妹小説スレッド1

このエントリーをはてなブックマークに追加
819コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/14(木) 01:19:21
春香はふつふつと怒りを込み上げながらも、なんとか堪えた
そしてそのまま去ろうとすると、部屋から声が聞こえてきた
「・・・なんであんな事言ったんだ?」
と、先ほどの怒声とは打って変わって、落ち着いた男の声が聞こえてきた
(これからお説教タイムかな?)
正直、あの男がどんな説教をするのか?
そしてあのみゆとかいう生意気な子がどんな態度をとるのか?
報復にそれを見届けてやろうと考えた春香は、扉に耳を当てた
「・・・お兄、さっきの人見て何を思った?」
(お兄・・・て事は、あの二人は兄妹?)
春香が心配していた、援助交際の類では無くなった
しかし、今はそれ以上に引っかかる言葉が出てきた
(私を見て・・・?)
普通の兄妹関係では出てくると思えない、妙な言い方だ
(それより、不機嫌になった原因て・・・私?)
そんな事を考えていると、男の戸惑った声が聞こえてきた
「な、何って・・・」
「お兄好みのかわいい人だったな・・・」
春香は危うく吹きかけそうになるのを堪えた
あの態度の悪い子から、どんな言い訳が飛び出すのかと思えば・・・
「バカ、なに言ってんだよ・・・」
「事実だろ?後姿見て鼻の下伸ばしてたくせに」
男のどこか図星をつかれた声に続き、刺々しいみゆの声
春香は確信した
どうやらみゆという妹は重度のブラコンのようだ
そして、その対象の兄が春香を見て鼻の下を伸ばした
その事が気に食わなかったようだ
(春菜より嫉妬深いわ・・・)
双子の妹と比べながら苦笑いしていると、急に部屋が静かになった
(・・・あれ?なんで急に・・・)
不思議に思いながらも中の気配を伺っていると、男がとても優しい声を出す
「・・・大丈夫だよ、俺が好きなのはみゆだけだから」
820コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/14(木) 01:33:17
春菜が脱衣所の準備をしていると、子供が入ってきた
「すみません、もう入れますか?」
見た目からは想像できないほど丁寧なしゃべり方
春菜は少し面食らったが、落ち着いて対応する
「ここは5時からだから、あと10分くらいで準備できるよ」
にっこりと微笑みながらそう返した
「そうですか、ありがとうございます」
その子もにこりと笑って返すと、パタパタお走って行く
そしてすぐに戻ってきた
「肝心な事聞くの忘れてた・・・。この旅館って、家族風呂?みたいなのはありますか?
「家族風呂・・・?」
「えーと・・・カップルで入れる温泉・・・」
そこで春菜の思考が止まる
(カップル・・・?コノコイマカップルッテイッタ?)
大きく目を開いてその子を見る
顔や身長から、どう見ても自分より年下に見えるが・・・
「あの、すみません、ちょっといいですか?」
「え・・・はい、なんでしょうか?」
「あの・・・失礼ですが、おいくつでしょうか?」
するとその子は首を傾げながら口を開いた
「一応今年で17歳ですけど・・・それがなにか?」
(・・・と、年上!?)
