生田「道重さんスパゲッティーを食べませんか?」4

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「わたし、道重さんのお見舞いに行こうと思いますの」聖は生田に切り出した。
「仕事でもプライベートでも布団の中でもお世話になってますし・・・それに」
聖は少しだけ声のトーンを落とすと「はるなんに負けたくありませんの」と続けた。
「また飯窪さんのこと?聖は気にしすぎっちゃない?」生田は若干うんざり気味に答えた。
「聖と飯窪さんの次期リーダー争いとかさ、言いたい人には言わしとけばいーやん。
そんな他人の声に踊らされてさ・・・」
『聖と飯窪は次期リーダー争いをしている。』いつからか、そのような噂が
ハロプロの中でもまことしやかに話されるようになっていた。
9期にして最年長の譜久村聖。10期ではあるが聖よりさらに年上の飯窪。どちらがリーダーでもおかしくはない。
だが、どちらでもおかしくないということは、どちらでも遺恨が残るということでもある。
そして、生田の目には、やや飯窪がリードしているように見えた。
「だいたいさ、失礼やん?道重さんのお見舞いをしたいわけ?道重さんを利用したいわけ?」
生田には当然聖を応援したい気持ちがある。しかし、それとこれとは話が違う。
いくら聖といえど道重を利用するようなことは許せなかった。
「そうだよね・・・・・ごめん」聖はすっかり落ち込んで下を向いてしまった。
生田はふう、とひとつため息をつくと「わかったわかった。じゃあお見舞い品買いに行こ?聖」と声をかけた。