1 :
名無し募集中。。。:
2 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:07:01.74 0
3 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:07:18.09 0
4 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:07:34.41 0
5 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:07:51.99 0
6 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:08:07.36 0
7 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:08:54.47 0
テンプレは以上です
続けて昨日掲載分を転載しておきます
8 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:09:07.58 0
wwwwwwwwww
9 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:09:37.74 0
高速道路をぐんぐん進んで、一般道をしばらく進んだところで、ふと景色が変わった。
「千聖ちゃん、海!」
私の呼びかけに、マサキとババ抜きをしていた手が止まる。
「ウフフ、もうすぐ別荘に着くわ。きれいな海でしょう?後で千聖のお気に入りの場所を案内するわね。ほとんど人の出入りがないから、リラックスして過ごせると思うわ」
「すっげー、プライベートビーチってやつ?」
「いいえ、工藤さん。日本では海の私有が認められておりませんので、法的な側面から言えばプライベートビーチというのは(ry」
なんだかよくわからんメイドさんの解説はおいといて、誰も来ない海で、千聖ちゃんと過ごせるのか・・・。
なにして遊ぼうかな。水鉄砲で戦争ごっこなんて、上品な千聖ちゃんは絶対やらないだろうし、綺麗な貝殻でも拾ってプレゼントしようかな。
「うみうみうみー!!きゃほー!」
「・・・おい、空気よめよお前!」
――だが、こいつがいるんだ。マサキのやろうが。
千聖ちゃんに迷惑なんてかけさせないからな(キリッ)あたしがバッチリ監視してやる。ついでに教育もしてやる!
「まーちゃん泳ぎます!ここで降りていいですか」
「は?いくら海見えてるからって、歩いたら結構距離あるんだからな。だいたい、水着どうすんだよ。裸で海入るのかよ」
「あるもん」
「は?」
マサキは座席を乗り越えると、おもむろに私と千聖ちゃんの間に割り込んできた。
そのまま、グッフッフとしたり顔で笑うと、なぜかスカートの裾に手をかける。
「なにやってんだよ」
私の咎める声にも構わず、マサキはいきなりガバッとワンピースを捲り上げて、「じゃーん!」と元気よく体を見せ付けてきた。
「バッカお前・・・!」
「まあ、まーちゃんたら!」
10 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:10:05.30 0
なにが悲しくて、マサキのヌードなんか見せられなきゃならんのだ・・・と目を反らす。
だけど、同時にあげた千聖ちゃんの声からは、不思議と嫌悪感というものを感じなかった。
「んん?」
私にケツを向けて、千聖ちゃんに服の内部を見せているマサキ。
だがしかし、奴は裸んぼではなかった。下着ッ子でもなかった。
「ウフフ、水着を着ていらしたのね、まーちゃん」
千聖ちゃんの言うとおり、マサキは紺色のスクール水着を着ていた。
「びっくりさせんなよな!」
「うへへへ」
マサキは振り向くと、“さとうまさき”とデカデカ書かれたゼッケンを見せ付けてきた。
「つか乳近づけんなよ!」
「どぅーは怒ってばっかりですね。でも怖くないです。真の恐怖は業平さんにこそあります」
「ったくまたわけわかんねーこと言って」
マサキにまともに話を振ったって仕方がない。
それはわかってるんだけど、千聖ちゃんが絡んでいると言うのに、暴挙を見過ごすわけにはいかないのだ。
「きゃーまーちゃん浮き輪も持ってきました!」
「はいはい、まーちゃんたら、ワンピースをお下げなさい。風邪を引いてしまうわ」
11 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:10:28.09 0
――でもでも、千聖ちゃんてば、こんなメチャクチャなマサキに優しくして・・・もしかして、私、空回ってる?
そう思うと悔しくて切なくなって、私は2人に背を向けると、タヌキ寝入りを始めた。
「遥?まあ、疲れてしまったのかしら」
ごめんよ、千聖ちゃん。ちゃんと着く頃には、機嫌を直しているから。
爆発しなかっただけ、大人になったわね。と脳内でみずきちゃんも褒めてくれているし、許しておくれ。
そのうちに、マサキも遊びつかれたのか、私の背中に思いっきり頭突きをくらわせてきたまま寝息を立て始めた。
「ウフフ、妹が増えたみたいね」
「あら、嬉しそうですこと。本当に、何方かの御面倒を見られているときは、お嬢様もしっかりなさるんですねぇ。とかいってw」
――違う、違うんだよ千聖ちゃん。私がなりたいのは妹じゃなくって・・・
思考がまとまってくれない。運転手さんの運転が上手すぎて、その心地よい車の振動と、子守唄みたいにふわふわ響く千聖ちゃんの声の効果で、私はいつしか本当に深い眠りに落ちていってしまっていた。
12 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 17:11:07.29 0
242 :名無し募集中。。。 :2012/09/26(水) 17:22:29.00 0
今日はここまで
>>231 ダークブラウン聖ちゃんキター!!きゃわわわわ!!!ま、前髪は!前髪は切るのハァハァハァハァハァとにもかくにもおめでとう私!今日はお世話になりますかんなゲヘヘフヒヒ
>>234 ちさあいちゃんちさあいちゃん
声が引き合っててたまらないです!歌ユニ的にはちさあいが最強コンビと思っているので今日も堪能させていただきまっす!
生歌とか信じられん!すごい才能!
13 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 18:06:29.37 O
14 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 19:41:10.94 0
少年作者です
スレ立てありがとうございます
久し振りに本編の方に戻りまして、前回みおんちゃんのいるお屋敷でのバイトの話し、時間的にはその後の流れになります
時間軸としては少年の高校2年の夏のお話しです
(番外編も夏の話しでしたが、そっちは高校3年の時のお話しですので設定的にその分ちょっと進んでます)
15 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 19:42:21.91 0
「おいお前、ふざっけんなよ!!!11 話しが違うじゃんか!! お前の写真なんか送ってきやがって、これをどうしろって言うんだよ!!!」
「キャー!そんなに喜んでもらえましたかー。まーちゃん、なんか照れちゃいますねぇ」
「マジふざけんな、お前!!」
どこからともなく騒がしい声が聞こえてくる。
階下の小学生の部門の教室からだろう。無邪気な小学生の子たち、賑やかなことだ。
だが、それとは対照的に、ここ高校生の教室にはそれなりに緊張感が漂っている。
静かな教室中、ピリピリとした空気が張り詰めているのが目に見えるようだ。
いま僕はある学習塾に来ていた。
夏休み前の進路指導以来、進路のことを具体的に考え始めた僕だったが、今の学力ではやはり問題があると言わざるを得ない。
そろそろ僕も勉強に対して本気を出す時期が来たようだ。いざ見せん僕の真の実力を。
そのためこの夏休みに学力の向上をはかるべく、学習塾の夏期講習を受けることにしたのだ。
教室に一歩足を踏み入れたときから、そこは空気が違っていた。
うわー、なんか教室中から緊迫感を感じるよ。みんな受験生の自覚を持って真剣に取り組んでいるんだな。
それを見るだけで、僕は自分がのんびりしすぎていることを自覚させられてしまう。
16 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 19:43:33.09 0
>>15 教室に入って席を確保する。今日は窓際の席。
授業の用意をしていると、程なくして前の席も埋まった。
僕の前に座ったのは女の子だった。そのかわいらしい後ろ姿。
夏らしい薄着の女の子の後ろ姿を眺めながら過ごせるとは、これは今日はラッキーだな♪
なんて浮かれていたのだが、その幸福感を感じていられる時間は思いのほか短かった。
僕の前に座ったその子が、イスをずらしていきなり僕の方に振り向いてきた。
その子の顔を見て、僕は心臓が止まるほどビックリしたのだ。
か、栞菜ちゃん!!
な、な、なんでここに!?
「なんでって、講習を受けに来たに決まってるかんな」
だから、聞く前に答えるのはやめろ。人の心を読むな。
そうじゃなくって、わざわざ講習に参加して勉強なんかするんだ彼女、って思ったんだよ。
そういうイメージのある子じゃなかったから、ちょっと驚いた。
彼女が講習を受けようとどうでもいいけど、よりによって何で僕の前の席に来るんだよ・・・
教室の中には他にも空いている席はあるのに、わざわざ僕の目の前の席に座るなんて。
勘弁して欲しいよ。せっかく勉強のやる気を出してこの講義に出てるのに。
そんな僕の授業に対する集中の邪魔になるしかないでしょ、この人がいたら。
17 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 19:44:46.54 0
>>16 ひょっとして・・・・
まさか、有原のやつ僕に気があるんじゃないだろうな。
そのために僕に接近してきてるっていうのか。そうか、この講習に参加したのもそういうことか
偶然を装って、ここにいる僕のそばに近づいてきて・・・。
そ、そ、そんな、、こ、困るよ。
よりによって舞ちゃんの友達となんて。
第一、僕は至ってノーマルな人間だし、お互い趣味が合わないんじゃ。
でも、案外そういう方が意外と気が合ったりもするのかな、磁石のNとSのように・・・
・・・って、こんなこと考えてたら、どんな報復をされるか分かったものじゃない。
余計なことは一切考えないようにしないと。
黙って栞菜ちゃんを見つめた僕に、彼女はいつもの僕に対する態度でもって言葉をかけてきた。
「あのさぁ、こんなところに座れるほど余裕ある立場なわけ?」
「えっ?」
「もっと前の方の席で真剣に授業受けないとダメだろ、オメーは。ただでさえ出来が悪いんだから」
すげー上から目線。
前から思ってたんだけど、僕に対するその態度、いいかげんにしろ。
そこのところ、一度はっきりさせておいた方がいいのかな。
女の子が相手だと思って今までずっと下手に出てたけど、この相手にそんな遠慮は不要なんじゃないだろうか。
そうだよ、この人は学園の他の生徒さん達とは本質が異なるんだ。
お嬢様はじめ上品な学園生たちに対するのと同じ対応を、僕がこの人に取る必要もないだろう。
18 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 19:47:21.45 0
>>17 うん、そうだ。
これからはもっとはっきりとした態度を取るようにしよう。
僕がそう思ってるそばから、栞菜ちゃんのいつもの声が耳に入ってくる。
「おい、聞いてんのかよ、私の有難い意見を」
さあ言ってやる。
男の威厳というものをこの人に分からせてやろう、硬派なこの僕が。
(お前うるせーよ。そんなこと言われる筋合いは無いっつーの!)
・・・い、言えない。
やっぱり、怖くてとてもじゃないがこんなこと言えない。
「も、もちろん聞いてますよ」
「だったら、ちゃんと声に出して返答しろよ。全く、この(放送禁止)野郎が」
信じられない言葉で僕を貶めてくる有原。耳を疑った。
そんな下品極まりない言葉を言ってくるなんて、この人は本当に女の子なんだろうか。
いや、ちょっと待て!だいたい(放送禁止)とは何だ、失礼な!僕はちゃんと立・・・・って、そんなことはどうでもいい。
僕は信じられない気持ちで一杯だった。よくそんな言葉を口に出来るな・・・
ましてや、ここは教室なんだぞ。そこんとこも分かってるのだろうか、この人は。
僕のような常識人には全く理解の及ばない人、僕の周りには何でそういう人が多いんだろう・・・
19 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 19:49:10.14 0
>>18 今日は講習に先立ち、先日の全国模試の結果が帰ってきた。
「どうっだった? 結果を教えるかんな」
「いいけど、そっちもちゃんと見せてくれるんだろうね」
お互いの成績を見せ合いっこする。
どれどれ。さっきから僕に対して偉そうにしているこの人の成績って、いったいどんなものなのかしっかりと見てやろうじゃないか。
見せてもらった成績。
それは信じられないものだった。
思わず固まってしまったのを自覚する。
なに、この素晴らしい成績・・・
全ての科目で高得点であることが、その成績表には記録されていた。
この異様に高い得点は何なんだ!
目の前のこの人がこの素晴らしい成績を取ったというのか!
この人が!? ウソだろ?? ウソであってほしい。
世の中の不条理とういうものを実感する。
20 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 19:50:33.05 0
>>19 一方、僕の成績表を見た栞菜ちゃんが絶句している。
僕のその成績表。
それは全科目において栞菜ちゃんよりはるかに劣る低い点数だったわけで・・・
「・・・・オメー、本当にあの○高の生徒なのか?」
そんな真顔で聞くな!
あきれたように聞いてくるその顔が、また大した美人顔なのが余計に腹立たしい。
「出来が悪いとは思っていたけど、ここまでとはね・・・」
もう一度成績表をまじまじと見た後、その無駄にかわいい顔を僕に向けてくる。
それはもう、憎たらしいほどに勝ち誇った顔だった。
「ふーん、公立高地域トップの○高って言っても、大したことないんだね。まぁ、しょせん天才の私の相手じゃないかんな」
こんなこと言われた。悔しい。
しかも、そのせいで言われているのは我が校の名誉に関わることじゃないか。
他の学校の生徒にこんな侮辱されるようなセリフを吐かれたとあっては、これがもし当校応援団の人に知られたら僕の危険が危ない。
確かに僕の通っている高校は、この学区の公立校では一番の進学校なのだ。
世間一般では頭のいい学校と認識されているのかもしれない。
でも僕の成績は、学年全体の下の中ぐらいなわけで。
さすがにこのままではまずいと思って、こうして夏期講習とか受けているわけで。
21 :
名無し募集中。。。:2012/09/27(木) 20:18:32.80 0
>>12 チンプイさん乙ですー!!
別荘へ向かう車中、楽しそうですね!
期待MAXの遥ちゃんの気持ちを萎えさせるようなまーちゃんの言動w
最初の飴玉を取り合うやり取りから微笑ましかったです。子供ww
別荘ではヒドイことになるのでは、と思いましたがめぐぅがいるんでしたね一安心
まーちゃんは在原さんが怖いんでしょうか?そう思うと可笑しくて
自由なまーちゃんが相手では勝手が違うのか、ストレスを受けてしまっているくどぅがとてもかわいいです
年下の子達に対して、お嬢様がすっかり立派なお姉さまになられていることに目頭が熱くなって・・・
まだ登場人物が増えるとのこと続きを楽しみにお待ちしております!
22 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 76.2 %】 :2012/09/27(木) 22:38:22.44 P BE:25812195-PLT(12001)
少年もその場にまーちゃん呼べばよいのにw
23 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 00:20:29.00 O
お嬢さま浮上
24 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 01:43:46.08 O
お嬢様お先に寝ませていただきます
25 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 07:15:28.31 0
お嬢様いってまいります
26 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 11:14:52.92 O
ノシ
27 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 14:22:52.77 O
遥ちゃん大丈夫かしらうふふ
28 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 17:07:10.40 O
台風が来ますお嬢様
29 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 19:10:20.72 O
縄ばしご注意
30 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 20:41:56.30 0
ビジュアルが好きなメンバー
鞘師里保→岡井千聖
岡井さんはキラキラした大きな黒目で、目を細めて笑うところが好き。私は逆で、写真を撮られるときは
目を大きく見開いちゃいます(笑)
31 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 20:46:05.48 0
℃-画ブログ来てる
32 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 22:27:19.37 O
おやすみなさいませお嬢様
33 :
名無し募集中。。。:2012/09/28(金) 23:55:58.81 O
巡回中
34 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 00:27:38.86 0
はいオヤスミ
35 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 01:42:56.17 O
夜はこれからだよー、とか言ってw
36 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 06:48:28.64 O
おはようございますお嬢様
37 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 09:58:04.58 O
サタデーお嬢様
38 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 12:15:20.32 O
ランチタイムでございますお嬢様
39 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 13:49:54.33 O
昼下がりのお嬢様
40 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 16:56:48.61 0
今晩はキャッツアイのユーストリーム配信ですねお嬢様
41 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 18:27:16.97 0
厨房の料理長は黙々と仕事中
42 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 20:36:51.01 O
お嬢様ほ
43 :
名無し募集中。。。:2012/09/29(土) 22:58:00.23 0
お嬢様不足
44 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 00:40:30.75 O
お嬢様今晩は
45 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 02:57:59.04 O
お嬢様お先に寝ませていただきます
46 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 07:13:41.52 O
サンデーモーニングお嬢様
47 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 10:41:57.65 0
お嬢様起きてー
48 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 13:20:07.68 0
49 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 15:52:07.04 0
>>20 僕の成績表をまじまじと見ていた栞菜ちゃんが顔を上げた。
「ふうん。英語だけだね、そこそこマシな点数を取れてるのは」
「英語だけはちょっとだけ得意なんで」
「さすが得意とか言ってるだけのことはあるかんな、この点数なら。私よりも低い点数ではあるけれど」
ひとこと余計なんだよ。
いったん持ち上げておいてから、その後に人を小馬鹿にしてくるようなその言い方。
まぁ、そういう言い方をして僕を挑発しているんだろう。
そうやって僕の心を乱して楽しもうとするんだ、この人は。
いつものことじゃないか。その手に乗るか。
まともな人間の僕は、意識して平常心を保ち理性的に対応する。
「受験英語はちょっと苦手なんだよ、変に難しい単語や言い回しが多いし。そんな表現、実際は使わないんだって」
「知った風な口をきくじゃん。実用的な英語とかw どうせ、エッ○なビデオでも見て憶えてるんだろ」
・・・・・・・
な、なんて言った!? いまこの人は!!
