1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 00:00:18.38 0
AAまとめ
从*´ ヮ`) れいな♀ ノd*´ ヮ`) たなか♂ ノc|*´ ヮ`) 成人たなかクン♂
ノノ*^ー^) えりりん♀ ノd*^ー^) かめい♂ ノc|*^ー^) かめい先輩♂
从*・ 。.・) さゆみん♀ ノd*・ 。.・) みちしげ♂
カプまとめ
基本♀は名前、♂は名字。
【例】
れなえり(♀×♀)
たなえり(♂×♀)
たなしげ(♂×♂)
3 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 00:00:37.63 0
♂シンボルまとめ
っ ちびれいな君
n ちびれいな君フルパワー(半角エヌ)
つ 亀さん(かめい君)
∩ 大亀さん
⊃ 弟重君(みちしげ君)
n 新垣てんちょ(全角エヌ)
4 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 00:02:20.32 0
ノd*^ 。.^)b <このスレはさゆみが立てたの〜♪テンプレ終わりなの♥
5 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 00:27:07.92 O
おつおつ
埋めますかー
6 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 00:55:45.27 0
若おつんつん♪
7 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 01:06:48.82 O
飯窪さんは何が言いたかったんだ?w
8 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 02:55:51.15 0
ノdo´ 。`ル。o(あゆみの事を考えるとチソチソが固くなるんだけど何でだ?)
っ
9 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 02:56:36.88 0
川c* ’∀´)<ちょwおまwバッ!やだぁーもぉー/////
1000 名無し募集中。。。 2013/05/19(日) 01:05:01.76 0
ノdo´ 。`ル<1000なら亜佑美と子作り!
10 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 03:14:31.04 0
工藤くんとだーいしのカップリングもいいなぁw
11 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 04:56:51.50 0
強がり暴走妄想娘と性知識ゼロの生意気美少年
いいコンビだ
12 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 05:33:12.94 O
この前もデートしたとか言ってたしw
13 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 07:00:23.90 O
ノd#´ー´リ
14 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 10:14:23.02 O
( ○_○)。oO(野音で写真撮ってくるか)
15 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 11:34:12.19 O
このスレ向きな音源がw
312 名前:名無し募集中。。。[] 投稿日:2013/05/19(日) 00:55:12.73 0
れいなの「チュ」がエロすぎるんだけどw
http://kie.nu/10jb
16 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 12:27:10.50 0
17 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 13:54:56.15 O
ノd*´ー´リ<仕方ないのぉ
18 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 13:56:37.39 0
>>15 ヽノd*^ー^)ノ<ホォォォォォォゥ!!!!!!!!!!!
∩
/ \
19 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 13:57:19.64 0
20 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 14:50:07.31 O
フクちゃんエロいw
21 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 16:19:37.53 O
( ■_■)
22 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 17:07:28.83 0
ノ9|*´_ゝ`) エッチシタカー ミズキトシタカー
つn゛
23 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 17:59:24.86 O
そのうちできるよ(多分)
24 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 18:28:56.00 O
にーがき君に彼女が出来るのとどっちが早いかな?w
25 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 18:39:10.08 0
ノd*’∀’)<彼氏なら今日にでも出来るやよー♪
26 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 19:16:21.53 O
ノd*・e・)。oO(さゆみんみたいな彼女がいいのだ)
27 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 19:59:22.42 0
>>25を瞬時に石田君と思ってしまった自分に驚きを隠せない
28 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 20:15:58.75 0
ノdc ’∀´) 似てるもんな
29 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 20:50:05.73 O
にーがき君がたなえり世界に行ったら気絶するなw
30 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 21:38:08.16 0
たなえり世界の女の子達はみんなれいな君に夢中だから相手してくれないかも…w
31 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 22:48:24.23 O
ノd*;e;)
32 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 22:53:18.76 0
>>26 ノd*’ー’)<だから道重さゆみは男だってばよ。チンチンついてんの
33 :
名無し募集中。。。:2013/05/19(日) 23:58:55.34 O
从*` ロ´)<そーだそーだ!
34 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 01:32:49.34 0
ノd;^ー^)
35 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 05:34:12.63 0
川*- 。.-)
36 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 07:54:45.47 0
ノc|*´ 3`)
37 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 10:29:40.80 0
ノc|*´ 3(- 。.-*川
38 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 12:06:53.75 0
(店TeT)
39 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 12:41:37.43 0
最初はifさゆの片想いだったのにいつの間にかれいなクンの方が好き好きデレデレになったねw
40 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 14:11:05.04 0
ifさゆは基本ツンデレだからw
41 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 16:23:39.98 O
( ■_■)
42 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 16:52:32.06 O
かめい君は明日の卒コン行くのかな
43 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 17:54:51.26 0
44 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 18:52:41.97 O
ノd*´ー´リ。oO(香音ちゃんにしかいじめてもらいたくないんじゃ)
45 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 19:18:31.79 0
すっかりM奴隷に…
46 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 20:37:27.93 0
ノd*´ー`)´ヮ `*从
つ
47 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:13:43.03 0
転載して下さったお二方、ありがとうございましたm(__)m
ハートAAの件も承知しました覚えておきます
毎度保全代わりにかめれな投下します
苦手な方はスルーお願いします
「れーなぁー」
かめい君はいつものように甘い声で名前を呼んだ。
呼ばれたれいなもシアワセそうに目を細めて、彼の腕の中にすっぽりと収まる。
初夏を思わせるような少しだけ熱い夜、汗ばんだ肌でさらに熱くなる。
それなのに、心地良いのは、なぜだろう。
「えーりぃー」
「うへへ、なに?」
「なーんもー」
くすくす笑いながら、れいなは腕の中で体を捩った。
かめい君はすべすべで真っ白な肌を指で遊ぶ。れいなはくすぐったそうに笑う。
ただこの瞬間が愛しいって、そう思った。
「ん……えりー」
れいながひょいと顔を上げて笑う。
腕の中から出て行こうとする彼女を、かめい君は少しだけ力こめて制する。
「水飲みたいっちゃけど」
「んー…だめぇ。もうちょっとだけ、このままがいい」
48 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:14:23.36 0
かめい君はれいなの肩に顔を埋め、深く息を吸った。
彼の吐息に触れて心地良くてくすぐったい。
だけど、水を飲みに行くだけなのに、どうしてそれを許さないのだろうとれいなは首を傾げた。
まるで子どものような独占欲。
数分前までは激しく腰を振り、切羽詰まったような大人びた声で名前を呼んでいたのに。
いまの彼は、まるで少年だ。
「どしたと?」
「へへ、だってさー……」
かめい君は顔を上げ、触れるだけのキスを落とした。
ちゅっという甘い音が夜の闇に消える。彼の唇は、温かい。
「こうしてぎゅーってしてれば、離れなくて済むじゃん?」
「そんなことせんでも、れなは離れんよ?」
「んー……でも、明日じゃん」
彼の声が少しだけ低くなった気がした。
ああ、そうか、そうやったね、とれいなはちらりと壁にかけてあったカレンダーを見た。
「その日」はもう明日に迫っていて、眠ってしまえば、すぐに朝を迎える。
その瞬間を、れいなは、そしてかめい君はどういう風に迎えるのか、想像もつかない。
「佐藤君なんかずーっと泣いててさー。なんか僕まで泣きそうになっちゃったよ」
思い出すように話すかめい君に対し、そうやねえとれいなも頷いた。
中等部の佐藤君や工藤君は、れいなのことを泣きながら見送ってくれた。
母親から離れられない子どものように、れいなにぎゅーっとしがみ付く佐藤君を、亜佑美や春菜が優しく頭を撫でてやった。
鞘師君も目を真っ赤に腫らして鼻を啜り、香音はそんな彼の袖をぎゅっと掴んでいた。
49 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:15:02.97 0
「アメリカでしょー。地図で見ると近いんだけど、遠いんだよねー」
「まあ、メールもできるし、夏には帰ってくるけんさ」
れいなの転校が決まったのは、去年の秋のことだった。
両親の仕事の都合で、れいなもアメリカへ行くこととなり、昨日は盛大なパーティーが開かれた。
転校が決まった当初は、かめい君も相当泣いたし、荒れたものだけど、最近はずいぶん落ち着いて「その日」を迎える準備をしていた。
「あー、でも愛佳と離れるのは寂しいかも」
「むっ。僕と離れるよりみっつぃーの方が寂しいの?」
「ニヒヒ。どーでしょーねー」
からかうように笑うれいなの額にちゅっとキスをした。
そういえば光井君も、「鼻水垂れる」なんて笑いながられいなに花束渡してたっけ。
感受性が豊かな生田君は、同じ福岡出身の田中さんがいなくなるのが寂しいって泣いてたなー。
それを聖ちゃんがよしよしって頭を撫でてて、「また、相談のメールして良いですか?」って聞いてた。
なんの相談なんだろ?恋愛相談かなー。生田君相手だと苦労するもんなー、たぶん。
「でもさ、思ったんだ」
「うん?」
「れーなって、ホントに愛されてるんだね。たーくさんの人がさ、泣いて、笑って、なんか、僕も嬉しい」
ぎゅうっとかめい君は、また強くれいなを抱きしめた。
その温もりがあまりにも愛しくて、思わず、なにも言えなくなった。
あまり、転校とか、此処からいなくなってしまうとかいう実感はなかった。
アメリカという見知らぬ土地に行くのは楽しみだったし、メールや電話も出来るし、一生逢えないわけじゃないし。
だけど、後輩たちの泣き顔を見ていると、ふいに胸が締め付けられた。
鼻の奥がツンとなって、目頭が熱くなる。
ああ、こんなの、れならしくない、なんて思うけど。
50 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:15:34.08 0
「………入学したときは、ツンツンしとったし?」
「そうそう。なかなかクラスに溶け込もうとしなかったれーなが、ガキさんともたかーし君とも仲良くなってさー。懐かしいねえ」
まあ昔のつんでれーにゃも可愛かったけどさあ、なんて言いながらかめい君は笑う。
ぷるぷるのアヒル口から紡がれる言葉は、いつもとなにも変わらない。
だけどどうしてか、それはいつもより温かくて柔らかくて優しくて、ああ、なんか良いなあって思った。
この人がおるかおらんかで、れなの高校生活はずいぶん違ってたっちゃろーなーって思う。
―――「ボクとれーなの出会いは神様が決めた運命かも!」
―――「じゃ、れーなに好きになってもらえるように、もっと頑張るね!」
―――「れーな、大好きだよ、れーな」
出逢ったその瞬間から、ずっと真っ直ぐにれいなだけを見てくれた人だった。
彼のおかげで、自分の殻の中から広い広い外に出て、あの青い空を目を細めて眺めた。
カーテンから射し込む太陽も、教室中の笑い声も、グラウンドを走っていく風も、ホントは最初から嫌いじゃなかったんだって気付いた。
人間関係とか、友だちづくりなんて、ただ鬱陶しくて、面倒くさいだけだと思ってたっちゃけどなー。
51 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:16:06.17 0
「明日は、空港、来ると?」
「うん。出発ゲートのギリギリまでお見送りするよ」
「……ありがと」
この人と、離れたくないってそう思えた。
ずっと、できることならば一生、この人の隣で笑っていたいってそう思った。
ただ好きで、好きで、好きで、大好きで。
手を繋いで、抱きしめて、キスをして、それがシアワセなんだって、思えた。
「ひとつになれたらいーのになー。このままさ」
「絵里とひとつになったら、キスできんやん」
「あ、それもそっか」
かめい君はまただらしなく笑って、れいなの小さな体を抱きしめた。
壊れてしまわないように、だけど離れ離れにならないように精一杯の力で、かめい君はれいなを抱きしめた。
時計の針が0時を回る。
れいなが此処から旅立つ瞬間まで、あと数時間と迫っていた。
52 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:16:37.38 0
-------
その後、れいなはアメリカに旅立っていった。
残されたかめい君は青い空を見上げながら「れーな」と切なげに名前を呼ぶ。
そんな彼を癒したのは、幼馴染のみちしげ君だった。
いつも通りの友人関係がつづいていったが、ある日、みちしげ君がかめい君を抱きしめる。
「れいなの代わりでも良いから―――」
その言葉に絆されるように、かめい君はみちしげ君の小さな唇にキスを重ねようとs
「するわけないやろがああ!!!」
瞬間、みちしげ君は巨大ハリセンで頭を叩かれた。
振り返るとそこには鬼の形相をしたれいながいる。
「なにするの!さゆみが一生懸命にかめれなの最終回を執筆中だというのに!」
「そんなもんチラシの裏にでも書いとけばよか!投下なんかせんで!!」
「やかましいのドMにゃんこ!しんみりした空気を振り払おうというさゆみの暖かい心遣いが分からないの!?」
「だったらオマケは全部消しぃ!なんで絵里とシゲがその後いい雰囲気になりました。みたいな最終回になるっちゃ!」
「バカな女なの。遠距離恋愛は大変なの。現実では、遠くの彼女より近くの彼氏なの」
「名言出ましたねみちしげさん!さすがです!」
「ってなんであんたが此処にいるの!?」
毎度このパターン化した展開に飽き飽きしている住人の方も多いだろう。
が、このお決まりの小ネタはもう少しつづくのである。
53 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:17:11.88 0
「フッフッフ。みちしげさんのことならなんでもお見通しなんですよ。キラーン☆」
「キラーン☆は聖の決め台詞ですよぉ」
「うわー、みちしげさんの部屋ってマジで広いっちゃねー」
「みてみてどぅー!このベッドちょーフカフカ!」
「うおおおすっげぇ!あゆみんも来いよ!マジですげーぞ!」
「日本じゃない……なにここ。フランス?なんなの?」
「ちょっと待つの!なんなのこの大人数は!!」
パソコンを勢いよく閉じ、みちしげ君が部屋を見回すと、そこにはいつものメンバーが勢揃いしていた。
「さゆみんの家は相変わらず広いのだ。これが一部屋なんて信じられないのだ」
「オレらみたいな庶民には勿体なさすぎるやよ。あ、ガキさんなんか飲む?」
「やっぱ香音ちゃんはマンガ肉がよく似合うのぉ」
「うん。いいの。私、シアワセだから」
「クロさん、このパスタの味付けどうやってしてはるんですか?」
「それは道重財閥の企業秘密ということで」
「クロ!なんで食事の準備までバッチリしてるの!」
「申し訳ありません若。皆様が押しかける予感がしておりましたので、ついシェフたちが張り切ってしまいまして…」
「そんな予感はさっさと報告しとくの!」
いつものメンバーによるいつものやり取りが展開されていくのを、かめい君は肩を竦めて笑いながら見ていた。
「れーな、あんまり本気で叩いちゃダメですよ?シゲだって悪気があったわけじゃないんだから」
「分かっとーけどさぁ……」
かめい君はれいなの頭を優しく撫でてやる。
その手の温もりが恋しくてれいなは素直に目を閉じて、彼の肩に頭を預けた。
54 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:17:55.82 0
「時間は過ぎていくし、時代も変わっていくけどさ。変わんないものがあってもいーんじゃない?」
かめい君はニコッと笑い、テーブルのシャンパングラスをふたつ手にした。
ひとつをれいなに渡すと、軽く傾ける。チンという音が小気味よく響き、口づけた。
相変わらず、こういうところが彼らしいなと思いながら、れいなもクスッと笑ってシャンパンを飲む。
そうしてかめい君たちが柔らかくて甘い空気を醸し出す中、彼らも相変わらず不毛な会話をつづけていた。
「みちしげさん!今後の展開としては、飯窪がみちしげさんをいかに振り向かせるかという流れがイイと思うんです!」
「オレがガキさんと上手くいく展開も考慮してほしいんやよー」
「ぼ、僕はさゆみんとデートする展開が…」
「ワシがハーレムをつくるルートがあっても良いと思うんじゃ」
「里保ちゃんまたグーで殴るよ?」
「ハーレムってなんだ?」
「ハーレムものとは、一人の男性キャラクターに対し、数多くの女性キャラクターが恋愛対象として対置されている設定のフィクション作品を指す。男女比が逆で」
「じゃ、じゃあ石田はどぅーと鞘師君の逆ハーレムを……」
「時代はPONPONやけん、そろそろ解禁すると!」
「解禁もええけど、その鼻血をどうにか治さんとなー。僕は田中さん追いかけていく展開もアリやと思うんですけど」
「じゃー聖はどうしよっかなー…あゆみちゃんとデートしたいしー、エリカちゃんとも遊びたいしなー」
ノd;> 。.<)<あああもういい加減にするの!!
55 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:18:32.05 0
そうして、みちしげ君が後輩や同級生に振り回される姿を、こっそりと陰から盗撮した男は肩を竦めた。
「これが日本最大級の財閥当主とは…俄かには信じられません」
彼の隣にいる飯窪財閥の執事兼SPも同じことを思った。
しかし、窓の向こうで楽しそうに笑う彼らを見ていると、なんだかこちらも、笑わずにはいられなかった。
「まあ、未来は無限大だから、楽しいんじゃないのかな」
彼のそんな笑顔を始めてみた写真屋は少し驚いた顔をしながらもやっぱり笑った。
ああ、今日はなんだか良い写真がたくさん撮れて良かったと、またシャッターを切った。
「さゆみはいつまでも絵里を諦めないの!」
「絵里から離れろこの変態ウサギ!」
「だからシャンパンこぼしちゃうってば……」
最終回はいつまでも おわり
56 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 21:19:03.89 0
なんか明るい話投下しようと思ったら結局いつものパターンしか書けませんでしたm(__)m
お手数ですがお気付きになった方は転載お願いします
57 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 22:34:15.77 0
素晴らしい作品をいつもありがとう!!!
ラブラブな雰囲気からしんみりと…そして最後は笑いで〆るw
大所帯のかめれなワールドでセリフのみでキャラを動かすのは本当に凄いです!
ついに明日になったけどエロッキスレはまだまだ続きます(^_^)v
58 :
名無し募集中。。。:2013/05/20(月) 22:52:37.76 O
遠くの彼女より近くの彼氏ワロタw
鼻水垂れる懐かしいしかめれなのラブラブっぷりもいいしほのぼのしたわ
作者さん&転載してくれた方おつです
59 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 00:41:48.15 0
エロッキスレ名物「かめれな裸のスキンシップ」ゴチですw
とってもラブラブでエッチな二人が大好きだ
60 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 01:01:36.30 0
ノノd*^ー)(ヮ`*从
つ⊂
ギュギューッ
61 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 02:18:54.02 O
ノd*`・ 。.・)あきらめないの
62 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 02:56:09.69 0
おやさゆみん
63 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 06:48:56.98 0
( □_□)< おはようございます!
64 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 08:50:03.17 O
ノハ*゚ ゥ ゚)<はいお早う
65 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 11:23:25.77 O
( ■_■)<今日はそわそわします
66 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 11:39:41.52 0
o从*` ロ´)d*` ロ´)c|*` ロ´)o<時は来た、それだけっちゃ!
