例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん 2夜目

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1名無し募集中。。。@転載は禁止
前スレ
例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1402040049/


推理はこっちで
例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに@推理スレ
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/20619/1402484756/2
2名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 15:57:07.01 0
TEST
3名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 17:33:04.62 0
test
4名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 17:48:53.20 0
前スレ完走してた!新展開良いね〜工藤の霊感が冴え渡る・・・か?w
5名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:12:43.14 0
それにしてもクソ面白いなこれ
生田の博多弁以外ケチのつけどころが全くない
6鈴木編@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:18:34.77 0
小田「譜久村さんの次は石田さん しかも同じ死に方・・・」

「くどぅの話し聞いたら怖くなってきちゃったよ どうしよう」

小田「確かにあれを病死とするには無理があるというか」

「じゃあやっぱり・・・」

小田「私も霊とか信じるほうじゃないですけどこの状況で工藤さんが悪ふざけするとも思えないんです」

「それにあの文字 文字が浮かんでくる病気なんて聞いたことないし」

小田「何の意味があるんですかね あの文字」

「もし霊の仕業だとしたら霊からのメッセージとか?」

小田「その可能性はあると思います」

「そうだとして 子 丑(ひも)? なにこれ」
7鈴木編@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:19:03.33 0
小田「本当にひもですかねこれ」

「私もそう思ってた みんながひもって言うからひもなのかって」

小田「どこかで見た覚えはあるんですよ この文字」

「あ 「うし」じゃない? 土用の丑の日ってこの「うし」じゃない?」

小田「あーそうかも!「うし」だ」

「子丑 子供の丑? 」

小田「子供の丑が何なんでしょうね」

「さぁ・・・さっぱり」
8鈴木編@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:19:34.84 0
3時55分


私はベッドには横にならず床に座ってベッドに背をもたれてウトウトしていた

目の前のベッドにはさくらちゃんが寝ている

子供の丑について考えていたらいつの間にか眠ってしまったみたい

結局何も分からなかったけど・・・

ん・・・疲れてるのかな ちょっと息苦しいような・・・

私は大きく深呼吸した

その時誰かに見られているような感覚に陥った

その瞬間呼吸がピタッと止まった

強く吐こうとしても吸おうとしても呼吸が出来ない

え・・・なにこれ・・・次はまさかわたし!?

なんでわたしなの!?
9鈴木編@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:20:05.49 0
苦しい・・・助けて・・・

誰か・・・さくらちゃん・・・

私は部屋の中をのたうち回った

苦しい・・・誰か・・・誰か・・・

ついに視界がぼやけ始めた

やだ・・・死にたくない・・・死にたくないよ・・・

その時誰かが部屋に入ってきた

工藤「やっぱりか!!!鈴木さん!!!」

しかし私はそこで息絶えた・・・

                     BADEND
10名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:21:43.03 0
うわぁああ
11作者@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:22:46.61 0
怨霊編というか幽霊編の初まりということで少し短めになってしまった
謎を残して次に行きたいので・・・
道重編と同じ感じですね

関東人なんで博多弁が下手くそですまんw
12名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:23:27.62 0
わくわくすんなぁー
13名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:27:05.58 0
次の犠牲者は布袋寅泰か・・・
14あ@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:27:47.04 0
http://ai.2ch.net/test/read.cgi/seikei/1396051288/l50
         ↑
この整形ゴミ女スレに 整形女死ね とレス
15名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:56:43.71 0
霊系ならまーどぅーが真価を発揮しそう
16名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 18:57:16.22 0
乙!
いろいろ謎が多いだけに続きが楽しみ
17名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 19:02:20.84 0
犯人は外部から来た奴って設定でホームアローンみたいに撃退する話も見たい
18名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 19:16:53.67 0
頭の中でひぐらしのなく頃にとごっちゃになってるわ
19名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 19:28:11.57 0
イイヨイイヨー
続きが読みたくて仕方ないぜ!
20名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 20:05:30.92 0
今日もおっつうううううううううううううううううう
21名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 20:56:29.67 0
ずっきいいいいいいいいいいい
最後にたらふく食わせてやりたかったぜ
22佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:43:50.18 0
133 自分:名無し募集中。。。@転載は禁止[] 投稿日:2014/06/07(土) 11:11:59.34 0
生田「え どこ行ったのまじで」
鈴木「本当にこれで全部の場所さがした?他に探してないところないの?」
譜久村「うん無いと思う もう全部見て回ったよ」

もうメンバーの顔に笑顔は無かった

道重「ちょっと一回落ち着こう みんな座って」

道重が言うと全員がソファに座った


 譜久        工藤
 石田 テーブル 鈴木
 鞘師        生田
   道重佐藤小田


窓がガタガタと音を立てている
風が出てきたようだ
しかもかなりの強風だ
23佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:44:29.13 0
>>22からの分岐


ここから一人称視点で主人公を選択できます

 A 三人称のままにする
 B 道重さゆみ
 C 鞘師里保
 D 石田亜佑美
 E 飯窪春菜
 F 鈴木香音     
 G 佐藤優樹      ←
 H 未開放
 I 未開放
 J 未開放
 K 未開放


〜〜〜佐藤優樹編〜〜〜


道重「建物内にいないってことは外ってことになるわけだけど」

工藤「この天気で外いきますかね?」

小田「雪が降り出す前に外に出たとか?」

石田「じゃあ雪で帰ってこれなくて迷子になってるってこと?」

鞘師「それまずくない?早く探さないと!」

道重「ちょっと待って 石田はいつまではるなんと一緒にいたの?」
24佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:45:05.34 0
石田「えっと みんなで遊び終わってからはるなんと一旦部屋に戻ったんですよ それからお互いブログを書き始めて 今日の楽しかったこととか写真とか選んで
    でも気付いたら私寝ちゃってて起きたときにはもう居なかったんでいつ部屋を出たのか分からないんですよ」

生田「下に降りてきたら誰かしら気付くと思うんやけど 階段ここからも見えるけんね」

鈴木「でもみんな順番にシャワー浴びたりしててずっとここに居た人っていなくないですか?」

道重「ずっとここにいた人は居ないけど誰かしらここにいたよね?」

小田「いましたね」

譜久村「もし外に出るとしたら階段降りてこのリビング通らないといけないんで誰かしら気付くはずです」

工藤「でもこの別荘の中にはいない」

「窓から出たとか?」

道重「2階から飛び降りるの!?」

「こう木と木をピョンピョンって」

石田「窓から外に出る理由がわからないよ 普通に玄関から出ればいいことだし」

工藤「そもそもみんなに黙って外に行く?誰かしらに声かけるでしょ」

小田「そうですよね 何か理由があったんですかね」

鞘師「ちょっと私外見てきます!」

道重「え!?本気で言ってんの?凄い雪だよ!」
25佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:45:38.69 0
鞘師「だってもし本当に外に居るんだとしたら こんな天気で やばいですよ!はやく見つけてあげないと!」

工藤「ハルも行きます!」

小田「わたしも!」

石田「じゃあ私もいきます」

道重さんがうつむいてしばらく何か考えてる

道重「じゃあこれだけは約束して 決して遠くまでは行かないこと 絶対に離れて行動しないこと」

工藤「はい 別荘の敷地内から出ないようにします」

譜久村「タオルとかありったけのもの探しておきます」

鈴木「あ これ テレビの下に懐中電灯ありました これ持っていって」

道重「待機組みはもう一度別荘の中探してみようか」

「了解〜」

まさは待機組みとしてもう一度別荘の中を捜索することにした
待機組はまさの他に道重さん 譜久村さん 生田さん 鈴木さんでみんな別々に別荘の中を探すことになった

玄関から突然冷たい風がこのリビングまで吹き込んできた
外の捜索組が出発したみたいで強い風に煽られて玄関扉が強くバタンと閉まった

もうはるなんどこいったんだよ〜

みんな1階から探してるみたいだからまさは2階から回ろうかな
26佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:46:05.26 0
「まさ 2階から見てきますね」

道重「まーちゃん オバケが出るぞぉ〜」

「オバケなんか出ないよっ!!!もうっ!!!」

道重「ほら!うしろ!」

「きゃあああああああああああ!!!!!!」

道重「うるさい!(笑)」


まさは2階に来るとまずは一番手前にある道重さんとまさの部屋から調べることにした

調べるといっても人が隠れるようなところはベッドの下くらいしかないみたい

「はるなーん! どこいったんだあほー!」

一応声はかけてみたけどやっぱり返事は無い

まさは部屋を出ると他の部屋も順番に同じような手順で探した でもはるなんはどこにも居なかった

一番最後に調べた鞘師さんとどぅーの部屋の扉を閉めると 扉の左側 つまり廊下の突き当たりに小さな扉があった

なんだろうこの扉 部屋って感じではないよね 収納かな?

まさは小さな扉のドアノブを回した

すると扉が中から押されて勝手に開くと同時に人が倒れてきた
27佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:46:30.76 0
「きゃあああ!!!!」

倒れてきた人 それは寝ているはるなんだった

「いた!こんなとこで寝てんじゃねーよ!」

飯窪「あれ?私いつの間にこんな所で」

まさの悲鳴を聞いて1階の人がみんな2階に上がってきた

道重「どうしたの!?」

「はるなんこんな所で寝てました!」

鈴木「えええええええ!」

生田「なにしとん?」

飯窪「すいません・・・私夢遊病で寝ながら移動しちゃうことがあるんです・・・」

道重「そうだったの?」

譜久村「でもとりあえずよかった」

「迷惑かけんなよー!」

飯窪「スイマセン・・・」


外の捜索組も無事に帰ってきてその日は楽しい夜を過ごした
28佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:46:57.25 0
23時55分

譜久村「はい 優樹ちゃん」

譜久村さんが紅茶を入れてきてくれた

「ありがとうございます!あったかーい!」

道重「じゃあそろそろ0時だし寝る準備しよっか」

譜久村「飲み終わったらこのトレーにカップ置いてね 聖洗っておくから」

石田「私やりますよ譜久村さん」

譜久村「ううんいいの 気にしないで」

飯窪「じゃあお言葉に甘えて」

「ごちそうさまでしたー!」

まさはトレーにカップをおいた

全員がカップを置くと譜久村さんはトレーを持ってキッチンに向かった

鞘師「よし!じゃあ寝るかぁ!」

鈴木「寝るときが一番幸せそうだよね(笑)」

鞘師「うん!しあわせ〜♪」

小田「譜久村さんすいませんお願いします」
29佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:47:24.70 0
譜久村「はーい」

「譜久村さんバイバイ!」

譜久村さんを除く9人は2階に行くために階段へ歩き出した

その時なぜか前を歩くどぅが立ち止まって周りを見回した


パリーン!


そのときキッチンから何か割れる音がしたのでまさは振り返った

すると譜久村さんはキッチンで苦しんでいた

突然のことにみんな驚き譜久村さんの元に向かった

譜久村「くるしい・・・」

道重「フクちゃん?どうしたの!?」

譜久村「息が・・・息が・・・」

生田「どうしたん!?」

譜久村「できない・・・」

飯窪「ええ!?」

道重「しっかり!落ち着いて!」
30佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:47:50.22 0
道重さんが譜久村さんの背中をさすってる

でも譜久村さんは苦しそうにその場で暴れだした

譜久村「たすけて・・・」

道重「フクちゃん!」

工藤「譜久村さん!」

そしてさらに激しく暴れだしたあと急に動きが止まり譜久村さんは動かなくなった

「きゃあああああ!!!!」

みんなの悲鳴が響いた

鞘師「フクちゃん!・・・なんで!」

石田「譜久村さん・・・」

生田「聖!!!」

「あ・・・なんか字が出てきてる・・・」

譜久村さんの顔に 「子」 の文字が浮かび上がった

飯窪「子・・・?」

鈴木「なんなのこれ・・・」

石田「これは「こ」?それとも「し」?」
31佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:48:16.12 0
工藤「とりあえず救急車呼ばないと!」

道重「そうだね!さゆみ電話する」

道重さんはスマホを取り出した

道重「あれ?なんで?電波がない!」

生田「マジやん!なんでなん!?」

飯窪「雪のせいかもしれないです 雪が降るとTVの映りが悪くなったり携帯の電波が弱くなったりするみたいです」

工藤「そっかここは山奥だからそれが余計に?」

鞘師「どうするの?警察に電話出来ない!」


「雪・・・・雪?」

まさは外の雪が気になった
そうだ 大雪のときは!
まさは勝手口に走った

工藤「まーちゃん!」

道重「え・・・なに・・・・」

鈴木「どうしたの!?」

勝手口の扉を押すとやっぱり外側に雪が積もって開きにくくなっていた
32佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:48:43.68 0
ガ・・・ガ・・・ガ・・・ガ・・・ガン!


「もう少しで開かなくなるところだった!」

雪は既に勝手口の高さ以上に積もっていた
扉で雪を押しのけてやっと開いた

外はさっきよりもさらに天候が悪化しもの凄い暴風雪になっていた

小田「・・・雪 すごいですね」

工藤「どうしよう 電話も出来ないしこちらから行くこともできない」

鞘師「それにこの辺の地理がまったく分からない私達だけじゃどうにもできない」


まさたちは途方にくれた

何もできなかった・・・


譜久村さんはリビングの片隅に寝かされて毛布をかけられた


全員泣いていた
思い出作りの旅行のはずだったのに・・・
なぜこんなことに・・・
33佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:49:11.58 0
まさたちはもう一度リビングに集まっていた

みんなのすすり泣く声が聞こえる

道重「フクちゃん何か病気だったのかなぁ・・・」

鈴木「そんな話し聞いたこと無いですよ」

他のメンバーも首を振る

「その前まであんなに元気だったのに・・・」

小田「いきなり苦しみだしたんですか?」

鞘師「うん いきなり」

生田「カップが割れる音が聞こえて振り返ったら凄い苦しんどった」

飯窪「顔に浮かんできた文字・・・何なんでしょうね」

石田「文字に見えるだけかもしれないですけどね」

鈴木「なんか「子」みたいな形だったよね」

工藤「その文字みたいなものが出てきたこと自体が何でなのか」

道重「そんな病気聞いたことないよね」

小田「ウィルスの突然変異とかありそうですけどね」
34佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 21:49:37.28 0
道重「そっち系はちょっと分からないかな・・・」

飯窪「とりあえず夜が明けるまで待ってみることにしません?」

鞘師「うん 明るくなれば電波入るようになるかも!」

生田「それを祈るしかないやろね」

その時どぅが何か言おうとしてやめた

でも誰もどぅに追及しなかった

道重「ここでこうしててもしょうがないんだし朝まで部屋で休もうよ
   ゆっくり寝れるような気分じゃないと思うけど明日はきっと色々大変な一日になると思うから・・・」

飯窪「そうですね 個人としてもモーニング娘。としても」

鈴木「うん そうだね・・・」

石田「覚悟しておきます」


まさたちは各部屋で朝を待つことになった
35佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:41:36.86 0
「譜久村さん・・・死んじゃった・・・」

道重「うん・・・」

「どうなっちゃうの?モーニング娘。」

道重「うん・・・どうなっちゃうんだろう」

「だって譜久村さんは次のリーダーだったんですよね?」

道重「たぶんね・・・
   安心して卒業できると思ったのにな・・・」

「卒業取りやめにしてください 譜久村さんいないんじゃ道重さんいないとだめです」

道重「それは出来ない・・・と言いたいところだけど事が事だしね」

「道重さんいればまさも頑張れる!」

道重「いなくても頑張らなきゃだめでしょ!」

「そうですけど・・・もっと頑張れる!」

道重「もう寝るよ!明日はきっと色々大変な日になるから」

「はい おやすみなさい」
36佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:42:08.60 0
2時

飯窪「きゃあああ!いやあああ!誰かー!誰か来てください!!!」

まさははるなんの声で目が覚めた

道重さんも目が覚めたみたい

「道重さん!」

道重「はるなんの声だね!行こ!」

まさは道重さんと一緒に部屋を飛び出した


はるなんと亜佑美の部屋にみんな集まってきた

その真ん中で亜佑美が倒れている

そして亜佑美にはるなんが抱きついて泣いていた


工藤「あゆみん!!!」

なんで・・・なんであゆみが・・・

佐藤「あゆみ・・・」

道重「なにがあったの!?」

飯窪「急にあゆみんが苦しみだして・・・譜久村さんと同じです 息が出来ないみたいでした・・・」
37佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:42:35.43 0
生田「うそやろ?なんで立て続けに二人が急に息が止まるん!?絶対おかしいやろ!」

そして顔にはまた何やら文字らしきものが浮かんでいた

鈴木「ねぇ!見て!また何か顔に!」

顔には「丑」と書かれていた

なにこれ・・・

佐藤「・・・ひも?」

工藤「ひも・・・かな」

生田「ひもやね」

道重「どういうこと・・・やっぱり偶然文字に見えるんじゃなくて明らかに文字だよね」

小田「石田さん・・・」

鞘師「ねぇ!この別荘呪われてるんじゃないの!?おかしいよ二人続けてこんな死に方!」

鈴木「確かにおかしい こんな事ありえない」

小田「子の次は・・・丑(ひも)? なんだろうなんか関係あるような・・・この二つの文字」

生田「関係ある?繋げるとなにか意味のある単語になるとか?」

小田「んー思い出せない ごめんなさい」
38佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:43:11.25 0
工藤「あの・・・」

道重「何?工藤」

工藤「んーなんていうか すごい嫌なものを感じるんですよさっきから」

鞘師「嫌なもの?」

工藤「今はもう感じないんですけど さっき譜久村さんがコップを落としたときと今はるなんが悲鳴を上げたとき
   何か感じたんですよ」

鈴木「だから何かって何よ?」

工藤「霊気・・・といいますか」

生田「霊気?あんたこんなときまで何言ってんの」

工藤「信じてもらえないならしょうがないです この事は忘れてください」

飯窪「もうちょっと詳しく教えてくれない?」

工藤「なんかこの建物の下から湧いてくる様な殺気に満ちた気というか
   時間にして5分くらいで消えちゃうんですけど その5分は二人が苦しんでた時間だと思います」

道重「うちらには感じれないから何とも言えないけど それが本当ならやっぱりここは呪われてるのかもね」

小田「でも 呪われたこの別荘から抜け出すことは出来ない・・・」

鞘師「この雪じゃ外に出ても凍死するのがオチ・・・」
39佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:43:40.28 0
幽霊とかやめて・・・

「ねぇ・・・怖いよ・・・」

まさは道重さんにしがみついた

道重「とにかく 朝まではどうすることも出来ないから耐えるしかない」

工藤「そうですね」

道重「はるなん もし一人じゃ不安だったら生田の部屋に入れてもらって」

飯窪「いいですか?」

生田「別にかまわんけど」

飯窪「じゃあお邪魔させてもらいます」


私たちはまた部屋に戻った
40佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:44:06.45 0
「あゆみが・・・あゆみが死んじゃった・・・」

涙が止まらなかった

道重「まーちゃん・・・」

道重さんはまさをギュッと抱きしめてくれた

「もっと優しくしてあげればよかった・・・」

道重「石田はまーちゃんのこと大好きだったと思うよ 見ててわかった」

「そうかなぁ いつもイジワルなこととかしちゃってた」

道重「そんなところも含めてまーちゃんの事好きだったと思う」

「もっといっぱい仲良くしとけばよかった・・・」

まさは道重さんの胸の中でたくさん泣いた

そしていつの間にか泣き疲れて眠ってしまった
41佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:44:32.06 0
4時

工藤「やっぱりか!!!鈴木さん!!!」

またしても大きな声に起こされた

今度はどぅの声

道重さんもどぅの声で起きたみたい

道重「鈴木?今度は鈴木!?」

「もうやめて!」

道重「行くよ!まーちゃん!」

まさは道重さんの後を追って部屋を出た


廊下に出ると鈴木さんと小田ちゃんの部屋の扉が開いていた

生田さんとはるなん 一番奥からは鞘師さんも出てきた

急いで鈴木さんと小田ちゃんの部屋に向かった
42佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:45:06.11 0
工藤「鈴木さん!!!鈴木さん!!!」

鞘師「香音ちゃん!!!」

どぅが鈴木さんの体を揺すっていた

小田「鈴木さん・・・あっ!また文字が出てます!」

今度浮かび上がってきた文字は「寅」だった

「・・・えん?」

飯窪「演はこれにサンズイが付くの これは寅(トラ)」

生田「寅ってタイガーの虎?」

飯窪「字は違いますけど同じトラです」

小田「寅・・・丑寅・・・そっか!わかった!」

道重「え!?」

小田「十二支です 子は(ね)です ひもだと思ってたのは丑(うし) そして寅(とら) 子丑寅です」

生田「子(ね)とかそれだけ見たってわからんっちゃ」

飯窪「それともう一つ分かったことが」

道重「なに?」

飯窪「譜久村さんは子年 あゆみんは丑年 鈴木さんは寅年です」
43佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:45:54.80 0
「ほんとだ・・・」

生田「え?衣梨も丑年だけど何ともないんやけど」

鞘師「私も寅だけど」

飯窪「それが何故かはまだ分かりませんけど 少なくともこの3人は自分の干支が顔に浮かび上がってるんです」

工藤「ちょっともう一回リビングに集まりませんか?」

道重「うん そうだね」

工藤「行きましょう」


まさたちは1階に降りた

工藤「あゆみんのときに嫌なものを感じるって言いましたけど 今回もやっぱり感じました」

生田「まじかいな・・・」

工藤「ハルずっと起きてたんです そしたら地の底から這い上がってくるような殺気に満ちた気が上がってきました
   もしかしてまた誰かが・・・と思い廊下にでたら鈴木さんの部屋から暴れるような音が聞こえたんで
   部屋を開けてみたら・・・というわけです」

「本当に幽霊がやったことなの?」

飯窪「信じたくは無いけど 3人続けて同じ死に方なんて普通じゃ考えられないと思う」

生田「幽霊とかどうしたらいいん?」
44佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:46:22.88 0
鞘師「幽霊相手じゃどうすることも・・・」

工藤「子丑寅ときました次は卯です この中で卯といえば 小田ちゃん まーちゃん そしてハルです」

「やだ・・やだやだ死にたくないよ!」

道重「まーちゃん・・・大丈夫 何とかするから!」

工藤「丑年のあゆみんと生田さんは先に生まれたあゆみんが犠牲になった だから先に生まれたほうが犠牲になるのかと思ったら
   寅年の鞘師さんと鈴木さんは鞘師さんのほうが先に生まれてます
   同じ干支が複数人いた場合犠牲になるのは一人だけ そして誰になるのかはランダム・・・」

小田「私と佐藤さんと工藤さん 確立は3分の1・・・」

飯窪「あともう一つ時間です 昔 時間は干支で表していたのを知ってますか?」

「時間を干支で?どうやって?」

飯窪「子は0時 丑は2時 寅は4時 っていうように2時間ごとに一つの干支を当てていたんです
   それぞれ子の刻 丑の刻 寅の刻といいます
   最後の猪は22時 そしてまた子の0時(24時)に戻るんです」

生田「知っとるかも 草木も眠る丑三つ時ってやつやろ?」

飯窪「そうです 丑三つ時は今の時間であらわすと2時から2時30分の間になります
   1時から3時までを4等分して3等分目にあたる時間です
   丑の刻というのは4等分したその真ん中の2時のことを言います」

小田「その干支の時間にその干支の人が死んでいる・・・」
45佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:46:51.47 0
道重「そっか 子のフクちゃんは0時 丑の石田は2時 寅の鈴木は4時ってことね」

工藤「つまり次の卯の刻は・・・」

生田「6時・・・」

小田「あと1時間半・・・」

あと1時間半でまさは死ぬかもしれない・・・

怖い・・・やだよ・・・まだ死にたくない・・・

鞘師「あと1時間半このまま待ってるの!?私たちに何かできることはないの?」

生田「もしこれが霊の仕業だというんならお祓いとか」

道重「お祓いなんか誰もできないよね」

「やってるの見てたことはあるけどまさは出来ない・・・」

工藤「ちょっと気になることがあるんですけど」

鞘師「気になること?」

工藤「小田ちゃん さっきはるなんが居なくなったとき4人で外を回ったよね その時拾った「アレ」見せてくれる?」

小田「あ これ・・・ですか?」

小田ちゃんはポケットから何かを取り出した
46佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 22:52:05.37 0
ゴルフボールくらいの丸い石で表面をくり貫いて赤い石をはめ込んである

赤い石といってもルビーのような綺麗な赤じゃなくて血の赤

赤い眼球のような気味の悪い石だった

まさはこれを見た瞬間 絶対に触っちゃいけない石だと思った

鞘師「そういえば拾ってたねその石 これがどうかしたの?」

小田「この石不思議なんです 勝手口付近に落ちてたんですけど
   あの時凄い雪が降っててたくさん積もってたのにこの石の周りだけ雪が溶けたように積もってなかったんです」

道重「石が熱を持ってるっていうこと?」

小田「いえ、石自体に暖かさは無いです」

工藤「ちょっと渡してもらってもいい?」

小田「はい どうぞ」

小田ちゃんはどぅの手のひらにその石を置いた

どぅは石に触れた瞬間険しい顔をした

工藤「やっぱり・・・」

生田「どうしたん?」

工藤「あの嫌な殺気に満ちた霊気と同じものがこの石にあるんです」
47名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:06:55.17 0
支援
48佐藤編@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:20:22.08 0
「この石が原因ってこと?」

工藤「分からないけど無関係ってことも無いと思う」

鞘師「その石をどうしたらいいの?壊すの?」

工藤「いえ 壊さずに元あった場所に戻したほうがいいかと」

飯窪「触らぬ神に祟りなしって言いますからね 元ある場所に戻すのが一番かもしれません」

「助かるの?本当にそれでまさたち助かるの?」

工藤「分からないけどやってみるしかないよ ただ時間を待ってるよりはその方がいい」

道重「小田ちゃん その石があった場所覚えてる?」

小田「はい 勝手口から出てすぐの辺りです」

「勝手口開くかなぁ もう雪で開かなくなってるかも」

鞘師「行ってみよう!」

まさたちは全員でキッチンの勝手口に走った
49名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:26:00.22 0
全然違う話になってますね・・・面白いっ
体験版程度のものだけど選択肢前までゲーム化してしまったんだが作者さん的にはありなのかな?
問題無ければどっかにあげてきます
50作者@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:32:51.09 0
うほっwまじでか!
すごいなw全然問題ないよ
51名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:34:10.33 0
乙です
52名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:36:02.03 0
こっちの話はなんか金田一とかに出てきそうw非現実的な話が
53名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:37:06.71 0
この石
どうもヨッシーのクッキーのイメージが頭からはなれない
54名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:42:45.42 0
ノノ子' _l')

川丑’∀´)

从寅´◇`)
55名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:43:10.82 0
>>49
ゲーム化来たこれ!!!!
56名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:44:08.45 i
>>54
あゆみずっき…
57名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:45:31.46 0
ついにゲーム化きたーーー!!!
乗るしかないこのビッグウェーブ!!
58名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:45:52.10 0
巨乳っ娘。薄命説
59名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:46:35.13 0
借りてきたけどここで良いかな?パスはメール欄です
川c ’∀’)<See you ayumin
http://mmnight.sdbx.jp/test/mm14nightVer0.zip
60名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:47:50.40 0
毎日書いてくれてすげー楽しいし
ゲーム化までしてくれるとはほんと幸せなスレだわ
作者の人とゲーム化の人ほんとにありがとう
61名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:52:06.46 0
>>59
すげええええええええええ!
おつうううううう!
62名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:55:11.24 0
>>59
乙!!!
こういう繋がってくのがたまんねぇな!!
63作者@転載は禁止:2014/06/15(日) 23:58:19.85 0
>>59
ちょっと書くのやめてやらせてもらったけど凄いね!
背景もイメージピッタリだ素晴らしい!
6459@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:08:45.26 0
落としてくれた皆ありがとう!じゃあこのままの感じで本編も作ってみます
借りた所期限40日なんで暫らく置いておきますね
取敢えず自分は眠いから寝ますので・・・佐藤編の続きどうぞw
65名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:08:59.64 0
ちなみに干支とは十干と十二支を組み合わせたものなのですよ
66名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:14:55.22 0
67作者@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:18:40.66 0
>>64
乙です
なんか書くほうも意欲が沸くよ
ありがと!
68名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:20:54.05 0
楽しすぎてwktkが止まらん
どんどん壮大になっていくなこのスレw
69名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:27:58.69 0
     |
      | ☆ノノハヽ
     \川c ’∀´) また私の話してる
       (| 。 |)::::
        (γ /:::::::
         し \:::
            \
70名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:37:24.05 0
まーちゃん編きてた
71佐藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:43:17.46 0
生田「開けてみよ こういうのは衣梨にまかせとき!」

生田さんは力いっぱい扉を押した

でもやっぱり扉の外は大量の雪が積もっていて開かなかった

鞘師「私も一緒に押してみる!」

鞘師さんも加わって一緒に押すと少しだけ扉が動いた

飯窪「もう一人!もう一人誰か力のある人!」

小田「この中じゃ私・・・かな?」

道重「小田ちゃんお願い」

工藤「押せ押せー!」

小田ちゃんも加わって3人で押した


ガガ・・・ガガガ・・・ガガガガ・・・・ガーン!


工藤「やったー!」

飯窪「開きましたね!」

鞘師「さっき一回優樹ちゃんが開けたから良かったんだね」

道重「そっか まーちゃんが開けなかったらもっと積もってたんだもんね」
72佐藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:43:44.90 0
「え?まさのお手柄?」

飯窪「そうだね まーちゃんのおかげ」

「やぁーったぁあああああ!」

道重「声でかい(笑)」

工藤「開いたのはいいけど もう1メートル以上積もってますね」

鞘師「どうやって行くの・・・これ・・・」

小田「この石があったのあの辺です!ここから10メートルくらい」

生田「これ手で雪掻いていくん?」

飯窪「あ!もしかしてあそこにスコップあるかもしれません 2階の収納庫!」

道重「あ そうだね 見てこようか」

道重さんとはるなんは走って階段を登って行った

二人はすぐに帰ってきた

飯窪「ありましたー!二本だけですけど」

鞘師「おーすごい!」

工藤「みんなで順番に交代しながらやりましょう!」

生田「オッケーイ!まかしとき!」
73佐藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:45:02.25 0
まだ夜が明ける前の暗闇の中でみんなで力を合わせて雪をかいた
手足はかじかんで耳は真っ赤になって白い息を吐きながら・・・
自分の干支の時間が過ぎても何も起きなかった生田さんと鞘師さんが一番頑張ってくれたのがすごく嬉しかった

小田「この辺です!ここに置いてあったんです!」

生田「終わった・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

鞘師「やったね!イェイ!」

生田さんと鞘師さんがハイタッチした これを機にもっと仲良くしてね

小田「置きました これで全部終わってくれるといいんですけど」

工藤「6時まであとどれくらい?」

飯窪「あと15分」

道重「なんとか間に合ったね」

鞘師「とりあえず中入ろうか もう限界・・・」

生田「せやね」

「あっ!見て!石の周りの雪がちょっと溶けてるよ!」

工藤「本当だ!やっぱり変な力がある石だったんだ」

本当にこれだけでいいのかなぁ・・・

別荘の中に入る瞬間 その石がまさたちをじっと見ているように見えた・・・
74名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:45:13.93 0
続き来たあああああああああ
75名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:45:44.06 0
ドキドキ
76作者@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:50:20.47 0
今日はここまでにします
明日まーちゃん編クライマックスです!
77名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 00:51:03.47 0
乙です
明日楽しみ!
78名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 01:10:07.02 0
おつおつー
79名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 01:31:02.66 0
明日まで生きる理由ができちまったようだな
80名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 03:43:26.00 0
>>79
これがなくても生きろ!
81名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 05:53:13.18 0
リングを思わせるミステリーになってて引き込まれるな
82名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 06:53:37.70 0
起きたらまさ編&ゲームきてたー!このスレたまらんわw出気前にダウンロードだけでもしておかなきゃ
83名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 07:28:16.05 0
フィクションだってわかってる・・・わかってるけど
だーまーのくだりで泣きそうになるんだけど
84名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 07:40:47.69 O
真理を、真理を返してくれ!
85名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 10:47:40.98 0
86名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 13:37:54.06 0
87名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 15:13:57.01 0
88佐藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:18:48.78 0
5時55分

この時期のこの時間はまだ暗い

リビングのソファに座ってその時を待っていた

今のまさたちにできる事はすべてやった

やったはず・・・


落ち着かない

なぜかじっとしていられない

小田ちゃんとどぅもどこかソワソワしている

みんなしきりに時間を気にしている


飯窪「大丈夫・・・きっと大丈夫」

鞘師「信じよ!私たちがやったことを」


時間が止まればいいのに

時間が進むのが・・・怖い
89佐藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:19:19.37 0
まさは隣にいる道重さんの手を握った

道重さんは両手でまさの右手を包んでくれた


まだ死にたくない・・・死ぬのが怖い・・・

お願い・・・お願い・・・

まさは祈った


心臓の音が大きくなってくる

道重さんにこの音が聞こえたのかな

さらに強くまさの右手を握ってくれた


小田ちゃん どぅ まさ 3人のうちの誰かが・・・

それとも3人とも助かるか・・・


運命のときは  来た
90佐藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:20:17.38 0
みんなが卯年の3人を見る

突然まさは呼吸が出来なくなった

うそ・・・まさ? まさなの?

やだ・・・やだよ・・・死にたくないよ!

たくさん涙が溢れてきた

道重「まーちゃん?・・・まーちゃん?・・・嘘でしょ?」

みんながまさを見た

まさは声が出せない代わりに「本当だよ」とうなづいた

工藤「くそっ!!!何でだよ!!!」

飯窪「やだ・・・なんで・・・まーちゃん!」

鞘師「なんで!?なんでなの!?」

生田「もういや!!!」

道重「まーちゃん!まーちゃん!」

道重さんがまさの背中を強くさすってる

「みち・・・しげ・・・・さん・・・」

工藤「まーちゃん!頑張れ!強く息をして!!!」
91佐藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:21:07.58 0
できないの・・・どんなに頑張ってもできないの・・・

まさは苦しすぎてその場で暴れた

飯窪「まーちゃん!・・・まーちゃん!!!」

みんなの顔が泣いてぐちゃぐちゃになってる

苦しい・・・苦しいよ・・・助けて・・・

道重「やめて!もうやめて!!!お願いだから!!!」


視界がぼやけてきた

みんなが何か叫んでるけどもう何も聞こえなかった

もうすぐ楽になれるのかな・・・

みんな・・・ありがとう・・・


最後に二つの赤い瞳がまさを見つめているのが見えた・・・


                         BADEND
92名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:31:08.93 0
うぎゃああああああまーちゃあああん
93名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:42:12.57 0
大丈夫きっと大丈夫♪
ってまーちゃああああああああん
94名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:49:45.41 0
スマンまーちゃん…
前スレで俺が

>悪霊編はまーちゃんが取り憑かれる展開しか思いつかないw

なんて書いたばっかりに…
95名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 17:55:37.97 0
佐藤もあえなく呪いの餌食か
この流れだと次は誰編に繋げるんだろう
96名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 18:07:02.67 0
うおーい!まーでも抗えないのか…
97名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 18:34:48.56 0
みちょしげさんのお姉さん感がとってもいい
98名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:40:54.62 0
やっとゲームプレイ出来たー!完成が楽しみ♪一つ希望…フォントは変えて欲しいなぁ。。。明朝は読みづらくて汗
99工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:51:04.56 0
>>22からの分岐

ここから一人称視点で主人公を選択できます

 A 三人称のままにする
 B 道重さゆみ
 C 鞘師里保
 D 石田亜佑美
 E 飯窪春菜
 F 鈴木香音     
 G 佐藤優樹
 H 工藤遥      ←
 I 未開放
 J 未開放
 K 未開放


〜〜〜工藤遥編〜〜〜


道重「建物内にいないってことは外ってことになるわけだけど」

「この天気で外いきますかね?」

小田「雪が降り出す前に外に出たとか?」

石田「じゃあ雪で帰ってこれなくて迷子になってるってこと?」

鞘師「それまずくない?早く探さないと!」

道重「ちょっと待って 石田はいつまではるなんと一緒にいたの?」
100工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:51:31.29 0
石田「えっと みんなで遊び終わってからはるなんと一旦部屋に戻ったんですよ それからお互いブログを書き始めて 今日の楽しかったこととか写真とか選んで
    でも気付いたら私寝ちゃってて起きたときにはもう居なかったんでいつ部屋を出たのか分からないんですよ」

生田「下に降りてきたら誰かしら気付くと思うんやけど 階段ここからも見えるけんね」

鈴木「でもみんな順番にシャワー浴びたりしててずっとここに居た人っていなくないですか?」

道重「ずっとここにいた人は居ないけど誰かしらここにいたよね?」

小田「いましたね」

譜久村「もし外に出るとしたら階段降りてこのリビング通らないといけないんで誰かしら気付くはずです」

「でもこの別荘の中にはいない」

佐藤「窓から出たとか?」

道重「2階から飛び降りるの!?」

佐藤「こう木と木をピョンピョンって」

石田「窓から外に出る理由がわからないよ 普通に玄関から出ればいいことだし」

「そもそもみんなに黙って外に行く?誰かしらに声かけるでしょ」

小田「そうですよね 何か理由があったんですかね」

鞘師「ちょっと私外見てきます!」

道重「え!?本気で言ってんの?凄い雪だよ!」
101工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:52:04.90 0
鞘師「だってもし本当に外に居るんだとしたら こんな天気で やばいですよ!はやく見つけてあげないと!」

鞘師さんマジか!
でも確かに外に居るんだとしたらヤバイ・・・

「ハルも行きます!」

小田「わたしも!」

石田「じゃあ私もいきます」

道重さんがうつむいてしばらく何か考えてる

道重「じゃあこれだけは約束して 決して遠くまでは行かないこと 絶対に離れて行動しないこと」

「はい 別荘の敷地内から出ないようにします」

譜久村「タオルとかありったけのもの探しておきます」

鈴木「あ これ テレビの下に懐中電灯ありました これ持っていって」

道重「待機組みはもう一度別荘の中探してみようか」

佐藤「了解〜」


探索組の4人は玄関に集合していた
この雪にしちゃちょっと軽装だけどしょうがないか
長い時間の捜索は無理かな
102工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:52:31.05 0
石田「懐中電灯 私持ちますね」

工藤「じゃあ行きますか」

鞘師「うん」

小田「はい」

ハルが扉をあけた瞬間 無数の雪がハルたち目掛けて襲い掛かってきた
外は既に暴風雪となっている
数時間前に降り始めた雪はすでに50センチ以上は降り積もっていた

ハルたちが外に出ると風圧で勝手に扉がバタンと閉まる

小田「嘘でしょ・・・」

工藤「うわぁ!これやばい!」

石田「前が見えないよ」

鞘師「はるなん・・・はるなんどこー!」

数メートル先もまともに見れない状況の中ハルたちは離れないように手を握りながら体を小さく屈めてゆっくりと進んだ

「こっちから行きましょう」

玄関を出て右回り 時計回りに進むことにした

「はるなーん!」「飯窪さーん!」

みんなで声を出してはいるもののほとんど風の音にかき消されてしまう
103工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:53:02.41 0
鞘師「こんな中に何時間も居たら・・・」

石田「鞘師さん!縁起でもないこと!」

鞘師「でも別荘の中に居ないんじゃ外しか考えられないじゃない」

工藤「見つけないと!早く見つけないと!」

小田「飯窪さんどこなのー!」

少しずつ歩を進めてやっと半分くらい 玄関の真裏辺りまで来た頃
視界の隅で小田ちゃんが何かを拾ったのが見えた
小田ちゃんは不思議そうにそれを見ていた

なんだろう 赤っぽい何かだけど

でもこの暴風雪のせいか前に進むことに必死であまり気に止めなかった

石田「待って!誰か居る!ほら!あそこ!」

あゆみんが前方を照らした
そこには何か動く影が見えた

「ほんとだ!誰か居る!」

鞘師「はるなん!?はるなーん!」

前方に見える影は少しずつこちらに向かって来ているように見えた

小田「飯窪さん無事だったんだ よかった」

石田「はるなん・・・はるなん・・・」
104工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:53:36.29 0
でもその影が近づいて来るに連れてはるなんのシルエットとは違うことが分かってきた

工藤「・・・違う はるなんじゃない!」

鞘師「え!?」

石田「違う・・・みたいだね・・・」

小田「じゃあ誰なの!?」

この悪天候のなか一人で歩く女性のシルエット

ハルたちは歩みを止め一歩二歩と後ずさった

???「・・な」

???「・んな」

誰だ!・・・誰なんだよこいつ!

???「みんな!大丈夫?」

ん?・・・この声は
そこに居たのは譜久村さんだった

譜久村「大丈夫?タオルいっぱい持ってきたよ」

鞘師「もー!フクちゃん!」

鞘師さんは譜久村さんに抱きついた

「もう〜驚かさないでくださいよ〜」
105工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:54:02.78 0
石田「譜久村さんどこから?」

譜久村「え?そこのキッチンの勝手口から」

小田「なんだぁ玄関から一人で回ってきたのかと思った」

譜久村「それより はるなん見つかったよ!」

工藤「えぇ!?どこにいたんですか?」

譜久村「2階の収納庫で寝てたみたい」

小田「どういうことー!」

石田「あはは(笑)ウケる〜」

もー!ハルたちのこの苦労は何だったんだよ!

譜久村「寒いから早く中へ!」

ハルたちは勝手口から室内へ入った


その後はまたみんなで楽しい夜を過ごした
106工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:54:35.33 0
23時55分

譜久村「はい くどぅ」

譜久村さんが紅茶を入れてきてくれた

「あ 紅茶ですか!ありがとうございます」

道重「じゃあそろそろ0時だし寝る準備しよっか」

譜久村「飲み終わったらこのトレーにカップ置いてね 聖洗っておくから」

石田「私やりますよ譜久村さん」

譜久村「ううんいいの 気にしないで」

飯窪「じゃあお言葉に甘えて」

「ごちそうさまでしたー!」

ハルはトレーにカップをおいた

全員がカップを置くと譜久村さんはトレーを持ってキッチンに向かった

鞘師「よし!じゃあ寝るかぁ!」

鈴木「寝るときが一番幸せそうだよね(笑)」

鞘師「うん!しあわせ〜♪」

小田「譜久村さんすいませんお願いします」
107工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:55:11.70 0
譜久村「はーい」

佐藤「譜久村さんバイバイ!」

譜久村さんを除く9人は2階に行くために階段へ歩き出した

その時ハルは別荘内の空気が一瞬にして変わったことに気付いた
今までもこういうのは経験あるけどそれとは比べ物にならないくらい強い殺気


パリーン!


そのときキッチンから何か割れる音がしたのでハルは振り返った

すると譜久村さんはキッチンで苦しんでいた

突然のことにみんな驚き譜久村さんの元に向かった

譜久村「くるしい・・・」

道重「フクちゃん?どうしたの!?」

譜久村「息が・・・息が・・・」

生田「どうしたん!?」

譜久村「できない・・・」

飯窪「ええ!?」

道重「しっかり!落ち着いて!」
108工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:55:38.54 0
道重さんが譜久村さんの背中をさすってる

殺気が・・・強くなってる!

譜久村さんは苦しそうにその場で暴れだした

譜久村「たすけて・・・」

道重「フクちゃん!」

「譜久村さん!」

そしてさらに激しく暴れだしたあと急に動きが止まり譜久村さんは動かなくなった

「きゃあああああ!!!!」

みんなの悲鳴が響いた

鞘師「フクちゃん!・・・なんで!」

石田「譜久村さん・・・」

生田「聖!!!」

佐藤「あ・・・なんか字が出てきてる・・・」

譜久村さんの顔に 「子」 の文字が浮かび上がった

それと同時に強烈な殺気は消えてなくなった
109工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:56:14.10 0
飯窪「子・・・?」

鈴木「なんなのこれ・・・」

石田「これは「こ」?それとも「し」?」

「とりあえず救急車呼ばないと!」

道重「そうだね!さゆみ電話する」

道重さんはスマホを取り出した

道重「あれ?なんで?電波がない!」

生田「マジやん!なんでなん!?」

飯窪「雪のせいかもしれないです 雪が降るとTVの映りが悪くなったり携帯の電波が弱くなったりするみたいです」

「そっかここは山奥だからそれが余計に?」

鞘師「どうするの?警察に電話出来ない!」

佐藤「雪・・・・雪?」

突然まーちゃんが勝手口へ走り出した

「まーちゃん!」

道重「え・・・なに・・・・」

鈴木「どうしたの!?」
110工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 19:56:39.83 0
まーちゃんは力いっぱい勝手口の扉を開けた


ガ・・・ガ・・・ガ・・・ガ・・・ガン!


佐藤「もう少しで開かなくなるところだった!」

雪は既に勝手口の高さ以上に積もっていた
扉で雪を押しのけてやっと開いた

外はさっきよりもさらに天候が悪化しもの凄い暴風雪になっていた

小田「・・・雪 すごいですね」

「どうしよう 電話も出来ないしこちらから行くこともできない」

鞘師「それにこの辺の地理がまったく分からない私達だけじゃどうにもできない」


ハルたちは途方にくれた

何もできなかった・・・


譜久村さんはリビングの片隅に寝かされて毛布をかけられた


全員泣いていた
思い出作りの旅行のはずだったのに・・・
なぜこんなことに・・・
111名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 20:04:03.57 0
工藤編きた!
112名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 20:05:05.24 0
がんばれ霊感おなべ!
113名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 20:15:03.35 0
>最後に二つの赤い瞳がまさを見つめているのが見えた・・・
http://i.imgur.com/mVhaf35.jpg
114名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:28:11.25 0
赤くねぇw
115工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:31:03.27 0
ハルたちはもう一度リビングに集まっていた

みんなのすすり泣く声が聞こえる

道重「フクちゃん何か病気だったのかなぁ・・・」

鈴木「そんな話し聞いたこと無いですよ」

他のメンバーも首を振る

佐藤「その前まであんなに元気だったのに・・・」

小田「いきなり苦しみだしたんですか?」

鞘師「うん いきなり」

生田「カップが割れる音が聞こえて振り返ったら凄い苦しんどった」

飯窪「顔に浮かんできた文字・・・何なんでしょうね」

石田「文字に見えるだけかもしれないですけどね」

鈴木「なんか「子」みたいな形だったよね」

「その文字みたいなものが出てきたこと自体が何でなのか」

道重「そんな病気聞いたことないよね」

小田「ウィルスの突然変異とかありそうですけどね」

道重「そっち系はちょっと分からないかな・・・」
116工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:31:29.94 0
飯窪「とりあえず夜が明けるまで待ってみることにしません?」

鞘師「うん 明るくなれば電波入るようになるかも!」

生田「それを祈るしかないやろね」

そう言えばあの時 強い殺気が別荘の中に充満してた
もしかしてあの殺気が譜久村さんを・・・
でも こんな事言っても誰も信じてくれないよね・・・

道重「ここでこうしててもしょうがないんだし朝まで部屋で休もうよ
   ゆっくり寝れるような気分じゃないと思うけど明日はきっと色々大変な一日になると思うから・・・」

飯窪「そうですね 個人としてもモーニング娘。としても」

鈴木「うん そうだね・・・」

石田「覚悟しておきます」


ハルたちは各部屋で朝を待つことになった
117工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:31:57.18 0
鞘師さんはいつも以上に口数が少なかった

そりゃそうだよね 鞘師さんは譜久村さんのこと頼りにしてたし
ハルだって同じエッグ出身として譜久村さんは特別な感じがしてた

道重さんが卒業した後は私たちが引っ張って行くんだって
鞘師さんと譜久村さんが一番強く思ってるみたいだった

鞘師さんはベッドの中で静かに泣いていた

あえて励ましの言葉は掛けなかった

鞘師「どぅ 私頑張るから フクちゃんの分も」

「ハルも全力で支えますよ」

強いなぁ 鞘師さんは

ハルも鞘師さんみたいに強くならないと・・・
118工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:32:27.09 0
2時

ハルはまたあの殺気を感じて目が覚めた

まただ・・・さっき感じたのと同じ殺気に満ちた霊気・・・


飯窪「きゃあああ!いやあああ!誰かー!誰か来てください!!!」

はるなんの声だ!

鞘師さんも声を聞いて目が覚めたみたいだ

ハルは部屋を飛び出してはるなんの部屋に向かった



あゆみんが部屋の真ん中で倒れていた

そのあゆみんにはるなんが抱きついて泣いていた

「あゆみん!!!」

部屋には次々とみんなが集まってきた

佐藤「あゆみ・・・」

道重「なにがあったの!?」

飯窪「急にあゆみんが苦しみだして・・・譜久村さんと同じです 息が出来ないみたいでした・・・」
119工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:32:59.10 0
生田「うそやろ?なんで立て続けに二人が急に息が止まるん!?絶対おかしいやろ!」

そして顔にはまた何やら文字らしきものが浮かんでいた

鈴木「ねぇ!見て!また何か顔に!」

顔には「丑」と書かれていた

なにこれ・・・

佐藤「・・・ひも?」

「ひも・・・かな」

生田「ひもやね」

道重「どういうこと・・・やっぱり偶然文字に見えるんじゃなくて明らかに文字だよね」

小田「石田さん・・・」

鞘師「ねぇ!この別荘呪われてるんじゃないの!?おかしいよ二人続けてこんな死に方!」

鈴木「確かにおかしい こんな事ありえない」

呪い・・・さっきも感じたあの殺気・・・
あの殺気を感じると譜久村さんもあゆみんも呼吸が止まった
無関係と言えるだろうか
120工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:33:28.83 0
小田「子の次は・・・丑(ひも)? なんだろうなんか関係あるような・・・この二つの文字」

生田「関係ある?繋げるとなにか意味のある単語になるとか?」

小田「んー思い出せない ごめんなさい」

「あの・・・」

道重「何?工藤」

「んーなんていうか すごい嫌なものを感じるんですよさっきから」

鞘師「嫌なもの?」

「今はもう感じないんですけど さっき譜久村さんがコップを落としたときと今はるなんが悲鳴を上げたとき
   何か感じたんですよ」

鈴木「だから何かって何よ?」

「霊気・・・といいますか」

生田「霊気?あんたこんなときまで何言ってんの」

「信じてもらえないならしょうがないです この事は忘れてください」

飯窪「もうちょっと詳しく教えてくれない?」

「なんかこの建物の下から湧いてくる様な殺気に満ちた気というか
   時間にして5分くらいで消えちゃうんですけど その5分は二人が苦しんでた時間だと思います」

道重「うちらには感じれないから何とも言えないけど それが本当ならやっぱりここは呪われてるのかもね」
121工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:33:55.66 0
小田「でも 呪われたこの別荘から抜け出すことは出来ない・・・」

鞘師「この雪じゃ外に出ても凍死するのがオチ・・・」

佐藤「ねぇ・・・怖いよ・・・」

まーちゃんが道重さんにしがみついた

道重「とにかく 朝まではどうすることも出来ないから耐えるしかない」

「そうですね」

道重「はるなん もし一人じゃ不安だったら生田の部屋に入れてもらって」

飯窪「いいですか?」

生田「別にかまわんけど」

飯窪「じゃあお邪魔させてもらいます」


ハルたちはまた部屋に戻った
122工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:34:31.10 0
鞘師「やっぱりおかしいよ!呪われてるよこの別荘!」

「ハルもそう思います・・・」

鞘師「今度はあゆみちゃんまで・・・」

「あゆみんのこと 助けてあげれなかった あの殺気に気付いてすぐ向かっていれば何か出来たかもしれない」

鞘師「くどぅのせいじゃないよ もしその霊の仕業なんだとしたら私たちじゃなにも・・・」

あの殺気の正体は何なんだ

もの凄く強い気だけどすぐに消えてしまう

なぜメンバーに取り憑く・・・なにが目的なんだ

そしてこれはまだ続くのか・・・

次の標的は誰なんだ・・・


3時55分

ハルは起きていた

どうしてもあの殺気に満ちた霊気が気になってしかたなかった

またあの殺気を感じたら今度はすぐに駆けつけようと思っていた


そして奴はやって来た
123工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:34:58.39 0
来たか!

もうメンバーを殺させたりはしない!

ハルは廊下に出た


自分に異常は無い
きっと今頃誰かが苦しんでるはず

どこだ・・・

誰の部屋なんだ・・・


ドン! ドン!


暴れているような音が聞こえた

鈴木さんと小田ちゃんの部屋だ!