それどころか、洋モノが好きなんだ、とか、信じられないぐらい下品な言葉を更に口にしてくる有原さん。
この人、本当にあの学園の生徒さんなんだろうか・・・
当たり前のようにそっち方面の話題を口に出したりして、そういう話題に何の抵抗感も無いんだな。
その楽しそうな様子、まるで男子生徒並みのノリじゃないか(いや、それ以上・・)。
前から薄々思っていたことだが、ひょっとしてこの人はとんでもない℃変ry
50 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 15:53:17.90 0
>>49 まぁ?僕も男ですから?そういう話題も決して嫌いという訳では無いですけど?(キリッ
でも、女の子の方からそんなことズバリと言われたりして、こっちの方が恥ずかしくなるよ。
「エ、○ロビデオなんか、も持ってないから!」
「またまたぁw」
「ホントだって!」
「分かった分かった。そんなムキになって否定するなよw」
僕はいつものように彼女の挑発に簡単に乗せられてしまった。
つい大きな声を出してしまった僕に、周りの席に座っている生徒がこちらをチラチラと見ている。
それに気付いた僕はもう顔から火が出る思いだった。
これ、全て彼女の思惑通りなんだろうね。
「でも、持ってないんだ。ふうん・・」
まだその話題を続ける栞菜ちゃん。
本当に楽しそうなんですけど、この人。
「そうか、もう最近はビデオじゃなくてネットで動画の時代になってたんだかんな」
「そうなんですy、じゃなくて、この話題やめませんか?」
「この話題ってどういう?」
「エ、○ロ動画の話しですよ!」
51 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 15:54:36.39 0
>>50 再び、周りの席で予習などしている生徒さんたちの手が止まり、その視線が集まったのを感じる。
そんな僕の言ったことに、固まったふうを装う栞菜ちゃん。
「そんな大きい声、出さないでよ。恥ずかしいでしょ」
純情そうに見える、その可愛らしい顔の演技が無性に腹立たしい。
この人・・・・
「授業前だっていうのに、そんなことばかり考えてちゃダメだかんな。ちゃんと勉強に集中する準備をしなきゃ」
かわいらしい顔で僕に諭すように話しかけてくる。
明らかに意識してるんだな。そしてアピールしてるんだ、周りの席に。素晴らしい演技力だ。
その結果、周りからは僕だけがまるで「へ、へんたい・・・」という視線で見られているわけで。
自分の描いたシナリオ通りに進んだことで、満足そうな栞菜ちゃん。
ハイハイ、思い通りに進んで良かったですね(棒読み)。
「話しを戻すけど、得意科目があるってのはいいことだと思うかんな、うん。しかもそれが英語ってのは有利じゃんかオメー」
「まあ、ね。それでも有原さんより出来が悪いですけどね」
「そんな卑屈になるなってw これならもっと自信持っていいと思うよ。私よりは低い点数だけどw」
持ち上げておいてから落とす。
そうやって僕をからかっては楽しそうな栞菜ちゃん。
52 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 16:07:02.41 0
>>51 そんな彼女に、僕の抱いた素朴な疑問をぶつけてみた。
「栞菜ちゃんは、なんでこんなに成績がいいわけ? 勉強、好きなの?」
「別に。勉強なんか好きじゃないよ。でも、やらなきゃならないことでしょ?」
急に真面目な顔になった栞ちゃん。
普通にしていると、普通にかわいい。本当に。目なんかキラキラしてて。
「やらなきゃならないことだから、やってるだけ。でも私は根が優秀だし努力家だから、しっかりと出来るようになっちゃうんだよね」
「そんな事よく自分で言えるね・・・ ゴホン でも、やればやるだけ出来るだなんて羨ましい。まるで舞ちゃんみたいだな」
「知ってるんだ、萩原が天才だって」
「うん。前にちょっと小耳に挟んだことがあってね」
「ふうん?」
「でも萩原は私のような努力型の人間とは違うよ。あいつ、本当に天才だから。何もしなくても出来ちゃうみたい」
誰が努力型の人間なんだろう、なんてツッコミたくなったが、そこには触れないでおく(それはきっとツッコミ待ちの罠だろうから)。
頭のいい栞菜ちゃんがこう言うぐらいなんだから、舞ちゃんって本当にとてつもない天才なんだな。
「実際あいつの天才ぶりは殆ど変態みたいなものでさ。天才と変態は紙一重っていうのは正にヤツのためにある言葉だね」
「そんな言葉、聞いたことないけど・・・」
あの小春ちゃんがベタ褒めするような舞ちゃん。熊井ちゃんもそう言ってたっけ。そして、この栞菜ちゃんでさえも。
そんな誰からも天才と言われる舞ちゃんは、将来の進路とかどういった道を考えているんだろう。
53 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 16:08:14.57 0
>>52 「舞ちゃんも大学に行くのかな・・・」
「どうだろうね。大学とかあいつあんまり興味なさそうだけど、でもまあ進学するんじゃないの?」
「やっぱり内部進学するのかな」
「そこ、気になるんだ」
「そりゃあ、まあね。僕はレベル的に舞ちゃんと同じ大学には行けないだろうけどさ・・・・」
「ま、来年になったら分かるよ」
「えっ? どういうこと?」
「来年になったら、お嬢様が進路をある程度はっきりとされるだろうから。あいつ、それを待ってるんだろうね」
そうなんだ・・・
やっぱり千聖お嬢様と・・・・
「お嬢様はどういう進路を考えていらっしゃるの?」
「前に寮生で聞いたことがあるのはね・・・・」
「聞いたことがあるのは?」
思わず机越しに身を乗り出してしまった。
目の前には、じっと僕の顔を見る栞菜ちゃん。
エキゾチックなそのお顔。真剣な顔を僕に見せたかと思うと、ふいにニヤリと口の端を歪ませた。
54 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 16:10:23.24 0
>>53 「おっと、ここから先の情報はそう簡単にはあげられないかんな。ホットな情報をタダで手に入れようなんて世の中そんなに甘くないかんな」
そう言いつつ、親指と人差し指で円を描くようなジェスチャーを僕に見せてくる。
金を出せ、ってことか・・・・・
この人は本当に本当にあの上品で奥ゆかしい学園の生徒さんなんだろうか。
この世の闇を感じる栞菜ちゃんのその目付き。
そんな裏の世界の人とはなるべく関わりたくない。僕は表街道を歩く人間でいたいんだ。
この手の人に対しては、毅然とした態度を貫かないとダメだ。いったん応じてしまうと、甘い汁を吸えると思われてしつこく付きまとわれることになりかねない。
だから、この怪しい情報屋さんとの取り引きに応じることはしないでおいた。
「チッ・・用心深い奴だ。つまんない男・・・・」
そう呟いた栞菜ちゃん。
お嬢様と舞ちゃんの進路について、もちろんそれは気にはなる。
いま高校1年生の千聖お嬢様。栞菜ちゃんは言った。来年になればハッキリするかもって。
でも、彼女たちよりも学年が上の僕は、それを聞いてから進路を決めることなど、もちろん時間的に不可能なんだ。
あぁ、僕はもう2年、いや、せめてあと1年遅く生まれていたら・・・・
そんな叶わぬ願望を考えていると、僕と同い年のこの人が再び僕の成績表に目を落とし、つくづく呆れたように言う。
55 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 16:12:08.05 0
>>54 「しかし、見れば見るほどひどい成績だかんな。本当に○高の生徒なの?」
聞こえよがしに大きい声で言うのはやめろ。
さっきからもうずっと周りの生徒は僕らのことをチラチラと見ているんだ。栞ちゃんのせいで僕の成績が丸分かりじゃないか。
「私の友達で○高に進んだ子もいるけど、こんなのと一緒じゃあ彼女たちの頑張りも水の泡だかんな。
おめーひとりで伝統校の評判を落とすようなことして。頑張ってる子たちの足を引っ張ったりするなよ」
そこまで言われるのかよ・・・
でも実はちょっと、今言われたことにはその自覚もあったりして。
だから、今の栞菜ちゃんの一連の発言には地味に傷ついた。
悔しい・・・・
でも、悔しさというものは、人を成長させる原動力なのだった。
栞菜ちゃんはある意味、天才なんだろう。
それに比べて僕は全く平凡な存在なのかもしれない。
でも今に見ていろ。
天才に打ち勝った凡人なんて、歴史上いくらでもいるのだ。
天才じゃない分は努力してカバーするしかない。
その思いで、それからの僕は必死で勉強に身が入るようになったのだから、栞菜ちゃんには感謝すべきなのかもしれない。
56 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 18:17:44.30 O
ほ
57 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 93.7 %】 :2012/09/30(日) 20:20:53.84 P BE:25812959-PLT(12001)
栞ちゃんこそエッ○なビデオを
何処で覚えたのかとw
58 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 22:11:48.29 O
他人の思考を読めるから男に夢を持てないのか
59 :
名無し募集中。。。:2012/09/30(日) 22:58:18.14 0
なるほどその考察は面白い
60 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 00:17:07.70 O
深夜のほ
61 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 01:49:41.78 0
お嬢様おやすみなさい
62 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 07:15:06.73 0
お嬢様いってまいります
63 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 09:43:57.15 O
おはようございますお嬢様
64 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 11:48:59.25 O
お嬢様お昼ご飯でございます
65 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 14:02:29.82 0
リ*・一・リ
66 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 17:23:38.02 0
「遥、別荘に着いたわ。起きてちょうだい」
次に私が意識を取り戻したのは、千聖ちゃんのふわふわな声で名前を呼ばれたときだった。
いい夢を見ていた気がする。この現実とちがって、千聖ちゃんと2人っきりだったような。
「あれ、マサキは?」
「ウフフ、お庭へ駆けて行ってしまったわ。遥も遊んでいらっしゃい」
えー、マサキのお守りか・・・。私は千聖ちゃんと遊びたいんだけど、聞き分けのいいようにしておかないと。嫌われたくないし。
「千聖ちゃんは?」
「すこし、部屋でお休みするわ。あとで一緒に海へ行きましょうね。め・・・村上さん。荷物を」
「はい、かしこまりました」
よっぽど疲れていたのか、千聖ちゃんは簡単なジェスチャーと二言三言だけメイドさんに告げると、お迎えに出ていたほかの召使いさんたちのところへ歩いていってしまった。
まあ、千聖ちゃんといたいけど、仕方ないよね。とりあえず、散策だ。
車から降りて、まずは千聖ちゃんの別荘を見上げる。
二階建て、かな。クリーム色の壁に、風見鶏のついた朱色の屋根。
そんなに大きくない(といっても、うちよりデカイよ!全然!)けれど、やっぱり普通の家とは全然違う。
例えるなら、昔遠足で行った絵本の博物館。クリーム色の外壁に丸い形のドアとか、大きなステンドグラスが填まった窓とか、いかにもちびっ子が喜びそうなデザイン。
みずきちゃん情報だと、千聖ちゃんちの決まりごとで、中等部に上がるまでは、お父さんお母さんと一緒に色々な土地で過ごすらしい。
きっとこの別荘も、お父さんの仕事で家を離れるとき、使ったりしていたんだろう。それで、こういう子供向けのデザインになってるのかな。
千聖ちゃんは妹が2人に、弟が1人いるって聞いた。その子たちもここにいたのかな。ていうか、1番小さい妹ちゃんは、まだここに住むこともあるのかな。そう思うと何か不思議な感じだ。
67 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 17:26:47.04 0
「ふぅ・・・」
大きく深呼吸をすると、気持ちいい空気がいっぱい体に入ってくる。
海のにおいと、草木のにおいが混じりあう。そのかぎ慣れないにおいに、やっぱり特別な場所なんだなって実感する。
ここは一応道路はあっても、車なんて全然来ない。家の周りの庭も、綺麗にしてあるけれど、いかにも庭です!って感じじゃなくて、自然に生きている植物を大事にして整えられている。
学校の林道とはまったく違う、本当に自然の中に存在する、日常からかけ離れたような空間。
こういうのが、ホンモノの“別荘”なんだろうな。無駄がいっさいない。
一体、小さい頃の千聖ちゃんは、ここでどうやって過ごしていたんだろう。
周りには他の家とか全然なくて、自然の中にぽつんとこの家が建っている感じだし、友達とかいたのかな。
私みたいな性格だったら、適当に遊びたい子に声かけて、名前知らないけどとりあえずサッカーやろうぜ!的な交流もアリだろうけど・・・どうなんだろ、お金持ちの子だと難しそうだけど。
そもそも1つの場所にずっといるわけじゃないなら、転校しまくりだったんだろうし・・・。
かりんやみずきちゃんが言うには、昔の千聖ちゃんは、すごくおとなしくて怖がりなタイプだったらしいから、いろいろと苦労も多かったのかもしれない。
考えてみれば、私は千聖ちゃんのことが大好きだけれど、大好きなだけで、何も知らないのだった。
ラーメンが好き。お昼寝が好き。数学は嫌い。そんなことしかわからないんだって、そう思うと何だか胸が痛くなる。
ここに泊めてもらってるうちに、もっと距離を縮めたい。
ハギなんとか以外の、他の寮生の人とかもいなくてよかった。千聖ちゃんと過ごして、千聖ちゃんといっぱいお喋りするすごいチャンスだ。あとは・・・
「おい、マサキ」
68 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 17:28:01.25 0
考え事をしてるうちにたどり着いたのは、駐車場の裏のお庭。
そこで、マサキが四つんばいになってものすごい速さで駆け回っていた。
「うっひょおおおお!まぁちゃんここでドッグランします!わんわん!」
充血した目で、海が見える芝生の庭をドドドドと走り回るマサキ。なんだこいつ・・・悪いものでも食ったんか。
自分のテンションとの差に、軽くめまいを覚える。
「落ち着け!マサキは犬じゃないだろ!」
「わんわん!楽しーいー!あひゃー」
いいなあ、マサキは。なんも悩みなんてなさそう。
こうやってメチャクチャに、自由に暴れたって許されるんだ。私なんて、ちょっと暴走したら、みずきちゃんの謎の拳法で仕留められるっていうのに。
「すどぅーも一緒にやりましょう!わんわん!」
「やんねーよ」
「楽しいのにー。わわわん!がるるー」
――あれ・・・でも、なんかずっと見てたら面白そうに見えてきた。
だだっ広い芝生に、コロコロ転がってみたい。あれ、絶対気持ちいいだろ。
私は結構自由なほうだけど、一応最低限度のルールは守ってるつもりだ。でも、マサキには、こいつにはそんなものはまったくない。
「すどぅ!すどぅ!」
「はいはい、わかったよ。しょうがねえなぁ」
マサキの目のまえでかがんで、四つんばいになってみる。
すると、いきなり右肩に頭突きの攻撃が降ってきた。
「わわん!」
69 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 17:29:24.80 0
「やったな、てめー!」
ぎゃんぎゃん、ガルガルと威嚇し合いながら、上にのったり下になったりの取っ組み合い。
もちろん、本気で殴りあったりなんかしない。
あくまで犬っころの真似っこで、ぽくぽくと手を押し付けあったりくすぐる程度。
「あひゃひゃ!わんわん!」
「うひゃ!お前噛むなよ!わん!」
やばい、テンション上がってきた。
体が土にまみれて、埃にまみれるのが面白くてたまらない。
クラスの子と違って、マサキは遠慮してこない上に攻撃がしつこくて、どんどんハイになる自分が抑えられない。
「くらえー!スーパーローリングドッグ・・・」
「おふたりさーん。お茶の準備ができましたけれどー」
私が後ろ足、もとい両の足で立って、マサキに飛び掛ろうとしたその瞬間、2階の窓から村上さんというメイドさんが私たちを呼んだ。
「あっ・・・はーい」
「あは、泥まみれ。遥さん、迫真の犬演技でしたねー、とかいってw」
改めて言われると、なんだか恥ずかしくなってくる・・・。
しかもマサキは、どんな技を使ったのか知らないけれど、全然汚れてないし。
私1人、真っ黒けのTシャツに、顔もおそらく土まみれだろう。
70 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 17:37:26.44 0
「すどぅさんたら、おはしゃぎあそばしておりますですね」
「てめー、ちょーしのんなよ!」
千聖ちゃんにこの姿を見られなかっただけでも、まだマシだと思うしかない。
「さ、早く着替えて。シャワー室へ案内しますからね」
下りてきた村上さんが私の背中を押しながら、ふいにスッと目を細めて笑った。
「なんですか?」
「むふふふ」
いやな笑いだ。みずきちゃんが私をからかう時の、あの年上ぶった余裕の笑みに似ている。
「あの、言いたいことあるなら・・・」
「あとで、いいもの見せてあげる。ふふ、マサキさんにはナイショね。あの子はすぐぶち壊しにしちゃいそうだし」
なんのことだかわからなくて、ボーッと顔を見つめていると、メイドさんはさらにこう続けた。
「むふふ、天使の寝顔、みたいでしょ?」
71 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 17:38:10.82 0
今日はここまで
レスは明日以降で!
72 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 18:39:58.89 O
作者さん乙です
まぁちゃんの行動は予測出来ませんね
愛佳さんが居なくても大丈夫なんでしょうか
73 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 82.8 %】 :2012/10/01(月) 21:04:25.66 P BE:25812959-PLT(12001)
チン師匠乙です
むはw天使の寝顔
ワッフルワッフルww
74 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 22:32:44.47 O
まさか、お目覚めになったお嬢様がばかちしゃとになっていたりは・・・
75 :
名無し募集中。。。:2012/10/01(月) 23:54:45.81 O
お嬢様今晩は
76 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 01:19:18.57 O
お嬢様お先に寝ませていただきます
77 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 07:19:31.96 0
お嬢様いってまいります
78 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 11:19:29.68 0
落ちるまで後少し
79 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 13:21:25.54 O
空が曇って参りましたお嬢様
80 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 16:39:47.39 O
いや降ってるよねケッケッケ
81 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 18:54:02.53 0
落ちるまで後少し
82 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 20:55:15.97 0
スピリッツを熟読してる若執事さん
83 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 21:02:09.54 0
実は「愛しのアイリーン」の熱狂的なファンの若執事
84 :
名無し募集中。。。:2012/10/02(火) 22:34:44.32 0
85 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 00:15:17.46 0
眩しい… 目が潰れそうです><
86 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 02:00:24.58 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
87 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 07:20:14.23 0
お嬢様いってまいります
88 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 11:24:18.68 0
リ*・一・リノシ
89 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 14:44:11.22 0
落ちそう
90 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 17:10:48.24 0
川* ^_〉^)<まーちゃんがほぜんします
91 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 17:24:29.59 0
シャワーの後、執事さん相手に暴れまわってるマサキを置いて、村上さんというメイドさんが、私をこっそり連れ出してくれた。
「すでにお嬢様から聞いてるかもしれないけど」
キノコや動物の形のランプで飾られた廊下を進みながら、村上さんはいつの間にかタメ語になって話しかけてきた。
「この別荘は、お嬢様の幼少期の思い出がたくさん詰まっているんだよね」
「ああ、そうらしいっすね。うちの学校の初等部じゃなくて、転校しまくってて、ここに住んでたこともあるって」
「そうなの。だから、こちらで過ごすときのお嬢様は、本当にリラックスしてるんだよ」
なんだか嬉しそうだ。メイドさんだから、きっと千聖ちゃんが幸せだと自分も幸せに思うんだろうな。
結構ツンとした感じだし、キツそうな顔してんのに、千聖ちゃんのこと話してるときは優しくなってる。
この人、結婚とかしてんのかな。子供預けてメイドやってたり?てか、旦那さんが執事だったりして。
「あのー、ずっと、千聖ちゃんの担当なんすか?」
「うん?そうねえ、もう、勤め始めてからはずっと、お嬢様の専属っていう立ち位置だけど」
「じゃあ、この別荘にもずっといたの?千聖ちゃんが引っ越すときは、ついていってたんすか?」
そう問いかけると、急にメイドさんの足が止まった。・・・笑顔が引きつっている。
「・・・ちょっと、あたしまだ10代なんだけど。」
「ええ?うそだー」
「あのねぇ、私千聖と年2個しか変わらないんだから」
「マジかよ、てっきりハルのおばさんと同・・・」
ベラベラ喋ってから、かなり地雷を踏みまくっていることに気がつく。
殺意すら感じるその目つき。なんで女って、年のこととか気にするんだろうな。そう見えたんだから仕方ないじゃんか。
「・・・やっぱ、かわゆい天使様に会わせるのはやめとこっかな」
「あー!嘘ですごめんなさい!ちょー若く見えるよ!ハルと同い年かと思ったぜ!」
92 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 17:27:38.13 0
私の見え透きまくったおべんちゃらに、もはやどうでもよくなったのか、メイドさんは再び歩き出した。
階段を上って、奥にあるドアの前まで誘導される。
「いい?今は熟睡なさってるだろうから、静かにしてよね」
BBA扱いが地味にイラッときたのか、さっきより口調が刺々しい。
「・・・あの、一つ聞いていいすか」
「なによ」
「天使って、・・・千聖ちゃんのことでいいんだよね?」
なぜそんなことを聞くのかというと、そのピンクベージュのドアに下げられたプレート。
そこに、“MION”と書いてあるから。
MION・・・みおん、っていうのは、千聖ちゃんの一番下の妹だっていうのは知ってる。
でも、会った事もないその子の寝顔なんて見せられても・・・。苦手なんだよね、友達の家族自慢とか、ワンちゃん自慢みたいなの。興味ないっていう。
そんな私の心をなんとなく読み取ったのか、メイドさんは不敵に笑った。
「ふふふ。みおん様は、今は違う場所に滞在なさってるから」
「じゃあ・・・部屋に入ったら、マサキが寝てるってオチじゃない?ハルそんなんだったら、ガチであいつのこと窓から投げ落とすから」
「用心深いなあ」
「だって・・・」
今日は想定外のことが起こりすぎて、かなりナーバスになっている。
のこのこつれてこられたはいいが、やっぱりガックリさせられちゃうんじゃ、さすがの私だって精神が持たないというもの。
「まあ、安心してよ。工藤さんみたいなタイプをキレさせてへこませるのは楽しそうだけど、それは今じゃなくてもいいし」
「さらっと怖いこと言うなよ。つーかその性格で千聖ちゃんのメイドって」
93 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 17:28:34.46 0
無言で私の反論を受け流したメイドさんは、そのままドアをそっと開けて、私に入るようにとあごで促してきた。
「おじゃましまーす・・・」
一歩足を踏み入れたそこは、まるでおもちゃ箱の中のようだった。
薄いピンク色の壁紙。少女漫画に出てきそうな、透明なグランドピアノ。
たぶんオモチャ箱だと思うけど、でっかい宝石箱みたいなのが、2,3個並んでいて迫力がある。
「すっげー」
他にもドレスとかぎっしり詰まってそうなでっかいクローゼットや、小さいシャンデリアも目を引いて、私はしばしその場に立ち尽くしてしまった。
ぼく・わたしがかんがえたさいきょうのこどもべや(キリッ)みたいなこの状況。まあ、私の好みとは少し違うんだけれど、それでもやっぱり見蕩れてしまうような魅力がある。
「ほら、あっちの部屋。天使様がいるから、いっといで。私はお茶入れてくるから」
メイドさんが私の背中を押す。
見れば、クローゼットの横にもドアがあった。くれぐれも、マサキが寝てるってオチじゃありませんように。などと祈りを込めながら、その金色のドアノブを静かに引いてみる。
「お邪魔しまーす」
その部屋には、真ん中にカーテン?みたいな白いレースに覆われた大きなベッドがあって、どうやら寝るためだけの場所のようだった。
外から見たときにあった、ステンドグラスの大きな窓から優しい日が差し込んで、キラキラとカラフルにお部屋を照らしている。
ほのかなバニラの香りが漂ってきた。
それだけで、今このベッドの中にいる人がわかってしまう。
94 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 17:29:27.66 0
「・・・千聖ちゃん」
名前を口にすると、幸せなような、胸が締め付けられるような気持ちを覚える。
震える手で、そのレースのベッドカーテンを捲くると、やっぱり、私の思い人は、そこにいた。
数え切れないぐらいたくさんのぬいぐるみに見守られながら、赤ちゃんみたいに丸まった姿勢で、スースーと小さく寝息を立てている千聖ちゃん。
・・・ものすごく、可愛いと思った。高等部のおねえさんだなんて、信じられない。お口がちょっとだけ開いちゃってて、その寝顔はとても幼い。
普段の千聖ちゃんの顔って、キリッとしてて、トビイロ(ってかりんが言ってた!)の眼が魔女みたいに神秘的だから、ギャップを感じる。
ほっぺ、ぷくぷくしてる。指で軽くつつくと、千聖ちゃんはイヤイヤするみたいに顔をもぞもぞ動かした。
――ああ、本当に天使だ。こんな人、見た事ない。
守ってあげたいって思う。年上の人に失礼かもだけど、私が千聖ちゃんの笑顔や、この寝顔を守りたいって。
「ん・・・」
指先で手のひらに触れると、丸くて柔らかな指が、私の手を包む。
どうしよう、どうしよう。心臓がドキドキする。
そして、私の脳裏に、ある具体的な欲求がムクムクと擡げてきた。
――千聖ちゃんのほっぺたに、ちゅーしてみたい。
95 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 17:32:58.05 0
今日はここまで
まーちゃんは若執事さんになぞなぞを出して遊んであげています
川* ^_〉^)<では302問目です!
川* ^_〉^)<しつだいしゃは、なりひらさんです。おとこのひとが、すきなひとのことをかんがえていると、たっちゃうものはなんでしょうね!!!
(執△事/)<
(執△事/)<301問もマジレスし続けたんだ・・・これは言ってもいいだろう。●ン●と。あ、でも言っときますけど、僕は鈴木(ry
(執△事/)<いやいや、なにを考えてるんだ!僕のバカ!いくじなし!ゴミ!カス!クズ!相手はまーちゃんさんですよ!
(執△事/)<よし、普通に答えます!ch・・・いや、じかn
川* ^_〉^)<せいかいは、時間でしたー!!!キャーなにを言ってるんでしょうか!しつかすさんはへんたいですね!なりひらさんにほうこくしなくてわ!!!
(執△事/)<いや、僕それは言ってなi
川* ^_〉^)<キャー夢羅神さーん大変ですよー!!
リ|*‘ヮ‘#)<子供相手に・・・あんたって人は・・・!
(;執△事/)アワッワワワワ
>>15 少年作者さん乙です!
外面だけは抜群にいい栞ちゃんの魅力たっぷりですねw
偏差値の高い学校にギリギリすべりこんだあたり少年はみやびちゃんと共感しやすそうな気もしますが
彼女はやればできるのにやらないタイプで少年は(ry・・・なので・・・かんなちゃんにこれ以上心を踏みにじられないようお祈り申し上げますw
自分でも書いておいてアレですがかんなのオッサン化がwww人見知りな分いけると思ったらガツガツいっちゃうんでしょうね
だから少年よ!天才に認められたというのは素晴らしいことだかんな!(無理やりなフォロー)
少年がエロ男爵で一方的にエロ話を仕掛けてるように持って行くかんなの外道な策士っぷり笑いましたw
>>30 さやしちゃん!わかっていらっさる!!
なんとなくでツンツンタイプかと思ってましたがさやしちゃん・・・いいこですよね!最近好きです
ちさとと絡んで欲しいなぁ
96 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 17:35:05.25 0
>>48 おかげさまでカナブン聞きすぎて1人ハモリという不気味な技を習得できつつあります
ちさあいちさあい!
>>84 (執△事)カワイスギテショウテン
(執△事)<それでは聞いてください。シツジライフ〜生まれてきてよかった〜
\(執▽事*)/<L・O・V・E ラブリーしつじ♪
リ;一;*リ<めぐ!早く来て頂戴!執事が!
97 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 19:26:35.50 0
作者さん乙です
壊れちゃいましたか若執事さん労災ですねこれは
98 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 21:06:51.53 0
めぐぅ既婚者扱いw
99 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 22:42:17.37 0
夢羅神w
100 :
名無し募集中。。。:2012/10/03(水) 23:56:12.22 0
>うそだー
なんて失礼なw
101 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 01:24:28.26 0
お嬢様本日は少し疲れましたのでお先に寝ませて頂きます
102 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 07:20:22.20 0
お嬢様いってまいります
103 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 11:26:45.71 0
リ*・一・リ<うむくるしゅうない行って参れ
104 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 13:22:13.94 O
かしこまりました!
