葉をはっきり伝えてくる翼。
今は翼がしたい事に従ったほうがいいと思った。
「じゃ、じゃぁ、ちょっと話してい、行くか?」
「・・うん・・」
そうして俺達はフロントへと向かった。

****************************

前のアンカ間違ってた・・・スマソ
一気の投下だなwww。 妹 ◆xrE8UiKY0A  氏 乙!

こっちはここからかなり遅筆になりまつ・・・
411('A`):2005/07/25(月) 00:26:54
俺は動揺しながらも、無人のフロントでチェックインし、部屋へと向かった。
・・・・・・・?
気がつくと翼の姿が見えなかった。
代わってうだつの上がらない疲れた親父がひとりベッドの上であぐらをかいている。
その親父は裸だ
いきなり俺のケツに異物を入れてきた


412翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/25(月) 00:54:11
なんかさ俺が投下したあとに続きを書いてくれるヤツがいんだけどさ
こっからはお前が続きかけよ、書いてみろよ

俺んとこだけ張り付くんなら俺がガマンすりゃいいんだが
ageんのはこのスレ全体に迷惑かかるじゃん?
俺目的の粘着DQNのせいでスレ全体に迷惑かかるなら俺消えるよ
前スレからROMだけだった俺が最近作品ねーと思って書いて
それがくっだらねー池沼呼んじゃったんなら書かないほうがいいよな

んでも途中で投げ出すのは俺の信条じゃないから
いつか(次スレ?)必ず続きは書くよ。約束する。
まぁ、要望があればだけどねwww

んじゃ、とりあえず ノシ

>>411  続きかけよ  ニートピザ野郎!!!!
413('A`):2005/07/25(月) 01:03:19
お前はアホか?普通に無視して続けりゃいいだろ
自意識過剰なんだよアホが
414翼 ◆ie05B9GJek :2005/07/25(月) 01:09:20
>>413
ちゃんと読んで欲しいんだけど
俺はageられて他の作家さんに迷惑かかるのがイヤなんだって
せっかく>>408が注意してくれてるのに。作家は俺だけじゃないんだから
415328:2005/07/25(月) 04:07:51
>>413
何で412を読んで自意識過剰って思うのかよくわからない・・
でも翼氏もあまり熱くならないほうがいいですよ。
自分も書き手をしていた時期があるので気持ちはわかりますけどね。
何よりあなたの作品を楽しみにしてる人(自分含め)がいるんですから
書き続けて頂きたいです。変な奴が張り付くのも良作の証拠と
俺は思いますしね。
416403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 20:47:49
 バレンタインデー以来、俺と妹は毎日セックスするようになっていた。

                        ホワイトデー編


トッリプ何入れてるか忘れた・・・・・・・・・・
417403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 20:48:41
あ あってたラッキー。
418403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 20:49:14
バレンタインデー以来、俺と妹は毎日セックスするようになっていた。

その夜も、俺と妹は裸になって向き合っていた。
バレンタインデーから2週間がたった。その間にも、俺と妹は毎晩セックスをした。
意外なことに、妹は初めての夜には嫌がったフェラチオを好んでしてくれるようになっていた。
初めての夜、俺は完全に満足だったが、妹は不完全燃焼だったようだ。
その理由は、「俺のを舐めてないから」
なので、まずはフェラチオを施すことにした。
419403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 20:51:28
その結果、思いもよらないほどに、妹はフェラチオがうまくなった。

キスの音が鳴り響いた。
いつも通り、俺と妹のセックスはキスから始まる。
俺は、片手で妹のおっぱいを揉みながら、唾液を妹の舌に絡ませた。
妹はそれに反応し、俺の舌に自分の唾を持っていく。
俺の舌と妹の舌が、唾をこねくり回す。
二人の舌の間で、二人の唾を混ぜ合わせた。
まだ飲まない。俺の唾と妹の唾が完全に溶け合って一つになるまで、
俺と妹は唾を育み続けた。


420403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 20:57:58
右手は妹の豊満なおっぱいを揉みしだく。乳首ははちきれそうなほどに勃起しており、
それが妹の興奮を物語っていた。
口ではキスで唾をこねあいながら、右手は妹のおっぱいを味わう。
そして左手は、妹のおしりを撫で回していた。
我ながら、なんていやらしいんだと思う。
体はじっとりを熱を帯び、二人とも淫らな汗をかいていた。

妹「…っ、はぁっ、お兄ちゃん、好きぃ…」
俺「…俺もっ…ん…はぁっ…」
唇を吸いながら、交互に愛の言葉を囁きあう。好きという気持ちが、互いの舌にしゃぶりつく。
いやらしい音が、俺の耳を犯していく。もっと聞いていたいと思う。


421403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 20:58:46
気がつけば、俺の亀頭からはすでに先走り汁が出ていた。
テカテカと光るその液は、腰をかがめたり、動いたりすると溢れそうだった。
見ると、妹の割れ目も、じゅくじゅくとした液体がトロリと溢れている。
俺と妹の息は荒く、互いに性器の部分をチラチラと見ながら、
キスをし続けた。唾はそろそろ口の中では溜められないほど溜まっており、
口の横の部分からタラリと零れ落ちる。唾の塊が妹のおっぱいに垂れた。
俺はその部分を手の平で撫で回し、妹のおっぱいに塗りこんだ。
見る見る間に、おっぱいがテカテカと光り、肌触りがじとじととし始めた。
揉んで離すと、まるでおっぱいが離れたくないとでも言っているのかのように、
手の平にじとっと張り付いて、そして剥がれる。妹は俺がその行為をするたび、
小さく身動きをして気持ち良さそうにうめき声をあげる。
俺は唾液を育むのを止めて、唇から離れた。唾が垂れた。
互いの唇を4,5本の唾液が糸となって繋げている。
妹は、俺が今から何をするのか、それが気になるのか、
期待といやらしさを込めた目で、俺を見た。


422403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 21:11:25
俺は、妹のおっぱいに頬づりをし始めた。今までとは違う性技に、妹は少し戸惑う。
すでに妹のおっぱいを汚していた唾液が、俺の顔にまとわり付く。
続いて、俺は左の乳首を吸った。柔らかな肉の中心にある太い乳首塔にしゃぶりつく。
妹が大きく体をくねらせた。
妹「あっ、あぁ…あん…あぁ、いいよぉお兄ちゃんっ、あぁぁ…」
唾液を口の中にいっぱい溜めて、妹の乳首を口で包み込む。
妹の勃起した乳首を、俺の唾液で溶かしてやりたい、溶かすほど気持ちよくさせたい。
俺は妹の乳首が消えてなくなるんじゃないかと思いほど、妹の乳首をしゃぶりまわした。

左の乳首の愛撫が終わった。次は右の乳首だ。
左の愛撫は、いわば妹を喜ばせるための愛撫。
右の愛撫は、俺が楽しむための愛撫だ。
俺は妹を上目遣いで見ながら、言った。
423403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 21:16:49
俺「…お前、今唾溜めてる?」
妹「うん。口の中、まだいっぱいだよぉ」
俺「そうか。じゃあ、ここに垂らしてくれ」
そういって俺は、妹の右の乳首を指差した。左の乳首はすでに唾と愛撫で
ドロドロに犯されていたが、右の乳首はまだ綺麗なままだった。
妹は、俺が何をするのかわかったのか、うんとうなづくと、
口から右の乳首目がけて唾を垂らした。上手い具合にそれは妹自身の乳首に垂れる。
俺は下にこぼれそうになる唾液を、右の乳首の先端部分に寄せ集めた。
右の乳首は、たくさんの唾液で泉水が出来ていた。
その中の乳首だけが、綺麗に花咲いている。
俺は口を開けると、その花をむしり取るように乳首にしゃぶりついた。
424403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 23:37:43
その乳首は、妹の唾液でぐっしょりと濡れていた。
まるで乳首の先端から唾液が溢れ出しているようにも思えた。
俺はその乳首の周りの唾液を、乳首に何度も絡める。
絡めては、吸い、絡めてはまた吸う。こうすると、唾液は妹の乳首味に染まる。
妹もその何度も行う行為を夢心地な顔をしながら見ている。
顔は赤く上気し、目を細めている。乳首の先端に神経を集中させているようだった。
心地よい気持ちよさが、俺と妹を襲っていたのだと思う。
俺は、ちょうどきりのいいところで妹の乳首に唾液を絡めるのを止め、
唾液をすくった。口の中で味を確認してみる。
妹の唾液の味が、おっぱいの味に染まっている。ほんの少しだけミルクのように甘く、
そして生臭い。その生臭さを確認すると、僕は途端に妹が愛しくなった。
今日も妹を作る「要素」を一つ、知ることが出来た。
まだ知らないことがある。たぶん生きているうちには全てを知ることが出来ないと思える、
無限の妹の要素の、たったひとかけら。でも、それだけでも俺は幸せだと思えた。
その事実が、俺の心に安らぎを与えてくれる。俺はその唾を一気に飲み干した。


425403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A :2005/07/25(月) 23:38:51
俺は妹を見据えた。妹は恥ずかしそうに顔を赤くしながら、言う。

妹「…おにいちゃんの、変態」
俺「だけど、気持ちよかっただろ?」
妹「…うん、…すごく気持ちよかった」
俺「それは良かった。」
妹「もう、お兄ちゃんったら!ツバをおっぱいに垂らすなんて、普通じゃないよぅ」
俺「本当はお前のおっぱいを飲みたかったんだけどな。お前まだ乳出ないだろ。
  だから、代わりに唾で我慢したんだぞ。早く飲ませろよ」
妹「む、無茶言わないでよぉ」
俺「はは、冗談だよ。でも、おっぱいが出るようになったら、教えろよ。
  俺が飲んでやるから」
妹は、顔を真っ赤にして、下を向いた。少し覗き込むと、にやにやという表情と、
うっとりという表情をごちゃまぜにしたような笑顔を作っていた。
妹「…うん、わかった」


426('A`):2005/07/26(火) 00:31:39
すると妹はいきなり俺の鼻頭にまっすぐストレートなパンチを放ってきた
俺は避けれないとみると自分から妹のパンチに当たりにいって威力を半減させた
そして俺は錦蛇を片手に取りそいつで妹に反撃した
427('A`):2005/07/26(火) 12:20:42
せっかく作家リスト作ったのに、ほとんど活動していない件について







最近コラボも来ない品
428('A`):2005/07/26(火) 17:41:05
429('A`):2005/07/26(火) 20:52:17
430('A`):2005/07/26(火) 20:53:00
431('A`):2005/07/26(火) 21:48:13
('A`)?
432美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/07/26(火) 23:55:43
次のがだいたい出来たんでちょっとよってみたら
何か美樹話を書いてるときとずいぶん空気が違いますね・・・
美樹話の頃みたいな空気になったら次作品だしますね
一応ツンデレ物になると思います
それまですみませんが待ってください

403だよ妹 ◆xrE8UiKY0A 氏 液体描写すごいですね
描写の仕方、勉強になります
433(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/07/27(水) 00:12:34
>>367
…だが、勿論それもデタラメだ。
 一応、俺も吹奏楽部で女に囲まれて6年目になる。妹であるしいなも、それが嘘だと分かったはずだ。
 …なのに、やはりしいなは無視して話を続ける。

「…兄貴が私と話さなくなったのは、いつからだったっけ…。ねぇ、兄貴?」
「……………少し黙ってくれ。さっきからお前おかしいぞ?」
「…ッ、…私は……ただ…」
「何だよ!!」
「…ぁ…、………しッ…氏ね、クソ兄貴!!」
「…………」
 俺はあの時、中途半端に目が覚めて、大分不機嫌だった。

 けどやっぱり中途半端だった。

 その時は普段の気の強いしいなに戻ったのかと思い、安心してしまったのか、しいなの声が震えていたのに気付かなかった…。

------------------------------------
>>432マターリがんがって下さい( ´・∀・`)ノ
434('A`):2005/07/28(木) 16:09:27
ъ(゜д゜)GJ!!
435('A`):2005/07/28(木) 18:24:32
電車男嵐回避保守age
436('A`):2005/07/30(土) 07:47:05
hosyu
437('A`):2005/07/31(日) 10:31:22 0
(〜´・ω・`)〜
438('A`):2005/07/31(日) 12:27:18 O
HOSYU 彡・д・ミ
439('A`):2005/07/31(日) 12:50:47 0
613 ('A`) New! 2005/07/31(日) 11:15:09 0
エロ静止画動画ってお前ら喪なのに女に興味あんの?
喪って女に対して完全に諦めていて女に無関心な奴らの
ことだろ?女の体に興味があるやつは出て行けよ。
440('A`):2005/08/01(月) 15:32:29 0
〜(´・ω・`〜)
441('A`):2005/08/01(月) 17:08:12 o
⊂ニ(^ω^)ニ⊃ブーーン
ミスドのレシートに載ったお
442('A`):2005/08/01(月) 18:30:14 0
もう誰も書かない希ガス
443('A`):2005/08/01(月) 19:40:23 0
姉小説も書いてください
444('A`):2005/08/01(月) 21:01:56 0
>>443
ageるなボケ
しかもスレ違いだ
場所用意したら書いてやるよ
そしたら作家を誘導しろ
445('A`):2005/08/02(火) 01:52:26 O
スルー汁
446('A`):2005/08/02(火) 13:31:07 0
今日からGWか。親も出かけてるしゆっくり寝るとするか...Zzzzz
”ジーッ、ゴソゴソ、、、” Zzzzzzz.........
”んうぅん、、おちんちぃん、、はむうっ、、ジュプッジュプッ” Zzzz,,なんかちんこが気持ちいいな、、ん!?
”ガバッ!” な、なんだ、、、?!!○○!!??
「あ、おにいちゃん起きた?えへへきもちよかったっしょ?」
お、お前何やってんだよ、、、げっ!パパパパンツがあっ!
「せっかくパパもママもいないしGWなのに、お兄ちゃんすぐ寝ちゃうんだもん!プンプン
こんな時は兄妹仲良くセックスするのがフツーでしょ!」
ふ、普通じゃないだろうそれ、、あー親いなくて良かった。早く部屋から出ていけっての!もう寝ろ!
「ハァ?さっきまでちんちんおっきくしといてそれはないじゃないの!○○しってんだかんね
おにいちゃん、あたしがお風呂入ってるとこビデオに撮ったり、パンツを部屋に持って帰ったり
してるの!お兄ちゃんあたしのエッチな姿想像してへんなことしてるんでしょ」
うっ、、、何故それを。。。もとい訳わかんないことを言うな!とにかくこんなことは倫理がどうのこうの
「もーーーー!そんなことはどうでもいいの!○○、ずっとまえからお兄ちゃんとセックス
したくて仕方なかったんだよ。。くすん。いつもお兄ちゃんに乱暴にされるのを想像して、、、
ほらぁ、、ここ、こんなになっちゃってるの”くちゃあ、、、くちゅっくちゅっ”」
....ゴクッ....す、すげえ、、、こんな目の前でおまんこ見たの初めてだよ...
「あぁん!お兄ちゃんセックスしてえ!!!!もう我慢できないの!毎日オナニーばっかりじゃ
おかしくなっちゃうよお!!!!!あん!あん!おにいちゃんのおちんちん○○のオマンコにいれてえ!」
447('A`):2005/08/02(火) 15:02:48 o
>>446
とにかく続きを
448(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/02(火) 15:45:05 O
小説に名前変換機能を付けちゃマズいですかね?

とりあえず付けてみますが、反対があったら即中止しますんで宜しく´・∀・`)ノ
449なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/02(火) 22:43:52 0
今週末から新作投下します。
期待しないで待ってて下さい。
450なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/03(水) 22:46:01 0
とりあえず人物構成を紹介

主人公  兄  20歳 大学生  
      現在はある理由でほとんど大学に行ってない
      昔はソコソコモテた
      サッカーでインターハイ出場経験有り

いずみ  妹  16歳 高校1年生
      ちょっと勝気だけどドジ
      高校時代の兄が自慢だったが最近の兄に苛立っている

かずみ  姉  23歳 フリーター
      ちょっとブラコン。昔はいずみと仲が悪かった。


でちょこっとずつ書いていきます。
あれだったらこの人物構成で誰か書いてもらってもいいです。
てか、途中で書くペースが遅いと思ったら割り込んで続きかいてもらってもいいですよーー!!