67 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 11:59:46.54 O
ノd*; 。.;)
68 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 12:27:31.37 O
ノノ*´ー`)。oO(行ってらっしゃいれーな)
69 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 13:59:06.58 O
れいなブログ見て泣きそうになる
こんな涙腺で今日大丈夫かな自分w
70 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 15:09:51.73 0
ノd* ;´_〉`;) こいつが心配
71 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 15:55:18.73 O
ブログで泣かない宣言したノdo´ 。`ルも心配…
72 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 17:19:05.26 O
( □_□)
73 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 19:12:43.16 0
ノノ*^ー^)*` ヮ´)*^ 。.^)
74 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 20:27:45.64 O
終わった
最高だった
75 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 20:28:54.24 0
そっか…
76 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 20:37:30.40 O
セレモニーで工藤くん号泣、佐藤くん泣かないという展開
从*` ロ´)<泣けよ!
ってツッコミはさすがw
全体的に湿っぽくならないコンサートで最後のセレモニーももはや6期MCだったよw
拙いレポですまぬ
77 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 21:04:31.00 0
ノdo;´ 。`;ル タナカサーン
ノd ^_〉^) …
78 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:02:45.67 0
一つの時代がまた終わった
良い卒コンでした
最後までれいなは意地っ張りだったw
79 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:15:45.04 0
ノc|*` ヮ´)<さーて、さゆエッチしよーw
80 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:22:02.46 O
>>77 結局佐藤くんも号泣したけどねwあと鞘師くんも泣いてた
生田くんはいじられっぱなしでしたw
81 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:29:54.86 0
82 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:30:25.06 O
>>79 川+- 。.-)<バカれーなは余韻とかないの?
ノc|*` ヮ´)<ありましぇ〜んw
83 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:37:57.70 0
84 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:51:36.48 P
______
\| (___
|\ `ヽ、
| \ \
ノノノノヽ| \ 〉
从*^ー^)| \ /
‖( つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ
‖( 匚______ζ--ー―ーrー´
〓〓)) ‖ || ||
‖ J ‖) ◎ ..||
. ◎ ◎
さまようビルの陽炎
85 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:52:18.77 P
>>84 ______
\| (___
|\ `ヽ、
| \ \
ノノノノヽ| \ 〉 ノノノノヽ
从*^ー^)| \ / 从*・ 。.・)
‖( つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ /U 、\ヽ
‖( 匚______ζ--ー―ーrー´ ( ●≡ )=O=ロ
〓〓)) ‖ || || `(_)´丿
‖ J ‖) ◎ ..|| ┃∪
. ◎ ◎ ┻
響く機械仕掛けのトゥワイライトオレンジ
86 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:53:04.18 P
>>85 ______
\| (___
|\ `ヽ、
| \ \
ノノノノヽ| \ 〉 ノノノノヽ
从*^ー^)| \ / 从*・ 。.・)
‖( つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ /U 、\ヽ
‖( 匚______ζ--ー―ーrー´ ( ●≡ )=O=ロ
〓〓)) ‖ || || `(_)´丿
‖ J ‖) ◎ ..|| ┃∪
. ◎ ◎ ┻
ノノノノヽ
从 ´ ロ`)
( つΘ∩
|.| |
し|ーJ
.┴
昨日まで透けるように 時の流れのぞいていた
87 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:53:48.89 P
>>86 + ゚ . + . . .゚ .゚。゚ 。 ,゚.。゚. ゚.。 .。
ノノ刀e _l‘) ゚ . o ゚ 。 ., . .o 。 * .゚ + 。☆ (゚ ゥ ゚*ハレ .
。 。 *。, + 。. o ゚, 。*, o 。.
゚ o . 。 .||9|‘_ゝ‘). , o 。゚. ,゚ 。 + 。 。,゚.。
゚ , , 。 . + ゚ 。 。゚ . ゚。, ☆ * 。゚. o(‘∀´ c川. 。
。 . .。 o .. 。 ゚ ゚ , 。. o 。* 。 . o. 。 . .
。 . 。 . .゚o 。 *. 。 .. ☆ . +. . .
ノリ*´ー´リ . . . 。 ゚。, ☆ ゚. + 。 ゚ ,。 . 。 , .。
゚ 。 ゚从*´◇`)。 ゚ * 。. , 。゚ +. 。*。 ゚. . . . .
。 . . 。 。゚. 。* 。, ´。. ☆。。. ゚。+ 。 .(;〈_;*リ . 。 .
. 。 ゚ ゚。 。, .。o ☆ + ,゚。 *。. 。 。 . 。 .
゚ .゚ ゚ 。゚ + 。. +。 * 。゚。゚., ,+ 。゚. 。 . . , , .
゚。゚+゚`, o。。.゚*。゚ 。.゚ 。 ☆+。。゚. ° 。 . , ハ´ 。`oル ゚
。, .゚。 + ☆。,゚. o。 。+ 。゚从´’v’リ ゚ , 。 。 . .
゚. o * 。゚。゚.。゚。+゚ 。 。 ゚。 ゚ 。 ゚
゚` .゚ .゚. ゚. . ゚ . ゚ . , . . . 。 ゚ .
. . . , 。 . . , .
。 ゚ . 。
, . . , . .
。 ノノノヽノハヾノノノヽ 。
从:;;;;:::::)从;;;:从(:::::::从
. . /:;::;;;;: || :;;;::::||::::::\
(::;;;;;;:/.|:;;;;;;::: ||:;;;;;;: )
‐''"´'''"""''"`''""`"""''''''"´'''"""''"`''""""'''"''''''"`"""''''``'‐
明日を知らない たくさんの夢 僕を知った君も 待つはずさ
88 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:54:38.28 P
>>87 /'⌒`ヽ、
ヽ、┗ ノ
`ーー' γ⌒`ヽ /'⌒⌒ヽ、
,-ーー-、 .|| ̄ ̄ ( ┃ ⌒ヽ
/ ┃ ) || ノノノノノノノノヽノハヽ \ ━┛ )
.(. ┃ ) ||.从*・ 从 ´ ロ`)ー^*从
ヽ、__,ノ || (つ(つ¶¶と)と_)
/||'''''| 三 | |'(⌒)
/ '―――――`  ̄ \
`============'
Timemachine 過去だけじゃない 未来も 振り返ることはできない 壊せない
89 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:55:23.54 P
>>88 .......::::::;;;;;;;;;;;;::::........
,ノ ̄⌒ ̄ヽ ....::::::;;;'' '';;;::::::.........
/ \..:::::;;'',ノ⌒ヽ '';;;:::_:::::......... ,ノ
,ノ \/ \''::;ノ \::::::..._ ,ノ⌒ヽ ,/
\ Y. \ノ \/ ⌒\ノ
\ ,/ \
;;::;;;:;:;;;;:;:;::;;:::;;;;;;;:;:;;::;;::;;:;:;:;;;;;;;:;;;:;:;;;;:;:;::;;:::;;;;;;;:;:;;::;;::;;:;:;:;;;;;;;:;;;:;:;;;;:;:;::;;:::;;;;;;;:;:;;
ロ=Hロ□H□日l l lロ=Hロ日\ 傘傘 傘
===‡=====/ ̄ ̄\===‡=====‡=====
lTlロ_日日ロ=Hロ□H□日l‡∩日 / _____ 傘 傘 傘 傘 傘
日| ‡∩日□日凵=_‡日ロ=Hロ| ロ\\田田田傘\\傘 "゙"゙""゙"゙""゙
□日lTlロ_日日‡=Hロ□H□ロ=Hロ/田畑田田 傘 \ \傘 "゙"゙""゙"゙
=Hロ凵□=_□ロ=Hロ日Hロ凵□/田田田田 田田 傘\. \傘 "゙"゙"゙"
□ロ=lロ_日ロ=H□‡ノノノヽロ=ノハヾロ=ノノノヽ 田田田 傘 \.. \傘 "゙"゙
::::::::::::::::::::::::;;;;;;::::;;;;;;;从:;;;;:::::)从;;::;: 从(::::::::从::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::: / ゙"゙ ,(|:::. |人|:::. |人|:::. |)゙"゙゙"゙ ゙"゙ヽ;;;;;;:::::::::::::
:::::::::::::;ノ " ゙ ゙"゙. |:::. | |:::. | |:::. | ゙"゙" \:::::::
:::::::::::::|ll\ しーJ しーJ しーJ ゙"゙ ,, \::
:::::::::::::ゞ,,ll| ゙" ゙"゙三三 三三三三三三゙"゙"゙ ."゙" ノ|:
::::;;;;;;;/ll,ノ'' ゙ 三三 三三三゙三三三゙" "゙" .,/lll |:
/ ゙"゙゙ ゙"゙"゙" 三三 三三三 三三三三゙" "゙" .〈ll lソ::
゙"゙"三三゙"゙三三"゙三三三 ゙"゙ ""゙"\
Timemachine 先が見える 僕だけが 揺れ動く世界さえ
90 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:56:14.84 P
>>89 ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::: :::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::: :::::::::::::::::: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::
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: :::::::::::::::: : : : :,/゙` ``''-、:: : : : : : : : ..: : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::::: : : : : : : :::::
.: : : : : : : ,i´ ゙l:: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :::::::::::
: : : : : : : :::| .l゙:: ::::::::::::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;::::::::::::: : : : : : :: : : : : : : : : : : ::::::::::
: : : : : : : :ヽ、 : ::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;::::;: : : : : : : : : : : : : : : .: : :::::::::::::::
: : : : : : : : :`'----‐′:;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;: : : : : : : : : : : : : : : : : ::::::::::::::::: : : :::::::::
: : .: : : : ::: ::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;: : : : : : ....: : : ::::::::::::::: : : : : : : : : : : ::::::::::
: : .: : : : ::: ::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:;: : : : : : ....: : : ::::::::::::::: : : : : : : : : : : :::::::::: /::ヽ
I員TTTTTTTTTTTI _|_ ______ |FF|ニ|
_____________ /| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~! iニi . .| FFFFFFFFF | /二ニ,ハ
. |IIIIlミ|三三|゙ ____|ミ| LL LL LL LL LL | iニi,___| FFFFFFFFF | |EEE|日
 ̄ ̄|!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.|__|.|==/\==|.| ̄ ̄|「| ̄ ̄
lllllllll |!|IIIIlミ|三三| |田田田田|ミ| LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ 「 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| | 田 |「| 田
 ̄ ̄. |IIIIlミ|三三| | ̄ ̄: ̄ ゙̄|ミi LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| | |「|
. . . |IIIIlミ|三三| | (*^ω^*) .゙|. | LL LL LL LL LL |ll.| ロ ロ .|.l⌒l l⌒l l⌒l l´| | 田 |「| 田
ガラス越しに 視線が走る 24時間先 出会えるよ
91 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:56:59.52 P
>>90 /'⌒`ヽ、
ヽ、┗ ノ
`ーー' γ⌒`ヽ /'⌒⌒ヽ、
,-ーー-、 .|| ̄ ̄ ( ┃ ⌒ヽ
/ ┃ ) || ノノノノノノノノヽノハヽ \ ━┛ )
.(. ┃ ) ||.从*^ー从*・ 。.・) ロ`从
ヽ、__,ノ || (つ(つ¶¶と)と_)
/||'''''| 三 | |'(⌒)
/ '―――――`  ̄ \
`============'
Timemachine 知らせないよ 言葉じゃ 指先に触れるまで もうすぐさ
/'⌒`ヽ、
ヽ、┗ ノ
`ーー' γ⌒`ヽ /'⌒⌒ヽ、
,-ーー-、 .|| ̄ ̄ ( ┃ ⌒ヽ
/ ┃ ) || ノノノノノノノノヽノハヽ \ ━┛ )
.(. ┃ ) ||.从´ ロ从*^ー^)。.・*从
ヽ、__,ノ || (つ(つ¶¶と)と_)
/||'''''| 三 | |'(⌒)
/ '―――――`  ̄ \
`============'
Timemachine 僕らだけは 目隠しさせておくれ
92 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:58:25.16 P
>>91 ::::::::::::::::::::::::::::: :... :.:. .: -‐- : :. .: .:: :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::...... .. :, ´ .`'ヽ : .. :.....::::::.:..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::.:... ...:.......: :;' ';;::::...: :.. :. ::.:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::: :... :.i i .::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::......::.:. .: 、 ..::,' .: :.. :.::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::............: .: ..: :ヽ ..... ...:::: , : :.. :.......:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::.:..: :.. ... `' ‐ - ‐ ''": .:..: ..:: .::::::::::::::::::::.::::::::::::::::::.::::::.:::::.::::::.:::::::.::::::.:::::
:: :: :: :: :: :: :: :: :: :: .. .. :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : :: :: ::
________________________________________________________________________________________
^^^
^^^ ^^^^ ^^^
く::ゝ
人 人 ノ::::ヽ 人 人
ヽ(:::::::::::)ノヽ(::::::::::::::)ノヽ(::::::::::::)ノヽ(:::::::::::::)ノヽ(:::::::::::::)ノ
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
何時かは消えて行く 大地も夜明けの光も
|ー^)
| 。.・)
_ノノノノヽ___
/(()从*- ロ-) /
/"~⌒⌒⌒⌒⌒ ̄,)
/ ※※※※ /
(_______,,ノ
だけども君の夢 悲しませたくはない
93 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 22:59:35.05 P
>>92 ______
\| (___
|\ `ヽ、
| \ \
ノノノノヽ| \ 〉 ノノノノヽ
从*^ー^)| \ / 从*・ 。.・)
‖( つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ /U 、\ヽ
‖( 匚______ζ--ー―ーrー´ ( ●≡ )=O=ロ
〓〓)) ‖ || || `(_)´丿
‖ J ‖) ◎ ..|| ┃∪
. ◎ ◎ ┻
ノノノノヽ
从 ` ロ´ 从 いつまでも
( つΘ∩
|.| |
し|ーJ
.┴
94 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 23:00:19.39 P
>>93 ______
\| (___
|\ `ヽ、 ♪
| \ \ ♪
ノノノノヽ| \ 〉 ♪
从*^ー^)| \ / ♪
‖( つ| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄! ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ノ ♪
‖( 匚______ζ--ー―ーrー´ ♪
〓〓)) ‖ || || ♪
‖ J ‖) ◎ ..|| ♪
. ◎ ◎ ♪
95 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 23:01:25.99 P
96 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 23:16:06.16 0
大作をありがとう!
97 :
名無し募集中。。。:2013/05/21(火) 23:34:58.18 O
おつぅ!
98 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 00:16:57.06 O
从*´ ヮ`)<おやすみっちゃ
99 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 02:34:20.58 0
武道館から帰ってきたらAAの大作きてたー
職人さんおつです!
れいな愛してるよおおおおおおおおおおおおおおおおおお
100 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 03:15:21.22 0
かめい君並の興奮w
101 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 03:42:11.91 0
从*´ ヮ`)<えりー、れーな明日からガールズバンド組むことになったからぁ
ノd*^ー^)<へぇー歌うまいもんなぁれーにゃはw応援するよ?
从;´ ヮ`)<だから、これからは毎日は一緒に帰れんかも…放課後練習とかあるし…
ノd ^ー^)<…
…
ノdヽ;´ー`;)
∪
102 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 04:34:48.23 O
ノd*^ 。.^)
103 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 07:38:22.86 O
イキイキすんなww
104 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 09:24:34.64 0
自分の出番だと思ってやがるなw
105 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 11:03:33.59 O
飯窪さん出番ですw
106 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 13:59:42.71 0
ノd*;^ー^;)<こうなったらボクもバンドに入る!
ノd;’ー’)<えりはガールズじゃないやよ
107 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 14:45:47.77 0
108 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 14:55:23.55 0
>>107 幸せそう
改めて見ると本当によくできてるな
というか公園デートのバニーガール服のさゆはなんなんだw
109 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 16:36:06.92 0
>>108 こういう変わった衣装もいっぱいあるんですが
バニーを着せた時に偶然公園デートしちゃったので
110 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 17:00:05.71 0
ダンナの趣味だなww
ノc|*` ヮ´)v
111 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 17:36:37.44 0
気付けば湯上がりバスタオルや白水着、ピンクナースとかあげてたわw
ノc|*` ヮ´)v<さゆさゆぅ〜今日はこれ着てっw
川*- 。.-)<自分の小遣いで買ってくる分には良いけど…///
112 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 18:23:38.72 0
イメクラじゃねーかww
113 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 18:31:38.56 O
かめい君同様、れいなクンはさゆがいる限り浮気とは無縁だろうねw
114 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 19:03:06.99 0
115 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 19:12:37.55 0
>>114 可愛いなあ
そしてコスプレしすぎw
川の字で寝てるところで恋愛事情本編のたなえり息子の川の字思い出した
たなさゆ一家でも読みたかったなー
116 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 19:32:56.18 0
レスありがとうございます♪
可愛くて仕方ないんでどうしてもコスプレ系をあげちゃう私w
大きめのYシャツ一枚で料理するさゆハァハァ(*´Д`*)ノーパン///
川の字、ありましたねぇ〜
たなさゆの出産後のストーリーをもっと知りたかったです!
117 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 19:42:22.58 0
このゲーム欲しくなってきたわww
118 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 20:05:58.26 0
決して任天堂の回し者ではないですがオススメですよw
自分はDDなんでハロメン住人40人近くと仲良く暮らしてます
前作の時は狼にもスレが立ってたんですが今回は見かけなくて寂しいです
119 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 20:45:12.93 O
ニヒヒノc|*` ヮ川*´ 。.`)イヤン
120 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 21:01:07.58 O
ノd*・ 。.从*´ ロ`)
121 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 22:08:43.90 0
コラッ ノd+^ー^)つ<; 。.;*bヽ ジョーダンナノ
122 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 22:10:06.28 0
かめい君免許ゲットしたらしい
123 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 22:17:55.65 0
ノd*^ー^)<どこでも連れてってあげられるよ〜
∩从*` ヮ´)∩<やったー!
124 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 22:28:25.83 0
125 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 22:33:26.08 0
ノ9|゜_ゝ゜) …
n
126 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 23:23:55.14 O
これは……w
生田くん今度の土曜は握手会参加か?ww
127 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 23:30:32.36 0
アイドルの握手会にこっそり参加したのが聖ちゃんにバレたら大変な事になる?