105 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 84.3 %】 :2012/10/04(木) 16:28:57.06 P BE:13766483-PLT(12001)
チン師匠乙です
なんか遥ちゃんがすっかりお嬢様にラブラブ状態にw
でもすんなりとは行かない気が…
ちなみにまーちゃん
そのなぞなぞは第10回ウルトラクイズの
成田敗者復活戦でも出たんだぞ〜
気になったら放送ライブラリーへGOだw
106 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 18:24:31.77 O
晩御飯タイムでございますお嬢様
107 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 19:43:18.18 0
川* ^_〉^)<まーちゃんがほぜんします
108 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 21:19:43.34 0
まーちゃんいい子ですね
109 :
名無し募集中。。。:2012/10/04(木) 22:50:19.39 0
うーわんわん
110 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 00:28:56.52 0
お嬢様今晩は
111 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 01:57:29.97 0
お嬢様おやすみなさい
112 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 07:16:14.22 0
お嬢様いってまいります
113 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 11:33:46.43 O
お昼前ですねお嬢様
114 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 14:32:47.01 O
昼下がりのお嬢様
115 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 17:08:05.52 0
日暮れが早くなりましたお嬢様
116 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 19:04:59.94 O
リ ・一・リ<ですな
117 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 20:24:14.86 0
ただいま帰りましたお嬢様
118 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 22:25:21.04 0
川* ^_〉^)<まーちゃんがほぜんします
119 :
名無し募集中。。。:2012/10/05(金) 23:38:34.49 0
それより早く千聖ちゃんの写真送って来いよマサキ
120 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 01:23:47.78 0
聞こえてないんじゃないかなあ
121 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 03:47:36.86 0
ちんぷいさん、おつです。
お口がちょっとだけ開いちゃってて、その寝顔はとても幼い。
もしかしてあの写真がモデルだったりするのかな?
122 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 08:23:26.58 0
おはようございますお嬢様
123 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 11:34:49.73 0
ハo´ 。`ル<ハルもほぜんするぜ
124 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 13:48:50.51 0
川* ^_〉^)<わんわん!
125 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 16:21:39.28 O
夕方ですぜお嬢様
126 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 77.8 %】 :2012/10/06(土) 17:58:50.08 P BE:13767438-PLT(12001)
お嬢様
また負けましたです…
127 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 19:19:08.96 0
>>55 今日の講習が終わった。
なんか、初日からぐったりと疲れたよ。色々な面で。
「じゃあ、また明日な。しっかり復習しておけよ」
お嬢様と夜の復習楽しみだかんな♪などと意味不明のことを言いつつ楽しげに帰っていった栞菜ちゃんを見送り、僕も教室を後にする。
僕はもっと勉強をしなければダメなんだな、今日それがよく分かった。
栞菜ちゃんを見習って、僕も夜はしっかり勉強をするとするか。
そうだな、今夜の勉強のために何か問題集でも買って帰ろう。
そう思った僕は、帰り道ちょっと大きめの本屋さんに寄ってみるのだった。
本屋さんの参考書のコーナーにやってきた。
いま目の前の書棚には、いろいろな大学の赤本が並んでいる。
見るだけなら自由なんだから、ちょっと見栄を張って有名大学の本を取ってみる。どれどれ。
・・・・全然わからない、こりゃダメだorz
そんな感じでテンション↓↓になっていたら、となりに女子生徒がやってきて棚から同じく赤本を取り出したんだ。
その子のきれいな手が躊躇なく棚から取り出したのは、日本で一番の難関と言われている大学。
すげえな・・・
そんな大学の入試問題なんて、僕は例え冗談でも手にとって見ようとは思わないだろう。
僕が更にびっくりしたのは、その本を手にとって熱心に見入っている彼女自身にだった。
な、なかさきちゃんではないですか!
128 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 19:19:46.00 0
>>127 驚きのあまり固まった僕。
いっぽう、彼女はそのときになって初めて、そこにいる人間(僕)を認識したようだ。
いま目が合うまで素で気付いていなかったんだな、ここにいるのが僕だということに。
彼女にとっては全く予期すらしていない出来事だったのだろう。
突然のことに僕もびっくりしたが、それ以上に僕と目が合ったときの彼女の驚愕といったら。
僕に気付いたその瞬間、彼女の顔に露骨に表れた嫌悪感。
それはそれは汚いモノを見るような表情だった。
そこまで嫌なのか、僕のことが・・・
いつかのカフェで僕は桃子さんの罠に見事にかかり、そのせいでなかさきちゃんから変態扱いを食らい「二度と姿を現さないで!!」とまで言われたんだ。
まぁ、そうは言われても、僕らは毎日の通学路が重なっているわけで。
だからもちろん、その通学途中でたまに姿を見かけたりはしていた。
でも、僕がなかさきちゃんの姿に気付いて視線を送ったとしても、いつでも例外なく彼女は僕の事をガン無視だったんだ。
偶然とはいえ、今のこの状況。
さすがに、この状況ではなかさきちゃんの視線も僕を捉えていた。
あれ以来初めてなかさきちゃんと顔を合わせたということになる。
だが、視線が交わったのは、ほんの一瞬のことだけだった。
またすぐに視線を本棚に戻してしまったなかさきちゃん。既に僕の存在は無かったものとされたようだ。
そんな彼女の露骨な態度に僕は固まりそうになったが、成り行き上なかさきちゃんに話しかけてみた。
129 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 19:20:49.33 0
>>128 「や、やあ(ニコッ)」
「・・・・・・」
「なかさきちゃんも参考書を買いに?」
「・・・・・・」
「なっきぃはどこの大学を目指してるの?」
「・・・・・・」
無視。
だめだよ、なかさきちゃん。無視は絶対ダメ!
風紀委員長さんともあろう人が、そんなイジメの第一歩みたいな行為をしてもいいんですか!?
まぁ、どんな仕打ちを受けてもめげないことには定評のある僕は、それでも重ねて彼女に質問を繰り出す。
「受験勉強は大変ですか?」
「・・・・あなたも同じ学年なんだから、そんなの聞かなくても分かるでしょ」
とげとげしいその言い方ではあるが、ようやく僕と口を利いてくれたなかさきちゃん。
確かに僕らは同学年なんだけど、僕と彼女では受験に対する意識に大分差がありそうだ。意識だけじゃなくて、それに対する実際の準備も。
だから、聞いてみたんだけど。
「なっきぃはマジメだからなぁ・・・」
僕のつぶやいた小声を聞き逃さなかったのか、キッとした顔で睨みつけてくる。
「馴れ馴れしく呼ばないで下さい。そもそも私達は別に知り合いでもないのに、そんな気軽に話しかけてくるなんて非常識じゃないですか」
「知り合いじゃなくはないと思うけど」
「いいえ、知り合いなんかではありません」
キッパリと言い放つなかさきちゃん。
僕の言ったことにあきれかえったような口調で言葉を繋げる。
130 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 19:29:23.67 0
>>129 「本当にしつこい人ですね。しかも学園生につきまとうために先輩からも手回ししてくるなんて、いったいあなたはどういう神経をしているんですか?」
つきまとってるって、誰がだよ。相変わらずそんなこと言ってるのか、この子は。
・・・って、手回しって、なんだ? 疑問点はすぐに聞き返してみる。
「ん? 手回しって?」
「久住さんに頼み込んだんでしょ。あなたのしている最低な行為を弁護してくれるように」
例の、学園から小春ちゃんが呼び出された件のことか。
弁護してくれたって、小春ちゃんが僕のことを?
小春ちゃんから聞いたそれとは随分と状況が異なっているようだけど・・・
だいたい、あの小春ちゃんがわざわざ僕の弁護なんかするわけがないと思うんだが。
小春ちゃんが御自分のやりたいこと以外に、そんな労力を使ったりするのだろうか(いやしない)。
だから、学園に呼び出された小春ちゃんが、先方の期待とは異なるズレまくりの対応を一方的に取ったのは間違いないだろうと思うわけで。
でも、とにかくその件について、なかさきちゃんはそういう認識でいるんだな。
つまり、小春ちゃんのした訳分からない対応も、そうしてはぐらかすように僕がお願いしたとでも思い込んでいるんだろう。
風紀委員長さんが僕のことを徹底的に疎ましく思っている、ということがよく分かる。
しかし、「最低な行為」って・・・
とことんひどい言われ方だけど、僕はいったい何をしたんだっけ。
そんな言い方されるような行為をこの硬派な僕が?するわけないでしょ!
これはちょっと話しをする必要があるな。
131 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 19:31:14.65 0
>>130 「あのさ、ここでこうやって言い合ってるのは周りの目もあるからさ、ちょっと場所を移さない?」
「場所を移す?」
「そう。このあと時間ある?なっきぃと、もうちょっとこの話しの続きもしておきたいし。いいでしょ?」
「イヤです!」
キッパリと言い放つなかさきちゃん。
にべも無いその態度。僕に対しては一貫してその態度を貫くつもりなんだろう。
ちょっと攻め口を変えてみるか。
こういう優等生にはちょっと挑発的な言い方でもしてみるといいかもね。だから、僕はこう切り返してみた。
「男子と一緒は恥ずかしいの? まさか、そんなわけないよね。中学生じゃないんだからw」
「ち、違います。からかわないで!」
「じゃあ、いいよねw はい、決まり!!」
一方的に話しを展開する僕に、なかさきちゃんの口が半開きのまま固まった。
とまどってる、とまどってるw
その表情を見ると、男だったら誰だって本能的に、ここは押し切ろうと思ってしまうはず。
特になかさきちゃんの表情には、なんというか男としての本能を刺激してくるようなそんな怪しい魅力を感じてしまうのだ。
この子は本当にかわいいよね。女の子らしい女の子、って感じがする。
なかさきちゃんの醸し出しているその雰囲気には心が浮き立ってしまうよ。
しかも、さっきまで僕が一緒にいたのはあの有原さんなんだ。それだけに、より一層それを強く感じる。
そう、これだよ、これ。
女の子ってのは、一緒にいると気分が浮き立つようなそんな気持ちにさせてくれるものじゃないか普通。
でも、有原さんは違う。あの人と一緒にいると湧き上がってくるのは、ただただ恐怖心だ。本当の恐怖はこの人にあり、って感じ。
だいたい何であの人はいつも僕を貶めるようなことばかりしてくるのか・・・・・って、今は有原なんかどうでもいい。なかさきちゃんだ。
132 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 19:34:32.35 0
>>131 「どこいこうか? そうだ!ボーリングでもしに行かない?」
「ボーリング?」
「そう、昨日BSで見て、何か久し振りにやりたくなっちゃったんだよね。ボーリングでもしながら話そうよ」
「それは結構ですけど、ひとりで行けばいいでしょ。なんで私を誘うんですか?」
なんで誘うのかって? だって、なかさきちゃんかわいいんだもん。
目の前にこんなカワイイ女の子を前にしたら、誰だってもっと一緒にいたくなると思う。
男の本能ってやつだよ、なっきぃ。
なんて冗談半分で考えていたが、僕の抱いたそんな男心も、マジメななかさきちゃんには完全に下心を持っているように映ってしまっているようだ。
彼女の態度はとことん冷たかった。
僕の彼女に向けた爽やかな微笑みにも、引きつった顔で見返してくる。
いやいやなかさきちゃん、そんな顔で見ないでよ。
マジレスで答えるなら、ボーリングに一人じゃ行こうとは思わないでしょ。
それに、なかさきちゃんとの話し合いにならないじゃん。僕が一人で行っても。
まったく。女子校の優等生の女の子って、本当に面倒くさいな。
僕はいま自分の中で楽しみが盛り上がったのもあって、ちょっと急いた気分になってきていたんだ。
硬派な僕としては、もう彼女の手を引っ張っていってしまいたいぐらい。黙ってオレについてこい!的な。ワイルドだぜぇ。
「なっきぃと一緒に行きたいから。それに、なっきぃも僕とただ話しをするよりもその方がいいでしょ! さあ、行こう!」
彼女の返事を待たず、一緒に行くことが規定事項のように促してみる。
勢いで、思わず彼女の手を引っ張りそうになってしまったが、それはなんとか自粛した。
僕のその勢いに飲まれたように、彼女は僕の足の歩みに合わせて歩き出してくれた。
133 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 19:36:55.62 0
>>132 しかし・・・・
自分の行動は棚に上げて思うけど、なかさきちゃんって本当に押しに弱そうなんだよなあ。
今回なんかは、僕みたいないい人が相手だからいいけど、男ってやつは色々なのがいるんだからね。
彼女はちゃんとその辺を分かってるんだろうか。とても心配になる。
みんながみんな僕みたいな善人とは限らないんだ。
馴れ馴れしく迫ってくるような男には絶対に気を許したらダメだよ、なっきぃ。気をつけてね。
すぐ近くにあるボーリング場に着いたら、この時間とても混んでいた。
しばらくは待たされるようだ。
「待ち時間が長くなるみたい。どうしよう。待ってみる?」
「帰るのが遅くなるのはちょっと・・・」
「だよね・・・ あ〜ぁ、残念だけど帰ろうか。でも、その前にどこかカフェでお話ししようよ、なっきぃ?」
僕の言ったことに、うんざりしたような表情で彼女が答えた。
「あのですね、その呼び方は本当にやめてもらえませんか? 知ってる人にでも聞かれたら誤解を招くでしょ!」
そのとき、不意に声をかけられる。
「おい、少年じゃないか!?」
聞こえてきたのは、男の声だった。
え? 誰だろう。
134 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 20:00:39.86 0
>>70 チンプイさんおつです!!
遥ちゃんが期待感一杯でwktkしているのに、マサキちゃんのお守りを言い渡されてガッカリしている描写が好きです
舞様はじめ寮生が誰もいない別荘で過ごすこの時間、遥ちゃんにとっては勝負の時間なんでしょうね
その貴重な時間をどう過ごせるのかは、ある意味キーパーソンである優樹ちゃんにかかっているんだなと思っていたら
いきなりハイテンションでドッグランを始める優樹ちゃんに笑いましたw
でも一緒になってじゃれあっているうちに自分もテンション上がってくるのはいかにもワンパクな遥ちゃんだなと
あと、遥ちゃんが舞様を過剰に意識しているのはお嬢様がらみだからしょうがないんだろうけど、
思ったのは、遥ちゃんのような子には舞様よりも黒愛理ちゃんの方が遥ちゃんに恐怖感(心理的な意味で)を与える存在に何となくなりそうな・・・
>>94 遥ちゃんvs村上さんという最強王者決定戦みたいなこの2人の緊張感ある絡み
でも、そこは怖いもの知らずの小学生、遥ちゃんはさすがでした
既婚者だのおばさんだの(まさかの子持ちとまで!)そんなことを村上さんに言い放つとは・・・
その緊張感から一転してメルヘンのようなお部屋の中で寝ているお姫様
お嬢様の寝顔が脳内で再現されました!かわいいですお嬢様!
行け!遥ちゃん!!
135 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 69.9 %】 :2012/10/06(土) 21:46:39.44 P BE:10326029-PLT(12001)
少年作者さん乙です
なんかこれ以上深みにはまると
ますます悲劇を招くのではなかろうか少年よw
136 :
名無し募集中。。。:2012/10/06(土) 23:28:50.39 0
お嬢様今晩は
137 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 00:53:25.54 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
138 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 02:14:23.53 0
お嬢様おやすみなさい
139 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 07:04:06.87 O
若執事庭掃除中
140 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 10:10:15.34 0
いい天気ですよお嬢様
141 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 12:53:32.79 0
>>133 振り向くとそこには、あの学園祭のBuono!ライブで僕を囲んでいた桃ヲタの一団の人たちがいた。
「よぉ、久し振りだな。元気にしてたか?」
せっかくなかさきちゃんと2人っきりでいる、こんなときに会うなんて。信じられないタイミングの悪さだ。
まったく、この人たちはとことん僕の邪魔しかしないんだな。さすがあの桃子さんのファンというだけのことはある。
そんな桃ヲタさんたちの視線が、僕の横のなかさきちゃんに集まっているのが見て取れた。
一方なかさきちゃんの方はといえば、突然現れた男性グループに固まってしまっている様子。
学園の風紀委員長さんにとって、この状況は普段では決してありえない状況なのだろう。
しかも、その男共が揃って自分を凝視しているのだ。その視線に、なかさきちゃん極度の緊張に陥っているみたい。
僕を含めて自分の周りを男性に囲まれて、そのかわいいお顔はすっかり引きつってしまっている。
でも、その引きつった顔が、また彼女独特のかわいさで。男の本能を刺激する、って言うかなんていうかゴホン。
「おい少年。このかわい子ちゃん(死語)はお前の何なんだよ。まさかお前の彼女とか言わないよな。まさか、こんなカワイイ子が」
その言葉になかさきちゃんは更に言葉を失っている。
でも、僕はちょっとしたイタズラ心でふざけてみたくなった。この桃ヲタさん達相手に。
あともう一つ、なかさきちゃんに対しても。
「え、彼女に見えます? そうですか。なっきぃ、僕らは付き合ってるように見えるんだってw」
「ギュフーーーーー!!」
「まぁ、残念ながら違いますけどね。彼女じゃあないです。でもまぁ、それに似たようなものかもしれないけど」
口をパクパクしているなかさきちゃん。
142 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 12:55:46.75 0
>>141 これでウザい桃ヲタどもから話しの主導権を取ったつもりだったが、すぐにそれは逆転されることになるのだ。
「え? でもお前、あの好きだって言ってた子はどうしたの? 舞ちゃん、だったっけ?」
「な、なんで知ってるんですか、それを!?」
「何言ってるんだよw お前、学園祭ライブの反省会で熱く語ってたじゃないか。酔ってたから憶えてないのか?」
「結婚するんだって息巻いてたじゃないかww その後どうなってるんだよ」
憶えてないぞ、そんなこと。
確かにあの時、僕は初めてアルコールというものを口にしてしまい、記憶がところどころ飛んでいるんだけど。
「酔っ払ってって・・・あなた未成年でしょ。それなのにお酒を・・・」
違うよ、なっきぃ!
それは僕の意思じゃないんだ。あの時は、こいつらに無理やり飲まされたんだ!
って、別にそんなことはどうでもいい。
それより、なかさきちゃんと一緒にいるこの場でそんなこと言い出すなよ!
ホント空気読めない人たちだ、こいつら!
「なんだ、もう次の女の子なのか・・・・ 結構移り気なんだな、少年は」
「また違う子とかw 愛理ちゃんのことも熱く語ってたくせに、もう飽きちゃったんじゃないのか」
その言い方は語弊があるだろ!
なかさきちゃんを見ると、あからさまに僕から距離をとっている様子がはっきりと分かった。
そして、次に彼らの言ったことにも彼女はショックを受けたようだ。
「すぐに推し変するような奴は下に見るからな。俺らを見習えよ。ももち一筋の俺らを」
「嗣永さん一筋・・・」
143 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 13:07:19.74 0
>>142 “桃ヲタ”という人種を信じられないような目で見ているなかさきちゃん。
その反応はある意味正解だし、そもそも僕にとってはそんなことはどうでもいいことだ。
でも、その前の僕に対する反応だけは、ちょっと我慢ならない。
こんなに一途な僕に対して、なかさきちゃんはまるで浮気性の男を見ているかのように軽蔑的なその眼差し。
違うよなっきぃ、違うんだ!!!
その時、アナウンスで順番待ちの桃ヲタさんたちに呼び出しが入った。
この人たち、やっといなくなってくれるよ、やれやれ。
とんだ邪魔が入ってしまった。全く時間の無駄だった。
と、そのとき桃ヲタが予想外のことを僕らに口にした。
「良かったら一緒にやるか?ボウリング」
「「えっ!?」」
なかさきちゃんと一緒にボウリングができるのはいいけど、こいつらと一緒かよ・・・
そんなことを思った僕が口を開こうとする前に、先手を打つようになかさきちゃんが先に返答した。
「良かったじゃないですか。やりたかったんでしょボウリング。あなたは一緒にやらせていただけばいいんじゃないですか?」
「あなたは、って、なっきぃは?」
「私はもう帰ります」
棒読み口調。黒目がちなそのかわいい目は焦点を結んでいなかった。無表情。
144 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 13:11:28.34 0
>>143 「なっきぃが帰るなら、僕も一緒に帰るよ。送っていくかr
「結構です!」
ピシャリと言い放つなかさきちゃん。
「それじゃ皆さん、私はこれで失礼します」
そう言うやいなや、踵を返して歩き出したなかさきちゃん。
その彼女の後を僕は追いかける。
「待ってよ、なっきぃ?」
「・・・・・」
すっかり険しい顔になっているなかさきちゃんが僕を睨みつけている。
「僕も一緒に帰るよ、それでどこかでお茶でも・・・・」
「お断りします。いま言ったでしょ。私はもう帰りますから、 ひ と り で 」
言いかけた僕に対して、なかさきちゃんは完全に棒読み。
僕に向けているその視線ももはや茫洋としたものになっていた。
「なっきぃ・・・」
「その呼び方、本当にやめてください」
その抑揚の無い言い方が、かえって彼女の心象を表している。
なかさきちゃん、僕の事を相当不愉快に思っているのは明らかだ。
145 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 13:14:30.77 0
>>144 「やはりあなたは女の子なら誰でもいいと思ってるような節操の無い人なんだ、ということが改めてよく分かりました」
「あいつらの言ったことは違うんだ!」
「ゆりなちゃんがかわいそう・・・・」
は?
なんで熊井ちゃん?
なかさきちゃんが言ったことに、思わず言い返しそうになった。
でも、彼女は僕が何か言ったら即座に反論してやろうと待ち構えているかのような態度を崩さなかった。
だから、僕は何も言い返せない。今はもう彼女に何を言っても徒労に終わるだけなんだ。
誤解が誤解を呼んでいる。
ていうか、根本から間違ってるよ、なかさきちゃん。
僕にはそれが分かっているのに、その絡まった糸を解きほぐすにはいったい僕はどうすればいいんだ。
目の前のなかさきちゃんは、僕の言うことなんかもう全く聞いてくれない様子。
なかさきちゃんはジトッとした視線を崩さない。
絶望感に捕らわれながらも、その誤解を解くべく何とか伝えようと言葉を搾り出す。
「なかさきちゃん、大切なのは99%の噂より1%の真実だよ。なかさきちゃんは、その1%の真実を信じることができる人でしょ?」
「だから、私はその1%の真実を知ってしまったという実感があるんですけど?」
146 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 13:16:35.35 0
>>145 完全に無表情になってしまったなかさきちゃん。
こうなってしまった彼女は、もう僕の言うことなんかまともに聞いてくれていないんだ、いつもいつも。
何を言っても、このように僕の言うことには反射的に反論をしてくるだけ。
彼女はそれっきり二度と振り返らず行ってしまった。
結局、今日もなっきぃ(←しつこい)は僕に心を開いてくれなかった。
でも、まあ焦りは禁物だ。
今日だって僕の誘いを断らなかったじゃないか。
何だかんだ言っても彼女は僕のことを無視しきれないってことは、既ににそれだけ気になる存在になっているのかもしれないんだからな。
うん。ゆっくりと彼女の心の氷を溶かしていこう。
僕の事をもっと知ってもらえば、いろいろな誤解も解けるだろう。
そして、きっと彼女だって本当は僕と仲良くなりたいと望んでいるはずなんだから。
今はまだ、僕が「男子」というだけで警戒を解いてもらえないけど。
いつかはきっと分かりあえる日が来るはずだ。そうだよね、なっきぃ?
