女がみんな風俗嬢経験者に見える

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70('A`)
クリスマスイブにデートの娘を買ったことがある。
Hなしっていう条件。拘束時間は明け方まで。
高いなぁと感じつつ、綺麗だからまあ仕方ない。
食事して映画みて、すこし飲んで、場所を変えてまた飲んで。
話が弾んで楽しくてあっという間に明け方になった。
こういうのも悪くないと思った。
時間になったから開こうと言って、電車動いてる時間だし駅まで送ったら
「帰りたくない」と言われた。
金ないし。延長はしないよってきっぱり告げると
じゃあわたしが出すからホテル誘って…と。
繁華街にそのまま歩いて戻り、
結局ホテルでその娘に子供みたいにしがみついて、長いことぐっすり眠った。
髪から煙草とミツコと何か甘ったるい少女系コスメの匂いがした。
ハンドバッグに10センチくらいのピンクのクマのぬいぐるみが入ってて
やけに汚れてて、イメージと随分かけ離れたもの持ってるんだねと聞くと
お守りなんだと言ってた。
翌日の頭がすっきりした感じと爽快感は今でもはっきり覚えてる。
もう長いことあの爽快感を経験してないな。
71('A`):04/08/16 07:34
>>1
病気だよ
72('A`):04/08/16 07:35
それってそのへんにいる女がAV女優になれる素質があるんじゃないかっていうネタだろが。ボケェ
73('A`):04/08/16 08:13
>>69-70
イイナァ・・・・('A`)
74('A`):04/08/16 08:46
>>1秋葉原に行くと男が全員童貞に見えるのと同じだな
75('A`):04/08/16 08:49
>>73
よかぁない。
所詮、金で買ったサービスだしさ。
76('A`):04/08/16 08:51
金で買ってもやれるなら俺はやる。
77('A`):04/08/16 13:33
>>75
サービスって金で買うもんだよ。
サービス業はれっきとした仕事。
昔はマクドにもスマイル0円があったが、本気で注文する奴はまずいない。
スタバはいって水を注文して出てくる奴もいない。
サービスは有料であってこそ価値がある。
金をもらう以上、サービスにも力が入る。
78('A`):04/08/16 13:53
プロの仕事には当然報酬が必要だ
79('A`):04/08/16 15:07
照れ隠しのレスにいちいち釣られるなって。
80('A`):04/08/16 20:31
でも金のためとはいえ年頃の女の子がイブの夜つきあってくれるんだぜ。
なんか切ないじゃありませんか。
81('A`):04/08/16 20:38
なんか映画化できそうな話だね
82('A`):04/08/16 20:46
円光のプロって…
83('A`):04/08/16 20:49
おまえらめでたいな・・・
マジで童貞なんだな・・・

自分の醜さを棚に上げておいて
女を批判する糞共に乾杯。
84('A`):04/08/16 20:52
>>83
そんなお前に乾杯!!
85('A`):04/08/16 21:05
>>83 >>84
そんなお前らが俺は大好きだぜ!乾杯!!
86('A`):04/08/16 21:14
円光は風俗じゃないよ。
円光してても風俗経験者に非ず!
87('A`):04/08/16 22:01
>>86
いや同じだってw
88('A`):04/08/16 22:02
>>1 正常だよ。
オレはよく、女子高生があれもエッチしてるんだろうなーって思うよ。
89マニラ:04/08/17 00:51
女はみんなれもんちゃん
9070:04/08/17 07:00
彼女と渋谷駅で別れる瞬間
彼女が山手線の開いたドアに今にも吸い込まれようとしたそのとき
彼女は何を考えたかいきなり回れ右をして電車をやり過ごしてしまった。
「アドレス交換しよ」
と言って強引にぼくのポケットからケータイを引っ張りだす。
向こうはおそらく仕事専用ケータイ。
こっちは隠れることのできない丸裸の自分自身情報。
こういうのは好きじゃないし、自分らしくない。
イブの日にお金で女の子を買った情けない男だけど
そこに溺れるほど子供でもないんだけどな。
得たいの知れない営業メールが今後山ほど送られてくることを思うと鬱になる。
だけどケータイは彼女の手にあって、素早い指先技でぼくのアドレスは彼女の中へ。
勘弁してくれと口に出すのはさすがにかっこ悪いから
誤魔化すように彼女のさらさらの髪を撫でてみた。
「じゃあね」と言って、彼女はふざけて全力でぼくにしがみついてきて顔を上げ。
女の嫌らしさ全開の笑顔で
「また会いたいよ」って言った。
笑顔はぼくの下半身を一撃で起立させるほどのパワーがあって。
あの甘ったるい匂い。
小さな肩。
また電話しちゃうんだろうな、おれ。
9170 ◆DyYEhjFjFU :04/08/17 07:23
書いてたら、どんどん自虐的な気分になってきた。
当時を思い出しながら書こうとするが、
記憶は曖昧で時間の順序もめちゃくちゃなことに気づく。
最初の出会いをきっかけに彼女とは微妙な関係が長く続く。
どうせだから最後まで書こうと思う。
一日にアップできる量は多くないけど
続きを希望してくれる人がいれば書きつづけようと思う。
当時のデートクラブのお姫様に魅了された哀しい喪男の物語だ。これは。
笑ってやってほしい。
それからトリップつけてみた。
92('A`):04/08/17 07:26
ナイス営業!! ここまでやるとプロだな
9370 ◆DyYEhjFjFU :04/08/17 08:29
大晦日になっても片付かない仕事に悪戦苦闘しながら
同僚と年越しするのだけはやめようと
缶コーヒー飲みながら誓い合い、
その数秒後に無理だと即答されて大笑いした。
そのときケータイが震えた。と記憶してる。
彼女からだった。メール。

 >-クリスマスは一緒にいてくれてありがとう。
 お正月の三日間のどこかでお会いできませんか?

営業メールの第一号が早速やってきた。
それにしても早い。すごく早い。
彼女は仕事熱心なのか世間の時間の流れに無頓着なのか…
でも正直に言うと実はすごく嬉しかった。
向こうはお金のため、と頭では分かっていても口元が緩む。
それから彼女の香水、ミツコじゃなくて、
あのかすかな甘ったるい匂いを思い出そうとして何度も失敗。いらいらする。
彼女の手管に見事にはまったようだけど
全面降伏はさすがにかっこ悪いから意地の悪いレスで応戦してみた。

 >元旦は無理。2日、3日なら空くと思う。
 隠さず素直にカムするけど、ぼくは制服フェチ。君が学校の制服で来てくれるなら会いたい。
 下着見えるぎりぎり丈でよろしく。

たぶんもうレスはこないだろうと思った。
なぜかというと、最初の雰囲気からこういう内容には拒絶反応しそうな気がしたから。
完全に割り切った風俗の娘って感じでもなかったし。
もう一度会いたいのは素直な気持ちだけど。
待機画面になったままロゴを回転させてるPCをつついて起動する。
徹夜覚悟のpm11:00ってなんでこんな眠くなるんだろうな。
しかもさみしい。
94マニラ:04/08/18 11:42
れもんちゃん
95('A`):04/08/18 14:36
文章ウマくね?
おもしろいオチがつくならもうちょい読みたい。
96('A`):04/08/18 14:40
>>1
現実の女と付き合えないからそういう妄想に陥るんだね。
仮に女と接点持っても出会い系のヤリマン女だったりだろ。
救えねえ。
イチローや松井見て、日本人はみんな野球の天才とか思ってるアメリカ人みたいだな。
97('A`):04/08/18 14:48
>>96
そんな事をアメリカ人は思っていない
98('A`):04/08/18 14:49
>>97
お前会話の裏とか読めないな・・・・・
友達いないだろ?
99('A`):04/08/18 14:51
>>98
お前の例えがくそなんだよ
100('A`):04/08/18 14:53
例え話はいらないから実例を持ってきて欲しい。
まともな貞操観念をもった日本人女性がまだ生き残ってるならね。
101('A`):04/08/18 14:54
日本人はみんな柔道も天才だよ
102('A`):04/08/18 14:57
>>100
お前の言う女の貞操観念って何?
普段は純情だけど自分だけには股開いてくれる女のこと?

大体実例って?
おれの近所の○○ちゃんは・・・とか挙げていけばいいの?

自分が誰一人女に相手にされないからって、女は全員淫乱かよw
おめでてえな。
葡萄は全部酸っぱいよな。
103('A`):04/08/18 14:57
盛り上がって参りました。
104('A`):04/08/18 14:58
>>102
男女問わず金で体売買してる時点で人間としてウンコかと。
105('A`):04/08/18 14:58
日本人はみんな童貞だよ
106('A`):04/08/18 15:00
一人香ばしい匂いを発してる奴がいるな
107('A`):04/08/18 15:00
エロビデオ屋行ってみろよ
数えきれんくらいのかわいい子が、
バイブ突っ込まれて顔射されてるじゃないか
黒髪の清純そうな子ですら
ピンサロ行ったら素人アイドル級のかわいい子一杯いるじゃないか。

それが現実。
108('A`):04/08/18 15:01
お前の言う女の貞操観念って何?
普段は純情だけど自分だけには股開いてくれる女のこと?

まさにこれだろ。男の求める貞操観念て
109('A`):04/08/18 15:02
>>108
その通りだけどなにか問題が?
110('A`):04/08/18 15:03
>>108
馬鹿みたいにセックスセックス喚かなけりゃそれでいいよ。
必要最低限だけに止めてくれれば。
111('A`):04/08/18 15:03
>>108
だとしたら彼女作れば解決だな。
112('A`):04/08/18 15:04
>>107
あのな、現実にそういう女いるのを知ってるのはお前だけじゃねーんだよ。
それが増えてるのが良いか悪いか、悪いなら嘆こうぜってスレなんじゃないの?
113('A`):04/08/18 15:07
女がいる気がする・・・
114('A`):04/08/18 15:07
1は幼女でも風俗嬢経験者に見えるんだって
115('A`):04/08/18 15:07
>>114
冷水かぶって落ち着け。
116('A`):04/08/18 15:08
世の中の女はみんな貞操感なんて欠けらも無いヤリマンの銭ゲバの糞女なんだから、
お前らは一生彼女なんか作らずに童貞のままエロゲーやってた方がいいよ。
絶対その方がいい。それが幸せな人生だって。
117('A`):04/08/18 15:08
>>112
議論する気はないよ。めんどくさいし、どうせ関係ないし。
118('A`):04/08/18 15:09
>>107
いいじゃん、女なんてどうせみんなただの肉便器なんだし
119('A`):04/08/18 15:09
>>117
んじゃ書き込むな。
120('A`):04/08/18 15:09
>>116
今更そんな分かりきったこと言われてもなあ。
121('A`):04/08/18 15:10
>>112
1はそこまで考えてるかなぁ・・・・
122('A`):04/08/18 15:11
エロゲーはイヤ
クリックしながらオナニーとか出来ないんだよ
123('A`):04/08/18 15:12
旦那や彼しに内緒でやってる子は多い
ちんぽなめたりしてるくせに、パートナーの前では純情ぶる
124('A`):04/08/18 15:12
>>122
左手
125('A`):04/08/18 15:13
左クリック、右オナニー。
コレができなきゃ喪男じゃ無い。

…妙に語呂がいいなぁ
126('A`):04/08/18 15:14
3次元から2次元に転嫁したときおなったけど、通常の2,5倍時間がかかったなー
127('A`):04/08/18 15:14
>>124
無理、左手じゃイケない。
なんかもどかしくね?ツボを外す感じで。
あと何つか、左手は直線軌道を描けない、どうしても斜めに動いちゃう。
128('A`):04/08/18 15:15
俺はオナニー時はマウスを左手に持ち替える。
129('A`):04/08/18 15:15
>>127
左手でマウス操作すればいいじゃない。
130('A`):04/08/18 15:16
そうするとクリックが・・・抜きどころなのに矢印が選択肢を捕らえない
131('A`):04/08/18 15:17
>>127
練習が足りない。オリンピックに出るって意気込みで練習せよ
132('A`):04/08/18 15:17
>>130
ぶきっちょだな。
133('A`):04/08/18 15:17
右手マウスで左手おなにー
134('A`):04/08/18 15:20
マウスの設定でポインタの速度遅くして、左右ボタンの切り替え
しておくと楽だぞ
13570 ◆DyYEhjFjFU :04/08/18 20:03
元旦の昼過ぎにケータイが鳴った。
前夜はそのまま朝まで仕事が続き、家に戻って爆睡予定のつもりが
寝つけずに雑煮をすすりながらぼんやりテレビを眺めてた。

 >-りょうかい。マジ制服でいくけど引かないように。
 で、いつ?明日、あさって?

引いてしまった。ほんとに来ると書いてある。
だらだら気分が吹っ飛び、頭がしゃきっとする。
脳内ではグレードレッドの非常事態。ニューロン兵士があわただしく駆け回り
黒人軍曹の口汚い罵りとちかちかまたたくハザードランプの高速回転。

 >明日にしよう。場所はまるきゅう2の地下。あの喫茶店。
 なあ。ところでまさかイブ料金のままじゃないよね。

速攻のレスが返ってくる。

 >-おっけぃ。ちなみに、にがけ。

こっちもすぐに返す。

 >よんがけ。嫌だったら他の娘探す。君ほど綺麗な娘はみつからないだろうけど。

 >-無茶いってるよ。おっけい。りょーーかい。今回だけ、よんがけ。特別だよ。
  あなたにきれいって言われるとうれしい。ほんとだよ。

ケータイを閉じるとどっと疲れが戻ってきた。
雑煮を下げようとする母を止めて、自分の食べた分を台所に運ぶ。
それから自分の部屋に戻ってベッドに倒れこんで翌朝まで眠り続けた。
キャラメル色の長い髪。
かきわけると、白くてつんととんがった顎につらなるラインがあって
顎骨に薄く乗った皮膚はかたいようで柔らかくて
そこに自分の顔を重ねたところを想像する。
でも、どうしてもあの甘ったるい匂いが思い出せない。
13670 ◆DyYEhjFjFU :04/08/18 20:35
新年2日の渋谷は人で溢れてた。
待ち合わせ場所は地下道で繋がっていて向かうのは楽だったけど
入店することができなかった。満員だ。
そこで、ぼくは場違いなほどでかい声を上げてしまったんだと思う。
やんわりと入店を拒否する店員の後ろに彼女が立っていた。
約束を守って制服姿で。
店内の客が一斉に振り返りぼくと彼女を見つめ、そしてすぐに興味を失う。
かわいい女子高生と、どこにでもいそうな年上の友人。
そんな風に見えるんだろうか。
考えてみればいままでこういう経験ってなかった。
この狭い室内で、ぼくは彼女の側にいてもおかしくない存在なんだろうか。
客があたりまえのように、ぼくと彼女がここにいることを容認してくれた気がして
安心したような、嬉しいような、得意な気分になった。
ふつうの女性はぼくなんかに興味を示さない。デートはしたこともないし、誘ったこともない。
今まで一度だって味わったことのない感覚。
金で買った擬似的イケメンの体感。
「出よう。ここ空気悪いし」
彼女がぼくのコートの袖を引く。そしてまた渋谷の喧騒の中。
137('A`):04/08/19 10:03
渋谷の喧騒の中左手でオナニーした。
もちろん右手はクリックして…
138('A`):04/08/19 10:42
25歳未満のブスじゃない女の8割はソープ、ヘルス、
イメクラ、ピンサロ、AV、キャバクラ、円光、のどれかを
経験済み。間違いない
139('A`):04/08/19 11:05
>>138
ああ。
おれの唯一のイケメン友達も似た様なこと言ってた。
けっこう真面目ないい大学行ってる女の子達も大抵は一度くらい円光や風俗バイトしてるらしいな。
街行くそこそこかわいい女の子はみんな売春婦だよ。
悲しい国になったな日本は・・・・・・・・・・・・・・・・・・
140('A`):04/08/19 11:11
円光なら、風俗嬢という風に見られないから
やりやすいんだろうな。
しかも、ばれにくいから、味をしめて何度もやる。
まだ、ソープ嬢の方が清純派かも知れないな。
141('A`):04/08/19 11:15
>ソープ嬢の方が清純派
少なからず同意する
142('A`):04/08/19 11:16
リア夏厨や喪男の中は、こういうネタ発言の数々を真に受ける奴いるんだろうなあw
143('A`):04/08/19 12:43
>>142
現実を見れる男になろう

最近の可愛い顔してる奴は絶対、売春してる。イケメンの前ではカワイコぶってるけど、裏じゃ何考えてるかわからん
144('A`):04/08/19 19:35
半年前にピンサロで抜いてもらった姫が
携帯電話の販売店で仕事してたよ。
マジでびびった。貧乳だけど可愛い子だった。
その子の裸を思い出してボッキしますた。
14570 ◆DyYEhjFjFU :04/08/20 02:40
寒い中、地上を30分近く彷徨ったのち
南口のスターバックスで暖かいコーヒーにありつく。
ここは席すらない。バス亭と路肩を仕切る、たるんだチェーンに腰掛けてコーヒーをすする。
「これ、今日の」
彼女の手を握りたかったのかもしれない。
唐突に紙幣を筒状にまるめた束を彼女の手のひらに乗せる。見えないように。
ぼくの手のひらはやけに汗ばんでいたけど、彼女の手のひらは冷たかった。
「ありがとう」と言って彼女は素直に笑った。
グレーのミニスカート。丈はかなり短かい。
Pコートに包まれて、残念だけど太ももはちょっとしか見えない。
ここの慧眼なスレ住人の前で制服の細かい描写は避けるけど
紛れもない本物のじょしこーせーが目の前にいた。
寒そうに猫背にまるまって、紙のカップを両手で持っている。
彼女はまじまじと見つめるぼくの視線に気づいたのか
「化粧してないよ」と言った。「制服好きな人ってさ、お化粧嫌がるんだよね」
それから「ほんとはちょっとだけしてるけど」と付け加えた。
「お腹はへいき?」
「うん。まだへいき」
「じゃあ、行きたいところは?」
「え?付き合ってくれるの?行ってもいい?」
どこへでも、お姫様の行きたいところへ。
まるきゅうで服を、原宿に移動してスニーカーを見てまわり
キディランドで巨大なガムボールを2個買った。
お姫様はご満悦で、それからだしぬけにお腹がすいたと言い出した。
原宿かぁ。
このあたりの知識はほぼゼロ。しかも新年2日に営業してる店なんてない。
しばらくして、ふと年中無休のスタンドカフェを思い出した。
あそこなら何か食べさせてくれるかもしれない。
14670 ◆DyYEhjFjFU :04/08/20 02:42
ベーコンのサンドイッチ4切れをぺろりとたいらげてココアを飲み
トマトをガーリックで炒めたのが美味しいと、もう一皿おかわりして
ストーブにしがみついたまま、カルアミルクを飲んでた。
あっというまに男の店員と仲良くなるのは、顔の綺麗さと血のせいか。
ぼくは自分が買ったスニーカーの箱を「ほら」といって彼女に渡した。
「お年玉。安物でごめんな」
「ん。なにこれ?ヒロのスニーカーじゃないの?」
「君のスニーカー。さっきの店で欲しそうに見てたでしょ。買うときに入れ替えてもらった」
話ながら、いきなり自分の名を呼ばれてドキっとした。
自分の名を女性にこんなに親しげに呼ばれたことなんてない。キョドったかもしれない。
履いていたローファを箱に詰めなおして、新品のスニーカに履き替える彼女。
ほんとうに嬉しそうでとても演技には思えなかった。
体が温まり、お腹もよくなって店を出た。
「すぐ帰っちゃう?」と彼女
「いや、どっちでも。でももう充分楽しかったよ。駅まで送るよ」
東郷神社境内に入ったとき、彼女が腕を組んできた。
「ねえ、ホテルいこ」
「は?Hは無しなんじゃなかったっけ」
「今夜はホテルまでサービス料金に含まれてますけど。キャンセルされますか?
ただしホテル代は別途料金になります」
制服でも平気なホテルは目黒にあった。彼女の案内。
反射照明だけのいかにもなモーテル。
空調の振動音だったか、ほんとうに雨が降り出したのかもう覚えてない。
そのあと彼女の腕の中に全部忘れた。
静かな寝息。
甘ったるいあの匂い。
14770 ◆DyYEhjFjFU :04/08/20 02:58
深夜に目が覚め、トイレ。
エビアンを冷蔵庫からひっぱりだしてガブ飲み。
冷蔵庫から漏れる明かりで彼女のバッグがひっくり返っていることに気づく。
始まりはそんなに激しかったっけ?
バッグを手に取って、散らばった中身をひとつづつ放りこんでいく。
ピンクのクマに化粧品に、なんだこれ、手のひらサイズのおもちゃのピストル、財布、
ハンカチ、ボシュロムのレンズケース、ケータイ…
そこで手が止まった。
一枚のフロッピィが指先に触れた。ピンクスケルトンの3.5インチ。ラベルは無い。
いつもなら気にも留めないんだろうけど、持ち主は10代の女子高生。
おまけに可愛くて、ぼくの心に住み着きつつあるその本人。
何も考えずに備え付けのPCを起動し、フロッピィを突き刺す。
カタカタと音がして、彼女の秘密があっさり表示される。
メモ帳のファイルがふたつ。
エクセルのファイルがひとつ。
メモ帳はすべて英文で馬鹿なぼくには読解不可能。
エクセルのほうは、ケミカルっぽいちんぷんかんぷんな英単語と数字の羅列。
結局のところ、ぼくには彼女の秘密に触れるその資格すらないらしい。
自分の捨てアドを呼び出し、内容をコピーして放りこむ。
それから友人のオタにメールしてエクセルの内容よろしく、と可愛い顔文字付で送付した。
ベッドに戻り彼女を背後から抱きしめるその前に
ちょっと気になって彼女の手首と、太ももを調べた。
真っ白。なんの痕跡もない。
お姫様の寝顔は、お姫様そのものだった。
フロッピィのことはすぐに忘れた。
眠かったしひどく寒くて彼女の温まった背中の方が、あのときはよほど魅力的だった。
148('A`):04/08/20 19:13
なんだなんだ、続きが非常に気になるぞ!!
149('A`):04/08/20 20:32
あげ
150('A`):04/08/20 20:40
営業のOLとかも風俗嬢みたいなもんだしな
体で契約とってくる
151('A`):04/08/20 22:15
>>142
> リア夏厨や喪男の中は、こういうネタ発言の数々を真に受ける奴いるんだろうなあw

ネタじゃないよ
並の容姿の女と5人すれちがったら4人は売春(円光ふくむ)
経験ありなんて常識だろ
152('A`):04/08/20 22:19
事実として夏休みだというのにバイトしてる女子高生がほとんどいないではないか。
ケータイ開いて親指一本で数万の契約成立だからな。

遊びたい夏休みだし、自給750円のアルバイトなんてする女いねーよww
153('A`):04/08/20 22:24
若い女が風俗経験者ばっかりなもんだから、最近は30歳
以上の常識的な貞操観念のある女の人にしか目がいかなくなった
154('A`):04/08/20 22:27
出会い系やってるけど円光希望の書き込みしてる女なんて見たことないぞ?
155('A`):04/08/20 22:40
女なんてみんな生まれながらにして娼婦だろ
156('A`):04/08/20 22:48
確かにある程度の容姿以上の女は、セックルはしまくってるだろうな。
アァァァァ〜ンって言うんだろ。おんなは。
157('A`):04/08/20 23:45
当たり前だろ
自分からイケメンのチンポしゃぶって腰振ってるよ
158( ´_ゝ`)what? ◆DIELQKvF7M :04/08/20 23:49
俺には女子高生は皆援交してるようにしか見えない

そうでなくとも図書室で
静かに本読んでる黒髪で眼鏡の美少女だって
毎晩イケメンのチンコ見て喜んでしゃぶっては
チンコ入れられて快感に乱れまくってるんだろうな
159('A`):04/08/20 23:55
あなたの姫様はだれかと腰を振ってるわ〜
160('A`):04/08/21 02:39
age
161('A`):04/08/21 10:42
>>152
コンビニ・飲食店その他様々な場所でがんばってバイトをしている
大勢の女の子達は一体何なのかと・・・・・・w

本当お前の言うとおりなら世の中の店頭から女子店員は消えるよw
162('A`):04/08/21 10:46
相当なレベルの喪男でも、規定の料金さえ払えは相手してくれるわけだから、
あんまり風俗嬢のことを悪くいうなよ。
163('A`):04/08/21 10:47
歪んだ性格とだらしのない外見ゆえに女にまるっきり相手にされず、
部屋にひきこもって一部のマスコミのエキセントリックな報道に騙されて
嫉妬と怨嗟の感情からズレたどす黒い妄想を膨らませまくってるお前ら。

世の中真面目に純粋にがんばって生きている奴の方が多いんだよ。
女も男も。
お前ら本当に気持ち悪いよ。猛省しろ。
164('A`):04/08/21 11:23
>>163
で、君はこの板に何しにきてるの?
165('A`):04/08/21 11:28
低俗な男性誌とかの情報を鵜呑みにしてそうだな
166('A`):04/08/21 12:23
すべては視野の狭さが原因だろ。
女との会話はおろか、彼女持ち男友達すらいないんじゃないのか?
気の毒。
167('A`):04/08/21 14:46
>>164
部屋にひきこもって一部のマスコミのエキセントリックな報道に騙されて
嫉妬と怨嗟の感情からズレたどす黒い妄想を膨らませまくってるおれたちを、
真面目に純粋にがんばって生きている>>163が猛省を促しに来てくれたんだろう。
ありがたいことだ。
168('A`):04/08/21 14:47
>>165
ここのレスがすべて本気で書かれたことだと思って勝手な喪男像を作り上げて
罵ってるあんたも、俺らと似たりよったりだけどな。
169('A`):04/08/21 15:10
>>161
コンビニ等でバイトしてる子は円光しない。
無料でやらせてくれるのさ…
17070 ◆XI5VKMJ1Ek :04/08/21 16:24
明け方近くに目覚めて、彼女を叩き起こした。
まだ眠いとグズる彼女をなだめ、制服を着せてやり、靴下を履かせた。
転がったスニーカの片方を探そうとベッドの下を覗きこんだとき
ミニスカートと太ももの境界線
えっちサイトに転がってるローアングルな定番画像がフラッシュバックして
突然、彼女を傷つけてやりたい衝動に駆られた。
右足首をつかんで、手前に引くと彼女はあっさりベッドに倒れ
ぼくは柔らかい真っ白なふとももに顔を埋める。
何の抵抗もない。
しわくちゃになったベッドのシーツに顔を半分埋めたまま
眠いような焦点を結ばない綺麗な瞳がぼくをじっと見ていた。
いつかテレビで見た
ライオンに倒されたシマウマの子供を思い出した。
どこを見ているのか分からないあの大きな黒い眼球。
喰われながら痛いのか怖いのか悲しいのか判別不能な、だけど憐れみを誘う瞳。
欲望は一瞬に蒸発して
それからぼくは少し落ちこんだ。
17170 ◆DyYEhjFjFU :04/08/21 16:32
ホテルを出た。
ぼくが先に通りに出て、
人がいないことを確認してから彼女に手招きした。
場所柄、こんな早朝新年3日目に人がいるはずもないけど制服はやはりまずい。
機敏な動作でさーっと駆け出してきた彼女が、ぼくの腕をブレーキにとまる。
同じタイミングで、いかにもなおやじと女子高生が一組出てきた。
早足で歩き去りながら後ろをちらっと一瞥して
勝った。と叫び声を上げた。頭の中で。
勝負になってなかった。髪の毛の一本まで姫様の圧倒的でまったく一方的な勝利。
これも金で買った勝利か?と自問自答したけど考える意味も無い。
ぼくはこと女性に関してはガキで子供だってこと。
かわいい姫様が隣にいて有頂天になっているだけだ。
目黒駅まで長い距離を歩きながら
「今夜もお姫様を買いたい」と言ってみた。
彼女は前をみて歩きながら瞳だけこっちに向けて意外。と言いたそうだった。
済ませたい用事があるとかで、彼女は渋谷方向の山手線ホームに消えた。
ミルクスタンドで牛乳を買った。
冷たすぎて味がわからなかったが、頭はすっきりと冴えた。
ケータイを取り出して友人のオタにメール。
こいつは電話が嫌いでコールするだけ無駄。絶対に出ない。
昨夜のメール届いたか?内容は把握できそうか?いたらレスくれ。
駅構内は閑散としていて寒さがつらくなってきたので
営業開始したばかりのスタンドカフェへ。
暖かいコーヒーを注文して、うとうとしているとメールが届いた。
17270 ◆DyYEhjFjFU :04/08/21 16:36
メールは彼女からだった。

 >-今日も誘ってくれて嬉しかった。
  家に帰りたくないから、どこかホテル予約してもらえませんか?
  それから割引はなしで。でも、ホテル代はその中から払ってもらっていいです。
  今夜もいっしょだね。楽しみ。

何度も読み返してしまうのは、本気で好きになりつつある証拠なんだろうか。
コーヒーをすすりながらレスする。

 >わかった。探してみるね。それから制服じゃなくてもいいよ。
  制服フェチは嘘。お姫様の好きな服で。

送信が終わると登録アドレスから、
仕事柄よく使う都内のミドルクラスのホテルに電話する。
たまたま偶然にも友人本人が出てくれた。
正確には友人といえる仲じゃないけど、仕事で知り合って数年になるし
年も近いせいで何度かいっしょに遊んだこともある。
嘘をつかず正直に話をして、予約を入れた。
向こうが電話を置くとき、「安心して利用してほしい」と言ってくれた。
明日には忘れるという意味だと思う。
持つべきものは友達。
173('A`):04/08/21 18:20
そして誰もいない目黒駅でオナニーをした
17470 ◆DyYEhjFjFU :04/08/21 21:12
チェックインの時間までホテルのロビーで過ごした。
仕事を終えた友人が来てくれ、飯でも食おうということになった。
美味いチキンライスを出してくれる洋食屋があるというので、迷わずそこへ。
しかし入れ込んだものだね。とスプーンの先をぼくに向けて友人は言った。
経験あるし分からなくもない、と。
うん。とだけ言っておいた。まあ、本気にならないこった。
会話の内容は、いつの間にか昔行ったビリヤードのスコアの話になり
スコアが友人の勤務記録の話になり、仕事を変えたいっていう愚痴になり始めた頃
オタがメールしてきた。
内容は重く、あっさりとしたものだった。

 >アンフェタミン。意味わかるかい?詳しく知りたかったら、まずそっちの情報教えろ。
  このファイルはどこで拾った?なぜこの内容を知りたがる?
  とにかく全部話すこと。話はそれから。

嫌な予感がした。
友人に、部屋にPCが欲しいと頼んでみた。
構わないよ。ぼくのを使ってくれていい。とふたつ返事で了解してくれた。
すぐに部屋に運ぶよう、誰かに頼んでおくよ。
店の前で友人と別れ、ぼくはそのままホテルに戻った。
さすがにホテルのサービスらしく、ノートPCがベッド脇のサイドテーブルに早速用意されてた。
彼女が来るまでに、面倒なことは済ませておこう。
メールをまとめるのに数分。
送信してからベッドに横になってすこし眠った。
17570 ◆DyYEhjFjFU :04/08/21 21:19
1時間もしないでオタからメール。

 >まずエクセルファイル。
  ここに載ってるのはストリートドラッグのリスト。
  ほとんどが合法なんだけどやばいのもある。
  でも、まあそんな目くじら立てるほどじゃない。
  ほんとうにやばいのは最下行のひとつ。
  βエンドルフィン。分かりやすく言うとモルヒネ。
  たくさん地紋のようにならんでる数字はおそらく買い付け個数と
  支払った額と残高。
  これはただの推測だけど、このファイルのみで考えると
  このファイルの製作者は126万の未払いがある。

目がしょぼしょぼした。
なんでぼくはいつもこうなんだろう。
関係ないことに首を突っこんで、面倒に巻きこまれる。
2通目が送信されてきた。

>テキストエディタの2通。
  こっちはよくわからん。
  とにかく一見すると英語がネイティブで使える誰かが
  その家族に宛てた手紙。
  それ以上のことは何も書いてないようにとれる。
  エクセルファイルにこじつけると
  中に書かれてある住所が特別な意味を持つとか。。。
  もちろんエクセルファイルと因果関係は
  まったく無いのかもしれない。
  たまたま同じメディアに記録しただけとか。

しかしすごいな。さすがオタ。医大出身のひきこもりだけのことはある。
顔がキモイってだけでヲタ扱いされてた可哀想なオタ。
ぼくだけは愛してるよ。
176('A`):04/08/21 21:41
それで、どうなったんだ?早く続き書けよ
177('A`):04/08/22 11:43
そしてオタをネタにオナニーをした。気持よさと共に自分がホモな事に…そして彼女に断りの電話をしオタをホテルに呼び出した。
178('A`):04/08/22 12:55
17970 ◆DyYEhjFjFU :04/08/23 19:25
ありがとう。もうお腹いっぱい。それから助かったと追加して
オタにメールした。
送信と同時に、入れ替わりで3通目が送られてきた。

>ただ盗み見したいだけなら、もう充分だろ。
そのくらいでやめとけ。
おまえがモテないのはよく知ってる。
だからって誰でもいいと言うなら、心の底から軽蔑してやろう。
その手の女はやめとけ。
おまえの手には負えない。
悲しいならいっしょに飯食ってやるから。
出すもの出してさっぱりして、すぐに帰ってこい。

ありがとう。オタ。
飯をいっしょするのは願い下げだけど気持ちはうれしいよ。
オタからの意外なメールにじ〜〜んとなってると
ケータイが鳴った。彼女からのメール。

>-買い物してから向かいます。もうすこし時間かかるかも。

またオタから。

>書き忘れた。リストに日付があって、何度か変更されてる。
日付の変更といっしょに、数字がいくつか更新されてる。
在庫を動かしたとか?まあ、どうでもいいか。

彼女から

>-ね。淡いグリーンと白とどっち好き?

