女優の和久井映見(41)が、来年2月に東京・渋谷のパルコ劇場で上演される渡辺謙(52)主演
「ホロヴィッツとの対話」(三谷幸喜作・演出、3月10日まで)で、初めて舞台に挑戦することが16日、分かった。
1988年に女優を始めて今年で25年目。和久井は「これまでレンズに映る世界を
1シーンずつ積み重ねる日々を過ごしてきた」と振り返るが、近年は特に感情を内に秘めた
細やかな芝居のできる演技派の評価が高い。満を持しての舞台デビューは、ピアノ調律師を演じる渡辺の妻という大役だ。
出演にあたり「今回初めて最初から最後まで『カット』の声のかかることのない舞台の世界に、
今はただただ緊張しています」といい、「この仕事を続けてきて今ここで自分に新しい扉を
いただけるのはありがたく幸せ」と話している。
舞台を決めた背景には、和久井がかねてより三谷作品を好んで見ていたことが大きい。
「お客様の温かな笑い声と空気がいつも印象的で、この仕事のすてきさを
改めて教えていただいた瞬間が何度もありました」という。
名演奏を支え続ける調律師と天才奏者との、ある一夜の濃密な会話劇。
卓越した2人の男を、2つの家族を通して描いていく。
出演は4人のみでピアニストを段田安則(55)、その妻を高泉淳子(54)が演じる。
ソース:スポーツ報知
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20121017-OHT1T00010.htm