喪男の綴る「詩・小説」

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313('A`):04/12/23 10:21:18
綺麗な傘を買ったから
待ちに待った雨の日に
窓辺にそっと立てかけて
泣きつ笑いつ眺めてる
314ウスモチョ シメジ:04/12/23 13:19:20
>>291-300
ホームセンターで買ったクリスマスの電飾を
庭の木の取り付けしてきて直ぐ読みました。

前作とは違った視点ではありますが、思春期のモヤモヤを書き綴った点は
共通するものと受け取りましたが、内容が乏しく、言葉遊びに走りすぎて
読みづらい。「七杉君」という名前が中盤にいきなり出てきて構成の甘さを
感じます。話のコアになるものがないためか、表現の仕方を変に理屈っぽくしすぎ
肉付けが無理やりの感が否めない。 35/100
315('A`):04/12/23 13:42:13
さて。漏れもちっと書いてみるか。

main()
include <stdio.h>
{
   printf("ぬゎにがクリスマスじゃ、ヴォケエエエエ!!!"\n);
}

ほらよ、確かに「しー」書いたぞ(w






・・・・・では、回線切って(ry
316しばいぬ系喪 ◆0T/5lpCjMM :04/12/23 14:47:16
>>314
どうもありがとうございます('ω`)
確かに構成甘すぎなんですよね…
実は最初にわけわからんことをドンドン起こして
途中からつじつまを合わせていくという方法で
書いてるので…もう少し練った作品を
次に書いてみます。
317('A`):04/12/23 16:52:23
ワハハハハハハハハッハアハハハハハハッハアッハハハハハハハハハッハ!!

電波の神様が届ける トッテオキノプレゼント
そして唯一の 贈り物 それがこれだ

ボンジュール  !
偽者の寝室で朽ち果て 死肉を啄ばむ
歩く精神科医達!!
お前達の脳内麻薬は占拠した!!
股間を挙げてワルツを踊れ!!

蜘蛛の足を借りて歩き出す招待状

デジタルの申し子は 
キーボードとマウスを手がかりに
手を取り合ってワルツを踊る

蜘蛛の城は今や物質
世界樹に寄生し
根を張り禍々しい果実を実らせた
これからが永遠の宴の始まりだ

電波の神よ さあ召し上がれ!

318('A`):04/12/23 16:55:36
マムコさんあなたにフォーリンラブです
319('A`):04/12/23 17:51:19
>>316
おれも>>314と似たような感想
1と2のつながりがまったく見えてこないのが致命的
いっそ二つの話に分けたほうがよかったのでは?
320319:04/12/23 17:53:58
>最初からドンドンわけわからんことを起こして途中から・・・
ああ、映画のパルプフィクションみたいな感じと思ってたらいいのかな
期待しとこう
321('A`):04/12/24 21:39:15
age
322パンティ・ジョンソン ◆2mbPN9vm72 :04/12/25 15:06:45
「シスターズ スレイブ倶楽部T〜星降る空に鐘がなる〜   ※18禁


傍から見ると奇妙な組み合わせだった。昼休みの校舎の屋上

あかねはごくごく普通の高校1年生。あかねはクラスも違う子、
不良っぽい子、暗くて大人しい子、お金持ちのお嬢様と昼食を
囲んでいたのです。それも殆どは初対面に近い状態。そう彼女たちに
唯一共通していたことは「みんなお兄ちゃんに犯されたことがある」と
いうことなのです。

ことのきっかけはクラスでも殆ど存在感のない、いわゆる「空気ちゃん」こと田中レナちゃん。
決して可愛くないわけでもなんでもないんですが、いつもじっと下を向いて
席から離れないでたたずんでいるのです。ある日人影まばらな放課後、レナに背後より
「雨宮さん」と声を掛けられたときはビックリしました。雨だったと記憶しています。
そして返答するまもなく、二の矢が飛んできました、「雨宮さんってお兄さんのことスキでしょ?」
ショックでした。自分は確かに顔にでやすいタイプだとは思ってましたが、なんだって
こんな大人しい子にまでバレてるのかと!実をいうと雨宮あかねこと私は、両親を小学校のとき亡くし
兄に養われてきました。しかもあたしも兄もそれぞれの連れ子だったので血はつながっていないのです。
ただでさえ年頃の男女が2人屋根の下暮らすことにお兄ちゃんは後ろめたさを感じていただけに
他人に私のお兄ちゃんへの想いが知られないよう、私も私なりに努力してきたのですが・・・