ハルは部屋に駆けつけると扉を開けた

すると鈴木さんが苦しさでのたうち回っていた

「鈴木さん!!!鈴木さん!!!」

その瞬間鈴木さんは動かなくなった

何度も体を揺すったけどもうダメだった・・・
124工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:35:29.32 0
他のみんなも部屋に集まってきた

鞘師「香音ちゃん!!!」

小田「鈴木さん・・・あっ!また文字が出てます!」

今度浮かび上がってきた文字は「寅」だった

佐藤「・・・えん?」

飯窪「演はこれにサンズイが付くの これは寅(トラ)」

生田「寅ってタイガーの虎?」

飯窪「字は違いますけど同じトラです」

小田「寅・・・丑寅・・・そっか!わかった!」

道重「え!?」

小田「十二支です 子は(ね)です ひもだと思ってたのは丑(うし) そして寅(とら) 子丑寅です」

生田「子(ね)とかそれだけ見たってわからんっちゃ」

飯窪「それともう一つ分かったことが」

道重「なに?」

飯窪「譜久村さんは子年 あゆみんは丑年 鈴木さんは寅年です」

佐藤「ほんとだ・・・」
125名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:36:50.91 0
だーいしが生きてればライオンネタができたのに
126名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 21:48:10.48 0
どぅー、皆を助けてくれ
127工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:06:41.45 0
生田「え?衣梨も丑年だけど何ともないんやけど」

鞘師「私も寅だけど」

飯窪「それが何故かはまだ分かりませんけど 少なくともこの3人は自分の干支が顔に浮かび上がってるんです」

「ちょっともう一回リビングに集まりませんか?」

道重「うん そうだね」

「行きましょう」



ハルたちは1階に降りた

「あゆみんのときに嫌なものを感じるって言いましたけど 今回もやっぱり感じました」

生田「まじかいな・・・」

「ハルずっと起きてたんです そしたら地の底から這い上がってくるような殺気に満ちた気が上がってきました
 もしかしてまた誰かが・・・と思い廊下にでたら鈴木さんの部屋から暴れるような音が聞こえたんで
  部屋を開けてみたら・・・というわけです」

佐藤「本当に幽霊がやったことなの?」

飯窪「信じたくは無いけど 3人続けて同じ死に方なんて普通じゃ考えられないと思う」

生田「幽霊とかどうしたらいいん?」

鞘師「幽霊相手じゃどうすることも・・・」
128工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:07:09.73 0
「子丑寅ときました次は卯です この中で卯といえば 小田ちゃん まーちゃん そしてハルです」

佐藤「やだ・・やだやだ死にたくないよ!」

道重「まーちゃん・・・大丈夫 何とかするから!」

「丑年のあゆみんと生田さんは先に生まれたあゆみんが犠牲になった だから先に生まれたほうが犠牲になるのかと思ったら
 寅年の鞘師さんと鈴木さんは鞘師さんのほうが先に生まれてます
 同じ干支が複数人いた場合犠牲になるのは一人だけ そして誰になるのかはランダム・・・」

小田「私と佐藤さんと工藤さん 確立は3分の1・・・」

飯窪「あともう一つ時間です 昔 時間は干支で表していたのを知ってますか?」

佐藤「時間を干支で?どうやって?」

飯窪「子は0時 丑は2時 寅は4時 っていうように2時間ごとに一つの干支を当てていたんです
   それぞれ子の刻 丑の刻 寅の刻といいます
   最後の猪は22時 そしてまた子の0時(24時)に戻るんです」

生田「知っとるかも 草木も眠る丑三つ時ってやつやろ?」

飯窪「そうです 丑三つ時は今の時間であらわすと2時から2時30分の間になります
   1時から3時までを4等分して3等分目にあたる時間です
   丑の刻というのは4等分したその真ん中の2時のことを言います」

小田「その干支の時間にその干支の人が死んでいる・・・」

道重「そっか 子のフクちゃんは0時 丑の石田は2時 寅の鈴木は4時ってことね」

「つまり次の卯の刻は・・・」
129工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:07:44.46 0
生田「6時・・・」

小田「あと1時間半・・・」

あと1時間半でハルももしかしたら・・・

鞘師「あと1時間半このまま待ってるの!?私たちに何かできることはないの?」

生田「もしこれが霊の仕業だというんならお祓いとか」

道重「お祓いなんか誰もできないよね」

佐藤「やってるの見てたことはあるけどまさは出来ない・・・」

「ちょっと気になることがあるんですけど」

鞘師「気になること?」

「小田ちゃん さっきはるなんが居なくなったとき4人で外を回ったよね その時拾った「アレ」見せてくれる?」

小田「あ これ・・・ですか?」

小田ちゃんはポケットから何かを取り出した

ゴルフボールくらいの丸い石で表面をくり貫いて赤い石をはめ込んである

赤い石といってもルビーのような綺麗な赤じゃなくて血の赤

赤い眼球のような気味の悪い石だった

鞘師「そういえば拾ってたねその石 これがどうかしたの?」
130工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:08:11.06 0
小田「この石不思議なんです 勝手口付近に落ちてたんですけど
   あの時凄い雪が降っててたくさん積もってたのにこの石の周りだけ雪が溶けたように積もってなかったんです」

道重「石が熱を持ってるっていうこと?」

小田「いえ、石自体に暖かさは無いです」

「ちょっと渡してもらってもいい?」

小田「はい どうぞ」

小田ちゃんはハルの手のひらにその石を置いた

その瞬間あの殺気を感じた

「やっぱり・・・」

生田「どうしたん?」

「あの嫌な殺気に満ちた霊気と同じものがこの石にあります」

佐藤「この石が原因ってこと?」

「分からないけど無関係ってことも無いと思う」

鞘師「その石をどうしたらいいの?壊すの?」

「いえ 壊さずに元あった場所に戻したほうがいいかと」

飯窪「触らぬ神に祟りなしって言いますからね 元ある場所に戻すのが一番かもしれません」

佐藤「助かるの?本当にそれでまさたち助かるの?」
131工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:08:36.84 0
「分からないけどやってみるしかないよ ただ時間を待ってるよりはその方がいい」

道重「小田ちゃん その石があった場所覚えてる?」

小田「はい 勝手口から出てすぐの辺りです」

佐藤「勝手口開くかなぁ もう雪で開かなくなってるかも」

鞘師「行ってみよう!」

ハルたちは全員でキッチンの勝手口に走った


生田「開けてみよ こういうのは衣梨にまかせとき!」

生田さんは力いっぱい扉を押した

でもやっぱり扉の外は大量の雪が積もっていて開かなかった

鞘師「私も一緒に押してみる!」

鞘師さんも加わって一緒に押すと少しだけ扉が動いた

飯窪「もう一人!もう一人誰か力のある人!」

小田「この中じゃ私・・・かな?」

道重「小田ちゃんお願い」

「押せ押せー!」

小田ちゃんも加わって3人で押した
132工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:09:03.04 0
ガガ・・・ガガガ・・・ガガガガ・・・・ガーン!


「やったー!」

飯窪「開きましたね!」

鞘師「さっき一回優樹ちゃんが開けたから良かったんだね」

道重「そっか まーちゃんが開けなかったらもっと積もってたんだもんね」

佐藤「え?まさのお手柄?」

飯窪「そうだね まーちゃんのおかげ」

佐藤「やぁーったぁあああああ!」

道重「声でかい(笑)」

「開いたのはいいけど もう1メートル以上積もってますね」

鞘師「どうやって行くの・・・これ・・・」

小田「この石があったのあの辺です!ここから10メートルくらい」

生田「これ手で雪掻いていくん?」

飯窪「あ!もしかしてあそこにスコップあるかもしれません 2階の収納庫!」

道重「あ そうだね 見てこようか」

道重さんとはるなんは走って階段を登って行った
133工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:09:35.93 0
二人はすぐに帰ってきた

飯窪「ありましたー!二本だけですけど」

鞘師「おーすごい!」

「みんなで順番に交代しながらやりましょう!」

生田「オッケーイ!まかしとき!」


まだ夜が明ける前の暗闇の中でみんなで力を合わせて雪をかいた

手足はかじかんで耳は真っ赤になって白い息を吐きながら・・・

生田さんと鞘師さんが協力してる姿が何かすごく嬉しかった


小田「この辺です!ここに置いてあったんです!」

生田「終わった・・・はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・」

鞘師「やったね!イェイ!」

生田さんと鞘師さんがハイタッチした これを機にもっと仲良くしてね

小田「置きました これで全部終わってくれるといいんですけど」

「6時まであとどれくらい?」

飯窪「あと15分」
134工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:10:09.87 0
道重「なんとか間に合ったね」

鞘師「とりあえず中入ろうか もう限界・・・」

生田「せやね」

佐藤「あっ!見て!石の周りの雪がちょっと溶けてるよ!」

「本当だ!やっぱり変な力がある石だったんだ」

これでもうあの殺気が現れることは無い・・・はず

信じるしかない・・・


5時55分

この時期のこの時間はまだ暗い

リビングのソファに座ってその時を待っていた

あと5分か・・・落ち着かないな

そりゃあと5分で死ぬかもしれないのに落ち着いて居られるわけないよ

でも石を戻したおかげで助かるかもしれないという期待もあって変な気分


飯窪「大丈夫・・・きっと大丈夫」

鞘師「信じよ!私たちがやったことを」
135工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:10:40.05 0
時間が長く感じる

1秒1秒がこんなに遅く感じるのは初めてかもしれない


まーちゃんが道重さんに手を握ってもらってる

いいなぁ まーちゃんは素直に甘えられて

こんなとき ハルだって道重さんに傍に居て欲しい・・・

誰かに支えて欲しいときだってあるよ・・・


その時 地の底から奴が来た

一瞬にして別荘内に殺気が満ちた

そして苦しみだしたのは・・・まーちゃんだった・・・


工藤「くそっ!!!何でだよ!!!」

ちゃんと元ある場所に戻したじゃないか!

飯窪「やだ・・・なんで・・・まーちゃん!」

鞘師「なんで!?なんでなの!?」

生田「もういや!!!」
136工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:11:36.61 0
道重「まーちゃん!まーちゃん!」

道重さんがまーちゃんの背中を強くさすってる

佐藤「みち・・・しげ・・・・さん・・・」

「まーちゃん!頑張れ!強く息をして!!!」

苦しさのあまりまーちゃんが暴れだした

飯窪「まーちゃん!・・・まーちゃん!!!」

道重「やめて!もうやめて!!!お願いだから!!!」

まーちゃんはさらに激しく暴れる

辛い・・・まーちゃんが苦しむ姿を見るのが辛い・・・

まーちゃん!・・・まーちゃん・・・

もう楽にしてあげて・・・

辛すぎるよ・・・


まーちゃんが・・・動かなくなった・・・


「いやああああああ!!!!!」

メンバー全員が泣き崩れた・・・
137名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:34:56.66 0
エイジャの赤石め!
138名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:45:24.34 0
「LILIUM-リリウム 少女純潔歌劇-」二次創作用スレ
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1402923631/

職人さん募集中。。。
139名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:46:24.49 0
目だから赤い石は2つあるのかな
140名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:56:38.49 0
工藤少年の事件簿
141名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 22:56:59.77 0
ズッキのこともう少し悼んであげてw
みんな寅の字のことしか見てない(´;ω;`)
142名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:05:55.27 0
どぅーってそういやまだ新一より若いんだなぁ
143工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:30:18.80 0
メンバー全員が泣き崩れた・・・

苦しんでるのにただ見ていることしか出来ない自分が・・・

悔しくて・・・情けなくて・・・不甲斐なくて・・・


まーちゃんの顔に「卯」の文字が浮かんでいた


ハルはまーちゃんを抱きかかえると譜久村さんの隣に寝かせて毛布を掛けた


しばらくは誰も何も話さなかった

それぞれに何かを想っていたんだと思う


そしてリビングに光が差し込んだ


小田「あ・・・朝だ・・・」

飯窪「夜が明けましたね・・・」


いつの間にか雪は止んでいた

空は相変わらず雲が覆っているけど極僅かな隙間から光が差し込んだ
144工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:30:50.29 0
鞘師「やっぱりまだ電波は入らないみたい」

「でも雪は止んだみたいなんで もう少し頑張ればもしかしたら」

道重「そうだね もうすこし待ってみよう」


30分後

外からエンジン音が聞こえた

生田「誰か来た!」

エンジン音は玄関の前で止まった

小田「誰か助けに来てくれたんだ!」


譜久村父「ダメだ玄関は開きそうに無いな」

男「2階に登るしかないか?」


道重「フクちゃんのお父さんじゃない!?」

鞘師「迎えに来てくれたんだ!」


生田さんが玄関に行き内側から声を掛ける

生田「勝手口なら開きます!」
145工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:31:16.61 0
譜久村父「そうか!じゃあ裏に回ろう」

そういうと2台のエンジン音は裏に回った


ハルは勝手口で出迎えた

譜久村さんのお父さんともう一人の男性は大きなスノーモービルに乗っていた


譜久村父「すごい雪だったね 大丈夫だったかい?」

ハルは安堵のあまり涙が出てきてしまった

譜久村父「どうしたの?」

「じつは・・・」


ハルはすべての事情を話した・・・


譜久村さんのお父さんは譜久村さんの前で泣いていた

自分の娘が死んだ
でも決して取り乱したりはしなかった

もう一人の男性は譜久村さんの叔父にあたる人らしい
146工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:31:44.00 0
叔父「とりあえずうちのホテルに戻らないか?ここじゃ電話も使えないし連絡は戻ってからでも」

譜久村父「そうだな 全員一度には乗れないから折り返してまた来るようにしようか」

譜久村さんの叔父さんは山の麓でホテルを経営しているらしい
譜久村さんのお父さんは昨日からそこに泊まっていたようだ
ハルたちはとりあえずそのホテルに行くことになった

スノーモービルは3人乗りなので運転手のほかに二人が乗れる
2台で来ていたので初めに道重さんとはるなん 生田さんと鞘師さんが先に

折り返して戻ってきた譜久村さんのお父さんにハルと小田ちゃんが乗ってホテルへ向かった

これでやっと呪いから開放された


ホテルに帰ってからは各所への連絡などで忙しかった

悲しむ暇すらなかった


落ち着いたのは9時を回った頃だった

道重さんにマネージャーから電話が入った

道重「・・・・はい わかりました」

電話を切ると私たちに説明してくれた

飯窪「雪で記者がこっちにこれないから電話でニュースにですか?」

道重「そうみたい さゆみだけでいいみたいだからみんなは休んでて」
147工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:32:35.21 0
小田「はい わかりました」


電話での取材はホテルの一室で行われた

道重さん以外のメンバーも同じ部屋でそれを聞いている

道重「はい・・・そうですね ・・・そうだとおもいます」

形式的なインタビューは続いた

そのニュースを部屋のテレビで見ていた

メンバーが亡くなってどんな気持ちですか?とか
お決まりのインタビュー

そんなの悲しいに決まってる

道重「それでですね こういう非常事態なんで 以前発表した卒業発表を・・・」


その時ハルは感じてしまった

奴がきた・・・
148名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:33:19.82 0
マスゴミ糞だなw
149工藤編@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:35:05.56 0
道重さんはその先をなかなか言わない

ハルはテレビから道重さんに視線を移した


まさか!?


「道重さん!!!!!!!!」

ハルは道重さんに駆け寄った

他のメンバーも走って来た

道重「息が・・・息が・・・」

鞘師「道重さん!!!なんで!?なんで!?」

飯窪「しっかりしてください!道重さん!」

ハルは部屋に掛かっている時計を見た


10時だった


「巳年の道重さん 巳の刻は10時!・・・くっそ!!!呪いはまだ解けてなかったんだ!!!」
150名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:35:25.48 0
さゆにげてー!
151名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:37:44.41 0
うわああああああああ
152名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:38:29.13 0
まさかのフク父
153名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:38:54.70 0
いやあああああああああああああああああああ
154名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:43:07.91 0
離れてもダメなんだ
ちくしょう
155名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:46:45.89 0
インタビュー中に急死とかマスゴミが喜びまくりだろうな
156名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:56:15.16 0
どぅー解決できない気がしてきた
小田ちゃん編で拾わない選択しかないのか
157名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/16(月) 23:57:26.34 0
気配わかっても対処しようがないな
158名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:00:10.46 0
11番目の14こと光井さんが恐山から駆け付けるからそれまで待ってて!
159工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:27:12.82 0
テレビ「道重さん?道重さん?どうされました?」

生田「道重さん!!!」

飯窪「ダメ・・・ダメですよ道重さん!」

道重さんは苦しさのあまりに暴れだす

テレビ「もしもし!道重さん?」

鞘師「やだ・・・やだよ道重さん・・・」


ハルはついに奴を見てしまった・・・

殺気に満ちた霊気の正体・・・

両目が赤く光っていた・・・

小田ちゃんの目が・・・


道重さんは動かなくなった

顔には巳の文字が浮かんでいた


文字が浮かんだ瞬間小田ちゃんの目から赤が失われ黒い瞳に戻った
160工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:27:39.57 0
小田「道重さん!!!やだ・・・やだぁ!!!」

飯窪「もう・・・どうして・・・」

みんなその場で泣き崩れた・・・


もしかして・・・小田ちゃんに取り憑いて・・・

そうか!だから別荘から出てもダメだったんだ!

どうして今まで気付かなかったんだ!

メンバーが苦しんでいるときはそのメンバーに意識が行ってしまって周りなんて見ていなかった・・・


ハルは今までメンバーが苦しんでいるときのことを思い返してみた

小田ちゃんがメンバーに駆け寄って声を掛けたり体を揺すったりしてた記憶が・・・無い

もしかしてあの石を拾ったことで小田ちゃんは取り憑かれた

石を戻してもダメ 別荘を出てもダメ じゃあどうすれば・・・

どうすればいい・・・


ハルは泣いている小田ちゃんを部屋の隅に連れ出した
そしてメンバーに聞こえないように小田ちゃんに問いただした
161工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:28:24.81 0
「小田ちゃん 今道重さんが苦しんでいる間 何をしてた?」

小田「・・・分からないです」

「わからない?」

小田「記憶が・・・無いんです」

やっぱりそうか!

小田「みんなそうでした あるときフッと意識が飛んで気がつくと誰かが目の前で死んでるんです・・・」

「どうしてもっと早く!」

小田「だって・・・怖くて・・・」

「きっと小田ちゃんはあの石を拾って何かに取り憑かれたんだ」

小田「私がですか!?」

「そしてまだ今も取り憑かれてる・・・」
162工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:29:01.88 0
小田「ごめんなさい・・・私が・・・私がみんなを・・・私が!」

「小田ちゃん!落ち着いて 小田ちゃんのせいじゃない 小田ちゃんは霊に操られていたんだ」

小田「私・・・どうすれば・・・」

「・・・わからない」

小田「そんな・・・」

「どうすればいいんだ・・・」


その後道重さんは病院に運ばれたけど死亡が確認された・・・


ホテルの一室にハルたちはいた

もう5人しか居なかった・・・
163名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:30:10.90 0
小田ちゃんだったのか・・!
164作者@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:33:32.63 0
今日はここまでです
読んでくれた方ありがとう!
165名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:34:28.10 0
乙です
今日もよかった
166名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:34:56.09 0
おっつうううううううううううううううううううううううう
167名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:35:13.39 0
乙乙
毎晩楽しみにしとります
168名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:43:38.20 0
乙!明日も楽しみにしてるよ!
169名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:47:47.75 0
乙!
推理スレに移動
170名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 00:59:34.08 0
乙!ついにペンションを飛び出してしまった…今後の展開予想出きねー
171名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 01:16:46.21 0
小田ちゃん…しっくりくるなw
172名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 01:19:08.56 0
ワッフルワッフル
173名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 02:56:56.28 0
目が赤い小田ちゃん…絶対怖いわ
174名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 06:22:40.04 0
朝だべ
175名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 07:27:46.95 0
んだんだ
176名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 09:57:31.02 0
177名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 11:48:12.85 0
こんや 12じ だれかが しぬ
178名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 14:49:25.23 0
もう残りが少な過ぎてハラハラしない
179作者@転載は禁止:2014/06/17(火) 15:07:24.44 0
残念だ
180名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 15:12:55.99 0
そんなことないからモチベーション崩さないでくれ
181作者@転載は禁止:2014/06/17(火) 15:17:37.48 0
書くなと言われても最後まで書くけどなw
182名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 16:11:06.23 0
ただでさえ呪われてそうな小田急が
勝ちで呪われるとか
183名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 16:30:41.46 0
この章の小田ちゃんはシルベチカな感じで脳内再生されてしまう
184名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 18:33:48.04 0
保全
185工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 19:40:09.22 0
小田ちゃんが取り憑かれていた事をメンバーに話した

生田さんが小田ちゃんに殴りかかる寸前だったけど小田ちゃんは悪くないことを説明して何とか生田さんを落ち着かせた


問題はこれから・・・

これからどうすればいい

このままじゃきっとまた次の犠牲者が・・・


鞘師「呪いが解けてないとしてじゃあ次はどうなるの?」

「次は戌年のはるなん 戌の刻は20時」

生田「まだ時間に余裕はあるけん それまでに何とかせな!」

小田「私があんな石拾わなければ!」

飯窪「仕方が無いよ 知ってて拾ったわけじゃ無いんだもの」

小田「ごめんなさい・・・」

鞘師「やっぱりあの石壊したほうがよかったんじゃない?」

生田「壊してダメだったらもうどうにもならなくなるやん」

飯窪「そもそも何であの石がそこに落ちていたのかだよね
   そういうのってどこかに祭られてあったりするものじゃない?」
186工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 19:40:42.19 0
「祠とか?」

小田「でもあの辺に祠らしきものなんてありませんでした」

鞘師「本当にあの石は関係あるの?」

「そういわれると自信は無いですけど・・・」

飯窪「でも あの目みたいな赤い石 そして赤く光った小田ちゃんの目
   関係無くはなさそうだよね」

「小田ちゃんもう一度詳しく記憶が無くなる時の事教えてくれない?」

小田「えっと 突然視界が真っ白になって何も見えなくなって気を失うんです
   でも私の意志とは関係なく体は動いてるみたいで」

生田「待って 気を失ってるのになんで動いてるのが分かるん?」

小田「意識が戻ったときに違う場所に居るからです 譜久村さんのときは階段で気を失って気が付くとキッチンに
   石田さんの時は自分の部屋から石田さんの部屋 鈴木さん佐藤さん道重さんのときは目の前に居たので動いてはなかったですけど」

「きっと小田ちゃんの意識を奪って操っていたんだと思う
 たぶん小田ちゃんが気を失っている時間がハルがあの殺気を感じている時なんだ」

飯窪「ねえ くどぅはその殺気を「建物の下から湧いてくる様な」って言ってたよね?
   じゃあ単純に床下とかもしかしたら地下とかに何かあるんじゃない?」

鞘師「地下なんてあるの?」

飯窪「分からないけどくどぅが「建物の下」って言うならその感覚を素直に信じてみたら?」

小田「地下じゃないとしても床下ならどこかから簡単に行けるはずです」
187工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 19:41:20.88 0
鞘師「うん・・・どうする?もう一回行ってみる?」

生田「行くっきゃないやろっ!」

「でもどうやって?」

鞘師「フクちゃんのお父さんにお願いしてみるとか」

小田「ダメっぽくないですか・・・?」

生田「ダメ元で聞いてみて ダメならまた他の方法探せばいいけん」

飯窪「そうですね ここにいてもしょうがない事は事実ですし」


ハルたちは譜久村さんのお父さんを捜すためホテルの中を歩いた

鞘師「あっ見て!あそこにスノーモービルあるよ!」

「ホントだ!行ってみよう!」


生田「あ 鍵ついとる」

生田さんは突然スノーモービルに跨った

小田「生田さん!勝手に乗ったら怒られますよ!」
188工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 19:41:54.24 0
生田「乗って!」


『え?』


全員の声が揃った

生田「どうせ行くしかないんやろ?バレないうちに早く行こう!」

「・・・はい!行きます!」

ハルは生田さんの後ろに乗った

生田「もう一人前に乗れるけど」

ここはやっぱり当事者の小田ちゃんが行くべきだよね・・・

「小田ちゃん!乗って!」

小田「え!?私ですか!?・・・はい!」

小田ちゃんが生田さんの前に乗った

鞘師「本当に行くの!?大丈夫なの!?」

生田「このまま行かなかったらはるなん死ぬかもしれへんのやろ?」
189工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 19:42:35.24 0
生田さんはエンジンを掛けた


ブオオオオオオオォォォォォォン!


スノーモービルは走り出した

残った鞘師さんとはるなんは心配そうにハルたちを見ていた


「生田さん運転したことあるんですかぁー!!!」

エンジン音にかき消されないように大声で言った

生田「あるわけないやろー!!!」


『えええーーー!!!!!!!』
190名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:00:03.73 0
さくらちゃん心配だなぁ・・・
191名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:04:55.05 0
アクション物みたいになってきた
いつも早めに死んじゃう生田さんの見せ場か
192名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:07:24.53 0
えりぽんかっけーwてか無免許かよww
193名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:13:27.80 0
今日もおっつうううううううううううううううううううううう
194名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:14:37.22 i
ちと不謹慎かもしれないが重さんがいなくなっても
自分たちで考え行動してる娘。達が頼もしく思えたりもする
195名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:25:01.37 0
大丈夫
生田は歌とダンスの才能以外はあるんだ!
196名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:30:31.26 0
娘。として致命的じゃねーか!w
だがそんなえりぽんがかっけー
197名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 20:50:16.37 0
ナマタに魅せ場きたーw
198名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:11:17.92 0
続きまだかー!焦らさないでー
199名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:17:21.71 0
いきなりの関西弁に少しワラタw
200名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:21:48.53 0
えりぽんがとっても不安だぞ
スノーモービルの運転以上にその先何をしでかすか分かったもんじゃねえ
201名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:22:10.26 0
生田惚れるw
202名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:23:11.41 0
このまま崖落ちとかじゃねーだろーな?w
203名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:23:37.02 0
あるわけないっちゃろー!
204作者@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:32:13.77 0
いまラストまで書いてるもうちょっと待ってくれ!
生田はあんまり期待し過ぎないでくれw

方言については割愛よろw
205名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:35:31.42 0
津軽弁にしても面白いよね
206名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:37:23.83 0
ブチ切れて鬼神のえりぽんとか見てみたいんだが
期待してます
207名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:46:55.92 0
・・・いやこの作者わからんぞ?崖に落ちてBadendありそうだw
208名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 21:48:03.15 0
予想はあっちのほうがいいんじゃねw
書きにくいでしょ
209名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 22:06:33.14 0
せやな
210名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 22:07:50.27 0
保持数700スレになったみたいなので注意
211名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 22:29:22.44 0
深夜が心配
212工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:01:12.78 0
別荘に着いたころにはすでに暗くなっていた

もうすぐ6時になろうとしていた


生田さんの運転のせいで何度も死んだ気分だった


別荘の周りには規制線が張られていた
でも人が居る様子は無い
昼間のうちに現場検証は終わったのかもしれない

別荘の門から玄関にかけて少し除雪されていた
きっとみんなを運び出すためだろう

外から別荘を眺めているとこの別荘で起きた事がずっと前に起きた事の様に感じていた
まだ今日の出来事なんだよね・・・

ハルたちはまず あの赤い石を見に勝手口の方へ回った

小田「あった!ありました!」

もしかしたら警察に押収されているかもしれないと思ったけど警察にはこの石は目に入らなかったようだ

そして勝手口へ向かいもう一度呪いの別荘へ足を踏み入れた


生田「よし 捜そうか」

「何でも怪しいものがあったら報告しましょう」

小田「わかりました
213工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:01:44.93 0
ハルたちは別荘の中を念入りに調べた

同じところも何度も調べた


小田「おかしい 床下に入るところが無いです」

生田「やっぱりこの下に地下室があるって事なんちゃう?」

「いや・・・そういうわけでもないような・・・」


その時外からエンジン音が聞こえた

小田「もしかして・・・警察!?」

「隠れよう!」

ハルたちはキッチンの奥に身を隠した


その音は玄関の前で止まり 開くようになった玄関から人が入ってきた


ハルたちはホッと胸を撫で下ろした

鞘師さんとはるなん そして譜久村さんのお父さんだった
214工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:02:11.29 0
「びっくりしたぁ・・・誰かと思ったよ」

飯窪「みんなが行ったあと譜久村さんのお父さんにお願いして連れてきてもらいました」

鞘師「3人が心配だからって言ったら「しょうがないな」って」

譜久村父「事情は聞いたよ 本来なら怒るところだが仲間を助けるためだってなら怒れないな」

小田「勝手にスノーモービル乗っちゃってすいませんでした・・・」

譜久村父「よく運転できたね 誰がやったんだい?」

生田「衣梨です!すごいやろ?」

譜久村父「そんなことより 君達が言ってた呪いの事だが・・・」

「何か知ってるんですか!?」

譜久村父「聖の顔に子の文字を見たときに もしやと思ったんだが・・・」

小田「教えてください!」

譜久村父「これは私の祖父 つまり聖の曾祖父になるわけだが この別荘は元々祖父が建てた別荘でね
     今ではもう何度か改装したりしているんだが 祖父がこの山丸ごと購入しでここに建てたんだ」

飯窪「凄い方だったんですね・・・」

譜久村父「これは私が子供の頃祖父に聞いた話しでね あまりに恐ろしい話しで今でも覚えているんだ」

小田「恐ろしい・・・話し・・・」
215工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:02:41.28 0
譜久村父「祖父がこの山を購入するよりもずっとずっと前の話しだ この山には一つの集落があってね そこに50人ほどが暮らしていたらしい
     ある日山賊の集団がこの集落を襲った 武器もまともに持ったことが無い集落の人々はすぐに集落を制圧されてしまった
     その山賊達は赤い目をしていたらしくてね まるで鬼のようだったらしい」

赤い目・・・
ハルたちは顔を見合わせた


譜久村父「山賊達は集落の娘達を連れてきては散々に弄んだ挙句 
     その娘の干支の刻に殺すなどという酷い遊びを繰り返していたようだ」

ハルたちはあまりの悲惨さに声が出なかった・・・

譜久村父「集落の人たちはついに業を煮やし命がけの抵抗を行った 井戸に毒を盛ったんだ
     井戸に毒を盛れば集落の人たちも水を使えなくなる 命がけの作戦だった
     山賊達は知らずにその井戸の水を飲んだ そして山賊達は死んだ
     だが水を失った集落の人たちも次々に死んでいった」

「そんな・・・ひどすぎる・・・」

譜久村父「集落に最後まで残った人たちは この惨劇忘るべからず 後世に残すべし
     そう言って山賊の像を作り祠に封印したのだという
     そして集落は誰も居なくなり消えてなくなったそうだ」

飯窪「悲しいお話ですね・・・」

小田「もしかしてこれは・・・」

小田ちゃんは赤い石を見せた

譜久村父「それが言っていた赤い石かい・・・山賊の目かもしれない・・・」
216工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:03:13.86 0
鞘師「じゃあ今までの一連の呪いは・・・」

譜久村父「きっと山賊の封印が解けてしまったのかもしれない
     もしかしたらその石が何らかの理由で山賊の像から無くなったのが原因なのかもしれない」

飯窪「その山賊が封印されている祠に行ってこの赤い目を像に戻せばいいんですね」

譜久村父「確証は無いがその可能性はある」

「祠はどこにあるんですか!?」

譜久村父「実は私も分からないんだ」

そんな・・・

譜久村父「だが 一つだけ祖父に絶対に行ってはいけない場所として立ち入ることを禁じられていた場所がある」

生田「もしかして・・・地下室?」

譜久村父「そうだ キッチンの食器棚で入り口を隠してあったんだ」

『ええ!?』

譜久村父「だが地下室は私も行ったことが無い 先に何があるのかは分からない」

「行きましょう!時間が無いんです!」

鞘師「きっとそこに祠がある!」

小田「行きましょう!」
217工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:03:44.44 0
譜久村父「・・・分かった だが安全の保証は出来ない それだけは覚悟しておいてくれ」

「わかりました」


譜久村さんのお父さんと生田さんでキッチンの食器棚を横に動かすとそこに小さな小部屋があった

その小部屋の中に地下に降りる階段があった

ハルたちはその階段をゆっくりと降りていった


下に降りると10畳ほどの部屋があった

しかし祠は見当たらなかった


小田「無い・・・」

「ここじゃないのかよ・・・」

譜久村父「いや どこかにこの先に繋がる入り口があると思うんだが・・・・・・・・あった これだ」


大きな四角い石が何段も積み上げられているところがあった

譜久村さんのお父さんはその石を持ち上げようとした


グキッ!

嫌な音がした
218工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:04:12.27 0
譜久村父「ああっ!・・・・・・しまった・・・・・」

「もしかして・・・ギックリ腰ですか!?」

譜久村父「どうやら・・・そのようだ・・・」

ハルは見てしまった

みんなが笑いを堪えている


生田「衣梨にまかしとき!」

そういうと生田さんは石を持ち上げて放り投げた

生田さんの上腕二頭筋がこんなに頼もしく思えたのは初めてだった

一つまた一つと生田さんは石をどかした


鞘師「何か入り口が見えてきた!」

飯窪「きっとこの先に!」

譜久村父「私はもう動けない・・・あとは君達で行ってくれ!」

「分かりました 行ってきます!」


ハルたちはさらにその先へ進んだ
219工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:04:46.20 0
今度は小さな部屋だった

頭がすぐ天井に付きそうなほど低くそして狭い

しかし ついに見つけた

祠がそこにはあった


「これか・・・」

鞘師「ねえ見て 中に石像があるよ!」

飯窪「確かに山賊みたいですね」

鞘師「見て!目に赤い石が嵌めてある!左目だけ!」

「じゃあ小田ちゃんが持っているのが右目なんだ!早くそれを右目に」

ハルは小田ちゃんを見た

すると小田ちゃんの両目が赤く光っていた

「小田ちゃん!」

鞘師「小田ちゃん!?」

生田「貸して!!!!!」

生田さんは小田ちゃんから赤い石を奪い取ると石像の右目に無理やりねじ込んだ

すると小田ちゃんの目が赤から黒に戻った
220工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:05:46.40 0
小田「はっ・・・私・・・また意識が飛んでました・・・」

「もう大丈夫 右目に石を戻したよ」

飯窪「これで 呪いは終わるんですね」

「まだ分からないよ」

『え?』

「20時になってはるなんに何も起こらないことを確認するまでは」

生田「せやね」

鞘師「20時まであとどれくらい?」

小田「あと10分です」


ハルたちは1階のリビングに戻った

ギックリ腰の譜久村さんのお父さんは生田さんが背負ってきた

なんか今日の生田さんは体張りまくりだな


そしてリビングでその時を待った
221工藤編@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:06:21.02 0
あと10秒
  ・
  ・
  ・
  ・
 5秒
  ・
  3
  2
  1


・・・・・・・・・

みんながはるなんを見る

みんなが息を呑む

・・・・・・・・・

はるなんは笑顔でOKマークを出した


「やったあああああああ!!!!!!!!!!」


みんなで抱き合って喜んだ

小田「よかったぁ・・・」

小田ちゃんは泣いている
222名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:08:52.27 0
はるなーん!よかったー!
223名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:26:37.66 0
譜久村パパが娘の死にもめげずいい味出してるw
224名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:31:20.93 0
はるなん。・゜・(ノД`)・゜・。
225名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:32:18.93 0
乙です
残りのメンバーだけでも救われてよかった
226名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:41:17.32 0
リーダー争奪編とは違ったドキドキ感があったな
227名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:41:37.61 0
生田さんが居なかったら危なかったな
228名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:55:26.50 0
生田GJ
229名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/17(火) 23:58:06.81 0
待て・・・まだ作者の後書き来てないぞ?安心するのはまだ早いw
230工藤編@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:01:06.94 0
鞘師「やったぁ!やったぁ!」

鞘師さんは跳ねている

生田「おつかれ!」

生田さんは謎のドヤ顔

飯窪「ありがとうございます・・・・・」

はるなんは大粒の涙を流している

譜久村さんのお父さんは腰を押さえている



外は綺麗な星空だった

昨日の天気が嘘みたい

そしてみんなの笑顔は輝いていた


生田さんはスノーモービルに跨っている

前には小田ちゃんが

後ろにはギックリ腰の譜久村さんのお父さんが生田さんにしがみついている

生田「じゃあ衣梨たち先に行くけんねー!」

小田「お先でーす!」
231工藤編@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:02:02.27 0
ブオオオオオオン!


「様になってるなぁ生田さん」

鞘師「で?うちらは誰が運転していくの?」

飯窪「わ・わ・わ・私は無理ですよ!」

「鞘師さんやってくださいよ」

鞘師「無理に決まってるでしょ!くどぅがやって!先輩の命令よ!」

「えええええええ!」

鞘師「つべこべ言わない!」

前に鞘師さん 後ろにはるなん そしてハルが運転することになった

「ちゃんと掴まっててくださいよ!」

飯窪「安全運転でお願いね」

鞘師「ゴー!ゴー!」

「じゃあ行きますよ!」


ブオオオオオオオオオオオォォォォォォォン!
232工藤編@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:02:43.52 0
道重さん 譜久村さん 鈴木さん そしてあゆみん まーちゃん

ハルたち頑張るよ

みんなの分も頑張って また一からモーニング娘。頑張る

だから ちゃんと見守ってて下さいね!


そういえば あの赤い石はなんであそこに落ちていたんだろう

・・・まあいっか! 助かったんだし!


飯窪「ああ!危ない!!!!」

鞘師「もっとこっち!もっとこっち!」

「うわああああああああ!!!!!!!!」


ガシャーーーン!!!!!!


                         
今日のどぅーでもいいこと

ハル無免じゃね?
                      END
233作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:05:22.46 0
いい所で連投規制にw
ちょっと長すぎた・・・

幽霊編は以上です!

読んでくれた方どうもです!
234名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:05:35.53 0
最後に誰かの目が赤く光って終わりかと思ったのに
235名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:06:36.69 0
おーー何とか助かったか!!
乙!!!
236名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:07:05.46 0
>>234
典型的なホラーの終わり方だなw
237名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:08:22.01 0
幽霊編はどぅー、大活躍だったな!
お疲れ。面白かったよー!
238名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:10:12.33 0
無事だったかぁ良かった
変に勘ぐり過ぎたw
でも謎はまだ色々残っているな…
239名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:10:15.27 0
おっつー!最後どんでん返しがくると思ったが何事もなくてヨカッター!
240作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:10:56.35 0
工藤は3人殺しストーリーーの見せ場が気絶くらいだったから何とか今回はね・・・w
あと生田も今まで全然だったから見せ場作りたかった

あと3人のストーリーどうすっかな・・・w
241名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:14:19.36 0
×話し
○話
242名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:17:45.74 0
9期に見せ場を…いや何でもない
243作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:17:54.71 0
さすがに4人目も同じ幽霊編じゃ飽きるよね?
残りの3人は別なの考えよう
244作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:19:13.33 0
>>242
考えてるよ
9期は後二人残ってるしね
245名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:21:08.18 0
新展開来るのか!
引き出し多いな
246名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:21:55.40 0
別荘に突如として流れる謎の声…
閉じ込められた娘。たち…
無事に脱出できるのか?
脱出ゲーム的なのを…死人なしで是非
247作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:22:58.21 0
引き出しは空っぽだよ・・・w
今までのも仕事しながら考えて夜書いてる感じだからw
248名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:23:32.23 0
乙です
>>221の後悲惨な絵しか浮かばなかったけどそうならなくて良かったと心から思いました
249名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:23:38.22 0
>>244
おぉ!楽しみにしてます
250名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:26:38.87 0
なんか秘密のダンジョン編とかも面白そう
地下室にダンジョンが!的な?かまいたちにもあったよね?
251作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:28:56.16 0
ダンジョン的なのは本当に選択肢があれば面白いんだけど
こういう形式ではどうなんだろう
252名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:39:12.55 0
乙!
死んでる人数を考えるとハッピーでもないんだが
アクションシーンが爽快でよかった
253名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:56:44.21 0
残る3人は譜久村・生田・小田か・・・小田は『過去の記憶編』で某スレの大正ロマン的なのしか思いつかんw
譜久村曾お爺ちゃんとのラブロマンス?ww
254名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:57:24.23 0
>>251
ですよね〜orz
255名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 00:59:37.98 0
>>246
実は部屋の真ん中で倒れている人物が犯人だったってか?
256名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 01:03:20.33 0
>>255
どこのSAWだよw
257名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 01:07:07.12 0
ハッピーエンドが見たいです先生!
258名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 01:21:40.01 0
しかし容赦ないバッドエンドこそゲームテキストならではの魅力だな
謎を残したまま物語がばっさり終わる感じがたまらん
259名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 02:00:42.39 0
  こ
  こ
  で
  理
  セ
  ッ
  ト
  し
  ろ
260名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 04:12:36.24 0
261名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 05:38:45.40 0
つづきあったw
乙です
262名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 07:28:04.55 0
263名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 07:30:19.69 0
亀井たちの夜
264名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 08:35:49.11 0
>>259って何かのネタなの?
265名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 08:49:15.32 0
>>264
かまいたちの夜で縦読みするのがあるんだよ
いやしかし面白いな
悪霊編の次はスパイ編をお願いしたいw
266名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 09:00:43.42 0
作者さんすげーよ。
俺も書いてみようとしたけど、プロットさえまとまらなかったw
267名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 11:14:43.84 0
268名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 12:17:20.20 0
午の刻保全
269作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 13:55:50.23 0
ちょっと質問

フクちゃんっておださくの事何て呼んでたっけ?
小田ちゃん?さくらちゃん?
270名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:00:16.69 0
さくらちゃん
271作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:03:16.99 0
サンクス!
272名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:43:40.52 0
俺は小田ちゃんのイメージだな
273名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:44:53.22 0
小田フレの俺が断言するけど基本的にさくらちゃんって呼んでる
たまに外部で呼ぶ時は小田ちゃん
加入当初は幼女目線でかわいがってたけど今はどう思ってるかなw
274小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:55:34.62 0
>>22からの分岐

ここから一人称視点で主人公を選択できます

 A 三人称のままにする
 B 道重さゆみ
 C 鞘師里保
 D 石田亜佑美
 E 飯窪春菜
 F 鈴木香音     
 G 佐藤優樹
 H 工藤遥
 I 小田さくら    ←
 J 未開放
 K 未開放


〜〜〜小田さくら編〜〜〜


道重「建物内にいないってことは外ってことになるわけだけど」

工藤「この天気で外いきますかね?」

「雪が降り出す前に外に出たとか?」

石田「じゃあ雪で帰ってこれなくて迷子になってるってこと?」

鞘師「それまずくない?早く探さないと!」

道重「ちょっと待って 石田はいつまではるなんと一緒にいたの?」
275小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:56:01.04 0
石田「えっと みんなで遊び終わってからはるなんと一旦部屋に戻ったんですよ それからお互いブログを書き始めて 今日の楽しかったこととか写真とか選んで
    でも気付いたら私寝ちゃってて起きたときにはもう居なかったんでいつ部屋を出たのか分からないんですよ」

生田「下に降りてきたら誰かしら気付くと思うんやけど 階段ここからも見えるけんね」

鈴木「でもみんな順番にシャワー浴びたりしててずっとここに居た人っていなくないですか?」

道重「ずっとここにいた人は居ないけど誰かしらここにいたよね?」

「いましたね」

譜久村「もし外に出るとしたら階段降りてこのリビング通らないといけないんで誰かしら気付くはずです」

工藤「でもこの別荘の中にはいない」

佐藤「窓から出たとか?」

道重「2階から飛び降りるの!?」

佐藤「こう木と木をピョンピョンって」

石田「窓から外に出る理由がわからないよ 普通に玄関から出ればいいことだし」

工藤「そもそもみんなに黙って外に行く?誰かしらに声かけるでしょ」

「そうですよね 何か理由があったんですかね」

鞘師「ちょっと私外見てきます!」

道重「え!?本気で言ってんの?凄い雪だよ!」

鞘師「だってもし本当に外に居るんだとしたら こんな天気で やばいですよ!はやく見つけてあげないと!」
276小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:56:35.59 0
確かにこんな吹雪の中で外に居るんだとしたら早く見つけてあげないと可哀想・・・

工藤「ハルも行きます!」

「わたしも!」

石田「じゃあ私もいきます」

道重さんがうつむいてしばらく何か考えてる

道重「じゃあこれだけは約束して 決して遠くまでは行かないこと 絶対に離れて行動しないこと」

工藤「はい 別荘の敷地内から出ないようにします」

譜久村「タオルとかありったけのもの探しておきます」

鈴木「あ これ テレビの下に懐中電灯ありました これ持っていって」

道重「待機組みはもう一度別荘の中探してみようか」

佐藤「了解〜」


探索組の4人は玄関に集合していた

石田「懐中電灯 私持ちますね」

工藤「じゃあ行きますか」

鞘師「うん」

「はい」
277小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:57:04.15 0
工藤さんが扉をあけた瞬間 無数の雪が私たち目掛けて襲い掛かってきた
外は既に暴風雪となっている
数時間前に降り始めた雪はすでに50センチ以上は降り積もっていた

私たちが外に出ると風圧で勝手に扉がバタンと閉まる

「嘘でしょ・・・」

工藤「うわぁ!これやばい!」

石田「前が見えないよ」

鞘師「はるなん・・・はるなんどこー!」

数メートル先もまともに見れない状況の中ハルたちは離れないように手を握りながら体を小さく屈めてゆっくりと進んだ

工藤「こっちから行きましょう」

玄関を出て右回り 時計回りに進むことにした

「はるなーん!」「飯窪さーん!」

みんなで声を出してはいるもののほとんど風の音にかき消されてしまう

鞘師「こんな中に何時間も居たら・・・」

石田「鞘師さん!縁起でもないこと!」

鞘師「でも別荘の中に居ないんじゃ外しか考えられないじゃない」

工藤「見つけないと!早く見つけないと!」
278小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:57:34.36 0
「飯窪さんどこなのー!」

少しずつ歩を進めてやっと半分くらい 玄関の真裏辺りまで来た頃 私は下に何か落ちているのに気付いた

私はそれを

 A 拾ってみた
 B 特に気にしなかった     ←


石田「待って!誰か居る!ほら!あそこ!」

石田さんが前方を照らした
そこには何か動く影が見えた

工藤「ほんとだ!誰か居る!」

鞘師「はるなん!?はるなーん!」

前方に見える影は少しずつこちらに向かって来ているように見えた

「飯窪さん無事だったんだ よかった」

石田「はるなん・・・はるなん・・・」

でもその影が近づいて来るに連れてはるなんのシルエットとは違うことが分かってきた

工藤「・・・違う はるなんじゃない!」

鞘師「え!?」

石田「違う・・・みたいだね・・・」
279小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:58:00.13 0
「じゃあ誰なの!?」

この悪天候のなか一人で歩く女性のシルエット

私たちは歩みを止め一歩二歩と後ずさった

???「・・な」

???「・んな」

誰だ!・・・誰なんだよこいつ!

???「みんな!大丈夫?」

ん?・・・この声は
そこに居たのは譜久村さんだった

譜久村「大丈夫?タオルいっぱい持ってきたよ」

鞘師「もー!フクちゃん!」

鞘師さんは譜久村さんに抱きついた

工藤「もう〜驚かさないでくださいよ〜」

石田「譜久村さんどこから?」

譜久村「え?そこのキッチンの勝手口から」

「なんだぁ玄関から一人で回ってきたのかと思った」

譜久村「それより はるなん見つかったよ!」
280小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:58:30.24 0
工藤「えぇ!?どこにいたんですか?」

譜久村「2階の収納庫で寝てたみたい」

「どういうことー!」

石田「あはは(笑)ウケる〜」

取り越し苦労だったけど 無事見つかったんなら良かった・・・

譜久村「寒いから早く中へ!」

私たちは勝手口から室内へ入った


その後はまたみんなで楽しい夜を過ごした


譜久村「はい さくらちゃん」

譜久村さんが紅茶を入れてきてくれた

小田「わーい!!ありがとうございます」

道重「じゃあそろそろ0時だし寝る準備しよっか」

譜久村「飲み終わったらこのトレーにカップ置いてね 聖洗っておくから」

石田「私やりますよ譜久村さん」

譜久村「ううんいいの 気にしないで」
281小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 14:59:34.35 0
飯窪「じゃあお言葉に甘えて」

小田「ごちそうさまでしたー!」

私はトレーにカップをおいた

全員がカップを置くと譜久村さんはトレーを持ってキッチンに向かった

鞘師「よし!じゃあ寝るかぁ!」

鈴木「寝るときが一番幸せそうだよね(笑)」

鞘師「うん!しあわせ〜♪」

「譜久村さんすいませんお願いします」

譜久村「はーい」

佐藤「譜久村さんバイバイ!」


私達は部屋に戻って就寝した





私は夢を見ていた・・・
282小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 15:00:44.41 0
時代劇に出てくるような古い日本家屋の一室に私はいた

他に数人の人たちがいる

この人たちは家族なんだろうか?

なぜかみんな怯えた表情で震えてる

バンッ!

突然戸が開いた

赤い目をした大きな男が数人部屋に入ってきた

すると突然私の手を掴み私は外に連れて行かれた

家族らしき人たちは泣きながら何かを叫んでいるが聞こえない

私は外を連れ回され突然砂利の上に座らされた
283小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 15:01:38.18 0
赤い目をした男は大きな鎌を持っていた

そして私の前で立ち止まった

なに!?・・・何をするの!?

男はその鎌を持った手を大きく上に振りかぶった

うそ・・・やめて・・・やめて!

そして私目掛けてその鎌を振り下ろした


やめてえええええええ!!!!!!!!!!
284作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 15:04:56.51 0
小田編序章です

赤い目の男で大体感づいたと思いますがまた幽霊編ですスイマセン
285名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 15:09:19.55 0
乙こえええええええええええええええええええええ
>>277に工藤の一人称残ってるけど
小田ちゃんがモノマネしてる体で読んでみた
286作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 15:12:21.64 0
>>285
うわあこれは凡ミス ちゃんと確認しないとダメだね 
教えてくれてサンクス
287名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 16:00:50.35 0
小田編きてた!
毎度ながら予想の一個上いく方向に展開するな
288名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 17:46:33.29 0
小田編キタキタァアアアア
さくらちゃんガンバ!
289名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:19:14.10 0
さくら編きてたー!さっそくトリップしとるなw
290作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:21:06.80 0
書いてて自分で怖くなってきた・・・w

少しだけ貼ります
291小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:22:00.82 0
はっ!

私はそこで目を覚ました

夢か・・・・・・

なんて怖い夢なの・・・

体が汗で濡れていた


その時私の横に誰かが立っていた

「キャッ!」

鈴木さんだった

「もう・・・鈴木さんビックリさせないでください」

でも鈴木さんは何も言わない

それどころか何もない無の表情で私を見ている

「鈴木さん?どうかしました?」

それでも鈴木さんは何も言わず動かない

「鈴木さん?」

その時鈴木さんの目が少しずつ大きく見開いていった
292小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:22:55.49 0
しかし人間の限界であろう目の見開きを超え さらに目を大きく見開く

「え!・・・鈴木さん!?」

さらに目を開くと眼球が少しずつ前に出てきた

「いや・・・いや・・・」

そしてその眼球はポロリと下に落ちた

「いやああああ!!!!!!!」


・・・・・・

鈴木「・・・ちゃん!・・・・さくらちゃん!」

「え?・・・鈴木さん?」

私は逸らした顔を恐る恐る鈴木さんに向けた

鈴木「ちょっと!どうしたのよ!」

鈴木さんの目はしっかりと付いていた

「え?・・・鈴木さん今・・・」

鈴木「凄くうなされてたけど 怖い夢でも見た?」

「うなされ・・・てた?」

鈴木「こっちまで怖くなっちゃったよ」
293小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:23:25.94 0
「ごめんなさい・・・」

鈴木「すごい汗だね よっぽど怖かったんだね はい これで汗拭いて」

鈴木さんはタオルを渡してくれた

「ありがとうございます・・・」

鈴木「じゃあ寝るよ!」

「はい・・・おやすみなさい・・・」

私は大きく深呼吸して落ち着かせるとまた眠りについた


眠りが浅かったのか私は目が覚めてしまった

なんだろう・・・今日おかしいな私・・・

隣を見ると鈴木さんはぐっすり眠ってる

私は手鏡で自分の顔を見てみた

んー疲れてるのかなぁ・・・


よし ちょっと気分転換しよ

私は1階のお手洗いの前にある洗面所に向かった
294名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:31:24.92 0
めっちゃホラー編になっとる
295名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:40:37.26 0
これは映画がみたい
296名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:51:35.62 0
同じ幽霊編といいつつまた微妙にテイスト変えてきよったな
297名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:56:19.03 0
電車の中なのに怖くなってきた
夜道で読むのはやめとこうw
298名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 18:58:27.78 0
ちょっと身構えながら読むわw
299小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:02:03.34 0
すると洗面所で誰かが手を洗っていた

誰だろう・・・・・・・飯窪さんか

「飯窪さん」

私は声をかけた

飯窪さんは洗っている手をピタッっと止めると私の方を向いた

「まだ起きてたんですね」

しかし飯窪さんは表情一つ変えず私をじっと見ている

「飯窪さん?」

何も言わない

「冗談やめてくださいよ 怖いじゃないですか・・・」

すると飯窪さんの皮膚が突然溶け始めた

「え・・・飯窪さん・・・」

私は後ろに下がった

飯窪さんの皮膚はさらに溶けて何かが下にポタポタと垂れ始めた

「いやああ!!!!」

私はその場に尻餅をついた
300小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:02:57.47 0
溶けた足が1歩2歩と私に近づく

「やめて!来ないで!!!」

そして溶けた両手を前に伸ばし私の首を掴もうとした

「いやあああああ!!!!!!!!」

・・・・・・

飯窪「・・・ちゃん!・・・小田ちゃん!しっかりして!」

・・・はっ!

飯窪さんの声で目を開けると飯窪さんが私の肩を揺すっていた

「飯窪さん・・・」

飯窪「一体どうしたの?そんなに怯えて 私がお化けに見えた?」

「もうなんなの・・・」

私はその場で泣いてしまった
301小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:03:36.76 0
飯窪「小田ちゃん・・・」

そう言うと私の隣に来て背中を擦ってくれた

私は飯窪さんに全て話した

飯窪「うーん 疲れてるのかな ここの所忙しかったもんね」

私を不安にさせまいと優しい言葉をたくさん掛けてくれた

飯窪「じゃあそこで顔洗ってサッパリしてきなよ」


私が顔を洗っている間もずっと傍にいてくれて
部屋に戻るときも最後まで見送ってくれた
302名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:21:25.60 0
こえええよw
303名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:21:37.67 0
こえーよ!幽霊編は死んじゃうけど恐怖はそんなに無かったのに…小田編は和製ホラーみたいな怖さ
304小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:37:43.55 0
部屋に入ってベッドに戻ろうとすると誰かが私のベッドで寝ていた

え・・・誰?