ルール違反はわかってるけど
声を聴きたいからほんとうのケータイ番号を教えて欲しいと彼女にメールした。
あっさり一蹴されるだろうと思ってたのに
彼女からすぐに電話がかかってきた。
ぼくはホテルの名と場所を教え、早く会いたいと言い、どっちかっていうと白かな。
って馬鹿丸出しで答えた。ごめんなオタ。
18070 ◆DyYEhjFjFU :04/08/23 19:27
フロントから連絡があり、来客とのこと。
部屋へ通してほしいと伝えると、間もなく彼女がやってきた。
たくさんの紙袋を肩から下げたまま第一声は
「綺麗なホテルだね。こんなとこはじめて」
気に入った?と尋ねると、うんうんとうなずく。
口からチュッパチャプスの白いスティックが飛び出してて
首の動きに合わせて大きく上下する。
ぼくは最初に話しておこうと考え、手をとり
ふたつあるベッドのひとつに彼女を座らせた。
この頃になると、ぼくは完全に彼女に魅了されていて
離れることが考えられなかった。
お金のことはどうでもいいとさえ思った。
貯金すべてを失うわけじゃなし、
そのうちの何割かで、美しい思い出を買うのだと自分に言い聞かせ
しかもその言い訳を本気で信じさえした。
話があると言った。
きょとんとして、ぼくを覗きこむ彼女。
チュッパチャプスのスティックの動きがぴたりと止まる。
「ぼくの休みは6日まで。あと3日だね。その間ずっと君といっしょにいたい。
場所はこのホテルかな。実はもう6日までキープしてあるんだ」
18170 ◆DyYEhjFjFU :04/08/23 19:31
彼女の視線が宙を泳ぐ。
スティックの先を小さな指先でつまんで
紫色のキャンディーを口から引っこ抜いて彼女は言った。
「うん。いいよ。お家に帰りたくないから、泊まる場所探そうって思ってた。
このホテルなら最高。ヒロともいっしょにいれるし」
ほっとするぼく。
じゃあ、そんなわけで値段交渉なんだけど…
ベッドから彼女をひきずり下ろし、後ろから抱きとめるようにして
ちょっとシリアスに彼女とふたりで彼女の残り3日間の値段を決めた。
結局、ぼくが考えていた範囲の最大値で彼女はOKをくれた。
「よゆー」と言って笑ってくれた。
あと3日。
その間、全部忘れようと思った。
仕事とか、友達とか、ぼくのまわりのこと全て。
彼女のことだけ考えよう。
彼女の着ていた黒のノースリに顔をくっつけると新品の匂いがした。
買い物ってこれだったのか。
よくみると上から下まで新調したらしい。
制服はコインロッカーへ?
家には帰らなかったんだね。
用事ってあのフロッピィを誰かに渡すことだったのかな。
ああ。まあいいや。
考えるのはやめよう。
彼女を抱きしめていよう。
182('A`):04/08/23 20:27
age
183('A`):04/08/24 14:36
>>1はAVの見すぎ
1841:04/08/24 20:59
失敬な、AVなど買ったことも借りたことも無いよ
185@:04/08/24 23:10
ダッチワイフなら買ったことあるけどな
186('A`):04/08/25 00:04
187('A`):04/08/25 01:23
一時浜崎あゆみがヘルス嬢に見えて仕方ない時期があった。
ヘルス嬢が浜崎あゆみの真似をしていたんだ
188('A`):04/08/25 01:28
>>187

あまり変わらないと思うけど。
あっ、ちなみに浜崎あゆみは好きですが。
1891:04/08/26 03:46
女は皆風俗嬢だよ
190('A`):04/08/26 04:27
(ノД`) < >>1よ、風俗嬢かどうかはともかく、女は皆 助平だ。 ウウ ウウウゥ
191('A`):04/08/27 09:09
>>1は精神病
192('A`):04/08/27 09:59
膝が黒ずんでいたりタコのようになってる女は、ソープ嬢の確率が高いと聞いた事がある
193('A`):04/08/27 20:20
>>192
        ____
       /∵∴∵∴\
      /∵∴∵∴∵∴\
     /∵∴//   \|
     |∵/   (・)  (・) |
     (6       つ  |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     |    ___ | <  そんな奴見たことないけどなぁ
      \   \_/ /   \______________
        \____/
     ______.ノ       (⌒)
    //::::::::|-、 ,-/::::::ノ ~.レ-r┐
   / /:::::::::::|  /:::::ノ__ | .| ト、
   | /:::::::::::::::| 〈 ̄   `-Lλ_レ′
   レ::::::::::::::::::|/::: ̄`ー‐---‐′
194('A`):04/08/27 21:48
>>193
お前が、だろ
195('A`):04/08/27 22:05
キタ━━(゚∀゚)━━!!
  _
  /〜ヽ
 (。・-・) プリン
 ゚し-J゚
196('A`):04/08/27 22:15
俺はパラヒキデブオタだった。
しかし、まあなんとか拾ってもらった。割と可愛いお嬢様っぽい娘にな。
彼女は気でも違ったのかもしれんが。

しかし、正直言おう。
セックスなんてそんなにいいもんじゃないぞ。

まずクンニするときにマンコがくっさい。しかもな、白くてブニュブニュしたマンカスが
ついてるんだ、風呂入った直後でもな。楽しいのは向こうだけだぞ、向こうはアンアン
言って喜んでるが、こっちはその間ひたすら下を動かしてるだけだ。

挿入も大したこと無い。なんか、多少チンコが圧迫感感じるだけ。射精も出来るが、
オナニーのほうがよっぽどいいぞ!!
197196:04/08/27 22:15
下→舌な。
198('A`):04/08/27 22:17
まぁなんだ。自慢話は他所でやれや
199('A`):04/08/27 22:19
そんな自慢よりも

>>俺はパラヒキデブオタだった。
しかし、まあなんとか拾ってもらった。

これの経緯が聞きたい
200('A`):04/08/27 22:20
>>198

家に帰ってきてすぐ4パンツ脱がせたときなんか、
もうマンカスが一面にビッチリこびりついてるわけよ。
思わず「うっ」って言っちゃったね。
臭いもムレムレの香りが鼻を刺すし。
そんで、彼女が「どうしたの〜」なんて聞いてくるわけさ。

何も言わずに舐めたよ。マンカス全部舐めとってやったさ。

どうだよ!!!
201('A`):04/08/27 22:28
どうだよってなんだよ。お前こそなんだよ?
だいたい可愛いお嬢様風の子がそんなんだったら萌え萌えじゃねーか。死ね。
202('A`):04/08/27 22:29
>>201
おまえは優しいな。それか自演か
203('A`) :04/08/27 22:35
俺も友達と初めて風俗に行った後、「女がみんな風俗嬢にみえる」といったら、
「風俗は性犯罪の抑止効果があるのにおまえの場合は反対だな」と言われた。
しかし>>1のように考えてしまう気持ちはよくわかるなぁ。
204('A`):04/08/27 22:39
>>201

お前は知らないだろうが、俺なんか、高校時代90kg以上の体重で、アニメの主題歌
なんか歌ってて、同級生の女子に「うわっ、きもーい」なんて言われてたんだよ。

弁当なんかな、体育館の裏で一人で食ってたよ、泣きながらな・・・・・。
205('A`):04/08/27 22:49
だからなんだ。そんなの普通だろが。
むしろ弁当が昼休みまで生き残ってるだけマシだ。
206('A`):04/08/27 22:49

中古の彼女とのキスは、

元彼のチンポとの間接キス
207('A`):04/08/27 22:51
>>206
逆に考えれば、
喪前の口>>>>>>>>>元彼氏のティムポ
208('A`):04/08/27 22:55

不等号の向きが逆だろ。
209('A`):04/08/27 22:55
バカはどこまで行ってもバカだな
210198:04/08/27 22:57
彼女から電話がかかってきた。
またくっさいマンコの臭い嗅ぎに言ってくるよ・・・。

欝・・。
211('A`):04/08/27 22:57
ひどい方を基準にとか言い出す予感。

でも普通の文章では良い方に>します。

覚えておこうね>厨房くん
212('A`):04/08/27 22:59
男のホスト気取りもひどいよ。ぶさめんでも堂々として一応もててるふうだし。口悪いし。
213('A`):04/08/28 10:37
  _
  /〜ヽ
 (。・-・) プリン
 ゚し-J゚
214鬼畜肉棒まら太:04/08/28 16:10
非処女と恋愛できるなんてなんか凄い。
215('A`):04/08/28 16:12
>>211
それって小2で習うだろ
216('A`):04/08/29 21:23
女はみんなやりマンだからな
217('A`):04/08/30 03:22
気になるぞ

続きが!!!
218('A`):04/08/30 20:42
age
219('A`):04/08/30 20:45
重度の老け顔(バカ) ◆adhRKFl5jU は

・セックス
・小学生
・中学生
・女子高生

というキーワードのスレには必ず出没して
低年齢でのセックスがいかに危険かを力説する(糞)コテ





220('A`):04/08/30 23:08
>>217
>>70の話か?俺も気になるが、あれはもう完結したんじゃないのか?
221('A`):04/08/31 20:54
最近の女はみんな浮気するの平気だからなあ
これも風俗教育の賜物だよな
22270 ◆DyYEhjFjFU :04/09/01 00:38
ごめん。
>>70だけど最後の書き込みからしばらく
アク禁くらってて書き込めなかった
その後レスもなかったし飽きられたかと思ってた
要望があれば続けます
223('A`):04/09/01 21:26
続き希望
読んでてかなり面白かったよ
その辺の小説サイトのを引っ張り出してくるよりレベルが高いと思った
224('A`):04/09/01 21:34
age
225(;;):04/09/01 21:39

226('A`):04/09/01 22:46
今時は風俗やってる娘の方が、トーシロでウリなんかやってんのよりよっぽどましだけどな
22770 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 04:12
いまさらこんなことを言っても誰も信じないだろうけど、これは体験談です。
当時の時間の流れたままを小説ぽく書いています。
なぜ、そうするかというと、照れもなくなく自分じゃないように書けるからです。
いくつかはもう忘れてしまっていて曖昧で、もちろん脚色もあります。
例えば彼女の口調とか。
実際にはもっと今っぽくて、簡潔で、手短で、もっともっと可愛いかった。
ぼくの筆力なんてたかが知れてるのでこんな風にしかまとまりません。
メールもここに書いた何倍もの量を、彼女とそしてオタの間で交わしました。

ありがとう。>>223
じゃあリスタートします。
22870 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 04:16
「お腹すいてない?」
「ぺこぺこ。何か食べないと死んじゃう」
おーけい。
ホテルからちょっと歩くけど、すごく美味しいイタ飯がある。
あたかも詳しいそぶりで説明する。
でも実は仕事で何度か行ったことがあるだけ。
店に向かう途中、母から電話があった。
食事を作ってるのに父さんまで消えたと抗議の電話。
仕事で6日まで戻れないと手短に説明すると、ため息と空電のノイズ。
良心がちくちくしたから、母の電話を切ったのち弟に

 >母さんが風邪。倒れたみたいだ。すぐ帰ってくれ

とメールしておいた。
弟は晦日から彼女の部屋に入り浸り。
ぼくはお金で彼女の側にいれる可哀想なやもめ。
労働と賃金は平均化されるべきなんだよ。弟よ。
ぼくと弟ではすさまじい不平等にあるからね。
彼女がニヤニヤしながら、ぼくを見てた。
それから
「いいよね。お母さん優しくてさ」と言った。
22970 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 04:21
ぼくと彼女のつかの間の仲じゃ当然かもしれないけれど
ぼくは彼女の家庭とかいつも暮らしてる環境を知らない。
帰りたくない。
と何度か聞いた彼女のセリフをすぐに思い出した。
何かあるんだろうな、と憶測しながらも聞けないし
あれこれ考えてから
「白と緑って何だったの?」と間抜けな質問をしてしまった。
彼女は笑いながら、「うん。白と淡いグリーン」
ニヤニヤ笑いを浮かべたまま、今夜のお楽しみだと言った。
あ、なるほど、そうか。
だったら緑だったのにな。
ぼくの前を走ったり、いきなり腕を組んだりせわしなく歩く彼女を見つめる。
ローライズのデニムに小さい紙のタグが残ってるのに気づいたから
彼女の腰に手をまわして、バリっと剥ぎ取ってあげた。
ん?と訝る。
タグ残ってたよ。とぼく。
小さな紙切れには「ミスシックスティーン」と英文で書かれたロゴが
ピンクの文字で印刷されてた。
16歳ね。
彼女は実際には20くらいなのかもな。
妙に大人びてたりするけど15だったりして。
真実は闇の中。最後までぼくは彼女の年を知る機会がなかった。
230('A`):04/09/02 04:23
                             
           ____        n_ m
          / ∵∴∵∵ \     (___⌒つ
        /∵:(・)∴∴.(・)∴|    /∴∴ノ
         |.∵ / ○ \∴ |   /∵∴/
        |∵/≡_|__,≡ヽ∵レ'∵∵/
         \|   ===   |/∵∵/
          /\____,/∴∵/
         /∵━(○)━' ∴く
         i∵r-───-、∵i
         |∴| く ̄ ̄7  |∴|                 _,.
         .ノ__人_,二ニ /∵<            __,,.. .-‐ '''""~
     ===(mno=Y∵∴∵∴)=======ニ≡)),ニ二ニニ─-'"─. .∵∴ ∵
           ̄  /∵∴∵/             "'- 、,~""'''−  ∵ .∴. . ∵
            |∵∴∵∵|                 ~""''' ‐∵. . . ∴ . . . ∵-
            \ ∵∴∵\                      ∵∴:..∵∵..:∴ ∵
              >―――-ヽ                          ∵: : :  :∴:   :  :∵ : 
             (_____)                                 . . . .∵  ∴ 
                                                          ∵      ∴  
                         tanasinn



23170 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 04:24
店は意外にも人が多かった。
はぁ。予約しといて正解だった。
3日だから。という理由は都心じゃ関係ないのか。
席に案内されると、コートを店員に渡した彼女が
「ヒロってさ。実はすごく遊んでるでしょ」と言った。
これには笑った。
実は、と彼女が言ったのには、見かけと違ってというニュアンスが強く含まれてて
喪男なのになんでこんなとこ知ってるの?と言いたげだった。
「いや、仕事でさ」
と正直に答える。
でも、彼女にはそれが真実とは伝わらないだろうな。
ぼくは彼女の頭の中でちょっぴり再構築され、彼女の男を見る目がやや改善される。
そんな馬鹿げたことを想像して笑ってしまった。
ぼくは姫様が推測するままの男。
食卓には高そうな分厚い刺繍のクロスが2枚かけられてて
店員が運んできたパンをぼくがいくつか選ぶと
直接クロスに無造作に並べられた。
彼女が好奇心に溢れた子供っぽい熱い視線で、給仕の手の動きを追う。
「食べてもいいのかな?」
「もちろん」とぼく。「コーヒーとか先にもらう?」
「ん〜。お酒飲みたい」
「好きなワインとかある?」
「よくわかんない」
ぼくもよく分からないから、給仕に選んでもらった。
パンを千切る彼女の手の動きは子供みたいに元気で
蝋燭の明かりと飲めないお酒でぼんやりしながら
ぼくは彼女の指先から肩
華奢な鎖骨から首すじ
そして唇が上下する様を見つめてた。
綺麗だよ。姫様。ここで食べたいよ。
23270 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 04:28
>>227 大げさにも「筆力」なんて書いてしまった。後悔。
233('A`):04/09/02 04:44
>>232
そんなこたどーでもいいから早く続きを書け
23470 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 07:37
メインが運ばれてきたあたりから
ふたりとも無口になって、それこそ食事に夢中になった。
なにしろ飢えてたし、こんな美味いとこ滅多に来れないし。
食事の後ぼくはエスプレッソ
彼女は飲み続け、デザートに手をつけないでそこからワインをもう1本空けた。
彼女がテーブルにだらっと、でも心地よさげに投げ出した手を握った。
閉じていた目をさっと開いて「どうしたの?」と小声で言う。
「綺麗だな。と思ってさ」
彼女の唇が左右へ引っ張られて、柔らかな笑顔、形のいいハイフンが作られると
彼女は突然テーブル越しにヘッドバッドしてきた。
彼女は美味しい食事を心の底から楽しんでて
こういう店でみょうにかしこまったり、ぎくしゃく上品に振舞ったりしないで
気後れすることもなく、ぼくといることを仕事と割り切ってないように見え
しかもリラックスしていた。
やばいな。ほんとうにやばい。
好きになってしまいそうだ。心底。
彼女は、はたと自分の前に置かれたケーキに気づいたかのように
それをしげしげと眺め、それからつつっとぼくの方へ押し出した。
「どうした?」
「ケーキ嫌い」と彼女。
「甘いの嫌いなの?」
「甘いの好きだけど、ケーキは嫌い」
しめたとばかりに2つめのケーキを頬張るぼく。
2杯目のエスプレッソを飲み出したあたりで
ぼくはだしぬけに気づいた。
彼女の首筋とか衣類にかすかに残ったあの香り。
バニラエッセンス。
すると彼女の実家は菓子屋なんだろうか。
いや、それにしてもバニラエッセンスの匂いってそんな強いのか?
バニラエッセンスの匂いだけ付着するものなのか?
彼女は菓子屋を経営する両親と上手く折り合ってない?
だからケーキが嫌い?
「さきっちょだけかじらせて」
そう言って手を伸ばした彼女の一言で、ぼくの推理は跡形もなく消し飛んだ。
23570 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 07:45
気分よく店を出て、それからタクを拾おうとすると彼女が制した。
次はわたしが案内すると言い、まだ飲み足りないと付け加えた。
彼女の手を握り、ゆるやかに蛇行しながら繁華街からは逸れた方へと向かう。
夜風が気持ちよくて、珍しく彼女は身の上話をした。
「ヒロには優しいお母さんがいていいね」と。
「わたしね、お父さんにはもうずっと会ってないんだ」と。
向かった店は青白く光る模造真鍮の路上行灯が出ていて、
いかにも今っぽい安普請な、でもかっこいい造りで
中は雑誌の中でしか見たことのないようなおねえさんが沢山いた。
これじゃ場違いだ。ぼくがいていいような場所じゃない。
カウンタの一番奥のさらにその奥のテーブル席に座ると
すぐにホールのおねえさんがやって来て注文を急かされた。
肌がプラスチックみたいな、均一の茶色。染みひとつない。
頭も小さくて髪を後ろにひっ詰めてるせいで黒人女性のように見える。
白いストライプの入った黒の光沢のあるジャージ。
お腹はむきだしで、美しい筋肉で覆われている。
ジンジャエルとカルアミルクを注文して、それからやけに恥ずかしくなった。
「ここね、変なやつがあんまりいないし、朝までやってるし、
店員がちゃんとしてるからひとりで酔っても平気」
変なやつに何かされるんだろうな。彼女が酔ってると。
それから10分もしないで彼女はすやすやと寝息を立て始めた。
ワイン2本のうち1本と半分は彼女の胃袋の中。そりゃ寝ちまうか。
テーブルで勘定を済ませて、彼女を連れ出そうと抱えあげると
店内の客から、おおっ、と声が上がった。
内心ぼくは、彼女がダウンしてしまったせいで、心細かった。
こんな場違いな場所にひとり残された心境で臆病になり、早く退散したかった。
別に気取ってお姫様だっこしたわけじゃないんだけど、
妙な焦りで思わずやってしまったんだと思う。完全にキョドってしまってた。
ホールの女の子が気を利かせて、彼女のコート、
ウサギ毛の手首がふくらんだ灰色のプードルみたいな毛の塊とバッグを運んでくれ
おまけにドアまで開けてくれた。
「お気をつけて」と言ってくれたホールの女の子の口調は機械的で
見透かされたような気分が和らいで、それがせめてもの救いだった。
23670 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 07:53
店を出ても彼女はいっこうに起きる気配がなく
タクが通るまで彼女を抱え上げたまま待つことなった。
ちっとも苦痛じゃなかった。
彼女は軽かったし、感触は心地よかったし、彼女の髪に顔を近づけたりもできた。
背後でさっきいた店の音楽とざわめきが大きく聞こえたので振り返ると
ドアが内側にやや開いたようだった。音が漏れたんだ。
次に、ドアが大きく開かれ、あの女の子が走ってやってくると
「これ、りかに渡して上げてください」
と言って一枚のフロッピィを彼女のバッグに押し込んだ。
タク呼びます?と言ってくれたけど、丁寧に辞退して、大きい通りまで歩くことにした。
タクはすぐに捕まり、彼女を乗せるとき
「りか。タクシー来たよ。これから帰るよ」とわざと彼女の名を入れて話しかけた。
彼女は一瞬目を開いてぼくの顔を確認したけど、すぐに興味を無くてまた深く眠った。
りかっていうのか。
どういう字なんだろう。いや、それすら偽名なのかもな。
道路は渋滞ぎみで、ホテルに到着するまでけっこうな時間がかかった。
ぼくもいつの間にか眠ったようで、運転手にホテルの近くで起こされた。
場所をそう指定したので、ホテルのロビーに横付けな間抜けは避けることができたわけだ。
部屋に戻って2時間ほど眠った。
寝苦しくて目が覚めたんだけど、彼女がしがみついてきてたせいで寝汗をかいてた。
そういえば、着替えとか用意してなかったんだよな。
シャワーを浴びてクロゼットからバスローブを取り出して着た。
鏡に映すと笑えるくらい似合ってなかった。
服だけでも取替えに朝早くにでも家にもどるか。
そんなことを考えながら、寝てる彼女をひっくり返し、服を脱がせ
ブラだけ取ってシーツでくるんだ。
彼女の下着は真珠貝の殻のような曲線が刻まれていて白で
その下着に包まれて横たわる彼女はおそろしく魅力的だった。
でも酔って寝てるし、まぁ仕方ないか。
煙草を吸ってから、彼女のバッグからフロッピィを取り出した。
ぼくは誰か他人の持ち物をひっかき回したりなんて普段しない。
けど、不思議と罪悪感はなかった。
フロッピィの中には、10kの画像ファイルが3つ。
拡張子はgifでブラウザでロードすると真っ黒な画面。
またまたオタに登場願うか。
237('A`):04/09/02 08:30
>>70
そのフロッピィって何?意味が分からん、彼女やばいことしてるの?
238('A`):04/09/02 09:16
フロッピーは((( ;゚Д゚)))ガクブル










































エロ画像(゚Д゚)ゴルァ
  _
  /〜ヽ
 (。・-・) プリン
 ゚し-J゚
ゴメンね
239('A`):04/09/02 09:18
>>238
おもんな〜〜
240('A`):04/09/02 11:11
age
241('A`):04/09/02 11:14
              ☆ チン     マチクタビレタ〜
                         マチクタビレタ〜
        ☆ チン  〃 ∧_∧    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
          ヽ ___\(\・∀・) <  次、まだ〜?
             \_/⊂ ⊂_ )   \_____________
           / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ /|
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  |
        | .佐賀みかん.  |/

ちなみに俺は
70=尾美としのり
りか=伊藤歩
の脳内キャスティングで読んでるぞ。
242('A`):04/09/02 13:16
70さん とても、面白いと言っては語弊がありますが、読むのが楽しみです。
今後も続きをよろしくお願いします。
243('A`):04/09/02 14:10
>拡張子はgifでブラウザでロードすると真っ黒な画面。
ここでらるち〜の出番ですよ
24470 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 19:05
画像ファイルをダウンロードしてオタにメール。
特に注釈は付けずにこれもよろしく。と。
それにしても一体なんだろう?
どう見てもただの真っ黒な画面だ。
液晶のせいで微妙な色合いが見えないだけなのか?
彼女は寝ているとはいえ、傍らにいるのに、注意が足りなかったのかもしれない。
それとも浅い罪悪感のせいで、大胆になっていたとか。普段はもっと繊細なはずだ。
そのとき寝ているはずの彼女がむくっと起きた。
なんの前触れもなく、機械仕掛けで動く人形が内部時計に反応して動きはじめたように。
あまりに唐突過ぎて声を出すことも、その場を動くこともできなかった。
もちろんPCにはフロッピィが刺さったままで、丁寧なことに画像まで表示してある。真っ黒だけど。
唾液くらいは飲みこめたかもしれなかった。
彼女は目を開けているのか、閉じているのか判然としない
菩薩像のようなとろんとした目で、あたりを見回し、それからぼくを認めると
「だめじゃんヒロ。早く消さないと」と言った。
「け。消す?なにを?」
彼女はとてもゆっくりと起き上がり、ベッドから降りると
ぼくの頭をぎゅっと抱きしめ、優しく額にキスしてくれ
それから四つん這いになって前進しながら、部屋中のコンセントを探し、そして抜きはじめた。
24570 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 19:07
「りか。りか?」
何が起こったのかさっぱりわからなかった。
彼女はどう見ても意識がないように見えた。
確かに自立で歩いてはいるんだけど。
しばらくして、これって夢遊病ってやつ?
と乏しい知識の中から今の状況を上手く説明する言葉をなんとか探し出してみる。
「りか。なんでコンセント抜くの?何かまずいのかな?」
これじゃ不審者はぼくの方だ。
彼女はまるでそうするのが当り前のように、部屋の隅を戦闘中の兵隊みたいに這いまわっている。
「雷のときはね、コンセント抜かないといけないんだよ。わかった?」
PCのアダプタだけは足の指で押さえて抜かせなかった。
そういえば、寝言を言ってる人に話しかけちゃいけないとか、なんとか…返事だったっけ?
そんなことを思い出して、気味が悪くなった。
冷蔵庫のパワーが落とされ、サイドスタンドが消され、部屋は折り畳んだPCから漏れる光だけになった。
「さあ、大丈夫だよ。もう泣かないんだよ」
彼女はそう言うと、ぼくをあやすように抱きしめてくれた。
そう。あやすように、だ。
少なくとも、年上の男に接する感じじゃなかった。
まるでぼくを小さな子供だとでも思ってるみたいだった。
さっき服とブラを脱がせたせいで、彼女の乳房がじかに顔に触れる。
ぼくは複雑な心境で彼女を抱きしめ、ベッドに運んだ。
それから彼女は泣き出した。
長く泣き続けたために、やがて目を覚ましてしまい
再度ぼくを目の前に認めたあと、「ヒロ?」と確認するように言い、
次は自分が子供みたいにしがみついてきた。
24670 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 19:10
「ごめん」と彼女は言った。
「怖い夢だったのかな?」
「怖いっていうか…わたし歩き回ったりしちゃった?」
ぼくは正直に、歩き回って部屋中のコンセントを全て抜いたと説明した。
疲れてるときとか、お酒をたくさん飲んだ夜はよく歩きまわるのだと彼女は言った。
見られたことを恥ずかしいと思っているのか、
やったことを後悔しているのか分からなかったけど、
その時の彼女は何かを深く思いつめてるようだった。
それから。子供。
「そう。子供。男の子なのかな?上手く言えないけどそんな気がした。君の?」
一瞬、彼女の両腕の筋肉がわずかに収縮したように感じた。
「ううん。弟」
「小さいんだね。まだ」
「ううん。小さいままなの。死んじゃったから」
「病気だったのかな?あ、答えたくなかったらいいよ。いろいろ聞いちゃまずいしね」
彼女は鼻をすすり続け、そしてぼくから離れようとしなかった。
離れるのがまるで悪いことみたいに、むしろ彼女がしっかりぼくを抱きしめてた。
「でも、ヒロはお客さんだしさ…」
「構わないよ。もう充分驚かされてる。ふつうの客なら怒ってるでしょ」
彼女はちょっと笑って、だよね、と言った。
「殺されたの」
「え?殺された?誰に?」
「おじいちゃんと、おばあちゃん」
彼女は喉から溢れようとする声を押さえ切れずに、肩を振るわせた。
目が真っ赤で鼻水が出てて、そんな顔を見られまいとしてか、またしがみついてきた。
「インフルエンザだったの。でも病院に連れてってもらえなくて、寝てれば直るって言われて。
でもね、おかしかったの、ずっと熱が下がらなかったし、そんな状態が二日も続いたのね。
わたしそのとき240円しか持ってなくて、それでもなんとか弟を病院に連れて行かなきゃって思って
でも、どこの病院に行ったらいいかなんて分からなくて、タクシーに乗ろうとしても
ぜんぜん相手にしてもらえなくて、すごい寒い夜だったの。
寒いのに弟の体は熱くて、子供でも水を飲ませなくちゃって思ったんだよね。
ポカリスエットを自販で買って飲ませようとしたんだけど
もう、ちっとも飲んでくれなかった。
呼びかけても目も開いてくんなかった。」
彼女は一気にまくしたてると、それから大声でわあわあと泣き始めた。
24770 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 19:13
ぼくは彼女をベッドに横たえることが、なぜか不謹慎な気がして
ベッドとベッドの間の床に座って長いこと彼女を抱きしめてた。
彼女を抱きしめたまま、フロントに電話してコーヒーをポットで頼み
ついでにレモネードをひとつ注文した。
「ヒロっていうんだよ。弟。ヒロと同じ名前…わたしが殺したって言われた。
そうだよね。あのまま部屋でおとなしく寝てたら、もしかしたら熱は下がったかもしれなかったよね。
わたしも死んじゃえばよかった…」
彼女が泣き止んだ頃には空は明るくなりはじめてて、4日の朝。
ふたりでコーヒーを飲みながら、お互いの身の上話をした。
話題を、ぼくが意識して外したから。
彼女が泣くのは、なんていうか、条件反射のようになっているように思えた。
もう何年もたっぷり泣いてきたんだろうし、罪はあがなえただろ。とっくに。
もっとも罪なんてあればの話だけど。可哀想な姫様。
彼女は最後にこう言ってくれた。
「ヒロが大きくなってたら、ヒロみたいに優しい男の子になってたかな」
ぼくは笑った。
優しくなんかないよ。ぼくだってお金で君を買おうとした。
その他大勢の男達と何もかわらないんだよ。
24870 ◆DyYEhjFjFU :04/09/02 19:51
2ちゃんで丁寧なレスもらうと、すごい違和感がw
まあ、みっともない話をみっともない文章で上げ続けてるので
読んでるってレスがあるだけで嬉しいです。
話はまだまだ続きます。が、飽きたらアキターと。
249('A`):04/09/02 20:32
フロッピーの中身が気になるぜ畜生
250('A`):04/09/02 21:14
>>248
めちゃくちゃ気になるよ。すごく面白い。
完結するまで続けてください。
251('A`):04/09/02 21:17
んー
B級作家ってとこかな
252('A`):04/09/02 21:45
>>248
最後までお願いします。
だれたらだれたで飽きたら飽きたで
どんな形でもかまいませんから
とにかく完結して欲しい。
253('A`):04/09/02 22:11
>>248
応援してます(?)
宜しくお願いします。
254('A`):04/09/02 22:33
これは、いわゆるアレじゃないのか

名スレの予感!!

sage進行で。
255('A`):04/09/03 01:09
               , ‐ ' ´  ̄ ̄ ` 丶、
            /              丶     
              , ' r、'´    _ _      ヽ     
           /  /ヽヽ__ ' ´   _____,, イ ヽ    
          ,'  ,'  {_r'‐'',ニ二、ー===-‐'|l 、`、  
           iヽ i //  '´  ̄`ヽヽ       l| l  i  
        ,' ヽ l /  、>‐=、、      =ニヽ ! l  l   >>70さん、おつかれさま♪
        ,' /⌒ l |  ´ /(__,!゛       `、! |  !   
       ,' ! '^> |!   i。_oソ     , ニ、,  ノ 丿     フロッピィの中身ばらしてもいいかしら?
       ,'  ヽ ヽ     ` ─       '⌒Y, ' /    
        /   |`T 、            j     /}´       ,'^!
     /   l l i iヽ     i` ーァ   /ノ      / /
      /    | | i i ! \   l_/    ノ |   {ヽ  / /
     ,'    | | i iノ   丶、 __  , イ | |   l } 〃 二ヽ
    ,'    r| | '´\_  / ,' ,′  | |   |└'{_/ ,─`、
   ,' , --─/ l | ─ 、 `X´ト、 ,′  | |  |  '-イ_ィ、 〉

256('A`):04/09/03 01:21
           _,,..-一=''ー-、.,,
        __,,.;-''´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;`‐-、._
       r´;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;'ヽ、
      (;;;;;;;;;;;;;;;;;;:::::''''''''''''''''::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i、
      `i;;;;;;;;;::'''      .....::.;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i
       ''''''/        .......::::::::;;;;;;;;;;;;;;;l、
        /  ,__ 、___::::::::::;:::;;;;;;;;;;;;;;i
       ⊥ _ f ‐._´`i ̄ ̄ ̄ ::::::: r´ `i,;;;;;;,l
      r´. l_,.,i t, "~’j     ::  ヽ, .l;;;;;;i
      'i、 |'~ノ ,ヾ-‐´       l ィ´, ノ;;;;l、
      `-+イ、,・ .)、       `;- ´ ;;;;;;;j  < なんて感動的な話なんだ・・
.       `::ノ ,=--、ヽ         /';、      
        `i 、==‐フ        ,/   ヽ--―--、
         `i、"´   ノ    .ィ´    _.ィ´   ,,>ー-、_
          ヽ__, ,ィ"´   ,.ィ´    ,.ィ´ //  /   ''" `i、
        〃´  >- 、  /     /  //  /´   〃彡フ i、
        /   ,ノ ,=、ヽ/\    ,:'´   // /    /    `i、
       /| l ノ’/  Y  \ /   / 〈/  _ .ィ´      i、
      l lィ´イ´ / |    `´   ノ   .ll _.ィ´        `i、

257('A`):04/09/03 15:33
70=尾美としのり
りか=小西真奈美
258('A`):04/09/03 17:57
いや、
70=尾美としのり
りか=麻生久美子
だろ。

>70
どうでもいいから早く続き書けよ
259('A`):04/09/03 18:03
じゅくじゅく
26070 ◆DyYEhjFjFU :04/09/03 18:31
コートのポケットに放りこんでたケータイが
ぐぐぐと振るえた。
ぼくにもたれて、うとうとしていた彼女がさっとまぶたを開く。
ぼくはまったく気づかないでいたけど、彼女の動作でメールと分かった。
オタからメールかな。

 >ざけんなよ。お袋ぴんぴんしてるじゃねーかよ。
 >おまえひとつ貸しな。ぜってぇひとつ貸しな。

弟だ。
家に帰ってもらえたようでよかった。
だけど、彼女といるときは勘弁してくれ。
いい年して「ぜってぇ」なんて言葉使ってるんじゃないよ。
DQNな文章。頭が痛くなる。
彼女がメールを読むぼくの無表情に心配したのか、仕事?と聞いた。
弟からだよ、と口にして、しまったと後悔した。
なんていうタイミングの悪さだろう。
ついさっきまで彼女は弟を思い出して泣いてたっていうのに。
ところが、次の言葉をさがしてぼけっと立ったままでいるぼくを
逆に彼女が気遣ってくれた。
汗かいたからシャワー浴びると言って、ベッドのシーツに潜りこみ
クロゼットに手だけ伸ばしてハンガーからバスローブをつまみだした。
素早い小動物の動き。
真っ白な長い脚が絨毯の上で数回跳ね、彼女はすぐにバスルームに消えた。
裸でいたくせに、汗なんてかいてるはずないのにな。
バスルームからシャワーの音が聞こえてくると
ぼくは散らかった部屋を掃除しはじめた。
彼女が抜いてまわったコンセントを元にもどし
彼女が買い集めた買い物袋、そこから飛び出して部屋中に広がった包装紙を拾い集め
ベッドメイクし、そして最後に
折り畳んだPCからフロッピィを抜き出して彼女のバッグにしまった。
「ああ、そうだ、昨日ね」
ぼくは大きな声でバスルームの彼女に話かける。
「君が案内してくれた店。そこの女の子からフロッピィ一枚渡されたよ。
君のバッグに入れてくれた」
バスルールで反響した篭った声がすぐに返ってきた。
「うーん。わかったぁ。ありがとう」
特に動揺する様子もない声。焦りもなく、ごく普通の彼女の返事。
彼女は中身が何か知らないのかもな。
あれこれ思案しながら、彼女の衣類をバスルームの入り口に置く。
綺麗に畳まれた四角い色の層を見つめながら
もちろん昨夜ぼくが畳んだのだけど
ふつう、男ってこういうことをするものなのかな?とぼんやり考えたりした。
26170 ◆DyYEhjFjFU :04/09/03 18:33
バスルームからアラブ人みたくタオルを巻いた頭をひょっこり突き出すと
彼女はまず部屋を見、それから足元に畳まれたブラと衣類があることに気づいて
にこっと笑い、そしてげらげら笑いはじめた。
バスルームに反響する彼女の笑い声。
「ヒロってさ。変わってるよね。几帳面なのはすぐにわかったけど」
ああ、やっぱりおかしかったんだな。
商売女の下着を畳んでしまう男ってことで、彼女の脳内で分析が始まってるに違いない。
自分では親切なつもりで気遣ったんだけど、同時にどこかおかしいとも気づいてる。
結果的にはかなり可笑しい行動。つまりいつものぼくの行動。
クライアントを気遣ったつもりの行動が、いつのまにか要領の悪い男の烙印に変化する。
「ヒロぉ。聞いてる?」
「うん。あのさ、別に君の下着に触りたかったわけじゃないんだよ…つまり」
「じゃなくて。あのね。わたしこんなことしばらくやってるでしょ。
男の人ってわたしに優しくしてくれてる風でいて、実はそうでもなかったりするの。
わたしがベッドに投げたコートに平気で腰を降ろすし、平気でわたしの靴を踏んづける人もいる。
下着持ってかれるなんてしょっちゅうだし」
プラスチックの化粧品のキャップか何かがバスルームの床で跳ねてコン、コーンと響く。あっ、と彼女の声。
「わたしなんて所詮そんな存在。ホテルに備え付けの便利機能。
そりゃ、ちょこっとは値も張るかもしれないけど…」
彼女はぱたぱたとバスルームから駆け出してきて、ぼくにジャンプした。
ベッドが大きく揺れる。
「なんかうれしかったよ。ヒロ。すごーーくうれしかった」
26270 ◆DyYEhjFjFU :04/09/03 18:35
とは言うものの。
Hはだめらしかった。
彼女の細い腰に腕を回して、引き寄せようとすると、逆回転であっさり逃げられてしまった。
アメリカ製カトゥーンのキャラクタよろしく、彼女は人差し指をまっすぐに立て、左右に振り
ちっちっちと口で言い、それから声に出して笑った。
彼女が子供っぽいしぐさできゃあきゃあ笑っていると
部屋のドアがノックされた。
ホテルの従業員だった。
彼はサンドイッチとコーヒーポットの載った銀の四角いトレイを持っていて
ホテルの便箋に書かれたメモをいっしょにぼくに渡してくれた。
友人からだった。メモには、ただ「おはよう」と書かれてるだけだった。
ベッドに行儀よく並んで座ってコーヒーを飲みサンドイッチを頬張りながら、今日の予定を話し合った。
ぼくが一度家に戻って着替えてくると言うと
彼女は渋谷に用事があって、それはすぐに終わるということ、その後で
どうしたのかぼくの家についてくると言い出した。
ぼくの部屋と家族をほんのちょっとでいいから見てみたい、
ぼくの部屋の窓から外が見たいと言い出した。
何となくわからなくもない気がした。彼女の気まぐれについて。
彼女が家族の団らんを欲しがってるとか、そんなふうには思えなかったけど
そこが気まぐれの理由だったりもするんだろう。
何より、ぼく自身に興味を持ってもらえたことが、ひどく嬉しかった。
ぼくはすぐにおーけいした。
見られて困るものなんてなにもない。
貧乏家族がいるだけだ。
結果彼女が1時間ほど早く出発することになり、ぼくが使ってる最寄駅で待ち合わせることになった。
もしかすると御節の残りくらいあるかもしれない。
馬鹿な弟が全部食べてなければだけど。
26370 ◆DyYEhjFjFU :04/09/03 18:36
彼女が出発してすぐにオタからメールがあった。
忘れちまってたよ。昨夜はいろいろありすぎたし。

 >まだ探偵ごっこですかヒロくん
 >君をそんなに魅了してやまない嬢様はきっととびきりの美人と判断します
 >見ただけで射精しちまうとか。おっと失礼。
 >画像アップよろしく。希望が聞き届けられない場合は
 >返信もありませんのでどうかご理解のほどよろしくお願いいたします

頭が痛くなった。弟といいオタといい。
話をしてると、いつも何かしら面倒なオマケがついてくる。
オタは無慈悲だ。ことこういうことに関しては。放っておけばまずレスはない。
仕方ないから初めて姫様に会った晩、渋谷のどこか、たしかホテルに向かう途中の路上、
自販で買ったコーヒーを飲む彼女を撮った画像を送った。
ケータイの画像だし、写りはよくない。
不自然な強い影のせいで、彼女があまり美人でないように見える一枚。
オタはすぐに興味をなくして、レスをよこす。
ぼくのほうが一枚上手ってこと。
送った途端、早くもレスが来た。これには驚いた。

 >ヒロくん。ぼくが芸能界に疎いと知ってて適当な一枚を送ってきたのでしょうか
 >どこかのサイトに転がったアイドル写真など興味ありません
 >嬢様の画像を希望します
 >それでも尚わたくしめを愚弄なさるおつもりならば、金輪際返信はないものとご理解ください
26470 ◆DyYEhjFjFU :04/09/03 18:39
頭がいたい。すぐにレスを返す。

 >嘘じゃないよ。ほんもの。さ、早く情報希望。あの3枚のgifはなんだった?

