さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」63
このスレのプロローグ――
さゆえりレズSEXを不意に目撃してしまったれいな
拒否反応を示して嫌悪感をあらわにするれいなを捕獲するさゆえり
抵抗するれいなを口封じのために２人で気持ちよくさせて一言
さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」
れいなは抵抗するものの、自然と漏れてしまう甘い吐息
れいな「ハァハァ」
キャラ紹介兼相関図最新ver.
http://image02.wiki.livedoor.jp/m/9/mdpg119/4a3d6cffa630dabb.jpg
かめれな世界相関図
http://www.hayasoft.com/reina-her-ways/cgi-bin/src/rena-pai0573.jpg
学年まとめ
http://image01.wiki.livedoor.jp/m/9/mdpg119/05eb84fab2469c9c.jpg
前スレ
さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」62
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1384161713/
まとめサイト
http://wiki.livedoor.jp/mdpg119/
規制で書き込めない方はこちらの避難所へ
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1372765044/
さゆえりレズSEXを不意に目撃してしまったれいな
拒否反応を示して嫌悪感をあらわにするれいなを捕獲するさゆえり
抵抗するれいなを口封じのために２人で気持ちよくさせて一言
さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」
れいなは抵抗するものの、自然と漏れてしまう甘い吐息
れいな「ハァハァ」
キャラ紹介兼相関図最新ver.
http://image02.wiki.livedoor.jp/m/9/mdpg119/4a3d6cffa630dabb.jpg
かめれな世界相関図
http://www.hayasoft.com/reina-her-ways/cgi-bin/src/rena-pai0573.jpg
学年まとめ
http://image01.wiki.livedoor.jp/m/9/mdpg119/05eb84fab2469c9c.jpg
前スレ
さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」62
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1384161713/
まとめサイト
http://wiki.livedoor.jp/mdpg119/
規制で書き込めない方はこちらの避難所へ
http://yy21.kakiko.com/test/read.cgi/morning/1372765044/
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AAまとめ
从*´ ヮ｀) れいな♀ ﾉd*´ ヮ｀) たなか♂ ﾉc|*´ ヮ｀) 成人たなかクン♂
ﾉﾉ*＾ｰ＾) えりりん♀ ﾉd*＾ｰ＾) かめい♂ ﾉc|*＾ｰ＾) かめい先輩♂
从*・ ｡.・） さゆみん♀ ﾉd*・ ｡.・） みちしげ♂
カプまとめ
基本♀は名前、♂は名字。
【例】
れなえり（♀×♀）
たなえり（♂×♀）
たなしげ（♂×♂）
从*´ ヮ｀) れいな♀ ﾉd*´ ヮ｀) たなか♂ ﾉc|*´ ヮ｀) 成人たなかクン♂
ﾉﾉ*＾ｰ＾) えりりん♀ ﾉd*＾ｰ＾) かめい♂ ﾉc|*＾ｰ＾) かめい先輩♂
从*・ ｡.・） さゆみん♀ ﾉd*・ ｡.・） みちしげ♂
カプまとめ
基本♀は名前、♂は名字。
【例】
れなえり（♀×♀）
たなえり（♂×♀）
たなしげ（♂×♂）
♂シンボルまとめ
っ ちびれいな君
n ちびれいな君フルパワー（半角エヌ）
つ 亀さん（かめい君）
∩ 大亀さん
⊃ 弟重君（みちしげ君）
ｎ 新垣てんちょ（全角エヌ）
っ ちびれいな君
n ちびれいな君フルパワー（半角エヌ）
つ 亀さん（かめい君）
∩ 大亀さん
⊃ 弟重君（みちしげ君）
ｎ 新垣てんちょ（全角エヌ）
・作品を投下したいって方へ
从 ･´｡.`･）＜基本的にモーニング娘。（6期メンバー）中心のスレなので
他のハロプログループのメンバーが出演する作品は申し訳ないけど投下しないでほしいの
从*´ ヮ｀)＜娘。飼育って有名なサイトがあるけんそこに投下するといいっちゃよ
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜娘。メンバーの作品なら大歓迎なのでよろしくですよ
从 ･´｡.`･）＜基本的にモーニング娘。（6期メンバー）中心のスレなので
他のハロプログループのメンバーが出演する作品は申し訳ないけど投下しないでほしいの
从*´ ヮ｀)＜娘。飼育って有名なサイトがあるけんそこに投下するといいっちゃよ
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜娘。メンバーの作品なら大歓迎なのでよろしくですよ
5 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 15:54:53.19 0
ﾉﾉ*´ｰ｀)＜テンプレは以上ですよ～
从；´ ヮ｀)。o（どこでこんなスキル身に着けたっちゃろ？）
从；´ ヮ｀)。o（どこでこんなスキル身に着けたっちゃろ？）
6 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 16:45:46.42 O
おつ
7 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 16:48:17.21 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜おつんつんですよ？ｗ
8 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 17:14:34.90 0
ﾉd*・ ｡.・）＜おつなの
9 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 18:08:07.77 0
ﾉdﾒ`,_ωﾟ>＜ケッ！くだらん仲良し妄想スレったい
10 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 18:59:33.56 0
田中は佐藤と工藤に百万回土下座して謝れ！そして解雇されろ！
11 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 19:01:32.71 0
これも忘れられるのが怖い田中ヲタが立てたスレ
12 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 19:10:58.19 0
13 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 19:11:48.40 0
こりゃエロいｗ
14 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 19:55:18.97 0
ﾉ9|*゜_ゝ゜)。o（筋トレメニュー増やさんと）
15 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 20:28:24.48 O
ﾉd*☆ ｡.☆）生田頑張れなの
16 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 20:53:19.47 0
クラスどころか学年中の男子を腕相撲で圧倒してしまうほど強い生田くん
17 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 20:55:57.38 0
オーバーワークしないようになｗ
18 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:17:08.00 0
腕相撲に興じる男子達
(男子A)＜死ね生田ァ！
ﾉ9| ‘_ゝ‘)＜…。(赤子の手をひねるように)ｸｲｯ
ドカバキゴシャズッガァァアアアアァアァァアァアアアアアッッッンッ！
[]二二二ﾆ[]
_∠_||＿|:|＿| ヽ ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ
ｆ＝ﾃ=､╋━━━|
｀て((◎)――(◎)'
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜ゴリラかて
(男子A)＜死ね生田ァ！
ﾉ9| ‘_ゝ‘)＜…。(赤子の手をひねるように)ｸｲｯ
ドカバキゴシャズッガァァアアアアァアァァアァアアアアアッッッンッ！
[]二二二ﾆ[]
_∠_||＿|:|＿| ヽ ﾋﾟｰﾎﾟｰﾋﾟｰﾎﾟｰ
ｆ＝ﾃ=､╋━━━|
｀て((◎)――(◎)'
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜ゴリラかて
19 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:24:49.07 0
http://9g-musume.dyndns.org/img/ninth4875.jpg
この筋肉ならありうるｗ
この筋肉ならありうるｗ
20 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:25:48.42 0
全ては聖ちゃんとのHのためにｗ
21 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:48:18.21 0
生田君と聖ちゃんの小ネタ投下します
タイトルとか内容とかちょっと微妙かもですので苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
聖とイチャイチャするため！
それが生田君の行動原理だった。
ここしばらく、生田君は聖とイチャイチャしていなかった。
というかできなかった。
聖からの接触禁止令もあったし、それが解禁されたとも知らずにひとりで悶々としていたのもあったし。
で、良い雰囲気になったかと思いきや生田君が疲労のあまり寝てしまって不発に終わったこともあったし。
それ以外にも理由はある。
勝手に生田君が意識しているせいかもしれないが、最近の聖はやたら、生田君以外の奴らと仲が良い。
佐藤君との距離が近いのはまあ彼の性格上仕方ないけれど、工藤君ともベタベタするし、幼馴染だからって鞘師君ともいっしょにいるし。
可愛い可愛いと言って亜佑美ちゃんや香音ちゃんと手を繋いだり腕を組んだりと……キリがない。
こんなことで嫉妬する自分は情けなくて器が小さいとも理解しているけど、走り出した思考は止まらない。
というわけで、そんな現状を打破すべく、彼は自らを鍛え抜かんと夜な夜な走り込んでいた。
音楽を聴きながら短く息を吐き、道を刻んでいく。
白の吐息が夜の闇に消える。星がいくつも瞬き、冷たい夜風が心地良い。
そんな彼には最近ハマっている曲がある。
隣のクラスのチームが踊るダンス演目なのだが、ある女の子がケガをしたため、一時的に亜佑美が代打することになったので、生田君もよく覚えていた。
タイトルとか内容とかちょっと微妙かもですので苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
聖とイチャイチャするため！
それが生田君の行動原理だった。
ここしばらく、生田君は聖とイチャイチャしていなかった。
というかできなかった。
聖からの接触禁止令もあったし、それが解禁されたとも知らずにひとりで悶々としていたのもあったし。
で、良い雰囲気になったかと思いきや生田君が疲労のあまり寝てしまって不発に終わったこともあったし。
それ以外にも理由はある。
勝手に生田君が意識しているせいかもしれないが、最近の聖はやたら、生田君以外の奴らと仲が良い。
佐藤君との距離が近いのはまあ彼の性格上仕方ないけれど、工藤君ともベタベタするし、幼馴染だからって鞘師君ともいっしょにいるし。
可愛い可愛いと言って亜佑美ちゃんや香音ちゃんと手を繋いだり腕を組んだりと……キリがない。
こんなことで嫉妬する自分は情けなくて器が小さいとも理解しているけど、走り出した思考は止まらない。
というわけで、そんな現状を打破すべく、彼は自らを鍛え抜かんと夜な夜な走り込んでいた。
音楽を聴きながら短く息を吐き、道を刻んでいく。
白の吐息が夜の闇に消える。星がいくつも瞬き、冷たい夜風が心地良い。
そんな彼には最近ハマっている曲がある。
隣のクラスのチームが踊るダンス演目なのだが、ある女の子がケガをしたため、一時的に亜佑美が代打することになったので、生田君もよく覚えていた。
22 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:48:56.57 0
―――言葉で言うんじゃなくて、もうちょっと近づいて
亜佑美が踊っている姿を、生田君も何度か見たことがあった。
学園祭で鞘師君たちと踊ることになっているフラメンコと並行してダンスを覚えることになって苦労していたが、
曲が始まると纏う色が変わり、真っ直ぐになにかを見据えてリズムを刻む姿は、女の子だけどカッコ良いと思った。
―――イジワルしないで、抱きしめてよ。情熱の女神
だからその延長でこの曲も好きになったのだけど、オレなら迷わず、抱きしめるっちゃけどな。といつも思う。
オレやったら、いじわるなんかせんで、聖のこと、すぐに―――
「ワンッワンッ！」
犬に吠えられた。
うっさい、オレは聖のために体を鍛えると。
「ん―――り――ぽーん」
ほら、聖の幻聴までするし。
曲聴きながら走っとーと。邪魔せんで。
オレは最終的に聖といろんなプレイをするために体を鍛え―――
「ギャワンッ！！」
直後、背中に衝撃を受けた。
スピードに乗っていた生田君は、後方からの新たな衝撃に耐えきれず、べちゃりと情けなく地面とお友達になった。
23 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:49:33.78 0
「いってぇ！！なんすっとか！こん、バカ犬！！」
「ぐるぅぅぅ～！ワン！！」
背中に圧し掛かってきた犬を払いのける。
威嚇してくるこの犬。何処かで見覚えがあった。あれ、この犬って……と思考していると「クララ！」と彼女の声がした。
「ダメだよクララー」
「って聖ぃ？！」
「もー。えりぽんずーっと呼んでたのに、ちっとも気付かないんだもん」
聖は白っぽいジャージを羽織り、左手にリード、右手に小さなカバンとスコップを持っていた。
なぜ聖が此処に？と生田君は一瞬困惑したが、彼女の格好と自分の背中に乗ってきた犬がクララだと知り、散歩中だったのかと気付いた。
譜久村家の愛犬であるパピヨンの「クララ」は「ふぁ～」と大あくびをかまし、聖の元へと戻った。
尻尾パタパタ。よちよち歩く姿は可愛いのだけれど、やっぱり憎たらしく思う。
「イテテ……相変わらずオレはクララに嫌われとーっちゃね…」
「ごめんね。えりぽん全然気付いてくれないから、クララに先回りしてもらおうと思ったんだけど…」
聖は申し訳なく言いながら、クララの首輪にリードを繋いだ。
自由を奪われたクララは、そんなことちっともお構いなしに聖の足元にすり寄った。
実に飼い主に従順な犬だと思う。だからこそ、オレのことが嫌いっちゃろーけどさ。
生田君はジャージに付いた埃を払いながら「聖さ」と訊ねた。
「聖、いっつもこんな時間に散歩しよーと？」
現在夜の20時過ぎ。犬の散歩は構わないが、特にいまは日の入りが早い冬の時期。女の子がひとりで出歩くにしては遅すぎる時間だ。
それを咎められるのが分かっていたのか、聖は曖昧に笑ってみせた。
「ぐるぅぅぅ～！ワン！！」
背中に圧し掛かってきた犬を払いのける。
威嚇してくるこの犬。何処かで見覚えがあった。あれ、この犬って……と思考していると「クララ！」と彼女の声がした。
「ダメだよクララー」
「って聖ぃ？！」
「もー。えりぽんずーっと呼んでたのに、ちっとも気付かないんだもん」
聖は白っぽいジャージを羽織り、左手にリード、右手に小さなカバンとスコップを持っていた。
なぜ聖が此処に？と生田君は一瞬困惑したが、彼女の格好と自分の背中に乗ってきた犬がクララだと知り、散歩中だったのかと気付いた。
譜久村家の愛犬であるパピヨンの「クララ」は「ふぁ～」と大あくびをかまし、聖の元へと戻った。
尻尾パタパタ。よちよち歩く姿は可愛いのだけれど、やっぱり憎たらしく思う。
「イテテ……相変わらずオレはクララに嫌われとーっちゃね…」
「ごめんね。えりぽん全然気付いてくれないから、クララに先回りしてもらおうと思ったんだけど…」
聖は申し訳なく言いながら、クララの首輪にリードを繋いだ。
自由を奪われたクララは、そんなことちっともお構いなしに聖の足元にすり寄った。
実に飼い主に従順な犬だと思う。だからこそ、オレのことが嫌いっちゃろーけどさ。
生田君はジャージに付いた埃を払いながら「聖さ」と訊ねた。
「聖、いっつもこんな時間に散歩しよーと？」
現在夜の20時過ぎ。犬の散歩は構わないが、特にいまは日の入りが早い冬の時期。女の子がひとりで出歩くにしては遅すぎる時間だ。
それを咎められるのが分かっていたのか、聖は曖昧に笑ってみせた。
24 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:50:12.59 0
「今日はたまたまだよ」
「たまたま？」
「いつもはにぃに……お兄ちゃんが散歩連れてくんだけど、風邪引いちゃったから、聖が代理」
聖はそれだけ言うと、生田君の視線から逃げるようにクララを連れて歩き出した。
生田君もそれ以上彼女にとやかく言いたくなくて、黙ってその横を歩いた。
「散歩コースって決まっとーと？」
「うん、一応はね」
「そっか」
「あ、えりぽん付き合ってくれるの？」
「女の子ひとりで、こんな夜遅く危ないやろ」
「ふふ。ありがと」
そんな会話を交わしたあと、なんとなく言葉が繋がらなくなった。
生田君は深く息を吐いて天を仰いだ。
いつも以上に星が瞬く夜だ。夜風が耳や頬を突き刺してチクチク痛む。
なんとなく、心までも痛むような気がした。
別にケンカしたわけでもないのだけれど、妙な空間が生まれる。
沈黙が気まずい関係なわけじゃない。そうじゃなくて。そうじゃなくて―――
「あ、えりぽん、公園寄るね」
唐突に耳に入った言葉に、生田君はなにも返せずに視線だけ送った。
クララは走り出し、聖もまた、早足で公園へと消えていく。彼女の少しだけ明るい茶髪が夜の闇に映えた。
冬風に靡いた髪に思わず手を伸ばすが、それはするりと指先を通り過ぎていった。
空を掴んだ手がひどく情けなくて、そっとポケットに仕舞い込む。そのまま生田君は、彼女を追い駆けた。
「たまたま？」
「いつもはにぃに……お兄ちゃんが散歩連れてくんだけど、風邪引いちゃったから、聖が代理」
聖はそれだけ言うと、生田君の視線から逃げるようにクララを連れて歩き出した。
生田君もそれ以上彼女にとやかく言いたくなくて、黙ってその横を歩いた。
「散歩コースって決まっとーと？」
「うん、一応はね」
「そっか」
「あ、えりぽん付き合ってくれるの？」
「女の子ひとりで、こんな夜遅く危ないやろ」
「ふふ。ありがと」
そんな会話を交わしたあと、なんとなく言葉が繋がらなくなった。
生田君は深く息を吐いて天を仰いだ。
いつも以上に星が瞬く夜だ。夜風が耳や頬を突き刺してチクチク痛む。
なんとなく、心までも痛むような気がした。
別にケンカしたわけでもないのだけれど、妙な空間が生まれる。
沈黙が気まずい関係なわけじゃない。そうじゃなくて。そうじゃなくて―――
「あ、えりぽん、公園寄るね」
唐突に耳に入った言葉に、生田君はなにも返せずに視線だけ送った。
クララは走り出し、聖もまた、早足で公園へと消えていく。彼女の少しだけ明るい茶髪が夜の闇に映えた。
冬風に靡いた髪に思わず手を伸ばすが、それはするりと指先を通り過ぎていった。
空を掴んだ手がひどく情けなくて、そっとポケットに仕舞い込む。そのまま生田君は、彼女を追い駆けた。
25 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:51:06.64 0
冬の公園はひどく寂しかった。
ブランコがきいきい揺れて、中央にある滑り台が妙な威圧感を持ってそびえ立っている。
子どもたちはあの滑り台をロケットと呼んでいる。実際この公園の名前は「ロケット公園」だから間違ってはいない。
ただ、夜にアレを見るとちょっと怖いなあと思ってしまう。
聖はそんなこと気にも留めずに園内に入り、だれもいないことを確認して、リードを外した。
また自由になれて嬉しいのか、クララは一目散に駆け出した。
吠えないところを見ると、ちゃんと躾されているのだと分かる。その上で生田君に吠えるあたり、相当嫌いやっちゃなと改めて理解する。
どうも負の方向に思考が走りがちで、生田君は短く息を吐いてベンチに座った。
「なんか、ごめんね」
生田君の隣に腰を下ろすなり、聖はそう言った。
「付き合わせちゃってるよね、聖。だいじょうぶ、もうすぐ帰るから」
「いや、オレは全然そんな気ないけん！」
慌てて取り繕ったものの、聖はまた曖昧に笑うだけだった。
聖のこの笑顔が、生田君は好きになれなかった。
嫌いではない。だけど、なにかを覆い隠したような、真実を見えなくしてしまうような、女の子特有の秘密の笑顔が、苦手だった。
そんな空気を察したのか、「えりぽんはさ」と彼女は話題を変えた。
「なんで、走ってるの？」
「えっ…あ、あー……うん、まあ…体力づくり？」
「ふふ、なにそれ」
「んー……いろいろ」
まさか聖とさまざまなプレイがしたいため、なんて下心丸出しの答えは言えないので誤魔化した。
ポケットに両手を突っ込んで星を眺めた。黒い空に消えそうな星が、ひとつ・ふたつ・みっつと浮かぶ。今夜は妙に雲が多い。
はぁと靄のかかった息を吐き、それが静かに馴染んで消えていった。ああ、冬だ。今夜は特に、冷える。
唐突に亜佑美の踊っていた姿が浮かぶ。リズムを正確に刻み、それでいて指先にまで神経を注いで柔らかく踊る、彼女の姿が。
ブランコがきいきい揺れて、中央にある滑り台が妙な威圧感を持ってそびえ立っている。
子どもたちはあの滑り台をロケットと呼んでいる。実際この公園の名前は「ロケット公園」だから間違ってはいない。
ただ、夜にアレを見るとちょっと怖いなあと思ってしまう。
聖はそんなこと気にも留めずに園内に入り、だれもいないことを確認して、リードを外した。
また自由になれて嬉しいのか、クララは一目散に駆け出した。
吠えないところを見ると、ちゃんと躾されているのだと分かる。その上で生田君に吠えるあたり、相当嫌いやっちゃなと改めて理解する。
どうも負の方向に思考が走りがちで、生田君は短く息を吐いてベンチに座った。
「なんか、ごめんね」
生田君の隣に腰を下ろすなり、聖はそう言った。
「付き合わせちゃってるよね、聖。だいじょうぶ、もうすぐ帰るから」
「いや、オレは全然そんな気ないけん！」
慌てて取り繕ったものの、聖はまた曖昧に笑うだけだった。
聖のこの笑顔が、生田君は好きになれなかった。
嫌いではない。だけど、なにかを覆い隠したような、真実を見えなくしてしまうような、女の子特有の秘密の笑顔が、苦手だった。
そんな空気を察したのか、「えりぽんはさ」と彼女は話題を変えた。
「なんで、走ってるの？」
「えっ…あ、あー……うん、まあ…体力づくり？」
「ふふ、なにそれ」
「んー……いろいろ」
まさか聖とさまざまなプレイがしたいため、なんて下心丸出しの答えは言えないので誤魔化した。
ポケットに両手を突っ込んで星を眺めた。黒い空に消えそうな星が、ひとつ・ふたつ・みっつと浮かぶ。今夜は妙に雲が多い。
はぁと靄のかかった息を吐き、それが静かに馴染んで消えていった。ああ、冬だ。今夜は特に、冷える。
唐突に亜佑美の踊っていた姿が浮かぶ。リズムを正確に刻み、それでいて指先にまで神経を注いで柔らかく踊る、彼女の姿が。
26 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:51:21.51 0
田中は佐藤と工藤に百万回土下座して謝れ！そして解雇されろ！
27 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:51:40.73 0
「あの滑り台にね、この前、すっごい綺麗な人たちがいたの」
思考の海に入りかけた生田君を呼び戻した声に首を傾げた。
聖は公園の中央にある大きな滑り台に目をやる。過去を思い出すように目を細める姿が妙に大人びていた。
ひとり言のような、想いを紡ぐような声に、なんて返すべきか悩み、そして結局黙っていた。
「この前、って言ってももう3ヶ月くらい前なんだけどね。花火大会があった日。すっごい切なそうな感じで。ちょっと黙って見とれちゃった」
「……カップル？」
「分かんない。ふたりとも女の人っぽかったけど。髪長かったし。あんまり長く観とくのもあれだしと思って、帰っちゃったけど」
そのあとも、聖はなにかを話していた。
「ふたりの空気が切なくて優しかった」なんて何処の小説の一節だと思うけど、生田君はその話を聞く気にはなれなかった。
また女の子の話か、とツッコミを入れるのは野暮だとは分かっている。分かっているけど、今日は妙に心がざわつく。
聖が自分以外の人の話をすることさえ、許せなくなる。ああ、小っちゃい。心が狭い。ナローだ、narrow。あれ、綴りあっとーっけ？
「でね、その人っ―――！」
気付いたとき、生田君は彼女を押し倒していた。
そのまま強引に唇を奪う。
冬の空気にさらされていたのに、聖の唇は潤っていた。その潤いをさらに満たすように、生田君はべろんと舌を這わせる。
「んっ…！ん、んっ……」
唇を舐め回すと同時に、彼女の胸に手を這わせた。
突然の刺激に聖はビクッと体を強張らせるが、生田君は気にも留めずにジャージの上から手に余るほどの乳房を揉みし抱く。
思考の海に入りかけた生田君を呼び戻した声に首を傾げた。
聖は公園の中央にある大きな滑り台に目をやる。過去を思い出すように目を細める姿が妙に大人びていた。
ひとり言のような、想いを紡ぐような声に、なんて返すべきか悩み、そして結局黙っていた。
「この前、って言ってももう3ヶ月くらい前なんだけどね。花火大会があった日。すっごい切なそうな感じで。ちょっと黙って見とれちゃった」
「……カップル？」
「分かんない。ふたりとも女の人っぽかったけど。髪長かったし。あんまり長く観とくのもあれだしと思って、帰っちゃったけど」
そのあとも、聖はなにかを話していた。
「ふたりの空気が切なくて優しかった」なんて何処の小説の一節だと思うけど、生田君はその話を聞く気にはなれなかった。
また女の子の話か、とツッコミを入れるのは野暮だとは分かっている。分かっているけど、今日は妙に心がざわつく。
聖が自分以外の人の話をすることさえ、許せなくなる。ああ、小っちゃい。心が狭い。ナローだ、narrow。あれ、綴りあっとーっけ？
「でね、その人っ―――！」
気付いたとき、生田君は彼女を押し倒していた。
そのまま強引に唇を奪う。
冬の空気にさらされていたのに、聖の唇は潤っていた。その潤いをさらに満たすように、生田君はべろんと舌を這わせる。
「んっ…！ん、んっ……」
唇を舐め回すと同時に、彼女の胸に手を這わせた。
突然の刺激に聖はビクッと体を強張らせるが、生田君は気にも留めずにジャージの上から手に余るほどの乳房を揉みし抱く。
28 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:52:50.46 0
「んっ…ん、あっ……やっ…えりぽん…」
口の端から漏れる声すら逃さぬように、キスにキスを重ねた。
苛立ちと焦燥と、とてつもない嫉妬が全身を包み込む。
これまで触れられなかった聖に、自分以外にだれかが触れることが許せない。
いまの生田君にとって、この冬の空気ですら、嫉妬の対象だった。空気の分際で聖の真白い肌に、頬に、唇に、触れるな。
「あっ！や…ん……えりぽっ……こ、ここでっ？」
「………ダメ？」
「だ、ダメっていうか……あっ！」
「聖がおっきい声出さんかったらだいじょうぶやって」
なにがだいじょうぶなのか、自分でもよく分かっていない。だが生田君はもう自分を止められない。
嫉妬が身を焦がす前に、彼女を抱きしめたかった。
もしここで出来ないのならば、この炎を消してほしい。焼き尽くしてしまうほどの、嫉妬の炎を。
―――ジョロジョロ～
生田君が聖のジャージの中に手を滑り込ませたときだった。
なんとも情けない音とともに、生田君の脚が生温かくなっていく。
「ぬぅああああああああ！？」
結果、生田君の脚、脹脛から足首にかけてクララの小便がかけられていた。
口の端から漏れる声すら逃さぬように、キスにキスを重ねた。
苛立ちと焦燥と、とてつもない嫉妬が全身を包み込む。
これまで触れられなかった聖に、自分以外にだれかが触れることが許せない。
いまの生田君にとって、この冬の空気ですら、嫉妬の対象だった。空気の分際で聖の真白い肌に、頬に、唇に、触れるな。
「あっ！や…ん……えりぽっ……こ、ここでっ？」
「………ダメ？」
「だ、ダメっていうか……あっ！」
「聖がおっきい声出さんかったらだいじょうぶやって」
なにがだいじょうぶなのか、自分でもよく分かっていない。だが生田君はもう自分を止められない。
嫉妬が身を焦がす前に、彼女を抱きしめたかった。
もしここで出来ないのならば、この炎を消してほしい。焼き尽くしてしまうほどの、嫉妬の炎を。
―――ジョロジョロ～
生田君が聖のジャージの中に手を滑り込ませたときだった。
なんとも情けない音とともに、生田君の脚が生温かくなっていく。
「ぬぅああああああああ！？」
結果、生田君の脚、脹脛から足首にかけてクララの小便がかけられていた。
29 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:54:01.13 0
「オレの脚は電柱じゃないと！！！」
「こっ…こら、クララ！！」
数秒前の「聖がおっきい声出さんかったらだいじょうぶやって」なんてセリフは何処へやら、堪忍袋の緒が切れたのか、犬相手に思い切り怒鳴りつけた。
クララはマーキングを終えてすっきりしたのか、「うぁぁ～」と大あくびをかまし、彼の怒りなど気にも留めない。
飼い主である聖もさすがに叱りつけるが、それにさえ動じない。
威厳を見せる必要がある聖は、クララの両脚を持ち上げ、「ダメでしょ！」と目を真っ直ぐに見て叱りつけた。
それはいままでに見たこともない剣幕で、さすがにクララもひくっと反応した。
「あーーちくしょー！！」
聖の飼い主としての説教を尻目に、生田君はベンチから水飲み場まで駆け出した。
冬の風が全身を突き刺すのもお構いなしに蛇口を捻り、膝下を冷水で洗い流した。
「つべてえええ！！」
自分でもやかましいと思っちゃいるが、叫ばずにはいられない。
もう最悪だ。聖とイチャイチャしようと思ったら嫉妬の炎が立ち込めて、焦って先走った結果が犬にマーキングされ、良いことはひとつもない。
ガクガクと冷気が全身を包み込んだところで蛇口を閉じた。
ああ、くそ。嫉妬の炎の消し方、全然違うやろと、生田君はジャージの裾を絞った。お気に入りのランニングシューズもびしょ濡れだ。
聖はといえば、クララを散々しかりつけたあと、眉を下げてこちらを見ていた。
目が「だいじょうぶ？」と語っていたけれど、それに笑って返事をするほどの力は残されていなかった。
生田君は深く深くため息を零し、「帰ろっか」と言葉を吐いた。
-------
月が照らす道を、聖の家までほぼ無言でふたりは歩いた。
なにかを話すべきだったのだろうけど、気の利いた言葉はたったのひとつも出てこなかった。
門扉の前で生田君は立ち止まり、「じゃ、オレ帰るけん」と呟いた。
漸く出てきた言葉がお別れの挨拶なんて、情けないことこの上ない。
「こっ…こら、クララ！！」
数秒前の「聖がおっきい声出さんかったらだいじょうぶやって」なんてセリフは何処へやら、堪忍袋の緒が切れたのか、犬相手に思い切り怒鳴りつけた。
クララはマーキングを終えてすっきりしたのか、「うぁぁ～」と大あくびをかまし、彼の怒りなど気にも留めない。
飼い主である聖もさすがに叱りつけるが、それにさえ動じない。
威厳を見せる必要がある聖は、クララの両脚を持ち上げ、「ダメでしょ！」と目を真っ直ぐに見て叱りつけた。
それはいままでに見たこともない剣幕で、さすがにクララもひくっと反応した。
「あーーちくしょー！！」
聖の飼い主としての説教を尻目に、生田君はベンチから水飲み場まで駆け出した。
冬の風が全身を突き刺すのもお構いなしに蛇口を捻り、膝下を冷水で洗い流した。
「つべてえええ！！」
自分でもやかましいと思っちゃいるが、叫ばずにはいられない。
もう最悪だ。聖とイチャイチャしようと思ったら嫉妬の炎が立ち込めて、焦って先走った結果が犬にマーキングされ、良いことはひとつもない。
ガクガクと冷気が全身を包み込んだところで蛇口を閉じた。
ああ、くそ。嫉妬の炎の消し方、全然違うやろと、生田君はジャージの裾を絞った。お気に入りのランニングシューズもびしょ濡れだ。
聖はといえば、クララを散々しかりつけたあと、眉を下げてこちらを見ていた。
目が「だいじょうぶ？」と語っていたけれど、それに笑って返事をするほどの力は残されていなかった。
生田君は深く深くため息を零し、「帰ろっか」と言葉を吐いた。
-------
月が照らす道を、聖の家までほぼ無言でふたりは歩いた。
なにかを話すべきだったのだろうけど、気の利いた言葉はたったのひとつも出てこなかった。
門扉の前で生田君は立ち止まり、「じゃ、オレ帰るけん」と呟いた。
漸く出てきた言葉がお別れの挨拶なんて、情けないことこの上ない。
30 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:54:50.81 0
「うん……えりぽん、ホントにごめんね。ねぇ、やっぱりうちでシャワー浴びて…」
「いい。もう、帰るけん」
聖の誘いを、生田君は断った。
些細な積み重ねだ。怒りとか哀しみとか嫉妬とか。
こういうときに限って佐藤君や工藤君と談笑している聖の姿ばかりが浮かんでしまう。
なんだかもう、今日は一刻も早く帰りたかった。聖の顔をこれ以上見ているのが、ツラい。
「じゃ、聖。また、明日」
生田君はそれだけ言うと踵を返した。
聖の返事は喉にへばり付いて出てこず、代わりにその腕へと左手を伸ばした。
が、指先がジャージを掠めただけで、彼の腕を掴むことはなかったし、彼もまた、彼女の指先に気付くことはなかった。
行き場を失くした左手が情けなく宙に浮かんでいたが、聖はそれをポケットにしまおうとはしなかった。
そのまま彼が曲がり角に消えていくまで、ずっとその背を見つめ、左手を宙浮かばせていた。
生田君の姿が消え、右手に持ったリードがひょいと動いた。
ふと我に返ると、リードの先のクララが心配そうにご主人を見つめている。
真ん丸な瞳には、不安と、少しの罪悪感が浮かんでいる気がして、聖は困ったように笑い、抱きかかえてやった。
「……自分だって、亜佑美ちゃんやさくらちゃんと仲良いくせにね」
ちょっとだけ意地悪に、ちょっとだけ切なく呟いた想いは冬の風とともに消えていった。
星がひとつ・ふたつとその輝きを増し、冬の夜は寒波の中で静かに静かに佇む。
何処までも広がる暗い雲が、鎮座していた月を静かに隠していった。
イジワルしないで抱きしめてよ おわり
「いい。もう、帰るけん」
聖の誘いを、生田君は断った。
些細な積み重ねだ。怒りとか哀しみとか嫉妬とか。
こういうときに限って佐藤君や工藤君と談笑している聖の姿ばかりが浮かんでしまう。
なんだかもう、今日は一刻も早く帰りたかった。聖の顔をこれ以上見ているのが、ツラい。
「じゃ、聖。また、明日」
生田君はそれだけ言うと踵を返した。
聖の返事は喉にへばり付いて出てこず、代わりにその腕へと左手を伸ばした。
が、指先がジャージを掠めただけで、彼の腕を掴むことはなかったし、彼もまた、彼女の指先に気付くことはなかった。
行き場を失くした左手が情けなく宙に浮かんでいたが、聖はそれをポケットにしまおうとはしなかった。
そのまま彼が曲がり角に消えていくまで、ずっとその背を見つめ、左手を宙浮かばせていた。
生田君の姿が消え、右手に持ったリードがひょいと動いた。
ふと我に返ると、リードの先のクララが心配そうにご主人を見つめている。
真ん丸な瞳には、不安と、少しの罪悪感が浮かんでいる気がして、聖は困ったように笑い、抱きかかえてやった。
「……自分だって、亜佑美ちゃんやさくらちゃんと仲良いくせにね」
ちょっとだけ意地悪に、ちょっとだけ切なく呟いた想いは冬の風とともに消えていった。
星がひとつ・ふたつとその輝きを増し、冬の夜は寒波の中で静かに静かに佇む。
何処までも広がる暗い雲が、鎮座していた月を静かに隠していった。
イジワルしないで抱きしめてよ おわり
31 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 21:56:19.27 0
ひとまず以上です
聖ちゃんごめんよ…つづきの構想はあるので許してにゃんｗ
聖ちゃんごめんよ…つづきの構想はあるので許してにゃんｗ
32 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 22:01:54.70 0
作者さんおつです！
花火大会の日のあの二人がこんなところで登場なんて素晴らし過ぎる！！
花火大会の日のあの二人がこんなところで登場なんて素晴らし過ぎる！！
33 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 22:49:13.40 0
嫉妬する聖ちゃんかわえぇｗ
34 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 22:54:44.19 0
今夜は唇とπの感触をオカズにフクニー三昧だなｗ
35 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 23:09:33.40 O
ケンカじゃないけど波乱だね
36 ：名無し募集中。。。：2013/12/02(月) 23:49:53.62 0
決定打がないモヤモヤのせいで現実味溢るるわー
37 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 00:43:57.01 0
髪の長い二人とも話が交わったー！
いいねいいねぇ
いいねいいねぇ
38 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 01:18:56.42 0
ノﾉ*・ ｡.・）´ｰ´*川
39 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 02:33:16.14 0
亜佑美ちゃんの出し方がいいね
40 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 04:31:28.06 0
ﾉ9|*´_ゝ｀)
つｎ゛
つｎ゛
41 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 07:56:07.26 0
早朝からナニしてんだｗ
42 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 08:09:05.16 O
昨日を思いだしてんだなｗ
43 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 10:02:57.59 0
ノﾉ∮*´ _l｀）ﾝﾓｩ
44 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 11:37:25.51 O
（ ■_■）
45 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 11:54:56.52 0
生田君…ｗ
46 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 12:56:50.98 0
ﾉd*´ ﾛ｀)
47 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 13:28:44.11 0
いじられてるなｗ
48 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 13:41:48.37 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾ﾉd*´ ﾛ｀)
つn゛
隣の席だから弄り放題
つn゛
隣の席だから弄り放題
49 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 15:06:19.64 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾ﾉd*´ ﾛ｀)・ ｡.・*从
挟み撃ち
挟み撃ち
50 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 15:56:00.83 O
羨ましいやつｗ
51 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 16:57:30.04 0
ﾊｧﾊｧ
52 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 18:05:19.51 0
ﾉd*＾ｰ＾)
53 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 19:03:58.21 0
( ■_■)
54 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 19:28:00.65 O
( □_□)
55 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:09:58.54 0
ﾉd*・ ｡.・）。o（お腹すいたの）
56 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:11:48.18 0
ははとちびまー
http://stat.ameba.jp/user_images/20131203/16/sayumimichishige-blog/9a/e2/j/o0480071912769222114.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131203/16/sayumimichishige-blog/a2/4c/j/o0480071912769222166.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131203/16/sayumimichishige-blog/9a/e2/j/o0480071912769222114.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131203/16/sayumimichishige-blog/a2/4c/j/o0480071912769222166.jpg
57 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:15:38.21 0
>>55
クロさんにひとこと言えばなんでも用意してくれるだろｗ
クロさんにひとこと言えばなんでも用意してくれるだろｗ
58 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:16:43.70 0
59 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:17:30.90 0
60 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:20:27.82 0
旦那からしても自慢の嫁だろうな
61 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:30:36.83 0
授業参観の日にクラスメートに母自慢をする小学生ちびまー
他のパパさん達に囲まれ身動きが取れなくなる母さゆ
ちびまーの兄と間違われる父れいな
他のパパさん達に囲まれ身動きが取れなくなる母さゆ
ちびまーの兄と間違われる父れいな
62 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:54:07.34 0
(パパ1)＜ボンジュー美しいマダム。この後、食事でもどうですか？妻には内緒で…
川*- ｡.-)＜いえ結構です
(パパ2)＜なら僕と夜の授業参観と洒落込みませんか？
川*- ｡.-)＜意味不明なのでいいです
(パパ3)＜おい！子供達の目の前でナンパなんてやめろ！ったく、みっともないな。
大丈夫ですか美しい若奥様？さぁ、私の手をとってください。保健室という名の愛の巣に…
川；- ｡.-)＜いえあの…
从*^_〉^)＜わ～！ははモテモテ～
川；- ｡.-) ≡ヽﾉc|+｀ ﾛ´)ﾉ┌┛)3゜）・｀;:ﾞ;｀; ﾁｪｽﾄｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!(バキッ)
川；- ｡.-ﾉc|+｀ ﾛ´)o＜人の嫁に汚いツバ付けるな！こんアホ！
(；パパ3)＜いって…。誰だこのガキは
oﾉc|+｀ ﾛ´)o=3＜誰がガキだオルァ！！俺は世界で唯一無二のさゆのナイトっちゃん！！
川///｡.//)←恥ずかしい
从*^_〉^)＜あれまさのパパなのー
ﾉc|o´ ｡｀ﾙ＜おめーの家族変なのばっかだな
川*- ｡.-)＜いえ結構です
(パパ2)＜なら僕と夜の授業参観と洒落込みませんか？
川*- ｡.-)＜意味不明なのでいいです
(パパ3)＜おい！子供達の目の前でナンパなんてやめろ！ったく、みっともないな。
大丈夫ですか美しい若奥様？さぁ、私の手をとってください。保健室という名の愛の巣に…
川；- ｡.-)＜いえあの…
从*^_〉^)＜わ～！ははモテモテ～
川；- ｡.-) ≡ヽﾉc|+｀ ﾛ´)ﾉ┌┛)3゜）・｀;:ﾞ;｀; ﾁｪｽﾄｵｵｵｵｵｵｵｵｵ!!!(バキッ)
川；- ｡.-ﾉc|+｀ ﾛ´)o＜人の嫁に汚いツバ付けるな！こんアホ！
(；パパ3)＜いって…。誰だこのガキは
oﾉc|+｀ ﾛ´)o=3＜誰がガキだオルァ！！俺は世界で唯一無二のさゆのナイトっちゃん！！
川///｡.//)←恥ずかしい
从*^_〉^)＜あれまさのパパなのー
ﾉc|o´ ｡｀ﾙ＜おめーの家族変なのばっかだな
63 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 20:58:14.11 0
楽しそうな授業参観だなｗ
64 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 21:04:50.42 0
先生苦労しそうだなｗ
65 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 21:16:30.90 0
いいなぁｗ
漫画化希望ｗ
漫画化希望ｗ
66 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 21:19:06.16 0
( 先生)＜お父さんたち授業の邪魔です！もう教室から出てってください！
( 先生)＜ふぅ、まったく・・・さて奥様、静かになったところで私の個人授業なぞ受けてみませんか？
川；- ｡.-)＜遠慮しておきます
( 先生)＜ふぅ、まったく・・・さて奥様、静かになったところで私の個人授業なぞ受けてみませんか？
川；- ｡.-)＜遠慮しておきます
67 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 21:23:33.48 0
どいつもこいつもｗｗ
68 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 21:35:38.69 0
教師のくせにｗ
ママ聖さんも囲まれちゃうだろうね
ママ聖さんも囲まれちゃうだろうね
69 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 21:35:41.38 0
(パパ1)＜グーテンターク美しいマダム。この後、食事でもどうですか？妻には内緒で…
川∮＾ _l＾）＜いえ結構です
(パパ1)＜まぁまぁそうおっしゃｒ
+ ｷｭﾋﾟｰﾝ
∩
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)ﾉ
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)o＜死にたいやつから前に出るっちゃ(ﾊﾟｷﾎﾟｷ)
しーん…
川∮＾ _l＾）＜えりぽんかっこいい♥
ﾉc|o´ ｡｀ﾙ＜パパかっけー
(先生)＜もう出てってください
川∮＾ _l＾）＜いえ結構です
(パパ1)＜まぁまぁそうおっしゃｒ
+ ｷｭﾋﾟｰﾝ
∩
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)ﾉ
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)o＜死にたいやつから前に出るっちゃ(ﾊﾟｷﾎﾟｷ)
しーん…
川∮＾ _l＾）＜えりぽんかっこいい♥
ﾉc|o´ ｡｀ﾙ＜パパかっけー
(先生)＜もう出てってください
70 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 21:42:47.80 0
ちびハルのパパもそうとう変わってるぞｗｗ
71 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 22:05:13.85 0
まともな大人がいないｗ
72 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 22:08:15.03 0
まともなのは嫁さゆだけｗ
73 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 22:25:37.02 0
ﾉc|*´ ヮ｀)* ^_〉^)*- ｡.-）
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)do´ ｡｀)∮＾ _l＾）
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)do´ ｡｀)∮＾ _l＾）
74 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 22:26:19.45 0
ﾉ9|‘_ゝ‘)ｲｲﾅｧ
75 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 23:03:20.07 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜ボクたちも早く結婚しようね～ｗ
从*∩ ヮ∩)
从*∩ ヮ∩)
76 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 23:05:45.59 0
ifは優樹ちゃんと遥君でいいんだよね
77 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 23:20:57.03 0
それでいいんじゃないかな
78 ：名無し募集中。。。：2013/12/03(火) 23:50:23.97 0
パパは激強なのに息子のちびはるはちびまーより弱いんだろうなｗ
79 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:11:45.95 0
えーと…
昨日の話を読んでちょいと思いついたものですが…
いらねーよ！という向きには少々の間ご勘弁いただきたく…
昨日の話を読んでちょいと思いついたものですが…
いらねーよ！という向きには少々の間ご勘弁いただきたく…
80 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:14:11.96 0
「はぁ………」
いつもの公園のベンチで、亜佑美は溜息を吐いた。
手に持っているのは、いつもならば絶対に口にはしないだろう、甘味を入れないホットチョコレートだ。
カップを手で弄びながら、ぼんやりと公園の風景を眺めている。
少し冷めてしまったそれを口に運ぶ。
「苦……」
顔をしかめて文句を言いながら、戸外で唯一、暖が取れるそれを、舐めるように飲み続ける。
胸の奥のしこりは、恐らく、手の中のチョコレートよりも苦い。
学園祭は、思っていたよりも喝采を浴びた。
助っ人としてオーディションの映像を撮影したグループも、無事に合格して学園祭のダンスコンテストに出ることが出来た。
普段の亜佑美なら、得意げに、嬉しそうに、それを話し続け、満足感に浸っている筈。
なのに、どうして心が晴れないんだろう…。
もしかして、着替えて体育館を出たところでぶつけられた心無い言葉が思ったよりも響いたのだろうか。
「ねえねえ、見て。あんなちんちくりんが鞘師君の隣で踊ってたんだよ」
「ホントホント。身の程知らずよねぇ」
「何であんなのが得意げに踊ってたのかな？」
「高橋先輩や亀井先輩も気の毒じゃない？」
「言えてる。もっとマシなの居なかったのかな？」
それは、体育館を追い出された女生徒達が、腹いせに吐き捨てた言葉だった。
それは、ダンスを終えた高揚感のままに体育館を出た亜佑美をどん底に叩き落とすには充分だった。
それは、体育館を慌てて飛び出した鞘師君やソロのダンスを披露していた高等部には聞こえていなかった。
それを聞いていたのは、ただ、亜佑美ひとりだけ……。
「あたしは、便利屋かい…」
誰にも聞こえないように、囁くように毒づく。
自分の言葉に傷ついたかのように、目尻にジワリと熱いものが滲む。
慌てて上を向いて、それを堪える。
幾らか落ち着くと、苦い気持ちを飲み込むように、ビターチョコレートを飲み続ける。
いつもの公園のベンチで、亜佑美は溜息を吐いた。
手に持っているのは、いつもならば絶対に口にはしないだろう、甘味を入れないホットチョコレートだ。
カップを手で弄びながら、ぼんやりと公園の風景を眺めている。
少し冷めてしまったそれを口に運ぶ。
「苦……」
顔をしかめて文句を言いながら、戸外で唯一、暖が取れるそれを、舐めるように飲み続ける。
胸の奥のしこりは、恐らく、手の中のチョコレートよりも苦い。
学園祭は、思っていたよりも喝采を浴びた。
助っ人としてオーディションの映像を撮影したグループも、無事に合格して学園祭のダンスコンテストに出ることが出来た。
普段の亜佑美なら、得意げに、嬉しそうに、それを話し続け、満足感に浸っている筈。
なのに、どうして心が晴れないんだろう…。
もしかして、着替えて体育館を出たところでぶつけられた心無い言葉が思ったよりも響いたのだろうか。
「ねえねえ、見て。あんなちんちくりんが鞘師君の隣で踊ってたんだよ」
「ホントホント。身の程知らずよねぇ」
「何であんなのが得意げに踊ってたのかな？」
「高橋先輩や亀井先輩も気の毒じゃない？」
「言えてる。もっとマシなの居なかったのかな？」
それは、体育館を追い出された女生徒達が、腹いせに吐き捨てた言葉だった。
それは、ダンスを終えた高揚感のままに体育館を出た亜佑美をどん底に叩き落とすには充分だった。
それは、体育館を慌てて飛び出した鞘師君やソロのダンスを披露していた高等部には聞こえていなかった。
それを聞いていたのは、ただ、亜佑美ひとりだけ……。
「あたしは、便利屋かい…」
誰にも聞こえないように、囁くように毒づく。
自分の言葉に傷ついたかのように、目尻にジワリと熱いものが滲む。
慌てて上を向いて、それを堪える。
幾らか落ち着くと、苦い気持ちを飲み込むように、ビターチョコレートを飲み続ける。
81 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:16:47.99 0
「あれ？あゆみじゃん。帰んねーの？」
突如、背後から聞こえてきた言葉に、ビクッとして振り向いた。
「…何だ。どぅーか」
「何だ、じゃねーよ。こんな寒いとこに居たら風邪引くだろ。コートも着ねーで」
言われてみれば、もう肩が冷たい。
コートは脱いで膝掛け代わりにしてたんだっけ。
工藤君は自転車を降りて
「ほれほれ、オレ、自転車漕いで来てっからまだ暖ったけーし」
と、亜佑美にコートを着せかけた。
コートには、工藤君の温もりが残っている。
体が暖かくなった分、冷えた心を妙に意識させる。
「…あゆみ？」
いつの間にか、工藤君は亜佑美の隣に座って心配そうに顔を覗き込んでいた。
「お前、いつもと違う。何かあったのかよ」
「……ううん。何でもない」
「でもよぉ…」
あーあ、こんなお子ちゃまに心配される様じゃお終いだよねぇ。
だけど、今だけは、心に力が入らないよ…。
「疲れちゃったのか？学祭で」
「そうかも」
「大丈夫なのか？お前」
「うーん、今、ちょっと、眠いかな」
「は？」
「どぅー、ちょっと背中貸してよ」
何で背中？と、工藤君は訝しく思った。
並んで座ってんだから肩で良いじゃん。
「ま、良いけど」
突如、背後から聞こえてきた言葉に、ビクッとして振り向いた。
「…何だ。どぅーか」
「何だ、じゃねーよ。こんな寒いとこに居たら風邪引くだろ。コートも着ねーで」
言われてみれば、もう肩が冷たい。
コートは脱いで膝掛け代わりにしてたんだっけ。
工藤君は自転車を降りて
「ほれほれ、オレ、自転車漕いで来てっからまだ暖ったけーし」
と、亜佑美にコートを着せかけた。
コートには、工藤君の温もりが残っている。
体が暖かくなった分、冷えた心を妙に意識させる。
「…あゆみ？」
いつの間にか、工藤君は亜佑美の隣に座って心配そうに顔を覗き込んでいた。
「お前、いつもと違う。何かあったのかよ」
「……ううん。何でもない」
「でもよぉ…」
あーあ、こんなお子ちゃまに心配される様じゃお終いだよねぇ。
だけど、今だけは、心に力が入らないよ…。
「疲れちゃったのか？学祭で」
「そうかも」
「大丈夫なのか？お前」
「うーん、今、ちょっと、眠いかな」
「は？」
「どぅー、ちょっと背中貸してよ」
何で背中？と、工藤君は訝しく思った。
並んで座ってんだから肩で良いじゃん。
「ま、良いけど」
82 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:20:20.24 0
工藤君は座る向きを変え、亜佑美に背中を向けた。
コテンと亜佑美の頭が工藤君の背中にもたれ掛かる。
亜佑美がふうっと息を吐くのを背中で感じる。
…何だか、顔が見えない状態で動けないのは妙に退屈だ。
ふと、悪戯心が沸いた。
目を閉じている亜佑美に気付かれないよう、そっと背中越しにスマホで写真を撮った。
こいつ、どんな顔してんだろ？
あ、本当に目を閉じて寝てやがる。
寝てる顔はいつもと…違うじゃん！
あゆみの顔に光る筋が…こいつ、泣いてんのか？
「どぅー、聞かないでよ」
「聞かねーよ」
「…次はもっと踊れる人、ちゃんと探すからさぁ…」
「…」
「主役になれる性質じゃないの、ちゃんと分かってるからさぁ…」
「…」
工藤君のセーターに、生温いものが落ちて、すぐに冷えていく。
何だか、写真を撮ったのが物凄く亜佑美に済まない気がした。
画像を消そうと操作したが、指が動くのを躊躇う。
思いっ切りホワイトバランスを修正して白飛びさせ、カメラ機能を終了させたスマホを痛いくらいに握っていた。
その日の夜、亜佑美に、春菜から「明日オーディションの時の衣装を持ってきてね」とメールが入った。
コテンと亜佑美の頭が工藤君の背中にもたれ掛かる。
亜佑美がふうっと息を吐くのを背中で感じる。
…何だか、顔が見えない状態で動けないのは妙に退屈だ。
ふと、悪戯心が沸いた。
目を閉じている亜佑美に気付かれないよう、そっと背中越しにスマホで写真を撮った。
こいつ、どんな顔してんだろ？
あ、本当に目を閉じて寝てやがる。
寝てる顔はいつもと…違うじゃん！
あゆみの顔に光る筋が…こいつ、泣いてんのか？
「どぅー、聞かないでよ」
「聞かねーよ」
「…次はもっと踊れる人、ちゃんと探すからさぁ…」
「…」
「主役になれる性質じゃないの、ちゃんと分かってるからさぁ…」
「…」
工藤君のセーターに、生温いものが落ちて、すぐに冷えていく。
何だか、写真を撮ったのが物凄く亜佑美に済まない気がした。
画像を消そうと操作したが、指が動くのを躊躇う。
思いっ切りホワイトバランスを修正して白飛びさせ、カメラ機能を終了させたスマホを痛いくらいに握っていた。
その日の夜、亜佑美に、春菜から「明日オーディションの時の衣装を持ってきてね」とメールが入った。
83 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:21:53.18 0
「あゆみぃ～、衣装持って来たか？」
翌日の放課後、工藤君が、亜佑美の教室に、そう言いながら飛び込んできた。
「うん、持って来たけど？」
「じゃ、それ持って早く来いよ！」
工藤君は亜佑美の手を引っ張る。
亜佑美は、きょとんとしながら鞄を抱え、工藤君に手を引かれるままに走った。
「で、ここで何すんの？テスト期間だから早く帰んなきゃいけないんじゃない？」
「だから部活もやってねーし丁度良いんじゃん」
「大体、体育館は使用禁止でしょ？」
「だーいじょーぶ。体育のせんせーに1時間だけ許可貰ったから」
「？」
「あ、あゆみんもう来てたんだ」
と、春菜が入って来た。
良く見ると、佐藤君とさくらも春菜の背後から顔を覗かせている。
「どうしたの？みんなで揃って」
「ま、ま、良いから衣装に着替えて来いよ。用具室、片付いたまんまだし」
訳も分からず制服から衣装に着替える。
「お、来た来た」
「あぬみん、はやく、ステージにあがって」
「良いけどさ…」
何するつもり？と聞くはずだった亜佑美の言葉は、驚いて飲み込んでしまった。
亜佑美がステージに立った瞬間、バッとライトが点いたのだ。
「これ…学園祭のときのライト…？」
「道重さんに借りてきたんだ。オレ達じゃ操作できないからって言うんで人も借りた」
「は？」
「オレ達さぁ、オーディションのあゆみのダンス、見てないじゃん？だから、今、見せてよ」
「椅子は流石に借りられなかったからここに座らせて貰うけどね」
「石田さんのダンス、実行委員の人達だけが見たなんてズルいですよ。私も見たい！」
「まさも！！」
翌日の放課後、工藤君が、亜佑美の教室に、そう言いながら飛び込んできた。
「うん、持って来たけど？」
「じゃ、それ持って早く来いよ！」
工藤君は亜佑美の手を引っ張る。
亜佑美は、きょとんとしながら鞄を抱え、工藤君に手を引かれるままに走った。
「で、ここで何すんの？テスト期間だから早く帰んなきゃいけないんじゃない？」
「だから部活もやってねーし丁度良いんじゃん」
「大体、体育館は使用禁止でしょ？」
「だーいじょーぶ。体育のせんせーに1時間だけ許可貰ったから」
「？」
「あ、あゆみんもう来てたんだ」
と、春菜が入って来た。
良く見ると、佐藤君とさくらも春菜の背後から顔を覗かせている。
「どうしたの？みんなで揃って」
「ま、ま、良いから衣装に着替えて来いよ。用具室、片付いたまんまだし」
訳も分からず制服から衣装に着替える。
「お、来た来た」
「あぬみん、はやく、ステージにあがって」
「良いけどさ…」
何するつもり？と聞くはずだった亜佑美の言葉は、驚いて飲み込んでしまった。
亜佑美がステージに立った瞬間、バッとライトが点いたのだ。
「これ…学園祭のときのライト…？」
「道重さんに借りてきたんだ。オレ達じゃ操作できないからって言うんで人も借りた」
「は？」
「オレ達さぁ、オーディションのあゆみのダンス、見てないじゃん？だから、今、見せてよ」
「椅子は流石に借りられなかったからここに座らせて貰うけどね」
「石田さんのダンス、実行委員の人達だけが見たなんてズルいですよ。私も見たい！」
「まさも！！」
84 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:25:03.91 0
もう、どぅーってば、聞かないでねって言ったのに。
そう思いながら、冷たかった胸の奥がじんわりと熱くなる。
目の中の熱いものは…なんとか我慢できたかな？
「じゃ、音楽流すぞぉ…って、あの人達自分で歌ってたからカラオケだけだけど」
「それじゃ、私、歌います！あの歌、口ずさんでて覚えちゃいましたから」
さくらが張り切って、手を挙げながら立ち上がった。
「石田さん、準備良いですかぁ？」
「オッケー！」
軽くポーズをとった亜佑美を見て、工藤君はラジカセのスイッチを入れた。
音楽が流れ出す。
亜佑美は軽快にステップを踏み出す。
♪乾いた風が少し切ない…
と、歌うさくらに合わせて自分も口ずさみながら、亜佑美は踊り続けた。
優しい視線を受けて踊るってこんなに気持ちいいんだなぁ……。
満面の笑みを浮かべて踊る亜佑美を、そこにいた全員がうっとりと眺めていたのは想像に難くないだろう。
そう思いながら、冷たかった胸の奥がじんわりと熱くなる。
目の中の熱いものは…なんとか我慢できたかな？
「じゃ、音楽流すぞぉ…って、あの人達自分で歌ってたからカラオケだけだけど」
「それじゃ、私、歌います！あの歌、口ずさんでて覚えちゃいましたから」
さくらが張り切って、手を挙げながら立ち上がった。
「石田さん、準備良いですかぁ？」
「オッケー！」
軽くポーズをとった亜佑美を見て、工藤君はラジカセのスイッチを入れた。
音楽が流れ出す。
亜佑美は軽快にステップを踏み出す。
♪乾いた風が少し切ない…
と、歌うさくらに合わせて自分も口ずさみながら、亜佑美は踊り続けた。
優しい視線を受けて踊るってこんなに気持ちいいんだなぁ……。
満面の笑みを浮かべて踊る亜佑美を、そこにいた全員がうっとりと眺めていたのは想像に難くないだろう。
85 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:28:00.00 0
「で、どうしてハル達がこんな恰好しなきゃならないんですか？！」
「何かをして貰って対価を払うのは当然なの」
「だからって、何でよーちえんの格好なんか…」
「うっさいの、工藤。ほら、佐藤はもう準備出来てるんだから、あんたもさっさと着替えるの」
「ちぇー」
ここは、当然の如く道重邸。
テストが終わった途端、工藤君と佐藤君はみちしげ君に拉致されて連行されたのだ。
そして、入った部屋には、幼稚園児が着るスモック（勿論ふたりのサイズぴったりのもの）が用意されていた。
ご丁寧にも、本格的な写真撮影機材を揃えて。
膨れっ面で着替えをする工藤君とは対照的に、佐藤君は楽しそうにはしゃいでいる。
「何がそんなに楽しいんだよ、まーちゃん」
「だってだってどぅー、こんなカッコめったにしなからおもしろいよぉー！」
「まーちゃんは気楽で良いよなぁ…」
不承不承工藤君も着替えを終え、写真撮影が始まった。
「ちょっと工藤！そんなに怒ったみたいな顔しちゃダメなの。もっと楽しそうに！！」
「…こうっすか」
「その口調もダメ！もっと佐藤みたいに可愛く！！」
「…マジかよ…」
「後でご褒美あげるから頑張るの」
「ふぁーい」
みちしげ君の注文は後を絶たない。
これ、誰かに見られたら、ハル、恥ずくて死ねるレベルだわ。
「何かをして貰って対価を払うのは当然なの」
「だからって、何でよーちえんの格好なんか…」
「うっさいの、工藤。ほら、佐藤はもう準備出来てるんだから、あんたもさっさと着替えるの」
「ちぇー」
ここは、当然の如く道重邸。
テストが終わった途端、工藤君と佐藤君はみちしげ君に拉致されて連行されたのだ。
そして、入った部屋には、幼稚園児が着るスモック（勿論ふたりのサイズぴったりのもの）が用意されていた。
ご丁寧にも、本格的な写真撮影機材を揃えて。
膨れっ面で着替えをする工藤君とは対照的に、佐藤君は楽しそうにはしゃいでいる。
「何がそんなに楽しいんだよ、まーちゃん」
「だってだってどぅー、こんなカッコめったにしなからおもしろいよぉー！」
「まーちゃんは気楽で良いよなぁ…」
不承不承工藤君も着替えを終え、写真撮影が始まった。
「ちょっと工藤！そんなに怒ったみたいな顔しちゃダメなの。もっと楽しそうに！！」
「…こうっすか」
「その口調もダメ！もっと佐藤みたいに可愛く！！」
「…マジかよ…」
「後でご褒美あげるから頑張るの」
「ふぁーい」
みちしげ君の注文は後を絶たない。
これ、誰かに見られたら、ハル、恥ずくて死ねるレベルだわ。
86 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:29:44.88 0
「はい、これでおしまい。ふたり共良く頑張ったの」
「へぇーい、お疲れっした。つか、疲れました」
「じゃ、コレ、約束のご褒美ね」
と、みちしげ君が差し出したのはDVDのディスクだった。
「何すか？コレ」
「ちょっと再生するね」
それは、あの日、亜佑美がひとりで踊ったダンスだった。
「うわ…こんなん、いつ撮ってたんすか？」
「石田が踊ってたとき以外に無いでしょう」
「それはそうっすけど…」
「石田の正面から照らしたライトにカメラを付けてただけなの」
知らず知らず、工藤君は画面の亜佑美に魅入っていた。
再生が終わると、ハッと現実に戻り
「道重さん、あざーっす！」
と、工藤君はDVDを握り締める。
「えー、それ、まさも欲しい！」
「まーちゃんはあゆみ見ちゃダメ！」
「どぅーもさくらちゃんのうたきいちゃダメ！！」
「こらこら、喧嘩しないの。見たり聴いたりはお互い様、ってことで1枚ずつあげるから」
ちなみに、オーディションの動画は亜佑美がコケティッシュに艶っぽいと言われて裏取引されているそうな…。
そして、手に入れたうちの幾人かは、亜佑美の部分だけをトリミングしようと四苦八苦しているらしい………。
「へぇーい、お疲れっした。つか、疲れました」
「じゃ、コレ、約束のご褒美ね」
と、みちしげ君が差し出したのはDVDのディスクだった。
「何すか？コレ」
「ちょっと再生するね」
それは、あの日、亜佑美がひとりで踊ったダンスだった。
「うわ…こんなん、いつ撮ってたんすか？」
「石田が踊ってたとき以外に無いでしょう」
「それはそうっすけど…」
「石田の正面から照らしたライトにカメラを付けてただけなの」
知らず知らず、工藤君は画面の亜佑美に魅入っていた。
再生が終わると、ハッと現実に戻り
「道重さん、あざーっす！」
と、工藤君はDVDを握り締める。
「えー、それ、まさも欲しい！」
「まーちゃんはあゆみ見ちゃダメ！」
「どぅーもさくらちゃんのうたきいちゃダメ！！」
「こらこら、喧嘩しないの。見たり聴いたりはお互い様、ってことで1枚ずつあげるから」
ちなみに、オーディションの動画は亜佑美がコケティッシュに艶っぽいと言われて裏取引されているそうな…。
そして、手に入れたうちの幾人かは、亜佑美の部分だけをトリミングしようと四苦八苦しているらしい………。
87 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 00:32:54.74 0
以上唐突な妄想で申し訳ありません
昨日の作者様 作中にフラメンコを取り入れていただけてありがたくも恐縮です
昨日の作者様 作中にフラメンコを取り入れていただけてありがたくも恐縮です
88 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 01:05:58.18 0
あゆどぅーきたー！ｗ
89 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 01:31:43.84 0
あゆどぅー最高(≧∇≦)
90 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 03:20:37.47 0
ﾉdo´ ｡｀ﾙc*’∀´)
イチャイチャ
イチャイチャ
91 ：れならの人：2013/12/04(水) 05:20:27.60 0
トンデモ一言寝言を思い付いたので保全します
92 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 05:21:36.81 0
ﾉd*´ｰ｀)Zzz…はぁ～キランダムにぶっかけたいなぁ～…zzz
93 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 05:22:24.19 0
これ分かる人居んのかなｗ
おやさゆみん♪
おやさゆみん♪
94 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 07:49:46.26 0
( □_□)
95 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 08:25:32.46 0
96 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 09:53:52.28 O
( ■_■)
97 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 11:41:02.97 O
从*´ｰ｀)
98 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 13:03:08.75 0
从*´ ヮ｀) ＜お昼やねー
99 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 13:58:45.41 O
ﾉd*´ｰ｀)＜お腹いっぱいで眠いよぉ
100 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 15:24:40.06 0
ﾉd*・ ｡.・）＜一緒にお昼寝するの
101 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 15:39:44.05 0
ﾉd*- ｡.-）
( つ´ｰ｀*bヽ ←寝ぼけてる
⊂
( つ´ｰ｀*bヽ ←寝ぼけてる
⊂
102 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 15:42:02.23 O
れいなに見つかったら…ｗ
103 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 15:54:49.20 0
ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ.........