128 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 23:33:28.66 0
129 :
名無し募集中。。。:2013/05/22(水) 23:39:51.91 O
これ生鞘じゃなくてもヤバいだろw
ノd;^ー^)。oO(フクちゃん……)
130 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 00:12:56.24 0
131 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 00:19:26.36 0
2人の愛の結晶w
132 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 00:23:02.26 0
メンバーがメンバーの子供になるシュチュって今まで無いよね
新しいw
133 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 00:33:51.36 O
まーちゃん可愛いなw
134 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 00:44:05.59 O
vc|*` ヮ´)v
135 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 01:02:41.28 0
れいなパパが大好きな娘まーちゃんw
136 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 03:03:47.87 O
あげ
137 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 05:36:53.64 0
从*´◇`)
138 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 10:30:42.51 0
139 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 12:05:33.85 O
そうみたい
妹さんがニコ生で話してた
140 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 13:36:48.95 0
ノd*^ー^)<これで車の中でエッチできますよw
从*∩ ロ∩)<…///
141 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 15:21:44.44 0
142 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 17:19:58.73 O
ノd*^,ー^)<れーにゃとカーせっくちゅー♥ ウヘヘェw
ノd`・ 。.・)<ちょっと待つの絵里!
ノd*^ー^)<なにシゲ?シゲとは4714?
ノd`・ 。.・)<絵里が取ったのは普通免許でしょ?
ノd*^ー^)<そうだけど?
ノd`・ 。.・)9m<普通免許で乗れる車では絵里の激しいピストンに耐えられるわけがないの!
大型特殊免許を取ってダンプカーにでも乗らない限り、ものの数分でペシャンコなの!!
道重財閥製のゾウが交尾しても壊れないベッドを、今まで何台をぶち壊してきてると思って?!
<ノd*;^ー^;)> <そんなぁぁぁあああ〜〜〜!!!
…
从;´ ヮ`)<ふぅ、とりあえず当分は恥ずかしい目に合わなくて済みそうっちゃ…w
ノd*- 。.-)。o(本当は期待でお股クチュクチュ言わせてるくせに…このドM猫が)
从*´ ヮ`)<しかしさゆは嘘が上手いっちゃねぇー車がペシャンコとかゾウが乗っても壊れないとかw
ノd*- 。.-)<嘘?さゆみは本当の事を言ったまでなの。絵里とアンタのHを舐めてもらっては困るの。
从;` ヮ´)<えっ、そうなん…?
パワフルなかめい君を受け止める自分のタフネスぶりに気付かないれいなちゃん保全
143 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 19:20:39.01 O
やっぱり激しいのねww
144 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 20:08:27.87 0
普通の女の子が相手だったらすぐ失神しちゃいそうw
さすがれーな奇跡の名器w
145 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 21:24:22.18 O
从*∩ -∩)
146 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:50:24.57 O
147 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:53:00.86 0
唐突に石田さんの話に挑戦してみましたw
苦手な方はスルーお願いしますm(__)m
「私服がダサい」
放課後、中等部の教室でれいなはきっぱりとそう言い切った。
言われた後輩、石田亜佑美は思わず噴き出してしまう。
「そんなに、ですか?」
「うん。とっても」
亜佑美が大袈裟にため息をつく姿に、れいなは楽しそうに笑った。
そんな子どもみたいに笑わなくても良いじゃないですか、なんて反論しようとしたが、やめにした。
手持無沙汰になった亜佑美は意味もなくシャーペンをくるくる回す。
「だってさ、前に皆で遊びに行ったことあるやん、シゲの別荘やったっけ」
「あー、ありましたね」
「そんとき思ったっちゃけど、基本的に皆オシャレやん。フクちゃんも飯窪も。だけどなーんか石田…残念よね」
また、れいなは笑った。
からかわれているのだと分かるけれど、こうもズバズバ言われると凹む。
シャーペンがからんと落ちる。拾うのも億劫で、「どうしたら良いですか?」と真顔で質問した。
「センスの良い人と買い物行って、コーディネートしてもらうとかね」
「はぁ……」
「いいやん、今度の土曜とか、だれかと行けばいいやん」
148 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:53:39.09 0
確かに自分の周囲の人間は皆オシャレだ。
譜久村さんはは清楚だし、はるなんは個性豊かだし、生田さんは……まあハイセンスですけど。
「田中さんは付き合ってくれないんですか?」
「だって、れなは……」
ちらりと見た視線の先には、机に突っ伏しながられいなの髪に手を伸ばしているかめい君の姿がある。
かめい君は「えへへぇー」と笑いながら指で髪を梳いては遊ぶ。シアワセそうに目を細める彼の姿は、まるで少年だ。
「れーなは今度の土曜はボクとデートなんです。ごめんね?」
中等部で有名なバカップルといえば生田君と聖だが、高等部で有名なバカップルのかめい君とれいなには到底追いつけない。
このふたりの醸し出す空気は、常に“春”で、常に“ピンク”だ。
亜佑美はまたため息をつき、床に転がったシャーペンを拾った。
「どこに行くんですか?」
「んー?れーなの下着を買いにデパートへ」
「アホ!夏服やろ!」
聞かなきゃ良かったと思いながら亜佑美は曖昧に笑う。もうどうぞご自由に、という感じだ。
中等部のバカップルを覗き見するのはまだ可愛げがあるが、このふたりのイチャイチャは、私には刺激が強すぎる。
なんて、覗き見という変態的な趣味を肯定してしまいそうになる自分がまた嫌になった。
私いつからこんなに、変な道に走ってしまったんだっけ。何処にでもいる、普通の女の子だと思ってたのにー!
「鞘師君とか工藤君はセンスいいし、連れてってもらえば?」
そのふたりの名前が出た途端、亜佑美はまたシャーペンを落とした。
コロコロとかめい君の足元に転がったそれを、彼はよいしょと拾い上げる。
149 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:54:10.61 0
「ねーねー、やっぱどっちも好きなの?」
「そんなんじゃないです!」
「じゃ鞘師と工藤、どっちが好きやと?」
「ど、どっちでもないですよぉ!」
かめい君からシャーペンを受け取り、ペンケースに戻す。
顔が真っ赤に染まっている亜佑美を見て、れいなもかめい君も声を出して笑った。
「とりあえずデート誘ってみれば?自分の気持ち確かめるには手っ取り早いと思うけど」
「だ、だから別に石田はそういう気持ちは持ってませんから!」
「あ、工藤」
「えっ?」
「うっそー」
ひとりであたふたする亜佑美を見て、またれいなは笑った。
人をオモチャ扱いしないで下さいと言いたかったが、やっぱり口には出せなかった。
鞘師里保と工藤遥。中等部では有名なイケメン3人衆の2人である。まあ「喋らなければ」という前置詞がつくのだけれど。
そんな彼らと亜佑美はただの友だちで、好きとか、そういう恋愛感情は持っていない、はずなのだけど。
「で、石田はふたりの何処が好きやと?」
「だからそんなんじゃないんですって……」
しつこく先輩から問いただされるが、亜佑美は頑として口を開かない。
そもそも自分でだって分からないのだ。どうしてこういう感情を抱いてしまったのか。
鞘師君は、ひとつ年下の後輩で、初めて彼の存在を知ったのは、「あの日」のことだ。
150 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:54:51.31 0
-------
亜佑美のクラスの出し物が決まったとき、いますぐにでも踊りだしたい胸心地だった。
文化祭での演目が「創作ダンス」というのは、どこにでもありそうな、ありふれたものだ。
だが、小さいころからダンスを習っていた亜佑美は、人一倍、張り切っていた。
キレが良いとか、リズム感が良いとか、カッコいいとか、クラスメートにはたくさん褒められた。
正直、嬉しいし、誇らしかった。
だからあの日も、もっと上手くなりたいと、休日にもかかわらず、ひとりで自主練をしていた。
とはいえ、恥ずかしいから校舎裏の目立たない一角を陣取るあたり、自分の性格が出ているなと苦笑する。
休憩を入れようと音楽を切る。
ふうと息を吐いてペットボトルの水を飲むと、遠くから音楽が聞こえてきた。
吹奏楽部の演奏にしては、ずいぶんとスムーズだ。しかも、これ…
「Closer―――」
それは亜佑美も耳にしたことのある洋楽だった。
Ne-Yoを「ねーよ」と呼んでバカにされたことのある、ある意味で思い出の曲。
音に誘われるように校庭に脚を踏み出した。
人が少ないであろう校舎をじっと見つめる。音が流れる場所が屋上だと気付いたとき、すでに脚はそこへ向かっていた。
足早に階段を上り、そっと屋上の扉を開けて顔を出した。
そこで目に入ったのは、長くて黒い髪を揺らし、華麗にステップを踏む彼の姿だった。
151 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:55:44.78 0
だが、伸びかけの身長とすらっと伸びた長い脚、まるで少女のような流れる髪、そして独特のリズム感と瞬発力でステップを踏む姿を、亜佑美は聞いたことがあった。
中等部に入学してすぐに、その脚力を買われて陸上部に、そしてダンス部から熱い勧誘を受けた「鞘師里保」だった。
まるで音楽と対話するように、音符のひとつひとつを大切にしながらステップ刻む姿に、目を奪われる。
だが、思わず息を呑んだ理由は、クールなダンスナンバーであるのに、何処か彼が哀愁を背負っていたことだった。
まだ14歳であるのに、どうして彼は、あんなにも―――
ふと、だれかが階段を上ってくる気配を感じた。
別に悪いことをしていたわけではないが、亜佑美は咄嗟に隠れた。なんだかこれでは、余計に変質者のようだ。
亜佑美が隠れていると、彼女もまた、鞘師君の姿を真っ直ぐに見つめた。
彼が右脚で地面を踏みしめ、音楽が終息する。
暴れていたシャツや髪がゆっくりとその動きを止めて落ち着くと、彼女は扉を完全に開けた。
「やっぱり上手いね、里保ちゃんのダンス」
彼の名前を呼んだ彼女が隣のクラスの譜久村聖だと気付いたのはそのときだった。
聖は中等部じゃ有名なお嬢様で、亜佑美とはとても縁遠い存在だと思っていたが、まさか鞘師君と知り合いだとは知らなかった。
亜佑美はそのまま、ふたりの光景を観察した。仲が良いのだけれど、何処か妙なアンバランスさを持った彼らが、不思議だった。
それと同時に、どうしようもないほどの「嫉妬」に駆られた。
だが、なにに対しての嫉妬なのだろう。
年下なのに、圧倒的なセンスを持った鞘師君の才能への嫉妬か。それとも、鞘師君に優しく微笑みかけた、聖への嫉妬だったのか。
亜佑美は逃げるようにその場から立ち去った。
そんな彼女が、ムキになって「鞘師君!勝負よ!」とダンスバトルを挑むようになったのは、それから暫く経ってからのことだった。
そして、そんな亜佑美に対し、「唇がぷるぷるじゃのぉ」と彼が笑いかけるようになったのは、その直後のことだった。
152 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:56:19.14 0
-------
「……別に、好きじゃないですもん」
回想の世界に浸っていた亜佑美は前髪を弄りながら顔を上げた。
「ねーねーれーなぁ。やっぱり下着も買いに行こうよー」
「はぁ?なん言っとーと?」
「だってさー。最近れーなのちっぱいも育ってきたじゃん。僕のおかげで」
「アホ!そんなこと言わんと!」
ああ、もう聞いちゃいねぇ。
てかなんの話してるんですか!ちっぱいってなんですか!
あ、石田は違いますよ?ちっぱいなんかじゃないですよ。ええ、もちろん。
「もう帰ります!」
「えーちょぉ石田ぁー。まだ話終わっとらんってー」
「だって私の話聞いてないじゃないですか!」
「聞く聞くちょー聞く。さぁ、どうぞ!」
れいながこれ見よがしに両手を伸ばして笑いかけた。眩しすぎるくらいの、子どもっぽい笑顔だ。
唇の端から八重歯が見える。ふと、工藤君のことを思い出した。
そう、それは、“あの日”のことだ。
153 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:56:50.43 0
―――なんでぇー。泣き虫なんだな。大人のくせにっ!
子どものくせに、年下なのに、ハスキーボイスでニカッと笑いかけた彼はずいぶんと大人びていた。
“あの日”の彼は、どうしようもなく、少年ではなく、男だった。
「……やっぱり、帰ります」
亜佑美は机にかけていたカバンを手に取り、逃げるように教室を走り去った。
急にいなくなった彼女を見ながら、かめい君はくすっと笑った。
「恋する女の子は可愛いですねぇ」
「れなよりも?」
「へへ。れーなより可愛い子はいないですよ」
少しだけすねた彼女の頭をかめい君は撫でてやる。
どうやら、この恋は思ったよりも複雑ですねと、初夏の風が入ってきた窓を見た。
グラウンドでは運動部たちが汗を流している。足の速い亜佑美がその間をすり抜けていくのは、その数十秒後のことだった。
きっと彼女は、初夏の陽気にやられた真っ赤な顔してるんだろうなと、かめい君はまた笑った。
キミを好きな理由 おわり
154 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 22:57:22.00 0
なんで中等部の校舎にかめれながいるのか、シゲの別荘ってなんだよとか、そんな疑問はスルーしてくださいw
前回代理投下して下さった方、ありがとうございましたm(__)m
今回もお手数ですがお気付きになった方は転載して下さると助かります
あとかめれなじゃないんですが車でエッチする話を書いてる最中なのでそのうち…w
155 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 23:06:17.08 O
いつも乙です!
だーいしが主役のお話は貴重ですねぇ
鞘師くんと工藤くんの間で揺れ動くだーいしはやっぱり可愛いw
中等部の校舎に来てまでラブエロなかめれなも最高です^^
そして車内エッチ期待大ぃ〜!!!
156 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 23:08:48.24 0
今度はあの鞘師ストーリーに絡めてきたか
つながるつながるぅー!
あのヘッドホン鞘師の画像好きなんだよなー
157 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 23:09:40.90 0
あゆみん話キター
ちっぱい同志の会話新鮮だった
かめれなじゃないCPって誰だろうwktk
158 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 23:11:06.99 0
車持ってるCPといえば・・・1組心当たりがあるなw
159 :
名無し募集中。。。:2013/05/23(木) 23:22:41.22 O
160 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 00:27:17.03 0
161 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 01:00:46.26 O
なぜベーグルw
162 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 02:34:32.02 0
163 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 02:45:47.58 O
从*´◇`)ドキドキ
164 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 04:39:40.90 0
川c*’∀´)
165 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 08:06:06.34 O
私服写真集見たいなー
だーちゃんのダサい私服含めてw
166 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 12:24:46.85 0
ノd*^ー^)
167 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 15:19:16.12 0
从*´ ヮ`)
168 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 15:19:41.15 O
ノd*・ 。.・)
169 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 16:57:52.32 0
170 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 17:26:13.21 O
あら可愛いw
171 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 17:48:18.43 0
从*´◇`)三○)ー´リ・`;:゙;`;
ノリ♯)ー´;リ<なんでじゃ…
从#´◇`).。oO(たまにはってなんなんだろうね!)
172 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 18:37:38.88 O
173 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 19:48:24.81 0
174 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 20:27:32.04 O
ノ9|*゜_ゝ゜)ノd*゜ー゜リ
175 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 20:35:19.64 O
ノd;^ー^) 。oO(やばいですよ)
176 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 20:44:32.18 0
( ○_○)。oO(譜久村も今年のミスコンで上位にいけるなぁこれ)
177 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 20:47:36.80 O
生田くんから見た聖ちゃんって1枚目みたいな感じかな
ムカつくわーw
そういえばミスコンって今までなかったような…
178 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 20:54:30.59 0
ヽノd*´ー´リノ<おっぱい祭りじゃーい!
179 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 20:56:27.35 0
180 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:00:50.86 0
( ○_○)。oO(全校女生徒対象のミスコン…
去年は道重さんが優勝まで行ったけど男だとバレて優勝者ナシになったんだっけ)
( ○_○)。oO(ミスコンで優勝者や上位者が誰かわかると写真の入荷もやりやすくなる
>>173見る限り譜久村も今年はかなり上がってくるだろうし開催が待ち遠しいぜ)
ミスコンとは!!
生徒会主催の年に一度の大規模な学校行事である。
対象者は中等部1年〜高等部3年の全女生徒。
投票者は一般教職員含めた全校男子生徒である。
ちなみに優勝者には金一封とメルセデスベンツと好きな男子生徒一人とデートできる券が贈られる。
ノd ・`。.'・)o<今年こそは優勝をもぎ取って絵里とZまでいくの!!
181 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:04:55.50 0
車とは
182 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:11:16.21 0
この学校はミスターもあるだろうね
バレンタインキング・高橋君をはじめ、高等部も中等部もイケメン揃いだからw
183 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:13:46.62 O
たかーし君の親衛隊の組織票が凄そうだw
184 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:14:43.85 0
審査員特別賞には学園長がオーナーをしている、
某お好み焼き屋1年間食べ放題パスが送られます。
ロックやろ!
185 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:17:04.37 0
从 ` -´)<おまえミスターの方に出り
なんでミスコンに出ると?このオカマ馬鹿
ノd*- 。.-)<去年さゆみに負けて2位だったからって当たらないでほしいの
从+` ヮ´)ブチッ
186 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:18:15.19 0
ノd*^ー^) <れいにゃはボクのオンリーワン
187 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:21:22.09 O
>>184 从*´◇`)<審査員特別賞を目指すんだろうね!
