現在、中心気圧960ヘクト・パスカル、最大風速40メートルという強い勢力を持つ
台風4号が日本に接近しており、気象庁は四国、東海、東日本など各地域に警戒を呼びかけている。
この台風4号、実は別名「グチョル」という。この聞いたことのない「グチョル」とは、
一体どういう意味なのか。これ、実はミクロネシアでショウガ科の多年草「ウコン」を意味する言葉だ。
日本の気象庁では毎年1月1日から最も早く発生した台風を第1号とし、以後台風の発生順に番号を
付与するが、実は台風にはそれぞれ固有の名前が存在する。台風名は以前、米国が英語名(人名)を付けていた。
しかし、北西太平洋と南シナ海で発生する台風防災の各国政府間組織、
「台風委員会(日本、ラオス、マカオ、マレーシア、ミクロネシア、フィリピン、韓国、タイ、米国、
ベトナム、カンボジア、中国、北朝鮮、香港)」は2000年から同領域で発生する台風には加盟国・地域が
提案した固有の名前を付けることを決定した。
00年の台風第1号にカンボジアで象を意味する「ダムレイ」の名前を付与。以後、発生順に用意された
140個の名前を順番に用い、ベトナム語でベトナムレイヨウを意味する140番目の「サオラー」を
使うと再び「ダムレイ」に戻る。台風の年間平均発生数は25.6個なので、約5年間で台風の名前は一巡していく。
>>2へ続く
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