生田「道重さんスパゲッティーを食べませんか?」2

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部屋の電気を消そうとさゆみは壁のスイッチに手を伸ばしたが、指先が微かに震えていることに気づき苦笑した。
生田と体を重ねるのは別にこれが初めてのことではない。
さすがに両手を越すほどではないが最近は少し慣れてきたと思っていた。
なのに指先が震えるのはさゆみの心のどこかに未だ戸惑いがあるからで、でもそんな自分を鼻で笑って嘲笑するとスイッチを押した。
部屋は一気に暗くなり、ベッドの脇に置いてある間接照明が淡い光が生田をぼんやりと照らしている。
ゆっくりとした足取りでベッドに近づくと、生田は今まで俯けていた顔を静かに上げる。
「最近全然できなかったから・・・すごく嬉しいです」
「うん。さゆみも嬉しいよ」
視線が重なり合うと生田は目を細めて嬉しそうに笑う。
純粋で無邪気で子どもみたいな笑顔だった。
さゆみは少しだけ視線を横に逸らすと、何も言わずに生田の肩を掴んでそのまま軽く後ろに押す。
重力に従って生田はベッドに倒れ込むと、さゆみは間髪入れずにその上に馬乗りになって
パジャマに手を伸ばした。
生田は特に抵抗もしないので、いつものように手馴れた所作で服を脱がしていく。
「なんか今日の道重さんはちょっと乱暴ですね」
「そう?あー、でもそうかもね。っていうかさゆみは元々優しくないし」
「そんなことないですよ。道重さんは優しい人です」
「うっさいよ・・・バカ生田」
自分には憂いも罪悪感も理性もちゃんと備わっている、とさゆみは自負している。
ただ服を脱がし終わって生田の白い肌が目に入ると、その全てが吹き飛んでしまうだけだ。
その首筋に顔を埋めると、生田は15歳とは思うない声で啼いた



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