顔を見ようとしたが反対側を向いていて後頭部しか見えない

誰なの・・・?

私はさらに近づき顔を覗き込もうとしたその時

パッと私の方を振り向いたその顔は半分白骨化していた

「きゃあああ!!!!」

私は後ろに飛び退けた 

そして鈴木さんのベッドに背中からぶつかった

突然の衝撃で鈴木さんも飛び起きた

鈴木「ちょっとなに!?」

私は声が出ず自分のベッドを指差した

鈴木「え?何も無いけど・・・」

え・・・

私は恐る恐る自分のベッドを見た

しかしそこには誰もいなかった
305小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:38:15.04 0
その時部屋の扉が開いた

飯窪「大丈夫?なんか凄い音が聞こえたんだけど・・・」

隣の部屋のためベッドにぶつかる音が聞こえたらしく飯窪さんが来てくれた

「もうやめて・・・」

鈴木「どうしたのよ一体・・・」

飯窪「また何か変なものでも見たの?」


私は怖いものが見える事とさっき見た夢のことも話した


飯窪「赤い目の男・・・」

鈴木「鎌で殺されそうになったわけ?」

「はい そこで目が覚めたんですけど そしたら鈴木さんが・・・」

鈴木「私の目ん玉が落ちたってわけね」

飯窪「その後は私が溶けたと・・・」

鈴木「えーなんかこっちまで怖くなってきたんだけど! わたし目付いてるよね?」

飯窪「大丈夫です(笑)しっかり付いてますよ」

「私幽体離脱はしたことあるんですけど こんなのは初めてです」
306小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:38:53.68 0
鈴木「幽体離脱も充分怖いけどね」

飯窪「怖い夢を見ちゃったせいでそれが影響しちゃってるんじゃないかな」

「はい・・・」

鈴木「大丈夫 次はきっと良い夢見れるよ!」

飯窪「不安だったら一緒に寝ちゃう?」

「え?」

飯窪さんは私のベッドに寝転がって手を広げた

飯窪「おいでおいで〜」

鈴木「え〜いいなぁ!」

飯窪「鈴木さんも来ます?」

鈴木「押しつぶされる覚悟は出来てる?」

「そういうこと自分で言わないで下さい!」

私を気遣ってくれたのかな
たくさん笑わせてくれた
二人とも凄く優しかった

私は優しさに包まれながら眠った
307名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 19:44:55.57 0
はるなんがさくらちゃんに優しい・・・だと!?
308名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:11:14.23 0
そして私たちは鈴木さんに押しつぶされた・・・



ではでは(^ー^)ノ
しーゆーあげいん☆★
oda

                      END
309小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:18:25.86 0
トントン


部屋の扉をノックする音で目が覚めた

譜久村「香音ちゃんさくらちゃん朝だよー朝食出来てるから降りてきてねー」

「はーい」

既に飯窪さんはいなかった

鈴木さんも今目が覚めたみたい

鈴木「眠れた?」

「はい おかげさまで」

鈴木「そか よかった」


私は鏡で軽く身だしなみを整えてから1階に降りた


「おはようございまーす」

『おはよー』

もうみなさんソファに座ってテーブルを囲んでいた

テーブルの上にはもう朝食が並んでいるみたいだった
310小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:19:10.29 0
キッチンには譜久村さんと石田さんがいた

「すいません・・・私が作らなきゃいけないのに・・・」

譜久村「いいのいいの さくらちゃんも座って食べて」

「はい じゃあいただきます」

私はソファに座った

そしてテーブルに並べられた朝食を見た


みんなが眼球をフォークで刺して食べていた


「いやあああああああ!!!!!!!!!!」

工藤「どうした小田ちゃん!!!」

佐藤「なになに!?」

キッチンから譜久村さんと石田さんも何事かと駆けつけた

「何食べてるんですか!!!!!!!」

鞘師「なにって?」

生田「プチトマトのこと?」

え・・・?
311小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:19:38.16 0
私は顔を隠した手の指と指の隙間からテーブルを見た

そこにあったのはプチトマトだった


「あ・・・トマト・・・」


道重「もうビックリさせないでよ小田ちゃん」

石田「私何かいけないもの出しちゃったのかと思いました」

「ごめんなさい・・・」

工藤「もう朝から心臓に悪いよ」

飯窪「小田ちゃん・・・?もしかして・・・また何か見えたの?」

私は小さく頷いた

鈴木「またか・・・」

道重「またって・・・なにが?」


飯窪「実は・・・」

飯窪さんがみんなに説明した
312名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:22:46.79 0
霊感おなべ早くー!
313名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:27:03.85 0
今キムチ食いながら読んでる
314名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:29:01.03 0
プチトマトっていう雑誌を思い出して怖いの遠ざけよう
315名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:30:49.86 0
プチトマトではしゃぐモーニング娘。
http://www.youtube.com/watch?v=JIkul-Txmlg
316名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:33:53.69 0
>>315
これはこれで怖い!
317名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:35:04.64 0
川*^A^)<ハッハー!トマトケチャップだ!
318名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:36:27.65 0
キングのITの目玉食ってるシーン思い出した
319名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:38:37.98 0
リンリンおひさー
アメリカンジョークを操る謎の中国人少女w
320小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:46:23.01 0
佐藤「怖いよぉ!」

工藤「マジやばくない?それ」

生田「夢もなんか変な夢っちゃね」

譜久村「赤い目?・・・赤い目・・・」

道重「どうしたの?フクちゃん」

譜久村「・・・いえ 何でもないです」

佐藤「はるなん溶けてる!!!」

飯窪「え!?」

佐藤「なんつって〜」

石田「あれ!?鈴木さん目が!」

鈴木「あ〜!」

鈴木さんは目が取れるジェスチャーをした

佐藤「きゃあああああああ」

道重「ちょっとやめなよー!」

道重さんが佐藤さんの膝を叩いた

「ちょっと・・・お手洗い行ってきます」
321小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:47:00.35 0
落ち着いて・・・
気持ちの問題よきっと
考えすぎてるの
落ち着け 小田さくら!

私は自分に言い聞かせて気合を入れた


お手洗いを出てキッチンの前を通ると石田さんが包丁で何かを切っていた

まな板の上にはリンゴが置いてある

食後のデザートか

「石田さん私も手伝いますよ」

私はキッチンの中に入り石田さんの横に並んだ

すると石田さんはリンゴではなく自分の指をぶつ切りにしていた

「石田さんっ!!!!!!」

私は石田さんから包丁を取り上げた

石田「ちょっと・・・なに・・・?」

石田さんは驚いた表情をしている

私はまな板の上を見た

そこには綺麗に切られているリンゴがあった
322小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:47:29.82 0
「あ・・・リンゴ・・・」

私の叫び声を聞いてリビングからみんな集まってきた

道重「どうしたの!?」

私はみんなの方を振り向いた

するとみんな真っ黒に焼け焦げていた

「いやああああ!!!!!!」

すぐ隣にいる石田さんも真っ黒に焼け焦げていた

私はキッチンの奥にある勝手口へ逃げた

外に逃げようとしたが扉が開かない

9人の焼け焦げた人たちがじわじわと距離を詰めてくる

「やだ・・・やめて!来ないで!!!」

私は石田さんから奪い取った包丁を振り回した

しかし9人はじわじわと寄ってきて私は焼け焦げた人たちに囲まれた

「やめてこないでー!!!!!!!!!!」

道重「小田ちゃん!小田ちゃんしっかりして!!!」
323小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:48:15.22 0
私は目を開けた

そこに居たのはいつもと変わらない普段のメンバーだった


工藤「小田ちゃんどうしちゃったんだよ!」

譜久村「さくらちゃん・・・」


「もういや!こんなのいや!!!」

私は持っている包丁を自分の喉に向けた

生田「何しよっとー!!!!!」

私の手に生田さんの蹴りが当たり包丁が飛んだ

私は生田さんに肩を掴まれた

生田「しっかりして!!!」

「私・・・どうすれば・・・」

涙がポロポロと床に落ちた

生田さんは肩を抱いてくれた

鞘師「私達に何か出来ることはないの?このままじゃ・・・」

鈴木「原因が分からないんじゃどうにも・・・」
324小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:48:47.72 0
石田「とりあえずソファで横になったほうがいいんじゃないですかね?」


生田さんが肩を抱いたままソファまで連れてきてくれた

私はソファで横になると石田さんが毛布を掛けてくれた


「さっきはごめんなさい・・・」

石田「ううんしょうがないよ それより今はゆっくり休んで」

「はい・・・」
325名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 20:48:56.01 0
えりぽんかっけー
326小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:24:24.30 0
私はまた夢を見ていた


また同じ夢?

ううん今度は違う女の子になってる


赤い目の男達にまた手を引かれてる


急に場面は変わって私は縄で吊るされてる

真下には大きな釜があり火に掛けられていてお湯が煮だってる


もしかして私はこの中に?

湯気が真上にいる私にまとわり付いてきて既に熱い


赤い目の男「午の刻だ やれ」

そういうと別の赤い目の男が縄の前で鎌を構えた

やめて!!!!!お願いやめてー!!!!!!

そして鎌が振られると縄が切れて私は湯が煮だっている鎌の中へ落ちた

いやああああああああ!!!!!!!!!
327小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:25:36.97 0
そこでまた目が覚めた


起き上がりリビングを見渡すと 誰もいなかった


誰の声も聞こえず静まり返っている


私はキッチンに行ってみたけどやっぱり誰もいない


私一人だけだった・・・


「みんなどこ行っちゃったの・・・」

静けさが怖かった


私は窓から外を見た

雪で真っ白なはずの庭は血で真っ赤だった・・・


みんながあちこちバラバラに倒れていてその周りの雪が赤に染まっていた


「そんな・・・・なんで・・・・・なんでなの!!!」
328小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:26:05.47 0
さらにそこで目が覚めた


今度はみんなそこに居た


工藤「起きた?うなされてたけど・・・また怖い夢?」

私は頷いた

ソファには工藤さんのほかに石田さんと鈴木さんがいた

工藤「汗すごいよ これで拭きな」

工藤さんはタオルを渡してくれた
ぶっきらぼうな渡し方だけど何故か優しさを感じた

譜久村「さくらちゃん はい紅茶」

譜久村さんがテーブルに紅茶を置いてくれた

しかしカップの中には血・・・に見えたのは一瞬で美味しそうな紅茶だった

「ありがとうございます」

紅茶を置いた譜久村さんはそのままリビングにある本棚へ向かった

石田「譜久村さん何探してるんですか?」

譜久村「うーん ちょっと気になることがあって」

鈴木「なに?さくらちゃんのこと?」
329小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:26:35.94 0
譜久村「そう ・・・あ これかも!」

譜久村さんは古くて厚い本を取り出した

パンパンと少し埃を叩くとその本をテーブルの上に置いた

石田「キョウドシ・・ミキキ・・」

「郷土史見聞録?」

譜久村「この土地の歴史について書かれている本」

鈴木「何か難しそうな本だね」」

譜久村「昔聖のお爺ちゃんがこれを読んでて隣で一緒に見てたことがあるの
    そのときは全然意味が分からなくて 何が面白いんだろうって見てたけど」

工藤「この本がどうかしたんですか?」

譜久村「さっきさくらちゃんが夢で赤い目の男って言ったじゃない?
    なんか覚えがあるっていうか・・・もしかしたらこの本かなーって思って」

工藤「見てもいいですか?」

譜久村「どうぞ」

工藤さんは本を傷めないように1ページずつ丁寧にめくった

本には昔からのこの辺りで起こった出来事がたくさん書かれていた

一見関係ありそうな記事は無いかに見えた
330小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:27:02.55 0
「あ これ!」

石田「赤目山名称の由来?」

鈴木「赤目・・・」

工藤「赤い目!」

「赤い目の男・・・」

譜久村「そういえばここの山の名前が赤目山だったかも・・・」

工藤「これだ!これだよ小田ちゃん!」

工藤さんはそう言って私の顔を見た

その工藤さんの目から血が流れていた

「いやああ!!!!!!」

でもすぐに普段の工藤さんに戻った

譜久村「また何かみえた!?」

「工藤さんの目から血が・・・」

工藤「え?」

工藤さんは自分の目を確認した

「もう出てないです」
331小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:27:31.81 0
工藤「いや初めから出てないから」

みんな少しずつ私の異変に慣れてきたみたい

石田「ねぇどぅ ちょっと呼んでみてよ」

工藤「うん」

(江戸末期この山に50人規模の集落があった 山賊に襲われ集落は壊滅状態になる
 山賊たちは集落の若い娘をさらい散々に弄んでは娘の干支の時刻に虐殺していた
 業を煮やした集落の人間は井戸の水に毒を盛った
 山賊たちは知らずにその水を飲み山賊たちは死んだ
 しかし集落の人間も水を飲めなくなってしまい喉の渇きに耐えかねて水を飲み死亡する者多数
 残り少なくなった集落の人間は この惨劇忘するべからず 後世に残すべしと山賊の像を作った
 そして祠に封印されたといわれている
 その山賊たちは赤い目をしていたとされており 像の目は赤く装飾されていた
 水を失った集落は後に消えたという
 そしてこの山を赤目の山賊が封印されている 赤目山 と名づけた)

工藤「・・・だそうです」

「夢と一緒・・・」

鈴木「ほんとに?」

「赤い目の山賊が若い女の子を連れ回り午の刻に煮だった釜の中に・・・」

石田「ひどい・・・」

工藤「許せないな・・・」
332小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:27:57.53 0
鈴木「ねぇ見て 娘達を虐殺していた跡地だって 写真があるよ」

そこには褪せた古い写真が貼ってあった

写真はもちろん当時のものではなく後に撮ったものみたい

「暗い場所ですね・・・」

工藤「建物の中かな?」

石田「なんか地下室っぽくない?」

譜久村「地下室・・・」

鈴木「え!?聖ちゃんもしかして」

工藤「あるんですか!?地下室!」

譜久村「・・・うん 聖は一度も入ったこと無いんだけど」

石田「どこにあるんですか!?」

譜久村さんはキッチンを指差した

「キッチンですか?」

道重「どうしたの?」

その時2階から四肢が全てありえない方向に曲がった道重さんが降りてきた
333小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:28:23.29 0
「きゃあああああ!!!!!!!!!!!!」

工藤「小田ちゃん!落ち着いて!幻覚だから 全部幻覚だから!」

石田「深呼吸して小田ちゃん!」

道重「また何か見えてるの?」

鈴木「そうみたいです」

我に返るといつもと変わらない道重さんがいた

「道重さん・・・」

道重「可愛いさゆみに戻った?」

「はい もどりました」

工藤「道重さん 小田ちゃんの悪夢の原因が分かりそうです」

道重「ほんと!?」


譜久村「この食器棚を動かすと地下室への入り口があるはず」

工藤「みんなで動かそう!」


ガガガガガガガガガ・・・・・


そこには地下に繋がる階段があった
334名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:33:43.77 0
ほんとにオリジナルなのかよと疑いたくなるほどのクオリティだwすごすぎる
335小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:40:58.77 0
いつの間にかメンバー全員が集まっていた

そして懐中電灯を照らしながら階段を降りた


そこは10畳ほどの部屋だった

石田「あの写真と一緒じゃない?」

「かもしれないです」

鞘師「見て!地面が土だよ!」

工藤「感じる・・・何かある!」

飯窪「そういえばどぅって霊感あったんだよね 忘れてた」

工藤「ここに何か埋まってるかもしれない!」

道重「え!?掘るの!?」

工藤「ハルの霊感がここだと言ってるんです」


私達はみんなで交代しながらその場所を掘った

生田「ねえ本当にここなん?」

工藤「間違いないです 近づいてます」

「待ってください!何か見えます!」
336小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:41:33.10 0
私はその付近の土を手で払った


それは人間の顔の骨だった


『きゃああああああああ!!!!!!!!!』


みんなが一斉に悲鳴を上げた


私はその顔の骨に触れた

すると頭の中に映像が流れ込んできた


またあの集落だった

そしてまた違う女の子

何故か分からないけど私にはその子の名前が分かった

「桜」という名前みたい

年は10代半ば 私と同じくらい

古いお屋敷にお父さんとお母さんがいる

10歳くらいの妹もいる

そこにまた赤い目の山賊がやってきた
337名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 21:41:33.54 0
死亡者ゼロで乗り切れるのか
でも雪で外に出れなくなってそうだしうーむ
338小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:18:45.47 0
桜は腕を掴まれ連れて行かれた

父「やめてくれー!」

母「桜ー!」

妹「おねーちゃん!」

桜はその山賊達に家族と無理やり引き裂かれ
何時間もとても酷いことをされ続けた挙句

子の刻になった頃外に連れ出された

そこには既に何人もの殺された若い女の子の亡骸があった

桜は全身に油を掛けられた

赤い目の山賊は松明を持っている

桜「やめて!・・・助けて!」

そして桜は生きたまま火を放たれた・・・
339小田編@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:19:19.58 0
「桜ちゃん・・・」

私は桜ちゃんの頭の骨を胸に引き寄せて抱いた

150年の間ずっとここで一人で泣いていたんだね

辛かったよね・・・悔しかったよね・・・

ずっとこんな所に一人で寂しかったよね・・・


私の涙が桜ちゃんの顔に落ちた


(ありがとう さくらちゃん)


桜ちゃん・・・


私には生きた桜ちゃんの笑顔が見えた


それ以降幻覚が見えることは無かった

同じ名前の私に自分の存在を気付いて欲しかったのかな

桜ちゃん天国でお幸せにね                   END
340作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:23:01.74 0
初の死亡者0です
ホラーは難しいね

読んでくれた方ありがとう!
341名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:24:49.54 0
乙でした
怖かったけどほっとできたw
342名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:28:26.80 0
小田ちゃんの精神が壊れる前に助けられて良かった・・・てか曾お祖父様もこんな所に別荘建てるなよとw
343名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:28:36.04 0
個人的に今までで一番興奮したよ
ありがとうおつかれさま
344名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:29:27.19 0
こんなの書けるとか何者だよw
345名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:29:43.34 0
描写は最低限なのに、結構ドキドキした!
残りに期待!
346名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:30:32.83 0
本当に怖い話はだめなんだよおおおおからのハピエン
良かったわ
347名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:31:02.46 0
さくらちゃん言うて号泣してるのとか
まーが後日真似しまくりそうww
348作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:32:16.44 0
>>342
初めは庭に埋まってる設定で書いてたら
あ 雪で出れないじゃんって途中で気付いて急遽地下室にw

結構行き当たりばったりでやってるw
349名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:32:31.14 0
誰も死ななくて良かった
350名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:33:05.15 0
幻影は昔の娘達の殺され方だと思うとむごい…
351作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:42:52.47 0
やっぱみんな日本のホラー的なやつが好きなのね
352名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:47:20.03 0
海外ホラーはグロいけど和製ホラーは精神的にじわじわ来る
353名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:50:30.46 0
最終的にちゃんと供養してほしいな
354名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:53:33.10 0
海外のも日本のもホラーは大好きだけど俺もグロテスクだけが売りの作品は好まないや
355名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 22:54:38.86 0
乙です泣けました
356名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 23:13:10.69 0
小田編エピローグで供養するシーンを脳内想像しとく
357名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 23:21:04.04 0
乙です!ハラハラしたけど救われて良かった・・・
小田編見ながら打ちこんでたらまーどぅで解呪ルートもボヤっと思い付いたんで後程おまけで組み込んどきます
>>98 亀レスでごめん フォントはゴシックなら良いかな?変えておきます
358名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 23:30:16.45 0
最後不覚にも涙が…
こんだけの物書けるんだから今までにもSS書いてるよね?
過去の作品も読みたいな
359作者@転載は禁止:2014/06/18(水) 23:34:12.23 0
>>356
供養シーンも入れるべきだったね 脳内再生頼みます

>>357
楽しみに待ってます!


>>358
これが初めてだよ
15年くらい前にサウンドノベルツクールで何作か作ったのが最後かな
360名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 23:34:14.10 0
幽霊編もこれで解決か
まさか一番のハッピーエンドが幽霊編で来るとは
次は何が始まるかわくわく
361名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 23:43:45.04 0
小田編も終わり残すところポンポンの二人!フクちゃんのサスペンス編の総仕上げととなるか?はたまた活躍の機会がなかったえりぽんが大活躍するのか!?続編が待ち遠しい

>>357
宜しくお願いします!ゲーム楽しみにしてます
362名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/18(水) 23:55:16.11 0
季節は春
さくらの花びら舞い散る頃…さくらは一人例のペンションに来ていた
あの日出会ったもう一人の『桜』に会うために・・その手には「勿忘草」を持って。。。

と脳内想像しときましたwもっと文章力欲しいわorz
363名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 00:11:37.28 0
最近ナマタ出番の割にはおいしい役もらってるなw
364名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 00:27:21.79 0
こっそり博多弁ぽくなってるしなw
365名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 00:43:08.23 0
えりぽんの手際の良さはスパイ編への複線か!
366名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 03:24:07.12 0
あげ子
367名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 06:01:25.69 0
すばらしいー
368名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 09:10:04.55 0
369作者@転載は禁止:2014/06/19(木) 10:31:56.30 0
>>362
桜たちと赤目山賊の戦いはまだ終わっていなかった
って感じかね
370名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 11:04:03.49 0
戦力としてリゾナンターか魔女軍団を連れていけばw
371名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 11:50:28.06 0
赤目山賊が何者なのかも膨らまそうと思えば膨らませられそうなんだよな
作者さんの体力心配しつつもいろいろあらぬ期待をしてしまうw
372名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 12:15:47.42 0
AKM?
373作者@転載は禁止:2014/06/19(木) 12:22:32.99 0
小田編は続編できるかもね
でもとりあえずはあと二人を完成させてからかな
374名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 15:31:42.11 0
一応あげとく
375名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 15:32:37.48 0
このスレのおかげでメンバー全員可愛く思えるようになった
376名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 18:05:10.50 0
保全
377作者@転載は禁止:2014/06/19(木) 19:04:47.31 0
遅くなりそうなので保全
378名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 19:50:49.56 0
今夜も期待保全
379名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 20:02:08.73 0
小田続編期待!
380名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 20:07:09.02 0
ごく一部では小田急がどうのこうので盛り上がってるw
381名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 20:12:19.55 0
小田急編期待!w
382名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 20:30:58.43 0
小田急が脱線したのはきっとまだ呪いが・・・いやなんでもない
383名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:33:54.04 0
書けば書くほど世界が広がって行ってやべーな
かまいたちスレは天井知らずやで
384生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:40:11.86 0
>>22からの分岐

ここから一人称視点で主人公を選択できます

 A 三人称のままにする
 B 道重さゆみ
 C 鞘師里保
 D 石田亜佑美
 E 飯窪春菜
 F 鈴木香音     
 G 佐藤優樹
 H 工藤遥
 I 小田さくら
 J 生田衣梨奈     ←
 K 未開放


〜〜〜生田衣梨奈編〜〜〜

道重「建物内にいないってことは外ってことになるわけだけど」

工藤「この天気で外いきますかね?」

小田「雪が降り出す前に外に出たとか?」

石田「じゃあ雪で帰ってこれなくて迷子になってるってこと?」

鞘師「それまずくない?早く探さないと!」

道重「ちょっと待って 石田はいつまではるなんと一緒にいたの?」
385生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:40:40.17 0
石田「えっと みんなで遊び終わってからはるなんと一旦部屋に戻ったんですよ それからお互いブログを書き始めて 今日の楽しかったこととか写真とか選んで
    でも気付いたら私寝ちゃってて起きたときにはもう居なかったんでいつ部屋を出たのか分からないんですよ」

「下に降りてきたら誰かしら気付くと思うんやけど 階段ここからも見えるけんね」

鈴木「でもみんな順番にシャワー浴びたりしててずっとここに居た人っていなくないですか?」

道重「ずっとここにいた人は居ないけど誰かしらここにいたよね?」

小田「いましたね」

譜久村「もし外に出るとしたら階段降りてこのリビング通らないといけないんで誰かしら気付くはずです」

工藤「でもこの別荘の中にはいない」

佐藤「窓から出たとか?」

道重「2階から飛び降りるの!?」

佐藤「こう木と木をピョンピョンって」

石田「窓から外に出る理由がわからないよ 普通に玄関から出ればいいことだし」

工藤「そもそもみんなに黙って外に行く?誰かしらに声かけるでしょ」

小田「そうですよね 何か理由があったんですかね」

数秒の沈黙が流れた
386生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:41:06.53 0
鞘師「ちょっと私外見てきます!」

道重「え!?本気で言ってんの?凄い雪だよ!」

鞘師「だってもし本当に外に居るんだとしたら こんな天気で やばいですよ!はやく見つけてあげないと!」

工藤「ハルも行きます!」

小田「わたしも!」

石田「じゃあ私もいきます」

4人はソファから立ち上がった

道重はうつむいてしばらく考えた後顔を上げた

道重「じゃあこれだけは約束して 決して遠くまでは行かないこと 絶対に離れて行動しないこと」

鞘師「とりあえず外に出て別荘の周りを探してみます」

工藤「別荘の敷地内から出ないようにしましょう」

譜久村「タオルとかありったけのもの探しておきます」

鈴木「あ これ テレビの下に懐中電灯ありました これ持っていって」

道重「待機組みはもう一度別荘の中探してみようか」

佐藤「了解〜」
387生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:41:39.95 0
衣梨は待機組みとしてもう一度別荘の中を捜索することにした
待機組は衣梨の他に道重さん聖 香音ちゃん 優樹ちゃんで 各自別々に別荘の中を探すことになった

玄関から突然冷たい風がこのリビングまで吹き込んできた
外の捜索組が出発したみたいで強い風に煽られて玄関扉が強くバタンと閉まった

衣梨は1階から捜すことにした

道重「じゃあさゆみは2階から見てくるね」

鈴木「はい お願いします!」

佐藤「ミニシゲさんファイトー!」


衣梨はしばらく1階を捜していた

道重「キャー!」

突然2階から道重さんの悲鳴が聞こえた

衣梨と1階を捜していた人たちはダッシュで2階に向かった


鈴木「道重さん!?」

譜久村「どうしたんですか?」

道重「はるなんが・・・」

生田「えっ!?」
388生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:42:14.98 0
はるなんが収納庫の前で倒れていた

佐藤「はるなん大丈夫?」

道重さんが何度もはるなんの体を揺すった

飯窪「・・・・うぅ・・・」

はるなんの意識が戻った

道重「はるなん!しっかり!はるなん!」

意識が戻ったはるなんは頭を手で押さえた

佐藤「血が出てるよ・・・!」

生田「一体どうしたん!?」

鈴木「早く手当てしたほうが良くないですか?」

道重「フクちゃん なにか手当てできるようなものある?」

譜久村「あ・・・えっと・・・救急箱がキッチンにあるかもしれません」

道重「ちょっと持ってきてもらってもいい?」

譜久村「は・・・はい 持ってきます」

佐藤「はるなんしっかり!」
389生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:42:40.74 0
1分ほどで聖は戻ってきた 手には白い救急箱をもっている

譜久村「持って来ました!」

道重「ありがとう じゃあやって!」

しかし 誰も救急箱を受け取ろうとしなかった

その場に居る全員が互いに顔を見合っている


器用な人が一人も居なかった・・・


佐藤「まさ出来ないよ!」

道重「じゃあ鈴木やって!」

鈴木「え!?私ですか!?」

道重「この中では一番出来そうだし」

鈴木「・・・はい・・やってみます」

香音ちゃんは救急箱を受け取ると不慣れな手つきで手当てを始めた


工藤「だれかー!」

小田「誰かきてくださーい!」
390生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:43:50.85 0
いきなり玄関の方から声がした

道重「あっ!帰ってきた!」

佐藤「どぅー達だ!」

道重「鈴木ちょっとはるなんの事お願いね!」

鈴木「はい 分かりました」

道重さんは立ち上がって廊下を走り出した

優樹ちゃんも道重さんの後を追った


鈴木「はるなんどう?話せるかな?」

飯窪「・・・はい・・・少しくらいなら」

生田「一体何があったと?」

飯窪「別荘に来て・・・」

鈴木「うんうん」

飯窪「それから・・・」

譜久村「・・・うん」

飯窪「それから・・・」

生田「ん?」
391生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:44:27.87 0
飯窪「思い出せません・・・」

生田「マジで!?」

譜久村「何も覚えてないの?」

飯窪「はい すいません」

生田「頭打った後遺症ってことかいな」

鈴木「やばくない?」


佐藤「毛布ー!毛布くださーい!」

譜久村「部屋から適当に持って行っていいよ」

生田「衣梨も手伝おっか?」

佐藤「おねがいしまーす!」

衣梨は優樹ちゃんと毛布をたくさん抱きかかえて1階に戻った


リビングでは寒さで震えてる4人がいた

道重「とりあえずこれで大丈夫だね はるなん見てくるね」

道重さんはそう言ってもう一度2階に上がっていった
392生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:45:20.31 0
佐藤「そうだ!はるなん見つかったよ!」

工藤「うん今道重さんに聞いた」

佐藤「外を探したのは無駄足だったってことよ」

石田「そういう事言う?普通」

鞘師「うちら頑張ったんだよー!」

生田「せっかく寒い思いしたのにねぇ〜〜〜」

工藤「そういう自分は何やってたんだよ!」

佐藤「キッチンの中探したよ!」

小田「えええ!それだけ!」

工藤「5秒で終わるじゃねーかよ!うちらどれだけ寒い中歩いてきたと思ってんだ」

佐藤「はい おつかれー」

石田「うっざ!まじうっざ!」


2階から道重さんとはるなんを手当てしてた聖と香音ちゃんが降りてきた

石田「道重さん はるなんの所行っても大丈夫ですかね?」

工藤「ハルも行きたい!」

道重「いや いま横になったところだからちょっと安静にしてたほうが良いと思う」
393生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 21:45:52.84 0
小田「そんなに怪我酷いんですか?」

道重「怪我もそうなんだけど」

鈴木「ちょっと記憶が飛んでるみたいなんだよね」

鞘師「え?何も覚えてないの?」

譜久村「別荘に着いたところからの記憶が無いみたい」

佐藤「記憶・・しつ  記憶・・喪失? 記憶喪失!」

生田「絶対病院行った方がええって」

道重「はるなんが大丈夫って言うんだよね」

石田「はるなん変なところで強がるから心配」

工藤「でもとてもじゃないけどこの雪じゃ病院も行けないですよ」

道重「ほんとだよね・・・」

小田「何があったんですかね 飯窪さんに」

生田「収納庫の中で頭怪我して気失って記憶飛んでってどんな状況なん?」

鞘師「収納庫の天井に頭思いっきりぶつけたんじゃない?」

石田がいきなり笑い出した

工藤「あんた笑ってる場合じゃないから」
394生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:09:21.06 0
石田「だってはるなんが収納庫の中で一人で頭打って気絶って想像したらなんかおかしくないですか(笑)」

佐藤「ワラッテンジャネーヨー!」

石田「はい すいません」

鈴木「そもそも収納庫で何してたんだろ」

小田「中に何かあるんですか?」

道重「掃除用具とかいくつかダンボールの箱があったくらいだったよね」

生田「ですね あ でも天井はちょっと低かったかも」

鈴木「私じゃ無理だけど道重さんとかはるなんなら手を伸ばせば届きそうですよね」

譜久村「でも頭打つのは無理じゃない?」

道重「ちょっと無理だよね」

鞘師「じゃあどこに頭ぶつけたの?」

生田「床とか?」

工藤「滑って転んだのかもしれないですね」

石田「滑るのはよくないね」

生田「ウチと亜佑美ちゃんは一番聞きたくない言葉やけんね」

工藤「でたーこんなときでもスベリーズ」
395生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:10:16.86 0
譜久村「はい えりぽん」

聖が紅茶を淹れてくれた

「サンキュー聖!」


暖かい紅茶を飲みながら就寝前の雑談タイム

もうすぐ日付が変わろうとしていた


部屋に戻って眠りについたあと 衣梨は話し声で目が覚めた
でも起き上がらずにその会話を寝ているフリをして聞いていた


譜久村「違う・・・あれは事故なの」

飯窪「じゃあ何故すぐに助けてくれなかったんですか」

聖とはるなん?

譜久村「あの時は気が動転してたの」

飯窪「動転して収納庫に私を隠したの?誰かを呼ぶとか方法はあったはず」

二人とも何の話しとるん?

譜久村「分からないの・・・自分でも何であんなことしたのか」

飯窪「私が死んだと思ったの?それとも「死んでもいい」と思ったの?」
396生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:10:45.18 0
ちょっと・・・死んだとか死んでもいいとか・・・ただ事じゃない話じゃないのこれ・・・

譜久村「あのときの事は私もよく分からないの!」

飯窪「それで私が死ねば次期リーダーは確実・・・ですか」

譜久村「そんな事・・・本当にごめんなさい」

飯窪「私を殺してまでリーダーになろうとするなんて酷い人ね」

聖がはるなんを殺そうとしたの!?ウソやろ!?

譜久村「・・・」

飯窪「みなさんに話してもいいんですよ この事」

譜久村「ダメ・・・絶対ダメ!」

飯窪「そうよねリーダーになれなくなっちゃうもんね」

譜久村「そんなんじゃない!」

それは言ったらあかんて!

飯窪「みなさんに話したらどうなるのかな 今から楽しみ」

譜久村「・・・させない・・・そんな事させない!」

飯窪「あら?結局私を殺す気だったの?リビングで殺す気だったのかしら?」

え?・・・聖・・・?
397生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:11:22.08 0
飯窪「震えてるの?そんなんじゃ私の事殺せないんじゃない?」

やばい展開・・・だよね・・・衣梨が止めないととんでもないことに!

譜久村「うるさい・・・9期がいる限りあなたはリーダーにはなれない
      わたしはリーダーになる・・・あんたなんかに邪魔させない!!!!!!」

「やめんかゴルァアアアアア!!!!!!!!!」

譜久村「えりぽん・・・」

飯窪「起きてたんですか・・・」

「話は聞かせてもらった 聖!はるなんを殺そうとしたってどういうこと!?」

譜久村「違うのえりぽん聞いて!」

飯窪「そうです 私を殺そうとしたんです リーダーになるために」

譜久村「だから事故なんだってばっ!」

「はるなんのその頭の怪我は聖がやったってこと?」

譜久村「私がちょっとはるなんを押したときにはるなん足を滑らせちゃってそれで頭を打ったの」

「つまりわざとじゃないって事やろ?はるなんは何でそんなに聖を責めるん?」

飯窪「わざとじゃないって言うならすぐに私を助けてくれてもいいはずです
   気が動転してたなんて言い訳になりますか?もしかしたら私は死んでいたんですよ?」

譜久村「だからそれは謝ったじゃない!」
398生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:12:20.17 0
飯窪「私が死ねばリーダーは確実になる だから私なんか死んでもいいと思ったんです譜久村さんは」

「ちょっと被害妄想が酷すぎなんちゃう?メンバーが死んでもいいとか思うわけないやろ?」

飯窪「そうですか?譜久村さんが今何を持っているか見てください」

聖はステーキナイフを持っていた

「聖!何持っとん!?」

譜久村「違うの!・・・これは」

飯窪「いまそのナイフで私を刺そうとしましたよね?」

「聖!?」

譜久村「ナイフを持ってたのははるなんが仕返しに来るんじゃないかと思って」

飯窪「私が来たら殺そうとしてたわけですね」

譜久村「そんな事思ってなかった・・・でもこの事をみんなに言うって言うから・・・」

飯窪「そしたら信用ガタ落ちですもんね」

譜久村「私は!リーダーになりたいの!モーニング娘にずっと憧れてやっと夢が叶って
    そして道重さんの次にやっとリーダーになれるの!それが私の夢なの!」

飯窪「私だってリーダーになりたいのは一緒です!歌もダンスも下手でいつも後列な私でも
   リーダーになれば前に出れる機会はきっと増える
   モーニング娘で私がやっていくためにはリーダーになるしかないんです!」
399生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:16:41.72 0
譜久村「だからってこの事をみんなに言って私の信用落とそうなんて酷すぎる!」

飯窪「私を殺そうとした人が言う言葉ですか?」

譜久村「だから違うんだってばっ!」

「ストーーーップ!

衣梨は両手を左右に広げた

「さっきから聞いてりゃおめーら自分の事ばっかりやん! 自分がリーダーになる そればっかり
 リーダーがそんなに大事なん?リーダーにしか価値が無いん?
 リーダーにならなかったらモーニング娘にいる意味無いんか?」

譜久村「そんなことない モーニング娘でいることが聖にとって凄く幸せだし嬉しい」

「だったらそんなにリーダーに拘らなくたってええやん!
 モーニング娘はメンバー全員でモーニング娘なんよ
 みんなが一つにならなあかんやん!」

飯窪「そうですね・・・」

「ねえはるなん 聖がはるなんを殺してまでリーダーになってそれで聖が本当に喜んでリーダーになれると思う?
 確かに聖がはるなんが頭を打って気絶したのに放置したのは悪いと思う
 でも本当に聖がはるなんを殺したいなんて思ってたと思っとるん?
 殺したらリーダーどころかモーニング娘にだって居れなくなるんよ!
 モーニング娘が人生の全ての聖がそんな事するわけあらへんやん!」

譜久村「えりぽん・・・」
400生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:18:14.85 0
「それにリーダーになったからって急にメンバーに信頼されるわけや無い
 みんなが道重さんを好きなのはリーダーだから?違うやろ?
 道重さんの人柄 生き様 人間性やろ?
 道重さんを支えたいって思ったのはリーダーだからやない
 道重さんのことが好きだから憧れだからやろ?
 まず目指すべきはリーダーじゃなくてそこなんちゃうん?
 メンバーに憧れられる信頼される まずはそういう人間にならな!
 そうなったら自然と誰もが認めるリーダーになれるっちゃ!」

飯窪「・・・はい」

はるなんは泣いていた

「はるなん 同期だからって聖を庇ってるわけやないけど
 聖ははるなんのこといつもうらやましがっとった」

飯窪「・・・え?」

「はるなんみたいに上手に話せたらなっていつも言っとる」

飯窪「譜久村さん・・・」

「誰にでも一長一短あるけどバラバラな個性の集まりがモーニング娘やん?
 個人個人が自分の個性を出してそのバラバラの個性が集まったときモーニング娘はまた輝けるんよ
 だから衣梨は歌やダンスは下手だけどバラエティで頑張るって決めた
 リーダーとか衣梨どうでもいい でもモーニング娘で一番有名になって見せるけんね」

譜久村「えりぽん・・・」

「だから二人ともリーダー争いなんかもうやめよう
 モーニング娘はリーダーが作るもんやない
 みんなで作るもんなんよ!」
401生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:19:21.22 0
パチパチパチパチ


その時廊下から拍手が聞こえた

道重さんだった

道重「話は聞かせてもらったよ 生田・・・立派になったね」

「道重さん聞いてたんですか?」

道重「さゆみ決めた さゆみが卒業したら次のリーダーは生田ね」

『ええええええええ!!!!!!!!!!』
402生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:20:40.54 0
そうして衣梨はモーニング娘。9代目リーダーに就任した

それと同時に衣梨がリーダー争いを沈静化させたという噂はすぐに広まった

争いを治める「生田様」としてあの保田大明神以来の生田大明神が誕生した


「生田様」はファンの垣根を超えモーニング娘。は知らなくても生田様なら知ってるというムーブメントを起こした

「喧嘩をしたなら生田様」

そんな言葉も生まれた


年末の流行語大賞も生田様が選ばれ 年明けの初詣は人々が生田大明神に群がった

生田様のお守りも爆発的に売れた


生田様のお守りを持っていれば争いに巻き込まれない

そして出世運が上がると噂になった


日本中の誰もが生田様を崇めるようになった


そしてついには生田教が誕生した


生田教は政界にも進出し生田党までもが設立された
403名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:52:26.80 0
コメディ路線ww
404名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:53:52.87 0
やだ、かっこいい、生田抱いて
405名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 22:55:28.08 0
まあ生田らしい生田編だなw
406生田編@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:00:48.36 0
2020年のオリンピックの国歌斉唱を行った生田様に誰もが涙し そしてズッコケた


生田様はついに海を越えることになる


世界の紛争地域に生田様像が建てられると瞬く間に紛争は治まり

平和のシンボル IKUTA−SAMA は世界の共通語になった

生田様の生誕の日7月7日は世界の休日となった



そしてこの日地球名称変更法案が可決された

新たな名称は えりぽん


こうして生田衣梨奈は宇宙一のアイドルになった


                      HAPPY END
407名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:02:18.07 0
HAPPY END来たー!
スパスレ住人としては名演説の所で泣きそうになったわw
408名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:02:53.63 0
初ハッピーエンドきたー!まさか宇宙一のアイドルになるとはwゲームの社長ルートだね
409作者@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:04:08.84 0
ホントすいませんちょっと遊びましたw

ラストふくちゃん頑張りますw
410名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:05:37.34 0
乙でした
まだ一人残ってるのにこの展開w
ここまで突っ走ったの初めて読んだw
411名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:17:21.27 0
乙です!生田様がここでまさかの大活躍・・・!
争い事を嫌う熱血漢な生田様らしいシリアル展開とまさかのスパに歓喜しましたw
魔法が無くてちょっとホッとしたけどこういうのも良いですねw
412名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:19:00.44 0
奥様はピンクの栞のためにトリに残されたんだな、ワクワク
413作者@転載は禁止:2014/06/19(木) 23:23:53.04 0
小田編でみんなに喜んでもらえたので落とすならここだなと思ってやってしまったw

ピンクのしおりはほぼストーリー出来上がってるけどふくちゃん編がいい案浮かばず苦戦中・・・
414名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 00:13:36.58 0
生田の説教でジーンときたのに
まさかの宇宙規模の展開
ズッコケた
415名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 00:21:29.38 0
初代スレの>>1ではいきなり犯人扱いだったのに
まさかこんな展開になろうとはww
416名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 00:28:34.92 0
いかにもサウンドノベルの一つのオチっぽい話にワラタ
こういう選択肢って一つはあるよな
一時期サウンドノベルにハマってたからあの香りが感じられて懐かしかったよ
417名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 00:43:00.67 0
ホントその通りだなー
まさにサウンドノベルって感じ!乙でした!!
418名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 01:06:02.04 0
これはすごいwいやー面白かったw
いろんな抽斗持ってるんですね感服致しました
419名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 01:56:59.26 0
風のリグレットとか霧のオルゴールとか、ああいうのはサウンドノベルなのかな?
420名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 05:39:12.70 0
イクタ様素敵!www
421名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 07:13:37.67 0
422名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 09:22:33.64 0
>>407
最近ネタがなくてスパスレも過疎ってたからなw
423名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 11:06:09.98 0
生田様ワロタww
424名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 14:02:06.98 0
ヤシ
425名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 15:25:18.66 i
>>409
ナイス暴走ww
426名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 17:20:33.05 0
あげとく
427作者@転載は禁止:2014/06/20(金) 17:52:22.91 0
フクちゃん編書いてます
最後はやっぱり本編に沿ったフクちゃん一人称にしました
フクちゃんの想いと葛藤で書きます
428名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 18:01:15.30 0
nksk
429譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 18:22:02.16 0
>>22より分岐


ここから一人称視点で主人公を選択できます

 A 三人称のままにする
 B 道重さゆみ
 C 鞘師里保
 D 石田亜佑美
 E 飯窪春菜
 F 鈴木香音     
 G 佐藤優樹
 H 工藤遥
 I 小田さくら
 J 生田衣梨奈
 K 譜久村聖      ←


〜〜〜譜久村聖編〜〜〜


30分前・・・


私は2階の廊下ではるなんとお喋りしてた
430譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 18:22:44.48 0
飯窪「道重さんもあと1ヶ月で卒業なんですよね」

「卒業発表のときはまだまだ先のことって思ってたけどあっという間だったね」

飯窪「そうですね 全然実感無かったけどあと1ヶ月となると実感してきますね」

「道重さんが居なくなったらどうなるんだろうね」

飯窪「想像出来ない・・・というか今はまだ想像したくないって言ったほうがいいのかな」


聖が道重さんの卒業後に不安なこと
たくさんあるけどその中でもやっぱり次期リーダーは誰なのかと言うこと
道重さんが居なくなったら9期が一番上になる その中で聖は最年長
セオリー通りなら次期リーダーは聖になる確率が高いと思う
小さい頃からモーニング娘。に憧れてモーニング娘。だけを見てきた
モーニング娘。になることが聖の夢だった

そのチャンスがついにやってきたのが9期オーディション
でも聖は3次審査で落選
9期オーディションの合格者発表をハロプロエッグとして舞台のひな壇で見てた
里保ちゃんとえりぽんと香音ちゃん うらやましかった そして悔しかった

つんくさんが「エッグの中からもう1名」と言ったとき
ドキッとしたけど内心ほとんど諦めてた

「譜久村 降りておいで」

つんくさんのその言葉を聞いたとき
嬉しくて 嬉しくて 涙が止まらなくて
どうやって自己紹介したのかも覚えて無いくらいに夢の中に居るようで・・・
431譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 18:23:31.25 0
聖は先輩達に追いつけるように必死で頑張った
同期だけど年下の里保ちゃんにも負けたくなかった

モーニング娘。になれたことは嬉しかったけどその看板を背負うことがどんなに大変なことなのか
それが分かったのはつい最近になってからだった

道重さんが卒業することで先輩は誰も居なくなる
そして9期が先頭に立って引っ張っていかなきゃならない

プレッシャーに押し潰されそう
でも憧れのモーニング娘。を聖が引っ張って作っていける
これはピンチじゃなくてチャンスなの

私はモーニング娘。のリーダーになる


飯窪「私 諦めてませんよ」

「え?」

飯窪「次のリーダー頂きますよ」

「次は聖だよ!」

飯窪「いいえ 譲りませんよ」

ここまでは軽い気持ちでちょっと言い合ってたんだけど
どうしてもリーダーになりたいっていう気持ちからついムキになっちゃって・・・

「聖だって譲る気なんか無い!」

はるなんを手で押しちゃった
432譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 18:24:03.54 0
そしたらはるなん足を滑らせて倒れて 
頭を凄い勢いで強く打っちゃって・・・動かなくなっちゃった・・・


聖は気が動転しちゃって何をしたらいいのか分からなくなっちゃって
気が付くと聖ははるなんを収納庫の中に隠してた

何でそんなことしたのか今になっても自分の行動が理解出来ない
でも今更みんなに収納庫に隠したなんて言えない
言ったらみんなに何を言われるか・・・

きっと気を失ってるだけだよね
そのうち意識が戻るはず

でも収納庫で意識が戻ったはるなんはどう思うだろう
自分が頭を打って意識を失ってるのに収納庫に隠されたなんて
聖のこと許せないよね・・・

この事をはるなんがみんなに言って知れてしまったら
聖はみんなにどう思われるか・・・
もうモーニング娘。になんて居れなくなっちゃう・・・

どうしたらいいの・・・聖・・・大変なことしちゃった・・・
433名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 18:59:49.03 0
フクちゃん編キテターー!!
434譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:03:06.78 0
・・・

・・・

・・・

道重「建物内にいないってことは外ってことになるわけだけど」

工藤「この天気で外いきますかね?」

小田「雪が降り出す前に外に出たとか?」

石田「じゃあ雪で帰ってこれなくて迷子になってるってこと?」

鞘師「それまずくない?早く探さないと!」

道重「ちょっと待って 石田はいつまではるなんと一緒にいたの?」

石田「えっと みんなで遊び終わってからはるなんと一旦部屋に戻ったんですよ それからお互いブログを書き始めて 今日の楽しかったこととか写真とか選んで
    でも気付いたら私寝ちゃってて起きたときにはもう居なかったんでいつ部屋を出たのか分からないんですよ」

あの時聖とはるなん以外で2階に居たのは亜佑美ちゃんだけなのね
でも寝てたみたいだし気付かれてはいないみたい

生田「下に降りてきたら誰かしら気付くと思うんやけど 階段ここからも見えるけんね」

鈴木「でもみんな順番にシャワー浴びたりしててずっとここに居た人っていなくないですか?」

道重「ずっとここにいた人は居ないけど誰かしらここにいたよね?」

小田「いましたね」
435譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:03:59.65 0
「もし外に出るとしたら階段降りてこのリビング通らないといけないんで誰かしら気付くはずです」

工藤「でもこの別荘の中にはいない」

佐藤「窓から出たとか?」

道重「2階から飛び降りるの!?」

佐藤「こう木と木をピョンピョンって」

石田「窓から外に出る理由がわからないよ 普通に玄関から出ればいいことだし」

工藤「そもそもみんなに黙って外に行く?誰かしらに声かけるでしょ」

小田「そうですよね 何か理由があったんですかね」

数秒の沈黙が流れた

鞘師「ちょっと私外見てきます!」

道重「え!?本気で言ってんの?凄い雪だよ!」

鞘師「だってもし本当に外に居るんだとしたら こんな天気で やばいですよ!はやく見つけてあげないと!」

工藤「ハルも行きます!」

小田「わたしも!」

石田「じゃあ私もいきます」

4人はソファから立ち上がった
436譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:05:35.94 0
道重さんはうつむいてしばらく考えた後顔を上げた

道重「じゃあこれだけは約束して 決して遠くまでは行かないこと 絶対に離れて行動しないこと」

鞘師「とりあえず外に出て別荘の周りを探してみます」

工藤「別荘の敷地内から出ないようにしましょう」

「タオルとかありったけのもの探しておきます」

鈴木「あ これ テレビの下に懐中電灯ありました これ持っていって」

道重「待機組みはもう一度別荘の中探してみようか」

佐藤「了解〜」

探索組の4人は玄関に集合していた

こんな雪の中 外を捜す事になっちゃってごめんなさい・・・

石田「懐中電灯 私持ちますね」

工藤「じゃあ行きますか」

鞘師「うん」

小田「はい」

くどぅが扉をあけた瞬間 無数の雪が4人目掛けて襲い掛かった
外は既に暴風雪となっていた
数時間前に降り始めた雪はすでに50センチ以上は降り積もっていた
437譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:06:23.94 0
4人が外に出ると風圧で勝手に扉がバタンと閉まる

聖がはるなんを見つけたようにした方がいいのかな・・・

このまま見つからなければいいのに・・・

でもそのうちはるなんは意識が戻って結局は・・・

ああもう・・・どうしたらいいの・・・


別荘内に残った人たちは全員1階から捜していた

もちろん聖も捜しているフリをした


道重「うーん 1階には居ないよね」

佐藤「まさ2階見てきまーす!」

ダメ・・・お願いだから収納庫は見ないで

聖はついにはるなんが見つかるその時が怖くて怖くて仕方なかった

今すぐこの場から居なくなりたかった

そして聖は外の4人にタオルを持っていくという口実で外に出ることを思いついた

「聖このタオルを外の4人に持って行きます」

生田「気をつけてよ 凄い雪と風やけん」
438譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:07:17.85 0
道重「一人だと危なくない?」

「いえ大丈夫です 無理そうなら戻ってきます」

玄関から行くよりもキッチンの勝手口から行くほうが早く4人に合流できると思った

そして勝手口から外に出た


外はもの凄い暴風雪だった

数メートル先さえ見えない


優樹ちゃん お願い見つけないで

そう祈りながら聖は雪の中を歩いた

すると先にぼんやりと4人の人影が見えた

聖はその4人の影を目指して歩いた


「みんなー!みんなー!」

暴風のせいか聖の声が聞こえていないみたい

聖はもう少し歩いて4人に近づいた

「みんな!大丈夫?」

4人は驚いた顔をしていた
439譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:08:04.46 0
「大丈夫?タオルいっぱい持ってきたよ」

鞘師「もー!フクちゃん!」

里保ちゃんが聖に抱きついてきた

工藤「もう〜驚かさないでくださいよ〜」

え・・・聖を不審者だと思ったのかな?

石田「譜久村さんどこから?」

「え?そこのキッチンの勝手口から」

小田「なんだぁ玄関から一人で回ってきたのかと思った」

石田「ちょっと一回戻りましょうか」

工藤「半周でこれじゃ残りの半周ちょっときついかも・・・」

聖たちはキッチンの勝手口から室内に戻った

はるなん見つかってないといいけど・・・



道重「ちょっと大丈夫!?」

4人に用意してあった毛布が掛けられた

キッチンにみんな集まっていたけど優樹ちゃんだけいない
まだ捜してるのかな・・・
440譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:08:40.55 0
工藤「駄目でした 手がかりすらないです・・・」

生田「もうどこいったのマジで!」

鈴木「別荘の中ももう一度探したんだけど居ないんだよね・・・」

小田「もし本当に外に居るならかなりやばいかもしれません 譜久村さんが来てくれなかったら私たちもやばかった」


「キャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

2階から悲鳴が聞こえた
優樹ちゃんの声だった

見つかっちゃった・・・
どうしよう・・・
もう・・・聖終わりかも・・・

石田「まーちゃん・・・?」

道重「佐藤?佐藤!」

全員一斉に立ち上がり声がした2階へ向かった

みんな緊張した顔をしてる
でも聖だけはみんなと違う理由で緊張してる
その事をまだみんなは知らない
441譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:10:24.86 0
階段を登りきると廊下の中ほどで口を手で押さえて肩を震わせてる優樹ちゃんの後姿が見えた

道重「佐藤!どうしたの!?」

優樹ちゃんは震えた状態でこちらを振り返るとはるなんがいる収納庫を指差した

やっぱり見つかっちゃったんだね・・・


収納庫の扉が少しだけ開いていた

なんで!?聖ちゃんと閉めたのに!
それともはるなんが目を覚まして自分で開けたの?