ﾉd* ^_〉^) σ ＜ あー！たなさたんが燃えてるぅーー！！
ﾉdo´ ｡｀ﾙ ＜ うぉー！田中さんカッケー！
ﾉd* ^_〉^) σ ＜ あー！たなさたんが燃えてるぅーー！！
ﾉdo´ ｡｀ﾙ ＜ うぉー！田中さんカッケー！
104 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 16:02:23.81 0
シゲのぽよんぽよんボディは女の子と変わらないだろうからなぁｗ
105 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 16:28:29.13 0
園児
http://www25.tok2.com/home2/ojcql/up/src/maturi53_0005.jpg
厨房
http://www25.tok2.com/home2/ojcql/up/src/maturi53_0004.jpg
http://www25.tok2.com/home2/ojcql/up/src/maturi53_0005.jpg
厨房
http://www25.tok2.com/home2/ojcql/up/src/maturi53_0004.jpg
106 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 17:38:55.27 0
川c*>∀<)ｷｬﾜｰ
107 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 18:39:44.41 0
ﾉd+´ ｡｀ﾙ＜ﾑｯ・・・可愛いって何だよ・・・そりゃ亜佑美から見たらガキかもしれないけどさ・・・
ﾉﾊ*ﾟ ゥ ﾟ）＜あらあら、くどぅーも可愛いより格好いいって言われたくなる年頃なのね
ﾉﾊ*ﾟ ゥ ﾟ）＜あらあら、くどぅーも可愛いより格好いいって言われたくなる年頃なのね
108 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 18:59:03.49 0
ますます可愛いなどぅーｗ
109 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 19:53:31.56 0
川c；’∀´)＜か、格好いいよ、どぅー・・・（真っ赤
ﾉd；´ ｡｀ﾙ＜・・・や、やっぱいいや！別に亜佑美に言われたって嬉しくねーしな！（真っ赤
ﾉd；´ ｡｀ﾙ＜・・・や、やっぱいいや！別に亜佑美に言われたって嬉しくねーしな！（真っ赤
110 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 19:59:49.45 O
可愛いなお前らww
111 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 20:50:45.61 0
ﾉd* ^_〉^)＜ブフォ二人とも顔が真っ赤っか～
ﾉﾊ*ﾟ ゥ ﾟ）＜まーちゃんシー！静かに！二人に気づかれちゃう
ﾉﾊ*ﾟ ゥ ﾟ）＜まーちゃんシー！静かに！二人に気づかれちゃう
112 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 21:15:01.19 0
肉少年
http://stat.ameba.jp/user_images/20131204/20/sayumimichishige-blog/38/87/j/o0480064012770368272.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131204/20/sayumimichishige-blog/38/87/j/o0480064012770368272.jpg
113 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 21:45:13.78 0
http://31.media.tumblr.com/8dbdc4b45d47843b5fd77ee1875d42bf/tumblr_mx1yvkjIfy1rtpznzo3_250.gif
いちゃつく少年
いちゃつく少年
114 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 21:59:32.14 0
あーこれはちびまーとちびハルかな
キャワw
キャワw
115 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 22:14:43.19 0
(o´ ｡｀)(^<_^*)
116 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 22:19:05.85 0
川；- ｡.-）つﾉc|+｀ ﾛ´)o ヽ从* ^_〉^)o´ ｡｀)ﾉ
117 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 22:38:03.69 0
ノノハヽ
ノハ(´ ｡.｀；川 ｱﾝ♥
ﾉc|*;｀ 3(
ノ つ
いーもん！いーもん！ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
れーなにはさゆがおるっちゃもん！ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
ノハ(´ ｡.｀；川 ｱﾝ♥
ﾉc|*;｀ 3(
ノ つ
いーもん！いーもん！ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
れーなにはさゆがおるっちゃもん！ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
118 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 22:55:24.13 0
なんだその拗ね方うらやましいなｗ
119 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 22:58:27.76 0
チュパチュパわろたｗ
120 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 23:11:59.45 0
生田君が死ぬほど羨ましいｗ
http://tenq.rash.jp/img/tenq2658.gif
http://tenq.rash.jp/img/tenq2658.gif
121 ：名無し募集中。。。：2013/12/04(水) 23:42:48.85 0
子離れ出来ずに嫁に甘えるダメ親父ｗ
122 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 00:29:17.98 0
>>120
それの下にはこれが…
http://www32.tok2.com/home2/dgyxm/up/src/maturi54_0086.jpg
http://www32.tok2.com/home2/dgyxm/up/src/maturi54_0090.jpg
http://www32.tok2.com/home2/dgyxm/up/src/maturi54_0104.jpg
ノノハヽ
ﾉ9|*゜,_ゝ゜)=3
"つｎ゛
それの下にはこれが…
http://www32.tok2.com/home2/dgyxm/up/src/maturi54_0086.jpg
http://www32.tok2.com/home2/dgyxm/up/src/maturi54_0090.jpg
http://www32.tok2.com/home2/dgyxm/up/src/maturi54_0104.jpg
ノノハヽ
ﾉ9|*゜,_ゝ゜)=3
"つｎ゛
123 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 00:57:33.48 0
生田君ハゲろｗ
マジでハゲ散らかせｗ
マジでハゲ散らかせｗ
124 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 01:18:31.87 O
第三夜はどうなることやらｗ
125 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 01:28:43.75 0
部屋→風呂場→？
着実にステップアップしてるの♪
黒服達がどんな場所でも警備するからどこでもシちゃいなさいなの♪
着実にステップアップしてるの♪
黒服達がどんな場所でも警備するからどこでもシちゃいなさいなの♪
126 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 01:37:16.76 0
授乳プレイに期待
127 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 01:40:06.26 0
その前に何かひと波乱があるのかないのかどうなのか
エロ抜きにしても前回の続きが気になって眠ZZZ
エロ抜きにしても前回の続きが気になって眠ZZZ
128 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 01:56:19.33 O
おやさゆみんｗ
129 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 02:05:13.10 0
最近のエロッキスレには変態分が足りないね！ｗ
昔はえりりんの三日穿きっぱなしのパンツでれいな君がフガフガとかしてただけにｗ
昔はえりりんの三日穿きっぱなしのパンツでれいな君がフガフガとかしてただけにｗ
130 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 02:11:05.83 0
変態っていうと受験生のくせにクッソ長い大晦日エロネタ書いてたひと思い出す
131 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 02:43:41.70 0
>>130
あの作品自分大好きだったよ！未だに御世話になってるしｗ
れいな君とさゆの本番が解禁されたり、女性陣の入浴中にパンツ泥棒したり
ガキさんのちょいエロや愛ちゃんの本番一歩手前の濡れ場があったりと色々印象深い
まさにエロッキスレで１、２を争う変態ぶりでしたｗ
あの作品自分大好きだったよ！未だに御世話になってるしｗ
れいな君とさゆの本番が解禁されたり、女性陣の入浴中にパンツ泥棒したり
ガキさんのちょいエロや愛ちゃんの本番一歩手前の濡れ場があったりと色々印象深い
まさにエロッキスレで１、２を争う変態ぶりでしたｗ
132 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 04:00:09.35 0
（ □_□）
133 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 05:20:47.33 0
ﾉd*´ (えり尻
ﾌｶﾞﾌｶﾞ
ﾌｶﾞﾌｶﾞ
134 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 06:18:13.37 O
フガフがｗ
135 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 09:12:45.52 i
从*・,｡.・）ジュルリ
136 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 09:47:35.43 O
つまみん
137 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 11:40:47.07 i
（ ■_■）
138 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 11:51:06.72 0
変態不足ｗ
139 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 12:53:54.70 0
ﾉd*・ ｡.・）
⊃
⊃
140 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 13:59:58.78 0
■）
141 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 14:39:37.57 0
>>139
ﾉﾊ*> ゥ <）ｷｬｰｷｬｰ!
ﾉﾊ*> ゥ <）ｷｬｰｷｬｰ!
142 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 15:02:59.92 0
ﾉd+｀ ｡.´）＜見るななのっ！
143 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 15:20:39.16 0
てかどこで見たんだよｗ
144 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 15:44:16.76 0
クロさんも飯窪さんには甘いから部屋に通しちゃうのだろうかｗ
145 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 15:58:33.35 0
ﾉハ*- ゥ -）ｳｯﾄﾘ ＜誰もが女性と見紛うような曲線的で淫靡な身体のライン、絹のように繊細で触れればどこまでも沈んでしまうような柔わらかな肌
それに相対するようにそびえ立つ余りにもアンバランスで、それでいて美しすと逞しさを併せ持つシンボルが天を向いていらっしゃる…これが芸術なんですね～♪
それに相対するようにそびえ立つ余りにもアンバランスで、それでいて美しすと逞しさを併せ持つシンボルが天を向いていらっしゃる…これが芸術なんですね～♪
146 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 16:46:17.73 O
怖ぇよｗｗ
147 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 17:00:27.97 0
>>144
飯窪さん外交力高すぎｗ
飯窪さん外交力高すぎｗ
148 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 17:14:28.94 0
ﾉd*- ｡.-）＜まぁさゆみの美貌が芸術作品なのは真実だけど
149 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 18:20:38.42 0
飯窪さんはシゲのヌードの絵を描きたい！って言えば良いと思うんだ
150 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 19:11:53.28 0
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜いっそ彫刻で！
151 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 19:31:55.79 O
後世に残る作品になりそうｗ
152 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 20:06:59.07 0
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜ではみちしげさん、脱いでください！
153 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 20:14:00.08 0
ﾉd+｀ ｡.´）＜フザけんじゃないの！さゆみの身体は絵里だけのモノなの！
154 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 20:29:50.65 0
( □_ﾉd*ﾟ ｡.ﾟ) ﾌﾟﾁｭ
155 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 20:34:36.37 0
！？
156 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 21:10:41.11 0
( □_□)＜さあ、お嬢様
ﾉd*- ｡.-) zzz...
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ） ﾌﾌﾌ
ﾉd*- ｡.-) zzz...
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ） ﾌﾌﾌ
157 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 21:18:19.21 0
≡（；■_■） 若ぁー!!!
158 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 21:27:48.27 0
クロさん急いで！！ｗ
159 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 22:03:45.29 0
石田君ｗ
http://stat.ameba.jp/user_images/20131205/17/morningmusume-9ki/91/b6/j/o0480085412771210617.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131205/17/morningmusume-9ki/91/b6/j/o0480085412771210617.jpg
160 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 22:19:38.54 0
从*＾ ｡.＾）＜無理してカッコつけちゃって可愛いのｗ
161 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 22:23:33.70 0
ﾉdc*’∀´)。o（道重さんに可愛いって言ってもらえた）
162 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 23:49:00.00 0
良かったなｗ
163 ：名無し募集中。。。：2013/12/05(木) 23:59:29.89 0
http://stat.ameba.jp/user_images/20131205/23/morningmusume-9ki/04/e6/j/o0480064012771599699.jpg
なんかエロいｗ
なんかエロいｗ
164 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 00:11:27.60 0
>>161
童貞もらって下さいって言ったらすぐイケると思うが純情な石田くんは言えないよね～ｗ
童貞もらって下さいって言ったらすぐイケると思うが純情な石田くんは言えないよね～ｗ
165 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 00:55:59.44 0
>>163
後ろからいじられてんのかなﾊｧﾊｧ
後ろからいじられてんのかなﾊｧﾊｧ
166 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 01:42:15.92 0
167 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 02:11:24.20 0
変なこと言って申し訳ないけどまとめサイトのmdpg119ってつべとかニコ動でハロ系ライヴ動画あげてる人だったりしないかな
末尾の119が同じってだけなんだけど
せっかく頑張ってくれてたまとめサイトが荒れてくのが悲しすぎてかなわんな
末尾の119が同じってだけなんだけど
せっかく頑張ってくれてたまとめサイトが荒れてくのが悲しすぎてかなわんな
168 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 03:53:05.89 0
（ ■_■）
169 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 04:48:20.00 0
>>167
IDだけで検索するとYahoo!知恵袋ぐらいしか出て来ないんだよねぇ
とりあえずタグと本文だけは消せるけどやっぱり荒らしページごと消去したい
Wikiの運営会社も荒らし対策する気がないし、そのニコニコの人が管理人さんだったらいいのになー
IDだけで検索するとYahoo!知恵袋ぐらいしか出て来ないんだよねぇ
とりあえずタグと本文だけは消せるけどやっぱり荒らしページごと消去したい
Wikiの運営会社も荒らし対策する気がないし、そのニコニコの人が管理人さんだったらいいのになー
170 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 08:23:06.20 0
（ □_□）＜お早うございます
171 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 09:22:37.75 O
携帯住人としてはまとめサイトは本当にありがたいです
管理人さん帰ってこないかなー…
管理人さん帰ってこないかなー…
172 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 11:29:31.95 0
ﾉd*・ ｡.・）
173 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 12:06:02.18 O
ふと思ったんだけど
シゲの昼ご飯ってクロさんの手作りお弁当？ｗ
シゲの昼ご飯ってクロさんの手作りお弁当？ｗ
174 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 13:09:04.64 O
( ■_■)
175 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 14:24:55.74 0
(*■_■)
176 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 15:09:22.04 O
( ○_○)｡oO(クロさん顔赤いな)
177 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 15:28:55.89 0
>>167
その人とコンタクト取れない？
その人とコンタクト取れない？
178 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 16:49:06.49 0
（ □_□)
179 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 17:14:45.01 0
http://www.uf-online.jp/client_info/UFONLINE/itemimage/morningmusume2012/l_mm_naru/mm_naru004.jpg
ﾉc|*｀ ,ヮ´) あーもぉー服着てもエロいなぁー！ｗ
つ∩゛
ﾉc|*｀ ,ヮ´) あーもぉー服着てもエロいなぁー！ｗ
つ∩゛
180 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 17:27:05.37 0
れいなの肩出し衣装は見慣れたけど
さゆの肩出し反則だわｗ
さゆの肩出し反則だわｗ
181 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 17:40:59.65 0
182 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 17:43:36.47 0
ﾉd*- ｡.-)＜庶民の味も悪くないの…
183 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 18:09:09.35 O
(;■_■)｡oO(庶民の味を出せるようにしなくては…)
184 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 18:28:34.06 0
ﾉﾊ*ﾟ ゥ ﾟ） が作って ( ■_■) に託して ﾉd*･ ｡.･） へと渡る
185 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 19:37:54.06 0
186 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 20:19:21.47 O
>>179
川*゜ｰ゜ﾘ
川*゜ｰ゜ﾘ
187 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 20:49:04.88 0
(o´ ｡｀)＜まーちゃんのお母さん綺麗だよな～。お近づきになりたいぜ
(+^_〉^)ﾑｯ
川；- ｡.-＞⊂(^〈_^+)
(+^_〉^)ﾑｯ
川；- ｡.-＞⊂(^〈_^+)
188 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 20:57:45.83 0
遙君は最初は嫁さゆのことが好きだったけど成長するにつれてまーちゃんが気になってきた
と妄想ｗ
ところでまとめwikiのことなんだけど荒らされてるならまた別のところで新たに作り直すとか不可能なのかな
面倒なのは間違いないだろうけど
と妄想ｗ
ところでまとめwikiのことなんだけど荒らされてるならまた別のところで新たに作り直すとか不可能なのかな
面倒なのは間違いないだろうけど
189 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 21:00:32.55 0
怒るのそっち？ｗ
190 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 21:05:42.08 0
>>188
いいね
いいね
191 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 21:09:41.08 0
192 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 21:22:04.58 0
まとめ人さん一人の負担がでかいよね
そこだけが問題かな
そこだけが問題かな
193 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 21:37:50.97 0
試しに作ってみようか
一人で無理そうだったらID作って助けて貰いたい
一人で無理そうだったらID作って助けて貰いたい
194 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 21:52:20.91 0
了解です
195 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 22:32:16.92 0
wikiについては本スレの流れを邪魔してしまうので新狼に書きますね～
196 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 23:15:17.59 O
職人様ありがとうございますm(__)m
197 ：名無し募集中。。。：2013/12/06(金) 23:57:38.04 0
http://i.imgur.com/LhIX1lO.png
なにプレーなの！！
なにプレーなの！！
198 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 00:04:36.27 0
これはｗ
199 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 00:37:02.19 0
鞘香か鈴里か…
200 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 02:41:10.31 i
ﾉd*☆ ｡.☆）
201 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 05:12:43.97 0
ﾉc|*´ ヮ｀)
202 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 06:06:38.96 O
>>197
何の画像？
何の画像？
203 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 10:14:58.07 O
( ■_■)
204 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 11:48:49.13 O
ゥ■）
205 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 12:03:10.97 0
>>202
新DVDマガジン
新DVDマガジン
206 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 12:06:46.99 0
また来てしまった
207 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 12:56:19.31 O
>>205
ありがとう！ダイジェスト見てくる
ありがとう！ダイジェスト見てくる
208 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 13:17:36.89 0
209 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 14:22:26.86 0
道重カメラマン本領発揮ｗ
210 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 15:26:25.93 0
oノﾉハヽo
从*☆ ｡.【◎】
ノﾉハヽ
ﾉd*☆ ｡.【◎】
从*☆ ｡.【◎】
ノﾉハヽ
ﾉd*☆ ｡.【◎】
211 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 15:35:20.08 0
川*- ｡.【◎】 (* ^_〉^)
川*・ ｡.【◎】 !(^〈_^ *)彡 ｸﾙｯ
川*＾ ｡.【◎】 ﾊﾊｰ ヾ(^〈_^ *)ﾉｼ
川*・ ｡.【◎】 !(^〈_^ *)彡 ｸﾙｯ
川*＾ ｡.【◎】 ﾊﾊｰ ヾ(^〈_^ *)ﾉｼ
212 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 15:49:08.47 0
嫁さゆは心が綺麗だなあｗ
213 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 16:08:35.64 0
ノﾉ*・ ｡.・）＜れいな今度カメラの撮り方教えて
从*´ ヮ【◎】＜いいよ。何撮ると？
ノﾉ*☆ ｡.☆）＜可愛いマネージャーを撮りまくるの
从；´ ヮ【◎】。o（やっぱやめようかな）
从*´ ヮ【◎】＜いいよ。何撮ると？
ノﾉ*☆ ｡.☆）＜可愛いマネージャーを撮りまくるの
从；´ ヮ【◎】。o（やっぱやめようかな）
214 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 16:36:34.37 0
>>197
鞘香の場合
鞘師君が他の女の子にちょっかいかけたという噂（誤報）を聞き付けて
香音ちゃんが罰として鞘師君にネコミミ装着撮影羞恥プレイさせるけど
結局ノリノリになっちゃって調子乗った鞘師君が本当の猫みたいに香音ちゃんにじゃれてﾍﾟﾛﾍﾟﾛしちゃうの
鈴里の場合
親のお古のカメラなんだけど里保ちゃんちょっとモデルになってくれる？という鈴木君のお願いに
何を勘違いしたのか里保ちゃんが張り切ってネコミミ着けてセクシーサービスショット連発で
少々困惑する鈴木君なんだけどなんだか胸の高鳴りが止まらなくてどうしよう状態になるの
我ながらﾓｲｷｰな妄想なの風に当たってくるの
鞘香の場合
鞘師君が他の女の子にちょっかいかけたという噂（誤報）を聞き付けて
香音ちゃんが罰として鞘師君にネコミミ装着撮影羞恥プレイさせるけど
結局ノリノリになっちゃって調子乗った鞘師君が本当の猫みたいに香音ちゃんにじゃれてﾍﾟﾛﾍﾟﾛしちゃうの
鈴里の場合
親のお古のカメラなんだけど里保ちゃんちょっとモデルになってくれる？という鈴木君のお願いに
何を勘違いしたのか里保ちゃんが張り切ってネコミミ着けてセクシーサービスショット連発で
少々困惑する鈴木君なんだけどなんだか胸の高鳴りが止まらなくてどうしよう状態になるの
我ながらﾓｲｷｰな妄想なの風に当たってくるの
215 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 17:08:27.25 0
鈴里の場合はしっくりくるｗ
216 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 17:24:00.79 0
鞘香の場合だとちょっと難しいな
弱み握られてネコミミ着けさせられたか
何らかのポスターのモデルになってと頼まれ意気揚々としてるか
弱み握られてネコミミ着けさせられたか
何らかのポスターのモデルになってと頼まれ意気揚々としてるか
217 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 17:58:42.53 O
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜ワシは猫耳も似合うのぉｗ
218 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 18:30:51.86 0
∧,,,∧
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜にゃんｗ
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜にゃんｗ
219 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 18:59:13.16 O
从*´◇｀)……
220 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 19:31:35.53 0
香音ちゃんも猫耳すればいいと思うんだ
221 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 20:33:25.37 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)
222 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 20:57:51.04 O
えろりん
223 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 21:09:31.77 0
初期スレ作品を読み返すとえりりんの最強ぶりがよく分かるｗ
224 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 21:31:48.91 0
そろそろえりりんを知らないファンとかいるんだろうね
225 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 21:52:08.27 0
いきなりですが、さゆみん♀のお話を一つ投稿させていただきます。
お暇な方がいましたら、ぜひ読んでください。
シルバーの腕時計をモチーフに書きました。
http://www1.axfc.net/uploader/so/3109147
お暇な方がいましたら、ぜひ読んでください。
シルバーの腕時計をモチーフに書きました。
http://www1.axfc.net/uploader/so/3109147
226 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 21:59:16.41 O
227 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 22:02:14.11 0
228 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 22:54:55.44 0
（ □_□）
229 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 23:04:13.10 0
>>225
いいね
さゆの悲恋とか悲しいんだけどなぜかそそるんだよねｗ
情景の書き方がすごい上手くて想像しやすかった
余計なお世話かもしれないけど改行をもっと使ってくれれば読みやすくなるかも
乙でした
いいね
さゆの悲恋とか悲しいんだけどなぜかそそるんだよねｗ
情景の書き方がすごい上手くて想像しやすかった
余計なお世話かもしれないけど改行をもっと使ってくれれば読みやすくなるかも
乙でした
230 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 23:21:51.91 0
さゆ系キャラで報われてるのって今のところifだけだよね
231 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 23:30:06.02 0
片想いが成就したのはifだけだね
ifさゆの幸せオーラ半端ない
ifさゆの幸せオーラ半端ない
232 ：名無し募集中。。。：2013/12/07(土) 23:44:07.86 0
亀井先生もある意味報われた…のか？
かめれなも、まあいつかｗ
かめれなも、まあいつかｗ
233 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:36:16.65 0
保全代わりに前スレ>>792の宿題を投下します
いらねーよ！という方、苦手な方はしばしご勘弁＆スルーをお願いしたく…
いらねーよ！という方、苦手な方はしばしご勘弁＆スルーをお願いしたく…
234 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:38:07.97 0
「もう随分寒くなったよねぇ」
「そうじゃの。ほれ、落ち葉があんなに…」
鞘師君と香音は、他愛も無いお喋りをしながら並木道を歩いていた。
…が、デートではない。
…更に言えば、ふたりきりでもない。
実は、ニュージーランドのホストファミリーへのお土産を買いに、商店街へと向かっているのだが、
「えー、何それ楽しそー！聖も行くー！」
「聖が行くなら俺も行くと！」
「鞘師さぁん、オレも連れてってくださいよぉ！」
「まさも！まさも！」
「私も！」
「あたしも行きたい！この間和風の小物屋さん見つけたからそこ行こうよ！」
…と、こんな感じで次々と同行者が増えてしまったのだ。
ちなみに、こんなときに大抵同行する春菜は、というと
「残念ですが、実はカジュアルブランドの立ち上げが本格化して…」
フィレンツェでの好評を受けて、逆輸入の形での出店計画が大詰めになっているらしい。
お蔭で、最近は放課後と休日も寝る間も惜しんで仕事をしているので、殆ど遊べないのだそうだ。
「大変だよねぇ、はるなんも」
「ま、本人は『道重財閥と被らない初めての事業だから』って張り切ってるんですけどね」
「でもまだ高校生なのにの。ワシには真似が出来んワ…」
亜佑美を交えて、3人で話しながら行く。
…が、鞘師君は何となく落ち着かない。
振り返ると、毎度毎度工藤君の鋭い視線が向けられているのだ。
その視線をバツが悪そうに外すのも毎回のことだが
（ワシ、くどぅーに何かしたんかのう？）
鞘師君の頭の中は、クエスチョンマークが飛び交っている。
お蔭で、ニヤニヤしながら工藤君を突っついて邪険にふり払われる佐藤君にも気が付かなかった。
「そうじゃの。ほれ、落ち葉があんなに…」
鞘師君と香音は、他愛も無いお喋りをしながら並木道を歩いていた。
…が、デートではない。
…更に言えば、ふたりきりでもない。
実は、ニュージーランドのホストファミリーへのお土産を買いに、商店街へと向かっているのだが、
「えー、何それ楽しそー！聖も行くー！」
「聖が行くなら俺も行くと！」
「鞘師さぁん、オレも連れてってくださいよぉ！」
「まさも！まさも！」
「私も！」
「あたしも行きたい！この間和風の小物屋さん見つけたからそこ行こうよ！」
…と、こんな感じで次々と同行者が増えてしまったのだ。
ちなみに、こんなときに大抵同行する春菜は、というと
「残念ですが、実はカジュアルブランドの立ち上げが本格化して…」
フィレンツェでの好評を受けて、逆輸入の形での出店計画が大詰めになっているらしい。
お蔭で、最近は放課後と休日も寝る間も惜しんで仕事をしているので、殆ど遊べないのだそうだ。
「大変だよねぇ、はるなんも」
「ま、本人は『道重財閥と被らない初めての事業だから』って張り切ってるんですけどね」
「でもまだ高校生なのにの。ワシには真似が出来んワ…」
亜佑美を交えて、3人で話しながら行く。
…が、鞘師君は何となく落ち着かない。
振り返ると、毎度毎度工藤君の鋭い視線が向けられているのだ。
その視線をバツが悪そうに外すのも毎回のことだが
（ワシ、くどぅーに何かしたんかのう？）
鞘師君の頭の中は、クエスチョンマークが飛び交っている。
お蔭で、ニヤニヤしながら工藤君を突っついて邪険にふり払われる佐藤君にも気が付かなかった。
235 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:40:08.33 0
「そういえば、今、何時かの？」
鞘師君はポケットからスマホを取り出した。
一緒にポケットに突っ込んでいた鍵がチャリンと音を立てて落ちる。
「里保ちゃん。鍵、落ちたよ」
香音はすぐにしゃがみこんで鍵を拾い上げた。
ところが、いつまで経っても立ち上がらず、座り込んだままだ。
「香音ちゃん？」
と、鞘師君が訝しげに歩み寄ろうとするが
「…ごめん。先、行ってて」
「どうしたんかの？」
「あ、あの…」
と、香音は顔を真っ赤にして俯いている。
「ブーツに、スカート、引っ掛かって、脱げちゃった…」
ボン！
口籠りながら言う香音の言葉に、鞘師君の頭が沸騰して動きが止まる。
（な、何と！か、香音ちゃんの、ぱ、ぱんちゅが…）
「あははははは！」
あまりにも微妙になった空気を壊したのは、佐藤君の笑い声だった。
「もう、すずきさん、しょうがないなぁ」
とととっ、と駆け寄ってスッとスカートをブーツから外す。
「あ…ま、優樹ちゃん、ありがと」
「どーいたしましてぇ」
ついでにとばかりにすいっとスカートを上げる。
それを見て、ようやく鞘師君もハッと正気に戻った。
ここは彼氏としてコートでも着せかけて落ち着かせにゃなるまいの。
優樹ちゃんばかりに恰好良いトコを見せる訳にはいかん！
鞘師君はポケットからスマホを取り出した。
一緒にポケットに突っ込んでいた鍵がチャリンと音を立てて落ちる。
「里保ちゃん。鍵、落ちたよ」
香音はすぐにしゃがみこんで鍵を拾い上げた。
ところが、いつまで経っても立ち上がらず、座り込んだままだ。
「香音ちゃん？」
と、鞘師君が訝しげに歩み寄ろうとするが
「…ごめん。先、行ってて」
「どうしたんかの？」
「あ、あの…」
と、香音は顔を真っ赤にして俯いている。
「ブーツに、スカート、引っ掛かって、脱げちゃった…」
ボン！
口籠りながら言う香音の言葉に、鞘師君の頭が沸騰して動きが止まる。
（な、何と！か、香音ちゃんの、ぱ、ぱんちゅが…）
「あははははは！」
あまりにも微妙になった空気を壊したのは、佐藤君の笑い声だった。
「もう、すずきさん、しょうがないなぁ」
とととっ、と駆け寄ってスッとスカートをブーツから外す。
「あ…ま、優樹ちゃん、ありがと」
「どーいたしましてぇ」
ついでにとばかりにすいっとスカートを上げる。
それを見て、ようやく鞘師君もハッと正気に戻った。
ここは彼氏としてコートでも着せかけて落ち着かせにゃなるまいの。
優樹ちゃんばかりに恰好良いトコを見せる訳にはいかん！
236 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:40:49.99 0
237 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:41:31.72 0
ごめん邪魔しちゃった
238 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:42:11.08 0
そう思って、コートを脱ぎかけると、生田君が小声で
「な、ちょ、待たんか里保！」
「えりぽん？」
「お前、前ば見らんか、前！チャック！！」
言われて視線を下に落とすと…。
穿いていたデニムのチャックは全開で、更に鞘丸がいきり立ってパンツの布地がコンニチハ状態だった。
流石に、傍若無人と豪放磊落を謳う鞘師君でも、これでコートを脱ぐ訳にはいかない。
慌ててバッと前をコートで隠す。
香音は、顔を真っ赤にして蹲ったまま動かない。
「香音ちゃん、そこのベンチに座って少し落ち着いたらどげんね。里保、付き合うたり」
「そ、そうじゃな…」
「う、うん。そうさせて貰うね…」
怪訝な顔をする一同を「まあまあ」と促して、生田君達は先に行く。
後には、鞘師君と香音が残された。
銀杏黄葉の舞い散る中、設置されているベンチに並んで腰掛ける。
「里保ちゃんの、バカ」
「ごめん。何も出来んで怒ったかの？」
「…違う」
「あ？」
「ちょっと、見えた」
「うっ…」
「えっち…」
「だって」
「？」
「僕、香音ちゃんで頭いっぱいじゃもん」
「な、ちょ、待たんか里保！」
「えりぽん？」
「お前、前ば見らんか、前！チャック！！」
言われて視線を下に落とすと…。
穿いていたデニムのチャックは全開で、更に鞘丸がいきり立ってパンツの布地がコンニチハ状態だった。
流石に、傍若無人と豪放磊落を謳う鞘師君でも、これでコートを脱ぐ訳にはいかない。
慌ててバッと前をコートで隠す。
香音は、顔を真っ赤にして蹲ったまま動かない。
「香音ちゃん、そこのベンチに座って少し落ち着いたらどげんね。里保、付き合うたり」
「そ、そうじゃな…」
「う、うん。そうさせて貰うね…」
怪訝な顔をする一同を「まあまあ」と促して、生田君達は先に行く。
後には、鞘師君と香音が残された。
銀杏黄葉の舞い散る中、設置されているベンチに並んで腰掛ける。
「里保ちゃんの、バカ」
「ごめん。何も出来んで怒ったかの？」
「…違う」
「あ？」
「ちょっと、見えた」
「うっ…」
「えっち…」
「だって」
「？」
「僕、香音ちゃんで頭いっぱいじゃもん」
239 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:43:35.95 0
一瞬、香音は大きな目を見開いて鞘師君を見詰めた。
その眼の中に吸い込まれてしまうのではないかと思った。いや、むしろ吸い込まれたいんじゃけど、僕。
「バカ……」
香音は再びささやくように言い、余計に顔を真っ赤にして俯く。
「ドキドキして、止まんないじゃん……」
それは鞘師君も同じこと。
だから、いきり立った鞘丸もなかなか静まってくれない。
香音は、大げさなくらいに、スーハーと深呼吸を繰り返す。
鞘師君は、太股をペチペチ叩きながら、落ち着け、落ち着け、と心の中で言い聞かせる。
……しばらくして、何とかふたりの顔の火照りが治まった。
鞘丸も何とか静まり、ようやくデニムのチャックを上げられた。
「じゃ、そろそろ行こうかの」
「そうだね」
そう言いながら、ふたり同時に立ち上がる。
「ちと遅れてしまったけぇ、香音ちゃん、走るぞ」
そう言って、鞘師君はパッと香音の手を取る。
驚いたような表情をした香音だが、ニッコリ笑ってキュッと握り返す。
鞘師君は香音の手を握り締めて走った。
走りながら考えていたことはたったひとつだけだった。
（気ィ抜かんで、今日は勝負パンツ穿いとけば良かったのぉ………）
その眼の中に吸い込まれてしまうのではないかと思った。いや、むしろ吸い込まれたいんじゃけど、僕。
「バカ……」
香音は再びささやくように言い、余計に顔を真っ赤にして俯く。
「ドキドキして、止まんないじゃん……」
それは鞘師君も同じこと。
だから、いきり立った鞘丸もなかなか静まってくれない。
香音は、大げさなくらいに、スーハーと深呼吸を繰り返す。
鞘師君は、太股をペチペチ叩きながら、落ち着け、落ち着け、と心の中で言い聞かせる。
……しばらくして、何とかふたりの顔の火照りが治まった。
鞘丸も何とか静まり、ようやくデニムのチャックを上げられた。
「じゃ、そろそろ行こうかの」
「そうだね」
そう言いながら、ふたり同時に立ち上がる。
「ちと遅れてしまったけぇ、香音ちゃん、走るぞ」
そう言って、鞘師君はパッと香音の手を取る。
驚いたような表情をした香音だが、ニッコリ笑ってキュッと握り返す。
鞘師君は香音の手を握り締めて走った。
走りながら考えていたことはたったひとつだけだった。
（気ィ抜かんで、今日は勝負パンツ穿いとけば良かったのぉ………）
240 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 00:46:53.80 0
241 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 01:04:53.20 0
勝負パンツは赤かい鞘師君
242 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 02:29:31.30 0
毎度のことながら鞘香がかわいらしい
鞘師君に嫉妬する工藤君もかわいい
鞘師君に嫉妬する工藤君もかわいい
243 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 02:48:54.83 0
聖ちゃん「えー、何それ楽しそー！聖も行くー！」
生田君「聖が行くなら俺も行くと！」
工藤君「鞘師さぁん、オレも連れてってくださいよぉ！」
佐藤君「まさも！まさも！」
小田さん「私も！」
亜佑美ちゃん「あたしも行きたい！この間和風の小物屋さん見つけたからそこ行こうよ！」
でいいのかな
後ろ二人が誰だかちょっと考えた
生田君「聖が行くなら俺も行くと！」
工藤君「鞘師さぁん、オレも連れてってくださいよぉ！」
佐藤君「まさも！まさも！」
小田さん「私も！」
亜佑美ちゃん「あたしも行きたい！この間和風の小物屋さん見つけたからそこ行こうよ！」
でいいのかな
後ろ二人が誰だかちょっと考えた
244 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 03:39:15.62 0
ﾉdo｀ ｡´ﾙ … ﾉd；´ｰ´ﾘc*’∀´)♪
245 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 05:09:48.47 i
ﾉd*´ｰ´ﾘ ＜♪毎日が勝負パ～ンツ♪
ﾉd* ^_〉^) ＜♪ジャッジャッジャー♪
ﾉd* ^_〉^) ＜♪ジャッジャッジャー♪
246 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 08:24:07.42 0
(＾ｰ＾*bヽ
247 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 09:46:59.62 0
从*´ 3(＾ｰ＾*bヽ
248 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 10:01:39.79 O
（ ■_■）
249 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 11:31:20.38 0
ﾉd*´ 3(＾ｰ＾*从
250 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 13:19:10.65 O
>>245
ダンバコかｗ
ダンバコかｗ
251 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 13:33:06.89 i
れいなからとは珍しい
252 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 13:48:38.99 0
http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org4720806.jpg
シゲ君の弟重君を見る聖…？ｗ
シゲ君の弟重君を見る聖…？ｗ
253 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 14:14:28.63 0
弟重君は彼のよりデカいからなｗ
254 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 14:30:47.38 0
ﾉ9|；゜_ゝ゜)＜ぼ、膨張率なら負けんし・・・！（震え声
255 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 14:36:56.88 0
膨張率といえばこの人ｗ
ﾉc|*｀ ヮ´)>゛
ﾉc|*｀ ヮ´)>゛
256 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 14:44:05.19 0
てか見てることにツッコめよｗ
257 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 16:05:38.19 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜うらやましいです
258 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 17:47:07.65 O
( □_□)
259 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 17:48:10.23 0
はるなん新事業急がしそうでシゲ構ってもらえないんじゃないか最近
260 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 18:35:03.30 0
ﾉd*- ｡.-）＜うるさいのがいなくてせいせいするの
261 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 18:36:27.44 0
どんなに鬱陶しいと邪険に扱っても
にこにこと嬉しそうに後ろをついてくるアイツ。
さゆみだって一応男だから普通に歩いたら当然そのスピードは速めで。
なのにアイツは小走りで少し息を切らしながら、それでも文句も言わずについて来る。
それどころか楽しそうなお喋りを止めることすらしない。
そんなことされたらいくらなんでもちょっとは気になってしまって。
歩くスピードを、らしくもなくちょっと緩めたりなんかしちゃって…。
だからだろうか。
最近少し、背中が寒いような、寂しいような。
アイツが後ろにいないから、なんて認めたくはない。
認めたくは、ないんだけれど……。
「アイツの新規プロジェクトが落ち着いたら、またヒョコヒョコ後ろ歩かせてやるか」
なんて呟いて、また歩き出す。
少し緩めのスピーｄ――
( □_□)＜お嬢様、フィレンツェからお電話が･･･
ﾉﾊ；ﾟ ゥ ﾟ）＜ﾊｳｯ
(；□_□)＜お取り込み中でしたか・・・申し訳ありません・・・
にこにこと嬉しそうに後ろをついてくるアイツ。
さゆみだって一応男だから普通に歩いたら当然そのスピードは速めで。
なのにアイツは小走りで少し息を切らしながら、それでも文句も言わずについて来る。
それどころか楽しそうなお喋りを止めることすらしない。
そんなことされたらいくらなんでもちょっとは気になってしまって。
歩くスピードを、らしくもなくちょっと緩めたりなんかしちゃって…。
だからだろうか。
最近少し、背中が寒いような、寂しいような。
アイツが後ろにいないから、なんて認めたくはない。
認めたくは、ないんだけれど……。
「アイツの新規プロジェクトが落ち着いたら、またヒョコヒョコ後ろ歩かせてやるか」
なんて呟いて、また歩き出す。
少し緩めのスピーｄ――
( □_□)＜お嬢様、フィレンツェからお電話が･･･
ﾉﾊ；ﾟ ゥ ﾟ）＜ﾊｳｯ
(；□_□)＜お取り込み中でしたか・・・申し訳ありません・・・
262 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 18:38:46.24 0
キター！と思ったらｗｗｗ
GJですｗ
GJですｗ
263 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 18:46:20.54 0
はるなんの妄想ってことかな？
新事業そっちのけで何やってるんだお嬢様ｗ
新事業そっちのけで何やってるんだお嬢様ｗ
264 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 18:47:20.16 0
＜そんな妄想ばかりじゃ事業は失敗するの
265 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 19:26:55.39 0
アンタもベクトル違うけどそーとー妄想しまくりですやんw
266 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 19:50:53.94 0
確かにｗ
267 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:03:13.50 0
>>197の画像ですがこんな感じではどうでしょう
いらねーよ！という方や苦手な方はご勘弁＆スルーをお願いしたく…
いらねーよ！という方や苦手な方はご勘弁＆スルーをお願いしたく…
268 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:07:08.32 0
「香音ちゃん！準備は良いかの？」
「えー、ホントに撮るのぉ？」
「当たり前じゃろ！一等のチケットを狙うんじゃ！！」
珍しく片付いた鞘師君の部屋で、香音は、もじもじしながらベッドに腰掛けている。
鞘師君は、張り切って借りてきたカメラを覗き込む。
「ほれ、香音ちゃん。ここには僕の他は誰も居らんけぇの」
「でもその写真たくさんの人が見るんでしょ…」
言いながら、香音は、手に持った猫耳のカチューシャを弄んでいた。
何故、コンナコトになったかと言うと。
近所のショッピングモールに入っていたペットショップの張り紙の
【当ショップイメージガール募集！一等賞品はディズニーランドペアチケット！】
この言葉を見た鞘師君のテンションが上がってしまったのだ。
鞘師君は、意気揚々と（ほぼ無理やりに）香音の手を引いてペットショップに向かった。
「すみませーん、そこの張り紙を見てきたんですけどぉ」
奥から、若い男女が出てきた。どうやら店主とその妻らしい。
「はいはい、応募してくださる方ですね。応募は、そちらの彼女で良いのかな？」
「そうです！」
鞘師君は胸を張って答える。
「どうかな？」
店主が、妻に問う。
「私は良いと思うよ。優しそうな雰囲気がお店に合いそうだし」
「うん、僕もそう思う。じゃ、写真をお願いしても良いよね」
そのとき、店の奥から、赤ん坊の泣き声が聞こえた。
「あれ？おっぱいは先刻あげたから、おしめかな？ちょっと行ってくるね。…じゃ、ごめんなさいね」
妻はあたふたと奥に駆け込んだ。
「慌ただしくてごめんね、おふたりさん」
そう言いながら優しく奥を見詰めた店主の笑顔は、鞘師君も香音も一生忘れないだろう。
「えー、ホントに撮るのぉ？」
「当たり前じゃろ！一等のチケットを狙うんじゃ！！」
珍しく片付いた鞘師君の部屋で、香音は、もじもじしながらベッドに腰掛けている。
鞘師君は、張り切って借りてきたカメラを覗き込む。
「ほれ、香音ちゃん。ここには僕の他は誰も居らんけぇの」
「でもその写真たくさんの人が見るんでしょ…」
言いながら、香音は、手に持った猫耳のカチューシャを弄んでいた。
何故、コンナコトになったかと言うと。
近所のショッピングモールに入っていたペットショップの張り紙の
【当ショップイメージガール募集！一等賞品はディズニーランドペアチケット！】
この言葉を見た鞘師君のテンションが上がってしまったのだ。
鞘師君は、意気揚々と（ほぼ無理やりに）香音の手を引いてペットショップに向かった。
「すみませーん、そこの張り紙を見てきたんですけどぉ」
奥から、若い男女が出てきた。どうやら店主とその妻らしい。
「はいはい、応募してくださる方ですね。応募は、そちらの彼女で良いのかな？」
「そうです！」
鞘師君は胸を張って答える。
「どうかな？」
店主が、妻に問う。
「私は良いと思うよ。優しそうな雰囲気がお店に合いそうだし」
「うん、僕もそう思う。じゃ、写真をお願いしても良いよね」
そのとき、店の奥から、赤ん坊の泣き声が聞こえた。
「あれ？おっぱいは先刻あげたから、おしめかな？ちょっと行ってくるね。…じゃ、ごめんなさいね」
妻はあたふたと奥に駆け込んだ。
「慌ただしくてごめんね、おふたりさん」
そう言いながら優しく奥を見詰めた店主の笑顔は、鞘師君も香音も一生忘れないだろう。
269 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:09:06.40 0
「実はね、結構応募が殺到しちゃったんだ」
「そうなんですか？」
「うん。だから、写真を貰ってポスターにデザインしてさ、一等を決めようってことにしたんだ」
「ふーん」
「だからね、写真をメモリーに入れてきて欲しいんだけど」
「分かりました。ところで、どんな写真が良いんですか？」
「うーん、出来れば、動物のぬいぐるみ何かと一緒に写真を撮って貰えると嬉しいんだけど」
…ということで、かめい君所持（れいな用）の猫耳カチューシャを借りてきて、この写真撮影と相成った訳である。
香音は
「あたし、ちゃーちゃん連れて来たんだけど、それじゃダメ？」
と、儚い抵抗をしたものの
「ダメダメ。一等狙うならこれぐらいせにゃあいけん！」
と、鞘師君に一蹴されて、仕方なく持参したぬいぐるみを脇にそっと寝かせた。
そして、覚悟を決めたようにカチューシャを被り、鞘師君に向き直った。
「ま、まずはリラックスせんとな。香音ちゃん、ちゃーちゃん抱っこして」
「じゃ、カチューシャ取っていいの？」
一瞬香音の声が弾むが
「いんや。猫耳はそのままじゃ」
と言われ、ちょっとだけしゅんとする。
それを見た鞘師君は、ちょっとだけ、香音が可哀想かな、と思ったものの
（いやいや、香音ちゃんとディズニーデートの為にはこれくらいせにゃ！）
と、心を奮い立たせてカメラを構えた。
「香音ちゃん。ちゃーちゃん両手で抱っこして。そう。で、胸のあたりにちゃーちゃんの顔を持ってきて…」
「えーっと、こんな感じ？」
「うん。で、首をちょっと傾げて…そうそう」
鞘師君は細かくポーズを付けながら、まず香音とぬいぐるみにカメラを向け、何枚かの写真を撮った。
最初は緊張の所為か（それとも嫌がった所為か）硬かった香音の笑顔が、少しずつ綻んできた。
時折、ぬいぐるみに話しかけるポーズを取ったりして、自分でも楽しみ始めたようだ。
さて、もういいかな？
「そうなんですか？」
「うん。だから、写真を貰ってポスターにデザインしてさ、一等を決めようってことにしたんだ」
「ふーん」
「だからね、写真をメモリーに入れてきて欲しいんだけど」
「分かりました。ところで、どんな写真が良いんですか？」
「うーん、出来れば、動物のぬいぐるみ何かと一緒に写真を撮って貰えると嬉しいんだけど」
…ということで、かめい君所持（れいな用）の猫耳カチューシャを借りてきて、この写真撮影と相成った訳である。
香音は
「あたし、ちゃーちゃん連れて来たんだけど、それじゃダメ？」
と、儚い抵抗をしたものの
「ダメダメ。一等狙うならこれぐらいせにゃあいけん！」
と、鞘師君に一蹴されて、仕方なく持参したぬいぐるみを脇にそっと寝かせた。
そして、覚悟を決めたようにカチューシャを被り、鞘師君に向き直った。
「ま、まずはリラックスせんとな。香音ちゃん、ちゃーちゃん抱っこして」
「じゃ、カチューシャ取っていいの？」
一瞬香音の声が弾むが
「いんや。猫耳はそのままじゃ」
と言われ、ちょっとだけしゅんとする。
それを見た鞘師君は、ちょっとだけ、香音が可哀想かな、と思ったものの
（いやいや、香音ちゃんとディズニーデートの為にはこれくらいせにゃ！）
と、心を奮い立たせてカメラを構えた。
「香音ちゃん。ちゃーちゃん両手で抱っこして。そう。で、胸のあたりにちゃーちゃんの顔を持ってきて…」
「えーっと、こんな感じ？」
「うん。で、首をちょっと傾げて…そうそう」
鞘師君は細かくポーズを付けながら、まず香音とぬいぐるみにカメラを向け、何枚かの写真を撮った。
最初は緊張の所為か（それとも嫌がった所為か）硬かった香音の笑顔が、少しずつ綻んできた。
時折、ぬいぐるみに話しかけるポーズを取ったりして、自分でも楽しみ始めたようだ。
さて、もういいかな？
270 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:10:55.07 0
「じゃ、香音ちゃん。ちゃーちゃん置いて」
「えっと…やっぱり撮るの？」
ちょっとだけとはいえノリノリの様子を見せていた香音だったが、鞘師君の言葉に、またもじもじし始める。
「頼むワ。香音ちゃん」
片手にカメラを持ち、片手で拝みながらウインク（もどき）をする鞘師君のお願いに、香音は逆らえない。
「それじゃ…ちょっと、だけね」
「うん、そうそう。右手を猫の手にして顔の横に持ってきて…」
またも鞘師君は香音にポーズを付け始める。
「で、手の方に首をちょっと傾けて。左手は…写らんかもしれんけぇ、胸元辺りでやっぱり猫の手にして」
「こう？」
「うん。良い感じじゃ」
鞘師君は、校内で写真屋をしている先輩の言葉を思い出していた。
「写真撮るときゃさ、カメラ向ける前に先に何かで撮ってみてな、構図を確認すると良いんだぜ」
「ふーん。何かって、何じゃ？」
「何でも良いんだよ。俺はポラ使ってっけど、スマホで撮るのもアリじゃねえかな？気に入らねえデータ消せるし」
「へぇー」
「ま、機会があったら試してみな」
「うん。教えてくれて、ありがと」
「ま、いつも儲けさして貰ってっからよ」
「？」
「ま、ま、良いから良いから。じゃ、またな」
「香音ちゃん、ちょっとテストな」