オタから。

 >あせってもらっては困るよヒロくん
 >まだこっちの条件に答えてもっらてない
 >ほんものというならあと2枚別アングルを所望

だめだ。意地になってる。どうもこういうところが大人気ない。オタの悪いところだ。
とはいえ送らないではレスもない。絶対に。
缶コーヒーを持って笑ってる彼女の画像。
それから決定的な、ぼくとふたりで写ってる画像の2枚を送った。すぐにレスが来た。

 >嬢様幾ら?おれも買う
 >つか、めちゃめちゃいい女。おれも好きになった
 >これじゃ不公平だ。おまえはおれに分けのわからん何かを突然送りつけてくる
 >おれは必死になって解読する。おまえだけ得。おれは損。こんな馬鹿な話があるか?

だめだ。相手にするのはやめた。
ポットに1杯だけ残った最後のコーヒーをすする。すごく美味い。
カーテンを開けて部屋から見える都内の風景を眺めた。
鳥が飛んでて、申し訳程度に緑もあって、そんなに悪くない。
ウインカーを点滅させながらゆっくりとカーブを進む車。
雨が降り始めたせいで、足早に歩くサラリーマンの黒い点。
風景を眺めてると、姫様との数日がまるで嘘のように思えた。
頭の中で、風景から人の動きを線で結んで切り取ってみる。
もちろんそこから何かを拾ってくるほど、ぼくは頭がいいわけじゃないし
閃きに突然襲われる天才であるはずもない。
でも、高速で移動する点を眺めるのはぼくにはどこか息苦しかった。
ホテル壁面に遮蔽されて、動かない点。
それがいまのぼくだ。
姫様の中へ逃げ込もうとするぼく。気まぐれにぼくを求める姫様。
つよい風が吹いて、大きなぴかぴかの窓に雨粒を叩きつけた。
雨粒は人を結ぶ線と重なって、頭のなかで弾け飛んだ。
ああ、そうだ。
ぼくには奥の手、オタが目の色を変えて飛びつくワイルドカードがあったんだ。

 >オタ。君はたしかぼくが持ってるエアジョーダンに興味があったよね
 >企業プレミアム
 >邪魔だから捨てようかと思ってたとこなんだけどさ

効果はてきめんで、すぐにレスがあった。

 >もうすこしお待ちください
 >分かり次第すぐにお送りします

オタのことだ、どうせ放っておいたんだろう。
265('A`):04/09/03 19:59
素敵な物語です
どきどきしてしまいます
続きを〜!
続き聞きたいですよー!!
266('A`):04/09/03 20:03
最近の女は全員風俗嬢に見える。
267('A`):04/09/03 20:22
>>266
スレ違い
268('A`):04/09/03 21:15
age
269重度の老け顔(バカ) ◆adhRKFl5jU :04/09/03 21:17
つうか最近
親類以外の女性を見ると全員SEXしてるんだろうなと思う今日この頃
27070 ◆DyYEhjFjFU :04/09/03 21:25
今夜中に、日付が変わらないうちに、もう一回アップできそうです。
仕事と折り合いつけながらなので、遅くなる可能性もあり。
271('A`):04/09/03 21:47
>>270
二連続とは嬉しい!
お待ちしてます。
お仕事頑張ってください。
272('A`):04/09/03 23:42
オタ(*´д`*)ハァハァ
27370 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 00:05
最寄駅の改札を出ると、彼女はもう来ていて
駅前のパン屋のカフェでコーヒーを飲んでいた。
パン屋のガラスに貼られた大きなロゴを通して、ぼくに手を振った彼女。
こういうときって、不思議にすぐ気づくんだよな。
会計は済ませてあるのか、彼女はすぐに腰掛けてたストールから降りると
足早に店から出てきた。
ぼけっと立ったまま彼女をみつめるぼく。
白いコート。キャラメル色の細い、踵の高いブーツ。長く降ろした髪。上品な化粧色。
心底驚いてしまった。
デートクラブから呼び出されてくる女の軽い匂いなんてどこにも残ってなかった。
はじめて会ったときの子供っぽさも、酔いつぶれてホテルまで運んだときのだらしなさも
昨夜泣いた可哀想な姉としての彼女もどこかへ消えて
近づき難いどこかのお嬢様が目の前にいた。
過去を詮索するなんてとんでもない。どこか存在感のない綺麗さ。
ぼくはすぐに、彼女を家へ連れ帰ったときの
「家族全員にたいする悪影響とそのダメージ」について考えてみた。
上がりまくる親父。キョドる弟。
白いコートを着た雪女が室内を完全冷凍したみたいに、空気もろともカチンと凍りつかせるだろう。
大げさなアメリカ製カトゥーンの1フレームが間違いなく我が家に再現されるだろう。
ぼくらは連れ立って家へ向かった。
だって、そうするしかないもんな。
27470 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 00:08
小さな商店街を抜けるとすぐに郊外の田園風景。
風の匂いに草の香りが混ざる。それでもどこからか運ばれてきた車の排気と
人口肥料の鼻をつく匂いもかすかにあって、とてもノスタルジックからはほど遠い。
彼女は自分の家のまわりの風景に似てると言った。
そうだね。都内も郊外も都市近辺はどこも似ている。
画一化された緑化計画と企画品でつくられた建造物。
どこもかしこも、まったく同じプラスチックがシームレスに並んでるように見える。
なんだか生きてるみたいだ。
現実は非現実的で、夢物語が現実。
映画のストーリーやテレビドラマの中に生きながら街に溢れる人。
いつの頃からか、ぼくは姫様をこの世のものでなく
どこかしら遠い夢の世界の住人として捉えるようになってた。
どうしようもない現実の中で苦しんでる姫様を。
これは推測だけど、
彼女がお守りとして後生大事に持ち歩いてるクマのぬいぐるみは
きっと彼女が小さかった頃、もっと小さかった弟に作ってあげた大事な品。
首に下げれるように首のとこに紐通しがのこってて
いまではそこがほつれて、中身のビーズが飛び出しそうになってる。
このクマがつまりぼくそのもの。
現実には存在するのに、存在しないもの、意識のないものとして扱われる、でも愛すべき対象。
クマのご主人様はとうの昔に死んだ。
でも造り手はいまでもその名残と記憶を愛してやまない。
彼女が何年も前に失った弟はいまなお彼女の側にいて、彼女を苦しめてる。
つまり間違いなく実在する現実。
27570 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 00:14
ただいま。と言って玄関で靴を脱ごうとしているぼくに
母親は愚痴のひとつも浴びせてやろうとして飛び出してきたに違いない。
「どこをほっつき歩いてるのこの子は」
そう言ったきり口を開けたまま動かなくなってた。
白いコートを着た雪女の犠牲者第一号。
彼女は控えめな演技で「こんにちは」だか「お邪魔します」とか
とにかくそんなことを言ったと思う。
母は、彼女をみつめたきりしばらく動かなかった。
居間へ彼女を通してからが見ものだった。
馬鹿な弟も、普段は陽気な親父も、正座したきりそれこそ借りてきた猫みたいに大人しくなってた。
言葉がありえないほど丁寧になり
何度も自分の後ろ頭を叩きながら喋る弟は、まったく馬鹿そのものだった。
中学のときの同級生で、ばったり駅で何年かぶりに会った。と紹介しておいた。
彼女と軽く打ち合わせてたので、スムーズだった。
とはいえ、いままでまったく女気のないモテナイ息子がいきなりこんな美人を連れ帰る説明としては
やや足りてなかったのかもしれない。
ただ、彼女にはアドリブのセンスもあって、高校生になってから少しだけ付き合いがあったこと。
ぼくの母が育てていたセントポーリアの鉢植えを、実はこっそり一株分けてもらってたこと。
そんなわけで、お母様にはお伺いして一言お礼を言っておきたかったこと。
そんな話をさも事実のように、柔らかな笑みで語ってくれたので
家族の注意はそこに注がれた。
これにはぼくも驚いた。居間に通されるまでのわずかな時間に彼女は何をみたんだろう。
そしてそこに反応したのはぼくだけじゃなかった。
母が、ぼくが高校生の頃に、鉢植えがいくつも盗まれたけど、あれはおまえの仕業だったのかと言い出した。
実のところ母はひどく喜んでいた。自慢もたぶんに入ってる。
盗まれるほどの自分の技量に対してと、姫様が草花に興味があったこと。
もっと驚いたのは、それきり母と姫様は意気投合してしまったということ。
世の中何が起こるかさっぱりわからん。
母がもう充分だと言う姫様に、食べろ食べろと御節の残りを勧め。
親父は姫様にお酌してもらって、悔い無しといった感じだった。
馬鹿弟は馬鹿よろしく、デジカメを持ち出し彼女を撮影すると言い張り
彼女にやんわり否定されて、心底落ち込んでた。
夕方になってぼくの部屋を見た彼女が、窓辺でやけに悲しそうに外の風景を眺めてるのを見て
ぼくはそろそろ行こうか、と切り出した。
彼女が帰ると聞いて、すっかりしょげてしまった親父。
駅へ向かう道の途中、泣き出してしまった姫様。
昨夜のように激しくではなかったけど、静かな鼻をすする音が夜道ではやけに響いた。
なんでわたしの両親は死んでしまったんだろう。
なんでわたしの弟は、まだ幼かったわたしを最後にひとり残して死んでしまったんだろう。
その理由が知りたい。この世で起こるありとあらゆることには何かしら理由があるんだと思う。
彼女はたどたどしい口調で、見つからない言葉にいらいらしながらそんなことを言った。
「ヒロはいいね。優しい両親と弟がいて」
彼女はそう言ったきり黙りこんでしまった。
セントポーリアの鉢植えの嘘とトリックを、ぜひ聞いてみたかったけど、
とてもそんな雰囲気じゃなかった。
276('A`):04/09/04 00:23
>>70たん

これ、本当に自書きなん?
文章馬杉。

ハマっちまった。
277('A`):04/09/04 00:30
>>273-275
乙でした。
久しぶりに週刊誌や月刊誌を読んでいる気分です。
こんなに続きが待ち遠しいのも久しぶり。
書いてくれてありがとう。
読ませてくれてありがとう。
これからも頑張って下さい。
お仕事お疲れ様でした。
27870 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 00:43
書いたものをコピペでそのままアップしてます。
推敲はしてません。面倒臭いからです。
だからおかしな表現、誤字脱字は仕方ないと諦めてください(笑

例えば
彼女にやんわり否定されて、心底落ち込んでた。

彼女にやんわり拒否されて、心底落ち込んでた。
ですよね。あとであれ?ってところは何箇所もありますけど
そこを言い出せば、文章全体所詮素人ですから。
明日は休みなので、明け方までに眠くならなければもう一回アップします。
読んでくれてる人。ほんとうにありがとう。
279('A`):04/09/04 00:59
>>278
書いたら一度音読してみると良いよ。
素人故のテンポの悪さが分かるから。
280('A`):04/09/04 01:24
テンポが多少わるくても平気。
思うがままに書いてくれ70
281('A`):04/09/04 01:58
だから、自分で素人だって言ってるじゃんよ。

70のぅPはまだか?
282('A`):04/09/04 02:35
マターリ待ち。
70氏、気長にまってるぜ
28370 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 03:31
渋谷駅に向かう山手線はひどい混みようで、姫様はぼくにもたれてご就寝。
まんざら悪い気はしなかった。
ぼくのシャツが姫様のヨダレで汚れようとも、ファウンデーションが付着して色が変わろうとも
ぼくは姫様が起きないように、電車の揺れに合わせて体をねじる。
電車が代々木駅のホームに滑りこむのと同時にケータイが震えた。
オタからだった。
珍しく長い文章で、2度に分けられて送信されてきた。

 >お待たせ。苦労したよ
 >この真っ黒な画像がほんとうに真っ黒、例えば#000000なんていう単色で塗られているなら
 >10kなんていう重さにはならない。実際にはもっと軽い。
 >じゃあなんでこの重さになっているかというと
 >それは間違いなくこれが画像データだから
 >ピクセルの配色にはバラつきがあるって証拠だ。

オタのメールに目を通した瞬間、それがオタにとっては造作もないこと
簡単に見破れるトリックだってことがすぐに分かった。
おそらく交換条件のスニーカと等価値になるよう、自分のやってることに
威厳を与えるべくもったいぶってるんだろう。
講釈をすっとばして、肝心の部分を探す。

 >ピクセルが数色あるとして、その配置に意味があるとすると
 >これはなにかコードを表してるのかもしれない。
 >統計解析してみればすぐに分かるんだけど、生憎そんな高価なアプリは研究室に

ウザイな

 >ふと思ったんだけど、これって画像をモノクロ変換して
 >コントラスト調整すればいいんじゃないかなと思ってさ

ビンゴ!これだ。思ってたとおりだ。

 >インド、デリーのペダルタクシィの画像が一枚
 >マドラス、チェンナイのペダルタクシィの画像が一枚
 >ボンベイ、ムンバイのペダルタクシィの画像が一枚
 >デリーはあるいは違う場所かもしれない。院に通ってるインド人に確認してもらった。
 >まあ、場所がどこにせよ全部輪タクの画像ってのもなんだかな、と思ってさ。で、ここからが重要。
 >タクシィのナンバープレート。全部あとで手が加えられてる。
 >数字ね。デジタルで。ひどい加工ですぐにわかるよ。とにかく送り返しとく。
 >それにしてもさ。なんでこの製作者はこんな手のこんだことをするんだろうな。
 >たぶんどこかにスタンドアロンで稼動してるPCがあって
 >人が手でデータを運んでるわけだろ。嬢様がさ。秘密は守られてるだろうに。
 >とはいえ、こうやっておれ達が覗き見してるわけなんだけどさ。

ありがとうオタ。
やっぱりお前は最高だ。
28470 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 03:36
渋谷駅に到着しても、姫様はムズがって降りようとしなかった。
眠いのだ。仕方ないので、持ち上げて運ぶ。
うー。と姫様のうなる声。
今朝から、ずっと泣いてたからね。すこし気分転換しよう。
そんなわけで、ぼくらはハンズ近くのアーケードに繰り出した。
迫り来るゾンビを撃ち殺すゲーム。そいつをまずふたりでやった。
はたで見てると簡単そうなんだけど、実際に遊んでみるとけっこう難しい。
弾のリロードが遅れてやられたり、避けようとして自分の体が動いたり。
一番つらかったのは銃を水平に長時間構えることだった。
姫様はすぐに耐えられなくなって、腕を降ろしてしまう。
で、ゲームオーバー。
すぐに追加コインを投入して再度参戦しても、あっという間にやられてしまう。
ぼくは途中から射撃を中止して、彼女を見ていた。
笑顔が戻っていて、楽しそうで、熱中している。
腕は平気かい?と大声で聞くと、「よゆ〜」とやはり大声が返ってきた。
無理して誘ってよかった。
レースゲームをやり、それからちっとも拾えないUFOキャッチャーに粘着して
喉が渇いたところで、アーケードを後にした。
東急デパート前でタクを拾い、昨夜姫様が誘ってくれたあの店へ。
彼女は昨夜のような無茶はもうしなかった。
あの彼女の変わりにバーテンがやって来て、ぼくに名詞をくれた。
普通サイズの変則で、ひょろ長く、白黒のキザったらしい名詞。
彼の発音は今風で、浩二でも、孝治でもなく、自分はコウジだと名乗った。
注文があればなんでも。彼はそう言って店のホールカウンタへ歩いて行き、そこに腰を降ろした。
彼がけたたましい音楽の中に去ると、姫様は中指を立てて、ぼくにこう言った。
「あいつ、ちょーきらい」
ぼくはこの店の中に間違いなくある、どこかしら冷たく感じる、よそ者に容赦ない排他的な空気より
肌に合わない音楽の方が気になった。
でも、1曲だけぼくにも分かる曲があった。
YesのYou and I。
ぼくが生まれるずっと以前に書かれた曲。大好きだ。
へぇ。こんな場所でもかかったりするんだな。
ぼくが口ずさむと姫様が、おや、という顔をして。
それから突然「カラオケ」に行こうと言い出した。
28570 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 03:45
仕事メールが途切れず、こっちのアップと重なって疲労困憊。
すんません。今夜はもう寝ます。
>>279
ご指摘ごもっとも。ありがとう
286('A`):04/09/04 03:49
名スレの事実
287('A`):04/09/04 04:06
個人的にオタがいいキャラしてるな。
で、また主人公のつっこみも面白いな。


なんか先が楽しみになるな。
288('A`):04/09/04 04:28
こんな時間にもチェックしてしまった・・・。
70さん、お体に触らない程度に頑張って下さい 
新作が読めるのを楽しみにしています。
289('A`):04/09/04 07:33
>>70さん
遅くまでお疲れ様です。
三連作だったんですね。
起きて待っていればよかった!
お仕事がお忙しそうなので
無理せずマイペースで頑張ってください。
応援しています。
290('A`):04/09/04 08:57
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    おれ様専用しおり

 (・∀・)<今日はここまで読んだ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
29170 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 18:42
店を出ようとドアを開くと、雨脚が強くなってた。
今年の正月はなんだかずっとこんな空模様だ。
弱い雨が降ったりやんだり、忘れてると強く降って気にすると弱くなる。
カラオケ店は歩いてすぐらしいけど、雨の中歩くとなると辛い距離だ。
寒さも水滴と湿度のせいで堪えるし、姫様の鼻の頭はもう真っ赤だった。
その時後ろから誰かが声をかけてきた。
「よう」
と言って傘を差し出してくれたのは、昨夜の彼女だった。
店の屋根というか、突き出したわずかなでっぱり伝いに歩き
そこで止まってるぼくらを見かねて、傘を持ってきてくれたらしい。
「事務室の窓から見えるんだよね」
彼女はそう言って笑った。
「助かるよー、カナ。仕事はもう終わり?」
「うん。事務室で着替えて煙草吸ってた。邪魔しちゃ悪いと思ってさ、声はかけなかった」
カナと呼ばれた子は、防寒用のアーミーコートを着ていて
動物の毛が縁に巻かれたフードいっぱいにドレッドが広がってて
雌ライオンにもたてがみがあるとしたら、きっとこんな感じだ。
引き締まった体。女っぽい服装じゃないのに、でもどこか色っぽい。
怒らせると、Xmanのウルバリンよろしく凶暴なライオンに変身しそうだ。
カナと姫様はしばらく立ち話をしていた。
会話の途中、カナがコートのポケットからフロッピィを取り出して
姫様に渡すのをぼくは見逃さなかった。
煙草を受け取るみたいに、特に気にとめる様子もなくバッグに放りこむ彼女。
白い封筒にそれは包まれてたけど、間違いなかった。
持ちやすいように封筒が折られてたために、サイズと形状からフロッピィだと特定できる。
「カナさ。暇だったらカラオケ一緒に行かない?あとは帰って寝るだけでしょ?」
彼女はバイバイする代わりに、カナにそう言った。
「カラオケ?これから?」
「うん。ヒロが歌いたくて仕方ないんだって」
言ってないよ。歌いたいなんて欲求は生まれてこのかた一度だって持ったことない。
そりゃ、部屋で好きな曲が流れてれば口くらい動かすけど、歌いたいって気持ちとはちょっと違う。
カナが笑いながらぼくを見、ぼくの顔つきから姫様の冗談を見抜くと
「おっけい。いいよ。わたしも歌いたい気分」
意見が一致したとたん、ふたりは雨の中カラオケ店目指して一直線にだだだと駆け出した。
傘なんて必要ないじゃん。
二人のあとをとぼとぼついて行くぼく。
29270 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 18:45
椎名林檎、椎名林檎、椎名林檎と3曲続いた。
4曲目はまた姫様で、椎名林檎だった。
5曲目のカナの椎名林檎がはじまると、姫様が楽曲リストをぼくに投げつけてきた。
「ヒロも歌うの。ほら早く入れて」
冗談ぽく「椎名林檎なんて歌えないよ」と言うと、熱唱中のカナが突然大笑いした。
「なんでもいいですよ。好きな曲。ほら入れて」
マイクを通したでかい声で急かされる。そういえばはじめてカナを見たときも急かされたっけ。
だけど困ったことになった。
気取るわけじゃないけど、この楽曲リストはぼくには無意味。
邦楽は聴かないから、知ってる曲なんてたぶん登録されてない。
だからカラオケにはほとんど行ったことがなかった。行ってもまわりをしらけさせるし。
中学の頃、ぼくはイギリス産ロックにはまった。
過ぎ去った時代の過去の遺物。ザ・フーにはじまって…
それにしても、何か探すかとぱらぱらめくるフリだけでもする。
そこで五十音リストのアーティスト欄の「E」にイーグルスを見つけた。
へぇ。イーグルスなんてあるんだ。
一曲だけでも歌っておかないと。ってことで「言い出せなくて」を姫様に指で示した。
数桁の識別コード。
これならなんとか歌えそうだ。
姫様は慣れた手つきでリモコンのスイッチを押す。
入力が完了した途端、緊張に襲われる。
どこにいてもそうなんだよな。目立ってしまうシチュエーションでは、ぼくは必ず緊張する。
緊張することがおかしな場合でも、心拍数が急カーブを描いて高まり、挙動不審に陥る。
可愛い女の子ふたりのいる密室で、心拍数の高まる男はたくさんいるだろうけど
挙動不審になる男は、たぶん少ないだろうな。
器の小さい男。楽しめない男。まわりをしらけさせる男。つまりぼく。
イントロがはじまると、緊張はピークへ。そこからはもう覚えてない。
テレビモニタに表示される英文の歌詞を必死に追った。
聴いたことのない曲が流れると、自然と視線が集まる。マイクを持った者に。
こういうことは以前にも経験したことがある。
歌い始めた途端、皆は興味を失うんだ。
そんな曲知らない。何歌いたいわけ?って具合に。
29370 ◆DyYEhjFjFU :04/09/04 18:48
歌い終わると、次の入力がされてないのか、異様な静けさが戻ってきた。
ぼくはたった一曲のために汗までかいてた。
かっこわるすぎだ。
場を取り繕おうとして、次の曲、彼女達の好みを入力するために触ったこともないリモコンに手を伸ばす。
次の曲は?と促すように、その実、哀しみに満ちたすがるような視線をふたりに送る。
その瞬間だったと思う。
カナが「すげぇ」と言った。「かっこいいじゃん」
それから口調を変えて、ぼくを見て
「イーグルスわたしも好きですよ。あの。in the city歌えないです?」
思ってもみなかった感想と展開。
英語の歌詞は大好きだとカナが言ってくれた。
うん。歌えると思う。あろうことかぼくは2曲連続の暴挙に出た。
姫様はにこにこ笑ってた。
そこで注文してあった簡単な料理が遅れて届き、三人はゆっくり盛り上がっていった。
椎名林檎はさすがに飽きたみたいで、Jwaveで聴いたことのある当時のヒットナンバーが延々と続く。
女の声は好きだ。高い域でさえずるようなアリア。
心地よくてぼくはいつの間にか眠ってしまってた。
いつか見た夢。
子供の頃、近所の空き地に寝転がって見上げた冬の空。羽ばたく雀。
姫様が手を握ってくれてたと思う。たぶん。
彼女の気配がすぐ側にあって
マイクの振動と体を揺するタイミングがシンクロして伝ってくる。
派手な雷が近所に落下して、停電の中、闇に包まれて母の側で眠った幼かったあの日の夕方
あの闇と同質の、暖かい安心してじっとしていれる闇がここにもあって
ぼくはどこまでも深く、彼女の傍らで眠った。
294('A`):04/09/04 20:15
あんたすげえな
295('A`):04/09/04 20:36
さすがに女全員が風俗嬢経験者には見えないけど、
風俗嬢級の経験はあるんだろうな と思ったりする。
296('A`):04/09/04 20:48
>>295
スレ違い。(・∀・)カエレ!

ここは70たんのスレだ!ボケ。
297('A`):04/09/04 21:35
なんか最近、恋愛系のジャンル小説は読んでなかったせいか純粋に面白いや。
がんばれ70。続き待ってるぜ。
298('A`):04/09/04 21:58
>>296
ワロタw
299('A`):04/09/04 23:40
ああ一気に読み込ませてしまうこの面白さ。
30070 ◆DyYEhjFjFU :04/09/05 00:13
姫様に揺り起こされた。
姫様の顔が目の前にあって、ぼくを覗きこんでた。
姫様の頭のうしろ、直線で結ばれた先にダウンライトがあり、逆光で顔が見えない。
ぼくは再び目を閉じ、記憶を手繰って姫様の綺麗な顔を目の前の気配に重ねる。
イメージが重なったその刹那
ぼくは半身を起こして姫様の髪に触れた。
煙草の煙がゆるやかに流動するこの部屋で、姫様の髪も煙草の匂いがした。
「カナはもう帰った。午前中はたいていダンスの練習なんだって」
ああ、そうかなるほど。彼女のあの筋肉はそのためなんだな。
しなやかな野生動物のような四肢。ゆっくり記憶を再生してみる。
そういえば、彼女はあまり笑わなかったな。
ふつうの女の子ほどには。
大きい瞳がよく動いて、ぼくを監視するように見てたっけ。
鼻をこする癖があって、両手はたいていポケットに納まってた。
外見ほどにはきつくなくて、話し掛けると、倍の量の言葉が返ってくる。
彼女は、いい、とか悪いとか、そんな言葉をよく使った。
いい曲だね。とか、その曲は嫌い、ではなく悪い曲、と言った。そんな具合に。
いつだったか、仕事で一緒した若いイラストレータの女性のことを思い出した。
彼女は企業に押し付けられた配色を、悪い色。と言った。
もちろん色の配合に、いいも悪いもないのだけど、そんな考え方をする彼女に
ぼくは密かに嫌悪感を抱いていた。
仕事の進行に差し支えないかなと、そんな心配をしていた。
だけど、彼女もまたプロだった。
彼女の指定通りに進めると、最終的には彼女が最初に力説した
漠然とした曖昧な言葉で押し切った「いい色」が出来上がった。
ぼくにもそれは理解できた。
問題があるとすれば、ぼくはいまだにそのプロセスを上手く説明できないってこと。
間違いなくそこに存在するのに。論理的には上手く紐解けない。
姫様がいて、カナがいて。
ぼくはどれだけ姫様のことを理解できてるんだろう。
もちろん音符の連鎖に、いいも悪いもない。
でも彼女は、ぼくの歌った歌を、いい曲と言った。
面倒だな。単純に考えてみようか。
カナから見たぼくは、姫様の側にいる男としてふさわしかったんだろうか。
30170 ◆DyYEhjFjFU :04/09/05 00:18
姫様はバッグからピンクのクマを引っぱり出して
ぼくになんどもキスさせたり、パンチしたり、意味不明な言葉で喋りかけたり
たまにジンジャエルを口に運んで、膝枕しているぼくの顔に垂らそうとふざけてみたりした。
「ねえ」とぼくは言った。
ん?と彼女。
「今日の昼間。ぼくの家で何をみたんだ?セントポーリア。あの嘘はぼくも驚いた」
彼女の口元に笑みがこぼれる。
「さあ、なぜでしょうねぇ」
「推理してみようか」
「いいよ。やってみて」
彼女の膝は最高に心地よかった。何度も寝返りをうち
さも考えてるふうを装ってその感触を楽しむ。
「少なくとも君はセントポーリアに詳しい。その栽培方法を知ってる。これは間違いないよね」
彼女はジンジャエルを口に含んだまま、うんうんと答える。
「問題は、なぜぼくの母がセントポーリアを好きだと分かったかってことなんだよね」
うんうん。
「家にセントポーリアの鉢植えはひとつもなかった」
うんうん。
「機材かな。有名なメーカの何かがあったとか。栽培に適切な鉢が転がってたとか」
彼女はクマをぼくの顔めがけてダイブさせた。
「ぴんぽん!正解です。玄関にね。たくさん栽培用ライトの残骸が残ってたの。
家のおじいちゃんが使ってたのと同じメーカ。それから居間の隅にあった空っぽのガラスケース」
「ふーん。なるほどねぇ。でもさ、そんなたくさん育ててなかったかもしれない」
「それはあり得ないですねぇ。鉢植え自体は小さいもん。
あのライトの量は昨日今日はじめた人じゃないってことくらい分かる。
単純にいっても10鉢。たぶんそれ以上あったんじゃないかな」
「ふーん。なるほどね」
「それに間違ってたとしても、ヒロのリカバリに期待してたし」
おいおい。
ぼくはテーブルの上に転がってたジンジャエルのペットボトルのキャップを
なんとなく、ピンクのクマの頭に被せてみた。
あれ。ぴったりだ。
トルコの兵隊みたいだ。
彼女はきゃあきゃあ笑った。
「よかったねクマ。明日はコカコーラのキャップの帽子を買ってあげるね」
彼女はそう言って両手でクマを抱いた。
きっと幾晩もそうしてきたせいで、クマのフェルトのボディはそんな色になったんだろうな。
汚いぬいぐるみは、愛された証拠か。
30270 ◆DyYEhjFjFU :04/09/05 00:20
ホテルに戻るとぼくは真っ先にPCを起動した。
姫様がシャワーを浴びてる間に確認しておきたかった。
画像は届いていて、3枚ともいっぺんにブラウザに突っこむ。
ひどい画像だった。
何かフィルタでも施したんだろう。
モノクロのざらざらした感じは、何度もファクスして劣化したようにも見える。
まるでアンダーグラウンドのロックバンドのチラシだ。
オタの言ったナンバープレートを確認する。
すべて6桁の数字。
たしかにそれは、あからさまにコラージュされたように、
輪タクのホロにアングルの補正もされないままくっついてた。
そもそも輪タクにナンバープレートなんて付いてるんだろうか?
とにかく考えてもはじまらない。情報が少なすぎる。
ぼくは次に、彼女のバッグから白い封筒を引っぱり出した。
封はされてない。
中身はやはりフロッピィだった。
ブートして中を確認してみたけど、ファイルに触れることはしなかった。
見てもたぶん何もわからないだろう。
このPCには画像処理用のソフトウェアがインストールされてない。
それに交換条件の分、オタにはしっかり働いて貰うとしよう。
オタのアドレスを呼び出して、そこに全部突っこむ。
gifファイルがひとつ。
エクセルのファイルがひとつ。
メモ帖がひとつ。
すべて送信が終わって、時計を確認した。
起動してから終了するまで10分。ちょっと時間がかかりすぎかもな。
慎重にやらないと。緊張感がなくなったときが一番危険だ。
ぼくは姫様の秘密を覗き見している。これは背信行為なんだと自分に言い聞かせた。
やるからにはクールにやろう。完璧を目指そう。
30370 ◆DyYEhjFjFU :04/09/05 00:26
今夜のアップはこれが最後です。
おやすみなさい。
304('A`):04/09/05 00:32
               , ‐ ' ´  ̄ ̄ ` 丶、
            /              丶     
              , ' r、'´    _ _      ヽ     
           /  /ヽヽ__ ' ´   _____,, イ ヽ    
          ,'  ,'  {_r'‐'',ニ二、ー===-‐'|l 、`、  
           iヽ i //  '´  ̄`ヽヽ       l| l  i  
        ,' ヽ l /  、>‐=、、      =ニヽ ! l  l   >>70さん、おつかれさま♪
        ,' /⌒ l |  ´ /(__,!゛       `、! |  !   
       ,' ! '^> |!   i。_oソ     , ニ、,  ノ 丿     もっとテンポ良くアップしてね!
       ,'  ヽ ヽ     ` ─       '⌒Y, ' /    
        /   |`T 、            j     /}´       ,'^!
     /   l l i iヽ     i` ーァ   /ノ      / /
      /    | | i i ! \   l_/    ノ |   {ヽ  / /
     ,'    | | i iノ   丶、 __  , イ | |   l } 〃 二ヽ
    ,'    r| | '´\_  / ,' ,′  | |   |└'{_/ ,─`、
   ,' , --─/ l | ─ 、 `X´ト、 ,′  | |  |  '-イ_ィ、 〉
305('A`):04/09/05 00:38
ただのいちゃつき小説じゃないところが面白い。
彼女の裏側があるから表の平和さが引き立つなぁ。

