第2位 AKB48東京ドームコンサート「1830mの夢」最終日(8月26日、東京ドーム)
3日間の公演はいずれも満席だった。この日は前田のソロからスタート。
前田は4万8000人の観客の視線を一手に受け、堂々の滑り出しを見せた。
会場では、アリーナに十字に渡した通路の先に、大小4つのステージがあり、
総勢245人のメンバーが次々に登場。衣装替え、場面転換はスピーディーかつ頻繁に行われ、
曲も3分程度と短く編集されており、飽きることがない。
曲もレゲエ、ロック、ヘビーメタルなど、さまざまなジャンルの音が「アイドルソング」に昇華されており、
作り手の層の厚さをうかがわせた。
会場の盛り上がりは序盤から非常に高い。宗教儀式にも通じる熱狂にも見え、
巨大スクリーンでほほえむ前田の笑顔からは観音菩薩を思わせる慈愛が感じられた。
終盤、前田が船のゴンドラに乗り「夢の河」をわたる演出で、会場から姿を消す。
残ったメンバーでのパフォーマンスが披露されたが、カリスマが不在の寂しさからか、
ペンライトの振りは鈍ったように見えた。
http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/121231/ent12123112010005-n2.htm