私もとぼければヨカッタのに「お願い、ことことは誰にも言わないで」
田中さん、レナちゃんは静かに微笑んで、「言わないよ、だって私もお兄ちゃん
が好きだモン」
兎に角衝撃でした。私以外にも同じ境遇の子がいたなんて。このせつない想いを
お互い話した後は二人で泣きながら笑いあいました。
帰りの校舎玄関で「この後も色々連絡取り合おうよ」と言われ「うん」と答えました
「合わせたい人たちがいるんだ」との別れ際の言葉は気になりましたが、
同じ同士がいたことに、不思議な心強さを感じ、足取り軽く小雨の中家路についたのです。
(今日はお兄ちゃん仕事から帰ってきたら、いっぱい誘惑しよ。いっぱい甘えるんだ!)
323パンティ・ジョンソン ◆2mbPN9vm72 :04/12/25 15:14:09
ちょっとウンコしてくる
ホシュ
324しめじ:04/12/25 18:15:04
「禍福は糾える縄のごとし」


友達を失った日 〜組合メンバーたち〜

ボクは小学校高学年のころ最高の友達に囲まれていた。ナニをもって『最高』という
表現を用いるのか。これは思うにボクの中のゴーマニズムとでも言おうか。このゴーマニズム
に由来する。というのも完全なるイコールの関係性にはなかったということに基ずく。
恐らく向こう側からしたら、恐怖と圧迫の何物でもなかったかもしれない。
とはいえ、ボクの『支配』は通常のソレとは大きく違った。静かな威圧と大いなる弁舌と喜び
その絶妙なミックスした支配だった。
田舎ではあったが、この頃は村の人口も多く恐らく1000人はいたのではなかろうか。
ヒト学年5〜6クラスあったと記憶している。
ボクは5年生のとき「組合」なるグループを発足した。
階級のついた友達グループ。イコールではない三角の頂点をもつグループ。
緩やかな支配と箱庭的な自由。会長、副会長、書記が存在し、メンバーは
ボク、タケさん、タケちゃん、リューヤ、映子、シマ、ゼッペキ、ダワサの8人。

彼らは今ナニをしているのだろう。静かにその足跡をたどりたい。


ボクはあらゆる手段を講じた。姉がいたことで、姉のクラスや行事に参加し、
年上の「兄貴」たちと太いパイプを作り、姉の学年の担任に顔を覚えてもらった。
リレーの選手も5年間勤めた。勉強もした。(改めて話すが、朝の10分間の漢字テスト
の採点もボクが勤めた)児童会の会長もした。そんなボクを悪くいうやつは、みなのいない
放課後こっそり後をつけて殴った。皆のいる前では腕すもうや相撲で強さをアピールした。
でもみなの前ではキレたりしなかった。成長期に入る頃には皆の前でそれをすることは止めた。
追い越されているかもしれないことを酷く恐れたからだ。僕はボクが6年間かけて作り上げたこと
が崩れ落ちることを恐れた。冗談じゃなく恐れた。

中学の1学期、キヨの母さんに連れられていったママさんバレーのとき、
見知らぬママさんに「えーーーーっ君があのウスモトくん!」「ホラあのこ・・」
最後に聞こえた「小学校のころは凄かったらしいけど中学校では対したことないのよw」
正直胸が痛くなった。中学校はいい思い出がない。僕はその頃はただの「村人1」に
すぎなかった。だから小学校時代はいい。

静かな威圧 大いなる弁舌


天才とは臆病者である。私は知っている。


つづく






325('A`):04/12/26 01:30:57
age
326('A`):04/12/27 08:49:44
あげ
327国辱モンテスQ:04/12/27 12:52:59
大人の階段のぼる♪
君はまだ シンデレラさ♪ 幸せは誰かが きっと運んでくれると 信じてた♪


