横浜市戸塚区の県営団地の一室で今月18日、夫婦が遺体で見つかっていたことが、神奈川県警への取材でわかった。
この部屋に住む夫(61)と妻(57)で、21日に司法解剖が行われ、夫の死因は餓死、妻は消化管出血による病死と判明した。
死亡推定時期は、夫が6月上旬、妻が5月上旬だった。県警は、妻が病死した後、何らかの事情で夫が自力で生活できなく
なって衰弱し、孤立死した可能性が高いとみて調べている。
県警などによると、18日午後、団地を管理する県土地建物保全協会の男性職員(31)が「数週間干したままの洗濯物がある」と
戸塚署に通報した。署員が現場に駆けつけると、夫が居間で倒れ、寝室の布団の上で妻があおむけになっていた。
2人ともすでに死亡していた。寝室の照明はついたままで、室内には食べ物と現金約15万円が残っていた。
2人とも生活保護や要介護認定は受けていなかったという。
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120622-OYT1T00768