ノd;´ー´リ。o(それだけは阻止しないといかんのぉ…)
188 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:28:51.05 O
ノ9|^_ゝ^)<オレもミスターに出よ
ノノ刀e _l‘)。oO(エリカちゃんでミスコンに出ればいいのに…)
189 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:34:28.16 0
ノd=´┴`)<ミスターなら僕の独壇場・・・すいません嘘ついてました
190 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:38:58.24 0
ノd*・ 。.・)<生田、あんたはミスコンの方に出ろなの
ノ9| ‘_ゝ‘)<いやなに言ってんスか俺男…
ノd*^ 。.^)σ スッ…
ノ9|;゜_ゝ゜)
191 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:46:00.84 0
久々にキターw
192 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:54:01.01 0
ノd ・`。.'・)<さて!さゆみもいろいろアレを改竄してミスコンの方に登録して、
从+` ロ´)三○。.・)・`;:゙;`; バキッ
从+` ロ´)三三○。.・)・`;:゙;`; バキッ
从+` ロ´)三三三○。.・)・`;:゙;`; バキッ
193 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:54:18.79 0
ヽノd*´ 3´リノ<エリカちゃ〜ん
194 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:55:15.39 0
三|||9|;゜_ゝ゜)ヒィィ
195 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 21:58:44.70 O
从+´◇`)
196 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 23:21:08.74 0
PCの方転載お願いします〜
197 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 23:24:04.47 0
なんとなく小ネタw
―――あのドラマを、かめれなたちが観たようです
【かめい君とれいなの場合】
かめい君には最近ハマっているドラマがあった。
それは日本の愛知県を舞台に、ある日突然エスパーに目覚めた高校生の青春ドラマ、である。
れいなはさほど興味がないのだが、かめい君は嬉しそうに毎週録画して観ている。
おかげで今日も、かめい君の家に来たというのに、れいなは放っておかれている。
「もし僕に超能力があったら……」
そんなれいなとは対照的に、かめい君は腕を組んで真剣になにかを考え始めた。
唇を突き出して、「う〜ん」とうなる姿は可愛いのだけれど、どうせロクなことを考えていないことくらい、れいなには分かる。
「スカートめくり…いや、れーなのブラのホックを一瞬で外す!瞬間移動でれーなのもとへまっしぐら!いいねぇ、超能力!」
果たして想像は当たる。
このドラマは性欲溢れる学生たちには悪影響でないかとれいなは少し心配になった。
はぁとため息をついて「あのさぁ、絵里」とその名を呼んだ。
かめい君は「うん?」と振り返る。れいなは雑誌を閉じると、「ちょっとそっち行ってくれん」と壁を指差した。
198 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 23:24:29.42 0
「え?あっち?」
「そうそう。部屋の端っこまで行って」
そんな指示を受けたことはいままでにいちどもなかったが、かめい君は素直に応じた。
てくてくとだらしなく歩き、壁際に立つ。
れいなもまた、ベッドの端に座り直した。正座を崩したような女の子特有の座り方。意外とこれ、脚が痛いかられいなは苦手だった。
彼はきょとんと首を傾げるが、れいなはそのまま「あのね、絵里」と声をかけた。
かめい君がまた「ん?」と首を捻る。れいなは自分のスカートの裾を持つと、ちらりとめくってみせた。
「れーにゃの生脚ぃ!」
瞬間、かめい君はアニメのキャラクターのようにこちらにダイブしてきた。れいなは一瞬で押し倒される格好になった。
ベッドと壁との推定距離は、短く見積もっても3メートルはある。その3メートルを目にも止まらぬ速さで埋める彼は、ちょっと怖くなるほどだ。
「もーれーなったら誘ってきちゃってぇ。そんなにボクとエッチしたかったの?」
「……あのね絵里。このままの体勢で、ブラとパンツ、脱がせられる?」
「ええ?う〜ん……できるっかなぁ〜……えいっ!」
そう彼が言ったときには、既にかめい君の右手にはブラジャー、左手にはパンツが握られていた。
なんという速さ。なんという正確性。脱がされたれいなでさえも、気付かないほどであった。
「んも〜。れーなったらなに?欲求不満ですか?えへへぇ」
「絵里ってエスパーやろ…」
「えー、なんの話?」
「なんでもなか……」
そうしてれいなはかめい君に腕を伸ばし、ちゅっとキスをした。
触れるだけの甘いキスに絆されたかめい君はだらしなく笑い、お返しに髪を梳き、キスの雨を降らせてあげた。
199 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 23:24:58.04 0
【たかーし君とにーがき君の場合】
この人たちも例外なく、そのドラマを見ていた。
「やっぱりさゆみんのパンツは白なのだろうか…いや、ピンク?案外、水色?」
真剣に腕を組みながら、にーがき君は机上のペンケースを睨み付けた。
僕にだって超能力があるかもしれないと、右手に力を込めてみる。
「だから道重さゆみは男なの。お・と・こ。いい加減分かれっつーの」
「うるさいのだたかーし君。僕はいま、エスパーの練習中なのだ」
こいつ破滅的にバカだな、と思いながら、たかーし君は珈琲を飲む。
そもそも道重って、時々ノーパンだからな、なんて言おうかと思ったが、やめにしておいた。
「スカートめくりでさゆみんのパンツ見れたら…本望なのだ」
いっそあいつのシンボルが見えて気絶しやがれってんだ。
そう毒づきながら、たかーし君はまたため息をついた。
200 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 23:25:15.53 0
【みちしげ君の場合】
「なるほど、この手があったの!」
みちしげ君は一時停止ボタンを押すと勢い良く立ち上がった。
このドラマは女子高生のパンチラだの、男子高校生の妄想だので構成されているからスルーしていた。
だが、かめい君が観ているとなると話は別だ。
とりあえず第一話から見返すと、なかなかヒントがちりばめられている。
要するにかめい君にエスパー能力が芽生えれば、みちしげ君のスカートをめくってハァハァしてくれるかもしれない。
「クロ!早速薬品の調合に入るの!」
「若。いくらなんでもそれは……」
「道重財閥に不可能はないの。絵里の為にさゆみは一肌脱ぐの!」
妙な使命感に燃えながら、みちしげ君はジャケットとともにシャツまで脱ぎ捨てた。
引き締められた肉体は思わず見惚れてしまうほどだ。
一肌脱ぐとは言ったものの、そういう意味ではないでしょうと苦笑しつつ、ジャケットとシャツを拾う。
代わりに白衣を渡すと彼は勢い良く羽織った。
裸に白衣など、あの娘が見たら大興奮するのだろうなと思いながら、ふたりは研究室へと向かった。
山なく意味なくおわれw
201 :
名無し募集中。。。:2013/05/24(金) 23:26:03.03 0
飯窪さんと光井君も書きたかったけどネタが降ってこなかった…中等部は思いついたらそのうちw
前回代理投下して下さった方ありがとうございました
今回もお手数ですがお願い致しますm(__)m
本スレ
>>173 フクちゃんすげぇw
────────
代理投下ここまで
202 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 00:01:16.78 0
かめい君さすが過ぎるwww
203 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 00:44:32.35 0
204 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 00:47:18.70 O
雑すぎるwww
205 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 00:50:07.24 0
川c ’∀´) <えへへ
206 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 00:58:24.78 0
▽⊂ノd*^ー^)つ∞ れーにゃの下着ゲットぉ〜w
かめい君はマジシャンになれる才能があるけど
あくまで相手がれーなだから出来るんだよねww
207 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 01:40:11.82 0
ノハヽ
ノd*´ー`) スンスン…スンスン……ムハァ///
ノつ∞▽O
208 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 01:41:03.11 O
変態w
209 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 01:46:55.71 0
ノd*^ー^)<れーにゃの香りを一度でも嗅ごうもんならみんなこうなりますよ?w 絶対分けてやりませんけどw
210 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 02:05:07.48 O
ノd*^ー^)<ただ、れーにゃは潔癖ちゃんだから下着を毎日替えちゃうのが残念ですけどw
ノd*´ ロ`) えりの3日モンの汚パンツは強烈っちゃぁ〜クンカクンカ///
ノ つ▽O
211 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 02:54:05.14 0
自宅不倫で泥を塗られた田中れいなもブチ切れ!? うごめく“矢口潰し・卒コン潰し”のシナリオとは
http://news.livedoor.com/article/detail/7702808/ 芸能史に残る一大スキャンダルに発展しそうな、元「モーニング娘。」矢口真里の“自宅不倫報道”。
勝手に自宅に男を連れ込まれた夫・中村昌也の怒りは相当のものだが、同様にブチ切れているのが、
今月21日に東京・日本武道館でモー娘。卒業コンサートを行った田中れいなだという。
週刊誌デスクは「矢口に、卒業コンサートの話題を完全に潰されてしまいましたからね。
田中も、矢口の報道に胸中穏やかではないそうです。彼女のファンにとって、卒業コンサートは特別な日。
それに泥を塗った矢口に対して、怒りの声を上げていますよ」と明かす。
そもそも、一連の不倫報道は矢口潰しのみならず、田中の卒業コンサートの妨害も意図したものだといわれている。
「矢口が自宅にイケメンモデルの梅田賢三を連れ込んだのは2月下旬の話。それが今になって噴出するのですから、
綿密な計画があったと見てしかるべき。まずは『女性セブン』(小学館)に別居の事実を報じさせて地ならしをした後、
田中の卒コンと同日発売の『週刊女性』(主婦と生活社)で本丸の“自宅不倫”をスクープさせる。
そういうシナリオがあったと考えるほうが自然です。どこが情報をリークしたかって? そんなの言うまでもないでしょう」(テレビ関係者)
矢口サイドの対応次第では、今後も第2、第3の矢が飛んでくることもあるという。
ほかのモー娘。メンバーもとばっちりを食らう可能性があるだけに、所属事務所は一刻も早くなんらかのケジメをつけたほうがよさそうだ。
212 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 03:02:01.04 0
ノd*- 。.-)<クロ、ゴミは片付けておいて
( ■_■)<承知いたしました、若。
213 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 06:55:28.50 O
( ○_○)。oO(さて今日はどんな写真撮るかな)
214 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 09:45:56.75 O
( □_□)
215 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 10:37:39.92 0
从*つロ`) ネムカー
216 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 11:45:45.21 O
今日はかめい君とデートだろ?w
217 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 11:58:08.68 0
ノd*^ー^)o<れーなのセクシーランジェリー目指して、レッツゴー!
こんな時ばかりは目覚めの良いかめい君
218 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 12:42:43.88 O
早速車かな?w
219 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 14:07:38.04 0
シゲん家経営のエログッズショップのお世話になるなw
220 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 15:59:50.46 O
大人の玩具を大人買いする気かw
从*∩ ロ∩)
221 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 16:26:18.68 0
∋oノハヽ
Σ从*´ ロ`) ハウッ///
θ ブイーン
ノハヽ
ノd*^ー^)
ノ つ日Oカチカチ
222 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 16:53:55.98 O
ノd;ー 。.ー)
223 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 18:45:57.12 0
ノd*^ー从*´ ロ`)
224 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 19:44:55.64 O
結局そうなるのねw
225 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 20:51:34.76 0
ノd*^ー^)<さっき買ってきたローターでクリちゃんを弄りながら
後ろからパコパコしてあげるとれーにゃのHな身体は大悦びですw
226 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 21:55:51.76 O
从*∩ ロ∩)
227 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 23:03:37.52 O
メイド服かわいー(///∇///)
一瞬しか着らんやったっちゃけど、マヂもったいないわ〜
かめい君が我慢出来ず始めてしまったかw
228 :
名無し募集中。。。:2013/05/25(土) 23:13:20.44 O
229 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:27:18.66 0
ノd*^ー^)=3 ムフーッ
PCの方転載お願いします
230 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:41:10.64 0
光射す投下します
苦手な方はスルーお願いしますm(__)m
その日の東京は、本当に綺麗に晴れていた。
カーテンを勢いよく開けると、数時間前に撮影した朝陽が部屋へと射し込んできた。
れいなは目を細めてぐっと伸びをしたあと、ベランダに置いてあるカンパニュラを見た。
昨日は綺麗に咲いていたが、今日は何処かしおらしくしている。
あまり水を上げない方が良いと本には書いてあったが、それにしては少なすぎただろうかと花びらに触れた。
「んー、おはよぉーれーな」
ふとベッドの上の彼女が上体を起こした。
れいなは振り返って笑いかけ、絵里の頭を撫でてやった。髪があらぬ方向に撥ねている。相変わらず寝癖がひどい。
「お早う、絵里。今日は晴れとーよ」
「ホント?じゃあ、絶好のデート日和だね!」
絵里は嬉しそうに笑い、ベッドから降りた。
毛布がばさりと床に落ちて、下から彼女の裸体がのぞく。もう見慣れたはずなのに、顔が紅潮してさっと視線を外した。
所々に赤黒い痕が残っていて、れいなは頭を掻いた。絵里のせっかくの白い肌になんてことをしているのだろうと苦笑する。
「絵里、シャワー浴びるやろ?」
「うん。れーなも入ろ?」
彼女の言葉に思わず「はい?」と返した。
絵里は笑ったままこちらを向くと、手を伸ばし、強引にれいなの腕を引っ張った。容赦なんてしない。
「いっしょにシャワーしてー、そのままデートっ!」
「いやいやいやいや、ひとりで入りぃよ」
「やーだー。いっしょがいーのー」
231 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:41:28.30 0
れいなは絵里の誘いをやんわりと断るが、絵里はそんなこと聞かない。
気付けば脱衣場まで連れてこられ、手慣れた仕草でれいなのボタンを外し始めた。本当に目が見えないのだろうかと疑うほどだ。
彼女の行動にれいなは観念し、絵里のするがまま、ただボーっと突っ立っていた。
絵里はするすると手を下げ、最後のボタンを外す。れいなもそれに合わせてシャツを脱いだ。
改めて、絵里の胸と自分のを比較する。やっぱり、自分の方が絵里より小さい。どう頑張っても変わらない。ムカつく。いや別に良いんだけど。
「れーなぁ」
絵里はそう言うと、ぱくっとれいなの肩口に噛みついた。
歯を立てずに、甘噛み。はむはむとなんどか噛んだあと、ちゅーっと吸う。
至近距離になって彼女の胸が当たる。柔らかくて、心地良い。絵里の手が背中から腰に降りる。ぞくぞくと震える。
ああ、もう、可愛い。絵里が可愛すぎて、困る。どうしよう。ダメ?
「んっ……えっひぃ…」
肩に噛みついていた絵里がひょいと顔を上げてそう言った。
艶っぽい声の理由は、たぶん、れいなが絵里の胸元を触って、撫でて、揉んでいるから。
絵里は壁に背中を預け、腰に回した腕を引き寄せた。求められるままにキスをする。甘くて、すぐに溶けてしまう。
「んっ…ふっ……」
少しだけ強めに、彼女の体を押しつける。背中が壁に当たって痛いのか、体を捩る。
舌を交わしながらも、右手を動かすことはやめない。朝っぱらからなにをしているのだろうと思う。昨日もあれだけシたくせに。
そうは思っても止まらない。理性を破壊させるほどの魅力を持つ絵里が悪い。ということにしておく。
そもそも誘ったのは絵里の方だ。やっぱりれいなは悪くない。と、また言い訳を付け足しておく。
「ふぁっ…れ、れーなぁ……デートはぁ…?」
「まだ朝やし、時間あるから」
「で、でもっ…ん!」
すぐ傍にいるのに、欲しくなる。独占欲が体中を締め付けて離さない。
ずっと渇いているようだから、どうか、潤して。絵里のその、すべてで―――
232 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:41:46.80 0
-------
「ふぁっ!あ、あっあ、、っ!」
体が冷えてしまわないように、40度程度のシャワーを流しながら、絵里を壁際に立たせて攻め立てた。
割とひどいことをしている気もするけれど、もう止められないし、止める気もない。
狭い浴室に絵里の嬌声が響く。とろとろに蕩けた絵里の中を掻き回すと、絵里はれいなの肩に爪を立てて、激しく髪を振った。
がくがくと膝が震え、立っていることもままならない。
「れーなぁっ!あ、んっ!あぁっ、ん、あっ!」
硬くなっている胸の突起に噛みつき、転がし、舐め上げる。お湯と汗と、れいなの唾液で体中が濡れる。
絵里はれいなの頭を抱え込み、後頭部を掴む。もっともっとと催促されている気がした。
右手は既に絵里の愛液でびしょびしょに濡れていたが、構わずに最奥を突く。親指で外側の蕾を押すと、絵里は大きく体を反らす。
「はぁっ!ん、んっ!れーなっ!れーなぁっ!」
そういえば、絵里と出逢ったその日に、れいなは此処で、自らを慰めたっけと思い起こした。
あの日は、まさか彼女とこんな関係になるなんて思わなかった。彼女とふたりでいっしょにいられるだけで、奇蹟なんだと気付いた。
「絵里…絵里、好き…絵里」
切なげに、彼女の名を呼んだ。
絵里がそこにいることを確かめるように、なんどもなんども、奥を突いて、掻き出して、狂わせる。
どれだけ求めても、近くにいても、足りない。想いが胸に溢れて、自分の制御が利かなくなる。
233 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:42:06.71 0
「んっ、あっ!絵里も、好きっ…あ、あぁっ!れーなぁっ!」
濡れそぼったそこはれいなの指を強く締めつけた。
ぐっぐっと押し付け、指を曲げて引っ掻く。絵里の襞が指に絡みつき、彼女は「あああぁっ!」と天井を仰いで達した。
震えながら彼女はぐったりと体をれいなに任せてくる。
れいなは絵里を抱きかかえ、ぺたりとタイルに腰を下ろした。お湯で濡れた髪を撫でてやる。艶めかしくて、ぞくぞくする。
「はぁっ…っ……ばかぁ」
「気持ち、良かったやろ?」
「そうだけどぉ」
絵里は呼吸を整えることをやめ、れいなの口元に噛みついた。
すぐに唇を探り当て、貪る。ああ、そんなことすると、また消えかかった焔が滾りそうで困る。
れいなは絵里のキスに応えながら、ゆっくりと左手を腰に回した。
-------
噴水が真ん中にあり、周囲に数本の木があるだけの殺風景な公園は、れいなのお気に入りの場所だった。
以前此処に来たときは、高校生らしきふたり組の女の子が噴水で遊んでいたけれど、今日はだれもいない。
文字通り貸切で、れいなは嬉しくなる。
「ひゃっくしょん!」
瞬間、隣に立っていた彼女がくしゃみをした。
くしゃみにしては「ひゃっくしょん」なんて、言葉を発したようにも聞こえた。
なにを言ってるのだろうと思わず笑うと、絵里は鼻を啜りながら「むぅ」とこれ見よがしに頬を膨らませた。
234 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:42:26.30 0
「寒かったの!笑うなぁ!」
「もう春やのに…花粉症やっちゃないと?」
「れーながずーっと絵里を裸にしておいたせいだぁ……」
絵里の言い分を聞かずにれいなはくすくすと小馬鹿にするように笑う。
彼女の頭を撫でながら空を仰いだ。はらはらと桜が舞っている。もうすぐ4月になる。世間は入学式シーズンだ。
出逢いと別れ。春はそういう季節だ。
絵里と最初に出逢ったのは、雨の降る初夏の日だった。
あれからもうすぐ1年が経とうとしていることに気付く。
1年前は、彼女とこんな関係になっているなんて、思わなかった。
初めて出逢ったあの夜、れいなは絵里に恋をした。その想いは、当初、彼女を傷つけるだけになってしまったけれど。
それでもいっしょに居たかった。ふたりで、この空の下を、ずっと歩いて行きたいと思った。この広い、光の射す、世界を。
「いい香りがするー」
思考の海に入りかけたとき、絵里の声に顔を上げた。
彼女は両手を広げて胸いっぱいに空気を吸い込んだ。春の風が優しく髪を撫でる。
透明感のある彼女は、まるでそのまま世界に溶けていきそうで、それが切なくて、美しい。
思わず手を伸ばして、絵里を引き留めようとする。消えるなと言いたい指先が震えた。
「れーな」
絵里の声に、れいなは掴もうとした腕を下ろした。
「うん?」と優しく返すと、彼女はこう言った。
「…いいよ、写真、撮っても」
絵里が不意に口にした言葉に、れいなは逆に、言葉を失くした。
彼女はくるりと振り返って笑いかけた。髪がふわりと舞って、春風によく似合う。
視線は相変わらず絡まない。それでも絵里は間違いなく、れいなを捉えている。
235 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:42:44.17 0
「れーなに、撮ってほしいの」
真っ直ぐな瞳が、れいなを射抜く。
過去の蓋を開けてしまったあの日のことが、頭をよぎる。
背負ってきた過去が重くて、目の前にあるはずの見えない未来が怖い。
それでもれいなは、愛佳と約束した。彼女が撮影した、公園での絵里の写真。日を浴びて柔らかく笑う彼女は、やっぱり綺麗だった。
だからこそ、絵里と同じ未来を歩くために、一歩踏み出そうと決めたのだ。
―――「好きな人くらい、ちゃんと護れ」
ただ、護っていきたいと思った。
過去も、未来も、そしていま、目の前にいる絵里を。
「ちょっとだけ、メイク、直そっか」
れいなは絵里の頬に手をかけるとそう囁いた。
伝わってきた淡い水色に思わず絵里は嬉しそうに頷く。れいなは鞄の中から自分のポーチを取り出した。
-------
カメラを真っ直ぐに構える。
