【DVD発売記念】「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」二次創作用スレ

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1名無し募集中。。。@転載は禁止
リリウムの世界に浸かって妄想の翼を広げて燻ってるであろう諸子の為のスレです
SS、絵、漫画等何でも

※ネタバレ前提です
2名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 14:59:22.19 0
末満さんがリリウムのネタばれ?的なことをつぶやいていたけど
すごく気になる
3名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 14:59:48.27 0
というわけでさっそく書かせて貰います
続きものです


『プリンセス・ピエレット・マーガレットのお話』
4名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:00:45.53 0


「お姉さま!マーガレットお姉さま!」

自分を呼ぶ愛らしい声に、マーガレットは読んでいた本から顔を上げた。
パタパタとスカートを翻しやってくる可愛らしい少女、ミモザの姿を見つけ
マーガレットの顔に笑みが浮かぶ。

「どうしたのミモザ。そんなに走って」

ミモザに続いて、クレマチス、ジャスミンもマーガレットのところにやって来た。
ミモザは少し息を切らし、マーガレットを見つめる。
それから恥ずかしそうに頬を染め、手に持った白い輪を差し出した。

「中庭に綺麗なお花が咲いていたから、クレマチスと花冠を作ったんです!お姉さまに!」

少し歪なシロツメクサの花冠。
マーガレットは、その花冠とミモザとクレマチスの顔を見渡し、柔らかく頬を緩めた。

「とても上手に出来たわね。私が貰ってもいいの?」

ミモザはクレマチスの手を取り、二人で大きく肯いた。
マーガレットがその花冠を受け取り、そっと自分の頭にのせる。
5名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:01:33.08 0
「どうかしら?」

「素敵ですお姉さま。お姫様みたい」

落ち着いた声でジャスミンが言うと、ミモザとクレマチスも何度もうなずき同意を示した。

「ありがとう、ミモザ、クレマチス。大切にするわ。
 でも中庭は雨が降っていたでしょう。濡れたりはしなかったの?」

「大丈夫です!ちょっとだけですから!」

元気よく答えるミモザに苦笑する。
きっとクレマチスはまた、ミモザに巻き込まれたのだろう。
だけどクレマチスの顔にも楽しさと嬉しさが滲んでいて、きっと嫌なことなど無かったのだろうと思った。

「ふふ、それならいいわ。だけどあまり雨に濡れてはだめよ。風邪をひいてしまうわ」

「はい!」

ミモザとクレマチスはまた照れ臭そうに顔を見合わせると
マーガレットに勢いよく頭を下げて遊びに行ってしまった。
楽しそうな声の残響が雨音に混じってマーガレットとジャスミンのもとに残った。

「本当にミモザは可愛いらしいわね。それにクレマチスの表情も随分と柔らかくなったわ」

マーガレットは頭から外した花冠を愛おしそうに撫でながらジャスミンに語り掛けた。
6名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:02:17.44 0
「お姉さまのおかげです。ミモザもクレマチスも、お姉さまの為に何かをするのが本当に楽しいみたい」

「嬉しい。だけどジャスミン、あなたのことも、あの子達はとても信頼しているでしょう?」

「私が今こうしていられるのも全てお姉さまのおかげ。お姉さまの優しさのおかげなのですもの」

少し俯き、ジャスミンが控えめに、照れ臭そうに告げる。
マーガレットは頬を緩め、そっとジャスミンを抱き寄せた。

「ジャスミン、ありがとう」

「お、お姉さま…。どうなさったんですか、急に」

「言いたくなったの。貴方は本当に優しくて素敵な女の子。大好きよ、ジャスミン」

「お姉さま…。私も、大好きです。マーガレットお姉さま」

抱擁を解き、二人は照れ臭そうに目を見合わせて笑った。
それからふと逸らした視線の先には、サナトリウム・クランの窓。

窓の外には今日も冷たい雨が降っていた。
やむことの無い雨。
マーガレットの胸のうちに、憂鬱が広がる。
愛おしい妹たちと過ごす幸せな時間が、煙る雨に浮かんだ幻ならば
いつまでも降り続いて欲しいと思う。
だけど雨はいずれやむ。自らの手で、やませなければならないのだ。
7名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:02:55.38 0



そのサナトリウム・クランの中で
マーガレットは「お姉さま」だった。
クランに入った順序が早く上級生であることと、面倒見がよいこともあって
殆どの女子寮の少女達がマーガレットをお姉さまと呼んだ。
別に、上下関係の規律などは無いも同然だから、そう呼ぶ義務も無いのだけれど。

マーガレットは少女達が自分を慕ってくれることを嬉しく思っていた。
愛されたいという欲求が人一倍強いという自覚がある。

そして下級生の少女達の中でも、とりわけ自分を慕ってくれるジャスミン、ミモザ、クレマチスの三人を
マーガレットもまた強く愛していた。

ジャスミンも、殆どの生徒にとっては上級生なのだけれど
控えめで慎ましい彼女は、いつもマーガレットに寄り添ってくれていた。

マーガレットは、この閉ざされたクランでの、可愛い妹たちに囲まれた暮らしを愛していた。
だけど、その幸せと背中合わせに見え隠れするおぞましい欺瞞を憎んでいる。

マーガレットは、とても聡明な少女だった。
それ故に、クランの奥底に流れる恐ろしき真実に近づいていた。
衝動のように、マーガレットはその真実を追い求める。
誰にも告げず、たった一人で。
悲しみと恐怖が迫ろうとも、真実を知れとの自らの魂の叫びに抗うことは出来なかった。
8名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:03:29.32 0
図書室で読書をしていたマーガレットは、憂鬱に耐え切れず本を閉じた。
新たに得た知識の殆どは、自分の疑念、恐ろしい真実の予感を裏付けていく。
それでもじっと恐怖に耐え、マーガレットは自身の中に理論を組み立てていった。
妹たちの前ではせめて笑顔を絶やさぬように。
そうしてもう何日も、何週間も、何年も過ごしていた。

図書室を出てホールへと降りたマーガレットの耳に
鈴のように楽しそうな少女達の笑い声が聞こえてくる。
マーガレットは憂鬱から解放されたように、そっと笑みを浮かべ近くの椅子に腰かけた。

「マーガレット、また図書室で調べもの?」

「リリー。ええ、得るものも何も無かったけれど」

友人、リリーの声にマーガレットは振り返り、苦笑しながら言った。
すぐに思わせぶりなことを言うものじゃないと反省したけれど、リリーは特に気にする様子も無く
視線で隣に座る了解を求める。マーガレットが肯くと、リリーは白いスカートをふわりと広げ
マーガレットの隣に腰かけた。

マーガレットは、そんなリリーの様子を眺め、ふと頭に浮かんだことを口に出した。

「今日もスノウと一緒ではないの?」

リリーは少し驚いたように目を見開き、それから力なく肯いた。

「…今日も、一人になりたいって」

「そう」
9名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:04:28.78 0
リリーと親友だったスノウ。
彼女の様子がおかしいことに、マーガレットは随分前から気付いていた。
だけどそれが露骨な態度に顕れるようになったのは最近のこと。
スノウはまるで、親友のリリーや他のクランの仲間たちを避けるように振る舞っていた。
リリーはそのことに酷く戸惑っている。
心当たりは何もない。だから、ただただ寂しく思っていた。

マーガレットには思い当ることがあった。
それは自分が今近づいている、このクランにまつわる恐ろしい真実と
無関係ではないという気がするのだ。

詳しくは分からない。
だけどとても悲しいことがスノウの身に起こっているという気がしてならない。

「そういうマーガレットも、今日はジャスミンたちと一緒じゃないんだね」

ふとからかうように告げられたリリーの言葉に、マーガレットの思考が引き戻された。

「あの子達だって自分の時間があるもの。四六時中一緒というわけじゃないわ」

「うふふ、そうだね。でも少し寂しそうだよ?」

マーガレットは少し仏頂面をしてリリーをねめつけた後ふっと笑った。
図書室に行く前、3人の姿を見つけたマーガレットは声を掛けようとしたけれど
遠巻きで3人はマーガレットに気付かず楽しそうに行ってしまった。
仕方なく一人図書室にこもったというのが実のところで、正直少しだけ寂しかった。
だけれども、自分で言った言葉の通り、彼女たちの時間も尊重しなければならないのだし、そんなことは口には出せない。
10名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:04:56.34 0
「ごめんごめん、怒らないでよ。
 でも本当にあの子達、マーガレットのことが大好きだね。慕われて羨ましいわ」

「あら、リリー。あなたのことを慕っている子も沢山いるわよ?
 鈍感なあなたは気付いていなのでしょうけれど」

「そんな…。そんな子いないよ」

「ふふ。そういうことにしておいてあげるわ」

お互い一頻りからかいあって、マーガレットとリリーは目を見合わせて笑った。

リリーもまた、このクランにおける「お姉さま」だった。
マーガレットがこのクランにやって来た時、実はその時のことを殆ど覚えていないけれど
リリーと、そしてスノウも既にこのクランにいたという記憶がある。
そしてシルベチカ、マリーゴールドという少女達。
マーガレットの記憶が正しければ、この4人が自分よりも古参の「お姉さま」ということになる。

広場には楽しそうな笑い声が響いていた。
少し騒がしすぎるくらいの笑い声。

その中心にいるのは、最近クランにやってきたカトレアという少女だった。
みんなと馴染めるだろうか、そんなマーガレットの心配は全くの杞憂で
カトレアは瞬く間にクランの人気者になっていた。
特にローズやナスターシャムはカトレアに振り回されて随分と楽しそうにしていた。

少し騒がしすぎると思うこともあるけれど、幸せそうなその様子は
マーガレットの心にも一廉の安らぎを与えてくれている。
11名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:05:37.74 0
「こらお前たち!何を騒いでおる。もうすぐ薬の時間だぞ」

不意にホールに響き渡る声。
騒がしかったホールが瞬く間に静まり返る。

「お薬の後は講義の時間ですよ。遅れないように」

紫蘭、続く竜胆の声に少女達がしゅんと面を下げた。

「はい、お姉さま」

しぶしぶと返事をする少女達を冷たい目で睥睨し、紫蘭と竜胆はマーガレット達の前にもやってきた。

「お姉さま方も時間ですわ。おいでください」

竜胆の言葉に、マーガレットとリリーは小さく笑った。

「ええ、すぐに行くわ」

マーガレットの返事にうなずき、竜胆と紫蘭はホールを後にした。
その後ろをぞろぞろと少女達が続く。
マーガレットとリリーも立ち上がった。
12名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:06:04.06 0
「ねえ、リリー」

「なあに?」

「紫蘭と竜胆のこと、少し変わったと思わない?」

他の少女に聞こえないように、声を落として告げられた問いにリリーは不思議そうに眉を寄せた。

「変わった…って、どんな風に?」

「冷たくなった、というのかしら。前はもっと笑顔を見れた気がするの」

リリーがマーガレットを見返し、それから少し思案する。

「それは…ほら、二人とも監督性に選ばれたから、しっかりしなきゃって。そう思ってるんじゃないかな?」

「…そうね。それならばいいけれど」

答えながらマーガレットはリリーの表情を窺った。
リリーの中にも、僅かな違和感がある。そんな気がした。
だけどそれはすぐに他の何かに溶けてしまう。
13名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:06:29.01 i
腐ってやがる
14名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:06:30.03 0
きっと竜胆や紫蘭も、秘密と関わっている。
予感はもはや、マーガレットの中で確信に変わっていた。

だけど今近づいているその秘密は、悲しみを齎す。
きっと大きな悲しみを。
出来ることならば大切な仲間たちにその悲しみが降りかかって欲しくないと思った。
だからリリーが気付かないのならばそれでいい。

「しっかりするのはいいこと。だけどたまにはあの子達の、竜胆と紫蘭の心からの笑顔も見てみたいって。
 ちょっとそんなことを思っただけ。気にしないで、リリー」

「…そうだね」

マーガレットは軽い調子でリリーに語り掛けながら思った。
竜胆と紫蘭の笑顔。自分は確かにそれを知っていて、だから二人のことも他の妹たちと同じように愛している。
なのに、それが思い出せない。
いつどこで、どんな場面でその笑顔を見たのか。
順序立てて整理していけばいくほど『二人の笑顔なんて見たことがない』という結論に至ってしまう。
こんな矛盾が、ちぐはぐな感覚がいくつもある。
それらがすべて、例のおぞましい真実によって説明づけられてしまう。

マーガレットはまた深い憂鬱に襲われて、だけどそれをリリーに悟られないよう薬の間へと急いだ。
15名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:07:38.19 0
薬の間へ向かう少女達の列に小さく息を弾ませて二人の小柄な少女が加わった。
シルベチカとチェリー。仲良しの二人は、またどこかへ遊びに行っていたよう。
マーガレット達の前に収まった二人からは、ふわりと雨の匂いがした。

「お帰り、シルベチカ、チェリー。今日は間に合ったね」

リリーが小声で話しかけると、二人が息を整えながら振り返り笑った。

「ええ、なんとか。…よかったわ。竜胆と紫蘭は私にも容赦がないから」

「やたら怖いのよね、あの二人」

楽しそうに微笑む二人。
きっと何かとても楽しいことがあったのだろうと想像出来た。

だけどチェリーはリリーの隣にマーガレットの姿を見つけてぎょっと肩を竦めた。
一瞬の仕草。それに気付いたリリーが不思議そうに首を傾げる。

「チェリー?」

「あ、なんでもないわリリー。私たち先に行ってるわね。行こう、シルベチカ」

そう言うとチェリーは、リリーと同じように不思議そうな顔をしているシルベチカの手をとって列の前へと行ってしまった。
16名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:07:39.50 0
つまらん







つまらん
17名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:08:04.55 0
「どうしたのかしら…」

リリーの呟きに、マーガレットが自虐的な笑みを漏らした。

「あの子私のことが嫌いみたい。というより、私のことが怖いのね」

「え…?そんなことは無いと思うけれど…」

マーガレットは、チェリーが自分を避けようとする理由を知っていた。
だからチェリーの態度を仕方が無いことと受け入れている。
それはとても寂しいことだけれど。
18名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:08:14.82 0
才能なさすぎ
19名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:08:31.66 0
薬の間に着き、マーガレットが辺りを見回す。
そこにはリリーに「一人になりたい」と言ったスノウの姿もあった。
それに、忌まわしき血を持つダンピール、マリーゴールドの姿も。

毎日の薬。これを呑むことは絶対だった。
だからクランに住む少女達はみんな、この場所にいる。

繭期の症状を抑える為の薬。
そう聞かされている。

だけどマーガレットは、その薬を飲むことの本当の意味にぼんやりと気付いていた。
だからその薬を?まないということが何を意味するかにも、ぼんやりと気付いている。
飲まないわけにはいかない。
プライドを踏みにじられるような不快感を胸に押し込み、マーガレットは厳粛な雰囲気の中
みんなと同じように薬を飲下した。


20名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:08:58.98 0
自分でスレ立てちゃったか
21名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:09:28.46 0
馬鹿が立てました
22名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:15:10.14 0
という感じで続けます

・「秘密の花が綻ぶ」の歌詞の名簿の順番がクランに入った順という説を前提にして、以下の疑問から妄想してます

・何で頭のおかしいマーガレットに3人は付き従ってるの?
・マーガレットは300年以上もずっとああだったの?
・繭期の症状とは?マーガレット以外に繭期の症状らしきものが出てる子はいない気がする
 情緒不安定ということはクランの異常性を考えれば全員が持っていておかしくない性質だし「物忘れ」は
 ファルスのイニシアチブの影響による齟齬のカモフラージュとして使われている
・なぜリリーは倒れた少女達の中でマーガレットの名を呼んだの?リリーの記憶の中でマーガレットの存在に何か意味があった?
・なぜファルスは紫蘭と竜胆の記憶も操作したの?

