【DVD発売記念】「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」二次創作用スレ 第二幕 [転載禁止]©2ch.net
3 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/14(金) 22:37:26.36 0
希に見る良スレだったんだから落とすなよ
4 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/14(金) 22:43:34.53 O
歯糞スレ乱立で落ちた
5 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/14(金) 23:07:22.73 0
スレ立て乙あり
6 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/15(土) 03:07:24.75 O
建て師乙
7 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/15(土) 08:53:00.23 O
こっちはネタ依頼とか
妄想考証垂れ流しに使うのはどうでしょうか?
せっかく二つ立ったのだから
作品用と住み分けが出来るのでは?
8 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/15(土) 14:41:44.29 O
上げ
9 :
遺体調査の帰城【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/15(土) 17:50:41.12 O
血盟議会本部を出発した僕達は三日三晩馬車を走らせた
まるで来た道程を巻き戻してる様だ
するとようやく僕達の城の有る森が見えて来た
しかし調査隊の馬車がこれ以上進むのを止めた
「どうかしたのか?」
と調査隊に聞いたら
「本当にこの森を進むのか?」
と聞き返されたので
「そうだが何か問題が有るのか?」
と答えた
調査隊の面々がザワザワしながら
「信じられないな」と顔を見合わせてて
「ソフィとやらはこの森がどう云う森か存じておらぬのか?」
「どう云う事だ? 」
「ならば自主は【精霊の森】を知らぬと申すか ?」
「精霊の森?」
「そうだ」
「いや始めて聞いたが…」
「何と知らぬと申すか!!
【精霊の森】とは【リスラム王家の魔森(守護り)】とも云われている」
10 :
遺体調査の帰城【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/15(土) 17:52:49.94 O
「そもそも、このエリア一帯はリスラム王家の領地で
リスラムの契りを交わした者と
その同行者以外は立ち入る事は許されない」
「それがリスラムの精霊が宿る魔の森だ」
「リスラムの契りが無いとどうなるのだ?」
「何度森に入っても同じ場所に戻る」
「もしくは二度と戻らぬ者は森の精霊に喰われたとも言われておる」
「この森はそんな恐ろしい森なのだぞ」
「それをソフィとやらは、この森を何度も行き来したとは…俄かに信じられん」
するとゼラニウムが
「調査隊よ安心しろ
私はソフィ殿と共に、この森に入り城を確認した
そして森を出てダリアに報告に参ったのであるぞ」
「確かにそうだな」
「ならばリスラムの契りを交わした者の同行者が居たのか?」
11 :
遺体調査の帰城【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/15(土) 17:54:46.18 O
「ソフィ殿はリスラムの契りは…?」
「何だそれは…リスラムの契りって僕には何の事だか分から無いんだが…」
「それは可笑しい契り無しで何故この森を出入り出来るのだ」
と調査隊隊長がそう聞くと
ゼラニウムが「そう云えばシルベチカの母親は確かこの領地の出身だったな
契りを交わした血族は代々この森の機嫌を損ねる事が無ければ永久に通る事が許される」
「しかし今はその血族のシルベチカはおらぬぞ」
「ソフィ殿はシルベチカのイニシアチブの契約はしたのであろうか?」
「ああ…そう云えば…クラン監獄を抜け出す時に噛んだよ」
「そうかならばこの森は抜けられるな 」
12 :
遺体調査の帰城【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/15(土) 17:59:54.50 O
「先を急ぐぞ」
そう言うと全員が一応の納得をして馬車に乗り込み森を突き進んだ
森は奥に進めば進む程墨壺に溶けるかの如く馬車は暗闇に包まれた
「恐ろしい森だ
昼だと云うのにこんなに暗い森は始めてだ」
調査隊隊長が奮えながらそうつぶやいた
「シルベチカのイニシアチブを掌握したらこの森を抜けられるとはどう云う事だ?」
僕はゼラニウムに疑問をぶつけたが
「まあそれは追い追い説明しよう」
とだけ言って沈黙した
どれ位時が経っただろうか?