それが大いなる勘違いということに僕は全く気付かないまま、去っていくなかさきちゃんの後ろ姿を見守っていた。
本当にかわいいなあ、なかさきちゃんは。
彼女のあの蔑むような顔で見られるのだって、あれはあれでなかなか。正直たまりません。なんて呑気に考えながら。
147 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 13:30:04.96 0
>>146 * * * *
なかさきちゃんとのやりとりで放心状態になりつつあったそんな僕の耳に、心地よくない男の声が聞こえてくる。
「なんだ、振られたのか少年」
「彼女と一緒にボウリングやりたかったのに・・・帰るんなら少年お前が一人で帰れよ、本当にKYなやつだなぁ」
「これじゃわざわざ誘った意味がないじゃんかよ。まったく・・・」
言いたい放題の桃ヲタども。
なんだよ、その僕が全て悪いみたいなこの場の雰囲気は。
「まぁまぁ、少年もショック受けてるみたいなんだから勘弁してやれw
それより、この後は飲みに行くからな。少年も付き合えよ。今夜もBuono!のこと語り合おうぜ」
だから、なんで僕がお前らにこのあと夜まで付き合わなきゃならないのか。
僕のことを酒のつまみとでも勘違いしていないだろうな、こいつら。
「あのですね、僕は未成年なので酒は絶対飲みませんし、決して無理やり飲ませたりもしないでくださいよ」
「分かってるって。そんなこといちいち言われなくてもw」
「あと、人の話しもちゃんと聞いてくださいよ。桃子さんのことだけじゃなくてBuono!全体の話しをしましょうね」
「くどい! しつこいヤツだ。そんなだから振られるんだよ。まぁ、その辺も後でじっくり語り合おうぜ!」
だが、僕は後ほど痛感することになる。
人間、酔っ払うと口約束なんてそんなものは簡単に破るんだということを。
こいつら性懲りも無く同じ事を繰り返しやがって。
ももちももちももち・・・・それしか話すことないのかよ!
148 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 16:17:24.32 0
保全しますねお嬢様
149 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 18:42:00.28 0
落ちるぞ
150 :
名無し募集中。。。:2012/10/07(日) 20:42:29.78 0
誰もいない
151 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 65.7 %】 :2012/10/07(日) 22:28:23.58 P BE:10324692-PLT(12001)
少年よ
もうなっきぃは諦めろ
舞様に石にされるぞ
152 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 00:22:06.67 0
(o・D・)
153 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 02:11:02.85 0
お嬢様おやすみなさい
154 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 07:15:53.55 0
お嬢様いってまいります
155 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 10:55:09.37 0
ノシ
156 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 13:13:56.23 O
遅めのランチタイムでございますお嬢様
157 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 16:13:24.12 O
ノソ*^o゚)
158 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 18:45:01.25 O
朝の巡回中でございます
159 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 69.9 %】 :2012/10/08(月) 20:51:11.29 P BE:10324692-PLT(12001)
お嬢様この3連休は
如何でしたでしょうか
160 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 22:10:58.73 0
161 :
名無し募集中。。。:2012/10/08(月) 23:02:26.21 O
お嬢様は毎日が連休だ
162 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 00:24:52.72 0
お嬢様今晩は
163 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 01:54:45.33 0
お嬢様おやすみなさい
164 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 07:03:49.80 O
おはようございますお嬢様
165 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 07:18:45.13 0
お嬢様いってまいります
166 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 11:29:14.64 O
遥ちゃん大丈夫かしらうふふふ
167 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 15:40:15.51 O
あぶのおまっせ
168 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 17:04:45.44 0
眠りこける千聖ちゃんは、ピクリとも動かないで、ふっかふかのベッドに埋もれて幸せそう。
私がちょっと顔を近づけたぐらいじゃ、起きないだろう。
みずきちゃん情報だと、千聖ちゃんはものすごく眠りが深くて、一度寝たら次に意識が戻るまでかなり時間を要するタイプだとか(つかなんでそこまで知ってんだろう)。
ためしに、瞳と同じ深い茶色をした髪を軽く撫でてみる。
「んん・・・」
さっきと同じく、手振りで違和感を伝えてくるも、起きる様子はない。
――これなら大丈夫だ。別に、く、く、唇にするわけじゃないし、これぐらい、ちょっとぐらいなら。
顔を近づけると、千聖ちゃんのバニラの香りがいっそう強くなる。
実を言うと、私もこのコロンを持っている。オーロラに輝く、とても綺麗な小瓶に入っている。
千聖ちゃんのお父さんの会社で作ってるんだって聞いて、今年のお父さんとお母さんからの誕生日プレゼントにしてもらった。
でも、全然私には馴染まなくて・・・千聖ちゃんにしか似合わない、その甘さ。それが今、私を包み込んで、まるでこの世界に私にしかいないんじゃないかって気持ちになる。
「よーし・・・」
私の息で眼を覚まさないよう、呼吸を止めながら、ぷっくりしたそこに唇を押し付ける。
「わああ」
無意識に変な声が出て、私は慌てて部屋を飛び出した。
心臓が飛び出しそうなくらい、どきどきと体の中で波打っている。
やっちゃった、やってしもうた。ついに、ちゅーしてしまった!
指、めっちゃ震えてる。こんなに緊張したことなんて、今までそんなになかった。
169 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 17:06:38.28 0
千聖ちゃんのほっぺ、柔らかかった気がした。あったかかった気もする。だけど、頭が真っ白になっててちゃんとは思い出せない。
ただ顔に、唇をくっつけただけだっていうのに、ずいぶんな大仕事をやった後のような疲労感が、体中に広がっている。
大丈夫かな、バレてないかな。
万が一気づかれていても、別に嫌われたりすることはないと思うけど・・・あー、ほんとにしちゃったんだ、ちゅー。
ああ、でも、もし嫌がられてたら・・・こういうのはお互い好き合ってないといけない気もする。
後悔と嬉しさが次々交互に襲ってくる。こんな経験は初めてだった。まるで自分が自分じゃないかのようだ。
「うふふ、それが大人になるっていうことなのよ、遥ちゃん」
「うおおお!」
突然目のまえに現れた顔面に、思わず後ずさりして背後のクローゼットに頭をぶつける。
「いってー!」
「うふふふ、遥ちゃんたら、大丈夫?悩み多きお年頃なのね」
そこにいたのは、私の悪友・羊の皮をかぶったなんちゃらのみずきちゃんだった。
ロングワンピースに籠バックと、オシャレな余所行きの格好をしている。
「・・・え、てかなんで?ここ、千聖ちゃんの別荘だよ?」
「ええ、今日はちょっとお使いにね」
「なん?」
微妙に噛み合ってない会話に私が頭を捻っているあいだに、みずきちゃんは千聖ちゃんが眠る奥の部屋のドアに手を伸ばしていた。
「あー、だめ!」
「どうして?」
170 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 17:12:12.83 0
ガシッと手首を掴んだのに、みずきちゃんは涼しい顔。
「今、寝てるから。起こさないであげてよ」
「優しいのね、遥ちゃん」
「まあそれほどでも」
しかし、優しくにっこり微笑んだみずきちゃんは、次の瞬間、なんともいやらしく唇をゆがめた。
「でも、さっき千聖お嬢様の安眠をさまたげようとしていたのは、遥ちゃんよね?うふふふ」
「・・・・・はぁ!?」
一瞬、何のことかわからずに黙った私は、それでも次の瞬間、みずきちゃんの言わんとすることを理解した。
思わず勢いよく立ち上がり、再び頭をゴチンと後ろに打ちつける羽目になってしまった。
「あらあら、遥ちゃんたら」
「・・・見たの?」
「なにを?」
くっそー、みずきちゃん、悪い顔してる。私が絶対答えられないのわかってて・・・。
「私の家、家業として時計を扱っているでしょう?」
私の悔しそうな顔なんてお構いなしに、みずきちゃんはまた喋り出した。
「昨日家のお手伝いで、ご注文リストを整理していたら、千聖お嬢様のお名前があったの。住所は学校近くの邸宅じゃなくて此方になっていたから、私が伺ったのよ」
インターネッツがあると、道順がすぐにわかって便利ね・・・。などと無表情でつぶやくみずきちゃん。
「だから、早く千聖お嬢様にお渡ししないとね」
「今寝てるんだってば!メイドさんか男の家来(Σ(執△事;))に預けときゃいいじゃん」
「だめよ、ご依頼主様に品物を直接確認していただかないと。ていっ、み頭突き!」
「ぎゃふん」
171 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 17:13:02.55 0
しつこい私の態度に業を煮やしたのか、みずきちゃんは新技の頭突きをくらわしてきた。
脳天に火花。目にカラフルな光が点滅して、思わずその場にうずくまる。・・・この、石頭め!なにがミズツキだ!
「失礼致します、お嬢様。譜久村時計店の者ですが」
「ちょー、まてこら!」
クラクラする頭をなんとか奮い立たせて、みずきちゃんを追って部屋に入る。
「うふふふ、千聖様、なんて愛らしい・・・」
「のおおお!」
まだぐっすりと眠り込んでいる、千聖ちゃんの頭の横に手をついて、顔を覗き込んでいるみずきちゃん。
みずきちゃんの長い黒髪が、はらりと千聖ちゃんに落ちて・・・
「まじ、そーゆーのやめてってば!」
「ん・・・?はるか・・?」
私の騒音っぷりに、ついに千聖ちゃんが目を覚ましてしまった。
「あ、ご、ごめんうるさくして!」
「まあ・・・いいのよ。お暇にさせてごめんなさいね。・・・あら?」
「お休みのところ、お邪魔しております、千聖お嬢様」
お嬢様と目が合うと、みずきちゃんはいつもどおり爽やかに微笑んだ。
絶対変態行動しようとしてたくせに、スッと体を引いて涼しい顔しやがって。
「・・・・まあ、ごきげんよう。いやだわ、お見苦しいところをお見せしてしまったわね」
まだ寝起きながら、千聖ちゃんは舌足らずにそう言って顔を赤らめた。・・・めっちゃくちゃ可愛い。
172 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 17:13:40.07 0
「みずきさん、遠方までご苦労様。長旅だったでしょう?」
「うふふ、遠出は好きなので、お気づかいなく。
今日はお嬢様も遥ちゃんも此方にいらっしゃると聞いたので、伺いました。・・・お庭にも、お嬢さんが1人いらっしゃったようですけど?」
「あー、あれはハルの犬だ。わんわん」
今のところ、みずきちゃんは余計な事を千聖ちゃんに言わないでくれているようだ。
だが、みずきちゃんの場合、油断は禁物。今あの事・・・ほっぺにちゅーの事を黙っててくれたからって、未来永劫そうしてくれるとは限らないのだ。なんかの駆け引きの材料にされる可能性もある。
「うふふふ」
願わくば、みずきちゃんの上機嫌がこのまま続きますように。
そんなことを念じている私の横で、ベッドサイドの椅子に腰掛けたみずきちゃんが、小さなテーブルに紙袋を置いた。
「ご注文いただいたお品を届けに参りました、千聖お嬢様」
173 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 17:14:12.60 0
ノノ' _l')<切り札は取っておくものよ、遥ちゃん
>>105 この手のクイズは中学生のときは男子が女子をからかうのに使って
高校生になるとなぜか逆に女子が面白がって言ったりするようになりますよねw
>>121 りかちゃんの写真です!ちさとはかわええのう・・・明日も明後日もかわいいんだろう・・・ジュルリ
>>127 少年作者さん乙です!
なかさきちゃんが絡むと少年(善)が少年(チャラ)に変わるのが面白いですw
いちいち反応せずガン無視すればいいのにうっかりむきになるなっきぃ可愛いよなっきぃ
若執事の間違ったアドバイスを真に受けてる節も見受けられ・・・少年よ正気に戻るなら早いほうがいい!マイマイさんで大ヤケドしないうちに!
>今回なんかは、僕みたいないい人が相手だからいいけど、男ってやつは色々なのがいるんだからね。
彼女はちゃんとその辺を分かってるんだろうか。とても心配になる。
このへんはめぐぅあたりが耳にしたら間違いなくボコボコに論破されそうですねw彼女は正義の人ですので・・・
桃ヲタさんたちにとまどうあたりいくら風紀委員長(キリッ)してても根は臆病だし真面目なところが伝わってきました
その真面目さゆえそろそろ学校の朝礼で「不審者がいるケロ!こんな顔(少∀年)の男子に注意ケロ!」とかやりだしそうw
174 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 19:53:40.06 0
作者さん乙です
大人の階段のーぼる♪
175 :
名無し募集中。。。:2012/10/09(火) 22:01:11.03 O
作者さんおつです♪
176 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 63.8 %】 :2012/10/09(火) 23:50:41.03 P BE:15487193-PLT(12001)
チン師匠乙です
やはりただでは済まない遥ちゃんの野望w
他にも色々と秘策を持っていそうなみずきちゃんには
やはり叶わぬと言うことか…
177 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 01:34:39.31 0
うふふふ
178 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 06:59:46.78 0
Team 岡井メンバー紹介
ttp://www.youtube.com/watch?v=QdJrptHCq9Q ワクテカ Take a chance を踊ってみた 【Team 岡井】
ttp://www.youtube.com/watch?v=OoGUJVMl0_o @shuheimiyachi
チーム岡井の凄いところは、YouTubeに上がっているモーニング娘。のダンスショットを見ながらそれぞれが個人練習をして、
今日初めて集合し1時間でフォーメーションを覚え踊ったことです。 #okaichansleep
ちなみに岡井さんはひとりで踊ると3〜4テイクやるくせに、後輩が多かった今日は2テイクでした(^_^;) 先輩のプライドを感じました。 #okaichansleep
チーム岡井の凄くないとこは、リーダーが舞台で共演した人をちゃんと覚えてないとこです。(。-_-。) #okaichansleep #c_ute
179 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 07:19:09.04 0
お嬢様いってまいります
180 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 11:07:58.39 O
作者さんおつです♪
181 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 13:18:14.75 O
昼下がりのお嬢様
182 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 16:59:38.22 O
おじょじょ
183 :
121:2012/10/10(水) 17:35:47.40 0
ちんぷいさん、おつです
やっぱりあの写真でしたか…
あれはいろいろと衝撃的でしたよね
読んだときに頭の中にあの姿が浮かびました
184 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 19:34:57.48 0
夕餉は何にございますかお嬢様
185 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 20:58:20.66 O
リ;・一・リ<できれば肉で頼む
186 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 22:14:45.43 O
おやすみなさいませお嬢様
187 :
名無し募集中。。。:2012/10/10(水) 23:31:23.96 0
188 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 00:59:24.32 O
うmたまらん
189 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 00:59:31.01 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
190 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 02:07:29.71 0
お嬢様おやすみなさい
191 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 06:29:34.87 O
おはようございますお嬢様
192 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 07:30:20.73 0
お嬢様いってまいります
193 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 10:45:36.52 O
午前のお嬢様
194 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 12:13:59.51 O
ランチタイムでございますお嬢様
195 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 14:31:10.28 O
おやつタイムでございますお嬢様
196 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 16:49:47.17 O
夕焼けお嬢さま
197 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 18:54:28.94 0
小雨にもかかわらず蚊が居りますお嬢様
198 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 20:42:02.28 0
199 :
名無し募集中。。。:2012/10/11(木) 22:20:15.21 O
あら可愛い♪
200 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 69.8 %】 :2012/10/11(木) 22:44:43.61 P BE:9178144-PLT(12001)
さりげなくたゆんを
強調してますなお嬢様
201 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 00:09:20.34 0
おやすみなさいお嬢様
202 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 01:59:34.11 0
お嬢様おやすみなさい
203 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 07:14:06.87 0
お嬢様いってまいります
204 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 11:17:17.79 O
リ ・一・リノシ
205 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 14:06:43.98 O
午後のお嬢様
206 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:09:51.75 O
お散歩タイムでございますお嬢様
207 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:14:18.12 0
「まあ、早かったのね。いつもありがとう」
千聖ちゃんはゆっくり体を起こすと、気だるそうに前髪を手で払った。
その仕草がとても大人っぽく見えて、ドキドキする。私じゃ絶対、さまにならないだろうな。
「ラッピングは御不要とのことでしたので、箱で失礼します。どうぞ、中身をご確認ください」
みずきちゃんも、変態の癖にかしこまった口調と表情。
抱えるぐらいの大きさの白い箱をサイドテーブルに移動させると、千聖ちゃんは丁寧な手つきで、それを開き出した。
「お手伝いします、千聖様」
「ありがとう。うふふ、遥もいらっしゃい」
「う、うん」
厳かな手つきで取り出されたのは、天使が楽器を演奏しているデザインの時計。
クリスタルっていうんだっけ?透明なガラスみたいなのに、金色の草?ツタ?模様が細く絡まっている。
ガラスじゃないのは、私ごときでも見てわかる。ピッカピカのキラキラに輝いて、触ることもためらわれる感じ。
100まんえん(ハルの考える最強の金額だ!)ぐらいはするんだろうな。それを、千聖ちゃんは涼しい顔して手にもって眺めている。お金持ち、恐るべし!
「いかがでしょう?すでに大旦那様から伺っていらっしゃるとは思いますが、スイスの骨董品店から取り寄せた品でございます」
「すっげー、何その言葉遣い」
あ、いてえ!足踏みやがったな。
「ええ、とても素敵な時計ね。この部屋に映えると思うわ」
「ここで使うの?だから持ってきてもらったんだ」
「うふふ。正確には、私が使うわけではないのだけれど」
千聖ちゃんはなぜか、首をすくめていたずらっぽく微笑んだ。
208 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:17:20.69 0
「遥、この時計を飾って頂戴」
「・・・えええ!?ハルが?」
思わずみずきちゃんの方を見る。
さすがに自分ちの商品だからか、私の顔を見つめるその微笑みは「おいやめろばか辞退しろ」「クリスタルぶつけんぞ」という恐ろしいメッセージを孕んでいる。
基本、誰にも負けたなくないというポリシーを持って生きてるんだけど・・・こればっかりは、何かあったら家族親類に被害を及ぼす可能性が考えられる。金銭的な意味で。
「ハルに任せるのは、辞めたほうがいいんじゃないかなぁ」
「まあ、どうして?」
うう・・・そんな目で見ないでおくれ、千聖ちゃん。
嫌なものは嫌だって突っぱねられるのが私だったはずなのに、千聖ちゃんの深い茶色の瞳は、魔法のように私を迷わせてしまう。
「だって、ハルよりみずきちゃんの方がセンスいいし」
「でも、千聖は遥にお願いしたいわ」
眼を三日月にした千聖ちゃん。ああ、ほんとにとても可愛らしい。
「この時計はね、私から末の妹へのプレゼントなの。
新しい時計を欲しがっていたから、次に妹・・・海夕音がここへ来たときに、驚かせたいと思ったのよ」
「それは・・・驚くだろうね。こんなすっげーのあったら。・・・いや、それはいいとして、なんでハルが飾るんだよぅ」
「だって、遥は私の大切なお友達でしょう?だから、ここへ招待させていただいたわけだし」
――あ、なんかグッときた今の。
友達かぁ。妹じゃなくてよかった。しかも、大切って言ってくれた。おいコラ、聞いたかマサキ!お前とは違うんだぜ、あたしは押しかけ組じゃなくて、しょ・う・た・い・きゃく!
