例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん 3.1夜目

例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1402040049/

例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん 2夜目
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1402811413/

※前スレ
例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん 3夜目
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1404027356/

推理はこっちで
例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに＠推理スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20619/1402484756/2

岡山・女子小5生監禁　逮捕の49歳男「少女に興味があった」

岡山・倉敷市で、小学5年の女の子を監禁したとして逮捕された49歳の男は、犯行の動機について、
少女に興味があったなどと供述していることがわかった。

逮捕された藤原 武容疑者(49)は、警察が自宅に突入した際、
女の子のことを「自分の妻です」と話していたことが、警察への取材で新たにわかった。

警察の調べによると、藤原容疑者は、容疑を認めたうえで、犯行の動機について、「少女に興味があり、
自分好みの女の子に育てたかった」と供述していることが新たにわかった。

また、19日に警察が藤原容疑者の自宅に突入した際、捜査員に対し、
女の子を「自分の妻です」と紹介し、言い逃れをしようとしたという。

7月14日に女の子を連れ出した際は、刃物のようなものを突きつけて脅し、連れ出したとみられ、
警察は、未成年者誘拐、または略取の疑いでも、藤原容疑者を追及する方針。
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00273006.html

海の真ん中にポツンと浮かぶ小島
その小島にモーニング娘。のメンバーとＯＧ道重を乗せた船が到着した

譜久村「お父さん遠くまでごめんなさい」

譜久村父「いやいいんだよ　それよりもせっかくの休みだ
　　　　　思う存分楽しみなさい」

譜久村「ありがとうおとうさん」

メンバー達も頭を下げてお礼を言っている


今回は１泊２日の予定でこの島にある別荘にやって来た

東西　南北共に１ｋｍほどのこの島は譜久村家所有の島で
島はほとんどが森になっており中央に大きな別荘がある
島の外周は全て崖で海岸などは無い
船は比較的崖が低くなっている南側に付けられた

この島には当然定期船などは往来しておらず
自家用船での移動のみこの島に来ることが出来る

譜久村父「じゃあ明日にまた迎えに来るから」

そう言うと譜久村の父が乗る船はこの島を離れた


今回は藤木美樹というマネージャーが帯同していた

この藤木はマネージャーの中でも一番厳しいマネージャーとして知られていて
メンバー達もこの藤木には絶対に逆らえなかった
先月まで居た小石川というマネージャーと入れ替わりで藤木が入ってきた
道重はこの藤木を知ってはいたが会話等はしたことが無く
人見知りのせいか船の中でもあまり会話はしていなかった

藤木「じゃあここからちょっと歩くわよ」

佐藤「歩くんですかぁ〜」

石田「シーッ！　文句言うと怒られるよ」

佐藤の耳元で小声で囁いた

雨が多い地域ということでしっかり傘は準備していた
１１個の傘の花が森の中の小道を別荘に向かって進んでいる

日本の本土では見られないような珍しい木々が森の中を埋め尽くす
まるで熱帯雨林にいるような感覚にメンバー達のテンションは上がる

しばらく歩くと森の前方にログハウス風の大きな建物が見えてきた

外観は総板張りの２階建て
決して新しい建物ではないが
まさに別荘　そう感じさせる外観だった

メンバー達は期待に胸をを膨らませて別荘のドアを開けた

ドアを開けると奥から金髪で気の強そうな女性が現れた
サングラスをかけてキャップを被り
この場所に似つかわしくない格好の女性だった

田上「やっと来たっちゃね！待っとったんよ！」

譜久村「あっ！田上さん！お久しぶりです！」

田上「お嬢様お元気そうで」

譜久村「みんな紹介するね　譜久村家で働いている田上さん
　　　　見た目はちょっと怖いけどとても良い人です」

田上「よろ〜」

譜久村の紹介を受けると手を振ってメンバー達に挨拶した

道重「よろしくお願いしますね田上さん」

田上「きゃー！さゆぅ〜会いたかったぁ〜
　　　テレビでいっつも見とるとよ！」

道重は苦笑いしながら田上を握手をした

佐藤「何かたなさたんみたい」

鞘師「あーわかるかも！」

工藤「うん似てるね！」

今のメンバーとも一緒に活動した先輩の田中れいなにどこか似ているところがあった
似ているどころか本人かと言いたくなるほど
見た目や話し方がまるで同じだった

田上「えっと　とりあえず２日分の食料は準備してあるけん
　　　何も心配せんでよかと
　　　寝室は２階に６部屋あって二人部屋やけんね」

田上は一通り別荘の説明をした

田上「れーなはこの別荘の隣にある管理棟にいるけん
　　　何かあったら声かけてな」

小田「れーな？」

譜久村「あっ　れーなっていうのは田上さんのこと」

鈴木「名前まで似てるんだね」

この別荘の隣に小さなログハウスがあり管理人用の宿泊施設になっているようだった

飯窪「田上さんはずっとこの島にいるんですか？」

田上「ちゃうで！お客様が来る数日の間だけやけん
　　　ずっとこの島に一人で居たられーな寂しくて死んでしまうっちゃ」

この別荘は貸し別荘としても開放しているらしく
その間だけ田上が譜久村家から管理人としてこの島に来ているという事だった

田上「あっ　話しが長くなってしもた　どうぞリビングへ」

田上に案内されてメンバー達は玄関を上がりリビングへ通された

南の玄関を入るとすぐに大きなリビングがあった
すぐ西側に２階に上がる階段がある
奥の北側にはキッチンカウンターを挟んでキッチンがある
キッチンの西側に脱衣場とバスルームがあり
階段の下にトイレがある

田上「言い忘れとったけど　ここ携帯使えへんで」

その言葉にメンバー達は慌てて携帯を取り出して電波をチェックした

生田「マジで！？」

譜久村「そうなの・・・ここまで電波が届かなくて」

石田「ブログ更新できないですね・・・」

道重「あそこにある電話は使えるんですか？」

壁にかかっている電話を指差した

田上「あれは管理棟との内線でしか使えへんよ
　　　何かあったらあの電話で呼んでくれれば駆けつけるけん」

飯窪「つまりこの島から外部への連絡は取れないという事ですか？」

田上「つまりそういう事や！」

鞘師「大丈夫なんですか？」

田上「せやからずっとこの島に居たら死んでしまう言うことや」

道重「まったく連絡取る方法はないんですか？」

田上「１つだけあるっちゃけど　無線やね」

道重「無線ですか！？」

田上「そう無線　それだけっちゃ」

道重「まぁ・・・大丈夫かな・・・」

飯窪「２日間だけですからね　特に何も問題は起きないと思います」

田上「じゃ　れーなは管理棟に戻るけんね　ごゆっくりどうぞ〜」

田上は手を振りながら別荘を出て行った

石田「なんか・・・本当に田中さんですね・・・」

道重「うん・・・なんか変な感じ（笑）」

佐藤「ここにたなさたんも居れば面白かったのに」

道重「それはそれで二人も居たらウザイと思うよ（笑）」


その後メンバー達は２階に上がり部屋割りを決めた


　　　　藤木　　佐藤工藤　鞘師小田　
階段　　　　　　　　　　　　　　　　　　収納
　　道重飯窪　譜久石田　生田鈴木

１７時〜

藤木「みんないるー？」

リビングを見回しながら声を掛けた

工藤「いますよー」

丁度全員がリビングに集まっていた

譜久村「どうしたんですか？」

藤木「ちょっとみんなに見てもらいたいものがあるから見てくれる」

鞘師「見てもらいたいもの？」

藤木はノートパソコンを開いてディスクをセットした

石田「えーなんだろう！」

飯窪「なにかサプライズ的な？」

メンバー達はワクワクしながらディスクが再生されるのを待った

つんく「はいどうもーつんくでーす！」

鈴木「つんくさん！？」

工藤「うわーこれ絶対なんかあるよー！」

生田「もう嫌な予感しかせーへん」

つんく「えー実は今回　ある事をみなさんにやっていただこうと思いまして」

鞘師「ある事？」

つんく「今その場には９期,１０期,１１期そして卒業はしましたが６期の道重がいると思います」

メンバー達は分かってはいるが周りを見回して頷いた

つんく「各期ごとで同期以外のメンバー
　　　　つまり道重なら９期１０期小田
　　　　９期なら道重１０期小田
　　　　１０期なら道重９期小田
　　　　小田なら道重９期１０期
　　　　その同期以外のメンバーを・・・」

メンバー達が息を呑む

つんく「一人殺してください」


・・・メンバー達は画面を見ながら固まった

つんく「９期１０期は４人ずついますが
　　　　４人のうち誰かが同期以外のメンバーを一人殺せばＯＫです
　　　　道重と小田は必ず自分で誰かを殺さなければならない
　　　　しかし制限時間があります
　　　　明日の正午　君達がそこから帰る時間ですが
　　　　正午までに達成できなかった場合・・・」

メンバー達はじっと画面を見つめる

つんく「その島で・・・全員死にます」

工藤「いやいや（笑）ドッキリですか？」

石田「もうー引っ掛かりませんよー！」

メンバー達は誰もがつんくのドッキリだと確信し笑っていた

つんく「しかし例外として道重と小田が誰も殺さずに殺されてしまった場合
　　　　まず道重の場合は９期のノルマが二人になります
　　　　小田の場合１０期のノルマが二人になります
　　　　つまり必ず４人は死ぬということです
　　　　では明日の正午まで　頑張って下さい！」

そこでＶＴＲは終わった

小田「え・・・？」

鞘師「なんですかこれ」

全員が藤木を見る

道重「冗談なら最後に冗談って言ってくださいよ」

佐藤「ドッキリですよね？」

藤木「ドッキリじゃないわよ」

その言葉に全員から笑顔が消えた

石田「殺すってなんですか？意味が分からないんですけど・・・」

藤木「殺すの意味が分からないの？」

石田「そうじゃなくて・・・なんでそんな事を」

藤木「事務所の方針でね　所属のタレントを減らそうってことになって
　　　今　他のハロプロのグループでも同じことをやってるわ」

鈴木「それなら普通に解雇してください！なんで殺す必要があるんですか！」

藤木「それは私には分からない　私は言われた通りにしているだけ」

工藤「何ですかそれ！それではい分かりました殺します何て言うと思ってるんですか！？」

藤木「放棄したいならしてもいいのよ　でも明日の正午に全員死ぬことになるけど」

道重「あの・・・冗談ならそろそろいいんじゃないですか？」

譜久村「ちょっと引っ張りすぎですよ・・・」

藤木「冗談だと思うなら明日の正午までそうしてなさい」

道重「本気で言ってるんですか・・・？」

藤木「何度言わせるの？冗談なんかじゃ無いわ」


メンバー達は信じることが出来なかった
信じれるわけがなかった

突然メンバーを殺せと言われそれを実行するなんて
普通に考えれば出来るわけがない

小田「殺すってどういう事か分かって言ってるんですか！？」

石田「犯罪じゃないですか！」

藤木「あなた達知らないの？」

小田「何がですか？」

藤木「今月に入ってある法案が可決されたのよ」

生田「法案？」

藤木「ＩＲ法よ」

石田「Ｉ・・・Ｒ？」

藤木「Idol Reduction 　アイドル削減法案」

譜久村「アイドル・・・削減・・・？」

藤木「最近アイドルが増えすぎたでしょ　だから削減しましょうって事」

工藤「なんですかそれ！だからってなんで殺す必要があるんですか！！！」

鞘師「おかしい！そんなの絶対嘘よ！」

藤木「ＩＲ法に基づいて行われた殺人は罪にならない
　　　だから心置きなく殺しなさい」

佐藤「そんな事出来るわけないでしょ！！！」

藤木「さっきも言ったけど　嫌ならしなくてもいいのよ
　　　でも明日の正午にみんな死ぬ
　　　死にたくなかったら同期以外のメンバーを一人殺しなさい」

鞘師「そんな事出来ない！私はこんなの参加しない！今すぐ帰る！」

藤木「どうやって帰るの？ここは島よ？船が来ないと帰れないわよ」

鞘師「・・・」

工藤「そもそもどうやって私達を全員殺すんですか！」

藤木「明日の正午までに自衛隊がここに来るわ
　　　ＩＲ法に基づいての事だから自衛隊もあなた達を殺せるの
　　　もし明日の正午までに達成出来なかったら
　　　自衛隊が全員を射殺することになってる」

工藤「そんな・・・」

小田「ちょっと待ってください！私と道重さんは同期がいないんですよ？
　　　たった一人でどうしろと・・・」
　
石田「小田ちゃん心配しないで誰も殺したりしない　そんな事できるわけない」

鞘師「道重さんも心配しないで下さい！こんな馬鹿げた事に参加しません！」

道重「うん・・・そうだよね・・・人を殺すなんて出来るわけないよね」

飯窪「藤木さんもう一度良く考えてみてください　人を殺すんですよ？
　　　罪にならなければいいという問題じゃないですよ」

佐藤「人を殺して今まで通り普通に生きていくなんて出来ないです」

藤木「そうね　確かにそうかもしれない　でももう引き返せないのよ
　　　私にはもうどうすることも出来ない
　　　私に何を言おうがこの状況を変えることは出来ない
　　　本当にひどい法案だと思うわ・・・
　　　でも・・・仕方ないのよ・・・
　　　誰かを殺して生き延びるか　それとも全員ここで死ぬか
　　　自分達で考えて決めなさい」

そう言うと藤木は２階の自室に戻った


それからしばらくリビングに沈黙が流れた

壁に掛かっている時計の秒針の音が聞こえるくらい静かだった

道重「なに？・・・ＩＲ法って・・・」

生田「バトルロワイヤルでＢＲ法ってありましたけど
　　　まさかそれのパクリですかね？」

工藤「映画パクって法律決めるとかふざけすぎでしょ！」

飯窪「人を殺してもいい法律なんておかしいですよ」

鞘師「私絶対信じないから・・・そんな法律信じない！」

生田「普段ならＰＣとかスマホで検索すれば分かるんやけど
　　　ここじゃそれもできんけん・・・」

譜久村「田上さんに聞いてみます？何か知ってるかも」

石田「いいですねそれ！内線で聞いてみましょうよ！」

譜久村「うん　聖聞いてみるね！」

譜久村は壁に掛かっている受話器を取った

取りあえず今日の夜はここまでかな？なんか凄いのきたな…れいなにミキティ…今度はバトロワか
てか孤島が「ひょこりひょうたん島」に思えるのは自分だけ？ｗ

何かすごい展開だな

田上「はい管理棟でーす！」

今ここで何が起きているかも知らない田上はいたって明るい声で内線に出た

譜久村「あの田上さん　お聞きしたいことが・・・」

田上「なんやろか？」

譜久村「あの・・・ＩＲ法って知ってます？」

田上「あーＩＲ法　アイドル削減法案やろ？　知っとるよ」

譜久村「え・・・本当なんですか？本当にそんな法律が」

その言葉を聞いてメンバー達は顔を見合わせ不安な顔をした

田上「今月の始め頃に決まったみたいですやん
　　　あんまりそういうの興味ないっちゃけど
　　　おかしな法律だからよう覚えとうよ」

譜久村「うそ・・・」

田上「もしかして・・・お嬢様達・・・」

譜久村「はい・・・それで明日の正午までに同期以外を一人殺せって・・・」

田上「マジっすか！？それはまた大変な・・・」

譜久村「あの・・・聖達どうしたら・・・」

田上「ＩＲ法じゃやるっきゃないんやないですか？」

譜久村「そんな・・・」

田上「れーなには止めることはできんけんね・・・」

譜久村「そうですか・・・わかりました・・・」

田上「お嬢様が生き延びるよう願ってますけん・・・」

譜久村「ありがとうございます・・・」

受話器を置いた譜久村はメンバー達に振り返った

譜久村「本当みたい・・・」

鞘師「そんな！どうして！」

道重「ってことは・・・もし放棄したら全員死ぬって言うのも本当なのね・・・」

佐藤「やだ・・・死にたくないっ！」

鈴木「だからって・・・誰か殺すなんてできない！
　　　何とかここから逃げ出す方法ないのかな・・・」

石田「周りは全部海ですよ・・・船が無いと無理です」

鞘師「じゃあどうするの！？このままじゃ全員殺されるんだよ！？」

石田「鞘師さん落ち着いてください　どうするかを今考えてるんじゃないですか」

鞘師「・・・ごめん」

小田「みなさん誰かを殺すなんてしませんよね？
　　　だったら答えは出てるじゃないですか
　　　明日の正午までここで楽しみましょうよ」

飯窪「うん・・・そうだよね　私覚悟を決めました
　　　明日の正午に殺されることになってもいい
　　　メンバーを殺すなんてことできない」

小田「誰かを殺すくらいなら・・・死んだほうがマシです」

工藤「ＩＲ法なんて絶対参加しない
　　　もし本当に自衛隊が来てみんなを殺すと言うのなら
　　　自衛隊が来た時点でハルは自分で死を選びます
　　　ＩＲ法に対する抗議の意味も込めて」

生田「衣梨は自衛隊の一人くらい道連れにして死んだるけん！
　　　ただ死ぬだけじゃ悔しいっちゃろ？」

譜久村「私達の方針は決定だね　ＩＲ法には参加しない　それでいいよね？」

全員が強く頷いた


石田「そろそろ夕食の準備しません？
　　　どんな食材があるのかキッチン行って見てきますね」

小田「私も手伝います！」

二人はキッチンに向かった

小田「え・・・なんですかこれ・・・」

石田「どうしたの？」

調味料を見ていた小田が何かに気付いた

小田「これ・・・塩酸って書いてあります」

石田「なんでそんなものが・・・」

小田「もしかして・・・これで誰かを殺せってことですかね？」

譜久村「どうしたの？聖も手伝うよ」

二人は譜久村の声を聞いて慌てて塩酸を隠した

譜久村「ん？今のなに？」

石田「何でも無いですよ！」

譜久村「うそ！いま何か隠した！」

小田「本当に何でも・・・」

譜久村は隠された何かを見るために二人の間に割って入った

譜久村「塩酸・・・こんな物どこに！？」

小田「ここの調味料があるところに・・・」

譜久村「なんでこんな物が・・・」

石田「田上さんが入れたんですかね・・・？」

譜久村「そんな！田上さんがなんでそんなことを？」

小田「ＩＲ法の事を知ってて協力してるとしか・・・」

譜久村「田上さんが・・・」

小田「でも私達には関係ないです」

塩酸を調味料入れの一番奥に隠した

石田「そうだね　気にしない気にしない」



佐藤「これなんですか？」

リビングの隅にダンボール箱が一つ置いてあった
まだ未開封で宛名はモーニング娘。となっていた

リビングに残っているメンバーが回りに集まる

道重「誰かの荷物？」

鞘師「違うと思いますよ」

工藤「開けてみます？」

鈴木「勝手に開けて大丈夫かな？」

工藤「だって宛名が私達ですよ」

佐藤「あけちゃえー！」

佐藤は封をしてあるガムテープを剥がした
そして中に入っている物を見てメンバー達は驚いた

工藤「これ・・・サバイバルナイフじゃ・・・」

皮製のナイフケースに入ったサバイバルナイフが入っていた

飯窪「丁度１０本入ってますね・・・」

工藤は１本手にとってナイフケースから抜いてみた

工藤「本物ですね・・・」

道重「こんな物誰が持ってきたの！？」

鞘師「もしかして・・・事務所がここに送ったんじゃ・・・」

道重「ＩＲ法のためってこと！？」

鞘師「はい・・・それしか考えられないですよ」

キッチンにいた３人もリビングの異変に気付いた

石田「どうしたの？」

佐藤「サバイバルナイフがいっぱいこの中に入ってるの・・・」

譜久村「やっぱり私達に殺し合いをさせるために！？」

生田「ちょっと貸して」

生田はナイフを受け取った
ナイフケースはベルトを通せるようになっていて
自分のベルトを通してケースを装着した

道重「ちょっと生田どういうつもり？」

生田「さっき言ったじゃないですか
　　　自衛隊一人くらいは道連れにして死んでやるって
　　　武器が無きゃそれも出来ないじゃないですか」

工藤「そういう事ですか　ならハルも」

工藤もベルトにケースを装着した

道重「ちょっと待ってよ・・・そんなのずっと持ってるつもり？」

工藤「大丈夫です　自衛隊と戦うためです
　　　その他のことには絶対使いません　誓います」

生田「道重さんもしかして衣梨のこと疑ってるんですか？」

道重「そういうわけじゃないけど・・・ナイフなんか持たれてたらやっぱり怖いよ・・・」

生田「心配しないでください　逆にこのナイフで道重さんを衣梨が守りますから」

工藤「ハルも全力で道重さんを守ります！」

鞘師「そういうことなら私も」

鞘師もベルトにケースを装着した

鞘師「先輩やメンバーを守る為です」

道重「みんな・・・」

自衛隊からメンバーを守る　自分を守る
その大義名分ができたとき　メンバー達全員ナイフを手に取った

道重「これだけは絶対約束して！このナイフは人を殺すためのものじゃない
　　　自分や誰かを守るためのものだからね！」

工藤「当然です！」

工藤が言うと全員が頷いた


その後夕食を済ませメンバー達はそれぞれ自由な時間を過ごしていた

全員が腰にナイフを携帯しているという異様な光景だったが皆明るかった

開き直りにも似た感じかもしれない

しかし別荘の中は笑い声と笑顔で溢れていた

夕方以来藤木は部屋から一度も出てこなかった
夕食は藤木の分は作らなかった
食べたければ自分で作れ
メンバー達の無言の抗議だった

２３時〜

雨は夕方よりも強くなっていた
木々に打ち付ける雨粒の音が別荘の中にも聞こえていた

ピンポーン

突然チャイムが鳴った

譜久村「誰だろうこんな時間に」

鈴木「誰って　この島で別荘の外に居るのは田上さんしかいないよね」

譜久村「そっか田上さんか」

譜久村が玄関に向かう前に玄関のドアが開いた

傘をたたみながら入ってきたのはやはり田上だった

譜久村「どうしたんですか？こんな時間に」

田上「お嬢様達・・・やったっちゃね・・・」

譜久村「え？」

その言葉にリビングに居た全員が反応した
リビングには譜久村鈴木の他に鞘師小田がいた

小田「何をですか？」

田上「何をって・・・道重さん殺してしまったんやろ？」

続きはまた明日です！
おつかれいなー！

ちゃゆが…(´・ω・｀)