年上と言っても一つしか違わないが、それでも十分先ほどの態度は失礼に値する
「ご、ごめんなさい!!」
春菜は思い切り頭を下げる
「え・・・?え・・・?」
今の状況に理解できないその子は、ただおろおろとしていた
821コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/14(木) 01:44:13
今日はここまでですが・・・
すみません、いきなりミスをしました・・・
>>818の上から18行目の
>>さらにみゆの血管が〜
のみゆのところは、春香の間違いです
みゆはああいうキャラなので血管が切れることは中々無いと思います、すみませんでしたorz
そして無意味な空白もただのミスです、見えない事にしてください・・・

あと、各キャラの年齢ですが
沙耶・・・17歳(誕生日を迎えたため)  圭太(沙耶兄)・・・20歳
みゆ・・・1○歳(まずいよなー犯罪だよこれ・・・の年齢)  聡史(みゆ兄)・・・17歳
春菜・春香・・・16歳  春春兄(名前なし)・・・19歳
です
そして・・・本編と多少性格の食い違いやらが大量に出ると思いますが・・・
その辺は見なかったことにしておいてください
それでは
822('A`):2005/04/14(木) 17:27:31
ザーボンザーボン
823('A`):2005/04/15(金) 00:21:04
うぉ茶氏!お忙しい中、投稿乙です。
この分だと次が何時になるか分かりませぬが、ご無理を為さいませぬ様。
兄に理性が戻ったという事はこれからソフトHですか。まろイの期待してます。

こらぼ氏も素敵です。
やっぱり、キャラが複数絡むと内容に膨らみが出て楽しさ倍増っす。
予想どうりやらかしたか、春香とみゆw
春春の兄だけ今回不参加くさいですね。一人だけ可哀相に・・・

今、普通に投稿してくれてるのがこらぼ氏のみっていう現状がスゴイような気が。 
824お茶の人 ◆7p6ipX24t6 :2005/04/15(金) 00:29:17
「う・・・」
妹が気がついた頃には、
既に時計の短針は真上を通り過ぎていた。
その妹は今、
俺のベッドの上で横になっている。
湯上りで、
湿った肌はつやを帯びている。
下着は元のまま、
寝巻きは俺のものを着させた。
俺はというと、
その側に座って、
虚ろな眼で妹の挙動を見ている。
妹は、起き上がろうとしたものの、
力が入らないらしく、
首だけ回して・・・
顔をこちらに向けた。
「・・・お兄ちゃん・・・」
俺とはまた違った、虚ろな眼。
先刻も、正面から見れば、
こんな表情をしていたのだろうか。
俺は、この表情を知っている。
あの葬儀の日。
泣き出す前の妹の顔。
辛さを身体の中に溜め込んだときの・・・
「・・・・・・大丈夫、か・・・・・・?」
なるべく沈んだ声にならないように努めたが、
深すぎる罪悪感は、
声のトーンを大幅に下げていた。
運命に散々虐げられてきた妹が、
今度は、実の兄の手で・・・
胸を抉られるような痛みを感じながら、
おれは妹の返答を待った。
825('A`):2005/04/15(金) 00:33:17
うぉお茶の人リアルで遭遇
826ゴスロリ:2005/04/15(金) 00:50:38
小説、エロ有りじゃなきゃダメすか?と聞いてみるテスツ
827('A`):2005/04/15(金) 02:31:35
よしわかった、俺がトビキリえろいの書いてやるぜ
828('A`):2005/04/15(金) 02:41:53
そこはかとなくエロくて心があたたまるようなすばらしい作品なら文句は言わん
829('A`):2005/04/15(金) 02:59:01
ああっ、もうダメッ!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ!!!
ムリムリイッッ!!ブチュブチュッッ、ミチミチミチィィッッ!!!
おおっ!ウンコッ!!ウッ、ウンッ、ウンコッッ!!!ウンコ見てぇっ ああっ、もう
ダメッ!!はうあああーーーーっっっ!!!
ブリイッ!ブボッ!ブリブリブリィィィィッッッッ!!!!
いやぁぁっ!あたし、こんなにいっぱいウンチ出してるゥゥッ!
ぶびびびびびびびぃぃぃぃぃぃぃっっっっ!!!!ボトボトボトォォッッ!!!
ぁあ…ウンチ出るっ、ウンチ出ますうっ!!
ビッ、ブリュッ、ブリュブリュブリュゥゥゥーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!見ないで、お願いぃぃぃっっっ!!!
ブジュッ!ジャアアアアーーーーーーッッッ…ブシャッ!
ブババババババアアアアアアッッッッ!!!!