『禍福は糾える縄のごとし』〜友達を失った日A

ボクは組合ノートを作った。100箇条からなる掟を書き、漫画や
下らない小説(主に道徳の教科書をオゲレツに書き換えたもの。走れメロスを
全裸で走る変態野郎などと)を毎日書いてそれを組合のメンバーに回して見せた。
口に水を含ませ笑わせたりした。他のクラスの連中が羨んだ。女子たちも真似して
そういうグループを作った。だがボクたちのソレは違った。テントもって誰かの庭で
キャンプしたり、新年会や忘年会もあった。自然と母親は料理を作らされ、親同士の
お礼などいったり繋がりが出来た。母親も教師も苦々しかったのことだろう。だが、
ボクは札付きの優等生だった。運動も出来た。絵も上手かった。そしてその先生が新任する
前から各先生のメンコ(可愛がられている子のこと)だった。
ただ、このグループにはある欠陥があった。すなわちボクの好みのメンバーしかいなかった。
ボクに対して従順(これはボクの勝手な妄想だったのだが)であるもの。
ボクのハッタリを信じるもの。モラルのあるもの(道端でガムの紙を捨てるようなものは組合に入れない)
成績が悪いものは不可。
こういった僕の利己的な主義のもと集めた優等生なメンバーだっただけに、他のヤンキーたちと
ケンカになるとあまり戦力にならないのである。一応学校で力もつ野球少年団とサッカー少年団の中から
組合のメンバーを引き抜いて(リューヤ、映子=野球、シマ=サッカー)パイプ役としての
加盟だったことは彼らは知らない。


勿論組合以外にも友達はいた。とりわけクラスの違うやつとはそれに反して
つっぱった奴と多くつるんだ。3組のリーダーのマヒカリなどは姉の友達の弟同士という関係で
札付きの悪だった。これは外交的に必要なことで、クラス内でのボクへの
反乱の防止、他の人間への恐怖。
だが、ボクは中学に入ってから友達になったヤンキーはいずれもつるむ事を
嫌う連中だった。ボクはつるんでおきながら(自分の避難所)つるまないこと
(孤独をアピール?したかったというのか)に憧れていたのか。つるむことに疲れたのか。

その中で異種な友達がいた。アラヤという奴だった。彼は6年間、いや幼稚園のころから
いじめられていたのだった



大人の階段のぼる♪
君はまだ シンデレラさ♪
幸せは誰かが きっと♪
運んでくれると 信じてるね♪
(楽曲『想い出がいっぱい』)


328うすびぃ:04/12/27 16:56:41
『禍福は糾える縄のごとし』 ジレンマ


いつも靴紐の蝶結びが上手く結べなかった。歩いている途中に
ほどけて行くのが解った。だけどその場でかがんで結ぶことをしない。
ある所定の場所に着くまで結ばない。その場でかがむことは格好悪いから。



ボクは大学の仲間と映画「2001年宇宙の旅」を見ていた。この映画をスクリーン
で見れたことにボクは満足を覚えていた。内容は酷く不明瞭であったが、その美しさ
にボク以外の観衆も圧倒されていたはずだ。
だが僕らは風染みる有楽町を空虚な気持ちで歩いていた。なぜならその頃学生運動も下火に
なり、僕らは僕らの道を見出せなかったし、大学も4年、隣の友人など6年目を迎えていたからだ。
途中すれ違った就活鞄を携えたノンポリの同級を酷く罵ってから
苛立ちを晴らすためか、都心の大ホテルの食堂でメシを食うことにした。
10階にあるその大食堂は天皇の住居(それは我々の税金で賄われる)をめぐらす堀りばたを
見下ろし、夜景が美しかった。だが僕らはその大食堂に入れなかった。ポロシャツ
友人は汚いしわしわのシャツだったからだ。
「ではどんな服装ならよいのです」
「背広以上です。女性のかたならどんな服装でも構いません」
「では日本人伝統の紋付羽織袴ならどうです?」
カウンターの係りは少し面食らった感じで
「やはりダメです。―洋服でないと・・・」
「ではアラビア人がアラビアの盛装できたらどうします。」
彼は一層とまどい、そして敵意をむき出しにしてこう言い放った
「・・・・・さあ。私には解りかねますのでマネージャーに聞いていただければ」
「なるほど、あなたは我々には判断を下せて、アラビア人の場合は判断を下せないと・」

私は借金してでも紋付で出直す覚悟だったが、この男の言葉を勘案するまでもなく
あきれ返り踵をかえした。なるほど!日本の大ホテルの植民地根性もついに
ここまできてしまったのか!