なんか今度のフロッピーは核心に迫りそうだな(((;゚Д゚))) ガクガクブルブル
306('A`):04/09/05 01:28
>>303
乙。続きまってるよ
307('A`):04/09/05 02:00
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    おれ様専用しおり

 (・∀・)<今日はここまで読んだ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
308('A`):04/09/05 07:08
クマのぬいぐるみってそんなちっちゃかったんだ。
もっと小脇に抱えるぐらいの想像してたよ
309('A`) :04/09/05 07:58
>>308

ハンドバッグに10センチくらいのピンクのクマのぬいぐるみが入ってて
やけに汚れてて、イメージと随分かけ離れたもの持ってるんだねと聞くと
お守りなんだと言ってた。>>70
31070 ◆DyYEhjFjFU :04/09/05 11:24
カーテンを開け、窓の外を見ると雨脚が強くなってた。
眼下に広がる東京の街は死んだように静まりかえっている。
街灯のまるいドーム状の明かりとネオンサイン。
ぼくらはついさっきまで、このミニチュアの街の中にいた。
ここから見ている風景は、どこか遠くの街、子供の頃何かの本で見た異国の街のようにも思える。
絶対に訪れることない、ほんとうに実在するのかどうかさえあやしい
説得力に欠ける噂と、重みのない貼付写真でしか知りえないどこかの街。
ぼくはときどきこんなふうに考えることがある。
自分にとっての現実なんて、たかだか半径2メートル。
その目の届く範囲、そのボール状の球体の内側に入ってきた何かだけで成り立ってるんじゃないかって。
たいていの人は、その球体の外には自分の知りえない
巨大で膨大なデータが流れてることを信じて疑わない。でも、ほんとうにそうなんだろうか。
ぼくの手の届かない場所は、じつはからっぽ。
ぼくがノックしたドアにだけ電源が投入され、入り口のネオンがちかちかまたたいて
はい。スタート!って具合。
ぼくはときどき、自分のそんな閉鎖的な考え方を、自分の意志とは裏腹につき破ってみることがある。
漫画にでてくる、いびつな海上機雷の腕みたいに
球状の現実と夢の境界ラインを変化させて、その外にある何かを探ってみようとすることがある。
それは、獲得しえなかった仕事の後日談の裏側だったり
今回のように、偶然出会った姫様だったりもする。
結果はさまざまで、もちろん中には知らないほうがよかったと思えることもある。
姫様はクリスマスの夜、サンタクロースがぼくにDHLで送りつけた、たちの悪い冗談だ。
異空間に広がる針葉樹林のどこかの漫画みたいな家のなかで、意地の悪いサンタは
ぼくがいずれ来る現実に叩きのめされる様を、いまかいまかと待ち望んでるに違いない。
かまうもんか。とぼくは思った。
姫様がクマを大事にするように、ぼくにも彼女が必要なんだ。
31170 ◆DyYEhjFjFU :04/09/05 11:25
1ブロックだけです。続きはまた今夜。
312('A`):04/09/05 11:25
短くまとめれる人いる?
313('A`):04/09/05 16:26
>>312
いとしい姫にくびったけ
ちょっと深入りしすぎたが後戻りする気は無いぜ
314('A`):04/09/05 22:00
>>313
GJ!
31570 ◆DyYEhjFjFU :04/09/06 00:14
バスルームのドアが開いて姫様がでてきたとき、
ぼくは寝そべってテレビを見ていた。
深夜枠の馬鹿なお笑い。ところが、その笑いは巧妙に練られており
つくり手が視聴者を馬鹿にするような構成になっていた。
見ているうちに引きこまれ、姫様がベッドを揺らして近づいてくるまで
ぼくは口をぽかんと開けたまま、間抜け面でブラウン管を凝視してたんだと思う。
風呂上りのいい匂いにつられて、ベッドの揺れる先に目をやったぼくは
おや?といぶかった。
まだどこかへ出かける気でいるのかな姫様は。
丈の短いバスローブの下にはもう出かける下準備がととのったのか
細い脚には白いストッキングまでつけている。
「お出かけですかお姫様」
「なぜ?どこにも行かないよ?」
姫様はそう言ってサイドテーブルの上にあるメインライトのボリュームをつまんだ。
まるで映画でもはじまるみたいに、部屋から光が失われてゆく。
姫様はぼくの視線の先につま先で立ち、悪戯っぽく微笑んでから
バスローブを腰の位置でしぼった、タオル地のベルトをゆっくり抜きとった。
「気に入ってもらえたかな?」
ぼくは言葉がみつからなかった。無言。
この手の写真のお世話になったことは何度もある。
だけど現実に、まのあたりにしたことは一度もない。
たぶん最初で最後になるんじゃないかなとも考えてみたりした。
ガータベルト。ガーターベルトだっけ?
ああ、そんなことはどうでもいいや。
姫様は全体が同じデザインでまとまった、なんていうかかなりセクシーな下着を身に着けていた。
華奢なチェストを覆うベアトップのビスチェから垂れる4本の紐の先に
4匹の金属でできた蝶がいて、そいつが太もものまわりにとまっている。
下着全体にも青い蝶が、刺繍と絡んでプリントされてた。
凝視していると下着は下着でなくなにか別のもの、彼女の皮膚のようにも見えた。
眺めてる時間が長くなればなるほど、姫様に触れなくなるような気がした。
綺麗すぎるんだよ姫様。
美術館にやってきた巨匠絵画。馬鹿馬鹿しくも近寄ることを禁止された来場客。
君がぼくを客と割り切ってくれてたら、どんなにか楽だったろうな。
君はぼくの気持ちまで満たそうとした。
それはたぶん、君的に言えば、嬉しかったから。なんだろうけど。
刺激も、あるピークを過ぎると人の脳はそれをカットするために
βエンドルフィンを放出すると何かの本で読んだ。
安心して、落ちつきたい。
ぼくはまさにそんな気分だった。
31670 ◆DyYEhjFjFU :04/09/06 00:19
持ち歩いてたCDプレイヤーからCDを取りだしてPCで再生した。
音はひどいけど、ないよりぜんぜんいい。
たしかSmashing Pumpkins。
ぼくが好きに選んだ曲だけを集めて焼いたCDで激しいのはカットしてある。
姫様といるときに聴きたいと思ってたけど、これまで機会がなかった。
ベッドにふたりで横になって、それからとりとめのない話をした。
姫様は自分の大胆な下着姿に、ぼくが引いたと誤解した。
きっと喜んでもらえると信じてたみたいだったし、そう口にもした。
もちろん喜んださ。でも説明するのがひと苦労だった。
姫様は男の生理を完璧には知らない。
いや、知りうる機会がなかったんだろうな。
だからお願いだから着替えないで欲しいと、ぼくは懇願した。
ちょっとは寒いかもしれないけど、シーツにくるまってればいいし。
コーヒーでも飲もうか?レモネードのほうがいいかな?さもなきゃ暖かいスープ。
見ていたいんだよ姫様。
ぼくのそばにいてほしい。
何度も挑戦した結果、この気持ちの説明は無理だと悟った。
ぼくは君を娼婦だとか商売女だとか、そんなふうには思っていない。
その下着は素敵だし、まったくそういうこととは関係がない。
とはいえそれを伝える術がなかった。
「好き」だとか「愛してる」からだとか
そんなお決まりの台詞を持ちだすのは抵抗があったし、しかも微妙に違う。
ただ君が綺麗だと思ったんだよ。
ほんとうに。嘘偽りなく。
ずっと見ていたかったんだよ。
31770 ◆DyYEhjFjFU :04/09/06 00:24
姫様は子供の頃の話をしてくれた。
ある日突然消えてしまった父親のこと。
母親は父の失踪について、幼かった兄弟には何も説明してくれなかったこと。
それから1年もしないで自殺した母親のこと。
言動がおかしくなり、育児のいっさいを放棄して自室に閉じこもりぎみになったこと。
弟は姫様の後をついてまわり、後追いの年齢をとっくに過ぎてるのに決して離れようとはしなかったこと。
彼女は自分のいた世界が変わり果ててしまったことを
はじめは信じられなかったと言った。
それは永遠に普遍的で、そこにいることはごく当たり前の約束されたことで
しばらく我慢すればまた元通り、何事もない毎日が戻ってくると信じていた。と。
ところが、父親の妹の家族として再編成されたあたりから
子供心にも、こいつはおかしい。
自分と幼い弟は見知らぬ世界に住むことになったのだ。
と、ようやくそのときになって、耐えがたい悲しみに襲われた。
近所の公園が自分と弟のいる場所であり、実際そこで過ごす時間が多かった。
食事は一日一回だけ。夜眠る時間なってようやく暖かい部屋に入れた、と笑いながら言った。
それでも暴力にさらされなかっただけ、姉弟はついていたのだとも言った。
公的施設の門をくぐることもなく、むしろ姉弟はいつもいっしょで、
あの公園のいたるところに弟の思い出があり、たまには親切にしてくれる大人もいて
熱い夏の盛り、アイスキャンディや花火をもらうこともあった。
悪い思い出ばかりでもないんだよ。と。
ぼくは何も言わなかった。
肩を抱き、ただ彼女の唇からもれる言葉に耳をかたむけた。
姫様が公園の隅で弟といっしょになって蝉を追いかけてた夏
ぼくはどこで何をしていたんだろう。
弟とゲームソフトの奪いあいで喧嘩をして、泣きわめく弟にとどめの蹴りをいれたときだろうか。
それとも、弟がぼくの大切なCDに落書きした報復として
弟専用ゲームマシンのソフトウェア接続口に接着剤を流しこんだときだろうか。
ぼくはいたたまれない気分になった。
でも、ぼくは憐れんでいるわけでもなかった。姫様の古い時間は残念ながら過ぎ去った。
悲しいのは、いまここにいる姫様が悲しんでるということ。
ぼくの目には彼女は自暴自棄に陥ってるようにみえた。
自分の未来は不要なもの、弟が消えた夜からこっちを残酷なオマケとしてとらえている。
だけど今にして思えば、そんなぼくの分析こそが甘く幼稚だったわけだけど。
31870 ◆DyYEhjFjFU :04/09/06 00:41
今日は朝から大量アップ。を目指していたんですが
友人の誘いに負けて遊びに。。。
そんなわけで、今夜のアップはこれが最後です。
面白いとか楽しみにしているというレスが
書こうとする気持ちの後押しをしてくれます。
わざわざレスをつけてくれる人ありがとう。
319('A`):04/09/06 00:52
>>318
乙。
ところでおまいさん、いつもその日で文考えてるのか?
文章作りなら少し書いたことあるが、毎日書き上げるのはかなり大変だった。
もう大体形にしてたのか?


まあどうでもいいか。
おまいさんの話、期待してるぜ。がんばれ
320('A`):04/09/06 00:53
明日のupを楽しみにしてます。
321('A`):04/09/06 06:14
落ちる事はないと思うけど一応ね。一応。
322('A`):04/09/06 19:40
で、今日のupはまだなのか、と。
323('A`):04/09/06 20:47
70まだー?
324('A`):04/09/06 22:36
最近美人の基準がわからん

325('A`):04/09/07 00:53
324が美人だと思ったならその人は美人なんだよ
326('A`):04/09/07 03:47
あーすげー面白い。
本当に素人か?
32770 ◆DyYEhjFjFU :04/09/07 11:10
いま午前中、時計を見ると11時ちょいまえ。
昨夜は仕事で明け方まで会社に。そんなわけでまだできてません。
マダー?のレスは嬉しいけど、複雑な心境w
これからまた前線復帰するため、今夜のアップも難しそうです。
楽しみにしてくれてる人ゴメンナサイ

>>319つまりこんな感じです。まま次を書き足してアップしてます
>>326素人っていうかド素人。才能のかけらもないことは文章からkせrぉlsdmx@
328('A`):04/09/07 18:44
キタ━━(゚∀゚)━━!!
素人ドウテイなんだよ(*´Д`)ハァハァ
勘弁してね  _
  /〜ヽ
 (。・-・) プリン
 ゚し-J゚
でも街行く女は全て風俗嬢に見える。
ハァァァ〜風俗万歳
329('A`):04/09/07 19:02
風俗嬢には見えないけど
みんな結構遊んでる風には見える。
彼氏いるのに先輩とやったり・・・。
330('A`):04/09/07 19:31
>>329
そんなもんだよ。気づいたときには兄弟が増えてるw
331('A`):04/09/07 20:38
現代の女はみんな肉便器
332('A`):04/09/07 23:07
せっかく良スレになってきたのに、
またイカ臭いスレに戻ってしまいますたね・・・

70氏よ。早目の降臨キボンヌ
333('A`):04/09/07 23:21
やっぱり今日もうpはないのかねぇ(´・ω・`)

じゃ、明日は三日分纏めて頼むな<70
334('A`):04/09/08 04:56
濃厚なのお願い(*´Д`)
33570 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 05:08
Smashing Pumpkinsを3回ほどリピートしたあたりで、姫様はうとうとしはじめた。
シーツでしっかりくるんであげて、ヒーターを高めの温度に再設定した。
眠っているようで頭はしっかりしていて
それでいて、複雑な質問には答えられない。
彼女は何か話しをしてほしいと言った。
しばらく考えたあとで、ぼくは夢の話を持ち出した。
昨夜みた夢。いや、いつだってのいい。嘘だっていい。
彼女は興味深々で、はやく早くとぼくを急きたてた。

ぼくは病院の待合室にいる。
風邪をこじらせたのかもしれない。
理由ははっきりとしないけど、ぼくはそこにいて、ぼんやりテレビをながめている。
急患ではなかったんだろうね。
ぼくは焦ってはいなかったし、行き交う看護婦もぼくには無関心だった。
ただ順番がまわってくるのをおとなしく座って待っていたんだと思う。
テレビのチャンネルは退屈なワイドショーで
そのうちぼくは、もっと退屈そうな医学雑誌を本棚から引っぱりだした。
ほら、よくあるでしょ。退屈さをまぎらすために、もっと退屈な何かをはじめてしまうことって。
雑誌の最初のページは特集でナノテクノロジーの話だった。
ナノテクっていうのは、驚くほど小さな世界の話。
細菌と同じくらいか、もっとちいさなロボットでもって体の掃除をしたり
場合によっては手術までしちゃうこともある。
でもさ、おかしなことにそこに書いてあるのはそんなことじゃなかった。
微細ロボットをつかって人を大量死させる計画とか
どこかの国がもう実験をはじめてるとか、そんな怖くなるような話だった。
嫌気がさして雑誌を空席に投げ出し、それからぼくはまたテレビに目をやった。
たしかそのときだったと思う。
ワイドショーの画像が一瞬グニャと曲がって、それから緊張したアナウンサーを映し出した。
ほら、よくあるじゃん。報道部からの生中継。まわりで忙しそうに走りまわるスタッフがいてさ。
そしてアナウンサーは、カメラの手前にいる誰かと話をして
視線をカメラに戻さないままソビエト連邦が崩壊したと言い、
ついで旧連邦軍の一部が日本に侵攻を開始したと告げた。
どれほど怖かったか。
テレビはそれきり何も映らなかったし
病院はソビエト軍に制圧、閉鎖されてぼくは外にでることもできなかった。
33670 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 05:09
戦争になったの?と彼女は聞いた。
「さあ、どうなんだろうね」とぼくは姫様の頭を撫で、「そこでいつも夢は途切れるんだよ」と説明した。
「よく見る夢?」
「頻繁には見ない。でも子供の頃から見てる怖い夢。侵略軍は子供の頃は火星人だった。
いつの間にかぼくから空想力がなくなって旧ソビエトになったけどね。
でもさ、いつもほんとに怖いんだよ。
毎回新しい恐怖があって、それに慣れることはないんだ」
「わたしも怖い夢みるよ」と彼女は言った。
「誰にだって怖い夢はあると思う。気にしないことだよ」
「ヒロは死んじゃう?えっと、その夢の中で」
「死ぬことはないね。途切れるから。ぼくが味わうのは恐怖だけ」
「わたしは死んじゃうの。夢の中で」
「誰かに殺される?追いかけられて?」
「ううん。自殺しちゃうの。ビルからジャンプして」
姫様はあくびをして、すぐに眠りに落ちた。
半ば寝た状態での話だったから、脳の大半は寝てたのかもな。
もうじき夜が明けようとしていた。
5日目の朝。
33770 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 05:12
姫様がセクシーな下着姿で眠りについたあと、ケータイに着信があった。
送り手はオタで、メッセージはPCで確認してほしいとのこと。
早いな。すごい士気の高さだ。
PCを起動してメールを確認すると、数時間前に送付したファイルの解説がもう届いてた。

 >ヒロくん。確信とまではいかないけど、今回の中身は当りだ。
 >いままで意味のなかったジグソーパズルの断片に、収まるべき位置を指示することができるかもしれない。
 >最初にまず確認しておきたいことがある。
 >どうにかして、嬢様の本名を調べることができないかな。
 >おまえは嫌がるかもしれないけど、彼女のバッグをひっくり返してまず免許証を調べることをすすめる。
 >彼女の本名は、佐藤恵子。19歳。国内での運転免許取得済み。
 >その若さでアジアのほとんどの国と、ヨーロッパの数ヶ所を旅したことがある。
 >広東語を少し話せる。
 >それからジュネーブ商業銀行に口座を持ってて預金額は日本円で2800万円。
 >さらに詳しい説明は、彼女の免許証の確認のあとで。
 >もちろんおまえには、彼女のバッグに触れないという選択肢だってある。
 >おれにでも理解できる。そのくらいは。
 >ここから先は彼女の本物のプライバシーだ。おまえは立ち入るべきじゃない。
 >いづれにしても連絡をくれ。急いで。寝ないで待ってる。

大袈裟なことになっちまったな。
ぼくが知りたかったことはそんなことじゃなかったのに。
彼女のフロッピィの中身が分かればそれでよかったんだ。
こんな大事の予定じゃなかったんだ。
ぼくはオタに返信した。

 >もう充分だよ。ありがとうオタ。ここで降りる。

そして、送信ボタンを押したあと、ぼくは彼女のバッグをひっくり返した。
説明し難い衝動に駆られて。
ぼくは確かに彼女のフロッピィを盗み見た。でもそれはおそらくは解明できない難しい何か、で終わる予定だった。
彼女はなにかよくないこと、をやってるようだったし、
あるいはぼくの助力を必要としているのかもしれない、という勝手な思いこみもあった。
しかし、彼女の財布を開いてみること、それは彼女のプライバシーに直接触れる行為だ。
そんなことはしたくなかった。するつもりもなかった。
でも、ぼくはそうした。
何枚かのクレジットカードに紛れて、免許証は見つかった。
見覚えのある端正な顔立ち。
名前を確認すると、佐藤恵子と書かれてあった。
生年月日から彼女の年齢が19歳だとわかった。

 >オタ。彼女は、佐藤恵子。間違いない。免許証を確認した。
 >ファイルを送信してほしい。説明が聞きたい。
338('A`):04/09/08 07:04
おつ!
339('A`):04/09/08 07:08
迫ってまいりました
340('A`):04/09/08 09:40
病気もってそう
341('A`):04/09/08 10:45
今日このスレ見つけて一気に読んでしまった
面白い

本筋から外れる(?)細かな描写が多いのは気になるけど
凄く文章にひきつけられる
続き、楽しみにして待ってます
342('A`):04/09/08 10:50
喪男板なのだからイカ臭いのは当たり前だろう
70をはじめ荒らしてるのは肉便器女どもか?
343('A`):04/09/08 13:55
>>70さんお疲れさまです!
物語も佳境に入ってきましたね。
ますます目が離せなくなってきました。
数日、PCに触れなくて万が一にも
dat落ちしてないかヤキモキしてたので
見つけたときはホッとしました。
ほんとうに楽しみです。
お仕事が忙しくなるそうですが、ご自愛下さいね。
応援しています!
344('A`):04/09/08 19:29
盛り上がってまいりました。

がんばれ70。
345('A`):04/09/08 19:50
>>70
続きが・・。はやく・・。
34670 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 22:23
オタは待っていてくれた。
ぼくからの連絡に待機してたかのようなスピードでレスが返ってきた。
1通ごとにアップしてそのまま送ってくれてるんだろう。
紙芝居のように、ファイルがひとつづつ届き、ぼくの指先で開かれる。

 >いきなり戸惑うかもしれないけど
 >その免許証は偽モノ。つまり偽造。
 >嬢様は免許取得後1年以内に免停を喰らってる。
 >その後再発行された形跡はない。理由はわからない。
 >これを調べるために、やばいことをやった。内容は説明しないけど。
 >蛇の道はheavy。その手の情報をすぐに洗ってくれるやつがいるってことだけ。
 >金もかかった。請求なんて野暮なことは言わない。
 >しかしだ。スニーカをいますぐ梱包しておれに送るくらいのことをしても罰はあたらないじゃないかな。
 >ああ、それから彼女の名前だけは、ほんものだ。
 >だから確認する必要があった。彼女の免許証の名はつまりパスワードだったってわけだ。
 >19歳ってのも嘘。名前以外の情報はその後誰かが更新してるらしい。
 >黙ってて悪かった。
 >でもさ、知ってたらおまえは間違いなく彼女のバッグを調べたと思うんだ。
 >正直そうはしてほしくなかった。最初におまえが「降りる」とレスくれたとき
 >心底ほっとしたんだけどな。でもおまえはやはりやった。残念だったよ。

免許証も偽者か。驚いた。
とはいえオタのレスにあった「蛇の道はheavy」の一行を見逃すほど動揺はしてなかった。
その言い回しはいまいちだ。できれば止めたほうがいい。
34770 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 22:25
2通目。

 >まずgifファイル。
 >この日本人の男の子が手に持ってるウォータガンに注目。
 >登録商標が刻印されてるはずの場所に、例の不明な数字。
 >見てもらえばわかるけど、前回の3枚よりはかなり程度がいい。
 >一見したくらいじゃ、そうとは分からない。
 >疑ってはじめてそうだとわかるレベル。プロっぽい。

写真の男の子は日本人だった。
なぜそう断定できたかというと、頭に被った紅白のキャップは
幼稚園、小学校で、ぼくが被ってたそれと同じだったから。
リバーシブルで、運動会のとき白組でも赤組にでもなれる。
男の子のキャップは、サイズが合っていなくて、極端に大きかった。
垂れ下がったひさしが唇以外の顔の部品を隠している。
男の子はレンズを見ようとしたんじゃないかな。
そうするために、顔を上げようとした。でもシャッターのほうが僅かに早く作動したんだ。
君の弟なのかな。この子が。
5歳くらい。ひどく痩せている。
手に持った水鉄砲は大きくてアメリカ製で新品で、男の子がそれを大切にしている様がわかる。
大切なものは両手で抱くようにして持つんだ。
ちょうどこの写真の子のように。
他の誰かに持っていかれないように。
34870 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 22:27
3通目

 >エクセルファイル。
 >嬢様は偽造旅券を使ってる。
 >4年前に日本政府から発行された。ように見えるけど、実は1月前に新宿で偽造された。
 >あるいは新宿で誰かに手渡された。
 >その製作費用と必要な素材のリスト。
 >驚くほど高いな。きっとほんものそっくりなんだろうな。効果まで。
 >一度見てみたいよ。嬢様のそのパスポート。
 >それからその他こまごまと、いろんな偽者の書類。預金とそのリスト。
 >余談だけど、嬢様は過去にも何度か偽名でパスポートを作ってる。違う場所で。
 >ご丁寧にその住所も載ってる。
 >見ても仕方ないだろうけど、一応送り返した。

 >テキストエディタ。
 >これに関しては推測でしか言えない。前回のと同じだ。
 >誰かが誰かに宛てた手紙。メールのコピー。
 >おまえだって推理ドラマを見ながら、推理したことくらいあるだろう。
 >そんな程度の説得力しかないけど
 >嬢様は近いうちにインドへ旅行の予定。場所はデリー。
 >もし嬢様が1週間近く消えることがあったら、おれも名探偵の仲間入りってわけだ。
 >以上。

 >たぶんこれらは謎とかそんな複雑なことじゃなくて
 >ファイル製作者はやるべきとこを当たりまえのように自然にやったんだ。
 >覗き見してるおれたちが、よけいなことを考えすぎてしまった。
 >美人の嬢様のせいで、なにか特別のことように扱っちまった。
 >他になにかあれば送ってくれ。
 >もう、そんなに難しいことじゃないと思う。
34970 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 22:29
ぼくはときどき君が現実には存在しないんじゃないかと錯覚することがある。
君が話してくれた町も公園も絶対に訪れることのできない架空の地。
ほんとうにあるのかどうかもあやしい。
いまだってそうなのかもしれない。
ぼくは君のことは何も知らない。
名前さえ。
オタは間違いないと言ったけど、それは確認のプロセスでのことだ。
誰も君のほんとうの名を知りえない。
君はぼくのすぐ手の届くところで眠っている。
柔らかい前髪がおでこのとこでいっせいにカーブして
ちいさな背中へと流れる髪の本流へと消えてる。
それは見てとれる。
ぼくはそれに触れることができる。そうしようと思えば、いつでも。
でも君の額の中にある脳は、まったく違う夢を見てるのかもな。
それこそぼくが永遠に知ることのない、異国の地、
そこで過去に起きたいろんな出来事と悪夢。
なあ、姫様。
君が目覚めたらどこへ行こう。
今日も何も考えないで、はしゃいで飲もう。
君が望めばどこか遠くを目指してもいい。
ぼくじゃ役不足なのは承知してるけど
それでも君が喜んでるとこがみたい。
君の笑ってる顔をしっかり覚えておきたいんだよ。
35070 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 23:04
オタからのメールにすべて目をとおして
ぼくはしばらく考えてから、もういちどオタにメールした。
貼付するファイルはない。
気まぐれかただの暇つぶしか
たいして重要じゃないことのために、ぼくらは大量の文字を使う。
ぼくとお前は友人なんだと、だからいいじゃないかと、
迷惑このうえないくだらない2バイトの羅列を突然送りつける。
オタは、たいていレスをくれた。
それがどんなくだらない内容でも。
そんな仲でも、1年に数えるくらいは、おたがい真面目で相手を思いやるメールが
届いたり届けられたりした。
これもそうなのだと思う。そんなときはどうしてもメールしたくて仕方ない。

 >なあ、オタ。
 >姫様はリッチなのに、なんでおれと遊んでるんだろうな。
 >そうすることになんの意味があるんだろう。

たぶん思考力がひどく落ちこんでたんだと思う。
オタも察してくれてたのか、いちもの罵詈雑言はくっついてこなかった。
しかも素早いレス。

 >嬢様の名を使ったからって、それが彼女のものだとは限らないだろう?
 >逆におれが触ったファイルのすべてが、彼女に関係したことなのかどうかも証明できない。
 >嬢様は譲様だよ。
 >おれから見れば、まあ、美人はすべて妖精みたなものだけどさ。
 >そこにいるのに手に取ることはかなわん。
 >実在しないのといっしょだ。
 >しかしおまえから見ればまた事情も違うだろう。

似たようなものさ。ぼくもオタも。
ぼくはひとりごちた。
35170 ◆DyYEhjFjFU :04/09/08 23:16
>>343
ほかの誰かに「ご自愛ください」なんて言われるのは、
これがたぶん最初で最後か。
つい藁ってしまいました。いや、なんていうか、ありがとう。
352('A`):04/09/08 23:35
>70 ◆DyYEhjFjFU
ご自愛ください。



だから早く続きを書けよ!
353('A`):04/09/09 00:43
>>352
まあまあ、ここはゆっくり待とうぜ。プロットが出来てても文を形にするの大変なんだから。


>>327
遅レス。
>>319だが、おまいさんすごいわ。
ここまでテンション維持してきたのは本当すごい。
応援してるぜ。がんばれ
354('A`):04/09/09 01:29
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    おれ様専用しおり

 (・∀・)<今日はここまで読んだ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
355('A`):04/09/09 01:45
と、云うかだな。フィクションだとすればそれなりに感動もするだろう。
俺はだんだんヤバいものを見ているんじゃないかと思い始めた。
356('A`):04/09/09 07:15
ご慈愛ください。
話が分かれているのは携帯からなの?陳ポ凝りん
357('A`):04/09/09 23:08
雌豚はは風俗嬢ばかり
35870 ◆DyYEhjFjFU :04/09/10 00:33
昼過ぎに目覚めた。
姫様といっしょにベッドの上でまるまって
2匹の猫みたいに寄り添い、窓を通過して差しこんでくる暖かい陽射しにくるまって
いつまでもだらだら眠り続けた。
先に起きたのはぼくのほうだった。
ベッドからすべるように落ち、一回転して走ってトイレへ。それからシャワーを浴びた。
頭はすっきり爽快。バスタオルで濡れた頭をごしごししながら、姫様を揺り起こす。
そのとき頭のなかでカチっと音がした。
ぼくの脳にモードが変更されたようなあからさまな変化があって
自分でもあらがうことのできない強い衝動が、体中に沸き起こった。
ふつうの男がそうやるように、ぼくは姫様を求めた。
彼女はちょっと驚いたような顔をした。抵抗はなかった。
優しく抱きとめられた気がする。
そのあとはよく覚えてない。
姫様がバスルームに消えたあと
ぼくは彼女のために何かしてあげたいと真面目に考えはじめた。
ぼくにしかしてあげれないような特別な何か。
できればあまり大袈裟じゃないほうがいい。
彼女がそうとは気づかない程度の何か。
35970 ◆DyYEhjFjFU :04/09/10 00:34
姫様は例によってちょっとした用事のため渋谷に戻ると言い
ぼくはゆっくり食事してから、彼女の後を追った。
待ち合わせは東京駅。
あのあとぼくは彼女にこう提案した。
バスルームから出てきた彼女をつかまえ、髪を乾かすとか化粧とか
そんなことをはじめる前に、彼女にぼくの提案を聞いてもらった。
ぼくは君が昔いた公園は遠いのかと尋ねた。
つまり、弟と過ごした、君にとっては特別な意味のあるあの場所。
彼女は最初、あそこへ行くことになにか意味があるとは思えない
とかなにかそんな意味合いのことを言ったように記憶している。
でも、そのすぐあとで、ぼくの嘘のない真剣な表情を見てとると
ありがとう。と言った。
ほんとうは何度もひとりで行こうと考えた、と彼女は言った。
あそこを訪れるのが怖かった。と。
ヒロがよければ、ぜひ行きたい。
彼女は最後に、わたしをそこへ連れて行ってほしいと言った。
東京駅はひろい。
いつ来てもそう思う。
規模だけなら新宿駅のほうが上な気がするけど
東京駅はやけに広くて、大きい気がする。
遠いどこかとどこかを結ぶ、その拠点として考えてしまうからだろうか。
まあ、たしかに新宿駅で感傷的な気分になったりはしないよな。
せいぜい気をつけることだ。
そんな気分はあまりいい結果を生まないことを、ぼくは経験則から知っている。
思い起こしてみると、説明のつかない奇怪な行動や
思わず赤面しそうな言動の元凶になってる場合が多い。
そんなわけで、ぼくは早くも芽生えた感傷的な気分を頭から追い出して
姫様がやってくるのを待った。
急がないと。
あまりゆっくりしてられるほど時間が残ってなかった。
戻ってくるのは深夜になるかもしれない。
36070 ◆DyYEhjFjFU :04/09/10 00:36
お互い迷ってしまわないように
東海道新幹線改札の前と指定しておいたのがよかった。
姫様が広いタイル張りのプラットホーム連絡通路を走ってくるのを
すぐに捕まえることができたから。
ふたりでとりあえずコーヒーを飲み
それから横須賀へと向かう電車ホームを目指した。
お互いあまり口をきかなかった。
姫様はぼくに寄り添うようにして、ぼくの腕をしっかりつかんで歩いた。
ぼくらが目指すのはかの地。
過去の時の中で永遠に凍りついて、絶対に溶け出すことのない場所。
彼女が過去にごっそり失った何かが、そこに散らばっているんだろうかと
考えてみるけど、それはたぶん現実的じゃない。
彼女はただそこを訪れることを望んでる。
自分の傷ついた気持ちがそこにある何かであがなえると、
本気で信じてるわけじゃないだろう。
単純に考えよう。
彼女は弟に会いたがってる。
だからぼくも同行する。
ぼくはウーロン茶と途中来るときに買ったベーコンサンドの包みを彼女に渡して
ホームに滑りこんできた電車に飛び乗り
彼女のために窓際の席を確保した。
ぼくは彼女がよく見えるようにと、対面の席に腰掛けたけど
彼女が小声で「手を握ってて」とささやいたので、彼女の隣に座った。
客はまばらだった。
ぼくはCDウォークマンのイヤリングみたいなスピーカのRを彼女に渡した。
バッハの無伴奏チェロソナタ。
気分じゃなかったら聴かなくていい。
でもさ、こういうときは気分が落ち着く。と姫様に勧めた。
電車がゆっくりと動きはじめると彼女はぼくの手をぎゅと握った。
頭をお互いにくっつけると、頭蓋骨が振動してボーンフォンみたく聴こえないかな。
ぼくの耳にあるのはL。
聴こえてきたのは小さな風の音だった。
車内を循環する空気の流れが、ぼくと姫様の頬をすり抜ける音だった。
361('A`):04/09/10 02:08
核心まだぁ〜?
362('A`):04/09/10 04:07
女の好物チンチンしゃぶしゃぶ!しゃぶられながらしゃぶられながらしゃぶしゃぶ食べたい。
アナル舐められる。しゃぶられながらしゃぶられながら
363('A`):04/09/10 12:56
何か石田依良の小説みたいだ。
364('A`):04/09/10 18:14:26
なんかすげぇいい・・・
愛ってきっとこんな感じだ・・・
しかし彼女の謎も気になるところ・・・
がんばって続き書いてくれ70!
楽しみにしてる。
365('A`):04/09/11 04:57:16
まだディスカー
366('A`):04/09/12 03:36:51
丸一日レスがネーポン
367('A`):04/09/12 09:35:40
次ま〜だ〜?
368('A`):04/09/12 14:16:21
落ちそうなのでage
369('A`):04/09/12 17:04:02
制服着ている人を見ると
風俗嬢に思える。
〉〉70◆DyYEhjFjFUさん期待age
370('A`):04/09/13 03:12:10
風俗嬢だらけ
37170 ◆DyYEhjFjFU :04/09/13 11:56:37
仕事でしばらくの間遠くに行くことになりました。
週末そのせいでばたばたして、レスどころじゃなかったです。
次マダーのレスくれた人、楽しみだと言ってくれた人、ほんとにスミマセン
長期ではないので、戻ったらまたはじめようかと考えてます。
スレなくなってれば自立でやります。
ホントニゴメンナサイ…
372('A`):04/09/13 11:57:37
今25以下はほとんど円光やってるよ
373('A`):04/09/13 11:59:14
馬鹿な!狂ってる!世の中狂ってる!
374('A`):04/09/13 18:54:42
>>371
いってらっさい。
保守して待ってまつ。
375('A`):04/09/14 05:11:24
大丈夫。保守しとくよ。
お仕事頑張ってください。
気長に待ってます
376('A`):04/09/14 14:58:44
待ち針
377('A`):04/09/14 18:34:56
しばらくってどれくらいかな?
早く続き読みたい
378('A`):04/09/14 19:01:28
各藩の藩邸があった関係で圧倒的に男が多い社会だった江戸の町では、
女の3〜4割くらいはなんらかの風俗嬢だったらしいが。
379('A`):04/09/15 01:57:25
ちょと泣いた。
70さんがんがれ。
380('A`):04/09/15 01:58:25
安上がりな涙腺で良かったね。
381('A`):04/09/15 02:05:09
>>378
そうか、それが普通だったのか
日本の女は元々風俗嬢だったんだな
382('A`):04/09/16 01:32:56
>>378
関係無いかもだが江戸時代、
女を愛せる男は全体の1割だったと聞いた。
383('A`):04/09/16 07:24:24
で、70はまだなの?age
384('A`):04/09/16 07:45:05
70氏の連載小説面白い
385('A`):04/09/16 08:43:10
>>382
なるほど。ありそうなことだね
なんというか、人間もきっと一夫多妻が普通なんだよな
今がおかしいんだよ
386('A`):04/09/16 10:45:06
70氏は20代かな?
けっこう読書好きな方とお見受けした。
風景とか空気がセットみたいでどこかバブル時代風味だな。
リアリズムとは対極の作風。
あとキャラの幅が狭いかな。主人公とオタは設定が違うだけ
でキャラが被りぎみと思た。何より女の描写がモロに……。

でもこういうの好きな人多いし、漏れも嫌いじゃない。
せっかくがんばって書いたんだから完結させてくれ。
がんがれ。
387('A`):04/09/16 21:05:28
え?ホントの話じゃないの?
応援してます70さん
個人的にフロッピーの謎より彼女との恋の行方が気になります
388('A`):04/09/17 01:01:12
age
389('A`):04/09/17 01:14:00
>>378
ちゅか日本のみならず、割と世界的にゆるゆるやったという話。
儒教の考え方が日本に浸透して、ある種の貞操観念が生まれた感じかな。風紀上よろしくないと。
なんの事はない、元に戻りつつあるだけだ。
390('A`):04/09/18 00:24:28
70の無期限スト決行
391('A`):04/09/18 01:18:26
井上和香にちんこしゃぶられながら70の小説読んだ。












夢を見たら夢精した
392('A`):04/09/18 01:36:47
マジレスするけど、可愛い子は風俗でなくキャバとかスナックにいく。
風俗行く子は主婦とかちょっとイマイチな子だね。ただ学生時代の援助
交際に関しては可愛い子もやってるかも。
しかし、意外だったのはクラスで一番目立たない真面目な子がブルセラ
通いしてたこと。同性からみてもよくわからない部分はあるな。
393('A`):04/09/18 01:38:14
>>392
とりあえずおっぱいうpしてもらおうか
394('A`):04/09/18 01:41:43
私や私の友達は大学生時代よくテレ蔵やってましたね。援交するわけでも
なくなんとなく。彼氏ができてからやめたけど、一人暮らし始めてすぐの頃
ってさびしいんですよ。あんまりお金もないし、フリーダイヤルについかけて
しまう。そして会ってしまう。一人だと怖いから友達とかけたり。今思うと馬鹿
だなーって思うけどさ。
395('A`):04/09/18 01:43:15
アナウンサー志望の子とかはわりと体使うの平気みたいでした。
そういえばスーフリの女性幹部もアナに内定きまったってね。
396('A`):04/09/18 01:44:12
いいから乳見せろ
397('A`):04/09/18 01:50:32
矛盾してるけど、円光経験あるから、キャバ経験あるからって純粋じゃない
ともいえないんだよね。
398('A`) :04/09/18 03:14:42
姫様=水川あさみ
オタ=泉先輩
という脳内キャスティングで読んでます。


399('A`):04/09/18 07:08:09
ちんこってどんな味がするのですか?まんことおなじですか?どうしてもしりたいです。
教えてクンニ〜
400('A`):04/09/18 13:53:12
70は照れなく書けるから小説風にしてるらしいが
その割りにキザすぎる文体だね。
401('A`):04/09/18 14:50:18
>>392
マジレスするけど、キャバもスナックも援助交際もブルセラも
「風俗」でひとくくりにできるよ。本人たちは風俗とは違うと
主張するだろうけど、男から見たらみんな風俗
402('A`):04/09/18 20:46:56
>>400
むしろ照れがあるからキザな小説風にするんじゃないか?