等々


みんなもじゃんじゃん妄想の翼を広げてくれし
23名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 15:35:34.88 0
まさか知的なマーガレットとは!
予想外の切り口にビックリだけど
この先の展開が楽しみだ

ちなみに名簿の順番がクランに入った順という説っていうのはこれのことですな

248 名前:名無し募集中。。。@転載は禁止[] 投稿日:2014/06/22(日) 23:39:51.44 0
ふと思ったんだが「秘密の花が綻ぶ」で名前を呼ばれた順って加入順なんじゃないかな?

カトレア キャメリア クレマチス ナスターシャム ローズ チェリー ミモザ 紫蘭 竜胆 ジャスミン マーガレット マリーゴールド スノー リリー

800歳級のリリーとスノウクラスは居なくてもファルスが殺すのを辞めてからはシルベチカみたいな死に方とか事故死しか無さそうだし
300歳級の紫蘭竜胆クラスが沢山生きてても不思議じゃない

妄想だけどもしこれが正しければマリーゴールドがリリーに優しくされたのはめちゃくちゃ前のことで本当にリリーは覚えて無いかもしれない
そして300年以上いじめられ続けたことになる
さらに次ぐ古参がマーガレットというのはあまりにも長い時間の中で悲しみが降り積もって繭期を拗らせる以上の精神への浸食があったのかも
ジャスミンはそれにずっと寄り添ってて、ジャスミンに賛同してミモザやクレマチスもマーガレットに寄り添うことを決めたんじゃないだろうか

シルベチカの名前がどこに入ってたのか分からないけどキャメリアの位置からするとかなり新参な気もして
かなり特殊な性格のシルベチカの加入と死が全体に大きな影響を齎したようにも思う

とか考えてしまった
24名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 16:51:37.45 0
えりぽんの人か
楽しみにしてます
25名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 16:54:42.92 0
便所の壁にでも書いてろ
26名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 18:57:05.26 0
妄想はするけど形にするのは難しいよな
27名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 19:30:08.71 O
チェリーは祖父あたりに人間がいたダンピールなのに
マリゴみたいに周りにバレてないところを見るとチェリーの親はバレないように転々としていたんじゃないか

だから貧乏で服がボロくて強いと妄想してるが創作までは至らないな
誰か使いたかったら使ってくれ
28名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 19:47:28.60 0
過疎
29名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 20:15:56.57 0
マーガレットが知的とかなかなか想像するのが難しいな
30名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 20:31:25.09 0
リリウムは謎が多いから妄想しやすいよね
31名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 20:46:12.01 0
ちょうどスノウがイニシアチブの影響を受けなくなっていた時代…50年前くらいだっけ?マーガレットは元々は知的なお姉様だったのが何かの事件を起こし記憶を退行させられたのかな?だから男性嫌いなのか…色々妄想膨らむなぁw
32名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 20:47:03.57 0
魔法スレの作者さんか!
期待通り面白い!!!
33名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 21:51:55.11 0
■ 22:00〜 ■ 演劇女子部 ミュージカル「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」DVD高速感想会 ■
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1412331301/
34名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 23:30:39.50 0
期待してる
35名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 23:39:56.25 0
つまらん
36名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/03(金) 23:54:00.42 0
繭期ってファルスが勝手に口先だけで言ってるだけで実際はないんじゃないかなあ?
マーガレットが自分のことをお姫様だと思ってたのもカトレアが飽き性なのもローズが怪力なのも繭期のせいじゃなくて全部ファルスのイニシアチブ操作とか?
37名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 00:35:12.64 0
一応ファルスはそういう介入はしてないって言ってたけどね
38名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 00:52:13.31 0
楽しみですわ!
39名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 01:51:29.98 0
>>36
繭期っていうのは「TRUMP」の世界と繋がってることを
考えると、本当にあったんだと思うよ。
発言とか精神的に不安定になったりするから、イニシアチブで
記憶を操作しても「繭期のせい」と言えばそれなりにごまかしが効くし
そういった意味で都合の良い場所としてクランを設立したんだと思ってる。
40名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 02:31:55.65 0
クランに入った順についてはファルスのイニシアチブで
みんな記憶を消されているように感じるけどな
少なくとも劇中ではクランの住人の間に上級生下級生というような
上下関係は見られないわけだし(監督生は除く)

下手にクランに入った時の記憶を残しておくとそこに齟齬が生じやすいから
いつからかはよく思い出そうとすると思い出せないんだけど
とにかく同じクランで過ごす仲間みたいに改竄されている気がする
41名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 05:56:00.45 0
乙です
42名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 09:48:16.20 0
川* ^_〉^)
43名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 10:23:55.30 0
>>39
なるほどなあ・・・ファルスが仲間を作るためにあえて繭期を利用したってことか
44名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 10:59:31.61 0
ファルス自身も繭期のまま時間を止められてるしね
紛れ込むにはちょうどいいっていうのもあるんだろう
45名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:24:44.57 0
せっかく二次創作スレが立ったので
自分も短編を投下させてもらいます
46名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:25:04.81 0
なんだ自演スレか
47第三の継承者@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:25:11.04 0
「リリーとスノウは最高傑作なんだ。僕の研究のね」

マリーゴールドに刺されて死んだはずのファルスが話す内容は、
あまりにも信じがたい衝撃的な内容だったらしい。
周りのみんなの驚愕の表情が、それを如実に物語っていた。

このクランの秘密、10年前のシルベチカの事件などを得意げに語るファルス。
そして彼は、宣告するかのように声を張り上げた。

「さあ、嫌なことは忘れて、またここで永遠に楽しく暮らそう!
ここは終わらない、永遠の繭期だ!!」

呼応するかのように、みんながバタバタとその場に倒れ込み、私もそれに従う。
そして、一人また一人と頭を抱えながら立ち上がった。

「あれ? あたし達、こんなところで何してるんだろ?」

どうやら、ファルスのイニシアチブの影響で余計な記憶を消されてしまったようだ。

「あ〜退屈なのはもう嫌よ! そうだ、鬼ごっこして遊びましょ!」

「じゃあカトレアがオニ〜」

「逃げろ〜!」

「待て〜!」
48第三の継承者@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:25:48.95 0
みんなそれぞれ起き上がると、何事もなかったかのように普段通りの生活へ戻っていく。
私も同じように振る舞った後、なんとなく気になってしまい、
ファルス達のいる広間に戻って廊下の端から残った3人の様子をそっと窺った。

そこで語られる、ファルスのイニシアチブがリリー達に効かなかった理由。
そして訪れる、スノウとマリーゴールドの死の瞬間。

怒りが頂点に達したリリーがイニシアチブによってファルスの身体を束縛し、
クランの住人を広間へと呼び寄せる。
みんなは、リリーの命令により腰の短剣を振り上げ自らの心臓を貫くと、
次々とその場に崩れ落ちていった。

私もまた、同じように広間へと足を踏み入れると、短剣を大きく振り上げ、そして倒れる。
それに続くように、リリーも自分の心臓を勢いよく貫き、ファルスを独り残して倒れ込んだ。

1000年の時をかけて作り上げてきた永遠の繭期が崩壊し、絶望の叫びを放つファルス。

「まあいいや。僕には時間だけはいくらでもあるんだ。……それこそ永遠に」

そして彼は捨て台詞とともに、肩を落としてクランを後にした。


49第三の継承者@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:26:15.77 0
森を支配していた永遠に止むことのないはずの雨もいつしか上がり、静寂だけが支配する空間。
ヴァンプ達の亡骸が放置されている中を、ゆっくりとリリーが上体を起こす。

呆然としたように周囲を見渡し、リリーの霞み掛かった思考が徐々に回復してくる。

「……みんな。……夢!?
あっ、あ、あたし……。どうして……。心臓を貫いたはずなのに。
チェリー! ……カトレア! ……マーガレット! ……みんな!
スノウ! ねぇ! スノウ! 起きてよ! 起きてよ! 起きてよ! 起き……。
どうして……。あたしだけが」

手当たり次第みんなにすがって身体を揺さぶるが、一度命を失った者が再び目を覚ますことはない。
なぜ自分だけが生きているのか理解できないまま、リリーは落ちていた短剣を手に取り、
そして先ほどと同じように大きく振りかぶると、絶叫とともに自らの心臓を深々と貫く。

……が、死ねない。
短剣を引き抜くと、胸の傷が見る見るうちに塞がり、全てが元通りに回復してしまう。

「あっ! あっ! あっ! 嘘だわ!!!!」

半狂乱で自らの胸を延々とめった刺しにするリリー。
だが、その結果はなんら変わることはなかった。

嗚咽とともに、短剣を取り落す。

「あああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」

そしてリリーは、三度、絶望の慟哭をクラン中に響き渡らせた。


50第三の継承者@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:26:44.47 0
放心状態のままに、リリーがふらつきながらクランから姿を消すと、
私はゆっくりと身体を起こした。

リリーに、私が実は生きていると伝えてもよかった。
もし身体を揺さぶられ名前を呼ばれたら、返事をしようと思っていた。

でもそうはならなかった。

私としては、別にファルスに従って永遠の繭期を過ごしていても構わなかった。
でも、リリーに永遠を破壊されてしまったから仕方がない。

リリーの命令に従って、みんなとともに心臓を一突きしてしまっても構わなかった。
でも、その命令に強制力がなかったから仕方がない。

いや別に、強制されなくてもみんなと同じようにしても構わなかったんだけど、
それをしなかった理由は……面倒くさかったから。うん、ただそれだけのこと。

ファルスの話だと、どうやら私が生き残ってしまった理由は、
ファルスとの同化が進み、そのイニシアチブの影響を受けなくなったかららしい。
私がリリーやスノウと同じような状態になってると気付かないなんて、ファルスもドジな奴だ。
まあそれは、私の印象が薄すぎるからしょうがないことなんだけど。

これから私はどうなるのだろう。
リリーのように、死にたくても死ねない身体になっているのか。
それともスノウのように、刺されたら普通に死ぬ身体なのか。
いや、シルベチカのように、薬の効果が完全に切れたら老いさらばえて死んでしまうかもしれない。
51第三の継承者@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:27:26.14 0
でもどうでもいい。生きることも、死ぬことも、私は別に執着しない。
生きるだけ生きて、いつか死ぬべき時がくればそれを受け入れる。私にはそれだけで十分。

私の名前は、「困難に打ち勝つように」という祈りを込めて、両親が名付けてくれたらしい。
でも困難なんて、そこにあると思えばあるし、ないと思えばどこにもない、その程度のものだ。


いつまでもこの場所に留まっていても仕方がない。
最後にもう一度、みんなの亡骸が転がる広間を見渡す。
別に未練はないけれど、このクランでの生活も楽しかった。

「ごめんねみんな、私にザオリクが使えなくて」

さて、これからどこに行こう。
行く当てなどまったくないけれど、このクランを飛び出して世界中を旅してみようか。
いつか、私の身にも死が訪れるその時まで。

「パーティー編成は、ついにドラクエ1へ」

そして私は、振り返ることもなく静寂に包まれたクランから立ち去った。


(おしまい)


※困難に打ち勝つ……金蓮花(ナスターシャム)の花言葉
52名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 12:59:26.42 0
爆笑(涙)
53名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 13:30:21.99 0
ばくさん…
54名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 13:39:24.08 O
でもそうはならなかった!!
55名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 14:12:20.61 0
わらた
56名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 14:25:10.74 0
ばくさん運命受け入れるの早過ぎw
・・・笑えるのにどこか切ないな
57名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 14:29:06.00 0
あるダンピールの日記
○月×日
今日お薬を取りに行く途中に出会った腹立たしい連中
似非ヴァンプのチェリー(だせぇ名前)となんか一緒に居た女々しい男
あとは涅槃像と相撲ともう一人だれだったか
わざわざ人の少ない時間を選んだのに最低だ

でもなんであの子は私を庇ってくれたんだろう
58名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 15:35:37.48 i
続くのか・・・?
59名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 16:45:51.37 0
良スレいまさら発見
皆さん面白いな
期待支援あげ
60名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 17:55:36.13 0
>>51
ドラクエ1wうまいなぁ…でも切なすぎる涙
61名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 19:27:34.01 0
すげぇ発想だ
面白かった
さすがナスターシャムw
62名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 20:43:12.31 0
いきなり始まったから本編かと思ったわ
それにしても最後になるまで誰視点かわからんかった
63名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 20:49:43.36 0
まさかの小説スレが落ちるとは…
64名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/04(土) 22:06:14.35 0
「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」感想考察スレ
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1412427779/
65名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 00:33:33.82 0
ん?
66名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 01:54:47.60 0
>・なぜリリーは倒れた少女達の中でマーガレットの名を呼んだの?リリーの記憶の中でマーガレットの存在に何か意味があった?

これはただ近くに倒れていた少女に手当たり次第声をかけて
そこに偶々マーガレットがいただけのような気がするけどな
その行為に意味を求めるなら同じように呼んだカトレアにも
何らかの意味を求めないといけなくなるし
67名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 02:43:02.72 0
それならカトレアにも意味を持たせる二次創作をするほうがいいんじゃね?w
68名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 02:45:53.20 0
そうだな
そういうの考えるのが楽しいんだし
69名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 03:04:22.99 0
第六幕:ファルスのつぶやき

新薬開発といっても壁が見えてきちゃって10年も投薬期間がながくできないんだよな
こうさもっとガツーンの激しいの作れないのかなってな
そうさな 血液よりバンチの利いたものがいいな でも血よりな・・・

あー! そうか! 遺伝子がもっと含まれてて高蛋白のあったな
なんでもっと早く気づかなかったんだ よし やってみよう


うーん いざこうやってみるとなかなか採集できないな スノウだといまいちイマジネーションが欠けるというか淡白というか
竜胆かな やっぱり


ふぅ・・・最初から竜胆にしとけばよかった よし!これで期間のばせるぞ 疲れたがら今日はここまでで寝よう
70名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 03:34:07.33 0
ナスターシャムさぁ 今のみた?

みたみた ファルスさんが苦しそうに竜胆の名前を呼びながら小刻みに震えてたね
これってみんなに相談したほうがいいかな? 竜胆にも関係あるかもしれないし

竜胆なら何か知ってるかもね カトレアもさっきスケッチしておいたんでしょ?

