女生主ってけしからんな その983

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7月13日(ブルームバーグ):イタリアとアイルランドには、ギリシャ以上に
ユーロ圏を離脱する深い動機があり、ドイツが離脱を阻止できる余地は限られる
可能性があるとバンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチが、
ゲーム理論と費用対効果に基づいて分析した。

BOAメリルリンチの外国為替ストラテジスト、デービッド・ウー、
アタナシオス・バンバキディスの両氏は10日付のリポートで、
投資家はユーロ圏から「1カ国ないしそれ以上の国が自発的に離脱する可能性を
過小評価している恐れがある」と指摘した。

リポートによれば、ユーロ圏3位の経済大国であるイタリアは他のユーロ導入国よりも
秩序立った形で離脱できる可能性が高く、競争力と経済成長、財政バランスシートの
改善という恩恵が得られる。
一方、ドイツは最も容易に離脱できる国と見なされているが、
成長低迷と場合によっては借り入れコストの上昇、バランスシートへの打撃が
予想されるため、動機は最も弱いという。

オーストリアとフィンランド、ベルギーにも離脱する動機がほとんどなく、
欧州債務危機で最も直接的な影響を受けている国では、スペインが離脱の根拠が
最も弱い。
秩序立った離脱の可能性や経済成長と金利、バランスシートへの影響などを考慮し、
BOAがユーロ圏17カ国のうち11カ国が離脱で受ける恩恵をランキング評価
したところ、イタリアとアイルランドは平均3.5、ギリシャは5.3となり、
ドイツは8.5で最も高いという結果が得られた。
数字が低いほど恩恵が大きいことを意味する。
イタリアにはギリシャよりもユーロ圏離脱を正当化できる理由があるため、
ドイツが慰留のために何らかの見返りを与えようとすれば高くつき、イタリアは
ギリシャよりも条件受け入れに消極的になるだろうとウー、バンバキディス両氏は
分析している。
ソースは
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M72SU46TTDSL01.html