って、そんなこたどうでもいいから早く続きを書きやがれ>70
403('A`):04/09/19 00:04:04
小説では誰でも池面にもなれるし、喪男にもなれる。
なんでもできるからこそ小説。

で、おまけに面白く書けたらもうけって世界。




とまあ何はともあれ楽しみに待ってるんだよ。70
404('A`):04/09/19 04:56:31
保守しときま
405('A`):04/09/19 21:13:09
>>397
余りにレアケースだから考慮に入れなくていい気がする。
406('A`):04/09/21 01:51:55
ほしゅ
407('A`):04/09/21 11:45:59
男はみんな風俗経験者に見える
408豚ケンジ:04/09/21 12:22:16
オキニ嬢が近所に住んでるとは聞いてたんだけど
駅の出口のコンビニで立ち読みしてたら昨日ばったり会った。
生理休暇らしく「ヒマなんだ〜」って言ってた。
外で会うとけっこう地味めの服で、30歳ぐらいに見えてちょっと凹んだ。
「ちょっとそこらのトイレで口でして」と冗談で言ったら
「ははは、いいよ」って言われた。
さすがに携帯アドレスだけ聞いてヒマだったら夜飲みに逝かない?って誘われたけど
金ないし近所は知り合い多いんで丁重にお断りした。
409 ('A`) :04/09/21 12:29:57
親、友達に内緒で風俗してるオキニによると
だれも関心ないようで嘘がばれないそうです。みんな
おかしいと思わないのかな?
410('A`):04/09/21 13:10:49
まさかウチの子がってやつだろ
411('A`):04/09/21 13:14:00
女なんてみんな風俗嬢だろ?
412('A`):04/09/21 13:19:29
>>411
お前のかぁちゃんにはいつも世話になってるよ。
よろしくお伝え下さい。
413('A`):04/09/21 13:33:29
>>412
生活費ありがとう
414豚ケンジ:04/09/21 13:33:36
稲沢の母ちゃんが金津園で働いてるのはマジな話し
415('A`):04/09/21 14:01:45
ヘルスとか簡単に何十万も稼げるわけジャン?
昔みたいに世間体が問題ならともかく、今時ヘルスで働いたから
って、ばれたら開きなおりゃ済むわけで真面目に仕事するわけないよな
俺が女だったらそこそこの容姿なら絶対風俗勤めするし
だから25歳以下で見れる女のほとんどは風俗勤め経験者だと思います
30歳以上の女は、若い時代にはまだ世間が風俗勤めを許さなかった
だろうから、経験者の割合は少ないだろう

25歳未満のブスじゃない女の8割はソープ、ヘルス、
イメクラ、ピンサロ、AV、キャバクラ、円光、のどれかを
経験済み。間違いない

おれの唯一のイケメン友達も似た様なこと言ってた。
けっこう真面目ないい大学行ってる女の子達も大抵は一度くらい円光や
風俗バイトしてるらしいな。街行くそこそこかわいい女の子はみんな
売春婦だよ。悲しい国になったな日本は・・・・・・・・・・・

エロビデオ屋行ってみろよ
数えきれんくらいのかわいい子が、
バイブ突っ込まれて顔射されてるじゃないか
黒髪の清純そうな子ですら
ピンサロ行ったら素人アイドル級のかわいい子一杯いるじゃないか。

半径100メートルに1人の割合だな。
3人に一人が風俗経験者なんでしょ?
女は俗な存在だからみんなそうなんだろ

だってエロ本・AVだけ見たって数え切れない人数だろ?
さらに風俗・円光含めたら、日本全国で何人になるんだ?
数十万人いるんじゃないか?
416('A`):04/09/21 14:04:42
なわけねぇだろ・・・
いくらヤリマンだって薄汚い親父のチンポしゃぶれねぇよ。
417('A`):04/09/21 14:07:18
>>416
円光とかだったら相手見てできるだろ
418('A`):04/09/21 16:20:27
嫌な世の中だ・・・
419('A`):04/09/21 19:45:06
チンパク最高
420('A`):04/09/21 21:42:15
つーか可愛い子は、そこまで
安売りしなくても、普通に生活して
うまい汁が吸える。
421豚ケンジ:04/09/22 00:57:17
俺の知ってる子は綺麗だけど金持ちとの婚約ブチって風俗で働いてる。
女の子だって人間。
ラクして生きるために我慢するのにも限度がある。
風俗で自由にのほほん気楽に暮らしたんだと。
年齢的にもう金持ちの独身を捕まえるのは難しくなってきたけど
それで別に後悔してないんだって。
好きな客を徹底的に愛して馴染みにし、
そこそこの客は食い物にし、
キモい客はお引取り願う
そんな自由な生活はやめられないんだって。
ちなみに俺は食い物にされてる。骨までしゃぶられ中。
422('A`):04/09/22 01:54:21
やっぱり女はみんな売春婦なんだよ。
はぁぁぁ、夢が無い世の中だなぁ。
423豚ケンジ:04/09/22 17:40:38
風俗しない女なんていないね
どいつもこいつもしゃぶしゃぶしゃぶっているよ!
珍子がなきゃ生きられないってなおちゃんも言っていたよ
424('A`):04/09/22 19:24:29
早く帰ってきてくれ70!!
425('A`):04/09/22 19:33:14
みんな尻軽になったから
(多神教と比べれば)厳格なキリスト教やイスラム教が出てきた訳で。
お陰でイスラム社会じゃ、結婚できないとイケメンでも童貞のまんまです。
女に禁欲を強いる一方で男も禁欲を強いられた次第。
一夫多妻も、当時としてはレイープを防ぐ為の一種、フェミニズム的措置なんですな。
今じゃ外国ではハメ外すムスリム野郎が相当居るけど
426('A`):04/09/22 21:29:06
スレタイに沿った流れになってきたな。
427豚ケンジ:04/09/22 23:13:43
ブランドバッグばっか持ってる女はだいたい風俗経験者。
ふつうに考えてみ?
家賃払ってメイク関係のもんとかシャンプーとか買って
そんで美容院とか月1ぐらいで行って飲み会いって
そんな金余るわけないじゃん
昼日中によく綺麗な若い女が街を闊歩してるけど
10人中9人は風俗嬢だよ
今は不況で風俗も人余り時代だねー
すんげー可愛い子が増えた
むかしは風俗嬢でもキスはダメだったが
今キスも生本番もNGな風俗嬢なんか1日5000円ぐらいしか稼げないぞ
428('A`):04/09/23 10:02:19
詳しいね
働いたことあるの?
429('A`):04/09/23 10:04:56
風俗嬢ばっかりじゃないと思う。
パパがいる子とかいると思う。
まぁどちらにしても反吐が出るね。
そんなマンコ舐めたくない。
430('A`):04/09/23 10:05:54
漏れは女がみんな出会い系のサクラに見える
431('A`):04/09/23 10:37:57
フーゾク通いまくれば、おあいこ。

まずはフーゾク行こうぜ!
同じ土台に立たなきゃ引け目を感じるばかりだぜ!
432('A`):04/09/23 11:04:33
風俗嬢と風俗通いの客が同じ土台に立ってるとは氏らなんだ
433('A`):04/09/23 11:08:18
汚れ加減で同じ土台だろ
434('A`):04/09/23 11:10:41
>>431
本当に同じ土台かどうかは分からんが、
フーゾクで働いてる女とでも平気でつき合えるようにはなるぞ。
435('A`):04/09/23 11:11:55
フーゾク通って、自信つけて彼女つくったなんて奴、ほんとにいるのか?
436('A`):04/09/23 11:28:04
>>435
それは知らんが、変に女に幻想抱いたり、かしこまっちゃったりすんのは無くなったな。
なんつーか、そこそこ自然体で接する事が出来るようになった。

関係ないけど、
普通の女は、一緒に飯喰ってる時、チンゲとか言い出すし、普通に話しててもやらすぃ〜とかも言ったりするし、
大人しい女は、会社来て仕事せずにエロ小説投稿サイトに投稿する文章を一日書いてたりする。
437('A`):04/09/23 11:40:48
いやそれ普通じゃないし・・・
438('A`):04/09/23 16:58:00
ある程度可愛い女は絶対、売春、風俗嬢はやってる。もう日本の女なんか信用するな
439('A`):04/09/23 16:59:12
>>438
おいおい、そこまで失望せんでも・・・・
440('A`):04/09/23 17:21:41
>>436
どんなDQN会社なんだそれは。
つうかエロ投稿女クビにしれ
441('A`):04/09/23 18:41:01
風俗で遊ぶかAV観るかぐらいでしか女との接点がないから、
パンピー女がどれだけヤリマンだろうか、俺の知ったことではない。
442('A`):04/09/23 19:04:02
その辺の普通の女がみんな風俗、エンコウ、AV経験者だとしたら、
時間と金をかけて素人女のご機嫌取るのなんて無意味でしょ
風俗嬢で金だけ払ったほうが安上がりだわ
443('A`):04/09/23 19:28:42
童貞は想像力豊かだ
その気持ち忘れるんじゃないぞ
444('A`):04/09/23 19:34:19
女がみんな売春婦に見える。
445 ('A`) :04/09/23 20:06:13
女はみんな売春婦です
446('A`):04/09/23 23:44:58
女はみんな援交経験あり
447('A`):04/09/24 01:56:18
age
448('A`):04/09/24 02:16:08
エロアニメやエロゲの女の子達はプレイするたびに処女だよ
449('A`):04/09/24 02:17:58
うむ、まさしく永遠の処女である。
450('A`):04/09/24 16:25:25
しかし最近では非処女のヒロインとかも出てきている
例えば下級生2とか
例えば下級生2とか
451('A`):04/09/24 21:58:04
どうせなら風俗も歓楽街も知らずに育った田舎の純朴娘に惚れたい。
452('A`):04/09/24 22:00:52
>>451
で、自分の好みに仕込むんですな。 (*´Д`)ハァハァ
453('A`):04/09/24 22:27:41
>>451
田舎娘は周りに娯楽がないから比較的初体験が早い。
ヤリまくってるぞ。
454('A`):04/09/25 00:36:35
>>453
それを聞いて、禿しく鬱な訳だが・・・_| ̄|○
455('A`):04/09/25 09:15:17
田舎の大学は異様に同棲率高いしな。
456('A`):04/09/25 11:38:25
家賃も安いし部屋も広いからね。
賃金が安いのを差し引いても、住宅環境は東京より良い。
457('A`):04/09/25 15:34:01
>>453
そんな田舎に住んでいながら喪な俺はどうしたらいいんだ
458('A`):04/09/25 16:51:57
喪男は場所を選ばんだろ。どこにいたってもてねえのはもてねえ。
おれだって田舎から東京出てきたが田舎時代も東京来てからもずっと一人だ。
459('A`):04/09/25 20:10:55
売春婦と付き合うなんて己の価値を著しくおとすだけ
460 ◆tr.t4dJfuU :04/09/25 20:11:56
a
461豚ケンジ:04/09/25 23:10:33
俺の近所のワンルームマンションに住んでる二十歳ぐらいの女
夕方に出かけるところをよく目撃するんだけど
いっつも大通りまで出てすぐタクシーを拾う
あれは確実に風俗嬢だ
462('A`):04/09/25 23:16:09
風俗経験あったらそんな嫌か?
病気持ちじゃ無ければいいと思うが…

と、風俗譲と付き合った事ある俺様は思うのさ。
463('A`):04/09/25 23:24:21
あんた板違いだから
氏ね
464('A`):04/09/25 23:42:19
かぁいいほど処女喪失が早くてヤマリン
465('A`):04/09/26 01:19:20
風俗、AV、乱交、援交、不倫が当たり前の時代です
女なんて気にかけるだけ時間の無駄である
466('A`):04/09/26 20:55:26
siennage
467('A`):04/09/26 21:17:18
>>466
ん?ナニ?
468('A`):04/09/26 21:21:06
だからみんな二次元にいくのか
469('A`):04/09/27 14:24:28
みんな行ってるわけじゃないだろ
470('A`):04/09/27 19:59:55
わけわかめ
471('A`):04/09/28 10:30:22
女は皆円校経験あり
472('A`):04/09/28 10:32:24
それでも、
風俗経験男>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>風俗経験女
だよ・・・・・・・・・・・

473('A`):04/09/28 10:32:49
俺の彼女は処女だから、セックスさせてくれない。
474('A`):04/09/28 14:31:41
>>473
おまい、なんでこの板にいるの?
女いる香具師は(・∀・)カエレ
475('A`):04/09/28 14:40:05
俺の脳内彼女は処女だけどセックスしまくり
476('A`):04/09/28 16:04:22
70まだかなぁ。
477('A`):04/09/28 17:35:53


478('A`):04/09/28 17:56:04
70はもう帰ってこないんじゃ・・・?
新しくスレ立てたほうがいいよ
479('A`):04/09/28 18:43:53
ちょっと風呂敷を広げすぎちゃった感じがします。
面白かったので頑張って欲しいんだけどな。
480('A`):04/09/28 18:52:48
70!!!!!!!
481('A`):04/09/28 19:05:54
誰か続きかけよ
482('A`):04/09/28 20:11:38
>481
おまいが書け、人に頼るなバカ
483('A`):04/09/28 21:17:47
>>371を良く嫁。
まだ2週間しか経ってないだろうが。
484('A`):04/09/28 22:41:11
まとめてくれんか
485('A`):04/09/28 23:28:52
だな。誰かまとめサイト作ってくれ。
486('A`):04/09/28 23:36:21
>>502がまとめサイト作ることにした!
487('A`):04/09/28 23:57:04
ガ板に紹介されるとロクな事ないな
488('A`):04/09/29 01:56:39
みんな待ってたんだね。
70タソ、お仕事がんがれー!
マターリ待ってるよ。
489('A`):04/09/29 05:34:21
70タソ、音楽の趣味が俺と合いまくり。
マターリ待って間つ
490('A`):04/09/29 09:53:12
揚げ
491('A`):04/09/29 15:58:28
干す
492('A`):04/09/29 17:15:29
早くネタの続き考えろよ
493('A`):04/09/29 20:08:32
今日、初めて見つけた。
出遅れたけど、>>70の話面白い。

俺も早く続きが読みたいから、早く帰ってきてくれー!
494('A`):04/09/30 00:19:20
期待age
495('A`):04/09/30 01:05:37
いままで読んだどの物語系レスよりおもしろい
期待して待ってます
496('A`):04/09/30 03:48:22
こんな面白い話が読めたのも(自分が)喪だったからなんだよな・・・
(喪だから面白いと感じたのだろうか?)
497豚ケンジ:04/09/30 09:54:05
陳子から異臭がします。病気かな?遊び過ぎたかな。
ちなみに俺の妹は堀之内でソプやってます。
498('A`):04/09/30 16:19:49
某スレからやってきましたよ
一気に70さんのレスを抽出して読み切ってしまいましたw
小説とかそういった類が駄目な人間なんですけどね
とてもスラスラ読めました

うーむ、続きが楽しみです
ちょくちょくチェックしてますので
70さん、マターリ継続お願いします
499('A`):04/09/30 16:31:09
てか何処かで紹介されたのか?
500('A`):04/09/30 16:40:29
>>499
ガイドラインね。
>>498
わざわざ某スレとか言うな。ルールを守れ、ルールを。
501('A`):04/09/30 17:08:04
70はネタに行き詰ったのか?
502('A`):04/09/30 17:50:48
>>500
rule?
503('A`):04/09/30 17:51:48
しかもガイドラインちゃうし
504('A`):04/09/30 18:44:37
ガ板からの訪問者ども、記念カキコは禁止のはずだが?
505('A`):04/09/30 19:27:32
だからガ板じゃないっつうの
506('A`):04/09/30 20:34:16
どこなんだよ?
507('A`):04/09/30 21:01:13
自己板
508('A`)ノシ:04/09/30 21:48:56
>505

ガ板の某スレでも晒されてたど。確認してきた。
自己板の方はシラネ。
509('A`):04/09/30 22:35:37
ガ板とこの板は住人がほぼ一致してる
510('A`):04/09/30 23:35:23
他スレから来ました。おもしろいと思いました。
【12月24日】
>70 クリスマスイブにデートの娘を買ったことがある。
>90 渋谷駅で別れる瞬間、「アドレス交換しよ」と強引にケータイを
>91 デートクラブのお姫様に魅了された哀しい喪男の物語だ。これは。

【12月31日】
>93 営業メールが早速やってきた。意地の悪いレスで応戦してみた。

【1月1日】
>135 昼過ぎにケータイが鳴った。引いてしまった。ほんとに来ると書いてある。

【1月2日】
>136 待ち合わせ場所は人で溢れてた。「出よう。ここ空気悪いし」
>145 まるきゅうで服を、原宿に移動してスニーカーを見てまわった。それからスタンドカフェへ
>146「すぐ帰っちゃう?」「ねえ、ホテルいこ」と彼女。制服でも平気なホテルは目黒にあった。
>147 深夜に目が覚めた。彼女のバッグがひっくり返っていることに気づく。一枚のフロッピィが指先に触れた。
>170 明け方近くに目覚めて、彼女を叩き起こした。突然、彼女を傷つけてやりたい衝動に駆られた。
【1月3日】
>171 ホテルを出た。目黒駅まで長い距離を歩きながら「今夜もお姫様を買いたい」と言ってみた。
>172 彼女からメール。「今日も誘ってくれて嬉しかった」。都内のミドルクラスのホテルに電話する。
>174 オタがメールしてきた。内容は重く、あっさりとしたものだった。「アンフェタミン。意味わかるかい?」
>175 1時間もしないでオタからメール。「エクセルに載ってるのはストリートドラッグのリスト」
>179 3通目が送られてきた。「その手の女はやめとけ。悲しいならいっしょに飯食ってやるから」
>180 間もなく彼女がやってきた。話がある。「あと3日、ずっと君といっしょにいたい」
>181 彼女の視線が宙を泳ぐ。「うん。いいよ。このホテルなら最高。ヒロともいっしょにいれるし」
>222 ==== Intermission ====  ごめん。しばらくアク禁くらってて書き込めなかった
>227 ==== Intermission ====  誰も信じないだろうけど、これは体験談です。
>232 ==== Intermission ====  大げさにも「筆力」なんて書いてしまった。後悔。
>228 イタ飯に向かう途中、母から電話があった。彼女が「いいよね。お母さん優しくてさ」と言った。
>229 当然かもしれないけれど、ぼくは彼女の家庭とか暮らしてる環境を知らない。
>231 店は意外にも人が多かった。予約しといて正解だった。
>234 彼女が閉じていた目を開いて「どうしたの?」と小声で言う。「綺麗だな。と思ってさ」
>235 彼女は次はわたしが案内すると言い、...、注文して10分もしないで寝息を立て始めた。
>236 店を出ても起きる気配がなく、...、さっきいた店の子が「渡して上げてください」とフロッピィを
>244 画像ファイルをダウンロードしてオタにメール。それにしても一体なんだろう?

【1月4日早朝】
>245 何が起こったのかさっぱりわからなかった。これって夢遊病ってやつ?。それから彼女は泣き出した。
>246 その時の彼女は何かを深く思いつめてるようだった。「弟は殺されたの。おじいちゃんと、おばあちゃんに」
>247「ヒロっていうんだよ。弟。ヒロと同じ名前…」ふたりでコーヒーを飲みながら、お互いの身の上話をした。
>248 ==== Intermission ====  2ちゃんで丁寧なレスもらうと、すごい違和感がw
>260 ケータイが振るえた。メールと分かった。弟からだよ、と口にして、しまったと後悔した。
>261 畳まれた衣類に気づくと、駆け出してきて、ぼくにジャンプした。「なんかうれしかったよ。ヒロ」
>262 どうしたのか、後でぼくの家についてくると言い出した。最寄駅で待ち合わせることになった。
>263 彼女が出発してすぐにオタからメールがあった。「嬢様の画像を希望します」
>264 頭がいたい。すぐにレスを返す。そうだ。ぼくにはオタが飛びつくワイルドカードがあったんだ。
>270 ==== Intermission ====  今夜中に、もう一回アップできそうです。
【1月4日昼】
>273 最寄駅の改札を出ると、彼女はもう来ていて、...、心底驚いてしまった。近づき難いお嬢様が目の前にいた。
>274 これは推測だけど、彼女がお守りとして後生大事に持ち歩いてるクマのぬいぐるみはきっと
>275 母は、彼女をみつめたきりしばらく動かなかった。彼女にはアドリブのセンスもあって、セントポーリアの鉢植えを...
>278 ==== Intermission ====  おかしな表現、誤字脱字は仕方ないと諦めてください(笑
>283 渋谷駅に向かう山手線、姫様はぼくにもたれてご就寝。ケータイが震えた。オタからだった。
>284 渋谷駅に到着してハンズ近くのアーケード。タクを拾い昨夜の店へ。それから突然「カラオケ」に行こうと
>285 ==== Intermission ====  すんません。今夜はもう寝ます。

【1月4日夜】
>291「カナさ。カラオケ一緒に行かない?」会話の途中、カナがフロッピィを渡すのをぼくは見逃さなかった。
>292 困ったことになった。知ってる曲なんてない。一曲だけでもってことでイーグルスを。入力した途端、緊張に襲われる。
>293「イーグルスわたしも好きですよ」三人はゆっくり盛り上がっていった。
>300 姫様に揺り起こされた。「カナはもう帰った。午前中はダンスの練習なんだって」ああ、そうかなるほど。
>301「ぼくの家で何をみたんだ?セントポーリア。あの嘘はぼくも驚いた」「さあ、なぜでしょうねぇ」

【1月5日早朝】
>302 ホテルに戻る、彼女のバッグから白い封筒を引っぱり出した。中身はやはりフロッピィだった。
>303 ==== Intermission ====  今夜のアップはこれが最後です。おやすみなさい。
>310 ぼくはときどき、現実と夢の境界ラインの外にある何かを探ってみようとすることがある。
>311 ==== Intermission ====  1ブロックだけです。続きはまた今夜。
>315 バスルームのドアが開いて姫様がでてきた。眺めてる時間が長くなればなるほど、姫様に触れなくなるような気がした。
>316 お願いだから着替えないで欲しいと、ぼくは懇願した。見ていたいんだよ姫様。ずっと見ていたかったんだよ。
>317 姫様は子供の頃の話をしてくれた。突然消えてしまった父親のこと。それから1年もしないで自殺した母親のこと。
>318 ==== Intermission ====  大量アップ。を目指していたんですが友人の誘いに負けて遊びに。。。
>327 ==== Intermission ====  昨夜は仕事で明け方まで会社に。そんなわけでまだできてません。
>335 彼女は何か話しをしてほしいと言った。しばらく考えたあとで、ぼくは夢の話を持ち出した。
>336「わたしも怖い夢みるよ」と彼女は言った。「わたしは死んじゃうの。夢の中で。自殺しちゃうの」
【1月5日朝】
>337 メールを確認すると、数時間前に送付したファイルの解説がもう届いてた。「まず免許証を調べることをすすめる」
>346 1通目「いきなり戸惑うかもしれないけどその免許証は偽造。19歳ってのも嘘」
>347 2通目「まずgifファイル」君の弟なのかな。この子が。5歳くらい。ひどく痩せている。
>348 3通目「嬢様は偽造旅券を使ってる」
>349 ぼくはときどき君が現実には存在しないんじゃないかと錯覚することがある。
>350 ぼくはしばらく考えてから、もういちどオタにメールした。「なあ、姫様はなんでおれと遊んでるんだろうな」
>351 ==== Intermission ====  「ご自愛ください」なんて言われるのは、これがたぶん最初で最後か。

【1月5日午後】
>358 昼過ぎに目覚めた。ぼくは彼女のために何かしてあげたいと真面目に考えはじめた。
>359 ぼくは彼女に、君が弟と過ごした公園へ行こうと提案した。待ち合わせは東京駅。
>360 ふたりでとりあえずコーヒーを飲み、それから横須賀へと向かう電車ホームを目指した。
>371 ==== Intermission ====  仕事でしばらくの間...長期ではないので、戻ったらまたはじめようかと





515計数屋:04/10/01 00:04:48
まとめ職人で御座います。御愛顧を願っておきます。
良スレで御座いますれば、途中では御座いますが、
ここまでを勝手にまとめさせていただきました。
なお、文字数節約の為、敢えて>>は使って居りませんで、
専用のブラウザで御覧頂ければと存じます。

70 ◆DyYEhjFjFU さんの御話は、良かった頃の
村上龍みたいで、実に宜しいですナ。
70 ◆DyYEhjFjFU さん、御好きでしょ?。
龍とか春樹とか。
516('A`):04/10/01 00:32:35
>>515


ちっちゃめメガネッ娘と強気なお姉さんタイプどっちか紹介してやる。
517('A`):04/10/01 00:48:25
>>515
あ〜、わかる。
昔の村上春樹を思い出す文章だよね。
518('A`):04/10/01 05:13:47
文章書ける人間ってかっこいい(・∀・)
きっとモテルよ
オタ、愛してるよって部分と
見える世界は半径2メートルの部分が印象に残った

おいらも村上何とかって人の本読んでみようかなあ
519('A`):04/10/01 06:02:52
姫の渋谷駅での行動が謎を解く鍵なんですね
520('A`):04/10/01 13:09:43
まとめる必要をさっぱり感じないんだけど
521計数屋:04/10/01 14:17:02
>>520
じゃあまとめない
522('A`):04/10/01 15:16:26
えぇーまとめてYO
523('A`):04/10/01 15:58:59
たしか>>502がまとめサイト作るんじゃなかったけ?
524('A`):04/10/01 16:19:40
70が来る前にこのスレ、本題で埋めようぜ
525('A`):04/10/01 16:23:29
よしみんなで埋めるか
526('A`):04/10/01 16:58:16
>>521
専用ブラウザの俺には助かります
527('A`):04/10/01 18:12:41
>>526
専ブラの俺って・・・IE使ってる奴の方が少ねぇっての。
528('A`):04/10/01 18:16:08
>>527
え、そうなん?
しらんかったよ
529('A`):04/10/01 18:34:07
いい加減IEで来る香具師は屑
ねらーに見られたくないだの言い訳付けんな、と
530('A`):04/10/01 18:47:04
てか、専ブラがあるからつい見ちゃうんだよなぁ
他にやることあるだろ、俺・・・・・

この便利よさは (・A・)イクナイ!!
でも削除できない・・・・
531('A`):04/10/01 19:28:52
ナローバンドなんかはIEの人多そう
532('A`):04/10/01 19:54:35
>>531
俺ダイヤルアップだ…
533('A`):04/10/01 19:57:08
ナローバンドの人でも、っーか寧ろ専ブラ推奨
534('A`):04/10/01 19:58:46
因みに漏れのお奨めの専ブラは「live2ch」
汎用的で軽くて使い勝手が良い
535('A`):04/10/01 20:17:34
>>534
lite2chつかってる
536('A`):04/10/01 20:38:38
>いい加減IEで来る香具師は屑
とか言っているお前が屑
53770 ◆DyYEhjFjFU :04/10/01 20:55:43
ただいま
538('A`):04/10/01 20:56:46
を、ついにご帰還か!
53970 ◆DyYEhjFjFU :04/10/01 21:06:24
間違いなく忘れ去られてるだろうな。
と思ってたのでひっそりアップしとこうと考えてましたが。
レスがしっかりついてたのを読んで正直驚いてます。
驚くのと同時になんだか嬉しい気分でした。
わざわざ保守してくれた人もいたようで…ありがとう。
続きをはじめたいと思います。
その前にレスにくっついてた質問とかちょっと気になったことを先に。

このスレを最初に立てた1はまだいるのでしょうか?
途中からひっそりいい加減にてきとうに書き始めた頃は
まさかこんなにレスがつくようになるとは、ぼくだって想像してなかったので
実はちょっと気にしてたりします。
風俗嬢について2ちゃんらしい世間話を毎晩アップしたり読んだりすることを
楽しみにしてる人だっていると思うからです。
じゃあスレッドを自立したほうがいいかというと、ぼく自身そうは考えてはいません。
つまり、いままでのとおり風俗嬢について書き込む人がいて
そのあいだに埋没するみたいに、ぼくのくだらない文章の塊が挟まる。
ってふうにしたいのです。いままでと変わらないように。
理由は
ひとつには、スレを自立するような大袈裟なものじゃないってことと
ぼく自身このスレタイがとても気に入ってるからです。
70ウザイ!って人もいると思いますけど
できればこのまま続けたいのです。

ぼくを読書家だとか、そんなふうに考えてくれっちゃったりした人達。残念でした。
ぼくは普段、小説とか文学なんてものからはほど遠い人間です。
村上龍も春樹も読んだことありません。
ぼくが書いてアップし続けてる文章は、およそ小説なんて呼べるものじゃないです。
時間軸に沿って話を、ただ「説明」しているだけだからです。
もちろんここには主人公の視点となるべきテーマもありません。
夜、就寝する前の、「すべての喪のためのデタラメな子守歌」と受けとめていただけると助かります。w
お互い喪同士。脛の傷の痛みは分かってますってば。

これから書きます。
が、残務あり。アップの時間は約束できそうにありません。
540('A`):04/10/01 21:17:26
>>539
自分のペースで頑張ってくれ
541('A`):04/10/01 22:26:28
>>539
まじで自信なくすわ('A`)
俺も物書きのはしくれで毎日うんうんうなって
やっとこさ面白くない文書いてるのに…
本とか読んだりして最近どうにか書けるレベルまでいったのになぁ。

やっぱりすごい奴は最初からすごい。
おまいさんは本当すごい。
頑張れ。本当応援してるぜ。
542('A`):04/10/01 22:53:21
70キター
ダイハード観ながらマターリ待ってます
543('A`):04/10/02 00:06:17
気長に待ってるよ〜。
オマイは文才あると思うよ。
ウラヤマ。
544('A`):04/10/02 00:56:02
続きが気になってますよ(。´Д⊂)゚。
545('A`):04/10/02 00:59:57
70おかえりー

