「あるとしか言えない―赤城山徳川埋蔵金発掘と激闘の記録」（糸井 重里＆赤城山埋蔵金発掘プロジェクトチーム 編）を読んでみた

糸井重里は私にとってはタレントでもなく、作詞家でもなく、ましてやC級コピーライターでもない、、、、徳川埋蔵金を掘る人である
「ギミア・ぶれいく」というバラエティ番組の一企画に小学生時代の私は熱狂した
両親の「ホンマに埋蔵金が出たら放送前にニュースになっとるじゃろ」という声は意識的に排除した
そしてその期待は毎回ほんの僅かな（と思える）ところでいつも裏切られた
「あと少し掘れば見つかるはずなのに！！」

折しも超能力ブームだった90年代初め、この番組は頻繁に「超能力ネタ」を扱っていた
（よく覚えていないが子供たちがESPカードを当てたり、おデコにコインを張り付けていた映像を覚えている）
当初は本企画も徳川埋蔵金を超能力で見つけようと言う冗談半分の「超能力バラエティ」であった
それを幼き日の私を巻き込むまでの熱い熱い「土木ドキュメンタリー番組」へと変換させた存在、それは「穴」であった

なぜ多くある埋蔵金伝説の中で赤城山の徳川埋蔵金が選ばれたのか
それは明治維新が起こり江戸城が開城された時に御金蔵が空だったからである
財政が逼迫していたと言われる徳川幕府でも、さすがにまったくの空はあり得ない
黄金の国ジパングを統治していた幕府の御金蔵の中にあった金は儒学者林鶴梁を中心としたグループによって
赤城山に埋められたと言う伝説が根強く語り継がれている
掘り出せば現代の額で200兆円と言う国家予算を超える莫大な量である
また、「物証」らしきものも存在している
赤城山から掘り出された黄金の家康像や近くの寺で発見された「埋蔵金を在り処を示す」銅板等など
番組の中でも歴史的な経緯は語られていたが、本書はとても分かりやすくよくまとまっている

しかし、これらの伝説や物証は番組が進むごとに存在感が薄れてしまう
そもそも徳川埋蔵金というのは「謎解きクイズ」や「宝探しゲーム」ではない
残されたそれらしい「ヒント」を頼りに推理して、1番知恵のある者が探し当てられるような性質のものではない
徳川幕府と言う国家そのものが軍用費として本気で隠そうとした金である
番組でも残された証拠は全て真実を隠すための偽物だと思うべきであると言う結論に達した

しかし、彼らは発掘を止めなかった
なぜか？それは伝説や物証なんかよりももっと確信を持たせるものを発見したからである
それが「穴」である

（続く）

（続き）

地下70メートルもの深さに明らかに人の手で掘られた「穴」がたくさん出てくるのである
何の為に？
重機も何も無い時代に深いところにたくさんの穴を掘ると言う途轍もない労力と釣り合うのは、やはり途轍もない「何か」であろう
このプロジェクトは表向きは徳川埋蔵金発掘であったが、途中からはこの目の前にある大昔掘られた「穴」の意味を探すことに主眼が置かれ始めた
そしてその穴からも罪づくりなほどに、思わせぶりな物証が出て来るのである
錆びたナタ、炭、茶碗、そして「何か重い物」を運ぶために作られたヤグラの残骸と思われる丸太と針金
極めつけは多くの穴の中でももっとも大きな「素晴らしい穴」（糸井命名）の奥に「何かを隠すように」積まれた20個の石垣
ありとあらゆる「それっぽいもの」が出て来た

出なかったのは埋蔵金だけである

本プロジェクトは合計で9回の発掘を行い「敗北宣言」を行ったが、本書は第7次発掘を終えた時点の途中経過報告書である
何故出なかったのか？
もともとそんなものは存在しなかった、あるいは赤城山以外の場所に埋まっている、とするのが常識的な答えであろう
なるほど埋蔵金についてはそれで良かろう
それではあの無数の「穴」の意味はなんだったのか？
答えはまだ出ていない

http://www.youtube.com/watch?v=RtbfGs0o6O4

防空壕
はい論破

あんな馬鹿でかい防空壕あるか
ピカドンが落ちても助かるわ

あるとしか言え
ない

糸井はインパクの政治埋蔵金（国の予算）でどんだけもらったんだ？
インパク総予算１００億だったからな

ほぜｎ

いつもテレビに出てくる埋蔵金ハンターの人って空振りばかりしてるけどどこから費用が出てるの？

この企画に関してはTBSの大ヒット企画なんだから番組制作費だろ

あんだけ掘り返して針金発見とかバカにもほどがある

茶碗とか出てきた記憶があるが今思うとあれゴッドハンドだったのかな

ナタも出てきたんだぞ！
なんであんな地中深くにナタがあるんだよ！！
埋蔵金を隠すためだろうが！

あそこまで念入りに掘って埋蔵金埋めたとしたら
埋めたのを知ってる奴多すぎだろｗ

>>1
良く読んだな

なたは持って帰れよ
なんで地中に捨ててくんだよ

熱くなってるとこ悪いけどスタッフがヤラセ暴露してただろ
発掘のほとんど仕込みだったって

ブラックジャックだって手術後に患者の体内にメスを置き忘れたことがある

ペルーの墓掘りの方がおもしろかったな

まぁ普通に考えて重機でもたいへんな穴を掘って
また埋めるわきゃないわな
ピラミッドみたいな大人数と長い年月かけるならまだしも

江戸から大量の金塊を運んだり巨大な穴を掘ったりするには何千人何万人の労働力が必要になる
関わる人間の数が多ければすぐにバレる
ナタや針金じゃなくて大量の人骨が出てくれば少しは可能性があったかもな

いまだにM資金に引っかかるやつもいるしな

運搬した人は全員殺されたらしい

数百人大量虐殺するのもたいへんだぞ

だから伝説になって残ってるじゃないか
完全に秘密が守られてたら残ってないだろ

南京で二千万人殺した日本人なら可能

とくがわまいぞう　って誰の持ちネタだっけ

爆破とか
落とし穴とか
作業者同士で殺し合いさせるとか

うむ

ふう・・

だな

俺も水野さんの書いた本昔読んだわ

>>26
ヘキサゴンでの里田の答え

サトタはやっぱり面白いな

うむ・・

だね

ですよね〜

>>603
まだ死んでへんちゅーてるやろ！

>財政が逼迫していたと言われる徳川幕府でも、さすがにまったくの空はあり得ない
いや、幕末期には戊辰戦争で完全に財政破綻してたんだがｗ＞幕府
勝海舟と西郷隆盛の会談で幕府が無条件降伏したのも幕府にこれ以上の財政的余裕が無かったからだったんだがｗ

いやそれにしてもスッカラカンは逆におかしいだろ
少しでも残ってりゃ別だけど、空ってことは無い
どっかに誰かが持ちだしたと見るべき

素晴らしい穴

「素晴らしい穴」は素晴らしいネーミングだよな
さすがC級コピーライター

ですね

だな

ほぜｎ