おおこれまたミステリアスな展開か

第一犠牲者はさゆか…

またしてもあっという間に死んでしまったさゆ…orz

これは藤木さんも田上さんもメンバーに手を出しても良いってことか
しかしさゆはしょっちゅう犠牲になるな・・・

現メンでは最も惨殺されるのが似合うよね
絵になると言うか

見るからにフィジカル弱そうだしな

また夜が来てしまう

今宵の犠牲者ははたして…

『えぇ！？』

田上「何をそんなに驚いとるん？誰かがやったっちゃろ？」

譜久村「そんな！道重さんを殺すなんて！」

鈴木「でも・・・確かに道重さんさっきから見てない・・・
　　　２階に居るのかと思ってたけど」

田上「ほんまに知らんと？森で倒れとるけど・・・」

鞘師「そんな・・・嘘ですよね！？」

田上「嘘やないとよ　
　　　いよいよ始まったんやなぁって思ったけん」

小田「誰も殺してません！」

小田は声を張り上げた
その声を聞いて２階に居るメンバー達がリビングに降りてきた

石田「小田ちゃん？どうしたの？」

小田「道重さんが・・・森で死んでるって・・・」

生田「どういうこと！？」

工藤「誰か・・・もしかして・・・」

鞘師「そんな事するわけないじゃない！！！」

飯窪「何かの間違いですよね？
　　　田上さん道重さんはどこに？」

田上「ここから西の森の中っちゃ」

佐藤「きっと転んで怪我でもしちゃったんだよ！」

飯窪「行ってみましょう！死んでるなんて絶対何かの間違いです！」

メンバー達は玄関を出た
次々と色とりどりの傘の花が開く

少し走っただけで靴はびしょ濡れだった
舗装されてない森の中の道
靴は泥だらけだった

佐藤「あっ！あそこ！道重さんが倒れてる！」

佐藤が指差した先に確かに道重が倒れていた

メンバー達は道重に駆け寄って体を起こした

しかし道重の胸には何かで刺された後のように血が滲んでいた

『道重さんっ！！！』

メンバー達は森の中で叫んだ

道重はピクリとも動かなかった

腰にはサバイバルナイフがそのまま残っている
使った様子は無いようだった

メンバー達が傘を投げ捨てて道重を囲んで泣いている
その様子を田上は後ろから見ていた

田上「自分らやったんちゃうん？それとも誰か嘘泣きしとるん？」

譜久村「田上さん！聖達が道重さん殺すわけないじゃないですかっ！！！」

珍しく譜久村が大声を上げた

田上「でもやらんとお嬢様達みんな殺されるんやろ？」

飯窪「私達は決めたんです！ＩＲ法には参加しない！
　　　殺すくらいなら殺されるほうを選ぶって！」

田上「そ・・・そうやったん？
　　　でも・・・実際死んでますやん」

確かにみんなで決めたはずだった
最後は自衛隊一人でも道連れにして死のうと誓い合った
腰にあるナイフは大好きな道重とメンバーそして自分を守るためのもの

しかし目の前で道重は死んでいる・・・


田上「よう分からんっちゃけど・・・れーなは管理棟に戻るけんね
　　　」
田上は手を振りながら管理棟へ向かって歩いて行った

誰もその場から動かなかった
傘は無意識のうちに投げ捨てられ
髪も服も全てびしょ濡れだった

鞘師「誰がやったの・・・」

石田「・・・え？」

鞘師「みんなで誓い合ったのに・・・」

鈴木「里保ちゃん・・・？」

鞘師「最後はみんなで死のうって言ったのに・・」

飯窪「鞘師さん・・・」

鞘師「裏切ったのは誰っ！！！」

鞘師はナイフケースからサバイバルナイフを抜いた

工藤「鞘師さん何する気ですかっ！！！」

譜久村「里保ちゃん落ち着いて！きっと何かの間違いだよ！」

鞘師「何をどう間違えたらこんな事になるの！
　　　ここには私達しかいない！誰かがやったに決まってるじゃない！」

小田「道重さんを殺すなんて私達にできるはず無いですよ！」

工藤「そうですよ！みんなで道重さんを守ろうって言ったじゃないですかっ！」

生田「でも死んどるやん！
　　　誰かが殺さないとこんなんなる訳ないやんか！」

石田「生田さんまで・・・」

生田「道重さんは誰も殺さず殺されたっちゃ
　　　９期のノルマは二人になった
　　　わざわざ９期がノルマが増えるようなことする訳ないけん
　　　つまり・・・」

鞘師「１０期か・・・さくらちゃん
　　　正直に言いなさいよっ！！！］

鞘師が言い放つと生田もナイフを抜いた

佐藤「１０期が道重さん殺すわけないっ！！！」

石田「そうですよ！冷静に考えてください！
　　　道重さんですよ？殺せるわけないじゃないですか！」

小田「私だってこんな事してないです！
　　　出来るわけが無いです！」

鞘師「自分だけノルマ達成して終わりだと思ってるわけ？」

飯窪「ノルマだなんて・・・鞘師さん違いますって！」

鞘師「やっぱり生き残りたいの？」

譜久村「里保ちゃん！」

生田「せやけどみんながノルマ達成しないと全員死ぬんよ」

鈴木「衣梨ちゃん！落ち着いて！」

鞘師「９期はあと二人殺さないといけないのよね・・・」

石田「鞘師さん！やめてください！」

生田「やるからには生き残らんと！」

鞘師「やってやろうじゃない・・・
　　　私は生き残ってみせる・・・
　　　絶対生き残るからっ！！！！！！！」

鞘師はナイフを持っている右手を左から右へ振りぬいた

その瞬間雨と一緒に血の雨が降り注いだ

『きゃあああああ！！！！！！！！』

喉を切られ大量に血を噴きながら倒れたのは・・・飯窪だった

『はるなああああぁぁぁぁぁあんっ！！！！！』

返り血をまともに浴びた鞘師は全身真っ赤だった

その姿にメンバー達は恐怖で慄いた

鞘師「裏切るからこういう事になるのよっ！！！
　　　誰かが裏切ったからっ！！！」

生田「あと一人っちゃね・・・」

生田はナイフを強く握り締めた

石田「生田さんやめてぇええ！！！！」

しかし生田は今にも切りかかろうとしている

工藤「だめだ！もう正気じゃない！逃げろっ！！！」

残った１０期と小田はその場から全速力で逃げ出したが
一人が生田に服を掴まれた

佐藤「やめてええええ！！！！！」

佐藤の叫び声に石田工藤小田の３人が振り向く

『まーちゃんっ！！！』『佐藤さんっ！！！』

鈴木「衣梨ちゃんやめて！！！」

佐藤「離してっ！！！

必死に生田の手を振り払おうとする佐藤だったが
生田の力には敵わなかった

生田「優樹ちゃんごめんね」

生田は握り締めたナイフを佐藤の背中に突き刺した

佐藤はその場に倒れた


『いやあああああ！！！！！』

工藤「何てことするんですかっ！！！」

生田「裏切るからこういう事になるんよ」

鞘師「あんた達の誰かが道重さん殺したんでしょ！」

石田「違いますっ！私達はそんなことして無いです！」

鞘師「他に誰がやるのよ！９期が殺すわけないでしょ？
　　　ノルマが二人に増えちゃうんだから」

石田「でも！やってないものはやってないんです！！！」

生田「どっちにしてもあと一人　１０期かさくらちゃんか
　　　道重さんを殺してないどちらかが同期以外を殺さないといけない」

鞘師「早くしなさいよ　そうすれば全部終わり　残った人は助かるの」

小田「そんなこと・・・出来るわけ無いです・・・」

工藤「二人はどうかしてます・・・なんでこんな簡単に人を殺せるんですか！」

生田「自分が助かりたいがために道重さんを殺したのは誰やっ！！！」

鞘師「これがあなた達が望んだ事なんでしょ？
　　　ＩＲ法に抗議するためにみんなで死のうって決めたのに！
　　　自分が生き残るために殺し合いをしようと思ったんでしょ！？」

石田「私達はそんな事してないです！本当なんです！」

譜久村「二人とももうやめて！９期のノルマはもう達成したんでしょ？
　　　　そのナイフをすぐにしまって！」

生田「なんでそんな事言ってられると？
　　　あと一人誰かが殺されるんよ
　　　そうじゃなきゃ明日全員が死ぬことになるけんね」

工藤「殺したりなんかしません！できません！」

鞘師「殺さないと死んだ３人の死も無駄になるのよ
　　　それでもいいの？」

小田「だからって殺せと言われて殺せるわけ無いじゃないですか！」

生田「好きにすればええよ　一度は死ぬことを決めたけん
　　　明日死んでも衣梨は構わん」

鞘師「でも助かりたかったらいつでも殺しに来ていいのよ
　　　もちろん抵抗はするけど」

生田と鞘師はナイフをケースに収めると別荘に向かって歩き始めた


鈴木「みんなも・・・戻ろうよ」

石田「・・・いやです　あの二人が居るところになんて戻りたくないです」

譜久村「そんなこと言ったってこの雨でずっと外に居るつもり？
　　　　この島にはあの別荘しか建物はないの」

工藤「二人の顔なんか見たくないですよ・・・
　　　はるなんとまーちゃんを殺した二人の顔なんて・・・」

鈴木「気持ちはよく分かるけどさ・・・ここにいたってしょうがないでしょ」

譜久村「もう一度良く話し合おうよ」


・・・・・・


管理棟の一室に田上は居た

部屋には何十台ものモニタが並んでいて
島の様子の全てが見れるようになっていた

田上「凄いことになってもうたやん
　　　ＩＲ法の対象に選ばれるなんてお嬢様達も可哀想っちゃね・・・
　　　この先・・・どうなることやら」


・・・・・・

やるかやられるかだな

別荘にメンバー達全員が戻った

まずは雨で濡れた服を着替え髪を乾かした

鞘師が使ったタオルは返り血を拭いたため真っ赤だった

コンコン

鞘師は藤木の部屋をノックした

鞘師「藤木さん起きてますか　３人が死にました
　　　一応報告だけしておきます・・・」

ドアの向こうから藤木の声が聞こえる

藤木「そう　やったのね・・・」

鞘師「これがみなさんが望んだことなんですよね・・・
　　　つんくさんや会社の方達　こうなって欲しかったんですね」

藤木「あと一人残ってるんでしょ　頑張りなさい」

鞘師「９期のノルマは達成したので
　　　あとは他がどう動くか見ているしかないですが」

藤木「油断して殺されないようにしなさい」


石田と工藤は２階の部屋に閉じこもったきり出てこなかった
佐藤・工藤の部屋に石田が入れてもらっているようだった

９期の４人と小田が再びリビングに集まった

生田「さくらちゃん　もう隠したってしょうがないんやし正直に言いや
　　　道重さん殺したん？」

小田「殺してないです　私じゃありません」

鞘師「じゃあ１０期の誰かってこと？」

小田「石田さんと工藤さんは否定してます」

生田「じゃあはるなんか優樹ちゃんってことやん」

譜久村「あの二人が道重さん殺すなんて・・・」

鈴木「ちょっと考えにくいよね」

生田「他におらへんやん　聖と香音ちゃんがするわけないやろ？」

譜久村「もちろんそうだけどさ」

鞘師「さくらちゃん　あなたがあと一人殺せば終わりよ」

小田「そんな！私そんな事出来ません！」

生田「全員死ぬんやで？それでもいいと？」

小田は下を向いてしまった

譜久村「もうやめようよ　困ってるじゃん」

生田「聖は助かりとうないんか？」

譜久村「そりゃ助かりたいに決まってるよ
　　　　でもさくらちゃんに誰かを殺せなんて無茶すぎるよ」

鞘師「じゃあ明日死んでもいいってことね？」

譜久村「・・・」

鈴木「里保ちゃんはいつも極論すぎだよ！」

鞘師「だってそうでしょ？このままだと私達は明日死ぬのよ」

鈴木「里保ちゃん　死ぬのが怖くなったんでしょ」

鞘師「え？」

鈴木「あと一人で助かるってとこまで来て望みが見えたら
　　　死ぬのが怖くなったんでしょ」

鞘師「そんな事無い！明日死んでも私は構わない
　　　ただそれだと３人の死は無駄になるって思っただけ」

譜久村「自分ではるなん殺しておいて何よ・・・」

鞘師「だって道重さんが殺されたのよ！？
　　　誰かが自分が助かりたいが為に道重さんを殺したの！」

譜久村「理由になってないよ・・・
　　　　だからってはるなんを殺すなんておかしい」

鞘師「どうして？道重さんを殺した人は助かりたいから殺したんでしょ？
　　　助かるためには各期ごとにノルマを達成しないといけない
　　　私はその為に協力してあげただけ」

鈴木「協力なんてする必要ないじゃない
　　　自分も助かりたかっただけでしょ」

鞘師「違う！そんなんじゃない！」

鈴木「じゃあなんでさくらちゃんに誰かを殺すように急かすの？
　　　明日死ぬ覚悟があるならもういいじゃない
　　　なんでメンバー同士で殺させようとするのよ」

生田「もうええっちゃ！
　　　死ぬのが怖いなんてあたりまえやん！
　　　助かりたいと思うのだってあたりまえやろ？」

鈴木「開き直りかよ」

生田「せや！開き直りや！
　　　確かに明日死ぬ覚悟はしたとよ
　　　自衛隊一人でも道連れにして抗議してやろうと思っとった
　　　でも誰かが裏切ったんよ！！！道重さんを殺したんよ！！！
　　　メンバー守ったるなんて思っとった自分が阿呆らしくなったんよ・・・
　　　そんな事思いながら自分が殺されたら惨めやろ・・・
　　　だったらやるっきゃないやん
　　　やるからには生き残りたいって思うの当たり前やん」

譜久村「さくらちゃん・・・聖を殺して」

全員が驚いた顔で譜久村を見た

鈴木「何言ってんの・・・」

小田「そんな・・・出来ません！」

譜久村「それでみんなが助かるならそれでいい」

鞘師「フクちゃん・・・」

譜久村「道重さんが卒業して新しいリーダーになって
　　　　でもみんなに助けられてばっかりで何も出来なくて
　　　　私が死ねばみんなが助かるというなら
　　　　リーダーとして・・・死にます」

鈴木「そんな・・・だめだよ！！！」

小田「出来ません・・・譜久村さんを殺すなんて私には出来ない！」

譜久村「お願いさくらちゃん
　　　　そうすればみんなが助かるの！」

小田の目から涙がポロリと落ちた

・・・・・・

工藤「ひどすぎるよ・・・目の前であんな殺し方するなんて」

石田「絶対許せない・・・今すぐにでも復讐したい！」

工藤「ダメだよ！それじゃあの二人と同じになっちゃう」

石田「道重さんを殺したのは誰なの！どうしてこんな事に・・・」

工藤「ハルは絶対違うよ」

石田「私だって違う　小田ちゃんも違うって言ってたし」

工藤「うん殺したって事隠してもしょうがないしね
　　　だってそれがノルマなんだから」

石田「だとしたら・・・道重さんを殺したのははるなんかまーちゃん？」

工藤「・・・信じられないよ」

石田「うん　でも９期さんが道重さんを殺すわけが無いって言うのは分かるし」

工藤「ノルマが増えちゃうからね」

石田「じゃあやっぱりはるなんかまーちゃんって事に・・・」

工藤「うーん　出来ると思う？」

石田「・・・思えない」

工藤「ねぇあゆみん」

石田「うん？」

工藤「助かりたい？」

石田「そりゃ・・・助かりたいよ」

工藤「一度は明日死ぬことを覚悟したけど
　　　あと一人でみんなが助かるってところまで来た
　　　たぶん小田ちゃんがあと一人誰かを殺せばみんなが助かる」

石田「・・・やっぱり助からなくていい
　　　明日みんなで死にたい・・・」

工藤「あゆみん・・・
　　　確かに小田ちゃんに誰かを殺してくれなんて言えないよね」

石田「言えないよ・・・
　　　小田ちゃんが誰かを殺すところも見たくないし」

工藤「もう・・・終わりなのかな」

石田「どっちみちモーニング娘。はもう終わりだよね
　　　もし助かったとして　はるなんやまーちゃんを殺したあの二人と
　　　これからも活動していくなんて私には出来ない」

工藤「そうだよね・・・ハルも無理だと思う」

石田「ねぇ　なんで道重さんはたった一人であんなところにいたと思う？」

工藤「うーん　方角的には管理棟の方なんだよね」

石田「管理棟に行こうと思ってたのかな？」

工藤「何をしに？用があるなら内線があるし
　　　わざわざ雨の中を歩いて行く理由が見当たらないよ」

石田「そうなんだよね
　　　でも道重さんには何かしら理由があったわけで」

工藤「うん　それと道重さんは胸を刺されてた
　　　って言うことは正面から刺されてる
　　　普通隠れながら追いかけて殺すなら背中になると思うんだよね」

石田「つまりどういうこと？」

工藤「つまり道重さんはだれかと一緒にいたんじゃない？
　　　その一緒にいた誰かに殺されたんだよ」

石田「そっか　それなら正面にその犯人が居てもおかしくない」

工藤「でも　あの時はみんなバラバラで誰が何してたかなんてわからない」

石田「誰が居なかったかなんて分かる状況じゃなかったね
　　　実際道重さんが居なくなったこと誰も気が付かなかったわけだし」
　　　
工藤「ねぇ・・・田上さんは」

石田「田上さん？」

工藤「道重さんは管理棟に行く途中で死んでたわけだし
　　　もしかしたら別荘に帰ってくる時かもしれないけど」

石田「待ってよ　動機は？　道重さんを殺す理由が無いよ」

工藤「動機か・・・問題はそれだよな・・・」

石田「道重さんと田上さんは初対面だよ？
　　　しかも田上さんは道重さんに会えて凄く喜んでた
　　　殺すなんて考えられない」

工藤「そうなんだよねぇ・・・」

石田「もし仮にだけど田上さんが道重さんを殺したなら
　　　はるなんとまーちゃんの死は何だったのってことに・・・」

工藤「うん　道重さんはＩＲ法に関係なく殺された
　　　なのにはるなんとまーちゃんはあの二人の勘違いで殺されたってことになる」

石田「もしそうなら１０期と小田ちゃんはまだ誰も殺してない
　　　助かるためにはあと二人死なないといけない」

工藤「・・・むりだよそんなの」

石田「そうだね・・・」

工藤「ねぇあゆみん」

石田「うん？」

工藤「明日死ぬ時さ・・・
　　　ハルの手　握っててくれないかな」

石田「うん・・・最後まで一緒にいようね」

工藤「なんか　あゆみんとは喧嘩ばっかりだったのに
　　　最後の最後まであゆみんと一緒だなんて
　　　あの頃は考えられなかったな・・・」

石田「本当だよね・・・これも腐れ縁ってやつなのかな」

工藤「そうかもしれないね」


・・・・・・


管理棟の一室で田上はメンバー達の会話をモニター越しに聞いていた


田上「そっかぁ・・・
　　　道重さんを殺した人が分からんっちゃね・・・
　　　れーなは知ってるんだけどさぁ
　　　やっぱり言っちゃいけないと思うんよ
　　　そこはみんなで考えて判断して欲しいと思うわけよれーなは
　　　もっと頑張りぃよ！」


・・・・・・

小田は譜久村に殺してくれと迫られるも出来るわけが無く
泣いて断ることしか出来なかったが
迫る譜久村を鈴木が何とか止めて今は落ち着きを取り戻していた

小田「麦茶でも飲みませんか？私持ってきます」

譜久村「聖も手伝うよ・・・」

小田「いえ　大丈夫です」

小田はキッチンに向かった

生田「里保　もう覚悟決めなよ
　　　さくらちゃんは誰も殺せないっちゃ」

鞘師「覚悟なんて初めから出来てる
　　　ただ助かりたい人がいるみたいだから
　　　ちょっとお手伝いしただけよ」

生田「そう？私は生き残る！！！
　　　って叫んどったけど？」

鞘師「・・・」


しばらくするとトレーにグラスを５つを乗せて
小田が戻ってきた
グラスの中には麦茶が入っている

小田は麦茶を４人の前に置き
最後に自分の前に置いた

鈴木「ありがとうさくらちゃん」

小田「いえ」

その時譜久村は感付いた

塩酸・・・

塩酸の事を知っているのは譜久村石田小田の３人だけだった

小田は譜久村を制して一人で麦茶を入れに行った

それは塩酸を仕込むため・・・？

小田は一口麦茶を飲んだ

小田の麦茶に塩酸は入っていないようだ

じゃあ誰の麦茶に塩酸が入っているのか・・・

さっき殺してと迫った自分なのか

飯窪を殺した鞘師か　佐藤を殺した生田か

それとも関係ない鈴木か　まさか４人全員か

譜久村は小田の顔をじっと見た

小田も譜久村の視線に気付く

そして小田は小さく頷いた

しかし譜久村はその意味が分からなかった

お望みどおり殺してあげる　それが当たりですという意味なのか

それともそれは安全ですという意味なのか・・・

考えているうちに鈴木が麦茶を飲もうとしている

譜久村「あっ・・・」

鈴木「・・・ん？」

譜久村は何でもない・・・と首を振った

鈴木は麦茶を一口飲んだ

・・・

しかし何とも無いようだった

譜久村は自分に塩酸入り麦茶が来てもいいと思っていた

次に生田が麦茶に口を付けた

・・・

しかし何とも無いようだった

残りは２分の１

譜久村か鞘師か・・・

譜久村は決断した

自分のグラスと鞘師のグラスを取り替えた

鞘師「フクちゃん何してるの？」

譜久村「うん？なんとなくこっちが良かっただけ」

鈴木「変なの」

小田は驚いた顔をしている

小田「譜久村さん・・・」

やっぱり・・・これが塩酸入りなんだ

譜久村は意を決した

譜久村「みんな・・・さよなら」

生田「え？」

譜久村は麦茶を一気に飲み干した

小田「譜久村さんっ！！！」

小田は声を張り上げた

・・・・・・

石田「今の声・・・小田ちゃん？」

工藤「譜久村さんに何かあったんじゃ！？」

二人は部屋を飛び出して１階に降りた


リビングにはテーブルの上に大量の血を吐いて死んでいる譜久村の姿があった

石田「譜久村さんっ！！！」

工藤「何があったんですかっ！！！」

小田は立ったまま震えていた

小田「だって・・・譜久村さんが・・・」

石田「もしかして・・・あの塩酸を・・・？」

工藤「塩酸？」

石田「夕食の準備をしているときに見つけたの
　　　調味料と一緒に塩酸が置いてあって・・・」

鞘師「ちょっと待って！私に飲ませようとしたわけ？」

小田「ごめんなさい・・・」

鞘師「許さない！」

鞘師はナイフをケースから抜いた

生田「里保！もう終わったんよ・・・
　　　さくらちゃんが聖を殺したことで全部終わったんよ」

鈴木「聖ちゃん・・・塩酸が入っているの分かってて飲んだのね」

石田「みんなを助けるために・・・自分から飲んだ・・・」

鞘師「フクちゃんが私を助けてくれた・・・」

鞘師はそっとナイフをケースにしまった


・・・・・・


翌日の正午近くになり藤木がリビングに降りてきた

藤木「もうすぐ自衛隊がここに来るわ
　　　結果はその時発表される」

生田「ノルマは達成しました　帰れるんですよね？」

藤木「達成したなら帰れるわ」

鞘師「帰れるのね！」

正午になり自衛隊がこの別荘にやって来た

十数人の自衛隊が別荘の中になだれ込み
一気にメンバー達を囲んだ

開けっ放しの玄関から田上が心配そうに中を覗いている

自衛隊達はメンバーを円になって囲み銃を構えた


工藤「なんですか！？ちゃんとノルマは達成しましたよ」

メンバー達は銃口を見て怯えている


自衛隊「ＩＲ法　ミッションの結果を報告する」

小田「大丈夫・・・達成できてる」

石田「・・・お願いします」


自衛隊「ミッション達成ならず　よって全員射殺！」

『え！？』

鞘師「ちょっと待って下さいっ！！！」

生田「なんでやっ！！！」

自衛隊「打てぃ！」


島に銃声が響き渡った・・・


なぜ達成できていないのか
それも分からぬままモーニング娘。のメンバーは全員が死亡した

自らの命を捨ててまでメンバーを助けた譜久村の思いも無駄に終わった

石田と工藤は手を繋いで死のうと約束を交わしたが
それも叶わずに死んでしまった


田上「・・・あかんかったか
　　　もうちょっとやったんやけどなぁ・・・」

別荘を後にする田上の隣で
残念そうに肩を落としながら歩く女性の姿を
メンバー達は知る由も無かった・・・


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＢＡＤＥＮＤ

ぜ…全滅した

この終わり方なんで当然別ルートあります
只今製作中ですので少々お待ちくださいませ
おつかれいなー！

乙〜
推理スレも盛り上がっております

無知なんですが塩酸って飲んだら死ぬの？
混ぜたら死ぬレベルの塩酸って臭いヤバイし蓋開けただけで揮発する気がするんだけど

>>70
俺も無知なんで知らんｗ
他の毒薬に脳内変換よろしく！

小説やドラマ何かだと青酸カリが使われてるね

トリカブトとか？

道重をやったのは誰なの？

>>74
これから分かるよ

>>57からの分岐

　Ａ　工藤「・・・むりだよそんなの」
　Ｂ　工藤「もうひとつ気になることが・・・」　　　　　　←


工藤「もうひとつ気になる事があってさ・・・
　　　あの時田上さんは何をしに別荘に来たんだろう」

乙であります　まさかの全滅・・・！怖いのに面白いとかもう次も楽しみ過ぎです

こっちは亀更新で申し訳ない位ですがｗ
道重編と鞘師編は何とか形になってくれましたんで置いておきます
今借りてる所の期限があと３日位ですので・・・約80MBですが遊びたい方はお早めにどうぞー
http://mmnight.sdbx.jp/test/mm14nightver.02.zip

ﾙ*’ｰ’ﾘ＜PASSはメル欄ですバグとかあっても許してにゃん

明日はここから始めます
次回予告でしたｗ

>>77
おー乙です！来ましたね待ってました！
早速落とさせていただきます

>>77
乙です、もう寝る時間なんで明日プレイします

あげ

うわー今回もおもろい！

はたして田上は何者なんだ

昼

夕

ある意味みんな死んで救われた気がする････

自衛隊「おっと待て待て、こんだけの上玉アイドル達だ。撃つ前に、フヒヒ・・・」みたいなピンクしおりが書かれそうで怖くて眠れない

>>87
メンバーの取り合いで自衛隊同士で撃ち合いが始まり全滅、結果メンバーは生き残る

>>76
石田「道重さんが死んでいる事を私達に知らせるためじゃない？」

工藤「だから何のためにあの時間あの雨の中　外に出たのかって事
　　　例えば何か用があって別荘に来る途中に道重さんを見つけたのか
　　　それはありえないよね？」

石田「うん　道重さんが死んでいた場所は
　　　管理棟から別荘に来る途中では通らない」

工藤「そう　なぜ田上さんは道重さんが死んでいた場所を通ったのか」

石田「それに　田上さんは道重さんが死んでいると言う事だけを伝えに来た
　　　私達に他に用があった訳ではなかった」

工藤「あの時田上さんは　「道重さんを殺してしまったんだね」　って言った
　　　田上さんはハル達がＩＲ法に選ばれたことは知ってたわけだし
　　　誰かが死ぬことは分かっている
　　　それを内線を使わずにあの時間あの雨の中に別荘に来て言うことかな？」

石田「つまりその言葉には別の意味があって
　　　道重さんが死んでいることを私達に伝える意味があった」

工藤「本来なら道重さんを殺すのはメンバーの誰かであって
　　　死んでいたらメンバーの誰かが殺したと思うはず
　　　だとしたら道重さんが死んだことをメンバーは知っているって事になる
　　　それなのにわざわざ伝えに来たって事は・・・」