ファインダーの向こうに絵里が背を向けて立っている。
シャッターを押す指が震える。まだ力が入らない。
「じゃ、絵里、いくよ?」
236 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:43:03.36 0
自分に言い聞かせるように呟く。
絵里もまたゆっくりと頷いた。
ファインダーを覗きこむ。小さな世界に彼女が入り込む。
いつだったか、奥多摩の森の中で出逢った彼女を思い出す。あの日の彼女はとても、とても綺麗だった。
震える指先でシャッターを押した。
切り取られた風景。ぴくっと震えた彼女の肩。風が流れ、髪が靡く。
れいなは絵里に手を伸ばしながら、つづけてシャッターを切る。
小気味良い音と同時に、世界が呼吸を止める。
「緊張、しとる?」
ファインダーから目を外し、絵里に問いかける。
彼女はくるりと振り返ると申し訳なさそうに笑った。
「ちょびっと……」
指先で隙間をつくってそう話す絵里に、れいなは肩を竦めて笑った。
絵里に近づいて頭を撫でてやる。先日染め直したばかりの淡い栗色の髪が綺麗だった。
「自然体でいいっちゃよ。だれもおらんし、気にせんで」
「うん…がんばる」
「がんばらんでよか」
そうだ、別に仕事じゃないのだし、普通で良いんだ。絵里が絵里であることが分かれば、それ以上のものはない。
れいなは鼻歌交じりに再びファインダーを覗きこんだ。
モデルの魅力を引きだすには、まずカメラマンの自分が「己」を曝け出す必要がある。
れいなはワイシャツのボタンを上からふたつまで外した。太陽に照らされてネックレスが光る。
風が流れた直後、シャッターを切った。
絵里は一瞬顔をこわばらせたが、流れる風に身を任せるように目を閉じた。
春の吐息を感じながら両手を広げる。胸いっぱいに空気を吸い込んだ彼女は、漸く、笑った。
237 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:43:36.58 0
―かわいかー……
初めて彼女を撮影した日のことが浮かんだ。
いつものスタジオに立った絵里は、憂いや哀しみを纏い、ひとりの女性になっていった。
でも、今日の彼女は、あの日の彼女とは違う。彼女は、ひとりの女性であり、普通の女の子であり、亀井絵里であった。
ttp://aewen.com/momusu/kamei/img/aewen799.jpg そうだ。これが彼女なんだ。
衣装で着飾ったり、派手なメイクをする必要はない。
すべての重荷を下ろし、自分の好きな服を風にはためかせた彼女が、亀井絵里なんだ。
「れーな」
ふと、ファインダーの向こうで彼女が名前を呼んだ。
シャッターを切る手をふと止めて、カメラから目を離す。
真っ直ぐに、彼女と正対すると、彼女はニコッと笑ってこちらに手を伸ばした。
「れーな」
もういちど、名前が呼ばれた。
彼女がなにを求めていたのか、れいなは最後まで分からなかった。
けれど、れいなは花に誘われた蝶のように、真っ直ぐに絵里に左手を伸ばし返した。
カメラを持つ右手が、震える。
れいなはしっかりと絵里の右手を握りしめた。絡められた指先が、温かい。絵里は此処に居るのだと、しっかり、認識する。
238 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:43:54.78 0
「絵里」
天から射し込んできた光に照らされ、大地を流れる風に揺られ、絵里はこの場所で、笑っている。
彼女は―――絵里は、とても、とても綺麗だった。
れいなはカメラから手を離し、絵里の手を取る。そして走りだした。心地良い春の風を頬に当てながら、高鳴った鼓動を誤魔化すように、走る。
彼女は驚いたような声を上げたが、すぐにれいなに合わせるように脚を動かした。
「れーなぁ!速いよぉー」
「これでもクラスで遅い方やったっちゃけどね!」
春は、不思議だ。
出逢いと、別れと、たくさんの想いを抱えて、なにかが始まりそうな予感を携えている。
だかられいなは、春が好きだ。
れいなと絵里はくるくる回りながら、笑う。
公園に溢れ返る、鮮やかな水色。
そして、微かに感じる、あの日、海で見た、夕陽のオレンジ色。
ふたつが淡く重なって、ひとつの世界を形成する。
水色とオレンジ色。それは紛れもなく、何処までも遠くに広がった空の色だった。
ただ静かで、穏やかで、陽射しが眩しい、優しい春の午後が舞い降りる。
ああ、この瞬間がずっとずっと、ずっとつづけば良いって、そう、願った。
ttp://aewen.com/momusu/kamei/img/aewen3226.jpg だから、れいなも、絵里も、この日のデートを、ずっとずっと、忘れることはなかった。
239 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:44:42.78 0
光射す場所へ第37話以上になります
主役ふたりとも現役じゃなくなりましたが絶対完結させるので最後までつづけさせて下さいm(__)m
お気付きの方はお手数ですが転載していただけますと幸いですm(__)m
─────
転載ここまでー
240 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 00:53:29.59 0
いつも乙です!
やっぱれなえりもエロいなぁw
えりりんの「えっひぃ…」が勝手に脳内再生されて大興奮でした!w
でもこの後の展開が恐いよぉ…
241 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 03:27:35.95 O
♀♀のエッチも好きだな〜♪
242 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 05:24:41.95 0
やっぱえりりんって魅力的な子だな
可愛いしセクシーだしエロいし本当に不思議な子
243 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 08:23:57.86 O
ノノ*´ー`)(´ヮ `*从
244 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 11:31:15.25 0
ノノ*^ー^)
245 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 13:48:47.04 0
从*´ ヮ【◎】カシャカシャ
246 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 14:32:06.20 O
幸せそうだな
水色とオレンジが溢れる公園いいな
247 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 16:22:11.36 0
川*´ー´リ人从*^ 。.^)
248 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 17:07:20.43 O
さゆりほもいい感じだよね
249 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 19:33:17.05 0
ノd*´ ロ`)
250 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 20:58:17.53 O
あげ
251 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 22:19:43.93 O
れいなが理想の結婚相手の条件に
顔・金・優しさ・甘えてくれる人って答えてた
かめい君大勝利すぎる
252 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 22:21:24.19 0
>昨日は、れいなが卒業して初めてのモーニング娘。みんなでのお仕事だったので、
>れいなが恋しくてつい…
>れーーーーなぁーーーーーー(笑)
ノd*` ヮ´)c|*` ヮ´)> モテる男は辛いっちゃねぇ〜ニヒヒw
253 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 22:22:04.88 0
金持ちというか金づる持ちだけどまぁ実質パーフェクトだな
254 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 22:22:41.50 0
>>251 ノd*^ー^)<ボクしかいないですねwエッヘン!
255 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 22:26:43.96 0
256 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 22:44:51.34 O
なんかエロいよさゆw
川*´ー´リ………
257 :
名無し募集中。。。:2013/05/26(日) 22:49:06.65 0
>>255 なんかこの画像のれいながれいなくんやれいなクンに見えてきたw
どことなく凛々しいしww
258 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 00:25:33.44 O
259 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 00:41:43.76 0
>>255 川*- 。.-)。o(早く帰ってれーなに会いたい…)
(店・e・)?
260 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 01:22:32.22 0
てんちょ人妻に恋する3秒前
261 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 01:42:50.28 O
ぽん<人妻なのかw
262 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 01:56:30.95 0
ぽんは中学生だからねぇ
てんちょ童顔だけど成人してるしw
それにしてもれいなクンが羨ましい…
263 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 01:57:51.33 0
290 :名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 00:25:16.10 0
武道館後の打上げはメンバーとではなく個人的な友達と。
気のおけない仲間を集めた。
会場に行ったらみんな水色のTシャツ着て、うちわ持って歓迎してくれた。
お祝いのケーキが出て来た!お酒は飲んでないよ。
久しぶりのオールで今もちょっとしんどい #reina_bus
291 :名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 00:29:12.22 0
>>武道館後の打上げはメンバーとではなく個人的な友達と。
>>気のおけない仲間を集めた。
カプヲタ大打撃
292 :名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 00:33:38.12 0
さゆれな2人で打ち上げする訳も無く
そんなこと思ってるのはヲタじゃないだろ
264 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 02:04:11.72 O
>>262 ( -e-)<僕だって大人な危険な恋をするのだ
265 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 02:08:55.55 0
ifさゆの隣に立ちながら粗チンおっ勃ててるてんちょ
266 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 02:10:48.73 O
ノc|*` ロ´)<てんちょーさんなにしてるんですか!
267 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 02:17:53.77 0
(店;゜e゜)<いや僕は何も…!
⊂ノc|*` ロ´)<ちょっとウチの嫁借りますね!さゆこっち来ると!
川;・ 。.・)つ<えっ?ちょっれーなっ?!
そのままトイレに入った二人は何やら物音を立てながら30分間出てこなかったとか
(店;゜e゜;)<…
|||9|^_ゝ^)<にーがきさんには衣梨がいるっちゃ♪
268 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 02:19:32.16 0
哀れてんちょww
269 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 02:27:32.08 0
ただおっきしちゃってただけなのにw
270 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 02:41:23.94 0
WC|≡川;- 。.-)つ⊂ノc|*` ヮ´) トイレ借りましたー♪
ノc|*` ヮ´)<ふぃ〜w じゃれーな先帰ってるからw
夕飯作っておくけん、寄り道禁止っちゃよ♪
川;- 。.-)<うん…終わったらまっすぐ帰るの…///
ドキドキ (゜e゜;店) 川;- 。.-) ドキドキ
店に残された二人の間に気まず過ぎる雰囲気が漂う中、
。o(今日のトイレ掃除当番、自分なんだよなぁ…)と更に気まずくなるてんちょ。
271 :
07052500205943_hy:2013/05/27(月) 02:57:40.82 O
从*´ ∩`)从*^∩^)
272 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 03:02:07.58 0
(店;e;)<亀井さんでも田中さんでも良いから今日だけ変わって下さいよぉ〜
从;´ -`)<れーなはちょっと…///
ノノ*^ー^)<てんちょご自分でどうぞw
273 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 03:24:17.04 0
意を決してトイレに入るも漂う淫靡な香りに失神するてんちょ
274 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 05:44:11.57 0
ノc|*` ロ川*´ 。.`)
275 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 08:34:04.80 O
がんばれてんちょw
276 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 12:10:50.43 0
ノノ*^ー^)
277 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 12:11:54.11 O
ノ9|^_ゝ^)<聖お昼一緒に食べよー
278 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 14:06:24.34 0
ノノ刀O _l^)つ=○ アーン
279 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 16:44:46.68 0
ノ9|*^,_ゝ^)ウマウマ
280 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 18:29:04.83 O
ノd#´ー´リ<ぐぬぬ…
ノd*´ー´リ<香音ちゃんワシにあーんしてくれ
281 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 18:34:04.50 0
アーン
从*´◇`)三○)ー´リ・`;:゙;`; グシャッ
282 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 19:31:19.79 0
二人とも何かに目覚めているな
283 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 19:55:22.66 O
恋愛に目覚めてないのは確かw
284 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 20:13:04.64 0
从*´◇`).。oO(里保ちゃんを殴っているとドキドキする…これが恋!?)
ノd*´ー´リ.。oO(香音ちゃんに殴られてるとドキドキする…これが恋かのう!?)
285 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 20:25:47.26 0
ノノ刀e _l‘)<違うに決まってんでしょ
286 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 20:40:25.53 O
ばっさりww
287 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 21:43:08.00 0
ノd*^ー^)*` ヮ´)
288 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 22:32:16.83 O
れいながまた髪短くしたから
全亀井キャラが暴走して首筋舐めまくってそうだな
289 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 22:43:01.77 0
ノノ*^从*´ ロ`)
ノノ*^ノd*´ ロ`)
ノd*^从*´ ロ`)
ノノ*´从*´ ロ`)
ノノ*^ノc|*´ ロ`)
チュルチュルチュルチュルチュル♪
どうでも良い話だけど「さゆえり」でググると
上から二番目にwikiが出て来るんだねw
290 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 23:05:12.56 O
上かられなえり・たなえり・かめれな・光射す・恋愛事情か
ついでにこれも入れてw
川*^从*´ ロ`)
291 :
名無し募集中。。。:2013/05/27(月) 23:56:10.22 0
ノハヽノハヽ
ノd*^,ー从*´ ロ`)ゾクゾク
ノ つ ノ
うなじをペロペロしながらするパコパコは最高ですよ?w
292 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 00:07:10.95 O
れーな明日も寝不足だなw
293 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 01:00:49.72 O
从*´◇`)<りほちゃんおめでとう!
294 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 01:03:34.15 0
今日は我らがエースの誕生日か!
295 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 02:14:23.74 0
296 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 02:21:12.50 0
ノd;´ー´リ<み、光井さんそれ…
ノd=´┴`)<ん?あぁこれ?彼女がいた頃から財布変えてへんからなぁ。ただもう古くて使えんわw
ノd*´ー´リ。o(なんか大人ってカッコイイのぉ…)
从+´◇`)<真似しようなんて思ってるんじゃないんだろうね!
297 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 02:30:17.04 0
Q.武道館では亀井絵里ちゃんも見に来てくれてたようですが・・・
楽屋では6期3人でお喋り出来ましたか?
これから3人で遊びに行く予定等ありますか?
れいな<3人では無いよね
楽屋でも喋ってないし遊びにいく事も無いよね
298 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 03:25:15.44 O
>>297 それがどうかした?
3人が集まるのはベッドの上だけだぜ?w
ウヘヘノノ*^ー从*´ ロ`)。.^*从ウフフ
299 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 06:53:00.09 0
まあベットの上の出来事は公表できないからw
300 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 08:32:21.27 O
鞘師君も15歳か早いもんだw
301 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 11:18:52.89 0
ノノ刀O _l^)9|^_ゝ^)d*´ー´リ从*^◇^)
302 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 12:47:53.63 O
9期は聖ちゃんが大好きなんだなw
303 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 15:35:44.90 O
( ■_■)
304 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 16:56:52.78 0
从*´ ロ`)
305 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 18:41:51.57 O
306 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 20:41:51.37 0
光射すみたい
307 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:12:57.01 O
確かに5枚目はそう見える
308 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:20:19.52 0
彼の誕生日ということで小ネタ投下します
苦手な方はスルーお願いします
「―――今日はいっしょに学校行けないけど、放課後、教室で待ってて……なにこれ?」
朝、いつもの時間に起きた香音は、彼からのメールを眉を顰めて読んだ。
ほんの6時間ほど前、彼には「誕生日おめでとう」とメールを送ったばかりだが、そのときは特になにも言っていなかった。
今朝起きた途端に受信したメールに首を傾げるが、香音はボサボサの髪のままリビングへと向かった。
-------
いっしょに学校に行けない、という言葉には、ふたつの意味がある。
「遅刻するから先に行ってて」と「用事があるから先に行くよ」、である。
香音が教室に着いたとき、彼のカバンは既に机上にあったから、てっきり後者なのだと思ったが、朝のSHRになっても彼は姿を見せなかった。
それどころか、1時限目になっても現れない彼に、香音はいよいよ眉を顰めた。
カバンはあるし、今朝のメールを見る限り、欠席ではないだろう。
早めに学校に来てなんらかの用事を済ませたあと、体調不良にでもなって保健室で寝ているのだろうか。あの元気が取り柄の変態やんちゃ坊主が?
頭の中をいろいろな妄想、もとい想像が駆け巡るが、結局どれも良い答えには結びつかず、渋々教科書を開いた。
309 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:21:33.86 0
1時限目も、そして2時限目も姿を現さない彼をそろそろ心配しだした香音は、休み時間に保健室へと向かった。
「出張中」というプレートが掲げてある扉を開ける。もちろん、保健教諭はいない。
カーテンが閉められたベッドがひとつある。
やっぱり彼だろうかと、香音はその名を呼ぼうとしたとき、カーテンが開いた。
「おー、香音ちゃんお早う」
「あ、お早うございます……って、なにしてるんですか」
香音に挨拶した彼は、高等部のかめい君だった。
とてつもなく嫌な予感がするが、果たしてその予感は当たる。カーテンの向こうから、れいなも気まずそうにひょいっと顔を出した。
「だって保健のせんせーいなかったからさー。ついついお邪魔しちゃうよね」
「いらんこと言わんと!」
れいなが少しだけ怒りながらかめい君の頭を叩いた。
ああ、こんな場面、できることなら見たくなかったと思いながら、香音は「お邪魔しました」と足早に立ち去った。
肩を落としながら廊下を歩き、ため息をつく。
かめい君とれいながそういう関係であることは周知だし、そういう行為をしているのだろうということも、とっくに知っていた。
だが、実際、授業をさぼってまでそういう行為をすることが香音には理解できない。
そもそも学校だよ、ココ。
「分かんないなー……」
自分だったら、到底、そんなことできない。
妙に真面目であることが取り柄だし、そういう感情を持つ相手がまだ現れていないし。
逆に言えば、授業なんて放り出してまで、いっしょに居たいと想う相手が現れれば、私もあのふたりのようになるのだろうか。
いや、もしそうだとしても学校でキス以上のことはできないなー、たぶん。
え、ってことはキスはしちゃうわけ?しないしない!絶対しない!