まだ数分だと思うが
何時間にも感じる…
不思議だな
時間の感覚を麻痺させる漆黒の森
その森をようやく抜け僕達は城へ到着した
すると調査隊達は口々に
「本当に着いたな」 「森を無事に抜けられたぞ」
と驚いて居た
僕はこの城に着いていつもと様子が違うのが気掛かりだった
13 :
遺体調査の帰城【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/15(土) 18:01:24.31 O
遺体調査の為の帰城
完】
14 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/15(土) 23:01:55.26 0
おい
15 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/16(日) 00:03:44.75 0
この時はシルベチカも木蓮もすでにいないのかな?
16 :
城の異変【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/16(日) 07:11:20.64 O
城に着いたが何かがおかしい
出迎えが無い
何か有ったか?
そう思いながらゼラニウムと調査隊を引き連れて城に入るととんでもない光景に目を疑った
「何だこの庭は…あんなに美しかった草花が全て枯れてるじゃないか」
すると血相を変えたシルベチカが走って来た
そして僕達の足元で土下座して両手を地面につけ額を擦りつけ
大粒の涙をボロボロ流しながら
「申し訳ありません
全て私の責任です
もう二度とこの様な事にならない様に全力を尽くします 」
どうやら僕はシルベチカに大変な責任を植え付けてしまった様だ
「ゴメンね君に余計な事を押し付けてしまって」
「いいえ、私もう一度この庭園を蘇らせてみせます」
17 :
城の異変【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/16(日) 07:12:48.10 O
「成る程な。この娘が呪わたダンピールか」
そう口走った一人の調査隊を
「滅多な事を言うでない」
とゼラニウムが言って殴り付けた
「許せシルベチカよ奴とて悪気は無いのだ」
「いいえ…仕方が無い事ですから…」
立ち上がるが肩を落とし涙を零しながらシルベチカは
「それでは私は研究が有るのでこれで失礼します…」
シルベチカは一度も顔を上げずにそう言と
研究所と化した自室に戻り研究に耽った
18 :
城の異変【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/16(日) 07:15:57.87 O
「木蓮…シルベチカが大変な事に…」
「彼女ならきっと大丈夫です」
「いや一週間も留守にして気苦労かけたな」
「いえ気苦労はともかく
お館様方が出掛けられて留守にされたのは
2週間でございますが…」
「それは本当か?」
我等は確かに往復に1週間しか掛けて無い筈だが
やはりこの精霊の森の性か?
この森には本当に何かがあるのかも知れないな…
「ソフィとやら再開の余韻中に悪いが
地下の調査が先だ
夕刻まで時間が無いぞ」
調査隊は慌ただしく準備を始めてる
200年前に音信不通になった王国の城かも知れないから血盟議会も必死なのか…
こうして帰還の余韻に浸る間も無く地下の調査の準備が始まった
19 :
城の異変【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/16(日) 07:17:27.27 O
城の異変
完
20 :
誤字@転載は禁止:2014/11/16(日) 09:55:35.73 O
再開×
再会〇
21 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/16(日) 12:07:43.94 0
精霊の森…この頃はまだ雨は降ってないのかな?
