>>285ほいっ
野生のヤギ類の中では最も大きな体を持ち、標高600〜3600mの乾燥した山岳地帯に棲み、
夏は4〜5頭で高地で過ごし、冬は20〜30頭の群れで低い草地へ移動し、草、木の葉、コケなどを食べて暮らしています。
かつては数多く生息していた彼等ですが、珍しい形の角を求めるハンターたちの乱獲や、
家畜ヤギの放牧地の拡大などにより生息地を奪われ、その数を減らしています。
■亜種■
この種は下記の亜種に分類され分布しています。
マーコール ┌ faloneri
├ cashmiriensis
├ megaceros
├ jerdoni
└ chialtanensis カシミールマーコール
ヒンズークシマーコール
カイバーマーコール
スライマンマーコール
チアルタンマーコール (カシミール東部)
(カシミール西部からヒンズークシ山脈にかけて)
(パキスタンとアフガニスタンの国境にあるカイパー山脈)
(パキスタン中西部のスライマン山脈とクエッタ付近)
(パキスタンのクエッタ南方のチアルタン)
■名前の由来■
マーコールはペルシア語で「野生ヤギの王様」と言う意味。
この言葉からも判るように、家畜のヤギの祖先に近い動物と言われています。
分布域 ヒマラヤ山脈西端部からパキスタン、アフガニスタンまでの山岳地