そんなことをひとりで悶々と考えている彼女が、学校の校舎裏でキスをするのは、もっともっともっと先のこと……かもしれない。
310 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:22:59.82 0
-------
結局、彼は1日中顔を見せなかった。
昼休みにいつものように屋上で生田君や聖とお弁当を食べたときに、なにか聞いてる?って訊ねたけれど、ふたりとも首を振るだけだった。
1日丸々サボるってどういうことよと思いながら、香音は帰りのHRを受けていた。
担任からの連絡事項を聞きつつ、彼の席に目をやる。朝よりもずいぶんと賑やかになった机上に苦笑した。
彼が学校に来ていることは分かるものの、なかなか帰ってこないことを知った女子生徒たちは、彼の席にプレゼントを置いて行った。
それがひとつ・ふたつの話ではなく、10、20と増えていき、いまではもう机から溢れんばかりにプレゼントが置かれている。
さすが中等部を代表するイケメンだこと、と香音があくびを噛み殺すのと、学級委員の「起立」という号令がかかったのはほぼ同時だった。
挨拶のあと、教室は一気に騒がしくなる。
クラスメートたちは部活へ行ったり、そのまま帰ったり、果ては彼の机上のプレゼントを写メで撮ったりと、さまざまな行動をとる。
用事がないし、帰ろうと思った香音だったが、ふいに朝のメールを思い出した。
あのメールによると、どうやら自分は待っていなくてはいけないらしい。
面倒くさいことこの上ないが、そこで黙って帰れないあたりが、自分がお人好しと言われる所以かもしれない。
香音はまたため息をつき、カバンから今日配布された宿題のプリントを広げた。
どうせ数学は苦手だし、さっさと終わらせようとシャーペンを握った。
-------
放課後になっても、彼にプレゼントを渡しに来る生徒は絶えなかった。
高等部のたかーし君はバレンタインデーに631個のチョコレートを貰ったらしいが、彼も負けてはいないのではないかと思う。
「今日休み?」、「帰ってきた?」と聞かれるたびに「分からない」、「ごめん、知らないんだ」と香音は答えた。
いい加減にそれも飽きてきたころ、すっかり人はいなくなり、オレンジの夕陽が教室に射し込んできた。
311 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:26:11.56 0
もうすぐ18時を回ろうとする時計を睨みながら、カバンに入れていたケータイを取り出した。
相変わらず、メールも着信もなし。教室には香音と、大量のプレゼントしか残っていない。ひっきりなしにやって来たプレゼント軍団ももういない。
さすがに帰って良いかなと香音が立ち上がると、コンコンと音がした。
ん?と音のする方を見た瞬間、香音は「うわあああ!」と叫んだ。
「な、な、なななななな!?」
香音は震えながらも人差し指で窓を指す。
そこにいたのは、長い髪を垂らし、逆さ吊りになった鞘師君その人だった。
彼は飄々と笑いながら体を揺らしつつ、窓をコンコンと叩く。
声は聞こえにくいが、「開けて。鍵。開けて」と繰り返しているようだ。
なにがどうなっているのか理解しがたかったが、香音はとにかく鞘師君に指示されるまま、窓の鍵を開けた。
「っとと……相変わらず女の子らしく悲鳴じゃのぉ、香音ちゃんは」
「なっ!てかなにしてんの!バカじゃないの!」
「バカとはなんじゃ。曲芸と言ってくれ」
鞘師君は窓枠に手をかけると、そのまま体を強引に教室へと滑り込ませた。
腰に結んであったロープを解きながら、「意外とこれ頑丈じゃのぉ」と笑った。
「どっから降りてきたの?!」
この教室は2階。上からやって来たとなると、必然的に限られる解答だが、鞘師君はあっさりと「屋上」と答えた。
「今日はずっと学校中うろついとって、さっきは屋上にいたんじゃ。人がおらんくなるのを見計らって降りてきたんじゃが、カッコ良いじゃろ?」
「な、なんでロープ命綱にしてたのよ!普通に階段で降りろよ!てかなんでずっと屋上にいたの!」
「一個ずつ答えるから、そう興奮せんでほしいのぉ……」
鞘師君は大袈裟に耳を塞ぐと、自分の席に歩く。
積み重ねられたプレゼントに「あー……」と苦々しく声を出し、腰ベルトに挟んであった紙袋を広げた。
312 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:27:28.54 0
「階段で降りてきたら、見つかるかもしれんじゃろ?」
「え?」
「見つかりたくなかったんじゃ。今日1日、香音ちゃん以外、だれにも」
彼の言っている意味がイマイチ理解できなかった。
見つかりたくない?だれにも?今日は、今日は1年に1回だけの、彼の誕生日だというのに?
「このプレゼント、いちいち貰うのが鬱陶しかったんじゃ」
「はぁ?」
「たかーし先輩より少ないけど、バレンタインで懲りたからの。お返しだけで破産するし、かと言って断るのもなんじゃし……」
「だからずっと屋上にいたわけ?」
「直接受け取らんければ、お返しの必要はないけぇの」
その言い方に、香音は少しだけちくりと胸が痛んだ。
彼女の気配を敏感に感じ取ったのか、鞘師君はプレゼントを紙袋に入れる手を止めて「嫌な奴じゃと思った?」と笑いかけた。
切れ長の奥二重の目が、真っ直ぐに香音を捉える。その眼差しを向けられると、頷く力さえもなくなる。
「……じゃあなんで、私に待ってて、なんて言ったの?」
「香音ちゃんにだけは、分かってほしかったから。じゃ、ダメかの?」
そうして鞘師君は、また笑った。
少しだけ寂しそうな瞳に見つめられる。開け放した窓から初夏の風が吹く。
梅雨を連れてくる、じめっとした風が、それでも清々しく、鞘師君と香音の髪を揺らして通り過ぎていく。
ふたりの間に流れる一瞬の沈黙を先に破ったのは鞘師君だった。
彼はくるりと踵を向け、またプレゼントを入れ始めた。
それにしてもずいぶんな量があるものだ。何人が彼に「おめでとう」と言いたかったのだろうと香音は思う。
313 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:29:04.11 0
「ワシは、ひとりで充分じゃ」
「……え?」
「追い駆けるのは好きじゃけど、追い駆けられるのはひとりで充分なんじゃ」
それ、どういう意味?と香音が聞き返すより先に、彼はプレゼントをすべて、紙袋ふたつ分に詰め終えた。
「やっとカバンとご対面じゃー」とわざとらしく笑った彼は、紙袋とそれを両手に持った。
再び、初夏の風が吹く。後ろでひとつに結んだ香音の髪を撫でた風は、やっぱり爽やかだった。
香音はぎゅうと自分のカバンを握り締める。
「香音ちゃんはくれんのけ?」
鞘師君の言葉に対し、香音はハッとした。
思考に入りかけた自分を叱咤するように「その中に混ざってんじゃない?」と冷たく返すと、鞘師君は「それはない」と即座に否定した。
「香音ちゃんは、僕と違って、ひねくれてないけぇの」
彼の言葉は、時折とても重く感じる。
普段はだれにでも「可愛い」だの「好き」だのと薄っぺらい言葉を吐くくせに。
絆されたのか、溺れたのか、迷ったのか、分からない。
だけど香音は、そんな彼の姿に、嵌っていく。抜け出せない、複雑に絡んだ迷路のように、彼にのめり込んでいく。
ただの幼馴染で、元気が取り柄の変態やんちゃバカ。
それだけのはずなのに、放っておけないし、放っておかれたくない。
「帰るよ」
香音はすべての想いにフタをするように言葉を発した。
まだ、この感情の名前を彼女は知らない。知らないからこそ、フタをする。開けてしまって、戻れなくなることが、怖いのかもしれない。
鞘師君も素直に彼女に従い、「ハイハイ」と答え、紙袋を持ち直す。すると、香音はそのひとつを手にした。
「お?」と顔を上げたのも束の間、香音はいつものように、ポニーテールを揺らしながら鞘師君の前を歩く。
314 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:30:59.24 0
「待ってよ香音ちゃん」
そして彼もまた、いつものように楽しそうに彼女の名を呼んだ。
香音は困ったように、だけど何処か嬉しそうに眉を下げ、その三日月の目をこちらに向けて笑った。
ふたりは仲良く、廊下を歩く。階段を下りて、靴箱へ行き、そこにたまっていたプレゼントを回収した。
「モテモテっていうのも大変なんだね」
「嫉妬する?」
「……キミのバカさ加減に呆れてるんだろうね」
靴箱をあとにし、部活動生が片付けを始めている校庭を歩く。
影がぐーんと伸びて、ふたりがひとつに重なるような跡になっていた。
そんな痕跡にふたりは気付くことなく、校門まで歩いた。
「で、プレゼントは?」
「あげない」
「えー。それはないんじゃ、香音ちゃん」
鞘師君をからかうように、香音は笑う。連られて鞘師君も、また笑う。
夕陽に照らされ、影が伸びる。ふたりの想いがきちんと重なるのは、やっぱりもう少し先のこと……かもしれない。
そして、鞘師君が屋上で寝ている間にみちしげ君がその寝顔を大量に盗撮していたことに気付くのは、もっと先のこと……ではなく、気付かない。
鞘師君生誕記念 僕がキミを追い駆けるからように、キミも僕を追い駆けて おわり
315 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:32:09.51 0
タイトルミスりましたw
僕がキミを追い駆けるように、キミも僕を追い駆けて ですw
光射すのりほりほも書きたいけど今夜中に間に合うかな…
前回投下して下さった方ありがとうございました
今回もお手数ですがお気付きになった方は宜しくお願い致しますm(__)m
---------------------------
以上 転載しました
316 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:40:28.55 0
乙
317 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 22:55:40.56 0
ノd*´3´リ<まさか誕生日プレゼントはキスなのか香音ちゃん!?
はいプレゼント>从*´◇`)三○)3´リ・`;:゙;`;
318 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 23:02:07.40 O
319 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 23:22:18.46 0
たまには鈴木君と里保ちゃんってのも読みてえなあ
320 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 23:44:09.22 0
さやかのの関係好きだなぁ
つかず離れずが似合うカプな気がするw
しかしかめれなは…w
321 :
名無し募集中。。。:2013/05/28(火) 23:59:04.99 O
ノd*^ー从*´ ロ`) (´◇`*从
322 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 00:22:38.42 O
中等部の校舎まできてなにしてんだw
323 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 00:29:05.03 0
ナニしてんでしょw
324 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 00:57:00.70 0
転載お願いします!
325 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:02:29.32 O
>>323 最近中等部に見せつけるのが趣味になってきたなw
326 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:12:12.03 0
光射すさゆりほ行きます
苦手な方はスルーお願いしますm(__)m
鞘師里保がトイレから戻ってくると、派手なクラッカー音に出迎えられた。
なにが起きたのか一瞬把握できなかったが、カウンターに座っている彼女が「おめでと〜」と声を上げたことで漸く理解した。
そっか、今日だったんだと里保は肩を竦めた。
「もー。りほりほが教えてくれないからさゆみプレゼントなんにも買ってないじゃん!」
「だれから、聞いたんですか?」
「もちろん、フクちゃんと香音ちゃんだよ」
名を呼ばれたバーテンふたりは、道重さゆみのクラッカーを回収し、いたずらっ子のように笑った。
そりゃそうだ。いまこのバーにいる人の中で、私の誕生日を知っているのは、このふたりしかいない。
「なんで教えてくれなかったの?」
さゆみにそう訊ねられながら、里保は椅子に座る。
飲みかけのバドワイザーに口付けながら「深い意味はないですよ」と返した。
もちろん、そんな答えでさゆみが納得するわけもなく、「なーんーでーよー」と里保の体をゆすり始めた。
これがあの美人モデルの道重さゆみの真の姿だとは、一般読者は信じないだろうなと里保は思う。
「教えてくれないと、さゆみ3杯目頼んじゃうぞ」
「御自由にどうぞ。明日はお休みですし」
里保が軽くあしらうと、さゆみは不貞腐れたように頬を膨らませ、メニューを開いた。
カウンターの中に立った聖はクラッシュアイスのを入れたグラスにウィスキーを注ぎ、レモンを落とした。
そして「里保ちゃん」と名を呼び、「おめでと」と傾けた。里保も促されるままにグラスを持ち、傾ける。
くいっとお互いに酒を呷った。少しだけ温くなったバドワイザーは苦味が増して、あまり美味しくない。
さゆみの次のオーダーとともになにか頼もうと、里保は棚に並べられた酒瓶を見つめた。
327 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:12:38.47 0
「フクちゃんテキトーにつくってくれる?」
「うーん……さっぱり系と甘い系と、どっちが良いですか?」
「じゃあ、さっぱりしたの」
さゆみがメニューを閉じてそういうと、聖はひとつ頭を下げ、踵を返した。
思い出したように「里保ちゃんは?」と訊ねられたので、里保は「じゃあ、道重さんと同じの」と呟く。
あれ。ホントは同じものを頼むつもりなかったんだけどな、と思ったが、頼み直すのも億劫だったので、そのままにする。
どうしたのだろう、連日の勤務で思考するのも疲れているのだろうか。
「眠い?」
右隣のさゆみにそう聞かれ、里保は首を振った。
長い髪が揺れる。前髪が目にかかって、鬱陶しい。そろそろ切ろうか。
「最近忙しいもんね」
「……道重さんの方が、疲れてますよね?」
「そうでもないよ。忙しいってイイことだし、お仕事できるのは、りほりほたちのおかげだし」
さゆみと里保しかいない店内に、ふたりの声はよく響く。
いつの間にか、カウンターの中には香音もいて、バーテンがふたりでカクテルをつくっていた。
赤い制服を着た衛兵のボトルをひょいと持ち、ジガーに注ぐ。あのボトルは、何処かで見たことあるなぁと里保は思った。
聖と香音は同時にシェーカーを持ち、シェイクし始めた。
小気味良い音が響く中、ふと、記憶が邂逅する。
里保は助手席に座り、運転席の男を見ていた。男は軽くハンドルを切りながら、なにかを里保に話している。
男は、父親なのか、それとも義父なのか、里保にはよく分からない。
とにかく、窮屈な格好をしていることはなんとなく覚えている。たぶん、よそ行きの服だ。男もスーツを着ている。
ああ、そっか。これ、もう何年も前の誕生日の記憶だ。
328 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:13:01.34 0
「遠慮するんですよね、誕生日って」
意識しないうちに、里保はそう言葉を発していた。
隣のさゆみは、聖たちのつくるカクテルから目を離し、「うん?」と里保に問いかける。
別に、こんな話をするつもりもなかったが、もう口をついた言葉は戻らない。それどころか、勝手に滑り出て止まらない。
私、酔ってるのかな?まだ2杯しか飲んでないのに。
「お義父さんが、連れて行ってくれるんです、外に。少しだけ高そうなお店を予約してくれるんです」
「りほりほの、誕生日に?」
「でも、お義父さんも私も、少しだけ、遠慮するんです。誕生日だけは。どうしても」
義父に引き取られて、もうずいぶんと長い年月が過ぎた。
里保は義父のことを、本当の父親、またはそれ以上に慕っている。だが、「誕生日」だけは、どうしても、違和感を覚える。
自分とは血の繋がりがない義父にとって、今日は本当に祝祭の日なのだろうかと。「おめでとう」と笑顔で笑う日なのだろうかと。
その違和感は年々強くなり、里保は数年前から、自分の誕生日を家で過ごすことをしなくなった。
義父もそれを感じ取っているのか、「おめでとう」と直接顔を見て言うことはなくなった。
自分の誕生日を忘れたい、とまで思ったことはないが、どうしても、素直に祝えない自分がいる。
「お待たせしました」
ふと、里保とさゆみの前にカクテルが差し出された。
聖がさゆみに、香音が里保に、それぞれグラスを出す。
329 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:13:18.91 0
「ギムレットです。少しだけ、ライムの香りを強く出しています」
さゆみは「なにとなにで混ぜてるの?」と訊ねた。
香音はカウンターから、「ビーフィータージンです」と先ほどのボトルを取り出した。
「ジンとフレッシュライムジュースで、アルコール度数は高めですけど、柑橘系のさっぱりした風味が味わえます」
そうか、先ほど見た赤い制服の衛兵のボトルは、ビーフィーターかと思い当たる。
そんな里保の思考を遮るように、さゆみは「ほら、りほりほ」と促した。
里保も素直にグラスを持つ。
「で、キミはいくつになったの?」
「……21ですけど」
「そっか。じゃあ、あと80回くらいお祝いできそうだね」
その言葉に思わず「は?」と言い返した。
おおよそ、マネージャーがタレントに言う言葉ではないが、さゆみは構わずにつづけた。
「これから80回、さゆみがりほりほの誕生日をお祝いするの。毎年、毎年、すっごい楽しい思い出つくろっ」
「なに、を……」
「今年はこのバーでしょ。来年はさゆみの地元でお祝いする?そして再来年は…あ、海外とか行こっか」
この人は、なにを言っているのだろうと、里保は思った。
誕生日を毎年祝う?楽しい思い出をつくる?さゆみが、里保のために?どうして?
330 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:13:41.25 0
「過去は消せないけどさ。未来は明るく出来るじゃん」
さゆみは視線を落とし、ギムレットのグラスをくるくると回した。
中に入った半透明のカクテルが揺れる。それに合わせるようにライムの香りが鼻腔をくすぐった。ああ、なんて、爽やかなんだろうと里保は思う。
「さゆみがりほりほの誕生日を、毎年、華やかに、楽しくお祝いしてあげるの」
彼女はそういうと、「おめでと、21歳」とグラスを傾けた。
里保はなにも返すことができず、ただ黙ってグラスを持ったまま、彼女の瞳を見つめた。
どうしてか、なぜなのか、里保はなにひとつ理解できなかった。
どうしてさゆみはいつも、里保の心を揺さぶる言葉を持っているのだろう。どうしていつも、欲しいと思っている想いをくれるのだろう。
「道重さん……」
「うん?」
さゆみはギムレットに口付けた。
ジンの苦みを纏ったライムが、すっと喉に入っていく。
「ありがとう、ございます」
里保はそれだけ言うと、ショートグラスを一気に呷った。
量が少ないとはいえ、一気飲みして良いアルコール度数の高さではないが、構わない。
焼けるような痛みはないものの、急にくらりと酔いが回る。頭が鈍く叩かれるような感覚が残った。
「おめでとう、りほりほ」
331 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:13:59.45 0
さゆみは目を細め、そんな里保を優しく見つめた。
半分以上残っているグラスを傾け、ゆっくりと喉を潤していく。
やっぱり爽やかな香りが里保を包み込んでいて、それでも苦みが確かに残っていて、なんだかどうして良いか分からなくなる。
絆されるように、がっくりと頭を落とし、聞こえるか聞こえないかの声で「好きです―――」と呟いた。
すると、即座に里保の頬がさゆみの両手に包まれる。
くいっと顔を上げさせられ、彼女と見つめ合った。
「ちゃんとさゆみの目を見て云ってくれなきゃイヤ」
その大きな黒い瞳に、里保は捉えられた。
彼女の指が頬や顎に当たり、ぞくぞくする。全てを云ってしまいたい欲求に駆られた。
だが、それでも里保は挑戦的に笑い、「二度と言いません」と目を伏せた。
「むぅ……ケチ」
さゆみはあっさりと里保を解放すると、残ったギムレットを飲み切った。
少しだけ不貞腐れながら席を立ち、トイレへと歩く。
「カッコつけ」
「うっさい」
彼女の姿がトイレへ消えるのと、香音からチェイサーを渡されたのはほぼ同時だった。
微かに滲んだ涙を拭い、ぐいっとそれを呷ると、聖は何処か嬉しそうに「おめでと、里保ちゃん」と微笑んだ。
光射す場所へ第37.5話 鞘師里保生誕記念 おわり
332 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:14:54.21 0
ギリギリセーフとはいえあまりに雑な出来で申し訳ない…
>>703ありがとうございます
もしお気付きの方がいたら宜しくお願い致しますm(__)m
改めてりほりほ誕生日おめでとう!