22 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/16(日) 13:59:47.28 0
23 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/16(日) 14:41:31.14 O
向こうとこっちは作品の空気が違うから
こっちに書いてます
こっちは固い内容で小難しく細々と書こうかなと
後、超長編は迷惑になって誰も書けなくなるから
【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】は
本スレに書かない方が良いと判断しました
24 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/16(日) 14:52:14.12 0
なる程じゃあこちらも楽しみながら保全しときます
25 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/16(日) 16:18:03.06 0
ほ
26 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/16(日) 17:42:22.07 O
ありがとうございます
27 :
遺体調査と回収【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/16(日) 21:44:35.04 O
僕達が暮らして居た古い城に身許不明の遺体が発見された
特別な資格を得た者しか入れない森の中に有る城だったから血盟議会の力の入れようは半端無かった
遺体の調査隊が着々と準備を進める
かなりの重装備だほとんどが明かりに使うガス樽とそれを送るホースなのだが
とにかく地下は暗いから仕方が無い
「ガス灯の確認を怠るな
地下は深いぞ」
調査隊は緊張で顔が強張っている
「ソフィとやら我等は準備か完了した故
地下へ案内致せ」
調査隊隊長に言われソフィが
「分かったこっちに来てくれ
ここが地下の通路だ」
そう言い案内した
地下に次々と調査隊が降りて行く
長い長い地下へ続く階段と地下通路を抜けると書庫の前の扉までやって来た
地下の書庫に入るや
ガス灯の設置を急ぎ
火を付け地下空間の隅々まで明かりを照らし出した
28 :
遺体調査と回収【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/16(日) 21:46:25.22 O
「隊長!!遺体が有ります!!」
「こっちにも有ります」
調査開始から間もなく遺体を見付けたが
「完全に白骨化してるな」
「他の遺体は無いか隈なく探してみよ」
「遺体はやはり二人しか居ない様だ」
遺体の状態の記録を取り
精密検査をする為に密閉保存して回収する
同時に遺留品等の捜索をして回収保存をし地下の作業はとどこうり無く終了した
地上に上がってからは城の誰も入った事の無い部屋を隈なく調査したが
これと云って異常は無かった
僕達は遺体と遺留品の検査鑑定をする為に
再び旅に出る事になった
遺体調査と回収
完
29 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/17(月) 02:23:55.45 O
保守
30 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/17(月) 06:44:15.28 O
ほ
も
32 :
遺体の鑑定【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/17(月) 10:15:15.01 O
リスラムの領地からそう遠く無いヴァンプの里に
最新の検査機器を揃えたホスピスラボが有るのでそこで遺体の鑑定を依頼をする事になった
「またこの精霊の森を抜けなければならぬのか…」
「一度越える事が出来たとは云え
時空が歪んだ魔の森地面と空の境が無い暗黒世界故
リスラムの契りの者が同行してるとは云え
出来れば二度と入りたく無い森で有る」
「しかしいつまでもこの城に留まる事は出来ない」
調査隊達は意を決して僕達を乗せた馬車を精霊の森に向かわせた
33 :
遺体の鑑定【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/17(月) 10:26:51.03 O
森に近付き調査隊達の緊張がピークに達した
しかし
森に入ると来た時と今度はまるで別世界だった
森の中に一筋の光りのトンネルの道が開き
馬車を先導してくれたのだ
「これは何が起きたのだ?」
入る時は時間の感覚が麻痺したのとは逆に
瞬く間に森を出る事が出来た
「どうなってるのだこの森は…」
その場に居た面々が振り返って
後方に過ぎ去る不思議な森を見つめていた
34 :
遺体の鑑定【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/17(月) 10:31:03.26 O
数日馬車を走らせてたらヴァンプ社会でも特に栄えた街が見えてきた
その街に有る医療機関ホスピスラボへ馬車を向かわせた
ラボに着くなりゼラニウムはラボの理事長に掛け合った
血盟議会の特命と云う事で直ぐに鑑定が行われた
血盟議会会員になる者は
その者の証明する手段の一つに身体の特徴を全員必ず記録する事になっている
指紋や網膜、耳の姿
血液体組織遺伝情報
特に重要なのは歯形である
これは遺体の損傷が激しくても99%の確率の高さで個人を認定が可能だからだ
そこで遺体は白骨化してるから真っ先に歯形の照合を行った
遺体の鑑定
完】
35 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/17(月) 17:37:31.56 O
上げ
36 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/17(月) 22:57:38.25 0
いいね
37 :
遺体の正体【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/17(月) 23:13:36.45 O
身許不明の遺体と云えど心当たりは有る
何万と云う血盟議会会員の中で歴代のリスラム家のリストから鑑定を行った
すると地下の遺体の内一人の身許が判明した
「名前は【ヌブリエパ-リスラム】と鑑定結果が出ました」
医師が鑑定結果を調査隊に報告したら
全員が同様が走りざわついた
「やはりそうなのか」
「あの伝説の善王ヌブリエパ…」
「歴史書に書かれてる伝説の王だったのか…」
「滅んだ王国の最後の王だとは…」
「嫌な予感は的中してたな」
調査隊はうろたえながらも納得していた
逆にもう一体は全て不一致した為
細胞遺伝子鑑定を行った
38 :
遺体の正体【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/17(月) 23:18:29.69 O
すると人間のパターンが現れた!!