思うに70は相当頭のいい人だね
素人の書く文章じゃないよ
いや、本当羨ましいし尊敬する

これからもマターリ楽しませてもらいますお
546('A`):04/10/02 01:16:46
>>545
お前もホントはあたまいいだろ
547('A`):04/10/02 01:52:12
いよいよリアルタイムで出会える時が来たかヽ('A`)ノ
24よりも楽しみ〜
54870 ◆DyYEhjFjFU :04/10/02 01:53:50
横浜を過ぎたあたりから電車は闇の中へ。
小さく区切られた田んぼに突き刺さった地方企業の看板やガソリンスタンドのオレンジ色のライトが
窓ガラスに反射した彼女の顔に重なって、視界の隅へと流れて消えてゆく。
まばらに見える民家の灯りはどこか淋しくて
たぶん彼女も同じように感じてたんじゃないかな。
ぼくの手を握る細くて長い指が
彼女の気分にリンクして弱く開かれたり強く閉じられたりした。
寒くないかと訊くと、彼女は平気と答えてから
バッグをごそごそかき回し、それからピンクのクマをひっぱり出して窓ガラスに立てかけた。
クマにも外が見えるように、頭のジンジャエルのキャップを少しひねって自立するように置いた。
クマは足が短くて、胴体が異様に長い。
そのバランスの悪さが愛らしくもあって見ていると切なくなってきた。
ずっと昔、このクマはこの風景を見たことがあると彼女は言った。
ただ風景の流れは今とは逆で、東京駅へむかう電車だった。
そのとき、クマのご主人様はもうこの世界にはいなかったんだと言った。
ぼくはヘッドフォンのLを外して彼女にかけてやり、ボリュームを少し大きくした。
悲しい気分とかつらい気分を、音楽は押し流す力がある。
即効性はないかもしれないけど音楽には傷を癒す力がある。
ぼくはそう信じて疑わないタイプだ。
「ウ ル サ ク ナ イ カ ナ?」
口パクと身振りで彼女に聞いてみた。
たぶんボリュームサイズからぼくの声は聞こえない。
彼女はすぐに理解して「ヘ イ キ」と答えてくれた。
ぼくの耳から音楽がなくなって、電車の規則正しい振動音だけになった。
乗客の話し声もしない。
電車は横須賀を目指していて、それはそんなに遠い場所ではないのに
ぼくには長い時間に感じられた。
それは彼女の痛みがぼくに伝染したせいだった。
彼女のぼくの手を握るその爪が白くなっているせいだった。
54970 ◆DyYEhjFjFU :04/10/02 01:56:25
横須賀駅に到着すると
ぼくはキオスクの自販機に走った。
ミネラルウォータとコーラを買い
コーラのキャップを外してミネラルウォータで洗い
残りをボトルごとゴミ箱に捨てた。
クマの新しい帽子だ。
姫様の口元にかすかに笑みが戻ってきて
そいつが消えてしまわないうちに、タクを捕まえた。
話では車で5分くらいの距離らしいから、一気にあの場所を目指そうと考えた。
タクの運転手は陽気な中年で
駅前の美味いラーメン屋とか安く飲める居酒屋の話をひたすら喋り続けてくれた。
願ってもないことだった。
余計なことを考えなくて済む。
ぼくは帰りにそこへ寄っていこうと彼女に言い、運転手の喋りにいちいち相槌をうち
たいして面白くもない冗談に声を出して笑った。
運転手がほんとうにここでいいのか?と言った場所は確かに公園だったけど
想像していた雰囲気とは随分違っていた。
そこは公園ではなくて神社だった。
まわりの空き地を盛り土で円形に持ち上げた感じの神社には
滑り台とブランコと模型のような背の低い木が数本あるだけだった。
鳥居は朽ちて色がほぼなくなっていたし、ひどいことに傾いていつ倒れてもおかしくない状態。
滑り台に砂場はなく、ブランコにはブランコが下がってなかった。
「ここでいいのかな?」
と訊いた。
彼女はこくりと頷いた。
ぼくは彼女に手を引かれて歩いた。
足下は暗くて木ぎれとかプラスチックのゴミが散乱しているようで
ここが人の記憶から置き去りにされている場所なんだとわかった。
明かりも音もなかった。
澄んだ空気のせいで星と月がやけにくっきりと見える。
はき出した息が白い雲のように月に重なって、姫様は流れる影。
ずっとずっと長いこと、彼女は渋谷の夜の闇の中で出口を失って苦しんでた。
だからここにある暗がりなんてちっとも怖がってない。
彼女の気配まで闇に溶けこんでしまったとき、ぼくはなぜかちょっと安心した気分になった。
上手くいえないけど、彼女がここへ戻ってきたことを後悔してるようには思えなかったからかもしれない。
彼女が溶けこんだ暗がりを、ぼくも怖いとは感じなかったからかもしれない。
550('A`):04/10/02 01:56:59
きたよ。乙カレ!>70
55170 ◆DyYEhjFjFU :04/10/02 01:58:14
苔に覆われてしまった水道の蛇口。
風が砂をどこかへ持ち去ったあとに残った砂場だった場所の窪み。
首のなくなった狛犬。
高さの半分から下のすべての樹皮を失った樹。
そのぜんぶに思い出があると彼女は言った。
缶蹴りをやるときの陣地があの樹の生えてる場所で、
子供達がつかまって回転するものだから、あの樹は樹皮を失ってしまった。
でも、こうやってまだ生きてるんだと、春にはしっかり芽吹くための準備をしているんだと
感心したように言った。
あの夏。
彼女の弟もここで鬼ごっこやら、缶蹴りをやって走りまわったんだろうな。
彼女だってきっと同じことをやったんだ。
ぼくらはお互いの距離を狭めるでも拡げるでもなく
闇の中で等間隔を守りながら狭い境内を彷徨った。
やしろの崩壊もひどいものだった。
子供達の遊び場所としての機能もとっくに失われていて
いまでは幽霊の噂を提供するくらいしか使い道がなさそうに見えた。
歩くと不気味な音を立てる床板に気をとられていたけど
何かのはずみで見上げた天井はちょっとした驚きだった。
見事に彩色された古い絵の数々。
そのほとんどは間仕切りの格子だけ残して滅茶滅茶に破壊されている。
でも、それが新ピカだった頃の派手さは容易に想像できた。
欠落した部分は、目を閉じた彼女の唇が魔法のように正確に復元してくれた。
黒い牛。
神官と黒い袈裟のたくさんの僧侶。
たくさんの雲。
荒れる海面。
龍。
そして太陽。
彼女は太陽が描かれた天井板の一枚を指さして、はあっと白い息を吐き出した。
あの太陽。
朱に塗られた一枚の板。
ぼくは彼女の顔を見た。頬につたって流れるきらきら光る水滴を見た。
きっと何かを思い出したんだろう。
あの板には何かがあるんだろう。
ぼくはあちこちに散らばるガラクタとゴミの山の中から、物干し竿を探しだしてきて
力任せにその天井板を打ち抜いた。
大量の埃といっしょに、あっさりと板はやしろの床に落下した。
古いデザインの缶コーヒーの空き缶といっしょに。
彼女はその空き缶を拾い、指先でつまんでくるくるまわして確認したあと
ゆっくりと声を立てずに泣きはじめた。
「やっと帰ってこれたよ。ヒロ」
彼女はそう呟いたけど、ヒロがぼくのことなのか弟のことなのかは分からなかった。
彼女はぼくの手を握って静かに震えるように細かく、白い息を吐き続けた。
552('A`):04/10/02 01:59:10
キタ━(゚∀゚)━(∀゚ )━(゚  )━(  )━(  )━(  ゚)━( ゚∀)━(゚∀゚)━ !!
>>70
おつ!!
55370 ◆DyYEhjFjFU :04/10/02 01:59:46
缶コーヒーは姫様が弟へ、小遣いのぜんぶを使って買ってあげた
誕生日のプレゼントだった。
ところが姫様も途中で飲みたくなって、結局は半分づつ飲むことになったのだとか。
弟は空になった缶をやしろの天井に放りあげ、ゴミ箱には捨てなかった。
弟がなぜ必死になって天井へ投げようとしてたのか当時は不思議だったけど
いまになって考えてみると、なんとなく分からなくもない。と彼女は言った。
天井を壊すからと注意したにもかかわらず弟は缶を投げ続けた。
聞き分けのよかったはずの弟が投げ上げた缶は、外れた板と板の隙間から天井へ突き抜け
太陽の絵に乗っかってとまった。
もう充分。と彼女は言った。
帰ろう。東京へ。
ぼくらは県道を横須賀駅目指して、てくてく歩いた。
都心を離れると、冬の風はとても冷たい。
ゆるくひっかけた彼女の指だけに温度があった。
この土地を訪れてみると、今度は東京のあのホテルの部屋が存在感を失う。
おかしなものだと思う。
ぼくの斜め後ろを歩いてついてくる彼女。
うつむきかげんで、左手にはクマをしっかり握りしめている。
長い髪が突風にあおられて右へ左へ激しく揺れる。
空き缶はちゃんと持ったのかな。
鼻水がとまらないね。
ホテルに戻ったらヒーターを最強にセットして眠ろうな。
その前に何か食べなくちゃな。
頭をフル回転させてみたけど、ろくな考えが浮かばなかった。
ぼくは彼女になにもしてあげることができない。
今夜だからこそ彼女の笑顔が見たくなったのに、ぼくの頭は空回りするだけだった。
なんとかして彼女の笑顔を見なくちゃいけない。
そうしないと、ぼくはまた姫様を求めてしまうだろう。
あのやしろの天井画のように滅茶滅茶に壊してやりたくなるだろう。
なのに、ぼくの頭は空回りするだけだった。
ずっとずっと空回りするだけだった。
554('A`):04/10/02 02:04:40
お。

おかえり〜。
55570 ◆DyYEhjFjFU :04/10/02 02:20:37
ちょっと疲れました。

538〜すべてのレスをくれた人に。thx。
皆褒めすぎてる気がします。特に>>541
ぼくの書いてるものなんて糞ですよ。糞。
もう一回言いましょうか?
糞です。
じゃあ、なぜぼくは長いこと糞をアップし続けるのかというと
ぼくも書くことで癒される気になるからです。
そんなわけで、物語っつーかぼくの吐きだしたゲロみたいなものは
これからもまだまだ続きます。つきあってあげてください。
続きはまた明日。
556('A`):04/10/02 02:24:55
>70
乙カレ。まぁ、主がなんと言おうと
これだけの住人が認めてるのもこれまた真実。
素直に受け止めても損は無いと思うよ。

しかし、なんとも独特で切なげな話ですなぁ。
同じ日本でこんな世界もあるのかと今更ながら
自分の世界観の乏しさに打ちのめされた今日この頃。

明日も楽しみにしてるよ〜ノシ
557('A`):04/10/02 02:31:46
>70
おかえり。まってたよ。

本人は否定するけど、やっぱなんかイイよ。
似たような経験はないはずなのに、70の書く文章は自分の遠くかすかな
甘くそしてほろ苦い記憶をつつかれてるような気になる。

あせらないで自分のペースで書けばいいよ。おやすみ。
558('A`):04/10/02 03:19:50
>>70
もう少しで泣きそうなので早くとどめを刺してください
559('A`):04/10/02 04:27:29
この世の中雌はみんな風俗嬢
このスレにもうようよいそうだ
560('A`):04/10/02 04:28:16
風俗経験者ですが、なにか?
561('A`):04/10/02 05:13:56
そういう目が欲しいな
死神にでも貰おうか
562('A`):04/10/02 08:12:36
風俗嬢じゃなくても
並以上のルックスの女はみんなヤリマンだよな。
563('A`):04/10/02 09:04:55
>>562
書いてて悲しくないか?
自分が出来ないのを責任転嫁してるだけ
564('A`):04/10/02 09:43:50
まったくだな
565('A`):04/10/02 10:19:07
>>563
ごめんwwwセフレいるからwwwww
566('A`):04/10/02 10:35:51
益々可哀相なヤツだな
567('A`):04/10/02 10:35:53
はじまった
568('A`):04/10/02 13:02:36
>>565
これやるから風俗いってこい( ゚Д゚)ノシ~ I
569('A`):04/10/02 16:39:49
>>568
それ以前に>>565には日本語を学ぶための学費が必要だろ
570('A`):04/10/02 16:54:40
嫉妬が激しいなwwwww
571('A`):04/10/02 17:15:24
全角のwを多用する人間にロクなヤツは居ないな…。

北米院とかな。
572('A`):04/10/02 19:32:26
>>555
みんなが楽しみに待ってるものを、いくら本人だからって糞って言うな。
それじゃ、俺たちはそんな糞みたいなのを読まされて嵌っている馬鹿な奴って事になっちゃうだろ。

謙虚になるのはいい事だが、わざと卑下しないでくれ。
俺達の為にも。
573('A`):04/10/02 19:35:30
でもチャンネラはクソの集まりだろ?
574('A`):04/10/02 20:04:53
肥え溜めの中で今日もカキコ
575('A`):04/10/02 20:31:29
日本語もうまくしゃべれないやつに何の嫉妬をすればいいんだろう
576('A`):04/10/02 20:34:06
>>572
禿同

70氏よ。いくら2chだからって発言に注意してくれよ。

まあ、70氏が>>555の発言で、本職では無いという事が判ったので
少し安心した。
本職のネタに踊らされるなんてバカらしいからさ。
577('A`):04/10/02 20:59:36
みんなでスカトロ〜(*゚∀゚)=3
578('A`):04/10/02 22:30:50
クソゲロщ(゚Д゚щ)カモーン
579('A`):04/10/03 00:28:32
リアルタイムなのかこのスレ。
>70氏、応援してます。
580('A`):04/10/03 00:35:28
>>70
スマパン聴きながら読んでます。
合うねこれ。続きが気になります。
581('A`):04/10/03 00:42:56
>572
いやぁ、>70氏の書いてるのは所謂自伝みたいなものだから、
やっぱり照れとかがあると思うわけ。
それ故、過剰な卑下になってしまうのではないかと。
楽しませてもらってるんだからマターリしようや。
582('A`):04/10/03 01:05:09
>>70
お疲れ様です。
70さんの文章は、かなり僕の好きなタイプの文章です。
ここまで一気に読んでしまいました。
続きを楽しみにしている人はたくさんいるようですし、
僕自身、かなり楽しみなので、がんばってください。

>>517
俺は363氏同様、石田衣良に一票

>>541
・・・・。
そして俺も自信喪失だ。
583('A`):04/10/03 01:07:53
クソ発言に萎えた
もう書かなくていいから
584('A`):04/10/03 01:14:50
>583
俺は読みたいので却下。
585('A`):04/10/03 01:20:34
石田衣良なんかと比較したら70氏の文章がカワイソウだと思うが・・・
あの馬鹿よりは全然格調高くていい文章だよ。
58670 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 01:22:55
横須賀駅は利用者の多い割にこぢんまりしていてぼろい。
日が落ちてしまうと商店街に混ざって、はじめて訪れたものには駅らしく見えなかったりする。
ぼくらは駅間近の海岸沿い直線コースのどこかで立ち止まり
潮の匂いを嗅ぎ、汚れた海面に反射する光の束をじっと眺めた。
この頃には寒さが直接皮膚にまで浸入していて、コートの内側にさえ温度がないように感じられた。
彼女の手も顔も海からの風に撫でられて真っ白。頬の赤みもない。
ぼくは彼女の指先をなんどもこすって摩擦で熱を戻そうとしたけど効果はなかった。
ポケットから指を出し、外気に触れたとたん感覚がなくなる。
彼女の頬を触っても自分の指先に触感がなく、
頬は冷凍されたあと常温で自然解凍された肉みたいな不自然な柔らかさだった。
「夜景きれいだね」と彼女が言った。「あの光にジャンプしたらすぐ死ねるかな」
「1分で死ねるかもね。充分に冷えてるし、あまり苦しまないでいいかもしれない」
彼女が本気で海へダイブするとは思えなかった。
ひどく落ちこんでいて、感傷的になってるのはわかるけど
そんな思い詰めた雰囲気でもなかった。
彼女がジャンプするならいままで何年もそのチャンスはあったはずだ。
ぼくは彼女の気が済むまで付き合った。
彼女の足が駅へむかって動き出すまで長いことそこに佇んだ。
「ねえ。ヒロ」
「ん?」とぼく。
「もしいっしょに死んでって言ったら、どうする?」
ぼくは笑った。
「死なないよ。絶対に。ぼくはお姫様を東京へ連れて帰る。あのホテルで暖かいコーヒーを二人で飲みたいから」
彼女はようやく歩きはじめた。
クマを海に向かって突きだし、ちっちゃなフェルトの腕をつまんで海にバイバイさせた。
そのときぼくは、ここへ来る途中利用したタクの運転手を思い出した。
あのおっさんの話だと、この直線コースの先にたしかラーメン屋があるはずだ。
美味いかどうかなんて、この際どうでもよかった。
ラーメンのスープはどんな不味い店で食べたって熱いはずだ。
道の先に横須賀駅が見え、その手前に記憶してた店の名をみつけたとき、彼女も黙ってぼくを見つめた。
ぼくらは言葉を交わさないまま店のドア目指して早足で歩いた。
意外にもラーメンは美味かった。
彼女は熱いスープをふぅふぅやりながら、鼻をすすり
「ありがとう今夜」と言ってから、またぐずぐず泣きはじめた。
58770 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 01:25:15
東京駅に戻ったときには日付が変わろうとしていた。
終電にはまだちょっとだけ余裕があったけど
ぼくらは道草しないで乗り換えホームを目指した。
ひどく寒くて寒すぎて笑ってしまいそうなほど寒かった。
体ががたがた震え、治まったと思うとまた震える。
寒くて麻痺してた皮膚にまともな触感が戻ってきたと思ったら
今度は鋭敏すぎるほどで、彼女が絡めてくる指先が直接神経を刺激するみたいに
ぴりぴり反応した。痛いほどだ。
ホテルに戻ったのが午前1時。
体に力が入りにくく、おかしいなと思いつつフロントのソファに押しを下ろし
コーヒーを注文して部屋に届けてもらうよう頼みエレベータに乗りこんだのが1時30分。
体が高熱を発して、とうとう倒れるようにベッドへ崩れ落ちたのがきっかり午前2時だった。
慌てたのが彼女だった。
どう見たって尋常じゃないぼくの赤くなった顔に驚き
額に手をあてて騒ぎはじめ、どこかへ消えたと思ったら解熱剤と風邪薬を持って戻ってきた。
ホテルの常備薬かな、とぼんやり考えながら飲む振りだけしてゴミ箱に捨てた。
いったん発症した風邪を押さえこむ特効薬なんてない。飲むだけ無駄だ。
それにぼくは薬が大嫌いなんだ。
彼女はぼくを厄介事に巻きこんだと、ひどく後悔していた。
こんな冷えこんだ夜に横須賀の闇の中へぼくを連れ出したと、本気で思いこんでいた。
それはぼくが言いだしたことなんだ。
君じゃなくて、ぼくが連れ出したんだ。
ぼくが君を泣かせてしまった。
もしかすると姫様に会った最初の晩に、ぼくは風邪ウイルスに感染していたのかもしれない。
電車のつり革かもしれないし、会社の同僚のくしゃみを知らずに吸いこんだのかもしれない。
ひっそりと潜伏して、たまたま今夜発熱したんだよ。
ぼくはゆっくりとそう話して聞かせた。
子供を相手に話す口調で優しくいい聞かせた。
でも彼女はまったく聞き入れようとはしなかった。
あの神社の境内があまりに寒すぎたために、ぼくが風邪を引いた。
そう、まるで賽銭クジでも買ったみたいに、ぼくが風邪を引き当てたと本気で信じていた。
ぼくは眠った。
自分の意志とは関係なく、突然ひどい眠気に襲われて意識を失った。
それでも深夜に何度か目が覚め、人の気配を感じ、そしてまた眠る。
そんなことを何度も繰りかえした気がする。
傍らのすごく近い位置に姫様のかすかな匂い。
あの甘ったるい香り。
女のやわらかな体温。
姫様がぼくの手を握ってくれている。
このまま死んじゃってもいいや。
こんなに平穏で静かで安堵できる暗がりに包まれて逝けるなら、それでもいいや、と思った。
58870 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 01:27:27
ぼくは夢を見た。
横須賀駅前の直線コース。
街頭の灯っていない暗闇の中をすさまじい勢いで滑空する。
タクで移動した道順をトレースして、ぼくはあの公園、神社境内に至る。
そこにあるのはあの夏の日。
ぼくの知らない夕方。
子供達の笑顔の群れと高揚した声と騒がしい足音。
その先に白い服の少女がいて、ぼくをじっと見つめていた。
いや、ぼくを通過してぼくの背後にある何かを見つめていた。
ときどき蝉の声が聞こえた。
テレビから漏れてくるようにその音は鮮明で、ありえないほど近い。
ぼくは蝉の位置を探る。
少女が目の前にいる。
少女の手に握られたもの。
中国製の三十八口径。
首にはピンクのクマのぬいぐるみと、菊の紋章が刻印された赤いパスポートが下がっている。
少女はぼくが見つめていることに気づいていないようだった。
素足で立ち、指先は泥だらけで、その指で鼻の頭を触ったために
鼻の頭まで泥で汚れている。
その指先が三十八口径の遊底にも触れる。
遊低には遊びがあり、それが可動することがわかると
指先はかちゃかちゃと音のする重たい金属を引っ張ろうとムキになる。
リコイルスプリングが、少女の指の動きに逆らって遊低を押し戻そうとした瞬間
三十八口径は少女の手のひらで踊り
乾いたパンという音をたてて地面に落下する。
一瞬のできごと。
たっぷりと汗をかいて目覚めるぼく。
目の前にホテルの部屋の天井があり
驚いた姫様がベッド脇から立ち上がってぼくを覗きこむ。
彼女はなにか言っていた。でもよく聞き取れない。
外はまだ暗い。
何時くらいなんだろう。
そんなことをぼんやり考えていると、姫様がボカリスエットのペットボトルを口に運んでくれた。
ありがとう、も言えないままぼくはまた眠りへと落ちる。
ひどくつらかった。
風邪の熱も、いま見た夢も。
遠いどこかからバッハの無伴奏チェロソナタが聞こえてきた。
姫様がヘッドフォンつけてくれたのかな。ぼくのために。
音楽には傷を癒す力がある。
ぼくはそう信じて疑わないタイプだけど、
彼女がしっかり握っていてくれる手のひらの触感には、とうてい及ばない気がした。
589('A`):04/10/03 01:31:08
ウンコキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
590豚ケンジ ◆UIxKy8r6BM :04/10/03 01:33:24
ナニこの長文
小説?
591('A`):04/10/03 01:35:07
>>70氏 待ってました。
もつかれ様です。
592('A`):04/10/03 01:35:34
>590
スレ違い。
593('A`):04/10/03 01:44:28
70が自演で自分を叩いて去っていくシナリオきぼん
59470 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 01:52:01
ぼくの書いてるいるものなんて糞ですよ。
ぼくは間違いなくそう思っているし、発言に気をつけるつもりもありません。
これは正確な自己評価です。
ただ、ぼくの吐きだしたものを、楽しみにしているとレスがつくことを
純粋に嬉しく感じているぼくもいます。
>>541が過剰に褒め称えてくれるのも悪い気はしません。
しかし、2ちゃんだろうがどこだろうが感じたことは正直に書くし、発言もします。

本人まで風邪をひいたらしく、今夜はここまでです。
レスつけてくれたひと、発言に怒ってしまったひと、あわせて読んでくれてありがとう。
595('A`):04/10/03 01:56:24
>>594
おつかれ!
とてもいい形の糞だと思う。
おやすみ。
596('A`):04/10/03 01:57:00
>>594
乙。次回楽しみにしてるよ。
体調崩しやすい季節だから気をつけろな。
597('A`):04/10/03 01:57:43
なんつうか、J文学とかいう奴これって?
オッサレ〜な若者たちが読むものとかいう。
598('A`):04/10/03 02:02:55
>>597
高齢の思い込みなのかもしれんが、J文学はこんなに比喩を多用したり
恣意的な表現を使わない。
もっと分かりやすく平易な表現ばかりだよ、J文学ってのは。
599('A`):04/10/03 02:12:01
そうなのか。まあ高齢なんだが、人名をカタカナ表記したり
一人称ぼくのモノローグが延々続く文体がどうも受け付けないので、
つい揶揄するようなことを言ってしまった。消えます。
600('A`):04/10/03 02:16:32
>>599
おう、消えろ。視野が狭いことこそが老いぼれの象徴であることを自覚しながらな。
601('A`):04/10/03 02:18:56
ところでここはなんのスレだったっけ?
602('A`):04/10/03 02:30:49
>>601
お前が風俗嬢に見えるって話だよ
603('A`):04/10/03 02:33:37
>>580
俺もスマパン゚+.(・∀・)゚+.゚
Bullet With Butterfly Wings♪
60470 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 02:46:40
>>602笑った

忘れてた。
>>580
tha smashing pumpkins
stand inside your love 脳内公式ソング

38度ぴったりだった。体温。
寝ようとしたけど、昨夜たっぷり眠ったせいで寝つけない。
じわじわ書こうとおもうけど、アップできるかどうかはわかりません。
605('A`):04/10/03 03:02:57
>604
無理しない程度にがんがれ。
ところでいまどのへん?

プロローグ
出会い
馴れ合い

心の向こうに ←いまここ?
疑惑
確信
別れ
エピローグ
60670 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 03:17:08
話は決まってるし、全体の尺だけなんとなく頭にあって
どう割りつけるかは決まってないかな。
半分にも到達してないような気がします…
607('A`):04/10/03 03:17:50
気長に行こうぜ。
締め切りがあるわけじゃなし。
60870 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 03:29:47
>>607 thx

ぼくが上げ続けてるものについてレスが返ってくるのがひどく妙な気分です。
しかも楽しいとまで言ってくれる。
ぼくも書くことで癒されるし、お姫様を思い出すことができる。
楽しんでくれてる人が、最後まで楽しめるといいけど
半分以上は自分のために書いてたりするから。。。
609('A`):04/10/03 03:33:55
まぁ多くの人間が君の文章を楽しみにしていて、
君が書き続けることで精神の安息と心地よい思い出に浸れ、
どこかの姫様が懐かしがってるかもしれないんだからね。
これからも続けて欲しいよ
610('A`):04/10/03 03:35:00
それでも無問題だよ。
ただ、お願いだから何があっても最後までうpして欲しい。
オイラが望む事はそれだけだよ。
611('A`):04/10/03 03:48:18
あ、ちなみに漏れの脳内テーマソングは
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」だな。
機会があったら聴いてみるよろし。程よく鬱になれるよ。
612('A`):04/10/03 04:50:14
いや、面白いよ、マジで。
自分は活字中毒、取扱説明書から純文学まで乱読するタイプだが、
70氏の文章力には本当に感心するし、
正直続きが気になって仕方ない。
一日中、無伴奏チェロソナタが頭をまわってしまうくらい。
(自分の持ってるCDはベタながらヨーヨーマのものだけど、70氏が聞いてるものの奏者が知りたいと少なからず思っている)

こんなありきたりのレスはスレの無駄遣いとl思って控えてきたが、
少しでも励みになれば、と初めてレスした。
頑張ってください。楽しみにしています。
613('A`):04/10/03 13:13:26
どうやら70氏の作品は長くなりそうだが次スレも
「女がみんな風俗(ry」になるんだろうか。

まあそれはそれで面白いけどな。
614('A`):04/10/03 15:39:23
>>613
自分専用のスレを立ててそれを維持していくのは結構面倒なものだ。
住民が多いならなおさら。
70氏の負担を軽減するためにもそれがいいだろう。
615('A`):04/10/03 15:46:22
ワーイ帰ってきたーーーー!!
70おかえり!
無理せず思う存分書いてくれ!
616('A`):04/10/03 16:23:46
70氏 おかえり!
617('A`):04/10/03 16:27:27
今日面白かったスレッド 19本目
http://that3.2ch.net/test/read.cgi/gline/1094889968/

ここに紹介するのは早いだろう
61870 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 16:34:16
6日目の朝。遅い時間。
姫様に揺り起こされて目覚めた。
最後の日だっていうのに、体がさっぱりいうことを聞いてくれなかった。
熱はいくらか治まってたけど眠くてしかたなかった。
彼女がコンビニで買ってきてくれたスープとパンを時間をかけて食べ
お礼を言って、彼女にはもう帰るよう勧めた。
楽しかった新年の数日。もう充分だ。
これ以上引きとめても可哀想だし。
午後も眠って過ごしてしまうだろうし。
彼女は何も言わなかった。
ぼくの手からパンの包みをとって捨ててくれ、
飲みきれなかったスープを引き受けてくれた。
それから彼女は裸になってベッドへ滑るように潜りこんできた。
ひんやりとした彼女の肌。
シーツの衣擦れの音。
長い髪が、かわいいおっぱいに垂れてふんわり揺れる。
寝てないから、寝る。と彼女は言った。
午後から雨が降りはじめた。
ホテルの部屋はもの音ひとつなくて
午後の美術室みたいな冷たい静けさがあった。
サイドテーブルの上の時計の振り子が
モーターの入ったガラスドームのなかでくるくる回転している。
午後1時を過ぎた頃に、彼女の寝息を聞いた。
ぼくの記憶はそこで途切れていた。
後に残ったのは浅い眠りの中で見た夢。
いまとなってはどうでもいい、アジアのどこかの街並みと
一枚のフロッピィディスク。
61970 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 16:35:37
暗い部屋の中でまた目覚めたとき
彼女はもういなかった。
クロゼットからも、バスルームからも
彼女がここにいた痕跡すらすべて消え失せていた。
シンクの回りにまき散らされた化粧品も
ベッド脇にあった紙袋の山も
一切合切が突然この部屋から切り取られて魔法のように消失した。
電源が投入されて待機画面になったままのノートPC。
サイドテーブルにあった一枚のメモ。
ぼくはふらつきながら、トイレへ立ち、そのあとで
冷蔵庫からペリエを取りだしてがぶ飲みした。
焦って飲んだせいで鼻に逆流して、止まらない咳になった。
日が落ちてから熱が体の内側から再び沸き起こり
燃えるように熱かった。
体がひどくだるく、鉄みたいに重く、関節がぎしぎしときしむようだった。
ライトのボリュームに手を伸ばしてなんとかねじることができた。
メモにに残された筆跡は達筆で、こう書かれていた。

 また熱が出るのかな。
 ちょっと心配です。
 だからクマを置いていきます。
 クマがヒロを見張っています。
 このクマはわたしの命より大切です。
 だからまたわたしに電話して
 必ずわたしのバッグに戻してください。
 
 p.s.
 ヒロの大切なお友達に連絡しておきました。
 遅くならない時間に迎えにきてくれるはずです。
 それまでベッドを出ないように。
 おっけい?わかった?

 恵子
62070 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 16:37:36
姫様はアドリブがきく。
彼女のあどけない仕草とか
細くて色っぽい声とか
綺麗な顔立ちに誤魔化されて肝心なことを忘れていた。
頭のいいこなんだ。
姫様は。

部屋の電話が鳴り、フロントから来客を告げられた。
午後10時をまわったあたり。
部屋にオタが入ってきたとき、ぼくは床に座りこんで鼻水を垂らしていた。
拭き取る気力もなかった。
「面倒かけやがって」
オタは入ってくるなりそう言った。
でも言葉ほど刺は感じられなかった。
ぼくはわけが分からずにオタにごめんと、なんども謝った。
オタは外に出るのが嫌いなんだ。
ところがここまではるばるやって来てくれた。ぼくのために。
オタは車を持っているヒキだ。
廃車寸前の四駆。
ぼくはその助手席に収まって鼻水を垂らし続けた。
車がウインカーを点滅させてどこかの交差点を曲がったとき
オタはこう言った。
「前言撤回だ。おまえの嬢様はできがいい。
できのいい女はおまえにはもったいない。
だからもう手を出すな。
ホテルの精算も済んでた。
送られて来たメールは丁寧で簡潔で、二重敬語もなかった。」
だからきれいさっぱり忘れろと言った。
おまえの手にはおえない、と言った。
それから、ぼくは泣き出した。声に出して。
ほんとにごめんな。オタ。
愛してるよ。心底。
車が自宅に到着する前にぼくは嘔吐してゲロった。
四駆のシートに派手にまき散らした。
ところがオタは窓を開けただけで、何も言わなかった。
ぼくの手に握られたピンクのクマ。
鼻に近づけるとかすかにミツコの香りがする。
姫様は、このクマがぼくを見張っているといった。
でも、それは違う。ぼくがこのクマなんだ。
君のところへ帰りたくて胸が張り裂けそうだ。
ぼくはいつだって一秒たりとも間隔を開けずに君のことを考えている。
君の胸こそがぼくのいるべき場所なんだ。
62170 ◆DyYEhjFjFU :04/10/03 16:38:14
今日書いてるときに流れていた曲
シャルロットマーティン/Charlotte Martin 「on your shore」

横須賀への電車の中で聴いてたバッハのチェロソナタ
ミシャマイスキー/Mischa Maisky J. S. Bach 「6 Cello-Suiten」
622('A`):04/10/03 17:01:18
どきどき…
623('A`):04/10/03 17:08:51
70自身も元風俗女かネ喪のどちらかだろうな
喪板でデカイ顔してんじゃねえよ」
624('A`):04/10/03 17:30:25
あげて煽る奴の10割は、かわいそうな人
625('A`):04/10/03 17:43:38
アレでしょ?
オチは70が彼女を守って死ぬとかそう言う系。


・・・・ん?じゃ、誰が書いてるんだ?
626('A`):04/10/03 17:59:38
こんな時間にキテタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━!!!!
627('A`):04/10/03 18:03:55
最後は叙述ミステリになる予感
628('A`):04/10/03 18:10:50
さすがにネタに思えてきた…
途中までは信じてたのにorz
629('A`):04/10/03 18:10:51
http://dokuo-ha-hitori.dyndns.tv/~dokuo/cgi-bin/zuru/source/dokuo1331.jpg
さあて、今からどこに遊びに行こうかな。
630('A`):04/10/03 19:02:06
>>625
(((゜ロ゜;))がたがた
631('A`):04/10/03 20:04:45
嘔吐してゲロった。って変じゃない?
・・・まあいいや。
楽しみにしてる。
ガンバレ70!
632('A`):04/10/03 20:58:14
なんか>>618-620、急に文の感じが変わった気がした
633('A`):04/10/03 21:15:05
大分前に読み始めてある程度読み終えた所での感想
「へっへー、喪前らとは違って続きを待たずに読めるんだぜ」
まだ蜜柑だったのかーーーーーーーーーーー!!!!!!
しかも半分に到達してないとは

>オタは外に出るのが嫌いなんだ。
>ところがここまではるばるやって来てくれた。ぼくのために。
>送られて来たメールは丁寧で簡潔で、二重敬語もなかった。」
爆笑した

>ミシャマイスキー
知ってる名前で良かった、質問者は漏れじゃないけど


とりあえず、面白いので夢中で読みました
今日で綾辻の暗黒館を何とか読みきるつもりだったが無理になったっぽい
634('A`):04/10/03 22:47:39
2人は結局SEXしてないのな
635('A`):04/10/03 22:49:33
もうこの際ネタかどうかなんてどうでもいい、続きを読みたい、
って奴は手を挙げろ ノシ

>>634
だが、そこがいい。
636('A`):04/10/03 23:05:38
>>635 ノシ
ネタだろうが体験談だろうが、どっちでも構わない
でも俺はネタとは思ってない
70氏の物語よりも信じがたい事件が
毎日のようにワイドショーで流れてるしね・・・・

>>70  楽しみにしてます。
637('A`):04/10/03 23:06:20
Rickie Lee Jonesなぞ聴きながら続き待ってるYO!
638('A`):04/10/03 23:09:20
ノシ

フロッピーの中身が気になる。
639('A`):04/10/03 23:18:11
>>635
ノシ

>>634
2回ヤってないか?
>>147>>358
640('A`):04/10/03 23:20:31
>>146だった orz
64170 ◆DyYEhjFjFU :04/10/04 00:31:40
嘔吐してゲロった。
おかしいことは承知で使いました。

お姫様に送信記録の一部を知られたというのは本当です。
まったくくだらない理由でバレてました。
あとあと説明するくだりが出てくる予定なんですけど、こんなことを追記してるとこが所詮シロウト。
文章で補えないところは口答でw
クマが見張っている→クマが見守っている とするべきでした。

続きを書いてますけど、微熱が続いてます。
明日も休みをもらってるので、ゆっくりあげます。
待ってるよとレスされると、急いで書いてしまうので待たないでくださいw
642('A`):04/10/04 00:54:08
リアルタイムでキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
643('A`):04/10/04 01:14:31
ここ、今日初めて読んだぞー。
クソスレかと思ったらいきなりはじまっててびびったw
おもしろいよ、70さん。ゆっくり楽しみにしてまーす。
644('A`):04/10/04 01:34:04
久々に記念カキコなんどをしてみたくなりました。
楽しみにしつつ、ゆっくり読みたいと思います。
645('A`):04/10/04 01:34:50
今日ここみつけて一気に読んだけど
なんか石田衣良みたいな文だなー
とおもたら結構同じこと思ってる人いるんだね

いや、最近マンネリ化してる石田氏よりも新鮮でいい味が出ているかも
もう一回文章を推敲してまとめたら本出せると思うよ、マジで
で、2chの宣伝力、行動力を使えば・・・
第二のセカチュウになれる!
注・セカチュウがすばらしい物語だとは全く思わない