石田「私達が道重さんが死んでいる事を知らないって分かっていた」

工藤「それは何故か・・・
　　　道重さんを殺したのは田上さんだから・・・」

石田「ってことはやっぱりはるなんとまーちゃんは・・・」

工藤「間違いで殺された・・・」


一度は止まった涙がまた流れた

同期二人が勘違いで殺された

悔やんでも悔やみきれなかった

すべては田上のせいだ

田上に対する怒りが二人に込み上げてきた


石田「田上さんはなんでこんな事を・・・
　　　道重さんに恨みでもあったの？」

工藤「そうじゃないと思う
　　　恨みで殺したんならハル達に知らせたりしない
　　　きっとメンバー同士で殺し合いをさせるためにやったんだ」

石田「私達はＩＲ法に従わないで放棄してた
　　　だから誰かが道重さんを殺したとすることで
　　　メンバー同士を争わせようとした」

工藤「全部田上さんの罠だったんだ・・・」

石田「みんなに知らせたほうがいいよね？」

工藤「うん　行こう！」

小田「譜久村さんっ！！！」


部屋を出ようとしたその時
小田が譜久村の名前を叫んだ

石田「今の声・・・小田ちゃん？」

工藤「譜久村さんに何かあったんじゃ！？」

二人は部屋を飛び出して１階に降りた


リビングにはテーブルの上に大量の血を吐いて死んでいる譜久村の姿があった

石田「譜久村さんっ！！！」

工藤「何があったんですかっ！！！」

小田は立ったまま震えていた

小田「だって・・・譜久村さんが・・・」

石田「もしかして・・・あの塩酸を・・・？」

工藤「塩酸？」

石田「夕食の準備をしているときに見つけたの
　　　調味料と一緒に塩酸が置いてあって・・・」

鞘師「ちょっと待って！私に飲ませようとしたわけ？」

小田「ごめんなさい・・・」

鞘師「許さない！」

鞘師はナイフをケースから抜いた

生田「里保！もう終わったんよ・・・
　　　さくらちゃんが聖を殺したことで全部終わったんよ」

石田「ううん　終わってなんか無い！」

生田「え？」

工藤「全部田上さんの罠だったんです」

鞘師「田上さんの罠？　どういうこと？」


石田と工藤はリビングにいたメンバーに説明をした

石田「だから誰も道重さんを殺してないんですよ！」

工藤「鞘師さん・・・生田さん・・・
　　　勘違いだったんですよ」

鞘師「うそ・・・私は勘違いではるなんを・・・」

生田「優樹ちゃん・・・ごめん・・・」

鞘師と生田はショックを隠しきれずに泣いた

助かりたいがために道重を殺したメンバーなんていなかった・・・

裏切ったメンバーなんていなかった・・・

田上の罠にまんまと嵌り飯窪と佐藤を殺した

メンバーとの誓いを破ったのは自分達だった・・・

メンバー達を信用出来なかったのは自分達だった・・・

そしてその結果　譜久村までも死なせてしまった・・・

自分達のせい・・・全部自分達のせい・・・


鞘師「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

鞘師は下を向いて泣きながらひたすら謝った
今になってメンバーを殺した事の重大さに気付いた

生田「田上！絶対許さへん！！！」

鞘師とは対照的に生田は田上への怒りをあらわにした
しかしその怒りは自分自身に対するものでもあった
まんまと騙された自分の浅はかさに心底腹が立った

工藤「行きませんか？あいつの所へ」

小田「田上さんですか・・・？」

鈴木「もちろん行く　騙されたままじゃいられないでしょ」

生田「あたりまえやん　ただじゃおかんよ」

石田「生田さん　変な気だけは起こさないで下さいよ」

生田「田上次第やろ」

石田「ダメです！」

鈴木「亜佑美ちゃん心配しないで　そのときは私が止めるから」

工藤「鞘師さん・・・どうしますか？」

鞘師は下を向いたまま無言で立ち上がった

髪で顔が隠れたまま表情が見えなかった

ただ一つ分かるのは　鞘師の怒りが頂点まで来ているという事だった


メンバー達は雨の中を管理棟へ歩いた

傘は無かった
あの惨事が起きた場所に置いたままになっている
あの時は傘をさす事など忘れていた

せっかく乾かした髪も着替えた服もまた濡れている

でもそんな事はどうでもよかった

田上を許せない・・・

メンバー達の思いはそれひとつだった

管理棟まで来た

ここまで誰一人として口を開かなかった
でもきっと思っていることは同じだった


ピンポーン


工藤がドアの横にあるインターホンを押した

数回押したが田上は出てこない

石田「いないのかな？」

鈴木「こんな時間にどこかに行くとも思えないけど
　　　っていうか行くところなんて他にないよね」

生田「もしかして逃げたんちゃう？」

鈴木「逃げるったって　ここ島だよ？船が無いと無理じゃん」

工藤「ただ寝てるだけかもしれませんよ」

鞘師「私達がこんな目に合ってるというのに悠長に寝てるなんて」

工藤「分かりませんけどね・・・開けてみましょうか？」

石田「うん・・・」

工藤はドアノブを回した
鍵は掛かっておらすドアは開いた

工藤「開きました・・・」

生田「よし　行こう」

工藤がドアを開け先に中に入ったのは生田だった

管理棟の中は電気が点いていた

玄関を入るとダイニングキッチンがあり
すぐ左側にバス・トイレがある
正面にはドアが２つあった


石田「田上さん・・・いないね」

鈴木「あの正面の二つのドアきっと部屋だよ　あそこにいるんじゃないかな」

小田「でも出てくる様子無いですね　気付いてないのかな」

工藤「やっぱり寝てるのかな？」

生田は正面左側のドアノブを回した

生田「鍵掛かっとる　開かん」

小田「あれ？鍵穴がある・・・」

石田「それがどうかしたの？」

小田「部屋のドアですよ？普通鍵穴ってあります？」

鞘師「言われてみればそうかも」

小田「鍵つきのドアならよくありますど
　　　部屋のドアで鍵穴付きってあんまり無いですよね」

続いて鈴木が右側のドアに向かった
右側のドアには鍵穴は付いていなかった

鈴木「あ・・・回った」

ドアノブは回したがまだドアは開けていなかった

鈴木は中に田上がいるのかどうか
そっと覗きながらドアを開けた

鈴木「え！？」

鈴木は驚いてドアを閉めた

生田「どうしたん？」

工藤「田上さんいたんですか？」

鈴木はドアを閉めてこちらに向き直った

鈴木「田上さんが倒れてるんだけど・・・」

『え！？』

小田「死んでるんですか！？」

鈴木「そこまでは分からないけど・・・」

工藤「ちょっといいですか」

工藤ドアの前にいる鈴木に割り込みドアを開けた

部屋は寝室のようだった

田上はベッドの上ではなく床の上で倒れていた
シャツの胸の部分が血で真っ赤に染まっていたが
凶器は無かった

石田「なんで田上さんが！？」

生田「なんでや！？」

鞘師「一体誰が！？」

田上は道重が殺されていた場所で管理棟に戻ると言ってメンバー達と別れた

それからメンバーは別荘に戻って以来誰も外に出ていない

メンバーの誰かが田上を殺すことは不可能

工藤「この島にはもうここにいるみんなと藤木さんしかいないんですよ
　　　誰が田上さんを・・・」

石田「私達が２階にいる間みんなはリビングから動いてないんですよね？」

鈴木「うんずっとリビングにいたよ」

鞘師「藤木さんも部屋にいることを確認してる」

生田「じゃあ田上さん以外はみんな別荘にいたって事やん」

小田「田上さんを殺すことは誰にも出来ませんよ」

道重を殺したのは田上だという疑いも
田上が死んだことで謎のままになってしまった

道重を殺したのは田上ではないのか
やっぱり飯窪か　もしくは佐藤なのか

それならＩＲ法のノルマは達成したことになる

しかし道重の死を伝えに来た時の田上の行動を考えると
道重を殺したのは間違いなく田上だろう

では誰が田上を殺したのか


メンバー達は何も分からぬまま別荘に戻るしかなかった

結局　管理棟へ行ったことで謎がまた一つ増えただけだった


６人はまたリビングにいた

自ら死を選んで死んでしまった譜久村は
リビングの隅で毛布を掛けられている


小田「やっぱりこの島には他に誰かいるんですよ
　　　道重さんもきっとその誰かに殺されたんだと思うんです」

工藤「でも誰が何のためにこの島にいるの？
　　　道重さんをころした理由は？」

小田「それは分かりませんけど
　　　でもそれしか考えられないですよ」

鞘師「田上さんが死んでいるってことは
　　　他に誰かがいるとしか考えられないしね」

生田「田上を殺したのはその誰かかもしれんけど
　　　道重さんを殺したのは誰か分からんっちゃろ？」

石田「道重さんを殺したのは田上さんで
　　　田上さんを殺したのはその誰かってことはないですか？」

工藤「ハルもそうだと思うな　さっきも言ったけど　
　　　あの時の田上さんの行動はどう考えても不自然だし」

鈴木「その誰かは私達も殺す気なのかな・・・」

生田「別にええよ」

鈴木「え？」

生田「どうせ明日みんな死ぬっちゃろ
　　　死ぬのがちょっと早くなるだけやん」

鞘師「うん　それとも生き残るために戦う？
　　　それならまず１０期はあと一人殺さないとね」

１０期の二人は下を向いた

生田「衣梨か里保か香音ちゃんかさくらちゃん
　　　誰を殺してもええとよ」

石田「そんな事出来ません！」

工藤「誰かを殺すくらいならみんなで死ぬ
　　　そう決めたじゃないですか」

生田鞘師小田は耳が痛かった

鞘師「本当に・・・ごめんなさい
　　　もし誰かを殺すなら・・・私を殺して」

鈴木「里保ちゃん！？」

鞘師「最初にメンバーを殺したのは私
　　　だから私が悪いの
　　　さくらちゃんもだから私を殺そうとしたんでしょ？」

小田は何も答えなかった

生田「衣梨ももっと冷静になるべきやった
　　　なんで優樹ちゃんを殺しちゃったんやろ・・・
　　　優樹ちゃんを掴んだとき本当に怯えた顔をして衣梨を見とった
　　　その時の優樹ちゃんの顔がずっと頭から離れないとよ・・・
　　　今は生き残るよりも死んで向こうでみんなに謝りたいかな・・・
　　　衣梨を殺してもええよ　もう抵抗はせんけん」

生田はベルトからナイフケースを外してテーブルの上に置いた
それを見た鞘師も生田と同じようにナイフケースを外した

小田「私ももう必要ありません　
　　　譜久村さんを殺してしまったのは私です
　　　助かる権利なんて無いし　いつ死んでも構いません」

小田もナイフケースを外した

生田「あとの３人はまだ持っときや
　　　誰も殺してない３人こそ助かる権利があると思うけん
　　　１０期の二人はそのナイフでノルマを達成するために
　　　香音ちゃんは身を守るために使うとよ」

石田「そんなこと出来ませんって・・・」

鞘師「私を殺して！そうすればみんなが助かるの！

工藤「無理です・・・できません」

鞘師「頑張って！みんなを助けられるのは二人しかいないの！」

工藤「もうやめてくださいっ！！！ハルには無理ですっ！！！」

工藤は走って部屋に戻ってしまった

石田「どぅー！」

石田は階段を駆け登る工藤を見ていた

鞘師「亜佑美ちゃん！・・・お願い」

石田「・・・ごめんなさい」

石田も工藤を追って２階へ行ってしまった

鈴木「出来るわけないよ　これ以上言ったら二人が可哀想」

小田「私は自分で手を下さないという卑怯な方法を選びましたけど
　　　やっぱり無理だと思います」

生田と鞘師は深くため息をついた


２階に上がった二人はその後　下に降りてくることは無かった


・・・・・・


正午〜

藤木によって全員がリビングに集められた

数十人の自衛隊が円になってメンバー達を囲んでいた


ノルマを達成出来ていないのは分かっている

ついに最後のときが来た・・・


鞘師「ちょっと待って下さい！あと１０分！・・・いえ５分でいいです
　　　５分だけ時間を延ばしてもらえませんか？」

自衛隊「駄目だ！時間制限は厳守だ！」

鈴木「出来るわけないよ　これ以上言ったら二人が可哀想」

小田「私は自分で手を下さないという卑怯な方法を選びましたけど
　　　やっぱり無理だと思います」

生田と鞘師は深くため息をついた


２階に上がった二人はその後　下に降りてくることは無かった


・・・・・・


正午〜

藤木によって全員がリビングに集められた

数十人の自衛隊が円になってメンバー達を囲んでいた


ノルマを達成出来ていないのは分かっている

ついに最後のときが来た・・・


鞘師「ちょっと待って下さい！あと１０分！・・・いえ５分でいいです
　　　５分だけ時間を延ばしてもらえませんか？」

自衛隊「駄目だ！時間制限は厳守だ！」

鞘師「お願いします！・・・たった５分でいいんです！
　　　死ぬ前の最後のお願いです・・・」

生田「里保？どうしたん？」

自衛隊達はなにやらひそひそと話している

自衛隊「いいだろう　５分間だけ延長してやる」

鞘師「ありがとうございますっ！」

鞘師はメンバー達　というよりも１０期の二人に向き直った

石田「鞘師さん？」

工藤「どうしたんです？」

鞘師「私達はみんなで死ぬことを選んだよね　そして今死のうとしている
　　　でも死ぬことを覚悟したのはメンバー全員と道重さんで死ねるからだよね
　　　みんなと一緒なら死ぬことも怖くないと思った
　　　みんなで手を繋いで死ねるならそれでもいいと思った
　　　メンバーを殺すくらいならみんなで死のうってみんなで誓い合ったよね」

石田「鞘師さん・・・」

鞘師「道重さんを殺したのはメンバーじゃなった
　　　メンバーの事を信じられず　真っ先にはるなんを殺してしまった
　　　私がきっかけで優樹ちゃんもフクちゃんも死なせてしまった」

工藤「もういいんですよ・・・」

鞘師「よくないの！
　　　道重さんは先に死んでしまったけど殺したのはメンバーじゃないと思ってる
　　　だから道重さんは居なくなっても　それでも９人で死ねたならそれで良かったの
　　　それすら叶わなくなったのは全部私のせい
　　　このままじゃ私・・・死んでも死にきれないよ
　　　みんなの事を最初に裏切った私だから　最後にみんなを助けたいの！」

石田「鞘師さん！もうみんな覚悟は出来てるんです！」

鞘師「ダメ！　最後の最後までメンバーを裏切らなかった３人がどうして死ななきゃならないの？
　　　さくらちゃんは結果的にフクちゃんを殺してしまったけど
　　　メンバーを信じられなくて殺したんじゃない
　　　裏切り者の私を殺してみんなを助けようとしたの
　　　えりぽんだって私が裏切らなければ優樹ちゃんを殺したりはしなかったと思う
　　　私がえりぽんを道連れにしたようなものなの」

生田「里保それはちゃうで！」

鞘師「違くない！みんなは死んじゃいけないの！
　　　だからお願い・・・私を殺して」

石田と工藤は首を振る

鞘師「最初に裏切った薄情な私に・・・最後くらいカッコいい事させてよ・・・
　　　このまま死んだら私　あの世でも薄情者扱いされる
　　　そんなの耐えられない・・・
　　　最後にメンバーを救った鞘師里保としてあの世に行きたいの・・・」

メンバーはみんな泣いていた

鞘師「お願い・・・私は・・・みんなを助けたい
　　　モーニング娘。の鞘師里保はメンバーを救うために死んだ
　　　そう胸張ってあの世に行きたいの
　　　そして道重さん　はるなん　優樹ちゃん　フクちゃん
　　　あの世で怒られる覚悟は出来てる
　　　でもきっとみんなを助けたことを褒めてももらえると思うの
　　　このまま死んだら先に死んだ４人にも顔向け出来ない」

石田「分かりました・・・鞘師さんの気持ちは分かりました
　　　でも殺すなんてどうしても出来ないんです・・・」

鞘師「お願いだから頑張って！」

その時泣きながら工藤がナイフケースからナイフを抜いた

小田「工藤さんっ！」

石田「どぅ？・・・ダメだよっ！ダメだってっ！！！」

鞘師「くどぅ・・・頑張って！」

工藤「鞘師さんは喜んでくれるんですね・・・？
　　　これからあの世で生きていくためにこのままじゃ死ねないと・・・」

鞘師「そう・・・そうなの！分かってくれるでしょ？」

工藤はナイフを強く握った
しかしナイフは震え　顔は涙でぐちゃぐちゃだった

鞘師「早くしないと５分経っちゃう　頑張って！」

工藤「鞘師さんっ・・・」

鞘師「先輩として最後の命令よ！　私を殺しなさいっ！」

工藤「あの世でも・・・立派なエースで居てくださいね・・・」

鞘師「うんっ！」

工藤「鞘師さん・・・今まで・・・ありがとうございました・・・
　　　そして・・・大好きですっ！！！」

工藤はナイフを前に構えたまま鞘師の懐に飛び込んだ

『里保っ！！！』『鞘師さんっ！！！』


鞘師は工藤にもたれかかりながら死んだ

でもその死に顔はとても幸せそうだった


９期が飯窪と佐藤　１１期の小田が譜久村　
最後に鞘師が１０期の工藤に殺されたことでノルマは達成された


自衛隊「５分経過　終了だ」

どういう結末になるんや

終わった・・・時間ギリギリだったが助かることができた

自衛隊「では結果を言い渡す！　全員射殺！」

工藤「え！？なんでっ！！！」

石田「どうして！？」

生田「どういうことやっ！！！」

鈴木「ちゃんと説明してっ！！！」

小田「意味が分かりませんっ！！！」


自衛隊「打てぃ！！！」

島に銃声が響き渡った・・・

なぜ達成できていないのか
それも分からぬままモーニング娘。のメンバーは全員が死亡した

自らの命を捨ててまでメンバーを助けた譜久村の思いも無駄に終わった

そして鞘師の願いも工藤の勇気も無駄に終わった　


別荘の外からその様子を隠れて覗いている二人の女性が居た
肩を落とし残念そうにしている
しかしメンバー達はその事を知る由も無かった・・・

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＢＡＤＥＮＤ

いやーん(>_<)

何で２回ともノルマを達成できないんだ？

もやもやが晴れん

これ･･全部BADENDじゃあるまいか

保

これ前のバトロワスレみたいに前の記憶を持ったまま復活とかじゃないと
永遠にバッドエンドループじゃないのか？

奇しくもサバゲーが狼で盛り上がってますね

なぜなんだ真理

続きが気になる

ループが終わる日は来るのか・・・

ほ

落ちるで

また夜が来てしまった・・・

今回はハッピーエンドはあるのかな？

ちょっと待て
日本の自衛隊ってこんな事のためにあるのか

そら集団的自衛権よ

>>43からの分岐

　Ａ　石田「鞘師さん！やめてください！」
　Ｂ　石田「殺したことを隠したって意味無いじゃないですか！」　　　←


鞘師「どういうこと？」

石田「だってどの期が誰を殺したのか分からないと
　　　残りどの期が何人殺さないといけないのか分からないじゃないですか」

工藤「そっか・・・そうですよ！
　　　助かりたいなら道重さんを殺したのは自分
　　　だから他の期の人たちはあと何人ですって明確にするはずです」

生田「うーん・・・」

飯窪「メンバーの誰かが道重さんを殺したなんて絶対に無いと思います！」

佐藤「鞘師さん　いま握ってるそのナイフ
　　　身に付けておくって決めたときの事思い出してください」

鞘師「・・・道重さんを守るため」

鈴木「みんな・・・同じ気持ちだと思うよ」

譜久村「道重さんだけじゃない　メンバー全員を守る
　　　　殺しあうくらいならみんなで死のうねって誓い合ったばかりじゃない」

生田「じゃあ一体誰が道重さんを殺したと？」

工藤「まだはっきりとは分からないけど一つ気になることが・・・」

鞘師「なに？」

工藤「とりあえず一度戻りませんか？雨も凄いですし」


メンバー達は道重がこれ以上雨に濡れないように傘を並べて置いた

道重が死んだというショックで別荘までの道のりは口数が少なかった

顔は雨と涙でぐちゃぐちゃだった


別荘に戻ると髪を拭き濡れた服を着替えてからリビングに集まった


小田「それで気になることってなんです？」

工藤「うん・・・さっき田上さんは何をしに別荘に来たのかな？」

石田「道重さんが死んでいる事を私達に知らせるためでしょ？」

工藤「だから何のために　あの時間あの雨の中　外に出たのかって事
　　　例えば何か用があって別荘に来る途中に道重さんを見つけたのか
　　　それはありえないよね？」

飯窪「管理棟から別荘に来る道では道重さんを見つけることは出来ないよね」

工藤「そう　なぜ田上さんは道重さんが死んでいた場所を通ったのか」

石田「それに　田上さんは道重さんが死んでいると言う事だけを伝えに来た
　　　私達に他に用があった訳ではなかった」

工藤「あの時田上さんは　「道重さんを殺してしまったんだね」　って言った
　　　田上さんはハル達がＩＲ法に選ばれたことは知ってたわけだし
　　　誰かが死ぬことは分かっている
　　　それを内線を使わずにあの時間あの雨の中に別荘に来て言うことかな？」

石田「つまりその言葉には別の意味があって
　　　道重さんが死んでいることを私達に伝える意味があった」

工藤「本来なら道重さんを殺すのはメンバーの誰かであって
　　　死んでいたらメンバーの誰かが殺したと思うはず
　　　だとしたら道重さんが死んだことをメンバーは知っているって事になる
　　　それなのにわざわざ伝えに来たって事は・・・」

石田「私達が道重さんが死んでいる事を知らないって分かっていた」

工藤「それは何故か・・・
　　　道重さんを殺したのは田上さんだから・・・」

鞘師「動機はなんなの？」

工藤「きっとメンバー同士で殺し合いをさせるために・・・」

小田「そっか・・・道重さんが死んだことでメンバー同士を疑わせ
　　　そして疑心暗鬼にさせるために」

鈴木「罠だったってこと？」

生田「あやうく罠に嵌るところやった・・・」

譜久村「だから　なんで田上さんが私達に殺し合いをさせようとするの？」

鈴木「そうだよね　田上さんは一体何者なの？」

小田「ＩＲ法の関係者ってことは無いですか？
　　　考えてみたら監視する人が一人も居ないっていうのはおかしいと思うんです」

工藤「だったらＩＲ法の事を知っていても不思議じゃないね」

譜久村「でも待って　田上さんはもう何年も譜久村家で働いているんだよ
　　　　前から田中さんに似てるって譜久村家では話題になってたの
　　　　ちょっと口は悪いけどとてもよく働いてもらってお父さんも感謝してた」

工藤「だからってＩＲ法の側の人では無い　と言うことにはならないんじゃないですか？」

譜久村「そうかもしれないけど　前から道重さんの事が大好きで
　　　　いつも会いたい会いたいって言ってたの
　　　　だから田上さんが私達を罠に嵌めるために道重さんを殺すなんて
　　　　どうしても思えなくて」

飯窪「ここで最初に会ったとき凄く喜んでましたよね」

鞘師「じゃあ道重さんを殺したのはやっぱりメンバーの誰かって事になるね」

譜久村「それは・・・」

鞘師「言っておくけど　まだ私はみんなに対する疑いを捨てたわけじゃないから」

鈴木「里保ちゃん！」

鞘師「分かってる　みんなで死のうって約束したこと忘れたわけじゃない
　　　でもそれは誰も裏切らない　みんな信じあうって前提の話
　　　もし裏切った人が居たなら私は絶対に許さない
　　　道重さんを殺した人がこの中に居るなら早く名乗り出て
　　　このままじゃノルマ達成できずに結局死ぬことになるよ」

メンバー達は互いにメンバーを見合っていた

石田「・・・そんな人　いるわけ無いですよ」

工藤「明日みんなで死ぬ　その覚悟は変わってないです」


・・・・・・


管理棟の一室に田上は居た

部屋には何十台ものモニタが並んでいて
島の様子の全てが見れるようになっていた

田上「ふ〜ん　仲間割れして殺し合いが始まると思ったんだけど
　　　結構固い絆で結ばれてるんやね
　　　でも一人だけちょっと頭に血が上りやすいんかな
　　　明日みんなで死ぬか・・・仲間ってええもんやね」