友人と肩を組み大声で歌を歌い安く汚い酒屋で多いに体言を放ち
暗がりのアパートに着くなり、ドスンと布団に倒れこんだ。
暗闇の中で目を開けた。涙が出た。月がキレイだった。
329うすじ:04/12/27 18:32:36
保守
330しめじ様:04/12/28 13:27:02
夏妹の子供たちが遊びに来た。ばあちゃんが「あんたたち畑仕事
手伝いなさい、おじさんに付いて行きなさい」
小学校1年の妹はワクワクしたように張り切ったが3年の姉のほうは
こんな田舎くんだりにきて畑仕事に「えええ〜っ」っと不満げに、飲み終わった
ジュースの中の氷を吸いながらズズズと音を立てていたが、「こづかいやるよ」
の一言で突いて来た。でも姉のほうは人見知りで、あまり俺のほうを見ない
畑まで車で(荷台のとこに乗せてやったら喜んでいた。ミラーでパンチラげっつ)
行き、ビニールハウスの中の暑さに驚き、周りが畑とわずかな草むらしかないことに
また驚いていた。2人に麦わら帽子を被せてやった。日差しが強かった。
1時間手伝わせると姉がおずおずと近寄ってきて
「ぁの・・・・」
「ん?」
「ぉトイレ・・・どこ・・・ですか?」
「ないよ」
「えっ」
「そこの草むらでするしかないね」
「そ。そンな・・・・」選択の余地はなかった。小走りに走っていった。妹は無邪気にトンボを追いかけている
俺はゆっくりと腰をあげ歩いていった。
草むらには二つの白魚のように美しい、無垢な両の細い足から
秘鏡から一筋の透明な放物線が青空に向かって放たれていた。
エンジェル・フォールは存在したのだ!
姉は私の姿を見て「ぇっ・・・////」と絶句した。
私は何もなかったように「ほらコレ渡し忘れたから」とティッシュを
手渡した。
止めたかったが止まらなかったのだろう。豊かな水量だ。恥らいつつ
「ぁ・・・ぁりがトごザぃまス」と言った
あまりじっくり見ては可愛そうなので背中をくるりと向け
私はまた戻っていった。
雲一つない熱い夏の日だった。私はプカーと口からタバコの
煙でわっかを作った。妹がそれに指を突っ込んで笑った。
331('A`):04/12/30 00:43:52
落ちるぞ
332一鬼夜行 ◆GzyJjwOJDI :04/12/30 19:45:31
落ちるよ?
333一鬼夜行 ◆GzyJjwOJDI :04/12/31 22:35:38
俺がいなきゃ落ちてたな……
334しばいぬ系喪 ◆0T/5lpCjMM :05/01/01 05:39:35
age('ω`)
何も書けてないけど保守…
今年は小説を書いて応募したい!これが目標!
335しばいぬ系喪 ◆0T/5lpCjMM :05/01/01 05:49:31
ところで質問なんですが、
クラスによくいる他人を笑わすのが上手くて、
なおかつ喪男とかをイジッたりするやつって
なんて呼び方があります?('ω`)
「リーダー」とか「クラスのまとめ役」とかありますけど、
なんかしっくりこなくて…
「クラスの面白いやつ」が今のところ
自分で一番しっくり来てるんですが…これでもまだ足りない。('ω`)
何かピッタリしっくり来る呼び名って無いですかね?
336スラ仏 ◆SLIMElnX8k :05/01/01 05:53:52
>>335
エピソード紹介入れてあだ名つけるとか。
「イジリー」とかどうだ
337しばいぬ系喪 ◆0T/5lpCjMM :05/01/01 06:00:50
>>336
なるほど…('ω`)
しかしなるべく「みんなは面白いやつだと思ってるけど
自分だけは彼を憎んでいる」という設定にしたいので、
あだ名は有効じゃない感じもしてしまいます…
でもあだ名風な付け方というのは
結構いいかもしれないですね。もうちょっと模索してみます。。。('ω`)
ありがとうございます。
338('A`):05/01/01 11:52:22
>>337 
普通に「お笑い」でいいんじゃないのか?
どうでもいいが、君の作品を評してた「ウスモチョ シメジ」ことうすは顔晒して
引退したらしいよ。君の作品期待してる
339('A`):05/01/07 01:49:06
なぁ、本格長編ファンタジー書いていいか?
340339 :05/01/07 03:12:06
3行で飽きたからやめた
341ラすじ:05/01/09 20:32:52
JAZZの名曲煙が目にシミルを聞きながら土方歳三に
思いを馳せ函館山を眺めたものです。私の祖父がここ函館の
外事課でドイツ人の追跡調査を命じられていた時は、函館山を指差す
などということはもってのほかのことでした。外事課に公務している目印に
靴先を白く塗ることで、電車・映画館など公共の施設への運賃や入場料は
無料でした。私は天井に立ち込める紫煙を見つめながら、あの日のことを思い出すのです。
駅近くに古いポルノ映画館があるのですが、私が函館ラ・サール高校の2期生だった
時、文化祭という退廃的な行事に参加することを良しとせず、学校を抜け出し
いつか見てやろう。いつか見てやろうと電車の窓から見つけていたポルノ映画館に
足を向けたのでした。