しかし隙間から細い腕が力なくはみ出していた

え・・・・うそ・・・

「キャアアアアア」と全員から悲鳴が上がる

はるなん・・・死んでる・・・・
聖が・・・はるなんを・・・殺し・・・た・・・

工藤「人形だって!絶対人形だって!」

くどぅがスタスタと収納庫へ歩いて行き扉に手を掛けた

いや・・・やめて・・・

くどぅは一呼吸置いた後 力いっぱいに扉を開けた

みんなはさっきよりもさらに大きな悲鳴を上げ別荘に響き渡った
442譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:11:02.17 0
収納の中には頭から血を流しピクリとも動かないはるなんの姿があった

違う・・・これは事故・・・聖が殺したんじゃないよ・・・聖のせいじゃないもん

聖悪くない・・・はるなんが転んだの・・・そう・・・聖は悪くない・・・


気付くと9人は1階のリビングにいた
どうやって下に降りてきたのかも覚えていない 


全員泣いていた
思い出作りの旅行のはずだったのに・・・
なぜこんなことに・・・
443名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 19:36:29.23 0
この展開なら死んでるワケか
その方がいいかもね
444譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:00:51.57 0
道重「とりあえず 連絡しよう」

答えるメンバーは誰もいなかった
全員下を向いていた

道重「とりあえず マネージャーに連絡してみる」

「私が・・・私がまずお父さんに連絡してみます 近くの親戚の叔父さんのところに居るので」

聖は何で自分が電話をするなんて言ったのか自分自身分からなかった
もしかしたらお父さんの声を聞いて安心したかったのかもしれない

道重「うん お願い」

聖は立ち上がってみんなと少し離れたところで電話をかけた

「もしもしお父さん?ごめんなさいこんな時間に・・・」

本当の事を言おうかどうか迷った
でもこれは事故 そう事故なの
これ以上変に隠すより事故って事を貫き通したほうがいいと思った
だってはるなんが死んでしまって真相を知るのは聖だけなんだから・・・

聖はお父さんに事故ということで全てを話して電話を切った

「警察にはお父さんが連絡してくれるそうです この雪でたぶん到着は遅れるだろうからしっかりと戸締りをしてなるべく皆一緒に居なさいって」

道重「うん ありがとう」

生田「もう!誰だよ!誰がこんなことしたんだよ!!!」

道重「生田ちょっと落ち着いて!」
445譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:01:31.66 0
生田「落ち着いてなんかいられないっ!」

えりぽん違うの・・・これは事故なの 

鈴木「ちょっと生田」

小田「生田さん」

生田「もう帰りたい・・・」

えりぽんは今度は静かに泣き出した

石田「戸締まり・・・戸締まりしなきゃ・・・」

亜佑美ちゃんは立ち上がると玄関から一つ一つの窓の鍵をチェックして回った
1階のチェックが全て終わると次は2階に行こうとしたけど階段の手前で足が止まった
階段の下から上を見つめてそこから動かなかった

亜佑美ちゃんは泣いてた
ごめんね亜佑美ちゃん・・・はるなんのこと大切に思ってたもんね

そんな亜佑美ちゃんの肩にそっとくどぅが手を置いた

二人は寄り添いながらソファに戻ってきた


時刻は23時になろうとしていた

数時間前まで笑顔と笑い声で溢れていたこの別荘が嘘のように静まり返っている

さくらちゃんがキッチンからトレーにカップを乗せて来た
446譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:02:22.62 0
小田「紅茶入れてきました 暖かいものでも飲んで落ち着きましょう」

さくらちゃん気を使っているのかな 無理して明るい声を出しているようにも見える

道重「ごめんね 気を使わせちゃって」

小田「全然大丈夫ですよ 警察の方が来てくれるまで頑張りましょう」

鈴木「小田ちゃんは強いね こういうときこそ私が頑張らなきゃいけないのに」


はるなんを最初に発見した優樹ちゃんはあれ以来道重さんにピッタリくっついて離れようとしない
ずっと下を向いて未だに一言も発していない
いつもの優樹ちゃんとは別人だった


鞘師「いつの間に・・・2階に行くにはここを通らないと行けない・・・ここには常に誰かしらが居た」

「どうしたの?里保ちゃん」

鞘師「うん ちょっと気になることがあって」

工藤「気になること?」

鞘師「犯人はどうやって2階に行ったのかなって」

犯人・・・みんなはあれが事故だとは思ってくれてないみたい
じゃあいっその事知らない犯人にはるなんが殺されたってことにしたほうがいいのかも
そう その方がはるなんが収納庫に居たことも説明が付くよね
事故で収納庫に倒れてたなんておかしいし 
447譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:02:55.24 0
「2階に行くにはそこの階段しかないよ」

鞘師「そうじゃなくて いつの間に行ったんだろうって事 このリビングには常に人が居たわけでその階段を使えば必ず誰かの目にとまる筈」

小田「確かにそうですね」

里保ちゃん何が言いたいの?

鈴木「あの時 みんなで窓から雪を見てた時 あの時なら誰も気付かなかったかも」

工藤「あのときは全員玄関に背を向けて外見てましたからね 可能性はあるかもです」

道重「さすがに気付くんじゃない?それは」

佐藤「二階の窓から・・・」

優樹ちゃんが久々に口を開いた

生田「無理やろ」

石田「それか 初めから2階に居たとか」

道重「ちょっと怖いこと言わないでよ」

石田「ごめんなさい」

小田「あり得ない話しじゃないですよね 可能性として」

鈴木「ちょっと待って!初めから2階に居たとして2階のどこに居たの?一度はみんな部屋に荷物とか置きに入ってますよね」

「収納庫はみんな見てなかったんじゃない?」
448譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:03:58.06 0
工藤「収納庫は確かに見てないですね」

鈴木「じゃあ収納庫に居たとしてはるなんが収納庫に入ってからはどこにいたの?」

石田「逃げたんじゃないんですかね」

鞘師「いや 逃げるにしてもここ通らなきゃいけないわけで誰も見てないんだからそれはないんじゃない?」

佐藤「窓から」

道重「また窓かよ!」

生田「窓から飛び降りたとしたらその窓はいま開いてるわけやんか 優樹ちゃん2階見たとき開いとったん?」」

優樹ちゃんは首を振った

小田「飛び降りながら窓閉めるのはちょっと無理ですよね」

鈴木「ちょっと待ってよ 階段も無理 窓も無理 じゃあ今どこにいるのよ」

全員の視線が階段の上に集まった

生田「いやいやいや 今も言ったけどさっきもう一回2階も見て回ったけんね ありえんっちゃ!」

「じゃあどこにいるの?」

鞘師「どこだろう・・・」

道重「ねえフクちゃん 本当にもう他に部屋はないの? 実は隠し部屋とかあったりするんじゃないの?」

「私の知ってる限りでは無いです 私も小さい頃に数回来たことある程度なんで・・・」
449譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:04:59.53 0
鞘師「どこにも居ないってことはさ やっぱりどこにも居ないんだよきっと」

石田「じゃあはるなんは誰に?」

鞘師「分からないけど・・・」

生田「入ってくるのも無理 逃げるのも無理 でもはるなんは誰かに・・・ ってことはさ つまりさ」

鈴木「なによ生田」

えりぽんは何も言わずにメンバーを見回した

道重「ちょっと生田!何が言いたいの?」

工藤「ウチらの誰かが犯人だとでも!?」

石田「ちょっと生田さん!」

生田「じゃあ説明してみてよ この状況でこんなことできるのってここに居る誰かだけだよね?」

聖は心臓が破裂しそうだった
もしかしてえりぽんは何か気付いてるの?

鞘師「ちょっとそれはないんじゃない?」

生田「だから説明して見せてよ ここに居る誰か以外がどうやって2階に居るはるなんをあんなふうにできるの?」

鈴木「だからそれを今考えてるんでしょ!ちょっと落ち着けよ」

生田「もう信用ならん!誰も信用せんけんね!ウチは警察が来るまで部屋に居る!」

えりぽんは勢いよく立ち上がるとスタスタと階段を登っていった
450譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:05:59.56 0
道重「ちょっと生田!みんな一緒に居なきゃ駄目だってば!・・・もうっ!」

道重さんが頭を抱え込んだ
そんな道重さんを優樹ちゃんがぎゅっと抱きしめた

鈴木「ったくクソ生田!」

鞘師「勝手にやってなよもう」

えりぽん・・・聖が犯人って気付いてる・・・?

小田「でも誰も生田さんの言うことに反論できなかったですね」

石田「小田ちゃんまで何言い出すの!?」

小田「いや 私はみなさんを疑ってるとかじゃないですよ でも反論できなかったなぁって・・・」

工藤「とにかく! とにかく今は勝手な行動やめましょうよ 今こそみんな纏まらないと」

道重「え?なに佐藤」

優樹ちゃんが道重さんに耳打ちしている

道重「え?部屋に戻りたい!?」

石田「まーちゃん?もしかして私たちのこと疑ってるの!?」

優樹ちゃんは首を左右に振った

工藤「じゃあなんで?」

佐藤「安全かなぁって思って・・・ちゃんと鍵掛けてれば安全かなぁって」
451譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:06:36.00 0
工藤「なんで?ここでみんなで居たほうが安心でしょうよ!」

鞘師「まあ鍵さえ掛けてれば安全っちゃ安全だろうけど」

「お父さんも必ずみんな一緒に居なさいって・・・」

佐藤「やだ!部屋に行きたい!」

石田「まーちゃん!怒るよ!」

小田「どうします?」

道重「うーん・・・みんなはどうしたいの?」

鈴木「部屋に行くなら行くで私は構わないですけど」

小田「同じく」

鞘師「行ってもいいですけど絶対みんな鍵掛けて」

工藤「何かあったら大声出せばすぐ駆けつけられますし 大丈夫だとは思うんですけど」

「私 ちょっとえりぽんが心配なんで」

石田「え?みんな部屋行くんですか?」

道重「わかった じゃあ一回部屋にいこう でも絶対鍵かけて 何かあったら大声で呼んで」

返事をすると皆立ち上がり階段に向かって歩き始めた
452名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:23:45.76 0
これこそ真ストーリー
453名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:43:50.15 0
どこでフクちゃんの心が壊れるのか気になるな・・・
454名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 20:59:10.76 0
先読むのが怖いな
455名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:01:31.68 0
警察の下りとかちゃんと回収してるのがすごい
456譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:10:49.53 0
1時30分


「えりぽん起きてる?」

生田「起きとうけど」

「まだみんなのこと疑ってるの?」

生田「誰も信用せえへんよ!警察が来るまで衣梨はここ動かん」

「犯人はきっと知らない誰かだよ メンバーがこんな事するわけ無い」

生田「じゃあ説明して この状況でどうやって外から別荘に入ってくるの?」

確かにえりぽんの言うとおり外から入ってくることは出来ないしずっと別荘の中にいたって言うのも説明出来ない
でも何とか外からの犯人の仕業ってことにしないと・・・

「上手く説明は出来ないけど でもメンバーのことそんな疑っちゃダメだよ」

生田「聖だけは信用しとうよ 聖はあんなこと出来ないって分かってる」

えりぽん・・・ありがとう・・・
事故なの・・・あれは事故なの・・・

生田「衣梨だってメンバーの事信じたいけど 状況的にどう考えてもメンバーの誰かやん」

他のメンバーを犯人に・・・ダメ そんな事絶対ダメだよ 何考えてるの聖
457譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:11:41.87 0
えりぽんは聖の事信用してくれてる
もしかしたら事故ってことをちゃんと話せば分かってくれるかも
そしたら外からの犯人の仕業だって事にするために協力してくれるかもしれない
えりぽんなら・・・きっと分かってくれるよね

「あのね・・・」

生田「え?」


聖はえりぽんに全てを話した 分かってもらえると信じて・・・


生田「聖が・・・はるなんを・・・」

「本当に事故だったの・・・でも言い出せなくて・・・」

生田「何てことしてくれたん!?もうモーニング娘。終わりやんけ!これからウチらどうすればいいん?責任取ってや!」

「えりぽん・・・」

生田「殺人犯がいるグループなんて誰が応援してくれるん!?もう終わり・・・
   聖のせいで全部終わりやん!!!」

涙が出てきた・・・えりぽんは・・・分かってくれなかった・・・

生田「何ですぐに助けなかったん?そうすればもしかしたら助かってたかもしれへんやん!」

「気が動転してて・・・」

生田「そんなの言い訳にならへん!!!」
458譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:12:19.57 0
「ごめんなさい・・本当に・・・」

生田「衣梨に謝ってもしゃーないやろ!」

「ごめんなさい・・・」

生田「みんなに話してくる!」

えりぽんはベッドを降りた

「え・・・ダメ!・・・やめてお願い!」

生田「みんなの前で謝り!モーニング娘。は聖のせいで終わりですって自分で言いや!」

「そんなことしたら聖モーニング娘。に居れなくなる!」

生田「はぁ?人殺しがモーニング娘。にまだ居座るつもり?ふざけんなよ!!!」

えりぽんはそう言い放つと部屋を出る為に歩き出そうとした

ダメ・・・絶対ダメ!

聖はモーニング娘。が全てなの・・・

モーニング娘。じゃ無くなったら生きてる意味なんて無い・・・

「絶対そんな事させない!!!」

聖は棚にある石製の灰皿を手に取ると えりぽんの頭を目掛けて叩き付けた
459譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:12:56.38 0
えりぽんは頭を押さえてよろめいてベッドに倒れた

そして頭から血を流しそのまま動かなかった・・・

「えりぽん・・・えりぽん!?」

聖はえりぽんの体を揺すった

でも えりぽんはもう動かなかった・・・

「うそ・・・聖が・・・聖がえりぽんを・・・」

体が震えていた

はるなんは本当に事故だった

でも今回は事故じゃない・・・殺人

聖が殺人犯・・・聖が殺人犯・・・

いや・・・いや! 違うの!違うの! だってえりぽんが! えりぽんが・・・

聖が・・・聖が殺しちゃった・・・

どうしよう・・・どうすればいいの・・・

聖は意味もなく部屋の中を歩き回っていた

そう・・・これは・・・外から来た犯人がやったの

急に誰かが部屋に入ってきてえりぽんを襲ったの
460譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:13:29.65 0
聖はえりぽんの頭を触って手に付いた血を自分の頭や顔に付けた

こうやって私も襲われたことに そして聖は怪我だけで済んだ事にするの

血の付いた灰皿はベッドの下の見えない位置に隠した

犯人は外に出て行ったことにするために扉を少し開けた

そして電気を消し 聖はみんなを呼ぶために悲鳴を上げた


「イヤアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!」


他の部屋の扉が次々と開く音が聞こえる

そしてメンバーの声も聞こえてきた


工藤「なんですか今の悲鳴!」

石田「誰の悲鳴?」

鈴木「うちらじゃないよ」

鞘師「なにかあったの?」

工藤「今悲鳴が聞こえたんですよ」

石田「たぶん譜久村さんと生田さんの部屋からです」

鞘師「え!?ちょっと早く行かないと!」
461譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:14:14.19 0
みんなが部屋の前に集まったみたい

工藤「大丈夫ですか!」

扉が少しずつ開いて廊下の灯りが部屋の中に入ってきた

小田「電気!電気つけましょう!」

パチッっと音がして部屋の電気が付けられた

鞘師「フクちゃんっ!!!」

道重「どうしたの!?大丈夫!?」

「誰かが・・・私の頭を殴って・・・」

鈴木「誰かって誰?」

石田「生田さん!生田さんっ!」

工藤「生田さん!!」

「真っ暗で影しか見えなくて・・・顔はわからなかった」

鞘師「とにかくまずは手当てしないと!」

小田「私取って来ます!さっきキッチンに救急箱あるの見たんで」


さくらちゃんが救急箱を持って戻ってくるとそのままさくらちゃんが聖の手当てを始めた
何にも気付かないで・・・お願いさくらちゃん
462譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:14:44.86 0
道重「フクちゃんを殴った人はそこの扉から出て行ったの?」

「はい 私が悲鳴を上げたらすぐ逃げていきました」

工藤「寝てるところを殴られたんですか?」

「うん でもちょっと外れたみたいでこれぐらいで済んだみたい」

石田「生田さん・・・」

「気付いたときにはもう・・・」

鈴木「みんなで居ればこんなことにはならなかったのに」

道重「鍵は掛けてなかったの?」

「もちろん掛けてました でも私えりぽんより先に寝ちゃってもしかしたらえりぽんが開けたのかもしれない」

鞘師「なんで開けたの?」

工藤「誰か来たから?」

石田「譜久村さんを殴った人は生田さんに鍵を開けてもらって入ったってこと?」

小田「この状況で見ず知らずの人が来て鍵開けますかね?」

道重「開けないよね・・・普通なら」

計算外だった
外から来た誰かを犯人にするつもりだったのに
これじゃ顔見知りの犯行になっちゃう
やっぱり咄嗟に考えたアリバイ工作なんて無理があるのかも・・・
463譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:15:16.02 0
鈴木「ねえ みんな何か変な物音聞いたりとか無かった?」

工藤「何も聞かなかったよね?あゆみん」

石田「うん 特になにも」

道重「鞘師も何も聞かなかった?」

鞘師「すいません私ちょっと寝てたんで・・・」

工藤「うん鞘師さん寝てました」

小田「私も気になるような物音は聞こえませんでした」

鈴木「私と小田ちゃんはずっと起きてたんですけど特に何も無かったですね」

佐藤「まさ寝てた」

道重「私一人で起きてたけど何も聞こえなかったかな」

どうしよう・・・外からの犯人って事にしなくちゃいけないのに・・・


小田「よしこれでオッケー」

「ありがとう」

聖の頭は包帯でぐるぐる巻きにされた

たぶんさくらちゃんは気付いて無い・・・と思う
464譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:15:44.89 0
鈴木「聖 とりあえずうちらの部屋おいでよ ここには居たくないでしょ?」

「うん そうさせてもらう」

道重「絶対に迂闊に鍵開けたりしないで もし開けるときは必ず2人以上が起きてること確認して一緒に開けるように」

工藤「はい わかりました」

メンバーはみんなそれぞれ部屋に戻り 聖は香音ちゃんとさくらちゃんの部屋に入れてもらうことになった



鈴木「聖ちゃん大丈夫?」

「ちょっとまだガンガンするけど何とか平気みたい」

小田「それにしても一体何が起きてるんですかね?」

鈴木「もう何が何だかサッパリ」

小田「譜久村さん さっき見た人影 もう一度よく思い出してみてもらえません?」

「うーん 正直寝てる所をいきなりだったし 声出して誰か呼ばなきゃって思って必死だったからよく見てなかった・・・」

鈴木「見てる余裕なんて無いのはよく分かるよ」

小田「そういえば電気って誰が消したんです?」

「たぶん えりぽん? 私先に寝ちゃったから」

小田「寝たときは電気は付いてたんですね?」
465譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 21:16:24.42 0
「うん たぶん」

鈴木「なんで電気消したんだろうね うち等は怖くて電気なんか消せなかったよ」

「えりぽんも寝ようとしてたのかな?」

お願いだから変な詮索しないで!
想像で話している事がいつか辻褄が合わなくなりそうで怖かった

小田「うーん でも電気付けながら寝ますよね この状況なら」

鈴木「ぶっちゃけ みんなどう思ってる?」

「どうって?」

鈴木「犯人 メンバーの誰かなのかな」

「うーん」

小田「考えたく無いですね・・・」

鈴木「もしそうだとして 動機はなによ?」

小田「飯窪さんなんてそんなに恨み買うようなことあるわけないのに」

「えりぽんだって自分勝手でKYではあるけど恨まれるようなことなんて無いよ」

鈴木「道重さん佐藤 里保くどぅー亜佑美ちゃん うーん考えられない・・・」


ダメ・・・この部屋に居たくない
何もかもが暴かれてしまいそうで怖い
466譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:07:03.78 0
「聖 お手洗い行きたくなってきた・・・」

鈴木「一人で行ける?」

「ちょっと無理かも・・・」

何で行けるって言わなかったんだろう
この状況で一人で行けるって言うことが怪しまれるんじゃないか
そんな風に思ったのかもしれない

小田「私一緒に行きますよ」

「ありがとう」

聖とさくらちゃんは1階に向かった


さくらちゃんが怖かった

何もかもを見透かされていそうで


小田「譜久村さん」

キッチンの前を通りかかったところで聖を呼び止めた

やっぱり・・・なにか気付いたんだ
467譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:08:03.20 0
小田「譜久村さん・・・犯人は譜久村さんですよね」

「ちょっと何言い出すの 犯人はさっきどこかへ逃げたって言ったでしょ」

小田「頭 怪我なんてしてないですよね」

「聖は犯人に頭を殴られたの 血が出てるの見たでしょ?」

小田「傷口がありませんでした」

さくらちゃんは聖に近づき間を詰めようとした
聖はキッチンの中へ後ずさった

小田「生田さんの血を自分に付けたんですね?」

「違う!私は頭を殴られたの!」

聖はさらにキッチンの奥へと追い詰められた

小田「正直に言ってください 譜久村さん!」

背中に食器棚が当たった

もうダメ・・・全部見破られてる・・・

「さくらちゃんお願い見逃して!聖モーニング娘。で居たいの!」

さくらちゃんは一度下を向くとすぐに顔を上げて聖を見た

その目は涙で潤んでいた
468譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:09:05.79 0
小田「そんな事許されるわけ無いじゃないですか」

「お願い 外から来た誰かが犯人って事にすれば聖はモーニング娘。で居られる」

小田「・・・できません」

聖は棚の中にあるステーキナイフに偶然手が当たった

「モーニング娘。で居られないなら 聖生きてる意味ない!」

小田「譜久村さん 自首してください・・・」

「イヤ! 絶対にイヤ!」

えりぽんもさくらちゃんもどうして分かってくれないの・・・

どうして聖をモーニング娘。から追い出そうとするの・・・


・・・聖の邪魔をする人は許さない!


小田「譜久村さんが自首しないなら 私が通報します」

聖は後ろ手に当たったステーキナイフを握り締めた

させない・・・絶対させない!

聖はさくらちゃんの胸目掛けてナイフを突き出した
469譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:09:51.78 0
・・・


聖は動かなくなったさくらちゃんを勝手口の扉を開けて突き出した

そしてさくらちゃんの体に雪をかぶせた


聖・・・3人も人を・・・

何でこんなことに・・・

涙が溢れ出てきた

聖はただモーニング娘。で居たいだけなのに

ただそれだけなのに・・・


もう・・・無理だよね・・・

3人も人を殺してモーニング娘。で居られるわけ無いよね・・・


警察が来ればすぐに聖が犯人って分かっちゃう

そしたら聖は死刑かな・・・


みんなが変な詮索するからこんなことに

みんなが悪いの・・・全部みんなのせい・・・
470譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:10:49.54 0
聖が捕まったらモーニング娘。は脱退させられる

聖を追い出したみんなはそれからもモーニング娘。


許せない・・・そんなこと許されない!

モーニング娘。を一番愛しているのは聖なの!

モーニング娘。じゃなきゃ生きていけないの!

モーニング娘。は聖のものなの!


聖無しのモーニング娘。なんて絶対認めないから・・・


聖は食器棚にあるステーキナイフ3本を服の中に隠した
471譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:25:34.64 0
・・・

鈴木「あ おかえり!」

「ただいまー! あれ? 小田ちゃんは?」

鈴木「え?まだ帰ってきてないけど」

「うそ?小田ちゃん先に戻ったはずなんだけど」

鈴木「いや 戻ってきてないよ?」

「どういうこと?」

鈴木「こっちが聞きたいよ」


その時隣の部屋 はるなんと亜佑美ちゃんの部屋から物音が聞こえた


鈴木「え?今隣誰も居ないはずなんだけど・・・」

誰?何してるの?

「もしかしてさくらちゃん?」

鈴木「部屋間違えたか?」

「ちょっと見てくる!」

鈴木「ちょと待って!もし違ったらどうする?」
472譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:26:18.65 0
「え・・・」

鈴木「そもそも部屋間違えたらすぐ出てくるはずなのに 隣の部屋でなにやってんの?」

「じゃあさくらちゃんじゃなきゃ誰なの!?」

また誰かが変な詮索してるのかな・・・

鈴木「亜佑美ちゃんが部屋に戻ったのかも!」

「そっか なら気にしなくていいね」

鈴木「さくらちゃんも居るかもしれないからやっぱり見に行こう」


香音ちゃんが隣の部屋を見に行くというので聖も付いていった

扉を開けるとくどぅがスタンドライト 亜佑美ちゃんがハンガー 里保ちゃんが棚板を持って身構えていた

鈴木「なにやってんの?」

鞘師「もー!フクちゃんっ!」

工藤「驚かさないでくださいよ!」

「ねえねえ 小田ちゃん見なかった?」

鞘師「小田ちゃん?ううん見てないけど」

石田「え?譜久村さんと鈴木さん一緒に居たんじゃ?」

「それが・・・」
473譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:27:06.39 0
・・・

工藤「トイレから戻ってきてない!?」

鞘師「探そう!丁度私たちもこれから1階に行こうと思ってたの」

石田「犯人が元からこの別荘に隠れていた可能性があるかもしれないんです」

鈴木「え?ほんとに?」

これはもしかしたらいい展開になるかも?

石田「私達4人が外を捜索していたとき他の人たちは別荘の中を本当に全部見たのかがまず分からないんです
   初めに荷物を置きに来たときはみんな1度は部屋を見たと思うんです でも収納庫は見てなかったと思います」

鈴木「うん 見てないと思う」

石田「そしてもし2階の私とはるなんの部屋が捜索されてなかったとしたら私がはるなんを捜して1階に降りてから
   今までの間この部屋は誰にも捜索されていないんです」

「つまりはるなんを襲うまでは収納庫に隠れていて襲った後はこの部屋に隠れていたというわけ?」

石田「そして譜久村さんと生田さんを襲った後外に逃げた」

鞘師「さっき1階は全部亜佑美ちゃんがしっかりと鍵をしたから逃げたところの鍵が開いてるはず」
   
鈴木「なるほどね 鍵の開いてるところを探せばいい訳ね」
474譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:27:46.46 0
もう・・・無理よ・・・
いずれ聖が怪我をしてなかったことがバレれば聖は捕まる
でもそうなる前にみんな聖が殺してあげる
モーニング娘。は聖のものだから・・・
誰にも渡さない・・・



鈴木「それで あんた達何持ってるの?」

石田「武器ですよっ!ドヤッ」


・・・


「玄関よし!」

石田「リビング異常なしです」

鈴木「トイレもオッケー」

工藤「バスルーム問題なし」

しかしキッチンを見ているはずの里保ちゃんから反応が無い
もうなにか気付いちゃったの・・・?

「里保ちゃん?」

里保ちゃんはキッチンでうずくまっていた

石田「鞘師さん!?」
475譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:28:24.71 0
鞘師「・・・・・・・・これ美味しい♪」

里保ちゃんはお菓子を食べていた

工藤「ちょっと鞘師さん!」

鞘師「ちょっと小腹空いちゃって テヘッ」


くどぅが勝手口を開けようとした

そういえばさっき鍵かけるの忘れてた・・・

まあいっか どうせみんな死ぬんだし・・・

工藤「あ・・・」

鈴木「なに!?」

工藤「開いてます・・・」

石田「私ちゃんと確認しましたよ 勝手口もちゃんと鍵しました」

鞘師「ってことは 犯人はここから逃げたってわけね 亜佑美ちゃんの推理が正解!」

工藤「ドヤ顔してる」

石田「してないし!」

「犯人はやっぱり知らない人なんだ」

鈴木「不幸中の幸いってやつ」
476名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 22:46:53.76 0
フクちゃんの壊れっぷりが…小田ちゃんを手にかけて何かが崩れたんだな
477譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:03:15.27 0
石田「ねえ 小田ちゃんは?」

工藤「あ・・・そうだった」

鈴木「1階は全部見たよね?」

鞘師「ってことは 道重さん達の部屋か元フクちゃん達の部屋しかないね」

さくらちゃんならすぐそこにいるよ

石田「逃げたのが小田ちゃんって事はないよね?さすがに・・・」

工藤「さすがにそれは無いでしょ」

さくらちゃんが犯人かそれも面白いね


そう言いながらくどぅは勝手口の扉を開けた
暴風と雪が一気に室内に流れ込んできた
雪はさっきよりもさらに数10センチ高く積もっていた

工藤「居るわけないか・・・」

ほら そこにさくらちゃんいるよ

くどぅは扉を閉めようとした

鈴木「ちょっと待って!あれなに!?」

さっきさくらちゃんを隠すために盛った雪を香音ちゃんが指差した
478譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:03:41.41 0
鈴木「さっきあんなの無かったよね?」

鞘師「まさか・・・」

里保ちゃんは裸足のまま飛び出した
4人もそれに続く

みんなが必死に雪を掻き分けてる

そしてさくらちゃんの顔が現れた

工藤「嘘だ・・・」

石田「何で!」

鞘師「小田ちゃん・・・」


さくらちゃんはキッチンに運ばれて毛布を被せられた


みんな悲しんでる

聖も悲しいよ モーニング娘。で居られなくなっちゃったんだもん

涙が止まらないよ・・・
479譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:04:15.86 0
工藤「譜久村さんもう一度状況説明してもらえませんか?」

「初めに小田ちゃんがお手洗いに行って聖は待ってたんだけど 小田ちゃんが出てきて聖が入るときに 「大丈夫だから先に戻ってて」って言ったの そしたら分かりましたって言って戻ったの」

鞘師「じゃあフクちゃんがお手洗いに入ってる僅か数分の出来事ってわけね」

鈴木「そもそもその間に犯行が行われたとも限らないんだけどね」

石田「どういうことですか?」

鈴木「聖が部屋に戻ってから行われた可能性もあるって事」

鞘師「まあ それはそうだね」

工藤「とりあえず道重さんに伝えたほうがいいんじゃ?」

鈴木「いやそれはちょっと待って」

工藤「え!?」

鈴木「聖が部屋に戻ってから私はずっと聖と一緒に居る あんた達3人も隣の部屋にいてそれからは私と聖とずっと一緒にいる ってことは残るは道重さんと佐藤だよ」

石田「道重さんとまーちゃんがやったとでも言いたいんですか!?」

鈴木「可能性があるってこと」

石田「絶対信じない」

鞘師「2人がやったとも限らない どっちか一人かもしれない」

工藤「どっちか一人って じゃあもう一人のほうはどうなっちゃうんですか」
480譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:04:57.38 0
鞘師「どうにもなってない 寝てるだけだから」

工藤「寝てる?」

鞘師「さっきフクちゃんの悲鳴で廊下に出たとき優樹ちゃん寝てたって言ってたよね」

工藤「あー言ってたかも」

鞘師「じゃあその間の道重さんの行動を優樹ちゃんは知らないわけでしょ」

石田「まーちゃんはどうなるんですか?」

鞘師「寝てれば無事かもしれない でもそうじゃなかったら」

「でもなんで道重さんが?もう卒業するんだよ?」

鈴木「動機までは分からないけどさ」

工藤「もうメンバーを犯人扱いするのやめましょうよ!そこの勝手口から逃げたんですよ!それでいいじゃないですか!」

鞘師「私だって疑いたくない!でも状況を考えたら仕方ないじゃない!」

工藤「何でですか?勝手口から逃げたって事はメンバーじゃないじゃないですかっ!」

鞘師「100%そうだと言ってるわけじゃない!でもあらゆる可能性を考えるべきじゃないの?」

工藤「ハルは信じますよ メンバーを信じます」

鞘師「勝手に信じてればいいじゃない 私はあらゆる可能性を考える 言いたくは無いけど私が寝てた間のどぅーと亜佑美ちゃんの行動だって分からないんだから!」

工藤「は?うちらまで疑ってるんですか!?どうしてメンバーを信用できないんですか!今までモーニング娘のためにずっと一緒に頑張ってきたのに!」
481譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:05:27.10 0
鞘師「それとこれとは話が別でしょ モーニング娘としてみんなで頑張ってきた事は誇りに思ってるけどそれとこれとは話しが別」

「里保ちゃんちょっと言い過ぎじゃ・・・」

もう喧嘩なんかやめて・・・これがもう最後の会話かもしれないのに・・・

工藤「そうですか分かりましたよ!鞘師さんとはもう一緒に行動できないですね 部屋に戻ります!」

くどぅは早足で階段を駆け上り部屋に戻った

石田「どぅ・・・」

「亜佑美ちゃん行ってあげて 一人にしちゃだめ」

鞘師「ごめんね亜佑美ちゃん 行ってあげて」

石田「はい ありがとうございます・・・」

亜佑美ちゃんも駆け足でくどぅの後を追った

鈴木「うちらも一度戻ろうか」

「うん」

なんかうまく分断しちゃったみたい

でも道重さんはできれば聖は殺したくない・・・

だって憧れの人だもん
482譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:05:54.52 0
聖達は香音ちゃんの部屋に戻った


いつ殺そうか・・・

二人相手じゃ負けちゃうかもしないから二人っきりになるタイミングが来るまで様子見かな


鞘師「ねえフクちゃん 襲われたときの影だけど 大きさくらいは分かるんじゃない?」

「うーん」

もう変な詮索やめてってば・・・

どうせみんな死ぬのよ

鈴木「顔は分からなくても身長とか痩せ型とかぽっちゃりとか」

「痩せ型だったと思う 身長も平均的 でもメンバーだったら大きいほうかも」

聖は道重さんをイメージしながら言った

鞘師「やっぱり・・・」

鈴木「道重さん・・・」

「・・・」

もう 単純なんだから・・・
483譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:06:48.10 0
鞘師「はるなんのときのことはまだ分からないけどえりぽんと小田ちゃんは道重さんが一番辻褄が合う」

鈴木「聖までも殺そうとしたんだよ いくら道重さんでも許せない!」

鞘師「動機は分からないけど もしこれが無差別だったら」

鈴木「次は私達・・・」

鞘師「そんなこと絶対させない!」

あとは聖は知らなーい
里保ちゃんの性格はよく分かってるつもり
聖は道重さんには手を掛けたくないからちょっとお休みしとくね

「う・・・痛い・・・痛いよ・・・」

鈴木「どうしたの聖!?」

鞘師「痛むの?さっき殴られたところ?」

「うん・・・痛い・・・」

聖は二人にベッドに寝かされた

そして二人の会話に耳を澄ませた

鈴木「どうしよう これから」

鞘師「これ以上犠牲者増やすわけには行かないよ 何とかしなきゃ」

鈴木「2人だけで何かできる?」
484譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:07:18.67 0
鞘師「さっきの様子じゃもうくどぅーは協力はしてくれない くどぅーが来なければきっと亜佑美ちゃんも無理だと思う」

鈴木「でもなにができるの?私達だけで」

鞘師「優樹ちゃんに知られること無く道重さんをおびき出す方法・・・」

鈴木「難しいな」

鞘師「優樹ちゃん寝ててくれてると都合がいいんだけど」

鈴木「寝てても起こしちゃまずいしね」

鞘師「賭けにでるしか・・・」

鈴木「本当にやるの?本当に?」

鞘師「だってやらなきゃいつかは私達が!」

鈴木「100%道重さんって決まったわけじゃないよ?」

鞘師「じゃあ犯人は誰なの?」

鈴木「分からないけどさ・・・」

鞘師「これは立派な正当防衛 正義は私達にある」

鈴木「本当にいいのかなぁ・・・」

鞘師「ちょっと考えがあるんだけど 聞いてもらえる?」
485譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:07:45.37 0
二人はヒソヒソ声で何か話している
そして部屋を出て行った

里保ちゃん 本当に思ってた通りのことしてくれるのね
だから里保ちゃん大好きなの

聖は扉に耳を当てて声を聞いた


コンコン コンコン

鞘師「道重さん起きてますか?鞘師です」

コンコン コンコン

鞘師「道重さん」

コンコン コンコン


鞘師「ちょっとお話がありまして」

鞘師「はい そうです」

鞘師「すいませんこんな時間に」

道重「ううん 全然いいけど 中入りなよ」

鞘師「あの優樹ちゃんは?」

道重「ぐっすり寝てるよ この状況なのにすごいね(笑)」
486譜久村編@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:08:36.62 0
優樹ちゃん寝てるのね
次は優樹ちゃんかな

鞘師「あ 寝てるなら他で話しましょ 起こしちゃ悪いし」

道重「そう?じゃあそうしようか」

バタンと扉が閉まる音が聞こえた

鞘師「下で香音ちゃんが待ってるんで行きましょう」

道重「え?下に行くの?」

鞘師「はい 行きましょう」

すると階段を音を立てて転げ落ちる音が聞こえた

道重さん・・・

大好きな道重さん・・・さようなら・・・

里保ちゃん 香音ちゃん ありがとう


里保ちゃんが階段を降りる音が聞こえると聖はそっと優樹ちゃんの部屋に向かった


ぐっすり寝てる

可愛い寝顔ね

優樹ちゃん・・・
487名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:28:29.48 0
ハンガーを持っただーいしなら何とかしてくれるはず!
488名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:29:36.18 0
ハンガー+だーいし=無敵
489名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:47:13.63 0
つらいのぅ…
490名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:54:35.22 0
引っ込みじあんが過ぎての行動か…
491名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/20(金) 23:59:59.05 0
フクちゃんの会話リアリティあるわ
492譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:00:42.58 0
聖は優樹ちゃんの胸にステーキナイフを突き立てた


苦しまずに逝けたみたいね まるで眠ってるみたい

聖は優樹ちゃんに毛布をかけた

おやすみ・・・優樹ちゃん


聖は香音ちゃんの部屋に戻りベッドに入った

次は誰がどう動くのかな・・・


しばらくすると廊下を奥から階段の方へ歩く二人の足音が聞こえた

亜佑美ちゃんとくどぅかな


そしてまたしばらくすると微かに声が聞こえた

石田「きゃああああ!!!!」

工藤「まーちゃん!!!!」
493譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:01:42.92 0
そして二人はこの部屋にやって来た

コンコン

石田「鞘師さん 鈴木さん」

コンコン

工藤「譜久村さん」

コンコン コンコン


聖は寝ているフリをした


工藤「譜久村さん!!!」

くどぅは聖の所に走ってくると聖の体を調べた

石田「譜久村さん!!!」

「う・・・うん・・・・」

工藤「よかった!生きてる!」

石田「うん!」

くどぅが聖の体を支えて起こした

「あっ・・・痛いっ・・・」
494譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:02:12.92 0
石田「頭痛むんですか?」

工藤「鞘師さんと鈴木さんはどこに?」

「わからない・・・」

石田「みんなどこ行っちゃったの 道重さんもいないし」

「え?道重さんも?」

工藤「はい まーちゃんはさっき・・・」

「もうイヤ・・・」

石田「探しに行かないと・・・」

工藤「うん 譜久村さん動けます?」

「ちょっと無理かも・・・頭がガンガンする」

石田「早く病院いかないとやばいかも・・・」

工藤「警察来るの遅すぎ!何やってんだよ!」

「私は大丈夫だから早くみんなを探して」


二人は部屋を出て1階へ走っていった

もう2階には誰も居ないはずだよね

聖は廊下に出て1階からの声を聞いていた
495譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:02:40.25 0
工藤「あ!鞘師さん鈴木さん!」

石田「無事だったんですね!」

工藤「どうしたんですか!?びしょ濡れじゃないですか!」

鞘師「う・・・うんちょっと また別荘の周り回ってきたの」

鈴木「そう なんかじっとしていられなくて」

道重さんを雪の中に隠したのね

石田「ええ!?早く着替えないと風邪ひきますよ!」

鞘師「今戻ろうと思ってたの フクちゃんも心配だし」

工藤「譜久村さんなら今見てきました 怪我は辛そうでしたけど大丈夫でした」

鈴木「よかったぁ・・・」

石田「それと道重さんがどこにもいないんですけど見ませんでした?」

鞘師「道重さん?ううん 見てないけど」

鈴木「道重さん部屋で寝てるんじゃない?」

工藤「それがハルとあゆみんでさっき行ったら居なくて」

石田「そこでまーちゃんは・・・」

鈴木「え!?優樹ちゃんが!?」
496譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:03:28.35 0
鞘師「やっぱり!やっぱり道重さんが犯人だったんだ!」

工藤「まだ道重さんがやったかどうかなんて分からない」

鞘師「さっきは寝てるって言った そのときにはもう優樹ちゃんは・・・」

石田・工藤「え?」

鞘師「はっ・・・・・・!」

もう・・・里保ちゃんってほんとおバカさん・・・

石田「さっきは寝てるって言った  って言いました?」

工藤「会話したんですか!?」

石田「さっきは見てないって言いましたよね?」

鞘師「う・・・うん したよ したけど でもこれで道重さんが犯人だったって事は明らかになったじゃない!」

工藤「道重さんはどこですか!」

鞘師「知らないってば!」

工藤「嘘だ!」

石田「嘘だね!絶対嘘だ!」

鞘師「嘘じゃない!」

工藤「2人とも外で何してたんですか!」
497譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:04:19.12 0
鈴木「だから見回りして来たんだってば」


キッチンの方に走っていく足音が聞こえた

聖はキッチンからは死角になっている階段に座った


亜佑美ちゃんとくどぅが道重さんを探しに外に行ったのかな?

里保ちゃんと香音ちゃんがそんな二人を勝手口から見てる

そんな感じかしら


5分くらいした頃

バタンと勝手口を閉める音が聞こえた

え?閉め出しちゃったの?

この雪の中に!?

間違いなく凍死だね


里保ちゃんと香音ちゃん 本当に聖の事大好きでいてくれてるのね

聖も大好き お手伝いたくさんしてくれてありがとね


ナイフは残り2本 丁度いいね
498譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:05:04.65 0
聖はゆっくりと静かにキッチンに向かった


二人は勝手口の方を向いて何か喋ってる

聖には背を向けている

鞘師「これでいいの これで全部終わる」

鈴木「2人に罪は無いけど変な詮索するから・・・」

聖は少しずつ二人の背後に近づいた

鞘師「犯人の道重さんはもういない 正当防衛とはいえ犯人を殺してしまったことを知ってる二人もこのまま放って置けばそのうち」

鈴木「一応芸能人だしね私達 正当防衛だろうと変なイメージは付けたくない」

鞘師「ごめんね・・・亜佑美ちゃん・・・どぅ・・・」

そして二人の真後ろに立ち 両手に持っているナイフで二人を指した


「これで全部終わり お手伝いしてくれてありがとう」

二人は痛さに耐えながらゆっくりと聖に振り返った

二人の顔は驚きとショックを隠しきれない顔をしていた

「本当はこんなつもりじゃなかった みんなで道重さんと楽しい思い出作りたかった 
 事故なの!あれは事故なの! なのに・・・
499譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:05:39.72 0
・・・

聖は自分の部屋にいた

やっと全部終わった・・・

モーニング娘。は聖だけになった

モーニング娘。は聖だけのものになった

大好きなモーニング娘。が聖だけのもの・・・幸せ・・・


聖は頭の包帯を取った

そしてベッドの下に隠した石製の灰皿を取り出した

これよりナイフの方がいいよね・・・

聖は優樹ちゃんの部屋に向かった


優樹ちゃんはまるで寝てるみたいだった

優樹ちゃんの胸に刺さっているナイフを抜いた


その時階段から二人の足音が聞こえた

・・・え?

その足音は聖の部屋の前で止まった
500譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:06:33.39 0
工藤「譜久村さん 居るんですよね 入りますよ」

くどぅと亜佑美ちゃん?

どうやって入ってきたの?

いつまで聖の邪魔をすれば気が済むの・・・

モーニング娘は聖だけのものなんだってば!


聖は部屋を出た

左手には石製の灰皿 右手にはナイフを持っている

聖の部屋の扉も開いているため丁度死角になって二人から聖の姿は見えない

二人の真後ろまで忍び寄ると

 A 灰皿で叩く
 B ナイフで刺す    ←


聖は亜佑美ちゃんの首の後ろをナイフで刺した

亜佑美ちゃんはゆっくりと前へ倒れた
501譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:17:02.11 0
くどぅは部屋の中に数歩走ってから振り向いた

「凍えて死ねばよかったのに なんで戻ってきたの」

工藤「あゆみん!!!・・・譜久村さん!!!」

「やっと終わったと思ったのにめんどくさい・・・」

工藤「鞘師さんが最後の力を振り絞って助けてくれたんです!」

「そう 里保ちゃんが さすがエースね」

工藤「譜久村さん何考えてるんですか!?なんでこんな事!」

「私はただ 次のリーダーになりたかっただけなのに」

工藤「だからってはるなんを!?」

「違う!あれは事故なの!」

工藤「事故?」

「廊下でばったりはるなんと会ってそしたらはるなんに「譜久村さんにリーダーの座は渡しませんよ」って言われて」

工藤「たったそれだけで殺したんですか!」

「違う!私だって渡さないって言ってすこし掴み合いみたいになっちゃったの それでちょっと押したときにはるなん足滑らせて倒れて たまたま開いていた私の部屋の扉の角に思いっきり頭打って動かなくなっちゃって」

工藤「事故だったらなんで早くみんなに言ってくれなかったんですか!」

「気が動転しちゃって 何も考えられなくなって・・・」
502名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:32:22.99 0
クライマックス!
503名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:34:13.12 0
さぁみなさんハンガーの準備はいいですかぁ?
504名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:40:50.65 0
頭上でハンガー回せば良いの?
505名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 00:42:11.09 0
ハンガーもう無理だろ?wルート変わっちゃってるし
506譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:01:34.31 0
工藤「そんな・・・じゃ・・じゃあその後の犯行は何故?」

「部屋に戻るとえりぽんは誰も信用できなくなってたから真相を全部話したの えりぽんなら分かってもらえると思って全て話した そしたらえりぽんは急に怒り出して
 「何てことしてくれたの!?もうモーニング娘終わりやんけ!これからウチらどうすればいいん?責任取ってや!」って言われて」

工藤「生田さん・・・」

「急に部屋を出て行こうとして「みんなに全部話してくるけんね!」って言ったから 棚においてあった石製の灰皿で頭を・・・
 この際全部話すね 小田ちゃんは一緒にお手洗いに付いて来てくれたんだけど実は他に目的があったの お手洗いに着く前にキッチンのところで「犯人は譜久村さんですよね」って言われたの
 私の頭に包帯巻いてるときに血は付いてるけど傷が無いのが不自然だったみたい 「生田さんの血を自分に付けたんですね」って言われた」

工藤「小田ちゃんすごいな・・・」

「自首を勧められたけど 私はまだモーニング娘のリーダーになることを諦めたくなかった 
 もちろんこんな事件が起きればグループが下火になっていくのは分かってたけど それでもリーダーになってから辞めたかった だからキッチンにあったナイフで小田ちゃんを・・・」

工藤「そしてそのまま勝手口から外へ」

「うん でも考えたら3人も殺してリーダーになれるわけないんだよね 捕まっちゃうもん」

工藤「当たり前ですよ」

「だから今度は逃げることを考えたの でも生き残った人がモーニング娘を続けることは悔しいからみんな殺そうと思って」

工藤「そんな!狂ってる!!!」

「そう わたし狂っちゃったの 優樹ちゃんは里保が道重さんを突き落として1階に向かってからすぐに優樹ちゃんの部屋に行って殺したの 
 里保と香音ちゃんが道重さんを殺してくれたのは本当に助かった 道重さんを殺すのはやっぱり引け目を感じてたから 
 それにくどぅーと亜佑美ちゃんを外に放置してくれて凍死確実だと思ったから里保と香音ちゃんを殺して終わりの筈だった」
507譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:02:41.93 0
工藤「なんで・・・おかしいですよ!まじありえない!」

「最後はくどぅー あなただけ」

聖は石製の灰皿を振りかざした

くどぅは逃げようとしたけど足を凍傷し思うように動かなかった


ゴンッ


くどぅの頭が割れる感触があった

ごめんねくどぅ

あなた達がモーニング娘。でいることは許されないの

モーニング娘。は聖だけのものだから・・・


聖は亜佑美ちゃんに刺さったナイフを抜いた

そのナイフを持ったままベッドに座った
508譜久村編@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:05:31.04 0
(譜久村 降りておいで)

この言葉から聖のモーニング娘。人生が始まった

幸せだった・・・

モーニング娘。で居れることが嬉しかった

どうしてこんなことに・・・

涙が流れた

モーニング娘。のリーダーになりたかった

モーニング娘。で居たかった

ただそれだけ・・・それだけだったの・・・


ドンドンドンドンドン


やっと警察来たのね・・・

掴まってモーニング娘。を辞めさせられるくらいなら

聖はナイフを喉に向けた

こうすれば聖は永遠にモーニング娘。・・・
                                     END
509名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:08:01.16 0
うわー
510作者@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:08:37.08 0
モーニング娘。でいるために死を選んだ悲しい最後になりました
そして全員全滅でした

これで全部終了です!
最後までお付き合いどもでした!