・・・・・・


飯窪は一人部屋で眠っていた

本当なら隣のベッドには道重が居るはずだった

ベッドの上で一人　道重との思い出を振り返って泣いているうちに寝てしまった

しかし飯窪は息苦しさと喉の圧迫感で目が覚めた

飯窪「く・・・苦しい・・・」

飯窪は目を開けた

部屋の中は真っ暗だったが自分の首を絞める人の影が見えた

しかし飯窪が目覚めたことに気付くとその影は首から手を離し
足早に部屋から出て行った

飯窪（今の誰！？私を殺そうとしたの！？まさかメンバーの誰か？）

飯窪は恐怖心はあったが廊下に出てみた

しかし誰も居ない

１階に降りてリビングを覗いてみた

そこには９期の４人と石田がいた

石田「はるなんどうしたの？そんな顔して」

飯窪「今・・・誰かに首を絞められて」

『え！？』

鈴木「誰に！？」

飯窪「分からないんです　寝てたら苦しさで目が覚めて
　　　目覚めた私を見たらすぐに逃げて行ったんです」

鞘師「顔とか見えなかったの！？」

飯窪「暗くて影しか見えなかったんです」

生田「ここにいる５人は違うけんね
　　　ずっとここにいたし　２階に居る誰かってことやん！」

鞘師「今２階に居るのは優樹ちゃんくどぅさくらちゃん」

石田「その３人のうちの誰かがはるなんを殺そうとしたって言うんですか！？
　　　絶対有り得ないです！」

譜久村「待って！もう一人居る・・・」

鈴木「・・・藤木さん？」

鞘師「藤木さんはＩＲ法には関係ないじゃない」

譜久村「関係ないからって殺さないとも言えないでしょ？」

生田「衣梨が直接聞いてくるっちゃ！」

鈴木「聞いたところで素直に答えるわけないでしょ」

生田「そりゃそうやけどさ・・・」

石田「なんではるなんの目が覚めたら逃げたんでしょうね」

鞘師「顔を見られたくなかったんじゃないの」

石田「見られたって殺してしまえば関係ないじゃないですか」

飯窪「確かに・・・なんでだろう」

鞘師「確実に言えるのは　今２階にいる誰かって事」

鈴木「もしかして里保ちゃん・・・やめてよね」

石田「変な気起こさないでください鞘師さん」

鞘師は静かに立ち上がった

譜久村「どこ行くの？」

鞘師「２階よ」

生田「もしかしてやる気なん？」

鞘師「場合によっては・・・」

石田「やめてください！」

鞘師は石田の制止も聞かず階段を登った

譜久村「止めないと！」

他のメンバー達は後ろから鞘師を追った


鞘師は藤木の部屋の前にいた


コンコン

鞘師が部屋をノックする
他のメンバーは鞘師が暴走しないように後ろで見張っている

すると中から声が聞こえてきた

藤木「なに？」

鞘師「今　はるなんが誰かに殺されそうになりました
　　　ＩＲ法に関係ない藤木さんがなぜそんなことをするんですか？」

鞘師はあえて藤木がやったかのような言い方をした

藤木「何言ってるの？私がやったとでも？」

鞘師「はい」

藤木「私はＩＲ法には参加してない　殺せば私は殺人の罪になる
　　　それに私が飯窪を殺したところで何のメリットがあるの？」

鞘師「言いたい事はそれだけですか」

藤木「そうよ」

鞘師「分かりました」

鞘師は藤木の部屋のドアの前から離れると
次に佐藤・工藤の部屋に向かった

鞘師はノックせずにドアを開けた

佐藤と工藤はベッドの上で眠っていた

鞘師はまず工藤の前に立った

そして指で寝ている工藤の顔をつついた

工藤の顔が力なく揺れる

次に無理やり瞼を開けてから工藤の顔の前に自分の顔を近づけた
そして変顔をした

しかし工藤はまったく反応しなかった

石田「鞘師さん今何したんですか？」

鞘師「秘密よ」

次に鞘師は佐藤の首を触った

佐藤は首の周りを触られるのが大の苦手で
もし起きていれば我慢出来ないことを知っていた

佐藤は手で払う素振りを見せたが起きていればこんなものではない

鞘師「寝てるみたいね」


次に小田の部屋に向かった

小田は鞘師と同じ部屋だが鞘師はずっとリビングに居たので
その間ずっと小田は一人だった事になる

鞘師は部屋のドアを開けた

小田はベッドに横になってはいたが眠ってはいなかった
メンバー達が数人で部屋に来たので小田は驚いている

小田「どうしたんですか？」

鞘師「さくらちゃん　なんであんなことしたの？」

小田「え？　何のことですか？」

鞘師「とぼけないで」

小田は突然の事に驚き後ろで鞘師を見張っているメンバー達を見た

鞘師「もう分かってるの　正直に言って」

小田「絶対私じゃないです！信じてください！」

鞘師「無理よ　信じられない」

小田「なんで私なんですか？　道重さんを殺すなんて私には出来ないです！」

鞘師「・・・そう　わかった」

小田「え？」

鞘師は突然話しを切り上げて部屋を出た
小田はその姿をポカンと見ていた

生田「里保　何がしたいと？」

鞘師は何も言わずにリビングに戻った

鞘師「藤木さん以外は白ね」

石田「なんで分かるんですか？」

鞘師「優樹ちゃんとくどぅは寝たフリではなく完全に寝てた
　　　それはみんなも思ったでしょ？」

飯窪「私もそう思いました」

鞘師「さくらちゃんにははるなんが襲われたことには触れずにこう言った
　　　「さくらちゃん　なんであんなことしたの？」
　　　「もう分かってるの　正直に言って」
　　　さくらちゃんがもしはるなんを襲ったなら
　　　そのことについて言われてるって思うはず
　　　でも返ってきた言葉は
　　　「なんで私なんですか？　道重さんを殺すなんて私には出来ないです！」
　　　さくらちゃんは道重さんの件についての言葉を返してきた」

譜久村「そっか　誘導尋問だったわけね」

生田「じゃあ藤木さんってことなん？」

鞘師「他にいないでしょ」

石田「でも藤木さんも言ってましたけど
　　　藤木さんがはるなんを襲うことに何の意味が・・・」

鈴木「そうなんだよね・・・」

鞘師「理由なんて知らない
　　　でもはるなんを襲ったのは藤木さん」

生田「でもさ　里保の誘導尋問ってあてになると？」

鞘師「どういう意味よ」

生田「さくらちゃん頭言いけんさ　逆に里保が騙されてるんちゃう？」

鞘師「私が頭悪いっていいたいわけ？
　　　じゃあ何？さくらちゃんがはるなんを襲ったって言いたいの？」

生田「そういう訳やない　ただあてになるのかなって」

鞘師「じゃあ自分で犯人見つければ？」

生田「さっきからその態度何なん？　喧嘩売っとると？」

鞘師「そっちが先に私をバカにしたんでしょ！」

生田「バカになんかしてへんやろ！
　　　さくらちゃんが頭良いからって言っただけやん！」

鞘師「だから私の推理が信用出来ないなら自分で見つければって言ってるの！」

生田「何でそんな捻くれとうわけ？わけ分からんっちゃ！」

鞘師「どこが捻くれてるのよ！自分じゃ何も考えもしないくせにさ！」

生田「はぁ？もういっぺん言ってみぃや！！！」

生田は鞘師に掴みかかった

譜久村「もうやめて！喧嘩してもしょうがないでしょ！」

鞘師「・・・筋肉バカ」

鈴木「もう！離れろ！」

鈴木は生田を力いっぱい引っ張りソファに座らせた

１０期の喧嘩とはまた違うパワフルな喧嘩に飯窪と石田は恐れおののいた

石田「・・・仲良くしましょうよ・・・」

自分が９期だったら一番弱い・・・石田はそう思った

飯窪「暴力はやめましょうね・・・」

譜久村「明日でみんな死ぬんだよ？最後くらい仲良くしようよ」


明日死ぬ・・・分かってはいたがその言葉に虚を突かれた気分だった


石田「なんか・・・明日死ぬって実感ないですね」

鈴木「ほんとだね・・・なんでだろう」

飯窪「明日死ぬとしたら何がしたいって質問とかよくあったけど
　　　いざそうなると特に何も思わないんだね」

譜久村「せめて家族に手紙でも書こうかな・・・」

石田「そうですね　あと応援してくれたファンのみんなにも
　　　モーニング娘。から一言書きません？」

メンバー達は２階の３人を呼び全員で手紙を書き始めた

工藤「そんな事があったんですか？」

飯窪が襲われたことを聞いた佐藤工藤小田は驚いた

佐藤「その人はどこに逃げたの？」

飯窪「分からないの・・・」

小田「鞘師さん　もしかしてさっき言ってたのはこの事ですか？」

鞘師「そうよ」

小田「私じゃないですよ！飯窪さんが襲われたなんて今知りました」

鞘師「分かってる　もう大丈夫だから」

生田「名探偵様の推理は絶対やけんね」

生田は皮肉たっぷりに鞘師に言った

鞘師「この人はさくらちゃんを疑ってるみたいよ
　　　メンバーを信じられないんだってさ」

小田「・・・生田さん」

生田「そういうわけやないって！
　　　・・・里保！ほんといい加減に・・・」

鈴木「う・る・さ・い！！！
　　　手紙書くのに気が散るから外でやって！」

生田「わかった　里保！表出ろや！」

鞘師「一人で行けば」

生田「逃げるんか！」

鞘師「相手したくないだけ」

生田「明日死ぬ前に勝負つけようや！」

鞘師「興味ない」

石田「なんか・・・死んでも喧嘩してそうですねこの二人」

小田「喧嘩するほどナンチャラってやつですね」

佐藤「生田さんと鞘師さんラブラブですねっ！」

佐藤の言った言葉に二人の喧嘩がピタッと止んだ

佐藤「あれ？」

飯窪「ラブラブって言われるのが恥ずかしいんだよきっと」

佐藤「そっか！　照れてるのか！」

鞘師「そんなわけないでしょ！」

生田「まず無いから！」

佐藤「やっぱり照れてる！」

生田「うるさい！」

生田は佐藤を追い掛け回した

佐藤「殺されるー！」

メンバー達はそんな二人を見て笑っていた
鞘師も笑っていた


・・・・・・


田上「この子ら明日死ぬってこと分かっとるんかいな
　　　えらい楽しそうにしとるんやけど・・・
　　　本当に仲ええっちゃね・・・
　　　それとも危機感がゼロなだけやろか
　　　う〜ん・・・」


・・・・・・

正午〜

メンバー達はノルマを達成できなかった

道重を殺したのがメンバーなのか　そうではないのか
それすらも分からなかった

藤木はメンバー全員をリビングに集めた

メンバー達はみんな手を握り合っていた

生田「いよいよ最後の時っちゃね・・・」

石田「なんだろう・・・これから死ぬのに全然怖くない」

佐藤「みんながいるからね」

工藤「それに死んでもあの世でまたみんな一緒だし悲しくない」

飯窪「道重さんも一緒ならもっと良かったんだけどね」

鞘師「でも死ねばすぐに会える」

鈴木「そう考えれば　早く殺してって感じだね」

小田「みなさんあの世でもよろしくお願いします」


譜久村「藤木さん　私達ノルマ達成できませんでした　ごめんなさい」

藤木「そうみたいね・・・」

自衛隊「時間だ」

自衛隊達はメンバー達を円になって囲んで銃を構えた

メンバー達は銃口から目を離さなかった

死ぬことなんて怖くなかった


自衛隊「ＩＲ法の結果を使える」

生田「もういいから早く殺すっちゃ」

鈴木「まぁまぁ・・・」

自衛隊「ミッション達成ならず」

鞘師「そんな事分かってるから」

自衛隊「死亡者ゼロ　よって全員釈放！」

『え・・・？』

自衛隊達は囲みを解き部屋の壁際に一列に並んだ

メンバー達の頭の中は釈放の喜びよりも
はてなマークで埋め尽くされた

佐藤「死亡者ゼロ？・・・釈放？」

石田「いやいや間違ってますよ　道重さんが死にました」

飯窪「うん　それに達成してないのになんで釈放？」


その時二人の女性が玄関から入ってきた

道重と田上だった


『道重さんっ！！！！！！！！』


道重は笑顔でメンバー達に手を振った

鞘師「え！？なんで！？なんで生きてるの！？え！？なんで！？」

道重「お疲れ様　ビックリした？」

工藤「当たり前ですよ！！！」

譜久村「だって道重さん　胸から血が・・・」

道重の服には確かに血が滲んでいた

道重「これ？　血のりで〜〜〜す（笑）」

『えええええええ！！！！！！！』

小田「どういうことですか！？」

道重「う〜ん何から話そうか・・・」

田上「じゃあれーなから話そうか」

道重「そうだね　みんなビックリしないでね」

田上は派手なキャップを脱ぎサングラスを外した

『田中さんっ！！！！！！！』


そこに現れたのは田中のそっくりさんではなく
紛れも無い先輩の田中れいなだった

田中「チャオ！」

譜久村「本当に田中さんですか？田上さんじゃないんですか？」

田中「田上さんは東京にいるとよ　訳があって入れ替わりました〜」

佐藤「たなさたあああああああん！！！！！！！！」

佐藤は全力で田中の胸に飛び込んだ

田中「痛い！痛いってば！」

鈴木「もう何が何だかさっぱりです・・・」

藤木「みんなおめでとう　ちょっと見てもらいたいものがあるの」

藤木がノートパソコンにディスクをセットした

つんく「はいどうもーつんくでーす！
　　　　このＶＴＲを見てるって事は全員無事釈放という事なのかな
　　　　まずは本当におめでとう！

　　　　えーまずはなぜこのような事が行われたのか
　　　　それは１週間前のことなんですが
　　　　突然君達がＩＲ法の対象者に選ばれてしまいました
　　　　最低でも４人以上は死ぬようにとの事だったんですが・・・
　　　　
　　　　しかしこのＩＲ法は作られたばかりでどうも納得出来ないことがありまして
　　　　私はＩＲ委員会に意見を提出しました
　　　　もし誰一人として殺し合いをしなかったなら全員助けて欲しい
　　　　ノルマを達成できなかったら全員死ぬと分かっているにも関わらず
　　　　誰一人として殺すことをしなかった場合
　　　　そんな固い絆で結ばれたグループを全員殺す意味がどこにあるのかと
　　　　しかし意見を受け入れては貰えませんでした
　　　　
　　　　そこで考えました
　　　　４人以上のノルマを達成したら逆に全員殺してくれても構わないと
　　　　その代わり誰も死ななかったら全員助けてやって欲しい

　　　　しかしそれなら何もせず過ごしていれば全員助かってしまう
　　　　そこでまた考えました
　　　　殺し合いになるような罠を仕掛ける
　　　　その罠というのは道重が殺された・・・という罠でした

　　　　道重が死んだことでメンバーを疑い殺しあう
　　　　助かるためにメンバーを殺す
　　　　そんなメンバー達がノルマを達成して喜ぶ姿より
　　　　メンバー同士信じあって固い絆で結ばれたメンバー達が見たい

　　　　ＩＲ委員会は罠つきの条件という事で案を認めてくれました

　　　　そして今このＶＴＲを見ているということは
　　　　君達は固い絆で結ばれた素晴らしいメンバー達だったということです

　　　　このＶＴＲを見てもらえると願いつつ
　　　　東京で待ってます！
　　　　帰ってきたら飯おごってやるで！」


そこでＶＴＲは終わった


鞘師「道重さんが死んだのは罠だった・・・」

小田「道重さんは初めからＩＲ法の事を知っていたんですか！？」

道重「うん　罠の仕掛け人としてつんくさんに任命されたの」

工藤「田中さんは一体・・・」

田中「れーなは実は・・・ＩＲ委員会から監視役として来たっちゃよ
　　　ＩＲ委員は全国民からランダムで抽選されるんやて
　　　それで運よく・・・いいのかどうかわからんっちゃけど
　　　選ばれてしもたんよ」

道重「れーなが監視役って知ったときは本当に嬉しくて
　　　みんな助かるといいねってずっと話してた」

工藤「そうだったんですか・・・」

道重「実は前かられーなとは罠の打ち合わせしてたの」

田中「せやね　あと田上さん？この前初めて会ったっちゃけど
　　　ほんとれーなそっくりやんね！」

道重「ほんと　私もびっくりしちゃった」

田中「田上さんがそっくりやったのは偶然やったっちゃけど
　　　それを利用して田上さんとも入れ替わりの打ち合わせして
　　　変装もしてこの別荘の管理人として来たってわけよ」

飯窪「じゃあ私の首を絞めたのもお二人のどちらかが？」

藤木「それは私よ」

鞘師「やっぱり・・・」

鞘師は生田に対してドヤ顔をした

藤木「まだ誰も死んでいないのは分かっていたから
　　　やりたくは無いけど罠をかけなければならなかった」

飯窪「そうでしたか・・・元々私を殺す気は無かったんですね？
　　　顔を見て逃げたのはそのせい・・・」

藤木「そうよ　メンバーの誰かが殺そうとしている
　　　そう思わせるだけでよかったの」


小田「道重さんもずっと雨の中で死んだフリを？」

道重「そうずっと！大変だったんだから！」

田中「実は管理棟にはモニターがあって
　　　れーなずっとみんなの事見てたと
　　　だから安全なときを見計らって
　　　たまにさゆの所に行って声かけてあげてたんよ」

譜久村「死んだフリなんて全然分からなかった！
　　　　だって身体が冷たかったし・・・」

道重「それは雨のおかげで体が冷えただけ（笑）」

譜久村「そんなぁ〜」

道重「でもさ　あの時鞘師が暴走しなくてほんと良かった
　　　聞いててヒヤヒヤして　
　　　死んだフリしながらお願い殺さないで〜って祈ってた
　　　あの時は心臓バクバクであの時触れられてたら
　　　死んだフリがバレてたかも」

鞘師「亜佑美ちゃんの一言のおかげです」

石田「え！？私なんか言いましたっけ？」
　　　　
鞘師「殺したことを隠したって意味が無い
　　　確かにそうだなーって思って冷静になれた
　　　亜佑美ちゃんありがとう」

石田「イェア！」

石田は渾身のドヤ顔をした

道重「あとさ　みんなが別荘に戻るとき
　　　雨が当たらないようにさゆみに傘をかけていってくれたじゃない？
　　　本当に嬉しかったの　みんなありがとう」

メンバー達は照れ笑いをした


藤木「もうすぐ譜久村さんが船で迎えに来るわ
　　　みんな荷物をまとめて帰る準備をして」

譜久村「お父さんは・・・この事を知ってたのかな？」

藤木「ええ知ってたわ　ＩＲ法の事を伝えたとき泣いて訴えてた
　　　なんでうちの娘がこんな事しなくちゃならないんだって・・・」

譜久村「お父さん・・・」

藤木「譜久村さんはまだＩＲ法の結果を知らない
　　　きっと今頃不安で胸が張り裂けそうになっていると思うわ」


南の海岸で船の到着を待っているとようやく船が到着した

譜久村の父は娘やメンバー達全員の姿を確認すると
大泣きして船から下りた

譜久村「お父さんっ！！！」

譜久村は父に抱きついた

譜久村父「良かった・・・本当に良かった・・・
　　　　　みんなも無事で・・・」

佐藤「優樹の家族はＩＲ法のこと知ってるのかな？」

藤木「メンバーの家族にはみんな伝えてあるわ
　　　今頃きっと不安でいるでしょう」

佐藤「じゃあ早く帰って会いに行かないと！」



メンバー達は全員無事にこの島を離れることが出来た

助かるためにメンバーを殺すくらいなら
みんなで死にたい

その思いが結果的に全員が生きて帰れるという結果になった

固い絆で結ばれたメンバー達がいる
それこそがモーニング娘。
それはメンバーが入れ替わっても変わることは無い

先輩達から受け継いだ看板を全員で掲げ続ける
固く強い絆がなければ
モーニング娘。を長く存続させることはできない

つんくは分かっていたのかもしれない
メンバー達は明日死ぬことになってもメンバーを殺したりはしないと・・・
自分が助かるためにメンバーを殺したりしないという事を・・・
そうでなければノルマを達成したら全員殺してもいい
そんな提案は出来るはずがない
きっと最後までメンバー達は固い絆で結ばれていて
みんなで死を選ぶということが分かっていた

つんくがＩＲ委員会に出した提案はそんな思惑があったに違いない

そしてメンバー達はそんなつんくの願いに見事に応えたのだった

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＥＮＤ

おつでした！
楽しかった！

乙です！ちょっとうるっとした
成る程それでノルマ達成したのに全滅だったんだ成る程…すごく練り込まれてる
検討違いな推理してたわ

ENDというよりHAPPY ENDだね、殺し合いをせずに全員で死ぬことを選ぶって難しいよな

同じく全然見当違いな推理してた・・・恥ずかしｗ
見事なハッピーエンドえがったぁ

乙であります！実は６期の愛に包まれてたとか泣かせやがって・・・
つんくさん美味しいとこ持ってくなぁｗ

うるわしくも残酷なお話を毎回堪能してます
鞘師のこの利口バカな感じはよほど好きじゃないとなかなか書けないよ

利口バカｗｗｗ
でも後半同意だわ
メンバーたちにかなりの愛情がないと書けないと思う

やっぱりこういうハッピーエンドだったかー！
楽しかったおつです。

作者さんの博多弁が徐々に上手くなってきてる

肝心なところで関西弁になってズコーw

罠の打ち合わせをキャッキャッ言いながらしているさゆれなの姿が目に浮かぶｗ

関東人なんで博多弁と関西弁がごっちゃになっててスマンw
でも最初の頃よりはマシにはなってるでしょ？w

>>167
たしかにマシになってるかも！？
まぁ俺も関東人だからよく分からんがｗ

从*･ ｡.･)＜あげ

関西人で福岡出身の友人がいる俺からのアドバイス
「〜してない」を福岡の友人は「〜しとらん」と言ってた気がする
まあ自信ないし別に関西弁で良いんだけどなw

福岡人で最初から見てますが、博多弁が凄くスムーズになってきてると感じます
普段の口調はもうほとんど違和感なく読めます！
激昂した時の口調は関西弁だな、とは感じますがw
さすがに「せや」や「あらへん」を使っている福岡人は見たことないですw
「せや」の代わりに「それやん」を、「あらへん」は普通に「そんなことないよ」といった感じでしょうか
とはいえ、狼でよく見るれいなも厳密には博多弁ではなくれいな語みたいなものなので、
あまり細かく考えなくても良いと思います

保

夜がきた

希望の夜だ

絶望の夜かもよ…んふふ

方言のアドバイスありがたいです！
「せやろ？」とかれいなが使ってた気がしたので博多弁かと思ってたら違うんですね

第２話を考え中ですが少々時間をください

気長に待っとるよ作者さん

ﾉﾘ*´3´ﾘ

从*・ ｡.・）人(‘∀´*c川

作品中の生田がカッコ良くて痺れる

おは

昼あげ

おやつの時間

川* ^_〉^)

しかしあり得ない法律だなw

田上を殺したの誰？

死んでないよ

ほ

２話の構成できたんで書き始めます
今日は休みなんで一気に書くつもりです・・・ストーリーに問題が無ければですが
今回はあの人の一人称視点のみで最後までいくつもりです

楽しみにしつつ寝る

期待して待ってます

>>187
二つ目のバッドエンドは死んだフリ？

>>192
死んだふりですよ
管理棟から怪しまれてメンバーが向かって来るのが分かって死んだふりしたんです

雷ゴロゴロ

まったり待機

じっとり保全

しっぽり保全

海の真ん中にポツンと浮かぶ小島
その小島に私　石田亜佑美とモーニング娘。のメンバー
そしてＯＧの道重さんを乗せた船が到着しました

譜久村「お父さん遠くまでごめんなさい」

譜久村父「いやいいんだよ　それよりもせっかくの休みだ
　　　　　思う存分楽しみなさい」

譜久村「ありがとうおとうさん」

メンバーとのプライベート旅行はもう３回目
譜久村さんのお父さんは今回も私達を送って下さいました

今回は１泊２日の予定でこの島にある別荘にやって来たんですけど
譜久村家はどれだけ別荘を持っているんだろう
別荘だけじゃなくバスや船まで持っているなんて
石田家では考えられないです・・・

東西　南北共に１ｋｍほどのこの島は譜久村家所有の島で
島はほとんどが森になっていて中央に大きな別荘があるみたい
島の外周は全て崖で海岸などは無く
船は比較的崖が低くなっている南側に付けられた

この島には当然定期船などは往来してなくて
自家用船での移動でしかこの島に来ることは出来ないんです

譜久村父「じゃあ明日にまた迎えに来るから」

そう言うと譜久村さんのお父さんが乗る船はこの島を離れました

今回は藤木美樹さんというマネージャーさんが一緒に付いて来ました

この藤木さんはマネージャーさんの中でも一番厳しいマネージャーさんで
メンバー達もこの藤木さんを苦手としている
先月まで居た小石川さんというマネージャーさんと入れ替わりで藤木さんが入ってきたんですけど
道重さんはこの藤木さんを知ってはいたけど話したことは無いらしく
道重さんも私と同じ人見知りらしいので
船の中でもあまり会話はしていなかったみたいです

藤木「じゃあここからちょっと歩くわよ」

佐藤「歩くんですかぁ〜」

「シーッ！　文句言うと怒られるよ」

私はまーちゃんの耳元で小声で囁いた
せっかくの旅行なのに藤木さんに小言言われたら台無しだよ・・・

譜久村さんが雨が多い所だから雨具は持って行った方がいいよと言われていたので
折り畳みの傘を準備していた
やっぱり天気はあいにくの雨でみんなの可愛らしいお洒落な傘が次々と開いた
私の傘・・・変じゃないかな・・・
センスが無いと言われている私は傘を開くのが少し恥ずかしかった
だって傘なんてそんな可愛いの買って無いもん・・・

見たことも無いような珍しい木々が森の中にはたくさんあった
まるで熱帯雨林のアマゾンに来ているみたいで私は少しワクワクした

しばらく歩くと森の前方にログハウス風の大きな建物が見えてきた
外観は総板張りの２階建て
少し古ぼけてはいるけど　テレビとかでよく見る別荘
別荘と言えばこれ　そんな建物だった

私達は期待に胸をを膨らませて別荘のドアを開けた

ドアを開けると奥から金髪で気の強そうな女性が現れた
サングラスをかけてキャップを被り
この場所に似つかわしくない格好の女性だった

田上「やっと来たっちゃね！待っとったんよ！」

え・・・田中さん？
今は卒業してしまった先輩の田中れいなさん
キャップとサングラスで顔は隠れているけど
声　雰囲気　田中さんにそっくりだった

譜久村「あっ！田上さん！お久しぶりです！」

田上「お嬢様お元気そうで」

譜久村「みんな紹介するね　譜久村家で働いている田上さん
　　　　見た目はちょっと怖いけどとても良い人です」

田上「よろ〜」

譜久村さんの紹介を受けると手を振って私達に挨拶した
田中さんが譜久村さんにお嬢様って言ってるみたいで
私は心の中で笑っていた

譜久村さんいいなぁ・・・私も田中さんに言われてみたい
田中さんもいいけど道重さんにお嬢様なんて言われたら
私どうなっちゃうんだろう・・・
想像しただけでも失神しそう・・・