──────
転載ここまで〜〜
333 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 01:40:13.89 0
作者さんはお酒好きなんだろうなぁ
21歳の鞘師…見たい!
334 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 04:51:48.73 0
川*´ー´リっ∀∀c(^ 。.^*从
335 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 07:34:09.20 O
( ■_■)¶。oO(後で読もう…)
ノd*・ 。.・)<何見てるの?
(;■_■)<い、いえ
336 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 11:17:30.93 0
ノd*^ー^)
337 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 13:22:18.05 O
なんつーか
さゆりほいいな
338 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 16:09:04.37 O
ノd*^ 。.^)
339 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 19:00:31.41 O
シゲじゃねぇぞw
340 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 19:01:45.22 0
ノd;´ー´リ
341 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 19:46:38.93 O
ノd*`・ 。.・)<さゆりほということはつまりシゲ鞘なの
ノd*^ 。.^)<りほりほ〜寝る前に毎日さゆみに写メを送るのw
342 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 20:24:24.03 0
<ノd;´ー´リ> アーアー キコエナイー
343 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 21:10:54.31 O
ノd* ^_〉^)<やすしさんトゲ
344 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 21:42:53.58 O
れいなのドM発言キター
345 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 22:04:49.21 0
ノd*^ー从*´ ロ`)ハァン
スパーンスパーングチュグチュ
346 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 23:02:24.66 O
347 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 23:26:26.86 O
348 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 23:35:07.19 O
かめい君のせいですね分かりますw
349 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 23:36:13.04 0
『フラフープ』を『○o○』に替えると…
ぉっかれちゃーあんっっ
れーなきのうね?
3時間もしたょー
あれですょ
ん?
あれ(///∇///)
うふ
○o○(笑)
すごくない???笑
なんか
ジーッとしとくのが嫌で とりあえず○o○しよったら
3時間たっとったし。
すごい私の体力〜う。(°°)
てへ(///∇///)
ノd*^ー^)φ ウヘヘw
350 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 23:48:06.15 O
改ざんすんなwww
351 :
名無し募集中。。。:2013/05/29(水) 23:53:11.42 0
352 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 00:16:31.46 O
エロすぎるww
かめれなからしたら3時間とか余裕だろうな
353 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 00:37:32.84 0
ノd;- 。.-)<見てるさゆみの方が疲れちゃうの…
つ∩゛
354 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 00:38:39.99 O
でも右手は動かすんだなw
355 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 01:21:38.92 0
ノd;- 。.-) ったくエロいったらありゃしないの…
つ∩゛
356 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 03:03:49.42 0
ノd*^ー^)φ <○○○ーでもイケそうだなコレw3時間○○○ーで腹筋痛www
イデデデ>ノd;^ー^>⊂(`ロ ´ +从<いい加減にしろ!
357 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 03:31:15.35 0
でもかめい君と出来ない時はれーなも布団の中で
笑顔とカメさん想像して長時間コスコスクチュクチュしてんだろw
プロローグ
いつもの朝と同じように、目覚まし時計が大きな音で鳴り響く。ベッドの中から伸びた右手がそれを止める。どんなに大きな音を出す目覚まし時計でも、
鳴った瞬間に反射的に止められるようでは、さほど意味を持たないようだ。
しばらく経って、別の場所にある目覚まし時計が、先の目覚まし時計よりも大きな音を立てる。先の目覚まし時計が止められた際の『保険』だ。
「あぁ…もう少し寝てたいのに」
部屋の主は女であった。彼女の髪は寝起き故かボサボサになっており、『乱れている』という表現がふさわしい状況になっていた。その乱れた髪のまま
彼女はのそのそとベッドから這い出て、鳴り続ける目覚まし時計のところまで歩み寄った。
ボタンを押し、何気なく時計の針を見る。時計の針は午前七時二十分を指していた。
「…え!?」
部屋の主の表情が変わった。一気に眠気が覚めたようだ。どうやら、彼女は寝坊をしてしまったようである。
「ウソ!?ヤバっ!」
もっと早く起きなければいけない日だったのに、いきなり寝坊をしてしまった。彼女は青ざめた顔で、大慌てで出かける準備を始めた…
>>358 二十分後。化粧もそこそこに、ゴミ袋片手に家の鍵を閉める彼女の姿があった。
「急がなきゃ…間に合うかなぁ?」
ドアの横にある家の表札が少し汚れていた。それが目に入った彼女は何気なく表札を指で拭った。手にべっとりと埃が付着した。
「げっ、洗ってる時間ないや…」
鍵を閉めてしまったので家の中に戻るのはめんどくさい。彼女は洗うことをあきらめて、エレベーターで一階まで降りた。
ゴミを捨てると、彼女は駐車場へ急いだ。
彼女の愛車は中古で買った、ピンク色のクーペである。昨日、念入りに洗車を済ませたので、外はピカピカになっていた。
「飛ばすしかないでしょ」
エンジンに火を入れると、彼女はダッシュボードの中からウエットティッシュを取り出し、汚れた手を素早く拭いた。そして、目的地へと車を走らせた。
>>359 彼女の名前はミチシゲサユミという。サユミはこの春、大学を卒業したばかりであった。大学時代の不規則な生活スタイルが、卒業してもまだ残っていたようで、
今朝はそれで寝坊をしてしまった。
サユミがこれだけ急いでいるのには理由があった。彼女は苦労した末、ある高校の講師として採用されたのである。
今日は高校の入学式であると同時に、サユミにとっても初登校の日だったのである。
どれだけ遅い"ご出勤"でも、朝の八時には学校に到着していなければならない。ましてや初登校の講師が、初日から遅刻することなど許されない。そのことは
彼女も十分理解していた。理解しているはずだった。なのに…
「バカバカバカ…どうして今日に限って…」
サユミはアクセルを踏みながら、自分のミスを呪った。もっとも、嘆いてももう遅いのだが。
>>360 スピード違反スレスレのスピードで車を走らせたら、何とか八時前に学校に到着した。サユミは大慌てで駐車場に車を止めると、職員室に駆け込んだ。
「おはようございます!」
挨拶をしたサユミが顔を上げると、周囲の教師は冷ややかな目でサユミを見ていた。
「ああ、ミチシゲ先生…遅かったですねぇ…初日からどうしたんだろうって、みんな心配してたんですよ?」
中年の女教師には嫌味を言われた。
「初日から寝坊ですか?男と遊んでたんじゃないのぉ?」
禿げた頭の男教師にはセクハラまがいのことを言われた。
「すいません…以後気をつけます」
サユミは笑顔で受け流していたが、当然、お互いの印象が良いものであるはずはない。
その後に設けられた自己紹介の時間でサユミは―自分なりに―精一杯挨拶をしたが、教師たちの反応は鈍く、お世辞の拍手が聞こえただけであった。
>>361 「じゃあ、今から新入生の受付準備がありますから、ミチシゲ先生はそちらを手伝ってください」
先輩教師に言われるがまま、サユミは最初の仕事をすることになった。やって来る新入生の名前と名簿を確認し、入学式で胸に着けるリボンを渡す仕事だ。
「これから私の教師生活が始まるんだ…」
サユミはリボンの入った大きなダンボール箱を運びながら、少しの不安と、大きな期待を胸に抱いていた。講師の立場だから、担任になれるわけでもなければ、
来年も雇ってもらえるかの保証もない。それでも、ここで頑張れば、またどこか別の学校に拾ってもらえるかもしれない…
いずれにせよ、サユミはこの学校に長くとどまろうという気はなかった。いや、とどまれないことを知っていた、と言うのが正しいか。
「じゃあ、ここで新入生に名前を訊いて、名簿のチェックをして、リボンを渡してください」
サユミは椅子に座って新入生を待った。部屋の外には沢山の新入生たちが待っている。サユミの前に最初の新入生が現れた。
「入学おめでとう。お名前は?」
「あゆみ…イシダ、アユミです」
>>362 第1話『新入生』
「あ…靴下に、穴開いてる…」
イシダアユミは家を出る前からいきなりブルーな気分になった。せっかくの入学式なのに、手持ちの中から選んだ『一番高級そうな』靴下に穴が開いていたのである。
アユミは慌てて部屋に戻ると、靴下を物色した。しかし、出てくる靴下はどれもボロボロになったものばかりである。
物持ちがいいと言えば聞こえはいいが、言い換えれば貧乏臭いとも言える。
「えーと、確か…校則に…」
彼女は入学前にもらった校則を読み返した。『靴下の色は原則として白色とする』と確かに書かれている。
「どうしよう…靴下がない…」
初日からこんな事態に遭遇するとは思わなかった。仕方なく、アユミは穴の開いていない白靴下の中で、なるだけ『普通そうに見える』ものを選んで履くことにした。
『原則』なのだから、別に他の色でもいいのではないかと思うのだが、アユミはバカ正直…もとい、真面目に規則を解釈し、白い靴下を履き直した。
「じゃあ、行ってきます」
意気揚々と行くはずだった入学式なのに、いきなり出鼻を挫かれた格好になって、アユミの声のトーンは下がり気味になった。
>>363 この学校は中高一貫校である。『中等部』…つまりは中学校から入学した生徒は―普通に勉強すれば―エスカレーター式に高校に進学することができる。
ところが、中にはこの中学校から他の高校を受験する生徒もいる。空いた新入生の枠を補うために入試が行われ、あまり多い人数ではないが、一定数の
生徒が『高等部』…つまりは高校からこの学校に通い始める。
アユミもその一人だった。倍率が七倍を超えるような、難関の入試を"いちかばちか"受験した彼女はワンチャンスを生かして、見事合格を射止めたのであった。
合格の決まった日、アユミは家族総出でお祝いしてもらった。好物の手羽先とスイカが振る舞われ、彼女は幸せの絶頂にいた。
「高校に入ったら、あんなこともしたい、こんなこともしたい…」
アユミは真面目な少女であった。高校に入った自分がしてみたいことのリストを律義に作り、机の一番上、鍵のついた引き出しの中にこっそりと入れた。それは
彼女だけが抱いている、新しい生活での夢であった。
もっとも、狭い枠を勝ち抜いて合格したはいいが、一つの問題があった。同じ学校から合格した生徒は一人もいなかった。つまりアユミは、友達のいない状態で
この学校に入学することになったのである。
「うまくやっていけるかなぁ…」
アユミは内心不安だった。友達を作るのは上手な方だ、と自分では思っている。
しかし、今まで仲良くなった友達は大抵が小学校の頃からの付き合いだとか、あるいはその前の幼稚園の頃からの知り合いだったとか、長い年月を経ていた人たち
ばかりだった。いきなり見ず知らずの世界に放り出されて―いや、飛び込んだと言う方が正しいか―自分は一人ぼっちにならないだろうか?
アユミはそれを気にしていた。
>>364 そんなことを考えながら、アユミは高校に辿り着いた。中へ通されると、若い女教師が名前を訊ねてきた。
「入学おめでとう。お名前は?」
「アユミ…イシダ、アユミです」
「イシダアユミさんね…うん、名前がある」
そう言うと、女教師は箱の中からリボンを取り出し、アユミに渡した。
「じゃあ、あちらの体育館の中に椅子がありますから、前から順番に座って、待機してください」
アユミは体育館の中に入った。アユミの通っていた中学校のそれよりも大きな体育館は二階、三階まで席が設けられている立派なものだった。
「うわー、すごいなぁ…こんなところに通うんだ、私…」
物珍しさ故か、アユミの視線がキョロキョロと動く。それはハタから見れば『お上りさん』にしか見えない状況であったが、もちろん本人はそのことに
気がついてはいない。
「ここに座ろう…」
アユミが律義に前の方の席に座ってから少しして、別の新入生がやって来た。
>>365 「ここ、空いてますか?」
「え?あっ、はい、多分」
その新入生はアユミの隣に座った。物珍しそうにしているアユミを見て、新入生が話しかけてきた。
「あなた、この学校、初めて?」
「は、はい…実は…」
「そうなんだ。私は中学校から通ってるから、体育館しょっちゅう来てるんだ」
「そうなんですか…」
同級生なのだから別に敬語で話す必要もないのだが、初対面なのと『中学から通っている』という言葉に威圧感を感じたか、アユミは敬語で答えることになった。
「あなた、お名前は?」
「アユミです…イシダ、アユミといいます…ええと、あなたは?」
「ミズキ、フクムラミズキよ。よろしくね」
「は、はい、よろしく…フクムラ、さん…」
フクムラミズキは笑顔でアユミの手を握ってきた。初対面の人にいきなり手を握られるなんて初めてだったが、アユミはその行為で心が落ち着いた気がした。
高校の新入生たちが集まっていくのを、体育館の外で一人の少女が見ていた。
「今年もいっぱい来るんじゃね…うちはどうしようかなぁ…」
つづく?
367 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 07:51:22.08 O
つづけw
368 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 11:20:51.33 O
面白そうだからつづいてくれw
369 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 11:40:41.99 0
なんだなんだ新設定か?!
これは楽しみ♪
370 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 12:15:48.50 0
サユミ先生シリーズか?
371 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 15:04:57.69 O
从*・ 。.・)
372 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 16:30:50.06 O
( ■_■)
373 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 17:36:14.99 0
从*・ 。.・)
川c ’∀´)
ノノ刀e _l‘)
ノリ*´ー´リ ?
374 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 18:54:39.31 O
375 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 20:35:31.36 0
从*・ 。.・)*´ ロ`)*^ー^)
376 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 20:38:52.93 0
大きい○?
377 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 21:12:51.39 0
ノd*^ー^) 呼びました?w
つ ビンビン
378 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 21:49:48.08 O
ニッポン!ニッポン!しないでエッチしてたなw
379 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 22:10:29.70 0
スッポンポンノd*^ー从*´ ロ`)
380 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 22:38:59.24 O
かめれなが応援しないでイチャイチャしてたから負けたんだなw
381 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 22:50:33.78 O
シゲは愛知に応援いったのかねw
382 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 22:52:36.82 0
从;` ロ´)<えっ今日サッカー試合あったと?!
ノd*^ー^)<ありぇ、れーにゃ知らなかった?
