生田「道重さんスパゲッティーを食べませんか？」８

続・0話

ｰ´ﾘ

寝ぼけ眼で書き込みボタンをタッチする。
明け方4時。
本来一番熟睡してる時間だ。

「はぁ、ウチ何やってんだろ」

最近のえりぽんの楽しみであるスパゲティのスレだが
住民の生活リズムがかち合っているのかやたらと落ちかける。
無視しておいてもいいのだが、初期の頃から何故か自分のAAが保全代わりに書き込まれていたせいで、
落ちそうなのを発見するとえりぽんが「もー里保が保全サボるからぁー」なんてネタにされ
非常にウザったい。非常に。

こいつらホント日中やら明け方やら……やる気あんのか！

と叫びたくなるほど頻繁に落ちそうになるので放っておけない。
放っておけないとかえりぽんか。チクショウ。

それにしても、と画面に別のスレを表示させる。
手のかかるスパゲティとは対照的なピンポンダッシュのスレ。
たいして保全も無く、書き込みのないまま数時間経つこともあるくせに
何故か落ちない。落ちろ、恥ずかしい。
KYでしつこいとかえりぽんか。コンニャロ。


「……もっかい寝よ」

目が覚めたら、集合時間1時間前だった。
ギリギリ遅刻はしなかったけど、寝起きの全力疾走で着いた頃にはぐったり。
どうしてくれようか、このやり場のない怒り。


「…意外とSっていうね」
「えりぽんに対してはです」
「ね。Sなんだね」