「はーいまーちゃんは押しかけ女房でござる」
「うおお!いきなりいるなよ!」
209 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:20:17.12 0
突然、マサキが背後から私の肩にあごを乗せてきた。
「呼ばれて飛び出てまーちゃんちゃーん!」
「あら、まーちゃん。どちらにいたのかしら?」
「お庭でメガネ星人Σ(執△事;)となぞなぞ大会を開催していました!」
くっそーマサキの奴。後からきたくせに、千聖ちゃんの気持ちを惹きやがって。
さらに奴の目は、千聖ちゃんが抱いている例のクリスタル時計に向けられた。
「キャーありがとうございます!まーちゃんお誕生日おめでとう!」
「お前まだだろうが!」
手を伸ばそうとしたところを、襟首を掴んでどうにか取り押さえる。
「えーじゃあ、すどぅのですか?じゃあまーちゃんこっちのステンドグラスにしますね」
「人んちの窓持って帰るんかお前は!山賊か!」
もはや手がつけられなくなり、爆発寸前のところで、みずきちゃんが救いの手を差し伸べてくれた。
「あらあら、うふふ。ではマサキさんには、こちらを差し上げます。天使の時計は、お嬢様から妹様へのプレゼントなので」
みずきちゃんがバッグから取り出したのは、ピアノの形をしたキーホルダーだった。真ん中に時計が埋まっている。
「きゃーかわいいですね!ありがとうございます!さすがすどぅさんの母ですね!年配者の貫禄ですね!」
「・・・・うふふふふ?」
みずきちゃんの視線が一瞬で凍り、目にも止まらぬ速さで、マサキに渡しかけていたその時計が引っ込められた。
やっちまったな、マサキ・・・。あたしもさっきそれやらかしたぜ、メイドさんにな。
210 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:21:31.01 0
「おろろ?まーちゃんの時計?」
「うふふ?そんなものは最初からなかったわ」
「きゃー手品ですね!」
「手品で時計は消せても、人の記憶は消えないのよ、マサキさん・・・」
もう、なんなのさ一体・・・。
「遥、いらっしゃい」
2人の漫才をよそに、千聖ちゃんがつんつんと私の背中を指で叩く。
「時計、飾ってくださるんでしょう?置く場所を決めてちょうだい」
「うー・・・わかったよう」
下手にマサキがこれに執着を持つ前に、さっさと終わらせよう。千聖ちゃんからのお願いだもん。
「場所かぁ」
ベッドサイドテーブル、枕もとの小さい棚、入り口の花瓶の横に、たんすの上。
この時計が映えそうなところはいっぱいあるけれど、私の目に止まったのは・・・
「千聖ちゃん、決めた!時計貸して!」
「まあ、本当に?ウフフ、気をつけて持ってね」
木の台座のところを持てば安定するわよ、とみずきちゃんからアドバイスを受け、慎重に足を進めていく。
“その場所”にゆっくり天使の時計を下ろすと、すぐに千聖ちゃんの隣に戻った。
「・・・どうかな、ここ?」
211 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:22:58.49 0
私が選んだのは、さっきマサキが強奪しようとした、ステンドグラスの出窓の前。
予想通り、そのカラフルな光を取り込んで、クリスタルもキラキラと輝いている。
千聖ちゃんはしばらく、じっとその場所を見つめていた。
こういう時の千聖ちゃんって、表情がなくなっちゃうから焦って、焦って思わず口数が多くなってしまう。
「ど、どうかな?だめだったら動かしてね、ハルこういうのよくわかんねーし」
「・・・」
「え、変えようか?変える?」
「・・・え?あら?ごめんなさい、私ったら。いいのよ遥、座ってちょうだい」
珍しく、手を握ってくれた。そのまま、顔を覗き込まれる。
私よりも背が低い千聖ちゃんだから、間近での上目づかいは意識が飛びそうなくらい可愛い。
「時計がとても綺麗で、見とれてしまったわ」
「ち、ち千聖ちゃんの方が綺麗だよ」
「プギャー」
「うるせーぞマサキ!」
気に入ってもらえたのならよかった。千聖ちゃんの笑顔が、ハルにとって何よりのご褒美なのだ(キリッ)。
「色々な色みが映えて、天使の装飾がより際立っているわ。素敵な感性ね、遥。たくさんの色を持っている、まるで遥ご自身の心のありようのようだわ」
「あ、ありがとう・・・」
こういう、女の子っぽいことで褒められると、どうしていいのかわかんなくなる。
「何か、お礼をしなくてはね」
「え!いいよ全然。ハルそういうつもりでやったんじゃないし」
「でも、千聖は嬉しかったから。なにかお望みがあれば言って頂戴」
「あー・・・」
212 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:24:08.71 0
あまり、遠慮をし続けるのも失礼にあたるって、昨日読んだマナーの本に書いてあった。
だけど、お金が絡む事はよくないと思うし、かりんみたいに妹にしてもらうっていうのも違う。
夕食のメニューを決めさせてもらうとか?いや、ハル子供じゃねーし(キリッ)
「まあ・・・私ったら、遥を困らせてしまって」
「あー!そんなことないよ。ごめん、えーと」
慌てた拍子に、ふとさっき千聖ちゃんが言っていた言葉が急に頭をよぎった。
――よし、これだ。
「遥?」
「千聖ちゃん、ハルのお願い事。
車の中で言ってた、千聖ちゃんのお気に入りの砂浜に連れてって」
213 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 17:25:11.20 0
今日はここまで
ぼちぼち登場人物増えます
>>178 shuheiのツイートを監視するためだけにアカウントを作った甲斐がありましたヒャホー!でも最初からは見れんかった!チーム岡井かわゆいですね
普段はほんとちさと周辺にしか目が行かないものでこういう機会があると色々なメンバーを知ることができるので嬉しいです!めいめいの顔面が好みです
ダンスは殺気すら感じるようなwギラギラ集団いいよいいよー!
>>187 これはいいnksk!ケロキュフ度84%!
私は偏愛ゆえになっきぃさんにはいつも何かしら苛立っているわけですがこの前髪とか業務用扇風機で台無しにしてやりたくなりますよね!
>>198 きゃわあああああ!
こんな肢体の美少女が痩せなきゃとか言ってるの見てから己の肉体を見つめると果てしない絶望感が広がっていきます!
ぷに聖ちゃん食事制限が極端すぎるよぷに聖ちゃん!肉食え肉!
214 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 80.4 %】 :2012/10/12(金) 18:31:52.06 P BE:9177582-PLT(12001)
チン師匠乙です
お気に入りの砂浜であの子との久々の再会があるのではと
睨んでおります
にしてもまーちゃん…
えらく恐いもの知らずだw
215 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 20:43:36.85 O
作者さんおつであります!
216 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 22:16:49.22 O
お嬢様お嬢様
217 :
名無し募集中。。。:2012/10/12(金) 23:16:01.97 0
作者さん乙です
みずきちゃんが本性を現してきましたね楽しみ楽しみ
218 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 00:15:36.98 O
おやすみなさいませお嬢様
219 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 01:48:07.96 0
村上さん巡回ご苦労様
220 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 05:38:33.58 O
おはようございますお嬢様
221 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 10:32:53.90 0
時計の細かい描写が綺麗だな
222 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 12:42:34.59 O
お嬢様ランチ中
223 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 15:08:39.88 0
224 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 15:11:58.05 0
まずはお約束の第一声
川* ^_〉^)<ただいまーーー!!
(ヲタ)<おかえりーーー!!
今回はまーちゃんがMCを担当するということ(大丈夫なのかな・・・)
そんなまーちゃんのMCのフォロー役は鞘師ちゃんが担当するというのがこのあとはっきりとわかる展開にw
まーちゃん、右手の肘に包帯をしていました
川* ^_〉^)<ちょっとヤケドしちゃいました。でも全然大丈夫なので心配しないでください。
まずこんな感じで一人ずつワクテカあいうえお作文とともに自己紹介
ノリ*´ー´リ < (ワクテカのワ) わたし鞘師里保の
(ワクテカのク) クラスで流行っているのは
(ワクテカのテ) テストのときに
(ワクテカのカ) かわいい文房具を使うことです。鞘師里保です。よろしくお願いします!
川* ^_〉^)<今日は、なんと、すぅえんじつ・・ウフフフ(噛んだのを笑ってごまかす。そのあまりのカワイさに皆やられてました)
(ヲタ)<wwww (僕は、リ ・一・リ<佐藤は笑ってごまかせばいいと思ってる(キリッ)というのを思い出して、もう可笑しくて可笑しくてw)
川* ^_〉^)<先日!えっと、なんと、その先日かぬぅーした、ウフフ(噛んだのをry)
ノリ*´ー´リ <加入した、ね。“かぬぅー”とか“くどぅー”みたいだねw
川* ^_〉^)<その11期メンバーとして加入した小田さくらちゃんが北海道に来てくれましたー!!
大拍手のなか小田ちゃん登場。まーちゃんとりほりほの間に入る。
衣装は11期メンバー発表のときの赤い衣装で、キラキラしたアクセサリーもついてて確かに一人だけ豪華に見えるw
小田ちゃんの自己紹介は定型文のみ
穏かな語り口調は、SATOYAMAで見た11期メンバー発表で見た彼女そのまま。髪型も同じ。
225 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 15:13:44.11 0
川* ^_〉^)<揃ったところで、みなさん札幌には来たことありますか?
ノリ*´ー´リ <ハイ!私は来たことあります!
(小田)<私は初めてです
川* ^_〉^)<譜久村さん、札幌のイメージを教えてください
ノノ刀e _l‘) <寒いのかなと思ってけど、そうでもなかったです。今日もこの衣装で移動してたんですけど、
(ヲタ)<エーーーー!?
ノノ刀e _l‘) <はい、この衣装で外を歩いてきたんですよ。空気もキレイだから気持ちよかったです
川* ^_〉^)<さくらちゃんの札幌のイメージは?
(小田)<私、北海道って大自然しかないのかと思ってて・・・大自然の中で握手会するのかと思って・・・そしたらビルが立ってるからビックリしました
(ヲタ)<(冗談なのか、素で言ってるのか分からず、反応に困ってるw)
(小田)<いや、いい意味でですよ? 大自然、っていうイメージだから・・・
ノリ*´ー´リ <まーちゃんみたいな人の出身地だからね、そう思っちゃうよねw
小田ちゃんは大物の風格w
天然なんだけど、まーちゃんとは全く方向性が違うwというか
そして、まーちゃんのフォロー役だけでなく、ところどころでトークを締める鞘師ちゃん。頭の回転も早いんでしょうね。
トークのテンポを崩さず、なおかつ相手が話しを繋げられるように切り返す鞘師ちゃん、気が利いたことのできる凄い子だと。
この子、中学2年生ですよね。まったく大したものだなと思います。
気が付くと自然にセンターポジションに入ってしまうんでしょうね。これが天性の才能ってやつかと。
226 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 15:16:31.19 0
川* ^_〉^)<では、ここで北海道にちなんだ一発ギャグをやってもらいます
ノノ刀e _l‘) <ハイ、いきます! 北海道で買うお土産は北海道!!
(ヲタ)<???
ノノ刀e _l‘) <北海道で買うのはやっぱり温かくするホッカイロということです
ノリ*´ー´リ <ホッカイロね。北海道って聞こえちゃったよw
川* ^_〉^)<イエーーーイ!!(ヲタを煽る)
(ヲタ)<イエーーーーーイ!!!
ノリ*´ー´リ <ウニはプリプリポン! ラーメンはつるつるポン! サイダーは?(マイクを観客に)
(ヲタ)<しゅわしゅわポン!!!
川* ^_〉^)<(大盛り上がりの反応に) とても面白かったです
(ヲタ)<(上から目線っぽい言い方に) wwwww
(小田)<(卓球をやっている仕草)サーーーーッ!!
(球がこぼれる仕草)ポロッ・・・
(ヲタ)<(真剣な表情でやり切る堂々とした小田ちゃんの勢いに) おーーーーーーっ!!
川* ^_〉^)<北海道に帰って来たからウニ食べたいなー。ウニ食べたーい。(自分の衣装を見て)あっ、ウニーーー!キャーー
(ヲタ)<???
ノリ*´ー´リ <分かりましたか?みなさん?
(ヲタ)<???
ノリ*´ー´リ <まーちゃん、説明してあげて
川* ^_〉^)<これは衣装がウニ色だからでーす!
(ヲタ)<wwww (まーちゃんだから納得)
227 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 15:18:59.16 0
川* ^_〉^)<51枚目のシングルはどういう曲ですか、鞘師さん
ノリ*´ー´リ <強気な女性を歌っている曲です。サビも強い口調で。でも、かよわさも見えるそんなかわいらしい女性でもあるんです。そんな曲になってます
川* ^_〉^)<おすすめポイントはありますか、譜久村さん
ノノ刀e _l‘) <Baby Stop!Stop!やめて、というフレーズがあって、私はそこは歌ってないんですけど、
そこのところで私はBaby Stop(ヲイ)Stop(ヲイ)やめて、の「ヲイ!」をやってるのでみなさんも是非そこを一緒にやってください
http://www.youtube.com/watch?v=k_LtgwGIe9c&feature=player_detailpage#t=44s 川* ^_〉^)<Take a chanceという曲名ですけど、みなさんどういうチャンスを掴みたいですか
えーと、まーちゃんはですね、歌詞割り?
ノリ*´ー´リ <歌割り、だね
川* ^_〉^)<小田ちゃんに負けないぐらい歌割りを貰えるようになりたいです!小田ちゃんに負けないように・・・
(小田)<(まーちゃんを叩く仕草をする) (ヲタ)<wwwww
川* ^_〉^)<小田ちゃんに負けないようにしたいです!(大拍手)
ノリ*´ー´リ <私は、サイダーが好きなので、CMに出たいんです。だからサイダーの会社の人に認められるぐらいになりたいです
(小田)<歌割りのことですけど、歌割りが多い少ないよりも、私は歌うこと自体を求められようになりたいです
(ヲタ)<(感嘆)おーーーーー!!
ノノ刀e _l‘) <わたしはこの新曲でオリコン1位を取りたいです!(大拍手)
川* ^_〉^)<みんなのを聞くと、わたしって、心がちっちゃいなーと・・・・
(ヲタ)<wwwww
定型分の締めの挨拶は鞘師ちゃん
今回のツアーでは北海道には来ないんですけど、将来は北海道にも来られるようにモーニング娘。全員で頑張っていきますので応援よろしくお願いします
19:00 MC終了
228 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 15:25:34.04 0
19:06 メンバー再登場で握手会スタート(佐藤←譜久村←鞘師←小田)
開始が遅れて時間が押したであろう割りには、それほど高速ではない
そこそこはメンバーとお話しできている感じ。これは追い風だと思いました
この握手会、自分はある質問を用意してきたのです。札幌に来るメンバーを見たとき、これだけは聞こうと思って
小田ちゃん。テレビで見た11期メンバー発表の時の彼女がそのまま立っていました
思ってたより、ずっと小さい。表情とか、かわいらしいというか、とても愛らしい感じがしましたね
さすがにまだ緊張気味だけど、なるほど芯の強そうな子だなーと思いました
鞘師ちゃん。去年の秋以来に見る彼女。まだ中学生なのに、すでに風格を纏うアイドルへと成長してました
まさにエース。この若さで末恐ろしい子ですね。
表情が本当に自信に満ちてて、惚れ惚れするようなカッコよさですね。
しかも、カッコイイのにとてもかわいいんです、仕草とかホント。りほりほかわいい・・・と思っちゃいますよそりゃ
(自分)<℃-uteの岡井さんがブログで鞘師ちゃんのことライバルとか言っちゃってますけど、どう思いますか?
ノリ*´ー´リ <んーーー・・・・(小首を傾げてちょっと困ったような表情で言葉を探してるw)
でも、、、大好きですっ!
粘ったような感じになってしまい、さすがに流される
鞘師ちゃんの言った「(岡井さん)大好きですっ!」という言葉で昇天したので、一瞬で頭が真っ白になりましたw
思いっきり流されたのと合わせて、次のフクちゃんとは何も話せなかったw
せっかく団地妻を目の前にしたというのに・・・心残りだけど、次のまーちゃんに向けて気合を入れなおす(この間0.5秒)
(自分)<℃-uteの岡井さんが昨日のブログでまーちゃんをライバルって宣言したけど、どう思いますか?
川* ^_〉^)<えーーーーーっ!!?? (私ですか?というように人差し指で顔を指す)
(自分)<そう。岡井さんがまーちゃんって名指しで (ここでガッツリ流されて終了w)
僕の言ったことに、目を真ん丸に見開いて驚愕の表情をしたまーちゃん。めちゃめちゃかわいかったw
反応から察すると、まーちゃんは千聖のライバル宣言は知らないみたいでした
そうか、まーちゃんは、ちちとははから「インターネッツの怪しいサイトは見ないように」って言われてるんでしたねw
229 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 15:30:04.22 0
握手会でメンバーが立っているところは段差がないので、人ごみでメンバーがほとんど見えない(店内の離れたところにメンバーを映しているモニタが2台あり)
でも、いつのまにか2列目まで前に入ることができた
この位置に来て、初めてメンバーの足が見えた。フクちゃんの太モry
終盤になると、握手の間隔も長くなってくる。手が空いてるメンバーは会場に手を振っている
背伸びしながら隣りのフクちゃんに何か耳打ちしてるまーちゃん。それを頷きながら聞いてるフクちゃんがお母さんみたいでほっこりした
人の間から見えるまーちゃんに見とれていたら、まーちゃんと目が合った(約1秒の間)
脳内かなと思って、なおもじーっと見ていたら、まーちゃんが手を振ってくれた!思わずガッツポーズした!!
20:04終了
メンバーがステージ壁際の段差に上がって終わりの挨拶
マイクを使わず、肉声で
「「「「ありがとうございましたーーーーー!!」」」」
川* ^_〉^)<これからもモーニング娘。をたくさんの人に知ってもらえるように頑張りますので応援よろしくお願いします! 以上・・・
「「「「モーニング娘。でしたーーーー!!」」」」
手を振りながら捌けていくメンバーに、湧き上がる歓声で応える道民
今回もいいイベントだったなと。自分的には目的も達成したし大満足でした。今日も帰りにビールを飲んで、とてもいい気分で帰ることができましたw
このところ、イベントが続くこと道民としては夢のようです
何か、トンネルの向こうの明るい出口が見えてきたような実感をいま道民ヲタの一人として感じています
来年はコンサートが来てくれるといいな・・・
230 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 16:03:33.16 0
>>172 チンプイさんおつですー!
ついにほっぺにちゅーしてしまった遥ちゃんの慌てぶりがかわいいw
舞様に知られたらどうなるんだろう・・・年下といえど容赦しなさそうだし
遥ちゃんと舞様の間の仁義なき抗争が始まるんじゃなかとgkbrです
登場するやお嬢様のお部屋で妖しい行動を開始するみずきちゃんw
お嬢様が目を覚ますと、それを全く感じさせない変わり身の見事さはさすがですね!
>あー、あれはハルの犬だ。わんわん
このフレーズは地味にツボに入りましたw
>>212 上のレポにあるようにみずきちゃんとまーちゃんに少年作者が会う直前に今回のチンプイさんのお話し
去年、モベキマスで鞘師ちゃんを見たときも、チンプイさんが書いたのは9期のお話しでした
やっぱり、チンプイさんには何かあるとしかw
時計やステンドグラスといった綺麗な小物類
その美しい情景の周りで話しを展開させているのはくどぅとまーちゃんw
相変わらずのテンションのまーちゃんがみずきちゃんと出会った!どうなるんだろう(ハラハラ)と思ったら
みずきちゃんが怖い・・・怖すぎるよ!みずきちゃんw
次回なにか展開しそうですね!続き楽しみにしています!!
231 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 19:23:01.90 0
落ちる
232 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 21:19:58.49 0
川* ^_〉^)<まーちゃんがほぜんするにょろにょろ〜
233 :
名無し募集中。。。:2012/10/13(土) 22:45:15.80 0
まーちゃん乙
234 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 00:04:10.88 0
レポのボリュームすげぇw
235 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 02:05:05.06 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
236 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 07:51:23.53 0
さあ走りに行くよーお嬢様あはははは
237 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 51.4 %】 :2012/10/14(日) 07:51:41.90 P BE:15487193-PLT(12001)
少年作者さん乙です
熱いレポトンクスです
そういえば北海道にはここ5年ほど言ってないなぁ…
238 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 10:36:44.76 0
お嬢様お早うございます
239 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 13:06:04.70 O
作者さんおつです♪
240 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 16:10:15.19 0
241 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 18:06:33.21 O
舞さんいいww
242 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 19:22:41.72 0
ハル保全して
243 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 21:18:17.27 0
ハo´ 。`ル<えー、めんどくせぇ
244 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 21:51:25.24 0
川口では泣きそうだったくせにw
245 :
名無し募集中。。。:2012/10/14(日) 23:21:49.73 0
お嬢様今晩は
246 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 00:38:21.63 0
カリンちゃんは妹になりたがってたけど
ハルは友達にこだわってたのね
247 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 02:10:33.70 0
お嬢様おやすみなさい
248 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 06:55:07.72 0
249 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 07:18:55.75 0
お嬢様いってまいります
250 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 11:30:59.76 0
ノシ
251 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 14:36:26.58 O
午後のお嬢様
252 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 17:36:02.11 O
夕焼けお嬢さま
253 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 17:38:17.72 0
夕暮れのお嬢様
254 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 19:14:53.08 0
日暮れのお嬢様
255 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 20:42:26.55 O
晩飯とお嬢様
256 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 22:22:14.25 O
おやすみなさいませお嬢様
257 :
名無し募集中。。。:2012/10/15(月) 23:55:25.04 0
秋の夜長
258 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 01:05:33.72 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
259 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 02:13:19.04 0
260 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 07:16:24.41 0
お嬢様いってまいります
261 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 11:07:42.82 O
リ ・一・リノシ
262 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 13:16:14.31 O
いいお天気でございますお嬢様
263 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 16:31:07.53 O
264 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 16:32:07.80 O
夕方でございますお嬢様
265 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 17:02:37.41 0
長いスカートの裾をつまんで、千聖ちゃんが私たちの前を歩く。
「足元、お気をつけて」
「う、うん。ハルは大丈夫」
“千聖ちゃんのお気に入りの場所に連れてって”という私のお願いを聞いてくれて、私たちは今、千聖ちゃんのプライベートビーチ(あのですねぇ工藤さん、ですから日本のry)を目指している。
みずきちゃんは、おうちのお手伝いがまだあるからと、タクシーで帰っていった。
後でいい写真、たくさんあげるからね。うふふふふふ・・・と不気味な笑いを残して。
味方(?)が減ったような、ちょっと物寂しい、複雑な気持ちになる。後で御礼言っておかないと。
「少し、道を下るわ。遥、まーちゃんをお願いね」
「かしこまりマックス!すどぅはまーちゃんがいないとだめですので」
「おい、逆だろうが!」
“海水浴場”と書かれた大通りじゃなくて、千聖ちゃんはその脇の草むらをどんどん降りていく。
さっきまで天使みたいな顔で眠り込んでいた人と同一人物とは思えないぐらい、軽快な足取り。・・・かっこいいな。
メイドさんも後ろからついてきてくれてるけれど、全然心配なんてしてない様子で、涼しい顔して鼻歌なんて歌っちゃってる。・・・と思っていたら
「きゃんっ」
「えっ!ち、千聖ちゃん!?」
いきなり、バランスを崩した千聖ちゃんが、豪快に土の上にスッ転んだ。
「大丈夫!?今そっち・・・うわあ!」
慌てて走りかけた私も、木の根っこに足をひっかけて転倒。か・・・かっこわる・・・千聖ちゃんの前なのに!