んはああーーーーっっっ!!!ウッ、ウンッ、ウンコォォォッッ
830ゴスロリ:2005/04/15(金) 16:13:52
エロチシズムは重要か。
だそうだ、支援君。俺の出番らしいぞ(ワラ
831('A`):2005/04/15(金) 21:34:56
その時が来たらよろしく頼みますノシ ゴスロリ氏。
萌える妹の道は厳しいっスね。
832('A`):2005/04/16(土) 00:17:52
次がいつになるかと思ってたらお茶氏続き来てるし!
冷静に話が進んでるようですね。どんなH来るかとかそればっかり考えるダメな自分・・・
833コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/16(土) 03:27:17
「あー、そういう事ですか」
春菜の動揺に納得したのか、しきりに頷く
一方の春菜は、申し訳なさでいっぱいになっていた
「本当にすみません・・・。私、昔から早とちりで・・・」
「大丈夫ですよ。あんまり気にしてませんから」
にっこりと微笑む少女
春菜は同性なのに、その子の可愛らしさに少しドキっとした
「私、今日この旅館に来た、柊 沙耶って言います」
その少女・・・沙耶が自己紹介を始める
「あ、わ、私は、ここでアルバイトをしています、春菜・・・倉田春菜っていいます」
なぜか右手を差し出す春菜に、一瞬きょとんとした沙耶だったが、笑顔でそれに応じる
「あの、何か困ったことがあったら、いつでも言ってください」
「そうですか、ありがとうございます。・・・じゃあ、早速で悪いんですが一ついいですか?」
「は、はい・・・」
「えーと・・・さっきの質問・・・カップルで入れるお風呂って、ここにありますか?」
少し申し訳なさそうに質問する沙耶
春菜は女将との会話の記憶を探る
(たしか、ここじゃなくて地下にそういうのがあるってオバさんは言ってたような・・・?)
なんとなく曖昧な記憶だが、去年も同じようなことを言っていた・・・と思うので、間違ってないのだろう
そう自己完結した春菜は、その事を沙耶に伝えた
「地下ですか・・・、わかりました。じゃあこれから兄と行って・・・」
そこで沙耶は口を手で押さえる
その表情からは、しまった、という感じが滲み出ていた
「えと・・・お兄さん・・・ですか?」
春菜がきょとんとしながら聞き返すと、沙耶が慌てて首を振る
「あああああの、兄と言っても、義理ですよ!血は繋がってないので、大丈夫です!」
支離滅裂な言い訳をする沙耶
しかし春菜は、そんな事よりも沙耶の発言にショックを受けた
『血は繋がってないので、大丈夫』
その事は、春菜自身が一番忘れたかった言葉だった
834('A`):2005/04/16(土) 11:24:13
お茶の人まだやってたの?いい加減消えろよウンザリなんだよ



コラボの人乙です!すげぇ話期待してます!
コラボということはザー…いえ。

ゴスロリの人、いいの期待してますよ!(^^)

とにかく期待age
835('A`):2005/04/16(土) 11:58:14
俺的には、またみゆが出てきてくれたのがかなり嬉しい
ツンデレ最高
836('A`):2005/04/16(土) 15:18:14
837('A`):2005/04/16(土) 21:56:56
838('A`):2005/04/16(土) 22:01:00
( `A')つΣ
839コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/16(土) 22:22:00
沙耶と別れた後も、春菜はショックが抜けずにいた
実の兄を好きで肉体関係まである自分
許されないとわかっていても、どこかでそれを忘れようとしていた
しかし改めてその事を突きつけられ、どうしようもない気持ちになっていた
春菜が放心状態でふらふらと廊下を歩いていると、誰かが後ろから抱き着いてきた
「きゃあっ!?」
放心している状態で現実にいきなり戻され、大声で驚く春菜