結構うまく書けたんで伝わりやすいとおもうんだ
71名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 07:10:06.34 0
スケッチすんなw
72名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 07:33:16.37 0
つまらん
73名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 07:33:58.98 0
これで小説のつもりwww
74名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 10:11:14.03 0
いいぞいいぞwww
これでこそ小説スレだwww
75名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 10:20:23.38 0
竜胆の照れながらも自分から手伝いを申し出そう感
76名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 10:26:28.93 0
紫蘭「お前たち、何をしておるのだ!!」
77名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 10:45:11.68 i
染色体の数は半分だけどな
78名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 10:55:35.25 0
いいじゃんw
同人ノリって大事よ妄想と想像は大切
79名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 11:27:22.53 0
小ネタがあってこその小説スレ
80名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 11:42:34.74 0
短いのもいいね
小説スレってあまり来たことないんだけど1レス2レスの作品って結構あるの?
81名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 12:07:49.77 0
ワラタwww
82名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 12:14:57.05 0
>>80
短めの作品は多いと思うよ そこから話広がる事もあるし
83名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 12:16:23.35 0
>>82
さんきゅ
84疑惑の研究@転載は禁止:2014/10/05(日) 14:52:43.76 0
「ねえねえ〜。なにか面白いことないかなぁ。
はっ! ……STAP細胞。……あったらいいなぁ」

「やめなさい!」



「どうだいナスターシャム、あれから研究は進んでいるかい?」

「うーん、まあまあかなぁ」

「僕の作った秘薬と君の研究、その2つの成果を組み合わせれば、
きっとただの不老だけではない、確実な不老不死へとたどり着くことができるんだ。
時間は無限にあるとはいえ、できるだけ早く明確な形にしてもらわないと困るよ。
それとも……。まさか本当は存在しないなんてことは、ないよねぇ?」

「STAP細胞はありまぁす!」

「まあいいや。とりあえず信じておくから、その言葉、決して違えないでくれよ」

まいったなぁ。ファルスの前でテキトーなこと言うんじゃなかった。
まさか私の言葉を本気にして本当にSTAP細胞の研究をさせられるとは……。
こんな面倒なことさっさと投げ出したいけど、今更STAP細胞なんてないとは言えないしなぁ。

そうだ、騒ぎを起こしてみんなの記憶をリセットさせちゃえばいいんだ!
退屈で死にそうにしてるカレトアに、クランの探検を唆して上手くファルスの工房へと誘導すれば、
そこから秘密が暴かれてファルスもみんなの記憶をリセットせざるを得なくなるはず。
そこで私の記憶も消してくれれば、もう煩わしいSTAP細胞からも解放ね。

うん、我ながらナイスアイディアかも。

(おしまい)
85名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 14:55:09.05 0
(おしまい)じゃねえしー!続き書けだしー!
86名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 15:40:33.22 0
「ファルスさん 死んじゃうんですか!?」

は?死ぬ?死なねーし なんだよいきなり ローズはそういうところがまったく・・・

「だって カトレアがファルスさんが苦しそうにしてたって」

全然苦しくないし むしろ秘薬の製法のヒントみつけて気分いいし賢者モードだし

「そうなんですか でもファルス様が竜胆の名を呼びながら痙攣してたって」

ん?・・・・おい それいつの話だ

「昨日ですけど」

まさか・・・ カトレアー! どこだー 出て来い!



「な なんでしょう?こんな夜更けに何の用ですかな?」

うるせぇ!おまえ何を見た!事と次第によってはそこの復活の呪文ノート燃やすぞ!

「えー ファルスさんがなんか苦しそうだったから 症状のスケッチをして竜胆に相談しにいっただけですよ」

ふざけんな!燃やす!やっぱり燃やす!
87名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 15:54:03.72 0
カトレア最高だわwwwwww
88名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 16:19:16.30 0
ナスターシャムにカトレア最高だわw

リリウム二次創作の凄いところはどんなに荒唐無稽な辻褄のあわない話でも全て記憶のリセット前の話で片付くところだよなwだからファルスが流胆でチョメチョメした事実あったかもしれないww
89名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 16:40:54.24 0
リリウム本編がシリアスだからこういうコミカルな話はいいね
90名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 17:30:23.99 0
「ひどーい ほんとうに燃やすなんて 酷すぎる」

たかがノートだろ!大事なものならスケッチするな 持ち歩くな! 

「スケッチだってそんなリアルに描いてないじゃないですかー」

あ?棒人間で書いていようとも クリティカルな部分がちょいちょいリアルなんだよ!

ていうか1ページ目の呪文だって もょもとじゃねーか!
時間あるからレベル1からやり直せ!ちゃんとプレイしろ!

「まだ水門の鍵を探している最中で頑張ってるのに!」

うるせぇ!そんなもんペルポイの牢屋でとっとと入手しとけ!

「え?そうなんだ ってファルスさん ひどーい 竜胆さんにいいつけてやる!」

それはやめてくれ!
91名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:51:09.40 0
続きー
92マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:51:57.86 0



薬を飲み終え、竜胆と紫蘭の退屈な講義を聞き流すと、ようやく自由時間となった。
少女達は、凝り固まった身体を伸ばしながら、また遊びに行ったり、お茶をしに行ったりと
三々五々別れていく。

マーガレットもゆっくりと立ち上がり、講堂を後にした。
と、自分の前を俯き背を丸め影のように少女が横ぎった。

マリーゴールド。
人間とヴァンプの両方の血を持つ忌まわしき混血児、ダンピールだった。
クランには誰も彼女を「お姉さま」と呼ぶものはいない。
それどころか、自由時間に彼女の姿を見つけようものなら、忌避し逃げ惑い、石をぶつけるものもいる。

マリーゴールドはマーガレットの気配を感じ
その黒い目を前髪の間がギョロリと覗かせた。
マーガレットが、睨み返すように視線に答える。

「何か用かしら。マリーゴールド」

マリーゴールドは、一つピクリと背中を震わせ目を反らすと、ゴソゴソと忙しく足を動かし行ってしまった。
93マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:52:29.68 0
多分彼女を避けず視線を向けていたマーガレットの気配を、リリーのそれと勘違いしたのだろう。
マリーゴールドがクランの少女の中で唯一リリーにだけ心を開き、さらに言えば心酔し依存していることをマーガレットは知っていた。

マーガレットはマリーゴールドの後姿を忌々しげに眺め
それから歩き出した。

マーガレットはマリーゴールドを嫌っていた。
けれども、他の少女達のように避けているわけではない。

マーガレットには、他の誰も持たない小さな異能があった。
ダンピールの、人間の血が放つ臭いが分かるのだ。
何故そんなことが分かるのかは、自分自身も分からなかっし、殊更に人にそのことを告げることもしなかった。
だけどハッキリと、他のヴァンプとは違うものをダンピールから感じ取ることが出来た。
そしてマリーゴールドを嫌うが故にその臭いにも次第に嫌悪感が募っていった。

マーガレットは、そのダンピールの血よりも、マリーゴールドの性向を嫌っていた。
自身の血の穢れに支配されたように、暗く陰気で、覇気のない、誰にも心を開こうとしない姿を。
もっともそれが、ダンピールを取り巻く周囲の環境故に作り上げられてしまった人格で、本人にはどうしようも無いことなのだと
マーガレットには分かっていた。
そして自分がマリーゴールドを嫌悪する理由の根底が、自身の傲慢さにあることも。
94マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:52:58.17 0
それは遥昔に遡る。
マーガレットは、初めてマリーゴールドに会った時に、虐げられるマリーゴールドに手を差し伸べたことがあった。
マリーゴールドは、その手を取らなかった。
暗闇の中から抜け出せる可能性を自ら拒否しマリーゴールドはまた闇の中に籠ってしまったのだ。
マーガレットはそのことに酷く憤った。

後に考えれば、それはマーガレット自身の自尊心の充足、その目的にマリーゴールドを利用したのだと分かっていた。
マリーゴールドがそれを見透かして拒否したのかどうかは分からないけれど。
マーガレットはいつも高潔で清廉な人間でいたいと思っていた。
だけどどうしても、身体に染みついている嫌な性質がある。
それが傲慢さだった。

支配されることが絶対に嫌で、支配したいと思う。
愛されないことが我慢ならず、自分を愛そうとしない者を憎みさえしてしまう。
そんな自分の心を美しくないとは分かっているけれど、再びマリーゴールドに手を差し伸べる気にはなれなかった。
彼女がリリーだけに心を開いているという事実も、酷く自尊心を傷つけられて、尚のことマリーゴールドを嫌悪するようになる。

マーガレットはまた憂鬱のため息を一つ吐いた。
支配されることが我慢ならない。
その自尊心、少女マーガレットに生まれながらに備わってしまった魂が
今、恐ろしい真実への追求と、忌まわしき支配者への反逆へと彼女を駆り立てていた。
95名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:52:59.53 0
つまらん






糞すぎる
96名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:53:40.91 0
過疎すぎるwwwwwww







糞小説wwwwwww
97マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:53:49.77 0



マーガレットは自室にジャスミン、ミモザ、クレマチスを招きお茶会を開いていた。
恐ろしい真実への到達は、もう幾つかの鍵を残すばかりになっている。
憂鬱と恐ろしさに染められるマーガレットの心に、妹たちとの一時は掛け替えの無いものとなっていた。

「そうだったのね。三人で何をしているのかと思ったら、
 このクッキーを作っていたの」

「はい!お姉さまに食べて欲しくって。…でも私下手っぴいだから、クレマチスとジャスミン姉さまにも手伝って貰っていたんです」

ミモザがお茶会に持ってきた可愛らしいクッキーの数々に、マーガレットの頬は緩みきっていた。
3人で作ったというだけあって、形も色も綺麗に焼けている。

可愛らしくそう言われてしまうと、少し寂しい気持ちでいたことなどすっかり忘れてしまう。
マーガレットは、我ながら現金なものだと苦笑した。

妹たちとの会話は弾む。
それは他愛も無いものだった。
殆ど変化の無い、退屈な毎日。
それでも、話題を見つけてはお喋りに興じる。
一緒に居られるだけでも楽しいから、きっと話題は何でもいいのだ。

「お姉さまはご存知ですか?シルベチカお姉さまのこと」

ミモザの言葉にマーガレットが首を傾げた。
98マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:54:19.21 0
「シルベチカのこと?何かあったかしら」

「シルベチカお姉さま、近頃男子寮の生徒と仲がいいらしいんですよ」

「まあ」

ジャスミンが告げた言葉に、マーガレットは思わず声を上げた。

「なんでも、温室やピロティでよく密会してるみたいなんです。もう凄く話題になってますよ」

「シルベチカが…。何だか想像出来ないわね」

「ですよね!まだ恋人同士というわけでは無いようなんですけれど、
 目撃した子の話だと、シルベチカお姉さま凄く幸せそうなお顔をなさってたみたいで」

「何故かチェリーもひっついてたみたいですけど!」

クレマチスとミモザが興奮気味にまくしたてる。
どうやらクランではもっぱらの話題になっているらしかった。

マーガレットは活き活きとした妹たちの顔を見ながら、シルベチカのことを思い浮かべていた。

シルベチカはマーガレットにとってもお姉さまに当たる、思慮深く落ち着いた物腰の柔らかい美しい少女。
可愛らしい声と、小柄で愛らしい容姿とは裏腹にいつも静かな優しい笑みを浮かべていた。
99名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:54:22.75 0
著作権侵害で通報しました
100マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:54:45.27 0
「最近シルベチカとチェリーがお薬の時間に慌てて戻ってきてたのは、そういう訳だったのね。
 それにしてもあのシルベチカが…。いったいどんなお相手なのかしら」

マーガレットの言葉に、ミモザとクレマチスはニヤニヤと視線を見合わせた。

「それがなんと、キャメリアなんですって!」

「キャメリア?」

「お姉さまご存知ですか?」

「ええ、知っているわ。ファルスと一緒に男子寮の監督生をしている彼ね」

「はい!そのキャメリアです!」

ミモザとクレマチスはいよいよ興奮したように落ち着きなく身体を動かしている。
ジャスミンは変わらず柔らかく笑い二人を見守っていた。

男子寮の生徒についてあまり詳しくは知らないマーガレットも
キャメリアのことは何となく知っていた。
整った中性的な容姿の黒髪の少年で、少しなよなよとした雰囲気はあるけれど
まだクランに来て間もないのに監督生を任された優秀な人物だと記憶している。
よっぽど『彼』に信頼されているらしい。

「ちょっと頼りない感じもあるけど、キャメリアってイケメンだしね。
 シルベチカ派の子達は大分ショックだったみたいだけれど」

「そうそう!」

クレマチスが可笑しそうに言うと、ミモザも同意した。
101名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:55:00.50 0
つまらん



糞すぎる
102マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:55:22.88 0
「ふふ、なあに?シルベチカ派って」

マーガレットの問いにミモザが楽しそうに答える。

「クランの女の子達の間で派閥があるんです。どのお姉さまが好きかで
 リリー派、スノウ派、シルベチカ派、そしてマーガレットお姉さま派の四派に分かれてるんですよ!」

「そんなものがあるの?知らなかったわ」

「私たちは勿論マーガレットお姉さま派です!」

ミモザが胸を張ると、クレマチスとジャスミンも嬉しそうに肯いた。
何だかそれが可笑しくてマーガレットが笑う。
続いて4人の笑い声が部屋に木霊した。

「ありがとう。嬉しいわ」

笑い、お茶に口を付けた後、マーガレットは目を細めて3人の妹たちを見た。
胸いっぱいに幸せを感じながら。


それからシルベチカについてもう一度思い巡らせていた。
近頃のシルベチカは確かにとても幸せそうな表情をよく浮かべていた気がする。
その一方で、ふとした瞬間に物憂げな顔をしていることもあった。
それらはいわゆる「恋の病」というものだったのだろうか。
マーガレットは、まだ一度もそんな経験が無いからよく分からないけれど。

大切な友人であるシルベチカの幸せは素直に嬉しい。
本当に、幸せになれるのならば。
103名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:55:28.12 0
過疎スレ
104マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:55:48.62 0
「でも私は顔だけならファルスの方が好みかな!」

ミモザが不意に言い放った言葉に、マーガレットの心は急に重くなった。

「ミモザ、ファルスはやめといた方がいいわよ…」

なるべく優しく、明るく言ったつもりのマーガレットの言葉は、思ったよりも低く響いた。
それを不思議に思ったのか、ミモザとクレマチスとジャスミンが首を傾げマーガレットを見る。

「やだ、お姉さまったら。大丈夫ですよ!
 ファルスの方がって言ったのは顔だけのことですから!
 あんなチャラチャラした男の子より、お姉さまの方が万倍素敵なんだから!」

「そうですよ。男の子との恋愛なんて、まだ全然想像もできないわ」

また笑いの花が咲く。
マーガレットも、気を取り直して談笑の続きを促した。
美味しい紅茶と嗜みながら、4人の賑やかなお茶会は晩くまで続く。
同じような毎日。
だけどそこかしこに、小さな変化が起きていることをマーガレットは感じていた。



105名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:56:02.82 0
便所の壁にでも書いてろwwwwwww







wwwwwww wwwwwww
106名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:56:29.55 0
くだらない
107名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:57:14.98 0
才能のかけらも感じない
108マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:58:17.84 0
みたいな

>>40
俺もそう思う
本編では最古参のリリーの扱いがみんな結構ひどかったしねw
109名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:58:18.29 0
末満に許可取ったのか
110名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:58:57.59 0
著作権侵害だな
111名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 19:59:25.56 0
つまんねー
112名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 20:01:58.33 0
面白いから続けてくださいな
113名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 20:02:38.38 0
くだらないね






才能ないよ
114名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 20:03:05.93 0
とりあえず末満に報告だな
115名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 20:04:45.80 0
ドラクエのネタバレもよくないのか
116名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 20:24:13.11 0
保全してくれる有難いアンチだな
117名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 21:16:22.80 0
不思議とキチガイ発言もここだと繭期をこじらせたんだなと妙に納得してしまうw
118名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 21:30:41.88 O
>>105
ここは落書きする為の

便利な
所じゃ無かったのか?
119名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 21:42:37.13 0
更新乙です!!
この話のマーガレットはもうファルスが親方様だって気づいてるのかな?
120名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 21:54:53.75 0
ミモザの言葉への反応からファルスが黒幕だとは気づいてるんだろう

マリーゴールドに手を差し伸べながら拒絶されて憤るマーガレットと
手を差し伸べて拒絶しようとした手を自分から強引に掴んだリリーの
差がそのまま2人の性格の違いなんだろうな
121名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 21:58:21.60 0
この話の中ではまだ上下関係があるって設定なのかな?
122名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 22:20:15.36 0
まーちゃん顔が大人びてるから落ち着いた役も違和感なく読めるなぁマーガレットのプライドの高さ故に真実を知ったときどう行動するのか?