本当の作家さんくるまでの保守的作品にするつもりっすから
451('A`):2005/08/03(水) 22:48:36 0
またイケメンか
452なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/03(水) 23:01:29 0
んじゃすかさず修正

主人公  兄  20歳 大学生  
      現在はある理由でほとんど大学に行ってない
      小学校時代はソコソコモテた
      中学時代に友人に進められたエロゲにはまる

いずみ  妹  16歳 高校1年生
      ちょっと勝気だけどドジ
      Aボーイに変わりつつある兄にイラついている

     
ねーちゃんは削ってみた
こんなんでどう?
453妹 ◆VXDElOORQI :2005/08/03(水) 23:22:39 0
452さん 俺はかずみ姉いたほうがたぶん面白くなると思うんだけど・・・・・

そういえばこのスレで姉小説って書いていいのかね?妹スレなんだけど・・・ただでさえ
ここ最近翼氏や:(´・∀・`)氏やコラボ氏や美樹の人などがこねえし、書き込みも少ないしね
姉小説もいれればこのスレも面白くなるしあったほうがいいと思うんですけど・・・・
454妹 ◆VXDElOORQI :2005/08/03(水) 23:29:44 0
あ、おれは妹 ◆xrE8UiKY0A ですよwまたトリップ何いれてるの忘れちまった


俺はベッドから下りて、床に下りた。妹はベッドに座ったまま、俺を見上げている。

俺「さてと…そろそろ…して欲しいわけなんだが」
すると妹は、待ってましたとばかりに顔をほころばせた。
妹「うん、いいよ…私も、早くしたかったの」
俺がして欲しいという時の行為は、セックスじゃない。フェラチオだ。
妹のフェラチオはこの2週間で信じられないほど上手くなった。
始めはほとんど口にはさむような状態だったのだが、今では想像を絶するような気持ちよさを、
妹の口は作り出せるようになっていた。

妹は早く俺のちんちんをしゃぶりたいのか、意気揚揚と俺を呼ぶ。
妹「お兄ちゃんはやくしようよ。早くこっちに来てよぉ」
俺はベッドから離れていた。それには訳がある。
俺「えっと、それなんだが…、今日は、こっちでしないか?」
そういって俺は床を指差した。妹はなんで?といった表情で俺を見る。


455妹 ◆VXDElOORQI :2005/08/03(水) 23:30:38 0
妹「えっ?なんで?」
俺「ほら、最近ベッドでしてばっかりだったじゃん?たまには、
  立ちながらするのも、いいかと思って」
妹は、ふ〜ん、と妙に関心した表情で、俺のちんちんに近づいてきた。
そして一気にがばっと、俺のちんちんを鷲掴みにする。
妹「いいよ。たまにはこういうのも悪くないかもね」

実は俺が立ってフェラチオをしてもらいたかったのには理由がある。
通常は、ベッドでフェラチオをするわけだが、ベッドの中は想像以上に狭い。
そのため、腰を曲げながらのフェラチオとなるわけだが、
腰を曲げるということは、ちんちんの皮を微妙に被らせる効果を持っている。
そのため、フェラチオをしてもらっても、まだ最高のフェラチオ状態ではないと思うことが多かった。
これはこの前風呂場で発見したのだが、裸の状態で背を反らすと、
ちんちんは最大限まで勃起し、そりあがる。(95へぇ〜)
456妹 ◆VXDElOORQI :2005/08/03(水) 23:31:12 0
この脈を打ちそうなほどに勃起させた状態でフェラチオしてもらったら、どんなに気持ちいいだろう。
俺は考えた。そして実行する気になったのが、つまり今日というわけだ。

妹「じゃ、いきますよー」
妹はちんちんを握りなおした。俺はすかさず背を反らし、
すでに先走り汁が溢れまくっているちんちんを、最大限まで反り挙げた。
妹が、思わず笑う。
妹「何そのかっこう。変なの」
俺「いいから、早くしてくれよ」
妹は、うふ、とかわいらしい笑みを作る。
妹「うん。じゃあ、いくよ」
そういうと、妹は口の中の唾液を確認した。いつも通り、
妹の口の中はぐちゃぐちゃの状態だ。
妹は、確認が終わると、大きく口を開いて、俺のちんちんを咥えた。
つばがじゅる、とちんちんに絡みつく。
俺は、この世のものとは思えない気持ちよさに、ため息とうめき声を挙げた。
457なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/03(水) 23:56:50 0
続きがこなそうだからさらに修正

主人公  兄  20歳 大学生  
      現在はある理由でほとんど大学に行ってない
      小学校時代はソコソコモテた
      中学時代に友人に進められたエロゲにはまる

いずみ  妹  16歳 高校1年生
      ちょっと勝気だけどドジ
      Aボーイに変わりつつある兄にイラついている

かずみ  姉  23歳 フリーター
      ちょっとサドっ気あり。(ツンデレじゃない)
      基本的にはその場のノリで生きている


これで書いてみていい?



458(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/04(木) 00:28:46 O
>>456妹氏
私は今の状態でも良いと思いますよ。
書き込みが少ないってことは、読者の方々がじっと投下を待ってくれているってことだと思います。
…過度のクレクレはこのスレじゃ嫌われるようですしね。

書き手の方々は私の様に忙しかったり、アイデアを絞り出しているんじゃないでしょうか?


>>457なつみ氏

あえて言うと>>451の様な過去ログをしっかりみない様なage夏房は、
荒らしってことでスルーお願いします。
別に彼等も読者の一人と見るなら一向に構いませんが…

調子に乗ると困るんで…
459なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/04(木) 00:50:34 0
>>458

ここはsage進行っぽいけど読みたい人の意見は聞いたほうがいいのかなと。
最初に書いたけど俺のは本物の作家さんが来るまでのつなぎみたいなものだからあまりこだわらずに書くし。

460なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/04(木) 02:02:53 0
8/3(水)  昼

温度計が34度を表示。アスファルトからは蒸気が立ち上っている。
2階建て一軒家の2階の一室では何気ない姉妹の会話が行われていた。

「なんか暑くない?」
「あ、アタシもそれ思った」
「アイス食べたいよねー」
「おっ、かずネエ気が合うねー」

姉妹の部屋は10畳の部屋をアコーディオンカーテンで仕切っている。
今日の朝、この部屋のエアコンが壊れてしまい朝イチで電気屋に修理を出していた。
冷気をとるのは頼りない10年前の扇風機だけだった。

「いず、ちょっと買ってきてよ」
「は?何でアタシが?」
「アンタ若いんだから動きなさいよ」
「イ・ヤ・で・す。こんな暑い中オモテでたら溶けますから」
「そりゃ私も一緒だ(笑)でもアイス食べたいね」
「食べたいよねー」
「そうだ、アイツに買いにいかせりゃいいじゃん」
「まさか兄上ですか?」
「そう、いずの大切な兄殿」
「何それ?てかありえなくない?大切な兄殿って(苦笑)」


461なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/04(木) 02:09:53 0
本当の作家さんがどう書いてるかわからんが
俺本当にノープランだからこうして、あーして、
これ入れろってのがあれば書いてくれ
嵐にならん程度の小説書ければって感じでやってくんで

俺の目標は巨人の橋本のポジションだ

462なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/04(木) 14:42:25 0
>>460
8/3(水)  昼 2

「いずは子供の頃、お兄ちゃん、お兄ちゃんっていつも後ろくっついてたじゃん」
「だってそれはかずネエが私をイジメルからでしょ」
「あら、そうだったかしら〜」

かずみは子供の頃から人をイジメルのが好きだった。
当然、弟や妹は格好の標的になるのは当然。

「とにかく、さっさと私の為にアイスを買ってきなさい」
「何度も言います。イヤです」
「ふ〜ん、私に逆らうっていうの?」
「脅しには屈しませんから」
「じゃぁコレをあなたの大切な兄殿に見せてもいいのかしら?」

一枚の写真をピラピラと見せるかずみ

「な、ちょ、ちょっと!!何?!その写真!!」

その写真にはセミヌード姿のいずみが写っていた
463('A`):2005/08/04(木) 19:40:41 o
期待age
464('A`):2005/08/04(木) 20:14:20 0
いくつになっても何かを抱いていなければ
眠れないという女の子がいると聞くが、
ぼくの妹がまさにそれだ。

人によっては抱くものが「ぬいぐるみ」であったり
「自分の日記帳」であったりするわけだが、
ぼくの妹の場合は「ぼく」を抱いていなければ眠れない。

「お兄ちゃん。らら美、ねむくなったちゃった」
「そうかそうか。よし、お兄ちゃんがベッドまで運んであげるからね」
「うん。でも普通のお姫さま抱っこじゃやだよ」
「え? じゃあ、どんなふうに抱っこすればいいのかな?」
「ええと、それじゃあ、らら美のことを肩車してベッドまで行ってほしいな」
「肩車かい。そうかそうか。それはつまり、らら美のお股の間に頭を突っ込んで持ち上げ(ry」
465('A`):2005/08/06(土) 23:50:18 o
ほしゅしてみる
466美恵の人1/3 ◆MIE...rhM2 :2005/08/07(日) 04:37:11 0
>>201

明けて翌日・・・

「兄ちゃん」

美恵は高次に声をかけた。

「・・・なに」

高次の声は不機嫌だ。
いつもより1オクターブ下がってるのがわかる。

「昨日は・・・その、ごめんなさい。それで、今日さ、ビーフシチュー、作るから・・・」
「・・・うん」

ビーフシチューは高次の大好物である。
美恵はこれで昨日のことをチャラにして欲しいのだろうか?

「うまく、作れよ・・・」
「うん・・!」

高次の声が元の高さになるのを確認すると、美恵は明るくそう応えた。
467美恵の人2/3 ◆MIE...rhM2 :2005/08/07(日) 04:38:47 0
「できあがり〜」

美恵は昨日の調子はどこへやら、90度態度を改めて兄にビーフシチューを差し出した。

「お〜・・・見栄えは悪くないね」
「ちょっと〜、ぷっすまじゃないんだから」
「味はどうかなっと」

パク。
高次は牛肉を口に含み、もごもごとそれを咀嚼した。

「・・・・・・おいしい」
「ほんと?」
「うん、けっこうイケるよ」
「ほんとにほんと!?」
「あ、あぁ」
「わーい、兄ちゃん大好きーー」

美恵はぴょんと跳ねて高次の顔を自分の胸に押し付けながらかき抱いた。

「ちょ・・・・やめっ・・・」
「ありがと〜・・苦労したんだからね〜〜」
「美恵・・・・っ・・・くる・・ひ」
「あ、ごめんごめん」

美恵はぱっと高次を離した。
はぁはぁと息をする高次を尻目に、美恵もシチューを口にいれた。

「ん〜〜〜〜〜、おいしいじゃーーん、あたしって天才!?」
「全く・・・」

高次は平静な面持ちでシチューを食べたが・・・

(・・・昨日のことと、今の・・・胸のせいで・・・、ジーパンがきつい)

高次は、嬉し苦しげに、シチューを食べ続けた。
468美恵の人3/3 ◆MIE...rhM2 :2005/08/07(日) 04:41:18 0
「ごちそうさま!ちょっと僕、宿題あるから!」

高次はいそいそと食べ終わると、すぐに自室に上った。

(おかしい・・・、あそこが熱い・・・、こんなんじゃ、美恵とろくに話もできない・・・)

その顔には汗すら浮かんでいる。
妹に対して性欲なんて、この世の禁忌である。
それを吐き出さなければ。
高次は部屋に入ると、すぐさまジーパン、トランクスを下ろした。

「う・・・ぁぁ」

そして、自らのいちもつを見て驚いた。
それは赤黒くグロテスクに反り上がっており、側面にはビクビクと血管が浮き彫りになっており、
先端からは牡の本能を醸し出す異臭を放っていた。

「なんで、こんなに・・・」

妹の胸のせいか?
そのせいで僕はこんなになってしまったのか?
だとしたら、僕は・・・。

高次はそれをしごいた。
抜いてしまえば、楽になる。

「くっ、くっ・・・・・っっ!」

そして、下半身に軽い痺れが伝わるのが感じた。
イく・・・・。


その射精の刹那、

高次の部屋のドアが、開いた。
469なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/07(日) 14:22:21 0
>>462
8/3(水) 昼3

「いずが寝てる間に撮ったんだけど何か問題でも?」
「寝てる間って・・・第一、私、そんなカッコで寝ないじゃん!まさか脱がしたの?!」
「可愛い妹をキレイな姿で思い出に残したーい!って思うのは姉として当然じゃないかしら?」
「こ、この鬼畜!鬼!人でなし!」
いずみは怒りは頂点に達しようとしていた。
「何とでもいいなさい。妹思いのお姉さんはアイスが食べたいんだけどなぁ」
いずみが怒り狂っているのは百も承知なのにかずみは自分の事しか考えていない。
この姉に何を言っても無駄と分かったいずみは承諾するしかなかった。
「分かったわよ!買ってくりゃいいんでしょ!」
「あら〜、物分りのいい妹をもって私は幸せだわ」
「そのかわり買ってきたらその写真、私によこしなさいよね」
「え〜、せっかくの記念なのに〜」
そういいながらかずみは腹を抱えて笑いをこらえている。
「うるさい!アイス買ってくるんだからね、分かった?買ってきたらよこすんだよ?!」
「はいはい、買ってきたら渡すから。まったくヒステリックな妹をもつと気弱な姉は大変ね〜(大笑)」
「誰が気弱よ!まったく・・・じゃあ、いって来る!!」
「ねえねえ、私はハーゲンのクッキーアンドクリームね」
「高いじゃん!お金は?」
「それぐらいは出してあげるって、はいこれで買ってきて」
そういってかずみはいずみに2000円札を渡す。
「流通枚数が少ない2000円札がすっと出てくるあたりが何かカズ姉らいいよ・・・」
「あら、何か言った?」
「何でもないですよー!」
「ちゃんと兄殿と一緒に行ってきてね。そしたら車で行けるでしょ?」
「だ・か・ら〜!何でアイツと行かなきゃいけないの?」
「ほっといたら兄殿は部屋から出ないじゃん。何か理由つけて表に出さないとね」
「いいじゃん、ヒッキーになりたいヤツはならせれば」
「いいのかしら?アンタだけで言ってる間にこの写真を・・・」
「もー!分かった、分かりました。一緒に行ってくりゃいいんでしょ!!」
「兄妹仲良くお手てつないでおつかいいってらっしゃーい」
「いってきます!!」

いずみはちょっとだけ強く部屋のドアを閉めて兄の部屋へ向かった。
470なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/07(日) 18:31:31 0
>>469

8/3(水) 昼4

「まったく、あんな写真撮るなんてカズ姉は異常よ」
「お兄ちゃんはお兄ちゃんで一日中パソコンやってるし」
「あーあ、この家でまともなのは私だけなんだ」
「早くお父さん、お母さん帰ってこないかなぁ」

ブツブツいいながら1階の兄の部屋へ向かういずみ。
外資系の仕事をしている父親は7月から6ヶ月間の期間出張で韓国に行ってしまった。
当初は単身赴任の予定だったが昨今の韓流ブームのせいか母親もこれ幸いと強引について行ってしまった。
父親はともかく母親がいない事はいずみを憂鬱にさせた。
上の二人は炊事家事がまったく出来ない。しかもやろうとしない。
必然的にいずみの負担が多くなった。
姉は就職に失敗し、一時期、自暴自棄になったが先月から量販店でアルバイトを始めた。
元々、いじめっ子タイプだったのに、接客業のストレスからその度合いがますます強くなってきた。
それでもちゃんと仕事には行っているのでまだいいのだが、兄の方が問題だ。
いずみがかずみにいじめられていると必ず助けてくれたのは兄だった。
その兄も父親が興味本位で買ってきたパソコンにのめり込むといずみのことをあまり構わなくなった。

いずみは兄の部屋の前につく。
コン、コンとノックをするが返事がない。

「あれ?いないのかな?」
「開けるよ〜」

ガチャっといずみが部屋のドアを開けると・・・・
471なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/07(日) 18:36:16 0
ここで訂正
>>469
× 「いいのかしら?アンタだけで言ってる間にこの写真を・・・」
○ 「いいのかしら?アンタだけで行ってる間にこの写真を・・・」

兄のキャラをあまり決めてないんで誰かキャラ付けをお願いできないか?
そうだな、>>475が指定してくれないか?
そのキャラでよければ続きを書いてみてる
あ、つまんなかったらすぐやめるよ。本当の作家さんがくるまでの繋ぎだし。

なんていったって俺の目標は横浜の五十嵐のポジションだから
472('A`):2005/08/08(月) 07:59:58 0
473('A`):2005/08/09(火) 10:39:44 0
GJ!GJ!GJ!
474('A`):2005/08/09(火) 11:08:19 0
良スレ保守GJsage
475('A`):2005/08/09(火) 19:29:47 0
オタクといってももう少し何かあってなったというのが欲しいかな。
あとは鬼畜でない、純粋でいい兄で。
↓みたいなのは避けてさわやかな兄というのが欲しいです、
        / ̄ ̄ ̄\
       | 」」」」」」」」」)            ______( ̄ ̄`´ ̄ ̄) )))川川(((
       |(6ーB-B|ノ   / ̄ ̄ ̄ ̄\(::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/(三三◎三三)(三三三三三)
       |:::|ヽ   .> |  彡彡ノ((((^^)))))|::/ ノ   ー|ミ _  _ ミ(6 ー□-□-|)
       |ミ   (=)/  彡ミ ー○---○ |(6ー[¬]-[ー].|(∴ ` 」´ ∴)|___´ つ )
     / ̄ \;;;;;;;;;/ ̄\ミ(6    ( 。。) |/∪   ^^  |/\ ( へ) /|時刻表| ∀ / ↓FP4700Z
     |  |       ||ミ (∴   (三)∴)  :::: )3 ノ   (___)(⊃   |__/|「| ̄[]
     |  | ガイナックス / ̄ ̄ ̄\,,,,,,,,,,,,,,ノ ̄\__/ ̄ ̄ ̄ ̄\ / ̄ ̄ ̄\ .| ̄|⊃ ⊂|\
    / ̄ ̄ ̄ ̄\ ( ((((((^))))))´ ̄ ̄ ̄ ̄\(# ノノノノノノノノノ)|___A_|.´ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ)
   (  人____).|ミ/ \=/| ノノノノメノナノノ)  ノー◎-◎|ノ川 ノ  ー))/))ナ)))ナ)ヽ,)
    |ミ/  ー◎-◎-)(6ー[¬]-[¬] ノー□-□-|リ(彡ミ)\   っ |ノ川 ー●-●| ノ  ⌒ _ ⌒ |ノ
   (6     (_ _) )|    、」 |川) ∴)`_´(∴)ゝ彡ミ)、 | ∀.ノリ|   (・・) |( ///)  3 (//)
  _|/ ∴ ノ  3 ノ \  (ー)// \___/ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)/:|   (三) |)ヽ____ノ()
 (__/\_____ノ_|  \___/ |_|       | ノ三三三三|/::::::::\___/ヽ.      ヽ()
 / (__))     ))| | スクウェア命.| | ヒカ碁命(6ノー⊂⊃⊂⊃:::::::::::::葉鍵命::::|ノ はるとき命(())
[]______.| | どれみ命ヽ |       | |       |彡    ・・  |:::::::::::::::::::::::::::::::::/|       )|
|]  | |______)_)三三三国(__)____ノ彡   (ー ノヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/_)_____))
 \_.(__)三三三国三) \:::::::::::::::/ . \::::::::Y::::| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|三三[国])、_/)_/)_\
  /(_)\::::::::::::::::::::| ̄ ̄|:::::::|:| ̄ ̄ ̄ ̄|::::|:::(⊃ GGX全国1位 ⊂):::::::::::ヽ;:::(∴)◎∀◎(∴) \
 |Sofmap..|:::::::::/:::::/   .|:::::::|:| まん森 .|::::|:::::|________|´,):::::::/⊂) ̄ ヲタラー ̄(つ ̄
  |____|;;;;;;/;;;;;/.____|;;;;;;;|;|____|;;;;|:::/;;;;;;__.へへ__;;;\/;;;;/;;/(~ ̄ ̄ ̄) ̄ ̄~)
     (___|)__|) ..(___|)__|)..(__|(;;;;;;;;;;;___||__;;;;;;;;;;)_|)_|) (____)___)
設定とか無理があったら気にせず自分の考えのまま書いて下さい。
476なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/09(火) 20:48:27 0
>>475
指定d
さわやかなオタク(けっこうムズイんじゃね?)がうまく表現出来るかわからんががんばってみるよ
近日中には続きを書く
早ければ今日中にでも・・・
477なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/09(火) 20:50:13 0
>>475
ごめん、全部書く前に送信しちまった
AAが古いのか新しいのかよーわからんねwww
「ヒカ碁命」ってヤツまだいるんか?
478('A`):2005/08/09(火) 23:21:40 0
>>477
いやいねぇと思うけど、イメージは湧きやすかろうと思ってね。
AAは結構古いけど、まだ他所でも見られる範囲かな。