そう言いながら、鞘師君は、カメラを脇に置いてスマホを構えた。
「じゃ、香音ちゃん、笑って…」
突然、画面がパアッと明るくなったような気がした。
鞘師君のスマホの中で、香音は、鞘師君が大好きなくしゃりとした満面の笑顔で大写しになっている。
香音の笑顔に吸い込まれるように、鞘師君はシャッターを押した。
「じゃ、次、本番…」
震える声で香音に告げ、震える手でカメラを構える。一等を取れば、この写真がポスターに…。
「えっと…やっぱり撮るの？」
ちょっとだけとはいえノリノリの様子を見せていた香音だったが、鞘師君の言葉に、またもじもじし始める。
「頼むワ。香音ちゃん」
片手にカメラを持ち、片手で拝みながらウインク（もどき）をする鞘師君のお願いに、香音は逆らえない。
「それじゃ…ちょっと、だけね」
「うん、そうそう。右手を猫の手にして顔の横に持ってきて…」
またも鞘師君は香音にポーズを付け始める。
「で、手の方に首をちょっと傾けて。左手は…写らんかもしれんけぇ、胸元辺りでやっぱり猫の手にして」
「こう？」
「うん。良い感じじゃ」
鞘師君は、校内で写真屋をしている先輩の言葉を思い出していた。
「写真撮るときゃさ、カメラ向ける前に先に何かで撮ってみてな、構図を確認すると良いんだぜ」
「ふーん。何かって、何じゃ？」
「何でも良いんだよ。俺はポラ使ってっけど、スマホで撮るのもアリじゃねえかな？気に入らねえデータ消せるし」
「へぇー」
「ま、機会があったら試してみな」
「うん。教えてくれて、ありがと」
「ま、いつも儲けさして貰ってっからよ」
「？」
「ま、ま、良いから良いから。じゃ、またな」
「香音ちゃん、ちょっとテストな」
そう言いながら、鞘師君は、カメラを脇に置いてスマホを構えた。
「じゃ、香音ちゃん、笑って…」
突然、画面がパアッと明るくなったような気がした。
鞘師君のスマホの中で、香音は、鞘師君が大好きなくしゃりとした満面の笑顔で大写しになっている。
香音の笑顔に吸い込まれるように、鞘師君はシャッターを押した。
「じゃ、次、本番…」
震える声で香音に告げ、震える手でカメラを構える。一等を取れば、この写真がポスターに…。
271 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:13:40.69 0
「止めた」
「へ？」
鞘師君は、ポイとカメラをベッドに放り投げた。
香音はきょとんとした顔をしている。
「撮影、止め」
「里保ちゃん？」
「香音ちゃんを他の奴に見せるのは勿体無いけぇの」
「ちょっと…」
鞘師君は無表情に言い放つが、香音は言葉を失って頬を赤く染めるだけだ。
「それより、さ」
「な、何？…って、里保ちゃん、近い近い！」
慌てる香音を尻目に、鞘師君は香音の上に圧し掛かった。
無言のまま目を閉じて、香音の唇を求める。
それを見て、香音は観念したように小さく息を吐くと、目を閉じ、唇をうっすらと開いて鞘師君を受け入れる。
覚えたばかりの“大人のキス”。
唇を合わせるだけのキスと違って、ピチャピチャと響く音が、鞘師君を昂らせる。
香音も同じなのだろうか。おずおずと、鞘師君の首に両腕が回される。
「…行ってしまう前に」
「え？」
「香音ちゃんに僕を刻み付けておきたいのう」
「え、ちょ、何する気？」
「ここに…」
と、以前酔っ払って痕を付けた首筋をスッと撫でる。
「もういっぺん、痕を付けておきたいんじゃけぇ、の」
「そ、そ、そ、それ、ダメダメダメ！絶対！！」
「分かっとるよ。その代り…」
鞘師君は、香音の胸の双丘に顔を埋めた。
「しばらくこうしてて、良いじゃろ？」
「……里保ちゃんの甘えんぼ。優樹ちゃんよりお子ちゃまじゃん」
香音にそっと頭を抱かれた鞘師君は、しばし、香音の胸に埋もれて天国を味わっていた。
「へ？」
鞘師君は、ポイとカメラをベッドに放り投げた。
香音はきょとんとした顔をしている。
「撮影、止め」
「里保ちゃん？」
「香音ちゃんを他の奴に見せるのは勿体無いけぇの」
「ちょっと…」
鞘師君は無表情に言い放つが、香音は言葉を失って頬を赤く染めるだけだ。
「それより、さ」
「な、何？…って、里保ちゃん、近い近い！」
慌てる香音を尻目に、鞘師君は香音の上に圧し掛かった。
無言のまま目を閉じて、香音の唇を求める。
それを見て、香音は観念したように小さく息を吐くと、目を閉じ、唇をうっすらと開いて鞘師君を受け入れる。
覚えたばかりの“大人のキス”。
唇を合わせるだけのキスと違って、ピチャピチャと響く音が、鞘師君を昂らせる。
香音も同じなのだろうか。おずおずと、鞘師君の首に両腕が回される。
「…行ってしまう前に」
「え？」
「香音ちゃんに僕を刻み付けておきたいのう」
「え、ちょ、何する気？」
「ここに…」
と、以前酔っ払って痕を付けた首筋をスッと撫でる。
「もういっぺん、痕を付けておきたいんじゃけぇ、の」
「そ、そ、そ、それ、ダメダメダメ！絶対！！」
「分かっとるよ。その代り…」
鞘師君は、香音の胸の双丘に顔を埋めた。
「しばらくこうしてて、良いじゃろ？」
「……里保ちゃんの甘えんぼ。優樹ちゃんよりお子ちゃまじゃん」
香音にそっと頭を抱かれた鞘師君は、しばし、香音の胸に埋もれて天国を味わっていた。
272 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:16:16.84 0
「ところでさ、応募止めるんだったらちゃんとお店の人に言っとかないと」
「いや、応募は止めはせんよ」
「え？じゃ、どうするの？？」
鞘師君は、香音の頭からサッとカチューシャを取った。
「ワシがモデルになるけぇ、香音ちゃん、写真撮ってくれんか？」
「はい？」
流石の香音も少々ドン引きな表情をしている。
鞘師君は意気揚々とカチューシャを頭に装着して、カメラをグイッと香音に押し付ける。
「ポーズはワシが勝手に取るけぇの。香音ちゃん、撮ってくれ」
後に香音は語った。
「あそこまでノリやすい性格だとは知らなかった」と。
猫になり切ってポーズをし、
「香音ちゃぁん、大好きだにゃあ」
などと言いながら足元にじゃれかかり、顔や首筋を舐めにいく。
始めのうちはキャッキャッと楽しんでいた香音だったが、幾度もじゃれられるうちに鬱陶しくなったようだ。
何度か首筋を舐められ、調子に乗った鞘師君が鎖骨のあたりまで舐め始めたときに、とうとうブチ切れて一発見舞った。
それで、ようやく鞘師君も（名残惜しそうではあるが）おとなしくなった。
「…で、これが応募の写真かい？」
ペットショップの店主が呆れたように鞘師君に言う。
「はい！お願いします」
「困ったなぁ。僕らが欲しいのは“イメージガール”の写真で“イメージボーイ”じゃないんだけどなぁ…」
「でも、可愛く撮れてませんか？」
鞘師君は胸を張り、ドヤ顔で店主に言う。
「んー、まぁ、確かに可愛いし愛情たっぷりの写真なのは分かるけど…」
と、店主は途方に暮れた表情で、パソコンの画面をスクロールする。
「いや、応募は止めはせんよ」
「え？じゃ、どうするの？？」
鞘師君は、香音の頭からサッとカチューシャを取った。
「ワシがモデルになるけぇ、香音ちゃん、写真撮ってくれんか？」
「はい？」
流石の香音も少々ドン引きな表情をしている。
鞘師君は意気揚々とカチューシャを頭に装着して、カメラをグイッと香音に押し付ける。
「ポーズはワシが勝手に取るけぇの。香音ちゃん、撮ってくれ」
後に香音は語った。
「あそこまでノリやすい性格だとは知らなかった」と。
猫になり切ってポーズをし、
「香音ちゃぁん、大好きだにゃあ」
などと言いながら足元にじゃれかかり、顔や首筋を舐めにいく。
始めのうちはキャッキャッと楽しんでいた香音だったが、幾度もじゃれられるうちに鬱陶しくなったようだ。
何度か首筋を舐められ、調子に乗った鞘師君が鎖骨のあたりまで舐め始めたときに、とうとうブチ切れて一発見舞った。
それで、ようやく鞘師君も（名残惜しそうではあるが）おとなしくなった。
「…で、これが応募の写真かい？」
ペットショップの店主が呆れたように鞘師君に言う。
「はい！お願いします」
「困ったなぁ。僕らが欲しいのは“イメージガール”の写真で“イメージボーイ”じゃないんだけどなぁ…」
「でも、可愛く撮れてませんか？」
鞘師君は胸を張り、ドヤ顔で店主に言う。
「んー、まぁ、確かに可愛いし愛情たっぷりの写真なのは分かるけど…」
と、店主は途方に暮れた表情で、パソコンの画面をスクロールする。
273 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:19:39.40 0
「あれ？」
急に店主が手を止め、画面に見入った。
「この写真、良いじゃないか！」
店主の嬉しそうな声に、鞘師君もどれどれと画面を覗く。
途端に、顔が強張る。
それは、最初に猫耳を付けた香音と持参のぬいぐるみ“ちゃーちゃん”を一緒に撮った写真…。
確かにリラックスし切った香音の笑顔が、とても眩しい。が。
「これならすぐにポスターに出来るよ！どうだい？」
「こ、これはダメです！ダメ！」
「どうして？もともと彼女がモデルで応募する筈だったんだろ？」
「こんなに可愛い香音ちゃんを他の奴に見せるなんて、絶っっっ対にダメ！！」
結局、当然ながら鞘師君の写真で応募することは出来なかった。
が、べそをかきそうになりながら必死な形相になる鞘師君を見た店主は苦笑いして
「あー、でもその気持ち、僕も分かんなくはないからねぇ…」
と、引き出しから1枚の券を取り出した。
「じゃ、“特別賞”ってことで、これ、あげるよ」
「何ですか？」
と、鞘師君が手に取ったそれは、都内の遊園地の割引券だった。
「商店街から回ってきたチケットなんだ。本当は一定額をお買い上げいただいた方に差し上げるつもりだったんだけど」
「…」
「一生懸命だったからね、君。だからあげる」
「…良いんですか？」
「うん。その代わり、このぬいぐるみの服でも買いに、また遊びに来てくれよな」
「はい！」
鞘師君は、嬉しそうにその割引券を受け取った。
頭には、遊園地で一緒にはしゃぐ香音の笑顔が浮かんでいた。
ちなみに、店主は悪戯心を起こしてイメージガールのポスターと一緒に鞘師君のポスターも作ったそうだが…。
急に店主が手を止め、画面に見入った。
「この写真、良いじゃないか！」
店主の嬉しそうな声に、鞘師君もどれどれと画面を覗く。
途端に、顔が強張る。
それは、最初に猫耳を付けた香音と持参のぬいぐるみ“ちゃーちゃん”を一緒に撮った写真…。
確かにリラックスし切った香音の笑顔が、とても眩しい。が。
「これならすぐにポスターに出来るよ！どうだい？」
「こ、これはダメです！ダメ！」
「どうして？もともと彼女がモデルで応募する筈だったんだろ？」
「こんなに可愛い香音ちゃんを他の奴に見せるなんて、絶っっっ対にダメ！！」
結局、当然ながら鞘師君の写真で応募することは出来なかった。
が、べそをかきそうになりながら必死な形相になる鞘師君を見た店主は苦笑いして
「あー、でもその気持ち、僕も分かんなくはないからねぇ…」
と、引き出しから1枚の券を取り出した。
「じゃ、“特別賞”ってことで、これ、あげるよ」
「何ですか？」
と、鞘師君が手に取ったそれは、都内の遊園地の割引券だった。
「商店街から回ってきたチケットなんだ。本当は一定額をお買い上げいただいた方に差し上げるつもりだったんだけど」
「…」
「一生懸命だったからね、君。だからあげる」
「…良いんですか？」
「うん。その代わり、このぬいぐるみの服でも買いに、また遊びに来てくれよな」
「はい！」
鞘師君は、嬉しそうにその割引券を受け取った。
頭には、遊園地で一緒にはしゃぐ香音の笑顔が浮かんでいた。
ちなみに、店主は悪戯心を起こしてイメージガールのポスターと一緒に鞘師君のポスターも作ったそうだが…。
274 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:21:43.32 0
「なあなあ、聞いたか。あのショッピングモールのペットショップのこと」
「聞いた聞いた。鞘師のポスター作ったトコだろ？」
「そうそう。鞘師、作って貰ったミニポスターを張り切って配ってたろ？」
「うんうん」
「あれ、どうも“お買い上げ特典”になってるらしいぜ。で、客のオネーサマ方が買い物して貰ってくんだと」
「うわ物好きな」
「でさぁ、こっからが鞘師に聞かれたらマズいトコなんだけど…」
「何だよ」
「実はさ、鈴木のポスターもこっそり一緒に配られてるらしいぜ」
「え、待て待て。それ、鞘師に知られたらヤバくね？」
「だから内緒だって。しかもさ、殆どの客が鞘師と鈴木ペアで貰ってくんだってさ」
「うぇっ！もっとヤベェじゃん」
「だから鞘師に知られないようにするにはどうしたら…」
「お！お前ら何を話しとるんじゃ？男同士で内緒話なんて何かヤラシー！」
「い、いや、ハハハ…」
「さ、最近寒いよな、って…」
「そんなモン、冬じゃけぇ、当たり前じゃろ？」
「あ、そ、そっかぁ…」
「いや、気付かなかったなぁ。ハハ、ハハハハハ…」
「？」
「聞いた聞いた。鞘師のポスター作ったトコだろ？」
「そうそう。鞘師、作って貰ったミニポスターを張り切って配ってたろ？」
「うんうん」
「あれ、どうも“お買い上げ特典”になってるらしいぜ。で、客のオネーサマ方が買い物して貰ってくんだと」
「うわ物好きな」
「でさぁ、こっからが鞘師に聞かれたらマズいトコなんだけど…」
「何だよ」
「実はさ、鈴木のポスターもこっそり一緒に配られてるらしいぜ」
「え、待て待て。それ、鞘師に知られたらヤバくね？」
「だから内緒だって。しかもさ、殆どの客が鞘師と鈴木ペアで貰ってくんだってさ」
「うぇっ！もっとヤベェじゃん」
「だから鞘師に知られないようにするにはどうしたら…」
「お！お前ら何を話しとるんじゃ？男同士で内緒話なんて何かヤラシー！」
「い、いや、ハハハ…」
「さ、最近寒いよな、って…」
「そんなモン、冬じゃけぇ、当たり前じゃろ？」
「あ、そ、そっかぁ…」
「いや、気付かなかったなぁ。ハハ、ハハハハハ…」
「？」
275 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:24:12.13 0
276 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 20:39:49.71 0
かーわーいーいーｗｗ
おつです！
おつです！
277 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 21:09:55.50 0
278 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 21:14:31.90 0
順調な２人でなにより
279 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 22:31:22.64 0
かわいいのう
280 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 23:06:26.86 0
一方あちらのほうはどうなっちゃうんだろう
281 ：名無し募集中。。。：2013/12/08(日) 23:16:14.17 O
生田君たちか
282 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 00:16:23.85 O
ノﾉ∮;´ _l｀）
283 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 01:39:29.47 0
( ■_■)
284 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 02:56:05.72 O
おやさゆみん
285 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 05:01:20.81 0
川*- ｡.-）
286 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 06:00:23.51 0
ﾉc|*´ о｀（- ｡.-*川
287 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 08:16:19.94 O
おはみん
288 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 10:19:39.64 O
( ■_■)
289 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 10:47:47.27 0
ﾉd*- ｡.-）。o（授業退屈でねむいの）
290 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 11:49:26.23 O
｜ゥ ﾟ）
291 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 13:09:35.86 O
｜ﾟ ゥ ﾟ）
292 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 14:33:15.11 0
川*- ｡.-）。o（お客さん少なくてねむいの）
293 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 16:10:33.93 0
|ハヽ
| ヮ´) ﾁｬﾕｰ
と_ノ
|
| ヮ´) ﾁｬﾕｰ
と_ノ
|
294 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 17:01:19.95 0
|ハヽ
|^_〉^) ﾊﾊｰ
と_ノ
|
|^_〉^) ﾊﾊｰ
と_ノ
|
295 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 17:55:21.12 0
(店；-e-)｡ｏO（また来てるのだ…)
296 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 18:56:18.90 O
てんちょおつｗ
297 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 19:53:56.67 0
嫁のお昼休みに合わせてやってきて家族で昼食を取る田中家
298 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 20:59:15.65 0
一家団欒inコンビニ
299 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 21:46:26.38 0
ﾉc|*´ ヮ｀)* ^_〉^)*- ｡.-）
300 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 22:24:40.56 O
微笑ましい
301 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 23:14:01.93 0
目を離した隙に成人雑誌コーナーで遊んでそうなチビまー
302 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 23:27:02.83 0
(* ^_〉^)σ ﾐﾃﾐﾃ! ﾁﾁﾄﾊﾊﾄ ｵﾅｼﾞｺﾄｼﾃﾙｰ
『このAVがスゴい！～駅弁特集～』
川*///｡.//）ﾎﾞｯ
ﾉc|；｀ ヮ´)＜優樹止めなさい…うるさくしてすみません
（店´ｅ｀）＜いえ…… ｴｷﾍﾞﾝ…
『このAVがスゴい！～駅弁特集～』
川*///｡.//）ﾎﾞｯ
ﾉc|；｀ ヮ´)＜優樹止めなさい…うるさくしてすみません
（店´ｅ｀）＜いえ…… ｴｷﾍﾞﾝ…
303 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 23:34:07.46 0
ちびまーは将来が楽しみだなｗ
このまま育てばえりりんに並ぶエロエロ娘。に育つのではｗ
このまま育てばえりりんに並ぶエロエロ娘。に育つのではｗ
304 ：名無し募集中。。。：2013/12/09(月) 23:49:20.53 0
ちびハルの貞操が危ない！ｗ
305 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 00:25:25.50 0
（ヽ´ｅ｀）
306 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 02:13:06.60 0
ﾉd*＾3(´ヮ ｀*从
307 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 04:51:13.21 i
（ □_□）
308 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 07:50:50.35 0
＜先生、朝から激しすぎ
309 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 08:20:39.64 O
なにｗ
310 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 10:07:11.69 I
从*- ｡.-)从；´ ヮ｀)川*’ー’)（ ・e・）
お泊まり会
お泊まり会
311 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 11:16:32.97 O
お泊まりか
312 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 11:33:23.57 0
http://stat.ameba.jp/user_images/20131209/23/morningmusume-9ki/00/00/j/o0480072012775863893.jpg
ﾉ9|#‘_ゝ‘)
ﾉ9|#‘_ゝ‘)
313 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 12:34:55.54 O
あらあら
314 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 12:50:57.63 0
>>310
？
？
315 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 14:09:20.82 0
从*´ ヮ｀)つ＝○(＾O＾*bヽ
316 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 14:23:52.67 0
ﾉd*＾ ｡.＾）＜えりぃ～さゆみのお弁当も食べて～
317 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 14:29:00.32 0
ﾉd；＾ｰ＾)＜れーなが食べていいって言うなら…
318 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 15:20:01.30 0
从+｀ ヮ´)
319 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 16:27:45.95 O
怖い怖いｗ
320 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 16:44:40.76 0
ﾉd；＾ｰ＾)＜そんな怒んないでよぉ…
321 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 17:14:43.30 0
彼女はもちろん親友も大事にしたい優しいかめい君
322 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 17:35:23.97 0
良い奴すぎるｗ
323 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 18:03:45.82 O
ﾉd*＾ ｡.＾）＜さすがさゆみの絵里なの！
324 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 19:04:40.15 0
从 ｀ -´)
325 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 19:59:20.58 0
（ ○_○）
326 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 21:04:24.62 0
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
327 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 21:35:50.27 0
（ □_□）＜お嬢様、風邪を引きますよ
328 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 22:18:21.79 0
たゆんたゆん
http://livedoor.4.blogimg.jp/a_load/imgs/6/e/6e55a862.gif
ﾉd；゜ｰ ゜ﾘ＜プルンたゆんおっパイ！寝るだけじゃ我慢出来んのじゃ
っ;
http://livedoor.4.blogimg.jp/a_load/imgs/6/e/6e55a862.gif
ﾉd；゜ｰ ゜ﾘ＜プルンたゆんおっパイ！寝るだけじゃ我慢出来んのじゃ
っ;
329 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 22:45:23.63 0
落ち着け鞘師ｗｗ
330 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 23:11:00.75 0
331 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 23:19:07.00 0
挿入ってるね♪
332 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 23:32:20.99 0
おでこをくっつけたかった生田君と焦らす聖ちゃん
333 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 23:47:22.27 0
相手の脚を抱えず立ったまま…なかなか通な体位やね
334 ：名無し募集中。。。：2013/12/10(火) 23:55:46.65 0
エロいｗ
335 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 00:09:49.59 0
両足ついたままの対面立位はお互いに股間を突き出すような感じになるから非常にエロエロしい体位ｗ
336 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 00:11:42.44 0
てかフクちゃん、生田君のズボン（？）脱がそうとしてないか？ｗ
337 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 00:20:19.87 0
聖ちゃんったらエッチな子ｗ
338 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 00:46:53.02 0
現実ではイチャイチャしてんのにお話ではモヤモヤ生聖ｗ
339 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 01:17:14.69 O
ノﾉ∮‘ _l‘）
340 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 02:26:02.58 0
派手派手ぱんてー
http://stat.ameba.jp/user_images/20130714/21/tanakareina-blog/8d/39/j/o0480085412609633860.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20130714/21/tanakareina-blog/8d/39/j/o0480085412609633860.jpg
341 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 04:24:51.75 0
ﾉd*＾ｰ＾)=3 ﾑﾌｰｯ!!
342 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 05:59:32.48 0
ﾉd*＾ｰ＾)ｸﾝｸﾝ
ノ つ▽Ｏ
ノ つ▽Ｏ
343 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 08:13:14.53 O
懐かしいｗ
344 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 08:37:17.04 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜れーにゃ見せちゃダメェ～
345 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 10:17:03.91 O
从*∩ ヮ∩)
346 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 11:54:38.67 O
ﾉd*＾ ｡.＾）＜さゆみの派手派手パンティーも見て見て～
347 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 12:41:58.20 i
ゥ ﾟ）
348 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 13:54:35.94 O
見たがりな飯窪さんｗ
349 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 14:42:37.50 0
(( ﾉd*＾ｰ从*´ ﾛ｀) ｱｧﾝｯ
派手派手ぱんてーをズラしてパコパコ
派手派手ぱんてーをズラしてパコパコ
350 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 16:25:19.08 0
ノハヽノハヽo∈
ﾉd*´ｰ｀)*´ ﾛ｀)
ﾉ⌒ つ ⌒つ つ ｱﾝｯｱﾝｯ
(((（ （ （
ヽ＿）ヽ＿）_ ）
351 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 17:56:15.54 0
ﾉd*- ｡.-） ﾝｯ…ﾊｧ…
つ∩゛
つ∩゛
352 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 18:12:52.56 O
ﾉハ*> ゥ <）ｷｬｰｷｬｰ
353 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 18:16:19.68 0
（■_■；）つﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ） )) ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ...
ﾊﾙﾅｻﾏ… ｱﾗ? ｱﾗﾗﾗ?
ﾊﾙﾅｻﾏ… ｱﾗ? ｱﾗﾗﾗ?
354 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 19:26:37.92 O
連行www
355 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 19:30:36.05 0
356 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 20:32:07.77 O
ﾉd；゜ ｡.゜）＜ギャァァァー！！
(；■_■)＜若どうなされました！？
(；■_■)＜若どうなされました！？
357 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 21:13:37.47 0
夢に出るレベルだなｗｗｗ
358 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 21:15:03.01 0
ﾉハ||||ゥ|||） ﾐﾁｼｹﾞｻ～ﾝ
359 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 22:23:44.57 0
ワロタｗ
360 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 23:07:12.74 0
∋oノノハヽ
从*´ ヮ｀）
と_,、⌒) ) ﾌﾟﾘﾝｯ♥
（_ ﾉﾉ
361 ：名無し募集中。。。：2013/12/11(水) 23:29:52.31 O
≡≡≡ヽﾉd*＾ｰ＾)ﾉｼ
362 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 00:21:45.47 0
oノノハヽo
ﾉd*＾ ｡.＾)
と_,、⌒) ) ﾌﾟﾘﾝｯ♥
（_ ﾉﾉ
363 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 00:50:13.58 0
ｧﾝ!
oノノハヽo _,,_
ﾉd*> ｡.<) (｀- ´ #从
と_,、⌒((☆ミ⊃
（_ ﾉﾉ ﾊﾟｰﾝ
oノノハヽo _,,_
ﾉd*> ｡.<) (｀- ´ #从
と_,、⌒((☆ミ⊃
（_ ﾉﾉ ﾊﾟｰﾝ
364 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 01:20:45.19 0
ノハヽ
ﾉd*＾ｰ＾)ノハヽo∈
/ (´ヮ ｀*从
とノ＿ と ,）
（＿＿⌒）＿）_⌒^)
ﾉd*； ｡.；） ﾁｸｼｮｰﾅﾉ
ﾉd*＾ｰ＾)ノハヽo∈
/ (´ヮ ｀*从
とノ＿ と ,）
（＿＿⌒）＿）_⌒^)
ﾉd*； ｡.；） ﾁｸｼｮｰﾅﾉ
365 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 02:01:38.22 0
｜ゥ ﾟ）＜飯窪のココ、空いてますよ
366 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 04:41:59.52 0
ﾉdo´ ｡｀ﾙ
367 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 06:27:09.46 0
ﾉd* ^_〉^)
368 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 06:32:04.22 0
さゆの膣奥に思い切り射精して
孕んで欲しい
孕んで欲しい
369 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 08:17:54.16 O
おはみん
370 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 11:00:51.87 O
（ ■_■）
371 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 11:29:46.45 0
ﾉd；＾ｰ＾)＜今日も冷えますねえ
372 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 13:07:43.62 0
从*´ ;-｀) ｻﾋﾞｨ
373 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 13:26:29.87 0
374 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 14:49:37.38 O
確かに下品ｗ
375 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 15:14:06.82 0
>>372
ﾉd*＾ｰ＾)＜お鼻拭き拭きしよーねｗ
ﾉd*＾ｰ＾)＜お鼻拭き拭きしよーねｗ
376 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 15:19:43.74 0
377 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 15:36:40.64 0
ﾉd；＾ｰ＾)ゞ＜つい我慢できなくってｗ
378 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 15:51:44.33 0
379 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 16:19:15.26 0
わがままっぽいところもまた可愛いｗ
380 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 17:40:24.14 0
从*｀ ヮ´)ﾆﾋﾋ
381 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 17:44:36.77 0
れーなにお願いされたら何でも言うこときいちゃうかめい君
382 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 18:14:05.14 0
从*｀ ヮ´) みかん食べたーい
≡ﾉd*＾ｰ＾)つ(::ﾟ:) はいおまちー
从*´ ;-｀) 寒くなってきたけんコタツはいりたか ｽﾞﾙｽﾞﾙ
≡┏ﾉd；＾ｰ＾)┛ 今すぐ用意するよ！
从っ´ ヮ｀)っ …抱っこしてぇ
ノハヽ
ﾉd*＾ｰ＾)ノハヽo∈
/ つ(´ヮ ｀*从
⊂ )
よろこんで♪
383 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 18:26:44.01 O
(*´∀｀)ﾎﾟﾜﾜ
384 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 18:53:39.24 0
川*- ｡.-） みかん食べたいの
≡ﾉc|*｀ ヮ´)つ(::ﾟ:) はいおまちー
川*- ｡.-） 寒くなってきたからコタツ用意して
≡┏ﾉc|*｀ ﾛ´)┛ 今すぐ用意するっちゃよ！
ﾉc|*｀ ヮ´) ﾜｸﾜｸ
川*- ｡.-） なに？
ﾉc|；｀ ヮ´)＜いや、そろそろご褒美が…
川*- ｡.-） あげるなんて言ってないの
ﾉc|；´ -｀) そっかぁ…
川*- ｡.-） …
ノハヽノハヽo
Σﾉc|*｀ (*川川川 ≡
( ⊂ ヽ ≡
ﾁｭｰ♥
川*///｡.//） …満足したでしょ？
ﾉc|*´ ,ヮ｀) うん…えへへぇ～
≡ﾉc|*｀ ヮ´)つ(::ﾟ:) はいおまちー
川*- ｡.-） 寒くなってきたからコタツ用意して
≡┏ﾉc|*｀ ﾛ´)┛ 今すぐ用意するっちゃよ！
ﾉc|*｀ ヮ´) ﾜｸﾜｸ
川*- ｡.-） なに？
ﾉc|；｀ ヮ´)＜いや、そろそろご褒美が…
川*- ｡.-） あげるなんて言ってないの
ﾉc|；´ -｀) そっかぁ…
川*- ｡.-） …
ノハヽノハヽo
Σﾉc|*｀ (*川川川 ≡
( ⊂ ヽ ≡
ﾁｭｰ♥
川*///｡.//） …満足したでしょ？
ﾉc|*´ ,ヮ｀) うん…えへへぇ～
385 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 18:57:01.96 0
可愛い嫁だなチクショー！ｗ
386 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 19:05:43.20 0
387 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 20:05:00.03 0
ノノハヽノノハヽo
ﾉc|*´ ヮ｀)- ｡.-*川
( つ* ^_〉^)と )
ﾉc|*´ ヮ｀)- ｡.-*川
( つ* ^_〉^)と )
388 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 20:07:55.75 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜ねぇねぇれーなってさぁ…
从*´ ヮ｀)＜なん？
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜岡女の高跳びの踏切りでおもいっきりズッコケてたよねｗｳﾍﾍ
从；｀ ﾛ´)＜黒歴史やけんほじくり返さんで！！
从*＾ ｡.＾）＜あったのあったのｗあれは相当ダサかったのｗｗｳﾌﾌ
从+｀ ﾛ´)＜さゆやってなんかのDVDでメリーゴーラウンドの馬からズリ落ちてたやろうが！！
从+・ ｡.・）＜ｶﾁﾝ…あれは全国放送じゃないからセーフなの！！
从+｀ ﾛ´+)＜なんいうとや～？！ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
ﾉﾉ；＾ｰ＾)＜まぁまぁ・・・ケンカしないケンカしないｗ
从+｀ ﾛ´)＜絵里のせいやろうが！！
从+・ ｡.・）＜絵里のせいなの！！
ﾉﾉ*´ｰ｀)＜ふにゅ～・・・ﾒﾝｺﾞﾒﾝｺﾞｗｳﾍﾍ
久しぶりのエロッキ小ネタ保全 おわり
从*´ ヮ｀)＜なん？
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜岡女の高跳びの踏切りでおもいっきりズッコケてたよねｗｳﾍﾍ
从；｀ ﾛ´)＜黒歴史やけんほじくり返さんで！！
从*＾ ｡.＾）＜あったのあったのｗあれは相当ダサかったのｗｗｳﾌﾌ
从+｀ ﾛ´)＜さゆやってなんかのDVDでメリーゴーラウンドの馬からズリ落ちてたやろうが！！
从+・ ｡.・）＜ｶﾁﾝ…あれは全国放送じゃないからセーフなの！！
从+｀ ﾛ´+)＜なんいうとや～？！ﾌﾟﾝﾌﾟﾝ
ﾉﾉ；＾ｰ＾)＜まぁまぁ・・・ケンカしないケンカしないｗ
从+｀ ﾛ´)＜絵里のせいやろうが！！
从+・ ｡.・）＜絵里のせいなの！！
ﾉﾉ*´ｰ｀)＜ふにゅ～・・・ﾒﾝｺﾞﾒﾝｺﾞｗｳﾍﾍ
久しぶりのエロッキ小ネタ保全 おわり
389 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 20:39:00.46 0
新wikiで過去作読んでるとエロッキも良かったなぁとしみじみする
390 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 20:39:25.98 0
>>386
この漫画見て思ったんだがちびまーには嫁さゆ遺伝のエロ黒子があるのだろうか
この漫画見て思ったんだがちびまーには嫁さゆ遺伝のエロ黒子があるのだろうか
391 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 20:41:58.08 0
ヽ(* ^_〉.^)ﾉ
392 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:07:30.10 0
(o´ ｡｀)ﾄﾞｷﾄﾞｷ
393 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:37:27.94 0
>>21-30のつづきっぽいもの投下します
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
ものの見事に寝坊した。
普段めったに使わない頭をフル稼働させた途端、これだ。
この考え事は昨日今日始まったことではない。
事の始まりは2週間ほど前、彼女―――聖を公園で押し倒したことに起因していた。
「そうは言ってもなあ……」
遅刻しているというのに、生田君はのんびりと人気の少ない街を学校目指して歩いた。
もう1限の授業に間に合わないことは確定なのだから、いっそゆっくり歩こうという発想だ。
あまり宜しくはないことは分かっているが、学校に行って、彼女と逢うのもまた、気まずい。
2週間前、生田君は聖を公園で押し倒した。
キスと、その先も少しだけシたけど、結局は未遂に終わった。
この心のモヤモヤが、別にその行為自体が原因ではないことくらい、分かっている。
そもそもの原因を辿れば、些細な嫉妬から始まっている。
「衣梨奈が悪いとかいな……」
彼女―――譜久村聖への嫉妬。
聖が他の男といっしょに居るのを見るだけで、他の男の話をしているだけで、つーか女の子でさえ仲良くしているだけで、激しく、苛立つ。
付き合って1年経って、抱きしめて、キスして、それ以上のことだって経験してる。
聖のいちばん近くにいるのは自分だって分かってるんだけど、それでも、心の燻った焔が消えない。
その結果、気まずくなって、顔を合わせるのだってツラくなるなんて、情けないことこの上ない。
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
ものの見事に寝坊した。
普段めったに使わない頭をフル稼働させた途端、これだ。
この考え事は昨日今日始まったことではない。
事の始まりは2週間ほど前、彼女―――聖を公園で押し倒したことに起因していた。
「そうは言ってもなあ……」
遅刻しているというのに、生田君はのんびりと人気の少ない街を学校目指して歩いた。
もう1限の授業に間に合わないことは確定なのだから、いっそゆっくり歩こうという発想だ。
あまり宜しくはないことは分かっているが、学校に行って、彼女と逢うのもまた、気まずい。
2週間前、生田君は聖を公園で押し倒した。
キスと、その先も少しだけシたけど、結局は未遂に終わった。
この心のモヤモヤが、別にその行為自体が原因ではないことくらい、分かっている。
そもそもの原因を辿れば、些細な嫉妬から始まっている。
「衣梨奈が悪いとかいな……」
彼女―――譜久村聖への嫉妬。
聖が他の男といっしょに居るのを見るだけで、他の男の話をしているだけで、つーか女の子でさえ仲良くしているだけで、激しく、苛立つ。
付き合って1年経って、抱きしめて、キスして、それ以上のことだって経験してる。
聖のいちばん近くにいるのは自分だって分かってるんだけど、それでも、心の燻った焔が消えない。
その結果、気まずくなって、顔を合わせるのだってツラくなるなんて、情けないことこの上ない。
394 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:38:18.21 0
生田君ははたと立ち止まり、空を仰いだ。冬の曇天。太陽は欠片すら見当たらない。
もう、サボってしまおうか。どうせ1限は遅刻確定だし、このまま2限の途中で顔を出すのもばかばかしい。
今日は体育もないし、数学と英語と化学の課題も終わってないし……
完全にやる気を失った生田君は踵を返した。
瞬間、「おー、えりぽんぽんじゃないかー」という明るい声が飛んできた。
顔を上げると、高等部のかめい君のへにゃへにゃとした笑顔が目に入った。あらぬ方向に髪が撥ねている。彼も、寝坊したのだろうか。
「おはようございます、かめいさん…」
「んー、おはよー。えりぽんサボりー？」
「いや……寝坊です」
「そっかー。ボクとおんなじだね。じゃ、いっしょに行こっか」
かめい君はオレンジのマフラーを巻き直し、てくてくと歩き出した。
あ、サボるタイミング失くした、と思ったが、生田君も素直に歩き出す。
冬の風が顔を突き刺す。生田君もマフラーで口元を覆った。手が悴む。手袋して来れば良かったと少し後悔した。
「今日は、田中さんといっしょじゃないんですか？」
沈黙が妙に痛くて、思いついたことを口にした。
かめい君は「そーなんだよー」とまた明るく返す。声のトーンから察するに、寝起きではないらしい。
学級委員長のにーがき君が、「カメの遅刻っぷりには頭が痛いのだ」なんて言っていたけれど、よく分かる。
「れーなはバンドの朝練だってー。来年は学園祭に出るって張り切ってたよ」
れいながガールズバンドを組んだことは生田君も知っていた。
もう、サボってしまおうか。どうせ1限は遅刻確定だし、このまま2限の途中で顔を出すのもばかばかしい。
今日は体育もないし、数学と英語と化学の課題も終わってないし……
完全にやる気を失った生田君は踵を返した。
瞬間、「おー、えりぽんぽんじゃないかー」という明るい声が飛んできた。
顔を上げると、高等部のかめい君のへにゃへにゃとした笑顔が目に入った。あらぬ方向に髪が撥ねている。彼も、寝坊したのだろうか。
「おはようございます、かめいさん…」
「んー、おはよー。えりぽんサボりー？」
「いや……寝坊です」
「そっかー。ボクとおんなじだね。じゃ、いっしょに行こっか」
かめい君はオレンジのマフラーを巻き直し、てくてくと歩き出した。
あ、サボるタイミング失くした、と思ったが、生田君も素直に歩き出す。
冬の風が顔を突き刺す。生田君もマフラーで口元を覆った。手が悴む。手袋して来れば良かったと少し後悔した。
「今日は、田中さんといっしょじゃないんですか？」
沈黙が妙に痛くて、思いついたことを口にした。
かめい君は「そーなんだよー」とまた明るく返す。声のトーンから察するに、寝起きではないらしい。
学級委員長のにーがき君が、「カメの遅刻っぷりには頭が痛いのだ」なんて言っていたけれど、よく分かる。
「れーなはバンドの朝練だってー。来年は学園祭に出るって張り切ってたよ」
れいながガールズバンドを組んだことは生田君も知っていた。
395 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:39:08.15 0
まだ始めたばかりで大きなライブをしたりするほどではないが、放課後はほとんど軽音室にこもって練習している。
今年の学園祭には予選オーディションで落ちてしまったらしいが、だからこそまた、練習に励んでいるようだ。
おかげでれいなとかめい君が校内でイチャイチャしている姿を見ることは（前年度の0.1割だけ）減った。
「だから僕は置いてけぼりだよー。ひどくない？まだお布団でれーなとぬくぬくしときたかったのにさー」
それから少し、かめい君はひとり言のように話し出した。
ガールズバンドを組んで、朝練と放課後練習が入って、れいなといっしょに居る時間が（前年度の0.5割程度）減ったこと。
音楽の話を楽しそうに話すれいなを見て、少しだけ寂しい気持ちになっていること、など。
それを聞いているうちに、生田君はふと、「かめいさんは…」と言葉に出していた。
「かめいさんは、嫌じゃないんですか？」
「へ？イヤ、ってなにが？」
「……田中さんが、優樹ちゃんとか、どぅーとか…自分以外の他の人と、いっしょにいるのが」
彼の言葉が滑り終えると、かめい君はぴたりと脚を止めて振り返った。
明るめの茶の前髪が冬風に揺れた。その奥の瞳が真ん丸で、まるで犬のようで少し可愛く見えた。
直後、言葉の意図を噛み砕いたのか、かめい君は目を細めて笑い、「そーだねー」と口に出した。
ポケットに突っ込んでいた両手を出し、はーっと息を吹きかけてやる。
白の吐息が手に触れ、すぐに空気に馴染んで消えていった。彼の両手は真っ赤に染まり、がちがち震えている。
「確かにまーちゃんとの距離は近いですよねー」
かめい君はそうしてポケットに手を戻す。が、すぐに右手だけを外に出した。
なにかを思い出すように、慈しむように右手を眺め、なんどかグーとパーをつくる。
今年の学園祭には予選オーディションで落ちてしまったらしいが、だからこそまた、練習に励んでいるようだ。
おかげでれいなとかめい君が校内でイチャイチャしている姿を見ることは（前年度の0.1割だけ）減った。
「だから僕は置いてけぼりだよー。ひどくない？まだお布団でれーなとぬくぬくしときたかったのにさー」
それから少し、かめい君はひとり言のように話し出した。
ガールズバンドを組んで、朝練と放課後練習が入って、れいなといっしょに居る時間が（前年度の0.5割程度）減ったこと。
音楽の話を楽しそうに話すれいなを見て、少しだけ寂しい気持ちになっていること、など。
それを聞いているうちに、生田君はふと、「かめいさんは…」と言葉に出していた。
「かめいさんは、嫌じゃないんですか？」
「へ？イヤ、ってなにが？」
「……田中さんが、優樹ちゃんとか、どぅーとか…自分以外の他の人と、いっしょにいるのが」
彼の言葉が滑り終えると、かめい君はぴたりと脚を止めて振り返った。
明るめの茶の前髪が冬風に揺れた。その奥の瞳が真ん丸で、まるで犬のようで少し可愛く見えた。
直後、言葉の意図を噛み砕いたのか、かめい君は目を細めて笑い、「そーだねー」と口に出した。
ポケットに突っ込んでいた両手を出し、はーっと息を吹きかけてやる。
白の吐息が手に触れ、すぐに空気に馴染んで消えていった。彼の両手は真っ赤に染まり、がちがち震えている。
「確かにまーちゃんとの距離は近いですよねー」
かめい君はそうしてポケットに手を戻す。が、すぐに右手だけを外に出した。
なにかを思い出すように、慈しむように右手を眺め、なんどかグーとパーをつくる。
396 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:40:15.43 0
「でもま、れーながモテるのはしょーがないじゃん」
「えっ……」
「だってれーな、世界でいちばん可愛いもん。さっすが僕の彼女ですよ！」
えっへん。と言わんばかりに胸を張り、かめい君は自信満々に歩き出した。
意味が分からないと生田君はすぐ後を追い駆ける。
「でも……なんか、嫌じゃないですか？自分以外のだれかに取られないかって…」
「えー。それはあり得ないよ。だって、れーなだもん」
「はぁ？」
「だから、れーなは僕のこと大好きだもん。他の奴好きになるなんてあり得ないってぇ」
このとき、授業を受けていたれいなが盛大なくしゃみをしたことなど、ふたりは知らない。
生田君は彼の回答を聞き、口角を引き攣らせながら「すっげー自信あるんですね…」と皮肉っぽく笑った。
するとかめい君は「逆だよ」と返した。
「自信なんてない。僕だって、れーなが佐藤君や工藤君たちと仲良くしてるの見ると、やっぱ寂しいんだって」
「だったら…」
「でもさ、僕はれーなの彼氏だけど、れーなの全部を束縛する権利なんてないじゃん」
畳みかけるような言葉に、ぐっと想いを呑み込んだ。
分かってる。そんなことくらい、分かってる。分かってるけど、理性が利かなくなる。
聖を、恋人のすべてを、自分のものにしたいって欲望が全身を包み込んで離さない。
「えっ……」
「だってれーな、世界でいちばん可愛いもん。さっすが僕の彼女ですよ！」
えっへん。と言わんばかりに胸を張り、かめい君は自信満々に歩き出した。
意味が分からないと生田君はすぐ後を追い駆ける。
「でも……なんか、嫌じゃないですか？自分以外のだれかに取られないかって…」
「えー。それはあり得ないよ。だって、れーなだもん」
「はぁ？」
「だから、れーなは僕のこと大好きだもん。他の奴好きになるなんてあり得ないってぇ」
このとき、授業を受けていたれいなが盛大なくしゃみをしたことなど、ふたりは知らない。
生田君は彼の回答を聞き、口角を引き攣らせながら「すっげー自信あるんですね…」と皮肉っぽく笑った。
するとかめい君は「逆だよ」と返した。
「自信なんてない。僕だって、れーなが佐藤君や工藤君たちと仲良くしてるの見ると、やっぱ寂しいんだって」
「だったら…」
「でもさ、僕はれーなの彼氏だけど、れーなの全部を束縛する権利なんてないじゃん」
畳みかけるような言葉に、ぐっと想いを呑み込んだ。
分かってる。そんなことくらい、分かってる。分かってるけど、理性が利かなくなる。
聖を、恋人のすべてを、自分のものにしたいって欲望が全身を包み込んで離さない。
397 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:40:52.06 0
「僕にだってシゲとか友だちがいるのに、れーなにだけ友だちと話すな、なんて言うの、卑怯じゃない？」
それも、正論だ。
分かってる。分かってる。分かってるけど……と生田君は拳を握りしめた。
ああ、もう。子どもだ。narrowだ。嫉妬深くて、ヘタレで、どうしようもないKYで、ああ、イヤだ。こんな自分が、嫌いだ。
「もし、田中さんが……優樹ちゃんとか好きになったら、どうするんですか？」
だから、そんな言葉が口をついた。
そんな質問をされると思っていなかったのか、かめい君はまた目を丸くした。
質問をした生田君はといえば、走ってもいないのに息が短くなっていた。ああ、泣きたいのかもしれない、と自覚した。
哀しいわけじゃなくて、寂しいわけじゃなくて、あまりにもガキくさい自分が、イヤなんだ。
「また、れーなに好きになってもらうっ！」
どしゃ降りな生田君の心に射し込んだのは、この冬という季節に不似合いなくらいの温かな太陽だった。
かめい君はそっと歩み寄ると、冬の風ですっかり冷たくなった右手で生田君の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「れーなにとって僕がいちばんじゃなくなったんだったら、また、いちばんになってもらうように、頑張る」
かめい君の笑顔は、あまりにも眩しかった。
あり得ないほどの圧倒的な柔らかさは、生田君には俄かには信じられなかった。
どうして、どうしてそんなに自信があるのか、何処からその自信が湧いて出てくるのか、理解できなかった。
だからもういちど、「なんで、かめいさんは…」と訊ねたかったが、言葉がつづかない。
それでも彼は言わんとすことを察したのか、また柔らかく笑ってくれた。
それも、正論だ。
分かってる。分かってる。分かってるけど……と生田君は拳を握りしめた。
ああ、もう。子どもだ。narrowだ。嫉妬深くて、ヘタレで、どうしようもないKYで、ああ、イヤだ。こんな自分が、嫌いだ。
「もし、田中さんが……優樹ちゃんとか好きになったら、どうするんですか？」
だから、そんな言葉が口をついた。
そんな質問をされると思っていなかったのか、かめい君はまた目を丸くした。
質問をした生田君はといえば、走ってもいないのに息が短くなっていた。ああ、泣きたいのかもしれない、と自覚した。
哀しいわけじゃなくて、寂しいわけじゃなくて、あまりにもガキくさい自分が、イヤなんだ。
「また、れーなに好きになってもらうっ！」
どしゃ降りな生田君の心に射し込んだのは、この冬という季節に不似合いなくらいの温かな太陽だった。
かめい君はそっと歩み寄ると、冬の風ですっかり冷たくなった右手で生田君の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
「れーなにとって僕がいちばんじゃなくなったんだったら、また、いちばんになってもらうように、頑張る」
かめい君の笑顔は、あまりにも眩しかった。
あり得ないほどの圧倒的な柔らかさは、生田君には俄かには信じられなかった。
どうして、どうしてそんなに自信があるのか、何処からその自信が湧いて出てくるのか、理解できなかった。
だからもういちど、「なんで、かめいさんは…」と訊ねたかったが、言葉がつづかない。
それでも彼は言わんとすことを察したのか、また柔らかく笑ってくれた。
398 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:41:27.15 0
「自信はないよ。ただ、れーなのことを信じてるだけだよ」
かめい君の右手はとても冷たかった。それなのになぜか、どうしようもなく温かくも思った。
まるでいままで、だれかと手を繋いでいたかのような温もりを感じられた。そんなこと、あり得ないはずなのに。
「れーなを信じてる。自分の全部を懸けて。
だから、れーなが他のだれかを好きになるとは思えない。もしそうなっても、僕はまた、れーなを振り向かせる。絶対に」
雲が少しずつちぎれていった。太陽が微かに顔を出す。
生田君は漸く顔を上げて、真っ直ぐにかめい君を見つめ返した。
彼は目を細めて、首を傾げて、「フクちゃんは、えりぽんのこと、大好きだと思うよ？」と笑いかけた。
その言葉に、また顔を伏せてしまいそうになる。が、必死に堪えて目を拭った。
分かってる。そんなことくらい、分かっとーと―――！
「れーなも、僕に嫉妬するし、お互い様なんだよ、そういうのってさ」
かめい君はそう言って乱暴に髪の毛をぐしゃぐしゃと撫でると、また踵を返して歩き出した。
ロクにセットもしていない髪が無造作に乱れた。このまま学校に行くのだろうかと生田君は髪に触れる。
が、もういまさら整髪剤を付ける気にもなれなくて、早足でかめい君を追い駆けた。
彼の背中があまりにも大きくて、眩しくて、羨ましくて、悔しかった。
ふたつかみっつしか違わないはずなのに、彼から漂う大人の余裕が、ムカついた。
―――れーなを信じてる。自分の全部を懸けて。
「オレやって、聖のこと、信じとーし……」
鼻を啜りながらかめい君の隣に並ぶ。
遠くの方で、チャイムが鳴った。「あー、1限終わっちゃったねー」とかめい君が呑気に呟いた。
白の吐息が空気に馴染む。相変わらず彼の右手はポケットから出たままだったけれど、生田君はなにも言わずに冬の街を歩いた。
かめい君の右手はとても冷たかった。それなのになぜか、どうしようもなく温かくも思った。
まるでいままで、だれかと手を繋いでいたかのような温もりを感じられた。そんなこと、あり得ないはずなのに。
「れーなを信じてる。自分の全部を懸けて。
だから、れーなが他のだれかを好きになるとは思えない。もしそうなっても、僕はまた、れーなを振り向かせる。絶対に」
雲が少しずつちぎれていった。太陽が微かに顔を出す。
生田君は漸く顔を上げて、真っ直ぐにかめい君を見つめ返した。
彼は目を細めて、首を傾げて、「フクちゃんは、えりぽんのこと、大好きだと思うよ？」と笑いかけた。
その言葉に、また顔を伏せてしまいそうになる。が、必死に堪えて目を拭った。
分かってる。そんなことくらい、分かっとーと―――！
「れーなも、僕に嫉妬するし、お互い様なんだよ、そういうのってさ」
かめい君はそう言って乱暴に髪の毛をぐしゃぐしゃと撫でると、また踵を返して歩き出した。
ロクにセットもしていない髪が無造作に乱れた。このまま学校に行くのだろうかと生田君は髪に触れる。
が、もういまさら整髪剤を付ける気にもなれなくて、早足でかめい君を追い駆けた。
彼の背中があまりにも大きくて、眩しくて、羨ましくて、悔しかった。
ふたつかみっつしか違わないはずなのに、彼から漂う大人の余裕が、ムカついた。
―――れーなを信じてる。自分の全部を懸けて。
「オレやって、聖のこと、信じとーし……」
鼻を啜りながらかめい君の隣に並ぶ。
遠くの方で、チャイムが鳴った。「あー、1限終わっちゃったねー」とかめい君が呑気に呟いた。
白の吐息が空気に馴染む。相変わらず彼の右手はポケットから出たままだったけれど、生田君はなにも言わずに冬の街を歩いた。
399 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:42:03.38 0
-------
素直に慣れない上に間の悪い男、それが生田君だった。
2限の途中で正門をくぐったが、どのタイミングで教室に入るか悩み、うろうろしている間に見回り中の先生に捕まった。
廊下で軽く説教を受けている間に3限が始まり、やっと解放されたとひと息ついたのも束の間、
英語の課題を忘れていたことを指摘され、また廊下に立たされるという逆戻りになった。
さすがに寒さが限界になったところで英語教諭に教室に入ることを許されたが、斜め前に座る聖とはまだひと言も話せていなかった。
授業が終わり、休み時間になった途端に、今度はクラスメートの男子が「珍しいな生田」なんて話しかけてきた。
「昨日アレのしすぎで寝坊したわけ？」
「ちっげーよバカ！」
「じゃこの前貸したAVの観すぎとか？あのおっぱいやべぇよな」
「観てねえ！」
タイミングとは得てして悪い。
悪友たちに絡まれているうちに聖は次の移動教室のために、すでに友だちと廊下に出ていた。
生田君はこれ見よがしにため息をついて、彼らとともに化学実験室へ向かった。
で、そこで彼はまた課題を忘れたことを指摘され、本日2度目の廊下行、くわえて昼休みの化学室の掃除係に任命された。
「なんでこういうときに限って……」
生田君はそう愚痴を零すが、課題を忘れたのは自分のせいだった。
昼食をさっさと食べ終え、化学教諭の見守るなか、冷たい雑巾を絞って床を磨き始めた。
ここまで書けば分かるだろうが、5限の授業は数学であった。
しかもよりによって、数学教諭は生徒指導部長でもあった。廊下に立たされることはなかったが、放課後、反省文を書くことが決定し、生田君は落胆した。
これじゃ聖といっしょに帰るどころか少しだけ話す余裕すらもない。
とはいえ生徒指導部長に立てつく元気は生田君には残っておらず、下校の挨拶と同時に、とぼとぼと生徒指導室へと歩いた。
素直に慣れない上に間の悪い男、それが生田君だった。
2限の途中で正門をくぐったが、どのタイミングで教室に入るか悩み、うろうろしている間に見回り中の先生に捕まった。
廊下で軽く説教を受けている間に3限が始まり、やっと解放されたとひと息ついたのも束の間、
英語の課題を忘れていたことを指摘され、また廊下に立たされるという逆戻りになった。
さすがに寒さが限界になったところで英語教諭に教室に入ることを許されたが、斜め前に座る聖とはまだひと言も話せていなかった。
授業が終わり、休み時間になった途端に、今度はクラスメートの男子が「珍しいな生田」なんて話しかけてきた。
「昨日アレのしすぎで寝坊したわけ？」
「ちっげーよバカ！」
「じゃこの前貸したAVの観すぎとか？あのおっぱいやべぇよな」
「観てねえ！」
タイミングとは得てして悪い。
悪友たちに絡まれているうちに聖は次の移動教室のために、すでに友だちと廊下に出ていた。
生田君はこれ見よがしにため息をついて、彼らとともに化学実験室へ向かった。
で、そこで彼はまた課題を忘れたことを指摘され、本日2度目の廊下行、くわえて昼休みの化学室の掃除係に任命された。
「なんでこういうときに限って……」
生田君はそう愚痴を零すが、課題を忘れたのは自分のせいだった。
昼食をさっさと食べ終え、化学教諭の見守るなか、冷たい雑巾を絞って床を磨き始めた。
ここまで書けば分かるだろうが、5限の授業は数学であった。
しかもよりによって、数学教諭は生徒指導部長でもあった。廊下に立たされることはなかったが、放課後、反省文を書くことが決定し、生田君は落胆した。
これじゃ聖といっしょに帰るどころか少しだけ話す余裕すらもない。
とはいえ生徒指導部長に立てつく元気は生田君には残っておらず、下校の挨拶と同時に、とぼとぼと生徒指導室へと歩いた。
400 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:42:36.20 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜転載終了ですよ？
401 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 21:53:48.33 0
続きｷﾀ━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━!!!!!!