関係ないけど本編→アンチ→本編→アンチ・・・の流れでスノウ・リリー・マリゴの『トゥルーオーバーンプ… トゥルーオーバァーーンプ 』って聞こえてきた俺は相当繭期を拗らせてるんでしょうか?w
123名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 22:21:32.04 0
マーガレットがどのようにしてまーガレットになるのか……
124名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 22:32:56.40 0
そう!本当に頭の中で映像化しやすい!
大人びたまー最高!
125名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 22:33:21.87 0
うわぁぁぁぁ 噂になってるよ もう絶対竜胆にも知られてるよ もう何もかも見越されてるよ さすが若い子は元気ねって思われてるよ!


「ファルスーおるかー? あのね いまリリーって子が来はってて ファルスに来てほしいて言うてんねんけど」

今日は忙しいから後日にしてくれって言ってくれ!

「さよかー  あのなー 後日にしてほしいねんって どうする?」
「竜胆さんがお待ちなので いますぐにいらしてほしいんですけど」

「そゆことらしいんやけど どうする?」

どうする?じゃねー なに取次ぐような体でそこまで入れてるんだよ!

「あのーファルスさん うちの竜胆がなにかあたしにできることあれば協力したいってー 聞こえてます?」

聞こえてるよ!協力っていらないから そういうの
(でも・・・ 竜胆が協力って・・・ もしかしたら  もしかして 俺に気があるとか? いろいろ俺を理解してくれてるとか? これは行くしかない?)

「ファルス?キミな なんぞ 顔が真っ赤やけど どないしたん?熱か?具合悪いんか?」

いや いくから あとで行くからってリリーには伝えておいてくれ

「やって」
「わかりました それではごきげんよう」


「えーなー リリーちゃんってかわええ子やなー キミもそうおもわへん?」

ククク べつに? おれはもっと大人が趣味だから あーゆー ド平面はタイプじゃないので

「そうなんかー ファルスは大人やなぁ ほな行ってくるなら留守番しとくわ あとで話きかせてな」
126名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 22:45:41.85 0
関西弁の人が誰か分からんwww
127名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 23:18:35.77 0
キャメリアなんじゃない?まぁかななんのイメージの方が強いけどw
128名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/05(日) 23:33:12.02 0
かなリア
129名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 00:13:06.46 0
行ったらなんで竜胆の名前でナニがナニでって聞かれるだろうな どうすっかな

・聞き間違いじゃね?ってとぼける これはあとでカトレアを呼び出されて細かく説明されるとバレるな
・竜胆の名前がなんか知らないけど出てきた  これも具合がどうたらとか穿り返されると厄介だな
・ストレートに竜胆に迫る  そもそもな話 呼び出すってことはあっちも俺に気ぃあるってことだよな うん それに俺様がその気になってるんだから そうにちがいない

よし ここは迫ってみよう それがいいに違いない

・・・あーーーでもどうやって迫ったらいいんだ こう 壁に手をついて竜胆の動きを止めて・・・
だめだな 竜胆は何気にデカいからこっちが見上げるとか有り得ないから

それとも竜胆からこっちに迫ってくる可能性なくね?
「ファルスさん あたし・・・前から アナタの気持ちが届いていたなんて」
おう 俺もだよ こうやって竜胆と俺は・・・

とかなんとかいっちゃってーーーwww
それでこう 服なんかも既に脱いじゃったりしてーw


「おーい ファルス キミの部屋からなんやドタバタしてるようやけど 気はたしかかー?」

あ ああ キャメリア 大丈夫だ 心配するな なんでもない

「さよかー あんまり暴れるとまた 床が抜けるでー」
130名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 00:23:19.17 0
キャメリアの兄貴だったか!
131名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 00:28:58.04 0
ゴミだな
132名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 00:29:57.48 0
ファルスは中学生か
133名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 00:43:55.84 0
もうイニシアチブで竜胆の記憶書き換えてそういう関係になっちまえよwww
134名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 00:54:32.71 0
中学生だ
135名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 03:41:33.31 0
童貞かな
136名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 08:50:08.86 0
竜胆ばっかで紫蘭はないのか?
137名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 08:52:40.18 0
リリー「さよなら、カールアンダーソン」
138名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 10:00:55.70 O
皆さんの楽しい妄想に救われる

自分の妄想は絶滅ばかり
139名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 10:17:21.00 0
>>137
ゴメンナサーイ!
140KD124211189037.ppp-bb.dion.ne.jp@転載は禁止:2014/10/06(月) 12:19:37.46 0
続きぃ、賢マーガレットぉ
141名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 12:32:29.05 0
聡明なマーガレットがいかにして真実と対面し
いかにしてLILIUM劇中の奔放で螺子の外れたようなマーガレットに変わっていくのか
ハッキリいってかなり興味深く読ませてもらってる
142名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 17:51:50.82 0
続き期待age
143名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 19:35:07.98 0
劇場でみて満足してたけど小説読んでたらやっぱりDVD欲しくなってきたw
144名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 22:19:01.29 0
童貞リリー
145名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/06(月) 23:41:52.66 0
ど童貞ちゃうわ!
146名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 02:40:35.34 0
147名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 07:48:25.03 0
ヘイヘイ
148名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 13:38:51.57 O
149名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 16:39:39.83 0
>>129のつづきって書いておいても平気?
150名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 19:08:07.81 0
心置きなく書き給え
151禁断の儀式@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:36:52.83 0
ランプの薄明かりにぼんやりと照らされた監督生の一室。
緊張した面持ちで、2人の少女が見つめ合っていた。

「本当にいいのだな、竜胆」

「ええ、私の決心は変わりませんわ。そう言う紫蘭こそ、後悔しませんか?」

堅い口調で問いかける紫蘭に、竜胆が柔らかい声音で問いを返す。

「後悔などするものか。
ファルスからこのクランの秘密を聞かされた時、
このおぞましい永遠の繭期の存在に、あたしは虫唾が走る思いがした。
これまで無意識のうちにファルスの操り人形となって生きてきただなんて。
そしてこれからも強制的に永遠が続いていくのか。
そんなことを想像しただけで、耐え切れない苦痛が全身を駆け抜けた。
この地獄の輪廻を断ち切るには、自ら命を絶つしかないかとまで思い詰めた。
だが……。それを思い留まらせたのが、竜胆の存在だったのだ」

「紫蘭……」

「竜胆とともに生きられるのであれば、この苦痛に満ちた永遠の繭期も悪くない。
2人一緒であれば、永遠の内にあるどのような苦難も乗り越えられる。
だからこそあたしは、ファルスからの協力者となれという提案を受け入れたのだ。
もし提案を拒絶しても、ファルスのイニシアチブによって記憶を消され、
その後も延々と望まぬ永遠の繭期を生かされることに変わりはないのだからな。
同じ操り人形になるのであれば、無意識の内に無理やり踊らされるのではなく
自分の意志で踊った方がまだましだ。
ファルスの目をかすめて、クランのみんながせめて多少なりとも
この永遠を安らかに過ごせるように手心を加えることもできる。
……いや、違うな。クランのみんなのことなどどうでもよい。
あたしはただ、竜胆とともに生きる永遠の環境を安住のものとするため、
ただそれだけのためにおぞましきファルスの提案に従ったのだ」
152禁断の儀式@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:37:20.28 0
「私は、紫蘭とともにあることができれば、他には何もいりません。
強制された永遠も、ファルスの提案も、私にとっては些事でしかありませんわ。
私の望みは、あなたの存在そのもの、ただそれだけですから」

「その望みはあたしも同じだ竜胆。
だからこそ、この禁断の儀式を申し入れたのだからな」

「だからこそ、この禁断の儀式を受け入れたのです」

互いの覚悟を確かめ合った2人は、ゆっくりと身を寄せ、柔らかく抱き合う。
竜胆の白く透き通るような首筋に、そっと唇を置く。
紫蘭の首筋にも、竜胆の唇が当たる感触を得る。

そして2人は、大きく口を開くと、
まったく同時に、互いの首筋に歯を突き立てた。

ヴァンプにとって、同族を噛む行為は忌むべき行いとして固く禁じられている。
その禁忌を冒して、2人が同時に相手のことを噛むことにより、
互いが互いのイニシアチブを掌握し、互いが互いを相手のモノだとして
その身の全てを捧げあう禁断の儀式。
それが、今まさに紫蘭と竜胆が執り行っている罪深き行為だった。

竜胆の首筋から溢れ出る血を大きく啜る紫蘭。
紫蘭の首筋から溢れ出る血を大きく啜る竜胆。

紫蘭の口の中に竜胆の甘美な血の風味が広がり、喉を鳴らして体内へと流し込む。
味そのものよりも、竜胆の血が紫蘭と体内へと染みわたり同化していく官能。
同様に、紫蘭の血が竜胆に啜られその体内へと同化していく官能。
その身体全体を貫く陶然たる快感に、2人は時を忘れて酔いしれた。
153禁断の儀式@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:37:47.26 0
永遠にも感じられる濃密な時間を経て、
互いに示し合わせたようなタイミングで、同時に首筋から口を離す2人。

互いの口元には、相手の血が滴り落ちんばかりに付着している。
その血を拭い取ろうともせずに、とろける瞳で甘えるように微笑みかける竜胆。
一見凄惨なその光景も、紫蘭にとってはこの上なく美しく感じられた。

「さあ、これで儀式は終……」

「まだ終わっていませんよ」

紫蘭の言葉を遮った竜胆が、両手で紫蘭の頬を挟み込む。
そしてグッと顔を近づけると、紫蘭の口元に付着した自分の血を、舌で掬い取った。
まるで甘えて口元を舐める子犬のように、紫蘭の唇に舌を這わせる竜胆。

「これで紫蘭の口の周りも綺麗になりましたわ」

ひとしきり自分の舌で紫蘭の唇の感触を楽しんだ後、竜胆が照れたように悪戯っぽく笑いかける。

「そうだな、まだ終わっていないな」

竜胆の思わぬ行動に対応できずしばらく為すがままになっていた紫蘭だったが、
ようやく気を取り直して反撃に転じる。
一気に顔を寄せると、同じように竜胆の口元に付着する血を舌で掬い取る紫蘭。
竜胆も嬉しそうにそれを受け入れ、口をうっすら半開きにして紫蘭を誘う。

明らかに竜胆の仕掛けた罠だとわかっていても、紫蘭にそれを止める術はなかった。
紫蘭の舌が竜胆の口内に侵入し、そこに残る己が血の痕跡を求めて縦横無尽に動き回る。
その隙をついて、竜胆の舌もまた紫蘭の口内に侵入し、上あご、歯ぐき、内頬と優しく愛撫していく。
154禁断の儀式@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:38:38.65 0
そしてついに、2つの舌が明確な意志を以て絡み合う。
掬い取った互いの血が舌と舌で混ざり合い、溶け合い、渾然一体となる。
互いの血だけではない。紫蘭と竜胆の唾液が、呼気が、汗が、空気が、その全てが絡み合う。
2つの舌が、そして2つの唇が、馴染み、絡み、しゃぶり、吸い、ついばみ、
互いが互いを求め、全てとろけて一つになるような快感を貪り尽くす。

「……これで我らは一心同体。何者も2人の間を引き裂くことはできん」

ようやく唇を離した紫蘭が、息を継ぎながら満足げに宣言する。
上気した顔がより一層の色香を引き立たせる竜胆も、嬉しそうにうなずく。

「そう。私の存在は全て、紫蘭、あなたのものです」

「あたしの存在も全て、竜胆のものだ」

「紫蘭がいてくれるだけで、私はそれだけで幸せなのです」

「これからは2人で全てを分かち合い、この永遠の繭期を乗り越えていくのだ。
たとえそこにどんな悲惨な未来が待ち受けていようと」

「歓喜も、悲哀も、憂いも、戸惑いも、全てを2人で分かち合いましょう」

「そして……」

「「快感も」」

それは自らの意志によるものか、相手に捧げたイニシアチブの影響か。
声を揃えた紫蘭と竜胆が、示し合せたかのように抱き合ったままベッドへと倒れ込む。

そして2人の禁断の儀式は、いつ果てることもなく続いていくのだった。

(おしまい)
155名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:39:24.98 0
つまんねー





才能ないよ
156名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:43:33.88 0
この2人なんかエロいな
157名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:44:17.48 0
いいよいいよおおおお〜
158名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:44:59.99 0
耽美的でいいね
お互いを同時に噛むって発想はなかった
159名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:45:09.59 0
破廉恥な〜(大歓喜)
昨日から今か今かと待っておったぞ!
160名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 20:51:52.09 0
ハロメン好きな2人だからなんか想像しやすいわ
161名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 21:28:10.35 0
寝癖より 歯磨きよし パンツもシミ1つない新品よし 靴下の穴チェックよし

いよいよ寮の管理棟にある竜胆のところやってきたわけだが・・・
部屋に入ったらまずはこの花束をサッとだして掴みをキメてみせる
なんつってなー

「こんばんは ファルスさん 他の寮生の目もありますから 静かに願います」

お前 新入りか?あんまり見ない顔だな まあいいか
年はいくつだ?

「80と15歳になります」

面白いな まるで昔からいるみたいじゃないか そんなギャグが流行っているのか
俺も今日は余裕があれば手打ちにいたすところまで言ってるんだけどな

「こちらです みつからないように そーーっと進んでください 突き当たりが監査役室です」

おう まあ知ってるけど案内サンキュ キミの名前は?

「・・・・チカ・・」

ん?どっか消えたな 印象薄いやっちゃなー 夜中にいきなり出てきたら殴ってるところだ
162名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 21:28:46.29 0
コンバンハー ファルスデスケドー
(おっ いきなり空いた 明かりもすべて消して これほどに他の寮生にバレないようにってことは もしかしてぇぇぇぇ・・・)

キミのためにこの花束を持ってきた さあ ボクの気持ちを受け取ってくれ!