「ばっ・・・声が大きい!」
後ろを振り向くと、春香が抱きついた状態で顔をしかめていた
「あ、春香ちゃん・・・」
「春香ちゃんじゃないよ。あんな大きな声出して・・・迷惑でしょ?」
自分のした事を棚に上げ、叱り付ける春香
しかし春菜はそんな事は慣れっこなので、特に疑問を持たなかった
「ごめんなさい・・・」
「んー・・・まあいいわ。それより、さっき来た客がカップルだったんだけど、あれ兄妹みたい!」
「・・・え?」
いきなりの話に混乱する春菜
「兄妹でお客様がカップルに来たの?」
「全然違う!さっきカップルの客が来て、実は兄妹だったって事」
「・・・なるほど」
なんとなく理解不能な春菜だが、春香が言わんとすることはわかった
「そういえば、私がさっきお話した人も、兄妹でカップルだったみたいだよ」
「え?そっちにもいたの?」
「うん。でも、こっちのお客様は・・・義理の兄妹らしいけど・・・」
言いながら表情が暗くなる春菜
春香は春菜がなぜ落ち込んでいるかを察したが、何かを言うつもりにはならなかった
840お茶の人 ◆7p6ipX24t6 :2005/04/16(土) 23:44:09
「うん、平気だよ?」
「え?」
俺の目の前で、
いきなり妹は起き上がった。
先刻までの虚ろな表情は消え、
代わりに何か意味深な微笑を浮かべて。
「心配してくれるんだ?」
「え・・・ああ・・・」
「優しいんだね・・・」
優しい?俺が?
再び混乱が襲う。
妹は・・・先刻の出来事を覚えていないのだろうか?
それとも遠まわしの嫌味だろうか。
しかし・・・
優しい、という言葉ほど、
今の自分に似合わない言葉はない。
「そんなこと、ない」
「え?」
「さっき、あんなことを・・・して・・・」
「・・・」
「辛かった、だろ・・・」
「・・・」
「本当に・・・」
そこから先の言葉は、
背後からの柔らかな感触によって遮られた。
妹の細い両腕が、
俺を包むような形になって・・・
俺を、抱きすくめた。
「違うよ・・・」
「え・・・?」
耳元で紡がれる、
甘い声。
何故だろう。
どれだけ責められても、
どれだけ詰られても、
おかしくないのに。
自分は、
それだけのことをしたのに・・・
「私は、全然、辛くなんか、無かったよ・・・」
「・・・」
どうして・・・
「私はね・・・」
どうし、て・・・
「――――――――――うれしかったよ。」
841コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/17(日) 00:40:50
「・・・なあ、そろそろ機嫌直せよ?」
そう言いながら、俺はみゆの背中を見る
あの後みゆはテレビをつけ、俺に背を向けたまま一言も話さなかった
「そりゃ、確かに可愛い子だったけど、俺は・・・」
「勘違いするな」
俺の言葉を途中で遮るみゆ
「私は別に機嫌を悪くなどしてないし、お兄が誰かを見て鼻を伸ばしても気にしない」
(しっかり気にしてるわけか・・・)
みゆの言葉には明らかにトゲがあった
そして機嫌が悪いままだという事もしっかりと伝わってきた
「そりゃ、こんな旅館であんな若い子がバイトしてるなんて思ってなかったからびっくりしたけど・・・」
「・・・」
「だからってみゆが心配するような事は・・・」
「心配?」
少し語気を強めながら、みゆが聞き返す
「私が何を心配すると?もしかしてお兄、私がやきもちを妬いているとでも思ってるのか?」
「え・・・いや、なんというか・・・」
「勘違いするな。私はやきもちなど妬かない」
きっぱり言い切るみゆ
(それはそれで、寂しいなおい・・・)
俺は一度ため息をつき、できるだけ優しい声を心がけて口を開く
「・・・じゃあ、こっち向けよ」
「・・・」
みゆは無言のままだった
「みゆ・・・」
俺がみゆに一歩近づくと、みゆがびくりと体を震わせた
「来るな!」
その言葉には怒気ではなく、戸惑いのようなものを感じる
「・・・こっちに来るな、いま顔を合わせたくない」
842コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/17(日) 00:53:35
みゆがはっきりと俺を否定する言葉を吐く
しかし俺には一つわかっていることがある
みゆが何かを否定するときは、半分は本音で、半分は嘘だという事だ
そして今回の場合は・・・
「・・・そっちに行くぞ?」
俺は意を決して近づく
みゆは何も言わない
そして俺はみゆの背中に優しく抱きついた
「俺が好きなのはみゆだけだよ?」
言いながら頭を撫でる
「あの子に目が行ったのは・・・俺が悪かった。ごめん」
かすかにみゆの体が震えだす
「けど、俺はみゆ以外の女の子を好きになんかならない。俺にはみゆだけだよ・・・」
左手でしっかりとみゆを抱きしめながら、右手で何度も優しく頭を撫でる
すると、みゆの両手が俺の左手をそっと掴んだ
「・・・バカ、お兄の・・・バカ・・・」
みゆが搾り出すような声を出す
同時に、俺の左手に水のようなものが2、3滴落ちる
「ああ、俺がバカだった。ごめんな・・・」
右手で頭を撫でるのをやめ、両手でしっかりとみゆを抱きしめる
みゆはこっちを向こうとはしなかった
しかし、みゆの両手は俺の両腕をしっかりと掴んだままだった
そして腕に数滴雫が落ちだし、みゆは静かに泣き始めた
843('A`):2005/04/17(日) 01:02:50
このスレで人気投票あるなら
漏れはみゆに3票
844('A`):2005/04/17(日) 01:05:52
お茶('A`)
845コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/17(日) 01:17:38
みゆが泣きはじめて10分ほど経ったころ、唐突に「ぐ〜」という音が部屋に響いた
びくり、とみゆの全身が震え、同時に嗚咽が消えた
「・・・みゆ?」
俺が疑問の声を出すと、俺の腕を掴むみゆの手に力が込められた
「・・・」
みゆは無言のままだったが、俺はなんとなくみゆが何を欲しがっているかわかった
「そういえば腹減ったな・・・」
ぼそりと俺が呟くと、またみゆの体がびくり、と震える
俺はその事に、たまらず噴出した
「何を笑っている!笑うな!」
みゆが耳を真っ赤にしながら怒鳴る
「ああ、ごめんごめん。・・・でも、みゆが泣きながら腹の音が・・・」
言い終わらぬうちに、ガッという音と共に俺の顎に激痛が走る
何が起こったのかわからないまな、俺はみゆに回していた両腕の力が抜け、そのまま後ろに倒れこんだ
「お兄の、バカ!!!」
みゆが怒鳴り、バタバタと出て行く
俺は手で顎を押さえ、痛みに耐えながらみゆの去っていく音を聞いていた


俺と親父、義母さんが部室でくつろいでいると、沙耶がパタパタと部屋に入って耳打ちする
「お兄ちゃん、二人で入れるお風呂あるんだって」
沙耶の言葉を聞いて、俺は両親を見る
二人は夜景が見える大きな窓のところで、お喋りをしながらお茶を飲んでいた
「・・・いまから、行く?」
沙耶が少し期待した声で聞いてくる
(そういえば、一緒に風呂に入ったの、あの時以来だな・・・)
沙耶との初体験を思い出し、俺は体が熱くなってきた
「・・・行こう」
俺は沙耶に耳打ちする
そして何気ない顔で両親の方を向き口を開く
「さってと、風呂にでも入ってこようかな?」
「あ、じゃあ私も行くー」
言うなりここに来る前に準備していた着替えを持って、部屋を出る
次いで沙耶が俺を追って部屋を出てきた
「楽しみだね、お兄ちゃん」
沙耶が腕に掴まってくる
俺はこれから起こるであろう事に期待を膨らましつつ、沙耶と一緒にお風呂に向かった
846('A`):2005/04/17(日) 02:37:12
コラボの神超期待sage
847('A`):2005/04/17(日) 10:50:02
お茶は震度家
848('A`):2005/04/17(日) 11:44:47
そういう足をひっぱるようなカキコはやめなよ。
作家さんたちの作風が違うからいいんじゃん。
書く人が一人になったらコテスレになっちゃうでしょ?