つづきが気になる
つづきが気になる
402 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 22:02:21.41 0
れいなと付き合ってエッチもする仲になったかめい君だけど
やっぱりれいなと初めて出会った頃のままで嬉しくなったｗ
やっぱりれいなと初めて出会った頃のままで嬉しくなったｗ
403 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 22:08:52.00 0
Wえり2ショット会話がクルね
404 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 22:29:54.99 0
ぬお～～ここで止まるのね！
かめい君がパーフェクトプリティピュアボーイすぎて辛い
かめい君がパーフェクトプリティピュアボーイすぎて辛い
405 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 22:30:54.69 0
ノハヽo∈
(｀ヮ ´*从
θ、⊂ ）
⊂二(＼ /
し ＼|／
.／|
ガールズバンドれいなちゃん
406 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 23:29:11.89 0
それっぽいｗ
407 ：名無し募集中。。。：2013/12/12(木) 23:57:05.24 0
生聖にかめれなが絡むときのほんのりクロスオーバーな世界が好きですよ
408 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 00:16:48.67 O
右手とか？
409 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 01:42:21.68 O
ﾉ9|T_ゝT)
410 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 02:12:39.83 0
よし今晩中には続きこないよね
寝るすみe6ZZZ
寝るすみe6ZZZ
411 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 02:32:21.63 0
新wikiのアクセス解析より
・検索キーワード
かめい君とれいなちゃんのセックス小説
誰だ検索したの露骨すぎｗｗｗ
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かめい君とれいなちゃんのセックス小説
誰だ検索したの露骨すぎｗｗｗ
412 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 03:47:42.29 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜そんなに期待されちゃうとシないわけにはいかないよねぇれーにゃーｗ
从*∩ﾛ∩)＜どいつもこいつもアホアホスケベ野郎ったい///
从*∩ﾛ∩)＜どいつもこいつもアホアホスケベ野郎ったい///
413 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 04:52:17.99 0
朝勃ちを利用してのセックス！＞ﾉd*＾ｰ从*∩ﾛ∩)＜もぅみんなバカァ///
ﾇﾌﾟﾇﾌﾟ ｱﾝｱﾝ
ﾇﾌﾟﾇﾌﾟ ｱﾝｱﾝ
414 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 05:28:05.57 0
エッチ終わって二度寝して遅刻確定だねｗ
415 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 08:18:16.40 O
また遅刻すんのかｗ
416 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 09:56:20.08 O
>>404
PPPはその略だったのかｗ
PPPはその略だったのかｗ
417 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 12:09:39.67 O
（ ■_■）
418 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 13:39:11.37 O
( □_□)
419 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 15:10:35.76 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)(｀ヮ ´*bヽ
420 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 16:21:42.53 0
フラフープ特訓の成果
http://www32.tok2.com/home2/dgyxm/up/src/maturi54_0301.gif
ﾉdn＾ｰ＾)n れーーーーにゃーーーー！！！
Σ∩ ﾎﾞｯｷｰﾝ!!
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ﾉdn＾ｰ＾)n れーーーーにゃーーーー！！！
Σ∩ ﾎﾞｯｷｰﾝ!!
421 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 17:07:05.54 0
こんなんされたら10秒持たんわｗ
422 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 17:34:58.72 O
エロいww
423 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 17:44:31.06 0
ﾉd；＾ｰ＾)＜ボクも我慢するのはちょっとだけ自信があったんですが
ものの数分であっという間にイカされちゃいましたｗ…不覚ですよｗ
1回1回の時間は短くとも結局抜かずに連続5回シちゃう絶倫かめい君
从；´ ﾛ｀)＜ちかれた…ﾀﾎﾟﾀﾎﾟやし…///
ものの数分であっという間にイカされちゃいましたｗ…不覚ですよｗ
1回1回の時間は短くとも結局抜かずに連続5回シちゃう絶倫かめい君
从；´ ﾛ｀)＜ちかれた…ﾀﾎﾟﾀﾎﾟやし…///
424 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 18:03:53.54 0
>>421
ﾉd*＾ｰ＾)＜あっ！それとキミが体験する事はないので心配しなくてもいいんですよ？ｗｳﾍﾍ
ﾉd*＾ｰ＾)＜あっ！それとキミが体験する事はないので心配しなくてもいいんですよ？ｗｳﾍﾍ
425 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 18:27:10.58 0
さりげなく笑顔でグサッと刺さる事を言うかめい君ｗ
426 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 18:32:58.76 0
>>424
独り占めしやがって・・・こんチャクショー！！
独り占めしやがって・・・こんチャクショー！！
427 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 18:57:22.71 0
頑張って腰を振ってくれるれいなちゃんのペースを乱すように下からグンっと奥を突き上げちゃうＳかめい君
428 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 19:12:27.57 O
从*´ ﾛ｀)ｱﾝ
429 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 19:47:16.39 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜疲れたら言ってね？今度はボクが下からパコパコしてあげるからｗ
430 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:09:16.79 O
金曜だしﾊﾟｺﾊﾟｺ三昧かｗ
431 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:11:22.35 0
|
| ノノハヽ
＼（・ ｡.・*bヽ ｲｲﾅｧ…
(| |)::::
(γ /:::::::
し ＼:::
＼
| ノノハヽ
＼（・ ｡.・*bヽ ｲｲﾅｧ…
(| |)::::
(γ /:::::::
し ＼:::
＼
432 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:40:38.35 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜シゲもまざる？ｗ
433 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:47:17.52 0
ｲﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾉd；＾ｰ＾＞⊂（｀ﾛ ´*从＜混ぜるなキケン！！！
434 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:48:41.07 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜そんな事言ってれーなもシゲもお互いに好きなくせにぃｗ
435 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:54:17.78 0
从*｀ ﾛ´)＜寝言は寝て言え！！
Σ从*゜ ﾛ゜)ハッ！
从；´ ﾛ｀)＜ここえりの夢の中やった…
Σ从*゜ ﾛ゜)ハッ！
从；´ ﾛ｀)＜ここえりの夢の中やった…
436 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:56:32.63 0
本質をついちゃダメｗ
437 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 20:58:34.26 0
ワロスｗｗ
438 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 21:48:25.16 O
ｗｗｗ
439 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 22:03:07.55 0
440 ：名無し募集中。。。：2013/12/13(金) 23:17:50.17 O
後ろー！
441 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 00:22:44.46 0
http://stat.ameba.jp/user_images/20131213/23/morningmusume-9ki/85/00/j/o0480064012779728249.jpg
ﾉ9|;´_ゝ｀;)＜オレやって、聖のこと、信じとーし……
ﾉ9|;´_ゝ｀;)＜オレやって、聖のこと、信じとーし……
442 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 00:45:55.61 0
ピンクのもわもわフレームがｗ
443 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 01:03:00.37 O
もわもわｗ
444 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 01:14:02.41 0
それよりも腕にむにゅっと潰された胸が気になるー
445 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 01:56:58.91 O
(;´Д｀)ﾊｧﾊｧ
446 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 02:34:36.32 0
ﾉdo´ ｡｀ﾙ＜譜久村さんって柔らかいなー
447 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 04:03:31.73 0
川∮＾ _l＾）
つ）｀o)
ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
つ）｀o)
ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ
448 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 05:36:11.17 0
川*- ｡.-）
449 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 07:58:10.33 O
ifの赤ん坊まーどぅーって性別設定あったっけ？
なんとなく頭のなかで優樹ちゃんと遥君として流れてるけど
なんとなく頭のなかで優樹ちゃんと遥君として流れてるけど
450 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 09:29:28.21 0
たぶんないんじゃないかな
恋愛事情作者様が書いたifでは嫁さゆが赤ちゃんができたとこで終わってて
そこではまだ性別は明らかにされてなかったし
恋愛事情作者様が書いたifでは嫁さゆが赤ちゃんができたとこで終わってて
そこではまだ性別は明らかにされてなかったし
451 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 10:46:35.99 0
小ネタの中ではちびまー♀でちびハル♂で書かれてるっぽいのがちょくちょくあるね
452 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 11:03:08.92 0
ヽﾉdo´ ｡｀)人从* ^_〉^)ノ
すっかり定着ｗ
すっかり定着ｗ
453 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 11:34:05.00 0
ifの田中一家の多幸感も素晴らしいが
生田一家の幸せアホ家族な感じもおもしろいｗ
生田一家の幸せアホ家族な感じもおもしろいｗ
454 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 11:39:44.01 0
どっちの家族も
しっかり者の嫁とそんな嫁LOVE過ぎる旦那とそれを見守る子どもってイメージ
しっかり者の嫁とそんな嫁LOVE過ぎる旦那とそれを見守る子どもってイメージ
455 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 12:08:36.77 0
幼稚園の帰り
川*- ｡.-)＜うちの旦那がねー…
川∮＾ _l＾）＜ｱﾗｱﾗ。うちのえりぽんなんて…
(o´ ｡｀)＜ママ腹減ったぜー
川*- ｡.-)ﾍﾟﾁｬｸﾁｬ
川∮＾ _l＾）ﾍﾟﾁｬｸﾁｬ
(o´ ｡｀)＜…。まーた大人の話してやがる。いつも長いんだよなー
(*^_〉^)＜おわるまですなばであそぼ～
川*- ｡.-)＜うちの旦那がねー…
川∮＾ _l＾）＜ｱﾗｱﾗ。うちのえりぽんなんて…
(o´ ｡｀)＜ママ腹減ったぜー
川*- ｡.-)ﾍﾟﾁｬｸﾁｬ
川∮＾ _l＾）ﾍﾟﾁｬｸﾁｬ
(o´ ｡｀)＜…。まーた大人の話してやがる。いつも長いんだよなー
(*^_〉^)＜おわるまですなばであそぼ～
456 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 12:29:48.45 0
ﾉc|*｀ ヮ´)＜昨日の夜さゆとさー
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)＜ウチも昨日聖とですねぇ
こっちは嫁自慢大会
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)＜ウチも昨日聖とですねぇ
こっちは嫁自慢大会
457 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 14:12:57.63 O
( ■_■)
458 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 14:39:41.74 0
>>446
あゆみんにはない柔らかさｗ
あゆみんにはない柔らかさｗ
459 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 15:34:35.83 0
川c+’∀´)
460 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 16:52:48.98 0
田中は佐藤と工藤に百万回土下座して謝れ！そして解雇されろ！
461 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 16:53:39.62 0
http://stat.ameba.jp/user_images/20131213/17/morningmusume-10ki/68/5e/j/o0354047212779355056.jpg
石田君…？ｗ
石田君…？ｗ
462 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 17:01:24.91 0
从*・ ｡.・）＜あら意外と男前なの
463 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 17:18:49.56 0
ﾉdc*’∀´)＜エヘヘ
464 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 18:34:34.50 O
筆下ろしも近いかｗ
465 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 18:51:30.51 0
从*・ ∀.・）＜最近ご無沙汰だし食べちゃおっかな～♪
466 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 20:09:26.23 O
ﾉdc*゜∀゜)
467 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 21:10:48.61 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)(｀ヮ ´*bヽ
468 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 21:56:28.73 0
今夜は来るかな
469 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 22:19:14.32 0
http://stat.ameba.jp/user_images/20131214/09/morningmusume-9ki/20/e2/j/o0315047212780001463.jpg
ﾉ9|T_ゝT)＜みじゅきぃ～
ﾉ9|T_ゝT)＜みじゅきぃ～
470 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 22:50:52.00 0
こえぇｗ
471 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 23:21:14.71 0
聖を見つめる優しい鞘師君の目が好きｗ
472 ：名無し募集中。。。：2013/12/14(土) 23:49:53.30 O
生田くんがんばれｗ
473 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 00:53:56.87 0
香音ちゃんは体験留学からまだ帰ってきてないのだろうか
クリスマス前には帰ってきてほしいが
ﾉd*;´ｰ´;ﾘ ｶﾉﾝﾁｬｰﾝ...
クリスマス前には帰ってきてほしいが
ﾉd*;´ｰ´;ﾘ ｶﾉﾝﾁｬｰﾝ...
474 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 01:47:11.91 O
鞘師くんもがんばれｗ
475 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 02:15:00.62 0
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜帰ってきたら我慢してたぶん全身ﾍﾟﾛﾍﾟﾛﾁｭｯﾁｭしてやるんじゃ！
そんで思う存分ぱふぱふしてもらうんじゃあ！！
:从；´◇｀):＜なんか寒気するなあ
( ；部長)＜大丈夫かい鈴木さん？もしや風邪！？
そんで思う存分ぱふぱふしてもらうんじゃあ！！
:从；´◇｀):＜なんか寒気するなあ
( ；部長)＜大丈夫かい鈴木さん？もしや風邪！？
476 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 03:42:13.79 0
ﾉc|*´ ﾛ川*´ ｡.｀）
ﾉc|ﾒ´,_ゝ川∮*´ _l｀）
ﾉc|ﾒ´,_ゝ川∮*´ _l｀）
477 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 05:52:35.67 0
パコパコパッコン
478 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 10:40:16.84 O
（ ■_■）
479 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 11:18:03.24 O
>>475
海を越える愛…かなあ？ｗ
海を越える愛…かなあ？ｗ
480 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 11:39:29.03 0
481 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 13:05:22.90 O
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜もちろんあんなトコロやこんなトコロまでじゃ！
482 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 13:37:08.78 0
ﾉd*´ｰ´ﾘ｡oO（香音ちゃんが帰ってくるまでオナ禁でもしようかのう）
483 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 14:03:52.30 0
男性の精液は排出させなくても数日周期で勝手に入れ替わるので長期間オナ禁してもあまり意味は無い（濃くなるとかはない）
また長期間性器に触れないことにより性器の感度が下がるともいわれている
一番効果的なのは自慰行為をしても射精の直前で止めて放置
それを数日繰り返すことでいざ射精した時の快感は何倍にもなる・・・らしい
また長期間性器に触れないことにより性器の感度が下がるともいわれている
一番効果的なのは自慰行為をしても射精の直前で止めて放置
それを数日繰り返すことでいざ射精した時の快感は何倍にもなる・・・らしい
484 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 14:16:24.42 0
ﾉd；´ｰ´ﾘ＜べ、勉強になったわい…
だが寸止めしまくると体に悪いと聞いた
だが寸止めしまくると体に悪いと聞いた
485 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 14:44:03.84 O
先輩たちに相談したら？ｗ
486 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 15:03:47.57 0
ﾁｭｯﾁｭﾍﾟﾛﾍﾟﾛやぱふぱふの他にナニする気なんだ鞘師君ｗ
487 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 16:13:33.37 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜鞘師くんにアドバイスしてあげようかなｗ
488 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 16:18:13.53 0
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜ぜひおねがいします！
489 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 16:25:38.37 0
にーがき君も参加してみる？
490 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 17:08:00.57 O
Σﾉd*゜e゜）
491 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 17:13:50.33 0
>>487
あかん香音ちゃんが鞘師君に四六時中ｴﾛｴﾛなことされてまう
あかん香音ちゃんが鞘師君に四六時中ｴﾛｴﾛなことされてまう
492 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 18:21:19.81 O
香音ちゃんれーなに相談だｗ
493 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 19:21:40.35 O
从；´◇｀)
494 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 20:05:17.62 0
从 ´◇｀)三○)ｰ´ﾘ・｀;:ﾞ;｀;
エスカレートしたら伝家の宝刀あるし大丈夫（？）
エスカレートしたら伝家の宝刀あるし大丈夫（？）
495 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 20:52:47.46 0
それではまぁ……
保全代わりにこんなのを
駄文内に出てくる生田君と聖ちゃんは仲直り後ということで脳内補完をお願いしたく
保全代わりにこんなのを
駄文内に出てくる生田君と聖ちゃんは仲直り後ということで脳内補完をお願いしたく
496 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 20:54:12.93 0
「香音ちゃん、いよいよ明日が出発じゃな」
「うん。淋しいかもしれないけど、良い子にしてるんだよ」
「何じゃ、そりゃ。ワシを子ども扱いする気かぁ？」
「里保、怒るな怒るな。どうせ明日っから『香音ちゃん何してるんじゃろうなぁ』って聞かされるとやろ、俺ら」
「そうそう。今から目に見えてるんだもん。香音ちゃん、帰ってきたら里保ちゃんの様子たっぷり聞かせてあげるからね」
「ちぇー」
鞘師君はふてくされてちょっぴり頬を膨らませた。
それを見て、他の3人は思い切り吹き出した。
師走間近な放課後の、ほんのりと空が赤く染まるひとときだった。
「でもさ、香音ちゃんのお土産も良いのが見つかって良かったよね」
「うん。亜佑美ちゃんが連れてってくれた小物屋さん、結構充実してたもんね」
「先生も『目の付け所が良い』って感心してたっちゃろ。もしかして、香音ちゃん、何か調べてたとね」
「ま、ね。ネットで『外国で折り紙が人気！』って記事を見つけたんだろうね」
「だから、選んだお土産が千代紙だったんじゃな」
「そ。今日も帰ってから折り紙の練習しなきゃ。鶴と風船くらいは完璧に折りたいし、ね」
「…で、ワシは今日も放っぽらかされるんかの？」
「だーかーら。帰ってきたらうんと相手してあげるからさぁ」
「のう、香音ちゃん。それ、絶対じゃぞ」
「はいはい」
香音は、やわらかく笑いながら鞘師君の頭を撫でる。
鞘師君は、今度はふてくされずにニコニコと香音にされるままにしている。
生田君と聖は、ちょっとだけ苦笑しつつも、そんな2人を優しい眼差しで見詰めている。
ここのところ、生田君と聖、鞘師君と香音の4人は、帰る前にちょっとだけ屋上に集まって談笑するのを習慣にしていた。
学園祭が終わって鞘師君と香音が忙しくなくなったのもあるが、何よりも毎日のように
「香音ちゃんがニュージーランドに行ってしまうまであと○日じゃのう……」
と鞘師君が言うのを聞かされるのに閉口した…からかもしれない。
事実、数日ではあるが、屋上での談笑を日課にしてから、鞘師君の淋しそうな口癖はピタリと止んだ。
…が、冬の風は冷たい。長居をすると、体が冷え切って凍えてしまう。
「さ、そろそろ寒くなってきたっちゃんね」
「そうだね。もう帰ろっか」
「うん。淋しいかもしれないけど、良い子にしてるんだよ」
「何じゃ、そりゃ。ワシを子ども扱いする気かぁ？」
「里保、怒るな怒るな。どうせ明日っから『香音ちゃん何してるんじゃろうなぁ』って聞かされるとやろ、俺ら」
「そうそう。今から目に見えてるんだもん。香音ちゃん、帰ってきたら里保ちゃんの様子たっぷり聞かせてあげるからね」
「ちぇー」
鞘師君はふてくされてちょっぴり頬を膨らませた。
それを見て、他の3人は思い切り吹き出した。
師走間近な放課後の、ほんのりと空が赤く染まるひとときだった。
「でもさ、香音ちゃんのお土産も良いのが見つかって良かったよね」
「うん。亜佑美ちゃんが連れてってくれた小物屋さん、結構充実してたもんね」
「先生も『目の付け所が良い』って感心してたっちゃろ。もしかして、香音ちゃん、何か調べてたとね」
「ま、ね。ネットで『外国で折り紙が人気！』って記事を見つけたんだろうね」
「だから、選んだお土産が千代紙だったんじゃな」
「そ。今日も帰ってから折り紙の練習しなきゃ。鶴と風船くらいは完璧に折りたいし、ね」
「…で、ワシは今日も放っぽらかされるんかの？」
「だーかーら。帰ってきたらうんと相手してあげるからさぁ」
「のう、香音ちゃん。それ、絶対じゃぞ」
「はいはい」
香音は、やわらかく笑いながら鞘師君の頭を撫でる。
鞘師君は、今度はふてくされずにニコニコと香音にされるままにしている。
生田君と聖は、ちょっとだけ苦笑しつつも、そんな2人を優しい眼差しで見詰めている。
ここのところ、生田君と聖、鞘師君と香音の4人は、帰る前にちょっとだけ屋上に集まって談笑するのを習慣にしていた。
学園祭が終わって鞘師君と香音が忙しくなくなったのもあるが、何よりも毎日のように
「香音ちゃんがニュージーランドに行ってしまうまであと○日じゃのう……」
と鞘師君が言うのを聞かされるのに閉口した…からかもしれない。
事実、数日ではあるが、屋上での談笑を日課にしてから、鞘師君の淋しそうな口癖はピタリと止んだ。
…が、冬の風は冷たい。長居をすると、体が冷え切って凍えてしまう。
「さ、そろそろ寒くなってきたっちゃんね」
「そうだね。もう帰ろっか」
497 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 20:55:41.59 0
4人は立ち上がり、揃って廊下を歩きだした。
…が、鞘師君だけは、どうしても足が遅れがちだ。
「こら、里保。いくらお前の歩くんが遅かちゅうても遅すぎやけんが」
「だって、僕、帰ってしまうのが惜しいんじゃもん」
「はい？」
3人はきょとんとする。
授業も終わったし、部活に入っている訳でも無いし、（主に生田君の）先生からの呼び出しもある訳でも無い。
一体、これ以上、学校に何があるというのか。
「学校でなくても別に構わんのじゃけぇ…」
「うん。で、どうしたの？」
香音が鞘師君の隣に並んで優しく聞く。
「…あの、な」
「うん」
「香音ちゃんと、一緒に、居られる時間が、終わってしまうけぇ、のう」
鞘師君は、下を向いてぽつりぽつりと答える。
香音は、隣りで開いた口が塞がらない。
生田君は、やってられるかとばかりに明後日の方を向いている。
聖は、また始まったかと溜息を吐いた。
喜んでいるのは、恐らく近くで聞き耳を立てている春菜と亜佑美くらいだろう。
鞘師君がぐずぐずしていたものの、立ち止まっていた訳では無い。
が、寒い中のんびりと歩いていたものだから、昇降口に着くころにはすっかり体が冷え切っていた。
おまけに、昇降口に吹き込む風が、余計に体温を奪っていく。
「うっ…寒か！」
「ち、ちょっと風、冷た過ぎるよね」
「か、帰りに温かいものでも飲んでいこうか」
「う、うん」
「て、手っ取り早いのは公園の屋台かの？」
「じゃ、それ、里保の奢りっちゃね。里保の所為で遅くなったんやけん」
「うっ………」
…が、鞘師君だけは、どうしても足が遅れがちだ。
「こら、里保。いくらお前の歩くんが遅かちゅうても遅すぎやけんが」
「だって、僕、帰ってしまうのが惜しいんじゃもん」
「はい？」
3人はきょとんとする。
授業も終わったし、部活に入っている訳でも無いし、（主に生田君の）先生からの呼び出しもある訳でも無い。
一体、これ以上、学校に何があるというのか。
「学校でなくても別に構わんのじゃけぇ…」
「うん。で、どうしたの？」
香音が鞘師君の隣に並んで優しく聞く。
「…あの、な」
「うん」
「香音ちゃんと、一緒に、居られる時間が、終わってしまうけぇ、のう」
鞘師君は、下を向いてぽつりぽつりと答える。
香音は、隣りで開いた口が塞がらない。
生田君は、やってられるかとばかりに明後日の方を向いている。
聖は、また始まったかと溜息を吐いた。
喜んでいるのは、恐らく近くで聞き耳を立てている春菜と亜佑美くらいだろう。
鞘師君がぐずぐずしていたものの、立ち止まっていた訳では無い。
が、寒い中のんびりと歩いていたものだから、昇降口に着くころにはすっかり体が冷え切っていた。
おまけに、昇降口に吹き込む風が、余計に体温を奪っていく。
「うっ…寒か！」
「ち、ちょっと風、冷た過ぎるよね」
「か、帰りに温かいものでも飲んでいこうか」
「う、うん」
「て、手っ取り早いのは公園の屋台かの？」
「じゃ、それ、里保の奢りっちゃね。里保の所為で遅くなったんやけん」
「うっ………」
498 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 20:57:20.38 0
話しながら鞘師君が靴を取り、簀子に足を掛けた、まさにその瞬間のこと。
突然、香音に学園祭で難癖を付けた女生徒が、下駄箱の影から飛び出してきて、
「鞘師くぅん、鞘師くぅん！」
と、ぐいぐい鞘師君の腕を引っ張った。
鞘師君は、よろけた後、簀子に棒立ちになる。
女生徒は、鞘師君にしっかりと抱き付く。
「お前、何するとや！離さんか！！」
生田君が咄嗟に怒鳴りつけるも
「嫌よ。折角里保に抱いて貰ってるのに」
「何で里保がお前なんかを抱くとや？！」
「だって里保、嫌がってないじゃないの！」
生田君も聖も、そこで気が付いた。
確かに、鞘師君は棒立ちで、抱き返してはいないものの、抱き付く女生徒を振り払う素振りすら見せない。
勝ち誇ったように、女生徒はにたりと笑った。
聖は、思わず隣りの香音を見た。
香音は、微かに強張った表情をしていた。
「ほら見なさい。やっぱり里保の隣にふさわしいのはアタシ……」
香音は息をひとつ吸い、叫んだ。
「ごめん！ちょっと里保ちゃん離して！」
「やーよ。大体何でアンタなんかに……」
「いいから今は里保ちゃん離して！里保ちゃんが良いって言ったら、後でハグでもキスでも何でもして良いから！！」
はい？
ハグでもキスでも…って？
生田君と聖は、頭が真っ白になって付いていけない。
香音の剣幕と意外な言葉に、女生徒も驚いて鞘師君に抱き付いていた腕を離した。
途端に、鞘師君は崩れ落ちる。
香音は素早く鞘師君に駆け寄り、がっちりと鞘師君を支えた。
突然、香音に学園祭で難癖を付けた女生徒が、下駄箱の影から飛び出してきて、
「鞘師くぅん、鞘師くぅん！」
と、ぐいぐい鞘師君の腕を引っ張った。
鞘師君は、よろけた後、簀子に棒立ちになる。
女生徒は、鞘師君にしっかりと抱き付く。
「お前、何するとや！離さんか！！」
生田君が咄嗟に怒鳴りつけるも
「嫌よ。折角里保に抱いて貰ってるのに」
「何で里保がお前なんかを抱くとや？！」
「だって里保、嫌がってないじゃないの！」
生田君も聖も、そこで気が付いた。
確かに、鞘師君は棒立ちで、抱き返してはいないものの、抱き付く女生徒を振り払う素振りすら見せない。
勝ち誇ったように、女生徒はにたりと笑った。
聖は、思わず隣りの香音を見た。
香音は、微かに強張った表情をしていた。
「ほら見なさい。やっぱり里保の隣にふさわしいのはアタシ……」
香音は息をひとつ吸い、叫んだ。
「ごめん！ちょっと里保ちゃん離して！」
「やーよ。大体何でアンタなんかに……」
「いいから今は里保ちゃん離して！里保ちゃんが良いって言ったら、後でハグでもキスでも何でもして良いから！！」
はい？
ハグでもキスでも…って？
生田君と聖は、頭が真っ白になって付いていけない。
香音の剣幕と意外な言葉に、女生徒も驚いて鞘師君に抱き付いていた腕を離した。
途端に、鞘師君は崩れ落ちる。
香音は素早く鞘師君に駆け寄り、がっちりと鞘師君を支えた。
499 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 20:59:51.72 0
「聖ちゃん、そっちで里保ちゃん支えて！体起こすよ！」
「は、はい！」
「えりちゃん、里保ちゃんおんぶ！」
「ひゃいっ！」
聖は、香音の反対側に駆け寄り、香音と同じように鞘師君の腕を肩に回した。
生田君は、慌てて鞘師君の前に回って体を屈めた。
「香音ちゃん、もしかして里保ちゃん、腰……」
「多分ね。じゃ、せーので立つよ」
「うん」
「せーのっ！」
香音と聖は立ち上がり、屈んでいる生田君に鞘師君をもたれさせた。
立ち上がる瞬間、聖にも、歯を食いしばっているであろう鞘師君の微かな呻き声が聞こえる。
生田君は鞘師君をおぶって立ち上がるが、鞘師君の右足はだらんと垂れたままだ。
香音は、鞄からハンカチを取り出した。
「里保ちゃん、ちょっとだけ口開けて、これ噛んで」
「……っあ……」
香音のハンカチを、鞘師君はがぶっと噛み締めた。
「うん。これで、ちょっとやそっと声を上げても聞こえないからね」
優しい香音の声に、鞘師君は微かに頷く。
「じゃ、痛いけど、我慢してね。声出しても大丈夫だから」
香音は、鞘師君の足をグイッと持ち上げた。
すかさず、生田君がその足をガシッと支え持つ。
鞘師君の声にならない呻き声が、生田君にも、はっきりと聞こえた。
「じゃ、保健室！あたし先に行ってるから！！」
香音はダッと駆け出した。
生田君と聖は、香音の後に続いた。
香音の背中がみるみる遠くなっていく。
「な、聖。お前、気が付いてたか？」
「ううん。聖も分からなかった。何で香音ちゃんには分かったんだろ？」
「は、はい！」
「えりちゃん、里保ちゃんおんぶ！」
「ひゃいっ！」
聖は、香音の反対側に駆け寄り、香音と同じように鞘師君の腕を肩に回した。
生田君は、慌てて鞘師君の前に回って体を屈めた。
「香音ちゃん、もしかして里保ちゃん、腰……」
「多分ね。じゃ、せーので立つよ」
「うん」
「せーのっ！」
香音と聖は立ち上がり、屈んでいる生田君に鞘師君をもたれさせた。
立ち上がる瞬間、聖にも、歯を食いしばっているであろう鞘師君の微かな呻き声が聞こえる。
生田君は鞘師君をおぶって立ち上がるが、鞘師君の右足はだらんと垂れたままだ。
香音は、鞄からハンカチを取り出した。
「里保ちゃん、ちょっとだけ口開けて、これ噛んで」
「……っあ……」
香音のハンカチを、鞘師君はがぶっと噛み締めた。
「うん。これで、ちょっとやそっと声を上げても聞こえないからね」
優しい香音の声に、鞘師君は微かに頷く。
「じゃ、痛いけど、我慢してね。声出しても大丈夫だから」
香音は、鞘師君の足をグイッと持ち上げた。
すかさず、生田君がその足をガシッと支え持つ。
鞘師君の声にならない呻き声が、生田君にも、はっきりと聞こえた。
「じゃ、保健室！あたし先に行ってるから！！」
香音はダッと駆け出した。
生田君と聖は、香音の後に続いた。
香音の背中がみるみる遠くなっていく。
「な、聖。お前、気が付いてたか？」
「ううん。聖も分からなかった。何で香音ちゃんには分かったんだろ？」
500 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 21:02:03.46 0
結局、鞘師君は、養護教諭の車で病院に搬送された。
…保健室で鞘師君に制服の袖を掴まれたまま、どうしても放して貰えなかった香音も一緒に。
生田君と聖は、一旦家に帰り、お母さんが迎えに行って帰宅した鞘師君の家に向かった。
「まあ、衣梨奈ちゃん、聖ちゃん！来てくれたの？！」
「あ、はい」
「お話は養護の先生と香音ちゃんから聞いたわ。今日は2人ともありがとうね」
「いえ、大したことじゃ…」
「どうぞ上がって。里保も落ち着いたし、様子を見ていってね。おばさん、後でお茶用意するから」
「あ、お構いなく」
鞘師君の部屋に入ると、鞘師君は、横向きになってベッドに寝ていた。
その脇で、香音が座って鞘師君の腰を擦っている。
「あ、えりちゃん、聖ちゃん、来てくれたんだ」
「うん。あの後どうしたかな、って思って」
「えりぽん、フクちゃん、今日はすまんかったの」
「ま、具合の悪いときはお互い様やけん」
「それにしても…痛っ！香音ちゃん、もう少し背骨に近い方を擦ってくれんかの。そっちの方が痛いんじゃ」
「うん。だけどさ、素人のあたしが擦ってて良いの？お医者さんとかじゃなきゃダメなんじゃないの？」
「香音ちゃんの手が擦ってくれた方が落ち着いて楽になるんじゃ」
「はいはい」
生田君はその雰囲気に胸やけを起こしそうになった。
「ところでさ、香音ちゃん」
「ん？」
「里保ちゃんが腰痛めたの、どうして分かったの？」
香音は、不思議そうな顔をして聖に向き直った。
「え？だって里保ちゃん、膝がさ、変な風にガクンって折れてたじゃん？？」
きょとんとして答える香音を見て、生田君と聖は顔を見合わせた。そして、漸く理解した。
………あのときに誰もが気付かなかった鞘師君の微かな異常に香音だけが気が付いていたのだ、と………
…保健室で鞘師君に制服の袖を掴まれたまま、どうしても放して貰えなかった香音も一緒に。
生田君と聖は、一旦家に帰り、お母さんが迎えに行って帰宅した鞘師君の家に向かった。
「まあ、衣梨奈ちゃん、聖ちゃん！来てくれたの？！」
「あ、はい」
「お話は養護の先生と香音ちゃんから聞いたわ。今日は2人ともありがとうね」
「いえ、大したことじゃ…」
「どうぞ上がって。里保も落ち着いたし、様子を見ていってね。おばさん、後でお茶用意するから」
「あ、お構いなく」
鞘師君の部屋に入ると、鞘師君は、横向きになってベッドに寝ていた。
その脇で、香音が座って鞘師君の腰を擦っている。
「あ、えりちゃん、聖ちゃん、来てくれたんだ」
「うん。あの後どうしたかな、って思って」
「えりぽん、フクちゃん、今日はすまんかったの」
「ま、具合の悪いときはお互い様やけん」
「それにしても…痛っ！香音ちゃん、もう少し背骨に近い方を擦ってくれんかの。そっちの方が痛いんじゃ」
「うん。だけどさ、素人のあたしが擦ってて良いの？お医者さんとかじゃなきゃダメなんじゃないの？」
「香音ちゃんの手が擦ってくれた方が落ち着いて楽になるんじゃ」
「はいはい」
生田君はその雰囲気に胸やけを起こしそうになった。
「ところでさ、香音ちゃん」
「ん？」
「里保ちゃんが腰痛めたの、どうして分かったの？」
香音は、不思議そうな顔をして聖に向き直った。
「え？だって里保ちゃん、膝がさ、変な風にガクンって折れてたじゃん？？」
きょとんとして答える香音を見て、生田君と聖は顔を見合わせた。そして、漸く理解した。
………あのときに誰もが気付かなかった鞘師君の微かな異常に香音だけが気が付いていたのだ、と………
501 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 21:04:10.69 0
「それにしても、香音ちゃん、酷い」
「いきなりどうしたのよ、里保ちゃん」
「あの女に、僕に、ハグでもキスでもして良いって言った」
「あ、それね。あたし『里保ちゃんが良いって言ったら』って言ったんだけど」
「それが何じゃ？」
「里保ちゃんが嫌だったら別にハグもキスもしなくて良いんだけどなぁ」
「へ？」
「里保ちゃん、ハグとかキス、して良いって言うつもり？」
「うっ……」
香音は、ちょっと意地の悪そうな笑みを浮かべて言った。
ぶつぶつ言っていた鞘師君は、言葉に詰まって黙る。
すかさず
「里保ちゃんが言う訳無いって信じてるからあんなコト言えたんだよ」
と香音にニッコリ笑って言われて、鞘師君はニマーッと笑う。
（香音ちゃんにいい様に転がされてるだけっちゃん……）
（良いコト聞いた。えりぽんにもやってみよ）
生田君は呆れ顔で、聖は何かに納得したように頷いている。
そこへ、鞘師君のお母さんが入ってきた。
「あら、大分楽になった顔して。香音ちゃん、ありがとね」
「そんな。別に特別なことはしてないでしょ、おばちゃん」
「さ、里保はそろそろ寝ときなさい。ご飯になったら起こしてあげるから」
「えー！僕、眠れんよぉ」
「仕方が無いわねぇ。じゃ、香音ちゃん、膝枕でもしてあげて」
「はい、おばちゃん」
……………は？
当然のように枕を外してベッドに上る香音と違い、生田君と聖は付いていけずに頭が真っ白になるばかりだ。
「このコ、どうしてだか香音ちゃんの膝枕だとちゃんとお昼寝出来るのよ。小さい頃から」
「ま、オマジナイのひとつみたいなもんなんだろうね」
「………はぁ」
「いきなりどうしたのよ、里保ちゃん」
「あの女に、僕に、ハグでもキスでもして良いって言った」
「あ、それね。あたし『里保ちゃんが良いって言ったら』って言ったんだけど」
「それが何じゃ？」
「里保ちゃんが嫌だったら別にハグもキスもしなくて良いんだけどなぁ」
「へ？」
「里保ちゃん、ハグとかキス、して良いって言うつもり？」
「うっ……」
香音は、ちょっと意地の悪そうな笑みを浮かべて言った。
ぶつぶつ言っていた鞘師君は、言葉に詰まって黙る。
すかさず
「里保ちゃんが言う訳無いって信じてるからあんなコト言えたんだよ」
と香音にニッコリ笑って言われて、鞘師君はニマーッと笑う。
（香音ちゃんにいい様に転がされてるだけっちゃん……）
（良いコト聞いた。えりぽんにもやってみよ）
生田君は呆れ顔で、聖は何かに納得したように頷いている。
そこへ、鞘師君のお母さんが入ってきた。
「あら、大分楽になった顔して。香音ちゃん、ありがとね」
「そんな。別に特別なことはしてないでしょ、おばちゃん」
「さ、里保はそろそろ寝ときなさい。ご飯になったら起こしてあげるから」
「えー！僕、眠れんよぉ」
「仕方が無いわねぇ。じゃ、香音ちゃん、膝枕でもしてあげて」
「はい、おばちゃん」
……………は？
当然のように枕を外してベッドに上る香音と違い、生田君と聖は付いていけずに頭が真っ白になるばかりだ。
「このコ、どうしてだか香音ちゃんの膝枕だとちゃんとお昼寝出来るのよ。小さい頃から」
「ま、オマジナイのひとつみたいなもんなんだろうね」
「………はぁ」
502 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 21:05:59.31 0
香音は右へ足を流して横座りになり、鞘師君は膝より少し上に頭を乗せた。
…のはいいが、頭を乗せたのは下になっている左足で、右足には額を当てている。
つまり、香音の足の間に鞘師君の頭がある状態なのだ。
しかも、今は制服のスカートだから良いものの、ミニスカートだったら頭を突っ込んでいる位置だ。
「な、里保、おま…」
「えりちゃん、叱っ！里保ちゃん眠りそうだから」
「香音ちゃぁん、子守唄歌ってぇ」
「甘えんぼ」
香音は苦笑しながら、それでも
♪ねんねんころりよ おころりよ
坊やは良い子だ ねんねしな…
と、低く、優しく、子守唄を歌う。
鞘師君の目がトローンとしてくる。
「さ、衣梨奈ちゃん、聖ちゃん、下にいらっしゃいな。紅茶が入ってるわよ」
「ところで、衣梨奈ちゃん、聖ちゃん」
「はい、何ですか？おばさん」
「香音ちゃんってお付き合いしてる人とか居るのかしら？」
生田君は、含んでいた紅茶を思い切りブーッと吹き出した。
聖は、ハンカチで口を押えてゴホゴホとむせ返る。
「ほら、里保、ああやって香音ちゃんに甘えてるでしょ」
「はあ」
「だからね、香音ちゃんに好きな人が出来て相手にして貰えなくなったら大変になると思うの」
「…まぁ」
「おばさんも将来お嫁さんを迎えるとして、香音ちゃんなら仲良く出来そうだしねぇ」
「……はい」
「香音ちゃんに、今から、里保をお婿さん候補に入れといてって頼んどこうかしら」
「………うーん」
そりゃ、確かに鞘師君の背中を押す役をしたことはあるけれど。
あの雰囲気で気付かないなんて、おばさん、ひょっとして、鈍いんじゃないだろうか？
しかも話が飛躍し過ぎ……ふたりともまだ中学生なのに。
…のはいいが、頭を乗せたのは下になっている左足で、右足には額を当てている。
つまり、香音の足の間に鞘師君の頭がある状態なのだ。
しかも、今は制服のスカートだから良いものの、ミニスカートだったら頭を突っ込んでいる位置だ。
「な、里保、おま…」
「えりちゃん、叱っ！里保ちゃん眠りそうだから」
「香音ちゃぁん、子守唄歌ってぇ」
「甘えんぼ」
香音は苦笑しながら、それでも
♪ねんねんころりよ おころりよ
坊やは良い子だ ねんねしな…
と、低く、優しく、子守唄を歌う。
鞘師君の目がトローンとしてくる。
「さ、衣梨奈ちゃん、聖ちゃん、下にいらっしゃいな。紅茶が入ってるわよ」
「ところで、衣梨奈ちゃん、聖ちゃん」
「はい、何ですか？おばさん」
「香音ちゃんってお付き合いしてる人とか居るのかしら？」
生田君は、含んでいた紅茶を思い切りブーッと吹き出した。
聖は、ハンカチで口を押えてゴホゴホとむせ返る。
「ほら、里保、ああやって香音ちゃんに甘えてるでしょ」
「はあ」
「だからね、香音ちゃんに好きな人が出来て相手にして貰えなくなったら大変になると思うの」
「…まぁ」
「おばさんも将来お嫁さんを迎えるとして、香音ちゃんなら仲良く出来そうだしねぇ」
「……はい」
「香音ちゃんに、今から、里保をお婿さん候補に入れといてって頼んどこうかしら」
「………うーん」
そりゃ、確かに鞘師君の背中を押す役をしたことはあるけれど。
あの雰囲気で気付かないなんて、おばさん、ひょっとして、鈍いんじゃないだろうか？
しかも話が飛躍し過ぎ……ふたりともまだ中学生なのに。
503 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 21:07:04.05 0
鞘師君は、一週間の安静を言い渡されて学校を休んだ。
香音は、予定通りに、翌日、ニュージーランドに向けて出発した。
一週間後、鞘師君が登校してから、クラス全員と生田君と聖は
「香音ちゃんが帰ってくるまであと○日もあるんじゃなぁ……」
という鞘師君のカウントダウンに付き合わされていた。
そして、終業式の前日でもある、香音の帰国日のこと。
鞘師君は、いつもの様に、松葉杖を突いて、お母さんのお迎えを待っていた。
程無くして、車が来る。
………ん？
お母さんの他に、誰かが車に乗っている。
「里保ちゃん、ただいま！」
「香音ちゃん！！」
鞘師君は、松葉杖を突きながら、猛然と香音に向かって進みだした。
が、当然ながら走るほど早く進める訳でも無い。さながら亀の歩みの如きペースがもどかしい。
杖が地面に引っ掛かる。
「わっ！」
「おっと」
すかさず、追いついた香音が鞘師君を支えた。
「里保ちゃん、危ないってば」
「うん、ごめん。でも…会いたかったよぉ、香音ちゃぁん…」
言葉にしたら、目が潤んだ。
自覚したら、涙が止まらなくなった。
鞘師君は、香音の肩に顔を埋めて泣き出した。
「どうどう、里保ちゃん。先生への報告が終わったら里保ちゃん家に行くから」
「…うん」
香音は、予定通りに、翌日、ニュージーランドに向けて出発した。
一週間後、鞘師君が登校してから、クラス全員と生田君と聖は
「香音ちゃんが帰ってくるまであと○日もあるんじゃなぁ……」
という鞘師君のカウントダウンに付き合わされていた。
そして、終業式の前日でもある、香音の帰国日のこと。
鞘師君は、いつもの様に、松葉杖を突いて、お母さんのお迎えを待っていた。
程無くして、車が来る。
………ん？
お母さんの他に、誰かが車に乗っている。
「里保ちゃん、ただいま！」
「香音ちゃん！！」
鞘師君は、松葉杖を突きながら、猛然と香音に向かって進みだした。
が、当然ながら走るほど早く進める訳でも無い。さながら亀の歩みの如きペースがもどかしい。
杖が地面に引っ掛かる。
「わっ！」
「おっと」
すかさず、追いついた香音が鞘師君を支えた。
「里保ちゃん、危ないってば」
「うん、ごめん。でも…会いたかったよぉ、香音ちゃぁん…」
言葉にしたら、目が潤んだ。
自覚したら、涙が止まらなくなった。
鞘師君は、香音の肩に顔を埋めて泣き出した。
「どうどう、里保ちゃん。先生への報告が終わったら里保ちゃん家に行くから」
「…うん」
504 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 21:09:18.47 0
すみません
これ以上は多分さるさん食らいますので避難所に投下します
無駄に長いですが残り2～3レスお付き合いくだされば幸いです
これ以上は多分さるさん食らいますので避難所に投下します
無駄に長いですが残り2～3レスお付き合いくだされば幸いです
505 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 22:16:06.14 0
「それじゃ、香音ちゃん、ゆっくりしていらっしゃいな。おばちゃんお買い物に行ってきますからね」
「はーい」
鞘師君のお母さんが部屋を出ていくと、香音はベッドに肘をつき、寝かされている鞘師君と視線を合わせた。
「里保ちゃん」
「うん？」
「少しは良くなったの？」
「痛み止めも要らんようになったしの。もう少し足が動く様になったら、杖も突かんで良いんじゃって」
「そう。…良かった」
今の鞘師君には香音の笑顔が一番の薬らしい。
この二週間、酷かった腰の痛みや足のしびれが、今は、はっきりと軽くなっている。
「のう、香音ちゃん」
「んー？」
自分から話しかけたくせに、鞘師君は黙っている。
どうも何かを言い澱んでいるようだ。
「ね、どうしたの？」
「あの、な」
「うん」
「ちょっとだけで良いから…一緒に寝てくれんかの？」
「ヤだ。制服しわになるもん」
「脱げば良いじゃろ」
「もっとヤだよ。……恥ずかしいもん。下着だし」
「僕しか居らんけぇ、恥ずかしがることは無いじゃろうが」
「…里保ちゃんだから恥ずかしいんじゃん」
「お願い、香音ちゃん。僕、今、凄く、香音ちゃんのこと、ぎゅってしたい」
「…見ないでよ」
香音は、制服の上着を脱いでポフッと鞘師君の顔に掛けた。
急いでブラウスとスカートを脱ぎ、畳んで床に置く。
そして、鞘師君の隣りにするりと滑り込んで、上着をどけた。
至近距離で二人の視線が絡み合う。
「これで良い？」
「はーい」
鞘師君のお母さんが部屋を出ていくと、香音はベッドに肘をつき、寝かされている鞘師君と視線を合わせた。
「里保ちゃん」
「うん？」
「少しは良くなったの？」
「痛み止めも要らんようになったしの。もう少し足が動く様になったら、杖も突かんで良いんじゃって」
「そう。…良かった」
今の鞘師君には香音の笑顔が一番の薬らしい。
この二週間、酷かった腰の痛みや足のしびれが、今は、はっきりと軽くなっている。
「のう、香音ちゃん」
「んー？」
自分から話しかけたくせに、鞘師君は黙っている。
どうも何かを言い澱んでいるようだ。
「ね、どうしたの？」
「あの、な」
「うん」
「ちょっとだけで良いから…一緒に寝てくれんかの？」
「ヤだ。制服しわになるもん」
「脱げば良いじゃろ」
「もっとヤだよ。……恥ずかしいもん。下着だし」
「僕しか居らんけぇ、恥ずかしがることは無いじゃろうが」
「…里保ちゃんだから恥ずかしいんじゃん」
「お願い、香音ちゃん。僕、今、凄く、香音ちゃんのこと、ぎゅってしたい」
「…見ないでよ」
香音は、制服の上着を脱いでポフッと鞘師君の顔に掛けた。
急いでブラウスとスカートを脱ぎ、畳んで床に置く。
そして、鞘師君の隣りにするりと滑り込んで、上着をどけた。
至近距離で二人の視線が絡み合う。
「これで良い？」
506 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 22:17:04.85 0
鞘師君は、香音の躰に両腕を回した。
素肌に触れている手が、アツい。
「お帰り、香音ちゃん。僕、淋しゅうてかなわんかった」
「すぐ帰って来たでしょ？こうやって」
「でも、ニュージーランドでしんどい思いしとらんかって思ったらのう…」
「大丈夫だよ。それこそ、ちょっとしつこい他校の人が居たけど、部長さんが追っ払ってくれたしね。約束通り」
「それは良かった。けど…」
「何？」
「こんな風にしてて他の男の話を聞くのは妬けるから嫌じゃ」
「あ……」
香音は赤くなって俯く。…と、鞘師君にそっと手を伸ばした。
「里保ちゃん、ドキドキしてるんじゃん。心臓、バクバクしてるのがパジャマの上からでも分かるよ」
「その点は香音ちゃんはズルい」
「何でよ」
「こうやって触っても分からんけんのう」
「バカ…ヤだ…里保ちゃ……」
鞘師君は、たわわな胸に顔を埋めて頬擦りをする。
「僕、眠れんかったんじゃ…。今日は良い夢が見られそうじゃ」
それ以上は言えなかったので、鞘師君は眠り込んだ振りをした。
最期に、ひとつだけ望みの夢を見られるなら、香音ちゃんの夢が見たい、と。
やがて、鞘師君は、軽い寝息を立て始めた。
それを見て、香音はそっとベッドを抜け出す。
身仕舞いをして、鞄から何かを取り出す。
それを、そっと鞘師君の手に握らせた。
鞘師君の寝顔を見詰め、香音も何かを言いかけて、止める。
代わりに、鞘師君の唇に軽いキスをして、部屋を出た。
出ていった後には、香音が胸にしまいこんだ言葉だけが残った。
最期に、ひとつだけ望みの夢を見られるなら、里保ちゃんに会いたいよ、と。
素肌に触れている手が、アツい。
「お帰り、香音ちゃん。僕、淋しゅうてかなわんかった」
「すぐ帰って来たでしょ？こうやって」
「でも、ニュージーランドでしんどい思いしとらんかって思ったらのう…」
「大丈夫だよ。それこそ、ちょっとしつこい他校の人が居たけど、部長さんが追っ払ってくれたしね。約束通り」
「それは良かった。けど…」
「何？」
「こんな風にしてて他の男の話を聞くのは妬けるから嫌じゃ」
「あ……」
香音は赤くなって俯く。…と、鞘師君にそっと手を伸ばした。
「里保ちゃん、ドキドキしてるんじゃん。心臓、バクバクしてるのがパジャマの上からでも分かるよ」
「その点は香音ちゃんはズルい」
「何でよ」
「こうやって触っても分からんけんのう」
「バカ…ヤだ…里保ちゃ……」
鞘師君は、たわわな胸に顔を埋めて頬擦りをする。
「僕、眠れんかったんじゃ…。今日は良い夢が見られそうじゃ」
それ以上は言えなかったので、鞘師君は眠り込んだ振りをした。
最期に、ひとつだけ望みの夢を見られるなら、香音ちゃんの夢が見たい、と。
やがて、鞘師君は、軽い寝息を立て始めた。
それを見て、香音はそっとベッドを抜け出す。
身仕舞いをして、鞄から何かを取り出す。
それを、そっと鞘師君の手に握らせた。
鞘師君の寝顔を見詰め、香音も何かを言いかけて、止める。
代わりに、鞘師君の唇に軽いキスをして、部屋を出た。
出ていった後には、香音が胸にしまいこんだ言葉だけが残った。
最期に、ひとつだけ望みの夢を見られるなら、里保ちゃんに会いたいよ、と。
507 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 22:18:11.15 0
「……それで朝からニヤニヤしてるんだな、鞘師は」
「うん。だけどちょっとキモいよな。下に着てるTシャツ見てニヤニヤするってのは」