まぁさわやかといっても、笑い声が「フヒヒヒ」だとか、
いつも話すことが「栞たん…(;´Д`)ハァハァ 」とかは勘弁な、って事で。
難しかったら無理しないで下され。
479('A`):2005/08/10(水) 11:47:58 O
一番避けたいのは、電車と被ること。
480なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/10(水) 19:17:14 0
>>478
いや、大丈夫だ。
俺の中で「フヒヒヒ」、「栞たん…(;´Д`)ハァハァ 」系は考えてなかったから。
指定の方向でまとまりそうだ。

>>479
ラジャー!!
ヴェノアとかスコーンはNGだな。
出すならリプトンとカントリーマームでいくよwww
(俺の中でカントリーマームは超高級おやつ)

本当の作家さんは主人公の妹名でトリつけてるみたいだが
俺のトリは話とはまったく関係ない。
でも理由はあるんだな。続けていけたならきっと誰かが気づいてくれるだろう。
いや、勘のいい人ならもう気づいてるかな・・・

481なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/10(水) 23:25:21 0
>>470

8/3(木) 昼5

「はぁ〜、またパソコンやってるよ・・・まったく」
兄はいつも通りヘッドホンをしながらパソコンをいじっていた。
いずみが兄の部屋に入るのは小学生以来だ。兄が中学生になった時から部屋には入っていない。
数年ぶりに入る兄の部屋は想像以上にキレイだった。
「ふ〜ん、キレイにしてんじゃん。こう、もっとフィギュアとかポスターがあるかと思ったけど違うんだ」
兄がオタク色に染まってないと思いなんだか嬉しかった。
「お兄・・・兄貴、ちょっと車出してよ。買い物連れてって」
いずみは兄がパソコンに夢中になり、自分をかまってくれなくなった時から”兄貴”と呼ぶようになった。
それは自分の事見て欲しいと願ういずみなりのアピールだった。
一人のときや、ふと気が緩んだ時に”お兄ちゃん”と言ってしまうが即座に訂正する。
今も嬉しさから途中まで”お兄ちゃん”と呼ぶところだった。
そんないずみの気持ちを到底気づくはずもない兄にはいずみの声は聞こえない。
よほど大きな音で聞いているのだろう。
「聞こえてないのかい!まったく・・・どれ、兄貴は何をしているかな?」
そーっと気配を消し、兄の後ろに近づき、背中越しにパソコンの画面を覗く。
画面には髪の色が水色や紫の女の子があたかも画面の前にいる兄に話しかけている。
「うーん、これって何のゲームだろ?ときメモってやつなのかな?」
「”お姉ちゃんにまかせて”だって、昔のカズ姉の口癖じゃん(笑)」
「何この眼鏡、小さすぎだって。ナイ、ナイって」
一人であれこれ言っていると水色の髪の女の子との会話中、選択肢が出てきた。
「なんだろ?”眼鏡あり”と”眼鏡なし”って?」
ちょっと気になって黙ってみていると兄は”眼鏡あり”を選択した。
「どっちでもいいじゃん!眼鏡があってもなくてもさ」
次の画面に切り替わる。その画面には姉と義弟がSEXをしている画面だった。
「っっ!!!」
いずみはとっさに口を両手で押さえ声を殺した。お兄ちゃんがこんなゲームするなんて・・・
画面の中の行為はどんどんエスカレートしていく。
想像以上のショックがいずみを身体中を支配し、いずみはピクリとも動かない。
すると
「うーーーくわぁあーーー」
突然兄が両手を組んで天井に向けて伸びをした。その手が無造作に後ろに伸ばされる。
伸ばされた手がいずみの肩に当たる。
誰も何もない所に手が当たった兄は驚いて振り向く。
そこには口を押さえ、画面と自分を直視したまま動かないいずみがいた。
482なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:20:59 0
>>481

「・・・・・・・・」
「・・・・・・・・」
お互い無言のまま数秒が経過した。
エロゲをしているところを見られた兄と見てしまった妹。
何とも言えない空気が部屋中を支配する。
先に口を開いたのは兄だった。
「な、なな、ななぁな、なんでお前がいんだよ!!」
そう言いながら椅子から立ち上がる。そのはずみでヘッドフォンのプラグが外れてしまった。
パソコンからは女の子の喘ぎ声が大音量で鳴り響く。
「う、うわ!!、やっべぇええーー!」
兄はパソコンの音量を下げようとしたが慌てているのでマウス操作がおぼつかない。
「なんだってんだよ、んったっく!」
そういって本体の電源をコンセントから引き抜いた。
「お前、何勝手に部屋入って来てんだよ!!」
「なんでそんなものやってるの・・・」
「そんなん俺の勝手だろ?」
「信じらんない!!サイッテー!兄貴のバカー!!!」
そう言っていずみは部屋を出て行った。
483なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:25:49 0
>>482

8/3(木) 昼7

勢いで家を飛び出し、公園で気持ちを落ち着かせているいずみの携帯が鳴る。
発信者はかずみだ。出る気分ではないけど後々面倒なのでとりあえず出る。
「アンタ何やってるのー?アイス不足の姉をほっといてさー」
「・・うっさいよ・・・アイスぐらい自分で買えるでしょ・・・」
「何?アンタ泣いてるの?」
「・・・・・・・」
「まったく、アイス買いに行くのがそんなにヤダったの?」
「・・・・・・・」
「んじゃーしょうがないっか。あの写真をいずみが大好きな兄殿に・・・・」
「もういいかげんにしてよ!!カズ姉といいお兄ちゃんといい!!」
「な、何?どうしたの、いきなり?」
「私の事なんて何も考えてなんかないじゃん!!」
「とりあえず落ち着きなさいって。何があったか話してみなさいって」
「カズ姉に言ったってしょうがないし!ほっといてよ!!」
「ちょっとま、、、」
かずみが何か問いかけようとしたがいずみはブツッと電話を切る。
そして携帯の電源をOFFにしてフラフラと歩き出した。
484なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:26:41 0
>>483

8/3(木) 夜1

「もうこんな時間だ。カズ姉とかご飯食べたかな・・・」
あれから少しブラブラした後、マンガ喫茶に入ったいずみ。
時計は夜の8時を少しまわったところだった。
「お金もカズ姉がくれた2000円しかないし、そろそろ帰ろうかな」
会計をすまし帰路へつくいずみ。
家まですぐのコンビニの前へさしかかると急に後ろから抱きしめられた。
「ちょ、だ、誰?」
「やっとみつけた!!」
抱きしめてきたのはかずみだった。
「カズ姉・・・」
「ハァ、ハァ、まったく・・・心配かけんなって・・・」
「・・もしかして・・・探してくれてたの?」
「か弱い乙女を走り回らせないでくれる?」
「・・ありがと・・・カズ姉・・・・」
息がきれるほど走り回って自分を探してくれたかずみの優しさに涙が出そうになったいずみ。
目を潤ませているいずみを見てかずみが問い掛ける
「それよりアンタお金もってない?」
見当違いの事を言われキョトンとするいずみ。
「え、あ、お金ならさっきカズ姉からもらった2000円の残りがあるけど」
「残りって・・・アンタ、まさかアイス買わずに自分で使ったの?」
「だって・・・」
「まぁいいわ、ジュース買うお金ぐらいあるでしょ?走り回ってノドがカラカラだから優しい姉の為にそこのコンビニで何か買ってきてよ」
「こんな時でも人使い荒いね、カズ姉は」
「そうでもしなきゃアンタ今、確実に泣くでしょ。いいからさっさと買ってきなさい!」
それはかずみなりの泣きそうな子のあやし方だった。いずみはそれに気づき
「へへ、ありがとね。カズ姉」
「お礼なんていいから早く!か弱い乙女が干からびちゃうでしょ」
485なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:27:51 0
>>484

8/3(木) 夜2


家についてシャワーを浴び、遅めの夕食を作り始めるいずみ。
すると台所にかずみが入ってきた。
「手伝おっか?」
「何?そんなこと一回も言ったことないじゃん。キモイよ、かず姉」
「うっさいわねー、人の好意は素直に受け取りなさいよ」
「もしかして私に悪いな〜って思ってるの?」
「いいから、ほら!何を手伝っていいか指示してよ。お腹ペコペコなんだから!」
「ありがとね、んじゃあね〜、お味噌汁を作ってもらえる?」
「アンタ、私がカップ麺しか作れないの知ってて言ってるでしょ?」
「あ、分かった?冗談だって。冷蔵庫からレタス出して水洗いして」
「それぐらいなら私にもできるじゃん、最初っからそういうの言いなさい」
作り始めてちょっとたってからいずみは兄の事を話しだす。
「ちょっと聞いてよ、兄貴ったらね、変なゲームやってたんだよ」
「変なって?」
「何かHなヤツ」
「うっわ、キモイねー」
「ホント、そう思った。しかも女の子の髪の毛が水色なんだよ」
「いる訳ないじゃんねー、そんな人。そういうのってストーリーとかあるもんなの?」
「うーん、何かよくわからないけど姉と弟がHな事してた。ありえないよね〜」
いずみがそう言うと

ガッチャーン!

かずみは手にしていた皿を床に落としてしまった。
486なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:28:56 0
>>485

8/3(木) 夜3

「ちょ、ちょっとカズ姉、何してるの?!」
「・・・・アイツ・・まだ・・・・」
「どうかした?私、変な事言った?」
「う、ううん、な、何でもないって。あっ、あーやっぱ私には家事は無理!これ片付づけるから後よろしくね」
「え、あ、うん。わかった・・・」
割れた皿を片付けて台所から出ていくかずみ。
「何だろ・・変なかず姉」

夕食の準備が終わり、かずみを呼びに部屋に行くがかずみの姿はなかった。
「あれ?どこいったんだろ?トイレかな?」
しかしトイレには誰もいない。
「おっかしいな?」
リビングにもかずみの姿はなく探す場所は後は兄の部屋だけだった。
「まさかお兄ちゃんの部屋って事はないよね・・・」
2年程前から、かずみもいずみも食事の時以外兄と顔を合わせることはなかった。
両親が韓国に行ってからはまったく会話もなくなっていた。
だから今更かずみが兄の部屋に行く事は考えられなかった。
「靴はあるからやっぱお兄ちゃんの部屋かな」
「お昼の事もあるし行きたくないな・・・」
「でもかず姉を呼ばないと”何で呼ばないのよ!”なんて言ってくるしな」
「しかたない、行ってみるか」
兄の部屋の前につき、ノックをしようとするいずみ。
中からは強い口調で兄とかずみが言い合っていた。
487なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:32:14 0
>>486

8/3(木) 夜4

「アンタ、いいかげんにしなさいよ!」
「何がだよ」
「いつまでも昔の事ひきずるなんて男らしくないって言ってんの!」
「誰のせいで俺がこうなったと思ってんだよ!お前のせいだろ!」
「そりゃあの時の事は悪いと思ってるわよ。でももう2年も前の話でしょ?」
「お前にしてみりゃ酒の勢いだったかも知れないけど、俺はお前のせいで彼女とも別れたんだぞ!!」
「じゃあアンタは私をどうしたい訳?また抱きたいの?ヤリたいの?」
「抱きたいに決まってんだろ!」
「じゃあ何?抱けないからってゲームで発散してるとでもいうの?!」
「わ、悪いのかよ!俺が何しようが関係ねーだろ!!」」
「そんなのカンベンしてよ!そりゃね、私はアンタと血が繋がってないんだし。
 他人といえば他人だけどさ、でも何十年と一緒に住んできた家族なんだよ!?」

(えっ、何?かず姉とお兄ちゃんの血が繋がってないって・・・どういう事?)
いずみにはドア1枚隔てた向こうで行われている会話がまったく理解出来なかった。

「じゃあ何で俺と寝たんだよ!!何で俺の事好きだなんて言ったんだよ!」
「だから何度も言ったじゃん!酒のせいだって。好きって言ったのもその場の雰囲気だって!!」

いずみは何がなんだか分からなくなった。頭に残っているのは
”かず姉とお兄ちゃんは血が繋がってない”
”かず姉が誘って、お兄ちゃんとかず姉はHをした”
”今もお兄ちゃんはかず姉を抱きたい”
この3フレーズがグルグルいずみの思考回路をめぐりめぐる。
いずみは目まいにおそわれその場に倒れそうになりとっさにドアノブにつかまる。
ギイッと兄の部屋のドアが開く。
488なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:33:46 0
>>487

8/3(木) 夜5

突然開いたドアにビクっと反応しするかずみと兄。
開いたドアの先には力なく廊下に崩れ落ちたいずみがいた。
「!!い、いずみ・・・」
「お、お前、き、聞いてたのか・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
問い掛けても答えられないいずみに近づくかずみ。
「聞いちゃったの・・・?」
力なくうなずくいずみ。
「・・・かず姉とお兄ちゃんが血が繋がってないって本当なの?」
「・・・本当だよ」
「私は?私はどうなの?」
黙って聞いていた兄がいずみのそばにくる。
「黙っててごめんな。かずは父さん、母さんの実の子じゃないんだ」
「・・お兄ちゃんは知ってたの?」
「ああ、免許を取る時、戸籍謄本を見て初めて知った」
「私は?」
「いずみは俺と一緒で父さん母さんの子だ。心配するな」

兄とかずみは淡々といずみに説明を始めた。
不妊治療や体外受精など様々な事をためしたが中々子供が出来なかった両親。
思い立って里親に名乗り出て、施設にいた赤ん坊のかずみを養子に迎えた。
しかしその2年後に母は妊娠をした。そこで生まれたのが兄だった。
一度妊娠した女性は妊娠しやすくなるのだが母はそれでも中々妊娠しなかった。
でもやっと5年後に妊娠し、生まれたのがいずみだった。
489なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:36:29 0
>>488

8/3(木) 夜6

「・・・なんで・・・今まで教えてくれなかったの・・・」
「教える必要なんてないだろ?血が繋がってなくても俺といずみにとってかずは姉貴なんだから」
「じゃあ・・なんで・・お兄ちゃんはかず姉と・・・」
「そ、それは・・・」
兄が答えられないでいるとかずみが変わりに答え始める。
「全部、私が悪いんだよ」
「・・・かず姉?」
「私もずっと知らなかったんだ。お父さんお母さんが本当の親じゃないって事・・・」
「・・・・・・」
「私が荒れてた時あったじゃん?ちょうど就職活動してる時。あの時に私も知ったんだよ」
「いいよ、もう。これ以上はいずみがかわいそうだって」
話を続けようとするかずみを兄は制止しようとする。
「・・・続けて・・かず姉・・」

「内定をもらって提出書類を集めてた時に戸籍謄本みて知ったの・・」
「何て言ったらいいんだろ?もうどうにでもなっちゃえって感じになってね・・」
「ちょうどその時、コイツに彼女が出来て幸せそうだった。それ見てむしゃくしゃしてそんな幸せ壊してやろうって」
「彼女が遊びに来てた時に○○に抱きつきながら彼女にこう言ったの」
「私の○○に手出さないでくれる?何様のつもりなの?って」
「そしてら○○の彼女怒り出して”シスコンとなんか付き合えない!”っていって出てっちゃったの」
「○○はすごく怒ったよ。私ひっぱたかれたし」
「でも私どうかしてたからそのまま演技続けたの」
「冗談じゃないよ。昔っから○○の事好きだったのって言って・・・」
「○○も知ってるでしょ?私達、血が繋がってないんだよ・・だから何も問題ないじゃんって・・」
「それでそのままね・・」

涙を流しながら説明するかずみ。
すると突然いずみは立ち上がり叫んだ・
「もうやめてーーー!!!聞きたくない!!」
490なつみ ◆1yDV2zNxyU :2005/08/11(木) 20:39:35 0
一気に投下してみた。
つじつまあわないトコあったら許して。

さて、明日から3日間戦場に赴いてくるわ!!
これからマッピングの最終チェック!!
当然続きは月曜以降で。
方向性希望あったら書いておいてくんなまし。
もうイラねっていうのもありで

491通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:02:35 0
ダメだよ・・・お兄ちゃん・・・私、もうすぐ死んじゃうんだよ?
そう妹は言い、俺のキスを拒んだ。



あの日から5年経ち、俺は妹との思い出を忘れつつある。

妹は生きていれば17歳だ。
アルバムには妹の入学式の写真が飾られたことだろう。

母さんは時々、夕食を多く作りすぎる。
妹が亡くなってから、何度か繰り返しているが、
その度母さんは小さく笑って、それを捨てに行く…。
それを引き止めて全部食べるのが俺だ。

ある日、母さんに頼まれ俺は買い物にでかけた。
新しいスーパーが安売りらしい。
俺は見慣れない道を通って、のんびり歩いた。
新しいゲーム屋を発見して、昔を思い出す…。
妹と一緒にしたパズルゲーム、お互い話し合って攻略したRPG。
そのときは父さんも一緒になってゲームしたっけ…。
492通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:03:15 0
どのゲームだったかは忘れた。
悲しい恋愛をした主人公とヒロインの会話を俺と妹はじっと見ていた。
ヒロインが、悲しそうな声で語る愛の言葉。
主人公が、彼女を必ず守ると言う力強い言葉。
俺と妹は、幼いながら、ゲームから愛というものを学んだ。