しかもヴァンプの抗体も検出された
つまり
もう一つの遺体は
人間のヴァンパイヤハンターの可能性が高い
「有り得ない!!」
「何かの間違いでは無いのか?」
「ヴァンプのエリアしかも精霊の森を越えられる人間などこの世に居る筈が無い」
「鑑定ミスでは無いのか?」
調査隊に疑問をぶつけられるラボの医師は
「いや…確かにこの遺体は人間に間違い無い」
と強調した
「では何故精霊の森の中の城に入れた?
しかもヌブリエパ-リスラム王と二人で地下で死んだのだ?」
「死因は特定出来たのか?」
「遺留品に手掛かりは無いのか?」
「まだ検査も残ってるが何も出ないのか?」
パニックに陥る調査隊とは裏腹に
僕(ソフィ)とゼラニウムは何故か平静だった
39 :
遺体の正体【TRUMPのクラン滅亡200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/17(月) 23:24:00.22 O
それは血盟議会にも一部の者以外極秘の組織
【ブラド機関】
これはヴァンプと人間との間で密約を交わし
それぞれの依頼に応じた特殊任務を遂行する
それを僕達は知っているからだ
ゼラニウムのデリコ家は代々ブラド機関に所属してるし
僕は200年前にクラウスの乱心を鎮める為のお目付け役のガバンリと云う人間のヴヴァンパイヤハンターと会っているから知っているのだ
リスラムの城に人間のヴァンパイヤハンターが何故居たか
そして何故ヌブリエパ王と共に地下で死んだのか
そしてリスラムの城が何も荒らされずに無人になって二人以外の遺体が無かったのか
謎が次々と浮き彫りになる
取りあえず遺体の調査報告をダリアに届ける事が優先された
また長い間馬車に揺られる事になったが
ゼラニウムが伝説となったリスラム王家と精霊の森の歴史を教えてくれた
遺体の正体
完】
40 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 00:23:01.01 0
なんこ謎が次々に増えてくなぁ〜トランプ見てないんだけど どこまでが作中からの引用でどこからがオリジナルなんだろう?リスラム王はオリジナル?
41 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 01:35:04.06 O
42 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 01:48:11.04 O
表示されなかったのでコピペ
◆リリウムを含めた年表
現在=0年をソフィがクランの廃虚に訪れた時期、としてまとめます。
あくまで何年ごろの出来事、というものです。
-7500年 クラウス(TRUE OF VAMP)誕生
クラウスが「FALSE OF VAMP」を作り出す
-3500年 人間とヴァンプが不死の力を求めて争う(血の戦争)
クラウスが「FALSE OF VAMP」を消滅させる
-4600年 クランが人間たちの焼打ちにあう
アレンが死亡する
ピエトロが殺される
ヴァンプたちの自殺が相次ぐ
クランが再建される
-4500年 ソフィがクランにやってくる
ラファエロが燃えて死亡する
クランの火事
アンジェリコ、ジョルジュ、モローが燃えて死亡する
バンリが絶命する
ソフィが不老不死(FALSE OF VAMP)に
ウルが寿命で死亡する
43 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 01:52:27.74 O
-2500年 ソフィ、ファルスとしてクラン(サナトリウム)を創設
(ファルスが少女たちを殺して不老不死であるかを確認する)
-2300年 リリーとスノウがクランに入る
-2000年 リリーがファルスを拒絶する
-1800年 紫蘭、竜胆が不老になり、ファルスに協力する
-1450年 スノウの記憶が消えなくなる