「え??? 嬉しいです!ファルス様!」

(え?竜胆ってこんな鼻に掛かった声だったか?まあいいや このまま壁に寄って!)

キミのことを思っていたらまさか見られているとは思わなかったけど 今夜こうしてやってきたぞ
(このまま抱きついてーーー)

「ファルスさん なにやってんですか!」

え?この声が竜胆?ってことはこれ誰?

「ファルスさんが きゃー 告ったー」

(こっ この素っ頓狂な声はチェリー!?)

「明かりつけて つけて はやく」

おい ちょっとまて 何人いるんだ!この部屋は
163名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 21:50:59.61 0
>>154
本来ならエロいシーンなはずなのに何故か美しくさえあるな・・・ところでこの二人ってラーミア神殿の巫女みたいだよね?ここにもドラクエネタw

>>162
てっきり紫蘭と竜胆の愛し合ってるところにはち合わせるかと思ったのにw
164名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 22:52:50.73 0
「レミーラ!」

おい ランプに灯しただけじゃねーか
つか え?紫蘭 なんで?

「ファルス様 紫蘭はファルス様のお気持ちをうけいれます」
「紫蘭さん よかったねー」
「おしあわせにー」

(え?なんで?どう考えても竜胆が部屋にいて俺を待ってるパターンだろ!)

「ファイルさん そういうことだったんですね 残念ですけど お幸せに」

(なんか すっげぇ目つきでこっちみてるー やっぱり気あったんか!)
え?いや ちがう これは誤解だ

「誤解?ファルスさんなにいってんですかー 突き当たりの部屋は紫蘭さんの部屋ですよ たずねてきていきなりって やだー」

さっき案内の子にきいたらそんなこと言ってないぞ!
ここにいないけど!

「ここにいるのが監理棟にいる全員ですよ」

ええー だってなんとかチカっていう なんかギョロ目の奴が

「だれですか?それ 監理のお二人と当直のこのチェリーとクレマチスしかいないですよ」
「それよりも ファルスさん 紫蘭さんとお幸せに」

竜胆ぉー なに完全に悟ってるんだ あああ 隣の部屋に戻らないでくれ!
165名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/07(火) 23:04:37.42 0
あああ 竜胆  そんな勢いでドアをしめないでくれ

「男なんてーーーー」

「竜胆さん 荒れてるね」
「机を投げてるの久しぶりに見た」

「ファルス様 結婚式はいつにしますか?結納は?あ スルメ用意しておきますね」
「紫蘭さん 寿退寮おめでとー」
「ヘンピンフカー カエッテクルナヨー」

おい なにおまえら盛り上がってるんだ

「あ チェリーがいない 当直の報告途中だったのに」
「クレマチスさん いいじゃないですか この善き日にそれくらい」

(うわー どっか消えたって絶対 寮で広めてるパターンだろ)
おい ちょっと離してくれ チェリーを止めにいかないとーーー

「どこへ行かれるのですか? 紫蘭はずっとファルス様と一緒にいることにしてるんです」

どこってチェリーをとめに行くにきまってるだろーが!

「寮に行くなんてなりません 女子の聖域に行くなんて浮気の噂が立ってしまいます それとも・・・」

わーー わかった わかったから その銃をしまってくれ クルクル廻さないでくれ
166名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/08(水) 01:58:34.23 0
ファルスも都合の悪いみんなの記憶を全部改竄しちまえよw

・・・とツッコミを入れたくなるが
それはそれとしてアホすぎて笑えるww
167名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/08(水) 06:58:14.45 0
なんで竜胆ばっかりw
168名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/08(水) 12:13:23.81 0
おうふ
169名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/08(水) 16:52:18.38 0
あら
170名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/08(水) 19:05:19.86 0
繭期
171名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/08(水) 21:26:08.06 0
172名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 00:59:21.51 0
保守ばっかりなら落とすか
173名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 01:35:38.02 0
ただでさえSSとか創作系の書き手ってのは少ないし
毎日のようにネタが投下されるなんてほとんどないから
作品の投下が来るまでまったりと保全しながら待ちましょ
174名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 02:36:47.85 0
マーガレットの話の続きが読みたい人は
スレを落とさないように気をつけて保全していこう
もちろん自分も含めての話だけど
175名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 03:02:40.18 0
感想やネタ提案で保守すればいいのに
176名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 03:09:08.54 0
確かに感想があると書き手のモチベーションも上がるし
ネタ提案を書いておけば書き手がそれを何らかの形に
仕上げてくれるかもしれないしもちろん保全にもなるしで一石二鳥だな
177名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 03:38:48.28 O
紫蘭と竜胆がファルスの血を飲まされ続けていたことや不老になってることを知ったきっかけが気になる
紫蘭はクランを守る為だとムキになりすぎだったし
トラウマがありそう
178名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 04:10:02.61 0
从 ・ゥ・从<えり!えり!れま砂漠谷
リl|*´∀`l|<でも嘘なんだよ
179名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 07:57:47.25 0
突然のやじ梅わらた
180名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 07:59:45.37 0
生田衣梨奈 巻きアゴ モーニング娘。 画像
生田衣梨奈 巻きアゴ モーニング娘。 画像
生田衣梨奈 巻きアゴ モーニング娘。 画像  顔面麻痺  
生田衣梨奈 巻きアゴ モーニング娘。 画像
http://i.imgur.com/UqtzgGB.jpg
http://i.imgur.com/v4JzDPB.jpg
http://i.imgur.com/9ZGrvwK.jpg
181名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 09:46:09.68 0
これなんかSSの題材として使えそう

@suemitsu
【ふと思い出したLILIUM小ネタ】本編未視聴者注意。
そういえば、竜胆と紫蘭は初期プロットでは実在せず、
とある人物がイニシアチブで少女たちに見せている共同幻想の一部という設定だった。
プロットを練り直した結果、非実在から実在の人物に変更になった。
182名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 12:38:30.12 0
今よりもっとややこしそうな設定だったんだな
183名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 14:29:48.20 O
シルベチカの実家には
【或る庭師の物語】の美しい絵本が800年前から残されて
代々親が子供に読み聞かせた

原本は6000年前に描かれたとされる


妄想ですが…
184名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 15:12:57.35 O
>>181
説明を補助する時にだけ現れる
お助けアイテムみたいな感じか
185名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 16:42:39.27 0
富樫や虎丸ってよくできたキャラだよな
186名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 18:54:25.48 0
富樫や虎丸も共同幻想の一部だったのか
187名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 20:16:55.50 0
川c ’∀´)<にぅわしの
188名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:04:24.55 0
4レスほどお借りします

舞台見てすぐぐらいに書き殴ったものをろくに推敲もせず投下しますので
いろいろ綻びがあるかと思いますがご容赦ください

あと「またこの2人かよ!」というツッコミは一切受け付けませんw
189名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:05:19.46 0
クランの庭の隅。
その一角に、少女が一人しゃがみ込んでいた。
背中に垂らされた長い髪は、毛先の方だけをゆるく巻いており、1本1本が繊細そうに風に揺らされていた。

「竜胆、そんなところにいたのか。何をしておるのだ?」
しゃがみ込んだ少女、竜胆に、背後から別の少女が声を掛けた。
こちらも柔らかそうな髪だが、竜胆とは違い頭の横で2つに結って、残りをやはりその背に流している。
意志の強そうな瞳と、頑固そうに引き結んだその口は、でも今は少し綻んでいるようだ。

「紫蘭…花を見ていたの」
「花?」
竜胆の答えにほんの少し首を傾げつつ、紫蘭はその隣に自分もそっとしゃがんだ。

二人の前には、ささやかだが花壇が作られていた。
そこにはいくつもの、可愛い青紫の花が咲いている。

「こんなところに花壇があったのか…。普段何気なく見ている景色にも、見落としているものがあるのだな」
その花をまじまじと見つめ、少しの驚きと共に隣に座る竜胆を覗き見る紫蘭。
そして、優しい微笑を浮かべたその横顔に、しばし心を奪われてしまう。
「この花はね、私が育てているの。こんな隅っこだから、たぶん誰も気がついていないのでしょうね」

ふふっと、その微笑に無邪気さが混ざったようだった。
いつもは監督生として周囲に気を配り、自らを律し、お姉さまと慕われる存在。
ここはそんな彼女の、いわば秘密基地とでもいうような場所なのだろう。
190名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:06:24.96 0
「確かに、ここはみんなが普段よくいる場所からは少し離れているしな。
 だが、だからこそ誰にも荒らされず、ひっそりと綺麗に咲くことができたのだろうな」
「ふふ、そうね。元気の良いあの子たちだから、もしかしたら花壇なんて気付かずに踏み荒らしてしまうかも。
 花がついても、きっと蕾や少し開いただけで、もう手折ってしまうわ」

その場にはいない、クランの少女たちを思い浮かべるように、竜胆は宙を見つめて言った。
そしてその笑顔にまた、優しさや無邪気さの他に、慈愛のような色が混ざる。

隣にいるのは自分なのに、と紫蘭は少しむっとして、
「ところで、この花はなんという花なのだ?」
他の子たちのことを考え出した竜胆の気を自分の方に向けようとしたのか、少し早口になって聞いた。

「この花はね、リンドウ。私と同じ名前なの」
そう言うと竜胆はゆっくり手を伸ばし、触れるか触れないかぐらいの手つきで、花弁をそっと撫でた。
少し強めに吹いた風が、まるで撫でられたリンドウがくすぐったがっているかのように、花壇を微かに揺らしていった。
「リンドウ……」
呟いたその響きが、自分でも驚くほど優しかったことに気付き、紫蘭ははっと息を呑んだ。
たかだか花の名前が、特別な意味を持っているかのような感覚に捕らわれる。

ゆっくりと自分の方を向いた竜胆の表情は、さっきまでとは違い、少し妖艶さが漂っているような気がする。
紫蘭はドキっとして、ふいっと竜胆から顔を逸らした。
顔が熱い・・・おそらく赤くなってしまっているだろう。
「別に、呼んだ訳ではないのだ」
動揺したのを気取られないように強気に言ってみたが、しかしその声はまるで拗ねているような、弱々しい口調になってしまった。
「ええ、分かっているわ。私だって呼ばれたと思ってあなたの方を向いた訳じゃないもの。
 ただ、あなたの顔がふいに見たくなったの、紫蘭」
191名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:07:29.80 0
そんな風に言われて、でもその真意を図りかねて、思わず紫蘭は再び竜胆へと顔を向ける。
絡み合った視線のその先、何故だか少し妖しく光っているようにも感じる竜胆の瞳が、やけに近くて。
心臓が跳ねたと同時に、紫蘭は少し身を仰け反らせた。
自分達は監督生なのだ。こんな姿を他の者に見られでもしたら、示しがつかないではないか。
抗議の言葉は浮かんでくるのに、それは上手く声にならず、結局口を開いては閉じ、ぱくぱくとそれを繰り返すだけ。

紫蘭の様子に、竜胆は思わずその表情を崩した。
先ほどまでの艶かしさは幻だったかのように、すっかりいつもの笑顔になっている。
「紫蘭ったら、どうしたの?まるでお魚みたい」
「なっ……!」
さっきとは別の意味で、紫蘭は自分の顔が赤くなるのを感じた。
それこそ抗議しようとしたが、先ほどの自分はさすがに間抜けであっただろうと、やはり今回も上手く声は出なかった。

代わりに、不機嫌を隠すことなくさっとその場に立ち上がると
「私はもう行くぞ、竜胆。お館様から手紙が届いている頃かもしれん」
そう言ってさっさと歩き出そうとした。
「待って、紫蘭」
しかしすぐに後ろから竜胆に腕を掴まれ引き止められる。

竜胆の手は、紫蘭の細い腕をするすると下へ向かい、その手にそっと絡められた。
その微かな力加減は、ついさっきリンドウの花を撫でていた彼女の手を思い出させた。
くすぐったくて、温かい。
紫蘭はまた、心がざわりと騒ぐのを感じていた。
192名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:08:33.49 0
「ねえ、紫蘭。リンドウはね、ある飲み物の原料になるのよ」
紫蘭は振り返り、立ち上がると自分より幾分か背の高い竜胆を見上げるようにして質問を返す。
「飲み物?」
「そう。実は前に一度作ったことがあるのよ。でも誰にも味見してもらっていないの。
 今もお部屋に置いてあるのだけど、ねえ紫蘭、もしよかったら飲んでみてくれない?」
「ふむ、花から作られる飲み物か・・・・・・いいだろう。ただ…それは美味しいのだろうな?」
閉鎖されたクランの中で、嗜好品というのは珍しく、それは紫蘭の興味を大きく惹いた。
「美味しいかどうかは、飲んでみてからのお楽しみよ」

そう言うと竜胆は紫蘭の肩に手を置き、くるりと向きを変えさせた。
紫蘭の背を軽く押し、自らの足取りも軽く、建物へと、自分の部屋へと歩きだす。

何やら楽しげな背後の様子に、紫蘭も自然と笑顔になる。
「ところで竜胆、その飲み物は何という名前だ?私も知っているものだろうか?」

軽快な足取りのまま、

「それはね、アブサンというの……」

答えた竜胆の、獲物を狙う獣のように獰猛な視線と、艶かしくも妖しげな表情は

「アブサン…聞いたことがあるような、ないような…?」

考えながら前を歩く紫蘭からは、あいにく見えてはいなかった――。
193名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:09:42.37 0
以上です

あとから調べたらアブサンの原料はニガヨモギって出てくるけど
確かリンドウもそうだったと思う・・・たぶん・・・
194名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:33:47.55 0
竜胆の怪しげな表情が気になって検索してみたけど

>アブサンは19世紀フランスの芸術家の間で、愛された飲み物です。
>ニガヨモギ、アニス、マージョラム、オオグルマを混ぜ合わせた
>この酒は、催眠と鎮痛の作用更に媚薬効果も高い。

つまりはこういうことでいいのかな?
195名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:37:54.77 0
アブサーンってなんだっけ?
アブサンと言うのはお酒でのマリファナみたいなものですーが

って!ググったらかなりやばい事が出てきたんだが!?wでも名前の由来が『聖女のため息』『妖精のささやき』なのは竜胆にピッタリだけどね
196名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:39:26.88 0
> 「ええ、分かっているわ。私だって呼ばれたと思ってあなたの方を向いた訳じゃないもの。
>  ただ、あなたの顔がふいに見たくなったの、紫蘭」
ここいいな
197名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:40:12.21 0
>>189-192
おつ〜いいよいいよ〜
198名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 21:51:34.26 0
>>195
アブサンはテキーラみたいな蒸留酒だったような
なまら度が強いので酔うからアル中の野球選手が愛飲することに
199名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 22:14:48.75 0
>>198
その辺も書いてあったね〜昔は常習性が強くて発禁になったけど今は普通に飲めるって
・・・てか『なまら』って新潟の人?
200名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 22:16:31.72 0
つまんねー
201名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 22:16:36.15 0
アブサンの媚薬効果で身体が疼いた紫蘭を
襲おうって話じゃないのか?
202名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 22:50:16.02 0
紫蘭が竜胆とベロチューしてるのを寮生に見つかって
あれは竜胆にナンパされてついと釈明するんか
203名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 23:02:18.19 0
たまらんねああたまらんよ
キャメリア君とファルス君とかもないのかね?
204名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 23:18:13.02 0
ファルス君 あのね ボク実は女の子なんや いつ言おうかと思っててねんけど
205名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 23:26:23.99 0
女子受けは良いだろうけど・・「なんか想像できないw
206名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 23:29:12.20 O
【或る庭師の物語】

「綺麗な本ね」

「はじめまして
私はシルベチカ
貴女は?」

私はスノウよ

「いつもここで本読んでるの?」

ええそうよ

「隣に座っても良いかしら?」

どうぞ

「この素敵な表紙の絵本見ても良い?」
これね?