「いや、ちょっとじゃなくて相当キモいぜ」
「しっかし、鈴木もピンポイントな土産買ってきたなぁ」
「ああ。鞘師がイベントに行き損ねたダンスチームのTシャツなんて良く見つけたよなぁ」
「それはそうと、さ」
「何だよ」
「鞘師、どうにかならねぇかなぁ」
「もう1時間だけ我慢しろよ。そしたら今日は下校で、明日から冬休みだ」
「あと1時間もあるのかぁ……」
「でもさ、鈴木さん、あんなTシャツどこで見つけたんだろ？」
「それ、先刻鈴木さんに聞いたらね」
「うん」
「ホストファミリーの人達が探してくれたんだって」
「そうなんだ。優しいホストファミリーに当たって良かったじゃん」
「鈴木さん、お礼にってお手伝いしたり、千代紙折って色んなの作ってきたって言ってた」
「あ、それそれ。高等部の先輩に聞いたら、英語部の部長がさ」
「うん」
「ホストファミリーのパパとママが凄く喜んでた、って話してたんだって」
「そうなんだぁ」
「ま、鞘師君もちょっとアレだけど、喜んでるみたいだから良かったんじゃない」
「そうだね。……でさ、鞘師君、冬休み明けまでに落ち着くかなぁ？」
「どうなんだろうね……？」
最期の夢（仮） 了
「うん。だけどちょっとキモいよな。下に着てるTシャツ見てニヤニヤするってのは」
「いや、ちょっとじゃなくて相当キモいぜ」
「しっかし、鈴木もピンポイントな土産買ってきたなぁ」
「ああ。鞘師がイベントに行き損ねたダンスチームのTシャツなんて良く見つけたよなぁ」
「それはそうと、さ」
「何だよ」
「鞘師、どうにかならねぇかなぁ」
「もう1時間だけ我慢しろよ。そしたら今日は下校で、明日から冬休みだ」
「あと1時間もあるのかぁ……」
「でもさ、鈴木さん、あんなTシャツどこで見つけたんだろ？」
「それ、先刻鈴木さんに聞いたらね」
「うん」
「ホストファミリーの人達が探してくれたんだって」
「そうなんだ。優しいホストファミリーに当たって良かったじゃん」
「鈴木さん、お礼にってお手伝いしたり、千代紙折って色んなの作ってきたって言ってた」
「あ、それそれ。高等部の先輩に聞いたら、英語部の部長がさ」
「うん」
「ホストファミリーのパパとママが凄く喜んでた、って話してたんだって」
「そうなんだぁ」
「ま、鞘師君もちょっとアレだけど、喜んでるみたいだから良かったんじゃない」
「そうだね。……でさ、鞘師君、冬休み明けまでに落ち着くかなぁ？」
「どうなんだろうね……？」
最期の夢（仮） 了
508 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 22:18:57.97 0
何というか…本ッ当に長いだけで進展の無い妄想で申し訳ありません
取り敢えず今回は以上になります
で…【ぱふぱふ】はⅢに倣って【ムキムキ生田君のマッサージ】は…鞘師君が可哀想か…
取り敢えず今回は以上になります
で…【ぱふぱふ】はⅢに倣って【ムキムキ生田君のマッサージ】は…鞘師君が可哀想か…
509 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 22:20:10.06 0
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜転載終了じゃ
510 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 22:37:02.57 0
作者さんおつ！転載した方もありがとう！
ゆっくり進んでいく鞘香いいよいいよ～
ゆっくり進んでいく鞘香いいよいいよ～
511 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 22:44:47.24 0
作者さん転載さん乙！
いや～鞘師くんかわいいなあｗ
いや～鞘師くんかわいいなあｗ
512 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 23:15:22.98 0
ノノハヽ
ノノハ´◇｀*从 ｡oO（甘えんぼさんなんだろうね）
♥～ ﾉd*´ｰ´( ∪
ノ つ
ノノハ´◇｀*从 ｡oO（甘えんぼさんなんだろうね）
♥～ ﾉd*´ｰ´( ∪
ノ つ
513 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 23:48:53.16 O
徐々に徐々にのステップアップがいつぞやの生聖を彷彿させてイイね！
514 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 23:55:23.77 O
515 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 23:56:59.29 0
まさかのカップリングｗ
516 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 23:57:03.59 0
ｱｰｯ!!まさかの生窪…
香音ちゃんの後ろはどなた？
香音ちゃんの後ろはどなた？
517 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 23:58:05.46 0
>>516
まーちゃん
まーちゃん
518 ：名無し募集中。。。：2013/12/15(日) 23:58:06.00 0
コンサート♪♪♪
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/3f/7c/j/o0480036012781909868.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/18/dd/j/o0480036012781910077.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/3b/38/j/o0480036012781909965.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/9f/81/j/o0480048012781909758.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/5c/11/j/o0480036012781909810.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/59/f8/j/o0480036012781910009.jpg
http://ameblo.jp/sayumimichishige-blog/entry-11729955664.html
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/3f/7c/j/o0480036012781909868.jpg
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http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/3b/38/j/o0480036012781909965.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/9f/81/j/o0480048012781909758.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/5c/11/j/o0480036012781909810.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131215/22/sayumimichishige-blog/59/f8/j/o0480036012781910009.jpg
http://ameblo.jp/sayumimichishige-blog/entry-11729955664.html
519 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 00:04:33.53 O
生田お前…ｗ
520 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 00:50:07.19 0
やっぱりもうひと波乱あるのか…(;´Д`)
521 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 01:00:43.78 0
ﾉd* ^_〉^)从*´◇｀）
ノ つ∪ )
ﾉdo´ ｡｀ﾙﾉd ´ｰ´ﾘ＜…
ノ つ∪ )
ﾉdo´ ｡｀ﾙﾉd ´ｰ´ﾘ＜…
522 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 01:24:46.16 0
523 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 03:45:07.65 O
黒髪だからって 真面目な子とか
安心してたら 誰かにとられるぞ
安心してたら 誰かにとられるぞ
524 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 04:20:37.93 O
私が言う前に抱きしめなきゃねシゲｗ
525 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 05:42:19.03 0
ﾉd*- ｡.-） ﾌﾝｯ
526 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 08:16:07.90 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
527 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 10:26:47.79 O
( □_□)
528 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 10:53:05.85 0
生田君の見境がなくなってるｗ
529 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 12:18:32.59 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜おひる～♪
530 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 13:01:13.47 0
田中は佐藤と工藤に百万回土下座して謝れ！そして解雇されろ！
531 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 13:45:51.59 0
ノハヽ ノハヽo∈
ﾉd*＾ 3(´ヮ ｀*从
ノ つ )
ﾉd*＾ 3(´ヮ ｀*从
ノ つ )
532 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 15:18:11.05 0
ﾉd*・ ｡.・）ｲｲﾅｧ
533 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 16:33:13.25 0
∋o
ノハヽノハヽ☆
ﾉd*´ 3(＾ｰ＾*从
ノ つ )
ノハヽノハヽ☆
ﾉd*´ 3(＾ｰ＾*从
ノ つ )
534 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 17:15:21.13 O
たなえりのイチャイチャもイイね
535 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 17:32:41.68 0
从*・ ｡.・）ｲｲﾅｧ
536 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 18:18:36.48 0
たなえり世界のさゆには石田君がいるしHなちょっかいも出すんだけど
キスと本番だけはえりりんとれいな君だけと決めてるさゆ
と石田君を生み出した自分は勝手に考えてますｗ
キスと本番だけはえりりんとれいな君だけと決めてるさゆ
と石田君を生み出した自分は勝手に考えてますｗ
537 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 19:06:06.81 0
ドンマイ石田君ｗ
538 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 19:10:56.10 0
从*・ ∀.・）＜つまりお口とスマタまでならおｋなのｗ
539 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 19:47:09.50 O
ﾉdc*゜∀゜)
540 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 19:58:37.57 0
ノハヽ
(＾ｰ＾*bヽ ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｭｯ
ノハヽ/ , , ヽ二
ｱｧﾝｯ (ﾛ ｀*从⌒(,/ ）三 ｼﾞｭﾌﾟｼﾞｭｯﾌﾟ
ﾊｧｰﾝ とヽと,ノ､＿_(,/つ
541 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 20:14:10.45 O
エロすぎww
542 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 21:37:20.76 0
ﾊｧﾊｧ
543 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 22:22:32.74 0
. ノハヽ
(´ﾛ ｀*|cヽ ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｭｯ
ノハヽ/ , , ヽ二
ｱｧﾝｯ ( ｡.｀*川⌒(,/ ）三 ｼﾞｭﾌﾟｼﾞｭｯﾌﾟ ノハヽ
ﾊｧｰﾝ とヽと,ノ､＿_(,/つ (^〈_^ *)
544 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 22:37:09.66 0
ちびまーちゃん見ちゃダメよｗ
545 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 22:54:10.26 0
>>393-399つづきです
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
-------
一方、聖はといえば、彼の散々な1日をぼんやりと眺めていた。
遅刻する、課題を忘れて立たされる、掃除を任される、最後に反省文を書かされるとは、ある意味で彼らしい。
1日ひとつはなにかをやらかす彼だが、ここまで立てつづけに決まったことはないなと肩を竦めた。
生田君は問題児であるが、時間は護るタイプだということを聖は知っていた。
そんな彼が寝坊すること自体珍しいのだが、クラスメートたちの言っていた「AV」でも観ていたのなら、フォローする気にはなれない。
それにしてはやたら顔は暗かったし、少しだけ目も腫れているように見えたのが気になった。
まさか泣いていたのだろうかと心配になったが、話しかけるタイミングを逸し、結果、放課後まで時間は過ぎていた。
「どーしよ……」
ふたりの関係が気まずいことくらい、聖にだって分かっている。
その原因が、あの夜、公園での一件以降だということも分かっている。
だから今日は生田君と話したかったのだけれど、なにを話して良いか、分からなかった。
別にケンカしたわけじゃない。もちろん浮気したわけでもない。「なにか」という具体的な事件がないからこそ、厄介だった。
下校の挨拶直後、とぼとぼと歩き出した生田君に、聖はなにも声を掛けられなかった。
それはあの夜と同じで、声が喉にへばり付き、伸ばした左手は空気を切っただけだった。
あ、どうしよ。聖、寂しい。と聖は左手をそっと胸元に寄せた。
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
-------
一方、聖はといえば、彼の散々な1日をぼんやりと眺めていた。
遅刻する、課題を忘れて立たされる、掃除を任される、最後に反省文を書かされるとは、ある意味で彼らしい。
1日ひとつはなにかをやらかす彼だが、ここまで立てつづけに決まったことはないなと肩を竦めた。
生田君は問題児であるが、時間は護るタイプだということを聖は知っていた。
そんな彼が寝坊すること自体珍しいのだが、クラスメートたちの言っていた「AV」でも観ていたのなら、フォローする気にはなれない。
それにしてはやたら顔は暗かったし、少しだけ目も腫れているように見えたのが気になった。
まさか泣いていたのだろうかと心配になったが、話しかけるタイミングを逸し、結果、放課後まで時間は過ぎていた。
「どーしよ……」
ふたりの関係が気まずいことくらい、聖にだって分かっている。
その原因が、あの夜、公園での一件以降だということも分かっている。
だから今日は生田君と話したかったのだけれど、なにを話して良いか、分からなかった。
別にケンカしたわけじゃない。もちろん浮気したわけでもない。「なにか」という具体的な事件がないからこそ、厄介だった。
下校の挨拶直後、とぼとぼと歩き出した生田君に、聖はなにも声を掛けられなかった。
それはあの夜と同じで、声が喉にへばり付き、伸ばした左手は空気を切っただけだった。
あ、どうしよ。聖、寂しい。と聖は左手をそっと胸元に寄せた。
546 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 22:58:42.51 0
そのまますとんと椅子に座る。部活のない生徒たちは我先にと靴箱を目指す。
外はすっかり冬の夕方になっていた。サッカー部や野球部もこの寒さの中で練習したくないのか、その動きは緩慢だ。
帰るべきか、待つべきか、悩んだ。
生田君の薄っぺらい鞄は机上にある。間違いなくいちど此処に戻ってくる。
いつものように課題をしながら待っておこうかとも思ったが、なにを話せば良いのか、やっぱり分からない。
甘酸っぱい恋の始まりのように、好きな人となにを話そうか悩む女の子じゃあるまいし、と何度目かのため息をついた。
香音ちゃんや亜佑美ちゃんに相談しようか、と浮かんだ思考は即座に消した。
相談の現場を見られたらまたややこしくなりそうな予感がしていた。
お互いがお互いに嫉妬しているんだ、ということくらい、分かる。
くだらない、子どもじみた、些細な、嫉妬。
だけど、その嫉妬からどうやって抜け出したら良いか、分からない。ああ、もう分からないことだらけだ。
なんで聖、こんなに子どもなんだろう？
「おー。譜久村。暇か？」
教室に響いた声にハッと顔を上げた。
気付けばクラスには聖しか残っていなくて、声をかけてきた社会科教諭が含み笑いをしていて、聖はなんだか嫌な予感がした。
こういう予感は往々にして当たるものだが、断ることもできないのだろうなと理解して「少しだけなら」と立ち上がった。
社会科教諭はしてやったりと笑い、「準備室、分かるよな？」と鍵を投げてきた。
黄緑色の札が付いた鍵を受け取ると、「西校舎の2階、ですか？」と返す。
「あ、そっちじゃなくて、第二準備室の方」
その彼の言葉に、聖は思わず二の足を踏んだ。
外はすっかり冬の夕方になっていた。サッカー部や野球部もこの寒さの中で練習したくないのか、その動きは緩慢だ。
帰るべきか、待つべきか、悩んだ。
生田君の薄っぺらい鞄は机上にある。間違いなくいちど此処に戻ってくる。
いつものように課題をしながら待っておこうかとも思ったが、なにを話せば良いのか、やっぱり分からない。
甘酸っぱい恋の始まりのように、好きな人となにを話そうか悩む女の子じゃあるまいし、と何度目かのため息をついた。
香音ちゃんや亜佑美ちゃんに相談しようか、と浮かんだ思考は即座に消した。
相談の現場を見られたらまたややこしくなりそうな予感がしていた。
お互いがお互いに嫉妬しているんだ、ということくらい、分かる。
くだらない、子どもじみた、些細な、嫉妬。
だけど、その嫉妬からどうやって抜け出したら良いか、分からない。ああ、もう分からないことだらけだ。
なんで聖、こんなに子どもなんだろう？
「おー。譜久村。暇か？」
教室に響いた声にハッと顔を上げた。
気付けばクラスには聖しか残っていなくて、声をかけてきた社会科教諭が含み笑いをしていて、聖はなんだか嫌な予感がした。
こういう予感は往々にして当たるものだが、断ることもできないのだろうなと理解して「少しだけなら」と立ち上がった。
社会科教諭はしてやったりと笑い、「準備室、分かるよな？」と鍵を投げてきた。
黄緑色の札が付いた鍵を受け取ると、「西校舎の2階、ですか？」と返す。
「あ、そっちじゃなくて、第二準備室の方」
その彼の言葉に、聖は思わず二の足を踏んだ。
547 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:04:18.36 0
「社会科第二準備室」といえば、北校舎の3階にある古びた部屋だ。
そもそも北校舎自体が古く、近々改装されることが決まっている。
北校舎には他にも「第二音楽室」や「体育予備室」、「映写室」といった教室があるが、どれもいまは使われず、物置と化している。
生徒が入ることはほとんどなく、聖もその存在と場所をなんとなく知っている程度だった。
「このメモに載ってる資料、持ってきてほしいんだ」
「……先生が、行けば良いじゃないですか」
「先生これから会議なんだよ。この資料、今夜には渡さなきゃいけなくてな」
だれにですか、と聞こうとする前に「物好きな同期がいてな。あ、いまは別の高校なんだけど」と彼は話し出した。
聖は話半分に聞きながらメモを見る。見たことも聞いたこともない資料がずらりと並んでいた。
興味は既に薄れていたが、教諭は「できるやつでさ」だの「彼女ともイイ感じだし羨ましい」だの「禁断の恋が」だの、まだ話していた。
大学の教授が読みそうな本に頭がくらくらする。あ、高校の先生なんだっけ？歴史好きで禁断の恋をする先生ってマンガみたい、と聖は思う。
「終わったら机に置いといて帰って良いから。じゃあ、頼むな、譜久村」
そして去り際に掛けられた言葉に、聖の記憶がふと甦った。
中等部に入学した直後から、何度も掛けられた言葉、それが「頼むな、譜久村」だった。
「金髪、ピアス、ノーネクタイ」といった問題児生田君を止める役割として、なんども教師たちにかけられた言葉が、いまになって頭をよぎる。
ああ、なんでこういうときに限ってあの人のこと思い出すんだろうと聖はまたしてもため息を零す。
北校舎の3階、今日ほど遠いと思ったことはないなと歩き出した。
そもそも北校舎自体が古く、近々改装されることが決まっている。
北校舎には他にも「第二音楽室」や「体育予備室」、「映写室」といった教室があるが、どれもいまは使われず、物置と化している。
生徒が入ることはほとんどなく、聖もその存在と場所をなんとなく知っている程度だった。
「このメモに載ってる資料、持ってきてほしいんだ」
「……先生が、行けば良いじゃないですか」
「先生これから会議なんだよ。この資料、今夜には渡さなきゃいけなくてな」
だれにですか、と聞こうとする前に「物好きな同期がいてな。あ、いまは別の高校なんだけど」と彼は話し出した。
聖は話半分に聞きながらメモを見る。見たことも聞いたこともない資料がずらりと並んでいた。
興味は既に薄れていたが、教諭は「できるやつでさ」だの「彼女ともイイ感じだし羨ましい」だの「禁断の恋が」だの、まだ話していた。
大学の教授が読みそうな本に頭がくらくらする。あ、高校の先生なんだっけ？歴史好きで禁断の恋をする先生ってマンガみたい、と聖は思う。
「終わったら机に置いといて帰って良いから。じゃあ、頼むな、譜久村」
そして去り際に掛けられた言葉に、聖の記憶がふと甦った。
中等部に入学した直後から、何度も掛けられた言葉、それが「頼むな、譜久村」だった。
「金髪、ピアス、ノーネクタイ」といった問題児生田君を止める役割として、なんども教師たちにかけられた言葉が、いまになって頭をよぎる。
ああ、なんでこういうときに限ってあの人のこと思い出すんだろうと聖はまたしてもため息を零す。
北校舎の3階、今日ほど遠いと思ったことはないなと歩き出した。
548 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:05:38.74 0
-------
北校舎3階、社会科第二準備室。比喩表現ではなく、暗い場所だった。
教室のプレートは埃に塗れ、見たところ窓はひとつもない。
室内の様子は外からでは分からないが、扉から伝わる空気は何とも重苦しいものだった。
聖はため息を呑み込み、鍵を差し込んだ。かしゃん、という小気味よい音のあと、ドアを押す。が、重い。開かない。
んっ、と少しだけ力を込めて押すと、がたがたっ！と鈍い音がし、開いた。
瞬間、埃が舞う。
古い本特有のカビ臭さに眉をひそめた。足を踏み入れることを躊躇わせる空間だが、引き受けた以上、断れない。
マスク持ってくれば良かったと思いながら準備室に入り、とりあえず電気をつけようと壁際を見るも、スイッチらしきものは見当たらず、天井を仰いだ。
申し訳なさそうに傘つきの蛍光灯がぶら下がっていた。数はひとつ。そこから垂れた紐も埃まみれでうんざりする。
手近にあった踏み台に乗る。ぐらっと揺れるが堪えて、紐を引いた。教室より少しだけ狭い部屋に明かりが灯るも、頼りないことこのうえない。
「とりあえず、上から探そっかな」
聖は手にしたメモのいちばん上に書いてある文献から探すことにした。
部屋は暗いし、暖房器具もないから当然寒い。ドアを閉めたら暖かいかもしれないが、この埃の部屋を密閉はしたくなかった。
開けたままで作業しようと、改めて準備室内を見渡す。
図書館の書庫と似ていて、背の高い木の本棚が場所を占領し、床には雑多に段ボールが置かれ、中にも資料や地図が入っていた。
これ、絶対に50音順とかで並んでないんだろうなと覚悟しながら端の棚に目をやった。
案の定、「世界宗教事典」の隣に「開拓の歴史」、その隣に「神話入門」、「人間を考える」、「政治思想と文化」と並んでいる。
ジャンルごとに並んでいるわけでもない書籍たちに肩を落とす。
探す本は6冊。とにかく地道に見つけようと聖は口の中でタイトルを唱えながら棚に向き合った。
北校舎3階、社会科第二準備室。比喩表現ではなく、暗い場所だった。
教室のプレートは埃に塗れ、見たところ窓はひとつもない。
室内の様子は外からでは分からないが、扉から伝わる空気は何とも重苦しいものだった。
聖はため息を呑み込み、鍵を差し込んだ。かしゃん、という小気味よい音のあと、ドアを押す。が、重い。開かない。
んっ、と少しだけ力を込めて押すと、がたがたっ！と鈍い音がし、開いた。
瞬間、埃が舞う。
古い本特有のカビ臭さに眉をひそめた。足を踏み入れることを躊躇わせる空間だが、引き受けた以上、断れない。
マスク持ってくれば良かったと思いながら準備室に入り、とりあえず電気をつけようと壁際を見るも、スイッチらしきものは見当たらず、天井を仰いだ。
申し訳なさそうに傘つきの蛍光灯がぶら下がっていた。数はひとつ。そこから垂れた紐も埃まみれでうんざりする。
手近にあった踏み台に乗る。ぐらっと揺れるが堪えて、紐を引いた。教室より少しだけ狭い部屋に明かりが灯るも、頼りないことこのうえない。
「とりあえず、上から探そっかな」
聖は手にしたメモのいちばん上に書いてある文献から探すことにした。
部屋は暗いし、暖房器具もないから当然寒い。ドアを閉めたら暖かいかもしれないが、この埃の部屋を密閉はしたくなかった。
開けたままで作業しようと、改めて準備室内を見渡す。
図書館の書庫と似ていて、背の高い木の本棚が場所を占領し、床には雑多に段ボールが置かれ、中にも資料や地図が入っていた。
これ、絶対に50音順とかで並んでないんだろうなと覚悟しながら端の棚に目をやった。
案の定、「世界宗教事典」の隣に「開拓の歴史」、その隣に「神話入門」、「人間を考える」、「政治思想と文化」と並んでいる。
ジャンルごとに並んでいるわけでもない書籍たちに肩を落とす。
探す本は6冊。とにかく地道に見つけようと聖は口の中でタイトルを唱えながら棚に向き合った。
549 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:06:42.02 0
結果、30分で5冊までは見つけることが出来た。手も制服もすでに埃まみれだ。
あと1冊。本棚だけでなく床に置いてある段ボールも漁ってみたが、どうしても見つからない。
見た目やサイズなど、タイトル以外に手掛かりがないために余計に探しづらい。
とはいえ仕事を途中で放棄するわけにもいかない。こういうところが真面目なんだろうなと自分に苦笑しながらもういちど手前の棚へと戻る。
自分の目線より下の棚は飽きるほど見た。となるとやはり、上の方にあるのだろうかと先ほど使用した踏み台を持ってくる。
台に乗ってみるが、それでもいちばん上の棚までは視線が届かない。
もう少し背が低い台はないかと聖は準備室を見回す。と、部屋の奥の方に脚立があった。
「埃かぶってるなー…」
ひとり言を呟いて踏み台を折り、脚立を手にした。
こんなに埃だらけになるんだったら、制服じゃなくてジャージに着替えれば良かったといまさら後悔する。
ま、いっか。明日はどうせ土曜でお休みだし。と聖は汚れながら脚立を棚の前に置く。
留め具を外して脚を広げ、なんとなく安定したところで脚をかけた。
「よい、しょっと」
一歩一歩の度にぎしっと音を立てる脚立を上る。やっぱり完全には安定しなくてぐらぐら揺れる。
怖いなあと思いながらも棚のいちばん上の列を眺めた。
「民俗学の基礎知識」、「構造人類学」、「アイヌ民族と日本人」と、さらに難解そうな書籍が並ぶ。
探している本は…と左手のメモを改めてみようとした。
そのときだ。
聖の足場を支えていた脚立がみしぃっと音を立てた。
「えっ……？」
あと1冊。本棚だけでなく床に置いてある段ボールも漁ってみたが、どうしても見つからない。
見た目やサイズなど、タイトル以外に手掛かりがないために余計に探しづらい。
とはいえ仕事を途中で放棄するわけにもいかない。こういうところが真面目なんだろうなと自分に苦笑しながらもういちど手前の棚へと戻る。
自分の目線より下の棚は飽きるほど見た。となるとやはり、上の方にあるのだろうかと先ほど使用した踏み台を持ってくる。
台に乗ってみるが、それでもいちばん上の棚までは視線が届かない。
もう少し背が低い台はないかと聖は準備室を見回す。と、部屋の奥の方に脚立があった。
「埃かぶってるなー…」
ひとり言を呟いて踏み台を折り、脚立を手にした。
こんなに埃だらけになるんだったら、制服じゃなくてジャージに着替えれば良かったといまさら後悔する。
ま、いっか。明日はどうせ土曜でお休みだし。と聖は汚れながら脚立を棚の前に置く。
留め具を外して脚を広げ、なんとなく安定したところで脚をかけた。
「よい、しょっと」
一歩一歩の度にぎしっと音を立てる脚立を上る。やっぱり完全には安定しなくてぐらぐら揺れる。
怖いなあと思いながらも棚のいちばん上の列を眺めた。
「民俗学の基礎知識」、「構造人類学」、「アイヌ民族と日本人」と、さらに難解そうな書籍が並ぶ。
探している本は…と左手のメモを改めてみようとした。
そのときだ。
聖の足場を支えていた脚立がみしぃっと音を立てた。
「えっ……？」
550 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:07:14.15 0
派手な音を立てて脚立が崩れ、足場が傾く。
聖の重心はズレ、まるでスローモーションのように背中から落ちていく。
咄嗟に左手を本棚に伸ばした。が、悪いことに左手が棚を掴んでしまったがために、棚もその重心がズレ、聖の方へと倒れてきた。
本がまるで雪崩のように聖に襲い掛かる。
叫んだ声は本棚の中に吸い込まれ、聖は派手に体を床に打ち付けた。
準備室全体が派手に揺れ、埃がいちどに舞い上がる。
そこで、彼女の意識はいちど途絶えた。
-------
生徒指導室はやたらと寒かった。暖房が利いていないのだから仕方ない。
吹奏楽の練習音が聞こえる。なんの曲かは分からない。いつものように、金管が主張しすぎている気がする。
往々にして、トランペットのような花形はクラスでも主張の強い女子生徒が担うものだ。
クラリネットやピッコロといった少し目立ちにくい木管楽器は、曲の中心に座すはずなのに、なぜか聴こえづらい。
絶対楽器ごとに性格が出るよなと思いながら、生田君は目の前にある反省文を睨み付け、くるくるとシャーペンを回した。
いつも通りのテンプレのような言葉を並べたは良いものの、生徒指導部長が帰ってくるまで待っていろ、というのは拷問だと思う。
今日は先生たちの会議があるので、それが終わってから説教なんて冗談じゃない。
明日は土曜日、それにもうすぐ冬休みだし、会議が長引くのは目に見えてる。此処で風邪引いたら体罰だって訴えてやると生田君はポケットに手を突っ込んだ。
「いま何時かいな…？」
聖の重心はズレ、まるでスローモーションのように背中から落ちていく。
咄嗟に左手を本棚に伸ばした。が、悪いことに左手が棚を掴んでしまったがために、棚もその重心がズレ、聖の方へと倒れてきた。
本がまるで雪崩のように聖に襲い掛かる。
叫んだ声は本棚の中に吸い込まれ、聖は派手に体を床に打ち付けた。
準備室全体が派手に揺れ、埃がいちどに舞い上がる。
そこで、彼女の意識はいちど途絶えた。
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生徒指導室はやたらと寒かった。暖房が利いていないのだから仕方ない。
吹奏楽の練習音が聞こえる。なんの曲かは分からない。いつものように、金管が主張しすぎている気がする。
往々にして、トランペットのような花形はクラスでも主張の強い女子生徒が担うものだ。
クラリネットやピッコロといった少し目立ちにくい木管楽器は、曲の中心に座すはずなのに、なぜか聴こえづらい。
絶対楽器ごとに性格が出るよなと思いながら、生田君は目の前にある反省文を睨み付け、くるくるとシャーペンを回した。
いつも通りのテンプレのような言葉を並べたは良いものの、生徒指導部長が帰ってくるまで待っていろ、というのは拷問だと思う。
今日は先生たちの会議があるので、それが終わってから説教なんて冗談じゃない。
明日は土曜日、それにもうすぐ冬休みだし、会議が長引くのは目に見えてる。此処で風邪引いたら体罰だって訴えてやると生田君はポケットに手を突っ込んだ。
「いま何時かいな…？」
551 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:08:19.39 0
ポケットに入れていたケータイを確認する。
此処に呼び出されてからもう既に30分が経過していた。物理的には長い時間ではないが、帰りたい。
ついでにLINEやメールを確認するが、未読はなし。当然のように着信履歴もない。
聖はまだ怒っているのだろうかとぼんやり思う。
今日は結局最後まで話せなかったし、先に帰ったのだろうか。それとも教室に残っているだろうか。
寒いなか待っているほど聖って優しかったっけ？いや冷たくはないけど。
だれかといっしょだろうか。仲良しの亜佑美ちゃんやはるなんと話しているだろうか。
まさか鞘師君や佐藤君と楽しくしているのだろうか。先に帰ってだれか他の男の部屋に行って、楽しく喋りながら―――
「だあああ！！どあほぅ！！」
生田君は机を思い切り叩いた。
聖を信じると決めたばかりなのに思考はすぐにあらぬ方向へと走っていく。
ダメだ。寒いせいだ。ネガティブになる。いまは黙ってセンセー待っとかんと…と言い聞かせるが、集中は10秒も持たない。
「聖……」
髪をぐしゃぐしゃに掻き乱し、改めて気付く。
自分は、自分の思考は、そのほとんどが聖で埋め尽くされていること。
ずっとずっと、幼いころから彼女が好きで、彼女の笑顔が見たくて、いっしょに笑って居たいってそう願って。
だけど、いま思い浮かぶ聖は、とてもさみしそうな顔をしていた。
ああ、聖。そんな顔せんでほしい。オレのせいで、オレのせいで、そんな泣きそうな顔せんで。
聖にはずっと、笑っていてほしいと―――
―――えりぽん
ふいに、聖のそんな声が聞こえた、気がした。
此処に呼び出されてからもう既に30分が経過していた。物理的には長い時間ではないが、帰りたい。
ついでにLINEやメールを確認するが、未読はなし。当然のように着信履歴もない。
聖はまだ怒っているのだろうかとぼんやり思う。
今日は結局最後まで話せなかったし、先に帰ったのだろうか。それとも教室に残っているだろうか。
寒いなか待っているほど聖って優しかったっけ？いや冷たくはないけど。
だれかといっしょだろうか。仲良しの亜佑美ちゃんやはるなんと話しているだろうか。
まさか鞘師君や佐藤君と楽しくしているのだろうか。先に帰ってだれか他の男の部屋に行って、楽しく喋りながら―――
「だあああ！！どあほぅ！！」
生田君は机を思い切り叩いた。
聖を信じると決めたばかりなのに思考はすぐにあらぬ方向へと走っていく。
ダメだ。寒いせいだ。ネガティブになる。いまは黙ってセンセー待っとかんと…と言い聞かせるが、集中は10秒も持たない。
「聖……」
髪をぐしゃぐしゃに掻き乱し、改めて気付く。
自分は、自分の思考は、そのほとんどが聖で埋め尽くされていること。
ずっとずっと、幼いころから彼女が好きで、彼女の笑顔が見たくて、いっしょに笑って居たいってそう願って。
だけど、いま思い浮かぶ聖は、とてもさみしそうな顔をしていた。
ああ、聖。そんな顔せんでほしい。オレのせいで、オレのせいで、そんな泣きそうな顔せんで。
聖にはずっと、笑っていてほしいと―――
―――えりぽん
ふいに、聖のそんな声が聞こえた、気がした。
552 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:09:24.67 0
ああ、幻聴だ。重症だ。オレ、聖のことしか考えとらんっちゃ。聖のことで、頭がいっぱいっちゃ。
だけど、だけど、聖。
いま、キミに、逢いたい―――
生田君は勢い良く立ち上がり、生徒指導室を駆け出した。
どうせオレはバカだ。アホだ。KYだ。ヘタレだ。
聖からリードしてもらえんと一歩すら踏み出すことが出来んような間抜けな奴っちゃ。
だけど、だけど、聖。それでも聖が好きやと。
くだらん嫉妬で身を焦がして、聖のこと疑って、傷付けてしまうくらい、小っちゃい奴やけど、それでも聖が好き。
聖のこと、信じたい。信じていきたい。
それでもし、聖がもう振り返ってくれんくても、オレは。
―――僕はまた、れーなを振り向かせる。絶対に
「振り向かせる、必ず」
生田君は冬の廊下を走り抜ける。
吹奏楽の練習の音が校舎中に響き渡る。相変わらず金管たちがうるさくて、大事な木管の音が聴こえなくなっている。
今度はシンバルやスネアドラムといったパーカッション系も主張している気がした。もうやけくそなのか。
だけど、だけど、聖。
いま、キミに、逢いたい―――
生田君は勢い良く立ち上がり、生徒指導室を駆け出した。
どうせオレはバカだ。アホだ。KYだ。ヘタレだ。
聖からリードしてもらえんと一歩すら踏み出すことが出来んような間抜けな奴っちゃ。
だけど、だけど、聖。それでも聖が好きやと。
くだらん嫉妬で身を焦がして、聖のこと疑って、傷付けてしまうくらい、小っちゃい奴やけど、それでも聖が好き。
聖のこと、信じたい。信じていきたい。
それでもし、聖がもう振り返ってくれんくても、オレは。
―――僕はまた、れーなを振り向かせる。絶対に
「振り向かせる、必ず」
生田君は冬の廊下を走り抜ける。
吹奏楽の練習の音が校舎中に響き渡る。相変わらず金管たちがうるさくて、大事な木管の音が聴こえなくなっている。
今度はシンバルやスネアドラムといったパーカッション系も主張している気がした。もうやけくそなのか。
553 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:09:58.58 0
まるでオレみたいだと苦笑しながらも教室までの道を休むことなく突っ走る。
カキーンという野球部の金属音が響いた。
ああ、冬だなあと改めて思いながら教室へと入った。
教室には果たしてだれもいなかった。
あ、まさか帰った？と一瞬冷や汗をかくが、机上には聖のカバンが置かれていた。どうやらまだ校舎内にはいるようだ。
どっか遊びに行っとーっちゃろか？入れ違いになるのもイヤやしなーとケータイを取り出し、かけてみた。
すると、ブーブーというバイブ音が教室に響く。
まさかと思い、悪いとは感じながらもカバンを開けた。案の定、すぐにケータイが見つかり、「通話終了」をタッチする。
すぐに帰ってくるつもりだったのだろうか？ということはトイレ？さすがに女子トイレまで見に行くのはなー…
そうじゃなかったら、やっぱり亜佑美ちゃんのクラスか、あるいは高等部のはるなんのところか……
「探すか…」
現在夕方の16時35分。外は日が暮れ始めていた。冬の日は短すぎる。
1日の終わりを告げる太陽の寂しそうな表情に目を細め、くるりと踵を返して廊下に出た。
カキーンという野球部の金属音が響いた。
ああ、冬だなあと改めて思いながら教室へと入った。
教室には果たしてだれもいなかった。
あ、まさか帰った？と一瞬冷や汗をかくが、机上には聖のカバンが置かれていた。どうやらまだ校舎内にはいるようだ。
どっか遊びに行っとーっちゃろか？入れ違いになるのもイヤやしなーとケータイを取り出し、かけてみた。
すると、ブーブーというバイブ音が教室に響く。
まさかと思い、悪いとは感じながらもカバンを開けた。案の定、すぐにケータイが見つかり、「通話終了」をタッチする。
すぐに帰ってくるつもりだったのだろうか？ということはトイレ？さすがに女子トイレまで見に行くのはなー…
そうじゃなかったら、やっぱり亜佑美ちゃんのクラスか、あるいは高等部のはるなんのところか……
「探すか…」
現在夕方の16時35分。外は日が暮れ始めていた。冬の日は短すぎる。
1日の終わりを告げる太陽の寂しそうな表情に目を細め、くるりと踵を返して廊下に出た。
554 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:11:16.36 0
転載完了！
聖ちゃんが危ない！！！＞＜
聖ちゃんが危ない！！！＞＜
555 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:21:53.74 0
作者＆転載おつ
こんな胸騒ぎな展開なまま今夜眠れないよぅ！
こんな胸騒ぎな展開なまま今夜眠れないよぅ！
556 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:24:53.09 0
うぉぉお急げ生田ぁぁああ
557 ：名無し募集中。。。：2013/12/16(月) 23:29:21.56 0
むむむシリアスな展開
あの先生も何気に登場してるし
おもしろいなー
あの先生も何気に登場してるし
おもしろいなー
558 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 00:33:07.87 0
http://stat.ameba.jp/user_images/20131216/22/morningmusume-9ki/22/f1/j/o0480072012782977730.jpg
聖ちゃん痩せた？
聖ちゃん痩せた？
559 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 01:26:23.14 O
ノﾉ∮´ _l｀）
560 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 03:19:43.13 0
川*- ｡.-）
561 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 05:20:04.90 0
ﾉc|*´ 3（- ｡.-*川
562 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 08:58:35.41 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
563 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 09:03:15.59 O
( □_□)＜お嬢様お早うございます
564 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 09:54:06.15 0
ﾉd*＾ｰ＾)
565 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 11:56:04.04 0
ﾉd*´ ヮ｀)
566 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 12:14:53.15 O
ﾉd*＾ ｡.＾）
567 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 13:25:22.97 0
嬉しそうだなシゲ
568 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 14:10:51.08 0
エロッキーズ♂
569 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 14:39:22.79 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)
570 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 16:59:18.02 0
http://www.up-fc.jp/images/helloproject/news/20131213morning/020.jpg
http://www.up-fc.jp/images/helloproject/news/20131213morning/017.jpg
ﾉd*°ｰ°ﾘ
ﾉ9|*°_ゝ°)
http://www.up-fc.jp/images/helloproject/news/20131213morning/017.jpg
ﾉd*°ｰ°ﾘ
ﾉ9|*°_ゝ°)
571 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 17:00:31.54 0
http://www.up-fc.jp/images/helloproject/news/20131213morning/016.jpg
ﾉc|*´ ヮ｀)＜いつ見ても可愛いと
ﾉc|*´ ヮ｀)＜いつ見ても可愛いと
572 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 17:17:55.59 0
みんな可愛いなぁｗ
嫁さゆはクリスマスまでサンタ衣装で店番してもらおう
てんちょが喜ぶし男性客も急激に増えそうだｗ
嫁さゆはクリスマスまでサンタ衣装で店番してもらおう
てんちょが喜ぶし男性客も急激に増えそうだｗ
573 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 17:24:50.04 0
男性客で埋まった店内の男臭さに具合が悪くなりフラつくミニスカサンタ嫁さゆ
574 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 18:26:48.11 0
仕事ほっぽり出して救助に向かうバカ旦那
575 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 19:06:09.46 0
（０´～｀）＜仕事しろYO
576 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 19:32:42.79 O
>>570
可愛いｗ
可愛いｗ
577 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 19:35:51.10 0
へﾉc|；｀ ﾛ´)ﾉ ちゃゆううううううううううううううううううううううう
≡ （ ┐ノ
／
≡ （ ┐ノ
／
578 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 20:20:53.85 0
川*´ｰ´ﾘ
579 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 20:45:02.87 0
>>577
これ見るとどうしても「こはるううううう」思い出しちゃう
これ見るとどうしても「こはるううううう」思い出しちゃう
580 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 20:52:27.21 0
元ネタ知らない新参にkwsk
581 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 20:52:32.02 0
ﾉc|*´ ヮ（ ｡.-*川
つ⊂
充電中
バカ旦那にギューっと抱きしめて貰いすっかり回復した嫁さゆは最後まで仕事をこなしましたとさ
つ⊂
充電中
バカ旦那にギューっと抱きしめて貰いすっかり回復した嫁さゆは最後まで仕事をこなしましたとさ
582 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 21:10:36.79 0
>>570
香音ちゃんのかのんちゃんがキャノン砲だな鞘師くん
香音ちゃんのかのんちゃんがキャノン砲だな鞘師くん
583 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 22:00:51.11 O
鞘師君もう我慢できないだろ
584 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 22:38:09.17 0
ﾉd；´ｰ´ﾘ＜ワシは紳士じゃ押し倒したりなんかせん
585 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 22:44:25.47 0
ﾉd*´ｰ´ﾘ｡oO（クリスマスプレゼントにおっぱい揉ませてなんて言えんのう）
从 ´◇｀）｡oO（あのニヤけ具合はろくでもないこと考えてるんだろうね）
从 ´◇｀）｡oO（あのニヤけ具合はろくでもないこと考えてるんだろうね）
586 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 22:49:24.48 0
バレてるｗ
587 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 22:59:32.07 0
しかし下着姿の香音ちゃんが横に寝てても襲うことはないぐらいだから
やっぱり紳士と言えるのではないだろうか
やっぱり紳士と言えるのではないだろうか
588 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 23:07:19.50 0
A.本当に眠くてそれどころではなかった
B.実はしっかりと鞘丸は勃っており今襲ったら腰痛が悪化するかも…！という葛藤があった
C.ガチの紳士だった
B.実はしっかりと鞘丸は勃っており今襲ったら腰痛が悪化するかも…！という葛藤があった
C.ガチの紳士だった
589 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 23:09:27.71 0
Bだろうね
590 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 23:13:55.16 0
Cであってほしいんだがどうなんだろうねｗ
591 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 23:17:41.10 0
欲望のままに襲ったらダメということはわかってるので
香音ちゃんがOKサイン出さない限りずっと我慢するんだろうなとは思う
香音ちゃんがOKサイン出さない限りずっと我慢するんだろうなとは思う
592 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 23:20:12.06 0
Cまでいきたい
593 ：名無し募集中。。。：2013/12/17(火) 23:54:42.30 0
ε≡≡≡≡≡ヾﾉd*´3´ﾘﾉｼ＜かのんちゅわ～ん！クリスマスはわしとあっつい一夜を過ごすんじゃああああ！！
从*´◇｀)三○)3´ﾘ・｀;:ﾞ;｀; ﾅｾﾞﾅﾆﾓｲﾜﾝﾉｼﾞｬ
从*´◇｀)三○)3´ﾘ・｀;:ﾞ;｀; ﾅｾﾞﾅﾆﾓｲﾜﾝﾉｼﾞｬ
594 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 00:02:54.89 0
从+´◇｀）じゃないところを見ると案外楽しみにしてる？ｗ
595 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 00:41:52.55 0
照れ隠しや
596 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 01:53:27.92 O
ﾉd*´ｰ´ﾘ＜照れ隠しか
597 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 02:26:12.77 0
从+´◇｀）
598 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 03:04:53.87 0
从+´◇｀）＜…クリスマス独りで過ごせば？
599 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 07:58:49.56 O
ひどいｗ
600 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 11:15:16.20 O
（ ■_■）
601 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 12:49:59.65 0
602 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 13:31:28.75 O
冷えるな
603 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 16:01:11.47 0
从*´ -｀)＜雪降らんね
604 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 16:06:33.76 0
○⌒＼ o∈
(二二二) ノハヽ
ﾉﾉ*＾ｰ＾) (´ヮ ｀*bヽ
○⌒＼
(二二二) ノハヽ
从*´ ヮ｀) (＾ｰ＾*bヽ
○⌒＼
(二二二) ノノハヽ
川*- ｡.-） (｀ヮ ´*|cヽ
もう少しでクリスマスだねぇ～
(二二二) ノハヽ
ﾉﾉ*＾ｰ＾) (´ヮ ｀*bヽ
○⌒＼
(二二二) ノハヽ
从*´ ヮ｀) (＾ｰ＾*bヽ
○⌒＼
(二二二) ノノハヽ
川*- ｡.-） (｀ヮ ´*|cヽ
もう少しでクリスマスだねぇ～
605 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 17:29:40.30 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)ﾉd*＾ｰ＾)ﾉc|*｀ ヮ´) 性夜だからいっぱいエッチしよー！ｗ
ﾉd；´ ヮ｀)从；´ ﾛ｀)川；- ｡.-） はぁ…
606 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 17:58:39.49 0
可愛すぎわろたｗ
607 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 18:38:01.63 0
どのカップルもクリスマスは熱そうだねえｗ
ﾉ9|T_ゝT)＜みじゅきぃ～どこおると～？
ﾉ9|T_ゝT)＜みじゅきぃ～どこおると～？
608 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 18:47:31.54 0
ほっぺに傷がついてないえりぽんは今ピンチだからなｗ
609 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 18:57:39.59 0
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)＜その分えり達がたくさんらぶらぶするっちゃ
川∮＾ _l＾)＜も～えりっぽんったら♥
＜ｲﾁｬｲﾁｬｷﾞｼｱﾝ (´｡ ｀o)
川∮＾ _l＾)＜も～えりっぽんったら♥
＜ｲﾁｬｲﾁｬｷﾞｼｱﾝ (´｡ ｀o)
610 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 19:02:07.89 0
. ／⌒○
ノノハヽ (二二二)
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)＾l_ ＾∮川 ノハヽ ノハヽ
/ つ⊂ ) (o´ ｡｀)(^〈_^ *)
. ( つ⊂ )
がっぽり稼いだファイトマネーと共に生田クン帰国
ノノハヽ (二二二)
ﾉc|ﾒ＾_ゝ＾)＾l_ ＾∮川 ノハヽ ノハヽ
/ つ⊂ ) (o´ ｡｀)(^〈_^ *)
. ( つ⊂ )
がっぽり稼いだファイトマネーと共に生田クン帰国
611 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 19:06:40.48 0
612 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 19:18:33.12 0
. ノハヽ ノハヽ
(o´ ｡｀)(^〈_^ *)
( つ⊂ )
「パパたちのまねー」
「まーのチチとハハもやってたー」
子は親を見て育つ
(o´ ｡｀)(^〈_^ *)
( つ⊂ )
「パパたちのまねー」
「まーのチチとハハもやってたー」
子は親を見て育つ
613 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 19:27:08.97 O
ちょっと前にまーどぅーはデートしたみたいだしなｗ
614 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 19:30:29.54 0
厨房Ifまーどぅー
ヽﾉdo´ ｡｀)人从* ^_〉^)ノ でーとでーとぉー
電｜ﾛ´)
柱｜｡.-）
ヽﾉdo´ ｡｀)人从* ^_〉^)ノ でーとでーとぉー
電｜ﾛ´)
柱｜｡.-）
615 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 20:46:57.95 0
お母さんまでｗ
616 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 20:47:10.93 0
電 |_ゝ＾)
柱 | _l＾）
617 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 20:57:31.85 0
こっちもかｗ
618 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 21:07:51.56 0
川；- ｡.-）つヾﾉc|+｀ ﾛ´)ﾉｼ ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
ﾔﾒﾅｻｲｯﾃ 恋人ﾂﾅｷﾞ ﾅﾝﾃ ﾕﾙｻｰﾝ!!!
ﾔﾒﾅｻｲｯﾃ 恋人ﾂﾅｷﾞ ﾅﾝﾃ ﾕﾙｻｰﾝ!!!