-1490年 シルベチカが棟から飛び降りる
-1500年 リリーがシルベチカを思い出す
キャメリアがシルベチカの記憶を思い出す
クランの秘密が暴かれる
マリーゴールドが燃えて灰になる
クラン(サナトリウム)崩壊
クランにいた少女たちが集団自殺をする
リリーが不老不死に
0年 ソフィがクランの廃虚に戻ってくる
44 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 08:02:34.82 0
おお!ありがとう
ちゃんと作中に出て来てるだね
45 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 15:37:34.86 O
上げ
46 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 17:19:56.36 0
こっちも続きキボンヌ
47 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/18(火) 22:35:34.03 O
保守
48 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/19(水) 02:14:21.05 O
花言葉
49 :
リスラムの歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/19(水) 09:44:50.68 O
揺られる馬車でゼラニウムが語り出す
「ソフィ殿…リスラム王家の事は知ってるな?」
「詳しくは知らないが
不毛の大地に森を作った最も慈愛に満ちた由緒正しきヴァンプの王家
と云う位にしか…」
「そうだろうな
謎に包まれた王家だから仕方あるまい」
「ではリスラムとはどう云う王家なんだ?」
「うむ、リスラムは代々血盟議会に属してるのだが
血盟議会に残されてるリスラムの始まりの王と精霊の森に関する記録や書簡をまとめた叙事集によると
永遠に生きるクラウスが共に生きる仲間が欲しいと言って
【TRUMP】に似せた【False of VAMP】
その最初と最後の文字を繋いで
【FALMP】とが云う永遠の命を持ったヴァンプを次々に作って行った
「つまり僕と同じ永遠に生きるヴァンプの事だな」
「そうだ話を続けよう
しかし死を恐れる人間達は永遠の命を求めて起きた争い
いわゆる【血の戦争】が起きた
この戦争で人間の里もヴァンプの里も森も林も山も焼き尽し不毛の地になった
そこに住む者達は移住をやむなくしたのだ」
50 :
リスラムの歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/19(水) 09:48:34.34 O
「しかしその不毛の地に戦争を嫌う一人のFALMPが居た
その名を【ゼフュルス】と云う
【花を咲かせる風の使い】の名前を持っていた
そのFALMPは森の管理人のキコリを生業としていた
しかし、かつて管理してた森が死に絶えたので
遠いどこかの楽園から植物の種を手に入れて不毛の大地に植えたのだ
しかし枯れ果てた不毛の大地には水が無い
だから他のヴァンプの仲間達からは
『そんな事をしても無駄だ』
と馬鹿にされていた
しかし
51 :
リスラムの歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/19(水) 09:53:06.04 O
『水なら有るじゃ無いか』
と言って自らの手首を切り
滴る血を与えた
すると不毛の大地に緑の若葉が一つ芽を出し
幼い若葉を左右に開げゼフュルスに微笑んだ
命の尊さを身に染みたた不死なるキコリのゼフュルスは
来る日も来る日も木々の種を植え続け
自分の血で育て続けた
やがて木々は増え続け森を少しずつ復元させた」
「凄いな…自分の血で森を作ったのか…」
「ソフィ殿、森が蘇ると云う事はどう云う事か分かるか?