当時で1000円くらいしたでしょうか。土方の見下ろす街で
私は体制(新政府)に組み込まれまいと、新調した革靴をカッカと
鳴らし得意げに窓口に1000円札を差し出したのでした。窓口の
おばさんは多少いぶかしそうにしていましたが、幸い老け顔(年齢不詳顔と
よく言われたのが幸い)なんなく入場できたのです。
ただこの映画館にはある噂があってホモの老紳士?が常駐していると
函館土着の級友たちから聞いていたのです。黒いカーテンをくぐって
座席を求めると暗がりながらもなかなかの入りでした。最後部の座席は少なからず
埋まっていました。仕方なくやや前方の座席に席を求めました。
大スクリーンには主婦が恥部に掃除機を当てられ、男が
「それっ『強』だ!」というシーンでした。
私はここではズボンを脱いで自慰をしてもいい場所なのか、またエチケット的に
自慰をすべき場所なのかわからず、仕方なくジーンズのベルトをカチャカチャと外したのでした
すると横から一人の足音が聞こえたのです。暗がりながらも、それが初老の男だと
わかりました。
342('A`):05/01/10 21:42:16
1143から一気に浮上
343ラすじ:05/01/11 03:19:29
ほす
344('A`):05/01/12 12:07:38
ほっちゃん
345('A`):05/01/13 01:44:08
昔の話だが、この国がまだ近代化されて間もない頃、
農村の生活はとても貧しいものだった。
不作が2年も続けば食べるものに困り餓死者が出た。
そのため農村では労働力にならない老人や女子を間引きして
なんとか少ない食料で生き延びたのだ。
これは当時、不幸にも間引きされる運命にあった少女のお話である。
346('A`):05/01/13 02:04:34
少女には家族がいなかった。
両親は流行病にかかり小さい頃にこの世を去り
それからは叔父の家で育てられてきた。

少女が七歳になる時、不作が続いた村では、とうとう間引きをすることが決まった。
そのやり方は簡単で各家庭の家長が集まってくじを引き、
くじが当たってしまった家から一人、誰かを村から追い出すのだ。
そのくじに当たってしまった叔父はなんの迷いもなく彼女を間引くことに決めた。

そして翌日、彼女は村の神社に呼びだされ
村の大人たち全員に囲まれる中でこう言われる。
「近年の不作はおまえが忌み子だからだ。おまえが村にいるから不作が続くのだ」と。
そして、その証拠が少女の足にある奇妙な紋様であると言う。
それは叔父が少女が寝てる間に書いたものでまったくのでたらめであったが
大人たちに追いつめられ幼い少女は村を出ていくしかなかった。

こうして少女の長い旅が始まった

チョロ・・・(主人公 高校1年の喪男。音楽の学校に行きたかったのだが   
     ドッグに進路相談表を勝手に書き換えられ、工業高校の進学が決まった
     元ブラスバンド部。現テコンドー部)
ドッグ・・中学時代のいじめっこ。といっても大グループのいじめっ子ではなく
     自分より弱いものを束ねる、野心家。家結構金持ち。
わびすけ・・ドッグの子分の一人。元合唱部。ドッグの命令でテコンドー部を設立させられる
チョコさん・・・体育の教師。色黒から某男優の名から命名。
348ra:05/01/14 03:37:45

ゆーいちクンが結婚した。いつも近所で大声だしてはしゃいでいたあのワンパク者が・・
従弟のナオトが結婚した。子供の頃遊んでいたけれど同年齢でよく比較されたっけ
タケちゃんが結婚した。俺がいじめてたっけ。ヨドバ○に就職したって聞いたよ。
姉ちゃんも妹もみんな結婚した。子供も出来た。クラスでデキの悪かった札付きのワルの
テケシも結婚して子供も出来た。最初は(フフDQNが。)なんて思ったこともあった!
でもこの前見たら凄い楽しそうだった。凄い楽しそうだった。肩車して
ヤッチも結婚してた。俺から中学時代2000円騙し取ったくせに。丸山プロみたいな顔してるくせに!
子供と手つないで俺に声掛けてきやがった!商店街で!人目もはばからず!俺から2000円取ったくせに
2000円返してないくせに!その子によっぽど「おじさんね、この人に2000円取られたサ」って
よっぽど!言おうかと!この子の後の人格形成に関わる様な事一杯言おうと思ったんだよ!
ねえ君は一歩間違えば危うい人生送ってたかもしれないんだ!