書いてない人が意見ともいえない文句こいてるのこそスレ違いだよ、仲良くやろうよ〜。
849('A`):2005/04/17(日) 11:52:37
ドドリアザーボン期待あげ
850('A`):2005/04/17(日) 12:22:40
みゆで抜いた
851お茶の人 ◆7p6ipX24t6 :2005/04/17(日) 23:29:46
そっと腕を解き、
妹に向き直って今度は俺が妹を抱きしめた。
―――――うれしかったよ。
妹の声が、耳に木霊する。
その言葉が、
表情が、
たまらなく、愛しくて。
心の苦しみから開放され、
その反動で、両の眼から・・・
雫が、こぼれ落ちた。
「お兄ちゃん・・・」
目を袖で拭って下を向くと、
妹が俺の腕の中からこちらを見ていた。
「泣いてる・・・?」
「はは・・・
・・・お前もだろ?」
妹も、袖で涙を拭う。
「あはは・・・なんでだろ・・・」
「はは・・・」
泣いている。
ふたり。
笑いながら・・・泣いている。
うれしくて。
ただただ、うれしくて。
うれしさに泣いて、笑って・・・泣いて。

・・・それから、そっと腕を解いた。
「さ、寝よう」
「うん。
・・・一緒に、ね」
852('A`):2005/04/17(日) 23:31:37
春厨ウザー
853お茶の人 ◆7p6ipX24t6 :2005/04/19(火) 00:49:27
いつもは初め冷たく感じる布団が、
今日はとても暖かい。
それまで妹が寝ていたのだから、
当然だろう。
しかし、妹の体温以上に、
妹の存在自体が、
俺の身体を火照らせていた。
妹と同じ布団にくるまっている。
そんな感覚など想像もしなかったが、
豆電球だけの薄暗がりの中で、
妹の息遣いが聞こえるくらい近くにいると、
その音だけで思考が止まってしまうようだった。
つ、と妹の腕が俺の手に触れた。
しっとりとした腕を、
俺は無意識に掴んでいた。
「お兄ちゃん――?」
「・・・ん?」
「手・・・、汗ばんでるよ?」
言われてみれば、
確かに手が湿っている。
しかし手に限ったことではなく、
全身もまた汗ばんでいた。
「ん・・・暑くて、な」
「・・・私も・・・」
くすっ、という笑い声が聞こえた。
「・・・暑いんだ・・・」
「かといって、布団取ったら寝冷えするしな・・・」
どうすればいいかと、
ぼうっとする頭で考えを巡らせる。
やがて一つの案が浮かんだが、
それは脳内で却下された。
(疲れてるな、俺・・・)
でなければ、こんな考えばかり出てくるはずが無い。
もう・・・
「お兄ちゃん?」
不意に、妹が声をかけてきた。
既視感と、嫌な予感がした。
いや、期待、なのだろうか・・・?
妹が開けた一瞬の間が、遠く・・・

「――――脱がない?」
854('A`):2005/04/19(火) 01:18:37
お二方GJ
855('A`):2005/04/19(火) 02:35:26
期待age
856('A`):2005/04/20(水) 01:18:36
最近、暇無くて感想書きに来れませんでしたが
とりあえずコラボ氏、お茶氏共に良作品ありがとうございます。

妹と温泉・・・
妹と一緒の布団・・・ 最高ー!
857('A`):2005/04/20(水) 01:28:03
あげ
858ゴスロリ:2005/04/20(水) 21:13:27
長編になりそうですがいいですか?
859('A`):2005/04/20(水) 21:15:38
おk!
860ゴスロリ:2005/04/20(水) 21:52:33
おkだそうだ、支援君
861('A`):2005/04/20(水) 23:45:27
妹とはもう二度と同じ布団で寝ない。
「寒いから入っていい?」甘えてくるからしかたねーなと同じ布団で寝たら、妹の体臭が
してちょっとドキドキ。
いつの間にか寝ていたら、妹の寝返りで蹴りが玉に!