266 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 17:03:57.63 0
「ぎゃぽー」
「おいバカやめろマサキ、乗っかるな!」
「・・・ウフフ」
すると、地面に突っ伏したままだった千聖ちゃんが、むくりと起き上がって私たちを見た。
「ウフフフ、嫌だわ、私ったら。でも遥も泥んこね。ウフフフフ」
鼻の頭に泥をつけたまま、千聖ちゃんはさも楽しそうにウフフ笑いを続けている。
うーん・・・可愛い。おとなしくて上品なだけの人じゃないって知ってるけど、こうやって、どんどん新しい顔を見せてくれて、その全部が本当に魅力的だ。
汚れちゃったスカートも全然気にしてないのがなんかいいなって思った。
「あらー、お2人とも派手にまぁ」
一方、見事な足裁きで小枝や石を避けながら、メイドさんも苦笑気味にこっちへやってきた。
「お怪我は?」
「とくにないわ。柔らかい土の上だから」
「ハルも大丈夫っす」
それを聞いて、安心したように目を細めたメイドさんは、ウエットティッシュでぐいぐいと顔を拭いてくれた。
「さ、気を取り直して行きましょう」
「じゃあしりとりしましょうね!なりひらさんの、ら!」
「あ、ちょっと・・・」
要領よく、マサキが千聖ちゃんの横を陣取ってしまったから、なんとなく並びそびれた私は、メイドさんの横へ移動した。
「・・・この辺、整備するって話も出てたんだけどね。お嬢様がこのままでいいって言うから」
267 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 17:07:06.12 0
何となく、私の気持ちも察しているだろうに、メイドさんはとくに何も言わずに、違う話を始めた。
「でも、さっきも転んじゃってたし、危なくないすか」
「まあね。さっきはどうってことなかったけど、擦り傷いっぱい作って帰ってくることもあるし。
未だに、この別荘でははしゃぎすぎて、旦那様のお叱りを受けたりしてるんだよ、千聖様。ふふ」
マジですか。あの、千聖ちゃんが・・・。そんないたずらっ子な一面もあるなんて。
「お嬢様は、自然いっぱいのところで、力いっぱい遊ぶのが大好きだから。
だけど、大人になるにつれ、我慢しなければならないことも増えていって。
幼少期から馴染んでいるこの場所なら、そういったことからも開放されるんだろうね。もう、表情がぜんぜん違うもん」
「そうだよね、千聖ちゃんみたいな立場だと、他の人よりそういうの多いよね」
私がそう言うと、メイドさんはなぜか、とても嬉しそうに笑った。
「やっぱりあなた、すごくいいわ。うん、いい」
「え?何?」
「なるほどねえ、ふふふ」
褒められた・・・んだよね?ハル。
1人で解決しちゃったのか、メイドさんは満足そうにうなずくだけで、私の疑問点に答えてくれようという様子はないようだった。
前方からは、千聖ちゃんとマサキのはしゃいでる声が響いてくる。
私たちは、そのまましばらく無言で歩き続けた。
「・・・きっとね」
「ん?」
やがて、海辺が近くなった頃、またメイドさんは口を開いた。
268 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 17:07:58.23 0
「お嬢様は、あなたと友達になれて、嬉しいんだと思うな」
「・・・・・え?ほんと?マジで」
「うんうん、ほんと。だって、遥さんはお嬢様の・・・」
「遥ー、めぐー、早くいらっしゃい!まーちゃんが待ちくたびれてしまっているわ。ウフフ」
メイドさんが何かを言いかけたとき、千聖ちゃんの声が、風に乗って私たちのところへ齎された。
「はーい、ただいままいりまーす」
メイドさんはそこでふっと言葉を切って、また足を進め出した。
――ハルが、お嬢様にとって、なんだって?まあ、気になるけど今は引き下がっておくべきだろう。
「・・・お嬢様のこと、よろしくね」
数歩先に進んだメイドさんが、くるりと振り返って笑った。
そして、その背後に、真っ白な砂浜が広がっていく。
「うわぁ・・・!」
波打ち際を、テンションの上がりきったマサキがまた四足で走っていくのが見える。
静かな浜辺。穏やかな波の音と、心地よい潮風。ここが千聖ちゃんの特別な場所だってすぐにわかった。
269 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 17:10:18.16 0
今日はここまで
>>223 少年作者さん乙です!
ボリュームのあるレポ堪能させていただきました!いつもありがとうございます!
北海道だとまーちゃんの一声は「ただいま」なんですね〜こういうのは地元愛を感じられる素敵な挨拶ですね
噛んでは笑い噛んでは・・・のまーちゃんの子供っぷりが可愛いですwさすが同タイプとちさとが見抜いていただけあるww
レポを拝見していて鞘師ちゃんの俯瞰で周りを見れる冷静さや賢さがすごく伝わってきました
与えられたポジションにふさわしくあろうとする責任感と垣間見れる等身大の子供感と
彼女の魅力はそういうところにあるのだろうなと思います
またそういう子は仮に今のポジションでなくなったとしても次の役割をまっとうできる能力も備わっていると思うので
彼女が娘。の大きな意味での戦力というのがよくわかる気がします
小田さくらちゃんもまだほとんど知らないのですがなかなかのキャラのようでw今日のUSTとか見れないけれどもう絶対放送事故・・・後日履歴で見れるといいな
握手の細かいレポなどもありがとうございました!
そして今見返してみてフクちゃんは終始ERO-TIC目線で見られている件!けしからんもっとやれ!
いつも参戦の熱が伝わってきて楽しませていただいてます!北海道進出がんがん進んでいくといいですね
>>240 Tシャツスレ笑いましたw
3バカちゃんいつもハッピーなとこがかわゆいですね!
>>258 ち、ちびっこギャング・・・!
270 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 18:37:11.66 O
作者さんおつであります♪
271 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 21:11:01.58 0
272 :
名無し募集中。。。:2012/10/16(火) 23:19:45.52 0
作者さん乙です
「ともだち」かぁ
273 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 01:38:34.08 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
274 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 06:33:32.81 0
おはようございますお嬢様
275 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 07:15:23.49 0
いいですねわんぱくな女の子
お嬢様いってまいります
276 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 11:50:07.82 0
ノシ
277 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 14:30:40.92 O
お嬢様のティータイム
278 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 77.0 %】 :2012/10/17(水) 16:05:30.70 P BE:5736825-PLT(12001)
チン師匠乙です
ウワサの狂犬もお嬢様にはデレデレですなあ
男よりも男らしく女よりも女らしいお嬢様
遥ちゃんにも似た雰囲気を感じたんでしょうなお嬢様は
279 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 18:12:33.95 O
お嬢様ディナー中
280 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 20:16:01.78 0
続きが楽しみなの
281 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 21:22:20.92 O
リ ・一・リ<そうなのさ
282 :
名無し募集中。。。:2012/10/17(水) 22:45:01.14 0
川* ^_〉^)<うーわんわん
283 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 00:15:17.33 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
284 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 01:59:49.29 0
お嬢様おやすみなさい
285 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 07:17:56.89 0
お嬢様いってまいります
286 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 10:00:43.00 O
私も行って参ります
287 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 12:56:56.20 O
リ ・一・リノシ
288 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 15:04:34.12 0
有難き幸せ!
289 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 17:58:39.48 0
>>147 今日も今日とて僕は夏期講習を受けていた。
今日は僕の後ろの席に座った栞菜ちゃん。
何でいつも僕のそばに座るんだよ、全くもう。
なるべく僕に関わってこないで欲しいんだけど・・・
なんて、そんなことを思ってる僕を見て、呆れたような口調で栞菜ちゃんが話しかけてきた。
「勉強もしないで夜も遊び歩いてるんだってな。バカじゃないのお前?」
なんで僕の行動をいちいち知っているんだろう。
この人の言うそんなことも、最早あまり疑問にも思わなくなってきてるけどさ。
「言わないでください。僕は自分の運の無さを嘆いているんだ。会いたくない人たちと、ここぞという時に会ってしまうという僕の運の無さを」
「そんなのは自分に隙があるから、そういうことになるんだよ。まったく意識が低すぎるかんな。夜遊びなんかしたりして、ちゃんと予習はしてきたのかよ」
「したよ。ほとんど徹夜状態で」
「ホントいい御身分だね。まさかとは思うけど、二日酔いじゃないだろうな」
「まさか! 飲んだりなんかしてないから。てか無理強いされなければ酔ったりなんかしない訳で」
「まったく、呆れるしかないね。ホームラン級のバカだな、オメーは」
一方的に僕を責め立てて来る栞菜ちゃん。
どうしてマジメな僕がそんなことを言われなきゃならないのか・・・・
事の成り行きも知らないくせに。
290 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 18:00:12.79 0
>>289 「なんだよその顔。そんな濁った目で私を見てくるなよ」
「・・・・栞菜ちゃん、許してにゃん体操って知ってる?」
「はぁ? な、なんだよ、いきなり。なに体操だって?知らないよ。何それ?」
「・・・・僕は完コピできるようになりました。てか、させられました・・・」
「オメー、泣いてるのかよ・・・」
いつも僕を小馬鹿にしている栞菜ちゃん。
そのお顔が今は僕のその反応にドン引き顔になっている。
「ま、まぁ、つらいことがあったみたいだけど、ほら切り替えてさ。もうすぐ授業が始まるかんな」
うん。そうだ、切り替えていこう。
徹夜で予習までしてきたんだ。しっかりと授業を受けなくては。
しかし、そんな高い意識を持つ僕の後ろの席に座っているのはこの人。
そう有原さんなのだった。
彼女は、ヒマなのか授業中もずっと僕の背中をシャーペンでチクチクと刺してきて、とことん僕の集中の邪魔をしてくる。小学生かよ。
いったい彼女は何をしにここに来てるんだろう。ちゃんと授業に集中しろよと思う。
例えヒマしてるとしても、勝手に一人でヒマしてろって言うんだ。他人を巻き込んだりするな!そんなの常識だろ!!
なんて思っていても、それを彼女に面と向かっては言えないんだけどさ・・・・
291 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 18:01:00.41 0
>>290 講習が終わった。
さすがに今日は疲れたよ。やれやれ。
テキストをカバンにしまい、一応彼女に挨拶する。
「それじゃ有原さん、さようなら」
「ちょっと待つかんな」
「え? な、なんでしょう?」
「なんで、私にこの後の予定を聞かないの?」
「は?」
「だからさ、この後わたしは時間空いてるんだけど、なんでこの私を誘わないのかな?」
何だ? 意味が分からない。
なんで誘わないのかって、なんで僕があなたを誘ったりしなきゃならないのか。
むしろ逆でしょ。
講習も終わったんだから、一刻も早くあなたの前から立ち去りたいと思ってるのに。
「ふうん? なっきぃは誘ったりするのに?」
「なっ、なっ、なんでそれを・・・」
292 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 18:02:05.81 0
>>291 「・・・昨日のこと、なかさきちゃんから何か聞いたの?」
「なっきぃが言うわけないかんな。消し去りたい過去だと思ってるみたいだから。男と出歩くなんて、そんなの彼女にとっては不純異性交遊なんだろうね」
「不純異性交遊って・・・ なにもしてないのに・・・」
「それで? 落とすのは失敗したの?」
「なっ・・ そんないやらしい言い方はやめろ!」
「全く、相変わらず手が早いんだからこの女好きが・・・・ま、そういう性癖ってのは死ぬまで直らないんだろうけどさ」
「だからさ、そういう意味が分からないことをしみじみ言わないでよ!」
声を荒げた僕とは対照的に、落ち着き払った態度の有原さん。
そんな彼女が意味ありげな視線で僕を見つめてくる。
そう、僕のことをじっと(それがまた無駄にかわいいんだ、この人)。
な、なんなんだ。
でも、そんな(無駄に)美人顔で見られると、反射的にドキドキしてしまうのは男の性。
不気味だけど、とっても怖いんだけど、その美人顔には思わず見とれてしまった。
そんな僕に彼女が言ったこと。
「なんかさ、お腹すいちゃったんだかんな」
「は、はぁ」
なるほど、理解できた。
つまり、このあと何か奢れということか。
293 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 18:03:37.25 0
>>292 「バイトして稼いだんだから、お金には困ってないんでしょ?」
なんで、僕がバイトしたことを知ってるんだよ。
「あー、お腹すいたかんなー。もう我慢できないかんなー」
「あ、有原さん、良かったらこの後どこかで軽く食べにでもいきませんか(棒読み)」
「ふん、そんなに言うのなら、じゃあ付き合ってあげてもいいか」
・・・・ちぇっ。
これではまるでカツアゲにあったようなものじゃないか。
手持ちのこのお金は、僕が暑いなか文字通り汗水たらして働いたことで得たお金なのに。
そうやって稼いだ尊いバイト代を、この人にたかられたりしてしまうのか。やりきれないよ、まったく。
だいたい、人のバイト代にたかるだなんて、そんな厚かましい行為をよく平気で出来るな。
ホント信じられない。
「さっきからオメー、なに失礼なこと考えてるんだよ。私に対する感謝という気持ちが足りないんじゃないの」
「す、すみません」
いったいこの僕が彼女に対して何を感謝しなきゃならないんだろう。
こんな意味不明なことを言う人と、今日はまだ顔を合わせてなきゃいけないのか。ただでさえ疲れているのに。
はぁ、本当に憂鬱だ。
「さ、行こうか。手持ちはちゃんとあるんだろうな? 途中で銀行に寄った方がいい?」
「恐ろしいこと言わないでよ・・」
その時、栞菜ちゃんのケータイが鳴った。
294 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 18:45:01.15 0
>>268 チンプイさん乙です!
むやみに整備したりせず元の自然をそのまま残すというのは大賛成ですお嬢様!
野生っ子の血が騒いでいるお嬢様と
同類の遥ちゃんのことを温かく見守る姿勢のめぐぅがいいですね
一方、終始テンションが高く、そして四つんばいで駆け回ってるまーちゃんw
このあいだのユーストを見たんですけど、まーちゃんのテンションって本当にこんな感じでずっとハイテンションなんですねw笑いましたw
千聖ちゃんの大切な場所、ってことは・・・・
続きが楽しみです!
>>269 鞘師ちゃん、ちょっと自分のなかで興味が高まりました
学園編のキャラでもそのうち鞘師ちゃん出てきてほしいな、と思ったりしちゃいましたが
中等部に外部から入学してきて舞様以来の天才と噂になっている子、そんな優等生的なキャラをちょっと妄想で考えちゃったりしましたw
っていっても、自分でキャラ作れないからそこはチンプイさんにお願いするしかないですけどw
295 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 20:10:46.82 O
作者さんおつです♪
296 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 21:31:56.21 O
ドSの栞菜ステキw
297 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 70.3 %】 :2012/10/18(木) 22:17:21.18 P BE:24091867-PLT(12001)
少年よ
益々悲惨な立場に立たされている様だな…
少年の周りは美人なドSが多い
恐らくはカニばさみでロックされて一生を棒に振ったりするんだろう…(謎)
オレはそんな人生は遠慮したい…
なんてアホな事を考えた彼女イナイ歴43年記念の夜
ちなみに今は仕事帰りの電車の中だったり(爆)
298 :
名無し募集中。。。:2012/10/18(木) 23:42:25.76 0
お嬢様今晩は
299 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 00:11:33.54 0
300 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 01:50:53.99 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
301 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 07:13:54.26 0
お嬢様いってまいります
302 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 66.8 %】 :2012/10/19(金) 09:07:11.67 P BE:16061074-PLT(12001)
303 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 12:25:34.20 O
久々に福留さんをみたw
304 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 15:38:42.00 O
午後のお嬢様
305 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 17:10:12.71 0
白い砂浜を、千聖ちゃんがすいすいと歩いていく。
「ちさとー!わんわん!」
「ウフフ、まーちゃん、こっちへいらっしゃい。綺麗な貝殻があるわ」
犬人間?人間犬?のマサキを傍らに、砂にちょこちょこと足跡をつけていくその後ろ姿がとてもまぶしい。
今は、隣に並べなくてもいいと思った。だって、後ろからなら、どれだけじーっと見つめていたって、誰にも気づかれないから。
目をキュッとすぼめて笑う顔も、短くした茶色い髪も、ちょっと体温の高い小さめな体も、全部が可愛くて、キラキラしている。
自分がこんな、女子が読むマンガの主人公みたいなテンションになるなんて、思っても見なかった。しかも、女の年上の人に。絶対、友達になんて言えない。私はこういうの、からかう側だったはずなのに。
「すどぅー、ヤドカリヤドカリ!」
「ああ?なんだよ、しょうがないなあ」
ぴょんぴょん跳ねながら私を呼ぶマサキを目指して移動する。
大人しくついていってやってるのは、そこに千聖ちゃんも一緒にいるようだったから。
「遥。」
たどり着いた、少し高めの岩場。
一足先に着いていた千聖ちゃんが、私の顔を見て、にっこり笑ってくれる。
メイドさんが言っていたとおり、いつもより明るくて無邪気な感じがする。あ・・でも足の指、ペディキュアとかしてるんだ。やっぱそういうとこは上級生って感じだな。大人っぽくてドキドキする。
「ほら、見て、小さなカニがいるの」
「おー、すっげー!」
「このエリアは、あまり人の出入りがないから、生き物も警戒せずに過ごせるのでしょうね」
声のトーンがとても柔らかい。千聖ちゃんは、なんだかお母さんみたいな優しい顔をしていた。
306 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 17:10:43.72 0
「動物とか、生き物好きなの?」
「ええ、そうね。父の教育方針で、昔から自然に慣れ親しんできたから。
とりわけ、ここの生き物には愛着があるわ」
「じゃあ、ハ、ハルのことも好き?」
「え?」
口に出してから、私は自分がとんでもないことを言ってしまったと気がついた。
スーッと体温が下がっていくのを感じる。
「あや、あ、あじゃなくて、つまり、ハルもここにいるからハルのことも入るのかなって・・・あーいいや!今のなしで!」
かっこわる・・・。どうもうまくいかない。
千聖ちゃんに、ちょっとは好いてもらいたいっていうのに、どうしてこうなるんだか。
「遥」
「うん」
あからさまにテンションダウンしていると、千聖ちゃんが少し体を寄せてきた。
そのまま、深い茶色の瞳でじーっと見つめられる。
「な、なに?」
「あのね、私、好きよ。遥のこと」
肩をすくめて、はにかんで笑うその顔。
す・・・好きって、言われちゃった。私のこと。まあ、そういう意味じゃないのはわかってるけどさ、でも好きって、好きって言われた!過剰な悦びは禁物だけど、千聖ちゃんが私を(ry
“うふふふ、遥ちゃんは妙なところ冷静なんだから”
うっさいぞ、脳内みずき。あんまりぬか喜びすると、あとで落胆が大きかったりするもんなんだぜ、ハルは大人だから知ってるんだ(キリッ
307 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 17:12:39.37 0
「うふふ、なんだか幸せだわ。大好きな場所で、大好きな人達と一緒に過ごせるんですもの。
遥に、まーちゃんに、め・・・村上さん。みずきさんも、今度はここに立ち寄れるといいのだけれど」
――ほーら見ろ。ハルだけじゃないだろ。過剰な期待はナントカなのだ。
でも、今はこれでいいんだ。私はガンガンいくタイプに見られがちだけれど、結構慎重派なのだ。
たくさんいる、千聖ちゃんの大好きな人カテゴリーから、頭一歩抜けられるように頑張ろう。
「そうだ、千聖ちゃん。さっき、ここにいる生き物は、特に好きって言ってたでしょ。あれは、何で?」
「ああ、それはね・・・」
「やーどーかーりー!!!」
「ぐえっ」
いきなり、絶叫とともに、マサキが私の背中に覆いかぶさってきた。
やっべ、存在すら忘r・・・いやいや、千聖ちゃんと話すのに夢中だったから、すっかり放置していた。
「まーちゃんやどかり見つけました!やどかりまーちゃん!」
「わかったってば!」
「ウフフ、珍しい生き物もたくさんいるから、2人でよく観察していらっしゃい」
そういうと、千聖ちゃんはウーンと伸びをして、岸壁に頭を寄せて深く息を吐き出した。
「千聖ちゃん?」
「少し休憩するわ。あまり遠くに行ってはだめよ」
「うん」
ほんとはヤドカリとかどうでもいいけど、無理を言って千聖ちゃんを困らせるわけには行かない。
寄せては返す波を、岸壁に座り込んだまま、ぼーっと見つめている千聖ちゃん。はしゃいだと思ったら、急に静かになったりして、不思議な人。
ほんと、綺麗だなあ。魔女で、天使で、人魚姫だ。
308 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 17:13:59.71 0
「・・・んで?どこにヤドカリがいるんだって?」
千聖ちゃんからのお願いだし、ということで、私はマサキの方を向き直った。
「ヤッドヤドヤドカリー♪」
「おい、ハルの話聞いてる?ヤドカリどこにいるの?」
すると、マサキの歌がピタッと止まった。
「ヤドカリはいないですよ」
「・・・・はああああ?おっまえ、なんなんだよ!あたしは千聖ちゃんと」
「なりひらさんは言いました。“ヤドカリは、誰の心の中にでもいるんだかんな。お前の・・・そして、あたしの心の中にもな!!!11”」
「なんの話だよ。なんもいないならハル戻るからな」
「だめええええんだああああいやああああ」
こいつ・・・またわけのわかんないこといいやがって。
「なんでヤドカリいないのにいるとかいったんだよ」
「まーちゃんすどぅと遊びたいです」
「ハルは千聖ちゃんと話したいの!」
「ちさとーはすどぅがまーちゃんと遊ぶ事を欲しているのでしょう、とまーちゃんは思いました」
「なんだその日本語翻訳サイトみたいな喋り方。とにかく、戻るからな」
くるっと方向転換して、千聖ちゃんの方へ行こうとしたその時だった。
ガシッ
「・・・おい、離れろよ」
マサキが、私の腰にガッチリ抱きついてきていた。
309 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 17:22:21.30 0
「どぅふふふ」
キモい笑いを浮かべるマサキ。
こいつ、何考えて・・・そう警戒した、次の瞬間。
「どっせーい!」
体が、ぶわんと宙を舞う。
マサキが自分の体ごと、私を岩場からぶん投げたのだと、1.5秒ぐらい遅れて理解した。
こ、こいつ・・・イタズラ好きってレベルじゃねーだろ、マジで!テロリストか!
目的のためなら手段を選ばない、なんて言ったらかっこよく聞こえるけれど、こいつは、いきなりリミッター解除されるタイプだ。楽しいことを思いつくと、それを実行せずにはいられない。
そして、そこには周りの目とか、相手の・・・そう、ハルの都合なんてお構いなしになってしまうのだ。さっきの犬の真似の時点で、気づいておくべきだった。
ヒューッと風を切る音が耳元を通過していく。
ああ、こんなところで、人生が終わってしまうなんて・・・。もう少し体重つけとけば、マサキの野郎を振りほどけたかな。もう遅いけれど・・・。こういうの、何ていうんだっけ。みずきちゃんが言ってた。ボンがどうの・・・ええと
バシャーン!
派手な音とともに、体が水の中に沈んだのがわかった。鼻に水が入って痛い。服がまとわりついてきてうっとうしい。
だが、どうやら天国行きは免れた模様。すぐに体が浮かんでくるのがわかった。
頭をぶつけるほど浅くもなく、沈んで戻れなくなるほど深くもないエリアだったらしい。
ええと・・・あんまり慌てて動いちゃいけないんだ。こういう時は、冷静に。・・・水泳やっててよかった。
ゆっくり平泳ぎで体を引き上げていくと、すぐに水面から顔を出すことができた。
310 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 17:23:03.47 0
「ぷはー!マジやばいかと思ったぜ!おい、てめーマサ・・・あれ?マサキ?」
早速文句を言ってやろうとしたのに、私にまとわりついていたはずの、マサキが見当たらない。
「おい!」
波を避けながら方向転換を試みる。すると、ちょっと遠いところで、マサキがバチャバチャと波音を立てているのが見えた。
「あひゃひゃひゃ」
「ったく、脅かすなよ!戻るぞ」
「・・・すね」
「あん?」
「まーちゃん、泳げないですね!あひゃひゃひゃ」
「・・・・おい、マジかよ!笑ってる場合か!」
ふざけているのかと思ったら、どうやらガチで危ないところらしい。笑いながら沈み、また笑いながらバチャバチャを繰り返すマサキ。
慌ててそっちへ向かおうとしたところ、グイッと腕を引かれた。
「あん?」
「・・・服のままだと、危ないから。先に浜に戻ってて」
いつのまにか、知らない女の人が、そこにいた。
目がクリッと丸くて、丸いほっぺたがリスみたいだ。千聖ちゃんと同じ年ぐらいだろうか。可愛らしい顔だなあ。
「お友達、なんともないから安心してね。ああ、少しおでこぶつけてるかも。でも、うん、心配ないかな。」
この距離で、何でそんなことわかるんだろう。でも、この人の言う事には妙な説得力があって、私はぼーっと見とれてしまった。
311 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 17:25:54.00 0
今日はここまで
>>271 痩せ聖ちゃんかわいいよ痩せ聖ちゃん
どんどん国籍不明のオリエンタル美人になっていくわけですが
中東の色が最近強いような・・・それでひいおじいちゃんはなにじんなんですか!
