女生主ってけしからんな その918

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-続きです-
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<債券バブル>
実際、日米独の国債利回りは歴史的な低水準を記録している。
米財務省証券10年物利回りは6月1日に1.4420%と過去最低を更新した。
独国債10年物利回りも同日1.1270%と過去最低水準まで低下。
日本国債10年物利回りは6月4日に0.790%と9年ぶりの低水準をつけた。
現状では、現在金融危機の真っただ中にあるユーロ圏をはじめ、米国も日本も
資金が銀行に滞留し、実体経済はバブルもインフレも無いとの認識が広がっており、
ブレーキどころかさらにエンジンをふかす準備をする中央銀行もある。
しかし、白川総裁は今月4日「最適なスピードを超えてアグレッシブに国債買い入れを
行うと、金利が反転上昇することも起こりうる」と国債価格の下落リスクを指摘している。
債券価格以外にも紙幣価値の劣化を表す指標がある。
今年5月まで100ドル台の高値圏にあった石油価格は、
金の価値を基準とする(金価格で割る)と2009年3月以降は大きな変動が無く
安定的に推移している。
石油や金価格の上昇は、こうした商品相場の値上がりではなく、紙幣の価値が低下したとみなすことができる。
<異常な超過準備>
世界的な「藩札制度」の影響は、国債価格のバブルのみならず、各国で異常な水準に
達している超過準備(金融機関が中央銀行に保有する預金のうち所要準備を超える部分)
にも現れている。世界金融危機以降、民間の信用創造機能がまひし、流動性が安全を
求めて国債や中央銀行預金という究極の安全資産に集まるためだ。
2008年9月のリーマンショック以前は10億―20億ドルだった米銀の超過準備は、
過去最高の1兆6000億ドル(約129兆円)まで膨れ上がっている。
ユーロ圏銀行の超過準備も7765億ユーロ(約78兆円)と過去最高水準に達している。
日銀の当座預金残高は25日に42兆6000億円と過去最高を更新する見込みだ。
「もしもFRBが超過準備を放置すれば、過剰流動性はいずれ実体経済に流れ込み
インフレを招くだろう。しかし、急激に吸収すれば、金融機関はバランスを崩し、
自己防衛のため貸し剥がしに走るだろう」
とスタンフォード大学のジョン・テイラー教授は3月29日付ウォールストリートジャーナル紙で予想した。
同様の混乱は日本が2000年のゼロ金利解除後に通った道だ。
-続きます-