あ、死んだポポ。親父、じいちゃん、おじさん、先生、バイクで事故って死んだ○○、族やっててパトカーにはねられて死んだ○○
なんでお前らそこにいるんだ。なんで笑ってるんだ。なあ何か言ってくれよ。
俺も40になっちまった。お前らは年とってないんだな。俺は頭に白いものが目立つようになってきた。
先月血尿が出て一日中病院で検査した。昨日クスリとってきた。
なんでお前らそこでニコニコして突っ立てるんだ。何か言ってくれよ。

俺を置いていかないでくれよ。俺も連れてってくれよ。
みんな・・・みんなどこいっちまったんだ。暗くて何も見えないよ。母ちゃん。
なあみんな。俺を一人にしないでくれよ。怖いよ。怖いよ。

349('A`):05/01/17 22:09:35
hs
350ラすじ:05/01/18 11:14:18
『最近の私の恋事情〜【自分でも近未来型の恋をしてるんじゃないかって】』

子供の頃から散髪でも歯医者でも何故か目を開けていた。ずっと床屋さんの親父さんの
目と目を合わせて、その鼻の穴が膨らむ様をぢっと見ていた。嫌で嫌で仕方なかった。
目をつぶればいいと気付いたのはここ数年の話だ。元来臆病な私は目をつぶるともし危険な
状況下において対応が遅れる(歯科医が突然狂いだして私に襲い掛かるなど)からというのが理由だ。
まあ向こう側にしたら、恐ろしく嫌な客だったろう。私にはとても無理な職業だと感心すらしてしまう。