>>272 ハルちゃんにとっては妹という身分は絶対に避けたいところだったので友達で一安心といったところでしょう
でも本当の本当は友達とは違うものを望んでいるわけですがまだ本人は気づいていない領域で
みずきちゃんあたりがつついたら何か出てくる可能性はありますねw
>>289 少年作者さん乙です!
問答無用サンドバック回キター!かんなちゃんもう女子の面影が残ってない・・・!前足でネズミをいたぶる猫!
基本的には優しい(?)彼女だから一応気遣う素振りも見せてやったりやらなかったり
熊井ちゃんのおめでた騒動の時も一応励ましてたり
こう見ると少年は常にふええ・・・みたいな態度を取り続けるのが正解なのかもしれないですねw
栞菜ちゃんに連絡を取ったのが誰なのか非常に気になります!続きお待ちしております
鞘師ちゃんは登場予定になっているのですがなかなか追いつかず・・・
一風変わった子にしてみたいなとかんがえてます!
>>299 なんだこの調子に乗った腰のくびれはとなっきぃを罵倒したあとちしゃとのパイオツに顔を突っ込んで殴り倒されるのが乙女の夢です!
>>302 貴重映像ですね!ふくとめさんや!あれ?徳光さん?若い!
こんな時代からあのしょうもないシリーズのクイズってあったんですねー中学生のときとか爆発的に流行ってましたw
312 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 18:34:34.00 0
作者さん乙です
佐藤ホイットニーやら覆水盆やら○波ちゃんやら…贅沢な回ですね
313 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 20:37:35.00 0
おつです
登場人物の組み合わせが楽しいですね
314 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 21:31:08.21 0
ここで出てくるとは胸熱w
315 :
名無し募集中。。。:2012/10/19(金) 23:05:29.77 O
おやすみなさいませお嬢様
316 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 01:11:49.01 0
落ちるまでもう少し
317 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 02:22:58.25 0
お嬢様おやすみなさい
318 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 08:13:29.50 O
おはようございますお嬢様
319 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 09:00:33.32 0
キューティーガールズ VS Gatas Brilhantes H.P.
お嬢様はどちらに出られるのでしょう?
320 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 66.1 %】 :2012/10/20(土) 11:34:47.75 P BE:20650166-PLT(12001)
321 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 14:04:54.60 0
大阪頑張ってくださいお嬢様方
322 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 15:46:55.27 0
リ*・一・リ
323 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 17:48:12.96 0
>>293 画面を確認した栞菜ちゃんの顔が明るくなる。
なんだ、そんないい顔もできるんじゃないか。いつも僕に向けてくる顔とは大違いだ。
電話に出た栞菜ちゃん。
またずいぶんと楽しそうな声でその相手と話し始めた。
「えりかちゃん! 今どこ?」
えりかさん、か。
そのお名前を耳にするのは久し振りのことになる。
そういえば、彼女の姿ももうしばらくのあいだ見ていないな。
僕の脳裏に、あの綺麗なお姉さんの美しいお顔が浮かぶ。
「うん、私は今講習が終わったところ。これからご飯食べに行くんだけど、えりかちゃんも行こうよ」
えっ!?
今の言い方だと、ひょっとしてえりかさんが来るのかな。
それは、なんというか、とても嬉しいぞ。あの美しい人に会えるっていうんだから。
これは僕にとっても美味しい方向に話が転がりそうじゃないか。
有原にしては珍しく、非常に有意義な提案だ。
でも彼女は、最後にもう一言付け加えるのも忘れなかった。
「じゃあ、また後で。あ、お金の心配はしなくてもいいからね」
324 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 17:52:52.25 0
>>323 でも良かった。えりかさんが来てくれるっていうのはラッキーだ。これは助かった。
だって、この人と2人っきりとなることからは、とりあえず逃れることが出来るのだから。
言葉攻めで徹底的に痛めつけられるという栞菜ちゃんのサンドバッグにされるのだけは回避できそうだ。
しかも来てくれるのは、あのえりかさんなんだ!
あの美しいお姉さんのお姿を拝見するのは久し振りのことになる。
予想外のこの出来事、これは嬉しい!
えりかさんかー・・・ ムフフフ
あんな人ともっと親しくなれたらなー。
僕の周りにはちょっといないタイプだし。
えりかさんには女性特有の優しさというものを感じるんだよね。大人っぽくて、落ち着いてて。
目の前のこんなおっさんみたいな思考の女の子じゃなくてさ・・・
「おい。いま何か考えてただろ。わかるんだかんな、オメーの考えてることぐらい」
「えっ? 何も考えてませんよ?」
「あぁん? あまり調子こいてるとお前、呪いかけるぞ」
サラッと怖いこと言うなよ・・・
この人の言うことはどこまでが冗談なのか全くわからない。
彼女から受けるいつもの心理的恐怖感。すごいストレスなんだよ、本当に。
あぁ、早く会いたいあの優しいえりかさんに。
そして僕のこの心の圧迫を癒して欲しい。えりかさん、早く会いたいな。
325 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 17:54:22.74 0
>>324 30分後、とあるファミレスで僕はえりかさんを前にしていた。
今このテーブルに栞菜ちゃんはいない。
えりかさんと2人っきりだ。
栞菜ちゃんは、「いっけない!夏期講習の後期分の申し込みしてくるの忘れたかんな!!」と言って戻ってしまったから。
「すぐ戻ってくるから。えりかちゃん、好きなもの好きなだけ頼んでおいて!!」
そう言い残して栞菜ちゃんは駆け出して行ってしまった。
彼女が行ってしまったのを確認してから、もう戻ってこなくていいからな!と心の中で叫ぶ。
ハイハイ好きなだけ頼んでください、なんて投げやりな気持ちになりそうになったが、すぐに気持ちが切り替わることになる。
だって、有原がいなくなった今、僕の目の前にはこの人だけがいるんだから。
そう、僕の目の前にはとてつもない美人さんが座っているのだ。
えりかさんと2人っきり。
想定外のこの状況、思わず固まってしまう。
そうなったらいいな、なんて思っていたことだけど、いざえりかさんと2人っきりになってしまうと僕の緊張感はMAXに達した。
326 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 17:57:52.68 0
>>325 そんな緊張を覚えている僕に、えりかさんが遠慮がちに尋ねてくる。
「栞菜はあんなこと言ってましたけど、本当にいいんですか?」
これが普通の人の感覚なのだろう。
そんな常識を持ち合わせている人を見るだけでホッとする。
さすがえりかさんだ。この人にならすすんで御馳走しようという気にもなるよ。
「ええ構わないですよ。え り か さ ん は 好きなもの頼んでくださいね」
久し振りに会ったえりかさん。
相変わらずの美貌。こんな大人っぽい女性が目の前に。
こんなキレイな人が僕の目の前にいることがまだ信じられない。
えりかさんはファッション関係の専門学校に通っているって言ってたっけ。
だからだろう、ただでさえの美人さんなのに、その見た目はさすがの華やかさで。
なんか、もう僕が簡単に近寄れるような人ではないみたいだ。
そう思ったら、彼女を前にして僕ごときがこの場にいること自体が悪い事のような気までしてきたぞ。
固まってしまっている僕を見て、えりかさんの方から言葉をかけてくれた。
「お会いするの久し振りですよね。いつ以来だろう」
「そうですね、えりかさんが卒業されてからはたぶん初めてなんじゃないかと思います」
「そうだったかな。で、最近は例の件、どうされてるんですか?」
327 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 17:59:17.22 0
>>326 「例の件って何ですか?」
そう聞き返した僕の顔をじっと見つめる美人さん。
優しい表情だったその笑顔の中に、何か含むところが感じられる。
何ですか、その愉快そうなお顔は。
例の件か。
この方がそんな表情で聞いてくるのは、例の件なんだろうな。
つとめて冷静を装ってみるが、いきなりの核心をついてきた質問に僕は内心動揺していた。
そんな僕のことをじっと見ているえりかさん。
見抜かれてるんだろうな。
僕って、とても分かりやすいらしいから(桃子さん談)。
「いや別に、どうって言われても・・・ 何も変わりないです」
「ムフフフ。まだ頑張ってるんだ。フラれちゃったのに」
えりかさんは、その笑顔でいきなり僕にトドメを刺してきた。
フラれちゃったって・・・・
そんなハッキリと言わなくても・・・
その一言で地味にショックを受けている僕とは対照的に、えりかさんは変わらず優しそうなお顔だった。
何ともヒドイことを言い放ったというのに、どうやらその自覚はまるでお持ち合わせではないようですね。
328 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 18:01:11.61 0
>>327 「でも、頑張ってくださいね。その方が面白s・・その思いが報われる日が来ないとも限らないんだから」
「もちろんです。僕は何事であっても一度決めた目標をそう簡単には諦めたりしないですから」
僕がキリッ顔で言ったことを聞くと、えりかさんは満足そうに微笑んでくれた。
僕の言ったことに対して、決して嫌らしい笑い顔などでは無く、とても温かみを感じる微笑みを浮かべてくれるえりかさん。
あぁ、綺麗なお姉さんだな。
同じ年上の女性でもこうも違うものなんだ、と僕はそのとき某軍団長のことを思い浮かべていたのは決して内緒だ。
「青春だね。楽しそうで羨ましいな」
えりかさんの表情はやはり優しかった。
本当に穏かな人だ。こういう落ち着いた大人に僕もなりたいな。
「高校生活、楽しんでくださいね。ここから卒業までなんてあっという間ですよ?」
思い出すことでもあるのか、ちょっと感慨深そうにえりかさんが言った。
その言葉にしみじみとした気分になってしまう。僕の高校生活もいつかは終わりの日が来るんだよな・・・
そんな僕に対してえりかさんが続けていったこと。
329 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 18:02:48.78 0
>>328 「あ、でも、熊井さんが一緒ならヒマする心配なんてしなくていいのかな?」
えりかさんが僕の地雷を踏んできた。
あくまでも、優しく微笑んでいるえりかさん。笑顔で僕の心の敏感なところに踏み込んでくる。
さっきも、「舞ちゃんにフラれちゃった」とか僕の中で一番デリケートなことをズバリと言ってきたえりかさん。
ひょっとして、わざとやってるのかな、この人・・・
なんて勘ぐりたくなるぐらい、僕にとって耳にしたくない言葉を実にサラッと言ってくるのだ。
でも、この人がそんなことを意地悪でするような人では無いことぐらいはもちろん分かってる。
寮生の人たちと一緒に通学していたとき、いつも周りを優しく見守っているような、そんな穏かなお姉さんの姿をいつも見ていたんだから。
なるほど。
えりかさん、この人もまた結構な天然さんなんだろう。
僕の痛いところを次々クリーンヒットしてくるのは、これ無意識でやってるってことなのか。
目の前のえりかさんが微笑んでいる。
とても優しそうなお姉さん。でも天然さん、か。
330 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 18:38:12.78 0
今日はここまでです
>>297 3年連続?4年連続?ぐらいでその書き込みを拝見していますw
そのたびに「もう1年経ったのかー・・」と思いながらw
ともかく、おめでとうございます!
そういえば来週、自分にとって初めてのフットサル観戦をしに旭川へ行ってきます
(フットサル日本代表VSフットサルウクライナ代表戦。青いユニのキングカズ!!)
フットサル、ルールも全然知らなかったので
ようつべでガッタスの動画見ながらフットサルのゲームの流れや動きを勉強しています
>>310 お嬢様の御様子がおかしい?と思っていたら、それを察したまーちゃんの面白禅問答
そんなまーちゃんは結構深いキャラで、ここぞのところで物語に絡んで来ますね
まーちゃんから突然ブレーンバスターをかけられ海に投入される遥ちゃんw
この小説での彼女の扱いがなっきぃさんのようになりつつあることの象徴のように受け取りましたw
そして自分も海に落下するマサキちゃん
ハイテンションで笑い声をあげながら溺れているシーンに爆笑しましたw
実際の優樹ちゃんも泳げないんでしたっけ?道民は泳げない人多いですからね
そして、そして、ついに出てきた幼顔の少女!
続き楽しみ楽しみです!!
>>311 鞘師ちゃんの登場、楽しみにお待ちしています
どんなキャラが来るのかワクワクします!
331 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 21:08:18.27 0
332 :
名無し募集中。。。:2012/10/20(土) 23:09:29.47 0
333 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 00:44:49.88 0
334 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 02:10:46.36 0
お嬢様おやすみなさい
335 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 07:38:56.99 O
サンデーモーニングお嬢様
336 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 10:38:28.19 0
グッドモーニング娘。
337 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 12:59:13.35 O
作者さんおつです♪
338 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 61.5 %】 :2012/10/21(日) 13:08:59.14 P BE:36710988-PLT(12001)
少年作者さん乙です
えりかさんも舞美さんと同様
悪気の無い所が最大の欠点のような気がしてきましたw
自分のp2の書き込みログを確認した所
ここには4年連続で10/18に似たような事を書いてました
基本10/18は有休をとっていたのにここ最近はそれが出来ずに以下略
フットサル楽しんで下さいね
てか背番号26番が公式戦のピッチに立つのはいつの日やら
339 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 15:04:47.76 O
お嬢様スレはもう四年目になるんだね
果てしなく続いてほしいなあ
340 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 17:01:09.13 O
夕焼けお嬢さま
341 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 18:47:42.87 0
夕暮れお嬢様
342 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 19:55:24.19 0
>>329 一通りいじられた僕は、今度はえりかさんのことを聞いてみる。
「専門学校の生活は厳しいって聞いてますけど、大変じゃないですか」
「うーん、厳しいは厳しいけど、楽しいよ。だって好きなことだからね」
そう言ったえりかさん、いいお顔をされている。
彼女の言ったこと、まさしくその通りだと思う。
好きなことだからつらくても耐えられるし、それを楽しめるんだ。
「そうですよね。うん、わかります!」
「だからウチは毎日が充実してるんだ。あなたはどうですか? 楽しい毎日を送ってる?」
「僕ですか? どうなんだろう・・・」
不意をつかれたその質問。
楽しい毎日かと聞かれると、どうなんだろう・・・
そう思うのは、脳裏にK井さんやM子さんやA原さんのことが浮かんできたからだが、必死でそれらを追い払う。
「あなたの楽しいことって何ですか?」
そうやって改まって聞かれると、ちょっと考えてしまう。
僕の楽しいこと? なんだろう・・・
僕は自分の生活の中で何を楽しみに毎日を過ごしているのか。
学校生活?友達や仲間との語らい?新しいことに出会う瞬間? すべて楽しい。それは間違いない。
だから、僕は今の毎日を十分にエンジョイできていると思えるけど・・・
343 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 19:56:22.66 0
>>342 でも、僕が毎日の生活を楽しいと心から思えるのは、ある存在があって、そのお陰でいつだって充実感を感じていられるからだ。
僕の心の中にいる、僕にとって天使のような存在の彼女。
そんな舞ちゃんの存在こそが、いついかなるときも僕を幸せにしてくれているんだから。
僕が毎日幸せに過ごせるのは、それは彼女のおかげ。ありがとう舞ちゃん!!
一瞬でそんなことを考えて盛り上がってしまった僕は、えりかさんの聞いたことに対して即答していた。
「僕の楽しいこと・・・それはですね、舞ちゃんのことを思うことです!!」
言ってからすぐに気付いた。
自分のテンションが不意に上がってしまい、勢いで思わずとんでもないことを口走ってしまったことに。
なっ、何を言ってるんだ、僕は!
ストレートすぎるだろ! しかも、実名まであげて!!
僕の言ったことに、えりかさんが目を見開いている。
でも、優しいえりかさんは僕の言い放ったことを聞いても、それをからかってくるとかそんなことはしなかった。
(ちなみに、これが桃子さんだったらry)
344 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 19:57:34.42 0
>>343 そう、えりかさんは優しい表情を浮かべて僕の言ったことを聞いてくれた。
「そうなんだ・・・」
「本当に好きなんだね」
区切るように話す彼女のその言葉に、思わず真剣な気持ちにさせられる。
僕は真面目な顔をして大きく頷いた。
だが、そうやって自分の気持ちを再確認したあとに、いつも湧き上がってくる別の気持ちがあるのだ。
今もまた、その気持ちが襲ってきた。
「でも、僕が勝手に思ってるだけです・・・・」
「えっ? どういうこと?」
「僕が一方的にそうやって思ってるだけで。舞ちゃんは別に僕の存在なんかどうでもいいんだろうし・・・」
そう言うと、何かつらい気持ちがもたげてきて思わず下を向いてしまった。
自分で勝手に盛り上がって宣言しておいて、自らそれを落とすようなこと言って凹んだりして・・・
なんだかバカみたいだな、自分。
345 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 19:59:09.30 0
>>344 そんな僕に、えりかさんが言葉をかけてくれた。
それは、いつも通学路で見ていた寮生を温かく見守るような、そんなお姉さんのえりかさんだった。
「どうでもいいと思ってるのかどうかなんて、そんなのは分からないけど・・・ウチ舞ちゃんじゃないから」
「でもね、舞ちゃんは裏表の無い子なんだ本当に。もしあなたの存在を疎ましく思ってるなら、はっきりそうと分かるような態度を取るんじゃないかなあ」
「疎ましく思ってるのが分かるような態度・・・?」
「舞ちゃんの思ってること、一目でそれを分からせるような態度ね。舞ちゃん、容赦しないからね」
ちょっと苦笑を浮かべつつ、えりかさんが言葉を続ける。
「うん。だから、もし舞ちゃんが本当にそう思ってるんなら、舞ちゃん絶対にあなたに会わないようにするだろうし、
それどころか、会わないで!ってキッパリと言ってくるんじゃないのかなー。舞ちゃん、そういうの本当にハッキリとしてるから」
「そんなことされたりしたのかな?」
そう聞いてきたえりかさんのその言葉。
それは僕の気持ちを奮い立たせてくれるのに十分なものだった。気持ちがリカバーしてくるのを実感する。
だって、僕は舞ちゃんからそんなことを言われたことは無いし、学校への途中ほとんど毎日舞ちゃんの姿を見ているんだから!
(僕がはっきりと言われたのは「ちしゃとに近づくな」ということだけだ。それを守ってるのかは自分でもよく分からないけど)
346 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 20:02:26.28 0
>>345 えりかさんが聞いてきたことに、僕は首を横に振る。
僕の反応に、ふっ、と軽く微笑んだえりかさんは、視線を外すと窓の方をぼんやりと見やった。
少しのあいだ僕とえりかさんの間に沈黙が続いた。
視線を窓の外に向けていたえりかさんが独り言のようにつぶやく。
「とってもかわいい女の子だよね、舞ちゃん」
そう呟いたあと、僕に向きなおって微笑んでくれたえりかさん。
ありがとう、えりかさん。
今日僕は疲れ切っていたはずなのに、彼女のお話しを聞くことが出来た今、とても気力が充実して力がみなぎってきていた。
えりかさんに会えて本当に良かったなと思う。
「ありがとうございます。なんか、今日えりかさんに会えたのはとても大きかったような気がします僕にとって」
えりかさんは僕の言った礼を聞くと、一回頷いたのち、話題を変えてきた。
その話題は、僕の高ぶっている気持ちを一気に冷やしてくれるものだったのだ。
「それにしても、栞菜といつの間にか仲良くなってたんだね。そっちの方がウチにとっては驚きだったよ」
347 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 20:03:25.03 0
>>346 いま僕の頭からすっかり抜け落ちていたその名前。
舞ちゃんの話題で浮かれモードになっていた僕だったが、その名前が出てきたことで一気に現実へと引き戻された。
背筋に冷たい汗も流れてくる。僕の健康な体は、その名前を耳にしたことで条件反射を起こしているのだ。
その名前を聞くだけで、ここまで体が拒否反応を起こすとは。
もはや僕のアレルゲンになっているのか彼女の存在は。
恐るべし、有原栞菜。
この展開を狙ってるとしか思えないようなえりかさんの言動だけれど、そこに悪気など全く無いのは一目で分かるわけで。
これが天然さんの恐ろしさというものか。それをまざまざと見せられた。
動揺している僕とは対照的に、ピュアな瞳で僕を見ているえりかさん。
今もまだ僕を真っ直ぐに見据えている目の前の美人さんを見て、僕は思わず固まってしまったのだ。
348 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 20:10:51.05 0
生梅の脅威
終わるはずの予定だったのに終わらない・・・続きます
>>338 26番のプレー見たいですね!!
スタンド最前から26番に大きな声で思いっきりコーチングしたいw
ようつべ見てたらガッタスメンバーのコール集ってのがあって
それを聴いてたら気分が盛り上がったりしましたw
>>339 続くといいですね!