「ええ
何のお話なの?」

これは永遠に咲き続ける花を作ろうとした庭師の物語りよ

「悲しいお話ね
でもこの本私大好きよ
眺めてるだけで幸せな気持ちになれるわ」
207206続き@転載は禁止:2014/10/09(木) 23:33:05.40 O
気に入った?
じゃあ貴女に差し上げるわ

「本当に?良いの?
大事な物でしょ?」

良いのよ
それにこの庭師の愛したお花の名前知ってる?
勿忘草よ

「勿忘草…」

そうよシルベチカ…貴女と同じ名前よ

「素敵ね
花言葉は[私を忘れないで]ね
スノウと私はこれからずっと親友で居てくれる? 」

ええ、いいわ
離れ離れになっても私達は親友よ

「良かった
スノウ
私の事ずっと忘れないでね
大好きよ

スノウ… 」

私もよシルベチカ
208207続き@転載は禁止:2014/10/09(木) 23:34:04.79 O
それから程なくしてシルベチカは姿を消した

【或る庭師の物語】の絵本を残して…


シルベチカの実家に届けられたその絵本は
800年、代々親から子へと語り続けられた

【シルベチカの物語】
209名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/09(木) 23:49:18.07 0
良い話だけど時間軸が色々とおかしいような?800年前にシルベチカがスノウから貰った『或る庭師の物語』を10年前に失踪したシルベチカが親から聞かされていたんだ?転生?名前じゃなくて苗字?ヤバい…頭が混乱してきたw
210名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 00:29:02.90 0
昔は大変だったんだよ なんかモンゴルとかいう国からやってきたって連中が
ここまでやってきてさ 建物を使わせろとか言い出して揉めた揉めた
そのあと風の噂で東洋の島国相手にボロ負けしたらしいけど


ってファルスの思い出話があってもいいくらいなのか
211名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 09:37:08.86 0
或る繭期の物語
212マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:31:39.36 0



早朝、雲に覆われた空が漸く白み始める時間。
マーガレットは、クランの立ち入り禁止区域にある隠し扉を見つけ出していた。
だけど、その扉を潜ることは今は出来なかった。
もうすぐ皆が起き出してくる。

立ち入り禁止区域、隠し扉。
きっとその先には地下室、薬、名簿、写真。
提示されていたヒントの通りならば、それらがあるはずだ。
このクランに漂う忌まわしい謎の答え。その物的証拠と言えるものが。

少し開いたその扉の奥には階段。
まるで黄泉へ続くかのように、黒々とした闇の奥へと階段は伸びていた。
そしてそこから漂う、胸をつく悪臭。
それだけで、逸るマーガレットの気持ちが押さえつけられてしまった。

誰にも見られてはいけない。
知られてはいけない。
マーガレットがそれを見つけたことがもし、あの男に知られてしまったら
全てを隠蔽されてしまうかもしれない。
だから慎重に時間を見計らい、十分な警戒が出来る準備をして改めて探る。

マーガレットは額に球の汗を浮かべてその扉を閉じると、大きく息を吐いた。
213マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:32:05.13 0
クランを囲う森には相も変わらず雨が降っている。
雨粒が草木を揺らす音。
もうずっとその音を聴き続けているから、
その音はまるで世界に初めから付属していた音のようだった。


鬱々とした頭を支えながらマーガレットはクランの渡り廊下を歩いていた。
軒先から吹き込んだ雨が、もうずっと廊下の一部に降り続いて
消えない沁みを象っている。

薬、名簿、写真。
それらは恐らく重要な物で、これまでの考えを裏付けるものになるはず。
だけどそれ以上のものを見つけ出さなければならない。
恐ろしい闇に打ち勝ち、雨を止ませる方法、そのヒントが見つかるだろうか。

不規則に高鳴っていた鼓動がようやく収まって来た頃、マーガレットは視線の奥に人影を見つけた。

廊下の奥の奥。
誰も立ち寄らないような、雨に煙るテラスにポツリと置かれたベンチ。
その上に夢の花のように儚く腰かけている少女。
214マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:32:31.00 0
「おはよう、スノウ」

マーガレットが近づき声を掛けると、スノウはゆっくりと視線を上げた。

「マーガレット…」

スノウの瞳の中で雨の景色が揺れる。

「隣、いいかしら?」

スノウは答えること無くマーガレットの顔を見つめ、それからふっと睫毛を伏せた。
気にすること無くスノウの隣に腰を下ろす。

「リリーが寂しがってるわよ?」

「…そう」

静かな声で、だけど明るく言ったマーガレットの言葉に
答えるスノウの声には色が薄い。


「何か心配事?」

またスノウがマーガレットの顔を見た。
悲しそうな虚ろな瞳。
だけどその目は、どこか訝るような、不安の色を帯びていた。
215マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:32:59.42 0
「別に、そんなものないわ」

「リリーにも言えないこと?」

「そんなのじゃない」

スノウがムッとした表情を浮かべる。
マーガレットは、その表情を見れたことにどこか安心していた。

「ここ最近あなたはずっとそうね。
 何かを恐れているみたいに一人でいて。皆を拒絶している癖に、悲しそうな顔をしている」

「……何が言いたいの?」

マーガレットはじっとスノウと目を見合わせ
樋を伝って滴る雨音をたっぷりと数えてから大きく息を吸い言った。

「あなたは何を知っているの?あなたの身に、いったい何が起こっているの?」


スノウが目を見開く。

「マーガレット…あなた、また…」

スノウは驚きの表情のままそれだけ呟くと
すぐに長い睫毛を伏せ、顔を下げた。
そして口を堅く結んでしまう。

それを見て、マーガレットは小さく笑った。

「リリーにも言えないことがあたしに言えるわけは無かったわね」
216マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:33:34.42 0
長い沈黙。
その後スノウがポツリと呟いた。

「マーガレット…。変なことを考えるのはやめて」

「変なこと?あなたは私が何を考えているかわかるのかしら?」

少しおどけたように、マーガレットが言う。
スノウが秘密について知っている。大きく関わっているというマーガレットの考えは
今確信に至った。
だけど自分とは立場も、考え方もスタンスも違うのだと、スノウの佇まいを見ていればわかる。
彼女は受け入れようとしている。
ただ悲しみを内に閉じ込めて、じっと。



「わからないわ…。だけどマーガレット、あなたは死が…破滅が怖いとは思わないの?」

「死ぬのは嫌よ」

スノウの唇は震えていた。
その表情、目が、何か直接的に恐ろしい破滅を予感させて
マーガレットの背筋を震わせる。
だけどマーガレットはそれを押さえつけ、決然とした意思で塗り固めた。

「死ぬのは嫌。だけど私はね、支配され弄ばれることが死ぬほど嫌なの。
 もし私が私の誇りを、意志を貫いた結果が死なのだとしたら、それを破滅とは思わない」

スノウはまた目を伏せた。
だからマーガレットの唇が微かに震えていたことに、気付かなかっただろう。
217マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:34:02.09 0
「私は…そんな風に強くはなれない」

不意に風が吹いた。
雨が巻かれ、マーガレットとスノウの間に一瞬、霧の壁が生まれる。
二人の髪に少しだけ水滴が浮かんだ。

「スノウ、気を悪くしないで。私はあなたを否定しているんじゃない。
 あなたの立場を私は知らないし、あなたを弱いとも思っていないわ。
 ただ…」

マーガレットはそこで言いよどんだ。
自身に浮かんだ気持ちを何と表現すればいいのかが分からなくなった。

スノウは揺れている。
ただ諦めているのではなく、揺れていると感じた。
それは生と死、何かと何かの間で。
或は、誰かと誰かの間で。
きっとそれは恐怖だけでは無いし、悲しみだけでも無い、そのはずの感情。
だけどそれらの全てがスノウに悲しみを齎しているのだ、と。
もしかしたらスノウは―――
218マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:34:40.52 0
「なに?」

マーガレットの言葉が続かないことを訝ったスノウが顔を上げる。
その顔を見て、マーガレットはただ感じたままを口に出した。

「ただ、あなたが美しいと思ったの、いま」

笑いながら言うと、スノウも微かに笑った。

「突然、何を言っているの」

「ふふふ、あなたの笑顔、本当に久しぶりに見たわ。やっぱりあなたは…」

またマーガレットの言葉が途切れた。

雨の匂いに混じって不意に鼻を掠めた異臭。
嫌になるくらい敏感な自分の鼻が感じ取ったそれは、忌まわしき血の臭いだった。

言葉を止め振り返ると、その男がこちらに向かい歩いていた。

「やあ、マーガレット、スノウ。珍しいね、君たちが一緒にいるなんて」

ニヤニヤと口角を上げ、気障な佇まいで大股に歩くその少年をマーガレットが睨み付ける。
声が聞こえた瞬間、スノウの肩もビクリと跳ねたのが分かった。

「ファルス…」

スノウが小さく呟く。
219マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:35:07.00 0
「ごきげんようファルス。また性懲りも無く女子寮に忍び込んだのね」

「あはは、そう邪険にしないでよ。
 爽やかな朝に、君たちみたいな可愛い女の子と会えて僕は嬉しいよ」

しとしとと降る雨を見上げながらファルスが言う。
マーガレットは忌々しげに立ち上がった。

こんな奥まった場所まで。
その目的は、やはりスノウなのだろうか。
マーガレットはここ暫くの間、しょっちゅう女子寮を訪れるファルスのことを観察していた。
誰にでもナンパに声を掛けるファルスだけれども、特別気にしているのはスノウと
そしてリリーだと感じていた。

先ほどの会話を聞かれただろうか。
だとすればますます、時間はあまり残されていない。

マーガレットはスカートの皺を伸ばすと
一歩ファルスから離れた。

「何?マーガレットは行っちゃうの?少し話をしようと思ってたのに」

「悪いわね。私はあなたとお話をする気分じゃないの。またね、スノウ」

マーガレットはファルスに背を向け歩き出した。

「ちぇ、なんだよ」

暫く歩き、廊下の角でちらりと振り返る。
ファルスは座って俯いているいるスノウの顔の横に手を付き
何か嬉しそうに話していた。
220マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:36:12.11 0


竜胆は大胆だなぁ
221名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:47:21.95 i
名探偵マーガレットきてる!!!
舞台があった分、登場人物の顔や振る舞いが想像しやすくてしかも忠実に表現されてるからすげー読みやすいです!!!
222名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:52:17.20 0
ここまで知的なまーちゃんをなかなか想像しづらいw
223名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 10:53:27.86 0
その先にある破滅がわかってるだけに読んでてドキドキする
それにしてもマーガレットの洞察力は半端ないなぁ
224名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 12:10:38.19 0
いつぞやの女社長モードのまーちゃんで想像しています
225名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 13:24:06.30 0
マーガレットがスノウ口説いてる!
キザなセリフコンテストなら負けないぞとファルスも参戦してる!
226名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 18:39:44.03 0
227名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 18:50:10.69 O
よく考えたらあのクランは繭期がひどかったり他に行き場のないヴァンプが集まってるわけだから
マリゴほどじゃなくても全員それぞれに暗い事情がありそうだな
228名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 19:31:44.42 0
こんな聡明な子がどうしてああなったのか気になる!
229生と死とその続き@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:32:25.21 0
「ねえ、本当にお化けが出たらどうする?」

「お化けが出たら大歓迎よ。むしろあたしはお化けがいてくれた方が嬉しいわ。
だって、お化けがいるっていうことは、死んでもまだ続きがあるっていうことでしょ?」





腹部に強烈な衝撃を感じ、その激痛によってあたしは意識を取り戻す。
目線を下へと向けると、ちょうどヘソの上の辺りに深々と短剣が突き刺さっていた。

そうだ。リリーから呼ばれたような感覚がしてこの広間に引き寄せられたあたしは、
リリーの命令通りに腰の短剣を振り上げて自分の身体を刺し貫いたんだ。
ただ、生来の運動神経のせいか、生への執着の強さによるものか、
心臓を貫けとの命令にギリギリで逆らい、その結果、腹部に剣先を受けることになったらしい。

その時。
天地が逆転して、あたしはその場に仰向けになって倒れ込む。
どうやら即死は免れたようだけど、ほとんど無駄な足掻きだったみたいだ。
腹部から流れ落ちる鮮血の量は想像以上で、程なくして失血死は避けられないと、
自分でもはっきりとわかった。
230生と死とその続き@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:32:52.07 0
ぼんやりと周囲に目をやると、あたしと同じようにリリーのイニシアチブを受けた
クランの仲間達が、次々と短剣を自らの心臓に突き立て崩れ落ちていく。

あまりに凄惨な光景に、どうにかみんなを助けたいという衝動が沸き起こる。
ただそうは思っても、まともに身体を動かす力も残っておらず
じわじわと近づく死を待つばかりのあたしにできることなんて何もない。

……いや違う。一つだけ方法がある!
たった一人だけ、あたしの力で救えるかもしれない娘がいる!

上手くいくかどうかはわからない。失敗する可能性の方がずっと高い。
でも、諦めずに自分のやれることをやってみよう。


……嗚呼。
やっぱり……駄目なのか……。
せめて……最後にあたしができることは……もうこれだけ…………。

そしてあたしの視界は暗転し、一気に暗闇の世界へと引き込まれていった。


231生と死とその続き@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:33:17.69 0
「カトレア! カトレア!! ねえ! ねえ起きてよ!!」

リリーの悲痛な声をきっかけに、カトレアの視界が回復する。
見ると、リリーが必死の形相で、倒れているカトレアの身体を揺さぶっていた。

だが、リリーがどれだけ大きな声をかけ、どれだけ大きく身体を揺さぶっても、
カトレアからは何の反応も返ってこない。

それはそうだろう。
その様子を見下ろしていたカトレアが、困ったように眉をひそめる。

カトレアの腹部には深々と短剣が突き刺さり、
流れ出た鮮血によって地面には大きな血だまりができている。
青白い頬には生気の欠片もなく、大きく見開かれたその眼は完全に瞳孔が開いてる。

――うん、死んでる。間違いなく死んでるねこれは。

そこでようやく、カトレアが一つの疑問に行き当たる。

――なんであたしは死んでる自分のことを眺めてるんだろ?
232生と死とその続き@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:33:43.37 0
慌てて自分の置かれてる状況を確認するカトレア。
死んでる自分の足元に、ほんの少しだけ浮いた状態で立ち尽くしており、
しかもその身体はうっすらと半透明に透けて見えている。

――お化けだ! あたしは今、お化けになってるんだ!!

