まず銀行にお金を下ろしに行く。この一年間彼女も作らずそこそこバイトしていたので
預金はたくさんある。その中から5万下ろして外に。楽しそうに歩く集団やカップルを
振り払い、不二家に突入。女の子がいても気にしない。俺は言った。「ケーキください。」
そんな俺に向かって店員のおばちゃんは容赦ない一言を浴びせる。「クリスマス用でよろしいですか?」
「ハイ!」作り笑顔で俺は答えた。なにやら子供にも可哀想な目で見られている気がするが
気にしない。帰りにシャンパン(220円)を買って家に帰ったとき、一皮剥けた気がした