妹の余命が短いことを知らされたのは、翌日だったはずだ。
そのとき、俺の脳裏に浮かんだのは、
昨夜ゲームの中で主人公が言っていた
”必ず守る、お前を救ってみせる”
そんな言葉だった。
493通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:03:50 0
「ねぇおにいちゃん」
「ん?」

最後のボスを倒す戦いのとき

「しんじゃうって、ゲームオーバーってこと?」
「…ちょっと違うんじゃないか?」

後数ターンでラスボスは力尽きるはず

「かいふくまほう使えば、もうちょっとだけ平気?」
「どうかな…」

俺は、どう答えればいいかわからなかった。
後いくつ妹と一緒に夜を過ごせるだろう。
クリアしたゲームは、幸せな結末だった。
主人公は、ヒロインを守りぬいた。

「おにーちゃん…おやすみなさい」

礼儀正しくそういう妹の頭を俺は撫でてやる。
にこりと笑みを浮かべて、妹は目を閉じた。
いつか…この目が開かなくなる日がくるのか?
494通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:04:31 0
俺には毎日欠かさずしていることがある。かつて妹と共に歩いた道を歩くことだ。
妹と取り留めのない話をしながら歩く、学校から家までの道のり。
俺達にとってそれは何よりも大切な時間だった。
俺はそれが何時までも続くものだと思っていた…

「けほっ、げほ…」
「!どうした?苦しいのか?」

下校途中、急に妹が咳き込みだした。
俺は慌てて妹を抱きかかえ、家に走った。
妹はすぐに病院に運ばれ、俺は一人家にいた。
何も出来なかった。ただ時計の音を聞いていた。

『電話するから』

母さんからの連絡が来るのが怖い。
それがいい結果なのか悪い結果なのか。

「っ…」

目を閉じると咳き込む妹の姿が見え、俺は頭を振った。
…何時間待っただろうか。俺は乾いた喉を潤すため、台所に行こうとした。
そのとき、プルルル…と電話が鳴り、俺は慌てて電話に出た。
495通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:05:30 0
「…母さん?」
「…病院にいらっしゃい、外でお父さんが待ってるから…」

短い電話だった。
沈んだ母さんの声が俺を不安にさせる。
鍵をするのを忘れて、俺は病院へ走った。





静かな、人気があまりない病院の一室の前に父と立った。
軽くノックをして、中に入ると…そこには呼吸器をつけ、
ベッドに横たわる妹の姿があった。


「なんだよ、これ…」
「………」

重い、初めての空気が俺の体に圧し掛かった。

「おい、目覚ませよ…」
「っ揺さぶっちゃだめよ…」

俺は妹の体を揺さぶった。チューブが揺れる。
妹は目を覚まさない。まさか、まさか?
496通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:06:38 0
俺が強く揺さぶろうとすると、父さんが俺を止めた。
「今は、薬で眠っているだけだよ」






俺は妹の病室に無理を言って泊まらせてもらうことになった。
妹の目が開くのを誰よりも先に見たかったから…。

「……早く、起きろよ…」

乾いたままの喉が…痛かった。

「…あ」

気づくと、朝日が病室を照らしていた。
俺は立ち上がって、寝起きでふらつく足取りで妹を覗き込んだ。

そこには
朝日で眩しそうに、ゆっくり目を開く妹の顔があった。
その瞳はすぐに俺を見つめ、微笑んだ。

「おはよ、おにいちゃん…」
「っ……ああ、おはよう…」

俺はぽたぽたと床を涙で濡らした。
…妹の前で、こんなに泣くのは初めてだ。
497475:2005/08/11(木) 23:06:40 0
>>490
GJ!
いや素晴らしいです。感動しました。
理想が見事に具現化された感じがします。
この調子で頑張って下さい。
498通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:07:21 0
結局、妹は入院することになった。
俺はできるだけ妹の病室に通った。泊まった。
遅刻してでも…妹が目覚めるのを確認しなければ落ち着かないんだ。





「ちょっと。たまには掃除していってよね!」
「悪い、妹が…」
「妹っていったってどうせ死んじゃうんだからっ、それとも
 あんた妹のこと好きなのっ?」
「……!!」

その言葉にカッとなった俺は同級生の子を叩いてしまった。
泣くその子の声を聞きながら、先生に捕まる前に俺は病院へ走った。
499通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:08:07 0
「?お兄ちゃん…どうしたの…?」
「えっ?」
「なんか怖い顔してた…」

無我夢中で走った俺は、頭の中がいっぱいだった。
妹がいつか死ぬこと、妹に対する不思議な感情…。

「いや…なんでもないよ」
「そっか」

妹はおいしくもなさそうな病院食を口にしていた。
だんだん、日が経つにつれ食べる量が減っている…。

「なぁ、なにか欲しいものとかないのか?」

ある日、ふと聞いてみた。

「…欲しいものはない…」

しばらく考えて、妹はそう答える。

「じゃあ行きたいとこは?」
「…お家」
「……家で何したい…?」
「おにーちゃんとゲームしたい…」
500通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:09:42 0
へへ、と無邪気な笑みを浮かべ、妹は俺を見上げた。
不思議な衝動が俺の背中を押す。
気づくと俺は、妹の唇を見つめていた。

触ると、それは俺のよりやわらかかった。

「おにいちゃん…?」

妹は大きな目で俺を見つめてくる。
徐々に、俺は顔を近づけた。

「……ん」
「っ!?…んんっ…」

俺は迷わず妹に口付けた。
お互いの初めてのキスが兄妹だなんて、おかしいだろう。
だけど止まらなかった、ただ押し付けただけのキスをし続けた…。
501('A`):2005/08/11(木) 23:13:58 o
何この悲しい話し…
何か目から塩水が…
502通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:20:46 0
「ぷはっ…っはぁ…」

唇を離すと妹は大きく呼吸を繰り返した。
苦しかったのだろうか?
申し訳ない気持ちもあったが、俺は何故か満足感を得ていた。

「おにいちゃ、なに…?」
「…俺、お前が好きだよ…」
「…??」
「わからない?」

それもそうだ。相手はまだ子供だ。
それに、俺の気持ちだけが突っ走っている。
分かっているけれど…今伝えなければ、次の機会なんてない気がする…。

「…あのゲーム覚えてるか?この前一緒にクリアしたの…」
「…うん」
「その、主人公とヒロインみたいな関係に、なりたい」
「…わたしと?」

妹なりに、理解してくれたのだろう。
どこかその頬が赤いように見えた。

「…そう、お前と…」
503通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:21:23 0
俺は真剣な顔で妹を見つめた。
妹は俺の顔をしばらく無言で見、小さく呟いた。

「…でも…わたし…」
「…それ以上は言わなくていいから…」

それから数回、俺達はまたぎこちないキスを繰り返した。
妹からの答えはないけれど、俺は構わなかった。
そしてその日、俺は妹の手を握り、ずっと妹の寝顔を眺めていた…。

数日間、俺達は数回キスを繰り返していた。
妹に回復の見込みは無く、薬の量だけが増えていく。

俺は、最後の日が明日ではないように毎日祈りながらキスをする。
妹はただ、目を閉じてキスを受け入れてくれる。

「…ん…っおにいちゃ…」
「っ…!」

しまった、キスが長すぎたか…妹が苦しげに俺を見た。
途端、俺の中で何かが脈打った。
その表情に体が熱くなる。
504通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:21:58 0
「おにいちゃ…?」
「…ごめんな…」

俺は一言謝り、衝動のままに妹の両頬に手を添えた。
主人公とヒロインの関係は、恋人同士だ。
いくら俺が子供でも、多少の知識はある…。
妹に対する想いが俺を突き動かす。
俺はキスを深め、おそるおそる舌を挿入した。

「んんっん…ふっ…」

怯えたように妹の体が強張る。
ぎゅ、と俺にしがみつく指が腕に食い込んで痛い…。
全ての思いをぶつけてしまいたかった。
俺が妹を気遣うことなく、衣服を脱がそうとすると
妹も危機感を感じたのか、泣きそうな声で叫んだ。

「あ…っ、駄目だよ、おにいちゃんっ…私…






もう少しで死んじゃうんだよ…?」
505通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:22:38 0
そう言って妹は、俺のキスとその先の行為を拒んだ。
その言葉に俺は頭の中が真っ白になり、妹を見下ろすしかなかった。

「…ごめんね、…おにいちゃん…」
「…なんで…お前が謝るんだよ…」

声が震えてうまく喋られない。
もうお前は、自分の死期を悟っているとでもいうのか?
俺がいろいろなことを考えていると、小さな声で妹が口を開いた。

「…あのゲームね、続きでるんだって…」
「え…?」
「来世のお話なんだって」
「来世?」
「うん。 だから…今…わたしとおにいちゃんがあのふたりみたいに
 幸せなおしまいじゃなくても、またこんど来世ってとこで一緒に幸せになれるかもしれないよ?」

さっきまで怯えていた妹の顔が、
そのゲームの発売を楽しみにするような顔になっていた。
506通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:24:04 0
「…おにいちゃん、そのゲーム、買う?」
「…それが欲しかったのか?」
「…うん」
「…ならさきにいえよ…別のゲーム買っちゃったじゃん…」
「えへへ…」

苦笑を浮かべた俺の顔を見て、妹も笑った。

「じゃあ俺、早めに予約してくるな?」
「うん。いってらっしゃい…おにいちゃん」

それが最後に聞いた妹の声だった。





そして現在、俺はゲーム屋の前に立っていた。
507通りすがり ◆1axz9xGXec :2005/08/11(木) 23:53:03 0
「…そういえばあのゲーム…予約したのに受け取りに行くの忘れて買ってなかったな…」

妹を亡くした悲しみから、俺はそのときからゲームをしなくなったのだ。
それに、ゲーム屋に行くときはいつも妹と一緒だったから…。

「中古でもいいからあのゲーム売ってるかな?」

ふらっと新しく出来たゲーム屋に入る。

「あった・・・これだ」

ゲームを手にすると妹との思い出がよみがえってくる。
胸が熱くなり、今にも泣き出しそうになるのをこらえ、うつむきながらレジへ進む。

「いらっしゃいませ」

レジの娘の声が俺をドキっとさせた。
ゆっくりとその娘の顔を見ると・・・・
まるで妹がそのまま大きくなった感じの顔立ちだった。

俺は妹の言葉を思い出していた。

「うん。 だから…今…わたしとおにいちゃんがあのふたりみたいに
 幸せなおしまいじゃなくても、またこんど来世ってとこで一緒に幸せになれるかもしれないよ?」


508('A`):2005/08/11(木) 23:54:56 0
ナイタ・・・・・・・・・・
509475:2005/08/12(金) 00:03:49 0
>>507
途中でレスしてすいませんでした。

もう涙でキーボードが霞んdあqwrちゅじおpqあwせdrftgyふじこlp;@:
510('A`):2005/08/12(金) 00:04:25 o
全米がな(ry
511('A`):2005/08/12(金) 16:53:48 0
。・゚・(ノД`)・゚・。ウエエェェン
512('A`):2005/08/14(日) 03:55:44 0
保守
513('A`):2005/08/14(日) 10:36:07 0
俺「お・に・い・ちゃん!」
俺「なんだ勝手に部屋に入っちゃだめだろ」
俺「えへへ…」
俺「あたし…知ってるんだよ…おにいちゃんのベットの下に…」
妹「あんた何やってるん?」
514('A`):2005/08/14(日) 17:02:07 o
セツナシス…
泣いた…
515(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/15(月) 03:36:48 O
今から連投するのは性的描写なしの言わば繋ぎなので、流してもらって結構です。

---------------
>>433

休日。

今日はただいつものように流れていく休日とは少し違う。


 今日、俺は旅に出る。

…といっても、何の変哲をない日常を打破する為に前々から計画していた小規模な旅行なのだが。

 そして目的地も以前から決めてある。京都だ。俺は大きな期待と少しの不安に震えながら、玄関のドアを開けた。
516(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/15(月) 03:37:51 O
 あっという間に駅に着いた。

 こんな気持ちはホントに久しぶりだ。
厨房の頃の修学旅行を彷彿させる。
何とも言えない満足感に頬が緩む。
(やっぱり来て良かったな…)なんて事も自然に頭に浮かんでしまう程だ。


 ん?冷たい視線を感じる…。
…あァ、はいはい、確かにキモい俺がニヤついてたらもっとキモいですね。

 自意識過剰ってヤツだと思っていたのも厨房まで。俺はもう真理を悟った。
…そして俺はいつもの仏教面に戻る。

 最悪の気分だ。

 ふと時計を見ると、電車の時刻まで時間がある。ここまで来るこの事にさえキレかけるが、せめて今日だけは…と自分で自分を宥めた。

 仕方ない、とキヨスクに行って読みたくもない週刊誌で時間を潰すことにした。
517(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/15(月) 03:38:36 O
 何を読もうかと目を右往左往させていると、自然と女性向けのファッション誌が目に入ってきた。

 そういや、しいながファッション誌を見ているところを何故か最近よく見る。

『好きなヤツでもできたのか?』と面白い半分聞いた事があったが、そん時はしいなのヤツ、顔を真っ赤にして俯いたと思ったら突然俺に襲いかかってきやがったんだよな……
 ……ダメだ、これ以上思い出すと古傷が…とかワケの分からん事を考えながら、時間は過ぎていった。
518(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/15(月) 03:39:50 O
 突然ホームに鳴り響いたベルに、一瞬ビクッと体を震わせながらも俺は電車に乗り込んだ。

 さすが田舎。普段電車に乗らない俺でも、二両編成のガラガラの電車にはため息しか出ない。
 とりあえずガラガラの席に適当に腰を掛け、俺はしばらくいつもと違う見慣れたの風景を楽しんでいた。
519(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/15(月) 03:41:44 O
 人混みの中、俺は予定通り駅を降り、予定通りお目当ての場所へ向かう。

…しかしやはり都会は凄い。
 俺の知らない物が周りに溢れ、足止めを食らいなかなか目的地に着かない。

 お目当ての店、“Stage”という楽器店に着く頃にはもう昼を回っていが、俺はそんな事は気にせず、地下のギター売り場へと行く。
 そして田舎には無い5弦ベースに見とれながら、また時間は過ぎていった。
520(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/15(月) 03:43:28 O
 あら?
 気が付くともう旅立ちの時が迫っている。最初から最後までほぼ5弦ベースに釘付けだった気もするが、まァいい。とりあえず帰路につくことにするか。

…………………。

 あぁ…帰りの電車は駅弁と睡眠以外の記憶がないのに疲れた。なんかダルい。
 今日は早く寝ようと考えながら玄関のドアを開けると、あの頭に響く大きな声。


----------------
とりあえずここまでです。
駄文スマソ(´・ω・`)
521(´・∀・`) ◆3agXY4k8f6 :2005/08/15(月) 03:51:32 O
壁】-`).。o0{冷静に読み返したら、文章の圧縮に大分無理あったな…。特に序盤と終盤に場面がコロコロ変わり過ぎて…OTL
522('A`):2005/08/15(月) 15:35:32 0
乙です。
523あかりの人 ◆uI6TiFLZos :2005/08/15(月) 22:13:46 0
ちょっと忙しくて来なかったら一ヶ月近く書き込みをしてなかった・・・orz
みなさん、本当にすみませんでした
そしてコラボは休載だったりします・・・ごめんなさい・・・


いつものキツい仕事が終わり、俺はアパートに辿り着く
「あー・・・今日も疲れた・・・」
ぼつりと呟きながら、俺は玄関のドアを開けようと鍵を取り出す
そして、部屋の中の違和感に気付く
誰かがいる気配がする
しかも複数の声が聞こえる
俺は不審にながらゆっくりとドアノブを回してみる
開いている、やはり誰かがいるようだ
一度ノブから手を離し、ゆっくりと深呼吸をしてから、もう一度ノブを握る
そして心の中で自分に喝をし、勢いよくドアを開いて中に飛び込んだ
「誰だ!?」
俺がそう叫んで声のした方を向く
するとそこには、俺のお気に入りのAVを、半裸で鑑賞していた女がいた
その女は俺の方を驚いた表情で見ていた
「あ、あ・・・かり・・・?」
俺が言葉に困りながら口をパクパクしていると、あかりが俺の視線の先・・・つまり半裸状態の自分を見た
そして、実に女らしい叫び声を上げて、体を両手で隠した
こうして、俺と実の妹のあかりは、間抜けな対面を果たしたのだった