「そうよカトレア。今あなたは幽霊になりかかってるの」

いきなり後ろから声をかけられカトレアが振り向くと、
そこには、どこかで見たことのあるような小柄な少女がたたずんでいた。
封印されていた記憶を辿り、ようやくその名前に思い至る。

――シルベチカじゃない! どうしてこんなところにいるのよ?

「あなたのことを迎えに来たのよ。
クランのみんながあの世で、カトレアのことを心配して待ってるから」

――そうなんだ。でもせっかくお化けになれたんだし、もう少しこの世で遊んでいたいんだけどなぁ。

「あなたが今なりかけてるのは、お化けはお化けでも、地縛霊。
もし遊びたくても、ここから自由に動き回ることもできないのよ」

――えっ、そうなの??
233生と死とその続き@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:34:09.42 0
「そう。このクランは今後、誰もいない、人が近寄ることもない廃墟となってしまう。
このままだとあなたは、地縛霊としてこの地にたった独りぼっちで永遠の時を過ごすことになるわ」

――冗談じゃないわ! そんなの退屈すぎるじゃない!

「フフ、カトレアらしいわね。じゃあ、あたしと一緒にあの世へ行こうか」

――わかった、シルベチカと一緒に行くわ。でもさぁ……

「どうしたの?」

――わざわざシルベチカが迎えに来てくれたってことは、本当に死んでもまだ続きがあるってこと?

「それはね……。あなた次第よ、カトレア」

――あたし次第かぁ。じゃあ間違いないわね。楽しみだなぁ、これからどんな続きが待ってるんだろ


そしてカトレアは、満面の笑みとともにゆっくりと瞳を閉じた。


234生と死とその続き@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:34:35.51 0
――……! ……リー!!

誰かに名前を呼ばれた気がして、あたしはどうにか重い瞼を開いた。

身体は指一本動かせそうにもない。頭は鉛が流し込まれたようにまともに思考が働かない。
ただ、それでもあたしはしぶとく生きている。
失血死というのは、思っていたよりも死に至るまで時間がかかるものらしい。

視線だけを動かし周りを見渡すと、かつての仲間たちの亡骸がそこかしこに転がっている。
そしてあたしのすぐ側には、変わり果てたカトレアの姿があった。

死にかけのあたしが唯一干渉できた相手、それがカトレアだった。
以前あたしが講義の一環で奪った、カトレアのイニシアチブ。
その能力を駆使すれば、カトレアを自害から救えるかもしれない。

だが、それは上手くいかなかった。リリーのイニシアチブ能力があまりにも強大で、
あたしにできた干渉は、心臓を一突きさせるのを防ぐことが精一杯。
結果、カトレアもあたしと同じように腹部に深々と短剣を突き刺し、その場に倒れ込んだ。

その瞬間を目の当たりにしたあたしは、激しく後悔した。
腹部の傷は深く、これもあたしのものと同様に、即死ではないとはいえ致命傷には違いない。
本来一息で死ねるところを、あたしはカトレアの苦しみを長引かせただけじゃないのか。

だからせめて、最後に安らかな死を迎えられるよう、
イニシアチブで幻想を作り出してカトレアの脳内に植え付けた。
そこであたしは力尽きて気を失ったのだけど……。

最後の幻想が、カトレアにどのような作用をしたのか。
カトレアは安らかに逝くことができたのか。
235生と死とその続き@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:35:03.62 0
恐る恐る目を向けた先にあるカトレアの死に顔は、
まるで楽しい夢を見ながら寝ている子供のように、無邪気で穏やかなものだった。

良かった……。最後の幻想の導き手を、シルベチカに頼んでよかった。
さすがはあたしの親友、しっかりと役目を果たしてくれたようだ。
ずっと存在を忘れていたくせに、我ながら虫のいいことを言ってる。
あたしは自嘲とともに唇の先だけで苦笑した。


徐々に視界がぼやける。あたしもそろそろ……限界らしい。

――チェリー! そろそろこの世界ともお別れだよ

シルベチカ……。
わざわざあたしのことまで迎えに来てくれたんだ……。

――今までお疲れ様。みんながあの世であなたが来るのを待ってるよ

ねえシルベチカ。
あたしは、前からずっと……あなたに伝えたいことがあったのよ……。

――どうしたの?

あたしね……実は……キャメリアのことが…………。

――そんなこと……とっくに知ってたよ

そうなんだ……。わかりやすいもんねあたしってば……。
でもこれで……ようやく……肩の荷が下りて…………良かった………………。


(おしまい)
236名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:51:45.24 0
ちょっと世にも奇妙な物語っぽくて面白い!
237名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 20:59:06.70 0
あの寸劇を伏線にしてこんな話になるなんて・・・チェリーの思いに泣いた
238名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:02:24.85 0
チェリーまたちゃんと思い出せたんだね(つД`)・゚・。
239名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:02:31.29 0
なんか超せつないな(T_T)
240名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:16:28.95 O
あの寸劇をまさかの伏線にするとは…!!
泣けた
ナスターシャムの話と言いあの瞬間それぞれにドラマがあったんだろうな
241TRUMPのクラン滅亡後のソフィ@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:20:07.26 O
僕はソフィ・アンダーソン
3000年の旅をした始まりのあの日
クランが焼け落ちたあの日

クラウスが僕に永遠の命を与えたんだ

クランの混乱が収まった時クラウスの姿が無かった
血盟議会は慌てた
バンプの存亡に関わる大事件だからだ
そして僕がクラウスに噛まれてTRUMPになった事実も血盟議会に報告されて危険人物として追われる身となった

僕は逃げるしか無かった
僕は走った
森を逃げた
川を逃げた

人間の里に降りて人間の振りをして命を狙われてると助けを求めた

暖かい部屋と暖かいスープそして一切れのパンを用意してくれた
嬉しかった

しかしバンプと分かると「出て行け化け物」と罵られた
仕方が無い人間の血が濃いダンピールだとは云えTRUMPと云う永遠の命を持った化け物なのだから

仕方が無いので暖かい部屋とスープのお礼だけして闇に消えた
242TRUMPのクラン滅亡後のソフィ 2@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:23:31.94 O
僕の事は血盟議会新聞で世界中の血盟議会会員に知らされて更に追っ手が先回りしていた

走った
僕は走った
しかし馬で追って来る追跡者からは逃げられなかった

だから僕は追跡者のイニシアチブを取ろうと噛み付いた
しかし鎖カタピラで
身を守られていてイニシアチブを取らせてくれなかった
あっと云う間に取り押さえられて監獄に幽閉された
長い間鎖につながれてたよ

百何十年もの間…

天井から滴る水滴で喉の渇きを潤した

僕の肉体はダンピール故にバンプの血が薄い
だから永遠の命が合っても食料を食べ泣ければ身体は枯れて行く
細く細くやせ細り
手足を拘束していた鎖が緩くなり外す事が出来た
243TRUMPのクラン滅亡後のソフィ 3@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:25:13.79 O
力が入らないが動けない事は無い
看守が見回りに来る時間は分かってる
そのタイミングを、見計らって鎖から外れて倒れる芝居をして檻の中に看守を誘い込もう

狙いは成功した
演技だと気付かず鎖で拘束し直そうとしたその時
僕はその看守を噛んだんだ
そして血を啜った
干からびた身体が見る見る若さを取り戻した

そしてその看守をイニシアチブで操り監獄を抜け出し誰も知らない森へ逃げた

そこで霧もやから巨大な古城が現れた

もう何百年も誰も入った形跡は無い

僕はこの城が気に入った
ここを僕の家にしよう

クラウスを探すのはこれからだ
先ずは身体を休めよう
244242@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:31:46.82 O
打ち間違え

×食料を食べ泣ければ

〇食料を食べ無ければ
245名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:49:28.55 0
ここで一区切り?
終わったかどうかわからないと書き込みづらいから
最後に(つづく)とか何かつけておくれ
246名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:57:28.25 O
スマン

とりあえず最初の200年しか考えて無いから
とりあえず終わりです
247名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 21:59:08.31 0
確かに区切りは欲しいね

ソフィがクランを作る話か…まだ原作では描かれてない部分なだけに期待
248名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 22:04:01.25 0
おつおつ〜いいよいいよ〜
249名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/10(金) 23:20:44.13 i
またすごい面白そうなのが来たな!!!
250KD124211189037.ppp-bb.dion.ne.jp@転載は禁止:2014/10/10(金) 23:49:25.93 0
まーがれっとはよ
251KD124211189037.ppp-bb.dion.ne.jp@転載は禁止:2014/10/10(金) 23:50:10.16 0
まーがれっとはよ
252名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 08:15:06.98 0
253名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 08:15:18.28 0
繭期の朝
254名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 08:16:08.65 O
【シルベチカの物語り】と
【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】を書いてる者です
ここはいつにも増して傑作揃いですね

文才の無い自分が妄想体験をそのままなぞってるだけで恥ずかしいですが
新作が出来たらまた来ますので
宜しくお願いします
255シルベチカなんて・・・@転載は禁止:2014/10/11(土) 08:32:24.80 0
「ねえ、シルベチカを見なかった?」

みんなの輪の中で、リリーが訪ね歩いている。

 シ ル ベ チ カ ・・・ ?

どこかで聞いたような気がするのに
どこだったかと思い出そうとすると胸が苦しくて苦しくて・・・。

自分はシルベチカを知っているんだろうか?
・・・いいや、やっぱり思い出せない。

 わ た ・・・を ・・・れ な ・・・で

声が、誰かの声が聞こえた気がした。
・・・いいや、それすらも気のせいか?

 キャ ・・・ア

誰かに名前を呼ばれたような気がした。

「ねえキャメリア、あなたは知らない?シルベチカがどこにいるか」

ああ、呼んだのはリリーか。

「いいや・・・」

どうしてだろう。
胸が苦しい。
256シルベチカなんて・・・@転載は禁止:2014/10/11(土) 08:33:33.80 0
「シルベチカなんて・・・」

知らない、そう言いたいのに。
言ってしまってはいけないような気がする。

「キャメリアどうなの?知ってるの?知らないの?」

知らない。
はずなのに。

どうして僕は、泣きそうなんだろう・・・?

 ・・・リ ア  わ ・・・し を わ ・・・な い で

さっきまでとは比べ物にならないぐらいの苦しみとともに
僕は何かを思い出しかけた。

なのに苦しみが治まると、それが何だったのかきれいさっぱり分からなくなっている。

「・・・たぶん、何かの勘違いだ」

僕の答えに、リリーは肩を落とし、今度はチェリーの元へ。

そう、きっと何かの勘違いだ。
僕のこの胸の痛みも、何もかも・・・・・・。


―――――――
以上、短い上に改行多くて読みにくかったらすみません
257名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 09:12:19.31 O
寒気がした

100%の効力の無いイニシアチブって残酷ですね
258名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 09:16:11.30 0
歌詞にまでそんな細かい設定を活かしてるなんて凄すぎる
気づいたひとも凄いわ
259名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 10:29:21.33 0
かななんがブログで書いてたしな
260名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 10:32:20.06 0
あんな明るい歌なのに良く聞くと凄い切ないんだよな…チェリーも「あなたは『きっと』疲れているのよ」だもんな
261名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 15:04:15.16 O
ほす
262名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 18:19:26.88 0
ググるとリリウムの小説そこそこあるんだね
263名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 21:02:13.46 0
あげ
264ぁまのじゃく@転載は禁止:2014/10/11(土) 22:08:15.03 0
あなたのことなど興味ない
他の誰と話してたって
さっぱりとね髪の毛を 切ったのも知らない

明日も講義ね リボンが変わったね
チェリーやシルベチカと すごく仲がいいのも

全部 全部 興味ない
話せない日々だって ブルーじゃない

あなたのことなど興味ない
図書室に誘われても ずっとずっと一緒だったから
一度くらいよかったけど

優しくされたり 髪型褒められたり
勉強教わったり 守ってくれた過去も

全部 全部 興味ない
あなたの顔も覚えない

心が遠く離れたり 喧嘩もできなくなったり

優しくされたり 髪型褒められたり
勉強教わったり 守ってくれた過去も

全部 全部 興味ない
すぐまた記憶消されちゃうんでしょ

これ以上優しくしないで
ウソ泣きしてあげるから

(おしまい)
265名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 22:08:41.73 0
今日「SMILE FANTASY!」を初観劇して閃いたコラボSS……にできるほどに話を広げたかったものの
文才のなさにより断念しただの替え歌モドキになってしまいました

スマイレージ 「ぁまのじゃく」 (MV)
https://www.youtube.com/watch?v=RgbY4xM9O_s
266名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 22:22:04.78 0
誰視点で誰に対してなのかしら・・・
267名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 22:27:34.38 0
スノウ視点でリリーに対してです
(ちなみに「SMILE FANTASY!」では
あやちょが「ぁまのじゃく」をソロで歌ってる)

ファルスに従って永遠を生きると選択した後にクランのみんな
特に親友だったリリーから距離を取る様子を重ねてみたつもりでした

「チェリーやシルベチカと」だとキャメリアと想像されるかもと
今頃になって反省中……
268名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 22:57:58.31 0
そうなんですキャメリアとスノウで迷いましたありがとう
269KD124211189037.ppp-bb.dion.ne.jp@転載は禁止:2014/10/11(土) 23:05:07.05 0
まーどぅーはよ
270名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 23:14:00.42 0
キャメくんとファルくんは?
271名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 23:35:55.36 0
ここでいま何本のストーリーが走ってるかだれか整理してくれ
272名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/11(土) 23:52:11.80 0
続き物になってるストーリーは

『プリンセス・ピエレット・マーガレットのお話』
【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】
ファルスのつぶやき

の3つかな?

最後のは不定期連載みたいな感じで
まだ続くのかどこまで続くのかもよくわからないけど
273名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 03:06:12.35 O
作成中上げ
274名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 07:39:09.20 O
中西カナリアは小田ベチカに夢中
275名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 10:26:26.44 0
考察スレから…誰かこの設定で話書いてくれ!