619 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 21:13:00.42 0
お母さんはお父さんの監視役だったか
620 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 21:49:10.33 O
621 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 21:53:22.59 0
この2人はクリスマスは2人で大人のディナーか
从*＾ｰ＾)＜せんせーのクリ○○スプレゼントは何にしようかな？
ﾉc|=´┴｀）＜絵里さん、何故そこ伏字にするんですか？
从*＾ｰ＾)＜せんせーのクリ○○スプレゼントは何にしようかな？
ﾉc|=´┴｀）＜絵里さん、何故そこ伏字にするんですか？
622 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 21:57:28.32 0
エロいわｗ
先生そろそろプロポーズしないんですか？ｗ
先生そろそろプロポーズしないんですか？ｗ
623 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 22:21:02.84 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜来週は楽しい クリ○○ス～♪
ﾉd；｀ ﾛ´)＜女の子がそんなの大声で唄うもんじゃなかと！
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜あ、れーなはクリちゃん大好きだもんねぇｗ
えりちゃんもれーなにﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ ｺﾘｺﾘしてもらうの大好きだけどｗ
ﾉd*∩ﾛ∩)＜アホえりがぁ…///
n
ﾉd；｀ ﾛ´)＜女の子がそんなの大声で唄うもんじゃなかと！
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜あ、れーなはクリちゃん大好きだもんねぇｗ
えりちゃんもれーなにﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ ｺﾘｺﾘしてもらうの大好きだけどｗ
ﾉd*∩ﾛ∩)＜アホえりがぁ…///
n
624 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 22:31:30.17 0
ちっちゃｗ
625 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 22:55:38.91 0
ﾉd*´ ﾛ｀) はうっ///
っ( ＾ *从 ≡
ﾊﾟｯｸﾝﾁｮ♥
っ( ＾ *从 ≡
ﾊﾟｯｸﾝﾁｮ♥
626 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:10:22.21 0
子供がマネするぞー
627 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:27:42.77 0
なんとなく加山雄三の「お嫁においで」を聴いてたらIf生聖妄想しちゃった
生田クンが帰国する時は飛行機じゃなくタンカーとかであって欲しいｗ
生田クンが帰国する時は飛行機じゃなくタンカーとかであって欲しいｗ
628 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:27:54.55 0
ﾉd；´ ﾛ｀)ﾍﾄﾍﾄ
629 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:37:51.34 0
630 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:49:01.58 0
初恋サイダー然りカプ曲妄想好きよｗ
かめれなってなんかある？
かめれなってなんかある？
631 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:52:43.21 0
一応>>627の動画を
http://www.youtube.com/watch?v=fB-4DJ9owYc
名曲は時代を超えるなぁーと20代の自分ｗ
>>630
カプ曲まとめとかwikiに作りたいんだよねｗ
かめれなあるかなー
http://www.youtube.com/watch?v=fB-4DJ9owYc
名曲は時代を超えるなぁーと20代の自分ｗ
>>630
カプ曲まとめとかwikiに作りたいんだよねｗ
かめれなあるかなー
632 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:55:04.26 0
かめれなは「雨上がりの夜空に」のイメージが
633 ：名無し募集中。。。：2013/12/18(水) 23:58:33.45 0
634 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 00:07:31.98 0
あれ結構好きｗ
635 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 00:13:00.91 0
43スレより
村下孝蔵「初恋」＝恋愛事情さゆ（学生時代）
http://www.youtube.com/watch?v=GFjLUJUL9xY
| ノノハヽ
| 川´・ ｡.・）
―ヽつ⊂ﾉ― 放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕（さゆみ）はいつでも君を探していた
ノノハヽ ノハヽo∈
≡ﾉc|*｀ ヮ´) (＾ｰ＾*从
村下孝蔵「初恋」＝恋愛事情さゆ（学生時代）
http://www.youtube.com/watch?v=GFjLUJUL9xY
| ノノハヽ
| 川´・ ｡.・）
―ヽつ⊂ﾉ― 放課後の校庭を走る君がいた
遠くで僕（さゆみ）はいつでも君を探していた
ノノハヽ ノハヽo∈
≡ﾉc|*｀ ヮ´) (＾ｰ＾*从
636 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 00:21:51.42 0
この後れいなクンとえりりんはHしに行っちゃうんだよな
こりゃさゆ悲しい…
こりゃさゆ悲しい…
637 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 00:52:04.16 0
れいなクンに対してツンツンした態度取ってたのに実は好きでしたって知ったときは
身悶えしたわ当時
と同時に切なくなった
身悶えしたわ当時
と同時に切なくなった
638 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 01:16:13.33 0
本当にIfストーリーがあって救われたわ
今さらだけど作者さんGJ
今さらだけど作者さんGJ
639 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 02:13:58.54 0
ﾉc|*´ ヮ｀)- ｡.-*川 ﾋﾟﾄ♥
ノ つ⊂ )
ノ つ⊂ )
640 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 02:38:43.97 0
641 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 02:53:29.33 0
(38-272)田中クンの恋愛事情 #18の帰りが遅いさゆを走り回って探すれいなクンのBGMは
ｴﾚﾌｧﾝﾄｶｼﾏｼの「風に吹かれて（New Recording Version）」と勝手に決めてるｗ
歌詞とかはあまり関係ないけど曲の雰囲気と刺されるれいなクンで泣きそうになる(；o；)
ライブver.しか無かった
http://www.youtube.com/watch?v=TjgFJAm-Bno
ｴﾚﾌｧﾝﾄｶｼﾏｼの「風に吹かれて（New Recording Version）」と勝手に決めてるｗ
歌詞とかはあまり関係ないけど曲の雰囲気と刺されるれいなクンで泣きそうになる(；o；)
ライブver.しか無かった
http://www.youtube.com/watch?v=TjgFJAm-Bno
642 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 03:31:27.64 0
れいなクンの男らしさに涙
643 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 09:11:51.69 O
（ ■_■）
644 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 09:46:54.98 0
（ □_□）
645 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 11:56:38.65 O
SPコンビの曲ってあるかな？ｗ
646 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 13:18:11.79 0
（ ○_○）
647 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 14:03:00.29 0
ﾉc|ﾒ´,_ゝ｀)＾l_ ＾*∮川
648 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 14:24:51.45 0
～ﾉ9|ヽT_ゝT)ﾌﾗﾌﾗ
ﾉd；・e・）。o（アイツどうしたのだ？）
ﾉd；・e・）。o（アイツどうしたのだ？）
649 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 15:49:32.31 0
ﾉd*＾ｰ＾)
650 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 16:52:20.39 0
从*´ ヮ｀)
651 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 18:17:17.76 0
（ ■_■）。o（寒いな）
652 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 19:12:02.90 0
zzz...ﾉd*- ｡.-（ ■_■）
653 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 19:49:02.36 0
なんか和んだｗ
654 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 20:40:42.40 O
クロさんの前だと安心して眠れるシゲ
655 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 20:53:40.10 0
ﾉd*つ ｡.-）＜クロが寒がってたからさゆみがおんぶさせてあげたの
656 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 21:30:29.73 O
(*■_■)
657 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:38:55.46 0
>>545-553つづきです
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
-------
「いった……」
頭と背中に襲い掛かる鈍痛に聖はゆっくりと目を覚ました。
ぼんやりとした視界と思考のなか、自分がいまなにをしているのかをゆっくり把握しようとする。
とりあえず目の前には床、少し先に大量の本、そして無造作に倒れている棚、大量の埃。あ、此処って社会科準備室だっけ。と記憶を掘り起こした。
そこで漸く、自分が頼まれて本を探していたこと、本を取ろうとして脚立に乗って、それが壊れたことを思い出す。
「棚…全部倒れてるし……」
左手を伸ばし、そのおかげでひとつの棚が倒れ、それがまるでドミノ倒しのように部屋中の棚を地面に伏させてしまったらしい。
燦々たる景色になった部屋をぼんやりと見回しながらゆっくりと体を起こす。
髪には埃、制服には煤、脚にはアザが出来ていた。もう最悪だ。頭も打ったけど血が出ていないことは不幸中の幸いかもしれない。
とにかく落ち着こうとした聖ははっと気づいた。
開けていたはずの第二準備室の扉が閉まっている―――
嫌な予感しかしない聖はすぐさまドアに駆け寄り、ノブを回した。ぐっと力を込めて引く、が、びくともしなかった。
「ウソ……」
ノブはまるで空回りをして手応えがない。古びた木製の扉は先ほど以上の力を入れても動かない。
先ほど教室全体が揺れた衝撃でドアが勢い良く閉まったのは理解できる。
だが、開かないとなれば、ドアが変形したか、衝撃で鍵のボルトの部分が引っ掛かってしまったかのどちらかになる。
いずれにせよ、状況は宜しくない。
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
-------
「いった……」
頭と背中に襲い掛かる鈍痛に聖はゆっくりと目を覚ました。
ぼんやりとした視界と思考のなか、自分がいまなにをしているのかをゆっくり把握しようとする。
とりあえず目の前には床、少し先に大量の本、そして無造作に倒れている棚、大量の埃。あ、此処って社会科準備室だっけ。と記憶を掘り起こした。
そこで漸く、自分が頼まれて本を探していたこと、本を取ろうとして脚立に乗って、それが壊れたことを思い出す。
「棚…全部倒れてるし……」
左手を伸ばし、そのおかげでひとつの棚が倒れ、それがまるでドミノ倒しのように部屋中の棚を地面に伏させてしまったらしい。
燦々たる景色になった部屋をぼんやりと見回しながらゆっくりと体を起こす。
髪には埃、制服には煤、脚にはアザが出来ていた。もう最悪だ。頭も打ったけど血が出ていないことは不幸中の幸いかもしれない。
とにかく落ち着こうとした聖ははっと気づいた。
開けていたはずの第二準備室の扉が閉まっている―――
嫌な予感しかしない聖はすぐさまドアに駆け寄り、ノブを回した。ぐっと力を込めて引く、が、びくともしなかった。
「ウソ……」
ノブはまるで空回りをして手応えがない。古びた木製の扉は先ほど以上の力を入れても動かない。
先ほど教室全体が揺れた衝撃でドアが勢い良く閉まったのは理解できる。
だが、開かないとなれば、ドアが変形したか、衝撃で鍵のボルトの部分が引っ掛かってしまったかのどちらかになる。
いずれにせよ、状況は宜しくない。
658 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:39:17.74 O
聖はドンドン！とドアを叩き、ついでガチャガチャとノブを回す。
なんとかこじ開けようと力を入れるが、一向にドアは動かない。
「だれかっ！だれか！！」
中から開けられない以上、外から開けてもらうしかない。
必死に室内から声を出すが、果たしてこの声すら届いているかも分からない。
聖はポケットに手を突っ込む。が、ケータイを教室に置いてきたことを思い出し落胆した。
もういちど、ドン！と扉を叩く。そろそろ左手首が痛くなり、いちど諦めることにした。
「どうしよう……どうしよう……」
ぶつぶつ呟きながら室内を見回す。
準備室内は相変わらず燦々たる状況だ。ドアはこのひとつのみ。窓もない。
外界と繋がる場所は、古びたチャイムを外したダクトだろうが、あそこは聖が通るには狭すぎる。
こういうの、絶体絶命って言うんじゃないっけ、と聖は滲んだ涙をぐいと拭った。
-------
この学園には4つの校舎がある。
生田君たち中等部がある南校舎、かめい君たち高等部がある東校舎、職員室や生徒会室のある西校舎、そしていまはほとんど使われていない北校舎だ。
亜佑美のクラスに聖がいないことを確認した生田君は、バカ正直に、南校舎の1階から彼女を探すことにした。
中等部1年の廊下で、談笑している佐藤君とさくらを見つけた。
なんとかこじ開けようと力を入れるが、一向にドアは動かない。
「だれかっ！だれか！！」
中から開けられない以上、外から開けてもらうしかない。
必死に室内から声を出すが、果たしてこの声すら届いているかも分からない。
聖はポケットに手を突っ込む。が、ケータイを教室に置いてきたことを思い出し落胆した。
もういちど、ドン！と扉を叩く。そろそろ左手首が痛くなり、いちど諦めることにした。
「どうしよう……どうしよう……」
ぶつぶつ呟きながら室内を見回す。
準備室内は相変わらず燦々たる状況だ。ドアはこのひとつのみ。窓もない。
外界と繋がる場所は、古びたチャイムを外したダクトだろうが、あそこは聖が通るには狭すぎる。
こういうの、絶体絶命って言うんじゃないっけ、と聖は滲んだ涙をぐいと拭った。
-------
この学園には4つの校舎がある。
生田君たち中等部がある南校舎、かめい君たち高等部がある東校舎、職員室や生徒会室のある西校舎、そしていまはほとんど使われていない北校舎だ。
亜佑美のクラスに聖がいないことを確認した生田君は、バカ正直に、南校舎の1階から彼女を探すことにした。
中等部1年の廊下で、談笑している佐藤君とさくらを見つけた。
659 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:41:23.50 0
「あ、うぃくたさーん！」
生田君をその視界に入れた佐藤君は、まるで動物のようにタタタッと走り寄ってきた。
遅れるようにさくらも小走りでやってきて「こんにちは、生田さん」と笑う。
「なあ、聖見とらん？」
「ふくぬらさん？まさ見てないですけど…小田ちゃんは？」
「いえ…今日はまだ見かけてないです」
収穫なし、か、と生田君は「見かけたら電話して」と佐藤君の頭を撫でて走り出した。
「はーい！」と手を挙げて元気よく返事する佐藤君とは対照的に、さくらは風のように去っていった生田君の後姿をじっと見ていた。
今日は、名前呼んでもらってないな、なんて思ったのも束の間「おだぁ！」と怒声が飛ぶ。
「はいっ？！」
「……なんだよぉー」
「え？」
「なんだよぉー、おだぁー」
「いや、佐藤さんがなんだよ、ですよ」
「もう知らない！」
「は？」
「小田ちゃんなんて嫌い！もう一生話さない！」
「な、なんでそうなるんですかー！」
そうして佐藤君は、マンガのようにぷんすか怒りマークをまき散らしながらずんずんと歩き出した。
あれ、そっちって教室と逆方向……と思いながらもさくらは彼を追い駆ける。
生田君をその視界に入れた佐藤君は、まるで動物のようにタタタッと走り寄ってきた。
遅れるようにさくらも小走りでやってきて「こんにちは、生田さん」と笑う。
「なあ、聖見とらん？」
「ふくぬらさん？まさ見てないですけど…小田ちゃんは？」
「いえ…今日はまだ見かけてないです」
収穫なし、か、と生田君は「見かけたら電話して」と佐藤君の頭を撫でて走り出した。
「はーい！」と手を挙げて元気よく返事する佐藤君とは対照的に、さくらは風のように去っていった生田君の後姿をじっと見ていた。
今日は、名前呼んでもらってないな、なんて思ったのも束の間「おだぁ！」と怒声が飛ぶ。
「はいっ？！」
「……なんだよぉー」
「え？」
「なんだよぉー、おだぁー」
「いや、佐藤さんがなんだよ、ですよ」
「もう知らない！」
「は？」
「小田ちゃんなんて嫌い！もう一生話さない！」
「な、なんでそうなるんですかー！」
そうして佐藤君は、マンガのようにぷんすか怒りマークをまき散らしながらずんずんと歩き出した。
あれ、そっちって教室と逆方向……と思いながらもさくらは彼を追い駆ける。
660 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:42:42.04 O
「なに怒ってるんですか？」
一応話しかけてみたが、「一生話さない」を実践しているのか、佐藤君は答えない。
ぷぅっと頬を膨らませた姿はまるで子どものようでさくらはくすっと笑う。
それがまた気に食わないのか、「小田！」と今度はもっとハッキリと怒った。
あ、そういえばこうやって呼び捨てされるの、佐藤さんだけだっけ、とさくらは何処かぼんやりと思った。
2階、3階とひと通り探した生田君は屋上へと駆け上がった。
ここのところ、生田君と聖、鞘師君と香音の4人は、帰る前にちょっとだけ屋上に集まって談笑するのを習慣にしていた。
もしかしたら今日もいつものように屋上にいるのかもしれないと重い鉄の扉を開けた。
「お、えりぽん」
が、そこにいたのは冬風に長髪を靡かせた鞘師君と、淡いグリーンのストールを巻いた香音だけだった。肝心の聖はいない。
また当てが外れたと肩を落としながらも「聖、来とらん？」と訊ねる。
ふたりは顔を見合わせたあと、ほぼ同時に首を振った。
「なに、またケンカしたの？」
「別にそういうわけやないっちゃけどさ」
「どうせえりぽんがくだらん嫉妬でもしたんじゃろ？」
ものの見事に当てられてぐっと言葉を呑み込んだ。
言い返そうにも言葉が出ない。どんどんとまたネガティブシンキングが走っていく。寒いせいだ、ちくしょう。
生田君はポケットに両手を突っ込み「見つけたら電話して」と踵を返した。
一応話しかけてみたが、「一生話さない」を実践しているのか、佐藤君は答えない。
ぷぅっと頬を膨らませた姿はまるで子どものようでさくらはくすっと笑う。
それがまた気に食わないのか、「小田！」と今度はもっとハッキリと怒った。
あ、そういえばこうやって呼び捨てされるの、佐藤さんだけだっけ、とさくらは何処かぼんやりと思った。
2階、3階とひと通り探した生田君は屋上へと駆け上がった。
ここのところ、生田君と聖、鞘師君と香音の4人は、帰る前にちょっとだけ屋上に集まって談笑するのを習慣にしていた。
もしかしたら今日もいつものように屋上にいるのかもしれないと重い鉄の扉を開けた。
「お、えりぽん」
が、そこにいたのは冬風に長髪を靡かせた鞘師君と、淡いグリーンのストールを巻いた香音だけだった。肝心の聖はいない。
また当てが外れたと肩を落としながらも「聖、来とらん？」と訊ねる。
ふたりは顔を見合わせたあと、ほぼ同時に首を振った。
「なに、またケンカしたの？」
「別にそういうわけやないっちゃけどさ」
「どうせえりぽんがくだらん嫉妬でもしたんじゃろ？」
ものの見事に当てられてぐっと言葉を呑み込んだ。
言い返そうにも言葉が出ない。どんどんとまたネガティブシンキングが走っていく。寒いせいだ、ちくしょう。
生田君はポケットに両手を突っ込み「見つけたら電話して」と踵を返した。
661 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:43:37.13 0
そのまま走り去ろうとした背中に「えりぽん」という声が飛んできた。
立ち止まるのは億劫だったし、振り返るのももっと面倒だった。だけど、少しだけ歩む速度を落とした。
鞘師君はそれに気付いているのかいないのか、「あのさ」と言葉をいちど切り、言った。
「嫉妬するって、それだけ好きってことなんじゃろ？」
その言葉に、律儀に立ち止まった。オレはなにを期待しているのだろうと振り返る。
鞘師君はにへらっと笑ったかと思うと微かに顔を歪ませ、右手で腰の辺りをさすった。
その様子に気付いた香音がなにか言おうとしたが、その前に彼は
「ワシが先にフクちゃん見つけたら、濃厚なチューするけんの」
と、笑った。
生田君は一瞬眉を顰めたものの、そのいたずらっ子のような生意気な幼馴染の笑顔に中指を突き立てた。
「吹いちょればよか。バカ里保」
口角を上げて捨て台詞を残すと、今度こそ生田君は屋上から飛び出した。
どだどだと喧しい足音が遠ざかっていくのを聞きながら「バカはえりぽんのほうじゃ」と彼は楽しそうに喉を鳴らした。
が、直後、「へー。そうなんだー」という冷たい声を聞き、ぎくっと体を硬直させた。
「先に見つけたら、聖ちゃんにチューするんだー」
「ちっ、違うんじゃ香音ちゃん！あ、あれは言葉のあやというか勢いというか！」
「別に良いけどねー」
そういうと香音はすたすたと屋上入り口に向かって歩き出し、慌てて追い駆ける。
立ち止まるのは億劫だったし、振り返るのももっと面倒だった。だけど、少しだけ歩む速度を落とした。
鞘師君はそれに気付いているのかいないのか、「あのさ」と言葉をいちど切り、言った。
「嫉妬するって、それだけ好きってことなんじゃろ？」
その言葉に、律儀に立ち止まった。オレはなにを期待しているのだろうと振り返る。
鞘師君はにへらっと笑ったかと思うと微かに顔を歪ませ、右手で腰の辺りをさすった。
その様子に気付いた香音がなにか言おうとしたが、その前に彼は
「ワシが先にフクちゃん見つけたら、濃厚なチューするけんの」
と、笑った。
生田君は一瞬眉を顰めたものの、そのいたずらっ子のような生意気な幼馴染の笑顔に中指を突き立てた。
「吹いちょればよか。バカ里保」
口角を上げて捨て台詞を残すと、今度こそ生田君は屋上から飛び出した。
どだどだと喧しい足音が遠ざかっていくのを聞きながら「バカはえりぽんのほうじゃ」と彼は楽しそうに喉を鳴らした。
が、直後、「へー。そうなんだー」という冷たい声を聞き、ぎくっと体を硬直させた。
「先に見つけたら、聖ちゃんにチューするんだー」
「ちっ、違うんじゃ香音ちゃん！あ、あれは言葉のあやというか勢いというか！」
「別に良いけどねー」
そういうと香音はすたすたと屋上入り口に向かって歩き出し、慌てて追い駆ける。
662 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:46:43.15 O
「待ってよ香音ちゃーん」という情けない声を背中に受けながら、ちらりと後ろを見る。
冬風に髪を靡かせる彼は相変わらず情けない笑顔をしていたけれど、先ほど一瞬だけ覚えた違和感がどうにも気になった。
なにか訊ねようかと思ったが、そのときには既に「香音ちゃんっ！」と彼は背中から抱きしめてきた。
「もー。なんだよ鞘師ぃー」
「えへへ。冬は寒いからあったまりたいんじゃ」
耳元で、そんな熱っぽい言葉を囁かれて心臓が急に走り出した。
おかげで「腰、だいじょうぶ？」という言葉は、香音の深いため息とともに、風に乗って冬の空へと舞い上がっていった。
夕陽はずいぶんとその顔を隠し、既に夜が始まっていた。
現在時刻17時12分。下校の時刻が迫っていた。
-------
「だれか！だれかいませんか！！」
ドアを叩いて、声の限り叫んで、もうどれくらい経っただろう。
埃が待っている中で大声を張り上げて、段々とのどの痛みが激しくなってきた。喘息持ちではないのに咳がとめどなく溢れる。
もういちど、どん！と強めのドアを叩く。が、左手首が痛んだだけであまり意味はなさそうだった。
「だれか…」という言葉を漏らしながら聖はずるずるとその膝をついた。
息が荒くなるのが分かる。どうも埃を吸い過ぎたらしい。やっぱりマスク持ってくるんだったと後悔した。
「いま、何時……？」
と、右手首を見るが、今朝は慌ただしくて時計をしてくるのを忘れていた。
ケータイもない、時計もない。此処に閉じ込められてどれくらい経ったのかも分からない。
冬風に髪を靡かせる彼は相変わらず情けない笑顔をしていたけれど、先ほど一瞬だけ覚えた違和感がどうにも気になった。
なにか訊ねようかと思ったが、そのときには既に「香音ちゃんっ！」と彼は背中から抱きしめてきた。
「もー。なんだよ鞘師ぃー」
「えへへ。冬は寒いからあったまりたいんじゃ」
耳元で、そんな熱っぽい言葉を囁かれて心臓が急に走り出した。
おかげで「腰、だいじょうぶ？」という言葉は、香音の深いため息とともに、風に乗って冬の空へと舞い上がっていった。
夕陽はずいぶんとその顔を隠し、既に夜が始まっていた。
現在時刻17時12分。下校の時刻が迫っていた。
-------
「だれか！だれかいませんか！！」
ドアを叩いて、声の限り叫んで、もうどれくらい経っただろう。
埃が待っている中で大声を張り上げて、段々とのどの痛みが激しくなってきた。喘息持ちではないのに咳がとめどなく溢れる。
もういちど、どん！と強めのドアを叩く。が、左手首が痛んだだけであまり意味はなさそうだった。
「だれか…」という言葉を漏らしながら聖はずるずるとその膝をついた。
息が荒くなるのが分かる。どうも埃を吸い過ぎたらしい。やっぱりマスク持ってくるんだったと後悔した。
「いま、何時……？」
と、右手首を見るが、今朝は慌ただしくて時計をしてくるのを忘れていた。
ケータイもない、時計もない。此処に閉じ込められてどれくらい経ったのかも分からない。
663 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:47:21.70 0
「ふふ。ホント……最悪じゃん」
聖は自嘲気味に笑った。それ以外に術がない。
窓はない。ドアは開かない。暖房はない。明日から休日で、助けが来るとは思えない。
外部への通信手段もないともなれば、もはや此処から抜け出せる方法は万にひとつも見つけられない。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろ…」
全身がぶるりと冷え込んだ。
そういえば明日は気温が上がらなくて雪になるかもしれないとお天気おねえさんが伝えていた。
そして、今夜は今年最後の満月だから、ぜひ夜空を見上げて下さいとも云っていた。
窓がひとつもないこの部屋から、その月を見ることはたぶんできない。
「えりぽん……」
聖はふとその人の名前を呟いて天井を眺めた。ゆらゆらと頼りなく揺れる照明がぼやけて見える。
「月」というとどうしても、あの人を思い出す。
―――今夜も月が綺麗っちゃね
目を細め、天上に輝いた金色の月を見つめながら、彼は呟いた。
どうしようもないほどに、愛しかった。
彼の笑顔が好きで、彼の声が好きで、彼の体温が好きで、彼に少しでも良いから、触れられたいと願う。
聖は自嘲気味に笑った。それ以外に術がない。
窓はない。ドアは開かない。暖房はない。明日から休日で、助けが来るとは思えない。
外部への通信手段もないともなれば、もはや此処から抜け出せる方法は万にひとつも見つけられない。
「どうしてこんなことになっちゃったんだろ…」
全身がぶるりと冷え込んだ。
そういえば明日は気温が上がらなくて雪になるかもしれないとお天気おねえさんが伝えていた。
そして、今夜は今年最後の満月だから、ぜひ夜空を見上げて下さいとも云っていた。
窓がひとつもないこの部屋から、その月を見ることはたぶんできない。
「えりぽん……」
聖はふとその人の名前を呟いて天井を眺めた。ゆらゆらと頼りなく揺れる照明がぼやけて見える。
「月」というとどうしても、あの人を思い出す。
―――今夜も月が綺麗っちゃね
目を細め、天上に輝いた金色の月を見つめながら、彼は呟いた。
どうしようもないほどに、愛しかった。
彼の笑顔が好きで、彼の声が好きで、彼の体温が好きで、彼に少しでも良いから、触れられたいと願う。
664 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:50:13.15 O
そういえば、この前から微妙な雰囲気になってっきり、彼には触れられていない。
すぐ近くにいるはずなのに遠すぎる距離ができてしまって、寂しくて、切なくて、どうしようもなく、愛しい。
ぎゅうと胸元を握りしめた。
瞼を閉じればいつだって、そこに彼の笑顔が浮かんでくる。だれにでも優しくて、笑って手を差し伸べる彼が、愛しい。
好き、なんだ。どうしようもなく。
彼が自分以外のだれかに笑顔を向けるのは、少し胸が痛む。だけど、その子どものような表情が、聖は好きだった。
その笑顔に、その手の温もりに、なんどだって恋をする。
些細な嫉妬が全身を焦がそうとも、それを軽々と越えていくほどの想いが溢れて、聖を包み込む。
「えりぽん…」
いつの間にか、聖は泣いていた。
唐突に寂しさが胸を締め付ける。
夜が世界を支配し、風が痛々しく音を立て、寒さと孤独を演出する。
逢いたい。逢いたい。逢いたい。
えりぽんに、逢いたい―――
「えりぽんっ……！」
いつもあなたのせいにしてしまう。
だれにでも優しいあなたを、だれにも渡したくない。
嫉妬するのは私も同じ。
そんな心の小さい私が、とても、嫌い。
すぐ近くにいるはずなのに遠すぎる距離ができてしまって、寂しくて、切なくて、どうしようもなく、愛しい。
ぎゅうと胸元を握りしめた。
瞼を閉じればいつだって、そこに彼の笑顔が浮かんでくる。だれにでも優しくて、笑って手を差し伸べる彼が、愛しい。
好き、なんだ。どうしようもなく。
彼が自分以外のだれかに笑顔を向けるのは、少し胸が痛む。だけど、その子どものような表情が、聖は好きだった。
その笑顔に、その手の温もりに、なんどだって恋をする。
些細な嫉妬が全身を焦がそうとも、それを軽々と越えていくほどの想いが溢れて、聖を包み込む。
「えりぽん…」
いつの間にか、聖は泣いていた。
唐突に寂しさが胸を締め付ける。
夜が世界を支配し、風が痛々しく音を立て、寒さと孤独を演出する。
逢いたい。逢いたい。逢いたい。
えりぽんに、逢いたい―――
「えりぽんっ……！」
いつもあなたのせいにしてしまう。
だれにでも優しいあなたを、だれにも渡したくない。
嫉妬するのは私も同じ。
そんな心の小さい私が、とても、嫌い。
665 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:50:49.55 0
だけど、それでもあなたはいつでも、私を好きだと云ってくれるから。
「えりぽんっ！！」
だれよりも、この世界のだれよりも愛しい彼の名前を精一杯に叫んだ。
どうか、どうか届きますようにと。
だらしなく制服を着崩し、その耳に派手なピアスをつけ、茶色い短髪にこれでもかとワックスをつける彼に。
―――聖っ！
その瞬間、生田君の精一杯の叫び声が聞こえた、気がした。
「えりぽんっ！！」
だれよりも、この世界のだれよりも愛しい彼の名前を精一杯に叫んだ。
どうか、どうか届きますようにと。
だらしなく制服を着崩し、その耳に派手なピアスをつけ、茶色い短髪にこれでもかとワックスをつける彼に。
―――聖っ！
その瞬間、生田君の精一杯の叫び声が聞こえた、気がした。
666 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:53:19.73 0
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜転載完了です
667 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 22:59:32.56 0
ｷﾀ━━━━（ﾟ∀ﾟ）━━━━!!!!!!
鞘香＆まーさくｗ
生田くん、はやく聖ちゃんを助けてあげて＞＜
作者さん、転載さん乙でした
鞘香＆まーさくｗ
生田くん、はやく聖ちゃんを助けてあげて＞＜
作者さん、転載さん乙でした
668 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 23:13:12.46 0
本当にたまらん
キュンとし続けておる
走れ！！ウルフボーイ！！！！！
キュンとし続けておる
走れ！！ウルフボーイ！！！！！
669 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 23:46:41.25 0
ノﾉハヽ
ヘﾉ9|；｀_ゝ)ﾉ ﾐｽﾞｷｨｨｨｨｨーーー!!!!
≡ （ ┐ノ
:。; ／
670 ：名無し募集中。。。：2013/12/19(木) 23:53:40.30 0
ここで落とし穴にはめたいところだがそれどころじゃないな
急げ生田君
急げ生田君
671 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 00:02:09.14 0
落とし穴ｗｗ
672 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 00:53:22.24 0
ヘ
｜ ) ／)
/ / ( ｜
/ / ｜｜
丶 ＼ / ｜
＼ ＼/ /
＿｜ /_＿
￣￣￣￣￣
｜ ) ／)
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＿｜ /_＿
￣￣￣￣￣
673 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 00:53:50.78 0
やめろｗｗｗ
674 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 00:56:37.81 0
お前ってやつはｗ
675 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 00:59:22.53 0
ﾉd；o´ ｡｀ﾙ＜やっべー本当に人がハマっちまったよ
川c；’∀´)＜あんたがやったんかい！
川c；’∀´)＜あんたがやったんかい！
676 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 01:11:08.65 O
悪ガキどぅーww
677 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 02:06:56.51 O
がんばれ生田！
http://stat.ameba.jp/user_images/20131219/23/morningmusume-9ki/0a/48/j/o0480064012785902415.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131219/23/morningmusume-9ki/0a/48/j/o0480064012785902415.jpg
678 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 04:11:57.73 O
（ □_□）
679 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 04:48:09.84 0
ﾉc|*´ ｏ（- ｡.-*川
つ⊂
おやさゆみん
つ⊂
おやさゆみん
680 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 08:17:54.67 O
おはみん
681 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 08:35:09.73 0
>>669-672
ｗｗｗｗ
ｗｗｗｗ
682 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 10:43:54.26 O
（ ■_■）
683 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 11:50:26.21 0
ﾉd*´ ;-｀)＜寒かぁー
ﾉﾉ*＾ｰ＾)´ ﾛ｀（・ ｡.・*从
ぬくぬく♪
ﾉﾉ*＾ｰ＾)´ ﾛ｀（・ ｡.・*从
ぬくぬく♪
684 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 12:33:09.23 O
埋もれてるww
685 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 13:11:52.76 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)（・ ｡.・*从
つ)´ 3｀(⊂
ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ ﾝﾏﾝﾏ
つ)´ 3｀(⊂
ﾁｭﾊﾟﾁｭﾊﾟ ﾝﾏﾝﾏ
686 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 13:20:30.43 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)（・ ｡.・*从
ﾑｷﾞｭ つ)ﾛ(⊂ ﾑﾆｭ
ｲｷﾃﾞｷﾝ…ｺｰﾎｰｺｰﾎｰ
ﾑｷﾞｭ つ)ﾛ(⊂ ﾑﾆｭ
ｲｷﾃﾞｷﾝ…ｺｰﾎｰｺｰﾎｰ
687 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 13:43:25.25 0
さゆえりπで窒息死出来たらこの世に未練はないな
688 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 14:50:45.41 O
天国だろｗ
689 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 16:36:04.38 O
( ■_■)
690 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 18:42:00.69 O
( □_□)
691 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 20:04:59.61 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
692 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 21:02:56.61 0
ﾉd*つｰ｀)
693 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 21:58:44.70 0
エッチしすぎで眠いのかｗ
694 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:14:34.59 0
( ○_○)
695 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:15:51.75 0
>>657-665つづき投下します
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
-------
南、東、西と学園内の3校舎の1階から3階まで、すべての部屋を調べ尽くした。
ただひとつ、西校舎2階の職員室は鍵がかかっていたために調べられなかった。
だがあそこはいま職員会議が行われているため恐らく彼女はそこにいないだろう。
あとは北校舎だけだが、あそこは近々改装工事が行われるほど古い建物で、いまはほとんど倉庫としての機能しか果たしていない。
そんな場所に聖がいるとは思えない…と二の足を踏む。
正直、行きたくないのだ。
北校舎と言えば、この学園の七不思議といわれるスポットが集中している場所でもある。
「第二音楽室から聴こえるピアノ」や「開かずの体育予備室」、「ひとりでに動く映写機」、これだけで3つもある。
しかし、此処で退き返すわけにはいかない。
部活をしていない聖が校舎外に出るとは考えにくいし、万にひとつでも可能性があるのなら、潰すしかない。
生田君は深く息を吐いて北校舎1階の廊下をずんずん歩いた。
―――！
そのときだった。
確かに生田君は、その声を聞いた。
まるで子どものように「想い」を叫んでいる人の声を、聞いた。
「聖……？」
確信はなかった。
だけど直感はあった。
彼女の声だ。聖が叫んでいる。なにかを、だれかに。聖が。聖が。オレの、世界でいちばん大切な人が。
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
-------
南、東、西と学園内の3校舎の1階から3階まで、すべての部屋を調べ尽くした。
ただひとつ、西校舎2階の職員室は鍵がかかっていたために調べられなかった。
だがあそこはいま職員会議が行われているため恐らく彼女はそこにいないだろう。
あとは北校舎だけだが、あそこは近々改装工事が行われるほど古い建物で、いまはほとんど倉庫としての機能しか果たしていない。
そんな場所に聖がいるとは思えない…と二の足を踏む。
正直、行きたくないのだ。
北校舎と言えば、この学園の七不思議といわれるスポットが集中している場所でもある。
「第二音楽室から聴こえるピアノ」や「開かずの体育予備室」、「ひとりでに動く映写機」、これだけで3つもある。
しかし、此処で退き返すわけにはいかない。
部活をしていない聖が校舎外に出るとは考えにくいし、万にひとつでも可能性があるのなら、潰すしかない。
生田君は深く息を吐いて北校舎1階の廊下をずんずん歩いた。
―――！
そのときだった。
確かに生田君は、その声を聞いた。
まるで子どものように「想い」を叫んでいる人の声を、聞いた。
「聖……？」
確信はなかった。
だけど直感はあった。
彼女の声だ。聖が叫んでいる。なにかを、だれかに。聖が。聖が。オレの、世界でいちばん大切な人が。
696 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:16:47.22 0
生田君は即座に階段を駆け上がった。
そういえば聖には「えりぽんって犬みたい」ってなんども笑われた。
「待て」も「ステイ」も「お座り」もできないバカな大型犬で、だけど人懐っこくて自分に正直な大型犬だって。
そう評されたときはなんだか面白くなかったけど、別にそれでもよか。
御主人である聖のこと、いちばんに見つけられるっちゃったら、それで構わんと！
「聖っ！」
迷うことなく3階まで駆け上がった。なんの根拠もないくせに。この何処から来るのか分からない自信は、ある意味でオレの長所やと思う。
北校舎3階、比喩表現ではなく、暗い場所だった。できることなばらば一刻も早く立ち去りたい。
だが、なぜか此処に、聖がいる気がした。
分からない、自信。これ、自信やと？大型犬の割に嗅覚は利かんけど、なんか知らんけど、聖、ここにおるっちゃろ？
「聖いぃぃぃ！！」
声の限り、叫んだ。北校舎中に響くような音。最後の方は少し裏返って情けなかった。
その声は校舎の廊下を走り、窓や柱にあたって反響した。
暫くの静寂のあと、鈍い音が返ってきた。なにかを叩くような、痛々しい音だった。
それに伴って、確かに、彼女の声が聞こえた。
「聖っ！！」
もう迷わなかった。生田君は廊下を駆け出す。
音のする方、声の聞こえる方へ脚を向け、辿り着いた。
「聖っ？聖っ？！」
「えりぽんっ？えりぽん、いるの！？」
「聖！オレっちゃ！！」
漸く、此処まで来れた。「社会科第二準備室」というプレートは埃かぶって読みづらい。
生田君はぐっと力を込めるが、扉は開かない。「はぁ？！」と半ばキレ気味にドアノブを回すがまるで空回りして手応えがない。
そういえば聖には「えりぽんって犬みたい」ってなんども笑われた。
「待て」も「ステイ」も「お座り」もできないバカな大型犬で、だけど人懐っこくて自分に正直な大型犬だって。
そう評されたときはなんだか面白くなかったけど、別にそれでもよか。
御主人である聖のこと、いちばんに見つけられるっちゃったら、それで構わんと！
「聖っ！」
迷うことなく3階まで駆け上がった。なんの根拠もないくせに。この何処から来るのか分からない自信は、ある意味でオレの長所やと思う。
北校舎3階、比喩表現ではなく、暗い場所だった。できることなばらば一刻も早く立ち去りたい。
だが、なぜか此処に、聖がいる気がした。
分からない、自信。これ、自信やと？大型犬の割に嗅覚は利かんけど、なんか知らんけど、聖、ここにおるっちゃろ？
「聖いぃぃぃ！！」
声の限り、叫んだ。北校舎中に響くような音。最後の方は少し裏返って情けなかった。
その声は校舎の廊下を走り、窓や柱にあたって反響した。
暫くの静寂のあと、鈍い音が返ってきた。なにかを叩くような、痛々しい音だった。
それに伴って、確かに、彼女の声が聞こえた。
「聖っ！！」
もう迷わなかった。生田君は廊下を駆け出す。
音のする方、声の聞こえる方へ脚を向け、辿り着いた。
「聖っ？聖っ？！」
「えりぽんっ？えりぽん、いるの！？」
「聖！オレっちゃ！！」
漸く、此処まで来れた。「社会科第二準備室」というプレートは埃かぶって読みづらい。
生田君はぐっと力を込めるが、扉は開かない。「はぁ？！」と半ばキレ気味にドアノブを回すがまるで空回りして手応えがない。
697 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:17:30.75 0
「えりぽんっ…ゲホッ…鍵、開かない、の」
「は？なんで？」
「わかん、ない……お願い、先生、呼んでき…」
そこで聖の声が途切れた。直後に苦しそうに咳き込む声がして、一瞬脳内が真っ白になった。
彼女がいまどういう状況なのか全く理解できないが、此処を離れるという選択肢は浮かばなかった。
生田君は咄嗟に「ドアから離れろ！」と叫んだ。聖が「え？」と返したのも確認せず、そこへ体当たりした。
どん！！という激しい衝撃が返ってくる。
古びた木製の扉とはいえ、ただぶつかるだけじゃ簡単に開いてはくれない。マンガみたいにうまくはいかないらしい。
だけど、今回は諦めるわけにはいかん。
生田君は充分に助走をつけ、再び扉へ体当たりした。
今度はがん！！という衝撃音と、先ほどよりも強い痛みが腕と肩に撥ね返ってきた。
この野郎、中等部イチの筋肉質のオレに歯向かうとは良い度胸っちゃねと生田君は腕まくりをした。
オレは最近鍛えとーっちゃけんね。そう簡単にオレが折れると思ったら、見込み違いも甚だしいと！
生田君は両腕を胸の前でクロスさせると、息をひとつ吸い、扉に突進した。
インパクトの瞬間、あ、そっか。と妙な合点が言った。
オレが体を鍛え抜いとったのって、聖とイチャイチャするためもあったし、この扉を壊すためでもあったっちゃね、と。
当然ながら、そんなはずありえないのだが、果たして扉はけたたましい音を立てて傾いた。
どちらかといえば、扉というよりも、鍵のボルトが引っ掛かった柱の方が音を立てた。
漸く牙城を崩せたと生田君は再度助走をつけ、体当たりした。
瞬間、扉と柱が同時に悲鳴を上げた。
ばきぃっ！！という轟音のあと、参りましたと云わんばかりに扉が倒れていく。
「は？なんで？」
「わかん、ない……お願い、先生、呼んでき…」
そこで聖の声が途切れた。直後に苦しそうに咳き込む声がして、一瞬脳内が真っ白になった。
彼女がいまどういう状況なのか全く理解できないが、此処を離れるという選択肢は浮かばなかった。
生田君は咄嗟に「ドアから離れろ！」と叫んだ。聖が「え？」と返したのも確認せず、そこへ体当たりした。
どん！！という激しい衝撃が返ってくる。
古びた木製の扉とはいえ、ただぶつかるだけじゃ簡単に開いてはくれない。マンガみたいにうまくはいかないらしい。
だけど、今回は諦めるわけにはいかん。
生田君は充分に助走をつけ、再び扉へ体当たりした。
今度はがん！！という衝撃音と、先ほどよりも強い痛みが腕と肩に撥ね返ってきた。
この野郎、中等部イチの筋肉質のオレに歯向かうとは良い度胸っちゃねと生田君は腕まくりをした。
オレは最近鍛えとーっちゃけんね。そう簡単にオレが折れると思ったら、見込み違いも甚だしいと！
生田君は両腕を胸の前でクロスさせると、息をひとつ吸い、扉に突進した。
インパクトの瞬間、あ、そっか。と妙な合点が言った。
オレが体を鍛え抜いとったのって、聖とイチャイチャするためもあったし、この扉を壊すためでもあったっちゃね、と。
当然ながら、そんなはずありえないのだが、果たして扉はけたたましい音を立てて傾いた。
どちらかといえば、扉というよりも、鍵のボルトが引っ掛かった柱の方が音を立てた。
漸く牙城を崩せたと生田君は再度助走をつけ、体当たりした。
瞬間、扉と柱が同時に悲鳴を上げた。
ばきぃっ！！という轟音のあと、参りましたと云わんばかりに扉が倒れていく。
698 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:18:14.08 0
「んぎゃぁ！いってぇ！！」
生田君も勢いそのままに室内に倒れ込み、扉とともに床に伏した。扉から感じる衝撃と、床に打ち付けられた衝撃とで全身が痛んだ。
すぐさま顔を上げ、室内を見回す。埃が舞い、一瞬だけ幻想的な空間になった。その先に、彼女は、いた。
泣きそうな顔で、体を硬直させて、自分を守るように両腕でぎゅうと体を抱きしめていた。
「聖……？」
たぶん、そのときの生田君は、相変わらず情けない顔をしていたのだと思う。
漸く聖を見つけられた安堵感と、扉ぶっ壊したっちゃけどどうしようという心配が心に渦巻いていた。
そんな彼を、聖は真っ直ぐに見つめた。
廊下から入ってくる光を浴びて、聖を真っ先に見つけ出してくれた生田君を、ただ真っ直ぐに。
「えり、ぽんっ……」
ぼたぼたと、涙が溢れた。
とめどなく零れ落ちるそれを拭うこともせずに、聖は彼から目を逸らさなかった。
そんな彼女がどうしようもなく愛しくて、生田君は慌てて起き上がり、駆け寄った。
「聖っ……！」
震える聖をぎゅうと抱きしめた途端、彼女は堰を切ったように泣き出した。
それは本当に、迷子の子どものようでちょっと驚いた。
「えり…えりぽんっ！えりぽんっ！こわ、かった…よぉ……」
「ごめん、見つけるの、遅くなって……」
「っ…ばかぁ……えりぽん、ばかぁ！」
「ごめん……ごめん、聖。ごめん」
聖はなんどか、ぽかぽかと生田君の肩を責めるように叩いたが、それもすぐに収まった。そのまま腕を背中に回し、キツく抱きしめた。
それは「あの日」と同じようで、爪を立てられているような感覚に陥った。
生田君も勢いそのままに室内に倒れ込み、扉とともに床に伏した。扉から感じる衝撃と、床に打ち付けられた衝撃とで全身が痛んだ。
すぐさま顔を上げ、室内を見回す。埃が舞い、一瞬だけ幻想的な空間になった。その先に、彼女は、いた。
泣きそうな顔で、体を硬直させて、自分を守るように両腕でぎゅうと体を抱きしめていた。
「聖……？」
たぶん、そのときの生田君は、相変わらず情けない顔をしていたのだと思う。
漸く聖を見つけられた安堵感と、扉ぶっ壊したっちゃけどどうしようという心配が心に渦巻いていた。
そんな彼を、聖は真っ直ぐに見つめた。
廊下から入ってくる光を浴びて、聖を真っ先に見つけ出してくれた生田君を、ただ真っ直ぐに。
「えり、ぽんっ……」
ぼたぼたと、涙が溢れた。
とめどなく零れ落ちるそれを拭うこともせずに、聖は彼から目を逸らさなかった。
そんな彼女がどうしようもなく愛しくて、生田君は慌てて起き上がり、駆け寄った。
「聖っ……！」
震える聖をぎゅうと抱きしめた途端、彼女は堰を切ったように泣き出した。
それは本当に、迷子の子どものようでちょっと驚いた。
「えり…えりぽんっ！えりぽんっ！こわ、かった…よぉ……」
「ごめん、見つけるの、遅くなって……」
「っ…ばかぁ……えりぽん、ばかぁ！」
「ごめん……ごめん、聖。ごめん」
聖はなんどか、ぽかぽかと生田君の肩を責めるように叩いたが、それもすぐに収まった。そのまま腕を背中に回し、キツく抱きしめた。
それは「あの日」と同じようで、爪を立てられているような感覚に陥った。
699 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:19:23.45 0
あ、ヤバい、と思ったのも束の間、スイッチが入ってしまう。
こんなときになんてことを考えてるんだろうと思うが、火種は徐々に大きくなっていく。
そっと体を離し、聖を真正面から見つめた。
「えり、ぽんっ……」と眉を下げて涙を零す彼女に、いよいよ理性が消え去っていく。
少し距離を詰めるように顔を近づけると、聖はなにをされるのか分かったのか、咄嗟に腕を伸ばす。
「だ、だめっ…」
「聖……」
「私…咳止まんなくて……埃、たくさん吸っ―――」
最後まで、彼女の言葉を聞くことはなかった。
微かに開いた唇にキスを落とし、強引に舌をねじ込んだ。
「んっ！んんっ！！」
むせ返るような痛みから逃げる聖を絡め取った。
聖はいやいやと駄々をこねる子どものように必死に抵抗する。が、いまの生田君は止められない。
彼女の髪を優しく撫で、頬を包み込み、ぴちゃぴちゃと音を立てながら聖の舌を吸い、口内を舐め回す。
「んっ…ん、はぁ……ん！」
口の端から漏れる吐息すらひとつ逃さぬように、口を外しては当て、外しては当てた。
唇と唇がなんども触れ合い、噛み合い、舌が生き物のように蠢く。
歯で噛んでやろうかとも思ったが、聖もまた、ざらりとした舌先の感覚にすべてを奪われていた。
ああ、もう、好きにしてほしい、と彼の背中から首に腕を回し、ふたりの間を失くすように抱きしめた。
「んっ、ん……あっ…ん」
こんなときになんてことを考えてるんだろうと思うが、火種は徐々に大きくなっていく。
そっと体を離し、聖を真正面から見つめた。
「えり、ぽんっ……」と眉を下げて涙を零す彼女に、いよいよ理性が消え去っていく。
少し距離を詰めるように顔を近づけると、聖はなにをされるのか分かったのか、咄嗟に腕を伸ばす。
「だ、だめっ…」
「聖……」
「私…咳止まんなくて……埃、たくさん吸っ―――」
最後まで、彼女の言葉を聞くことはなかった。
微かに開いた唇にキスを落とし、強引に舌をねじ込んだ。
「んっ！んんっ！！」
むせ返るような痛みから逃げる聖を絡め取った。
聖はいやいやと駄々をこねる子どものように必死に抵抗する。が、いまの生田君は止められない。
彼女の髪を優しく撫で、頬を包み込み、ぴちゃぴちゃと音を立てながら聖の舌を吸い、口内を舐め回す。
「んっ…ん、はぁ……ん！」
口の端から漏れる吐息すらひとつ逃さぬように、口を外しては当て、外しては当てた。
唇と唇がなんども触れ合い、噛み合い、舌が生き物のように蠢く。
歯で噛んでやろうかとも思ったが、聖もまた、ざらりとした舌先の感覚にすべてを奪われていた。
ああ、もう、好きにしてほしい、と彼の背中から首に腕を回し、ふたりの間を失くすように抱きしめた。
「んっ、ん……あっ…ん」
700 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:22:20.82 0
初めての子どものように、キスに夢中になった。
たった数日触れられなかっただけで、こんなにも相手を求めてしまう。
場所も時間も関係ない。いま此処で、抱きしめ合いたかった。
「えりぽん…」
「聖……」
長い長いキスのあと、ふたりは真っ直ぐに見つめ合った。
あ、こうやってちゃんと目を見るの久し振りだと思いながら生田君は制服のボタンに手をかけた。
そのとき、ふいに視線を感じて聖がそっと入口を見た。
「あ」という声のあと、連られて生田君も視線をやった。
そしてまた「あ」と声を漏らした。
「あ！気にしないで！私たち全然、もうぜんっぜん、ちーっとも見てないから！ねっ？」
「あゆみん、誤魔化すの下手だよー。そんなんじゃ、見てました、って白状するのといっしょじゃん」
「やすしさーん！手ぇじゃまー！みーえーなーいー！」
「優樹ちゃんにはまだ早すぎるんじゃ！」
「あの鈴木さん…なんで私にまで目隠しを…？」
「可愛い後輩には刺激が強すぎるんだろうね。ありがたく思いなさい」
そこには聖を探し出す道中で出逢った4人＋覗き見コンビが、いた。
生田君はさーっと血の気が引くと同時に、ぷつんとなにかがキレた。聖はといえば、ぼんっ！と音がしそうなほどに顔を紅潮させる。
こいつら全員ぶっ飛ばす、と生田君が骨を鳴らした直後だった。
「なんだいまの音は！？」
あの生徒指導部長の声が廊下から迫ってきた。
たった数日触れられなかっただけで、こんなにも相手を求めてしまう。
場所も時間も関係ない。いま此処で、抱きしめ合いたかった。
「えりぽん…」
「聖……」
長い長いキスのあと、ふたりは真っ直ぐに見つめ合った。
あ、こうやってちゃんと目を見るの久し振りだと思いながら生田君は制服のボタンに手をかけた。
そのとき、ふいに視線を感じて聖がそっと入口を見た。
「あ」という声のあと、連られて生田君も視線をやった。
そしてまた「あ」と声を漏らした。
「あ！気にしないで！私たち全然、もうぜんっぜん、ちーっとも見てないから！ねっ？」
「あゆみん、誤魔化すの下手だよー。そんなんじゃ、見てました、って白状するのといっしょじゃん」
「やすしさーん！手ぇじゃまー！みーえーなーいー！」
「優樹ちゃんにはまだ早すぎるんじゃ！」
「あの鈴木さん…なんで私にまで目隠しを…？」
「可愛い後輩には刺激が強すぎるんだろうね。ありがたく思いなさい」
そこには聖を探し出す道中で出逢った4人＋覗き見コンビが、いた。
生田君はさーっと血の気が引くと同時に、ぷつんとなにかがキレた。聖はといえば、ぼんっ！と音がしそうなほどに顔を紅潮させる。
こいつら全員ぶっ飛ばす、と生田君が骨を鳴らした直後だった。
「なんだいまの音は！？」
あの生徒指導部長の声が廊下から迫ってきた。
701 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:22:54.41 0
「あわわわ！まずいんじゃ！香音ちゃん逃げるぞ！」
「撤収しましょう！ほら早く！」
「え、待って置いてかないで！」
「あぬみんおっそーい」
「佐藤さん待って！」
「なんで私が最後なんだろうね！」
まるで蜘蛛の子を散らすように逃げていった6人と入れ違うように生徒指導部長がドアまでやってきて、
「生田お前なにをしたんだぁ！！」
と、雷が落とされた。
-------
結果、ふたりは仲良く保健室へと送られ、説教を喰らった。
非常事態だったとはいえ、もう少しマシな方法はなかったのかと生田君は叱られ、
聖もまた、そんなに焦られなくても下校の時刻になれば必ず見回りの教師が来るのだからもう少し落ち着けと諭された。
考えてみれば単純なことだった。
明日は土曜日で休みだからこそ、見回りはしっかりと行われるだろうし、
頼んでいた本が机上になかったとすれば、社会科教諭だって心配になって見に来ることは間違いない。
ドアが開かない理由にしても、振動で曲がったか鍵が誤ってかかってしまったかのどちらかなのだから、
外からドライバーや釘抜きなどを使って開けるなど、方法はあったはずだ。
まさか某推理漫画の密室殺人事件みたく、強引に体当たりしてドアはおろか柱ごと壊すのは、あり得ない。
「って、オレが悪いとかいな……」
生田君は頬に絆創膏をふたつ貼り、納得いかない顔で校門を抜けた。
トータルで1時間ほど説教されたうえに、燦々たる景色となった社会化準備室を掃除させられ、下校の時刻はとうに過ぎた。もう夕方を通り越して夜だ。
事の発端ともいえる社会科教諭はといえば、「いやー、巻き起こすねぇ、キミたち」と実に楽しそうに笑い、生徒指導部長の顰蹙を買ったものだ。
まあ彼から叱られなかっただけマシとは言え、どうも納得いかないと不貞腐れる。
「撤収しましょう！ほら早く！」
「え、待って置いてかないで！」
「あぬみんおっそーい」
「佐藤さん待って！」
「なんで私が最後なんだろうね！」
まるで蜘蛛の子を散らすように逃げていった6人と入れ違うように生徒指導部長がドアまでやってきて、
「生田お前なにをしたんだぁ！！」
と、雷が落とされた。
-------
結果、ふたりは仲良く保健室へと送られ、説教を喰らった。
非常事態だったとはいえ、もう少しマシな方法はなかったのかと生田君は叱られ、
聖もまた、そんなに焦られなくても下校の時刻になれば必ず見回りの教師が来るのだからもう少し落ち着けと諭された。
考えてみれば単純なことだった。
明日は土曜日で休みだからこそ、見回りはしっかりと行われるだろうし、
頼んでいた本が机上になかったとすれば、社会科教諭だって心配になって見に来ることは間違いない。
ドアが開かない理由にしても、振動で曲がったか鍵が誤ってかかってしまったかのどちらかなのだから、
外からドライバーや釘抜きなどを使って開けるなど、方法はあったはずだ。
まさか某推理漫画の密室殺人事件みたく、強引に体当たりしてドアはおろか柱ごと壊すのは、あり得ない。
「って、オレが悪いとかいな……」
生田君は頬に絆創膏をふたつ貼り、納得いかない顔で校門を抜けた。
トータルで1時間ほど説教されたうえに、燦々たる景色となった社会化準備室を掃除させられ、下校の時刻はとうに過ぎた。もう夕方を通り越して夜だ。
事の発端ともいえる社会科教諭はといえば、「いやー、巻き起こすねぇ、キミたち」と実に楽しそうに笑い、生徒指導部長の顰蹙を買ったものだ。
まあ彼から叱られなかっただけマシとは言え、どうも納得いかないと不貞腐れる。
702 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:23:26.77 0
「まさかドア壊すなんて思わなかったよ」
そんな生田君の横で聖はくすっと笑う。
保健室で入念にうがいをして、喉に少し薬を塗ったおかげか、もう咳は止まっていた。
一時的に喘息のような症状を見せたが、特に心配はないと保健の先生は言っていた。
「でも、ありがとね。助けに来てくれて」
聖の柔らかい言葉がふわりと風に舞う。
それだけで荒んでいた心が一瞬で明るくなってしまうのだから不思議だ。
とりあえず、聖になにもなくて良かった。あのまま聖を見つけられなかったら絶対に後悔していた。
だから、強引だったけど、聖をちゃんと見つけられて良かった。そう思いながら、生田君は左手を伸ばし、聖の右手をぎゅっと握った。
聖は少し驚いた顔をしたけれど、なにも言わずに指を絡めてくれた。
冬の風にさらされて冷たくなった指先が徐々に暖かくなっていくのが分かった。
優しくて、心地良くて、ふわふわと甘ったるい気持ちになれる。
「ちょっと、寄り道、せん？」
ふいに口をついた言葉に、聖はきょとんとした。彼女の返事を待たずに、そのまま脚をあの場所へと向けた。
何処へ連れて行かれるのだろうと思ったのも束の間、ほどなくしてふたりは真ん中に「ロケット」があるあの公園へと辿り着いた。
聖は生田君の横顔をそっと見つめた。
彼は複雑な表情を見せながらも、「あの日さ…」と口を開いた。微かに、絡まる指に力が入った。
「あの日、なん言おうとしたと？」
「えっ……？」
「あそこにおった女の人たち見て、聖、なん思ったと？」
聖が見た、髪の長いふたりの女性。
3ヶ月前の花火大会の夜に滑り台の上にいた彼女たちの話を聞くことを、生田君は遮った。
そんな生田君の横で聖はくすっと笑う。
保健室で入念にうがいをして、喉に少し薬を塗ったおかげか、もう咳は止まっていた。
一時的に喘息のような症状を見せたが、特に心配はないと保健の先生は言っていた。
「でも、ありがとね。助けに来てくれて」
聖の柔らかい言葉がふわりと風に舞う。
それだけで荒んでいた心が一瞬で明るくなってしまうのだから不思議だ。
とりあえず、聖になにもなくて良かった。あのまま聖を見つけられなかったら絶対に後悔していた。
だから、強引だったけど、聖をちゃんと見つけられて良かった。そう思いながら、生田君は左手を伸ばし、聖の右手をぎゅっと握った。
聖は少し驚いた顔をしたけれど、なにも言わずに指を絡めてくれた。
冬の風にさらされて冷たくなった指先が徐々に暖かくなっていくのが分かった。
優しくて、心地良くて、ふわふわと甘ったるい気持ちになれる。
「ちょっと、寄り道、せん？」
ふいに口をついた言葉に、聖はきょとんとした。彼女の返事を待たずに、そのまま脚をあの場所へと向けた。
何処へ連れて行かれるのだろうと思ったのも束の間、ほどなくしてふたりは真ん中に「ロケット」があるあの公園へと辿り着いた。
聖は生田君の横顔をそっと見つめた。
彼は複雑な表情を見せながらも、「あの日さ…」と口を開いた。微かに、絡まる指に力が入った。
「あの日、なん言おうとしたと？」
「えっ……？」
「あそこにおった女の人たち見て、聖、なん思ったと？」
聖が見た、髪の長いふたりの女性。
3ヶ月前の花火大会の夜に滑り台の上にいた彼女たちの話を聞くことを、生田君は遮った。
703 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:24:08.84 0
いま思えば、なんて小っちゃい男なんだろう。いや、そのときから分かっていたことだったけど。
聖が自分以外の人の話をすることが許せなかった。
小っちゃくて、心が狭い、narrowなやつだと苦笑した。
「花火がね、すっごい綺麗だったの」
返って来た聖の言葉に、生田君は思わず「えっ？」と漏らした。
彼女は先ほどと同じように笑っている。冬の風が彼女の前髪を揺らしていった。
「その人たちも綺麗だったし、その人たちが観てる花火が、すっごい綺麗だったの」
「うん」
「だからね、その人たちみたいに、今度はえりぽんと観たいなって思ったんだよ」
うん、と頷きかけてふと思考が止まった。
聖、いま、なんつった？
「クリスマスにね、花火が上がるでしょ？だから、そのときは、えりぽんと此処で花火が観たいなって思ったんだよ」
たぶん、今日イチ、情けない顔を晒していると自覚した。
マジ？と思わず呟きたくなるほどに、無様だった。
なんねそれ。なんねそれ。なんねそれ！！
オレ、マジ、アホやん……
聖はこんなに嬉しいこと言ってくれよーのに、オレなんひとりでいじけて嫉妬して……アホやん。
「そういうことは…もっと早く」
「言おうとしたらえりぽんが押し倒したんじゃん」
「仰る通りでございます」
もはやぐうの音も出ない。
なんでこんなにオレって情けないっちゃろと肩を落とした直後、その頬に微かな温もりを感じた。
それが彼女の唇だと分かるのに、2秒と必要なかった。
聖が自分以外の人の話をすることが許せなかった。
小っちゃくて、心が狭い、narrowなやつだと苦笑した。
「花火がね、すっごい綺麗だったの」
返って来た聖の言葉に、生田君は思わず「えっ？」と漏らした。
彼女は先ほどと同じように笑っている。冬の風が彼女の前髪を揺らしていった。
「その人たちも綺麗だったし、その人たちが観てる花火が、すっごい綺麗だったの」
「うん」
「だからね、その人たちみたいに、今度はえりぽんと観たいなって思ったんだよ」
うん、と頷きかけてふと思考が止まった。
聖、いま、なんつった？
「クリスマスにね、花火が上がるでしょ？だから、そのときは、えりぽんと此処で花火が観たいなって思ったんだよ」
たぶん、今日イチ、情けない顔を晒していると自覚した。
マジ？と思わず呟きたくなるほどに、無様だった。
なんねそれ。なんねそれ。なんねそれ！！
オレ、マジ、アホやん……
聖はこんなに嬉しいこと言ってくれよーのに、オレなんひとりでいじけて嫉妬して……アホやん。
「そういうことは…もっと早く」
「言おうとしたらえりぽんが押し倒したんじゃん」
「仰る通りでございます」
もはやぐうの音も出ない。
なんでこんなにオレって情けないっちゃろと肩を落とした直後、その頬に微かな温もりを感じた。
それが彼女の唇だと分かるのに、2秒と必要なかった。
704 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:24:41.68 0
「でも、大好きだよ」
「っ……！」
「大好きだよ、ばーか」
舌を出して笑う聖を、生田君はもういちど抱きしめた。
ああ、もう……ああ、もう！