目をつぶるようになって、精神的にも大人になったからだろうか。行きつけの歯科は女性の先生と鳴りたての若い
卵のような女医がいる。声もややもするとアニメ声だ。
私は決まって寝不足の状態でいつも歯科に足を運ぶ。そして女医の顔は決して見ない。
そのアニメ声をやや眠い状況でオブラートな状態をもって聞くのだ。
またその卵先生は語尾がはっきりしていない「はい口を開け・・・さ〜ぃ」
「はぃ・・・閉じてくださ・・・〜ぃ」といった感じで社会人としては失格かもしれないが
懸命にやっている(俺のために)のだ。心地よい。
昔は女医の指が入ってきただけで節操もなくベロベロ舐めていたのだが
最近はその指の感覚をクチビル越しに感じることが出来る。
とても柔らかくやや冷たい・・・冷え性かなw優しいのだ
私もなるべく唾液を出さないようにめくられた裏クチビルに言い聞かせるのだ。
多分いかりや長介みたいな状態の恋。声だけの恋。
「はいゆすいでくださーい」「今日はここまでで〜す」
ちょっとマラソンの千葉真子選手に似ているので千葉ちゃんって呼んでいる。
アンニュイな千葉ちゃん。コケティッシュな千葉ちゃん。顔は見ない。
多分童顔だ。E,いやFはあるさ。顔を下に向けて「ドもぁりゃとごじゃぃまス」
やべ靴下穴開いてるじゃねーか。大丈夫気付いてない。いやそんなお茶目さもきっと
好きな千葉ちゃん。いい恋してるよ。俺は。
351ラすじ:05/01/18 11:42:56
題名「恋子の毎日」にすりゃよかったな 
352('A`):05/01/19 00:11:19
あげ
353('A`):05/01/22 12:34:12
あg
反省してる
355太郎 ◆DMVtSSFzcg :05/01/24 02:34:56
『太郎の旅』
ある旅人が砂漠を歩いている。熱い日差しを浴び汗を垂らし、しかし彼は次の町を目指して歩き続けている。
彼は今、先ほど出会った砂漠の真ん中でうずくまる青年の事を思い出していた。
青年の名は太郎といった。太郎は『俺のこの腐った足が動けばなぁ!』と言いながら、強く地団駄を踏んだ。
太郎は水を求めた。もう何年も水を飲んでないので、脳までひからびてしまうと嘆いていた。旅人はオアシスで汲んだ綺麗な水を差し出した。
彼は『あぁ、俺に口がついていたらその美しい水が飲めるのに!』と唾をまき散らしながら喚いた。
旅人は悲しくなって最後にこう言った。『君の目が見えるうちに、自分自身を観察するがいい』しかし、太郎の目は濁った悪意の視線を彼に向けただけだった。
旅人は砂漠を歩き続ける。小さな町だが前に居た町よりは少し大きい所だ。彼の体に勇気と希望が溢れる。目的地までもう少しだ。彼は額の汗を拭い大空を胸に吸い込んだ。
…終…
「料理なんて大嫌いだよ」
私は雪深い朝から衝撃でなにか眩暈しそうな感じだった。
祖母の声だった。今考えると当たり前のことかもしれない。家事が好きな
人間なんてそうそういない。ただ私の中ではいつも正月になると、裏山から
孫の私とチビたちを伴って笹の葉をとってきて、笹ダンゴを作ってくれる。
厳しい祖父のもとで粛々と完璧な妻をしてきたのだ。ちょっとショックだった。
仏間から階下に降りると、いつも大人しい母が職場の上司を「クソ上司」と言って
笑っている姿があった。母にはないはずのボキャブラリーだった。少なくとも私は知らない。
なんなんだ。今日に限って。母はなおもバカ笑いしている。あんな大笑いする母を初めて見た。
さてそろそろ仕事に行こう。廊下に出ると、姉が私のパンツを見せびらかしながら
「あはは生理の血ついちゃったーでも私のじゃないから安心!超安心!」
見なかったことにしよう。玄関先で弟が除雪をしている。「おい姉ちゃんがた変だぞ」
弟は私を無視した。一心不乱に何かをしているとその足元を見ると、白い雪面にあった犬の小便と糞を
必死に踏みしめてシェイクしている。白と黄と茶。普段は主役たりえない3色が美・・・いや、
いや美しくない!何私までおかしくなろうとしているんだ!美しくない!
弟を羽交い絞めにしたがなおも足をぶんぶん振り回し糞を撒き散らした。私の口や顔にも飛んできたので
思わず弟の顔でガードしてしまった。
「こ・・・・ここに犬の赤い血もあればなお美しいねwハハ」
目で見える世界なんて人それぞれじゃないか。それでいい。
357('A`):05/01/28 00:08:15
それはある日の昼下がりだった。
俺はなぜか街の中心地に身を置いていた
(そういえば、近ごろの社会なんてものを見てないなー)
忙しく携帯電話で話すサラリーマン、仲良く手を繋いで歩くカッブル達。
誰も俺の事なんか気にせず、俺のそばを通りすぎていく・・・
まるで俺一人、時代に取り残されたように思えた。
そんな気持ちで部屋に戻った俺は、自らの熱くなった肉棒をティッシュでつつみ始めた・・・
358「  柱     」:05/01/28 08:33:34
僕は夢を見た。姉が半狂乱で僕の部屋のドアを蹴り押し入ろうとしているのだ。
朝なのか昼なのかはわからない。母が階下でヒステリックに怒鳴り散らしている。
まず耐え切れずドアを開けたのは姉だった。「××・・・・しなさいっ!いい加減にしろっ」
姉は外に出て行った。しばらくして姉が戻って来て、今僕の部屋を蹴り上げている。
だが僕は姉が戻ってくる気配を感じた瞬間にドアを両足で押さえつけベッドの足をむんずと
掴みガードをした。だがドアの向こうには壁があり、姉は壁に足をふんじばってドアを開けようとする。
良く母に叱られた年上の兄弟が弟妹に八つ当たりするアレかと思った。だから僕もふんじばった。
だがドアはじょじょに開いて隙間から柱が見えた。これを庭だかどこかに埋めろという。
柱の根元は土がついてやや濡れている。ただその濡れは浅く、どうやら浅すぎて挿せなかったのだろう。

親父が死んで母は父の職場の仲間のつてで嘱託職員として働くことになった。
今まで専業主婦として外の世界を知らない人。ストレスと屈辱の毎日。
へりくだる年上の人間をいじめる若局。入社数ヶ月の若造に「ちょっとお母さん!それやっといて」
(あたしはアンタのお母さんじゃない)
毎日が家庭は修羅場だった。姉と母の口論。ぐれる僕。隅で下の妹二人は泣いているだけ。
僕はその頃教師を殴った。教師が「母親を呼ぶからな!」しかし母は来ない。いや来れない。
仕事についていけず、使ったこともないパソコン。残業でそれどころではない。
教師は「なんて親だ。呼び出しに応じないなんて」僕はそいつを殴った。3人がかりで殴り返された。