それだけこの文章はすごいと思う
646('A`):04/10/04 01:36:02
すまん、ageてしまった
647('A`):04/10/04 01:36:22
70とかいうスレ違いのクソの信者は死ね
喪男板に寄生する豚女どもが
648('A`):04/10/04 02:07:46
>>647
その劣等感全開の性格だからモテないんじゃないか?
649('A`):04/10/04 02:13:55
産まれつきダヨ
650('A`):04/10/04 02:56:49
>>647
明日までに反省文5枚提出。
651('A`):04/10/04 05:11:45
こういうのがあるから2ちゃんは止められん
652('A`):04/10/04 05:28:55
>>648
なんだと お前もな
653('A`):04/10/04 06:16:16
>>651
こういうのがなくても止められないくせに。
654('A`):04/10/04 06:58:41
ここ10年余で女の腹黒さは立派に証明されてるねん
655('A`):04/10/04 07:56:40
どうりで変なのがいると思ったら
ヌルポ板で紹介されてるんじゃん
656('A`):04/10/04 08:01:18
>>655
めちゃくちゃな倒置してるな
657('A`):04/10/04 09:16:06
>>655
ヌルポ板なんてあったんだ。
どこ?
658('A`):04/10/04 10:10:48
70とかいうスレ違いのクソの信者は死ね
喪男板に寄生する豚女どもが
659('A`):04/10/04 11:43:08
ぬるぽ板→ガ板でしょ
660('A`):04/10/04 11:58:24
>>659
あ、そうなんだ。知らなかったよ。thx。
661('A`):04/10/04 14:33:30
女にもてねえからって喪板荒らしてんじゃねえぞ、ボケどもが
662モンテスキュー@喪 ◆L1umxeTjk2 :04/10/04 14:35:53
おれはとにかくヤリタイ
663('A`):04/10/04 14:54:23
今日ハケーンしますた。
おもいしろい
70気長にガンガレ
664('A`):04/10/04 16:02:01
この70に出てくる恵子って人はプッシャー(薬売人)じゃないのかな
推測だけど、家でweedも育ててるぽ
665:04/10/04 17:22:32
>70
面白いです。
1年も前の事をよく覚えていますね。
続きを楽しみにしています。

>1
それはまた可愛そうに。
かくいう私も、準風俗バイトをしていますが。
テレクラのサクラ。
お金と時間が無いのでやっていますが、鬱ですよ。
どんなにお金が良くても風俗やろうとは思えません。
そこらへんを歩いている人間の半分に関して、ちんちんぶら下げている薄汚い存在に感じてしまう。
666('A`):04/10/04 17:47:09
>>665
別に日常生活の話ではないし<1年も前
667('A`):04/10/04 19:50:35
>>658

おまえは>>1か?w
668('A`):04/10/04 20:37:48
669('A`):04/10/04 21:29:32
実体験だとすると何もかもスッキリとクリアに解決して終わるとは限らないわけだな
なんにせよ楽しみだ('∀`)
670('A`):04/10/04 22:36:49
502じゃないですが
70氏のまとめサイト作ろうと思うんですがどうでしょうか?
671('A`):04/10/04 22:46:07
そうやると広まって荒らしとかきそうだなぁ
672('A`):04/10/04 23:01:09
>670
まだこのスレだけなのに喪前は早漏だ。
673('A`):04/10/04 23:05:02
>>670
もう少しあとでもいいかも。
このスレがdat落ちする頃。

早々に荒らしが来ても嫌だし、
dat落ちして新しく来た人が読めなくなっても嫌だし。
67470 ◆DyYEhjFjFU :04/10/04 23:20:35
7日朝。
重く辛い。自室のベッドから這い出ることができたのは奇跡的だった。
またいつものように白いシャツに手をとおして、ネクタイを締める毎日のはじまり。
体温計を見ると39度ちょい。
最悪のスタートだ。
家でもめるのは勘弁だったから、何事もないように玄関を開け
見慣れた商店街を抜け、駅へと向かう。
すれちがう女子高生の群れ。姫様といくらも違わない年の女の子たち。
ほんのちょっと人生のネジの調整が狂っただけで
あの女子高生たちのようには笑うことのできなくなった姫様。
ぼくはポケットの小銭を自販機に投げ入れて、てきとうなボタンを小突く。
出てくるのはお決まりの、どれを選んでも大差ない味の缶コーヒー。
ぼくはひょんなことから、ふつうとは違う、スペシャルな女の子に出会った。
名はリカであり、恵子であり、姫様。
かつ、そのどれとも違うぼくの見知らぬ女性。
ときどき踏切の遮断機が閉じられ、車輪のついたでかい鉄の箱がいくつもとおり過ぎてゆく。
都心へ向かう人間専用コンテナ。
その毎日の旅路は合計すると、きっと月よりも遠い。
ぼくはその旅路の途中で姫様を見つけた。
姫様は線路の脇を徒歩ですすむ難民だった。
色褪せたぬいぐるみが唯一の連れ。
小石につまずいただけで、終わってしまいそうな危なげな旅。
その連れはいまぼくの黒皮の四角い鞄の中にいて、
持ち主の暖かい手のひらへ帰ることを切望している。
自分の居場所は姫様のごちゃごちゃのバッグの中だと確信している。
昨夜、忽然と消えていなくなった姫様。
なんでぼくの手元にクマを残したんだろうな。
漠然とした考えが浮かんでは消えるけど、熱に溶けて頭からこぼれ落ちる。
そのうち電車がホームに滑りこんできて、ぼくは女子高生といっしょに押しこまれる。
軽量ステンレスとポリカーボネイトの無機質な筒。
その内側では、ぼくは自分のふりをしながら呼吸する別の何かだ。
ネクタイモードにきっちり合わせることができる自分を、ぼくは誇らしく思ってるけど
オタの冷ややかな視線を堂々と受け止めることができない。
ひょっとすると、憐れんでもらうのはぼくの方なのかもな。
変化を嫌って生きてきたぼく。
置き去りにされたとき、ぼくはクマを握ったまま泣くことしかできなかった。
あの夏の姫様のように。
あの冬、弟に置き去りにされた姫様のように。
67570 ◆DyYEhjFjFU :04/10/04 23:21:26
出社して同僚と手のひらを合わせるようにして叩き合い
明けおめと挨拶して
デスクに座ってPCを起動する。
たった1週間ほど前にも、ぼくはここにいた。
あの日を大昔のように感じる。
たしか姫様からの営業メールが届いた日だった。
年末にひとつ面倒があり、晦日から日付が新年へと変わるまで
同僚達と粘ったその痕跡がTFTに表示される。
素晴らしい仕事ぶりじゃないか。
誰しも仕事の精密な歯車になることは難しい。その困難さの履歴だ、これは。
ぼくは指の先で更新されたドキュメントを追い
背後に立った背の高い男と含み笑いを交わした。
なんの問題もなかった。
ぼくらの努力は報われて、万事は順調。
そんなわけでぼくは帰ることに決めた。
なにがなんでも、すぐに電車に乗り、暖かい自室のベッドで眠ると決めた。
信頼できる同僚のアドレス宛に、そのいいわけを書いた短いメールを送信したときだったかな
ケータイが震えて、メールを受信した。

 >クマ返せ〜
 >電話しなさいってメモしたでしょ

姫様からだった。
胸に生暖かい鼓動が一拍あって、それは鳥肌をともなって四肢の先まで広がった。
続けてもう一通。

 >ただいまデート美少女無料キャンペーン中!
 >1分以内にレスくれたヒロくんには、美少女添い寝の特典付き!
 >会いたいよ〜。ヒロぉ

30秒ジャストでレスした。
会いたいとだけレスしてから、場所を追伸した。
美少女って微妙な表記には触れなかった。
フロッピィのこともあるし。
67670 ◆DyYEhjFjFU :04/10/04 23:22:15
自宅最寄り駅のカフェ。
改札を通過する乗降客が見渡せる席に姫様はいた。
ぎこちなく手を振るぼく。
彼女は急いでやって来て、ぼくの額に手を当てると困ったような顔をした。
熱があるね。ぜんぜんよくなってない。と言った。
彼女はスーパーに寄ってから行くと言い、タクを捕まえてぼくを押しこんだ。
風邪もここまでひどいと、歩くことさえつらい。
彼女はその日、フロッピィのことはひと言も口にしなかった。
ぼくはというと、気まずさを感じながらもやはり口にはできなかった。
そうしたとたん、彼女の触れてはいけない何かが溢れる気がしたからだ。
ぼくの知らない何か。だけどとてつもなく厄介だということは、なんとなく分かった。
彼女自身、おとぎ話の最初の滑りだしをどうやって扱うか
もてあましているようにも見えたからだ。
どうしたことか罪の意識はあまり感じられなかった。
もしかすると、ぼくは彼女の口から事の真相の一部始終を
聴きたいと考えているのかもしれなかった。
目黒で過ごした夜の底に転がった、なめらかな彼女の背中。
ぼくはバッグの中身から逃げるように、彼女の細くて華奢な腕を求めた。
あの夜からぼくはほんとうは知っていた。うすうす勘づいていた。
あの中身はぼくには重すぎるんだってこと。
そして彼女にとっても。
でも、ぼくはそいつをブートしてしまった。
どこかでカチリと音がして、不可視のサーボモータが静かに作動をはじめ、長い夜を巻き取ってゆく。
もちろん停止スイッチなんてない。
夜が巻き取られて消えてなくなってしまうまで機械の動作は続く。
そのときぼくはどこで何をやってるんだろうな。
少なくとも姫様はぼくの側にはいない気がした。
頭が痛かった。熱はひどくなる一方だった。
タクが見覚えのある郊外型ショッピングモールの入り口で小さく旋回して震えて止まる。
姫様はぼくのためにレモンと蜂蜜と
それから何か細々とした雑貨を紙袋に詰めて戻ってきた。
それからショートケーキの小箱。
この前手ぶらだったから。と彼女は言った。
ぼくは鞄からクマを取りだして両手で支え、ぺこりとお辞儀させた。
彼女の気遣いには、ちゃんとお礼しなきゃいけない。
彼女はクマの頭を見て笑った。
新しい帽子。ペプシのキャップ。
クマはちょっとした帽子コレクターになりつつある。

今日書いてるときに流れていた曲
シャルロットマーティン/Charlotte Martin 「on your shore」
677('A`):04/10/04 23:39:01
(・∀・)イイヨーイイヨー
678('A`):04/10/04 23:40:07
いいねぇ。雰囲気がある
679670:04/10/04 23:40:33
>>671
>>672
>>673
確かに早漏すぎますね
凄く面白い話で続きを待ってる間いてもたってもいられなくて

って、70さん来てますね
今回も楽しく読ませていただきました
またまた続きが楽しみです
680('A`):04/10/04 23:44:50
リアルタイムキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いつも楽しみにしております。ガンガレ!
681('A`):04/10/04 23:45:02
まさかもしかして、喪男発第二の電車男を作り出そうとしてるのではあるまいな?
682('A`):04/10/04 23:46:54
このスレすっかり忘れてたよ
70氏乙
683('A`):04/10/04 23:51:53
佐藤宏之の漫画で読んでみたいかも…
684('A`):04/10/05 00:00:01
70有難う!
あー続きはどうなるんだろうなー・・
恵子は、ちょっと好きになってるんかね

70が恵子に使った金は総額いくらなんだろうな
68570 ◆DyYEhjFjFU :04/10/05 00:12:28
>1年も前の事をよく覚えていますね
1年以上前のことです。以前にも書いたけどあまり憶えてません。
記憶って誰でもそうだろうけど細切れな絵になってて
それを文字で縫うようにして思いだしてます。もちろん脚色もあります。

>70が恵子に使った金は総額いくらなんだろうな
やっとこの質問してくれる人が来てくれて嬉しいです。
高出力の輸入2シーターが買えるかもしれません。
(彼女がビジネスに徹してたとしたら。ですけど。)

キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! ←いつもこれ入れてくれる人。
3日早朝、短い文を交換してくれた、いつも書き込みしてくれる二人の方。
スマパン好きって言ってくれる人。
最初の頃からぼくを、そりゃもう褒め称えてくれた>>541氏。
糞70を応援してくれる女性の方?(ほんとにいるのか?w)
まとめ職人氏。
それから多数の書き込みを残して、
ぼくのくだらない文を褒めてくれる人。すべての人。
ほんとうに嬉しいです。ありがとう。
物語半ば手前ですが、いちおうお礼を言わせてください。
自身の癒しのためといいつつも
皆の書き込みに後押しされて書けてると思うのです。
686('A`):04/10/05 00:15:07
俺の文章で70が喜んでくれるなら嬉しいよ
小学生の頃は小説家になりたいなんて思い描いてた過去に思いを馳せてます
687('A`):04/10/05 00:28:20
嬉しい事言ってくれるネェ。
うまい事は言えないけどさ。無理せず気長に書いてよ。
ホント、楽しみにしてるから。
688('A`):04/10/05 00:30:39
>物語半ば手前

まだまだ楽しみはつづく!?
689('A`):04/10/05 00:39:47
70の文章はイケメンすぎるぜ
690('A`):04/10/05 00:52:57
>>685
>高出力の輸入2シーターが買えるかもしれません。

わざわざ高出力と書いてあるところから察するに
SL500とかF360とか、そのあたりでしょうな。
F40とかF50なんかでは高すぎるし。
まちがっても、Z3なんてことはないでしょう。
とすると、、、、考えるだけでも恐ろしい。
691('A`):04/10/05 01:19:49
でもこいつはもう喪男じゃないんだぜ?
金で人を買った悪いイケメンだ
それを安宅も良い様に物語風に書いてる…もう過ぎた事とは言え俺は凄く悲しくなりました
口だししてゴメンナサイ
692('A`):04/10/05 01:20:17
あえてレスしてやる。

だ か ら な ん だ?
693('A`):04/10/05 01:30:53
安宅ってなんじゃ?
やすたく?アンタク?
694('A`):04/10/05 01:36:59
都心へ向かう人間専用コンテナ。
その毎日の旅路は合計すると、きっと月よりも遠い

あーこういう言葉が浮かぶのが凄い。。
ホント凄い
695('A`):04/10/05 04:35:12
696オニ:04/10/05 05:33:24
70さんへ。月並みの感想ですがとても面白かったです。無理ない程度に頑張ってください。
697('A`):04/10/05 05:46:12
>>693
「あたか」だ。と、俺は良い奴だからマジレスしてやる。
>>694
そのあたりの表現が春樹っぽい。

70の話、よしもとよしともの絵で読んでみたかったり…
698('A`):04/10/05 06:46:38
>>70
こちらこそありがとう。すごい惹きつけられるよ。もうあなたの話に虜だよ。
どんな展開になるのか想像もつかず、エキサイティングな気分です。
残り半分、頑張ってください。               ザ・フー&スマパン好きより。

ちなみに俺は、
中山可穂の「白い薔薇の淵まで」という作品を思い出したよ。
699('A`):04/10/05 07:23:12
>>697
へー村上さんの作品はこんな感じなのかな
じゃあ読んでみよう
俺こういう調子好きなんだ
700('A`):04/10/05 08:13:50
まったくとんでもない糞スレだな。スレタイでわかる。


ちきしょーーーっ!俺は70氏の世界にどっぷりだ!
最近は目にするのが怖くて、
遠ざかっていた世界に突然放り込まれちまった。

ちきしょう・・・神め。糞スレだったはずなのに(つД`)
701('A`):04/10/05 12:46:45
自分で糞70って言ってる事だし有る意味糞スレ。気になる糞すれ
702('A`):04/10/05 13:05:44
        -― ̄ ̄ ` ―--  _         
            , ´  ......... . .   ,   ~  ̄" ー _
          _/...........::::::::::::::::: : : :/ ,r:::::::::::.:::::::::.:: :::.........` 、   
         , ´ : ::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::::: : ,ヘ ::::::::::::::::::::::: : ヽ
      ,/:::;;;;;;;| : ::::::::::::::::::::::::::::::/ /::::::::::::::::::: ● ::::::::::::::::: : : :,/
     と,-‐ ´ ̄: ::::::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::r(:::::::::`'::::::::::::::::::::::く
    (´__  : : :;;:::::::::::::::::::::::::::/ /:::::::::::`(::::::::: ,ヘ:::::::::::::::::::::: ヽ
         ̄ ̄`ヾ_::::::::::::::::::::::し ::::::::::::::::::::::: :●::::::::::::::::::::::: : : :_>
            ,_  \:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: `' __:::::::::-‐ ´
          (__  ̄~" __ , --‐一~ ̄
                         凄く風ぽぃくてだりぃ…


703('A`):04/10/05 15:21:44
上等な小説の連載を読んでる気分。
続き楽しみにしてます。
70470 ◆DyYEhjFjFU :04/10/05 15:42:14
文体に関してレスが多いですね。ちょっと驚いてます。
たぶんレスをつけてくれる皆のほうが、よほど多くの表現を知ってるような気がします。
その読書量はぼくなんて足下にも及ばないと思う。。。
ぼくの文体ていうか、ノリはロックの歌詞から貰ったものです。
例えばオアシスのスタンドバイミー。

 日曜日にメシを作ったのに吐いてしまった。
 ぼくには学ばなくちゃいけないことがいっぱいあるんだ。
 言ったとおり。いつか出ていくよ。
 心が燃えてしまわないうちに。

これは頭の4行だけど、このノリってかなりかっこよくて
こんな感じに男女の出会いの話を1000行も書けば、
ラブストーリーがひとつ出来ちゃうんじゃないかって思ったわけです。
ところが問題もあって、例えば風景の描写なんかをこの調子でやるとひどく骨がおれる。
やってみると分かると思いますが、このノリを保てなくなってくるんですね。
そうなると、比喩で埋めたりとか。。。試行錯誤を繰り返してしまう。
おなじ言葉を二度繰り返して使うのはサビを意識してたりとかw
普段本を読まないぼくにも、かなり好きな作家がひとりいます。
そろそろ現れて、いきなり指摘してくれるんじゃないかな。
あからさまにパクってるところも数カ所あります。
暴いてくれる人、お待ちしています。

それから、皆の関心と文章に対する真摯な態度のせいで
遊び気分で書いてられなくなりました。
ぼくごときが真面目になったところで、たかが知れてるわけだけど本気いれます。
(変わらねーじゃん。なんて言わないでね)
これから続き書きますけど、仕事も残ってるので
アップは日付の変わる前くらいかな。定時でw
705('A`):04/10/05 16:10:26
70氏の謙虚さにも頭がさがるおもいだ
色んな意見もあるけど良いものは良い

映画「レオン」のような危うさと切なさを感じるのは俺だけ?
…つまらん感想でスマソ
続き期待しとります
706('A`):04/10/05 16:18:57
>>70
1つの投稿分の文章書くのに
どれくらいの時間掛けてるの?
707('A`):04/10/05 16:28:18
70,どこまでもかっこいい70
708('A`):04/10/05 16:37:42
>>704
とっとと釣りって言えや糞
70970 ◆DyYEhjFjFU :04/10/05 16:54:00
>>706
文章だけだと一〜二時間はかかっちゃいますね。
一回づつアップするわけだから、あとでやり直しきかないので
前後の繋がりを考えるほうが時間かかってます。
実際に書き始めるまでが時間かかるかな。
でも、伏線として書くたった一行に何時間もかかることもありますけど。
あの、皆さん。あくまでシロウトが趣味で書いてるだけなので
過剰な期待に応える自信はまったくありません。
ポテチでも食べながら、スポニチのエロレポート読む感じでお願いしますね。
710('A`):04/10/05 16:56:39
キモウゼエ
711('A`):04/10/05 16:58:36
まだオナニーだということに気づいてないのか。
そんなに自分のこと書きたけりゃ

 H  P  作  っ  て  日  記  書  け  や
712('A`):04/10/05 16:59:07
>>709
だいじょぶだ。俺は過剰な期待なんぞしてないし、
糞スレにある長文コピペを退屈しのぎに眺める気分でいる。
だから、次回を心待ちになんて決してしてない。
あくまでも、暇つぶしだ。


だがな、俺はオマイの書き込む世界にどっぷりだ(つД`)
もう抜けられん・・・はまってしまったよ。
713('A`):04/10/05 16:59:44
冗長で心理描写等々は飛ばして読んでます。
知りたいのは
恵子が何者か
恵子とどうなったのか

これだけ。
714('A`):04/10/05 17:11:27
つまんねえ。長いだけ。
715('A`):04/10/05 17:17:21
そんな短時間に1人で頑張ってアンチ気取らなくても・・・
俺は文章として楽しみにしてる。
展開は二の次かな
716('A`):04/10/05 17:17:49
面白くも何ともない。オナニー文章。
717706:04/10/05 17:25:17
>>70
レスありがと。
やっぱ時間掛けてるんだねぇ。
718('A`):04/10/05 17:39:10
上がってんのー
下がってんのー
みんなはっきり言っとけー

(´A`)下がってーる
719('A`):04/10/05 17:40:16
そんなことないだろ?
720('A`):04/10/05 17:50:38
うざいならここ来なきゃいいんじゃね
721('A`):04/10/05 17:53:42
キャバのバイトなら普通以上のルックスの持ち主なら大体やってるだろ。
722('A`):04/10/05 17:55:29
たしかにな
723('A`):04/10/05 17:56:53
漏れのメル友も元キャバ嬢だったよ。バイトって言ってた。
案外普通なのかもね。
724('A`):04/10/05 17:56:59
ガイドライン板に晒されたせいで変なのが寄りついてるけど
続き楽しみにしてます
725('A`):04/10/05 17:57:50
まぁ他のスレでもそうだが、ある程度成長すると
age荒らしが来るんだよね。毒男板も喪板も。多分精神的に煮詰まってる人がやってるんだろうけど・・・

あんまり気にしないことを勧める
726('A`):04/10/05 17:59:57
AVは1本出たぐらいじゃ知人にも親にもバレないから
727('A`):04/10/05 18:04:00
だからガ板に貼るなと言われるわけだ と
728('A`):04/10/05 18:42:44
一度みにきてクソスレだとおもって無視してたんだが・・・
ガ板からきちゃいました
729('A`):04/10/05 18:48:13
キャバクラにいってみたら?わりと地味な子もいて、余計鬱になるだろうけど
730('A`):04/10/05 18:58:13
70しえんしえん
731('A`):04/10/05 19:02:04
       ,. - 、
      /_  膨 \
     if゙::`''´:::::.`'´::i
     l i;;;r=、__;;r'ヽイ
    __rゝ、li ー-' 〃
  ,r'´  ``ヾ=zョョzリ-、    _ノ
  / __ _ _ i! `_ニ´ヽ `""´/
 fヽゞ' `' ノr‐'´  _,,..ヾ'''く´
 }``i,    ゙つ, ‐'´  " il`ヽi
. fシ′ゝ='´ノ´      》  }__
 Y/-一'´彡      ヾ、f_)ノ ,ヽ
  〉-‐'''"""''''''''''''''"""""'''ーrニ-'‐'
  |                   {
. /``''ー- r-ァ       ,  }
ヾ,`ー- ,fミミシ`ヽ、,,_  _   _ノ
. Y⌒'7=ニラ、:::::::::/r, Eヨヾノ、
.  〉. |  /  `゙く<::| ' 「;]/:》l
  {. |  /     \' 彡'/ j、
.  〉''L_/ヽ、  三ュ.}` ´   イ
  {     `ヽ, ニ,ノ     ミ,
.  }  ,      Lrヽl!    、f
  /_r'´   r-f´ ゝj !   ヽj'
._ノ大"´   /   {ヽ _,,,... イ
lr、`''―rr一/      |    ,リ
|Y   // /       l   〃
!^  // /       { -‐ 《!
!  〃ノ          |__  ,.-ゝ、_
l  {{ i        `ー'ヽ- ==''
|  _,, -ヽ、
`く,__,,,;;z=''
        ここでCM
732('A`):04/10/05 19:42:55
ワロタ

突然だもんな
733('A`):04/10/05 20:14:16
東京都世田谷区のキャロットタワーから来ました。
>>70
ひとつのエンターテインメントと考えて楽しませてもらってるよ。ありがとう
734('A`):04/10/05 20:15:48
ガ板のせいにするなよ
70叩いてる池沼は劣等感丸出しのここの住人だろ
やっべ。面白い。
喪男板から適当に頭悪そうなスレタイ選んで放置して、
帰宅中の車内でロードしたらこれとは。
70糞でもうんこでもいいから、がんばってくれ。
736('A`):04/10/05 21:16:37
お前らどこから来たのよ
737('A`):04/10/05 21:18:39
>>698
喪男であれを読むやつがいるとは驚きだ
738('A`):04/10/05 21:19:45
あ、喪男とは限らないか…木綿
739('A`):04/10/05 22:09:50
超面白いです。
雰囲気好きです。
がんばってください70!
740('A`):04/10/05 22:13:21
とりあえずあんまり肩肘張らないで、適当にウンコ流して欲しいね。
で、出されたウンコは喪男が残さず食べると。
741('A`):04/10/05 22:24:11
>>70
いいよいいよ〜気張らず書いて。
でも一生懸命書いてくれている70に対し俺は全力で読むよ!
So don't go away〜
742('A`):04/10/05 22:50:03
げえぇ
追いついてしまった
続き気になりすぎ
これサウンドノベルで読みたいです
743('A`):04/10/05 22:55:41
普通に小説読めよ・・・
744('A`):04/10/05 23:05:04
70のレスってだんだん余計な記述が増えてて
最初のころの惹きつけられるような文ではなくなってるっぽいです。
人気が出てしまった作家が出版社に書かされてる様な印象になっちゃってますよ。
ま、お金出してるわけじゃないからかまわないですが。
745('A`):04/10/05 23:18:58
>>742-743
俺様は紙に書き写して読みたいです
746('A`):04/10/05 23:20:42
今日ここを初めて知って、1時間半〜かけて追いつきました。
>>70すげーーー!どんどん吸い込まれていきました。
応援してます!!

完結したら、だれかスキルある方、まとめサイト作ってください
747('A`):04/10/05 23:39:33
気になって調べてみたんだけど、SL500たっかー(゚Д゚)!
ttp://www.vividcar.com/cgi-bin/WebObjects/f1b8d82887.woa/wa/read/f1bb29c916/

748('A`):04/10/05 23:46:23
          1       2      0       0      ま      ん
\____     ______________________________/
     /_,. ゝ、__ノ::::::.  ,.ゝ、/::::/::/-―-/、     ,..ヽ!-―‐-ヽ::',-、ヽ::::.:.:.:.:.:ヽ:.:.:..:.:.:.:/
    '"´ /::,ィ´ ̄ヽ:::/  /::::/!/,. -- 、            ___ ヾ ` ヽ:ヽ:.:.:.:::',:.:.:::::/  エ
  |      /'" ,ゝ_..ノ‐、   i::,.イ_,r=ァ'''''':ヽ        彡ニ;==`、,,_    ヾヽ.::::::',.:.:::i
  |、      '  !::/ー'r'´) '゙ ノ=! /-、ー-'::}         /-ヽ、_)::ヽ、_   ',:::::::!:.::|    ヘ
  | ``_     ヾ   `´ /:ノ  rー':○:ノ         、--':〇:::::::ノヽ=    〉::::|、::!
    |  i ___ ‐- ! :::/   ゙ー‐''´           `゙ー―‐'´     / ∧| !:}    ヘ
    ー‐'       --‐' .::i                            /:../:.: !ノ
                 /:.::!      ヽー;-――‐-----‐;           /:::/:.:. ー{    :
              i::::/〉、      \        ノ             /:::/::.: .:/_!
              |:/ i ::.ヽ       ` ー --- ‐'´           /イ:. .::,.イ´ `;-、
     _,. --――-- ..__ | ::: :.ヽ                      ´ /.:..:,.イ ゝ-':. .ヽ、__,. -'⌒
     ヽ        ヽ! :::: ::. ::\                    ,.ィ::/:: | ::.:  :: ::: :: |
74970 ◆DyYEhjFjFU :04/10/06 00:04:29
SL500たっかー(゚Д゚)!
750('A`):04/10/06 00:05:14
>>749
(*´¬`)!
75170 ◆DyYEhjFjFU :04/10/06 00:08:39
タクが玄関前に横づけして止まると
母が待ちかまえていたように玄関から出てきた。
まるでぼくの帰宅を知ってたみたいだ。
なんでだろう?
たぶん不思議そうな顔してたんだろう。
ヒロのお母さんに電話で連絡しておいた。と彼女は言った。
二度も突然やって来るわけにはいかないんだし。
お互い様でしょ。と言って彼女はつくったような無表情になった。
彼女の顔から笑顔が消えるとひどく冷たく見える。
彼女はぼくが見たフロッピィのことをほのめかした。
ヒロのシステム手帳とケータイの中身ををすべて拝見しました。
ヒロの住所と会社の住所。太田君の住所と、その他すべてのアドレス。
重要なところはぜんぶわたしのメモリに転載済みなんだから。
まぢですか。
すると、ぼくのお気に入りのパンチラサイトもばれたんだろうか。
ってことは、ほんとは制服ミニスカ好きってこともばれたんだろうか。
飲んでるときに教えてもらい、たしかURLを手書きで1ページに大きく書いたはずだ。
彼女ならURLを一度開いてみるくらいのことはやったかもしれない。
それからオタ。ごめんよ。おまえの圧縮前の名まで知られてしまった。
ぼくは叱られた子供みたいに、シートで小さくなるしかなかった。
クマを握ったままなのでよけい間抜けに見えたはずだ。
母の小言がぼくをとらえる前に、2階自室へ急いだ。
姫様も心得てて、母の注意を自分に集め、いつの間にか台所へとふたりで消えてしまった。
シャツを脱ぎ捨て、ネクタイを放り投げ、ユニクロのスウェットに着替える。
カーテンを開けると、灰色のたくさんの雲に反射した光が部屋の中に溢れた。
よく晴れた日の日射しは部屋に暗い影をつくる。
曇った日のほうが部屋の中は明るい。
均一にまわった光の中では、ぼくの部屋はあまりにもふつーに見えた。
なんの面白みもない、個性の欠片すらない仕事に忙しい独身男の部屋。
やたらと山積みになってる音楽CDも、沢山の雑誌も
音楽に造詣深いっていうよりは刹那的な趣味。
むしろオタクの嫌な臭いが漂ってきそうに見える。
ベッドに潜りこむと、ぼくは落ちるように眠った。
眠りに落ちながら、階下で姫様の笑う声を聞いた。
細くて高いのにちっともうるさくない。子守歌には最適の音域。
その子守歌には間違いなく、
ぼくを包みこんで落ち着かせてくれる魔法のような力があった。
眠りの導入をうながしてくれる、日なたの匂いにも似た清潔な安心感があった。
75270 ◆DyYEhjFjFU :04/10/06 00:09:15
汗をかいていた。
夕食を運んできてくれた彼女の気配で目覚めたとき
布団の中はもう病人の匂いに湿っていた。
彼女はぼくの胸に、冷たいひんやりとした指先を置き
「ヒロかわいそう」と言った。
「ごめんね。今夜はずっといっしょにいてあげるね」と言った。
ごめんね、と謝るのは横須賀の夜のことかな、と思った。
そう聞いたとき、ぼくは彼女が横須賀を訪れたことを
やっぱりちっとも後悔してなくて、満足しているんだと確信した。
だからここにいるよ。
ヒロのそばにいるよ。
そんな意味かなと思った。
本意がつかめず、いぶかって姫様をみつめると、自然に目が合った。
優しげなのになんとなく怒ってる感じもする、
カラコンでもないのに、うっすらとブラウンの混じった大きい瞳。
ぼくの知らない風景をたくさん映してきたんだろうな。
渋谷の町はずれのドラム缶と焚き火に燃えあがる、いろんな欲望の光彩。
虹彩に刻まれた残酷な風景。閉じることもかなわなかった。
姫様はそのぜんぶを受け止めるには若すぎたんだと思う。
すすり泣きと落胆。
そうやっていくつもの晩を過ごしてきたんだろうな。
いまでも帰る家すらない。
姫様はいつだって、家には帰りたくないと言った。
それを実行に移すために若い女の子がとれる選択肢は
たぶん、いくつもない。
姫様の瞳の奥に眠る風景。
ネオンサインと、その明滅に沈む渋谷の街。
でも、よく考えてみろ。とぼくは自分に言った。
ぼくにしたところで、それは同じなんだ。
ぼくだけが特別じゃないんだ。
ぼくは金を支払い、気の済むまで
彼女を渋谷の夜の中に縛りつけようとしている。
75370 ◆DyYEhjFjFU :04/10/06 00:09:54
プラスチックの白いスプーンが
やけに子供っぽく見えて
姫様がそれを手にしたとき、ぼくは自分で食べる。と言った。
照れくさかった。
起きるのは面倒だったし、正直食欲はまったくなかった。
でも姫様がわざわざ作ってくれた雑炊なら、食べる。
無理しても残さず食べる。
いつの間にかストーブに火が入れられていて、部屋は暖かだった。
彼女はぼくが食べる横で
どうやって作ったかとか、ちょっとした工夫があるとか
母といろいろ話しをしたとか、とりとめのない話をした。
そのうち、興味が部屋に積まれたCDに向けられ
そのうちの一枚を借りてってもいいかと訊いた。
ぼくは、ただうんうんとだけ頷いた。
言葉を口にしようとすると咳になる。それに体が重かった。
それから雑炊が美味くて、食べてるうちに食欲が湧いてきたほどで
そっちに集中してたせいもある。ぼくはサラダまできっちり平らげた。
ごちそうさま。手を合わせると彼女は喜んでくれた。
ベッドに横になって、目を閉じる。
彼女の指先を唇に感じた。
形のいいネイルのさきっちょが、ぼくの口の上をかすめて踊る。
彼女は何かの歌を歌っていた。かすれるほど小さい声で。
そして歌いながらぼくにこう訊いた。
「どこまで分かったの?」
フロッピィのことだと思った。すぐにそうだと分かった。
ぼくは何も言わなかった。実際理解できてることなんてひとつもない。
だから答えることができなかった。
「ヒロ。お願いだから、ヒロからは見えないわたしを追いかけないでね。
そこで立ち止まってね。もうじき終わるから。もうちょっとでぜんぶ終わるから」
彼女はそう言って、ぼくのお腹のあたりに頭を重ねた。
もうちょっとですべて終わる、と言った。
間違いなくそう言った。
ぼくは目を閉じたまま、何も答えなかった。
やっぱり重すぎる。
ほらみたことか、とオタの叫ぶ声が聞こえる。
あの夜はどのくらい巻き取られたんだろう。
ぼくらにはあとどのくらいの時間が残されてるんだろう。
何も答えないまま、ぼくは眠りの中へ逃げこんだ。
彼女の声。
それは細くて子守歌にはぴったりのやわらかさ。
ここにいるよ。
ヒロのそばにいるよ。
754('A`):04/10/06 00:10:42
キタ━( ´∀`)゚∀゚)*゚ー゚)-ω-)*>∀<) ゚Д゚)´ー`)・∀・)*´∀‘)冫、)´Д`)丶`∀´━!!
755('A`):04/10/06 00:12:43
切ないねぇ。お疲れ。
756('A`):04/10/06 00:14:44
=まとめ=
個人情報を握られガクブル
757('A`):04/10/06 00:16:22
大沢在昌「心では重過ぎる」

キタ━( ´∀`)゚∀゚)*゚ー゚)-ω-)*>∀<) ゚Д゚)´ー`)・∀・)*´∀‘)冫、)´Д`)丶`∀´━!!
758('A`):04/10/06 00:17:00
読んでないけど感動しました。電車男より泣けました
759('A`):04/10/06 00:17:57
一気に佳境を迎えそうな予感…

関係ないけど、ヒキモッコリスレを思い出した。
760('A`):04/10/06 00:19:23
彼女死んじゃうのかにゃ・・ドキドキ・・
761('A`):04/10/06 00:20:24
=ここまで一番の被害者=

    デブヲタ
762('A`):04/10/06 00:21:08
キタ!゜+.(・∀・)゜+.゜

乙です!
安心したところで、明日ゆっくり読もう
ノシ 
763('A`):04/10/06 00:37:42
お疲れ様!

