女生主ってけしからんな その909

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シャープが業績回復の切り札として、資本・業務提携した台湾の鴻海精密工業グループ。
10兆円規模の売上高を誇る世界最大の電子機器受託製造(EMS)だが、労働環境への
不満から従業員による暴動や自殺などの問題が表面化し、その影響がシャープの株価など
に波及している。鴻海は本当にシャープの救世主なのか…。

6月4日、シャープの関係者にとっては悪夢のような出来事が海の向こう中国で起こった。

鴻海の中国・成都工場で賃金トラブルをめぐり暴動が勃発。数百人が暴動に関わり、
数十人が警察に拘束されたというのだ。その内容が8日、日本でも報じられると、
提携先であるシャープの株が一時、前日比6%(25円)安の389円まで急落した。

鴻海の工場での労働環境をめぐっては、過去にも広東省などで従業員が自殺し、
「構造的な問題があるのでは」(関係者)と指摘されていた。

鴻海の2011年12月期の連結売上高は約9兆7千億円。その規模は世界的な巨大企業
といえるが、意外と見落とされがちなのが従業員が約100万人にのぼるということだ。

トヨタ自動車の場合、連結売上高は18兆円で、従業員数は約32万人。パナソニックも
7兆8千億円で、約33万人と従業員数はそれぞれ鴻海の約3分の1にすぎない。
これらを比較すれば、鴻海の社員1人あたりの売上高はきわめて低く、賃金水準も過酷な労働環境に見合わない低いということが容易に想像できる。
「(低賃金労働が)どこまで続くか」
従業員の過酷な労働の上で急成長したとの見方もされる鴻海だけに、シャープのある幹部は懸念を漏らす。
中国では経済成長にあわせ、工場労働者の賃金も上昇が続く。低賃金の維持が難しくなれば、
シャープが最も魅力と感じていた鴻海の低コスト製造に影響が出ることも考えられる。
米アップルのタブレット型端末「iPad」やスマートフォン(高機能携帯電話)
「iPhone」の受託製造への依存度が高いことも、鴻海の経営における今後の不安定要因のひとつでもある。
これら鴻海の問題点がシャープとの連携に影響を及ぼすのか。現時点では「影響しない」(関係者)という見方が強いが、マイナスに働くことは間違いない。
「状況によってはシャープのブランドイメージが傷つくこともある。長年培ってきた
イメージを自ら守ることが大切だ」。岩井コスモ証券の有沢正一・投資調査部副部長はこう指摘している。
●シャープと鴻海グループの提携会見で流された鴻海精密工業の郭台銘会長のビデオメッセージ=3月27日
http://sankei.jp.msn.com/images/news/120623/wec12062307010000-p1.jpg
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120623/wec12062307010000-n1