道重「よろしくお願いしますね田上さん」

田上「きゃー！さゆぅ〜会いたかったぁ〜
　　　テレビでいっつも見とるとよ！」

道重さんは苦笑いしながら田上を握手をした
きっと道重さんも変な感じなんだろうなぁ

　Ａ　佐藤「何かたなさたんみたい」
　Ｂ　佐藤「たなさたあああああん！！！」　　　←

突然まーちゃんはそう叫ぶと田上さんに抱きついた

田上「え！？なんですか！？私は譜久村家にお仕えする田上です！」

佐藤「うそだぁ〜！これ取って！」

まーちゃんは勝手に田上さんのサングラスを外した

飯窪「ちょっとまーちゃん！失礼だよ！」

田上「やめて！やめてーな！」

まーちゃんは嫌がる田上さんから強引にサングラスを取った

『田中さんっ！！！！！』

紛れも無く田中さんだった

佐藤「ほらやっぱり！まさの目は誤魔化せませんよ！」

田中「はぁ・・・もうバレてしまったん」

道重「れーな！？本当にれーななの！？」

田中「チャオ！」

田中さんは可愛く手を振った

鞘師「どうして田中さんがここに！？」

田中「みんなで旅行なんて楽しそうやから来たっちゃ
　　　田上さんに入れ替わってもらったと」

譜久村「田上さんに？お知り合いだったんですか？」

田中「れーなにすっごい似とるっていうのは噂で聞いたことあったんよ
　　　確かフクちゃんが言っとったんやで？
　　　それであるルートで連絡を取ってもらってこういう事になったとよ」

譜久村「あるルート・・・」

田中「そこはあまり追及せんといて」

譜久村「は・・・はい・・・」

工藤「田中さんも一緒にここで泊まれるんですか？」

田中「迷惑かいな？」

工藤「いえ全然！嬉しいですっ！！！」

佐藤「たなさたんも一緒！！！」

みんなの興奮は最高潮でした
もちろん私も田中さんとこうしてお泊り出来るなんて凄く嬉しい

藤木「事務所の許可は得てるの？」

この盛り上がりに水を差すような一言を藤木さんが言った

田中「だってオフやもん　れーなの勝手やろ？
　　　ってかあんた誰？」

田中さんは藤木さんの事知らないんだ・・・

藤木「マネージャーの藤木です」

田中「これプライベートやろ？
　　　なんでマネがおるん？」

藤木「子供ばかりですから　保護者代わりとして来ました」

田中「ふ〜ん」

飯窪「藤木さん　田中さんも一緒にここに泊まっていいですよね？」

藤木「構わないけど」

田中「帰れと言われても船が無いから帰れんけんね」

譜久村さんのお父さんが迎えにくるのは明日の昼
それまではこの島からは離れられない
つまり田中さんはこの別荘に泊まるしかない

田中「とりあえず中入りーよ」

私たちはずっと玄関で話しこんだままだったので
田中さんの案内でリビングに通された

道重「れーないつからここにいたの？」

田中「昨日からいたとよ」

道重「そうなんだ！？」

田中「一人で寂しかったっちゃ・・・」

佐藤「まさが来たからもう寂しくないですね！」

田中「そ・・・そうやね」

まーちゃんはずっと田中さんにベッタリだった


その後　私達は２階に上がり部屋割りを決め
今回は譜久村さんと同じ部屋になりました
あゆみずきですね

　　　藤木　　　佐藤工藤　鞘師小田　
階段　　　　　　　　　　　　　　　　　収納
　　道重飯窪　譜久石田　生田鈴木

田中さんは私達が来たら管理棟の寝室で寝ることにしていたらしく
まーちゃんは一緒がいいとダダをこねていたけど
長時間の説得でようやく納得してくれた

確かにベッドの空きが足りないし
唯一藤木さんの部屋のベッドが一つ空いてはいるけど
あまりよく知らない藤木さんと同室っていうのは
田中さんも嫌なんだろうなぁって見てて思った

でも寝る時間まではまだまだあるし
それまでは田中さんも別荘で一緒に過ごしてくれるみたいです

管理棟はこの別荘から歩いてすぐで
この別荘とは専用の電話で繋がっている
受話器を取るだけで管理棟に繋がるようになっていて
カラオケボックスと同じような感じですね

それとこの島は携帯電話の電波が届かないらしく
電話線も引いてないとのことで
外部との連絡は取れないみたいです

唯一管理棟に無線機があるみたいなんですけど
誰も無線機など使ったことが無く
使い方はよく分からないようでした

そこだけはちょっと不満でしたけど
それ以外はとてもすばらしい所です


その後はみんなでとても楽しい時間を過ごしました

他愛もない事で大はしゃぎしたり
写真もたくさん撮りました
この島ではブログは更新出来ないけど
帰ったらたくさん写真乗せようと思ってます

そしてなんと田中さんが夕食を作って下さいました
私も少しお手伝いしたんですけど
以前まだ田中さんがモーニング娘。居た頃
ＤＶＤマガジンの撮影で田中さんが料理をしたんです

見かけによらず・・・と言ったら失礼ですが
田中さんは料理がとても上手なんです
もう田中さんの料理を頂けるなんて事無いだろうなぁって思っていたので
まさか今回また田中さんの料理を頂けて
とても嬉しかったです

でも後片付けは嫌いみたいで
私と小田ちゃんのあまり仲良くは無い設定コンビでやりました
あくまでも設定ですからね！
この二人でお皿洗いをしてる写真も撮ったので帰ったらブログに乗せますね

その後もリビングでテレビを見たり
順番にシャワーを浴びたり
ヘッドフォンで音楽を聴いたり・・・生田さんですが
部屋で何かをしたり・・・いみぶか　　　←

私はリビングでテレビを見てました

他にリビングのソファに座っているのは
譜久村さん鞘師さん鈴木さんにはるなん
道重さんはシャワーを浴びているみたいで
その他の人たちはみんな２階にいるみたいです

２２時〜

道重さんはシャワーから出ると部屋に戻りました
お風呂上りの道重さん・・・とても素敵でした

２階から田中さんとまーちゃんが階段を下りて来た
田中さんはお洒落な大きい手提げバッグを持っていました
私には似合いそうも無いお洒落なバッグ・・・
管理棟に戻るのかな？

田中「じゃあれーなはあっちに戻るけんね」

あっちとは管理棟の事だと思います

鞘師「もう行っちゃうんですか？」

飯窪「寝るにしてはまだ早くないです？」

「もうちょっとゆっくりして行ってくださいよ」

田中「久々に佐藤の相手してたら疲れたんかな
　　　眠くなってしもたんよ」

まーちゃんの相手をしていると疲れるのはよ〜〜〜〜〜く分かります
私の場合すぐ言い争いになってまーちゃんの方から離れて行くんですが・・・

それにしてもまーちゃんがおとなしい
いつもならまだ帰らないで〜ってダダこねるのに
２階で田中さんが説得したのかな？

田中「じゃあ戻って寝るけんね！おやすみ〜」

佐藤「ばいばいたなさたん・・・」

まーちゃんは沈んだ声で言った
やっぱり説得させられたのかな　かなり凹んでる

田中さんは手を振りながら玄関を出て行きました

まーちゃんはそのままソファに座って私達とテレビを見ていた


２３時〜

見ていた２時間番組も終わり　見ていた番組の話しで盛り上がった

番組が終わるとすぐに鞘師さんがシャワーを浴びに行きました

鞘師さんがシャワーに行ってしばらくすると・・・


鞘師「ねぇだれか！」


バスルームから鞘師さんの声がしました
ちょっと不安気な声のような気もしました

譜久村「どうしたの？」

譜久村さんがソファから立ち上がってバスルームに向かいました
しばらく話した後譜久村さんは戻ってきました

譜久村「なんか外で音がしたんだって」

「音ですか？」

佐藤「覗きじゃないの！？」

飯窪「この島には私達しかいないよ」

ひょっとして・・・道重さん・・・いや何でもない

鈴木「音ってどんな？」

譜久村「何かが落ちてきたような音だって」

「そんな音聞こえました？」

鈴木「全然聞こえなかったけど・・・」

外は雨が強くなってきたようで雨の音もしている
それにテレビの音やエアコンの音にかき消されたのかもしれない

譜久村「ちょっと外見て欲しいんだって」

佐藤「お風呂の窓から見れないんですか？」

譜久村「怖いから嫌だって・・・」

飯窪「じゃあキッチンの窓から見てみましょうか」

キッチンの北側の窓から左側を見ればバスルームの外が見える

譜久村「そうだね　ちょっと見てみる」

譜久村さんはキッチンに向かった
みんなもそれに続いてキッチンに向かった

譜久村さんはキッチンの窓を開けて外を覗き込んだ


譜久村「きゃあああ！！！」


譜久村さんは悲鳴を上げるとすぐに顔を引っ込め
私達の方を見て口を押さえて驚いている

飯窪「どうしたんですか！？」

譜久村「藤木さんが・・・」

鈴木「えぇ！？」

私と鈴木さんとはるなんは窓から外を覗いた
窓から覗くのは３人で精一杯だった

そこには藤木さんがうつ伏せで倒れていた・・・
頭を建物側　足を建物の反対側に向ける格好だった

飯窪「大変！！！」

私達は急いで外に出て玄関からぐるっと回って藤木さんが倒れている場所に行った

飯窪「藤木さん！藤木さん！！！」

はるなんが藤木さんの体を揺する
でもまったく反応が無かった

飯窪「きゃっ！」

藤木さんの後頭部を触ったはるなんの手に血が付いていた

譜久村「頭から血が・・・」

「もしかして・・・死んでるの？」


『きゃああああ！！！』

藤木さんが死んでいると分かると私達はまた悲鳴を上げた

藤木さんのすぐ目の前にあるバスルームの窓が少し開き
そこから鞘師さんが顔を覗かせた

鞘師「何・・・何だったの・・・？」

鈴木「藤木さんが・・・」

鞘師「藤木さん？」

飯窪「死んでます・・・」

鞘師「えぇ！？」

鞘師さんは裸のまま顔を出して外を覗いた
でも顔だけで体は見えてませんよ！

佐藤「ここから落ちたいみたい！」

突然真上からまーちゃんの声がした

上を見て　さしている傘を少しずらすと
藤木さんの部屋の窓からまーちゃんが顔を出していた
雨が強く見上げている顔に雨粒が落ちて見難かった

「藤木さんの部屋はどんな状況？」

私は２階のまーちゃんに声が届くように大き目の声で言った

佐藤「特に何もないよ！変わったところは何も無い！」


工藤「どうしたの？」

２階の２つ隣の窓からどぅーと小田ちゃんが顔を出した
私達の声が聞こえたのかな？
そこは確か鞘師さんと小田ちゃんの部屋
どぅーがその部屋にお邪魔してるみたい

２階から見ると私達の傘のせいで藤木さんの姿は見えないのかな

「藤木さんが・・・死んでるの・・・」

小田「えぇ！？藤木さんが！？」

工藤「死んでるってどういう事よ！」

二人は驚きを隠せないようだった

佐藤「ここから落ちたみたい！」

どぅーと小田ちゃんは同じ２階で顔を出しているまーちゃんを見た

工藤「そこって藤木さんの部屋だっけ？」

佐藤「そう！」

小田「過って落ちちゃったんですか・・・？」

譜久村「分からないの・・・」


道重「みんなどうしたの？」

開けっ放しだったキッチンの窓から道重さんが顔を出した

鈴木「藤木さんが上から落ちたみたいで」

道重「えぇ！？」

道重さんは窓から顔を出して上を見ようとしたけど
雨が凄くてまともに上を見れなかった

佐藤「ここです！」

２階の窓からまーちゃんが道重さんに場所を知らせる

道重「それで藤木さんは大丈夫なの？」

私達は首を振った

道重「うそでしょ！？２階から落ちただけで！？」

確かに道重さんの言うとおり落ちて死ぬほどの高さではなかった
しかも地面は土　コンクリートとかだったら打ち所が悪ければってなるけど
柔らかい土に２階から落ちただけで死ぬとは思えなかった

飯窪「道重さん・・・どうしましょう・・・」

道重「電話が使えないんじゃどうにもならならないね・・・」

工藤「田中さんが管理棟に無線があるって言ってましたけど！」

２階からどぅーが大きな声で言った

道重「でも無線なんか誰も使えないよね？」

「田中さんにも言ったほうがいいんですかね？」

道重「れーなじゃどうしようもないと思うけど・・・
　　　一応連絡してみようか」

道重さんは管理棟へ直通電話をかけにリビングの方へ向かった


数分後田中さんはすぐに来てくれました

田中「どないしたん！？」

田中さんは外ではなく別荘の中に行ったようで
キッチンの窓から道重さんと一緒に顔を出した

倒れている藤木さんを見て表情が固まった

道重「２階から落ちたんだって・・・」

そう言って２階を見るといつの間にかまーちゃんの姿は無かった

佐藤「たなさたん・・・」

と思ったらキッチンの窓から声が聞こえてきて
田中さんにそっと抱きついたようだった

鈴木「ねぇ　そういえば衣梨ちゃんは？」

言われて気付いた・・・
生田さんだけ姿が見えない・・・

譜久村「あ・・・そういえば・・・」

工藤「下に居ないんですか！？」

「下には降りてきてないよ！」

小田「向かいの部屋なんでちょっと見てきます！」

２階のどぅーと小田ちゃんは窓から顔を引っ込め
向かいにある生田さんの部屋に向かった

道重「みんなも中に入ったほうがいいんじゃない？
　　　雨も凄いし」

私達は玄関に回って再びリビングに戻った
それと同時にどぅーと小田ちゃんが生田さんを連れて降りて来た
鞘師さんもバスルームから出て服を着てからリビングに来た

生田「藤木さんが死んでるってマジなん！？」

譜久村「うん　２階から落ちたみたいで」

生田「うそやん　ヘッドフォンで音楽聴いてて全然気付かんかった」

みんなが藤木さんの事で大騒ぎしている間
生田さんはきっと音楽聞きながら顔を前後に動かして
リズム取ってたんだろうなぁと勝手に想像してしまった・・・

飯窪「それで・・・どうします？
　　　このまま明日の昼まで待つしかないんでしょうか・・・」

道重「連絡が取れないんじゃそれしかないよね・・・」

そぐそこに藤木さんが死んでいる
でも私達は何をすることも出来なかった
ただ時間が過ぎるのを待つ
なんて無力なんだろうって思った

田中「間違って落ちてしまったっちゃね・・・」

工藤「なんでまたあの窓から・・・」

小田「窓の高さは床から１メートルくらいはある腰高窓ですよ
　　　なんでその窓から落ちたんでしょう」

田中「何かを取ろうとして身を乗り出して落ちたんちゃうやろか」

道重「何かって・・・何？」

佐藤「例えば書類とかが風で外に飛ばされちゃって
　　　それを取ろうとして落ちたとか・・・」

「うーん　でも書類が飛ぶほど風は吹いてないよ？」

外の雨は凄いけど今も風は吹いていなかった

小田「それにこの雨で窓開けないと思いますよ」

田中「じゃあ何で落ちたん？
　　　なにか訳があって窓開けたわけやろ？」

道重「そうだよね　じゃないと落ちるわけないし」

私は何かが引っ掛かった
それは藤木さんがうつ伏せで倒れていたこと

庭やベランダに出る掃き出し窓から落ちたならうつ伏せでも分かるんだけど
あの窓は腰高窓　何かを取ろうとして身を乗り出して落ちた場合どうなるか・・・

落ちる瞬間に頭は下になり足は上に持ち上げられて体が縦回転するよね？
そうすると２階ぐらいから地面に落ちたときはさらに足が外側に回転して
頭は建物側だけど仰向けになると思わない？

でも藤木さんはうつ伏せだった・・・

腰高窓でも窓枠に乗っかって外に飛び出したって言うならうつ伏せでもいいのか・・・
でもそれだと頭が建物側っておかしいよね？

私は実際に落ちるシミュレーションを体でやってみた

「こう・・・こうか・・・こうなって・・・回って・・・ドン」

私が突然変な動きを始めたのでみんな不思議そうに私を見てる

飯窪「あゆみん？何してるの・・・？」

「いや・・・ちょっと落ちた向きとかが気になって」

工藤「向き？」

私はみんなに説明した

するとみんな一斉に落ちるシミュレーションを始め
怪しい動きをする人達の集まりみたいになっていた

鞘師「そっか・・・ってことはさ
　　　うつ伏せで頭を建物側にして倒れるには・・・」

「後ろ向きで倒れるように落ちないといけないんです
　後ろにジャンプでもダメです
　それだと頭が建物の外側を向いてしまいます」

生田「後ろ向きって事は何かを取ろうとして落ちたって事は無いやん」

鈴木「そっか　じゃあなんで落ちたんだろう」

田中「この下の部分・・・」

飯窪「窓枠ですか？」

田中「そう窓枠　そこに座っててバランスを崩したんちゃう？」

道重「窓を開けて？」

工藤「窓を開けて窓枠に座ってたら背中びしょ濡れになっちゃいますよ？」

4\

佐藤「窓に寄り掛かってたら窓が開いちゃったとか？」

「寄り掛かってたら開かないんじゃない？」

譜久村「それに窓開けないと窓枠には座れないんじゃない？」

鞘師「やっぱり窓を開けて後ろ向きで窓枠に座った
　　　それは確定だよね？
　　　そうじゃないとあの状況にはならないんだし」

道重「そうだね　じゃあなんで藤木さんはそんな事をしたのか・・・だよね」

そんな事をする理由・・・なんだろう・・・
窓を開ける理由・・・換気がしたかった？
そういえば藤木さんは煙草吸うんだよね
だから窓を開けたんじゃない？
窓枠に座って煙草を吸ってたらバランスを崩して・・・

「ねぇまーちゃん　窓の近くに煙草落ちてなかった？」

佐藤「煙草？」

道重「煙草がなにか関係あるの？」

「藤木さん煙草吸うじゃないですか　だから換気のために窓開けたのかなって」

佐藤「煙草・・・わかんない」

田中「れーなちょっと見てくるけん」

佐藤「まさも行く！」

二人は藤木さんの部屋に向かった

飯窪「でももし換気のためだったとしても
　　　雨降ってるのに窓枠に座るっていうのは考えにくいよね」

工藤「それだよなぁ・・・その理由が分からない」


数分してから二人は戻ってきた

佐藤「煙草あったよ！ほら！」

まーちゃんは煙草を指で摘まみながら見せた

田中「無いな〜思っとったらベッドの下にあったとよ
　　　落ちるときに投げてしまって転がったっちゃね」

私はその煙草を見たときに少し違和感を感じた

道重「やっぱりそうだったんだ！　石田すごいね！
　　　キレキレなのはダンスだけじゃなかったんだね！」

私は道重さんに褒められた嬉しさで違和感などどこかへ飛んでしまった

工藤「でも煙草は分かったけど窓枠に座る理由が・・・」

鞘師「理由は分からないけど座ってたことは確かなんだしいいんじゃない？」

小田「それで落ちてしまって頭を打ってしまった事故という事ですかね」

道重「よっぽど打ち所が悪かったのかな・・・
　　　２階から土に落ちても怪我くらいで済みそうなんだけど・・・」

田中「運が悪かったっちゃね・・・」

・・・あれ？
また私はおかしなことに気付いた
頭を打ったのにうつ伏せ？
なんでだろう・・・

「はるなん　手に藤木さんの血が付いたのって
　後頭部を触ったときだよね？」

飯窪「うん　そうだよ」

やっぱりおかしいよ・・・

鞘師「それがどうかしたの？」

「うつ伏せで地面に落ちてなんで後頭部を打つんですかね？」

工藤「そっか！おかしいよ！」

譜久村「じゃあどういうことなの！？」

鈴木「落ちてバウンドしてひっくり返ったとか？」

小田「さすがにそれは・・・」

鈴木「だよね・・・」

道重「ってことはさ　頭を打ってから落ちたって事？」

生田「頭をどこかに打って痛くてもがいて
　　　窓を開けて窓枠に座って後ろへ倒れた・・・
　　　ん〜ようわからんっちゃ・・・」

飯窪「よく分からないですね・・・」

田中「それだと煙草はどうなるん？
　　　ベッドの下に落ちとったんよ？」

生田「どこかに頭を打って煙草を放り投げてしまったんちゃいます？」

鈴木「でもさ　血があそこまで出るほど頭を打つって相当だよ？
　　　何にぶつけたらそうなるの？」

譜久村「もう何が何だか分からないよ・・・」

道重「ほんとだね・・・」


もしも・・・もしもだよ
何か鈍器のようなもので殴られたとして
それで窓から落とされたとしたら・・・
窓際で部屋の中を向いた状態で足を持ち上げられるように頭から落とされたら
回転してうつ伏せで地面に落ちるようになるよね

でも・・・それだとメンバーの誰かが犯人って事になっちゃう
そんなこと有り得るわけないよね・・・

でもそうじゃないと藤木さんのあの状況は説明できない
だとしたらこの島には他に誰かが居て　その人が犯人・・・

・・・でもあの時私達は１階に居たから誰も来てない事は分かってるし
って事はやっぱりあの時２階に居た誰かって事になっちゃう・・・

そんな事絶対有り得ないよね・・・

メンバーを疑うなんて事絶対しちゃダメだよ・・・


道重「もう私達じゃ考えても分からないだろうし
　　　明日連絡が取れるようになるまで待ってから警察に任せたほうがいいんじゃない？」

飯窪「そうかもしれませんね　
　　　藤木さんをそのままにしておくってちょっと気が引けますけど
　　　仕方ないですもんね」

田中「不慮の事故ならしょうがないけんね
　　　明日まで待つしかないっちゃね」

そうだよね・・・これは事故なんだよ
なんか変なこと考えちゃったな・・・

工藤「じゃあ部屋に戻りますね」

みんなは次々と部屋に戻り始めた

佐藤「たなさたん・・・行っちゃうんですか・・・？」

田中「うん　あっちに戻るとよ」

まーちゃんは田中さんの腕を掴んで話さなかった

田中「だって寝る所ないやん」

佐藤「まさのベッドがありますよ」

田中「え？一緒に寝ると？」

まーちゃんは頷いた

田中「佐藤と一緒に寝るんかいな」

佐藤「いいじゃないですか今日くらい」

田中「もう・・・はいはい・・・ほら行くよ」

田中さんはまーちゃんと一緒に２階に向かった

その時のまーちゃんの顔が本当に嬉しそうで
見ていた私も何だか嬉しくなっちゃった

まーちゃんは田中さんにも道重さんにも素直に甘えられていいなぁ・・・

そんな二人を見ながら私も部屋に戻った

・・・・・・

私は譜久村さんと同じ部屋でした

ベッドに横になりながら
さっきリビングで話したことと同じ内容の話をまた繰り返してた
もちろん出てくる答えも同じなわけで
よく分からないね・・・という結論になってしまう

本当にただの事故なの？
事故にしては不自然なことが多すぎるよね？

じゃあこれは事故じゃなく事件？
でもそうなるとこの別荘の中に居る誰かが犯人って事に・・・

さっきも考えたことだけどメンバーを疑うなんて出来ない
みんなの前でこんな事言えない
みんなの前では・・・

でも譜久村さんなら聞いてくれるかもしれない・・・

そんな事思ってしまう私はずるい人なのかな？
自分がみんなに嫌な人と思われたくないからって
みんなの前では言わないくせに二人きりになると平気に思ってしまう
こんな自分が大嫌い・・・

譜久村さんに言ったらどう思われるかな・・・
嫌われちゃうかな・・・

譜久村「ねぇ　亜佑美ちゃん・・・」

「な・・・なんですか！？」

そんな事を考えているときに突然名前を呼ばれてドキッとしてしまった

譜久村「怒らないで聞いてくれる？」

「はい・・・」

なんだろう・・・

譜久村「本当に事故なのかな？」

「え！？」

もしかして譜久村さんも同じことを？

譜久村「やっぱりどう考えてもおかしいし　無理があるよ」

「やっぱり・・・そう思います？」

譜久村「亜佑美ちゃんも！？」

同じこと思ってたんだ・・・私だけじゃなかったんだ・・・

「ただ・・・事故じゃないとしたらメンバーを疑ってしまうことに・・・」

譜久村「うん・・・だからなかなか言い出せなくて
　　　　でも亜佑美ちゃんならもしかしたら聞いてくれるかもって思って」

「私も譜久村さんなら聞いてくれるんじゃないかなって思って
　言おうかどうか迷ってたところなんです」

譜久村「よかった・・・聖だけじゃなかったんだ
　　　　こんな事言ってみんなに嫌われたくなくて言い出せなかったの」

「私もです・・・なんか・・・安心しました」

譜久村「聖も安心した
　　　　それでね　もしかしたら誰かに頭を固いもので殴られて
　　　　窓から外に倒されるように落とされたんじゃないかなって」

「そうですね　私もそれを考えてました
　勢い良く外に投げられたらきっと頭は建物と反対側を向くと思うんです
　でも窓枠から足を持ち上げて後頭部から外に落ちるようにすれば
　足を持ち上げた遠心力も働いて回転して
　頭を建物側にしてうつ伏せで落ちると思うんです」