「・・・ほんと、すみませんでした」
時刻が夜の10時を回っていたことに加えて、ドアを開けての叫び声だったため、すぐに大家が駆けつけてきた
妹の痴態を隠しつつ失態を謝罪し、一通りのお叱りを受け、大家さんに「次は追い出すぞ」と脅し文句を言われ、何とか事なきを得た俺は、妹に向きなおした
「・・・事情を説明しなさい」
俺は努めて冷静に妹に向いて言う
妹は赤くなった顔を持ってきたバッグで隠しながら、俺を睨みつける
「・・・ヘンタイ」
久々に聞く妹の第一声に、俺は肩を落とす
(・・・いや、こういう場合の第一声は、叫び声になるのか?)
頓珍漢なことを思いながら、妹をじっと見た
「ジロジロ見るな、変態!」
思い切り睨みながら、妹が非難の声を出す
「OK.ヘンタイという言葉は甘んじて受けよう」
言いながら俺はテレビの方をちらりと見る
「しかし、いきなり俺の家に来て、どうやったか知らないけど勝手に入って、あげく俺のお気に入りのAVを見ながら半裸で何かやってた妹は、はたしてヘンタイと言わないのだろうか?」
俺が事実をつらつらと述べていると、妹は途中で耳を塞いだ
「聞こえないー。変態のいう事は聞こえないー」
(何歳だよ・・・)
心の中で突っ込みをいれながら、俺はため息を漏らす
そして踵を返して台所へ行き、冷蔵庫のドアを開けた
しかし冷蔵庫の中は、朝ごはんを作ったときに見た状態とは違って、でっかいボウルが真ん中を陣取っていた
それが何かを確認しようと俺がボウルに手を伸ばした瞬間、俺の頭にチョップが落ちた
びっくりして振り返ると、妹が俺を睨みながら見下ろしていた
「勝手に中のものを漁らない!」
なぜか俺の部屋の俺の冷蔵庫を開けたことを怒られ、さらに冷蔵庫の前から俺はどかされた
「何か欲しいものがあるなら、私に言いなさい!」
言いながら、勝手に冷蔵庫を開けて麦茶を取り出し、コップに注いで俺に渡す
524あかりの人 ◆uI6TiFLZos :2005/08/15(月) 22:15:25 0
「・・・あの、出来れば缶ビールがいいんだけど・・・」
「麦茶もビールも、同じ麦でしょ!」
理不尽なことを怒られ、俺はとりあえず麦茶を飲んで喉の渇きを潤した
「・・・で、なんであかりが・・・」
俺が話を切り出そうとすると、妹は急に立ち上がった
「冷蔵庫の中を勝手に漁ったら、コロスからね!」
ギロリと俺を睨み、妹が部屋に行って持ってきたカバンを漁りだした
そして服なんかを一式取り出し、風呂場のほうへ向かう
ドアを開けて入ってから、閉める前に一度こちらを振り返り、「覗いたらコロス」と言い放ってドア閉めた
俺はその様子にあっけに取られながらも、すぐに気を取り直して実家に電話をかけた
「・・・もしもし、なんか今あかりが来てるんだけど・・・なんで?」
俺が当然の質問をすると、母親が意外そうな声をあげる
「あら、新ちゃんのところに行ってるの?」
「・・・その様子だと、知らなかったみたいだな・・・」
「そうなのよ、お昼ごろにお父さんとケンカして、急に出て行っちゃって・・・心配したんだけど、そこなら安心ね」
なにやらのん気な話し方をする母親にがっくりと肩を落としながら、俺は2,3適当に話して電話を切った
そして「はぁ」と大きくため息をつき、妹のいる風呂場へ向かってドアを開けた
そこには、とっくに風呂に入っていると思われた妹が、パンツを脱ごうとしている状態で固まっていた
俺は帰ってからの悪夢を思い出し、妹が叫び声を上げる寸前で口を手で塞いだ
「バッ・・・、俺が悪かった!けど、叫ぶな!追い出される!」
慌てながらも一気にそう言って、妹の顔を見る
睨んだ目をしてはいるものの、何とか落ち着いたようなので手を離す
「・・・ヘンタイ、覗くなって言ったでしょ・・・!?」
怒気を含んだ声で、俺に非難の声を上げる
「わ、悪い・・・。もう入ってると思ったから・・・」
俺が素直に謝ると、妹がくるりと回って背を向けた
「・・・とにかく、出て行って。お風呂に入りたいから・・・」
「あ、ああ・・・」
俺はすぐさま脱衣所を出てドアを閉める
そしてドア越しに「ごめんな」と言い、台所に戻ってイスに座った
「・・・あー、俺のバカ」
自己嫌悪に陥りながらも、なぜか先ほどのあかりの格好を思い出し、俺の息子は本能に任せた反応をした
俺はその反応を、妹が出てくるまでに抑えようと必死に心を落ち着かせた
525('A`):2005/08/15(月) 22:42:11 0
>◆uI6TiFLZos氏
おひさしぶりです。そしてGJ!
526('A`):2005/08/16(火) 19:22:15 0
ウヒョー
あげるぜ!
527美樹の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/16(火) 22:48:40 0
ご無沙汰してます。
新しい作家さんが来て賑やかになってきてますね。
2作目ですがツンデレに挑戦してみます。
また美樹編の時みたいに和やかな雰囲気で進めればと思います。

酉は変えずに名前だけ変えます。
史の人(一応、 ふみ って読みます)になりますので時間つぶしにでも読んで頂ければ。
528史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/16(火) 22:50:10 0
「明日、お兄ちゃんくるわよ」
『えっ!?お兄ちゃんが?』

私はおもわず大きな声をあげた。父と母が離婚して8年がたつ
あの日以来、父もお兄ちゃんも電話の一つもよこさなかった

『な、何でいまさら来るの?』
「明日はおばあちゃんの新盆でしょ。お葬式に出れなかったから新盆にはくるって」
『そ、そうなんだ。お、お父さ・・あの人は?』

父と母の離婚の原因は父の浮気だ。そんな父が母方のおばあちゃんの法事に来れるはずもないが聞くだけ聞いてみた

「あの人がこれる訳ないじゃない。分かってるでしょ」
『う、うん。そうだよね・・で、でもお兄ちゃんは来るんだ・・・』

明日お兄ちゃんがこの家にくる。大好きだったお兄ちゃんが…
お兄ちゃんと遊んだ日の事を思い出していると

「史も8年降りにお兄ちゃんに逢えるから嬉しいかい?」とお母さんが聞いてきた
『ち、ちょっとやめてよ!な、なんで私が喜ばなきゃならないの?じゃあ、お母さんはお兄ちゃんに逢えるの楽しみなの?』
「そりゃあお腹を痛めて生んだ子供ですもの。楽しみに決まってるじゃない。
お母さんはてっきり史の方が喜ぶと思ってたけど、違った?」
『な、なんでよ!?』
「史は昔っから”私はお兄ちゃんのお嫁さんになるんだ”って言ってたじゃない」

と昔を懐かしむように言うお母さんの言葉に私は耳が赤くなる

『バ、バカじゃない!?子供の頃の話ししないでよ! あー腹立つ!もう寝るからね、おやすみ』
「おやすみね。あ、そうそう、お兄ちゃんは明日の10時頃に家にくるみたいだからちゃんと起きてるのよ」
529史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/16(火) 22:52:08 0
>>528
『明日・・・お兄ちゃんに逢える…』

史はベットの上に座り枕を抱き抱えながらつぶやく
チラっと机の上にある鏡を見る

『美容室行っておけばよかったかな・・・』

今日行こうか迷ってたが結局行かなかった事を後悔する
どうせならキレイな私を見て欲しかったな…
そう思った史は枕を顔におしつけた。頬が火照ってくるのがわかる

『今の私を見てお兄ちゃんどう思うだろう・・・何を話そうかな・・・』

史はハッと我にかえり枕から顔を離し

『ち、ちょっと!ストップ!こ、これじゃまるで私がお兄ちゃんに逢えるの楽しみにしてるみたいじゃない!』

ベットにうつぶせに寝っころがり史は自問自答する
お兄ちゃんは8年私もほったらかしてたんだよ?何よ、いまさら…
それじゃあ逢いたくない?この機会を逃したらもう逢えないかもしれない…
逢いたくない訳じゃないけど…
来る目的はおばあちゃんの新盆なんだよね…

『そ、そうよ。おばあちゃんにお線香あげにくるだけだし、お母さんが一番楽しみにしてるのよ!
まったく何で私がこんなに悩まなくちゃいけないの!バカバカしい!もう寝よ』

史は無意識にいつも財布の奥に忍ばせている兄と二人で写っている写真を取り出し枕元に置いて眠りについた
530史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/16(火) 22:53:18 0
>>529
『おはよ』
「あら、今日はヤケに早いわね。珍しい事もあるのね」
『そ、そう?え、えーと、し、宿題!そう!宿題やりたかったから早く起きたの!』
「ふーん、毎年28日すぎないとやらないのにね」

母はニヤニヤしながら言う

『いつやったって私の勝手でしょ!何がいいたいのよ』
「史は遠足や運動会の日はいっつも早くおきてたねって、思い出してたの」
『べ、別に私、お兄ちゃんが来るの楽しみになんかしてない!』
「あら、母さんはお兄ちゃんなんて一言も言ってないけど?」

かぁーっと首まで赤くなる史

『た、例えばの話しでしょ!それより朝ご飯ちょーだい!』
「はいはい、今用意するから待っててね」

朝食を用意する母の口元には笑みがこぼれていた
531('A`):2005/08/16(火) 23:29:33 0
>史の人 ◆SgJGa0Dhu6
ツンデレGJ!
ところで「史」←これはなんて読めば・・・
532史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/16(火) 23:45:16 0
>>531
ありがとうございます。

読み方は一応>>527に書いたつもりだったんですけど、
分かりづらかったみたいですね、すみません。
ふみ って読みます。
533('A`):2005/08/16(火) 23:54:11 0
>>532
即レスありがとうございます
ホントだ・・・>>527におもいっきり書いてありますね・・・
スイマセンでしたo.....rz
534('A`):2005/08/17(水) 00:02:30 O
>>533
イ`
535史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/17(水) 11:43:48 0
>>530
10時20分をまわってもお兄ちゃんは来ていなかった
台所にかけられている時計を何十回もチラチラと見る私を見て

『そんなに時計ばっか見て落ちつきないね。電車が遅れてるんでしょ』

とお母さんが言った

『電車って何よ 私は早くお昼が食べたいって思ってるの』
「あらそう、てっきり史はお兄ちゃん来るの遅いなぁって思ってるものだと思ったのに」
『だ、誰がそんなこと…』

ピンポ〜ン、ピンポ〜ン
史が言い終わる前に玄関のチャイムが鳴る

「あら、来たのかしら、史がでる?びっくりするんじゃない?」
『わ、私はいいわよ、別に』
「そう、じゃあ母さんが行ってくるね」
『あ、わた、、』

私も一緒に行く と言いかけたが史は恥ずかしさから最後まで言えなかった
母そそくさと玄関へ向かった
536史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/17(水) 11:45:08 0
>>535
『何やってるんだろ?お母さん、遅いな・・・』

母が玄関に行って3分ぐらいたつ

『あー、もう!何でただ向かえにいくだけでこんな時間かかるの!?しょうがないなー』

史が席を立ち上がった瞬間、母が一人で台所へ戻ってきた

『あ、あれ、、一人?』
「お隣の小山さんがね、田舎帰ったみたいでそのおみやげ持ってきてくれたの」

母の手には桃が数個乗っていた

『もう!人騒がせね、こんな時に』

あからさまに不機嫌な声色でそう言うと

「あら、お兄ちゃんじゃなくて残念って感じね?」

と母が言った

『だ、だから何ども同じ事言わせないでよ!私は…』

ピンポ〜ン、ピンポ〜ン
慌てて言い訳をしていると再度玄関のチャイムが鳴った

『私も一緒に行く!』
母があれこれ言う前に言い、母の後ろについて玄関へと向かった
537史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/17(水) 11:46:56 0
>>536
母が玄関を開けるとそこに細身の青年が立っていた
清潔感ある白のTシャツ、所々破れているジーンズはちょっとおしゃれに見える
私は一瞬見とれてしまったがすぐに視線を下に落とした

「久しぶり、かあさん。7年振りだっけ?すこし痩せたんじゃない」

お兄ちゃんの声は私の記憶に残っていた声とはかけ離れていた
それはそうだ、私の中のお兄ちゃんは8年前から成長していないのだから
だからその声は初めて聞く声なのに、何故か私には心地よく聞こえてくる

「8年振りだよ。こんなに立派になって・・・」

そう言うとお母さんはお兄ちゃんの首と頬に手を添え、お兄ちゃんの胸に顔を埋め泣き出してしまった
お母さん、とっても嬉しいんだろうなぁ、と思っているとだんだん私の胸がギュっと押しつぶされる感じを覚えた
何だろう、この苦しさ?こんな感じ、前にもあったな・・・
確か従妹のまいちゃんがお兄ちゃんにおんぶしてもらってたのを見た時だっけ・・・
(え、わ、私、もしかしてお母さんに嫉妬してる?)
(う、ううん、そ、そんな事、あ、ある訳ないじゃない!)
(お母さんの喜びが私にも伝わってきてるだけよ・・・)
(で、でも、私も・・同じようにしてもら・・い・・た・・・い?)
(お母さんもお兄ちゃんも私の事ほったらかして!何よ!!)
瞬間的にカッとなった私は思わず心にもない事を口にした

『何、親子で玄関で抱き合ってるの?バカじゃない!!早く部屋にあがればいいじゃん!!』
538('A`):2005/08/17(水) 23:35:19 0
>史の人
GJ!d('∀`*)
539('A`):2005/08/18(木) 00:24:57 0
>>538
スラ仏乙
540史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/18(木) 19:08:51 0
>>537
「あ、そうね、玄関じゃおかしいもんね、ありがとね。史。そうそう、史もアンタがくるの楽しみにしてたんだよ」

私の罵声に感謝するお母さん。なんで、感謝なんかするのよ・・

「へ〜、楽しみにしてくれてたんだ。久しぶりだな。思ってた以上に可愛くなったな」

え、、、可愛い、、、私が、、、
予想もしてなかったお兄ちゃんの一言に私はすっごく動揺した
ううん、動揺じゃなくて、、何だろ、、嬉しい?恥ずかしい?
頬、耳、首、おでこ、いたるところが熱くなってくるのが分かる
きっと私の顔、真っ赤なんだろうなって思い、慌ててうつむくと

「どうした?久しぶりで照れてるのか?」

そう言いながらお兄ちゃんは私の頭をポンッ、、ポンっと2回叩く
その叩き方のリズムは昔とまったく変わってない
私もお母さんみたいにお兄ちゃんに抱きつきたくなったけど・・

『ちょ、ちょっと!やめてよね!!い、いつまでも子供扱いしないでよ!!』
『そ、それと楽しみになんかしてなかったんだから!!勘違いしないでね!』

心にもない事を言ってお兄ちゃんの手を振り払い、自分の部屋へ走って戻ってしまった
玄関にいるお母さんとお兄ちゃんの会話が遠くからかすかに聞こえてくる

「あ〜あ、怒らせちゃった」
「史のヤツ、変わってないね、かあさん」
「いっつもあんな感じ。まったく素直じゃないんだよ、あの子は」
「けど史、可愛くなったよ、ホント。昔はただの鼻ったれだったのにな」
541史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/18(木) 19:09:42 0
>>540
ベットの上で寝そべり、枕に顔を埋めてさっきのお兄ちゃんの言葉を思い出していた
(私の事、可愛いだって・・・お兄ちゃんのヤツ・・・)
(私も・・何か言った方がいいのかな・・・)
(でも・・8年振りだよ、、、何て言えばいいの・・)
(お兄ちゃんも・・・・カッ・・カッ・・・カッコ良く・・・なった・・ね・・)
全身の血が驚くぐらい早くめぐってくる感じがして、思わず足をバタバタさせる
(ダ、ダメ!ダメダメ!!そんな事・・言えない!!)
(で、でも、、私がそう言ったら、お兄ちゃん喜んでくれるのかな・・)
(よ、喜んでくれるなら、、言ってあげても、、いいか、、な?)

「史!仕度しなさい!お寺に行くわよ」

アレコレ考えているとお母さんから声がかかる

『分かってるわよ、今準備するところだったの!!』

髪の毛を整えようと洗面所に入るとそこに上半身裸のお兄ちゃんがいた

『!!!!』
「あ、悪いな、ちょっと着替えさせてもらってるんだ。汗かいちゃってさ」

日焼けした胸板に目が奪われる。お兄ちゃんのハダカ・・カッコ良い・・
ちょっと、、、ちょっとだけ、触れてみたいな・・
542史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/18(木) 19:10:21 0
>>541
「汗かいたでしょ。タオルこれ使いなさい。あら、ま〜、随分たくましくなったわねー」

タオルを持ったお母さんが洗面所に入ってきて、お兄ちゃんの背中を軽く叩く

「まあね、就職するまでずっとサッカーやってたし、今も週2でやってるからさ」

私はお母さんの声で我にかえる

『な、何でこんなトコで着替えてんのよ!このヘンタイ!!』
「これ、史。そんな言い方はないでしょ」
「そうだよ、何照れてんだ、”ふみーん”?」

”ふみーん”ていうのは私の昔のアダ名。アダ名って言ってもそう呼ばせたのはお兄ちゃんだけ
お父さんやお母さんが私を”ふみーん”って呼ぶと私は怒ってた

『ふみーんって呼んでいいのはおにいちゃんだけ!呼んじゃダメー!お父さんもお母さんも!』って

私がお兄ちゃんにしか使わせなかったアダ名をまだ覚えててくれたんだ・・

「それに昔は一緒に風呂はいってたしな」

アダ名とお風呂の連続攻撃に私はもう平常心を失いかけた

『な、、ちょ、、や、、やめてよ!、、な、、なんで、、そ、、そんな、、昔の事!!』
「ほら、史が困ってるからあんまりからかうんじゃないよ」
「そうだな、ほい、着替え終わったぞ」
「史もはやく準備するんだよ」

そういい残しお兄ちゃんとお母さんは台所へ戻って行った
取り残された私はその場にしゃがみこみ、ボーっとしていた
543史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/18(木) 19:14:23 0
>>542
それから3人でお寺に行っておばあちゃんのお墓参りをした
その時の会話はあんまり覚えてない。ずっとお兄ちゃんの事ばっか考えてたから
でもひとつだけ耳に残った会話があった

「もう22歳なんでしょ?いい人はいるの?」

お母さんがそうお兄ちゃんに聞いていた。その時、私の耳はダンボみたいになってたかも・・・

「それがいないんだよ。仕事も忙しいしね」

(そうなんだ、お兄ちゃん彼女いないんだ・・)

私がそう心の中で思ってると

「どうしたんだい、史?一人でニヤニヤして」

とお母さんが聞いてきてすっごいビックリした

『わ、私、笑ってた?べ、別にな、なんでもないって!』

そんなに顔に出てたんだ・・
歩く速度を少しだけゆっくりにして、うつむきながら、でもたまに・・・
お兄ちゃんの背中を見ながら3人で家に帰って行った
544史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/18(木) 19:16:04 0
あのー、今さらなんですけどね、ちゃんとツンデレになってます?
正直ドコまでがツンデレなのかよく分からないんで不安なんです・・・
545('A`):2005/08/18(木) 20:46:01 0
ロムってばかりの俺がいうのはおこがましいが、
登場人物の描写をしてほしい。
どんな髪か、どんな服か、どんな香りがして、どんな声で喋るのか。
そうすると、ぐっと引き込まれるんだが。
546史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/18(木) 21:17:57 0
>>545
さっそくの指摘ありがとうございます。
人物描写・・・確かに無さ杉ですよね・・・

改めて前の美樹編を自分で読んでみて痛感しました。
どっちかと言うと内面的な部分だけ押し出し杉って感じで。

いや、実は最後まで書き上げ終わったんですけど自分でも
何か足りないかな・・って思ってたんで、ほんと、ありがとうございます。
ちょっと再度見直してみます

基本的に、自分の作風?をガラッと変える気はないですけど
取り入れた方がいいものは取り入れていきたいし、
せっかく読んでもらうなら少しでもいい物とも思います

他の方も何かありましたらご指摘お願いします
547('A`):2005/08/18(木) 22:27:17 0
>>545
そんなの今まで誰もしてないな
548('A`):2005/08/18(木) 23:31:05 o
香りはさすがに難しいだろ?
髪の匂いがフルーティとかはさすがに無しだべ?
俺はどっちかと言うと会話メインが好きだ!
そっちの方が想像膨らむしな
549('A`):2005/08/18(木) 23:38:49 0
ツンデレモエス…
だめだ…もう頭について離れない。
こんな妹がマジで欲しい。

現状維持でOKかと思う。
今のでも十分楽しめてるよ。
550史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/19(金) 19:23:13 0
>>545
>>548-549
レス本当にありがとうございます。
見直したんですが今の自分の能力では一回書いた物を修正する
能力が無いことが分かりました。

直そうとすると変に長くなったり、後ろの話しがグチャグチャになったりして
まとまんなくなってしまいした。

なので最初に書いた原文?のままで投下させていただきます。

すみません。わがままで。
では、続きを読んでください。
551史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/19(金) 19:25:20 0
>>543
家に戻りリビングで3人でくつろいでいる。お兄ちゃんはお母さんと昔の事を話してる

(私はほったらかし?そんなにお母さんと話たいの?)
(ふ、ふんだ!こうなったら私からは話しかけてあげないからね!!)
(で、でも楽しそうだな・・)

テーブルの下で足をブラブラさせ、お兄ちゃんの足に当たる寸前で止めては戻し
また当たる寸前で止めては戻すを繰り返す

(気づいてよ・・もう!)

