どうせ(ry 泣けるコピペでも集めるか Part2

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445('A`)
俺がまだ小学校に上がる前父親が交通事故で亡くなり、
母親は 女手1つで俺を育ててくれた。

家が貧しいため、県立高校を落ちた俺は私立には通えず、
定時制高校に進学した。

高校を卒業したものの、俺は勤め先も見つけられず、ぶらぶら
と毎日を過ごしていた。

そんな俺に母親は独り言のように
「そのうちいい仕事が見つかるよ」
と呟いては無理に明るく笑いかけていた。


ある日、母親は
「パソコンぐらい使えないと就職も難しいのかね」
と呟き、俺を電器店に連れていき、パソコンをローンで買った。
インターネット接続も店にまかせた。

帰り道、母親は
「25万円かー、こんな大金を使うのは父さんが死んで初めてだね」
と笑った。

ローン返済のために母親は、夜遅くまで働くようになった。

俺の方は無料のネットゲームを見つけ、
あまりの面白さに来る日も来る日もひたすらゲームばかりしていた。

俺がいつもパソコンに向かっているのを
パソコンの学習と思い込んだ母親は
「パソコン上手になった?いい仕事が見つかるといいね」
と言っては笑ってた。


446('A`):04/06/19 21:20
ある日、母親が仕事先で倒れ、病院に運び込まれた。
俺はボロの自転車を1時間あまりこいで、病院に着いた。

俺の姿を見ると母親はベッドから起き上がり、
「ただの過労だよ。」と笑った。
「パソコン上手になって、
いい仕事が見つかったら自動車も買えるからね。」
と言いながら、汗だくの額をタオルで拭いてくれた。

それから数日後、精密検査の結果が出た。
「急性白血病であと3ヶ月あまりの余命だ」
ということを医師から聞かされ、
俺は頭の中が真っ白になった。

母親に負担をかけ通しで、
最近は期待を裏切ってゲームばかりしている自分が情けなかった。

家への帰り道、自転車をこいでいる俺の脳裏に、
母親との思い出が次々と浮かんでは消えていった。

家に着くと俺はRMTで自分のアカウントやアイテムを全部売りに出した。
かなりの安値なのですぐに買い手は見つかった。


翌日、
その金で母親が好きなチーズケーキとヨーグルトを立派な店で買った。
病室を訪れチーズケーキを取り出すと見ると母親は驚いて
「お金はどうしたの?」とたずねた。
「パソコンのバイトで8万円手に入ったから」
と俺は嘘をついた。
母は心から嬉しそうににっこり笑って
「パソコン上手になったからいい仕事が見つかったんだね」と言った。
俺を信じきっている笑顔が辛くて顔を伏せた。

それから二週間ほどが過ぎた日の朝、母親は亡くなった。
がらんとした病室で一人で小物類を片付けていると、
看護婦さんが優しく慰めの声をかけた。
「パソコン得意なんですってね、
お母さんは毎日のように自慢してたわ」
その言葉を聞くやいなや涙がこみ上げてきた。
俺は体を震わせ、
大声を上げて泣き続けた。