しえん

譜久村「そうそう　それなら藤木さんの状況が説明つくんだよね」

「でもそれを出来るのはあの時２階に居た人だけなんですよ・・・」

譜久村「あの時２階に居たのは道重さんえりぽんくどぅーさくらちゃん」

「どぅーと小田ちゃんは小田ちゃんの部屋で二人で居たみたいですね」

譜久村「えりぽんは自分の部屋でヘッドフォンを付けて音楽を聴いていた
　　　　だから騒ぎに気付かず最後まで姿を見せなかった」

「道重さんは確認は取れてないけどきっと自分の部屋に居たんだと思う」

譜久村「田中さんと優樹ちゃんも始めは２階に居たけど
　　　　田中さんが管理棟に戻るとき
　　　　優樹ちゃんは１階に降りてきてそのままずっとリビングに居た」

「藤木さんが２階から落ちたのはその後だから
　田中さんとまーちゃんには出来ないですね」

譜久村「４人のうち誰かが・・・ってことなのかな？」

「もし事故じゃないとなるとそうなりますよね
　考えたくは無いですけど・・・」

譜久村「ねぇ亜佑美ちゃん　藤木さんの部屋をちょっと調べてみない？」

「部屋をですか？」

譜久村「なにか手がかりがあるかも知れないし」

「・・・そうですね　行ってみましょうか」

私と譜久村さんは他のメンバーに気付かれないように静かに廊下に出て
藤木さんの部屋に向かった


藤木さんの部屋の窓は閉まっていた
さっきまーちゃんが閉めたんだと思う

部屋の両側にベッドが縦に並んでいて
その間に腰高窓がある
窓の真下にはナイトテーブルがあった
ナイトテーブルは３段の収納がついていて
天板の上にはスタンドライトが置いてある

「そっか　このナイトテーブルに乗れば簡単に窓枠に乗れるんですね」

譜久村「うん　窓枠に座るってちょっときついなって思ったけど
　　　　ナイトテーブルがあれば出来そうだね」

「事故だったとして頭をぶつけて怪我しそうなものってありますかね？」

譜久村「うーん　これなんかどう？」

譜久村さんが指差したのはベッドの支柱だった
ベッドは四隅に脚があって支えているわけだけど
普通その脚はベッドの下から床にかけて柱になっている
でもこのベッドは脚が上まで伸びていてそれが飾りになっている

つまりベッドの四隅に４本の柱が立っているってこと

この柱の高さは１メートル弱くらいで
四角柱になっている
確かにこの角に頭を思い切りぶつければ危ないかもしれない

でもこの柱に頭をぶつけるってどんな状況だろう
脚を滑らせて後ろに転べば後頭部をぶつける事になるけど
死ぬほどの怪我をしているのにそれからナイトテーブルを登って
部屋内を向いて窓枠に座り後ろに倒れる

・・・何のためにそんな事をするのか分からない

「確かにぶつけたらやばそうですけど・・・」

譜久村「あとはそんなにぶつけて危ない物はないよ」

部屋の中には他に鏡台やクローゼットがある
クローゼットの中も見てみたけど特に何も見当たらなかった


譜久村「亜佑美ちゃん・・・」

「なんですか？」

譜久村「こっちのベッド　シーツが無くなってる・・・」

「本当ですね・・・」


ガチャ


突然部屋のドアが開いた

ドアの向こうには鞘師さんと小田ちゃんがいた

私達も驚いたけど向こうの二人も驚いたようだった

鞘師「なにやってるの？」

鞘師さんは他の人たちに聞こえないように小声で言った

二人は中に入りドアを閉めた

譜久村「なにか手がかりが無いかなって思って」

小田「同じですね　私と鞘師さんもそう思ってこの部屋を調べにきました」

鞘師「何ていうか・・・ただの事故とは思えないというか・・・」

「やっぱりそう思いますか　事故にしては不自然な点が多いですもんね」

鞘師「そうなんだよね　でも事故じゃないとなると誰かが犯人なわけで」

譜久村「言い難かったんでしょ？私と亜佑美ちゃんもそうだったの」

小田「そうでしたか　みんなの前じゃなかなか言えなかったんですけど
　　　鞘師さんと二人になったら聞いてくれるかなって思って・・・」

やっぱり・・・みんなそうなんだね・・・
私だけがそんな事考えてるって思っちゃってた

でも待って　小田ちゃんって・・・
２階に居た４人の中の一人だよ？
でも鞘師さんとこうやってこの部屋に来るって事は
犯人では無いってことなのかな？

その逆も考えられるのか・・・
なにか証拠を隠し残してないか確認に来たとも考えられるよね

シーツの件は黙っておいたほうがいいよね

鞘師「それで何か分かったの？」

譜久村「うん　このベッドのシーツが無くなってるの」

譜久村さんっ！！！

小田「シーツが？何ででしょうね」

譜久村「もしかしたらだけど・・・血が付いてたからどこかへ隠したんじゃないかな」

そこまで言っちゃうんですか！？

鞘師「ちょっとそのシーツ探してみない？きっと別荘のどこかにあるはずだよね？」

「この部屋の中には無いみたいですよ　クローゼットの中も見てみました」

小田「じゃあきっとあの時誰も居なかった部屋のどこかに」

譜久村「あの時誰も居なかった部屋は
　　　　優樹ちゃんとくどぅーの部屋
　　　　私と亜佑美ちゃんの部屋　この２部屋だけだよ」

「でも今はまーちゃんとどぅーの部屋には二人と田中さんが居るし
　調べられるのは私達の部屋だけですね」

鞘師「とりあえずその部屋だけでも探してみようよ」


私と譜久村さんの部屋を隅々まで調べたけどシーツは見つからなかった・・・

キリがいいので今日はここまでにします
おつかれいなー！

おｔっつううううううううつうううううううううう

おつん
今回もぐいぐい引き込まれる展開で続き楽しみ

乙です

乙！また明日楽しみに待ってるよ

そろそろハンガーさんが準備運動を始めたかな

迷探偵だーいしかｗ
それとも名探偵あゆみか…どちらにしても作者のだーいし愛に溢れた作品だわ

おは

　　　　　　　　　　＿人人人人人人人人人人人人人人人人人＿
　　　　　　　　　＿＞　　　石田！これを使え！　　　　　　　　　＜＿
　　 　 　 　 　 　 ￣ Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ^Ｙ ￣

　　　　　　　　　 ヽヽ、
　　＼　　 　 　 　 | | |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ＿
　　　 ＼　　　　　 | | |　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　''⌒))
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　　　 ＼　 ＼　　///　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 , -ー- 、
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　　　　　　　///'　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 ﾞ ﾆニニニニニニニニニニﾆ '
　　　　　　　｀｀

ほ

昼

ハンガーｗ

また夜が来る

鞘師「フクちゃんあの部屋はなに？」

鞘師さんは廊下の突き当たりにあるドアを指差した

譜久村「あれは収納庫で色んなものがしまってあるだけの部屋だよ」

「逆にそういう所の方が怪しいんじゃないですか？」

鞘師「確かにそうだよね　見てみようよ」


私達は収納庫の中を探してみた

収納庫の中は物で溢れかえっていた
ペンチやスパナ　モンキーにドライバーなどの工具関係が一番多くて
その他にはスコップとかホウキやチリトリ　
草刈用の鎌などもあってちょっと怖かった
除草剤や殺虫剤　芳香品や洗剤等の日用品なども多かった
停電時用の長いロウソクも数本ある
脚立や踏み台　黒と黄色で編んであるトラロープもあった

でも肝心のシーツは見つからなかった

小田「シーツは無いみたいですね・・・」

鞘師「うん　無いね」

私は足元に雑に置かれているロープが目に付いた
使ってから丸めてそのまま置いたような感じだったので
巻き直そうと思ってロープの先端を持って巻き始めた

譜久村「亜佑美ちゃんいいのに・・・」

「こういうの気になっちゃう人なんで・・・」

そう言いながら巻いていると途中でロープが切れていた
まだ下にはロープが残っている

鞘師「切れてる・・・」

譜久村「あれ？」

私はロープの切れた断面を見た
するとロープの切れた断面は黒く焦げていた

「え？なんで焦げてるんですかね？」

鞘師「焼け焦げてロープが切れたってこと？」

小田「そうみたいですね・・・」

私は下にあるもう片方のロープの断面を探した
やっぱりその断面も焦げていた

「こっちも焦げてますね」

不審に思いながらも再度私はロープを巻き始めた

私達はまた藤木さんの部屋に戻った

鞘師「あとシーツが隠されているとしたら優樹ちゃんとくどぅの部屋」

小田「いえ違いますよ　犯人の部屋も怪しいじゃないですか
　　　メンバーを犯人とかあんまり言いたくないですけど・・・」

鞘師「道重さんとえりぽんは部屋で一人だった
　　　もし犯人だとしたらその部屋にある可能性もあるんだよね」

譜久村「道重さんが犯人だなんて考えられないよ」

「え？生田さんなら考えられるんですか？」

譜久村「そういう意味じゃないよ・・・」

小田「どっちにしろシーツを探すのは無理そうですね」


っていうか・・・小田ちゃんもあの時２階に居たうちの一人なんだよ
信じちゃっていいのかな・・・
譜久村さんも鞘師さんも完全に信用しちゃって色々話しちゃってるけど・・・

でも小田ちゃんが犯人なら一緒にいたどぅーも犯人って事になるわけで・・・

道重さんは譜久村さんの言うとおり考えられないよね・・・
藤木さんを運ぶ力が道重さんにあるとも思えないし

生田さんなら逆に力はあると思うんだけど
ヘッドフォンで音楽を聴いてて最後まで姿を見せないとか
あからさまに怪しいことするのかな？

小田ちゃんが今言った「犯人の部屋も怪しいじゃないですか」って言葉
もし自分が犯人ならこんな事言わないか・・・
犯人なら自分の部屋にありますよって言ってるようなものだもんね

逆にまーちゃんとどぅーの部屋にあるからこそ他の部屋にあるって言ったのかも？

そもそも藤木さんが落ちたときに小田ちゃんとどぅーが一緒に居たって証拠もない
二人はそれぞれの部屋で一人でいて外での騒ぎを聞いて
どぅーが小田ちゃんの部屋に行ったとも考えられるよね

でもそうなると小田ちゃんがまーちゃんとどぅーの部屋にシーツを隠すのは無理

じゃあどぅーの単独犯？

あのどぅーが？

いやいやありえないでしょ・・・
いつも強がってるけど本当に気が小さいんだから

道重さんと生田さんの共犯っていうのはどうなの？

共犯ってことを隠すためにあえて別々に道重さんだけ先に降りて来たとか
生田さんは外で騒いでるのを知ってはいたけど
道重さんと時間をずらすために気付いてないふりをした・・・

有り得なくはないよね・・・


ん？・・・時間をずらす・・・

時間差・・・

時間差！

「そう！時間差！」

急に声を発した私に３人は驚いた

鞘師「え？時間差ってなに？」

「時間差ですよ！藤木さんが死んだ時間と落ちた時間は違うって事です」

譜久村「どういうこと？」

「つまり藤木さんが落ちたときに２階にいなくてもいいって事です」

小田「どうやってそんな事を？」

「ちょっと待って下さい　いまから準備します」

私は収納庫に行って必要なものを揃えた

小田「ロープにロウソク・・・ですか？」

鞘師「これで時間差で藤木さんを落とせるの？」

「はい　見てて下さい
　まず窓枠に座った状態に移動させた藤木さんの身体に
　ロープを巻いて結びます
　藤木さんが落ちたとき窓の左側が開いていました
　なので部屋を上から見た図で言うと右のベッドの左下の柱にロープを結びます
　そして窓枠に座っている藤木さんのお尻を少し外に出します」

小田「ロープで繋がってるから落ちそうな体勢でも落ちないんですね」

「ロープは右のベッドの柱からナイトテーブルの上を通って
　窓の左側にいる藤木さんに通ってます
　そして今ロープはベッドの柱の方が低く　藤木さんの方が高くなってます
　そこでロウソク立てにセットしたロウソクをナイトテーブルの上に置いて
　テーブルごと動かしてロープがロウソクの真ん中辺りを通る場所を探します・・・この辺ですね
　藤木さんは煙草を吸うのでそこにライターが置いてあります
　そのライターでロウソクに火をつけます」

譜久村「それじゃあロウソクの火がロープに当たらないよ？」

「これが時間差なんです　ロウソクの箱に書いてある説明書きを見て下さい
　このロウソクの燃焼時間は約２時間って書いてあります
　つまり半分だと約１時間です
　火を付けて１時間後にロウソクは半分程になってロープの高さに来るんです」

鞘師「そっか！それでロープは焼き切れて藤木さんは下に落ちるってことね！」


「これが時間差トリックです！」

小田「見て下さい！
　　　ロウソクの箱の中に丁度半分くらいまで減ったロウソクが１本あります！」

譜久村「すごい！すごいよ亜佑美ちゃんっ！」

「この時間差を使えば犯行可能な人が増えるの分かりますよね？」

鞘師「もしかして・・・田中さんと優樹ちゃん・・・」

「そうです　はっきりした時間は覚えてませんが２２時ごろ二人は階段を降りてきて
　田中さんは管理棟に行きました
　その約１時間後くらいに藤木さんは２階から落ちたんです」

譜久村「あの二人が・・・信じられないよ」

「私も信じられませんよ・・・でも実際にロープが焼き切れていること
　半分まで減ったロウソクがあることが全てを物語ってるんです」

小田「時間差トリックを使った場合　藤木さんが落ちたときに
　　　みんなの前に居てアリバイを作らないと時間差トリックを使う意味がありません
　　　つまり２階の部屋に居た人達はこのトリックを使った意味が無い」

鞘師「そうなると藤木さんが落ちた丁度１時間前にリビングに降りて来た二人が怪しいって事になる」

譜久村「切れて残ったロープとロウソクはどこに行ったの？」

「最初に藤木さんの部屋に行った人は誰ですか？思い出してみてください」

譜久村「優樹ちゃん・・・」

「みんなが外に出たときにまーちゃんだけはこの部屋に来たんです
　その時にロープとロウソクを回収して収納庫に戻した
　それから窓から顔を出したんです」

小田「そっか　急いでたからロープが雑に収納庫に置かれていたんですね」

「この事をみんなに説明して二人には正直に言ってもらいましょう」

鞘師「そうだね　この状況だしまだみんな寝てはいないと思う
　　　いますぐみんなを集めよう」

私達は手分けしてみんなを呼びこの部屋に集まってもらった

そして私はみんなの前に立った

飯窪「あゆみん何をするの？」

生田「一人コントでもするんかいな」

私は名探偵を気取るためにメガネをかけた

「今からある時間差トリックについて説明したいと思います」

工藤「時間差トリック？」

鈴木「何のこと？」

私は腰に手を当てて人差し指を立てながらトリックの説明をした

・・・・・・

「・・・というわけです」

鞘師「よっ！名探偵だーいし！」

道重「ってことは犯人は・・・」

みんなが一斉に田中さんとまーちゃんを見た

「そうです　この二人が犯人です！」

生田「うそやろ・・・」

道重「本当なの？れーな・・・まーちゃん・・・」

佐藤「違う！絶対違う！おい亜佑美！ふざけんなよっ！」

田中「石田・・・そんなデタラメでれーな達を疑って
　　　タダで済むと思っとるん？」

怖かった・・・田中さんはとても怖い目で私を睨みつけた

「ち・・・違うなら・・・違うって証拠を出しっ・・・てくださいっ！」

声が震えて上手く言えない・・・

佐藤「亜佑美って本当にバカ・・・」

「何でよ！このトリックのどこが間違ってるのか説明してみてよ！」

まーちゃんには強く言えた・・・

佐藤「その方法だと切れたロープの藤木さんに結んである方はどうなる？」

切れたロープの藤木さんの方・・・？

「あ・・・」

鞘師「あ・・・」

譜久村「あ・・・」

小田「あ・・・」


佐藤「藤木さんに結んだロープはそのまま藤木さんと落ちるよね？」

田中「藤木さんを見つけたときロープは身体に結んであったん？」

鈴木「いえ・・・ロープなんて無かったです」

佐藤「どう説明してくれんだよ！このバカ！」

やばい・・・これはやばいです・・・

飯窪「あゆみん・・・謝っちゃいな・・・」

はるなんが小声で言った

私はメガネを外して正座した

「ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ…」

佐藤「はぁ？？？きこえねーよっ！！！」

「ごめんなさいっ！　本当にごめんなさいっ！！！」

私は頭を床につけて何度も謝った

鞘師「ほら・・・ねっ　亜佑美ちゃんも悪気があったわけじゃないんだし・・・」

小田「そ・・・そうですよ　こんなに謝ってるんですから・・・」

道重「れーな・・・そんなに怖い顔してないで　許してあげてよ・・・」

「田中さん！本当にごめんなさいっ！」

田中「まぁ・・・分かってくれればええっちゃけどさ」

そう言うと田中さんは部屋に戻ってしまった

「まーちゃん！本当にごめんねっ！」

佐藤「罰としてまさの家来になれ！」

「うんっ・・・うんっ！　なるからっ！」

佐藤「絶対にまさの言うこと聞くんだぞ！」

「何でも聞くからっ！」

佐藤「じゃあ許してやるよ」

まーちゃんは急に笑顔になって部屋に戻った

佐藤「きゃあああああ！！！亜佑美がまさのけら〜〜〜い！！！」

廊下からまーちゃんの喜びの雄叫びが聞こえた・・・


道重「まーちゃんの家来なんて・・・さゆみなら頭おかしくなりそう・・・」

飯窪「あゆみん・・・ご愁傷様です・・・」

譜久村「気付いてあげれなかった聖達も悪いよね・・・」

鞘師「そうだね・・・亜佑美ちゃん
　　　辛くなったらいつでもおいで　慰めてあげるから」

小田「佐藤さんにはあまりやり過ぎないように
　　　私からも言ってみますから・・・」

工藤「ばっかだねぇ！ハルならすぐに気付いてあげれたのになぁ
　　　まぁこれから頑張って！　今から楽しみ〜」

「なぁに笑ってんだよ！」

工藤「笑ってませ〜〜〜ん」

鈴木「亜佑美ちゃん！何も助けてあげれないけど頑張ってねっ！」

生田「優樹ちゃんの家来は・・・衣梨には無理や・・・」

みんなそれぞれ部屋に戻って行った

私は部屋にポツンと取り残された

これから・・・私はどうなってしまうんだろう・・・

こんな事になるなら余計なことしないで事故って事にしておけばよかった・・・

まーちゃんの家来・・・

まーちゃんの家来・・・

まーちゃんの家来・・・

・・・考えただけでも眩暈がしてきた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＢＡＤＥＮＤ

まさかの展開www

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>>251からの分岐

「はい　見てて下さい

　Ａ　まず窓枠に座った状態に移動させた藤木さんの身体に
　　　ロープを巻いて結びます
　Ｂ　まず部屋を上から見た図で言うと
　　　右のベッドの左下の柱にロープを結びます　　　　　　　　　←


　藤木さんが落ちたとき窓の左側が開いていました
　なので窓枠の左側に部屋内を向いて座った状態に移動させた藤木さんの左脇にロープを通し
　背中を回してから反対の右脇の下を通します
　そのまま反対の左のベッドの右下の柱までロープを伸ばして柱に回します
　そのロープを今度は藤木さんの右腰から後ろに回して左腰から出し
　最初にロープを結んだ右のベッドの左下の柱までロープを引っ張って結びます
　そして窓枠に座っている藤木さんのお尻を少し外に出します」

小田「背中と腰の２箇所をロープで支えているので落ちそうな体勢でも落ちないですね」

「右のベッドから伸びているロープを見て下さい
　ロープは右のベッドの柱からナイトテーブルの上を通って
　窓の左側にいる藤木さんに通ってます
　そして今ロープはベッドの柱の方が低く藤木さんの方が高くなってます
　そこでロウソク立てにセットしたロウソクをナイトテーブルの上に置いて
　テーブルごと動かしてロープがロウソクの真ん中辺りを通る場所を探します
　脇から伸びてる上のロープの方がいいです・・・この辺ですね
　なぜ脇から伸びてるロープの方がいいのかは後で説明します
　藤木さんは煙草を吸うのでそこにライターが置いてあります
　そのライターでロウソクに火をつけます」

譜久村「それじゃあロウソクの火がロープに当たらないよ？」

「これが時間差なんです　ロウソクの箱に書いてある説明書きを見て下さい
　このロウソクの燃焼時間は約２時間って書いてあります
　つまり半分だと約１時間です
　火を付けて１時間後にロウソクは半分程になってロープの高さに来るんです」

鞘師「そっか！それでロープは焼き切れて藤木さんは下に落ちるってことね！」

「これが時間差トリックです！
　なぜ下側の腰から伸びているロープじゃダメなのかというと
　下のロープをロウソクの真ん中に持ってくるようにすると
　上のロープに火が当たり早くロープが切れてしまう恐れがあるからです
　上のロープがロウソクの真ん中に来るようにすれば下のロープは
　火に当たることはありません
　１時間後にロープが切れるようにするにはこれが確実なんです」
　
譜久村「すごい！すごいよ亜佑美ちゃんっ！」

「この時間差を使えば犯行可能な人が増えるの分かりますよね？」

鞘師「もしかして・・・田中さんと優樹ちゃん・・・」

「そうです　はっきりした時間は覚えてませんが２２時ごろ二人は階段を降りてきて
　田中さんは管理棟に行きました
　その約１時間後くらいに藤木さんは２階から落ちたんです」

譜久村「あの二人が・・・信じられないよ」

「私も信じられませんよ・・・でも実際にロープが焼き切れていること
　半分まで減ったロウソクがあることが全てを物語ってるんです」

小田「時間差トリックを使った場合　藤木さんが落ちたときに
　　　みんなの前に居てアリバイを作らないと時間差トリックを使う意味がありません
　　　つまり２階の部屋に居た人達はこのトリックを使った意味が無い」

鞘師「そうなると藤木さんが落ちた丁度１時間前に
　　　リビングに降りて来た二人が怪しいって事になる」

譜久村「切れて残ったロープとロウソクはどこに行ったの？」

「最初に藤木さんの部屋に行った人は誰ですか？思い出してみてください」

譜久村「優樹ちゃん・・・」

「みんなが外に出たときにまーちゃんだけはこの部屋に来たんです
　この結び方なら切れて２つに分かれたロープの両方が部屋に残りますから
　その時にロープとロウソクを回収して収納庫にしまった
　それから窓から顔を出したんです」

小田「そっか　急いでたからロープが雑に収納庫に置かれていたんですね」

「この事をみんなに説明して二人には正直に言ってもらいましょう」

鞘師「そうだね　この状況だしまだみんな寝てはいないと思う
　　　いますぐみんなを集めよう」


私達は手分けしてみんなを呼びこの部屋に集まってもらった

そして私はみんなの前に立った

飯窪「あゆみん何をするの？」

生田「一人コントでもするんかいな」

私は名探偵を気取るためにメガネをかけた

「今からある時間差トリックについて説明したいと思います」

工藤「時間差トリック？」

鈴木「何のこと？」

私は腰に手を当てて人差し指を立てながらトリックの説明をした

・・・・・・

「・・・というわけです」

鞘師「よっ！名探偵だーいし！」

道重「ってことは犯人は・・・」

みんなが一斉に田中さんとまーちゃんを見た

「そうです　この二人が犯人です！」

生田「うそやろ・・・」

道重「本当なの？れーな・・・まーちゃん・・・」

佐藤「違う！絶対違う！おい亜佑美!ふざけんなよっ！」

田中「石田・・・そんなデタラメでれーな達を疑って
　　　タダで済むと思っとるん？」

怖かった・・・田中さんはとても怖い目で私を睨みつけた

「ち・・・違うなら・・・違うって証拠を出っしてくっださいっ！」

声が震えて上手く言えない・・・

佐藤「確かにそれなら時間差で藤木さんを落とせるかもしれないよ？
　　　でもなんでそれがまさとたなさたんなの！？」

「さっきまーちゃんと田中さんでこの部屋に煙草を探しに来たよね？
　そして煙草の吸殻を持ってきた」

田中「それが何なん？」

「もし事故なら換気をしながら窓枠に座っていたらバランスを崩して
　後ろに倒れた拍子に煙草を投げ出して・・・そんな事も考えましたけど」

田中「実際煙草落ちとったやん！ほらそこのベッドの下
　　　床が焦げ付いとるやん！」

確かに田中さんの言うとおりベッドの下には床が焦げ付いた後がある

「問題はそこじゃないんです」

田中「は！？何が言いたいん？」

「田中さんが持ってきた煙草の吸殻　揉み消したように煙草の先が潰れてましたよね？
　外に倒れて思わず投げ出した煙草なら揉み消してあるはずが無いんです」

佐藤「そんなの知らない！だってそこに落ちてたんだもん！」

「ううん　あの時まーちゃんと田中さんが煙草に火をつけて床の上で数分放置したんです
　そして焦げ跡がついたら灰皿で煙草の火を消してその煙草をそのまま持ってきたんです」

佐藤「そんな事する理由・・・」

「理由ならある　それはどうしても事故に見せかけたかったから・・・
　そして他のメンバーに疑いが掛からないように・・・
　そういう意図もあったと思う」

佐藤「・・・」

「それと田中さん　管理棟に戻るときあのバッグには何が入ってたんですか？
　私には到底似合いそうも無いお洒落な手提げバッグでしたけど」

田中「別に　特に何も入っとらんとよ」

「このベッド　シーツがありません
　血が付いたからどこかへ隠したんですよね？
　バッグの中にそのシーツが入ってたんじゃないんですか？」

田中「知らんっちゃ！」

「まーちゃんも田中さんが管理棟に戻るときいつもならすぐダダをこねるのに
　あの時だけは素直に田中さんを見送ってた
　どうしても戻って管理棟にシーツを隠さなければいけない事を分かっていたからだよね？」