朝まで痛みで歯を食いしばって脂汗ダラダラだよ。
身長差ありすぎはイヤだぞ、分かるか諸君。
862コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/21(木) 01:38:01
「ふう・・・」
どこをどう歩いたのかわからないが、私は今、浴場の脱衣所にいた
「・・・バカ兄。もう知らないからな・・・」
独り言を呟きながら、私は風呂場の入り口のドアを開けた
「・・・へー」
中の凄さに感動すら覚える
(・・・お風呂はこんなに広かったのね)
そんな事を思っていると、ふと入ってみたくなってくる
私は脱衣所の一番端の籠に浴衣を丁寧にたたみ、下着を間に挟んで入れ、タオルを一枚取って中へと向かった

「うわー・・・。お兄ちゃん、すごい広いよー」
扉を開けると、まず目に入ったのは露天風呂だった
風呂の真ん中に大きな岩が湯船に浸かっていた
お湯の色は白濁色で、底は見えないが・・・まあ腰程度の深さだろうと予想する
そこから壁のほうに目をやる
壁は竹が隙間なくびっしりと詰まった塀と、旅館の壁とで構成されていた
(あの塀、上から覗けそうだな・・・)
そんな事を考えながら他のところにも目をやる
二つほどシャワーが付いていて、その下に白い石鹸が置いてあった
他には桶が3個ほど置いてある程度だ
しかし、沙耶の言うとおり・・・広い
「なんつーか・・・二人で入るには広すぎるな・・・」
俺が素直な感想を漏らすと、沙耶がくるりと振り向いた
「いいじゃん。お風呂は広いほうがゆったりできるしさ」
その目は興奮で少し潤んでいた
表情から、早く湯船に浸かりたいオーラが溢れていた
「そうだな。ま、とりあえず、ちゃちゃっと体を洗ってさっさと浸かるか・・・」
ぽん、と沙耶の頭に手を置いて、俺がそう言うと、沙耶が見上げてきた
「・・・体、洗ってあげようか?」
沙耶がぽつりと呟く
顔を真っ赤にさせているが、目は真っ直ぐ俺を見つめる
「・・・お願い、しようかな?」
頭に乗せた手で軽く撫でながら、俺は沙耶から少し目線を逸らして言った
863('A`):2005/04/21(木) 02:13:51
支援
864('A`):2005/04/22(金) 13:24:21
妹とは関係無しに温泉に行きたいとです…
コラボ氏、乙〜
865コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/23(土) 01:13:50
私がのんびりと温泉に浸かっていると、脱衣所の方から声が聞こえてきた
「どんなお風呂かな?楽しみ〜」
柔らかくのんびりした女の子の声がする
その声から、この温泉に期待を寄せているのが手に取るようにわかる
「・・・挨拶くらい、するべきか?」
そんな事を一人で呟いていると、もう一つ声が聞こえてきた
「一緒に入るなんて久しぶりだな。ま、ゆっくり浸かろうぜ」
私は凍りついた
今のは明らかに男の声だった
(もしかして、ここは混浴なのか!?)
入り口ののれんをろくに見ずにふらふらとここに来たことを後悔した
それと同時に、あたりをきょろきょろと見回す
しかし私が隠れれるような場所は無かった
(・・・いや、この岩の後ろなら・・・?)
そう考えた私は、すぐさま背もたれにしていたこの大きな岩の後ろに隠れた
ほどなくして、少し幼い印象を受ける女の子と、お兄より少し年上風、といった感じの男性が入ってきた
そこで私は、見つからないように二人を見てみる
(男の方は・・・普通の、どこにでもいそうな感じだ
・・・アレは、お兄より大きいな・・・というかお兄以外の初めて見た・・・
女の子の方は・・・なんだろう?同い年くらいの子か?というか、二人の関係は・・・恋人かな?