思い切って当ててみようと思った瞬間、スッとお兄ちゃんは立ち上がり

「さてっと、じゃあ、俺帰るよ」

と言った。頬杖をついていた私は慌てて手をテーブルの上に置き、お兄ちゃんの方を見た。

(えっ?か、帰っちゃうの?)

「あら、泊まっていくんじゃなかったの?明日仕事?」
「いや、一応着替えとか持ってきてんだけどね」
「遠慮する事ないから泊まって行きなさいよ」
「うーん」

お母さんが泊まっていきなさいと薦めてるけどお兄ちゃんは渋ってる
このままじゃ本当に帰っちゃうかも・・・いてもたってもいられなくなりとっさに私は立ち上がった
そしてうつむきながら・・お兄ちゃんの服の袖を・・親指と人差し指でつまんで・・・

『あ、あのね・・』
「ん?どうした?」
『そ、そのね・・も、もうちょっと・・もっとね・・・』
「なんだよ、はっきり言えって・・」

(お兄ちゃんと話したいの・・一緒にいたいよ・・・)
(少しでいいから、ううん、たくさん、たくさんね・・)
552史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/19(金) 19:43:10 0
>>551
心の中では言えてもいざお兄ちゃんを前にするとうまく言葉に出来ない
私が恥ずかしいぐらいモジモジしているとお母さんの携帯が鳴った

「はい、え、そうなんですか」
「いえ、大丈夫です。じゃあ、あと10分したらそちらに向かいます」

「どうしたの?かあさん」
「なんでも今日夜勤の人が急に熱出して来られなくなったみたいなの」
「夜勤って?」
「あら、アンタに言ってなかったっけ?母さん今、看護師なの」
「そりゃ大変だね」
「そんな訳だから母さんはこれから仕事いくから、アンタは遠慮せずに泊まって行きなさい」
「そこまで言うならそうするよ。明日母さん帰ってきたらまたゆっくり話そうか」
「じゃあ、ご飯とか史に用意してもらってね。史、まかせたわよ」



食卓の私の目の前の席にはいつも母がいる。でも今、目の前に座っているのは・・・
まるでマラソンを走った後みたいに心臓がバクバクしてるのがわかる
ま、まさかこの音、お兄ちゃんに聞こえたりしないよね・・・
553史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/19(金) 19:50:58 0
>>552
いつもお母さんが座っている食卓のイスにお兄ちゃんが座ってる・・・
今この家にはお兄ちゃんと私の二人きり・・・
まるでマラソンを走った後みたいに心臓がバクバクしてる・・
ま、まさかこの音、お兄ちゃんに聞こえたりしないよね・・・

「ハラへったな。何か作ってくれるか?」
『え、あ、う、うん。お、お母さんに頼まれちゃしょうがないし』
「何が作れるんだ?」
『一応、一通りは・・・』
「へー、すごいな。じゃあ何を作ってもらおっかな」

お兄ちゃんが私の手料理を楽しみにしてくれてる!で、でも、失敗したらどうしよう・・・

『は、早く決めてよね!私もお腹空いてるんだし』
 (あぁ、もう、なんでこんな口調で言っちゃうんだろう、せっかく楽しみにしてくれてるのに・・)
「お、そうだな。んじゃ、ふみーんのおススメをお願いしようかな?」
『おススメ?』
「そ、一番自信あるのを食べさせてくれないか?」
『一番自信あるのは・・卵焼きかな?』
「ちょっと甘いヤツ?」
『そう』
「あれか!かあさんが遠足とかで持たせてくれたヤツだろ!作れるのか!いやー、アレ食べたかったんだ」
『ふーん。そうなんだ。あ、案外子供っぽいんだね』
「いいじゃんか、おふくろの味ってヤツだ、早く作ってくれって」

嬉しそうなお兄ちゃんの顔を見てるととっても穏やかな気持ちになれる
今なら素直に話せるかな・・・

 (お兄ちゃんのタメに腕によりをかけて作ってあげるね)
『そ、そこまでお願いされたんじゃしょうがないわね。わ、私は他のが食べたかったんだど、しょうがないから作ってあげるわよ』
 (もう!何で余計な事を口にするんだろう・・私って・・・)
554史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/19(金) 19:54:01 0
>>553
私はお母さんに教えてもらった通りの卵焼き(ちょっと焦がしちゃったけど)を作り
後は炒め物やお味噌汁とかを食卓にならべた
食事中、両親が離婚してからのお兄ちゃんの事を色々と話してもらった
他の人が聞いたらほんとーに他愛もない話しばっかだったけど、こうしてお兄ちゃんと二人で話せるなんて夢みたい

「ふー、ごちそうさん。うまかったー」
『ほんとうに?』
「ウソついてもしょうがないだろ、こんなに作れるとは思ってもなかったな。ちょっと感動したよ」

お兄ちゃんが私の料理に喜んでる・・・もっと色々な物作ってあげたい・・・
 (た、例えば週末とかにお弁当とか持ってお兄ちゃんのとこ行くとかは?)
 (そ、それで一緒に公園とか遊園地で食べるとか・・・)
 (え、で、でもそれってはたから見れば恋人同士みたい!!)

頬づえついて私がアレコレ考えているとお兄ちゃんが不思議そうに聞いてきた。

「・・どうかしたのか?ニヤニヤして」
『え!あ、いや、な、なんでもない!なんでもないって。あ、そ、そうだ、よかったら・・』

たまには私が作ってあげようか? って言おうとしたら

「今度はかあさんのが食べたいな」
『え・・』
「ふみーんのもうまかったけどさ、やっぱかあさんのが食べたいじゃん」

何よ、せっかく一生懸命作ったのに!おいしいって言ったくせに.・・人の気も知らないで!!

「あ、ごめんな。話の途中で。何か言いかけなかったか?」
『なんでもないわよ!!バカ!!』
555('A`):2005/08/20(土) 03:27:58 0
>>史の人
GJ!
556('A`) :2005/08/20(土) 08:53:52 0
>>史の人
超Good Job!
兄さんとしゃべりたいけど恥ずかしくてしゃべれないという史に萌え
557史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/20(土) 23:24:35 0
>>554
それからお風呂が沸くまで、二人でバラエティ番組をみた
お母さんは普段、バラエティ番組を見ない。誰かと見るのがこんなに楽しいものだなんて知らなかった
 (毎日がこんなんだったらいいな・・・)
そうこうしている内にお風呂が沸いたから、私はお兄ちゃんに聞いた

『お風呂沸いたけど、先に入る?』
「どっちでもいいけど」
『もう、はっきりしなさいよ!!まったく男ってみーんな優柔不断なんだから!』
「おお、怖っ!じゃあ先にいただくよ」
『はい、タオルはこれ使ってね。シャンプーとか女物しかないけどガマンしてね』

扉1枚へだてた向こう側にハダカのお兄ちゃんがいる・・・
何か落ち着かなくてリビングをウロウロしていると脱衣所からお兄ちゃんが話しかけてきた

「お、そうだ!久しぶりに一緒に入るかー?」
『え・・・』

もう、心臓が止まるかと思った。お兄ちゃんとお風呂・・・それって、もちろん、お互いハダカ・・・
な、何考えてるの!!お兄ちゃん、私のハダカが見たいの?!
私は、お兄ちゃんとお風呂入り・・た・・・い?で、でもそれって・・・その・・

その一言でパニックなっている私。するとお兄ちゃんがまた話しかけてくる

「はは、冗談だ。お寺行く前に思い出したから言ってみただけだ」
558史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/20(土) 23:25:40 0
>>557
な、何よ!人を小馬鹿にして!もう頭に来たからね!仕返しでもしてやらないと気がすまない!!
でもどうやって仕返ししてやろうかしら・・・着替えを隠す?ううん、そんなもんじゃ足りない
・・・・・・本当に入ってやろうかしら・・・すっごくびっくりするだろうな・・・って!
そ、そんな事出来るわけないでしょ!!もう、私ったら・・
(ホントウハ、イッショニハイリタインデショ?)
(え、何?今の声?)
(イイカゲンスナオニナリナサイヨ!)
(そ、そんな事思ってない!!)
(キョウシカナイカモシレナインダヨ?)
(・・・・・・・・・・)
どこからか聞こえてくる声に動かされて私は脱衣所に向かった


脱衣所に入り私は衣類を全部脱いで、タオルで前を隠す
(本当に入っていいのかな・・・)
(今なら引き返せるよ・・・)
浴室からシャワーの音が聞こえてくる
(今ならすっと入れる、シャワー浴び終わったら入れなくなるよ・・)
するとシャワーの音が止まる
全身がビクっとする。ああ、ダメ、今、入らないと!!
私は意を決して浴室のドアを開ける
559史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/20(土) 23:31:56 0
>>558
「うぉわ!!」

すっとんきょんな声を出し、すごい勢いで、そして慌てて湯船につかるお兄ちゃん
その動きに私はリラックスでき、ちょっとだけ平常心を取り戻せた

「ちょ、、な、、何入ってきてんだよ!!」
『お、お兄ちゃんが入るかって、、、、誘ったかた来たんだからね!!』
「じょ、冗談だっていっただろ?だいたいお前、いくつになったと思ってんだ」
『べ、別にいいでしょ!兄妹なんだし』
「だ、だからってさ・・」

も、もしかして、、お兄ちゃんもドキドキしてるのかな・・・
私は冷静に振舞うようにいつも通り、髪を洗おうとする

『か、髪の毛洗うから、、、そっち向いててよ!!』
「あ、ああ」

私が髪の毛と体を洗ってる間、お兄ちゃんはずっと背中を向け、さらに両手で自分の顔を隠していた
普段と同じ様に体を洗ってるのに・・・湯船にお兄ちゃんがいるだけですっごくドキドキしていた

「も、もう洗い終わったか?」
『う、うん』
「じゃ、じゃあ俺一回風呂でるよ」
『え・・もう体とか洗ったの?』
「い、いや・・頭しか洗ってないけどさ・・ほ、ほら!目つぶってろって!」

そう言って湯船から出ようとするお兄ちゃん。どうしよう・・このままじゃ本当にお風呂から出ちゃう・・
560史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/20(土) 23:33:24 0
>>559
私は考えるより先に体が動いた
お兄ちゃんが入っている湯船の空いているところに自分の体をもぐりこませた

「ちょ、、何してるんだよ!!」
『い、いいじゃん・・一緒に・・入るぐらい・・』
「だ、ダメだって!!悪ふざけも程ほどにしろ!俺、出るからな!!」

そう言って本当に湯船から出ようとするお兄ちゃん。私はもう何も考えず、お兄ちゃんの背中に抱きついた

「ふ、史?!」
『・・せっかく・・逢えたんだもん・・逢いたかったんだよ・・・8年だよ・・・?』
「・・・」
『・・お願いだから・・ちょっとだけ・・・こうさせてよ・・・』
「わ、わかったよ。す、少しだけだからな」
『・・・うん・・ありがとう・・』

ようやく、ちょっとだけ自分に素直になれたみたい・・・
私はずっとお兄ちゃんの背中に抱きついていた。大きくて、あったかいお兄ちゃんの背中に
そして昔を懐かしむようにお兄ちゃんに話しかける

『子供の頃はお兄ちゃんが私を抱っこしてお風呂入ってたよね』
「ん、あ、ああ、そ、そうだったな・・」
『私がシャンプー嫌いで、いっつもお兄ちゃんが洗ってくれてた』
「あ、ああ」
『大変だったんだよ?お兄ちゃんと離れてから。お母さんね、自分で洗いなさい!って洗ってくれなかったの』
「そ、そうか、かあさんも大変だ」

何だかお兄ちゃんの様子がヘンだな?さっきから話し方がうわの空って感じ・・
561('A`):2005/08/21(日) 17:47:01 0
>>史の人
お疲れさん。これからの展開に期待しとります('A`)b
562史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/21(日) 22:05:36 0
>>560
 (何かお兄ちゃんの様子が変だな、緊張してるのかな・・・)
 (どうすればいいだろう?背中でも洗ってあげようかな。も、もちろん背中だけ・・・)

『ね、ねえ、まだ体洗ってないんでしょ?私が洗ってあげるよ』
「い、いやぁ!!!い、いいって!いい!だ、大丈夫!」
『せ、せっかく人がやってあげるって言ってるんだから遠慮しないでよ!、ハイ!イスに座って!!』

半ば強引に湯船から出させ、イスに座らせる
私はタオルに石鹸をつけ、湯船に入ったままでお兄ちゃんの背中を洗う

『ふ、ふーん、け、結構、たくましい背中だね・・』
「そ、そうでもないぞ」
『はい、これでお終い。流すわよ』

そう言って湯船の中で立ち上がり、背中を流す。真上からお兄ちゃんをみると下半身にかけてあるタオルの中心が出っ張っていた・・
(え、あ、あれって!!お、お兄ちゃんのアレが・・ああいう状態って、、は、反応してるんだよね!?)
私は桶のお湯がなくなったのにすら気づかず、ただその一点を凝視していた

「ありがとな・・・ん?どうした・・・?」

そう言って振り向くお兄ちゃん
私は無防備に立っていたので当然お兄ちゃんの視線には私のハダカが・・
私の視線は相変わらずお兄ちゃんの下半身・・
563史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/21(日) 22:08:26 0
>>562
「あ、うわ、そ、その、、ゴ、ゴメン!!」

慌てて向きを変え、謝るお兄ちゃん。私は自分のハダカが見られた事よりも何でお兄ちゃんのアレが・・
そ、そうなってるかに気をとられていた

『べ、べ、、別に兄妹なんだし、、、は、ハダカぐらい見られても・・平気じゃん』
「ま、まあそれは、そうなんだけど」
『そ、それよりさ、き、聞いていい?』
「な、何をだよ?」
『あ、あの、そ、そのね、お、お兄ちゃんは・・・』
「だ、だから、何だって!」
『私の・・・ハ、、ハダカで・・こ、こ、興奮したから・・そうなってるの?』
「ば、、そ、、そんなこと、、、」

お兄ちゃんは私の方に振り向き、慌てて否定しようとする
でも視線の先にはハダカの私がいるからまた慌てて振り向きなおす

「は、早く何かで隠せって!そ、それか風呂に入れ!」
『や、やっぱり・・そ・・そうなんだ・・・』
「し、、しかたないだろ!だって・・お前が・・・」
『え、、私が・・何?』
「・・な、何でもねーって!」
『何でもなくないでしょ?ね、何?』
「お前が・・か、可愛いからさ・・・・」

その言葉に私は嬉しくなり、ペタっと湯船に座り込み泣き出してしまった
さっきも可愛いって言ってくれたけど冗談だと思ってた。でも、今のは冗談じゃないってわかったから・・・
大好きなお兄ちゃんが・・私の事・・本当に・・可愛いって・・
564史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/21(日) 22:09:15 0
>>563
「お、おい、、ど、、どうした?」
「な、泣きやめって・・なぁ、史・・・」

そう言って頭をなでてくれるお兄ちゃん。頭のてっぺんから優しさが体全体に伝わる感じがする

『・・私ね・・・ずっと・・ずっと・・・好きだったの・・・』
「な、何が・・」
『ずっと、ずっと、お兄ちゃんの事が・・・』
「史・・」
『だ、だからね・・お兄ちゃんが・・私の事・・可愛いって言ってくれて・・・』
「・・・」
『この8年・・不安で不安で・・しょうがなかったの・・だって・・電話も手紙もくれないし・・・』
『私・・お兄ちゃんに嫌われたんだって・・思ってたんだよ・・・?』
「・・悪かったな・・史」
『・・・お兄ちゃんは?』
「俺・・が?何?」
『お兄ちゃんは・・私の事・・どう思ってる?』
「どうって・・可愛い妹だと・・・」
『可愛いだけ?』
「・・い、いや・・そ、それは・・」
『教えてよ・・・』
「・・驚くぐらい可愛くなってるし・・・何ていうか・・・8年もあってないと・・・妹っていうより・・」
『はっきり・・言って・・妹として可愛い?・・じゃなくて・・・』
「そ、、それは、、」
『はっきり!!』
「・・一人の・・女として・・・その・・好きっていうか・・好きになったかも・・・」