もしかしたら明日おまけがあるかも?w
511名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:11:42.24 0
ピンクの栞…
512名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:12:20.82 0
乙でした!
513名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:14:32.22 0
乙です
最後のモーニング娘。が・・・
514名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:16:35.17 0
そして誰もいなくなった……
515名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:32:31.96 0
乙です
何か複雑な感情が込み上げてくるラストだな
516名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 01:37:09.58 0
ピンクのちゃゆがくるのか(`・ω・´)
517名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 02:00:17.31 0
始まりのフクちゃんである以上これは仕方ない結末だよな
面白かったです!!乙!!!
518名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 03:19:29.66 0
ふくちゃんがBerryz工房大好きじゃなくてモー娘。命だったらやばかったんだな
ももち先輩アリガトウ
519名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 05:22:17.16 0
起きたら堂々完結してた
これ傑作だよ
520名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 08:48:05.69 0
完結乙です!ここ数年一番のドキドキでした…おまけ楽しみ〜
521名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 09:53:33.45 0
うわあああ
仕方ないとは言え切ないエンドだなあ…
ともあれ完結乙!ピンクのしおり超期待w
522名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 10:18:15.95 0
昨日の夜中生鞘鈴が出演していた番組にかまいたちという芸人がいてワロタw
523名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 10:23:46.30 0
昨日の読み終えた最後の最後までおもしろいなあ
作者さんありがとうそしてお疲れさまでした
おまけも楽しみにしてますね
524名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 12:23:03.94 0
作者さん有難うございました
フクちゃんの心情描写があり得そうなくらい細かくてゾッとしました
525名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 12:45:05.94 0
鞘師ヲタ石田ヲタ含むほとんどの娘。ヲタは今リリウム千秋楽行ってるからここにいてるのはそれ以外のヲタかもしくはただの暇人
526名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 12:46:29.70 0
あちゃごめん新鮮なスレに誤爆した
527名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 14:30:55.27 0
528ピンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:08:33.28 0
セーブデータがピンクに光っている


 初めから

 続きから      ←


道重「この度は 娘。たちの夜を最後まで読んで下さって本当にありがとうございます!」

メンバー「ありがとうございます!」

道重「ではメンバー1人1人から 今回の感想を では小田ちゃんから」

小田「私は今回は本当にたくさんの役をやらせていただきまして 頭の良い役や幽霊に取り憑かれて自分が悪魔みたいになってしまう役
   そして小田さくら編では幽霊が見えて狂ってしまう役など本当にたくさんの場面で私を使って頂き嬉しかったです
   ありがとうございました 小田さくらでした」


工藤「私は比較的生き残る事が多くて 中でも見せ場は本編での譜久村さんとの対決 
   そして工藤遥編では私の霊感で謎を解き明かすという役をやらせていただきました
   鞘師里保編では鞘師さんとの対決もあったりして結構多くの活躍の場面を頂きました
   演技は大好きなのでこれからも演技で活躍できたらいいなと思ってます
   ありがとうございました 工藤遥でした」


佐藤「はい 私は今回はずーっと道重さんとくっ付いて居れたのが嬉しかったです
   道重さんにたくさんギュッてしてもらえて幸せでした
   幽霊編では頑張ったのに死んでしまうという悲しい役でしたけど
   上手く演じれたんじゃないかなって思います
   ありがとうございました 佐藤優樹でした」
529ピンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:09:20.63 0
石田「はい 私は今回本編で最後にどぅの危機をハンガーで救ったり はるなんを自分の命の危機を省みずに救ったり
   結構美味しい役を頂きました 石田亜佑美編Bでは会話の中から犯人を導き出すという難しい役を頂きました
   そして全体を通して シリアスな場面でもコミカルな演技という私らしさが出せたんじゃないかなって思いました
   ありがとうございました 石田亜佑美でした」


飯窪「今回は復讐に燃える殺人犯という非常に難しい役でした
   飯窪春菜編では言葉で操られ言葉で操るという言葉の怖さがテーマでした
   そして幽霊編では霊感ではなく知識で解明しようとする役でした
   どちらも頭を使う役でしたけど頑張れたんじゃないかなって思います
   ありがとうございました 飯窪春菜でした」

鈴木「今回はあんまり活躍するシーンが無くて残念だったんですけど
   中でも飯窪春菜編でさくらちゃんに思いっきりビンタするところやくどぅを弾き飛ばすところ
   その一瞬にすべてをかけました
   そして小田さくら編で目玉が飛び出るところが個人的に面白かったです
   ありがとうございました 鈴木香音でした」

鞘師「私は今回ちょっと単純で思い込みが激しく頭に血が上りやすいという本当に難しい役でした
   思い込みで犯人を決め付けてしまったり うまく犯人にされてしまったり
   喧嘩のシーンも多かったかなって思います
   作者の方は私が暴れるシーンをごがくゆうのイメージで書いたらしいです
   ありがとうございました 鞘師里保でした」


生田「今回は前半で死ぬことが多かったり 生きてたと思ったら犯人だったり 
   衣梨的には不満だらけなんですけど でも聖とはるなんを説得して事件を防いだりもできたんで
   まあ良しとします あと最後に言いたいのは 生田様サイコー!
   ありがとうございました 生田衣梨菜でした」
530ピンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:09:56.86 0
譜久村「今回私はモーニング娘。愛が強すぎるが故に狂ってしまうという難しい役でした
    譜久村聖編では犯人の気持ちや葛藤を表現しました
    愛が凶器になってしまう 愛の為に死ぬという悲しいストーリーでしたけど
    上手くできたんじゃないかなって思います
    ありがとうございます 譜久村聖でした」

道重「はい 今回は物語の中でもまとめ役という場面が多かったです
   そして大好きなりほりほに何度も殺されて悲しかったです・・・
   そしてずーっとまーちゃんと一緒で疲れました
   そろそろ離れたいです
   ありがとうございました 道重さゆみでした」





道重「・・・はい ということで挨拶が終わりました そしてここで!」

メンバー「おお?」

道重「最後まで読んでくださったみなさんに〜!」

メンバー「おおおおお?」

道重「素敵なプレゼントがありまーす!」

メンバー「イェエエエエエエエイ!!」

道重「今 このピンクのしおりを読んでいるそこのあなた! そうあなたに!
   このフクちゃんの別荘で メンバーの1人と一夜を共に過ごす券をプレゼントしまーす!」
531ピンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:10:40.96 0
メンバー「イェエエエエエエエエエイ!!」



道重「メンバーのみんな 今の心境はどうですか?」

鞘師「もうすっごいドキドキしてます 初めての事なんで・・・色々と上手くできるかちょっと不安です」

道重「え!?何をするの!?」

鞘師「あっ・・・いえ・・・そこは・・・」

石田「もうなんか〜緊張しすぎて笑っちゃうんですけど〜相手の方に引っ張ってもらえたらいいな〜って アハッ!(笑)」

佐藤「なんかぁマネージャーさんに何すればいいんですかって聞いたんですけどよく分からなかったです」

鈴木「すいません くどぅの顔がすでに真っ赤なんですけど!」

工藤「だって恥ずかしいに決まってるじゃないですか!初めてなんですから!」

小田「私頑張ります 満足していただけるように精一杯やります あ〜〜〜でもどうしよう・・・」

譜久村「あーもう恥ずかしさしかないです でも自信はあるので頑張ります」

鈴木「私このなかで一番大きいんで いろんな意味で はい 頑張ります(笑)」

飯窪「ホント私なんかで満足して頂けるか不安なんですけど シンプルながらに頑張りたいと思います」

生田「ああああもうめっちゃ緊張するんやけどー!言っとくけどほんとに初めてやけんね!」

道重「はい さゆみは大人な感じで 唯一20代なんでそこは誰にも負けません あーでも緊張する!」
532ピンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:11:19.51 0
道重「ということでメンバー全員心の準備はできています
   しかしさっきも言いましたが 一緒に過ごせるメンバーは1人です
   そこでこれより抽選会を行いまーす!」

メンバー「イェエエエエエイ!!」

道重「箱の中に1から10までが書かれた札が10枚入ってます その中から1枚引きます
   誰が何番なのかはその時まで秘密です
   じゃあ誰に引いてもらおうかな・・・・・じゃあ・・・・石田!」

石田「え!?うそ!?え・・・どうしよう・・・」

道重「石田は自分が出てほしい?」

石田「え・・・はい・・・あっいやっ・・・はい・・うん・・・あっでも・・・・もう分かんないです(笑)」

道重「はい(笑) では引いてください」

石田「引きます!アハッ!(笑)・・・・・・・・・・・じゃん!2番です!」

生田「誰だ誰だ?」

飯窪「誰なんでしょう!」

佐藤「キャハアアア!!!!!」


道重「それでは準備を開始します 1時間後に階段を登って最初の部屋に来てください
   さゆみとまーちゃんの部屋だったところです
   では1時間後〜バイバイ!」
533名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:20:29.06 0
ピンクのおしり!ついにッ!ついに来たッ!!
ってもしかして続きはリアルに一時間後?
534名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:24:19.22 0
一人しか読めないのかぁぁああああああ
535名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:26:49.92 0
おいおい大丈夫か?w

てか… 石田亜佑美編Bってどれのことだ?
536名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:33:25.69 0
だーいしが地下に閉じ込められるやつだね
537名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:35:30.87 0
生田が犯人のやつだな
さも自分が謎を解いたみたいにドヤッてるが小田ちゃんが賢かった印象しかないぞw
538名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:40:42.76 0
元ネタ知らないからピンクの栞ってなんだよって思ってたけどこういうことかw
539名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 16:51:48.87 0
あっちがBバートか
なんか話がごっちゃなってるwもう一度読み直そうっと
540ピンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:02:42.65 0
1時間後〜

部屋に向かって階段を登っている

誰なんだろう

もちろん誰が来ても嬉しいけど

やっぱり推しメンのあの娘がいいな


もう既に僕の息子は大人になってる

まさかメンバーと一夜を過ごせるなんて夢のようだ

そして胸を躍らせながら部屋に入った
541ピンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:03:55.40 0
しかし誰もいなかった・・・

1枚の紙にメモが書いてある


(入り口に背を向けて座ってお待ちください)


数分後ドアノブが回る音がした

キターーーーーーーーッ!!!!!!

誰だろう?

胸が高鳴る

扉がパタンと閉められゆっくりと僕の背後に来て止まった

おっ!後ろから抱きつくパターンか

いいねぇいいねぇ

さあ来い!僕の推しメン来い!

息子がもっと大人になってきた

肩にそっと手が置かれた
542ツンクのしおり@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:09:30.97 0
つんくP「おう!待った?」

え・・・・・・・・・

つんくP「今日は一晩一緒に飲み明かそうや!」

え・・・あの・・・・・

つんくP「何の話でもしたるで!何がいい?」

その時部屋の扉が開きメンバーが入ってきた

メンバー「イェエエエエエエエエイ!!!!!!」

くどぅがカメラを持っている

工藤「ハル!ステでーす!」

つんくP「引っかかったなぁ!」

道重「せーの!ドッキリ!」

メンバー「大〜成〜功〜!!!イェエエエエエエイイ!!!!!!」

つんくP「よう考えてみぃ ありえへんやろこんなの」

道重「大成功ということで 以上!」

メンバー「ツンクのしおりでしたぁ〜!!!バイバ〜〜〜〜〜イ!」

つんくP「上手いこと言うたなぁ」
                         ツンクのしおり 完
543名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:10:50.43 0
ショ,ションナァァアア
544作者@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:12:06.66 0
サーセンしたwww
545名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:25:05.94 0
ヤススじゃなくてつんくか・・・
546名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:28:13.55 0
でも寺田とは飲んでみたいw
547名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:30:35.02 0
Pンクの栞w
548名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:31:39.67 0
>>541からの分岐は皆で書くかw
549作者@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:36:30.30 0
ツンクのしおり ←これが言いたかっただけなんだ・・・w

そのうち第2弾出来たらいいなって思ってるのでそのときはまた読んでください
550名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:38:56.12 0
こうきたかああああああああwww
551名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:40:40.42 0
>>549
いやあんた本当にすげーよ!狼で久々に感動したぜ!
この一人一人のMCも面倒くさいだろうによくやってくれたよありありと再現されたよw
本当にお疲れ様でした!GJ!!
552名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:42:31.40 0
大明神ネタとか入れてきたから古参なんだろうなw
553名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:47:59.27 0
www
お疲れ様でした〜このオチはこのオチで好きよw
554作者@転載は禁止:2014/06/21(土) 17:58:41.18 0
>>551
サンクス!
次もそう言ってもらえるように頑張るよ!
555名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 18:03:58.45 0
こんな作者が忽然と現れて怒涛の勢いでこれほどのもの書き上げるんだからな
世の中広いというか狼は深いわ
カーテンコールの各人の挨拶は俺もシャッポ脱ぎました
あんた凄いよってか次も期待しちゃっていいのか!
556名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 18:18:00.45 0
リリウム見て帰ってきたらピンクのしおりw
脱力・・・いえ脱毛しましたさすがですw
557名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 18:39:41.96 0
お疲れ様でした
まーちゃん何の見せ場も無かったのが残念
558名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 18:59:45.96 0
まずは一段落お疲れ様でした!!
ツンクのしおりまで・・・作者さんのペースが早過ぎて制作が追いつかないという嬉しい悲鳴w
選択肢毎の補完話も色々足してしまったのでゲーム化はもうちょっと時間かかりそうですorz
559作者@転載は禁止:2014/06/21(土) 19:07:58.55 0
>>558
完成楽しみにしてます!
それまで自分は次のストーリー考えることにします
560名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 19:11:56.40 0
まだ引き出しあるのか、すげー
561作者@転載は禁止:2014/06/21(土) 19:16:55.96 0
次の犯行動機はもう思いつきましたw
あとはどうストーリーに仕上げていくか考え中です
562名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 19:22:53.71 0
凄い!まだ惨劇の夜は終わらないのか…
563名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 20:24:15.28 0
乙乙
MCすげーなぁほんとメンバーのそれっぽさを出すのがうまいと思う
564名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 22:04:27.98 0
ピンクの栞キテター!!乙!
しかしいろんな引き出し持ってんな感心するわー
565名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/21(土) 23:30:19.99 0
>>549
デドー
566名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 00:21:43.85 0
ピンクのしおり冒頭が
くぅ〜疲れましたwのアレ思い出して複雑な気持ちになった
567名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 00:30:50.90 0
この肩透かし感がいかにもサウンドノベルっぽいw
568名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 01:00:27.92 0
中澤姐さん編マダー?
569名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 01:18:33.64 0
途中まで書いてみたけど10人も動かすのは難しいな
570名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 01:21:23.17 0
>>566
俺もそうくると思ったw
それで終わりにするのかと
571名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 04:49:53.82 0
改めて最初から読むとまた面白いな
572名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 07:39:57.31 0
573名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 09:08:08.68 0
574名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 09:19:49.24 0
オチワロタww
そりゃ娘。メンと一夜をすごせるってのからの落差はあるけど
つんく♂と飲み明かすってのが意外にガッカリじゃない件
575名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 11:57:37.43 i
つんちゃんにお好み焼き焼いてもらって生ビール飲みたいわ
げそ塩焼きも
576名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 12:50:07.60 0
娘。以外のグループの物語も読んでみたい気がする
577名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 13:03:35.59 0
ピンク書いてみたいけど今の14メンだとなんかめちゃくちゃ叩かれそうw
578名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 14:27:24.79 0
本当のピンクのしおりは脳内で留めておくよw
579名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 14:34:41.71 i
>>576
同意ですわ
580名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 17:03:50.47 0
581名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 17:44:58.67 0
582名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 17:54:57.87 0
583名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 18:24:09.40 0
まさかの!?
584名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 19:25:50.53 0
レジェンド降臨w
585名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 21:13:39.36 0
作者が困るマネはやめれw
586名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 21:29:42.45 0
小田「そういえば…聞いたことが有ります みんなを笑顔にしてくれるありがたい大明神さんがこの辺りに祀られているとか」
587名無し募集。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 22:16:50.73 0
工藤「ハルも聞いたことある!黄金期のモーニング娘。はその大明神さんのおかげで滑りしらずだったとか!」
588名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 22:18:27.94 0
石田「ちょっと!なんでそういう大事なこと早く言わないのよー!あたしちょっと大明神さんにお祈りしてくる!」
589名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 22:53:58.44 0
鈴木「亜佑美ちゃんフラグ立てないで」
590名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 23:40:43.78 i
歌唱力アップも間違いないらしい
591名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 23:46:27.51 0
譜久村「そういえば・・・お参りするとボンキュボンになれるって知り合いの親戚のお友達の方から聞いたことありますわ」
592名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/22(日) 23:50:38.30 0
もはや何の神様なのか定かでないw存在も込みで都市伝説かw
593名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 01:01:04.30 0
あの大明神実は弁当箱にもなるんだぞ…
594名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 01:04:36.63 i
フルートやカメラに作曲の才能まで花開いちゃうらしい
595名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 05:51:04.32 0
UTAGE面白かったな
596名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 08:04:36.33 0
あげとく
597名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 11:52:32.96 0
だーやす編期待
598名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 11:53:39.86 0
もう既定路線かよw
599名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 13:22:13.42 0
ヤシ
600名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 15:45:08.20 0
ヤスシ
601名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 17:04:14.15 0
ヤスス
602名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 19:18:38.85 0
ヤヌス
603名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 20:56:17.03 0
一気に過疎ったなw
604名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:07:49.08 0
次のお話が来ないことにはどうしようもないw
605名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:12:13.93 0
別ルート書きたいって言ってた人はどこいったんだろ?

376 名無し募集中。。。@転載は禁止 2014/06/08(日) 19:47:10.59 0
乙乙
ところで勝手にサイドストーリーというか○○編みたいなのを書くのって作者さん的に有り?
まぁまだ具体的には考えていないんだけどw
606名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:15:55.65 0
書いたならぜひ読ませて欲しいね
607名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:25:49.49 0
ひと段落ついたし書ける人はどんどん書いちゃおうぜ
608名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:26:42.18 0
サウンドのベルつながりで3年B組だーいし先生書いてくれ!
609名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:52:09.24 0
ちょっとピンクのしおり的なやつの書き出しだけ出来た
610名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:52:22.35 0
>>609
wktkちゃーんす!
611名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:56:17.04 0
どこまでハードにするかまだ決めかねてるんだけど取り敢えず途中まで上げてみる。前の人みたいに上手く無いからつまらなかったらやめるから言ってくれ。
612名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:57:12.93 0
>>542からの分岐

僕は期待を込めてゆっくりと振り向いた。

道重「ごめんなさい、遅くなって。」

「い、いえとんでもないです!」

さ、さゆが目の前にいる!しかも、その後ろにはメンバー全員いる!ど、どうして!?僕の心臓はどうにかなりそうだった。

道重「くじ引きで本当は私に決まったのに、皆どうしても来たいってダダをこね出して、もめてたら遅れちゃったんです。ごめんなさい。で、しょうがないから全員で来ちゃったんですけど、よかったですか?」

「も、もちろん!むしろ大歓迎です!」

小田「やったー!そうこなくっちゃ!」

石田「イエァ!」

落ち着いて皆の顔を見てみると恥ずかしそうにしているメンバーや、テンションが上がっているメンバーもいるみたいだ。

「さ、それで何をするんですか?まさか握手会とかw?」

僕は緊張のあまり、つまらないジョークを言ってしまった。

佐藤「せーかーい!」
613名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:58:28.02 0
だーいしのハンガーテクニックが生きる場面が来たな!
614名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:58:53.44 0
ポクポクしてきた
615609@転載は禁止:2014/06/23(月) 21:59:26.05 0
「え?」

道重「ちょっと、まーちゃん黙ってて!握手会と言うか…握手会の要領でと言うか、一人7秒ずつお相手するので、その間好きにしてもらえれば…」

しばらく理解出来なかったが、どうやら一人7秒ずつ自由にして良いらしい…

「お話しても良いし、握手しても良いし…それ以上もOKってことですか?」

道重「…そうです。」

「エ、Hな事も…?」

俯く飯窪さん、目をキョロキョロして落ち着かない工藤さん、悟った様に目を閉じている鈴木さん。でも皆共通して顔を真っ赤にしている。

道重「お嫌いですか?」

「とんでもない!」

むしろ何をしたら良いのか、何をしてしまうのか想像もつかない。一人7秒ずつ全員で70秒…そうなると問題は…
616609@転載は禁止:2014/06/23(月) 22:01:48.23 0
道重「それじゃあ、順番決めますね」

と言うとメンバーは僕を囲む様に円を描いて座った。部屋の入り口から時計回りに道重さん、譜久村さん、生田さん、鞘師さん、鈴木さん、飯窪さん、石田さん、佐藤さん、工藤さん、小田さんと並んでいる。

道重「今からジャンケンするので、勝った子の前に座って下さい。そのあとは私たちが7秒毎に回って移動します…それで良いですか?」

「よ、よく分かってませんが、お、お願いします!」

佐藤「じゃ、行くよ!せーの!最初はグー!ジャンケンぽん!あいこでしょ!あいこでしょ!あいこでしょ!…」

10人もいるからなかなか決まらないらしい。と言うかここに来てだんだん恥ずかしくなって来て、俯いていると…

**「勝っちゃった…」

と言う恥ずかしそうな声が聞こえてきた。最初のメンバーが決まったみたいだ。僕は恐る恐る声のした方に顔を上げてみた。
617名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 22:04:11.42 0
まっまさか・・・
618名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 22:05:16.19 0
取り敢えずここまで。一人称が自分なんで、心情表現が多くなるわ、すまん。
本編はまだ書けてないから、需要なければ今のうちに言って。
あと、どのくらいなハードさがお好みかも意見もらえると助かる。
619名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 22:09:10.36 0
ソフトでいいと思うよあんまり生々し過ぎるのもなw
620名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 22:19:09.12 0
おけ、じゃソフトに。
621名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 22:47:06.57 0
てか7秒でいったい何が出来るのか期待だなw
推理(妄想)スレが盛り上がるなww
622名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/23(月) 22:55:03.54 0
なかなかいいんじゃないの
623名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 00:48:31.57 0
期待上げ
624名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 01:27:03.09 0
ソフトってスカトロ的な意味?
625名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 06:27:27.39 0
適当にゲームにしてみたよ全然未完成だけど
m14.htmlでスタート
スマホとかでも出来るみたい
3265577.zip
626名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 07:22:16.32 0
おーおつかれです
やらせていただきます
627名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 07:59:56.11 0
どっからいったらいいのかわからん
628名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 08:22:04.13 0
おお!ちゃんとスマホでも出来た!音がまだないのが残念だけど昼休みとかにちょっとやってみる
629名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 08:22:50.32 0
>>627
斧でパスは名前の欄に書いてあるよ
630名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 08:35:03.48 0
できた
ありがとうやってみる
631609@転載は禁止:2014/06/24(火) 08:40:01.55 0
顔を上げると、そこには耳まで真っ赤になった工藤さんがいた。
思わず声が出た。

「よっしゃ!」

佐藤「えええー!?どぅー推しー?つまんなーい!」

飯窪「まーちゃん、失礼なこと言わないの!」

小田「佐藤さん、大トリですよ!すごいじゃ無いですか!」

佐藤「大トリ?!ヤッター!道重さん、私大トリ!えへへへへ!」

飯窪「あ、一つ良い忘れてましたが、この中に一人ジョーカーがいます。
この部屋に入る前にくじ引きで決めてきました。」

「ジョーカー?」

飯窪「今回じゃんけんで一番になったどぅーとくじ引きで決めたセットのメンバーがいます。
その人の番が回ってくると、そこからあなたと私達とで攻守が逆転するんです。例えば、鞘師さんがジョーカーだとします。
どぅーから始まって順番に進んで、鞘師さんの番になった時に攻守逆転して、それ以降の鞘師さん、鈴木さん、私飯窪、あゆみん、まーちゃんはあなたを好きにしてもいいというルールです。
ジョーカーはその人の順番になるまで分かりません。(キリッ)」
632名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 08:49:49.63 0
キリッじゃねーよwでも鞘師で逆転しても何もされずに終わりそう
633609@転載は禁止:2014/06/24(火) 08:53:06.32 0
「ど、どうも、いつも応援してます…」

う、いざとなったら何にもできない…

工藤「あ、ありがとうございます。何か私にしてほしいこととか有りますか?」

「あっ、じゃぁ…膝枕を」

工藤「うわー!...ハルの膝枕でいいんですか?」

「もちろんです」

佐藤「ひっざまっくら!ひっざまっくら!」

飯窪「こら、まーちゃん冷やかさないの!」

「ではお言葉に甘えて…」

僕は工藤さんの太ももに耳を当てるように工藤さんに背を向けて頭をそっと乗せた。
ショートパンツの工藤さんの太ももの肌のぬくもりが直に伝わってくる…
すごい!やばい!あったかいし、柔らかいし、めっちゃいい匂い。
どのくらいそうしていただろうか…思わず我慢できずに下向きに首をひねってしまった。

工藤「ちょ!うわー!きゃー!」

太ももの間に鼻がすっぽりと埋まってしまった…このまま時間が止まれば良いのに…

小田「はい!しゅーりょー!次私の番です。工藤さん、どいて下さい」

工藤「ふぁ〜。きんちょ〜したぁ〜」

佐藤「やっばーい!超ウケるんだけどー!」
634609@転載は禁止:2014/06/24(火) 08:56:13.14 0
>>633の前にこれ挟んで読んでください(*間違えた)

「え?ちょ!そんなの聞いてないですよ!」

続けてそれ、なんてご褒美と言いかけてやめた。

鞘師「今、初めて言いました。」

生田「分かったやろ?いざとなったらこれで縛るけん」

生田は白いロープをどこからか出してきた。

石田「じゃぁ、どぅー用意は良い!?」

工藤「いや、ちょ、ちょっとまって!」

佐藤「よーい!どん!」

「うわ!始まった!」
635609@転載は禁止:2014/06/24(火) 09:01:57.27 0
小田「いらっしゃいませ!いかがなさいますか?」

「じゃ、じゃぁ、小田さんも太ももが魅力的だって飯窪さんが言ってたので膝枕で」

小田「はいどーぞ。」

「ではお言葉に甘えて」

今度は仰向けの形で小田さんを見上げるように膝枕してもらった。
下から見上げる小田さんはとても高校生には見えない、
優しい目で僕を見下ろしていた。

小田「ふふ、なんか可愛い」

といいながら小田さんは僕の髪をずっとなでてくれている。
なんだろう?この落ち着きは。とても高校生とは思えない。
小田さんの太ももに安らぎを感じていると
、急に小田さんの髪が頬にあたるくらい覆いかぶさってきた。

小田「もう終わっちゃいますよ?いいんですか?」

チュッ

僕が声を発する前に、小田さんにまぶたにキスをされてしまった。

遠くの方からワー!とかキャー!とか聞こえる気がするけど、全身に電流が流れたように固まって動けなかった。情けない…
636名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 09:13:18.75 0
ソフトだな
637609@転載は禁止:2014/06/24(火) 09:45:02.44 0
少しずつ盛り上げて行きます
638名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 10:12:20.87 0
僕の股間は盛り上がりっぱなしです
639名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 11:45:44.86 0
おださくの手馴れた感www
640名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 12:58:47.23 0
ゲームがうまく起動しないな
641名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 13:06:30.13 0
XPERIAで無理だったのでPCでやったらいけた
642609@転載は禁止:2014/06/24(火) 13:27:16.03 0
道重「小田ちゃんやるねー、でもはい、おしまい。今度は私の番ね。」

小田さんの刺激にまだ放心状態の僕の前に道重さんが座った。

道重「緊張してますか?」

と言いながら、道重さんは僕の手を取ると、道重さんの胸元に運んだ。

道重「ほら、私もドキドキしてる。」

「えっ!あっ!」

僕は予想外の展開に言葉にならない声しか出せずにいた。

道重「触っても良いですよ?それとも私の小さい胸じゃダメですか?」

道重さんは、悲しそうな顔で僕を見つめて来た。

とんでもない!むしろ大好物です!
と言う意味を一生懸命に込めて、ちぎれるくらいに首を振った。

道重「良かったぁ!じゃぁこっちの手も」

急に表情が明るくなった道重さんは、僕の両手を取り、自分の胸に手を重ねた。

僕は指先と手のひらに全神経を集めて、道重さんの胸を優しくゆっくりと揉んだ。
確かに小さい。手のひらに余るくらいのサイズだ。春のコンサートツアーで痩せちゃって余計にかもしれない。

道重「今、小さいなって思ったでしょ!そりゃ、あんまりおっきくないけど、色はピンクで綺麗だし、先っちょの形も悪くないんだから!」

と言うと、道重さんは着ていた白いキャミソールの肩紐を外し始めた。
643名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 13:28:31.81 0
ちゃゆうううううううううううううううううううううううううううううう
644名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 14:43:35.67 0
ゴクリ…
645名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 14:47:11.82 0
これはあかんで・・・あかんで・・・
646名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 14:49:08.49 0
おださくでフルボッキからの
ちゃゆううううううううううううううううううううううううううううううううううううう
続きはよ!!カモン!!
647名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 17:26:39.85 0
風邪引く
648名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 19:55:49.24 0
ちゃゆはプリン色
649名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 19:58:16.61 0
ちゃゆは焼きプリン色
650作者@転載は禁止:2014/06/24(火) 20:13:44.11 0
1話できたんだけどピンクが終わってからの方がよさそうだね
651名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 20:15:38.99 0
作者さんが多い幸せ
652名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 21:47:35.43 0
ピンクのしおりと新しい話
はぁー楽しみだぁ
653名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 21:54:18.10 0
自分も一応書いてるんだけど
1日目だけ書いて後は誰かにおまかせってダメかな
654名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 21:56:39.97 0
>>653
読みたい!誰か続き書いてくれるかもしれんし貼ってくれ!
655作者@転載は禁止:2014/06/24(火) 22:51:47.69 0
>>653
途中で終わってるの?
それとも1日目で完結して2日目からは違うストーリーにってことかな?
656609@転載は禁止:2014/06/24(火) 22:58:15.36 0
俺は遅筆だから、他の作者さんも書いてくれた方が良いかとー
657名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:08:01.99 0
>>655
1日目で誰かがいなくなって不安を抱えながら2日目を迎えるって感じかな
658作者@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:14:44.83 0
>>657
一番面白いところじゃんw
頑張って書いてみるんだ!
659609@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:20:49.03 0
>>642の続き

どーん!

道重「キャッ!」

道重さんが僕の目の前から飛んで行った。代わりに現れた譜久村さんの格好に思わず目を奪われた…水着だ…しかも今月のUTBで見たやつだ…

譜久村「道重さんごめんなさい!でも今度は聖の番なんだもん!」

譜久村さんの言葉は丁寧だけど、鼻息が荒いし、肌の色も紅潮している。

譜久村「今度出す写真集で着た水着に着替えて来ました///」

そういえば、さっきまで一言も声が聞こえなかったのは着替えてたからなんだと上の空で思いながら、その大きな谷間に見とれていた。

譜久村「やだ、そんなに見ないで下さい」

「見たいです!めっちゃ見たいですす!見せて下さい!」

ここまで来て、ようやく僕の欲望が表に出始めていた。

生田「なんや、男はやっぱり巨乳が好きっちゃ!」

生田は無視して譜久村さんの水着の間に窮屈そうにおさまった胸に顔を近づけた。

譜久村「やだ、近い…///」

と言いながら、譜久村さんは僕の頭を抱きかかえた。
660609@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:25:01.14 0
ついさっき工藤さんの太ももに挟まれていた僕の高くない鼻が、今度は譜久村さんの胸の谷間に挟まれてしまった。

こ!これが鞘師さんを虜にするマシュマロボディ!確かに吸い付く様な肌!色白ですべすべでしっとりしていて、それでいて柔らかい。しかも譜久村さんの汗の香りもして、どこまでも吸い込まれて行きそうな感じだ。

譜久村「どうですか?気持ちいいですか?」

「ひもひ〜れふ」

胸に埋れたまま返事をしてみた。

譜久村「やだ、くすぐったい///喋らないで下さい」

生田「聖が感想聞いたんやないと」

譜久村「えりぽんは黙ってて!」

譜久村さんも興奮しているのか、胸の谷間に汗の雫がポツポツと浮かんで来ていた。そういえば譜久村さんはライブでも人一倍汗かきだったっけ。

僕は思わず、舌を伸ばしてそれを舐めとってしまった。

譜久村「んあ!」

譜久村さんの声が漏れる。

調子に乗った僕は続けて胸の谷間を流れて落ちる汗をズズッと吸い取った。

譜久村「や、あん!」

生田「あ!聖、時間過ぎとうったい!ズルイっちゃ!次はえりの番っちゃ!」

あぁ!おっぱいが、もとい譜久村さんが行ってしまった…
661609@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:25:28.84 0
今日はここまでです。おやすみなさい。
662作者@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:56:17.24 0
>>661
乙です

読者さん次第だけど話の間に他の話がはいっちゃうと嫌だよね?
もしいいなら貼っちゃいますけど
663名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:57:36.21 0
いいんでないの
664名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/24(火) 23:58:19.28 0
読みたいからよろしく
665作者@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:01:10.89 0
じゃあ貼りますね
少々お待ちを
666娘。たちの夜 南国編 オープニング@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:02:49.04 0
モーニング娘。のメンバーが乗る小型バスが別荘の前に到着した

譜久村「お父さんごめんなさい また送ってもらっちゃって」

譜久村父「いやいや構わないよ」

別荘の中から譜久村家の使用人である三井が姿を現した

三井「ご到着お待ちしておりました
   先にご到着しておりますお荷物は玄関ホールに置かせていただきました
   一日分の食料などもご用意いたしております
   では失礼いたします」

三井はそのまま譜久村の父が運転するバスに乗り込んだ

11人は一通り譜久村の父にお礼を言いバスを見送った

道重が卒業して数ヶ月
新リーダー譜久村を中心にモーニング娘。は活躍を続けていた

今回は二日間のオフを利用して南国にある海の見える別荘にやってきた
この別荘も譜久村家が所有する別荘で前回の旅行に引き続き譜久村家に協力してもらう形になった

道重「すごーい!海が見えるよー!」

卒業してしまった道重だが今回の旅行にも参加していた
佐藤が無理やり連れてきたのだ
しかし道重も満更でも無いようで楽しんでいるように見える

今回はもう1人 小石川という女性マネージャーが帯同していた
小石川は30歳で卒業した道重と入れ替わるように新しくマネージャーになった
667娘。たちの夜 南国編 オープニング@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:03:38.97 0
また道重の卒業と同時にプロデューサーのつんく♂が病気の集中治療のため
半年間限定で大澤氏が新しいプロデューサーに就任した
小石川はこの大澤氏が連れてきたマネージャーだと言われている


別荘は北側以外は海に囲まれている
西側の下り坂を下っていくと海水浴ができる海辺にたどり着く
東側は林がありその林を抜けると海には繋がっているものの断崖絶壁になっており直接海に行くことは出来ない
南側も崖にはなっているが東から西に行くに連れて崖は低くなっている
つまり海に行くには西から行かなければならないことになる

しかし海の眺めという点ではとてもすばらしい立地だった

新たなリーダー譜久村を中心にモーニング娘。は活躍を続けていた

メンバーそれぞれに自立心や自覚が出てきたのか意見の食い違いで揉め事になることが少し増えたかもしれない
でもそれはモーニング娘。の事を思うが故のこと それはメンバー同士理解していた


さっそく11人は南国風の別荘に足を踏み入れた

北側にある玄関を入るとまず広い玄関ルームがあった
そこには先ほど三井が言ったように先に到着していた各人の大きな荷物が置いてあった

その先には南側と西側に海が見渡せる広いリビングがあった
海が一望できるように南側と西側は柱以外はすべてガラスサッシになっている

リビングに入ってすぐ左側 北東にはキッチン
リビングの一番奥の左側 南東にはバス・トイレがある
そしてその間の真東に2階へ行く階段がある
668娘。たちの夜 南国編 オープニング@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:04:15.13 0
2階に上がると東から西へ一本の廊下がありその両側に3部屋ずつ
つまり全部で6つの部屋があった

部屋割りはこう決まった

  飯窪工藤  生田石田  小石川
階段               収納
  譜久鈴木  道重鞘師  佐藤小田

各部屋にはウッドデッキで作られたベランダがある
隣のベランダとは腰の高さほどの柵で仕切られているが見えるようにはなっている
669娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:05:00.40 0
夕食後メンバーは自由な時間を過ごしていた

キッチンでは石田と小田が後片付けをしている

クッションを投げ合っている佐藤と工藤

それを見て笑っている飯窪

ソファでテレビを見ている譜久村と鈴木

ふんぞり返って座っている鞘師

音楽を聴いている生田

そしてそんな楽しそうなメンバーの写真を撮っている道重

マネージャーの小石川は2階の部屋で雑務をしている


鈴木「え!?うそ!?」

数ヶ月前の雪山の別荘でも鈴木のこのセリフから始まった気がする
そしてリビング居る全員が鈴木に注目した

譜久村「どうしたの香音ちゃん」

鈴木「え・・・いまマネージャーの安田さんとメールしてたんですけど
   大澤さんが昨日の朝から連絡が取れないんだって」

鞘師「昨日の朝? じゃあもう一日半じゃん」

工藤「事務所にも居ないんですか?」
670娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:05:29.34 0
鈴木「うん 昨日から事務所にも自宅にも居ないって」

キッチンから片づけを終えた石田と小田がリビングに戻ってきた

石田「大澤さんと連絡がつかない?」

生田「どっか遊びに行ってるんやろ」

小田「それにしても黙って行きますかね?」


佐藤「まさ大澤さんキライ・・・つんくさんがいい」

道重「さゆみ大澤さんのことあんまりよく分からないんだけど
   あんまり評判良くないみたいだね・・・」

飯窪「あんまりこういう事は言いたくないんですけど メンバーみんな嫌ってますね・・・」

佐藤「もう・・・はやくつんくさんに戻ってきて欲しい」

工藤「あんまり大きい声で言っちゃダメだって 小石川さんに聞こえるよ」

小田「大澤さんと何か繋がってそうですよね 小石川さんって」

道重「あの小石川さんってさゆみ今日初めて話したよ」

石田「道重さんと入れ違いみたいな感じでしたもんね」

飯窪「噂では大澤さんのコネでうちの事務所に来たらしいですよ」

道重「へぇそうだったんだ」
671娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:06:24.49 0
鈴木「なんで今日付いて来たんだろ せっかくのメンバーでの旅行なのに」

鞘師「ウチらの監視じゃない?」

譜久村「何かシラケちゃうよね」

小田「大澤さんの指示で今日来たのかも?」

石田「あーありえるね」

道重「でも本当に連絡つかないのは心配だね」

佐藤「このまま居なくなっちゃえ」

工藤「それはダメでしょ つんくさん戻るまでは」


メンバー達が大澤と小石川の悪評話に花を咲かせていると
渦中の人小石川が2階から降りてきた

メンバーの会話がピタッと止まる

小石川は会話が急に止んだ事に不思議そうな顔をしながら階段を下まで降りきった

鈴木「小石川さん 大澤さんが昨日から連絡が取れないって本当ですか?」

小石川「誰に聞いたの?」

鈴木「安田さんからメールで教えてもらいました」

小石川「そう・・・ 連絡取れないみたいね」
672娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:07:13.68 0
その時小石川はある1人のメンバーを見ていた

工藤「何か知らないんですか?」

小石川「私は何も あなた達は心配しなくて大丈夫よ そのうち見つかるわ」

小石川はキッチンへ行くと冷蔵庫から飲み物を取り出した

佐藤「見つからなくていいよ」

小石川「佐藤 何か言った?」

佐藤「何でもないです」

工藤が佐藤の頭をペシンと叩いた

小石川「あなた達は余計なことしなくていいから」

そう言いながら小石川は2階に戻った

佐藤が小石川の背中にアッカンベーをした
鈴木は殴るジェスチャーをしている

道重「んーなんか嫌な感じだね」

飯窪「いつもあんな感じなんです だからみんな小石川さんとはお仕事一緒にしたがらないんです」

道重「あれはちょっと嫌だね・・・」

鞘師「余計なことするなって言うんだからウチらは何も気にしなくていいよね」
673娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:07:42.51 0
鞘師はまたテレビを見始めた

生田はまたヘッドホンを装着した

そしてまた各自自由に散らばって行った


3時

飯窪は喉の渇きで目が覚めた

隣の工藤は佐藤と遊び疲れたのかぐっすりと眠っている

飯窪「何か飲み物持ってこようかな・・・」

飯窪は工藤を起こさないように静かに部屋を出た

廊下は静まり返っていた

飯窪「さすがにもうみんな寝てるのかな」

階段を降りてリビングを右に曲がるとキッチンがある
そのキッチンに入る途中左を向くと玄関ホールが見える

飯窪はチラッと玄関ホールに何かが見えた

飯窪「なんだろう・・・」

玄関ホールを覗き込むと先に別荘に到着していた荷物の中の一つが未だにそこに置いてあった
それはかなり大きめのキャリーケースだった
そのキャリーケースはロックが外れていて開いていた
674娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:09:00.11 0
飯窪「誰の荷物だろう・・・」

飯窪は玄関ホールに行きそのキャリーケースを覗きこんだ
そこには何重にもビニールに包まれて頭から血を流して死んでいる大澤が
折り畳まれるようにキャリーケースに入っていた・・・

飯窪「きゃあああああ!!!!!!!!!」

飯窪はその場に尻餅をついた
階段から駆け足で降りてくる複数の足音が聞こえる
悲鳴を聞いてメンバーが次々と1階に降りてきた

道重「どうしたの!?」

飯窪は顔を逸らしながらキャリーケースを指差した
そのキャリーケースを見たメンバーから次々と悲鳴が上がる

鞘師「え!?大澤さん!?」

鈴木「どういうこと!?」

工藤「なんで死んでるの!?」

佐藤「わかんない!!!」

譜久村「なんでこんな所に!?」

小田「意味が分からない!」

道重「ちょっとみんな落ち着いて!一回落ち着こう!」

道重はみんなをリビングに来るように促した
675名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:29:53.04 0
うおおおお新作きてた!!!!

新たな惨劇の始まりか…
676名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 00:51:37.84 0
南国編きたー!今回は娘。以外の登場人物もいる訳かしかもなんだか見たことあるような名前だしw
677娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:11:53.99 0
全員がリビングに集まった


道重「あれは大澤さんで間違いないよね?」

譜久村「間違いないです・・・」

小田「一体何が・・・」

鞘師「昨日から連絡がつかなかった大澤さんが何でこの別荘で死んでるの!?」

飯窪「あの状況から考えて他で亡くなられてここに運び込まれたんじゃないかと」

石田「キャリーケースに入れて誰かがここに・・・」

鈴木「誰かって誰よ・・・」

石田「分からないですけど誰かが・・・」

道重「あのキャリーケース うちらが到着したときにはもうここにあったよね?」

工藤「ありました 誰のだろうって思ってはいたんですけど」

飯窪「やっぱり私達が来る前にはもう既に亡くなられていてここに運ばれていたってことですよね・・・」

鞘師「誰かが大澤さんを殺してここに運んだ・・・」

佐藤「運んだのは宅急便の人ですよね?」

鞘師「あ そっか うちらの荷物と一緒にここに来たんだもんね」

生田「一緒に来たかどうかはわからんくない?」
678娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:12:36.05 0
鞘師「どういうこと?」

生田「もしかしたらウチらの荷物とは別に誰かがここに運んだのかもしれん」

譜久村「大澤さんを殺した人がここに運んだ・・・」

鈴木「でもさ ここにはずっと三井さんが居たんだよね?急に誰かがあの荷物だけ持ってきたら明らかに怪しいよね」

石田「もしかして・・・三井さんが持って来たとか・・・無いですよねさすがに」

譜久村「うちの三井と大澤さんじゃ接点が無いと思う 三井は違う思うけど・・・」

飯窪「そうなると私達の荷物と一緒に届いたと思うのが妥当ですね」

道重「ねぇ みんなが荷物をここに送ったのっていつ?」

譜久村「昨日の朝です」

石田「私も昨日の朝です」

他のメンバーもそれにうなづく

道重「ってことは昨日の朝にはもう大澤さんは死んでたってことになるよね」

工藤「送ったのが朝だとすると死んだのは一昨日の深夜頃ってことですかね」

小田「昼間はお仕事で大澤さんに会っていたんでそうかもしれませんね」

譜久村「なんでここなんですか」

道重「え?」
679娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:13:08.18 0
譜久村「なんで大澤さんはここに送られてきたんですか?」

鞘師「当然ウチらがここに来るの分かっててここに送られて来たんだよね?
   これが偶然なんてありえるわけないもん」

鈴木「うん ってことはウチらがここに来ることを分かっている人が送ったんだよね?」

飯窪「そういうことになりますね・・・」

生田「事務所の人ぐらいしかおらんくない?」

譜久村「でもこの別荘の住所まで知ってる人なんてそんなにいないと思う」

鞘師「住所を教えた人って誰なの?」

譜久村「マネージャーさんにはみんな教えてある」


道重「マネージャーといえば 小石川さんは?」

工藤「あ そういえば・・・」

小田「私呼んで来ます」

道重「大丈夫?なんか・・・嫌な予感がするんだけど・・・」

鈴木「じゃあ私も一緒にいきます」

鈴木と小田は小石川を呼びに2階へ向かった

工藤「あのはるなんの悲鳴で起きないってなんかおかしくないですか?」
680娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:13:40.25 0
譜久村「うん・・・誰でも気付くと思うんだけど」

佐藤「やっぱり怪しいよあの人・・・」


鈴木と小田はすぐに降りてきた
しかし小石川の姿は無かった

小田「小石川さんがいません!」

石田「え!?」

鈴木「部屋はもぬけの殻です!」

鞘師「もしかして逃げたの!?」

小田「ベランダの手すりにロープが結んであってそのまま下に垂れてます!」

飯窪「ベランダから逃げたってことですか?」

佐藤「やっぱり!やっぱりあの人がやったんだ!!!」

工藤「なんかうさん臭いと思ってたんだ!あの人!」

生田「ちょっとウチ捜してくる!」

道重「ええ!?やめて!危ないよ!もし小石川さんが本当に犯人だったら!」

工藤「そうですよ!もしかしたらどこかで待ち構えてるかもしれない!」

石田「じゃ・・・じゃあ私も一緒に行きます」
681娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:14:10.43 0
生田「大丈夫 二人いれば向こうも迂闊に手出しは出来ないだろうし」

石田「それに生田さんですよ?1人でも充分なくらい」

生田「前からあの小石川は気に入らなかったけん 見つけてとっ捕まえてくるっちゃ!」

道重「本当に気をつけて 危ないマネは絶対やめてね」

石田「はい 分かりました」

生田「頑張ってー! いk」

道重「今はやめて!そういう雰囲気じゃないから!」

工藤「いや・・・ほんと凄いっす生田さん・・・」

生田「じゃあ行ってきますね」


生田と石田は小石川を探しに外へ向かった


小田「本当に大丈夫ですかね・・・」

鞘師「でもあの二人なら何か大丈夫な気がする・・・根拠は無いけど」

鈴木「うん 分からなくは無い」

佐藤「ねぇ あのキャリーケースははるなんが開けたの?」

飯窪「ううん 開いてたの」
682娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:14:45.88 0
道重「でもあれ 鍵掛かってなかった?」

譜久村「たしかダイヤル式の鍵が掛かってたはずです」

鞘師「なんで開いてるの?」

道重「なんでだろう・・・」

小田「もし犯人が小石川さんだったとして 鍵を開けて逃げる意味って何ですかね?」

譜久村「私達に発見させるため?」

鞘師「何のために?」

小田「逃げるなら少しでも発見は遅らせたほうがいいですよね」

道重「普通そうだよね・・・」

工藤「発見遅らせるどころかそのままならずっと分からなかったかもしれない」

佐藤「まさ達に犯人を押し付けるつもりだったとか」

小田「それだと逃げたらダメじゃないですか 自分が犯人って言ってるようなもんですよ」

鈴木「じゃあ犯人じゃないとして小石川さんはどこに行ったの?こんな夜中にどこかに行くのおかしいし
   外に出るにしたってあの玄関を通れば大澤さんに気付くわけで」

佐藤「やっぱり初めから知ってたんだよ」

道重「そう考えるのが一番辻褄が合うよね」
683娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:15:31.39 0
小田「あ・・・」

鈴木「どうしたの?」

小田「荷物・・・小石川さんの部屋に荷物置きっぱなしでした」

鈴木「あ・・・そうだ・・・」

飯窪「普通逃げるなら荷物持って行きません?」

道重「逃げたんじゃないってこと?」

飯窪「荷物があるって事は戻ってくるつもりだと思います」

譜久村「えぇ・・・もう意味が分からないよ・・・」

鞘師「戻ってくるなら今小石川さんは何をしてるの?こんな時間に」

佐藤「もうなんなのアイツ!マジ大っ嫌い!」

鈴木「もう何がなんだかサッパリ・・・」


1時間後

生田と石田が帰ってきた

石田は膝から血が出ていた

道重「大丈夫だった!?・・・って石田どうしたのその足」

生田「それより!!!大変なんです!!!小石川が崖から飛び降りました!!!」
684娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 01:15:58.14 0
『えええ!!!!!!!』

石田「そこの林に隠れてるのを見つけたら急に崖の方に逃げ出して
   崖まで追い詰めたら急に崖から・・・
   この足は追いかけてるときにちょっと転んだだけです」

佐藤「やっぱりアイツが犯人だったんだ!」

道重「でも・・・自殺って・・・」

小田「大澤さんを殺して自分も死ぬつもりでここに来た」

工藤「そっか はじめからそのつもりだったんだ」

飯窪「自殺するつもりだったなら荷物が部屋にあるのも納得できますね」

鞘師「ちょっと待って 死ぬつもりだったなら大澤さんをここに送ってきた意味って何?」

鈴木「たしかに意味が分からない」

生田「死ぬのはここに来てから決めたんちゃう?」

道重「そういう考え方もできるね」

小田「初めは逃げるためにここに来たけど良心の呵責に耐えかねて・・・ってとこですかね」

譜久村「キャリーケースのロックを外して開けておいたのは自分がやりましたっていう罪の告白の意味かも」

工藤「そういうことだったんだ・・・」
685名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 03:00:08.74 0
ho
686名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 04:56:14.55 0
ワクテカ
687娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:31:18.31 0
鈴木と小田はもう一度小石川の部屋に来ていた

鈴木「さくらちゃん気になることって?」

小田「自殺するつもりだったと分かってからもう一度この部屋を見れば
   何か分かることがあるかもしれないって思ったんです」

鈴木「なるほどね」

ベッドは布団の乱れがなく綺麗なままだった

小田「ベッドは使ってないみたいですね 寝てないんですね」

テーブルの上には飲みかけのコーヒーがカップに入っている
そしてスマホが置かれていた

鈴木「自殺するならスマホは持っていかないか」

小田「あ これスケジュール帳」

スケジュール帳にはぎっしりと予定が書き込まれていた


明日7時メンバーの点呼 8時朝食 10時譜久村さんへ迎えのバスの確認 12時出発 途中昼食 18時到着予定


小田「譜久村さんっていうのはお父さんの事ね」

鈴木「なんか これからも仕事する気満々に見えるんだけど・・・」

小田「ですよね・・・」
688娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:31:53.54 0
テーブルの上には他にもプリントの束があった

鈴木「これ 一昨日やったアンケートだね」

小田「番組に提出するって言ってたやつですね」

プリントは書き漏れなどが無いかチェックの印がしてあった

鈴木「ちゃんと仕事してるね・・・」

小田はスマホを手にとって操作した

小田「あ〜ダメだ ロック掛かってる 発信履歴とかメールが見たかったのに」

鈴木がそのスマホを覗き込んだ

鈴木「電池95%って充電したばかりじゃない?」

部屋のコンセントには充電器のアダプタが差し込まれていた

鈴木「ねぇ 本当に自殺しようとしてたのかな?」

小田「そうは見えない・・・ですよね」

部屋からベランダを見ると手すりにロープが結んである

小田「ベランダから・・・か・・・」

小田はベランダに出てみた
さっきロープを見たときは部屋の中から見ただけでベランダには出ていなかった

小田は手すりから身を乗り出してロープが垂れている先を見た
689娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:33:06.21 0
小田「このロープを使って下に・・・ん?・・・あれ?」

鈴木「どうしたの?」

小田「ロープ短くないですか?」

ロープは1階と2階の丁度真ん中辺りまでしか下ろしていなかった

鈴木「本当だ これじゃ途中から飛び降りなきゃダメだね」

小田「なんで地面まで下ろさなかったんだろう 手すりの結び目の方はこんなに余裕があるのに」

鈴木「下まで下ろしてもロープの長さは充分なのにね」

小田「ここから逃げたんじゃないのかな・・・」

鈴木「そもそも小石川さんは玄関までキャリーケースのロックを外しに行ってるのに
   なんでそのまま玄関から出なかったんだろう」

小田「そうですよね それにもし 一度この部屋に戻ってきたとしても
   こんな風にベランダから出る必要は無いわけで」

鈴木「また玄関から出ればいいだけだもんね・・・」
690娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:33:41.90 0
譜久村と飯窪はキッチンにいた

飯窪「大澤さんと小石川さんに何があったんですかね」

譜久村「もしかして・・・不倫関係のもつれとか」

飯窪「譜久村さん考え方が団地妻過ぎますよ」

譜久村「どういうことそれ!」

飯窪「いえ・・・深い意味はないです」


譜久村「あれ・・・窓にひびが入ってる・・・」

譜久村はキッチンの北側の窓にひびが入っていることに気付いた

飯窪「前から入ってたわけでは無いんですか?」

譜久村「ううん 寝る前に見たときはこんなの無かった」

飯窪「何でしょうね・・・ボールがぶつかったみたいな割れ方してますね」
691娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:34:13.24 0
そこに2階から鈴木と小田が降りてきた

鈴木「聖ちゃんどうした?」

譜久村「窓にひびが入ってて」

小田「窓にひび・・・ですか」

鈴木と小田は目を合わせた

鈴木「その窓 丁度ロープの真下だよ」

飯窪「え?つまり・・・小石川さんがロープを降りているときに何かがこの窓にぶつかったって事ですか?」

小田「まだはっきりとは分からないです・・・」


海に朝日が射してキラキラと輝きだした

海が見渡せるリビングの窓をみんなが見つめた

鞘師「朝・・・」

工藤「すごい・・・」

佐藤「綺麗・・・」

全員がリビングから見える海に見とれていた・・・たった一人を除いて・・・
692名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:38:26.08 0
早朝から続き読めるしあわせ
投下乙です
693娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:53:57.34 0
そのことに気付いたのは道重だった

道重「そういえば石田は?」

譜久村「そういえばさっきから見てない」

小田「部屋で寝てるんじゃ?」

生田は何か思い立ったように無言で2階に向かった


生田「なんで!!!」

あまりの生田の大声にみんな驚いた
みんな同じことを思った
石田に何かがあった・・・


生田と石田の部屋に石田は居なかった
そしてテーブルの前で生田が泣き崩れていた

道重「ちょっと生田!?どうしたの!?」

生田はテーブルの上を指差した

そこには石田からのメモが残されていた

道重はそのメモを読んだ
694娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:54:36.61 0
一昨日の夜の事です・・・

・・・・・・

・・・・・・

私は事務所での仕事終わりに小石川さんに呼び止められました

小石川「石田 大澤さんが呼んでるからこれから行って」

石田「はい 分かりました」

私はすぐに大澤さんの部屋に向かいました

部屋に入ると私はソファに座らされ そして何故か大澤さんがすぐ隣に座りました

そして大澤さんは私の肩に手を回しました

大澤「石田 これからは鞘師に代わってお前をセンターにしようと思うんだ」

石田「私を・・・ですか・・・」

大澤「センターになりたかったんだろ?」

石田「私は・・・センターを支える立場の方が向いてるように思います・・・」

大澤「悪い話じゃないと思うがね」

大澤さん私の肩を引き寄せました

私はこれから何が起きるのか察しました
695娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:55:29.58 0
石田「私は大丈夫です!自分の力で頑張ります」

大澤「自分の力だけじゃどうにもならないこともあるんだよ」

大澤さんは私をソファに押し倒しました

私は咄嗟に大澤さんを押し返しました

すると大澤さんは急に目つきが変わって

大澤「石田! 分かってるのか? いつでもお前をクビにできるんだぞ」

石田「私 こんなのイヤです!」

大澤「そうか・・・じゃあお前はクビだ
   いや モーニング娘。は活動休止だな」

石田「え・・・そんな・・・」

私はメンバーの事が頭をよぎりました

道重さんが卒業して今メンバーは必死に頑張ってる
道重さんが居ないとダメだなって言われたくない一心で必死に頑張ってる
それが・・・私のせいで終わっちゃう・・・

大澤さんはもう一度私をソファに押し倒しました

メンバーの事を考えたら断れない・・・

でも私はこんな事するためにモーニング娘。になったんじゃない・・・
私は大勢のファンの皆さんの前で大好きなダンスを踊りたかった
そして大好きなメンバーのみんなともう一度モーニング娘。を・・・
696娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:56:00.41 0
違う・・・こんなの違う
私はモーニング娘。の石田亜佑美
私は自分の力でモーニング娘。をもっと大きくしてみせる

こんな事・・・私のプライドが許さない!!!