佐藤「・・・」

「それと管理棟に戻るときに　もう眠いから戻って寝るって言いましたよね
　でも１時間後に道重さんが電話をかけると田中さんはすぐにやって来ましたよね」

田中「気が変わって起きとっただけやん」

「そしてまーちゃん　みんなで藤木さんの様子を見に外に出たとき
　すぐに２階に行ったよね
　あれはロープとロウソクを回収して収納庫にしまうため
　そうだよね・・・？」

佐藤「・・・」

田中「石田！いい加減適当な事・・・」

佐藤「たなさたんっ！・・・もう無理ですよ」

まーちゃんは田中さんの言葉を遮った

田中「佐藤・・・」

佐藤「だって全部バレてる・・・亜佑美の言うこと全部当たってる」

まーちゃんが犯行を認めた瞬間　みんなの肩から力が抜けるのが分かった

道重「まーちゃん・・・れーなも・・・一体何があったのよ」

田中「ごめん・・・さゆ　こんな事になって・・・」

佐藤「たなさたんは悪くないです！まさを庇ってくれただけなんです！」

田中「あの藤木ってマネ　初対面からあんま気にいらんかったっちゃ
　　　夕食の後に佐藤がこの部屋に呼ばれてれーなも付いて来たんよ
　　　そしたらまだ中学生の佐藤にあんまり酷い事言いよったけんさ
　　　ついカッとなってあのマネのこと突き倒してしまったんよ
　　　そしたらそのベッドの柱の角に頭思い切りぶつけたっちゃ」

「その時にシーツに血が飛び散ったんですね？」

田中「そうっちゃ　だからシーツを畳んでれーなのバッグ入れたんよ」

道重「じゃあ藤木さんが死んだのは事故だったの？」

佐藤「そうなんです！たなさたんはまさを庇ってくれて
　　　でも藤木さんを殺すつもりでやったわけじゃなくて
　　　偶然倒れてそこの柱の角に当たっちゃっただけなんです」

田中「昨日からここに来とった言うたやろ
　　　一人で暇やったけん別荘の中を見て回っとったと
　　　せやけん収納庫にロープとかロウソクあるの分かっとったっちゃ
　　　それで時間差で外に落ちるトリック思いついたんよ」

道重「そこまでする必要あったの？」

田中「今みんな大事なときやろ？
　　　こんな時にこんな事で世間に変なイメージ付けたくないし
　　　どうしても一人で転落死したって見せるしかなかったんよ
　　　だから煙草の事もそうやけど　
　　　嘘付いてでも事故って見せかけようとしたっちゃよ」

鞘師「どうしてすぐに私達に相談してくれなかったんですか・・・」

田中「余計な心配かけたくなったけん　黙っとったんよ」

鞘師「余計なんかじゃないです！
　　　私達だって田中さんや道重さん　先輩が困っているときは力になりたいです！
　　　モーニング娘。は卒業したらもう他人なんですか・・・
　　　そうじゃないですよね？モーニング娘。のメンバーは
　　　卒業しても固い絆で繋がってる　少なくとも私はそう思ってます！
　　　だから田中さんが困ってるときは出来る限りの事をしてあげたい
　　　余計なんかじゃないんです！」

田中「鞘師・・・ありがと
　　　れーな卒業したら他人だなんて思っとらんとよ
　　　じゃなかったら佐藤が怒られてれーながカッとなったりせんけん」

道重「れーなは昔と何も変わってないよ
　　　昔は一匹狼とか言われてていつもツンとしてたけど
　　　でも唯一納得がいかないことで他のメンバーが怒られたりしてると
　　　一緒になって反抗して怒ってくれたり
　　　自分の事じゃないのに自分の事のように怒ってくれたり
　　　そういう所は昔と何も変わってない
　　　でも変わったところもある
　　　昔はこんなに後輩思いじゃなかった」

田中「佐藤がれーなを変えてくれたんよ・・・」

佐藤「まさが・・・？」

田中「こんなに思い切りれーなに甘えてくれる後輩初めてやったけん
　　　次第に心開けるようになってきて
　　　そしたら佐藤以外のみんなもれーなに甘えてきてくれるようになって
　　　好きで一匹狼しとったわけじゃないし
　　　初めからこうしてればよかったなって
　　　そう思わせてくれたのが佐藤なんよ」

佐藤「たなさたん・・・」

田中「だから佐藤のいい所を見ようともしないで
　　　ただ頭ごなしに叱ってるだけのあのマネージャーに腹が立った
　　　そしてみんなの事佐藤と同じように大好きだから
　　　みんなに迷惑かけとうなかったっちゃ・・・ごめん・・・」


まーちゃんは田中さんに抱きついて子供のように泣いた
そんなまーちゃんを見てみんなも泣いていた


「田中さん・・・ごめんなさい・・・
　そんな田中さんの気持ちも考えず私は犯人探しなんてしてしまって・・・」

田中「石田・・・おいで」

田中さんは右手を広げてくれた
私はその腕の中にそっと入った

田中「気にせんでいいとよ　石田は何も悪いことしとらんけん
　　　逆に石田の成長が頼もしく感じたっちゃ」

田中さんは右手で私を左手でまーちゃんを
ずっと慰めてくれました

田中「さっ　これからもモーニング娘。は走り続けなあかんとよ！
　　　れーなもさゆも後ろからずっと見守っとるけん
　　　後ろを振り返らんで真っ直ぐ進みーよ！」

・・・・・・


田中さんは罪を一人で被りました

まーちゃんはしばらく傷心の日々が続いてました

でもある日道重さんに言われたそうです

そんなまーちゃんを見るためにれーなは罪を一人で被ったんじゃないよと・・・

それからです　まーちゃんは今まで以上に天真爛漫になったのは

コンサートの日は必ず　田中さんが見に来ていないときでも

今日もたなさたんが見ててくれてるから・・・と言います

そのうち私もそんな気がしてきて

田中さんや道重さん　ＯＧの先輩達がいつも見ててくれてる

そう思うとなんだかすごく強くなれる気がして

今日も先輩達に褒めてもらえるように精一杯パフォーマンスしようって

後ろを振り返らないでひたすら前だけ見て進もうって思えるようになりました

私もこれから来る後輩達にそう思われるような存在に

なれたらいいなって思います

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＥＮＤ

プロの作家さんならもっとマシなトリック考えれるんだろうけど
この程度が限界でした

だーいし視点にしたのは思慮深い性格と
自分の中でだーいしは心の中での自問自答キャラ？だからです

いやいや十分納得出来るトリックでしたよ〜
それにしてもれいなの氷の心を溶かすまーちゃん改めて凄いよな…これがネタや妄想じゃなく事実ってのがもう・・・涙

やっぱれなまーは最高だな

だーいし感が出ていて大変良かったｗ

れなまーﾊｧ━━━━(*´Д`)━━━━ﾝ!!

BAD ENDが全然BAD ENDじゃなくて笑えたのが最高だったww

殺人トリックの元ネタってあるの？

もっといろんな人に見てもらいたいスレだけど
おかしな奴も来そうなので・・・もどかしい

時間差保全

保全

かまいたちの朝

このトリックコナンでもあったような気がする

コナンでこのトリックやったんですか？
それは知らなかった
じゃあだーいしもこのトリック知ってたんだな！
自分が思い付くようなものはそりゃもうとっくに使われてるよなw

夕方保全

乙です
コナンで覚えたのなら自慢げでもいいかもｗ

でもその場で思いついたトリックなわけだし難しすぎない方がリアリティがあって良かった
今回も楽しかったです

トリックの説明って文章だけだと難しいよね
映像を使わずにきちんと説明するのがいかに難しいか分かった
話の一番重要な部分だからしっかり分かるように伝わらないとダメだしね

次は密室殺人を書くつもりです
トリックも思いついて実際に家でやってみて成功しましたｗ
ただ文章で分かり易くどう伝えるかを模索中です

図で説明して画像upしちゃうとか？

つまり黒幕は茉麻か・・・
真実はいつもひとつ！

画像うｐって方法もあるんだね
あんまり難しいようなら読んでる人もその方が分かり易いか

実際に家でｗｗｗ
これは期待大！

ストーリはまだ全然考えてないので少々お待ちを

思い返してみたら工藤だけまだ誰も殺してないんだね
だからって次の犯人が工藤というわけではないけどもｗ

実際に実験するとは・・・作者さんの意気込みを感じるｗ

想像するとおかしいｗ
危ないことはしないで下さいｗ

｢○○県○○市のある一室で男性の死体発見
なお死体のそばにあったPCには書きかけの推理小説らしき文章が残されていた｣なんてニュースが流れたらシャレにならんぞｗ

『被害者は1人暮らし。着衣に乱れはなく、刃物のようなもので服の上から刺されたとみられる。死後、数日たっているもよう。部屋は2階建てアパートの2階で、玄関や窓は施錠されていたという。
連絡が取れないことを不審に思った家族から連絡を受けた不動産関係者が合鍵で部屋に入り、見つけた。』

これが世に言う
「例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん　作者密室殺人事件」である

幾ら何でもその書き込みはシャレにならんわ…

中学生のガキじゃないんだから言っていいことと悪いことくらいは区別しましょうね

夏休みだしな

>>299
殺人事件じゃねえｗｗ

すまんちょっとはしゃぎすぎたorz
作者さん気を悪くなさらず続き書いてもらえたら嬉しいです

読んでて普通に笑ったよw
気にしなくて大丈夫
次の話が来なければ死んでるのかもなw

ピンク変書くときは注意ｗ

ピンク書くときもちゃんと家でやってみてからにしないとダメかもしれないな！

エロ漫画家はやっぱり勃起しながら描いてるんだろうか？

逢魔が刻

夜です

今夜は平穏な夜なのか…

今日はひなフェスのＤＶＤ届いたので見させてください・・・
明日から本気出して次作考えます！

まぁこんな日もあるさね
次回作はひなフェスSATOYAMA事件・・・か？どんな事件になるか分からんがｗ

だーいしがスイカの収穫に夢中になりすぎて落とし穴に落ちて死ぬ

茉麻親方殺人事件かもしれん

だーいしが流しそうめんで流されて死ぬ

ピザ窯の中に誰かの遺体が！

小田ちゃんが拉致されてそれを探す鞘師すん

石井さんの真っ黒いサツマイモでピンクのしおりか

SATOYAMA言うたらうちの出番やな

八角館(ガーデンハウス)の殺人

「えりぽんっ･･･」
「誰がこんな･･･」
「ひどいことを･･･」

聖、香音そして里保の目の前には手足を縛られてほうれん草とピーマンを口に突っ込まれた衣梨奈がもがいていた

「でもさ･･･」
「うん、バタバタする前にね」
「食べちゃえば良いんだろうね」
「ん〜、ん〜(そんなことできるわけなかっ！)」

むごいｗ

>>318
小田部地下なんて知らないわ♪

>>322
良いなこういうホノボノ事件ｗ

アレルギーとかじゃなくただの食わず嫌いなら良いけど

SATOYAMAなんていったら石井さんが光井にケツ犯されるのしか想像できない

ﾅﾂｶｼｽ

いーいし登場か

昼下がり

ほ

また夜が来てしまった・・・

蒸し暑い夜っちゃね…

夜も更けてきたな・・・

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

そして朝がきた・・・

ﾊo´ ｡｀ﾙ＜あちぃ・・・

この暑さが人を狂わせる

>>336-337
暑さで狂ったどぅーが凶行に及んだのが>>322か･･･

暑さと忙しさでなかなか進まない・・・
保全してくれてる人に申し訳ない
もしスレ落ちたら出来あがり次第自分でスレ立てますんで・・・

いや無理せんでいいですよ今までがハイペース過ぎw

そうそう落ちないし気にしないでゆっくりどうぞ

暗闇の中を右手になにかを握り締めた影が少女の枕元に忍び寄る
少女は静かに眠っていた
その寝顔は時折見せる真剣な時の表情のように美しく、忍び寄った影も見とれるほどだった
だが、夢でも見たのだろうか、いきなり笑顔になったその寝顔はまるで別人のようで･･･
怪しい影はその崩れた笑顔に背中を押されたように少女の両手をベッドに縛りつけていく
作業終えた影は右手に握り締めた物を振りかぶったまま、少女の鼻を左手でつまんだ
やがて息が苦しくなった少女が大きく口を開けた刹那、右手を降り下ろした！



「えりぽん、ベッド汚れてるよ」
「寝たままアイス食べたりするからなんだろうね」
「ウチみたいにポニョっても知らないんじゃ」
「だ･か･ら、えりやなかとやけん、誰かが夜中に････ってか、早くほどくっちゃよ」

誰だよしょーもないイタズラｗ

なぜえりぽんばかり狙われるのか…

面白いｗ
縛ったままアイス食べられないからどう見ても誰かの仕業だろｗｗｗ

生田以外の9期が生田を太らせようとしているな

えりぽんのくびれが危ないｗｗ

|||9|;‘_ゝ‘)＜また狙われるから寝れないっちゃよ

草木も眠る丑三つ刻

また朝が来た

川* ^_〉^)＜どぅー！あつはなつい！！
ﾊo´ ｡｀ﾙ＜そうだね夏は暑いね

从*･ ｡.･)。oO(・・・久し振りに聞いたわそれ)

ｗ

保全もまた愉しからずや

ベリの件で今日は落ちるの早いかも

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ノﾉ�刀K _l゜）＜・・・

待ちぼうけ

保

丑三つ時

朝

ﾊo´ ｡｀ﾙ

川c ’∀´)＜イエァ！

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜はう！

川* ^_〉^)＜ﾔｯﾎｰﾀｲ！

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

从*・ ｡.・）

从*´◇｀)

ﾉﾘ*´3´ﾘ

　　　　　　　　　oノハヽo
　　　　　　　　 （･ ｡.･*从
　　　　　　　　 ﾉ/>　_ヽヽ､
　　　　 ノノハヽヾ-'´ノノハヽo
　　　　ﾘ｀ｰ｀*ﾘﾚ　　（‘ l_‘�祷ｸ
　　　　　| l>　| |　〉　| l>　| | 〉
　　 ノハヽヽノﾉハノノ人ヽハハヾヽ
　　ﾊo´ ｡｀（´◇｀*（ﾟ ゥ ﾟ*(‘∀´ c川
　　　| l>　| || l>　| || l>　| || l>　| |　〉
　 　 Ｕ-'´∪Ｕ-'´UＵ-'´∪Ｕ-'´U-'

可愛い

おはよう

まだかな〜

今までがハイペース過ぎた
気長に待とうではないか

あげぽよ

夜ゆえに偽りの心が乱れる

ハンガー

リンゴの物真似

朝起きたら少女の股間にキノコが生えてたミステリー

ほ

おっと

とっと

な

つ

だ

ぜ

サマー

こいを

しよ

うよー

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

从*´◇｀)

川c ’∀´)

作者さんは元気かな？

ごゆっくり

夜明け

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

川* >_〉<)ｱｯﾂｨ

从*・ ｡.・）(‘∀´*c川

こんなスレがw
一気に読み耽ったわ

ごめん
ちょいテスト

ノﾉ�刀e _l‘）＜ようこそですわ

あげ

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜おやぷみなさい

おはよう

おおっと

かまいたちの午後

かめいたちの夜

かめいたち？

ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜亀井勃ちですよ？

　　∩

こうですか？わかりません････

ヤッツー

なの

もう作者さんを解放してあげたら？
今までにもう十分楽しませてもらったし
ここらが潮時では

>>411
そう思うならスレに来ないのが一番

(ｷﾘｯ

>>411
作者さん自身が辞めたいって言ってる訳じゃないから焦らず気長に待つさぁ〜

339 作者＠転載は禁止 2014/08/01(金) 18:09:41.19 0
暑さと忙しさでなかなか進まない・・・
保全してくれてる人に申し訳ない
もしスレ落ちたら出来あがり次第自分でスレ立てますんで・・・

oyasayumin

おかまいたちの朝

誰がおかまだ
失礼しちゃう

外は台風

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

|||9|＾_ゝ＾)

おまいたちの夜

さとだまいたちの夜

ﾌﾞｽｰ

かまってちゃんたちの夜

おかまたちの夜

||c||* ^_〉^)ﾊ;´ ｡｀ﾙ＜あんっまーちゃんダメだってば

ナニしてんだw

川c ’∀´)

オットッケ

从*・ ｡.・）人(‘∀´*c川

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

ベリヲタだったんじゃないかってくらい音信不通で少し心配

おやさゆみん

新しい朝がきた

午後

おやつ

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

漆黒の夜

くまいたちの夜

クマクマトークで夜が明ける

ｲｪｧ

はう！

…ん

……〜い…

るな……


　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜１０：００｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜;;　　お〜い　.　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　ノﾉハヽ　…
　　　　 　 。;,, ノﾉハヽ　;;.: 　 　　　　　　||.ii.　 　 　　　　||　,. 　 　　　　　　　（’∀´；从 _,。
　　　　　　 ＼ﾊ ´ ｡｀ﾙ　,.;;　　　　　　　,.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 U　　　,つ　:;,
　;;　　　　　.;　（∩∩）￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣⊂,,　,,O.、 　;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,.,　　　　　　 　　　.::＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　,;:.　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ,;
　　　　/　　はるな〜ん　　　　　　　　　　　　　lヽ ＿ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,　 ＼　;: 　はっ！
;　　ノハヽ　　　　　　　　,;　　　　　　　　　,.:,　　ヽlニニl 　 　　　　　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ Σ
。__ﾉ从；^_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゥ ﾟ ハ　,.
.　 ﾉ　　｜　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　　⊂　　ﾉ ,.　;:.
　（_ 　　つ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と,,＿,ノ.:＼

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜…え、ここどこ！？

ﾊ ´ ｡｀ﾙ＜分かんない、ハルたちも気付いたらここに…

ハ ﾟ ゥ ﾟ）＜誰かー！！

川； ^_〉^）＜まさもやってみたけどダメだったよ

　ｶﾞｼｬﾝ！

ハ ﾟ ゥ ﾟ）！？

川；’∀´）＜鎖で繋がれてるの、だからみんな動けなくて…

　ｶﾞｶﾞｶﾞｯ…

　　！！！！


『やぁ、モーニング娘。10期メンバーのみなさん、お目覚めかな？
「ここはどこだ」 と叫んだ者もいるだろう。
だが閉じ込められた事に比べれば、どうでもいいとは思わないか？
今日は君たちとゲームをしたい。
手につながれた鎖には4ケタのダイヤル式の鍵が付いている。
番号はこの部屋のどこかに隠されている。見つかるといいな。
それと、入り口の扉にも鍵がかかっている。
急いだ方がいいぞ、10分後入り口は完全にロックされ、鎖には高圧の電気が流れる。
生きるか死ぬか、君たちに委ねよう。それではゲームスタートだ』

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　ﾋﾟｯ 　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０９：５９｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜;; 　　　　　　　　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　ノﾉハヽ
　　　　 　 。;,, ノﾉハヽ　;;.: 　 　　　　　　||.ii.　 　 　　　　||　,. 　 　　　　　　　（’∀´；从 _,。　
　　　　　　 ＼ﾊ；´ ｡｀ﾙ　,.;;　　.　　　　 ,.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 U　　　,つ　:;,
　;;　　　　　.;　（∩∩）￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣⊂,,　,,O.、 　;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,.,　　　　　　 　　　.::＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　,;:.　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ,;
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 lヽ ＿ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,　 ＼　;:
;　　ノハヽ　　　　　　　　,;　　　　　　　　　,.:,　　ヽlニニl 　 　　　　　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__ﾉ从；^_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゥ ﾟ ；ハ　,.
.　 ﾉ　　｜　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　　⊂　　ﾉ ,.　;:.
　（_ 　　つ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　と,,＿,ノ.:＼

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜…全然分かんない！どうゆうこと！？

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜今「死ぬ」って…

川；’∀´）＜と、とりあえず番号探そう

川； ^_〉^）＜そう…だね

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜番号って言えばはるなん、そのホワイトボード…

ハ ﾟ ゥ ﾟ） ！！

　　　　｜　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|７　８　１　６　５　７　４　８　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　９　４　３　６　８　５　２　７|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|５　３　５　４　０　３　６　４　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿lﾆllﾆl＿|
　　　　 ノﾉハヽ　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　::,;
　　。_ ﾉハ ﾟ ゥ）　,.;.　　　　　　　　　　　　　,;.,　
　　 　｀と　　 lJ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. 　　,;;/ しーＪ　　,;.　　　　　　　　　　　　;..::
　　　/　　　　　　　　　　　,;.,　　　　　　　　　　　　　　　,;.:
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　:;:.
. 　/　　　,.;,　　　　　　　.::,
　/

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜怪しい…

　　　　｜　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|７　８　１　６　５　７　４　８　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　９　４　３　６　８　５　２　７|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|５　３　５　４　０　３　６　４　|
　　　　｜でも…届かない！　|＿＿＿＿＿＿＿＿lﾆllﾆl＿|
　　　　 ノﾉハヽ　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　::,;
　　。_ ﾉハ；ﾟ ゥ）　,.;.　　　　　　　　　　　　　,;.,　
　　 　｀と　　　つ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
. 　　,;;/ しーＪ　　,;.　　　　　　　　　　　　;..::
　　　/　　　　　　　　　　　,;.,　　　　　　　　　　　　　　　,;.:
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　:;:.
. 　/　　　,.;,　　　　　　　.::,
　/

川；’∀´）＜ってことはもっと近くにあるんだよ、１つ目は

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜近く…

＜７０１０！

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０８：４２｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜;; 　　　　　　　　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　ノﾉハヽ　え？
　　　　 　 。;,, ノﾉハヽ　;;.: 　 　　　　　　||.ii.　 　 　　　　||　,. 　 　　　　　　　（’∀´；从 _,。　
　　　　　　 ＼ﾊ´｡ ｀ ﾙ　,.;;　　 　　　　 ,.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 U　　　,つ　:;,
　;;　　　　　.;　（∩∩）￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣⊂,,　,,O.、 　;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,.,　　　　　　 　　　.::＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　,;:.　　　　　,;. 　 　　　　　　＼ ,;
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 lヽ ＿ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,　 ＼　;:　まーちゃんそれ…
;　　ノハヽ　　　　　　　　,;　　　　　　　　　,.:,　　ヽlニニl 　 　　　　　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__ﾉ从；^_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゥ ﾟ ；ハ　,.
.　 （　　　つ[]　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　 ⊂　　　） ,.　;:.
　　 しーＪ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼

川； ^_〉^）＜まさのポケットに入ってたの！早くやってみて！

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜…ｯ！開かない！！

　ｶﾁｯ

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０８：３３｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　 ノﾉハヽ　 　 　 　 　 　 　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　 ノﾉハヽ　開いた…
　　　　 　 。ﾊ；´ ｡｀ﾙ　;;.:　　　　　　　.　||.ii.　 　 　　　　||　,. 　 　　　　　　　 从 ’∀´）_,。　
　　　　　　 ｀と　　 Ｕ 　,.;;　　　.　　　　,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 （　 つつ　:;,
　;;　　　　　.;　しーＪ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣しーＪ.、 　;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,.,　　　　　　 　　　.::＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　,;:.　　　　　,;.　　　　　　 　 ＼ ,;
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 　 　 lヽ ＿ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,　 ＼　;:
;　　ノハヽ　　　　　　　　,;　　　　　　　　　,.:,　　ヽlニニl 　 　　　　　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__ﾉ从；^_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハ； ﾟ ゥ）,。
　　｜　 U　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　 （　　　つ ,.　;:.
　　 しーＪ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼


ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜ダメだ…

無駄にスレ消費しないでくれ

　ｶﾞｶﾞｶﾞｯ…

『おめでとう、石田亜祐美…かな？
君には感謝しないとな、彼女たちをここまで連れて来てくれた事に。
だが勘違いするな、君もゲームの参加者だ。
もう一度みんなを裏切るか？　それもいいだろう。
君は自由だ、この部屋の中ではな…』

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０７：５２｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　どういうこと？ . 　 　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　 ノﾉハヽ　 　 　 　 　 　 　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　 ノﾉハヽ　…
　　　　 　 。ﾊ；´ ｡｀ﾙ　;;.:　　　　　　　.　||.ii.　 　 　　　　||　,. 　 　　　　　　　 （’∀´ 从 。
　　　　　　 ｀と　　 Ｕ 　,.;;　　　.　　　　,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 （　 　　）　|:;,
　;;　　　　　.;　しーＪ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣しーＪ.、´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;,.,　　　　　　 　　　.::＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　＿＿　　　　　　　　,;:.　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ,;
　　　　/　ねぇあゆみん！　　　　　　　　　　　lヽ ＿ヽ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　 ＼　;:　　　ウソだよね？
;　　ノハヽ　　　　　　　　,;　　　　　　　　　,.:,　　ヽlニニl 　 　　　　　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__ﾉ从；^_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ从从从 ,。
　　｜　 U　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　 ⊂　　　） ,.　;:.
　　 しーＪ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼

川　’∀´）＜…ウソじゃないよ、私がみんなを連れてきた

ハ ﾟ ゥ ﾟ）＜そんな…

>>451
100以上作者さんのレスないし保全よりはいいのでは？
俺は続き気になる

同じく続きが気になる

新たな趣向で面白そうw

川　’∀´）＜でもそれだけ、それで終わりのはずだった、なのになんで！なんでこんな事に！！

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０７：１０｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　あゆみん…　 　 　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　 ノﾉハヽ　 　 　 　 　 　 　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　 　 。ﾊ；´ ｡｀ﾙ　;;.:　　　　　　　.　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　　　　　　 ｀と　　 Ｕ 　,.;;　　　.　　　　,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 　　 .｜　. |:;,
　;;　　　　　.;　しーＪ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　　　　　　 　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,; ,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:,ｺﾞｿｺﾞｿ ノﾉハヽ 　鍵！鍵！！ 　　　　.　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　＿＿（∀´；从　　　,;:.　　　　　,;.　　　　　　　 ＼ ,;
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　lヽ ＿ヽと　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　 ＼　;:　ちょっと！
;　　ノハヽ　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　,.:,　　ヽlニニl （＿っ　　　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__ﾉ从；^_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ゥ ﾟ ；ハ,。
　　｜　 U　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　 ⊂　　　） ,.　;:.
　　 しーＪ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼

　　　パ　ー　ン　！ ！

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　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０７：０３｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　！！　　 　 .　 　 　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　 ノﾉハヽ　 　 　 　 　 　 　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　 　 。ﾊ；ﾟ　｡ ﾟﾙ　;;.:　　　　　　　　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　　　　　　 ｀と　　 Ｕ 　,.;;　　　　　　　.,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 　　 .｜　. |:;,
　;;　　　　　.;　しーＪ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　　　　　　 　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,; ,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:., 　_＿_　　ノﾉハヽ　うｯ…　　 　 　　　　　　 ,＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　/＿_/　（∀´；从　　　,;:.　　　　　,;　　　 　　　＼ ,;
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　lヽ ＿ヽ と　　ﾉ　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　 ＼　;:　！！
;　　ノハヽ ！！　　　　 ,; 　　　　　　　　　,.:,　　ヽlニニl （＿_っ　　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__ﾉ从；^_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ゥ ﾟ ；ハ,。
　　｜　 U　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　 ⊂　　　） ,.　;:.
　　 しーＪ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼

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　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０７：０１｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　うわｯ　 　　 　 　 　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　 ノﾉハヽ　 　 　 　 　 　 　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　 　 。ﾊ；ﾟ　｡ ﾟﾙ　;;.:　　　　　　　　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　　　　　　 ｀と　　 Ｕ 　,.;;　　　　　　　.,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 　　 .｜　. |:;,
　;;　　　　　.;　しーＪ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　　　　　　 　　　　＼ 　.,,
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　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:., 　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　ﾊﾞﾀﾝｯ！　　　　,;:　　　　　,;　　　　　　　＼ ,;
　　　　/　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　 .,----、⌒ヽ--つ　　　　　　.　　　　　　　　　　;.,　 ＼　;:　ｷｬｰ！
;　　ノハヽ　あゆみーん！　 　　　　　　　,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　.,;.　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__ﾉ从；ﾟ_）　　　　　　　　　　　　　　　　　　ｶﾗﾝｶﾗﾝ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ゥ ﾟ ；ハ,。
　　｜　 U　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　 ⊂　　　） ,.　;:.
　　 しーＪ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼

川｡ﾟ´Д｀ﾟ)ﾟ｡＜あゆみ〜〜ん

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜助けてー！誰かー！

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜あゆみん…

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜？？ 待って、箱の裏側に鍵が…それに番号も…９０…５…０？

川　´Д｀)＜…

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜…もぉっ！開かない！

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜私も、ってことは…

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
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　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０５：４９｜ 　 　 　｜
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　　　　　　　 ノﾉハヽ　 　 　 　 　 　 　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　 　 。ﾊ´｡ ｀；ﾙ　;;.:　　　　　　　　.||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　　　　　　 ｀と　　 Ｕ 　,.;;　　　　　　　.,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 　　 .｜　. |:;,
　;;　　　　　.;　しーＪ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.´｀;
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　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　　　　　,;　　　　　　　＼ ,;
ｶﾁｯ 　./　　　　　　　　　　　　　　　　　.　　　 .,----、⌒ヽ--つ　　　　　　.　　　　　　　　　　;.,　 ＼　;:
;　 .,ノハヽ　開いた…　　,;　　　 　　　　　　,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　.,;　　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。__（_^ ；从　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(ゥ ﾟ ；ハ,。
　　と　　 ）　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　⊂ 　　 ） ,.　;:.
　　 しーＪ　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼

　ｶﾞｶﾞｶﾞｯ…

『残り２人… 時間は大丈夫か？　10分は意外に短いぞ。
だが多くの人間は時間など気にしない。いつものように「明日が来る」と信じている。
今の君たちはどうだ？　死を目前にして考え方が変わっただろう。
恥じる必要はない、それが人間だ』

ﾊ；´ ｡｀ﾙ；ﾟ ゥ ﾟ）＜…

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０５：１１｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　 ノﾉハヽ　 　 　 　 　 　 　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　 　 。ﾊ´｡ ｀；ﾙ　;;.:　　　　　　　　.||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　　　　　　 ｀と　　 Ｕ 　,.;;　　　　　　　.,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 　　 .｜　. |:;,
　;;　　　　　.;　しーＪ ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼.´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　　　　　　 　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,; ,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　:., 　　　　　　　　　　　　　　.　 　 　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　ノハヽ　あゆみん…　　　　　　　,;:　 　　　　,;　　　　　　　＼ ,;
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　川； ^_）　　 .,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　　　　　;.,　＼　;:　見ない方がいいよ…
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　（　　　つ　,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　＼ノﾉハヽ
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゥ ﾟ ；ハ,。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　⊂　 　 ） ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼

川； ^_〉^）＜あと５分…鍵は見つかった

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜あとは２人の番号だけ…

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜まーちゃん、ホワイトボードはどんな感じ？

　　　　｜　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|７　８　１　６　５　７　４　８　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　９　４　３　６　８　５　２　７|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|５　３　５　４　０　３　６　４　|　　　どうって言われても…
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿＿lﾆllﾆl＿|　 　　ﾉﾉハヽ
　　　　 ノﾉハヽ　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　::,; 　（_＾ ；从
　　。_ ハ；ﾟ ゥ ﾟ）　,.;.　　　　　　　　　　　　　,;.,　　　　　　　　　　　　 Ｕ　｜
　　 　｀と　　 lＪ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣ し-Ｊ
. 　　,;;/ しーＪ　　,;.　　　　　　　　　　　　;..::
　　　/　　　消してみて！,;.,　　　　　　　　　　　　　　　,;.:
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　:;:.
. 　/　　　,.;,　　　　　　　.::,
　/

川； ^_〉^）＜え…でも消したら手がかりが…

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜ペンが無いのに消すやつが置いてあるのは「消せ」って意味なんだよ

川； ^_〉^）＜…分かった

　　　　｜　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　　　　１　　　　　　　　　　　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　９　　　　　　　　　　　２　　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　０　　　　　　　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|＿＿＿＿＿ .ノﾉハヽ .＿＿|
　　　　 ノﾉハヽ　　　　　　　　　￣￣￣￣￣ ﾉ从从从￣￣　::,;
　　。_ ハ；ﾟ ゥ ﾟ）　,.;.　　　　　　　　　　　　　,;.,（　 　 つllﾆl
　　 　｀と　　 lＪ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣しーＪ￣￣￣￣￣￣￣￣
. 　　,;;/ しーＪ　　,;.　　　　　　　　　　　　;..::
　　　/　　　　　　　　　　　,;.,　　　　　　　　　　　　　　　,;.:
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　:;:.
. 　/　　　,.;,　　　　　　　.::,
　/

ﾊ ´ ｡｀ﾙ＜９…１…０…２…　！！ よし、開いた！！

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜…今回は…無いみたいだね

ﾊ ´ ｡｀ﾙ＜あとははるなんの番号だけ…

さるか？

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０３：０７｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　ノﾉハヽ 　 　 　 　 　 　　 ||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
　　　　 　 。　ﾊ ´ ｡｀ﾙ　;;.: 　 　 　　. 　 ||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　　　　　　|　 （　つ と　,.;; 　 　 　 　　.,;.||　　　　　　　　||,;; ::,.　　　　　　　 　 　　 .｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀.;　しーＪ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　;.,　　　　　　 　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,; ,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　ノハヽ　先に入り口開けとくね　　　　 　 　　　　　　　　＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　从从从　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;.　　　　　　　＼ ,;
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　（　　　)　　　.,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　　　　　 ;.,　＼　;:
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　しーＪ　　,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　.＼.ノﾉハヽ
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　　(ゥ ﾟ ；ハ,。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　 U　　| ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 しーＪ.:＼

ﾊ ´ ｡｀ﾙ＜うん

　　　　｜　　　　　　　　　　　　|￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　　　　１　　　　　　　　　　　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　９　　　　　　　　　　　２　　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|　　　　　　　　０　　　　　　　|
　　　　｜　　　　　　　　　　　　|＿＿＿＿＿＿＿lﾆllﾆl＿＿|
　　　　 ノﾉハヽ　　　　　　　　　￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　::,;
　　。_ ハ；ﾟ ゥ ﾟ）　,.;.　ノハヽ　もうちょっとの辛抱だからねはるなん
　　 　｀と 　　lJ￣￣ （｡ ｀　ﾙ 　　すぐに番号見つけるから
. 　　,;;/ しーＪ　　,;.　.と　　　）　　　　　　　　　　　;..::
　　　/　　　　　　　　　.しーＪ　　,;.,　　　　　　　　　　　　　　　,;.:
　　 /　　　　　　　　　　　　　　　　:;:.
. 　/　　　,.;,　　　　　　　.::,
　/　　　　　　　　　　　＼　ﾌﾞｩｩｩｩｩｩｩｩﾝ！！　／


ハ；ﾟ ゥ ﾟ）´ ｡｀ﾙ ！！

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０２：５２｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
.　　　　 　。　.｜　　　　;;.:　　　 　　 　　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　 　 　　　|.　 ｜,;.　　　,.;;　　　　　　　.,;.||　　 　 ＿＿ . ||,;; ::,.　ﾊﾞﾀﾝｯ！　　　　　 ｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀;　/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　と,,..,,,..,,つ｡´〉｡)つ ￣￣￣￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　´｀~｀'　　　;.,　　　　　　　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　,.;　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 ＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;.　　　　　　　＼ ,;
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　　 ノﾉハヽ.＼まーちゃん！？
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　　　　　　 ,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　ﾊ从从ﾙ 　＼ ノﾉハヽ
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　(　　　）　　　(ゥ ﾟ ；ハ,。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　しーＪ　　　　 U 　　| ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼


ハ；ﾟ ゥ ﾟ）｡oＯ（高圧の電気…）

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜まーちゃんまで… もぉどうすればいいのさ…

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０２：４６｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　まーちゃん…
.　　　　 　。　.｜　　　　;;.:　　　 　　 　　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　ノハヽ　　　　　　 |　　。
　 　 　　　|.　 ｜,;.　　　,.;;　　　　　　　.,;.||　　 　 ＿＿ . ||,;; ::,.　 （｡｀ ﾙﾚ 　 　 　　 ｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀;　/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　と,,..,,,..,,つ｡´〉｡)つと　　 ） ￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　´｀~｀'　　　し-Ｊ　　　　　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　,.;　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 ＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;.　　　　　　　＼ ,;
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　　 　　　　 ＼　;,
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　　　　　　 ,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ノﾉハヽ　…
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　.　　　　　　　　　　　　　　　　　（ゥ ﾟ ；ハ,。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　 　.U 　　| ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ.:＼


ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜くどぅー、私の番号探して…

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０２：３９｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
.　　　　 　。　.｜　　　　;;.:　　　 　　 　　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　ノハヽ　…　　　　|　　。
　 　 　　　|.　 ｜,;.　　　,.;;　　　　　　　.,;.||　　 　 ＿＿ . ||,;; ::,.　 ﾊ；´ ｡｀ﾙ　　　　　｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀;　/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　と,,..,,,..,,つ｡´〉｡)つ　つ と　￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　´｀~｀'　　　し-Ｊ　　　　　　　　.＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　,.;　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 ＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;.　　　　　　　＼ ,;
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　　 　　　　 ＼　;,
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　　　　　　 ,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ノﾉハヽ　…
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ从从从,。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　 　U 　　| ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. しーＪ.:＼


ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜もぉそうするしかないね

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜０１：３１｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
.　　　　 　。　.｜　　　;;.:　　　　 　　 　　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　 　 　　　|.　 ｜,;.　　　,.;;　　　　　　　.,;.||　　 　 ＿＿ . ||,;; ::,.　　　　　　　　　 　 . ｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀;　/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　と,,..,,,..,,つ｡´〉｡)つ ￣￣￣￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　´｀~｀'　　　;,.　　　　　　　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　,.;　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 ＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;.　　　　　　　＼ ,;
　　 ノハヽ　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.,----、⌒ヽ--つ 　　　　　　　　　　　　 　　　　 ＼　;,
;　 （｡｀；ﾙﾚ,;.　　　.,　　　　,;.　　　　　　　　　 ,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ノﾉハヽ　ｶﾞｼｬﾝｶﾞｼｬﾝ
。 と　　　）　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉハ；ﾟ ゥ),。
|　 / し-Ｊ　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　　（ 　　つ　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. しーＪ.:＼

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜００：２７｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　ノﾉハヽ　　　　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
.　　　　 　。　.｜　　　;;.:　　　　 　　ﾊ从从ﾙ　　 　　 　 ||　,.　　　　　　　　　　　　　|　　。
　 　 　　　|.　 ｜,;.　　　,.;;　　　　　 （　　　 つ. 　＿＿ . ||,;; ::,.　　　　　　　　　 　 . ｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀;　/￣￣￣￣￣￣￣￣しーＪ￣ と,,..,,,..,,つ｡´〉｡)つ ￣￣￣￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　´｀~｀'　　　;,.　　　　　　　　　　＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　,.;　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 ＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;.　　　　　　　＼ ,;
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　　 　　　　 ＼　;,　急いで！！
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　　　　　　 ,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ノﾉハヽ
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ从从从,。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　 　U 　　| ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. しーＪ.:＼


ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜ごめん、どこにもないよ…

ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜そんな…もう…時間が…

　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　ﾋﾟｯ　　 ｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜００：００｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||Ｏ 　 　 　 　　||　　　　　　　　　　　　　　｜
.　　　　 　。　.｜　　　　;;.:　　　 　　 　　||.ii.　 　 　　　　||　,.　　　ノハヽ　ﾊﾞｯ！　　|　　。
　 　 　　　|.　 ｜,;.　　　,.;;　　　　　　　.,;.||　　 　 ＿＿ . ||,;; ::,.　 ﾊ∩｡∩ﾙ　　　　 .｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀;　/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　と,,..,,,..,,つ｡´〉｡)つ.（　　　）￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　´｀~｀'　　　し-Ｊ　　　　　　　　.＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　,.;　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 ＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;.　　　　　　　＼ ,;
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　　 　　　　 ＼　;,
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　　　　　　 ,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;.　　　　　　　　＼ ノﾉハヽ
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ﾉ从从从,。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　.,;.:　　　　　　　　　　　 　U 　　| ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　. しーＪ.:＼


　ﾌﾞｩｩｩｩｩｩｩｩﾝ！！！

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜はるなん…　うわあああああああ！！

新職人来てた！
ＣＵＢＥ？

だーいし仰向け？
何か膨らみが見えるんだけど気のせいだよな

＜ふふ、やっぱり10分じゃダメだったか

ﾊ；´ ｡｀ﾙ　！？


　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿＿＿_　　　　　　　　　　　　　　.｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　＿＿＿＿　.　　　　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　|| 　 |二二| 　　||　　｜００：００｜ 　 　 　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||　　　　　　　　|| 　 　￣￣￣￣　　　　.　｜
　　　　　　　　｜　　　　　　　　　　　　　||Ｏ　　　　ノﾉハヽ.　　　　　　　　　　　　　｜
.　　　　 　。　.｜　　　　;;.:　　　 　　 　　||.ii.　　　 .从 ^_〉^）　　　　　　　　　 　 　　 |　　。
　 　 　　　|.　 ｜,;.　　　,.;;　　　　　　　.,;.||　　　　　（　　　）; ::,.　　　　　　　　　　　 ｜　. |:;,
　;; 　 　　´｀;　/￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣　しーＪ￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣＼ ´｀;
　　,;　　　.;,　/　　　　　　　　;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　 .＼ 　.,,
,;　　　　　　/　,;;:　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;.,　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　＼.,　　.;
　　:.　　　/　　　　　;;,.　　　　　　　　　　　　　,; 　　　　　　　　　　　　　　　 　 　　　　　　　 ＼
　,,　　;　/　　　　　　　　　　　,.,,;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,;:　 　　　　,;　　　ノﾉハヽ　まー…ちゃん…？
　　 　 /　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　.,----、⌒ヽ--つ .　　　　　　　　　　　ﾊ从从ﾙ 　＼　;,
;　 .,　/　　,;.　　　.,　　　　,;.　　　　　　　　　 ,:ヽ[二二] ＿_つ＿_つ　　　　　　　　　,;　（　　　）　　　＼
。　;./.,　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しーＪ　　　 　 ＼　　　。
|　 /　　　　　;:;　　　　　　　　　　　　　　　　　　　,,;.　　　　　　　　　　　　　　　,;.:　　　　　　　　　ノハヽ ⌒ヽ ' ,.　;:.
｀ /　 　　　　　　　　　　　　　,;,.::　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(。　｡,,)つ､_つ＼

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜あ…

　　『残り２人… 時間は大丈夫か？　10分は意外に短いぞ』


ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜まさか…

　　『生きるか死ぬか、君たちに委ねよう』

　　　　川；’∀´）＜と、とりあえず番号探そう
　　　　ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜番号って言えばはるなん、そのホワイトボード…
　　　　川　’∀´）＜なんでこんな事に！！鍵！鍵！！ｺﾞｿｺﾞｿ
　　　　ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜？？ 待って、箱の裏側に鍵が…
　　　　ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜まーちゃん、ホワイトボードはどんな感じ？
　　　　ハ；ﾟ ゥ ﾟ）＜消してみて！


川 ^_〉^）＜この扉をあけるのに鍵は要らない、４人の手枷を外せば自動的に開く

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜じゃあ…

川 ^_〉^）＜時間内ならね

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜え

川 ^_〉^）＜残念だけど時間切れ…くどぅーにも死んでもらう

ﾊ；´ ｡｀ﾙ＜いやあああああああ！！

川 ^_〉^）＜ゲーメオバー


　　　　はいカーーーット！！！


　　　　　　　　　　　　　　　　ノノハヽ＿__　　佐藤！なんでそこで噛むかなぁ〜
.　　　　 ノハヽ　　　　　　　（｀ヮ ´#从 / |
　　　　 川； ^_） 　 　　　⊂ へ　 ∩）/　.|
　　　　　l　　Ｕ　　　　　i'''（＿） i'''i￣,,,,,,/
　　　　　しーＪ　　　　　￣ （＿）||￣￣
　　　　　 うぅ…　　　　　　　　￣￣


从 ｀ ヮ´）＜はい、もっかい行くよ！

　　シーン１３　テイク７６

　　よーい！　あいｯ！！　ｶﾁﾝｯ

おしまい　って入れるの忘れてた
以前新狼のまーどぅスレに上げたやつなので
見たことある人もいるかもしれないですね

>>472
SAWでした

>>473
うつ伏せのつもりです（膝立ちのまま前に倒れる感じ）
膨らみは頭ですよ
だってだーいしの胸は（ｒｙ

まーどぅーはチェックしてないので申し訳ないが
ホワイトボードの件の解説お願いできますか

油性ペン

なるほどです
油性で書いたのだけ残ったってことね

>>477
通りで見たことあるなって思った

朝

川* ^_〉^)

トリハダのネックかと思ってた

密室

∩

ナマタ

从*・ ｡.・）人(‘∀´*c川

ｲｴｧ

エロいたちの夜

れいなが監督なのか？ｗ

れいなはﾎﾞｰﾎﾞｰたい

あ

ら

び

あ

と

ろ

ば

かまい

ま

み

じ

夜です

ん

ふ

おっと

深夜

蒸し暑い朝だ

从*･ ｡.･)

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

ノﾉ�刀e _l‘）

川c ’∀´)

|||9|‘_ゝ‘)

ぼ

ｷｬｰ！

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ﾉﾘ*´-´ﾘ

从*´◇｀）

ﾉﾉ*＾ｰ＾)

まさいたちの夜

くまいたちの夜

川*＾∇＾)||＜ｴﾝｼﾞｮｲ！

丑三つ時

おはよう

ﾉﾘ*´3´ﾘ

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ノﾉ�刀e _l‘）

从*´’ｖ’ﾘ

｀.∀´)ﾁﾗｯ

ｵｴｰ

かめいたちの夜

ノﾉ�刀O _l＾）

弟切草

ﾉﾘ*´3´ﾘ

从*･ 3.･)

川c ’∀´)

ノﾉ�刀e _l‘）

ハワイで何かが起こる

テスト

おまいたちの朝

保

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ﾊ*´ ｡｀ﾙ＜生田さん、道重さんが鞘師さんとあんなことやこんなことしてるよ
ﾊ;´ ｡｀ﾙ⊂|||9|*‘_ゝ‘)＜見に行こ、見に行こ

从*・ ｡.・）＜後輩たちが見てるよ
Σ ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

こらこら

ﾉﾘ*´-´ﾘ＜ｱﾝ…
なんじゃろ…
この感覚は…　

こうしてエース鞘師は偉大なる変態リーダー道重さゆみの後継者へと育っていくのであった

英才教育ですね分かります

おはよう諸君

ハワイという南国へ

常夏の島で何かが起こる!？

ホテルの部屋から忽然と消えた一人のメンバー
リーダー道重と残りのメンバーは様々なイベントをこなしながら消えたメンバーを探す
しかし、やがて一人また一人と姿を消していく･･･

ハワイたちの夜

泡踊りの夜

常夏の島…！

　　从*･ ｡.･)　ｶﾞﾀｯ
　　.r　　 ヾ
＿_|_|　/￣￣￣/＿
　　＼/　　　　/

>>556
何か良からぬ事を考えたな

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

決戦は金曜日

異常気象

ハワイたちの夜

かめいたちの夜

カメハメハ

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ＜カメハメ波ーーー！

ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜かめはめは？

　　つ ﾋﾟｸﾋﾟｸ


Σﾉﾉ*＾ｰ＾)＜絵里がハメれば良いんですよ？

　　　∩ ﾋﾟﾝﾋﾟﾝ

えりりんちんぽぶらり旅

カオスｗ

カオリ

黒い薔薇のかほり

ウィークエンドオブハワイ

从*- ｡.-)

ﾉﾘ*´3´ﾘ

|||9|＾_ゝ＾)

ﾊo´ ｡｀ﾙ

川* ^_〉^)

从*´◇｀）

ハワイたちの夜

重

稍重

从*･`｡.'･)

>>580
重さんどうしたｗ

どぅーした？

从*- ｡.-)＜ハワイでのりほりほ特需終了なの…

夜あげ

再あげ

この流れだから言う
>>444からのトリックって言うか謎解きみたいなのを
良かったら説明してほしいです

|||9|‘_ゝ‘)

444からの作者様じゃないから本当の狙いが自分には分からないが
残りの皆を見捨てて入口の鍵を探すなり開ける行動をとるとGAMEOVERコース？

くまいたちの夜

ﾊo´ ｡｀ﾙ

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ﾉﾘ*´3´ﾘ

从*･ 3.･)

(‘ε´*c川

从*´◇｀）。oO（変顔大会してるのかな？）

なんか久々にこのスレ開いた

ノﾉ�刀e _l‘）

川* ^_〉^)

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

从*´ ヮ｀)

从*・ ｡.・）

ﾉﾉ*＾ｰ＾)

朝

从�Vv�V）

あげ

　　　　oノハヽo
☆ノハ从*･ ｡.･)＜ Age
ﾉﾘ*´ ⊂　　　⊃
　( つ　 ノノ
　｜(＿)＿)
　(＿_)＿)

スレ間違えたかと思ったｗ

ﾌﾌﾌ

ノﾉ�刀e _l‘）

|||9|‘_ゝ‘)

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ﾉﾘ*´-´ﾘ

从*･ 3.･)

川c*’∀´)

　　　＿ノノノハヽoノハヽo_
　　　|　川c ’∀´)‐ ｡.‐*从|　 ZZZzzz...
　　　|＼ ⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒＼
　　　|　 ＼＾　⌒　　　⌒ 　　 ＼
　　　＼　 ｜⌒⌒⌒⌒⌒⌒⌒｜
　　　　 ＼ |＿＿＿＿＿＿＿__.|

きゃわ

深夜あげ

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

ﾉﾘ*´ｰ´*ﾘ

こっちみんな

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

ﾊo´ ｡｀ﾙ

ノﾉ�刀兩l☆）

从*・ ｡.・）人(‘∀´*c川

ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）

川* ^_〉^)

スマン誤爆した

从*・ ｡.・）

|||9|‘_ゝ‘)

从*´’ｖ’ﾘ

ノﾉ�刀e _l‘）

あげ

禿げ

ﾉﾘ*´-´ﾘ

从*･ ｡.･)

女の子って可愛い女の子が好きだけど男ってイケメン嫌いだよな
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1409639420/

ノﾉ�刀e _l‘）

作者さん
生存確認だけでもお願いします

例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに＠推理スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20619/1402484756/

行き詰まってるなら一旦落としてもいいんでないか
>>339で作者も落としていいって言ってるし
何か動きがあれば避難所にとか

ゲームの人は微力ながらたまに保全していますが…
作者さん同様この暑い夏が悪いんじゃ…約一か月進んで無くてｽﾏｿorz
スレが落ちてもいつか完成したら避難所へ持って行きます

落ちる時は落ちるさ

ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ

从*･ ｡.･)

>>640
おつおつ