寝る前に、と思って覗きましたが
もう少し寝るのが遅れそうです
764('A`):04/10/06 00:51:26
そんなシチュエーションのAVはありますか?とオレがビデオ屋で聞くと、
無精髭を生やしたイカツイ店長は、にこやかにオレの肩に手を乗せ「帰れよ」と言った。

よりは素晴らしい話の結末を迎えて欲しいものだな。
765('A`):04/10/06 00:52:10
あぁ、俺は運がいい
只のl暇つぶしで見たスレでこんなものを発見するとは思わなかった
>70に会えた事を感謝する
【 html化されたこのスレを読んでいるお前へ 】

おい、お前。そう、お前だよ。
「このスレおもろいから見てみ」「2ちゃんの歴史に残る名スレだぜ」
とか言われてホイホイとこのhtml化されたスレを見にきた、お前のことだ。
どうだ?このスレおもしれーだろ。
でもな、お前はこのスレを読むだけで、参加することはできねーんだよ。
可愛そうにな、プププ。
俺は今、ライブでこのスレに参加してる。
すっげー貴重な経験したよ。この先いつまでも自慢できる。
まあ、お前みたいな出遅れ君は、html化されたこのスレを指くわえて眺めてろってこった



と普通にコピペしたくなる程の作品だ。
いやーこれがネット文学と言うやつですか。
更新がんばってください。


と、作者にもリアルタイムでメッセージが送れてしまうわけだ。プププ。>今見てるお前
767('A`):04/10/06 01:09:10
告白スレといいココといい、最近の毒男板は豊作だな。
768('A`):04/10/06 01:09:19
70の好きな作家って誰なんだ?
769('A`):04/10/06 01:14:34
バカかおめえは!椎名誠に決まってんだろがコノヤロ
770('A`):04/10/06 01:15:34
いつから毒男板になったんだこれは
771('A`):04/10/06 01:21:53
一般人が喪男板にくるなぼけが
もてない男の領域を土足で踏みにじる70は車にひかれて氏ね
772('A`):04/10/06 01:23:22
自治厨すっこんでろ(・∀・)
773('A`):04/10/06 01:25:01
椎名桜子
774('A`):04/10/06 01:25:28
カルト宗教スレですか?
775('A`):04/10/06 01:44:18
椎名法子
776('A`):04/10/06 01:46:42
【 html化されたこのスレを読んでいるお前へ 】

おい、お前。そう、お前だよ。
「このスレおもろいから見てみ」「2ちゃんの歴史に残る名スレだぜ」
とか言われてホイホイとこのhtml化されたスレを見にきた、お前のことだ。
どうだ?このスレおもしれーだろ。
でもな、お前はこのスレを読むだけで、参加することはできねーんだよ。
可愛そうにな、プププ。
俺は今、ライブでこのスレに参加してるけど
>>70の昔語りのうpを待つだけの身だから
別に何かできるわけでもない。
まあ、お前みたいな出遅れ君はかえって待たされたりしなくていいかもな
まだまだ続くから楽しんでくれよ。
777('A`):04/10/06 01:47:08
778('A`):04/10/06 02:32:23
おれはリアルタイムで見ている!!!!!!

779オニ:04/10/06 02:44:58
>685
>>70が恵子に使った金は総額いくらなんだろうな
>やっとこの質問してくれる人が来てくれて嬉しいです。
>高出力の輸入2シーターが買えるかもしれません。
>(彼女がビジネスに徹してたとしたら。ですけど)

野暮な疑問になるけど、恵子さんは途中から商売っ気を出さなかったって
ことなのでしょうか(でないと一千ま、、、)。

70さんへ 切なさと笑いの混じり具合が堪りません。体調等には気をつけて
頑張ってください。
780('A`):04/10/06 02:54:59
文体も雰囲気も全然違うけど、夢野久作な気がする。

いや、なんとなくね。

家事芋と次郎が今生きてたらこんな感じの文を書く気がしないわけでもないともいいきれなくはないとおもう。
781ビス子:04/10/06 03:21:38
>70さん
吉田修一???
「最後の息子」「パレード」とかを髣髴とさせる文体だなと思ったんだけど。

石田衣良はもうでているしなぁ。乙一??
782('A`):04/10/06 03:27:27
ガ板からきました、面白いかも。
783('A`):04/10/06 03:46:14
俺は原田宗則っぽいと思う。
784('A`):04/10/06 03:55:39
最初の方で仄めかしているが
70氏とその彼女が、今はもう一緒に居ないっていうのが悲しいな

後、物凄く美人という描写がなされてるので
どんな顔なのか凄く気になってしまった。

しゃーしーんーうーp−!
785('A`):04/10/06 03:58:11
生涯で、最も鮮やかに彩られた日々がここにある。
 それは、夢見れど、誰しもが経験できるものではない。

彼の過ごした、切なく危うく甘美な時の流れは、
 彼の想像しうる限り、表現しうる限り、最大の美しさとともにあり・・・。


名もなき聴衆は次の旋律を待つ。
美しきものは在るべきところへと至るのか。
あるいは美しきものは暗い影に消えていくのか。
その時がくるのを、そっと待つだけ。 
786生涯童貞20:04/10/06 04:04:05
中古の女は市ね
優良さんみたいな恋人がほしいな
恋愛と結婚が別とか言ってるのは何でだろ〜
とりあえず70は市ね妄想物書きはどっかいってろうざい
787('A`):04/10/06 04:08:19
>>786
一人場違いだから、君がどっか行くといいよ
788('A`):04/10/06 04:11:59
原田宗典はもっとこう、ウジウジした表現だと思う。
でもそのウジウジさが妙に気持ちをくすぐるんだよなぁ…
789 ◆DV/S0pRVW. :04/10/06 04:18:41
本当に一つだけ、70 ◆DyYEhjFjFUさんに突っ込みたいことがある。
でも、私も70 ◆DyYEhjFjFUさんの文を楽しみにしているから、後まで書ききって欲しい。
そうしたら、私も書き込むから。
790('A`):04/10/06 04:20:37
>>783
初期の、というか「優しくって少しばか」にチョト似てるかもしれない。
791('A`):04/10/06 04:25:33
すごい面白い。私もこんな凄い物をリアルタイムで見てる〜〜!!
私は内容は村上龍に近いと思うなあ。文体は春樹の方かも。
正体不明な風俗嬢のせいで非日常的な世界に巻き込まれるあたりが
村上龍の「コックサッカーブルース」とちょっと似てる。
でもコックサッカーブルースより面白いよ!
792('A`):04/10/06 04:35:00
やっぱ石田衣良に似てる
793('A`):04/10/06 04:37:11
こんなタイトルのスレに、こういうのが潜んでいるから、2chをやめられないな。
794('A`):04/10/06 04:37:40
浦賀和宏を思い出した。
それよりもっとここちの良いテンポがあるけど。
最後までがんばってね>70
795('A`):04/10/06 04:55:43
池澤夏樹好きの俺がこのスレに興味をもちました
796('A`):04/10/06 07:52:55
一気に読んじゃいました。こんなにドキドキしながら見るスレは久しぶり。
良スレはいつも終わったあとに知ってばかりいたので、
こうしてリアルタイムで見れて嬉しい( ´∀`)

70さん、終わりまで頑張って(・∀・)ムリシナクテイイカラネー
797('A`):04/10/06 08:32:45
>>789
俺は、
70氏の書きこみは楽しみにしてるが
おまえの突込みなど楽しみにしてない
798('A`):04/10/06 08:43:02
>797
これで>789がその彼女だったら祭りなんだけどな
799797:04/10/06 08:43:31
なるほどーーーーーーー!!!!!!!!
800('A`):04/10/06 09:02:16
>>797は関係ないだろ
801('A`):04/10/06 09:09:11
突っ込みは、私はそんなに綺麗じゃないよ!的な事とか謙遜しちゃったりなんかしたりして

まぁ、この物語の最後は彼女の死で終わる気はするんだけども・・・
失踪とかなら、PCの知識は豊富のようだし、2chにいてもおかしくないかなw
802('A`):04/10/06 09:10:44
某板よりこっそり。
面白い。夜更かしした。
なんとかリアルタイムに追い付いた。
803('A`):04/10/06 09:16:28
素晴らしい
感動した
国民栄誉賞
804('A`):04/10/06 09:34:43
この俺が今のうちに予言しておく!!!














きっと?????が???で???????に違いない!!
805804:04/10/06 09:35:59
ハァ・・・失敗
気にしないでくれ・・・
806('A`):04/10/06 09:50:36
初めてこのスレ見たが、すげーなおい。
プロだろこれ?本当はプロなんだろ?
807('A`):04/10/06 10:17:17
>>803
まだ感動するのは早いだろ
70氏の存在には感動するけどな
808('A`):04/10/06 10:52:52
これ全部終わったらマトメサイト必要だね。
809('A`):04/10/06 11:43:17
70以外のカキコイラネ

無駄に埋めんな
810('A`):04/10/06 11:45:32
よく読むとありえない流れだな。フィクションならフィクションって言えばいいのに。
811('A`):04/10/06 11:51:53
姫様=あびる優 と、脳内変換して読んでます。
812('A`):04/10/06 12:02:14
風俗ばっかり行ってるキモメンが集うすれはここですか?
実はプロで、続きは本買ってね

ってことだったら、俺は買う。多分。

>>792
オタクのキャラがぽい。っていうかこのスレに上がってる他の人は知らんけど。
814('A`):04/10/06 12:22:10
そうですけど、何か?
815('A`):04/10/06 12:30:54
無駄に埋めるな
余計なことは書くな

70氏 ガンバレ 応援してます。
816('A`):04/10/06 13:01:37
追いついた、一気に読んだ。
姫様が芸能人で誰に似てるかキボン >70氏

頑張ってくれーい ノシ
817('A`):04/10/06 13:08:58
まぁまぁ、どうせ次スレ立てるんだし。
声援ぐらいいいでないの。マターリしやうぜい。
818('A`):04/10/06 13:14:35
>>813
ノシ
俺も買う。
次のページを読みたくてしかたがないが、
読むことが出来ないもどかしさがある。
時間を忘れて読み進めてしまうのは
ここしばらくは経験がなかったこと。
819('A`):04/10/06 13:18:52
無駄に梅てみる
820('A`):04/10/06 13:25:13
なんでこんなに人いるの?
またどっかに晒されたの?
821('A`):04/10/06 13:25:50
>>70以外のカキコを見えなくする手は無いものか…
822('A`):04/10/06 13:31:26
>>821
70氏のレスだけ抽出して嫁
823('A`):04/10/06 13:33:25
>>820
例によってガ板だよ……
俺もそこから飛んでこのスレを知ったんだけど、そういう人には無駄なカキコしないで欲しい。
824('A`):04/10/06 13:38:50
>>823
あんたみたいな人がガ板にいるとわかっただけでも収穫だ
ガとかから来る人、けっこう観光客気分だからさ
どこの板でもそうだけど荒れてるスレでもないのに平気で「記念カキコ」とかしてくる
静かな観光地で観光客の落書きを見てうんざりするあの感覚とまったく同じ
ちょっと滅入ってたところ
825('A`):04/10/06 13:40:05
>>1
女はそんなもんさー
俺の元カノもキャバはじめたし
かわいいとみんなそっちけいにいくもんよ・・・OTL
826('A`):04/10/06 14:02:10
続き早く!
なぜか涙ぐんでしまったよ。何なんだろう、この感情。
827('A`):04/10/06 14:18:27
女が欲しい・・・
828('A`):04/10/06 14:27:47
こーゆースレは嫌いだ
俺の時間をどこへやった
そんなにぐいぐい引き込むなよ畜生
829('A`):04/10/06 15:25:05
ていうかな喪男って連帯感があるからいいのに
女と普通に話せるような野郎はクンナ
おまいらブサイクとか普段馬鹿にするくせに調子いいな
830('A`):04/10/06 15:28:11
こう言ったら何だけど。
早いとこ破局?の過程が読みたい。
まあ向かい始めたような感じだけど。
他人の不幸がってわけではないですが。
積み上げた?ものが崩れる絶望感を期待。
831('A`):04/10/06 15:39:46
>>829
ナニこの人・・・
文章絶対からびっくりするほどモテナイ臭を感じる
832('A`):04/10/06 15:42:18
漏れは 姫=高橋マリコ(ウォーターリングガムCM) と勝手に脳内変換してる。
833('A`):04/10/06 15:42:55
>>831
こんにちは観光客
834('A`):04/10/06 15:49:47
次スレったってタイトルに困るな
70は明らかにスレタイとまったく関係ない話をぶってるわけだしな
835('A`):04/10/06 15:54:11
終了〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
836('A`):04/10/06 15:58:09
次スレ案

姫様を買ってみました

・・・センス無いな、スマソ
837('A`):04/10/06 16:02:59
>>836
いらん人間まで寄ってきそうで怖い。
一般にはスルーされるように、それでいて
70氏にちなんだスレタイはないだろうか?
838('A`):04/10/06 16:07:17
70がまた関係ないスレをのっとればいいんじゃね?
839('A`):04/10/06 16:10:10
最初はクリスマス用にデートクラブで
姫様を買ったのだから、スレタイとは
多少なりとも関連があるとは思うが。
840('A`):04/10/06 16:24:13
ほとんど関係ないだろ?
841('A`):04/10/06 16:32:03
70氏は>>539でスレ自立したくないっていってるし、
今のスレタイ気に入ってるって言ってるから、
このスレタイのままpart2じゃダメかな?
842('A`):04/10/06 16:38:18
>841
ああ、そうだな。70氏が気に入ってるのだったら
継続するのがよさそうだな。
843('A`):04/10/06 16:41:05
そうか、ガ板にさらされたから、急に書き込み増えたのか。
これ以上、さらさないで欲しいね。
844('A`):04/10/06 16:46:28
>>843
だからガ板のせいだけにするなって
他の板にも晒されてるんじゃないか?
845('A`):04/10/06 16:49:18
よく考えたら70はやっぱりスレ違いだな・・・・
846('A`):04/10/06 16:53:25
記念パピコも減ったことだし、ガ板を目の敵にする必要は無いのでは。
寧ろ、晒されたくないのならageるやつをどうにかすべき。

スレ違いとの意見もあるだろうが、まったくはずれてもいないので、
このままのスレタイ案に一票。
847('A`):04/10/06 16:56:25
70のわがままに付き合う必要はないだろう?
パート2なんていっても実質70のために立てるわけだろうし。
キチンとしたスレタイで独立させるべきだな。
848('A`):04/10/06 17:23:21
ぐへー、溜め込んで一気に読めるかと思ってたけど
まだ道半ばですか。>>70ガンガレ
849('A`):04/10/06 17:33:22
素敵な経験をした。
850('A`):04/10/06 17:34:58
なんかアンチ70が次スレを立てさせたくないみたいですねw
キチンとしたスレタイの案を出さずに文句だけ一丁前につけるあたり
さすが喪男って感じ!!
851('A`):04/10/06 17:51:48
70のために次スレを立てる訳じゃない。
俺を含め70の物語の続きが知りたい奴らのために立てるんだろ
それなら、70氏の要望にこたえて、今の通りのスレタイで良いじゃないか。
852('A`):04/10/06 18:22:02
女が皆風俗…2糞目


で良いではないか。
853('A`):04/10/06 18:46:15
【リカ】姫様とピンクのクマ【ヒロ】


で良いではないか。

854('A`):04/10/06 19:02:25
ヒロポンのクマりか
855('A`):04/10/06 19:08:23
オタGJ!


で良いではないか。
856('A`):04/10/06 19:13:25
次スレ立てるとすりゃ70氏の続きが読みたいから立てるわけだろ。
なら、70氏の意見を尊重しとくのが妥当だと思う。


あと、電車内の女がみんなヤリマンに見える。
857('A`):04/10/06 19:35:54
【リカ】pinkのクマみるとチンコ起つんです【ヒロ】
858('A`):04/10/06 19:49:17
もしかしたら女にも男がみんなホストに見えたりしてるのでは
859('A`):04/10/06 20:12:09
とりあえずそのままのスレタイパート2でいいだろ。
てゆうかお前らさ、
いちいち「またどこかに晒したのかよ」、
とか「観光客うぜえ」みたいなけち臭いこと言うなって。
偶然ここに70と遭遇したことは、住人も他の所から来た香具師も同じなんだからさ。
温かく70を応援しようぜ!!!
860('A`):04/10/06 20:19:21
こうして観光客に乗っ取られる哀れなスレ
861('A`):04/10/06 20:26:04
で良いではないか。
862('A`):04/10/06 20:34:52
つーわけで次スレタイは
【観光客に乗っ取られた哀れなスレ】
で決定w

863('A`):04/10/06 20:44:41
やべぇ・・・引き込まれちゃったよ・・・。
864('A`):04/10/06 20:53:57
おもしろ過ぎるわ
70ガンガレ
865('A`):04/10/06 20:57:14
>>859
だまれ自治厨
866('A`):04/10/06 20:57:17
>>860
俺は違う
867('A`):04/10/06 20:58:33
>>865
お前だろ 俺はそんなこだわりを持つなといってるんだ能無し
荒れるから消える。
868('A`):04/10/06 21:01:19
>>867
お前も持ってるやんw
つーわけで、お前も消え失せろ
869('A`):04/10/06 21:04:32
>>70
森博嗣かな、と思った。サーボモータとかでてくるし。
870('A`):04/10/06 21:05:09
今初めて来たばっかりだけど消えるの流行ってるみたいなので消える
871('A`):04/10/06 21:06:12
今、初めてコレ読んだ
こんな板来た事ねぇーけど、一気に読んだ おもろい 単純におもろい
>70氏
ありがとう そして続きもよろしく

872('A`):04/10/06 21:09:42
スレタイそのものを変えた方がよさそうだな・・・・
873('A`):04/10/06 21:10:11
二日前にこのスレの存在を知った。
2chじゃない某掲示板で。
何気なく開いたら「長文ウザ・・・。」
そう思いながら読み始めて、ここまで読んだ。

某掲示板にリンク貼ってくれた人ありがとう。

そして、70さん最後まで読ませちくりー!
874('A`):04/10/06 21:38:55
イケメンがみんなヤリチンに見えてきたら黄信号。

そんなことより、70氏頑張れ。このスレだけで完結させてくれ。
次スレ(゚听)イラネ
875('A`):04/10/06 21:41:01
女がみんな風俗嬢に見えることについて俺はもっと語り合いたいから、次スレは絶対必要
876('A`):04/10/06 21:49:14
素直に分けろ
877('A`):04/10/06 21:56:41
スレタイの話に戻そうや。
谷や塚にいるババアとガキ以外の女はほぼ風俗嬢だろ。
878('A`):04/10/06 21:58:32
もう>70氏単独のスレあってもいいんじゃねぇーか?w
どーせ次で終わるだろ?
モテねーヤツばっかの板なら、せめてそれ位の器量を持っててもいいだろ?
879('A`):04/10/06 22:04:26
70が勝手に割り込んで下らん話を垂れ流しているだけだろ?
続けたけりゃ他所に逝け、ネガれないだろう、これじゃ
880('A`):04/10/06 22:05:47
7070って本人が不在なのに議論してる方々はアホですか?
881('A`):04/10/06 22:07:20
70がいるとスレタイ話がしにくいんだよ・・・・
882877:04/10/06 22:19:42
>>881
めげるな。ところでリリー・フランキーによると新宿はヤリマンや
猟奇殺人者の屯するハードコア・タウンらしいがおまいはどう思う?
883('A`):04/10/06 22:27:39
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ
これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ これは実体験だ

今更言う事でもないが、信じることが明日への活力!
884('A`):04/10/06 22:35:09
無駄に埋めてんじゃねぇよ

アホか
885('A`):04/10/06 22:50:05
886('A`):04/10/06 23:03:19
女がみんなビッチにみえるたぁ粋なスレだねぇ
俺はその辺歩いている女は7割方ビッチにみえるが
不思議なことにこれまであった風俗嬢は7割方姫様に見えるよ。
事実、話してみると考えがしっかりしてたり頭が良さそうな感じ。

つうわけで
70氏のカキコを待ちわびてる人が多そうだが
実はかくいう俺もそうである。 
ここは風俗の待ち合い部屋だと思って
指名のオキニを待ちつつ猥雑な空気を楽しむことにするよ。
887('A`):04/10/06 23:24:14
>ここは風俗の待ち合い部屋
いいこと言うねぇ
88870 ◆DyYEhjFjFU :04/10/06 23:31:43
すごいことになってる。開いてみて驚きました。
このスレタイ気に入ってたんですけど
これを引き継いで次ってわけにはいかないようですね。
>>881 もっともです。
こんなに早くレス番が消費されるなんて考えてもなかったので申し訳ないです。
新しいスレタイでやるしかないですね。
889('A`):04/10/06 23:32:06
70キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
890('A`):04/10/06 23:33:15
リアルでキタ━━━━━ヽ(∀゚ )人(゚∀゚)人(゚∀゚)人( ゚∀)ノ━━━━━!!!!
早く続きキボン
891('A`) :04/10/06 23:35:08
今日は何時頃予定?
892('A`):04/10/06 23:36:37
スレタイなんて考えなくていいです。
早く続きを。
893('A`):04/10/06 23:36:51
もうね>>70氏は
神なのかと
英雄かもと
つか愛してる
89470 ◆DyYEhjFjFU :04/10/06 23:38:08
>>891 すいません。まだ書いてませんw
仕事で遅くなってしまいました。
1時間でアップします。
が、先に次ぎスレ決めておいた方がいいかな?
今日のアップから移動したほうがいい気がしますが。
895('A`):04/10/06 23:40:52
70のチンコペロペロ
89670 ◆DyYEhjFjFU :04/10/06 23:41:56
スレ立てたことないのでちとあせる。
ちょっとやってみますね。
うっはw 地震! もう止めろってことなのかも。。。
897('A`):04/10/06 23:43:10
地震キターーー>関東
898('A`):04/10/06 23:46:48
なんか楽しそうな70タン
899('A`):04/10/06 23:47:34
70氏と信者の方々はくれぐれも他のスレまで進出してこないように
お願いしますね。
ここを毒男板みたいにしたくないので。
900('A`):04/10/06 23:50:37
>>899
他所には行かんからお前も来るなw
901('A`):04/10/06 23:52:00
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
とか言って電車男みたいになってきたね
誰かまとめサイト作って商用利用したら?
902('A`):04/10/06 23:52:56
これはドラマになりそうだよな
俺もそんな経験がしたいぜ
903('A`):04/10/06 23:54:18
電車男は本になるそうだが、著作権やらはどうなってんだろうか
904('A`):04/10/06 23:55:54
ひろゆきとまとめた香具師。
それとうそ臭いけど一応電車男らしい。
905('A`):04/10/07 00:04:07
>>858
もしかしたら女にも俺がホストに見えてるかも

もてないけど
906('A`):04/10/07 00:08:26
それはないから安心汁
907('A`):04/10/07 00:19:32
で良いではないか。
908('A`):04/10/07 00:23:09
>70

で、結局次スレは立てられたのか?
無理なら早めに言って下さいな。
909('A`):04/10/07 00:27:45
オナニーでもして待ってるか
910('A`):04/10/07 00:38:46
もし作るんだったらの話だけど。
漏れまとめサイト作ってみたい・・・

Web板住人なんだけど、xreaの有料スペース持ってて
あんまし活用できてないんだよね。
911('A`):04/10/07 00:40:41
続きはまだかな??
912('A`):04/10/07 00:42:10
専用スレは立てないのがいいと思ったけど立てるならスレタイは『オタ、愛してる。』で。
913('A`):04/10/07 00:44:27
>>910
よろしく
914('A`):04/10/07 00:44:35
>910
>70さえ良ければ作ってよ
改めて読む時に助かるし...
915('A`):04/10/07 00:45:34
>>910
>>670以降でもまとめサイトの話が出てきたのだが、その話はちと早いかということになった。
それについては>>70の話が完結した後ゆっくりと話そうじゃないか兄弟。
916('A`):04/10/07 00:48:08
タノシミー
917('A`):04/10/07 00:48:25
久々に来たらえらい人が増えていて驚いた。
918('A`):04/10/07 00:48:43
まとめサイトなんて要らんです。
作るとロクなことありませんから。
919('A`):04/10/07 00:50:04
事件はリアルタイムで進行中
920('A`):04/10/07 00:50:22
作ったとしても喪板の名は出さぬが吉やね。
921('A`):04/10/07 00:51:30
そだね、電車男みたいになって板が迷惑するのはいかんね。
922('A`):04/10/07 00:51:50
ただでさえ流入してるのにまとめサイトは勘弁
923('A`):04/10/07 00:54:11
板名出さないでほしいですね
完結した後なら
>>670でも>>910でも作ってみればいいんじゃないですか?

私は読み物はまとめて読みたい
そんな人もいるからまとめサイトは助かります
924('A`):04/10/07 00:56:34
名前:('A`)
↑もちろんこれも消しとけよ。
925910:04/10/07 00:56:49
あ、既に誰か作りたい人がいたんですね。

失礼しました。さまざまなハードルを越え
それでもまとめようという話になって
誰も名乗りをあげなかったら

また、書き込みしてみます。
こんな感じで作ると読みやすくて良いかな?
と思っていたので先走りました。

すんません('A`)
926('A`):04/10/07 00:57:52
まとめサイトなんていらんよ
70のレスを抽出すればいいだけだし
927910:04/10/07 01:00:40
>>924
そのあたりは抜かりないです。
('A`) の置き換えやら、レスアンカーに関しても
ちょっと巧い方法を考えてあるです。

電車男みたいな形にはならんように気をつけねばと思ってますので。

とは言え、これ以上先走るのもなんなので失礼するです。
兎にも角にも>70氏しだいですしね。
928('A`):04/10/07 01:01:16
おれメモ帳に全部こぴーした☆
929('A`):04/10/07 01:02:01
うっさいウンコ
930('A`):04/10/07 01:04:50
70氏が語る用の次スレキボンヌ
931('A`):04/10/07 01:05:35
埋めるか
932('A`):04/10/07 01:07:27
しかし、見事なまでにスレが乗っ取られましたね
933('A`):04/10/07 01:07:56
次スレは?
934('A`):04/10/07 01:08:29
スレタイ考えてくれたら立ててくるでよ。
935('A`):04/10/07 01:09:28
まじで埋まりそうっつーか、>>70が書き終える前に埋まりそうな予感が
するので>>70が新スレ立てたほうがイイとか思ったり思わなかったり。
936('A`):04/10/07 01:10:32
>935
さっきから待ってるけど一向にたたない罠。
937('A`):04/10/07 01:10:52
続きまだぁ?
早く〜ん
938('A`):04/10/07 01:10:53
>>70が立てるんじゃないのか?
どうなったよ
939('A`):04/10/07 01:12:19
スレタイどうすんだろ
今まで無題の物語のままで来ちまったからなぁ
940('A`):04/10/07 01:13:25
女はみんな風俗嬢経験者 2人目
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1097079171/

アホが立ててる
941('A`):04/10/07 01:14:17
なにせ>>896から1時間半たってるからなぁ。
誰か立てた方がよくね?
942('A`):04/10/07 01:16:17
>940
それはここの次スレだろ。
943('A`):04/10/07 01:16:35
>>940でいいのか?
新しく>>70専用の立てたほうがいいと思うが
944('A`):04/10/07 01:18:38
>>940
仕事早いね・・・
自然な流れでいいんじゃない?

俺たちは他のモノをおっ勃てつつエロ歓談してようぜ。
まんこ。
945('A`):04/10/07 01:20:02
雑談の中に70の話が入るのがいい
「金を払って女と付き合った事があります」みたいなスレタイで
946934:04/10/07 01:32:41
動きがないから勝手に立てちゃったよ。

【ひろゆ子】オタ、ナイス【熊先生】

http://love3.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1097080246/

スレタイひねらなくてスマン。
947('A`):04/10/07 01:37:07
どっちに逝けばいいんだ?
って、70氏が書き込んだスレが本スレか。
948934:04/10/07 01:40:33
いちおう、独立スレも選択肢に入れといた。
後は70氏が決めてくれればよいかと思ふ。

スレタイがアレなので来なきゃ来ないですぐ落ちると思うし。
949('A`):04/10/07 02:01:10
今日は寝たのかな?それとも地震で・・・
950('A`):04/10/07 02:23:31
とりあえず950
951('A`):04/10/07 02:26:42
>>948
乙。どっちにくるんだろうなぁ・・・
952('A`):04/10/07 02:40:44
とりあえず24で号泣してしまいました。・゚・(ノД`)・゚・。
95370 ◆DyYEhjFjFU :04/10/07 04:40:58
二日酔いなよかん
またせたひとごめんなさい
昨夜のみすぎました

はきそうなので、でなおします
954('A`):04/10/07 04:46:03
まあ70氏にも私生活ありますから。
漏れらはマターリ待ってますおぉ。

今70氏は家で熱を出して寝込んでいて、彼女が側にいる…。
きっと彼女は70氏に、ただの客に対してではない何らかの感情を抱いている。

続きを、どうぞ。
955('A`):04/10/07 05:23:13
この話し読んでると魔法にかけられたみたいな感じがします。
私まですごい幸せな気分になりました。
私もお水をやってます。嫌な面を色々見てきて男の人が信用できませんでした。
でも、これを読んで少し考えが変わりました。
956('A`):04/10/07 07:19:48
>>955
書き込むのはいいと思うんだけど何で喪板でマンコアピール?
空気読めないこういうのが来るからまとめサイトは反対。
957('A`):04/10/07 07:38:04
水商売をやってて、男性不信ではあるが、「女性」ではない、とか。

まとめサイト反対には反対の反対。
958('A`):04/10/07 08:30:06
>>955
ここがどういう板かわかってる?
959('A`):04/10/07 08:41:34
70凄いな…
960('A`):04/10/07 09:39:17
1000!!
961('A`):04/10/07 10:02:10
マンコアピールワロス
962('A`):04/10/07 10:06:32
まぁ俺はどの女を見ても昔援交やってたんだろうなと思うようになった
963('A`):04/10/07 11:57:42
この話し読んでると魔法にかけられたみたいな感じがします。
私まですごい幸せな気分になりました。
私もお水をやってます。嫌な面を色々見てきて男の人が信用できませんでした。
でも、これを読んで少し考えが変わりませんでした。


964('A`):04/10/07 11:59:32
変らなかったのかYO!!
965('A`):04/10/07 12:32:05
>>963
>>956 >>958 を見ろ
あんたは歓迎されてない

まぁ男が釣りしてるんだろうが
966('A`):04/10/07 12:46:21
>>965
半年ROMるといいよ
967('A`):04/10/07 13:09:00
追いついた!
968('A`):04/10/07 13:49:11
70氏、続き楽しみにしてる。
マターリいこう。
969('A`):04/10/07 13:53:22
    プリン ダ ワッショイ!!
 \\  プルルン ワッショイ!! //
 + \\ カラメル ワッショイ!!/+
    _    _      _
   /〜ヽ   /〜ヽ   /〜ヽ
  (。・-・) (・ヮ・。) (。・ヮ・) +
   ^し-゚J   し゚-J^   し゚-J゚
97070 ◆DyYEhjFjFU :04/10/07 14:20:03
昨夜はひどく酔っていて、くだらないレスを打ったあと爆睡しました。
待っててくれた人ごめんなさいでした。
それからレスの量が信じられないほど多くなってきたので
このスレタイでの共存は無理と判断して
やりたくはなかったけど独立スレでいこうと思います。
このスレの先住民の人たち。ごめんなさい。ご迷惑おかけしました。

で、スレッド立てようとしたのですが
「このホストでは新規のスレッド〜」と表示されてしまい立てられません。
どなたか優しい人。お願いできないでしょうか。
スレッドタイトルは「ぼくとオタとお姫様の物語 二夜」でいいと思います。
安易だけど分かりやすいほうがいいと思うので。
ゴメンナサイデシタ!ヨロシクオネガイシマス!
971('A`):04/10/07 14:25:57
たてたー

ぼくとオタとお姫様の物語 二夜
http://love3.2ch.net/test/read.cgi/motenai/1097126709/l50
972('A`):04/10/07 14:26:13
挑戦してきます。
973('A`):04/10/07 14:26:13
おつー
974('A`):04/10/07 14:27:37
おつー
975971:04/10/07 14:28:20
ダッシュで建てたので
なんのヒネリもない前フリです。
すんまそ。
976('A`):04/10/07 14:28:26
ちつー
977('A`):04/10/07 15:14:36
埋めていい?ね?ね?
978('A`):04/10/07 15:17:35
>>977
埋めようじゃないか
979('A`):04/10/07 15:17:59
('A`) タリー
980('A`):04/10/07 15:30:32
ここを早く埋めたら、次スレに来る観光客も減るかな
981('A`):04/10/07 15:35:05
のんびり埋めるか。
982934:04/10/07 15:37:17
せっかく立てたがやはりスレタイがアレだったようでw
きれいにまとまったようでひと安心。
983('A`):04/10/07 15:39:20
梅。
984('A`):04/10/07 15:40:14
   /      \ヽ
   |ノ  /\   | マンドクセェ
   ヽ / ̄ ̄\ ノ
985('A`):04/10/07 15:41:55
    ≡ (゚(゚(゚(゚∀゚ ) プリ・キュア×4
  ≡ 〜( ( ( ( 〜)
   ≡  ノノノノ ノ


 (゚∀゚ ) ≡ プリティでキュアキュア
 (〜 )〜 ≡
 く く ≡


  |  (゚∀゚)人(゚∀゚) ふたりは
 / ̄ノ( ヘヘ  ̄( ヘヘ


   Σ(;'A)  (;'A)Σ     コンニチワJASRACデス>
    /(  )∨(  )ヽ
     ハ   ハ
986('A`):04/10/07 15:42:51
うめてみますか。
987('A`):04/10/07 15:44:22
    _, ._
  ( ゚ Д゚)   イタダキマス
  ( つ旦O
  と_)_)

    _, ._
  ( ゚ ◎゚)   ズズ…
  ( ゙ノ ヾ
  と_)_)

    _, ._
  ( ゚ Д゚)   …………
  ( つ旦O
  と_)_)

    _, ._
  ( ゚ Д゚)   ガシャ
  ( つ O. __
  と_)_) (__()、;.o:。
          ゚*・:.。

      _ _  ξ モウ ヌルポ
    (´   `ヽ、     __
  ⊂,_と(    )⊃  (__()、;.o:。
                  ゚*・:.。
988('A`):04/10/07 15:45:10
タ・・・タタイテ イイノカナ?
  ∧_∧
  ( ;・∀・)
           _ _  ξ ・・・
         (´   `ヽ、     __
       ⊂,_と(    )⊃  (__()、;.o:。
                       ゚*・:.。
989('A`):04/10/07 15:45:59
また〜りうめ
990('A`):04/10/07 15:46:37
       ____
      .,/{::::::::::::::::: }
     ._/ {;;;;;;;;;;;;;;;;; }
   .,./  {;;;;;;;;;;;;;;;;;; }    
   /   {;;;;;;;∧∧ }
  ( ゙゙''-._ {;;;;;(,,゚Д゚) }   そろそろ次スレへ参ろうか?   
   ヽ  ‐{_., /  |つ\
    \ ..\( へヘ   \
     /| ̄/\..,つつ_ ∧_∧
    /\'| / /ヽ.^‐,、 ( ´∀`)    へい♪
    |‐--○---/   \( J_J>
    丶/|.\.ノ  .`   人 ヽノ
       ̄ ̄ ′    (__(__)
991('A`):04/10/07 15:46:56
みんなで埋めましょう屋。
992('A`):04/10/07 15:47:26
      ('A`)   アハァハァ ハァ
    ????  ハァハァ ハァ
    ????   ハァハァ ハァハァ
     ???   ハァ
993('A`):04/10/07 15:47:36
1000取ったぁー!!いただきー!!!!!!!
994('A`):04/10/07 15:47:39
顔の描写がないよね
995('A`):04/10/07 15:47:48
>992
996('A`):04/10/07 15:48:28
1000ならきっと



















997('A`):04/10/07 15:49:01
なんだ。意外とまだなのけ。
998('A`):04/10/07 15:49:43
2get!!
999('A`):04/10/07 15:49:53
::::::::::::::::::::::::::::,.(⌒ 、:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.,. ⌒   ⌒):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:
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   _
  /〜ヽ
 (。・-・)  ,,,.  シャクシャク
  /つ-o,;'"'゙';,/
〜O つヽ、ノ
       ┴
1000('A`):04/10/07 15:50:38
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。