石田「やめてええええ!!!!!!!!」

・・・・・・

・・・・・・

気がつくと大澤さんが頭から血を流して倒れていました

手にはテーブルの上にあったはずの重たい灰皿を持っていました


石田「・・・どうしよう・・・私・・・大変なことしちゃった・・・」

するといきなり部屋に誰かが入ってきました

生田さんでした

生田「大丈夫!心配せんといて」

石田「生田さん・・・私・・・」

生田「ごめん悪気は無かったんだけど今の見てた」

石田「え・・・」

生田「亜佑美ちゃんは悪くない 悪いのは全部こいつや!」
697娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 05:56:32.33 0
石田「でも・・・殺しちゃった・・・」

生田「考えがある 衣梨に任しとき!」

そういうと生田さんは事務所にある大きなキャリーケースを持ってきました

生田「亜佑美ちゃんも手伝って!」

大澤さんをビニールで何重にも包んでキャリーケースに入れました

そして自分達の荷物と一緒にこの別荘に送るように手配をしました


別荘に来てから深夜に大澤さんをどこかに隠す予定でした

でも先に小石川さんにキャリーケースを開けられてしまいました
事務所の備品なのでロックの番号を知ってたみたいです

生田さんと部屋に居るときに小石川さんからメールで部屋に来るよう言われました

私は部屋に行き生田さんは廊下で話を聞いていました

小石川「殺したんか?」

石田「何のことですか?」

小石川「大澤さん殺してここに運んで隠すつもりだったわけ?」

石田「言ってる意味が・・・」

小石川「玄関のキャリーケース開けさせてもらったよ」
698娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:01:04.60 0
石田「・・・」

小石川「大澤さんと会ったのはあんたが最後 あんたが大澤さんを殺したんだろ?」

石田「ちょっと待ってください なんで私が?」

小石川「素直に言うこと聞いてればいいのに バカだねあんた」

石田「え・・・もしかして・・・知っててあの部屋に私を行かせたんですか?」

小石川「そうよ まあ私は大澤さんの言う通りにしただけだけど」

石田「ひどい・・・なんであんなこと!」

小石川「しゃーないやろ!私もあの人には逆らえない」

石田「私がどうなるか知ってて・・・私を・・・」

小石川「どうするの あんた殺人犯よ まったく・・・明日から仕事が忙しくなりそうね」

石田「許さない・・・絶対許さないから・・・」


その時生田さんが部屋に入ってきた

生田「ふざけんなテメー!!!」

生田さんは小石川さんを思い切り殴った

小石川「なにすんの!?」

そして小石川さんの首を絞めた
699娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:01:42.12 0
生田「あんたに大澤殺しの罪被ってもらう あんたみたいな奴死んだほうがええ」

小石川「や・・・め・・・て・・・・・・」

生田「同じ女としてあんただけは許さんけん!
   あんたのやったことは亜佑美ちゃんやモーニング娘。
   そして女に対する冒涜や!」


石田「生田さんやめて!生田さんまで人殺しになっちゃう!」

でも生田さんを止めることはできませんでした

小石川さんは死にました

首吊り自殺に見せかけるために収納庫にあったロープをベランダの手すりに結び
小石川さんの首に通してからベランダから落としました


小石川さんが部屋に居なくて逃げたんじゃないかってなったとき
生田さんが急に外を捜してくるって言いました
私は生田さんに目で合図されたので二人で外に出ました

生田「逃げたってなってるから逃げたように見せかけて
   追いかけたら崖から飛び降りたってしたほうが信憑性上がると思わん?
   それにその方が死体が見つからん可能性も出るやろ」

石田「確かに見つからなければそれにこした事はないですけど・・・」

私は生田さんの肩に乗って小石川さんを吊っているロープを切りました

そして二人で崖に運び海に落としました
700娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:02:10.77 0
生田さんは私の為にしてくれたことなんです

生田さんは何も悪くない

全部私のせいなんです

ごめんなさい

生田さん本当にありがとうございました


モーニング娘。としてやってきた数年間 本当に幸せでした

みんな いままでありがとう


・・・・・・

・・・・・・

道重「石田・・・」

その時工藤が走り出した

佐藤「あゆみん捜さないと!!!」

佐藤も続いて走り出した

それに続くようにメンバー全員が別荘を飛び出して周囲を捜した
701娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:02:42.30 0
鞘師「亜佑美ちゃん・・・どこいったの・・・」


譜久村「亜佑美ちゃん出てきて!」


工藤「あゆみん!どこだよあゆみん!」


小田「だめ・・・だめだよ石田さん!」


道重「石田・・・はやまらないで・・・お願い!」


鈴木「亜佑美ちゃん・・・絶対ダメだからね!」


佐藤「やだよ・・・あゆみんこんなのやだ・・・」


飯窪「死んだらダメ!ダメだからね!」


別荘の周囲を別れて捜しているメンバーに生田からラインが入った


>崖に靴がありました


崖という文字を見てメンバー全員の背筋が凍った
702娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:03:26.66 0
崖に全員が集まった

そこには1足の靴が置いてあった

石田の靴だった・・・


全員がその場で泣き崩れた


生田「なんで・・・なんでだよ!!!亜佑美ちゃんは何も悪くない!!!
   悪いのはあいつらなんだよ!!!」

生田は何度も何度も地面を叩いた

鞘師「助けてあげれなかった・・・ごめんね亜佑美ちゃん・・・」

工藤「いっつもそうだ・・・全部1人で考えて・・・全部1人で抱え込んで・・・悩んで・・・
   なんで相談してくれないんだよ!!!・・・みんな仲間じゃないのかよ!!!」

飯窪「最後の最後まで・・・全部1人で抱えて・・・」



そしてメンバーの知らぬ間に石田のブログが更新された
703娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:03:55.22 0
おばんです

朝だからおはんですかな?


今メンバーとオフを使って旅行に来ています

なんと道重さんも居るんですよ!


とっても楽しくて最高の思い出が作れそうです


でも考えすぎな性格のせいかこんな旅行中なのに考え事をしてしまっています・・・

だめだなぁ・・・わたし・・・


夢の為に頑張ってきたけど頑張るだけじゃどうしようもない事ってあるんですかね

初めてそんな壁に当たってしまいました


YesかNoの二択しかない場合があるとします

それは自分にとってもの凄く嫌なことで受け入れられないこと

Yesなら自分は凄く嫌だけど周りの人達が救われる

Noなら自分は助かるけど周りの人たちにとても迷惑をかける

みなさんはどちらを選びますか?
704娘。たちの夜 南国編 第1話@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:04:21.74 0
どちらも選びたくない?


ダメですどちらか選ぶしかないんです!


私は・・・どちらも選ばずに逃げちゃいました・・・

ずるいって?

そう 私はずるい女なのです!

結局逃げたことが一番迷惑をかけちゃう結果になるんですよね

でも 石田亜佑美という1人の人間としてそうするしかなかったんです


朝からこんなブログでごめんなさい!

みなさんこれからもモーニング娘。のことよろしくお願いします!





この日のブログの最後にsee you ayuminという言葉は無かった・・・

                           
                             終わり
705名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:06:49.80 0
いやああああああ
石田・・・・・
706名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:09:03.91 0
のっけからすごい展開…!

これは元ネタあるの?かまいたち2?
707名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:09:27.80 0
あゆみいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
708作者@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:12:29.43 0
朝から悲しい最後になりました

>>706
いえオリジナルです

2話目も頑張ります!
709名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 06:33:33.86 0
オリジナルなのか!それはすごい!
そして色々とトリックを入れる余地がありそう!期待してます!!
710名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 07:17:13.81 0
こんな感じでゲーム作ってたけど挫折しました
http://i.imgur.com/N7QTe7I.jpg
711609@転載は禁止:2014/06/25(水) 07:33:10.44 0
>>660の続き

どうして、こうなったんだろう?

本来、僕は生田タイプの肉食系女子が苦手なのだ。

今度は目の前に生田がいる。
いや、僕の上にと言った方が正しい…

ほんの一瞬だった。
譜久村さんを押しのけると、生田はそのたくましすぎる二の腕で僕のTシャツを首元から左右に引き裂いた。

そして、あっけに取られている僕を押し倒して、馬乗りになって来たのだ。

生田「えりの番ちゃ」

生田は裸にひんむいた僕の乳首にチュッチュと口付けたり、レロレロと舌で転がしたり、吸い付いたりしている。

どうもおかしい…僕が好きにして良いんじゃなかったっけ?あれ?もしかして生田がジョーカーなの?
712609@転載は禁止:2014/06/25(水) 07:36:31.61 0
なんて考えている余裕は、乳首が弱い僕にはもうなかった。

「ん!」

生田「やっと声が出たと!もっと舐めてもよか?」

「よかです…」

もう僕には生田の乳首攻めに抗う力は残っていなかった。

生田「んふ、チュ…チュパッ…ジュル、ウフフ、よだれ出たっちゃ」

どこで覚えたのだろうか…
生田は見事な口技で片方を攻め、もう片方を指先を小刻みに震わせて弄った。

生田「ほら、皆見て!えりが大きくしたとよ!」

生田の勝ち誇った声に、9人の視線がジーンズを押し上げる僕の息子に注がれていた…

譜久村「えりぽん、すごーい!」

道重「生田やるねぇ」

生田はドヤ顔でご満悦だった。
713名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 08:18:34.27 0
>>710
すげーいい感じ♪あきらめないでー

>>712
朝からなんちゅー…弄ばれてる感が羨ましいw
714名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 09:13:34.09 0
>>710
すごい!!やりたい
頑張って欲しい
715名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 10:25:18.85 0
悲しくなったりムラムラしたり忙しいですありがとう
716609@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:05:26.82 0
>>712の続き

鞘師「えりぽん!えりぽんってば!」

生田「なん?!もう少しやのに」

何がもう少しなのか。
いや、確かにもう少しで生田の性の奴隷にされる所だったのだが。

鞘師「えりぽん時間だよ。」

生田「しょうがないっちゃね」

生田は諦めて僕の上から降りた。
代わりに今度は鞘師さんが僕の腰のあたりに正座をして来た。

ん?なぜか鞘師さんは手に筆を持っていた。

鞘師「じゃ、行きますよ!フゥ〜」

「はぁん!」

思わず変な声が出てしまった。
生田の唾液に濡れた僕の乳首に鞘師さんが、フーフーと息を吹きかけて来た。

ま、また乳首攻めですか。僕は観念した。
717609@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:08:25.69 0
鞘師「フーフー、フーフー。」

鞘師さんは僕の乳首の肌触りを確かめる様にちょいちょいと触って来た。

鞘師「ふふ、もう乳首立っちゃってますね。」

いやらしい言葉をそんな屈託のない笑顔で言われると、僕の息子がジーンズをさらに押し上げた。

鞘師「よし!」

何がよしなんだろう?
鞘師さんの顔を覗いてみた。

鞘師「ふふ」

気が付くと、さっきの筆に朱色の墨汁?を付けて姿勢を正している鞘師さん。
718609@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:09:26.92 0
鞘師「えいっ!」

そう言うと鞘師は僕の乳首に花マルを書き出した。

「あっ!ああっ、すごい…」

鞘師「ふふ、気持ちいいですか?」

「き、気持ちいいです」

鞘師「じゃぁ、もう片方も」

「ああぁ、あぁっ!」

鞘師は僕の乳首の周りに円を描くと、その周りにサラサラと花びらを描いた。

僕は全身に鳥肌を立てた。初めて体験する気持ちよさだ。

鞘師「出来ました!」

「はぁ、はぁ…ありがとうございました…」
719名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:09:58.78 0
生田…
















最高だな
720609@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:25:39.54 0
>>718の続き

鈴木「今度は私の番ね」

と言うと鈴木さんが僕のお腹の上にどーん!と言う感じで乗ってきた。
手にはなぜかピエトロドレッシングを持っている。

「おうっ!」

思わず声が出た。生田や鞘師さんとは軽く見積もっても10kg以上は違うだろう。

鈴木「じゃぁ、始めますね」

と鈴木は笑顔で僕に話しかけて来た。正直、僕は細身の女の子がタイプなので、鈴木さんにはあまり興味が無いのだが、それはそれ。
白いキャミソールワンピの胸元に目が釘付けだ。

鈴木「ちょっと冷たいですけど、我慢して下さいね。」

鈴木さんはドバドバとピエトロドレッシングを僕の裸にかけ出した。

「うお、冷たっ!」

僕は鈴木さんに食べられるのか?

メンバーを僕の好きにして良いと言うルールはどこに行ったんだ、一体…
721名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:31:29.65 0
おいおいプレイがどんどんマニアックに
722609@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:44:59.19 0
ドレッシングだと思っていた液体は透明でヌルヌルしていた。ピエトロドレッシングのボトルだと思っていたのは、どうやらペペローションだったようだ。

どうやら、鈴木さんの食料にならずに済んだようだ。

鈴木「準備OK!」

鈴木さんはキャミソールワンピースをよっこいしょと脱ぎ始めた!

「わ!わ!」

僕が驚いていると、下から紺色の水着が出てきた。胸は元は譜久村さんのそれ以上に窮屈そうだった。

鈴木さんは水着一枚になると、ヌルヌルの僕の胸の上を上下に滑り出した。
723609@転載は禁止:2014/06/25(水) 13:46:12.27 0
「う!苦しい」

大きな胸元が僕の顔の上まで来るので、息が出来ない。

鈴木「どうですか?気持ち良いですか?」

「は、はい…気持ち良いです。」

答えながら、そういえば今年はワールドカップの年だから、油谷さんがやってくる年だな…などと考えていた。

鈴木「聖みたいにマシュマロボディじゃないし、生田みたいにテクニックとか無いし、道重さんみたいに綺麗な胸でも無いからこんなことくらいしか出来なくてごめんなさい」

「いえいえ、こちらこそありがとうございます。」

確かに譜久村さんのマシュマロボディた比べるとさしずめ、あんこがたっぷり詰まった大福ボディと言った所だが、これはこれで気持ちがよかった。
724653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:12:33.75 0
では誰かが続きを書いてくれることを願って
725653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:13:09.16 0
「……かしこまりました」

ご主人様が電話を切るのを待って私は受話器を置きました。

思い返せば4年ぶりでしょうか。

明日、聖お嬢様がお友だちを連れてこの別荘に来るそうです。

今から、お嬢様にお会いするのが楽しみで仕方がありません。

私が譜久村家にお仕えしてもう10年が経ちました。

右も左もわからなかった頃、お嬢様は私に大変よくして下さいました。

初めて悩み事を相談された日は、嬉しかった思い出があります。

私がこの別荘の管理を任されたと知ったとき、悲しんで下さいました。

ありがたいことです。

お嬢様のためにも、最高のおもてなしをしなくては!
726653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:14:03.51 0
東京から山を2つ越え、麓の集落から1時間ほど車を走らせると、

やがて道は開けてきて、2階建てのログハウスが見えてきます。

私がここの管理人を務めてもうすぐ6年目に入ります。

ご主人様が仰るには、お嬢様は2泊なされるそうです。

お友だち9人を含めて計10人。

さすがにそれだけの食料は置いていません。

あとで買いに出かけることにしましょう。

お部屋の掃除と10人分のベッドメイキング。

そして今日は屋根の雪かきの日です。

することはたくさんあります。

さっそく取り掛かることにしましょう。
727653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:15:04.87 0
翌日。

お嬢様はお昼に来られます。

それまでに部屋の空気を入れ替えておきましょう。

窓を開ければしんと冷えた空気が部屋の中に入ってきます。

私はぶるりと震えました。

窓の外を見れば雪が積もっています。

東京ではあまり雪が降らないので、お嬢様もきっと喜んで下さることでしょう。

さて次はお料理の準備を、と思ったところでドアノッカーの音が聞こえてきました。

時刻は10時を少し回ったところ。

私は訝りながら扉を開けます。

「はい」

???「やあ、中屋さん。頼まれていたものを持って来たよ」
728653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:16:08.53 0
訪ねてきたのは、最近知りあった近くに住む猟師さんでした。

紙袋に入ったそれを受けとり、笑顔で応対します。

「これはこれは、ありがとうございます」

猟師「いえいえ。それと、明日は大雪になるそうだから気をつけた方がいいよ」

なんと。

「それは困りました。今日からお嬢様が来られるというのに」

猟師「あらら、それは残念だ。天候だけはどうしようもないからね」

「そうですね。山の天気は変わりやすいと言いますから、そちらに期待することにします」

猟師「あはは。じゃあ私はこれで」

「はい」

私は頭を下げてから扉を閉めました。

念のために、薪は充分な数を部屋の中に入れておいた方がいいかもしれませんね。
729653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:17:04.47 0
そろそろ空気の入れ替えも終わった頃でしょうか。

窓を閉め、暖炉に火を焚いて部屋を温めます。

料理の準備が終わったところで再びドアノッカーの音が聞こえてきました。

12時ぴったり。

相変わらずきっちりしておられます。

身なりを整え玄関の扉を開けます。

お二人の姿を確認すると、私は頭を下げました。

「お待ちしておりました、ご主人様、お嬢様」

譜久村父「やあ中屋くん」

譜久村「お久しぶりです、中屋さん」
730653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:18:05.06 0
お二人の後ろにはお嬢様のお友だちが並んでいらっしゃいます。

私の『お嬢様』という言葉に反応してくすくすと笑っていらっしゃる方がいます。

事前にお調べさせていただいたので、お顔とお名前は一致しています。

あれは佐藤優樹さんです。

譜久村父「じゃあすまないが、あとは頼んだよ中屋くん」

「はい、かしこまりました」

譜久村父「じゃあな聖、明後日迎えに来るから」

譜久村「うん」

そういってご主人様は帰られました。
731653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:19:04.57 0
「では皆様、寒いでしょうからおあがり下さい。
 お昼は温かいスープをご用意させていただきました」

道重「ねえフクちゃん、私たちの荷物はどこに置いたらいいかな」

譜久村「あ、えっと……」

お嬢様と目が合いました。

「では先にお部屋にご案内します。お昼はその後にいたしましょう」

私は皆様を2階へと案内します。

「階段を上った正面のお部屋が1号室。そこから時計回りに5号室までございます。
 それぞれ2人部屋になっていて、部屋割は……、
 私が決めることではございませんね、皆様でご自由にお決めください。
 それでは私は下でお待ちしております」

一同「ありがとうございます」
732653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:20:04.73 0
……しばらくして、皆様が降りてきました。

全員が着席したのを確認して料理をお出しします。

石田「あ、私テーブルマナーとかわかんない」

工藤「まあ、あゆみんは、ね」

石田「なにそれ、くどぅーには言われたくないんだけど」

生田「2人とも、どっこいどっこいやけん」

鞘師「あはは」

皆様可愛らしいですね、昔のお嬢様を思い出します。

「そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ、気楽に、いつも通りお召し上がり下さい」

道重「よかったー」
733653@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:21:09.73 0
お食事中は皆様とお話ししました。

アイドルというお仕事はやはりつらいお仕事のようです。

けれど皆様、口を揃えて「仕事は楽しい」と仰います。

お仕事を楽しむことができるのなら、それはそれは幸せなことでしょう。

私は心の中で深く頷きました。

一同「ごちそうさまでした」

「お粗末さまです」

皆様、綺麗に召し上がってくださいました。

やはり料理は誰かに食べて貰うために作るものだと、改めて感じました。
734名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:26:18.49 0
中屋くんはいくつぐらいで誰似の美人なのか
735名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 16:29:52.37 0
俺の脳内では中谷美紀だったわ
736653@転載は禁止:2014/06/25(水) 17:08:54.18 0
お皿を下げながら、皆様のお話に耳を傾けます。

道重「みんな、これからなにする?」

佐藤「雪合戦しましょう!」

小田「いいですねそれ」

鞘師「私、雪だるま作ってみたいかも」

譜久村「聖もー」

飯窪「だったらかまくらもいいかもしれないですね」

生田「はるなん大仏作るん?」

工藤「生田さんそれ本気で言ってますか」

石田「大仏は奈良でしょー」

鈴木「亜祐美ちゃんそういうことじゃないから」

そして皆様外に出て行かれました。
737653@転載は禁止:2014/06/25(水) 17:10:23.79 0
結局、なにをなさるのでしょうか。

気になりますが、私は私の仕事をすることにしましょう。

洗い物のあとはお風呂場を掃除します。

10人分のバスタオルを用意したら、少し休憩をいただきます。

手近な椅子に腰かけ、大きく息を吐きます。

「ふぅ……」

少し疲れました。

ですが決して嫌な疲れではありません。

きっと私は、人の世話をするのが好きなのでしょう。

窓の向こうに目をやれば、皆様の楽しそうな姿が目に入ります。

お嬢様も雪合戦にはしゃいでおられます。

さて、そろそろお仕事に戻ることにしましょう。

台所に立ち私は小さく独りごちます。

「お夕食はなににしましょうか」
738653@転載は禁止:2014/06/25(水) 17:11:12.57 0
……。

……。

……。

???「わー、いい匂い」

いけません、料理に夢中になりすぎました。

時刻は、夕方の4時を回っています。

石田「中屋さん、晩ご飯はなんですか?」

「お楽しみです、もう少しお待ちください」

石田「はーい」

ですが、ただ待つには長すぎます。

「では皆様、先にお風呂に入られてはどうでしょう。準備はもうできています」

佐藤「入るー」

鞘師「そうしようかな」

小田「汗かきましたもんね」
739653@転載は禁止:2014/06/25(水) 17:12:25.99 0
鈴木「10人も入れるんですか?」

「いえさすがにそれは。5人までなら大丈夫ですが」

飯窪「さすが譜久村さん家の別荘!」

譜久村「もう!はるなん」

生田「ウチだってがんばれば5人ぐらい……」

工藤「生田さんがんばるとこズレてます」

皆様、仲がいいですね。

飯窪「ところで中屋さん、道重さん見ませんでした?」

ああ、そういえば。

鞘師「そういえば先に戻ったはずだよね」

「……私がお風呂場を掃除しているときに戻ってこられたのでしょうか。
 お部屋にいらっしゃるのでは?」
740653@転載は禁止:2014/06/25(水) 17:13:40.96 0
飯窪「かもしれないですね」

鈴木「疲れて寝てるのかも」

佐藤「年ですからね」

石田「まーちゃん!」

佐藤「えへへ」

小田「笑いごとじゃないですよ……」

そして皆様、着替えを取りに部屋に戻りました。

30秒と経たないうちに皆様は1階に戻ってこられました。

おや、手にはなにも持っていません。

それに心なしか、皆様の表情が暗く感じられます。
741名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 17:48:12.49 0
生理か
742653@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:02:10.39 0
少しの沈黙のあと、飯窪さんが言いました。

「道重さんがいません」

それはどういうことでしょう。

飯窪さんの言葉を理解するのに少しの時間が必要でした。

「……わかりました、私も一緒に探します」

…………。

皆様と一緒に10分ほど探しましたが見つかりませんでした。

この別荘に人が隠れられるような場所はそう多くありません。

鈴木「あの、そこに鍵のかかった部屋があるんですけど」
743653@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:02:37.50 0
「ああ、そこは管理人室です。
 鍵は私が持っていますから道重さんには入れないでしょう」

鈴木「そうですか」

屋内で見つからないのであれば……。

佐藤「外探しましょう! 暗くなる前に!」

佐藤さんの言う通りです。

工藤「行こう、まーちゃん」

……しかし結局、道重さんは見つかりませんでした。

皆様を落ち着かせるために私は言います。
744653@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:03:35.05 0
「道重さんはいい大人です。自分で判断し自分で行動できるでしょう。
 皆様のリーダーを信じましょう」

譜久村「そうね、中屋さんの言う通りかもしれない。
    道重さんはなにも言わずにいなくなったりしない」

「はい」

どうやら他の皆様も落ち着いてきたようです。

「さあ皆様、まずはお風呂に入って汗を流しましょう。
 道重さんは、そのうち何食わぬ顔で戻ってくるかもしれません」

小田「そうですね」

石田「わかりました」

ああ、皆様にそんな悲しい顔は似合いません。

私の料理で少しでも気を紛らわせられればと思います。
745653@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:05:50.46 0
午後6時。

夕食の準備が整いました。

お風呂から上がられた皆様は、ドローイングルームでテレビを見たり、
部屋に戻ったりと、時間の過ごし方は人それぞれのようです。

「皆様、夕食の用意ができました」

2階へ上ろうとしたとき、飯窪さんが先に階段へと足をかけました。

飯窪「私が呼んできますよ」

では、ここはお言葉に甘えさせていただきましょう。

「ありがとうございます」
746653@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:07:11.49 0
食事中の会話は、お昼ほどのにぎやかさはありませんでした。

仕方のないことでしょう。

食後の紅茶を飲みながら、お嬢様とお話ししました。

「大丈夫ですかお嬢様」

譜久村「ええ、私は大丈夫。……道重さんは今どこでなにしてるのかな」

「さあどうでしょう。でもきっとお嬢様が心配するようなことはないと思いますよ」

譜久村「だといいんだけどね、安心はできないわ」

私は返す言葉がありませんでした。
747653@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:08:09.94 0
時刻は9時を回りました。

鈴木「そろそろ部屋に戻ろうかな」

鞘師「じゃあ私も」

ここにいる他の皆様も部屋に戻られるようです。

確かに今日は早めに寝た方がいいのかも知れません。

譜久村「中屋さん、おやすみなさい」

「はい、おやすみなさいませ」

階段を上る皆様に向かって、私は深く頭を下げました。
748653@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:10:57.14 0
以上です

伏線に使えそうなものをいくつか入れていますのでご自由にどうぞ
749名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:12:04.67 0
えええーすごい面白そうなのにもったいないよ
750名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 18:15:25.28 0
乙です
エロにもホラーにもシリアルにもコミカルにも展開できるわけですね
751名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 19:17:59.38 0
>>748
乙です
その先一応考えてはあるのかな?
そこでやめるのはもったいないなぁ・・・
752名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 20:56:19.53 0
みんな文才あるなー尊敬するわ
753名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 21:28:29.41 0
まず全員分書かないといけないからそれだけでも大変だよね
使い分けも必要だし
754609@転載は禁止:2014/06/25(水) 22:04:44.66 0
>>723の続き

鈴木さんは時間が来ると氷の上を滑るアザラシのように床を滑って部屋を出て行った。シャワーを浴びるようだ。

一人残された僕は全身ヌルヌルのままだ…気持ち悪い。

いつの間にか目の前にいた飯窪さんが、僕のベルトをカチャカチャと外し始めた。

「いやいやいやっ」

「ローションで濡れてると風邪をひいてしまいます!早く脱いで下さい!」

「は、はい!」

僕は飯窪さんの勢いに圧されてヌルヌルする床の上で転びそうになりながらジーンズを脱いで、とうとうボクサーパンツ一枚になってしまった。
755609@転載は禁止:2014/06/25(水) 22:05:35.23 0
僕から受け取ったジーンズを素早くたたんだ飯窪さんは僕の前に正座で座ると話しかけて来た、息子に。

飯窪「すごく立派なものをお持ちですね。私こんなの初めて見ます。触ってもよろしいですか?」

「は、はい、お願いします。」

僕の息子は布を一枚隔てて、すでに飯窪さんの方を向いてしまっている。

飯窪さんさんは恐る恐る手を伸ばして来た。
756609@転載は禁止:2014/06/25(水) 22:07:00.58 0
飯窪「すごく硬いですね。痛くありませんか?もう少し強く触っても平気ですか?」

「大丈夫です、お願いします」

飯窪さんの細い指が僕の息子を撫で回し始めた。

柔らかい手の平の感触が、自分でするのとは全然違う!

「あ、ああっ!飯窪さん!」

飯窪「どうですか?気持ちいいですか?」

「す、すごく気持ちいいです…やばいです…」

飯窪「ふふふ、良かった。じゃあ、直接…」

と言うと飯窪さんはボクサーパンツの裾から手を入れ始めた…
757名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/25(水) 23:52:33.52 0
風邪ひく
758名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 01:28:42.56 0
いよいよ…
759名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 05:55:24.68 0
…ふぅ
760名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 09:06:59.32 0
大福ボディー今年の流行語大賞決定だな
761609@転載は禁止:2014/06/26(木) 09:51:58.46 0
>>756の続き

石田「ストォーーーープ!!!」

「え!」

飯窪さんの細い指先が僕の息子に触れる直前に石田さんが割り込んで来た。も、もう少しだったのに…

飯窪「あ、あゆみん、ごめん。時間だね。あとはよろしく。失礼します。」

このあと、どうよろしくされるのか分からないが、飯窪さんは頭を下げると石田さんに僕の前の席を空け渡した。

石田さん「はーい!石田頑張ります!」

言うが早いか石田さんは僕のボクサーパンツの裾から素早く差し込んだ。そんな所もキレキレなのか。

もう9人目ともなると、僕のリクエストを聞いてもらえない事は諦めていた。
762609@転載は禁止:2014/06/26(木) 09:53:12.46 0
「うお!」

予想外の早い展開に思わず腰が引けてしまったが、石田さんの手はそれを追いかけて来た。

石田「つっかまえーた!」

石田さんは手で扱き始めた。
実は女性に触られるのは初めてだった息子は、ムクムクと硬さを増した。

「うわー。すご・・」

と石田さんは呟いた。
763609@転載は禁止:2014/06/26(木) 10:42:47.13 0
すると、そのプリッとした唇の間から、可愛いピンクの舌をペロッと出し、舌なめずりを始めたかと思うと

チュッ チュッ

ボクサーパンツの生地の上から、息子の先端に小鳥の様にキスを繰り返ししてきた。

「うぅ!」

石田「先っぽから何か出てますよw。気持ち良いんですかw?」

石田さんはニヤニヤしながら僕の顔を下から覗き込んで来た。

「めちゃくちゃ気持ち良いです。もっとお願いします…」

もう我慢の限界がそこまで来ていた…
764名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 12:36:29.92 0
だーびる恐るべし
765609@転載は禁止:2014/06/26(木) 13:15:30.28 0
>>763

佐藤「終わりだよ、あゆみ!お わ り!」

石田「なんだ、もー終わりかー!」

石田さんは心底残念そうな顔をした。僕も残念だ(>_<)

佐藤「はい、あゆみどいて!」

石田「はいはい」

石田さんは僕に手を振りながら、佐藤さんに席を譲った。

佐藤「ジャーン!ジョーカー様登場ー!」

「ん?ジョーカー様?なにそれ?」

佐藤「もー!最初に飯子が説明したでしょ!」
766609@転載は禁止:2014/06/26(木) 13:19:02.29 0
「ん、あー!攻守が交代するってルールのあれか!でも、実際は鞘師さん辺りから、ずっと僕に主導権はなかったような…」

佐藤「シュドーケン?」

工藤「皆が言うこと聞いてなかったって事だよ」

佐藤「おちんちんこんなにおっきくなってるのにそんな事言っちゃうんだw?」

生田「えりが大きくしたっちゃよ、へへ!」

飯窪「私だって頑張りましたよ!」

石田「いやいやいや、私でしょ!」

佐藤「うるさーい!まさの番なの!まさが好きにして良いの!」

小田「で、佐藤さんはどうしたいんですか?」
767名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 16:24:47.03 0
まさか・・・ついに挿入・・・ゴクリ
768名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 17:46:39.87 0
ポクポクしてきた
769609@転載は禁止:2014/06/26(木) 18:04:54.60 0
>>766

佐藤「まさ、入れてみたい」

工藤「えー!マジで!?」

小田「佐藤さん、大丈夫ですか?きっと痛いですよ。」

飯窪「そうだよ、まーちゃん。血とかも出ちゃうよ、きっと。」

鞘師「本気なの?」

譜久村「きっと初めてだよね…」

譜久村さんが僕に意味深な視線を送ってきた。
770609@転載は禁止:2014/06/26(木) 18:06:32.34 0
「大丈夫です!責任取ります」

道重「本人達がそこまで言うのなら良いんじゃ無い?もう、さゆみは止めない」

生田「うちらも見てて良いと?」

佐藤さんはコクリとうなづいた。

石田「分かった、まーちゃん。でも、7秒だけだからね。」

そこにローションを落としてTシャツとスウェットに着替えた鈴木さんが戻ってきた。

鈴木「話は聞いてたよ。嫌かもしれないけど、可愛い佐藤の頼みだから聞いてあげて」

「とんでもない、こちらこそ僕なんかで良いのかと…よろしくお願いします。」
771609@転載は禁止:2014/06/26(木) 18:08:10.81 0
生田「じゃあ、腕と足縛るけん、大人しくしててよ。」

「あれ?」

僕が縛られるって事は、佐藤さんには手を出しちゃダメって事なのかな?と言うことは騎乗位?

実はこう言うの初めてなんだけど、大丈夫かな。上手くできるかな。

これまで以上に緊張で胸が高鳴っていた。

生田は僕の手首を後ろ手に縛り、続けて足首も手際良く縛り上げた。

僕の息子も準備は万端だ。
772名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 19:42:20.61 0
焦らすねえ
773名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 20:54:04.70 0
まさに僕の息子も準備は万端です...
乗馬で培ったまーちゃんの騎乗位がでるのかムラムラ
774609@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:13:34.53 0
道重「はい、じゃあ佐藤の方にお尻出して」

ん?どういう体位なんだろ?
初めてだから分からず、道重さんに言われるままに、佐藤さんの方にお尻を向けた。

○/|_

丁度こんな体位だ。
僕はドキドキしていた。

鈴木「冷たいけど我慢して」

「ひゃっ!」

なぜか、お尻にまたたっぷりとローションをかけられてしまった。
775609@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:15:13.14 0
飯窪「じゃあ、これも脱がせちゃいますね」

ボクサーパンツを膝まで降ろされてしまった…こ、これは、恥ずかしい///

だが、恥ずかしさが快感に変わって来てもいた。

しかし、ここで一つ疑問がわいて来た。
一体この体制でどうやって佐藤さんに挿入すれば良いのだろうか…

石田「まーちゃん、はいこれ」

石田さんが佐藤さんに何か手渡したみたいだ。

僕の目の前にいる鞘師さんの目がキラキラしている。

僕は一抹の不安を覚えて振り返った!
776609@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:18:57.60 0
佐藤さんは嬉しそうにハンガーを僕のデリケートなあそこにあてがうと、グッと力を込めた。

「ぎゃああああああぁぁぁぁぁーーーーー」

人けの無い夜の別荘地に若い男の悲痛な叫びと

「ギャハハハハ!ちょー受けるんだけどー!」

「キャー!イヤー!」

「うわー!お尻からなんか出たっちゃー!」

「ハンガーがこんなに奥まで入っちゃうなんてすごいですね!」

などという、うら若き乙女たちの黄色い声が響いた。

ピンクのおしり編 END
777609@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:19:36.25 0
おしまいです。
拙い作文にお付き合いいただき
ありがとうございました。
778名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:24:24.17 0
乙です
ここでハンガーwww
779名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:25:47.92 0
ハンガーだったかーーー!!www

楽しかったよ乙!
780名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:26:39.35 0
ハンガーw想像しただけで痛すぎるww
781名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:27:00.91 0
最後の冷静に指摘してるのははるなんかw
782名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:27:28.47 0
ハンガーヲタ大勝利ww
783名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:28:53.94 0
さすがにギョニソはもってこなかったかw
784名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:30:45.26 0
奥まで入っちゃったんですか
785名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:31:06.04 0
ハンガーうらやま...じゃない乙です!
凄く良かったですまたちょいエロ書いて欲しいっす
>>653のやつもどなたか続き期待してます
786名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:31:15.61 0
そして僕は新しい快楽を覚えた…
787名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:35:23.45 0
お疲れ様でしたーまさかのハンガーww
折りたたみ式のでも痛そうw
788名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:37:17.24 0
なんつー落ちwww
お疲れさまです楽しかったです
789名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:46:15.99 0
次は何が来るか楽しみ
790609@転載は禁止:2014/06/26(木) 21:48:19.01 0
あとがき的なやつ。

コメントありがとうございます。
個人的には生田の辺りから乗って来ました。好きなくだりは生田、飯窪、石田あたりです。

鈴木はちょっと遊びが過ぎたかなと思いましたが、エロい展開に持って行きにくかったのでw

中学生組や高1メンバーはなるべくソフトになる様にしました。

推理モノでは無いので、個々のメンバーの展開は、結構行き当たりで書いてましたが、ジョーカー役が佐藤なのと、尻にハンガーは早い段階で決めてました。

2006年に「吉澤・里田・アヤカの3人と合コン」ってネタスレで書いて以来だったので、読んでくれてた方がいて嬉しかったです。
791名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/26(木) 23:02:23.29 0
完全にエロ展開になってからモチベーション上がったわけねw読む方は初めから上がりっぱなしだったがww
792名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 01:55:18.68 0
乙でした
793名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 06:13:34.18 0
うm
794名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 09:13:06.25 0
今日はどんなんがくるか期待してまっせ
795名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 13:31:45.11 0
ヤシ
796名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 15:59:14.27 0
797名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 18:27:32.15 0
まーちゃんが使ったハンガー 100円からスタート
798娘。たちの夜 南国編 第2話@転載は禁止:2014/06/27(金) 19:57:30.41 0
モーニング娘。のメンバーが乗る小型バスが別荘の前に到着した

譜久村「お父さんごめんなさい また送ってもらっちゃって」

譜久村父「いやいや構わないよ」

別荘の中から譜久村家の使用人である三井が姿を現した

三井「ご到着お待ちしておりました
   先にご到着しておりますお荷物は玄関ホールに置かせていただきました
   一日分の食料などもご用意いたしております
   では失礼いたします」

三井はそのまま譜久村の父が運転するバスに乗り込んだ

11人は一通り譜久村の父にお礼を言いバスを見送った

道重が卒業して数ヶ月
新リーダー譜久村を中心にモーニング娘。は活躍を続けていた

今回は二日間のオフを利用して南国にある海の見える別荘にやってきた
この別荘も譜久村家が所有する別荘で前回の旅行に引き続き譜久村家に協力してもらう形になった

道重「すごーい!海が見えるよー!」

卒業してしまった道重だが今回の旅行にも参加していた
佐藤が無理やり連れてきたのだ
しかし道重も満更でも無いようで楽しんでいるように見える

今回はもう1人 小石川という女性マネージャーが帯同していた
小石川は30歳で卒業した道重と入れ替わるように新しくマネージャーになった
799娘。たちの夜 南国編 第2話@転載は禁止:2014/06/27(金) 19:57:56.64 0
また道重の卒業と同時にプロデューサーのつんく♂が病気の集中治療のため
半年間限定で大澤氏が新しいプロデューサーに就任した
小石川はこの大澤氏が連れてきたマネージャーだと言われている


別荘は北側以外は海に囲まれている
西側の下り坂を下っていくと海水浴ができる海辺にたどり着く
東側は林がありその林を抜けると海には繋がっているものの断崖絶壁になっており直接海に行くことは出来ない
南側も崖にはなっているが東から西に行くに連れて崖は低くなっている
つまり海に行くには西から行かなければならないことになる

しかし海の眺めという点ではとてもすばらしい立地だった

新たなリーダー譜久村を中心にモーニング娘。は活躍を続けていた

メンバーそれぞれに自立心や自覚が出てきたのか意見の食い違いで揉め事になることが少し増えたかもしれない
でもそれはモーニング娘。の事を思うが故のこと それはメンバー同士理解していた


さっそく11人は南国風の別荘に足を踏み入れた
800娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 19:58:54.03 0
〜〜〜生田衣梨奈〜〜〜


衣梨は玄関の荷物にキャリーケースがあることを確認した
亜佑美ちゃんと目を合わせ小さく頷いた

みんなを先に行かせたあと衣梨は

 A 靴を脱いでリビングへ向かった                  (1話ルートへ)
 B 亜佑美ちゃんと一緒にキャリーケースを玄関の外に出した     ←

北側にある玄関を入るとまず広い玄関ルームがあった
そこには先ほど三井さんが言ったように先に到着していたメンバーの大きな荷物が置いてあった

その先には南側と西側に海が見渡せる広いリビングがあった
海が一望できるように南側と西側は柱以外はすべてガラスサッシになっている

リビングに入ってすぐ左側 北東にはキッチン
リビングの一番奥の左側 南東にはバス・トイレがある
そしてその間の真東に2階へ行く階段がある

2階に上がると東から西へ一本の廊下がありその両側に3部屋ずつ
つまり全部で6つの部屋があった

部屋割りはこう決まった

  飯窪工藤  生田石田  小石川
収納               階段
  譜久鈴木  道重鞘師  佐藤小田
801娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 19:59:20.99 0
深夜に亜佑美ちゃんとキャリーケースをどこかに持って行って隠す約束をしていたので
亜佑美ちゃんと同じ部屋にした
メンバーからはスベリ部屋と笑われた

各部屋にはウッドデッキで作られたベランダがある
隣のベランダとは腰の高さほどの柵で仕切られているが見えるようにはなっている


2階の部屋に荷物を置きに階段を登っているとき小石川さんのバッグから1枚の写真が落ちた

佐藤「あ!なんか落ちましたよ!」

近くに居た人たちがその写真を覗き込んでる

石田「男の子?小石川さんのお子さん?」

飯窪「元気そうなお子さんですね」

小石川「あ ありがとう うん私の息子なの 今中学1年生」

小石川さんは息子さんの話をするときだけは母親の顔になりよる

30歳で中一の子って結構早くに産んだっちゃね
802娘。たちの夜 南国編 第2話@転載は禁止:2014/06/27(金) 19:59:51.77 0
〜〜〜三人称〜〜〜

夕食後メンバーは自由な時間を過ごしていた

キッチンでは石田と小田が後片付けをしている

クッションを投げ合っている佐藤と工藤

それを見て笑っている飯窪

ソファでテレビを見ている譜久村と鈴木

ふんぞり返って座っている鞘師

音楽を聴いている生田

そしてそんな楽しそうなメンバーの写真を撮っている道重

マネージャーの小石川は2階の部屋で雑務をしている


夕食後メンバーは自由な時間を過ごしていた

キッチンでは石田と小田が後片付けをしている

クッションを投げ合っている佐藤と工藤

それを見て笑っている飯窪

ソファでテレビを見ている譜久村と鈴木

ふんぞり返って座っている鞘師
803娘。たちの夜 南国編 第2話@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:00:32.13 0
音楽を聴いている生田

そしてそんな楽しそうなメンバーの写真を撮っている道重

マネージャーの小石川は2階の部屋で雑務をしている鈴木「え!?うそ!?」

数ヶ月前の雪山の別荘でも鈴木のこのセリフから始まった気がする
そしてリビング居る全員が鈴木に注目した

譜久村「どうしたの香音ちゃん」

鈴木「え・・・いまマネージャーの安田さんとメールしてたんですけど
   大澤さんが昨日の朝から連絡が取れないんだって」

鞘師「昨日の朝? じゃあもう一日半じゃん」

工藤「事務所にも居ないんですか?」

鈴木「うん 昨日から事務所にも自宅にも居ないって」

キッチンから片づけを終えた石田と小田がリビングに戻ってきた

石田「大澤さんと連絡がつかない?」

生田「どっか遊びに行ってるんやろ」

小田「それにしても黙って行きますかね?」
804娘。たちの夜 南国編 第2話@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:00:58.28 0
佐藤「まさ大澤さんキライ・・・つんくさんがいい」

道重「さゆみ大澤さんのことあんまりよく分からないんだけど
   あんまり評判良くないみたいだね・・・」

飯窪「あんまりこういう事は言いたくないんですけど メンバーみんな嫌ってますね・・・」

佐藤「もう・・・はやくつんくさんに戻ってきて欲しい」

工藤「あんまり大きい声で言っちゃダメだって 小石川さんに聞こえるよ」

小田「大澤さんと何か繋がってそうですよね 小石川さんって」

道重「あの小石川さんってさゆみ今日初めて話したよ」

石田「道重さんと入れ違いみたいな感じでしたもんね」

飯窪「噂では大澤さんのコネでうちの事務所に来たらしいですよ」

道重「へぇそうだったんだ」

鈴木「なんで今日付いて来たんだろ せっかくのメンバーでの旅行なのに」

鞘師「ウチらの監視じゃない?」

譜久村「何かシラケちゃうよね」

小田「大澤さんの指示で今日来たのかも?」

石田「あーありえるね」

道重「でも本当に連絡つかないのは心配だね」
805娘。たちの夜 南国編 第2話@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:01:31.66 0
佐藤「このまま居なくなっちゃえ」

工藤「それはダメでしょ つんくさん戻るまでは」


メンバー達が大澤と小石川の悪評話に花を咲かせていると
渦中の人小石川が2階から降りてきた

メンバーの会話がピタッと止まる

小石川は会話が急に止んだ事に不思議そうな顔をしながら階段を下まで降りきった

鈴木「小石川さん 大澤さんが昨日から連絡が取れないって本当ですか?」

小石川「誰に聞いたの?」

鈴木「安田さんからメールで教えてもらいました」

小石川「そう・・・ 連絡取れないみたいね」

その時小石川はある1人のメンバーを見ていた

工藤「何か知らないんですか?」

小石川「私は何も あなた達は心配しなくて大丈夫よ そのうち見つかるわ」

小石川はキッチンへ行くと冷蔵庫から飲み物を取り出した

佐藤「見つからなくていいよ」
806娘。たちの夜 南国編 第2話@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:01:58.44 0
小石川「佐藤 何か言った?」

佐藤「何でもないです」

工藤が佐藤の頭をペシンと叩いた

小石川「あなた達は余計なことしなくていいから」

そう言いながら小石川は2階に戻った

佐藤が小石川の背中にアッカンベーをした
鈴木は殴るジェスチャーをしている

道重「んーなんか嫌な感じだね」

飯窪「いつもあんな感じなんです だからみんな小石川さんとはお仕事一緒にしたがらないんです」

道重「あれはちょっと嫌だね・・・」

鞘師「余計なことするなって言うんだからウチらは何も気にしなくていいよね」

鞘師はまたテレビを見始めた

生田はまたヘッドホンを装着した

そしてまた各自自由に散らばって行った
807娘。たちの夜 南国編 第2話 〜道重〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:02:30.53 0
〜〜〜道重さゆみ〜〜〜

1時45分〜

さゆみは1人で部屋に居た

同部屋の鞘師はまだ2階に上がってこない

きっとまたソファで寝てるのかな

これから寝るつもりだったけど起こしに行ってみようかな


さゆみが階段に向かって歩いていると小石川さんが部屋に入るところだった

「鞘師1階にいました?」

小石川「ソファで寝てるみたい 起こしたけど全然ダメ いつもの事だけどね」

「じゃあさゆみも起こしに行ってみます」

小石川「うんお願い」

すれ違いの際に小石川さんの部屋の中が見えた

テーブルの上に書類がたくさん置いてあって仕事をしているみたいだった
808娘。たちの夜 南国編 第2話 〜道重〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:02:56.24 0
1階に降りるとやっぱり鞘師はソファで寝てた

「鞘師 起きて風邪引くよ」

鞘師「う〜〜〜〜〜〜〜ん」

「鞘師 ほら起きて」

鞘師「・・・起きてるってばぁ・・・」

「起きてないでしょ ちゃんとベッドで寝ないと」

鞘師「・・・・・・・・・・・」

「ダメだこりゃ・・・」

まぁそのうち起きて戻ってくるか・・・


さゆみは部屋に戻って眠りについた
809娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:03:44.24 0
〜〜〜生田衣梨奈〜〜〜


2時〜

「亜佑美ちゃん そろそろいこか」

石田「そうですね もうみんな寝た頃だと思います」

衣梨と亜佑美ちゃんは音を立てないように部屋を出て1階に降りた


するとソファに里保がいた

もう!なんで里保がいるっちゃ!

亜佑美ちゃんも困った顔をしている

でもよく見ると里保はソファでスマホを握ったまま寝ていた

ブログでも書きながら寝ちゃったみたいやね

石田「今のうちに行きましょう」

生田「せやね」

衣梨と亜佑美ちゃんは忍び足で玄関から外に出た
810娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:04:10.46 0
玄関の外にはさっき出しておいたキャリーケースがそのまま置いてあった

亜佑美ちゃんと相談した結果 崖から海に投げようということになった

中には大澤さんが入ってる

1人じゃ重いけどタイヤが付いてる事と亜佑美ちゃんと二人ということで動かすことは出来た

衣梨が前で引っ張り亜佑美ちゃんが後ろから押す形で東の林を抜けた先にある崖へ向かった
811娘。たちの夜 南国編 第2話 〜佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:04:36.39 0
〜〜〜佐藤優樹〜〜〜

まさは1人でベランダに居た

夜の海を眺めて波の音を聞いてた

部屋では小田ちゃんが寝てる

前の旅行では道重さんと同じ部屋でずっと一緒に居れたんだけど
今回は鞘師さんに取られちゃった・・・

っていうより道重さんが鞘師さんを選んだ

ちょっと鞘師さんに嫉妬しちゃった・・・

また道重さんと一緒に寝たかったなぁ・・・

まさの部屋は南東の角部屋でバスルームの上

正面の南には海が見える
左を向くと東の林が見える

その林を見たとき誰かが二人で何かを運んでいた
暗くてよく見えないけど形だけは確認できた

誰・・・こんな夜中に・・・何か怖いよ・・・

怖いからもう寝よう・・・
812娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:05:09.49 0
〜〜〜生田衣梨奈〜〜〜


衣梨と亜佑美ちゃんは林を抜けて崖に辿り着いた

「ここから海に落とすっちゃ!」

石田「分かりました」

ロックの番号は・・・・・よし開いた

大澤さんをキャリーケースから出すと何重にも巻いてあるビニールを剥がした

石田「うぅっ・・・」

嫌な臭いに思わず亜佑美ちゃんも鼻を摘んだ

「亜佑美ちゃん頑張って!」

石田「はい・・・」

衣梨たちは大澤さんを二人で持ち上げた

「いくよ せーの!」


大澤さんは遥か下の海へ落ちていった


「あとは大澤さんが見つからないことを祈るっちゃ」

石田「はい・・・」
813名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:09:03.66 0
続きキテタ!支援
814名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 20:23:30.89 0
寝る子は鞘師
815娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:00:17.88 0
亜佑美ちゃんはまだ不安そうな顔をしている

「大丈夫やって 心配せんでよか」

亜佑美ちゃんは小さく頷いた

「これも一緒に捨てちゃえ!」

衣梨はキャリーケースとビニールを一緒に海に投げ捨てた

「よし 戻ろう!」

石田「はい!」

そのとき亜佑美ちゃんのスマホが鳴った

石田「メール?誰だろう・・・こんな時間に」

衣梨は誰かに見られてるのかと思い辺りを見回したけど誰もおらんかった

石田「小石川さん?」

「え?何て?」

石田「ちょっと聞きたいことがあるから1人で部屋に来てって・・・」
816娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:00:46.05 0
「聞きたいことってなんやろ・・・しかも何で1人なん?」

石田「もしかして大澤さんの事が・・・」

「ヤバイかもしれん・・・早よ戻らな!」

石田「どうしよう・・・もしバレてたら私どうしたら・・・」

「そしたらその時考える 衣梨は部屋の外から聞いとるけんさ 何かあったらすぐ助けるから」

亜佑美ちゃんは今にも泣き出しそうな顔をしてる

「大丈夫やて とにかく早よ戻ろ」

衣梨と亜佑美ちゃんは別荘に向かって走った
817娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:01:30.99 0
〜〜〜飯窪春菜〜〜〜


2時45分〜


冬菜・・・生きてれば今頃は中学一年生 もうすぐ13歳だね

私はメンバーにも誰にも言って無いことが1つだけある

4年前 私がモーニング娘になるちょっと前

私の一番下の妹 冬菜は自らその命を絶ちました

学校で苛められていたことが原因でした

悲しくて辛くて悔しくて・・・何より冬菜が可哀想で・・・

いじめていた同級生の子たちは泣きながら私達家族と冬菜に謝りました

いじめの主犯格の子は冬菜の事が好きだったようで

男の子は好きな子にちょっとイジワルすることがよくあるけど

そのイジワルがエスカレートしていじめになってしまったようでした

私達家族はその子の事を許せないけど責めなかった・・・

一緒になっていじめていた子達とその親も泣きながら謝りました

でもその子の親だけは違った
818娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:02:01.14 0
20代半ばの若い親でした

その親は謝るどころかこのぐらいで自殺する冬菜が悪い

ウチの子には何の罪も無い

挙句の果てに自殺の責任なんか問われてこっちはいい迷惑だ

・・・

初めて人を殺したいと思いました・・・


私は冬菜の分も精一杯生きようと思ってモーニング娘。のオーディションを受けました

ありがたいことに私は合格して冬菜の分も精一杯生きていると実感できました


つんくさんが治療の為に大澤さんが臨時でプロデューサーとなり小石川さんがマネージャーとして配属されました

私は小石川さんの顔を見たときに忘れかけていたあの記憶が一瞬で戻ってきました

いじめの主犯格の子の親 名前は小石川でした


しかし小石川は私の事を覚えてもいなかった

飯窪なんて珍しい苗字にも関わらずまったく私に気付かなかった
819娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:02:27.40 0
さっきあの人が落とした写真には元気そうな男の子の写真が・・・

あのとき泣きながら謝っていた男の子でした

なのにあの親は・・・


私は さっきキッチンから持ってきた包丁を持っている

鞘師さんがソファで寝てたけど多分気付かれて無いと思う

男の子の写真を見たとき 冬菜も生きてればこれぐらいにと
悲しさと共に小石川さんに対する怒りと憎しみが湧いてきました

私は・・・冬菜の仇を取りたい・・・

モーニング娘。で居られなくなっても・・・仇を取りたい・・・


私は寝ているくどぅを起こさないように部屋を出て小石川さんの部屋に向かった


小石川さんの部屋の前に来るとノックをせずにいきなりドアを開けた

小石川さんは起きていた

私は部屋に入るとドアをロックした

小石川「なんであんたがくるのよ」

意味が分からなかった
820娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:03:00.02 0
飯窪「小石川さん 私の名前に何か覚えが無いですか?」

小石川「は?何言ってんの?」

飯窪「飯窪ですよ イ イ ク ボ」

小石川「飯窪がどうしたのよ」

飯窪「飯窪冬菜です」

小石川「冬菜・・・」

飯窪「思い出しました?」

小石川「飯窪冬菜・・・」

小石川さんはすべてを理解した途端後ろに後ずさった

私はそれを追うように前へ出た

小石川「あんた あのときの・・・姉・・・」

飯窪「その節はどうも お子さん大きくなりましたね」

小石川「あの時は・・・違うの! 悪いと思ってる
    でも・・・あそこで認めちゃったら責任取らなきゃならないと思って・・・
    お金なんて持ってなかったし・・・それでつい・・・」

小石川さんはどんどん後ろに下がってベランダに出る窓にぶつかった

私はどんどん前に出て小石川さんの目の前まで来た
821娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:03:35.42 0
小石川「ごめんなさい・・・本当に・・・ごめんなさい」

飯窪「あの時にそうやって謝って欲しかったな・・・」

小石川「お願い・・・許して・・・」

飯窪「あなたの言葉 今でも覚えてる・・・
   
   自殺の責任なんか問われてこっちはいい迷惑だ」

小石川「本心じゃないの・・・本当は悪いと思ってたの!」

飯窪「冬菜・・・可哀想に・・・死んでまでそんなこと言われて・・・」

小石川「ごめんなさい・・・本当にごめんなさい」

飯窪「冬菜の仇です」


私は小石川さんの胸に包丁を刺した


小石川さんはその場に倒れた

冬菜・・・これでいいよね・・・

お姉ちゃん・・・仇取ったよ
822娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:04:04.53 0
私はベランダに出て星になったであろう冬菜に語りかけるように星空を見た


ベランダの先の手すりまで来て振り返ると隣の部屋の中が少しだけ見える

隣に居るであろう生田さんとあゆみんの姿は見えなかった

どこ行ったんだろう・・・


隣の部屋のベランダとは腰くらいの高さの柵が置かれているだけで
簡単に乗り越えることが出来る

私はその柵を乗り越えて隣の部屋の中を見た

やっぱり生田さんとあゆみんは居なかった

私はもう一つ柵を乗り越えて自分の部屋に入った
823娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:04:32.28 0
〜〜〜鞘師里保〜〜〜


2時50分〜


ドン!