でも、年が離れすぎだし・・・まさか援助交際ってやつ!?)
自分がそう思われていたなんて事は露知らず、みゆは二人の様子をじっと見ていた
何か2・3会話をした後、女の子の方が体に石鹸を塗り、泡を出し始めた
会話の内容は聞き取れないが、どうやら体を洗って入るようだ
(・・・そういえば、私は流しただけで洗ってなかったな・・・)
少し反省しながら二人を見ていると、唐突に女の子が男の体に密着し、自分の体を使って洗い始めた
(うそ・・・何してんの、アレ!?)
目の前の、自分の想像を遥かに超えた出来事に、私はただただ呆然とする
「んっ・・・気持ちいい?お兄ちゃん?」
その言葉で、私は完全に頭が真っ白になった
866コラボの人 ◆uI6TiFLZos :2005/04/23(土) 01:30:29
「気持ちいいけど、こんなのどこで覚えてきたんだよ?」
俺が呆れた顔で見ると、沙耶がにこっと笑って口を開く
「お父さんが教えてくれたんだよ」
(あのクソ親父・・・後で殴ってやる・・・)
頭を抱えながら父親に対する殺意を沸かせていると、沙耶が左側に来て洗い始めた
「だ、だめかな?やっぱり、私のおっぱい・・・小さいし・・・」
沙耶が申し訳なさそうな顔をしながら胸で俺の腕を洗う
その行動だけで俺の下半身は元気になったが、そんな事は無視して沙耶を慰める
「バカ、俺はおまえの胸・・・好きだぞ?顔に似合った、相応しい胸だし」
「なんか・・・バカにされた感じがするんですけど?」
沙耶が唇を尖らせて少し拗ねた顔をする
それもそのはず、沙耶は実年齢より3〜5歳若く見られる事がしばしばある
その事を内心気にしているのだ・・・実際は俺にしかその不満をぶつけてこないが
「さっきも、ここの事教えてくれた子が、私を年下だと思ってたみたいだし・・・」
「え?そんな若い子がここで仕事してるの?」
その事に素直に驚き聞き返すと、沙耶の眉毛が少し吊り上がった
「・・・なに?お兄ちゃんは興味があるの?」
沙耶の声には嫉妬と怒気がしっかりと含まれており、俺は少したじろいだ
「ば、バカ!んなわけないだろ・・・。ちょっとびっくりしただけだよ」
「・・・ならいいけど」
少し不満な感じはするものの、沙耶は納得したらしい
それ以上、俺を追及する様な事はしなかった
(まあこいつの場合、内心で怒ってたりするから安心はできないけど・・・)
「いま何か考えた?」
沙耶が笑顔で、それでいて威圧感のある顔で俺に聞く
俺は何も答えず、ただ首を横に振るだけだった

それから俺たちは一通り泡を落とし、温泉へ浸かった
「あ〜、気持ちいい〜」
二人で並んで浸かる
自宅ではできない事だけに、とても新鮮な気がする
「・・・お兄ちゃん・・・」
沙耶の方を向くと、頬っぺたを少し赤くさせ、俺の方をじっと見つめていた
俺は沙耶の期待に答えるべく、優しく頬に手を触れさせ、そっと小さな唇にキスをした
867('A`):2005/04/23(土) 02:05:47
兄の匂いに欲情してしまうことに悩む妹。
その日も兄と飲み物の交換で間接キスしてしまい、兄の唾液の匂いで欲情してしまう。
部屋で秘かにオナニーする妹だが、それを兄に見つかってしまう。
兄妹で恋愛感情なんておかしいとか、唾液フェチかということに激しく自分を否定する妹だが、兄は妹を抱きしめられキスされると欲情してしまう。
妹はなし崩しに中出しまでされてしまうが、終わると兄を叱る。
妹は兄のキスに欲情することはなくなったが、やはりドキドキする気持ちは残るのだった。
868('A`)
んなもんどうでもいい
ドドリアはどうしたドドリアは?