349 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 21:51:15.25 O
おやすみなさいませお嬢様
350 :
名無し募集中。。。:2012/10/21(日) 23:38:23.86 0
落ちるまであと少し
351 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 01:15:37.24 0
お嬢様お先に寝ませていただきます
352 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 06:16:34.94 O
おはようございますお嬢様
353 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 07:15:57.70 0
お嬢様いってまいります
354 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 11:42:33.74 0
ノシ
355 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 14:58:27.44 O
おやつ前のお嬢様
356 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 17:24:22.72 O
お嬢様晩飯待機中
357 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 19:09:07.18 O
晩御飯のお時間ですお嬢様
358 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 19:09:29.28 0
メニューは心太でしょうか
359 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 20:45:18.16 O
リ ・一・リ<心太のフライ食べた
360 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 21:13:49.78 0
川*^∇^)||<し・・・心太・・・
361 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 22:29:41.37 O
俺もそう読みそうになったw
お嬢様おやすみなさいませ
362 :
名無し募集中。。。:2012/10/22(月) 23:48:54.44 0
363 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 01:48:00.32 O
シュールな一枚だな
364 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 05:30:11.35 O
巡回にございます
365 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 07:15:47.07 0
お嬢様いってまいります
366 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 75.9 %】 :2012/10/23(火) 09:42:09.25 P BE:32122087-PLT(12001)
>>362 お嬢様の眼の先にあるのは
もしかしたらこのスレでせうか
このスレも5年目ですからなぁ
367 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 12:34:56.04 O
四年目かと思ってたら五年目だったか
早いものですなあ
368 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 14:58:41.57 O
おやつタイムでございますお嬢様
369 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 17:04:02.50 O
リ ・一・リ<晩御飯まであとちょっと
370 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 19:15:17.32 0
では蒟蒻を
371 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 20:54:10.97 0
372 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 22:26:21.74 0
お嬢様今晩は
373 :
名無し募集中。。。:2012/10/23(火) 23:47:57.29 O
おやすみなさいませお嬢様
374 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 00:58:59.32 0
さて久し振りに縄梯子を登るかんな
375 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 02:01:21.85 0
お嬢様おやすみなさい
376 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 07:15:01.08 0
お嬢様いってまいります
377 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 12:00:10.09 O
リ ・一・リノシ
378 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 15:44:45.45 O
从・ゥ・从<あははははー
379 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 17:11:54.93 0
「それじゃあ、ちょっと行ってくるね」
その人は、ちゃぷんと静かに水にもぐると、波に押されない綺麗なフォームで、すいすいとマサキのほうへ進んでいく。
私も水泳やってるからわかるけど、この人、相当泳ぎが上手い。前にコーチも言ってた。速く泳げればいいってもんじゃない。遠泳ならなおさら、フォームを崩さず、淡々とペースを守らなきゃいけないんだって。
「はぁーい、ハルちゃんはこっち♪」
「ううっわ!」
いきなり、背後から猫なで声で話しかけられて、思わず飛びのく。
「ちょっとぉ、そんな怖がることないでしょー?」
水もしたたるツインテール、カッと見開いた目ん玉。
海でも山でも学校でもそのスタンスは変わらない、卒業式で暴れてた、あのももなんとかさんがそこにいた。
「うーわー・・・」
「何がうわーなのさ!もぉはいつもどおりかわいいでしょ!」
ピンクのフリフリ水着に、アヒルの形の浮き輪。・・・この人、卒業したんだよね、高校。千聖ちゃんより、年上なんだよね?マジありえねー。
「ほぉらハルちゃん、行くよ?服乾かさないと」
「つかなんでハルの名前知ってるんすか」
「うふふ?もぉはスーパーアイドルだから、なんでもお見通しなのだ♪」
――あ、はいもうどうでもいいっす。私はそっと心を閉じた。
しかもこの人、こんなぶりぶりして、ケンカとかは弱っちそうな感じなのに、私をぐいぐい引っ張る腕はあかなり力強い。
わけがわからん。かりん、ほんとなんでこんな人真似てたんだろう・・・確実に、黒歴史ってやつだね。
380 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 17:14:14.35 0
「遥!」
砂浜が近づいてきたところで、千聖ちゃんがこっちに向かって大きく手を振っているのがわかった。
あ・・・すごく不安そうな顔をしている。やだな、千聖ちゃんにあんな表情させるなんて。
「大丈夫だよー、ちさと!そこにいて!」
服のまま、海の中まで入ってこようとする千聖ちゃんを、ももなんとかさんがよく通る声で引き止める。
「ウフフ、待ってれば、すぐ着くのに。ちさと、ハルちゃんのこと大好きなんだねー。」
「マジっすか」
「マジですとも!あの子、大好きな人のこととなると、平気で無茶なことしちゃうんだから。
ま、今は大好きなもぉも一緒だから無理もないか」
「そーゆーの、自分で言ってて恥ずかしくないんすか」
「・・・恥ずかしいとか、もうとっくに忘れた感情だよね」
「急に真顔にならないでもらえますか」
ごちゃごちゃと喋ってるうちに、ももなんとかさんのアヒル浮き輪号は岸にたどり着いた。
「ごめん、心配かけて!」
すぐに、千聖ちゃんのとこへ駆け寄って頭を下げる。
「遥、そんなこと、気にしなくていいのよ。私が目を離してしまったから、ごめんなさい。怖かったでしょう」
丁寧に、体をふわふわのバスタオルで拭いてくれる千聖ちゃん。
今にも泣きそうなその声は、私の胸に突き刺さった。
「そうだよ、マサキの奴が・・・」
「ああ、まーちゃんは大丈夫よ」
381 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 17:15:15.19 0
千聖ちゃんの視線を辿ると、さっきの可愛らしい女の人に、頭をわしゃわしゃ拭いてもらってるマサキが目に飛び込んできた。
え、ってか、遠くまで泳いだのに、ハルたちより早く着いたって事?すげー、何者だ、あの人。
「マイマイハー、マイマイハー、ハーマイオニー」
「あはは、元気だね」
しかもあの異様なテンションのマサキにも動じないとは、すごい人だ。
そんな彼女を、千聖ちゃんは微笑みを浮かべて見つめていた。本当に、本当に幸せそうに。
その笑顔だけで、千聖ちゃんのあの人への気持ちがわかってしまう。
普段からよく笑う千聖ちゃんだけれど、あきらかにいつものそれとは違う。とっても穏やかで・・・今心の中には、あの人しかいないっていうのが痛いほど伝わってきてしまう。
「・・・あの人、友達?」
自分の声がかすれているのがわかった。
「ええ、そうよ。舞波ちゃんというの。綺麗なお名前でしょう?とても、素敵な人」
それは、ごくありふれた紹介だったのに、すごく重い響きのある言葉のように感じられた。
千聖ちゃんがマイハさんという人を、宝物のように大切に思っているのが、声のトーンだけでも伝わってくるからだろう。
私には決して踏み込む事の出来ない、深いところで繋がっている。きっと友達という関係じゃ、とても表現しきれないような・・・
そんなことを考えると、心臓がズキンズキンと痛むような錯覚を覚える。
「今日、此処で、ももちゃんや舞波ちゃんにお逢いできるとは思わなかったわ」
口をつぐんだ私をよそに、千聖ちゃんは、ももなんとかさんと話を始めた。
382 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 17:16:44.48 0
「ウフフ。今日はね、歴史研究会リボンフリル支部の郊外活動だったの」
「まあ、うふふ。リボンもフリルもももちゃんだけしかお召しになっていないわ」
「いいの、舞波は心にリボンがどうたらこうたら。でね、舞波が、ここに来たいっていうから。
江戸時代に合戦があった場所なんだってね。いっつももぉが行きたい場所ばっか優先してくれるし、それで来てみたら、千聖がいるんだもん!びっくりしちゃったよ」
「そうだったの、舞波ちゃんが・・・」
「舞波といると、いつも素敵なことが起こるんだよ。こないだだってぇ・・・」
――あ、またそんな優しい声で。
さっきから、まだマイハさんと千聖ちゃんは(私の前では)一度も会話を交わしていないっていうのに、千聖ちゃんの気持ちだけは伝わりすぎるほど伝わってくる。
「ちさとーまーちゃん充電完了です!」
やがて、着替えを終えたマサキとマイハさんが、こっちに向かって歩いてきた。
「あらあら、舞波ちゃんに遊んでもらっていたの?よかったわね、まーちゃん」
「マイマイハちゃんマイマイハちゃん」
なんだよマサキのやつ、あんなに懐いて・・・ハルがどんだけ注意しても、聞こうとしないくせに。
「ほら、遥。紹介するわ。こちらが・・・」
「・・・いい。紹介、いらない」
自分でもびっくりするぐらい、冷たい声が出た。
そこまでのつもりで言ったわけではなかったんだけれど・・・いまさら撤回するのもなんだか悔しくて、私はうつむいた。
「どうしたの、遥」
383 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 17:19:53.62 0
千聖ちゃんの顔を見つめ返すことができない。こんな子供っぽいところ見られたら、嫌われるかもしれない。
それはわかってるんだけど、私は・・・
「ごめんハル、別荘、戻ってる」
「遥・・・」
一言だけそう告げると、私はくるりと振り返り、砂浜を踏みしめて戻ろうとした。
「すどぅ」
「なんだよ」
マサキがピョコピョコ走ってきて、私の隣に並んだ。
口をへの字に曲げている。なんでそんな顔されなきゃなんないのさ、へこんでんだぜ、ハルは。
「・・・よくない」
「あん?」
「よくないよくないよくない!だめどぅ!」
「何でお前にダメとか言われなきゃなんないんだよ!ハル1人でいるから、マイハさんたちのほうに戻れよ」
「やだやだだめだめ」
追い払おうとしてるのに、マサキは口を尖らせたまま、私の横を離れようとしない。
「なんなんだよ、もー・・・」
384 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 17:20:51.23 0
今日はここまで
次から視点変わります
お嬢様・舞波ちゃん・ももちゃんの何方かで御希望があればお願いします
>>323 少年作者さん乙です!
えりかちゃん回ですね、他の寮生ちゃんたちとは一味違ったキャラクター大変可愛らしいです!
オトナのお姉様が話を聞いてくれるから少年もいつもより和んでいるw甘えていらっしゃるw
舞美ちゃんみたいに最初から豪快でおかしいのがまるわかりなわけじゃなく
常識人ななかに天然が加わってしまっている分人の傷を効果的に抉るタイプですねw
恋バナ大好きえりかちゃんのことですし上手く味方につけることができれば強力な味方に・・・でも結局は天然発言でぶちこわし→マイマイさん片眉つりあげ・なっきぃ激怒という構図が浮かんできますw
とはいえ少年を癒してさしあげているえりかお姉様大変素敵です!
かんちゃんは本当に急用で席を外したのか何か意図があるのか続きお待ちしてます!
>>362 私は人間ができているので机を圧迫している胸部などには一切関心を示してありおりはべりいまそかりなわけで
いいですね!ほにほに腕!ちしゃとの腕って二の腕だけじゃなくてひじ上からもふにっと柔らかそうでそこがたまらんですたい!
最近はエロキャワ化が進んでますねーけしからんハァハァハァ
>>366,
>>367 本当に長いことお世話になって・・・!初期とかリアル中学生ですもんね>千聖
>>371 キャバ聖ちゃんキャバ聖ちゃん
顔が大人びているので似合うかと思いきや完全に衣装に着られてお子様感がwきゃわ!
385 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 79.5 %】 :2012/10/24(水) 18:30:48.81 P BE:17208465-PLT(12001)
チン師匠乙です
舞波ちゃん視点は今まで見た記憶が無いので
オレッチは舞波ちゃん視点を希望しますです
386 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 20:32:35.83 O
作者さんおつです♪
387 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 22:30:27.50 0
まーちゃんとまいはちゃんが会話してるのが何かとても不思議w
388 :
名無し募集中。。。:2012/10/24(水) 23:04:32.51 O
作者さん乙です
あれ程自分勝手に見えたまーちゃんがハルのことを気にかけるとは(つД`)
しかし黒歴史とは毒吐くなあw
389 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 00:49:24.38 0
お休みなさいませお嬢様
390 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 07:19:03.05 0
お嬢様いってまいります
391 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 74.9 %】 :2012/10/25(木) 11:09:40.96 P BE:30974696-PLT(12001)
まあとにもかくにも
遥ちゃんはもっと肩の力を抜くべし
392 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 13:52:37.50 O
午後のお嬢様
393 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 15:54:14.35 O
おやつでございますお嬢様
394 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 18:01:01.82 O
そろそろ晩御飯でございますお嬢様
395 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 20:05:47.13 O
デザートタイムでございますお嬢様
396 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 22:03:45.26 0
5年目って改めて聞くと凄いな
397 :
名無し募集中。。。:2012/10/25(木) 23:46:19.59 O
お嬢様今晩は
398 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 01:25:04.42 O
お嬢様お先に寝ませていただきます
399 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 04:50:56.57 0
400 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 07:15:35.15 0
お嬢様いってまいります
401 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 10:15:30.40 O
リ ・一・リノシ
402 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 69.8 %】 :2012/10/26(金) 12:43:47.92 P BE:10326029-PLT(12001)
一方ツイッターで今でも
「女性同士がキス」に敏感に反応する
リアル栞ちゃんw
403 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 16:54:49.53 O
ちさまいみがキスしたときは衝撃を受けたなあ
404 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 19:20:27.26 O
お嬢様晩御飯の用意ができました
405 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 20:54:52.67 0
>>347 それにしても、何だって?
仲がいいって? 僕と栞菜ちゃんが?
とんでもない! 仲良くなんかなってないです!!
少なくとも彼女は僕に仲良くなんてしてくれないし、いつだって僕に対してはひどい扱いなんだから・・・
そんな有原さんに対して、僕は恐怖感しか感じていないんですよ。
どこをどのように見たら僕らの仲がいいように見えるんですか、えりかさん?
そんな僕の疑問なんかお構いなし、御自分の持論を展開するえりかさん。
「あの子、本当はとても人見知りなんだ。意外に思うかもしれないけど」
あの有原さんが人見知りだって?
いつもいつも僕をイジってきては楽しんでいる、あの攻撃的な人が?
そんなの絶対ウソだ!!
「でも本当だよ。栞菜はね、とても繊細な子なの。いつも人の気持ちを思いやれるような、ね」
「だから、あの子は人がどう考えてるのかってことに対してとても敏感なんだ。
相手の立場になって考えることが出来るのも、そういうことなんだろうね」
「それがまるで人の心を読めるように見られたりもするけど、本当は違う。繊細さでそう見えるだけ」
「世の中には、いろいろな人がいるから。そんな風に人の心を覗けたりしたら、それなりにつらいこともあるだろうね」
406 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 20:56:43.05 0
>>405 えりかさんが真面目な顔で語ってくれた今のお話し。
それを聞いたら、人の心が読めるというのは確かに楽しいことばかりじゃないのかもしれないな、とも思ってしまう。
現実的に考えると、人間の裏表を垣間見るような思いをして、幻滅するようなことだってあるのかもしれないし。
でも今の話しって、繰り返しになるけど、これ栞菜ちゃんのことを言ってるんだよね?
決して人の心を読めたりしている訳じゃなくて、それは相手の立場に立って考えることができるから、だって?
ただ繊細なだけ?人の気持ちを思いやれる?あの有原さんが?
僕にはとても同意など出来ないことばかりなんだけど・・・
「もし、栞菜があなたが言ったような態度をいつもあなたに取っているのなら・・・
えりかさんは御自分の持論を展開して何かに思い当たったのか、いったんそこで言葉を切った。
えりかさんが続けて言ったこと、その言葉に僕は衝撃を受けることになる。
「つまり、栞菜はあなたに気を許してるんじゃないのかなあ。
あの子は信頼した相手にしか、決して自分を見せようとしないから・・・」
「その裏返しであなたに対してそういう態度を取ってるんだと思うよ。
それどころか、あなたにそこまでするなんて、ひょっとしたら栞菜はあなたに好意を持ってるのかもしれない・・・」
な、なんだってー(棒読み)
407 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 20:57:55.51 0
>>406 ・・・・そうだったのか。
実は僕も薄々感じていたのだ。
いつもいつも僕にちょっかいを出してきたりして、ひょっとしたら有原のやつ僕に気があるんじゃないかと。
やっぱり、どうやらそれは当たりだったようだ。
でも、そうだとしても僕は困惑するばかり。どうすることもできないよ。
僕の気持ちは舞ちゃんにしか向いていないのだから。
栞菜ちゃんゴメン、君のその想いに応えてあげることは出来ない。
僕達は決して結ばれる運命には無かったのだと思って諦めてくれ。
でも、仲のいい友達としてなら、この先もずっとお付き合いしてあげてもいいかな。
あのいつもの見下してくるような態度でなければ、栞菜ちゃんと一緒にいるのも結構楽しそうだし。
ただ、そのためには、もう少し僕に対して女の子らしい対応をしてもらう必要があるだろ。
そう、そんなに僕のことが好きなら、それなりの態度を僕に向けろっていうんだ!
あ、言ってるうちに、いつもの仕打ちを思い出してなんだか腹が立ってきた。
いつもの僕に対するあの態度、これからはきっちりと改めてもらうからな!!
わかったか!有はr
そんな妄想は強制的に終了させられた。
いきなり後頭部に激しい衝撃を受けたから。
な、なんだ!?何が起こったんだ!??
408 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 20:59:07.55 0
>>407 振り向くと、そこには鬼のような形相をした栞菜ちゃんが立っていた。
その手には皮製の黒い学生鞄。
おっ、お前、その見るからに固そうなカバンで僕の頭を殴りつけてきたのかよ!痛いっつうの!!
まったくとんでもない人だ。暴力反対!!
「いいかげんにしろ。なんで私がオメーなんかに・・・ありえないだろJK。お前は萩原だけ見てればいいんだよ!」
「(カチン)なんだよ、その言い方! 僕はいいけど、舞ちゃんに対してはちゃんと敬意を払えよ!!」
「なんだオメー私に対してその態度は!! この(自主規制)野郎が!!」
「(自主規制)とは何だよ! 僕はちゃんとm
「ち、ちょっと2人とも落ち着いて?」
僕らの聞くに堪えない言い合いを、困ったような顔をしているえりかさんが止めてくれた。
チッ・・・と舌打ちをした有原さん。
彼女の挑発についカッとなってしまったが、すぐに冷静さを取り戻すことができた。
そんな僕の顔を、有原が睨みつけてくる。
「どういう流れでオメーがそんな考えになったのか、これは検証する必要があるかんな」
そう言うと、おもむろにテーブルの下に手を入れてそこをまさぐっていたかと思ったら、そこにあった何か小さい機器を取り出してきた。
なに、それ?
「これ? ICレコーダー。これが中々の性能なんだかんな」
そんなもので僕たちの会話を録音していたというのか!
なんという悪趣味な人なんだ。
409 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 21:01:00.79 0
>>408 彼女が再生ボタンを押すと、スピーカーから声が流れてきた。
“グヒョヒョ”
“愛理の水着姿、見たいんでしょ?”
“み、見たいれす”
「あれ?間違えた。このファイルじゃないかんな」
そう言いながらレコーダーを操作する栞菜ちゃん。(今の声は誰なんだろ?)
次に再生した音源は、確かに今さっきしていた僕らの会話だった。
“僕の楽しいこと・・・それはですね、舞ちゃんのことを思うことです!!”
そんな宣言を高らかにしている自分の声(僕はこんな声をしているのか・・)。
冷静になった今、そんなことを言い放つ自分の声を聴くと、背中がむず痒くなる。
これは恥ずかしい。恥ずかしすぎる。
いたたまれない思いを感じて赤面している僕に、有原さんが冷たく言い放った。
「相変わらずおめでたい奴だなオメーは。萩原相手なら構わないから一生やってろ」
410 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 21:03:18.13 0
>>409 なおもレコーダーからは僕とえりかさんの会話が流れてくる。
しばらく続くそれを聞いていた栞菜ちゃん。 えりかさんに向かってあきれるような口調で苦情を口にした。
「もー、こいつが変な考え起こしたのも、えりかちゃんがこいつに変なこと言ったからじゃんー」
「えっ!? ウチ?」
「そうだよー。まったく、恋愛脳もいいかげんにしてよね」
「エヘ、てへぺろ」
!!!
・・・・いいものが見れた。
今のが見れたことで、今日はもう思い残すことは無い。
たとえ、後は徹底的に有原に痛めつけられるだけだとしても、今日は幸せな一日だったと言えるだろう。
僕の喋ったことをチェックしている風だった栞菜ちゃんが、ちょっと不満そうに呟く。
「思ったより面白くないなー。この会話じゃあ、あまり使い道もなさそうなだし。やっぱりなっきぃ相手の時の方が面白そうだから次はそっちでやってみるかんな」
使い道って、何に使うつもりだったんだよ。
盗聴なんてことをしてまでも、僕の弱味を握って付け込んで来ようというのか。
今の言葉の後半部分はどういう意味なんだよ。だいたいどうやってそんなことを・・・
言いたいことは山ほどあるが、僕は彼女に何も言うことができない。
目の前には見下すように僕を見ているドヤ顔の有原。
411 :
名無し募集中。。。:2012/10/26(金) 21:20:37.43 0
終わらない・・・・続きます
次回短めで終わらせます
>>58 栞菜ちゃんの考察
参考にさせていただきました
>>383 チンプイさんおつです!
舞波ちゃん登場ですね!お久し振りです
お嬢様が彼女に対して特別のお気持ちを抱いていること
それがよく分かるお嬢様の言葉に感情を揺さぶられる純情な遥ちゃんの気持ちが切ないです
舞波ちゃんに対する反応が昔の舞様と全く同じだよ、遥ちゃん
それだけお嬢様に対しては同じ想いを持っているんですね、舞様と遥ちゃん
桃ちゃんが何故舞波ちゃんとここに?と思いましたが、
舞波さんのネット友達のプリンセスピーチさんだったんでしたねw
歴史研究会のその設定を忘れかけていましたが見事に思い出すことが出来ました!
そして、マサキちゃんが真顔になったときはいつも物語の核心部となるところ
続きが楽しみです
412 :
エレコマニア・マリオJ 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) 【Dmorningcoffee1328364090003833】 【東電 67.7 %】 :2012/10/26(金) 23:09:19.13 P BE:36137197-PLT(12001)
少年作者さん乙です
盗聴とはなんと抜け目のない…
でも若執事ネタで思わず笑えました
413 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 00:40:10.06 O
作者さんおつです♪
414 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 02:09:54.55 0
お嬢様おやすみなさい
415 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 07:33:23.49 O
おはようございますお嬢様
416 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 10:22:39.51 O
いいお天気ですよお嬢様
417 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 13:19:16.53 O
遅めのランチタイムでございますお嬢様
418 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 15:26:02.51 O
はるかちゃんおたおめ
419 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 17:29:41.87 O
おたおめ!
420 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 19:05:12.40 O
晩御飯のお時間でございますお嬢様
421 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 20:38:08.09 O
デザートのお時間でございますお嬢様
422 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 22:23:58.60 0
川* ^_〉^)<すどぅーおめおめー
423 :
名無し募集中。。。:2012/10/27(土) 23:54:38.41 0
424 :
名無し募集中。。。:2012/10/28(日) 01:58:21.74 0
お嬢様おやすみなさい
425 :
名無し募集中。。。:2012/10/28(日) 01:58:59.29 O
お嬢様お先に寝ませていただきます
426 :
名無し募集中。。。:2012/10/28(日) 07:35:20.02 O
おはようございますお嬢様
427 :
名無し募集中。。。:2012/10/28(日) 10:31:35.17 O
リ ・一・リ<おはよー
428 :
名無し募集中。。。:2012/10/28(日) 12:52:28.68 O
ランチタイムでございますお嬢様
429 :
名無し募集中。。。:2012/10/28(日) 15:00:19.05 O
おやつタイムでございますお嬢様
430 :
名無し募集中。。。:
夕暮れお嬢様