「甘い物は脳に悪い」(笠井奈津子著)を読んでみた

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1 【中国電 73.3 %】 ◆fveg1grntk
「疲れたら甘いものを食べて糖分を補給する」という常識に異を唱える一冊
それでは疲れた時は何を食べるべきなのか
それは「卵、枝豆、鶏肉、豆腐」つまり「良質なタンパク質を摂りなさい」ということである
重要な事は「血糖値を急激に上げるない」こと
糖分を摂る→血糖値を上げる→インスリン分泌→血糖値下がる→眠くなる
これでは「疲れた時のもうひと頑張り」は難しい

新書商売にありがちなやや刺激的なタイトルは置いといても、なかなか興味深い内容
本来、生物というのは「体が必要としているモノ=食べたいモノ」なのが当たり前である
しかし、飽食の時代にあって、我々はその本来持ち合わせているはずの、「必要なモノを必要な分だけ食べる」という本能を失ってしまった
現代の日本で普通に生活をして、食欲にまかせて食事をすると、どうしても食べ過ぎ、特に糖質過多になってしまう
少なくとも私はそうだ

今一度振り返ってみよう 今食べているのは本当に自分の食べたいものなのか?本当に美味しいと感じているのか?過去のイメージや広告戦略などに騙されていないか?
そして、取り戻そう 「食べたいモノを食べたいだけ食べれば健康を維持できる」という生物として当たり前の状態を

医食同源という言葉があるように、食事と健康は直結している
本当は食べたく無いものをなぜか食べさせられていることに我々は気づかなければならない
自らの体からの声に耳を澄ませて、自らの体が欲している栄養素を摂れば、自然と健康でいられるはずなのだ