「オレの方が好きやし」
「ふふ、ホントかなぁ？」
「聖ンこと、世界でいちばん大好きやし……」
不貞腐れるように、だけどちゃんと真っ直ぐに想いを伝えると、聖は擽ったそうに体を捩った。
そして改めてぎゅうと彼の首に腕を回す。今度こそ、互いの距離を失くすように、しっかりと。
「じゃあ、クリスマス、此処で花火観ようね」
「……そのふたりがおったらどうすると？」
「4人で観れば良いじゃん」
「邪魔やろ、オレら」
「だいじょうぶだって」
こんな感じで、クリスマスのデートが取り付けられた。嬉しすぎて鼻血出そうだったけれど、ぐっと我慢する。
彼女の背中の腕に力を込め、そっと夜空を仰いだ。雲が晴れ、満月が真っ直ぐに見下ろしていた。
そういえば、今夜は今年最後の満月やったっけ、と思い出す。
「聖、月、チョー綺麗っちゃよ」
生田君がそう呟くと、彼女はハッと顔を上げた。
視線がかみ合うと、聖はまた眉を下げて泣きそうな、だけどシアワセそうな顔をして彼の肩に額を押し付けた。
「っ……！」
「大好きだよ、ばーか」
舌を出して笑う聖を、生田君はもういちど抱きしめた。
ああ、もう……ああ、もう！
「オレの方が好きやし」
「ふふ、ホントかなぁ？」
「聖ンこと、世界でいちばん大好きやし……」
不貞腐れるように、だけどちゃんと真っ直ぐに想いを伝えると、聖は擽ったそうに体を捩った。
そして改めてぎゅうと彼の首に腕を回す。今度こそ、互いの距離を失くすように、しっかりと。
「じゃあ、クリスマス、此処で花火観ようね」
「……そのふたりがおったらどうすると？」
「4人で観れば良いじゃん」
「邪魔やろ、オレら」
「だいじょうぶだって」
こんな感じで、クリスマスのデートが取り付けられた。嬉しすぎて鼻血出そうだったけれど、ぐっと我慢する。
彼女の背中の腕に力を込め、そっと夜空を仰いだ。雲が晴れ、満月が真っ直ぐに見下ろしていた。
そういえば、今夜は今年最後の満月やったっけ、と思い出す。
「聖、月、チョー綺麗っちゃよ」
生田君がそう呟くと、彼女はハッと顔を上げた。
視線がかみ合うと、聖はまた眉を下げて泣きそうな、だけどシアワセそうな顔をして彼の肩に額を押し付けた。
705 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:33:30.85 0
「なん照れとーと？」
その生田君の疑問が解消されることはないまま、ゆっくりと時間は過ぎていった。
ふたりの間を冬風が過ぎ去っていく。そのまま天上へと舞い上がり、まるで月へと帰っていくようだった。
キミは私のウルフボーイ おわり
-------
オマケ
「で、閉じ込められた彼女助けるためにドアぶっ壊したんですか？」
「そうそう。外から開けるとか先生呼びに来るとか方法あったのにね。ウケるわー」
「ムチャクチャですね、その生徒」
「ホントうちの生徒は問題児ばっかだよ。おかげで毎日楽しいけどさ」
「問題児って…あなたがそれを言います？」
「少なくとも教え子に手を出した人よりはマシだと思いまーす」
「……不可抗力です」
「いやいや全然違うから」
2杯目の珈琲がそろそろ空になりそうだった。
頼んでいた本を受け取るだけ、になるはずもなく、久しぶりに会った同期と話に花が咲く。
3杯目を注文すると「よく飲めるね、そういうにっがいやつ」と彼はこれでもかと言わんばかりに顔を歪めた。
その生田君の疑問が解消されることはないまま、ゆっくりと時間は過ぎていった。
ふたりの間を冬風が過ぎ去っていく。そのまま天上へと舞い上がり、まるで月へと帰っていくようだった。
キミは私のウルフボーイ おわり
-------
オマケ
「で、閉じ込められた彼女助けるためにドアぶっ壊したんですか？」
「そうそう。外から開けるとか先生呼びに来るとか方法あったのにね。ウケるわー」
「ムチャクチャですね、その生徒」
「ホントうちの生徒は問題児ばっかだよ。おかげで毎日楽しいけどさ」
「問題児って…あなたがそれを言います？」
「少なくとも教え子に手を出した人よりはマシだと思いまーす」
「……不可抗力です」
「いやいや全然違うから」
2杯目の珈琲がそろそろ空になりそうだった。
頼んでいた本を受け取るだけ、になるはずもなく、久しぶりに会った同期と話に花が咲く。
3杯目を注文すると「よく飲めるね、そういうにっがいやつ」と彼はこれでもかと言わんばかりに顔を歪めた。
706 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:36:55.99 O
「相変わらず、味覚がお子ちゃまですね」
「うっさいなぁ。そんなの一生飲まなくていいし！」
「キャラ維持のために飲んでみたらどうです？それでも硬派気取ってるんでしょ？」
「そう。喋り方とかチョー気遣ってる！でももう疲れたし、キャラ崩壊の予感……」
彼はぺたりと机に伏した。教師のくせに、赴任した当初は肩より長い髪を揺らしていて、早速生徒指導部長に目をつけられたらしい。
最近は反省したのか気分転換なのか短髪にしているが、それもいつまでもつのやらとカップを傾けた。
「ねー。もうすぐクリスマスじゃん？今年も彼女さんとイチャイチャすんの？」
「さあ、どうですかね」
「てか可愛い子紹介してよ！あの留学生バイト以外！」
「なんでです？可愛いじゃないですか？」
「あいつらナマイキなんだよー！この前も、ソノ髪ニアッテナイ、なんて言いやがった！」
その姿が容易に想像がついて思わず笑ってしまった。
それが不服なのか、彼は頬を膨らませると勢い良く手を上げ、「おねぇさん、ビール下さい！」と人気の少ない喫茶店で叫んだ。
「昼間っから飲むんですか？」
「もう飲む！飲んでやる！」
「僕、車なんですけど…」
「だいじょうぶ！小春運転しないし！」
「また名前で呼んでますよ…」
「あああ！小春の硬派なキャラがー！！」
実に喧しく、ころころ色を変える同期に苦笑しながらカップを傾けた。
ああ、どうせなら僕もビール飲みたいわとぼんやり外を眺めた。
おわれｗ
「うっさいなぁ。そんなの一生飲まなくていいし！」
「キャラ維持のために飲んでみたらどうです？それでも硬派気取ってるんでしょ？」
「そう。喋り方とかチョー気遣ってる！でももう疲れたし、キャラ崩壊の予感……」
彼はぺたりと机に伏した。教師のくせに、赴任した当初は肩より長い髪を揺らしていて、早速生徒指導部長に目をつけられたらしい。
最近は反省したのか気分転換なのか短髪にしているが、それもいつまでもつのやらとカップを傾けた。
「ねー。もうすぐクリスマスじゃん？今年も彼女さんとイチャイチャすんの？」
「さあ、どうですかね」
「てか可愛い子紹介してよ！あの留学生バイト以外！」
「なんでです？可愛いじゃないですか？」
「あいつらナマイキなんだよー！この前も、ソノ髪ニアッテナイ、なんて言いやがった！」
その姿が容易に想像がついて思わず笑ってしまった。
それが不服なのか、彼は頬を膨らませると勢い良く手を上げ、「おねぇさん、ビール下さい！」と人気の少ない喫茶店で叫んだ。
「昼間っから飲むんですか？」
「もう飲む！飲んでやる！」
「僕、車なんですけど…」
「だいじょうぶ！小春運転しないし！」
「また名前で呼んでますよ…」
「あああ！小春の硬派なキャラがー！！」
実に喧しく、ころころ色を変える同期に苦笑しながらカップを傾けた。
ああ、どうせなら僕もビール飲みたいわとぼんやり外を眺めた。
おわれｗ
707 ：名無し募集中。。。：2013/12/20(金) 23:39:01.82 0
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜転載完了です！
708 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 00:17:31.74 0
ちゃっかり覗かれちゃったかｗ
今からクリスマスが楽しみです！！！
今からクリスマスが楽しみです！！！
709 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 00:23:32.99 0
きてたあああああ！！
イジ抱きからウルフボーイまでの流れがたまりません
まーさくフラグとか某先生とか安定の鞘香とか含めウハウハです
イジ抱きからウルフボーイまでの流れがたまりません
まーさくフラグとか某先生とか安定の鞘香とか含めウハウハです
710 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 00:32:23.66 0
作者さんおつ！転載さんありがと！
これでまた聖ちゃんと生田くんのイチャイチャな日々が戻ってきたか
クリスマス楽しみだｗ
これでまた聖ちゃんと生田くんのイチャイチャな日々が戻ってきたか
クリスマス楽しみだｗ
711 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 01:05:49.79 O
良かった落とし穴はなかったんだな
712 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 01:53:06.14 0
生田君＝落とし穴のイメージがついてしまった…
713 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 01:57:39.60 0
ﾉd*´,ｰ｀)＜ナマ脚…露出しすぎだよぉ…ﾊｧﾊｧ♥
つ∩゛ｼｺｼｺ
http://stat.ameba.jp/user_images/20131220/21/tanakareina-blog/1a/28/j/o0480064012786729278.jpg
つ∩゛ｼｺｼｺ
http://stat.ameba.jp/user_images/20131220/21/tanakareina-blog/1a/28/j/o0480064012786729278.jpg
714 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 02:52:41.43 0
ノハヽ
ﾉd*＾ｰ＾)
( ∩ミ ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
| ωつ,ﾞ
し ⌒Ｊ
ﾉd*＾ｰ＾)
( ∩ミ ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ
| ωつ,ﾞ
し ⌒Ｊ
715 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 03:35:47.53 0
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HOT|／|. |＿＿＿|. ノノハヽ
￣￣| | ｜ | 川*- ｡.-） ｳﾄｳﾄ...
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￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
＿＿＿ |￣￣￣|
／.|. | |
HOT|／|. |＿＿＿|. ノノハヽ
￣￣| | ｜ | 川*- ｡.-） ｳﾄｳﾄ...
⌒⌒| |￣￣￣|＼ | （|| <Ｖ>|）
⌒⌒| |＿＿＿|／|￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣| |＿＿＿|／
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
716 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 05:41:59.96 0
川*- ｡.-）。o（疲れが溜まると逆にえっちがしたくなるのは何でだろぉ…）
717 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 06:48:36.04 O
おはみん
718 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 08:52:37.01 0
>>716
壁|｀ ヮ´)｡ｏO（ちゃゆ頑張ってる頑張ってる)
(ﾁｬﾗ男A)＜うお！えっらい美人な店員がいる！写メ写メ！
(ﾁｬﾗ男B)＜マジいい匂いするっす！これは間違いなく処女のかほり！
(ﾁｬﾗ男C)＜おねーさん、俺らとあそぼー
:川；- ｡.-):＜…。(ｵﾛｵﾛ)
彡 三三 ミ
((((ﾉc|+｀ ﾛ´))) ＜うおおおおおおおおおおおおおお！！！！！(ｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙ)
ヾヽﾐ三三彡ソ
)ﾐ 三彡ノ
(ﾐ 三彡゛ ｷﾞｬｰ!ﾅﾝｶｷﾀｰ!
川；- ｡.-) ＼ (
壁|｀ ヮ´)｡ｏO（ちゃゆ頑張ってる頑張ってる)
(ﾁｬﾗ男A)＜うお！えっらい美人な店員がいる！写メ写メ！
(ﾁｬﾗ男B)＜マジいい匂いするっす！これは間違いなく処女のかほり！
(ﾁｬﾗ男C)＜おねーさん、俺らとあそぼー
:川；- ｡.-):＜…。(ｵﾛｵﾛ)
彡 三三 ミ
((((ﾉc|+｀ ﾛ´))) ＜うおおおおおおおおおおおおおお！！！！！(ｷﾞｭﾙｷﾞｭﾙ)
ヾヽﾐ三三彡ソ
)ﾐ 三彡ノ
(ﾐ 三彡゛ ｷﾞｬｰ!ﾅﾝｶｷﾀｰ!
川；- ｡.-) ＼ (
719 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 10:13:18.57 O
( ■_■)
720 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 12:30:46.39 O
ゥ■）
721 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 13:32:54.02 0
>>714
かめい君ｗｗ
かめい君ｗｗ
722 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 14:07:55.56 0
723 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 14:08:44.59 0
724 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 14:45:44.41 0
ﾉc|；｀ -´) さゆは俺が守るっちゃん…！
川；- ｡.-⊂ノ
725 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 15:44:50.91 0
れいなクン得意技
ヤクザキック
ピッキング
竜巻旋風脚←New!
ヤクザキック
ピッキング
竜巻旋風脚←New!
726 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 16:11:00.62 0
ﾉc|*｀ ヮ（ ｡.｀*川 ﾕｻﾕｻ
つ⊂
∧
得意技に駅弁も加えといてｗ
つ⊂
∧
得意技に駅弁も加えといてｗ
727 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 17:31:00.30 0
ﾉd*- ｡.-）ｳﾄｳﾄ
728 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 17:40:42.98 0
ｸﾞｰｸﾞｰﾉc|*´ ｏ｀（- ｡.-*川ｽｰｽｰ
えっちの後は夫婦仲良くお昼寝タイム
えっちの後は夫婦仲良くお昼寝タイム
729 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 18:54:58.33 0
(*-_〉-)-｡ -o)
隣の部屋でもお昼寝
隣の部屋でもお昼寝
730 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 19:41:51.55 O
ﾉd*＾ ｡.＾）＜さゆみもえりと仲良く寝たいの
731 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 20:29:02.12 0
田中は道重と譜久村と生田と鞘師と鈴木と飯窪と石田と佐藤と工藤そして小田に百万回土下座して謝れ！
そして解雇されろ！
732 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 21:16:24.41 0
>>730
ﾉd；＾ｰ＾)＜れーなに怒られちゃうからなぁ…
ﾉd；＾ｰ＾)＜れーなに怒られちゃうからなぁ…
733 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:06:51.64 O
从+｀ -´)
734 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:13:56.82 0
鈴木君作者です。某作者様に「更新せずに年を越したらハゲの呪いかけるぞ」と言われたので更新します。さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」61.1の「大好きなのに……」の続きです。聖君メインの話です。作中ではまだ９月です。苦手な方は華麗にスルーお願いします。
Monochrome world
世界なんて見たくなかった――。
衣梨奈に泣かれながら去られた後、自分の足で帰ってきたのか車で送ってもらったのか、それすらも分からなかったし、どうでもいいことだった。
何度も何度もリフレインされる「聖なんて大っ嫌いっちゃ！」という衣梨奈の泣き叫び声。
思い出す度に憔悴し、目が窪んでいくのが分かる。
制服のままベッドに倒れ、腕で顔を覆う。
――どれだけそうしていたのだろう。
気付いたら、カーテンを閉めていなかった窓から光が射しこんだ。
ああ、朝だ……。
それだけの感想しか出て来ず、のろのろと起き上がる。
「えりぽんに……謝らなきゃ……」
なんと言えば良いのか、どう謝れば良いのか、そんなこと分からない。でも、衣梨奈を泣かせた。罪責の念だけで体を動かす。
“みーずき！”
彼女の笑顔が、とても遠かった――。
とん・とん、と重い足取りで階段を下りる。それだけでも体が重い。
ダイニングテーブルにいる両親に形だけの「おはよう」を言い、朝食も摂らずにそのまま玄関に向かう。
靴ひもを結んでいると、
「聖、この間の件を考えておけ」
と父の声が飛んできた。
彼は「ああ、うん……」と曖昧に返事をして家を出た。
Monochrome world
世界なんて見たくなかった――。
衣梨奈に泣かれながら去られた後、自分の足で帰ってきたのか車で送ってもらったのか、それすらも分からなかったし、どうでもいいことだった。
何度も何度もリフレインされる「聖なんて大っ嫌いっちゃ！」という衣梨奈の泣き叫び声。
思い出す度に憔悴し、目が窪んでいくのが分かる。
制服のままベッドに倒れ、腕で顔を覆う。
――どれだけそうしていたのだろう。
気付いたら、カーテンを閉めていなかった窓から光が射しこんだ。
ああ、朝だ……。
それだけの感想しか出て来ず、のろのろと起き上がる。
「えりぽんに……謝らなきゃ……」
なんと言えば良いのか、どう謝れば良いのか、そんなこと分からない。でも、衣梨奈を泣かせた。罪責の念だけで体を動かす。
“みーずき！”
彼女の笑顔が、とても遠かった――。
とん・とん、と重い足取りで階段を下りる。それだけでも体が重い。
ダイニングテーブルにいる両親に形だけの「おはよう」を言い、朝食も摂らずにそのまま玄関に向かう。
靴ひもを結んでいると、
「聖、この間の件を考えておけ」
と父の声が飛んできた。
彼は「ああ、うん……」と曖昧に返事をして家を出た。
735 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:14:22.15 O
聖君がクラスの誰よりも早く教室に着き、そして放課後のチャイムが鳴っても、衣梨奈は現れなかった――。
衣梨奈に会えなかった、それだけで聖君の疲労は大きくなった。当然今日一日の授業の内容は一切耳に入らず、ノートを取ることも無かった。
聖君の朝から刻一刻とひどくなる、あまりの憔悴振りに、クラスメイトが「大丈夫？」とか「保健室に行ったら？」と休み時間の度に声を掛けたが、聖君はその言葉たちに微妙な表情で首を横に振る。
午後の授業も掃除の時間も終わり、部活に行く子や帰る子で騒ぎ立つ放課後。
今日も剣道の部活はあったが、とてもじゃないが今の聖君には部活をする気力も体力も残っていない。
今日一日に何度も衣梨奈に掛けた電話やメール。一切の返事を受信しなかった己のスマホを恨めしく睨みながら、えりぽんに会いに行こうか、そうぼんやり考えていると。
「譜久村を出すっちゃ！」
剣呑な声が教室のドアから聞こえた。
顔を上げると衣梨奈と一つ屋根の下で暮らす人、れいな君が立っていた。
ドアからの鋭い視線と教室の鈍った視線。その二つが合うと、れいな君はずかずかと教室に入ってきた。
そして。
「ちょっとツラ貸すと」
鼻先がくっつくぐらいの距離で睨まれ、そう言われた。
拒否する理由も無かったから、聖君は素直に席を立った。
衣梨奈に会えなかった、それだけで聖君の疲労は大きくなった。当然今日一日の授業の内容は一切耳に入らず、ノートを取ることも無かった。
聖君の朝から刻一刻とひどくなる、あまりの憔悴振りに、クラスメイトが「大丈夫？」とか「保健室に行ったら？」と休み時間の度に声を掛けたが、聖君はその言葉たちに微妙な表情で首を横に振る。
午後の授業も掃除の時間も終わり、部活に行く子や帰る子で騒ぎ立つ放課後。
今日も剣道の部活はあったが、とてもじゃないが今の聖君には部活をする気力も体力も残っていない。
今日一日に何度も衣梨奈に掛けた電話やメール。一切の返事を受信しなかった己のスマホを恨めしく睨みながら、えりぽんに会いに行こうか、そうぼんやり考えていると。
「譜久村を出すっちゃ！」
剣呑な声が教室のドアから聞こえた。
顔を上げると衣梨奈と一つ屋根の下で暮らす人、れいな君が立っていた。
ドアからの鋭い視線と教室の鈍った視線。その二つが合うと、れいな君はずかずかと教室に入ってきた。
そして。
「ちょっとツラ貸すと」
鼻先がくっつくぐらいの距離で睨まれ、そう言われた。
拒否する理由も無かったから、聖君は素直に席を立った。
736 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:15:14.89 0
――連れて行かれたのは、あまり使われていない教室が点在するところにある階段の踊り場。秘密の話をするのも殴るのにも、恰好の場所だった。
その場所まで無言だった二人。
れいな君が足を止め、ああここに連れてこられたのか、と聖君が認識した途端に、れいな君は振り返り、開口一番、
「お前、えりぽんになんしたと!?」
襟首を掴まれた。
なにも言いだせない聖君に、れいな君は眉間のシワを深くして叫ぶ。
「昨日えりぽん、泣きながら帰ってきて、それから飯も食わんと、ずっと部屋から出てこんばい！」
「……」
衣梨奈の状況を知り、心を酷く痛めながらも、言葉を出せない聖君の姿を見て、れいな君は彼が無言を通そうとしていると捉え、
「どうせお前がなんかしたっちゃろ！ 全部吐くと！」
ますます語気を荒げる。
そんなれいな君を見ていて。――聖君には怒りが沸いてきた。
――そもそもの発端のあなたがそれを言うんですか？
そう思った瞬間、聖君もれいな君の襟首を掴み返し、叫んだ。
「あなたが……あんたが！ 亀井さんを不安にさせたからっ！」
だから僕は今、こんなに苦しんでいるんだ――それは言葉にならなかった。
ただその叫びだけでれいな君はなにか察したらしい、剣呑な目付きで、
「お前……絵里にも、」
怒りで掠れた声を出すれいな君に向かって、皮肉な笑みを浮かべてみせ、
「ええ。亀井さんの寂しさにもつけ込みましたよ」そこまで言った瞬間。
ゴッ！
頬に衝撃が走る。
「絵里になんしよった!?」
れいな君の怒気の籠った声。――口内に鉄の味を感じる。
737 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:17:53.69 O
しかし。
「よわ……」
「ああっ!?」
「本当に非力ですね、田中さんは。全然効かないですよ。っていうか、今ので殴ったつもりなんですか？」
敢えて飄々と言ってみせる。
ドゴッ。
今度は腹に。吐き気が込み上げる。が。
「……だから今のもパンチのつもりですか？ 田中さんは女顔だと思ってましたが腕力も女の子並みですね。それも小学生の」
ドスッ！
脇腹を蹴られ、壁にぶつかる。それでも。
「……ですから全然痛くないですって」
――そうだよ。こんな痛み、えりぽんの受けた痛みに比べたら蚊に刺された以下だ。……えりぽんに「大嫌い」と言われた時の方が何万倍も心が痛かった――。
738 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:19:41.50 0
れいな君のパンチや蹴り、頭突きに全くの無抵抗を貫く聖君。
攻撃を受ける度に頭に白い閃光が光るが、防御すらしない。
僕はガンジーじゃないんだけれどな、そんなことをぼんやりと思った。
壁に背を預け、膝が崩れ落ちたところで。
怒涛の攻撃が止んだ。
「……もう終わりですか？」
務めて涼しげな声を出すと。
「……お前みたいなアホにはこれ以上構ってられんちゃ」
荒い息でれいな君は答えた。
それだけ言って、れいな君は踵を変えて「えーりぃーーーっ！」と叫びながらその場を去った。
れいな君にとっては、聖君をボコるより、絵里の方が大事らしい。――そんな率直なところが聖君には眩しかった。
踊り場で、膝を付けながら虚ろな目で床を意味なく見ていると――。
二人分の足が視界に入り、その足は聖君の前で止まった。
ゆっくりと頭を上げる。
そこには――心配顔の里保と、優しい笑みを浮かべた鈴木君が立っていた。
「――聖君。取り敢えず保健室に行こうよ」
優しい声で手を伸ばす鈴木君。聖君は無意識に差し出された手を掴まえた。
739 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:22:25.77 O
――場所は変わって高等部の校舎。
バタバタと廊下を走る音。その音に被さるように「えーりぃーーっ！」という叫び声。
声の主が目的の教室に入ると、名前を叫ばれていた彼女は、少し驚いた感じに「れーな、どうしたの？」と言った。
彼は彼女に走り寄り、気遣いと焦りを含んだ表情で彼女の手を握る。
「絵里っ！ 譜久村になんされたと!?」
言葉の調子、彼の赤くなった拳を見て彼女――絵里は察したらしい。驚いた声で、
「れーな……聖君を殴ったの!?」
と言った。彼、れいな君は彼女の声に非難が含まれていたことに気付かなかったらしく、自信満々で、言い放つ。
「ボコボコにしてやったばい。それより絵、」
ドゴォッ！
そこまで言ったれいな君は、愛しい彼女の手で教室の隅までぶっ飛ばされた。
「え、絵里、なんすると――」
ゴミ箱を頭から被り、ホコリまみれになりながらも声を上げる。が、
「れーな最っ低！」
それは彼女の叫びにかき消された。
そのことに驚きを隠せず声を出す。
「なっ!? 絵里はアイツの肩持つと!?」
「絵里は慰めてもらっただけだもん！ 聖君はなにも悪いことしてないよ！」
「ば、ばってんアイツ、絵里の寂しさにつけ込んだって――」
そこまで言ったときだった。
「絵里を寂しくさせたのは誰よ！ れーなじゃん!!」
彼女が叫んだ。
しかし。
「…………へ？ いつ俺がそんなことしたっちゃ？」
全くと言って良い程「そんな覚えありません」と言った調子の言葉に。
740 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:23:37.75 0
ぷっつん。
絵里の、なにかが切れた。
「自覚、なかったんだ……」
ぷるぷる震える絵里の身体。
「さゆや愛ちゃんにいいんちょetc……」
「が、どうしたと？」
やはり呆気らかんとした声に。
ぶちぶちぶちぃ！
絵里の堪忍袋の緒がズタズタと切れた。
「一回死んでその浮気癖直してこい！」
そう叫んで。
絵里は――教室にある全ての。
「えっ、絵里っ……ぎゃああああああああ！」
……椅子と机をれいな君に投げつけた。
そんな絵里の行動を傍で見ていたさゆみは。
「……今日は絵里にもれーなにもちょっかい出せないの……」
コソコソと教室を抜け。（机と椅子を投げつけられたれいな君の生死は不明）
「だーいし君をからかいに行こうっと♪」
我関せず、を決め込んださゆみはスキップで石田君の元へと向かった（というか逃げた）。
741 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:25:40.47 O
その頃、保健室では。
「……いたっ」
「保健の先生がいないから僕の手当で我慢するんだろうね」
「香音ちゃん、ここも包帯巻いたほうがいいんじゃろか？」
「一応ね。お願い」
聖君の怪我を、鈴木君が消毒して、里保がガーゼや包帯を巻いていった。
「二人とも……なんか、ごめん」
俯く聖君に。
「別にいいんだろうね。……はい、消毒終わり」
「そ。構わんけぇ」
気にしてない風な鈴木君と、あっけらかんとしながら包帯を巻く里保。
鈴木君が血で汚れた綿を片付けている間に、里保の包帯巻きも終わり、
「止血したけれど、当分安静にね」
と聖君に釘を刺して、ガーゼを充てた傷のところをぽん、と優しく叩いた。
里保が余った包帯を元のところに戻していると、鈴木君が聖君の前に立ち、
「聖君。僕らじゃ役に立たないだろうけれど、でも、なにがあったか全部話してほしいんだろうね」
優しい口調だったが、否と言わさせない、そんな力があった。
だから聖君は。
「うん……」
頷いてから、俯きがちに、ぽつぽつと話し出した。
742 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:26:24.80 0
冬に亀井さんとキスしたこと。
けれどそのおかげで自分の心は衣梨奈が好きなんだと再確認したこと。
花火大会に衣梨奈に告白したこと。
昨日、その返事が貰えるはずだったこと。
途中で邪魔が入り、その間に衣梨奈に亀井さんとキスしたことがバレたこと。
衣梨奈に「大嫌い」と言われたこと。
放課後の田中さんからの呼び出しで、衣梨奈が部屋に引きこもっていると知ったこと。
そして今。――自分がどうすれば良いか分からないこと。
話を聞いていた二人は、聖君が亀井さんとキスしたことに、最初は驚いたものの、それでも聖君は衣梨奈に一途であることが分かり、安堵した。
聖君が一通り話し終わると、鈴木君はゆっくり口を開いた。
「……聖君としては、今、どうしたい？」
「えりぽんに……会って、謝りたいよ。でも……田中さんが言う通りなのなら、会ってくれなさそう……」
この言葉に同意見なのか、鈴木君も里保も、「「うーん……」」と唸ってから黙り込む。
二人は二人なりに、最善策を模索していた。
重い沈黙が、保健室を包み込む。
743 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:28:45.59 O
その沈黙を。
「……実は、さ」
聖君が破った。
彼の言葉を二人は黙って続きを促す。――そうしたら、
「……僕、留学の話が出ているんだ」
というトンデモナイ発言だった。
あまりの発言に鈴木君も里保も言葉を失っていると、それを肯定とみなしたのか、聖君の言葉は続く。
「……父さんたちとしては、僕を将来アメリカの大学に入学してほしいらしくって、その為にハイスクール・ディップを取ってほしいから高校はアメリカで受けさせたいらしいんだ」
「はいすくーる……でぃっぷ？」
「多分high school diploma、高校の卒業証書のことだろうね」
そうそれ、と頷く聖君と、高校のクリームソースってなにさ、と呆れる鈴木君。
「そんなん……日本の高校を卒業してもアメリカの大学は受けれるんじゃろ？」
「うん。けれど今の通り、僕、勉強あんまりでしょ？ だから早々にアメリカに行って力をつけてほしい、って父さんたちは思ってる」
聖君の頭には、今朝父親に言われた「考えておけよ」という言葉がリフレインされる。
「アメリカ……行くの？」
「……えりぽんに会えないなら、日本にいたって……」
「それ……逃げ、じゃろ？」
「…………」
里保の鋭い言葉に、だんまりを決め込む。
744 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:29:15.13 0
そんな聖君の態度に。
里保はキレた。
「聖君！ その態度！ 全っ然男らしくない！ かっこ悪いけぇ！」
「…………」
「アメリカ留学より！ 亀井さんより大事な人！ 聖君にはおるんじゃろ……!?」
その言葉に、聖君も顔を上げた。
「その大事な人に会えないから！ 僕も悩んでいるんだよ！」
吼えた。――八つ当たりだって分かっている。けれども言わずにおれなかった。
「逃げてる、って自分でも分かってるよ！ でも、もうえりぽんに会えないのなら、僕は日本にいたって仕様がないんだよ！」
「そんなん逆ギレやけえ！」
呼応して里保は手を振り上げる。
「里保ちゃんスト――ぎゃあ！」
止めようと聖君と里保の間に入った鈴木君。しかし里保の動きを止めるには遅かったらしく――里保のチョップは鈴木君の脳天にヒットした。
「「か、香音ちゃん!?」」
これには、里保と聖君、二人が慌てる。
幾分か床にめり込んだ鈴木君は、しばらくの間無言で微動だにしなかった。が。
むくり、と起き上がり。
「おい聖」
と、すごんだ声で聖君の襟首を掴んだ。
745 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:31:19.27 O
雰囲気の違う鈴木君の空気に飲まれる。そして、
「お前、すげえダサいぞ」
と言われた。
何も返せず、されるがままになっていると、更に。
「惚れた女の一人くらい、なんとかしろよ」
「――――っ！」
心にガツンとやられた。そんな気分だった。
先ほどとは違う理由で言葉が出せずにいると、鈴木君は呆れたような、嫌そうに眉間にシワを寄せて聖君から手を離す。
「行くぞ里保。こんなヘタレにはもう構ってらんねえ」
「え、ちょ、香音ちゃん!?」
里保の手を掴んで大股で保健室を出て行く。
出て行き際に鈴木君は振り返り、
「じゃあなダメ男。もうそのツラ二度と俺に見せんなよ」
そう言葉を吐き捨てて、去って行った。
一人、保健室に残される。
「惚れた、女……か――」
呟いた言葉は、虚しく空気に溶け消えた――。
746 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:32:49.79 0
聖君が保健室で一人考え込んでいる間に。
里保は、鈴木君に強く手を掴まれ、下足箱へ、そしてグラウンドへと引っ張られていく。
「ねえ香音ちゃん、聖君一人にして良かったの？」
「いーんだよ。あれ以上は聖一人の問題だ」
いつもののんびりとした歩みとは違う、ずかずかと歩いて行く鈴木君にやや小走りで横に並ぶ。
グラウンドでは、まだサッカー部や野球部とかいった屋外の部活動が盛んに行われていた。
「でも冷たくないけえ？」
「聖が本当になにも行動に移さなかったら、その時は俺が聖を殴ってでも動かす」
ぶっきらぼうに言われたその言葉に、里保はクスリと笑う。
「……なんだよ」
「やっぱり香音ちゃんは優しいんじゃけぇ」
「……そんなことねえよ」
言いながら、里保の手を掴んでない方の手で後ろ頭をバリバリと掻く。
「……俺だって、惚れた女を泣かせたら、あそこまで臆病になるかもな」
どこか遠くでカキーンと球を打つ音が聞こえた気がした。
747 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:34:46.67 O
「……香音ちゃんの惚れた女って……？」
二人とも足を止める。鈴木君がゆっくりと里保を見た。
「……そんなん決まってんだろ」
気のせいか、その瞳は熱い。
その熱さにやられて、里保の頬は朱に染まる。
「里保、お前ｎ――」
ゴシャアンッ！
言い切る直前のことだった。
鈴木君の後頭部に先ほど打たれた球が鋭く直撃したのは。
「のこぉ……」
不思議な言葉を発して鈴木君は倒れる。その近くにボールが一つ転がっていた。
「ちょ!? 香音ちゃん!?」
脳天と後頭部、二つにタンコブを生やした鈴木君はそのまま意識を失った。
里保がおろおろしていると。
「おーい、だいじょーぶかぁ？」
グローブをはめた野球部らしき男子がのこのこと走り寄ってきて。
「～～っ！ ちゃんと取れぇ！ そのグローブは飾りかあっ！」
「ごふっ!?」
期待していた分の空振りや恥ずかしさや、このタイミングでボールを当てた怒りとか、色々とごちゃ混ぜになって、里保は野球部員の顔面に転がっていたボールを投げつけた……。
748 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:35:38.07 0
れいな君が絵里によって机や椅子の下に埋没させられ瀕死の状態になっている中。
里保が苦労して鈴木君を家まで連れて行き、意識を取り戻した鈴木君がいつもの彼で、さっきまでの記憶が無くて里保が落胆している中。
「……なにが最善なんだろう……」
日の落ちた保健室の中で、聖君は一人呟きながら考えに耽っていた――。
Monochrome world 終わり。
749 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 22:48:43.96 0
以上で転載完了です！
750 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 23:29:15.53 O
つまんねーよカス
751 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 23:45:09.66 O
作者さん転載さん乙です！
聖君とえりぽんの今後に胸が痛くもハラハラドキドキ…それと鈴木君とワイルド鈴木君の落差がw
ご無理をなさらずゆっくりと続きをお願いしますね
よいお年を
聖君とえりぽんの今後に胸が痛くもハラハラドキドキ…それと鈴木君とワイルド鈴木君の落差がw
ご無理をなさらずゆっくりと続きをお願いしますね
よいお年を
752 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 23:45:51.80 O
聖君キター！
後で読むっす！
後で読むっす！
753 ：名無し募集中。。。：2013/12/21(土) 23:54:39.99 0
男を見せろ聖君！
ワイルド鈴木君に振り回される里保ちゃんも可愛いｗ
ワイルド鈴木君に振り回される里保ちゃんも可愛いｗ
754 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 01:31:51.00 O
ﾉd*｀◇´)
755 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 03:36:14.55 0
ﾉd*´ ヮ｀(＾ｰ＾*从
756 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 03:44:19.74 0
えりりんがれいな君をフルボッコするとこでちょっとスカっとしたｗ
757 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 04:09:06.37 0
さゆがいつもの肉食ウサギで安心したｗ
758 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 06:06:43.45 0
｜｡.＾） ﾉd*＃)ﾛ｀;)ﾒｿﾒｿ
759 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 09:32:49.95 O
（ □_□）
760 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 12:01:36.65 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
761 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 12:31:34.60 0
>>756
ちょっと可哀想でもあるがあの事件の元凶だからなｗ
ちょっと可哀想でもあるがあの事件の元凶だからなｗ
762 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 13:39:06.11 0
ﾉdヽ;´ -｀;)＜えりがふくちゃんと…えりがふくちゃんと…うぅっ…
763 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 14:13:08.59 0
ドンマイｗ
764 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 14:47:53.65 0
从*＾ ｡.＾）＜さゆみが慰めてあげるのｼﾞｭﾙﾘ
765 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 15:08:00.58 0
だーいし君はどうしたｗ
766 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 15:28:09.92 0
从*＾ ｡.＾）＜あれはあれ。これはこれなのｗ
767 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 16:08:24.84 0
ヾﾉdc*゜∀゜)ﾉｼ＜みちしげさんと二人っきりでお話しちゃった～♪
ﾉdc*‐∀‐)＜可愛い人は声まで可愛いんだなぁ～それにとっても良い匂い…ﾊｧﾊｧ
純粋すぎるだーいし君
ﾉdc*‐∀‐)＜可愛い人は声まで可愛いんだなぁ～それにとっても良い匂い…ﾊｧﾊｧ
純粋すぎるだーいし君
768 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 16:31:42.38 O
さゆのつまみ食いを知ったらどうなるんだろｗ
769 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 17:24:49.12 0
遅くなりましたがかめれな世界のだーいしと飯窪さんができたのでうｐします
http://nagamochi.info/src/up140324.jpg
これでかめれな世界の主要キャラは一応コンプリートかな？
あとはれいなクン&ifさゆとか描いてみたいですね
http://nagamochi.info/src/up140324.jpg
これでかめれな世界の主要キャラは一応コンプリートかな？
あとはれいなクン&ifさゆとか描いてみたいですね
770 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 18:03:19.40 0
キャワ
771 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 18:23:49.16 0
772 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 18:57:55.11 0
おぉ～可愛い！
このスレ新参なんですが以前に描かれたものもどこかで見れますか？
このスレ新参なんですが以前に描かれたものもどこかで見れますか？
773 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 19:07:17.97 0
774 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 19:21:34.77 0
>>773
ありがとうございまう！
ありがとうございまう！
775 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 20:33:03.98 O
かわいいなあ
776 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 21:16:14.62 O
川c ’∀´)ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
777 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 21:44:31.64 0
778 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 22:05:57.08 0
779 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 23:09:04.00 0
>>769
だーいしの靴ｗｗｗ
だーいしの靴ｗｗｗ
780 ：名無し募集中。。。：2013/12/22(日) 23:44:30.46 0
しかしここまで書けたら薄い本ぐらいは作れるよね。
絵描きさんの才能が欲しいわー。
絵描きさんの才能が欲しいわー。
781 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 00:03:11.64 0
从*´ ヮ｀)＜たんじょーびおめでと絵里
782 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 00:08:21.80 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜ありがとれーにゃー♪
从*´ ヮ｀(＾ｰ＾*bヽ やっと同い年になれたよ～ｗｽﾘｽﾘ
从*´ ヮ｀(＾ｰ＾*bヽ やっと同い年になれたよ～ｗｽﾘｽﾘ
783 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 00:24:33.59 0
ﾉd*＾ ｡.＾）＜おめでとうなの絵里！プレゼントは婚姻届なの！
784 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 00:35:03.63 0
ﾉハ=(*＾ｰ＾)＜さゆ今すぐ結婚しよう！婚姻届カモン！
785 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 00:55:02.76 0
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）ｱﾗｯ ｵｲ（｀ ｡.´+bヽつ(*＾ｰ＾) ｻｯ
786 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 01:13:50.16 O
ｗｗｗ
787 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 03:19:12.99 0
ﾉd；´ ﾛ｀) ﾉﾉ+｀ｰ´)ﾌﾟｲｯ
せっかくえりりんの誕生日なのに喧嘩中のたなえり
せっかくえりりんの誕生日なのに喧嘩中のたなえり
788 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 05:19:35.54 0
从*☆ ｡.ﾉdヽ´ ﾛ｀)ｴﾘｨ…
789 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 08:19:14.08 O
さゆｗｗ
790 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 10:08:02.48 O
从*＾ｰ＾)
791 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 11:42:26.80 0
ﾉc|=´┴｀)＜絵里さんおめでとうございます
792 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 13:13:46.40 0
川*＾ｰ＾)
793 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 14:36:49.54 0
ﾉ9|‘_ゝ‘)。o（かめいさんにお礼せんと）
794 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 15:41:13.64 0
ﾉd*＾ 3从*´ ﾛ｀) ｱｯ ｱｧﾝｯ
ノ つ ﾉ
ノ つ ﾉ
795 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 16:13:10.05 0
～ﾉ9|；´_ゝ｀)。o（聖とｲﾁｬｲﾁｬしよ…）
796 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 17:45:16.34 0
（ ■_■）
亀井さん誕生日おめでとうございます
ということで保全代わりに光射すれなえり投下します
無駄に長いしそういう描写を含みますのでパスはメアド欄からどうぞ
http://www1.axfc.net/u/3123337
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
新狼より
ということで保全代わりに光射すれなえり投下します
無駄に長いしそういう描写を含みますのでパスはメアド欄からどうぞ
http://www1.axfc.net/u/3123337
苦手な方はスルーお願い致しますm(__)m
新狼より
798 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 19:31:19.44 O
作者さん乙です
家でゆっくり読ませてもらいます
家でゆっくり読ませてもらいます
799 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 20:33:12.01 0
>>797
あとで新wikiにうｐしておきます
あとで新wikiにうｐしておきます
800 ：さゆみんと☆从*･ ｡.･)ノ ◆Sayumi/z1U ：2013/12/23(月) 21:26:58.89 0
801 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 21:32:42.53 0
ジェラシーえろりんかわいすぎる(*´Д`*)
作者さんおつ＆来年もよろしくｗ
えりりん誕生日おめ！
作者さんおつ＆来年もよろしくｗ
えりりん誕生日おめ！
802 ：さゆみんと☆从*･ ｡.･)ノ ◆Sayumi/z1U ：2013/12/23(月) 22:02:57.11 0
おめでとう
http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/142cf3c8_640.jpg
http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/676568465
今日は、
亀井絵里のお誕生日！！！
えりりん、
おめでとう
さゆみは、えりが
だーーーいすき！
そして、
えりは、さゆみが、
だーーーいすき！
それしかない仲です
http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/142cf3c8_640.jpg
http://gree.jp/michishige_sayumi/blog/entry/676568465
今日は、
亀井絵里のお誕生日！！！
えりりん、
おめでとう
さゆみは、えりが
だーーーいすき！
そして、
えりは、さゆみが、
だーーーいすき！
それしかない仲です
803 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 22:26:06.20 0
从*´ ヮ｀)＾ｰ＾*（＾ ｡.＾*bヽ
804 ：名無し募集中。。。：2013/12/23(月) 22:55:03.74 O
805 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 00:25:03.71 0
（ □_□）
806 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 00:25:42.23 O
ﾉﾉ*´ｰ｀)(´ヮ ｀*从
807 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 00:47:14.87 0
808 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 00:58:05.72 0
ﾉd*つﾛ｀;)＜仲直りできんかった。。。
誕生日にえりりんと一緒にいないなんて生まれて初めてのれいな君
誕生日にえりりんと一緒にいないなんて生まれて初めてのれいな君
809 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 02:31:30.05 0
久々のれなえり乙でした！
エロ切なくてキュンとしました
エロ切なくてキュンとしました
810 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 04:37:36.19 0
>>808
さすがに可哀想ｗ
さすがに可哀想ｗ
811 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 08:16:50.50 O
( □_□)
812 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 09:34:58.99 0
ﾉdo´ ｡｀ﾙ川c ’∀´)
813 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 10:47:46.09 0
川c*’∀´)つ⊂ﾉdo´ ｡｀ﾙ
寒いので手を繋いで登校
寒いので手を繋いで登校
814 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 11:15:37.55 O
クリスマスだしデートしなさい
815 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 12:02:23.84 0
まーさくと一緒にダブルデートもいいね
夜はみんなでシゲん家に集まってパーティーしたい
夜はみんなでシゲん家に集まってパーティーしたい
816 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 13:03:30.15 0
ﾉd*- ｡.-）＜パーティーの準備は？
（ ■_■）＜滞りなく
（ ■_■）＜滞りなく
817 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 13:48:05.00 0
ﾉd*＾ｰ(ﾛ ｀*从
つ
ﾕｻﾕｻ
夜のパーティーまでまだ時間がありますよ？ｗ
つ
ﾕｻﾕｻ
夜のパーティーまでまだ時間がありますよ？ｗ
818 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 15:02:49.03 O
パーティーまでもつかな？ｗ
819 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 15:17:50.62 0
かめ汁をお腹いっぱいに貯め込んでパーティーに来るれいなエロすぎﾊｧﾊｧ
从*∩ -∩)。o（シャワーして洗ったけどまだお腹たぽたぽっちゃん…///）
ﾉd*＾,ｰ＾)。o（ドレスれーなｴﾛｷｬﾜﾜ♪また大きくなっちゃうｗ）
つ ﾑｸﾑｸ
从*∩ -∩)。o（シャワーして洗ったけどまだお腹たぽたぽっちゃん…///）
ﾉd*＾,ｰ＾)。o（ドレスれーなｴﾛｷｬﾜﾜ♪また大きくなっちゃうｗ）
つ ﾑｸﾑｸ
820 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 15:48:15.91 0
かめい君ｗ
821 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 16:09:40.67 0
本スレ>>787、>>808
鈴木君作者です。
れいな君が可愛そうなので一応フォローをば……。
「Monochrome world」は９月の話なので12月の今では仲直りしているハズです。
23日～25日までﾊﾟｺﾊﾟｺﾆｬﾝﾆｬﾝｷﾞｼｱﾝとえりりんフルコースなりさゆえりフルコースなり
味わっているはずです。
自分はそれよりも石田君が気になります。クリスマスにさゆみんにつまみ食いしてもらったのか
イブでも食事が納豆ご飯と漬物だけじゃないのかとｗｗｗ
新狼より
鈴木君作者です。
れいな君が可愛そうなので一応フォローをば……。
「Monochrome world」は９月の話なので12月の今では仲直りしているハズです。
23日～25日までﾊﾟｺﾊﾟｺﾆｬﾝﾆｬﾝｷﾞｼｱﾝとえりりんフルコースなりさゆえりフルコースなり
味わっているはずです。
自分はそれよりも石田君が気になります。クリスマスにさゆみんにつまみ食いしてもらったのか
イブでも食事が納豆ご飯と漬物だけじゃないのかとｗｗｗ
新狼より
822 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 16:47:33.41 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)｀ヮ ´*b（＾ ｡.＾*从
823 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 17:12:54.76 0
石田君のクリスマスは手羽先だろｗ
824 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 18:47:25.70 0
. ○-- 、
> ＼
⊂ニニニ⊃
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
> ＼
⊂ニニニ⊃
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
825 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 18:56:04.94 0
あらかわいい
826 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 19:33:25.72 O
シゲの枕元に忍び寄る飯窪サンタ
827 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 20:26:40.59 0
さすがナチュラルストーカーｗ
828 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 21:24:57.70 0
ﾉハ*＞ゥ＜）＜プレゼントはわ・た・しです！キャー
829 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 22:19:13.10 0
ﾉd+｀ ｡.´）＜いらないの！
830 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 23:22:23.97 0
ﾉd*＾ｰ＾)*´ ヮ｀) さゆと飯窪はホント仲良いとね
つ⊂
つ⊂
831 ：名無し募集中。。。：2013/12/24(火) 23:43:51.81 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜みちしげさんと私は理想のカップル1位ですよ！
ﾉd*｀ ｡.´）＜勝手に決めるななの！
ﾉd*｀ ｡.´）＜勝手に決めるななの！
832 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 00:19:19.70 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜Merry Clitoris！！
833 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 00:24:37.48 0
ﾉd*＾ｰ＾(´ﾛ ｀*从 ﾀﾞﾒｪ///
ノ ⊂ ヽ
ｺﾘｺﾘｺﾘ♪
ノ ⊂ ヽ
ｺﾘｺﾘｺﾘ♪
834 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 00:47:56.46 0
メリ込んだクリ○○スを勃起させようね♪ﾉd*＾ｰ＾(´ﾛ ｀*从 ｲﾔｧﾝﾀﾞﾒｪ///
ノ ⊂ ヽ
ｸﾆｭｸﾆｭｸﾆｭ♪
ノ ⊂ ヽ
ｸﾆｭｸﾆｭｸﾆｭ♪
835 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 01:00:47.20 0
まさに性夜だなｗ
836 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 01:07:59.46 0
>>834
れならさん？ｗ
れならさん？ｗ
837 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 01:21:09.41 0
838 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 01:33:55.62 0
ハッ！！ボクとしたことが…Σﾉd*゜ｰ゜(゜ﾛ ゜*从 ﾅｯﾅﾆﾅﾆﾅﾆ？
ノ ⊂ ヽ
ﾋﾟﾀｯ
ノ ⊂ ヽ
ﾋﾟﾀｯ
839 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 01:43:33.01 0
せっかくの性夜なんだし ﾉd*´ｰ｀(´ﾛ ｀*从 なん？コスプレすると？
コスプレしてシようよーぅ ノ ⊂ ヽ
コスプレしてシようよーぅ ノ ⊂ ヽ
840 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 01:56:26.00 0
＜じゃれーなちょっと待ってて！ (´ﾛ ｀*从＜行ってしまったと…れーなのアソコこんなにしておいて…
=3 ｽﾞﾋｭﾝ ｼﾞｭﾝｼﾞｭﾜｰ
=3 ｽﾞﾋｭﾝ ｼﾞｭﾝｼﾞｭﾜｰ
841 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 01:58:36.12 0
(´ﾛ ｀*从＜とりあえずサンタコスしておこっと…
((ｏ; と ) ｺﾞｿｺﾞｿ
(＿＿ノ―Ｊ
((ｏ; と ) ｺﾞｿｺﾞｿ
(＿＿ノ―Ｊ
842 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:08:26.19 0
／⌒○
(二二二)ﾌｧｻｧ
＜れーにゃーおまたせー！！ (´ﾛ ｀*从ゝ＜よいしょっと…帰って来たみたいやね…
(二二二)ﾌｧｻｧ
＜れーにゃーおまたせー！！ (´ﾛ ｀*从ゝ＜よいしょっと…帰って来たみたいやね…
843 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:15:07.63 0
= ＿＿_ハ＿＿_ ／⌒○
= ヽ△△△△ノ (二二二)
= ﾉd*＾ｰ＾)＜ありゃ丸被りｗ Σ(゜ﾛ ゜；从＜えり！！それドンタコスっちゃ！！
ボクもサンタコスしちゃいましたよｗｳﾍﾍ
844 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:19:19.45 0
＿＿_ハ＿／⌒○
ヽ△△△(二二二)
いいからいいからｗ続き続きｗｳﾍﾍ＞ﾉd*＾ｰ＾(´ﾛ ｀；从＜またそんなトコ剥いてぇ…ふにゃぁ///
⊂
ｸﾁｮｸﾁｮｸﾁｮ♪
性夜は始まったばかり おわり
845 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:30:21.55 0
れーにゃのクリちゃんコスコスしてえええええ！！！
846 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:34:01.88 0
ドンタコスwwwww
確かにサンタコスと響きが似てるから絶対脳裏に過るけどもwww
待ってる間に着替えてあげるれーにゃもドンタコスかめい君もきゃわw
確かにサンタコスと響きが似てるから絶対脳裏に過るけどもwww
待ってる間に着替えてあげるれーにゃもドンタコスかめい君もきゃわw
847 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:49:55.85 0
まだ起きてる紳士が居るなら
一人聖夜祭を執り行う所存
一人聖夜祭を執り行う所存
848 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:51:44.15 0
いるぜ(；∇；)
849 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:53:00.32 0
いるけどもう睡魔が
850 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 02:54:56.81 0
自分だってれーにゃのﾄｩﾙﾄｩﾙﾓﾘﾆｬﾝ掻き分けてｸﾘﾁｬﾝｺﾘｺﾘしたひよﾏﾏﾝ(つД｀;)
851 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 03:01:56.55 0
ﾉc|*｀ ヮ´)＜さゆのｸﾘﾁｬﾝは誰にも分けてやらんﾆﾋﾋｗ
Σ（´ ｡.｀*川 ﾀﾞﾒｪ///
ﾉc|*｀ ３ ﾁｭｰﾁｭｰ
メリクリ最高
Σ（´ ｡.｀*川 ﾀﾞﾒｪ///
ﾉc|*｀ ３ ﾁｭｰﾁｭｰ
メリクリ最高
852 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 03:04:30.42 0
>>846
Ｊ) U)
＼Ｊ) Ｊ)
c丶 J(っ
/ ・ ＼
/::丶__●
ﾉd*； ｡.；）＜せっかくコスプレしたのにまた寝取られたの・・・
ちなみにドンタコスの初出は昨年のクリスマスなの・・・
もっと言うとドンタコスのコスプレだからドンタコスコスなの・・・
小ネタもレスも遅くなってｽﾏﾀ もうギブ…寝ます…おやさゆみん
Ｊ) U)
＼Ｊ) Ｊ)
c丶 J(っ
/ ・ ＼
/::丶__●
ﾉd*； ｡.；）＜せっかくコスプレしたのにまた寝取られたの・・・
ちなみにドンタコスの初出は昨年のクリスマスなの・・・
もっと言うとドンタコスのコスプレだからドンタコスコスなの・・・
小ネタもレスも遅くなってｽﾏﾀ もうギブ…寝ます…おやさゆみん
853 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 03:16:53.15 0
854 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 03:18:38.22 0
違うと思うよｗ
855 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 03:26:41.38 0
惜しいが違うな～w
も少し待ってクリスマス
も少し待ってクリスマス
856 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 03:29:36.15 0
ああーっ！そういえばドンタコスコスあったねwww
遅い時間まで性なる小ネタをありがとう！！
遅い時間まで性なる小ネタをありがとう！！
857 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 03:44:21.91 0
843：名無し募集中。。。：
2012/12/24(月) 12:24:12.07 0
＿＿_ハ＿＿_
ヽ△△△△ノ ボクもサンタコスしちゃいましたよｗｳﾍﾍ
ﾉd*＾ｰ＾)
846：名無し募集中。。。：
2012/12/24(月) 12:58:29.11 0
从*｀ -´)＜でも…なんか違くない？
ﾉd*・ ｡.・）＜正確にはドンタコスのコスプレだからドンタコスコスなの
847：名無し募集中。。。：
2012/12/24(月) 12:59:57.12 0
≡ ＿＿_ハ＿＿_
≡ ヽ△△△△ノ あはは間違えちったｗじゃあれーなチンコスコスさせてｗｳﾍﾍ
≡ ﾉd*＾ｰ＾) ≡从*｀ ﾛ´)＜お断りっちゃ！
つ))
ﾉd*・ ｡.・）＜チンコスコスいーなー
ﾉ9|T_ゝT)衣梨の相談…
遡ってみたらこんなんだったwwww
2012/12/24(月) 12:24:12.07 0
＿＿_ハ＿＿_
ヽ△△△△ノ ボクもサンタコスしちゃいましたよｗｳﾍﾍ
ﾉd*＾ｰ＾)
846：名無し募集中。。。：
2012/12/24(月) 12:58:29.11 0
从*｀ -´)＜でも…なんか違くない？
ﾉd*・ ｡.・）＜正確にはドンタコスのコスプレだからドンタコスコスなの
847：名無し募集中。。。：
2012/12/24(月) 12:59:57.12 0
≡ ＿＿_ハ＿＿_
≡ ヽ△△△△ノ あはは間違えちったｗじゃあれーなチンコスコスさせてｗｳﾍﾍ
≡ ﾉd*＾ｰ＾) ≡从*｀ ﾛ´)＜お断りっちゃ！
つ))
ﾉd*・ ｡.・）＜チンコスコスいーなー
ﾉ9|T_ゝT)衣梨の相談…
遡ってみたらこんなんだったwwww
858 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 04:08:07.39 0
859 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 04:20:00.03 0
きたああああああああああああああああああああああああああああ
一瞬で眠気がぶっとんだｗｗｗｗｗｗ
一瞬で眠気がぶっとんだｗｗｗｗｗｗ
860 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 04:31:55.65 0
ふぅ・・・
861 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 04:34:24.61 0
ﾉc|*｀ ヮ´)ﾉd*´ ﾛ｀)キタ――――!!!
