大阪府内で在日外国人教育に取り組む教職員の実践から学ぶ大阪府在日外国人研究協議会の第20回研究集会
「ちがいを豊かさに」が6月23日、大阪学院大学(吹田市)で開かれた。府内の教職員ら約900人が参加した。
第2特別分科会では、府内の小学校で教鞭をとる4人の在日同胞教員が、「学校・子ども・アイデンティティー」をテーマに語った。
在日4世の李栄美さん(吹田市立佐井寺小学校)は音楽教師として「アリラン」にも日本の「おぼろ月夜」にも血が騒ぐ
在日韓国人の1人。生徒から「先生、なぜ韓国人や。いつ韓国に帰るの?」と聞かれて複雑な思いをしたという。
光本允さん(摂津市立鳥飼小学校)は在日3世。日本人の母親の籍に入っているが、「本名は金です」と自己紹介した。
「3年前、祖父の住んでいた故郷の役場を訪ね、そこにも私のつながりがあることがわかりました。今はつながって
いることがうれしい」と話した。
会場からは、「選挙権はどうなっているのか」「マイノリティーの立場からみて、日本は暮らしやすいか」「見た目は変わらないのに、
違うことで、これまで何か問題があったか」「在日韓国人の子どもにはどんな働きかけをしているのか」など、多くの質問が出された。
そーす 民団新聞
http://www.mindan.org/shinbun/news_view.php?page=13&category=2&newsid=16110