私はソファから転がり落ちて目が覚めた

イテテテテ・・・

あ〜 ブログ書きながら寝ちゃった・・・

こんな所で寝てたら風邪引いちゃうよ・・・

もう 誰か起こしてくれればいいのに!

・・・起こしてくれたけど私が気が付かなかったのかな・・・


・・・3時前か

部屋に戻ってもう一度寝よう・・・


私はフラフラと歩きながら部屋に戻ってベッドに入った
824娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:04:59.46 0
〜〜〜飯窪春菜〜〜〜


3時〜


私は自分でも不思議なくらい平常心だった

男の子みたいに寝てるくどぅを見てなんかホッとした


手を見ると少し血が付いていた

洗ってこようかな・・・


1階に降りると鞘師さんが居ないことに気付いた

目が覚めて戻ったのかな


キッチンに入り手を洗っていると玄関から誰かが入ってきた


生田さんとあゆみんだった

こんな時間にどこ行ってたんだろう

私は水道の水を止めた


二人は急いでるようで私に気付かず2階に上がって行ってしまった
825名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:13:47.16 0
めしくぼ…
826名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 21:23:39.38 0
続き気になるな ドキドキ
827名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:01:05.17 0
期待
828名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:18:43.99 0
自分の別荘で複数のメンバーが物騒なことをしてるなんて知らずにスヤスヤ寝てるふくちゃんwww
829娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:22:26.66 0
〜〜〜生田衣梨奈〜〜〜


衣梨と亜佑美ちゃんは小石川さんの部屋の前で小声で話していた

「亜佑美ちゃん 絶対認めたらあかんよ」

石田「はい 分かりました」

「衣梨はここで耳当てて聞いとるけん 何かあったらすぐ助けに行くから」

石田「はい ありがとうございます」

亜佑美ちゃんは他の部屋に聞こえないように軽くドアをノックした

コンコン

しかし反応が無い

コンコン

やっぱり反応が無い

石田「遅かったから寝ちゃったんですかね」

「開けてみたら?」

亜佑美ちゃんはドアノブを回した

石田「鍵掛かってますね」
830娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:23:13.63 0
「じゃあしゃあないやろ 戻ろ」

石田「そうですね」


衣梨たちはすぐ隣の自分達の部屋に入った


「これでもう大丈夫やろ」

石田「なんかちょっと気がラクになりました」

「あんなやつ死んで当然っちゃ 人間のクズや」

石田「ほんとに 生田さんには何から何まで・・・」

「ええって! あんなんで亜佑美ちゃんが罪に問われるなんて納得いかん」

石田「どうしても受け入れられませんでした・・・」

「あたりまえやん!衣梨でもそうするわ!」

石田「そう言ってもらえると気がラクになります」

亜佑美ちゃんの顔に少しだけ笑顔が戻って来たような気がする


衣梨はふとベランダを見た

隣との柵を見たら簡単に乗り越えられることに気付いた

「亜佑美ちゃん そこから隣いけるっちゃね」
831娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:23:41.05 0
石田「ほんとですね 私でも越えられそうです」

「ちょっと小石川さんとこ覗いてみよか」

石田「寝てるんだと思いますよ?」

「まあ多分そやろけど」


衣梨はベランダに出ると隣との柵の所まで来た

すると小石川さんの部屋の窓が開いているのに気付いた

なんで窓開いてるん?

衣梨はさらに覗き込んだ

すると窓際に小石川さんが倒れているのが見えた

「え!?ちょっと亜佑美ちゃん!」

衣梨は亜佑美ちゃんに手招きした

石田「どうしたんですか?」

「見てあれ!」

石田「え!?小石川さん?」

「ちょっといってみよ」

衣梨と亜佑美ちゃんは柵を乗り越えて窓の前まで来た
832娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:24:18.24 0
「えっ!?うそっ!?」

小石川さんの胸には包丁が刺さっていた

亜佑美ちゃんも口を手で押さえて驚いている

「死んでる・・・」

石田「なんで!?」

「誰が殺したん・・・」

石田「生田さん・・・」

「ん?」

石田「私思いついちゃったんですけど・・・」

「何を?」

石田「これ・・・大澤さんがやったことにできませんかね?」

「それ いい!」

石田「小石川さんを殺して自分は海に身を投げた・・・」

「いける!」

石田「そうすればもし大澤さんが海で見つかっても私は疑われることは無いかもしれない・・・」

「待って 部屋のドアは鍵が掛かってた だからベランダから逃げたことにしなきゃならない」
833娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:27:08.18 0
石田「でもこのベランダに繋がってる部屋にははるなんとどぅ そして私達も自分の部屋にいたことにしないといけない」

「せやね だからこのベランダから下に降りて逃げたっていうようにすればいいっちゃ」

石田「飛び降りたってことにするんですか?」

「いや ちょっと待っとって」

衣梨は自分の部屋に戻ってから廊下に出ると奥にある収納庫の中を見た

そこにはロープが置いてあった

そのロープを持って小石川さんの部屋に戻った


ロープをベランダの手すりに結んで下に垂らした

「これでこのロープを伝って逃げたってことにすればええんや」

石田「なるほど 生田さんさすがですね」

「せやろ」

石田「これで明日の朝小石川さんがメンバーに見つかるまで待てばいいんですね」

「会話の機を見て大澤さんが怪しいって言えばみんなその気になるけんね」

石田「そうしましょう」

「じゃあ明日の朝まで部屋で待機やね」

衣梨たちは部屋で朝を待った
834娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:27:36.52 0
〜〜〜飯窪春菜〜〜〜


私は部屋に戻ってから
ベランダに身を乗り出して反対側のベランダを見ていた

生田さんとあゆみんが小石川さんの部屋のベランダで何かしてる

ロープを手すりに結んで下に垂らしてる

何してるんだろう・・・

小石川さんが死んでるのに驚きもしないなんて・・・

まあ いっか

私も寝よう・・・
835娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:28:56.81 0
〜〜〜生田衣梨奈・飯窪春菜・佐藤優樹〜〜〜


7時〜

鞘師「おはよう・・・」

鞘師が眠い目を擦りながら階段を降りてきた

これで小石川を除く全員が1階に揃った

小田「皆さん揃ったので朝食作りますね」

譜久村「聖も作る〜!」

小田と譜久村はキッチンへ向かった

石田「あれ?小石川さんはいいの?」

生田・・・亜佑美ちゃん白々し過ぎっちゃ

飯窪・・・誰が最初に見つけるのかしら

鈴木「んー・・・いいんじゃない」

生田「ええの?」

道重「誰も呼びに行きたくないんでしょ(笑)」

佐藤「せいかーい!」

工藤「しーらね」
836娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:29:30.38 0
小田「あれ?包丁が無い・・・」

譜久村「え?なんで?」

小田「私昨日ここにしまったんですけど・・・」

譜久村「どこいったんだろう・・・」

小田「まあ いっか この果物ナイフでなんとかしましょう」


飯窪・・・キッチンで何か探してる・・・きっと包丁ね・・・



工藤「めっちゃいい天気!ハルちょっと外の空気吸ってきます!」

そういうと工藤は玄関から外に出た

生田と石田は目が合った

小石川の部屋はキッチンの真上
玄関を出てすぐ右側になる

工藤はすぐにベランダから垂れるロープに気が付いた

そして玄関を開けて中に声をかけた

工藤「あのー ベランダからなんかロープが垂れてるんですけど」

道重「ロープ?どういうこと?」
837娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:30:01.77 0
工藤「なんか分からないんですけど 小石川さんの部屋のベランダです」

生田・・・計画通りやん

飯窪・・・んー何がしたいんだろう 生田さんとあゆみん

キッチンに居る小田と譜久村以外が外に出た


鈴木「なにこれ?」

鞘師「しかも窓開いてるよ」

窓全体は下からは見えないが上の方が見えるので窓が開いていることは確認できた

佐藤「夜逃げ?」

道重「なんでここで(笑)」

丁度目の前はキッチンになっている そのキッチンの窓が開いて譜久村と小田が顔を出した

小田「どうかしました?」

飯窪「なんか小石川さんのベランダからロープが垂れてるんです」

譜久村「ロープ?」

工藤「ハルちょっと小石川さんの部屋行ってきます!」

工藤は小走りで別荘の中に入り2階へ向かった
838娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:30:31.69 0
しばらく工藤は現れなかったが突然生田と石田の部屋からベランダに出てきた

石田「ちょっとどぅ!勝手に入らないでよ!」

工藤「ごめんごめん!声かけても反応なくてドアも鍵がかかってて」

工藤は柵をぴょんと乗り越えて小石川のベランダに移った
そして窓の方に目を移した

工藤「え!?・・・うわああぁぁぁああああ!!!!!」

突然工藤が驚きその場で気絶した

道重「工藤!?」

佐藤「どぅ!!!」


全員が走って2階のベランダに向かった


『きゃああああ!!!!!!!』

全員が悲鳴を上げた
もちろん生田・石田・飯窪も悲鳴を上げた


その後全員がリビングに集まった

工藤も意識を取り戻していた
839名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:37:40.34 0
工藤また気絶かw
840名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:44:20.18 0
チワワまたかw
841名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 22:51:49.40 0
おもしれえええ
いいよいいよおおおおおお
842娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:02:30.43 0
小田「あの・・・あの包丁・・・キッチンにあったやつと同じでした
   朝食を作ろうとしたら見当たらなかったんで 多分キッチンにあった包丁だと思います」

鈴木「誰かがキッチンから持って行ったってこと?」

小田「そうだと思います・・・」

鞘師「その前にさ なんで小石川さんは殺されたの?誰に?」

石田「小石川さんを恨んでる誰かだと思いますけど・・・」

飯窪・・・それは間違ってないね 恨んでました

工藤「でもここ東京じゃなくて譜久村さんの別荘ですよ?別荘の場所知ってる人ってかなり限られません?」

譜久村「マネージャーさんには全員に伝えてある 何かあったときの為にと思って」

生田「マネージャーさんはみんな東京で仕事しとうやろ?ここには来られへんやろ」

鞘師「プライベートの知り合いとかもここの住所知らないだろうし・・・」

小田「通り魔的な・・・?」

佐藤「怖い・・・」

工藤「でも・・・小石川さんの部屋は鍵が掛かってたんですよ 他のみんなは鍵なんか掛けてなかったじゃないですか
   通り魔だったら誰でもいいんですから鍵の掛かってない部屋に来ると思うんですけど」

道重「つまり小石川さんを初めから狙ってたって事?」

工藤「そうだと思うんですけど・・・」
843娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:03:22.52 0
鈴木「そもそも鍵掛かってるのにどうやって入ったのよ?」

生田・・・それ考えとらんかった・・・もしかして衣梨たちの部屋からベランダを回ったとかいな?

佐藤「あのロープを登ったんじゃないの?」

石田「そっか それしかないですよ」

小田「それもおかしくないですか?あのロープベランダで結んであるんですよ?」

道重「そうだよね 通り魔は外から来てるんだからベランダで結べるわけ無いよね」

小田「そもそもあのロープは何なんですか」

譜久村「登るためじゃないとしたら 逃げるためじゃない?」


沈黙が流れた・・・


生田・・・大澤さんって事にしたいけどどこからも部屋に入れないんじゃどうしようもないっちゃ

飯窪・・・私的には通り魔にしてもらうのが一番なんですけど・・・鍵かけたの失敗しちゃったな・・・

佐藤・・・そういえば林に何か運んでた二人 誰だったんだろう? 関係あるのかなぁ・・・


鞘師「結局・・・どうやって入ったの?」

鈴木「小石川さんの部屋は鍵が掛かってる ベランダに繋がる部屋も衣梨ちゃん亜佑美ちゃん・はるなんくどぅが居る
   どこからも入れないじゃない・・・」
844娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:03:50.28 0
飯窪・・・生田さんとあゆみんが外に出ていたこと言ってもいいのかな・・・
     そうすれば通り魔は生田さんとあゆみんの部屋を通って小石川さんの部屋に行ったってことにできるよね
     そしてロープを降りて逃げた
     二人が外で何してたかは分からないけど 言っちゃおう

飯窪「生田さんとあゆみんは外に出てましたよね?」

生田・・・ちょっ!・・・何で知ってるの!?もしかしてはるなん全部知ってるの!?
     亜佑美ちゃん!動揺しちゃダメ!

石田「あ・・・ああ そうだ ちょっと生田さんと夜のお散歩行ってました」

生田「そ・・・そうそう 夜の海辺に行ってみようってなったけんさ
   みんなは寝てると思ったけん 誘わなかったっちゃ」

佐藤・・・あの二人って生田さんとあゆみんだったの?
     でも林に歩いて行った 海辺は反対の方だよ?しかも何か運んでたし

鈴木「そうなの!?誰か不審人物らしき人とか見なかった?」

石田「いや・・・誰も見なかったですよ?」

生田「ウチらしかおらへんかった」

道重「ってことは 生田と石田の部屋から小石川さんの部屋に行けるって事になるよね?」

小田「確かに行けますけど 通り魔ですよ?なんでそこまでして小石川さんの部屋に?
   他の部屋は鍵が掛かって無いから普通ならそっち行きません?
   しかもわざわざ逃げるためにロープまで用意してるんです」

鞘師「やっぱり小石川さんを元から狙ってたってことかな・・・」
845娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:04:22.75 0
工藤「でも 狙ってたとしても なんで小石川さんの部屋知ってたんですか?
   それに生田さんとあゆみんが部屋に居ないことを何で知ってたのか」

道重「外で生田と石田を見かけたとか?」

工藤「見かけたとしても何で生田さんとあゆみんの部屋知ってたんですか?」

道重「あ・・・そっか・・・」

鞘師「部屋割り知ってるのって ここに居る人だけだよね」

譜久村「そうだね」

鞘師「まさかとは思うけど みんなは違うよね?」

道重「ちょっと鞘師・・・・」

工藤「みんなを疑ってるんですか!?」

鞘師「違う違う みんなは違うでしょ・・・ってこと」

工藤「当たり前じゃないですか・・・」

生田・・・大澤さんの犯行に見せかけることが出来るってことで頭がいっぱいで
     実際の犯人は誰なのか考えもしなかった
     
石田「やっぱり私と生田さんの部屋を通って小石川さんの部屋に行ってロープを降りて逃げた
   こう考えるのが一番自然じゃないですかね?」

鞘師「たぶんそうだと思う でも問題は何で小石川さんの部屋を知っていたのか
   何でえりぽんと亜佑美ちゃんの部屋に誰も居ないことを知っていたのか って事」
846娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:04:49.44 0
鈴木「そうなるとただの通り魔じゃ無いって事になっちゃうよね・・・」

石田「はるなんは私達を外で見たの?」

飯窪「ううん キッチンに居たら二人が帰ってきたの 二人は気付かず2階に行っちゃったけど」

石田「そうなんだ キッチンで何してたの?」

飯窪「ちょっと喉渇いちゃって飲み物を頂いてました」

小田「その時は包丁まだありましたか?」

飯窪「あ〜包丁までは見てなかった・・・ごめん」

小田「そうですか・・・」

鞘師「そういえば私 途中までリビングのソファに寝てたの 通り魔だったら真っ先にやられててもいいはずなんだよね」

小田「それは何時頃ですか?」

鞘師「3時ちょっと前に目が覚めて部屋に戻ったの」

小田「飯窪さんがキッチンに行ったのは?」

飯窪「3時過ぎてたかな・・・」

小田「生田さんと石田さんが帰ってきたのもそれくらいってことですよね?」

飯窪「そうなるかな」

小田「生田さんと石田さんが外に出たのは何時くらいです?」
847娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:05:18.32 0
石田「2時くらい?」

生田「せやね」

小田「生田さんと石田さんの部屋に誰も居なかったのは2時から3時過ぎの間
   でも2時から3時ちょっと前まではリビングに鞘師さんが居た
   通り魔は鞘師さんには何もせずに2階の小石川さんの部屋へ
   でも鍵が掛かってたので生田さんと石田さんの部屋からベランダを回った」

鈴木「通り魔じゃ無いような気がしてきた・・・」

譜久村「小石川さんを狙ってたとしか・・・」

飯窪・・・これはまずい展開・・・

生田・・・ここでアレを出すときっちゃ!

生田「通り魔じゃくて小石川さんを狙ってたとなると・・・」

佐藤「やっぱり知ってる人?」

生田「大澤さん・・・とか・・・?」

『大澤さん!?』

全員が声を上げた

道重「そっか・・・一昨日から連絡がつかない大澤さん」

工藤「怪しい・・・確かに怪しい」

譜久村「あの二人なにか繋がってるとは思ってたけど 何か揉めてたのかな?」
848娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:05:44.68 0
飯窪・・・大澤さんか・・・それは思いつかなかったです生田さん さすがです

飯窪「こうは考えられません?
   大澤さんは小石川さんとこの別荘で会う約束をしていた
   深夜に大澤さんはここに来て小石川さんに教えてもらっていた部屋に行く
   何か大事な話しをするために念のためドアをロックする
   そして言い争いになり大澤さんは小石川さんを殺してしまった
   それからベランダにロープを掛けて外に逃げた」

小田「何でロープで逃げたんでしょう?」

石田「誰かに見られないようにじゃない?」

小田「入るときは堂々と玄関から入ってきたのにですか?」

生田「来たときは見られても良かったんちゃう?口論で殺してしまったけん 仕方なくロープで」

飯窪・・・生田さんとあゆみんは初めから大澤さんの犯行に見せることが目的?なぜ?
     なんか小石川さんが死んだことを良い様に利用しているように見えるんだけど・・・
     一昨日から連絡がつかない大澤さんと二人は何か関係があるのかな?

譜久村「待って キッチンの包丁持って行ってるんだよ 初めから殺す気だったんだよ」

工藤「そうなりますよね・・・」

道重「いまはるなんが言ったけど入ってから鍵をかけたってことなら
   石田と生田の部屋は関係ないんだね」

佐藤「じゃあ逃げるときは鞘師さんか生田さんとあゆみんが帰ってきちゃったから
   慌ててロープで外に出たって事ですか?」

譜久村「急だったとしたらあんなロープ用意してるのおかしくない?」
849娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:06:20.01 0
小田「確かにおかしいですね あらかじめ用意してたとしか・・・」

生田・・・上手く大澤さんの犯行と思わせることができたっちゃ
     でも本当の犯人は一体誰なん?
     入るときは鍵が掛かっていなければドアからも行けるし
     衣梨と亜佑美ちゃんが外に出てる間ならば衣梨達の部屋からベランダを回って行ける
     でも帰りはドアからは出ていない ロープは衣梨達がやった事
     部屋に居なかった衣梨達の部屋を通ったと考えるのが自然・・・

飯窪・・・もう一つ気になることが・・・
     私が小石川さんの部屋に行った時に小石川さんが言った言葉
     『なんであんたがくるのよ』
     これどういう意味?
     私じゃない誰かが来る予定だったの?
     もしかして本当に大澤さんが来る予定だったとか・・・
     
佐藤・・・大澤さんが来たとして一昨日の朝から連絡つかない理由は何?
     一昨日の朝といえばみんなが荷物をここに送る手配をしたとき・・・
     荷物・・・林に何かを運んでた二人
     そうだ 思い出したかも!
     あの荷物ここに来たときに玄関に置いてあったキャリーケースだよ
     それを運んでるってことはこの別荘に居る誰かだよね
     やっぱり外に出ていた生田さんとあゆみん?
     でもなんで海辺に行ったなんて嘘を付いたの?
     キャリーケースを林に運んだことはメンバーには知られたくない・・・なぜ?

生田・・・衣梨達の部屋に誰も居ないことを知ってる可能性のある人
     1人だけいるやん・・・
     衣梨達が外に出たときソファに居た里保・・・
     寝てたと思ったけど実は衣梨達に気付いてたとしたら・・・
     あかん・・・こんな事考えたくないわ・・・
850娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:06:51.11 0
佐藤・・・もしかして大澤さんはあのキャリーケースに入ってここに来た?
     それはないか・・・丸一日あのキャリーケースに入ってたら窒息しちゃう
     でも・・・なんか関係ありそうなんだけどなぁ・・・
     そうなると生田さんとあゆみんは大澤さんと共犯って事になっちゃうけど・・・
     生田さんとあゆみんがどんな反応するかちょっと試してみようかな・・・

佐藤「あの まさ夜中に怪しい二人組みを見たよ」

石田「え!?」

生田・・・もしかして優樹ちゃんに見られてたん!?

道重「怪しい二人組み?」

佐藤「なんか林の方に何か運んでた」

小田「何かってなんですか?」

佐藤「暗くてよく分からなかった」

鈴木「それって何時ごろの事?」

佐藤「2時過ぎくらいだったかな・・・ベランダから見たの」

生田・・・間違いなく衣梨達やん・・・どうしよう・・・

道重「2時過ぎって言ったら生田と石田が外に出た頃じゃない?
   それって生田と石田じゃないの?」

石田「いや・・・私達は海岸の方に行ったんで・・・」

譜久村「二人はその怪しい二人組みを見なかったの?」
851娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:07:17.38 0
生田「見てないっちゃね」

鞘師「その二人組みが小石川さんを殺したんじゃ?」

工藤「犯人に繋がる証拠か何かを隠しに行ったんですかね?」

小田「その二人組みが犯人だとしたら小石川さんが殺されたのは2時より前ってことになりますね」

道重「2時前じゃみんな部屋に居ることになるけど」

小田「普通にドアから入ったなら有り得ますよ そして鍵をしてロープで降りてから
   林の方に証拠になるようなものを隠しに行った」

鈴木「うん・・・不可能では無いよね」

佐藤・・・そう言われるとそんな気がしてきた
     はっきり生田さんとあゆみんって確認できた訳じゃないし
     でも運んでた物はあのキャリーケースだと思うんだけどなぁ・・・

飯窪・・・また新しい犯人候補ですか?
     私が犯人だってことはバレそうもないですね
     我ながら凄いと思います

生田・・・優樹ちゃんははっきり衣梨と亜佑美ちゃんって確認できた訳ではないっちゃね
     それは良かったとしても これじゃ大澤さんを犯人に出来ない
     ・・・あの事言っても大丈夫かな・・・
     たぶん2時40分頃だと思うけど小石川さんから亜佑美ちゃんにメールが来てる
     その時間に生きてたとなればその二人組みは・・・実際は衣梨達やけど
     犯人ってことは無くなる
     でも小石川さんに呼び出されたってこと言っちゃって平気かな・・・
     その件を深く追求されたらちょっと厄介なことになるけん
     ・・・賭けに出るか・・・
852名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:18:37.57 0
すごい心理戦になってきたな
これ全く新しい趣向で面白いわ
853名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/27(金) 23:30:58.94 0
おもしれええええええええ
やましいことがある者が[生田石田][飯窪]と2組いることによって
それぞれの思惑が絡み合って予測の付かない方向に進んでいくという
こんなおもしろい心理戦を読めるとは正直思ってなかった
そして重大な目撃をしてしまったのがよりにもよってマサキングというねw
854娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:04:42.10 0
生田「その二人は犯人やないと思う」

鈴木「どうして?」

生田「優樹ちゃんがその二人を見たのって2時過ぎやろ?林に何か運んでたって言うなら犯行後ってことやん
   でも多分2時40分頃やと思うんやけど亜佑美ちゃんに小石川さんからメールが来てん
   だから2時過ぎにはまだ小石川さんは生きとったってことやろ」
   
生田・・・亜佑美ちゃんは「何でそれ言うんですか!」みたいな顔をしとった

譜久村「亜佑美ちゃんそうなの?」

石田「あ・・・・はい 確かにメール来ました 仕事のメールでした
   この前のアンケートの事で分かりにくいところがあったみたいで部屋に来てっていうメールでした」

石田はスマホを取り出しメール本文ではなく受信一覧をみんなに見せた
一覧の一番上には 「小石川さん 2時40分」 と書いてあった

鞘師「本当だね」

小田「それで部屋には行ったんですか?」

石田「はい そのメールが来たんで仕方なく別荘に戻ったんですよ
   でも部屋に行ったら鍵が掛かっててノックしても反応なくて
   メール来てから20分以上経っちゃってたので寝ちゃったのかなって思って
   しょうがないから明日にしようってなったんです」

生田・・・亜佑美ちゃんナイスや!
855娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:05:12.54 0
飯窪・・・そういうことね
     あゆみんが小石川さんの部屋に来る予定だったのね
     『なんであんたがくるのよ』の謎が解けました

工藤「3時過ぎの時点で小石川さんの部屋には鍵が掛かってて 生田さんとあゆみんが部屋に戻った
   ハルたちの部屋も当然通れないから これ以降小石川さんの部屋には誰も入れないって事になりましたね
   犯人が小石川さんの部屋に入ったのは2時40分から3時過ぎの20分強の間」

鈴木「入るのは2時40分よりも前でも有り得るんじゃない?
   入ってすぐに殺したとも限らないんだし」

道重「さゆみが一回鞘師を起こしに行ったんだけど 1時45分くらいかな
   その時小石川さんとすれ違って部屋の中見たんだけど他に誰も居なかったよ」

小田「入ったのは1時45分から3時頃までの間
   殺害されたのは2時40分から3時頃までの間って事になりますね」

譜久村「でもさ 2時40分より前に部屋に入ってたとして 人を殺してしまうほどの事が起きてる中で
    犯人も部屋にいるのに仕事の事で亜佑美ちゃん呼ぶかな?」

工藤「確かに 当然行けばあゆみんはその人と会うことになってしまう
   メンバーと関係がない第3者が部屋に居ることをメンバーに見せるとは思えないです
   だとしたら部屋に入ったのも2時40分以降という事になりますね」

生田「それだと2時過ぎに優樹ちゃんが見た二人組は犯人やないって事になるやろ?」

鞘師「あと 私がソファで目が覚めて部屋に戻るまでの約5分間くらいは誰も来てないからね
   2時50分〜55分くらいだと思う」

小田「2時40分〜50分 55分〜3時 たったこれだけの時間で部屋に入って殺害して
   ロープを下ろして逃げる こんなことできますかね?」
856娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:05:57.94 0
佐藤「無理 絶対無理」

生田・・・大澤さんを犯人にするには厳しい状況になってもうたやん
     でも二人組みを犯人にしないためにはこうするしかなかった
     ほんまに犯人誰なん?ロープは衣梨達がやったから考えないとして
     犯人は衣梨達の部屋から逃げたのは間違いない
     下手したら里保とバッタリ鉢合わせやん
     犯人が里保やないとしたらやけど・・・

飯窪・・・手を洗いに行くのが少し早かったら鞘師さんと廊下で会ってたかもしれない
     マイペースな性格が功を奏しましたね

佐藤・・・あの二人組みは関係ないのかぁ
     でもこの別荘にあったキャリーケースを運んでたのは確かなんだよ
     まったく関係ないとも思えないよ

鈴木「大澤さんじゃないのかなぁ・・・」

譜久村「うーん まだ連絡とれないのかな?」

佐藤「もう死んでたりして」

『え!?』

全員が声を上げた

佐藤「ん? 冗談ですよ」

生田・・・もうびっくりさせんといて優樹ちゃん・・・
     亜佑美ちゃんも今相当びびった顔しとった
857娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:06:41.10 0
佐藤・・・なんかみんな本気にしちゃった?

鞘師「ねえ・・・冗談とも言い切れないよね・・・?」

譜久村「何か今ドキっとしちゃった・・・有り得るかもって・・・」

生田「まさか・・・なんで大澤さんが死ぬん?」

石田「そうですよ それに大澤さんだから小石川さんと連絡しあって部屋が分かったって話しだったじゃないですか」

小田「そうでしたね 明らかに小石川さんを狙った犯行で通り魔とは思えないってことでしたよね」

飯窪・・・やっぱり大澤さんを犯人にしたがってるよね絶対・・・
     二日も消息不明なんだから死んでることを少しでも疑ってもいいはず
     なのに疑うどころか死んでることを否定して犯人だと言い張る
     大澤さんについて二人は何か知ってるんじゃない?
     もしかして二人は大澤さんを殺した・・・?
     そして小石川さんを殺した犯人を大澤さんにすれば自分達は疑われない・・・
     でもそれは私にとっても利がある
     小石川さんを殺したのが大澤さんとなれば私は疑われない
     協力しますよ 全力で二人を支援します

道重「でもさ 大澤さんが犯人だったら二日間連絡取れないっていうのはおかしいよね?
   犯人だったら逆にアリバイ作るために連絡とか取ると思わない?」

工藤「そうですよね 犯人だったら今は東京にいますアピールしまくりますよね」

鞘師「それをしないのはなんで?」

佐藤「死んでるから?」

鈴木「うん・・・有り得なくは無い」
858娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:07:12.06 0
石田「いやいや さっきも言いましたけど!」

工藤「なんで小石川さんの部屋が分かったのか ってことでしょ?」

石田「うん・・・」

飯窪「それが分からないことには大澤さんが死んだとするのは早いんじゃないですかね?」

鞘師「じゃあ何で連絡取れないの?」


誰も何も答えが見つからなかった


生田・・・やばいやん・・・どないしよ・・・

小田「小石川さんの部屋を知ってるのは大澤さんだけとは限らないですよね」

工藤「小石川さんと連絡が取れる人物なら大澤さんじゃなくても可能ですね」

道重「そうなるともうウチらじゃ分からないよね」

佐藤・・・他に小石川さんの部屋を知ってるのはメンバーだよ
     考えたくは無いけど 生田さんとあゆみんが犯人だとしたら
     外から戻ってきてからいつでもベランダから行けるじゃん
     生田さんとあゆみんが寝てるとしたらはるなんとどぅだってベランダから行ける
     でも寝てることを考えたら反対側の部屋の人だって
     例えば寝てる生田さんとあゆみんの横を通ってベランダに出てから行けるんだけどさ
     でも生田さんとあゆみんならそんなの関係なくいつでもベランダから行ける
     考えたくは無いけど・・・
859娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:07:42.97 0
工藤「小石川さんのお子さん・・・可哀想だな・・・
   小石川さんはあんまり好きじゃなかったけどさ
   あの子にとってはたった一人のお母さんなんだよね・・・」

道重「そうだね・・・お母さんが亡くなったって知ったら辛いだろうね・・・」

佐藤「まさのお母さんがいきなり死んだら まさ生きて行けない・・・」

生田・・・なんか・・・急に罪悪感が・・・
     ちゃんと犯人見つけて欲しいけど・・・
     でも大澤さんに罪を着せないと亜佑美ちゃんが・・・
     衣梨だって死体遺棄の罪になる

飯窪・・・私だって辛い思いしたんですよ
     あの女に私の家族は辛い思いをさせられたんです・・・

佐藤・・・絶対犯人見つけないと
     関係あるかわからないけどキャリーケースのこと言ってみようかな
     何か手がかりが分かるかもしれないし

佐藤「まさ思うんだけど 怪しい二人が運んでた荷物って
   ここに来たときに玄関に置いてあった大きなキャリーケースじゃないかなって」

生田・・・もうなんなの!優樹ちゃんどこまで知ってるの!?

鞘師「そういえばキャリーケースあったね 誰のか知らないけど」

鈴木「あったかも あれ誰のなの?」


全員首を振った
860娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:08:12.86 0
譜久村「じゃあ小石川さんのかな?」

道重「小石川さんの荷物を林に運ぶ二人ってどういうこと?」

工藤「しかもまだ小石川さんは生きてる時ですよ」

譜久村「小石川さんの指示で林に運んだのかな」

鈴木「勝手に持っていけるわけないもんね」

生田・・・この件に関しては衣梨も亜佑美ちゃんも何も言えんかった
     ただ何も発覚しないことを願うしかない

飯窪・・・なんか二人とも様子見してる感じに見えるんだけど・・・

石田「小石川さんとあと誰か1人って可能性もありますよね?」

鞘師「そういう考えもあるね」

飯窪「何を運んでたんでしょうね」

佐藤「大澤さん なんちゃって!」


『え!?』


佐藤「ん?冗談ですよ」

佐藤・・・え?みんな本気にしてるの?
861娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:08:39.42 0
道重「あれ 入るかな?」

譜久村「小柄な人でしたからもしかしたら・・・」

生田・・・やばい・・・やばいっちゃ!!!
     亜佑美ちゃん・・・やばいっちゃ!!!

飯窪・・・明らかに二人の様子がおかしい・・・
     もしかして図星?

工藤「もしかして小石川さんが大澤さんを殺してこの別荘に送ってから遺棄しようとしたとか」

鞘師「うん そうだよ!きっとそう!」

生田・・・え?これはもしかして

石田「そうですね 絶対そうだと思います!」

生田・・・亜佑美ちゃん分かり易すぎるっちゃ!!!

鈴木「ねぇ!小石川さんが旅行に参加するって決まったのいつだっけ?」

譜久村「確か・・・三日前の夜」

工藤「つまり三日前の夜に参加を決めて 深夜に大澤さんを殺害して 翌朝ここに送る手配をした」

生田「おもいっきり計画的やん」

石田「私もそう思います!」
862娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:09:21.32 0
飯窪・・・あれ?作戦変更したの?
     そっか 大澤さんを殺したのが小石川さん 小石川さんを殺したのは他の誰か
     つまり自分達はまったく関係なくなるわけですね
     同じ殺人犯同士協力しましょうよ
     それじゃあ私には何のメリットもないじゃないですか
     大澤さんを犯人にしたほうがお互いにメリットがあるんです

道重「待って待って じゃあ2時過ぎに林に大澤さんを遺棄しに小石川さんともう1人で行った
   そのあと小石川さんはそのもう1人に殺されたって事?」

生田「それなら辻褄が合いますね」

石田「私もそう思います!」

生田・・・亜佑美ちゃんさっきからそればっかりやんか!

小田「そっか 遺棄して戻ってからもずっと同じ部屋に居たなら入るのは簡単なわけですよ」

飯窪「待ってください その後あゆみんに部屋に来てってメールしてるんですよ
   一緒に居たとは考えられないんじゃない?」

鞘師「それもそうだね・・・」

譜久村「ねえ優樹ちゃんその二人組みって男女1人ずつだった?」

佐藤「ううん 女の子でした それは間違いないと思います でも顔までは分かりませんでした」

工藤「犯人は女の子1人・・・」


みんな何故かメンバーの顔を見た
863娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 00:10:16.53 0
道重「え・・・ちょっと・・・みんなやめてよ!」

鞘師「そうだよね・・・そんなことあるわけないよね」

譜久村「ごめんなさい・・・ちょっとでも変なこと考えた自分がバカみたい・・・」

生田「衣梨は違うけんね ずっと亜佑美ちゃんといたけんさ 女の子は1人なんだし」

佐藤「まさも違うよ まさはその女の子をベランダで見たんだもん」

飯窪・・・どうしよう・・・この展開じゃ大澤さんを犯人にするなんて無理・・・
     私だけ小石川さん殺害で捕まるの?
     生田さんとあゆみんはこれから何も疑われることなく過ごしていくの?
     そんなの許さないですよ
     何なら二人を小石川さん殺しの犯人にしてあげましょうか?

飯窪「ちょっと待ってください 小石川さんともう1人って決め付けるのは早いんじゃないですか?
   まーちゃんは女の子二人って言ってるんです 
   大澤さんを林に遺棄した後に二人で小石川さんを殺したってことも考えられるんじゃないですか?」

鞘師「なんで小石川さんが殺した大澤さんを違う二人が遺棄するの?」

飯窪「それは分かりません 弱みを握られていたのか
   そもそも大澤さんを殺したのは小石川さんじゃなくてその二人の可能性だってありますよ」

生田・・・ちょっと!小石川さん殺しまで衣梨達がやったみたいな言い方やん!
     大澤さんはそうだけど小石川さんは絶対に違うけんね!
     でもその二人は衣梨達じゃ無いって事になっとうし まあいっか・・・
864名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 01:03:31.28 0
モッフルモッフル
865名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 01:07:01.43 0
飯窪さん怖えw
866名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 01:21:42.48 0
今回の展開は前回とはワケが違うな!
すごい!目が離せない!!

そして生田の出番が多いw
867名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 01:29:00.11 0
心理戦凄すぎて頭クラクラしてきたwはるなんの策士な感じとえりぽんの頭の回転の速さ、まーちゃんの直感力三者三様思惑が面白すぎる!
そしてあゆみんのだーいし感が良いスパイスw
868名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 03:02:34.12 0
おもしれえーwww
869名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 08:39:09.57 0
また変わった指向でいいねえ
続き楽しみに待ってます
870名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 08:47:00.42 0
犯人一人でも難しいのに複数とか・・・!
作者さん乙です
871名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 09:08:08.42 0
だーいしw
お前ちょっと黙れww
872名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 09:10:41.62 0
だーいしコナンとか好きだからなw
873名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 09:34:27.01 0
映画化希望!
874名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 09:35:43.99 0
力作!
かまいたちとはまた違った感じで面白い。
舞台向きのシチュエーションサスペンスだなぁ。
875名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 09:41:12.64 0
いいね
心の声が流れるときは他の人はフリーズするパタンかな
876娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:17:50.17 0
石田「私達は海岸に行ってたんでその二人とは違いますよ」

飯窪「あゆみん 同期としてあんまりこういうことは言いたくないんだけど
   それが嘘の可能性だってあるんだよ・・・
   証明できる人いる?」

石田「証明・・・できる人・・・」

生田「ウチらが嘘言っとるといいよるんか!」

飯窪「そうは言ってません でも可能性だってあると言ってるんです」

生田「メンバーを信用できんとかいな!」

石田「はるなん酷い・・・私の事疑うの?」

道重「やめて!やめてよもう! 私達の中に犯人がいるなんてあるわけ無いでしょ!
   はるなんそういうこと言うのやめて!」

鈴木「ちょっと今の言い方は酷いんじゃないかな」

飯窪・・・なんで私だけ責められるの・・・
     二人だって大澤さん殺して自分達だけ責任逃れようとしてるのに
     そんなの許せないですよ

佐藤・・・でもあの二人が生田さんとあゆみんならその後小石川さんを殺すのは簡単なんだよね
     ベランダからすぐ行けるんだもん

佐藤「でも はるなんの言うことは間違って無いと思うよ
   あ 生田さんとあゆみんを疑ってるってわけじゃなくて
   あの二人は小石川さんと誰かじゃなくて違う二人の可能性もあるってこと」
877娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:18:36.84 0
道重「まあ確かにそうだけど」

工藤「二人が小石川さんじゃない二人って点においては可能性はあると思います」

佐藤「ねえ 生田さんとあゆみんはさ 帰ってきて小石川さんの部屋が開いてなくて
   寝てると思った後に ベランダから行ってみなかったの?
   隣だからすぐ行けるじゃん」


このとき全員が生田と石田なら帰ってきた後に時間関係なく小石川を殺害できることに気付いた

石田「行かなかったよ だって寝てると思ったんだもん 見てもしょうがないじゃん」

佐藤「まさなら行くけどなぁ だって本当に寝てるのか確認したいじゃん」

石田「そう?私はそうは思わなかったけど」

生田・・・優樹ちゃん何が言いたいん?
     衣梨達なら小石川さんを殺せるとでも言いたいんか?
     優樹ちゃんが見た二人は衣梨達やけど
     小石川さんを殺したのは衣梨達じゃないけんね!

佐藤「そっか ただ簡単に行けるねって思っただけ」


なぜかみんな何も言わない・・・


生田「ちょっとなに!?なんでみんな黙るん?衣梨達を疑ってるわけ!?」

譜久村「いや・・・そうじゃないんだけど・・・」
878名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:19:38.71 0
>>872
次回作決まったなw

「たったひとつの真実見抜く、身長は子供、胸は大人、その名は名探偵アユミン!」
879娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:19:40.28 0
石田「じゃあなんでみんな下向いて何も言わないんですか?」

小田「いや ただ可能だよねって思っただけで 疑ってるわけでは・・・」

生田「それを疑ってるって言うんやろ!」

石田「ロープはどう説明するんですか?私達が犯人だったらロープなんて要らないじゃないですか!」

飯窪「ただのカモフラージュってことも考えられると思います」

生田「ちょっと待って!なんで衣梨達がそんなに疑われるん!?」

道重「生田落ち着いて!疑ってるわけじゃなくて可能性ってことだと思うよ」

飯窪「例えばの話しですよ 怒らないで聞いてください 大澤さんを海に遺棄したとします
   その後に小石川さんを殺害してその後に大澤さんが発見されれば
   小石川さんを殺したのは大澤さんで大澤さんはその後に自殺って事にできますよね
   そうしたら完全犯罪の成立ですね」

生田・・・亜佑美ちゃんが動揺しとる・・・
     確かにそう・・・そうなんだけど小石川さんを殺したのは衣梨達じゃない!
     やばいって・・・このままじゃ全部の犯行が衣梨達になってまう

石田「その完全犯罪を私と生田さんがやろうとしてるって言いたいの?」

飯窪「ううん あくまでも出来るよねって話ね」
880娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:20:54.64 0
生田・・・確かに大澤さんは遺棄した
     でも小石川さん殺害とかやってもいない事まで罪を被るのはイヤ!
     今は小石川さんが大澤さんを殺害したって流れになっとる
     それでも衣梨達にデメリットは無い
     それなら全力で小石川さんを殺害した犯人を見つけなあかん!
     たとえそれがメンバーでも・・・
     小石川さん殺害の罪まで被るよりは全然いいけんね!

石田「はるなんこそちょっと怪しいんじゃない?
   私と生田さんが帰ってきたときキッチンにいたって言ったよね?
   喉が渇いたからって言ってたけど本当は何してたの?」

飯窪・・・え?何か感付いてるの?それとも自棄になって言ったことが偶然当たってるだけ?

飯窪「本当に喉が渇いたからキッチンに居ただけだけど」

石田「返り血でも洗ってたんじゃないの?」

飯窪「適当なこと言わないで!」

佐藤・・・はるなんが犯人か・・・有り得るの?
     生田さんとあゆみんが部屋に居なければはるなんもベランダから行けるんだよね
     まあどぅもいけるけどさ
     あ・・・ちょっと待って
     まさが見た二人がはるなんとどぅだとしたらどうなの?
     もし生田さんとあゆみんを外で見かけたなら部屋に居ないことは知ってることになる
     そしたらベランダから簡単に行けるじゃん・・・

佐藤「さっきキッチンに血が付いてたよ」


『え!?』
881娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:21:50.18 0
全員が佐藤を見たあと飯窪に振り返った

飯窪・・・嘘でしょ・・・嘘だよね?

飯窪「私・・・知らないです!」

小田「飯窪さん・・・まさか・・・」

小田はキッチンに走った

小田「どこですか!?」

佐藤「もう拭いたよ そしたらケチャップだった」

鈴木「おい!」

道重「もう!悪ふざけやめて!」

小田「こんなときにやめてください!」

小田は怒りながら戻ってきた

飯窪・・・びっくりした・・・

生田・・・はるなんなら衣梨達が部屋にいない間に小石川さん殺せるんちゃう?
     ベランダからこっそり除けば衣梨達がいない事確認できるけんね
     それに今ちょっと焦ってるように見えた 
     さっきから衣梨達を犯人にしようとしてるようにも見えるし・・・
     キッチンで血を洗い流してたって実は本当なんじゃ?
     亜佑美ちゃん気付いてたの?それとも適当に言ってみただけ?
882娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:23:51.41 0
佐藤・・・今 焦ってたように見えたけど・・・どうだろう
     どぅにも何か仕掛けたいけど何もネタがないんだよなぁ・・・
     でもどぅは小石川さん見て気絶したんだよね
     犯人が死体見て気絶するわけ無いか
     ってことははるなん1人って事になるね
     まさが見た二人は小石川さんとはるなん?
     でもそうなるとあのロープは何? ロープが無くてもベランダから戻れるのに
     やっぱりカモフラージュ?
     ロープは初めから用意してたのかな?
     ちょっとまた適当に言ってみよ

佐藤「ごめんなさーい あとね 収納庫からロープ無くなってるよ」


『え!?』


道重「また適当なこと言ってないよね?」

譜久村「聖ちょっと見てきます」

佐藤・・・はるなんは生田さんとあゆみんを見てる・・・どういうこと?

生田・・・なんでロープが収納庫にあった事知ってるの・・・
     優樹ちゃんなんなの!? どこまで知ってるの!?



譜久村は収納庫に向かい備品をチェックした

譜久村「備品チェックシートにロープがチェックされてるのにロープが無いです!」
883名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:38:11.82 0
まーこえー
884名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 10:39:07.28 0
まーちゃん冴えてんな!
885娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:01:31.03 0
鞘師「あのロープは収納庫にあったロープってこと?」

小田「そうなりますよね・・・」

佐藤・・・え!?収納庫に元々ロープあったの?
     まさすごーーーい!!!

飯窪・・・もう言っちゃおうかな・・・
     大澤さんを犯人にするってことで協力しようとしたけど
     それが無理ならこの事は隠す必要はないよね

飯窪「あの・・・メンバーを疑いたくないから黙ってたんですけど
   あのロープをベランダに結んだの生田さんとあゆみんですよ」

石田「ちょ・・・ちょっと!何言い出すの!?」

道重「本当なの?二人とも正直に言って!」

生田「そんなの知らん!なんで衣梨達がそんな事するん?」

飯窪「キッチンから部屋に戻ってからベランダ覗いたら二人がロープ結んでました」

生田・・・まじか・・・

飯窪「考えてみてください 生田さんとあゆみんの部屋は誰もいなかったんです
   犯人はそこから逃げればいいわけでロープなんか必要ないんです
   生田さんとあゆみん以外が犯人ならロープをかける必要はありません
   でも生田さんとあゆみんが犯人ならどうです?
   二人は私が言うまで外に出たことは言わなかった 部屋に居たという状況を作り出すためです
   部屋に居たとするならロープが無かった場合疑われるのは
   ベランダからすぐに回って行ける生田さんとあゆみんです
   疑われないためにロープが必要だったのはこの二人だけなんです」
886娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:02:00.33 0
道重「二人とも・・・どうなの・・・?」

石田「知らないです!それにロープを掛けたからって小石川さんを殺したことにはならない!」

小田「それはちょっと無理があるんじゃ・・・
   ロープを掛けたってことは小石川さんが死んでるのを見てるわけで
   そしたら誰かを呼ぶとかするはずです」

鞘師「二人とも正直に言って!」

譜久村「えりぽん!亜佑美ちゃん!」

生田「違う!衣梨達は殺してない!信じて!」

工藤「ロープは掛けたけど殺してない 意味が分かりませんよ
   じゃあ何のためにロープ掛けたんですか?」

石田「凶器は・・・凶器の包丁はどうなるんですか!?
   私たちが戻ってきたときにはキッチンにはるなんが居たんですよ
   包丁を取りに行くなんて無理です!」

生田「せや!無理やけん!」

飯窪「もっと前にキッチンから持ち出していたんでしょ?」

石田「私達は海岸に行ったの!
   戻ってきたのだって小石川さんからメールがあったから急遽戻ったんだよ?」

生田「あのメールは嘘付きようがないっちゃ!」

鞘師「本当に海岸に行ってたの?優樹ちゃんが見た二人が実はえりぽんと亜佑美ちゃんってことは無い?」
887娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:02:32.22 0
石田「違います!信じてください!」

工藤「まーちゃん 林に向かってた二人がこの二人だとしたらどう?」

佐藤「うーん 当てはまるような・・・
   でも 誰でも当てはまるような気もする」

飯窪「大澤さんを殺したのもこの二人だとしたらすべて辻褄が合ってしまうんですよ
   大澤さんを遺棄してるときに小石川さんから呼び出された二人は
   小石川さんに気付かれたと思った
   だから戻って小石川さんを殺した」

生田「メールが来てから殺そうと思ったんなら
   もっと前から包丁持ってるのおかしいやんか!」

飯窪「誰かに気付かれたときには殺そうと前から思ってたんでしょ?」

石田「本当にいい加減にして!なんでそんな適当なこと言うの!?
   どうしてそんなに私達を犯人にしようとするの!?」

飯窪「だって・・・それなら辻褄が合ってしまうんだもの・・・
   私だってあゆみんがこんな事したなんて思いたくないよ
   一緒に頑張ってきた同期だもん・・・」

飯窪は涙を流し始めた
その迫真の演技に誰もが飯窪を信用するようになっていた

小田「確かに 辻褄が合ってしまうんですよね・・・
   正直に言ってください 
   何かそうせざるを得ない辛い理由があったんですよね?」

石田「だから違うんだってば!!!」
888娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:03:01.39 0
生田「他にも怪しい人おるやん!里保!
   衣梨達が外に出たとき里保はソファで寝てたけど本当は起きてたんちゃう?
   そしたら衣梨達が部屋に居ないこと知ってる
   里保なら小石川さんを殺せるやん!」

鞘師「今度は私が疑われるの!?私は本当に寝てたこれは本当!」

飯窪「鞘師さんは寝てましたよ私も見ました」

佐藤・・・あれ?

飯窪・・・やばっ!思わず口が滑った・・・
     鞘師さんが寝てるのを見たのは包丁を取りに行った時
     これは言っちゃだめだよ!
     でも誰も気付いて無さそう・・・よかった

譜久村「里保ちゃんはロープ掛ける必要なんてないじゃん
    えりぽんと亜佑美ちゃんの部屋から出ればいいんだから」

生田「衣梨達が帰ってきたからロープで降りたんやろ!」

小田「おかしいですよ 鍵を開けて廊下に出てロープを取りに収納庫に行くくらいなら
   そのまま部屋に戻れば言い訳で」

道重「なんでこんな事したの・・・」

生田「道重さんまで・・・してない!本当にしてないんですって!!!」

石田「小石川さんを殺したのは私達じゃありません!」

鈴木「信じたいけど・・・無理だよ・・・」
889娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田・飯窪・佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:03:29.81 0
石田「どうして・・・」

生田「なんでこうなるっちゃ!本当に違うんだってば!」

飯窪・・・なんでこうなるんだろうね
     どう考えても二人が犯人になっちゃったね
     本当は私が犯人なのに・・・
     私の完全犯罪の成立ですね
     それもこれも生田さんとあゆみんおかげです
     ありがとう そしてごめんね

生田・・・もうあかんかも・・・
     メンバーにまでこんなに疑われてもうやっていけない
     亜佑美ちゃん・・・泣いてる・・・
     ごめんね 衣梨の考えが浅はかだった
     ロープは失敗だったのかな
     でもあの時はこうするしかなかったよね
     ロープが無ければ隣の衣梨達が疑われ
     ロープがあっても疑われ
     どうしようもないっちゃ・・・

佐藤・・・本当にそうなのかなぁ・・・
     何か引っかかるんだよね・・・
     なんとなくだけど・・・
     ・・・はるなんがキッチンに行ったときは
     鞘師さんもう居なかったんじゃなかったっけ?
     鞘師さんが寝てるのいつ見たの?
     んーもうよく分かんないや!
890娘。たちの夜 南国編 第2話 〜生田〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:04:11.53 0
〜〜〜生田衣梨奈〜〜〜


衣梨と亜佑美ちゃんはその後逮捕された

大澤さんと小石川さんの殺人と大澤さんの死体遺棄の罪です

大澤さんの件では亜佑美ちゃんに同情する声も少しだけどあった

でもやっぱり殺しちゃいけないっていうのが大半の声やった

もう最悪や・・・小石川さんの殺害までやったことになってる

衣梨は誰一人として殺してないのに・・・



亜佑美ちゃんを助けたことは後悔してない

同じ女として大澤さんを許せなかった

でも心残りなのは小石川さんを殺した本当の犯人は誰なのか

メンバーの誰かなのか それとも知らない誰かなのか

事実は分からないまま・・・

悔しい・・・ いつか本当の犯人見つけるけん! 覚悟しとってや!


