【欧州トップモード】あのマンチェスター・ユナイテッドから勝者のメンタリティが消えてしまった件

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1 【中国電 86.1 %】 ◆fveg1grntk
昨日、深夜のチェルシーvsマンUの一戦
近年、この2チームの対戦と言えば直接優勝争いに影響するビッグマッチのはずだが、今季は様相が異なる
盟主マンUが信じ難いほど(特にホームで)勝ち点を落とし、無残にもこの時期で既に優勝戦線から早くも脱落しているのだ

これまでもマンUが負けることはあった
しかし、勝者のメンタリティを失うことは無かった
最後まで自らの敗戦を受け入れることなく闘いぬき、そして、一定の確率で「奇跡」を起こすことに成功した
その積み重ねが、栄光の伝統となり、自らの勝利を最後まで疑わないメンタリティを培った

昨日の試合は違った
ホームで抜群の強さを誇るチェルシーに対して、最初から腰が引けていた
ソリッドな守備と鋭いカウンターを武器にした、美しさの感じられないいかにも「モウリーニョらしい」チェルシーを相手に全くを主導権を得ることができなかった
そして当然のようにエトーに3つのゴールを与え敗れた
もっとも印象に残ったのは終了間際の2つのラフプレー
1つは赤、1つは黄色だったが、両方赤でもおかしくない
これはチームの緊張の糸が完全に「切れた」ことを示している
最後まで諦めない伝統は脆くも崩れた

マンUは昨年度プレミアリーグを優勝したディフェンディングチャンピオンである
しかしながら絶対的な強さは感じられなかった
RVPの驚異的な決定力とルーニーの献身が辛うじてチームを支え、ライバル達の星の取りこぼしを見逃さず、したたかに勝ち取った優勝である
もはや昨年から長年チームの柱となったリオとヴィディッチ、エブラは衰え、創造性が欠如した中盤は攻撃をサポートできない
それに加え今年は頼みのRVPとルーニーも怪我がちでコンスタントに出場できない
日本のメディアが煽るヤヌザイか?香川か?などはもはや本質的な問題では無い

これまでギリギリのところでチームを崩壊から守っていた「勝者のメンタリティ」という最後の武器が、今、マンUの手から離れようとしている