女生主ってけしからんな その918

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138名無し募集中。。。
>>4より
■再建策
日本の3社が再建にあたって共通に実施しなければならないのは、テレビからの撤退(あるいは水平分業)、
家電製造拠点の海外への分散、家電の海外売上比率の増加であろう。
ただ、新興国での拡大にはサムスン、LGといった韓国勢が各国市場のシェア上位を占めており、相当な努力が必要になろう。
シャープについては、太陽電池パネル事業の拡大が考えられるが、
この分野は中国の追い上げが激しく、このままでは価格競争力がない。
米国企業もこの一年で3社倒産した。当面は鴻海と二人三脚で経営していくのだろうが、
鴻海に見捨てられることも視野に入れなければならない。
そうした事態を展望すれば、事業部門の売却のみならず、会社全体の売却も含めた大胆な戦略が必要である。
これからの成長を模索しているアジアの企業ならば、買収に乗り気なところもあるだろう。
パナソニックは、パナソニック電工と三洋電機との統合が完了したので、社内でシナジーを効かせられる事業領域は多いように思う。
筆者には住宅産業を核にして、その周りに家電製品、蓄電池を配置した「インテリジェント住宅産業」を目指すのが良いように思う。
海外展開にはアジア各地での現地住宅産業、建設業との提携を通じた事業の拡大が考えられる。
総合商社を絡ませるのも一手であろう。エレクトロニクスの単品販売に特化したサムスンにはない総合力を生かせる。
ソニーについてはテレビ問題を終息させられれば、他の事業領域の展開の余地は大きいだろう。
アップルもいずれ成長に陰りが出るだろう。その隙を突いて巻き返しを図れるのは、
ブランド力から見てもソニーしかない。
会社を変身させるには本社を米国に移転するのも一法だろう。
そこで想像力豊かなアメリカ人を多く雇って、世界戦略を立てなおすのだ。
■社長の豹変
筆者は前回、外部者を社長にするべきだと書いた。だが、3社とも内部者を昇格させてしまった。
新社長がするべきことは、社内でのしがらみを断ち切って、トップダウンでスピード経営を行うことに尽きる。
そのためには、諸先輩の意見を聞いてはならない、合議してはならない、ましてや「空気」を読んではならない。
決して「いい社長」になることを望んではならない。勝ち組3社の社長には「いい社長」は一人もいない。
みな「煙たがられる社長」だ。だが、会社が成長し続ければ下は文句を言えなくなる。
社内に緊張を走らせ、社員を奮起させれば、かつての活気を取り戻せるはずだ。
偉ぶって評論する社員が出てきたら「会社を倒産させたいのか」を切り札に降格させればいい。
いままで内向きなガラパゴス経営を続けてきたから、3社はここまで落ち込んだのだ。
これ以上失うものは何もない。新社長は過去からのしがらみを断ち切って、勇気を持って『独裁者に「豹変」すべき』だ。

以上です。