                         終わり
891作者@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:11:39.84 0
読んでくれた人ありがとう

一人称3人同時進行という初めて事をしてみました
後半はリビングから移動無しの会話のみで読んでて面白いかぶっちゃけ自信なかった

あと書きながら自分でも頭混乱してわぁあああああってなったw

飯窪の完全犯罪ってことでスベリーズの敗北でしたw
っていっても飯窪は特に何もしてなくて
スベリーズが勝手に飯窪に完全犯罪させてあげたみたいな感じ

次も頑張るよ!
892名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:13:24.27 i
ありがとう!
面白かったよ
893名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:42:36.91 0
自分の保身の為に他人を平気で陥れる人間という意味で小石川と何ら変わらない飯窪さん
皮肉なもんだなー
894名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:42:38.09 0
>>710
すぐ終わるけど作ってみた
3268195.zip
895名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 11:42:50.90 0
素晴らしかった!読ませるねー
終わり方も実にサウンドノベルでいい!
前回みたくメンバーごとの展開じゃないから真実に辿り着くまでにはもう少し早くなりそうだね
その分大変でしょうけど…どうぞムリなさらずに
896名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 12:36:45.40 0
>>894
なにこれメチャクチャよく出来てる!!
そして何故にがんばってイクタw
作業量大変だと思うけどどうか完成品プレイさせてください
お願いしますマジで
897名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 15:36:54.20 0
ワッフルワッフル
898名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 15:44:32.03 0
>>894
素晴らしい!
俺も是非最後までやりたい
899娘。たちの夜 南国編 第2話 〜佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 16:58:23.92 0
>>888より分岐

〜〜〜佐藤優樹〜〜〜


飯窪「鞘師さんは寝てましたよ私も見ました」

あれ?

 A 何もいわない
 B いつ見たの?     ←


佐藤「はるなんがキッチンに行った時ってもう鞘師さん居なかったんじゃないっけ?」

飯窪「え!?・・・あ・・・その前に一回お手洗いに行ったの思い出して・・・」

生田「これだけ話してるのに今まで思い出さないってめっちゃ怪しいんやけど」

トイレ行って部屋戻ってまたキッチン行って部屋戻ってベランダ覗いて
すごい忙しそうな事してる

石田「小石川さんとキャリーケースを運んで戻ってきたときに見たんじゃないの?」

飯窪「違うよ! お手洗い行ってたんだって言ってるでしょ!」

石田「それが嘘の可能性もあるよね?
   私と生田さんはさっきから嘘を言ってると疑われてるけど
   はるなんこそ全部嘘なんじゃないの?」

生田「せや!さっきからはるなんは衣梨達を犯人にしようとしてる感じが凄いするんやけど!」
900娘。たちの夜 南国編 第2話 〜佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 16:58:52.14 0
石田「そうそう!いきなり私達が海岸に行ったことを疑いだしたり
   全部私達が犯人って仮定で推理してる」

道重「確かにそんな感じはするかも
   ロープの件だってなんでメンバーの中に犯人がいることが前提なの?」

飯窪「え・・・だって大澤さんにはもう犯行は無理だし そしたらメンバーかなって・・・」

小田「なんで大澤さんが無理ならメンバーになるんですか?」

譜久村「ちょっと無理やり過ぎない?」

石田「私達がロープを結んでたって嘘までついて怪しいんだけど!」

飯窪「それは嘘じゃない!本当に見たもん!」

佐藤「それは? じゃあどれが嘘なの?」

飯窪「え・・・」

生田「ほら!絶対怪しい!」

鞘師「はるなん正直に言って」

飯窪「違う!私は小石川さんと外になんか行ってないです!」

石田「そんなこと聞いてない! どれが嘘なの?」

飯窪「・・・」

生田「なんで黙るん?」
901娘。たちの夜 南国編 第2話 〜佐藤〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 16:59:22.46 0
石田「散々私達の事疑っといて自分が疑われたら何も言えないんだね」

道重「飯窪・・・どうなの?」

飯窪「外に行ったのが私じゃないのは本当です!

佐藤「他は嘘なんだね」

飯窪「嘘じゃない!ロープを掛けたのは私じゃない!」

鞘師「小石川さんを殺したのは私じゃない じゃないんだね」

飯窪「え・・・」

生田「ほら!そこは否定せん!認めたようなもんやろ!」

石田「私もそう思います!」

道重「はるなん・・・そうなのね?」

工藤「はるなん・・・」
902娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 16:59:54.93 0
〜〜〜飯窪春菜〜〜〜


もう言い逃れは無理かな・・・

でも・・・冬菜の仇は取れたし目的は果たしたじゃない

これでよかったの


私はキッチンに走った


道重「はるなん!?」

キッチンにある果物ナイフを取って構えた


『きゃあああああ!!!!!!!』


鞘師「ちょっと何する気!?」

みんながキッチンから逆の方へ遠ざかる

道重「はるなん落ち着いて!」

工藤「はるなんやめて!」


私はナイフを持ち替えて自分の喉に向けた
903娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:00:51.59 0
生田「ちょっと!」

小田「飯窪さんやめて!!!」

冬菜 お姉ちゃんもそっちに行っていいかな?
ずっと1人で寂しかったでしょ?
お姉ちゃんが行けばもう寂しくないよね?

私はナイフに力を入れて喉を刺そうとした

その時私の手に何かが当たり驚いてナイフを落としてしまった

私の手に当たったもの それは木製のハンガーだった


石田「死んで終わらそうなんてずるいんじゃない?」

あゆみんだった

あゆみんは腰に手を当てながらカッコつけて歩いてきた

そして私が落としたナイフを拾うとキッチンの窓を開けて外に投げた

でも窓枠に当たって私の目の前に戻ってきた

石田「あれ・・・」

リビングの向こうでみんなが下を向いてる

笑うの堪えてるのかな?

あゆみんはまたナイフを拾うと今度はちゃんと外に投げた
904娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:04:07.05 0
石田「はるなん 私達待ってるから ちゃんと罪を償って戻ってくるまでずっと待ってる」

飯窪「あゆみん・・・」

石田「はるなんに疑われたときは悲しかったけど やっぱりはるなんは同期の仲間だもん」

飯窪「うん・・・でも なんでロープ掛けてたの?」

石田「え?・・・知らない・・・私知らないよ?」


もう・・・いいか・・・



私は小石川さんの殺害と大澤さんの死体遺棄容疑で逮捕された

大澤さんの殺害と遺棄は小石川さんの犯行ということになった

これでいいんだよね・・・

これでいいの・・・
                                             終わり
905名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:07:42.63 0
乙!今度は逆パターンか

しかしまーが鋭すぎるw
そして他のメンバーも侮れないな
906名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:12:09.03 0
だーいし最後にしらばっくれたw
907名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:18:38.26 0
おつうううううううううう
またアレか!めっちゃワラタwwwww
90859@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:25:45.42 0
>>894 実写版も雰囲気あって良いですなぁ・・・

飯窪さん詰めが甘かったか…不覚にもハンガーで笑ってしまったww乙です
あの後本編は形に出来ましたんで取敢えず置いておきます
从*・ 。.・)<PASSはメール欄なの
http://mmnight.sdbx.jp/test/mm14nightver.01.zip

分岐話はもうちょっとかかるんじゃよ
909名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:26:29.52 0
少しは生田の男気を見習えよwww
910名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:30:44.99 0
>>908
おお!完成乙です
さっそく遊ばせてもらいます!
911作者@転載は禁止:2014/06/28(土) 17:56:53.25 0
>>908
感謝感謝!
生田の方言まで直してくれてありがとうw
まだ途中だけどいい感じ出てますね
イメージ通りで素晴らしいです!
912名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 18:08:00.26 0
>>908
乙です!最後笑ったww
913名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 18:15:43.94 0
>>908
すげえええええ!本編が最後まで収録されてる!
914名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 19:55:41.20 0
時間を忘れてプレイしたわ
本編テキストやっぱり完成度高いな
そこに加えて博多弁監修ほか小技効いてるw
915名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/28(土) 22:18:20.52 0
>>908
916名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 00:03:33.85 0
一気に読んだ!もはやハンガーは必須アイテムだなw…まぁ石田がどこにハンガーを隠し持っていたのかという新たな謎も残ったがw
917名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 00:16:10.20 0
>>878
今更ながら…たった一つの真実見抜く前にすでに一つ嘘が混じってるんだが?w
918名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 00:16:49.81 0
おっとここに本物の名探偵がいるぞ!
919名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 01:53:56.88 0
明日も楽しみだ
920娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:49:27.42 0
>>808より分岐

1階に降りるとやっぱり鞘師はソファで寝てた

「鞘師 起きて風邪引くよ」

鞘師「う〜〜〜〜〜〜〜ん」

「鞘師 ほら起きて」

鞘師「・・・起きてるってばぁ・・・」

「起きてないでしょ ちゃんとベッドで寝ないと」


 A 鞘師「・・・・・・・・・・・」
 B 鞘師「すいません!起きました!」         ←


〜〜〜鞘師里保〜〜〜

「すいません!起きました!」  

道重「やっと起きた こんな所で寝てたら風邪引くよ」

道重さんはそんなに怒ってる様子は無かった よかった・・・

「はい ごめんなさい!」

道重「一緒に部屋に戻ろ」

「あの ブログ書いてる途中で寝ちゃったみたいで 書いてから戻りますね」
921娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:50:09.15 0
道重「そう・・・またここで寝ちゃわないでね」

道重さんが少し悲しそうな顔をしてる

道重「じゃあ先に戻ってるね・・・」

「はい おやすみなさい」

2階に戻る道重さんの背中が寂しそうに見えた

一緒に戻ったほうが良かったかな・・・


私は気を取り直して途中だったブログを書いた


よしこれで完成っと
部屋に戻って寝ようかな
あ その前にキッチンでお水一杯飲んでからにしよう

私はソファから立ち上がってキッチンへ向かった


冷蔵庫にあるミネラルウォーターをコップに注ぎ一気に飲み干した

よし じゃあ寝ますか


部屋に戻ろうとするとキッチンの前を玄関に向かって通り過ぎる二人が見えた
922娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:50:48.70 0
誰?

えりぽんと亜佑美ちゃん?

二人は玄関で靴を履くと静かに外に出て行った

どこ行ったんだろうこんな時間に

もしかして二人で海に遊びに行ったの?

ずるい!私も行きたい!

よし後を付けて行っちゃおう・・・


私は玄関で靴を履いて外に出た


二人は先を歩いてた
でも海辺とは反対の林の方に歩いてる
しかもなにか大きな荷物を運びながら

あれ?海辺は反対じゃない?
どこ行くつもりなの?
それにあの大きな荷物は何?

このまま後ろから尾行することにした
923娘。たちの夜 南国編 第2話 〜佐藤〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:52:14.89 0
〜〜〜佐藤優樹〜〜〜


まさは1人でベランダに居た

夜の海を眺めて波の音を聞いてた

部屋では小田ちゃんが寝てる

前の旅行では道重さんと同じ部屋でずっと一緒に居れたんだけど
今回は鞘師さんに取られちゃった・・・

っていうより道重さんが鞘師さんを選んだ

ちょっと鞘師さんに嫉妬しちゃった・・・

また道重さんと一緒に寝たかったなぁ・・・

まさの部屋は南東の角部屋でバスルームの上

正面の南には海が見える
左を向くと東の林が見える

その林を見たとき誰かが二人で何かを運ぶ姿とそれを追いかける一人の姿が見えた
暗くてよく見えないけど形だけは確認できた

なにやってんだろうこんな時間に・・・

あ 後ろの人転んだ!

あの転び方は・・・鞘師さん?
924娘。たちの夜 南国編 第2話 〜佐藤〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:53:09.75 0
前の二人は誰だろう・・・ちょっと遠くて分からないな


楽しそう!まさも行ってみよーっと!


まさはベランダから部屋に入った

小田ちゃんは・・・寝てるからいっか


そして玄関から外に出た

鞘師さん達の姿はもう見えなくなってたけど
とりあえず林の方へ向かった
925娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:55:30.28 0
〜〜〜鞘師里保〜〜〜


私は二人を尾行して林の中を歩いた
途中木に隠れながら見つからないように細心の注意をした

どこまで行くつもりなんだろう・・・

林の中は置くに行くにしたがって悪路になってきた
林の先が岩場の崖になっているせいか大きな岩がゴロゴロとしている

そんな中前を歩く二人は重たそうな大きいキャリーケースを転がしながら運んでいる

一体何を運んでいるの・・・?

私はさらに二人を追って先に進んだ


ついに崖まで来てしまった

二人は崖の先端で何かをしている

私は木に隠れながらそれを見ていた

えりぽんがキャリーケースを開けた

中から出てきたのは・・・人だった・・・

うそ!?・・・どういうこと!?

二人は何重にも巻いてあるビニールをはがしている
そして見えた顔は大澤さんだった・・・
926娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:56:18.90 0
昨日の朝から連絡が取れなくなっていた大澤さん

その理由はこういう事だった・・・


二人は大澤さんを持ち上げると崖から海へ放り投げた


なんで!?・・・なんであの二人がこんな事・・・

大澤さんを殺して海に・・・


私は急いで別荘に戻ろうと思い駆け出した


ゴロン


しかし転がっている大きな石ころに足をつまづいてしまった

生田「誰!?」

やばい!見つかっちゃった!

振り向くと二人はこっちへ走って来た

石田「鞘師さん!?」

鞘師「う・・・うん」

生田「ここで何しとるん?」
927娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:57:04.86 0
二人の目つきが怖かった・・・

鞘師「いや・・・別に何も」

石田「もしかして・・・見ちゃいました?」

鞘師「ううん 何も見てない」

私は走り出そうとした

生田「里保!」

しかしえりぽんに腕を掴まれた

鞘師「離して!」

私はえりぽんの手を引き離そうと思い切り引っ張った
でもえりぽんの力が強すぎてなかなか腕から手を離さない
928娘。たちの夜 南国編 第2話 〜鞘師〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:57:39.50 0
生田「里保! 話を聞いて!」

鞘師「イヤ!聞きたくない!」

私は腕を強く振りながら引き離そうと何度も引っ張る

生田「里保!待って!」

えりぽんは私を引きとめようとする
亜佑美ちゃんはどうしたらいいのか分からず戸惑っている

鞘師「離して!離してよ!」


その時誰かのスマホが鳴った
それと同時に私の腕を掴んでいたえりぽんの力が弱まり手が離れた
強く腕を引っ張っていた私は反動で後方に倒れた

ゴン!

そして地面の岩に頭を打った
929娘。たちの夜 南国編 第2話 〜佐藤〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 02:58:51.61 0
〜〜〜佐藤優樹〜〜〜


もう・・・どこ行ったんだろう鞘師さんたち

まさは鞘師さん達を追って林の方に来てみたけど見つけることが出来なかった


たぶんこっちの方に来たと思うんだけどなぁ


ふと暗い林に1人でいることに気付いた
風に揺れる木の枝がまさに襲い掛かってきそうで急に怖くなってきた


怖い・・・やっぱり帰る!


まさは走って別荘に戻った
930娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 03:00:49.05 0
〜〜〜石田亜佑美〜〜〜


「きゃあああ!!!!!」

鞘師さんは頭を岩に打ち動かなくなった

生田「うそやろ・・・」

私は鞘師さんに駆け寄った

「鞘師さん!?鞘師さん!?」

何度も体を揺すったけど鞘師さんは動かなかった

「いやああああ!!!」

私は鞘師さんの体に顔を埋めて泣いた

生田「うそや!・・・うそや!!!!」

生田さんはその場に崩れた
931娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 03:01:44.55 0
私と生田さんはその場でしばらく何も出来ずに泣いた


生田「とにかく・・・一度戻ろう」

生田さんは涙を拭きながら言った

私は何も言わずに小さく頷いた

生田さんは私の手を取って私を立たせた

そして私は生田さんに手を引かれながら別荘に戻った

鞘師さんが見えなくなるまで何度も振り返りながら・・・
932名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 04:57:15.03 0
part1から一気に読んでやっと追いついた
933作者@転載は禁止:2014/06/29(日) 05:08:05.41 0
>>932
すごいwありがとう!
結構時間かかったでしょ

今続き書いてるんでそれも良かったら読んでやってください
934名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 05:56:02.12 0
鞘師すん…うう
935名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 06:40:18.41 0
悲しい展開に・・・
936名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 06:40:50.15 0
>>933
かなり時間かかったよw
でも良い小説に出会えた時と同じ没入感だったので良い時間だった
無理せず更新してください
937名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 07:15:53.27 0
鞘師(>_<)
938名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 07:58:02.65 0
鞘師がドジっ子じゃなければ・・・
939名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 09:06:38.02 0
雪山先生あらため南国先生がこれだけ執筆しても全く意欲衰えてないのが嬉しすぎる
940名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 09:59:22.62 0
それは思う
ありがたや〜
941名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 10:16:39.45 0
まさかの鞘師…ドジっこ過ぎる涙
シュワポクかと思いきや逃げる佐藤
942名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 10:25:29.83 0
最愛のりほりほを失い怒りに満ちた道重が生田にお仕置きスパをする展開か!?
943娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 11:24:32.29 0
〜〜〜飯窪春菜〜〜〜


2時45分


冬菜・・・生きてれば今頃は中学一年生 もうすぐ13歳だね

私はメンバーにも誰にも言って無いことが1つだけある

4年前 私がモーニング娘になるちょっと前

私の一番下の妹 冬菜は自らその命を絶ちました

学校で苛められていたことが原因でした

悲しくて辛くて悔しくて・・・何より冬菜が可哀想で・・・

いじめていた同級生の子たちは泣きながら私達家族と冬菜に謝りました

いじめの主犯格の子は冬菜の事が好きだったようで

男の子は好きな子にちょっとイジワルすることがよくあるけど

そのイジワルがエスカレートしていじめになってしまったようでした

私達家族はその子の事を許せないけど責めなかった・・・

一緒になっていじめていた子達とその親も泣きながら謝りました

でもその子の親だけは違った
944娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 11:25:02.50 0
20代半ばの若い親でした

その親は謝るどころかこのぐらいで自殺する冬菜が悪い

ウチの子には何の罪も無い

挙句の果てに自殺の責任なんか問われてこっちはいい迷惑だ

・・・

初めて人を殺したいと思いました・・・


私は冬菜の分も精一杯生きようと思ってモーニング娘。のオーディションを受けました

ありがたいことに私は合格して冬菜の分も精一杯生きていると実感できました


つんくさんが治療の為に大澤さんが臨時でプロデューサーとなり小石川さんがマネージャーとして配属されました

私は小石川さんの顔を見たときに忘れかけていたあの記憶が一瞬で戻ってきました

いじめの主犯格の子の親 名前は小石川でした


しかし小石川は私の事を覚えてもいなかった

飯窪なんて珍しい苗字にも関わらずまったく私に気付かなかった
945娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 11:25:42.77 0
さっきあの人が落とした写真には元気そうな男の子の写真が・・・

あのとき泣きながら謝っていた男の子でした

なのにあの親は・・・


私は さっきキッチンから持ってきた包丁を持っている

鞘師さんがソファで寝てたけど多分気付かれて無いと思う

男の子の写真を見たとき 冬菜も生きてればこれぐらいにと
悲しさと共に小石川さんに対する怒りと憎しみが湧いてきました

私は・・・冬菜の仇を取りたい・・・

モーニング娘。で居られなくなっても・・・仇を取りたい・・・


私は寝ているくどぅを起こさないように部屋を出て小石川さんの部屋に向かった


小石川さんの部屋のドアノブに手を掛けたとき玄関から物音がした

誰!?

私は音を立てないように急いで部屋に戻った
946娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 11:26:17.48 0
ドアに耳を当てて音を聞いていると階段を登ってくる足音が聞こえる

誰だろう?こんな時間にどこに行ってたの?


階段を登ってすぐにドアが閉まる音が聞こえた

階段からすぐの部屋?
小石川さん?それともまーちゃん?小田ちゃん?


とりあえず今は何も出来ない

時間を改めてもう一度・・・
947名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 11:34:51.81 0
ドキドキ
948名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 11:41:58.20 0
昨日からハイペースでUPしてるけどクオリティが落ちないという
本当にすごいわ
949名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 11:51:28.61 0
はるなんの心理描写がはるなんヲタの自分でもすごくシックリ来る
丁寧語、敬語の自分の感情を抑制しつつ表現するところとかすごいね
950名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:36:41.93 0
ズッキヲタだけど控えめな出番の中でよくあれだけ描けると思う
割りと俯瞰したものの見方できてるのにいざとなると是非もなく鞘師の味方なとことか凄く好き
里保が死んだ!!!里保が死んだっ!!!の場面は実写化の折には春川ますみか渡辺えり子で見たい
951名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:44:09.42 0
そこはズッキにやらせてあげなよ
952娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:53:35.64 0
〜〜〜石田亜佑美〜〜〜


3時15分〜

私達はようやく別荘に着いた

鞘師さんの事を思い出しながら歩いている途中あの時メールが来たことを思い出した

あのメールがあの事故の発端になった・・・と言っても過言では無いと思う

あのメールは小石川さんだった

メールの内容は「ちょっと聞きたいことがあるから1人で部屋に来て」というものだった

大澤さんの事で何か気付かれたのかも

鞘師さんの事で頭が混乱しているときにまた不安にさせるようなメールだった

正直小石川さんの部屋になんて行ってる場合じゃなかった

だって鞘師さんが・・・大切なメンバーの鞘師さんが死んでしまった

私達のせいで・・・


でもマネージャーからの呼び出しを無視することは出来なかった

こんなときに大澤さんのことを追及されたらどうしよう

不安で不安で仕方なかった
953娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:54:02.17 0
こんな私の気持ちを察してか生田さんは部屋の外で聞いていてくれると言ってくれた

なにかあったらすぐ助けに行くからって言ってくれた


私はいま小石川さんの部屋の前にいる

生田さんの顔を見ると「大丈夫」と頷いてくれた

私は意を決してドアをノックした


コンコン


小石川「どうぞ」

私は小石川さんの部屋に入った
954娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:54:43.79 0
〜〜〜飯窪春菜〜〜〜


あれから30分

私は行動に移すことにした

キッチンから持ってきた包丁をしっかりと服の中に隠した

そしてゆっくりとドアを開けた

しかし小石川さんの部屋の前に後ろ姿の生田さんが見えた

生田さんはドアに耳を当てて何かを聞いているみたい

私は音を立てないようにそっとドアを閉めた


生田さん何してるんだろう・・・

小石川さんの部屋で盗み聞き? 何を?

同じ部屋のあゆみんは?


そうだ ベランダから行けるからちょっと覗いてみようかな


私はベランダに出るとまずは生田さんとあゆみんの部屋を覗いた

でもあゆみんも居なかった
955娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:55:15.36 0
ってことは小石川さんの部屋であゆみんと小石川さんが何かを話してて
それを生田さんが盗み聞きしてるのね

ベランダの外側を歩くと部屋から見えてしまうので
なるべくベランダの建物側を歩いて小石川さんのベランダに移動した

チラッと中を覗くとあゆみんと小石川さんが何かを話していた

私は耳を澄ませてその会話を聞いた


小石川「大澤さんに会ったのは石田が最後なのよ」

石田「でも私 何も知りません」

小石川「石田 あんたまさか・・・」

石田「なんですか?」

小石川「拒んで何かしたんじゃない?」

石田「どういうことですか?」

小石川「そのままの意味よ」

石田「拒むって・・・ 小石川さん何か知ってるんですか?」

小石川「私もモーニング娘。のマネージャーになる前から他でマネージャーやってきたの
    それくらいの事はわかるのよ」

石田「分かってて・・・分かってて私を大澤さんの所に行かせたんですか!」
956娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:56:03.47 0
小石川「しゃーないやろ!私もあの人には逆らえない」

石田「私がどうなるか知ってて・・・私を・・・」

小石川「それで 拒んで殺したの?」

石田「・・・」


あゆみん泣いてる・・・もしかして・・・そうなの?


小石川「どうするの あんた殺人犯よ まったく・・・明日から仕事が忙しくなりそうね」


その時生田さんが部屋に入ってきた

生田「ふざけんなテメー!!!」

生田さんは小石川さんを思い切り殴った

小石川「なにすんの!?」

そして小石川さんの首を絞めた

生田「あんたに大澤殺しの罪被ってもらう あんたみたいな奴死んだほうがええ」

小石川「や・・・め・・・て・・・・・・」

生田「同じ女としてあんただけは許さんけん!
   あんたのやったことは亜佑美ちゃんやモーニング娘。
   そして女に対する冒涜や!」
957娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:56:43.51 0
石田「生田さんやめて!生田さんまで人殺しになっちゃう!」


私は気が付くと包丁を握り締めていました

私も生田さんと同じ気持ちです

許さない!

冬菜の事で小石川さんを殺したいと思ってはいたけど
この事でその思いは確実なものとなった

この女は最低の人間 生きている価値なんて無い・・・

私はベランダの窓を開けると小石川さんの背中目掛けて包丁を突き刺した


石田「え・・・はるなんっ!!!」

生田「はるなん・・・?」

生田さんは首を絞めている手を緩めた

しかし小石川さんはその場に倒れた


あゆみんは悲鳴を押し殺すように口を手で押さえている
生田さんは突然の事に呆然と倒れた小石川さんを見てる
958娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:57:24.03 0
私は話を聞いていた事と冬菜の事を二人に話した

あゆみんは大澤さんとの事を話してくれた

知らなかった・・・

そんなことがあったのにあゆみんは旅行中全然そんな素振りはみせず
いつも通り笑っていた
でも心で泣いていたんだよね
気付いてあげれなくてごめんね・・・

小石川さんが死んでいるこの部屋で3人は泣いていた


生田「泣いててもしょうがないけん 小石川さんなんとかせんと」

「そうですね みんなに気付かれる前に」

生田「せや 崖に運ぼう!大澤さんに殺されて大澤さんは自殺したって見せかければええんや」

「いい考えだと思います早く行きましょう!」

石田「そういえば・・・キャリーケース・・・崖に置いたまま」

生田「せやった!早く回収しに行かな!」

「早く行きましょう!」


小石川さんの体をシーツで包み前と後ろで持てるようにして運び出した

前を生田さんが持ち 後ろを私とあゆみんが交代で持ち崖へ向かった
959娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:58:02.66 0
〜〜〜石田亜佑美〜〜〜


林の中を歩いてる 

今ははるなんが後ろを持っている


さっき大澤さんをキャリーケースで運んで崖から海に投げたことは話した

でも鞘師さんの事は何も言ってなかった

だから鞘師さんが倒れている場所を通らないように少しルートを変えて崖に向かった


もう気持ちは固まった

泣いてる場合じゃない

はるなんが味方になってくれたことが心強かった


もうすぐ崖が見えてくる

小石川さんを崖に運んだら海には投げずその場に置くことになった
そうする事で大澤さんが小石川さんをこの場で殺害し
大澤さんは海へ身を投げたと思わせることが出来る
それを見た鞘師さんは慌てて転び岩に頭を打った事故死になる
という目論見だった
960娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:58:32.12 0
そして崖が見えてきた

しかしそこにあるはずの物が無くなっていた

キャリーケースが消えていた


生田「え?無い・・・」

「なんで?どこいったの?」

飯窪「キャリーケースがないの?」

「うん・・・確かにここに置いたはずなんだけど」


とりあえず小石川さんをその場に下ろした
そして包んでいたシーツを取って海に投げた


生田「誰かがここに来たと?」

石田「もうすぐ4時ですよ?こんな時間に人なんて・・・」

私は振り返った林の少し奥に倒れているだろう鞘師さんの方をチラっと見た

この場所からは木が陰になっている事と暗さで鞘師さんを見ることは出来ない

なのではるなんに見られる恐れは無かった
961娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 13:59:01.20 0
するといきなり生田さんが鞘師さんが倒れている方向へ走り出した

ダメですよ生田さん!はるなんには言ってないんですから!

はるなんも生田さんの後を追ってしまった


しかしその場に向かった二人は何も言わずに立っていた

私も急いでその場に向かった


鞘師さんは居なかった・・・


鞘師さんは死んでなかった・・・

飯窪「ここがどうかしたんですか?」

「ううん 何でもないよ」

生田「キャリーケース もしかしたらここかもって思ったけど違かった」

私と生田さんは目が合った

生田さんが伝えたがってることは分かった


キャリーケースは鞘師さんが持って行った・・・
962娘。たちの夜 南国編 第2話 〜石田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:00:16.08 0
鞘師さんが生きていたことは素直に嬉しかった
でもそれと同時に不安もあった

鞘師さんは私と生田さんが大澤さんを海に投げるところを見ていた
それをメンバーに言われたらどうなるのか
言うために証拠としてキャリーケースを持って行ったんじゃないだろうか
そんな事が頭をよぎった


生田「じゃあ戻ろう」

「そうですね」

私達3人は急いで別荘に戻った
963娘。たちの夜 南国編 第2話 〜譜久村〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:01:01.92 0
〜〜〜譜久村聖〜〜〜


4時〜


ピンポーン ピンポーン


ピンポーン ピンポーン


聖はチャイムの音で目が覚めた

誰?こんな時間に・・・まだ4時じゃない・・・


ピンポーン ピンポーン


なんか・・・怖い

こんな時間に・・・絶対おかしい

隣では香音ちゃんが寝てる


ピンポーン ピンポーン


「ねぇ香音ちゃん!香音ちゃん!」
964娘。たちの夜 南国編 第2話 〜譜久村〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:01:39.59 0
鈴木「・・・んん?・・・何?」

突然起こされてちょっと不機嫌そう

「いま誰か来たみたいなの ずっとチャイムが鳴ってて」

鈴木「鳴ってないけど・・・」

それ以降チャイムは鳴らなかった

「今までずっと鳴ってたの 怖いよこんな時間に」

鈴木「4時・・・か」

「どうしよう 出たほうがいいのかな?」

鈴木「放っとけばいいんじゃない?もう鳴ってないんでしょ」

「そうだけど・・・1階に行くだけ行ってみる」

鈴木「行くの?じゃあ私も行くよ」

「ありがとう」

聖と香音ちゃんは1階に降りた


リビングから玄関を除くとステンドガラスの玄関ドアが見える

誰かが居ればステンドガラス越しに確認できるはず

でも人が居る様子はなかった
965娘。たちの夜 南国編 第2話 〜譜久村〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:02:27.95 0
鈴木「誰もいないじゃん」

「うん・・・でも確かにチャイムが鳴ったの 何回も」

鈴木「一応外見てみる?」

「・・・うん」

香音ちゃんは玄関ルームに行くと玄関のドアに手を掛けた

鈴木「あれ・・・開かない」

香音ちゃんが力を入れると少しずつ開き始めた

鈴木「ドアの向こうに何かあるみたい」

聖も一緒に玄関ドアを押した

二人で押すと出入りできるくらいまで玄関ドアは開いた

そして香音ちゃんはドアから顔を出して外を見た


鈴木「里保ちゃん!!!」

香音ちゃんは外に出るとその場にしゃがみこんだ

鈴木「里保ちゃん!?里保ちゃん!?」

聖も外に出た
966娘。たちの夜 南国編 第2話 〜譜久村〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:02:58.34 0
そこには頭から血を流して倒れている里保ちゃんがいた

キャリーケースを引きずって来たのか右手はしっかりと取っ手を握っていた

「里保ちゃん!?しっかりして!!!」

聖は何度も何度も体を揺すったけど反応が無かった


死んでる・・・


『いやああああああ!!!!!!』


聖と香音ちゃんは悲鳴を上げた

鈴木「何があったのよ里保ちゃん!」

「里保ちゃん!やだよ!死んじゃやだよ・・・」


生田「里保・・・」

石田「うそ・・・」

飯窪「鞘師さん!?どうしたんですか!?」

3人がなぜか別荘の中ではなく外からやって来た

「チャイムが鳴ったから来てみたら・・・ここで・・・」
967娘。たちの夜 南国編 第2話 〜譜久村〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:03:32.41 0
小田「どうしたんですか?」

中からさくらちゃんが出てきた
後ろには優樹ちゃんもいる

佐藤「え・・・鞘師さん? 鞘師さん! なんで!?・・・なんで!?
   イヤだ・・・イヤだよ!鞘師さんイヤだよ!」

優樹ちゃんは里保ちゃんに抱きついて泣いた

小田「なんで・・・何があったんですか! 鞘師さん・・・」


道重「どうしたの!?」

工藤「何みんな集まって・・・」

今度は道重さんとくどぅが来た


道重「鞘師・・・鞘師!?・・・どういうこと!?」

工藤「鞘師さん!・・・鞘師さん!!・・・死んでるの・・・?」


「チャイムが何度も鳴って香音ちゃんと来てみたらここで・・・」

工藤「外で誰かに襲われたんですか!?」

鈴木「分からないよ・・・」

小田「誰かに襲われて何とかここまで戻ってきたけど・・・ここで・・・」
968娘。たちの夜 南国編 第2話 〜譜久村〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:04:06.32 0
道重「ねぇ!小石川さんは?まだ来てないの!?」

道重さんが周囲を見回した

「まだ来てないです」

道重「あれだけの悲鳴で何で降りてこないの!?」

道重さんは小石川さんに不信感を抱いているみたい

工藤「とにかく小石川さんに知らせましょう!呼んできます!」

そう言うとくどぅは走って呼びに行った


佐藤「鞘師さん・・・」

優樹ちゃんは里保ちゃんの顔を撫でては泣いてを繰り返している

はるなんは大粒の涙を流し亜佑美ちゃんはえりぽんの肩で泣いてる
そのえりぽんはただ呆然と里保ちゃんを見つめている

工藤「小石川さんがいません!!!」

2階の小石川さんのベランダから声がした
みんな一斉にそちらを見上げた

道重「いない!?」

鈴木「どこ行ったの!?」

さくらちゃんが走って小石川さんの部屋に向かった
969名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:07:13.54 0
オゥフ…
970名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:14:11.22 0
鞘師が生きてると一瞬ぬか喜びしてしまった
971娘。たちの夜 南国編 第2話 〜小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:15:46.02 0
〜〜〜小田さくら〜〜〜


私は小石川さんの部屋に入った

ベランダには工藤さんが居る

工藤さんは私に気付くと部屋の中に戻ってきた


工藤「ほら この通り」

私は部屋の中を見回した

テーブルの上には飲みかけのコーヒーがカップに入っている
そしてスマホが置かれていた

「スマホが置いてある 置いたままどこ行ったんだろう」

工藤「見て スケジュール帳 明日7時メンバーの点呼 8時朝食 
   10時譜久村さんへ迎えのバスの確認 12時出発 途中昼食 18時到着予定」


「譜久村さんっていうのはお父さんの事ですかね」

テーブルの上には他にもプリントの束があった

工藤「これ 一昨日やったアンケートだね」

「番組に提出するって言ってたやつですね」
972娘。たちの夜 南国編 第2話 〜小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 14:16:24.30 0
プリントは書き漏れなどが無いかチェックの印がしてあった

工藤「仕事の途中だったって感じだね」

私はスマホを手にとって操作してみた

「あ〜ダメだ ロック掛かってる 発信履歴とかメールが見たかったのに」

工藤さんがそのスマホを覗き込んだ

工藤「充電したてだねこれ」

部屋のコンセントには充電器のアダプタが差し込まれていた

「なんか急遽居なくなったって感じしません?」

工藤「なんか何もかも中途半端になってるね
   外出しようとしてたと言うよりは突然外に行かなければ行けなくなったって感じ」


1階に戻ると全員がリビングに集まっていた
973名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 15:36:49.16 0
ちゃやちいいいいいいい
974名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 15:44:20.33 0
好奇心は猫を殺すだな
975娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:12:36.70 0
〜〜〜飯窪春菜・石田亜佑美・小田さくら〜〜〜


小田「小石川さんの部屋を見てきたんですけど
   突然の事で急に外出したような感じでした?」

道重「どうしてわかるの?」

工藤「スマホは置きっぱなしですし 仕事してたみたいなんですけどそれも中途半端でした」

飯窪「鞘師さんは外で誰かに襲われ小石川さんは急に居なくなった どういうことでしょう?」

譜久村「里保ちゃんはなんで1人で外に出たんだろう」

佐藤「1人じゃないよ他に二人いた」

石田・・・え!?・・・まーちゃん見てたの!?

鈴木「なんで知ってるの?」

佐藤「ベランダから見てたら鞘師さんが誰か二人を追いかけて林の方に行ってるの見た
   楽しそうだったからまさも後から行ったんだけど見つけられなくて先に帰ってきた」

石田「その・・・二人っていうのは・・・?」

佐藤「暗くて遠かったしよく見なかったんだよね
   鞘師さんはちょっと後ろにいたし転び方が鞘師さんだったから」

道重「鞘師・・・やっぱり転んだんだ・・・」

石田・・・私と生田さんは確認できなかったのね・・・よかった・・・
     キャリーケースにも気付いて無いみたい
976娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:13:02.97 0
鈴木「それって何時頃の話なの?」

佐藤「う〜ん 2時過ぎくらい?」

小田・・・いつの間に外出たんですか佐藤さん まったく気付かなかった

道重「2時過ぎって言ったらさゆみがここに鞘師を起こしに来たすぐ後だね」

譜久村「里保ちゃんここで寝てたんですか?」

道重「うん ブログ書きながら寝ちゃったみたいで さゆみが起こしたら起きたんだけど
   ブログが途中だから書き終わったら戻りますって言って さゆみだけ先に部屋に戻ったの」

鈴木「じゃあそのあと外に出てその二人を追いかけたんだね」

飯窪・・・二人は鞘師さんに尾行されてたの?
     それに鞘師さんが持ってたキャリーケース きっと無くなったって言ってたやつだよね

生田「その二人って誰なんやろね」

工藤「鞘師さんが襲われたのと小石川さんが居なくなったの
   無関係には思えないんですけどどう思います?」

石田「小石川さんと誰かとか?」

生田「あーありえるっちゃ」

小田「あと1人って誰です?」


全員が私じゃない と首を振った
977娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:13:29.44 0
譜久村「そういえばさっきえりぽんと亜佑美ちゃんとはるなん外から帰ってきたみたいだったけど
    どこか行ってたの?」

石田・・・やっぱり来ましたか

飯窪・・・なんて言い訳すればいいんだろう・・・

小田・・・外から来た?こんな時間にどこ行ってたんだろう

生田「ちょっと海岸に遊び行ってたんよ 夜の海辺に行ってみたいってなって
   はるなんはたまたま廊下であったけん誘ったっちゃ」

飯窪「そうなんですお手洗いいったら廊下で偶然合ってそれで・・・」

石田・・・さすが生田さん 頭の回転速いですね!

小田・・・うーん 全然海に遊びに行く格好じゃないんだけど・・・

工藤「それは何時頃なの?」

石田「えっと・・・」

石田・・・私ははるなんを見た
     
飯窪「2時くらい?」

飯窪・・・2時以降は誰にも見られて無いから大丈夫
     私はそうあゆみんに目で合図した
     二人と一緒に小石川さんを運んだのは3時半くらいだと思うけど
     まーちゃんが見た二人組みを生田さんとあゆみんにしないためにも
     初めから3人で行動してた事にしたほうがいいと思った
978娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:13:56.72 0
道重「2時くらいじゃまーちゃんが鞘師を見た時間と同じくらいじゃない?」

生田「そうですね でも衣梨達は里保のことは見ませんでしたね」

小田「小石川さんの事は見てないんですか?」

石田「見てないよ ちなみに小石川さんともう1人の人も見てない」

工藤「もしかしてですけど・・・
   鞘師さんを襲ったのって小石川さんとそのもう1人じゃないですかね?」

鈴木「うん・・・有り得るかも」

譜久村「里保ちゃんと小石川さんってお仕事の事で結構言い合いになってたりしたよね・・・」

道重「そうなの?」

生田「お互いに頑固やったけんね」

小田「もしそうだとして 鞘師さんはなんで小石川さんの後を追ってたんでしょう?」

佐藤「そうだ まさが見た二人 なんか大きな荷物運んでた」

譜久村「大きな荷物?」

佐藤「多分 さっき鞘師さんが持ってたキャリーバッグかも」

道重「あれってここに来たときに玄関に置いてあったやつだよね?」

工藤「そうですね 誰のかなとは思ってたんですけど」

石田「小石川さんのだったんですかね?」
979娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:14:22.18 0
小田・・・小石川さんは自分の荷物を誰かと運んでいた
     それを追いかける鞘師さん
     そしてその荷物を奪って戻ってきた鞘師さんは誰かに殺された・・・

鈴木「でもそのキャリーケースの中身は空だったよね」

工藤「空のキャリーケースなんか奪ってもしょうがないから元々は何か入ってたんじゃ?
   つまり中身だけ奪い返された その時にきっと鞘師さんは・・・」

飯窪・・・あのキャリーケースの中には大澤さんが入っていたんだよね?
     鞘師さんはそれを知ってて尾行してきたのかな?
     まさかとは思うけど二人が鞘師さんを殺したってことはないよね?
     そうだよ尾行されてるなんて知ってたらキャリーケースを崖に置いたままにするはずないもん

石田・・・はるなんには鞘師さんを死なせてしまったことは言ってない
     言えない・・・
     でも私達を尾行してた鞘師さんが死んだ
     どう考えても私達が怪しいわけで・・・
     どうすれば鞘師さんを殺したのが私達じゃないと思わせるか
     そう 鞘師さんは玄関で襲われたことにすればいい
     そのときは私達3人は一緒に居たんだから

飯窪・・・そっか鞘師さんは玄関で殺された
     だったら二人には無理だよね 私と一緒にいたんだもの
     もしかして小石川さんはキャリーケースの中に大澤さんが入っていたことに気付いた?
     そしてキャリーケーズを持っている鞘師さんを見つけた
     大澤さんを殺したのは鞘師さんだと思った だから玄関で・・・
     ・・・あれ?小石川さんは鞘師さんを殺せない
     だって私が殺してしまったから
     じゃあ鞘師さんを殺したのは誰なの?
980娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:14:48.45 0
譜久村「でも聖と香音ちゃんが玄関で里保ちゃんが倒れているのを見つける直前まで
    里保ちゃんはずっとチャイムを鳴らしていたの
    玄関の鍵は開いてたのになんで自分で入ってこなかったんだろう」

鈴木「そうだよね 逃げてるならなおさら早く中に入ればいいのに」

工藤「玄関を開けないんじゃなく もう開ける力がなかった・・・」

譜久村「きっともっと前に襲われて何かを私達に伝えるために
    最後の力を振り絞って里保ちゃんは別荘に戻ってきた」

小田・・・何かを・・・伝えるため・・・
     それはなに?

譜久村「チャイムが鳴ってすぐに玄関に行ってたら
    里保ちゃんの命がけの最後の言葉を聞いてあげれたかも知れない・・・
    聖が臆病だったばっかりに・・・」

道重「フクちゃん・・・」

生田「そんな自分を責めんでいいとよ 聖は悪くないっちゃ」

譜久村は泣き出してしまった

石田「じゃあ玄関に辿り着く直前に襲われたんですかね?」

飯窪「そうかもしれないね」

小田・・・玄関よりもっと前で襲われて中身を奪われたんだとしたら
     何のために空のキャリーケースを玄関まで持ってきたの?
981娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:15:25.38 0
工藤「それと小石川さんは急遽外に出たって事ですよ
   きっと誰かに呼ばれたんだと思うんです」

鈴木「誰かに呼ばれてその荷物を運んだんだとしたら
   呼んだのはそのもう1人のほうだよね?」

工藤「小石川さんともう1人の人物 このもう1人が分かれば真相が見えてくると思うんです」

生田「大澤さんとか?」

『大澤さん!?』

鈴木「そっか!もうすぐ丸二日連絡が取れない大澤さん!」

道重「確かに怪しいね」

小田「大澤さんと小石川さんがキャリーケースを林に運んだ
   でも鞘師さんがそのキャリーケースを奪って戻ってきた
   戻ってきたところを襲われて中身だけまた奪われた・・・」

飯窪・・・大澤さんも小石川さんももう死んでるんだよ・・・
     鞘師さんを殺すことは不可能なの
     でも言えない 小石川さんが死んでることはだれも知らないはずなんだから

石田・・・大澤さんを私が殺してしまったことははるなんは知っている
     でも大澤さんが小石川さんを殺して自殺したと見せかける
     ここまでははるなんと打ち合わせ済み
     じゃあ鞘師さんは誰が殺したことするのがいいの?
     大澤さんが鞘師さんも小石川さんも殺してしまったことすれば
     はるなん以外のみんなにはそれでいいかもしれない
     でもはるなんは大澤さんが先に死んだことを知っている
     鞘師さんを殺せない・・・どうすればいいの?
982娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:15:57.99 0
佐藤「でも・・・鞘師さんが追いかけてた二人は女の子でした
   顔までは分からなかったけどそれは間違いないと思います」

工藤「じゃあ大澤さんは無理か・・・」

小田・・・大澤さんか・・・
     無関係とも思えないんだよね・・・
     連絡が取れなくなったのは一昨日の朝
     一昨日の朝といえば荷物をここに送るように手配したとき
     ・・・ん?
     大きなキャリーケース・・・か・・・

小田「あの・・・あのキャリーケースって 人は入れますかね?」

譜久村「どうしたの?急に」

小田「大澤さんが連絡取れなくなったときとここに荷物を手配したときが一緒なんです」

石田・・・小田ちゃん・・・やめて・・・

飯窪・・・あゆみん動揺しちゃだめ!

道重「もしかして 大澤さんがあのキャリーケースに入ってここに来たって事?」

鈴木「そんな長い間入ってたら窒息しちゃうでしょ」

小田「もちろん死んでここに送られてきたんです」

工藤「死んで・・・」

生田「ちょっと無理があるやろ」
983娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:17:07.38 0
小田「もし小石川さんが大澤さんを殺してここに送って
   それからここで大澤さんを遺棄しようとしてたらどうです?」

譜久村「でも運んでいたのは小石川さんともう1人いるんだよ?」

小田「その人はまだ分からないのでA子としましょう
   小石川さんとA子は大澤さんを遺棄しようと林の方へ向かった
   それに気付いた鞘師さんは二人を尾行する
   遺棄した現場も目撃した鞘師さんは二人が居なくなったあと
   証拠としてキャリーケースを持ち帰る
   しかしそれを見られてしまった二人に玄関付近で殺された」

鈴木「言いたい事は分かるんだけど最後だけ納得行かない
   証拠として奪ってきたキャリーケースを里保ちゃんから奪い返さないのはなぜ?」

小田「うーん そこですか・・・」

生田「ねぇ もしかして里保 自分で転んで頭打ったんじゃない?」

石田・・・さすが生田さん!それですよそれ!

飯窪・・・生田さんとあゆみんを尾行したあと
     キャリーケーズを持って戻る途中に転倒ですか・・・

生田「だってキャリーケースが奪い返されずに残ってるって事は
   取り返しにきた誰かにやられたとは考えにくいやろ?」


 A 小田「そういうことですか・・・」         ←
 B 小田「何か違う・・・A子なんていない」
984娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:18:50.78 0
道重「転んだ・・・鞘師だけに有り得そうなんだよね・・・」

飯窪「そうですね・・・鞘師さんならあるかもです」

譜久村「里保ちゃんらしいと言えば里保ちゃんらしいかも・・・」

工藤「だってもうそれしか無いですもんね・・・」

佐藤「なーんだ おっちょこちょいだなぁ 鞘師さん」

石田「うん 最後の最後まで鞘師さんでしたね・・・」

鈴木「里保ちゃん あんたのそういうところ やっぱ好きよ」


その後大澤を殺害したのは小石川

大澤さんを遺棄したのは小石川とA子

小石川を殺害したのはA子と断定された

このA子の存在については今警察が全力で捜査している

佐藤はベランダから見たA子の姿について毎日のように警察から聞かれている

そして鞘師里保は転倒による事故死として確定した

しかし小石川に刺さっていた包丁が別荘の物だと分かり
事態は急展開するのであった

そしてA子として逮捕されたのは・・・
                                   BADEND
985名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:25:20.08 0
本格クライムストーリーになってきたね
ところでもし良ければどなたか次スレお願いできませんでしょうか…
986名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:31:16.03 0
おおう…バッドかぁ
毎回締め方が実にサウンドノベルでいいなぁ
987名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:32:30.24 0
完全犯罪成立!!!!!かと思いきや
A子が逮捕!それは誰だああああああああああああああ
988名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:36:24.09 0
立てたよ

例えば娘。メンでかまいたちの夜みたいに雪山のペンションに行くとするじゃん 3夜目
http://hello.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1404027356/
989名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:40:22.74 0
スレ立て乙です!
990名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:43:04.59 0
A子…A…つまりAカップ!
あの3人の中でAカップなのは……


…あれ?
991名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 16:59:43.29 0
おつ
992娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 18:07:18.59 0
>>983より分岐


 A 小田「そういうことですか・・・」   
 B 小田「何か違う・・・A子なんていない」    ←



小田「やっぱりA子なんていないかも・・・」

石田・・・え・・・私と生田さん的にはそれが一番いいんだけど・・・

飯窪・・・そうなんだよね・・・だってまーちゃんが見た二人は生田さんとあゆみんなんだもん

鈴木「A子がいないってことは優樹ちゃんが見た二人は小石川さんでもないって事になるけど?」

小田「そう・・・なるのかな・・・私もイマイチ分かってないんですが・・・」
993娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 18:07:49.02 0
小田・・・もし・・・考えたくはないけどメンバーの誰かが嘘を言ってるとして・・・
     3人が海岸へ行っていたのが嘘とした場合
     佐藤さんが見た荷物を運んでいた二人組みになりえるのか?
     ・・・これは無理 客観的に見た人数を嘘を付くことはできない

     じゃあそもそも佐藤さんが見たこと自体嘘だったら?
     ベランダから見ていたんではなくて実はその場にいた・・・
     小石川さんともう1人が佐藤さん・・・
     さっき鞘師さんを追いかけて途中で帰ってきたって言ってたけど
     鞘師さんを襲って帰ってきたとしたら?
     大澤さんを遺棄したあと小石川さんと口論になって殺害
     そこを鞘師さんに見られ鞘師さんも・・・

     次は譜久村さんと鈴木さん
     一番初めに鞘師さんを発見したのはこの二人
     それが嘘だったら?
     別荘に戻ってきた鞘師さんを二人で殺害して第一発見者を装う
     佐藤さんが見た二人組みがこの二人だったら・・・
     キャリーケースで運んだのは大澤さんじゃなくて小石川さん
     小石川さんを殺害して遺棄するところを鞘師さんに尾行される
     二人が別荘に戻った後に鞘師さんは遺棄の証拠となるキャリーケースを持ち帰る
     そこを二人に待ち伏せされて・・・
     なんかこれが一番しっくりくる・・・
994娘。たちの夜 南国編 第2話 〜飯窪・石田・小田〜@転載は禁止:2014/06/29(日) 18:08:16.10 0
飯窪・・・生田さんとあゆみんが鞘師さんに見られて殺害してしまった
     これなら動機は分かる 
     でも実際は鞘師さんが玄関で襲われたときは二人は私と一緒にいた
     じゃあ他に鞘師さんを殺す動機のある人なんている?
     誰もいないんだよね・・・
     今回の事件とは関係のない個人的な恨み?
     私達の知らないところで鞘師さんは誰かに恨まれていた?
     有り得ない話ではないけど・・・

石田・・・どうしよう・・・
     完全に私と生田さん詰んでません?
     鞘師さんが転倒して死んでしまったとする以外
     はるなんを納得させる方法がないんですけど・・・
     生田さんも完全に困ってる・・・
     はるなんが2時頃から一緒だったって言ってくれたおかげで
     まーちゃんが見た二人組みにならなくて済んでるけど
     そうじゃなかったら完全に私と生田さん疑われてるよね・・・
     一番良いのは大澤さんと小石川さんが誰かの死体をキャリーケースで運んで遺棄し
     小石川さん殺害後に大澤さんは自殺
     それを見た鞘師さんは証拠のためにキャリーケースを持ち帰るけど転倒して大怪我
     何とか玄関まで来るけど力尽きる
     これがベストな結末なんだよね    
     それが出来ないのは何故か
     まーちゃんが見た二人組みが女の子二人となってるから・・・
     ここを何とか変えることが出来れば・・・
995名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 18:55:40.08 0
スレ終わる前に安価でまとめてっていうのは無粋なんだろうか
996名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 19:03:33.04 0
自分がやってみたらどうだ
997名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 19:07:22.97 0
編とかピンクでレス検索したらそれぞれ順次読めるからね
あとzipとか
998名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 19:52:46.19 0
まさか3スレ目まで行くとは思わなかった
1スレ目の初めは死にスレだったのに凄いわ
999名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 20:31:45.30 0
1人のチカラでここまで化けるんだね
狼はまだまだ広くて深いなぁ
1000名無し募集中。。。@転載は禁止:2014/06/29(日) 20:39:35.32 0
2夜目の夜が明ける
10011001
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。