生田「道重さんスパゲッティーを食べませんか?」3

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「道重さん」
呼び止められたと同時にさゆみは腕を掴まれた。
そして振り向きざまに両肩を掴まれて壁に押し付けられている。
目の前にいるのは生田で、他のメンバーが見たら普段あまり親しくない2人が一緒にいることを不思議に思うかもしれない。
いやそれよりも2人の距離が近すぎることに疑問を持つのが先かもしれない。
鼻先が触れそうな程近くに生田の顔がある。
その顔は更に近づいてきて唇が重なり押し付けられ、離れるかと思いきやまた押し付けられ長生いキスが続く。
ようやく顔が離れると荒い息が口からこぼれる。
どこでこんなことを覚えたんだが、なんて思ってさゆみが苦笑していると生田が手を伸ばしてきて、壊れやすいものにでも触れるように優しく頬に手を添える。
改めてその顔を見つめると、やっぱり綺麗な顔しているなと思った。
「道重さん・・・ズルイです」
「えっ?どういう意味?」
さゆみは言葉の意味が分からず小首を傾げる。
すると生田は質問には答えずにさゆみの首筋に顔を埋め、啄ばむように首筋にキスをしてくる。
それは少しだけくすぐったくてさゆみは軽く身を捩った。
「今日の格好エロすぎですよ。うなじも見えるし、少し肌蹴たら胸とか見えちゃうじゃないですか」
生田は悪戯っぽい笑みを浮かべながら襟元から中に手を差し入れる。
今日はラボなので普段あまり着ない着物ような衣装で、確かに生田の言う通り肌蹴れば胸も見えかねない。
突然下に着ていたインナーごと生田に胸を掴まれる。
「あっ!・・・っ・・・いく、た・・・こんなところじゃ・・・あんっ」
揉みしだくような少し乱暴ででも時折優しく繊細な手つきに、自然とさゆみは艶めいた声が漏れる。
「道重さん。全部肌蹴させちゃってもいいですか?」
「うん・・・はぁ、んっ・・・いくたぁ・・・いつもみたいに、さゆみを乱れさせて?」
さゆみは生田の首に手を回して軽く引き寄せる。
すると生田は了解ですと笑顔で了承するとさゆみの腰に手を回した。





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