女生主ってけしからんな その911

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新たな指定管理者への応募がなく、閉店が確定的となった七尾市所有のレストラン
「なかじま亭」(七尾市中島町)が、1997年の開店当時から一貫して赤字だった
ことが分かった。

地域と時代の実情にそぐわない「高級路線」を採用したことが重い足かせとなった。
市によると、なかじま亭は隣接する能登演劇堂の利用客からの要望でオープン。
当初は中島町(当時)全額出資の会社による、事実上の町直営だった。97年には
俳優・仲代達矢さん主宰の「無名塾」によるロングラン公演も演劇堂で始まり、
町は「無名塾公演にふさわしい、観劇と正装での食事を楽しめる場所に」と意気込んだ。
売りにしたのは、県内で知られるフランス料理のシェフを料理長に招いた、フランス料理
のフルコースなど高級なメニュー。
だが、すでにバブル経済は崩壊しており、客足は伸び悩んだ。高額な料理長への報酬も
負担で、2002年度までの6年間は毎年1000万円規模の赤字が続いた。
「赤字分のほとんどが料理長への報酬」(地元関係者)との指摘もある。
06年度から指定管理者制を採用。市内の業者が経営を任され、これまでの路線を大転換し、
庶民的なメニューに改めた。単年度赤字を15万円にまで減らしたが、04年の市町合併で
近接する中島町役場が支所となり職員が減ったこともあり、ついに黒字には転換できなかった。
市は開会中の市議会に、なかじま亭を市の観光施設から外す条例改正案を提出。18、19日
の一般質問では、市議2人が次期公演が来年秋に予定されている無名塾のロングラン公演に
ついて「今後の開催に支障はないのか」と迫った。
武元文平市長は前回公演時(09年10月)でも、計60席に対し利用者は1日平均50人に
とどまっていたとして、「1回転分にも満たない。周辺にほかの食堂もあり、開催に支障は
ない」と答えた。公演のない閑散期の昨年12月は1日平均13人程度だった。
条例改正案は26日の本会議で可決される見通し。市は今後、民間売却も視野に入れるが、
施設は老朽化し、買い手のあてはない。「演劇文化は育ってきたが……。やはり、『目線』
が高すぎたんだ」と地元の関係者がつぶやくように、過疎の町に高級な食事を楽しむ文化を
根付かせたいとの思いは実らなかった。
●閉店が確定的になった休業中のなかじま亭
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20120624-580231-1-L.jpg
◎参考/食べログ--なかじま亭
http://r.tabelog.com/ishikawa/A1703/A170302/17006362/
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120624-OYT1T00306