僕と姉は病院の手術室の前でケンカをしていた。妹たちは泣き、祖母がソレを見て激怒した。この頃僕と姉は家を出ていた。
姉は水商売で静という聞いたこともない名前で客の前に出ていた。僕も水商売だった。ボーイと
洗い場を兼任していた。田舎出身者が多くみんな親しいというほど親しくはなかったけれど
お互いの境遇を察してか暖かい連帯感−誰かがマネージャーに叱られた後すれ違いザマにニコと
微笑んだり−があった。が東京人のマネージャーは何故か僕をとりわけイジメ、たまに殴られた。顔が気に入らないらしい。
やめるときも殴られた。

姉と会うのは数年ぶりだった。家のことを考えるのは頭が痛くなるので考えないようにしていた。
たまに3女の妹(当時10歳)からたまに手紙が来たときだけ現実に帰った。
小遣いに一万円を手紙に入れる自分が格好いいと思いつつ、勿体無いと思った。
10日後には大後悔時代に突入しているのがオチだった。仕舞いには家族の恨めしくさえ思っていた。

病院で会った姉はニワトリのような立派な鶏冠に茶髪で、まあ人目で夜の仕事だなと
雰囲気をかもし、僕はヨレヨレのシャツに水吹きを怠ったボロボロの革ジャンで金髪。
4女の妹は祖母の影に隠れ口を利いてくれなかった。母が過労の末胸に腫瘍が出来たための摘出手術だった。
姉は僕の親不孝をなじり、僕も言い返すと、毎月3万入れていると返されたため、返し文句につまった僕は姉を
「男とヤルしか能がないくせに」と罵った。てめえは男だろ浮き草生活やめて就職しろだの
てめえこそさっさと逃げ出したくせにとさてこれから手術を受けようと言う母のいるICUにまで
聴こえそうな声だった。祖母は泣きながら妹たちを抱きかかえ、僕と姉をぶった。
359「  柱     」:05/01/28 09:09:19
僕は売り言葉に買い言葉で地元で就職することにした。母の手術は成功
した、らしい。職安めぐりが始まり、面接をつづけるうちに底辺の底辺へと
たどり着いていった。面接官の人相がみるみる悪くなっていくのがわかった。
またボーイ時代のようにいじめられるのか・・・あの頃の仲間はいない
たった一人で大丈夫なのか。夜ふと目をさますと、そこに何かが立っていた。
柱だった。あの夢で見た柱だった。

この頃地元の実家近くにボロアパートを借りた。実家は親戚の目やなんやかやで戻りたくなかった。
就職が決まり初出勤の前日は緊張で眠れなかった。黒く染めた髪が臭くてカナワナカッタ
(当時の毛染めはクサかった)。目を閉じて開けたら朝だった。体が痛かった。
初日は驚くほど楽チンだった。2日目から地獄だった。
晩飯を持って来て、労わる言葉を掛けた祖母に当り散らした。仕事になれるのに数ヶ月を要した。
姉が黒髪で実家に戻ってきた。母は職場復帰に手間取りついにクビになった。

姉はキャンプ村の指導員になり、そこの施設を管理していた公務員の男性と結婚することになる。
僕は仕事も軌道に乗り、帰宅してから資格の勉強をこなし宅建と行書、土地家屋調査士など7つの資格を取得した。
実家に戻った。姉の婚約をしる。久々に家族が会しお祝いをした。4女が久々に僕に声を掛けてくれた。
僕はこの時初めてあの柱が何であったかを知り涙した。笑顔だった片胸を失った母もソレを見て泣いた。
もうあの柱を見ることもない。悩むこともない。
360あとがき:05/01/28 09:12:38
私うすびぃはこの作品を期にこのスレから正式に去ることを決断致しました。
「うすじ」「ラすじ」「積石マルレ」など様々なコテを使い分け多くの皆様に
ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします。もう「うすびぃ」の名は
語り継ぐこともないでしょうし、復活することもありません。ご愛読いただきありがとう
ございました。

 如月 雪降り積もる晴れの日 かしこ
361ラスジ:05/01/28 09:22:48


最後に一句



     面白き    


         ことを無き世を

 
               面白く・・・・ 
362('A`)
落ちるぞ