私はその言葉を聞いて夢中でお兄ちゃんに抱きついた
565史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/21(日) 22:10:11 0
>>564
お風呂から上がって、お布団を空き部屋に運ぶ。お兄ちゃんにはそこで寝てもらいないとお母さんから電話があった

「じゃあおやすみ。ゆっくりな」
『うん、お兄ちゃんもね』

そう言って私は自分の部屋に戻り、ベットの上で枕を抱えている
ついさっきまでお兄ちゃんと一緒にお風呂に入ってたんだ・・・
思い出すだけで体中が暑くなってくるのがわかる
(お兄ちゃんが・・私の事、一人の女の子として・・)
お兄ちゃんの言葉を思い出す

「・・一人の・・女として・・・その・・好きっていうか・・好きになったかも・・・」

(キャー!!、そ、それって両思いって事だよね!)
私は枕を抱えたまま右へ左へ転がってしまう
(両思いって事は、手つないだり、デ、デートとかしたりとか・・・)
誰かがみたらバタ足の練習してるの?ていうぐらい足をバタバタする
(デートっていったら、映画でしょ、遊園地でしょ、夜景がキレイな公園とか・・)
(公園のベンチに座って、気が付いたら周りはカップルだらけで・・)
(周りの雰囲気でその・・キ・・キスとかも・・)
もう興奮が押さえられなくてバンバンと枕を叩く

『でも・・お兄ちゃん、明日・・帰っちゃうんだ・・』

二人で写ってる写真を見ながらそうつぶやくと何だか急に寂しくなってきた・・

『・・やっぱり寂しいよ・・・』

するとまたどこからか声が聞こえてきた
566史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/22(月) 18:57:34 0
>>565
(ダッタラ、イマカラオニイチャンノトコ、イケバイイジャン)
(い、今からって・・・)
(イッショニネテクレバ)
(!!!い、い、一緒に寝るって!!!む、むむむ無理だよ!!)
(キョウシカ、ナイカモシレナインダヨ?イイノ?)
(で、でも・・・)
(オニイチャンモ、ワタシノコトスキナンダヨ?)
(・・・・・・・・・)
(スキナヒトドウシガ、イッショニネルノハ、ヘンナコトジャナイヨ)
(そ、そうだよね・・へ、変じゃないよね・・・そ、それに兄妹だし・・)
(キョウダイナンテカンケイナイヨ、オタガイガオタガイヲスキダッタラ・・)

その言葉で私は何かを決心した。そして自分の枕を持ってお兄ちゃんがいる部屋へ向かった


『お兄ちゃん・・』
「どうした?何か用か?」
『・・・・・』

私は無言でお兄ちゃんの横に枕を置き、布団の中に入っていく

『お、おい!』
「さっきも言ったけどね・・私・・お兄ちゃんが・・・お兄ちゃんの事が・・・」
567史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/22(月) 18:58:10 0
>>566
「それ以上言うな!」
『な、どう、、して?』
「ふ、史は・・俺の妹なんだ、さっきは・・お・・俺もどうかしてたんだ・・」
『わ、私は・・』
「久しぶりにあったとしてもやっぱ兄妹は兄妹なんだから」
『イヤ!そんなのヤダ!』

私はお兄ちゃんの胸に顔を押し付け、ギュっと抱きつく。ありったけの力をこめて・・・

「史・・」
『そんなの関係ない!もう私待つのヤダ!』
「・・・・・・」
『昔なんて関係ないじゃない!お兄ちゃんは・・今の私の事、好きなの?嫌いなの?』
「き、嫌いな訳ないだろ・・・」
『嫌いじゃないなら何?』
「・・・」

お兄ちゃんの胸から顔を離し、鼻と鼻がくっつくぐらいの距離でお兄ちゃんの目をみつめる

『はっきり・・聞きたい・・聞かせてよ・・・』
「俺は・・史の事・・好きになったみたいだ・・・」
568史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/22(月) 18:59:34 0
>>567
『私も・・お兄ちゃんが・・大好き・・好きで・好きで・・どうしょうもなんないの・・』
「史。俺もお前が好きだ!」

お兄ちゃんがそう言うと私の唇にお兄ちゃんの唇がそっと触れる。

『ん、、んんっ、、』

突然のキスにビックリした・・お兄ちゃんが・・私にキスしてくれた・・
チュッ、チュッ っと離れては触れ、また離れては触れるだけのキスが繰り返される
嬉しさと恥ずかしさが混在して・・また、少しだけ強がってしまう

『キ、キスして・・いいなんて・・だ・・誰が・・言ったのよ・・・』
「ここまで来ても素直じゃないな・・ふみーんは・・」

私の気持ちが伝わったのか、そう言ってまたキスをしてくるお兄ちゃん。今度は舌が私の中に・・
ピチャ、ピチャっとお互いの唾液が交じり合う音が脳をとかしていくみたい・・・
とろけるような隠微な音に体中の力が抜けていく・・

『ん、ふ、、あぁぁ、、』
「これが大人のキスだぞ」
『お、大人の・・』

映画やドラマで聞いた事がある言葉・・これが・・大人のキス・・・

「いやだったか?」
『ば・・ばか・・い・・いちいち聞かないでよ・・』
「じゃあ、もう一回な」

お兄ちゃんの舌がまた私の中に入ってきてさっきより激しく、でも優しく・・・私の中で動いてる
569史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/22(月) 19:00:08 0
>>568
『ハァ、、ハァ、、お、、おに、、いちゃん、、、』
「史・・俺も男だし、これ以上はガマンできなくなるぞ?」
『ンッ・・ハァァ・・えっ・・?』

お兄ちゃんが何を言いたいのかなんとなく分かった。これから先って・・お兄ちゃんと・・ひとつになるって事だよね・・
ちょっと不安だけど・・お兄ちゃんとなら・・・

『し・・しかた・・ないわね・・・おにいちゃ・・んが・いいな・・ら・・・』
「史・・好きだよ・・」

私の体にお兄ちゃんが乗ってくる。そして首筋にキスをされる

『あ、、、や、、な、、なんか、、それ、、ゾクゾクす、、る、、、』

右手だけで器用にパジャマのボタンをひとつずつ外され、胸があらわになった

「史の胸、キレイだよ」
『い・・いちいち・・言わないでよ・・へ・・ヘンタ・・イ・・』
「変態ってなんだよ。そんな事言うならこれはどうだ?」
『え、、や!!はっ、んんんんっ、!!』

右の乳首の周りを円を書くように指のお腹で触られる。もう、強がる言葉が口から出なくなる

『んんんんんっ!!ちょ、、や、、、やめ、、ぁああっぁ!!』
「こっちもいいか?」

そう言ってお兄ちゃんは左の乳首を唇で軽く、甘噛みしてくる

『あ!やっ!は、はふぅうぅぅ!!』
570史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/22(月) 19:01:55 0
>>569
ビックリするくらい上半身がのけぞる。もう、どこを触られても・・・こ、声が出ちゃう・・・

『お、、お兄ちゃん・・・わ・・私・・・・・』
「気持ちいいのか?」
『だ・・だから・・い・・いちいち・・聞かな・・いで・・よ・・・バ・・ハァ・・カァ・・』

気がつくとお兄ちゃんはパジャマを脱いでいて、私もいつの間にかパンツ一枚になっていた

『ちょ、、ちょっと、、い、いつの間に、、、ぬ、脱がせ・たの・・・?』
「そんなのも分からないぐらい気持ちよかったのか?」
『も、もう、、知らない、、、』

恥ずかしさから両手で顔を隠すとサッとパンツを脱がされた

『え、、あ、、キャっ!』

ふたりとも生まれたままの姿になって、、今更ながらすっごく恥ずかしくなってきた
思わず反対側を向いて亀のように体を丸める
 (や、やっぱりダメ!恥ずかしいよ・・・・)
どうしようもなく恥ずかしくなって私は動けなり、声も出せなくなっていた
するとまたあの声が聞こえてきた・・・
571('A`):2005/08/22(月) 22:28:23 0
うはw生殺し!
史の人GJ!です
私もビックリするくらい下半身がのけぞっております
572史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 19:02:41 0
>>570
(ダッタラ、イマカラオニイチャンノトコ、イケバイイジャン)
(い、今からって・・・)
(イッショニネテクレバ)
(!!!い、い、一緒に寝るって!!!む、むむむ無理だよ!!)
(キョウシカ、ナイカモシレナインダヨ?イイノ?)
(で、でも・・・)
(オニイチャンモ、ワタシノコトスキナンダヨ?)
(・・・・・・・・・)
(スキナヒトドウシガ、イッショニネルノハ、ヘンナコトジャナイヨ)
(そ、そうだよね・・へ、変じゃないよね・・・そ、それに兄妹だし・・)
(キョウダイナンテカンケイナイヨ、オタガイガオタガイヲスキダッタラ・・)

その言葉で私は何かを決心した。そして自分の枕を持ってお兄ちゃんがいる部屋へ向かった
573史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 19:04:03 0
>>572
『お兄ちゃん・・』
「どうした?何か用か?」

私は無言でお兄ちゃんの横に枕を置き、布団の中に入っていく

『お、おい!』
「さっきも言ったけどね・・私・・お兄ちゃんが・・・お兄ちゃんの事が・・・」
「それ以上言うな!」
『ど、どう、、して?』
「ふ、史は・・俺の妹なんだ、さっきは・・お・・俺もどうかしてたんだ・・」
『わ、私は・・』
「久しぶりにあったとしてもやっぱ兄妹は兄妹なんだし・・・」
『イヤ!そんなのヤダ!』

私はお兄ちゃんの言葉を遮り、胸に顔を押し付け、ギュっと抱きつく。ありったけの力をこめて・・・

「史・・」
『そんなの関係ない!もう私待つのヤダ!』
「・・・・・・」
『昔なんて関係ないじゃない!お兄ちゃんは・・今の私の事、好きなの?嫌いなの?』
「き、嫌いな訳ないだろ・・・」
『嫌いじゃないなら何?』
「・・・」

お兄ちゃんの胸から顔を離し、鼻と鼻がくっつくぐらいの距離でお兄ちゃんの目をみつめる

『はっきり・・聞きたい・・聞かせてよ・・・』
「俺は・・史の事・・好きになったみたいだ・・・」
574史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 19:04:57 0
>>573
『私も・・お兄ちゃんが・・大好き・・好きで・好きで・・どうしょうもなんないの・・』
「史。俺もお前が好きだ!」

お兄ちゃんがそう言うと私の唇にお兄ちゃんの唇がそっと触れる

『ん、、んん、、』

突然のキスにビックリした・・お兄ちゃんが・・私にキスしてくれた・・
チュッ、チュッ っと離れては触れ、また離れては触れるだけのキスが繰り返される
嬉しさと恥ずかしさが混在して・・また、少しだけ強がってしまう

『キ、キスして・・いいなんて・・だ・・誰が・・言ったのよ・・・』
「ここまで来ても素直じゃないな・・ふみーんは・・」

私の気持ちが伝わったのか、そう言ってまたキスをしてくるお兄ちゃん。今度は舌が私の中に・・
ピチャ、ピチャっとお互いの唾液が交じり合う音が脳をとかしていくみたい・・・
とろけるような隠微な音に体中の力が抜けていく・・

『ん、ふ、、あぁぁ、、』
「これが大人のキスだぞ」
『お、大人の・・』

映画やドラマで聞いた事がある言葉・・これが・・大人のキス・・・

「いやだったか?」
『ば・・ばかぁ・・・い・・いちいち聞かないでよ・・』
「じゃあ、もう一回な」

お兄ちゃんの舌がまた私の中に入ってきて・・さっきより激しく、でも優しく・・・私の中で動いてる
575史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 19:05:49 0
>>574
『ハァ、、ハァ、、お、、おに、、いちゃん、、、』
「史・・俺も男だし、これ以上はガマンできなくなるぞ?」
『ンッ・・ハァァ・・えっ・・?』

お兄ちゃんが何を言いたいのかなんとなく分かった。これから先って・・お兄ちゃんと・・ひとつになるって事だよね・・
ちょっと不安だけど・・お兄ちゃんとなら・・・

『し・・しかた・・ないわね・・・おにいちゃ・・んが・いいな・・ら・・・』
「史・・好きだよ・・」

私の体にお兄ちゃんが乗ってくる。そして首筋にキスをされる

『あ、、、や、、な、、なんか、、それ、、ゾクゾクす、、る、、、』

右手だけで器用にパジャマのボタンをひとつずつ外され、胸があらわになった

「史の胸、キレイだよ」
『い・・いちいち・・言わないでよ・・へ・・ヘンタ・・イ・・』
「変態ってなんだよ。そんな事言うならこれはどうだ?」
『え、、や!!はっ、んんんんっ、!!』

右の乳首の周りを円を書くように指のお腹で触られる。もう、強がる言葉が口から出なくなる

『んんんんんっ!!ちょ、、や、、、やめ、、ぁああっぁ!!』
「こっちもいいか?」

そう言ってお兄ちゃんは左の乳首を唇で軽く、甘噛みしてくる

『あ!やっ!は、はふぅうぅぅ!!』
576史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 19:10:15 0
>>572-575

ホントーにすみません!!
自分のレス、ろくに読まずにモロ重複・・・・  
スレ汚しすみません  orz orz orz
577('A`) :2005/08/23(火) 19:17:34 0
ドンマイ、そしてGOD JOB
578('A`):2005/08/23(火) 20:20:35 0
hahaha
579史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 23:28:44 0
>>570
(ココマデキテ、ナニヲコワガッテルノ?)
(だって・・)
(スキナヒトトムスバレルノハ、シアワセナコトナンダヨ)
(そ、そうなんだけど・・そ、そういえばあなたはいったい誰なのよ!さっきから人に命令ばかりして!!)
(ナニバカナコトイッテルノ?ワタシハアナタジャナイノ)
(あなたは・・私?)
(アナタガイツマデモスナオジャナイカラ、セナカオシテアゲテルノ!!)
(だ、だって・・)
(ワタシガデキルノハココマデ、ホラ、オニイチャンガマッテルヨ!イイカゲンスナオニナリナサイッテ!)
(・・・うん、ありがとう・・今度こそ・・素直になるね)
(ウン、ガンバッテネ)

すっと体の向きを変え、お兄ちゃんの胸の中へ飛び込む
「史・・・怖いんだったら・・・」
『私、お兄ちゃんと・・一つになりたい・・・お兄ちゃんに・・』
「わかった・・・」
『お兄ちゃん・・』
580史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 23:29:19 0
>>579
さっきまではお兄ちゃんの舌が入ってきてもなにも出来なかったけど今度は自分から舌を絡ませてみる
・・ッチャ・・ピチャ・・ジュ・・クチュ・・

『ん、、んんん、、』

お兄ちゃんは左の手の平で私の乳首を優しく、時にはちょっと強く揉んだり、つまんだりしてる

『ハァァァ、、、そ、そこ、、も、、もっと、、ンンンッンン!!』

右手は腰のあたりをなぞるように上下に動いている。腰から全体に電流が流れる感じに包まれる

『な、、何か、ンハァァ、、は、、走ってる、、よ、、、ッやぁぁん、、、』

その頃には私のアソコはすっごく濡れてて・・自分でもはっきりわかる程・・・

「触るよ?」
『え、、あっ、、や、、あぁぁぁぁぁぁ!!』

フイにお兄ちゃんの右手が私のアソコに触れられる
それは軽く、多分指が一本だけアソコにそえられただけなのに・・・

『あ、、あっ、、んんっ!な、、、に、、、?、、、んんっ!!、、』
581史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 23:30:20 0
>>580
触れられた指がちょっとだけ上下にゆっくりと動く
グチュ、、クチュ、、チュ、、グチュ、ニュ、、
キスの時よりもヤラしい音が耳の奥でこだまする

『お・・お・・・にい・・ちゃ・・・ぁん・・や・・だ・・め・・んん!・・・ハァ・・ン・・』
「痛くないか?」

動いていた指が左右に、そしてに円を描くようになっていく

『アッ・・ンッ・・ヤッ・・あ・・熱い!・・熱いよぉ・・』

力をいれてガマンしようにも・・ヒザから下にまったく力がはいらない・・
アソコから全身に向かって・・波が・・押し寄せてくる

『ハァ・・ハァ・・お・・にいちゃ・ん・・わた・わ・・わた・・し・・』

臆することなく気持ちよさを口にすると、円を描いていた指がピタっととまり、アソコにそって下から上になぞられる
ちょうど、お尻からおへそに向かって・・そしてスーっとクリトリスを指でなぞられると

『アッ・・!!そ・・そこ!!熱い!!熱いよ!!だ、ダメぇぇぇ!!』

私は夢中でお兄ちゃんの頭を抱きかかえ、ありったけの力を全身にこめる
でもその力が全部アソコに集まっていくみたいになって・・・・・
体がガクンガクンしてくる・・頭が・・頭の中が・・真っ白に・・・

『ンンンッ!!ダメッ・おに・・い・・ちゃ・ファァッ・ンン・!!ダメ!!イッ・・イッちゃう!!!』
『ンアッ、、や、、、ア、、あぁあ、、アァァァァァ!!』
582史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/23(火) 23:33:34 0

****************************

気を取り直して続きを投下しました。
次回が最終回になります。最後の部分はちょっと見直してますんで
明日にでも投下出来ればと思います。
思ったより駄文・長文になってしまってすみません・・・
583('A`):2005/08/24(水) 01:45:03 0
最近のしか読んでないけどGJ!!
生殺し最高-('A`)ノ"
584('A`):2005/08/24(水) 16:55:28 0
GJ!!!(´・ω・`)b
585史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/25(木) 20:47:39 0
>>581
ふわぁーっとした感じで目が開く・・まるで深い、深ーい海の底から浮いてくるみたいな感じ・・
あ、あれ?私・・何してたんだっけ・・

「・・・み」

遠くから優しい声が聞こえてくる・・えっと・・・誰の・・声だっけ・・・・

「・・・ふ・・み・・・」

あ・・おにい・・ちゃんの・・声だ・・

「・・ふみ・・大丈・・夫か・・・」

ボーっとしてるせいか目がはっきり開けられない。うつろな目でお兄ちゃんを探す

『・・おに・・いち・・ゃん?』
「ようやく起きたな。おはよう」
『・・・おは・・よう・・・?』

私はお兄ちゃんの腕枕の中にいた。モチロン二人ともハダカで
それに気づくと私は慌てて飛び起き、お兄ちゃんから離れタオルケットで全身を隠した

『ななな、なんでハダカなのよ!!』
「覚えてないのか?」
『なななな、何をよ!!』
「昨日の夜の事をだよ、決まってるだろ?」
『え、、昨日・・・?』
586史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/25(木) 20:48:31 0
>>585
「大変だったんだぞ、あれから」
『あ、あれからって・・・?』
「いくら呼んでも起きないからさ、ちょっとびっくりしたよ。そしてら史、スースー寝息たてて寝始めたんだ」
『え・・ね・・寝ちゃったの・・私・・』
「疲れてたみたいだからそのまま寝かせておいたんだよ」

そういえば、お兄ちゃんに逢えるのが嬉しくて嬉しくて・・昨日、結局、一睡も出来なかったんだ・・
それで・・その・・・・気持ちよくなって・・そのまま・・寝ちゃったの・・・?