从+` ロ´)<全然聞いとらんもん!あー応援できんかった〜
ノd*^ー^)<そんなの良いから今はボク達だけで楽しもう…よっ!w スパンッ
Σ从;´ ロ`)<はぁうっ!ふにゃぁ…///
383 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 22:55:07.05 0
384 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 23:32:18.46 0
>>383 ヲタもさゆも考えることは一緒だなw
ウチのれいなも今猫耳セーラーだw男だけどw
385 :
名無し募集中。。。:2013/05/30(木) 23:46:01.22 0
猫耳セーラーを着る旦那ってw
386 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 00:30:18.15 0
ノc|*´ ロ`)<なぁさゆぅー、男やのにセーラー服って恥ずかしいっちゃけど…猫耳もあるしぃ
川*- 。.-)<さゆみにセーラー服着て欲しいんでしょ?だったられーなも道連れなの
ノc|*´ ロ`)<そんなぁ…///
川*- 。.-)。o(はぁ…セーラー猫耳れーな可愛すぎでヤバいの…ハァハァ)
387 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 00:49:48.17 0
バカップルならぬバカ夫婦やねw
388 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 01:21:02.74 0
さゆもそうとうれーなクンのこと好きだからね
ツンデレだから表には出さないけどw
389 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 01:29:25.75 0
元々さゆの方がれいなクンのこと好きだったしね
390 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 03:17:18.55 0
ノc|*` ヮ´)<さゆに告白されたっちゃもんねー♪w
>>366 第2話『一目惚れ』
「今年もいっぱい来るんじゃね…うちはどうしようかなぁ…」
少女は体育館の光景を見ながら、呟いていた。そんな彼女の制服は高校の新入生たちとは―形は似通っているが―色が違う。高校の制服は菫色のブレザーだが、
彼女が着ているブレザーはそれよりも少し赤みのかった紫色のブレザーであった。
それは、この学校の『中等部』…つまりは中学校の制服である。そう、彼女はこの学校の中等部に通う中学生であった。
「うちも受けた方がいいんかなぁ…でもあんまり高い学費はよう払わんよ…きっと」
彼女のしゃべりには特徴があった。それは広島弁が強いということである。中等部に入学してからしばらく経っているが、彼女は未だに広島弁が抜けずにいた。
「リホちゃーん!」
後ろから声がした。リホ、と呼ばれた少女が振り返ると、そこに一人の少女が立っていた。
「こんなところにいたんだ。みんな探したんだよ?」
「ごめんごめん、ちょっと高等部の入学式の様子が見たかったんよ。ほら」
リホが指差した先には、沢山の新入生たちが体育館の前で並んでいる光景が広がっていた。
「すごいね…メィもいつか、あんなふうになるのかなぁ…」
自分のことを『メィ』と呼んだ少女は、そう言ってリホの方を見た。
「メィちゃんは、このまま高校に上がるつもりなん?」
「わかんない。メィは上がりたいけど…ほら、学費もきついらしいし」
「そうなんよねぇ…うちもあんまり贅沢なことは、よう言わんよ…」
リホはメィと顔を見合わせた。
>>391 「サヤシさーん!タムラさーん!」
遠くで一人の少女の声がした。二人が振り返ると、少女が二人の方へ駆け寄って来た。
「サクラちゃん、どうかした?」
「あっちで先生が呼んでるよ。そろそろ中等部の入学式の準備始めるから来なさいって」
「もうそんな時間か…」
リホは時計を見た。時計の針は朝の九時を過ぎている。中等部の入学式は午前十時からであった。
「そろそろ行こうか」
リホがそう言うと、メィも、そしてサクラも頷いた。その場を去る前に、リホはもう一度体育館の方を見た。
>>392 「こっちに並んでー!」
体育館の前では、名簿をチェックしリボンを渡す係から、新入生を整列させる係に回されたサユミが汗をかきながら列を整理しているところであった。
「いきなりこれかよぉ…化粧が落ちそうなんだけど」
サユミは心の中で泣き言を言っていた。しかし、それを表には出せない。初日から心が折れていたのでは、教師など務まるはずもないからである。
汗をかきながら必死に列を並べている最中であった。ふとさゆみが視線を上げた先に、一人の少女が立っていた。
その少女と目が合った…ような気がした。
そして、その少女は微笑みを浮かべた…ような気がした。
そのまま少女は踵を返して、後ろにいた二人の少女と向こうへ歩いて行った。
「何、あの子!…可愛い…」
サユミは心を掴まれたような衝撃を受けていた。凛とした立ち姿と優しい微笑みがサユミの印象に強く刻まれた。
「中等部の子かぁ…」
この学校に中等部が存在することはサユミも知っていた。当初サユミが望んだのは中等部の教師の職であった。
しかしそれは叶わず、ちょうど人手が足りなかった高等部の国語科に講師として雇われることになった。もっとも、サユミにわがままを言うことなどできようはずもない。
粘りに粘った末に手に入れた、念願の教師の座だったのだから。
「すいません、これはどっちに並べばいいんですか?」
新入生の一人にそう訊ねられ、サユミの意識は現実に引き戻された。
>>393 「じゃあ、サヤシさんはAグループ、タムラさんはBグループ、オダさんはCグループにそれぞれ行ってください」
講堂の前では、中等部の三人…サヤシリホ・タムラメイミ・オダサクラの三人がそれぞれ持ち場を指示されているところであった。
彼女たちは教師の手伝いとして、新入生の誘導や会場の設営をすることになっていた。
三人がそれぞれ散らばってしばらく経った頃だった。リホの前に、一人の新入生が現れた。
「あの、すいません、トイレどこですか?」
「トイレは正面の入口を出て、右にあります」
リホが場所を教えると、新入生はハスキーな声で
「どうも」
と一言だけ呟いてから、正面入口へと歩き出した。リホは新入生の胸の名札の文字を素早く読み取っていた。
「クドウハルカ…くん、か」
>>394 第3話『新入生 Part2』
「うーっ、トイレ、トイレ…」
クドウハルカは焦っていた。家を出る前にちゃんとトイレに行ったはずなのに、またトイレに行きたくなってしまった。
外見からはそうは見えないが、ハルカには意外と緊張する癖があるようだった。
ハルカはトイレの前にやって来た。何のためらいもなく男子用トイレに入った。そう、彼は―名前も、見た目も女の子っぽいが―男の子である。
「ふーっ…」
小便器の前に立ち、彼は真新しい制服のズボンのジッパーを下ろした。ちらりと見える下着はしかし、この年頃の男子にありがちな白いブリーフではなく、
きれいな柄のついた、どこか女っぽいもののようにも見える。
用を足した後でハルカはあることに気がついた。このトイレ、便器の数がやけに少ない。というより、面積が明らかに女子トイレより狭い気がする。
「変だなぁ…」
ハルカはこの学校の生い立ちを知らない。だから、男子トイレの少なさを不審に思った。
>>395 この学校はかつて女子校であった。
しかし、数年前からまず高等部の門戸が男子に開放され、その後、中等部も同じように開放されて、現在は男女共学の学校となった。
もっとも『女子校』のイメージがまだ根強く残っているのか、この学校に入学してくる男子の数はまだまだ少ない。クラスによっては、
三十人の女子に対して男子が二、三人しかいないということもある。
ハルカはそんなことは知らないまま、この学校に入学してしまったのである。
もっとも、ハルカは別に女の子が嫌いなわけではない。むしろ、好きな方だった。
>>396 小学生の頃は男の子と遊ぶ時間よりも女の子と遊ぶ時間の方が長かった。それが普通の友達付き合いだと思っていたから、何の違和感も感じなかった。
ハルカは外見が美しい上にハスキーボイスに特徴があったので、女の子にも人気があった。
そして、ハルカは早熟な少年であった。というより、女の子たちと過ごす時間が長かったが故に、そうなってしまった面もある。
彼女たちはハルカの未成熟な『青い性』を求め、ハルカは戸惑いながらも、隠されたその一面を彼女たちに見せるようになった。もっとも、求められているうちに、
ハルカにもそれなりの"ヨロコビ"が与えられるようになり、ハルカはそれを甘受していた。
「かわいいよ、ハルちゃん。もっと見せて」
「何か恥ずかしいなぁ…ねぇちゃん、こんなの見て楽しいの?」
「楽しいよ…ハルちゃんが、だんだんオトナの体になってくのを、見るのが楽しいんだよ」
ハルカはふいに、そんなやりとりを思い出した。体を見られることは恥ずかしかった。いや、今でもまだ恥ずかしい。
しかし、見られ続けるうちに体の中が熱くなってくる。得体の知れない、熱い何かがこみ上げてきて、それがハルカの体を満たすのだ。
そのうちにハルカは目を閉じる。体が熱くなればなるほど、ハルカの中で新しい感覚が目覚めてゆく。それは…
「なんだ、これ…わぁ…きもちいい…ねぇちゃん…きもちいいよ…」
快感、という名の新しい感覚をハルカが知った瞬間だった。
>>397 「間もなく入学式が始まります。新入生のみなさんは自分の席についてください。来賓の方はご自分の席にお戻りください」
そんなアナウンスが聞こえてきた。ハルカの感覚は再び現実に引き戻された。
「ヤバッ!こんなところで何考えてたんだろ…」
ここは学校である。学校で快感に浸っていてはいけない。こんなところを見られたら、誰に何と言われるか…ハルカは顔が青ざめてしまった。
そそくさと男子トイレを出て自分の席に戻る。結局、ハルカがいた間中、男子トイレには誰も入ってこなかった。
>>398 中等部の入学式は滞りなく終了した。クラス分けの紙が貼り出され、ハルカはそれに従って教室に移動した。顔見知りの生徒はいなかったが、
ハルカは―今回は―さほど緊張することもなく、最初のホームルームを終えた。
何事もなく中学校生活の初日が終わろうとしていた。初日の行事がすべて終わり、下駄箱の周りには下校しようとする生徒たちで混雑している。
しかし、ハルカはその生徒たちとは逆の方向へ歩き出した。今まで行ったことがない、高等部の校舎を見に行ってみたくなったのである。
「こっち行けばいいのかなぁ」
人の多そうな通路とは逆へ逆へ、ハルカは歩き続けた。何だか学校の中を探検しているみたいで、無性に楽しくなってきた。
「へー、こんなところに井戸なんてあるのかぁ」
井戸の前を過ぎ、人のいない教室の横を過ぎ、図書館の横を過ぎると、体育館の裏に辿り着いた。体育館の裏といえば何かとダーティーなイメージがあるが、
この学校はそんなイメージとは無縁で、しっかりと清掃が行き届いている。
ハルカが体育館の裏から表に回った時だった。
>>399 「あれ?ハルちゃん!どうしたの?こんなところで」
ハルカは誰かに呼び止められた。振り返ると、そこにはフクムラミズキと、もう一人の女の子が立っていた。
「あれ?ミズキちゃん…何でここにいんの?」
「言わなかった?ミズキ、高等部に上がったのよ」
隣に立っている少女のことをハルカは知らなかった。相手もハルカのことを知らないようだった。ハルカの姿を認めた二人が歩いてきた。
「紹介するね。同じクラスになった、イシダアユミちゃん」
紹介されたイシダアユミはハルカに会釈をした。
「ど、どうも」
ハルカは初対面のアユミに小声で挨拶した…少々ぶっきらぼうではあったが。
「この子ね、クドウハルカちゃん。私の幼馴染なの」
「そうなんだ…」
「ハルちゃん、中等部に入ったんだね。お互い頑張ろうね」
ミズキはそう言ってハルカの頭を撫でた。ハルカは少し笑ってから、"探検"の続きをしたいと言って去っていった。
ミズキは去っていくハルカの後ろ姿を見ながら、ハルちゃんはいつまでも子供ね、と言って笑う。
アユミはそれを隣で聞いて、苦笑いを浮かべていた。
(つづく?)
401 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 08:39:06.77 O
( ■_■)<お早うございます
402 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 12:04:16.71 0
工藤くんが主役なのか?
もう少し読んでみないと分からんな
403 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 14:43:23.40 0
ノd*^ー^)ウヘヘw
404 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 15:00:08.82 O
ご機嫌だねw
405 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 15:03:04.24 0
ノd*^ー^)*´ ヮ`)
隣にれいながいてくれれば
かめい君はいつでもご機嫌なのです
406 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 16:44:31.26 O
※ただし女の子の日をのぞくw
407 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 17:37:29.93 O
从 ` ‐´)
408 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 18:15:48.58 O
キタw
409 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 18:57:50.91 0
ノd;^ー^)<れーにゃぁ…
410 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 19:48:53.15 O
(`‐´ 从プイッ
411 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 21:02:31.47 0
ノd*☆ 。.ノd;´ー`)つ从 ` -´)
412 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 21:31:32.24 O
シゲww
413 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 22:57:42.11 O
ノハ*゚ ゥ ゚)
414 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 23:15:54.30 0
飯窪さんをエロイ目で見ていたなシゲ
415 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 23:18:07.40 O
ノd;・ 。.・)
416 :
名無し募集中。。。:2013/05/31(金) 23:22:14.47 O
>>400 第4話『ふたり』
時刻は昼過ぎになっていた。既に高等部も中等部も初日の行事はすべて終了し、生徒は全員下校している。
この街の駅前に一軒のクレープ屋がある。あまり大きな店ではない。十五人も入ればいっぱいになるぐらいのスケールだ。
フクムラミズキは、この店がお気に入りであった。
私服で店にやってきたミズキは、いつものように店の一番右のテーブルに座る。ここはミズキの『指定席』だ。別にそう宣言しているわけではないが、
店に来た時に他の人が座っているのを見ると、ミズキはなぜか不機嫌になってしまう。
席につくとミズキはメニューも見ずに注文を決めた。モモとパインと生クリームが入ったクレープと、アイスティーを注文する。この店のクレープで、
ミズキが一番好きなものであった。
>>417 注文を済ませるとミズキは腕時計を見た。彼女はここで人を待っていたのだ。しかし、約束の時間から十二分ほど過ぎている。
「また遅刻かぁ…」
ミズキは溜め息をついた。メールを送って急かそうかと思ったが、急かしても急かさなくても遅刻しているのは同じだと思い直して、彼女はそのプランを取り消した。
店の扉が開いた。息を切らしながら一人の少年が入って来た。彼は店の一番右のテーブルを見やる。ミズキの姿を認めると、手を出して『ゴメン』のポーズを取った。
「遅い」
ミズキがそう言うと、少年は赤い野球帽を取って頭を下げた。
「ごめんごめん…バスが遅くなっちゃって」
少年はミズキの前に座ると、チョコとコーンフレークの入ったクレープと、アイスミルクを注文した。
>>418 「この間も遅刻したのに…あの時は映画見れなかったし」
「ごめんなさい」
少年は本当に申し訳なさそうな顔でミズキを見る。ミズキは内心怒っていたのだが、彼の表情を見ると怒る気が失せてしまった。それぐらい申し訳なさそうな顔
だったのである。
「もういいわ。しょうがないから、ミズキが許してあげる」
「ありがと、お嬢様。大好きだよ」
少年の言葉に、ミズキは頬を緩めた。冗談半分とはいえ、こんなことを言われて正直、悪い気はしない。
そこへ、ミズキの注文したクレープとアイスティーが運ばれてきた。アイスティーのグラスにシロップを少し入れながら、ミズキは少年に訊ねた。
「ねえ、これ食べたら、どこ行く?」
「ミズキは…どこ行きたいの?」
少年はあまり自分からは決めようとしないようだった。大抵はまずミズキに話を振って、ミズキの好きなところを選ばせる。
ミズキは彼のそんなところが気に入っていた。
「今日は…二人きりになれるところに行きたい気分かも」
「二人きり?いいけど…どこだろ?」
少し視線を宙に浮かせて、少年はあれこれ思案しているようだった。ミズキは彼の次の言葉を待った。彼がミズキの方を見て口を開いた。
>>419 「…ホテル、とか?」
ミズキは飲んでいたアイスティーを噴き出しそうになった。考えた末の結論がそれか、と言いたくもなった。
「バカッ…もう…」
言いたいことはあれこれあったのに、いざ顔を赤らめながら口を開くとそれだけしか言葉が出てこない。ミズキは恥ずかしさの方が先に立ってしまったのである。
「ごめん…つい…」
「ダメよ。そんなところに行ったってバレたら…怒られちゃう…」
「そうだよね…ごめんね」
少年も下を向いてしまった。
「大丈夫…アカリちゃんの気持ちは…分かってるよ…今度、ね?ミズキの部屋か…アカリちゃんの部屋か…どっちでもいいから…」
ミズキがそう言うと、『アカリちゃん』と呼ばれた少年は、下を向いたまま小さく頷いた。
間の悪いことに、そのタイミングで彼の注文したクレープとアイスミルクが運ばれてきた。ミズキはこの会話が店員に聴かれていなかったか、少し不安になった。
「ね、これ早く食べて。もう出よ?その後は…アカリちゃんが行きたいところでいいから…ホテル以外、なら」
ミズキがそう言うと、アカリも頷いた。そして彼は、ハイペースでクレープを平らげ、アイスミルクを飲み干すのである。
>>420 店を出た二人はどちらからともなく手をつないで歩きだした。お代はミズキが全部払っていたが、アカリはそれに内心申し訳なさを感じていた。
「ちょっと手が汗かいてるね…どうかした?」
アカリの気持ちを掌の様子で察したか、ミズキがそんなことを言った。
「いや…何でもないよ」
アカリはそう言ったが、ミズキはそれがウソであることをすぐ見抜いてしまった。
「ふふっ…アカリちゃん、強がり言ってる…」
そう言われたアカリが恥ずかしそうに頭をかいた。ミズキは手を強く握り直した。そして、アカリの方に体を寄せた。
二人はそこで立ち止まって、しばらくの間、抱き合った。ミズキはアカリの耳元で何事か囁いた。アカリもミズキの耳元で何事か囁く。
二人だけの時間がそこにあった。
ミズキとアカリが手をつないで抱き合い、そして歩いていくのを、一人の少年が見ていた。
「あっ、ミズキちゃん!…彼氏とデートしてるんだ…いいなぁ…」
>>421 第5話『約束』
ミズキとアカリのデート現場を目撃した少年は、二人がいなくなった後もしばらくその場に立ちすくんでいたが、思い直したようにある場所へ向かった。
そこは駅の改札口であった。彼は手慣れた手つきで改札機にICカードをタッチすると、電車に乗り込んだ。
その電車は快速電車であった。次とその次の駅を通過すると、二駅先の駅で電車は止まった。少年は電車から降りると、南口の改札を出た。
彼は一体どこに向かおうとしているのか…
その答えは、南口からしばらく歩いた場所にあった。
少年の目の前に、大きな建物が建っている。そこはこの街で一番大きな総合病院であった。既に何度も来ているのだろう、多数の病棟が複雑に
建ち並んでいるにもかからわず、彼は表示板を見ることもなく、目的の病棟にまっすぐ辿り着いた。
受付で彼は『タケウチアカリ』と名前を書いた。そのまま彼はエレベーターに乗る。エレベーターは六階で止まり、彼は奥の病室へと歩き出す。
>>422 「あら、アカリくん」
少年は声をかけた女性に挨拶をした。
「こんにちは、カメイさん」
どうやら、女性の名前は『カメイさん』というらしい。
「今日もお見舞いですか?」
「はい」
「そう…あの子、ちょっと調子が悪いみたいだから、気をつけてね」
「わかりました。どうも」
カメイさんにお礼を言うと、アカリは病室へと向かった。
六階の一番奥に一人部屋があった。アカリの目的地はこの病室のようだ。入口には『コスガフユカ殿』と書かれている。
アカリはドアをノックした。奥から細い声で返事があった。ドアを開けると、そこにはベッドに横たわる一人の少女がいた。
>>423 「よっ!」
アカリは努めて明るく振る舞った。カメイさんから『調子が悪いようだ』と聞かされていたからである。
「あ…アカリちゃん、よっ」
アカリの姿を認めたフユカは軽く手を挙げた。しかし、その手の動きは弱々しく、彼女の体自体もまた、非常に華奢に見える。
アカリはドアを閉めると、フユカのベッドの横にある椅子に座った。そして、自然にフユカの手を握る。これは彼が見舞いにやって来る時に、必ず行うことであった。
「調子悪いんだって?大丈夫?」
「うん…ちょっとね。でも大丈夫だよ」
そう話すフユカの顔は青ざめていて、血色が悪い。声にも力がないようだ。
「明日…検査なんだ」
「そっか…よかったら、いいね」
「うん」
二人の会話が途切れた。自分の体調のせいで会話が続かない、空気が重いと察したフユカは、アカリに話を振った。
>>424 「ねえ、そういえば、私たち、中学三年生になったんだね」
「ああ、そうだな」
新学期の始業式はまだ先だった。だから、アカリはまだ三年生になった実感がない。
「私も早く退院して…また…アカリちゃんと一緒に…学校に通いたいな…」
フユカがそう言って遠くを見た。それがまだ先のことになりそうだということは、彼女自身が一番よく分かっていた。
「そうだな…おれも待ってる…フユカのこと、待ってるから」
フユカの気持ちに気がついたアカリはそう言うと、手を伸ばして、フユカの頭を撫でた。頭を撫でられたフユカは目を閉じて、アカリの方に頭をもたれる。
「ん…」
アカリはフユカの頬にキスをした。そして…
「ベッドの中、入ってもいい?」
「うん…ちょっとだけなら大丈夫だよ」
ベッドは少し大きめに作られているので、中学生の男女二人が並んで入るぐらいの余裕はあった。二人で並んで座ると、アカリはフユカの肩を優しく抱いた。
「元気になったら…アカリちゃんとデートに行きたいな…」
「どこに行こっか?」
「どこでもいいよ…アカリちゃんの好きなところでいい…二人で一緒にどこかに行きたいの」
それは、病弱な少女の切なる願いであった。
>>425 「検査の結果、いつ出るの?」
「来週」
「じゃあ、来週になったら、また来るから」
別れ際に、アカリはもう一度、フユカに明るく手を振った。フユカも手を振り返した。その顔色は、最初よりは少し良くなったように…アカリには思えた。
病院を出たアカリは再び駅に戻った。プラットホームまで来たアカリは、そこで思いもよらない人と会うことになる。
「ね…姉ちゃん!」
(つづく?)
427 :
名無し募集中。。。:2013/06/01(土) 02:02:46.56 O
≡≡≡(;□_□)
428 :
名無し募集中。。。:
>>426 うーん、思い切って言いますがスマまで出しちゃうのはどうなんだろうかと思います
一応エロッキスレは主役は6期、58910期が出られるのは娘。だから脇役ならOKって感じで
娘。以外のハロメンは暗黙のルール的に今まで禁止だったんですよ(テンプレに入れるべきですね)
面白そうだから続きを読んでみたいですが飼育とかの方が良いかもしれないです
多分同じ理由で皆さんどう反応したら分からないって感じだと思いますし
気分を害したらごめんなさいです(>_<)