862 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 04:41:07.21 0
ﾉc|n｀ ﾛ´)n＜脱げかけてるも同然のパンツを下ろして今すぐ立ちバックパコパコしてぇええー！！！
川*- ｡.-）＜喜びすぎなの
川*- ｡.-）＜喜びすぎなの
863 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 04:42:31.44 0
864 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 04:56:02.18 0
携帯だと画像が小さくてｗ
でも♂♀どっちとも取れるギリギリのラインだと思うから許してｗ
シゲだったらそれはそれでﾊｧﾊｧよ
でも♂♀どっちとも取れるギリギリのラインだと思うから許してｗ
シゲだったらそれはそれでﾊｧﾊｧよ
865 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 05:04:57.93 0
866 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 05:54:30.66 0
えろおおおおおおああああもうダメだぁ
完全に寝るタイミングを逃してしまった…
重珍さんの追加燃料待ちｗ
完全に寝るタイミングを逃してしまった…
重珍さんの追加燃料待ちｗ
867 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 06:53:17.20 0
868 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 08:10:04.67 O
おはみん
869 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 10:22:33.08 O
( □_□)
870 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 12:47:29.04 O
ﾉハ*☆ゥ☆）
871 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 12:58:03.03 0
エロエロ作品来てるぅ
やっぱシゲチンさんすげぇや
やっぱシゲチンさんすげぇや
872 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 14:12:18.54 O
>>870
(；□_□)＜お嬢様…
(；□_□)＜お嬢様…
873 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 14:55:49.69 0
874 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 16:47:11.67 0
○⌒＼
(二二二) さゆん中奥までホワイトクリスマスにしてやるけん♥
(( ﾉc|*｀ ヮ´) れーなサンタからのクリスマスプレゼントったい！
ノ ノノハヽ
(( （ ､_つ川*´ ｡.｀）
） ）⌒ ､_つ つ あぁ～んっ♥
（_＿）と ）＿)
ｸﾞﾁｬｸﾞﾁｬ ￣ ﾊﾟｯｺﾊﾟｯｺﾝ
875 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 17:53:34.64 0
エロいｗｗｗｗｗ
876 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 18:37:04.33 0
(*^_〉^)
877 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:46:47.42 0
クリスマスと冬休みということでちょっとだけ
いらねーよと仰る方＆苦手な方は暫しご容赦を頂きたく
いらねーよと仰る方＆苦手な方は暫しご容赦を頂きたく
878 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:47:49.47 0
来客を告げるベルがカラカラカラ…と店内に響く。
「いらっしゃいませ…あら、里保君じゃない」
「おばさん、こんにちは」
「はい、こんにちは。あらあら、可愛い彼女まで連れちゃって、まあ！」
鞘師君は照れて頭をポリポリ掻く。
香音は隣でほんのりと頬を染めて俯く。
「で、今日は何かお探しかしら？」
「いや、香音ちゃんにここの話をしたら、行ってみたいって言ってたから…」
「“お花のお店”って聞いてたんですけど、本当に可愛いのが一杯ありますね！目移りしちゃう」
香音の言葉に、女主人の顔がほころぶ。
「気に入っていただけたようで良かったわ。ゆっくり見ていって頂戴ね」
「はい」
今日、ふたりがやって来たのは、前々から約束していた“商店街の花の店”である『FLEUR（フルール）』である。
本当は、鞘師君は、割引券を貰った遊園地へ行きたがったのだが
「里保ちゃん、腰が悪くなったらどうするの！」
「もう痛く無くなったけぇ、平気じゃって」
「ダメだよ、この寒いのに！」
と香音に怒られて、それなら、と、ずっと前に約束をしていた店へ行くことになった、という訳なのだ。
「あ、そうそう。良かったらお茶とお菓子の試食もして貰える？」
「試食？」
「お隣のお店が移転するのよ。で、そこを借りて喫茶コーナーを作ろうと思っててね」
「あ、そうか。狭かったですもんね、隣」
「そうなのよ。でね、お隣とうちを繋げて、ハーブティーとかお花のジャムなんかを使ったお菓子を出そうと思って」
「隣と繋ぐって、出来るんですか？そんなこと」
「お隣とは壁一枚だけの境でしょ。だから、壁の一部を外せば行き来出来るんですって」
「ふーん」
香音は早速プランターの飾りや花柄の文房具を嬉しそうに手に取り始める。
鞘師君は、そんな香音を見てニコニコしているが、どうも手持ち無沙汰だ。
何か面白いものは無いかな・・・？と、辺りを見回す。
「いらっしゃいませ…あら、里保君じゃない」
「おばさん、こんにちは」
「はい、こんにちは。あらあら、可愛い彼女まで連れちゃって、まあ！」
鞘師君は照れて頭をポリポリ掻く。
香音は隣でほんのりと頬を染めて俯く。
「で、今日は何かお探しかしら？」
「いや、香音ちゃんにここの話をしたら、行ってみたいって言ってたから…」
「“お花のお店”って聞いてたんですけど、本当に可愛いのが一杯ありますね！目移りしちゃう」
香音の言葉に、女主人の顔がほころぶ。
「気に入っていただけたようで良かったわ。ゆっくり見ていって頂戴ね」
「はい」
今日、ふたりがやって来たのは、前々から約束していた“商店街の花の店”である『FLEUR（フルール）』である。
本当は、鞘師君は、割引券を貰った遊園地へ行きたがったのだが
「里保ちゃん、腰が悪くなったらどうするの！」
「もう痛く無くなったけぇ、平気じゃって」
「ダメだよ、この寒いのに！」
と香音に怒られて、それなら、と、ずっと前に約束をしていた店へ行くことになった、という訳なのだ。
「あ、そうそう。良かったらお茶とお菓子の試食もして貰える？」
「試食？」
「お隣のお店が移転するのよ。で、そこを借りて喫茶コーナーを作ろうと思っててね」
「あ、そうか。狭かったですもんね、隣」
「そうなのよ。でね、お隣とうちを繋げて、ハーブティーとかお花のジャムなんかを使ったお菓子を出そうと思って」
「隣と繋ぐって、出来るんですか？そんなこと」
「お隣とは壁一枚だけの境でしょ。だから、壁の一部を外せば行き来出来るんですって」
「ふーん」
香音は早速プランターの飾りや花柄の文房具を嬉しそうに手に取り始める。
鞘師君は、そんな香音を見てニコニコしているが、どうも手持ち無沙汰だ。
何か面白いものは無いかな・・・？と、辺りを見回す。
879 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:47:59.58 0
チビまーに弟か妹ができてしまうｗ
880 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:50:11.77 0
すると、鞘師君の目に飛び込んできたものが、ひとつ、あった。
香音に気付かれないようににじり寄り、そっと掌に握り込む。
「おばさん、これ、幾ら？」
鞘師君に合わせて女主人もささやき声で返す。
「700円よ。良かったら、リボンも付けておきましょうか？」
「それは幾らくらい追加でやって貰えますか？」
「そのくらいはサービスするわ」
「本当に？！」
「ええ。お母さんにもいろいろお世話になってますからね。ちょっとだけだけど、里保君にお返し」
（お互い様、って気遣いが出来るのは大事なことだよね）
突然、鞘師君は、香音の言葉を思い出した。
（成程。親切にしておけばこうやって良いこともあるけんのう）
何か明後日の方向に勘違いをしているようだが、それには目を瞑っておこうか。
鞘師君の慌ただしい買い物の後、香音も、プランターに飾る人形やボールペンなどをにこにこと抱えてきた。
会計を済ませた後、店の隅に置かれているテーブルを囲む。
そこには、ハーブ入りのパンプキンパイとバラの形の砂糖を添えたシナモンティーが用意されていた。
「ちょっとハーブを工夫してみたの。召し上がって感想を聞かせて頂戴な」
「はい、いただきます！」
香音は紅茶をひとくち含んで目を細め、鞘師君はぱくりとパイを頬張る。
「「美味しい！」」
ふたりの声が同時に交差した。
「紅茶とシナモンの香りが良いですよね。このお砂糖も可愛い」
「このパイ、甘過ぎなくてとろぉーってして美味しい。それに何かすぅっとした匂いがする」
はしゃぎながら紅茶を飲み、パイを口に運ぶふたりを、おばさんは嬉しそうに見詰める。
「気に入って貰えたようで良かったわ」
「はい！本当に美味しいです！」
「お店も素敵だし、高校生になったらここでバイトしたいなぁ…」
「あら、嬉しいこと。じゃ、本当にそのうちお願いしようかしら」
「良いんですか！」
香音に気付かれないようににじり寄り、そっと掌に握り込む。
「おばさん、これ、幾ら？」
鞘師君に合わせて女主人もささやき声で返す。
「700円よ。良かったら、リボンも付けておきましょうか？」
「それは幾らくらい追加でやって貰えますか？」
「そのくらいはサービスするわ」
「本当に？！」
「ええ。お母さんにもいろいろお世話になってますからね。ちょっとだけだけど、里保君にお返し」
（お互い様、って気遣いが出来るのは大事なことだよね）
突然、鞘師君は、香音の言葉を思い出した。
（成程。親切にしておけばこうやって良いこともあるけんのう）
何か明後日の方向に勘違いをしているようだが、それには目を瞑っておこうか。
鞘師君の慌ただしい買い物の後、香音も、プランターに飾る人形やボールペンなどをにこにこと抱えてきた。
会計を済ませた後、店の隅に置かれているテーブルを囲む。
そこには、ハーブ入りのパンプキンパイとバラの形の砂糖を添えたシナモンティーが用意されていた。
「ちょっとハーブを工夫してみたの。召し上がって感想を聞かせて頂戴な」
「はい、いただきます！」
香音は紅茶をひとくち含んで目を細め、鞘師君はぱくりとパイを頬張る。
「「美味しい！」」
ふたりの声が同時に交差した。
「紅茶とシナモンの香りが良いですよね。このお砂糖も可愛い」
「このパイ、甘過ぎなくてとろぉーってして美味しい。それに何かすぅっとした匂いがする」
はしゃぎながら紅茶を飲み、パイを口に運ぶふたりを、おばさんは嬉しそうに見詰める。
「気に入って貰えたようで良かったわ」
「はい！本当に美味しいです！」
「お店も素敵だし、高校生になったらここでバイトしたいなぁ…」
「あら、嬉しいこと。じゃ、本当にそのうちお願いしようかしら」
「良いんですか！」
881 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:51:21.67 0
香音は目を輝かせる。…が。
「僕は嫌じゃな」
ぼそりと、鞘師君が呟く。
「え？」
「香音ちゃんがバイトなんぞ始めたら、一緒に居られる時間が少なくなるじゃろ……それに」
「ん？」
「香音ちゃん、他の男に見せるの、嫌なんじゃもん」
香音は呆れたように鞘師君を見る。
おばさんはくすくす笑って
「ま、今すぐどうこう、っていう話でもありませんからね。えーと、香音ちゃんって仰った？」
「はい」
「香音ちゃんみたいな可愛い子にお手伝いして頂けるのは嬉しいわ。ゆっくり考えておいて頂戴な」
「はい、ありがとうございます」
カラカラカラ…という音に、3人は一斉に顔を上げて扉を見た。
そこには、目を輝かせて店内を見回す亜佑美と、恥ずかしそうに顔を伏せる工藤君が居た。
「亜佑美ちゃん！」
「あ、鈴木さん！鞘師君も」
「……ども」
「亜佑美ちゃん、今日はどぅーと一緒じゃったんか」
「そう。このお店、前に見かけてさ、一度来てみたいと思ってて」
「うんうん、可愛いもんね、ココ」
「でしょ？だから、今日暇そうにしてたんで、どぅーも引っ張ってきちゃった」
「何か、オレ、凄く場違いっぽくて恥ずいんっすけど。鞘師さんは平気なんすか？」
「別に。何でも無いじゃろ？」
…などと4人で話をしていたら、ニコニコ顔の女主人が割って入ってきた。
「あらあら、里保君と香音ちゃんのお友達？」
「はい」
「じゃ、お茶入れるから、みなさんもお菓子の試食なさらない？」
「えー！良いんですか？！嬉しい」
「あざっ…じゃなくてありがとうございます！」
「どうぞどうぞ。ごゆっくりしていらしてね」
「僕は嫌じゃな」
ぼそりと、鞘師君が呟く。
「え？」
「香音ちゃんがバイトなんぞ始めたら、一緒に居られる時間が少なくなるじゃろ……それに」
「ん？」
「香音ちゃん、他の男に見せるの、嫌なんじゃもん」
香音は呆れたように鞘師君を見る。
おばさんはくすくす笑って
「ま、今すぐどうこう、っていう話でもありませんからね。えーと、香音ちゃんって仰った？」
「はい」
「香音ちゃんみたいな可愛い子にお手伝いして頂けるのは嬉しいわ。ゆっくり考えておいて頂戴な」
「はい、ありがとうございます」
カラカラカラ…という音に、3人は一斉に顔を上げて扉を見た。
そこには、目を輝かせて店内を見回す亜佑美と、恥ずかしそうに顔を伏せる工藤君が居た。
「亜佑美ちゃん！」
「あ、鈴木さん！鞘師君も」
「……ども」
「亜佑美ちゃん、今日はどぅーと一緒じゃったんか」
「そう。このお店、前に見かけてさ、一度来てみたいと思ってて」
「うんうん、可愛いもんね、ココ」
「でしょ？だから、今日暇そうにしてたんで、どぅーも引っ張ってきちゃった」
「何か、オレ、凄く場違いっぽくて恥ずいんっすけど。鞘師さんは平気なんすか？」
「別に。何でも無いじゃろ？」
…などと4人で話をしていたら、ニコニコ顔の女主人が割って入ってきた。
「あらあら、里保君と香音ちゃんのお友達？」
「はい」
「じゃ、お茶入れるから、みなさんもお菓子の試食なさらない？」
「えー！良いんですか？！嬉しい」
「あざっ…じゃなくてありがとうございます！」
「どうぞどうぞ。ごゆっくりしていらしてね」
882 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:52:42.20 0
テーブルを囲んでひとしきり話に花を咲かせた後、亜佑美と工藤君は店内を見始めた。
鞘師君と香音は、女主人に挨拶をして、店を出た。
今、香音は、鞘師君の家に世話になっている。
祖父が亡くなって数日田舎に帰っていたが、その後始末や書類関係のことなどがあり、香音の両親はまだ帰れない。
その為、冬期講習がある香音が一足先に帰ることになり、ひとりで家にいるのは物騒だということで、香音の両親が
鞘師君の両親に香音の世話を依頼したのだ。
無論のこと、面倒見が良い鞘師君のお母さんが、胸を叩いて承知したのは言うまでも無いだろう。
自分の家に帰るだけなのに、隣の香音が一緒に
「ただいま！」
と並んで家に上がるのを見ると、何となくドキドキする。
ところが、この日は、家の中は真っ暗でしーんとしており、
「お帰り！」
という返事も無い。
訝しく思ってリビングに入ると、テーブルの上に1枚のメモが置いてある。
『出張から帰ってくるお父さんを迎えに行ってそのままデートしてきます。晩御飯は適当に済ませてね。』
と、走り書きをしたような字で残されており、傍にはお金が置いてあった。
「何じゃ？お母さん、出掛けてしもうたんかぁ」
香音はくすっと笑って
「ま、偶には良いんじゃない？ごはんは何か作るよ」
「いやいや、お客さんにさせてしまうのは悪いけぇの」
「それじゃ、誰が作るの？」
「うーん………」
料理に自信など無い鞘師君は、即答出来ずに考え込んでしまう。
そんな鞘師君を見て、香音は可笑しそうにくすくす笑う。
「そんなに笑うこと、無いじゃろ」
むっとした鞘師君に、香音は
「ごめんごめん。じゃあさ、ご飯炊いてあるし、具になるもの作るからさ、ふたりでおにぎり作ろうよ」
「うん！」
鞘師君と香音は、女主人に挨拶をして、店を出た。
今、香音は、鞘師君の家に世話になっている。
祖父が亡くなって数日田舎に帰っていたが、その後始末や書類関係のことなどがあり、香音の両親はまだ帰れない。
その為、冬期講習がある香音が一足先に帰ることになり、ひとりで家にいるのは物騒だということで、香音の両親が
鞘師君の両親に香音の世話を依頼したのだ。
無論のこと、面倒見が良い鞘師君のお母さんが、胸を叩いて承知したのは言うまでも無いだろう。
自分の家に帰るだけなのに、隣の香音が一緒に
「ただいま！」
と並んで家に上がるのを見ると、何となくドキドキする。
ところが、この日は、家の中は真っ暗でしーんとしており、
「お帰り！」
という返事も無い。
訝しく思ってリビングに入ると、テーブルの上に1枚のメモが置いてある。
『出張から帰ってくるお父さんを迎えに行ってそのままデートしてきます。晩御飯は適当に済ませてね。』
と、走り書きをしたような字で残されており、傍にはお金が置いてあった。
「何じゃ？お母さん、出掛けてしもうたんかぁ」
香音はくすっと笑って
「ま、偶には良いんじゃない？ごはんは何か作るよ」
「いやいや、お客さんにさせてしまうのは悪いけぇの」
「それじゃ、誰が作るの？」
「うーん………」
料理に自信など無い鞘師君は、即答出来ずに考え込んでしまう。
そんな鞘師君を見て、香音は可笑しそうにくすくす笑う。
「そんなに笑うこと、無いじゃろ」
むっとした鞘師君に、香音は
「ごめんごめん。じゃあさ、ご飯炊いてあるし、具になるもの作るからさ、ふたりでおにぎり作ろうよ」
「うん！」
883 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:54:07.49 0
香音は、鮭やタラコを焼いたり、玉葱を刻んでツナ缶とマヨネーズを合わせたり、鰹節と梅干を叩いたりして
幾つかのおにぎりの具を作る。隣で鞘師君が張り切っておにぎりを握りだす。
「意外と大変なんじゃのう。ご飯熱いし」
「慣れればそうでもないよ。でも、具を真ん中に持ってくるのはコツがいるかもね」
先にお風呂に入ってしまって、食べたらさっさと寝てしまおうということで、鞘師君はお風呂を沸かす。
その間に香音は台所の片づけを済ませ、おにぎりを食卓に持ってきて埃よけにふわりとラップを掛ける。
お風呂は、先に鞘師君が使い、終わってから香音が入った。
食事は、先刻握ったおにぎりと、インスタントのお吸い物をふたりで一緒に食べた。
香音が小さめに握った形の整ったおにぎりは、大半が鞘師君の腹中に入った。
鞘師君が固く不恰好に握ったおにぎりは、香音が大事そうに両手で持って食べた。
手早く食器を洗って片付け、歯を磨くと、まだ寝てしまうには早いだろうと並んでソファーに座ってテレビを点けた。
テレビの画面は、話題になったアニメ映画を映している。
それを見ながら、鞘師君が、ぽつりと、言った。
「淋しくは、無いんかの？」
「…え？」
「おじいちゃん、亡くなって、こっちにも、ひとりで帰ってきとるじゃろ」
「ん…別に、大丈夫だよ」
「香音ちゃん？」
「おじさんやおばさん凄く良くしてくれるし、おじいちゃんは覚悟出来てたし。だからほら、笑ってるでしょ？」
「じゃ、どうしてそんなに固く手を握り締めるんじゃ？」
気付かぬうちに握りしめた拳を、香音はハッとして解いた。
鞘師君は、そっと香音の頭を抱き寄せる。
「僕の前でまで、我慢するな」
「………」
「他には、誰も居らんよ」
「………」
「見るなって言うんじゃったら、僕も見らんけぇ」
香音の肩が小刻みに震える。
香音が額をぴったりと付けている鞘師君のパジャマに、熱いものが滲む。
鞘師君は、そっと香音を抱く手に力を込めた。
幾つかのおにぎりの具を作る。隣で鞘師君が張り切っておにぎりを握りだす。
「意外と大変なんじゃのう。ご飯熱いし」
「慣れればそうでもないよ。でも、具を真ん中に持ってくるのはコツがいるかもね」
先にお風呂に入ってしまって、食べたらさっさと寝てしまおうということで、鞘師君はお風呂を沸かす。
その間に香音は台所の片づけを済ませ、おにぎりを食卓に持ってきて埃よけにふわりとラップを掛ける。
お風呂は、先に鞘師君が使い、終わってから香音が入った。
食事は、先刻握ったおにぎりと、インスタントのお吸い物をふたりで一緒に食べた。
香音が小さめに握った形の整ったおにぎりは、大半が鞘師君の腹中に入った。
鞘師君が固く不恰好に握ったおにぎりは、香音が大事そうに両手で持って食べた。
手早く食器を洗って片付け、歯を磨くと、まだ寝てしまうには早いだろうと並んでソファーに座ってテレビを点けた。
テレビの画面は、話題になったアニメ映画を映している。
それを見ながら、鞘師君が、ぽつりと、言った。
「淋しくは、無いんかの？」
「…え？」
「おじいちゃん、亡くなって、こっちにも、ひとりで帰ってきとるじゃろ」
「ん…別に、大丈夫だよ」
「香音ちゃん？」
「おじさんやおばさん凄く良くしてくれるし、おじいちゃんは覚悟出来てたし。だからほら、笑ってるでしょ？」
「じゃ、どうしてそんなに固く手を握り締めるんじゃ？」
気付かぬうちに握りしめた拳を、香音はハッとして解いた。
鞘師君は、そっと香音の頭を抱き寄せる。
「僕の前でまで、我慢するな」
「………」
「他には、誰も居らんよ」
「………」
「見るなって言うんじゃったら、僕も見らんけぇ」
香音の肩が小刻みに震える。
香音が額をぴったりと付けている鞘師君のパジャマに、熱いものが滲む。
鞘師君は、そっと香音を抱く手に力を込めた。
884 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:55:58.98 0
正直なところ、鞘師君の体の奥から突き上げる衝動は、ある。
自分の我儘に応えて、香音がベッドに滑り込んできてくれたときの、あの感触だって、まだ覚えている。
香音の胸に手を被せ、そっと指を沈ませたときに感じた柔らかさも。
抱きしめた後、キャミソール越しに掌を這わせたときに背中や脇腹から感じた熱も。
太股を撫でたときには、香音は震えてたっけ。
キスをして顔を離したときには、香音の目が潤んでたっけ…。
でも、今だけは、そんなことをしちゃいけないような気がした。
それよりも、気が済むまで香音を泣かせてやりたかった。
「香音ちゃん、僕の前でだけでいいから、もう、我慢せんで」
「………」
「香音ちゃんが我慢して、心が冷えていくのを見るのは、僕も辛い」
「………」
「何も言わんし、見られたく無きゃ見らん。だから、我慢だけはせんでよ」
僅かに、香音が、鞘師君の腕の中でこくっと首を振る。
「ありがと、里保ちゃん…」
鞘師君は、両手を香音に回して抱き締めた。
「じい、ちゃあん……」
涙に濡れた、ささやくような掠れ声を、可愛いと思ったのは、きっと、鞘師君だけだろう。
泣き疲れた香音を、客間に敷いておいた布団に促す。
「ごめんね、里保ちゃん。こんなことさせちゃって」
「“ごめんね”は止めようよ」
「え？」
「普通に“ありがとう”って言ってくれた方が、僕は嬉しい」
「うん、じゃ、ありがと、里保ちゃん」
「僕、一緒に寝ようか？」
「バカ……」
鞘師君は、香音が眠るまで手を握り、髪を撫でていた。
そして、目を瞑った香音を見て立ち上がり、電気を消してそっと客間を出た。
だから、香音がもう一度目を開けて、鞘師君に握られた手を抱き締めてから眠りについたことは、知らなかった。
自分の我儘に応えて、香音がベッドに滑り込んできてくれたときの、あの感触だって、まだ覚えている。
香音の胸に手を被せ、そっと指を沈ませたときに感じた柔らかさも。
抱きしめた後、キャミソール越しに掌を這わせたときに背中や脇腹から感じた熱も。
太股を撫でたときには、香音は震えてたっけ。
キスをして顔を離したときには、香音の目が潤んでたっけ…。
でも、今だけは、そんなことをしちゃいけないような気がした。
それよりも、気が済むまで香音を泣かせてやりたかった。
「香音ちゃん、僕の前でだけでいいから、もう、我慢せんで」
「………」
「香音ちゃんが我慢して、心が冷えていくのを見るのは、僕も辛い」
「………」
「何も言わんし、見られたく無きゃ見らん。だから、我慢だけはせんでよ」
僅かに、香音が、鞘師君の腕の中でこくっと首を振る。
「ありがと、里保ちゃん…」
鞘師君は、両手を香音に回して抱き締めた。
「じい、ちゃあん……」
涙に濡れた、ささやくような掠れ声を、可愛いと思ったのは、きっと、鞘師君だけだろう。
泣き疲れた香音を、客間に敷いておいた布団に促す。
「ごめんね、里保ちゃん。こんなことさせちゃって」
「“ごめんね”は止めようよ」
「え？」
「普通に“ありがとう”って言ってくれた方が、僕は嬉しい」
「うん、じゃ、ありがと、里保ちゃん」
「僕、一緒に寝ようか？」
「バカ……」
鞘師君は、香音が眠るまで手を握り、髪を撫でていた。
そして、目を瞑った香音を見て立ち上がり、電気を消してそっと客間を出た。
だから、香音がもう一度目を開けて、鞘師君に握られた手を抱き締めてから眠りについたことは、知らなかった。
885 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 19:58:21.66 0
今回は以上になります
あまりクリスマスとは関係ない妄想で申し訳ありません
香音ちゃんだったら服喪中だからと華やかな場所は遠慮するのではないかと思いまして…
あまりクリスマスとは関係ない妄想で申し訳ありません
香音ちゃんだったら服喪中だからと華やかな場所は遠慮するのではないかと思いまして…
886 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 21:21:41.32 0
鞘師君イケメン
887 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 22:37:28.42 0
KYスレチ
はい次
はい次
888 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 22:40:41.93 0
. ○⌒＼ ／⌒○. ／⌒○
(二二二) (二二二) (二二二)
ﾉc|*´ ヮ【◎】 v(^〈_^ *从（＾ ｡.＾*川v
http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/8059215a_640.jpg
http://st73.storage.gree.jp/album/23/42/27952342/e2807108_640.jpg
889 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 23:23:14.31 0
ﾉdo´ ｡｀)＜まーちゃん達クリスマスパーティー楽しそうでいいな～
川∮＾ _l＾）＜パパがボツワナから帰ってくるまでクリスマスは持ち越しね♪
川∮＾ _l＾）＜パパがボツワナから帰ってくるまでクリスマスは持ち越しね♪
890 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 23:58:47.18 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜れーにゃクリスマス終わっちゃうね・・・結局雪降らなかったね・・・
从*´ ﾛ｀)＜今年も大変だったっちゃん・・・
ﾉd*- ｡.-）＜収獲無しなの・・・
从*´ ﾛ｀)＜今年も大変だったっちゃん・・・
ﾉd*- ｡.-）＜収獲無しなの・・・
891 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 23:59:21.54 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜かーらーのー？ｗ
892 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 23:59:54.97 0
○⌒＼
(二二二)
ﾉd*＾ｰ＾) ホワイトクリスマースぅっ！！！！！
..人 Y / 。
( ヽωつ ο° ○ ゜ο 。
（＿）＿）ﾋﾞｭﾙﾋﾞｭﾙ∞ ｏ ο ｏ
￣￣／ ο ○ ° ο
／ ゜ ｏ 。 ｏ ○
| ○ ο ○ 。 ｏ ο
／ 。 ○ ο ｏ ○ ｏ 。
| ο 。 ○ ο 。 ｏ
／ 。 ○ ο 。 ゜ ο ° ○
ｏ 。 ο ○ ゜ ο
。 ο ο
＿＿＿＿_＿/
｀`‐-､._ ＼
｀..`‐-､._ ＼
./ ..`‐､＼
ノノハヽ / ノノハヽ
もっと ヾﾉd*^ ｡.^）ﾉｼ 降れ～ﾊ 〆⊂(｀ﾛ ´；从＜ガッチリガードったい！！あいつアホやろ・・・
性夜の終わり おわり
893 ：名無し募集中。。。：2013/12/25(水) 23:59:57.64 0
生田クンそんなとこに行ってるのかｗ
このさゆママっぽくてたまらん♪ちびまー乗せたベビーカー押して公園散歩して欲しい
http://stat.ameba.jp/user_images/20131225/23/sayumimichishige-blog/8c/1b/j/o0480064212792699089.jpg
http://stat.ameba.jp/user_images/20131225/23/sayumimichishige-blog/0f/6e/j/o0480071912792699123.jpg
このさゆママっぽくてたまらん♪ちびまー乗せたベビーカー押して公園散歩して欲しい
http://stat.ameba.jp/user_images/20131225/23/sayumimichishige-blog/8c/1b/j/o0480064212792699089.jpg
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894 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 00:01:26.71 0
895 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 00:09:16.86 0
>>893
美人すぎるコンビニ店員(既婚・子持ち)
美人すぎるコンビニ店員(既婚・子持ち)
896 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 00:10:23.36 0
897 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 00:11:55.52 0
あれ変換できない
もういっちょ♥
もういっちょ♥
898 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 00:12:49.56 0
ダメだな疲れてる…今度こそおやさゆみんzzz
899 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 00:28:08.63 0
900 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 00:43:15.89 0
901 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 01:36:29.08 0
仕事
ノノハヽ
:川；- ｡.-）: ｶﾞｸﾌﾞﾙ .ノハヽ zzz...
:（| |<V>|）: ﾉﾉ*´ｰ｀)
￣￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣
(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)
プライベート
(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)
(男) .(男)
(男) ノノハヽ .(男)
(男) :川；゜ ｡.゜）: (男)
(男) :ﾉ ∞ |: .(男)
(男) .(男)
(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)
ノノハヽ
:川；- ｡.-）: ｶﾞｸﾌﾞﾙ .ノハヽ zzz...
:（| |<V>|）: ﾉﾉ*´ｰ｀)
￣￣￣￣￣￣￣￣| |￣￣￣￣￣￣￣
(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)
プライベート
(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)
(男) .(男)
(男) ノノハヽ .(男)
(男) :川；゜ ｡.゜）: (男)
(男) :ﾉ ∞ |: .(男)
(男) .(男)
(男)(男)(男)(男)(男)(男)(男)
902 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 02:37:19.81 0
今夜も紳士のお遊戯会始めるか…
903 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 04:01:13.87 0
全裸待機(・ω・)
904 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 05:35:00.81 0
川*> ｡.<） ﾍｯｸｼｮﾝ
905 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 08:53:19.19 O
ﾉハ*＞ゥ＜）＜ﾍｯｸｼｭﾝ
906 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 09:17:32.96 0
ﾉd*> ｡.<）
907 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 09:53:49.08 0
娘。新曲で…
ﾉdc*゜∀゜) ついにさゆいし時代キター！
ﾉdc*゜∀゜) ついにさゆいし時代キター！
908 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 10:05:07.75 O
さゆに抱っこされてたねｗ
909 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 12:09:23.27 0
良かったねｗ
910 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 13:03:03.91 0
ヾﾉdc*゜∀゜)ﾉｼ＜さゆπがむにゅって！むにゅって！
911 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 15:12:06.06 O
落ち着けｗ
912 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 17:02:08.04 0
石田君のムニムニの唇でさゆπチュパチュパさせてあげたい
913 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 17:49:20.35 0
http://i.imgur.com/958NIG2.gif
http://tenq.rash.jp/img/tenq2724.gif
∋o
ノノハヽ .oノハヽo
ﾉdc*>∀<（＾ ｡.＾*从
ノ つ⊂ ヽ
http://tenq.rash.jp/img/tenq2724.gif
∋o
ノノハヽ .oノハヽo
ﾉdc*>∀<（＾ ｡.＾*从
ノ つ⊂ ヽ
914 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 18:28:43.11 0
羨ましいｗ
915 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 19:10:16.66 0
年上の背の高い女性に恋する石田くんｷｬﾜﾜ♥
916 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 19:14:59.96 0
>>913
ﾉd*´ -｀)ｲｲﾅｧ
ﾉd*´ -｀)ｲｲﾅｧ
917 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 19:25:42.69 0
お前はキスもエッチもしとるやないかいｗ
石田君にバレないように気をつけなさいｗ
石田君にバレないように気をつけなさいｗ
918 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 19:42:46.58 O
ﾉﾉ+＾ｰ＾)
919 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 20:21:51.96 0
お仕置きくるううううううううううううううう
920 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 20:27:41.73 0
えりりんの許可があればさゆも混ぜてくれそうだけど
えりりんに隠れてエッチな事してるからお仕置きされちゃうんだよなーｗ
さゆはそのお仕置きも目当てだったりするし厄介ｗ
えりりんに隠れてエッチな事してるからお仕置きされちゃうんだよなーｗ
さゆはそのお仕置きも目当てだったりするし厄介ｗ
921 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 21:06:54.43 0
さゆの掌の上かｗ
922 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 21:12:40.04 0
v从*＾ ｡.＾）v ＜えりとれーな、そしてだーいし君。み～んな食べちゃうの♪
923 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 22:24:57.84 0
ﾉd*・ ｡.・）ｲｲﾅｧ
924 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 22:29:47.55 0
シゲ君はやりたい放題だけどあまり良い思いはしてないよねｗ
好きな人のエッチを覗けたり、恋敵とエッチしたぐらい？
好きな人のエッチを覗けたり、恋敵とエッチしたぐらい？
925 ：名無し募集中。。。：2013/12/26(木) 23:13:47.15 O
本命とはエッチできないのなｗ
926 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 00:06:24.45 0
927 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 00:49:54.93 O
>>926
スジで抜くなｗ
スジで抜くなｗ
928 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 00:50:27.45 0
誕生花と花言葉のスレが面白かったのでまとめ
ﾉﾉ*＾ｰ＾) 12/23 ユズ 「健康美」
从*・ ｡.・） 07/13 鉄砲百合 「純潔」
从*｀ ヮ´) 11/11 オーニソガラム 「純潔さ」
川*’ー’) 09/14 サルビア(紫） 「尊敬」
||c| ・ｅ・)| 10/20 ブッドレア 「私を忘れないで」
川=´┴｀） 01/12 アリッサム 「美しさに勝る値打ち」
ノﾉ∮‘ _l‘） 10/30 ロベリア 「悪意、謙遜」
|||9|‘_ゝ‘) 07/07 酸塊 「期待感」
ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ 05/28 アマリリス 「誇り」
从*´◇｀) 08/05 ヒース 「孤独」
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ） 11/07 蓬菊 「抵抗」
川c ’∀´) 01/07 白のチューリップ 「長く待ちました」
川* ^_〉^) 05/07 ストロベリー 「先見性」
ﾊo´ ｡｀ﾙ 10/27 グリーンネックレス 「すこやかな成長」
从 ´ﾟeﾟ ﾘ 03/12 バーチ 「忍耐」
ﾉﾉ*＾ｰ＾) 12/23 ユズ 「健康美」
从*・ ｡.・） 07/13 鉄砲百合 「純潔」
从*｀ ヮ´) 11/11 オーニソガラム 「純潔さ」
川*’ー’) 09/14 サルビア(紫） 「尊敬」
||c| ・ｅ・)| 10/20 ブッドレア 「私を忘れないで」
川=´┴｀） 01/12 アリッサム 「美しさに勝る値打ち」
ノﾉ∮‘ _l‘） 10/30 ロベリア 「悪意、謙遜」
|||9|‘_ゝ‘) 07/07 酸塊 「期待感」
ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ 05/28 アマリリス 「誇り」
从*´◇｀) 08/05 ヒース 「孤独」
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ） 11/07 蓬菊 「抵抗」
川c ’∀´) 01/07 白のチューリップ 「長く待ちました」
川* ^_〉^) 05/07 ストロベリー 「先見性」
ﾊo´ ｡｀ﾙ 10/27 グリーンネックレス 「すこやかな成長」
从 ´ﾟeﾟ ﾘ 03/12 バーチ 「忍耐」
929 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 01:17:54.56 O
面白いなｗ
930 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 01:39:51.42 0
田中は道重と譜久村と生田と鞘師と鈴木と飯窪と石田と佐藤と工藤そして小田に百万回土下座して謝れ！
そして解雇されろ！
931 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 01:59:19.59 0
不思議と合ってるような気がするｗ
932 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 04:00:38.88 0
川*- ｡.-） ｳﾄｳﾄ
933 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 08:17:49.50 O
花言葉の話なかったっけ？
934 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 12:07:13.66 0
( □_□)
935 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 12:46:22.08 0
>>933
あった気がするけど思い出せない…
あった気がするけど思い出せない…
936 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 13:43:53.58 0
光射す？
937 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 13:45:34.82 0
(* ^_〉^)っ⊂川*- ｡.-）つ⊂ﾉc|*｀ ヮ´)
938 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 15:11:27.30 O
>>935-936
ありがとうございます読んでみます
ありがとうございます読んでみます
939 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 16:53:40.95 0
ﾉd*・ ｡.・）
940 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 18:42:44.71 0
ﾉd*＾ｰ＾)｀ヮ ´*从
つ⊂
つ⊂
941 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 20:04:32.65 O
年末だねぇ
942 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 21:05:22.15 0
ﾉc|*´ ;ヮ｀)＜そろそろ年末年始に向けて買い物しとかんとねー
川*- ｡.-）＜鼻垂れてるのみっともない
川*- ｡.-）＜鼻垂れてるのみっともない
943 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 21:19:56.83 0
夫婦仲良く家の大掃除でもするのかな？ｗ
944 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 21:29:23.40 0
田中は道重と譜久村と生田と鞘師と鈴木と飯窪と石田と佐藤と工藤そして小田に百万回土下座して謝れ！
そして解雇されろ！
945 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 22:34:30.29 0
ﾉc|*´ ヮ｀)っ◇ ﾌｷﾌｷ
946 ：名無し募集中。。。：2013/12/27(金) 23:02:16.10 O
年末パーティーの準備に終われるシゲ
947 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 00:05:33.69 O
(；■_■)｡oO(やはり忙しいな)
948 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 00:08:44.10 0
|ゥ ﾟ）
949 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 00:46:08.12 0
斜視ブッサー殺されろ
950 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 01:02:28.66 0
ヤリマン田中殺されろ
951 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 01:05:58.27 0
ﾉd*｀ ヮ´(＾ｰ＾*从
952 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 01:49:55.90 0
>>943
一日かけて大掃除するも終わった後にれいなクンが盛ったせいで
家中でエッチしちゃって、結果罰として再度一人で大掃除させられるれいなクン
_, ,_ ﾊﾟｰﾝ
川+- ｡.-）
⊂彡☆ﾉc|*｀ ヮ´)＜さゆのお汁の後片付けなら喜んｄ
一日かけて大掃除するも終わった後にれいなクンが盛ったせいで
家中でエッチしちゃって、結果罰として再度一人で大掃除させられるれいなクン
_, ,_ ﾊﾟｰﾝ
川+- ｡.-）
⊂彡☆ﾉc|*｀ ヮ´)＜さゆのお汁の後片付けなら喜んｄ
953 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 03:00:53.35 0
ﾉc|*｀ ヮ´)つ◇ ﾌｷﾌｷ
ﾉc|*｀ ヮ´) ｽﾝｽﾝ
つ◇⊂
ｶｸﾞﾅｯ! 川+///｡.//）≡○)ﾛ´) ｸﾞｴｯ
954 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 03:04:11.54 0
ってわけで変態旦那が殴られた所でおやさゆみんｗ
人が少ないですが保全お願いします(>_<)
人が少ないですが保全お願いします(>_<)
955 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 04:04:04.08 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）＜おやぷみなさい
956 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 07:19:55.73 0
ﾉd*´ -｀)ｚｚｚ
957 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 09:08:26.00 O
( ■_■)＜おはようございます
958 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 10:29:29.00 0
ﾉd*・ ｡.・）＜うむ
959 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 11:17:58.76 0
ﾉd*つｰ｀) ﾈﾑｲﾖｰ
960 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 11:39:26.09 0
>>953
やってることが亀井くんと同レベルｗｗ
やってることが亀井くんと同レベルｗｗ
961 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 12:39:28.65 O
( □_□)
962 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 14:15:16.23 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
963 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 15:16:49.58 0
964 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 17:50:00.10 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)
965 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 18:51:08.68 0
ﾉd；｀ ﾛ´)＜お、俺もえりのことが…す、すっ…
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜！
ﾉd；｀ ﾛ´)＜すすすすすす…
ﾉd；｀ -´)＜…すーずきかのんです…
_, ,_
ﾉﾉ+＾ｰ＾)＜むぅ…！
ﾉﾉ*＾ｰ＾)＜！
ﾉd；｀ ﾛ´)＜すすすすすす…
ﾉd；｀ -´)＜…すーずきかのんです…
_, ,_
ﾉﾉ+＾ｰ＾)＜むぅ…！
966 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 19:02:19.34 0
Σﾉd*＞◇＜）･:∵ ﾍｸｼｮｲ
ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ＜風邪？今日寒いけぇ温かくせんと
ﾉd；´◇｀）＜どうなんだろうね
ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ＜風邪？今日寒いけぇ温かくせんと
ﾉd；´◇｀）＜どうなんだろうね
967 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 20:02:21.49 0
ﾉd＃) -´;)＜特技はものまねとドリフです…
968 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 21:26:15.77 0
ﾉdヽ´ -｀)
u
u
969 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 22:04:06.00 0
ﾉd*´◇｀)ﾉﾘ*´ｰ´ﾘ ｻｰﾑｰｲｰﾈｰ♪
970 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 22:17:59.39 0
∋o
ノハヽ
ﾉdヽ´ ;-｀) ｽﾞﾙｽﾞﾙ...
u
ノハヽ
ﾉdヽ´ ;-｀) ｽﾞﾙｽﾞﾙ...
u
971 ：名無し募集中。。。：2013/12/28(土) 23:15:04.55 O
はなたれーな
972 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 00:57:12.19 0
田中は道重と譜久村と生田と鞘師と鈴木と飯窪と石田と佐藤と工藤そして小田に百万回土下座して謝れ！
そして解雇されろ！
973 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 01:51:06.20 0
おつー
974 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 03:51:24.22 0
ﾉdo´ ｡｀ﾙ
975 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 05:22:55.61 0
ﾉd* -_〉-ﾉdo- ｡-ﾙ
976 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 09:44:24.82 0
( ■_■)
977 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 09:52:32.07 O
>>975
あらかわいい
あらかわいい
978 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 11:46:58.04 O
ﾉハ*ﾟ ゥ ﾟ）
979 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 13:10:00.99 O
年越し前に完走かな？
980 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 14:23:03.47 0
ﾉd*＾ｰ＾)＜そうだねぇ
981 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 16:03:24.44 O
从*´ ヮ｀)＜今年ももう終わりっちゃね
982 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 16:22:29.89 0
ﾉd*＾ｰ＾(´ヮ ｀*从
まったり
まったり
983 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 18:19:28.59 0
おっと
984 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 19:40:45.84 0
从*＾ ｡.＾）dc*’∀´)
985 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 20:51:45.70 0
川*- ｡.-）
986 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 21:00:41.85 O
エロッキスレ2013
・安定のかめれな
・生聖の解禁
・鞘香が付き合う
・だんだん出番が増える小田ちゃん
・あゆみんにセクハラする工藤くん
・ナチュラルストーカー飯窪さん
ﾉd+｀・ ｡.・）＜さゆみの出番よこせなの
・安定のかめれな
・生聖の解禁
・鞘香が付き合う
・だんだん出番が増える小田ちゃん
・あゆみんにセクハラする工藤くん
・ナチュラルストーカー飯窪さん
ﾉd+｀・ ｡.・）＜さゆみの出番よこせなの
987 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 21:17:27.95 0
最後のトピックは出番と言ってもいいんじゃない？ｗ
988 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 21:47:04.01 0
佐藤君が時空を超えIfたなさゆの所に現れて
佐藤君似の子を産んじゃったのは今年だっけ？ｗ
佐藤君似の子を産んじゃったのは今年だっけ？ｗ
989 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 21:53:03.01 0
今年だねｗ
990 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 22:25:22.05 0
またif世界に来てチビまーを誘拐して欲しいｗ
991 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 22:43:34.81 0
( ■_■)＜お待たせしました若。次スレのご用意ができましたので移動をお願いします
さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」64
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1388324392/
さゆえり「れいなはココが感じるの？ｗ」64
http://hayabusa3.2ch.net/test/read.cgi/morningcoffee/1388324392/
992 ：名無し募集中。。。：2013/12/29(日) 23:53:57.62 0
ﾉc|*｀ ヮ´)＜産めｗ
993 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 00:04:53.31 0
川*- ｡.-)＜二人目はまだ早いの
994 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 00:33:55.91 0
共働きだしねｗ
れいなクンのお給料が上がればさゆも専業主婦になれるんだが
ﾉc|；｀ -´)＜これからも安全日以外は生禁止やね…
川*- ｡.-）＜当然なの
れいなクンのお給料が上がればさゆも専業主婦になれるんだが
ﾉc|；｀ -´)＜これからも安全日以外は生禁止やね…
川*- ｡.-）＜当然なの
995 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 00:59:58.02 0
安全日なら生を拒否しないエロ嫁さゆｗ
996 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 01:18:47.24 0
ﾉc|つ ﾛ´;)＜何にも気にせず生でドバドバ出してた時代が懐かしいと…
川*///｡.//） … ←出されてた人
川*///｡.//） … ←出されてた人
997 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 01:34:02.10 0
ヽ(* ^_〉^)ノ ｵﾄｰﾄｰ ｲﾓｰﾄｰ
998 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 03:00:20.51 0
ヽ(* ^_〉^)人(o´ ｡｀)ノ
999 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 03:55:29.32 0
（ □_□）
1000 ：名無し募集中。。。：2013/12/30(月) 04:03:57.57 0
ﾉﾉ*＾ｰ＾)*・ ｡.・）*｀ ヮ´)
1000なら来年もエロッキスレ安泰
1000なら来年もエロッキスレ安泰
1001 ：１００１：
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もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。
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