(せっかく素直になれたのに・・お兄ちゃんと・・ひとつに・・なれなかった・・・)
そう思うと何だか悔しくて、悲しくなってきて、私は泣き始めた

「お、おい、泣くなって」
『・・ご・・ご、めんな、、さい・・・・』
「いいよ、気にするなって」
『で・・でも・・せっかく・・』
「そりゃ、史と、その、なんだ、あー、史をさ・・抱けなかったのは残念だけどさ・・」
『・・う・・ん・・』
「今日だけって訳じゃないだろ?」
『え・・』
「史の寝顔みながらずっと考えたんだよ」
『な、なにを・・?』
「俺さ、妹の史じゃなくてさ、、史と、、ちゃんと付き合いたいなって」
『・・・』
587史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/25(木) 20:50:32 0
>>586
「まぁ、色々大変だろうけど、それでもいいか?」
『お兄ちゃん・・』

私は何も言わず、お兄ちゃんに抱きついた。私の気持ちなんて決まってるじゃない!!

『しょ、しょうがないわね!お兄ちゃんがそこまで言うなら・・・つ、つ、付き合ってあげてもいいわよ!』
「はは、そうだな、これからもよろしくな」

私はお兄ちゃんを見つめ、自分からキスをする。お兄ちゃんも答えてくれる
何回も、何回もキスをした
ギュッとお兄ちゃんと抱き合っているとあの声が聞こえた

(ヨカッタネ)
(うん、本当にありがとね)
(コレデワタシノヤクメモオワリ)
(え、終わりって?どっかいっちゃうの?)
(マダキヅカナイノ)
(何を?)
(ワタシハ8ネンマエノアナタナンダヨ)
(8年前の私・・・)
(オニイチャンヘノオモイヲツタエラレタンナラ、ワタシノヤクメハオワリデショ?)
(そっか・・そうだよね・・ごめんね、今まで閉じ込めてて)
(ソレジャ、ズットズットオニイチャントナカヨクネ)

『ねぇ、お兄ちゃん』
「ん、なんだ」

『(ワタシ、ユウエンチニイキタイ!!)』



〜 完 〜
588史の人 ◆SgJGa0Dhu6 :2005/08/25(木) 21:00:24 0
まずは長文に付き合ってくれてありがとうございます。
最後は悩んだんですけど、美樹編に似た結末になってしまいました。
マンネリですみません。
セクース描写に挑戦したんですけど、難しくて・・・

それと途中途中でレスくれた方、嬉しかったです。
まったくレスがないとつまんないのかなって思うんですよね。
ホント、励まされました。

連載途中の作家さん、続き待ってますので頑張って下さい。
当分は名無しに戻ります。また新作を書く気になったら同じトリで現れますので
また暇つぶしに読んでください。

それじゃ  ノシ
589('A`):2005/08/25(木) 22:00:35 0
きれに終わってますねえ
禿げしくGJっす
590('A`):2005/08/25(木) 23:25:44 0
史の人GJ!オツカレです
最後までヤらないのもイイと思います
妹小説はやっぱり「禁忌と背徳とストイック&プラトニック」がないと
591('A`):2005/08/27(土) 09:36:51 0
GJ
592('A`):2005/08/27(土) 21:26:27 0
支援GJ
593('A`):2005/08/29(月) 03:44:11 0
保守
594('A`):2005/08/29(月) 19:25:04 0
最近書いてないなー・・・
こないだ間違えて全部消したからなー・・・
595('A`):2005/08/30(火) 12:25:10 0
中2の時母の再婚により私に姉k代と2つ下の妹H子の2人の姉妹ができました。
最初は慣れなかった私もいつのまにか彼女たちの存在を意識しなくなった高3の夏の事でした。
学校から家に帰ってみると私の部屋から女性の喘ぎ声が聞こえてきました。
恐る恐るドアを開けてみるとベッドの上で高一になったH子がオナニーしていました。
片手で大きなオッパイを揉み片手であそこをいじっていました。
没頭しているようでしばらくは気付きませんでしたが私と目が合うと慌てて布団に潜り込みました。
私は部屋へと入り明りを付け「なんで人の部屋でオナニーなんかしてるんだよ?」と尋ねたましたが
H子は誰にも言わないでくれと泣きながら謝るばかり
仕方ないので誰にも言わないと約束するとH子は安心したらしく泣きやんで自分の部屋へ戻っていきました。
その日の夜H子は風呂上がりにやってきました。
「お兄ちゃんが好きだからついやってしまった。お兄ちゃんの事が好きなの。」
そう言うと巻いているバスタオルを取り抱き着いてきました。
私の股間ははちきれんばかりでしたが家族がいるのでキスだけして部屋へ帰しました。
それから一月ほどした休みの日H子と二人きりになってしまいました。
H子は狙っていたかのように「こないだの続きしようよ」と体をこすりつけ甘えてきました。
二人は打ち合わせたようにベットへそしてキスをしH子の服を脱がしました。
H子は自慢気に「大きいでしょFカップだよ」
わたしはゆっくり胸をもみながら
「たっぷり責めてあげるね」といい胸を揉みまくり舐めまくりました。
H子は気持ちいいを連発しあえいでいました。
最後の一枚となったパンティーを取りあそこを触るともうすかっり濡れていました。
大きく足を開かせクリを舐め始めると喘ぎ声はいっそう大きくなり
「イク」H子は体を震わせイキました。
「俺のも舐めてくれ」と言うとH子は私のパンツを脱がしぺろぺろなめ始めました。
これが非常に上手く特にデープスロートは絶品で根元まですっぽり咥え込みました。
「何度かやったことあるの?」と聞くとH子は首をよこに振り
「はじめてだよ、ねぇお兄ちゃん大人にして」と言いました。
我慢できなくなり正常位で挿入しました。
最面蒼白・・・・
596('A`):2005/08/30(火) 13:50:22 0
・・・・だけ読んだ
597('A`):2005/08/30(火) 18:55:25 0
勃起age↑
598 ◆V74Uncwfw. :2005/08/31(水) 00:33:47 O
既に何処かでやってそうな気がしますが投下。



ごく普通の中流家庭の一人息子。
ごく普通の県立高校に通い、成績もごく普通。
特に運動ができる訳でもなく、ルックスも十人並み。
友人は多くもなく少なくもない。
そんな、世界全体の平均点みたいな僕の人生が大きく変わり始めたのは…


――福引きで「妹」を当ててからだ。
599 ◆V74Uncwfw. :2005/08/31(水) 01:05:07 O
校内に授業の終了を知らせるチャイムの音が響き渡る。
机上に散らばった教科書類をやや乱暴に詰め込むと、クラスメートへの挨拶を適当に済まし、一人 帰路に着いた。

「……あ、そうだ。オフクロに洗剤買ってこいって言われてたんだ」
無視しても構わないが、生活用品の欠如は自分の生活に響くので渋々ながら従う事にした。
「…三点で1250円になります。はい丁度お預かりします」
商店街の雑貨店にて素早く会計を済ますと足速やに店を後にしようとした…のだが
「…あ、お客様。こちらの券を…」
店員は去ろうとする俺を申し訳なさげに引き止めると紙の券を差し出した。
「…何すか、これ?」
「こちらは当商店街にて千円以上のお買い物をなされた方に配布させていただいている福引券です」
「へぇ…」
まぁ、タダでできるならやってもいいか。
そう思って俺は店員に教えられた会場へと足を運んだ。
運よく数分並んだだけでくじを引く事ができた。
「はい、一回分ですね」
法被を着た若い係員に券を渡すと俺は福引きのガラガラ(名称はよく判らない)を回した。
音を立てて、出てきたのは金色の玉だった。
金色という事は……まさか!?
「おめでとうございます!! 特賞、「妹」大当りです!!」
「……へ?」
600('A`):2005/08/31(水) 01:16:09 O
600
601 ◆V74Uncwfw. :2005/08/31(水) 01:18:27 O
福引きの景品といって連想するものといえば、ハワイ旅行、パソコンにパジェロ…はちょっと違うか。
数多ある景品の候補の中で「妹」というのはどういう事だろうか。
大体人身売買というものは法律に背く……
「――お兄様?」
「……へ?」
思考を中断するように突然話し掛けられて間抜けな声を上げてしまった。
「もう……お兄様ってば、さっきから私の話、全然聞いていないんですもの」
俺の横で拗ねたように頬を膨らませている少女、ちなみにどうやら「お兄様」とは俺の事らしい。
こんな事、一体誰が信じるだろうか。
福引きで妹が当たった。何てラッキーなんだろう、あっはっは……。
どう考えても非常事態である。
602 ◆V74Uncwfw. :2005/08/31(水) 02:03:19 O
地の文が多くなり過ぎた…。
他の職人さんと比べたらかなり落ちると思うけど頑張ります
603('A`):2005/08/31(水) 08:24:34 o
俺のハートがっしりつかまれましたよ
展開に期待する!
604('A`):2005/08/31(水) 17:05:24 O
期待age
605('A`):2005/08/31(水) 17:34:26 0
俺とシモッサとマルちゃんキボンヌ
606('A`):2005/08/31(水) 17:38:13 0
もうここも終わりだな
607('A`):2005/08/31(水) 23:33:45 O
わくわく
608('A`):2005/08/31(水) 23:43:13 0
>>606
そう思うならいちいち書き込むな、ボケ保守
609あかりの人 ◆uI6TiFLZos :2005/09/01(木) 00:48:27 0
>>524の続き


妹が風呂に入ってから、30分ほど経った
時刻は11時半を回っており、そろそろ終電を気にする時間だ
しかし、妹は風呂から出てくる様子はない
(・・・泊まる気か?)
ふと、妹が持ってきたであろうバッグを見る
大きさは60cmほどあり、俺なら4日は宿泊できそうな量だった
「・・・はぁ」
ため息をついてから、部屋を見回す
自分で言うのもなんだが部屋は狭く、二人で寝るには多少くっ付く必要がありそうだ
(・・・リビングで寝るか。っても、布団一つしかないからな・・・どうするかな?)
そんな事を考えていると、ふと風呂場の方でガタッと大きな音がした
何事かと思い耳をすませてみたが、それ以降一切音がしなかった
(まさか、のぼせたのか!?)
俺は唐突に不安になり、脱衣所のドアを開ける
そして風呂場のドア越しに声をかける
「あかり、何かあったのか?おい?」
しかし、返事はなかった
「おい、大丈夫か!?あ、開けるぞ!?」
俺はもう一度確認のために声を出す
だが、それでも返事はなかった
「くそっ!」
思い切りドアを開け、中を見回す
すると、浴槽に浸かったまま、目を瞑っている妹の姿が飛び込んできた
610あかりの人 ◆uI6TiFLZos :2005/09/01(木) 00:49:32 0
「あ、あかり!?」
俺は嫌な予感を抑え、すぐに妹の肩を掴んで叫ぶ
「おい、あかり!?おい!?」
軽くゆすってみるが、やはり返事はなかった
「あー、もう!!」
服が濡れるのも構わず俺は足を浴槽に浸けて、全力であかりを引き上げる
そして裸のために目のやり場に困りながらも、急いで脱衣所まで引っ張る
「くそっ、しっかりしろよ!!」
脱衣所に出て、焦りながらもゆっくりと明かりの体を下ろした
「おい、あかり!?」
妹に呼びかけながら、俺はとりあえずタオルを水で濡らした
そして頭にそれを乗せる
「あかり、おい!あかり!?」
だが、それでも返事はなかった
一応確認のため、耳を鼻に近づける
呼吸はある、ゆっくりと呼吸する音が聞こえた
「心臓も動いて・・・」
そこで言葉が止まる
心臓が動いているかの確認のために胸を見たのだが、何も着ていないために全てが見えていた
水に濡れた少し小ぶりな胸が、上下に揺れる
それを見るだけで、俺の下半身は反応してしまった
(こんなときに、不謹慎な・・・)
俺は心の中で反省しつつ、バスタオルを取って妹にかけた
611あかりの人 ◆uI6TiFLZos :2005/09/01(木) 00:50:47 0
「・・・はぁ、どうするかな?」
救急車を呼ぶか、はたまたこのままにしておくか悩んだ
しかし仮に救急車を呼んだとして、妹は裸なのだ
緊急事態だと言うのに、その事が頭をよぎる
(だからって拭いて服を着せてから呼ぶわけにもいかないし・・・)
そんな風に脱線した事を悩んでいると、妹がピクリと動いた
「う・・・ん・・・」
か細い声が聞こえ、俺はすぐに妹に呼びかけた
「あかり、おい、大丈夫か!?」
妹の耳元に顔を近づけ、呼びかける
すると、妹が俺の方を向いた
しかしその視線は朦朧としており、焦点が定まっていない感じだった
「お・・・兄・・・ちゃん・・・」
ぼそっと呟く妹
そして何を思ったのか、ゆっくりと動き出した
「バカ、まだ動く・・・な・・・」
俺が抑えようとする前に、妹は俺に抱きついてきた
突然の出来事に呆気に取られ、俺は動きが止まる
しっかりと妹に抱きつかれ、どのみち動けそうにはなかったが
612あかりの人 ◆uI6TiFLZos :2005/09/01(木) 00:51:34 0
「お兄ちゃん・・・」
呆けたような声で、妹がまた俺を呼ぶ
「あ、あかり・・・さん・・・?」
背中に冷や汗をかき、前半分が妹の水滴で濡れ、全身びしょびしょになる
しかしそんな事はどうでも良かった
俺の中で何かが弾ける音がし、妹に抱きつき返す
「あかり・・・」
名前を呼びながら頭を撫で、それからゆっくりと体を話して妹を見つめる
「お兄ちゃん・・・好き・・・」
ぼーっとした表情でいきなり告白され、俺は我に帰った
体中から血の気が引き、再び冷や汗が体を這う
だらだらと汗を流していると、段々と妹の目に生気が宿ってくる
「お・・・兄・・・ちゃん・・・?」
俺を呼びながらも、疑問が混ざってくる
それもそのはずだろう、本来なら風呂に入っていたはずなのに、脱衣所に寝かされ、目の前に俺がいるのだから
当然タオルははだけ、上半身は裸だった
その事に徐々に気付き、妹は息を大きく吸い込む
とりあえずつい先ほどの行動を取るべく、俺は右手を上げて、口を塞いだ
613('A`):2005/09/01(木) 17:30:38 0
ビッグのイチモツに舌を這わせるシモッサ
614('A`):2005/09/01(木) 19:53:21 0
あかりの人 乙っす。
間隔空いても待ってるんで気長に書いてください。
615('A`):2005/09/02(金) 01:54:38 O
福引きはまだか
616('A`):2005/09/03(土) 10:23:10 0
スーパー勃起あげ!
617('A`):2005/09/03(土) 23:13:03 0
落ちそうだな
618('A`):2005/09/04(日) 19:47:21 0
捕手
619 ◆V74Uncwfw. :2005/09/05(月) 21:59:42 0
がちゃり
結局、何の考えも無く一緒に家に帰ってきてしまった。
問題の「妹」はすぐ後ろで、「もぉ、お兄さま……。脱いだ靴はきちんと揃えて並べてください、っていつも言ってるじゃないですか……」等と言いながら乱雑に投げ出された俺の靴を整えていた。
「いつも」と言われても俺は完全に君とは初対面のはずなのだが……。
とりあえず親には何と説明しようか。
――今日、福引きで妹が当たったんだ。本当、俺も信じられないよ、全く。
泣かれるかな、俺、あまりにモテなさすぎて人さらいをやらかしたって思われるかなぁ。
ええい、こうなったら出たとこ勝負だ。
幸い、うちは共働きのため親父もオフクロも夜遅くになるまで帰ってこない。
今はまだ5時前。これだけ時間があれば気の利いた言い訳の一つでも思いつくだろう。
そう思ってリビングの扉を開けると、
「あら、おかえり」
――何故か既に帰宅していたオフクロがソファーに腰掛けてコーヒーをすすっていた。
620 ◆V74Uncwfw. :2005/09/05(月) 22:00:58 0
「……オフクロ!? 何でこんな時間に家にいるんだよ!?」
「何でって、今日は早めに切り上げて帰ってくると言っておいたわよ」
しまった。完全な誤算だ。このままでは拙い……。
「お兄さま、何かあったのですか……?」
狼狽する俺にトドメを刺すように、「妹」がリビングへと入ってきてしまった。
「お、お、オフクロ! 落ち着いてよく聞いてくれ! 俺は別に性犯罪に手を染めたわけじゃ――」
「何だ、今日は絢子と一緒に帰ってきたの? 珍しいわね」
「……へ?」


一端ここで切ります。中途半端ですみません
621('A`):2005/09/06(火) 12:27:30 0
ワクワクテカテカギンギン
622('A`):2005/09/06(火) 20:10:57 O
いいねいいね
623('A`)
ほっしゅ