女生主ってけしからんな その927

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ソースは
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120703/biz12070309160007-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120703/biz12070309160007-n2.htm
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120703/biz12070309160007-n3.htm
[1/2]国内に100万人もの患者が存在するといわれるアルツハイマー型認知症薬の開発が、
曲がり角を迎える可能性が出てきた。これまでの対症療法的な薬品に対し、原因を根本的に解決する「根治薬」について、
製薬世界最大手の米ファイザーが今月にも新しい臨床研究成果を学会で発表すると見込まれているためだ。根治薬は日本の製薬会社も開発を進めているが、ファイザーの開発成果によっては軌道修正を迫られることも考えられる。
国内の製薬会社は新薬の開発に巨額の投資をかけにくい環境となってきただけに、欧米の製薬大手との“格差”が拡大する恐れもはらんでいる。
■対症療法から変化「根治薬の研究は、7月中旬のファイザーの学会発表が大きな分岐点になる」。
ある研究者はアルツハイマー型認知症の新薬開発についてこう指摘する。
アルツハイマー型は脳内に変異タンパクがたまり、神経細胞が死んで脳の萎縮や記憶力、理解力の低下などを起こし、やがて死に至る難病だ。
その根治薬はまだない。国内の臨床現場で広く使用されているエーザイの治療薬「アリセプト」や、第一三共が昨年発売した「メマリー」などは、いずれも神経活動を活性化させる対症療法的な薬で、進行を食い止める程度の効果しか見込めない。
これに対し米ファイザーが開発中の治療法は、変異タンパクを抗体を使って生成しにくくしたり、分解する仕組みとみられ、すでに臨床試験の最終段階にある
とされる。抗体以外の薬品や手法の研究も進むが、「発表内容によっては新薬開発の潮流も抗体に大きく傾く」(同)こともありそうだ。
アルツハイマー型認知症にかかる世界の治療費などは、2012年に16兆円、50年には80兆円規模に膨らむとの試算もある。
その半分程度が医薬品とみられており、根治薬開発の魅力はきわめて大きく、外国メーカーに先手を打たれれば打撃も大きい。
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■資金力の差証明もファイザーが先行しているのは、開発費の違いも大きいとみられる。
日本製薬工業協会のまとめによると、10年のファイザーの研究開発費は約94億ドル(約7500億円)。国内最大手の武田薬品工業が約2890億円だから、2.5倍以上だ。
ファイザーに限らず、欧米大手との経営体力の違いは長年指摘されてきた。ただ、「根治薬の開発には相当時間がかかる」(別の研究者)といった指摘もある。
アステラス製薬と共同研究を進める理化学研究所の西道隆臣博士は、変異タンパクの分解酵素を特定するなど先端的な成果をあげてきたが、「発症メカニズムの解明など
基礎研究に10年程度を費やすべきだ」とし、根治薬の早期開発には慎重だ。
このため、国内の製薬会社からは莫大(ばくだい)なコストを要する根治薬開発に慎重意見も出始めている。もともと日本では医療費削減の観点から、薬価基準は引き下げ傾向が強い。
たとえ新薬開発に成功しても、特許は実質的に10年程度で切れ、その後は割安の後発薬が台頭。数百億円ともされる大型薬の開発費回収が難しくなっている事情もある。
世界保健機関(WHO)によると、世界のアルツハイマー型認知症患者は、2050年には現在の3倍以上増えて1億1540万人に達する。国内でも10年の116万人が、25年には約2倍の220万人との予測もあり、
根治薬市場は膨大となりそうだ。今回のファイザーの開発成果次第によっては、内外の開発格差が鮮明となり、資金力の差を再び証明する結果となるかもしれない。
-以上です-
“アルツハイマー型認知症の国内患者数”というグラフは
http://sankei.jp.msn.com/images/news/120703/biz12070309160007-p1.jpg
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