66 名無し募集中。。。@転載は禁止 2014/10/12(日) 09:59:21.23 0
チェリーは元ハンター ファルスに記憶を消されている
弾丸を回避する能力はそのため
276名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 10:35:38.00 0
Dも混血だしな
277名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 10:49:56.74 O
バンパイアハンターダンピール
278名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 10:58:49.37 O
個人的に勝手に考えた設定だが

死んだ人は500年前後で生まれ変わる
しかし全く同じ姿に転生出来るのは4、5回に一回
後は姿形性別も別人になる
昔の記憶も持ち合わせて無い

それでも似た印象の人物は過去の誰かの魂を授かってる


自分的には
アンジェリコの魂は
マーガレットが授かってる
279名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 10:59:52.44 0
姫姉様はアイツほど悪役じゃないだろうw
280名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 11:48:20.95 O
リリウムメンバーでTRUMPやるならソフィは工藤で決定だけど
佐藤はアンジェリコをやって貰いたいと思ってる
281名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 11:49:01.45 0
>>280
まーちゃん「レロレロレロレロー!」
282名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 13:28:26.34 0
ノリ*´3´リ<バンパイアハンターだーびる?
283名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 15:50:25.34 0
ノリ*´3´リっ⊂川c;’∀´)<すみません連れて帰りますね
284名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 17:58:13.42 0
ハンターかっけー
285名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 18:54:21.35 0
チェリーは人間のバンパイアハンターとのダンピールだったらって妄想するとテンションあがる
286名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 21:31:27.68 0
287名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 22:21:11.72 0
BGMかww
288名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 22:22:05.68 0
つまらん
289名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/12(日) 23:48:27.02 0
紫蘭と竜胆の話が多いな
290名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 00:04:10.88 0
ピエロマーガレットまだ?
291名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:15:17.73 O
自分は【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】を書いてた者ですが
続きを書いてる内に見え無かった情景が浮かんで来たので書き直しました
292【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】@@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:16:47.23 O
僕はソフィ・アンダーソン
3000年の旅をした始まりのあの日
クランが焼け落ちたあの日

クラウスが僕に永遠の命を与えたんだ

クランの混乱が収まった時クラウスの姿が無かった
血盟議会は慌てた
バンプの存亡に関わる大事件だからだ
そして僕がクラウスに噛まれてTRUMPになった事実も血盟議会に報告されて危険人物として追われる身となった

僕は逃げるしか無かった
僕は走った
森を逃げた
川を逃げた

人間の里に降りて人間の振りをして命を狙われてると助けを求めた

暖かい部屋と暖かいスープそして一切れのパンを用意してくれた
嬉しかった

しかしバンプと分かると「出て行け化け物」と罵られた
仕方が無い…人間の血が濃いダンピールだとは云えTRUMPと云う永遠の命を持った化け物なのだから

僕は暖かい部屋とスープのお礼だけして闇に消えた
293【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】A@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:20:04.16 O
僕は何処に逃げたら良いのだろう…

そもそも何故逃げる必要が有る?
僕は何もして無いじゃないか

それでも捕まれば幽閉される
永遠に自由が無いのはまっぴらゴメンだ

そうだ実家に帰って父親に事情を話そう
母さんは僕が繭期を迎える前に死んだ
ダンピールたる由縁か

僕は何日も走って故郷の人間の里に辿り着いた

しかし里は人気が無い
誰も居ないのか?
おかしい
僕の事は血盟議会新聞で世界中の血盟議会会員に知らされてるにしてもここは人間の里だぞ

恐る恐る実家に行ったがやっぱり人気が無い
何かがおかしい

家の裏手に周り窓から中を覗いてみた

父さんは?
拘束されて部屋の隅に置かれてる
助けなきゃ
294【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】B@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:22:09.98 O
いや、待てよ
気配を消してる黒マントのあいつらは?

血盟傭兵部隊だ
奴らが捜索隊に加わり僕の家に潜んで帰りを待ってるのか?

ヤバい
ヤバい
ヤバい

奴らはバンプの中でも特に優秀な戦士集団で戦闘で死者を出した事の無い伝説の部隊だ

奴らに捕まれば逃げられ無い…

僕は冷や汗を拭い、奮えながら後ずさりした
》パキッ《
しまった
小枝を踏んだ
295【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】C@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:24:21.31 O
『誰だ!!』

『予想通りソフィーが現れたぞ!!』

『追え!!逃がすな!!』

見付かった

逃げなきゃ
逃げなきゃ

走った
僕は走った
一目散に走った

しかし馬で追って来る血盟傭兵部隊からは逃げられなかった
296名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:24:56.43 0
シルベチカ?そんなんいるわけないだろ

「・・・・」

いてっ!誰だ 俺をいま小突いたの!
ナスタージャム またおまえか!

「ここにいるのに小突けるわけないじゃないですか」


「ファルスー うしろー」

え?だれもいないし
マーガレットも適当なことを言うな!
そういうイタズラするなら俺にも考えがあるからな!
297TRUMPのクラン滅亡後のソフィD@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:34:38.67 O
奴らは弓矢を次々と撃って来た

それが身体に次々に突き刺さり僕は倒れてしまった

抜けない

動きを封じられる
僕は動けなくなる前に彼らのイニシアチブを取ろうと噛み付いた
しかし彼らは戦いを知り尽くしたスペシャリストだ
全身を堅牢な鎖カタピラで守っていて
イニシアチブを取らせてくれなかった

僕はあっけなく取り押さえられた
そしてさ程遠く無いクラン跡地を利用した暗い監獄に幽閉された
298TRUMPのクラン滅亡後のソフィE@転載は禁止:2014/10/13(月) 03:35:40.66 O
僕は叫んだ!!
何故だ!!
僕は何もして無いじゃないか!!
僕が何か悪い事をしたのか??

『少年ソフィよ…お前はまだ何もしていないかも知れないが
永遠の命を持つ者はそれだけで罪なのだ
その死なぬ呪われた身体は人々の動揺を生み
争いの原因になる
許せ少年…』

と言われた…

そうか僕は存在そのものが罪なのか…

重たい扉が閉じられ
目の前が真っ暗になった…

どうしようも無い絶望が襲い掛かる

もう終わりだ…

そして僕は囁いた
299TRUMPのクラン滅亡後のソフィF@転載は禁止:2014/10/13(月) 07:34:05.22 O
…クラウスよ…
貴方は何故僕に永遠の命を与えたのか?…


神よ…クラウスよ…誰でも良い

僕を殺してくれ…



殺してくれ…



続】
300名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 09:42:17.56 0
細かい描写が増えてるねぇ…そうか自分の家に行っても誰もいないのはソフィ自身も知らないうちに何年も時が経っていたのか・・・
301名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:00:59.20 O
>>300
一応居るよ
バンプの戦士が人間の里に入って来たから雲隠れしてる

家には父親だけが居る設定

>家の裏手に周り窓から中を覗いてみた
父さんは?
拘束されて部屋の隅に置かれてる
助けなきゃ


母さんはソフィが繭期を迎える前に死んだ事にしてる
ダンピールだけに

感想ありがとう
302名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:01:21.58 0
バンプと書くのやめてくれ
あとソフィがTRUMPじゃないのは公式設定だ
303名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:01:58.57 0
つまんねー



才能ないやつは書くな
304名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:16:01.98 0
あくまで二次創作だから設定や単語の齟齬を突っつくより広がりを楽しもうじゃないか
305名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:36:59.61 O
>>302
正式にはこっちか?ヴァンプ

皆んながバンプって使ってたから常用してたが
誰もツッコミ入れて無いから気付かなんだ

続編書き下ろしたのを全部修正してくる
306名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:44:35.81 O
>>303
そうか
お前は才能有るのか
期待してる
307名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:48:05.74 0
駄目だこの電話
308名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:50:07.78 0
買い換えろよ
309名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:51:33.35 0
つまんねーって言ってるやつスレの最初からいる煽り屋だし
つーか面白くないって言われたからってそういう反応するのはカッコ悪いぞ
310名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:52:36.10 0
つまんねー
311名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:53:54.57 0
どこ見るとみんながバンプ使ってたとか言えるんだよ
それも妄想か?
公式はヴァンプだしレスもほとんどがヴァンプだ
312名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 10:58:31.86 0
この携帯君は考察スレに居た奴じゃ
313【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】庭師編@@転載は禁止:2014/10/13(月) 11:14:26.10 O
それから長い間真っ暗な牢屋の中で鎖につながれてた

何十年だろうか何百年だろうか

僕の前には朝日は昇る事は一度も無かった

水も食事も幽閉されてから一度も与えられた事は無い
天井から滴る水滴で喉の渇きを潤しただけだ

僕の肉体はダンピール故にヴァンプの血が薄い
だから永遠の命が有っても食料を摂らなければ身体は枯れて行く
細く細くやせ細る

何が不老不死だ
みすぼらしい

頬がコケ
目が窪み
アバラが浮き上がり
やがて僕の肉体は骨と皮だけのミイラの様に干からびて行った

これでは生きてるだけのただの屍だ
314【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】庭師編A@転載は禁止:2014/10/13(月) 11:16:49.70 O
こんな姿になっても死ねないとは永遠の命とは恐ろしい


だが死ねない事が幸いした
こんな姿だからこそ手足を拘束していた鎖が緩くなり外す事が出来たのだから

力が入らない
立ち上がれない
だが動けない事は無い…

看守が見回りに来る時間は分かってる
そのタイミングを、見計らって鎖から外れて倒れる芝居をして檻の中に看守を誘い込もう

狙いは成功した
演技だと気付かず鎖で拘束し直そうとしたその時
僕はその看守に覆いかぶさりそのまま首筋を噛んだ
そして血を啜った

美味しい…

ふう、久しぶりの血の味だ…

干からびた身体の隅々まで染み渡る
そして見る見る若さを取り戻した
315【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】庭師編B@転載は禁止:2014/10/13(月) 11:18:46.41 O
僕は闇の中で美しく輝く身体を眺めうっとりした

これで自由に動ける…

看守よ立ち上がりそして僕の足元に膝ま付け
名前は?

「木蓮でございます」

よし
これから君は僕と共に来て貰う

こうして看守をイニシアチブで操り監獄を抜け出した

外に出る迄に門番に見付かったが即座に噛み
イニシアチブで共を増やして連れて逃げた



そして色彩を失った漆黒の闇夜に紛れて誰も知らない森の奥へ溶けて行った


316【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】庭師編C@転載は禁止:2014/10/13(月) 11:36:21.69 O
深い森を抜けるとやがて霧もやの中から巨大な古城が現れた

どうやら、もう何百年も誰も入った形跡は無いみたいだ

僕はこの城が気に入った
ここを僕の家にしよう

クラウスを探すのはこれからだ
先ずは身体を休めよう
317名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 11:54:46.63 O
とりあえず直した所迄です
318名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 12:16:57.25 0
直しだったのかタイムリープかと思った
これから投稿する分だけ直せばいいんじゃない
319名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 13:23:08.67 0
著作権侵害だな通報しとくわ
320名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 16:32:38.41 0
おいおいたかが妄想に怒ってやるなよ
321名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 18:08:50.62 0
>>319
リリウムスレに粘着するあたりお前生田ヲタか飯窪ヲタだろ
322名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 19:39:40.47 0
>>319
純粋に疑問なんだか盗聴音源とか盗撮画像なんかならともかく
勝手に二次創作書いてるからと著作権侵害で通報してなんか効果あるのか?

ただの警告や脅し文句としてもまったくダメージなさそう(というか失笑で終了レベル)だし
それ以上にもし本気で実行する気があるのなら
どこ相手にどんな内容で通報してその結果通報先からこんなリアクションが返ってきて
・・・って具合に逐一経過を報告してほしいものだが
323名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 20:04:18.68 0
じゃあ通報するわ
324名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 20:40:37.41 0
報告もよろしくな
325名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 21:58:49.57 0
一刻も早く通報してくれ
それで自分の欲求を満たしてとっとと消えてくれ
326名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/13(月) 23:42:30.42 0
はじめて書いた小説を友達4、5人に見せたらつまらないらしいのだがどうやったら面白いの書けるようになるの?
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1413127612/
327名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/14(火) 01:58:02.50 O
シルベチカ=庭師で妄想した

昔し昔し
シルベチカと云う花を愛する女の子が居た
両親に先立たれて孤独だった
ある日好きな人から君の名前の花だよと勿忘草を贈られ
その花を恋人の様に大事に大事に育てたが
枯れて行くのを哀しみ嘆き

そして孤独死を遂げる

墓碑に勿忘草を植えられた
花が咲くが枯れてしまう


花を贈った人が罪悪感で永遠に枯れない花を作ろうと絵本を描いた

それがヴァンプ社会に広がり
シルベチカと子供に名付ける親も居た

リリーの捜したシルベチカもその一人
328名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/14(火) 08:09:57.08 O
329名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/14(火) 15:18:08.95 0
良スレ
330名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/14(火) 18:53:22.48 0
だれか漫画書いてくれよ
331マーガレットの話@転載は禁止:2014/10/14(火) 21:40:42.16 0
ほす
332名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/14(火) 21:42:05.39 0
漫画も読んでみたいけど
SS以上に書き手が少ないからなぁ
333【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】庭師編D@転載は禁止:2014/10/14(火) 23:51:52.07 O
>>316の続き

ここに来る途中で手に入れた暦の日付を見ると
200年近く経って居た。
その間、暗闇で飲まず食わずで安らぎは全く無かった

僕は身体の回復は早いが精神が病んでしまってた


とにかくこの城は居心地が良い
ちょっと埃っぽいのが気になるが掃除して美しくしよう

庭も荒れ放題だが手入れをしたら蘇るだろう
334【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】庭師編E@転載は禁止:2014/10/14(火) 23:56:53.85 O
楽しい
こんなに楽しいのは二百年ぶりだ



庭も手入れし
花も植えた
沢山植えた

城の周りに生えてる花は豊富だから
次第に城の庭は花で満ち溢れた
楽園だ
僕は楽園を作ったんだ
まるで天国だ


一際大きく咲き誇るヒマワリに

僕は君みたいな花になりたいな

と願いを込めてヒマワリを植えた
335【TRUMPのクラン滅亡後のソフィ】庭師編F@転載は禁止:2014/10/14(火) 23:58:36.59 O
他にも沢山植えた

カトレア、キャメリア、クレマチス、ナスターシャム
薔薇、桜、ミモザ、紫蘭、竜胆、ジャスミン、マーガレット、マリゴールド、スノウ、百合、

そして看守の木蓮
君の名前の木も植えたし


門番、君の名前の花も植えおいた

「勿忘草」

そうだ君の名の花



【シルベチカ】だ




続]
336名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/15(水) 08:10:58.04 O
放浪
337名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/15(水) 12:00:45.09 0
338名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/15(水) 13:11:44.77 0
血飲まないのなんで?
339名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/15(水) 14:07:07.13 O
リリウムのヴァンプは血を飲まなくても生きて行ける

吸血種ヴァンプと人間は長い間
『血の戦争』と云う大きな争いをしてた

戦争終結した後にこの悲劇を繰り替えさない様に
人間と種の不可侵条約を結び
長い年月人間の血を飲む事は無かった
だから人間と同じ食事で生きて行ける

そもそも不老不死を失ってるから普通に寿命で死ぬ

血を吸う行為は
人の血を吸って毒で殺すか
ヴァンプの血を吸ってイニシアチブを掌握出来る以外
人間と何も変わらない

因みに同族を噛む事も法律で禁止してるから
殆どのヴァンプは血を吸わずに一生を終える

つまり長い年月で退化しまくって人間化したヴァンプの世界です

これが僕がこの作品から得た知識です

他の設定が有るかも知れませんが
参考になりましたか?
340名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/15(水) 16:19:15.47 O
因みに
血を吸う事に嫌悪感を示すヴァンプも居る様だ
341名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/15(水) 21:06:04.51 0
マーガレットの続きが読みたい
342名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/15(水) 23:18:05.19 0
参考になりましたありがつ
343名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/10/16(木) 01:28:41.05 O
良かったです
344名無し募集中。。。@転載は禁止
あさ