生田「道重さんスパゲッティーを食べませんか?」3

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「ねぇ道重さん道重さん」衣梨奈はさゆみの体をゆすった。
さゆみは寝ぼけたまま、なあにー?と目をこする。
「道重さん見てください!雪降ってますよ!」衣梨奈はカーテンを全開にしてキャッキャとはしゃいでいる。
「ちょっと生田!外から丸見えでしょ!」さゆみは慌てて服を着た。衣梨奈が手招きして呼ぶので窓側に行く。
「わぁすごーい…積もりそうだね」顔がぱあっと明るくなった。そんなさゆみを見て衣梨奈はそっとさゆみの肩に手を回す。
「ちょっとなんなのこの手は」「道重さんかわいいなぁと思って」
そういうのいいから、と言いながらサッサッと手で払う仕草をした。
すると次は「最初の日も雪降ってましたよね」とさゆみの腕に抱きついた。
「最初の日ってなによ?」「衣梨奈たちの初めての日ですよ」
「そんな昔の事覚えてないなー」「そんなに昔でもないじゃないですか」
さゆみはフフッと笑った。
「道重さん衣梨奈のこと好きですか?」
「なんであんたを好きになんないといけないの」
「えーひどいー」「まぁ後輩はみんな好きだよ。可愛いしね。」
「じゃぁ衣梨奈のことも可愛いんですね?なら良かった!」とはにかむように笑う。
じゃぁさゆみのことはどう?好き?と舌先まで出かかった言葉をさゆみは飲み込んだ。
その代わりに「生田は最下位だけどね」と言いながら唇に軽くキスをした。