自然のサイクルが蘇ると云う事だ
草木が育つと不毛の大地に根を下ろし養分を蓄え
たまに降る雨水を蓄積し更に新たな草木が育つ
草木が育てば大地に蓄えた雨水が地下水となり湧き出て小川が出来る
そして川縁に様々な花が咲きその蜜を求めて虫がやって来る
虫が居ればそれを餌にする動物集まり
その動物の血を求めてヴァンプの狩人が住み着き集落も出来はじめる」
52 :
リスラムの歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/19(水) 09:55:56.43 O
「生まれた者は新しい命を作り世代を交代しながら永遠に命を繋いで行く」
ゼラニウムがそこまで語ると僕の胸は熱くなった
「確かにそうだな…
それこそが永遠の命なのだ…
僕個人の永遠の命とは空しいだけの産物でしかないが…」
ゼラニウムが
「それはそうかも知れないがゼフュルスも永遠の命を持つ者
それゆえキコリは森の管理人
その役割を全うすべく森の命の営みを永遠に見守り続けて居た
永遠の命はそう使うべきなのかも知れないな」
リスラム王家の歴史 [森の管理人]
完】
53 :
リスラム王家の歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/19(水) 15:51:41.05 O
「キコリのゼフュルスは長い年月を掛けて森を作った
その森に住み着いたヴァンプ達はゼフュルスと共に森を護っていた
しかし、その森に人間が住み着く様になった
私利私欲で森を切り開く移住者達を追い出そうと
夜な夜な人間達を遅い脅し続けた」
人間達は夜な夜な襲って来る吸血種達を排除しようとヴァンプ狩を始める様になった
次々と不死でないヴァンプ達は倒れて行った
FALMPのキコリは自らを楯になり長年掛けて育てた森を護ろうと必死に闘った
多勢に無勢
死なない身体とて捕縛して幽閉してしまえば死んだも同じ
捕らえられたゼフュルスは人間が作った監獄の地下に幽閉されたのだ」
54 :
リスラム王家の歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/19(水) 15:57:44.18 O
不死の僕はゾッとした
経験してるだけに聞いてるだけで恐ろしい
「人間がかつて使っていた監獄の周辺の集落や人間達の伝説に
キコリが育てた森には精霊が宿って居たと言われて居る
何故なら地下の牢獄に閉じ込めたキコリを森が助けたと云う言い伝えが有るからだ」
「その事は血盟議会の叙事集にも詳しく書かれてる
地下深い監獄に幽閉されたゼフュルスは森の木々の根が監獄を突き破り拘束を解き地上に逃がした
55 :
リスラム王家の歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/19(水) 16:05:14.74 O
脱出に成功したゼフュルスは自ら作り上げた森の奥に逃げ込んだ
追跡する人間達は森を追うが
侵入した元の場所に戻ってしまう
何度試みても同じ結果で不気味な森だと諦めた人間等は
【魔の森】
【精霊の森】等と
畏怖を篭めてそう呼び去って行った
それ以来その森には
精霊が宿る不思議な森として知られる様になった
精霊の森
完】
56 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/19(水) 21:36:32.34 0
乙です
面白かったわ
57 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/20(木) 01:08:35.74 0
工藤遥ちゃんのおまんこにフルーチェを流しこんで、おまんこから直接チューチュー吸いたい
58 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/20(木) 02:03:52.38 0
圧縮早いぞ
59 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/20(木) 02:18:45.92 O
ヴァンプ
60 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/11/20(木) 07:38:13.89 O
落ちから脱出
61 :
リスラム王家の歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/20(木) 09:57:52.09 O
ゼラニウムは更に語る
「キコリのゼフュルスは自然を愛する慈愛の精神に惹かれて
多くのヴァンプが集まって来た
不毛の大地を蘇らせヴァンプの里を作ったキコリのゼフュルスは
その功績を認められ
血盟議会創設のメンバーに選ばれた
そして自らの血で森を作った経緯から
【リスラム】の名を授与した
【Lythrum】(リスラム)は、
ギリシャ語の
「lythron【血】に由来し
和名を【禊萩】(みそぎはぎ)
と云う
こうしてゼフュルスはリスラム初代の王となったのだ」
62 :
リスラム王家の歴史【TRUMPのクラン滅亡から200年後のソフィ】@転載は禁止:2014/11/20(木) 10:10:03.39 O
「【リスラム】の由来の【禊萩】…
【自らの身を削いで血を与えた】から
【みそぎ】か…」
僕(ソフィ)は感心してしまった
そんな意味が篭められてるとは…
なるほど…ヴァンプが血の契約をする事を
FALMPのゼフュルスは
森を育てる為に自分の血を与えたから
リスラムを護る不思議な力が宿ってるのも頷けるな」
僕が納得してるとゼラニウムが補足した
「うむ、あの森に入って実感したが
辺りを闇にしたり
時空間を歪めたり
枝や根で確かな意思表示をする不思議な力
ゼフュルスの真心が森に精霊を宿らせたのかもしれないな
リスラムの王国が滅んだ今も
【精霊の森】と崇められてる神聖の森だ」
リスラムの由来
完】
63 :
名無し募集中。。。@転載は禁止:
ホ